■みたか議会だより第338号 7面■  ▼三鷹市議会ホームページに戻る際には、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください。 ▽常任委員会管外視察  三鷹市議会では、全国の自治体で実施されている特色ある施策や先進事例を視察し、今後のまちづくり等の参考とするため、各常任委員会で管外視察を行っています。視察の成果は、今後の委員会活動はもとより、市行政に反映させていきます。なお、管外視察結果報告書の詳細な内容については、市議会ホームページ「委員会の結果」ページ下部の「常任委員会管外視察結果」からご覧になれます。 ▼≪常任委員会管外視察≫ ◇総務委員会 10月7日〜10月8日 吹田市(大阪府) 災害マネジメント総括支援員 吹田市危機管理センター 大垣市(岐阜県) 防災DXの取組 ◇文教委員会 10月16日〜10月17日 大和郡山市(奈良県) 不登校対策総合プログラム 羽島市(岐阜県) 部活動の地域移行 ◇厚生委員会 10月23日〜10月24日 茨木市(大阪府) 茨木市文化・子育て複合施設 おにクル 岡山市(岡山県) 在宅介護総合特区「AAAシティ岡山」 ◇まちづくり環境委員会 10月8日 岐阜市(岐阜県) 自動運転バスの実証実験 ▼総務委員会 ◇吹田市(大阪府) ◆災害マネジメント総括支援員  本市では、大規模災害発生時に他自治体や関係機関等からの応援を円滑に受け入れ、早期の被災者支援につなげていくため、受援応援計画を策定することとしています。そこで、その取り組みの参考とするため、先進事例である吹田市を視察しました。吹田市では、令和6年能登半島地震における災害マネジメント総括支援員の派遣を通し見えてきた課題(初動体制の確立、受援計画の整備等)に取り組んでいます。 ◆吹田市危機管理センター  本市では、総合防災センターで災害対策本部の運営などを行うとともに、災害情報システムを導入し、危機管理体制の強化を図っています。そこで、その取り組みの参考とするため、先進事例である吹田市を視察しました。吹田市では、様々な災害が起こったときに、災害対策本部や災害対応オペレーションシステムを瞬時に立ち上げ、素早い対応ができるよう、災害対応機能のワンフロア化・常設化を行っています。 ◇大垣市(岐阜県) ◆防災DXの取組  本市では、デジタル技術を活用し、被災状況などの情報を効率的かつ効果的に収集・共有し、円滑な避難誘導等につなげるとともに、デジタル技術を活用した共助の仕組みの構築を進めています。そこで、その取り組みの参考とするため、先進事例である大垣市を視察しました。大垣市では、公民連携でデジタル防災訓練の実施、避難所受付支援システムや防災備蓄管理システムなどの実証実験に取り組んでいます。 ▼文教委員会 ◇大和郡山市(奈良県) ◆不登校対策総合プログラム  本市では、長期欠席、不登校状況にある児童・生徒の支援に向けて、令和2年度に適応支援教室A―Roomを開設し、個別学習やカウンセリング等に対応できる環境を整備しました。また、令和5年度に支援の在り方に関する研究会を設置し、6年度には小学校4校に支援員を配置して校内別室支援を開始しました。そこで、更なる支援の参考とするため、先進事例である大和郡山市を視察しました。大和郡山市は平成16年度に国の構造改革特区の指定を受け、不登校児童・生徒向けに教育課程を弾力化した学科指導教室を開設しました。同教室は令和5年度に不登校特例校に指定され、児童・生徒の社会的自立を目指し新たなスタイルの学びを提供しています。 ◇羽島市(岐阜県) ◆部活動の地域移行 本市では、新たな地域クラブ活動のモデル実施として、令和4年度に地域合同部活動空手道部を立ち上げました。また、地域と連携し、休日の部活動の指導を担う部活動指導員の拡充に取り組むとともに、学校以外の主体が運営し、中学生の自発的参加により行う地域クラブ活動の立ち上げを支援しています。そこで、部活動の地域移行の在り方の参考とするため、先進事例である羽島市を視察しました。羽島市では、令和6年度から市内全中学校において、休日の運動部活動の指導を各校区内の総合型地域スポーツクラブの指導員が担っています。さらに、今後は文化部の休日の活動についても地域移行を検討していく方向です。 ▼厚生委員会 ◇茨木市(大阪府) ◆茨木市文化・子育て複合施設 おにクル  本市では、子育て世代包括支援センター機能の充実と妊娠期から切れ目のない子ども・子育て支援に取り組むとともに、子どもの森♀本プランを策定し、子どもから全ての世代の市民が憩える三鷹駅前のまちづくりを目指しています。そこで、今後の子育て支援や子どもを中心とした環境整備の参考とするため、先進事例である茨木市を視察しました。複合施設「おにクル」には、まちなかの森をコンセプトにした屋内こども広場、母子保健機能と児童福祉機能を集約したこども支援センター、多目的ホール、オープンギャラリー、音楽スタジオ、図書館、市民活動センター、会議室、プラネタリウムなどが入り、地域のにぎわいと交流を創出しています。 ◇岡山市(岡山県) ◆在宅介護総合特区「AAAシティ岡山」  本市では、高齢者の介護予防を健康福祉総合計画2022(第2次改定)の中に位置づけて推進しています。また、福祉Laboどんぐり山の在宅医療・介護研究センターでeスポーツなど民間企業による先進的な取り組みを実践しています。そこで、更なる介護予防の推進の参考とするため、先進事例である岡山市を視察しました。岡山市は平成25年に国から総合特区の指定を受け「AAA(アクティブ、エイジレス、アドバンスト)シティ岡山」の取り組みを推進しています。介護サービス事業所のADL維持等加算の制度など、介護予防や介護度改善に資する制度の提案と実現にも貢献しています。 ▼まちづくり環境委員会 ◇岐阜市(岐阜県) ◆自動運転バスの実証実験  本市では、誰もが安全で安心して快適に移動できる公共交通環境の整備を目指しており、みたかバスネットの抜本的な見直しに向け、令和4年度から交通不便地域への対応として市内一部地区においてAIデマンド交通による実証運行を行っています。そこで、交通ネットワークの将来的な在り方の参考とするため、先進事例である岐阜市を視察しました。岐阜市では、人口減少や高齢化が進行する中、持続可能な公共交通ネットワークの構築を目指し、運転手不足や安全対策などの課題に対する一つの解決策として、公共交通への自動運転技術の導入に向けて、段階的に取り組んできました。令和2年度に県内で初めてとなる、中心市街地の公道を自動運転バスが走る実証実験を行い、令和5年度に中心市街地では全国初となる自動運転バスの5年間の継続運行を開始しました。更に、令和6年度には信号協調システムの検証を実施し、レベル4(ドライバーフリー)での自動運転実現に向けた技術の有効性を確認しました。今後は、5年間の継続運行期間中に、走行環境の整備や技術開発、自動運転バスの認知度及び理解の向上と意識の醸成など、段階的なインフラ整備と社会受容性の更なる向上に取り組み、路上駐車抑制などの課題を抽出し、対応策を検討することで、レベル4での自動運転の実現を目指すこととしています。また、自動運転を様々な地域へ幅広く展開するための運行・運営体制の構築に取り組み、公共交通への自動運転技術の導入を目指しています。 ■三鷹市議会■ 〒181-8555 三鷹市野崎一丁目1番1号 電話 0422-44-0249 FAX 0422-45-1031 三鷹市議会ホームページ https://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/ Copyright (C) Mitaka City. All rights reserved.