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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和元年文教委員会) > 2019/12/11 令和元年文教委員会本文
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2019/12/11 令和元年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊東光則君)  文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認したいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、文教委員会管外視察結果報告書の確認について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 本日、スポーツと文化部からは、行政報告としまして、1つ目は、三鷹市生涯学習プラン2022第2次改定(案)について、2つ目は、三鷹市スポーツ推進計画2022第1次改定(案)についてとなります。どちらも11月に開催されました文教委員会におきまして、改定の基本的な考え方をお示ししているところでございますが、その後、追加修正をした場所を中心に、今回、改定での変更点等を説明させていただきます。
 いずれの計画も、来年、年明けに第4次三鷹市基本計画(第2次改定)(案)とともに、パブリックコメントを実施する予定となっております。
 次に、3つ目としまして、去る11月24日、日曜日に開催されました第28回三鷹市民駅伝大会の実施結果報告となります。前々日の金曜日から雨天となりまして、当日も天候が危惧されましたが、スタート時点では雨も上がり、ときどき薄日も差す状態となりまして、大過なく実施することができました。また、今回は三鷹警察の御理解と御協力によりまして、申し込みをいただいた全てのチームが参加可能となっております。
 最後に、4つ目は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等に関する取り組みといたしまして、さきに情報提供はさせていただきましたが、来年の8月24日になりますけども、三鷹市において実施されることとなりましたパラリンピックの聖火リレーについて、また、ことしの9月20日から11月2日まで開催されましたラグビーワールドカップ2019の開催結果、そして、三鷹市ゆかりのアスリートを支援するための要綱等を定めましたので、その概要について報告をさせていただきます。
 詳細は担当の課長より説明させますので、よろしくお願いいたします。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  三鷹市生涯学習プラン2022第2次改定(案)について御説明いたします。11月の文教委員会におきまして第2次改定(案)の概要を説明いたしましたが、本日は、そこから追加しましたところ、修正しましたところを中心に御説明いたします。この冊子ですが、全体を通しまして網かけになっているところが、第1次改定からの変更箇所または追加した部分でございます。
 まず初めに、10ページをお開きください。2、計画の基本的な考え方でございます。(3)、生涯学習活動を支援する環境整備。生涯学習に取り組むときの環境の整備であることから、生涯学習を支援するから生涯学習活動を支援するに修正いたしました。
 次に、14ページをお開きください。3、計画の重点事業です。(1)から(4)までの重点事業に目標指標を追加いたしました。
 (1)、三鷹中央防災公園・元気創造プラザを拠点とした生涯学習の推進。目標指標は、生涯学習センター利用者数とSUBARU総合スポーツセンター利用者数としました。目標値は、現在、計画策定中の都市経営アクションプランの目標指標と連動しております。
 15ページをお開きください。(2)、三鷹市スポーツ推進計画2022の推進。目標指標は、18歳以上の市民が週1回以上のスポーツ活動を行っている割合と市のスポーツ施設等の利用者数としました。目標値は、三鷹市スポーツ推進計画2022の目標指標と連動しております。
 お隣、16ページをごらんください。三鷹市立図書館の基本的運営方針の推進。目標指標は、図書館の利用者数、図書館の資料数、貸出点数、予約点数、有効登録者数としました。目標値は三鷹市立図書館の基本的運営方針と連動しております。このページ、一部調整中となっているところがございますが、第4次三鷹市基本計画(第2次改定)の目標指標となっており、現在調整しているところでございます。決まり次第、目標値を追加することといたします。
 17ページをお開きください。(4)、「三鷹型エコミュージアム事業〜三鷹まるごと博物館〜」の推進。目標指標は、大沢の里郷土文化施設入館者数としました。大沢の里古民家が昨年11月にオープンし、1年が経過しましたところ、大沢の里水車経営農家と古民家の今年度の入館者数は8,000人超を見込めることから、目標指標を9,000人としました。
 (5)、スクール・コミュニティの創造に向けた仕組みづくり。目標指標は、仕組みづくりであることから、事業スケジュールと同様になることから、設定しないこととしています。ここまでが総論での追加及び変更でございます。
 続きまして、各論でございます。11月の委員会ではお示しできませんでしたので、本日、修正しましたところを順次説明してまいります。
 19ページをお開きください。第1部、三鷹市生涯学習プラン2022第2次改定の体系図でございます。具体的な施策は次ページからになります。
 20ページをごらんください。第2部、施策の内容でございます。全体を通して、各基本施策に対応する内容のうち、第4次三鷹市基本計画(第2次改定)の主要事業となっているものを掲載することとし、内容の修正をいたしました。また、個別事業につきましては生涯学習プラン(第1次改定)に掲載されていました事業のうち、事業実施の有無、名称の変更等がないかを確認して修正いたしました。
 ここから主な修正点を御説明いたします。1、生涯学習の基盤づくり、基本施策1でございます。(1)、生涯学習センターを拠点とした生涯学習の基盤づくりを追加いたしました。内容につきましては、ここまで説明してきたとおりですが、第4次三鷹市基本計画(第2次改定)の主要事業にも挙げております。
 飛びますが、25ページをお開きください。2、生涯学習の場と機会の提供、基本施策2でございます。(1)、生涯学習の場の提供及び連携等、イ、三鷹市スポーツと文化財団との連携です。下の部分になります。三鷹中央防災公園・元気創造プラザの指定管理者である三鷹市スポーツと文化財団との連携により、多様な生涯学習の機会の提供を行ってまいります。
 続きまして、33ページをお開きください。コとなっておりますが、ここは(2)、多様な学習機会の提供の部分でございます。コ、地域活動の推進。住民協議会が実施しているコミュニティまつりや運動会など、地域のイベントに参加するのも生涯学習と考えられることから、新たな項目を追加いたしました。
 お隣、34ページをごらんください。3、生涯学習活動の支援、基本施策3でございます。生涯学習の支援を生涯学習活動の支援に修正いたしました。生涯学習の支援と申しますと幅広になりますが、自主グループが生涯学習活動等をすることを支援することを明確にいたしました。
 35ページをお開きください。4、生涯学習によるまちづくり、基本施策4、(1)、まちづくりに資する人材の育成及び活動の場の提供。現在改定中の第4次三鷹市基本計画(第2次改定)におきまして、多くの部署で人材育成を挙げております。その内容を掲載し、市全体として取り組んでまいります。
 11月にお示しいたしました生涯学習プラン2022の第2次改定(案)におきましては、生涯学習についての市民意識調査の結果を文中に掲載しておりましたが、42ページからの文末に資料編として掲載することをいたしました。
 最後になりますが、冊子の後ろにございますA4サイズ、三鷹市生涯学習プラン2022第2次改定(案)の主な改定点についてをごらんください。今回の第2次改定(案)における第1次改定からの改定点をまとめましたので、冊子とあわせて御確認いただきますようお願いいたします。
 私からの生涯学習プラン2022第2次改定(案)についての御説明は以上となります。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私のほうからは、三鷹市スポーツ推進計画2022第1次改定(案)について御説明いたします。
 資料2、冊子でございますけれども、4ページ、5ページでございます。基本的な考え方でございますが、前回、委員会で御説明させていただきました内容と変わっておりません。この網かけの部分につきましては、前計画との変更部分について網かけをさせていただいておりますので、御承知おきお願いいたしたいと思います。
 各論のほうですけれども、8ページ、9ページでございます。具体的施策の展開というところでございまして、この大きな1、スポーツに親しむ環境の整備という、こういう大きな施策、4つにつきまして、まずは指標を新たに設定をしたところでございます。このスポーツに親しむ環境の整備というところでは、SUBARU総合スポーツセンター及び大沢総合グラウンドの利用率というところに目標数値を設定いたしまして、取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 このページの下、(1)のア、SUBARU総合スポーツセンターの健康・スポーツの拠点施設としての円滑な管理運営、重点事業でございますが、11の重点事業を設けまして、この重点事業につきまして、このページの下のとおりスケジュール表を記載をしたというところが前回からの変更点でございます。このSUBARU総合スポーツセンターにつきましては総点検を行ってまいりますので、この結果を踏まえた見直しというところをスケジュールにしているところでございます。
 重点事業等について御説明していきますが、次の9ページでございます。弓道場・アーチェリー場が新たに整備されますので、しっかりと目標数値を据えて取り組みを進めてまいりたいと思います。
 次のウの相談体制の充実につきましても、重点項目ということで、この健康・体力相談支援システムの相談の利用者数というところで取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 次、10ページ目でございます。(2)のアでございますが、大沢野川グラウンド復旧整備工事の実施というところがこの4年間に入ってくるところでございまして、令和4年度工事完了というところを目指して進めてまいります。また、重点事業ではありませんが、この下、前回の委員会でも御議論がありました、既存の施設を活用したスポーツ・運動環境の整備につきましては、記載のとおり、運動量やその効果のサイン表示というところの記載ということに変更をさせていただいたところでございます。
 それから、12ページでございます。2、誰もが目的に応じて楽しめるスポーツライフの推進でございますが、特に課題として指摘されています指標として、20代から40代のスポーツ実施率というところを目標としますのと、あと、スポーツや運動に関心がない方の取り組みもしっかりと取り組んでいく必要があるということから、1年間にスポーツを1回も実施しなかった人の割合ということで、いずれも市民満足度のアンケート調査で結果が出ておりますので、これを指標として取り組んでまいりたいと思います。
 12ページ、同じページの下、ライフステージに応じたスポーツ教室の充実ということで、親子向けスポーツ教室数の増というところを取り組んでまいります。
 次のページの下でございます、健康体操につきましては、三鷹体操などイベント等での実施事業数というところを指標に置いて取り組んでまいります。
 次の14ページの重点で(3)のア、障がい者理解の促進と障がい者スポーツの推進というところでは、障がい者も参加しやすいスポーツイベントの増加ということで、事業の件数を指標として取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、16ページでございます。(7)のア、健康・スポーツ情報支援・情報発信というところで、とりわけ健康というところも意識して、健康情報とスポーツ情報を有機的にしっかりリンクさせて情報発信を図ってまいりたいというふうに考えております。
 それから、このページの下、東京2020大会の関連でございますけれども、17ページにまたがっておりますが、レガシーとしての事業の継承と充実ということで取り組んでまいります。
 そして、18ページでございます。スポーツ活動をともに支え合う人材の創出というところでは、市主催事業におけるボランティア活動者数というところを目標数値に置いて取り組んでまいります。
 そして、このページの下です。(1)のイ、市民スポーツ団体の活動支援の推進につきましては、体育協会、地域スポーツクラブ会員数の増加というところで取り組みを進めてまいります。
 そして、19ページの(3)のア、下のところでございますが、スポーツボランティアの活躍の場の創出ということで、こちらも重点で、次のページにまたがっておりますが、スポーツボランティアの組織化というところで、組織化して事業を充実していくというところをスケジュールとして考えております。
 そして、最後になりますが、21ページのスポーツを通したコミュニティの創生というところでは、スポーツ施設利用登録団体数を指標に置いておりますけども、この増加というところでございますが、平成29年度から登録団体の形、SUBARU総合スポーツセンターを初めとしまして新たな登録の方法になっているところでございます。この間、推移がほぼ横ばいで見られるというところと、この3年ごとに更新によりまして、いろいろと諸条件が登録の要件で変更になる点もございますので、ここのところでどれだけ増加できるかというところの幅の見込みがなかなか難しいというところでございますので、とにかく増加させていきたいというところでの指標を置かせていただいたところでございます。
 それから、冊子のほうは以上でございますが、第1次改定(案)の主な改定点というところでは、前回の計画からの変更点につきまして記載しておりますので、お目通しいただければと思います。
 次に、第28回三鷹市民駅伝大会実施結果報告、資料3でございます。11月24日日曜日、雨後曇りということで、スタート時には大分雨足も弱くなっていたところでございます。出場チーム数のところに書いてございますが、予定どおり、207チーム走っていただきまして、公式記録では206チームが完走というような結果でございました。
 そして、救護のところに記載がございますが、特に救急車の出動要請やAEDの使用はなく、けがをされた方もいらっしゃらず、無事に大会を終えることができたと思っております。皆さん、やはり天候にもかかわらず、非常に走りたいという情熱をお持ちの団体が多かったので、笑顔で参加いただいたというふうに思っております。
 また、特徴としましては、昨年に引き続きまして、高橋侑子選手が第1走者で御参加いただきまして、開会式のところでは市長のほうから御紹介をさせていただきまして、オリンピック・パラリンピックの機運情勢にも寄与できたというふうに思っております。
 また、この8のその他に記載ございますが、あわせまして「走りっこ教室」を開催をいたしまして、コニカミノルタ陸上競技部の協力を得て、86人の御参加をいただいたところでございます。
 次に、A3のほうにこの駅伝大会の総合記録というものをおつけしておりますので、ごらんいただければというふうに思います。
 次に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みについてということで、資料4でございます。東京2020パラリンピック聖火リレー都内実施自治体ということで発表されております。オリンピックの聖火リレーと異なりまして、パラリンピックの聖火リレー、都下全自治体というわけではなく、ここに記載の限られた自治体で行われるということで、三鷹市が選ばれておりまして、非常によかったなというふうに思っているところでございます。8月24日、西東京市の次に三鷹市ということで、その後、府中市に聖火が渡っていくというようなところで発表されておりますので、御報告させていただきます。
 次に、東京2020大会機運醸成事業の実施状況等でございます。9月以降の取り組みについて、写真つきで掲載をさせていただいております。まず、市関連イベント、市内大学学園祭における機運醸成につきましては、9月22日にMISHOPフェスティバル五輪音頭体験会というのを西園の野球場で行いました。ちょっと参加者が少なかったというところが、PR等については課題があるところでございますが、踊りの協力をいただいた白澤会、たちばな会さんと連携できたということは、また今後につながったものというふうに考えております。
 (2)の三鷹の森フェスティバル2019は10月20日に開催をされまして、ラグビーワールドカップ期間中ということもございました。内容としましては、ラグビー競技体験ということで、左側の写真でございます。それから、右側の写真ではルールブック等の配布ということで、参加者も366人ということで、非常に多くの方にPRできたものというふうに考えております。
 その下の(3)、ICU学園祭でございます。11月3日、4日の2日間開催をされまして、こちらのほうはボッチャ体験というところをメーンにICUの学生さんと一緒に職員の推進チームが取り組んだところでございます。また、右の写真のとおり展示をしたというところで、参加者のところをごらんいただきますと、非常に多くの方に御参加いただきまして、766人、968人という方にボッチャ等を体験いただけたというふうに思っております。
 また、右側のページ、ルーテル学院大学学園祭につきましては、ICUの学園祭と日程的に重なった11月3日でございましたが、こちらのほうも参加させていただきまして、ルーテル学院大学のマルチコートという外のスペースでボッチャ体験ということを御紹介をしました。参加者は90人ということでございましたが、写真でごらんのとおり、小さなお子さん連れに体験いただいたなというふうに思っております。
 (5)の農業祭でございます。トライアスロンの高橋侑子選手のトークイベントということで、11月9日、JA東京むさしの青壮年部との協力のもとに開催をしたところでございます。ちょっと参加人数、書いてございませんが、100人を超えるお子さま連れですとか、そういう方がこの日本無線中央広場のほうにお集まりいただきまして、元トライアスロンの女子の第一人者であります庭田選手の対談ですとか、子どもからの質問コーナーですとか、それから、子ども中心ですが、パプリカのダンスを高橋選手に送ると。それから、三鷹産のキウイフルーツを贈呈するなど、盛りだくさんの内容で行われたところでございます。
 2番目でございますが、三鷹ゆかりのトップアスリートの活躍ということで、高橋侑子さんにおきましては、10月6日、第25回日本トライアスロン選手権で優勝ということで、昨年に引き続き2連覇という活躍でございました。
 また、(2)にありますとおり、パラローイングの有安選手、ちょっとパラリンピックの選考レースではございませんけれども、2019アジアボート選手権準優勝ということで、非常に期待できる結果の報告をいただいているところでございます。
 次に、ラグビーワールドカップ2019開催結果でございます。1番目の大会概要の中段の下のところですけれども、観客動員数というところで170万人を超え、そしてチケット販売率というところで、99.3%ということで、このラグビーワールドカップ大会で史上最高のチケット販売率というようなことがございました。また、そのこととあわせて、ファン同士の交流ですとか、日本人のおもてなしがすばらしかったといったようなことが言われていまして、非常に成功した大会だということで終えたところでございます。
 2の東京スタジアムの入場者数におきましても、右側のとおり、ほぼ満員の方でにぎわったという形でございました。
 そして、5ページ目でございます。3番の三鷹市関連事業概要でございます。三鷹市で行った事業につきましては、まず(1)で、パブリックビューイングを三鷹駅前コミュニティ・センターのほうで9月20日と9月28日に開催いたしました。来場者については20日が153人、28日が129人というところで、大変多くの方にいらっしゃっていただきまして、非常に盛り上がりを見せたというところでございます。
 (2)では、ホストシティーパフォーマンスということで、東京スタジアムの開催の試合の開始の2時間ほど前に、三鷹市の団体、9月21日につきましては、井の頭「鼓響」、9月29日につきましては、三鷹阿波踊り振興会にパフォーマンスをしていただきまして、会場の観客の皆さんから多くの拍手をいただいたところでございます。写真は井の頭「鼓響」のそのときの様子でございます。
 また、(3)でございますが、ラグビー等の体験・出前・交流事業でございます。8月25日にはMマルシェのイベントということで、右側の写真のとおり体験事業を実施し、約100人の参加者があったところでございます。
 次に、タグラグビー出前教室ということで、二小、東台小、羽沢小の地域子どもクラブに参加してもらいまして、参加者数155人というところで、ラグビーを体験してもらいました。
 次のページでございますが、みたかスポーツフェスティバルは、ラグビー体験を用意していたんですが、残念ながら台風第19号の影響で中止となったところでございます。
 次のエのタグラグビー交流大会、こちら、初めての開催となりましたけども、先ほども御説明しました地域子どもクラブで取り組んだ5チームが参加してくれまして、写真のとおり多くの方、82人の御参加をいただきまして、中央広場の芝の部分を使って、伸び伸びと子どもたちに楽しんでもらったというところでございます。
 (4)のファンゾーン(多摩会場)、こちら調布駅のところで行われた事業に、みたか都市観光協会と職員の推進チームが出展をいたしました。出展内容としましては、観光のPRと三鷹市の特産のTAKA−1の販売をさせていただいたところでございます。
 そして、(5)、都市装飾というふうにございますけれども、市内の商店会の街路灯にフラッグが掲げられましたのと、今写真のとおり、三鷹駅前デッキへのマスコット「レンジー」のモニュメントの設置をいたしまして、記念撮影をされる方などが見られたところでございます。
 最後に、三鷹市ゆかりのアスリート支援要綱の関係でございます。こちら、三鷹市におきまして、市にゆかりのあるトップアスリートを市民一体となって応援するために制定した要綱でございます。内容としては、オリンピック・パラリンピックなど、世界的な大会で活躍が期待されるアスリート個人に対して、SUBARU総合スポーツセンターを無償で御利用いただくというような内容でございます。
 対象は1番にございますように、在住、在学、在勤に加えまして、過去に在住、在学、在勤していたという方も含めているところでございまして、オリンピック・パラリンピック競技の全国組織におけるオリンピック等に向けた強化選手に指定されている方やそれに相当する方、また、2番にありますとおり、東京アスリート認定選手として認定されている方が対象となっております。こちら、支援内容としては、トレーニング室やランニング走路を除いて貸し切りができるというような形になっておりまして、トレーニング室やランニング走路につきましては貸し切りとはなりませんけども、使用料は免除というところで運用していきます。
 これまで、高橋侑子選手については年に数回御利用いただいておりますので、それは市長が特に認めるときということで御利用いただいてきましたけども、今後はこの制度にのっとって御利用いただくような形になります。
 また、現状、どういった方が御利用いただけるかなというところでは、ボッチャの宮原陸人選手につきましては、少し体育館の利用の御希望もございました。また、パラローイングの有安選手につきましては、シーズンの合間に、もう既にこのトレーニング室を利用されているというようなことをお聞きしていますので、それぞれ対象となる人には文書でこの制度ができたことをお送りしまして、順次御利用いただいていくというようなところでございます。
 最後に、「みたか“2020”ニュース」をお配りしておりますので、ごらんいただければと思います。
 説明は以上です。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。では、順番に質問をさせていただきます。
 まずは、生涯学習プラン2022について順次質問をさせていただきます。まず、21ページの地域福祉の担い手としての活動支援、高齢者のことなんですけれども、これはフレイル対策にもつながりますし、これからの人生100年時代において非常に重要なことだと思いますので、ぜひ推進、支援をお願いしたいと思います。
 他方で、ここの21ページの高齢者向けというところにスマートフォン個別相談会ですとか、パソコン教室ですとか書いてあるんですけれども、これもすごく、これから大切なスキルといいますか、高齢者は足が悪かったりして、なかなか外に出られない状況も考えられますし、ネットで何か買い物をしたりですとか、お孫さんの顔を見たいからお話をするですとか、孤立を防ぐような支援ですとか、支援につながりやすいと思いますので、ぜひこのデジタルデバイド対応というのを推進していただきたいなと考えております。
 それから、シニアになっても働くことを希望される方がふえておりますので、就労に向けてのスキルアップ支援ですとか、あとは年金不安の問題から、金融リテラシー講座ですとか、あとは健康増進、フレイル予防、医療に関する基礎知識ですとか、あとは終活、終末期に向けての整理をしていくですとか、これからのセカンドライフをどうやって歩んでいくかというような終活の講座とかも人気だと聞いていますので、そういったようなことも、ニーズですとか、時代に則して拡充していただければと思いますが、その講座の拡充のあたりはいかがでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  今委員から御指摘いただきましたさまざまな要望は、既に世の中全体で必要だというふうに感じられております。この生涯学習プランの特徴ではございますが、全庁的にいろんな部署が、いろんな手法で、いろんな対象者に向けて講座を開いて生涯学習を推進するという取り組みになっておりますので、より一層全庁的にそういった取り組みに進んでもらえるように働きかけていきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 また、次のページの情報提供の充実というところで、情報を必要とされている市民に、ここにもインターネットですとか、情報誌、ホームページですとか、いろいろ書いてありますけれども、しっかりと届けなければいけないところ、対象としている層に届くような発信の仕方を絶えず検証していっていただきたいと思います。
 ホームページですとか、SNSに情報を掲載して、インターネット上でワード検索をしたときにしっかりと反映されるような文章の構成の仕方とかも考えてほしいと思いますし、そういうのを意識してくださると、市民の方が、三鷹市、何とか講座とか、三鷹市、劇場情報とか、検索したときにぱあっと上のほうに出てくるような、ちょっと意識していただくだけで上のほうに上がってくると思いますので、ぜひそういったところも考えていっていただきたいなと思いますが、まずホームページのワード検索についてはいかがでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  申しわけございません、ホームページのワード検索が、どのぐらいヒットするのか、ちょっと私も余り検索をしたことがないので熟知してはいないんですが、情報というのはやはり必要でありますので、より皆さんの目に触れるように工夫はしていきたいと思っております。
 また、ホームページだけでは、やはり伝わらないということはすごく痛感しておりますので、チラシ等、いろんなツールを使いまして、情報の発信はしていきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。そうですね、ほかにも、ここにも情報誌ですとか、チラシとかも発行していらっしゃると思うんですけれども、紙媒体、いろんな種類がありますし、部数もたくさん刷っていらっしゃると思うんですけれども、部数の設定ですとか、設置場所の選定も、必要な方に届けるために検討していかなければいけない事項だと思うんですけれども、現状、どのようにそういった部数ですとか、設置場所ですとか、検討されているか、教えてください。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  部数の設定は、それぞれどのように検討されてつくられているのか、ちょっと把握はできていないんですが、設置場所につきましては、やはりその内容に関連のある部署には直接お届けをして、手にとっていただけるような工夫はどこの課もしているというところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。例えば紙媒体について、この一番上の「Shall we?」というの、うちの息子が学童保育所から、配られて持って帰って来たんですけど、まさに両親ともに共働きの家庭にダイレクトに届いたなというような気がしたんですけれども。
 ほかに、こうやって下のを見ていくと、恥ずかしながら見たことないなというのがありまして、例えば、私、ネットでちょっと検索してみたんですけど、きのういただいたんですけど、「みぃむ」、これ、すごいおもしろくて、でも、誰に届けるんだろうというのがちょっとわかりづらいような冊子でもあるんですね。これ、本当にすごくいい内容で、市民との協働でつくられた発表の場でもありますし、あと、資料にもなっていくと思うんですね。こういったデータの蓄積も考えていっていただきたいですし、小学生の3・4年生ですかね、地域学習の時間があると思うんですけど、そういった副読本にもなるような形に今後なっていくべき、資料になり得るようなものだと思うんですけれども、まず、この「みぃむ」の置いている場所ですとか、どういった方をターゲットにされているのかですとか、あとは今後のこの「みぃむ」、毎年発行されていると思うんですけども、今後の方向性についてちょっとお伺いできればと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  まず設置場所でございますが、基本的に生涯学習に関係ある施設には置いております。大沢の里の古民家、水車経営農家、あと、生涯学習センターですね。それ以外には、市役所にも置いておりましたが、コミュニティ・センター、あと市政窓口、そういった市民の方が立ち寄られる場所に置くようにしております。
 その冊子でございますが、一番新しいものでことしの3月末に発行されたものでございまして、4月からいろんなところに置かせていただいて、配布をしているという状況でございます。なので、現在は生涯学習課のほうに少し部数が残っているだけという状況になっております。
 それで、今後の見通しですが、山田委員がおっしゃっていただいたように、これは本当に地域のことを市民とともに研究して、調査して、発刊するものとなっておりますので、三鷹には地域資源がまだまだたくさんございますので、そういったことをより市民との協働によって、その冊子が継続的に発行できるように進めていきたいと考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひこれを限られた方だけじゃなくて、三鷹市の知的財産というか、資源として残していくために、ネットで今公開されていますけれども、しっかりと残していって、資料になり得るような文書の保管の仕方をお願いしたいなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 それと、26ページのネットワーク大学との連携なんですけれども、ネットワーク大学と連携した地域人材の育成ですとか、研究をしていくというのはすごいおもしろい制度だと思うんですけれども、ボランティア・ポイント制度を検討するための研究会を設置するなど、具体的に書いてあって、これがすごく重点的な問題になってくると思うんですけれども。これって、ボランティアに積極的に参加されている方の声ですとか、研究者、ボランティアに参加していない方の声もしっかりと拾っていって、三鷹市民の方が今後、ボランティアに参加しやすくするような制度であったりとかすると思うので、さまざまな声を集約して考えていってほしいと考えますけれども、こういう点についてはどうお考えでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今、御質問のありましたボランティア・ポイント制度、三鷹ネットワーク大学で今年度、これから研究会を開催し始めるやに聞いております。私が聞いている範囲ですけれども、お詳しい学識の先生方にまず集まっていただいて、そもそもボランティア・ポイントはどういうふうに生かしていくか。やっぱり市民の皆さんの活動を活性化するための研究でございますので、そういうふうな視点で、先行事例などもあり、また、先行事例で比較的うまくいっている例とそうじゃない例とか、恐らくいろいろあると思いますので、そういうことをまず検証して、最終的には三鷹市政に、今質問委員がおっしゃいましたとおり、市民の皆さんの活動にどうやって資するものになっていくかということを研究するやに聞いておりますので、おっしゃった趣旨、方向で研究するというふうに聞いております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。これは非常に興味のある分野だったので、ちょっとお伺いしました。ありがとうございます。
 あと、AI等による分析システムにより効率化が図れる分野には、市政に関してどんどん積極的に導入していってほしいんですけれども、どんなふうに研究していくとか、どんなふうに導入していくとか、わかる範囲でいいんですけれども、例えばほかの先行事例ですと、ウエブとか、LINE上での市政の相談窓口でAIのチャットボットを活用したりですとか、あと港区で導入しているんですけど、AIを活用した保育園の入所選考、非常に複雑なさまざまな情報を、今は人が考えていると思うんですけれども、選考を早く進めていく、あと、職員の負担軽減にもなると思いますので、そういった点についても考えていってほしいです。あと、学校における個別最適化された学びについても分析が進むと思いますし、さまざまな分野での導入を考えていっていただきたいと思いますが、この方向性については、今どのように考えられているのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今検討の緒についたところでございますし、市の中でも議論がスタートし始めようとしているところですので、まだ具体的に何かということがあるわけではないと思いますが、市長や教育長が最近Society5.0ということを言い始めまして、今質問委員がおっしゃったとおり、AIに委ねられるところは、AIを活用して、より効率的に、よりよいサービスができるようにという発想で、Society5.0という言い方をし始めていると思います。
 一方で、これも当然のことですけれども、AIを使うことが目的なのではなくて、活用して、よりよいサービスにつなげる、もしくは職員の負担を軽減する。負担を軽減するだけじゃなくて、やはりそれは負担を軽減した上で、サービスにつなげることだと思うんですね。なので、何のためにAIを使うのかということをきちっと忘れないようにするというか、的確に活用していくということが自治体にとっての大きなテーマだと思いますので、そういうような視点でこれから進んでいくものと思われます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひそのように進めていっていただきたいと思います。
 あと、28ページの平和事業の積極的な推進なんですけれども、本当に平和教育は後世に伝えるためにとても重要で、戦争を伝える方が本当に少なくなってきている昨今でございますので、平和意識の深化に向けて力を入れてほしいなと思います。小・中学生にも積極的に、こういったアーカイブ化した戦争体験談等を随時公開する等、コンテンツの充実、ウエブでも、デジタル平和資料館もされていると思いますけれども、積極的に小・中学生にも活用してもらえるように工夫してほしいと思うんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  当然、やはり子どもたちに戦争というものを教えていく、してはいけないものだということを学んでいただかなければいけませんので、その辺は教育委員会と連携してやっていきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ連携して進めていっていただきたいと思います。
 34ページの子育て中の方の主体的な学習や活動を支援するため、その活動時間に一時保育を提供しますというところなんですけれども、これは本当にどんどんふやしてほしいなというふうに感じております。子育て中のママ、特に家庭で育てているお母様は本当に孤立しがちですので、こういったところにどんどん出てきていっていただいて、お友達をつくっていただいたり、あとは支援につなげていきやすくなると思いますので、この一時保育の拡充についてはいかがでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  現在、市民大学総合コースにおきまして、総合コースを受講される子育て中の方は、同じ生涯学習センターの1階の子ども発達支援センターのほうで一時預かりをするとか、あと、子育てに関する講座を幾つか開催していますので、そういったときも受け入れをしていただいているという状況になっております。
 この網かけをしているところは、そういった決まった講座のところではなく、自分たちで自主的にグループをつくってコミュニティに関すること、市政に関することなどをみんなでお勉強する会を開いている方たちにも、そういった一時預かりをしますという意味で、こちらのほうに記載しています。現在、実際に行っていることですが、より使いやすいものにしたいと考えております。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。今、子育てママたちって、一時保育サービスって使いづらいなとすごい思っているので、ぜひPRのほうをお願いしたいと思います。
 あと、済みません、この項目では最後になりますが、35ページ、36ページの幅広い分野でのボランティア等の育成と書いてあります。学校のことについては、学習ボランティアですとか、ここにはあえて入れていないということなんですかね。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  子どもたちに特化したというものは、こちらの計画のほうには載せておりませんで、教育委員会のほうで検討しております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 次、スポーツ推進計画なんですけれども、全体を通して、2020年大会をレガシーとする取り組みは非常にいいと思いました。健康ですとか、フレイルの観点からも、特に障がい者スポーツについて触れてあるのがとてもいいと思いました。先日、ボッチャ大会にちょっと寄らせていただいたんですけれども、非常に好評であって、定員を超えるような団体の方が申し込みをされたということで、非常に機運が高まっていて、レガシーになり得るのではないかなと思いました。
 ぜひ今後、盛り上げていっていただきたいと思いますが、今後のボッチャ大会ですとか、障がい者のスポーツについてどのようにお考えか、お聞かせください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  障がい者理解、障がい者スポーツの推進というところで、やはりこの東京パラリンピックを契機に、レガシーとして取り組みをしていきたいというふうに考えているところです。
 まず、ことし初めてボッチャ大会というものを開催させていただきまして、いろいろな自治体でもボッチャというところは盛り上がっているということは聞いていたんですけども、複数の大会に御参加いただいている方にちょっとお話を伺いました。今回、三鷹のボッチャ大会、20チームが参加なんですけれども、車椅子でいらっしゃった方が7名ほどいらっしゃって、そのほかにも障がいをお持ちの方もいらっしゃったということで、このぐらいの方が大体ほかの自治体でもいらっしゃるんですかというようなことをちょっとお聞きしたところ、いや、非常に多いほうですよというような、初めての大会で、ここまで障がい者の方が参加していただいているというのは、非常に珍しいと思いますっていうようなお話をいただきましたので、こういった機運ですとか、障がい者の方が参加いただける意識が、三鷹市民の中では非常に浸透しているんだなということを感じましたので、多摩の市町村の大会も2月にございまして、そちらのほうも毎年、この東京パラリンピックのレガシーとして取り組んでいくというようなことでありますので、三鷹市としても、ぜひともこのボッチャ大会については継続して、核となる取り組みとして取り組んでいきたいなというふうに考えています。
 また、このほかの障がい者の方のスポーツの普及というところでは、アーチェリー場ができます。市民団体で構成しておりますオリンピック・パラリンピックに向けた地域連携組織で、障がい者の方にも御参加いただいているんですけども、障がい者スポーツの先駆けとしては、やはりパラアーチェリーというものがありましたというようなお話も伺っておりますので、ここでパラアーチェリーというところを盛り上げていけないのかなということが、1つございます。
 また、従来からスポーツフェスティバルにおきましては、障がい者の方も多くお越しいただきたいというようなことで、いろいろな工夫はしているんですけども、なかなか多くの障がい者の方がいらっしゃっていただけていない状況かなというふうには思っておりますので、やはりオリンピック・パラリンピックの取り組みの中で、障がい者の課題を話したときに、やはりふだんから障がい者の方と顔の見える関係をつくっておくことであったりとか、それから、スポーツフェスティバルについては、ぜひいらしてくださいというようなことで御招待状を出したりしてはどうかとか、やはりさまざまな御意見をいただいておりますので、そういったところについては一つ一つできることから取り組みを進めて、障がい者理解、障がい者スポーツの普及といったところは取り組んでまいりたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひこのボッチャ大会は継続ということで、パラアーチェリーも、せっかくいい施設ができましたので、ぜひ盛り上げていっていただきたいと思います。
 スポーツフェスティバルも、ふだんからこういったボッチャ大会ですとか、パラアーチェリーですとか、通じていく中で、ぜひ顔の見える関係づくり、あと招待状の送付もあわせてお願いしたいと思います。
 これは前後しますけれども、済みません、次は、オリンピックに加えて、パラリンピックも聖火リレー、通ることになりまして、この機を生かして、ぜひパラスポーツの機運醸成を図って、レガシーにしていただきたいなと思います。
 あと、井の頭公園のライブサイトのラッピングは、市の魅力発信のチャンスと思います。さまざまな調整が必要だと思いますけれども、地元市として各方面からぜひ要望を集めていただいて、都ですとか、組織委員会に速やかに調整をしていっていただくことが、地元の団体ですとか、市民にとっても、とてもいい機会となると思いますが、その点についてはいかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、パラリンピックの聖火リレーについては、おっしゃるとおり、三鷹市が対象になったということは、非常にありがたいなということですので、三鷹市としても希望していたところですので、今委員おっしゃるような形で、パラスポーツの機運醸成につながるように、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 それから、ライブサイトのラッピングの関係でございますけれども、これも市民団体で構成しているオリンピック・パラリンピックに向けた地域連携会議のほうで、関係団体の方々に御参加いただいておりますので、そういったところでしっかりと情報提供もし、御意見をいただく中で連携を図っていきたいなというふうに思っております。このライブサイトにつきましては、東京都や組織委員会が主催というふうになっておりまして、このライブサイト会場への沿道というものは、ラストマイルというようなことで、東京都においてもラッピング、シティードレッシング、都市装飾を図っていくというようなことが言われておりますので、そこの役割分担をしっかり図りまして、市として、東京都では対象となってこない部分で盛り上げが必要な部分については、しっかりと取り組んで機運の醸成につなげていきたいなというふうに思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ市の魅力を伝えるチャンスですので、取り組んでいっていただきたいと思います。
 あと、元気創造プラザについては、前回も言いましたけれども、稼働率とか、赤字が全てではないと承知していますけれども、今後もできるだけ赤字を減らしていくようなことも頭に入れながら、ぜひ進めていっていただきたいと思います。
 次に、駅伝。申し込み団体が全員参加できたっていうのは、これは三鷹市の警察が協力してくださったということで、今後もしっかりと連携してやっていっていただきたいと思います。
 また、済みません、オリパラの取り組みについてですけれども、ラグビーでパブリックビューイングを実施して非常に好評だったと聞いていますけれども、その手応えと、あとラグビーによって市内でも外国人がふえたりですとか、調布の東京スタジアムの道で混雑が発生したりですとか、何か東京2020大会に向けて課題ですとか、そういったことって見えてきたりしたんでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  まず、パブリックビューイングにつきましては、当初、私どものほうも、そんなには来ないんじゃないかなということを実は考えていました。ただ、ふたをあけて見れば、御報告したとおり、どちらも100名を超えるかなりの人数で来て、せっかく来ていただいた方も座れず、お帰りになったということもあったりとか、そういうこともございましたので、かなり盛り上がっている部分もありましたし、関心もあったのかなと思っています。
 オリンピック・パラリンピックにつきましても、基本的にはやはり三鷹市にゆかりのある方ですとか、武蔵野の森ですとか、東京スタジアムで開催するようなもの、ロードレースも含めてですけども、そういうものについては、基本的には井の頭公園のほうのライブサイトでやればということは思っていますけども、そういうところでやらない場合については、三鷹市としても独自にそういうものをやっていきたいなと考えております。
 あと、今回のラグビーのワールドカップの関係でということで、周辺の関係への影響とか、そういうことですけれども、基本的に交通渋滞は多少、交通規制もやっているということで、特に要人の方なんかが着く場合なんかでは、若干その前後で発生したということは聞いていますけれども、そんなに大きく混乱が起きたとか、そういうことが発生したということは、東京都とか、組織委員会とかからは聞いておりません。
 ただ、やはり最寄りの駅から会場までというところですと、特に今回、ラグビーの場合、イギリス系の国が多く参加しているということで、文化だとは思うんですけども、やはり道すがらでも、お酒を飲みながら会場に行ったりとか、また、戻るときもお酒を飲みながら帰るとか、そういう形でのことが結構あったということで、報告は聞いています。
 ルート上でのそういう形であれば特に問題はなかったんですけれども、やはり横道に入って、そういうお酒を飲んでいたケースもあったということは聞いておりますので、大会がどんどん進んでいくに従って、横道にそれないような形での誘導とか、そういうものが東京都とか、そういう形ではやっていたというようなことがあったと思います。
 ただ、オリンピック・パラリンピックの場合は国等もありまして、かなり多くさまざまな方が国から来るということで、必ずしもイギリスの方だけではなくて、広くという形にはなっていくと思いますので。その辺、ちょっとどうなるかというのはわかりませんけども、お酒に関しては、そんなにはラグビーと比べてはないのかなというふうには思っております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。お酒を飲んでいたということなんですけど、特に暴力とかがなければいいのかなというふうには思うんですけれども、横道にそれて、何か犯罪ですとかが起こらないように、しっかりとオリンピック・パラリンピックに向けてセキュリティーの面でも、一緒に組織委員会ですとか、都ですとか、警察とかと考えていって、準備していっていただけたらなと思います。
 あと、ラグビーの試合前に、井の頭「鼓響」、あと阿波踊り、披露しまして、三鷹の魅力発信にもなりましたし、ここで発表された方がとてもいい経験になったとおっしゃって、その方自身のレガシーにもなっていくと思いますし、三鷹の文化としてのレガシーにもなっていくと思いますので、井の頭公園でパブリックビューイングがありますので、ぜひPRする時間もあるかと聞いていますので、そういった面でも地元の団体と都ですとか、組織委員会とかと連携をとっていっていただきたいなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  東京都、組織委員会が主催する井の頭公園のライブサイト会場においてもステージイベントというものを計画しているようでございますので、そこのところで地元市として何団体か機会を得られるような形で話をしているところでございますので、そういった機会を捉えて三鷹の魅力、文化の発信というところをしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思います。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。それと、さっきもちょっと触れましたけれども、パラリンピックの聖火リレーで三鷹市が選ばれたということで、これをしっかり生かしていただいて、例えば西東京市から三鷹市に聖火を渡されるところで、何か簡単にでもいいのでセレモニーをするですとか、何かそういった多くの市民が参加できるような仕組みですとか、考えていっていただきたいなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  パラリンピックの聖火リレーにつきましても、火の引き継ぎ方ですとか、どういう形で出発をするのかというところは、ちょっと今、オリンピックの聖火リレー以上に検討中というようなことで、確たる情報がおりてきていない状況でございます。市としましても、何らかの形で出発の際に盛り上がるですとか、それから、もし交通の規制なりの関係上、難しいということであれば、違う形での盛り上げ方というのが、どういう形で実現できるのかというところは別の形であったとしても、しっかりと何らかの形でパラリンピックの聖火リレーというところを捉えて、取り組みをしていきたいなというふうには考えているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。では、引き続き最新情報を一緒に共有していただきまして、盛り上げについてぜひ検討していっていただきたいと思います。
 あと、三鷹市ゆかりのアスリート支援要綱ができたということで、これからますます三鷹市ゆかりのアスリートが出ることによって、スポーツ振興への1つの火つけ役となったりですとか、機運醸成につながると思いますので、すごくいい取り組みだと思いますので、積極的に活用をお願いしたいと思います。
 では、私からは以上でございます。ありがとうございました。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。まず、生涯学習プラン2022なんですけれども、山田委員もおっしゃっていたように、平和の問題、人権などに関する学習の推進、とても大切だと思います。28ページなんですけれども、この中で子どもの人権を守るため、子どもへの暴力防止プログラム、CAPワークショップを行いますというふうに書いてございますが、これは何か具体的にはどのような内容というのは、もう決まっているんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  企画経営課が所管をしている事業でございまして、昔担当していましたので、少し情報提供をさせていただければと思いますけれども。「キャップ」というふうに読ませていただいているんですが、指導員の方がいらして、半日ぐらいかかるプログラムを提供して、子どもさんだけで受けていただく場合と、親子で受けていただく場合の幾つかパターンがございます。学童保育所でやる場合ですとか、あと、そういう学童などに行っていない方もいらっしゃるので、単独でやる場合などもございます。
 大切なのは、やはり子どもが何か危険な目に遭ったときに、もちろん遭わないようにするのが最優先なんですけれども、万が一そういうことが起こったときに、きちんと逃げる方法ですとか、嫌だというふうに声を上げる方法ですとか、そういうことをあらかじめ知っておいて、みずからを守れるような力をつけてもらうということの研修でございますので、これは企画経営課のほうで定期的に実施をしているものだというふうに把握しております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。じゃあ、どちらかというと、大人に対して暴力をやめましょうということではなくて、子どもたちがみずからを守るためのワークショップということですね。ありがとうございます。
 あと、いろんな個別事業をされていまして、たまたま私、中国残留邦人等支援ネットワーク事業の講演会に参加させていただいたのですが、戦争体験の貴重なお話を伺うことができて、すごく内容がよかったんですが、参加者がちょっと少ないのかなって感じまして、せっかくいい内容なので、宣伝など、もう少し大きくできないのかなってちょっと思ったんですけれども、そのような声は聞いていらっしゃるでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  申しわけございませんが、地域福祉課でやっている事業で、そこまでちょっと把握できておりませんので、ここでお答えできなくて申しわけございません。


◯委員(紫野あすかさん)  わかりました。ありがとうございます。
 続きまして、38ページなんですけれども、第4次基本計画(第2次改定)の内容なんですが、新しく加わっている、学校・家庭・地域間の連携を図るため、ICTを活用した学校情報の発信等、情報共有と連携ということなんですが、これ、ICTを活用して家庭との連携を図るということ、何か具体的にはあるんでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  こちら、教育委員会のほうで計画していることですが、現在、ICTを活用した学校情報の発信というのは、災害時における情報提供のみとなっている状況ということは確認しております。ただ、それだけでなく、もっと幅広にどういったものがICTを活用してできるのかということを、これから検討するという取り組みと考えております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。災害時のときにどのようにICTを活用するんですか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  申しわけございません、そこまでちょっと確認はできておりません。確認して、また情報提供いたします。申しわけございません。


◯委員(紫野あすかさん)  わかりました。わかったら、また教えていただければと思います。ありがとうございます。
 続きまして、スポーツ推進計画のほうなんですけれども、8ページで重点事業ということで、SUBARU総合スポーツセンターの健康・スポーツの拠点施設としての円滑な管理運営と書いてあるんですけれども、元気創造プラザの総点検、これから行われると思うんですけれども、この結果を踏まえ、複合施設のメリットを生かした、より使いやすく質の高い市民サービスの提供とあるんですけれども、この複合施設のメリットを生かしたというのは、具体的にはどういうふうにイメージというか、目指していらっしゃるのかお聞きしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  SUBARU総合スポーツセンターに限らずですけれども、三鷹中央防災公園・元気創造プラザ全体の総点検の担当部長もしております。今御質問にありましたとおり、スポーツセンターだけではなくて、例えば2階には健康を担当している保健センターが入っておりますし、3階には御高齢の方や障がいの方が定期的にいらっしゃる社会福祉協議会が入っています。
 オープンから3年で、それぞれのフロアが着実に活動して、定着をしてきて、いろんな方に御利用いただいて、大変喜んでいただいているわけなんですけれども、やはりもう一歩、例えばスポーツと健康の分野のさらなる連携ですとか、御高齢の方、障がいをお持ちの方でやっていらっしゃる事業と、ほかのフロアとのさらなる連携ですとか、そういうことが同じところにあるからこそできることというのは、恐らくあろうかと思います。
 まだまだやはりこの3年間、新しいところに引っ越してきて、施設を使いこなして、自分たちの活動を継続してきたというところに、みんな頑張って注力をしてきて、一定の成果が出ているわけなんですけれども、せっかく総点検をいたしますので、一例ですけれども、例えばフロア間をまたいで何か一緒に活動を、市民の皆さんにサービスを提供するような方法がないかとか、そういうことをやはり検討していく時期にやっと来ているのではないかと思っております。
 もちろん、市民の皆さんの御意見をいただいての上ですけれども、一方で、職員参加も図っていきたいと思っておりますので、日ごろ活動している職員の気づきから、新しいよりよいサービスが生まれるのであれば、やはり複合施設のメリットというふうに言えるのではないかなというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。ぜひ、いろんな可能性を探って進めて、生かしていただきたいというふうに思います。
 続きまして、12ページの誰もが目的に応じて楽しめるスポーツライフの推進、この指標として、20代から40代のスポーツ実施率の達成状況と目標があるんですけれども、この20代から40代というくくりっていうのはなぜなんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  全体的な三鷹市のスポーツ実施率につきましては56.8%というような数字でございまして、その中で年代別に分析しますと、20代から40代のスポーツ実施率が42.8%というふうにここに記載しておりますが、一番低いところになっております。この世代は働き盛りですとか、子育てにかかわる世代になっておりまして、ここの世代の実施率を高めていくことが、全体のスポーツ実施率というところの向上にも寄与していくところでございますので、特にターゲットを絞った形で事業のほうをやっていく必要があるということで、この指標を設けたところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。確かに現役世代は忙しかったり、子育てがあったりして、この年代が一番忙しいのかなと思いました。それにも関連するんですけれども、ボランティアのことが34ページ、35ページあたりに、市民満足度・意向調査の結果が出ておりますが、このボランティアの協力のところでも、やはり協力したいができないっていう、忙しいっていう理由などとも関連するのかなと思うんですけれども、協力したくないという方が11.4%いらして、したいけれども、気持ちはあっても協力できないというのがあると思うんですけれども。
 やはりこの辺のボランティア、先ほどもボランティア・ポイントの話も前回も出ておりましたけれども、ここを底上げするためには、何か具体的に施策のようなものはあるのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  スポーツの分野というところでお話しさせていただきますと、今回のオリンピック・パラリンピックの都市ボランティア──シティキャストというふうに今呼んでいますけども、あともう一つの大会ボランティア等、御応募いただいている方というのは、比較的若い世代も多く御参加いただいているというふうに、東京都、組織委員会のほうから聞いているところでございます。
 三鷹市のほうで市内のスポーツイベントに関して公募するボランティアさんにつきましては、やはりリタイアされた方の年齢層がやはり多くを占めているというようなところが現実になっておりますので、今この計画の中でお示ししているスポーツ関連のボランティアにつきましては、今オリンピック・パラリンピック関連のボランティアの方の情報を──市を通じて御応募いただいている方が100人ほどいらっしゃいまして、自転車ロードレースにつきましては70人ぐらいの方が市を通じて御応募いただいていますので、そういった情報が市にございます。
 そういった方にお声がけをして、市のスポーツイベントについても支えていただけるような形で、レガシーとしてぜひとも引き継いでいきたいというふうに思っていますので、今回のオリンピック・パラリンピック関連でボランティアを御希望された方が、引き続き市関連のスポーツのボランティアにもなっていただけるような、今仕掛けを考えておりますので、そういったところの方を引き継いでボランティアの方を厚くしていきたいなと。
 パラリンピックの機運というところがありまして、障がい者スポーツというところも1つ、大きな目標になっておりますので、障がい者のスポーツを普及するためには、障がい者の方の観戦であるとか、会場にいらっしゃったときにどういうふうに対応したらいいのか。それから、ちょっと広がりますけれども、夏場の熱中症対策ですとか、そういうところの研修と絡めながら、資質を高めて対応できるようなボランティアをつくっていきたいなというふうに考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。このオリンピック・パラリンピックに向けて、具体的にはボランティアっていうのは何人くらい必要で、要請されるものなんですかね。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  大会に必要なボランティアの数については、東京都や組織委員会のほうで直接募集をしておりまして、今現在、先ほど自転車ロードレースの例を1つ挙げましたけれども、自転車ロードレースにつきましては、自転車ロードレースの組織委員会のほうから、各自治体で沿道の安全を確保するボランティアの方を募集してほしいというような形で要請が来て、70人ほどの募集をしてほしいというような要請が来たところです。
 ですので、今、直接的にはボランティアでございますけれども、あと聖火リレーにつきまして、この後、やはり沿道の安全を確保するために、自治体のほうでボランティアを確保してほしいというような情報があります。ただ、今現在、何人確保してほしいというような情報はまだ来ておりませんので。オリンピック・パラリンピック関連で、今市が求められているボランティアについては申し上げたような形のボランティアになろうかと思いますけれども、これから来年度に向けまして市独自の取り組みをしていく中で、オリンピック・パラリンピック関連の事業で、事業を行うのに必要なボランティアさんというところの御協力をいただけなければ成り立たないものもございますし、そうしたイベントをきっかけに、やはりボランティアに参加していただくっていうことで、ボランティアの需要と供給というところでは、活躍の場をしっかりと御用意といいますか、連携して考えていかなければ、お集まりいただいても、なかなか活躍の場がないと、そこはやりがいの低下というところにつながってしまいますので、そこはうまくバランスを見て取り組みをしていきたいなというふうに考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  そうですね、せっかくやる気になって応募してくださったのに、年齢的に無理ですとか、がっかりされるようなことがないような募集の仕方、選考の仕方をしていただければいいのかなというふうに感じました。
 続きまして、駅伝なんですけれども、24日、私はちょっとけがをしてしまって参加できなかったんですけれども、この日、西東京の方から道がすごく混んでいて、30分以上も動けずに渋滞が起きて困ったと。調布保谷線の道路など、かなりの渋滞で、駅伝があるということを知らなかった。道を少し進んでいくと、小さな看板のボードを持っている人がいて、市民駅伝とだけ書いてあって、質問しても、いろいろちゃんと答えてもらえなかったりして、保谷のほうから来る人はわからないままですごく困ったということでした。あれだけ道路規制するなら、ほかの三鷹市外の人にももっとアナウンスが必要なのではないかという意見を言われたんですけれども。先ほども同じような質問ございましたけれども、今後に生かせるようにしていただきたいと思うんです。先ほどは、でも、そんなには声はなかったということだったんですけれども、そういう方もいらっしゃったということを、ちょっと伝えさせていただきます。
 最後にします。この三鷹市の取り組みとして、駅前デッキのマスコット「レンジー」君のモニュメントなんですけれども、せっかくかわいいのがあるんですが、場所がちょっと外れというか、横向きというか。せっかくあるのに、気がついていない方が大変多くいらっしゃって、ここしかなかったのかなと。もっと正面でぱあっと誰の目にも、どこから歩いている人にも見えるような場所にできなかったのかなと思うんですが、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  デッキ上、やはりどこでも一番目立つところに置けるということではなくて、やはり置いていい場所というのがありまして、特にモニュメントにつきましては、写真撮影などされる方もいらっしゃるだろうということから、やはり混雑時でも通行される方が安全に通行されるところっていうところが一番であったことから、今の場所を最終的には判断をして、設置したというところでございますけれども、なかなか目立つところに長期間置くというところについては、今回、検討した中では難しかったというところが結果でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。確かに、じゃあ、どこに置くのかって言われたら困るのかなとも思うんですけれども、ちょっと何かもったいないかなというふうに感じました。
 私からは以上です。


◯委員長(伊東光則君)  ここで10分間休憩いたします。
                  午前10時56分 休憩


                  午前11時05分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 質疑のある方。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、生涯学習プランの10ページなんですけれども、生涯学習活動を支援する環境整備ということで、前回の委員会でも質問させていただいたんですけれども、生涯学習センターが利用されていないときの、団体利用がないときの利活用ということで、今夏休みの学習の場にも開放されていたりとか、また日曜日だけ開放されていたり、されていると思うんですけれども、このことを市民の方が余りよく御存じないということがありまして、ホームページでそういったことで検索していけばたどり着けるかなと思うんですけれども、そもそもあそこをそういった形で開放しているっていうことが頭にない方にとって、なかなかその情報がゲットできないのではないかなと思うんですけれども、この周知のあり方、もうちょっとしていただきたいなと思うんですけれども、このあたりの工夫というのは今後どのように考えられているのか、お伺いしたいと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  今委員がおっしゃいました生涯学習センターの夏休み、また日曜日の開放の事業についてなんですが、こちらの事業は市が行っている事業でないので、市のホームページには残念ながら掲載されておりません。スポーツと文化財団の自主事業として活用するということで、そういった取り組みをしていただいているところです。
 ですから、スポーツと文化財団のホームページのほうには掲載されております。そういう状況ですので、その辺、どのようにPRしていくかは、財団とまた協力しながら行っていきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。前回も申し上げたかと思うんですけれども、三鷹市内、図書館も含めて学習できる場というのが少ないので、ぜひそういったお声があるということで、働きかけていただきたいと思います。
 それと、団体利用がない日、日曜日のみの9時から5時までの開放だったかと思うんですけれども、前回も安全上ということで、それはやむを得ないかなと思うんですが、今後、人員の配置とかもあるかと思うんですけれども、この拡充の方向性というのはあるのかどうか、お伺いしたいと思います。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  今委員のおっしゃられたとおり、やはり人員の確保というのは今、検討は難しく感じておりまして、夜の時間については非常に難しいかなというところが正直なところでございます。ただ、一定程度空き時間についての開放をという声は私たちのほうにも届いておりますので、そもそも団体で使うというセンターなものですから、そこを個人開放につきまして市と協働しながら検討を進めたいとは思っております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。夜だけではなく、土曜日の昼間という選択もあるかなと思うんですけれども、ぜひ拡充の方向が今後見えてくるようであれば、そういったお声もあるということで、していただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、13ページなんですけれども、生涯学習活動の支援というところで、前回の概要なんですけれども、この概要のところには高齢者・障がい者などの学習が困難な人への支援という部分もございまして、各論の基本目標のところにも学習が困難な方という文言が入っていたかと思うんですけれども、今回ここの計画の基本目標のところにはその文言が抜けてしまっているんですが、これはどういったことなのか、お伺いしたいと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  今回、学習が困難という、その困難という言葉はあえてとらせていただきました。どういう方が困難な状況なのか、また何をもって困難というのか、そういったのがちょっと曖昧なところがございますので、困難か、困難ではないか、そういった状況にかかわらず、皆さんを支援していくという考え方にしましたので、ここから文言は取らせていただきました。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。ありがとうございます。
 それと、続きまして、25ページの生涯学習の場の提供なんですけれども、その中で学校の地域拠点化の推進ということで、ここのところに生涯学習・文化・スポーツの拠点としての活動を推進するため、学校施設の地域開放を推進しますとあるんですけれども、今は校庭開放とか、そういったところでは開放されているかと思うんですけれども、今後、この生涯学習ということで、小学校の空き教室もなかなか難しいものはあるかなと思うんですけれども、そういったところも開放していくっていうお考えがあるのか、お伺いしたいと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  現在も学校におきまして会議室または特別教室等の開放は行っております。ただ、空き教室というのがどの部分なのかはちょっと難しいんですが、そういったことで活用できるお部屋は活用するように進めていきたいとは思っておりますが、現状としては、今児童数もふえている状況で、なかなか空き教室はないんではないかなと思います。今使える会議室等の広報等に努めて、皆さんに御利用いただけるようにしたいと思っております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今コミュニティ・スクールからスクール・コミュニティへということで、学校を地域の集いの場にしていくっていう部分では、今後さらにそういった方向性が今まで以上に、教室っていう部分でも考えられてくるのかなっていうふうに思いますので、今、本当に生徒数がふえていて、空き教室の確保自体が困難という課題はあるかと思うんですけれども、また今後、より一層、市民の活動の場ということで、そういった工夫もお願いをしたいと思います。
 それと、ちょっとお伺いしたかったのが、35ページの生涯学習によるまちづくりという中で、市民参加による地域課題解決に向けた取り組みの推進の中に、市民が中心となって活動している団体との連携を図りつつ、ICTを活用した地域課題の解決ってあるんですけれども、これはどういったことを想定されているのか、お伺いしたいと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  2番目の市民参加による地域課題解決に向けた取り組みのところでよろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 こちら、情報推進課のほうで、第4次基本計画の第2次改定で挙げているものなので、申しわけございませんが、私のほうでこの部分の説明はちょっといたしかねるので、また別の機会にお願いいたします。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。
 では、続きまして、スポーツ推進計画のほうに移らせていただきたいと思います。まず、8ページの健康・スポーツの拠点施設の整備、管理運営ということで、今後、総点検、改善ということでここにスケジュールが出ているんですけれども、これを見ると、総点検が今年度と来年度、本当にしっかりと長い期間あるんだなと思ったんですけれども、この総点検にこれだけの時間を要するということでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今年度から準備をさせていただきまして、一部をスタートさせていきたいと思っております。
 そして、まだ仮称でございますけども、総点検市民会議というようなものを来年度開催できればと思っておりまして、そういう意味で、今年度は着手をしつつ、本格的には来年度というふうに思ってございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。じゃあ、来年度1年間かけてしっかりと総点検をして、また、その上で早く改善すべきところは、また来年度も取り組みながらということでよろしいんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今、12月補正で一部経費をお諮りをしているところでもございますけれども、今年度やるべきことは今年度着手をし、そして、市民の皆さんに多く集まっていただいて、先ほどの委員の御質問にもありましたとおり、やはり複合施設でございますので、さまざまな方がかかわっていただいている施設なので、やはり市民参加をやるにも、さまざまな方にお声がけをしてということになっていくかと思います。
 なので、今年度はどのような市民参加をしたらよいのかということを、まずプランニングさせていただく。一方で、今年度着手すべきものについては今年度から始めますし、課題として優先されるものについては来年度もということを想定しておりますので、着実に進めていきたいというふうに思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。ありがとうございます。続きまして、9ページの相談体制の充実のところなんですけれども、これが後期、今年度から増加ということになっているんですが、相談体制の増加というのは、今現在トレーニング室で専属のスポーツトレーナーの方も健康の相談事業というのを行っていらっしゃるかと思うんですけれども、そういった相談のトレーナーの方もふやしていくということなんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この相談事業について、トレーナーの方をふやしてというようなことは、今現在計画はしておりません。さらにこの健康・体力相談支援事業をより拡充して、より知ってもらうような取り組みというものができないかどうかっていうところを、まず考えていって、そういったところで、体験的なPRといいますか、そういうことをして、より多くの市民の方に知っていただいた上で、さらに申し込んでいただくというようなことを考えているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。このトレーナーの相談事業、本当に安くて、一般の民間だったら、こんなに安くはできないんだということを聞いているんですけれども、実際は非常に人気があって、なかなか予約がとれないっていうことも聞いていますので、より一層PRしたら、さらに予約がとれなくなってしまうのかなという気はするんですけれども。本当に皆様が活用しやすいような、利用しやすいような、せっかく行ったけども、半年先だったということが本当にないような、そういった工夫もぜひしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 オリンピック・パラリンピックの聖火リレーなんですけれども、先ほど質問があったかと思うんですけれども、この三鷹市でやられるということで、本当に市民にとっても一生に一度出会えるかどうかっていうことのオリンピック・パラリンピックだと思うんですけれども、この周知というのは、皆さんが集まるということが、また安全性の問題とか、そういったこともかかわってくるのかなと思うんですけれども、三鷹市を走るということは、市民にとっても大変喜ばしいことでもあるのかなと思うんですけれども、どういった周知をしていくのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この聖火リレーにつきましては、オリンピック・パラリンピック、両方ともこの後、詳細ルートについて発表していくというような公表がされると。今、組織委員会のほうで検討し、決定している過程というふうに聞いているところでございます。ルートが決まれば、公表されれば、もちろんどういった形の対応を、PRなり、安全対策をとっていく必要があるかというようなところが明確に、関連団体の皆さんと警察署、消防署を中心に話をしていくことになると思いますので、そういった中でしっかりとPRもし、安全確保をし、特に熱中症対策については時期的なところなので、しっかりと対応というところは求められるところでありますので、そこのところはしっかりと対応策をとった上で、多くの方に安全に見ていただけるような形というのを工夫していきたいというふうに思います。
 当然、市報やホームページや市の媒体を使って積極的にPRを図って、非常に大きなイベントですので、この聖火リレーについては、知らなかったという人はないような形で、しっかりと周知を図ってまいりたいというふうに思います。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 それと、三鷹市のラグビーのパブリックビューイングなんですけれども、本当に当初どんな形で開催されるのか、余り想像がつかなくて、どうなるのかなと思っていたんですけれども、本当に大変好評で、すごく盛り上がっておりまして、やはり感動を多くの方と一緒に見ながら共有するっていうことの意義というのは、本当に大きいなということを感じました。
 これは要望なんですけれども、またさらに来年、オリンピック・パラリンピックでそういった場が三鷹市内にできるといいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。最初に、これは生涯学習プラン2022なんですけども、昨今、障がい者の方のスポーツに対しては障がい者スポーツ、なかなか力がいっぱい入っているんですけれども、芸術文化について、31ページのところに、芸術・文化に関する学習の推進という項目があるんですけども、例えば数日やるような展示会ですと、例えば何日だったら、障がい者の方が優先的に入れる日にちをつくるとか、それから芸文センターなんかでしたら、今はないんですけれども、障がい者が優先的に入れるような客席。これは客席については、実は我々の令和山桜会で坊っちゃん劇場というところへちょっと視察に行ったときに、そこにはガラス張りの障がい者専用の客席があるんですよ。そうすると、障がい者の方というのは、ふだんはいいんですけど、何かあったときに声が出ちゃったりとか、何とかすると、やっぱり一緒にいる方、あるいは本人も気になって、一般の方を気にして、きょうは行きたいけど、行けないというようなことが実はあると思うんですね。ですから、展示会を何日もやるんであったら、何日は、例えば障がい者が優先的に入れる日にち、それから、芸文センターの客席においても、そういったガラス張りで、声を出しても一般の方には聞こえないような、当然マイクが入っていますから、見ているほうはわかるんですけども、声が表に出ないような、余り一般の方に迷惑がかからないで、安心して見られるような施設をつくっていこうというような考え方はないんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  芸術文化施策全体の中でお答えさせていただければと思いますけれども、まず、質問委員がおっしゃっているような施設の整備という意味ですと、今ある施設に、今から例えばガラス張りのお部屋をつくるとかいうことはなかなか難しいかなとは思いますので、そういう形で施設を改修しますという考え方は今のところございません。
 ただ、芸術鑑賞についても、ユニバーサルデザインといいましょうか、いろんな意味で、単に床が平らだということだけではない意味でのバリアフリーというのは必要だという視点での御質問だと思いますので、そういう視点は非常に重要だと思っております。それがどのような形で、障がいをお持ちの方に対する合理的な配慮を含めたサービスになるかということは、非常に重要な課題だと思いますので、芸術文化施策全体として検討していきたいというふうに思っております。


◯委員(吉沼徳人君)  要するに子どもさんたちにそういった芸術文化を見ていただくということに関しては、障がいのある方も一般の方も平等に見ていただきたいと思いますので、ぜひ御検討いただいて、何かそういう芸文センターでも、公会堂でも、改修工事があるようなときには、そういったこともちょっと考慮しながら工事をしていただけるとありがたいと思いますけど、よろしくお願いいたします。
 それと、大沢の里の古民家と水車経営農家のことなんですけども、非常にエコミュージアムとしていいんですけども、あそこ、交通のアクセスが非常に悪いんですよね。私は、近くに行くときは、車をとめるところはないのかなとか、バスだと15分に1本とか、非常に数が少なくて、行く方も大変だと思うんですけども。あそこに野川の東京都の駐車場がありますね。ちょっと先へ行った右側、分かれるところですね。例えばあそこの駐車場と市が契約をして、この古民家とか、エコミュージアムに来た方に、障がい者だけでもいいんですけども、駐車場の割引制度みたいなものを設けてあげるというようなことはできないのでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  委員がおっしゃるのは、野川公園の中の駐車場ということですね。
           (「はい、野川公園の駐車場です」と呼ぶ者あり)
 ちょっと距離があるように感じますが、東京都の公園ですので、どうなるかわかりませんが、試みてみることはできるのかなと思いますが、ちょっと私だったら歩けない距離かなとも思うので、もうちょっと近くにできるようになるといいんですが、検討したいと思います。


◯委員(吉沼徳人君)  障がい者用に1台か2台はつくれないことはないのかなと思うんですけれども、私もいつも古民家のほうへはいろいろと行っているので、そのときには道具があるので、しようがなくて、野川公園の駐車場へとめています。あそこから道具を担いで古民家まで行っているんですけど。ですから、自分で歩いているので、できれば障がい者の方も車椅子だったら、あのぐらいの距離だったら何とかなるのかなと思ったので、できるだけ御配慮をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、次にスポーツ推進計画の中で、6ページのところ、3番でスポーツ団体の育成と充実という項目があるんですけども、これは実際、現実にスポーツ団体をふやしていこうとするのか、あるいは今ある団体の中にスポーツをやる方をふやしていくのか、どちらを考えていらっしゃるのか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この団体の育成と充実というところは、委員おっしゃる両面から取り組みをしていきたいというふうに考えていまして、このスポーツ推進計画の大きな理念として、コミュニティの創生というところに基本理念を置いております。ですので、今現在、社会的には個人でするスポーツのほうが御利用者がふえている部分はあるんですけれども、やはりこのスポーツを通じて仲間づくり、交流をしていくというようなところから、いま一度この団体の意義を見直しまして、再認識して、しっかりと団体の数もふやすし、団体内での活動をしていただく人たちもふやしていくというようなことを念頭に置いて進めてまいりたいというふうに思っております。


◯委員(吉沼徳人君)  私が質問したのは、実は今、既存のチームがありまして、そこにやりたい方が入るんだといいんですけど、たくさんチームができちゃうと、今現実に、野球場にしても、テニスコートにしても、それからインドアスポーツにしても、練習会場がとれないんですね。スポーツ人口がどんどんふえてくるのはいいんですけど、会場がそれに伴ってふえてこないと、今までは毎週できたのが1週間置きになってしまうとか、そういうことがあるので、僕としたら、できるだけ既存のグループに入っていただくような方法でPRをしていただきたい。
 例えば連コミなんかもそうなんですけど、1年に1回、全部のクラブの一覧表を出して、どうぞお入りくださいみたいなやり方をしているんですけども、市の体協や何かもそういったチームの一覧表みたいなものを出していただいて、新しくつくっても──ないならしようがないですけど、やっぱりできるだけチーム数をふやさないで、運動施設を皆さんが平等に使えるようにしていかないと、人はふえたが、実際はできないという状況が出てくるんじゃないかと、それを心配しているんですけど、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  現状として、大きな視点でいきますと、各加盟団体に加盟しているチームというのは、年々減っているのが現状というふうに伺っています。やはり、ちょっと団体でやるスポーツについて、そういうチームをつくってというようなのは、社会的な流れでは少なくなっているというところですので、今委員おっしゃったように、基本的には例えば体協の加盟種目であれば、その体協の団体に属していただいて、その中で、今、市民大会を開いていますので、そういったところに参加していただくと。
 ただ、練習については、委員おっしゃるように、ふえてくれば、各チームがなかなか練習がしにくいというような環境もございますので、今現在、いろいろ施設の予約としても、市民大会とかいうところは最優先で枠を押さえることができるというような形で取り組んでいますので、そういったところと、一般の登録団体が利用できる枠、特に土日、祝日についてはなかなか一般の方が御利用できないような現状があるということは承知しておりますので、そこは各連盟さんのほうにも、そういう状況をお伝えしつつ、効率的に大会を進めていただいて、できるだけスポーツ推進課としても一般の利用団体が予約できる枠をふやしていくなど、そういった取り組みとあわせて進めていきたいなというふうには思っております。


◯委員(吉沼徳人君)  ぜひよろしくお願いいたします。今、大会のことがあって、SUBARU総合スポーツセンター、いろんな施設が中にあるんですけども、例えば大会を開催するときに、役員さんというのはいろいろな道具を持ってきたり、何かしなきゃいけないので、どうしても車で来ることになるんですね。そのときに、駐車場代なんですけども、実は私が言っているのは卓球の大会だと、朝から晩までかかるわけです。朝オープンして、すぐに準備を始めて、夕方4時、5時に終わるようなスタイルなんですけど、例えば大会で市が後援、あるいは共催の場合には、そのときに駐車場を役員さんの車は無償でとめられるとか、何かそういったことというのは考えておりませんか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この間、SUBARU総合スポーツセンターがオープンしてから、スポーツ団体の皆様からは、1日開催する大会などについて、そういった役員様の車両の駐車ですとか、それから今関連して、運び込む道具がたくさんあるとかいうようなことで、長い間駐車をしなければならないというようなことでの御要望は多くいただいているところです。
 ただ、今現在は、残念ながら一般利用の方と同じような扱いでしか運用をしておりませんので、その範囲でお使いをいただきたいということをお伝えしているとともに、これは実は周りの民間の駐車場のほうが、1日とめますと安い料金でとめられますので、周囲に幾つかございますので、そういったところを御利用いただけないでしょうかということで、今は説明はしておりますが。御要望が多く寄せられているということは、承知しております。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いします。というのは、今、日本は卓球とバドミントンが強くて、結構やる人の人口がふえているんですよ。それと、今、バスケットボールが──やっぱり彼がアメリカで頑張っているので、コミセンなんかでもバスケットボールをやる人口がふえていますので、人口がふえると、どうしても試合をやると、長時間の試合時間になるので、もしあれだったら、やっぱり例えば1試合について2台とか、3台とか、台数限定で利用しやすい方法をお考えいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、駅伝のことなんですけども、ちょっと私、去年、おととしも来なかったのかな、ほとんど来ているんですけども、実はゴールのところなんですけども、あそこ非常に狭いんですよね。それで、掘り割りみたいになっていて、上がってきて、ゴールするところがちょっとしか見えなくて。今までは、市役所の正面玄関がゴールになったり、市役所の駐車場がゴールになったり。というのは、今のところだと、例えばチームの仲間も実際にゴールを見れないんですよね。掘り割りみたいになっていて、両サイドは既に人がいて、仲間が迎えることもできない。
 それで、観客数も、例えば本庁の正面玄関をゴールにしていたとき、あるいは駐車場をゴールにしていたときからすると、仲間も見れない、それから、走るほうも、声がかからないと、実はやっているほうは力が出ないんです。私も毎回出ていたんですけども、やっぱりずっと見えて、周りから声がかかると、そこでまたもう一頑張りできるというのと。それから、ゴールは華ですから、多くの方にできるだけ見ていただくようなことが必要かと思うので、それは体協さんや何か、いろいろ打ち合わせをしなきゃいけないところがあると思うんですけども、御検討をいただきたいという要望をしたいと思いますので、それはよろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  まず、今回、各論が出てきて、先ほど来からいろいろな質疑がある中で、やっぱり例えば生涯学習プランにしても、ほかの部署と関係することって非常に多いじゃないですか。実際、まとめているのはスポーツと文化部で、生涯学習プラン2022という形でまとめていらっしゃると思うんですけど、実際にこれを進めていこうという事業展開をする中で、ほかの部署との連携っていうのは、多分今まで個別の案件について関係者だけが集まって会議をしているのかなとは思っているんですけど、今後またさらに進めていく中で、どういった形で具体的な一個一個の個別の事業を進めていこうとお考えなのか、お伺いしたいんですけど。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  基本的に生涯学習プランのこちらのほうの個別の事業については、担当の部署がございますので、そちらのほうが主体的にやっていくというような形にはなっていきますけども、庁内的には庁内に推進会議というのを設けておりますので、そちらのほうで各部署集まって、情報共有とか、そういうことをやっております。
 そういう意味で共通的な認識を持ちながら、基本的には市自体、全て、おのおのの事業自体が生涯学習だという捉え方をしていますので、そういう意味では、全体的な統計ですとか、そういうものについては私どものほうが所管しながら、チェックをしながらやっていくと。なおかつ情報共有をしながらやっていくという形で、今後も進めていきたいと考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。多分そういった形で進めているんだろうなとは思っていたんですけど、先ほど来から答弁の中で違う部署っていうことになると──課長とかも全く知らないわけじゃないですよね、だって、連絡はとっているんでしょうから。ある程度のことは知っているんであれば、少し説明していただいたほうがいいかなと、やりとりを見ながら感じたところでございます。
 ちょっと具体的な質問に入りたいと思いますが。まず、スクール・コミュニティのところなんですけど、これも実際は教育部とかになるのかなと思うんですけど、こういった形で生涯学習プランに入っているので、この後、教育部のほうの報告があるんですけど、教育ビジョン2022にはそんなに書かれていないですよね。生涯学習プランのほうにスクール・コミュニティの創生に向けた仕組みづくりっていう形でこれだけ具体的に入っているということなんですけど、進めていくのは教育部なのか、スポーツと文化部なのか、主体性を持っているのはどっちなのか、確認したいんですけど。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  主体になるのは教育部になります。


◯委員(谷口敏也君)  だけど、生涯学習っていうような観点が入るから、こっち側に入れているっていうことなんですか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  はい、そうです。コミュニティ・スクールは学校が拠点で、スクール・コミュニティは学校を核とした地域とのかかわりという形になりますので、あえて今回の計画の中には重点事業に入れるということにしました。


◯委員(谷口敏也君)  ということは、あくまで進めていくのは教育部のほうで、学校と連携を図りながら進めていくっていう認識でいいんですね。生涯学習課がそこにまた入って、一体的に何かやっていくというわけじゃなくて。スクール・コミュニティっていうのがコミュニティの創生と一緒のような感じで、新たなコミュニティを創生するというような形の1つじゃないですか。そうなると、学校じゃなくて、市長部局のほうになるのかなっていうイメージなんですけど。だけど、今までずっと学校がやっていて、教育部がやっていた中で、その辺のすみ分けとか、関係性というのが、いまいち具体的にわからないんですけど。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  所管というふうに言いますと、やはり教育部が中心になると思います。私と生涯学習課長とスポーツ推進課長は、教育部の肩書も実は持っておりまして、兼務をしているんですね。なので、私、教育部理事でもあります。そうじゃなければできないということではないんですけれども、平成29年に組織改正をしたときに、あえてそういうふうな、この3名は教育部の肩書も持って編入をするというような形にしてあります。
 そのような意味で、今質問委員がおっしゃいましたとおり、全庁的な取り組みだというふうな観点は当然あると思います。今、生涯学習課長が申し上げましたとおり、コミュニティ・スクールのときは学校が中心で、いろんな方に学校に参加していただいて、教育ボランティアもたくさんいてというふうな取り組みで今まで進んできましたけれども、それがさらに一歩進んで、学校を核としてスクール・コミュニティでというときには、教育部が中心になりますけれども、一方で、芸術文化もスポーツも含めて、広い意味での生涯学習がコミットしていくことは当然のことですし、今この御説明をしている生涯学習プランがそうであるように、生涯学習はそもそも全庁的な横串の計画で、福祉ですとか、生活環境部が所管しているものも全て含めての横串ですので、そういう幅広い分野が学校を核として、地域社会として連携をしていくという意味だと思いますので、一個二重の関係にあるかなと思います。
 ですので、まだこれからつくっていく概念ですし、実践もこれからですので、今確たることが何かということではありませんけれども、御質問の趣旨として、教育部だけではないのではないかということで言えば、まさしくそのとおりだと思います。そのような形で今議会の中で御説明をする基本計画のほうにも同じような位置づけで記載しておりますので、またそれは全協のほうで御説明をさせていただければと思います。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。進め方っていうのがなかなか難しいのかなって思いますので、3人が教育部のほうと連携をとっていただいて進めていただければ、少しわかりやすく、安心かなと思うので、よろしくお願いいたします。
 1つ戻るんですけど、17ページの三鷹型エコミュージアム事業の中で、真ん中あたりに教育センター展示室をエコミュージアムの中核施設にするっていうことで、今回打ち出されているんですけど、これは2階の部分で、常設展示的なことをやられるんですか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  生涯学習課の分室が教育センターのほうに移転したのは、前回御説明したかと思いますが、2階に常設の展示室を設けることになっております。そこの部分を中核施設として捉えたいと思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。続いて、28ページの平和事業なんですけど、これも平和事業となると違うんですよね。ちょっと視察で、今度、平和事業関係で行くので、ここで質問しようと思ったんですけど、じゃあ、答弁ないのかな。今までうちの会派としてもいろいろ議論した中で、今、見られる「そして60年 三鷹のまちは戦場だった」という、あのユーチューブのやつとか、ああいう戦争体験を語り継ぐ人の映像を残していくっていうのは非常に重要だと思いますし、あと、遺品の収集とか、保管、展示っていうのが非常に重要だと思うんですけど。もしかしたら答弁できないのかもしれないですけど、そういったことは本当に1年1年、そういった資料が集まりづらく、人の話も、亡くなっていって、できなくなるということを考えると、早急にいろいろと事業展開していかなければいけないんじゃないかなと思うんですけど、その辺はどういうお考えがあるんでしょうか。答弁できるんでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  申しわけございません、どこまで平和事業に取り組んでいるのか、企画経営課のほうとはそこまで確認しておりません。第2次改定の主要事業となっておりますので、別の機会のところで御質問できるかと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。
 それでは、スポーツ推進計画のほうで、まず、先ほども議論がありました、12ページの20代から40代のスポーツ実施率というところで、私もソフトバレーボール連盟に入って、子どもたちを教えていたりするのでよくわかるんですけど、二十ぐらいまではやっぱり学校でやるんですよね。でも、うちなんかは結構、高校生でも戻ってきてくれている人とかもいるんですけど、社会人になって、今度、機会が少ないっていうのがあり、あと時間がないっていうのがある。
 ただ、あの施設ができたことによって、やっぱり自分1人でも体を鍛えたいよなというような、この20代から40代ってふえていると思うんですよ。だからこそライザップとかはやっているわけでね。だから、そういうところを考えると、やっぱりふやせる幅があるような年代じゃないかなと思うんですよね。そういったことでスポーツを楽しむ、体を動かしていただければ、健康面でもよくなるし、医療費の削減にもなるわけで。実際、目標を令和4年度で42.8%から50%。逆に、1回もスポーツをしなかった人は減らしていくというような目標数値を挙げているわけですから、しっかりと──特に広報なんでしょうか、この年代だと、あそこ、SUBARU総合スポーツセンターに、ああいったほかの民間のスポーツクラブにも負けないようなトレーニングルームがあるというのを知らない方もいらっしゃると思うんですよ。そういった広報の充実というのも重点的な必要策かなと思うんですけど。指定管理者に任せている部分もあるでしょうし、市としてお願いしていかなければいけない部分とかも多々あると思うんですけれども、その辺、どうお考えなのか、課長の御意見をお伺いしたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この年代の実施率を高めていくために、審議会でもちょっと御提言をいただいたりもしているんですけども、お子さんのスポーツ教室とかというのは一緒に行かれる機会があると。そうしたときに、そのお子さんのスポーツをするのを見ているだけじゃなくて、やはり同じ時間に、例えば一緒に体を動かすとか、それがスペースを共有する場合と、一緒にお子さんとやる場合と、あとは、また隣の教室などが確保できれば、別メニューで体を動かしていただくとか、そういうような工夫っていうのはできるのではないかというような御提言もいただいておりますので、そういった工夫ですとか、今御指摘いただきました広報につきましては、この計画でも健康面の運動の効用というものをあわせてしっかりPRしていくことによって、やはり健康につながるというようなところの情報提供など、やはり総合的に考えて取り組みをしていかなければならないのかなというふうに思っています。
 また、議会からなども、女性の方の20代から40代のスポーツの実施率を高めるために、やはりお子さんを一時保育などしていただけるとか、より一緒にスポーツができるメニューですとか、そういうような御意見、御質問なりいただいておりますので、そういうところをきちんと取り組みをできるようなことを考えていきたいなというふうには思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。課長が言ったように、子どもと一緒にというところはすごいポイントで、私自身も娘が小学校5年生のときに小学生ソフトバレーボール大会に出るっていうので始めて、結局それで自分もやるようになって、自分が今度は教えるような形になっているんですけど、そういった子どもを通じた取っかかり、始めるきっかけっていうのが非常に多いんですよ。実際、子どもたちを教えていると、そのお父さん、お母さんが手伝ってくれたり、そのまま一緒にやってくれたりというのでふえている。うちのクラブなんかそうなんですけど、そういったことも視野に入れて広報活動をしていただきたいなと思います。
 先ほどの吉沼委員の件にも関係する駐車場の件なんですけど、ソフトバレーボール連盟に所属して、大会とかもやるじゃないですか。一般の市民の方も参加できますよみたいな形でやる大会とかもあるんですね。役員の人たちの言い分ですと、そういう三鷹市に登録している連盟って、スポーツフェスティバル、駅伝、あと小学生ソフトバレーボール大会、これ、市に協力しているんですよ。それだったら、もうちょっと融通をきかせてよと、ねえ、吉沼さん、言われますよね。
 せめて駐車場、新しいのができて、余っているという言い方はおかしいかもしれないですけど、あいてるんだったら、せめて1日、大会のときぐらい、1台、2台ぐらいはとめられるようにしてあげていいんじゃないかと思うんですけど、さらなる御答弁のほうをお願いします。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  確かにいろいろ御要望があるというのは、先ほどからも答弁させていただいているような状況です。所管的には、うちの駐車場自体はないので即答はできないんですけども、そういう御要望自体は所管のほうともいろいろ共有させていただいて、少なくとも例えば市の主催の事業ですとか、あとは後援している事業とか、そういうものはできるかどうか、その辺は今後、課題として検討させていただきたいと思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ぜひお願いします。そうすると、やっぱりそういうこと一つ一つとっても、やっぱりスポーツをする人がふえていくっていうような形になると思うんですよね。ぜひ御検討いただければと思います。
 今回出された三鷹市ゆかりのアスリート支援要綱ということで、具体的に市民の方、また過去に在住、在学、在勤していた方で、今現在、強化選手に選ばれている方とか、東京アスリート認定選手として認定されている方というのはどれぐらいいらっしゃるのかということと、あともう一つ、そういった方で、例えば日本オリンピック委員会のほうとかから、三鷹に住んでいますよっていう情報提供があるのか。要は、漏れたら悪いじゃないですか。そういったことはしっかりとできているんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、東京アスリート認定選手については、年度ごとに東京都が認定を更新していくような形になっているんですけども、現在7名いらっしゃったかなというふうに思っています。この方の情報については、東京都のほうから可能な限りはホームページのほうでも公表しておりまして、連絡先等についても情報提供いただける範囲内で情報提供いただいておりますので、この制度が始まった今回なんですけども、まずはしっかり郵送で、この制度が始まりましたので、どうぞ御利用くださいというようなことを実施しているところでございます。
 それで、このほかのオリンピック強化選手等については、やはり報道やホームページ等によって、または直接御自身から、こういう国際大会に出ているんですというようなことの情報が、こちらのほうに寄せられて初めてわかるところが正直なところでございますので、それはスポーツ推進課のほうでしっかりとアンテナを張って、そういう方がいらっしゃれば、やはりこのスポーツを推進していく中で、こういった方々を応援する。人を通じて応援することによって、その種目ですとか、そういうことも身近に知っていくことができるというふうに思うので、非常に大きな効果があるというふうに思っていますので、そこのところをしっかりとやっていきたいというふうには考えております。


◯委員(谷口敏也君)  JOCのほうから連絡があるわけじゃなくて、こっち側から探していかなきゃいけない。そうなると、やっぱり今おっしゃっていたように、しっかりとアンテナを張って調べていってもらうしかないと思いますので、ぜひ頑張ってください。
 終わります。


◯委員(吉野和之君)  それでは、1点だけ質問させていただきます。生涯学習プランの各論の31ページに関することなんですけども、ここに芸術・文化に関する学習の推進という項目がございます。三鷹市の施設のスポーツの核は、1つとして、SUBARU総合スポーツセンターがあると。そして、もう一つは、芸術文化の核として、芸術文化センターがあると私は思います。この芸術文化センターをどのように活用していくかということが、実は今回のこの各論の中にも書かれていないんです。
 やはり、1つの核として、芸術文化の中の芸術文化センターの活用の仕方というのも、これ、重点事業の1つとして考えていく必要があるのではないかなと思うんですが、そこら辺に対する考え方をお伺いします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  芸術文化課長も併任しておりますので、私から答弁させていただきます。質問委員おっしゃるとおり、今ここに具体的なその施設名としての記載はございませんけれども、芸術文化施設についても、当然広義の生涯学習の拠点として位置づけていくべきものだと思っております。芸術文化センターもそうですし、駅前ギャラリー等々とも同じ扱いかなと思いますので、きちっとした位置づけを考えていきたいというふうに思っております。


◯委員(吉野和之君)  ありがとうございました。特にこの芸術文化に関する学習の推進というところに書かれていると思うんですが、ただ、どちらかというと、子どもたちとか、こちらのほうに重点が置かれているようなんですよ。むしろ、この生涯学習の一環として考えるのであれば、子どもたちも当然重要でしょうけども、やはり一生を通じてこの芸術文化活動を行う1つのプランとして、その中の核として芸術文化センターも位置づけていくべきではないかなと思いますので、今後、そういう方向でお願いいたします。
 終わります。


◯委員長(伊東光則君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時59分 休憩


                  午後0時58分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  それでは、文教委員会、教育部の行政報告をこれから始めますけれども、6件、行政報告がございます。私のほうから、まず1つ目の三鷹市教育ビジョン2022第2次改定(案)についてを説明させていただきまして、その後、順次担当課長のほうから、2番目以降6番目まで続けて説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、説明を始めさせていただきます。資料1、三鷹市教育ビジョン2022第2次改定(案)についてをお開きください。こちらにつきましては、9月の文教委員会のときに、概要としてはまず説明させていただきましたので、1ページをお開きいただきまして、ごらんいただきたいと思います。まず第1、三鷹市教育ビジョン2022の第2次改定に当たってということですけれども、1つ目の三鷹市教育ビジョン2022の施策の方向というところでございますけれども、新学習指導要領を踏まえまして、主体的・対話的で深い学びの視点を重視した授業改善というようなところを追記して、修正させていただきました。
 その下、2つ目、三鷹市教育ビジョン2022の位置づけですけれども、これは次のページにもまたがりますけれども、位置づけの図も出ております。記載されていますように、三鷹市自治基本条例、三鷹市基本構想に基づきまして、第4次三鷹市基本計画の第2次改定との整合を図るとともに、地教行法の改正により新たに設置された総合教育会議の中で策定した三鷹市の教育に関する大綱との整合を図っております。そして、教育基本法で明示された教育の目的及び目標を踏まえて、三鷹の教育が目指すべき基本的かつ総合的な構想として施策の方向性を定めるということで、三鷹市の教育振興基本計画としての位置づけを持つということでございます。
 その下、3つ目でございます。3番目、第2次改定の基本的な考え方でございますが、こちらにつきましては、個別計画の第1次改定の計画期間が終了するに当たりまして、第4次三鷹市基本計画の第2次改定との整合を図りながら、前期における取り組みの成果と検証を踏まえた時点修正的な改正を行うとしたところでございます。
 続きまして、右側の3ページに行きます。4番目、三鷹市教育ビジョン2022(第1次改定)の達成状況でございます。(1)、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育について、(2)、具体的な教育の取り組み成果について。こちらについては、実績を書かせていただきましたので、参照していただきたいと思います。(3)の今後に向けた課題についてでございますが、学校を核としたコミュニティづくり、スクール・コミュニティの創造に向けた取り組みについて追記をさせていただいているところでございます。
 1枚めくっていただきまして、4ページでございます。計画期間でございますが、全体の計画期間──平成23年度から令和4年度までの12年間のうちの、令和元年度から令和4年度の4年間が対象になっているということでございます。
 続きまして、5ページです。第2の目指す子ども像──人間力と社会力を兼ね備えた子どもの育成というところでございます。こちらにつきましては、さまざまな経験や体験を通した学びというような文言を追記させていただいております。あと、下のほうでございますけれども、全ての子どもの学習権の保障というようなところ、あとは個別最適化された教育の実現といった新しい文言を追記させていただいております。
 続きまして、6ページ、7ページをお開きください。基本的方針としての5つの施策目標が示されておりますけれども、右側の7ページのほうの目標IVのところに、トイレ、空調設備の改修でありますとか、体育館への空調設備の整備というのを追記させていただいているところでございます。
 1枚めくっていただきまして、8ページ、9ページでございます。体系図が出ております。こちらにつきましては、これから御説明します第5の目標・重点施策の設定と取り組みの方向の変更点が反映されている修正になっているところでございます。
 それでは、具体的な施策のほうに行きたいと思います。1枚めくっていただきまして、10ページ以降でございます。第5、目標・重点施策の設定と取り組みの方向でございますが、まず10ページの目標I、地域とともに、協働する教育を進めますというところでございます。1つ目のコミュニティ・スクールの機能の充実のところでございますが、学園単位の学校運営協議会として一本化というような文言、あとはより一体感のある学園運営、地域との協働、マネジメント力の強化、こういった文言を追記させていただいております。
 下に行きまして2つ目、地域人材の育成と協働の推進でございます。これは11ページにかけてでございますが、1つ目の丸のところでは、三鷹ネットワーク大学と連携した研修機能の充実を追記させていただきまして、右側の地域人材のところにつきましては、みたか地域未来塾の取り組み、大学、企業、NPO法人との連携等を追記させていただいているところでございます。
 続きまして、下の3番目、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備でございますけれども、こちらにつきましては、スクール・コミュニティの創造に向けたコミュニティ・スクール推進員の全市展開に加えまして、統括コミュニティ・スクール推進員の配置による支援体制の充実という内容に修正させていただいております。この体制が整ったということから、今回、最重点施策から重点施策とさせていただいております。
 続きまして、1枚めくっていただきまして、目標IIに行きます。小・中一貫した質の高い学校教育を推進しますというところでございますが、4番目の小・中一貫教育の充実と発展でございます。こちらにつきましては、まず法制度改正や実施方策に基づいた効果的な指導の充実というような内容になっております。また、2つ目のぽちのところは、小・中一貫カリキュラムの活用、指導効果を一層高めるための学園版カリキュラムの作成によって、主体的・対話的で深い学び、社会に開かれた教育課程の実現等を追記しています。
 その下ですけれども、カリキュラムを活用して、履修主義からつまずきを克服する習得主義への推進というような内容を書かせていただいております。右のページに行きますけれども、最後の丸のところですが、多様な教育方法による個に応じた指導の推進というところを、第1次改定のときは教育支援の充実の項目にあったんですけども、これをこちらのほうに移しまして、ICTの活用も含めた個別最適化された教育の推進というふうにさせていただいております。
 その下、5番目、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございますが、新学習指導要領で求められます各教科等の見方・考え方、課題解決学習、ここにPBLというような言葉が出ていますけれども、そういった内容を追記させていただいております。また、ICT活用推進モデル校での活用事例の実践及びプログラミング教育の推進というようなことも、修正、追記させていただいております。
 1枚めくっていただきまして、6の三鷹らしい特色ある教育活動の推進と多様な学習機会の提供でございます。こちらにつきましては、コミュニティ・スクールの特性を生かしたキャリア・アントレプレナーシップ教育や地域学習を取り入れた学園版カリキュラムによる、社会に開かれた教育課程の実践ということを追記させていただいております。
 その下、7番目、生活指導の充実のところにおきましては、右側のページになりますけれども、不登校対応として、適応支援教室による社会的自立及び学校復帰支援のことについて、追記をさせていただいております。
 その下、8番目、教育支援の充実のところでございますけれども、教育支援学級、校内通級教室の担当教員の専門性向上の研修体制について、追記させていただいております。また、小・中一貫した相談支援及び福祉・保健・医療等と連携した切れ目ない支援、こちらについては新たに項目として追加させていただいております。
 その下、9番目、幼稚園・保育園と小学校の連携教育と支援の推進でございますけれども、こちらにつきましては、小学校スタートカリキュラムの実践による幼・保・小連携教育の推進について追記させていただいております。
 少し飛びます。17ページに行きます。目標IIIでございます。学校の経営力と教員の力量を高め、特色ある学園・学校づくりを進めますというところでございます。10番目の学園長・校長の学校経営ビジョンに基づく特色ある学園・学校づくりの推進でございますが、2つ目の丸のところに、学校で学ぶ当事者である児童・生徒の意見の反映というような内容を修正、追記させていただいております。
 その下、11番目、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成のところでございますが、18ページのほうにかけて、一番最後の丸のところですけれども、三鷹市立学校における働き方改革プランの推進という項目を新たに追加をさせていただいております。
 その下、12番目、三鷹教育・子育て研究所の活用のところでございますが、こちらにつきましては、三鷹のこれからのよりよい教育について考えるための提言を、教育・子育て研究所のシンクタンク機能を活用して実施していくというような内容を書かせていただいております。
 続きまして、少し飛びまして、20ページです。目標IVでございます。安全で快適な、充実した教育環境を整えますという内容でございますけれども、13番目の子どもの安全安心の確保のところでございます。こちらについては、夏季の熱中症防止対策、また、地域と連携した防犯力の向上、あとは学校における事業継続計画の策定、こういった内容を修正、追記させていただいているところでございます。
 続きまして、右側のページ、21ページですけれども、14番、こちらはタイトル自体を少し修正をさせていただいていまして、防災都市づくりに向けたという言葉をつけさせていただいて、安全で快適な学校環境の整備でございます。こちらにつきましては、新都市再生ビジョン(仮称)の中での学校施設長寿命化計画(仮称)の策定、あとはトイレ、空調設備の改修、学校体育館空調設備の整備。あと、下連雀五丁目第二地区開発事業への対応方針、通学区域に関する規則の改正等の追記をさせていただいているところでございます。
 続きまして、その下、15番目、環境に配慮した学校施設の整備と環境教育への活用でございます。こちらにつきましては、1つ目のところの丸でございますけれども、学校のエコスクール化と校庭芝生化、これを第1次改定から1つの項目に集約をさせていただきました。
 続きまして、その下、次のページにかけて16番目、ICTを活用した魅力ある教育環境の整備と利活用でございます。教育ネットワークシステムや校務支援システムの適切な更新、ICTの効果的な活用に向けた研修、研究体制の推進による教育内容の充実、三鷹市立学校情報セキュリティ基本方針の運用による適切な情報管理について、追記をさせていただいております。
 また、ホームページの充実と学校・家庭・地域間の連携、こちらを1つの項目に、第1次改定から集約をさせていただいているところでございます。
 続きまして、右側、23ページ、目標Vでございますけれども、こちらにつきましては19番目、家庭や地域の教育力の向上のところでございます。24ページにかけてでございますけれども、ソーシャル・ネットワーク・システムの終了による家庭教育支援部「かきしぶ」という取り組みがあったんですが、その記述を削除するとともに、三鷹「学び」のスタンダード(家庭版)の普及啓発による家庭での実践の奨励というような内容を追記させていただいているところでございます。
 教育ビジョン2022については以上でございます。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  私からは、資料2の三鷹市教育支援プラン2022第2次改定(案)について、お話しさせていただきます。こちらにつきましては、表紙にございますように、障がいのある子もない子も学校・家庭・地域の力を得て次代を担う人として心豊かに育っていくことを支援するためのプラン、この理念を掲げたまま、今回も改定作業に取り組みました。
 まず、めくっていただきまして、1ページにございますが、こちらにつきましては、教育支援プラン2022の位置づけにつきまして、今、教育部長のところでお話しいたしましたように、三鷹市のさまざまな基本計画等も改定がございましたので、それに合わせて時点的な修正を加えております。
 めくっていただきまして、2ページ、3番、第2次改定の基本的な考え方、これも時点的な修正です。
 4、教育支援プラン2022(第1次改定)の達成状況につきましては、(1)、通常の学級におけるユニバーサルデザインの視点に基づく授業づくりについての意識向上、(2)、固定制教育支援学級の指導の充実、次のページになります、(3)、小学校における校内通級教室全校設置と中学校への準備、(4)、スクールソーシャルワーク機能を有する市スクールカウンセラー配置による小・中一貫した継続支援、こちらを書き加えてございます。
 5番の計画期間についても時点的な修正でございます。
 次、めくっていただきまして、2番、教育支援を通して育成したい力、こちらも教育ビジョンが目指す子ども像に合わせた修正でございます。
 さらにめくっていただきまして、6ページ、基本方針ですが、この3つの基本方針は変わらずに、この考え方のもとに修正を加えました。
 7ページ、こちら、三鷹市教育支援プラン2022(第2次改定)の体系でございますが、この後、お話しいたします修正を反映したものでございます。
 それでは、9ページ、具体的な施策のところからお話しいたします。基本方針1、これは子どもへの教育支援でございますが、9ページの1番、支援を必要とする児童・生徒への指導と支援の充実というところでは、個別指導計画・個別の教育支援計画の充実というところで書き加えたり、修正を行っております。各校の教育支援コーディネーターがこれからも担っていくというようなこと。
 それから、(2)、通常の学級で支援を必要とする児童・生徒に対する指導と支援の工夫。こちらは、やはり三鷹市における特別支援教育、教育支援に関しましては、通常の学級が大事でございますので、そちらのことを書いてございます。
 めくっていただきまして、10ページ、(3)です。こちらは教育支援学級(固定制・通級制及び校内通級教室)における指導と支援の工夫、これを追記いたしました。
 続きまして、11ページ、2番、一人一人の児童・生徒を支援する学校の体制づくりでございます。(1)、校長のリーダーシップによる教育支援の推進。こちらも校内通級教室が全校に配置されましたので、ますますこの校内委員会を中心とした校長のリーダーシップが必要ということを書いてございます。
 めくっていただいて12ページです。特に(4)、教育支援学級(固定制・通級制及び校内通級教室)担当教員の養成ということで、修正、追記をいたしました。
 さらに、13ページ、これらの学級と通常の学級の連携体制につきましては、こちらは項目を移しまして、こちらに修正として加えました。
 さらに、その下、(6)、不登校児童・生徒への対応。これは追加をいたしました。
 めくっていただきまして、14ページ、基本方針2です。こちらは学園・学校での教育支援の体制というふうに修正をいたしました。
 1番、学園を単位とした教育支援の中で、(1)、義務教育9年間を通した教育支援につきましては、スクールソーシャルワーク機能を有する市スクールカウンセラー等のことなどを加えて修正といたしました。
 (2)、教育支援学級(固定制・通級制及び校内通級教室)のセンター的機能を生かした整備というあたりでは、校内通級教室の設置をあわせまして、追記したり、修正したりしております。
 そして、次の2番、コミュニティとともに歩む教育支援の推進、15ページの下のほうでございますが、こちらにつきましては15ページから16ページを1つの項目に集約してまとめました。
 次、17ページ、基本方針3でございます。1番の支援の引き継ぎと連携の充実のところでは、(1)、誕生から自立までの切れ目のない支援ということで、この切れ目のない支援につきまして、追加したり、修正したりしております。
 めくっていただきまして、18ページ、(2)、就学前の支援から就学相談への引き継ぎ、さらに(3)、小・中学校から義務教育後の支援への引き継ぎというところで、追加したり、修正したりしております。
 さらに、次のページです。19ページ、教育支援にかかわる総合教育相談機能の充実につきましては、時点的な修正も加えて、修正をしております。
 そして、めくっていただきまして、20ページ、3、推進体制の整備、こちらも時点的に修正をしております。
 以上でございます。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  私からは、みたか子ども読書プラン2022について御説明をいたします。
 3ページをごらんください。第1部、総論。第1章では、計画の改定の考え方、位置づけ、方針、また計画の指標について述べております。第2次改定の基本的な考え方と見直しの視点は、第4次基本計画の第2次改定と平成29年12月に策定した三鷹市立図書館の基本的運営方針との整合性を図るとともに、子どもの発達段階に応じて読書への関心を高めるため、子どもたちにサービスを届ける視点、そして、子どもの読書を支援するさまざまな取り組みを推進することで読書習慣が形成されるという視点に重点を置いて見直しをしております。また、事業の推進により、時点修正及び文言の修正を行っております。
 計画の位置づけについては、三鷹市立図書館の基本的運営方針及び三鷹市子ども・子育て支援事業計画を追記しているところです。全体的な構成としては、用語説明を一覧表にして資料として添付していたところを、用語の説明が必要な文言のページに注釈として記載するようなレイアウトにしております。
 5ページをごらんください。5ページから6ページに計画の指標を挙げております。6ページをごらんください。6ページの指標2では、平成30年度の貸出点数は35万5,568点と、目標指標を達成したことから、三鷹市のピークの実績である平成22年度の実績を次の目標とし、36万8,000点に上方修正いたしました。
 7ページには、児童・生徒の読書活動状況等に関する調査結果を掲載していますが、同プランの対象である高校生の調査結果を追記をいたしました。
 8ページをごらんください。第2章、第1の国の動向では、平成30年4月に策定された子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(第四次)について追記しました。同計画は、読書習慣の形成、発達段階ごとの効果的な取り組みの推進、読書への関心を高める取り組みの充実などを主な改正点としており、みたか子ども読書プランにおいても、第2次改定においてこの視点を取り入れているところでございます。
 9ページには、読書プラン(第1次改定)の達成状況について記載をしております。井の頭コミュニティ・センター図書室との連携、移動図書館の活用、児童文学作家の神沢利子さんの寄贈資料の公開、日本の公立図書館初の「R.E.A.D.プログラム」を参考にした「わん!だふる読書体験」の取り組みなどについて記載をしております。また、指標1から3の取り組み、成果について記載をしております。
 10ページをごらんください。10ページに体系図を記載をしております。子どもが本を手にする仕組み、読書の楽しさを伝える仕組みの2つを柱として、子どもの読書環境の整備及び自主的な読書活動の支援を本計画の目的としております。
 11ページから、第2部、各論では、前期の実績を述べるとともに、今後の取り組みについて記載をしております。第1章の子どもが本を手にする仕組みでは、事業の進展に伴い、具体的な施策の体系を一部見直しております。まず、後段にあった図書館資料の充実を第1に、団体に向けた取り組みについてを進捗状況から後段に移しているなどの体系を見直しております。
 第1の図書館資料の充実では、外国語資料を充実する取り組みを具体的に記載しております。また、配慮が必要な子どもの利用を考慮した資料の収集については、布の絵本の蔵書の増加、所蔵館の拡大を追記をしております。
 14ページをごらんください。第3、関係施設・関係部署との連携では、井の頭コミュニティ・センター図書室との事業連携、情報共有を一層深め、子どもの読書活動の推進を図ることを追記をしました。また、三鷹市総合保健センターや三鷹市星と森と絵本の家との連携事業を具体的に追記するとともに、さらなる連携を推進していくことを記載をしております。
 15ページの第5、移動図書館ひまわり号の活用では、子どもに本を届ける取り組みとして、16ページの第6、居場所としての図書館づくりでは、子どもたちが集い、また、学びの場として利用することができる図書館を目指すことを新規項目として追加をしております。
 第2章の読書の楽しさを伝える仕組みについて、御説明をいたします。16ページ、図書館で行う子どもに向けた読書活動の啓発では、図書館サポーターや地域で活動するボランティアとの協働の推進、多様な視点からの読書活動事業の推進を新規項目として追記をしております。
 18ページには、配慮が必要な子どもに対する読書活動の啓発として、子ども一人一人の個性に応じて取り組みを推進すること、また、読書サポートサービスの周知、普及啓発について追記しました。また、5のヤングアダルト(中学・高校生)世代向け読書活動の啓発では、読書の習慣を定着する視点を取り入れ、事業の推進、情報発信のほか、ニーズ調査の実施や中学校の学校図書館との連携を追記しております。
 21ページをごらんください。第3、子どもの読書活動に関する情報の提供及び発信では、図書館協議会から、提供だけでなく、積極的な情報の発信も必要である旨の御指摘をいただき、発信を追記しました。これまでの取り組みを充実させ、子どもの読書活動を推進するほか、他部署との連携やアウトリーチ型の取り組みを推進するなど、新たな読書活動の展開を図る内容に拡充することとしたところでございます。
 私からの説明は以上です。


◯指導課長(松永 透君)  私からは、資料4と資料5について御報告をさせていただきます。
 まず初めに、資料の4をごらんください。平成31年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査結果について、御報告をさせていただきます。この調査は小学校1年生から中学校3年生までの児童・生徒を対象とした悉皆の調査で、毎年6月に実施をしているものでございます。
 3枚ございますけれども、1枚目が小学校の結果となります。こちらをごらんください。この用紙の上半分が男子、下半分が女子ということになっております。種目ごとの平成29年度から3年間分ということで、結果を記載しております。途中に矢印等があるんですけれども、前年度と比べて上回っていればオレンジ色の矢印、下回っていれば黒い矢印、同じ場合には、わかりにくいんですけど、イコールということで書いてございます。
 また、学年ごとに、上の段に東京都の平均、下の段に三鷹市の平均を記載してございます。三鷹のところを見ていただくと、水色と青いのとございますけれども、東京都の平均を上回ったもの及び同じものについては濃い青の印、下回ったものについては変わらず水色のままということで記載をさせていただきました。数字ですけれども、データは小数点第2位を四捨五入して、第1位までの数を記載してございます。
 また、こちら、小学校5年生のところを見ていただければと思うんですけど、緑色で国と書いてあるところがあると思うんですけれども、こちら、小5と中学校2年生に関しては、国のほうも同一の調査を行いながら国の平均値を出しているということです。ただ、残念ながら、まだ平成31年度につきましては、国のほうの数値は公表されておりませんので、空欄のままになっています。
 一番右側に合計点というふうに、全種目の合計スコア、こちらが出ているところです。合計点を見ますと、今年度は小学校では男子の3年生、4年生、5年生、6年生、女子では小学校の3年生と4年生が東京都の平均を上回っております。
 種目別に見てまいりますと、反復横跳び──真ん中ぐらいのところになりますけれども、こちらが小学校4年生と5年生を除いて、東京都の平均を上回っているか、同じということになっております。小学校で良好な結果だった種目につきましては、この反復横跳びのほか、立ち幅跳びかなと思います。立ち幅跳びでは、全学年が東京都の平均を上回りました。
 課題の見られる種目ですけれども、小学校では長座体前屈──左側から3つ目になりますかね、ここですね。柔軟性を示すものだと思うんですけれども、男女とも、全学年とも東京都の平均を下回っているという結果になっています。また、ソフトボール投げ──毎年課題だと言われているところなんですけれども、小学校の3年生、4年生、6年生の男子を除いて都の平均を下回るという結果になっています。
 続きまして、2枚目になります。先ほどの小学校同様、中学校の結果となります。一番右側の全種目の合計点を見ますと、中学校では、男子の2・3年生が都の平均を上回っているところです。女子の2年生につきましては、スコア的には同じということになっています。中学校では上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、持久走、50メートル走において良好な結果となっているところです。長座体前屈、反復横跳び、持久走、50メートル走では、全学年の男女とも、東京都の平均と同じか、上回るという結果になりました。
 課題としては、中学校では握力ですね。ここでは、1年生、3年生の男子を除いて、全学年下回るという結果になっているところです。
 続きまして、3枚目になります。3枚目は、この結果から小学校6年生と中学校3年生を取り出したグラフになっています。左側ですけれども、平成29年度、平成30年度、平成31年度のそれぞれの小6、中3の子どもたちのスコアがどうであるのかということを示したものでございます。赤いグラフが三鷹市、青いグラフが東京都ということになります。小学校の男子、中学校の男子につきましては、3年連続で東京都の平均を上回っているところです。
 右側ですけれども、こちらは平成29年度、平成30年度、平成31年度、それぞれの年度に、今、この小6、中3の子どもたちがどういうスコアであったのかという──小学校4・5・6年生、それから、中学校は1・2・3年生ということで、変化がどうだったのかといったことについて示したグラフになります。同じ集団を3年間追いかけたということです。
 小学校6年生の男子では、3年間とも東京都の平均を上回るということになっています。6年の女子につきましては、年々差は縮まっているものの、3年連続で東京都の平均は下回りました。中学校につきましては、3年生のときの男子は、中1のときから都の平均を上回っていますけれども、その差が逆に縮まってきているのかなと考えています。また、3年生の女子につきましては、中学校1・2年の段階では都の平均を上回っていましたが、3年生では都の平均を若干下回ったといったことになります。
 いずれにしましても、これからの人生100年時代、この小・中学生の体力の向上というのは非常に重要なものであるというふうに考えております。各学校でもこちらのほう、力を入れてこれからも取り組んでいきたいと考えているところです。
 こちらにつきましては以上でございます。
 続きまして、資料の5をごらんください。平成30年度の三鷹市立小・中学校の児童・生徒の問題行動等の実態についてということで、御報告をさせていただきます。A3表裏1枚ということになりますけども、そちらをごらんください。この調査は、三鷹市教育委員会が実施しております問題行動等状況記録シートというのを各学校のほうで年間4回つくりながら、経年で追いかけていくわけですけれども、それに基づいて調査をしたものでございます。
 調査対象期間は、平成30年4月1日から平成31年3月31日までということで、昨年度の分ということになります。大きく分けて3点ございます。1つは不登校、もう1つは暴力行為、そして、いじめということですね。
 まず初めに、不登校についてということで御説明を申し上げます。不登校児童・生徒の推移ということでございますけれども、不登校の定義ですけれども、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童・生徒が登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあり、年間30日以上欠席した児童・生徒を指します。なお、病気や経済的な理由によるものを除くということです。
 三鷹市の小・中学校の状況です。小学校ですけれども、小学校の不登校児童数は、平成29年度の7名に対して、平成30年度は9名と、2名増加し、平成27年度から見ると微増という状況でございます。中学校ですけれども、中学校の不登校生徒数は、平成29年度の12人に対して、平成30年度は9人と、3人減少ということになります。さまざまな部分で不登校の児童数・生徒数が少ないということでよく言われているところなんですけれども、小・中一貫教育による中1ギャップの軽減、それから、初期段階での家庭訪問や面談、それからスクールカウンセラーの継続した相談等の対応、特にスクールソーシャルワーク機能を持たせたスクールカウンセラーの活躍というのは、すごく大きいのかなというふうに考えているところです。
 学校のほうでも、悲しい思いをする子どもたちが少しでも少なくなるようにということで、欠席3日ルールというのを各学校のほうでも取り組んでいます。1日目、休んだときは家庭に電話連絡をしようと。2日目、3日目ということで、続いて3日休んだときには、必ず家に寄って、家庭の状況等を含めて保護者とも会えれば会ってということで、家庭訪問して、休み続けてしまうと、なかなか学校、来づらくなってしまうところもありますので、来やすい環境を整えてということで努力はしているところです。
 それから、病気等ということで、今の段階では基本的には学校のほうでスクールカウンセラー等々の面談を踏まえて、医療につなげるというようなことというのは、お勧めしてやらせていただいているところではあるんですけれども、そういう子どもたちを全部病気ということでカウントするのではなくて、きちんと医師からの病名の診断があったものについて、病気というふうな捉え直しをしていこうということで、教育長のほうからも御指示がありまして、もしかしたら次年度はもうちょっとふえてくるかなというふうに考えているところでございます。
 続きまして、暴力行為等についてのところになります。ここで言う暴力行為とは、児童・生徒が故意に有形力──目に見える物理的な力を加える行為を言いまして、対教師暴力、生徒間暴力、対人暴力、それから器物破損という4つの形態に分かれています。ここで言う暴力行為なんですけれども、かなり重大な暴力行為ということで行われた場合にということで捉えています。昨年度あったのは、友達の顔を殴ってしまって、鼻の骨を折ってしまうとか、そういうことで病院になんていう、そういうケースのことが挙げられていたものでございます。平成30年度につきましては、暴力行為については発生していないということでございます。
 裏面をごらんください。3点目はいじめになります。いじめの定義は、同じ学校に在籍している児童・生徒など、一定の人間関係にある他の児童・生徒が行う心理的または物理的な影響を与える行為で、行為の対象となった児童・生徒が心身の苦痛を感じているもの、これを指します。なお、いじめの行為につきましては、インターネットを通じて行われるものも含むということになります。
 三鷹市内の状況になります。左上に認知件数がございますけれども、平成30年度、小学校の認知件数は64件ということで、平成29年度の82件よりも18件減少しています。中学校の認知件数は60件で、平成29年度の53件よりも7件の増加となっています。下に東京都の数字も出しておきましたけれども、非常にふえているという状況でございます。
 その2つ下の年度末の状況というところで、いじめの態様ということで、どんないじめがあったのかといったことなんですけれども、小学校では、冷やかしや悪口など、嫌なことを言われたというケースが最も多かったです。次いで仲間外れや無視、軽くぶつかられる、遊ぶふりをしてたたかれる、蹴られるとなっています。
 それから、中学校ですけれども、中学校のほうもやはり冷やかしや悪口など、嫌なことを言われたというケースが最も多く、次いで仲間外れや無視。パソコン、携帯電話等で誹謗中傷や嫌なことをされるが5件ということになっています。三鷹の場合には、いじめの態様につきましては、小・中学校ともに冷やかし、悪口等、言葉によるいじめが最も多かったのかなというふうに考えています。
 一番左側の下になりますけれども、発見の端緒ということで、どういうふうにしてこのいじめの事案がわかったのかということです。小学校は、学級担任が見つけるということで24件、これが最も多くなっています。次いで、本人の保護者13件、アンケートなど学校の取り組みとなっています。中学校では、アンケートなど学校の取り組み、これが最も多く、次いで本人からの訴え、本人の保護者からの訴えとなっています。特に小学校では、担任の先生が見つけるということが非常に多いということなんですけれども、担任と児童・生徒と、それから保護者との日常的な関係づくりが比較的良好であることやいじめの早期発見に向けた学校の取り組みの成果──網の目を細かくして、見逃さないようにしていこうということで指導していますけれども、その取り組みの成果があらわれていると考えられます。
 それから、年度末までにこのいじめがどうなっていったのかといったことなんですけれども、左側の上、まる2、年度末の状況と書いてある一番最初のところになりますが、年度末までの解消の状況ですが、小学校では認知件数64件中、3月31日現在で解消したものが42件、取り組み中のものが22件ということでした。取り組み中の22件は、一定の解消が図られてはいるものの、経過観察が必要なものということで、今年度中には13件、もう既に解消しているというふうに聞いているところです。
 この解決したというのはどういうふうな判断なのかといいますと、1つは、学校いじめ対策委員会というのが学校の中にございまして、そこでいじめの認知、これはいじめだというふうな形での組織的な取り組みをしていこうということで進めていくわけですが、その子どもたちの人間関係等も日常の学校生活の中で見取りながら、3カ月間、きちっと新しい人間関係に向けて進めているといったことで、初めて解消ということで三鷹市では決めて進めているところです。ですから、1月とか、2月とか、3学期に起こったものについては、絶対に年度内に解消しないということで見ているところです。
 中学校のほうも60件ございましたが、3月31日現在で解消したものが48件ということで、取り組み中のものが12件ということです。その取り組み中のものについても、8件は解消しているということで、残りの4件についてはまだ経過観察中ということです。いずれにしましても、いじめの問題につきましては、教育委員会としても、学校としても、人権侵害であるという、非常に重大なものだという認識の中で子どもたちの指導をしていく中で、一番大切なことは、自分も友達も大切にするという子どもたちの人権感覚の醸成というのがすごく大切なのかなと考えています。
 また、不登校に関しましても、学校に来られないという、やっぱり厳しい状況の子どもたちもいるわけで、次年度につきましては適応支援教室の開設も含めて、総合的な形で子どもたちの状況というのを何とかしていければなというふうに考えているところです。
 私からは以上です。


◯学務課長(金木 恵さん)  私からは、報告事項の6点目、三鷹市立第三小学校給食調理業務の委託につきまして、御報告をさせていただきます。
 資料6をごらんください。このたび、令和2年4月から学校給食調理業務委託を開始いたします、第三小学校の事業者を決定いたしましたので、御報告をさせていただきます。本件につきましては、令和元年度当初予算において債務負担行為の設定を行っているものでございまして、本年度中に契約を行い、来年の4月から業務を開始するものです。
 まず選定方法でございますけれども、一般公募型プロポーザル方式で選定を行っております。
 恐れ入りますが、裏面をごらんください。参考といたしまして、裏面のほうには公募の際の募集要項から、選定基準の抜粋を記載させていただいております。こちらにあります選定基準のア、学校給食の充実と食育の推進、イ、安全・衛生管理、ウ、業務遂行能力、こちらの大きく3つの基準に基づきまして、企画提案内容を審査するとともに、法人の経営状況、そして見積金額を総合的に判断をして選定を行ったものでございます。
 恐れ入りますが、表のほうにお戻りください。募集要項の配付期間、募集に関する説明会、受け付け期間等に関しましては記載のとおりでございます。選定経過でございますけれども、表の下に付記させていただいておりますとおり、審査に当たりましては、教育委員会が設置する、学校長、教育委員会事務局職員で構成する候補者選定委員会におきまして、表記載の経過のとおり審査・選定を行っております。
 まず、応募事業者でございますけれども、全部で総数は9事業者ございました。第1次選考の書類審査では、参加資格、見積要件、企画提案書の提案内容について審査を行いまして、この中から6事業者を選定いたしました。次に、第2次選考では、この6事業者の中からプレゼンテーションをいただきましてヒアリングを実施し、提案内容について審査を行ったところでございます。最終選考では、企画提案内容、経営状況、見積金額の評価点を総合いたしまして事業候補者を決定し、先日、三鷹市競争入札等審査委員会にて承認を得たところでございます。
 こちらのプロポーザル方式により決定いたしましたのが、株式会社藤江でございます。株式会社藤江は、墨田区に本社を置く、資本金3,000万円、正規の従業員の数がおおよそ700名程度の、学校給食などの給食調理業務を受託している事業者でございまして、三鷹市内ではおおさわ学園の3校と、三鷹中央学園の第七小学校、第四中学校の給食調理業務を受託している事業者でございまして、現在記載の5校の運営のほか、都内自治体などに実績がございます。
 なお、第三小学校の学校給食調理業務委託によりまして、小・中学校全22校のうち、19校が委託実施校となります。
 私からは以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。では、順番にお伺いしていきたいと思います。まずは、三鷹市教育ビジョン2022第2次改定につき質問させていただきます。まずは、トイレや空調設備改修、体育館への空調設備の整備ということが入っておりまして、これからも検討して進めていってくださるのだなというふうに読み取れたんですが、これからどんどん進めていこうという計画でここに書かれたのでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  体育館の空調におきましては議会のほうからも再三要望をいただいておりますし、今年度、令和元年度に第五中学校で設計業務を行っておりまして、その中で他校──三小、五中以外の学校についての状況を今確認しているところでございます。それを踏まえまして、令和2年度以降の整備に向けて今検討中でございます。
 また、トイレ等につきましては、従前から申し上げているとおり、なるたけ洋式化率を高めていきたいということで取り組んでいるところでございまして、令和2年度以降についても同じような取り組みを継続していきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。子どもたちが長い時間いる場所でもありますし、避難所にもなる場所でございますので、ぜひ進めていっていただきたいのと同時に、これから長寿命化などで施設の更新などもございますので、工事が無駄になってしまわないような計画づくりをしていっていただきたいなと思います。
 次に、5ページに全ての子どもの学習権ですとか、個別最適化された教育ですとか、17ページの学校で学ぶ当事者ですとか、学ぶ主体である児童・生徒についての権利というところを強調されているのがすごくいいなというふうに思いました。ぜひそういった視点で、今後も運営を続けていっていただきたいと思いました。
 それと、次は13ページなんですけれども、PBLという文言が出てきたんですけれども、これについては今までやってきたことなんでしょうか。どういったふうに進めていくのか、ちょっと教えていただけますでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  14ページに一応注釈という形で用語の解説についてはつけさせていただいていますけれども、主体的・対話的で深い学びというのを進めていく中で、特にグループでいろんなことに取り組んでいくっていうことがこれからもふえてくるだろうと。実際、今もこれに近い形のことでは進めてきてはいるんですけれども、それに、世界中でこういう言葉で使われているんだといったことを改めて明示する中で、先生方にも意識をした上で進めていきましょうということで書かせていただいたものでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。こういった用語を使うことで意識啓発などにもつながっていくと思いますので、非常にいい取り組みだと思いました。生徒たちが自分の考えを言い合って、そして考えをまとめていくというのはこれから非常に大事な力だと思いますし、自分の考えをまとめて発表するというのは、前回の委員会の資料の中でも、東京都でも全体的に弱いところでもあると思うんですけれども、これからを生き抜く力としても、今三鷹市の子どもたちのちょっと弱いところでもある、伸び代のあるところでありますので、ぜひ進めていっていただきたいなというふうに思います。
 あと、この14ページのキャリア・アントレプレナーシップ教育というところなんですけれども、こちらについても、具体的にどういうふうに進めていかれるのか教えてください。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  今年度は学園版カリキュラムということで、平成30年度に作成いたしました三鷹市の小・中一貫カリキュラムの中の、特に三鷹の地域学習、その中に位置づけております総合的な学習、それをさらに学園版ということで、各学校で実行ベースとして進められるように進めてございます。9年間を見通した形で、子どもたちにつけさせたい力というのを各学園の特色を生かして進めていくということを、現在進めているというところでございます。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  わかりました。そうですね、じゃあ、このキャリア・アントレプレナーシップ教育というのは具体的には、学園ごとに考えていくという理解でよろしいでしょうか。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  学園でもそうですし、もっと細かい取り組みでは、学校ごとというところもございまして、学校の特色もさらに生かした取り組みも、それぞれ小から中という形でつなげていければというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  わかりました。ありがとうございます。
 それと、15ページの適応支援教室というのが新たに導入されるということで、ここに在籍校に復帰することができるようというふうに書いてあるんですけど、もちろん戻れるように支援していくんですけれども、前回も申し上げましたが、本人に無理強いをするようなことがないように、子どもの気持ち優先でぜひ進めていっていただきたいなというふうに思っております。
 あと、その下の、ゼロ歳からの教育支援というふうに書いてあるんですけれども、これについては、済みません、具体的にどういったことなんでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  三鷹市内の子ども発達支援ネットワークの中では、ゼロ歳から18歳までの子どもを扱っておりまして、その中で私どもは、ゼロ歳の支援をするというのではなく、相談があれば、子ども発達支援センターやしかるべきところにつないでいくという意味での支援でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 次に、就学前の学びを生かしたスムーズな小学校教育への移行に向けて、小学校スタートカリキュラムを実践しというふうにありますけれども、小1ギャップというか、そういったことも非常に重要な視点だと思うんですけれども、これについてはどういったふうに進めていかれるのでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  遊びを通した学びから、いわゆる教室での教科の学びに変わってくるということで、幼稚園・保育園から小学校に入学した子どもたちというのは、すごく大きな転換がある時期です。特にこの最初の1カ月といったところで、どうやって学校に適応させてあげるのか。そのためには幼稚園・保育園での遊びを通した学びを、教科の学習につなげていくということでの移行期の最初の1カ月間、生活科を中心にするんですけれども、カリキュラム化して、各学校で今までの学びに配慮した形で進める。1つ間違えると、小学校1年生の担任の先生は、もしも前の学年で6年生とかを持っていたりなんかすると、急にちっちゃい子が入ってきてということで、幼児扱いというか、すごくちっちゃい子扱いをしてしまうようなことがあります。ただ、学んできたことをちゃんと生かした形で進めるということを、市内全体で共通のカリキュラム的なものにしました。これらを各学校の実態に合わせてアレンジしながら、最初の1カ月間、子どもたちをどう小学校に適応させられるのかといったことに取り組んでいきましょうということで示していくものだと考えています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。私の息子も小学校1年生に入ったときに、ああ、こんなに急に変わってしまうんだというところで、ついていけるのかな、大丈夫なのかな、ずっと座っていられるのかなとか、周りのお母様からも、非常に不安の声も上がってきておりまして、実際に適応するのが難しいような子も出てきてしまっている中で、こういった指針があるというのは、先生にとってもいいし、子どもですとか、親御様にとってもすごく大事なところなのではないかなというふうに思っております。ありがとうございます。
 次は、働き方プランに関しては、引き続き、ぜひ教員の意識改革ですとか、部活動の適正化。本当に先生方、大変なのはわかりますので、どんどん進めていっていただきたいなと思っております。新しい取り組みですとか、今後の計画の中であるんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  大分整えてきていまして、今はこれをどう活用して動かしていくのかという、そういう段階なのかなというふうに考えています。ただ、次年度の予算にかかわるところでもあるんですけれども、スクール・サポート・スタッフであるとか、副校長補佐であるとか、そういった、国や都の補助をいただきながら、学校に専門スタッフをできるだけ多く入れていければなといったことと、活躍していただくためのマネジメントということで、その辺のことというのはこれからも進めていかなければいけない。
 もう一つは、教員のタイムマネジメントに関するさまざまな職層研修というのを今行っているところなんですけれども、これが機能できるようにというのを進めていくというのが次年度、今後ということで進めていくべきことかなと考えています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 次に、20ページの熱中症ですね。これ、先生方には結構浸透しているのではないかなというふうに私自身は思っていますけれども、そのあたりはいかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  WBGT計を全部の学校で導入して、それに基づいた判断をしていくという、具体的な指標等を示すことができたので、学校のほうはそれを意識しながらきちっとできているかなと思っています。ちゅうちょしないで中止という判断をしようということで進めているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。そういったちゅうちょしないでというところ、ぜひ指導していっていただきたいなと思います。
 去年、課外授業で出かけた子が、そのまま熱中症になってしまって倒れてしまったというような悲しい事件がありまして、そういった際に三鷹の場合はボランティアの方とかもついていらっしゃると思うんですね。あとは、例えば週末に開催されている小学校とかのサッカー部ですとか、野球部ですとか、結構一生懸命熱心な方が指導されているので、そういったときにも、もしWBGTの計測するものがあるようでしたら活用していただくですとか、見える場所に掲示しておくですとか、活用していただいて、ぜひ事故がないように。スクール・コミュニティにしていくっていうことですので、地域の方にもそういった浸透と計測器の活用、進めていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  働き方改革にも関係するんですけど、そういったWBGTの活用、部活動とか、いろんなところにも活用していますけれども、地域の方とも、そういったコミュニティ・スクール委員会等で暑さ対策のところ、いろんな話も共有させていただいたりして、学校における子どもの活動の安全性みたいな議論はしていってもいいかなと思っています。
 ただ、こういったWBGTを一緒に使っていくとかっていうようなところについては、それなりの知識の共有だとか、機械もどうやって使うのかというようなことも必要になりますので、今後の課題だというふうに思っています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 あと、防犯カメラなんですけれども、学校でつけられる分、学校枠についてはつけ終わったというような認識でよろしいでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  平成30年度をもって、全市立の小学校に各5カ所という形で設置は完了してございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。設置したことで何かお声ですとか、反響があれば教えていただきたいなと思うんですけれども。


◯学務課長(金木 恵さん)  学校のほうで聞こえてきている声としては、やはり安心感はあるというようなところのお声はいただいております。なので、一定の犯罪の抑止力の効果といったものはあるというふうに、こちらでは考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。これからもこの防犯カメラ、ぜひ設置、継続していただきまして、子どもたちの見守りですとか、抑止力的なところも、ぜひ考えていっていただきたいと思います。
 それで、あとは、ちょっと確認なんですけれども、21ページの防災都市づくりに向けた安全で快適な学校環境の整備という最重点施策なんですけれども、ここに学校施設長寿命化計画っていうのがあるんですけれども、これは新都市再生ビジョンの中に組み込まれますけれども、学校施設のところを抜き出したものが、この今後の学校施設長寿命化計画っていうところに当たるんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  おっしゃるとおり、新都市再生ビジョンの中で学校施設長寿命化計画というものを策定する予定でいまして、実際の計画の中の体系については、まだ今検討中で、今後どういう形の章立てになるかを含めて、まだ不明ではあるんですけれども。ただ、教育委員会としましては、学校施設長寿命化計画というものは、題材含めて必要だという認識をしておりますので、全庁的には新都市再生ビジョンという中で策定をしていくわけですけども、学校施設長寿命化計画というような位置づけのものをしっかりと明示していきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。全庁的な新都市再生ビジョンに組み込まれるわけですけれども、しっかりとこの学校施設の長寿命化、おくれてしまうことがないように、ぜひ進めていっていただきたいなと感じております。
 あとは、21ページの下のほうのICTを活用した魅力ある教育環境の整備なんですけれども、こちらも積極的に進めていっていただきたいですし、教育面と、あと、先ほどもちょっと言及しましたけども、教員の働き方改革ですとか、あと保護者へのお知らせとかも、紙で届けると、子どもが持ってくるので届く確率が50%なんですね。親にダイレクトに届くと、親も安心ですし、紙をなくしてしまうというようなこともないですので、そういった保護者との連絡ツールとしても、ペーパーレス化にもつながりますし、そういったこともぜひ考えていただきたいなと思っておりますが、その点についてはいかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  おっしゃるとおり、記録として保護者の方も後でもう1回見直すとかといったことも含めて、それは有効な方法なのかなと思います。ただ、メールアドレス等の確保とか、そのあたりの個人情報的な部分の収集等についてのことには課題が残るのかなと思っておりまして、そういう意味で、緊急的なものについては、いわゆるフェアキャストというのを使いながらお知らせをさせてはいただいているんですけれども、検討していきたいなと考えています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ検討していただきたいなと思います。フェアキャストのほうは電話番号での対応も可能なので、全員が受け取れるというような利点があるので、今進められているところだと思うんですけれども、ぜひ情報共有のほうも、プリント類のことですとか、考えていっていただければと思います。
 あと、済みません、24ページの家庭における教育力の向上ですね。これ、家庭教育学級の充実というふうに書いてあるんですけれども、どのように充実させていくのか。もし指標があれば教えていただきたいのと、これって生涯学習でもあるかなというふうに思っておりまして、私も先日、中央学園の家教のほうに行かせていただいて、防災の映画を見せていただいたんですけれども、非常に勉強になりました。
 以前の一般質問で成田議員も質問されていましたけれども、テーマを絞ったりですとか、あとは費用の問題で呼びたい講師が呼べないですとか、今、いろんな課題を抱えているような事業でもあると思うので、もう一度問題点を洗い出しながら、PTAの方と一緒に進めていっていただきたいなと感じておりますが、このあたりはいかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  家庭教育学級につきましては、今委員おっしゃったとおり、生涯学習の位置づけの中で、家庭教育に資することについて、学校で子どもたちが学ぶだけじゃなくて、保護者や教員も学ぼうということで進めているものでございます。そういった中で、実際この間の一般質問の中でもございましたけれども、負担感を持って取り組まれている方々もいらっしゃるのは重々承知しています。
 ただ、その中で、例えば今の中央学園なんかですと、3校合同でやりましょうというような形で進められたり、テーマの設定が小・中学校で発達段階が違うので、やや難しさはあるんですけれども、今回防災ということでできたのかなと思いますけど、さまざまな工夫の中で、ぜひ予算をつけて──講師のことを安いとおっしゃるんですけど、なかなかビッグネームの方を呼ぶのは難しいところは正直あるんですが、学校でいろんな講師で来てもらうのよりは、謝金としては金額的にはすごく高い、三鷹の基準よりも超えているものをつけてはいるつもりです。
 そんな中ですが、この後の進め方としては、自分の中でぜひ聞きたい人、保護者のニーズに合ったものをどうやって掘り起こしていくのかというのが、この間もPTA連合会の方々と話している中では、課題だというふうに出ておりました。さまざまな講師とか、テーマとかについて、私どものほうで過去5年間分ぐらいはデータを全部持っておりますので、紹介をさせていただきながら、こういう方を呼びたいという方に、よりフィットするものを勧めていければなというふうに考えているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございました。あと、この下に書いてある三鷹「学び」のスタンダード(家庭版)というところで、親としても我が子の教育について非常に悩むところではあるんですけれども、これは本当に保護者の皆様の共通の悩みかと思います。そういった中で、こういった家庭での学びの指針のようなものを出されているというのはすごくありがたいなというふうに思っているんですけれども、これについての保護者の反響ですとか、いかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  三鷹「学び」のスタンダード(家庭版)と、こういう形で、生活のリズムを整える、人とのかかわりを豊かにする、学ぶ姿勢をつくるというこの3点、家庭の中で学校と同じベクトルで前に進めていけるといいですねということで進めたものです。今、これ、市でつくったものですけれども、これの学園版ということで、コミュニティ・スクール委員会を中心にしながら、各学園単位で今、どういう子どもたちに育ってほしいのかといったことの願いを込めて進めています。
 学園によって取り組みが全然違う部分もあるんですけれども、実際に自分の家庭ではこうするということを書き込めるようなものにしたりとか、いわゆるリーフレットということで済ませるのではなく、実際にワークシート的な形で書き込みながら、おうちの中でこういうことをできるようにしていこうと、子どもと約束しながら進めたりということでやっています。
 ある意味、こういう部分で指針が見えるといったことについては、御家庭のほうでもいいことだなというふうな思いは持たれているんですけれども、家庭ごとに大分その受けとめの温度差はまだあって、全体的な形で前に進んでいるかというと、まだまだこれからかなといったところはあるかなと考えています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。温度差があるのは仕方のないことかもしれないんですけれども、それを踏まえて、もっとこうしていきたいとか、それとも今のままでいいと思っていらっしゃるのか、今後の家庭における教育について、学校としてはどういうふうにかかわっていかれるのかなという点について、お伺いします。


◯指導課長(松永 透君)  なかなかこの家庭教育の内容について、学校が管理するというのは、これは私は方向としてはちょっと難しいのかなというふうには考えています。学校ができることというのは、こういうふうなことに注意しながら、御家庭でルールをつくって子どもたちと一緒にやってもらいたい──それは、ある意味、学校とベクトルをそろえて、いい子どもたちにもっともっとよくなってもらおうねということを進めていくことなのかなというふうに考えているので、いわゆる進行管理的なことはなかなか難しいかなというふうに考えています。


◯委員(山田さとみさん)  わかりました。ありがとうございます。
 あと、以前、一般質問でお伺いしましたのは、ここに性教育についてはちょっと書いていないなというふうに思ったんですけれども、それについて何か今後、どういうふうに考えていらっしゃるのか、お伺いできればと思います。


◯指導課長(松永 透君)  いわゆる何とか教育という、○○教育というのはいろんなものがあるということは承知しているところですけれども、市として重点的に進めていくべきものということで、例えば先ほどのキャリア・アントレプレナーシップ教育等については、どちらかというと、これはよそでやっているものではなくて、うちではやっているという、そういうものであるので、特徴的なこととして抜き出して書かせてはいただいておりますが、それ以外のもの、いわゆる学習指導要領に載っている○○教育というものについては、基本的に全てやるといった中でやっています。
 特段、とりたてて、今ここにフォーカスを当てているということではないということで、御理解いただければと思います。


◯委員(山田さとみさん)  わかりました。私の主張は一般質問で述べたとおりですので、割愛させていただきますが、ぜひ御検討のほどよろしくお願いいたします。
 次は、教育支援プラン2022第2次改定について、お伺いしたいと思います。3ページ、まず、スクールソーシャルワーク機能を有する市スクールカウンセラー配置による小・中一貫した継続支援というところなんですけれども、私の息子は今小学生なんですけれども、周りでやっぱりちょっとほかの子と違うんじゃないかとか、じっとしていられないんだとか、そういったちょっとした違いとか、ちょっとした困り事、それが継続していくと大きな困り事になっていくんですけれども、非常にスクールカウンセラーが入り口としてすごく身近にいてくださるというところで、かなり好評をいただいています。
 来る日もちゃんと前もってやってくれていますし、その御家庭に応じて対応してくださるので、本当に助かったとか、そういった声が私のもとにも届いております。私の周りのことだけなんですけれども。市全体としてこのスクールカウンセラーの配置というところの評価については、どんな声が届いているのでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  基本的にお子さんの課題は担任と相談はしていただくのですが、それ以外でもスクールソーシャルワーク機能を有したスクールカウンセラーに相談していただきますと、もしも御家庭に対する支援が必要な場合には、福祉とか、それから保健、その他の関係機関につないだりすることができて、よかったというお声が届いております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。担任の先生が基本だとは思いますけれども、専門性を持っているというところと、ほかの機関につなげるという点で非常にいい取り組みだと思いますので、これからも続けていっていただきたいなというふうに思っております。
 あと、ユニバーサルデザインというところとか、合理的配慮ですとか、9ページ、10ページに出てくるんですね。それで、インクルーシブ教育というところにつながっていくと思うんですけれども、これについてもっともっと周りの理解が広まっていくといいなというふうに思っています。ちょっとページ飛ぶんですけれども、15ページのコミュニティとともに歩む教育支援の推進というところ、この周りの方の理解がないと、インクルーシブ教育ってちょっと成立しないのかなというふうに思っておりまして、周りの方の理解促進、このあたりを今どういうふうに進めていかれるのか、お伺いしたいと思います。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  さまざまなお子さんがいらっしゃいますので、まずは保護者の方々に御理解をいただくということ、その次は、コミュニティ・スクール委員会の皆様を中心として、委員だけではなくて、地域で学校に入ってくださる皆様、さらには、学校にはおいでにならなくても、地域でさまざまな商業活動だとか、その他の活動をされている方たちが、さまざまなお子さんがいるんだということをわかっていただくということが大事だと思っております。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。具体的な取り組みとしてどんなことをされているんでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  まずは今申し上げたような順番で、保護者会においてお子さんたちの特性を理解していただいたり、それから、地域子どもクラブですとか、防災関係のさまざまな催しがあるときにコミュニティ・スクールの皆様方に御理解いただくだとか。また、お子さんの特性について御理解いただく場合には、そのお子さんの保護者の同意が非常に大切ですので、その保護者の方に、カミングアウトも含めまして、地域の方に知っていただくようなことを学校側から説明したりだとか、そんなようなことをしております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。カミングアウトを強制するわけではないですけれども、もし子どもと保護者が望んだ場合に、より過ごしやすくなれるような学校環境というところに関して進めていっていただきたいなというふうに思っております。
 次に、12ページの教育支援学級、担当教員の養成というところなんですけれども、もちろん免許を取れたらすばらしいことなんですけれども、これってすごく時間のかかることなんでしょうか。普通の業務と並行してこの免許を取られるっていうようなことなんでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  ここに挙げております教育支援学級等の教員たちの免許状なんですが、特別支援教育免許状ということで、現在の教員たちが持っている基礎免許にプラスしまして、夏季等に講習会を受けますと免許が取れるようになっております。


◯指導課長(松永 透君)  補足をさせていただきます。東京都のほうで、いわゆる現在、特別支援学級等の指導をされている先生方に向けて、その経験をもとに、より専門性をということで認定講習という制度がございます。その講座を受講することによって、何単位ということでそれぞれ決まっているんですけれども、それを取って免許を取得するという仕組みでやっています。
 ただ、結構競争率、倍率が高くて、希望しても全員が受けることができるわけではないところが、意欲のある先生方にとってはちょっと残念なところもあるかなと思っています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。すごく意欲的な先生が多いということで、頼もしく感じました。ありがとうございます。
 あと、隣の13ページのウ、教育支援学級と通常学級の連携体制についてなんですけれども、知的障がいのない、または比較的軽度でという、いわゆるグレーゾーンの子についても記載があり、とても心強く感じているところであります。保護者と児童の困り事にしっかりと寄り添った支援を進めていってほしいと思いますけれども、何か具体的に考えていらっしゃることってあるんでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  こちらにつきましては、三鷹市は通常の学級にも、それから教育支援学級にも、ここに書いてあるような知的障がいのない、または比較的軽度なお子さんがいらっしゃいますので、それぞれの学級での授業の中でどれだけ個別の指導をしていくかというところです。
 具体的には、こちらの前のほうに書いてございますような、子どもさんに対する実態把握と、それから、そのお子さんに合わせた個別の指導計画をしっかりと立案をして、それぞれの場でしっかりと指導していくということになります。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 次に14ページの(1)、義務教育9年間を通した教育支援のところで、幼稚園・保育園・こども園等からの支援の引き継ぎというふうに書いてあるんですけれども、先日、くるみ幼児園というところに1日、ちょっといさせていただいたんですけれども、非常に子どもたちにとってわかりやすい、一つ一つの作業にどんな意味があるのかとか、わかりやすいように本当に計算してあるというか、本当に一つ一つのことを整理して教えるってこういうことなんだなという感銘を受けました。
 それで、そこから急に普通級に行った子は一体どうなってしまうんだろうというような、本当に手厚いので、ちょっと不安も覚えました。本当にいい場所だったので。こういったことって、支援が必要な子だけじゃなくて、本当に普通級の子も同じような支援、例えば机の場所の使い方とかも、線で区切ってあったりとか、ここに筆箱を置くんだよとか、ここで作業をするんだよとか、本当にわかりやすくて、そういったくるみ幼児園の取り組みですとかも取り入れたら、子どもたち、すんなり適応できたりするんじゃないかなというふうに思ったところなんですけれども、そういったあたりはいかがでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  くるみ幼児園でされている療育は、全国的に見ても非常にすばらしい、特に発達障がいで言えば、知的障がいだけではなくて、自閉症等のお子さんに構造化してわかりやすい支援だと思っております。三鷹市では、教育支援学級の教員たちがこちらに伺って研修させていただいたり、実際に見学をしたりだとか、そういう中でくるみ幼児園から学ぶようなプログラムを組んでおります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ちょっと普通級にも取り入れられるようなことがあれば、特に小学校1年生に入ったばかりの子たちもすんなりと入れるような取り組みなんじゃないかと思いますので、ぜひ考えてみていただきたいなというふうに思っております。
 次は、20ページ、スクールソーシャルワーク機能を有するスクールカウンセラーや教育相談員はって始まるところなんですけれども、子どもの貧困対策も含めた家庭支援というふうに書いてありまして、市民の方、こういった貧困対策をぜひ拡大してほしいと思うんですね。金曜日の給食を食べた後、次の食事が月曜日の給食という子が三鷹の中にもいるというふうに、市民の活動をしている方から聞くことがありまして、もし可能であれば、フードバンクみたかと連携して食料の提供ですとか、そういったことも具体的な取り組みとして考えていっていただきたいなと思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  子ども食堂でありますとか、フードバンクの取り組みについては、子ども政策部のほうでも今力を入れておりまして、そういったところと連携して、どういうようなあり方があるのか。子ども・子育て支援の共通の会議にもそういったものが出ていますので、そういったところで情報を共有しながら、連携して対応していきたいと考えています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ、おなかをすかした子どもが三鷹にいないように取り組んでいっていただきたいなと思います。
 次に、22ページの教育支援学級(通級制)及び校内通級教室の指導というところなんですけれども、新しく令和2年度から校内通級教室となりますと書いてあるんですけれども、何か具体的にちょっと教えていただきたいなというふうに思うんですが。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  これ、中学校のことだと思うんですけれども、中学校は全7校中、第二中と第六中学校に現在、通級の教育支援学級がございますが、令和2年度からは校内通級教室の体制になりますので、二中、六中から教員がほかの中学校に巡回をして指導をしていくという体制になります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ、校内通級になるということで、移動の手間ですとか、そういった手間が省けたり、いろいろないいことが起こる反面、ちょっと手薄になってしまったりですとかがないように、引き続き進めていっていただきたいと思います。
 続きまして、読書ですね。みたか子ども読書プラン2022なんですけれども、まず、先日の報道でOECDの学力調査、日本の15歳の読解力、過去最低の15位ということで、大きく報道をされたところでございます。AI読みをしてしまって、読解力が下がっているというような指摘のある本も先日読んだりですとか、読書経験を論理的に文章を読む能力につなげる取り組みがぜひ必要だと思いまして、この読書プラン、ぜひ精力的に進めていっていただきたいなというふうに思います。そして、三鷹の現状として、貸出点数が伸びているというところで、三鷹市のピーク時の数字を目指すというところで、非常にこの成果があらわれているのではないかなというふうに感じております。
 今度、9ページです。この「R.E.A.D.プログラム」って読むんでしょうか、「わん!だふる読書体験」、私、子どもが小さいときにアメリカにおりまして、図書館で大人気のプログラムでした。月に何回も何回もあって、予約がいっぱいでとれないような、非常に盛況のプログラムで、日本の公立図書館で初となるというふうに書いてあるので、非常に楽しみにしております。
 特に、私は小さい子どもをそのときに育てていたので、まだ文字がちゃんと読めないんですけれども、間違っているよとか指摘されないので、非常に自信を持って読めたりですとか、わんちゃんが好きな子等、セラピーにもなりますので、すごく楽しみな取り組みなので、やってみた市民の感想ですとか、ぜひ教えていただきたいなと思うんですけれども。これからどういうふうに展開していくのか、教えていただけますでしょうか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  「わん!だふる読書体験」は2016年から既に始めております。以前は、いろんなところでぽつぽつとやっているところではあるんですが、事業化したのが三鷹市が初めてで、既に4年目になっております。きのう、既に御協力いただいている公益社団法人日本動物病院協会と、来年度の事業スケジュールも確定をさせていただいて、今年度につきましては、また2月に第11回目の「わん!だふる読書体験」を実施をします。
 やはり、委員おっしゃったように、アメリカ、1999年から発祥して、カナダ、ヨーロッパ各国に識字能力と読書能力、また自己肯定感が高められる成果が研究論文でも発表されているほどで、広まっているんですが、なぜか日本では──やはり、住環境であったり、子どもに犬と触れ合うような環境がないとか、あと、犬をどちらかというとペットとして見ていて、家族として捉えている海外と日本との文化の違いということもあって、日本では余り広まっていないというのが言われているところですが。
 まずは、初めに犬との触れ合い方を学んだ形で、種をかえた形で読み聞かせ体験の期待を膨らませて、取り組んでいるところでは、子どもたちは、自主的に本を自分で選んで、親に何も言われずに、自分で練習をして、それを繰り返すことによって自信を持って体験をする。実際に体験をした後に、読み終えた本を何冊も積み上げていく中で、子どもたちは達成感を育んで、自己肯定感、また動物との共感力、それにも波及して読書能力であったり、読書意欲につながっていくという、いろんな効果が出てきております。
 保護者の方からもアンケートを聞くと、やはり自主的に活動していくようになったということと、本をいろんな視点で見れるようになったというようなことでは、成果を大きくいただいているのと、保護者自身も、子どもの達成感、また共感力が育んでいることを共有できていることでは、家庭の中でのいろんな話題にも広がっていくというようなことから、子どもの心を育む取り組みだけではなく、家庭や、また動物との触れ合いでは地域にも貢献できる事業として認識をしているところです。
 今後につきましては、早く継続的にこれを日本動物病院協会とちゃんとした協働の取り組みとして、市内で展開をしていくとともに、これだけの効果があることを、やはり三鷹だけではなく全国に発信をしていくということでは、ちょうど先日、山口のほうで事例発表を私のほうでさせていただいたんですが、そういうようなことも今後展開をして、広く日本で親しまれるような取り組みになれればというふうには考えているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。2016年からやられているということで、済みません、私、勉強不足で申しわけなかったんですけれども。参加してみたい保護者の方、子どももいると思いますので、ぜひ周知もお願いしたいなというふうに思います。本当に効果が出ていて、市民の方に喜ばれているプログラムだというふうに感じましたので、ぜひ継続と拡大、よろしくお願いいたします。全国に広がっていくと、報道されて、またその報道を見て三鷹市民が興味を持つかもしれませんので、そういった活動も含めて、ぜひよろしくお願いいたします。
 あと、11ページの外国語資料の充実というところなんですけれども、これって児童向け外国語資料というふうに書いてあるんですけど、本当に小さい子が読むような絵本とかというのは、今どういう状況でしょうか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  まず、日本の物語が翻訳されているものも含めて、なかなか今ここ数年で、やっと出版が大きく拡大をしてきているところでありますので、本館を中心に、あとアジア・アフリカ語学院の文化財団とパートナーシップ協定を結んでいる南部図書館については、特に外国語の資料については、資料を収集をするようにしております。特に本館のほうの児童担当が中心になって、いろいろ情報を集めて、またいろんな出版社にも、図書館のほうに現物を持ってきていただいて、それを見るような形で、基本的には絵本を中心に収集をしているところです。
 外国語の資料では、11ページの2の最後の2行目のところに、日本語以外の言語を母語にしているお子さんが大分ふえてきていて、そういうニーズを図書館のほうにも寄せられていることから、一昨年から充実するように取り組んでいて、それをさらに充実する必要性があるという認識をしているので、このあたりを具体的に記載をさせていただいているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。日本語のものももちろんそうですし、日本語が基本なんですけれども、何でこういうことを聞いたかといいますと、母親になって読み聞かせをするときに、ゼロ歳とか、1歳向けの絵本ってすごい英語でも読みやすくて、チャレンジしやすいので、お母様とか、お父様、保護者の学び直しにも、取っかかりとしてすごくいいと思っているんです。そういった読み聞かせのチャンスでもあるので、すごく簡単な、ゼロ歳とか、1歳とか、読み聞かせするようなものも普通の図書館に広く置いていただくですとか、そういった読み聞かせ──日本語で読むのが当たり前と思っているようなところもあるので、英語でチャレンジしてみようみたいな取り組みも、ぜひ進めていっていただきたいなというふうに思います。
 次、ちょっとこれがわからなかったんですけれども、13ページの、学校における蔵書の充実というところで、学校、調べもの学習に資する資料、これを学校ごとに準備していると、すごく蔵書が大変だというふうに書いてあるんですけれども、これは調べもの学習に使えそうなものを必要な時期に持っていくということなんでしょうか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  学校教育の中で、いろんなテーマによって調べ学習をされる授業があって、そのときに、当然、稲をつくるときには稲の本がどうしても学校では必要になるんですが、それだけを特化して学校で買うと、当然、予算に限りがありますので、そういう場合には、図書館のほうで調べ学習用の学校支援セットというものを用意をしております。それは、一般の利用者へ提供はしていないんですが、学校用にそのリストをつくって、例えば三鷹の地域を調べるとか、自然学級とかで行く川上村のことを調べたいとかといったときに、川上村のことのセットを用意をして、それを必要なときのタイミングで貸し出しをするようなセットを御用意をしています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。それじゃあ、学校のカリキュラムと連動して、そういったものが必要だということで、あらかじめ用意してあるということですか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  セットにつきましては、学校のほうの学校図書館、また司書の教諭等の情報のやりとりで、どういうセットが必要なのかというのは、情報を集めて一定程度セットを用意し、更新するタイミングでまたニーズを聞きながら、まとめた形で図書館のほうで購入させていただいて、新しいセットについては、また各学校のほうに情報提供をさせていただいております。


◯委員(山田さとみさん)  よくわかりました。ありがとうございます。
 あと、移動図書館ひまわり号、コミュニティづくりの場として取り組みますというふうに書いてあるんですけれども、使っているところは非常に助かるとか、好評だとかいうふうにおっしゃっているんですけれども、新規というふうに書いてありまして、これは今までの活動と何か変わっていくものなのか。それとも、新たにここに書き足しましたということなんでしょうか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  ちょっと、冒頭の御説明が不足していたんですが、新規と書いているのは、第1次改定の項目にはなかったものを記載をさせていただいて、こちらも図書館協議会からの御指示というか、御指摘もあって、新規のものについては、ちゃんと新規と読んだ方がわかるように記載をしてほしいということで、記載をさせていただいております。


◯委員(山田さとみさん)  わかりました。すごく好評だというところで、あと、コミュニティづくりにも寄与するものだと思いますので、ぜひ進めていっていただきたいと思います。
 そして、次のページ、16ページの居場所としての図書館づくりですね。子どもたちの居場所ですとか、地域の方の居場所でもあると思うんですけれども、夏休みの子どもたちの居場所というニーズが、昨今市民の方からもニーズが高まってきているところなんですけれども、ことしの夏休み、四小の学校図書館の開放をしていたと思うんですけれども、これをほかの学校に広めていくということは考えていらっしゃいますでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  私もよく存じ上げているわけじゃないんですけど、放課後の子どもの対応として、そういった学校図書館を活用したという取り組みを何かしたというように聞いておりますので、夏休みの学童対応、地域子どもクラブと連携したとか、いろんなことをやっていますので、そういった1つの流れの取り組みの中で学校図書館を活用したんだと思っておりますけれども。
 学校と連携したものは、もちろん子ども政策部のほうでも学校と話し合いながらいろいろやっていますので、そこを使う、使わないというところについては、教育委員会も御相談には乗っています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 では、次、体力・運動能力、生活・運動習慣などの調査結果なんですけれども、全部が都よりも平均を上回るということはなかなか難しいのかもしれないですけど、この運動能力を高めていこうというようなプランが各学校であるというふうに思っているんですけれども、その認識で合っていますでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  学校のほうでも、体力向上に向けての取り組みというのはかなり熱心にやっておりまして、特に一校一取り組みということで、うちの学校はこれを中心に子どもたちの体力を上げていこうということだったり、もっと言うと一学級一取り組みとか、さまざまなレベルで各学校の中で取り組んで進めているところです。
 ただ、ここで数値目標というのはなかなか難しいところがありますので、目標がということじゃなくて、とにかく子どもたちの、いわゆる運動する時間をふやしていこうという、そういう流れかなと思っています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。あと、熱心に活動されているというのは、保護者の方からも、私の目から見ても明らかに頑張っていらっしゃるなというのは感じているんですけれども。こういった結果を踏まえて、じゃあ、三鷹市はここがちょっと苦手だから、ここを伸ばしていこうみたいな呼びかけっていうのはしていかれるんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  これは、全部の学校の平均なので、実はこれは三鷹市全体が今こういう状況であるというのはなかなか簡単には言えないものがあります。学校、それから学年単位で状況とかは違っているところがありますので、各学校では各学校ごとのこのデータを分析いたしまして、例えばうちの学校では握力が弱いねとか、じゃあ、どんなことを体育の時間とか、休み時間に使っていくと、そこが克服できるのかといったことの分析に基づいて、先ほどの取り組みを進めているというふうに考えています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。よくわかりました。
 次です。問題行動等なんですけれども、不登校人数の出現率ですとか、いじめ、暴力行為、全てにおいて低いというのは、本当に現場の方が頑張られているのかなというふうに感じました。東京都ではその数がふえていってしまったりしている中、本当に頑張っていらっしゃるんだなというふうに感じております。ぜひ、この欠席3日ルールですとか、親とのかかわり、子どもと親のかかわり──やっぱり、長く休んでしまうと、行きづらくなってしまったり、あとは電話連絡したり、家庭訪問をする中で、事情もよくわかってくると思いますので、ぜひ引き続き丁寧な対応をしていっていただきたいなというふうに思います。
 あとは、次、三鷹市立第三小学校給食調理業務の委託についてなんですけれども、市内、都内でもかなりたくさんの学校を手がけていらっしゃる会社というところで、安心感があるんですけれども、三小の給食を楽しみに通っているお子様が、味が変わったとか、何かそういうようなことがないようにお願いしたいなと思うんですけれども、そういったことって起こり得るんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  基本的には、それぞれの学校に栄養士を配置して、栄養士が献立を立て、その味つけの部分も含めて指示を出して調理をしていくというところなので、基本的にはどこの事業者さんが受託しても、同じものができるということが前提です。


◯委員(山田さとみさん)  安心しました。
 あと、済みません、ちょっと1つ、本当に最後に教育支援プランに戻るんですけど、ここに医療的なケアが必要なお子さんに対してのことが書いていないように思ったんですけれども、いわゆる医療的ケア児への対応については今後どうされていくような方針でしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  表紙にございますように、障がいのある子もない子も学校・家庭・地域の力を得て次代を担う人として心豊かに育っていくという、それを支援するプランでございますので、この中にそういうお子様も含まれております。


◯委員(山田さとみさん)  よくわかりました。ぜひ、よろしくお願いいたします。
 私からの質問は終わります。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。ちょっと基本的なことをお伺いしたいんですけれども、この教育ビジョン2022、そして教育支援プラン2022、いずれも教育委員会として目指していく、三鷹市全体として目指していく教育ということでよろしいんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  最初に私のほうで位置づけの話をさせていただきましたけれども、そういった教育基本法や、国や都の教育振興基本計画を踏まえて、三鷹の教育振興基本計画としての位置づけを持つということで御理解をいただきたいと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  それは大変よくわかるんですけれども、これ、結構すごい、すばらしいことがたくさん書いてある中で、ちょっと読んでいる中で、私がすごくひっかかったのは言葉の難しさなんですね。キャリア・アントレプレナーシップ教育とか、こんな注釈に4行ぐらいかかって、結局は、じゃあ、ぱあっとイメージできるものがわかりにくい言葉がすごく多いなと感じるんです。
 それは、国の政策なのかもしれないんですけれども、PDCAサイクルとか、OJTとか、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)とか、言葉として、すごく日本語じゃないもの、横文字が多いので、コミュニティとともに歩む三鷹の教育を進める上で、この言葉を全ての人たちがぱあっとわかるようなことはできないのかなと、ちょっと感じてしまったんですけれども、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  そういった意味では、注釈をつけなければいけないほど、確かに一般的でない言葉とも捉えられるということだと思います。ただ、そういった割と先進的な取り組みを前からやってきている中で、こういった言葉が一般的になるように頑張っているところでもあるんですけれども、このコミュニティ・スクールという制度、地域の方に理解していただいて進めるという意味では、こういった言葉がしっかり根づくように、日ごろから情報も共有しながら、しっかり説明をしながら進めていきたいなと思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、資料2、12ページ、教育支援学級担当教員の養成なんですが、これは、先ほども質問に出ていましたけれども、20%に満たない免許取得状況ということなんですけども、向上のためにどんなことができるんでしょうか。倍率が高くて、なかなか受けられないっていうところは、改善する方法はないんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  先ほど倍率と申し上げたのは、要するに東京都のほうで設定している定員がやや少な目なんですねといったところなんです。これについては、東京都としても免許取得を勧めたいという、そういうことの中で設置をしていただいている講座ではあるんですけれども、毎年、私どものほうとしても、いわゆる免許に関する人事部選考課というところが都のほうでは窓口になっておりますけれども、そちらのほうには、もうちょっと定員をふやしていただけないかということでのお願いはしているところです。
 ただ、会場とか、あと講師の数とか、いろんなことがあって、なかなか前に進んでいかないなというのが現状です。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  今のことに補足させていただきます。三鷹市の場合には、20%というような状況ですから、5人に1人の特別支援教育免許状の取得者なんですね。でも、その免許状を取得していなくても、教員がしっかりと固定制、通級制、校内通級教室の指導ができるように、三鷹の中での研修体制については保障してございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。割と専門性が高い指導が必要な分野だというふうに思うんですけれども、この今、現場の先生たちの数は足りているんですか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  現場の教員は、東京都の学級編制の基準がございまして、配置基準の中で配置しております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。ホームページを見ると、教育支援学級介助業務をことしの8月1日から4人募集というふうになっていて、人数に達したら募集を打ち切るっていうことが書いてあるんですけれども、12月27日まで募集すると。人数に達していないから、今まだ募集をしているのかなというふうに思ったんですけれども、この介助の業務という方は、先生とはまた別なんですか。


◯指導課長(松永 透君)  介助員というのは、いわゆる教員とは違いまして、授業の中に入りながら子どもたちの介助業務をする方ということで、また全然別建ての、いわゆる教員の定数とは全然別で、市独自に設置している職です。


◯委員(紫野あすかさん)  これは、今4人募集ということが書いてあるんですけれども、三鷹市全体では現在何人ぐらいいらっしゃるんですか。


◯指導課長(松永 透君)  小・中学校合わせて、固定制の学級数になりますので、30ということですね。


◯委員(紫野あすかさん)  わかりました。ありがとうございます。短目にして終わります。
 続きまして、この問題行動、いじめの問題です。いじめ発見のきっかけ、ここの表を見ていますと、これまで、担任が気づく、または本人からの自己申告という発見が比較的多いようなんですが、平成30年度のところの表だと、特に中学校ではアンケートによるきっかけがぐっとふえているんですね。これはアンケートそのものに何か工夫があったとか、書きやすくなったとか、何か理由があったのでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  アンケート自体は、毎年同じ形でとっていくケースが多いんですけれども、とり方とか、書いたものについて、担任の先生がちゃんと封筒の中に1人ずつもらっていって入れるとか、さまざまな工夫をして書いているということでは、余りここが大きくふえたという要因とは思えないと考えています。ここの部分につきましては分析をしているところですけれども、これは教員との人間関係がよくないからとかということも、なかなか言い切れないのかなとは思っているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。この表の特徴の下、一番下にも、スクールカウンセラーの役割が大きいことがわかるとありますけれども、このスクールカウンセラーの方の面接は何回ぐらいやっていらっしゃるのでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  子ども1人につき何回とか、そういうことではなかなかなくて、全員面談というのは、特に中学校なんかだと新入生に関してはやることにはなっているんですけれども、小学校5年生と中学校1年生ということでやることになっているんですけれども、それだけではなくて、自分で相談したいという子どもについては、申し出とともに時間を予約してもらって、子どもたちは相談ができるという状況ではあります。
 また、逆に、教員のほうから、ちょっと心配だなと思う子には、ちょっとカウンセラーと会ってごらんということで声かけしたりしながら、面談の機会をつくっているというようなところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。いじめられた子に対してのカウンセリングとか、面談とかを大切にされていると思うんですけれども、逆に、いじめたほうの子どもたちに対する指導とか、どのようなふうに接していらっしゃるのか聞きたいんですが。


◯指導課長(松永 透君)  やはり、そういう子も心に傷を負っているということもあるので、カウンセラーにつなぐことも、もちろんございます。それだけではなくて、教員の指導の中でも、いけないことをしたということの自覚がちゃんとある中でのことですけれども、ちゃんと人権感覚を磨こうねというような形でのことと、人の心の痛みがわかったねといったことでの自己肯定感、特に低くしないようにというようなことの配慮の指導はしています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。とても大事なところだというふうに思っております。
 最後にします。給食業務の選考なんですけれども、これ、9事業者中6事業者を選定して、最終的にこの藤江さんというところに決まったと思うんですけれども、大体どういう基準で一番──その6社の中から、この藤江さんに決めた、これはという大きなものは何なんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  基本的には、今回お示しをさせていただきました資料6の裏面のところに、選定基準といったものを具体的に書いてございます。こちらのそれぞれの項目に関して、点数をつけるような形で総合的に評価をさせていただいております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。ちょっと気になったのが、この正規の従業員711人中709人が調理師免許取得者というふうに書いてあるんですけれども、ホームページを見てみると、今パート求人募集というのを、この藤江さんが上連雀と大沢で給食調理員さんを募集されていて、そのホームページによると、経験は不問で正社員は667人、フリーター、アルバイトが1,078人ということで、割とフリーターとか、アルバイトの方が主なところなんだなというふうに思いまして、どういう方がつくりに来られるかっていうのは、そこまではこちらとしては把握はしないということですか。


◯学務課長(金木 恵さん)  基本的には、やっぱり給食の調理業務の委託──直営校もそうですけれども、いわゆる正規の職員だけでは人手としては足りないといったところで、いわゆる非正規、パートさんと言われる方々に御協力をいただいている現状はございます。
 ただ、いわゆる正規職員のほうは、基本的には栄養士の免許、もしくは調理師の免許を持っている方が必ず来ていただけるといったところを前提にした上で、パートさんの中でも、そういった資格をお持ちの方も中にはいらっしゃいます。ただ、全員の方にその資格がないと、給食の調理業務ができないというわけではないのでといったところでの募集になろうかと思います。
 なので、私どものほうで先ほどお示しをさせていただいた正規の従業員数のところに関しましては、今回のプロポーザルの基準日が8月1日時点でございましたので、そのときに事業者のほうから御報告いただいている数字をこちらに記載をさせていただいております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。わかりました。
 以上です。


◯委員長(伊東光則君)  休憩いたします。
                  午後3時08分 休憩


                  午後3時20分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 質問のある方。


◯委員(大倉あき子さん)  どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、7ページの目標Vの地域をつなぐ拠点となる学校をつくりますというところで、これから本当に重要なテーマとなってくるスクール・コミュニティについてなんですけれども、ここに書いてあるように、大人も集い、学べるような学校を核とした地域のコミュニティであるスクール・コミュニティの創造を目指します。子どもたちのために、既存の地域社会の全ての力を結集し、それぞれの強みを生かした協働を進め、地域をつなぐことが求められています。その下に、学校を拠点とした事業や地域開放を充実させるとともに、学校の防災拠点化を進め、地域の学校としての存在感を高めていくよう重点的に取り組みますっていうことになっているんですけれども。
 今回、このスクール・コミュニティっていうのが、学校も生涯学習の場になってくるという認識でいるんですけれども、これまでにも校庭はさまざまな民間のスポーツ団体の方が借りていらっしゃったりとか、また、教室とかでもそういった活動をされていたこともあったかと思うんですけれども、それがさらに拡充してそういった場になってくるのかなと考えているところなんですけれども。
 そうなったときに、学校ってすごくセキュリティーの問題もあるかなと思います。そういったところで、今後、多くの方が学校を出入りすることになってくるのかなと想定されるんですけど、そのセキュリティーについてどのように議論があったのか、お伺いしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  この学校を拠点とした事業や地域開放、現在も既に取り組んでいて、生涯学習課、スポーツ推進課、いろんなところと学校という場所をいろいろ活用しながら、共存しながらやっているんですけれども。確かにセキュリティーというところではずっと課題がございまして、今後もまだ引き続き課題として捉えています。今後、放課後の子どもの居場所づくりも含めて、生涯学習、そういった活用の場として学校をどのようにセキュリティーを確保した上で有効に使っていくかというのが、1つの課題になっておりますので。
 来年、三鷹教育・子育て研究所というようなものを、先ほどビジョンの中でお話をしましたが、そういった中でもそれが1つの大きな研究テーマになっておりますので、その学校をプラットホームとした事業の有効な推進の仕方というのを研究してまいりたいと考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。セキュリティーの問題、確かにあると思うんですけど、一方で、考え方を変えれば、地域の方がたくさん学校にかかわることによって、それだけ多くの目で子どもさんを見守れるという角度もあるかと思うので、両面あるかと思うんですけれども、研究のほう、しっかりよろしくお願いをしたいと思います。
 続きまして、11ページなんですけれども、地域人材による学習指導等の充実で、地域未来塾についてなんですけれども、今年度から全校、地域未来塾をやられているということで、学習の底上げっていう意味でも非常に有効な取り組みと思いまして、今後も期待をしているところなんですけれども。これ、たしか東京都の助成をいただいてやっている事業だと思うんですけれども、この東京都の助成が今後も継続していくのか、また、なくなったときにも、三鷹市として独自で今後もやっていく方向性でいるのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  都の予算のことについて、ちょっと私どもの立場ではなかなか軽々に物を言えない立場ではあるんですけれども。手応えとしては、やはりこの放課後の子どもたちの学び、いろんな部分で、東京都としてもここは重要視しているという感覚を私たちは受けているところです。
 現実的には、地域の方であったり、それから、学生ボランティアの方々に入っていただいているところなんですけれども、学生ボランティア等については、それ以外の部分でも、いわゆる同額程度の謝金を出しながらお願いをしているところなので、そういったものも活用していきながら継続していきたいなというふうには考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。また、さらにその後に、地域子どもクラブや大学、企業、NPO法人等と連携した放課後の学習支援機能の充実とあるんですけれども、これはどのような方向性なのか、教えていただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  地域子どもクラブの中でも、未来塾と同じような形で学習支援を今しているところもあったりするんです。遊びということだけではなくて、放課後、そこで宿題をやろうみたいな形のことをやられているところもあったりするので、そういう意味では、地域子どもクラブとこの未来塾というのは、ある意味、かぶるところが、同じ時間帯にというのも近いところがあったりする。そういったところも含めて、一体的に何かができないか。また、運営に関しても、NPO法人等、さまざまな方々が今学校支援活動ということで取り組まれていることもありますので、そういったところとも、今後何らかの提携等を含めてできないかといった可能性については、探っていきたいなというふうに考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。そうしたら、地域未来塾と合わせて重層的に、放課後の学習支援をやっていくという認識でよろしいんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  指導される方々の数のことを考えても、合わせてできる、一緒にできる、またはそれで回数がふえるということであれば、多分子どもたちにとってもよりよいものになるのかなというふうには考えておりますので、何らかのそういう方向性が見出せるようにということで、ちょっと協議は進めていきたいと考えています。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。確かにこの地域子どもクラブ、皆さん、お部屋に入れるところは、まずそこで宿題を済ませてっていうお子さんの姿が見られますので、そこで、そういった支援があったら、なお一層充実できると思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、同じページで、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制ということで、この中に、学校と学校支援ボランティアとの調整機能を強化しますとあるんですけれども、これはどういったことなのかということと、その後のコミュニティ・スクール推進員のリーダー的存在として統括コミュニティ・スクール推進員を配置とあるんですけれども、これはどういった単位の数の学校を統括されるのか、教えていただきたいと思います。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  先ほど、未来塾のことも話題になりましたけれども、この新しく取り組んでいます未来塾の支援員の方々の取りまとめや、既に三鷹の場合、コミュニティ・スクールの支援部が中心となって学校と地域を結んでいただいています。ですので、またそういったところをさらに拡充する役目として、コミュニティ・スクール推進員の方々が、現在5学園、来年度は、議会のほうで予算が通れば、全学園に配置ができればなというふうに考えております。
 統括コミュニティ・スクール推進員については、現在1名配置をしていて、現在は5学園ですが、その5学園の推進員のリーダー的な存在──相談であったり、助言であったり、そんなところを担当していただいて、さらに推進をしていただく、そんな役割を担っていただいております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。そうすると、7学園、全部実施になったときには、三鷹市として統括コミュニティ・スクール推進員というのは1名ということでいいんでしょうか。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  現在のところは1名ですが、今後、広がりも含め、必要になれば、また拡充のことも当然考えられますが、現時点では1名ということで進めております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。なお一層、充実した相談機能的なものも果たされていくのかなと思うんですけれども、よろしくお願いいたします。
 続きまして、21ページの15番、学校のエコスクール化と校庭等の芝生化の推進ということで、この校庭の芝生化については賛否両論あるかと思うんですけれども、メリットとしては、転んでも痛くないとか、土ぼこりが立たない。また、その反面、養生の期間は使えないとか、また、ボランティアさんの負担がすごく大きいということで、私も実際ボランティアさんのほうからお声を聞いたときにも、非常に大変だということで、これは一体、本当に有効な取り組みなのかと言われたことがあるんですけれども。この賛否両論ある中で、このお母様方とか、保護者のお声をどのようにお伺いして、また推進をしていこうと決められたのかを教えていただきたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  基本的に校庭の芝生化については、確かに養生期間ですとか、メンテナンスのところについては多少課題があるというふうには認識していますが、反面、やはり緑があって、豊かな自然というところで含めて、環境面においても、そういう教育的な側面においても、やはりメリットがあるというふうに考えております。基本的には、東京都の補助もありまして、それを活用しながら、学校の環境、施設の充実を図っていくという観点において、芝生化に取り組んでいるところではございます。
 やはり、学校長、学校、地域の理解を得ながら推進しているものですから、教育委員会として、ことしは例えばどこどこの学校とか、そういう形で進めているものではありませんので、やはり今、芝生化している学校もそうですけども、今後取り組んでいただける学校を募集しながら、そういうような形の中で御理解いただいたところについて推進をしていくという考え方でおります。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。募集ということとなりますと、これは手が挙がるかどうか。校長先生の意向であったりとか、また、その地域の方とか、保護者の御意見とかが反映してくるのかなと思うんですけれども。今のところ、やりたいっていうような学校があるんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今年度については、一応手を挙げていただいた学校はないというふうに認識をしております。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。教育委員会のほうから、じゃあ、ここということではなく、地域の方が御理解いただいた上での手を挙げるということであれば大丈夫だと思いますので、また、今後もよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、三鷹市の教育支援プラン2022でお伺いをさせていただきたいと思います。まず、3ページの校内通級教室の件なんですけれども、今度、校内通級、来年度から中学校にも展開されるということで、小学校から通級教室にずっと通われていた方というのは、やっぱり小さいときから保護者の方もかかわって、支援があって行かれていて、小学校の中でも、皆さん理解をしながら、子どもたちを送り出していると、三鷹の子は本当にそういう状況なのかなというふうに思うんですけれども。いよいよ中学になると、人と比べてみたりとか、自分のことがよくわかるようになってくる時期でもあるかと思います。
 幼稚園・保育園から小学校、また小学校から中学校ということで、しっかり三鷹市も連携されて取り組まれているとは思うんですけれども、やはり、そこで、その子どもの校内通級に行きたいか、行きたくないか、そういった本人の意思というのも中学になると大きくなってくるのかなと思うんですけれども。そういったところに関して、明らかにその子が校内通級の支援が必要だなと思われても、本人が行きたくないとか、僕は違うとなった場合には、どのような対応があるのか、お伺いしたいと思います。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  こちらにつきましては、本当に思春期の中学生、とても大変な状況ですが、まずは、担任や校内委員会の教員たちとよく話すということ、保護者ともよく話すということ。それから、東京都が年間10回程度なんですけれども、各小・中学校に校内通級教室が設置されると、巡回の心理士を派遣しております。三鷹では、校内通級アドバイザーというふうな呼び方をしているんですが、その方たちが、中学生に関しては、お子さんのカウンセリング等も助言をしたり、携わったりというようなことを東京都も推奨しておりまして、三鷹でもそのようにやっていきます。
 また、先ほどから出ておりましたスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーが、中学でも個々の子どもと話していくというような、そういう中で、子どもたちの自己理解を促していく予定でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。しっかり手厚くサポートしてくださっているということで、小学校のときに校内通級に行かれていた方は、中学に入ると、今までは頑張って通常級にいながら、そこに無理があって不登校になっちゃうとか、そういったお子さんもいらっしゃったかと思うんですけれども、今度、校内通級が中学校にできて非常によかったと思っておりますので、引き続き御支援のほう、よろしくお願いいたします。
 それと、校内通級ができて、この3年間で児童数が倍増したと、ここに書いてあります。本当は、これまで通級で通われていたのが、やっぱり自分の学校で通えるということで、そういったことで、今まで浮かび上がってこなかったお子さんたちも、そこで救われて、ここには児童の行動のコントロールや対人関係面での成果が見られているということで、やっぱり早いうちからそういった支援を受けるっていうことは非常に大事なことだなということを思っているんですけれども。
 一方で、本当に学校の先生も、課題のあるお子さんがいらっしゃる中で、非常に御苦労があるのかなって思います。そういった中で、学校支援ボランティアさんの方とかもいらっしゃると思うんですけれども、発達に課題のあるお子さんを抱えながら授業をして、本当に大変な先生をサポートするという角度で学習支援ボランティアの方が配置されるって、そういったこともあるんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  それが理由でということでは基本的にはないんですけれども、必然的に学校の授業の中に入っていただく中で、気になるお子さんということで、そこについていただいてしまうということは割とあるのかなというふうには考えています。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。他市の事例で、そういった課題のあるお子様に対してのボランティアさんの配置っていうことを取り組まれているところもあるので、ぜひそういった先進事例も考えていただいて、今、本当にボランティアの確保も大変だとは思うんですけれども、三鷹市の取り組みとしても、地域人材をどんどん学校に入れていくという角度もあると思うので、ぜひ御検討していただけたらと思います。
 それと、スクールカウンセラーについてお伺いしたいんですけれども、本当に私も不登校のお母さんから御相談を受けることが多いんですが、スクールカウンセラーの方に救われて学校に復帰できるようになったとか、本当に学校の先生だけではなかなか担えない部分をそういったことでフォローしてくださる、このスクールカウンセラーの存在って、本当に非常に大きいなと思っているところなんですけれども。
 中学は三鷹市として配置をされたのは昨年度からですよね。なかなかその辺のところで、学校の先生の御理解もどこまで本当に浸透しているのかっていうこともあるかと思うんですけれども、確認なんですけれども、基本的にはこのスクールカウンセラーに相談したいという場合には、担任の先生を通じるか、もしくは学校に直接申し込むということでよろしいんでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  スクールカウンセラーへの相談につきましては、各カウンセラーが相談室を設けておりまして、そこに予約表があったりするんですが、子どもからも、保護者からも、学校を通さずに予約をすることができる仕組みになっております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。たしか年度の初めにそういった通知、配付されると思うんですけれども、なかなか直面していないと、その通知もごみ箱へ行ってしまったりとか、どこかに行ってしまったりと、わからないことがあるかと思うんですけれども。スクールカウンセラーに、やっぱり先生を通じなきゃいけないのかなって、そう認識されている保護者の方も非常に多い中で、やっぱり先生には言えないっていう方もいらっしゃるので。ちょっと、ごめんなさい、私もホームページがどういう形になっているかわからないんですけれども、スクールカウンセラー、三鷹市というふうになった場合に、きちんとたどり着けるような情報があったらいいかなと思うんですけれども、そういった取り組みはいかがでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  各学校で、そういうスクールカウンセラーについてはダイレクトにお申し込みいただけるという通知を4月当初に出してございますが、あとは、学校のホームページにもそのように載っている場合もありますし、基本的にはダイレクトで大丈夫なんです。
 あと、各カウンセラーが月に1回か、学期に一、二回なんですが、家庭数でお便りを出しておりまして、それにもそのような案内は載っております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。中学校になると、特に男子は、先ほどもありましたけど、保護者の手元に通知が行かないということもありますので、やっぱり今、情報をとるのはホームページとか、インターネットが非常に多いかと思うので、たどり着けるようなものがあったらいいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、次に、不登校の適応支援教室についてお伺いをしたいんですけれども。今、適応支援教室(仮称)となっているんですけれども、この名称についてどのような検討をされているのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  前回の文教委員会でも御報告をさせていただいてはいるところですけれども、一般的に保護者の皆様に周知をしていく、具体的にお手紙が出ていくであるとか、広報に載っていくという時期を、今は2月ぐらいになるだろうというふうに、こちらのほうでは予定をしておりまして、そこに向けて今準備をしている最中です。ですので、そのころまでには正式な形でお知らせができるようにということで、今、検討を進めている状況でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。そうすると、この名称に関しては、教育委員会の中で考えていらっしゃるということなんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  基本的には、教育委員会の中で最終的に決断をしていくという形で考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。受ける印象として、名称も非常に大事になってくるかなと思いますので、ぜひ温かい、そのような名称をつけていただけたらと思いますので、楽しみにしております。
 それと、私、一般質問でもさせていただいたんですけれども、やはりここの中で、教育機会確保法が出て、必ずしも学校に復帰することが目的でないということがうたわれているんですけれども、いろんなところを見ると、やっぱり在籍校に復帰できるようにと、ここは文科省の中の文言でもあるから、しようがないのかもしれないんですけれども、ここが非常に印象に残ってしまうところなんですけど。今度、学習指導員が3名いらっしゃるということで、やはりその方たちが、不登校のお子さんに対する御理解がどこまであるのかっていうことが、成功するか否かじゃないですけれども、お子さんたちが本当に通ってこられるかどうかということに大きくかかわってくるかなと思うんですけれども。
 この学習指導員というのは、三鷹市として決めて、採用されるということなんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  学習指導員に関しましては、現在もいわゆる嘱託員という形で、市独自で雇用しております。現在、中学校のほうからそれぞれ派遣をする形で、個別に学習を見るような形で対応しております。こちらのものを引き上げる形で、適応支援教室のほうで業務をしていただくという予定になってございます。
 現状でも、中学校のほうで学習指導員を派遣する場合は、なかなか学校に行きづらいお子さんを対象にすることもございますので、そういった意味ではノウハウというのは少しずつ蓄積されているものというふうに認識しております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ぜひ、温かく理解をした上で寄り添っていただける支援をしていただけたらなと思います。
 それと、正式に入室するためには学校の校長先生との面談とか、いろいろ手続を踏まなきゃいけないかと思うんですけれども、今、不登校ぎみのお子さん、ここに入らなくとも、何とか頑張って放課後とか、いろんな形で登校されているお子さんがいらっしゃったりとか、また、学校がやっているときに、職員室に行っていたりとか、何とか頑張って教室に入ったけれども、先日も震えが来て冷や汗が出たというふうに言われていたお子さんがいたんですけど、そういったお子さんもいらっしゃると思うんですけど、この正式な入室の手続を踏まなくても、クールダウンさせるためにそこを避難場所とするとか、そういったことも可能なのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  基本的には、体験入室という形の手続は必要であるというふうに考えております。これは、いわゆる在籍の学校の先生が全く知らないところでというのも、子どもを指導していく部分については余り適切ではないというふうに考えますので、基本的には在籍校を通して体験の入室のお申し込みをいただき、その中で対応させていただきたいというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。私としては、学校長の面談というのが非常にハードルが高く感じてしまうところなんですけど、この体験をしてから自分が入ろうと決断した後で、その意向を学校の先生に伝えて、正式というふうな、そういう逆の発想というのはだめなんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  そのケースにもよるかとは思うんですけれども、基本的にそのような状況に至るまでの経過を私どもがわからない中で対応するといったことのリスクを考えたときには、やはりこれまでの経過をよく御存じの先生方から情報を収集するということが、第一の原点になろうかなと思っています。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。確かにこの正式に踏まなきゃいけないっていうのはあるかと思うんですけれども、なるべく柔軟な対応を、本当に子ども第一でしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、ちょっと戻ってしまうんですけれども、10ページのところで、何が言いたいかというと、学習障がいの方とかもいらっしゃるかと思うんですけれども、なかなか字を書くのが困難とか、そういったお子さんが、今はタブレットを持ってきて学習したりっていうことはまだ認められてはいないんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  個別で対応していますので、本当にそれで必要だという子どもについて、それはだめだというべきものだとは考えていません。ですから、お申し出があった段階で、学校のほうで、その子にとっては、それがノートであり、教科書でありという、そういう位置づけになるものかなと考えておりますので、それは一切だめですというものではないと考えています。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。
 それでは、16ページの副籍事業の件なんですけれども、特別支援学校に通われているお子さんが、三鷹市の地域の小・中学校で副籍されているケース、三鷹市にもあるかと思うんですけれども、この副籍のお子さん、本当にお母様がずっと付き添ったりとか、また看護師さんをつけるにしても、とても経済的な負担があったりとか、また、今後バリアフリーっていう点でも、御家庭自体にいろんな課題があるのかなというふうに思うんですけれども。ここへの支援というのもなかなか難しいのかなというのは認識しているところなんですけれども、教育委員会としてどのように捉えていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  三鷹市内には、三鷹市にない都立特別支援学校に通われているお子様たちがいらっしゃいます。そのお子様たちは、やはり都立特別支援学校の教育課程が、お子さんたちの成長にとって必要な教育課程でございますので、そちらで学んでいただいております。けれども、地域のお子さんですから、三鷹の小・中学校で副籍交流というのをしておりまして、そちらにおいでいただく中でともに育つという経験をしていただいております。
 ですので、そういう位置づけでございますので、都立学校に在籍のお子様たちを、三鷹市では副籍でこれからも受け入れていく、交流をしていくという、その姿勢に変わりはございません。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。私も一般質問させていただいたとおり、今後、医療的ケアのお子様の課題とか出てくるのかなとは思うんですけれども、本当に御苦労されていながらも経済的な負担も大変大きく、そういった御家庭でもあるので、今後どういった支援ができるのか。特に財政的な支援というのも、看護師さんの配置とか、さまざまあるのかなと思うんですけれども、前向きに御検討していただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、みたか子ども読書プランなんですけれども、子どもが本を手にとる仕組みというところで、以前に読書通帳のことを、私、一般質問させていただいたんですけれども。今、三鷹市の母子手帳に、子どもの読んだ絵本を記録するということで、三鷹市、新しく母子手帳がかわったときにそういった機能というか、そういうページがあったかなと思うんですけれども。また、この母子手帳、小学校に入る中でそういったものを継続して記録するものっていうのは、すごく子どもさんの本を読む励みにもなるし、また、それが記録になって思い出になってくるのかなと思うんですけれども。
 導入するには、お金がかかるかと思うんですけれども、そういったものを記録する何か仕組みというか、そういったものというのは御検討がなかったのか、お伺いしたいと思います。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  母子手帳に本の記録を残すのは、図書館から健康推進課のほうに御相談させていただいて、母子手帳が18歳まで、その過程の中でどういうふうに読書が記録できるかというところで、また自分が親になったときに振り返って、生まれてくる子どもにつなげていくとかということで、家族で交流できるような形になればということで、地道な努力ではあるんですが、いろいろ東京都のほうにも御相談をさせていただいて、実現をしたところです。
 読書通帳については、やはり図書館協議会でも議論になったり、学識経験者のお考え等々を聞くと、やはり多読になってしまう傾向があって、実際には読んでいないけど、通帳に記載をして、そのまま返却をしてしまうようなケースも実際には事例として見られているというところでは、読解力の問題もありますけど、ちゃんとした読書につなげられる取り組みとしては何がいいのかというところでは、まだまだ通帳については課題があるのかなというふうに認識しておりますので、費用対効果というよりも、その通帳の本来あるべき取り組みとして、どうあるのか、また、先進的な事例等もお伺いしながら、今後検討していきたいとは思っているんですが。
 今度の、来年更新する図書館のシステムのところで、子どもだけではなく、大人のほうも何か記録ができるようなものができるのかということは少し検討はしているところではあるんですけども、やはり、いろいろと読書の秘密等も含めて情報の管理ということもありますので、そのあり方は慎重にいろいろと調査研究を進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。図書館長からの御提案だということは知らなかったです。ありがとうございます。また、18歳まで記録ができるということで、また母子手帳はずっと残るものなので、それも有効かなと思います。ありがとうございます。
 それでは、最後に、児童・生徒の体力・運動能力のところなんですけれども、こちら、小学校の長座体前屈、これが東京都の平均を下回っているけれども、中学校に入ると上回っているって、これはどういったことが考えられるんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  これ、本当におもしろいデータですね。小学生のときは体がかたいけど、中学になるとやわらかくなる。これ、いろいろ考えて分析等をしているんですけれども、これがというのはなかなか見つからないんです。ただ、保健体育の中学校での授業の前っていうのは、必ず子どもたちの運動量をどうやって確保するのかといったことをやって、さまざまなサーキットトレーニングであるとか、柔軟体操であるとか、ストレッチであるとかというのをかなりやっているんですね。私は、そういう効果かなというふうには思っているところです。
 ほかに分析しても、これはなかなか難しいなと考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。
 本当に、これからの時代、予測不能な時代ということで、本当に子どもたちの育つ環境も大きく未来に向けて変わっていくのかなと思いますので、その中で教育の重要性というのがますます問われてくるかと思いますので、本当に先生方も大変だと思うんですけれども、ぜひよろしくお願いいたします。


◯委員(吉沼徳人君)  それじゃあ、2件だけ教えてください。教育ビジョン2022の7ページのところに、安全で快適な、充実した教育環境を整えますという中に、体育館への空調の整備というのがあるんですけども、冷房につきましては、確かに冷気がおりてくるので、夏の熱中症に対して効果が十分発揮できると思うんです。先日、文教委員会で箕面市に行ったんですけども、箕面市もエアコンの吐き出し口の風速って非常に弱いので、暖房も、冷房もなんですけれども、その上に送風機をつけて空気を送って。ただ、暖房の場合はどうしても暖気ですので上へ上がってしまいますので、下におりてこないと。そのような状況なんですけれども、現実に学校の授業、あるいは催事において、暖房をお使いになるようなことを、今どのようなことを考えていらっしゃいますか。


◯指導課長(松永 透君)  現実的には今、学校でその手のことをするとするならば、例えば卒業式であるとかの寒い時期の儀式的行事で、大型の石油ストーブ等でやっているところです。ただ、委員おっしゃるように、エアコン系でやると、多分、暖気は上のほうに上がってしまうんだろうなというふうには思ってはいるところですけれども、実際、地面に近いところ、床に近いところでやっているものというのは、割と横からだんだん上に上がっていくみたいな形のことはあるので、今のところ、それで何とかしのいでいるのかなというふうには考えているところです。


◯委員(吉沼徳人君)  スペースがあれば、設置型のやつを1階につければ、ある程度効果はあると思うんですけども、セパレート型の、上につけるようなものだと、なかなか暖気の効果というのはないんじゃないかと思うんですけども。災害時もそうなんですけども、やはり、せっかくつけるものであるので、何かいい方法を工夫していただいて、子どもたちもやっぱりあることの効果を実感していただけるような。PTAの方もそうなんですけど。せっかくつけたんですので、もったいないので、何か工夫を、ひとつしていただきたいと思います。
 それと、もう一つは、その次のページというか、9ページのところの14の防災都市づくりに向けた安全で快適な学校環境の整備というところの一番上に、さっき山田委員からもあったんですが、学校施設の長寿命化改修工事の計画的な実施ということで、実はこの間の総務委員会でもお話があったと思うんですけど、これ、あと3カ月しか今年度はないんですけども、2,500万円のお金が、要するに減額補正されるということなんですけど。
 これ、今この段階で2,500万円のお金というのは全然使っていないんですけども、必要がなかったのでしょうか。それとも、契約はしたんだけど、一応この新都市再生ビジョンに乗るのでやめたのか、その辺をちょっと御説明いただけますか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  防災都市づくりの観点で、6月補正で庁舎の検査の予算を出させていただいたんですけども、そのところから、全体の防災都市づくりという観点で、じゃあ、学校施設はどういう位置づけなんだという議論もありまして、その議論を進める中で、当然学校だけの計画を令和元年度予算で組まさせていただいていたんですけども、それについては、やはり一体的に進めるという結論は最終的にそうなったわけですけども、議論をしている中だったので、契約をそれまで見送っていたという状況です。ですので、契約をしていなかったと。
 だから、不要だから契約をしなかったわけではなくて、議論の推移をしている中で契約を見合わせていて、今現状に至っているという状態です。


◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、6月の補正でそういう話があったので、今見合わせていたということで、それはわかるんですけれども。実は今年度、本来は2,700万円のお金を必要としていて、予算を要求して、とったわけですね。ところが、この補正の中で、今年度の委託費っていうのは2,023万円しかないですね。
 2,500万円必要だからって予算をとったんだけど、それは減額補正をして、新しく委託料として上げてきたのが2,023万円しかないんですよ。これ、金額が合わないですね。必要のないお金も予算としてとっていたのではないかと。2,500万円減らすのにそういうふうになったというのはどういうことなんだか、ちょっと御説明いただけますか。


◯委員長(伊東光則君)  これ、予算なので、所管が総務委員会かなと思うんですが、申しわけないですが、配慮して、お願いします。


◯委員(吉沼徳人君)  そうじゃなくて、じゃあ、どうして2,500万円を要求しなかったのかと。教育のほうで、新しく委託調査料として上がってくる予算の中に、現実に2,500万円は必要ですよといって、とっていたわけですね、令和元年度予算に。今度、2,500万円以下なんだけど、なぜ2,500万円を財政に要求しなかったのか。


◯総務課長(高松真也君)  委員御指摘の2,500万円の当初予算に計上しておりましたのは、計画の策定支援業務委託料でございますので、その計画の策定支援業務委託料につきましては、防災都市づくりに向けた全庁的な検討の中で、今回単独で策定するということではなく、新都市再生ビジョンに含めて策定することになったことから、今年度の取り組みについては推移の中で見合わせておりましたし、このたび減額をさせていただく方向となっていると、そういう状況でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  わかりました。私はそういう全体的なことを考えないで、ちょっとなくなったお金が少なくて済むのかと思ったものですから。でも、おくれることというのはやっぱりよくないと思いますので、いろいろ必要としてとってきた予算の中で、やっぱり学校の長寿命化計画というのは、おくれることなく進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  教育ビジョン2022のほうからなんですけど、18ページ、働き方改革プランの件なんですけど、先ほど説明の中で一定の方向性──スクール・サポート・スタッフですとか、副校長補佐とか、教員のタイムマネジメントというような形で、ある程度の方向性というのが見えてきたのかなというお話もありましたが、ここに来て、私立学校には認められている変形労働時間制、これを取り入れられるというような報道があったじゃないですか。これについて、私もたまたまちょっと、働き方改革で、ある高校の就業規則をつくるのにかかわっているもので、どうしても私立の場合は、残業をやったら、残業代を払わなければいけない。厳しくなってきて、三六協定も結ばなきゃいけなくてというような感じで、変形労働時間制を取り入れて、休める期間中に休んでもらうしかないなというような感じになっているんですよ。
 公立のほうは、残業代とかって4%プラスだけしかないわけで、労働基準法と合っていないというか、守らなくていいというか──おかしい言い方ですけど、そうなっているわけじゃないですか。今回、私立と同じように、変形労働時間制を入れることによって、少しは先生たちが休めるようになるのかなという印象があるんですけど、教育委員会としてはどう捉えて、どう実施をしようとしているのか、お伺いしたいんですけど。


◯指導課長(松永 透君)  変形労働時間制については、従前からいろいろこういう方向でというふうに考えていくんじゃないかということは言われていたこともありまして、少しずつですけれども検討はしてきたところです。ただ、現段階でいきなりそこに移行するのではなくて、今の学校での先生方の業務をどういうふうに整理していくのかとか、教員が担うべきものが何なのかとか、そのあたりをかなり明確にしていった上で導入していかないとならないことなのかなというふうには考えています。まだ、三鷹市においてはどうするのかということについては、今後の検討ということになってくるのかなと思います。


◯委員(谷口敏也君)  このことは、非常に公立学校の先生にとっては大きなことでしょうし、三鷹市でも、去年からでしたっけ、夏休みの休校、学校のあれを長く全部休むというようなことも取り入れて。だから、本当に忙しいときは忙しいし。例えば修学旅行で言ったら、いつまでが労働時間で──公立は関係ないかもしれないですけど、夜中も見て回ったりしているわけじゃないですか。そういう先生を、どこで休んでもらうかというのは非常に大きな問題で、課題だと思うので、ちょっと調査研究をしながら変形労働時間制の導入についてもしっかりと検討していただければなと思っているところでございます。
 続いて、先ほども議論がありました、校庭の芝生化の件なんですけど、今年度は手が挙がらないというお話で、多分、これ、昨年度とか、その前も手が挙がってないでしょう。お金はかかりますけど、私立の学校とかって人工芝なんですよね。それのほうが手っ取り早いし、管理もしやすいし。東京都の補助が人工芝にはつかないのかもしれないですけど、そっち側にシフトしていったほうがいいんじゃないか。東京都のほうがつかないというんだったら、人工芝につけるようにって要望していったほうがいいんじゃないかなと思うんですけど、教育委員会としてはどうお考えなのか。まだ、芝生で行くのか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  学校施設につきましては、やはり緑というのがすごく大事だというふうに思っております。ただ、例えば第三小学校なんかのグラウンドの一部を人工芝にかえさせていただいたりしています。日当たりの関係で芝生の定着が悪いとか、そういう課題もありますので、一部そういう対応もさせていただいているところですけれども。見た目が緑であったり、確かに土ではなくて、芝生であればけがが少ないとか、ショックが少ないという意味もあるわけですけども。やはり、教育上の観点から見たときに、自然保護も含めて、エコスクールの観点も含めたときに、どういう形で育成をしていくっていうところ。それと、あと、地域の方に非常に御迷惑をかけているところはあると思うんですが、協働での学校づくりというところでも一定の価値があるのかというふうに思っていまして。
 今のところ、人工芝にかえるとか、かえないとかという議論はしていないというところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  なかなか難しいところもあるんでしょうけど、実際、それで人工芝にして、本当に先ほどおっしゃった近隣の皆さんの迷惑、砂ぼこりとかがあったのが一気に片づいて、水道代もかなりだったらしいんですけど。三鷹市内の大成高校もそうだし、明星学園もそうじゃないですか。そういったことを考えると、本当に普通の天然芝がいいですけど、どうなのかなっていう気がするんですよね。ちょっと、教育委員会としても検討していただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、23ページのスクール・コミュニティの部分なんですけど、先ほどスポーツと文化部の報告の中でもありましたけど、スクール・コミュニティを進めていくに当たって、CS委員の役割っていうのはどう変わっていくと捉えているのか、お伺いしたいんですけど。
 今までは、CS委員って、学校のためにって動いていたと思うんです。子どもたちのために。それが、スクール・コミュニティになることによって、今度は地域のために動かなきゃいけないのか、それとも、まだコミュニティ・スクールを支えるCS委員ですから、そっち側でいいのか。市として、教育委員会としてはどういうふうに考えているのか、お伺いしたいんですけれども。


◯指導課長(松永 透君)  とても難しい問題だなというふうには考えています。ただ、今までもコミュニティ・スクール委員の皆さんは、基本的にやっぱり子どもたちの、どういうふうにしていったらいいのかな、あるいは、もっと言うと、理念からすると、子どもたちを通わせたい学校にしていくには、どういうふうな意見を言っていったらいいのかなといったことで、さまざま議論をしていただくとともに、本当に汗をかいて一緒にいろいろやってくださっていたなというふうに思っています。
 でも、そういう方々が、今回、8年間の任期ということで大分ここでかわられたといったことも含めて、さまざまな方が学校に、コミュニティ・スクールの委員としてかかわっていただける人数がすごくふえてきたと。そういったことも含めて、学校を地域の1つの核にしていくという意味では、地域人材がどんどん学校に入ってきやすくなっているんじゃないかなというふうに、とてもすごく変わったなというふうに思っているところです。
 そういった方々の、いわゆるコミュニティ・スクール委員の役割というのは、やはり基本的には変わらない。今までと同じように、子どもたちに向かってということで、やっていただければとは思うんですけれども。あわせて、そういう地域のさまざまな方々を、もっともっと多く、学校を核とした部分に入っていただける、巻き込んでいけるというような部分については、期待をさせていただいているかなというふうには思っているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうなると、この23ページのところの、生涯学習・文化・スポーツの拠点としてという中で、地域人材等を活用し、地域向けの文化やスポーツ活動を推進しますとあるじゃないですか。この地域人材っていうのは、別にCS委員を指すわけじゃなくて、地域のスポーツとか、文化に今までいろいろとやってきた人を活用した取り組みということなんですかね。


◯指導課長(松永 透君)  おっしゃるとおり、コミュニティ・スクールに限るものではなくて、コミュニティ・スクール委員と一緒にいろんなことをしてくださっている方々の中にも、かなりいろんなスキルを持っていらっしゃる方がいらっしゃるので、そういう方々にも入っていただきながら、得意のフィールドを広げていくことが、多分三鷹の子どもたちにもプラスになるだろうというような考えから、このような形になっています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。確かに課長がおっしゃっていたように8年で任期が終わりで、全ての学園が10周年を迎えましたから、コミュニティ・スクール委員も引退した方とかもいらっしゃいますし、そういった方って、かかわっていたときは大変だったけど、もうちょっと簡単なのだったら、まだ携わりたいみたいな。そういった方も地元でも多いので、ぜひ、うまくそういった方を巻き込みながら、スクール・コミュニティを進めていただければなと思います。
 続いて、教育支援プランのほうなんですが、ここからは、1点、17ページの、誕生から自立までの切れ目のない支援というところで、非常にいい取り組みだなと思うんですけど、まず、誕生から自立までっていうところで、ちょっと地域の方で高校、東京都とかに行ったりするじゃないですか。まず、自立までの自立っていうのをいつと判断しているのか。高校が終われば、それで自立なのか。それとも、その後に作業所とかで働いていたりするじゃないですか。実は、その作業所とかが早く終わるから、その後の居場所がちょっとないとかって言われたんですね。どこまで支援をしていくお考えなのかっていうことを、ちょっとお伺いしたいんですけど。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  19ページをごらんいただけますでしょうか。19ページは、この地域での自立をイメージした図が出ているんですけれども、下に行くほど年齢が高くなるんですけれども、それぞれのお子様によって違いますので、学校を出られた後、地域で生活をされたり、就労が難しい方でも、地域で生活をされるという、それを考えております。


◯委員(谷口敏也君)  多分、成人した後は福祉のほうになるのかなと思いますけど、ここの支援というのは、これを見ると大学卒業するまで。それは、就労していてもということですか。二十までとかですか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  教育ですので、私どもでお子様を見られる年齢は18歳までなんですが。ただ、福祉部局と連携をしながらという、そういうイメージで書いております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。その辺が多分、市長部局の情報の提供ということになると思うんですけど、ずっと三鷹で生まれて、通われている方は、それはすごくいいと思うんですよ。他市から転居してきた方とか、あるいは転居して行ってしまう方の他市との情報共有の連携というのは、大丈夫なんですか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  発達の観点からも、それから虐待等を含めました家庭支援の観点からも、それぞれの部局が連携をとらせていただいております。


◯委員(谷口敏也君)  特に御答弁がありました虐待とかだと、やっぱりこの前の目黒区の事件とかもありますから、しっかりと他市との連携も図っていただければなと思います。
 最後に、みたか子ども読書プランの件で、5ページ、中学・高校生世代にも注目した図書館資料の充実ということがあります。図書館の資料を24万点目指すということが書かれていて、学校図書館との連携っていうのはどこかにありましたよね。13ページ、調べ学習のほうでは、ちょっと資料的に少ないんじゃないかっていうようなことも記載されているんですけど、学校図書館と三鷹図書館とのシステムの連携というのは全然考えていないんでしたっけ。井の頭コミセンみたいなシステムをつなぐことは。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  学校図書館と公立の図書館とはシステムは別々なので、そこでの連携自体は図ってはいないんですが、相互にリンクを張って、お互いの蔵書が検索できるようには、一応させていただいてございます。


◯委員(谷口敏也君)  そうなると、学校にいながら三鷹図書館の本館とかの本を借りることができるんですか。連絡便じゃなくて、何でしたっけ、そういうのとかで。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  学校図書館の司書の方には、一応200冊の貸し出しができるほかに、また別に図書館のカードをお渡しをして、70冊まで利用できるように。それは、予約をしていただければ、毎週水曜日ですけども、交換便が回っていますので、その学校のほうに配送させていただくほかに、学校同士でも流通をさせていただいているので、例えば一中から二中のほうで、一中の本を借りたいということであれば、その交換便に乗せるような形で学校間の流通もさせていただいております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。それは、中学校、小学校も全部ですか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  それは、公立図書館と中学校、小学校、また井の頭コミュニティ・センターも含めて、一体化の形で一応流通するようにしております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうなると、別にシステムが一緒じゃなくても、一緒みたいな感じということでオーケーなわけですよね。そうでもないですか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  一体になると、また違った取り組みができるのかもしれないんですけれども、そういう意味では、蔵書の検索というのは、私どもが一般の市民の方が使っている入り口と同じような形になっていますので、一体的な取り組みとはまた別なんですが、学校図書館については、蔵書の検索、予約以外に、貸し出しの冊数を充実させたり、学校図書館のほうへの支援セットを充実するような形で、個別の取り組みを幾つかのメニューを用意をして連携をしているので、図書館システムで連携しなければそれが充実しないかというのは、ちょっと私どもは考えてはいなくて。いろんなメニューを用意をして、いろんな支援の側面からするという形で、今取り組んでいるところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。要は、5ページのところで、24万点の収蔵を目指しますと書いてあって、子どもたちはすぐ身近に学校の図書館があるけど、三鷹図書館に行かないと、借りられないんじゃあ、しようがないなと思っていたんです。だけれども、今のお話だと、そういった形で借りることができるから、とりあえずそれでオーケーということですもんね。そうでしょうか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  今回の第2次改定のところでは、18ページから19ページについて、ヤングアダルト世代向け読書活動の啓発で、学校図書館用に貸し出しできるように、そこから子どもたちに渡るような形での貸し出しもあるんですが、今回、部活動の見直しもあって、私どもとしては、図書館としては、それがすごく大きなチャンスではという認識を持っております。土日のどちらか一方だけの部活動になって、もう1日は時間ができるということになると、積極的に図書館からかかわっていくことによって、子どもたちが図書館に来る、図書館が居場所になるということもあって、今回は、18ページ、19ページについては、各館の中高生世代向けの担当、または児童担当も含めて議論をしながら充実をしておりますので。あくまで、24万冊は学校図書館を経由してではなく、そちらの視点もありつつ、いかに図書館に来てもらうかということで、魅力ある、また子どもたちの成長に合ったような資料を充実させていく考えで、一応24万点という目標を設定をしております。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。ただ、図書館に来てもらうという点で言うと、私、前から言っていたように、月曜日が休みじゃないですか。月曜日が祭日なときでも休んでしまうということの──これは子ども読書プランなので、そこだと、ちょっと話が変わってきちゃうのかもしれないんですけど、今、館長が言っていたように、土日どっちか部活を休んで図書館に来てもらうということであれば、月曜日、祭日だったらあけて、火曜日に休むとか。あるいは、月曜日は祝日になる確率が高いわけですから、根本的に休館日は火曜日にするとかという方法もあると思うんですけど、そういった件については、4次計では考えているんですか。これは読書プランですけど、その辺はどうでしょうか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  開館日とか、また休館日の設定については、いろんな本の発注とか、全体的な業務のスケジュールもあったりするので、そこは本を皆様に提供するタイミング等を見ながら、いろいろと細かく検討はしていかなくてはいけないと思うんですが。確かに月曜日の休館については、利用者の皆様からもあいていると便利になるという御意見はいただいております。
 一方で、費用対効果もございますので、まずは、今現在検討しているのは、また別途いろいろと委員会等でも御質問のある、夏休み期間中の開館時間の延長で子どもの居場所にならないかということは、費用的には余りコストがかからずに実現が可能かなというふうには思ってはいますので、例えば夏休み期間中は6時まで開館するとか、6時半まで開館するとかということは、具体的に費用対効果を見ながら検討できると思うんですけど。今、事例としては、井の頭コミュニティ・センターの図書室が8時まで開館をしていますので、それの実績を見つつ、子どもの様子とかも、今、図書室の司書さんから情報をいただいているところなので、一定程度は、来年度、具体的な動きができるようには、今検討をしているところで。具体的には、図書館内では今、検討にとどまっているので、これを次には部内での協議をしつつ、実現ができるような方向で検討を進めているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ちょっと外した質問をして申しわけございませんでしたけど、一応細かい検討が必要なんでしょうけど、細かい検討をしていただいて、前向きに実施をしていただければと思います。
 以上で終わります。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育委員会の報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後4時26分 休憩


                  午後4時29分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 次に、文教委員会管外視察結果報告書の確認について、本件を議題といたします。
 文教委員会管外視察結果報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、御確認をいただきます。
 休憩いたします。
                  午後4時29分 休憩


                  午後4時29分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 お手元の報告書(案)を持って、文教委員会管外視察結果報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 休憩いたします。
                  午後4時30分 休憩


                  午後4時30分 再開
◯委員長(伊東光則君)  再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、2月6日午前9時半といたしたいと思います。その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後4時31分 散会