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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和元年文教委員会) > 2019/06/18 令和元年文教委員会本文
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2019/06/18 令和元年文教委員会本文

                  午前9時26分 開議
◯委員長(伊東光則君)  おはようございます。時間前ではありますけども、委員の皆さんがそろいましたので、これから文教委員会を開きます。
 まず初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時26分 休憩


                  午前9時28分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  それでは、説明させていただきます。行政報告、教育委員会報告、平成30年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告についてということで、これから説明をさせていただきます。
 それでは、担当課長のほうより説明させていただきます。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  どうぞよろしくお願いいたします。それでは、私からは平成30年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について、御報告させていただきます。お配りしております資料ですが、本体の部分に当たりますのが、資料1−2、A4判冊子、平成30年度全7学園の評価・検証でございます。こちらの冊子につきましては、学校関係者評価という位置づけで、毎年各学園のコミュニティ・スクール委員会が中心となって学校・学園の評価を行っております。そして、各学園から年度末に教育委員会に報告をいただくこととなっております。
 そして、その本体をもとに作成した概要版が資料1−1、A3判となっております。概要版につきましては、各学園から提出された報告をもとに、特徴的な取り組みの成果等を抜粋してまとめております。評価・検証項目は資料1−2、A4判冊子の1ページ目、表紙をめくっていただきました裏に記載しております。昨年までの評価・検証項目は、人間力・社会力の育成、学校運営、小・中一貫教育、児童・生徒の学力・健全育成、コミュニティ・スクールの運営の5項目で実施しておりましたが、学校関係評価者であるコミュニティ・スクール委員の皆様から、評価が少ししにくいという声や、学校の校長先生方からも、分類がしにくいという意見もありまして、よりわかりやすい様式にということで、今回変更しております。
 それでは、資料1−1、概要版をもとに重立った部分について御説明させていただきます。最後に、A4判冊子の各学園の課題の改善方策を受けて、令和元年度の教育委員会の主な取り組みについて御説明いたします。
 まず1つ目、コミュニティ・スクールの運営についてです。上から2段目をごらんください。コミュニティ・スクール委員と全教員との熟議を実施し、学園とコミュニティ・スクール委員会との共通理解がより強固なものになりました。また、上から3段目、こちらは三鷹の森学園の取り組みです。学校支援ボランティアの活躍により、学習指導を中心に学校を支援していただいたことで、学習内容の充実が図られました。さらなる学校支援ボランティアの拡充が課題です。
 続きまして、2つ目、小・中一貫教育校としての教育活動についてをごらんください。今年度で全7学園が10周年を迎えることもあり、児童・生徒の交流や学園研究等が安定的に実施されています。下から2段目をごらんください。こちらは鷹南学園の取り組みです。中学校1年と小学校2年、中学校2年と小学校3年、中学校3年と小学校4年といった、「きょうだい学年」での交流活動が充実して行われ、中学生にとっては有用感を高め、小学生にとっては中学生への憧れを抱く、学園ならではの取り組みが充実しています。
 続いて3つ目、確かな学力について。一番下の段をごらんください。こちらは、おおさわ学園の取り組みです。東京都の補助を受けて進めている放課後のみたか地域未来塾の取り組みでは、コミュニティ・スクール委員会の支援部、学生ボランティアの支援を受け、充実が図られてきました。今年度からは全7学園に拡充し、全ての学園で実施してまいります。取り組み内容は、児童・生徒の実態に合わせながら各学園で進めています。今後、7学園で情報共有を図りながら、より効果的な取り組みになるよう推進してまいります。
 次は4つ目、豊かな人間性についてです。一番上の段をごらんください。にしみたか学園の取り組みです。考え、議論する道徳の実施に向け、学園研究に取り入れるなど、9年間の連続性を意識した学園全体での取り組みが充実してきました。また、一番下の段にもありますように、地域とのかかわりも継続し、充実しており、社会性や協調性が育まれています。
 次に5番目、健康・体力についてです。一番下の段をごらんください。こちらは東三鷹学園の取り組みです。中学校から小学校体育の授業において相互乗り入れ授業を実施し、保健体育科の教員の専門性を生かした授業展開を行い、運動技能定着の充実を図りました。また、一番上の段にもありますように、持久力向上を学園の課題として捉え、休み時間や学校行事等を活用して学園全体での取り組みもありました。
 次に6番目、特色ある教育活動についてです。平成30年度も各学園のコミュニティ・スクール委員会が中心となり、地域の特性や地域人材を活用した多くの取り組みが実施されました。一番上の段は連雀学園の取り組みです。子ども熟議を通して学校を知ることができ、学校を理解するための効果的な取り組みとなっております。平成30年度はコミュニティ・スクール委員任期満了に伴い、多くの学園で入れかわりがあります。その中で特色ある教育活動が継続できるよう、退任されたコミュニティ・スクール委員の方々が任意で団体を組織するなど、支援する雰囲気も高まっており、学校・学園としてとても心強い限りです。
 最後に7番目、学校教育の質の維持向上を目指した学校の働き方改革についてです。三鷹中央学園では、行事の精選など、各学校での取り組みだけでなく、学園研究の内容の見直しなど、学園での取り組みも進んでいます。保護者、地域との合意形成を丁寧に行い、理解を得られるよう、教育委員会としてもサポートをしてまいります。
 以上、まる1からまる7の項目において、重立ったものを取り上げて御説明しましたが、説明できなかった部分につきましても、学園で工夫や改善をしながら成果を上げております。資料1−1、A4判の冊子につきましても、後ほどごらんください。
 最後に、教育委員会の今後の取り組みとして、主な取り組みを5点を挙げさせていただきます。第1に、学校支援ボランティアの人材育成と人材確保です。コミュニティ・スクール推進員の配置を拡充し、学校と学校支援ボランティアとの調整機能の強化を図るとともに、現場のニーズに沿った教育ボランティア対象講座を実施し、人材育成・人材確保を推進してまいります。
 第2に、今年度は各学園で多くのコミュニティ・スクール委員が入れかわり、7学園全てのコミュニティ・スクール委員会会長が新しくなりました。コミュニティ・スクール委員会会長・副会長連絡会や学園長会議等を通して、学園間の交流・連携と情報共有の充実を図り、継承と発展を大切に進めてまいります。
 第3に、三鷹市小・中一貫カリキュラムの周知及び実効的活用に向け、三鷹市立小・中学校教育研究会と三鷹市教育委員会での合同研修会の実施や校内研究会・学園研究会において、9年間における学びの連続性と系統性を明確にした学習指導を推進します。また、地域特性に応じた学園版カリキュラムを各学園で作成し、学校・家庭・地域が連携した社会に開かれた教育課程の実現を図ります。
 第4に、開園10周年を迎える三鷹の森学園・三鷹中央学園・鷹南学園、3学園合同記念事業を通して、10年間の振り返りとこれからの展望について、3学園のみならず全学園において、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育のさらなる推進について共有化を図ります。
 最後に、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育がより充実・発展するよう、コミュニティ・スクール委員会と連携した学園企画提案事業の実施により、学園の主体的で特色ある取り組みを推進してまいります。
 以上が、平成30年度評価・検証の報告と今後の取り組みとなります。本日の資料は今後、各校に周知し、校長を通じて情報共有の充実を図るとともに、各学園で成果のあった取り組みの継続や、取り組みについての改善方策をそれぞれの学園の教育計画に反映するなどして、充実した教育活動が実施できるよう、教育委員会としても支援してまいります。
 以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。幾つか、私のほうから小・中一貫教育に関しまして質問をさせていただきます。三鷹市における小・中一貫教育が開始しまして10年以上が経過したと思っております。三鷹市内の学校の状況としては、学習状況調査における平均正答率が国や都の平均を上回っている点や中学校の不登校出現率が大変低い水準である点など、すぐれている点として挙げられ、有意義と考えております。他方で、何点か検討を要する事項もあると思うので、伺います。
 まず、学力状況調査における平均正答率に関連して、小・中一貫教育であるメリットをどのように生かして、学力向上の取り組みにつなげているのか、市の見解を伺いたいと思っております。


◯指導課長(松永 透君)  学力調査だけが学力ではありませんので、それだけでということにはしておりませんけども、基本的には9年間一貫したカリキュラムの中で子どもたちが学んでいるというのが、三鷹の一番の特色だと考えています。そういった意味では、上の学年で教えたときに、子どもたちに例えばつまずきがあるとか、そういうことがあったときに、先生方がどの段階に立ち戻って理解させていけば、そのつまずきが解消できるのかというのが、三鷹市の小・中一貫カリキュラムでございます。
 それに基づいた指導ができるといったところで、つまずく子どもたちを極力減らしながら上の学年につなげて、積み上げる確かな学力にしていこうということでやっているところが、一番のメリットかなというふうに考えています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。そのつまずきのフォローアップというところなんですけれども、それはつまずきやすいところはここだよというふうに、教師同士で共有しているだけなのか、それとも、個人の指導につなげていらっしゃるのか、教えてください。


◯指導課長(松永 透君)  積み上がっていく教科って、やっぱり特定できる教科っていうのがあるわけで、今教えているこの単元を理解するためには、そこにたどり着くまでにどのような学習があったのか。あるいは、下の学年で学んだことの概念をきちっと理解しないと、ここはつながらないと。矢印で図式化されているのがカリキュラムなんですけども、それをもとに個別な形の指導というのは、さまざまな形で個に応じた指導を今学校でも行っておりますので。
 例えば、演習を、今この問題を解きましょうといったときに、近くでこうだよねという形で指導したりとか、そういった形の指導を進めているところです。フォローアップという意味では、授業の中でできることをやる、さらには課題等も、ここをやってきてごらんということで与えたりしているところです。


◯委員(山田さとみさん)  承知しました。ありがとうございます。
 あと、9年間の連続した取り組みということで、一番最初のつまずきというところにもぜひフォーカスしていただきたいなと思っております。例えば小学校1年生の1学期、幼稚園とか、保育園とかから上がってきたばかりで、1年生の1学期には補助スタッフがつくと思うんですけれども、ちょっとそれも学年に1人とか、2人とかだと思っているんですけれども、今ここのページをやっているよとか、今は座ろうねとか、集中して声がけできるような、クラスの雰囲気をわかってサポートできるような補助の方を1クラス1人くらい──なかなか財政も難しいと思うんですけれども、そういったことは考えていらっしゃいますでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  今のは、小1支援員という形で配置をしているスタッフのことです。基本的には、1年生が4学級までの学校には1名、それから5学級以上になってくると2名の配置をしているところです。1学期間というところなんですけれども、これは今おっしゃられたように、小学校に入ってからの適応がどうなのかといったところを一緒に支援していただくということでやっているわけですけれども、なかなか各学級1名というのはちょっと厳しい部分というのが正直言ってあるわけですけれども。その中で、今子どもたちの状況、ずっと同じ教室に入っているというわけではなくて、各クラスを渡りながら、子どもたちの状況を担任の先生と一緒に見ていただいているところです。そういった意味では、なかなか全学級配置というのは厳しい状況かなというふうに考えているところです。


◯委員(山田さとみさん)  わかりました。ありがとうございます。先ほど、みたか地域未来塾の取り組みですとか、あとはコミュニティ・スクールの運営についてというところでも、学校支援ボランティアの拡充ですとか、そういったボランティアの拡充につきまして、どのようにサポートしていただける人を確保していこうと思っていらっしゃるのか、教えてください。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  ボランティアの拡充については各学園のコミュニティ・スクール委員会の支援部が中心になって進めております。また、コミュニティ・スクール推進員を配置している学園、5学園ありますので、その推進員の皆さんのコーディネートもおかりしながら広げております。具体的には、現在ネットワーク大学で協働で進めております、出前のボランティア養成を対象とした講座を開いて、保護者、地域の方を中心とした対象に進めているというところが現状でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 ほかの質問に行きたいと思います。今後の取り組みとして、三鷹市小・中一貫カリキュラムの実効的活用に向けて、地域特性に応じた学園版カリキュラムを各学園で作成していくとされていますが、これは三鷹市の教育の強みを生かしていく意味で重要だと考えておりますが、東京都の特色として、公立の小学校からそのまま公立の中学校へ進まないで私立に行かれたり、都立に行かれたりということも考えられますし、転入とかも結構多いと考えておりますので、ほかの地域から、途中で三鷹市の小・中学校に入ってくる生徒もいるという観点を持っていただいて、このカリキュラムの作成、実施に当たって、三鷹市立の小・中学校へ通い続ける生徒以外の方が不利益を受けることがないように配慮してつくっていただきたいなと考えておりますが、いかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  おっしゃるとおり、さまざまな進学のパターンというのがありますので、その辺には十分配慮しています。基本的に学習指導要領に基づいた学習をしておりますので、不利益が起こるということはありません。特に学園版カリキュラムで注目しているのはどこかというと、キャリア・アントレプレナーシップ教育という、三鷹でも子どもたちのさまざまなキャリアに向けてということでやって、そこには地域の人材がかなりいろんな形で入っていただいています。
 それから、三鷹地域学習ということで、地域のいろんな資源を生かしながら、例えば東三鷹学園では農業体験等を中心にやっていただいたり、おおさわ学園では野川の学習をすごくしたりとかっていうことで、そういう具体的な学園の特徴に応じたものというのは、その辺の資源とか、今までの学習を生かしたというようなことを、市全体で同じものというわけにいきませんので、改めて学園版でつくりましょうということでやらせていただいています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 では、また次の質問に移りたいと思います。小・中一貫教育の実施によりまして、先ほど御説明いただきました小・中学校の「きょうだい学年」といいますか、そういった触れ合いがあるとおっしゃっていましたけれども、本来であれば、小学6年生、最高学年というような責任感が養われる時期だと思うんですけれども、一貫教育をしたことによって、その6年生が最高学年だというような責任感、小学校高学年のリーダー性とか、主体性を養うためにどのような取り組みを行っているのか、聞かせてください。


◯指導課長(松永 透君)  確かに中学校の子どもたちが小学校の子どもたちと触れ合うということはあるんですけれども、分離型といいますか、小中一貫型の小・中学校ということで三鷹がやらせてもらっているメリットは一番何かというと、おっしゃるところの6年生を経験している、最高学年を経験しているということを子どもたちに学ばせることができるというところです。
 取り組みとして、具体的には、ほかの自治体で行われているような6年生のあり方といったことについて大事にしていきながら、その中で緩やかな中学校への接続ということをやっています。余りこういうところで申し上げると怒られるかもしれませんけれども、ほかの自治体でいわゆる義務教育学校として一体型でやっていらっしゃるところがあるんですけれども、そこは常に中学生が一緒にいるということもあって、6年生の育ちがと心配をされる声はよく聞くことであります。三鷹の場合は、そこは逆にメリットとして、分離型のところで生かしているかなというふうに考えているところです。


◯委員(山田さとみさん)  よくわかりました。ありがとうございます。
 次の質問に移りたいと思います。この小・中一貫教育におきましてよく聞かれる質問だと思うのですが、働き方改革というところで、これは三鷹市だけではなくて、国とか、都とか、全体の問題で、教員の働き方改革というところで、都でもスクール・サポート・スタッフの配備を強化したりですとか、そういった全体の問題となっているところでありますけれども、小・中一貫教育の特色である小・中学校での生徒・教員の交流を図り、さまざまな取り組みを行っていくことは、通常よりも現場の教員への負担が増大しているのではないかなという懸念も拭い去れません。
 小・中一貫であることを理由に、教育の現場に過度な負担をかけないように配慮しながら、三鷹市において学校の働き方改革を進めるべきと考えておりますが、御見解を聞かせてください。


◯指導課長(松永 透君)  おっしゃるとおり、普通の、一貫教育をしていない自治体の仕事から見ると、その分が余計にふえているというふうに感じられることというのがあるかなというふうには思っているところです。私も実際に三鷹の学校におりましたので、そういった部分についてはいろんな声は上がっているのは事実かなと思います。ただ、ほかの自治体はほかの自治体なりに、別の教育施策をかなり打ち出して、今各自治体ごとにやっているところもありまして、そういう意味では、三鷹だけが特別なことをしているわけではない。ただ、そういった意味で、小・中の一緒にやっていくといった部分の時間設定等を合わせるといったところの大変さというのは、正直あるところかなとは思いますけれども。そういう意味では、それだけが理由ということではないのかなというふうに思います。
 ただ、さまざまな場面で働き方改革ということが言われている中でのことなので、そこについては休憩時間の確保であるとか、会議時間の設定の仕方であるとか、そういったことについては今各学校でも配慮をしているところです。
 また、相互乗り入れ授業で、異校種に──小学校は中学校に、中学校は小学校にということで、先生方が指導しに行かれることがあるんですけれども、そこについては、三鷹の場合には市独自の非常勤講師をつけながら対応させてもらって、そこに出かけていくのも、当然東京都で言うところの持ち時間数に含めた授業担当にしているといったところは、配慮はさせていただいているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございました。
 次の質問をさせていただきます。今回のこの評価・検証報告書の中身について、量が多ければいいというわけでもないんですけれども、結構記載の多い学園とそうでもない学園と、ばらつきが見られるかなというふうに思いまして、評価・検証の内容を学園同士ですとか、外部の有識者の視点で検証していくことも──このPDCAサイクルというふうに書いてありますけれども、取り組みをさらに向上させるために重要だと思いますが、この資料をどうやって使っていらっしゃるのか。
 それと、この評価の報告書をことし変えてみたということで、変えてみてどうだったのかも、お伺いしたいなと考えておりますが。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  今委員、おっしゃっていただきましたが、やはり学校のほうからも、昨年度もそういったお声もあって、今回、学校関係者評価の項目と、この報告を同じものにということで、基本、二度手間にならないような形で進めております。
 また、書きぶりについては、コミュニティ・スクール委員の皆様とも一緒に見ながら、最終的にこの項目を入れていこうですとか、この項目ではなくて、こっちにしようとか、さまざま議論の上ですので、学校だけがここで書いているものではないですので、それについては各学園の取り組みの流れもありますので、書きぶりについては多少の違いがある。ただ、それについても教育委員会としても課題と受けとめておりまして、今後、記入例のようなものを少しお示ししながら、一定の書きぶりができて、よりわかりやすい方向にしていければというふうに考えてはおります。
 また、こちらの内容については、先ほど御説明の中にもお伝えしましたが、今後、学園間でも共有しながら、中身をしっかりと情報共有しながら、他学園のよさを自分たちでも共有できるようにというふうには考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございました。
 では、次の質問に移りたいと思います。小・中一貫教育を評価・検証するということは、三鷹市における学校のあり方を検討するということだと考えております。大型マンションの建設など、今後子どもがふえると見込まれているエリアでは、教室をふやしたりですとか、教員の配置ですとか、例えば大型マンションができて、本来のエリアではないところに通っていただくですとか、生徒数の増減に対してそういうことも考えられると思うんですね。小・中学校をめぐる環境変化を踏まえて、今後の市内の小・中学校のあり方を検討するべきだと考えておりますが、そういった──このエリアは児童とか、生徒がこのくらいふえそうで、こういうふうにしていこうというような取り組みはされているか、伺いたいと思っております。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  ただいまの御質問にお答えいたします。市内、全体的に見て、おっしゃるとおり児童・生徒数がふえております。そういった児童・生徒数の推計というのを毎年、最新の状況、あとはマンションの住環境の整備状況も踏まえて更新をしていきながら、全庁的に学校・学童の規模適正化のプロジェクトという会議を持って検証しております。
 その中で学校の教室数でありますとか、そういったものも各学校ごとに推計とあわせて十分足りているかどうか、今後どうしたらいいのかというのを検討しながら進めているところでございます。最近でいいますと、高山小学校で時限つき校舎を建設して対応したりですとか、あとは下連雀五丁目の開発に伴う共同住宅、それのために通学区域の変更をしたり──そういった対応をしながら、ふえているところもあれば、減っているところもあるというところで、そこをうまく調整しながら、通学区域の変更もしながら対応をしているところです。あとは、いろんな教室の使い方も工夫をして、パソコン等の環境も整えながらやっているというようなのが現状でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございました。これで質問を終わります。


◯委員(紫野あすかさん)  初めて文教委員会に入らせていただきましたので、いろいろと教えていただければと思います。三鷹の子どもたちって、まちで出会ってもすごく挨拶ができていて、小学生も中学生もとてもはきはきとしていて、日ごろのコミュニティ・スクールなどでつながりがちゃんとできているんだなということを実感しています。そもそも、なぜこの小・中一貫教育をつくったのかというところから、一番の目的というか、なぜこれをつくったのかというところからお答えいただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  そもそもということなんですけれども、かつて小学校と中学校の子どもたちの学び方を見ていたときに、中学校に入った子どもたちが机に突っ伏して寝てしまっているような状況があったと。それはなぜかというと、やはり勉強がわからないといったところから起因するんじゃないかといったところが、問題意識としては三鷹市教育委員会として持っていたということです。当時私はおりませんでしたけれども、その中で、やはり小学校から中学校にきちっと学び方、それから先ほども申し上げたんですけれども、つまずきがあったときにどんなふうな対処ができるのかといったことを、小・中一貫、9年間の中で育てていこうといったところが、もともとは非常に大きなところかなと思います。
 中1ギャップという言葉もありますけれども、小学校の教え方と、中学校の教え方と、学習する内容も膨大になってくるといったこともあって、どうしても変わってしまうんですけれども、そういった中で、最初のころは小学校と中学校の先生は大分けんかをされたようです。何で中学校はこうなんだと、なぜ小学校のときにもっときちっとできるようにしておかないのかとか、論争があったんですけど、それぞれが大切にして小学校教育、中学校教育をやっていたものを、一貫教育の中でそれより大切にしながら、より新しい9年間の文化をつくっていきましょうという、そういうことがこの小・中一貫教育については進んできたというふうに聞いています。


◯委員(紫野あすかさん)  語っていただいてありがとうございます。小学校にしても、中学校にしても、確かに最初のスタートがすごく肝心で、そこでつまずいてしまうと不登校になってしまうという方も、私、たくさん見ているんですけれども。今、三鷹の学校では、不登校の数は平成28年度まではちょっと減っているような数字を見たんですけれども、平成28年度以降はどのような状況になっていますか。


◯指導課長(松永 透君)  平成28年度の不登校の数ということで、小学校5名、中学校10名ということで、15名ということだったんですけれども、平成29年度は小学校7名、中学校12名ということで、19名ということで、平成30年度については、集計が今全国の問題行動調査のほうで出しているところで、まだ公表されていないということで、まだ出していない数字になっております。やや微増かなといったところは感じているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  不登校といっても、ずっと学校に行けない子どももいれば、1日置きぐらいなら行けるっていう子もいると思うんですけども、この不登校という定義はどういうふうなことで、この数は出ているのでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  定義といたしましては、基本的には国の問題行動調査でどのような形のことがということで書かれているものについてやっています。基本的には、年間欠席日数が30日を超える児童・生徒のうち、経済的、もしくは病気等の理由を除いた子どもという定義で進めているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  この年間30日以上来られていない子は不登校ということなんでしょうけれども、数だけ見ると、ああ、そんなものなのかって思うんですけれども、学校には来ているけれども、実際はいじめを受けていて、本当は学校に行くのが嫌だけど、一生懸命行っているという子もいると思うんですね。一番大事なのは、学校に来て毎日が楽しく過ごせているという、ただ来ればいいというものではないと思うので、そのような子どもたちの実態──例えばいじめなど、どれくらい把握されているかということをお聞きしたいのですが。


◯指導課長(松永 透君)  いじめの認知件数ということで申し上げますと、平成28年度は小学校53件、中学校52件、平成29年度は小学校82件、中学校53件ということになっているところです。いじめの認知件数的には、定義が変わってきたといったところも1回ありましたので、東京都全体でも平成28年度から平成29年度にかけて、認知件数が倍近くにふえたといったこともありました。
 ただ、三鷹の場合は、従前から軽微ないじめについても認知をしようと。認知したこと自体は、学校にとって恥ずかしいことではなくて、逆にきめ細かく子どもたちを見ているんだという、そういう数字だよということで学校のほうにも指導をしてまいりました。それよりも、解消をどうしてあげるのかといったことのほうにエネルギーをかけましょうということで、今三鷹のほうでは進めさせていただいているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。そうですね。本当に数が少ないから大丈夫という問題ではなくて、どれだけ子どもたちが今抱えている問題を把握できているかということ、本当に大切だと思います。楽しく学校に通えていない子や、実際、勉強について行けないっていう、また、いじめの問題、人間関係の問題で悩んでいるような子どもたちには、具体的にはどのような対処を現場でされていますか、教えてください。


◯指導課長(松永 透君)  例えばいじめなんかはそうなんですけれども、三鷹の場合はどちらかというと、教員が発見するというケースが結構多いんです。ですから、そういう意味では、三鷹の先生たちは、私はとても優秀だと思っているんですけれども、子どもたちにできるだけ寄り添って、目をかけてということを、すごく常日ごろからされているなっていうふうに思っています。一番大切なのは、まずそこの見取りのところかなと思っています。
 あわせて、担任の先生が入って、それで子どもの話を聞いてあげるっていうこともありますし、また、ちょっと重いかなっていう子どもに関しては、スクールカウンセラー等に、ここに行ってちょっと話をしてこようかっていうことで、担任の先生が上手につないであげたりっていうようなことはしているところです。特に中学校では、スクールカウンセラーの需要はすごく高い部分があって、三鷹市でも昨年度から市のスクールカウンセラー──スクールソーシャルワーク機能を持っている者ですけど、配置をして、小学校・中学校とも、週に2日はスクールカウンセラーが学校にいるっていう、そんな状況がつくれたかなと思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。やっぱり毎日の暮らし、生活の中で学校というところが、本当に子どもたちにとって、安心して楽しく学べる場所であってほしいと思うので、そのようなスクールカウンセラーさんとか、身近に子どもたちが話をしていけるような環境は本当に大切だなと感じました。ありがとうございます。
 そのような、三鷹の先生たち、すごくきめ細やかに子どもたちの変化や状況を見て、声をかけて、いじめられているんじゃないのかとか、きめ細やかにされているということ、すごくすばらしいと思うんですけれども、その反面、先生たちが今とても働き方の問題で忙しくて、特に乗り入れ授業とか、先生方の多忙化が小・中一貫になってからすごく問題になっておりまして、文科省の調査でも負担感や多忙感が多くなったという方が85%とか、先生たちの打ち合わせに係る時間を確保するのがとても難しいという調査や、小・中合同の研修授業の確保の時間をとるのがとても、負担がとても大きくなったというような、先生たちのアンケートの調査もありますように、先生方、とても多忙な中で一生懸命、放課後も働いていらっしゃると思うんですけれども、このような先生方の仕事の多忙化についてはどのようにお考えでいらっしゃいますか。


◯指導課長(松永 透君)  大変です。本当に先生方、よく頑張っているなと思います。そういったことも含めて、今国でも、東京都でも、そして三鷹市でも、学校における働き方改革をどう推進していくのかといったことを、さまざまな検討を含めて今進めているところです。働き方改革のこのプランの推進会議というのを、今三鷹市でも設置しながらやっているところですけれども、小・中学校の校長先生、副校長先生、それから教員も今入っていただきながら、事務局と一緒にそれぞれさまざまな課題、それから学校の現状等、共通の認識の中で、何をどのようにしていくことがより有効なのかといったことについて議論をしながら、改善、改革に向けてやっていきましょうということで進めているところです。
 昨年度プランをつくって、それを実際に運用1年目ということで動かしてきたわけですけれども、何かをやめる、何かを削る、そういった部分というのはさまざまな御意見があるところだと思います。学校行事を減らすということであれば、子どもも残念な気持ちもあったり、それから保護者としても、あの行事はずっと楽しみにしていたのにというようなこともございます。そういったことも含めて、学校だけで決めるのではなくて、地域、保護者の皆さんと共通の認識の中で、合意形成しながら進めていきましょうということで進めているところです。
 あわせて、今さまざまな学校での取り組みについても、合意形成を大事にしながら進めていこうということで、今議論を続けているところで、まだ最終的にこれで行きますというところまで、まだ行っていないんですけれども、今いろいろな情報等を集めながら合意形成に向けて話を進めているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。2017年に行われた職員の先生方にお伺いした働き方アンケートでも、小・中一貫の学園研究と乗り入れ授業の改善、縮小、簡素化を5割の先生方が求めているというアンケート調査もあります。三鷹の小・中学校の先生たちのアンケート調査では、休憩時間や勤務時間外にかかる会議や業務がふえたという方が75%、教育委員会からの調査への回答や報告書の業務がふえたという方が69%、土日の地域行事への参加がふえた60%、各種研修の報告書の作成や部活動などがふえた、中学校の教員の方はそのようにもおっしゃっています。
 実際に、この先生方、本当に大変な中で過労など、いろんな働き方問題があると思いますが、その働き方のプランの運用、昨年度の中身は具体的にはどのようなものになっていますか。


◯指導課長(松永 透君)  働き方改革プランというのを立てながら動いてきたわけですけれども、1つは、プランに大きい柱が3つありまして、1つは教員が担うべき業務に専念できる環境の整備ということで、人員体制の整備であったりとか、業務改善にかかわるところということで、例えば副校長補佐という職を3校に配置したり、1年目は5校にスクール・サポート・スタッフを配置して進めてきました。これが学校の先生方にとってはすごく好評なところもありまして、今年度に関しては、スクール・サポート・スタッフは全22校に配置を拡充ということで進めているところです。
 また、さまざまなこういうサポートをするスタッフが配置できるということで、在校時間の短縮に効果が見られたというのがすごく大きなところかなというふうに感じています。
 それから、2つ目が教員の意識改革というところで、私も教員でしたので、仕事って無尽蔵にあるんですね。どこまでやってもゴールがないといったところがありますので、そういった意味では、今一番優先してここまでやっていかなきゃいけないのはどこなのかなといったところの判断というのは、結構難しいんですけど、でも、やっていかないと、本当に限度がないといったところもあります。
 そういった意味で、さまざまなタイムマネジメントをどうしていくのかというようなこと。一番大切なことは、勤務時間の中で終わる先生はやっぱりすごいねといったところを持っているということが大切かなと思います。何か、遅くまで残っていれば仕事をしているかっていうと、そうとも言い切れない部分もないわけではないので、できるだけ時間の中でやろうということです。それで、先生方にできるだけ早く退勤していただければといったことも含めて、夏休み前に全22校に留守番電話を設置して、自動応答の装置で対応できたりとか、それから8月に山の日を含むところで、学校閉庁日というのを設定しながら、ここは休暇取得促進をしようということでやったりということ。それから、各学校でも定時退庁日とか、あるいは退校目標時間等を設定しながら、この時間までに終えて帰ろうねといったことを学校の中で取り組んでもらいました。
 それから、3つ目が、先ほどもお話がありましたけれども、部活動の問題です。部活動の適正化といったところをやりました。スポーツ庁でもガイドラインを示したんですけれども、三鷹市でも中学校における運動部活動の方針を作成し、その中ではウイークデーに1日、それから土日に1日という形で、必ずオフの日をつくっていきましょうという、そういうことでやりました。そんなことをしていく中で、部活動指導員という、これは学校の先生でなくても、部活動指導員に任用されていらっしゃる方については、大会等の引率も可能になるということで、そういうものを進めてきたところです。
 ちょっと長くなりましたけど、以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。本当に土日も使わないと仕事がとても間に合わないという、仕事量があるっていう先生もいらっしゃいます。地域行事への参加も求められると、精神的な負担も大きく、成績表提出前に地域のバレーボールで4時間ほど拘束されて──地域の方々に支えていただいていることは本当に感謝していますし、通常の業務を優先させるためにも、教育委員会や管理職から、土日の行事には基本的に参加しないと決めていただけるとありがたいですとおっしゃっている先生の御意見、これ、30代の先生なんですけれども、このようなアンケートもございます。
 50代の先生は、毎日14時間勤務、朝の7時から夜の9時、授業の空き時間が週三、四時間しかない状況、定期テストの採点をする時間がない。また、50代の先生は、教職員の人数をもっとふやしてほしい、行事や授業、学年の業務など、1人にかかる負担がとても大きいので、ぜひ改善していただきたいというようなアンケートも寄せられています。
 先生たちが本当に安心して働ける環境づくりというのは、やはり子どもたちに心も目もしっかり届いた教育を先生たちがつくることができると思いますので、ぜひ学校の現場の働き方──先生たちが安心して健康的に働き続けられる、子どもたちに目も心も行き届くような学校づくりの現場をぜひお願いしたいなと思って、終わりにいたします。どうもありがとうございました。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず初めに、評価・検証報告の概要版なんですけれども、先ほど平成29年度と平成30年度の評価の仕方ということで、評価しにくい、分類しにくいということで、項目が変わったということのお話があったんですけれども、昨年度、それぞれの項目で7学園のそれぞれの御意見というか、特色というか、そういったお声が上がっていたかと思うんですけれども、今年度版を見ると、その代表的なものに絞られてしまっているのかなと思うんですが、この辺、変わった書き方になられたことはどういう経過があったのか、教えていただきたいと思います。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  今、委員、御指摘いただきました点につきましては、事務局では、紙面が限られていまして、整理しましたら7項目になったことで、各学園から7項目で49項目になるというと、これはさらに多くなってしまうということで、そもそも概要版にならなくなってきてしまうので、本体のほうに全てが書かれているので、あくまで7学園の全体の報告というところで御理解いただいて、この概要版を活用いただければなというところで、今回このようにさせていただきました。
 ただ、御説明の中で、一応7学園全ての主な取り組みということでは御紹介させていただいて、昨年度のとおりではないんですが、学園の推進している部分について、しっかり7学園ちゃんと報告させていただいたということで、こちらでは認識しております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。昨年度の、とても見やすい──7学園、それぞれ載っているというのはすごくいいな、比較になるなと思ったんですけれども、今回の、項目が多くて紙面に載り切らないっていうこともあったということで、理解をさせていただきました。
 それで、これを読ませていただいて、本当に各学年、それぞれ特色のある取り組みをされて、成果も出されているということで、また毎年、各会長さんとか、副会長さん、連絡協議会でいろいろ情報の共有も図られているということなんですけれども、各学園、本当に特色があると思うんですが、その情報の共有──いいところは取り入れていくっていうことが非常に重要になってくるのかなと思うんですけれども、この会長・副会長の連絡会議というのは、いつごろ、どのような頻度で行われているものなのか、教えていただきたいと思います。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  会長・副会長連絡会は年2回ございます。今度、7月5日の金曜日に行います。そして、2回目は10月18日の金曜日、これは学園長も含めて合同で行うということで、大きくは2回行います。ただ、このほかにも2月に学校支援者養成講座という形で、全コミュニティ・スクール委員の皆さんを対象に行うということもしておりますので、そういった意味では、計3回になるかなというふうに思います。
 また、コミュニティ・スクール委員会の会長さんだけを集めて、コミュニティ・スクール委員会の連絡会というのも12月に予定しております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。非常にやはり、この会議、重要になってくると思いますので、本当に三鷹市内の学校全体としてのいろんな意見、いい意見の底上げにもなってくると思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、続きまして、先ほどからも働き方改革のことが出ていたかと思うんですけれども、これ、読ませていただくと、どちらかというと、ノー残業デーとか、在校時間11時間以内目標とか、本当に学校にいる時間は短くなったというところが、本当に焦点が当たっているなということを感じたんですけれども。実際、これから始まるプログラミング教育ですとか、また英語の教科化ということで、本当に業務の量が減るどころか、実際はふえているというのが実態ではないかなと思うんですけれども。
 そのような中で、ここの基本的に昨年の働き方改革で留守番電話にするとか、行事を本当に見直して絞っていくとか、さまざま共通して取り組んでいくっていう項目はあったかと思うんですけど、各学園独自で、会議の工夫をするですとか、またパソコンで情報を共有化するですとか、そういった独自の働き方改革の取り組みで効果をなしている学校というのがあったら、教えていただきたいと思います。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  これは全学園というよりも、今さまざま進行しているところですので、私が今聞いている限りでは、いわゆる平日、学期中にやっていた学園の会議を長期休業中に、時間の余裕のあるときに開催をするですとか、あとは、校内研究と学園研究を2つやっていたところを、学園研究の1つにまとめて、より効率化、そして9年間の連続性を重視するというような形で改善をしているというところも聞いております。
 また、小さな打ち合わせのような会議も、電子掲示板ですとか、メール等でやりとりをしていて、会議の数も以前に比べれば減ったという報告は聞いております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。この時間の縮減というのは、先ほど松永課長もおっしゃっていたんですけど、無尽蔵に仕事がある中で優先順位をつけて、本当に各先生方の御努力になってくるのかなと思うんですけど、そうじゃなくて、学校全体としての大きな見直しというのも非常に重要になってきて、先生方を助けることにもつながっていくと思うので、三鷹市内に限らず、日本全体で本当に有効な取り組みってたくさんあるかと思いますので、ぜひそういったことも取り入れていただいて、今年度に生かしていただけたらと思います。
 それと、最後なんですけど、部活動の適正化ということで、昨年度、ウイークデー1日、また土日1日、休業日を設けるとか、また土曜日も3時間ということで、時間短縮されたりっていうことで、うちの息子も一中で部活、お世話になっていたんですけれども、母としてもすごく緩くなったなって。あれ、きょうもないのみたいな、夏休みもそんな日が非常に大きいという状況があって、子どもたちも非常に熱心な子はもっと練習させてくださいって先生に訴えるような場面もあったんですけれども、そういった部活動が、本当に熱心にやりたい子にとって魅力のないものに映ってくるって、そういう弊害もあるのかなと思いまして、今年度、学校の部活に入りたいっていう子が少なくなってきているんじゃないかと。本当にやりたい子はやっぱり外部に流れていくのかなっていうことは感じるんですけども、特にチームでするスポーツですとかは、それで成り立たなくなってしまった現状もあるかと思うんですが、その辺についてはどのようにお考えか、今年度の状況というのがわかっているようでしたら、教えていただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  部活動の議論は、これは賛否両論、必ずあるところで、中庸を行くと、両方から中途半端であるというふうに叱られるようなこともあるわけなんですけれども。学校の部活動については、やっぱり学校の教育活動の中で行っているといったところのメリットというのはすごく大きくて、子どもたちにとっても、ふだんからいる学校で、その後、放課後にその場でできるといったことは、やはりすごく大きな意味のある活動だし、中学校の子どもたちの精神的な安定といったところで担ってきたものというのはすごく大きいというふうに感じているところです。
 ことしの新入生の部活加入率がどうであるのかっていうのは、まだ今調査をこれからといったところなので、今手元に数字はございませんけれども、先生方の中では、部活動をやりたくて教員になった方も──私もそうでしたけど、いるわけで、そういう先生方から見ると、少しがっかりという。これで成果を上げてきたという自負も、多分、皆様、お持ちだと思うので。そういったところで、ただ、先生たちが元気な姿で子どもたちに授業で向き合ってほしいといったことで、オフをとるということには、ポジティブな意味を付加してやっていってほしい。これは、子どもにも同じことで、疲れた状態ではなくて、オフの日には部活一色ではなくて、それ以外の活動にも参加ができるようなチャンスというのを差し上げても、子どもたちにとってもプラスになるだろうというふうには考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。私もポジティブな意味ということで、非常にいい取り組みだなと思った反面、今後の部活の存続ということも非常に心配になってきておりますので、その辺のところもぜひよろしくお願いしたいと思います。
 それと、ごめんなさい、最後の1点なんですけれども、地域未来塾、今年度全校でやられるということなんですけど、この地域未来塾のあり方も、各学校、本当にそれぞれ特色とやり方が違うのかなと思うんですけど、この地域未来塾でどれだけのお子さんがこの未来塾に各学校参加しているのかっていう、そういう人数の把握っていうのはされているものなのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  地域未来塾ですね。数については、基本的には把握はしています。昨年度ということで言うと、1日当たりの平均の人数ということで言うと、ちょっとずつ学校によって違うんですけれども、10人から15人ぐらいといったところで来られているということです。人数自体、去年はまだ全部の学校でということではありませんでしたので。この未来塾の狙いとしては、基礎学力の向上と学習習慣の定着、この2点がメーンになっているところで、そういう目的でいくと、対象となる児童・生徒っていうのに、皆さん、誰でもおいでっていう形でやる学校と、それから、ある程度この子どもに、こういうところに来て、そういう習慣をつけさせてあげたほうが、多分この先いいんじゃないかというような形での声かけがあったりとかっていうことで、実際、学校・学園によってそのあたりの状況も違うこともございますので、そこでは市として一律にこうしてくださいということでは、今やっていないところです。
 ただ、うまく行っていることとか、もうちょっとここもやったほうがいいんじゃないかみたいなこともありますので、好事例を共有しながら全22校でことしから展開することになって進んでおりますので、進めていけたら、これから始まるところも、そこの子どもたちにもプラスに働くかなというふうに考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に地域未来塾、非常にいい取り組みだなと思っておりますので。まだ、なかなか本当に限定したお子さんだけお声をかけてっていう場合があるかと思うので、そういうのをやっていたのっていうのを知らないお母さん方も非常に多いという現状があるので、ぜひ保護者の方ともこの情報を共有していただいて、そういったところに参加できるお子様がもうちょっと多くなっていけたらいいのかなと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。


◯委員(谷口敏也君)  今回の評価もそうなんですけど、福島課長にも説明いただいたので、今回のもわかりやすかったなと思うんですけど、まずこの評価をしていくのが各学園で非常に大変なのは私も経験しているので、わかっているんです。これをどういった形で教育委員会で生かすのかっていうのも、先ほど説明の中で4点ぐらい挙げられているので、この評価・検証報告書に基づいて教育委員会としての見解を出しているのが非常にわかりやすかったなと思うんですけど。
 私は、常々、先ほど大倉委員が言ったような情報共有、各学園での取り組みを全学園が知ることが必要かなと思っていて、CS委員会会長の会議ですとか、学園長会議ですとかを行っていただいて非常にありがたいんですけど。これがまた、普通のCS委員ですとか、CSに加わっていないPTAの方々にも、本来であれば、各学園でこういった非常にいい取り組みをしているんですと。先ほど福島課長から説明をいただいたこれの概要、一つずつ話をいただいた中でも、私なんかは地元の三鷹の森しか詳しく知らないので、ほかのところで、ああ、そういったこともやっているんだなというのを、CS委員とか、PTAの方々にも知ってもらう必要があるんじゃないかと思うんですけど、そういう点を教育委員会はどう判断されているのか、お伺いしたいと思います。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  ホームページに載せるというのは毎年行っておりますが、これは学園長の判断にもなりますが、CS委員会の中でこの冊子を活用して皆さんで協議するですとか、そういったことはこちらからも推進をしていきたいなというふうにも考えております。ただ、やはり会長さんとかとお話をすると、やはりうちはうちの人材があって、うちの特性があるので、全部をまねするというとなかなか難しいので、情報の共有って、やはり難しいところはありますねなんていう声もあるので、その辺については、コミュニティ・スクール委員会の役員会等と出し方、共有の仕方については、それぞれの学園に一定の部分、お任せしているというところもございます。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。それぞれの地域の特性もありますし、地域特性を生かしたCSの取り組みもやられているので、確かに全部が全部いいところを取り入れるというわけではないと思うんですけど、ほかの学園、ほかの学校でこういうことをやっているということを知りたいっていうPTAの保護者の方々もいっぱいいらっしゃると思うんですよ。逆に、CSってまだ敷居が高いと思っているPTAの方々も多い。そういった中で人材確保をしていかなければならない。今年度、結構なところで会長さんもかわったというお話ですから。どこでも、多分CS委員のなり手、困っているでしょうし、会長のなり手も困っていると思うんですよ。大体PTAの役員をやっている方がCSになって、CS委員会会長になるというような流れじゃないかなと思うので、そういった流れを、逆に細い流れじゃなくて太い流れをつくっていく。どういった方でもCS委員になれるし、一緒に学園をつくっていきましょうよという中では、やっぱりほかの学園でいいところ、こういうことをやっている、ああいうことをやっている、じゃあ、それはやってみたいよねと思うPTAの方もいらっしゃるかと思います。
 だから、なるべく機を捉えてそういうことをやってもらいたいと思うんですけど。そういった中で、今回ちょうど三鷹の森と、三鷹中央と、鷹南がそろって10周年で、全部が10周年になるじゃないですか。そういうところで、7学園全部が10周年になって、こういった取り組みをやっているんですというような、教育委員会としてのPRというのも必要じゃないかと思うんですけど、それはどうお考えなんでしょうか、お伺いします。
 それと、10周年に絡めて、そういった広めるということも必要だと思うんですけど、やっぱりこの7学園が全部10周年を迎えたということで、1つの区切りとして、教育委員会としてもコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の検証をするべきじゃないかと思うんですね。当然考えていらっしゃると思うんですけど、各学園がやる10周年記念のイベントとは違って、教育委員会として1つの区切りとして──全7学園が10年を迎えて、トータルでたしかにしみたかが一番長いんですね、そこが14年か、そのぐらいありますね。そういったところを、三鷹市の教育委員会として検証して、これから先どうつなげていくというようなメッセージを出すほうがいいと思うんですけど、そういうことについて教育委員会として今現在どうお考えなのか、お伺いしたいんですけれども。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  今御指摘いただいたいろんな側面についてお答えしますけれども、まず、いろんなコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育、今回はこういったリーフレットも新しくしまして、最新の情報を就学前に説明をするときからお配りをしたりとか、そういったこともしています。全学園が今年度で10周年を迎えるに当たって、昨年も500名を超す方にお集まりいただいて記念式典をやったんですけれども、それぞれの学園でも交流型の公開日をやって、今年度も先週の土曜日に鷹南でやっていただいたりとか。そういう学園ごとの取り組み、地域と一緒になった取り組みをやってもらっているというようなこともあります。
 あと、ことし、企画提案型の事業ということで、昨年度は防災であったり、メンタルトレーニングだったりしたんですけど、ことしは10周年の企画DVDをそれぞれの学園につくっていただいて、今までの歩みを振り返って、検証して、共有をすると、そういうようなことも今やっているところです。ことしもまた11月に記念式典があるんですけど、昨年も外部の講師を招いて、外から見た三鷹の小・中一貫コミュニティ・スクール、これを評価をしていただいたり、教員も入って共有をしたりということもしました。
 先ほど御指摘の7学園全体で市としてそういった発信というか、メッセージ、こういったことも今後いろんなあり方があるかと思いますので、そういった共有の仕方については、ことしの10周年を終わった時点で、また全体的な──特に2月の学校支援者養成講座っていうのが、これはまた1つの全学園の共有の場でございまして、そこでいろんないい取り組みを毎回共有しておりますので、そういった機会でありますとかを捉えてやっていきたいなというふうに考えているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ぜひちょうどいい機会だと思いますので、教育委員会としての取り組みの1つとして、10周年を教育委員会としてどう捉えるかみたいな形で、いろいろ発信していただきたいなと思います。結構これ、まとめるのって手間なんですよね。それに応えられるのが教育委員会だと思いますし、それをまた普通のPTAの方々にも広めていくのも教育委員会の1つの責任になっていると思うんですよね。ですので、この機を捉えていろいろと、そういった取り組みを進めていただきたいなと思います。
 あと1つ、ちょっとまた違う観点からなんですけど、今後の取り組みについての──前も監査のときに聞いたかもしれないですけど、3つ目の丸の最後の文章の中の、社会に開かれた教育課程の実現を図るってありますけど、これ、どういうふうに説明しているんですか。これ、学校・家庭・地域が連携した社会に開かれた教育課程の実現を図るっていうのは、PTAとかに対して教育委員会としてどういうふうに説明をしているのかをお伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  社会に開かれた教育課程って、言葉だけだとすごく難しいし、何を言っているのかわかりにくいことだと思います。これは、新しい学習指導要領の1つのキーコンセプトなんですけれども、その中で申し上げますと、まずは学校限りの教育課程ではないということですね。学校で学んだことがどう社会につながり、生きるのかといったことについて、学校・家庭・地域、社会全体でっていうことなんですけれども、そこで共有したものに学校の教育課程を変えていこうということが、まず1つの考え方です。
 もう1つは、特に三鷹の特性といったところから申し上げますと、地域の方々が子どもたちの教育の支援ということで、相当いろんな方が入っていただいています。そういった部分からすると、実際にそこで地域の方が一緒に子どもたちを育てていくっていったこと自体が、そもそも社会に開かれたものになってくるだろうということ。そして、もっと言うと、先ほどのカリキュラムのことで申し上げましたけど、キャリア・アントレプレナーシップであったり、地域学習であったりといったところに関して言うと、どの場面で三鷹の地域の人たちに入っていただくことが、子どもたちにこれから身につけさせたい力をつけるには有効なのかということを、学校と地域、保護者で共有した上で、そういうものをつくっていこうというのが、今回の学園版カリキュラムの1つのコンセプトです。
 そういった意味では、今の2つの意味を持って説明をさせてもらっているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。根本的に教育課程って、つくるに当たっては地域の人も入れているんですか。イメージ的に、教育課程ってあくまで学校が主体で、先生たちが主体で教育課程を組むじゃないですか。先ほどの御説明ですと、学園版カリキュラムを作成するに当たって、実際に地域の方々もカリキュラム作成に当たって意見を言ったりできているんですか。


◯指導課長(松永 透君)  昨年3月にそういうコンセプトで来年度の学園版カリキュラムをつくりましょうというのを、CSの方々と一緒に自主的な研修会を持ちまして、その中でそういう発信をさせてもらって、そこで熟議をしながら、どうつくっていこうかというような形のことをやりました。そこで1回種をまかせていただいたので、この夏にやるところが多いかなと思いますけれども、各学園の研究会の中で、ことしはカリキュラムづくりといったことをやろうということになっていますので、そこに地域の方々、CSの現役の方だったり、それから、今までいろんな支援をしてくださっている方々に入っていただきながら、そこでうちの学園の子どもたちにこういう形のことをするにはどうしていったらいいか、どんなカリキュラムを──特にキャリアとか、地域学習のところというのはすごくあるので、一緒につくっていきましょうといった声かけをさせてもらうのが、だから、ことしが初めてになります。
 今までは、おっしゃるとおり基本的には学校中心でつくっていましたので、新しい学習指導要領開始の年に向けて、それを進めていこうということで、今やっているところです。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いします。先ほどから何回か働き方改革の問題が出ておりまして、各学園それなりにほかの項目で成果、あるいは課題と改善方法というのがしっかり載っていて、これはこうなるんだというのは見えるんですけれども、これを読ませていただくと、働き方改革については各学園が非常に悩んでいるような感じがするんです。先ほどいろいろほかの委員さんからもあったんですけど、ことし、教育委員会としてこの働き方改革についてどのような指導、あるいは提案をして、働き方改革を──現場ではなくて教育委員会としてはどのような考えを持って指導していくかということをちょっとお尋ねしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  今回、本来はこれ評価・検証の項目ではないものなんですけれども、CSの皆さんにも意識を合わせて一緒に見ていただきたい、考えていただきたいということで、今回ちょっとスタートした年でもありましたので、項目として挙げさせていただいた、ちょっとイレギュラーな部分であるんです。その中で、学校でもいろいろ試行錯誤を今繰り返してやっているところで、おっしゃるとおり、これで本当にうまく行くかどうかという迷いみたいなのはないわけではないかなと思っています。
 教育委員会としても、目標として掲げているのは、週当たり在校時間60時間を超える教員をゼロにしたいといったところ。これ、プランの目標でもあるんですけども、それが達成ができるかどうか。平均では何とかそこを、昨年度の場合はクリアはしたんですけれども、個人で見ると、やはり超えていらっしゃる先生方はまだまだいらっしゃるといったところで、そういう先生方にモチベーションを失わずに、早く帰って少し休もうということを伝えていくっていうことが、今学校の中でもかなり難しいところだというふうに考えています。
 ただ、やはりタイムマネジメントの意識をもうちょっと学校の中に浸透させていくということがまず1つと、それから、職場の雰囲気として、遅く残っているということが必ずしもいいことではなくて、早く帰って元気にあしたの授業を迎えられるようにしようという雰囲気をつくっていくということ、この2つは学校の文化として根づいていかせるにはまだ時間はかかりますけど、これは続けていかなければいけないことだなというふうに思っています。
 あと、今年度から在校時間が60時間を超えるっていう先生をなくそうということも含めて、出勤したときに職員室のタッチパネルをぴっというふうにすると、出勤──今までは印鑑を押印していただけだったんですけど、それから、退勤のときにそれを押して退勤ということで、在校時間が把握ができるような仕組み、システムを校務支援システムとして導入いたしました。これで出退勤の時間については確認ができるということで、超えるような先生につきましては、校長先生が早く帰れって指導するのではなくて、どんな仕事の偏りがあって遅くまで残らなければいけなくなっているのかなと。分掌上の重さが違うとかっていうことであるならば、年度の途中でも変えられるようにするっていうことで、学校のほうの管理職の責務として、そういったアプローチをしていこうということを今進めているところです。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。確かにそういうふうにしていかないと、先ほどお話があったんですけど、先生方はどこまででおしまいでいいか、なかなか線がないと思うんです。ですから、そういうところをきちっと指導しながら、先生方の健康管理ということも大切だと思っていますのでね、それをぜひよろしくお願いをしたいと思います。
 あと、もう1つ、きょう、この報告書のまとめ、概要をいただいたんですけども、これお願いなんですけど、各項目のところに本来でしたら、最後のところに学園名を入れていただくと、こちらを読むときにすごく読みやすいんですけども、どこの学園の話なんだかちょっと見えないので、できればここの各項目の最後に学園名を入れていただくと、これは要望でございますけど、ひとつよろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯委員(吉野和之君)  済みません、じゃあ、1点だけちょっと出なかった質問をさせていただきたいと思います。今後の取り組みについての最後、学園の主体的で特色ある取り組みの推進ということで、コミュニティ・スクール委員会と連携した学園企画提案事業の実施、学園の主体的で特色ある取り組みを推進すると書いてありますが、これ、特色ある教育活動についてはまる6の項目にいろいろ書いてあるんですが、これを発展して、この学園企画提案事業というものをしていくのか。この学園企画提案事業のイメージについてお伺いしたいと思います。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  学園の企画提案事業につきましては、こちらからは特に──本当にまさに委員がおっしゃっていただいたように特色とも捉えておりますし、まさにコミュニティ・スクールの委員の皆様とどのようにつくっていくかというところなので、本当にこちら側としては、大きく子どもたちのためになる事業、そして一過性のものではない事業ということで、やはり継続性のある、そして、しっかりと残るものということでのお題は出させていただいてはいます。
 ですので、今年度につきましては、学園の歴史のDVDをしっかりつくりたいというお申し出が、タイミングよく10周年の記念の学園から上がってきております。また、おおさわ学園では、地域とつながるための1つのツールとして学園カレンダーをつくって、学園の行事、または地域の行事を入れたものをつくりたいと、そういったところが今回提案として上がってきて、今進めているところです。
 昨年度については、防災教育に力を入れております三鷹中央学園がそういったリーフレットをつくるですとか、メンタルトレーニングに力を入れています鷹南学園がその事業を進めるということで、まさに主体的なものですから、こちらとしても事務局内で選考の委員会を開いて、適切かどうかということはしっかりと審査した上でこの事業を進めているところですので、今年度についてはどういったものが、どの学園から上がってくるのかというのはまだ未知数でありますが、その辺はしっかり大事にしながら進めていきたいというふうに考えております。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時52分 休憩


                  午前11時03分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  おはようございます。本日、スポーツと文化部からは、行政報告として東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みとして3点ほど、報告をさせていただきます。
 1点目は、去る6月1日に発表となりました聖火リレーに係る日程等について、2点目としましては、7月21日に予定されております自転車ロードレースのテストイベントについて、3点目としましては、ことしの3月に立ち上げました東京2020大会等に向けた三鷹地域連携会議についてでございます。
 説明は平山スポーツ推進課長よりいたしますので、よろしくお願いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  それでは、私のほうから、資料1、東京2020オリンピック聖火リレーについて御報告をいたします。資料1のほうをお開きください。6月1日にルート概要、ランナー募集、ユニフォーム等が発表となっております。三鷹市に関する部分につきましては、聖火リレーが実施される日程、この中段のところ、8日目にございます7月17日金曜日が該当する日となっております。この日の自治体の順番は、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村を経まして、三鷹市に聖火が参りまして、その後、武蔵野市というような順番になっております。
 その隣の武蔵野陸上競技場というふうに記載してございますけども、セレブレーションの会場となっているところでございます。また、聖火リレーの市内の詳細ルートについては調整中で、ことしの年末ごろに組織委員会のほうから発表される予定となっております。
 次の2ページ目をごらんください。ランナー募集概要についてです。御応募いただける方は、こちら中段にございますように、2008年4月1日以前に生まれた方というふうになっております。ただ、18歳未満の方は保護者の同意が必要となっているところでございます。
 応募先につきましては、次の3ページ目のこちら、中段あたり、ランナー応募方法とございますけれども、聖火リレープレゼンティングパートナーである4社と各都道府県実行委員会が応募先となっております。こちらのランナーの決定につきましては、東京2020組織委員会が決定いたしまして、この発表はこの2019年12月以降ということでございます。
 次に、資料2をごらんください。5ページ目でございます。東京2020READY STEADY TOKYO・自転車ロードについてでございます。こちらの資料は、5月8日に三鷹市教育センター大研修室で組織委員会が実施いたしました地域説明会の資料でございます。当日は、11人の御参加があったところでございます。まず、説明会では自転車ロードレースというものを知っていただくために、この左下にございますような形で、自転車ロードレースとはどういうものであるかというようなものを、当日は映像を交えまして解説をしていただきました。自転車ロードレースについては、個人競技であり、チーム戦でもあるというようなところが、1つ、主な内容だったかなというふうに思っております。
 こちらの概要でございますけれども、右上にREADY STEADY TOKYOということで──何度もREADY STEADY TOKYOという言葉が出てくるわけですけども、ちょっと聞いただけではわかりにくいんですけれども、こちらは東京2020大会のテストイベントというものにつけられている名称で、統一的に使われているものでございます。この自転車競技でございますけれども、7月21日の日曜日に武蔵野の森公園を正午にスタートするというような形で行われます。男子選手の120名程度によって実施されるものでございます。また、このテストイベントにつきましては、大会本番の課題を探ることを主な目的に実施されるというふうにしております。
 右下をごらんいただきますと、三鷹市への影響として大きい、交通規制に関する事項が記載されております。後ほどまる1の交通規制のチラシにつきましては御説明をさせていただきますけれども、路線バス運行への影響ということでございまして、コースの一定区間に交通規制が入りますので、下記の路線について影響が今想定されているところでございますが、その対応につきましてはまだ調整中ということで、公表されていないところでございます。
 次に、7ページ、A3の縦の資料になりますけれども、交通規制のお知らせというもので御説明をさせていただきます。こちらは、5月31日に公表されている交通規制のお知らせになっております。お手元の地図で、赤線がコースということで示されております。また、三鷹市域を見ますと、黄色の線もございまして、こちらはコースではございませんけれども、規制対象の道路となっているところでございます。
 規制の内容としましては、この地図の左上のところに規制区間、規制時間という表がございます。三鷹市に関しては、上から1番目と2番目、武蔵野の森公園と基督教大裏門、基督教大裏門から、前原交番前というようなところが、それぞれ右に記載の規制時間で交通規制がされるというようなところでございます。規制の内容でございますが、さらに上の交通規制時のお願いというような、赤字で掲載されているところが規制の主な内容になっております。コース及びコース周辺一部の道路、車両(自転車等を含む)、歩行者の通行が禁止されるというところでございます。迂回路等を御利用くださいというふうになっております。車両(自転車等を含む)、歩行者のコース横断も規制されるというような内容でお知らせされているところでございます。
 地図のほうをごらんいただきますと、実は大沢総合グラウンドの出入り口も、それから調布飛行場についても規制エリアの対象というふうになっておりますけれども、こちらはグラウンドの出入りや調布飛行場への利用ということであれば、車両についても一言声をかけて、支障のない形で通行を許可されるというふうに聞いているところでございます。
 こういった交通規制のお知らせにつきましては、これまで大沢の住民協議会や大沢地域の町会・自治会には事前に組織委員会のほうから資料等の配布を含め、説明をしているところでございます。また、町会・自治会に加盟していない方もいらっしゃいますので、こちらは市報、6月16日発行の「広報みたか」でもお知らせをしているところでございますけれども、市のホームページ等を含めて、しっかりとお知らせをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。また、自転車ロードレースのこのテストイベント当日は、三鷹市からコースサポーター71人が応募しまして、当日の沿道の安全管理、誘導を行うこととなっております。
 次に、資料3、東京2020大会等に向けた三鷹地域連携会議の設置と開催状況についてです。平成31年3月25日に最初の会議が開催されまして、第2回が5月27日に行われているというような状況でございます。
 まずは、説明の順番から、恐縮でございますけれども1ページおめくりいただきまして、10ページ、設置要綱をごらんください。会議の設置目的ですが、三鷹市と三鷹市民及び関係団体等との連携により、市民一体となった感動体験の創出と市民等に受け継がれるレガシーの創造のため設置したというような会議でございます。
 会議では、オリンピック・パラリンピック、それからラグビーワールドカップに関する事業等の情報提供のほか、市が実施する事業への御意見・御要望、そして、このメンバーである委員の所属する団体等が実施する事業との連携、そして、また、そういった団体等の主体的な取り組みについて幅広く意見交換を行いまして、市民一体感のあるオール三鷹での取り組みを実施していきたいというふうに考えております。
 委員の構成でございますけれども、13ページに名簿をおつけしておりますので、13ページをごらんください。こちら、座長は体育協会の会長の吉田 武さん、副座長には、スポーツ推進委員協議会の岡田眞由美さん、それからもうお一方、東京むさし農業協同組合三鷹地区青壮年部の部長の森屋 賢さんが互選されております。また、裏面に三鷹市職員も記載しておりまして、職員も含まれた委員構成というふうになっているところでございます。
 会議の開催状況でございますけれども、9ページにお戻りいただければと思います。こちら、第1回ですけれども、1の(5)、議題にありますとおり、ラグビーとオリパラの2018年度の実績と2019年度の事業予定について情報提供をいたしまして、議題について意見交換をしたところでございます。また、第2回には具体的な事業、2の(4)ですとか、議題について多く記載してございますけれども、こちらについて意見交換を図ったところです。
 第1回、第2回でいただいた主な意見を御紹介させていただきますと、三鷹出身のトライアスロンの高橋侑子選手をぜひとも力を入れて応援していきたい。それから、市内唯一の会場となっております自転車ロードレースを盛り上げていくべきではないか。それから、子どもたちにやはり生の競技を観戦してもらいたい。それから、五輪音頭につきましては、ちょっと踊りが難しいという意見は寄せられたんですけれども、機運醸成にはよいので、地域で踊っていただくようにしたらどうかと。それから、オリンピック・パラリンピック、ラグビーワールドカップについては、少し三鷹市の情報提供力が弱いのではないかというお話もありまして、積極的に情報提供を図ってほしいというような活発な御意見をいただいたところでございます。
 この会議については、2カ月に1回の開催ということとしておりますけれども、正副座長のほうから、こういった地域連携会議での各委員からの意見が多く出たということも踏まえまして、プレ会議というものを開いて議論を深め、実行に向けて取り組んでいくこととしたところでございます。
 こうしたことから、第2回を5月に開いていますので、次回は7月というような形ですけれども、この間にプレ会議というようなものを開催をいたしまして、実行に向けて取り組んでいく形となっております。
 次に、15ページをごらんください。こちら、ちょっと情報提供という話もございましたけれども、みたか2020ニュースというものを発行しております。こちらにつきましても、オリンピック・パラリンピック、ラグビーワールドカップに関するものを主に情報提供するもので、こちらについても2カ月に1回程度発行し、市民の皆様に周知を図っていくものでございます。もちろん、こちらにつきまして、市のホームページにもPDFとして掲載いたしまして、インターネットからもごらんいただくような形をとっております。また、公共施設に配布いたしまして、多くの市民の皆様にごらんいただけたらと考えております。
 簡単に内容を御紹介させていただきますと、一番上のところでは地域連携会議を設置したことをお知らせするとともに、次の中段の左側では、小学校でタグラグビー出前教室を開催しておりますので、その様子を掲載しております。また、トライアスロンの観戦ツアーにつきまして、実施をした5月18日に高橋選手が見事4位という好成績をおさめた回の観戦ツアーを実施しましたというような報告とともに、また8月15日に、お台場で東京2020大会の代表選考レースが開かれるということをお知らせしているところでございます。それから、下のところでは、武蔵野の森総合スポーツプラザを中心にテストイベントが次々に開催されますので、自転車ロードレース以外に近代五種、そしてバドミントンの情報について載せているところでございます。また、裏面をごらんいただきますと、右上には東京2020ライブサイトが井の頭恩賜公園で開催されるというお知らせと、下のところでは、今後ほかの方々も御紹介していきますけれども、三鷹市ゆかりのアスリート紹介コーナーということで、今回につきましては高橋侑子選手とボッチャの木村選手、宮原選手の御紹介をしているというような形になってございます。
 そして、最後に17ページでございます。タッタカくんによるSNS(ツイッター)を使用したスポーツ情報の発信についてでございます。より多くの市民の皆様にオリンピック・パラリンピック、ラグビーワールドカップや、そのほか市のスポーツイベント等について情報を知っていただくために、ツイッターにより情報提供を発信するものでございます。こちら、タッタカくんにつきましては、市出身のデザイナーの故児玉清彦さんが創作したもので、これまでは駅伝大会のキャラクターとして皆様になじみがあるキャラクターであったと思います。その他のところに記載しておりますけれども、このたび御遺族の了承も得る中で、このタッタカくんを幅広くスポーツ情報の発信のキャラクターとして使わせていただくことを御了解いただきましたので、こちらのほう、もう既に6月12日から情報発信をしております。大体最低1日に、今のところ1回はつぶやくような形で、新鮮な情報を提供しているところでございます。
 そして、冊子でお配りしているものでございますけれども、ラガマルくんのラグビールールブックについて御説明いたします。こちらにつきましては、府中市・調布市・三鷹市、3市の連携事業ということで作成したものでございます。ラグビー応援キャラクターのラガマルくんということで、表紙にイラストで記載されているのがラガマルくんでございます。中をお開きいただきますと、ポジションを動物に例えてルールをわかりやすく説明しておりますのが特徴でございます。
 三鷹市では、2万部を作成いたしまして、6月中に小・中学生全員、1人1冊配付をして、ラグビーのルールと魅力を伝えていきたいというふうに考えております。また、この残りの冊子につきましては、ラグビーイベントを中心に配布をしていくところでございます。また、ラグビーワールドカップが終わっても、オリンピックでは7人制ラグビーがございますので、そういったところでもきちんと活用していきたいというふうに考えております。
 説明は以上です。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方、挙手をお願いします。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございました。私から幾つか質問させていただきたいと思います。まずは、このラガマルくんのラグビールールブック、読ませていただきまして、とてもルールがわかりやすくて、すごく親しみやすくて、とてもすばらしいと思いました。せっかくいいものを作成されていらっしゃるので、もっと積極的に配布していただいて、三鷹市でのラグビーワールドカップの機運醸成につなげていただきたいと思っておりますが、先ほどどこで配布しているとか、御説明がありましたが、このルールブックを活用して、さらにラグビーワールドカップの機運醸成につなげていく取り組みなどがありましたら、教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まずは、直近のラグビーに関する行事では、6月23日に駅前通りでマルシェが行われます。そこのところでラグビーの体験コーナーをつくりますので、そういったところでこちらのほうを配布して、より体験していただいて、ルールも知っていただくというような形で、1つ考えております。
 さらに、7月に2回、こちら、ラグビートップリーグの観戦バスツアーというものを開催いたします。こちら、大型バス1台ずつの予定で、今募集をしているところでございますけれども、こちらに御参加いただいた方に、車中でラグビーのルールを説明するのに、こういったラガマルくんのルールブックを活用していくというような形で、ラグビーイベントを中心にこちらの冊子のほうを配布して、説明して、よりラグビーの魅力を伝えていきたいというふうに思います。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございました。イベントなどでも活用されるということで、お子様を通じて親御さんですとか、おじいさん、おばあさん、シニアの方にもぜひ親しみやすいこの機運醸成につなげていっていただきたいと思っております。
 次に、このルールブックは府中市と調布市と三鷹市の3市が連携して作成されたとのことですけれども、府中市は海外チームの公認チームキャンプ地、調布市は東京スタジアムの所在市、それで、それぞれの特徴を生かしてラグビーワールドカップに力を入れていますけれども、三鷹市ではどのように市の特色を生かしながらラグビーワールドカップの機運醸成に取り組んでいらっしゃるのか、教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このラグビーの冊子で御紹介させていただければ、こちら32ページ、後ろを開いていただくと三鷹市というところで御案内が出ているんですけれども、三鷹市については、三鷹ラグビーフットボール協会という団体がございまして、こちらの協力を得ることによって、写真にあるような子どもたちへのラグビー体験というものを中心に、みたかスポーツフェスティバルであるとか、そういった市のさまざまな関連のスポーツイベントでラグビー体験をしていただくというのが1つでございます。
 それから、もう1つが、先ほどみたか2020ニュースのほうで御紹介をさせていただきました、タグラグビー出前教室というものを各小学校の体育の授業で、希望校の希望をとりまして実施をしておりまして、昨年3校、ことし5校、実施しております。また、体育の授業以外に地域子どもクラブのほうに声をかけまして、3校ほどこのラグビーワールドカップの期間中に体験をしていただくと。そういった子どもたちの経験を通じて、11月にタグラグビー交流大会というものを開催いたしまして、こういった形で来年度以降についても、子どもたちにラグビーを体験してもらって、ラグビーをする子が地道にふえてくるというような活動を1つのレガシーとして取り組んでいきたいなというようなことを、一番の主眼に置いて取り組んでいるところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  よくわかりました。ありがとうございます。ぜひ取り組みを続けてください。ありがとうございます。
 続きまして、オリンピック聖火リレーにつきまして質問させていただきます。先日、東京2020大会のオリンピック聖火リレーの具体的なルートが公表されて、三鷹市は7月17日とされました。沿道での応援の機会など、一人でも多くの三鷹市民が聖火リレーにかかわることができる措置が重要だと考えております。聖火リレーが三鷹市を通過する際には、三鷹の特色を生かしたセレモニーを開催すべきと考えております。先日の都議会の第2回定例会におきまして、都民ファーストの会の代表質問に対しまして、知事が区市町村が独自に行う大会の盛り上げの取り組みなどに対して財政支援を行うという答弁がありました。ぜひ活用していただきまして、充実したセレモニーとしていただければと思います。聖火リレーが三鷹市を通過する際のセレモニーの方針などありましたら、ぜひ教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  具体的に文字に起こしたような方針というところはまだ出していないんですけれども、三鷹にとってこのオリンピック・パラリンピックを盛り上げる市民一体となった取り組みというようなところでは、聖火リレーというのがやはり非常に重要なものになってきているというふうに市としては考えております。
 また、ほかでは井の頭恩賜公園でライブサイトが開催されますので、そういったこと、そして、市内の会場ということでは、先ほど来お話をさせていただいておりますけども、自転車ロードレースというものが開催されますので、そういったところを捉えて、しっかりとこの聖火リレーというものが、やはり一番重要な市民一体となった取り組みになりますので、どういったところで三鷹らしさというものを市民の皆さんで共有してもらえるのかと。せっかく地域連携会議というような会議も設けておりますので、幅広く御意見を伺いながら取り組んでいきたいというふうに思っております。
 ただ一方で、この聖火リレーについては、組織委員会のほうでの一定の条件といいますか、制約の範囲の中での実施というような形になってきますので、そこのところはよく組織委員会と連携しながら、三鷹らしさを限りなく出して、市民一体感のある取り組みにしていきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ三鷹市らしいイベントに取り組んでいただければと思います。
 あと、これは今回の報告事項ではありませんが、パラリンピックの聖火リレーもございます。オリンピック大会の興奮さめやらぬ中で、パラリンピック大会の開会式までの期間で行われますが、パラリンピックの聖火リレーにおきましても、多くの市民の参加を促すとともに、障がい者も、健常者も、ともに輝くまち三鷹の姿を世界に示すことができる仕掛けづくりが重要と考えておりますので、ぜひ御検討をお願いいたします。
 あと、ロードレースなんですけれども、自転車ロードレースのテストイベントである東京2020READY STEADY TOKYO自転車ロードが開催されます。今回の報告事項では交通規制について詳細な説明があり、ぜひ今回のテストイベントで得られた教訓を来年の本番につなげていただきたいと考えております。また、今回のテストイベント、そして本番も、7月ということで大変暑い中で実施されますので、沿道で多くの方が観戦されることが予想されますけれども、観客の皆様の暑さ対策の取り組みについてお伺いをしたいです。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  先ほど説明しましたコースサポーターが三鷹から71人というお話をさせていただきましたけれども、この後、説明会のほうが6月30日に予定されているところでございます。こちらのほうで、熱中症の対策につきましては十分にコースサポーターの皆様にお伝えし、そして、沿道の皆様で気分が悪くなった方がいた場合に、どのように連携して健康状態を保っていただくかというようなところについてはしっかりと伝えて、テストイベントのほうに臨みたいというふうに思います。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 あと、みたか2020ニュースというのを読ませていただきまして、すごく内容がわかりやすくて、簡潔にまとめられていて、すばらしいと思ったんですけれども、デザイン的にオリンピックらしさみたいな──ロゴが使えたりですとか、あと、こういうラガマルくんが使えたりとか、タッタカくんが使えたりとか、写真だけですと取っつきづらいところもあると思うので、何かこういうロゴが使えたり、デザイン的にこういうのが使えたり、いろんな制約があると思うんですけれども、何か工夫ができるところがあれば、ぜひしていただきたいなと考えておりますが、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、1つは、みたか2020ニュースというようなタイトルになっているのも、ちょっとその制約の1つでございまして、なかなかタイトル自体にオリンピック・パラリンピックという表記や東京2020大会というような表記をしますと、これを発行するに当たって、毎回毎回、組織委員会のほうに確認をとらなければならないというような制約もありまして、今こういったタイトルにして、発行元にオリンピック・パラリンピック競技大会等推進本部事務局というふうにそばに書くことで、組織名は特に何か規制がされているものではないわけですので、オリパラに関するニュースなんだなというのは何とかわかるようにしているというところでございます。
 それぞれ、エンブレムにつきましても、この使用に当たっては確認をしなければなりませんし、そのオリンピック・パラリンピックの関連においては、やはりそのほかのキャラクターを載せたりですとか、そういうことが難しいです。また、SUBARU総合スポーツセンターというふうに三鷹市では言っていますけども、やはり企業名の入ったSUBARU総合スポーツセンターというものを使うことができなくなってしまいますので、今御指摘がございましたので、そういったところは何か工夫をして公式のエンブレムなり何なり、キャラクターを載せる号も、申請に一手間かけてでも、少し華やかなもので皆さんに見ていただくというような号もつくってもいいのかなというふうにも思いますので、ちょっとそういったところをどれだけ工夫できるかというところは検討してみたいと思います。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございました。さまざまな工夫をされてつくっていらっしゃるというのがすごくわかりました。新鮮な情報を出していくために、こういう形にしていらっしゃるのはすごくわかりましたし、ちょっとキャッチーなものをつくる号があってもいいんじゃないかというお話もありましたので、めり張りをつけて、内容はとてもわかりやすいので、ぜひちょっと御検討してみていただきたいと思います。
 私からは以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いします。最初にとても基本的な質問なんですけれども、聖火ランナーなんですが、聖火ランナーの基本応募要件に走行を希望する各都道府県にゆかりがある方って入っているんですけれども、この三鷹市を走る場合、その地域にゆかりのある方っていうことを配慮していただいて、選んでいただいたりとか、そういったことはあるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらのほうは、市としてもやはり三鷹を走る方は三鷹にゆかりのある方というのを、やはり第一義的に考えてほしいというようなことは、東京都や組織委員会のほうにはお話をしているところです。ただ、具体的にこの選考過程でどういうような調整をしていただけるのかというところは、まだお返事をいただいていないところでございますので、そこのところがどのぐらいきちんと皆様にお伝えできるかというところはあるんですけれども。市としても、しっかりと三鷹ゆかりの方を三鷹で走っていただくと──恐らく三鷹で走っていただく方っていうのも、人数も残念ながらそんなに多くはないというふうに思っておりますので、しっかりそこのところは意見を伝えていきたいなというふうに思います。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 それと、あとラグビーのワールドカップなんですけれども、やはり目前に迫っている割には、いま一歩、三鷹市内において機運醸成に欠けているのかなというのを実感しまして、先ほどの委員さんからもいろいろそのことでの御質問があって、三鷹市としての取り組みがわかったんですけれども。この三鷹市としての取り組み、お子さんとか、また、多分このトップリーグのツアー、ここに行かれる方も本当に興味のある方とか、また駅前マルシェというのはすごく限定的かなっていうふうに思います。駅前じゃない地域とかもありますし、お子さんをお持ちの方じゃない方もいらっしゃると思うんですけれども、三鷹市全体として、そういった方たちに対してもっと働きかけ、機運醸成、もう一歩の工夫が必要かなと思うんですけれども、この地域連携会議、これまで2回やられて、またプレ会議もあって、7月にも行われるということで、ここでのそういった御意見があったのか、また、今後、さらなる地域としての取り組みというのがあるのか、そこを教えていただきたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  地域連携会議では、やはり子どもたちを中心にどういった形で取り組みを進められるのかというところは、御意見としては非常に多かったというふうに感じております。ですので、この地域連携会議の中にPTA連合会ですとか、それからコミュニティ・スクール委員会の委員さんから御推薦いただいている方もいらっしゃいますので、どういった形で子どもたちにラグビーワールドカップについて、機運醸成の中でラグビーというものに親しんでもらえるかというようなところは、1つ、大きな論点になってきているかなというふうに思いますので、非常に切迫した期間ではありますけれども、やれることを地域の皆様のお力をかりて行っていきたいなというふうに思っております。
 また、ちょっと期間が近くにならなければ、まちの装飾といいますか、フラッグ掲揚とかもされないんですけれども、大会開催前の8月には、また商店街を中心に三鷹のまちにラグビーのフラッグを掲げるような形で今調整をしておりますので、そういったところでも、まち全体として少しでもラグビーが来るんだというようなところを発信していきたいなというふうに思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 それと、あともう1つなんですけれども、井の頭恩賜公園でオリンピック2020のライブサイトをやられるということで、ここの井の頭恩賜公園のバリアフリーのことなんですけれども、井の頭恩賜公園のトイレを、やはりもうちょっときれいに──皆さん、海外の方が来ても受け入れられるようなトイレにというお声もあるんですけれども、そういったことの都への働きかけっていうのはされているのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  具体的にトイレのことというのは、これまで話題にはなってこなかったんですけれども、今委員から御意見をいただきましたので、そこのところは確認して、より多くの方がバリアフリーで利用できるトイレ、そして衛生面でもきちんときれいに保たれているというようなことを、しっかりと取り組んでいきたいなというふうに思います。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。ぜひ東京都のほうにも、そのような御意見を言っていただけたらと思います。
 それと、最後に、先ほどの委員もおっしゃっていたんですけれども、確かにみたか2020ニュース、とても内容はいいんですけれども、これだけ見ると何のニュースなのかちょっとわかりづらくて、手にもとろうという気持ちがどうなのかなっていうふうな気がしてしまったんですけれども、先ほどいろいろ、さまざまな制約がある中での最大限の工夫ということでよく理解をしたんですけれども。もう一歩、何かこれを見て、ああっ、オリンピックなんだということで、読んでみようって思ってもらえるような工夫があったらいいなと思っていますので、これは要望ですので、よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  時間も時間なので簡潔に2つ質問させていただきますけど、(2)の自転車ロードレースのコースサポーターの方は71人とおっしゃっていました。前回61人という応募だったというのは、これは後に10人ふえて、71人に無事、要望どおりになったのかどうかということが1点。
 もう1つ、三鷹地域連携会議の中で設置の任期ですけど、任期が平成33年3月31日までになっていますけど、委員が任期の途中で交代した場合は、後任者の任期は前任者の残任期間となりますと書いてありますけど、これって、そもそもオリンピック・パラリンピックのためにやられるもので、本来であれば続けてやっていただきたいんですけど、例えばPTA連合会の副会長ですとか、JCの理事長とかっていうのは単年度でかわっていくじゃないですか。これは、かわった場合には、かわらなければいけないのか、それとも希望すれば連続でできるのか、そういったことは市としてどうお考えか。これだけ読み取ると、余り見えないんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  コースサポーターにつきましては、公募で、まず市報やホームページで募集しまして、71人定員ということで募集したんですけれども、文教委員会にも御報告させていただきましたとおり、まず公募では61人集まったというような状況でした。そうしますと10人足りないというようなところですので、こちらにつきましては体育協会のほうにちょっと支援をお願いしまして、体育協会から加盟団体の方10人を御推薦いただきまして、71人というような形になったところでございます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  委員の任期の御質問ですけども、特にやめなきゃいけないという規定はございませんので。出していただいた団体のほうで了解がとられれば、そのまま、退任された後でも代表という形で──情報共有は、私どもとしてはその団体のほうにしていただきたいなとは考えておりますけども、続けていただくことについては、私どもとしては特に制約は設けてございません。


◯委員(谷口敏也君)  その旨、伝えておいていただいたほうが──皆さん、多分かわれば、かわるんだろうなという認識だと思うんです。ただ、やっぱり限定的な会議ですから、できれば継続していただきたいという旨の希望だけでも──希望と言ってはおかしいか、連続してできますよ、要は充て職の何々だからなるっていう、団体の推薦だからそうでしょうけど、継続してできますよというのを一言言っていただければ、うまくいくのかなっていう気もしますので、その辺、お願いしたいんですけど。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  会議は定期的にございますので、その都度、また出席をされた委員の方には、その旨お伝えしてまいりたいと考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ぜひそのようにお願いします。
 私も1点、要望なんですけど、このみたか2020ニュース、いろいろ規制がありますけど、発行元、三鷹市東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等推進本部事務局という名前が入れられるんだったら、この事務局っていうのを名前だけをでかくしちゃえば、オリンピック・パラリンピックってわかるんじゃないですかと思ったんですけど、そういうこそくな手段はだめなんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  そういうことは可能です。ですが、バランスを見て、今のような形にはしたつもりではございますけれども、御意見をいただいたことについては、さらにちょっと検討したいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  答弁が弱いんですけど、発行元の大きさは別に決められているわけじゃないでしょう。バランスも小さくしなさいと言われているわけじゃないでしょう。そうしたら、これをでかくして、発行元、でかくオリンピック・パラリンピックってやったら、ああ、オリパラのチラシなんだって手にとってもらいやすいと思うんですけど、課長、よろしくお願いします。要望です。お願いします。


◯委員(吉沼徳人君)  質問というか、要望なんですけど、これ、せっかくすごくよくできているんですよ。私も45歳までラグビーをやっていたんですけど、こんなに本当にわかりやすくよく書いてある本、ないんですよ。これを学校に配って、せっかく普及するんで、ラグビーワールドカップが終わったらおしまいじゃなくて、三鷹にはラグビーフットボール協会もありますので、そういうところを利用して、例えばスポーツフェスティバル、あるいは学校の何かがあったときに、ラグビーの楽しさを──日本って、どうしてラグビーって盛り上がらないかというと、ラグビーって格闘技なんですよ。日本には柔道と相撲という格闘技があって、体のでかいやつがそっちへ行っちゃうんですよ。だから、なかなか盛んにならないんですけども、せっかくこんないいものをつくったので、子どもたちが──この中にタグラグビーって出ていましたね、あれがすごく楽しいので、タックルしたりしないので、やっぱりこれをどんどん広めて、やっぱり底辺を広げないと、スポーツって広がっていかないと思いますので、ワールドカップでおしまいじゃなくて、そこからスタートという気持ちでやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(伊東光則君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時49分 休憩


                  午前11時50分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩をいたします。
                  午前11時50分 休憩


                  午後0時00分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 管外視察の視察日程につきましては、第1候補として10月16日から10月18日の間で、第2候補として10月7日から10月9日までの間でということにいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。また、視察候補地の申し出については、6月24日、月曜日の午後5時までに資料を添えて事務局まで御連絡いただくことにいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくことで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、8月6日、午後1時30分といたしたいと思います。その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
           (「委員長、休憩をお願いします」と呼ぶ者あり)
 休憩します。
                  午後0時02分 休憩


                  午後0時09分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 それでは、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後0時09分 散会