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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成30年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2018/06/22 平成30年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2018/06/22 平成30年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。それでは、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入場するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 報告事項の1番目、アの北野の里(仮称)ゾーニング案について、資料1のほうで御説明いたします。資料1の1ページをごらんください。1、北野の里(仮称)ゾーニング案についてです。平成28年度に開催した北野の里(仮称)まちづくりワークショップで提案されたゾーニング案等を平成29年度に広く市民に周知し、寄せられた御意見を反映した北野の里(仮称)ゾーニング案を作成しました。
 2、市民意見の募集についてです。市は、ゾーニング案について広く市民から意見募集を行うとともに、北野地区公会堂でゾーニング案を説明し、地域住民から意見募集を行いました。説明に当たっては、会場に中央ジャンクションの模型を配置し、ふたかけ上部空間の利活用についてイメージできるよう、取り組みました。
 (1)、市民意見の募集についてです。募集期間は4月13日から5月1日の期間で、募集方法、周知の方法は記載のとおりです。(2)、北野地区公会堂におけるゾーニング案の説明についてです。4月22日及び4月23日に、ジャンクション周辺地域の市民を対象に北野地区公会堂で説明を行いました。開催の周知につきましては、ホームページ、市報に掲載いたしました。また、開催案内のお知らせビラを北野小学校、第六中学校の保護者等に配布したほか、北野地区内の町会の掲示板へも掲示し、周知を図りました。(3)、市民意見の提出結果等です。まる1、提出人数は45人、意見数は86件でした。また、意見数の内訳は記載のとおりで、ゾーニング案に記載されている内容と同じ趣旨の意見が多く寄せられたほか、ふたかけ上部空間等に設置してほしい具体的な施設等について、多くの御意見をいただきました。施設等に関する御意見につきましては、整備計画を策定する段階で反映させていきたいと考えております。
 2ページをごらんください。まる2、ゾーニング案に反映する市民意見趣旨です。住環境に配慮したまちづくり、道づくりをしてほしいとした御意見、安全安心に配慮したまちづくりをしてほしいとした御意見、市民に開放された公園空間等を整備してほしいとした御意見、周遊できる道づくりを充実してほしいとした御意見などがありました。
 3ページから6ページは、御意見をいただいたゾーニング案となります。3ページをごらんください。赤字で記載した部分は、いただいた御意見を反映して、今回追記した部分です。3ページ、こちらは北野の里(仮称)全体のゾーニング案となります。
 4ページをごらんください。こちらは、事業者である国、高速道路会社及び東京都に提案するゾーニング案となります。
 5ページをごらんください。こちらはゾーンごとのコンセプト及び活動のイメージです。イメージは一例で、決まったものではありませんが、市民の方々によりわかりやすく説明する必要があることから、こうしたイメージパースも活用して説明を行いました。
 6ページをごらんください。こちらは、ふたかけ上部空間等の周辺についてのゾーニング案となります。また、下段左側、こちらは北野の里(仮称)の景観資源をつなぐ回遊ルート、小道図となります。下段右側は「対応の方針」において、外環事業にあわせて整備することが示されている中央ジャンクション周辺に整備される都市計画道路となります。引き続き、早期整備を東京都に要望していきます。
 続きまして、報告事項の2番目、イの外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(平成30年度第1回)について、資料2のほうで御説明いたします。
 資料2の1ページをごらんください。第1回連絡協議会を5月14日に開催し、開通した中央道側道の代替道路等について現場確認を行いました。1の開催日時、開催場所及び出席者数は記載のとおりです。
 2の内容です。2ページをごらんください。こちらが次第となります。確認事項として、平成29年11月に開催した第3回連絡協議会の議事要旨を確認した後に、4、報告事項として、(1)、中央道側道代替道路についてとして現場確認を行いました。
 3ページをごらんください。当日、現場確認を行った中央道側道代替道路についての説明資料となります。こちらが当日の資料1となります。水色で着色している区間の中央道側道を通行どめし、ピンクで着色した車道、オレンジで着色した歩道の代替道路を整備しました。街路灯や防犯カメラ等を新設し、5月8日に開通しました。
 4ページをごらんください。議事要旨となります。中段5、会議内容をごらんください。(1)、中央道側道代替道路についての意見です。白百合学園通りと中央道側道代替道路の交差点において、白百合学園通り側から車や自転車がスピードを出して進入してくるため、さらなる安全対策が必要であるとした意見や、吉祥寺通りと中央道側道の交差点における信号機の点滅サイクルに関する意見がありました。
 (2)、その他についてです。下段の部分になりますが、こちらは、市より北野の里(仮称)ゾーニング案について情報提供をし、その後、外環事業全般に関する意見交換を行いました。
 5ページ上段、イの意見・要望をごらんください。以前の協議会から提案のあった北野中央通り西側代替道路と中央道側道代替道路が接続する吉祥寺通りの交差点化について、早期に実現してほしいとした要望などのほか、工事に伴い発生した振動に関する質問や、北野の里(仮称)の駐車場配置に係る質問がありました。
 資料2の説明は以上です。
 続きまして、報告事項3番目、ウの外環事業に係る取り組み状況について、資料3のほうで御説明いたします。1ページをごらんください。1、東京外郭環状道路(関越〜東名)事業連絡調整会議(第6回)の開催についてです。国土交通省関東地方整備局、東京都、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社の4社は、本年3月28日に事業連絡調整会議を開催し、工事や工程、用地取得の状況等について確認を行いました。
 (1)、工事についてです。地中拡幅工事は、大規模かつ複雑な工程やステップを伴う高度な技術を要す工事につき、施工には相当の期間を要す見込みであるが、安全安心な設計・施工を進めることなどを確認しました。
 (2)、工程についてです。用地・工事それぞれに課題が多くあり、具体的な開通時期を見通すことは困難としてきたところであるが、中央ジャンクション地中拡幅工事の発注手続も当初の想定より相当おくれており、少なくとも2020年東京オリンピック・パラリンピックまでの開通は困難であること、また、安全を最優先に工事を進め、早期の開通に向けて取り組むことなどを確認しました。
 (3)、用地取得の状況についてです。中央ジャンクション部における平成30年2月末時点での面積ベースの取得率ですが、96%の用地買収、88%の区分地上権設定の契約が完了しました。また、件数ベースの取得率では、99%の用地買収、82%の区分地上権設定の契約が完了しました。
 現在行われている工事の状況についてです。こちら、2ページをごらんください。中央ジャンクションにおいて大きく6カ所で工事が行われております。平成30年5月末時点での状況について御説明いたします。南側、図面左側より、黄色の塗り潰し箇所では、東日本高速道路株式会社が担当するまる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及び中日本高速道路株式会社が担当するまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事が行われております。ランプシールドトンネル工事を行うもので、現在、防音ハウスの基礎工事等の準備工事を行っております。
 また、その北側、紫色の塗り潰し箇所では、中日本高速道路株式会社が担当するまる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路及び換気所地下部の工事を行うもので、引き続きヤード内の整備等の準備工事を行っております。
 中央道と接続する緑色の塗り潰し箇所では、まる4、中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事が行われております。中日本高速道路株式会社が担当する中央道と接続するランプの橋脚工事です。現在、東西のエリアにおいて、躯体工事として掘削及び躯体構築を行っております。
 その北側、水色の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる5、東京外環中央ジャンクション北側ランプ工事、まる6、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠工事が行われています。まる5、まる6の工事は、ともにランプ部地下躯体構築等を行うもので、土どめ工事及び掘削工事を施工中です。
 オレンジ色の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる7、東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事が行われております。開削工法によるランプ部地下躯体構築とケーソン工法によるランプシールドトンネル立て坑構築工事です。立て坑及び開削部の掘削工事が完了し、躯体構築を行っております。
 赤の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる8、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールドトンネル工事及びまる9、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド工事が行われております。Aランプシールド工事及びHランプシールド工事においては、シールドマシン組み立て作業が完了し、防音ハウス等の防音設備工事を行っております。
 資料3の説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
                (「委員長」と呼ぶ者あり)
 休憩します。
                  午前9時49分 休憩



                  午前9時49分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  では、再開します。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。資料2のほうの外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会の今年度の第1回目が、5月14日に行われたということであります。参考資料1のほうで、前回、平成29年度第3回の資料の中で、次回が平成30年2月から3月ごろに行いますよという案内があったかと思うんですけど、5月ということで大分おくれた感じなんですが。その経過報告があったのかどうか。2カ月、3カ月おくれた理由が、何かありましたら教えていただきたいと思います。
 それと、資料3のほうですけども、現在行われている工事の状況ということで、まる1からまる9ということで、いろいろなところでいろいろな工事が行われているということで、その中で起こっている、事故までは行かないのかもしれませんけど、例えば誰かがけがをしたとか、工事内で車と車の接触があったとか、出入りのときに市民の方との事故・トラブル、そういうことがあったとか、そういう報告が逐次入っているのかどうか。それに対して、市としてどういうふうにかかわっているのかどうか、わかりましたら、お願いしたいと思います。
 以上です。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  1点目の安全・安心のまちづくり連絡協議会のことでございますけれども、当初、春、2月、3月の段階で、次回も切り回し道路と言われている代替道路整備が完了した段階で、また確認をするということでお話をさせていただいたところなんですけれども、工事のほうの関係もございまして、全体のスケジュール的に2月、3月で終わらなくて、開放したのが5月8日になりましたので、そのタイミングに合わせて安全・安心のまちづくり連絡協議会を開催したところになります。委員のメンバーの方も、学校のPTAの関係の方等も、変更等もございましたので、そういった意味で少し調整しながら進めてきた経過がございます。
 それと、工事の関係でございますけれども、事故・トラブル等の報告はございません。そういうことは発生したことはございません。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。このゾーニング案については説明があったり、市民意見の募集なんかもあったので、タイミングとしてはよかったのかなと思います。ただ、延びたということもあったので、そういうことがちゃんと丁寧に、こういう形で延びているということが──PTAの方っていうこともあったかと思いますが、そういうことが逐次報告が行くようなふうにしていただければいいのかなと思いますので、よろしくお願いします。
 事故に関しては、今一切ないということですが、微々たることでもあるかと。例えば冬、工場内で風邪がはやっているとか、そういうことの報告義務は当然ないのかもしれませんけども、そういうことも、含めて小さいことでも、連絡的に密にしているっていうことが大事だと思いますので、一切そういうことが全くないというと、ちょっと逆にえっという部分もあるかと思うので、本当にないのかということも含めて、そういう詳細の部分も連絡を、意思疎通ができるような形で──ないということでいいんですけれども、そういうことも含めて今後もお願いしたいと思います。終わります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、順次、確認をしたいと思います。最初のゾーニング案についてですけども、これ、後ろにA3判がついています。これは、1つは、このゾーニング案が作成されたと。作成の年月日というのが記載されていないと思うんですが、計画みたいなことをつくれば、きちっとそれは何月何日作成と日付を入れますね。これは日付が入らないのか。
 そして、もう一つ、4ページ目が東京都に提出する分だというような説明があったと思いますが、東京都には4ページだけを出すのか、ゾーニング案としてこの3、4、5、6、この4枚がセットでゾーニング案として市民に公表されるものではないのかということを、まず確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ゾーニング案については、案の段階で今、皆さんから御意見を聞いている段階です。まだ市としてのゾーニング案をゾーニングとして固める前の段階ですので、国や東京都に固めてから提案しますので、提案するときには、この今3枚から6枚目の、皆さんに御意見をお聞きした全体のもので、ふたかけ上部と周辺と、両方説明しながら。特にふたかけ上部のところは国や東京都と密接にかかわってくるので、これを提案という形でさせていただきますけれども、案としては全体でセットで説明しながら進めていくものというふうに考えています。
 それと、日付については、まだ確定しておりませんので、入れてございません。


◯委員(野村羊子さん)  では、これが成案、成文──どっちが正しいのかな、になったときには、じゃあ、ゾーニング案ではなくて、ゾーニングプランとか、そういうことになるということでしょうか。それはいつの予定ですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ゾーニングとしては、もう市民の皆さんにも御意見をお聞きしまして、きょうまた委員会で報告させていただいて、委員の皆様からも御意見をいただいて、これから決裁をとって確定していきたいと思っています。
 このゾーニングはゾーニングをつくるというのが目的ではなくて、整備計画を今年度策定していく、そのゾーニングをもとに整備計画をつくってきますので、そこに策定するための1つのステップとして、我々として捉えて今進めているところです。


◯委員(野村羊子さん)  わかりにくいんですけど。このゾーニングについては、だから、これは整備計画のための1つのステップだっていうふうに言いました。これの位置づけは、だから、普通、基本構想があって、基本計画があって、基本設計して、実施設計をやるっていう流れがありますよね。そうしたら、これはどこに当たりますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  整備計画をつくる前段のベースとなるものになりますので、整備計画の一部といえば一部になろうかと思います。


◯委員(野村羊子さん)  そうしたら、これ、つまり整備計画をつくる前に東京都や国に提案として出すっていう理解でいいですね。それはいつごろの予定。今、決裁を上げてって言ったので、例えば6月とかにも提案、提出、要望に行くのかどうかっていうことの予定がどうなっているかを聞きます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ゾーニングが固まった段階で、どういうふうに国・東京都に提案するのか。これから調整しながら進めていくところというふうになりますけれども、現時点でいつ、どういうふうに提出するということまでは決まっておりませんが、まず、しっかりこれを固めて提出していきたいと思っています。


◯委員(野村羊子さん)  ぜひ、提案したときにはきちっと議会にそのことを報告していただきたいというふうに思います。
 それで、もう一つ、このふたかけ上部部分についてですけれども、現実に物理的に多重構造になっていくわけですよね。ここには、ふたかけ上部空間があって、どれを見ればいいんだ、4ページを見ましょうか。4ページの重なり関連し合うゾーニングというふうな書き方をしていますが、ふたかけ上部空間で、高架下があり、スポーツがあり、農と緑でありますが、このふたかけ上部空間の下に構造物がありますよね。そこが実は重要じゃないかと思うんです。
 つまり、このスポーツ広場エリアの下はどうなっていて、この下の緑と憩いのエリアはどうなっているのか。黄色い部分は、排気塔ができるから、地下40メートルや、さらに深いところにある大深度トンネルと直接つながるような大きな深い構造物がここにあるっていうことですけども、それについては、その下の構造物があって初めて、上部にどういうものがつくれるかっていうふうなことの検討も本来できたと思うんですが、そのことについて説明が基本的には何もないまま、これ、進んでいますが、それについてはどういうふうに考え、今後どうしていくのかっていうことについて確認します。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ゾーニング案を検討するとき、まずこれはワークショップで市民の皆さんと話し合いをしていただいて、提案していただいたゾーニング案がベースとなっております。そこから大きくというか、その案を市としても広く皆さんにお聞きしながらまとめてきたもので、ワークショップをやるときに、どういうところにどういう荷重がかけられるとか情報提供をしながら進めてきておりますので、当然下の構造物等も考えながら、ワークショップは国や東京都も一緒に協働で開催しておりますから、そういったときのゾーニング案をベースにしておりますので、そういうふうにお考えいただければと思います。


◯委員(野村羊子さん)  ですから、このゾーニング案に基礎資料的なところで、下がどういう構造かっていうことも、やはり明らかにしておく必要があるんじゃないでしょうか。市民にとっても、これがこのものとして公表されるわけですね、こういう4ページの構造の案、あるいはゾーニングプランの今これを東京都に提案しましたとか、国に提案しましたっていうふうなこととして明示されるわけですね。
 そのときに、この下がどうなっているのかという、構造物をね。私もワークショップでちょっとだけやったのはわかっていますよ。あれがあったから、ああ、実際こういうふうになるんだねと、初めてちゃんと見えるような図面が示されたなというのは思っていますけども、そういうことをきちっと入れておくべきじゃないんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  下の構造と上部利用の関係について、構造がこうだから、上部利用でこういう制約を受けるっていうものでは、今回のゾーニング案のところではなかったんですけれども。委員おっしゃるように、地下の構造、こういうふうになっているというのを、よりわかりやすく、皆さんが御理解するほうがわかりやすいということであれば、我々としても、これから整備計画をつくっていく中で、下の構造や何かのことも合わせた計画、そういうのもゾーニングの中で検討するときに考えて、このゾーニングをつくったんだという位置づけで入れていきたいと考えています。


◯委員(野村羊子さん)  そうですね。スポーツ広場エリアの下は割と四角い、長方形の3階建て道路構造みたいな、くっついたものがあるわけですよね。それで、緑と憩いのエリアのほうは、ぐるっと回って、行って帰ってくるようなものと、いろいろな形のトンネルがそこにあって、それを全部埋め戻して上部をつくるわけだから、いろいろな将来的な影響っていうのはあり得る場所だっていうこともしっかり考えながらやらなくちゃいけないと思うんです。
 住宅を建てるわけじゃないから、多少、いきなり陥没みたいなことが起こっても大きな被害にはならないかもしれないけども、でも、その可能性がある。つまり、埋め戻したところって、一番陥没が置きやすい場所じゃないですか。一度掘って、構造物をつくって、すき間のところに土を埋めて、それで何メートルにもわたって、今20メートル、30メートル掘っているわけだから、そこの部分を、ある部分は下から全部土で埋めて、この上に公園をつくるわけでしょう。
 そこのところは、やはりきっちりと危険がないように見ていかなくちゃいけないものじゃないですか。市として、それを、例えば地盤の変動とか、ひび割れとかっていうのが生じないのかどうかっていうことを含め、きちっとそれを計測し、見ていく。市民が遊んでいる間に何か起こったら困るわけだから、そこも含めてこれを考えているのかどうかっていうことを確認します。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  当然、道路の施設は公共の施設になりますので、それは安全である前提でなければならないというふうに思っています。施工上、非常に御心配があるような陥没等がないように、我々も事業者のほうには安全な取り組みを常に求めていますけれども、そういうことがないように、埋め戻し等の段階になって、よく事業者のほうと調整しながら進めていきます。


◯委員(野村羊子さん)  もう一つ確認したいんですが、一度、外環の委員会で視察に行ったところ、やはり地下に道路構造があって、上が公園になっている。あそこは、やはりこのスポーツ広場エリアのように固まった構造物が下にあるというものだったと思うんです。今回の中央ジャンクションの北野の里をつくろうとしているところのように、ぐるぐるといろいろな構造物が地下にあって、ジャンクション全部がその下に埋まっていて、その上をこのような形で利用するというふうな前例があるのかどうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  こういうジャンクション上部を一体的に使うという事例自体は、そんなに多くないと思っています。大橋ジャンクションのところでもありましたけれども、少し状況が、やっぱりジャンクションごとに全部違いますので、これと同じ状況のところっていうのは把握してございませんが、そういう状況はないんじゃないかなというふうに思っています。


◯委員(野村羊子さん)  大橋ジャンクションは構造が違うと思います。あれ、ビルのように構造物を下から建ててやっているわけだから、土で埋め戻した場所じゃなくて、6階建てくらいのビルを建てて、その上に、要するにビルの屋上に庭園をつくるって、そういうようなものだったと思うんですよ。それも視察に行きましたでしょう。だから、例としては、私は当たらないと思います。
 把握していないわけですから、できれば世界中ちょっと確認をしていただいて、どのようなことが起こり得るのか、起こっていないのか、ぜひ情報収集をして、その情報提供をしていただきたいと思います。単純に上を使えばいい、緑と農の空間をつくるって、それは大事ですよ。ジャンクションがせっかくある意味では、地面の中に埋まってしまって、見上げれば、ぐるぐるとぐろを巻くような市川のジャンクションのように、そういうようなものじゃなく、上部が使えるっていうのは、それはそれで1つの利点だとは思いますが、でも、それが本当に安全なもののようにぴしっとやらなくちゃ、今いろいろな事故が起こっていて危ういわけだから、そこはきちっと把握してほしいと思いますが、それについて研究、検討できるでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  再質問にお答えいたします。地下利用ということで、我々も全てを調査しているということではありませんが、例えば横浜の公園の地下に地下鉄が通っていたり、幾つかのそういう事例は把握しているところですが、この中央ジャンクションのように、今委員さん御指摘のように、そういう面では、恐らくここが一番複雑な構造になっているのではないかと思っております。
 先ほど担当部長がお答えしたように、上部利用するに当たって、しっかり強度とか、安全とか、それを整えてもらうというのは前提だと考えております。したがいまして、市としても、そういったものをしっかり国のほうから説明を受けて、市民の方が利用する際に安全安心は確保するようにしていきたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  今の、調査をする気はないと聞いていいですか。


◯都市整備部長(田口久男君)  調査がどういう形かというのはございますけれども、全て前例を調べていくっていうより、関係するものは調べて把握していきたいというふうには考えております。


◯委員(野村羊子さん)  ぜひ、その調査結果を教えてください。委員会で報告していただきたいと思っていますので、委員長についてはぜひそのことをお忘れなく、次、いつかの機会にきちっと確認をしてもらうようにしていただきたいと思います。
 それで、公表のあり方ですけれども、これ自体はホームページに掲載とかっていうふうな形になるのか、東京都や国に要請した時点でそれがちゃんとアップされるのかどうかということも、再度確認します。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  固まった段階で、ホームページ等で公表していきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、その公表されたことについても、きちっと議会に報告いただきたいと思います。
 それで、中身でちょっと1件確認したいんですが、3ページのゾーニング案の図面で、緑の両方向に書いてある矢印がありますね。これは何を意味するんでしたっけというのを、ちょっとお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  これは、回遊のイメージを矢印で書いてあります。具体的にここのところに回遊ルートを通すというよりも、周辺の緑とジャンクションの緑が一体的に調和するような、そういうまちづくりを目指していますので、そういう意味で、周辺もそうですし、ジャンクション上部もそうですし、矢印で緑でつなぐと、そういうイメージのものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  イメージですね。それが4ページには入っていない。3ページと4ページはほぼ同じだけど、そうやって説明と図面とちょっと違う。東京都には、だから、その4ページを出すというような説明だったと思いますが、3ページも含めて出すんですよね。このイメージについて、どこかで説明がないとわかりにくいんじゃないかと。これだけで、左下にある、これがそれだっていうふうに、私は今ぱっと見て把握できなかったので、改めてこれ、どうなんだろうと思いますが、いかがでしょう。


◯都市整備部長(田口久男君)  ゾーニング案についてでございますが、3ページのところは、ふたかけ上部に加えて、北野の里(仮称)の周辺も含めたゾーニング案ということで全体を示して、今担当部長がお話ししたように、いろいろな公園が周辺にもございます。緑とかありますので、そのつながりとか、まちづくりとしてイメージを示したものということでございます。
 4ページのほうは、周りも図面上には出ておりますが、まさに上部利用のゾーニングを示した内容ということでございます。


◯委員(野村羊子さん)  違いが、全体像と上部だけの図だっていうことでしたね。確定版では、もうちょっと、ぱっと見わかるような表記をしていただけるとありがたいかなと思いました。
 あと、それで、市民意見、オープンハウス的なものを4月に2日間にわたってやりました。私も見せていただきに行きました。そこでゾーニングに関することとか、いろいろなことの御意見があって、外環事業に関することも、あるいはまちづくりに関することですけども、不安とか、苦情とかっていうふうなことがあったのか、それに対してきちっとお答えができたのかっていう、そこだけ。安全安心に配慮したまちづくりというのもありますけども、現状の中で、そういう疑問とか、そういうことがあったのか、なかったのか、どのような対応をしたのかについて確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  22日、23日、2日間で多くの方に御来場いただいたところでございますけれども、いただいた御意見について、今細かい御意見の取りまとめをしているところでございます。また、きょう概要をお示しさせていただきましたけれども、出てきたもう少し細かい分類等は、まとまり次第、また委員会のほうに御報告させていただきますけれども、外環事業については、事業を早期に開通してほしいとか、安全を希望する御意見とか、周辺の景観にも配慮してほしい、そういった御意見が寄せられたところでございます。
 また、工事に関して、音とか振動の話も、そのときに、ここはどうなっているんだというお声もいただいている方も何人かいらっしゃいましたので、その都度、御住所と、どういった状況なのかということをお聞きしながら、事業者のほうにつないで、一緒に確認したりした取り組みはしているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。普通に市民の方が市の担当者と会う場面って、そんなにあるわけではないので、それを機会にっていう方もいらっしゃると思うし、そこで出てきた意見って非常に重要だと思うので、きちっと対応していただければと思います。
 じゃあ、安全安心のほうにしますが、今回19人の出席者でした。安全・安心のまちづくり連絡協議会は、定数が何人で、出席率という意味で言えば、昨年度から何回かやっていますけども、どの程度のものだっていうふうに把握していますか。お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  安全・安心のまちづくり連絡協議会は、14団体から22名の方が構成員となっております。そういった中で、19名の御出席なので、非常に皆さん、調整していただきながら、お忙しい中、御参加いただいているものというふうに認識しております。毎回、欠席される方は多くてもほぼ3名ほど。できるだけ我々も、皆さんが御参加できるような日程を調整しておりますので、どうしてものときには、何人か多くの方が欠席された回も何回かはございましたけれども、極力皆さんが御参加できるように調整しながら進めているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  多くて3人と言ったけど、お休みは今回5人ですよね。ですから、出席率は把握していますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  出席率は平成26年から平成30年まで、今まで13回開催しております。21名参加が2回、20名参加が2回、19名参加が2回、18名参加が2回、17名の参加が1回、16名の参加が1回、15名の参加が3回ということで、出席率はそういう状況になっております。


◯委員(野村羊子さん)  先ほど、欠席は多くて3名みたいな言い方をしましたが、実際には9名の欠席の日もあったっていうことで、それ、答弁修正してください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  22名の委員さんなので、先ほど、今回5名欠席とおっしゃいましたけど、今回の欠席は3名です。それで、一番多いときで7名の欠席という回が、15名のとき3回ございました。そういう回が3回ありましたけれども、1名、2名、3名、4名、これで8回の回はそういう人数でありますので、多くてもそういうものは3名、4名の中でおさまっておりますので、そういうふうに御理解いただければと思います。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、こちらもちょっと人数を勘違いしたので、人数的には、はい。今回やったものについては3名が欠席、過去13回中、一番多かったのが7名の欠席のときがあったけども、8回、過半数の回では二、三名の欠席、多くて3名だから、それなりに出席しているという判断だということで、それはわかりました。
 調整をしていることはわかっていますけども、実際、告知がどれぐらい早く、調整がどれぐらい、本当に全員のところまで届いているかどうかということも含め、あると思います。
 それで、この中身ですけど、安全・安心のまちづくりっていうふうに言っていて、この中で、緊急避難計画については一切議題に上がらないのか、報告されていないのかっていうことを確認します。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  安全・安心のまちづくり連絡協議会は、まず第一に、児童の安全な通学路の確保、また、地域にお住まいの皆さんの安全な通行の確保、そういった生活道路の安全と防犯、そういった視点で行っているところでございます。まず、中央ジャンクション周辺で発生している工事に起因した、そういった安全安心の取り組みを今進めているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、この緊急避難計画については、市はどこで市民の意見を聞くんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  緊急避難計画といいますか、緊急時の対応というのは、これ事業者のほうが行っておるものです。事業者のほうが安全安心確保の取り組みとして、オープンハウス等で皆さんがシールド本線等で御心配をいただいているものに対して、そういった取り組みを進めているところでございます。まず、これは事業者のほうが第一義的に進めるという形のものでございますので、事業者が進めているものを、今しっかり市民の声を聞きながら進めているのかということを確認しているところです。


◯委員(野村羊子さん)  この安全・安心のまちづくり連絡協議会の中で、事業者からの情報提供っていう時間もありますよね。そこでも、この緊急避難計画については一切触れられていないっていうことですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  安全・安心のまちづくり連絡協議会の中で事業者のほうから話があるものについても、生活の通学路とか、防犯のこととか、そういったものに関するものを今やっております。今委員、緊急避難とおっしゃいましたけれども、安全安心確保の取り組みについては、事業者のほうがオープンハウス等で皆さんの意見を聞きながら取り組んでいるところです。


◯委員(野村羊子さん)  ごめんなさいね、この安全・安心のまちづくり連絡協議会の目的が、通学路と、生活道路、中央ジャンクションに起因するもの──しかも、それのこの2つについて中央ジャンクションに起因するものというふうな限定だということですねっていう、確認をしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  安全・安心のまちづくり連絡協議会の目的は、北野地域において外環工事によりつけかえられる市道、都道との工事用道路の交差点箇所及び工事区域内通学路等における小・中学校の児童・生徒を中心とした、地域住民の交通安全の確保、防犯対策について、関係者間で情報共有を図り、相互協力により地域の安全安心を確保することを目的としているということになっておりますので、今お話しさせていただいた地域の安全安心の、そういった取り組みを進めているところです。


◯委員(野村羊子さん)  目的はわかったけどもね、その事業者にしっかりと今行われていること、その報告をしてもらうことについては制限をかける必要はないのではないかと思うんです。周辺に住んでいらっしゃる地域の方々が、本当に今、外環工事で何が行われ、何が起こっているのか。道路のことだけじゃないじゃないですか。もちろん、騒音・振動の話も、その他のところで出ているっていうふうなこともあるだろうと思いますけども、緊急避難計画に関しては、3月23日に東京外環トンネル施工等検討委員会が一定の考え方じゃないけども、出していますよね。それくらいの情報提供がなぜできないんですかね。
 こういうことを考えて、何かあったときに広報車を回して皆さんにお知らせしますみたいなことを、オープンハウスでも言っているわけだけども、現実にそのオープンハウスに行かなければわからないことなわけだから、きちっとこの地域の重立った方が集まっているところで説明すべきじゃないかと思うんですが、どうしてそれができないのか。そのことを、市はやはり事業者に求めていくべきではないかと思うんですが、いかがでしょう。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  シールド工事については、先日も東京外環トンネル施工等検討委員会から提言がありましたけれども、しっかりとモニタリングをして進めていくことによって、事故が発生することは考えられないとしております。
 ただ、市街地で行っている工事ですから、安全安心確保の取り組み、そういったことを行っていく必要はあるんじゃないかっていうのは、提言であります。まず、しっかりモニタリングしながら進めることによって、事故というものは、予兆しながら進めていきますので、何かあったときに、そういう対応をしっかりすることによって、発生することはない前提で、今事業者も進めていますので。いろいろなところで事故が起きる前提のお話から入っていくと、かえって皆さん、不安を覚えてしまうということもございます。
 ですから、まず我々としても、安全に事業を進めることは第一。ただ、安全安心確保の取り組みが公表される段階で、それはしっかり皆さんに、さらに安心としてこういう形でやっていきますということを伝えるっていうことを求めていきたいというふうには考えています。


◯委員(野村羊子さん)  リスク管理としてね、事故が起きることを前提にやらなくちゃだめじゃないですか、工事って。起きないことを前提にしたら、何もならないでしょう。博多だって、あれ、モニタリングしていましたよ。掘るトンネルの前に、センサーを突き出して、大丈夫かどうかって、ボーリングも何十メートルかな、とにかく物すごい本数ボーリングしながらやっていましたよ。そうでしょう、それはわかっていますよね、情報を把握していますよねって、まず確認したいと思います。
 そうした上で、モニタリングをやった上でも、ああいう事故が起こった。それを前提にリスク管理しなければ、本来工事なんて安心できるものじゃないんじゃないですか。そこの考え方。事故が起きないことを前提に工事を進めるなんて絶対許されないと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  事故が起きないことを前提にというより、しっかりモニタリングをしながら事故が起きないように進めることを前提にやるわけでございます。ですから、専門家からこういったことをしっかりやりなさいと言われたことは当然しっかりやっていく、それは我々も求めていく。そういうことで、安全な施工監理をするということは、それは大前提にあるわけですね。
 ですけれども、その緊急時の対応というのは事業者がしっかりと意見を聞いて進めていくものでありますので、そこは事業者がしっかり意見を聞いてやるということを、我々は要望していくわけであって、そこは、市の取り組みとしてするというものではないというふうに認識しています。


◯委員(野村羊子さん)  今、やっぱり質問に1つ答えていません。博多についての情報、どういうことが起こったということをちゃんと把握していますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  私どもでは、公表されているベースのものを把握しておりますけれども、委員おっしゃるような、どこまで、どういうふうにということでの御質問なんでしょうか。公表されているものだけ認識しております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。これについて、事故調査とか行われているわけですから、その結果とかをちゃんと確認をしていただきたい。それについて、それこそこの外環道の中でそれがどう反映されるのかということをきちっと把握していっていただきたいと思います。
 ということで、事業者が進めるっていっても、公表されたものを市民にどう伝えるかというのは市の責任じゃないでしょうか。市民が事業者のホームページを常にチェックしているわけではありません。これについて、例えばトンネル施工等検討委員会のことが公表されたっていうことは、市に情報提供があるわけじゃないですか。情報提供ありましたよねっていう確認と、それをじゃあ、市民にどう伝えるっていうことはね。市として、市がそのことを伝えるっていうのは市の義務だと私は思うんですが、それについてどう認識していますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  私どもにも、3月23日付で国のほうから情報提供がございましたので、市としても情報としては持っております。これをどういうふうに伝えていくのかということでございますけれども、これは東京外環トンネル施工等検討委員会が、こういう安全安心確保の取り組みをやっていくんだという提言を事業者のほうにしたものでございます。事業者のほうは、東京外環トンネル施工等検討委員会の公表したものを踏まえて、関係機関と調整の上、緊急時の対応に取り組んでいくということが公表されているものであって、どういうふうに取り組んで、どういうふうになっていくっていうものは、今皆さんの意見を聞きながら、国のほうが取りまとめをしているところでございますので、そういったものが出た段階で、やはり公表されれば、市としてもそれは周知していきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  実際に緊急避難計画が出たら、それは当然周知をしていくものだと私も思います。その政策過程において、どのような検討過程を経て今調整しているのかということも、これ、公表されたわけだから、きちっと伝えるべきだというふうに私は思うんです。これは、この委員会にもちゃんと報告されるべきだ、そういうものだったというふうに思いますが、それはどうなんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  私どもでは、国のほうのホームページに公表されていますので、私どもが報告するというより、情報提供で皆さんに差し上げるような内容だったと思っています。確かに情報提供が私どものほうでできていなかった面がございます。そういったことは、委員おっしゃるように、しっかり情報提供をすべきだったというふうに、私は今反省しています。


◯委員(野村羊子さん)  委員長に、これ情報提供として委員会として要求して、委員の皆さんに配付していただけるように、ぜひ後で処理をしていただければと要望しておきます。それについては、また正副のほうで御検討いただければと思いますので。
 この中身についても言いたいことはいっぱいあるけど、それは事業者に対して言っていくということで、本当にどうなるのかと思っていますけども。
 外環事業に係る取り組みについてですけども、連絡調整会議について、今回は資料がついていません。いつも、毎回、このような用地取得の状況とか、連絡調整会議で出された資料、公表された資料をたしかプリントして、委員会資料として配付されていたというふうに私は思っているんですが、今回ないのはなぜですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  連絡調整会議の資料については、毎回必要な部分、全てのジャンクションのことが出ていますので、中央ジャンクションに関連するところを抽出して情報のほうを提供させていただいております。以前、用地取得の状況のところで、全ジャンクションのものが出ている資料を御提供させていただいたことがございましたけども、そのときにも一部ちょっと誤り等もあったような経過もあったと思っています。今回、中央ジャンクションに関するところを抜粋して、情報のほうは提供させていただきました。


◯委員(野村羊子さん)  間違いが見つかったから、その後はもう出さないって、おかしくないですか。逆に公開をして、間違いを見つけてもらうようなことじゃないと、こういうことっておかしい。もともとミスしたのは事業者のほうですからね。市の責任では全然ありません。ですから、余計きちっと出して、それこそダブルチェック、トリプルチェック的な感覚で見ていただくっていうほうがいいと思うんです。
 それで、今回、中央ジャンクションについて関連した部分は、用地取得の状況について、ここに書いてあるだけじゃないですか。じゃあ、埋蔵文化財調査について、中央ジャンクションについてかかわっていたことはないんですか。工事状況は三鷹市がやったことがありますけど、中央ジャンクション地中拡幅工事についてという資料はなぜついていないんですか。これ、中央ジャンクションに関係したことじゃないんですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  確かに埋蔵文化財の調査の結果、こちら、99%完了ということで、ほぼ終了している経過が書いてございますけれども、そこと中央ジャンクションの地中拡幅部の工事の中止というのは、新たな情報としては何もなかったものですから、ここで改めて情報としては記載はしなかったということでございます。


◯委員(野村羊子さん)  図面つきで一応この調整会議の資料としてついていたものを、新たな情報ではないと。でも、ここにまとめて、当初のスケジュール予定は、2016年の10月でした、詳細設計の契約は2017年5月ごろの予定でした、工事計画をしようと思ったけど、4月27日にやめましたとかね、中身が、そういうふうに取りまとめてあるんですよ。どうしてこの情報が提供されないんですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  公表されている情報ですから、情報提供を全てさせていただくこともできるんですけれども、私どもとしては中央ジャンクションに係るところで情報のほうを抜粋させていただいて、今回資料として提供させていただいたというものです。


◯委員(野村羊子さん)  どうして中央ジャンクション地中拡幅部工事についてが省略されるんですか。今の答弁、おかしいでしょう。もう一回考えてください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  私どもで必要な情報を提供させていただきました。先ほどもお話しさせていただいたように、内容的に以前、御説明しているものと同じものだったので、今回資料としては添付してございません。


◯委員(野村羊子さん)  ぜひ委員長において、この関係資料が非常に省略されているということについて、ぜひ今後確認をし、丁寧な情報提供をするように御検討いただきたいと思います。中央ジャンクション地中拡幅工事について一覧で取りまとめた資料なんです。それは、過去に新たなものがないにしても、まとまって、ああ、こういう経過だったんだねと、改めて振り返って確認できる資料だと私は思っています。
 それについて、先ほど別途違うものも情報提供してほしいというふうに言いました。これもあわせて、委員会として情報提供するように、ぜひ委員長のほうで取り計らっていただきたいと思います。


◯委員長(伊藤俊明君)  休憩します。
                  午前10時42分 休憩



                  午前10時50分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  では、再開いたします。
 続けます。


◯委員(野村羊子さん)  それでは工事の中身ですね。現在、1つは、シールドマシンが完成をして、北側ですね。完成して、マシンがどこにあるかっていうふうなこと、これは本線のほうは位置関係というのを出していますけども、ランプシールドについてはそのような対応っていうのはなされないのか。今、完成して、組み立てが終わって、地中にあるっていうふうなことなんでしょうか、確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  資料3の2ページのまる8、まる9のAランプシールド工事とHランプシールド工事、こちらのシールドマシンの組み立ては、Aランプが4月、Hランプが3月に完了しています。掘進に必要な設備の準備、いろいろな条件が整った段階で、また説明会等を行うということを聞いていますので、それから発進しますので、まだ現在、地中の中にある段階です。
 それと、南側のほうのランプシールドはまだ組み立てをしている前のところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  本線のほうは、とりあえず完成したけども、初期掘進という組み立て設備を後ろにずっとつけるというので、200メートル進むのに何カ月もかかるというような形で、今も工事現場の中で設備工事、組み立てっていうのをしていると思うんですけども、そういう状態になる。今組み立てて地中にあっても、後ろにつけるために徐々に工事現場の中を進ませながら、後ろに必要な部品、設備をつけていくっていうふうな状態にこれからなる。今、これからそういう設備をつくっていく、工事現場の中で徐々に進むというふうなことになるんだということでよろしいでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まず、防音ハウスをつくることが一番先にやらなきゃいけないことで、まだ防音ハウスができておりませんので、そういった設備をつくって、それで整いましたら、そういった附属台車や何かを発進する前に説明会がありますので、いつからシールド工事をやっていくという説明会をやるっていうふうに聞いていますから。まだ、いつとは聞いていませんけれども、準備が整い次第、説明会があるものというふうに認識しています。


◯委員(野村羊子さん)  後ろの設備もついていない、だから、全然動いていないということの理解でいいですね。それはわかりました。
 実際に少しずつ掘りながら後ろの設備をつけている東名ジャンクションで、野川のところから気泡が出ていると、トンネルの先端から出た気泡だということで、東京外環プロジェクトに説明が載っていました。それこそ南側が仙川を通っていくわけですけども、そういう心配、同じようなことが起こり得るのかどうかっていうことを確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  現在の状況というのは、今委員おっしゃったように、ホームページで公表されているものです。この空気の気泡の関係ですけれども、今後はどういった状況に起きてくるのかということも含めて、今国のほうに確認しているところです。本掘進に入る前に、しっかりとそこら辺を確認しながら。安全だというふうには聞いておりますけれども、本当に大丈夫なのかということも含めて、確認しながら進めるように要請していきます。


◯委員(野村羊子さん)  本掘進に入る前にというのは、本線シールドマシンのこの野川の件ですよね。ということで、じゃあ、この南側の今私が懸念している仙川のところで同じようなことが起きないのかといったときに、南側のランプシールドマシンは、初期掘進というか、準備工事の最中はこの黄色いエリアの中でとどまっているのか、それとも仙川を超えてその先まで行っちゃうのかどうかっていうことについては、どうでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際にどこまで初期掘進でやっていくのかという説明も、これからですので、今委員おっしゃった御心配、そういったことを市民の皆さんには丁寧に説明するように、国のほうに、説明会のときにはそういう対応をするように申し入れします。


◯委員(野村羊子さん)  情報提供でオープンハウスが7月に行われるっていうことになったことがありましたけども、ぜひそこで、なぜ気泡が生じて、どうして安全と言えるのかということを説明するようなことを事業者に求めていただきたいのですが、いかがでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  オープンハウスの中でそういったお問い合わせが市民の方からあったときには、丁寧に対応して、安全だと今ホームページで出ていますけれども、どうして安全なのかとかを説明するように、市のほうからも国のほうに申し入れいたします。


◯委員(野村羊子さん)  問い合わせがあればではなく、こういう事態が発生しています、こういう理由で安全ですみたいな、ぺら1枚で、わざわざパネルをつくれとは言いませんけども、そういうような情報提供を来場した市民に対してするっていうことはできないんでしょうか。ぜひそのことを要望していただきたいんですが、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  今御指摘のとおり、そういった御心配があるということですので、ちょっと出し方、説明の仕方、また今後調整していきますけど、そのように働きかけていきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。実際に現場担当者の話を聞くと、野川は川だから見えているのであって、それ以外にも地面のすき間からいっぱい空気が地中から漏れ出てきている。シールドマシンの先端から出ているっていうふうなことになるんだそうで、そのことは非常に心配です。住宅の真下で、土台の下にそういう空気が漏れ出てくる、でも、気がつかないみたいなことって起きるんじゃないかって、非常に心配をしています。
 その辺のことも含め、きちっと、どうしてこれができるのか、どうして安全なのかということ。圏央道、八王子のところでもいろいろあったので、白い物質が川に流れ出るみたいなことがあったので、野川のところも川底が一部白くなっているんじゃないかっていうお声もあるようなので、ちょっとその辺、本当に安全と言えるのか。仙川でそういうことが起きたときに、仙川が汚染されて、水が、あそこの植生がだめになるとかっていうことがないのかどうかって。それについては、誰がどう保障してくれるのかっていうことを、ちょっと確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  周辺に影響のないように事業を進めるということになっておりますので、今御心配いただいている件について、よく国のほうに私どもからも伝えます。懸念されるようなことが、本当にどういう形で──起きる可能性があるのか、ないのかも含めて、よく話を市民の方にもしながら事業を進めるよう、それは伝えます。


◯委員長(伊藤俊明君)  では、休憩いたします。
                  午前10時59分 休憩



                  午前11時08分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。


◯委員(石原 恒君)  幾つか質問させていただきたいと思います。資料2の4ページに、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会について報告がありました。さきの委員も出席数について幾つか質問がありましたが、これ、出席される方には、もちろん事前通知があると思うので、そこの時点で出欠というのは確認はされないんでしょうか、お尋ねします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  お一方ずつお電話で御連絡させていただいて、出欠のほうは確認をしながら進めているところでございます。できるだけ参加していただきたいと思っていますので、そういう取り組みをしながら、それでも、どうしても御出席できない方もいらっしゃるので、そういう方には資料をお送りして情報提供させていただいているところです。


◯委員(石原 恒君)  丁寧な対応をしていただいていると思いますが、7月から8月ごろという、こういった日程なので、会の最後に日程を示すのが参加率を上げる1つの方法かなと思うんですが。工事の工程で、もちろん変わることはあると思うんですけども、やはり工事の計画もあるわけですから、それで見込んで示す。また、場合によっては変更もありますからという条件はあるとは思うんですけれども、やはり協議会の中で次回の予定をしっかりと示していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 あと、内容について幾つか質問します。イの意見・要望の最初のところですけども、白百合学園通りのうんたらというところがありますけども、この事業者と対応を相談するとありますけど、進捗はどのような状況でしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  現在、いろいろと御指摘いただいたところを事業者と一緒に、現地を確認しながら、どういった対策ができるのか検討をしているところでございます。検討の1つとして、隅切りを広げて見通しを改善できるんじゃないかとか、注意喚起の看板をさらに追加したほうがいいんじゃないかとか、今、そういった調整をしているところでありますので、安全に関することなので、できるだけ早く進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(石原 恒君)  ぜひしっかりと対応していただきたいと思いますし、次回のときにはその結果を、ぜひ委員の方に報告を──必要な資料があったら、その資料をつけて説明をいただきたいと思います。
 あと、後ろの5ページのところにも幾つか御要望がありますが、その中で振動があることがありますね、下から丸2つ目、振動のことについて御要望がありますけれども、これ、対策ってあるんですかね。いろいろ工事の方法でもあるんですけど、振動が余りにもひどければ対応するようなことを言っているんですけど、対策って本当にあるんですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  全部ゼロにするっていうのは非常に難しいんですけれども、振動が起きる要因として、重機がぐっと急に動いたり、あと、急に負荷がぐっとかかって、そういうときに起きているっていうふうに、今いろいろとヒアリングをしている中を聞いてわかってきたんですけど、現場では急発進とか、そういうのをしないで、重機の移動をするときには、ゆっくりと注意しながらやるとか。あと、負荷がかかっているような状況になったときに、それも掘削の最中のことですので、それが続くようだと、しっかりそこら辺は地元の方に周知をして、御理解いただきながら進めるとか、そういうことしか今ないんですけど、永遠にそれが続くというわけではなくて、一時ちょっと起きたりするっていうふうに今聞いていますので、状況を見ながら、続くようだったら連絡をくださいっていうことで、今お伝えしながら進めているところです。


◯委員(石原 恒君)  ぜひ原因をしっかりとつかんでいただいて、今、急発進をしないということだとは思うんですけれども、実際、余りにひどければ測定器をつけて、今リアルタイムに動いているかどうかとか、そういった調査をしっかりしないと原因というのはつかめないと思うので、ぜひその辺もお願いしたいと思います。
 あと、ネズミの被害についても書いてございますけれども、これ、JAが東京都中央農業改良普及センター等と連携しというふうに書いていますけど、これはどのような取り組みがなされているか、どのようにつかんでいらっしゃいますでしょうか。お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ネズミの関係は、工事に起因しているかどうかはちょっとわからないんですけれども、ただ、作物に影響を与えているということで、農業者さんが、まずJAさんに相談しているというふうに聞いています。東京都のこの中央農業改良普及センターから必要な対策とか、お知恵をかりながら進めているっていうふうに聞いていますけれども、具体的に細かい、どういったことでやっているのかということまでは、全て把握しているわけではないんですけれども。その後、少し状況が広がっているという話は聞いていないので、引き続き市民の皆さんの状況を確認しながら、よく私どもでも情報を取得するように努めてまいります。


◯委員(石原 恒君)  工事に起因しているわけじゃないと思うけれどもというお話がありましたけど、一応こういった御意見があるので調査をしていただきたいと思います。
 あと、事故の話もさきの委員からありましたけども、私も、もちろん外環ではないですけど、前職で現場に行くこともありまして、ゼロ災と言って、災害が起きないような取り組みを工事現場でやりますけども。これは、今、ゼロ災って何日ぐらいかとか、その辺はつかんでいらっしゃいますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  現地には当然看板を出して、災害目標何時間とか掲げながら、皆さん、取り組んでいることと承知しておりますけど、ちょっと今資料を持ち合わせていないので、また報告を受けて、情報としてお伝えしたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(石原 恒君)  こういうのが結構、安全に工事が行われているという1つの指標でございますから、ぜひゼロ災何日というのはしっかりとつかんでいていただきたいと思います。
 あと、今KYTといって、危険予知訓練というのをよく現場とかでやるんですけれども、そういうことが行われているかどうかの情報はつかんでいらっしゃいますでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  当然KYT活動については行われているものと承知しています。現場事務所にも、そういった看板を周知しながらやっておりますので、毎朝確実に、その日の危険予知を行いながら活動をして工事を進めているというふうに認識しています。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。こういった地味な、地道な取り組みが結局安全につながっていると思いますので、その辺の状況などを把握していただきたいと思います。
 あと、以前にもちょっと質問したかもしれませんけど、天候が悪くなったりとか、そのとき工事はとまると思うんですけれども、何ミリ以上で工事をとめるか、風速何メートル以上になったらとめるかとか、その辺何か決めているものがあると思うんですが、またこれから台風の時期にもなりますし、風が強いとクレーンが倒れたりとか、そういう危険もありますから、その辺はどのように認識されているでしょうか、質問します。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  当然、強風が吹いてくると、クレーンの積み荷作業とかができないような状況になろうことは承知しています。具体的に何メートルの風でどうなったときにというのは、ちょっと今私どものほうからお答えできないんですけれども、やはり安全第一に、その日の作業状況によって、できる作業とできない作業があると思いますので、私どもからも、まず安全第一で工事を進めるということを引き続き現場のほうに申し入れしながら、自然相手の作業になりますので、災害が発生しないようにお申し入れしていきたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  ぜひよろしくお願いいたします。
 資料3のほうについて御質問します。これまでも、進捗をこういったA3の図面に載せて御報告いただいていますが、これは委員会としてつくったオリジナルの資料なんですか、それとも国のホームページに掲載されている情報なんでしょうか。というのは、この5月末時点というのがあって、これは毎月定例で国から報告されている資料の入手という──政策も含めて、どういった形になっているか、お伺いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  この資料については、三鷹市のほうでつくっているもので、職員のほうで定期的に現場を確認していますので、そういった状況写真を撮りながら、広くやっていますので、できるだけわかりやすいような資料として、三鷹市のほうでまとめて情報のほうを提供させていただいています。


◯委員(石原 恒君)  ということは、定期的に現場に行かれているということであれば、これは一応委員会のための資料ではなく、ちゃんと例えば4月なら4月末時点とかいうのをつくっているという認識でいいでしょうか。委員会のための資料なのか、ちょっとお尋ねします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  現地のほうは定期的に行っております。この資料については、委員会の中での資料として私どものほうでつくっているものです。


◯委員(石原 恒君)  できれば、進捗とか、後で振り返るためにも毎月あるといいかなと思います。もちろん、委員会での御報告としてつくっている部分はあるでしょうけれども、後で振り返ったりとかするのに、いい資料になっているなと思いますので、ぜひ今後検討していただきたいと思います。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(栗原健治君)  それでは、質問します。初めに、北野の里のゾーニング案についてなんですが、3ページ目は市民の意見を反映したものということで、4ページは、東京都に提出するものだということですけれども、ゾーニングが決まった上で、最終的にこういう形で計画を進めると。北野の里の計画はいつまでに決めるのか、スケジュール、工程を確認したいと思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ジャンクションの整備が今後行われていくわけでありますけれども、ジャンクション整備に支障にならないように、我々のふたかけした上につくるものが、場所によっては下の補強が必要な部分も出てくるかもしれませんので、そういった意味では、計画のほうはできるだけ早くにつくっていきたいというふうに思っています。
 今年度、北野の里のまちづくりの整備計画をつくることで、今進めております。そういった中で、大きくは、そこで方向をしっかり出していきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  今年度中に北野の里の整備計画をつくるということで、これはパブリックコメントを計画に対して行うということはしますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  北野のこの地域の計画になりますので、パブリックコメントとして全市的にやったほうがいいのか、どうなのかということも含めて、庁内でもちょっと議論して進めたいと思います。正式なパブリックコメントにするのか、パブリックコメントに準じて同じような取り組みで進めていくのか、そういうことも含めてこれから調整して進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  検討するということはわかりました。確認なんですけども、前委員からも質疑がありましたが、今答弁もありましたけども、下部構造で上部利用の制限がかかるのか、どうなのかということが問題だというふうに思います。このゾーニング案と今年度中につくる整備計画をつくったときに、そのままできるのか。実際に実現可能なのかっていうのは、しっかりと確認した上で進めていくことが必要だと思うんですけども。
 今、答弁だと、これをつくった後に、この案ではいかないこともあり得るということで考えていいんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  このゾーニング案でできるように、事業者と調整して進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  先ほどこの構造上の問題で、地盤の重さに耐えられるかどうなのかということがあると思いますけども、その点は考慮した計画づくりをするっていうことで進めているんですか。そこは考慮していない形で進めているのか。計画をつくれば、この計画どおりに実行することができるものなのかっていうことを確認しておきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ふたかけした上に、上載荷重としてどのぐらいの荷重が乗るのかとか、そういったことは事前に、国から情報のほうは提供を受けています。特に荷重として重い荷重がかかるところっていうのは、1つは、例えばスポーツ広場のエリアの中では、競技によって防球ネットを設置していくことになるんですね。その防球ネットの高さによっては、基礎の強度が必要になってくるところもございますので、どこに配置するのかっていうのは、そういった意味では大事になってきます。
 あと、建物や何かを建てる場合には、当然やっぱり基礎の問題とか出てきますので、そういった意味で、施設計画を配置するときに、今回ゾーニングだけですから、ゾーニングから施設を配置するときに、どこにどういう荷重がかかってくるのかっていうのは、やっぱり事業者と密接に協議しながらやっていくべきところですけれども、ゾーニングの段階でも市民意見をいただきながら進めてきた中でも、事業者のほうとは、おおむね想定している荷重的には大丈夫だろうということで、今進めているものでございます。


◯委員(栗原健治君)  大丈夫だろうということで進めているということですが、実際にエリアを決めて、ゾーニングを決めて計画をつくったけども、実際にはそれができなかったということになると、構想は構想だけで、趣旨は生かした、でき上がったものは全く違ったものになってしまうというのでは、この取り組み自体が問われるので、ここは整合性をしっかりと確認することが必要だと思います。構造上の問題は確認して、ゾーニングに生かすこと、また、そのゾーニングの中での計画に生かすようにすることが求められているので、そこの確認をしておきたいと思います。
 整備費用の件ですけれども、予算組みはどのように考えているのでしょうか。負担割合はどうなるのか、計画をつくって、構造上もつくれるけれども、財政的な側面でできないっていうこともあり得るのか、この北野の里の計画の中で、市の負担、整備費用についてどのように考えているのか、この計画をつくって、それを実行する上での保障はあるのか、確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今委員のおっしゃったことっていうのは、費用負担のお話ですけれども、そういったことも含めて、整備計画の中でしっかりと国と協議しながら、議論しながら進めていかなきゃいけないところだというふうに考えています。
 今回、全体のゾーニング案と、ふたかけ上部空間のゾーニング案と、周辺のゾーニング案と、幾つかのゾーニング案、分けていますけれども、ふたかけ上部空間のゾーニング案というのは、これは事業者及び東京都に提案ということで、ここの部分については、我々としてもできるだけ事業者のほうに費用を負担していただきながら進めていくものだというふうに考えています。
 やはり、ジャンクションの上部、環境施設帯として事業者も一定程度整備が必要な部分でございます。我々も、利活用するとき、よく高速道路会社は閉鎖管理すれば、そこの部分については利活用する。閉鎖管理が原則だというふうにしていますので、利活用するとなると、自治体とか、活用する者が費用負担していくんじゃないかという考え方もあります。
 ただ、ここは地域分断が起きないように、「対応の方針」に基づいて利活用するところですから、そういったところについては、閉鎖管理しようが、活用して使おうが、環境施設帯として一定程度の整備はやっぱり事業者はすべきものだというふうに考えています。そういった考え方を国に伝えていきながら、国もできることとできないことと、やっぱりあると思うんです。会計検査等もありますので、どういったところまで国のほうができて、どういったところが市がやらなきゃいけないところなのか、そういった整理を、整備計画を策定していく中で、国と事業者とよく協議しながら進めていく、そういうふうに今、考えて取り組んでいるところでございます。


◯委員(栗原健治君)  これからの課題で、とても重要なものだと思います。財政的な側面で国、もしくは事業者の財政的な支援、また負担を求めることができなければ、この計画はできないということもあり得るということで考えていいんですか。


◯都市整備部長(田口久男君)  これからのふたかけ上部空間の整備計画に向けての質問ですが、基本的に先ほど担当部長がお答えしたように、今回、これを提案していくという意味の中で、これは国・東京都等にそういった役割を求めていきたいという意味合いを含めて提案ということにしております。
 これからの協議でございますが、基本的にこのジャンクションができることによって地域が分断されたり、あるいは、コミュニティの分断等、そういったマイナス面が当初予想されたものをプラスに変えていくということで、そういった中で通常の施設整備でいえば、環境緑地帯を国がつくるということで、ここをしっかり、この三鷹市の取り組みの中では、国のほうも考えていただいて、ぜひそういう負担を国等もしてもらいたいということを、これからしっかり協議をしていきたいと考えています。


◯委員(栗原健治君)  国から、もしくは事業者から整備費用ですとか、できた後の管理費用ですとか、そういう問題がやはりその施設をつくっていく上で重要で、そこも考えないと、絵に描いた餅になってしまう。正確に捉える必要があると思います。閉鎖管理であれば、柵で囲われて、中は植栽がされるっていうだけで、道路公団が管理することになると思いますけども、ゾーニングをして公園にしたり、スポーツエリアにしたり、多機能エリアにすると、それに対する整備費用が求められたり、また、管理費用が求められると、とても大きな施設になるし、もしそれを三鷹市が持つとなれば、維持するのが大変になると。国からの補助、また事業者の支援がなければ、その計画ができないということも将来的にあり得るという状況に今あるっていうことだと認識しました。
 これからの整備に当たって、管理も含めて役割分担を明確にすること、国や事業者に対してしっかりと求めていかなければ、計画どおりに進められないということがあり得るっていうことで、しっかりと市民ともそのことを共有して、働きかけを国にする必要があると思いますけども、いかがでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  委員おっしゃるように、整備計画をつくっていく中でも、そういった意味で市民の方にもよく御意見を聞きながら取り組んでいきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  この計画づくりは、とても実効性のあるものとして財政的な側面もしっかりと検討することが重要だということを指摘しておきたいと思います。
 2番目の資料で、安全・安心のまちづくり連絡協議会で、図面の3ですけれども、今回整備される代替道路で、安全対策が重要だと。白百合通りの対策も検討中だということはわかりました。ここを通ってみますと、ちょうど右から左にかけて、吉祥寺通りから天神通りにかけて坂になっている場所ですよね。信号が白百合通りのところにつけられて、天神通りまでないということでいうと、左側がパネルで工事壁、工事現場の境になっていて、見通しがいい。基本的には、スピードが出しやすい構造になっているというふうに感じます。
 制限速度は確認しておきたいんですけども、自転車も車道を通るっていうことで、車道側の自転車の安全対策、これ、車道を通る可能性がありますし、この通りを車がスピードを出して自転車を追い越すような場面も想定し得るので、この点での安全対策、また自転車に対する自転車優先道路だとか、表示なども明確にしておく必要があるんじゃないかと思いますが、この点での計画はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  制限速度は30キロ速度が制限されております。現地の状況で信号機が側道を渡るところの、白百合学園通りを南北に渡るところの横断歩道の信号機、これ押しボタン式の信号機で、こっちの白百合学園通り側は停止線ととまれの標識で制御されているような状況であります。そこの信号をしっかり守っていただくということも大事なことになってきますので、交通の状況で見通しをよくしたり、安全関係の注意喚起も起こしていきながらも、安全・安心のまちづくり連絡協議会の中で警察の方から協議会のPTAの方にもお話がありましたけれども、交通環境も大事だけれども、通行する人の意識が大事だと。ぜひ交通ルールの遵守と再認識をしてもらいたい、そういうお話が議事要旨の中にも入ってありますけれども、そういったことを地域みんなで安全意識を高めるように取り組んでいく必要があると考えています。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今委員さんのほうからも御指摘、御意見ございましたとおり、吉祥寺通りから天神山通りに関してのところ、なだらかな坂道になっております。また、自転車につきましては軽車両という車両の一部でございますので、原則としては車道を車と一緒に通行する形となっております。現在のところ、こちらのほうの道路部分について、自転車の専用レーンを設けるという予定は今のところございませんが、基本的な自転車の通行ルール、道路交通法上のルールを周知しながら、安全な通行に努めていけたらというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  これ、この新しく整備されたところは、指摘したように、東から西に向けて坂になっているんです。自然にスピードが出る。また、見通しがいいので、余計出る。現地に行けばわかりますけれども、30キロで走っているという感覚はなく、かなりスピードが出る道路になってしまうということがあります。この白百合通りの信号から天神通りの信号まで2つ横断歩道があるということで、ここは見通しがいいというよりも、先が見通せるということでスピードが出しやすくなっているということでも、危険性が高まる道路だという認識をしています。
 今、啓発をするということですけれども、現地でもう一回検証して、本当に安全に制限速度を守る表示の設置ですとか、明確にすることが必要だというふうに思いますが、協議を求めたいと思うんですけども、交通管理者との対応は考えられないんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  安全・安心のまちづくり連絡協議会の中にも、交通管理者も一緒に現地を回っておりますので、状況を事業者のほうとも確認しながら、必要な対策等についても警察とも相談しながら、今進めていこうというふうに取り組んでいるところでございます。


◯委員(栗原健治君)  ここに限らず、昼、夜でも条件が変わってきますので、暗くなったときも含めた安全対策っていうことを、この地域も求めますけれども、他の地域でも検証していただきたいというふうに要望しておきたいと思います。
 最後に、3番目の資料にかかわる取り組みについてお聞きします。この工事については、施工で相当の期間を要する見込みだと。工程についても、予定よりも相当おくれていると。オリンピックまでの開通は困難だと、2020年はできないっていうことが記されたというふうに思いますが、ここでの施工の相当な期間を要する一番の要因になっているものは何なのか、確認をしておきたいというふうに思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  工事、用地にそれぞれ課題があるということで聞いておりますけれども、何があるからこうできないということよりも、全体的にいろいろな複合的な課題があって、今おくれてきているということで聞いております。そのうちの1つが地中拡幅部工事の発注の手続もおくれているということで、今の段階で先が、じゃあ、いつなんだということがまだ示されていないんですね。東京オリンピックまでの開通は困難だという見解が出ているだけでありますので、何が原因だっていうことが明確になっていれば、その原因があれば、この時期にできるだろうっていう見通しが立つと思いますので、我々も今委員がおっしゃったようなことを、常日ごろから、国にいつぐらいに、どういう形になるのか、はっきりわかった段階で市民にも説明してほしいと申しておりますので、できるだけ早くそういったことが整理できるように、引き続き働きかけてまいります。


◯委員(栗原健治君)  この外環、中央ジャンクションの工事で、北野地域は大きな分断の状況に置かれています。これがいつ終わるのかもはっきりしないということは、大変な心労だと。工事の振動や騒音だけではなくて、その期間、先が見えないという不安も市民の中の不安としてあります。杉並区側の全体での進捗状況も困難な状況を及ぼしていると思いますけども、三鷹の部分では地中拡幅部工事の安全対策というのは大変重要です。緊急避難計画についても、この工事について、安全安心な設計、施工を進めるというふうにありますが、緊急避難計画も含めて明確に示すことで、この安全安心な施工、設計になるという認識です。
 緊急避難計画について、しっかりとシールドトンネルについてモニタリングしてやるということですけども、そのモニタリングの中身も、本当に事故が起こらないのを前提にするために、確実なものになっているのかということをしっかりと検証していくことが、当事者である自治体の責務でもあると思います。事業者に求めると同時に、三鷹市としてできる役割というのをどういうふうに果たしていくのか、できることを確認して、その働きかけを求めたいと思うんですけども、いかがでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  緊急避難、緊急時の対応については事業者のほうで進めるべきものというふうに考えています。私どものほうでも、いろいろと情報を、今ヒアリングを受けながら進めているところですので、これから公表されていく間に、事業者のほうで区市から受けたヒアリングの結果をよく反映しながら対応が図れるように働きかけていきます。


◯委員(栗原健治君)  この地中拡幅部、または外環道路を大深度地下で進められる道路計画ですけども、安全が確認できない工事は絶対にさせないという立場を明確に示していくっていうことを求めたいと思います。
 また、緊急避難計画もなくして、トンネル工事は進められないということも、しっかりと示していただきたいというふうに思います。この高度な技術を要するということは当初からわかっていて、現状でも相当な期間を要して、工事がいつ終わるかもわからないというような見切り発車で進めた工事計画が大規模に進められることで、三鷹の市民の生活が脅かされているという点でも、拙速な外環道路整備計画だったということは明確だというふうに思います。
 安全が確認されない限り進めない、また、国に対しても再検討を求めることが必要だというふうに意見を述べておきたいと思います。


◯委員(石井良司君)  余り時間がないので、端的に何点か聞きたいんですけども。ほとんどがやはり国なりの要望が多かったわけでございますけども、やはり自治体っていうのは、そういう要望を国にしっかり届けるのは大変なことだと思いますが。都道の問題を見ても、この国の問題を見てもそうなんですけども。
 それで、1点目は、やはり周辺道路、毎回言っているんですけども、東八道路と人見街道の問題があったりして、また、ここに出ている3・4・12号線の影響、その先の延伸の問題があるので、こういう問題を早く解決しておきませんと、いざ2020年には開通ができないっていうようなことを言っていますけども、それをいざ開通した場合に周辺に相当大きな影響が出ますので、その点、どういうふうに対応されているのか、お聞きしておきたいのが1点。
 それと、あとは北野の里のゾーニングの件なんですけども、ここには用地の取得面積、これ用地の買収のパーセントと区分地上権のパーセントが出ていますけども、また件数もベースでパーセントで出ていますけど、これ、実際には面積的にはどれくらいあるのか、また、件数はどのくらいあるのか、そこをお聞きしておきたいと思います。
 あとは、上部のゾーニングのところで、これ、スポーツ広場と多機能エリアがあるんですけども、これ、緑と憩いのエリアについては、例えば土を敷いて一定のそういう緑関係のことをやるということで、荷重はほぼ決まってくると思うんですけども。スポーツ関係だと、先ほども出たと思うんですが、フェンスがあったりとか、あとは、いろいろな施設がつくられますよね。当然のことながら、上に乗る荷重は動くわけだから、動荷重というか、そういう荷重になるので、そこはちょっと心配なことと、それをどのようにクリアしているのかということ。あとは、これは野球とかサッカーができるという施設なんだけども、例えば少年野球だったら、大体これ、面積にして1.2ヘクタールだと、2面ぐらいできるのかなという思いがあるんですけども。
 それと、来年はラグビーの世界大会もあるし、そういう面で、最近ラグビーも大分盛んにあちこちでやられている。また、場所がないので大変困っているんですけども、そういう点で、これは将来的な問題だけれども、野球、サッカーとか、ラグビーのできる施設になるのか。当然、野球は、少年野球程度はできると思うんですけど、内容はどのように考えているのか、お聞きしたいと思います。
 以上。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  中央ジャンクション周辺の道路の件でございますけれども、都市計画道路の整備については、「対応の方針」に基づいてしっかりと整備を求めていくことはもちろんのことでございますけれども、それ以外にも、東部地域で必要な道路がございますので、今回も6ページのところに、中央ジャンクション周辺に整備される都市計画道路についてということで、6ページの右下のところですけれども、赤く記されている路線、これが「対応の方針」に基づいて、都市計画道路、中央ジャンクションの外環事業にあわせて東京都が整備していくということを示している路線ですけれども。それ以外にも、この下の段落にも書いてはございますけれども、今委員おっしゃったように、人見街道とか連雀通り、東八道路等へのネットワークを適切に構築していくっていうことは大事になってきますので、こういったものをあらゆる機会に東京都のほうにも働きかけて、インターチェンジの供用開始されるときは、ジャンクション周辺の道路整備が円滑にできるように働きかけていきます。
 2点目のジャンクションの用地買収に関する件数、面積のことですけれども、中央ジャンクションの用地買収の面積については、全体で約18万平方メートル、件数でいうと約470件です。残っている件数は、残り数件というふうに聞いております。区分地上権ですけれども、こちらは6万平方メートル、このうち約5万3,000平方メートルほど権利の設定が終わっていますので、全体の件数としては約270件で、残っているところは50件ぐらいの件数になります。
 それと、先ほどジャンクション上部のところでの荷重のお話で、いろいろな動線が通ったときにどうなるのかということでございますけど、全体的にはどこの部分でも車が通っても大丈夫なような耐荷重の構造にはできております。家も、鉄筋構造物の3階とか、そういうのは難しいですけれども、2階建てぐらいの家なら、どこでも建てるような耐荷重としてのものはベースの段階でございますので、動荷重とか、動線的にそれほど集中荷重がかかるところ以外は、かなり柔軟な活用ができるというふうには聞いております。


◯都市整備部長(田口久男君)  最後の球技場の関係の御質問にお答えします。面積的には、野球、ラグビー、サッカーもある。公式のグラウンドの広さは難しいと。多目的な利用をできるように、お子さんだけっていうことではないんですけど、いろいろな方が競技を楽しめるグラウンド、そういったことを考えております。ちょっと制限というか、面積の条件がありますので、またいろいろ御意見を聞きながら、本当にどういう利用ができるグラウンドがいいのかと、そういったことを進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。周知道路等については、やはり市長も一生懸命取り組んでいただいているようですけども、なかなか東京都が動いてくれないような部分があるようでございますので、その点、今後しっかりとまたやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思っております。
 また、上部ジャンクションの問題については、荷重は十分耐えられるということで、わかりました。ただ、この場合、今部長が答弁されたように、いろいろな競技ができるような施設にしてほしいなと思います。特に最近は少年野球ができる広場がなくなっている、また、サッカーができる広場もなくなっているというような状況でございますので、できるだけそういう人たちが使えるような、いろいろな競技ができる、今後ともそういう施設ができるように取り組んでいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 あと、用地の取得面積とかの件数の件なんですけども、これによって影響がどのくらい出ているのかということ。要するに、2020年には開通困難だと、こういう結論になったということは、こういう影響が多少なりとも出ているのかなということもちょっと考えるんですけど、そういう影響についてあるのかどうかということと、あと、今後の見込みについてどうなのか。今言った、多少の面積の取得がないのかということと、これ、件数ベースでいくと、あと50件ぐらいというのかな。それと、あと270件ですね、これ、用地、件数でいくと。だから、用地で270件というと多いかなという気がするし、区分地上権も50件とちょっと多いような気もするので、この点はどうなっているのか、その影響がどうなのか、お聞きをしておきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  用地買収については、済みません、ちょっと十分伝わっていなかったと思うんですけど、470件が総数で、残りあと数件というところまで来ております。数件です。ただ、区分地上権のほうは270件で、残りはまだ50件ほどあるということで、用地のほうは大体めどは立ってきているんですけれども、区分地上権のほうは、やはりまだ地中拡幅部のところを中心に取得ができていないと聞いています。
 こういったものが取得できないと、ランプシールドと言われているシールドマシンも発進できませんし、そこの部分はトンネルを構築することはできませんし、地中拡幅部の工事も進めることはできませんので、こういうことをしっかりと皆さんに御理解いただいて用地を取得していって、工事が進んでいくものということで、今、鋭意、取得に向けた努力を事業者のほうでしているところでございます。


◯委員(石井良司君)  ということは、見込みとしては、努力の段階であって、見込みはまだわからないって、そういう理解でいいんですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  用地のほうの取得については、大体めどが立っているというふうには聞いております。区分地上権のほうについては、まだ複数いらっしゃいますので、残りの方たちに丁寧に説明しながら進めていくということで、めどについては示されているところではございません。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員はありますか。


◯委員(大城美幸さん)  1点だけ確認させていただきたいんですが、北野の里の整備計画を今年度中につくるということで、先ほど来、下の荷重の問題、そして財政的な問題、この2つが大きな問題、課題があると思うんですが、御答弁の中で、整備計画の中で議論していくっていうことで、お話がありました。
 整備計画が今年度3月、来年の3月に案として出されるときには、荷重の問題もクリアしたものとなっているっていうことと、財政的に市と国との負担割合もはっきりした上でこの整備計画が出されるというふうに認識してよろしいんでしょうか。確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今委員おっしゃった内容をクリアして、そこら辺はしっかり協議して、整備計画を出せるように、目指して今取り組んでいます。そういうものは、明確に整備計画を出すときには、できるだけしていきたいというふうに考えています。


◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時04分 休憩



                  午後0時16分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 3、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後0時17分 休憩



                  午後0時20分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程は、7月10日、午前9時半に、中央ジャンクションの行政視察を実施することとし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。ありがとうございました。
                  午後0時21分 散会