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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和元年厚生委員会) > 2019/11/08 令和元年厚生委員会本文
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2019/11/08 令和元年厚生委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから厚生委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時33分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時33分 休憩


                  午前9時35分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 子ども政策部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。お願いします。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  おはようございます。本日、行政報告といたしまして、子ども政策部から3件御報告をさせていただきたいと思います。1件目は、児童虐待に対する組織的対応力の強化について、そして2件目、3件目につきましては、学童保育所の待機児童対策に関連いたしまして、2件御報告をさせていただきたいと思います。
 詳細につきましては、担当より御説明申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  おはようございます。私のほうから、児童虐待に対する組織的対応力の強化についての御説明をさせていただきます。お手元の資料1をごらんください。
 1の概要の参考部分で、のびのびひろばの相談件数の推移を記載させていただきました。近年、児童虐待に関する相談件数が増加しております。さらに、相談内容や家庭の状況も多様化しており、相談後、複数の関係機関による支援が必要となるケースも多くなっております。そこで、現在、下連雀三丁目、駅前タウンプラザ3階にございます、子ども家庭支援センターのびのびひろばの児童虐待に関する相談支援、虐待予防等の業務機能を教育センター2階に移転することで、児童虐待に対する組織的対応力の強化を図っていきたいと考えております。
 教育センター内に移転することにより、総合保健センター、市の福祉部門、教育委員会と近くなることで迅速な連携ができるようになります。また、特に教育センター内ということで、学齢期の児童に関する相談については、早くから教育部門と密な連携ができ、早期の支援につなげやすくなり、さらに教育センターにいらっしゃる学校関係者と顔を合わせる機会もふえることで、情報共有等が迅速に行え、より丁寧で的確な支援ができるようになると考えております。
 また、子ども家庭支援センターでの相談ケースの多くは、複数の機関での支援が必要な場合が多く、子ども家庭支援センターでの相談から直接、教育委員会はもとより、福祉や子ども関係のサービス提供、相談を行っている部署への紹介や手続のサポートが可能となり、保護者にとっての負担軽減にもなると考えております。
 さらに、現在のびのびひろばがございますタウンプラザでは、同一フロアで不特定多数の親子が利用する親子ひろばや一時預かり事業を行っております。相談の窓口が離れることにより、親子ひろばや一時預かりを利用する顔見知りの親子と顔を合わせるかもしれないという心理的なハードルが低くなることで、相談環境が整い、早期の支援につながりやすくなるとも考えております。
 教育センター2階での新たな子ども家庭支援センター業務の開始は、令和2年4月1日を予定しております。なお、開設に伴う予算及び条例改正につきましては、12月の議会でお示しさせていただく予定でございます。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、質疑に入りたいと思います。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。幾つかありますが、1問ずつお願いいたします。教育センター2階に新たに開設しというところなんですけれども、今回は期待する効果なども挙げていただいていますけれども、何か不足しているといったような、現状についてはどういう認識なのでしょうかというところと、あとは具体的に部屋が足りなかったとか、そういうようなことがあったということがあれば、教えていただきたいと思います。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  まず、ソフト面の支援で足りないといったところは、特に認識はしておりません。それよりも、近年ふえていますケースに、より丁寧に対応していくといったところです。また、先ほども申しましたが、多方面からの支援が必要なケースがふえておりますので、やはり教育委員会や福祉部門と近く、迅速に、丁寧に支援をしていきたいと考えての移転でございます。
 また、ハード面に関しましては、今私ども9人で相談部門を行っていますが、執務室がとても狭くなっておりますので、電話などもなかなか複雑に混線したりするような状況でございます。また、相談室につきましても、タウンプラザ全体の改修などもございまして、特に十分な環境というふうには言えない状況でございますので、今度、移転先の教育センターのほうでは、逆に教育センター内に既にある相談室を共有させていただいたり、あとは執務室のところにも相談したり、または関係機関が集まって一斉にミーティングができるような広さの相談室を考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。あとは、のびのびひろば内で行っていた相談事業もございますが、すくすくひろばとか、その他のひろば事業としての相談事業とのすみ分けのところについて、もし何か考えがございましたら、お教えください。
 あと、もう一点、まとめて質問させていただきますが、なぜこのタイミングだったのか。これまでもいろいろそういう課題があったという中で、なぜこのタイミングだったかというところがもしありましたら、お教えください。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  のびのびひろばの相談なんですけれども、今、主に虐待に関する相談と一時保育、トワイライトステイに関する子育ての相談がございます。在宅子育て支援の一時保育、子育ての相談につきましては、引き続きのびのびひろばで行ってまいります。今度移転するものは主に虐待に関する相談の機能部分になります。
 済みません、タイミングですけれども、そうですね、教育センターの改修工事がたまたまございましたので、そのタイミングでスペース的にも十分なスペースが確保できるということで、庁内で検討した結果、そちらのほうに移転が決まりました。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。次なんですけれども、相談件数の表を載せていただいているところについて幾つか質問させていただきます。
 まず、この相談件数というところなんですけれども、平成30年度1,113件というふうにありますが、福祉業務統計では721件ということになっていましたので、そのあたりの数値の違い、そこら辺はどのように考えたらよろしいのでしょうかというところ。
 あと、ここも済みません、まとめてなんですけれども、うち虐待新規件数というところなんですけれども、福祉業務統計のほうで244件という数字をピックアップしたところには、特に児童虐待相談という名前で書かれているんですけれども、ここについてあえて新規とつけた意図とか、何かございますでしょうか。逆に、こっちのほうに載っていないとか、統一性みたいなところについて、まとめて質問させていただきます。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  まず、資料のほうの平成30年度1,113件の内訳についてでございます。1,113件は、新規相談が721件、前年度からの継続相談が392件、そのうち新規の721件のうち、虐待に関する新規の件数が244件という内訳になります。業務統計のほうの244件は、児童虐待に関する新規の相談に関して244件というふうに記載をさせていただいております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。1,113件は、この721件と392件を足した数ということですね。ありがとうございました。
 次なんですけれども、引き続き件数のことで、件数は子どもの人数という認識でよろしいのでしょうかということと、あと、そうだとして、相談対象者である子どもについて乳児、幼児、小・中・高などの年代の内訳などわかっていましたら、お教えください。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  件数につきましては、人数ではなく、あくまでも相談のあった件数という認識でございます。
 また、年齢別の内訳についてでございますが、ゼロ歳から3歳未満が43件、3歳から学齢前までが73件、小学生が89件、中学生28件、高校生・その他11件となっています。合計で244件という内訳になります。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。件数はもちろんなんですけれども、今回割合も結構ふえている。私、割り返して計算したんですけれども、平成30年度は、それまでの年度は大体18%台で推移していたんですけれども、21%だったんですね。これについては、どのような分析などをされていますでしょうか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  皆様御存じのとおり、大きな事件報道などがございましたので、世間の関心が高まったことによる相談や通報の件数がふえました。また、本当に地域の中で関心がふえてきたというふうに私どもは認識しています。必ずしも通報や相談があった件数がふえていても、すごく重篤な件数がふえているというわけではございません。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。質問の最後になりますが、期待する効果のところ、書いていただいているんですけれども、逆に、移転することによって考えられる課題とか、何か対策など考えていらしたら、お教えください。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  虐待と言いましても、例えばたたいたり、ぶったりしたから、それはいけないよねということだけではなく、本当に子育て支援をきちんと進めていかなくては、虐待などはなくなってはいかないのかな、なんていうふうに考えておりますので、親御さんなどに子育ての仕方、今本当に虐待というふうに通報となる背景としては、育てづらいお子さんというのも要因の1つにございますので、そういったお子さんをどういうふうにきちんと子育てができるかなという啓発していくところに、力を入れなくてはいけないと思っております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。ここからは意見になりますが、2点申し上げたいと思います。まず、周知がやっぱり大事だなと思います。私、デメリットというほどではないんですけれども、やはり相談継続されている方もいらっしゃって、場所がかわるということについては、よく出来事と場所の記憶がセットで人の頭に残っているので、私、市役所で働いていた経験があるので、よく問い合わせを受けていたんですけれども、自分が働いていたときに、よく窓口はどこですかというふうに来られる方って、何か手続を1年前にここでしたからまたここに来た、この建物の4階でやったから来た、でもきょうはやっていない、なぜだというふうなことなんですね。
 なので、やっぱり場所については、かなり入念に──今までは、あそこへ行けば何か相談できたなとかいう記憶はかなり残っていると思います、長年やってきていると思いますので、その辺についても、かなり周知をしっかりしていただきたいと思います。
 また、通告とか、相談が地域の方とか、その他の関連機関からの相談かもしれませんけれども、やはりのびのびひろばにふらりと相談にいらして、内容を聞いているうちに支援が必要だとかいうケースもあると思いますので、のびのびひろばに残す子育て相談窓口からの連携もやっぱりしっかりしていただきたいということをお願いさせていただきます。
 また、移ったところの評価できる点としては、やっぱり駐車場があるところは全然違うと思いますので、その点はいいと思います。また、人目を避けられるという点も、やっぱりのびのびひろばは私もよく行っていたんですけれども、エレベーターに乗るところで、親子連れの幸せそうなって変ですけれども、ハッピーな感じの雰囲気の親子連れの方も多いと思いますので、そういう相談というところ、ナーバスなところ、もしそうなるとしたら、やはり場所をかえるということはいいことかなというふうに考えております。
 以上になります。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。まず、職員配置はどのようになるのかお伺いしたいんですが、今現在、のびのびひろばのほうに9人いらっしゃって、そのうちから何人かが行かれるのかどうかというところと、あと、そういった方たちは何か有資格の方なのでしょうか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  今おっしゃられた相談対応しております9人につきましては、全員が教育センターのほうに移転を考えております。
 また、その中で臨床心理士資格がある者が3名、また保育士資格がある者が3名、保健師が2名おります。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。そうすると、じゃあ、のびのびひろばには、この9人の方と別に残られる方がいるということですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。それから、業務時間はどのようになりますでしょうか。現在、のびのびひろばは月曜日から土曜日の朝8時半から夜7時までとなっています。今後も、このような時間帯での運営を考えていらっしゃるのか。教育センター自体の業務時間との関係でどうなるのかなという点と、それから、業務時間外の緊急の相談や対応などは、これまでも含めてどのようにされていたのかということと、今後どうされるのか伺いたいと思います。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  まず、現在ののびのびひろばにつきましては、開館時間等は変更する予定はございません。一時保育につきましては、今までと変わりなく8時半から7時までの受け付けをさせていただきます。行った先の教育センターにつきましては、今現在調整中となっております。
 今現在と、また移転後ですけれども、業務時間外の対応につきましては、留守番電話にていち早く全国共通ダイヤル、3桁ダイヤルの御案内ですとか、東京都の児童相談所のほうの電話番号を御案内させていただいております。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、相談件数については、この平成26年度から比べて1.5倍、新規件数については1.8倍に単純計算ではなっているかと思うんですけれども、これまでと同じ人数配置ではちょっと足りないのではないかという懸念がありまして、現在、職員の皆さんで業務過多になっているような状況がないのかということと、今後ふやすような計画をされているかどうかを伺います。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  先ほど来件数がふえていると申し上げております。それの対応としましては、先ほども申し上げましたとおり、関係機関との連携の中で、私ども子ども家庭支援センターだけが担うのではなく、支援をしていっております。
 今後の人数につきましては、今現在、調整をさせていただいております。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、教育センター内の2階にということですけれども、この期待する効果として書かれている学校関係者と顔を合わせる機会がふえるっていうことが、逆にデメリットにならないかなということで、ちょっとプライバシー保護の観点で懸念があるんですが、教育センター内の2階のどのあたりに予定されているのでしょうか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  教育センターの外階段を上って、入って正面のところになります。教育相談窓口の向かい側になります。


◯委員(前田まいさん)  わかりました。先日いただいた生活実態調査のほうでも、子ども家庭支援センターへの相談について、やっぱり一般層より生活困難層の方のほうで、相談をすることに抵抗を感じたり、時間や場所などが合わなくて使いづらかったというような回答をした割合が高かったという結果が出ているので、やっぱりその点、虐待の問題と経済的な困窮ってとてもつながっていると思うので、あわせてそういった配慮もぜひお願いしたいと思います。
 それから、新しく移るということで電話番号等も新しくなるというようなことで、先ほど成田委員もおっしゃっていましたけど、そういった案内等は今後どのような方法でされていく予定でしょうか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  電話番号につきましては、やはり今、スマホなどで登録されている方もいらっしゃいますので、変更しないような方向で検討を進めているところでございます。


◯委員(前田まいさん)  済みません、じゃあ、確認なんですが、今この虐待については、専門相談の番号が既にあるということでよろしいですか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  はい、のびのびひろばの40−5925という番号がございますので、そちらの番号をそのまま移転先のほうに持っていく予定でございます。
 また、PRにつきましても、年明けに広報等でしっかりとPRをしていきたいと考えております。


◯委員(前田まいさん)  そうすると、のびのびひろばの番号が1本しかなくて、こっちの駅前と教育センター内とでどういうふうにつながるというか、虐待じゃない相談について相談したいときも、教育センターに行っちゃうのかとか、ちょっとその辺、もう一度お願いします。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  済みません、40−5925の虐待に関する相談の番号につきましては、教育センターに移りまして、今行っている一時保育のほうも、御指摘のとおり同じ番号を使っておりますので、のびのびひろばのほうは新規の番号を開設するというような形になります。
 ただ、そちらにつきましても、先ほど申し上げましたように、一時保育等を御利用されている方には、わかり次第、早目に周知をさせていただく予定でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  では、質問をしたいと思います。まず、虐待新規相談件数が平成29年から平成30年度にかけて71件増加しておりまして、ここで急にそれまでの年と比べても、一気に増加しておりますが、さっき少し御答弁ありましたけれども、急増の理由、あるいは虐待の内容など、どのように分析をされているのか。先ほどから生活困難層という、先ほどの説明の中でも、生活保護や障がい福祉サービスやひとり親支援を受けている方が多いという報告がありましたけれども、そういうことをもう少し詳しく、71件もふえたこととあわせて、今どういうことが相談から見えてきているのかということを教えていただきたいと思います。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  平成29年度から平成30年度、確かに70件余り急増しております。これは、先ほどの御答弁では漏れたんですけれども、面前のDV、いわゆる夫婦げんかというのも虐待の件数にカウントするということになりましたので、警察への通報、そして警察から児相、児相から子ども家庭支援センターというようなものがふえたというところになります。また、目黒のほうでの事件などもございまして、本当に社会的にも、世間的にも報道がございましたので、関心が高まっているというようなことで通報がふえているというふうに認識をしております。


◯委員(伊沢けい子さん)  通報によって御相談に見えたり、あるいは訪問されたりっていうことがあるのかなと思いますけれども、御自分で電話して来所される方と、それから、通報によって来ていただいたり、出向くっていうことは、大ざっぱで構いませんけど、どのような割合になっているんでしょうか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  御自分で虐待をしているというふうに言っていらっしゃる方は、ほとんどないかなと。ゼロではございませんが、飛び込みでの相談というのはほとんどないと認識しております。そうですね、近隣ですとか、あるいは学校、保育園等ですかね、相談経路としましては。
 あとは、先ほども言いましたように、警察からの相談・通報が近年ですとふえております。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですよね。各所から、あるいは警察も含めた各機関からの──個人の方の通報もあるんでしょうけれども、なかなかこの件数というのは、そういう意味ではいろいろ深刻な事態だなというふうに受けとめます。
 それと次に、新たに教育センターに設ける子ども家庭支援センターのスペースはどれくらいなのかということをお聞きしたいと思います。先ほども前田委員から御指摘ありましたけど、職員は9名で変わらないということで、相談件数が増加しているということを考えれば、確かに私も職員をやはりふやして対応しないと、職員一人一人の方に非常に負担が過重になっていくのではないか。あるいは、今後また、よりふえるということも想定はされておりますでしょうか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  今度の移転先のスペースですけれども、約110平米になります。その中に、先ほども申し上げたように、簡単なミーティングができる程度の相談室と、あと待機というか、待ち合い場所のようなサロンも、少しのスペースですけれども、考えております。あとは、執務室になります。


◯委員(伊沢けい子さん)  110平方メートルというのは、前と比べて広くなるのかどうかっていうことと、2階の教育センターのスペースは大体承知しているんですけど、その2階の全体を使うのか、2階の特定の割合を使うのかということを教えていただきたいと思います。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  現在、虐待と言いますか、のびのびひろばの中の事務室スペース、受付等の場所を除いた部分が大体26平米というふうになってございます。今回、110平米程度ということで、今学務課の総合教育相談室が教育センターのほうにあるかと思いますけれども、それと同じぐらいのスペースを確保するというようなイメージでございます。教育センター、もっと広いので、総合教育相談室のお隣に研修室もございますが、そちらもちょうど同じ100平米強の面積を有しておりますので、イメージとしては総合教育相談室と同程度の場所を確保して、そのうちの一角を事務室とさせていただき、またその3分の1ぐらいになりますか、サロンにとらせていただく予定でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。じゃあ、今よりは随分広くなるということですね。26平米だとすれば、4倍ぐらいというふうに見ていいのかなと思いますが。
 先ほどちょっと御答弁がなかったかと思いますが、今後こういう件数がふえるということを想定しているのかどうかということと、そうだとすれば、職員を9名からよりもっとふやしていくということが、やはり今後求められるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  この虐待の件数につきましては、当然私どもも伸びないでほしいというふうに思っておりまして、そのためにも、小さい、生まれたときからの子育て支援にどんどん力を注いでいこうと考えております。
 ただ一方で、やはり支援を必要とされる方には、より丁寧な支援が求められておりますので、そこを充実させるためにも一定の職員数を確保する。ただ、職員数だけでなくて、やはり連携の仕組みをしっかりつくっていくことで、子ども家庭支援センターだけが頑張るのではなく、全てのいろんな所管の部署が協力をして、支援をしていくという形をしっかりつくっていきたいというのも、私たちの願いとして持っています。
 そういった意味で、福祉部門や教育委員会が近くあることによって、職員同士が顔を合わせる時間、また行ったり来たりというような時間的な部分で効率的に業務を回せるところもあるかと思いますので、そういったところも含めまして、今後の職員体制については、また人事部門とも協議をさせていただきたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  やはり職員をふやすっていうことを、私は求めたいと思います。
 それと、逆に言うと、今までは行ったり来たりというお言葉、今ありましたけど、教育委員会や障がい福祉サービス、障がい者の方、生活保護など、そういった部署とやはり行ったり来たり、あるいは連携をとらなきゃいけない、あるいはこちらに来なきゃいけないというようなことが多かったのかということ。それが、業務に負担になっていたのかということか、実態とこれまでの経緯を改めて確認したいと思います。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  現在、子ども家庭支援センターに相談にいらしている方の多くは、1割ぐらいの方が生活保護の対象の方であったり、あるいは本庁舎4階のひとり親のほうのサービスを受けていらっしゃる方。また、最近ですと、御両親、養育者の方にメンタル不全の方もふえてきておりますので、本庁舎1階、福祉部門の障がい者支援課との連携が必要になってきます。
 また、子育てという部分では、保健センターや子ども発達支援センターとの連携も欠かせないというような形になっています。保護者の養育能力が十分でない場合が多くございますので、そういった方につきましては、うちの相談員が一緒に付き添って手続ですとか、窓口への御案内をしているというような状況でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。そうですね、確かに本人に付き添って、そういった部署に出向いて相談なり、手続をしなきゃいけないということは多いのかなということは想像ができます。なかなかメンタル不全の親御さんとか、生活保護、ひとり親というのも、今そういう方も非常にふえているんじゃないかなと思いますので、本当にきめ細やかな対応が必要かと思います。
 それから、次ですけれども、それでは、もとの下連雀三丁目のほうののびのびひろばの退去後のスペースはどういうふうにされるのか。あいた場所ですね、先ほどおっしゃっていた26平米のところは何に使うんでしょうか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  のびのびひろばにつきましては、今も行っています一時保育、トワイライトステイ等の登録受け付け業務を行う予定でございます。
 また、あいたスペースにつきましては、子ども家庭支援センターの業務全体として調整をしているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね、あの場所はそこそこ広いと思いますので、やはりそれはそれで有効に使っていくことが必要ではないかと思います。
 それと、ちょっと関連しますけど、今の場所が三鷹駅前ということで、三鷹各地域に住んでいる方が、ある意味バスで来てアクセスがとてもしやすいというふうに思う場所なんですけれども、三鷹駅前にあったということで、アクセスのよさが失われるというデメリットはやはりあるんではないでしょうか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  確かに委員おっしゃるとおり、駅から近いということで、今ですと就労されている帰りとかにお寄りになる御家族もいらっしゃいます。
 ただ、それと同時に、駅前ということで、私どもからしますと、大沢ですとか、中原といった市の端のほうと言ったら失礼なんですけれども、東と西のほうに行くにはかなり時間を要したり、また、そちらのほうからいらしていただくには、かなり遠かったということもございますので、今回市の中心、バス便も大体が網羅されているといった市役所、教育センターのところに移転することで、それほど御不便はかけないかなとは認識しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  それは、ちょっと利用者さんの感想なども知りたいところですね。実際に使われている方がどういうふうに思われるのかなというのは、ちょっと心配をしております。
 それから、次ですけど、今までののびのびひろばの一時預かり事業を見ますと、一時保育で平成30年に5,232人、トワイライトステイ1,202人、親子ひろば1万2,577人、病児保育836人というふうに行ってきております。
 それから、育児支援ヘルパー事業も367日、それから、養育支援訪問事業も23日という実績が、相談事業以外の預かり事業などで行ってきておりますけれども、これらの事業は今までと変更なく行っていくということなんでしょうか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  のびのびひろばの一時預かり事業の一時保育、トワイライトステイ、親子ひろば、病児保育については、今までと変わらずのびのびひろばのほうで行っていきます。病児保育については、市内の事業所さんのほうで引き続き行っていく予定でございます。
 また、育児支援ヘルパー事業、養育支援訪問事業につきましては、移転先の教育センターのほうの子ども家庭支援センターが所管となりまして、引き続き同じ事業を継続していく予定でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  育児支援ヘルパー事業、養育支援訪問事業は、教育センターのほうに移るということですか。じゃあ、この事業は移すんですね。わかりました。
 それから、最後にお聞きしたいんですけど、これ、教育センターの2階を事業のために使うっていうことで、逆に教育委員会のほうで、まだ新しくしてオープンしたばっかりで、1階だけ使っていましたけど、教育委員会が2階を事業のために使いたいのではないかというようなこと、今後戻ってくるとか、新たに入ってくるとか、そういう予定はなかったのかどうかということ。教育委員会の意向はどうだったのかということは、確認しておきたいと思います。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  教育委員会さんとは、この施設を利用させていただくに当たりまして、教育長を初め、教育部長とも検討をさせていただきました。特に2階については、総合教育相談室がございますので、特に支援が必要なお子様についての情報共有や連携した支援が可能ではないかということで、この子ども家庭支援センターが教育センター内に入ることで、ともにより支援に当たれるということのメリットを御理解いただいていますし、教育委員会としてもそれが望ましい形ではないかということで、御理解をいただいております。
 現状において、その後の教育センターの利用について、計画ということがあるということは聞いてございませんが、現状の研修センターのありようですとか、相談室のありようですとか、そういったところで、現在、教育委員会としては、十分教育委員会としての役割を果たせるというふうに御判断いただいたものと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  平成28年でしょうか、社会教育に関する課がなくなったりとか、スポーツ推進課とか、生涯学習課とかもこちらの本庁のほうに全部移動してきてしまって、もともと教育委員会で行ってきた活動が市長部局に。私は本当にそれはあってはならなかったことだと思っていまして、ある意味、教育委員会の部門が削られてしまって、こちらに移動してきたっていうことで、私は本来はその部門をあの場所に戻すべきだという考えなんですけどね。
 ですから、今回、こういう形で使うっていうことについては、教育委員会というスタンスから見ると、私はやはり課題もあるというふうに認識しております。
 以上、申し述べまして、質問を終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  次の方。


◯委員(岩見大三君)  よろしくお願いします。相談件数の増加ということで、いろんな捉え方があると思うんですけど、個人的には今まで潜在化していたものが顕在化してきたということにおいては、相対的には対応できる部分がふえてきたというような見方もできると思って、必ずしもふえたからどうということではないんじゃないかというふうに考えてはおります。
 それで、先ほどもちょっとお話が出まして、相談の内容について、やはりこれだけ件数があると、一つ一つ精査するということも結構大変だと思うんですけど、参考までにちょっとお伺いしたいんですが、例えば身体的虐待というのは当然あって、そういったものの相談というのが圧倒的に多いかと思うんですけど、例えば精神的虐待といったような──これは以前、杉並のこういう施設に伺ったときに、そういういわば言葉の暴力的な虐待も存在するというような話も聞いておりまして、比較的、いわば富裕層的なところにもそういうケースは非常にあるということで、お隣でそういうようなケースがあった場合、三鷹市でも、もしかしたらそういうケース、あるいは相談みたいなことがあったりするのかなというふうにも思うんですが、そういったことも含めて、現在、相談内容もどのような感じで捉えられていらっしゃるかということを、まずお伺いできればと思います。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  虐待相談に関してですけれども、虐待の種別、4種類ございまして、身体と性的、心理、放置・怠慢・ネグレクトです。その内訳でございますが、身体的虐待が96件、性的虐待が2件、心理的虐待が97件、放置・怠慢・ネグレクトが49件といった内訳になっています。合計244件です。
 これは、身体的虐待と同時に心理的虐待がありましても、メーンのほうでの虐待で捉えた件数でございます。
 また、先ほど富裕層の方というような御意見もございましたけれども、本当にどちらかというと、生活困難層のほうが虐待につながるケースが多いかとは思いますけども、富裕層が全くないというわけではございません。本当にさまざまな方からいろいろな困難さで虐待につながってしまって、相談というのがございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。そうしますと、この今の数字は96件、97件という話でしたけど、両方のケースで絡んでいてこういう件数になっているという、そういう捉え方でよろしいんですか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  絡んではないです。身体的に、例えばぶったり、たたかれたりとかしても、心のほうにも心理的虐待となるのがございますが、その場合、どちらのほうがダメージが大きいかというか、メーンのほうで捉えております。


◯委員(岩見大三君)  はい、わかりました。じゃあ、心理的な虐待の件数も結構数が多いということですね。
 それで、先ほど中学生、高校生の年代別にという話も出ていましたけど、やっぱりこの辺、心理的虐待については、例えば小学生以上であるとか、中学生以上であるとかいうことの年齢別に分けられるものなんですか。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  心理的虐待につきましては、どちらかというと低年齢、小学生以下のほうが多くなっております。いわゆる夫婦げんかなど、面前でのDVなどが身体ではなく、心理的虐待のほうに該当しますので、そこの部分が多くカウントされております。


◯委員(岩見大三君)  わかりました。いろいろ、何と言いますか、各自治体によってその傾向が違うかと思いますので、改めて三鷹市の相談的傾向をちょっと伺いたかったということで、確認させていただきました。
 以上、ありがとうございました。


◯委員(後藤貴光君)  先ほど相談時間の件で質疑があったんですけれども、相談時間につきまして、こちらのほうに移転してくる中で、例えばライフ・ワーク・バランスとか、そうした視点から、平日午前9時から午後5時のような方向性で調整するとか、あるいは、市民のこういったこれだけの相談件数の伸びとかを踏まえた上で、例えば土日、祝日であったりとか、相談時間の拡充、そうした相談時間についてはまだ未定ということでありますけども、市としてどういった方向性で今調整しているのか。これ、当然マンパワーの問題であるとか、連携の課題もあると思いますけれども、今、現時点としては時間、現状と比較して広げるとか、あるいはそうした部分で少し効率化を図るとか、そうした点、どういう方向性で調整をしているのか、どういった協議を行っているのか、お伺いしたいと思います。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  現在もゴールデンタイム、いわゆる午前8時半から午後5時のところでしっかりと関係機関と連携していきたいので、そこのところを中心に考えてはいるんですけれども、現在もやはり就労されている御家庭が多くございますので、午後5時以降ですとか、土曜日の訪問でしたり、来所による面談というのは現在も行っております。
 また、関係機関、特に児童相談所を交えてのケースカンファレンスなども、今ですと夕方以降ですとかが多くなっているところでございますので、移転後につきましても、その辺は柔軟に対応していくと考えております。


◯委員(後藤貴光君)  では、基本的には、現状と相談時間というか、受け付け体制については変えないような方向性で今働いている方との調整等を行っているという認識というのが1点、そこを確認させてください。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  今回、新たに設置いたします子ども家庭支援センターは、業務としてはどちらかと言いますと、どなたでも御相談に来てくださいという窓口業務ではなくて、虐待への対応ということで、事務的なと言いますか、組織として動く部分が基本となっておりますので、そこは反対に市役所の開庁時間等と合わせる形で対応をさせていただければなというふうに今調整をしております。
 ただ一方で、今担当課長も申し上げたとおり、ケースへの支援ですとか、相談ですとかいうのが土曜日、また夕刻にわたることがございますので、そういったところは職員の負担軽減にはなりますけれども、ある程度超勤ですとか、そういう形での対応を基本とせざるを得ないかなというふうに考えております。そういった意味でも、職員もしっかり相談体制、過度の過労というか、負担にならないような配置についても検討をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(後藤貴光君)  市のほうでの取り組みについて、どういうふうな形、時間でやっていきたいというのはわかりました。確かに職員の方の過剰労働みたいな形になるのはよろしくないことだと思いますので、市民の方にもそのあたりの時間について、できる限り御協力をいただきながら相談時間もとりながら、ただ、特殊な場合については、時間外勤務というのも考えていることで、わかりました。
 それとの兼ね合いもあるんですけれども、先ほど部長からも連携のお話が出ました。駅前の地域からこちらへ持ってくることによって、相談の受け付けをするときに、その相談の最中、相談されているとか、そういった途中でそれぞれの担当部署、福祉関係のところにつないでいく、あるいは連れていっていただいたりとか、あるいは、例えば市役所の本庁のほうで働いている職員の方に来てもらって相談をするとか、今後さまざまな柔軟な連携というのができるかと思うんです。そうしたことによって、相談件数がふえる中で、限られたマンパワーの中でも、そうした連携、つないでいく、市民の方にとってもワンストップ的な形で効率的なサービスの提供にもなるし、市としてもより多くの方のニーズに応える効果的・効率的な事業体制というのもできるかと思うんですけれども、そうした部分でのこれまでの取り組みと違って、具体的にはどういった連携、もちろん、今までも本庁のほうまで一緒に同伴されたというケースもあるということですけれども、やっぱり駅前からここまで相当な移動時間があるわけですけれども、そういった部分もここに持ってくると、そういった移動時間が非常に短縮されたりするわけでございますし、場合によっては市の職員に来てもらう、そうしたことも非常に柔軟に対応できると思うんですけれども、そうした部分の連携については、どういうふうなことを想定してここに持ってくるということを考えているのか、お伺いしたいと思います。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  今おっしゃられたように、今現在のタウンプラザのほうでの御相談ですと、それでは、例えば生活福祉のほうに相談に行きましょうといっても、また別日ということで日程調整をして、生活福祉課のほうへ待ち合わせをして一緒に出向くといったようなことがございましたが、今後は事前に教育センターにいらしていただきますので、例えばその日、生活福祉課の御担当の方の都合がよければ、面接の後半部分から同席していただくですとか、あるいはそういった場所にお連れして一緒に手続のサポートをするといったことができるのかなというふうに考えております。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で、児童虐待に対する組織的対応力の強化についての質疑を終わります。
 次に、四小学童保育所待機児童解消に向けた新規学童保育所整備方針に基づく検討結果について、報告をお願いいたします。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  四小学童保育所待機児童解消に向けました新規学童保育所整備方針に基づきまして、検討した結果について御報告を申し上げます。9月の委員会の折に整備方針ということで御報告申し上げまして、その折に3点ほど検討してまいりますということをお伝えしたところです。
 1つは、むらさき子どもひろばの廃止も視野に入れた中での方法として、2つ目の四小学童保育所を新規に整備することを検討するということ。それから、それに伴って、施設としてはなくなってしまうむらさき子どもひろばですが、事業としては継続実施する方法も検討するということ。それから、これに伴う施設の改修工事等を検討するというような、3つほどの検討をするという内容でございました。
 資料2のほうをごらんください。1に掲げておりますこれまでの待機児童の推移、それから今後の見込みというところは、前回御報告申し上げた内容のとおりとなっております。今後の見込みのところをごらんいただきますと、既に今年度でも26人というような4月当初の待機児童数でしたが、ますます増加が見込まれるという状況でございます。
 大きな2番のほうをごらんください。新規学童保育所の整備方針ということですが、当初むらさき子どもひろばの廃止ということも視野に入れた検討でスタートしたところですけれども、こちらは最終的な検討の結果としましては、こちらのむらさき子どもひろばの1室、これはもう一つの、1枚めくっていただいた資料のほうをごらんいただきますと──済みません、ちょっと横向きの資料になりますが、一番右側の広いところが現在の四小学童保育所です。その左側が今回、学童保育所として整備をします部分です。現在、ここは通称としてあいあいルームという言い方をしております。そして、そのさらに左のむらさき子どもひろばというふうに書いてある部分、ここは通称ではプレイルームというような名前で呼んでいるところでございますけれども、このむらさき子どもひろばの1室でありますあいあいルームを機能転換するという形で四小学童保育所を新たにもう一つ、これは定員としては40人ということで考えておりますけれども、こちらを新規に整備するという方針に至ったところでございます。
 なお、むらさき子どもひろばにつきましては、新規の学童保育所開設後も残ります1室、先ほどお話ししましたプレイルームのところで事業を継続実施するということにいたします。
 新規の学童保育所の開設の時期でございますが、これは令和2年4月1日ということでございます。
 施設の見取り図は先ほどの資料のとおりでございます。
 次に、5番の施設の管理運営の方法ですが、新規学童保育所の管理運営については、他の市内の学童保育所と同様に指定管理者制度によることとします。また、この施設の指定管理者、むらさき子どもひろばの1室を学童保育所として円滑に機能転換を図るということ、それと同時に、現在むらさき子どもひろばにおいて実施している事業の継続実施を円滑にするという、この2つの観点から、むらさき子どもひろばと、それから新しく開設します学童保育所につきましては、引き続き両施設の現在の指定管理者を指定したいというふうに考えているところでございます。
 指定期間につきましては、この学童の部分は新たな施設としての設置になりますので、市の指定管理者制度のルールに従いまして、両方を合わせる形になりますが、3年間ということにしたいと考えております。
 次に、予算及び条例改正でございますが、当該新規学童保育所の開設及びむらさき子どもひろばの管理運営にかかります経費については、令和元年12月の補正予算及び令和2年度の一般会計予算に必要経費を計上して対応したいと考えております。
 それから、新規の学童保育所を条例上、別表のところに名称を掲載することになりますので、12月の議会に学童保育所条例の一部改正ということで提案をさせていただきたいと考えております。
 2番については以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。まず、むらさき子どもひろばの施設廃止を伴うという文言を入れて方針を打ち出していましたが、今回、むらさき子どもひろばは廃止しないという理解でよろしいのでしょうかという確認からお願いいたします。
 また、御説明があったとおりと思いますけど、そのようにした理由。当初は廃止も考えていたけれども、そうしなかったという理由をお聞かせください。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  当初、廃止を視野に入れておりましたのは、指定管理者である現場の職員も交えての検討の協議の中で、新しく学童保育所をふやすということであれば、その職員の執務のための机ですとか、新たな子どもたちのスペースとして必要になってくる物品等の置き場所というようなことで、どうしても1室はそういった目的に使う部屋として確保が必要であるという、そういう現場からのお申し出がありました。ですので、無理のないやり方できちんと快適な空間、安全な空間として学童保育所を新たに開設していくための方策として、残念ではありますけれども、むらさき子どもひろばのほうは廃止ということが視野に入ってきたところでした。
 しかしながら、以前から事業については継続して実施をしたいということの意向をこちらから伝えておりまして、その後、事業実施の仕方について長らく協議をしてまいりました。どんな事業ができるのか、どんなやり方ができるのかという話し合いを進める中で、これは先方のほうから、当初は廃止しないとほぼ無理ですというお話でしたけれども、1室はむらさき子どもひろばとして残して事業実施を継続する方法も、学童とむらさき子どもひろばとを一体的に管理するという形であるならば、可能ですという御提案が出てまいりました。それを受けまして、私どもは採用させていただいて、廃止はしない方向での実施というふうに決断をしたところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。事業者さんの御意見を大切にされてというところで、すごいよいことだと思うんですけれども、少し懸念が残ることとして、当初1室は使いたいというような希望があったということから、物品の置き場とか、そういうところについては、今後やっていく中で、やっぱりここが足りないとかっていうような現場の声も出ると思いますので、そのような場合は、やはり市としてはちゃんと対応してあげてほしいというふうなところは、お願いさせていただきます。
 次です。待機児童数のこれまでの推移と今後の見込みについて表を出していただいていますが、今後の見込みについては、かなり申込率を高く設定しての見込みということだと思うんですけども、今回、定員40人というところで新たに配置すると、現実の数値として平成31年は26人ですので、ここを整備することで解消できる可能性が高いという見方もできると思います。これに関しまして、今、待機児童が出ているからということで制度を運用しているランドセル来館の制度をどうするのかというところとか、もし決まっていましたら、お教えください。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今後の見込みということですが、これは昨年度実施をいたしました子育て支援ニーズ調査の結果の中で、将来、小学校に就学したときに、学童を利用されることを希望しますかという質問について、現在、未就学児の保護者の方の46%ほどの方が利用されたいという御意見でありましたので、これを四捨五入する形で少し高目に見積もる形で、50%というような申込率として出しておりますので、今、全体的には学童保育所の申込率は30%から40%台、七小などになりますと50%台というような非常に高いところもございますが、平均しますと三、四十%というようなところですから、かなり高い見込みではございます。
 ただ、この御希望される方が、その御意向どおりにもし申し込まれるとするならば、これに近い数字は当然出てくるということで、今回、40人の学童を1つつくることと、それから御案内のとおり、日本無線跡地のほうに整備しております学童につきましても、これは学区としては一小の学区の中のちょうど端のところになりますが、隣接する部分の四小のお子さんについても通っていただけるようにということで考えておりますので、恐らくこれは定員の範囲の中で今後の待機児童は解消が見込まれるというふうに考えているところでございます。
 なお、むらさき子どもひろばのランドセル来館ですが、始めた当初の考え方としては、これは学童保育所に通うことのできないお子さんのための代替的な措置としての事業ということでスタートしておりますので、こちらについては、新規学童保育所の整備が終われば、事業としては終了したいというふうに考えているところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。今、少しお話が出ましたけれども、下連雀五丁目学童保育所も令和2年度からオープンするというところで、開所の見込みが立つということで大変よかったなというふうに思っております。学童の申し込みは今月から始まっているんですけれども、四小にとっては初めての区域指定となります。保護者の方の中には区域指定の意識がなくて、特に新たにできるこの下連雀五丁目学童保育所の区域に指定されている下連雀一丁目の2番地から5番地の方の保護者の中には、こちらの学童が指定になったことを戸惑った方というのがいらっしゃると思われますが、どのように対応されたのでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  お問い合わせをいただきまして、今回通う学童が別のところになるんですねという御質問を頂戴いたしましたので、整備の経緯等をお話しいたしまして、特にこの新しくつくる日本無線跡地の学童のほうに近いエリアの方に、待機児童解消のための策としてエリアを割り振らせていただきましたという御説明をしたところです。
 御要望としては、引き続き今通っている学童のほうに通われたいという御意向がありました。これは、ふたをあけてみないとわからないことですので、その方には、仮に四小のほうの学童が定員があいているというような状況になれば、このエリアの方については四小の今あるほうの──むらさき子どもひろばで新しくつくるところもそうですが、そこのところはまだお話しできませんので、現在の四小のほうに通うこともできますという御案内を差し上げたいと考えていますということでお話をさせていただいております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。また、多分そのようなお声があったということは、四小の隣でむらさき子どもひろばの児童館機能もあったので、行き来も盛んでしたし、四小に近いので、地域子どもクラブへの参加というところもかなりよい面として、保護者の方は捉えているというところがあると思うんですけれども、もしその方が、例えば1年生で四小の学童に行っていて、2年生から下連雀五丁目学童になりましたということで、そちらになった場合の地域子どもクラブへの参加とか、そういうところについてはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  四小の学童保育所のところとは場所がかわりますので、すぐ隣接している学童のように行ったり来たりというのは、状況的には変化があるかと思っています。ただ、そちらのほうの地域子どもクラブであったりとか、あるいはむらさき子どもひろばに遊びに行きたいというお子さんもいるかもしれません。そのところはまだ詰め終わっていないところですけれども、例えば職員が、一定の子どもたちを決まった時間にそちらのほうに引率するとかという方法が可能なのかどうなのかということは、今検討の課題としては認識しているところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  もし可能だったら、そういうふうなところもぜひ引き続きやっていただきたい、なかなか難しいと思いますけれども、可能ならやっていただきたいなというお声をもらっていますので、御検討いただきたいと思います。
 次になります。学童で過ごす子どもがふえたとすると、以前より常時施設内にいる子どもの数がふえるということが予想されますが、施設の整備などで──トイレなどは9月の定例会でも出していただいていますが、外遊びの際の場所、館庭は狭くなるんじゃないかなというふうに考えていますが、その点についてはどのように御対応されるのでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  トイレについて、これはできれば改修工事をしたいと考えています。ただ、来年の4月までにはこの改修工事、仮に実施するとすると非常に大がかりになりますので、今の学童とむらさき子どもひろばの利用者の人数と比較して、必ずしも全く足りなくなってしまって、トイレに行けないで困るっていうような子どもが出るというような状況にはならないであろうというふうに現場からはお声をいただいておりますので、まずは今年度に学童を開設して、そこに子どもたちが入れるための最低限度の改修工事としてスピードアップ化を図って、その上で、できれば次年度にそういった工事もしたいと思っています。
 それから、園庭と言いましょうか、館庭と言いましょうか、庭のほうでございますけれども、今もそこのところは特に誰のためのスペースということでなく、みんな一緒に遊んでいるような状況ですので、大きな混乱は特にないのかなというふうに考えているところです。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。次、指定管理者の件なんですけれども、指定管理者の更新時期がずれたりしないのかというところだけ、確認させてください。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  三鷹市では、学童保育所については基本的には学園単位で同じ業者が実施をするというような形態をとっているところでございます。ここのところは、現在、日本保育サービスが管理に当たっているところです。今回はその学園単位で全て3年間ということでそろえるということで考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。最後になりますが、この学童を整備されると、予算とか、条例改正も書いていただいていますけれども、12月の議会の後に一気に進むことになると思いますが、先ほども申し上げているんですけど、申請の時期は始まっていて、保護者の方が結構不安な状態で今過ごしているというところでありますが、四小の新規学童のオープンとかっていう周知はいつからになるのでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  日本無線跡地のほうは既に御案内の入所の案内にも掲載をしているところですが、こちらはこれから予算の審議があるということで発表できない状況です。例年学童保育所、例えば何らかの御理由があって、本来割り当てられた学童でないところにどうしても行きたいという方ですとか、あるいは待機の発生してしまった方で、ほかの学校でも結構ですよといって調整をするということで、最終的には大体2月過ぎにどちらの学童保育所に入所を決定しましたというような通知になります。ですから、まだ調整が可能な期間であるところの1月の早い時期に実施をしたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(前田まいさん)  トイレのお話が出たんですが、前回の資料、あと御報告の中でもトイレ不足を想定されていて、改修工事も予定となっていて、それで今御説明があったのは、この図面ではトイレのところも改修した後のイメージ図というか、図面、9月のものとは変わっていると思うんですけれども、そうすると、これは開設までにはやらないということの御説明だったので、次年度以降やるということですと、いつぐらいにやられる予定なのか。
 それから、これは前回も聞いたんですけど、工事としては大がかりにはならないので、学童が休みのときにげた箱の配置などをされるということでしたけど、多分このトイレの工事、それなりに一定の工期がかかると思うんですが、次年度のいつぐらいにということを今想定されているのか、お伺いします。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  できるだけ早期にやりたいというふうに考えております。具体的に工事する会社が決まっているわけではないので、余り詳しいやり方について踏み込んだ議論はしていないところですが、ちょっと御相談させていただくような中では、例えばその間は仮設のトイレを設けるなどするような形というようなことも考えられるかなと思っています。ここの部分に手をつけてしまって、全部使えなくなってしまうのか、あるいは片方ずつにしてっていうようなことでうまくやりくりがつくのかというのは、ちょっとまだ業者さんと相談してみないとわからないところですが。
 ただ、そういった休みの期間等を活用してやることは可能ではないかという、内々の御相談ではそんなアドバイスをいただいたところです。


◯委員(前田まいさん)  先ほども成田委員のほうから御指摘がありましたが、トイレが足りなくなるというような状況が開設後に起こらないように十分配慮をしていただきたいと思います。
 それから、指導員の確保のほうは大丈夫なのでしょうか。これは次の南浦とも絡むんですけれども、4月からの開設に向けて、指導員等の確保はできているということでよろしいでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  指定管理者は12月の議会でどの施設がどこの事業者になるのかということを議案として提出するところですので、それを過ぎませんと、決定事項として事業者にはお伝えできないわけですけれども、仮にこちらの事業者さんにお願いした場合に、人員の確保はできますかという、そういう状況の質問はしているところです。それに従えば、それは十分対応が可能ですという回答は得ているところです。


◯委員(前田まいさん)  それから、そうすると、あいあいルームがなくなるということだと思うんですが、ちょっと私、ここのところがわからないんですけども、プレイルームとあいあいルームの機能の違いがそもそもあって、あいあいルームの機能がなくなることによって、何か子どもたちへの不利益が起こるというようなことはないでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  あいあいルームとプレイルーム──これは通称ということになりますけれども、条例の中では特にそれぞれどういった活用のための部屋というような規定はないところでございますが、事業の運営上の使用の方法として、あいあいルームのほうは、乳幼児と御一緒にいらっしゃる保護者の方が──これは主に午前中の利用が特に多いわけですけれども、御利用されています。
 それに対して、プレイルームのほうは、放課後、子どもたちが遊ぶスペースとして基本的には設定してございます。そちらのほうに乳幼児を連れて遊びに行かれる保護者の方もいらっしゃいますので、そういう意味では、小さいお子さんの保護者の方はどちらのお部屋にも行ったり来たりができるように、小学生はプレイルームのみの利用とするように、運営上では整理をしているところでございます。
 そういう意味では、子どもたちが遊びに来る時間帯になった場合には、どうしても大きな子どもたちと一緒では危ないなと思われるお母さん、お父さん、保護者の方は、あいあいルームのほうで過ごすということができたわけですけども、そこは学童保育所になってしまいますので、午後については、小さいお子さんというのは、もし小学校の子どもたちと一緒に遊ばせたくないなと思われる方にとっては、ちょっと来にくいというようなところはあろうかと思います。
 ただ、今回1つの部屋で使って実施していくという決断に至る前提としては、その利用の率として、ほとんどの方が小さいお子さんを連れている方は午前中の利用、午後は小学生という、そういう時間帯ごとの特徴があるという現場からの声を聞きましたので、それではこういう形にしてみようということで、決断をしたところでございます。
 以上です。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。やっぱりちょっと安全上の懸念があると思います。一応その利用時間の傾向として、すみ分けができている現状はあるんだと思うんですけれども。
 あと、ちょっと気になるのは、午後のプレイルーム利用の小学生と学童保育に通う子どもたちとはどういう関係になるというか、そこは今もそうなのかわからないんですけど、一体的に見てもらえているのかどうなのかというところを、もう一度御説明いただきたいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  学童保育所に入所している児童と、むらさき子どもひろばのほうに遊びに来ている小学生とは、これは管理上、一旦、学童に来た子どもたちは、基本的にはこの学童保育所の中で過ごします。ただ、先ほどもお話にありましたが、園庭と言いましょうか、ここの館庭と言いましょうか、お庭で一緒に遊ぶというような時間帯があったり、あるいはイベントがあったりしますと、これは地域子どもクラブのときもそうですが、学童の子どもたちはそこに遊びに行って、また帰ってくるというようなことがありますので、交流する時間帯もありますし、別々に過ごす時間帯もあるというような現状でありますし、今後もその形をとりたいと考えているところです。


◯委員(前田まいさん)  わかりました。やっぱりちょっと安全面で、先ほど備品等を置く部屋もなくなって、一体として管理するっていうのをどういうイメージで管理者の方がおっしゃられているのか、改めてもう一度聞きたいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  指定管理者からは、お部屋が1つになりますので、今の利用形態、利用の傾向に従って、例えば午前中は乳幼児と保護者の方、午後は学校から帰って来た子どもたちが遊ぶというような、時間帯による年齢層の利用者を区分けていくというような方法がいいのではないかという意見を頂戴しているところです。


◯委員(前田まいさん)  そうすると、こっちの現在のプレイルームのほうに、これまであいあいルームにあった備品等も持ってくるというイメージですか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  備品類は実はこれ、ごらんいただきますと、今学童の右側のところに少し張り出したところで倉庫というのがあるのがごらんいただけましょうか。実はここが幼稚園であった時代からの活用していないような物品が非常にたくさんおさまっているということが最近になってわかりました。ですので、まずはそこを思い切った形で整理をしたところです。
 そういったこともあって、ここのお部屋が部屋として活用できるというような提案が現場から出てきたところですので、この倉庫におさめ切れないような物品は基本的にはプレイルームのほうに置くわけですけれども、倉庫も活用して整理を図っていくということで考えています。


◯委員(前田まいさん)  そうすると、時間帯で遊具を置きかえるようなことは、特には想定されていないんですか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今、どの時間帯にどの遊具をというようなところまでのお話になっていませんが、場合によっては時間帯で片づけるようなこともあるかもしれませんし、あるいは小学生であっても使えるようなものとか、端のほうに置いてあって特に支障のないようなものであれば、そのままというような形で運用していきたいと思います。


◯委員(前田まいさん)  やっぱり乳幼児と小学生が同じ場所を使うということで、衛生面、あと安全面も含めて、本当に十分に配慮をしていただきたいなと思います。
 じゃあ、私からは以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  休憩いたします。
                  午前11時05分 休憩


                  午前11時15分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、質問をしたいと思います。まず、前回の委員会の中では、むらさき子どもひろばを廃止することも検討しているということで、私はそれはすべきではないということを前回主張いたしました。それで、今回、三鷹市子どもひろば条例というのが1999年に議会で議決されておりますけど、これは廃止しないということでよろしいんでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  廃止しないという方向で決定しましたので、こちらの条例のほうは特に手はつけず、そのままということになります。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、次にお聞きしたいのは、1999年(平成11年)から20年間にわたって、このむらさき子どもひろばというのはむらさき幼稚園廃園後、この条例に基づいて運営されてきております。20年もこの事業が継続されておりまして、2007年から日本保育サービスが指定管理者になっております。その前というのはどういう形態で運営していたんでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  2007年度(平成18年度)には社会福祉協議会のほうで管理をしてございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね、2007年度(平成19年度)から日本保育サービスということですよね。じゃあ、2006年度(平成18年度)は社会福祉協議会がやっていたっていうことで、じゃあ、その前、まだ7年ありますけど、その期間も社会福祉協議会で行っていたと。ちょっと私、平成18年度より前の資料が未確認なんですけど、それはどうなっていましたでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  ちょっと今、手元にその当時の管理しているものの資料がないんですけれども、恐らく社会福祉協議会が管理していたのかというふうに理解しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  それはちょっと、後で御確認をして教えていただきたいと思います。とにかく、恐らく社会福祉協議会が7年間運営して、その後、13年間にわたって日本保育サービスに委託してきたという形態で、事業の内容としてはむらさき子どもひろば事業として、委託先はかわったとしても、条例に基づいて20年継続されてきております。この20年間のむらさき子ども広場事業に対する市の評価をお聞きしたいと思います。
 今回、廃止しないっていうことは今言われましたけれども、前回の委員会では廃止という言葉まで出して議論していたんですよね。それは、もうその事業は要らないというふうに一旦は考えたというふうに私は受け取ったんですよ。それは、本当にあってはならないというふうに私は思いましたので、現地にも行って、その事業の内容を聞いてまいりました、現状をね。だから、まずその評価、20年も事業を委託してきたことへの評価をお聞きしたいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  この20年間ということで、こちらは児童館的な施設ということで、児童館と違いまして小学生までの利用ということになりますけれども、小学生の遊び場であり、放課後等の過ごす場所であり、また乳幼児をお連れになった親子にとっての居場所、あるいはお母さん、お父さん同士の交流の場所、そして、そういった交流をしながら、育児ですとか、お子さんのこと、あるいは御自身の病気のことの御相談なんかもあります。そういったことにそこの職員が支援の相談に乗ることができるということで、そういった機能を発揮してきて、子育て、あるいは子どもの育ちを支える、そういう施設として機能してきたというふうに考えております。
 特に近年では、新しく三鷹に来られた方がなかなかお友達とか、お知り合いがいない中での不安な子育て、そういった孤立とか、不安感を解消するための場所でもあり、子どもたちにとっては安全に過ごすことができる場所として、ますます機能が求められてきたところだというふうに考えています。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね。前回も言いましたけど、人数的にいっても、現時点で学童以外の親子、幼児、小学生、それから保護者、合わせると年間で2万人ぐらいがずっとここ五、六年のデータを見ると、使っているということで。学童以外の小学生が1万人ぐらい、幼児と保護者合わせても、やっぱり親子が1万人ぐらいという形で、合わせて2万人というような実績があります。これは人数だけの面です。
 今、清水課長がおっしゃったような相談事業も含めて、お母さんからの、あるいはお父さんからのそういう相談を受けるっていうことも含めて、さまざまな機能を本当に果たしてきていて、市のホームページを見ても、乳幼児から小学生を対象にした児童館的機能と子育て支援の機能を兼ねた子どものための拠点施設ですというふうに書いてあるんですね。要は児童館的な機能を果たしていると。いわゆる児童福祉法に基づいた児童館の位置づけではないと思いますけれども、ただ、場所的に中央地域では東西の児童館に次ぐ機能を果たしてきたと私は思うんですけれども、市はどのように考えていますでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  御指摘のとおり、同じ認識でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね。本来なら、私の考えでは、ここも児童館に格上げしていただきたいと思っているぐらいです。そうだけれども、現時点、あるいは20年間は児童館的機能ということで、地域の子育て支援、それから子どもたちの、ある意味居場所であり、受け皿、保護の場所ともなってきたというふうに考えております。
 先日、ここをお訪ねして、見学をしながら館長さんからきちっとお話を聞いてきたんですけれども、今回、部屋が要は1つ減るんですね。むらさき子どもひろばとして見た場合、部屋が減るわけですよね。あいあいルームという真ん中の部屋は機能としては乳幼児室で、プレイルームっていうところが要は子ども室、小学生の居場所になっているわけですね。私がお邪魔したときはちょうど午前中だったんですね。午前11時ぐらいに伺って、お昼を少し超えるぐらいまでいたんですけど、この真ん中の幼児室において、ちょうどお誕生会をやっていたんですけど、母子の親子連れが7組ぐらいでしょうか、先生と一緒にお誕生日を祝うイベントをやっていたんですね。
 ここは、午前中はそういうイベントを毎日行っていて、午後はどうしているかというと、フリースペースとして開放しているということなんですけど、さっきも説明ありましたけど、ここには小学生の子どもたちは入らないっていうふうなルールにしているかと思うんですが、それはどういう理由からそういうルールにしているというふうに伺っていますか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  部屋を分けておりますのは、発達の段階に応じて子どもたちの体格も違いますし、動きにも特徴がございます。それを少ない管理者の中で一緒に遊ばせるのは難しいということで、日常的には一緒にはしない管理体制が望ましいということで分けているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね。端的に言うと、やっぱり危ないからというね。赤ちゃん、特にゼロ歳児も含めているわけですから、このスペースは。やはり小学生が入るのは危ないってことで、本当に先生の夏休みの体操でお手伝いするという、そういう意識的に行うとき以外は、小学生は入らないようにしているということで分けているんですよね。
 今回、こうやってこの部屋をなくしてしまうということで、今までは午後の時間帯、あるいは休日という場合は、午前中から夕方まで。午前9時からですから、イベントがあるのは大体午前11時からなんですけど、朝の9時から午後5時という時間帯の中で、このいわゆる真ん中の乳幼児室というところをなくすと、この方たちが午後の来る場所っていうのはなくなるんじゃないですか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今、指定管理者のほうから、先ほど委員御指摘のように、子どもたちの安全を確保するということを考えるのであれば、例えば午前中に乳幼児と保護者、午後は小学生というふうに分けるのがよろしいのではないかというふうにアドバイスをいただいておりますし、私どもも現在のところはその形がよろしいのかなというふうに判断しているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  私が尋ねていますのは、この乳幼児室というところは、午後でも10組以上来ることもあるということで、ここはここで使われているんですよね。それで幼稚園が終わった後の親子が来たり、あるいは井の頭公園からむらさき子どもひろばに来て、ここで少し休んでからおうちに帰るということで、午前中だけじゃなくて、午後5時までの時間も使われているわけですよね、乳幼児、それから保護者が使っているんですよ。だから、その午後の時間帯のこの方たちが使う場所はなくなるっていうことですよね。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  先ほど申し上げた利用の仕方をするとすれば、午後は小学生と一緒でもいいですよという方を除いては、親子の方が遊びに来ることは難しいというふうに考えています。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうすると、今までの活動とは大きく、いわゆる乳幼児と保護者っていうことでは、活動のできる時間が非常に狭まってしまうということで、それはこの方たちが困るんじゃないですか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  当初、廃止も視野に入れて考えていたところですので、今御利用いただいている方の時間帯に限らず、新しい居場所というようなものが果たして近隣に求められるかということを、そこの部分も含めて考えてまいりました。
 その際に私どもがいわば苦肉の策と言いましょうか、苦しい判断を下す中でそういった検討のスタートの時点に立ったときには、近隣に3カ所ほど──近隣といっても、小さなお子さんのいる方にとってどの程度が近隣なのか、また、お住まいの場所によって、新しくできるところが逆に近くなる方もいらっしゃれば、今よりはやや遠くなる方もいらっしゃるのかと思いますが、3カ所ほど親子ひろばが開設されるという情報を得ましたので、そちらの御利用をお勧めさせていただきたいなというふうに考えたところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  その3カ所というのはどこでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  一番近いところとしては、新しく日本無線跡地にできます保育園、そちらのほうが1カ所、それから、あかね保育園のほうが今現在ある保育園のところと、もう一つ、下連雀七丁目のほうで事業を予定されているというふうに伺っております。


◯委員(伊沢けい子さん)  じゃあ、そのあかね保育園の2カ所をカウントして3カ所という意味ですね。今のお答えですけど、日本無線というのは連雀通りと吉祥寺通りを渡って、随分遠いですよね。あと、あかね保育園も下連雀一丁目だと思いますけど、バス通り、むらさき橋通り、あそこの通りに面していて、相当遠いんですよね。この間伺ったときに親子で来ている方を見ていますと、やっぱり雨の日でしたけど、歩いてきていて、布で頭をかぶせるようにして赤ちゃんをだっこして、徒歩で傘を差して来ているような状態でした。
 ですから、そういう本当に小ちゃいお子さんの場合は、そんな自転車で飛ばしてあちこち連れて回るなんていうことがなかなか難しいから、ここにこういう場所があったということは、ここもかなり広いエリアを対象としていると思いますので、少なくともこの地域の方にとっては、非常に有効であったというふうに考えた場合に、ここの乳幼児室がなくなるというのは、市民にとってやはり大きな痛手にはならないんでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  全くなくなってしまうとすれば、それは大変大きな変化かというふうに私どもも考えます。ただ、これまでどおり午前中の御利用の方が多い中で、午前中の時間はしっかり確保していくということですので、午後にどうしても使いたいという方にとっては、多少御利用の形態を変えていただくことにはなろうかと思いますが、施設としてはなくならないということで、そこのところの御理解は求めていきたいと思いますし、逆にこの近隣、本当にすぐお隣とかでない方にとっては、逆に新しい場所が御近所になるという方もその中にはいらっしゃるという認識でおります。
 また、ここで今私どもが指定管理者から聞いている事業の運営の形態、ずっとそれを金科玉条のごとく守ってやっていくということではなく、今後説明会等も実施しますので、どういった御利用の形態を皆様が最も望まれているのかというお声も踏まえながら、絶えず検証と事業の運営の仕方の改善は図ってまいりたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  運営の仕方の問題ではなくて、さまざま御希望などあったとしても、問題はやはりこの真ん中の部屋、乳幼児室という場所がやはり学童になってしまって、むらさき子どもひろば事業としては、やはりスペースが減るわけなんですよ。そこは幾ら1室になった中でいろいろやりくりしようとしても、本当にかなり難しい問題じゃないかと思います。
 また、先ほど職員の方がふえるからっていうことで、部屋ももっと必要じゃないかという話が最初はあったぐらいで、この事務室というところもかなり狭いんですよね、ここ。本当に実質使えるのはこの半分ぐらいの場所しかありませんでした。そういうやっと先生たちが机を並べて使っている中で、ここも、じゃあ、果たして先生たちも満杯で、本当に十分に機能できるのかっていうことを、私はかなり危惧──私はですよ、職員の方が言ったわけではないですけど、それは彼らも委託されている立場ですから、なかなかそう簡単には御意見をやはり出せないと思いますけど、でも、市もここを不足だからっていうことで、この次の部屋も拡張していたぐらいですから、かなりこれは厳しい内容になるかと思うんですよね。
 そういう職員のことも含めて、かなり満杯な感じですね。本当にぎゅうぎゅうっていう感じになるんじゃないかと思いますが、それはそのように部屋を1つ、学童に充ててしまうことでそのようになるというふうに考えていないでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  仮に指定管理者が別々の事業者ということになれば、その状況はかなり高い確率で起きてくることなのかなというふうに認識しております。また、今回時間をかけて協議していく中で、私どもも、もう業者さんとは非常におつき合いの時間は長いですから、それぞれ腹を割ってお話をしていただいて、特に私どもも配慮したのは、本社の方がいらっしゃるところでは、現場の方はなかなか正直な、腹を割った話はしにくいというふうに、それは私どもも委員御指摘のとおり、よく理解しているところですので、本部の方のいないレベルで、私どもも何回も足を運んで、現場も見ながら、実際どうですかということで意見を聞いてきました。
 逆に、私どものほうから、今回廃止しなくてもできますという御提案をいただいた際にも、スタートの時点では執務室等が手狭になってしまうということでしたので、私どもも同様な理解で、その方向でという思い切った決断をしたところですけれども、本当に大丈夫なんですかというところは何度も確認をさせていただく中で、両方を一体的に管理していくのであれば、やりくりがつきますというお声を尊重したところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  向こうからむらさき子どもひろば事業を続けたいっていうようなことを言っていただくなんて、本当に三鷹市は何やっているんだって私は言いたいですよね。むらさき子どもひろば事業を継続したいっていう上で、継続をするという前提で、学童もどうするのかっていうふうに考えるのが、私は市の務めだと思います。それを、民間の事業者さんにそういうことを言わせるというのは、本当に問題だなと思いますよ、私は。
 じゃあ、これ、学童は確かに不足です。ふやしていくべきっていうことは、私も言っていました。ランドセル来館はやめたほうがいいというのが私のスタンスでしたし、学童としてどこもやっていくということはずっと主張しております。でしたら、もっと違うほかの場所を探すとか、あるいはこの場所に何らかの居室を少し拡張するとか、ここの場所で拡張するとか、そういう努力っていうことはなかったんでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今御指摘のとおり、私どもは四小のお子さま、保護者の方には非常にお待ちいただくような時間をかけて検討をしてきたということでございます。資料にもございますように、平成26年度から待機児童が発生して、6人というような人数になり、平成27年度からは2桁になっていくというような中で、新しく建てる場所がないのか、あるいはリースの物件として入ることのできる物件はないのかということで、不動産業の会社を通じて情報を提供していただくほか、職員も実は何度もまちの中を徘回するかのごとくに歩きまして、私も、市民の方から、何度か課長さんが直接場所をお探しになるんですねというようなお声がけも頂戴するぐらいに、頻繁にまちの中を見て回ったところでございます。
 また、インターネットのサービスであるんですけれども、学童としてふさわしい条件を入力しますと、そういう物件が出たのと同時に通知が来るというような、そういうシステムも活用する中で、とにかくまずは物件を探すということを必死になってやってきたところです。ほかのエリアなんかも同様にそういう形で探してきております。
 そういう中で、2方向の避難口を確保するということ、それから、近隣の交通量が余り多過ぎないということ、そういうさまざまな諸条件をクリアするところが出てまいりましても、オーナーの方から、子育てに関する施設であればお断りしますというような、何度見つけても見つけても、適切な場所が見つからないという中で、これだけの時間がかかってまいりました。
 その中で、この資料にありますように、今後ますます大きく待機児童が伸びるという中での1つの苦肉の策として、現在ある施設を活用した整備の方法ということに思い至ったということでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  四小の中や教育委員会との協議で、あるいはここの場所での拡張っていうことの──私であれば、こういう場所に、例えば職員室を少しふやすとか、部屋を1室拡張するとかいうことも考えられなくはないと思いますし、そういう考えはなかったんでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  いろいろ検討した中で、これが最もよろしいという判断で決めたところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  もともと9月の時点でむらさき子どもひろば事業を廃止って言っていましたよね。そこに私は非常に不信感を持っているんですよ。廃止って言っていたじゃないですか。そんな中で、この事業を何とかして継続しようっていう意気込みみたいなものを感じないんですよね。この現状でここがどれだけ児童館的な機能として果たしている役割があるのかっていうことをやっぱり見ていないんじゃないかなっていうふうに私は思わざるを得ないんですよね。だから、できる方向でもっともっと可能性を追求したというふうにはやはり言いがたいというふうに私は思っております。
 それから、次ですけど、令和2年度からの四小学童の待機児童、50人から66人──今は26人ですけど、非常にふえていくということで予測されていて、最高では66名とまで推測されていますよね。こういうことになってくると、逆にここの定員40人ということじゃあ、やっぱり定員オーバーということが考えられるんじゃないか。
 それから、日本無線の下連雀五丁目のところにも、学童ができるっておっしゃっていますけど、あそこはあそこで、これから680世帯のマンションに順次入居されてくるわけですよ。それを考えたときに、そこの定員も100名もないわけで、やはりまた待機が出るというふうに予測されるんですね。現状でも、連雀学園とか──今回、南浦は整備されるようですけど、でも、やっぱりどんどんまた待機が出てきていて、ふえてという状態なんですよね。そう考えると、この40人というのも、じゃあ、ここを使っていっても果たして十分なのかということはお考えにならなかったでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  四小の今後の学童保育所の待機の見込みの数字は、先ほど申し上げましたように、高目に見積もってもこの人数ということです。
 それから、もう一つ、日本無線跡地のほうですが、一小の児童と一緒にそこに通うというような形になるわけですけれども、実は一小のほうは、そのマンションの部分がふえるという要素はある一方で、それ以外のエリアについては、現在も定員割れをしているような状況ですし、今後もその傾向があるというふうに見込んでおりますので、一小全体としては十分に吸収ができますし、四小もこの2つのところで吸収ができるというふうに、今のところは見込んでいるところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そのように予測されているようですけど、でも、私はやはり今のこの日本無線跡地のマンション、それから、このあたり、今本当にどんどん親子もふえてきているっていうことを考えると、とても40人じゃあ、またオーバーになってしまうんじゃないかっていうことを大変懸念しております。
 それから、先ほどちょっとお聞きしましたけど、教育委員会との協議の中で空き教室等の可能性、あるいは小学校との連携の中でっていうことは検討されなかったでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  学童保育所の整備ということで、さきに国のほうも5年間で30万人分を国全体としてはふやすという方針を出しております。その中で、それだけの数を新しい施設として整備することは難しいということは、国も認識しているところですので、その8割方は学校の施設を徹底活用する形で整備を検討しなさいと、そういうものが出ています。当然、私どももそれを受けて、まずは学校の施設を活用する形での整備というところからのスタートで検討が始まっているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうすると、四小の場合はその可能性はなかったということなんですか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  教室を学童として提供するのは難しいということでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  運動場はいかがですか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  校庭の中に新しく建物を建てるということは、検討の中の選択肢の1つと言いましょうか、考えられる要素の1つとしてはございましたけれども、今後、おおよそ10年ぐらいのうちには、今度は入所者数が減ってくるという見込みですので、校庭を狭くするというような形で新しい建物をつくることは賢明でないというふうに判断したところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そういう可能性もあるんですよね、きちんと予算をつけて。それは暫定的かもしれません。けれども、これから10年とかいう単位で、やはり今子ども時代を過ごす人たちに、三鷹市としては責任を持っていくっていうことは必要だと思いますし、学校の施設を利用するっていうことは国の方針でもあるっていうことですから、今後もそういったことは、やはり1つの可能性としてもっと追求していくべきだと思います。
 やはり、むらさき子どもひろば事業の児童館的な機能っていうことをもっと重視するべきですし、そこの相談業務を含めて、どれだけの子育て支援になっていたかっていうこと。あるいは、本当はもっとできることもあるかもしれないというような事業をみずから狭めていくというようなことは本当に行ってはならないということを私は申し上げたいと思います。いかがでしょうか。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  ただいま頂戴いたしました意見、私どももごもっともと思っておりまして、今ある最善の策を三鷹市全体で考えていきたいと思いますし、全ての子どもたちが健やかに育つ環境をしっかり整えていきたいと思います。
 その中で、やはりむらさき子どもひろばと同様に、学童保育というのも非常に重要な位置づけでございまして、その両方を最終的にベストではないですけれども、ベターな形で、私どもが今できる最善の策をとらせていただいたというふうに考えております。さらによくする方向については、今後も引き続きみんなで知恵を出し合って、よりよい方策を検討していきたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  最後に、市民の意見のことでお聞きしたいんですけど、説明会というのはどんな形で近隣、あるいはこの利用者の方に行うのか、どのような意見聴取を行っていくのかということをお聞きしたいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  現在のところ、まだ具体的にこういう形でということが固まっているわけではございませんけれども、できるだけ広い市民の方に御意見を頂戴できるような形での説明会にしたいということで、考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  それは、年内でしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  先ほど来申し上げておりますように、予算をお認めいただけました後に開催したいというふうに考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  それじゃあ、もう固まってからじゃないですか。やはり、プロセスの中で意見を聞かないと意味がないですよね。やはり、このような本当にトップダウンみたいなやり方で、2万人もの多くの市民が利用している施設を市が決めていくっていうやり方自体が、やはり私は問題だと思います。そこは、やっぱり児童館というものに対する考え方が少し甘いというふうに指摘をしたいと思います。


◯委員長(宍戸治重君)  次の方。


◯委員(後藤貴光君)  それでは、まず経緯というか、そういう部分ですけれども、四小の学童の整備に当たって、前回、説明の中でも話があったんですけれども、冒頭、説明の中では、むらさき子どもひろばと学童を一体的に運営できるのであれば、こういう形での運営ができるというお話でしたけれども、前回の説明のときも既に、そのままっていう形じゃないですけども、一部事業内容を継続して、一体的に日本保育サービスさんに継続的に委託をするっていう方向性があったと思います。
 そういった中で、前回の説明ではプレイルームのところについては、物置と静養室に使わなければいけないから、むらさき子どもひろばは廃止せざるを得ないというふうな方向性で、事業者さん等々、さまざまな方の意見を聞きながら調整して、そういう方向性で、まだ本当に意思形成段階の当初の段階から説明をいただいたものだと思っております。
 この間、委員会での意見等も、できれば子どもひろばは残せないのかとか、あるいは地域の方からの意見、そうしたものを踏まえて、この3カ月間いろいろ検討してきた結果として、むらさき子どもひろばを残せるというふうな方向性になったものだと、そのように理解をしているわけでございます。そうした意味では、当初の意思形成段階の本当の最初の頭のところから情報提供をいただきながら、本来であれば、12月に補正予算を出すので、審査するのに、そこでぱあっと出してもいい話ですけれども、当初からそういった形で行政報告していただいたおかげで、こういった形で少しでも前に進めたかなと思います。
 そういった点を踏まえた上で、改めて今回、物置であるとか、あるいは静養室の件、このあたりの課題も解決できるというめどがついた形で、事業者との間の中で、むらさき子どもひろばを残せるものというふうな形になったんだと理解をしています。例えば倉庫については、先ほど旧幼稚園時代からの物品を入れていた倉庫の整理をすることで解決したと。
 もう一点、ちょっと気になっているのは、学童の静養室の必要性の部分なんですけど、例えば学校の保健室を利用できるだとか、こうした部分の課題というのもあろうかと思うんですけども、そうした点も踏まえて、この間の経緯と、倉庫についてはわかりましたけども、静養室についての課題、そうした部分についてはどのような形で解決なり、対応のめどなり、方向性なりがあるのか、お伺いしたいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  静養室につきましては、当初はプレイルームのほうを執務の部屋に充てて、物品等もおさめるような形にし、その一角をまた静養室としても使えるようにというふうに考えておりました。現在、静養室はこの見取り図で言いますと、事務室の一角が静養室として充てられております。そこのところを継続する形で、静養室は確保できますというのが現場からの声です。
 私ども、子どもたちの人数もふえますし、当初、より広いスペースを確保したいというようなことを考えておりましたけれども、実際、子どもたちのぐあいが悪くなったときですけれども、基本的には長い時間、学童でその状態でお預かりはしないことにしております。まず、保護者の方にすぐ連絡をとらせていただいて、必要があれば、すぐにも病院のほうにお連れする、あるいは緊急であれば、救急車を呼ぶというような形ですので、静養室はそんなに長い時間使うものではありませんので、大丈夫ですよというのが現場からの声でございますし、私どももそれであるならばということで判断したところです。


◯委員(後藤貴光君)  わかりました。そういうふうな話し合い、全体の委員会であったとか、さまざまな御意見、利用者側の御要望なんかも、多分事業者さんから通して、廃止しないでほしいというお声もいろいろ寄せられたと。そうした事業者さんとの協議の中で、実際に、じゃあ、静養室については、前回の説明のときにはプレイルーム、物置、また静養室に使わなければいけないから、廃止せざるを得ないと事業者さんも同意をしていたけれども、市と事業者さんとの双方の話し合いの中で、倉庫については、ここを整理すればできると。静養室についても、今は事務室のスペース、これを人数はふえるけれども、すぐに病院等々に搬送するから、現状のままでも大丈夫、対応できるという形で、このプレイルームを有効活用ができるという形の中で、むらさき子どもひろばを廃止するのではなくて、継続的に今後も行えるという形になった、その経緯のところを改めてもう一回、その点、確認でお伺いしたいと思います。
 それから、先ほど3カ所ほど親子ひろばが近隣で開設されるという形のところの話がありました。親御さん向けのところっていう視点で考えれば、必ずしも学校に隣接している地域である必要はなく、分散的に幾つか行けるような場所があればいいなということの中で、北側の玉川上水沿いの地域の近くの人からすると、若干、やっぱりあかね保育園だとか、日本無線跡地だとか、あるいは、あかね保育園の下連雀八丁目でやるところって、若干ちょっと距離が出てきちゃうのかなと。そういった意味では、市境近くとか、玉川上水近くのところには、例えば山本有三記念館でおはなし会、去年からやっていただいていると思いますけど──最近ちょっと行っていないんですけれども、非常にたくさんの方が参加されるという部分では、そういった親子向けの事業なんかも、市の公共施設をうまく活用するという意味では、あそこのところで小さな乳幼児の親子さん連れ向けのものっていうのを──あそこは非常に緑豊かな庭園的な部分もありますし、そうした拡充なども含めながら、もちろん午後は親子連れの方も、子どもたち、小学生がいてもいいよという方は利用できるわけですけれども、そうした代替機能的な部分を含めて、充実というふうな視点からは、ぜひそうした部分も検討していただきたいなと思うんですけれども、そうした部分のお考えについてもお伺いしたいと思います。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  子どもたちがいつでも行けるような場所、また、親御さんがいろんな相談を気軽にできる場所ということでは、市内各所に、できるだけ通いやすいところにあることが私ども望ましいというふうに考えておりまして、今年度、第2期子ども・子育て支援事業計画策定にも当たっておりますけれども、その中で出前ですとか、あと保育園の地域開放をより一層身近なものにしていただけるような取り組みも考えております。さまざまなところで御相談を受け付けたり、アドバイスができたり、子どもたちが遊んでというような形をしっかり整えていきたいという思いを持って、これからも事業実施につなげていきたいと考えております。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  検討の経緯というところで、一部補足申し上げます。当初廃止というような形でやらざるを得ないというような御意見が現場からもあったということでスタートしたところですが、9月にも御報告しましたように、何としても事業としては継続する形で、建物としての施設はなくなっても、事業のソフトとしての児童館機能はなくしたくないということで、どんな事業ができるのか、どうすればできるのかということで、私ども、かなりしつこく指定管理者と方法を一緒に協議しましょう、考えていきましょうということで、時間をかけてお話をしました。そうする中で、指定管理者の中においても、その重要性を私どもと同様に認識してくださっているところですので、今回こういうような提案を出していただいたというようなところでございます。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、四小学童保育所待機児童解消に向けた新規学童保育所整備方針に基づく検討結果について質疑を終わりたいと思います。
 時間が12時になりましたので、休憩に入りたいと思います。午後1時再開といたしたいと思います。
 休憩します。
                  午後0時03分 休憩


                  午後1時00分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 午前中に引き続いて、南浦小学童保育所待機児童解消に向けた新規学童保育所整備方針について、説明をお願いいたします。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  資料3のほうをごらんください。南浦小学童保育所待機児童解消に向けた分室整備方針についての御報告でございます。南浦小学童保育所につきましては、資料の1番のところに記載してございますように、たくさん待機児童が出る年とそうでない年とでがくがくとはしておりますけれども、今後の児童の増減、また申込率の増というようなことを見込みまして予測を立てますと、1の(2)のほうに示しているような待機児童の発生が予測されるところでございます。
 特徴といたしましては、令和2年度が非常に多い状況で、その後、3年ほど待機児童が発生した後は、ゼロ人になるというような、そういう予測が出されたところでございます。
 分室の整備の方針でございますけれども、南浦小学校に隣接しております第一中学校の教室、こちらは1階の学習室というお部屋になります。通常、子どもたちが常に使用するお部屋ではなく、特別な授業のときに、数人の子どもたちで活用するというような使用法をしているお部屋というふうに伺っております。そちらを学童専用ということで使わせていただくことができるというお話がありまして、南浦小の学童保育所の──こちらのほうは待機児童が発生するのも3年程度というふうに見込まれておりますので、分室というような扱い。南浦小学童保育所Aの分室というような扱いにしまして、こちらは学校の教室ですので、余り大勢の子どもたちを入れるのは難しいだろうということで、30人程度ということで整備をしたいというふうに考えております。
 3番でございますけれども、学童保育所分室開設時期ですが、こちらは先ほどの四小と同じく、令和2年4月1日を考えております。
 その利用させていただくお部屋でございますけれども、1枚おめくりいただきまして、なかなか見やすい資料がなくてちょっと恐縮なんですけれども、これの右のほうに1階、2階、3階、4階、5階というふうに書いてございますけれども、横に細長くそれぞれのフロアの見取り図となっているところでございます。1階は、一番上のところで、太い黒で囲った部分がこの該当する学習室という部屋になります。その隣、文字が読みづらくて恐縮なんですけども、ここは昇降口になっております。昇降口はそれ以外にも3カ所ございまして、ちょうど真ん中のところの昇降口を入りまして、そのすぐ右の部屋ということになります。こちらの部屋の活用を考えているところでございます。
 管理運営の方法でございますけれども。こちらの学童保育所分室という扱いになりますので、南浦小学童A、こちらと同じ一体的な管理で指定管理者も同じ団体にするということで考えてございます。
 予算でございますけれども、こちらのかかる経費については、今年度12月の補正予算に必要な経費を計上させていただいて、来年のオープンに間に合わせたい、このように考えているところでございます。
 以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  説明が終わりました。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。今後の見込みについてのところで、今、特徴に挙げていただきましたが、令和5年度から待機児童の数がゼロになる予測というところで、分室の形をとったということで御説明いただきました。ゼロになって、さらに定員がすぐではないと思いますけれども、なかなか割れるようなことになっていった場合、分室をどのように運用していくのかとか、もし考えていらしたら、そこを教えてください。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今、児童の人数が今後どうなるかということで、まず南浦小でございますけれども、これは現在における見込みですので、今後のマンション等の開発の状況によってはまた大きく変わってくることもあろうかと思いますが、今、市において把握しているマンション等の開発で、そこに入居される方の、どういった方が入るかという見込みも含めての予測の数値として考えますと、今年度が427人程度、その後、ずっと下降線をたどっていくというふうに、これ、1年生から3年生は見込まれています。
 令和6年度とかになりますと、恐らく300人台の前半というような形で、南浦小も児童は減っていくというような状況があります。学童のほうは、これに対して、またさらに申込率がどういうふうに動くかということも待機児童の発生に大きく影響する要因ですので、そこのところを50%と見込んでのこういう形ですので、現在ある南浦小のA、Bにおさまり切れないということであれば、この3年以降をゼロというふうな数字にするためには、そちらのほうを活用ということが引き続き考えられると思います。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。新たに分室としてするという場合には、区域などをどのように決めるのかとか、方針が決まっていましたら教えてください。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  ここの部分は、先ほど申し上げましたように、南浦小Aの分室ですので、基本的にAというふうに指定をしているエリアのお子さんで、その入所の採点させていただいた優先順位の高い方からAのほうに入っていただいて、順次、分室のほうへ割り振っていくということを現在のところは考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  最後、予算のところで。開設にかかる経費についてなんですけれども、具体的には何にかかるのかというところを想定されていますでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  子どもたちの育成に当たって、必要なものをおさめておくようなもの、小さなおもちゃみたいなものから始まり、一部書類のようなものもございます。そういったものをおさめるキャビネットですとか、それから、こちらのほうは昇降口のすぐ隣なので、できればげた箱を使用させていただきたいんですけれども、先般、校長先生のところに御相談にお伺いしたときには、げた箱のほうはちょっといっぱいなんですというお話がありましたので、げた箱はお部屋の中のほうに設置したりというようなことを考えていますので、そういった備品類を整備するための経費を考えています。


◯委員(前田まいさん)  先ほどの四小学童の件でも伺ったんですが、こちらも12月議会を経てからになるとは思いますが、こちらのほうの指導員等の人材確保のほうもある程度見込みがあるということでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  御指摘のとおりで、既に御協議させていただきまして、実は現場のほうの確認にも一緒に行っていただく形で、どんな形で実施ができるかということにも、もう既に新しい方ではなく、現にいらっしゃる方に参加していただきつつ、その要員についても確保できるというお答えをいただいているところです。


◯委員(前田まいさん)  そうすると、増員にはならないということでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  これは増員になります。児童もふえますし、お部屋として別の部屋になりますので、指導員はその分ふえます。


◯委員(前田まいさん)  隣接しているとあるんですけれども、中学校のほうに今度その分室ができるということで、一体的な管理運営ということで何か障害になるようなことはないでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  実は、今年度、既に三小の学童保育所において、道を挟んだ向かい側にある四中のお部屋をお借りして、やはり分室ということで整備したところでございますけれども、そちらでのノウハウの蓄積もございます。これまでのところ、事故とか、けがとか、あるいは子ども同士のぶつかり合いと言いましょうか、トラブルというようなもの、そういったものも全くないということを伺っております。
 四中のほうは、校長先生の以前いらっしゃった学校が、同じ敷地の中にやはり中学も学童もあるというようなところの御経験のある先生で、いろいろアドバイスを頂戴して実施をしているところです。そういったノウハウを次のここのところにも生かしてまいりたいというふうに考えているところです。


◯委員(前田まいさん)  ちょっとこの待機児童の見込みなんですが、今回も緊急的に四小と南浦にふやすということでお話が出ましたけれども、その他の地域において、今後こういった急増というようなことが見込まれるような場所っていうのは把握されていますでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今、第2期子ども・子育て支援事業計画を、今年度策定する中で、学童についても各小学校ごとに待機児童の次の5年の見込みを立てているところです。多く発生するところとしましては、まずは御存じのとおり四小、それから、今話題になっておりますこの南浦小、それから三小ですね。それから、それを少し追いかけるように二小、井口小でも数年後に若干発生するというふうに見込んでおります。その後、五小、六小、大分先に──5年とか、6年たとうかと思いますが、それぐらいを射程に入れますと、北野小でも若干名出てくるのかなというふうに。急増すると言いますか、たくさん出るのは、四小、南浦小、三小というような、ほぼ東西一列に並んでいるようなラインの小学校ということになります。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。前回も資料をいただいて、待機児童としては出ていないんだけれども、そもそも定員よりも多い人数で入所をしているというところも散見されるので、中長期的な計画をぜひ立てていただけたらなと。見込みなので、なかなか難しいかと思うんですが、その点を要望して終わります。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、お尋ねしたいと思います。まず、令和2年度に36人増ということで、ここが非常に著しい増加見込みなんですけど、この見込みの理由というのは、さっきマンションの建設という言葉もありましたけど、この地域ではどのように分析をされて、こういう数字になっているんでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今、全ての計画については、基本計画のほうで採用している人口推計の数値を使っております。その数値の中での子どもたちがどの割合いるのかという数値を使っております。南浦小の1年生から3年生は令和2年度、ちょっと先ほども申し上げましたけれども、四百数十人程度、そこからずっと下降線をたどって、令和6年度には315人程度かなと、今、そういう見込みです。この1年生から3年生の数値に申込率50%ということで、現在の定員との差の数ということで算出をしております。


◯委員(伊沢けい子さん)  基本計画に基づくっていうお答えでしたけど、具体的にマンションの建設とか、そういう特定の何か理由というのを分析はされてますでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  この数値を出すに当たっては、これはもとのデータとしては、教育委員会の学務課のほうから頂戴しております。学務課のほうで、この数値はどのように出しているかということで質問したところ、現に提出されているマンション等の計画を加味した都市整備部からの数値というふうに伺っています。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。さっき名前が挙がった四小、南浦小、三小、二小、井口小、そのほかにも待機が既に1人、2人、あるいは連雀学園も9月1日現在で6人となっていますけど、結構そういうところも含めると待機がゼロじゃないところが出ていますね。確かに南浦小学校は16人ということで、少し多目ですけど、そういうマンションなどの理由が1つ大きいのかなというふうに思います。
 あと、指定管理なんですけれども、今の南浦小Aと同じ指定管理でどこが行うのかということと、それから、先ほど職員をふやすという御答弁でしたけど、何人ふやすのかということを確認したいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  こちらのほうは、連雀学園の中にある小学校ですので、先ほどの四小と同じ日本保育サービスが指定管理者として候補に上げているところでございます。
 それから、支援員の人数でございますけれども、これは三鷹市の学童保育ガイドラインに従いまして、まず、1室つくるときには、基本としては40人程度の定員で、それに対して正規の常勤の職員を2名というところからスタートをしまして、入ってくる児童の状況、特別な配慮が必要ですとか、1対1の関係で見守っていくことが必要というような児童とは事前にヒアリングをいたしますので、その状況等を見て、必要に応じて非常勤の職員を加配していくというような状況になっています。
 なお、また、障がい児ということで、手帳のあるはっきりとした障がい児であれば、それは2人に対して1人というような割合で、職員を加配していくルールになっております。


◯委員(伊沢けい子さん)  それから、ことし三小で待機児童がたくさん出て、四中に通っている子どもたちがいると思いますけれども、その子たちも同じような、要するに小学校から中学校に通うという条件なんですけれども、運用の仕方で、どういうふうに中学校に移動しているのか。要するに、1回集まってとか、そういう話を聞いたことがあるんですけど、それがいろんな意味で負担になっていないのかとか、そういうことをちょっと確認しておきたいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今、御指摘のように、子どもたちの帰ってくる時間、学年によっても授業の終わる時間が違いますので、その時間ごとに、一旦は──これ、三小の場合ですけれども、もともとの三小の学童のほうに子どもたちに集まってもらって、そこから支援員が四中のほうに連れて行くというようなことを何度か繰り返すというようなやり方をしております。中には、一人でも通えるような学年になっている子もいますので、そういう子は一人で通うということも可能にしています。
 今、三小のほうの出席率等の状況で、実は必ずしも毎日その四中のほうのお部屋をフルに活用しないと入り切れないという状況でもないということで報告をいただいておりまして、そういったときには、もともとの三小のほうの学童保育所のほうに子どもたちをみんな集めて、一緒に過ごさせているというような報告がございます。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  ちょっと、いろんな質問に飛んでしまいますけど、あと、今回も第一中学校が、教育委員会と校長を含め、了承して、この部屋を1室貸してくださったわけなんですけど、これはスムーズに行ったのかどうか。空き教室がないことには、確かに進まないと思いますけれども、空き教室はたくさんあって、こういう話がすぐに──割と話は早かったとは思いますけど、どのような経過で一中で受け入れてもらえたのかということを、お聞きしたいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  学童保育所の待機児童の見込みを立てるに当たっては、教育委員会のほか、庁内のほかの部署もかかわる形で、学校・学童保育所の規模の適正化検討のチームというものを毎年開いております。その中で、私どもは小・中学校の教室の数ですとか、利用されている部屋の数値というような資料を頂戴しておりますので、おおむねどこにどれぐらいの部屋があいているのかなというのは理解しています。
 ただ、あいているように数値の上ではあらわれていましても、学校のさまざまな利用の仕方で、なかなかお貸しすることは難しいですと言われる部分もありますので、まずはその資料をもとに、資料から見れば、ここのお部屋は借りられるのかなというふうに判断しますが、いかがでしょうかということで、まずは教育委員会のほうに働きかけをしまして、そこから、次に中学校のほうにお話を持っていっていただいて、その上でお返事を待っていたというような状況でございました。


◯委員(伊沢けい子さん)  じゃあ、その経過を経てすんなりと受け入れてもらったということでよろしいんでしょうかね。第一中学校の先生──さっきちょっと報告ありましたでしょうか、どのような反応をされたのかということを、少し聞いておきたいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  一中のほうは、しばらくお部屋の余裕があるということで、お返事を頂戴しまして、また、校長先生のほうからも、もともと三鷹はコミュニティ・スクールということで、一体的に小・中一貫教育をやっていますから、ほかの自治体では難しいかもしれませんけれども、三鷹市であれば、そこはしっかりとやっていけるというふうに思いますということで、非常に好意的に受けとめていただきまして、お部屋も、私どものほうから、ここを貸してくださいとか、1階がいいですとかっていうふうに申し上げたわけではございませんけれども、先生のほうでいろいろ考えてくださって、ここが一番よろしいんじゃないですかということで、非常に協力的に動いていただきました。


◯委員(伊沢けい子さん)  そういうことで、1階の場所を提供していただけたということで、すぐ校舎の南側に運動場がずっと広がっているようですけど、この運動場は、学童の子どもたちが利用できるようになっているのか。ここの教室からじかに出入りして遊びに出られるのかというようなことを、お聞きしたいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  子どもたちの外遊びの場所としては、やはり中学の校庭というのはふさわしくないと思っておりますので、南浦小学校の校庭のほうに遊びに行くということで考えております。その際に、登所も含めて、中学校のほうからは、実は南浦小と一中の間に背の低い垣根みたいなものがあるんですけれども、そこの一部に通用門みたいなものがあるんですね。そこを御利用いただいたらどうでしょうかというようなお話もありました。ただ、支援員も一緒に行ってその状況を見たところでは、そこのところはどうしても校舎の裏側で、南浦小のほうからはよく見えるようなところなんですが、ちょっと木が茂ったりして死角もあるということなので、子どもたちがそこを通るのは余りよろしくないだろうということで、一旦、小学校の西門のほうから出ていただいて、一中の西門から入ってくるというようなルートが一番いいだろうというのが、支援員の意見でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  じゃあ、第一中学校の校庭は使えないということなんですね。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  一中の校庭のほうは、午後は中学生がクラブ活動で活用いたしますから、基本的には塞がっております。仮にあいていたとしても、ちょっとそこで小学生が遊ぶというのは余りふさわしくないかなというふうに思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  じゃあ、先ほどのお話ですと、時間ごとに集まって、一旦、第一中学校の部屋に移動して集まりますよね。その後に、例えば外で遊びたいというふうにその子が思った場合は、自由に門を出て、また南浦小学校の門から運動場に入って遊ぶことが自由にできるっていうことでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  これは、ほかの学童保育所についてもそうなんですけれども、小学校のほうの校庭で遊ぶ場合には、それは誰が小学校のほうに遊びに行くのかということをきちんとチェックした上で、まとまって遊びに行かせるようにしています。状況的に許すのであれば、子どもたちで行かせることもありますし、これは支援員がついていったほうがいいなということで判断すれば、支援員がついていくような形で、そこで遊ばせるというような形をとっているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。ちょうど南北で隣接している学校ですので、それから、歩道もあるような道路でつながっているようですので、そんなに、いわゆる危険なところではないのかなというふうに思われますけれども、やはり、中学校で遊べるんだったら、すぐ出られて簡単ですけどね。また、行ったり来たりという中で、事故などないようにぜひ注意していただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(岩見大三君)  済みません。ちょっと、二、三、確認させていただきたいと思います。この南浦小の地域のエリアの児童数というか、毎年、運動会なんか行くと思うんですけど、こんなにいっぱい児童がいたかなというふうなぐらい物すごい勢いでふえてきたような──あくまで印象ですけど、ちょっとありまして。
 先ほど、他の委員のほうからも、このふえた要因についてのお話もありました。それで、細かい話で恐縮なんですが、この近年、特に1年生から3年生の児童数がどのぐらい増加、あるいは推移しているかということと、あと、この1階の学習室なんですが、これは、どのぐらいのスペースの部屋になるのかということと、先ほど、この経費についてのお話がありまして、おもちゃ、キャビネット、げた箱ということのお話もあったんですが、これは、じゃあ、そのほかに、例えば部屋の中を改修されたりとか、そういうような予定というのはないのかどうか、ちょっとその辺だけ確認したいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  児童の推移ということでございますけれども、私どもが提供されている資料を見ますと、まず、これ、全校としての数値をいただいておりまして、学童のこの予測を立てるほうでは、そのうち1年生から3年生を抽出しているんですが、過年度も含めた部分ですと、ちょっと全体の数値なんですが、南浦小ですと、平成29年度が769人、平成30年度が799人、今年度が830人、令和2年度が832人で、いただいているデータではここがピークというふうになっております。その後、令和3年度以降、804人、795人、739人というような推移をするという予測が出されております。
 それから、部屋の広さでございますけれども、私ども見に行きまして、ごく普通の教室1室分というような広さです。ですから、平米数でいいますと大体64平米ぐらいかと思います。
 それから、改修工事ですけれども、実はここ、学校の長寿命化のために手を入れた後ということで、なかなかきれいなお部屋なんです。そこを御提供いただけるということなので、大きな改修等は特に必要ないと思っています。ただ、背の高い中学生と小さい小学生が同じ廊下で、ほんの一部、昇降口からお部屋に入る入り口までというような距離ではございますけれども、やはり中学生からすると、活発に動いている中学生の視野には、小さな背の小学生が入ってこないということがあるというのも、中学の校長先生からアドバイスを頂戴していますので、そういったところには支援員がきちんとつくような形でやっていく。
 そのために、教室ですから、出入り口が前と後ろに2つあるんですけれども、1つは、そこは使わないで塞いでしまうような形で、出入り口を1カ所に限って支援員の目が常に届くように。それから、トイレとかに行くようなときにも、必ず一緒について行って見守るような形で、子どもたちを育成していきたいというふうに考えています。


◯委員(岩見大三君)  わかりました。予算額についてはこれからだと思うんですが、お聞きになっている感じでいうと、経費というレベルのあれなのかなというところでわかりました。
 あとは、児童数の推移ということでありますので、その予測に従ってということ、こういう見込みになるというようなことで、その点も理解をさせていただきました。
 以上、確認でございました。ありがとうございます。


◯委員(赤松大一君)  1点だけ、お聞きしたいと思います。先ほど、伊沢委員の質問にあったグラウンドの利用のことでございます。本来ですと支援員の方がついていただいてグラウンドに移動するということだったんですが、課長の答弁の中で、子どもだけで行かすこともあるということだったんですが、その際に、支援員の方がよく把握した上での、この子は大丈夫だろうと判断してだと思うんですが、送り出すほうと受け入れるほうとの支援員同士の連携、要はこちらから何名そちらに行きますという。確かに距離は短い距離ですけれども、今、その間に何が起こってもおかしくない御時世ですので、その中でやはり送り出す側、受け入れる側の連携というのは非常に必要だと思うんですけども、その辺の現状は──今既にやっていただいている四中、三小等もそういう可能性はあるかと思うんですが、また、今後、一中のほうでやる場合のその辺のお考えをお聞かせいただければと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  子どもたちだけで行かせるとする場合は、小学校のほうで、地域子どもクラブのほうが実施されていて、そちらに子どもたちの見守りの方がいて、事前に、きょう行かせますとか、このイベントには参加させますのでというような連携をとっていますので、そういうときです。そういうのではなく、何ていうんでしょう、先方に誰もいないような状況のところには行かせないようにしているところです。引き続きそういうやり方で安全管理はしっかりやってまいりたいと思います。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかによろしいでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で、子ども政策部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時35分 休憩


                  午後1時36分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後1時37分 散会