■みたか議会だより第334号 7面■  ▼三鷹市議会ホームページに戻る際には、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください。 ▽常任委員会管外視察  三鷹市議会では、全国の自治体で実施されている特色ある施策や先進事例を視察し、今後のまちづくり等の参考とするため、各常任委員会で管外視察を行っています。視察の成果は、今後の委員会活動はもとより、市行政に反映させていきます。なお、管外視察結果報告書の詳細な内容については、市議会ホームページ「委員会の結果」ページ下部の「常任委員会管外視察結果」からご覧になれます。 ▼≪常任委員会管外視察≫ ◇総務委員会 10月5日 木更津市(千葉県) 電子地域通貨「アクアコイン」の取組 ◇文教委員会 10月2日 豊橋市(愛知県) 豊橋市まちなか図書館 ◇厚生委員会 10月16日〜10月17日 明石市(兵庫県) あかしこども広場 認知症あんしんプロジェクト 生駒市(奈良県) 介護予防事業 ◇まちづくり環境委員会 10月17日〜10月18日 新潟市(新潟県) BRTの導入と新バスシステム 熊谷市(埼玉県) ゾーン30プラスの整備 ▼総務委員会 ◇木更津市(千葉県) ◆電子地域通貨「アクアコイン」の取組  本市では、ボランティア活動や地域活動などを支援するとともに、コミュニティ及び地域経済の活性化を図り、地域課題の解決や地域のにぎわいを創出することを目的として、令和4年12月から試行運用として「三鷹市地域ポイント事業」を開始し、令和6年度からの本格運用を目指しています。令和6年度からは、利用者が現金でチャージする電子マネーである「地域マネー」の導入とともに、ポイント決済できる市内店舗の拡充も予定しています。そこで、その取り組みの参考とするため、先進事例である木更津市を視察しました。木更津市においては、今後の総人口の減少やさらなる少子高齢化が見込まれるとともに、地域自治の基本である自治会の加入率が徐々に減少しています。そのような中、将来にわたって持続可能な地域をつくるため、職員によるプロジェクトチームである「14万市民がつながるきさらづデジタル2020チーム」において、3つのテーマとして、(1)電子地域通貨を活用し、市域内の経済循環を高めること、(2)スマートフォンを活用した情報インフラを整備すること(市政情報等を集約(情報の発信と収集)する市独自のアプリの開発)、(3)ICTを活用し、庁内事務の迅速化・効率化を推進することについて検討し、「ICTの推進に関する報告書」を取りまとめました。これを受けて、平成30年3月に「地域ICT推進プラン」が策定され、電子地域通貨アクアコインが市の施策に位置づけられています。 ▼文教委員会 ◇豊橋市(愛知県) ◆豊橋市まちなか図書館  本市では、「三鷹市立図書館の基本的運営方針」において、目指す図書館像に「人と本と情報がつながり、市民に役立つ身近な図書館」を掲げ、地域の情報拠点及び全ての市民の豊かな読書活動の拠点としての図書館活動を推進するとともに、市民に寄り添う図書館活動により、人と人が交流するまちづくりを目指しています。そこで、「知と交流の創造拠点」としての図書館の在り方の参考とするため、先進事例である豊橋市を視察しました。豊橋市まちなか図書館は令和3年11月、豊橋駅東口地域に建設された再開発ビル内に開館しました。同図書館では、図書館を市民に身近なものとするため、館内にBGMを流し、カフェを併設しているほか、会話や飲食を楽しみながら誰でも気軽に利用できる空間づくりを行っています。また、利用者の固定化や年齢層の偏り、現役世代や若年利用者層の利用低迷といった課題に対応し、新たな利用者層の発掘を目指すため、図書資料の配架は、従来の図書館で使用されてきたNDC(日本十進分類法)の分類基準(総記、哲学、歴史、社会科学、自然科学、技術、産業、芸術、言語、文学に分類する方法)にとらわれず、独自のテーマ配架(各ゾーン・スペースのコンセプトに沿った図書を司書が選定し、まとめて並べる方法)を導入しています。さらに、トークショー、ワークショップ、留学生との交流会、まちかど保健室等のイベントを積極的に開催し、同図書館が活字以外の生きた情報の発信や新たな交流の場となるよう取り組んでいます。 ▼厚生委員会 ◇明石市(兵庫県) ◆あかしこども広場  本市では子どもの森♀本プランを策定し、三鷹駅前が子どもから始まり世代を超えて全ての市民が憩える空間となるまちづくりを目指しています。そこで、その取り組みの参考とするため、先進事例である明石市を視察しました。明石市では、明石駅前の複合ビル「パピオスあかし」の中に、幅広い年齢の子育てをサポートするため、あかしこども広場を整備しています。 ◆認知症あんしんプロジェクト  本市では、認知症の高齢者等が安心して暮らせるまちづくりを進めるとともに、「認知症にやさしいまち三鷹」の実現を目指す条例の制定を検討しています。そこで、今後の認知症施策の参考とするため、先進事例である明石市を視察しました。明石市では、認知症診断費用の助成や認知症と診断された人に給付金の支給を行うとともに、当事者とその家族の負担を軽減するために、宅配弁当のチケット等の無料サービス券を配付しています。 ◇生駒市(奈良県) ◆介護予防事業  本市では、令和5年12月開設の「福祉Laboどんぐり山」において、民間企業による先進的な介護予防の実践などの事業を行うことを予定しています。そこで、さらなる介護予防の推進の参考とするため、先進事例である生駒市を視察しました。生駒市では、支援を要する高齢者を把握するため、75歳以上の市民に基本チェックリストを年1回送付し、生活機能低下者を発見し、早期に自立の状態に回復させるための取り組みを推進しています。 ▼まちづくり環境委員会 ◇新潟市(新潟県) ◆BRTの導入と新バスシステム  本市では、満足度と質が高く、誰もが安全で安心して快適に移動できる公共交通環境の整備を目指しており、令和4年度からは市内一部地区においてAIデマンド交通や小型EVバスによる実証運行を行っています。そこで、今後の交通ネットワークの将来的な在り方の参考とするため、先進事例である新潟市を視察しました。新潟市では、将来にわたって持続する公共交通の実現を目指すため、BRTの導入と併せて乗換拠点などを整備し、まちなかのバス路線を効率的に再編・集約することで、全市的なバス路線再編を図る「新バスシステム」を平成27年から開始しており、バス利用者数の増加や交通の円滑化と環境負荷の低減につなげています。 ◇熊谷市(埼玉県) ◆ゾーン30プラスの整備  本市では、快適な歩行空間の整備やバリアフリー化を推進するとともに、交通量の増加や生活道路への車両の流入などにより道路環境の変化があった地区において、歩行者等の通行の安全性や快適性の確保のため、緊急安全対策に取り組んでいます。そこで、生活道路における安全対策の参考とするため、先進事例である熊谷市を視察しました。熊谷市では、一部地域における通り抜け車両が多いルートへ、速度が出ないような対策としてハンプやラバーポールなどの物理的デバイス等を設置するゾーン30プラスの整備に取り組んでいます。また、他地域でも整備を計画するなど更なる安全性の向上に取り組んでいます。 ■三鷹市議会■ 〒181-8555 三鷹市野崎一丁目1番1号 電話 0422-44-0249 FAX 0422-45-1031 三鷹市議会ホームページ https://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/ Copyright (C) Mitaka City. All rights reserved.