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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成31年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会) > 2019/03/19 平成31年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文
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2019/03/19 平成31年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(後藤貴光君)  おはようございます。ただいまから、三鷹駅前再開発事業対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、三鷹駅前再開発事業対策特別委員会活動経過報告書の確認について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開します。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。三鷹駅前地区における再開発事業の状況につきまして、資料1のほうで御説明させていただきます。
 1ページをごらんください。1、三鷹駅南口西側中央地区再開発事業についてです。(1)、再開発ビルについてです。再開発ビルは予定どおり2月28日に竣工し、権利者に引き渡しされています。
 2ページをあわせてごらんください。駅方向への新たな動線となるデッキ、階段は2月28日に供用開始しました。東側のエスカレーター、市に移管する部分でございますけど、こちらは3月1日に供用開始しました。また、西側のエスカレーター、こちらは再開発ビル所有分でございますけど、こちらは2月28日に供用開始しました。
 商業施設等についてです。昨年9月3日より、1階で郵便局が業務を開始しております。1階の商業施設としては、物販として携帯電話ショップ、飲食としてワインバルが3月16日にオープンしました。2階はカフェが3月16日にオープンしました。その他、4月には総合保険代理店及びビアレストランがオープンする予定と聞いております。また、現時点で入居する店舗が未定の区画があるということも聞いております。3階は医療系で歯科が戻り入居したほか、4月に泌尿器科、耳鼻咽喉科、内科、心療内科がオープンする予定と聞いております。その他、3階では、物販テナントとして100円ショップが3月16日にオープンしました。また、ギャラリーが4月にオープンする予定と聞いております。
 再開発ビルの地下1階に設置する三鷹駅南口駐輪場は4月1日に開設する予定です。また、三鷹駅南口サイクルシェア駐輪場は4月15日に開設する予定です。
 (2)、地元商店会との調整です。事業者と三鷹駅前西商店会は、商店会街路灯等の管理及び公開空地の利用に関する取り決めを2月末に行いました。
 次に、2、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業についてです。都市計画の手続開始に向けて、UR都市機構において、地権者との合意形成に向けた調整を行っております。
 説明は以上です。


◯委員長(後藤貴光君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  2点だけ質問させていただきます。三鷹駅の南口の西側中央地区のマンションなんですけれども、2月28日に竣工されて、いよいよこれから入居になるかと思うんですが、今、三小の児童がふえて、教室とか、学童の問題があるかと思うんですけれども、今度入居になる方たちの家族構成とか、そういった情報というのはおわかりになっているのか、お伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際に入居される方の詳細なことにつきましては、まだ把握できているところではございませんけれども、契約された方の年代別のパーセンテージはわかっておりますので、お伝えいたします。1人世帯が16.5%、2人世帯が30.5%、3人世帯が25%、4人世帯が8.5%、5人以上の方が3.5%ということで、1人世帯、2人世帯の方でおおむね過半近くになるという情報をつかんでおります。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。それと、もう1つなんですけれども、東地区の再開発なんですが、地権者との合意形成に向けた調整ということで、なかなか進展が見られないんですけれども、今後の見通しとしてわかっているものがあれば、教えていただきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  東地区における12月以降のこれまでの対応の中で、一部の地権者の方と引き続き話し合いを続けている状況でございます。
 それと、各地権者に対して再開発ニュース、こういった地権者向けのかわら版のようなものを事務局であるURのほうが作成しておりまして、それを持って各地権者に配布したり、問い合わせがあれば、それに応じている状況ということで、今後の見通しについては、まだ現時点の段階ではっきり申し上げることはできないような状況でございます。引き続き合意形成を進めているということです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。東側の再開発は皆さんからもいろいろな御意見があるかと思うんですけれども、私も駅に行くたびにどうなっているのかということで、なかなか進まないということに、本当に住民の皆様、どうなっているのか、いろんな情報が知りたいというところなので、地権者との話し合いということが一番大変な部分かと思うんですけれども、今後も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。東地区のほうなんですけれども、ちょうどスーパーの2階などを利用されている方々が、今後、自分たちの使っているスペースといったものがどうなっていくのかという御不安の声というのを多く伺うんです。そのあたりってどういうふうになっているのかということを、御教示ください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  URさんのほうから、各個別の契約の詳細な形について、どういうふうになっていくのかという説明は受けているところではございませんけれども、特に1階部分の、今我々のほうで把握している部分につきましては、まちづくり三鷹のほうで借りている3店舗、みたかスペースあいとか、みたかスペースあいプラス、天文・科学情報スペース、そういったものについては、ここで5月31日の契約期間が満了しますけれども、再開発の動向を見ながらですが、引き続きもう1年お借りできるような調整は進めているということは、我々のほうでもまちづくり三鷹を通して確認しているところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。そのまちづくり三鷹がやっていない部分というんでしょうか、そういった方のいろいろな御意見とかっていうもの、かなりオープンスペースとして、ある種、公益性の高いような活動をされている方って結構いらっしゃると思うんです。そういった方の御意見というのは、市のほうが伺うということ、そういったことって行われているんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  借家人の方につきましては、個別に市のほうからまだアプローチする段階ではないというふうに考えています。再開発事業を前提に、今まで再開発の協議会の中で勉強会を重ねていますので、まず地権者の合意形成を進めるということを、今第一に取り組んでいるところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  やはり、どうしても地権者との合意形成というのに時間がかかっているということで、その後で、そこのスペースを借りられている方々へ、いろいろな手続とか、お話というのが行くんでしょうけれども、そういったことを、今後どうなっていくのかというのが、やっぱり1つ、スペースの活動として、ちょうど波に乗ってきたという方々もいらっしゃって、今後どうなっていくのかというのを本当に心配されておりまして、利用者の方の、ぜひそういったところも御留意いただいて、進めていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  西側のほうは、いろいろお疲れさまでございました。これは一件落着ですね。
 東側のほうなんですが、この委員会もきょうで任期最後ですから、ちょっと経過をもう1回確認しておきたいと思いますけど、たまたま今、手元にいい資料があって、活動経過報告書(案)というのがあって、ああ、そうか、任期最後はこういうのがあるんだと思って見ておったんですけど。これを見ていて、ああ、なるほどなと、改めて自分も認識を新たにしたところがあります。
 まず、平成19年の段階で、協議会が発足されて協議会がURに施行してくださいと言っているわけですね。そうですね。うちは土地の一部を買ったんだけど、それはあくまで協議会の一員として参加をすることに意義があったわけですよね。つまり、市が主体的にやることではない。意見は言えるけれども、施行者じゃない。じゃあ、合意形成、進めますって、進められるわけがない、URが主体なわけですから。ですから、市としてはURに早くしてよとしか言えない。この現状で合っていますか。


◯都市整備部長(田口久男君)  再開発に向けての取り組みについての御質問をいただきました。今、お話がありましたように、この東地区の再開発事業の施行予定者としてはUR都市機構ということで、進めていただいています。そういった意味で、施行予定者として事業を進めるという取り組みをしているわけですが、市としましても、再開発基本計画の中で当該事業について重要な事業として位置づけておりますので、市としての役割としては、今お話があったように地権者でもありますが、三鷹駅前地区の再開発事業を基本計画に基づいてしっかり展開していくという役割がございますので、そういった意味でさまざまな形で支援できるようなところを、URと協議をしながら進めていく必要があるということで、これまで取り組んできたところでございます。
 引き続き、そういった形で取り組んでいきたいというふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  とんちんかんな質問かもしれませんけど、ちょっと一応聞いておきますね。今回、西側の再開発については、地権者としてうち、入っていないですよね。東が入っているわけですよね。これ、何でなんですか。改めて、ここを聞いておきたいと思います。東側について、再開発基本計画で4次計の1次改定だとかで重要計画と位置づけている、これはわかる。じゃあ、西側はどうだったのかと。
 西側が、三鷹市が入っていないことが悪いと言っているつもりは全くありませんよ。つまり、この辺の事実経過をもう1回聞いておきたいんですね。東側を重点視して、わざわざ土地を土地開発公社を経由して買って、地権者の1人として、協議会の1人でしかないけども、だから、合意形成を進めることが主体的にできるわけではもちろんないんだけれども、そこまでして東側に名乗りを上げた。片や、西側はそうでもない。民間再開発。
 私の認識の中では、4次計1次改定云々、その議論はよくわかるんですが、例えば民間で勝手に再開発されちゃったら困るよという何らかの公益があって、東側については一口かもうと。西側は民間で勝手にやってもらって構わないよというような、一定の価値判断といいますかね、このあたりをちょっと一応整理しておきたいんですけど、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  西側と東側の再開発事業についての考え方でございますが、今お話がありましたように、西側については民間の再開発ということで、事業主体はその権利者の関係が、組合を立ち上げまして主体的に取り組んできたと。東側は、先ほどありましたように、URが施行予定者ということで、法定の第一種市街地再開発事業を目指して取り組んでおります。
 西側につきましては、確かに民間事業主体でございますが、同じように、先ほどの再開発基本計画の中で、重点事業として取り入れられております。その中で、三鷹市としては駐輪場の確保、あるいは駅前の駅前広場につながる動線の確保、そういったところで公共的な側面を主としてコーディネートできるところは、そこで役割としてこれまで取り組んできたところでございます。特に商店会との調整とか、そういったものを、事業者と商店会が直接、いろいろお話はしましたが、その間に入って、そこを円滑に進むように進めてきたところでございます。
 一方、東側につきましては、確かに土地を取得して、その部分については地権者ということでございますが、こちらも再開発事業の中で駐輪場や駐車場、また広場等を確保するという考え方で、その部分も、ちょっと手法は違いますが、コーディネートをするという役割としては同じ部分がございます。法定の再開発にするということは、さらに公共的な施設、空間を整備する必要があるということで、中央通りも含めて、周辺全体にその事業の整備効果を広げていく必要があるということで、レベル差というのがあるということではありませんが、どちらも重点事業で大切な事業なんですが、取り組みとしては、そういった手法の違い等もございますので、そういう部分では、かかわり方が少し違うところがあるのかなというふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  南口の駐輪場、今回新たに整備されますね。予算書を見ると、今回莫大な賃借料が発生しているわけなんですが、それはさておき。東側の再開発と同じ論法で考えるなら、南口の駐輪場は1階部分でしたか、地下でしたかね、その部分を、例えば先行して土地を取得をして、ビルができ上がるまで地権者の1人でかかわるっていうんだったら、ああ、東側と同じだなとわかるんだけど、片や西側は賃借料で済ませて、東側のほうは、平成24年でしたか、購入をしているわけですよね。
 説明を聞いても、ちょっとよくわからない。つまり、東側も賃借でよかったんじゃないのという1つの価値判断、西側は買ったほうがよかったんじゃないのという1つの価値判断。つまり、東西の両者が同じ温度であるならば、なるほど、重点事業だなって認識はできるんですが、このあたりが、どうも合理的な説明が私には響かないんですよね。何を言いたいかというと、東側、諦めたらということを言いたいんです。進まんもん。
 今、結論を先に言っちゃいましたけど、その西と東の温度差について、片や賃借、片や購入というのは大きな差だと思うので、両者とも重点事業ですと言うんだったら、両者とも重点事業だからこそ、片や賃借で済ませることがどうなのか、片や購入でしちゃったことがどうなのかについては、やっぱりもうちょっと一体的な説明が欲しいんですよ。どうしてもここが理解できない。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  東地区で土地を購入するに当たって、これは計画でございますけれども、東地区の中で今の市が取得した土地のところ、ここに土地利用を図ってマンションを建てるという計画が進行してきました。それで、実際に私どものほうに開発の相談等で、ここに8階建てのマンションを建てるんだということで、そこの土地利用が動いてきたんですね。この建物を建てられると、もうここで再開発事業を行うのはできなくなるということで、私ども、その土地の所有者、土地利用を図ろうとしている方と何度も交渉させていただいて、それで、そこの土地は再開発事業が起きるまでの間も駐輪場用地として活用もできますし、とにかくここでそれを建てられると、どうにも再開発が進まなくなるということで、決断をして取得したという経過がございます。
 それと、西側中央地区でございますけれども、こちらについては法定再開発をできるような面積要件の土地ではありませんので、地権者のほうの選択で、とにかくスピード感を持って事業を進めていくんだと。オリンピックが始まりますと、資材も高騰して建築がますます大変になってくるので、それまでにとにかく事業を全部終わらせていきたいという思いがございまして、これは容積の割り増しは総合設計制度、ここの2項地区という都市計画の地域に指定していますので、総合設計制度が使えますから、そういったもので空地を確保して、再開発の手法じゃなく、総合設計制度の手法で地域に公共的な公開空地を確保したり、デッキでつないだり、そういうことをして容積割り増しをして建てた経過でございます。
 ただ、駅前の駐輪場需要としては、この西側中央で500台、また東地区で1,000台というものを確保していかないと、駐輪計画もなかなか厳しいということで、駐輪場の設置を事業者のほうに要請して、駐輪場を地下に設けてもらった経過がございます。ただ、これは、事業者のほうも駅前の駐輪場需要が逼迫しているということを理解していただいて、最大限の調整の中で、じゃあ、地下は全部駐輪場にしようという判断をもって進めてきたところです。
 ただ、取得するのか、お借りするのかという、そこの取り決めはいろいろな金額の面もございますので、折り合いがついたお話し合いの中で、西側中央地区については賃貸でお借りしていると、そういうことでございます。


◯委員(半田伸明君)  やっとわかりました。そういえば、そんな話、ありましたね。再開発のところをビル建てられちゃったら、それは困るわね。だから、その部分で東側については購入というのに踏み切ったのが平成24年だったと。事情はよくわかりました。じゃあ、温度差が東西で違うじゃないかというのが僕の中では解消されました。ここから議論をもっと進めます。
 地権者の1人として協議会に入っているだけであって、三鷹市はUR都市機構そのものではないわけだから、三鷹市としてはUR都市機構に合意形成を早く進めてくださいと言うことしかできないのか。市議会では、早く早くと言うわけでしょう。でも、進めようがないと思いますよ、これ。なぜなら、市が責任持ってやる主体じゃなくて、あくまで地権者の1人でしかないというだけの話だもん。だから、毎回毎回、再開発の特別委員会で合意形成を進めるの1行だけしか出てこないわけでしょう。無理もないと思いますよ。
 だから、URに対して進めてくれと言うことしかできないというレベルで、今後、数年推移していくと予想していらっしゃるのか、それとも、より一歩踏み込んだ対応を考えるべき時期がやがて来るのではないか、それか、やめてしまうか。このあたり、長期的な見通し、そろそろ立てんといかん時期に来ていると思うんですよ。いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  再開発事業に係る市のかかわり方でございますが、先ほども申し上げましたように、施行予定者はUR都市機構でございますが、URとの協定の中で、かかわっている再開発事業についての三鷹市としての支援というか、かかわり方を確認しております。その中で、例えば地権者に対する個別の調整──具体的な財産にかかわるようなことは市もかかわれない部分でございますが、ただ、まちづくりや、先ほど申し上げましたような公共施設の関係、そういったものは、市としてこの再開発事業の中にどう取り組んでいくかという部分がございますので、そういった面で全ての地権者にということではありませんが、必要に応じてURが地権者と話し合い等をする際に同席して、そういう市の役割としてのお話をさせていただいたりとか、そういったこともこれまでもしてきたところでございます。したがいまして、今後もそういった取り組みは引き続き、必要に応じて行っていく予定でございます。
 そして、もう1点、今後の取り組みの考え方でございますが、現計画で法定市街地再開発事業ということで進めるというスキームでいけば、それを実現できるようにURといろいろ連携しながら、さらに進めていく必要があると考えておりますが、今御指摘のとおり、なかなか進まなくなっているという長い期間があるということで、現時点では、ちょっとはっきりしたことは申し上げられませんが、今後、事業のあり方も含めて考えていく必要はあるのかなというふうに考えているところです。


◯委員(半田伸明君)  今、大変重い答弁が来ました。私も同感なんですよ。もう見切りつけようよっていうのが、正直な本音です。ですから、5年、10年もかかって、ましてやスタートが平成18年8月でしょう。もう15年弱になるわけですね。そういう流れを考えた場合に、個別計画のあり方が問われてくると思うんですよ。ちょっと確認なんですが、次年度、個別計画、何かいっぱい改定があるでしょう、どこの部も。再開発もあるんでしたっけ、一応確認です。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  再開発基本計画につきましては、平成28年7月に策定いたしまして、今この計画に基づいて進めておりますので、現時点で改定の予定はございません。


◯委員(半田伸明君)  とはいえ、4次計の2次改定があるでしょう。そこで同じ文章のままでいいのかっていうのは、論点になりますね。だから、今回、任期が終わるので、次に選任された方にぜひ取り上げてもらいたいなと思うのは、4次計の改定っていうのは市の一番重大課題ですよ。その中で、今までと同じようなせりふを載せて、はい、おしまい、これはやっぱりだめだと思う。4次計の2次改定というのは、ちょうど1年後でしょう。たしか3月でしたか。ですから、1年間の間にこの東側の土地をどうするんだという部分を、庁内で議論を加速をしてもらいたい。
 でないと、このまま寝かせていいのかっていう話になりますからね。土地は土地でいろいろ活用の仕方はあるんだけれども、URがなかなか進まない場合に、最悪、協議会が御破算となった場合の対応をどうするのか。そのあたりも含めて、現状、URに協議会の一員として意見を言うというレベルを超えた次元を想定をし、議論を加速させていく必要が次年度、発生すると思います。そこについての部長のお考えを再度お伺いをしておきたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  今後の計画改定等の考え方でございますが、今御指摘のとおり、第4次三鷹市基本計画(第2次改定)、大変重要な課題として捉えております。個別計画の中では、この再開発基本計画、先ほど担当部長が申し上げましたように、この改定ということは予定はしておりませんが、土地利用総合計画、そういったものを今後改定をしていきます。この駅前の再開発も含めまして、三鷹市の土地利用、どういうふうに展開していくかというのを重要な課題として捉えています。いろいろ人口動態というか、人口構成等も今後大きく変わっていくと。
 今、いろいろ空き家とか、そういった住宅の課題も多く発生しておりますので、そういったことを含めて駅前の周辺地区の土地利用、そして、それが全体としてどうかかわるかということをしっかり検証した上で、その辺の考え方は、今後になりますが、十分庁内全体、あるいは市民の意見を聞きながら、しっかり検討を進めていきたいと考えております。


◯委員(半田伸明君)  一定のお考えを聞きましたので、言わんとしていることは御理解いただけますよね。ずっととまったままじゃあ、やめるか、進むか、早くしろよ、決めようぜという話なんですね。それを決めるのが、次年度、一気に加速するだろうということの予測を申し上げた次第でございます。言うまでもなく、物すごく重要な課題でございますので、個人的にはやっぱり、副市長レベルではなく市長がどんどん動くべき案件なのかなという気はしますね、とひとり言を申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員(吉野和之君)  それでは、今任期最後の委員会ですので、三鷹駅東地区の再開発事業についてお伺いいたします。今一定の質問があって、一定の御答弁をいただきました。今後の見通しも、現時点では立っていないという状況でございます。そこで、やはり安全という面を考えると、こちらのビルは非常に老朽化が進んでいて、多くの市民の方から安全の面で非常に心配であるというお声が出ております。特に防災対策の面からも非常に御心配があるということです。
 その意味で、そうは言っても、今進んでいないということなんですが、先ほどの御答弁にもありましたように、事業のあり方も含めて考えていく。こういう基本的なことから考えていくことも必要ではないかというような御答弁もございました。
 私も、やはり現状では全く見通しが立っていないので、打開するための方策を検討する、そういう段階に来ているんではないかなと思うわけです。ですから、やはり全庁的にこの問題に焦点を当てて、あらゆる方策を全庁的に考えてみる必要があるんじゃないかなと、まず思います。この点について、お伺いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今委員おっしゃったことは、これまでもいろいろな再開発の施設計画案が出てきたときにも、全庁的に検討してきた経過がございます。ただ、今のところ、再開発組合のほうの協議がとまっておりますので、全庁的な取り組みは、今話し合いはとまっておりますけれども、やはりこれから計画改定する時期に来ていますから、再開発の計画というよりも、全体の第4次三鷹市基本計画の改定の時期に来ていますので、その中で再開発の記述をどうするのか、そういったことをよく庁内で相談しながら、各部署とも連携して取り組んでいきたいというふうに考えています。


◯委員(吉野和之君)  4次計の改定の中でしっかりと考えていくということなんですけども、やはり地権者の1人ですから、この今の施設の危険性というか、緊急性ですね。やはり安全確保のためにどういうことをしたらいいかという、これはしっかり皆さんに訴えていく必要があるし、これはURにも再度、そこら辺はしっかりと明確に言う必要があると思うんです。耐震性という面で大変に危険な場所であるという認識を、私は持っているので。恐らく市民の方は皆さん、そういう認識を持っていると思いますので、そういう意味で地権者の1人として、現在の施設の危険性、これについて訴えて、ぜひとも、まず一方では、地権者の皆さんの合意を得るような努力を再度するとともに、やはり事業のあり方も含めて考え、そして4次計の改定の中でさまざまな案を出して、ともかく安全安心の観点から、早急にこの事業を進めていただきたいと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  よろしくお願いします。最初に、資料1の記述にないことが口頭で報告があったと思うんです。中に入った歯科医とか、心療内科とか、ギャラリー、オープンとか、ちょっとメモし切れなかったので、歯科医、心療内科、ギャラリー、オープンなどがいつ云々ということを、申しわけないんですが、もう一度お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  西側中央地区の商業施設について、御説明いたします。全体で18店舗入居する予定でございまして、そのうちの6店舗が先行オープンしているところです。
 1階は3店舗ございまして、3店舗全てオープン済みです。1つは、郵便局、1つは携帯電話ショップ、1つがワインバル、飲食の関係ですね。この3店舗。
 2階が全部で7店舗予定しておりますけれども、そのうち飲食のカフェが既にオープンしております。そのほかに、4月に保険の総合案内の代理店とビアレストランがオープンする予定というふうに聞いております。4店舗は未定です。まだどういう店舗が入るのかは決まっておりません。
 3階が8店舗です。そのうち、2店舗がオープンしています。1つは、100円ショップ、1つは、これ、地権者の方の戻り入居の歯医者さんです。あと、4月から5月にかけてオープンするのが6店舗ありまして、医療系の店舗が4店舗、1つが泌尿器科のクリニック、耳鼻咽喉科のクリニック、内科のクリニックの4店と薬局。あと、クリニックとして心療内科。ギャラリーがオープンする予定ということです。
 1階と3階は全て入居店舗が決まっておりますけど、2階の店舗は7店舗中、未定が4店舗あるという状況でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。もともといた事業者があそこに戻れるのかどうかっていうのが、私にしてみれば最大の関心事だったんですよ。今伺ったところでは、歯医者さんはもともとあの辺にいましたよね。もともといた人があそこに再入居するということと、もう戻ってこないという人の内訳っていうのはわかりますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  もともといた店舗としては、郵便局は残るのと、あと歯科、これが戻ってくる形になっておりまして、あと仮設の店舗に入っていた方たちは、地区外に転出したということで、お戻りにならないというふうに聞いております。


◯委員(嶋崎英治君)  もともとあそこでやっていた人が大分待たされて、仮店舗が入って、また違うところに移った人に、その後どうするんですか、入れるんですかと言ったら、とても入れるような値段じゃないので、ここで辛抱しますということでした。2店舗ということですから、やっぱりテナント料等の問題もあって、駅前の一等地だけれども、断念をしたというのが正直なところなのかなと。そのことは、大きな意味で三鷹の商業というか、商店会ということに今後、何か影響を残すんではないかなというのが私の懸念です。
 それから、この件で2つ目の質問は、先ほど年齢層、入居の単身世帯とか、云々とありましたね。外国籍住民が取得しているかどうかというのは、わかりますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  外国籍の方の御所有につきましては、私どもでも聞いてございませんので、把握してございません。


◯委員(嶋崎英治君)  なかなか把握するのは大変だろうなとは思うんだけど、あちこちで駅前でそういうビルができると、投資というか、投機とかいうことで、外国籍住民の人が買っていると。私はまだ確認しておりませんけれども、ちょっと気になるところなので、情報を仕入れるのは大変かと思いますけども、アンテナを張っておいたほうがいいのかなということを申し上げておきます。
 次に、東側ですけれども、こういう声を受けているんですよ。あそこ、新しくできたら、そこにシアター、映画館──三鷹はなくなっちゃって、シアターとか、若者がライブなんか、多目的なことができるようなホールなんかができるんでしょうかというようなことが、私のほうに来るんですよね。そういうことを市がURのほうに言うことができるのか、できないのかということ、そのことが可能かどうかということになるんですが、市が言うことはできるんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  具体的な施設の配置、どういう形になるのかというのは、これからのことになると思いますけれども、シアターとか、ホール、市の施設では恐らく難しいと思うんですね。だから、そういった面で、そこに進出してくる需要があって成り立つんであれば、検討できる余地はあると思うんです。駅前の商圏がどのぐらいなのかとか、どういった施設が求められているのかとか、そういったことを、これから施設計画を検討する中で、URと一緒に考えていくことになると思います。


◯委員(嶋崎英治君)  先ほど半田委員がいろんなことを問題提起されました。やっぱりどういうまちになっていくのか。再開発したのはいいけど、また夜7時になると、もう暗くなっちゃって、人通りがないと、こういうことじゃあ、何だったんだろうということもあると思うんですよ。やっぱりジブリからここまで、玉川上水べりを歩きたくなるまち、そして、三鷹のメーンのところに来たら、若者も、ファミリーも、吉祥寺じゃなくて、ちょっと休んでいこうかというので行くというようなことでないと、何のための再開発だったのかなということになると思うので、これは4次計の見直し、改定の中での慎重な、人任せじゃない議論が必要なのかなという問題提起をさせていただきます。
 そして、この特別委員会の委員になっていて、この何年間、この委員会は何だったのかなというのが正直な私の気持ちですよ。出てくるたびに、ほんのわずかな資料でしょう。だから、何か急ぎ過ぎてつくったのかなという懸念もしないわけじゃありません。そして、何よりも私が大事だと思うことは、あそこに住まわれている権利者の皆さんの意向です。その皆さんが、地震が来たら危ない、倒れちゃうということだったら、やっぱり急がなきゃならないし、耐震補強してまだ大丈夫だったら云々という、その入居者、地権者の意向ということを第一義的に尊重してやることだと思うんです。
 というのは、URが駅前再開発で手がけて成功した事例って、市は把握されていますか。大体3年で国土交通省から来て、役員の皆さんはいなくなっちゃう。責任を持って最後までこのまちのあり方についてっていうんじゃないんじゃないかという気がするので、URとの関係の中でも、三鷹市は防災公園をつくるときに、今後のまちづくりにもUR云々と提携ということを基本協定の中でうたいましたね。そのことが足かせにならないように、市は陣地を固めなきゃならないんじゃないかなというふうに、私は思うんですが、幾つかの質問、重なりましたけども、見解を求めたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  今回の東地区の取り組みについて、全般的な御質問をいただきました。今、委員おっしゃられたように、この事業展開をするに当たっては、当然権利者の方の意向とか、そういったものは第一になるかというふうに考えています。
 また、同時に再開発、一定の容積を使われていないようなところを共同化して有効利用するという必要性は当然ありますので、当該地区に限らず、駅前地区全体を共同化等をすることによって、活性化とともに、安全性を高める必要があるというふうに考えておりますので、全体としてはそういった事業展開は必要なところだというふうに考えております。
 また、この再開発事業の手法についてでございますが、確かに低層で有効利用されていないような土地を展開するには、効果的な事業ではありますが、なかなか一旦再開発というか、一旦共同化したようなところを再度再開発するという事業展開は、国のほうで出している事業スキームではなかなか難しい面があるというふうに、我々も考えております。今、その事業スキームを市としてがらっと変えるというのは、なかなか難しいところはありますが、そういったところも国や東京都に協議をしながら、より有効な展開ができるように、今後検討していきたいと考えております。


◯委員(嶋崎英治君)  最後にもう1つ、その開発が進行していくと、さくら通り駐車場、あれ、多分なくなりますよね。どうなるんですかということで、有効利用からするとどうなのかというのはあるけども、車でいろいろ移動されて、何か事業を展開する人は、あそこの駐車場をフル活用しているんじゃないかなと思うんですけども、代替地の確保は難しいし、あれは多分なくなるというふうに想像していいのかどうか、そのことをお尋ねして終わります。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今、目指している再開発基本計画の中での東地区のあり方の中では、あそこの駐車場の部分も一体的に市街地の再開発で土地利用を図っていこうという形になっておりますので、将来、駐車場のあり方って、やはり再開発事業の中で公共駐車場を設けていく必要があるのか、それとも充足していて、今の商業施設に入る分の駐車場を確保すればいいのかとか、いろんな議論をしていかないといけないと思うんです。
 具体的な再開発の計画を立てていく中で、実施される計画の中で、駐車場のあり方も含めて検討していきたいというふうに考えています。


◯委員(岩見大三君)  済みません、資料1の(2)の地元商店会との調整の中において、事業者と三鷹駅前西商店会や、商店会街路灯等ということがあって、ここに公開空地の利用に関する取り決めを行ったというふうにあります。1つは、この公開空地についてはどの点を指すのかということと、今後の活用について御説明のほうをお願いしたいと思います。
 それと、東側の団地についてなんですけど、現在の住居に関する状況を、把握している点で結構なんですが、その点もお伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  西側の商店会と事業者との間での取り決めを行いました公開空地につきましては、協定書を締結しておりまして、協定書の中で具体的な場所が入っております。1階の部分でありまして、ちょうど北側のシンボルツリーがあるところの南側になる部分でありますけれども、広さ的には5メートル掛ける5メートルの25平米、そういったところを地域の催事があったときに無償で使えるというような形で協定が結ばれているところでございます。
 あと、URの賃貸住宅の状況ですけれども、全体で171戸の賃貸があるうち、居住が62戸で営業が7戸、69戸の方が借家中というふうに聞いております。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。居住状況については、私も以前に団地の中をちょっと見させていただいて、かなり空き室があるというような状況があろうかと思います。総体的に申し上げれば、きょうありました議論の中においては、今後の4次計の第2次改定に向けては、実態に即した今後の東地区の再開発のあり方ということを、全庁的な議論というお話もありましたけど、そういうようなことでこれまでも真剣に取り組んでこられたと思うんですが、改めてそのあたりの議論をちょっと深めていただいてやっていく必要があるということも、私もそういうふうに思うわけであります。
 そして、もう1つは、このURの団地の安全対策ということでありますけど、やはり懸念されている市民の方も非常に多いということもありまして、この点についても、URさんともう少し突っ込んだ対応ということも、同時に考えていく必要があろうかと思います。したがって、この2つについては、来期に向けて、ぜひより推進を強めていただきますようお願いを申し上げまして、私のほうは終わりにさせていただきます。


◯委員長(後藤貴光君)  ほかによろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で行政報告を終了します。
 休憩いたします。
                  午前10時27分 休憩


                  午前10時34分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 三鷹駅前再開発事業対策特別委員会活動経過報告書の確認について、本件を議題といたします。
 本会議に提出する特別委員会活動経過報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思います。
 それでは、休憩してお手元の案文を朗読いたします。
 休憩します。
                  午前10時35分 休憩


                  午後0時02分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  それでは、委員会を再開いたします。
 休憩中に朗読、確認をさせていただきました、報告書案の修正箇所の確認をさせていただきたいと思います。
 まず初めに、3ページ目の4行目の部分ですけれども、そこを、「1つ目は、三鷹駅南口西側中央地区再開発事業である。」という形で、「共同ビル建設の支援」の部分については、案文から削除いたしたいと思います。
 それから、2点目でございますけれども、さきにお示しした案文の6ページ目、下から8行目から9行目に係る部分につきまして、「本市としても、UR都市機構や権利者、地域事業者等の意向に耳を傾け、事業の推進の加速に努めることを強く望むものである。」とお示しした案文につきましては、「本市としても、事業推進の加速に向けて取り組むことを強く望むものである。」というふうな形で修正をしまして、これをもって、三鷹駅前再開発事業対策特別委員会活動経過報告書とすることといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 続きまして、その他、皆様から何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようでありますので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでございました。
                  午後0時04分 散会