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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成30年厚生委員会) > 2018/11/08 平成30年厚生委員会本文
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2018/11/08 平成30年厚生委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(栗原健治君)  ただいまから厚生委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認したいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(栗原健治君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(栗原健治君)  それでは、委員会を再開いたします。
 子ども政策部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  おはようございます。本日は、行政報告といたしまして、2件の御報告をさせていただきたいと思います。
 1件目が、(仮称)下連雀五丁目計画新築工事(日本無線跡地)における子育て支援施設の整備について、2件目が、「みたかチルミル」の養成についての2件でございます。
 私から、まず1件目の行政報告をさせていただきます。資料の1をごらんください。下連雀五丁目計画新築工事(日本無線跡地)における子育て支援施設の整備についてでございます。日本無線跡地の下連雀五丁目第二地区A地区の大規模マンションの建設に当たっては、当該マンションの建設に伴い、子育て支援施設等のニーズが一定程度見込まれることから、開発事業者と三鷹市とで子育て支援施設の整備に関しまして協議を重ねてまいりました。今般、整備の概要が固まりましたので、御報告をさせていただきます。
 現在、建設が進んでおります下連雀五丁目計画新築工事におきまして、今後の市民ニーズも含めた待機児童対策といたしまして、平成32年4月の開設に向け、私立認可保育園と公設の学童保育所を整備することといたしました。
 1、子育て支援施設の概要でございますが、連雀通りに面して建設されます共用棟──商業施設等が入居する建物の2階部分に保育園と学童保育所を隣接する形で整備いたします。私立認可保育園については、株式会社ポピンズが保育園を整備し、運営することになっております。面積は約513平方メートルで、定員60人を予定しており、子育てひろば、一時保育事業を併設して実施する予定です。公設学童保育所については、公設の施設として三鷹市が整備をいたします。面積は117平方メートルを確保し、定員40人の学童保育所として、指定管理者による運営を予定しております。位置図、配置図についてはごらんのとおりでございます。
 2、開設時期につきましては、両施設ともマンションの第1次の入居が始まります平成32年4月1日の開設を目指して準備してまいります。
 裏面の3、今後のスケジュールをごらんください。(1)、私立認可保育園につきましては、来年5月に東京都児童福祉審議会で計画承認を受けた後、内装工事を行う予定でございます。その後、平成32年1月に東京都の実地検査を経て、平成32年4月に開設というスケジュールでございます。
 (2)、公設学童保育所に関しまして、まず今月、11月末に三鷹市と開発事業者との間で学童保育所整備に関する覚書を締結することを、現在予定しております。その後、来年1月から5月にかけて設計し、10月から12月にかけて内装工事を実施する予定です。また、施設整備と並行いたしまして、指定管理者候補者の選定を行うことを予定しております。そして、来年、平成31年12月の議会に、この学童保育所を追加する学童保育所条例の改正と指定管理者の指定について、議案として提出させていただき、平成32年4月に開設というスケジュールを現在考えております。
 なお、この学童保育所の整備に関しまして、マンションの新築工事全体のスケジュールの中で、平成30年度中、今年度中に設計に取りかかる必要があることから、12月議会に補正予算を提出させていただくことにしております。
 私からの報告は以上です。どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員長(栗原健治君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある委員。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、何点か質問をいたします。まず、この目的として待機児童対策というふうに書いてありますけれども、今現在の待機児が既にいらっしゃいますよね。それに加えて、今回、ここにマンションが新築になるということで、また子どもたちもたくさん入居されるということで、そのニーズを見込んでということと両方見込んでいるのかということ。
 ここの世帯数は、予定では一般向けで680戸というふうに聞いています。仮にお一人ずつ子どもがいたとしても680人ですし、仮に2人ずつとかということになってくると、その倍、1,200人とか、1,300人とか、それくらいの子ども数が見込まれると思うんですよね。それに対して、この保育園で60人、学童で40人というのは、ちょっとやっぱり少ないんじゃないかというふうに思いますけれども、その2点、お聞きしたいと思います。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  この4月、待機児童数としては、190人おりますけれども、今回、平成32年4月に向けて、この株式会社ポピンズの運営ということで、60人規模の予定をしておりますが、ここの全体の戸数が全部で678戸ですね。ただ、1期と2期に分かれて入居しまして、平成32年4月には大体その半分ということになっております。
 ただ、この60人規模の保育園で、この待機児童が解消されるとは思っておりません。また、そのほかにも市内、このほかの園も予定しております。この保育園は、当然ですが、マンションの方が優先ということでもありませんし、また、ほかの地域での保育園での受け入れも予定しておりますので、市内全域としてカバーしていきたいなと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  こういうことを考えるに当たっては、やはりこのマンションだけということに限っても、あるいは、この近辺の牟礼地域ということでの待機の状況とか、そういうことっていうのはやっぱり考えるというふうに思うんですが、子ども数が、このマンションだけで何人というふうに見込んでいるのかということが1つと。
 それから、例えばこれ、学童と保育園が隣接していて、両方とも設置するということにしたようですが、例えば保育園だけはここにして、学童はほかのもっと小学校の近くにするとか、そういう考えというのは、計画の中ではなかったんでしょうか。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  今回は、まずこの下連雀五丁目の大規模開発事業が実施されるということに大前提がございまして、その中で、まず私ども、子育て支援施設の整備について、当初より問題として捉えておりまして、開発事業者と協議を進めてまいりました。その中で対応できることということで、今回こういった形でお示しをさせていただいております。
 もちろん、保育園につきましても、学童につきましても、この大規模のマンションの建設だけでなく、三鷹市全体の幼児、児童、子どもの数の動向を見つつ、いろいろ整備をするだとか、対応を考える必要があると考えておりますが、まず、この施設における対策といたしまして、今回、認可保育園と学童保育所を併設して整備するというふうにさせていただいたところでございます。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  開発行為に伴う見込み人数としては、保育園の部分で申し上げますと、入居戸数の約1割程度というふうに大体見込んでおりますので、300戸程度であれば、大体30人ぐらいというような見込みは立てております。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今、ちょっと具体的に何人ということを申し上げられないんですが、算出した根拠は、このマンションと同じグレードぐらいのところで、同じ業者が近隣で建てているマンションに入居される方で、大体小学生──学童の対象になる子がどれぐらいいるかという数字を頂戴しまして、それにこれまでの近隣の学童保育の申込率、これ、伸びも勘案した上で掛け合わせた数字で、この40人におさまるというような数字を得ているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  一方で、このマンションのみの子どもたちを対象にしているわけではないという答弁も最初にあったかと思います。この施設の入っているマンションの人たちだけを対象に募集するわけでは、もちろんないわけですね。結果として、この近隣の方が多くなるとは思いますけれども。ですから、仮に今おっしゃった計算が、1割とすると680戸で、単純計算でも68人ですか。仮に子どもがもうちょっと、複数いれば、やっぱりもっといるんじゃないかという気がしますので、やはり、ここだけではカバーできないのではないかということを思うんですよね。
 予想よりも、かなり大規模なマンションですので、そこのところは相当用意しておいてちょうどいいというふうに思うんですよね。やはり、そのことについては、この近隣、牟礼にお住いの方たちも、ここのマンション、あるいは学校など、保育園も含めてですけど、やっぱりどうなるのかということは相当心配しているという声は本当によく聞くんですよね。
 ですから、そこの心配というのが本当になっては困りますので、そこのところを考えたときに、今の御答弁とあわせて、本当に足りるのかということを確認しておきたいと思います。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  今回のやっぱり下連雀五丁目、牟礼地区周辺のこの大規模開発に伴って、もともと牟礼地区も待機児童が多い地区でありますので、保育園の整備に当たっては、この牟礼地区ですとか、もうちょっと広げて、井の頭地区等も含めて、この辺はやっぱり重点地区として、こういった提案があれば、保育施設の整備はこの地区でも今後進めていきたいとは考えております。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  このマンションは、学区としては一小の学区に繰り入れられるということです。今、一小の学童保育所は、A、Bとも定員割れを起こして、あきがあるような状況。また、近隣のところで申しますと、この一角のうち、一部が六小のほうになるというようなことも伺っておりますけれども、六小のほうもやはりA、Bともにあいているような状況。近隣で、もう一つ、高山も3つございますけれども、それぞれあきがある。唯一、四小のところだけが待機児童が出ているということですので、ここに通うことのできるエリアをどこに想定するかということで、待機児童が出ないように調整を図っていきたい、そんなふうに考えているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  学童はあきがあるということですが、保育園のほうは、やはりかなり待機が多いですし、牟礼地区は本当にマンションがほかにもいっぱい建っていて、待機の本当に多いところだと思いますので、これだけではとても間に合わないのではないかということは、ちょっと指摘をしておきたいと思います。
 それから、次の質問ですけれども、ここの商業施設が1階に入って──スーパーでしょうか、その2階に学童と保育所を設けるということですが、園庭というのはないのでしょうか。あと、もし仮にないとすれば、どこを遊び場所というのに考えているのかということをお聞きしたいと思います。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  2階の部分に若干狭いスペースがあるんですけれども、基準を満たす園庭は備えておりませんので、近隣のさくら児童遊園というのが北側にあるのと、あとは井の頭公園の西園のほうも基本的には基準の範囲内の、いわゆる代替公園としては該当しますので、一応そちらのほうを考えております。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  学童につきましても、ここは外の園庭というものはありませんので、最近オープンしました、近くにあるこでまり児童遊園、そちらのほうを想定しているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  井の頭公園の西園は、かなり大きなところですが、歩いて行った場合、少し距離は園児にとっては若干あるかと、少し遠いのかなというふうにも思います。
 じゃあ、保育園のほうは、下連雀こでまり児童遊園は考えていないのでしょうか。先ほどおっしゃった西園のほかのもう一つの公園、ちょっと聞き取れなかったので、もう一度お願いします。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  11月1日に開園したこでまり公園も近くて、実際には遊びに行けるところでありますけれども、近さでいえば、さくら児童遊園というのが一番近い公園であります。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。ここの施設自体には園庭はないということで、そこのそれぞれの公園に、子ども、児童、あるいは園児を連れて行くということになるのかということはわかりました。
 一応、ちょっとお聞きしようと思っていたことは、これで終わりです。


◯委員長(栗原健治君)  他に質疑のある委員。


◯委員(粕谷 稔君)  今、その算出根拠というか、お話を伺って、業者さんの同規模マンションでの割合からの算出というふうに伺ったんですが、逆に言えば、それから60人という形になっているのか、それとも、市としてはより多くの保育定員の拡充ということでお願いしていらっしゃったのか、その辺の経緯のことをちょっとお伺いしたいのと。あと、学童保育のほうが公設ということで、これは三鷹市の持ち出しというのは、この面積規模という考えでよろしいのか。ちょっとその2点をお伺いしたいと思います。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  定員60人については、基本的にここの2階の部分で提供された面積がありましたので、この面積に見合った人数ということで定員設定させていただきました。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  市の費用の負担の部分は、これはマンションの本体のほうは開発業者がつくりますので、内装の工事ということになります。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。やはり、これからも、ここまで大きいかはわからないんですけど、やっぱり、ある程度の開発っていうのも──マンションの建てかえ等も含めて、これからもあるのかなという気がするので、こうした大きいマンションに関しては、業者さんと市とのやりとりの中で、比較的こうした施設の確保という部分は今までできているのかなという気がいたしますけれども。
 また、運営のほうは、株式会社ポピンズさんという形になると思うんですけれども、その辺のやりとりというか、公設の学童の指定管理者と同じフロアで運営をされていくと思いますので、また、その辺の連携の体制とかっていうのもどうお考えなのかなということをちょっとあわせてお聞きしたいのと。
 ちょっと関連するんですが、もしわかっていればなんですが、この保育園のほうが平成32年4月1日に運営開始予定ということですが、当該の平成32年4月には、ほかに何園ぐらい、一体的な保育園の開設で待機児童の解消をということで、事業の予定というか、目標も立てていらっしゃると思うんですけど、当該年度、あわせて何園ぐらいオープンするのか、今わかっている範囲でちょっと教えていただければと思います。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  同じフロアで学童と保育所が整備されるということですので、多分、就学後の児童と就学前児童の交流とかも図られて、こういった一体的な保育ができるのかなと考えております。
 それから、平成32年4月の保育園の数ですけれども、今ちょうど平成31年4月の一斉入所がこれから始まろうとしております。去年と比べてどれぐらいの保育の申し込みがあるのかというところが、今ちょっと非常に懸念されているところですが、その辺の状況を見まして、今、大体毎年四、五園程度つくっておりますので、そこをこの申し込み状況によってどうするのかというのは、ちょっとこれから判断していきたいなと考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。今一番、これから大変な時期なのかなという気がいたします。やはり、計画が今年度を見越して、その次という形になるとは思うんですけれども、事業者さんも結構三鷹で開設したいというお声はふえているのかなという気がいたしますので、ちょっとその辺もフレキシブルに御対応していっていただければということをお願いしたいと思います。
 いずれにしましても、全てが共働きという家庭ではなくて、在宅子育ての家庭も──マンションなら余りいないのかなと思いつつも、あるとは思うんですけれども。御要望としていただいているのが、御兄弟で違う保育園ということがあって、本当にどうしても難しいことだとは思うんですけれども、なるべくそうした部分もまた配慮できるようになっていくと、うれしいなという気がいたしますので、その辺もまた御考慮の上、開設に向けた準備をお願いしたいと思います。ありがとうございました。


◯委員長(栗原健治君)  他に質疑のある委員。


◯委員(小俣美惠子さん)  ありがとうございます。私のほうからは、下連雀五丁目の日本無線の跡地に保育園ができるということは朗報だというふうに思っておりますが、高いお金を出して、このファミリー世帯が入居をしてくるかなということが予想されているんですが、やはり高いお金を出して買っているマンションにある保育園が、入居者だけが優先に入れるんではないということを、やはりしっかり入居者の説明会の中でお話をされる機会が必要ではないかということ。後に、どうしてローンをいっぱい組んだ私たちが入れないんだというようなトラブルにならないようなことを市が誘導する必要があるかというふうに思うのですが、その辺はいかがでしょうか。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  認可保育園ということですので、一応そういった優先ということはないということです。マンションの住民に対して重要事項説明というのがありますけれども、そこでもしっかりと、そういった優先施設ではないということも明記しておりますし、また、今後も周知を図っていきたいなと考えております。


◯委員(小俣美惠子さん)  ぜひ、その辺は大変トラブルになるデリケートな問題かなというふうに思っておりますので、入居者の方が優先ではなく、市民全体に応募をしていくんだというようなことを、しっかり誘導して御説明いただければというふうに思っております。
 それと、あとは、待機児対策、それから在宅のお子さんの対策ということで、子育てひろばの一時保育事業を併設されるということで、これも地域の方にとっては、特に大変朗報かなというふうに思っているところです。待機児童対策でしたら、現在ものびのびひろばで週3日ということで、給食も出しているような一時保育もあったりとかですね、市内でやっている一時保育は、いろんな形で事業が展開されているかなというふうには思うんですが、やはり先ほどからも出ていますように、子育てひろばですので、在宅子育ての方にも利用しやすい、また、どうしても待機児になってしまった方にも御利用しやすいというような、子育てひろばの一時保育の位置づけが大変重要になってくるかなというふうに思っております。新しく平成32年度にできるというひろば事業ですので、最新型と言いますか、そのようなことが網羅されたひろば事業になることを市民の方は大変期待しているかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  子育てひろばは、非常にニーズが高い事業で、各保育園をつくったときに併設するような形で促進しているところですけど、こちらについても、例えば子育てひろばの中に食育コーナーとしてミニキッチンを置くような設計をちょっと今考えたりしていますので、十分マンション住民、近隣住民に周知を図った上で、利用を促していきたいなと考えております。


◯委員(小俣美惠子さん)  御説明ありがとうございます。地域の方も、居住される方も、大変期待している施設だということでございますので、しっかりと市が誘導をして御説明をさしあげるということはよろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。


◯委員長(栗原健治君)  他に質疑のある委員。


◯委員(伊沢けい子さん)  済みません。ちょっと1点、聞き漏らしたんですけれども、さっきの子育てひろば、一時保育事業というのがあるということで、学童と保育所のちょうど真ん中のところ、細長いところに面積をとってあるようですけど、ここは、定員とか、あるいは、どのような規模ですとか、時間帯ですとか、運営の方法とか、そういうのをちょっとお聞きしたいと思います。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  定員規模としては、一時預かりについては、今のところ定員5人を予定しております。子育てひろばについては、大体親子10組程度が常時いられるようなスペースを確保しております。ただ、利用時間、利用日数、週何回ですとか、その辺もまだ決めておりません。利用時間、開所日等、これから検討していく予定でございます。


◯委員長(栗原健治君)  他に質疑のある委員。


◯委員(小俣美惠子さん)  済みません、1点だけ。学童のことなんですが、四小の学童保育が──先ほど清水課長のほうから御説明があったんですけど、早急にエリアを決めていきたいということですが、やはり四小の保護者の皆様は、四小だけが待機児が多くてなかなかできないというようなことで、お話を伺っているところですので、なるべく早い時期に、ぜひ四小のお困りになっている保護者の方に、御説明する機会があればというふうに思っているところです。よろしくお願いできればと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  四小の学童の父母の方もしばしば私のほうにお越しいただいて、御意見も頂戴していますので、皆さん、心配されていることもよくわかっておりますので、できるだけ早目早目の対応をしてまいりたいと思います。
 以上です。


◯委員(小俣美惠子さん)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。


◯委員(宍戸治重君)  ここのところで話題になっているのが、世田谷区の保育士不足、または、ある程度の人数が一遍にやめてしまったというような事件がありましたけど、三鷹市の今、こういう株式会社でやっているところ、それぞれ経営体が違うところもありますけど、そういう点では、三鷹市内は問題はないのかということと、将来的な、平成31年度に開設する数とか、これから開設するこの園もそうですけど、そういう点では問題がないのかということと、予測というか、数というか、保育士は確保できるのかどうかという点では、どういうふうに考えていらっしゃるのか。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  保育人材不足、各自治体がこれだけ保育施設をつくっていますので、各自治体に最大の課題となっております。ただ、三鷹市としても、人材確保のため、定着促進のために、キャリアアップ補助、それから公定価格での加算、それから一番大きな宿舎借り上げ支援等を行っておりまして、特に宿舎借り上げ支援がすごく今、若い保育士に来ていただくには非常に効果的なものとなっております。
 今のところ、そういったことで、市内で不足している保育園はありません。ただ、今後開設する保育園については、いろいろ提案を受ける事業者については、まずやっぱり保育士をきちんと確保できるのかというところを一番着眼点として選定しておりますので、そこについては、十分これからも気を配っていきたいと思っております。


◯委員(宍戸治重君)  業者がいいか悪いかということだけではなく、そういう課題が出てきちゃったときに、子どもたちの行き場所がなくなってしまうというのが、またそれもいろいろな意味で子どもたちに大きな影響を与えちゃうというのはちょっと心配なところもありますので、そういう点では、業者を選べるかどうかという問題もありますけど、しっかりと目を配って、対策におくれがないようにしていただきたいと思います。


◯委員長(栗原健治君)  他に質疑のある委員。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、ないようですので、続けます。
 次に、項目イに対する市側の説明を求めます。


◯子ども発達支援課長(池沢美栄さん)  「みたかチルミル」の養成について、御報告をさせていただきます。三鷹市では、ファミリー・サポート・センターが調整機関となり、子育てを手伝ってほしい方──こちらを利用会員と呼んでおります、子育ての手伝いができる方──こちらを援助会員と呼んでいますが、それぞれ会員登録をしていただいて、保育園の送迎や保護者の方にちょっとした御用事があるときにお子さんをお預かりするなどの一時的な援助を必要とする場合などに御利用できるファミリー・サポート事業を実施をしております。
 従来より、援助会員の中でも一定の研修を受講した会員につきましては、子育てサポーターとして、子育ての援助活動のほかに、コミュニティ・センターや親子ひろば等において、保護者からの子育ての悩み相談への御対応や研修事業などの預かり保育の場面でも御活躍いただいているところです。今後、より一層、子育て中の親子に身近な地域の頼れる存在をふやすため、児童虐待や緊急救命などの追加研修を実施して、子育てサポーターからさらにスキルアップした援助会員「みたかチルミル」を養成して、子育て支援の質の向上を図っていくことといたしました。
 また、「みたかチルミル」という呼び名でございますが、これは子どもであるチルドレンを見るということで、それぞれを短く略した東京都がつくった造語でございます。三鷹市におきましては、三鷹という地域の中で子どもを見守る頼もしい人材になっていただきたいという思いから、「みたか」をつけ、「みたかチルミル」としたものでございます。
 2番目の「みたかチルミル」等の養成について御説明をいたします。「みたかチルミル」養成研修については、11月より実施する予定になっております。実施の時間や対象についてですが、現在、子育てサポーターとして活躍している方を対象としては、3.5時間の追加の研修を実施をいたします。また、援助会員として活動している方を対象といたしましては、合計12.5時間の研修を実施をいたします。さらに、新規の援助会員の方もふえていただきたいというふうに思っておりますので、こちらは年間30人の方を目標に、引き続き援助会員の養成研修も実施をしてまいります。(4)、「みたかチルミル」養成講座の応募状況の様子でございます。10月末日現在で、子育てサポーターとして御活躍いただいている方からは34人の申し込みが、援助会員の方で、さらにステップアップをしたいという方については、12人からお申し込みをいただいている状況でございます。
 3番といたしまして、「みたかチルミル」の養成促進でございます。「みたかチルミル」の会員につきましては、ファミリー・サポート援助活動に対して、利用会員からの直接の支払い──これは平日の1時間当たりは800円程度でございますが、このほかに東京都の補助制度を活用して、平成31年度まで市が謝礼として1時間当たり500円を支給することとして、「みたかチルミル」の研修受講の促進を図るものと考えております。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(栗原健治君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある委員。


◯委員(伊沢けい子さん)  まず、今回、この「みたかチルミル」を実施するに当たって、子育てサポーターの方に児童虐待や緊急救命の追加研修を実施して養成するというふうになっております。今まで、この三鷹市のファミリー・サポート事業で、このような児童虐待への対応とか、緊急救命の対応というようなことを必要とするような状況というのがあったのかということとどのようなことを想定されているのかということをお聞きしたいと思います。


◯子ども家庭支援センターすくすくひろば担当課長(後藤めぐみさん)  これまでに、児童虐待とか、緊急救命を必要とするような援助の活動は、緊急救命については実際に行う機会はなく、過ごしております。児童虐待については、発見というか、入り口のところでこの援助会員さんが多分活躍されることになるとは思うんですけれども、それを受けて行動したということは余りありません。こういう御家庭ですよというふうなところで情報を提供していただく家庭が一、二件、私の経験するところではありますけれども、虐待というところまでは、数字としては上がっていません。
 今後の研修を受けての活動の仕方なんですけれども、今までとその活動の仕方は全く変わりはなくて、普通に援助をしていただく中で、さらに自分がそのスキルを持っているというところを生かしながら、御家庭の様子とか、お子さんの様子を見ながら、そういうところでさらに気づきが多くなっていただきたいなというふうな思いはありますけれども、これから、自信を持って活躍していただくというところが、今回の「みたかチルミル」の趣旨であります。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  今回、その加算を都の補助金をもって行うということなんですけれども、ただ、やはり位置づけとしては、有償ボランティアの域だと思うんですよね。それにもかかわらず、求められるサポートの内容が、本当に専門的な、専門職としてのスキルを必要とするようなことを求めることになると、やはりそのサポーターをする方にとっては大変な負担になるし、もっと言えば、何かあったときの責任問題というのも発生したときに、そこまでとれるのかということ。
 それから、日々活動していく中で、自分がそこまでスキルがないというときに、やはり非常に対応が困難な事例があったときに、そのサポートをする方はすごくやっぱり苦しいと思うんです。あくまでボランティアという域であれば、その範囲内で求められているし、それをすればいいんだということと、それから、専門職というのはちょっとまるで別物だと思いますしね。そこの境界線のところが、必要以上のものを、はっきり言って、この賃金で──賃金というか、やっぱりボランティアですから、そこまで求められるということになると、やはり過大な負担になってくるということ。それから、ちょっと繰り返しますけど、責任がとれないということになるんじゃないかということを思うんですけれども。
 ですから、三鷹市が、この事業をするときに、あくまでこの人たちが責任がとれる範囲で活動できる環境というのを設定をしているということが言えるでしょうか。


◯子ども発達支援課長(池沢美栄さん)  今回、こういった形で緊急救命であるだとか、虐待対応の研修を追加で受けていただきます。ですが、先ほど後藤からも申し上げたように、やるべき内容については、決してそこで責任をプラスするといったものではなくて、今回、消防署の方に緊急救命について御指導いただきます。その中で、自分でやることももちろん大切ですけれども、こういった場面ではすぐに110番をしていいんですよ、119番をしていいんですよというような御指導もあわせていただいて、こういう状況になったときに、どうすればいいのかといったことについては知識として吸収をしていただきたいというふうにして考えております。
 今回の研修とは別に、従来より例えばお子さんにおけがをさせてしまったりだとか、そういったことに備えまして、市では保険にも入って対応をしているところですが、御家庭の中で援助活動をしている中で何かがあった場合については、もちろん、ファミリー・サポート・センターが運営をして調整機関となっていますので、何かあったときには、しっかりとした形で市も責任をとっていきたいなというふうには考えております。
 私からは以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  やっぱり、市の事業だと思います。ファミリー・サポート事業というのは市の事業ですね。そのくくりの中で有償ボランティアの方に協力をいただいて行っているという位置づけだと思いますので、非常に困難なケースとかということもやはり入ってくる場合もあると思いますし、そういうことに関しては、やはり市がきちんと責任を持って行うというコーディネーターとしての、あるいは依頼する側としての責任があるのではないかということを再確認しておきたいと思います。


◯子ども発達支援課長(池沢美栄さん)  御指摘のとおりだと、こちらも考えております。決して、やっていただいていらっしゃる援助会員さんの個人の責任というよりは、本当にこれはファミリー・サポート事業で起きたものにつきましては、三鷹市としてしっかりと責任を持ちながら、また、そういうことが起きないためにも、どういうふうな環境を用意したら、そういったことに至らないのかといったところは、しっかり万全な用意をするし、運営についても考えていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  この事業そのものについては、ボランティア保険には入っているということも前に聞いていますけれども、そこでこのファミリー・サポート事業というそのものが本当に転換期を迎えていて、これ以上続けていくことができるのかどうかということは、前にちょっと問題提起をしております。
 それと、もう一点です。東京都の「チルミル」の事業のほうは、期限つき事業というふうに聞いています。これ、たしか2年間というふうにおっしゃっていたと思いますけど、これは、期限はいつからいつまでか。でも、1回、こういうプラス500円ということで1,300円で引き受けていただくということにした場合、もとに戻すということはかなり困難だというふうに思います。やはり、それは加算分というのは、都が引いてしまった後、市できちんと見ていくという考えで始めるつもりなのかどうかということを、確認したいと思います。


◯子ども家庭支援センターすくすくひろば担当課長(後藤めぐみさん)  期限についてですけれども、平成30年度と平成31年度の2年間というところで、期限を切って行う予定でおります。
 今後につきましては、この2年間の様子を見ながら検討していく形をとっていきたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  こういう有償ボランティアの場合、やはり少なくとも応募している方が現時点でこれだけいらして、そこで1回、500円足してっていうことでというふうにやった場合に、それを下げるということは、ちょっとそれはないでしょうという話になるんですよね。やはり、働く側からすれば、それはあり得ない。やはり、そこはきちんと最低限、その後も保障していくということをしなければ、やってくださる方ももういなくなるでしょうというふうに思います。
 もっと言えば、じゃあ、この1,300円でっていう、ボランティアでっていう位置づけで、じゃあ、今後も、ずっと永続的にこれでいいのかっていう問題も私は根本的には非常にあると思いますので、このままで本当に継続的な事業として引き受けてもらえるのかどうかということについては、今後、もっと長期的な視点で考えていく必要があると思います。
 最後に、やはり加算は続けていく、平成31年度で終わりということじゃなくて、その後も継続してっていうことは最低限行うべきじゃないかということを、再度確認しておきます。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  今回、「みたかチルミル」として活動していただいた方に500円を加算してお支払いするという制度で、できれば「みたかチルミル」というスキル、知識を持った地域の頼れる人材になっていただきたいということで始めております。
 今回の、この500円の加算につきましては、当初、導入の促進策といたしまして、今回受講してくださる方にしっかりお伝えをして、それを御納得いただいた上で受講していただく形をとらせていただいております。もともと、この援助会員としての活動については、基本、時間800円というのを大原則としている中での対応でございますけれども、このほかにも、ボランティア的なヘルパー事業が三鷹市にはございますので、そちらの謝礼金とのバランスというのも私どもは考えて、それぞれのスキルに合った謝礼としてちゃんとお支払いできるような形を、今回のこの2年間だけではなく、将来的な担い手のことも考えながら、今後も検討をしていきたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  一般的な職業という場合、あるいはボランティアとしても、働く時間がそんなに長時間ではないという点や、いわゆる職員とか、そういう位置づけではないということで、じゃあ、そんなに多くの人がこういうことにかかわれるのかということが問われてくると思うんですよね。そんなに進んでこの事業にかかわる人が、常時本当に保たれるのかどうかっていうことだと思いますので、そこはやはりきちんとした対応と言いますか、市としても責任を持つということなしには進んでいかないというふうに思いますという意見を述べておきたいと思います。


◯委員長(栗原健治君)  他に質疑ある委員。


◯委員(岩見大三君)  事業の継続という話もありましたけど、ちょっと総論的な話で恐縮なんですが、そもそも少子化ということの中で、何で虐待とか、貧困とか、待機児童が起こるかという、そういう根本的なことを考えたときに、やっぱり今後の子育てということを考えたときに、それは地域とか、社会でやっぱり面倒を見ていくような体制が必要なんだなというふうに思ってはいるんですが。
 そういうことの一環として、この「チルミル」の取り組みということは、やっぱり意義は深いというふうには感じているところではあるんです。そういったことの中で、継続して、この「チルミル」ということをやっていくということの中で、やっぱり目標であったり、考え方であったりということがきちんと立てられていくべきだなというふうにも思っておりまして、そういった部分での今後の考え方について、まずちょっとその辺のあたりを確認をさせていただければと思います。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  三鷹市の子育て世帯は、非常に核家族化と言いますか、御夫婦でお子さんを育てている御家族が多いというのは、この都市部の特徴でございます。その中で三鷹市はやはり地域全体で子育てを支援する、その姿勢を貫いていきたいというふうには考えております。もちろん、この「みたかチルミル」というか、ファミリー・サポート・センター事業もそうですけれども、どうやって子育て世帯を支えられるか。
 もちろん、こういったボランティア活動だけではなく、施設保育の充実であったり、そういったことも含めまして、全てを子育て支援に資する活動につなげていきたいという思いの中で、取り組んでいるものでございますけれども、今後さらに、やはりこういうボランティア活動に携わってくださる年代層、それが、それぞれの生活の中で生きがいにつながったりですとか、そういったところの視点をしっかり持ちつつ、地域で子育て世代を支えていけるような環境づくりに努めていきたいと考えております。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。やっぱり、このボランティアでやっていただくとか、地域でそういう体制を整えていくという、その意識調整みたいなことが非常に重要だなと思うんです。例えば、最近では保育所を建てたりとか、児相を建設すると地域から批判が出るというような、そういった問題もあったりもするんですけど──総論は賛成だけれども、各論ではちょっと自分のところへ来たら嫌だなみたいなところもあったりはしますけど、でも、こういう取り組みを通して、やっぱり少しずつ子育てを地域でやろうじゃんみたいな、そういう意識の醸成にもつながると思うので、今後ともこういう取り組みは非常に力を入れてやっていただきたいなということをお願い申し上げておきます。
 以上です。


◯委員長(栗原健治君)  他に質疑のある委員。


◯委員(小俣美惠子さん)  私からも何点か質問をさせていただきます。11月は虐待防止月間で、本当に地域の皆様も、虐待が起こらないように、子どもたちの幸せが守れるようにというような月かなというふうに思っているところです。ファミリー・サポート事業も、三鷹市では大変充実しているかなというふうに思って、また、さらにいろいろなことが充実できればというふうに思っているところですが。
 今回、「みたかチルミル」というような制度ができまして、1時間当たり800円の謝礼に500円プラスされて1,300円になるというところでは、大変有償ボランティアとしては賃金が高いかなと一見そんなふうに思っています。これはファミリー・サポ−トの援助会員の方たちも、本当に楽ではない、子どもたちの命を預かるという大変重要なお仕事であるというところでは、1,300円というのは大変よかったなというふうに思っているところですが、また、一方で、保育士の資格を持っている──先ほど部長のほうからも、ヘルパーさんとか、そういうほかの方たちの賃金との状況も考えながらというお話がございましたが、一方で、保育園の臨時職員とか、嘱託員の賃金に比べると、ぐっと高いかなというような印象もございまして。援助会員さんが12.5時間、子育てサポーターが3.5時間の追加研修を受けて、2カ年の時限つきというところで、500円のプラスというところでございますが、その1,300円を「みたかチルミル」の皆様がいただいて、一方で、同じ子育てのお手伝いをするところでの賃金体系が大分違うのではないか。
 一方では、保育園で子どもたちの仕事をしたいという方たち──保育士の国家資格を取るのには大変な費用もかかりますし、大変な苦労もされている方たちが、1,100円とか、1,200円とかっていうところでお仕事をされているというような現実もあるかなというふうに思うんですが、その辺の考え方について、ひとつ御説明をいただければと思います。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  今回、「みたかチルミル」に500円の上乗せをさせていただくというところで、東京都の補助制度自体は1,000円まで上乗せをできるというような補助制度でございました。ただ、一方で、今、質問委員さんからもありましたとおり、三鷹市の保育園で臨時職員として働いていただいている有資格者にそれだけの賃金を払っているかというと、そういったこともございませんので、あくまで今回は導入のための促進策といたしまして、三鷹市として、ほかとのバランスも考えて、補助金を活用させていただいて、500円を上乗せさせていただくということで始めさせていただいております。
 反対に専門職の方が、自分たちの業務に対しまして、正当に評価されていないのではないかというような思いになるようなことは、決して私ども本意ではございませんので、やはり、そこのところの今回の対応については、三鷹市としてスキルを持ったボランティアさんの養成のために、今回時限的にやらせていただくということで趣旨をしっかり明確にさせていただきながら、そして、今後については、子育て支援に携わる方、いろいろな形で業務に当たられている方、全体のバランスを今後もしっかり引き続き検討をしていきたいというふうに思っております。


◯委員(小俣美惠子さん)  丁寧な御説明ありがとうございました。保育園で働いている有資格者の職員たちにとっても、ちょっと導入策だというところで御理解いただけるかなというふうに思っておりますが、保育の仕事、大変きつい仕事だというふうに認識しておりまして、責任も重い仕事だということでもありますので、ぜひぜひ、その加算が保育士、臨時の保育士に行き渡るような対応をぜひ三鷹市にもとっていただければというふうに願っているところでございます。よろしくお願いいたします。
 あと、もう一つですが、先ほどから、三鷹市は大変マンションもふえまして、また、ファミリー世帯もふえて、子どもたちもふえているというような現状がある中で、このファミリー・サポートの利用会員さんも当然ふえてくるなというような予想があるのではないかというふうに思っているんですが、事務所のことです。私も市民のママさんたちから、記載台もないところで、大変狭くて、先生たちも大変忙しそうだというような声をいただいているところでございますが、やはり三鷹市がこれだけ子ども・子育て支援に力を入れている、また、さらに、この「みたかチルミル」事業をする中で、お金がかかることですので、事務所を広くしろだとか、修繕しろとかいうことではないのですが、今後、工夫をしたり、職員の皆さんで知恵を出し合って、どうにか改善をするというような方向性があるか、ないか、ちょっと教えていただければと思います。


◯子ども発達支援課長(池沢美栄さん)  今現在、ファミリー・サポート・センターについては、子ども家庭支援センターすくすくひろばの2階に事務所を構えております。小さなお子さんを連れて2階に上がっていただくといったこともございますし、確かに手狭な事務所の中で受け付けをするといったところがございます。そういった現状につきましては、事務局の職員等も、皆さんで工夫をしながら、もっと受け付けをしていきたい。要するに市民の方についての接遇面では、自分たちも努力をしたほうがいいのではないかといった認識があるといったことは、私も確認をしているところです。
 今後、より一層使っていただく方に便利な形で、または気持ちよく使っていただけるような形で工夫を考えていきたいというふうに考えています。
 以上です。


◯委員(小俣美惠子さん)  丁寧な御答弁ありがとうございました。本当に湧いてくるお金があるわけではないので、その辺はしっかりと市民に寄り添った対応と、さらには、記載台のあるような場所をもう一カ所ふやすとか、そんなふうな工夫が欲しいなというふうな御意見を市民から伺っているところですので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思っております。
 私のほうからは以上でございます。ありがとうございました。


◯委員長(栗原健治君)  他に質疑のある委員いませんか。


◯委員(宍戸治重君)  今議論の中でボランティアという言葉が出ましたけど、有償ボランティアという規定があったか、ないか。行政用語としてどうなのか。有償ボランティアという言葉は、余り安易に使ってはいけないんではないか。その辺のファミレスでアルバイトをすると1,000円ぐらいだよね。それからすると、今募集がかかっているのは、それが年中あるかどうかというのは別にしても、結構いい仕事になっていくわけだよね。
 それと、ここで言う利用会員からしたら、お金を払うんだから、責任はきちっと果たしてくださいよという、市民感情からしたら、そういうものは絶対的にあるわけだね。それをフォローするのが役所の担当のほうがこの事業をフォローしていくということなんだろうと思いますけど、ぞっとするような事例が出ちゃったらどうするのかというような心配があるわけですけど。
 それと、これ、なかなか個別に預かるというと、非常なお金がかかるわけだけど、この人たちが集まって、みんなで預かりますよといったら、また1つの仕事になっていくというようなことも考えられないではない。そうしたら、保育園をつくるより、こっちのほうが得じゃないかと、責任は役所が持って、子どもはいつでも連れてきてちょうだいよということも、想定できなくはないんだけど。そういうことから考えると、この制度も安易に進めちゃっていいのかな、いかがなものなのかなという思いがちょっとするんだけど、特に答弁がなければ、しなくてもいいけど。
 それと、やっぱりそれだけの違いをつけるのに、この養成研修やフォローアップ研修というのをしているんだろうと、逆に考えれば、責任もそれだけのものを、その人たちに市民が求めるものに近いものにしていく。だけど、じゃあ、保育士さんに匹敵するかっていったら、そうはいかない。保育士さんというのは、大体日当5,000円ぐらいになるんじゃないかと──もう少し高いかもしれない、そういうことからしたら、役所や事業所が半分担っている部分があるから、そんな安いものではないのは事実だけど、それに近いようなものもできてきちゃう。
 それでいて、預かるほうに、そんなに責任持たないでいいですよみたいな話をされたら、これもまたおかしな話だなというような気がする。その辺はきちっと整理しておかないといけないなっていう気はするんだけど、何かありましたら、どうぞ。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  もちろん、この有償ボランティアという言葉がひとり歩きするのはいかがなものかというふうに、私どもも思います。ただ、通常の専門職の方にお子さんの面倒を見ていただく、それに対する単価というのは、最低でもこの2倍ぐらいかかるような状況の中で、地域での支え合いの仕組みとして、このファミリー・サポート・センター事業を実施させていただいております。
 そのあたりの市民の皆様が求めるものというところにつきましては、このファミリー・サポート・センター事業の内容を、まず利用会員になってくださる方にしっかりお伝えをした上で、私ども、センターの事務局がマッチングをしている状況でございます。もちろん、そこで利用会員の方と援助会員の方で思いにそごがあるような場合については、事務局が中にしっかり入って、そこの調整をさせていただくことを基本としております。
 また、こういったボランティアの方たちが自分たちで事業を起こす、施設をつくって、そこでお子さんを預かるような事業というふうになりましたら、それはあくまでファミリー・サポート・センター事業ではなくなってしまいますので、それぞれの実施される方が個人事業でやるか、協働でされる事業になるかはわかりませんけれども、またそこは違った形での事業運営というふうに、私ども、捉えておりますので、三鷹市がそこにどんな関与ができるかというのはまた別の問題といたしまして、ファミリー・サポート・センター事業とは違うものというふうに捉えて、考えていきたいと考えております。
 やはり、これは、一定程度御負担はいただくものの、市民の皆様の協力のお気持ちをしっかり生かさせていただいて、支え合いの仕組みというところを、私ども事務局としてもしっかり押さえなくてはいけないですし、利用会員の方にも、まずそこをしっかり認識していただいた上で、御利用いただけるような制度の適正運営に今後もしっかり努めていきたいと考えております。


◯委員(宍戸治重君)  何も反論するものはないですけど、直接支払いということからすると、非常に難しいなという思いがするんだけどね、ほかの商取引からしたら。そこにピンはねも何もない、当然ですけども、それにプラス500円するということ自体が、相対で契約をするということを考えたら、非常に難しい話だなという気はするんだね、代価を払うわけだから。その辺のところがきちっと整理されないと、責任問題が起きたときに、役所が何でも補償すればいいというわけではない。
 それと、信頼関係がないところに預ける、これも正直言うと、仕事になっちゃうんだね。保育園に預けるのと一緒で、果たしてそれでいいのかなと。協働の取り組みをしている三鷹市からしたら、有償ボランティアというのはおかしいよという話をさせてもらったけど。
 それと、やはり協働の取り組みと言っている割に対価が払われる。東京都にも同じことが言えるわけだけど、慎重にやったほうがいいのかなということだけは言わせていただいて、終わります。


◯委員長(栗原健治君)  他に質疑のある委員。よろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、ないようですので、以上で子ども政策部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時43分 休憩


                  午前10時45分 再開
◯委員長(栗原健治君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他、ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたしたいと思います。
                  午前10時45分 散会