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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成30年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2018/12/14 平成30年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2018/12/14 平成30年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。ただいまから東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、おはようございます。委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。報告事項の1番目、アのふたかけ上部空間等のゾーニングについて、資料1のほうで御説明いたします。
 資料1の1ページをごらんください。平成30年11月29日に、平成28年度に開催した北野の里(仮称)まちづくりワークショップの共催者である東京都に対し、中央ジャンクション(仮称)ふたかけ上部空間等を含めた北野の里(仮称)のゾーニングについて提案を行い、ふたかけ上部空間等の公園的な位置づけなどにかかわる市への支援と協力を要請しました。
 中段、3段落目をごらんください。市は、ふたかけ上部空間等について、環境施設帯としての基本的な整備は「対応の方針」に基づき事業者が行うべきと考えています。さらに、ふたかけ上部空間等を北野の里(仮称)のシンボルとなる公園として永続的に利活用するためには、都市公園としての都市計画法等の位置づけや景観重要公共施設としての景観法に基づく位置づけが不可欠であることから、東京都には「対応の方針」に基づき、都市計画等、市のまちづくりへのソフト面での支援、また、国等の関係機関との調整に取り組むことを要望し、2ページから5ページのゾーニングを提案しました。
 東京都からは、市が取り組んでいる本ゾーニングを最大限反映させたまちづくり整備計画の策定について、支援と協力を確認しました。また、外環事業にあわせて整備を進めているジャンクション周辺の都市計画道路の早期完成に向けて取り組むとともに、北野の里(仮称)の実現に向け、一層の支援と協力を市長が都市整備局長に要請しました。
 今後、事業者である国に対して本ゾーニングを提案し、引き続き、北野の里(仮称)実現に向けた関係機関との協働の取り組みを進めていきます。
 続きまして、報告事項の2番目、イの外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(平成30年度第2回)について、資料2のほうで御説明いたします。1ページをごらんください。第2回連絡協議会を10月9日に開催し、中央ジャンクションの工事現場を視察しました。開催日時、開催場所、出席者数は記載のとおりです。
 3ページをごらんください。当日、視察を行った外環工事現場の視察ルート図となります。オープンハウスを出発した後、まる1の見学台において、東京外環中央ジャンクション北側ランプ工事及び東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠工事について、事業者より工事概要の説明を受けた後、土どめ工事、掘削工事の状況などを視察しました。視察のポイントですが、防音壁内側の事業用地内で、現在どのような工事が行われているかなどについて、連絡協議会の各会員で確認したところです。
 続いて、徒歩でまる2の見学台に移動し、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド工事、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド工事、東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事について、事業者より工事概要の説明を受けた後、まる3に移動し、シールドマシンの組み立て状況及びベルトコンベヤー等のシールド附帯設備工事の状況などを視察しました。
 続いて、地下で行われている、まる4の開削部の躯体構築工事や地下水流動保全工法を視察し、オープンハウスへ徒歩で戻りました。
 4ページをごらんください。オープンハウスでは、視察における質疑、意見交換が行われました。5の会議内容をごらんください。主な意見・要望としては、外環事業全体の進捗率に係る質問及び本線シールドマシンの掘進にかかわる質問、また、台風による影響についての質問などがありました。
 5ページをごらんください。(2)、その他についてです。今後、白百合学園通りの切り回しが予定されておりますので、先行して水道と下水道のライフライン工事を行っております。ライフライン工事に伴う白百合学園通りの通行どめについて情報提供をいたしました。
 資料2の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の3番目、ウの外環事業に係る取り組み状況について、資料3のほうで御説明いたします。1ページをごらんください。1、本線シールド工事の掘進についてです。東京外環トンネル施工等検討委員会が開催されました。また、事業者は本線トンネル工事に関する掘進状況と、今後の掘進計画について説明会を開催する予定です。
 (1)、東京外環トンネル施工等検討委員会の開催についてです。東京外環トンネル施工等検討委員会が10月30日に開催され、12月3日付で議事概要(参考資料1)とともに、高速道路株式会社より本委員会に報告した資料──こちらについては参考資料2、こちらが公表されました。イの議事概要をごらんください。東名JCT工事ヤード内で行った本線シールド工事の掘進方法の確認結果について報告があり、空気の漏出のメカニズムや地上への漏気等を抑制しながら安全に掘削できたこと等を確認しました。
 (2)、説明会の開催についてです。事業者は、東名JCTにおいて掘進が進められている本線シールドトンネル工事について、今後、ジャンクション外への掘進を予定していることから、施工箇所周辺住民を対象として、同工事に係る工事状況や安全安心に配慮した、今後の掘進計画に係る説明会を開催する予定です。開催日時、開催場所は記載のとおりです。
 続きまして、2、中央JCT地域において現在行われている工事の状況についてです。こちらについては、2ページをごらんください。中央JCTにおいて、大きく6カ所で工事が行われております。平成30年11月末時点での状況について、前回の委員会で報告した内容から進捗した箇所を中心に、御説明いたします。南側、図面左側より、黄色の塗り潰し箇所では、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事、まる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事が行われています。現在、防音設備工事等の準備工事を継続して行っております。また、11月よりシールドマシンの組み立て作業を開始しました。
 その北側の紫色の塗り潰し箇所では、まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事が行われております。連結路及び換気所地下部等の工事を行うもので、継続して土どめ工事を行っております。
 中央道と接続する緑色の塗り潰し箇所では、まる4、中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事が行われております。中央道と接続するためのランプの橋脚工事です。全ての掘削工事が完了し、躯体工事を行っております。39基中15基が完了し、現在24基の躯体を工事中です。
 その北側、水色の塗り潰し箇所では、まる5、東京外環中央ジャンクション北側ランプ工事、まる6、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠工事が行われています。ともにランプ部地下躯体構築等を行う工事で、継続して土どめ工事、掘削工事を行っております。まる5は2次から3次の掘削、深さ約10メートル、まる6は3次の掘削、深さ約12メートルから15メートルを施工中です。
 オレンジ色の塗り潰し箇所では、まる7、東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事が行われております。引き続き、開削部の躯体構築工事、深さ25メートルから30メートルを施工しているところです。
 赤色の塗り潰し箇所では、まる8、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド工事及びまる9、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド工事が行われています。引き続きシールド附帯設備工事等を行っております。
 資料3の説明は以上です。
 続きまして、さきの本委員会で御質問を受け、後ほど回答させていただくことになっておりました2点の御質問について、口頭でお答えいたします。1点目です。北野地域の世帯数及び人口についての御質問がございました。平成30年12月1日現在、世帯数は3,502世帯で、人口は7,494人です。2点目です。外環オープンハウスで公表された地下水の観測結果に係るものです。中央ジャンクションに近い観測地点において、地下水位の年間平均値が年々上昇していることについて御質問をいただきました。
 外環事業における地下水位観測は、事業者において平成16年度と平成22年度以降、継続して観測しております。当該観測地点の全体的な傾向として、平成16年から平成25年までは大幅な上昇であり、平成25年から平成29年は微増となっています。事業者に確認したところ、このことについて専門家からは、中央ジャンクション東八インターチェンジ周辺地域を中心として、深層地下水の経年的な水位上昇が認められる。この水位上昇には、近年の地下水揚水量減少が関係している可能性があるとの意見をいただいているとのことでした。
 外環事業による影響ではないと事業者より聞いておりますが、引き続き地下水の変動には注視し、事業者に確認してまいります。
 説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。最初に、資料1ですけど、ふたかけ上部等のゾーニングについてということで、東京都都市整備局長宛てに出されたということで、都としての対応としては、最大限支援、協力をしていくっていう御答弁をいただいたようですけども、正式にこれについてどうするというような、これ、要望書ではないので、正式なっていうか、紙面的な回答っていうのは、前回もそうだったと思いますが、特にないっていうふうに考えてよろしいのでしょうか。
 それと、今後このゾーニングに対しての協議が、このものに対して、これを踏まえていろいろと協議をされるんだと思いますけど、東京都としての協議、スケジュールというんですかね、今後どういう形でされていくのか。それに対する議事録ないし委員会に対しての報告っていうものはどういう形でしていただけるのか。ゾーニングに対してのことをお聞きしたいと思います。
 もう1点ですけども、資料3で、今の工事の状況について教えていただきましたけれども、資料2で、台風の影響で仮囲いが倒れそうになったという報告で、対応についてお聞きしましたが、それ以外、前回の委員会から今回の委員会までで、何かそれ以外に小さい事故といいますか、けがとか、想定外な事象とか、何かあったら教えていただきたいと思います。
 とりあえず以上です。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ゾーニングを11月に提案いたしまして、実際にふたかけ上部空間等の話し合い、これは国、東京都、中日本高速道路株式会社、東日本高速道路株式会社、三鷹市を入れた5者でそういった話し合いをスタートさせております。実際に今、ゾーンごとにどういう設備を入れていくのかとか、整備主体、管理主体をどうするのか、そういったことの具体的な話し合いを今年度スタートさせておりますので、これからいろいろと協議を重ねていく中で、事業者との役割分担や方向性、そういったことを本年度、確認していきたいと思っています。
 これが整備計画の核になる部分ですので、そういったことをやっていく中で、東京都も一緒にソフト面の支援と言いながらも、全体的な打ち合わせに今入っていますので、そういった協議をしていく中で、東京都にもいろいろとアドバイスをもらいながら、今進めているところになっております。
 具体的にどの段階で都市計画の手続の協議に入っていくのかというのは、もう少しどういう整備をしていくのかっていうのを詰めていきながら、どの範囲を公園的な位置づけにしていくのか、そこを少し固めてから具体の協議を進めていきたいというふうには考えております。次年度以降、また具体的な案を市民の皆様にもお示ししていきながら、御意見をいただきながら進めていきたいと考えているところです。
 また、台風の影響についてですけれども、国のほうから工事中の仮囲いの件以外は聞いておりませんので、常駐しておりましたので、大きな対応なく、対応がしっかりできていたというふうに確認しています。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。ゾーニングのほうなんですけども、協議が始まっているということで、やりとりは何回かあったのかと思いますけども。ある程度固まってから出てきて、こういうふうになりましたって、ある程度決まってこないとなかなか報告も難しいのかなと思いますけど、ある程度、市としてはこういうことを話しているんだけども、この辺は難しそうだとか、都としてはこういうことをやりたいと思っているとか、その辺のあれをもう少し、何ていうんですかね、ある程度基本設計とかいう前に、何か報告できるものを、ぜひ。
 市民の方から、どういうものができるんですって、この辺のこのエリアになるみたいですよって話はできるんですけど、どういうふうに話し合いがされているのか全く伝えられないっていうのもちょっとあれなので、確実に決まっていないものを報告するというのはなかなか難しいのかもしれませんが、こういうやりとりをしていますみたいなことが少しでも伝えていただければ、ちょっと市民の方に伝えられるのかなと思いますので。
 長いスパンでやられるかと思うんですけども、なかなか正式な報告事項っていうのは、それを待っていると、結構長い間、市民の方は何もわからないのが続いてくると不安もあるかと思うので、その辺、ちょっと御検討いただければと思いますので、よろしくお願いします。
 台風の影響はわかりましたので、台風以外で、この期間、3カ月間ぐらい、また例えば大きな振動があったとか、微振動なんかの影響が新たにふえたとか、なくなったとか、何かそういうものが3カ月前と変化があったことがあったら、教えていただけますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地域の方から、そういった現地でのお問い合わせなどはいただいてはおりませんので、安全・安心連絡協議会でも視察しまして、現地でどういう機械がどういうふうに動いているのかっていうのを皆さんに見ていただいている中で、御理解いただきながら進めている状況だというふうに認識しています。


◯委員(野村羊子さん)  よろしくお願いいたします。まず、東京都に出した要望書、この間、特に昨年は国、高速道路株式会社に対して、北野の里(仮称)について何回か要望を出していますね。それで、東京都には今回これが、北野の里についてというのは初めてだったでしょうか。
 それで、基本的な整備は事業者が行うべきだっていうふうなことを、この間ずっと国に対しても言ってきていて、今回、東京都に対しても言うっていうふうなところで、最大限配慮っていうけれども、具体的に何らかの対応っていうのは、本当にどこまで確約できるのか。市の負担分と合わせてどうなるのかっていうこと。
 もちろん、都市計画の位置づけ等で、やっぱり東京都との協議等が必要なので、その部分は特に必要だとは思いますけども、その辺の反応というか、市の姿勢に対しての反応って、先ほどもありましたけども、これ、きちっとどういう回答が来たかっていうのも、1つ、ホームページ上に出しましたっていうのがあっても、どういう反応でしたか、みたいなことってないんですけども、そういうことをきちっと公表するということについても、お考えをお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  当日、市長が要請しまして、その要請の中で都市整備局長から、市のまちづくりに協力していきますということを確認しておりますので、そういったことを我々も受けて、実際に話し合いをスタートさせて、東京都も入って、今北野の里の具現化に向けた上部空間等の話し合いを始めております。
 実際に早く、方向性を出していきたいということで、全力を挙げて協議しておりますけれども、そういったことを皆さんにお示ししていく中で、東京都の考え方も出てきた形で、ここの部分はこういう役割、ここの部分はこういう役割、そういった役割分担をはっきりさせていきたいと考えています。
 費用については、まず我々としては、事業者が環境施設帯として整備するものと考えていますので、東京都にはソフト的な支援、都市計画の位置づけとか、景観法の位置づけ、そういったものをしっかり市とともにできるように、国へ働きかけたり、関係機関との調整、そういったことをお願いしています。費用負担については、高速道路会社や国に別途こういった要望をしていきますので、そういった要望をしていく中で、しっかりと対応していくようにしていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  市長が要請に行ったときのことは、じゃあ、それはホームページに上がっていますか。持っていきました、みたいなことがあると思うんですけども。そして、そのことが外環の取り組みっていう中で、例えばそこにリンクを張るとかね。リンクを張って、実際に持っていって、こういう回答をその場でいただきましたみたいな、そういうようなことがあると、ああ、ちゃんとそうなっているんですねっていうことがわかるんだけど、文書だけ探せば出てきますけども、それでどう動いているのかっていうのが、やっぱりなかなか見えにくいなと思うんですが、その辺の市民への、出したこと、そして、それの回答とか、その後の対応とかっていうふうなことをどう伝えていくかっていうことについて、もう一度お願いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  東京都へ提案要望した際の東京都の反応、対応ということでございますが、ホームページ上は確かに簡単にというか、受けていただいたというような記載になっていると思いますが、そこを市長からしっかり担当の局長に渡していただいたっていうことを、まず周知して。今、御指摘のあった部分、どのようにこれから東京都が受けとめて、それを進めていくかっていうような部分、まさに事務レベルで詰めていく部分だと思っています。
 その際に、当然、市長と局長のやりとりの中で、そういった細かいところまでの話はその時点では入っていないので、これからいろいろ事務レベルで詰めていく中で、市の考え方等のそれに対する対応とか、そういったものが段階的に示せる段階では、きちっと説明しながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  できるだけ市民にわかりやすい形で公表していっていただきたいと思います。
 それと、もう一つ、そこの道路の上に都市計画で都市公園として位置づけるとか、公共施設として位置づけるというふうな事例として、多分、西東京市でしたっけ、一度視察に行った、そこがそうなのかと思いますが、それが本当にそうなのか。都市計画法上、道路という都市計画がありながら、さらにその上に都市公園という都市計画を重ねるっていうこと、それから、そういうことの事例があるかどうかっていうことで、お願いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  外環上部利用ということで、重複した都市計画の御質問ですが、今委員さんのほうからお話があった、西東京市の東伏見の公園のところ。委員のほうからお話があったのは、埼玉の和光市のそういったところ。また、最初に言った西東京市のほうは、都市計画道路で東京都が施工した部分ですが、東伏見の公園のところ。あと、大橋ジャンクションのところ、そういったところがあるというふうに認識しております。景観重要公共施設については、道路そのものをそういった位置づけにした例はほとんどないというふうに確認しているところですが、三鷹市として、今言った都市計画の位置づけとか、景観重要公共施設に位置づけるということは、事業者に主体性を持っていただいて進めてもらうことができると。なおかつ、三鷹市の北野地域の特性をそこに反映させていただくことができるんじゃないかということで、これは強くいろいろ調整をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  手続上は、立体都市計画として道路の上に重ねて、だから、重複ではなく、立体でという位置づけをするということで、それはまた位置づけはわかったし、過去に例があるということなので、そういう計画の手続をとるんだということはわかりました。
 景観重要公共施設っていうのは、今のは非常にわかりにくい表現ですけれども、事業者がその景観法にのっとって事業を進めていくようにするということと、だから、景観法というのは三鷹市もそれに基づく主体者としてありますよね。だから、三鷹の条件に沿って景観をちゃんとやるんだっていうふうなことが三鷹市としても言えるようになるっていう、そういう理解でいいですか。三鷹市がきちっと指導監督の立場にあるんでしたっけ、そういうふうなところで、三鷹市がそれなりにコントロールを持つことができるっていう、そういう理解でよろしいですか。


◯都市整備部長(田口久男君)  景観重要公共施設につきましては、その手続に関しては、景観行政団体である三鷹市が進めていくことになります。その位置づけをするという発意については、市のほうでもできますし、事業者のほうの発意でもできるんですが、協働で同じ意識を持っていただいて、北野の里全体を調和したような空間として整備することを、道路事業者のほうにもしっかり意識を持って進めていただくことができるというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。一応考え方としてはわかりました。
 じゃあ、次に行きます。安全・安心のまちづくり連絡協議会で見学なさいました。これは、本当にそこのメンバーだけということで行かれて、感想も書いてありますが。実際に、これを見ると見学台がまた幾つかふえていて、私たちが見学したときには見学台は北側に1個と南側に1個だったと思うんですが、北側に見学台として設置されて、これは1、2、3とありますけども、この見学台は常設ですか、仮設ですか。
 それから、実はネット上で公募して、民間の方が企画した見学会というのが外環のところで行われたということがあって、大人の夏休み見学会だったかな、そういうようなタイトルで国交省が対応してやったというニュースというか、記事を見つけたんですけども。つまり、そういう形で一般の方に見学会をさせているっていうことを把握しているでしょうか。そうであるならば、なぜ三鷹市民の要望、誰でも周辺の住民中心に参加できる見学会っていうのが行われないんでしょうかっていうこと。ちょっとそこをぜひ、市に情報提供がなかったら、そのこと自体、まず抗議しなくちゃいけないと、私は思うんですけども。
 多分3カ所回ったと思うんです。済みません、プリントアウトを今持ってきていないのであれですけども、そういうような中で中央ジャンクションも通っていたはずなので、ちゃんとその辺について、ずっと市民が見学したいって言い続けて、何年にもなるくらいの感じで、工事が始まって以来言い続けていることなのに、なぜそれが実現しないのかっていうことも、あわせて御意見も含め、お願いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まず、見学台のことですけれども、見学台は仮設です。それで、前に委員会で御視察いただいたときに、まる2の見学台から御視察いただいたと思います。まる3は、これ、見学台じゃなくて、地上部からシールドマシンの組み立て状況を確認したということ、これも視察のときと一緒なんですけど、新たに組み立てたのは、まる1のところに見学台──これも仮設なんですけれども、こちらを組んで、こちらから全体を見ていただいたということになります。
 あと、視察についてなんですけれども、今委員おっしゃられた状況については、私どもでは確認してございません。また、国にもよく確認していきますけれども、これまでも一般の人にも見れるような視察見学会を開催するように事業者のほうには話はしてあるんですけど、まず地域の方に見ていただこうということで、町会の方、安全・安心連絡協議会の方に今見ていただいて、あと周辺にお住まいの方等に、多分、今後見ていただきながら、広くごらんいただきたいっていう市民の方にも、どういう形でごらんいただけるようになるのか、国にしっかりと伝えて、そういう会が早く開催できるように我々も取り組んでいきますので、御理解いただければと思います。


◯委員(野村羊子さん)  子どもたちの見学会もやって、それはそれで地元の子どもたちが行くっていうのでよかったと思いますけども、周辺の市民を中心にっていうふうなことは、多分1年以上も言っていると思うんです。市民の方からもお声があると思いますけども、それがいまだに実現しないで、そうではないところの方たちがネット上で発見して行くっていうふうなことは一体どういうことだろうって。本当に周辺に住んでいる住民をないがしろにしているんじゃないかと言いたいということ、意見があったということを伝えていただければと思います。
 その次、行きますね。今の工事の状況が日々進捗をしておりますが、毎回つくっていただいて、今何が起こっているのかっていうのもわかるのはありがたいと思っています。南側の土どめをつくって掘っている。これ、南側の、だから、まる3、紫のところですけども、換気所等をつくるために深く掘るっていう場所で、土どめを掘って、まだ真ん中の土は掘り出していないんですかね。土どめだけ全部、今周辺を終わって、とにかく真ん中も掘り出しているっていう状況でしたっけ。黄色と重なっている部分は後だっていうふうな話だったと思いますけども、これはどの程度地面を掘るのが始まって、進んでいるんでしょうかっていうのをお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  現在、土どめが施工されておりまして、まだ掘削のほうはこれから行う予定であります。特に今後も引き続き、まだ土どめがかかりますので、掘削に入るのはもう少し先というふうに聞いております。


◯委員(野村羊子さん)  土どめ壁を入れ込むときに振動があるとか、そういうふうな話が北側のほうではたしかあったと思うので、これについては今のところ、周辺の方たちは大丈夫でしょうか。建物の構造とか、伝わりやすさ、伝わりにくさっていうのはあると思うんですけども、その辺の周辺の方たちの声っていうのは大丈夫でしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  周辺の方々からの苦情、騒音・振動等に対してのお問い合わせ等は市のほうにも入ってございませんので、我々としても事業者のほうから連絡も来ておりませんので、大丈夫だったというふうに認識しています。


◯委員(野村羊子さん)  微細なものはあるかと思いますね、皆さん、耐えている部分があるんじゃないかと思います。
 北側のほうですけども、今、北側もかなり広く開削をしている部分だと思いますが、これ何割ぐらいできたとかって、青い部分ですかね、5番、6番。7番の茶色の部分は地表からは見えない。地表は平らになっていて、下で工事しているっていうふうなことだったと思いますけども、その理解でいいのかどうかっていうのと、来年の3月、この予定がこのまま3月には終わるのか、それともさらに先に延びるかもしれないのかっていうふうなことについて、もし情報があればお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  5番、6番については、掘削部として全体で20から30掘るところを、5番としては大体10メートルぐらいまで行っていますので、大体半分ぐらい。6番のほうが、3次掘削といって12メートルから15メートルのところを掘っていますので、掘削が半分以上は進んでいますけれども、今まさにやっているところということで、大体1日、かなりの土量も出ています。ダンプ200台ぐらいの土が搬出されているというふうに聞いています。
 また、7番の工事ですけれども、引き続いて躯体の構築を行っているところです。全体の進捗としては、工事としては80%っていうパーセンテージではあるんですけれども、土どめをして、掘り上がって、今そこの構造物を構築している段階で、構造物が8割ということじゃなくて、全体の進捗からすると8割ぐらいだっていうふうに聞いています。


◯委員(野村羊子さん)  4年間の中でそういう状況ということですね。わかりました。引き続き、周辺被害がないようにということで、ぜひお願いしたいと思います。
 それから、トンネル施工等検討委員会の話です。これの参考資料としてつけていただいていますが、議事概要があって、工事のことについて細かい資料が出ています。これ、ネット上にも公開されていますが、この参考資料2の中身については、事業者から何らかの説明等をきちっと受けているでしょうか。まずそれをお伺いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  事業者からの説明については、来週受ける予定になっておりまして、私どものほうでも、現時点ではまだ説明のほうを受けていないので、ネット上から出ているような情報、そういったことは確認しているところです。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。そうしたら、細かいことを多分聞いてもと思うんですけども、これも途中で情報提供をいただきましたけども、きょうの夜とあしたと、14日、15日で、東名ジャンクションの喜多見の常設開場で説明会が行われるということになりますが。つまり、10月30日に行われて、こういうことがあって、1カ月以上たっているのに、周辺、東名ジャンクションはとりあえずはやりますけども、沿線自治体、関連自治体に対して、まだきちっと説明がないというのはやっぱり遅いんじゃないかと思うんです。
 ネット上で公開されたら、一体これはどういうことなんだろうということで、やはり市民の皆さん、心配になるわけで、その辺は、情報提供のあり方として、国のやり方はちょっと不十分じゃないかと思いますので。中身について、いっぱい言いたいことは、何でこうなるんだっていうようなことはいっぱいあるんですけども、多分聞いて、一般論としてしか多分答弁しようがないと思うんです。北多摩層がどうなんだとか、これで本当に人工の穴をつくってやってみたけど、水は出なかったっていうけど、本当にそれだけかっていうふうなことってあって。
 しかも、この北多摩層ではって言っているけど、中央ジャンクションというか、三鷹の地域はそうじゃないじゃないですか。それについてどうするんだとかいうふうなことって、すごい私はこれはいいかげんというか。申しわけないけども、つけている図にしても、非常にその場をしっかりとしたものっていうよりは、地層なんかにしても、単に想定図みたいなものでしかなくて。例えばきちっと、この地点のこの地層をこうやって書いて、だからこうなんだ、みたいなことじゃなくてやっているっていうようなところで、本当にちゃんと知らせる姿勢があるのかっていうか。
 あるいは、この資料だけで、本当に東京外環トンネル施工等検討委員会の専門家の方が納得して検討したのかっていうのは、私はそこは本当に不思議なんですけど。そこだけちょっと、だから、できれば来週説明を受けたら、その中身について、私たちに聞いてきたことを説明する場っていうのをね。あるいは、できれば、本当はこれをつくった事業者がここへ来て、私たちに説明をするなりっていうのをしてほしいなと思うんですけども、そういうことは要望できるのかっていうこと。
 あるいは、じゃあ、市がちゃんと聞いてきて、私たちに説明してくれるのかっていうようなこともありますけど。もう一つ、重要なのは、市民への説明ですよね。14日、15日と東名でやるけども、これを読むと、安全に掘進できると。だから、これで外へ出ますっていうふうに読めるんだけど、そのつもりなんでしょうか。その辺についても全く聞いていないんですかっていうのを、ちょっと確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際に掘進がどういう形になって、いつ外に出ていくのかとか、そういったことも含めて、私どももこれから来週しっかりと確認してきますので。今の段階では、国のほうから説明は受けておりませんので、ちょっとお答えはできません。


◯都市整備部長(田口久男君)  何点か補足いたします。情報提供のあり方、我々もこういう情報提供のあり方はないんじゃないかというふうに思っております。市民へしっかり説明するためにも、我々にきちっと説明していただいて、そういうものを整えた上で進めるべきだというふうに考えております。
 議会の皆さんへの情報提供のあり方なんですが、内容を確認させていただいてから、また委員長等に相談させていただきながら、どのようにお伝えしたらいいかというのを進めていきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  これって、要するに単に野川にあぶくが出たっていうことではなくて、40メートルより深いところから、どこにでも空気、気体なり、液体なりが出てきちゃうっていう、そういう事象なわけで、三鷹市でいえば仙川だけの問題ではなくて、全てのシールドマシンが通る場所、その周辺に影響があるっていうことだと、私は思っています。人工的な穴を通してっていうふうな言い方をしていますけども、この地域、確かに土壌汚染があって、土壌汚染のための調査のボーリングをしていますよ、10メートルメッシュだか、忘れたけど。
 だけど、出てきたのはその場所ではないですね。ボーリングの後から出てきたわけじゃなくて、そうではないところから出てきているわけですよね。その辺のメカニズムを全く説明しないまま、こうやって穴をあるいは試験的に掘って、こうだからって言っているけども。しかも、コンクリートで覆った場所で、気体とか、液体とか出てくるのはなかなか難しいじゃないですか。そういうのを見ていても始まらないわけで、その辺の対策として、調査としても非常に不十分だと思うし。これだけで安全だなんていうふうに決めつけられては困ると思うんです。
 その辺のこともきちっと確認をして。これ、どんな工事だって、安全な掘進方法を確認しながらやるのは当たり前じゃないですか、こんなことがあっても、なくたって。博多はそうやって安全なことをやろうとして、センサーを出して確認しながらやったけど、落ちちゃったわけじゃないですか。これで落ちないっていう保障が何も見えないんです、今のままと変わらないっていう。その件に関しては、きちっと本当に住民に対して安全安心を保障できるような、担保できるような中身になっていないと思うんだけど、それをどうやって、じゃあ、住民は国や事業者に言えるのか、あるいは市がどうやってそれを伝えられるのかっていうこと、そこを担当としてどう考えているのかっていうのが1つ。
 もう一つ、委員長のほうに、今議会への情報提供についてっていう答弁がありましたけども、ぜひきちっとした情報提供をしてもらえるように、できれば担当っていうよりは、例えばこの説明会に事業者に来ていただいて、そういう説明の場を委員会で設けるみたいなことを、協議を検討していただきたいというふうに、私は個人的に一人の委員として要望したいと思いますので、検討いただければと思います。
 それは委員長のほうに言って。だから、これで本当に安全な工事って、当たり前のことを言いながら、今回起きた事象について何も対応がされていないように思えるっていうこと。もう一つ、次回、来週受けるときに、事業者が提示した専門家の方々に検討いただく資料って、これだけだったのかというようなこともね。それ以外にあるんだったら、それもちゃんと公開してくださいっていうようなことを。しかも、これだけで検討して、専門家の方々は納得するんだろうかと思うような、私はそういう資料だと思うので、その辺についてきちっと問いただしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  公表した内容についてでございますが、安全な掘進方法を確認しながら。我々も、そこをどうやって確認するのかというのは、きちっと確認していきたいというふうに考えております。
 事業者が提示した資料については、ちょっと詳細については確認できておりませんので、今後、確認しながら、出せる資料があれば、提示していただくように求めていきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  市民も専門家はいっぱいいるわけでね。お話を私もちょっと勉強会をさせていただいて伺いましたけども、本当にいろいろ突っ込みどころがあるっていう話をしています。なので、多分都市整備部のほうでも、専門的に見ていけば、そういうことは感じると思うので、ぜひそこをしっかりとしていただきたいというふうに思います。
 答弁できる範囲が、多分ほとんど具体的なことは言い切れないことだと思いますけれども、ぜひその辺のところを。逆に言えば、専門的な立場で、ちゃんと突っ込んで話を聞いて、それを私たちにちゃんと伝えてほしいと思います。ありがとうございます。


◯委員(石原 恒君)  では、よろしくお願いいたします。資料1がありますけれども、これは市長から東京都都市整備局長のほうに宛てた文書なんですけれども、これは先ほどの説明にあったかもしれませんが、確認ですけれども、回答を求めるような文書ではないという認識でよろしいでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  この文書なんですけれども、ゾーニングがまとまりましたので、こういうゾーニングでやるっていう、それを提案する形のものでございます。そういった中で、都の協力も求めたっていう形になります。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。その文書の中で、都市公園としての都市計画法等の位置づけや、というようなところがありますけども、市としては、この次の2ページにあります、どの位置を──要はふたかけ上部全体を都市計画法の都市公園として考えているのか、それとも中のゾーン、例えば農と緑の憩いのゾーンとかありますけども、部分、部分で都市計画法の都市公園として考えているのか、その辺の位置づけが曖昧というか、理解していないんですけど、その辺ちょっと御説明いただけますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ジャンクションの中のゾーニングの中で、全てのエリアが利活用できるというわけではございません。今、活用できるエリアというのは7.6ヘクタールほど、これは全体の中での半分ほどのエリアになりますけれども。ただ、エリア全体にかけていったほうが公園としていいのか、それとも、利活用するところを中心にかけていったほうがいいのか、そこもこれから東京都と、事業者と、よく調整しながら進めていきますので、現時点ではまだはっきりとしてございません。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。今後の動向を注視していきたいと思います。
 あと、資料2で、この外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会っていうのに、国、国交省の方も参加されていると思うんですが、(国)って書いてあるので。その中で、一番下から2番目、本線シールドマシンの本格的云々というところがあって、市の回答で、平成29年2月──ちょうど1年10カ月前ですけれども、この工事説明会の内容を御説明されていますが、ちょっと古い感じがするんです。国の方がいて、この説明を聞いて、市が説明したことに補足も何もなかったんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際にどのぐらいの日数がかかるのかっていうお問い合わせだったので、この内容については掘進が始まってから1年半程度っていうことを、市のほうが説明会で聞いた内容をお伝えしました。国からは、それに対して補足するようなものはございませんでしたので、国のほうも本格掘進から1年半程度で三鷹市域に来るということを確認しています。


◯委員(石原 恒君)  恐らく市民はそこが一番関心の高いところだと思うんですね。だから、今リアルタイムとは申し上げませんけれども、やはりせめて半年スパンぐらいでもつかんで、やっぱりどの位置というか、どれぐらいで、もし変わるようだったら、それは伝えていくべきだと思いますけれども。その状況というか、その辺は何かつかむ機会というか、問い合わせする機会というのはあるんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  外環本線の掘進状況について、下から3つ目の丸のところで、現在のシールドマシンの位置についても、市のほうから、ホームページ上で公表されている内容でありますけれども、事業用地内で約300メートル程度掘進していると。10月の時点でのシールドマシンの位置は発進から300メートルぐらいの位置ですよというのはお伝えしていきながら、事業用地の外に出てからは1年半だと、そういう説明をさせていただいたところです。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。ストレートに答えていただくと、場所を言っていただくのが一番いいかなと思いますので、なかなかわかりづらいところかと思います。
 参考資料2、ちょっと私、過去の資料にもあったのかもしれませんが、そこら辺も、もし以前に説明があったらおわびしますけれども、この3ページのところ、緑とオレンジの四角くくくっていますけど、立て坑のマークですか、できればそういう注釈があるとわかりやすいんですけど、これは何なんですかね。緑とオレンジの四角。参考資料2の3ページとか書いている、四角の、わかりますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際によく説明を、これから受けますけれども、シールドマシンの先端の部分を緑色で塗っております。これが、例えばまる2、掘進として100リングということで、8月30日から10月19日までの間に、この緑色のシールドマシンの先端が左側から右側のほうに、1リング、大体1.6メートルですから、100リングというと、大体160メートルぐらい動いたと。その下にオレンジ色で塗っている部分は、南行きと北行きと2つのシールドマシンがありますので、もう一台のほうのシールドマシンの位置が書いてあるものというふうに認識しています。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。シールドマシンの位置だっていうことで認識させていただきました。
 最後の質問です。シールドマシンの説明についていただいていたかどうかわからないんですが、このシールドマシンは結局何人で動かしているのかなということを思うんですが、その辺の運転状況。何を聞きたいかというと、労災だとか、労務とかの関係だと思うんですけど、例えば何時間そこにずっといらっしゃるのか。例えばトンネルの中なので、もちろん安全は最大限配慮はされていると思うんですが、何らかのときに倒れたりとか、その方の健康上の中で、無人で動くようなことがないのか、その辺というのはどうなってるんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  参考資料2の13ページをごらんいただきたいんですけれども、トンネル坑内の確認状況ということで、右側のほうの写真が掘進区間、切羽付近の状況っていうことで、これはマシンの最先端の部分なんですけれども、ここに恐らく制御する装置等が入っていると思うんですね。ここのところに、監視室、運転室がありますので、そういったもので今の位置や何かを確認しながら進めているというふうに認識していますけれども。
 進み方としては、ジャッキでこれまで組んできたセグメントを反力にとって、少しずつ掘りながら、押しながら推進していくものでございますので。内側から見たイメージとしては、この写真で、こういう設備のところにコンピューター等のコントロール室があって、そこで制御を確認しながら進めているということだと思います。


◯委員(石原 恒君)  大がかりな装置だと思うんですが、もちろんだと思うんですけど、1人、2人ではないですね、複数で乗っているというイメージでいいですかね。どういった環境でしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際に何人でパーティーを組んで進めているのかっていうのも、これから来週確認してきますけど、作業工程によってそこら辺の人数も違うということで聞いていますので、よくまた確認させていただきます。


◯委員(石原 恒君)  トンネルの中の作業なので、どういった環境の中でされているかというのは非常に関心の高いところなので、大勢で、何人かでやっていらっしゃるので、仮にその方が何か異常があったときにも、多分対応できるような仕組みにはなっていると思うんですが、一応その辺の確認もぜひお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  それでは、もう少し確認も含めて詳しく説明していただければと思いまして質問します。初めに、ふたかけ上部空間等のゾーニングについてなんですけども、今質疑にもあったように回答を求めるものではないと。市の提案を示すものだということで、都に協力を求めていく文書ですけども、これを出して、実際に北野の里のふたかけ上部空間を実現させていくための取り組みを、今後三鷹市はどのように進めていくのか、確認したいというふうに思います。
 都市公園としての都市計画法等の位置づけや景観重要公共施設としての景観法に基づく位置づけが不可欠だと。これは、工事の進捗、この中央ジャンクションの施設整備との関係で、どの時点でこれを明確にしなければならないのか。その期限、タイムリミット的な検討を三鷹市は考えているのか、どこまででそれを明確にしなければならないということを認識して取り組んでいるのか、確認したいというふうに思います。初めにお願いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  提案を踏まえて、今後の三鷹市としての取り組みという御質問をいただきました。回答は求めてはないんですが、この提案によって、実際に東京都に具体的な検討を、三鷹市との協議をしっかりしていただくというものが回答だというふうに思いますので、この中でしっかり三鷹市の考え方を伝え、東京都に協力していただくところは協力していただくような形で進めていきたいというふうに考えております。
 こういった都市計画をいつ定めていくかという2点目の御質問でございますが、やはり整備計画をしっかり立てて、その中で位置づけをした上で、それに基づいて都市計画等の法制度に基づいた手続を進めていくことになると思います。それをした上で、実際の具体的な工事等を進めていくと。都市計画、あるいは景観のそういったきちっとした位置づけと考え方を示した上で、それを現場に整備をあらわしていくということになると考えております。


◯委員(栗原健治君)  ふたかけ上部空間の利用ですので、この中央ジャンクションの施設自体が全て完成しなければ取りかかれないもの。ただ、完成する見通しが立った時点で、具体的に都市計画をかけていく、さまざまな法整備を進めていくというタイミングがあるというふうに思います。一定、進捗に合わせて伸びていくのか、それとも、一定議論した中で、法的に定める時期は工事の関係で規定されるけれども、一定の期間を持ってこの計画をどこまで具体的にするのかっていうことを考えているのか。
 実際にゾーニングだとか、市民の声を聞きながら進めているので、この計画決定を工事の関係でなく、期間を定めて決定する考えがあるのかっていうことを確認しておきたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  進め方についての御質問をいただきました。北野地域、この外環事業について、コミュニティが大きく分断される、地域も分断されるという大きな課題がありますので、それを解決して、北野地域の特性をさらに発揮できるようにということで、今進めているわけです。したがいまして、工事に入っておりますが、早い段階でそういう新たな展開を市民の方にお示しする必要があるというふうに考えておりますので、市としては、早い段階でそういった取り組み、計画もそうですし、都市計画も早く進めていきたいというふうには考えております。
 しかしながら、外環本体の構造物の関係と上部利用の関係がありますので、例えば整備計画の際にも、外環本体の工事の内容をさらに今後確認はしていくんですが、そういうものを確認した上で、どの時点で整備計画をきちっと定められるか。また、その次の段階で都市計画等の手続を、工事の進捗のぐあいも確認しながら進めていく必要があると考えております。ただ、基本的な考えとしては、できるだけ早く進めていきたいというところでございます。


◯委員(栗原健治君)  どの時点で、具体的な中身をどのように決めていくのかっていうことで、市民にはなかなかわからない。今、具体的にお話を聞いても、いつの時期になるのかっていうのがはっきりわからないんですけども。そもそも、この計画、ふたかけ上部空間の利用っていう段階に入るに当たって、安全に外郭環状線道路計画ができなければならないという前提があると思います。この点で、これから世田谷の宇奈根から、実際に工事用地から住宅地に出てくるということで、本道のシールドマシンの工事に対する安全性も、さきの委員からも不安が出ていますけども、市民からも声があるんですが、特に三鷹の中原地域では、地中拡幅部の工事があります。
 これは、本当に難工事というふうに言われていて、外環道路計画の2020年の完成を延期するというふうになった大きな理由としても挙げられています。この安全な工事が前提となった計画ですので、このふたかけ上部空間のゾーニングについては、前提となる安全な工事っていうことに対して確認する必要があると思います。これ、質問なんですけども、地中拡幅部の工事についての現時点での状況、市に対する説明、また市民に対する情報提供ができることっていうのはどんなことがありますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地中拡幅部の取り組みにつきましては、さきに北側の部分について、これからプロポーザルで進めていくということがNEXCO東日本のほうから示されています。南側については、まだどういう形で地中拡幅部が取り組んでいくのかというところは示されておりませんけれども、前に示されている中では、契約してから450日の設計期間を経て、それから工事に入っていくということで聞いていますので、実際に公募して、プロポーザルで工法が決まっていくまでに、やはり時間が少しかかってきます。
 そういった中で、我々もいろいろな情報を収集しながら進めていきたいと思っていますけれども、ようやく北側の部分の地中拡幅部の取り組みが、契約に関しての手続がこれから始まっていく段階というところです。


◯委員(栗原健治君)  この地中拡幅部は、本道が16メートルで、今までにないシールドトンネルですけれども、それに合わせて中央ジャンクションから発進するランプシールドトンネルとの接合部分で、接合部分は30メートルの円筒の構造物になるということで、現時点ではその技術的な検証というか、安全についての情報っていうのは提供されていないんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  トンネル施工等検討委員会で、中央ジャンクションの地中拡幅部について既に公表されているものはございますけれども、それはオープンハウスでも、こういった形のものが考えられるというパネルが既に示されて、考え方としては出されています。それに基づいて、今プロポーザルで設計と施工を一体的に検討して進める、入札の手続が始まっていますので、そういったものが進められていかないと、具体的にどういう工法で、どういう形になるのかっていうところについては、示されているものではございません。
 私どもでも、できるだけ早く契約を進めていく段階で、わかった情報については皆様のほうにお伝えしていきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  契約の件はわかったんですが、工事の中身で、安全にその工事ができるのかっていうことに対して、市民は心配をしています。地中拡幅部の工事でも、事業者がかわれば、やり方が複数の取り組みでされる可能性があります。本当に一番安全な工事方法は何なのかということも検討しなければならない。事業者がとったものでやられても、安全性には差があると思うので、全く同じかどうか、どっちが安全なのかというのを検証することが、契約する上でも、市民の安全を守る上では重要で、そのためにも安全に工事が行えるのかということの工事の情報を、技術の側面も含めて検証し、それを明らかにすることというのが求められているというふうに思います。また、市民が安全を求める視点であります。
 このとき、技術の安全性を確認するっていう手だて、今示されていないという答弁でいうと、明確にされないので、契約のことでしか答弁ができないことで確認していいんですか。安全確認という手だては、現時点では市としてはやることはできないということでよろしいですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  設計はプロポーザルで専門家の意見を聞きながら進めていく形になっておりますので、具体的に今、公募提案で、こういった工法、こういった工法ということで、多分、何社かが提案しているんだと思うんですね。その形で今後契約して、決まってきますと、それぞれの提案した工法を具体的に専門家の意見を聞きながら設計を組み上げていくというふうに、我々も認識していますので、いろいろな段階でそういった情報をいただきながら進められるように、市からも事業者のほうに申し入れしていきます。


◯委員(栗原健治君)  工事を安全にさせることっていうのはすごく重要な課題で、住宅密集地の真下で行われる工事だということを本当に認識して、対応していく必要があるというふうに指摘しておきたいと思います。技術検証委員会でも、地中拡幅部、また外環トンネルの検証をするに当たって、その事業者の関係者が実際に技術検証の、言ってみれば審査、検討する側に入って、自分の工事のための技術検討委員会になってしまって、本当に住民の命や財産を守る立場の機能を果たしているのかっていう疑念が、今その関係者との関係で指摘されています。この点でも、技術検討委員会の安全をしっかりと確認する取り組みを、市としても働きかけていただきたいというふうに思います。
 次に質問なんですけれども、資料の3の外環事業に係る取り組みの状況についてです。この黄色の1、2のランプシールドトンネルの工事ということで、平成31年1月11日が工期だと、もう目前に迫っています。シールドマシンの組み立て作業に入っているということで、いつ、この組み立てが終わって、掘進が始まる予定なのか。工期の延長っていうことが示されることになるというふうに思いますが、この点のこれからの工事がどういうふうに進むのかという確認をしておきたいというふうに思います。
 あわせて、7のオレンジの部分も、工期が平成31年3月31日ということで、今年度中だと。全体の8割っていうことですけども、工事が終わるとは想像ができないかと思います。工期の延長が、具体的にこのランプ改良工事っていうのが、3月31日までにやると決めたものがこの区間でできるのか。それとも、そもそもこの期間で全てができるというふうに考えていたのかというところを確認した上で、今後の工事、工期に関して確認しておきたいと思います。
 水色の5の部分も関係している部分ですけれども、進捗との関係があるので、市が認識している観点、確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まず黄色のランプシールドトンネルの工事からですけれども、シールドマシンの組み立て作業が11月から始まったということで聞いています。マシンの組み立てに大体半年ぐらいかかるのではないのかなというふうに考えていますので、実際に平成31年2月7日、平成31年1月11日という工程の中では終わるものではないというふうに、私どもでは考えています。
 ただ、実際にこれを契約を延長しますと公表されているものではないので、事業者と請負業者の中で、これからそういった話は進められるとは思いますけれども、市としても、この工期では終わらないだろうと、それは考えているところです。
 また、7番の北側ランプ改良工事につきましても、実際にコンクリートを打設していきながら進めていますので、一遍に全部のコンクリートが打てるわけではありませんので、一定の深さで何度も何度も打ちながら進めていきますから。これも、工期内で終わるのは難しいだろうと、技術的にそうだろうというふうには考えていますけれども、これから工期についても考え方が国のほうから示されると思いますので、きょう御質問もいただいていますので、またよく確認してお答えできる時期になりましたら、お答えしたいと思います。


◯委員(栗原健治君)  それでは、確認していただきたいと思うんですけども、この工期っていうのは、中央ジャンクションができる工期と同調するのか、シンクロするのかっていう点を確認したいと思います。それぞれ区分が分かれていますけれども、それぞれの区分ごとに進捗の差があって、完成するっていうことがあり得るのか。もし、それが区分ごとで完成するっていうことが可能であれば、その部分を北野の里の上部空間の利用に入っていくという条件になっていくのか、この点の考え方、現時点での認識をお伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際に全体の工程が示されていないものですから、今委員おっしゃるように、どの時期で、どういう形になるのかって、市のほうもそこは国に問いかけをしているところなんですけれども、まだ明確になってございません。北野の里の進め方についても、どういう手順で進めて行けるのかっていうのは大事なことです。下部が終わった段階で、全体的に、外周に機能補償道路もやはり整備していかなきゃいけないですから、そういう外周に整備するものも含めて、これから私どもでもスケジュール感をよく確認しながら、国と協議していきますけれども、まず今、先ほどお話ししたように、ふたかけ上部空間でどういうものを整備していくのかっていう議論を事業者も含めてスタートを切っていますから、そういった中で、できるだけ国からも情報をもらいながら、どういうタイミングでできるのかとか、そういうことも含めて打ち合わせをしていきたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  具体的にいつの時期に整備されるのか、完成するのかっていうのが未定だということがわかりました。やっぱり大規模、全体に本当に概要がわかるような状況になってきている中で、周辺に住んでいる方から、一体今どこまで進んでいるのか。工事は絶えず動いているけれども、目から見えると、かなり進んで頻繁に、工事が進んで見えるところと、動いていないように見えるところと、あると。そこの不安というのがすごく大きくて、いつまで続くんだろうかという声が寄せられます。
 隣接する住民の一番近い地域の進捗状況っていうのを、丁寧に知らせる事業者の責任もあると思いますし、市としても問い合わせに答えられる状況をつくっていくことが必要だと思いますし、市民の不安を取り除く上でも、それに答えていくこと、現状、全体ではなくて、どういう状況に今部分的なところ、個別的な箇所で進んでいる状況と見通しというのを示すことというのが求められていると思います。
 この点で、市として対応できる視点、事業者に対して申し入れなどできる観点があれば、お伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  三鷹市としても、中央ジャンクションで整備が今進められているものに対して、定期的に現場のほうに出向いて、今の工事の状況を確認したり、監督官と打ち合わせなんかをしながら、できるだけ情報をつかもうということで、それは日々努めています。また、市民の方からお問い合わせがあったときに、現地がどういう状況になっているのかというのが、我々自身がわからなければお答えもできないので、そこは担当者のほうでしっかり現場を回りながら、課の中でも情報共有しているところです。
 委員おっしゃることは我々もそのとおりだと思っていますので、できるだけ早く全体のスケジュール感とか、進め方を示してほしいというのは常に話をしていますけれども、なかなかそこに至っていないのが状況であります。ただ、ここの工事がどのくらいまでこういう状況が続くのかとか、そういう部分的なものについては、お問い合わせがあったときにできるだけ答えられるように、我々としても日々努力していきたいというふうに思っています。


◯委員(栗原健治君)  北野全域にかかわっているので、具体的な箇所がないと、また一般的な話になってしまうと思います。具体的にこの地域でこの工事、一番関心があるのは隣接しているところですけれども、問い合わせがあったときに、市が中に入って、調べられること、現状を知らせられるような取り組みを丁寧にしていただきたいというふうに思います。
 以上で終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  ここでしばらく休憩いたします。
                  午前11時06分 休憩


                  午前11時15分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 質疑を続けます。


◯委員(石井良司君)  前からちょっと疑問に思っていたんですけど、高架下というか、例えば資料3の2ページというんでしょうか、中央ジャンクションのランプ橋(下部工)の工事等があると思うんですけど、過去に少年野球等で高架橋の下、中央高速の下を使いたいとなってきたときに、橋脚があって、それにボールが当たるから使わせませんよという話が過去にあって、それで、そこにフェンスをして使うようになったりという、そういう経過が昔あったんですね。
 それで、これだけの工事をした場合に、橋脚に与える振動というのは非常に大きいものがあると思うんですけども、そういう防振というか、そういう部分のことをどういうふうに考えているのかという思いがするんです。過去には、ボールが橋脚に当たるからだめなんだよという話だったんですよ。そこの回りを、確かにこれだけの深さで掘っているから相当な振動があると思うんですね。そうした場合の、何ていうんでしょうか、防振対策とか、または補強等はどのようにやっているのか。
 それとまた、一緒に聞いてしまいますけども、基準というものはどうなっているのかなと思うんです。要するに振動というのは非常に大きいものが続いているわけだから、それで深く掘っているわけだから、その点の対策なり、対応なり、基準というものを一括でちょっと御回答をお願いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  現在、掘削のほうは終わっていますので、一番橋脚に負担がかかる部分の工事は終わっているというふうに確認しています。実際に私どもでも、多分掘削するときに相当気を使って掘削していたんだと思うんですが、高速道路会社がみずから管理している高速道路施設を、NEXCO中日本という、その高速道路会社が施工していますので、自身のものを最新の注意を払って施工は進めてきたというふうに認識しています。
 具体的に何か振動の基準とか、そういったものを設けながら、どういう施工監理をしてきたのかというところまでは、今つかんではおりませんけれども、相当気を使いながら、整備はこれまで進んできたんだというふうに認識しています。
 期間も平成27年からということで、これ、地下埋設管を移設しながら、場所をあけながら、そういうことで慎重に工事のほうは進めてきたというふうに聞いております。今御質問いただいたことを、もう一度ちょっと私たちもよく確認させていただきますけれども、今後も安全に施工するようにしっかり申し入れしていきます。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございます。これを見ると、平成27年7月16日から平成31年7月24日ということで、大分長期にわたっている工事だから、これが全部掘削なり、そういう振動がある工事とは思わないけれども、ちょっと期間が長かったので相当の影響があったのかなと思うんですね。それで、一番私が言いたかったのは、要するに確かに硬式野球も、軟式野球もだけど、ボールが橋脚に当たるからだめだよというような指導をしていたのに、こういう大きな工事の場合の振動なりは非常に大きいわけだから、相当なNEXCO日本、気を使ったのかなと思ったもので、その対策なり、基準というのはどうなっているのかなとちょっと疑問があったので、確認をしたいと思ったわけでございます。
 分かれば、後ほど聞かせていただければと思います。以上で終わります。


◯委員(大城美幸さん)  2点だけ。まず最初に、景観重要公共施設に位置づけることのメリットとして、事業者にも景観に配慮して事業を進めてもらうっていうことだと思うんですが、その後の維持管理にも、つくったら、それで事業者は終わりで、関係ないのか、その後も、景観重要公共施設として位置づけることと関係あるか、ないか、わかりませんが、その後の維持管理にも事業者がかかわることができるのか、お聞かせいただきたい。
 それと、資料3で、外環事業に係る取り組み状況で世田谷区での説明会が開かれますが、三鷹での説明会の見通しというのはあるでしょうか。先ほど外環の市民、周辺住民の見学会の要望もありましたが、やはりシールドマシンのこと、地下がどうなっているかが一番市民の関心事かなと思うので、説明会について、市も要望しているとは思いますが、見通しをお聞かせください。


◯都市整備部長(田口久男君)  1点目の景観重要公共施設の管理についてお答えいたします。さきの委員さんのほうからも、景観重要公共施設の御質問をいただいたときに、高速道路という施設を景観重要公共施設にするというのが全国的にほとんど例がないというお話をさせていただいたんですが、一般的な公共施設も必要に応じて景観重要公共施設に当然定めることができますので、今、委員さんの御指摘がありました、つくるときの配慮だけでいいのかっていうところだと思いますが、当然その位置づけをした場合については、その施設が存続する限り、その周辺の景観と調和させるとか、そういったところが継続的に必要になりますので、その部分は維持管理についても、その施設管理者がしっかり責任を持っていただくということで進めていきたいというふうに考えております。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  説明会の件でございますけど、現在、12月14日、15日に行われる説明会については、これは世田谷区、施工箇所周辺の住民を対象としたものでありますので、当然三鷹市のほうの市民にも説明をする必要はあるというふうに思っています。私どもでも、当然これから要望していきますし、ただ、タイミングがどのタイミングになるのか、三鷹市内に来るまでまだ少し時間がありますけれども、このタイミングである程度沿線を全部説明してもらえるのか、それとも、もう少し近づいてきた段階でそれぞれの区市に説明していくのか、そういったところもあわせて確認していきます。
 いずれにしても、しっかりと三鷹市民に説明をするような場を設けるように、市のほうからも伝えていきます。


◯委員(大城美幸さん)  この間の、これまでのことも含めて情報提供のあり方にはすごい疑問に思うところもあり、きょうも質疑の中でそういうこともあったので、どのタイミングで市民への説明をするのかっていうことでは、やはり直近だったり、そういうことではなく、やはり前もって市民の不安を解消できる、そういう立場で市も要請し、説明会が開かれるよう要望して終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時25分 休憩


                  午前11時26分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時27分 散会