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平成19年第1回定例会(第5号)本文

                午前9時30分 開議
◯議長(石井良司君)  おはようございます。ただいまから平成19年第1回三鷹市議会定例会第5日目の会議を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりでございます。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 5番 緒方一郎君、登壇願います。
                〔5番 緒方一郎君 登壇〕


◯5番(緒方一郎君)  おはようございます。3月23日の議会運営委員会において、議長より諮問を受けた事項について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 議員提出議案8件についての取り扱いを協議いたしました結果、いずれも最終日、上程後に結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。
 以上、本委員会に諮問された議案の取り扱いについての協議結果を報告いたします。よろしくお願いをいたします。


◯議長(石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりでございます。御協力のほどよろしくお願いいたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第1 「18請願第3号 玉川上水・堀合遊歩道の保全を求めることについて」の撤回につ
         いて


◯議長(石井良司君)  これより日程に入ります。
 日程第1 「18請願第3号 玉川上水・堀合遊歩道の保全を求めることについて」の撤回について、本件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件については、お手元に配付したとおり撤回の申し出がありました。これを承認することに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件の撤回については、これを承認することに決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                午前9時32分 休憩



                午後1時00分 再開
◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第2 総務委員会審査報告
        (1) 議案第15号 平成18年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)
        (2) 議案第16号 平成18年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
        (3) 議案第17号 平成18年度三鷹市老人医療特別会計補正予算(第2号)


◯議長(石井良司君)  日程第2 総務委員会審査報告。総務委員長の審査の報告を求めます。
 3番 久保田輝男君、登壇願います。
                〔3番 久保田輝男君 登壇〕


◯3番(久保田輝男君)  それでは、総務委員会の審査報告をさせていただきます。

                                     平成19年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              総務委員長 久保田 輝 男
                  総務委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成19年3月7日
 (2) 平成19年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第15号 平成18年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9億6,641万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ561億375万8,000円とするとともに、繰越明許費の設定及び債務負担行為の補正を行うため、提案されたものであります。
2 議案第16号 平成18年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,476万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ146億7,961万2,000円とするため、提案されたものであります。
3 議案第17号 平成18年度三鷹市老人医療特別会計補正予算(第2号)
 この議案は、歳入予算の補正を行うため、提案されたものであります。
 以上3件につきましては、関連性がありますので一括して審査を進めました。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・基金への積み立てと市債の繰上償還とのバランス及び基金の残高・区分に係る基本的考え方につい
  て
 ・市税収入増の背景について
 ・土地売り払いに係る基本的考え方と土地売払収入の補正予算計上時期について
 ・定年退職者の平均勤続年数及び普通退職者の退職理由と予算措置のあり方等について
 ・弘済保育園(仮称)整備事業の着手がおくれた理由と各年度予算計上の比率の考え方について
 ・高齢者インフルエンザ予防接種実施者数の増による医療費抑制効果について
 ・PCB廃棄物処理計画におくれが生じた理由と本市への影響及び処理の安全性確保等について
 ・健診・保健指導支援システム開発の効果について
 ・老人保健医療費交付金・負担金の翌年度精算の理由と精算額の推移について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・平成18年度基金運用計画
 ・平成18年度市税の3月補正予算概要
 ・平成18年度退職者の状況及び退職予定者数の推移
 ・民間保育園への開設支援(弘済保育園(仮称)整備事業)補正資料
 ・定期予防接種の実績及び見込み
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、以上3件についてそれぞれ採決いたしました結果、議案第15号、議案第16号、議案第17号については、いずれも全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって総務委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第15号 平成18年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第15号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第16号 平成18年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第16号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第17号 平成18年度三鷹市老人医療特別会計補正予算(第2号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第17号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。この際、日程第3に文教委員会審査報告を追加し、以下順次繰り下げて議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認め、よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第3 文教委員会審査報告
        (1) 19請願第1号 北野グラウンドの存続に関することについて


◯議長(石井良司君)  日程第3 文教委員会審査報告。文教委員長の審査の報告を求めます。
 21番 田中順子さん、登壇願います。
               〔21番 田中順子さん 登壇〕


◯21番(田中順子さん)  それでは、お手元に配付させていただいております審査報告書の朗読をもちまして、審査報告とさせていただきます。

                                     平成19年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              文教委員長 田 中 順 子
                 文教委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成19年3月7日
 (2) 平成19年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 19請願第1号 北野グラウンドの存続に関することについて
   三鷹市在住
   中島 四郎 ほか4,342人 提出
 委員会は本件審査に当たり、教育委員会の説明を聞きました。
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・北野スポーツ広場について
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、19請願第1号については、全員異議なく採択の上、市長並びに教育委員会に送付すべきものと決定いたしました。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって文教委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  19請願第1号 北野グラウンドの存続に関することについて、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯7番(宍戸治重君)  それでは、北野グラウンドの存続に関することについて、討論いたします。
 3月16日に開かれた東京都の都市計画審議会は、東京外郭環状道路の練馬から世田谷間(約16キロ)について、従来の高架方式から大深度地下方式への変更案を賛成多数で承認したところでございます。これにより外環道計画の凍結が37年ぶりに解除され、一定の方向性は示されましたが、今後、変更案は国土交通相の同意を待って正式に告示され、事業化のためには政府の国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)で整備計画路線にまで格上げされる見通しであります。
 この請願にある北野スポーツ広場の使用に当たっては、広場入り口の看板に、「この土地は、国から三鷹市が一時使用契約により借り受けたものであり、契約期間の満了または、契約解除の場合は、返還することになります。三鷹市教育委員会」と示されております。また、契約期間は1年であり、平成19年度も準備行為中であります。国等の計画が実施に移される場合は、原状回復して返還をすることとなっております。このことを十分重要視しなければなりません。
 しかしながら、この北野スポーツ広場については、平成9年9月16日に供用開始以来、屋外スポーツ施設として、少年野球、ソフトボール、少年サッカー、グラウンド・ゴルフ等多くの市民に利用され、親しまれ、必要性は認識をしております。
 また、三鷹市においても、国や東京都に対して質問書や要望を提出し、その中で、ジャンクション部には可能な限りふたをかけて、市民の望む、緑あふれる公園やコミュニティの広場等、上部空間の活用を要望する一方、国土交通省及び東京都も回答書の中で、今後とも三鷹市からの意見・要望について真摯に検討するとあります。
 以上の経過を踏まえ、本請願への賛成討論といたします。以上。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 19請願第1号については、文教委員長報告どおり採択の上、市長並びに教育委員会に送付することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件はさよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第4 厚生委員会審査報告
        (1) 議案第1号 三鷹市義務教育就学児の医療費の助成に関する条例
        (2) 議案第11号 三鷹市心身障がい者福祉手当条例の一部を改正する条例
        (3) 議案第12号 三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例


◯議長(石井良司君)  日程第4 厚生委員会審査報告。厚生委員長の審査の報告を求めます。
 23番 榛澤茂量君、登壇願います。
                〔23番 榛澤茂量君 登壇〕


◯23番(榛澤茂量君)  厚生委員会の報告をさせていただきます。

                                     平成19年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              厚生委員長 榛 澤 茂 量
                  厚生委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                       記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成19年3月7日
 (2) 平成19年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第1号 三鷹市義務教育就学児の医療費の助成に関する条例
 この議案は、義務教育就学児を養育している者に対し、義務教育就学児に係る医療費の一部を助成することにより、義務教育就学児の保健の向上と健やかな育成を図り、子育ての支援に資するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・助成対象者数と満6歳の未就学児の取り扱いについて
 ・所得制限に児童手当の基準を適用する理由について
 ・所得額算出における分離課税所得の取り扱いについて
 ・本制度導入に伴う本市財政への影響と本市における今後の医療費助成制度の方向性について
 ・本制度に係る公費負担のうち2分の1を市が負担する理由について
 ・医療保険未加入者の取り扱いと里親等を助成の対象外とした理由について
 ・区部における義務教育就学児医療費助成制度の現状について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市義務教育就学児の医療費の助成に関する条例施行規則(案)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、議案第1号については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 議案第11号 三鷹市心身障がい者福祉手当条例の一部を改正する条例
 この議案は、地方税法の一部改正による税率変更の影響を踏まえ、一般障がい手当の支給制限要件である市民税所得割が8万円を超える場合を13万5,000円を超える場合とするとともに、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・地方税法の一部改正が各種障がい者サービスの所得制限等に及ぼす影響について
 ・補装具や日常生活用具等に係る所得制限を緩和しなかった理由について
 ・所得額算出における分離課税所得の把握方法について
 ・障がい者施策を条例で定める場合と要綱で定める場合の違いについて
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市心身障がい者福祉手当条例(案)新旧対照表
 ・三鷹市心身障がい者福祉手当条例施行規則(案)新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、議案第11号については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
3 議案第12号 三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例
 この議案は、国民健康保険税の賦課方式を市民税所得割方式から所得比例方式に変更するとともに、課税限度額を引き上げるほか、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の施行に伴い、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・個人住民税所得割の税率フラット化による影響を賦課方式の変更により調整する理由について
 ・低所得者層の負担軽減を図るための緩和措置のあり方について
 ・国民健康保険税に資産割や世帯別平均割を適用する場合のメリットとデメリットについて
 ・一般会計から国民健康保険事業特別会計への繰入率の現状と今後の見通しについて
 ・後期高齢者医療制度等の開始後における国民健康保険財政の見通しについて
 ・乳幼児医療費助成の拡充が国民健康保険に係る国庫負担金に及ぼす影響について
 ・短期被保険者証と資格証明書の発行件数とそれらが国民健康保険被保険者全体に占める割合につい
  て
 ・国民健康保険所管課と課税所管課との連携のあり方と今後の広報のあり方について
 ・結核予防法の廃止に伴う給付内容等に係る変更の有無について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市国民健康保険条例改正のあらまし
 ・三鷹市国民健康保険運営協議会 諮問書
 ・三鷹市国民健康保険運営協議会 答申書
 ・2年間の緩和措置について
 ・平成19年度保険税試算
 ・所得割方式と旧ただし書き方式の問題点1
 ・所得割方式と旧ただし書き方式の問題点2
 ・フラット化影響世帯割合
 ・世帯数割合
 ・三鷹市国民健康保険条例新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 今回の国保税の引き上げは国の税制改悪による影響を受けて増額されたものである。昨年来、収入
 が上がらなくても税制度の改悪により所得税・住民税の増税とそれに関連しての国保税・介護保険料
 など二重・三重の負担増を受けた人たちに、さらにことし、住民税の増額とそれに連動する国保税引
 き上げが重なるものである。
  激変緩和策の導入もあり、課税方式を所得比例方式(旧ただし書き方式)に変更したために、低所
 得者の負担割合を低くしていたこれまでの住民税所得割方式より計算した税額がふえてしまう人たち
 も生まれている。住民税フラット化により収入の高い人たちで減額の人も生まれる矛盾を含んでいる。
 収入の低い人たちへの増税は「払いたくても払えない」人たちを生み出し、「医者にかかれない」と
 いう最悪の状況にもなりかねない。
  我々は相次ぐ負担増で市民生活が困難な中で「現行課税方式で住民税増税からの連動遮断」を求め
 てきた。今後、相談体制の拡充や独自の減免制度など対応を求め、この条例改正に反対する。
 以上の討論の後、本件を採決いたしました結果、議案第12号については、賛成多数をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって厚生委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第1号 三鷹市義務教育就学児の医療費の助成に関する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯14番(嶋崎英治君)  本条例案に賛成の討論をさせていただきます。
 たび重なる税制改悪、生活保護制度の後退、医療保険制度の後退の中で、一定の制限はありますけれども、本条例は、未来を担う子どもたちの命を大切にし、健やかな子の成長に幾らかでも役立たせようという思いは伝わってまいります。したがいまして、さらなる制度改善を求めて賛成をいたします。
 以上です。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第1号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第11号 三鷹市心身障がい者福祉手当条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第11号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第12号 三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯12番(杉本英騎君)  議案第12号 三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、討論します。
 本条例は、地方税法の一部改正による個人市民税率のフラット化による影響を踏まえ、低所得者層の負担増を抑制するために、賦課方式を現行の所得割方式から所得比例方式に変更するとともに、2年間の緩和措置を講ずるもので、三鷹市独自のセーフティーネットの確立に向けた対応の一つとして提案されています。
 条例案を市の資料をもとに検討してみたいと思います。保険税試算によると、年金所得者(65歳以上)2人世帯の保険税は、年収200万円の世帯で2006年度、2万9,600円が2007年度には6万3,500円に上がり、緩和措置のなくなる2009年度には7万3,000円になり、その結果、4万3,400円、約2.5倍の負担増になります。年収250万円の世帯では、2006年度、4万9,600円が2007年度に8万1,200円に上がり、2009年度には10万2,500円になり、その結果、5万3,100円、約2倍の負担増です。給与所得者4人世帯では軒並み負担増となり、年収250万円の世帯で2009年度には9万4,000円、率にして57%のアップになります。年収500万円の世帯で10万4,600円、率にして43%のアップになります。
 一方で、年金所得者(65歳以上)1人世帯の保険税は、年収600万円の世帯で2006年度、37万2,900円が2009年度には25万5,600円へ11万7,300円下がります。
 こうした結果、市の増収は、2007年度約2億4,000万円、2009年度は約5億円の増収になります。税制改正の影響を抑え、市独自のセーフティーネットを確立するというのであれば、一般会計からの繰入率を20%以上にし、市の増収はゼロにすべきではないでしょうか。市民に負担増を求めるのであれば、セーフティーネットなどと言わずに、市財政厳しき折、国保税の値上げをしますと市民に説明し、来る市長選挙で市民の信を問うべきです。そうでなければ、国の税制改正に便乗した値上げとのそしりを免れません。
 以上、本議案に対する反対討論とします。


◯19番(増田 仁君)  賛成の立場から討論いたします。
 今回、市民税の税率フラット化など、それによる保険税負担増を抑制という面から賦課方式の変更と緩和措置を実施したことは、被保険者全体を見て、一定程度評価をしております。ただ、他の議員から国保の予算審議等においても指摘があったように、変更することでさらに負担がふえてしまう方々が出ることも事実です。既存の累進的側面が弱まり、逆進的な要素も幾分入ってしまっていることにより、該当市民の間で負担増が問題になることは容易に想像できます。
 国は市町村で適切な措置、激変緩和といった減免制度や控除を設けるようにと言っています。しかし、さらに市独自での持ち出しをふやし続けることは、現在の財政状況では各種配慮の限界もあります。予算に余裕のある自治体だけが対策を打てるというものは、セーフティーネットとしては全く健全ではありません。以前から主張するように、生存に直結する部分というものは、地方分権推進の論点にはそぐわず、国として直接携わるのが国民全体の社会福祉としてあるべき形だと考えています。
 他の自治体においても、市民負担増等、財政上の問題は表面化しており、セーフティーネットとして負担増の傾向がとまらない構造的な問題から、さらなる制度改革の動向を見据え、新たな方式を提案・採用せねばならない、そういった議論が起きています。
 障害者自立支援法の施行の後の各種見直しのように、議会と行政、ともに対策を求めていく必要があることを指摘し、現行方式からの全体的改善という点を踏まえ、賛成といたします。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第12号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第5 建設委員会審査報告
        (1) 議案第2号 三鷹市商店街の活性化及び商店街を中心としたまちづくりの推進に
                関する条例


◯議長(石井良司君)  日程第5 建設委員会審査報告。建設委員長の審査の報告を求めます。
 17番 高谷真一朗君、登壇願います。
               〔17番 高谷真一朗君 登壇〕


◯17番(高谷真一朗君)  それでは、お手元に配付されております報告書を朗読いたしまして、建設委員会の報告とさせていただきます。

                                     平成19年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              建設委員長 高 谷 真一朗
                  建設委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                       記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成19年3月7日
 (2) 平成19年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第2号 三鷹市商店街の活性化及び商店街を中心としたまちづくりの推進に関する条例
 この議案は、商店街の活性化等の基本理念、商店会の責務、市の責務等を定めることにより、商店街の活性化及び商店街を中心としたまちづくりの推進を図り、地域の健全な発展及び市民生活の向上に寄与するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・商店街の活性化及び商店街を中心としたまちづくりを一体的に推進する施策の展開について
 ・商店街の活性化等を市民の協力のもとに商店会、事業者、経済関係団体、まちづくり関係団体及び
  市の協働で行うこととした考え方等について
 ・情報交流、休憩所、託児機能等を備えたコミュニティサロン設置に向けた今後の展開について
 ・若者世代の顧客の立場に立った商品開発やサービスの改善に向けた取り組みについて
 ・商店会の組織率向上の取り組みと地域の実情に応じた商店街活性化のあり方等について
 ・防犯、防災、環境美化等安全で快適なまちづくりの推進に向けた商店会と地域との連携強化につい
  て
 ・NPO、コミュニティビジネス等との幅広い協働による商店街活性化の今後の方向性について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・商店街の活性化及び商店街を中心としたまちづくりの推進に関する条例資料
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、議案第2号については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
 以上でございます。よろしくお願いします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって建設委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第2号 三鷹市商店街の活性化及び商店街を中心としたまちづくりの推進に関する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第2号について、建設委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第6 予算審査特別委員会審査報告
        (1) 議案第18号 平成19年度三鷹市一般会計予算
        (2) 議案第19号 平成19年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算
        (3) 議案第20号 平成19年度三鷹市下水道事業特別会計予算
        (4) 議案第21号 平成19年度三鷹市老人医療特別会計予算
        (5) 議案第22号 平成19年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算
        (6) 議案第23号 平成19年度三鷹市介護保険事業特別会計予算
        (7) 議案第24号 平成19年度三鷹市受託水道事業特別会計予算


◯議長(石井良司君)  日程第6 予算審査特別委員会審査報告。予算審査特別委員長の審査の報告を求めます。
 3番 久保田輝男君、登壇願います。
                〔3番 久保田輝男君 登壇〕


◯3番(久保田輝男君)  それでは、平成19年度の予算審査特別委員会の報告をさせていただきます。

                                     平成19年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          予算審査特別委員長 久保田 輝 男
        平成19年度三鷹市一般会計予算ほか6件審査特別委員会審査報告書
 本委員会に付託された議案第18号 平成19年度三鷹市一般会計予算ほか6件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                       記
○ 正副委員長互選の結果
  平成19年3月6日
   委員長  久保田 輝 男
   副委員長 田 中 順 子 を選任
○ 委員会開会月日
 (1) 平成19年3月6日
 (2) 平成19年3月12日
 (3) 平成19年3月13日
 (4) 平成19年3月14日
 (5) 平成19年3月15日
 (6) 平成19年3月16日
 (7) 平成19年3月19日
 (8) 平成19年3月27日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
                    〔予算審査の結論〕
1 議案第18号 平成19年度三鷹市一般会計予算
                 賛成多数をもって原案可決
2 議案第19号 平成19年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算
                 賛成多数をもって原案可決
3 議案第20号 平成19年度三鷹市下水道事業特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決
4 議案第21号 平成19年度三鷹市老人医療特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決
5 議案第22号 平成19年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決
6 議案第23号 平成19年度三鷹市介護保険事業特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決
7 議案第24号 平成19年度三鷹市受託水道事業特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決

                   〔総 括 意 見〕
 平成19年度の本市予算は、「三位一体の改革」の影響などにより、本市を取り巻く財政状況は厳しい局面が続く中での編成となった。
 国・東京都においては景気回復による法人関係を中心とした税収増が見込まれている一方、本市予算では、歳入の根幹である市税収入について、税制改正による増要因を除くと、引き続き伸び悩む個人の所得状況を反映したものとなるとともに、前述の「三位一体の改革」が及ぼした影響により、地方交付税不交付団体である本市においては、結果として6億5,643万円の大幅なマイナスとなった。
 こうした状況のもとで編成された平成19年度の本市予算は、
(1) 公共施設の保全・活用に向けた取り組み、地域防災計画の改定及び防災マップ・洪水ハザードマッ
 プの作成などの安全安心のまちづくりプロジェクトの推進
(2) 地域ケア推進事業の拡充、災害時要援護者支援モデル事業の実施、高齢者・障がい者入居及び居住
 継続の支援などの地域ケア推進プロジェクトの推進
(3) バリアフリー・マップの作成、市道第135号線(三鷹台駅前通り)用地の取得などのバリアフリー
 のまちづくりプロジェクトの推進
(4) 乳幼児医療費助成の拡充、待機児童の解消等に向けたこじか保育園(仮称)の整備、幼稚園・保育
 園・小学校の連携教育に向けた取り組みなどの子ども・子育て支援プロジェクトの推進
(5) 第3次基本計画の第2次改定、地域自治組織の活性化などの協働のまちづくりプロジェクトの推進
(6) 統合型地理情報システム(GIS)の導入、市税や国民健康保険税等の納付機会の拡大などIT活
 用プロジェクトの推進
(7) 商店街活性化の総合的な推進、コミュニティバス運行経路等の見直しなどの基本計画における重点
 プロジェクト事業等の推進
(8) にしみたか学園第二中学校体育館の建てかえ工事、特別支援教育の推進などの教育施策の推進
 など、「2007年問題」の言葉に象徴されるように、「団塊の世代」の一斉退職や我が国が初めて経験する人口減少社会の到来など、人口構造の変化を初めとする大きな時代の転換期を迎える中、「都市の再生・リノベーション」、「三鷹市独自のセーフティーネットの確立」、「次世代を担う子どもたちの成長を支え、子育て世代を支援する環境整備と教育の充実」、「「自治体経営改革の推進」と「新たな参加と協働の仕組みづくり」」という4つの方向性を重視し、きめ細かく「選択と集中」による経営資源の重点化を図ったことは高く評価するところである。なお、財源の手当てについては、市債発行の抑制に配慮しつつも、基金の活用について長期的な視点に基づく慎重な対応を図られたい。
 また、当該年度は、第3次基本計画の第2次改定に取り組むものとされているが、その検討に当たっては、これまで培ってきた参加と協働の仕組みをさらに発展させることが求められる。さらに、第2期地方分権改革の動向にも注意を払いつつ、財政面や人口構造の変化、また、社会資本が更新期を迎えることなどを視野に入れ、「安心して、いきいきと暮らせるまち・三鷹」を創るために「時代の分岐点・2007年」以降における本市の将来像を見据えた計画づくりに取り組むことを望むところである。
 以上、総括的に意見を述べたが、市理事者は、後に述べる各会計、各款ごとに付した意見とあわせて十分配慮の上、市政の執行に当たることを要望するものである。

                平成19年度三鷹市一般会計予算
                   〔付 帯 意 見〕
                     歳  入
1 収入未済額については、税に対する不信感や不公平感を市民に与えることのないよう納税義務のP
 R・啓発手法や徴収方法などを検討し、納税秩序を維持し、その縮減に努めること。
                     歳  出
 第3款 民生費
1 障害者自立支援法の「特別対策事業」については、激変緩和措置や緊急的な経過措置等、東京都と
 の密接な連携のもと、早急に支援策を実施すること。
 第10款 教育費
1 小・中一貫教育校については、カリキュラム等を常に検証しつつ、教員の意識の向上を図るととも
 に、より丁寧な説明を実施することにより、小・中学校の教員が連携し、学校・家庭・地域が一体と
 なり密接に協力し合うコミュニティ・スクールの実現に取り組むこと。
2 いじめ対策に当たっては、現場の実態をよく掌握し、根本的な原因の究明と解決を目指し、根絶に
 向けた実効的な取り組みに努めること。
                〔本会計に対する反対討論〕
1 市民は昨年来、収入が増加しないのに税金や社会保険が雪だるま式に負担増になり、今年も定率減
 税廃止や住民税率フラット化により、それがさらに増すことになる。しかも、それに連動した国民健
 康保険税の引き上げは家計に深刻な打撃を与えるものになる。新年度では特に市民に身近な市政が、
 負担軽減策や市民生活を守るセーフティーネットの事業を進めることが求められている。介護保険や
 障がい者自立支援制度への助成、国保税激変緩和策など実施するが、負担増に苦しむ市民への必要な
 負担軽減策やセーフティーネットの事業は不十分である。
  保育所の受け入れ増をしながらも最近のマンションの急増などで子育て世代の増加による認可保育
 所に入れない待機児童の増加は深刻である。保育料の高い認証保育所への保育料補助や認可保育所増
 設が急務である。乳幼児医療費助成制度の5歳児までの所得制限大幅緩和を歓迎する。しかしながら
 子育て支援策には小学生、中学生までの医療費無料化と所得制限の撤廃が必要である。
  国の新行革指針は公務員の削減目標を押しつけているが、市は民間委託を推進し、それに対応しよ
 うとしている。学校給食調理の民間企業への委託は、食の安全性や給食の教育的役割を確保する上で
 不安があり認められない。学童保育所運営を初めて民間企業を指定管理者にしたが、子どもの放課後
 における生活の保障という目的からも営利企業運営はなじまないものである。市民に便利になる委託
 に反対しないが、子どもの発達や安全にかかわる事業を民間企業に委託することには反対である。ま
 た、委託会社で働く人たちがワーキングプア状態になることも問題である。
  小・中一貫校教育は検証中の項目が多いのに拡大することは拙速である。習熟度別授業でなく、ど
 の子にも行き届いた教育を進める少人数学級の実施を目指すべきである。
  国の「三位一体改革」で三鷹市は国庫補助金等の削減・廃止が8.7億円もあり、財源移譲の住民税
 フラット化で2.1億円になっても6.6億円の減収となった。一方、恒久的減税による影響は高額所得者
 と法人の減税を据え置き、市民には定率減税廃止と市には減収補てん措置の廃止を行った結果、市民
 に10億円の増税、市に9億円の減収になった。また昨年来の相次ぐ税制改悪は市民に6.2億円の増税
 になった。この3年間の「三位一体改革」と税制改正は国と法人、高額所得者が得をして、市は減収、
 市民は大幅負担増になっている。国・都に対して市民への負担増軽減策や市の財源確保に積極的な働
 きかけを求めるものである。
  我々は、国・都へ地方分権にふさわしい財源保障を求めるとともに、入札制度や事務委託の見直し、
 IT費用の削減、高金利債の借りかえなど財源対策を行い、福祉・暮らし・教育の充実を求めるもの
 である。
  よって、本予算に反対する。
                〔本会計に対する賛成討論〕
1 現在、政府の景気回復との発表にもかかわらず、依然として格差は解消されず、市民においても豊
 かさを実感できる状況には至っていない。また、国や東京都の行財政改革のマイナスの影響を受け、
 市の財政にとっても市民生活にとっても厳しい局面が続いている。本市としても、その影響を最小限
 に防ぐための施策を展開するとともに、引き続き国や東京都に意見を出してもらうことを要請する。
  そうした中、少子高齢化社会の到来、団塊の世代の大量退職など、社会が大きく変化しているが、
 市民に最も身近な政府である本市としてしっかりと市民生活を守り、向上させていくことが最も重要
 な課題となっている。セーフティーネットの構築、市民参加と協働の推進により、多様な市民ニーズ
 に対応することが求められる。また、課題解決に向け、防災・防犯への取り組みから、地域ケア、コ
 ミュニティ・スクールなど、福祉や教育にまで地域活動の領域が広がっているので、行政としてその
 活動をしっかりと支えることが必要となる。
  来年度は自治基本条例の施行2年目となるが、基本計画改定を初め、市民の参加と協働の仕組みづ
 くりをさらに促進させることが必要である。団塊の世代の地域回帰をチャンスとしてどこまで生かせ
 るか、その他、さまざまな活動をネットワークとして有機的につなげていくことが重要となる。
  最後に、今回の予算編成には我々の政策も多く入り評価している。これらの政策が実際に、市民生
 活を向上させ、豊かさの質を向上させるべく予算の執行を行うことを要請して賛成の討論とする。
    ……………………………………………………………………………………………………
           平成19年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算
                〔本会計に対する反対討論〕
1 今回の国民健康保険税の引き上げは、住民税率フラット化や定率減税廃止に伴い影響を受けるもの
 であり、市は賦課方式を変更して激変緩和策をとったが、市民にとって税負担は増すものになってい
 る。年金200万円で二人暮らし世帯では激変緩和が終わると2.4倍にもなり耐えがたい負担増になり、
 現行賦課方式より高い税負担になる層がある反面、収入の高い人で減額になる人もいる。国民健康保
 険に加入している層は収入が低い人がほとんどで高齢者も多く、この間相次ぐ税制改悪で負担増の被
 害を受けた人たちにさらに国保税増税が追い打ちをかけるものになっている。
  国保税が払えない人の増大で短期保険証や資格証の交付が行われているが、医療による事故・事件
 が発生しないためにも資格証の発行はやめ、きめ細かな相談対応を求めるものである。
  国民健康保険の最近の加入者は高齢者や非正規労働者、無職など社会的にも弱者が多く、国が社会
 保障の政策として補助金の増額、健康事業の拡充を行うことが不可欠であり、国に財政安定を働きか
 けることを求めるものである。
  よって、本予算に反対する。
                〔本会計に対する賛成討論〕
1 国民健康保険税の賦課方式については、従来、他市と違い中低所得者層に配慮した市民税所得割方
 式を維持してきたことは評価していた。しかし、地方税の制度変更により、かえって、その層の負担
 が重くなるため、賦課方式の選択肢が限られている中、所得比例方式に変更せざるを得ず、激変緩和
 を行ったことは理解する。ただし、緩和措置をとっても値上げになる市民にとってはやはり負担が重
 いため、まさに最後のセーフティーネットである医療が受けられなくなる市民が出ないよう、政策面
 での配慮を要望する。根本的には医療費抑制がなければ値上げの抑制にはつながらないため、国に対
 して現場の声を伝え、医療制度改革を求めるのと同時に、本市としても医療費抑制のため成人病予防、
 介護予防などを行うとともに、市民への広報の充実も望む。市民による支え合いの制度ではあるが、
 市民生活を守る制度でもあるため、2年間の緩和措置後の段階でしっかりと市民生活を調査し対応す
 ることも要望して、賛成の討論とする。
    ……………………………………………………………………………………………………
             平成19年度三鷹市下水道事業特別会計予算
                  〔付 帯 意 見〕
1 公営企業金融公庫資金の高利債の利子負担を軽減するため、低利債への借りかえ・繰上償還に積極
 的に取り組むこと。
 以上が、本委員会に付託された平成19年度三鷹市一般会計予算ほか6件に係る審査の報告であります。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
   〔付記〕予算審査特別委員氏名
    ◎久保田輝男    ○田中 順子     緒方 一郎
     宍戸 治重     白鳥  孝     中村  洋
     増田  仁     岩田 康男
                      (◎は委員長、○は副委員長)


◯議長(石井良司君)  以上をもって予算審査特別委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第18号 平成19年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯6番(後藤貴光君)  それでは、政新クラブを代表して討論をいたします。
 平成19年度予算は、歳入の根幹である市税収入について、税制改正等による増要因を除くと、引き続き伸び悩む個人の所得状況を反映したものとなるとともに、地方交付税の不交付団体である本市においては大幅なマイナスとなり、厳しい局面が続く中で編成されました。
 この限られた財源の中で、重点施策には思い切って予算づけをするなど、めり張りのきいた効率的な行政運営がされていることが予算書の随所に見受けられ、市長の行政運営について評価します。
 本年度予算は、「都市の再生・リノベーション」、「三鷹市独自のセーフティーネットの確立」、「次世代を担う子どもたちの成長を支え、子育て世代を支援する環境整備と教育の充実」、「「自治体経営改革の推進」と「新たな参加と協働の仕組みづくり」」という4つの方向性を重視して編成されており、その内容については、中長期にわたる事業を地道に着実に推進する視点からも、短期的な喫緊の市民生活の安定性確保の視点からも、本年度の予算として評価します。
 ただし、本予算の各事業を執行するに当たっては、まちづくりの原点である地域・市民が主体となった協働のまちづくりがより一層推進されるよう、地域の声、市民一人一人の声を大切にしながら事業を展開されたい。
 市民の方がますます安心して豊かに暮らし続けることのできる、活力のあるまち三鷹となるよう、本予算の執行段階における議員としてのチェックを留保し、本予算に対する賛成討論といたします。


◯17番(高谷真一朗君)  それでは、討論させていただきます。
 我が会派は、先ほどの委員会の報告の中で委員長が読み上げたとおり、同僚議員が委員会の中で予算の内容について賛成の立場から討論をさせていただきましたので、私は、予算を含めて市政全般にわたる民主党の考えを述べさせていただきます。
 現在、報道では、いざなぎ景気を超えた好景気と発表しておりますが、大多数の国民は、その好景気感を実感できずにいます。そうした社会状況の中、少子高齢社会、団塊の世代の一斉退職など、我々は大きな転換期に立たされております。本市では、依然厳しい財政状況ではあるものの、さらなる挑戦と位置づけて、積極的に施策の展開を図られていることは評価いたしますが、国の三位一体改革による補助金削減の影響などが市財政を厳しくしていることは事実であります。
 我々は、国政・都政を変えるべく取り組んでおりますが、そのしわ寄せが市民生活に及ばないよう、三鷹市独自の施策の展開やセーフティーネットのさらなる構築を求めて議論をしてまいりました。本年度の予算については、市として限られた財政の中で我々の要望を取り入れていただき、可能な限り市民生活に配慮していただいたことは高く評価いたします。市長においては、次期市政においても継続して安定した市政を執行していただくとともに、民主党としても積極的に市政発展のために参画してまいりたいと考えております。
 以上で討論といたします。


◯12番(杉本英騎君)  2007年度予算に対し、討論します。
 本予算の施政方針では、「都市の再生・リノベーション」、「三鷹市独自のセーフティーネットの確立」、「次世代を担う子どもたちの成長を支え、子育て世代を支援する環境整備と教育の充実」、「「自治体経営改革の推進」と「新たな参加と協働の仕組みづくり」」の4つの方向性を重視し、「選択と集中」による経営資源の重点化を図るとしています。
 この方向性は、三鷹市の将来を考えたとき、私たちの主張と大きな相違はありません。基本的に賛成です。問題は施策の具体的な展開です。そこで、私たち市民の党は、格差を是正し、安心して暮らせるまち・三鷹をつくるために、以下の点を提案したいと思います。
 第1はセーフティーネットの充実です。本予算では国の税制改正に連動した国保税の値上げが提案されています。2年間の緩和措置がとられているものの、3年目に最大2.5倍にはね上がり、市の税収は5億円以上になります。セーフティーネットというからには、国保への繰り入れをふやし、増収をゼロにし、市民負担を軽減すべきです。
 格差が是正し、三鷹市の生活保護世帯はこの10年間で1.8倍にふえています。生活保護世帯の増加に対し、国は老齢加算・母子加算の廃止など給付費を削減し、生活困難者の切り捨てを進めています。また、障害者自立支援法の施行により、障がい者や施設は負担増になっています。自立支援法は「自立阻害法」と言われますが、このままでは「自殺支援法」になりかねません。生活保護世帯・障がい者への助成の拡充とともに自立支援への取り組みが急務です。
 第2は、教育・子育て日本一です。いじめ、不登校、学級崩壊、教育格差など、教育現場は難問山積みです。三鷹市は、小・中一貫教育校づくりを進め、教育改革に踏み出しました。改革を進め、子どもたちの生きる力と確かな学力をはぐくむために、教師の増員は不可欠です。
 三鷹市は2001年、東台保育園の開園から本年4月のちどりこども園の開園まで保育園の定員を493名拡大してきました。また、子育てひろば、病後児保育、小児夜間救急医療など、子育て支援策を進め、日経新聞社の自治体ランキングで子育て日本一にもなりました。待機児ゼロ、子育て日本一へ施策の一層の展開を望みます。
 第3は、安全安心のまちづくりです。外環道の建設で三鷹市の環境は激変します。交通渋滞、交通事故、大気汚染、宅地や農地の消失、コミュニティの分断、井戸がれ・浸水、地盤沈下・地盤隆起など影響ははかり知れません。財政難の中、1メートル1億3,000万円もかかる環境破壊の外環道は要りません。今、必要とされるのは外環道ではなく、安全な歩道の建設です。
 小・中学校の耐震補強工事は2011年までにすべて完了する予定です。しかし、耐震改修法の改正で保育園などが新たに改修の対象になりました。東京都の被害想定では阪神大震災級の地震で三鷹市の17.7%が倒壊します。去る3月15日には私の実家がある能登半島で地震が起きました。地震はいつ、どこで起きるかわかりません。公共施設及び民間住宅の耐震化の推進に向け、集中した予算配分を望みます。
 第4は、むだのない市政・提案する議会です。電子入札の導入以降、一般競争入札の落札率が工事で4%低下しました。談合の排除、下請へのしわ寄せの防止、競争力のある業者の育成へさらなる改革が必要です。
 人口急増期に建設した公共施設が更新期を迎えています。小・中学校は建てかえでなく、リニューアルを選択しましたが、財政負担は大きな問題です。公共施設の整備・再配置が課題になっています。これをどのように進めるのか、市民との協働が問われます。
 本会議のインターネット中継、政務調査費のホームページでの全面公開など議会の公開は進みました。課題はチェック機能、政策提案など、議論の中身の改革です。
 最後に、本予算で提案されている子どもの医療費の助成について、一言述べます。
 市民の党が子どもの医療費の無料化に反対したかのように言われています。しかし、私たちは、無料化に反対したことも、所得制限の緩和に反対したこともありません。庶民増税と金持ち減税が進む中、所得の再分配及び助成対象の拡大の点から、所得制限の撤廃に反対したのであり、このことは本会議の議事録を見ていただければ明白です。
 以上、市民・行政・議会の協働のもと、三鷹市基本構想に掲げる高環境・高福祉の実現に向け、力を尽くすことを表明して、2007年度一般会計予算に対する市民の党の賛成討論とします。


◯18番(半田伸明君)  本予算案の最大の特徴は、再開発事業の特別会計の廃止及び介護サービス事業特別会計の新設が関連しているところが最大の特徴だと考えました。したがって、これらを一体として数字を分析をする必要があります。一体として見ると20億7,300万ほどの増ということになりますが、一方の特徴として、補正3号の話があります。補正3号で税収増のほか、景気の変動による臨時の収入という側面もあり、これらにより9億の財調の積み立て増が発生をしております。つまり、当初の予定より収入が多い分、一たん積み立てをして、それをさらに新年度に取り崩すという現象が発生をしているというふうに理解をいたしました。これを勘案すると、11億ちょっとの増額と見ることができます。さらに、このうちの大半が国及び都の支出金である、こういう側面も指摘する必要があります。これらの増額分がおおよそ7億7,000万ほどでございます。そういう見方をすると差額の約4億は自然増という見方ができるかと思います。
 選挙費用という特殊要因を除きますと、この自然増の大半が教育費の支出に予定されておりますが、教育費の各内容も理解をできるものであります。このように見てみますと、実質は18年度予算案と大差ない予算案であるという判断をいたしました。増収分をそのまま積み立てておくか、それとも喫緊の課題に対し支出を見込むか、価値判断が分かれるところでございますが、今回の予算案は、明らかにむだな支出であるという側面ではなく、むしろ福祉にしろ、教育にしろ、いわば必要なものに必要なお金を使っているという側面が見てとれました。未来の子どもたちもこの内容を理解するであろうと判断をいたしまして、本予算案には賛成をいたします。
 さて、今後のことを勘案し、幾つか指摘をさせていただきたいと思います。
 まず、退職手当でございます。本予算案については、人件費が約2億2,900万増額をしておるわけですが、今、各地でですね、マスコミも中心となって退職手当債のことがよくいろいろ騒がれております。我が市の場合はですね、一般財源の範囲内ということで今後やっていくんであろうと思いますが、今後数年間、特にですね、平成20年度以降の部分が私は一番重要じゃないかと思うんですが、今後数年間の退職予定者数、及びそれに伴ってどのくらい費用が増額になるのが見込まれているかというのを、わかる範囲でですね、市報で特集を組むなどして、より詳細な情報公開をしていただきたい、そのように考えます。
 2点目に固定費です。やはり増加傾向です。しかし、これはある程度やむを得ない部分もあろうかと思います。その中で扶助費の増加がちょっと目立ち過ぎますので、その部分、いま一度見直し、固定費削減につなげる努力を求めたいと思います。
 3点目、事業の見直しでございます。本予算案をつぶさに前年度分と比較してみましたが、例えば臨職のみに切りかえて事業が成り立っているケースなど、一定の削減努力はわかります。マイナスシーリングをしたというだけでとどまっている感もあります。今後は、あれもこれもではなく、あれかこれかという時代になっていきます。より抜本的な「選択と集中」の作業を進めていただきたいと考えます。政策財源はそういう過程から生み出されるべきものであると理解をしております。
 最後になりますが、今後はですね、下水道で長期の投資が必要になってきます。そのことも勘案すると、一時的とはいえ、各特別会計を含めたですね、借金の金額が増額をする、そういった時期が必ずやってきます。特別会計を含めてですね、市全体の借金の金額を増加させないよう、一定の見直し努力を今後も続けていただきたいと思います。
 以上、指摘をさせていただきまして、我が会派の賛成の討論といたします。


◯2番(川原純子さん)  予算案に対しまして、公明党を代表しまして賛成討論をさせていただきます。
 本年は、地方分権における三位一体改革の進行により、補助金の削減や住民税のフラット化、定率減税の廃止等の税制の大きな変化が生じ、そして、これに伴う国保の所得比例方式への転換等、市民への激変緩和措置を講じながらの健全性を確保していく予算編成については、まず大綱として、市当局の努力を大いに評価するものです。そして、行財政改革への不断の挑戦は、財政の健全化の前提となるとともに、創造的・投資的予算確保への自助・自立の源泉力となります。同時に、限られた経営資源を6つの最重点プロジェクトとして「選択と集中」にさせたことは、市民の多様な願いを具体的な事業の形として、行政の経営責任とその姿勢を予算を通じて明確に提示されたものと言えましょう。
 そして、個別には公明党の年来からの最近の予算要望について、大胆かつ細目に至るまで丁寧に対応していただき、深く感謝しております。具体的な項目を挙げれば、公共施設の保全・活用に向け、その手法としてのファシリティ・マネジメントの導入。従来の小学校区域地域安全マップを初め、これから作成される防災マップ・洪水ハザードマップ、福祉・災害時支援マップ等も、視覚化、更新化が可能な統合型地理情報システム(GIS)の市民サービスの面から導入されたこと。乳幼児医療費助成制度の所得制限の緩和や、義務教育就学期の医療費の一部助成等の子育て支援策の充実。幼保一元化のモデル事業としてのちどりこども園の開園や、老朽化した西野保育園の建てかえ、また、第四中学校への特別支援心身障がい学級の開設等。また、高齢者、障がい者の住宅支援のための助成制度や、障害者自立支援法の円滑運営とサービス水準の維持に向けた助成の実施。そして、南部図書館設立へも実質的なスタートを切ることができるようになりました。
 このほかにも多々ありますが、厳しい財政事情の中、市民の方々の声にバランスをとりながら精いっぱいこたえていただいた予算案として大いに評価をし、今後は実効的な運用・運営にしっかりと目をとどめていきたいと考えております。以上です。


◯14番(嶋崎英治君)  自治市民21みたかとして、一般会計予算案に討論をさせていただきます。
 私は、たび重なる税制改悪の中で、累進税率が弱められ、高額所得者優遇が図られ、税負担が軽減されてきました。一方で、中低所得者の層の負担が強化されてきました。その結果、市税収入がふえるということになりましたけれども、そのことについては私は喜べる事態ではない、こう認識しています。そうした中で、いかにして市民生活を救済していくのか、事あるたびに市長に対して、セーフティーネットの充実を求めてきたところです。今予算案には一定程度そのことが配慮されていることを私は評価したいと思います。
 税制は、もとより憲法25条が定める、人々が健康で文化的な生活が営めることが保障される応能主義でなければならないと確信しています。しかし、住民税10%フラット化に見られるように、応益主義がはびこり、国の制度として医療・福祉の分野に応益主義が持ち込まれています。これは間違いです。
 三位一体改革は市民にも、市行政にも、そこに働く人々にとっても、私はいいものではないというふうに認識しています。
 私は、命にかかわる施策は直営が好ましいというふうにとらえています。学校給食の民間委託には反対ですし、保育所の民間委託にも賛成できません。子どもの命にかかわる職場で、委託労働者と市職員が混在し、指揮命令に複雑さが伴い、健康や命に影響が出ることを懸念いたします。食や子育ちに営利主義を導入してはならないと考えているからです。
 三鷹市には、都内で中野区に次いで2番目に平和条例を制定し、積極的な平和施策が推進されていることを評価しています。平和条例制定運動にかかわってきた一人として、そのことを誇りに思っています。市民の命と財産を守る市長の責務として、憲法9条と平和条例はとても大きな役割を果たしていると認識しています。憲法9条が改悪され軍事国家になることを、三鷹市の平和施策を絶対主義を基調として進め、予算執行に当たってはそのことを留意してほしいというふうに考えています。憲法25条が市民の暮らしに生かされることを私は願っています。そのために、真の障害者自立支援法がこの三鷹で確立するように、また国保税の負担増により診療控えにならない対策として、一般会計からの繰り入れ。
 外環道、この問題については、地下にも地上にも大きな負荷がかかり、環境に大きな影響が出ることは必至です。今、市民から求められていることは、大きな道路ではなくて、人見街道に典型的に見られるように、車いすですれ違える、人と人とがすれ違える、傘を差して歩ける、そうした生活道路が先だと思います。1メートル当たり道路をつくるだけで1億円かかるという外郭環状道路。だとしたら、本当に命を大切にするということであれば、都を説得して、国を説得して、そうしたことより前に、人見街道など、そうした道路を充実させてほしい、こう思っているところでございます。
 また、30人学級の問題ですが、あと2人減っちゃうと厳しい問題になるんですということを校長や教職員の皆さんから聞きます。そうした心配がなく、本当に健やかな子ども中心の教育ができるように、一刻も早く30人学級の実現を求めて賛成討論といたします。以上です。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第18号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第19号 平成19年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯14番(嶋崎英治君)  それでは、討論させていただきます。
 先ほど申し上げましたけれども、市民税が一律6%フラット化されたことによって、国民健康保険税の負担に大きな変化がもたらされ、高額所得者は軽減され、年収500万円以下の所得層に大きな負担になる。私は、このことについて、一般質問を昨年の9月、そして12月議会などで行い、抜本的な救済を求めてきたところです。
 所得の高低と疾病の罹患率は反比例すると言われています。市税負担増は、それが国民健康保険税負担増、介護保険料の負担にはね返ります。私は、政府の言う、行政サービスを受けるから累進税率ではなく──応能主義ではなく応益主義であることを百歩も二百歩も下がって認めたとしても、負担増になる人々にしっかりと還元していくことが必要だと考えています。したがって、私はこの間、さらなる軽減策を求めてきたところであります。少なくとも市民税、国保税の増収になった部分は、その人々に還元すべきだと考えています。しかし、本予算案は軽減策が十分とは私は言いがたいと思っています。
 以上をもって本予算案に反対いたします。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第19号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第20号 平成19年度三鷹市下水道事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第20号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第21号 平成19年度三鷹市老人医療特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第21号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第22号 平成19年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第22号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第23号 平成19年度三鷹市介護保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯14番(嶋崎英治君)  介護保険事業特別会計について、討論をさせていただきます。
 地方税法の改悪により中低所得階層の負担増があり、そうしたことの結果、保険料収入は15億5,465万3,000円になり、対前年比で6,575万円余増収になります。この増収が、私が従来から主張し改善を求めていることですが、介護保険は社会保障の一環です。しからば所得を再配分する方式で高額所得者に負担をしていただき、その分、中低所得者層の負担を軽減する助け合いの精神に満ちた保険料に改善すべきですが、不十分だと思います。
 また、三鷹市の新年度方針は、「普及啓発により介護予防事業の利用拡大を促進し」となっていますが、それで利用拡大するというふうには思えません。私は、この介護予防サービスに重点を移行することに対しては、計画段階から疑問を提起してきました。要介護度が低くても、現実にヘルパーさんの支援がなければ日常生活が成り立たない高齢者は、今後、増加の一途だと思います。介護予防サービスを受け、よしんば要介護度の進行をおくれさせることが若干できたとしても、加齢により日常生活への支援が欠くことができなくなります。
 この介護予防事業は、日本列島至るところで予想をはるかに下回った利用者数です。この政策は失敗したと私は認識しています。サービス提供者にも、サービスを受ける側にとっても何もいいことがない。そこへの救済策が不十分であることを指摘して、本予算案についての反対討論といたします。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第23号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第24号 平成19年度三鷹市受託水道事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯14番(嶋崎英治君)  受託水道事業特別会計について、賛成討論をさせていただきます。
 アスベスト材が使用されている水道管をダクタイル鋳鉄管への布設がえは、導水管を含めて早急に実施すべきであることを私は主張し、求め続けてきたところです。07年度で完遂する予定であることは評価したいと思います。安全でおいしい水の確保は、市民の大きな願いと同時に、市職員の仕事への大きな誇りです。水源の井戸の確保は積極的に進めていきたいのと、もう一つ、多摩地区の中で水道事業を丸ごと民間委託化計画があるやに聞いています。毒物混入を未然に防いだりするためにも、市の責任を全うする形で配水場、浄水場の維持管理を進めていただきたいと考えています。配水場、浄水場が無人化にならないように要望して、本会計予算案に賛成をいたします。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第24号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第7 議案第27号 国・東京都が計画している外郭環状道路計画に対する三鷹市の最終意
               見を市民全体の意思確認で表明するための三鷹市住民投票条例
    日程第8 議案第28号 公平委員会委員の選任について


◯議長(石井良司君)  この際、日程第7 議案第27号及び日程第8 議案第28号の2件を一括議題といたします。
                   〔書記朗読〕
 提案理由の説明を求めます。市長 清原慶子さん。
                〔市長 清原慶子さん 登壇〕


◯市長(清原慶子さん)  ただいま上程されました議案第27号及び議案第28号の2件につきまして、御説明申し上げます。
 議案第27号 国・東京都が計画している外郭環状道路計画に対する三鷹市の最終意見を市民全体の意
       思確認で表明するための三鷹市住民投票条例
 この議案は、三鷹市井の頭三丁目32番9号、佐藤 壽さん、三鷹市牟礼二丁目14番6−705号、豊田詠史さん、三鷹市上連雀一丁目21番11号、福本昭夫さんを請求代表者として、三鷹市自治基本条例第35条に基づきまして、3月9日に本住民投票条例による住民投票の実施請求がなされましたので、請求代表者から出されました本住民投票条例とこの条例に対する市長の意見を付して議会に送付するものでございます。
 議案第28号 公平委員会委員の選任について
 この議案は、公平委員会委員の田中和子さんが平成19年3月31日をもって辞任することに伴いまして、その後任委員として新たに河野純子さん、本名飛田純子さんを選任したいので、議会の御同意をお願いするものでございます。
 河野純子さんにつきましては、略歴書により主な経歴を御紹介させていただきます。
 河野さんは、昭和33年の生まれで、三鷹市下連雀にお住まいです。昭和60年4月に弁護士の登録をされて、昭和60年4月から平成9年6月までのコスモ法律事務所勤務を経て、平成9年7月にソフィア法律事務所を開設され、現在に至っておられます。
 以上が河野純子さんの略歴でございます。
 提案理由の説明は、以上でございます。
 よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                午後2時36分 休憩



                午後4時00分 再開
◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
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◯議長(石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 5番 緒方一郎君、登壇願います。
                〔5番 緒方一郎君 登壇〕


◯5番(緒方一郎君)  先ほど開会されました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた事項について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程された市長提出議案2件についての取り扱いを協議いたしました結果、議案第28号については、本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。また、議案第27号については、住民投票実施請求代表者に意見を述べる機会を与えることに当たり、その日時、場所、人数、時間を議決した後、延会とし、あす3月29日に住民投票実施請求代表者の意見陳述を行い、即決とすることが妥当であるという結論を見ました。
 以上、本委員会に諮問された議案の取り扱いについての協議結果を報告いたします。どうぞよろしくお願いをいたします。


◯議長(石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第28号 公平委員会委員の選任について、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。議案第28号は原案に同意することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第27号 国・東京都が計画している外郭環状道路計画に対する三鷹市の最終意見を市民全体の意思確認で表明するための三鷹市住民投票条例、本件につきましては、三鷹市自治基本条例第35条第4項の規定により、住民投票実施請求代表者に意見を述べる機会を与えなければならないとともに、意見を述べる請求代表者の数を定めることとなっております。
 よって、請求代表者の人数を3人以内とし、3月29日午前9時30分から本会議において、陳述時間は全体で30分以内で意見を述べる機会を与えたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  本日は、これをもって延会いたします。
 なお、次回の本会議は3月29日午前9時に開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。どうも御苦労さまでございました。
                午後4時03分 延会