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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成30年文教委員会) > 2018/11/12 平成30年文教委員会本文
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2018/11/12 平成30年文教委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(吉野和之君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時27分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。それでは、本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  おはようございます。教育委員会報告をさせていただきます。3件ございます。
 1つ目が、平成30年度全国学力・学習状況調査の調査結果について、2つ目が、新学習指導要領への移行に伴う授業時数の確保に向けた対応について、3つ目が、熱中症対策の総括についてということでございます。3件とも、指導課の所管でございますので、指導課長より説明をさせていただきますが、あらかじめお断りをしておきます。今回の資料の中で学力調査の資料のところでございますが、カラー刷りのところの最後の資料で、小・中学校質問紙調査の結果についてということがございます。これは、昨年の資料にございました、1日当たりどれくらいの時間、携帯電話やスマートフォンで通話やメール、インターネットをしますかという項目があったんですが、本年度は調査がなくなりましたので、掲載しておりませんので御了承ください。
 それでは、指導課長より報告をさせていただきます。


◯指導課長(松永 透君)  それでは、私のほうから、3点御報告をさせていただきます。
 まず、第1点目ですけれども、全国学力・学習状況調査の調査結果についてということで、御説明をさせていただきます。全国学力・学習状況調査ですけれども、資料1になります。こちらは、小学校6年生、中学生3年生の全児童・生徒を対象とした国の悉皆調査になります。全国の小・中学校、約3万校、200万人ほどの児童・生徒が参加し、三鷹市では全22校、約2,337人の児童・生徒が参加いたしました。実施日は、平成30年4月17日火曜日になります。調査内容ですけれども、例年の国語、算数、数学、学習状況に関する質問紙調査に加えて、今年度は小・中学校とも理科を実施しております。
 本調査は、主に知識に関するA問題と、主に活用に関するB問題の2種類を、国語、算数、数学、それぞれで出題をしています。理科に関してはA、Bの区分はありません。
 A問題の、主として知識に関する問題とは、身につけておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり、常に活用できるようになっていることが望ましい知識、技能などを中心として出題された問題です。B問題の主として活用に関する問題とは、知識、技能等を実生活のさまざまな場面に活用する力やさまざまな課題解決のための構想を立てて実践し、評価、改善する力などにかかわる内容を中心として出題された問題です。なお、本調査で測定できる学力は特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面であるということに御留意をいただければと思います。
 それでは、資料1の1枚目をごらんください。この調査結果ですけれども、こちらは三鷹市立小学校の調査結果をまとめたものになっております。三鷹市立小学校全体の傾向ですけれども、三鷹市の平均正答率は国語、算数ともに都の平均、全国平均で比較して上回っており、学習状況としては水準以上であると考えています。平均正答率の数値では、三鷹市は東京都や全国に比較して著しい課題等は見受けられませんが、設問別の分析によると、東京都や全国において正答率の低い設問は、三鷹市においても同様に正答率が低いという共通した結果が見られました。
 その主な設問例と主な課題、学習指導に当たってのポイントにつきましては、別建てで後ろのほうにつけておりますけれども、資料まる1ということで、課題のある問題ということでまとめてありますので、後ほどごらんいただければと思います。
 その中で、1つだけ例にとってお話をさせていただこうと思いますけれども、算数のBの問題になります。先ほどの資料、まる1の問題のほうで言うと、資料の後ろのほうに問題がだあっと並んでいるものになるんですけれども、そちらの12ページをごらんください。これは、しおりさんたちが進んで挨拶をするということについてアンケート調査をした結果なんですけれども、これを小学校の1・2年生、3・4年生、5・6年生に分けて調べたものです。グラフの1のほうは、こちらは進んで挨拶をするに取り組んだと答えた実人数になります。人数で見ると、5・6年生が一番多いことにはなっています。下のほうに、子ども同士の会話がありまして、一番多いのは5・6年生ですね。でも、1・2年生、3・4年生、5・6年生の学年の人数が、それぞれ175人、200人、250人と違うので、取り組んだと答えた人数の割合を調べてみませんかということで、調べたのがグラフの2になります。こういうもともとの実人数と割合といったところの関係について、子どもたちがこの図表から何を読み取ることができるかという、そういう問題になります。進んで挨拶をするに取り組んだと答えた人数が一番少ないのは何々ですということで、実人数についてのことなのでということですね。それから、下のほうの部分ですけれども、進んで挨拶をするに取り組んだと答えた人数の割合、これはアのところが少ないという人数、実人数的には1・2年生なんですけど、この1・2年生は100%取り組んだということになっているので、一番大きいということですね。こういった2つのグラフ、違ったものを示しているものから読み取るという力、これを調べる問題でした。
 これが、国では正答率23.9%、東京都では29.2%、三鷹市でも35.3%と、この算数Bに関しては一番厳しい結果になった問題であります。こういった部分で、国や東京都でも、さまざまなテキスト、それから、こういう図表、グラフ等から事実を読み取り、そのことが何を言えるのかということを示すという、こういう論理的な思考をさせるという、算数に関してですけれども、そういった部分がまだ三鷹でもやや足りないのかなといったところが言えると考えています。
 2枚目になります。こちらは中学校の結果になります。国語、数学、ともに都の平均、全国平均と比較して、こちらも上回っており、学習状況については水準以上であると考えているところです。小学校同様に数値に関して都や全国に比較して、著しい課題等は見受けられません。こちらも、正答率の低い設問は国や東京都で低かったものと同じ傾向にあったということがあります。
 続きまして、3枚目になります。色刷りのグラフがついているものです。こちらは、平成28年度から平成30年度の平均正答率を比較してあります。本資料からは、三鷹市の平均正答率が東京都と全国の平均正答率をどの程度上回ったかを示しているものです。なお、全調査において、三鷹市の平均正答率は都や全国平均を上回ってはいます。問題の難易度がその年度ごと、その都度異なるために一律に比較はできませんけれども、過去3カ年ほどほぼ同じ傾向であることがわかります。
 平成30年度についてですけれども、小学校は国語Aでは、全国との比較で7.3ポイント、国語Bは6.3ポイントと、今年度はこれから求められる学力でもある活用の部分、こちらのほうが上回り率としてはそう高いわけではないんですけれども、いずれにしても平均としては上回っているということです。続けて、算数のほうですけども、右のページになります。こちらは、算数のほうもほぼ同じ傾向を示し、算数Aについては8.5ポイント、算数Bも8.5ポイント上回る数値を示しているところです。
 続きまして、4枚目になります。こちらは中学校のデータになります。中学校では、国語Aは全国との比較で2.9ポイント、国語Bは4.8ポイントと、大きな差は見られませんが、数学におきましてはA問題で6.9ポイント、B問題で7.1ポイント上回っており、国語よりも数学のほうが上回り方は大きくなっているところです。小・中学校とも、基礎的、基本的な知識・理解と技能の活用を図る指導の成果があらわれていると分析しており、基本的には良好な結果となっております。
 三鷹「学び」のスタンダード(学校版)でも、意識して授業改善に努めている思考力・判断力・表現力の育成を重視した指導の成果があらわれているものと考察しています。特に算数、数学については、本市では全学校で習熟度別指導を行っておりますが、生徒一人一人の習熟に応じた指導の効果もあらわれていると考えています。しかしながら、最初の1ページ目、2ページのところでありますように、都や国の結果と同様に、正答数の分布につきましては幅広く出ているといったところがありますので、今後はより丁寧に個に応じた指導の推進を進めていきたいと考えているところです。
 続きまして、次のページ、質問紙調査の結果についてです。質問紙調査とは、学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面に関しての調査をしたものです。こちらには、三鷹「学び」のスタンダード(家庭版)に関連のある項目を、経年で載せられるものについてということで、御報告をさせていただいているところです。見ていただくと、おおむね傾向としては変わっていないところはあるんですけれども、朝食を毎日食べていますか──このあたりの部分なんですけれども、ごらんいただくとわかるかなと思うんですけれども、三鷹の中学校のほう、平成28年度、平成29年度、平成30年度と、縦に並んでおりますけれども、87.2%、87.8%、今年度については81.6%ということで、朝食を食べて来る子どもの率が下がっているというのは、すごく気になるところでございます。
 また、その下の段にあります、毎日、同じくらいの時刻に寝ていますか、また、毎日同じくらいの時刻に起きていますかといった部分についても、こちらについては、していると答えている子どもたちの数が、やや全国や都よりも少ないと。どちらかといえばしているといったところを合わせると、ほぼ変わらないところではあるんですけれども、過去のところから見ると、やや減っているといったところが、少し気になっているところです。こういった家庭での過ごし方、また生活の習慣についての部分につきましては、コミュニティ・スクール委員会やPTAと情報共有をしながら、三鷹「学び」のスタンダード(家庭版)の実効的な活用を通して、改めて家庭と連携した取り組みの強化を図っていきたいと考えているところです。
 今後のこの結果の活用についてなんですけれども、毎年度申し上げていることではありますが、まず授業改善推進プランを学校のほうで毎年作成をいたしますが、こういった調査結果を踏まえて、授業改善の計画を全ての学校で行っています。先ほどの正答率の低い問題等の部分でのさまざまな課題、こういったことにつきましては、小・中一貫カリキュラムでありますとか、また、それをもとに各学園で作成する学園版の小・中一貫カリキュラム、こういったところで各学校・学園の課題を解決するための手だてを講じるということで進めているところです。また、さらに各校が作成する平成31年度の教育課程にこういったことを対応するようなことを反映させているところです。
 あわせて、三鷹「学び」のスタンダードをもとに、各学園で児童・生徒の実態を踏まえた学園スタンダードの策定を進め、家庭学習を含めた望ましい学習習慣について、学校・家庭・地域が一体となって学力向上を推進する実効的かつ総合的な方策を各コミュニティ・スクール委員会で議論し、各児童・生徒及び家庭に示すように指導をしてまいります。
 以上で、全国学力・学習状況調査の報告とさせていただきます。
 続きまして、2つ目の御報告です。新学習指導要領への移行に伴う授業時数の確保に向けた対応についてということで、資料2をごらんください。全国的にも、今このことはすごく大きな課題となっているものです。小学校の学習指導要領の全面実施が平成32年度からということになります。中学校では平成33年度からです。この中で、小学校の総授業時間数が学習指導要領に示されたもので見ると、小学校の4・5・6年生は現状、980時間の授業時数なんですけれども、これが1,015時間になります。1,015時間というのは、中学校のこま数と同じ時間になります。45分と50分の違いはございますけれども、こま数的には同じこま数になります。
 このこま数を確保していくために、さまざまな今までの小学校の実践等を踏まえながら、この間、検討をずっと進めてまいりました。そして、この平成30年度につきましては、移行期間として土曜日の授業実施日を増加したり、7校時目を設定したりするなど、各学校で授業時数確保の工夫をしてきているところです。平成31年度からは、このこま数について、ことしは移行措置で割とソフトな形でやっているんですけれども、来年度はこの先行実施を完全実施をしていくということで、小学校でも4・5・6年生は1,015時間の授業を教育課程に位置づけて実施するということになっています。そういった意味で、本則で行くということで1,015時間でやるということになります。
 中学校では、平成23年度から3年間、中学校長会の要望によりまして、夏季休業中に5日間授業日にするということで、試行的に実施してきた経緯がございます。こういったことを踏まえて、今の課題ということで、下の2段目にありますけれども、1日に7時間の授業を実施している学校もふえています。現在実施している学校では、例えば7時間目にクラブ活動の時間を入れて、子どもたちが身体を動かしたり、好きなことに取り組めるという時間を入れるなどの工夫をしながら負荷が少なくなるようにはしてはいるものの、児童が集中して学習できる時間を考慮すると、学習効果の面でも課題が生じているのではないかということ。
 また、児童・生徒には、土曜日にさまざまな学校外の活動に参加している者もおります。地域からも、土曜日にさまざまな地域行事を設定するわけですけれども、そこが難しいという声も出ているところです。土曜日に授業を行って、月曜日を振りかえ休業日にしない、そういう土曜日の授業の実施をしている学校が多いわけですけれども、こちらは児童・生徒に負担が大きく、心身の疲弊が最小限になるように、子どもたちの教育環境を整えていく必要があると考えています。
 また、先ほど申し上げました中学校の試行をしていたときなんですけれども、この段階では小・中学校合わせた実施ではなかったことなどから、2学期の開始を3年間という期限限定で、9月1日に戻した経緯があります。小・中一貫教育校としては、全市的に小・中学校合わせた形で実施していくことが必要なのではないかと考えています。なお、平成30年度の小学校の授業日数については、現在、最大で208日、最少で202日、これ、小学校5年生のデータです。中学校に関しても同じで、最大で208日、最少については205日ということで実施をしています。必ずしも授業日が多い学校が授業時数が多いわけではありません。また、振りかえなしの土曜日の授業の実施回数ですけれども、小学校で最大7回、一番少ないところで2回、中学校も同様でございました。
 こういった背景を踏まえまして、具体的な対応の方針といたしましては、小・中学校の校長会長から、校長会の総意といたしまして、小・中学校そろえて8月25日からの授業実施の要望がございます。そういったことも踏まえて、三鷹市公立学校の管理運営に関する規則の学期及び休業日の規定を改正し、平成31年度からは、小・中学校そろえて8月25日から2学期としていきたいというふうに考えています。
 こうすることによっての効果といたしましては、8月中に5日間の授業日を実施することで、学園として増加する授業時数の確保ができること、全市そろえて規則に位置づけることで、学園として一体感のある教育課程編成が推進されること。先ほどの授業時数がふえたというのは、実は小学校の外国語の授業がふえてくるということで、5・6年生で週に2時間実施する。今、1時間、外国語活動ということをやっているので、それが2時間になってくるといったことが非常に大きい部分ではあるんですけれども、この小学校の英語への対応だけではなく、これまで学期中の教育活動にゆとりを生み出すとともに、インフルエンザ対応等での学級閉鎖等への備えが可能になること。また、土日に実施される地域行事等に児童・生徒が参加しやすい環境が整ってくるということ、こういったことが考えられます。
 なお、背景といたしましては、全ての普通教室と特別教室への空調設備の設置が完了し、授業をするにおいては快適な環境の中で授業ができるようにはなっているといったことが、一番大きいことかなと思っています。
 こちらの説明については以上です。
 続きまして、熱中症対策の総括についてということで、こちらの御説明をさせていただきます。資料3をごらんください。教育委員会といたしましては、今年度も5月から繰り返し熱中症予防について学校への通知を出すとともに、校長会等においても繰り返し注意喚起を図ってまいりました。この5月というのは、下旬ぐらいから運動会や体育大会の練習等もあるということで、まだ子どもたちの体が暑さになれていないといったことを踏まえた上で、どういうふうな対策がとれるのかといったことについてのものが主なものでございました。
 これまでの国や東京都のこの熱中症に関する通知については、特に気温等の上限を示したものはなかったんですけれども、今年度の例年にない猛暑・酷暑の状況を踏まえて、教育委員会としましては順次通知を出しながら、気象庁の情報、それから環境省の熱中症予防情報サイト、この中に暑さ指数(WBGT)というのが出ています。この地域の近隣だと府中のデータが出ているわけなんですけれども、こちらの情報の確認を行ったり、校内へのWBGT測定器の導入を促すとともに、部活動を含む各種教育活動において、天候・気温、活動内容、場所等の状況の確実な把握、活動の中止や変更のちゅうちょない判断、校内放送等を活用した水分補給や休憩の励行、体調不良時の教職員への相談、早期段階での病院との連携、さまざまな見学の仕方等を含めた対策等について指導をしてきたところです。
 加えて、8月には中学校の運動部活動に係る活動方針に改めて熱中症対策を追加し、WBGTの情報に十分留意して組織的に判断することや高温多湿時の大会参加についての留意点、文化部活動や屋内での活動における熱中症対策等についての指導をしてきました。こちらは、そもそも運動部活動の方針というのは、どちらかというと活動の時間とか、日数とか、そういった部分についてのことが多かったので、国のもともとの方針の中にも、ここの中に熱中症というのは項目としてなかったんですけれども、改めて部活動の顧問の先生方に注意喚起を図ろうということで、加筆ということで進めてきたものでございます。
 学校では、これらの指導に基づいて、熱中症対策を徹底するとともに、さまざまな活動の場所、状況把握、総合的な判断、こういったことをしながら、各学校での授業や部活動、水泳等においての基準等の検討、設定をしてくるとともに、中止や内容、場所、時間等の変更についての判断をしてきたところです。この間、WBGT測定器の導入を順次進め、夏季休業中に全ての小・中学校で測定器の購入が完了し、全校において熱中症予防運動指針に基づき、WBGT31度、気温35度以上で、運動は原則中止、WBGT28度、気温31度以上で厳重警戒、激しい運動は中止というふうにして、今学校のほうではこれで動いているところです。なお、WBGTの測定器なんですけれども、ことしのこの災害クラスの暑さと言われている中で、需要が一気に高まったこともあって、注文をするんですけれども、学校のほうに届いてくるのが大分おくれているという事情もございました。
 2つ目になります。熱中症対策に係る学校への通知等ということで、全部で5本、通知を市の教育委員会のほうから、学校のほうにまかせていただいたところです。5月の段階では、先ほども申し上げましたけれども、救急搬送をちゅうちょしないということも含めて、暑さになれるというまでの段階での注意喚起を行いました。
 (2)の7月19日、こちらは熱中症の対策についてということで、中止を初め、ちゅうちょない判断を行うんだということについてを中心に進めてまいりました。7月26日付の通知ですけれども、この段階で初めてWBGTという言葉が国や都の通知の中からも出てきた部分でございます。その中で、環境省の熱中症予防情報サイト等の中で、気温、湿度等の環境条件に配慮した活動の実施ということを、改めて学校のほうに通知をしたところでございます。8月6日付のものは、先ほどの運動部活動に係る活動方針への熱中症事故の防止の観点の追記ということの指示をしたところでございます。
 裏面に行って、(5)、8月22日付の通知については、こちらは夏季休業期間が終了後の9月の初めの部分になりますけども、こちらでの子どもたちの健康確保に向けた対応ということで、屋外や体育館等、空調設備の整っていない場所における教育活動での熱中症の対策についてということ。さまざまな子どもたちの状況やWBGTの数値の測定等を最優先に、健康・安全を最優先に見ながら考慮した判断を行いましょうということ、こういったことについて通知をしてきた部分でございます。
 学校の対応についてということですけれども、基準の設定ということで、8月の末までに授業や部活動等で基準を設けていた学校は、小学校11校、中学校6校でございます。多くの学校がWBGT31度、気温35度以上で、運動は原則中止ということで、本則に基づいてこちらのほう、実施をしているところでございます。
 この基準に基づく中止ということで行った学校については、南浦小で体育の授業中止を4回、夏休みの水泳指導の中止が第三小学校、第五小学校、第七小学校、井口小学校、そして第五中学校の教育支援学級ということで、この回数を中止にいたしました。また、部活動の中止については、第六中学校、第三中学校で中止をしたといったところになります。
 WBGT測定器の購入の状況につきましては、7月26日の時点で、既に小学校2校が購入を済ませているといったところです。8月20日の段階で、注文中でまだ届いていないという2校を除く小・中学校が購入済みで、活用をしているということ。8月30日時点で全校の配置を確認をしたところでございます。
 4番目、対策による結果についてですけれども、夏季休業中に、中学校において部活動中の体調不良があった事案が1件発生しております。これはバドミントン部、体育館でということですけれども、その後、搬送するとか、そういったことはなく、医者に行かずに家で体調が戻ったといったことで、保護者のほうにお子さんを引き渡したといったところでございます。
 それから、今年度4月から10月末までの間に、市内のほうで熱中症の診断を受けた児童・生徒について、学校より報告を受けている事案はございません。こういった災害クラスの酷暑の中で、学校としては非常によく配慮しながら教育活動を進めてくれたなというふうに思っているところです。やはり、全てにおいて優先しなければいけないのは子どもたちの安全安心であるといったところから見ると、学校のほうでも、そこのところは非常にセンシティブに取り扱いながら進めてきたのかなということで、評価をしているところです。
 今後の取り組み・課題につきましては、災害レベルの暑さ対策としての基準の周知徹底と統一的な運用を図るために次のことを行っていこうと思っています。1つ目が、熱中症予防運動指針に基づくWBGTの客観的測定による対応の徹底。先ほどのWBGT31度、気温35度以上といったときには、運動中止ですよという、そういう基準に基づいていきたいと思います。なお、WBGTというのは、気温だけではなくて、湿度であったり、それから日差しが直接当たる等の輻射熱等の関係、そういったものを総合的に判断して、熱中症の防止、暑さ指数ということで出したもので、単純に気温だけで判断するのはなかなか難しいといったことから、そういったものを入れた数値でございます。
 2つ目が、全教職員が統一的な運用が可能となるような共通理解を図る、このことについての校内研修の実施をしてまいります。また、プール日誌や部活動日誌等へのWBGT測定値の記載と対応。必ず活動するときには、その状況を把握した上で進めていきましょうということです。また、その際のチェック項目等の設定をこの後進めていき、来年の夏に向けて、各学校で取り組めるようにしてまいりたいと考えているところです。
 以上で説明は終わります。


◯委員長(吉野和之君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより、項目アに対する質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、項目アで、平成30年度の全国学力・学習状況調査の調査結果についてなんですけれども、本当に今年度も毎年ということなんですが、三鷹の小・中学生、水準以上で良好な結果ということで、本当に学力の高いお子さんが多いということを改めて実感させていただいた次第なんですけれども。ここに、全般的な課題としては、全国及び都を上回っているということで、特に著しい課題はないということで先ほどお伺いしたんですけれども、それぞれここのところ、全国学力・学習状況調査のところに、それぞれ細かな課題というのも載っているかと思うんですけれども、平成29年度、この課題を受けて取り組まれて、その結果として、何か今年度に反映されていることがあれば、教えていただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  これは市全体でまとめてしまっているものなんですけれども、各学校ごとに見ると、割ともっと先鋭的な形の課題というのが見えてくるところがございます。そういった部分を、こういう調査結果──学校のほうは今、東京都の小学校5年生、中学校2年生のもの、それから、全国の小6、中3というもの、2種類あるんですけれども、そういったものを踏まえて、先ほども申し上げました授業改善推進プランというのを作成をしています。その中には、何が課題であったのか、そして、それに対応するためにどのように授業を変えていくのかといったことを各学校が明示しながら、ホームページにアップしながら公表していくと、そういう流れでやっているところです。
 それを踏まえて進めてきたところですけれども、1年間やってすぐに結果がぽんと出てくるかというと、そういうわけでもないんですけれども、やはり三鷹「学び」のスタンダード(学校版)で、授業改善、こういう方向で行きますよといったところについて重点的に取り組んできているところです。先ほどのちょっと1問だけ説明をさせてもらったところでも、国と三鷹では大分スコアは違ってはいるところなんですが、でも、そこは解けていない子どもたちがまだこれだけいるといった状況は変わらないわけで、そういった部分について重点的に取り組んできているので、その部分についてはある程度の結果が出てきているのかなというふうには考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。それと、もう1点なんですけれども、質問紙調査の結果についてということで、それぞれお子さんの、朝食を毎日食べていますかとか、どれくらい勉強していますかということなんですけれども、本当にこれを見ても、朝食を食べているお子さんが、中学生は低くなっているけれども、小学生はしっかり食べているとか、また、読書時間も東京都、全国と比べても、しっかり確保されている、また勉強時間も確保されているということで、こういったことが学力の高さにも反映されているのかなということを実感しているんですけれども。
 1つ、先ほど中学校のお子さんの、朝食を食べていますかということで、三鷹市のほうが、これ、低くなっているわけですね。この原因というか、そういったことをどのように考えられているのかということを1つ、お伺いしたいことと、それと、これは全国的な共通点だと思うんですけれども、読書量がやはり中学になると、皆さん、勉強も、部活も忙しく、また、さらにスマホということで、そちらに割かれる時間も多くなってしまうということなのか、だんだん少なくなってしまっているという現状があると思うんですが、この中学生の読書に対する中学校での取り組みということを改めてお伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  朝食に関する部分については、まず1つは、家庭の状況等も含めて、そこの重要さといったところを、より強く家庭のほうにもお伝えしていくことというのが求められるのかなと思います。ただ、これ、家庭のせいだということで一律に言うことはできない部分もありまして、子どもたちの生活習慣といったことで言うと、朝、起きる時間が遅くてなかなか食べられないとか、そういうようなこともあるのかなと思います。
 全てですけれども、学校生活での学習にも、こういったところの生活習慣というのはかかわってくる部分がありますので、子どもたちにも規則正しい生活──早寝、早起き、朝御飯という、そういう運動もございますけれども、そういったところを改めて徹底していく必要があるのかなというふうには考えているところです。
 それから、読書量についてですけれども、確かに小学生に比べると、読書する時間というのが多い子どもの割合が少なくはなってきているのは事実だなと思います。ただ、読書離れということが、よくいろいろなところで言われてはいるんですけれども、かつてとそう大きく変わってはいないのではないかというようなことも言われています。中学校では、朝読書を勧めていたりとか、それから、いわゆる図書委員会という委員会活動がございますけれども、そういったところを中心にしながら、いわゆる書評合戦、ビブリオバトルというものがあって、子どもたちが実際に読んだものを紹介しながら、これはこういうおもしろい本でしたよ、ぜひ読んでくださいということを言いながら、それを広めていくような活動というのは進めているところです。
 以上です。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。三鷹市の学力調査については、全国、あと都のレベルよりも高いということで、ああ、すごいなと思ったんですけれども。小・中学校の質問紙調査の結果についてという、色刷りのがございますけれども、その中に、真ん中に、毎日、同じくらいの時刻に寝ていますか、毎日、同じくらいの時刻に起きていますかという質問項目がございます。これでは、睡眠時間がどのくらいとられているのかというのがはっきりしないと思うんですね。
 これで生活全体での生徒さんのあり方を調べるものであるはずなのに、例えば夜の3時に寝て、朝6時に起きて、それをずっと繰り返している方も、同じ時間に寝て、同じ時間に起きている。しかし、睡眠時間は毎日3時間だっていう内実というものも、もしかしたらあるのかもしれないと思うんですが、その点、この質問項目についてどうお考えなのか、教えてください。


◯指導課長(松永 透君)  委員おっしゃるとおりだと思います。こちらについては、国のほうで全て設問をつくって、先ほどの全ての学校、全ての児童・生徒がこちらについて回答するといったことで、国のほうとしても、睡眠の時間、何時間なのかといったことについての調査がないということで、私たちも、その部分では、ここでは把握ができていないというふうに考えているところです。おっしゃるように、同じ時間というのは、本当に夜中に寝てということも、あり得ることなのかなというふうには考えています。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。やっぱり睡眠時間って物すごく重要なものだと思うんですね。その中で、三鷹市の中学生の方々が、朝、朝食をとるかどうかっていうのが減ってきているというのも、もしかしたらそれも関連してきているのかなっていう気もして、ちょっとお伺いをしました。当然、もしかしたら、睡眠時間を削って勉強をして学力が向上しているとかっていう側面もあるのかもしれませんし、やはりこれでは生活全体の一部としての勉強、学力向上への取り組みのはずなので、どっちにしても、生活のほうが主体となるはずなので、そうじゃないと本末転倒になってしまいますので、やはりそういったところ、睡眠時間というものもはっきりとわかるような形のものにしていっていただけるように、国のほうなんでしょうか、お願いをしていただきたいと思います。
 あと、もう一つなんですが、これも学力調査の結果とこの生活調査の結果がどのように関連しているのかっていうのは、分析とかはされているんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  この相関関係についてですけれども、基本的には、三鷹「学び」のスタンダード(家庭版)を発行したときに見てきたとおり、やはり朝食を食べている子どもたちのほうが、学力的には高い傾向にあるとか、さまざまな部分で生活習慣と学力の相関といったところについては毎年見ているんですけれども、傾向は変わらない状況でございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。いろいろな質問項目があって、いろいろな要素、要因が複合的にあるとは思うんですね。そういったところも、今後、分析とか、いろいろしていって、その現場のほうに反映をして進めていただきたいと思います。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(谷口敏也君)  1つだけお伺いしたいんですけど、学力調査の中で、先ほど大倉委員の質問で答弁されていたときに、課題となることが各学校ごとに微妙に違ったりするというような御答弁があったと思うんですけど、そこで授業改善推進プランのほうに、それで改善に向けての協議というか、来年度の教育課程に反映させるかどうか、協議をするというようなお話だったと思うんですけど。例えば、各学校によって見えてきたいろいろな違う課題があったとして、その学校でそのことについて協議をしていっているのか。
 例えば、算数なら算数、国語なら国語で──小学校だと担任の先生だから、例えば中学校だったら、同じ数学の先生ばかりが集まっている中で協議して、こういう点がよくないっていうような、そういう相談をしているのか。どういうような課題についての取り組み方法の協議を、どういった場で、どういうふうにしているのかお伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  学校によってさまざまな課題があるといったときに、例えばAの問題はいいんだけれども、Bがなかなかスコアが伸びてこないといったときには、やはり思考力、判断力、表現力等をどうやって育成していくのかみたいな、そんな協議が進むかなって考えています。
 学校では、基本的には実施した学年が小学校でいうと、都で5年生、国で6年生、中学だと、都で中2、国で中3ということでスコアが出てまいりますので、それは小学校でも、学年の先生方できちっと協議をした上で出し、それを、基本的には学園研や何かの中で、多くの人の目で見ながら、こういったところは課題だという報告をしながら、学校としてホームページ等でアップするに至るように仕上げていきます。
 中学校に関して言うと、やはり教科の先生方っていうのが中心になりながらやっていますし、そういったものを、同じように学園研の中で出しながら協議をしている学校・学園が多いかなと思います。


◯委員(谷口敏也君)  いわゆる学園となると、小学校ですと、ほかの学校2つ、3つありますから、それぞれの課題とかを、ほかの学校の目線から見て話し合いとか、意見とか出てくると思うんですけど、中学だと、そこの学校だけで、その課題っていうことで、例えばほかの学校ではそういうところが学力的に問題ないのに、こっちの中学ではそこが問題になっているというと、その学校の授業の仕方とか、取り組み方が、ほかのほうがよかったりするということになるわけじゃないですか。
 そうすると、ほかの学校の数学の先生に来てもらって、うちはここがこういう課題なんですけどっていうような横のつながり、協議があったほうがいいようなイメージがあるんですけど、そういうことは余り教育委員会としては考えていないんですか。


◯指導課長(松永 透君)  その機能はどこが持つかというと、鷹教研という組織がありまして、そこで教科部会がありますので、その中での情報交換等は年に8回ある中でやりとりをしているところです。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。ありがとうございます。


◯委員長(吉野和之君)  他に質疑ありますか。いいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、項目イについて、質疑のある方、お願いいたします。


◯委員(大倉あき子さん)  済みません、ちょっと確認で質問をさせていただきます。この英語の教科化と必修化なんですけれども、こちらのほうは2020年には全面の実施ということで認識しているんですけれども、三鷹市は先行して平成31年度から行うということの認識でよろしいんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  平成31年度から本則にのっとって実施をしようということで、3・4年生で35時間、これは外国語活動ですね。それから、5・6年生で、名称的にはまだ外国語活動のままではあるんですけれども、内容的には70時間、週に2こま分ということで、英語の指導をしていくということです。実はことし試行的にできるところからやっていこうということで、5・6年生については35時間ではなくて、一番少ないところで50時間、次が55時間、そしてもう既に70時間やっている学校も2校ございます。その中でのことで、ことしはその準備の年という位置づけで進めてまいりました。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。これは、市民の方からお伺いしたんですが、どこかの学校で、これが決定したというような形で、学校便りか何かに記載されて、児童・生徒さんに配布されたっていうお話をお伺いしたんですが、もうこれは教育委員会のほうで決定していることなんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  協議会は行いましたけれども、まだいわゆる管理運営規則の改正というものについて、まだしているところではございません。ただ、学校等の協議の中では、こういう方向で考えていきましょうという、校長会からの総意ということで出てきたことも含めて、協議をずっと進めてきているところです。これがないと、次年度の教育課程の編成が──割と9月ぐらいから取り組むところが多いんですけれども、できないといったこともあってです。
 ただ、そういう部分で、これは決定事項であるかのように発信をした学校については、私は校長を呼んで指導しました。まだ意思形成過程であるといったことについての配慮は必要なことではないですかということで、指導しました。


◯委員(西尾勝彦君)  恐らく、一度生徒さんを通じて保護者さんへという形で配られたものだとは思うんですが、もちろん、児童・生徒さんもびっくりされたのかなっていうところがありまして、一度この点もお伺いをしてみました。
 あと、具体的な対応方法について、校長会の総意として云々ということ、それで、平成31年度からは小・中学校をそろえて、8月25日から2学期とするということが、ここには方針として書かれているんですけれども、これは当然、児童・生徒さん、そして保護者、また教職員の方々にも大きな影響、また負担といったものが予想されることだと思うんですね。そういった方々の声というものは、今後反映されていくんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  きょうは、一番最初の頭出しというか、文教委員会でということ。これを受けて、あしたから始まる11月のコミュニティ・スクール委員会等の中で、説明に全部の学校を回ります。あと、PTA関係にもあわせて説明をさせていただくつもりです。また、これについては、学校のほうでも、全ての教職員に周知をしながら意見を吸い上げていこうというふうに、今のところは準備をしているところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。じゃあ、それはあれなんでしょうか、説明会であって、例えばほかの意見が出た場合、こうしたほうがいいんじゃないだろうか、ああしたほうがいいんじゃないだろうかという意見が出た場合というのは、それは一定、考慮されるということなんでしょうか。これは、この方針のまま決定で行くということなんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  意見については、実際、教育委員会の中でこの管理運営規則に関する改正の部分については議論、協議をしていただいて、方向性はそちらで決めていただくことになりますけれども、その中では、当然さまざまなところから出てきた各意見については、報告をさせていただき、それを踏まえて決定をしていただくということになります。
 あわせて、周辺の状況ということで申し上げますと、現在、多摩地区の26市の中で、夏季休業日中に授業をしていない自治体は、三鷹市と、もう1市だけという状況でございます。


◯委員(西尾勝彦君)  本当に大きな影響が及ぶのは──学校というところは、当然児童・生徒さんが主体になるものだと思います。そして、そのサポートをしていく保護者さん、教職員の方々っていうのが大きな影響をこうむるというか、負担が大きくなる問題なので、そういった御意見というのも重要視して取り上げていっていただきたいと思います。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(谷口敏也君)  幾つか質問をさせていただきます。ちょうど前回、平成23年度から3年間実施したっていうことで、私も平成24年、平成25年、平成26年と3年間、中学校のPTAだったので、この状況をよく知っていたんですけど、まず、その3年間がどういうことだったのかという説明も必要だと思うんですね。てっきりそれで終わって、もうその先はないのかなと思っていたんで、今西尾委員からも質問がありましたけど、プリントを配布するだけではなくて、教育委員会なり、学校長なりが保護者会を開いて説明するぐらいが必要なのかなっていう気もするんですけど、そういう説明会的なものはお考えですか。


◯指導課長(松永 透君)  基本的には12月の保護者会の中でっていうふうには考えていたところです。


◯委員(谷口敏也君)  ぜひ実施していただきたいなと思います。途中経過っていうか、前の3年間の状況でどういうことがあって、今回、やっぱりこういうようなことに決定いたしますじゃないですけど、こういうことをしたいんですというような理由報告とか、経過報告とかっていうのを踏まえて行っていただきたいなと思います。
 それと、このときに問題になったのが、最初の年だったと思うんですが、やっぱり保護者にとって、給食がある、ないって、すごく──お弁当を持っていくのか、それとも帰ってくるから昼御飯を用意しなきゃいけないのか。例えばそこで問題になったのは、小学校はやっていないのにっていうような。今回は、小学校と合わせるっていうことで、これは1つの、何ていうか、課題の克服だと思うんですね。給食があるかどうかっていうのは非常に問題なので、ここであるんですかって聞いてしまうのもあれなんですけど、そういうのを踏まえていろいろな意見が出ると思うんですよ。
 じっくり出た意見を踏まえて、最終的な給食を出す、出さないとか、決めていただければと思いますけれども、その辺は、どのようなおつもりがありますか。


◯指導課長(松永 透君)  中学校でやっていたときも、基本的には給食があるという中でやらせてもらっていたところです。今回についても、何日目からとかっていうこともあるのかもしれませんけれども、そのあたりについては、学校、それから家庭、地域とも話、意見交換しながら決めていければなというふうに思っているところです。


◯委員(谷口敏也君)  あと一つ、ちょっと聞きづらいんですけど、これが実施されたときに、ちょっとうわさというか、聞いたんですけど、2学期が始まる前に校長先生が職員会議を開きたい。だけど、夏休み中に先生たちが学校に来る機会、集まる機会がないから、こういうことをして先生たちを集めて、職員会議を開くための前倒しじゃないかっていうような話があったんですけど、それって実際どうなんですか、全然うたっていないですけど。


◯指導課長(松永 透君)  会議については、例えば準備出勤ということで、8月の末に会議を招集してっていうことをやっている学校も今までもありました。ただ、夏季休業日中というのは、基本的には学校の教職員にとっては勤務日ということになっていますので、もしそこで休むということであれば、ぜひ休暇をとってということで休んでいらっしゃる先生も、中にはいらっしゃいます。
 いずれにしても、この夏休み明けて、例えば最初の始業式の日の午後は会議にできるとかいったメリットがないわけではないんですけれども、それが目的でっていうことではございません。


◯委員(谷口敏也君)  いや、でも、それがいい、悪いっていうよりも、それが本当に必要であれば、その理由も述べたほうがいいと思うんですね。今のお話だと、全然それが理由じゃないということなのであれなんですけど、考えてみると、そういうことも必要かなと思っていたんです。2学期が始まる前に一度先生たちが集まって。ただ、それは先ほど課長がおっしゃったように、強制できないから、先生が集まらないから、こういう機会をつくった。でも、それもありだと思うんですよ。実際、2学期がスタートする前に、職員会議を1回行わないと、普通の会社でも、始まる前には1回集まって、意思疎通を図ってというような感じがあるので、もしそういうことも必要な1つの理由であれば、それも説明するべきだと思うんですね。ちょっとお任せしますけど、言わないっていうことなので。
 あと一つ、このプリントを見て確認したい。全ての普通教室と特別教室に配置は終わっているんでしたっけ。特別教室はまだだったような印象だったんですけど、今年度とか、全部終わっていますか、特別教室も。


◯総務課長(高松真也君)  中学校において、一部、61教室ほど、未整備の特別教室等がございましたが、平成27年度から平成29年度まで、3年間で全て設置が完了しているという状況でございます。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。ありがとうございます。終わります。


◯委員(半田伸明君)  中学校では平成23年から3年間、実施したと。真ん中で、中学校での試行では、小・中学校で合わせた実施ではなかったことなどから、9月1日に戻した経緯がある。これ、よくわからない。何か支障があって戻したのか、それとも、当初から3年という限定条件でやりましょうだったのか、ここの経緯がこの文章を見るとちょっとよく理解できない。このあたりの経過を教えていただけますか。


◯指導課長(松永 透君)  この部分、個人的には、私、最初の設定の段階では教育委員会にいて、これが始まった途端に学校に行ってっていう状況で、両方の立場から申し上げます。
 1つは、まず最初に、中学校長会のほうからリクエストがあったのは、やはりあのときも教育課程をどう組んでいくのかといったことで、授業時数の確保が必要だったといったことで、同じ理由でございます。
 当初、3年間試行させてくださいというリクエストが中学校長会からあったのも事実で、その中で一定の方向性を出して、教育委員会で判断しましょうということになり、教育委員会のほうからは、先ほど谷口委員のほうからもありましたけれども、小学校とそろっていなかった。給食が、中学生はあるけれども、小学生はないというようなこともあって、そこはぜひそろえたいっていうような御要望も強くありましたので、学校としては、ここで授業をするということで、授業時数を確保すると、学期中の午後をカットしながら、何かできるとかっていうことが結構あって、非常にゆとりを持った午後の過ごし方というのを子どもたちにもさせることができたんですけど、ちょっとできないということで、非常に残念な思いをしたことを覚えております。


◯委員(半田伸明君)  うち、給食は給食センターじゃなくて自校方式でしょう。だから、平成23年度から3年間、各中学校でこの時期は──だから、もう民営化が始まっていたんでしょうかね。各学校の契約業者で日程を延ばせば済む話なんじゃないんですか。谷口さんからもあった、給食がどうのこうの、そんなもの中学校の契約業者で変更すればいいやんと、僕は思うんですよ。小学校と合う、合わないというのは理由にならないと思うんですけど、ここはどうなんですかね。


◯指導課長(松永 透君)  済みません、説明が足りませんで、申しわけありません。中学校だけ授業をやっていたので、中学生には給食が出て、学校で午後までやるんですけど、小学生はまだ夏休みが続いているので、保護者としては、何ていうのかな、両方対応するのがと。そういうことで、申しわけございません。


◯委員(半田伸明君)  そういうことね。わかりました。だったらば、その要望が、うちは下がいるから、小学生だから、こいつも何とかしてくれということで、小学校のほうも、じゃあ、一斉に25日に、この時期にしようじゃないかという議論はなかったのかどうか、ここはどうでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  小学校的に言うと、まだ時数がこれだけふえているということがなかったので、小学校は授業時数が十分に足りているといったことから、そろえてやりませんかと、中学校長会と話をすり合わせはしたんですけれども、当時は必要ないということで、実施をしなかったという経緯がございます。


◯委員(半田伸明君)  小学校4・5・6年生が980時間から1,015時間になるって、ここに書いてあるでしょう。これが新学習指導要領の全面実施に当たりってありますよね。今は980時間なわけですよね。当時、平成23年から3年間という、この試行なんですが、ここも一応念のため御指導いただきたいんですが、この時期に中学校が授業時間が、例えばぽおんとふえたといった背景があったのかどうか。


◯指導課長(松永 透君)  中学校のほうも1,015時間のままです。そこは変わってはいないんですけれども、さまざまな学校行事をどう精選していくのかみたいなところで、授業時数を生み出してきたんですけれども、これ以上、学校行事等を削っていくということについては、やはり子どもたちのさまざまな学びの面から見ても、必要なものはちゃんと必要なようにやりましょうということで、授業時数の割とぎりぎりの線でやっていたといったところを何とかしたいといったことで、ふやしたいということですね。


◯委員(半田伸明君)  平成22年度は1,015時間だったんですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 じゃあ、1,015時間のままで、平成23年度からは、学校行事を削る云々がよくないと、だから、ちょっとふやしましょうと、だけど3年間で終わりましたと。結局学校行事をその後、削ったんですか。


◯指導課長(松永 透君)  そういった部分で言うと、例えば土曜日を授業日に充てたりとかいったことをする学校がふえてきたということだと思います。


◯委員(半田伸明君)  ああ、なるほどね。となると、この平成23年度から3年間は土曜日というのはなかったと。それを、最初から3年間という話がありましたけど、実験が終わって、じゃあ、しゃあないなと、もう一回、土曜日、付加したろうかというのが大きな流れでしたと。今回、小学校のほうでも授業時間がふえて、中学校と一緒の1,015時間になりますよと。だから、平成23年度からの姿勢にもう一回戻して、学校行事とかのゆとりを持たせるために、かつ土曜日の話もありました。8月25日を統一実施にしましょうということになったという理解で合っていますか。


◯指導課長(松永 透君)  そのとおりだと思います。


◯委員(半田伸明君)  それはわかりました。もう給食の問題もないでしょうね。
 あと、さっき西尾さんからちょっと話があったけど、フライングしちゃったところがあったということなんだけど、それはわかりましたということなんですが。フライングじゃない、正式決定というのは、この書面を見る限り、三鷹市公立学校の管理運営に関する規則の改正とありますね。平成31年度から8月25日から2学期とする。この改正を、これは規則だから、条例じゃないから、我々は知る由もないんだけれども、いつごろ正式に改正をするのか。
 つまり、我々、こうやって情報を知った以上は、8月25日ということは、当然これ、議事録公開の場ですから、住民から問い合わせがあったら、当然言うわけなんだけれども、今の段階で言うとしたら、改正が予定されていますになりますね。いつ改正なのか、改正されましたという表現がいつからになるのか、このあたりがはっきりしないからこそ、校長先生がちょっとフライングしちゃったということになろうかと思うんですね。このあたりをちょっときちんと整理をしておきたいと思います。いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  規則の改正時期でございますが、いつと具体的にまだちょっと言えない部分がありますけども、年度内には、もちろんやらなければいけないんですけれども、なるべく早い時期に、いろいろな御意見を入れた上で教育委員会で決定していきたいと思っております。


◯委員(半田伸明君)  時期が言えないというのは、どういうことなんですか。決まっている話なんじゃないですか。ちょっとよくわからない、そのあたり。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  保護者説明会をいつ予定するかという話もありますけれども、そういったところに合わせて教育委員会の議案がかけられるかどうか。コミュニティ・スクール委員会とか、PTAでもこれから説明をしていきます。それは十分、行き渡って意見がいただけて、それを教育委員会に報告して、決めていただく段取りになるのがいつになるのかというのを、なるべく早くやりたいということです。


◯委員(半田伸明君)  今、PTAやコミュニティ・スクール委員会がという話がありました。そこの青写真、何月にこれをやって、何月にこれをやってと、いろいろ段階がありますね。この青写真はでき上がっていますか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  先ほど松永指導課長の説明にもありましたけれども、今月、コミュニティ・スクール委員会でこの議論を報告をして、いろいろ御意見をいただきたいと。あと、PTA連合会にもお話をしていきたいと。地域や保護者の意見もいただいた上で、12月以降の教育委員会でかけられていくのかどうかというような段取りでございます。


◯委員(半田伸明君)  各学校の親御さんに校長先生から報告があるとする場合、改正が予定されていますという報告になるのか、それとも改正後に、こういうふうになりましたってなるのか。学校への保護者説明会のありよう及び時期についてどのように御検討かを教えてください。


◯指導課長(松永 透君)  基本的には、予定ですということで説明をしていただかないと、意見を吸い上げても無駄になってしまうということもありますので、先ほど申し上げましたけれども、12月の保護者会の中で、各学校のほうでもペーパーを配付しながら、こういうふうにする予定ですということで説明をしていただく予定です。


◯委員(半田伸明君)  これで最後になりますけど、じゃあ、この年末の段階では、各学校の保護者さんが、ああ、そうなのねと知ることにはなると、これで合っていますね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 終わります。


◯委員(伊藤俊明君)  今の議論にもかなり通底しているところがあるんですが、そもそもこの現状の課題っていうところで、中学校の試行では小・中学校で合わせた実施でなかったことなどから、2学期の開始を通例に戻した経緯があるというところで、これは平成23年度から3年間試験的にやったということで、我々が、三鷹市が一番推進している小・中一貫校の学園単位でっていうことのよさを、最もこういうのは小・中で連携をとって実施できるパターンであったはずなのに、先ほど小学校では授業数が足りていたから、しなかったんだということなんですが。たとえ試験的にやるにしても、何でせっかくの学園単位であり、小・中一貫校で小学校と連携をとってやれば、もっといろいろな意味での──早くに実施できたのか、また課題もいろいろ見つかり、いろいろな手だてが打てたのではないかと、それが1点。
 あと、三鷹市のほかに、あともう1市だけが実施していないという説明でしたよね。その1市がなぜ、やっぱり今でも──どうにか授業のやりくりというか、工夫をして、いまだにやらないというのか、それも、三鷹と同じようにこういうことでやむなしにやるということなのか、その辺をお聞かせください。


◯指導課長(松永 透君)  まず1点目なんですけれども、当然委員おっしゃるように、そろえてやりたいっていうのは、教育委員会としても発想としてはありました。ただ、その段階で小学校的には、年間5日間、多いところで10日間ぐらい、余剰に授業日がこの時間数よりも多く確保ができていたということで、それを多いところで15日にする必要があるかという、そういう議論がある中で、小学校としては、あえてそこは一緒にそろえてやらないけれども、中学校が必要だということであるならば、残念ながらそろわないんだけれども、進めていっても仕方がないことなのではないかといったところから、動き出したことでございます。
 それから、2点目ですけれども、もう1市については、平成32年度に、やはり管理運営規則を変えて実施ができるようにということで、準備を進めていらっしゃるというふうには伺っているので、26市全部、8月中に始業式が行われる。日数は地区によって少しずつ違いはあるんですけれども、そういうふうになってくるのかなと考えています。


◯委員(伊藤俊明君)  わかりました。いずれにしましても、保護者に対しても丁寧な説明と、今までの経過とか、実験的にやったんだけどということの説明をしてもらわないと、やはり小・中一貫で、今説明を聞けば、かなりの部分、わかるところがありましたけど、小学校の校長会やら、中学校の校長会とか、うまく連携がとれていないのかとか、あと教育委員会さんの説明でも、誤解を招いちゃうといけないのでということで、いずれにしても、そうやって、コミュニティ・スクール委員会初め、PTA初め、丁寧な説明で、誤解のないように円滑に移行できるようにということで、あと規則の改定も含めて、よろしくお願いいたします。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、先ほど西尾委員からありました、教育委員会で決定する前にあたかも決定したかのようなことを学校便りに載せて、子どもたちにそれが渡ってしまったというような質問があったと思うんですが、それも小学校なんでしょうか。そして、渡ったものはどうしたんでしょうか。回収したとか、焼却したとかってあると思うんですが、どういうふうに処理したんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  先ほどの情報の問題でございますが、ある学校でホームページに──学校便りというのは必ずホームページに上げることになっていまして、それに載せて、教育委員会のほうでそれを把握して、これはまだ決定事項じゃないよというようなことで、下げたということです。次の日に、少しその辺の内容を変えて、再度、保護者のほうに配ってしまったという報告がありましたので、それは違うよということで、回収をしなさいということでございました。ただ、決定をするというような内容になっていませんで、検討をしているというようなホームページ、学校便りの内容になっております。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。やはりいろいろ課題があったことだと思いますし、子どもの側にしてみれば、ちょっとびっくりしちゃうというようなこともあったのかなということだと思います。その辺は、延ばすのがいいのか、このままでいいのかっていう、いろいろ議論があるところだと思いますので、慎重を期してほしいなというふうに思います。
 次に、試行されたのが2011年から13年、これ、全校で行ったということなんでしょうか、それとも、希望するところでピックアップして行ったのでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  試行についてですけれども、中学校7校そろえて、全ての学校で8月25日から5日間授業を実施するということでやりました。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。それで、この8月25日にそろえてやるということによって、教員の側、学校の側、それから、子どもたちの側にとってメリット・デメリットというのがあったと思うんですが、その辺はどのように集約されているんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  平成26年度に中学校長会から、授業日数がこうやってふえたことによってどうだったのかといったことについて報告を意見書としてもらっています。その中では、授業数がきちっと確保ができ、振りかえのない土曜日授業の日数を押さえることができる。学園公開等をやっていますので、全部というわけではないんですけれども、そこの日数を押さえることができたということ。
 それから、特に中学校で言うと、長期休業明けでいろいろな課題が出始めるタイミングでもあるので、そういった子どもたちに割と早い段階で会いながらさまざまな指導ができたというのは、対応する時間が確保ができたのはすごく大きいということ。
 それから、すぐに6時間授業を9月1日から始めていかなければならないような状況もあったわけですけれども、割と始業式で子どもたちにゆったりとしたところで1回帰すことができたりとか、そういったことができるようになったというのは、すごく大きかったということ。
 それから、特にすぐに6時間が始まると、登校渋り傾向の子どもたちにとってはすごく負荷が大きいので、そういった意味で少しならし期間的なことをこの間に組みながら、例えば午後には学園の会議を入れたりとか、そういったようなことも可能であったというのは、すごく大きいというふうに聞いています。
 また、そこで授業を確保していくので、学期中に思い切って授業カットができたりとか、そういうことができます。そうすると、子どもたちのほうも、行事の準備や何かの時間をきちっと確保してあげられたり、また一番大きかったのは、インフルエンザ等で学級閉鎖をしたいんだけれども、授業時数がちょっと厳しくなってくるといったところで、春休みに補習系の授業をしなければいけないというようなことを気にせずに、子どもたちの健康面第一に学級閉鎖を判断ができるというのはすごく大きかったというふうに聞いています。


◯委員(嶋崎英治君)  デメリットというのはあったんですか。今は、こういう効果があった、ああ、なるほどなというふうに説明を伺ったんですけど、デメリットのほうはどうだったんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  1つは、先ほどから出ております、小学校とそろっていないといった部分についてのことが一番大きかったことかなというふうには思っています。それ以外の大きなデメリットというのは、特段、中学校長会のほうから大きくは上がってきてはいないんですけれども、地域にとって見たときに、子どもたちの伝統的な夏休みというのは8月いっぱいみたいなところがあるわけで、そこが変わってきたということはどういうことなのかなといったことで、いろいろと校長先生のほうには御意見はいただいたというふうには聞いています。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。教職員の皆さんは、この期間に年次休暇とか、いろいろなものをとって、まとまって自己研修に行ったりとか、ファミリーのサービスをしたりとかってされていると思うんですけれども、この5日間ということでは、そこには余り影響がないというふうに理解していいんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  基本的に、大体この最後の5日間というのは、小学校なんかだと水泳の指導があったりとか、学園での研修会を設けたりだとかいうことで、割と勤務していただいている状況というのが、現状でもあるということもあります。
 ただ、実際の授業が始まるといったことと、やや重みが違う部分は先生方の受けとめとしてはあるかなとは思いますけれども、学校閉庁日等を拡大していく中で、先生方にもきちっと休みをとっていただいた上で、ここを授業日にしていく。また、土曜日に週休振りかえなしでっていうことが今までもあったわけなんですけど、正直、先生方はきつそうです。そこの部分を何とか解消してあげるっていうことも大事なのかなというふうには考えているところです。


◯委員(嶋崎英治君)  本当に教員の皆さんって、子ども第一ということですから、大変だと思うんですよね。土曜日出てきて、それをどこかで振りかえるといっても、それはなかなかできないっていうのが現実。教員の働き方改革を考えたら、そのほうが私もベターかなというふうに思うんです。
 実施についての説明会は12月にペーパーをつくって、保護者に説明会をして、年度内には教育委員会で最終決定していくと、こういうスケジュールを伺ったんですが、その間に教員の皆さんからもいろいろな要望があって、西尾委員からもあったと思うんですけども。やはり現場に働く人たちの意見も反映されていくということが、働き方改革にとってもいいことだと思いますので、その辺の配慮を十分していただきたいなというふうに思います。
 それから、校長会から報告書を上げてもらったということなんですが、私はまだ文教委員じゃなかったものですから、その報告書というのは公開にたえられるものなんでしょうか、それとも、公開にはそぐわないものなんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  私は当時書いたほうの立場なので難しいところなんですけれども、基本的には、中学校長会から、この3年間試行してきてどうだったのかといったことについての意見書という形で出させてもらったものですので、公開といいますか、それは可能なものなのかなとは思っているところです。


◯委員(嶋崎英治君)  ぜひ参考にしたいと思いますので、委員長、委員会に諮っていただいて、全文教委員に資料として、後刻でいいですから提供を諮っていただきたいと思うんですが。


◯委員長(吉野和之君)  今提案がございましたが、それは出せる資料ですか。


◯指導課長(松永 透君)  ちょっと確認をさせていただきたいですけれども、私たちのほうで受理をしたんですけれども、今その文書の所在、存在について、ちょっとまだ確認ができていないので、後刻、またちょっと確認をさせていただいてでよろしいでしょうか。


◯委員長(吉野和之君)  休憩します。
                  午前10時53分 休憩


                  午前10時54分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 今の資料請求の件については、正副委員長のほうで協議いたしまして、調整したいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(嶋崎英治君)  どうもありがとうございました。整理にちょっと時間がかかるかもしれませんが、ぜひよろしくお願いしたいなというふうに思います。
 以上で私の質問は終わります。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、休憩いたします。
                  午前10時54分 休憩


                  午前11時05分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 項目ウに対する質疑に入ります。質疑のある方いらっしゃいますか。


◯委員(大倉あき子さん)  済みません、よろしくお願いいたします。本当にことしは災害レベルの暑さということで非常に暑い日が続いたんですけれども、ここに書いてあるように、教育委員会としても5月から繰り返し熱中症予防について学校に通知を出されるとか、また、校長会等においても繰り返し注意喚起を行ってこられたということで、学校の中でもWBGT、この購入が7月の時点では2校しかなかったと言われているんですけれども、そういった中で体調不良のお子さんが1名で済んだということは、本当に先生方の御努力だったかなということを実感しているんですけれども。
 今後の取り組み・課題というところで、ここの中に全教職員が統一的な運用が可能となるように共通理解を図る校内研修の実施ともあるんですけれども、今後、例えば体育とか、プールとか、中止の判断をされるのは学校長になってくるのか。また、部活動とかに関しては、それぞれの部の活動の顧問ということになってくるのか。誰が最終的な判断をしていくのかということを、ちょっと確認をしていきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  基本的に全ての教育活動の責任者は校長ですので、校長の判断ということになります。ただ、現場で測定等をするのは体育科の教員であったり、部活動の顧問であったりするので、そのデータをもとにしながらやっていくということで、当然、関与はしていただきながらやるということだと考えています。


◯委員(大倉あき子さん)  そうすると、土曜日とかの部活動とか、大会の出場をどうするかとか、そういったことに関しては顧問の方の権限というのがどこまであるのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  基本的には、そこでこういう状況であるといったことの判断を、校長に相談をしてもらいます。その中で中止にしようと思うっていうことを、顧問として意見として言って、それで行こうということで、校長がゴーを出すという、そんな流れだと考えています。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。じゃあ、全ては校長先生の判断ということでの決定ということで、それは各学校の校長先生ということになるということでよろしいですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。それと、本当にことしは異常な暑さということだったので、対応が各学校、本当にばらばらだったというような現状があったかと思うんですけれども、一応ここの基準ということで、WBGTの基準値というのが、ここ、明確にはなっているんですけれども、熱中症のガイドラインというのをつくっている自治体もあるかなと思うんですが、今後、三鷹市としてつくっていく方向性があるのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  今検討はしているところですけれども、実際にどうするかということについては、まだ決定はしていないところです。ただ、この熱中症防止のガイドライン等につきましては、基礎自治体がということではなくて、東京都全体であったり、そういう流れで今、既に学校のほうはそれを運用しているという状況もありますので、三鷹市だけが特異な状況であるわけではないといったところで、現状はそれで運用が可能かなとも考えています。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。この熱中症対策に係る学校への通知と、あとその対応に関してなんですけれども、どうしても当然、行政の通知ですから、表現上、一定のデータを置いて、それで線を引いて、これを上回ったら、こういう対応をしてくださいというような、ある種の指針みたいな形になるのは仕方ないとは思うんですが、当然、熱中症にかかってしまうのは、児童・生徒さんであって、個人差とか、その日の体調のよしあしということも非常に大きな影響があると思うんですね。
 そういったことは、当然現場でいろいろ確認とかは、授業前などにされているとは思うんですけれども、具体的にどういったことが行われているのでしょうか、教えてください。


◯指導課長(松永 透君)  委員おっしゃるとおり、これは個人差がすごく大きいものだと思いますし、その日の子どもの体調によって、熱中症にかかりやすい子どもたちも出てくるというのも事実です。そういった意味で、子どもたち一人一人の心身の発育、発達、体力、技能等に応じた活動計画をつくっていくということと、その計画に基づいての指導と、健康管理についての部分を各活動、体育の授業であったり、水泳であったり、また部活動であったりといったところで確認をすることが、非常に重要なことだと考えています。
 その中で、通知の中でもあるのは、子どもたち一人一人の状況等をきちんと確認することと、体調が今厳しいとか、よくないといったことを、子どものほうが顧問の先生だったり、体育の授業の先生だったりにきちんと相談ができるような体制をより整えていきましょうといったことについては、この後実施していく校内研修の中でもきちんと周知をしていくという、そんなことで考えています。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。そういった点、きめ細かくというんでしょうか、予防のためにもやっていっていただきたいと思います。
 そして、もう1点なんですけれども、もし授業中であれ、部活動中であれ、例えばお一人の児童・生徒さんが熱中症にかかられた場合っていうのは、その授業全体、部活動全体の対応といったものはどうするかということは決められているんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  これはなかなか難しい部分があるんですけれども、その子どもの体調に起因することであるのか、それとも、この暑さに起因するものであるのかといったことの判断は、なかなか一律に線を引きながらというのは難しいところかなと思います。
 ただ、そういう体調が悪い子どもが発生するような、このWBGT的に見ていったときの数値も含めたところで総合的に判断をし、ことしも部活動の中で体調がよくないということではないんですけれども、ちょっとこれは暑いな、子どもがばてぎみだなといったところで、エアコンディショナーのきいている部屋の中で少し休憩をさせながら、様子を見てっていうことで行った部活動等もございます。


◯委員(西尾勝彦君)  非常にやはり熱中症ということは難しいことだと思うんですね、予防的な判断といいましょうか、そういったことって難しいことだとは思うんですけれども、そういったところ、いろいろと対応のほうは児童・生徒さん主体に検討をしていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  幾つか質問させていただきます。まず、学校の対応についてっていう裏面のところで、夏休みの水泳指導中止っていうのは幾つか出ているんですけど、夏休み以外の授業でのプールの指導中止っていうのはなかったんですか。


◯指導課長(松永 透君)  あります。学校で決めていることとしては、例えば気温と水温を足して70度以上で原則中止にするというふうに決めながら、体育の授業を中止にした学校もあったということです。


◯委員(谷口敏也君)  どこの学校でも、プールって日陰がないじゃないですか。校庭であれば少し木陰があったりすると思うんですけど、気温が基準以上じゃなかったとしても、日陰っていうのは非常にプールサイドで重要だと思うんですけど。例えば、折り畳み式のタープとかを使って日陰をつくっているということをしたほうがいいような気がするんですけど、その辺の対応は全然なっていないんですか。


◯指導課長(松永 透君)  中止せずに、今回実施した学校では、やはりそういう配慮があり、タープをこうやって張って、子どもたち、そこで少し休憩をさせて、またプールに、そんなことで指導しています。


◯委員(谷口敏也君)  そうですね、子どもたちって結構プールが好きですし、暑いからプールに入りたいのに、暑いからプールに入れないっていうのはおかしなことですから、ぜひ何かその辺を考慮して、学校、みんなテントとか持っているでしょうから、なるべく授業でも、この夏休みの水泳でも、実施できるような配慮をしていただければなと思います。
 あと、もう一つ、最近、ことしの話、特に災害等で避難所として体育館が使われていて、国のほうでも体育館にエアコンを設置する云々の話がありますけど、これで今、三鷹市として、国はまず普通教室とかにエアコンの補助を出すとかって、うちは全部終わっているじゃないですか。そうしたら、その分のお金を体育館に回せるような感じとかっていう、そういうような話とか、実際に国のほうの動向を見ながら、三鷹市としての体育館のエアコンの設置についてはどう協議されているのかっていうのを聞いておきたいんですけど。


◯総務課長(高松真也君)  体育館についての空調整備ということで、平時の熱中症対策もありますし、御指摘のとおり、災害等、非常時には避難所となる、そういう重要な施設だということで、その必要性については市としても認識をしているという状況でございます。ただ、後づけで熱効率の悪い体育館に整備するということで、さまざま課題もあるかと考えております。大規模な工事となりまして、ランニングコスト等も含めてさまざま課題があると思いますので、こうした課題をまず慎重に、しっかり検討してまいりたいと考えているところです。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  我々も国会議員に対してその辺は訴えていきたいと思いますので、まずはすうすうの風通しのいい体育館は断熱効果を図ってからの設置だと思うんですけど、いざそういう国のほうで補助金を出すよといった場合に、三鷹市としてそれにすぐ対応できるような仕組みづくり。やるとすれば、まずは、この体育館でこういう外側の工事をしてみたいな感じのことを、実際に考えておいていただいたほうがいいかなと思いますので、その辺は進めていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  まず、熱中症対策についての行政報告って、過去ありましたっけ。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  私の記憶というか、資料としてもないんですけれども。


◯委員(半田伸明君)  なぜこういうことを確認をしたかというと、それだけ異常だったっていうことですね。例えば広島だったら、ああいう大災害で雨で大変なことになった。ことしも中国地方で大きな雨の災害がありましたよね。9月議会では、特異なことがあって、その後づけで対策をしようではだめでしょうという質問をしたんですよ。結果、9月もそこそこ暑かったんですけどね、9月でしたから、時既に遅しの部分が若干あったんだけども、事前に察知をして、どのような対策を、国や東京都待ちではなく、三鷹市教委として対応してくれという、あの一般質問だったんですよ。
 こうやって、熱中症対策の総括についてって、トピックスで上げてくださったことは評価をしたいと思います。
 中身に移ります。まず、熱中症対応の経緯ということの下のほう、WBGT31度、気温35度以上とありますね。細かく行きますよ、これは両方ですか、それとも、どちらかを満たせばいいということですか。


◯指導課長(松永 透君)  基本的には、どちらか抵触したらというふうに考えています。


◯委員(半田伸明君)  どちらかですね。これは、何時の時点で測定をする予定なんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  基本的には、これも活動する開始時というふうに考えています。


◯委員(半田伸明君)  夏休みの部活って、朝からやっているところって結構ありますよね、9時集合だったり、8時半集合だったり。朝はまだ涼しいでしょう。何が言いたいかというと、10時、11時、12時と、一気に気温が上がっていく過程で、最初の時点が問題なかったから続行だと、だめだと思うんですよ。例えば2時間置きに測定をするとか、このあたりはどのように検討していらっしゃいますか。


◯指導課長(松永 透君)  今さまざまなWBGT計があって、割と顧問の先生方は自前で購入されているものも多いんですけれども、首からぶら下げていて、基準を超えるとぴーぴーとアラームが鳴るようなものっていうのも多くあって、そういった形で、やはり委員おっしゃるように、何時間置きっていう形のこともいいんですけれども、基本は、活動中にそれを超えたらやめようという形になってくるかなっていうふうに考えてはいるところなんですけれども。


◯委員(半田伸明君)  先ほど、各学校に配置ってありましたよね。今、首からぶら下げている顧問もいるっていう、自前云々とありました。学校に配置っていう表現は、学校に1台と、普通思いませんか。何か、校長室でも、職員室でも、どこでもいいんですけど、そういうところに配置されて、それを確認に行くと、私はそればかり思っていたんだけど、違うっていうことですか。


◯指導課長(松永 透君)  ことしはスタートの年っていうこともありまして、学校のほうに購入してもらってということで、一番多いところで、今5台、少ないところはまだ1台しか入っていないところもあるんですけれども。これの機械の数というのの充実というのも、当然あわせて考えているところで、各活動する場所、校庭であったり、体育館であったり、プールであったり、教室であったりといったところを測定ができるようにしながらやっていくというふうには考えているところです。


◯委員(半田伸明君)  となると、持ち運びできる測定器で、1台しかないところはまだしようがないと思うんだけれども、複数ある場合は、例えば3つ部活をやっているとしますね。校庭で例えばサッカー部があります、体育館でバドミントンとバスケをやっていますみたいな例の場合、3つの測定器を各顧問が持っている、移動式で手に持てるものである、当然開始時にはチェックを入れる。だけども、1時間後か、2時間後かわからないけれども、アラーム式ってさっき話がありましたけど、随時判断ができる環境であるということで間違いないですか。


◯指導課長(松永 透君)  今の段階ではまだそこまで行っていないんですけれども、来年に向けてはそういうことができるようにしていきたいと考えています。


◯委員(半田伸明君)  来年に向けてとおっしゃいますけど、来年、6月、7月あたりにまたこういう話が出始めると思うんですけど、予算の都合もあろうかと思いますが、そういう顧問が随時確認できる体制がとれないかということ。何が言いたいかというと、最初の開始時だけ判断して、後、知らないよじゃあ、だめなんですよと言いたいんですよ、どうでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  おっしゃるとおり、活動している今まさにそのときにこの状況であるかといったことが重要だと思います。そういった意味でも、先ほど申し上げた開始時の測定というのは、部活動日誌であったり、水泳日誌等に最初に書く、まずこれが基準を超えていないので、活動ができるかどうか、その判断の部分です。あとは、校庭、体育館、プール、この3カ所には、最低限3台は各学校のほうで持っていきながら、そこで測定ができるものというふうな配置を考えているところです。


◯委員(半田伸明君)  あと、もう一つ、細かいことなんだけれども、例えば9時、開始しました、11時の段階でアラーム、ぴぴっと鳴りましたという事例の想定をしますよ。顧問が判断をして、中止しますとなった場合に、その顧問は個別にそのたびごとに校長に電話をするのか、それとも、顧問の判断で、はい、きょう、おしまいになるのか、ここ、いかがですか。


◯指導課長(松永 透君)  超えていて、部活をやってもいいかといったことについては、校長の確認が絶対に必要なことだと思います。逆に、ここで中止にするっていう判断については、現場にいる人間として、スタートの段階でできたけれども、ここで中止にするというのは、その場できちっと判断をして中止にすべきだと考えています。事後でも構わないので、こういうふうに中止にしましたという報告は必要かと思います。


◯委員(半田伸明君)  途中でそういう事態になった場合に、判断をするのにちゅうちょする方がいらっしゃると、困るんですよね。だから、今非常に細かい話をしました。細かい話をしましたが、なぜこういう話をしたかというと、そういうことって容易に想定できるわけであって、さまざまなリスクのパターンを事前に想定して、それを校内研修の実施に当てはめてもらいたいんです。具体的に自分が教員だったらどうだろうと考えた場合に、あれ、このケースどうだろう、このケースどうだろう、やっぱり考えると思うんですね。だから、事例集みたいな形で、今幾つか言いましたけども、そういったことをきちんと言って、顧問が独自の判断でやめることができるんですということをぜひ徹底をしていただきたいと思います。
 次に移ります。環境省熱中症予防情報サイトということで、WBGTという話が出ていますけど、これ、通知の流れ、私もこれ質問するときに見ましたけど、具体的に文言が出てくるのが7月26日以降ですね。7月26日以降、その時点で夏休みに入っているので、時既に遅しだったんだけど、これは国・東京都待ちだったからいけないじゃないかと、私はがつんと言わせてもらいましたけどね。起こってしまったことはしようがないんですが。
 7月26日以降のこの流れをちょっと確認します。WBGT31度、気温35度で運動は原則中止としているとありますね。どの通知の段階で中止とするって決めたのか。7月26日、8月6日、8月22日とありますが、これを見ますと、WBGTの数値測定及び云々かんぬんで、参考にした判断を行うこととあるんですよ。判断するのは学校なんですね。ところが、表面を見ていると、しているって断言しているんですよ。これ、矛盾していませんか。つまり、7月26日、8月6日、8月22日の段階のどれかで、WBGT31度、気温35度ということになったならば、やめるんですよと。判断を行うではなくて、もう自動的に基準としてこうなるんですよということを、この3つの通知で言ったのかどうか。ここはいかがですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  こちらのほうで、統一的な基準というようなものについては、WBGTは全部そろった段階というのが8月30日で全校配置だったものですから、WBGTが配置されたところで、WBGTの方針に基づいて学校で判断していたというのが8月中の状態でございます。


◯委員(半田伸明君)  つまり、この3つの通知には、WBGT31度以上、気温35度以上っていう明確な数字がこの3つの通知に載っていなかったんですよね。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  WBGTの運用方針というのが国等のところに出ておりまして、それもこちらのほうからお流しをして、学校でこれを参考に運用してくださいというような内容になっています。


◯委員(半田伸明君)  その参考として流したというのは、7月26日の時点で流したんですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  7月26日にWBGTを具体的に掲げたということで、その運用の方針については、環境省等のホームページ、こういったところに出ていますよと。それもプリントアウトして配っているというような状況でございます。


◯委員(半田伸明君)  とはいえ、判断を行うこととなっていますよね。学校が判断をするという表現のままなんですよ、8月22日の通知の時点でも。表面にWBGT31度、気温35度云々かんぬんで、中止としているという表現は、判断をしなさいよと言って、片や中止としていると言う表現は明らかに矛盾しているんですよ。これが中止とするという内容の通知が流れているんだったら、理解できます。ところが、結局流れていないわけでしょう。
 この8月22日以降に、例えば新たな通知があって、そこでは、そういうふうに断定的に教育委員会でこういうふうにしますよって決めましたっていうんだったらわかるんだけれども、ここが曖昧なまま、これを通過させるわけに、私はいかないと思う。いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  こちらに資料として、こちらから正式に出した通知が8月22日まで出ていますけど、8月31日の時点で、WBGTが全校配置されたということで、各学校には指導課のほうから、こういった統一的なWBGTの運用にのっとってやってくださいというような事務連絡はしております。


◯委員(半田伸明君)  31日の事務連絡というのは、こういう通知みたいな、例えば8月22日には「30三教指第1035号」とかあるけども、今事務連絡とおっしゃいましたね。その8月30日の事務連絡というのは、こういう番号が付番されていますか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  こちらのほうからの付番とかはないです。


◯委員(半田伸明君)  となると、中止としているというのが、公文書で残っていないという形になりませんか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  今後の取り組み・課題のところにも挙げさせていただきましたけれども、基準の周知徹底と統一的な運用のためにこういった対応の徹底を図っていくというようなことが、しっかりこれから取り組む内容だと思っていますので、今年度については、予測できない異常な暑さの対応について、国や都の通知をこちらのほうで、学校のほうに流しつつ、機械をそろえていく。その中で、環境が整ったところで、運用を統一的に始めるということで、それができたのが8月末だというような状況だと思います。


◯委員(半田伸明君)  くどいようですけどね、8月31日のその事務連絡とやらで、本当に断定していますか。つまり、我々、常任委員会の1つである文教委員会に原則中止としているみたいな文書があって、その流れに至るのが、いやいや、判断を行うことって、学校が判断を行うことでとどまっていますよというのは、明らかに矛盾しているんです。だから、この矛盾を、いやいや、実は原則中止としている云々というのが正しいんだよというのであれば、判断を行うというものの後に何かがあっただろうと思うわけですね。今、やりとりして、8月31日の事務連絡、なるほどなとわかりましたけど、そのことが質疑を得ないと判明しないこと自体がおかしい。なぜなら、文章が表と裏で全然違うんだもん。
 委員長、8月31日の段階の事務連絡というのは、ぜひ資料提供していただきたいと思いますので、お諮りいただきたいと思います。


◯委員長(吉野和之君)  では、委員の皆さん、お諮りいたします。8月30日の事務連絡について、資料提供を要望してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 よろしいですか。では、そういうことでお願いします。


◯委員(半田伸明君)  わかりますよね。結局その文章を見ている段階では、原則中止としている。ああ、もう中止になったんだなと思うわけです。だから、今の議論の流れを見ていますと、8月31日の事務連絡で学校側と仮定して、いわば受動的に、ああ、やっと基準が決まったんだなと。今までは判断しろと、うーん、うちが責任持って判断するのか。8月31日以降、ああ、やっと基準決まったよと、こういうことでいいんですか。その流れがいまだにはっきりしない。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  8月末で環境が整ったということで、そういうさらなる徹底をということでございますが、それまでも国や都の通知文を紹介しながら、こういう運用でやるんだよということは指導はしてきております。


◯委員(半田伸明君)  わかりました。じゃあ、8月31日の事務連絡、後で見させてもらいますけど、ここにも書いていますね、8月末までに基準を設けていた学校、8月30日の時点で全校配置とか、いろいろありますけど。全校配置されたからこそ、35度だ、31度だとありましたけれども、統一的な基準を、これを超えたらだめなんですよということを、学校側の判断ではなく、温度がそうなったら自動的にやめるんだよということを、これは判断も何もない、数字を見ればいいということを、校内研修で私は徹底してもらいたいと思います。
 判断をするんだっていうことになると、どうしてもそこに価値観が発生するから。そうじゃなくて、31度だ、35度だっていう数字が明確になっている。各学校に全部配置されました。となったら、こうなった以上は、31度だ、35度だっていうのが判明した時点で、さっきのアラームの話もありましたけど、校内研修で、自動的にやめるんですよ、いいですね、これは考える云々以前の問題ですよっていうことをぜひ徹底してもらいたい。いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  統一的な基準といいますか、今後の取り組み・課題のところに書いてありますように、共通理解を図る校内研修の実施と、今おっしゃったとおりなんですけど、それに対してのガイドラインというか、マニュアル、そういったものを独自に定めるかどうかというところも含めて、指導課長からもありましたように、今ある程度かちっとしたものが国からも出ていますから、そういったものを徹底するというような内容の基準を示すというようなことは、来年度に向けて考えております。
 ただ、8月末の段階では、今年度、いろいろな国や都と連動して進めてきた指導によって一定程度の効果があって、熱中症を出さないで済んでいるところもあるんですけども、それを一般質問でも、WBGTとか、経口補水液の話が出ましたように、こちらとしても対応を進めてきて、環境が整ったところで、こういうものが全部そろったので、これで運用してくださいというような指導をしているという段階です。


◯委員(半田伸明君)  わかりました。私がこれだけしつこく何度も何度もやりとりしているのは、一般質問でも私が締めで言ったのは、教育委員会としての独自性の基準をはっきりさせろという言い方をしましたよね。同じ議場の中にいらっしゃったので、聞いていらっしゃっていて、おわかりいただけたと思うんですけど、学校側の判断というのが、私はどうしてもひっかかるんですよ。これ、もし、万が一判断をしたときに、例えば何か誤差があった。校長が判断した。例えば保護者がWBGTを別に持っていた。例えば学校側のが、実は壊れていました。保護者側のほうが正しかった。裁判になるときに、被告は誰になるんですか。校長なんですよ。教育委員会が二次的に、共同訴訟になると思うんですけど。
 そういうリスクを防ぐ意味でも、はっきりした基準を教育委員会で設けてあげないと、学校側を逆に縛っちゃうんですね。だから、学校側で判断という表現は、できれば私は避けるべきだと思う。35度、31度という基準が国や東京都でありましたけど、そういったことがきちっと決まって、全校配置が決まって、今後についてはこれで行きますからねと、これは裁量や考えの余地はないんですということを、きちんと研修しましたという証拠を残しておかないと、後々に本当に訴訟があった場合に、これ大変な話になっていくわけです。
 ですから、あれだけしつこく、教育委員会としての基準をはっきりさせろという言い方をしたんですよ。いかがですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  委員おっしゃることは非常によくわかります。そういった危機管理というか、ガバナンスといいますか、そういったものも教育委員会と学校との関係でも非常に重要だと思うんですけども。基本的に学校教育活動の判断というのは、学校教育法でも学校長が一定程度持っていますので、そこで判断できる基準として国や都が示したものというのがあるということがございますので、それが統一的にどうやったら運用できるのかということについては、来年度に向けてしっかり検討してまいりたいと思っております。


◯委員(半田伸明君)  あのね、学校の運営に関して云々って、じゃあ、中野区はなぜ教育委員会が主体的にああいうことをやったんですかっていう話ですよ。それは違いますよ。学校を守ってあげるのが教育委員会だと私は思います。だから、学校で判断しなさいという表現ではなく、学校で判断する基準──今35度、31度とありましたけど、それが明確になった以上はそれを守れっていうふうに意識を変えていってもらいたいと思います。
 具体的に移ります。三中は時間削減または休止計5回とありますね。まず、三中にWBGTが配置されたのはいつですか。


◯指導課長(松永 透君)  いつかという日にちの特定は今できないんですけれども、8月20日の段階では既に3台導入されているというふうに、報告は受けています。


◯委員(半田伸明君)  三中の計5回の時間削減または休止の日程はわかりますか。


◯指導課長(松永 透君)  日にちについての特定は、今私たちの手元には資料がございません。予定を早めて活動を終えたり、運動を休止したりしたことが、夏休み中にこれだけの回数あったという報告があっただけです。


◯委員(半田伸明君)  8月の上旬が特に厳しい暑さだったと記憶しているんですよ。今、日程はわからないと。わからないのはしようがないけれども、何が言いたいかというと、三中の計5回の時間削減または休止が仮に8月上旬に実例があった場合、ほかの中学はどう思うと思いますか。WBGTが配置されていない時点で。8月20日で3台、それ以前がわからないというお話でしたけど、仮に8月の頭にWBGTがあって、それに基づいて判断をしましたっていうんだったら、ある意味わかりやすい。
 ところが、WBGTがないんだけれども、中止をした事例がこの三中だったということであるならば、中学校で足並みがそろっていないということの最大の証拠になるわけです。なぜなら、気温は三鷹市内ほとんど変わらないからです。ですから、三中で時間削減または休止の計5回の該当日がほかの中学で普通に部活が行われていたのならば、これは嫌らしくなりますから、そこまで言いませんけども、なぜそうなったのかを考えるべきだと思う。これは答えが簡単、学校で判断をしたから。
 学校で判断をして、この三中の担当の顧問の方は本当に優秀な方なんだろうと思いますが、この方の判断、もしくは三中の校長の判断で休止をした事例があり、片や実施した事例があるということになるわけですよ。三鷹市内で20度と30度と、10度温度が違うっていうことはあり得ないわけですからね。つまり、三中で時間削減または休止、計5回あった事例でもって、ほかの中学は該当日どうだったのかを見てほしいんですよ。多分やっていると思います。
 やっていたんであれば、同じ市内の中学校で、きちんと判断できるところもあれば、判断できないところもあるということの最大の証拠になるわけです。そうですよね。だから、学校の判断任せはだめなんですよっていうことになるわけです。いかがですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  委員さんのおっしゃる点はよくわかります、あるところではやって、あるところではやらない。ただ、学校でかなり日陰の状況だとか、プールも、シェードがあるところも最近あると。それぞれの学校で判断できる要素もあったりするものですから、必ずしも同じ条件ではないということで、それぞれの学校で判断できる部分もあるということは、私はそう思っております。


◯委員(半田伸明君)  まあ、じゃあ、そういうことでわかりました。ただし、今の答弁はちょっとつらいと思いますよ。親がそれを聞いて納得しますかね。校庭だったら同じでしょう。プールだったら、さっき谷口さんの話もあったように、タープをつけるなりあるんだろうけども、体育館も同じでしょう。その説明はちょっとつらいと思いますよ。それで理解できる親御さんが、果たしてどれだけいらっしゃるでしょうかね。
 私は明らかに学校による格差が発生している事案だと受けとめました。だから、くどいようですが、統一的基準をきっちりつくるんだというところにつなげていただきたい。
 ぼちぼちまとめに入りますが、今後の取り組みと課題っていうところで、さっき大倉さんもありましたけど、基準の周知徹底とありますね。統一的な運用とありますね。くどいようですが、ここも確認しますよ。基準の周知徹底の基準とは何ですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  WBGTを活用した熱中症予防運動指針に基づいた運用です。


◯委員(半田伸明君)  統一的な運用とありますね。統一的な運用とはどういうことですか。つまり、その基準を徹底することを統一的にやりますよということなんですか。基準の徹底については通知したけども、統一的な運用というのは、普通、日本語で考えたら、学校による格差がないという理解になりますよね。どうでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  同じ基準を用いて運用していくということですので、それは現在も今そういうふうに対応するようになっているということは、書いてあるとおりです。


◯委員(半田伸明君)  現在もそうなっていると言うけれども、各学校間によって全然違っていたでしょう。だから、一般質問させてもらって、きつく言わせてもらったんですけど。基準の周知徹底と統一的な運用を図るっていうことがなされている事例と、なされていない事例があったからこそ、8月で35度を超えるところで平気で体育館でバスケットボールをやったり、バレーボールをやったりしている事例が私の耳にたくさん届いて、どうなっとるんだとなったから、やったんですよ。だから、今もやっているって、それはちょっと違うと思いますよ。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  そういった国や都の基準、あるいは環境省の方針を参考に、ずっと学校で対応をしてきたわけですけれども、8月で全ての機械が配置された段階で、その統一的な運用によってなされているという意味でございます。


◯委員(半田伸明君)  共通理解を図るための校内研修の実施とありますけど、今までそういう研修はありましたか。


◯指導課長(松永 透君)  研修については、通知を出しますよね、市教委のほうからも出しますし。そういったものが出た段階で、各教員に対して、これこれ、こういう形でやりますということの周知については、これは校長の責任の中で行っています。ただ、それが研修と呼べるレベルであるのか、それとも指示、伝達のレベルであるのかっていうのは、ちょっと学校によって状況は違うかなと思います。


◯委員(半田伸明君)  この研修というのは学校単位でやるんですか。


◯指導課長(松永 透君)  学校単位でやります。ただ、そのもとになる資料等については市教委のほうで作成をします。


◯委員(半田伸明君)  もとになる資料については市教委のほうで作成しますとありましたが、作成したではないですね。つまり、まだでき上がっていないということですか。


◯指導課長(松永 透君)  基本的には、熱中症予防運動指針というものについて、今の段階ではそれをもとにやりなさいということでやっています。


◯委員(半田伸明君)  よくわからないんだけど、校内研修のために新たにテキストをつくるわけじゃないっていうことですか。その熱中症予防運動指針というのはいつできたの。熱中症予防運動指針というのは、8月6日に文言はありますね。既存の配付をした何かを用いて、校内研修をやるということなのか、今市教委のほうで作成をしておりますとありましたけど、それは全く別のものができてくるのか、このあたりどうでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  次年度に向けてということですので、ことしのことというのは、今熱中症予防運動指針に基づいて学校のほうで周知をして、これに基づいた適切な運用をしましょうということで、いわゆる校長のほうからは教員には伝えてもらったことになっています。それで今運用しているという認識です。


◯委員(半田伸明君)  次年度に向けてというのは、中身が変わるんですか。


◯指導課長(松永 透君)  中身、変わることはないと思いますけれども、基本的に、先ほど申し上げました熱中症予防運動指針というのをベースにしながら、今委員のほうからお話があったような、統一的でない対応がないようになるような形のものにしようと思っています。


◯委員(半田伸明君)  まあ、学校によってばらばらだったよね。本当にひどかったですよ、ことしは。だから、三中は優秀な先生がいらっしゃるんだなと、私はこれを見て思いました。だから、学校の判断に任せているからこうなるわけであって、統一的な基準を教育委員会としてしっかりつくらんかい、みたいなことを一般質問でさせてもらったわけですが、校内研修の実施ということと、統一的な運用のために云々とありますので、それで了としますが、ぜひ客観基準をはっきりさせて、そこを各教員の皆さんにきちんと周知徹底を──これから始まるんでしょうけど、今までは学校任せだったのが、統一的な客観基準というのができて、それをきっちりやるんだよというのがここから始まって、次年度以降になろうかと思うんですけど、ぜひそこは周知徹底をしていただいて、お願いをしたいと思います。
 あと、最後にちょっとつけ足しますけど、判断をするのはあくまで顧問でなければならない。ちょっと想定したくないですが、部活には部長さんがいますね、子どもの。子どもの部長の命令で体育館や校庭を走る例は現にあります。顧問が見ていて、部長が命令して、校庭を何周走りなさい、これだったら顧問がいるわけですから、いいですね。顧問がその場にいない。だけど、部活動ボランティアがいるからいいじゃないかとなったら怖い。
 部活動ボランティアは正式な学校の教員じゃありませんね。だから、WBGTの判断をする人が必ず顧問でなければならない。よもや子どもにぽんと渡して、部長に判断しなさいなんて論外です。部活動ボランティアに来ている人に、ちょっと見ておいてね、これも論外です。さっき訴訟リスクの話をしました。そのことを考えた場合には、あくまで顧問が自分の目で確認をすること、これを徹底をしていただきたいと思います。そうなった場合に、31度でなくて、30度でしたって、ここ微妙なラインのときに、決して部長任せに指導をするなと。一歩間違ったら大変なことになるわけですね。30度、31度って、正直言って誤差の範囲ですから。
 ですから、夏の暑い時期に部活動ボランティアがいるからいいじゃないか、部長がいるからいいじゃないか、外部から来た指導員がいるからいいじゃないかではなく、あくまできちんとその学校にお勤めの教職員が判断をするっていう土台をつくっておくことがないと、大変なことになると思いますよ。ですから、判断をする人は誰でなければならないのかっていうことについては、きちんと校内研修で盛り込んでいただきたい。
 以上を申し上げまして、質問を終わります。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時51分 休憩


                  午前11時52分 再開
◯委員長(吉野和之君)  では、委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  スポーツと文化部からは、2つの点につきまして、今回御報告をさせていただきます。
 1つ目は、去る10月7日、日曜日に三鷹中央防災公園、SUBARU総合スポーツセンターで開催されました、2018みたかスポーツフェスティバルの実施結果につきまして、御報告をさせていただきます。
 2つ目としましては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みについて、これについては3点ほど御報告をさせていただきます。9月の文教委員会でも御報告をさせていただきました大会ボランティア、都市ボランティアにつきまして、現在の状況について報告をさせていただくほか、10月19日にパラリンピックのセッションスケジュールが発表されたことから、オリンピックのセッションスケジュールとあわせて御報告をさせていただきます。また、3つ目としましては、三鷹市ゆかりのアスリートの活躍について、説明をさせていただきたいと考えております。
 内容につきましては、平山スポーツ推進課長から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私のほうから、資料に沿いまして御説明をさせていただきます。まず資料1、1ページをお開きください。2018みたかスポーツフェスティバル実施結果報告についてでございます。平成30年10月7日の日曜日、午前10時から午後3時まで開催をいたしました。当日の参加者数でございますが、7番にございますように、約2万3,000人の御来場がありました。昨年初めてSUBARU総合スポーツセンターで開催をいたしまして、約2万人の方に御来場いただきましたので、今年度は昨年に比べまして、約3,000人多く御参加いただいたというところでございます。
 スポーツフェスティバルの実行委員会の皆様が中心となりまして、当日は8番にありますように、約400人に及ぶスタッフによって支えられた市民の企画運営による実施となりました。
 開催内容でございますが、5番にありますように、「えがおいっぱい〜あそび山もり!みんなでからだ動かそう!〜」をテーマに、子どもから高齢者、障がいのある方など、多くの市民の皆様がスポーツ・レクリエーションを体験できる機会となったと考えております。ことしの特徴点でございますけれども、フィギュアスケートの無良さん、そして柔道家の秋本さんをゲストとして迎えまして、来場した子どもたちと一緒にさまざまなスポーツをして、交流をしていただきました。
 また、下の写真の真ん中にございますように、力士との綱引きが大変喜ばれた内容でございました。また、ひろみちお兄さんの体操教室も大盛況で、定員200組のところ、305組の応募がございまして、こちら、全員当選ということで、当日御来場いただきまして、親子で楽しんでいただいたところでございます。実施報告書については現在取りまとめ中でございますけれども、来場者のアンケート、任意に100件ほど御回答いただいた内容について、概略御報告いたします。御回答いただいた多くの方は30代から40代の方で、子どもを含む家族でいらした方が七、八割でございました。感想としては、いろいろなスポーツを体験できたこと、スタンプラリーが楽しかったなどの感想が寄せられたところでございます。また、40代から60代の御夫婦や、お一人で御来場された方も御回答いただきまして、同じようにいろいろなスポーツを楽しめたとの御感想が寄せられているところです。中には、少し混雑をしていたので疲れたですとか、成人向けの体力測定も実施してほしいなどの御感想の記載があったところでございます。総じて8割以上の方が、楽しかった、すごく楽しかったに丸をつけていただき、御満足いただいたものと受けとめているところでございます。
 次に、資料2をごらんください。2ページでございます。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みの中で、大会ボランティア・都市ボランティアの募集について御報告いたします。現在、12月5日までの募集期間で東京都及び組織委員会のほうで、大会ボランティア・都市ボランティアの募集がされております。内容については、1番に記載のとおりでございますけれども、都市ボランティアについては、一番下の応募単位にございますように、グループ4人以内でお申し込みできるという点が特徴点になっております。
 2番でございますが、都市ボランティアにつきましては、三鷹市の推薦者として東京都に推薦者を送ることができるとなっております。本委員会でも御質問をいただきましたけれども、その後、推薦枠の上限というのが目安として、各自治体一律に150人程度ということで推薦ができるというようなことで、通知が来ております。
 現在の三鷹市の推薦者の申し込みは約60人でございまして、11月9日までということで募集をしておりました。ただ、まだ都市ボランティアにつきましては、後ほど御説明しますが、人数的にもまだ目標の数値に達していないというところもございますので、東京都のほうでも、自治体の推薦の期間を12月5日まで延ばしてもいいですよというようなお話がありましたので、三鷹市としても12月5日まで目いっぱい募集いたしまして、推薦者を募っていきたいというふうに考えているところでございます。
 応募の条件でございますけれども、三鷹市の推薦者については、三鷹市に在学・在勤等を含む三鷹市民の方としておりまして、三鷹市で活動をしている方も応募いただけるような条件になっております。三鷹市の推薦者の方には、御登録のメールアドレスに三鷹市のスポーツ関連の大会、イベント情報ですとか、三鷹市が開催するボランティア講座等の御案内をお送りし、御関心のある方には三鷹市の事業にもかかわっていただくような形で取り組んでまいりたいと考えているところでございます。また、これまでの周知の方法を2の(2)に記載しております。「広報みたか」、市ホームページ、説明会の実施、チラシ配布やメール発信等、でき得る限りの情報提供をしているところでございます。
 自治体として、この推薦者を公募で募集している自治体は都内でもそれほど多くないというところでございますが、三鷹市としては、市民説明会などを開催いたしまして、お手元の資料にありますように、10月13日、23日に開催いたしました。参加者は18人、29人という実績でございましたが、そういった取り組みを積極的にしてきたところでございます。
 次に、3ページのほうでございます。東京2020大会の全体の都市ボランティア・大会ボランティアの応募状況がオリンピック・パラリンピック準備局から10月23日付で発表されているところでございます。都市ボランティアにつきましては、全体で3万人募集のうち、応募者数につきましては、3番のところにございますように、10月23日時点で6,012人というような状況でございます。一方、大会ボランティアにつきましては、4のその他にございますが、4のところの3行目、8万人の募集に対しまして、こちらは10月22日現在の数字ですけれども、5万2,249人ということでございます。
 5ページをお開きください。こちらには、三鷹市の都市ボランティアの推薦者の募集チラシをおつけしておりますので、参考にごらんください。
 続きまして、資料3、6ページでございます。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会セッションスケジュールについてでございます。既にオリンピックのスケジュールにつきましては7月18日に公表されていますが、パラリンピックのスケジュールが10月19日に公表されましたので、あわせて御報告するものでございます。
 6ページには、三鷹市近隣の競技会場別にスケジュールを記載しております。武蔵野の森総合スポーツプラザ、東京スタジアム、東八道路(大沢地区)で開催される競技でございます。1番の武蔵野の森総合スポーツプラザでございますけれども、まずオリンピックでは、バドミントンが7月25日から、近代五種のフェンシングが8月6日に開催されます。また、パラリンピックの競技種目である車椅子バスケットボールについては、武蔵野の森と有明アリーナのほうで、2会場で開催されますけれども、武蔵野の森総合スポーツプラザにつきましては、8月26日から30日までということでございます。
 2番です。東京スタジアムでございますけれども、サッカーが7月22日から7月23日の2日間。近代五種の水泳、馬術、ランニング、射撃が8月7日、8日。7人制ラグビーが7月27日から8月1日まででございます。
 3番の東八道路(大沢地区)でございますけれども、自転車競技のロードレースでございます。男子が7月25日、女子が7月26日の日程で開催されます。
 次のページから、3番でございますけども、オリンピック・パラリンピックの会場別の開催スケジュールを添付しておりますので、後ほどごらんいただければというふうに思います。
 最後に、資料4でございます。三鷹市ゆかりのアスリートの活躍について、高橋侑子選手の活躍について御報告いたします。2018年は、(1)にございますように、アジア競技大会での個人・混合リレーで2つの金メダルを獲得され、市役所に表敬訪問していただきました。また、さらに10月14日開催の日本選手権においても金メダルを獲得され、忙しい中、10月16日にも表敬訪問をいただいたところでございます。
 こうした活躍の様子につきましては、2にありますとおり「広報みたか」、市ホームページで紹介させていただいているところです。また、SUBARU総合スポーツセンターにおいて、練習を希望される場合には、特にプールをお使いいただいているところでございます。SUBARU総合スポーツセンターには、スポーツと文化財団が電子掲示板に高橋侑子選手の活躍を表示して、多くの市民の皆様にPRをしているところでございます。
 昨日の農業祭の中でも、午前9時45分から、JA東京むさしが中心となりまして応援イベントを開催いたしました。三鷹市としましては、チラシの印刷をいたしまして、小学校3・4年生の児童に配布の御協力をしたところでございます。
 また、最後に、資料はございませんが、聖火リレーについてでございます。10月24日に第2回の東京都聖火リレー実行委員会が開催されております。インターネット上で公表されている資料から、ルートでございますけれども、全62区市町村をいわゆる一筆書きとなるルートで、15日間を巡回というふうに記載がございました。また、当日の協議事項といたしましては、聖火リレーのルートレセプションの会場の考え方、今後のスケジュール等が記載されておりましたが、セレブレーションの会場等について留意すべき事項として、各地域にバランスよく配置、区市町村の実施意向も踏まえながら検討というふうな内容が記載されておりまして、詳細な、具体的な会場の案等は示されていないところでございます。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 質疑がある方、よろしいですか。特に質疑はないですね。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時05分 休憩


                  午後0時06分 再開
◯委員長(吉野和之君)  では、委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後0時07分 散会