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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成30年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会) > 2018/09/20 平成30年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文
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2018/09/20 平成30年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(後藤貴光君)  おはようございます。ただいまから、三鷹駅前再開発事業対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたしました。
 また、ただいま撮影・録音等許可申請ということで、申請が1件出ております。申請内容といたしましては、本委員会の録音ということです。
 委員の皆さんにお諮りいたします。本委員会の録音について許可することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと確認いたしました。よって、さよう決定いたします。
 市側が入室するまでしばらく休憩します。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  それでは、委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。三鷹駅前地区における再開発事業の状況について、資料1のほうで御説明させていただきます。
 1ページをごらんください。1、三鷹駅南口西側中央地区再開発事業についてです。(1)、工事の進捗についてです。9月上旬時点の進捗状況です。6月中旬に躯体工事が完了し、7月上旬にタワークレーン解体が完了しました。工事は予定工程どおり進捗しております。現在、1階から26階の内装工事、外装工事を行っております。
 2ページをごらんください。進捗状況について記載したものです。9月上旬時点における工事の状況です。左側、工事の現況をごらんください。現況写真のとおり、低層階、高層階とも工事が進捗しております。右側、デッキ工事等の平面図をごらんください。事業者は特定行政庁である三鷹市より仮使用の認定を受け、9月3日より新たなビルで郵便局の業務が開始されております。仮設店舗の解体工事は9月中旬に完了し、デッキ工事を開始しました。図に記載しております作業帯図はイメージです。道路を使用して行う作業については、市と協議した後、交通管理者の許可を受けて行うこととなります。
 1ページにお戻りください。(2)、地元商店会との調整です。事業者と三鷹駅前西商店会は、街路灯の管理や公開空地に関する取り決め等について意見交換を行い、調整しています。
 (3)、その他です。住戸は、9月15日から第2期の販売が開始されました。
 説明は以上です。


◯委員長(後藤貴光君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、西側の中央地区の再開発なんですけれども、6月の委員会のときに商業施設の検討をされたことが載っていたんですが、商業施設の検討についてのその後の進捗状況をお伺いしたいと思います。
 それと、この2点目に、地元の商店会との調整ということで、意見交換、街路灯の管理や公開空地に関する取り決めについて調整されているということなんですけれども、この西商店会、こちらのほうからどのような御意見が出ているのか、教えていただきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  商業施設についてですけれども、はっきりとした店舗はまだ決定していないということで、私どものほうで把握はしていないんですが、1階は業態的に郵便局と物販が入るということで聞いております。2階の店舗は、飲食が中心で、飲食とサービスが入るということで聞いています。3階の店舗ですけれども、こちらサービス業ということで、今医療系を中心に協議をしているところということで聞いております。
 あと、2点目の西商店会との協議の状況ですけれども、今回の再開発の敷地内に商店街の街路灯が3本ございまして、そういった街路灯を1回撤去して、新たな街路灯を今回の事業に合わせて3本設置しております。そういった街路灯を組合から商店会へ移管する協議──管理はその後商店街になっていくんですけれども、一つはそういったことを行っております。
 また、もう一つは、お祭りのときにデッキの下を神酒所スペースとして活用するための手続を管理規約に記載するということで、実際に商店会から要望が出てきた段階で、そういった手続はビル管理者のほうが行政側に行うことになりますので、そういったことがスムーズに行えるように、今の段階から管理規約にどういうふうに盛り込むのかと、そういった話し合いを進めています。順調にそういった話し合いが行われているということで聞いております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。西側は順調ということで、次に、ここに記載はないんですけれども、東側の再開発のことでお伺いしたいんですが、御報告がなかったということで、進捗が見られず、合意形成にもさらに時間がかかっているのかなということをちょっと推察されるんですけれども。今、三鷹センターのほうに天文・科学情報スペースとか、みたかスペースあいプラスとか、またそのほか、さまざま店舗等入っていると思うんですけれども、ここの計画がもし長引いたら、このそれぞれの店舗さんとかの契約の延長とかいうのはあるのかどうか、お伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  三鷹中央ビルには、テナントが9店舗あるということで聞いております。そのうち、みたかスペースあい、みたかスペースあいプラス、天文・科学情報スペース、この3店舗につきましては、まちづくり三鷹が平成31年5月31日までという期限を定めた定期借家契約、これをURと結んでいるところでございます。期間を定めたというのは、期間満了によりまして、再開発事業に影響がないような、そういった期間を定めて行ったというふうに聞いています。
 ただ、当初、事業期間が明確になっていませんでしたので、再開発事業とならない期間でやっておりますけれども、これは間もなく更新時期を迎えますので、今まちづくり三鷹とURが今後についての協議を行っているということで聞いています。再開発事業に支障とならないような期限を定めて、延長する方向で調整を進めているというふうに聞いております。
 その他の店舗については、店舗ごとにURが契約しておりますので、定期借家の店舗もあれば、普通借家で2年更新であったり、10年更新であったり、更新期間はさまざまでそれぞれの店舗が契約しておりますので、そういったものについては、普通借家のものについては正当な事由がない限り更新されていきますので、再開発事業までURと調整しながら進んでいくものと考えています。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。先日も台風であるとか、地震であるとか、いろいろ全国で起こっているんですけれども、工事中における災害対策といったものはしっかりなされているんでしょうか。そういったことって確認されているのでしょうか、お伺いいたします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  工事に当たりまして、その日の工事、どういった作業が行われるということを作業員までしっかり安全教育をしながら工事が進められているということは聞いております。
 また、災害時の対策等で、これまでタワークレーン等が設置されておりましたけれども、そういったものについても風速とか、地震の震度によってとめるということも教育しながら進めてきたということも聞いております。
 また、今後、デッキの接続に当たって、またタワークレーンを新規に設置する予定とも聞いておりますので、引き続き安全対策には万全で臨むように、私どもからも事業者等のほうに申し入れはしているところです。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。またいろいろと工程も進んでいくと思いますので、そういったこともぜひとも注意して申し入れ等をしてほしいと思います。
 あと、郵便局の業務が開始されたということですけれども、利用者の方から、何か問題点であるとか、そういったことってお話はお伺いされていますでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  郵便局の運用につきましては、まだ開始されてから日にちも余りたっていないということもあるのかもしれませんけれども、市のほうにお問い合わせ等は入ってございません。また、事業者の現場事務所がございますけど、何かそういったことでお問い合わせがあったということは聞いておりませんので、引き続き、何かあったときには、どういう御要望等があったのかということは、あった場合、市にも連絡が行くような形で事業者のほうと調整をとりながら進めていきたいと思っています。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。東側も当然工事が長くなると思うので、やはり工事中の災害対策等もしっかりとやっていっていただきたいと思います。ありがとうございます。


◯委員(吉野和之君)  先ほどもちょっと質問が出たんですけども、東地区の再開発についてお伺いしたいと思います。大変にこの三鷹中央ビル、老朽化が進んでおりまして、市の施設も入っているということで、先ほど、更新は再開発事業に支障のないようされるという見通しだというお話は聞きましたけども、私が一番心配しているのは、やはり市の施設も入っているこのビルが極めて老朽化しているということですね。前回も質問いたしました。
 基本的にこれが建てかえということがあるので、特に現状では手を打っていないということなんですけども、まずこの現状の安全性をしっかり把握することが必要ではないかと思うんですね。旧耐震基準と言いますけども、じゃあ、どの程度まで耐えられるのかということもしっかりと把握することが必要ではないかと思います。やはり付近の方々も心配されていますし、特に市の施設も入っているということで、そういう意味で、現状の安全性について、まずしっかりと把握をして、それで確かに地権者とのいろいろ交渉はしているでしょうけども、この地震というのはいつ起きるのかわからないわけですから、そういうことも含めて、今後対応していくべきではないかなと思うんですが、お考えをお伺いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  再開発に係る建物についての耐震性ということでございますが、基本的に耐震診断等は建物の所有者の努力義務ということで、法律的には位置づけられております。今、この再開発事業を早期に進めるということで、再開発事業が進めば、建てかえに伴いまして新たな耐震基準に沿った建物に変わるということで、現在のところ、URを含めた所有者の検討の中では、そういったところの考えはないということでございますが、今委員のほうから御指摘ありましたように、いろいろな施設が入っている建物でございますので、そういった点も踏まえまして、施行主体のURを初めとする建物所有者で、御指摘の点なども含めまして、今後検討をしていきたいと思います。


◯委員(吉野和之君)  ありがとうございます。今、検討していただくという御答弁をいただきましたので、やはり地震というのはいつ起きるか、これはわかりませんのでね。しかも、市の施設も入っているということもあり、極めて老朽化が進んでいるということもございますので、しっかり現在、この安全性を把握して、そして、今後対応していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(嶋崎英治君)  最初に、西側のほうからお尋ねしますが、この間の台風、あるいは地震でタワークレーンが一時停止したということはあったでしょうか。
 それから、もう一つは、6月議会での報告の中の労災、この間なかったということですけども、これまで労働災害の発生はどうだったのでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  タワークレーンでございますけど、7月2日に解体のほうは完了しております。その前の段階で、タワークレーンについては特別聞いておりませんので、多分状況的には、この間、委員会からその間には起きていないというふうに確認しています。
 あと、労災等については、事故が起きたという報告は受けてございませんので、ないものというふうに認識しています。


◯委員(嶋崎英治君)  最上階にあったタワークレーンも撤去されたということですね。それで、この間の台風などでビル風が物すごい心配になるんですよね。駅をおりて、デッキに出てきて、風が強いときは、エスカレーターまでさっと飛ばされちゃうような感じになりますので、工事中にも看板が云々ということが私のところにも連絡がありました。ビル風の測定っていうのは、誰が責任を持ってどう対応するのか、わからないものですから、そのことについて、市の考え方と、誰が対応するのかということについて、教えてください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  こちらの建物につきましては、総合設計制度を活用して行っておりますので、風環境の測定というものも行う必要がございます。測定器を敷地内2箇所に設置していまして、1回目の測定として、平成29年5月13日から平成30年5月12日までの1年間の期間で1回目の検証をしているところです。
 検証結果については、風が少し強まる傾向が見られたっていうことはありますけれども、市街地基準値内ということで、今のところはそういう形になります。今、その当時と建物の状況等はまた変わってきますので、竣工するのは平成31年2月を予定していますけれども、2月に竣工してから1年間、第2期の実施をしていくという形になっています。
 障害が生じた場合は、速やかに有効な措置を事業者がとっていく形になりますので、私どもも、引き続き風環境等については注視していきたいというふうに考えています。


◯委員(嶋崎英治君)  そうしますと、新たな期間、1年間、その結果及び障害が発生したということで、速やかに市のほうに報告するという申し合わせというか、ルールになっているんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  速やかに報告をするように、我々のほうから申し入れをしっかりしながら、そういう体制を今後、竣工後ですけど、とるような形にしていきます。


◯委員(嶋崎英治君)  ぜひよろしくお願いしたいと思います。傘なんか差していると、車道のほうにすっと持って行かれちゃうことがあって、自転車が倒れると。私も、あそこじゃないけど、杏林大学病院のところで経験しているものですから、本当に怖いんですよ。ですから、その対策、十分お願いしたいと思います。
 西側で最後ですが、仮店舗が9月上旬に全部撤去ということの報告がありました。私の友人があそこにも入っていて、かくかくしかじかで移って営業していますという連絡があったんですが、入居者は速やかに新たなところに移られて、営業あるいは事業等を開始されたというふうに理解してよろしいんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  仮設店舗には郵便局のほかにも、幾つか店舗が入っていたっていうふうに聞いております。それぞれの店舗の方が、引き続き別のところで営業されていることもあると思いますし、そのまま継続されているかどうかというところまで、私どものほうに報告のほうは入ってございませんけれども、スムーズに仮設店舗の撤去に向けて話し合いが行われて、その経過は順調に推移してきたという報告を受けています。


◯委員(嶋崎英治君)  最後に東側ですが、6月議会でも問題提起させていただきました。ネズミですけども、その後、URのほうでネズミ対策等、何か立てていらっしゃるとか、あるいは調査中だとか。築地の移転問題がいろいろあって、ネズミというのが物すごく社会的にクローズアップされているというふうに思いますので、その辺、現時点までの経過、何かあれば教えていただきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  具体的にURのほうがネズミの対策のことでどうしたというお話は聞いているところではないんですけれども、5月22日のときに、再開発組合のほうの勉強会が開催されていまして、そのときにも地権者の方から、現建物が老朽化している中で、設備をどの程度改修すればいいのかっていうところはやっぱり苦慮しているというお話がありましたので、再開発事業を控えて、どのぐらいの設備投資をしながら、いろんな対策をしていくのか、地権者さん自身の中で、それは判断して考えていくところだとは思うんですけれども、そういう課題は協議会の中でも共有していたっていうことは、市のほうでも確認しております。


◯委員(嶋崎英治君)  ネズミはどこへ行くかっていうのは大変なことであり、100%捕獲するというのは非常に難しいということもあったりしますものですから、市側のできる範囲のことになるかと思いますが、十分アンテナを張ってネズミ対策をよろしくお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  ふだん、この委員会では余り話をしないようにしているんですけど、大分まとまってきたようなので、ちょっとここで一回確認をしておこうと思います。
 まず、東側から行きますが、端的に質問します。6月議会の時点と今の時点とで進捗があったのかどうか。あったのなら、どういう点の進捗があったのかについて、教えてください。


◯都市整備部長(田口久男君)  6月以降ということでございますが、この間も地権者等の話し合い等は、個別にですけれども進めていまして、その中で考え方、それぞれの地権者の御事情等もお伺いしながら確認はしてきております。そのやりとりを繰り返して、キャッチボールをしながら、最終的に1つの案としてまとめていくという方向で進めておりますが、なかなかそこはまだ1つにはまとまっていないということで。進捗っていう御質問でいえば、その状況は変わったということではないんですが、そういう取り組みは進めてまいりました。


◯委員(半田伸明君)  何でこういう確認をしたかというと、我々がやる仕事は、駅前地区における再開発の状況について審査する特別委員会なんですよ。今回、資料で西側だけでしょう。今まで東側がありましたよね。進捗がないなら、進捗なしの1行がなきゃ、私はおかしいと思う。進捗があるんだったら進捗ありのことを書かなきゃいけないと思う。東側の事業の部分がばさっと割愛されて、西側の部分の資料のみ出てきたことに大変違和感を覚えているんですね。この点、委員会に対しての資料の提出のあり方についてどうお考えなのか、総括的にお伺いしたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  事業の進捗というところで判断させていただいて、先ほど答弁しましたように、東側については地権者との話し合いは進めておりますが、事業取り組みのプロセスでいえば、それが進んでいるということではないので、今回こういう形で行政報告という内容としてはお示ししなかったということで、御理解いただければと思います。


◯委員(半田伸明君)  であれば、進捗なしと一筆を入れるべきです。駅前地区南口の西側の部分についてのみの委員会であれば、この資料は是ですが、東側についてさんざんやりとりしてきて、今回、東側の項目がないこと自体はやはりおかしいと、私は思います。正副が認めたんでしょうから、こういうふうな資料が出てきたんでしょうけど、資料の提出のあり方として、東側に進捗がなければ、進捗なしの一筆を入れるのが、本来筋だと私は思いますよ。
 今答弁で、進捗がないっていうことがわかりましたけど、その答弁に対するそもそもの質疑で進捗がありましたかっていう質疑がなかったら、どうなりますか。議事録には質問もなく、資料の中に項目もないまま議事録は残ってしまうんです。これは、私は大変な重過失だと思います。
 再度お伺いします。これで本当によかったんでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  委員会の進め方も含めまして、今後、また当委員会のほうと御相談させていただきながら、どういう形でお示しするのがいいのかというのを、方向性を定めて進めていきたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  問題意識、御理解いただけたようでよかったんですが、項目が完全に削除されていて、しかも万が一、質疑が出なかった場合どうなるかについてまで御配慮をいただいて、進捗なしの一筆があればいいだけの話なわけですから。だったら、進捗はなかったんですねって記録には残りますからね。それで、質疑があって、答弁があって、初めて如実にわかるっていう現象のレベルと、最初に資料に一筆があるかどうかのレベルは格段の差があると私は思います。
 今の答弁で重々了解をいたしましたので、東側についてはいろいろややこしい事情もありますのでわかりますけども、資料のあり方として、ちょっと問題提起をさせていただいたという次第でございます。よくわかりました。
 それで、西側についてなんですが、過去何回か質問したことを繰り返すようですけど、もう一回確認しますけど、これはそもそも民間の開発なんですね。ですから、市側のほうの公的な機関であるこの特別委員会が、このビルはどうあるべきだって議論すること自体が本来はあっちゃならんことです。ところが、このビルは、例えばまちづくり条例だとか、一例を挙げますと、例えば道路の幅だとか、駐輪場だとか、いろいろ都市整備マター、条例レベルで絡むことがありますね。そういうことを考えた場合に、どの条例にどのように抵触するからこそ、もしくは問題になるからこそ、市側は管理監督するということが、本来は立証されなければいけない。
 だから、そもそもこの大型開発について、どういった条例上の問題があったのか。ここは大分でき上がってきましたので、この時点で一応総括的に確認をしておきたいと思います。いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  西側の再開発事業についての御質問にお答えします。こちらの再開発事業は、今委員さんのほうからお話がありましたように、民間の再開発事業ではございます。しかしながら、三鷹駅前地区再開発基本計画2022の中の5つの重点事業として位置づけております。この事業に位置づけたということは、駅前の再開発、これを民間の事業も含めまして、連動しながら活性化に向けて進めていくと、そういう考え方のもとに位置づけをしております。
 いろいろな公共との関係といいますと、以前、報告させていただいたと思いますが、市道を一部廃止しております。その廃止した部分を、動線をそういった機能を確保するということで、今回、デッキへの接続、あるいはエスカレーターを接続する、そういった内容。また、地下1階部分には駐輪場を確保していただくということで、そういった調整も今進めているところでございます。条例で言えば、当然、まちづくり条例──民間の開発ですので、そういった条例にもかかわってきますので、まちづくり条例の中で公共、公益的な協力をしていただくということで、いろいろなオープンスペースをつくっていただいたり、先ほど言った歩行空間を十分とっていただくと、そういった協力をしていただきながら進めているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  計画にどう位置づけられているかという計画レベルの話と、条例上どのような問題が発生するかという条例上のレベルの話は、当然別だと思うんですね。条例上の部分について幾つか課題があったんだろうけども、それぞれ駐輪場、あと歩行空間の話がございました。さまざまな課題があるんだけれども、それは当たり前ですけれども、当然一通りクリアをされて今に至るという認識でよいかどうか。民間の再開発だからこそ、公がきちんとやるべきことというのはある意味限定をされていて、その限定された中できちんと民間がやっているという認識でよいかどうかは、きちんと議事録を残す必要があると思いますので、改めてこの点について質問します。いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  今の御質問の趣旨でいきますと、市としてこの事業にかかわる部分、大きく2つあるかと思います。先ほど申し上げましたように駅前空間という、このエリアを活性化するために、市としてコーディネートをしていく役割が1つあると思います。また一方、民間の再開発事業ということで、これはこの事業にかかわらないことでございますが、一定の規模の事業につきましてはまちづくりに協力していただくということで、それは条例の中の位置づけで協力をしていただいているということでございます。
 また、駐輪場に関しても、駐輪場の条例の位置づけ、これからにはなりますけれども、そういったものをしっかり位置づけして、その条例の中で協力していただくという部分をしっかり進めていただくということで、進めてまいります。


◯委員(半田伸明君)  よくわかりました。その部分で、やっぱりちょっと確認をしておかなきゃいけないなと思うのは、駐輪場については、条例を今パブコメでやっていると。つまり、新しくそういうパブコメをやろうという段階だと。それをやっているんだけれども、当然それは改めて条例化されて、また我々に提案されるという話になっていくわけですよね。そのことと、今回のこの西側の建物の予定されている駐輪場の台数、具体的にパブリックコメントにどう影響するかというところは一応確認をしておきたいと思います。このあたりはいかがなんでしょうか。ただの条例の統廃合っていうレベルなのか、それとも、これはもともと読んでいた台数をきちんと確保してくれたから問題ないという話なのか、このあたりを総括的に教えてください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  こちらの駐輪場につきましては、再開発基本計画の中でも500台を設置してほしいということで協議のほうを、そういう設置台数を目標にずっと進めてきたところです。実際に、これから駐輪場の面積的には500台ぐらい確保できる規模を、今地下のほうに、事業者のほうに用意していただいていますけれども、施設の配置や何かを計画していく中で、少し台数は前後するかもしれませんが、それはこれからの施設配置ですので、おおむね500台を目指して、さらに皆さんが使いやすいような配置をしていく中での台数がこれから出てくると思います。
 ただ、位置づけしたものについてはしっかり取り組んでいただいてきておりますので、そこをしっかりと市のほうが確保していくことが大事になってきますので、その取り組みを進めていくところです。


◯都市整備部長(田口久男君)  今、こちらの駐輪場については担当部長がお答えしたとおりですが、条例等の関係で申し上げますと、現行の条例2つ、今運用しております。その中でも三鷹市全体として、特に駅前地区──三鷹駅だけではございませんが、そういったところの道路環境を保持するということ。適切に安全に自転車を利用していただくということで、条例につきましては、そういった全体のことを考え方、また取り組みを示しております。
 その中で、施策の1つとして駅前の駐輪場も位置づけをしていきますので、その中の1つとして、この駐輪場を今後、提案させていただくということで考えているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  今の答弁で十分満足しましたけど、結局民間の開発とはいえ、公にかかわる部分が駐輪場を初めとしてさまざま出てきて、そこについてはきちっと三鷹市は三鷹市として──管理監督という言い方がいいかどうかわかりませんけど、きちんとかかわる部分はかかわってきたと、それで今に至ると、こういったことになりますね。それでよろしいかと思います。
 どこかのタイミングで、一旦総括的にまとめておかなきゃなと思いましたけど、今回、いいタイミングなので、こうやってまとめさせてもらいました。
 最後に1点、ちょっとこれ、図がよくわからないんだけど、デッキって緑になっていますね。これは、ちょっと私、基礎知識が足りなかったら教えてほしいんですけど、今、現状、駅前デッキ、ありますね。どうなっているんですか。駅前デッキに接続をするんですか、それとも駅前デッキの一部を供用する形になるんですか。ここをちょっと教えてください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  駅前のデッキに接続する形になります。これは、事業者のほうが接続する形で、一部接続できるように手すりとか、高欄と言っていますけど、排水施設とか、そういったものを撤去いたしまして、そこにエクスパンションジョイントを設けて、管理区分を定めて、道路と、民間施設と、管理者はそれぞれ分かれてきますけれども、駅前のデッキに接続する工事をこれから行っていくという形になります。


◯委員(半田伸明君)  この2ページ目のグラフというか、絵を見て、ちょっと疑問に思ったのは、我々、三鷹市が持っている駅前デッキの部分が清掃だ、何だかんだ、維持補修も含めて、そこそこの予算がかかっていますよね。今回接続するという話なんだけど、ちょっと1点気になったので、言っておかなきゃなと思って、今マイクを握っているんですけど、接続する部分について、今管理区分のっていう話があったけれども、予算のあり方について、接続部分についてまで──はっきり言いますと、この民間開発の部分のデッキを我々の予算で見る筋合いは当然ないわけですね。ですから、管理区分をきちっと決めるということなんだろうと思うんですが、そこのあたりはうやむやにならないように、予算が膨れ上がるというのが、私はその絵を見て、真っ先にそこに頭が行ったんですよ。
 そういうことじゃないんだよと。きちんと管理区分をつくって、今まで市の部分は市の部分できちっとやっていくんだよというところを、一応言質をとっておきたいと思います。このあたり、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  デッキの接続についての御質問をいただきました。今、担当部長のほうからお答えしましたように、既存の三鷹市が管理しているデッキ、一部接続のために取り壊して伸ばしてもらっている、これは民間の部分でございます。ただ、もともとこちら、市道14号線を廃止して、今回の再開発事業を進めています。その代替機能として歩行動線を確保するということで、そこの部分についての管理については、三鷹市もかかわっていきます。
 ただ、こちらの建物を利用する方のデッキの部分は、当然事業者のほうでやっていただくということで、今後、明確にそういったものを整理した上で、協定を結んだ上で、しっかり管理をしていきたいと考えております。


◯委員(半田伸明君)  じゃあ、これで最後にします。東側の部分に一旦戻りますけどね、資料のあり方は、先ほど問題提起したので、受けとめていただいたのでよかったんですが。吉野委員が質問したこと、以前も私、取り上げた記憶があるんですけど、もう一度確認しますね。我々は入っているわけですね。そこが大きな地震とか、さっき旧耐震の話もありましたけど、そこが仮に倒壊した場合に、我々は損害賠償を誰に求めることになるのか。対URなのか否か、このあたりはきちんと整理しておきたいと思うんですが、どうなんでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  建物の安全管理についての御質問でございます。耐震等につきましては、先ほどの委員の御質問にもお答えしましたように、建物所有者がその責任を持つということで、その建物のふぐあいによって生じた被害等の補償については、その建物所有者が持つということになると考えております。


◯委員(半田伸明君)  その所有者っていう表現がちょっと曖昧なんですよね。なぜなら、これ区分所有権でしょう。ですから、ある意味、我々も所有者っていえば所有者なわけですよ、ほんの一部分だけ。違いますかね。要は何を言いたいのかというと、所有権は持っていない。ちょっとそこを確認させてください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  再開発の事業用地の中で三鷹市が所有している部分については、駐輪場の部分を所有しておりますが、建物のほうは全てURと地元の地権者が所有しているものでございます。


◯委員(半田伸明君)  ちょっと整理させてください。となると、我々は賃借人ということになるわけですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まちづくり三鷹のほうで、そこの3つの施設を定期借家という形で借りております。


◯委員(半田伸明君)  となると、もし訴訟を起こすとした場合は、原告はまちづくり三鷹になるという認識で合っていますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  契約の中では、まちづくり三鷹とURの契約になっておりますので、契約の中でいけばそういう形になろうかと思います。


◯委員(半田伸明君)  なぜこうやってしつこくやったかというと、以前も話をした記憶がありますけど、万が一、倒壊とか、残念な話があった場合に、もし損害賠償という話になっていった場合、事前に忠告をしていることの証明が、例えばURさんに対する、例えば耐震のことから来る不安から一定の要請を以前していましたとか。結局、民事訴訟になるわけですから、そうなった場合に、その客観的証拠があるか否かによって、全然違ってくると思うんですね。
 今、まちづくり三鷹ってありましたけど、まちづくり三鷹が公式にURに対して物を申すというような書面というのは、今あるんですか。


◯都市整備部長(田口久男君)  御質問は、そういう書面が今現実的にあるかということかと思いますが、そういったものはないというふうに認識しています。


◯委員(半田伸明君)  考えたくないことなんですけどね、万が一ということを考えた場合、訴訟リスクをどれだけ軽減するかっていうのは大切な観点だと、私は思います。まちづくり三鷹に一定のURに対する行動を促すように働きかけをしていくべきではないかと思いますね。いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  こちらにつきましては、先ほどの耐震についての検討も含めまして、そういった課題についても今後検討をしていくように、まちづくり三鷹のほうにもそういった話をしていきたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  締めくくりますけど、災害だの、危機だの、こういうのは起こった後にみんなわあわあ騒ぐんだけれども、事前に最悪の事態を想定して、この場合にどういう展開が待っているだろうかというところに頭をめぐらせて、今のケースでいうと、もし万が一大きな地震が来て、倒壊とかになった場合に、誰が誰に対して損害賠償をするのかっていうところは、私はこれ、交通整理、必要だと思いますよ。
 だから、いざ損害賠償となった場合に一定の書面があるかどうかっていうのは、後々大きな話になっていくと思いますので、それが対URとの間で実際にやりとりできるのかってなると、これはまた難しい問題があると思いますけれども、そういった問題意識は私は持ち続けていくべきであろうと思いますね。
 以上で終わります。


◯委員長(後藤貴光君)  以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時18分 休憩


                  午前10時19分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査の申し出について、本件を議題といたします。
 三鷹駅前地区再開発基本計画・事業等に係る諸問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありますか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 特にないようでございますので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前10時20分 散会