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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成30年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2018/03/19 平成30年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2018/03/19 平成30年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。報告事項の1番目、アの外環事業に係る取り組み状況について、資料1のほうで御説明いたします。資料1の1ページをごらんください。1、「北野の里(仮称)」の実現に向けた市民意見の反映などについてです。昨年12月の本委員会で報告させていただきましたが、市では、北野の里(仮称)まちづくりワークショップで提案されたゾーニング案について広く市民へ説明し、さらに意見をいただく取り組みを6月に行いました。その際にアンケート調査を行い、ジャンクション及びインターチェンジの名称に三鷹を使用することに多くの意見がありました。
 名称については、高速道路会社が供用を開始する前に地元自治体と協議して決定することとなっております。正式な協議は今後行われることとなりますが、ジャンクション及びインターチェンジの名称に三鷹を使用することについて、本年1月に東日本高速道路株式会社及び中日本高速道路株式会社へ3ページの要望書を提出しました。また、引き続き、市のまちづくりに対する一層の支援と協力及び外環事業における工事を安全に遂行することについても、あわせて要請いたしました。
 1ページ、2の用地取得の状況についてです。中央ジャンクション部分における平成29年12月末時点での面積ベースの取得率ですが、96%の用地買収、86%の区分地上権設定の契約が完了しました。また、件数ベースの取得率では、99%の用地買収、80%の区分地上権設定の契約が完了しました。
 3、現在行われている工事の状況についてです。こちら、4ページをごらんください。中央ジャンクションにおいて、大きく6カ所で工事が行われております。平成30年2月末時点での状況について、御説明いたします。南側、図面左側より、黄色の塗り潰し箇所では、東日本高速道路株式会社が担当するまる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及び中日本高速道路株式会社が担当するまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事が行われております。ランプシールドトンネル工事を行うもので、現在、防音ハウス等の設置に向けてヤード内の整備等の準備工事を行っております。
 また、その北側の紫色の塗り潰し箇所では、中日本高速道路株式会社が担当するまる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路及び換気所地下部等の工事を行うもので、現在、ヤード内の整備等の準備工事を行っております。
 中央道と接続する緑色の塗り潰し箇所では、まる4、中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事が行われております。中日本高速道路株式会社が担当する中央道と接続するためのランプ橋の橋脚工事です。現在、東西のエリアにおいて躯体工事を行っております。また、西エリア、赤点線区間において、中央道側道の代替道路を施工しております。
 その北側、水色の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる5、東京外環中央JCT北側ランプ工事、まる6、東京外環中央JCT北側ランプ函渠工事が行われています。まる5、まる6の工事は、ともにランプ部地下躯体構築等を行う工事で、黒の実線部分の北野中央通りの代替道路が完成し、ランプ部地下躯体構築を行うための土どめ工事等を施工中です。
 オレンジ色の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる7、東京外環中央JCT北側ランプ改良工事が行われております。開削工法によるランプ部地下躯体構築とケーソン工法によるランプシールドトンネル立て坑構築工事です。立て坑及びケーソン部は3基全ての沈下掘削工事が完了しております。南側の開削部は深さ25メートルから30メートルの掘削工事及び躯体構築を行っております。ケーソン部では、約25メートルから30メートルの掘削工事を施工中です。
 赤色の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる8、東京外環中央JCT北側Aランプシールド工事及びまる9、東京外環中央JCT北側Hランプシールド工事が行われております。Aランプシールド工事及びHランプシールド工事においては、ヤード内整備とシールドマシン組み立て作業を行っております。
 1ページにお戻りください。4、北野小学校を対象とした現場見学会の開催についてです。事業者である国土交通省は、外環事業の周知の一環として、北野小学校5年生を対象とした現場見学会を開催しました。
 (1)、概要です。見学対象工事ですが、先ほど御説明したオレンジの塗り潰し部分、まる7の北側ランプ改良工事での開削部内における掘削状況の見学及び赤の塗り潰し、まる8、まる9のランプシールド工事におけるシールドマシン組み立て状況を立て坑上部より見学しました。
 2ページをごらんください。5、機能補償道路についてです。国土交通省は機能補償道路の案について広く周知し、理解を得ることを目的に、(3)に記載のとおり、昨年11月より町会及び学校関係者等へ個別に説明し、意見交換を行ってきました。本年1月には新川中原住民協議会役員の方々を対象に、意見交換を行いました。配付資料につきましては、参考資料2のとおり、これまでと同じものとなります。
 (1)、開催日時、開催場所、出席者数、(2)、主な質問及び意見につきましては、記載のとおりです。
 資料1の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の2番目、イのオープンハウス及び工事説明会の開催結果について、資料2のほうで御説明いたします。資料2の1ページをごらんください。1のオープンハウスの開催についてです。(1)、オープンハウスの開催です。事業者は、本線トンネル及び中央ジャンクションにおける現在の状況について、オープンハウスを開催し説明を行いました。今回のオープンハウスで新たに公表されたパネルは、参考資料3のとおりです。こちらにつきましては、後ほど御確認いただければと思います。(2)の中央JCT(仮称)地域における開催日時及び開催場所、(3)の対象者への周知につきましては記載のとおりです。(4)、主な質問・意見についてです。本線トンネル工事に関すること、JCTでの工事進捗状況に関すること、環境に関することなどがありました。
 2の東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事説明会の開催についてです。(1)、説明会の開催についてです。中日本高速道路株式会社は、中央ジャンクション予定地内において、三鷹市道の切り回し、連結路(ランプ)及び換気所地下部を構築する工事を実施するため、施工箇所周辺住民を対象とした説明会を2月23日と24日に開催いたしました。説明会における配布資料につきましては、参考資料4のとおりです。こちらも後ほど御確認いただければと思います。(4)の主な質問・意見についてです。工事工程及び施工時期についての質問がありました。また、地下水流動保全工法にかかわる質問やランプと呼ばれる連結路の構造についての質問がありました。
 資料2の説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。最初に、この要望書なんですけれども、今回、ジャンクション及びインターチェンジの名称に三鷹をということで要望をされているということでありますけども、今回、国ではなくて東日本高速道路株式会社、また中日本高速道路株式会社にされたということなんですけども、ジャンクション及びインターチェンジの名前が決まっていくスケジュール、過程というんですか、手順というんですかね、ちょっとその辺を教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、2番の用地買収のところですけども、参考資料の3を見ますと、青梅街道がいろいろな背景があっておくれているといいますかね、そういう感じだと思うんですけど、地域の住民にとっては工事期間が長くなるというのが、安全安心面も含めて一番の大変なことなのかなというふうに思っているんですけども、この青梅街道インターチェンジが進まない影響っていうんですかね、工事期間が長くなると、進まない状況をどういう影響があるのか。また、今後の見通しも含めて、教えていただきたいと思います。
 3点目ですけども、北野小学校で、小学校5年生を対象とした現場見学会ということで、意見といいますかね、質問があったということだと思うんですけども、アンケートとか何かとられて、見られた感想というんですかね、何かそういうものを捉えられていらっしゃれば、教えていただきたいと思います。
 それと、参考資料1のアンケートのところの4ページですけども、北野の里(仮称)に期待するものということで、2番目に泥んこっていう、なかなかこういうアンケートをしたときに、こういうテーマが上位に来るというのは余りないのかなと思うんですけど、北野の場合はプレーパークがあったということで、あそこで水で遊べるとか、バーベキューの火が使えるというようなことがあったと思うので、その影響なのかなと思っているんですけども。このプレーパークの必要性といいますかね、今後、ここにという意見が多かったことを含めて、三鷹市として、今後どのように国に求めていくのか、その辺もお聞かせいただきたいと思いますし、その辺の評価ですかね、価値と言うんですかね、この辺、市がどういうふうに捉えているか教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  それでは御質問に順次お答えいたします。1点目のインターチェンジ及びジャンクション名称の決定の手順、時期ですね。高速道路会社のほうが、供用開始の1年ぐらい前に協議をして、これから名称を決定していくような形になるというふうに聞いています。時期が来ましたら、具体的に地元の各自治体に協議が行われるという形で聞いておりますけれども、三鷹市としては早い段階から機会を捉えて、ぜひ三鷹の名称を使ってもらいたいということで、今回、高速道路会社のほうに要望したものでございます。具体的にちょっとまだ供用開始の時期が見えてございませんので、時期が近づいてきたら逐次報告のほうをさせていただきます。
 それと、2点目の青梅街道インターチェンジの影響になりますけれども、取得率については、情報としてオープンハウスで公開していたり、市のほうにも来ているところでございますけど、具体的に青梅街道の取得率、用地買収は今取り組んでいる最中ですが、これが工事全体に与える影響については、私どものほうでもまだ説明は受けてございません。
 まず、私どものほうでは、三鷹市内に影響を及ぼす中央ジャンクションの工事を安全に、そして環境に影響がないように取り組むように、それを最優先に協議しておりますので、今後こういった本線も、全体の進め方につきましても、国に確認しながら御報告させていただければと思っております。
 あと、3点目の北野小学校の児童の感想につきましては、アンケート等は今回実施しておりませんけれども、展示物の中で土質の、これまでの地層の話があったり、標本があったり、そういったものも展示させていただいて、機械にも触れていただいて、小学校の校長先生からも大変わかりやすく、よかったというお話をいただいているところでございます。
 あと、4点目のプレーパークの必要性等につきまして。今回、アンケートの中でも、北野の里に期待するものの中で泥んこというものがかなり大きなウエートを占めております。現在はまだゾーニング案として、公園的な使い方の中でいろいろな使い方を皆さんにイメージしていただいている段階ですけれども、これから来年度以降、北野の里の整備計画を策定していくことになりますので、そうした中で具体的に公園的な使い方の中でもどういう使い方をしたほうがいいのか、また皆さんと意見交換しながら──地域の皆さん、また、三鷹市民の皆さんに御要望にお応えしながら取り組んでいきたいというふうに考えています。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。三鷹という名前をということで、三鷹インターチェンジ、三鷹ジャンクションと、ただ三鷹だけを残せばいいのかどうかも含めて、市民の皆さんに、やっぱり1回、ある程度の時点で──1年前から練られた協議ということで御答弁がありましたけども、その前にぜひ三鷹、どういうあれがいいのかって、1回市民の方に聞いて、ある程度の方向性、三鷹市としてはこの名前で、みたいなことを確定していただくのがいいのかなと思いますので、その辺はお願いしたいと思います。
 あと、用地買収の件で、青梅街道インターチェンジ、その報告は受けていないということなので、ぜひちょっとその辺の外環道路ということで、中央ジャンクションのところができれば通れるということではない、全体的なね。今後、少し東名とか、大泉とか、どっちかというと新聞報道とか、マイナス面のあればっかり、報告というか、あれがわかるんですけど、進捗ぐあいとか、なかなかわからない部分もあるので、今後は三鷹市のところだけではなくて、周りのところの報告も少し多くしていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
 あと、北野小学校の5年生ということで、アンケートとかはとっていないということがあったかと思うので、この見学会をやるに当たって、どういう学習があったのか。例えばこういう高速道路の必要性とか、危険性とか、いろいろなことがあるかと思うんですね。そういうことを総合的にやられているんだなとは思いますけど、それの中の一環として見学会ということなのかなと思いますので、ちょっとその辺の教育も含めてどういう形でやられているのか、わかれば教えていただきたいと思うし、わからなければ、またどこかの時点でそういうものも教えていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 あと、ぜひプレーパークといいますか、泥んこっていう部分で、北野の地域の1つの象徴っていいますか。あそこはフリーに使えるっていうことは非常によかったなというふうに思って、私も何回か行かせていただいたことがあったんですけども。やっぱりプレーパークの必要性というのが、三鷹市として今後も訴えていただければなというふうに思いますので、これは要望です。よろしくお願いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  再質問の小学生を対象とした現場見学会についての、どういう趣旨で開催したかというような点をお答えいたします。国土交通省では、各地方整備局でさまざまなこういった現場見学の取り組みを実施しています。こういった小学生を対象にしたものもあれば、中高生とか、一般の市民とか、その中の一環として、現場の周知ということと、実際に現場をやっている見える化というか、そういったものを行っているというふうに認識しております。
 特に近隣に生活している児童の皆さんに、外側からだと何をやっているかというのがわからない部分はあるので、そういったことを実際直接見ていただくということで、それによっていろいろな土木技術、専門的で難しい部分はあるとは思いますけども、それを実体験していただいて、日常で余り触れることのないようなものを見ていただいて、それによっていろいろな考える機会とか、思考を広げていただく。総合教育、総合事業の中でやっているということで認識しております。
 そういった点と、我々も技術者の1人として、将来のそういう科学とか技術、そういうものを考えるきっかけになっていただければと、そういうような取り組みとして、三鷹市としては評価しているものでございます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ジャンクションの名称のことでございますけど、ワークショップ等で、これまでも皆さんから、三鷹の名称をというお話や何かもありましたので、今回アンケートをとって、初めて確認したところで、やはりそういう名称が非常に御要望が多かったので。今後も、いろいろな機会で、また名称についてはお聞きしながら、供用開始の前に要望するときに、しっかりと三鷹市の考えを伝えられるように取り組んでいきたいというふうに考えています。
 プレーパークの関係につきましても、ワークショップにも、皆さん、プレーパークの関係の方にも参加いただきながら議論させていただきましたので、引き続いて、そういったことが実現できるように、市としても取り組んでいきたいというふうに考えています。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。小学校5年生ということで、これを見たことによって家族の方ともやっぱり会話ができるようになって、こういうのを見てきて、こういうところが危ないって言っていたよとか、周りの道路のあれも気をつけなきゃいけないよみたいな、そういう会話ができるっていうことも大事なのかなと思いますので、こういう機会を捉えて、もう一回ジャンクション関係の周りを含めた家族同士で確認することは確認するとか、そういうことにぜひ役立っていただくような、そういう見学会にしていただければと思います。よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  では、質問させていただきます。資料1の2番目の用地取得状況についてと、北野小学校を対象にした現場見学会について、お尋ねしたいと思います。先ほどもほかの委員からも御質問した中で、いろいろと私も感じるところはあるんですけれども、これまでも用地取得の状況については御報告いただいておりました。過去からちょっとさかのぼる話になるんですけども、この用地取得に際してどういったチームの構成というか、かかわる方が動いていらっしゃるか。その組織的なものは、どこまで市は把握していらっしゃるのか。また、その手続というか、どういった手法で用地買収というか、用地取得を進めていらっしゃるか、その手続のところを、これまでも含めてされてきたかというところについて、お尋ねしたいと思います。
 あと、この取得がかなり進んでいるんですけど、今後これが進まないとなった場合の工事への影響っていうのはどの程度把握していらっしゃるか、お伺いしたいと思います。
 それと、あと、市として、この用地取得に際して、何か情報提供など、協力する面があるのか、その辺についてもお尋ねしたいと思います。
 あと、現場見学会については、今回、この取り組みは私の記憶で恐らく初めてだと思うんですけれども、来年度以降もこの取り組みは実施するのでしょうか。5年生を対象にした理由というところも教えていただきたいんですが、この対象にした小学5年生というのはどういった先生、またコミュニティ・スクールとのやりとりがあったのか、その点について教えていただきたいと。中学生向けというのは今後考えていないのか。近くには六中、ございますけれども、六中生に対してのこういった現場見学会、お考えはないのか。
 恐らく人数の関係もあるかと思いますね。90人ということで、30人学級で3クラスということで、小学生を対象にしたのかなというふうに思いますけれども、仮にこれが中学生になると、クラスも単純に一小出身の子たちも入りますから、約倍にはなるかと思うんですけれども、人数の制限等も考慮した、そういった対象になっているのか、その点についてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  用地取得の状況でございますけれども、私ども、中央ジャンクションの地域で国とともに、これまで一緒に連携しながら取り組んできました。中央ジャンクションの地域では農地が非常に多かったものですから、まず農地を取得するに当たりまして、地権者の方々と、都市計画が決定した後の早い段階から、農地の意向調査を東京都と三鷹市と行ってきました。どのぐらいの方が代替農地を求めていらっしゃるのか、そういったことの把握に努めながら、円滑に農地が取得できるように、JAさんも含めながら取り組んできた経過がございます。
 具体的な手続の面では、国が事業決定を平成21年の5月にしてから、用地取得に当たるまでに用地の説明会等を行いまして、農地だけではございませんので、皆さんに取得のほうのお話を国のほうが説明会の中でさせていただいて。市としても、そういった説明会に参加しながら、自治体として、特に協力という面では、農地、生産緑地を継続してやりたいとおっしゃっていた方がいらっしゃいましたので、そういった方々にうまく引き継げるような形で取り組んできたものでございます。これで、3割ほどの農地が保全されたという取り組みでございます。
 それと、2点目の用地取得が進まないときの工事の影響でございますけど、当然、用地買収だけでなくて、用地のほうはほぼめどが立っていると聞いております。特に困難だったのが北野地区公会堂、これ、共有地で相続が起きて、55名が700人ぐらいになったところの取得が相当時間がかかったんですけれども、ここもようやくめどが立ってきたということで、こちらが取得が終わりますと、あと数名の方はいらっしゃると思いますが、おおむね取得のほうはめどが立ってきております。
 ただ、区分地上権のほうがまだ面積ベースで86%ですから、国や高速道路会社はこういった方々に丁寧に説明しながら進めていくということが大事だと思います。こちら側の取得ができなければ、地中拡幅部の工事とか、ランプシールドトンネルの工事のほうに着手ができないというような状況でございます。
 あと、見学会についてですけれども、こちらについては5年生を対象にしたということで、これは北野小学校のほうの校長先生のほうの御判断で5年生の方を対象にした説明会になりました。手続としては、国のほうから学校側のほうに、小学生の方を対象にした、こういった見学会を開催して、高速道路の仕組みや役割、そういったものを伝えたり、工事の状況を見学するということは、児童にとっても社会勉強の1つになると、そういった趣旨で、国のほうから小学校のほうに投げかけをさせていただいて、学校のほうとしても、こういった機会に地元の小学生に勉強する機会になるだろうということで、余り低学年だと理解の度合いが至らなかったりすることもあって、5年生がいいだろうということで、小学校の先生のほうの判断でございます。
 こちらの学校側とのやりとりの中では、一応国のほうから、文書で教育委員会のほうにあって、そういうことで進めてきたっていうふうに聞いております。
 あと六中生に対してのお話ですけど、これは第六中学のほうにも投げかけは、国のほうからは同じようにさせていただいたんですけれども、やはり今、中学生、非常に学業のほうの時間や行事や何かもいっぱいだということで、中学生については、地域の見学の際に個別に参加してもらうような形でいいんじゃないかっていう校長先生の御判断があって、中学生については実施していないという、そういった状況でございます。
 あと、人数の関係でございますけど、今回、100人近くの方に参加していただいたということで、一遍には難しいので、これはクラスごとに分けて、3つのところをローテーションしながら、シールドマシンを組み立てしている班を見たり、地下の掘削状況の現場を見たり、あと説明を受けたり、全体の説明を受けたり、そういったことで、かなりの人数──これで安全性を確保しながら進める中では、最大限の人数として100人ぐらい。今回、国のほうも、こんなに一遍には初めてだと言っていましたけれども、学校側の先生も、担任の先生含めてお手伝いいただきながら、市のほうも行きながら見学のほうは順調に進んだものと思っています。
 来年度以降も、学校側としては、引き続いてお願いできればということで聞いております。また、調整のほうを進めていきたいと思っています。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。また数点、再質問させていただきますけども、用地取得については順調に、めども立ったというお話でした。ただ、まだ区分地上権のほうがまだ課題というか、まだこれからだっていうことですけど。ちょっとお話ができる範囲で結構です。この区分地上権をお持ちの方の御理解度っていうのはどのように把握をされているか、ちょっと教えていただきたいと。ある程度理解して、いろいろ手続上、ちょっとすぐにはできない状況なのか、理解もまだされていない方がいらっしゃるのか、その点についてお尋ねしたいと思います。
 あと、小学校の現場見学会になった経緯についても理解できました。これは非常にいい取り組みだなという感じをしておりまして、高速道路も我々も本当に当たり前のように乗っていますけれども、こういった工事が進んでいる中で、自分たちが利用しているんだなっていうのは理解できたのかなと思っております。ぜひとも来年度も実施できるよう進めていただきたいと思っております。
 その中で、1点、御質問させていただきますが、(2)のところに主な質問・意見とありますけど、これ3点紹介されていますけども、これ、質問なので、意見といったものをできれば御紹介いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まず、区分地上権の御質問ですけれども、理解していない方がいらっしゃるのかという御質問ですけど、そこの部分については、私どももちょっと把握してございません。個々の個人の情報になってきますので、このことについては事業者のほうが責任を持って進める部分というふうに把握しております。ただ、市民の方から御相談がありましたら、市としても丁寧に対応していきたいというふうに思っています。
 あと、2点目の児童からの意見ということで、シールドマシンを実際に現地で見学していただいて、かなり大きいマシンなので、マシンの大きさに驚いたり。あと、実際の建設機械や何かも見ていただいて、直接それに対していろいろな驚きとか、こういう動きがあるんだとか、個々の感想が現地で出ていたということは聞いています。また、早く完成してほしいという話も出ていたというふうに聞いています。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございました。本当にこういった広い年代層の方に関心を持ってもらうというのは非常に大切な取り組みだと思いますので、ぜひこれからも進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(野村羊子さん)  じゃあ、よろしくお願いいたします。順番に行きたいと思いますが、北野の里については、三鷹っていう名称ということですけど、中央ジャンクション、これ、中央高速につながるから中央ジャンクション、そして東八道路につながるから東八インター(仮称)っていう、昔、当初はそういう(仮称)をつけていたかなと思いますけども、通称として呼びならわしてきてしまっている。それがどんどん定着していくっていうことがあると思いますが。
 実際に、過去の例から言えば、工事中の仮の名称と──ここにはちゃんと仮称と書いてあるね、実際のつける名称と、どれくらい一致している、違ってくるのかっていうのは、その辺の、つまり要望がどれだけ通るのかどうかっていうふうなことの見通しも含め、ちょっとその辺はどんな感じでしょうか、お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  要望がどのぐらい通るのかということについては、具体的に過去の形がどうなっているかは承知してございませんけれども、私どもとしては、やはり三鷹で市民の方からの要望が通るような形で、そこはよその事例ではなく、我々としてしっかり申し入れして伝えていきますので、そういうことで御理解いただければと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  今の名称のことで補足させていただきますと、以前、関東地方整備局長のほうにも、いろいろな要望を上げたときにそういったお話もさせていただいて、国のほうの担当のほうからは、やはり地元の意向が第一になるだろうと。そういう意向を伝えていただくことは、名称を決めるのに、ポイントになっていくというようなお話をいただいていますので、今回の要望もそれに沿った形で第一弾として挙げたものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。それでは、用地取得の件ですけれども、先ほど来もちょっとありましたけども、実際には区分地上権に対して強制測量が昨年の夏に地権者に──これ、厳密に言えば三鷹市内ではない、でも、中央ジャンクションのエリアでっていうふうなことがあったのは、市はちゃんと把握しているでしょうか。それによって、取得率が上がったのかどうか。この辺についてどのように理解しているか、あるいは認識されているのか、説明を受けているのかについて、お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  私どもの市内ではないところで、今委員がおっしゃったような反対をされている方がいらっしゃるというお話は聞いております。それで、ここの数字は契約したものが取得率として上がっていますので、測量しただけでは取得率としては上がりませんので、その後、まだどんな形で進んでいるのかっていうのは、進んでいる最中だと思いますので、私どもとしては承知はしてございません。


◯委員(野村羊子さん)  ごめんなさい、私、ちょっと持ってきていない。前回の報告から、今回の報告にかけて区分地上権の取得率はどれだけ上がっているか、今そちらで手元でわかりますでしょうか。お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  前回が、平成29年6月末時点で公表されているものでございます。こちらが区分地上権、前回、面積ベースで80%だったものが、今回86%になっております。約3,000平米ほど増加しているものというふうに考えております。
 また、件数ベースでは、前回73%だったものが、今回80%になっておりますので、件数ベースでは約20件ほど増加があったものというふうに把握しております。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。だから、6月の後に、そういう強制測量というふうなことがありましたので、そういうようなことが心理的な影響も含め、あったのではないかっていうふうなことも思います。周囲のおうちにわかるような形で、大量の作業員の方が来て、いろいろやるっていうふうな事態がありましたのでね。そういうことを含め、ただ、今反対の方っておっしゃいましたけどもね、そこ、ちゃんと把握していただきたいですけども、なぜこれでは納得できないのかっていうことについてね。
 区分地上権の契約、なぜできないと思っているのか。単純に反対ってことじゃないですよ。自分の自宅の下に12メートルのトンネルが2本入るとか、そのさらに下に40メートル、50メートルの大きいトンネルが入るっていうことに対して、安心できないから、対応してほしいっていうふうなことを言っている住民に対して、単純に反対という言い方は、私はちょっと違うと思うんですが。どのようなことで、そういうことになっているか、今説明を受けていないって言いましたけども、簡単にそういうふうに言ってほしくないですね。ちゃんとわかっているかどうか、その辺について認識をお伺いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  オープンハウスや何かでも、区分地上権の権利の状況等を国のほうは説明しながら進めております。個々に地権者の方との交渉については、やはり個人の御事情があると思いますので、今委員おっしゃったように心配されている要因は何なのか。それは、それぞれの方が御事情ごとに違うと思いますけれども、丁寧に説明して、任意の契約でしっかりできるように、国のほうには、私どもも機会を捉えて伝えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  個別のことですから。でも、ある程度、今その思いを公開されている方もいらっしゃいますからね。ちゃんとその辺は把握をしていただいて、本当に直接、今公開していらっしゃる方は三鷹市ではないかもしれないけども、結局同じような立場にいる方もいるわけですから、その辺も含め、きちっと市として、把握をして考えていただきたいと思います。
 その辺は本当に、これからもさらに微妙な問題が出てくると思いますけども、やはり今の工事の進め方そのものがね、住民にとって納得できるものではないっていうことだということをきちっと把握して、市としては一生懸命やっている部分、あるのはわかりますけども、でも、やっぱりその辺の発言の言い方なんかにしても、またそのことはそれで、またハレーションを起こす可能性もあるので、しっかり対応していただきたいと思います。
 現在行われている工事について。本当にある意味で全域にわたって今展開をしている状態になっていますよね。工事の名称だけでも9つの工事が同時進行しているっていう状態で、地面の開削もかなり広範囲にわたって、ここでこれだけ、あそこでこれだけっていう形で、物すごい広がっているし、地上にも橋をかけるっていうので広がっているっていうことがあって、本当に全体像が把握できない。あるいは、ああ、またここが囲まれちゃったとか、何かいろいろな状況が出てきています。
 これ、さらに今、済みません、ランプシールド工事っていうのを一番北側でやっていますけど、これ、もう少し北側まで防音ハウスが伸びるんじゃないかと思うんですが、そこの確認と。実際に、今どれだけの面積が開削、掘り進んでいるのかっていうふうなことについて、それ地下水にかなり影響すると私はすごく心配をし続けているわけですけども、それについて。つまり、多分オレンジの部分と、水色の部分と、それから黄色い部分とがそれぞれ掘り進んでいて、これからまた紫の部分も下に掘り下げるんだと思うんですけども、現状どれだけの面積を掘っているのかっていうのがわかれば、まずお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  1点目の赤く塗り潰しているところの工事の施工範囲の問い合わせでございますけれども、こちら参考資料3の7ページ、こちらをちょっとごらんいただければと思います。こちらのパネルは、オープンハウスで国のほうで説明しているパネルになりますけれども、このパネルとちょっと見比べていただいて、こちらのパネルのほうでは水色で塗り潰している範囲、こちらの部分までが工事範囲となっておりますので、私どものほうの資料は、国のほうから情報提供を受けたものを資料に落としていますので、ほぼ同じ形のところでありますので、この北側のほうはまだ工事の範囲には入っていないものというふうに思われます。
 あと、開削部分の面積ですけれども、全部の開削部分の面積というのはちょっとわからない部分はありますが、覆工板といいまして、掘っている下を鋼材で覆っている面積は大体1万5,370平米っていうことで、1万5,000平米ぐらいのところの部分を鋼材でふたをかけて、その下を掘っているということであります。開削部分は約60%というふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  北側の部分ですけど、中仙川遊歩道をまたいで防音パネルを立てるっていうふうな話じゃなかったでしょうか。ちょっとそこ、ごめんなさい、私もどの説明会で聞いたんだったかなと思いながらいますが。これだと、中仙川の南側までになっていると思いますが、北側も塀を立てて、防音パネルを立てて工事を進めるっていう話じゃなかったかどうか、ちょっとそれ、もう一度確認してください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  4ページの図面で、北野中央通りを切り回しているところが黒い線で入っております。今、これが切り回している位置ですから、北野中央通りの切り回したところの北側の部分、そこを赤く塗り潰しているところ、そこに防音ハウス、できますけれども、これよりもさらに北側にはできるという話はないというふうに、私どもでは把握しております。


◯委員(野村羊子さん)  安全・安心のまちづくり連絡協議会の説明会で、中仙川遊歩道にゴムカバーをして、その先のことをすると。じゃあ、そこは通行どめになるんだね、ならないんだねっていう話をしていたと思うんですが、その工事はいつ予定になっていますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  それは、準備工事として、道路の集約をして、切り回しの工事が行われていたもので、これは完了しておりますので、今回のところでは記載のほうはございません。


◯委員(野村羊子さん)  道路を切り回したので、その北側に工事用のパネルが立っているわけではないっていうことですね。というふうなことで、ここの工事については、さらにこの北側、中仙川遊歩道から東八道路の間の工事そのものは、今は、あるいは半年後くらいまでは入らないだろうっていうふうな見通しでいいのでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  北側の工事の発注時期というのは未定だということで聞いております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。それで、とにかく全体的にこの地下にどういうものができて、どうなっていくのか。今、例えばランプの全体像があって、今ここのこれをやっているとかいうふうなことも含め、全体像が見えるものを示してほしいって国に言っていますけど、オープンハウスでも全然、こうやって上から見える面積しか覆ってくれないので。あるいは、部分的に工事説明会で構造物が、3Dのイラストが出てくるだけで、全体像が見えないっていう状態ですけども、それについて前から要望してほしいというふうなことも言っていますが、国は、あるいは事業者はどのような反応でしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  全体像を示してほしいということを、私どものほうからも、市議会の委員会のほうからもおっしゃっていただいていますけど、私どもから伝えて、今回、オープンハウスで7ページのような工事の状況っていう全体が示されたパネルが新規に追加されて、出ております。こういったパネルを、オープンハウス開催に合わせて随時更新している状況でございますけど、さらに視覚的にもっとわかりやすいものが必要なんじゃないかという話。
 私どもでも、そのように思いますので、国のほうに全体の形がもう少しわかるような、わかりやすい資料を提示するように、再度、また申し入れしていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  このオープンハウスのパネルは一応昔の絵よりも、ランプ道路が一応見えるような形で、前よりもちょっと描かれているんだけど、実際にこれがどういうふうな上下関係、連なりの中でなっていくのかっていうのがやっぱりわかりにくいし。それで、今、だから、これ、全部開削して、それからコンクリートの躯体をつくって、また埋め戻してっていうのと、ここに立て坑を掘ったところにつながってとかって、料金所ができて、換気塔ができてっていうふうなところがね。私は最初からずっとずっと、説明会も含め、工事も順番に聞いて、ああ、これがこうなるんだなって思いますけども、突然1回だけの説明会なり、1回だけのオープンハウスに行っただけでは、これではやっぱり理解できないと思うんです。
 これが何を指しているのか、意味しているのかっていうのもわからない。この間の工事説明会のときも、そういう声もありましたけど、その部分だけをやるので、実際これが何なのかっていうのがすごくわかりにくいっていうふうに思っています。工事説明会とも絡みますけども、南側に開削で掘りますよと。それで、あわせて換気所の地下部分をつくりますよと。それが一体なのか、違うのか、あるいはその南側で掘ったランプシールドの立て坑とそれが一体となって道路になっていくんだっていうことが、やっぱり全然わからないわけですよね。
 しかも、工事の時期が何年にもかけて、3年半かけて。なので、防音ハウスとの関係性もわからなかった。地上に防音ハウスをつくって、ランプシールドのマシンを動かして、それができた後に地下の開削部分をつくるんだみたいな話が、そういう手順も質問しなければわからなかったような状況があったと思います。そういうのも含めて、今全体の中でこれ、次にこれみたいなこと。次にこれっていうのは、なかなかこれ、事業者も示してこないので、市として把握しにくいことはあると思いますけども。
 あるいは、この部分は今できていますとかいうふうな、できれば本当に立体的に地下の中の構造が見える形でしっかり見せていただきたいと思うんですが。本当に何年も前にまだ設計がちゃんとできない。どうなるか、形がわからないから示せないんだって言っていますけど、実際に今工事にかかっているわけだから、設計図がちゃんとできていてやっているわけだからね、示せないわけはないと思うので、部分、部分の一つ一つの工事の説明会だけではなくて、全体の。
 必要だったらというか、場合によっては国交省と事業者が一緒になって全体像についての説明会、単なる工事ではなくてね。オープンハウスではなくて。オープンハウスでやるんだったら、それこそ地下の構造物をきちっとつくった模型を見せるぐらいの、そういう説明会をしないと、やっぱりわからないと思うんですね。しかも、まだこの先何年もかかるわけだから。そういうことを含め、その辺の状況をね。あるいは、工事説明会においても、発注側の事業者が出ているわけだから、そこはそこの部分にちゃんと責任を持って、全体を示して、その中のこの部分ですっていうことを示すような説明会にするっていうふうなことも含め、ちょっとその辺、どういうふうに伝えられるのか、認識しているのかについてお願いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  外環工事の取り組みの全体像。今委員のほうから御指摘のとおりだと、私も思っています。要は、各段階の工事の説明をするに当たりまして、全体の中で今回はこの部分を進めていくっていうのは、やはり示すべきだというふうに考えています。一定程度、ちょっと簡単な説明は多分あるんだと思うんですけど、なかなかそこが理解できないのかもしれないんですけど。以前、工事のステージを5つの段階ぐらいで進めていくっていうような説明はあったと思いますが、そういったことをしっかり、丁寧に説明をしてもらうように、市のほうからも再度求めていきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  今ちょっと触れたので、あわせてジャンクション南工事の説明会の資料についてちょっともう一回確認をさせていただきたいんですけども、参考資料4−4で地下の構造をちょっと立体的な形で示していただきました。このとき問題になったのは、白百合学園通りが、これ、宙に浮くんだけど、どうなるんだっていうふうな質問でした。つまり、この構造物が完全に地下になっていて、白百合学園通り、最終的にどういう道路になるのかっていうことも、残るんだっけ、残らないんだっけっていうことも含め、そこもちゃんとないまま、こういう図になるので、市民の皆さんが不安に思うっていうことがありました。
 それと、5ページの工事概要、パワーポイントの資料でいえば9ページのところに上にうっすらと防音ハウスがあって、なると。じゃあ、防音ハウスとこの地下構造物の工事の関係はどうなんだっていうふうな質問が出ていました。実際に工事、地下を掘ってやりますよっていうことは、その後のパワーポイントの資料でいえば、13ページから17ページにかけてこういうふうにやります、あるいは水はこういうふうにとめます、みたいなことは出ているんだけど、本当に関連が見えなくてわかりにくいっていうふうなことなので、市のほうとして、これ、どこまで把握しているかっていうことですけれども、工事の手順としてどういうふうに聞いているのか。道路の関係、そして防音ハウスとの関係、ここで示された工事、これだけの埋設した巨大な構造物を地下に埋め込む、つくり込むっていうことですけども、その位置関係も含め、あるいは工事の手順について、市のほうはどのように把握して、説明を受けているでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  確かに説明会の中で施工手順のフローがなかったものですから、皆さん、ちょっとわかりにくい面があったのかなというふうに思っています。私どものほうで、説明会の中でも、当日、事業者の中日本高速道路株式会社から説明がありましたけれども、まず4月ごろから、最初に地下構造物をつくるための土どめをやりたいというふうに話が出ていました。それが終わってから、秋ぐらいには、掘る前に白百合学園通りの切り回しを先にやりたいと。白百合学園通りの切り回しが秋ぐらいに行われた後、防音ハウスを設置して、シールドマシンの組み立てとか、まずランプシールド工事に入っていきたいんだという説明だったかと思います。
 ただ、吉祥寺通り側のほうの一部区間については、ランプシールドトンネルの工事に支障にならない部分は、掘削作業をちょうど並行してさせてもらうところもあるという説明は受けていました。されていましたけれども、全体的には白百合学園通りの通行に支障がならないように進めていきたい、そういう説明を説明会の中でもされていたというふうに認識しています。


◯委員(野村羊子さん)  地下に大きな構造物をつくるに当たって掘らなくちゃいけない。掘るために土どめを打つと。これ、土どめを打つのは、この今回の工事範囲全域に対して打ってしまってやるのか、それとも防音ハウスにかからない部分、先に工事を進めるところだけをやるのかっていうことについては、確認をしているでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  土どめについては、今回、先行してやっていくというふうに聞いておりますけれども、また詳細について、私どもでも、どこの部分がどういう工程でっていう詳しい工程のほうはまだ確認しておりませんので、また情報がわかりましたら、委員会の皆さんにも報告のほうをさせていただきます。


◯委員(野村羊子さん)  つまり、土どめを打つっていうことは、地下水をとめちゃうっていうことだからね。全域で、工事もしないので土どめだけ先にがあっと打っちゃったら、やっぱり地下水が、特にここ、仙川のすぐそばのところで水が流れている。ここはたしか結構複雑に動いているんじゃなかったかと思うんです、仙川のほうに行くのと、井戸で吸われていく部分等があって。
 なので、不必要にっていうのは変な言い方ですけど、ランプシールドトンネルを掘るということは、それだけでも何年かかかる話になると思うので、それこそ必要な、防音ハウスにかからないで先に掘るところだけにするほうが環境影響は少ないんじゃないかと思うんですが、それについて、ぜひ確認をして、地下水の影響を少ないように、被害が起きにくいように動いてほしいと思うんですが、その辺の要望ってできるでしょうか、お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  もちろん、地下水の影響がないような形で工事を進めることは大事であります。説明会の中でも、事業者のほうは工事中も地下水流動保全、施工中の対策としてはポンプを設置しながら、常時モニタリングして進めたいというお話もしていましたので、進め方についてはよく確認して、地下水に影響がないように申し入れをしていきます。


◯委員(野村羊子さん)  私は地下水流動保全工法を信用できない状態が、先例としてたくさんあるので、ただそれをやりますというだけでは安心できないので、しっかりモニタリングしながらチェックをしていっていただきたいと思います。
 じゃあ、工事説明会についてちょっと確認をしたいと思います。小学生たちが出かけたということはすごくいいと思いますが、一方で、地元町会の方々の見学会もやっているというような、実際にしたんだという答弁がこの間あったように思いますが、それはいつ、どの範囲の方で、何人ぐらいの方で行われたかっていうことは、聞いていますでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地元の北野町会の方を対象にした説明会を、11月13日に行っております。これは、北野の町会の役員の方たちを含めて、30名弱の方でありますけれども、まず最初に沿線にお住まいで、一番影響を受けていらっしゃる方、町会の方々を対象にした説明会が行われたということでございます。


◯委員(野村羊子さん)  役員の方々も大事ですが、際に住んでいらっしゃる方も大事だと思うんですね。そういう方々はまだですよね、お知らせが行っていないと思うんです。見学会があったことも知らない。だから、やはり早急に際に住んでいる方々の対象が次だと思うんですよ、優先的にはね。それ以外の方々もっていうふうなところで、しっかりと。やっぱり開削部分が見える段階と、全体像が見える、あるいはシールドマシンを組み立てているところが見えるっていうのは、本当にタイミング、時間時間で違ってきちゃうので、やっぱり工事の大きさ、巨大さって、やっぱり今開削しているところが。
 もう、全部仕切っていっちゃったかな。この前、杉並区の議会の委員会の方々が見学したときのお話を伺わせていただきましたけども、かなり本当に広々と地下を掘っているっていう状況が見えて、三鷹はすごいことになっているねって言われて、私は見ていません、すごい残念ですという話をしていましたが。そういう状態の中で、見えるところ、タイミングってそれぞれあるので、ぜひ1回やったからいいってことじゃなくてね、そのときどきのタイミングでやってほしいということも伝えてほしいですし、本当に役員だけじゃなくて、近くの方、あるいはその周辺で、小学校でやったなら、小学校の保護者代表、全体代表っていうふうなことも含め、ちょっと本当にめどを立てて、いつやれるのかっていうことを答弁できるような形で調整していただきたいと思いますが、いかがでしょうかっていうことが1つ。
 それと、先ほど六中に声をかけたというけど、五中とか──あと、どこだ、この辺、もうちょっと近いところ、ほかの小学校、高山とか、東台とか、中原とか、その辺のところに声はかからなかったのかっていうふうなこともちょっと確認させてください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  見学会につきましては、町会長ともよく相談しながら、北野町会の方々と今1回はやりましたけれども、これからどんな形で、数回開催するような形がいいのか、よく意向を確認して対応したいと思います。
 それと、町会の方だけじゃなくて、広く見学会を開催してほしいっていうお話も聞いていますので、そういったことも含め、見学会のあり方について、よく国のほうと調整して、市民に見学会が開催できるように進めていきたいというふうに考えています。
 それと、学校関係の対応ですけれども、地元の北野小学校と第六中学校に、まずお話のほうをしっかりさせていただいて、北野小の生徒さん、5年生だけでも100人というかなりの人数がございましたので、学校としては地域で影響を受けるようなところを今回行いましたけれども、ほかの学校についての取り組みについては、まだ何をどうするというお話は全然進んでいる状態ではございません。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。今の状況はわかりましたけどね、納得しているわけではないですけど。学校区っていうのはあるかもしれないけども、でも、実際例えば五中だってすぐそばですよね。工事が竣工しているところが見えるところに建っていますからね。実際には区分地上権の方々の学校区でもあったりするわけですし、そういうようなところもあるので、そこだけに影響を及ぼす、そこだけが当該ではないし。あるいは、町会長さんにしても、北野町会はすごい広いですからね。いろいろな方がいて、町会に入っているっていう意識のない方もいて、そういう中で、そこだけで地元の声を聞いているってするのは、やはりちょっと違うと思うので、きちっと確認をして。
 町会長さんの意向も大事ですけども、そこだけで決めてしまっては、漏れてしまっている人たちがどうなんだろうっていう話になりますので。特に際に住んでいる人たちがたくさんいらっしゃるので、そこは逆に言えば、個別に丁寧に話を聞いていく必要があると思います。そこは言っておきますね。
 今、だから、済みません、工事の状況があって、この工事説明会があって。今、入札なりが終わって、次に説明会に入るだろうと思うような工事っていうのが、今わかっているものがあるでしょうか。最近入札状況についてっていうのが今回見当たらなかったんだけど、新たに中央ジャンクションに絡んで、次の工事っていうふうなことになっているところがあれば──今回、工事説明会をしたところの次ですよね、わかっていれば、教えてください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  現時点で次に説明会が予定されているようなものっていうのはないと。今、私どものほうでは聞いてございませんので、直近では、すぐにはないのかなというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。やっぱり説明会がないと、こういう具体的な細かいことは教えてもらえないし、オープンハウスだと、何がなんだかよくわからないしっていう方向になるので、できれば、先、しばらく間があくんであれば、本当に全体状況がどうなんだっていう説明をね。オープンハウスだけではなくて、やっぱりほかの方が質問することによって、ああ、そういうことが問題になっているんだって、やっぱり皆さんで知識を共有できる場になるわけだからね。
 個別の区分地上権なり、地権者なりの方たちはそれを個別にやるというのはありますけども。それぞれの方で個別に、うちはどうなるんだ、ここはどうなんだって、いまだにそれは確認しなくちゃいけない方々がいらっしゃるのはわかりますけど、そうじゃなくてね、工事全体っていうのは全体に対する影響もあるわけだから、ちゃんとそういう形の説明会っていうのを、国のほうにちゃんと要望していただきたいと思いますが、いかがでしょう。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  丁寧な説明というのは大切なことなので、国のほうに機会を捉えながら要望していきます。


◯委員(栗原健治君)  それでは、よろしくお願いします。委員もかなり質疑があったので、1点、確認しておきたいことも含めて質問します。初めに、用地取得の状況についての報告がありました。これから三鷹の地域でも、区分地上権の交渉というのは重要かと思うんですけども、地中拡幅部のところについては、前委員からも質疑がありましたけれども、住宅に対する影響への不安ですとか、実際に交渉の中で納得ができないという件もあるように伺っています。
 市として相談を受けるということですけれども、市民の立場に立った事業者、国に対しての対応を、どのようにサポートできるのかっていう点を確認しておきたいというふうに思います。まず初めによろしくお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  市民の方がどういう御不安な状況で契約が難しいとおっしゃっているのか、一軒一軒御事情も違うと思います。私どもで、やはり国にしっかりと、皆さんの御不安なところを、なかなか伝えることができないところを我々も一緒に伝えるという、そういう役割を担うことができると思います。あと、丁寧にしっかりと進めるように、そういう申し入れを引き続きしていくというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  個人としては、事業者と対峙するのはなかなか大変なところがありますので、市としての市民の相談があったときには、整理できること、三鷹市として伝えられることは、しっかりと説明を果たしていただきたいというふうに思います。先ほど用地買収、区分地上権も含めて、工事の前提として、ランプトンネルですとか、シールドトンネルの部分はできないっていう答弁があったと思うんですけれども、そこのところを確認しておきたいというふうに思います。
 今後、工事の進捗に関して、正確な情報を、市民に対しても、区分地上権の地権者に対しても伝えていただきたいと思うんですけれども、よろしくお願いしたいんですが、どうでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  トンネルが入るところの浅い部分については、区分地上権を設定することになっておりますので、そういった権利を設定させていただいてから工事を進めていくということを国から聞いておりますので、皆さんに任意のお話し合いの中でしっかりとそういう権利を設定できるように、取り組んでいきたいというふうに国のほうが申しております。
 私どもは、そこをしっかりやってもらうように、国の事業ですから、それは機会あるごとに申し入れしていきます。


◯委員(栗原健治君)  土地を持っている地権者の権利を正確に伝えて、交渉もしっかりと、ちゃんとできるように取り計らっていただきたいというふうに思います。
 それと、参考資料の3についてお伺いしておきたいと思います。情報の提供として、専用のホームページや、メールや、ツイッターなどSNS、広報誌などで複数のツールを使って工事の状況をお知らせしますというふうにあります。SNS、ツイッターやメールなどは登録が必要なので、こういう点での情報の提供を進めていく上で、より広範な人に情報を伝えていくという立場に立った広報を求めていく必要があると思うんですが、市としての働きかけ、確認しておきたいというふうに思います。
 あわせて、一番の問題点として、安全性についての不安があります。シールドトンネルもそうですが、地中拡幅部についても、今までにない工事で安全性確保されるのか、もしものとき、どうしたらいいのかという声があります。シールドトンネルにおいても、世界各地、日本においても地下トンネルでは工事の事故がありますので、もしものときの対応というのがとても重要となります。緊急時について、工事関係者が直接住民の皆様に周知するための対応をいたしますということが示されて、また、そのように説明されていると思うんですけれども、この中での体制ですとか、工事において危険性があったときにメールやツイッターなどの報告っていうことで言うと、対象者をかなり組織して、行き渡らない人がいないようにしていかなければならない取り組みにしないと意味を持たないというふうに思います。
 三鷹市として、国に対しての働きかけ、どのようにこの体制について御存じなのか、中身についてどのように聞いているのか、確認しておきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  工事等のシールドマシンの位置や何かをメールやツイッター、SNSというだけじゃなくて、こちらにも広報誌と書いてありますけど、複数のツールで情報提供していくということで、いろいろな方がいらっしゃいますので、そういったSNSだけじゃなくて、紙で周辺にお住まいの方に配布したり。これからシールドマシンが通過する前の段階で、そういう周知をまず徹底するということを国のほうが今話していますので、まずそれをしっかりやってもらうと。
 それと、緊急時、これはいろいろな測定をしながら、地盤変動の測定や何かを事前、また最中、事後等でしていくとしておりますけど、モニタリングをまずしっかりしていただくということが第一です。何かあったときには、すぐ工事を中断して、進めないで、まず沿線自治体、東京都、そういったところとも、我々のほうに密に連絡をとりながら、連携して取り組むことが大事だと思っています。このSNSだけで緊急時の対応が足りるとは、私どもも思っておりませんので、いろいろな手法で、我々も一緒になって、もしそういうことが起きた場合は──起きないようにするのが第一で、起きない形で進めていくと言っていますけど、仮にそういう事態が起きたときには、最大限市も協力しながら対応していこうということで、今調整をしております。


◯委員(栗原健治君)  この緊急時の対応というのはすごく重要だというふうに思っているので、確認をしておきたいと思うんですけれども、万が一に対して工事箇所にお住まいの方の避難が必要になる場合には、工事関係者が警戒車両で配備した拡声器によってお知らせするということが示されています。もし、こういう事態になったときには、対象になっている人を全て、迅速に、確実に伝えて、避難をしてもらわなければならない事態となります。
 そういう点で言うと、確実にそれが実行される体制を求めないといけないというふうに思います。この点で、どのような体制をつくっているのかというのも三鷹市として検証して、もしものときに確実に避難ができるように対応することを保障させることが、市として働きかけなければならない責務だというふうに思います。この点でも、体制について、具体的には現時点でお話がないということで、決まっていないということでの認識なのか、確認しておきたいというふうに思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  事業者のほうは、当然そういう事態にならないような形で進めるということは大前提なんですけれども、今もオープンハウス等で皆さんにもお伝えしていますけれども、何かあったときに連絡を地元自治体ともとりながら、皆さんに周知できるような体制を構築していくということで、オープンハウスでも伝えているところだと思います。行政間ではいろいろな話をしていますけれども、じゃあ、こういう形でやりますということを伝えられるところまで、今、きょう時点でそういうところまで行っていませんので、やはり国のほうがどういう形で、そこの部分を構築していくのか、公表していくのか。
 当然、我々は事務レベルではそういう連絡体制や何かは行政間では持っていますけれども、それを市民の方にどういうふうにお見せして公表できるのかということは、事業者のほうが考えるところだと思っておりますので、皆さんが安心できるような体制で事業を進められるように、我々から申し入れいたします。


◯委員(栗原健治君)  このシールドトンネルと地中拡幅部は住宅地の真下で行われる工事で、もし事故になるということになれば、直接被害が及ぶことになります。そういう事態になったときには、全て迅速に直接伝わらなければならないっていう体制を構築する必要があると思います。警戒車で回っていることも重要ですけれども、直接危険があったときに、そこの対象になっている人たちに伝わるシステムを構築して、実施しなければ、確実な安全対策にはならないと思いますので、その件を意見としてあったことを伝えていただきたいというふうに思います。
 地盤の変化については、これ、真上だけではなく、45度の角度で道路関係で言うと、計画地から45メートル、両サイドに調査の範囲が規定されていると思うんですけれども、実際に地盤に影響を及ぼしているのは、45メートル道路から外側に影響している部分だけではなくて、数百メートル離れたところにも影響を与えている事実が、今、他の地域では生まれています。この点で、地盤の変化などについて、他の地域、この範囲以外で影響が出たときに関連性を保障することができるのかっていう不安があります。この点で、三鷹市としても地盤変動の地域をより広く見ていくことが、対象にしていくことが、市民の財産を守る上でも重要だというふうに認識しています。この点での市民の要望を国に届けていただきたいと思うんですが、市として働きかけることはできないでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  参考資料3の12ページのほうに、今45メートルの線等の委員からのお話がありましたけど、これから家屋調査を進めていく範囲、この範囲で事業者のほうは家屋調査をこれまで進めてきたということでありまして、どの範囲を調査して、影響が来るのかとか、万が一のときに影響が想定されるのかというところは、事業者のほうが想定しながら進めているところです。
 当然、専門家の意見を聞きながら、これまでも取り組んできたというふうに思っておりますので、今回のパネルでは損害が生じた場合の対応について、今まで示されていなかったフローや何かも、今回示すようになりましたので、私どもとしては、この家屋調査の範囲を拡大して進めていってほしいというところについては、それは専門家のほうの判断があろうかと思いますので、市としては、皆さんの御心配は、もしあるのであれば、こういうことだから、そこの範囲は心配ないんですよっていう、そういう説明をやっぱり事業者がすべきだと思います。範囲を広げるというよりも、この範囲で大丈夫なんだと。もし、そういう方がいらっしゃれば、国のほうにそういう説明をさせますので、市のほうにお問い合わせいただければと思います。


◯委員(栗原健治君)  実際には、この家屋調査が行われる範囲では被害がおさまらないケースがあるということに対しての市民の不安というのがあります。事業としては、こういう法に基づいた、建物に損害や影響を及ぼした場合には補償していくというやり方ですけども、工事において、もし被害が出たとすれば、この地域の範囲外でもしっかりと対応することが事業者には求められると考えます。
 この点では、この範囲外でも被害が出たときには対応できるように、国や都に対して働きかけていくことが課題だと認識していますので、そのような意見があったことは伝えていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。


◯委員(石井良司君)  三鷹市の関係の質問をしたいと思います。工事関係で、敷地は大きいからよろしいんでしょうけども、まず第一に、この関係でどのくらいの車両が、日でもいいし、月でもいいし、三鷹市を通行しているのかということと。
 あと、資材関係の運搬用トラックというんでしょうか、そういうのが、敷地は今言ったように広いからいいんでしょうけど、近くの道路にとまっているようなことはないのかなと、ちょっとそういう心配はあるんですね。というのは、近くの道路で、あそこは何号線か忘れましたけども、北野、新川、中原を通って牟礼に来る道路がございますね、16メートルの。その両側によく朝方、トラックがとまっているんですよ。あるいは、ほかの工事車両かもしれませんけども、このジャンクションの関係者の車かどうかっていうことはわかりませんが、そういう状況があるので、そういうようなことがあるのかどうか、わかれば聞きたいと思います。
 それと、あと区分地上権の設定の件なんですけれども、これは要するに新築する場合に構造物というか、建築物に相当影響が出ると思うんですけども、その影響の範囲っていうのは、要するに地下40メートル以下が国のものだということになってくると思うんですけど、例えば30メートルとか、35メートルっていう、40メートルぎりぎりのところに建った建物であっても、その影響を受けるっていうことなんですけど、非常に建てるほうにとって影響が出てくるんですけど、その点というのは具体的にどういう影響が出てくるのか、お聞きしておきたいと思います。
 以上です。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  中央道を活用しながら、車両については土の搬出をするという形になっておりまして、一般道は極力利用しないということで工事のほうは進めております。ただ、やっぱりすごく土が出る工事ですので、5つの工事で発生する土量としては、全体で約100万立米ほどの土量が出ます。これは、ダンプの台数に換算しますと18万2,000台ぐらいの、そういった工事が、長い工事の期間の中で出てきますので、こういった工事車両が地域に影響がないように、今高井戸方面だけじゃなくて、八王子方面へも中央道で搬出できるような形で仮橋をつくりましたので、そういった形で、我々としても地域に影響がないように、国のほうには日々申し入れしております。
 また、待機用車両の御心配ですが、これは、地域の安全・安心のまちづくり連絡協議会の方からも、あそこの道路に具体的に何台か車がとまっていたりとか、日々情報が入ってくることがございます。国の事業は、広大な事業用地なので、事業用地の中に待機車両が待機できるような場所はあるんですけれども、それ以外にも都市計画道路とか、いろいろな工事が周辺で行われておりますので、そういった車両がとまっているケースもございます。いろいろな情報が入ってきた段階で、今私どものパトロールカー等も出動しながら確認していることもありますので、地域の方に御迷惑かからないように、外環事業だけじゃなくて、いろいろな事業で車両が待機して地元に負担がかからないように、注視しながら進めたいと思っております。
 それと、区分地上権の影響ですけれども、区分地上権が設定されますと、主に影響があるのは地下の工事、くいの基礎の状況とか、あと、井戸を掘るケースというのはないかと思いますけど、地下を掘ること等に影響があります。あと、重みをかけること、5トン以上の荷重をかけたりすることで影響がありますので、建築の段階でどういった建築になるのかっていうお問い合わせを照会していただいて、今までもそういったことで建築工事ができなかったという事例はありませんけれども、土地利用の制限がないという形にはなっておりますが、構造物に影響がないことも確認しながら、建築があった場合には、皆さんにはそういった面では御負担をかけますけど、確認しながら進めているところでございます。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。18万2,000台の残土の車、トラックが出入りするということは、これ掛ける2倍っていうことになると思うんだけど、その道路、往復だからね。それと、あと部材関係を運ぶ車があるんだけど、これは今言ったように、今ちょうどシールドも始まっているときだから相当数の土量が出ているのかなと思うんだけど、どのくらいの車が毎日なり、月なり、出ているのかっていうことを聞いたんだけど、その点、わかれば教えてもらいたいなと思います。
 それと、待機車の件なんだけど、これ、やはり業者さんというか、そこには徹底して説明をしてもらうように、やっぱり言っておかないと、影響が出ると思うんですね。特に自転車なんか、急に出てきたりすると、トラックの陰から出てくると危なかったり、また、車でも、左右が出た場合に交差点なり、また丁字路などでは、そういうところにとまっていた場合には、両方とも視界が見えなくなっちゃうので、非常に危ない場面に出くわしていることもあるので、その点はしっかりとやっていただいたほうがいいかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それから、あと区分地上権の問題なんですけど、実際に計画が幾つかあったんです。ですけど、そういうことで建物に影響が出るということで、やめた方もいらっしゃいます。それで、聞きたいのは、具体的にどういう影響が出るかっていうことなんですけども、例えば鉄筋はできませんよとか、軽量の2階までですよとか、いろいろなそういう制限があると思うんですけども。確かに荷重がかかっちゃいけないっていうのはわかるんだけど、例えば地下に入り口と、要するに地下40メートルに達したときの荷重っていうのは、40メートルが相当重くてもいいわけだから、そういう点の配慮っていうのがあるのかどうかっていうのも含めて聞きたかったの。それで、具体的な影響ということを知りたかったんですけど、その点についてお願いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今、残土の関係、まず1点目の土の搬出の関係ですけれども、日によりますが、1日当たり延べ170台から450台ぐらいのダンプが、仮橋を通って中央道へ搬出されているというような状況でございます。一般道を走行してっていうのは、ほとんど資材関係で生コンがどうしても高速を通ってだと搬入ができないようなケース、そういったものに限定して使うようにしておりますので、よろしくお願いいたします。
 あと、区分地上権の関係ですけれども、区分地上権を設定されている中で、実際に都市計画のほうの手続で、第65条による手続の中で確認をしていきますけれども、何か計画に支障があってだめだったという話は聞いていないんですが、用途地域が定まっていますね。定まっている用途地域の建物であれば、建築が可能であるというふうに聞いておりますので、例えば一低層なら一低層とか、場合によっては一中高の地域であったりしたり、それぞれの定まっている用途地域が地上部ではございますよね。その用途地域に応じた建物を建てる分──特殊な建物は別でございますけど、一般的な用途地域に定まっている建物を建築する分には、それは建築に支障になることはないというふうに聞いております。ただ、その都度確認はさせてほしいということで、国のほうからは聞いているところでございます。


◯委員(石井良司君)  わかりました。ありがとうございます。そうすると、この生コン車というのはどのぐらい。あそこに、でも、生コンをつくる、何ていうんですか、そういうあれは工事現場の中につくったんだよね。それはなかったんだっけ。あったのかどうかも、あわせて聞きたいですけど。
 それと、どれくらいの生コン車が一般道路を通行しているのか。それと、あともう一つは、さっきも言ったように、資材・部材運搬トラックというのはどのくらい通っているのか、わかれば、それも知りたいんですね。
 あと、3点目の区分地上権の設定なんですけど、確かに相談には行ったことはないと思うんですけど、計画は幾つかあったんですよ。それで、今言った、用途に応じたものが建てられるっていうことは、じゃあ、特殊建築物でない限りは、鉄筋でも──要するに一低層の中高とか、60の200というところだったらば、そういうところには鉄筋でも、3階でも、制限の25メートルまでいっぱい建てられますよと、そういう理解でいいんでしょうか。そこを確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まず、車両の関係ですけれども、資材等の搬入は1日当たり5台から、多くても40台っていう台数です。ただ、生コンはその日の作業によって変わってきますので、特に多い日は、毎日じゃないんですけれども、何百台か、何十台か、来るケースは、何百立米か打設することはあろうかと思います。
 また、2点目の住宅の建築の関係ですけれども、一般的に用途地域の中の建物は建てられると聞いておりますので、そこの一中高とかの高さ制限のあるところの建物までは支障になるものではないというふうに聞いております。ただ、くいの形状とか、どういう形で施工するのかっていうことを、下の構造物に影響がないことを確認しながら進めるために、手続のほうはしていただくということで聞いております。


◯委員長(伊藤俊明君)  あと、まだ答弁漏れじゃないの、資材運搬関係とか、あと工事現場の中の生コンをつくっているのか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  答弁漏れがございました。生コンについては、その工事の現場の中で、今つくっているものというのはございません。外から搬入してきている状況であります。
 ただ、多分生コンじゃなくて、プラントとしてケーソンや何かをやっていたときに場内でつくっていたものはあろうかと思いますけど、生コンとしては外からの購入というふうに聞いております。


◯委員(石井良司君)  わかりました。ありがとうございます。今、3番目、ちょっとまだ区分地上権の設定でわからないんだけど、要するに潜り始めるところから、40メートルの地下までのその間の問題なんですよ。ですから、最初から最後まで同じ条件なのか、そこをちょっと確認したいんですね。要するに最初だと、入り口だから。それと、30メートル、40メートルということになってくれば、くいでも余り打つことはないだろうから影響ないと思うんですけども──余り大きな高いマンションは別だよ、だけど、そういう状況じゃなくて、とば口から入って40メートルに行くまでの間のね、その荷重のかかり方が違ってくるから、そうした場合でも、今、小出部長が言われたような理解でいいのか、ちょっと確認をしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  区分地上権は2分の1Dといって、直径の2分の1、8メートルよりも浅いところは買収をする形になりますので、8メートルから大深度の40メートルの間で、やっぱり深さに応じて、それは荷重制限は変わってきます。だから、私は一般的にと今お話ししましたけれども、これが極端に浅い部分、8メートルに近いような部分については、やはり制限があると思いますので、そこは区分地上権を設定するときに、補償費の中で──補償費も一律じゃないんですね。深いところと、浅いところと。浅いところは、用地買収はさせていただかないんですけれども、補償費のほうでそういった制限に合わせた補償をさせていただくということを聞いておりますので。全部が用途地域に合ったものができるかというと、その浅い部分では、特に注意が必要だというふうに思います。できないケースもあろうかと思います。


◯委員(石井良司君)  わかりました。ありがとうございます。要するに8メートルまで買収するから、そこまでについては普通の、要するに都市計画道路の計画がかかるようなことで考えて、それで8メートル以降については、荷重によってやはり多少影響してくるって、そういう理解でいいわけですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。ありがとうございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  よろしいですか。他の委員、ないですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、以上で都市整備報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時22分 休憩



                  午前11時23分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  では、委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件につきましては引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。どうもお疲れさまでした。
                  午前11時24分 散会