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2018/05/17 平成30年厚生委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(栗原健治君)  ただいまから厚生委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(栗原健治君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩をいたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(栗原健治君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(大野憲一君)  おはようございます。それでは、行政報告につきまして御説明をいたします。
 まず、がんばる地域応援プロジェクトについてでございます。この事業は、地域の多様な課題を住民同士の支え合いによる新たな共助と協働によって解決をしていくコミュニティ創生の取り組みの一環といたしまして、平成19年度より実施しているものでございます。町会・自治会など、地域自治組織が実施する地域の課題解決に取り組むための事業など、他の地域自治組織にも好事例として紹介できる取り組みを選考いたしまして、助成金を交付しているところでございます。
 平成29年度は、15の団体の事業が助成金の交付を受けております。その事業内容など、概要につきましては、担当のコミュニティ創生課長から御報告をさせていただきます。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  おはようございます。私のほうからは、今お話がありました平成29年度のがんばる地域応援プロジェクトについて御報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。お手元に配付させていただいておりますがんばる地域応援プロジェクト実例集のほうをごらんいただければと思いますので、お手元にお願いいたします。
 実例集、4ページ目をお願いいたします。こちら、4ページには、がんばる地域応援プロジェクトの事業概要、平成29年度の事業の流れ、選考対象とする事業、選考基準が掲載してございますので、御確認のほうをお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、右側、5ページをお願いいたします。5ページには、上段に平成29年度がんばる地域応援プロジェクトを御活用いただいた団体の分布図を示してございます。そして、下段には活用団体名と取り組まれた事業名を記載しております。平成29年度におきましては、こちらに記載のとおり、15団体に御活用をいただいたところでございます。15団体の大まかな事業別の分類でございますけれども、防災に関する事業が10件、他団体との連携によります事業が2件、多世代交流を目的としたサロン事業が1件、福祉的な事業が1件、にぎわいに関する事業が1件というような、大きな分類をさせていただいているところでございます。
 平成29年度に初めて本プロジェクトを御活用いただいた団体は、5団体という取り扱いをさせていただいております。こちらに記載の2番目のひばりが丘町会さん、5番目の下連雀平和会さん、7番の上連雀四ツ葉自治会さん、9番目の山中睦会さん、10番目の三鷹南銀座会さんとなってございます。なお、上連雀四ツ葉自治会さんにおきましては、以前に単独でこのがんばる地域応援プロジェクトを御活用いただいておりますが、平成29年度におきましては、上連雀四ツ葉自治会さん、上連雀一丁目町会、上二町会という3町会が合同で取り組まれるということでございましたので、新たに新規という扱いと捉えているところでございます。
 また、町会等が組織されていない区域の団体といたしましては、3番の下連雀六丁目防災の会と、その下、4番の下連雀八丁目防災の会が、町会が組織されていない地域からの応募ということになってございます。
 取り組み事例につきまして、簡単に御紹介をさせていただければと思います。8ページをお願いいたします。ひばりが丘町会による多世代交流サロン(ひばりの会)の取り組みでございます。ひばりが丘町会は、先ほども申し上げましたとおり、今回が初めての本制度の活用ということでございます。住民相互の親睦を深め、共助の力を育み、多世代交流の活発な場を構築するために定期的なイベントを開催し、さらなる定着を図ることや毎月の活動により、地域住民が顔見知りとなり、自然な多世代交流が生まれること、さらに、さまざまなイベントの開催により住民のニーズを把握することで、次世代の人材の発掘や育成を目的に実施されたものでございます。
 具体的には、町会の中に多世代交流サロン実施のためのひばりの会という会を発足いたしまして、9ページ中段のチラシにありますロゴマークを作成するとともに、右上にございますのぼり旗も作成し、ひばりの会の活動のPRに努め、多くの皆様に御参加いただけるように取り組まれたものです。
 具体的に各会のサロンの内容は季節に合わせたものとし、お子様から御高齢の方まで参加しやすいイベントとして実施され、9ページに記載のとおり、350人と多くの方に御参加をいただいたということでございます。9ページのチラシにありますとおり、ほぼ毎月の実施は大変御苦労されたというお話をいただいているところでありますが、8ページの左下に成果としてございますように、大きな成果を感じられたというお声をいただいているところです。
 続きまして、14ページをお願いいたします。こちらは下連雀平和会さんによる杏林大学の学生との連携で取り組まれた事業でございます。本事業の実施の前に町会内でアンケートを実施したところ、町会への関心が高いということが把握できたとともに、若い世代が町会にいるということがアンケートでわかったということで、改めて町会のしおりを作成し、町会の事業を知ってもらうとともに、若い世代への協力依頼と杏林大学の学生に参加してもらうことで、さらなる地域の活性化につなげようという目的を掲げまして、若い世代を取り込み、地域を盛り上げようというスローガンを掲げて取り組まれた事業です。
 具体的には、平和会さんが主催のお月見のイベントに、杏林大学のマジッククラブの学生に参加していただき、子どもたちが参加しても楽しいイベントとなるように工夫をされたものでございます。
 15ページをごらんください。実施日は平成29年10月13日、場所はみたか井心亭でございます。80名の参加があり、こちらの写真からもわかりますとおり、多くのお子様方に御参加いただき、大変ににぎわっている様子が伝わってまいります。
 14ページの左下に記載がありますとおり、成果を得られたということでございますので、御確認をいただければというふうに思いますので、お願いいたします。
 以上、簡単ではございますが、平成29年度の取り組みについて、2件御紹介させていただきました。
 続きまして、36ページをお願いいたします。がんばる地域応援プロジェクトでは、各団体の取り組みを他の団体の方にも参考としていただき、地域の活性化につなげるための次なる取り組みにつながるように、選考委員の先生にも御参加いただき、発表会・交流会を実施しているところでございます。こちらの記載は、平成30年2月3日に開催いたしました発表会・交流会の様子でございます。
 当日のアンケートからいただいたお声につきましては、36ページ下段に記載しているとおりでございます。
 隣、37ページでございます。選考委員をお願いしております法政大学の名和田先生、杏林大学の古本先生からのコメントを掲載しております。こちらに記載のとおり、名和田先生からは、町会・自治会は地域のニーズがあるものに取り組むからこそ、地域住民から信頼されてきた経緯があり、今後も各団体が地域のニーズを酌み取り、地域の課題解決、活性化等につながる事業に取り組むことを期待しますというコメントをいただき、古本先生からは、横のつながりが構築されてきたことはよい傾向であるでありますとか、学生との連携においては、現代的な連絡手段であるLINE等のSNSのツールも活用することで円滑に事業が進むのではないかというような御意見、コメントをいただきました。
 これらの御意見、コメントにつきましては、こちら、左側の発表会・交流会の場で御参加の皆さんとも共有したところでございますので、各地域の皆様もそれらの御意見を踏まえ、引き続き地域の活性化に向けて、さらなる取り組みをしていただけるものと認識してございます。
 こうした平成29年度の取り組みにおきまして、地域住民同士の支え合いによる共助の取り組みがさらに一歩進んだという認識を持っているところでございます。
 そして、平成30年度につきましても、引き続きがんばる地域応援プロジェクトを実施していく予定でございます。本日、会派控室の机上に配付させていただきました平成30年度がんばる地域応援プロジェクトのチラシでございますが、こちらが本年度の概要でございます。広報の掲載につきましては、4月1日号に掲載いたしまして、御案内を差し上げたところでございます。
 こちら、応募方法から以下に本年度のスケジュールがございますが、先日4月14日、土曜日に市民協働センターにて説明会を開催させていただき、申請期間につきましては、今現在、申請期間中でございますが、6月29日までとし、選考会につきましては、7月16日に実施する予定でございます。また、今年度につきましても発表会・交流会を実施し、予定といたしましては平成31年2月の上旬を予定としております。今年度もより多くの町会・自治会の皆様にがんばる地域応援プロジェクトを御活用いただけるよう、お問い合わせ等に対しましては、丁寧な説明を申し上げ、PRに努め、本事業に取り組んでまいりたいと考えております。
 説明は以上でございます。


◯生活環境部長(大野憲一君)  次に、2点目の三鷹「まち活」塾についてでございます。本事業は、平成29年度より新たに始めた事業でございまして、地域づくりを担っていただける新しい人材を発掘するため、地域活動に一歩踏み出せなかった市民の方に、その一歩を踏み出していただくきっかけをつくるとともに、一歩を踏み出していただいた方が、その後も活動を継続していただけるよう、仲間づくり等の支援をさせていただく、そうした事業でございます。
 本日は、平成29年度の事業の概要と実績、また、そこから見えてきた課題と平成30年度に向けた取り組みも報告させていただきます。詳細は担当の市民協働センター担当課長から御説明をいたします。


◯市民協働センター担当課長(二浦孝彦君)  それでは、資料をごらんいただいてよろしいですか。きょう、会派控室の机上に配付した今年度のパンフレットと似ているんですけれども、昨年度のパンフレットは少し薄い茶色のものです。ございますでしょうか。昨年度のは薄茶色のものですね。こちらと資料1をごらんいただけますでしょうか。まず、パンフレットのほうを開いていただいて、昨年度の内容について御報告させていただきます。
 まず、こちら、先ほど部長のほうから申し上げましたけれども、人材育成講座ということで、市民協働センターとネットワーク大学が協働で新規で行った事業になります。会場はネットワーク大学、6月3日から10月14日まで行いました。まず、上の段、1、2、3回目、その道の第一人者の方をお招きして、座学が中心の講義を行いました。4回目、5回目ということで、まちの活動を知る、そして体験するということで、現在、市民活動をしている皆様方から活動の紹介をしていただきまして、第5回目、7月、8月に実際にまちに出て、いろいろ市民活動を体験していただきました。6回目ということで、副業についてですとか、コミュニティビジネスについての講義を受けて、実際、7回目、9月16日は、自主グループ的に何人か集まっていただいて、自分たちがやりたいプランづくりをして、最後、発表、報告会を行ったという内容になっております。
 主な実績です。資料1の2をごらんいただけますでしょうか。定員30人に対して、受講生30人で開催いたしました。非常に若い方が多くて、30代の方が9人で一番多かったですね。10代から40代の方で6割強の申し込みがございました。修了生は、やや少な目かもしれないんですけれども、20人の方、67%。8回のうち6回以上受講されて、修了書をお渡しいたしました。
 それから、自主グループも5グループ結成されまして、例えば居場所づくりを考えるグループ、それからオリンピック・パラリンピックを盛り上げようというグループ、それから商店会活性化を考えるグループ、そして共生社会を考えようというグループですね。それから、アートでまちを活性化させようというグループの5つのグループが結成されました。
 それから、さきの2月に庁舎建てかえに関するまちづくりディスカッションを行ったんですけれども、そこの実行委員としても29人中6人、「まち活」塾の修了生に実行委員として加わっていただきました。反省、課題を踏まえて、今年度拡充した点について御説明申し上げます。資料1の3ですね。まず、講座の充実ということで、第8回目、最終報告会のときに「まち活」プランを発表、報告するんですけれども、それに関するアドバイザーということで──こちらの今年度のブルーのパンフレットをお開きいただけますでしょうか。2期のほうですね、本日、会派控室の机上に配付させていただいた、こちらのブルーのパンフレットになります。昨年度から変更、改善したところ、6回目、7回目、昨年度はここは1回だけだったんですけれども、ここを少し強化して、同じ講師がチームビルディングですとか、ミーティング、イベントの方法、プランづくりに関することを6回目、7回目で集中的に行います。講座も6月2日開始で、基本的に2週間ごとに行うんですけれども、9月1日と8日と連続で行います。ここでプランづくりをしっかり練っていただこうという意図がございます。
 それから、3の(1)のイとして、プランの報告に対する指導・助言及び講座全体の評価・検証ということで、最終回、8回目の9月29日の講師、立教大学の萩原先生をお招きして、プランに対してコメントをいただく予定です。それから、萩原先生には、講座全体を通しての評価・検証もお願いする予定になっております。
 それから、3の(1)、ウとして、子育てサポーター(保育援助者)を派遣というところで、いわゆる保育つきの講座にする予定です。そして、3の(2)として、持続可能な市民活動への支援ということで、こちら、予算を計上して行うもので、アとして自主グループの活動スタート支援及び継続支援ということで、グループを結成した後、スタート支援1万円、また1年程度継続した団体には1万円というものを助成金としてお出しするという計画でおります。イとして、修了生徒を対象にフォローアップ講座を実施するという予定です。2月ごろを予定しておりまして、講師は6回目、7回目の講師をお招きする予定です。グループを結成した後、やはり仲間づくりですとか、費用をどうするかといった問題に対して非常に悩みを抱えるグループが多いかと思いますので、ノウハウですとかスキルアップを検討するような講座にしたいと考えております。
 私からは以上です。


◯委員長(栗原健治君)  市側の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある委員、挙手をお願いします。


◯委員(伊沢けい子さん)  がんばる地域応援プロジェクトについて質問します。選考というふうになっていますが、去年の場合は、応募と実際に選考された方たちというのがどういうふうになっているのかっていうことと、これ、金額がある程度決まっていて、7万円でしたっけ、それ以上の場合は3分の2助成となっていますけれども、この金額の中で活動するということなのかということと、もし足りない場合とか、そういう場合はどうしているのかっていうことをお聞きしたいと思います。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  応募と採択件数につきましては、昨年、15団体の応募から15採択ということで、全てのものにつきまして、採択させていただいたという結果になってございます。
 助成金につきましては、こちらの実例集の38ページに助成金の交付要綱を記載してございます。第5条のところに記載がございますけれども、7万円以下の場合は全額の補助で、10万5,000円を超える場合につきましては、10万円を上限といたしまして3分の2助成をさせていただくというような形で運用をしているところでございます。
 町会・自治会がない団体、下連雀の六丁目さん、八丁目さんにつきましては、今現在、実証実験というような形に位置づけている関係もございまして、上限といたしましては5万円というような運用をさせていただいているところでございます。
 以上でございます。


◯生活環境部長(大野憲一君)  もう一点、足らない場合の対応ということでございますけれども、各団体からは計画、それから最終的な実績というのを出していただいておりますが、当然補助金で足らない団体については、それぞれ自主財源で計画をそれぞれ立てて、その中でこの事業を実施しているという状況でございます。
 以上でございます。


◯委員長(栗原健治君)  他に。


◯委員(小俣美惠子さん)  「まち活」塾のことで質問させていただきます。「まち活」塾について、目的を拝見させていただきますと、やはりボランティアを育成して、地域を活性化するというふうに認識をしているところですが、ボランティアを育成するということ、それから、その育成した方たちを地域に還元するという視点では、受講料があるんですが、ほかのボランティア団体、例えばファミリー・サポートの援助講座とか、それから、ふれあい支援員なんかの講座につきましては、たしかお金は取っていないかなというふうに認識しているところですが、その辺、ちょっと素朴に、ボランティアを育成して地域に還元するんだけれども、どうして講座でお金が発生するのかなというところでちょっと疑問がございます。御説明いただければと思います。


◯市民協働センター担当課長(二浦孝彦君)  この事業は、NPO法人みたか市民協働ネットワークと三鷹ネットワーク大学推進機構、両者で行っている事業なんですね。三鷹ネットワーク大学の講座につきましても、基本的には受講料を取るというスタンスで行っております。ただ、学生は2,000円、一般の方は4,000円なので、1回当たり500円という金額ですので、そんなに高くはないというふうに認識しているものでございます。
 それと、もう一点は、今年度については、事業経費としては100万円なんですけれども、そのうち1人当たり4,000円掛ける30人の12万円は講師の謝礼に充てるということで、市からの補助金はそれを除いた88万円の補助を受けている事業なんですね。そういったこともありまして、受講料を取っているというところでございます。


◯委員(小俣美惠子さん)  ありがとうございます。私は、個人的にはこの事業は地域に還元をして、地域を活性化するという意味では、お金の高い低いということではなくて、やはり逆にボランティアの方たちには交通費なり何なり、そんなものが出ればいいのかなというような視点でお話をさせていただきました。わかりました。
 それと、あと、いろいろ既存のボランティアグループがございますけれども、その既存のグループとの連携につきましては、地域に還元するという視点では同じかなと。同じようなことを地域に還元して、活性化しているということで認識しているところですが、その既存のグループとはどのような連携をとって、子育てサポートなり、地域の活性化なりをしていくというような方向性、御説明いただければと思います。


◯市民協働センター担当課長(二浦孝彦君)  既存の団体との連携というのは非常に大事なところという認識はございます。講座の中でもまちの活動を知る、そして体験するということで、市民活動をされている方々の活動を紹介してもらったり、実際に体験してもらおうというところで連携を図っておりますし、毎回、毎回、交流会もやっていますし。あと、修了者に関しては同窓会、それから交流会というところで、地域の方も実際に受講生として町会の方も入っていらっしゃいますし、いろいろ市民活動、あるいは子育て関係の団体の方もいらっしゃいますので、そこで連携はとれていますし、今後もその視点を大事にしていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(小俣美惠子さん)  地域の連携というところで、それぞれがそれぞれに活動をしているので、さらに大きく広がって活性化できることを期待しております。ありがとうございました。


◯委員長(栗原健治君)  他にございませんか。


◯委員(岩見大三君)  済みません、がんばる地域応援プロジェクトの件で、このプロジェクトについては、以前から、より促進のほうをしていただきたいなということで、できるだけ多くの団体の方が参加していただければというふうに思っているところでありますけれども。始めてもう10年目ぐらいでしょうか、というようなことで、雑駁で結構なんですけれども、これまで町会・自治会、商店街ぐらいまでで、もしわかればなんですが、細かい件数は結構なんですけれども、大体どのぐらいの──逆に言うと、参加されていない町会・自治会、あるいは商店街の割合といいますか、もしわかる範囲であれば、ちょっと教えていただければと思います。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  がんばる地域応援プロジェクトにつきましては、平成19年度から開始させていただきまして、今年度の平成30年度で12回目という形になってございます。今までの参加の団体でございますけれども、下連雀の六丁目、八丁目防災の会さん、町会のない区域のその2つの団体も含めますと、今までですと39の団体様に御活用をいただいているというような実績となってございます。私どもで今現在把握しております町会が96、それに下連雀六丁目、八丁目防災の会を加えますと98団体というような中で、今まで39の団体に御活用いただいているというようなところになってございます。
 以上でございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。そうしますと、4割ぐらいの団体が今まで参加されているということで、そうすると参加された団体というのは、もちろん重複して参加というようなことも含めてということですね。手挙げ方式だと思いますので、もちろん参加してくれと強制できないとは思うんですけれども、今後の、特に今回下連雀六丁目、八丁目ということで、町会のない地域の参加促進というようなことも含めて、ちょっとその辺、参加されていない残りの町会についての促進等、もしお考えがあれば、ちょっとお聞かせ願えればと思います。


◯コミュニティ創生課長(隠岐国博君)  4月14日に説明会を開催させていただいたところですが、そういった説明会等の御案内は、全ての町会・自治会様に御案内を差し上げているというようなところで、まずその事業を知っていただこうというようなところで対応をしているところでございます。
 また、今現在、いろいろ助成金の関係等、窓口に町会の方、お越しになることもございますので、そのたびにこういった取り組みがあるという御紹介もあわせてさせていただいているということで、より新しい、今まで御活用いただいていない団体に御活用いただきたいという思い、私ども事務局も同じでございまして、幅広く丁寧に説明をしながら、対応をしているところでございます。
 以上でございます。


◯委員長(栗原健治君)  他にございませんでしょうか。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、まず1つ、がんばる地域応援プロジェクト実例集37ページ、杏林大学の古本先生のコメントの中に、本学など大学生と連携する事業が見受けられる中では、可能な限りにおいて、現代の連絡手段の主であるLINE等のSNSツールも活用していくと、より円滑な事業の推進が可能になると思うと書かれておりますが、時代の流れとして、まさしくそのものだというふうに思いますけれども、団塊の世代、これから高齢化を迎えるという世代と、PTA活動なんかを見ていると、今ほぼSNSとは言わないけれども、ITを活用したような連絡手法をとっている時代だなというふうには感じています。
 この世代がずっと上がってくると、SNSだとか、そういうものが非常に活用できる世代が上に上がるわけですから。しかしながら、この過渡期において、私たちは全く神社を中心とするコミュニティに生活してきた1人ですけれども、そういうものが壊されたというか、時代とともに別の人が加わってきて、なかなかそうは行かなくなってしまった。そのコミュニティをつくろうっていう、醸成していこうっていう活動自体が、まさしく時代の流れだと思うんだけど、ITとかSNSを活用できる範囲っていうのは世代的に今どのぐらいいらっしゃるんだろう、連絡手段としてね。
 それと、住民協議会の活動なんかも見ていると、共働き──もう時代的に古い言い方かもしれないけど、そういう人たちがふえてくると、なかなか役員をやれないとか、継続的に活動に加われないと。その中で、PTAもそうなんですけど、当日だけのお手伝いをする人たちとかっていうように、全体的に何か分かれてきているような気がするんだけど。そういうことの活動をやっている連雀コミセンなんかを見ていると、当日だけのお手伝いがすごくたくさんいるんだよね、ボランティアというか。
 だから、だんだん変わっていくんだろうと思うけど、その連絡手法としても、パソコンは使える人が今何割ぐらいいて、いろんなことにどのぐらい活用できているのか。役所も、何でもかんでもっていうわけじゃないけど、そういうものを、ITを活用していこうっていう動きの中で、コミュニティづくりにどう使っていこうと思っているんだろう。ここに書かれていることを考えると、方向性なんかというのはあるの。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  37ページの下段に書いてありますこの内容というのは、実は実際に町会さんとこの学生が連絡をとり合うときに、町会さん側からはメールを送っていたんですが、今の学生さんというのは、メールはほとんど見ないということで、それでLINEというものを使うことによって、何とか連絡をとることができたという事例についてお話をされている部分です。学生さんというのは──先生たちもそうなんですが、学生とやりとりするのに、今本当にこういうLINEとかで、メールという手段をほとんど使っていないそうなんですね。ということから、これは出たお考えなのだと思います。
 それと、例えば高齢者の方が今後ITとか、SNSを活用するに際しては、例えばなんですが、シニアSOHO普及サロン・三鷹さんの活動だったりとか、そういったことを通じて、なるべく積極的に、そういうことをやっていきたい方々に対して啓発支援をしていくといった、そういった動きも市内の中にはあることはあります。ただ、これは御本人がやってみようって、まず思わない限り、なかなか難しいことではあると思うんですね。どのくらいの割合の方がそれを使われているかというのは、実際にその統計をとってみたわけではないので、余りわかりませんが、要はいろいろな地域で活動されるような積極的な方々というのは、比較的そういったものに取り組みやすいのではなかろうかという予測はしております。
 今年度は、町会・自治会へのアンケートなんかもコミュニティ創生課のほうで予定をしておりますので、その中で、そういった連絡手段であるとか、そういったことの方法についてもちょっと伺ってみたいなという気はしております。
 あと、例えば当日だけのそういうイベント参加の方法っていうのも、実際に今、お二人とも働きに出ている割合って、結構男女平等の観点からも大変高いと思うんですけれども、そういう方たちだからこそ、こういうSNS等での連絡っていうのが、逆に物すごく、何て言うんでしょうかね、使いやすいのではないかなというふうに思いますので、町会、住民協議会等もこういった新しい手法も取り入れながら、そういったニーズに合わせた取り組みをしていく。それをまた、しっかり市として応援していくというふうにやっていきたいというふうに思っております。


◯委員(宍戸治重君)  ありがとうございました。コミュニティっていう言葉が出始めたころから、私たちは暮らしているわけだけれども、ある意味でバーチャルな、何て言うのかな、ネットワークの中だけのコミュニティをつくるなんていうことがよく言われた時代がありました。今、現実にこういうことをやっていくと、地に足がついたコミュニティをつくっていこうというのが今の取り組みだなっていうふうには思えますけれども、いろんな通信手段というか、連絡をとり合って、コミュニティを広げようという時代が来ているのかなと思うんですね。そういう意味からすれば、こういう取り組みも非常に有効だなと思いますので、ぜひ視野に入れて検討してください。
 それと、1つ、「まち活」塾なんですけれども、このパンフレットを見ると、もちろんネットワーク大学の講座の案内であることは間違いありません。しかしながら、この講座の案内とともに、この講師の方々がどういうことをしゃべったのか、どういうことを話されたのかを発表することが可能なのか。または、手法として、代金を取るわけだから、参加した人にだけその情報を流そうという目的でやっているのかね、どうなんだろう、その辺。


◯市民協働センター担当課長(二浦孝彦君)  まずは、受講生に対しての講師なので、しっかりここで学んでいただきたいというのがありますけれども、やはりその道の本当に第一人者の方々をお招きしておりますので、市民協働センターのホームページのほうで、こういう講師をお招きして、こういう内容だったという結果報告はその都度行っております。
 以上です。


◯委員(宍戸治重君)  僕の勉強不足でしたが、やっぱり今感じたのは、これは講師の紹介だからこれでいいけれども、せっかくそういうことを、お金を出して講師も頼んでやるからには、きちっとした、講師が何をしゃべったか、何を伝えようとしてくれていたのかを知る方法があればいいなと思って──直感的な話で申しわけなかったんですけれども、また僕もチェックしてまいりたいと思います。ありがとうございました。


◯委員長(栗原健治君)  他にありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時13分 休憩



                  午前10時14分 再開
◯委員長(栗原健治君)  委員会を再開いたします。
 次回の委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。御苦労さまでした。
                  午後10時14分 散会