■みたか議会だより第313号 第4面■  ▼三鷹市議会ホームページに戻る際には、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください。 ▽代表質疑  3月1日の本会議で、各交渉会派(所属議員3人以上の会派)の代表者5人が平成31年度予算について質疑を行いました。要旨は次のとおりです。 ▼市庁舎建て替え日本郵便株式会社と協定を結ぶな ◇いのちが大事 伊沢 けい子 議員 議員 市は市庁舎・議場棟等の建て替えについて、三鷹郵便局との一体的な整備に向け、日本郵便株式会社と基本協定を結ぼうとしている。200億円かけて建て替えることに、市民は全く合意できておらず、協定締結を交わすべきでないと考える。見解を伺う。 市長 現在、基本構想の策定の途中であり、目安として示したのが200億円という上限の額である。締結の予定は撤回しない。 議員 どんぐり山を廃止すべきでないという市民の声は今も根強い。存続させるべきではないか。 市長 平成30年第1回三鷹市議会定例会において廃止に係る条例が可決されており、存続は考えていない。 議員 本市の学童保育所の待機児童が増加傾向にある中、大型マンションが建設される。学童保育所を増設すべきではないか。 子ども政策部長 子育てニーズ調査の結果を踏まえ、引き続き学童保育施設の確保に取り組んでいきたい。 議員 不登校、貧困、虐待などで苦しむ子どもが増えており、児童館は役割を増している。児童館を増設し、子どもたちの居場所を増やすべきではないか。 子ども政策部長 新たに整備する予定はないが、セーフティーネット機能が果たせるよう取り組んでいく。 議員 生涯学習センターの利用率は、使用料が無料だった社会教育会館の半分ほどである。使用料を無料化し、利用の促進をすべきと考える。所見を伺う。 スポーツと文化部長 施設の状況が異なるので、単純な比較は難しい。使用料については適切だと考える。 〈その他の質問〉休日診療所、休日調剤薬局等の一体的な整備/職員及び教職員の働き方改革についてなど ▼未来志向の視点に立ち多様な市民参加と協働を ◇自由民主クラブ 渥美 典尚 幹事長 議員 平成31年度の本市の施政方針には、国連が掲げる国際目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の達成に即した取り組みを進めるとある。SDGsについての市長の認識を伺う。 市長 持続可能で誰一人取り残さない未来を創るためには、基礎自治体が草の根の取り組みを進めていくことが大切だと認識する。 議員 読売新聞に日本史研究家の磯田道史氏の「防災とは嫌われる決断」というタイトルのコラムが掲載された。この言葉についてどう受け止めるか伺う。 市長 市民の財産・生命を守るため、嫌われる決断と思われても、積極的かつ継続的に防災対策の推進を図る必要があると認識する。 議員 市庁舎・議場棟等の建て替え事業の課題については、市民に分かりやすく説明をする義務があると考える。今後の対応を伺う。 市長 現在、公会堂の建て替えの有無を含めた配置プランを検討する段階にあり複数のプランが固まった段階で説明をしていきたい。 議員 三鷹駅南口中央通り東地区再開発については、何年もの間、事業推進が難航している。対応を伺う。 市長 建物の老朽化も懸念されるので、引き続きUR都市機構と連携して、早期事業化を目指し、地権者の合意形成や関係機関との協議・調整をしていきたい。 議員 本市、立川市、日野市の3市が進めている自治体クラウドに関する共同事業において、事業者選定に関する検討課題を伺う。 市長 自治体クラウドの調達に当たっては、情報セキュリティが確保されたシステムが導入できるよう3市で連携して取り組みたい。 〈その他の質問〉消費税増税の影響/多世代交流センターの役割についてなど ▼三鷹に住んで良かったと思えるまちづくりを ◇公明党 赤松 大一 副幹事長 議員 少子高齢化、貧困、孤独死など、現代社会の問題を解決すべく、一人一人に寄り添った支援が行政に求められている。施政方針で誰一人として取り残さない三鷹の未来を創るとしているが、どう展開するのか。 市長 民学産公の多様な主体がSDGs等の目標を共有し、変革を続けることが重要であり、市民に寄り添った丁寧な取り組みの推進が必要だと考えている。 議員 台風等による都市型水害対策を国、都、調布市と進めているが、効果等を検証して定期的に4者で協議することが必要だ。今後の取り組みについて伺う。 市長 中仙川の改修工事を進めるとともに、中原への雨水貯留施設の設置工事に取り組む。工事完了後も4者で効果を検証し、必要に応じて協議を進めていく。 議員 身近な自治体としての子ども・子育て支援のあり方について所見を伺う。 市長 少子化が進む中、全ての子どもの健やかな育ちを地域社会全体で支える支援を重視してきた。今後も全市民の理解・協力を得ながら、充実を図っていく。 議員 在宅子育て支援と施設保育が連携し、総合的に子ども・子育て支援ができるような環境整備が必要だ。進捗状況について伺う。 市長 本年4月に認可保育園を4園新設し、1園で親子ひろば事業を、1園で一時保育事業を実施する。保護者が不安を抱きやすい乳幼児期を支援していく。 議員 食品ロスの削減目標を掲げ、全市での一層の取り組みを進めるべきだ。 生活環境部長 三鷹市食べきり運動の協力店は目標を上回った。引き続き全市的な取り組みの充実を図る。 〈その他の質問〉予算編成の重点テーマ/介護人材確保/防災対策についてなど ▼市民生活の実態把握と多様性を重視した施策を ◇民主緑風会 岩見 大三 幹事長 議員 平成30年6月に実施した市民満足度・意向調査に係る分析結果と信頼度、満足度向上及び課題認識について所見を伺う。 市長 全体的に一定の評価があったものと受け止めているが、プロジェクトの中には満足度が下がっているものもある。限られた財源で最大限の効果が出るよう工夫をこらしていきたい。 議員 急激な高齢化と少子化等に対応するための費用に関する収支見通しと新たな財政収入について伺う。 市長 歳入歳出の推計の見通しを立てて財政運営に臨むとともに、財源確保についてはネーミングライツ等を活用しながら、本市へふるさと納税をしてもらえる仕組みを検討する。 議員 今般、児童虐待に対する意識が高まっている。本市と他の行政機関等との連携及び加害者への更生プログラム等について伺う。 市長 東京都等が実施する研修等を活用し、職員のスキルアップ等に努めるとともに、児童相談所での専門的な相談支援やプログラム等を活用し支援していく。 議員 都市の再生、公共施設の耐震化等は市民の生命と財産を首都直下地震等の災害から守るためのものだ。このことを広く市民に理解してもらうことが重要と考える。所見を伺う。 市長 市民参加の取り組みを進める中で、都市再生の意義を丁寧に説明するとともに、意見を聞きながら、それを反映していくことが重要なものと考える。 議員 LGBTへの取り組み等、多様性を重んじる本市のあり方について伺う。 市長 議会や市民と共に考え、議論し多様性を重んじる本市の望ましい未来へと進んでいきたい。 〈その他の質問〉介護人材の確保/主権者教育についてなど ▼市庁舎建て替え時期は市民意見を踏まえ再考せよ ◇日本共産党 大城 美幸 幹事長 議員 本市庁舎は建物の耐震強度から見て、コンクリートの耐用年数の60年から更に数十年持つとの建築士の見解がある。現在の庁舎を大切に使い、100年持たせることが重要ではないか。 市長 発災時、迅速に対応するには庁舎機能の移転のリスクを避ける必要があり、建て替えによる耐震性の向上が求められている。 議員 子どもの医療費助成の所得制限を、小学生について撤廃することは歓迎だ。一方で、昨年、18歳までの窓口負担も含めた完全無償化を要望したところだ。せめて中学生までの所得制限を撤廃できないか伺う。 市長 社会保障関連経費が増高する中、持続可能な取り組みとして、小学生までの所得制限を撤廃とした。 議員 どんぐり山廃止後の施設の利用について、民間事業者に譲ることは考えられないか。見解を伺う。 健康福祉部調整担当部長 今後、検討を進めていく。 議員 三鷹駅前の再開発については、施政方針では触れられていない。もっと積極的に地権者や市民と対話し、ビジョンを考えるべきではないか。見解を伺う。 市長 施工者はUR都市機構であり、地権者も多く、一定の困難があるが、スピーディーに取り組むべき課題だ。本市は推進役としての機能を果たしていく。 議員 外環道工事におけるシールドマシンによる掘進の安全性について、本市独自の検証を行ったか。安全と判断した根拠を問う。 都市整備部長 有識者にて構成される、東京外環トンネル施工等検討委員会において、安全に掘進できることを確認している。 〈その他の質問〉消費税増税による使用料等への転嫁/学童保育所の待機児童/国保税引き下げについてなど ■三鷹市議会■ 〒181-8555 三鷹市野崎一丁目1番1号 電話 0422-44-0249 FAX 0422-45-1031 三鷹市議会ホームページ http://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/ Copyright 2007 Mitaka City Assembly. All rights reserved.