■みたか議会だより第324号 第3面■  ▼三鷹市議会ホームページに戻る際には、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください。 ▽令和2年度決算審査報告の概要 ▼審査報告(要旨)  『河村市長の就任後初めての本格予算の編成となった令和2年度の本市の予算執行は、一般会計の歳入決算額は923億6千300万円余で、前年度比191億2千700万円余、26・1%の増、また歳出決算額は894億3千200万円余、前年度比174億1千800万円余、24・2%の増であり、予算に対する収入率は96・4%、執行率は93・4%であった。また、歳入歳出の差引き額は29億3千万円余で、翌年度への繰越財源額を差し引いた実質収支は、27億8千200万円余となった。一方、全会計における歳入決算額は1千279億2千200万円余で、前年度比153億7千万円余、13・7%の増、歳出決算額は1千246億5千800万円余、前年度比136億4千600万円余、12・3%の増であり、予算に対する収入率は96・3%、執行率は93・9%となる中での執行となった。このような状況の中、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、「新型コロナウイルス感染症緊急対応方針」で取組の方向性を示しながら、暮らしに密着したきめ細かな支援や対策を最優先としつつ、「新都市再生ビジョン(仮称)」の策定に向けた取組、三鷹市PCRセンターの設置及び運営、プレミアム付商品券事業の実施、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業の推進、児童・生徒1人1台タブレット端末の整備など、各施策を推進することで、基本構想が掲げる「人間のあすへのまち」の実現に向けて、「高環境・高福祉のまちづくり」を進めたところである。当該決算年度の財政指標は、経常収支比率が89・4%となり、前年度との比較で0・4ポイントの減となったほか、公債費比率、人件費比率についても財政目標を達成した。また、新型コロナウイルス感染症の影響による事業の中止や延期、手法の変更などにより、歳出の執行率が大幅な減となり、一般会計で27億8千200万円余の実質収支が生じることとなったが、今後もコロナ禍への対応をはじめ、厳しい財政状況が見込まれることから、引き続き健全な財政運営を期待するものである。本委員会は、このような状況を踏まえつつ、令和2年度における予算執行とその行政効果等について、鋭意審査を進めた結果、本決算議案についてはいずれも原案を認定すべきものと決定した。』  委員会は次の附帯意見を付し、市理事者に対して、それらに十分配慮した市政の執行を要望しました。 ▼附帯意見 ◇一般会計〔歳入〕 1 コロナ禍で予想される財政支出を鑑み、国及び東京都に対して地方財源の拡充を求めること。 ◇一般会計〔歳出〕 ◆総務費 1 新型コロナウイルスワクチン接種実施本部の設置による各職場への影響を踏まえ、職員定数の見直しや柔軟で機動的な組織体制の確立について検討すること。また、多様な働き方を推進するため、在宅勤務のさらなる活用を進めるとともに、職員配置の在り方についても検討すること。 2 ふるさと納税の返礼品については、公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団の協力を得る等の工夫をしながら、三鷹市らしい返礼品を検討すること。 3 新都市再生ビジョン(仮称)の策定に当たっては、三鷹駅前再開発についての課題や期待する効果を明確にしてスピード感を持って進め、市庁舎・議場棟等の建て替えについては実現に向けて早急に取り組むこと。 ◆民生費 1 令和3年4月に目標としていた保育園の待機児童解消、学童保育所の待機児童解消に向けて、今後も計画的に取り組むこと。 ◆衛生費 1 新型コロナウイルス感染症への対応策については、国・東京都の状況を注視し、市民・事業者にとって必要な施策を迅速に進めること。 ◆教育費 1 学校給食費の公会計化に向けて取り組むこと。 2 タブレット端末の活用に当たっては、特に個別最適化された学びの実現やオンライン学習に最大限生かせるよう、効果的使用方法について絶えず研究を行うこと。 3 小・中学校における新しい生活様式の対応に当たっては、引き続き感染症防止対策を行い、児童・生徒の安全を確保するとともに、学びの機会を保障すること。 ◇【決算審査特別委員】 委員長  伊東 光則 副委員長 粕谷  稔 池田 有也 谷口 敏也 野村 羊子 宍戸 治重 前田 まい ▽監査委員の意見  審査に付された一般会計をはじめ、各特別会計の歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び各基金の運用状況を示す書類、下水道事業会計の決算書及び決算附属書類は、重要な点において、法令に適合し、かつ正確であると認められた。  厳しい財政状況下にあって、各部における主体的な経営努力により限られた財源を有効に活用し、計画した諸事業を実施してきたこと、地方公営企業法適用初年度としておおむね適正に事業運営がなされたことを評価する。健全な行財政運営を継続するとともに、活力に満ちたまちづくりの実現を願う。 ▽委員会の活動 令和3年7月から9月 ▼総務委員会 ◇8月2日 【行政報告】  まちづくり研究員の取組について  学生によるミタカ・ミライ研究アワードについて  市民参加でまちづくり協議会について  みたか平和資料コーナーの拡充について  情報セキュリティに関する取組 ◇9月9日、14日 【議案】  令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第7号)  三鷹市牟礼老人保健施設大規模改修工事請負契約の締結について  =以上2件、原案可決 【請願】  消費税率の引下げとインボイス制度の実施中止を求めることについて  =不採択 【行政報告】  「基本構想」と「基本計画」の改正等の考え方について  人権基本条例(仮称)制定に向けた進め方について  市民参加でまちづくり協議会について  住民情報システムの共同利用(東京自治体クラウドの導入)について  新型コロナウイルスの感染状況を踏まえたイベント対応について ◇9月30日  総務委員会審査報告書の確認について ▼文教委員会 ◇8月5日 【行政報告】  令和3年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(令和2年度分)報告書について  令和2年度に発生した三鷹市立小・中学校における体罰等の実態について  服務事故の再発防止に向けた取組の徹底について  学園・学校の管理運営における児童・生徒の意見を聞く機会の確保について  三鷹スクール・コミュニティ推進会議の設置について  大沢野川グラウンドの復旧・整備に向けた基本設計について  ふるさと納税を活用した三鷹市立アニメーション美術館の運営支援について  三鷹中央防災公園・元気創造プラザ 施設運営の基本的な考え方について  三鷹跨線人道橋に関するこれまでの経過について  ほか2件 ◇9月10日 【議案】  三鷹市総合スポーツセンター及び三鷹市生涯学習センターの指定管理者の指定について  三鷹市新川テニスコート及び三鷹市大沢総合グラウンドの指定管理者の指定について  =以上2件、原案可決 【行政報告】  東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みについて  新型コロナウイルス感染症への対応状況について  令和4年度使用小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書について  三鷹教育・子育て研究所三鷹のこれからの教育を考える研究会最終報告について  新都市再生ビジョン(仮称)における学校施設長寿命化計画(仮称)策定に向けた基本的な考え方(主な内容)について ◇9月30日  文教委員会審査報告書の確認について ▼厚生委員会 ◇8月4日 【行政報告】  三鷹市新型コロナウイルスワクチン接種について  三鷹市新型コロナウイルスワクチン接種実施計画(2・0版) ◇9月14日 【行政報告】  新型コロナウイルスワクチン接種について  旧どんぐり山施設利活用プロジェクト「福祉Laboどんぐり山(仮称)」事業計画の策定について ▼まちづくり環境委員会 ◇8月6日 【行政報告】  三鷹市コミュニティバス将来的なあり方方針(素案)パブリックコメントの結果について  駐輪場の整備について  三鷹台駅前広場の整備案について  三鷹跨線人道橋に関するこれまでの経過について ◇9月13日 【議案】  三鷹中央防災公園の指定管理者の指定について  =原案可決 【行政報告】  三鷹台駅前周辺地区土地利用の方針(原案)について  新都市再生ビジョン(仮称)策定に向けた基本的な考え方  国立天文台周辺のまちづくりについて ◇9月30日  まちづくり環境委員会審査報告書の確認について ▼東京外郭環状道路調査対策特別委員会 ◇9月22日 【行政報告】  北野情報コーナーについて  外環事業に係る取組み状況について ▼調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会 ◇9月22日  議会閉会中継続審査申出について ▼三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会 ◇9月24日  議会閉会中継続審査申出について ▽「声の議会だより」をご利用ください  本紙の内容をカセットテープ及びデイジー版CDに録音した「声の議会だより」を発行しています。ご希望の方にお届けしていますので、議会事務局までご連絡ください。 ■三鷹市議会■ 〒181-8555 三鷹市野崎一丁目1番1号 電話 0422-44-0249 FAX 0422-45-1031 三鷹市議会ホームページ https://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/ Copyright (C) Mitaka City. All rights reserved.