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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和元年厚生委員会) > 2019/12/11 令和元年厚生委員会本文
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2019/12/11 令和元年厚生委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから厚生委員会を開きます。
 初めに休憩をとって本日の流れを確認いたします。
 休憩します。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 3、行政報告、4、厚生委員会管外視察結果報告書の確認について、5、所管事務の調査について、6、次回委員会の日程について、7、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(田口智英君)  おはようございます。それでは、生活環境部の行政報告につきまして御説明をさせていただきます。
 昨年度実施をいたしました町会・自治会等地域自治組織アンケート調査につきまして、報告書としてまとまりましたので、御報告をするものでございます。市では、平成17年度に地域自治組織との協働のあり方調査としてアンケート調査を実施しましたが、その後10年以上が経過し、その間社会状況も変化していることから、改めて町会・自治会等の現状や活動状況を把握し、今後のコミュニティ創生の取り組みを進めるに当たり、課題を整理したところでございます。
 調査報告書の詳細につきましては、担当のコミュニティ創生課の隠岐課長より御説明をいたします。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  おはようございます。では、私のほうから、今お手元に資料1として配付させていただいております町会・自治会等地域自治組織アンケート報告書について、御報告させていただきます。
 おめくりいただきまして、1ページ、目次をお願いいたします。本報告書の構成につきましては、ごらんのとおりでございます。質問事項につきましては、第6、アンケート集計データに記載してありますとおり、団体自身の現状、活動状況、住民協議会との協力、他団体との協力、町会・自治会の法人化について、三鷹市とのかかわり、あと最後にその他として自由記述というような大きなくくりでお尋ねしたところでございます。
 本日の報告につきましては、アンケートの詳細なデータ等の部分につきましては割愛させていただきまして、大きく概要等をまとめた形で御報告させていただければと思いますので、御理解をお願いいたします。
 ページをおめくりいただきまして、2ページ、3ページをお願いいたします。調査経過、目的につきましては、先ほど部長のほうが申し上げたとおりでございます。2ページ目下段に三鷹市の現状として掲載させていただきました町会・自治会等の加入率の推移でございます。一番下段でございますが、近年減少傾向が続いているというような状況を御確認いただけるかと思います。
 隣、3ページでございます。調査対象でございます。調査対象といたしましては、平成30年度に三鷹市町会等自治組織助成金を交付しております96団体のほか、町会・自治会ではありませんが、がんばる地域応援プロジェクトで採択しております地域で防災の取り組みを行っております下連雀六丁目防災の会、下連雀八丁目防災の会の2団体を加えまして、98団体を対象として実施いたしました。
 回収率は3ページ、調査方法等のウの項目にございますが、90団体の皆様から御回答をいただきまして、回収率は91.8%というようなところが最終的な数字となっているところでございます。
 1ページおめくりいただきまして、右側、5ページから16ページまでにつきまして、今回のアンケートの調査結果の傾向を捉えるための結果をピックアップして掲載しているところでございます。
 今回につきましては、詳細を省かせていただきますが、6ページ、7ページをごらんいただければと思います。今回確認できましたところでは、高齢化、担い手不足等の町会・自治会の窮状というようなところが改めて認識されたところでございますが、6ページ、7ページに掲載させていただいている3つのグラフでございますが、積極的に活動している人の増減についてお尋ねしたところ、減ったという回答が多いこと。7ページになりますが、積極的に活動している人の高齢化についてお尋ねしたところ、やはり高齢化というのが、前回の調査、平成17年度に実施したときも高い割合でございますが、さらにふえているというようなところ。そして、7ページの下段につきましては、活動分野は今どうですかというところにつきましては、やはり狭くなったという回答が前回よりもふえているというようなところが、今回改めて高齢化、担い手不足、活動の厳しい状況というところを大きくあらわしているところと思いますので、この3点について概要を御報告させていただきました。
 これらの状況を踏まえまして、17ページをお願いいたします。大きくこちら、調査結果のまとめというところで概括を載せさせていただいておりますが、団体自身の現状、活動状況という両方を踏まえますと、高齢化、担い手不足等による今後の活動の維持継続がやはり喫緊の大きな課題となりつつも、近年の自然災害等のありようから、近所同士の助け合いの必要性が高まり、町会・自治会の役割が改めて注目されていることも、改めて町会の皆様が御認識されているというところも確認できましたので、それらにつきまして、これからの地域社会における町会・自治会等のあり方を、改めて私どもも含め、一緒に整理し、担い手の確保に向けて取り組むことが今喫緊に求められているというところの認識に立ったところでございます。
 担い手の確保というところでは、マンション住民に若い世代がいるというようなところで、それをぜひ取り込んでいきたいんだというような御意見もいろいろ聞かれたところでございますので、そういったところも今後工夫しながら、担い手不足の解消に向けて一緒に取り組んでいきたいというように考えているところでございます。
 ページをおめくりいただきまして18ページをお願いいたします。18ページには、3項目めとして、住民協議会との協力、4項目めといたしまして、他団体との協力について概括をまとめさせていただいております。両項目とも、住民協議会及び他団体との関係は後ほど詳細を御確認いただければと思いますが、連携協力がやはり必要だという回答が高い割合となってございました。そういう意味では、地域の活性に向けては、互いの連携協力が欠かせないという認識に改めて立ったところでございます。既に協力関係を持っているところもございますが、まだ協力関係が薄いところ、まだこれから構築するところというところも見てとれますので、それらに向けましては、市も一緒に地域の皆様、そして他団体と連携しながら取り組んでいきたいと考えております。いろいろ地域で活動している団体の情報を知りたいというお声もありましたので、そういった団体の把握にも、今後市としては努めていくべきかなというところで考えているところでございます。
 最後に、三鷹市との関係でございます。今回、改めて調査結果を確認したところ、高齢化、担い手不足の深刻化というところが認識されましたので、これまで支援策といたしましては、助成金の交付等で対応していたところですが、これまでと同じように支援していくだけでは不十分であるというようなところの認識を深めたところでございます。
 つきましては、これまで以上に町会・自治会等の持続可能性を高めるためには、地域の自主性、自律性、自発性を損なうことなく、尊重しつつ、これまでの枠組みにとらわれずに担い手不足を補完するための仕組みの構築や新規加入者獲得のための取り組みの充実というようなところを積極的に取り組んでまいりたいというように考えております。そういったときには、現在活動している方々の負担の増加にならないところというところも、大きな視点として着目しながら、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 今後の具体的な取り組みの方策等につきましては、本調査結果をきょう委員会に御報告させていただいた後、御協力いただきました町会・自治会の皆様にフィードバックし、情報共有を図りながら、具体的な有効な支援策については一緒に検討してまいりたいというように考えているところでございます。
 概括になりますが、私のほうからは説明は以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、質問します。117ページを見ますと、町会・自治会と三鷹市とのかかわりというところで、三鷹市にどのようなものを期待するかというアンケートの結果がありまして、助成金等による活動の支援というのが一番に来ていまして、パーセンテージでは68.9%と一番高いんですよね。これについて、次のページを見ますと、最初のところに5件、予算の支援についてっていう記述がありまして、やはり財政が厳しいので、各種活動などに助成金を受けたいというようなことが書いてあります。これについて、どのように思われているのかということと、それから逆に、町会・自治会の皆さんが助成金を得て、どのような活動をしたいというふうに考えているかおわかりでしたら、主なものを教えていただきたいと思います。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  今、御質問いただきましたとおり、市に望むことといたしましては、やはり助成金というようなところで多くいただいておることは改めて確認をし、118ページにありますとおり、新規加入に向けての取り組みに使いたいというお声は幾つかございました。ポスターの作成ですとか、チラシの作成ですとかいうようなところのお声はいただいたところでございます。
 助成金の考え方ですが、今すぐに何か増額をというところまでは特段具体的な検討はしておりませんが、がんばる地域応援プロジェクトの活用もすることで、チラシの作成でありますとか、ポスターの作成というようなところの枠組みでも活用できますので、そういった今ある制度をもとに、必要であれば今後増額の部分も検討してまいりますが、今ある制度をより有効的に活用することで対応できることがないかというところを踏まえて、検討を進めてまいりたいというように考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  それと、その118ページの予算の支援についての次のところに、懇談会についてというのが1件載っていまして、町会・自治会との定期的な意見交換の実施には消極的だというような、いまだにやろうとしておりませんというような御意見もある。1件ですけれどもね。こういう市との関係で定期的な意見交換というのは実際にやっていないのかどうかということ。
 先ほどの質問との関係でも、やはり予算というのを、広報活動、ポスター、新規募集に使いたいということはわかります。それ以外にも、実際に予算があればどのような活動に使いたいのかなっていうのを、もう少し把握されているかなというのをお尋ねしたいと思います。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  まず、1点目の懇談会の関係でございますが、ある地域と定期的にということではありませんが、がんばる地域応援プロジェクトの際には交流会というような形で設けておりますので、そこに御参加をいただいている方とは意見交換をするような場はございますが、定期的に市内全域の町会・自治会の皆様とという取り組みは今のところございません。ただ、今後といたしましては、今住民協議会のほうで地域懇談会というようなところを実施しているところもございますので、そういった枠組みを活用しながら、意見交換ができるような場の充実は図っていこうというような考えは持っているところでございます。
 また、今助成金の活用の部分でございますが、やはりイベントの際にもう少し補充したいとかっていうようなお声はいただいておりますが、それは各町会様の活動の状況にもよりますので、またこのアンケートをフィードバックする中で、必要な細かなところの洗い出しを行っていきたいというように考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  やはり町会の皆さんと交流しないと、なかなか実際の要望というのは非常にわかりづらいと思うんですよね。いろいろ交流する中で、ああ、こんなこともある、あんなこともあるというのが出てくるのかなというふうに思います。やはり市の役割としては、内容にかかわるというのは、自主組織ですので、逆に難しいし、やっちゃいけないとも思いますのでね。やはり予算面での援助っていうのが必要であれば、出していくというのが一番求められていることではないかと思いますので、そのあたりはやはり予算面で反映をしていくということを検討していただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(前田まいさん)  お願いします。助成金はそもそもどのぐらいの額が出ているのか。各地域の人口に応じてとかになるのか、ちょっと概要を教えていただきたいと思います。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  自治会等の助成金につきましては、世帯数に応じた助成金──全世帯に単価を掛けたものと、均等割といいまして、100世帯未満の団体であれば8,000円とか、そういった形での世帯数に応じた助成金を御申請いただいた団体にはお出ししているというような形でやっているところでございます。


◯委員(前田まいさん)  平均して、年間幾らぐらいもらえるものなんでしょう。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  世帯数の構成が30世帯未満から1,000世帯までがあるので、ちょっと平均というところでいきますと、かなり違いがありますので、済みません、そういった形で御理解いただければと思います。


◯委員(前田まいさん)  わかりました。それから、この自治会費のところで、1万円以上の会費のところもあるとあって、私は非常に驚いたんですが、なぜこの金額設定になっているのか、何か情報としてつかんでいれば教えていただきたいなと思います。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  金額の1万円等につきましては、お話を聞いたところ、都営住宅さんなどが管理費の関係等も含めた形での算出をしているような場合があるようでございまして、そういった意味でちょっと高いところがあるというような形で確認したところでございます。ですので、一般のところでは月100円とか、そういうところが純粋に多いというようなところで認識しております。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、読んでいての感想になってしまうところもあるんですが、新規会員募集の呼びかけとかいう点でも、地域防災とか、やっぱり災害時の対応においてとても大事な組織になってくると思うので、そういった災害時の対応などを打ち出すことで、呼び水として示していくことが必要かなと思いました。
 それから、市側としても、企画の提案とか──それこそ自治にかかわってしまうので、余りよくないのかもしれないですね。済みません、ちょっとうまくまとまらない。
 それから、住協との協力っていう点で、必要性はあると、皆さんもおっしゃっている中で、ただ協力関係が薄くなっているという回答結果になっているんですが、この点、もし市側でどのように分析されているのか、伺いたいと思います。
 以上です。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  住協との関係でまずお話しさせていただきますと、やはり自分たちの団体の活動で手いっぱいで、なかなか住協のところまではというお声も幾つかございました。あと、小さな団体ではなかなかそこまでお出しできるような環境にないというようなところも、お話として聞いたところでございます。
 あと、今後の災害時を含めた呼び水としてのというところでございますが、お話しいただきましたとおり、やはり今改めてそういった顔の見える関係というのが重要視されておりますので、そういった意味では、今後、非常時の際には、町会・自治会が担うべき役割というところがどこなのかというところも、地域の皆様と一緒に考えながら、そういったことを含めて、どんどん町会・自治会を表に出していきたいというように考えております。
 あと、やはり見失ってはいけない点として、自立性と自発的というようなところを尊重しながら、市から言われたというようなところではなく、やはり一緒にやっていくという姿勢を根本に検討してまいりたいというように考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  まず、このアンケート、なるべく本文を載せているというのがすごく伝わってきて、率直な御意見がとても多いなというのも感じたので、定期的にはできないかもしれないですけれども、こういう取り組みはすごいよいことだなというふうに今回評価していますというところから始めさせていただきます。
 質問になりますけれども、今回、3ページのところで、回収率のところが、前回よりも15%上がっているというところで、ここについては何か工夫をされたとか、何か理由があるんでしょうか。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  回収率等につきましては、やはり今回、コミュニティ、地域の窮状を私どもも肌身で感じている中では、できるだけ多くの皆様から御回答なり、お声をいただきたいというところで、期間設定はしつつも、その後も継続的に担当のほうからお声かけをさせていただいて、ちょっと時間をつくっていただく中で、お話を聞きながらその状況を明らかにしていくというような取り組みをさせていただいた結果として、ここまで積み上げてきたというところでございます。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。あと、あわせてヒアリングもされているということなんですけれども、ここについても90団体中79団体、ほぼ9割近くということで、これはかなり時間をかけてやってという認識でよろしいでしょうか。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  こちらにつきましても、やはり今、他の委員からもお話がありましたように、直接話を聞きながらやることが大事だというところで、担当としましても認識をしていたところでございますので、アンケートをコミュニケーションをとるツールの1つと捉えまして、今の現状を役員様等からお話しいただくというところで、アンケート調査をいただいたものを確認した後にやっておりましたので、ちょっと時間としてはかかったところがございますが、そういう形でできるだけ多くのお声を聞くという取り組みをさせていただいたところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。私はふだん出てこないような声がかなり──調査といっても、結構原文を載せるということはなかなか勇気の要ることなのかなと感じたりする中で、本当にそのままの、いろんな形で出てきていて、とても参考になったし、これが本音だと思いますので、ぜひこれから展開していく方向性にも反映させていただきたいと思います。
 済みません、1つ、109ページなんですけれども、私が見つけたところというわけではないんですけれども、中段ぐらい、「コミセンって何?」とかぎ括弧で始まっているところがあるんですけど、後ろが「わからい」になってしまっていて、多分「わからない」ですよね。済みません、これ、もったいないなと思っているので、こういうところを少し直せるなら直したらいいなというところがあるかなと思います。
 あと、済みません、124ページなんですけれども、やはり分析もされていると思いますけれども、市の情報をしっかり伝えてほしいとか、最後のほうになりますけども、わかりやすく整理し、教えてほしいとか、そういうところが余りわからないから、コミュニケーションとか、伝えていくというところも重要になってくると思いますが、その辺についてはどのように考えていますか。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  誤植については申しわけございません。これ、全て職員が手打ちで今回作成させていただきましたので、申しわけございません。そのあたりは、最終的な製本につきましては、細かなところを見直した上で、改めて印刷させていただければというように考えております。
 今お話がありました、いろいろ御要望といいますか、わかりやすく説明してほしいとかっていうところにつきまして、やはりいろんな団体も多く活動していたりとかいうようなところ、自分たちがどこでどうした役割を担っているのかというようなところで、いろいろ複層的にあるというお声もいただいたのも正直なところでございます。そういう意味では、多くの負担が一定程度の方にかかっているというような状況もありますので、その辺りを踏まえて少し整理をしながら、やはり負担感が増すことはできるだけ避けていくという視点は重要かと考えておりますので、そのあたりは今後丁寧に対応できればと、庁内も含めて検討を進めてまいりたいというように考えております。
 以上でございます。


◯委員(岩見大三君)  よろしくお願いします。調査結果を見ますと、改めて恒常的な課題が浮き彫りになったという感じで見させていただきましたけど。2つばかり、ちょっと伺いたいんですが、1つは、町会・自治会の数ということで、昨年から1つ、数が減っているということで、済みません、まだ伝聞であれなんですけど、町会が1つなくなったという話をちょっと聞きまして、それはどちらの町会で、なくなった理由等がもしわかれば、教えていただければということと。
 あと、この119ページにも書いてあるんですが、ひとり暮らしの高齢者の見守りの問題で、これも以前からの課題であるかと思うんですが、実際に見守り活動をされている町会というのは、三鷹市の中でどこかあるでしょうか。その辺、もし把握しているものがあれば、ちょっと伺えればと思います。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  町会に関しましては1つなくなって、牟礼南組共栄会さんでございまして、なくなった理由としましては、やはり担い手といいますか、今後の活動継続について、なかなか後継者もいないような状況を踏まえて、一旦ちょっとというようなところで活動をおやめになったというところでございます。
 また、見守り活動につきましては、見守り活動が何か制度にのっとってというようなところではなく、お声として聞くのが、よく町会費を集めていくようなときとかに、お元気かどうかというようなところで確認をしているというお声はいただいております。ただ、やはり特に都営住宅など、高齢化が進むといいますか、ひとり暮らしでいらっしゃるようなところでは、町会長さん、自治会長さん等からそういった御心配のお声はいただいたところでございますので、今後何か対応できる部分があるのか、ちょっと研究してまいりたいというように考えております。
 以上でございます。


◯委員(岩見大三君)  わかりました。なかなか町会の自発性ということだけでは手が回らないというようなこともあると思うので、この問題は何かしら、行政ともタイアップをしながら、誘導策といいますか、自発的にそういうところに持って行けるような対策も引き続き検討していただければと思います。
 私自身も町会の活動をしていまして、新たな担い手ということになりますと、やっぱり内部的な声でよく出るのは、実際に行事をやったときに、お子さんをいかに集めていくかということが重要だという話はよく出ています。やっぱりお子さんが来れば、親御さんも一緒に来て、それがきっかけとなって、この町会に入ってくるというようなパターンが結構あるように感じております。このことは、やはりあくまで町会の自発性ということでありますので、そこが行政のサイドからそういうふうにしなさいと言うのはなかなか難しいと思うんですけど、そうしたことの誘導策も何らかの折に町会の皆さんと検討していきながら、今後ともその拡充について、恐らくマンションの住民の方々、新しい方もそういう地域のよりどころみたいなものをやっぱり欲しいという思いはあると思いますので、その辺もまた改めて検討していただければと思います。
 以上です。


◯委員(後藤貴光君)  まずは、今回の調査、大変お疲れさまでございました。冒頭、部長からもお話がありましたけれども、およそ十数年前、平成17年に町会・自治会の調査を行ったときというのは、その以前の時期くらいから、協働という形の名のもとで町会・自治会さん等に協力を求めることが多くあったときに、非常にただ働きさせられているような、そうした非常に強い不満のお声もあった中で、この調査というのをぜひやってほしいと、そうした要望に応えていただくような形で調査していただいて、その結果、がんばる地域応援プロジェクトというような形で結果を出されたと思います。ここ最近の町会・自治会等を見ていると、過去10年ちょっとくらい見ていれば、かなり大きな町会さんが幾つかなくなっているかなと私のほうでも把握しているくらいですから、市側のほうではもっと細かいところまで、いろいろ把握していると思います。そうした増減というふうな部分も見ていただいた中で、非常に町会の加入率が下がっている。
 特にその要因というのが役員のなり手不足、例えば組長さんとか、班長さんとか言われるような人が、その順番が回ってくるとやめてしまうとか、あるいは回覧を回すとき、特に御高齢の御夫婦だけとか、独居の方とかが多くなっている状況の中で、回覧を回すのが大変だからとか、いろんな理由でやめていかれてしまう方も多いかなという現状の中で、若い人も、極端な話、ほかに何か社会貢献的なことにかかわりを持つというふうなことで考えるときに、NPOとか、おやじの会とか、いろいろなものもありますけれども、時間も有限という中で、そうしたところには入っていくけれども、逆に町会・自治会への加入率というか、魅力というか、地域に住んでいるから、地域の一員だから、町会・自治会に入るのが当たり前というような感覚がないから、いろいろと選んで、どこかに入ろうかなとなっている。
 そういう時代の中で、じゃあ、町会・自治会に入ってもらうというのは、僕は地域的に、本当に防災とか、何か大きな災害とかがあったときには非常に重要になるところだと思うんです。目的型の団体ではなくて、地域的な団体、そこをいかにサポートしていくかというのは、将来を見据えるときにまず大事だという状況の認識は多分市側としてもあるから、今回、こういう調査をしていただいたと思うんですけども。
 今回、町会・自治会さんから財政的な部分の支援であったりとか、さまざまな御意見、御要望があろうかと思うんですけども、他団体との連携とかに関しても、確かにそういうふうな形の御意見がありますし、財政的な支援もあるんですけれども、そういうふうな他団体の連携とかをやればやるほど、今度はまた一方では役員さんの負担もふえちゃうとか。そういうふうな部分で、必ずしも町会・自治会さんがこうしたらよくなるんじゃないかというふうな部分、表面に出てきている御意見、これだけじゃなくて、行間を読むような形で、若い人とか、新しい人たちが入っていただけるような、あるいは入っている人たちが継続できるような、そうした取り組み、全国いろいろなところ、津々浦々のそうした部分を市として調査をしていただいて、継続していくのにアドバイザー的な形になれるような、今回のこうした意見も含めて、1回なくなっちゃうと、またそこの地域で立ち上げるって非常に大変なことだと思いますので、なくならないような形の中で、まずは継続していただける。特に役員の高齢化、固定化というのはどこの町会も──そうでない町会さんも幾つかありますし、青年部さんとか、女性部さんみたいな、若手の人が上がっていくような、いい仕組みになっているところもあれば、本当に固定化していて、なり手不足で、これは10年くらいしたらなくなっちゃうんじゃないかなというふうなところもあります。
 そうした意味では、本当にこのタイミングで、そういった全国的な調査もしていただきながら、アドバイザー的な役割をしっかりと、これの資料も見ていただきながら、行間も読んでいただきながら、ヒアリングをしていただいているとは思いますので、そうした部分を考慮しながら取り組んでいただきたいなというふうな期待があるわけでございます。まだこれだけの量ですから、市としても分析し切れてはいないと思いますけれども、今後、これを踏まえた上でどういうふうに生かしていくのか、取り組みをされていくのか、市としての方針を──私はそういうようなことが必要だと思いますけれども、どういうふうな形の方向性ということで考えているのか、お伺いしたいと思います。


◯生活環境部長(田口智英君)  膨大な量のデータになっておりますので、はっきり申し上げてまだ分析をし切っていないところはございます。これだけ課題が浮き彫りになってきていることもございますし、これはコミュニティ創生課だけで完結していく問題ではないというふうに考えておりますので、これは庁内横断的に、福祉の部門であったりとか、例えばおやじの会とかいうのであれば、教育の部門であったりとかとよく協議をしながら、どういう形で進めていけるか、そういったことをこれから具体的に協議をしながら、じゃあ、どういった対応策で進めていくのか、しっかりと予算につなげながらやっていくということをこれからの作業としてやろうというふうに考えているところでございます。
 また、例えば、我々としては、がんばる地域応援プロジェクトの報告会などで、ほかの団体さんがどういう工夫をしてそういった事業をやっているか、どういうことでその参加を呼びかけているかとか、いろいろ、そういった具体的なところも報告を聞きながらもそうですが、その後の懇談会みたいなものにおいても、情報交換をしている場がございますので、そういったところにぜひお越しをいただいて、いろいろちょっと話を聞いていただきたいなという思いがあります。
 ですので、町会・自治会さんには、今度こういうのがありますから、ぜひ一度顔を出して、のぞいて見てくれませんかというようなお声がけもやっているところですので、そういったところで、まだどういうふうにしたらいいかわからないような町会さんたちには、そういうふうな情報提供をしっかりしていきたいというふうに思っております。


◯委員(後藤貴光君)  これ自体について、今後分析という形でしっかりとやっていって、今後も、場合によったら、1年くらいしっかり分析して、どういうふうに方針が出るかなと思いますので、そこのところはしっかりと丁寧に進めていただきたいと思います。
 あとは、がんばる地域応援プロジェクトに出てほしいというふうな部長のお答えもありましたけれども、正直、そこに出てこれる町会・自治会さん、まだいいのかなと思うんですけれども、そこになかなか出てこれないくらい疲弊しているというか、会長さんとか、役員さんが疲れ切っちゃっているようなところというのもありますから、そうした部分にいかに情報を伝えながら、本当は自発的に来ていただくのが一番いいんですけれども、そういうところに情報を出しながら、来ていただけるような取り組みなども含めながら、本当にいろんな──三鷹市内だけでなく、東京都、あるいは全国のさまざまな取り組みを生かせるような形で、しっかりと検討していただきながら取り組みを期待をしております。
 以上で終わります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。報告書の6ページ、マンションのことでございます。マンションに未加入との回答が4割超あったということで、この中には、もともと町会のエリアにマンションがない町会等も踏まえた上での4割超だと思うんですけれども。本来ですと、マンションの方に町会に入っていただくことが非常に有効だと思うんですが、ただ、なかなかそれが今遅々として進まないというところもあるんですけれども。
 ただ、各マンションを考えると、マンション組合等のことによって、かなり大きな固まりになっているかと認識しております。この辺は、市としてマンション組合に対するアプローチをどのように考えていらっしゃるのか。例えば自治会とか、もしくは町会と同等レベルの情報共有等も必要だと思うんですけれども、その辺のお考えを1つ、お聞かせください。
 また、あともう一つは、例えば本来ですと、その町会にマンションの住民の方が加入いただくという1つのツールというか、手法として、過去にもやはり町会のおみこしを、例えばマンションの中からスタートして、マンションの子どもたちにおみこしを担いでもらって参加していただくとか、そういう手法によってマンションと町会との垣根を取り払ったという事例が市内でもあるとお聞きしているんですけれども。
 ただ、なかなかアンケートを見ますと、町会がマンションに対してアプローチするのは非常に課題があるというところがあるので、そこはやはり市がひとつ橋渡しをして、町会とマンション組合の代表の方と、例えばお祭りに参加していただくとかっていうのも、市の1つの橋渡し、そのきっかけによって町会の加入率、加入していただける方がふえる可能性も多々あるかと思うんですけれども、その辺のお考えを2点、お聞かせいただければと思います。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  マンションの加入につきましては、三鷹市のまちづくり条例で該当するような場合につきましては、指導の中で地域の町会・自治会等を確認の上、できるだけ加入してくださいというようなお話は差し上げているところです。
 ただ、マンション自体で自治会的な組織といいますか、機能を持っているところもございます。実際に私どもの助成金もマンションにお出ししている場合もありますので、それはさまざまな形態というようなところで認識しておりますが、やはり今回、中からのお声でも、若い世代が多くいらっしゃるので、ぜひ地域で一緒に活動したいというお声はありましたので、そのあたりは今後、より積極的にやっていきたいと考えております。
 また、そういった橋渡しというようなところでの事例でございますが、やはり私どものほうでも、うまく取り込めているところがありますので、そういった事例をこのアンケートをフィードバックしていく中で、そういった形での取り組みができないかと、ただ、そういった際に、市がどういう役割を果たすべきかというようなところも、地域の声を聞きながら対応してまいりたいというように考えております。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。やはり防災の観点からも、今御答弁いただいたとおり、マンション組合の方々にもしっかりと市として情報共有していただくことも必要だと思いますので、引き続き取り組んでいただければと思います。
 また、後段の町会とマンションの組合の方の橋渡し、かなり高い壁もあったりとかするところ、市が御答弁いただいたとおり、いい形でマッチングといいますか、お見合いといいますか、しっかりとしていただいて、より活性化ができればなと思っているところでございますので、また新たな努力をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  委員長をかわります。


◯副委員長(赤松大一君)  委員長を交代します。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、よろしくお願いします。まず、このアンケートに関してなんですが、言ってみれば概論的なアンケートであって、実際に町会長をやると、付随した仕事といいますか、代表であるがために住民からの要求が非常に多いんですね。例えば警察関係で身受けの代表として出ていくとか、それとか、言ってみれば対外的な、役所との折衝の時間が非常に多くなるとか、それから、公官庁だけを言えば、消防署、警察署との代表としての折衝といいますか、話し合いに出ていく。そのほかに、町会の会員の冠婚葬祭に出ていくとか、目に見えない活動というのが非常に多いんですね。そういうことが、場合によると負担感につながるかもしれないし、個人的な出費にもつながる可能性がないとは言えない。
 それと同時に、他団体との関係をどうやってつくっていくかということを考えたときに、特に住民協議会と警察、消防は、出向役員みたいなのが付随してくる。それの活動が月に一遍とか、どのくらいあるかというのは正確には言えませんけど、結構時間が割かれる。そういうのが役員の負担感につながっていく可能性がある。だから、他団体との協力を深めるといっても、そう簡単にはいかない。高齢化してくれば、そこへ足を運ぶだけでもなかなか難しい。
 そういうことと、このアンケートの行間にある課題をどうつかまえるか、そこにあるんじゃないかというような気もします。大概勧誘に行くと、今は人間ひとりが生きていくのに、人とかかわりなく生きていけるという時代だと、また、それが今の時代なんじゃないかと思われているところが大きいんじゃないかと。勧誘に行くと、メリットは何ですかというような話から、まず始まっちゃうわけですよね。その辺のメリット・デメリットじゃないけど、そういう点をもきちっと整理しないと、これはなかなか進まないし、黙っていても暮らせるんだけど、この人間関係をいかにつくっていくか。
 町会に入らなくたって、私たちは何の不足もありませんみたいなところをどうカバーしていくかというのが、非常に難しいところではあるとは思うけど、意識を持って自分たちが町会をつくっていくんだと──どんな団体でもそうですけど、維持をしていくんだという気持ちにならないと、これはやはりだんだん先細りになっちゃうのかなという思いがしますね。
 私たちは運命共同体から始まった自治組織にいますから、何が何でもおつき合いという形で、お手伝いは何でもやりますけど、ところが参加するだけでも、私は町会員よと言う人はもちろんいます。それを否定することはできないけど、やはり一緒につくるんだ、つくっていくんだという形のものをつくっていかないと、やっぱりこれは理想論であるけど、なかなかうまくいかないのかなと。
 今はネット社会だから、ネットでつながっていれば、それがコミュニティであるという時代だから、なかなか難しいですけど、道路をひとつ掃いて、気持ちがいいというぐらいの気持ちも、やっぱりまちに貢献しているんだっていうぐらいの思いを持って、まちを自分たちでつくっていくんだという気持ちにならない人たちが多くなっちゃった。そんな思いがして、最後に発言させていただきましたが、行間をいかに読むかっていうことじゃないかなという気がします。よろしくお願いします。何か答弁があったらどうぞ。


◯生活環境部長(田口智英君)  答弁になるかどうかわかりませんけど、今おっしゃられたことというのは本当に重要なことだと思っていますし、最も難しいことだとも思っています。町会に加入してどういうメリットがあるのかを新しい方たちに御説明をしていくかっていうのも、地域それぞれいろいろなニーズもあるでしょうし、そこは一つ一つ確認をしながらお話し合いも進めたいと思いますし、SNSのお話もありました。今後の情報の発信等のツールとしても、これってあと10年ぐらいたつと、回覧板がSNSにかわっているかもしれません。
 ですから、そういったところの全国的なそういった状況等もしっかりとアンテナを張りながら調査をしつつ、どういうところでそういうのが浸透していけるかとかいうことも、しっかりとやっていきたいというふうに思います。とにかく足で稼ぎながら頑張っていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。


◯委員(宍戸治重君)  よろしくお願いします。


◯副委員長(赤松大一君)  委員長を交代します。


◯委員長(宍戸治重君)  委員長を交代しました。
 ほかに質問ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で生活環境部報告を終了いたします。ありがとうございました。
 休憩します。
                  午前10時19分 休憩


                  午前10時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 健康福祉部報告、本件を議題といたします。
 項目イ及びウに対する市側の説明を求めます。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  おはようございます。きのうに続きまして、本日、健康福祉部からは、イの旧どんぐり山施設の利活用の検討について、ウの高齢者を対象とした見守りキーホルダーの配布についての2点を一括して御説明させていただきます。
 それでは、詳細は担当部長より御説明させていただきます。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  よろしくお願いいたします。まず、資料2になりますけれども、ごらんいただけますでしょうか。旧どんぐり山施設の利活用の検討についてでございます。
 まず1、目的、趣旨等でございますけれども、令和2年3月31日で廃止となります三鷹市立特別養護老人ホームどんぐり山につきまして、廃止後の利活用について検討を進めることとします。同施設の地域の福祉の発展のための活用を目指して、市内の既存のサービス基盤や財政面等を踏まえながら、有効な活用について研究会を設置して検討を行いますというものでございます。
 2番、施設の概要でございますけれども、こちらは皆さん、既に御存じのとおり、三鷹市大沢四丁目地内にありますベッド数65の施設でございます。規模等はそちらに書いているとおり、地上3階、地下1階の建物となってございます。
 そして、3番目でございますけれども、令和元年度、本年度の取り組みでございます。第1回旧どんぐり山施設利活用研究会準備チーム会議の開催を行ったところでございます。日時、内容等はこちらに書いているとおりでございます。また、参加者につきましても、杏林大学名誉教授の呉屋先生を初め、こちらに記載されているとおりのメンバーで、第1回の準備チームの会議を開催したところでございます。準備チームは、次年度予定しております研究会の設置に向けてどのような形で取り組むべきか、また、メンバーにつきまして検討しようという形でお話し合いを進めていくという形のものでございます。次回は令和2年2月の開催を予定しているところでございます。
 続きまして、資料3になります。高齢者を対象とした見守りキーホルダーの配布についてでございます。こちらにつきましては、おとといの総務委員会のほうでも補正予算の案件として御説明をさせていただいたところでございます。
 まず、1、事業の目的、趣旨でございます。登録番号が記載されましたキーホルダーを高齢者の方に配布しまして、携帯してもらうことによりまして、外出先で緊急の対応が必要となったとき、そのキーホルダーをもとに医療機関、あるいは消防署等が地域包括支援センターに連絡をとることによって、身元の確認や家族への連絡などに活用するものでございます。
 2番、事業の流れでございます。希望する方は、原則65歳以上の方としておりますけれども、お住まいの地域にあります地域包括支援センターの窓口に申請をしていただきます。各地域包括支援センターでは、申請書の内容を確認しまして、個別の登録番号と地域包括支援センターの電話番号が記載されたキーホルダーを配布する形をとります。キーホルダーを配布した後に、年1回、申請内容の更新等を行いまして、情報を最新のものにするとともに、地域包括支援センターと高齢者の方のつながりを確保していくというものでございます。
 写真がございますけれども、こちらはイメージでして、今23区の中の大田区が実際に配布をしているものの例でございます。三鷹市も同様の体裁のものになりますけれども、色とか、デザインとか、現在調整中でございますので、補正予算をお認めいただいた後に製作に入って配布をするという形になっております。
 以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、まず、どんぐり山施設について伺いたいと思います。この施設は、条例上、来年の3月31日まで運営をされるということで、まだあと3カ月半は運営をされます。入所者もいらっしゃいます。このどんぐり山はこれまで、市の特養として市立で運営されてきていまして、セーフティーネット、最後のよりどころというような言い方も理事はされております。
 まず、今の特養なんですけど、市内の待機者っていうのは何人いるのか。それから、その中で多床室──どんぐり山は多床室ですけど、多床室のみに申し込んでいる人というのは何人いらっしゃるのか、伺いたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  まず、特養の待機者は366人という形になっております。こちらは11月末時点の人数となっております。多床室のみ申し込みという方の数というのは、重複して申し込まれている方がいらっしゃいますので、ちょっと市内の多床室のみで申し上げますけども、まずどんぐり山の待機者が93人、こちら多床室でございます。また、恵比寿苑が227人、弘済園が249人という形になってございます。ユニット型であります紫水園については235人という形になってございます。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  ユニット型に申し込んでいる人が235人ということで、これを単純に引き算しますと、多床室のみに申し込んだというのは130名ぐらいというふうにいるんじゃないでしょうかね。市内の待機者ですけど、今366人とおっしゃったのは、以前から比べて大分ふえていると思います。以前伺ったときは、もっと少なかったですよね。300人ちょっとぐらいだったと思うんですけど、ここ数年の動向というのはどうなっていますでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  待機者につきましては、要介護3以上という対応がされたときに、一時期人数は下がりましたけれども、ここ数カ月、待機者の数がふえておりますのは、三鷹市内に新しく建設されます三鷹げんき、ピオーネ三鷹──それぞれユニット型でございますけれども、そちらの募集を開始したことによりまして、そういったところを希望される方がふえてきたという影響が出ていると考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  どんぐり山は多床室ですので、多床室っていうことに限定をしますと、やはり130名ぐらいの人が多床室のみに申し込んでいるということが現在も言えると思います。
 それで、過去及び現在の状況なんですけど、どんぐり山では生活保護の方の受け入れというのを積極的に行ってきておりました。今もそうだと思います。それで、平成28年には、まだ廃止の話が出る前ですけど、52人中10人いらして、平成29年にも、この話が持ち上がって以降も9人いらしたということで、定員は56人ですけど、入所者のうち10人までもが生活保護受給者だったというような実績があるんですけど、現在は生活保護の受給者というのは、例えば新規で申し込みがあった場合、皆さんどこに行っているんでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  生活保護の受給者につきましては、多床室のほか、ユニット型につきましても、いわゆる社会福祉法人減免という制度を使いまして、ユニット型においても、生活保護の基準の方でも受け入れることが可能となっておりますので、そういったことでの対応もされているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  いや、ちょっと今のお答えだと、じゃあ、紫水園は現三鷹市が所有している特養の中で唯一のユニット型ですけれども、以前伺ったときには、ずっと1名というふうに伺っております。現在はどうでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  済みません、以前、確かにいらっしゃいましたけど、ごめんなさい、現時点でいるかどうかというのは、ちょっと把握をしていないところですので、申しわけございません。


◯委員(伊沢けい子さん)  これから個室ユニットの募集はされると思いますけど、実績としては、今まで三鷹市で持っている特養という意味では、紫水園しかなかったものですから、そこで私が以前から伺っていたのは、お一人だけという以外、これまで聞いたことがないんですね。やはり、ユニット型の場合はそうやって制度がありながらも、実際には何人も受け入れるというふうになかなかならないという現状があります。
 ですから、例えば今後、2つの施設が井口と大沢にできたとして、じゃあ、そこで積極的に受け入れるということはあり得るというふうに考えているんでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  今回、新たに市内にできます2カ所の特別養護老人ホームの運営します社会福祉法人に対して、同じように生活保護受給者の方でも入れるように、減免制度に対応するようなお話はさせていただいているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  お話はずっとされていると思います。問題は、本当に入れるかどうか。
 それから、どんぐり山の新規の受け入れがなくなった後、さっきお尋ねしていてお答えなかったですけど、そういう受け入れというのが生じた場合、どこでそういう受け入れを行っているかというのは把握していますでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  生活保護受給者の方につきましては、例えば弘済園とか、そういったほかの特別養護老人ホームにも入所されている方はいらっしゃいますので、そういったところで対応をしていただいている形になります。


◯委員(伊沢けい子さん)  当然そうですよね。多床室でこれまでどんぐり山以外でも受け入れを行っております。ただ、どんぐり山でも10名まで受け入れた、平成29年には9人という実績も近年ではあったんですね。ですから、やはり今後、そういう生活保護受給者も年々高齢者がふえていますので、そういう中で、果たして三鷹市内で受け入れがきちっとできるのかどうかということを聞いているんですよね。そこのところ、生活保護受給者に高齢者がふえているっていうことも鑑みて、多床室のベッド数は逆に減っている中で、そこは受け入れはできるのかということを伺いたいと思います。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  これから、やはり三鷹市におきましても高齢者の数は間違いなくふえていくだろうというふうに考えています。そうした中で、低所得者に限らず、全ての方がしっかりとしたサービスを受けることによって、三鷹という地域で生活していけるようなまちにしていくべきだというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  何という答弁かと思いますね。私は低所得者のことを今聞いているんですよね。そこをやはり考えていかないと、今後本当に困ったことになるんじゃないかということを聞いております。
 それで、その次ですけれども、現在、どんぐり山の3月までの入所者というのは何人いらっしゃるのか、まずお聞きしたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  12月現在で25人の方が入所されていらっしゃいます。


◯委員(伊沢けい子さん)  それで、3月にことぶき会の施設に移動しなければならないという状況になると思うんですけれども、3月までに間に合うのかということと、それから、25名のうち何人が移動をされる予定なんでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  25名の方ほとんどが、新しくできます大沢の三鷹げんきのほうに移っていただく形になっております。ただ、二、三名の方から、例えば御親族の近くの特養であるとか、そういったところに移りたいという御希望を出されていらっしゃいます。


◯委員(伊沢けい子さん)  それから、職員なんですけれども、現在どんぐり山の施設の中で働いていらっしゃる方は5名、ことぶき会のほうに異動するというふうに聞いているんですけど、それはそうなのかということと、それから、施設全体では100名規模の施設だと思いますけれども、職員の確保というのは、今もう既に終えているんでしょうか。


◯委員長(宍戸治重君)  伊沢委員に申し上げますが、行政報告の内容からちょっと話がずれています。今はまだ質疑の前提の話として聞いてはおりますが、この示されているペーパーについての議論を先にしてください。
           (「質疑の前提として聞いております」と呼ぶ者あり)
 それでは、皆さんも待っていますから、それなりに整理をして質疑をしてください。それと、このペーパーに沿った質疑をお願いします。そういうことで御理解をお願いいたします。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  今職員がどれだけ移るっていう形かということでしたけども、たしか先日申し上げた人数を今質問委員さんおっしゃっていたと思いますが、その後につきましては、今のところまだ不確定という形で、正確な形では把握はしてございません。
 あと、済みません、先ほど紫水園のユニット型に入所されているっていう生活保護受給者の人数ということで御質問がありましたけども、現在も1名いらっしゃるということです。
 あと、済みません、新しい特別養護老人ホームの職員の確保ですけれども、それぞれの法人で取り組みをされているということでございます。また、今度、三鷹市の広報にも新しくできます施設の職員募集ということで掲載をする予定ともなってございます。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  じゃあ、まだ募集中ということで、確保できたかどうかということは、まだわかっていないということですか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  それぞれの法人で取り組みをされていると伺っております。


◯委員(伊沢けい子さん)  今回、大沢だけじゃなくて、井口にも施設ができるということで、全部で合わせると200名を超える入所者を入れる施設ですので、やはり職員もかなり必要だと思うんですよ。職員がいなければ、やはり運営ができませんので、最低でも現在いらっしゃる25名というのは、何が何でも受け入れなきゃいけないわけですよね。だから、どんぐり山からの5名は恐らくということで、それもはっきりとはわからないということで、とにかく運営が果たして成り立つのかどうかっていうことを心配しているんですけど、そこはいかがでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  どんぐり山に今入所されている25人の方は、新しくできます大沢の特養に移っていただくという形でお願いしておりまして、それはもちろん、従前より新しい法人のほうも承知をしているところでございます。また、三鷹市も含め、定期的に同法人とも打ち合わせをしているところでございますので、きちっと受け入れていただくような体制をとっていただくような形でお願いをしております。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。それで、次なんですけど、これまでどんぐり山は緊急受け入れというのをやってきておりまして、例えば高齢者が虐待を受けたり、精神疾患になってしまったり、緊急避難的な受け入れというのを行ってきていたんですね。以前伺ったときは、その後どんぐり山が受け入れをしなくなって、他の民間の施設で行っている、そうなっているというふうに伺っております。前4カ所だったのを6カ所にするということも、一番近くでは聞いておりますけど、現在、受け入れというのはどのくらいの件数があるのかということと、その内容というのはどんなようなことなのか、受け入れができているのかどうかということをお聞きしたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  どんぐり山がいわゆる緊急的な措置で受け入れをしていたものにつきましては、それ以外の介護サービスの施設を使って対応をしているところでございます。質問委員さんおっしゃられたとおり、市が契約してそういった方を受け入れていただく対象の事業者というのを従前よりふやしているところでございます。それで受け入れにつきましては、今申し上げた新たな施設も含めて必要な対応をとっているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  前伺ったときは4カ所から6カ所にふやしているということをお聞きしましたが、それでよろしいのでしょうか、6カ所なのか。それから、さっきお尋ねしたのは、どれくらいの件数、内容があるのかっていうことはどうでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  施設につきましては、ごめんなさい、先ほど申し上げたとおり6カ所にふやしているところでございますが、済みません、そのショートを実績として何件受け入れたかというのは、ごめんなさい、今手元にありませんので、申しわけございません、ちょっとお答えができません。


◯委員(伊沢けい子さん)  では、件数や内容について、報告を後ほど求めたいと思います。
 それから、地域包括支援センターについては、現在もこの施設の中で事業を行っており、また、4月以降も継続して行っていくということですけれども、その場所など、どこで行っていくのかということと、その体制が十分に維持されていくことができるのかっていうことをお聞きしたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  現在、どんぐり山の中には大沢地域包括支援センターが配置されております。来年度も同じ場所に継続して配置する形をとるようにしてございます。ただ、どんぐり山の利活用につきまして方向性が示されたら、そういった形でまた場所については検討させていただくような形になると思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  この3月で特養の部分、2階、3階、あるいは食堂など、使っている部分を廃止に伴って使わなくなってしまった場合、結局、地域包括支援センターだけがこの場所に残るという形になると思うんですけれども、それでも、やはり地域包括支援センターというのは非常に大沢の地区でも大事な場所で、継続性が求められると思いますが、ここは来年度はやはり維持されていくんでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  来年度の施設につきましては、地域包括支援センターの部分だけ残るという形になります。それ以外の部分については、今のところ、何かという活用は考えているところではございません。


◯委員(伊沢けい子さん)  ですから、今まで私がお聞きしたことは、これまでどんぐり山の特養などで行ってきたわけですけど、その果たしてきた機能が、これがなくなって本当に大丈夫なのかという点をお聞きしているわけです。今の御答弁では、とても大丈夫というふうには、私は今思えませんでした。
 それから、次に、この市の利活用の検討というのが資料2で出てきております。今回、11月22日に初めての会議が行われたということですが、8名の方が集まって、職員の方もいらしたんでしょうけど、この中身というのはどういったものだったんでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  11月に行われました準備チームの会議でございますけども、こちらの内容につきましては、今後どんぐり山の施設の利活用を進めたいということで、それについてどのような研究会のメンバーをそろえたらいいか、どういった方に加わっていただいたらいいかなということを考える準備チームという形でございますので、最初はそれぞれ、このいわゆる準備チームについてどうしていくかということを話し合ったぐらいで、2月にまた次回の会議の中で本格的に話を進めるという形になります。


◯委員(伊沢けい子さん)  今のどのような方に加わってもらったらよいかというのは、現在はこの8名を中心に動いているんだと思うんですけれども、市民参加ということで、三鷹市民で意見を言いたい方、いろんな御意見をお持ちの方、専門家やそうじゃない方、いろんな利用者も含めていらっしゃると思うんですが、その市民参加、市民が意見を言う形というのはどこで保障していくのか。この会議そのものにそういう人を入れていくという可能性があるのかどうか、あるいは、また、この会議は継続していって、それとは別個に公開の意見聴取を行うべきではないかと思うんですが、そこのお考えをお聞かせいただきたいと思います。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  市民参加について御質問をいただきました。今、この研究会の準備会という形で検討を始めたところでございます。その研究会のメンバーには、お手元に配付させていただいたように地域包括支援センターの方も入っていただいています。そうしたところで、幅広く意見を伺っていきたいなと思っております。
 こうした中で、来年度どういった方々に検討していただくのがいいのかということで、この研究会の準備会の中で研究会のメンバーを検討してもらうということで、例えば地域の方であるとか、各種専門職の方とか、これからいろいろ検討させていただきたいと思っております。そういった形で、市民の声をしっかりと拾っていきたいと思っていますけども、また、どういう形で広く市民の声をお伺いしていくかということについては、研究会の中で、来年度検討させていただきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  やはり研究会そのもののメンバーをふやしていくということと、それから、市民の方、皆さんがどんなことを望んでいるのかっていうことは、やはり広く公開の場で意見聴取をする場が必要ではないかと思いますが、公開の場での聴取っていうことは考えていますでしょうか。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  市民の声の聞き方については、研究会の中でもしっかりと議論してまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  ここは非常に重要な点だと思います。これだけ時間をとって検討する──4月から使い方が決まっているわけではないわけですよね。それならば、やはりもう一度きちっと意見を聞いていくということが必要だと思いますし、やはり決まった人たちだけではなくて、広く意見を聴取してまとめていくということが非常に大事なことではないかと思います。
 それから、最後にお聞きしたいんですけど、どんぐり山という名称についても、旧どんぐり山というふうにここに書かれていますし、市長も議場で発言していましたけど、その名称も含めてどのような形にするのか。どんぐり山というものを継続して使うということも含めて、やはりこれを検討していくべきではないかと私は思います。
 そこについての見解を伺いたいと思います。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  現在、特別養護老人ホームとしてどんぐり山はあるわけですけども、これについては廃止が決まっております。そうした中で、今ある特別養護老人ホームどんぐり山と区別するために、旧どんぐり山という言葉を使わせていただいていますけれども、基本的に施設は使わせていただきますし、名称については、まだどういった事業になるのか全く未定ですので、そういったことが決まった時点で、改めて検討していく必要があるのかなと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。そこもやはり検討の課題の1つに入れていただきたいと思います。
 それでは、見守りキーホルダーのほうで何点かお聞きいたします。この見守りキーホルダーについては、下連雀の地域包括支援センターでは既に行っております。ここでの実績と見えてきた課題ということについて、どのようにお考えでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  駅周辺の地域包括支援センターで先行して、平成30年2月から類似のキーホルダーを配布しているところでございます。こちらにつきましては、約二百数十名の方に現在お配りをして、お使いいただいているということでございますけれども、実績としては、六、七件ございました。認知症の方の対応相談であったりとか、体調が悪くなった方からの救急車要請に使われたりとか。また、キーホルダーそのものをどこかに置き忘れたというような連絡もあって、六、七件という形になっております。200名という一定程度の方に御利用いただいているというところでございますので、今度、全市的に展開するということで、広報等を通じまして周知をしていただきまして、広く市民の方に、これを使われる方、あるいは、こういうものがあるんだと、それ以外の方にも認識が図れればいいかなと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  見えてきたもの、課題というのはございましたでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  課題というのは、特に今のところ大きなものがあるとは思ってはおりません。ただ、先ほど言いましたように、こういったものがありますよということを、利用者、御家族だけではなく、ほかの市民の方にも知っていただくということが大変必要なのかなと感じております。


◯委員(伊沢けい子さん)  それから、地域包括支援センター、8つありますけれども、受ける側の地域包括支援センターのほうでは、このことについてどのような御意見があったのか。皆さん、前向きなのかどうか、あるいは何か、例えば条件がつけられたりとか、要望ということがなかったのかどうかということをお聞きしたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  この件につきましては、先ほど申し上げましたように、先行しています駅周辺地域包括支援センターのほうから、いろいろ状況とか、対応の経過とか、そういったことを他の地域包括支援センターに対してもお話をしてもらったところでございます。月に1回、各地域包括支援センターと三鷹市の間で機関連絡会という連絡会を定期的に開催しております。その中で、キーホルダーの話も定期的に持ち上がっているところでございましたし、また、駅周辺以外にも、他の包括でも取り組みたいという実質的なお話とかもございましたので、今回、こういった形で12月の補正予算に計上して、対応させていただきたいという話を申し上げたところ、各地域包括支援センターについても年度内に対応していきたいというお話はいただいているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうしますと、異議なく、例えば何か困ったことがあるとか、そういった御意見は7つのうち1つもなかったと考えてよろしいですか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  話の中では、例えば全市的に展開すると、申請が一斉に来てしまって、一時的に対応が大変になるのではないかと、そういった話も出たところでございます。それについては、時間を区切ってだとか、1日に件数を区切ってとか、そういったことを、先ほど申し上げました駅周辺の地域包括支援センターのほうからアドバイスというか、対応の経験などを話していただいて進めているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  では、対応に伴って、地域包括支援センターの職員の方ってふだんから相当お忙しいと思うんですけど、職員の方にこの事業による負担というのが大きくなるというような御不安とか、疑問というのはなかったでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  そういった面も含めまして、先行しています地域包括支援センターからもお話もさせていただきました。確かに一時的にふえるときもございますけれども、あとは、例えば年1回の更新のタイミングを生まれた月に合わせて更新するということで、それが例えば1回、最初に4月にやりますと、その4月に集中するということではなくて、それをうまくその次は分散させていくような、そういった対応もできるというお話でございましたので、各地域包括支援センターの、それならばという形で考えていただいているといったところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  この事業自体は、私は非常に意味のある事業だとは思います。ただ、1つ心配なのが、受け入れる側の負担にならないようにするためには、やはりそこに何らかの市からの援助というのを本来は、私は伴ってお願いするべきではないかというふうに考えるんですけど、そこについてのお考えをお聞きしたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  先ほどの機関連絡会の中でも、各地域包括支援センターとお話をさせていただいた中で、地域包括支援センターの持っている、いわゆる見守り対応の一環としてこちらを取り組んでいただくという形でございましたので、今のままの形の体制で対応していただけるということでございました。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。今回、こうした事業が予算づけもされて進んでいく1つの大きなきっかけになったと思いますので、ぜひとも。200件の方が下連雀の場所でも既に登録されたということで、これから実績も上がっていくと思います。そういう中では、またさらにさまざまな課題が出てくると思いますので、そこはやはり今後、考えていく必要があるんではないかということを申し上げて、終わりたいと思います。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。まず、どんぐり山の利活用についてお伺いします。きのうも申し上げた点ではあるんですが、やはりどんぐり山の利活用を今後検討していくのであって、福祉人材の育成拠点としての検討ではないはずだと思っておりますので、ちょっとその点にも絡んでくるかと思うので、質問します。
 この準備チームの人選はどなたがお決めになったのか、なぜこのメンバーなのか。この1から5番までの方はどういった専門家であられるのか、お手数ですが、ちょっと簡単に教えていただきたいと思います。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  準備会のメンバーについて御質問をいただきました。まず、今回の準備会のメンバーについては、三鷹市側で責任を持って決めさせていただきます。
 まず、その前提といたしまして、現在、三鷹市において在宅医療・介護の問題、人材不足の問題、そういったものが非常に大きな課題としてあるという認識がございます。そうした中で、在宅医療をしっかりやられている方とか、医療系の方、福祉系の方、地域の方も含めて幅広くメンバーに入っていただいて、研究会のメンバーをしっかり固めていこうということです。通常であれば、市側が研究会のメンバーを決めていくことが多いかなと思いますけれども、やはり今回、施設をどう活用していくかということであれば、やはり研究会のメンバー自体も市側で一方的に決めるのではなくて、学識経験者を初めとする皆様に集まっていただいて決めたほうがいいだろうという判断をして、こういう形になっております。
 参加者につきましては、3の(3)で載っていますけれども、肩書を見ていただければ大体わかるかなと思いますけども、在宅医療を熱心にやられている先生とか、三鷹市に大学というのがありますので、人材不足とか、いろいろ研究という観点であれば、大学との連携も必須だろうと思っていますし、大沢の包括支援センターのセンター長に入っていただいて、現場の声、地域の声もしっかりお聞きしながら進めていきたいということでございます。
 また、事業団につきましては、施設も運営しているということもございます。そうしたところで、幅広い人材確保はもちろんですけども、実際の現場での意見をいただきたいということで、こういうメンバーになっております。
 以上でございます。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それで、この準備チーム会議、次回は2月ということですけれども、どのくらいのペースを重ねて研究会へ持っていく御予定か、それもまだこれからでしょうか。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  まず、私たちとしましては、来年度研究会を設置させていただいて、しっかりと1年近く議論させていただきたいと考えていますので、この準備会につきましては、できればあと1回か、多くても2回で研究会に移行していきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。続いてキーホルダーのほうなんですが、65歳以上の市民、4万人超えると思うんですけれども、総務委員会も傍聴いたしまして、今回、地域包括支援センター7カ所掛ける700個で、4,900個ということで、65歳以上の市民4万人に対して、この実施予定規模は適正なのかどうか、どういう判断でこの数にされたのかを伺いたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  先ほども申し上げましたとおり、駅周辺地域で約1年ほどかけて、今使われている数が二百数十件という数でございます。今回、全市展開ということで、先ほど申し上げましたように広報等を通じて、またチラシ等を作成して周知をするという形をとりますので、それよりも相当数が出るのではないかなと思われます。
 ただ、個数的には、各地域包括支援センターに700個ほど用意しまして、もし不足を生じれば、また次年度以降、新たにつくっていくという形でございます。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、これは総務委員会でも出ていたんですが、課題は特にないというお答えもありましたけれども、やはり情報提供を行う相手として、この医療機関や警察、消防を想定されていますが、それがいわゆる最近の複雑な詐欺とか、窃盗、強盗など、犯罪への悪用とかいうことの懸念がやはりあると思うんですけれども、その辺はどのように対策をとられる予定でしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  これは、地域包括支援センターに限らず、市も同じなんですけれども、例えば電話とかで来ても、すぐに答えることはいたしておりません。当然、例えば相手がほかの役所であっても、折り返しこちらからかけるという形で、きちっと番号と、あるいは代表電話を通じてその部署に連絡がとれるような形で対応をしているところでございます。
 また、地域包括支援センターもきちっとこれまで高齢者の情報ということで、大変守秘性の高い情報も扱っている経験が十分ございますので、そういった形で、こういったキーホルダーの情報についても適切に対応していくこととしております。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それと、この申請ができるのは本人だけということなのか、その本人以外から申請したいという場合に、同伴とか、帯同すれば発行してもらえるものなのか、その辺はいかがでしょう。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  原則、地域包括支援センターに御本人が来ていただきまして、顔の見える状況でというか、そういった相対でお出しすることを考えておりますけども、ただどうしても御本人様が来れないということであれば、御家族の方に代理で申請をしていただくという形でも対応を可とする予定でございます。
 また、その際にはきちっと御本人様から同意をいただく、そういった形でのキーホルダーに自分の情報が地域包括支援センターに行くということも御認識した上で、申請をしていただくという形にしたいと思っています。


◯委員(前田まいさん)  わかりました。それから、確認なんですが、時間外の記載はどのようにされるのか。総務委員会では、この大田区のように時間外の案内はないようなことだったように思うんですが、もう一度確認させてください。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  三鷹市のキーホルダーのデザインにつきましては、今各地域包括支援センターと調整中でございます。こちらの大田区の例のような形になるとは思いますけれども、ただ、どういった文言を書くか、そういったことも今調整中でございますので、適切な形の内容で設けられればと考えております。


◯委員(前田まいさん)  わかりました。じゃあ、時間外の連絡先をもし記載する場合は、どこが連絡先になりますでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  こちらは、各地域包括支援センターで地区ごとに配布をするという形になっております。ですので、7カ所の地域包括支援センターでそれぞれの連絡先という形で記載する形になりますので、時間内については地域包括支援センターで対応いたしますけども、それ以外については時間内でお願いするというような形になると思います。
 基本、地域包括支援センターの開設されている時間内での対応となりますので、上記以外の夜間の時間帯の記載はないという形になると思います。


◯委員(前田まいさん)  この日中の地域包括支援センターの時間内の番号の記載があって、時間外の案内については記載しない方向だということなんですけども、例えばここを三鷹警察署などに御協力いただいて、警察の番号を入れるというようなことはあり得ないでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  現在、それについてはちょっと考えておりませんけども、今後そういった対応をとれれば、それらについても検討していきたいと思います。


◯委員(成田ちひろさん)  資料3の高齢者を対象とした見守りキーホルダーについて、質問させていただきます。無料で配布するというところなんですけれども、これは1人1個ということを想定されているということでよろしいでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  原則1人1個という形で、今のところ考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  あと、ほかの委員の方への答弁も聞いて、それで再度御質問させていただきますけれども、年に1度申請内容を更新してもらうというところなんですけれども、こちらについては、例えば通知を出したりして来てもらうという形をとるのかとか、その方法についてどのように想定されていますでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  こちらにつきましては、各地域包括支援センターのほうから御連絡を申し上げます。例えば電話とかで御連絡をして、更新の時期が来ていますよというような形を考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  こういう配るものって、ここにも書いてありますけど、情報の鮮度を保つとかっていうところがやっぱり重要になってきたりとか、あと配っておしまいになってしまっては、ばらまきのようなものと同じような扱いになってしまうと思うので、ここら辺のところは配って意味のあるもの、継続性のあるものに事業として意識していただいて、育てていただくというか、そういうものにしていただきたいというところをお願いして、終わります。


◯委員(岩見大三君)  よろしくお願いします。先ほどからこのどんぐり山の施設の利活用についていろいろ議論がありましたので、大抵のことはあれなんですが。地域の福祉の発展のための活用を目指してという文言があって、今後の研究会の討議のベースとなるところなんですけど、要するにこういう発展のための活用を目指してということがあって、ある程度のこの施設のあり方の想定があって、それをベースに議論されるのか、それとも、全く真っさらな状況で施設のあり方を皆さんで議論するのかというところについて、現状わかる範囲でちょっと確認をさせていただきたいと思います。
 それと、見守りキーホルダーなんですが、大変緊急時など、何かあった場合に非常に有効なツールだなということで、ぜひ今後とも推進をしていただきたいと思うんですけど。先ほど、済みません、配布の方法については、申請をした時点で、申請された方にそのまま地域包括支援センターのほうで直接手渡しとかっていう形にされるのかというところが1つ。
 あと、いただいたこの御高齢者の方のデータについては、各地域包括支援センターのほうで管理をしてというような形になるのかどうかということを、ちょっと確認したいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  まず、どんぐり山につきまして、施設の方向性ということでございますけども、研究会の準備会の中でも、研究会に参加するメンバーをどのようにしていくかというところとあわせて、一定のこういった施設にすることが考えられるのではないかというような、そういった下案みたいなものも考えていく必要があるのかなとは思っているところでございます。
 それから、見守りキーホルダーにつきましてですけども、申請をしていただいた段階で、すぐそのままキーホルダーはお渡しするような形を考えております。また、データにつきましては、各地域包括支援センターがそれぞれ保管するという形になります。


◯委員(岩見大三君)  わかりました。そうしましたら、どんぐり山のほうは次回のこの2月の会議までに、ある程度の想定をしてベースをつくった上で、議論されるというようなことでよろしいでしょうか。確認というか、あれなんですけれども。
 それと、見守りキーホルダーのほうについてはわかりました。個人的に言いますと、地域包括支援センターの連絡先が示してあるというところが非常に重要だなと思っておりまして、例えば緊急時じゃなくても、やっぱり御高齢者の方はどこに何を相談したらいいかということで、そういう役割も非常に地域包括支援センターの場合は担っているというところもあるかと思うんで、できるだけ──先ほどの負担感という話もありましたので、そんなにのべつ幕なしに配布もできないと思うんですが、できるだけ多くの高齢者の方にこのキーホルダーを所持していただいて、何かあったときに相談できるという体制を組む1つのツールというふうに捉えたいと思うんですが。
 これからやる事業ということなんであれなんですけど、そうした事業も踏まえて、もしキャパシティーとして可能であれば、今後の拡充みたいなこともお考えかどうか、現時点でちょっと聞くのは早いかもしれないんですけど、お願いしたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  まず、1点目のどんぐり山の今後の方向性とかいう話の件でございますけども、先ほど小嶋部長のほうから申し上げましたとおり、次回は2月に予定しておりますけども、全体としてあと一、二回と考えておりますので、そういった中で方向性についてもある程度研究会を立ち上げる上で、必要なことは検討していく形になるかなと思います。
 それから、見守りキーホルダーの件でございますけれども、今回は高齢者の方にまず各市内全域でこういったものがありますよということで周知させていただきまして、希望する方は登録していただくという形をとります。それによって、地域包括支援センターに出向いて行きまして、高齢者の方は、いわゆる高齢者のための総合相談窓口である地域包括支援センターというものが自分の住んでいる地域にあるんだと、何かあったときに相談なり、あるいは支援を求めて、そういったところに行く窓口があるんだということを知っていただくことが一番の目的なのかなと考えております。
 それから、また、地域包括支援センターにとっても、そういった地域にいらっしゃる高齢者の方が、こういう方がいらっしゃるんだということで顔のつながりができるということと、また、更新のときに、その方にあらわれた変化とか、そういったものもいち早くキャッチすることができますので、高齢者を支える地域の取り組みとしては大変有効なものではないかと考えております。


◯委員(後藤貴光君)  それでは、旧どんぐり山施設の利活用の検討についてお伺いします。まず、これ、私には遅いのかなという思いがあります。前の清原市長もこの跡地利用に関しては福祉人材育成といった趣旨の発言をしていますし、現在の河村市長もそうした発言を当初からされているということからすると、私としては令和2年度当初、もくしは比較的早いタイミングで人材育成、あるいは施設の活用、跡地の活用についてスタートするというふうなイメージを持っていました。
 特に福祉関係の介護士の方もそうですし、保育士といった子どもの育成を担当される、そうした職種の方というのの人材不足というのは非常に深刻なものというのは、この間ずっと言われてきて、スピード感を持って取り組むということは、前の市長も、今の市長も、ずっと取り組んでいると発言されている。そうした経緯からすると、この準備チーム、11月に第1回ということになっていますけれども、もっと早いタイミングに立ち上げてもおかしくなかったのではないか。なぜこのくらいの時期というか、私としてはかなり遅いとは思いますけど、その理由についてお伺いしたいと思います。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  今回、どんぐり山について11月になったということです。私どもも、廃止の議決をいただいて準備をいろいろ進めてきたわけですけれども、まず現在、特別養護老人ホームとしてまだ運営していますので、入所者の方々、御家族の方々のまず万全の体制をとってからという思いがありました。実際入所されている方がいる中で、余り先んじて次の利活用の話が出るのは、私たちも、入所者、入所者の家族といろいろな打ち合わせ、お話し合い、説明会等をさせていただく中では、やはり少し時期を置いて、ある程度方向性が出て、新しい施設のほうもしっかりと見ていただくというか、建設が進んで安心していただくタイミングのほうがいいのではないかという判断をさせていただいたものです。
 もちろん、委員さん御指摘のとおり、やはり介護人材の不足等、そういったことには非常に私どもも危機意識を持っています。それは、やはり、昨年度から介護職につきましては、家賃助成とか、永年勤続表彰とか、取り組みを始めたところではございますけれども、そういったことはもちろん、危機感を持ってしっかりと働かなければならないということだということは、非常に認識しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(後藤貴光君)  市側の考え方についてはわかりましたが、内部で事前に入所者の方に配慮するということであれば、オープンな形ではなくて、もちろん市民からの意見を聞くとか、そういうふうなことに関しては、確かに入所されている方、あるいは御家族の方への配慮という部分でなかなかできないかもしれませんけれども、内部でこういった形で準備のための検討チームであったりとか、そうしたことっていうのは十分できたと思うので、そうした部分では若干遅かったかなという部分で、今後については慎重に、かつスピーディーに進めていただきたいと思います。
 今後のスケジュール感についてお伺いしたいと思います。先ほど来の説明ですと、令和2年度に研究会を立ち上げて研究をしていくということでございますけれども、めどとして、じゃあ、一体令和何年度、例えば令和3年度当初の設置を目指したとしたら、場合によっては中の一部改修で何カ月くらい必要だなとか、逆算していったときに、じゃあ、いつまでにこれをやっていかなきゃいけないという話になってくると思いますけども、現在市で考えている、この跡地の有効活用の開所というか、スタート、それをいつごろをめどに考えながら、今検討をしていこうと考えているのか、お伺いしたいと思います。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  今後のスケジュールについて御質問をいただきました。現在、まだ市側の事務なんですけども、来年度、研究会を立ち上げて研究させていただきます。来年度中にそうした方針のようなものを打ち出したいと考えておりまして、その方針によっては、どういう形になるのか、例えば翌年度、大規模な改修が必要になる可能性があるかと思いますし、例えば大きな改修なくスタートできるのであれば、令和3年度に工事して、令和4年度にオープンという可能性もあるでしょうし、大きな改修工事になると、恐らく設計等で1年間くらいかかってしまうので、例えば令和3年度設計して、令和4年度に改修工事で、令和5年度に運営開始と、そういう形になるのかなと考えています。
 ただ、委員さん御心配のとおり、やはりスピード感を持ってやらなきゃいけない事業だと認識していますので、できるだけ早くやりたいというふうに考えています。
 以上でございます。


◯委員(後藤貴光君)  いろいろなパターンがあろうかと思います。今、大規模なものってなれば、設計1年、工事1年、決定してからプラス2年という形になります。この検討会を入れると実質3年。短いとすれば、軽微な補修程度で有効活用していこうということになれば、令和3年度の利活用というものを視野に入れてというような形のことでやっていくということだと思います。
 この辺については、どういうふうな形の利活用とするかの方針がまだ明確になっていないとは思いますので、そこについては理解するところではございますけども、もしも軽微な改修程度で利活用するというふうな選択肢の方向性、令和3年度開所という選択肢もあり得るっていうことで考えるのであれば、もしかしてその可能性があるのであれば、来年度、令和2年度の研究会での検討の中で、どういうふうな形での方向性であるとか、特に年度前半の部分、詰めぎみになるかもしれませんけども、大規模改修をしていくような形なのか、少なくとも余りやらないような方向性でやっていくのかとか、少なくともそのあたりは、できるだけ早目に詰めていただきながら、軽微な改修等で済むのであれば、来年度前半くらいに方向性を出して、令和3年度という可能性もあり得ると思いますので、いろいろなパターンを含めながら、スピード感を持って取り組めるよう、しっかりと取り組んでいただけるよう期待をいたします。
 これについては以上です。
 続いて、見守りキーホルダーの件についてお伺いをいたします。まだこちらの内容については、これから記載内容を検討していくというような御答弁があったかと思いますけども、そうすると、先ほど来話している夜間・休日の対応というのも課題になってくるのかなと思いますけども、日中であれば地域包括支援センターのほうに連絡していただくという形になりますけども、例えばそれ以外については、警察の協力もそうですけども、どこか集中的に委託するとは現在考えていないということではございますけれども、そうした部分、あるいは将来的に委託をしてそういうふうなことを対応していただくだとか、あるいは夜間について、どこかに一言入れて、留守電対応でも、こちらに連絡してくださいというか、そういうような形でもいいでしょうし、内容についてそうした夜間対応に係る部分、ちょっと検討していただきたい。
 そういった可能性を考えるのであれば、将来的にもし中身を変えるということが──どういったキーホルダーの仕組みになっているのかわからないのですが、例えば中をぱかっとあけて、中の紙を入れかえられるのかとか、そういうふうな柔軟性のあるものであれば、将来何かそうした対応、変化があったときに入れかえ等もできるかと思いますし、そうしたキーホルダーのどういった種類、もう既に確定しちゃっているのか、あるいはこういったものを購入しようというふうに検討しているのか、ちょっとそのあたりをお伺いをしておきたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  まず、地域包括支援センターが閉まっている間の対応ということでございますけれども、先行しています区、あるいは市の例でも、対応しているところもあれば、対応できていないところもあるという形でございます。中には、例えば地域の社会福祉法人にお願いをして、他の地域包括支援センターが閉まっているときに、電話等で問い合わせがあったときに受け答えするというところもあります。
 ただ、三鷹市につきましては、現在まだそこまで──例えば24時間対応をどうするかというところまでは進んでいないところでございます。今回は、まずこのキーホルダーを配布させていただきまして、地域包括支援センターの対応できる時間内という形にはなりますけれども、一応高齢者の皆様にこれを所持していただく安心感と、また、先ほどから申し上げていますとおり、地域包括支援センターが高齢者の見守りのために活動してくれているんだよということを市内の高齢者の方に知っていただくということが、一番大きいポイントなのかなと思っております。
 あと、キーホルダーなんですけれども、今考えておりますものにつきましては、お配りして、中に記載している紙が入っているわけなんですけれども、その内容というのは差しかえることができるような形のものを考えております。ですので、今後、状況によってキーホルダーの中身、あるいは使い方を変更していくことも検討できるかなとは思っております。


◯委員(後藤貴光君)  特に夜間・土日対応等を含めて、今後、市側のほうでもしっかりと、じっくりと──スタートの時点ではちょっと困難ということでありますけれども、いろんな業者の方の意見等も含めながら検討していただきまして、必要があればそうした対応をしていただき、中身を入れかえられるということでございますので、その場合には速やかに夜間・土日対応等も対応できるような形で、中身の入れかえ等も含め、対応いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、どんぐり山の利活用のほうでございますが、今回、地域の福祉の発展のための活用を目指してという形でうたってあるんですが、地域福祉、今どんぐり山は高齢者施設でございますので、今回の準備委員の皆様、そういう観点からの人選だったかと思うんですが、地域福祉でございますので、これ、障がい者福祉のことも非常に大事な観点だと思います。障がい者の方々に今後、どうサービスを提供していくかということの人材確保、育成も必要かと思うんですが、その観点というのは、この人選の中ではなかったのか。
 もしくは、今回、どんぐり山はそういう障がい者福祉に関しての発展のための内容は考えていらっしゃらないのか、お聞かせください。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  障がい者に関連して御質問をいただきました。今、やはり私どもも障がい者、高齢者という区別はもちろんあるわけですけども、障がい者の高齢化というのも非常に大きな課題になっています。障がいのある方が年齢を重ねていって、それでも地域で生活をしていただく、続けていくにはどういう対応がとれるのか、非常に私たちもしっかりと向き合わなければいけない課題だと考えています。
 そうした中で、今回例えば、こういう施設の中でリハビリ的な部分をする、そういったことも専門職の方の、例えば研修みたいな形もできないのかとか、そういったことも考えています。おおむね地域の福祉全般、やはり高齢者が多いので、もともとが特別養護老人ホームという経過もございますし、高齢者をメーンというふうになるかなと思いますけど、人材確保という点に関しましては、やはりこれから障がいとか、高齢とか、そういったことの区別なく必要になってくるのは間違いないので、そういったことも課題と認識しているということを研究会にお諮りして、検討させていただければと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。今部長に答弁いただきましたけれども、やはり障がい者の高齢化、非常に重要な観点でございますので、この準備会、次の研究会のほうにはぜひとも障がい者当事者、もしくは関連の方の御意見が行くような研究会構成をしていただきたいと、一言申し上げさせていただければと思います。
 続きまして、見守りキーホルダーのほうでございます。まず、申請をしていただくんですが、申請内容はどのようなものを今回していただくのか。例えば緊急連絡先等々を含めて申請していただくのか、ちょっとお聞かせください。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  御申請いただくのは、書面で記載していただいたものを書く形でございます。緊急連絡先であったりとか、あるいは例えば病気をお持ちであれば、そういった病気のことであったりとか。あと、また、かかりつけ医等がございましたら、そういったところの情報を書いていただくという形で考えております。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。当然問い合わせ先が地域包括支援センターなので、地域包括支援センターはそれぞれの申請内容等をデータとしてお持ちだと思うんですが、これは市として同じものを市全体の情報として共有されるのか、お聞かせください。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  データにつきましては、地域包括支援センターのみで保管する形になります。地域包括支援センターでの対応という形になっておりますので、そのような形で運用をしていくところでございます。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。やはり大事な個人情報でございますので、市が保管方法等に関してしっかりその辺を確認していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あわせて、やはり今回のこの見守りキーホルダーの目的が地域包括支援センターとの連携を築いていただくという形の1つの目標と、実際には、例えば御高齢の方がお出かけになった際に、御自分の家がわからなくなってしまったとかいうときに大変に有効なツールになるかと認識しているところでございますが、例えば御高齢の方が迷子になってしまったときに、それを発見された方が地域包括に問い合わせしますね。そのときって、先ほどのお話ですと、その方には当然その方の個人情報ってお伝えしないと思うんですけども、その場合に、例えば迷子という場合に関しては、例えばその方が警察に通報するのか、いただいた地域包括が警察に通報して、警察がその御高齢の方をキャッチしていただくのか、その辺。また、先ほど下連雀の事例で、2つほど拾った方がいらっしゃるという報告をいただいたんですけれども、その際に拾った方が地域包括に届けていただくのか、地域包括がその拾った人のところに、ありがとうございましたって取りに行くのか、その辺の実際に動き始めたときの課題って多くあるかと思うんですが、まずちょっとその2点、お聞かせください。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  まず、拾ったときはケース・バイ・ケースになると思いますので、お持ちいただくこともあると思います。近くであれば、地域包括支援センターの職員がもらいに行くこともあります。余りにも遠方であれば、あるいは郵便とかでお願いするような形があるのかと思いますけど、ちょっとごめんなさい、それにつきましてはケース・バイ・ケースだと思います。
 あと、御連絡をいただく際は、御連絡をいただいても、地域包括支援センターからお答えを返すのは、例えば警察署であったり、消防署であったり、そういった公的な機関、あるいは医療機関という形で限定させていただいておりますので、例えばその方に対して、高齢者の方に対応されている方へ直接その方の情報をお伝えするということはもちろんございませんので、そういった形で運用していく予定でございます。
 警察につきましても──これはごめんなさい、地域包括支援センターからという形ですか。


◯委員(赤松大一君)  今事例として挙げたのが、例えば迷子だったときに、例えばお店かどこかでその方が迷子になっているのを確認して、お店の方が、まずこの番号を見て地域包括支援センターに電話しますよね。そのとき、この方が迷子になっていますという通報が入ったときには、当然地域包括支援センターの方が迎えに行くのは大変だと思いますが、警察に通報、連絡して、迎えに行ってもらうのか、その辺の流れはどのような想定をされているのか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  近ければ、地域包括支援センターの者がその方をお迎えに行くということもできると思いますけど、もし遠方であれば、例えば地域包括支援センターの者がキーホルダーの番号を聞いて、地域の警察のほうに、こういう方が迷子になっているようですということでお願いするようなケースもあると思います。ただ、それもいろいろケースがあると思いますので、一概にどのような対応となると、想定できない部分もありますけども、そういった形になるかとは思います。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。そうですね、御家族の方が迎えに行くということも想定されるところでございますので、さまざま事例があるかと思うんですが、とりあえず個人情報の取り扱いと、あと実際に地域包括支援センターの仕事がふえることは非常に課題があるかと思いますので、その辺、しっかりと御配慮いただいての今後の運営を取り組んでいただければと思います。
 実際には、これ、いよいよ65歳の方からお渡しをして、つけていただいて、表に出ていただくのが、そこが肝でございますので。例えば、いただいて、大事なものだから、家にしまっておこうとか、そういうことがないように。実は、緊急医療情報キットのときもそうだったんですけれども、お渡しした上で、それを例えば、準備をしているというアプローチをかけるための本来家の中に張っておいていただくべきシールを勘違いして表に張ってしまって、ああ、ここは老人世帯なんだなとわかってしまう。犯罪の温床になってしまう。
 もしくは、本来冷蔵庫に入れてもらうものが、大事なたんすの中に入れていたとか、そういう事例がありますので、今回この事業がスタートする際においては、やはり丁寧な説明を。ただキーホルダーですよということで、こちらとしてはつけて歩くのが当たり前という観点をぜひとも取り払っていただいて、御高齢の方が本当にこの大事なキーホルダーを御自分のある意味でもセーフティーネットになる部分でもございますので、取り扱いをしっかりと丁寧な広報等をしていただきたいと。
 また、具体的にそれぞれに個別でお教えするのは難しいと思うんですが、わかりやすい説明書等をつけていただいて、この事業が確実に本当に有効な事業となるような手だてをしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(宍戸治重君)  委員長を交代します。


◯副委員長(赤松大一君)  委員長を交代します。


◯委員(宍戸治重君)  旧どんぐり山施設の利活用の検討についてということで、市長からの福祉人材の育成という言葉が先に頭に入っちゃっていましたので、それについて一言申し上げたいなと思うんですが、杏林大学には看護師の養成所といいますか、学校があります。そのように、この人材育成というのをどのレベルまで考えていらっしゃるのか。場合によれば、市民を対象にしたとしても、ネットワーク大学で教員養成講座があるように、この施設を活用しないでもできる範囲なのか。
 または、国家資格を取るための準備の学校だとか、それを補助するような人材育成をしていくのか、その辺を明確にしながらやっていかないと、何だこれはネットワーク大学でやればいいじゃないかというようなものまで、場合によると一緒にそこでやっていってしまうと、施設が過剰になっていってしまうんだろうというような気もしますので、そういう点、また検討過程を公表いただけるものと思いますから、そういう点についても、ぜひ最初から検討をいただきたいなという思いがします。
 その一言だけ申し上げておきたいと思います。


◯副委員長(赤松大一君)  委員長を交代します。


◯委員長(宍戸治重君)  委員長を交代いたしました。
 ほかに質疑はございませんね。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で健康福祉部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時55分 休憩


                  午前11時57分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 厚生委員会管外視察結果報告書の確認について、本件を議題といたします。
 厚生委員会管外視察結果報告書の正副委員長(案)を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前11時57分 休憩


                  午前11時57分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 修正がないということですので、お手元の報告書(案)をもって厚生委員会管外視察結果報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 健康、福祉施策の充実に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、定例会最終日である12月20日、金曜日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前11時58分 散会