メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成30年文教委員会) > 2018/06/20 平成30年文教委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2018/06/20 平成30年文教委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(吉野和之君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 審議日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 初めに、本日は教育長に御出席いただいておりますので、教育長より御挨拶をいただきたいと思います。


◯教育長(高部明夫君)  おはようございます。それでは、これから事務局のほうから平成30年度の教育部の「運営方針と目標」について御報告をさせていただきますけれども、その前に、そのもとになります今年度定めました教育委員会の基本方針と事業計画に基づきまして、その主な内容と考え方について総括的に私のほうから御説明をしたいと思います。今お手元に、この黄色い表紙の平成30年度基本方針と事業計画がございますので、参照しながらお聞きいただきたいと思います。
 この毎年度定めております基本方針と事業計画は、三鷹市の基本計画あるいは教育に関する大綱、そして教育ビジョン2022、教育支援プラン2022など、個別計画に定めます目標と方向性に基づきまして、そして各年度の予算の裏づけを持った事業を実効的に展開をして、教育行政の着実な推進を図るものでございます。
 それでは、今年度の重点施策の1点目、3ページからでございますけれども、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展でございます。平成18年4月にスタートしまして12年を経過いたしまして、全市展開からも9年目となるところでございます。学校支援ボランティアが2万人を超えております。また、小・中学校の不登校の数も始める前と比べて9割減、東京都の平均よりも現在10分の1ということで、一定の成果も出ているところでございます。そこで、国におきましては、そういった自治体の取り組みを全国に広げるために、ここのところで法改正を行いました。具体的には、学校運営協議会の設置の努力義務化、あるいは2つ以上の学校運営協議会を小・中1つで一本化する、あるいは義務教育学校の設置や小中一貫型小学校・中学校の設置を可能とする、そういう改正をここ一、二年行ったところでございますので、三鷹市におきましても、こういった今回の法改正を生かして、さらに取り組みを充実させていきたいというふうに考えております。基本的にはこの3ページから掲げてございますけれども、コミュニティ・スクール委員会と今まで学校運営協議会、二本立てでしたけれども、これを学園単位の学校運営協議会として一本化するとともに、コミュニティ・スクール推進員──法令名では地域学校協働活動推進員といっておりますけれども、これを順次配置しまして、学校と学校支援ボランティアとの調整機能を強化して、学校支援活動のさらなる充実を図ってまいります。また、今年度は連雀学園、東三鷹学園、おおさわ学園が開園10周年を迎えることから、合同での記念行事、これを秋口、11月ごろを予定しておりますけれども、そして学園ごとの交流事業、公開型の交流事業を行いまして、この10年の振り返りとこれからの展望を行う機会としたいと思っております。
 さらに、6ページになりますけれども、三鷹市の公立小・中学校を学校教育法令に定めます小中一貫型小学校・中学校といたしまして、既存の学校を生かしながら学園長の権限を明確化するなど、学園の一体感をさらに高めていく。義務教育学校のような一体そのものではありませんので、その上で既存のを生かした一体感をさらに強めていくという取り組みを行ってまいります。また、新学習指導要領を踏まえまして、昨年度改訂をいたしました9年間の小・中一貫カリキュラムに基づきまして、子どもたちの学習のつまずきを解消して、先の見通しを持った質の高い授業へ改善を進めてまいります。
 2点目は7ページでございますけれども、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございます。先ほどの小・中一貫カリキュラムをもとにした、子どもたちが主体的・実践的に学習していけるよう、主体的・対話的で深い学びの視点を持った授業に取り組んでまいります。また、新学習指導要領の全面実施、小学校ですと平成32年度、中学校ですと平成33年度を予定されていますけれども、それに先立ちまして、外国語(英語)の教科化、これは小学校の5・6年生ですけれども、これを開始するとともに、3年生、4年生は外国語(英語)活動と言っておりますけれども、これにつきましても東京都の教材などを活用しながら指導力を高めてまいります。そして、今年度は小学校において新たな特別の教科道徳が始まります。考え、議論する学習活動や評価等について実践を開始してまいります。また、中学校においては来年度から実施されますので、今年度は特別の教科道徳の教科書の採択を教育委員会として適正に行うとともに、指導方法等の研究授業を行ってまいります。そのほかにも、東京都の委託事業を活用しながら、みたか地域未来塾の拡大を初め、人権尊重教育やオリンピック・パラリンピック教育、あるいはプログラミング教育などの推進に取り組み、知・徳・体の教育内容の充実を図ってまいります。
 3点目でございますけれども、12ページから13ページにございます。教育支援の充実と校内通級教室の全市展開でございます。4月から市内の全ての小学校におきまして校内通級教室を設置しまして、新たに第二小学校を拠点校に加え巡回指導を開始したところでございます。通級教室に通う児童も大幅にふえておりまして、児童や保護者の理解も深まっているところと認識しております。今後は児童一人一人の特性に応じた自立活動や教科の補充指導が充実するように検証・評価を行うとともに、中学校における校内通級教室のあり方につきましても、適応指導教室も含めて検討を進めてまいります。また、スクールソーシャルワーカー機能を持つ市配置のスクールカウンセラーを中学校にも拡大をいたしまして、学園全ての子どもを見ていく、小・中一貫した相談と支援を行ってまいります。
 4点目は15ページにございます、学校における働き方改革の推進でございます。この3月に策定をいたしました三鷹市立学校における働き方改革プランに基づきまして、国や東京都の施策とも連動しながら総合的な取り組みを進めることといたしまして、具体的には副校長補佐やスクール・サポート・スタッフの配置、さらには学校閉庁日や退庁目標時間の設定、留守番電話の設置のほか、部活動の適正化につきましても、この5月、教育委員会で定めました三鷹市立中学校における運動部活動の方針に基づきまして休養日や練習時間のルールを定め、大会引率もできる部活動指導員を配置してまいります。また、在校時間の把握につきましては、現在取りかかっております校務支援システムの更新の中で盛り込んでまいります。なお、他市ではまだ今年度プランづくりをやっている自治体が非常に多い中で、やはり三鷹市としては、これはもう待ったなしの緊急の課題だということで、先ほど言った具体的な施策を総合的に取り組み、教員の多忙化の解消を図り、ライフ・ワーク・バランスと教育の質の向上を図ってまいります。
 次に、5点目は19ページにございます、安全で快適な学校施設環境の整備でございます。子どもたちの安全で快適な教育環境を確保するとともに、地域の防災機能を強化するため、学校施設の長寿命化改修工事を進めてまいります。今年度は第二小学校と第一中学校のそれぞれI期工事を、夏休みを中心として工事を実施してまいります。あわせて、現在、学校施設の築年数が40年を超える学校が7割ほどございますので、今後の改修を計画的・効果的に行うために、施設の健全性・劣化状況の専門的な老朽化対策調査を行いまして、今後、学校施設長寿命化計画(仮称)でございますけれども、これを策定して、着実に実施していきたいというふうに考えております。なお、通学路の安全点検、とりわけ学校周辺、学校施設のブロック塀の状況につきましては、先日の大阪の地震によって非常に痛ましい事故も生じております。昨日、緊急点検を行いましたので、後ほど担当者のほうから御報告、御説明をさせていただきたいと思います。また、学校トイレの洋式化、床のドライ化、バリアフリー化につきましても、国や東京都の補助制度を活用しながら早急に進め、今年度は羽沢小、第六小、第六中学校の改修工事を行ってまいります。
 6点目は21ページになります。児童・生徒数の増減への適切な対応でございます。ここ10年で市内の児童・生徒数は、地域的な差はあるものの、増加傾向にございます。引き続き全庁的な検討チームにおきまして将来推計の更新を図っているところでございます。特に下連雀五丁目第二地区の開発事業につきましては、1月に定めました対応方針に基づきまして、高山小、第三中学校の通学区域から児童数が減少している第一小学校、第六中学校へ通学区域を変更するとともに、その西側隣接地域の通学区域を第六小、第一中学校の通学区域へと変更する内容につきまして、現在、保護者、地域の皆様への説明、周知を図っているところでございます。引き続き丁寧な説明等、情報提供を行うとともに、通学路の安全対策等について、新たな通学路が設定されることになりますので、市長部局等と連携しながら対応してまいります。
 7点目は28ページでございます。東部図書館のリニューアルに向けた取り組みでございます。前年度に行いました実施設計に基づきまして耐震補強工事や空調設備改修工事などを行い、多世代の皆様の学びと集いの場となるよう、滞在・交流型施設へのリニューアルを行ってまいります。また、改修期間に伴う休館期間中におきましては、東部図書館の近くの牟礼七丁目小広場に移動図書館を巡回するなど、代替サービスを行ってまいります。さらに、東部図書館サポーターを本格的に稼働し、市民との協働による魅力的な図書館活動に取り組んでまいります。
 以上、大変盛りだくさんな内容でございますので、主な事業とその考え方にとどめさせていただきましたけれども、今後も学校教育や図書館活動の今日的な課題やニーズに対応して、関係者の皆様の満足度の高い取り組みとなるよう、市民や保護者の皆様との連携、協働を進め、国や東京都の動向も踏まえながら、適切なタイミングで適切な施策、方針、計画を立てて実施していけるよう、市長部局とも緊密な連携を図って、総合教育会議なども生かしながら取り組んでまいります。文教委員会の皆様には引き続き御理解と御支援、御意見をいただきまして、三鷹の教育の充実、子どもたちの健やかな成長を図っていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 本日はこのような機会をいただきまして、お礼を申し上げます。ありがとうございました。


◯委員長(吉野和之君)  以上で教育長からの御挨拶を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時46分 休憩



                  午前9時46分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  皆さん、おはようございます。本日、教育委員会からの行政報告は、お手元の日程にございますとおり、3点ございます。1点目は教育委員会事務局教育部の「運営方針と目標」(平成30年度)について、2点目は平成29年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について、3点目が下連雀五丁目第二地区開発事業に伴う対応方針に関する説明会(経過報告)について、以上3点について御説明をさせていただきます。
 初めに、1点目について私から御説明をさせていただきます。各部の運営方針と目標でございますけれども、事前に企画部からお配りをしております資料をごらんいただきたいと思います。教育部に関する記載は55ページからとなっております。なお、ただいま教育長から平成30年度の基本方針と事業計画につきまして基本的な考え方は御説明させていただきました。かなり重複するところもあるわけでございますけれども、教育委員会といたしましては、運営方針と目標に示す当該年度の重点事業の推進とともに、基本方針と事業計画に位置づけられた施策事業につきまして、学校、地域とも連携を図りながら計画的な推進を図ってまいります。
 それでは、55ページをごらんください。まず1番目の部の使命・目標でございます。昨年度に引き続き2本の柱を掲げております。
 2の部の経営資源につきましては記載のとおりでございます。
 1枚おめくりいただきまして、56ページをごらんください。まず実施方針でございますが、継続する事業につきましては、平成29年度中の取り組み状況による進捗内容の反映等を行うとともに、並べかえ等を行いまして、重点的に取り組む学校における働き方改革の推進と組織的な学校運営の充実を4番目に挙げております。その結果、次のページにあります、平成30年度の個別事業は、今年度、事業の重要度を精査する中で、平成29年度の事業の進捗、完了に伴い、1事業を減としまして、新たに2事業を追加、2つの事業を1つに統合しまして、4課で11事業を予定しております。
 それでは、個別事業を1つずつ説明をさせていただきます。まず1番目、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展。継続事業でございます。法改正を生かしまして、コミュニティ・スクール委員会を学園単位の学校運営協議会として一本化するとともに、コミュニティ・スクール推進員を配置しまして、学校支援活動等のさらなる充実を図ってまいります。法制度上位置づけられました小中一貫型小学校・中学校としまして、学園長の権限を明確化し、より一体感のある学園経営を充実するとともに、新学習指導要領を踏まえて平成29年度に改訂しました小・中一貫カリキュラムの仕上げに取り組みます。また、3つの学園が開園10周年を迎えるということで、記念事業を実施しまして、これまでの歩みと成果を振り返り、学園の未来に向けて発信する機会といたします。
 58ページをごらんください。2番、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実。継続事業でございます。新学習指導要領に準拠しました三鷹市立小・中一貫教育校小・中一貫カリキュラム及び「学び」のスタンダードに基づきまして、9年間の義務教育における学びの連続性と系統性を明確にした学習指導を図る中で指導の改善を図ってまいります。また、小学校外国語の教員の指導力を高めるために、教員研修の充実を図ります。中学校道徳教科書の適正な採択を行いまして、オリンピック・パラリンピック教育等を活用した体力向上を図るための授業改善を進め、知・徳・体のバランスのとれた教育を進めます。
 59ページになります。3番目、教育支援の充実と校内通級教室の全市展開。これも継続事業でございます。市内全小学校に設置が完了いたしました校内通級教室において巡回指導を開始しまして、指導の評価・検証を行いつつ、中学校における校内通級教室等のあり方について適応指導教室の考え方も含めて検討を進めてまいります。また、市配置のスクールカウンセラー、これはスクールソーシャルワーク機能を持っておりますが、これを中学校へ拡充しまして、小・中一貫した、福祉・保健・医療機関と連携したスクールソーシャルワーク機能の強化を図ってまいります。
 続きまして、4番目、ライフ・ワーク・バランスと教育の質の向上を目指す学校における働き方改革の推進です。これは新規事業でございますが、三鷹市立学校における働き方改革プランに基づきまして、国や都の施策と連動しながら、教員が担うべき業務に専念できる環境の整備、教員の意識改革、部活動の適正化、この3つの視点を柱とした諸施策を、地域・保護者の理解を得ながら学校とともに総合的に推進しまして、ライフ・ワーク・バランスの推進を図るとともに、三鷹市の学校教育の質の維持・向上を図ってまいります。
 続きまして、60ページにかけて5番目、学校施設の長寿命化改修工事の計画的な実施など安全で快適な学校環境の整備でございます。これは2つの事業を1つに統合して継続をするものでございます。市立小・中学校施設の長寿命化及び防災機能強化を図りまして、安全で快適な教育環境を整備するため、長寿命化改修工事を計画的に推進してまいります。今年度は、本議会の契約議決案件としまして総務委員会に付託されて別途御審議をいただいた第二小学校と第一中学校の2校の長寿命化改修工事を実施するとともに、全ての市立小・中学校を対象に施設の健全性・劣化状況等の老朽化対策調査を実施いたします。また、学校トイレの洋式化等、羽沢小、六小、六中の3校で改修工事を実施するとともに、第三中学校の老朽化した空調設備改修工事設計業務を実施します。なお、各種工事の実施に当たりましては、国・東京都の補助制度を活用し、財源確保に努めてまいります。なお、一昨日の大阪北部で起きました地震によりまして児童の死亡事故が発生したことを受けまして、教育委員会では昨日、市内公立小・中学校22校全校の目視による点検を実施いたしました。高槻市のような明らかな危険箇所は見受けられませんでしたが、老朽している箇所も何カ所か見受けられましたので、今後、国・都の調査にも対応しながら、公共施設課と連携して、通学路の安全点検も含めて早急に取りまとめ、対応してまいります。
 続きまして、6番目、児童・生徒数の増減への適切な対応。これは継続事業でございます。全市域を対象とした児童・生徒数及び学級数の将来推計の適切な更新を行いまして、中長期的な課題を抽出しながら適正な学習環境の確保を図ります。なお、下連雀五丁目第二地区開発事業への対応方針に基づきまして、通学区域の変更について、後ほどの御報告のとおり、関係者への説明会等において周知を図りながら、新たな通学路の指定に向けた安全対策の検討を進めるとともに、規則等の改正を行ってまいります。
 7番目、東部図書館のリニューアルとサポーター活動の推進です。これは新規事業でございます。平成29年度の実施設計に基づき、耐震補強工事等の改修を行うとともに、滞在・交流型施設へリニューアルいたします。休館期間中の代替サービスとして、土曜日、日曜日に移動図書館を巡回します。市民との協働による魅力的な図書館活動を目指して、東部図書館サポーターを設立し、サポーターを養成してまいります。
 続きまして、61ページです。8番、ICTを活用した教育内容の充実と教育ネットワーク・校務支援システムの適切な更新。継続事業です。平成30年度で契約期間が満了する教育ネットワーク・校務支援システムの適切な更新を行いまして、学習効果の向上や教員の校務事務の効率化を図ってまいります。システムの更新に当たりましては、セキュリティー対策の強化を図るとともに、パソコン教室端末のタブレット化を実施しまして、ICT活用推進モデル校等、ICTの効果的な活用に向けた教員研修や授業研究を推進し、教育内容の充実を図ってまいります。
 9番目、学校給食の充実と効率的な運営の推進及び市内産野菜の活用でございます。これも継続でございます。安全でおいしい学校給食の充実と効率的な運営を図るため、新たに第七小学校で給食調理業務の民間委託を開始し、平成31年度から新規委託する第四中学校及び5年の更新期間を終了した見直しをする学校の事業者選定を行ってまいります。市内産野菜を積極的に学校給食に取り入れることにより、新鮮でおいしい給食を提供するとともに、食育の推進、地産地消の促進を図ってまいります。
 10番目、通学路の安全確保の充実でございます。これも継続でございます。児童の見守り活動を補完し、安全確保の強化を図るため、新たに市立小学校3校、第四小学校、第七小学校、高山小学校の指定通学路に防犯カメラを設置し、学校と地域、関係諸機関が連携した地域の防犯力の向上を図ってまいります。このことによりまして、小学校15校の通学路全校への防犯カメラの設置が完了いたします。
 62ページです。最後の、教育センターの耐震補強等工事の実施でございます。前年度に引き続きまして、教育センターの耐震補強等工事を安全かつ適正に実施するとともに、平成31年度に予定している耐震補強等工事終了後の円滑な再移転に向けて、空調機器保全整備等に取り組みます。また、暫定施設の解体工事に向けた設計業務を行います。
 以上で運営方針と目標の説明を終わりますが、先ほど教育長から説明がございました基本方針と事業計画、黄色い冊子でございます。若干補足をさせていただきます。
 まず4ページですね。目標Iの地域とともに協働する教育の推進の中の1番目、コミュニティ・スクールの機能の充実、これの4ページ目の事業計画のところでございますが、5番目に、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育のリーフレットの改訂を行うというようなことを追記させていただきました。あと、事業計画の4ページの8、一番下でございました。8番目の開園10周年の記念誌の発行というのを追記させていただきました。
 続きまして、2番目の地域人材の育成と協働の推進でございます。5ページの事業計画、まる3、みたか地域未来塾での放課後学習における地域人材との連携、4番目の部活動指導員の配置、外部指導者など地域人材との連携の推進を追記いたしております。
 その下、3番目、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備では、事業計画の5番目、6番目、7番目なんですけども、学校支援ボランティア募集システムの有効活用、コミュニティ・スクール委員のための活動ハンドブックの改訂、学園企画提案予算、これを追記しております。
 続きまして、目標II、小・中一貫した質の高い学校教育の推進でございます。6ページをお開きください。1番目、小・中一貫教育の充実と発展の事業計画の四角の中でございますが、2番目の全教員悉皆研修の実施、まる4、学園内小学校間の兼務発令、これを追記いたしております。
 続きまして、その下、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実のところでございます。8ページをお開きください。事業計画の中の1番目、確かな学力の育成の7番目のぽつになるんですけども、ICT活用推進モデル校、プログラミング教育、これを追記いたしております。
 続きまして、10ページをお開きください。4番、生活指導の充実のところでございまして、右側の11ページ、まる3、いじめ防止対策の推進のところ、1つ目のぽつですね。学校・家庭・地域の連携による組織的な対応というようなものを入れております。また、下から3つ目のぽつ、三鷹子ども憲章を活用した児童・生徒参加型の活動の推進、これも入れさせていただいております。
 続きまして、12ページをおあけください。5番目、多様な教育的ニーズに対応した教育の推進のところでございます。右側のページ、13ページの6、幼・保・小連携のところでございますけれども、隣の、1枚めくっていただいた一番最後の事業計画の7番目に三鷹子ども憲章を活用した取り組みを掲げさせていただいております。
 続きまして、14ページの目標IIIでございます。学校の経営力と教員の力量を高め、特色ある学園・学校づくりの推進のところでは、事業計画の隣のページの4のところに学校における働き方改革の推進を入れさせていただいております。
 続きまして、1枚めくって17ページ、目標IVでございます。安全で快適な、充実した教育環境の1番目、子どもの安全・安心の確保、こちらの事業計画の1番目、非常時に安全確保のためにみずから主体的に判断できる能力の育成のところの最初のところに、SOSの出し方に関する教育を追記いたしております。
 続きまして、1枚おめくりいただいて20ページ、4番目、ICTを活用した魅力ある教育環境の整備と利活用のところの事業計画の1番目のぽつの5番目と6番目のところに、パソコン教室端末のタブレット化、短焦点プロジェクターの活用、これを追記しております。
 以上が学校教育のところですけれども、続きまして、24ページをおあけください。目標VIのところは、市長部局との連携による社会教育を含む生涯学習・スポーツ・文化行政の推進につきましては、引き続き密接に連携して推進してまいります。
 続きまして、25ページ、目標VIIでございます。地域の情報拠点としての図書館活動の推進ですが、先ほど教育長が東部図書館の取り組みについてお話ありましたが、それ以外に、平成29年12月に策定いたしました三鷹市立図書館の基本的運営方針に掲げる目指す図書館像の実現に向けまして、これからも図書環境の充実、読書機会の提供に努めてまいります。そのためにも、本館、分館、移動図書館、井の頭コミュニティ・センター図書室、こういったものを拠点にしまして、きめ細かな図書館サービスを提供していくとともに、配達サービスなどの拡充により、市民が図書館サービスをより享受できるように取り組んでまいります。また、図書館機能の充実に加えまして、図書館サポーターとの協働を深化しまして、図書館を舞台とした交流事業の実施など、図書館活動の活性化に取り組むとともに、さらに関係部署との連携を強化することで、市民に役立つ身近な図書館の実現に取り組んでまいります。
 以上、運営方針と目標、あと基本方針と事業計画の補足について私から説明させていただきました。
 続きまして、2点目の平成29年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について、教育施策担当課長より御説明させていただきます。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  よろしくお願いいたします。それでは、私から、平成29年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証について御報告させていただきます。
 お配りしております資料ですが、本体の部分に当たりますのが資料1−2、A4判冊子、平成29年度全7学園の評価・検証報告でございます。こちらの冊子につきましては、学校関係者評価という位置づけで、毎年各学園のコミュニティ・スクール委員会が中心となって学校・学園の評価を行っております。そして、各学園から年度末に教育委員会に報告をいただくこととなっております。そして、その本体をもとに作成した概要版が資料1−1、A3判となっております。概要版につきましては、各学園から提出された報告をもとに、各項目について特徴的な取り組みの成果を1つずつ抜粋してまとめております。評価・検証項目は資料1−2、A4判冊子の1ページに記載しております。
 それでは、平成29年度評価・検証について、資料1−1、概要版をもとに重立った部分について御説明させていただきます。まる1からまる7まで番号を振っております。左下部分にありますように、まる1が連雀学園、学園の順番に、まる7がおおさわ学園となっております。(1)から(5)の項目についての成果といたしまして、具体的な例を1つずつ挙げさせていただき、補足の説明を加えながら御説明申し上げます。
 まず(1)、人間力・社会力の育成についての項目です。まる4の三鷹中央学園をごらんください。深い学びの実現について、保護者の肯定的回答が約9割で、昨年度よりも、微増ではありますが、成果が得られています。授業等で地域人材を活用し、小グループでの授業を実施し、児童・生徒の主体的な姿が多く見られ、課題意識や情報活用能力に向上が見られました。学園研究の成果でもあり、深い学びにつなげることができました。
 続きまして、(2)、学校運営をごらんください。まる5、鷹南学園では、学園組織の活性化を図るために、管理職、各主任で構成される拡大幹事会が中心となり、学力及び体力向上に向けた一貫した取り組みや学校独自の取り組みを充実させるための資料をまとめることができました。教員が役割を自覚し、より効果的な交流活動や相互乗り入れの方法について主体的に考え、提案するようになってきたことは大きな成果だと考えております。
 続いて、(3)、小・中一貫教育校としての教育活動について、まる7のおおさわ学園をごらんください。授業補助、休み時間等の小・中交流活動は2年目となり、児童・生徒が継続して参加できることを楽しみにしている様子も見られました。また、中学生が出身小学校の教職員に成長した姿を見せる絶好の機会でもあり、こうした交流を通して生徒本人の自己有用感も高めることができました。
 次は(4)、児童・生徒の学力・健全育成について、まる1、連雀学園をごらんください。小学校で94%、中学校で79%の保護者が、1年前に比べ学力が身についたと捉えています。学園研究で高めた問題解決過程を重視した授業や知的コミュニケーションを生かした授業を多くの教員が実践し、取り組んできた成果だと考えます。
 次に、まる6の東三鷹学園をごらんください。健全育成面について、学園スタンダードの配布方法を改善し、保護者の意識を高めることができました。配布方法の改善については、今までは児童経由での一般的な配布でしたが、コミュニティ・スクール委員が保護者会に出向いて内容を説明したり、情報配信システム、フェアキャストを活用して周知したりするなどの工夫をしました。挨拶運動期間や日々の指導を通して、9割の児童・生徒が挨拶の積極的な実行を自覚できています。昨年度比、8割5分からの微増ではありますが、着実に成果が出ています。
 次に(5)、コミュニティ・スクールの運営について、まる2、にしみたか学園をごらんください。学園学校サポート活動を推進することができました。特に中学校において、小学校の保護者のサポートがあり、学園としてのサポートを充実することができました。コミュニティ・スクール委員の協力のもと、漢検、英検を実施することができました。漢検は継続実施、英検については平成29年度からの実施ということで、生徒が挑戦できる機会をふやすことができました。
 また、まる3の三鷹の森学園をごらんください。改訂した学園教育目標を有効に発信し、さらに学園の存在価値を高めるために、広報部の活動、評価部の活動を行いました。2017年の6つのミッションを踏まえて、各部会が創造的で協働的な活動を行うことができました。この6つのミッションとは、学園教育目標の改訂、三位一体アクティブ・ラーニングの改訂、CSガイドの改訂と発行、小・中一貫教育の成果に焦点化した学校評価の改訂、学園学習サポーターの設置、学園開園10周年記念行事の準備と位置づけております。
 以上、(1)から(5)の項目について重立ったものを取り上げて御説明いたしましたが、説明できなかった部分につきましても学園は工夫や改善をしながら成果を上げております。資料1−2、後ほどA4判冊子のほうにつきましてもごらんください。
 最後に、平成30年度に向けた課題について、資料1−2、A4判冊子の課題と改善の方策から主な4点を挙げさせていただきます。
 第1に、平成29年度に改訂した三鷹市小・中一貫カリキュラム(暫定版)を、昨年度に引き続き100名を超える小・中学校の教員により仕上げの段階に入ります。それと並行して、小・中一貫カリキュラムを活用した9年間における学びの連続性と系統性を明確にした学習指導を推進します。鷹教研や学園研究会、校内研究会を中心に進めてまいります。
 第2に、コミュニティ・スクール推進員の配置による学校と学校支援ボランティアとの調整機能の強化、みたか地域未来塾や授業における学習指導の充実を図ります。ボランティア組織の充実・発展と地域人材の発掘と、コミュニティ・スクール委員会の支援部と協働しながら進めていく体制を推進してまいります。
 第3に、開園10周年を迎える連雀学園、東三鷹学園、おおさわ学園、3学園合同記念事業を通して、10年間の振り返りとこれからの展望について、3学園のみならず、全学園において、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育のさらなる推進について共有化を図ってまいります。なお、記念式典を11月17日土曜日に光のホールで実施します。
 最後に、各学園の主体的で特色のある取り組みを一層推進するために、コミュニティ・スクール委員会と連携した企画提案事業を計画し、取り組んでまいります。
 以上が平成29年度評価・検証の報告となります。全学園の評価・検証につきましては、今後、学園長会議、校長会、コミュニティ・スクール委員会等でも共有してまいります。各学園、成果のあった取り組みの継続や、よりよい取り組みについての改善方策をそれぞれの学園の教育計画に反映するなどして、充実した教育活動を実施できるよう支援していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯学務課長(桑名 茂君)  それでは、私からは下連雀五丁目第二地区開発事業に伴う対応方針に関する説明会について御報告をさせていただきます。資料2をごらんください。
 本件は、ことし2月8日に本委員会において御報告させていただいた下連雀五丁目第二地区開発事業に伴う対応方針、こちらに基づきまして、関係する学校の保護者、近隣住民等への説明会に関する内容で、途中経過ではありますが、これまで実施した説明会の報告をさせていただくものです。関係者への説明につきましては、2月8日以降、3つの学園のコミュニティ・スクール委員会への説明を行った後、各学校の保護者及び近隣住民向けに開催をしております。説明会には、市側からは教育委員会の部課長ほか、都市整備部と子ども政策部の関係課長も同席しております。
 まず、3月16日に第一小学校、第六中学校保護者及び第一小学校近隣住民を対象に、説明会を開催しました。参加者は18人で、参加者からは、推計値の精度について、推計よりも増加した場合、計画が破綻するのではないか、また、通学路の安全確保について、弘済園通りを第一小学校へ向かう右側の歩道を整備する予定があるのかなどの質問がありました。推計値につきましては、推計は最新のデータをもとに毎年更新し、毎年推計をしていく中で精度を高めている。また、入居後は就学児童や未就学児童の把握が可能となるので、必要なことがあればその段階で対応を考えていく。それから、歩道につきましては、都市整備部より、将来的には人見街道までの歩道が連続する旨のお答えをしております。
 次に、3月26日に高山小学校、第三中学校保護者及び高山小学校近隣住民を対象に、説明会を開催しました。こちらの参加者は8人で、参加者からは、高山小学校の今後の児童数の増加の状況によっては、A地区東側についても学区を変更することはあるのか、今の高山小学校の児童はそのまま高山小学校へ通学し、第三中学校へ進学するという判断でいいかなどの質問がありました。この質問に対しては、高山小学校は、児童数の増加に伴い、時限つき新校舎を建設し対応を図っているところであり、推計では高山小学校、第三中学校の通学区域の変更を行わず対応できると考えている。また、推計では、通学区域の変更を行わず対応できると考えているので、高山小学校にそのまま通学し、第三中学校へ進学することとなる旨のお答えをしております。
 続いて、4月23日には、第四小、第六小、第一中学校保護者と下連雀五丁目の当該地区の西側隣接地域の住民を対象に、説明会を開催しました。参加者は9人で、当該地区の西側隣接地域にお住まいの保護者から、通学区域の変更はいつからか、お子さんが入学する学校がどちらになるのかという質問に関連したものを複数いただきました。通学区域の変更は、平成32年の4月から、入学、転学する児童・生徒について適用されること、平成31年度に入学する児童・生徒については、現行の指定校基準に該当する場合については、それぞれの学校への指定校変更が可能となること、さらに、今回の指定校変更に伴い基準を変更する項目については、必要に応じて検討していきたい旨のお答えをしております。
 最後に、今後の通学区域変更に向けたスケジュールでございますが、説明会の経過についてはホームページへ掲載しながら周知していくとともに、関係者、保護者等への説明会等も開催をしてまいります。あわせて、結果についても12月の文教委員会のほうでも報告をする予定でございます。
 報告は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。何点か質問させていただきます。
 各部の運営方針と目標の57ページ、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展のところなんですけれども、ここで、学校と学校支援ボランティアとの調整機能を強化しながら、学校支援活動等のさらなる充実を図りますとあるんですけれども、先ほど教育長が説明していただいた基本方針と事業計画の中にも、地域人材の発掘、このことをおっしゃられていたと思うんですけれども、これから、部活動のこともそうですし、放課後の学習の支援とか、また、本当に課題のあるお子様がいるということで、PTAとかお母様方の学校支援ボランティアというのは非常に重要になってくると思うんですが、本当に今PTAのなり手もいない、また地域においてはなかなか、その地域の課題のボランティアさんも本当になり手が少ない中で、先ほど学校支援ボランティア、三鷹は2万人の方の登録があったということで、本当に三鷹の地域力の高さを実感させていただいたんですけれども、そうとはいっても、今、本当に働くお母様、本当に共働きの家庭がふえていく中で、今後この人材を確保していくというのはとても大きな課題になってくるのかなと思うんですが、意図的・計画的な学習支援者の人材発掘と育成とあるんですけれども、具体的にどのように考えられているのか、まずお伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  ただいま御質問いただきました地域人材の発掘等についてお答えさせていただきたいと思います。委員御指摘のとおり、非常に皆様お忙しい中なんですけれども、子どもたちの学習等、さまざまなことに御支援いただいて、本当に心から感謝しているところです。その中で、この後どう広げていくのかといったところなんですけれども、まずは1回、学校のそういういわゆるハードルの低いところから入っていただけるようにということで、さまざまな子どもたちの活動の見守りに近いところから入っていただいて、行く機会をふやすということで各学校のほうで進めているところです。その中で、さまざまな部分で、こういう形の活動で、これは子どももそうなんですけれども、大人の皆さんも、自己有用感といいますか、そういった部分に働きかけていきながら、さまざまな活動に参加していただける機会を提供していくということで進めているところです。
 また、特にコミュニティ・スクールの活動等につきましては、学校支援者養成講座等のですね、今、学習ボランティアさんをどう育成していくのかといったことも含めて、各学園単位でそういう機会を設けながら、関心のある方に来ていただいて、その中で説明をする等進めているところです。なかなかこれといった打開策といいますか、強く推進するというのはなかなか難しいところではあるんですけれども、地道に進めていくところです。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当にハードルの低いところからということで、参加しやすいところからということなんですけれども、やはりそういうところが非常に広がりの中では重要なのかなと思うんですが、ぜひ教員の方も、そこのお母様、大変な中、協力してくださるということで、教員の方もいろんな配慮をしていただいて、本当にやってよかったと言ってもらえるように、またさらなる広がりがあるようにお願いしたいと思います。
 続きまして、59ページの校内通級教室の全市展開のところで、これから中学校においてもスクールソーシャルワーカーを拡充したりとか、また校内通級の中学校のあり方、また適応指導教室のあり方の検討も進められるということなんですけれども、今お母様方からちょっと相談をいただく中で、やはり小学校は通級教室とかもありまして、学校の先生とまたそういった通級の先生といろいろ連携しながら、本当に課題のあるお子様への理解というのが非常に深まっているのかなと思うんですけれども、中学になると各教科ごとに先生も違うということで、なかなかその子が通級に通っているということも中学になるとぐっともう減ってしまうということもあるので、課題のあるお子様が見えない──入ってきた時点で情報は連携しているんでしょうけれども、なかなか見えない状況もあるのかなと思うんですが、各担任の先生はその課題のあるお子様のことを理解されていても、他の教科の先生が、まだそこまで情報が行き渡っていないことによって、なかなか勉強についていけないお子さんを逆に傷つけてしまう言葉を発してしまったりとか、そういった現状もあるということを伺っているんですが、この校内通級、今後中学校のほうにもということで、計画にはあるということなんですけれども、今現在、中学校の先生方へのそういった連携とか、また情報共有とか、またそういう課題のあるお子様へのどういう指導をしていったらいいのかという、そういう啓発といいますか、研修とかはどのようになっていくのかお伺いしたいと思います。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  校内通級教室にしましても、それからスクールカウンセラー(スクールソーシャルワーカー)等の事業にしましても、全職員の共有というのがとても大切なわけですが、小学校も中学校も校内委員会という教育支援関連の委員会をやっております。それで、中学校は、放課後というよりも、時間の中で校内委員会を設定してございますので、開催の平均回数が中学校は昨年度、全ての学校の平均で24.3回ということなんですね。小学校においては放課後にそれを開きますので本会としては10.6回というような中で、中学校は、それなりにと言うと難しいんですが、小学校と違う時間設定の中で、ですから、月に2回以上それぞれの学校が校内委員会を催しまして、各学年の代表者等で共有をしているところでございます。先ほど委員がおっしゃったような、保護者の方にとっては、ちょっと届いていないというような印象を持たれることもあるかもしれませんが、今申し上げたような、回数的には努力をしているというところを、済みません、御報告いたします。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。中学校でも情報共有する努力をされているということで、今後も本当に、中学校に行くと、支援が必要であっても通級には行かなくなってしまうお子さんもいらっしゃると思うので、その辺のところはしっかり情報共有していただいて、皆さんについていけないとか、なかなか同じことを言っても対応できないと、そういうお子さんも現実にたくさん中学の中にもいらっしゃると思うので、そういった細やかな配慮、お願いしたいと思います。
 それと、続きまして、学校のトイレの洋式化についてなんですけれども、以前にも質問をしたことがあったかと思うんですが、今、学校の校舎のトイレ、洋式化、床のドライ化、バリアフリー化を推進を順次してくださっているということなんですが、校庭のトイレ、こちらも非常に古くて臭くてということで、サッカーとか野球とかで外から来られるお子さんとかもいらっしゃると思うんですけれども、やはりこの校庭のトイレ、使いたがらないという現実があります。でも、現にそこにしっかり、便利なところにあるのに使えないという状況ではもったいないかなと思いますし、また今後震災ということを考えても、そこも有効なトイレの1つになってくるのかなと思うんですが、この校庭のトイレ、この中の計画には今後含まれていくのかお伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今の校庭にあるトイレなんですけども、一応、基本的には、何ていうんですかね、設置している部署がさまざまでして、例えばスポーツ推進課ですとか、いろんなところで設置をさせていただいている経過もありますので、今後、市長部局と連携しながら整備に努めてまいりたいというふうに考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。
 では、最後にプログラミング教育についてお伺いしたいんですけれども、平成30年度、平成31年度の2年間、一小で都のプログラミング教育推進校ということでやられるということなんですけれども、この平成30年度の全校におけるプログラミング教育のあり方と、この一小の教育推進校としてやられていることの今後の展開というか、そういったことの方向性を教えていただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  平成30年度に第一小学校のほうで、東京都のこの指定を受けた形で研究を進めてまいります。学識経験者の方に入っていただきながら、第一小学校のほうでは、コンピューターを使ってプログラミングをつくるとかそういうことではなくて、論理的思考──こういう段取りの後で次にこうなると、そういう部分ですけれども、別にパソコンを使わなくても進められるものをということで、東京都のほうからもそのような形での指示がございます。そういう論理的思考を構築するという、そういう研究になっていき、子どもたちにそういう授業をするということです。今後ですけれども、平成30年度のこの成果を踏まえて、さまざまなプログラミング教育に対する考え方について、各学校のICT等、情報教育のほうを担当している先生方を対象にしながら、授業研究会等での公開をしながら全市に進めて広めていくという、そのような予定で考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。以上で終わります。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。まず道徳教育についてなんですけれども、こちらの黄色い表紙の冊子のほうですが、7ページ、8ページでしょうか、今年度中学校で使う道徳の教科書の採択が行われますけれども、ちょっと少し細かい点になるかもしれませんけど、毎年教育センターのほうで採択なされていると思うんですね。それが今回恐らく暫定施設のほうで行われるという話をお伺いしているんですけれども、例年、傍聴希望者が100人ぐらいいらっしゃると思うんですね。非常にこれ市民の関心も高い問題でして、それで、暫定施設のほうで行われるということになりますと、この傍聴希望者の方の一定の制限みたいなことということは今想定されているんでしょうか。


◯総務課長(高松真也君)  教育委員会の会議の中での採択の協議、そのときの会議の設定のあり方、開催の形というようなことでの御質問かと思います。現在、教育センターは耐震補強等工事に伴いまして暫定施設のほうに移転をしているところでございます。暫定施設におきましても2階に一定程度の広さの会議室については確保しておりまして、そこで毎月の定例会等の教育委員会の会議は行っているところでございます。今回の採択の会議におきましても、その教育センター暫定施設の中での設定を予定をしているところでございますけれども、一定の傍聴席の確保は可能と考えてございます。ちなみに、昨年度、小学校の道徳教科書の採択を行いましたけれども、そのときの傍聴者が40人弱というような状況でございました。
 以上でございます。


◯委員(西尾勝彦君)  済みません。てっきり僕、100人ぐらいいらっしゃっているのかと思って、そういう前提でお話をしてしまいました。
 では、次の9ページなんですけれども、ちょっとこれは気になったんですけれども、三鷹地域学習について、地域の伝統や文化に触れ、我が国と郷土三鷹に対する愛着や誇りを育むとあるんですけれども、この郷土三鷹に関する地域学習といったもの、それに対する愛着や誇りといったものがダイレクトに我が国に対する愛着や誇りへと具体的にどのようにつながっていくというか、ある意味昇華していくというか、そういった形でこれ表記されたのか、ちょっとそのあたりをお伺いしたいんですけれども。


◯指導課長(松永 透君)  この基本方針と事業計画の内容の部分のところということなんですけれども、三鷹地域学習は、今回も小・中一貫カリキュラムの中で地域学習について、三鷹の地域資源についてきちっと踏まえましょうということで、さまざまな三鷹のいわゆる伝統・文化等の部分も含めて、施設・設備も含めて、広く三鷹を子どもたちに愛してもらおうということで進めているところです。我が国という言葉、部分に関してなんですけれども、基本的には郷土三鷹、三鷹を愛する人、私たちの住んでいる地域に愛着を持つといったところを主眼として組み立てているところではございますけれども、学習指導要領上に書かれております表現で、このようなことで含みながら書かせていただいたところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。ここでちょっとまた伝統というような言葉も使われているんですけれども、地域の伝統と歴史──伝統と歴史ってちょっと違うような言葉だとは思うんですね。地域の歴史等々を学習していくということの中で、やはり我が国に対する愛着というのは僕の中ではちょっとつながらないとは思います。
 次に、学校における働き方改革なんですけれど、これも以前お話あったかもしれませんが、教員の方の在校時間を把握する、その具体的な方法と、またそれが確実に守られているというチェックの方法といったものについてお伺いをいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  ただいまの働き方改革における実態把握についてでございます。先ほどの運営方針と目標あるいは基本方針と事業計画の中では、ICTを活用して今後把握を常態的にやっていくというのは平成31年度からやっていくというようなことをお話をしたと思いますが、今年度につきましても一定程度やはり導入したスタッフの効果でありますとか、そういったことを検証ができるように、在校時間の把握は定点的に観測をしていきたいなというふうには思っています。それについては今後、一定の期間、全校的にやっていきたいというふうに考えております。来年度以降はそういった、常態的にシステムを使ってやっていくと。あとは、前回委員からも質問があった東京都の調査の分析というのも今やっていますので、そういったものもしっかり踏まえながら、どのような効果があったかというようなことは、推進会議というのを今、中で持っていますので、その中で各学校の管理職等を通して教員の意見も吸い上げながら評価・検証をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。じゃあ、今のところ具体的な方法というのはまだはっきりとは決まっていない。ただ、ICTを何らかの形で活用して勤務実態といったものを把握をしていきますというようなことなんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  再質問にお答えいたします。把握の方法も、ICTを使ったとしても、基本的には在校時間の把握というのが主たる内容になります。ただ、いろんな分析については、いろんなスタッフを今入れていますので、その補助事業の報告、事業実施における計画と報告というのを一定程度やりますから、その中で例えば副校長補佐を入れた効果がどうだったのかというのはもう既に学校マネジメント強化モデル事業、そういったことを補助事業の中でもやっていますので、スクール・サポート・スタッフでありますとか、部活動、こういったものの効果についてはそういった事業の中でもやっているということと、ICTについては平成31年度、来年度からでございますけれども、今年度は各学校単位で在校時間の把握を定点観測でエクセル等の記入でやっていくということをまずやっていきたいと思っています。


◯委員(西尾勝彦君)  非常に在校時間の把握ってやっぱりどうしても大切なことになってきますし、それをまたチェックする形というのも必要に──具体的にそれをチェックする形ですよね。在校時間といったものが適正に管理されているのか、行われているのかということ、これをチェックするということも本当に重要なことになってきますので、その辺のところもよろしくお願いをいたしたいと思います。
 もう一つ、働き方改革なんですけれども、どうしてもこの小・中一貫による教職員の方々の働き方への問題・課題といったもの、これ以前にも質問をさせていただきましたけれども、あると思うんですね。やはりそれに対して働き方改革として、1つの施策として提案、実行していくということになりますと、やはり正確な実態把握というものがないと、こういった正確なデータというものがないと、それを反映した、それを改善していくための働き方改革になっていかないと思うんですね。そうなりますと、どうしても教職員の方々の悉皆調査といったものが必要になってくると思うんです。これは本当に働き方改革、大きな問題だと思うんです。ですから、正確な実態把握、データがなければ適正な的確な施策というのはできませんから、今後、教職員の方々の勤務実態の悉皆調査ということは計画はされていないのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  現在のところ、悉皆調査というのを計画はしておりませんが、そういった推進会議等を通して、この働き方改革プランを評価・検証していく中で、各学校からのいろんな意見の吸い上げでありますとか、そういったものについては一部アンケート調査というようなことも今後は考えられるかと思いますし、在校時間の把握をしっかりしながら、恒常的にそれが把握できた中でいろんな分析を進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。やはり基本がデータだと思うんです。データの中で、その問題が解決していくためにはそれが必要なんだと思うんです。そのデータというのは実態ですよね。そういったところで、やはり悉皆調査といったものは必要になってくると思います。こういったこともよろしくお願いしたいと思います。
 あと、長寿命化に関してですけれども、先ほどお話で、大阪のようなことは見られなかったというお話があったんですけれども、この大阪のようなものというのは具体的にどういったことなんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  ちょっと目視点検をさせていただいている関係もありまして、まだ技術的な部分とか含めて、これから調整をさせていただくという段階ではあるんですが、目で見た限り、高槻市のような3メートルを超えるようなブロック塀ですとか、そういうものは見受けられなかったという意味です。


◯委員(西尾勝彦君)  わかりました。いろいろ何か報道なんかで、高槻市のほうで違法建築がどうこうなどということが報道がされております。また今後も本当に早い時期に、きのうの時期にもう本当に三鷹22校、全市回られて目視で確認をされたと僕もお電話でお伺いをしました。今後は専門家による調査といったことも行われるということで、ぜひとも、通学される小・中学生の児童・生徒さんだけではなく、地域住民の方、また災害時には避難場所にもなるという、こういったことも含めて、専門家の方々を交えた調査といったこと、また、問題があるのであれば改修とか具体的に目に見える形で安全性の担保といったこと、行っていただきたいと思います。
 続きまして、学区の変更のことなんですけれども、ここで述べられている意見以外で何か要望等はございましたでしょうか。また、近隣住民の方々も対象にして説明会を行われたということですけれども、この近隣住民の方々への案内といったものはどのくらい行われたのか、またどういう形で行われたのか御教示ください。


◯学務課長(桑名 茂君)  説明会での質問については、主なものということで挙げさせていただきました。学区域の変更については、こちらのほうで記載させていただいたところですけども、細かい点では、校庭の利用の状況だとか、児童数がふえたことについてのどういう状況になるかといったようなこともお受けをしております。それから、新しく、マンションの事業者に対しての説明といったものはどういうものかというふうなところで、学区域については事業者のほうにも重要事項説明の中で説明していきます。契約者というんですかね。予定者については説明していきますというような内容の質問がありました。
 それと、近隣住民の方の御案内ですが、御案内の通知、保護者と同様のものの通知を封筒に入れてポスティングをしております。ポスティングの数でございますけども、第一小学校の周辺の世帯に対しては115世帯、高山小学校の周辺の世帯に対しては150世帯、それから下連雀五丁目の西側隣接地域の世帯に対しては、こちらのマンションがございますので多くなっていますが、420世帯の居住者の方に御案内を差し上げております。
 以上でございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。いろいろ御意見もあったと思いますけれども、学校関係者の方と近隣住民の方とはやはりちょっと立ち位置というか、見方が変わってくるのかなという感じがするんですね。そういった考え方の違いであるとか、ある種住民の方々の間での要望のバッティングとまではいかないかもしれませんが、そういったお話というのは何かございましたでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  住民の方から、特にこの学区域の変更に関して要望的なものというふうなところについては伺っておりません。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。今のところ住民の方はそういう何か変更があるのかなというような関心で参加されている方がやはり多いのかもしれないと、今の御答弁、またこの資料を読ませていただいて感じました。今のところこの推計、市民の方からの御質問があり、その回答の中で、今のところの推計であって、毎年推計する中で変わってくることもあるというような回答がございますけれども、例えば人口の推計といったものが変わってきた場合、またその都度学区の変更といったことも想定されるということなんでしょうか。また、その都度変更が行われた場合、住民説明会といったことをまた行っていくということなんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  ただいまの推計についてです。毎年更新をしております。最新の人口状況、あとは都市整備の開発状況、庁内で共有できる情報を全てかき集めて対応してきています。高山小学校のときもそうなんですけども、そういったところで上振れをしたときのリスクですね。こういったものをしっかり二重三重の考え方を持ちながら、例えば教室を転用できるのがどれぐらいあるのかとか、そういった学校施設の状況も踏まえて、区域を変更しないで対応できるということで今まで進めているわけですけども、ここの新たな下連雀五丁目に対しては高山での受け入れが難しいということで、近隣の隣接している学区域で、第一小学校、第六中学校のところはずっと10年間、特に第一小学校はピークに比べて200人近く今減って、これはもう減り続けていくというようなことがございましたので、そういった対応をさせていただくということでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。やはりどうしても学区の変更そのもので市民の皆さん、やはり一定の、もう現在混乱というか、不安というか、というものが当然出てきていることは確かなことであって、また今後そういったさまざまな変更等々がもしあった場合、やはりできるだけ早い周知といったものもまた必要になってくると思います。またそういったこともよろしくお願いをいたしたいと思います。
 以上です。ありがとうございました。


◯委員長(吉野和之君)  では、休憩をします。
                  午前10時51分 休憩



                  午前11時04分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 質疑を続行いたします。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、幾つか順に質問させていただきます。基本方針と事業計画に基づいて質問させていただきます。
 まず、3ページのコミュニティ・スクールの機能の充実ということで、私も平成24年、平成25年、平成26年、3年間コミュニティ・スクール委員になっていたので、ある程度の流れとかというのもわかっていて、今回、学校運営協議会がコミュニティ・スクール委員会に一本化してというのは非常にわかりやすいなと思ったんですけど、そこで、コミュニティ・スクール推進員と、あと支援員、支援ボランティアということが出てきて、一旦整理をしておきたいんですけど、コミュニティ・スクール委員会というのがあって、その下という言い方はおかしいかもしれないんですけど、コミュニティ・スクール推進員というのが別に組織立ってあって、そのまた下という言い方はおかしいかもしれないですけど、学校支援ボランティアがいらっしゃる。そこ、支援ボランティアの方々と学校をつなぐのが支援員というような構造でよろしいんでしょうか。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  今の委員の把握で基本、間違っていないんですが、学校によってちょっとまだ名前が違ったり、コミュニティ・スクールがそこまで支援部を、しっかりと充実したものになっているかということでいうと、今、三鷹の森についてはやっと学園学習サポーターをつくってということもあるので、そういった意味ではまだこれからというところもあると思うんですが、例えば三鷹中央学園ですと、かなりもう学校支援部が充実していますので、そういったところをさらに拡充して、またよりよく人材を広げていくという意味でのマッチング機能を今図っているというところになります。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。その中で、この3ページの下から3行目にマネジメント力を強化するとありますけど、これはコミュニティ・スクール委員会にマネジメント力を強化してもらうというのを推進していくという考えなんでしょうか。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  PDCAサイクルを確立し、マネジメント力を強化する部分については、サポート役にはなる可能性はありますけれども、特段推進員は直接的な動きというのは今現在のところは想定していません。


◯委員(谷口敏也君)  というか、コミュニティ・スクール委員会、委員のマネジメント力を強化するということなんですか。


◯指導課長(松永 透君)  教育施策担当課長の答弁にちょっと補足させていただきます。PDCAサイクルの確立というのは、学校関係者評価によって、今学校で行われているさまざまな教育活動であったりガバナンスであったり、そういった部分について学校関係者としてコミュニティ・スクール委員会から提言していただいて意見をいただくと。そういった意味で、これは学園・学校のマネジメント力の強化にコミュニティ・スクール委員会の学校関係者評価が関与していただいていると、そういう意味でございます。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。済みません。ありがとうございます。そういうことであると、やっぱり次に出てくる情報共有と学校間・学園間の交流・連携というのも非常に重要になってくると思います。先ほど福島課長がおっしゃっていたように、各学園によってそれぞれ進捗状況なり活動の違いなりがあると思うんですけど、やはりそこの情報共有とか、自分のところでも取り入れられるものは取り入れていったほうがいいなと思うのもあるだろうし、逆にこういうことをやっていると発表して教えてあげるということが必要だと思うんですけど、実際、平成29年度でこのような取り組みは進んでいるんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  こちらにも書かせていただいているところなんですけれども、コミュニティ・スクールの会長・副会長連絡会等の中では、それぞれの部会等の、評価部であるとかサポート部であるとか、そういったところの御担当いただいている方々にも来ていただきながら、実際に今進めているのがどんなことをやっているのか、そういうアイデアがあるんだといったことをお持ち帰りいただく中で、学園全体の情報共有等を進めているところです。また、さまざまな学園で行っているようなことの好事例に当たるようなものですね。そういったものを共有していきながら、参考になるものは参考にしながら進めていきましょうということで情報共有を進めているところです。


◯委員(谷口敏也君)  例えばコミュニティ・スクール委員の人とか推進員とか、全体を対象とした研究発表会みたいな情報共有の仕方というのは考えていないんですか。


◯指導課長(松永 透君)  毎年2月に、いわゆる学校支援者養成講座の一環としまして、3学園程度が全体で発表していただくということで、今こういうことに取り組んでいますといったことを情報共有する機会を持たせていただいています。そちらにはコミュニティ・スクールの各委員の方、それからさまざまな関係の方に来ていただいて、学校の教員も中には入ってきたりとかいうことで、情報の共有を進めていく機会を持たせていただいています。


◯委員(谷口敏也君)  今年度3つの学園が10周年を迎えるということで、一緒に発表するということでしたっけ。だから、そういうところの機会を捉えて、これまで例えば10年間やってきて、こういうことでいいと思うとか、つまずいたとか、そういったことを、コミュニティ・スクール委員だけではなく、多くのPTAとか地域の人に聞いてもらうような機会というのを設けるべきではないかなと思うんですけど、その辺のお考えは。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  まさに今谷口委員がおっしゃった3学園の合同記念式典だとか、あとは学園ごとの公開交流日、こういったところでそういった共有を図っていきたいなというふうに考えているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ぜひ、我々文教委員も、多分皆さん聞いてみたいと思うので、御案内をいただければと思います。
 それと、5ページの地域人材の育成と協働の推進の中の、先ほど教育長から説明がありましたけど、まる3とまる4がこれ、去年から比べると分けていますよね、文章。これは中学校の部活動のあり方についてというのが出てきたからこういったような形で分けたと思うんですけど、先ほど教育長の説明ですと、部活動指導員が大会引率ができるというようなお話だったんですけど、部活動指導員と外部指導者との違いというのは、簡単にちょっと説明していただけないでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  外部指導者という者は、従来行われている、教員が実技スキルがなかなか伴っていないので専門の方に来ていただいてという、いわゆる有償ボランティアで入っていただく、これは顧問の先生の管理下のもと御指導いただくと、そういう仕組みでした。部活動指導員につきましては、これは三鷹市の嘱託職員という形での位置づけで、学校の校長の指揮下のもと、いわゆる学校の職員の1人として子どもたちの部活動の顧問を務めることができる。つまり、顧問を務めるということであるならば、大会の引率も可能であるという、そういう仕組みです。


◯委員(谷口敏也君)  はい、わかりました。以前から言っているように、やっぱり部活動、中学校の先生の働き方改革もそうですし、部活動が負担に思っている先生への対応とか、逆に、子どもたちがもっと強くなりたいと思っているのに指導者の人が経験がない人になっているというのも非常にいい対応ができるんじゃないかと思うんですけど、具体的にどういった部活──多分予算もあるでしょうから、選抜、例えば一中だったら、こことここの部活動だけしかだめだよねとなるんじゃないかなと思うんですけど、その全体像はどうお考えですか。例えば、予算がないから各中学校に1人ずつで、部活動は学校で選んでくださいとかになっているのか、それとも、この部活動に先生が、この指導員が必要だからお願いしますと下から言っていくのか、それはどういう感じになるんですか。


◯指導課長(松永 透君)  谷口委員がおっしゃったように、学校で今一番困っている部活動が何なのかといったことを把握しない中で、どうですかというのは難しいところがあります。そういった意味では、今年度に関しましては制度の初年度でもあるということで、モデル配置として各中学校1部活予算化していきましょうということで進めてまいりました。その中で、各学校のほうで、一番困っている部活動で、指導者、なかなかこのマッチングも難しいところはあるんですけれども、人材を各学校のほうでとか、部活動の顧問間の情報の中でやっていただける方を探しながら、この部活動でというのを学校のほうからリクエストいただいて配置をするということで進めてまいります。


◯委員(谷口敏也君)  期待していますので、ぜひ進めて、拡充していっていただきたいなと思います。
 8ページのまる2の黒ぽちの5、道徳教育推進委員会、これは校長先生と副校長先生と教員の方々で組織されていると思うんですけど、この推進委員会における効果的指導及び評価の方法の共有とありますが、これは具体的にどういった形で進めていくのかをお伺いしたいんですけど。


◯指導課長(松永 透君)  道徳教育推進委員会ですけれども、各学校から代表の、道徳教育推進教師を担当されている先生が多いんですけれども、それから管理職の先生で担当の先生をお願いをして進めているところです。具体的には、特別の教科道徳ということで、さまざまな指導する中身が今までの道徳と大きく変わってきたこと、それから評価の方法等についてどういうふうにしていったらいいのか先生方も困っている部分もあるといったことで、この委員会の中で具体的に指導する方法等について、こういうふうにやっていけば新しい道徳の指導、考え、議論する道徳になっていくんじゃないかとか、それから評価の方法についても、こういう観点で見取ったことをこういうふうに書いていくといいんじゃないかということを、昨年度の成果としては、リーフレットにして全部の教員に配付をさせていただき、あっ、こうやってやっていけば大丈夫なのかなといったことを先生方にもイメージをしていただき、実践していただくと、そんな形で進めてきています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。これは各学校でそれぞれ委員会を設置しているんですよね。違うんですか。それをちょっと聞きたかったんですけど、各学校だと考え方とかがばらばらになるんじゃないかと思っていたんですけど、これは、じゃあ、各学校の校長先生、副校長先生、担当の先生たちが集まった、三鷹市の教育委員会の中の1つの委員会ということなんですか。


◯指導課長(松永 透君)  おっしゃるとおりですけれども、担当の校長先生、全部の学校の校長先生ではありませんが、代表の小・中学校の校長先生等に入っていただきながら、そこで議論したこと、それからつくったものについて、来られている先生方が道徳を学校の中で担当されている先生方ですので、それを各学校でこうやって道徳の指導をしていきましょうということで伝達講習を行う等しながら、市全体でつくったものを各学校で共有して指導に生かしましょうということで進めています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。詳しいことがわかりました。引き続き進めていただければと思います。
 先ほど来から話に出ております17ページの安全な通学路等もそうなんですけど、調べた結果、3メートルになるようなブロック塀はないというようなお話でしたけど、あの大阪の事例を見ていると、プールサイドの壁、目隠し用につけたというようなお話で、道路から見ると3メートルありますけど、多分あれ、下の部分というのはプールサイドとつながっている、要は基礎的な部分だと思うんですね。だから、ブロック塀的には、その上に積まれた1.6メートルのブロック塀が倒れたというような判断をしなければいけないと思うんですよ。だから、3メートルのを探すんじゃなくて、1.6メートルの──多分建築基準法が変わって、何メートル以下にしなければいけないとか、当然、中に鉄筋を入れなきゃいけないとか、横にも鉄筋を入れなきゃいけないとか、あとブロック塀に対して直角的な補助のブロックを1列ずつ積まなきゃいけないとかというのがあるはずなんですけど、そういうところまで点検されましたか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  まだ目視の段階ですので、委員さんの御指摘のとおり、ブロック塀については、ある一定の法令に基づいた基準がありまして、例えば2.2メートル以下でないといけないですとか、いろいろあるわけですけども、目視で見た場合に今回の高槻市みたいな形のものは一応なかったということであって、今後どういう形で点検をし、安全を確認をしていくのかというのは、公共施設課等含めて調整をしながら行っていきたいというふうに考えています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ぜひ、目視でも直角に添えている1列というのはわかるでしょうから、それぐらいは早急に見て確認していただきたいと思います。特に今回、学校に登校する子が学校の施設、学校の壁によって亡くなるという事故なので、教育委員会としても重く受けとめて、点検あるいは改修等は早急に進めていただきたいと思います。
 これの最後に、東部図書館のリニューアルなんですけど、まず、滞在・交流型施設というのは具体的にどういったものを想定されているのかということと、サポーターにはどういうことをしてもらうような計画なのかということ。あと、これいつもそうなんですけど、予算の段階で入っているのはわかっているんですけど、予算の段階って図面とかないじゃないですか。今回も一中と二小については図面が出てきたけど、文教委員会に付託じゃなくて総務委員会に付託ですから、文教委員会で詳しい質問はできないというような形になってしまって、我々も、何かおかしいんじゃないかと思っている人も多いと思うんですよ。だから、例えばこれって、9月の議会に出てきちゃったら、また文教委員会には何にも議論がないじゃないですか、契約案件として。もっと前の段階で、こういったことを考えていますというような図面を含めた資料で文教委員会に説明をしてほしいんですけど、そういうお考えというのはないんですか。これは図書館だけじゃないです。今後、学校施設等のいろいろな長寿命化が進んでいくと思いますけど、そういうことを含めてお伺いしたいんですけど。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  契約案件になったような場合ですね、文教委員会に諮るような諮り方を含めて、施設整備について、どの段階でどういった情報を出していくのかというようなことでございます。現在のところは、ほかの公共施設全般的に同じようなやり方をやっていると思います。ですから、議会のほうにお諮りをして、どこに付託をして審議するかというようなことで、こちらのほうとしましては、それに伴ういろんな代替サービスの説明だとか、いろんな説明を今各所管の委員会に説明しているというような状況かと思いますが、ちょっと全体的な施設整備の契約案件に係る説明の仕方については、総務部でありますとか、公共施設課でありますとか、議会の事務局でありますとか、いろんなところと今後議論していかないと、こちらのほうでちょっと、こうあるべきだというのはなかなかちょっと御説明はしづらいところでございます。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  まず1点目の滞在・交流型の施設へのリニューアルの今回の東部図書館の考え方なんですけども、まず館内のほうについては今、席数が東部図書館の場合は全部で23席しかございません。ほとんど満席のような状況での運営になっておりますので、今回は学習コーナーと児童コーナーの新設をした形で席数の充実をさせていくような形を考えております。また、東部図書館の場合は全ての図書館の中でも一番小さい施設でございますので、なかなか1階の開架部分だけで親子で自由に楽しめるようなスペースというのが確保できないために、2階の視聴覚室、おはなしの部屋で使っているところも一定程度利用できるような形で運営をしていくということで今、運営の方法の見直しも考えております。また、東部図書館、施設に入りますと右側に中庭がございますので、そこにはウッドデッキを設置をして、テーブル、椅子、またパラソル等を設置して、そこで談話とか飲食、また親子で楽しめるような空間として、あと一般の方も読書とか雑誌とかを見られる方も今いらっしゃいますので、そういう空間の充実を図るということで滞在・交流型の施設にリニューアルをしていきたいと考えております。
 また、サポーターの活動につきましては、昨年度、サポーターの懇談会を実施をして、東部図書館のサポーターの設立に向けていろいろ市民の方の御意見をお伺いしました。また、5月にリサイクルの図書の提供とおはなし会という形で、東部図書館でフェスタと位置づけして、フェスタのほうを開催をさせていただいております。そこに一定程度御協力いただくサポーターの方を募集をして、一緒に活動して、またその方たちにどんな活動をしていきたいかということをアンケートで聞いたところ、またイベントの協力、あとは本の修理と、あときれいな本で利用者に提供していきたいということで本のクリーニング等の作業を協力していきたい。また、その後はおはなし会等のボランティアの拡充等も含めてサポーターの活動を広げていきたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。常任委員会も今閉会中でもやっているので、できれば、教育部長の一存じゃ決められないのかもしれないですけど、進捗状況、今聞いただけでも席数がふえるとか──私も近所の人とかに席が少ない、あと新聞を見るところが何か、広げるところがないだとか少ないだとかという意見とかもいただいているんですね。だから、どういった改修工事をしていく。当然、予算委員会でも議論になっているでしょうけど、予算委員会だけではやっぱり全部の議案について議論ができるわけじゃないですし、時間も限っている中で。せめて文教委員会として、我々が委員としてなっている中で、文教委員に関係することであればなるべく情報提供してほしいなという思いがあるので、契約議案として図面等が全部総務委員会に行ってしまうと、我々は何も議論できないということになりますので、ちょっとその辺、御配慮いただければなと思います。
 あと、図書館のほうはわかりました。ウッドデッキ等、子どもたちにも受けそうな改修工事が待っているということで期待していますので、よろしくお願いいたします。
 それと、学区域、下連雀五丁目の件なんですが、先ほどの質問の中で、近隣住民の方々へのどういう周知、告知をされているのかということで、今回それぞれの小学校で行った説明会でもそんなに人数多くないですよね。多分、今通っている子はほとんど関係ないと言っちゃおかしいですけど、下のお子様がいればそれで来るというような感じ、そこが一番重要だと思うんですけど。一方で、近所でこれから入る方にとっては学区域が全然わからない状況、マンションを買う人は当然、重要事項説明書でわかりますけど、そういった中で、先ほど一小では115世帯とか、いろいろ数字がありました。現在変わる部分の方々、特に西側の方はマンション、あと一戸建ても狐久保の交番の裏に少しありますけど、そういったところまでカバーしてもらいたいですし、逆に変わらない部分の人も、例えば五丁目で弘済園通り沿いにマンションと、あと病院との間にも1個マンションがありますよね。そういったところの方々等にもしっかりと伝えて──要は保護者じゃない方ね、PTAじゃない方にはしっかりと伝えてもらいたいと思うんですけど、この今回のポスティングで一応カバーできているんですか。


◯学務課長(桑名 茂君)  今回のところで、五丁目の東側の方については、高山小学校か第三中学校の保護者の方には周知をしているような状況です。


◯委員(谷口敏也君)  東側のポスティングはしていないということですよね。ただ、変わらないから確かにいいのかもしれないですけど、不安に思っていてわかっていない方とかもいらっしゃると思うんで、どこかの機会でやっぱりくまなくポスティングはしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。まだありますよね、この後の説明会も。それについてはいかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  まず、この下連雀五丁目の開発事業に伴いまして、去年とことしで2回新聞報道がまずあったと。それでかなりの周知がされているというのが1つあります。あとは、こちらのほうで文教委員会にも御報告しながら教育委員会で定めた対応方針というのをホームページにアップしております。そういったところから全市的な周知というのはある程度やっているところでございます。ただ、あと今後、スケジュールのところにもありましたけれども、地域の、今までもコミュニティ・スクール委員会、いろんな方が入っていらっしゃるところにも説明をしてきました。PTAにもそれぞれしています。各学校の保護者にもして、これが第1回やった段階でいろんな御意見をいただいて、それをまたお返しをしていくというのをまた今後秋口に計画しておりますので、そういった中でしっかりと対応していければなというふうに考えているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  まだ完成までには大分時間がありますので、これからまだ問い合わせが来る可能性もありますので、しっかりと周知を図っていただきたいと思います。
 あと、この説明会の中で、今回質問とか回答が書いてありますけど、これが主な質問とか意見という抜粋だと思うんですが、この全文というのは、裏に書いてあるとおり、議事録としてホームページに全部掲載するんでしょうか。あと、数的にどれぐらいあったのかというのをわかればお伺いしておきたいんですけど。


◯学務課長(桑名 茂君)  質問の数としましては、同じ方が関連した質問というような部分がありますけども、それぞれ1カ所当たり5点から8点程度の質問でございます。


◯委員(谷口敏也君)  それはホームページに掲載しますか。


◯学務課長(桑名 茂君)  失礼しました。その内容については議事録の要旨としてホームページに掲載をする予定でございます。


◯委員(谷口敏也君)  6月下旬と書いてありますからね、我々もちょっと注目をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、質問の中の第一小学校の質問・意見まる2の回答2で、将来的には人見街道まで歩道が接続すると書いてありますけど、人見街道がカーブしてきてYの字になっているところがあるじゃないですか。そこまでですよね。それって説明間違えてないですよね。質問者としてはね、交差点までも歩道ができるんだって思っちゃったらまずいと思うんですよ。本当はそれがいいと思うんですよ。本当はセットバックしてもらって、あそこに歩道がちゃんとできて、そのまま交差点から学校のほうに行けるというのが一番ベストだと思うんですけど、まずその回答はちゃんと間違いなく伝わっているのかどうかということと、将来的にもやっぱり、ここに書いてあるように、ずれていかなければいけない通学路になってしまうのかどうかお伺いしたいんですけど。


◯学務課長(桑名 茂君)  説明の中では、二股のところまでということで都市整備部のほうから説明をしていただいております。道路のことですので、ここでお答えはできないですけども、現状では、あそこから右折をして、曲がって人見街道に出て、また信号を渡ってくるという今のルートが変更されないかと思います。


◯委員(谷口敏也君)  はい、わかりました。道路のことは都市整備部ですからそうなんですけど、教育委員会の希望として、やっぱりあそこは広げるべきじゃないかということで訴えていただきたいなと思います。だって、こうなっているここって、あれたしか私道ですよね。私道だったんじゃないかと思うんですけど、それって、違いますか。ちょっと認識不足なのかもしれないですけど、そこを含めて聞いておきたいなと。やっぱりこっちが普通じゃないですか。こうじゃなくて、こう。なかなか難しいと思うんですけど、教育委員会として第一小学校の通学路はあそこを使いたいんだという希望は市のほうに言っておいたほうがいいと思うんですけど、どうでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  あそこの道路、右に曲がって南に向かってくる道路については市道だということは都市整備部のほうの確認をとっております。あと要望としてというふうなところと、あと現状を見た部分では、なかなか厳しいかなというふうには考えております。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  まずちょっと入り口部分で、この行政報告に付加した口頭の報告ということで、例の高槻の事故を受けた報告がございました。ちょっとここをもう一回確認しておきたいんだけれども、目視で確認をしたというお話でした。私の理解不足かもしれないので一応確認をしておきたいんですが、学校の敷地外から学校の敷地を見て外壁を確認したレベルなのか、学校の敷地の中に入って敷地の中もくまなく目視をしたレベルなのかについて一応確認しておきたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  中にも入って一応目視で確認をさせていただいております。


◯委員(半田伸明君)  それを聞いて安心しました。ちょっと気になったのはね、例えば体育用具を入れている倉庫とか、ブロック塀で積んでないよというんだったら問題ないんだけど、実際はそういうことはないんだと思うんだけど、ちょっとそこが気になったもんでね、学校の施設の中に入っての確認ということで今答弁得られましたので、そこは了解をいたしました。以上です。
 それと、具体的な質問に入っていきますが、まず働き方改革についてなんですが、ここ、各部の運営方針と目標に載っていますんでね、もう一回確認しておきますけど、平成28年に文科省の勤務実態調査がありました。対象校が400校ということで、三鷹は対象校ではなかったと。これ、勤務実態調査なんですよね。ですから、例えば授業準備にどのぐらいかかったとか、部活動にどのぐらいかかったとか、会議にどのぐらいかかったとかいう報告は、文科省のほうに一定の報告が行っていると思うんです。こういうところがライフ・ワーク・バランスを真剣にやっているんだと言うんだったらよくわかります。なぜなら、実態をつかんでいるからです。我が市はどうでしょうか。この400校の対象に入っていませんね。ですから、国の統一的な調査の対象の外で、我が市は勤務実態を把握をしなければいけなかった。そこで、私は何度も何度も業態分析をすべきであると言い、委員長からも言及があり、常任委員会としての一定の意思を表明したにもかかわらず、推進会議というのを設けますというのは、申しわけない、これはゼロ回答ですよ。常任委員会を何だと思っているんですかと言いたい。なぜ実態調査をせずに推進会議というものを設置したのか、もう一回考えを聞いておきます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  ただいま私の説明の中で出てきました推進会議でございますが、これは昨年から文教委員会の皆様にも報告しているプラン検討会議というのがございまして、小・中学校の校長先生、副校長先生、あとは教育部の事務局で構成されているプランを策定するための委員会がございまして、それを今度、プランが策定された段階で、市のほうもそうなんですけど、推進会議と改めまして、そのプランの評価・検証をしていくために名前を改めてフォローをやっていくということでやっています。実態把握につきましては、先ほどもちょっとお答えをしたところでございますが、基本的にはこれから恒常的にやれるような、勤務時間の把握についてはICTを活用したものを今検討中でございます。前回半田委員さんのほうから御質問がありました、東京都の去年やった調査の該当校2校についての分析を今始めましたので、一定程度把握はできておりますが、今後またそういった分析につきましては、ここの委員会についても必要に応じて出していければなと思っていますが、基本的に全国的に把握されている傾向、これは新しいスタッフの配置の予算にもつながっていますが、副校長が多忙であるということ、あとは中学校の、特に土日の勤務、部活動を起因とするような中学校の土日勤務時間の多いこと、あとは授業準備等に時間がかかっているということで、それぞれ副校長補佐でありますとか、スクール・サポート・スタッフ、あとは部活動指導員、これが効果的になるのではないかということで、うちも予算に盛り込んで取り組んでいるところでございますが、そういった全国的な傾向は国や都と同じであるというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  その推進会議というのは年何回やるんですかね。要はね、一旦調査をすれば済む話なんですよね。紙を渡す、教員に。何時から何時まで何やっていましたかとメモ書きをさせる、回収する、それだけの話なんですよ。会議をやることで逆にライフ・ワーク・バランスに反対の意思になっていきませんか。この推進会議というのに教員参加するの、参加しないの。そこを聞きたいですね。つまり、コストが逆にかかるわけです。どうですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  推進会議につきましては、小・中学校の代表の校長先生2人と副校長先生2人が入っているということで、教員については、その学校を通していろんな意見を吸い上げるということはしますが、会議に参加するということではございません。それで、これ、今回の東京都の調査でもそうなんですけど、この調査をやることに対して教員の負担が非常に大きいということもありまして、これがまた平均時間で1時間調査にかかるというようなこともあって、なかなかこれが、悉皆調査というのがなかなか難しいんですね。ですから、そういった御意見も踏まえまして、在校時間をしっかり把握する方策をとった上で、それぞれの勤務にどれぐらい要しているかというのは、そういった推進会議の中でいろんなところから声を聞きながらやっていくというのも1つですし、それぞれの補助事業の中で効果を見るにつけて、それぞれの分析をしていくということを今考えているところです。


◯委員(半田伸明君)  ちょっと若干勘違いされているようですけどね、この業態分析は私が言ったんではないですよ。常任委員会の意思なんですよ。委員長も言及している。それに対してゼロ回答とは随分度胸あるなと思いますよ。常任委員会を何だと思っているんですか。委員長に対してどうわびを入れるんですか。そこのステップを踏まないと、推進会議を設けました、はい、そうですかとは絶対ならない。常任委員会を何だと思っているんだ、そう言いたくもなります。いいですか。ここは大切な話ですよ。なぜやらないと決めたのか。なぜ推進会議で代替すると決めたのか。丁寧にきちんと説明することこそが行政のやることだと思いますよ。いかがですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  ただいまの御指摘についてお答えいたします。実態把握をやらないということではなくて、把握の仕方を推進会議の中でも検討していくということと、あとは去年の東京都の実態調査の2校分の分析については、今後この委員会でもお示しができればいいなとは思っております。悉皆調査については、そういった教員の負担のこともありますので、今の段階ではやるというふうにはお答えできませんが、必要に応じて検討はしてまいります。


◯委員(半田伸明君)  これ以上しつこく言ってももうらちが明かないので言わないですけど、常任委員会というものをどう考えているかということなんです、私が言っているのはね。委員長の言及もあった。副委員長は質問もした。にもかかわらずゼロ回答というのはね、なぜゼロ回答なのかの理屈を先に述べるべきですよ。今、西尾さんの質問に対する答弁で出てきたでしょう。それは違うと思うな。運営方針と目標に出ているわけですから。ですから、働き方改革のところの紹介を、運営方針と目標の説明をする際に、前回こういう指摘が常任委員会の意思として──一個人の委員じゃないですよ、常任委員会の意思としてあったにもかかわらず、こういう対応をさせていただきますと報告がこの説明の中であってしかるべきだと思う。いかがですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  今半田委員から御指摘いただいた点につきましては深く反省をしまして、しっかり今後、常任委員会の御指摘に対応していきたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  若干きつい口調で申しわけなかったですけどね、常任委員会の委員長が言及し、副委員長が質問をし、かつ常任委員会の意思として示したことに対してスルーしたまま、質問が出て答弁で初めて発覚するというのは、これ前代未聞ですよ。行政報告を何だと思っているんだと言いたい。いいですね。ですから、一委員の質問に、要望があったからというレベルを超えている話なんですよ。そこをもう一回受けとめていただきたい。いいですか。これ以上言いません。
 同じところで、部活動の適正化がちょっと入っていますので、そこについてもちょっと言及しますけど、ちょっとがらっと話変えますね。どうでしょう。例えば土曜日の午前中とか午後とか、日曜日の午前中とか午後とか、要するに半日ぐらい、三、四時間ぐらいですかね。部活、土日来ていらっしゃる先生のケース、よくありますよね。これね、どういう給与になっているのか、ちょっと素朴に疑問に思ったんですよ。時間外手当という形でね、もしくは休日出勤手当というんでしょうか。僕よくその辺不案内なんだけども、土曜日が幾ら、日曜日は幾らと割り増しが当然出るのか出ないのかね、それとも部活動でたしか謝金云々という話をどっかで聞いたんだけど、その辺のちょっと整理ができていないので、ちょっと教えてもらえますか。


◯指導課長(松永 透君)  教員の部活動、土日に関する部分での勤務についてということの御質問です。まず、土曜日、日曜日に部活動等が実施されるに当たって、2つの考え方があります。1つは、週休日を変更してその日に勤務をしてくださいということで働いていただき、別の日に代休をとっていただくという形で進めていくパターン。もう一つは、土日の部活動については、本来業務的な部分でいうと、もともと勤務を要しない日に行われるということで、部活動指導ということでの特殊勤務手当ということが支給されるというものがございます。こちらは現在、東京都のほうでは1日当たり4時間以上の部活動を実施した場合に支給されるということなんですけれども、現実的に今新しいプランの中では3時間程度という形でやっていて、今そこの部分については市の教育委員会としても東京都と、この部分どうやって整合性をとっていくのかといったことで、今質問をさせていただいたり詰めているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  先に言われちゃいましたね。その3時間勤務の問題を言いたかったんですよ。結局ね、はっきり言います。脱法行為なんです。脱法行為がまかり通っていること自体、おかしいわけですよ。例えば今度は都が3時間と言ったら、じゃあ2時間にしよう。これじゃあ意味がない。だから、本来的には土日のどっちかは必ず休ませなきゃだめと私は思いますよ。水曜日休むという事例はちょっと調べてみたら幾つかあるみたいですけど、それはよくわかりますけど、水曜日部活休み。でも、その先生は水曜日ちゃんと勤務で授業しているんですよ。土日も来ているんですよ。週休ないじゃないですか。その状況で、特殊勤務手当出るんだったらまだ筋が通りますよ。代休をとれと言って、代休100%とれていますか。その答弁はちょっと酷ですからあえて聞きませんけども、そう考えていった場合にね、部活の適正化というのは、いわば教育委員会サイドから週休2日を絶対守れ、週休3日を絶対守れという形できちんとするべきだと思う。統率性を持ってね、学校の自由裁量に任せるのではなく。いかがですか。


◯指導課長(松永 透君)  委員のおっしゃることよくわかりますし、どこまで部活動についてということを市のほうでコントロールしながらやっていくのかといったことはあるかなと思います。現実的には今は土曜日、日曜日のどちらか1日3時間程度までの部活動にしましょうと、先生方もどちらか1日は必ず休んでくださいということではやっています。ただ、大会とかさまざまなものがどうしても土曜日、日曜日に実施されるということがありますので、そこをなかなか今の段階ではゼロにしましょう、必ず2日休んでくださいというのはちょっと困難な状況もあるところで、現実的に今、必ず土日のどちらかはオフにということは、子どもだけじゃなくて、先生方も休んでくださいということで今のところはプランの中で示させていただいたところです。


◯委員(半田伸明君)  学校施設長寿命化計画(仮称)の件です。これ去年、この文字ありましたか。ちょっとそこから入ります。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  去年は入っていません。


◯委員(半田伸明君)  それを踏まえた上での質問をしますが、先ほど高部教育長が話するときに、40年を超える学校施設が云々とありましたね。40年を超えるのが何割というのをちょっと聞き漏らしたので、もう一回ここは確認しておきたい。どうでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  7割程度です。


◯委員(半田伸明君)  今回議案でも幾つか出てきていますけど、基本的なことを聞きますよ。長寿命化で何年延びるんですか。


◯総務課長(高松真也君)  長寿命化で何年延びるのかというような御質問でございます。RCコンクリート造について、日本建築学会等々、さまざま耐用年数というようなことを出されております。一般に50年から80年程度というような言い方がされておりまして、それも日常的な維持管理のやり方、またその立地状況等々、管理状況、それによっても変わってくるというお話もございます。私どもとしては、今指摘がございましたように、40年を越えるような学校施設も多くなってきているという状況から、可能な限り耐用年数と言われる最大のところまで延ばしていけるような形でしっかり維持補修を図っていきたい、そのような考え方でございます。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  仮にそれが60年ね、学校施設が、SRCだと60年ですよね、普通ね。今、40年を超えるのが7割という話がありました。40年を超えた段階で一斉にそれに取りかかっていたら、確かに80年とかいくかもしれないよね。だけれども、60年たった段階で長寿命化を図るとした場合には、当然80年じゃあきかないですよね。もっと下になりますよね。言っていることわかりますよね。ですから、長寿命化計画というのは、40年を超える云々以前に、もう大至急取り組まなきゃいけない話だと思います。大切なことは当然財源の話になっていきますね。ですから、長寿命化計画(仮称)をつくる際に、どれほどの財源が何年間かかるのか。起債だった場合、実際7分の2なのか、いやいや、2分の1なのか、いろいろありますね。ですから、そのあたりも含めて財源の構造も、大変な金額かかりますから、この計画(仮称)をつくる際に財源の構造はぜひ一筆入れていただきたいと思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。


◯総務課長(高松真也君)  まさに我々の問題意識としても委員御指摘のとおりでございまして、学校施設において多くが築40年以上を経過していると、老朽化が進んでいると、そういう状況も踏まえまして、既に今年度の調査につきましては、今後の改修について計画的かつ効果的、効率的に進めていくために調査を行うという認識でございます。今年度調査を行った結果を踏まえまして、翌年度、平成31年度に学校施設長寿命化計画(仮称)を定めていく予定としております。その段階では全庁的な調整も図りながら、当然、財政フレームのことも勘案しながら計画の策定をしていきたい、このように考えております。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  当然、この長寿命化計画(仮称)が素案、成案と段階を踏むそれぞれのたびごとに、我が常任委員会に、文教委員会にも行政報告をぜひお願いしておきたいと思います。
 それと、学区域変更の説明会の件ですね。秋ごろに保護者説明会と書いてありますよね。これ、どう周知するんですか。


◯学務課長(桑名 茂君)  保護者説明会の周知につきましては、第1回目に行いました説明と同様に、関係する学校の全保護者と近隣の皆さんというふうな形で、同様の形で考えております。


◯委員(半田伸明君)  つまり、学校経由で保護者に、例えば学校関連のことは学校の先生から手紙とかもらうじゃないですか。ああいう形で学校経由でもらえるということですか、保護者は。そこをちょっと確認します。


◯学務課長(桑名 茂君)  今回も児童・生徒を通じて保護者宛てに通知を出しておりますので、同様の形で考えています。


◯委員(半田伸明君)  学校はいいんだけども、保育園、幼稚園はどうなのかな。つまり、新しく1年生になる、平成32年度から新しく1年生で上がる。実はお兄ちゃんは4年生でもう既に高山にいるといったケースもあり得る。つまり、保育園、幼稚園に対する周知はどうなっているのかもあわせて聞いておきたいんですが、どうですか。


◯学務課長(桑名 茂君)  そういう面では来年度入学予定者というふうな部分になるかと思いますが、今現状でそちらの方にというふうなところは予定はしていなかったところですが、いずれにしても、就学時健康診断通知等は該当する学校に送る機会もありますので、そういったところでの周知は可能かと思います。


◯委員(半田伸明君)  実際にお子さんが小学校へ上がるときに、学校単位だとか、教育委員会でもあったかな、事前説明会あるでしょう。2月か3月でしたかね。そのときにも必ず周知はしてほしいし、私聞いていませんというのが発生するのが絶対嫌なんです、僕。結局、この手の話は危機管理の発想なんですね。あそこから言われる可能性がある。じゃあ、事前に手を打とう。この発想だと思います。だから、幼稚園、保育園関係は絶対に言われると思うし、漏れはないかな、あそこから突っ込まれるんじゃないかなという発想を持って取り組んでいただきたいということを申し添えておきたいと思います。
 これで一通り質問を終わりましたが、最後に小・中一貫の検証報告の件ですが、学園名は伏せますが、CSについて、理解、啓発に努めるという表現をしている学園があります。随分失礼だと思いますね。何で啓発されなきゃいけないんですか。たばこのポイ捨て、ごみを減らしましょう、そのレベルとCSを普及させましょうというのはレベルが違います。あくまで普及啓発という言葉の使い方、理解を深めるというのは当然そうだと思います。ただ、啓発をするという表現はいかがなものか。私はここ、物すごく疑問に思いました。その旨申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員長(吉野和之君)  では、質疑の途中ですが、休憩をいたします。
                  午後0時00分 休憩



                  午後0時58分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 質疑を続行いたします。


◯委員(伊藤俊明君)  では、もういろいろ他の委員からも意見が出て、かなり出尽くした感はありますが、では何点か質問させていただきます。
 一昨日の地震を受けて、早速に22校全校の目視の点検をしていただいたということで、迅速な対応、ありがとうございます。それで、先ほど来他の委員からも出ておりますし、目視のレベルがどうだったのかということで。でも、内部にも入って、また外側からも見ての調査をしていただいたということで、ただ先ほど来、築40年からのが7割ということで、学校施設もかなり老朽化、そしてブロックや塀の外構に関してもおのずと同様な老朽化が心配されるところでありますし、また、大きな大木がよく根が張ってとか幹が出て、ブロックなんかも、今は倒れていないけれども、多少膨らんでいるとか、ゆがんでいるとかというような、そういうようなことの危険箇所のチェックもあわせて、今は目視で、ちょっと急を要しているところなので対応していただいたと思いますが、これからのちょっとそういう観点からの災害に向けての学校周辺の安全確保というか、学校施設の安全に対してはどのようにお考えでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今質問委員さんのにありましたように、今回目視で回らせていただいているところでも、やはりブロック塀を木がちょっと押しているとか、そういう事象も確認はしていますので、今、急に回りましたので漏れもあるかもしれませんので、しっかりと確認をしながら対応していきたいというふうに考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございます。それで、大阪でのあのプールの横でもそうですけど、絵が描いてあったりとか、塗装がね、もう40年もたっていても塗装はやはり10年に一遍とか、15年に一遍とかやっているので、意外ときれいそうに見えてしまうということがありますので、そういう外見にごまかされないように、中のしっかり内容を見ていただいてということと、あと、他の委員からもありましたように、体育倉庫だとかトイレだとか、校庭に付随しているものもあわせて、ただブロックを積んであるとかでできているものという簡易なものもありますので、そういう点もあわせてしっかりと点検していただいて、遺漏なきようにお願いをいたします。ということで、この点は終わりで結構です。
 そして、先ほど来出ておりますが、通学路の変更というか、下連雀五丁目第二地区開発事業に伴う対応方針に関するということで説明会の件ありましたね。それで、特に参加人数が非常に少ないということが先ほど来からいろいろ──だから、周知の徹底のあり方で、またこれからの転入者に対してもとか、今まで通っている各団体、また保護者の方々には周知をしていただくということ等含めての保護者説明会、そして、先ほどもありましたように、幼稚園や保育園のほうにこれから就学される方、その就学される方も含めて、これが完成するのは二、三年、三、四年後にということもあり得るかと思いますので、その辺を見越した先手を打ったといいますかね、将来を見越した転入者への対応と幼稚園、保育園への対応という細かな対応が必要かと思いますが、また改めてちょっとその辺の御見解を。


◯学務課長(桑名 茂君)  転入者に関しましてはホームページ等での広報といったような形が主になるかと思いますけども、そういった案内の中でわかりやすいような形で掲示、広報等していきたいと思います。また、これから入学を迎える未就学児の皆さんで、今居住されている方で特に該当されるといったような方については、また案内等についても工夫を凝らしていきたいというふうに思います。


◯委員(伊藤俊明君)  その点も含めてしっかりと取り組んでいただきたいということ、それとあわせて、この2月のときにいただいたこちらのでも、高山小学校の場合では現状で最大30学級程度、児童数・学級数の増加が見込まれることから、これ以上の受け入れは困難だということでこういうふうに学区域を変更しましたよね。それで、今そのような形で学区が変更したということでしっかり取り組んでもらっているんですが、それで、ここの資料の2の中で、特に高山小学校、三中の保護者及び高山小学校住民説明会の中の回答1ですよね。これ、質問・意見に対して、A地区の東側についても学区を変更することはあるのか、また、高山小学校学童の児童数の増加は状況によってはということでありますよね。それで、ここの回答のほうでは、云々書いてあって、教室の確保や一定の上振れした場合も想定して、通学区域の変更を行わず対応できると考えているということ、学区の変更をしないで対応できるんだということ。そして、回答2のほうでも、高山小、三中での通学区域の変更を行わずに対応できると考えているので、高山小学校にそのまま通学し、第三中学校へ進学することとなるというふうにこれ回答で言い切っちゃってて大丈夫なんですか。これからまた通学のね、一度までなら、これだけいろいろ説明会でもんで議論して、それでいて、もうこのときには大変な、人口推計上も将来推計も無理だからということでしているのに、これは上振れした場合も想定して、通学区域の変更を行わずに対応できると考えているというふうに回答しちゃって大丈夫なのかなと思うんですが、いかがですか。


◯学務課長(桑名 茂君)  高山小の児童数の増加に対して、時限つき新校舎を建設をして対応を図っているといった部分の点については、今後の児童数の増加の見込みを見た上での教室を確保するということで整備を進めてきております。ですので、今、この中で行っている部分では対応が可能というふうに考えておりますので、そういう面では、この現行の増加に対応して東側の地域については学区域を変更するというような部分の考えはございません。


◯委員(伊藤俊明君)  いろんな形で調査をしての見解でしょうけども、とにかく二転三転しちゃってね、また無理だとかということになるとやっぱり信頼を損なうことになってしまうので、慎重に答弁は、回答はしていただければなと思いますけど、いずれにしても、この参加人数が少な過ぎると思いますので、この辺をやはりエリアをあらゆる機会を捉えて、やはり先ほど来、これ知らなかったとか、私は聞いてないとかということになっちゃうと、非常にそれはまとまるものもまとまらなくなるというか、もめなくていいところでもめることになってしまうので、そういう原因をなるべくつくらないような取り組みをしていただければと思います。
 それと、これは継続案件なんですけど、学校給食の充実と効率的な運営の推進及び市内産野菜の活用ということで、61ページの9番なんですけども、この件に関しても、学校給食運営協議会を通してということで、現状と課題とをしっかりと把握してくださっていると思うんですけども、なかなか市内産野菜を積極的に学校給食に取り入れるといっても、伸びないということなんですが、もう一回これ、課題はどういうふうに承知しておりますか。


◯学務課長(桑名 茂君)  学校給食の市内産野菜の活用につきましては、これまで農協さんとも連携をしながら、野菜の日、カレーの日などの実施も含めて活用を進めております。なかなか伸びないというところの現状も、少しずつではありますが、そういった効果も含めて伸びつつあるような状況ではございます。課題としましては、やはり野菜の全体的な生産量であるとか、そういったところもあるかと思います。また、価格的な部分でも少し課題というふうに考えておりますけども、そういったところも今協議をしながら、今後解決のためにはどういった取り組みが必要かといったところを検討させていただいているところです。


◯委員(伊藤俊明君)  それで、今ので市内産野菜の使用率の向上に向けてJA東京むさしや関係機関と連携をとりながら、カレーの日だとか野菜の日だとかいろいろ拡充しつつ頑張っていただいているというのはわかるんですが、それで、市場に流通している市内産野菜の活用や生産・出荷システムのモデル事業の検討というのはどのようなことを検討されておられますか。


◯学務課長(桑名 茂君)  これまで市内産野菜の活用については、市内に10軒ほどございます協力農家さんが主に協力をしていただいて、各学校に供給していただくというような形をとっております。なかなかその協力農家さんだけでは給食の生産量といった部分が賄えないというようなところもありまして、そういった部分では、市場に流通している野菜の活用であったり、具体的に大規模校であればなかなか1軒の農家さんが幾つか回るとか、その量を確保するといった部分が難しいというような課題がありますので、そこを農協さんのほうに御協力をいただいて、集約であったり供給であったりというシステムのほうについて、可能かどうかというふうなところも含めて検討しているところです。


◯委員(伊藤俊明君)  とにかく生産からなかなか搬入までいろんなことがあって、この時間帯もある程度限られた時間ということがあろうかと思いますので、その辺の流通システムと、あと予算措置がどのようになっているのかあれなんですが、だから、お互いに、これは拡充することはあっても、今の野菜の日だとか、カレーの日とかという取り組み自体はいいと思いますので、どこかの団体に無理がかかっちゃっていると長続きしませんのでね、ですから、特に生産者に無理がかかっちゃうとあれなんで、そういう意味でも、いろんな形でしっかりとこの学校給食運営協議会で議論はされているとは思いますけど、そういう課題は何なのかということをしっかり把握しつつ、今後もしっかり取り組んでもらいたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、10番の通学路の安全確保の充実というところなんですが、これで平成30年度の3校の設置をもって小学校15校の通学路の全校への防犯カメラの設置が完了したということなんですよね。ですが、相変わらずやっぱり不審者だとかが出ていますよね。安全安心メールでもしょっちゅうなんですけど、これで、この15校に設置をもってということで、ただ、もう少しね、地域特性と言っちゃあれですけど、危険と思われるようなところにはもう少しめり張りのきいたというか、重点地区だとか何とかという、そういうふうなお考えはあるのかどうか御所見をお願いします。


◯学務課長(桑名 茂君)  防犯カメラの設置につきましては、これ、この設置場所につきましては、この設置自体が東京都の補助制度を活用して、5台という上限があるというようなところで、保護者や地域の方にも御協力をいただいて、5カ所に絞るというふうな形で設置を進めてまいりました。なかなか、その制限がある中でというふうなところでは限られた配置になるかと思いますが、ただ、御参加いただいた方はかなりまた地域に明るい方でもありますので、より必要な場所に設置ができたんじゃないかな、そういったところで設置を進めているというような状況があります。また、増加というような部分につきましては、地域からの声等が上がってくればまた検討するというような形になるかと思います。実際は中学校は補助の対象ではないんですが、七中の学校にはそういった地域の声も含めて設置した経緯もございますので、そこについては、どういった声があるか、その場所がどういった状況なのかというふうなところも含めて、改めて検討していくというふうな形になるかと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  ぜひ前向きにというか、検討していただきますようにお願いいたします。
 それと、先ほども出ておりましたけど、学校のトイレの洋式化ということで、待望の洋式化、また床のドライ化とバリアフリー化が進むということで楽しみにして、学校の運動会のときにも校長先生を初め、やっとうちのほうもきれいにしていただけるなんて感謝の言葉をいただいておりましたが、それで、やはり外のね、先ほど御答弁いただいたんですけど、外のトイレに関しては、これはこれに入っていないのか、ちょっと入っていないような御答弁だったかと思うんですけど、当然、我々の意識としては、外のトイレも一緒にきれいにしていただけるというようなふうに思っていて、部活のときにしても、外部から来られる方も結構外のトイレも、校庭のね、敷地内ですよ、もちろん。そのトイレも利用されているんで、ちょっとそこが一緒に整備していただけないと、皆さん残念な思いになっちゃうのかと思うんですけど、どうですか、もう一回。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  先ほどしっかりとお話をしなかったかもしれないんですが、今回は校舎の中のところのトイレの改修ということを設計の中に入れておりまして、校庭に置いているものでも、例えばプールの脇に置いてあるようなもので校庭開放しているようなものについては一定程度入ってくるんですが、一中みたいな形でグラウンドにぽこっと置いてあるようなものについては今回は対象ではないという認識です。なので、そういう意味では、あくまで体育館ですとか、校舎の中の部分のトイレ改修を今、教育委員会では進めさせていただいているという現状であります。


◯委員(伊藤俊明君)  何か、でも、わかりにくいような。普通、学校単位でこういうふうに書いていただければ、当然保護者の方たちも皆さん期待してしまうんでね、何とか、付随するものというか、一体的な解釈でやっていただけるように検討していただけるようにお願いいたします。
 それと、62ページのほうの11で、教育センターの耐震補強等工事の実施ということで、ここで平成29年度に引き続きということで、皆さんにも大変遠くから御不便かけていてと言いますが、それで、この後に、今使用しているところはあれですか。解体というか、これからのちょっとスケジュール案を教えていただければと思うんですけど。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  一応、教育センター耐震補強等工事が今年度、2月の中旬ぐらいをめどに工事が完了するというふうに考えております。その後、我々的にはその他の、弱電と言っていますけども、今回の改修ではしていないところの設備の一部補修等をする予定でおりまして、例えば執務室なんかですとOA床化する関係がありまして、今回、電源とかLANケーブルとか電話線とか全部撤去しちゃっているので、その辺の再配線とか必要になりますし、空調設備も従来のまま、今回置きかえをしていませんので、1回オーバーホールをするとか等々の対応をさせていただいて、5月ぐらいに再移転、教育センターのほうに戻りたいというふうに考えているところです。その後は、今年度、教育センター暫定施設の解体の設計を今やる予定でおりまして、その設計に基づいて来年度以降、予算が認められれば解体工事を進めていきたいというふうに考えているところです。


◯委員(伊藤俊明君)  わかりました。皆さんにも長い間、大変御不便かけているんじゃないかと思って、それで、こちらがそのようにいい施設になってくれればと思っています。
 では、私からは以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  最初に基本方針と事業計画のほうから、確認の意味も含めて質問をさせていただきたいと思います。3ページに、ボランティアの関係ですね。先ほど他の委員からもありましたけども、PTAの担い手がいない、これは全国的な状況で、私も親のときに経験しましたよ。1つ何かやらないと帰れませんからというので、連絡委員を受けて帰りましたけども、今は少なくなったようですけどね、やっぱりもうそういう時代からボランティアの人たちに切りかえていく。学校行事への協力というふうに切りかえたところが、協力者もふえて参加者もふえたという実績が上がっているようですから、その辺のところの、なかなかPTAに指導というのは難しいかもしれませんけども、指導的助言の中で、そうした中で親御さんたちの負担というのを軽減する方向でぜひ働きかけをしていただきたいというふうに思います。
 それから、次に6ページになります。小・中一貫教育の充実と発展ということで、そこの本文の(1)の3行目のところに、学園長がリーダーシップを発揮しながら学園の云々で、学園長の権限を明確化するというふうに書かれているんですけども、これはどういうふうに変わるのか。現状があって明確化するということですから、現状のこともしっかり、さらに何か加わってくるのかというふうに思いましたものですから、どう変わってくるのか。それをやっぱり書面化しないと全ての学園長に通じないと思うんですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  PTAのことにつきましては、大変やっぱり負担に感じられる方というのがいらっしゃるのも事実です。さまざまなところで、難しいのは、PTAの役員さんたちが1年単位で受けていらっしゃるので、次の方に向けていったときに、業務改善とか、あるいは組織を改編していくというのはとても難しいという状況がなかなかあるのかなというふうに思っています。今、PTA連合会の中でも、その辺のところでどうスリム化できるのかといったことについても、あわせて議論していきましょうということで進めているところですが、委員おっしゃるように、教育委員会としては、PTA活動に直接的な指導というのはなかなか難しい部分もありまして、助言という形になるんですけれども、その辺のことを進めさせていただいています。
 それから、小・中一貫教育に関する部分ですけれども、三鷹市では学園長等の規定については管理運営規則の中にも位置づけてはあるんですが、それとあわせて、どう運用していくのかといったことで実施方策というものをつくって進めているところです。その中で、学園長、副学園長という形で、実際には学園の中の校長先生の中から1名を、教育委員会が指名するという形でやらせていただいているわけですけれども、今までも学園長先生が独善的に何か全てを決めてしまうということではなく、3校の校長先生の中できちっと合議をした上で、この学園の子どもたちのためにどうしていくのかといったことについてやってまいりました。今回、学園長の権限を明確化といったところについては、学園長は学園を代表し、学園の教育計画に基づく教育活動の総合調整及び推進に努めるという形になっています。わかったような、わからないようなとなるわけですけれども、具体的には、今まで例えば3校ないし4校の校長先生の公印を添えて提出しなければならなかった書類について、例えば学園の教育計画等についてはそうやっていたわけですけれども、その部分については学園長が全てをそれで担うという形になっていくという部分であるとか、基本的には、権限を持たせるとは申し上げましたけれども、きちっと合議をした上で前に進んでいくんだという仕組み自体は今も残って進めているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  そうすると、現行でも書面化されたものがあって、それに補強とか、あるいは削除とか、あるいは言いかえるとかというふうになるというふうに理解してよろしいんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  学園長の権限を明確化ということを具体的にこの機会にどうしたかという、先ほど指導課長のほうから管理運営規則の改正というのがありましたけども、その中に、今回は小中一貫型小学校・中学校を別表にしっかり記載したことと、学園長の権限について改めて、学園の教育計画の策定でありますとか、学園評価の実施とか、学園単位のいろんな実施について明確に記載したということでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  それは文教委員会に提出してもらっても差し支えないものですよね。管理運営上、秘密でも何でもないですよね。だから、きょうじゃなくていいですから、こういうふうになりましたということを何らかの機会で提供していただければと思います。
 次に、14ページになります。上の囲みの最後にまる7がありますね。三鷹子ども憲章の幼・保・小連携事業における活用というふうに書かれているわけですが、このことによって、これまでもしてきたと思うんですが、どうすることに変わってきたのかということと、憲章ですから、行政の側の責務、責任じゃない。憲章違反ということで何か罰せられることはないですよね。条例だと条例違反になりますけども、同時にこれ、子ども憲章をよく読むと、どうも子どもに対して云々ということばっかり多過ぎて、市長なり教育長なり、そういう行政の側の責務というのがどこにあるのかというのがちょっとわからないんですけども、その辺はどのようにお考えでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  子ども憲章、ことし10周年ということで、子ども政策部でありますとか、教育委員会で取り組むということで、具体的には、幼・保・小連携は所管が教育委員会でございますので、そういった会合も持っておりますので、そういった中で、10周年だというようなことで改めて子ども憲章の中身を、子ども政策部のほうでも新たにカードのほうもつくるということなので、そういったものを配っていくということも聞いています。あとは、いじめ防止対策基本方針の中で、就学前からの幼・保の中でもいじめに対する認識というようなことがございますので、そういったところの啓発にもこの子ども憲章が生きていくのかなというふうに思っています。行政に対する責務というよりも、ここは議会で議決はしているわけですけれども、大人と子どもの共通目標というような人権意識も入った憲章になっておりますので、いろんな小学校、中学校──特に小学校ですね、そういったところで、私もここに出ていますけども、特に「のこそう自然 三鷹らしさを いつまでも」だとか、「かんがえて 行動しよう マナーとルール」とか、「もっている みんなのいのち 大切に」ですとか、「たすけあい いじめをなくそう 勇気を出して」とか、いろんな標語が入っていますので、こういったことを改めて啓発に使っていければなというふうに思っているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  この件に関しては、子どもの置かれた状況とか、いじめだとか、あるいは自殺とか、あるいは未遂とか、あるいは薬物とかって子どもをめぐる状況は本当にきつくなっていると思うんで、やはり条例でしっかりと子どもの権利、親、そして行政の責務というのをうたうべき時代に入ってきているんではないかということだけ申し上げて、次の質問に移ります。
 28ページです。東部図書館のリニューアルに向けた取り組み、これ、いい機会にしていただきたいなというふうに思います。代替として、巡回車ですね。回ることによって、新たな図書を借りる人というのも出てくるんじゃないかというふうに。行かなきゃなんないのが、どの辺まで回るんだかわかりませんけども、これが来たんでということから読書に親しむ機会、図書館を利用するということもふえるんではないかというふうに思いますので、初めて来られたかどうかということも含めてね、アンケートしながら、利用を促す、アピールするという機会にしていただきたいというふうに思います。
 次に、各部の運営方針のほうに移らせていただきます。59ページのライフ・ワーク・バランスと教育の質の向上を目指す学校における働き方改革ということで、先般、一般質問でもさせていただきましたけども、教員の皆さん、既に5月中には全員自己申告書を出して、その中で働き方改革について何らかの記載をして提出されていると思うんですが、その活用の仕方、教員が働き方改革について何らかの提案をされていると思うんですけども、その活用の仕方について現時点でどんなふうなことを考えていらっしゃるか教えてください。


◯指導課長(松永 透君)  自己申告書の各教員のほうの申告する──職務ということではなく、自由意見の欄に各自が今年度、働き方改革に向けて自分はこんなふうにしていこうと思うようなことについて記載をしてもらったところです。これにつきましては、各学校で自己申告書に基づいて校長との面接、面談を年に3回やっているところなんですけれども、その中で、具体的ないいアイデアがあれば各学校で全体に広めていくというようなこともありますでしょうし、また、それぞれの進捗状況で、どんなところが困難なのかみたいなことについても校長のほうで聞き取りをしていきながら、また、先ほどの検討の会議の中でも広げていければなというふうに思っているところです。


◯委員(嶋崎英治君)  校長との面接、学園長との面接というのはないんですよね。校長ですよね、自分の所属するところのね。それで、そのときに、校長もいろんな人がいて、なかなか大変だというふうな教員の声もあるんですよね。15分の休憩時間に呼び出されたりとか、45分のときに呼び出されたとかということもあったりして、そういったことについても、これはいかがなものかなというふうに聞いていて思いましたから、校長にそういったことのね、もっとフランクにできるような感じで、しかも休憩、休息がとれないでいる中で面接というのはやっぱりまずいなというふうに思いますから、そういう学校があるとしたら、きちんとした指導をお願いしたいと思います。
 続いて、勤務時間の把握ということで、ICTということで再三あるわけですけども、具体的にどういうふうな、もう考えがかなりまとまっているんだと思うんですが、教員の専用のパソコンでやるのか、それともどっか職員室か、事務室かわかりませんけども、それ専用のパソコンがあって、そこで自分でやるのか。教員の専用だったらね、体育系のクラブ活動の人はそんなことしませんよ、一々こんなこと。だから、その辺はどういうふうな仕組みなのかというところをどなたも具体的に聞かなかったんで、現時点でどういうふうになっているのか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今、現時点で考えているというか、システム化を、前回の文教委員会でも多分御説明をしたと思うんですが、職員室に一応タッチパネル式のパソコンを置きまして、そこのところをクリックすることによって出退勤を確認をしていくという仕組みになります。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。一定程度、何時から何時までいたというのはつかめるというふうに思います。ただね、先ほどもちょっと言いましたけど、15分、それから45分、帰りに持ってきますよね。そこに何しているかって出ないでしょう。だから、そこはやっぱり、西尾委員も半田委員も言いましたけども、やっぱり実態把握なくして正確な働き方改革ってできないんじゃないかと思いますから、早急にそのことを、教員にかえって負担になるんじゃないかということがありますけども、急がば回れというのがありますよ。それをぜひやっていただきたいということを申し上げておきます。
 それでね、東京の30歳未満の教員、どういうふうに思っているかというのがあるんですよ。バスケットの顧問をやっている人がね、年1回だけだったの、定時に帰れるのが。それから、パートナーの相手に先生を選びたいと思いますかと言ったら、家庭生活が成り立たないんで選びませんと、パートナーとしては。これって、松永さんも福島さんもいろいろ経験されてきてね、一緒の方向を見て人生の伴侶にできればやっぱり一番いいというふうに思うんだけど、そう選べない、それくらい厳しい。定年まで働けるか不安だと。こういうふうになっていたら、結局せっかく教員になれても途中でやめちゃうということになると、大切な、三鷹市の市長がよく「人財」と言う、宝が失われていくんじゃないかと思いますんで、そういう声が把握できることをして、教員が生き生きとできるように一刻も早く実態調査ですね、悉皆調査をしていただきたいということを申し上げておきます。
 次に61ページです。61ページのICTを使った教育なんですけども、特別教室みたいなところに行きますよね。自分の教室でやりませんよね。中学校かな。その場合、子どもたち、中学生がどのような実態があるかって見たことありますか、ごらんになったこと。あのね、こうなんです。ブラインドタッチでどんどんどんどんできる子と指1本の子、いるんですよ。時間制限がありますよね。指1本の子はできない。どうしたのかって、やっぱり親がそんなものやるなと言っているのかもしれないし、家庭にそういうパソコンがない、授業のときだけだという子がいるのかなと私想像したんです、現実を見て。もう気の毒でしたよ。それで、これからの社会ね、それで生きていくかどうかは別として、基本的な問題として、パソコンが使えるということの、親心というか、そういうことから教育に取り入れたんだと思うんです。だとしたら、習熟度が違うわけですから、そこへの配慮、パソコンを貸し出すとか、あるいは時間終わってから残ってもらってこうやるとかってやらないと、ますます差が広がっていくんじゃないかと思いますけども、その辺どのようにお考えでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  確かにパソコンのスキルというのは、さわった時間とかというのは関連のあることかなというふうには考えています。ただ、学校のほうでICTの環境を整えたというだけではなくて、授業等の中で活用していく際には、基本的には初めてさわる子を対象にした形の指導をしております。ただ、その中で、もう十分そういうことができるという子どもたちはどんどん先に進んでいくということもあるかなと思っています。その場合には、できる子に次の課題をどんどん与えるみたいな形で対応はしているところなんですけれども、貸し出し等についてのことというのは、ちょっと私どもの担当としては教育の内容についての部分をお答えすることしかできないんですけれども、機器等についてのことというのは基本的に今、持って出ない。そういう原則で動いているところなので、ちょっと今私のほうではお答えできません。済みません。


◯委員(嶋崎英治君)  そうだと思います。持って帰る、貸すということはね。だから、何らかの形でその子たちが先生と一緒に使えるような工夫というのはあってもいいのかなというふうに思って、どんどんどんどん行っちゃうわけですよね。ブラインドタッチ、いろんなことを覚えていきますから。だから、そこのところはちょっと配慮しながら、何らかの工夫を加えていただきたいということを申し上げておきます。
 それから、61ページの給食調理業務の委託ということですけども、モデル校を残すという方針は全くないと。全部委託という方針に変わりありませんか。


◯学務課長(桑名 茂君)  給食調理業務の委託につきましては、これまで委託校の中で実施してきた実績、また子どもたち、保護者等の話を伺っている中で、十分委託業務に耐えられるというようなところで、モデル的な学校を残すというふうなところは現在のところ考えておりません。


◯委員(嶋崎英治君)  現在のところという冠がつきましたけども、やっぱり保育所のほうは残して質を確保するということがあります。給食も直接、市の職員が働いているとき、栄養士が指揮命令できますし、それから災害のときも、いろんな柔軟性を持って災害のときに対応ができるんじゃないかなというふうに思います。効率性、経済性だけじゃなくて、そうしたときのことも考えて再検討をしていただきたいということを申し上げておきます。
 次に62ページです。教育センターの耐震補強等工事の実施なんですけども、市の庁舎建てかえでは教育センターも中に入れる云々というようなことのようなんですよね。公会堂も云々ということが今、市が考えられていることのようです。それから、議場棟をどうするかということも懸案事項になっているんですが、建てかえを私認めたわけじゃないですよ。教育センター、今、先ほど質問がありましたけども、耐震、それからOA化するということですね。2階に遺跡の関係のを持っていくという計画のようですけど、1階がどうなっていくのかという、なぜこの時期やって、そして新庁舎云々となったときに、あそこはどうなっちゃうのかなというふうに思うんです。それは決まってからではちょっと遅いような気もするんで、現時点であそこ、どういうふうにその後の活用って考えていらっしゃるのか、あれば教えてください。なければ、現在のところありません、これからですということで結構ですけど。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今、耐震補強等工事を教育センターでやらせていただいているんですが、もともと学校施設の耐震補強工事を先にやっていまして、公共施設の中で耐震補強工事が教育センターがまだ終わっていなかったというところで、安全の確保のために行っている工事になります。あわせて、もう40年弱経過している建物ですので、設備の老朽化に対しても対応しているということで、安全確保のためと老朽化の対応のために行っている工事になります。あと、この後、庁舎の建てかえがどういう形で計画されるかわからないんですが、我々的には教育センターの今後の利用の仕方については別途計画をしていきたいというふうに考えているところです。まず一義的には、当面、工事が完了しますので、戻るというところは揺らぎないんですけども、その後含めて、どういう形での活用をしていくのかというのは今後検討していきたいというふうに考えています。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。それで、耐震補強の関係と、きのう都市整備部で大阪の北部地震のことを教訓化してね、学校だけではなくて、この際、公共施設全て再点検をするというふうに担当部長が言っておられました。それで、これはもう教育委員会の所管から離れてしまった西や東の旧社会教育会館というんでしょうかね、児童館というんでしょうかね。あの図面が出たとき、西のを見たときにね、柱の位置がどうも妙なんですよ。壁で支えているから全面的なあれができなくなったということでした。多分ね、岩盤の関係があったんだろうと思うんです。真ん中に立てるとか四隅にやるとかというんじゃないんですよ。あるところとないところがあったりして。だから、建てかえに当たっては、耐震補強もそうですね。西も東も玉が転がっていっちゃったんだもん。床が。それって地盤に原因があるとしか思えませんよね。田んぼだったところだということもあったりして、この際、そういったところも、50年、80年とありましたけども、やっぱり当初の設計、地盤がどうだったのか、それから耐震の基準がいろいろ変わって、建てかえるときには地盤改良しなきゃ建築許可がおりませんよね、今ね。そういうこともあって、そこの地盤がどうなっているかということも含めて耐震化あるいは大規模改修とかということを考えていかなきゃならないというふうに思うんですけども、その辺、現時点でどのように教育委員会はお考えでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今の御質問というのは学校施設という意味で捉えてよろしかったでしょうか。
     (「学校でも軟弱な地盤のところというのはあるんじゃないか」と呼ぶ者あり)
 そういう意味では、平成27年に一応学校施設の耐震化は全部終わっております。その耐震補強工事の中では一定程度の安全確保、耐震性の確保がされているという認識をしております。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  その際に、やっぱり地盤がどうだったのかというところまで把握しているかどうか、検証しているかどうかということを聞いたんですけど、その辺どうでしょうか。検証していなければ、まだ検証していませんということでやむを得ませんけど。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  一応、確認というか、耐震補強工事をするに当たって確認はされているという認識でおります。


◯委員(嶋崎英治君)  本当にね、地盤がどうあるかということ、私自身の家のことでも本当大変だったんですよ。田んぼだったところというのが後でわかってね。玉が本当に転がっていくというくらい。地盤改良をして、それを届け出しないと建築の許可がおりない。公の施設でもやっぱりそこのところはきちんと見きわめて、耐震補強より建てかえをしたほうがいいということになる可能性もあると思うんですね。そこのところのしっかりと、地盤ということがどうなっているのかという把握をぜひしていただきたいということを申し上げておきます。
 最後に、教員の働き方改革に関する、時間外勤務をどうやってなくしていくかということなんですけども、1971年に何とか法ってできましたね。何法といったかな、給特法とかって、4%つける。あれ、71年ですよね。それで、そのときに、政令で時間外が命じられるのが4項目だと思うんです。1つ目が生徒の実習、2つ目が学校行事、3つ目が職員会議、4つ目が非常災害、児童・生徒の指導に関し緊急の措置を必要とする場合等──等が入っていますけども、そういうケースがいろいろあるからでしょう。いわゆる超勤4項目というのを政令で決めているわけですね。その観点から見て、三鷹市の教員の皆さんは土曜日、日曜日、夜間、地域の行事に出る。しかも、出た場合に公務災害になりませんよね。それが土曜日、日曜日となれば、一体いつ休むのかということですから、やっぱりもう一度原点に返ってね、4%出した調整額というんですかね。そして、4項目ということを政令まで出している。教職員の調整額ですね、給料月額の4%。これを曲解してというか、間違って解釈して、無定量に命じられるんだみたいに思っている人たちが日本列島全体にはいるやに、三鷹にはいるとは思いませんけども、そこのところの原点に返って、やっぱり教員の皆さんが伸び伸びとできて、そして先ほど30代までの若い教員がどんな思いでいるかということを考えたときに、本当にこの国の未来を担う子どもたちを指導、教育してくれる人たちですから、その人が大変な思いをしていたのでは未来が思いやられますからね、そういった原点に返ってこの問題を対処していってほしいというふうに。それで、場合によっては条例によって教員──東京都条例になるんですかね。4%じゃなくて、時間外手当ということになるというのは可能なんでしょうかね。全く無理なんでしょうか。そこだけ最後聞きます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  給特法の国の制度の中で、東京都の任用権者のもとで、市の服務権というねじれたいろんな複雑な構造の中でこの改革はやっていかなければいけないということで、与えられた条件の中で市も最大限の努力をしていきたいと思っておりますが、今まさに、この間の一般質問の答弁の中でも市長がおっしゃっていましたけども、根本的には教員の定数の問題もあります。あとは給特法自体が今、最後の中教審の働き方改革特別部会の中で3つですね、給特法と組織と、あと労働安全衛生、こういったものを今引き続きやられていますので、そういった推移も見守りながら、超勤4項目については東京都も今のところそれ以外認めないというようなことでございますので、そういったところについては、引き続き国や都に意見を上げていけたらいいなと思っていますが、そういった制度上の制約があるので、市でできる限りのことをやっていくということしか今のところは言えないということでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  市長が中央教育審議会の特別部会の委員ですよね。これを機会にね、市長もああ言われたわけですよ。やっぱり説得力があると思うんです。三鷹のこういう事情の中で、やっぱりもう法改正するしかないんじゃないだろうかというようなことを言うことが道を開くになるんじゃないかなというふうに。だから、見守るだけじゃなくて、議会は議会でいろんな意見書出したり決議したり一般質問したりしますけども、教育委員会サイドでも能動的であってほしいなということを申し上げて、私の質問を終わります。
 以上です。ありがとうございました。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時52分 休憩



                  午後1時55分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  本日、スポーツと文化部からは2件の報告をさせていただきます。1件目は毎年6月に報告をさせていただいております部の運営方針と目標でございます。2件目は、先月の5月29日に三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業検討会議を開催し、また6月1日から同じく三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業に係るクラウドファンディングを開始したことから、これら文学者顕彰事業に係る取り組みについて報告をさせていただきます。
 まず1点目の部の運営方針と目標について私のほうから説明をさせていただきます。資料の各部の運営方針と目標の27ページ、こちらのほうをお開きいただきたいと思います。最初に部の使命・目標に関する認識でございます。昨年4月に創設されたスポーツと文化部は、芸術文化、社会教育を含む生涯学習、学校体育を除くスポーツに関することを所管しております。市長部局の他の部課や教育委員会とも一層連携を図りながら、市民の暮らしに潤いと生きがいを創出する取り組みを一体的かつ効果的に進めることを部の使命と目標の第一に掲げてございます。また、文化の薫り高い三鷹を目指しまして、芸術文化のまちづくりを推進するとともに、生涯学習の分野では市民の学びと活動の循環を推進すること、また、「いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも」スポーツに親しむことができる市民スポーツ活動を推進していきます。
 次に、28ページ、1枚おめくりいただけますでしょうか。実施方針のほうでございます。実施方針では、芸術文化の振興と三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総合調整、また三鷹市生涯学習プラン2022(第1次改定)に基づく生涯学習施策の推進、三鷹市スポーツ推進計画2022の推進と東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の機運醸成等の3つについて記述してございます。
 具体的内容につきましては、次の個別事業とその目標で御説明をさせていただきます。それでは、個別事業とその目標でございますが、次の10点を重点課題として挙げさせていただいております。
 まず1点目でございます。三鷹中央防災公園・元気創造プラザの円滑な管理運営でございます。スポーツと文化財団等と協働いたしまして、円滑な管理運営、各施設の利用者懇談会などを通じた利用者ニーズの把握など、そういうことの総合調整を行っていくとともに、ネーミングライツの継続的な活用により、施設の安定的な運営と市民サービスの充実を図ってまいります。生涯学習センターでは、市民大学総合コースなど、魅力ある学習機会を提供し、学びと活動の循環、SUBARU総合スポーツセンターでは、スポーツ教室や健康・体力相談事業などを拡充いたしまして、スポーツに親しむ機会の創出や健康づくりを推進してまいります。
 次に2点目、三鷹市ゆかりの文学者に関する顕彰事業の推進でございます。三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業検討会議を設置いたしまして、文学者の顕彰事業のあり方や太宰治記念文学館(仮称)及び吉村昭書斎(仮称)の整備に向けた検討を引き続きしていきます。これにつきましては行政報告の2つ目でも報告させていただきたいと思っております。
 次に3点目、東京2020オリンピック・パラリンピック等の機運醸成とボランティア人材の育成・支援でございます。昨年3月に策定いたしました2020年に向けた三鷹市の基本方針に基づきまして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会及びラグビーワールドカップ2019に向けて、トップアスリートによる教室のほか、ラグビー教室の開催、また、市ゆかりのアスリート応援事業など機運醸成事業を積極的に推進してまいります。今年度は2018年度事業実施方針・事業概要(仮称)でございますが、これを作成いたしまして、地域との連携組織の立ち上げや広報などの情報発信、ボランティア、参画プログラム及び聖火リレー等について、東京都や各組織委員会と連携し進めてまいりたいと考えております。また、スポーツと文化財団とともに、スポーツボランティア講座等の開催やボランティアポイント制度の検討を進めてまいります。
 1ページおめくりいただきまして、30ページになります。4番目の市民大学・むらさき学苑等を初めとした生涯学習の総合的な推進及び学びと活動の循環の創出でございます。生涯学習審議会等において、生涯学習に係る計画や施策の基本的なあり方など調査・審議等を行うとともに、庁内の推進会議との効果的な連携を進めてまいります。市民大学総合コース、むらさき学苑等のプログラムの提供及び全市的な生涯学習事業を推進するとともに、利便性の向上のために市内3大学──杏林大学、国際基督教大学、ルーテル学院大学が行っております市民聴講生事業の申込窓口を三鷹ネットワーク大学に設置してまいります。
 次に5番目になります。太宰没後70年の特別展の実施と生誕110年の記念事業に向けた取り組みでございます。太宰 治没後70年に当たりまして、スポーツと文化財団との協働で特別展を開催いたします。また、平成31年の太宰 治生誕110年に向けまして、同財団と記念事業に向けた取り組みを検討してまいります。なお、特別展におきましては、この6月16日より三鷹市の美術ギャラリーで7月16日までの間開催しておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に6点目、大沢の里古民家(仮称)の開館と三鷹型エコミュージアムの推進でございます。大沢の里古民家(仮称)については、11月の一般公開を目指しまして、外構の工事、公開展示用備品の設置、ワサビ田の景観修復、古民家解体調査報告書を作成してまいります。また、地域団体や文化財保護審議会と協働いたしまして管理運営計画等を定めます。また、設置条例や委託による管理運営を実施してまいります。具体的には、見学会等による機運醸成、また開設記念式典等の開催、市民向けの各種体験学習講座や展示を継続的に実施してまいります。三鷹型エコミュージアムにつきましては、市民参加による文化財等の保護の取り組み、冊子の刊行、資料のアーカイブ構築やデジタル化、文化財基礎調査や戦前建築物等の調査報告書の作成を行ってまいります。
 次に、31ページになります。7番目の星と森と絵本の家協働事業の充実と特色ある施設運営の推進でございます。開館10年目を迎えることから、ボランティアと協働いたしまして記念事業を実施してまいります。国立天文台旧1号官舎は、再築から9年が経過したことから、文化財的価値を維持、また来館者の安全性・快適性の確保のため、施設の改修等を行うとともに、新たに蔵書管理システムを導入いたしまして、効果的な蔵書の管理、蔵書を活用した施設運営を行ってまいります。
 次に8番目、芸術文化センター、みたか井心亭等の文化施設の計画的な改修整備でございます。芸文センターなどの施設の附帯設備が経年劣化等により更新の時期が課題となっていることから、平成29年度から3カ年かけまして計画的に工事を実施し、安定的な運営と市民の芸術文化活動の推進を図ってまいります。平成30年度につきましては、芸文センターの中・小ホールの照明、みたか井心亭等の空調等の改修を実施してまいります。なお、井心亭につきましては、今月の6月の28日から10月の31日まで休館という形で改修の整備のほうを行ってまいります。芸術文化センターのほうにつきましては、利用状況等も見ながら、休館することなしにこちらのほうを改修してまいりたいと考えております。
 次に9番目、市民スポーツ活動のさらなる充実に向けた和洋弓場の整備の推進でございます。立体駐車場整備後に駐輪場と一体化となった和洋弓場の整備に取り組んでまいります。弓道とアーチェリーで固有のスペースを確保しまして、充実した施設内容を予定しております。
 次に32ページ、最後、10番目になります。出土品等の適切な保存に向けた生涯学習課の分室、埋蔵文化財の収蔵庫及び展示室等の移転に向けた取り組みでございます。老朽化に伴い、生涯学習課の分室の移転のほうを行ってまいります。教育センター改修後のスペースの有効活用やJRの高架下の用地に収蔵庫設置工事等を実施いたしまして、出土品の移転を行います。また、東京都の指導等に基づく出土品等の資料の整理を実施いたしまして、活用等が容易になるよう保管をしてまいりたいと思います。
 私からの説明は以上でございます。
 続きまして、文学者顕彰事業に係る取り組みについては向井スポーツと文化部調整担当部長より御報告をさせていただきます。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  では、私からお手元の資料1より、三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業に係る取り組みについて御報告をさせていただきます。
 大きく2点ございますが、まず1点目、項目1の三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業検討会議の設置についてでございます。このたび太宰 治、吉村 昭を初め、津村節子、山本有三、神沢利子など、三鷹市ゆかりの文学者の顕彰事業のあり方や、また引き続き太宰治記念文学館(仮称)及び吉村昭書斎(仮称)の整備に向けた検討を行うために、三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業検討会議を発足いたしまして、先月末の5月29日に第1回目の検討会議を開催いたしました。この検討会議では、第1回目でありましたので、市長から委員への委嘱状の交付のほか、3月の文教委員会で文教委員の皆様には御報告をさせていただきましたが、太宰治記念文学館(仮称)及び吉村昭書斎(仮称)の整備に向けた基本的な考え方をこの検討会議の委員の皆様にお示しをいたしまして、文学施設等に係るこれまでの市の取り組みや経緯などについて御説明をしたところでございます。また、この後御説明させていただきますけれども、この検討会議や助言者会議の体制や進め方等について、また、現在取り組んでいる太宰 治や山本有三に関する企画展示などの顕彰事業についても、この検討会議で報告をしたところでございます。
 この検討会議のメンバーにつきましては、資料中の(1)、構成員のところでお示しをしていますけれども、委員は太宰 治の研究者であられます東京大学大学院教授の安藤 宏氏、また吉村 昭氏の御長男の吉村 司氏、また富山県にある、これは「こしのくに」と読みますが、高志の国文学館の事業部長の生田美秋氏、また現在、株式会社文藝春秋の副社長で公益財団法人日本文学振興会理事でもある西川清史氏、また三鷹の森ジブリ美術館の館長の安西香月氏の5人となっております。また、三鷹市からの会議出席者は、内田副市長のほか、和泉スポーツと文化部長、また土屋企画部長、小泉都市整備部調整担当部長の4人としております。また、太宰 治氏の御長女であられます津島園子さんをスーパーバイザーとして、今後の検討に当たって適宜御意見等をいただくこととしております。なお、検討会議の事務局につきましてはスポーツと文化部芸術文化課が担当いたしまして、またオブザーバーとして三鷹市スポーツと文化財団の職員がこの検討会議に参加、出席することとしております。
 次に、資料中の(2)の助言者会議についてでございますけれども、こちらは検討会議の分科会のような形で、まずは太宰 治、吉村 昭、津村節子、山本有三、神沢利子の5人の文学者につきまして、吉村 昭さんと津村節子さんについては御一緒にしておりますけれども、それぞれ助言者会議というものを設置いたしまして、個々に顕彰事業のあり方などについて検討できればと考えております。助言者会議のメンバーは、この検討会議の委員の皆様のほか、学識経験者や市内外で活動されている方で組織することを想定しておりまして、助言者会議ごとに、余り大人数ではなくて、3人から4人ぐらいで構成いたしまして、フレキシブルに動ける形でできればと考えております。現在、この助言者会議のメンバーにつきましては候補者を調整しておる最中でございまして、今後、検討会議の皆様にも御相談、御確認をさせていただきながら決定し、また進めていきたいと考えております。それぞれの助言者会議で検討する内容につきましては、現時点では、具体例となりますけれども、資料に幾つか例示として記載をしております。
 例えば、太宰治助言者会議につきましては、先ほど和泉部長からもありましたように、先週の土曜日、6月16日から開催をしております没後70年特別展、また来年、平成31年は生誕110年の年に当たりますので、それに向けた記念事業に関する検討、また寄託されている太宰の資料等の継続的な展示に向けた検討、また太宰 治の研究者から新たな寄贈についての打診を現在受けておりますので、その寄贈受け入れに向けた調査や活用方法の検討、そしてまた引き続き太宰治記念文学館(仮称)整備に向けた検討などもこの助言者会議で行っていきたいと考えております。
 また、吉村昭・津村節子助言者会議につきましては、両氏の具体的な顕彰事業、例えば市内の図書館で巡回展示を行ったり連続講座を行うことなど、また他施設、今荒川区で先行して吉村昭記念文学館がございますので、そちらとの連携の検討、また引き続き吉村昭書斎(仮称)の移築に向けた検討などもこの助言者会議で行っていきたいと考えております。
 山本有三助言者会議につきましては、現在も行っている顕彰事業に加えて、各種事業、企画展示等のさらなる充実や、またリニューアルオープンをした施設のさらなる周知などについて、またボランティア人材の育成などについても、この会議で確認をしていきたいと思っております。
 神沢利子助言者会議につきましては現在、教育委員会を中心に神沢利子のいろんな顕彰事業を行っているところでありますけれども、教育委員会とも連携いたしまして、三鷹図書館での常設コーナーの設置や寄贈図書や資料等の活用、またスポーツと文化部で所管しております星と森と絵本の家との連携などもこちらの会議で検討できればと考えております。
 初めに御説明した検討会議については年度中2回程度、また今御説明した助言者会議につきましては文学者ごとに1回から4回程度開催をしていきたいと考えております。
 裏面、2ページをごらんください。次に、報告の2点目になりますが、項目の2、三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業に係るクラウドファンディングについてでございます。平成30年の6月1日、今月初めより、三鷹市ゆかりの文学者の顕彰事業についてクラウドファンディングを実施しておりまして、今回は第1弾として太宰 治と山本有三の顕彰事業を対象として実施をしております。募集期間はこの6月1日からことしの8月31日までで、目標金額は100万円としております。特典の内容につきましては、こちらの資料の下の表のとおりでございますが、6月1日から25日まで寄附していただいた方につきましては、現在開催している没後70年特別展のペアチケットとあわせて、太宰のオリジナルグッズか山本有三のオリジナルグッズについて選択をしていただく形にしております。3万円以上の場合は70年特別展のペアチケットプラス70年特別展の図録か山本有三記念館のパスポートのどちらかを選択をしていただく形になっております。6月20日現在、きょう現在でございますけれども、ちょっと少ないんですけれども、2件、4万円という状況で、もうちょっと周知に努めたいということで、今、スポーツと文化部で所管している文化施設などについてもチラシを置くとか、あとまた駅前の駅のパンフレット置き場のところにそうしたものも置いて周知に努めていきたいと考えております。今現在、申し出も2件ほどありまして、これからもうちょっとふやしていきたいというふうに考えておるところでございます。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いします。何点か質問させていただきます。
 まず1点目が28ページの三鷹中央防災公園・元気創造プラザの指定管理者との協働による円滑な管理運営のところなんですけれども、オープンされて、オープン当初はさまざま課題とか要望とか、市民の皆様からいろんなお声が寄せられていたかと思うんですけれども、最近になって市民の方から、改善されて非常に使いやすくなったというお声も、もう本当にさまざま伺うんですが、1年3カ月経過して、当初からまたさらにもうちょっとというお声もあるかと思うんですけれども、市民のお声ということで、その推移というか、今現在どのような状況か教えていただきたいと思います。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(加藤直子さん)  4月1日以降の御意見箱への御意見の件数ですが、6月13日現在、80件となっております。主な内容ですが、休憩室の使い方とか、あとプールのコースの使い方とか、かなり御要望、御意見の範囲が狭まったようには感じております。あとまた、とても使いやすくていい施設だというお褒めの言葉もいただいております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。意見も狭まってきたということで、多く改善されてきているのかなと思うんですけれども、さらなる改善ということを私も細かいところで市民の皆様からお声をいただくこともありますので、寄せられた意見一つ一つ検証していただきながら、使いやすい施設にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次にもう1点、29ページの東京2020オリンピック・パラリンピック等の機運醸成事業の積極的な推進とボランティア人材の育成と支援というところなんですけれども、オリンピックはもちろんなんですけれども、パラリンピックの今後さらなる機運醸成というのはとても必要になってくるのかなということを感じているんですが、ここにトップアスリートによる水泳とかバレーボールの教室とか、三鷹ゆかりのアスリート応援事業とか書かれてあるんですけれども、パラリンピックの機運醸成ということで具体的な取り組みが今現在わかっていましたら教えていただきたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、こちらで今御紹介いただきました、トップアスリートの水泳・バレーボール教室というふうにありますけれども、水泳につきましては今年度、パラリンピアンの方の水泳教室というものを今予定しているところでございます。また、障がい者の方については、近代五種の中に馬術が含まれていますので、馬の関係で愛馬の日ということで、触れ合いの、馬と触れ合うというような機会の事業を予定しているところでございます。あともう一つ、今既に終わったところでございますけれども、日本車いすバスケットボール連盟からお申し出がございまして、先日、6月の8日、9日、10日と武蔵野の森総合プラザで日本代表の車椅子バスケットボールチームの国際強化試合というのが開かれました。このイベントの前にカナダの代表チームが三鷹市に事前キャンプをしていただきまして、この事前キャンプの期間中、6月4日と6月5日の2日間、午前9時から10時という1時間ずつの2こまでございますけれども、南浦小学校の5年生に選手との交流、体験会というものを催して、この障がい者スポーツというところの理解を広めてきているところでございます。このオリンピック・パラリンピックに向けましては、特に障がい者スポーツの推進ですとか、障がい者の方への共生社会の実現に向けた取り組みということを基本方針の中でも1つ軸に据えて取り組んでおりますので、積極的に進めてまいりたいと思います。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。共生社会の取り組みということで強く推進していくということだったんですけれども、まだまだ広く市民には、本当に今後、広く知っていただくというか、興味を持っていただくという取り組み、大変必要かなと思いますので、盛り上げていきたいなとも思っておりますので、今後もよろしくお願いいたします。
 もう一つなんですけれども、ここにボランティアポイント制度の実施とあるんですけれども、このボランティアポイント制度というのはスポーツボランティアに限ってポイントがつくという制度なのか、教えていただきたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらのボランティアポイント制度というのは、基本的にスポーツボランティアとして御活躍いただいた方にそのポイントを付与して、さらにスポーツの推進、ボランティアの推進ということが図れないかというふうに考えているところでございます。なかなか手法については難しい手法かなというふうに考えているんですけれども、SUBARU総合スポーツセンターができましたので、こちらを拠点としてますますスポーツを中心とした協働の取り組みができるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。この付与されたポイントの使い道としては、スポーツセンターで利用できるとか、そういうことになるんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まだ詳細についてはこれから検討して、どのような形でうまく実施できるかというところを検討しながら取り組みを進めていくところでございますけれども、今のところ、何か金券的なものにかえられるということは可能性としては薄いかなというふうに考えております。委員御指摘のように、三鷹市の体育施設の利用に際してそのポイントが何らかの形で生かされるような取り組みが一番可能性としては高いのではないかというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。
 最後の質問なんですけれども、32ページの出土品等の適切な保存に向けた生涯学習課分室の移転に向けた取り組みという中で、平成30年度にJR高架下用地への収蔵庫設置工事を実施しとあるんですけれども、ここの場所について、どの辺になるのか教えていただきたいと思います。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  JR高架下の収蔵庫の設置場所なんですけれども、これは大まかに言いますと、三鷹駅から武蔵境駅の途中ですね。途中のちょうど中央線がだんだん高架に上がっていくところの上がり切ったところのあたりなんですけれども、そこの場所、ちょうど調布保谷線がかかっているところの三鷹側の際のところの2スパンほどの場所、住所でいいますと三鷹市上連雀三丁目740というあたりなんですけれども、ちょうど南側に車庫があるところでございますけれども、そこに収蔵庫を整備しようというふうに考えているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。ありがとうございました。以上で終わります。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。28ページの三鷹中央防災公園・元気創造プラザの指定管理者との協働による円滑な管理運営についてというところですけれども、生涯学習センター及び体育施設について、利用者懇談会を開催しとあるんですけれども、この利用者懇談会、ちょっと僕、不勉強であれだったんですけれども、何ていいましょうか、希望される方がこれに参加をされているということなんでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  利用者懇談会につきましては、生涯学習センターの利用者懇談会とスポーツセンターの利用者懇談会と二通りございますけれども、私のほうからは、生涯学習センターの利用者懇談会について御説明させていただきます。
 生涯学習センターにつきましては、当初から生涯学習センター条例の中で利用者懇談会を設置しますというような文言がございまして、それに基づきまして設置要綱を作成をして、一定の委員さんの構成をそこに決めさせていただいたという経緯がございます。基本的には学識経験者の方1人、三鷹市芸術文化協会の推薦する者2人以内、生涯学習センターの利用団体の推薦する者2人以内、市民大学総合コースの運営委員会が推薦する者2人以内、生涯学習センターで実施する講座を受講する者2人以内、また公募による市民2人以内、生涯学習センターの指定管理者の指名する者2人以内ということで委員を選出いたしまして、その目的が、市長が市民の意見を聞く場、要するに生涯学習センターの良好な運営を図るために、市長が市民の意見を聞く場として設置されたものでございます。昨年度は2回実施したものでございますけれども、その意見の伺い方、出し方でございますけれども、懇談会は検討、要するに生涯学習センターの運営及び講座、事業、利用全般に関して検討、協議して、書面により市長に意見を提出するというようなことになっております。このような利用者懇談会を昨年度立ち上げたということでございます。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私のほうからは、三鷹市市民体育施設利用者懇談会について御説明いたします。こちらの懇談会は三鷹市市民体育施設条例に位置づけておりまして、対象となる施設はSUBARU総合スポーツセンター以外に新川のテニスコート、そして大沢の総合グラウンドも含めた利用者懇談会というふうな形で設置されております。こちらにつきましては今現在の委員は11人で、構成としましては、学識経験者お一人、体育協会からお二人、体育施設利用団体からお二人、事業参加者ということで、スポーツ教室を実施されている方などからお二人、公募市民お二人、そして指定管理者であるスポーツと文化財団からお二人といったメンバーで構成されております。こちらにつきまして、昨年度1回開催を2月20日にしておりまして、そこでいただいた主な意見としては、やはり意見箱の設置ですとか、それに対する回答を掲出していることについては評価いただいたところでございます。また、市役所のバス停からSUBARU総合スポーツセンターまでの案内サインをもう少しわかりやすくしてほしいですとか、こちらは新川テニスコートになりますが、テニスコートの迅速な除雪対応などを求めるような御意見等が寄せられたところでございます。
 以上です。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。その一方で、御意見箱等、また直接その施設のほうにいろいろな御意見とかが寄せられると思うんですけれども、それとの関係というか、そういったことはどうなってくるんでしょうか。一定ここが市民意見の代弁として、今のところ、これが市民意見ですよという形で使われてしまうというか、言われてしまうという形になってきてしまっているんでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  例えばですね、生涯学習センター、元気創造プラザに設置されております意見箱につきましては、これ、施設の利用者に直接カードを入れていただいてお答えいただくというような形でございますけれども、まず財団を通じてその御意見を把握させていただいて、スポーツと文化部のほうに何らかの課題があればそれをお伝えいただくという形でございます。また、利用者懇談会につきましては、これは市長に意見を書面にて提出するというような形をとっておりますので、これは当然事務局でも、スポーツと文化部のほうでも把握はしつつ、市長にもその御報告をさせていただいて、根本的ないろいろな対応等しなきゃならないことがあれば、それを課題と認識して、それに対して解決できるような方策を検討してまいりたいと思います。また、市長のほうからもその辺の対応についても何らかの御意見をいただくということも考えられると思いますので、そういうことも含めて、利用者の皆さん、決められた委員さんで構成されている利用者懇談会の方々と、特に委員とか、そういうふうにしていない方々、通常の利用者の方々からいただく意見箱、そのような形で利用者の御意見を吸い上げて、課題解決につなげていこうという取り組みでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  そうしますと、御意見箱等々を通じての直接の御意見というものと、こちらの利用者懇談会での意見というか、そういったところがあるということで、そこにつながりは余りないということなんですかね。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  同じような御指摘も当然あると思っております。ですから、同じように感じられる方が複数いらっしゃっても不自然ではありませんし、当然、同じ方ではないんですが、いろんな意見をいただけるような、そういう仕組みとして設定しているというふうに考えているところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。2つのルートがあるということで、たくさんの意見が吸い上げられて、そしてまた改善が進んでいくというように、利便性も高まっていくようによろしくお願いいたします。
 次に、スポーツボランティアなんですけれども、一応目標として講習参加者100人以上ということがここに記されているんですけれども、これはもちろん今後の三鷹のスポーツも含めて、あと東京オリンピック・パラリンピックでのボランティアというのも視野に当然入れてのものなんでしょうか。そして、なぜその100人という目標というのが立てられているんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まずボランティアの対象のところでございますけれども、オリンピック・パラリンピックやラグビーのワールドカップへのボランティアというところも含めて、この新たなボランティア養成をしていきたいというふうに考えております。ただ、やはりこういったラグビーのワールドカップですとか、オリンピック・パラリンピックが終了した後に何が三鷹市にレガシーとして残るのかというところが一番重要なのではないかというふうに思っておりますので、そこの、こういった大きな大会が終わった後に、三鷹市内で地域で御活躍いただけるスポーツボランティアというのはどういうところが活躍の場としてあるのか、そしてニーズとしてどういったところが求められているのかというところを視点にして取り組みを進めていきたいというふうに考えております。こちら、100人というふうに目標をいたしましたのは、講座の開催回数と定員等を踏まえて、8割以上御参加いただくと大体100人ぐらいを目標にするというところが目標値としては適当ではないかということで設定したところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。これは当然、三鷹市独自の講座ということだと思うんですけれども、どうしてもボランティアとなると、自主性、独立性といったものがまず大前提としてあると思うんですね。また、そういったことも考慮して進めていただきたいと思います。
 次なんですけれども、三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業に係る取り組みについてなんですが、今までのところ、御説明の中で助言者会議であるとか、検討会議であるとか、御説明あったんですけれども、どうしてもやっぱり市民意見といったものが見えてこないといいましょうか、そんな感じがいたしました。当然、専門的な知見、意見というのも重要ですけれども、また市民の方の意見、アイデアといったものもこういった場合、車の両輪のような形で重要なものとなってくると思うんですけれども、市民の方の意見というか、アイデアといったものを生かしていく仕組みといったものは考えられてないでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  先ほど助言者会議のメンバーは現在、今、候補者を調整しているということで御説明させていただきましたけれども、この助言者会議は当然、学識経験者の方とかもいるのですけれども、あわせて市内でそれぞれの太宰 治、吉村 昭などについて、また山本有三などと、その分野のところで活動されている市民の方たちのメンバーもこの中に入れて進めていきたいと考えております。市民代表ということではないんですけれども、実際に活動されているボランティアの方とか、例えば朗読をされている方であるとか、また井の頭公園周辺でこういった吉村 昭さんのことについていろいろ調べていらっしゃる、そういう市民の方もいらっしゃいますので、そういった方も今候補者として考えておりますので、そういった助言者会議の中でも市民の声を聞きながら進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。わかりました。そういった形ででも市民の意見というのもできるだけ生かしていけるようによろしくお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  各部の運営方針と目標の中の個別事業で大沢の里古民家についてお伺いしたいと思います。着々と工事も進んでいると思うんですけど、でき上がった後に、すぐ近くに水車がありますよね。あそことの連携とかというのが書いてないんですけど、その辺はどう考えているのかということと、あと水車のほうには説明員の方がいらっしゃると思うんですが、この古民家についてもそういった説明員の方を配置するようなお考えはないんでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  古民家がことし整備され、公開されるという予定になっておりますが、今、既存の施設として水車があるわけですが、水車のとの取り組みにつきましては、特にことし整備、公開いたします古民家のほうで体験学習を中心とした事業を実施する予定でございます。ですから、大沢の里のエリア全体の施設や自然を使って体験学習をやっていこうというような予定になっておりますので、水車でも当然体験学習の場として利用させていただく、そんなふうに1つは考えております。また、解説員につきましても、今のところ基本的には水車の解説員を引き続きやっていただくということなんですが、古民家のほうは何分施設が小規模なもんですから、水車の機構、ああいう複雑な独特の装置を事細かに説明するような施設ではないんですね。ですから、当然、開設すれば、管理人を雇用して、そこで管理をしてもらうことになりますが、今考えておりますのは、その管理人の方にこの古民家の簡単な解説をちょっとしていただくぐらいのところを考えておりまして、むしろ体験学習を中心にやっていきつつ、そこに体験学習を経験された方々にボランティアとして、その運営にかかわっていただくような仕組みを考えて充実させていきたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。水車のほうは結構小学生とかが見学に行って話を聞いたということを聞いたりするんですけど、こっちのほうは今の答弁ですと、ここにも書いてありますが、市民向けであって、例えば小学生を対象とした水車とこの古民家との一体とした何か総合的な学習の時間とかというのは想定されていないんですか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  大沢の里には、委員さんも御指摘のとおり、水車と今度古民家ができると。もう一つ、実は出山横穴墓群8号墓という横穴式の墓地があるんですね。そこも公開施設となっておりまして、今回の古民家が整備されますと、その3施設が大沢の里の中で見学できるというような形でそろいますので、特に小学校3年生のときの郷土学習の時間とか、総合的学習の時間等を使って市内の小学生の方には、今まで水車を中心として見学していただきましたけれども、3つの施設を1つのルートとして見学していただけるような、そういう取り組みをしていきたいと考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ぜひ進めていただきたいと思いますけど、そういった生涯学習の部分と、学校の生徒が行くとなると教育委員会じゃないですか。その辺の連携というのはしっかりととれているんですか。学校の先生は教育委員会に申し込むのか、それとも生涯学習課のほうに申し込むのか、その現状はどうなっているんですか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  当然、学校の先生は指導課のほうにも、いついつ郷土学習の時間として市内の大沢の里に行きますということは報告するわけですけれども、具体的に事前に実踏という形で先生方がお見えになるときに、まず生涯学習課のほうに御連絡いただきまして、それで施設を確認していただいて実施していただくというような形でございますので、基本的には施設見学そのものは校長先生の指導のもと、生涯学習課のほうに連絡をいただいて実施していただくというふうにさせていただいておりますし、これからもそのような形で取り組ませていただきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  今のお話ですと、一緒に行く先生は事前に行って、解説員の人とかからいろいろ教えてもらって、生徒が行ったときには先生が教えるような感じなんですか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  先生も事前に実踏に行ったりしてパンフレット等の資料を集めて、恐らく郷土学習の時間の中で事前学習をやる先生もいらっしゃるでしょうし、その先生自身は、全部を説明するということがどの程度必要なのか──3つの施設が今後整備されますというお話を先ほどしましたけれども、その3つの施設についての情報を各施設ではいつも備えておいて、実踏等に来られた場合にはそういうものをお出しして、実際の施設見学のときに、社会科見学のときにそういうものを参考に、もし解説員さんがいないような場所につきましては、先生がフォローしていただいたりして御指導いただくというようなことを現段階では考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。現に近くの小学生で行って見てきたという話で、すごかったという話を聞いているんで、より充実した──教育委員会の部分じゃないですけど、生涯学習のほうで、例えば年齢、学年に合わせた調べ学習とか、話が聞けるというような何かプログラムがあるともっと充実するのかなと思いますので、その辺は検討しておいていただければなと思います。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  各部の運営方針と目標についてはわかりました。頑張っていただきたいと思います。
 太宰、3月議会の委員会の際に、基本的な考え方は後でお示ししますと。月末、直前でしたかね。大朝さんから電話が来て、ようやくまとまりましたと。私は真っ先に、大変だったですねとねぎらったんですけど、各委員のデスクのところに置いておきますと。あれで一件落着なのか、それとも今後の新たな発展があるのかを確認する場が実はこの6月議会だと私は思っていたんです。なぜか。企画部長は今ここにいないからです。今までは企画部長も同席をしていた。太宰にしろ、吉村 昭にしろ、関係者の皆さんとのやりとり、かなり生々しいやりとりもここでお話をいただいたようなこともあった。ところが、きょうはいない。終わったということですか。つまり、検討を継続しますと運営方針と目標に書いてあるんだけれども、3月に我々がいただいた基本的な考えで一旦の区切りなのか、それとも、土地のやりとりあったでしょう。別のいい土地があるまでという話もありましたですね。そういった具体的な検討がね、この3月の後の年度が変わった4月以降、今までの間に何か進展があったのか、何かしらの検討があったのか、その検討は企画部長が説明するレベルではないからきょう来ていないのか、いや、そもそも検討がなかったのか、このあたりがどうも雲をつかむような感じになっている。ここをちょっと、3月の基本的な考え方を御配付いただいた後の時間的な流れですね。そこをちょっと向井さん、時系列に教えていただきたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  今半田委員おっしゃったように、まず3月の文教委員会では、まず基本的な考え方を、これで策定をしたいということをお示しして、幾つか意見いただきました。半田委員からも意見いただいて、そういったものを踏まえて微調整をいたしまして、それで策定をして、決裁をとって、それを皆様方のほうにもお渡ししましたし、ホームページにもアップしております。その後、これで一旦終了ということではございません。むしろこれ、あの基本的な考え方をもって、文学施設の検討については継続的に行って、場所についても、井の頭公園の中には設置をしないという決断を市長がいたしましたけれども、それ以外の場所で検討していくということを説明させていただいたところです。基本的な考え方についても幾つか例示を挙げて、市有地の場所であるとか、どっかの複合施設的なところにも検討していくというようなことが書いてありましたけれども、具体的な動きとして、今までスポーツと文化部のほうにはそういった情報が届いていませんでしたけれども、土地の買い取り申し出の情報というのが三鷹市に──例えば市民の方が、3月の文教委員会でも例示として土屋部長が説明をした部分もあるんですけれども、市民の方から、例えば相続で土地が出たというようなものについて、情報が市のほうにあるときに、それをスポーツと文化部のほうにも、こういう情報があったよということで、これまでの間、2件ほどそういった情報が入ってきております。ただ、それについて、どこでもいいというわけではございませんので、広く全部そういった申し出があればスポーツと文化部にも情報を共有するような、そういう仕組みを企画部とスポーツと文化部で連携して行っているところでありますけれども、場所的にちょっと狭いであるとか、立地条件がよくない、面積が小さいといったようなことがありましたので、現在まだそれが前向きに進んでいる状況ではございません。ただ、そういった情報の中で適地として検討できるものがあれば、これはもうスポーツと文化部だけではなくて、企画部、また都市整備部、関連する部署、先ほどの検討委員の会議出席者の中でも企画部長や都市整備部のほうからも部長が入っておりますけれども、そういった関係部署との連携を図った上で進めていきたいと思っていますので、あの3月の基本的な考え方をまとめた時点で一件落着というふうには決して思っておりませんので、むしろこの顕彰事業の検討会議を立ち上げながら、市のほうも引き続き場所も含めて検討していきたいと考えておるところでございます。


◯委員(半田伸明君)  わかりました。わかりましたが、何でこれ、このことをしつこく蒸し返しているかというとね、基本的な考え方の案を出すときに、私もいろいろぎゃんぎゃん言わせてもらって、幾つか修正してもらったんだけど、何だっけ、賃貸借の余地があるのかないのかとかね、これはこういうふうに誤解されちゃうんじゃないのとかね、かなり生々しいやりとりをさせてもらいましたですね。なぜこういう質問をしたかというと、企画部長がきょういないのはおかしいじゃないかと言うつもりは毛頭ない。それはいいんです。いいんですが、今までいたのにきょういないというのはなぜなのかという質問は、これ当然出て当たり前ですね。ですから、今まで検討している次元の高さと4月以降に検討している次元の高さが違うんじゃないかなと私真っ先に思った。答弁者いないんだから。だから、そうではなくて、2件の申し出があったという話ありましたよね。つまり、一旦ペンディングした事業についての行政報告のあり方をどうするのかはコンセンサスをつくっておかなければいけない。今まで企画部も前のめりになって、一生懸命ここで部長も答弁なされて、あれは本当にいいやりとりさせてもらったと思うんですが、それが急にぽこんといなくなった。もちろん正副が了承しているから、それはそれでいいんですよ。それはそれでいいんですが、温度差というものがどう変化したのかというのがどうしても気になる。だから、今後ね、継続して検討していくというのであれば、どういう状況が発生したら行政報告の対象になるのか、それとも、今2件相続の云々という話ありましたね。その程度だと行政報告する必要はない。私はそう思います。ああ、そうですかでおしまいですもんね。だって、買わないわけでしょう。買わないのに、そういう申し出がありましたとわざわざ行政報告するのも、それは意味ないわけですね。だから、それはやる必要はないと私は個人的には思う。つまり、どの段階でね、太宰の記念文学館については行政報告をしなきゃいけない対象か、そうではないのかというところをきちんと今後つくっていく必要があると私は思うんですよ。このあたり、どうでしょうかね。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  今委員さんがおっしゃったとおり、具体的に今の土地のほうの情報的にはちょっと動き出すような状況ではなかったということもございます。ただ今後、やはりどういう形にしろ、こういうところで建てられるとか、整備ができそうなところ、そういうものを具体的に検討していくような余地があった場合については、やはりこちらのほうの文教委員さんのほうにもいろいろ情報提供させていただきながら、いろいろ進めていきたいと。今半田委員さんおっしゃったように、今いただいた情報では具体的な案をまだ進めるような余地がない部分でございますので、その辺についてはまだ、おっしゃったとおり、報告するような内容ではないというふうに考えております。今後そういうふうな動きがあった場合については、市からも情報提供はさせていただきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  これから何かを進めようというときの事前の行政報告のあり方と、進めてきたものが一旦立ちどまった場合の行政報告のあり方って当然意味が違ってくるわけですね。だから、今後は太宰に関しては無理に行政報告する必要はない。私はそう思います。それは正副がどう判断するか知りませんよ。具体的な財政出動とかある場合は当然話は別になってきますけれども、こういうのがあります、こういう情報があります、そんなのは一々やる必要はない。だから、そういう意味でいうと、申しわけない。やっぱり終わっているんです、これは一旦はね。だから、新しい土地の買い取りが発生する、これは予算だけど、そういうことがあった場合に動き出すということであるならば、逆に言うと、そういう土地がなければとまっているんですよ。と、私は見ますね。だから、無理に行政報告の対象にする必要はない。きょう企画部長が来ていないという段階で、ああ、これはもう実質とまったんだなという目で私は見ました。いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  半田委員のおっしゃる部分も私も理解はできるのですけれども、決してとまった認識は私どものほう、市側のほうではなくて、継続して検討していくということには変わりありません。ただやはり、企画部長がこの間、平成29年度を含めて、3月の文教委員会のほうにも出てきたというのは、これまでのずっと検討の中で、特に東京都との調整などについて、ここは企画部が中心となって窓口になって、井の頭恩賜公園の中に整備をするということでやりとりをしていた経過がございましたので、そこで、企画部長が同席をしてその辺のやりとりについて説明をさせていただいたという部分があります。ただやはり、レベル観が、企画部長いるいないというところでの高さというものに関しては、決して私どももこの部分が低くなったと、とまっているというふうな認識はありませんので、理解はできるのですけれども、引き続き継続して進めていきたいという思いで御説明させていただきたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  ちょっと意地悪な聞き方で申しわけなかったですけどね。先ほど申し上げた、事前、これから進めていくんだよというレベルの問題と、進めてきたんだけど一旦立ちどまった場合の行政報告とは当然温度差があってしかるべきだし、具体的な土地の提供云々で、これは本当に買えそうだな、いけそうだなというのがあるのであればね、これは絶対に行政報告してもらいたい。だから、その意味でいうと、継続しているというのは、それは理解はします。3月の議会、3月定例会の委員会のときに配られなかったのが3月月末に配られた。その後、我々のほうとしてはストレートにどおんと聞けるのは運営方針と目標のやりとりのときしか正直ないんですね。だから、今回聞くしか──これは向井さん、過去やりとりをいろいろさせてもらったからよくわかってくださると思うんだけども、ちょっとあえて嫌らしい聞き方でしたけどね、聞かせてもらいました。適切な行政報告は当然あってしかるべきですが、ある意味、意味のない行政報告は、それは非生産的だと思いますので、今後は土地の購入があるかないかが大きなポイントになっていきますんで、土地の購入で一般財源を出すんだったら私は絶対反対だと以前からずっと言い続けていますが、もしそういう話が進むのであれば、こういう話がありますレベルでも構わないから、本当に買う気であるならば、休憩中の報告でも構いませんのでね、それは我々も情報共有をさせていただきたい。
 以上申し上げまして、質問を終わります。


◯委員(伊藤俊明君)  ほんの少しだけ質問させてください。29ページですね。29ページの3の東京2020オリンピック・パラリンピック等の機運醸成事業の積極的な推進とボランティア人材の育成・支援についてお尋ねをいたします。なかなか機運醸成とはいうものの、盛り上がりがいまいちじゃないかと思うんですけれども、でも、このトップアスリートによる水泳・バレーボール教室のほか、ラグビー教室の開催、三鷹ゆかりのアスリート応援事業など機運醸成事業を積極的に推進するとありますが、先ほどパラリンピアンの話はお聞きいたしましたが、オリンピアンに関しての具体的なスケジュールとか、今決まっていることがあればお聞かせ願いたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  オリンピック・パラリンピックの機運醸成事業でございますけれども、オリンピアンの方ということで申し上げますと、バレーボール教室というものはこの中でオリンピアンの方に講師として来ていただいて取り組む事業ということで、今検討しているところでございます。また、オリンピック・パラリンピックに向けましては、こちら、三鷹ゆかりのアスリートということで挙げさせていただいておりますけれども、オリンピックに出場されるのではないかというふうに期待して応援している三鷹ゆかりのアスリートとしましては、トライアスロンの高橋侑子選手が今いらっしゃいますので、またこれからいろいろパラリンピックにつきましては発掘事業というものを東京都のほうで実施いたしまして、この秋にSUBARU総合スポーツセンターで東京都のほうがこの発掘プログラムというものを実施していただくような予定もございます。そういったところで、これから2020年に向けてオリンピック・パラリンピックに出場する三鷹市ゆかりのアスリートの方が1人でも多くいらっしゃる場合には、広く市民の方に紹介して応援をしていくというような事業に取り組んでまいりたいと思います。また、オリンピック・パラリンピックのロードマップをこの先描くに当たって、組織委員会から情報というものが五月雨式におりてくるような形になっておりまして、皆様も聖火リレーのことですとか、報道等で御存じかと思います。今年度につきましては、オリンピック・パラリンピックでいいますと、2年前のイベントですとか、それから先日ラグビーのほうは500日前というのがありましたけれども、オリンピック・パラリンピックにつきましても500日前のイベント等が開催される予定でございます。そういったところと連携しながら市としても、市のスポーツイベントを中心にオリンピック・パラリンピックの機運醸成というものについては、機を捉えて積極的に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  ぜひ機を捉えて迅速にというか、適切な対応をしてもらいたいなと思いますけども、それで、先ほどパラリンピアンの方で南浦小でというお話ありましたよね。というように、教育委員会との連携といいますか、その辺ではどのようにお考えでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  学校との連携につきましては、授業やカリキュラムとの関係がありますので、できる限り早目に計画的にそういった連携というものに取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。今回のように、車椅子バスケットの関係につきましては海外のチームがこちらに来るということで、その海外チームの練習の日程がなかなか決まらないというようなところもありましたので、直前の連絡をして、参加いただける学校を調整いただいたというようなところでございます。時間があれば予算等も確保して、例えば今回ありました6月8日、9日、10日の車椅子バスケットの試合そのものに多くの子どもたちに観戦しに行っていただくですとか、そういったことも考えられるというふうに思っておりますので、そこは予算の見合いとその効果を事前にきちんと計画的に取り組めるように、私どもとしましてもさまざまなところにアンテナを張りめぐらせて、チャンスを早目に捉えて、学校と連携をしっかりしてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  ぜひそのように、子どもたちにまず身近なアスリートの躍動する姿を見せるということは非常に教育的な価値もあろうかと思いますし、また保護者の方に宣伝していただいてじゃないけど、子どもを通してやっぱり保護者、関連団体の方々も大きく盛り上がっていく可能性が広がるんじゃないかと思いますし、またこういう大きなビッグイベントを通して、まさにスポーツ、レガシーの始まりというかね、そこを起点にまた一層のスポーツが盛んなまちになることを、取り組みを続けてもらいたいと思います。
 あと、30ページの一番下なんですけども、日本無線の三鷹工場の戦前の建物の調査報告書の作成をというんですけど、これはどのような形で残し、また発表といいますか、公開していただけるんでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  日本無線につきましては、特に正面の建屋が昨年度初めぐらいに解体されているんですけれども、平成28年度の3月にあそこの調査、それ以前からやっているんですけども、3月に3D映像などを撮影いたしまして、デジタル映像、立体映像による概要、概観の映像の確保をしたわけですけれども、あわせて大学の先生に当時、あそこの建築物としての価値について調査をしていただいております。その調査結果を平成30年度は報告書にまとめていただくということで、一定の冊子にして取りまとめをするという作業をして、その暁には、どういうものであったかということを、例えば市役所の1階のロビーで展示するとか、そういうような展示の取り組みなどをすることにより、市民の方に知っていただけるような機会を今後設けていきたいというふうに考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  ぜひ、なかなかね、思い出のというか、親しんだ人たちも結構おられると思いますので、ぜひまたその機を捉えてというか、公開できるときがあればお願いいたします。
 あと、31ページの9番なんですけども、和洋弓場の整備の推進ということで、これをもうちょっと具体的に教えていただけますか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今現在、和洋弓場につきましては、旧第二体育館の一部を従来どおり団体の皆様には御利用いただいているというような状況が続いているところでございます。このスケジュールにつきましては、予定としましては、この12月に契約議案を議会のほうに御提出させていただいて、1月に着工をして、来年の秋ぐらいに完成というようなスケジュールで進めてまいりたいというふうに考えております。こちらのハードの整備はもちろんですけれども、管理運用のあり方についても、来年度オープンということになりますと、しっかりと早目に考えて、必要な部分については議会の皆様に御議論いただくというようなことで着実に進めてまいりたいと考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  あと最後なんですけど、32ページの10番の出土品等の適切な保存に向けた生涯学習課の分室の移転に向けた取り組みということで、先ほどもお話聞きましたけども、JRの高架下のということで、そこはあくまで保管のみで、展示とかそういうことは一切しないのかということをちょっと。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  あくまでもJR高架下は保管のみ、倉庫という形で位置づけております。また一方で、現在ある生涯学習課分室が丸池の新川のところにございますけれども、あそこのものが出土品等が全てJR高架下におさまるスペースはなくて、一方では、来年度、教育センターの耐震工事が終了いたしまして、教育センターが本来の場所に、教育委員会が戻りますけれども、元生涯学習課がございました2階の部分ですね。あのスペースに埋蔵文化財等の事務所を置かせていただいて、生涯学習課があります、第二庁舎にございますけれども、よりそことの連携が図れるように、そちらにも一部の出土品を入れて、それでもさらに入れ場が実はございませんので、どこかの場所を、公共施設等を検討しつつ、平成31年度に入れ場を確保させていただいて、そこにおさめるというようなことを今の段階で考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  わかりました。市民共有の財産ですので、やっぱり保管状況等、また機を捉えて適切に公開していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(嶋崎英治君)  三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業に係る取り組みについてということで、各部の運営方針で29ページですね。それから、この資料1なんですが、先ほど半田委員から御指摘があったと思うんですが、ゆかりの文学者についての予算は596万2,000円ですよね。太宰治没後70年が1,337万2,000円という予算になっていますよね。この数字から見ても、ある意味では当初のいろんなものは終わったかなというふうに思いました、私もね。問題は、私が2016年の12月に補正に出てきたときに、三鷹にゆかりのある人は太宰、吉村だけじゃないだろうと。三木露風、宮 柊二などいるよと。だから、三鷹市文学館(仮称)というふうにでもして、学者、そういう専門家、市民参加で練り直したらどうだという問題提起もし、反対討論もいたしました。この紫表紙でも、それから資料でも、太宰 治、吉村 昭、津村節子、山本有三、神沢利子、5人なんですが、など、いずれもなどと入っているんですよ。などについてはきょうもないし、この5人だけなのかと。などはどういうふうになっているのかということ、まず最初です。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  などということの中には、まだこの代表的な5人の方以外にも、太宰関連、また吉村の関連の弟子であるとか、一緒に三鷹で活動されていた方というのもいらっしゃると聞いておりますので、これから広がっていくものというふうに考えております。ですので、今ちょっと具体的に誰というような名前は申し上げられないんですけれども、これからいろんな資料が新たにまた寄贈されたりというようなことの中から三鷹にゆかりのある文学者というのも出てくると思われますので、そういったときにはそういったものもあわせて顕彰事業として考えていきたいということで、含みを持たせた形での、などというふうになっております。


◯委員(嶋崎英治君)  神沢利子さんが挙がったというのは、いろんなものを寄贈され、原画も展示してすごい皆さんに感動を与えていると思うんですね。この児童文学者というか、あるいは絵本作家というか、かなりいますよね、三鷹にね。何か殊さら太宰あるいは吉村 昭となると、それがある意味諦め切れなくて、付録でくっついているんじゃないかというふうに言う人もいるんです。だから、そろそろそういう尻尾というものを切って、三鷹市にゆかりのある文学者云々ということであるんだから、そういうものをとってね、文学館構想というふうにしたほうが私は邪推を避ける意味でもいいんではないかというふうに思うんです。何でこの5人なのと。それぞれ分科会のようなものでやると言いましたよね。それで、助言者会議ですか、新たにやるといったって、つくれないじゃないですか。だから、やはり基本構想をもう一回練り直してやったほうがいいんじゃないかなということでね。などについてどのように皆さんは捉え、分析、フォローしていくのか。現時点で考えありますか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  先ほども答弁させていただいたように、具体的にまだ誰というようなですね。ただ、今嶋崎委員がおっしゃったような、三鷹市ゆかりの文学者という中には宮 柊二さんとか英子さんとか、あとは太宰治賞の選考委員でもあります奥泉 光さんとか、三鷹にお住まいの方とか、三鷹にゆかりのある文学者というのは数多くいらっしゃいますので、そういったこともまとめてやっていくというのは、これからまた検討を進めていく中で、こういった分野で、こういった視点からこの文学者にも光を当てていこうということも検討の中で出てくるものと思っているところでございます。ただやはり、この今列記させていただいた5人の人たちにつきましては、今もう既に大きく事業を進めているところもありますし、三鷹の名誉市民ということで顕彰している文学者でもありますので、まずはこの5人の方を中心に顕彰事業を進めていきまして、これからまた広がりを持って進められればと考えているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  太宰というか、太宰文学について、両極端なんですよね。物すごい熱狂的なファンから、何よというところまで含めてね。だから、その何よという人がそっぽを向かれると、この構想もちょっとね。だから、心配するわけです。そういう意味で、少しそういう影を薄めたほうが、で、もっと広く文学云々というふうにしたほうがいいんじゃないかということから問題提起させてもらいました。
 先ほど半田委員から突っ込んだ質問と突っ込んだ問題提起があったんですけれども、それは正副のほうでその都度検討して、どうするかということで対応していきますので、よろしくお願いしたいということです。
 以上で終わります。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後3時14分 休憩



                  午後3時23分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後3時23分 休憩



                  午後3時29分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 管外視察の視察日程につきましては、第1候補として10月の9日から10月の12日の間で、第2候補として10月の16日から10月の19日の間でということにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 また、視察候補地の申し出につきましては、6月25日月曜日の正午までに資料を添えて事務局まで御連絡いただくことにいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 続きまして、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 引き続き、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、8月の9日、午前9時30分といたしたいと思います。その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後3時31分 散会