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2018/12/12 平成30年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(吉野和之君)  文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、文教委員会管外視察結果報告書の確認について、5、所管事務の調査について、6、次回委員会の日程について、7、その他ということで進めたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時33分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 議案第56号 三鷹市生涯学習センター条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。それでは、議案第56号 三鷹市生涯学習センター条例の一部を改正する条例について御説明をさせていただきます。
 これは、これまでいただいた利用者の方の声を反映いたしまして利便性の向上を図るために、生涯学習センターの使用開始時間の繰り上げ及び使用時間の延長を可能とするものでございます。使用開始時間の繰り上げにつきましては1時間を限度として、また使用時間の延長につきましては2時間を限度として、使用当日において使用の予約等がないなど、管理上支障のない場合に限って当日において使用を承認するとともに、繰り上げ及び延長した時間について1時間当たりの使用料金を設けるものでございます。
 改正の内容につきましては、生涯学習課長より説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  三鷹市生涯学習センター条例の一部を改正する条例について御説明いたします。お手元の文教委員会審査参考資料の資料1をごらんください。
 議案提出理由について御説明いたします。利用者の利便性を高めるため、施設の使用開始時間の繰り上げは1時間を、使用時間の延長は2時間を限度として、使用当日において管理上支障のない場合に限り承認するとともに、追加使用時間1時間当たりの料金を新設するものでございます。
 本条例を一部改正する背景ですが、昨年4月1日に開館した生涯学習センターにつきましては、利用者懇談会や窓口などを通じて寄せられた利用者の意見として、使用区分が1こま3時間だが、料理実習室を使用する場合、調理して食べて後片づけをすると3時間では短いため、いつも2こま連続で予約する必要があり、使用料金が高くなるという御指摘がありました。各施設の使用時間については、これまで使用区分を1日当たり4区分として、それぞれ3時間ずつ御利用いただいていますが、使用開始時間の繰り上げや使用時間の延長など柔軟な利用方法を選択できる仕組みがあれば、利用者の利便性が高まるものと考えたところです。
 改正内容でございます。御説明いたします。資料2の新旧対照表もあわせてごらんください。別表第13条関係につきましては、表の一番右側の欄に各施設の1時間当たりの追加使用料金を新たに規定したものです。1時間当たりの追加使用料は施設それぞれの使用料のおおむね3分の1の金額とし、通常の時間区分の使用を妨げないよう、端数は切り上げ、通常の時間区分の1時間当たりの使用料より若干高目に規定しております。
 まず、備考のアでございます。備考4を新たに規定し、使用時間の繰り上げは、使用当日において管理上支障のない場合に限り1時間を限度として承認し、別表の追加使用時間の欄に定める使用料を徴収することとしました。
 イでございます。備考5を新たに規定し、使用時間の延長は、使用当日において管理上支障のない場合に限り2時間を限度として承認し、1時間以内の場合は別表の追加使用時間の欄に定める使用料を徴収することとし、1時間を超え2時間以内の場合は、別表の追加使用時間の欄に定める使用料に2を乗じた額を徴収することとしました。
 いずれも使用日当日においてとしているのは、使用当日までできるだけ他の登録団体の通常の先着予約の機会を担保した上で、当日に限り窓口で使用時間の繰り上げや延長の申請ができることとしたものです。また、管理上支障のない場合に限りとしたのは、施設のメンテナンス等がある場合などを想定したものでございます。
 なお、施行期日ですが、券売機のメンテナンス期間を見込んで、平成31年3月1日としております。
 この条例のほかに、申請書様式等を規定するため、三鷹市生涯学習センター条例施行規則の一部改正を行う予定でございます。
 また、資料3として、平成29年度生涯学習センター時間区分別の利用率をつけております。
 御説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方、お願いいたします。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。まず、利用時間を延長されたい、追加を望まれる利用者の方というのは実数でどのくらいいらっしゃったのかということと、あと、料理実習室に関してはお話がございましたけれども、利用者の方が利用時間の追加、延長というのをされる理由、ほかにどういったものがあったのか教えてください。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  今まで御意見をいただいたのは、数で具体的にこちらで把握しておりますのは、平成29年度に関しては生涯学習センターにおきまして2件、平成30年度に関しては3件ぐらいと。いろいろ他の利用団体とのやりとりの中で、口頭でも何度か要望があったりはしております。また、利用者懇談会におきましては、平成29年度に1件いただいておりまして、それはまた記録として把握しているところでございます。数としてはそのくらいということなんですけれども、その他の利用の、調理室以外の利用につきましては、やはりいろいろ、保育の自主グループの活動なんかで利用されている方はちょっと長目に利用したいとか、そういうこともお伺いしたりしておりますし、また、いろんな作業的なことをやっていらっしゃる自主グループにつきましては、作業がおくれてしまって片づけが間に合わないとか、そういう場合にはこういう延長をしていただくということを想定しております。
 以上でございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。平成29年度、平成30年度で大体3件そういう声があったと。その中には、先ほどのお話あったように、料理実習室に関するもの、あとは保育、作業に関する片づけといったことで延長等がしたいという市民の方がいらっしゃったという御答弁をいただきました。こういったことって、最初の利用時間の区分設定が間違っていたというか、市民の要求にかなうものではなかったのではないか。ここで変更を行わなければならない、追加時間を設定して、また利用時間も設定しなければならなくなってしまったというのは、市民の要求にかなうものではなかったのではないかと考えられます。市の多くのこういった施設、例えば市民協働センターであるとか、地区公会堂、こういったところというのは、午前、あと午後、夜の設定が多いと思うんですね。なぜ午後の時間帯を現在の2区分にされたんでしょうか。ちょっともともとの話になってしまいますが。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  そもそもの利用区分の時間区分の設定の考え方としては、それぞれ生涯学習センターや総合スポーツセンター、またそれ以外にも直営施設の中には総合保健センターや子ども発達支援センター、福祉センターなどがあって、その中に一定の会議室がそれぞれのセンターごとに区分されております。大きな考え方の1つとしては、あいている時間に、あいている施設があれば、そこを使っていただくということで、もちろんスポーツと生涯学習というのは目的が違いますので、そういったものの共有というのはないかもしれませんけれども、会議室としての使い勝手としては、基本的に全部同じ時間区分にすることによって、あいている時間、もしこっちが使っている場合はこちらの施設を使っているというような、そのような相互利用をするということを考え方として置いておりました。ということで、生涯学習センターということでの使い勝手としては、幾分そういう声もこの後もあったわけですけれども、大きな考え方の1つとしては、全体的に統一した時間区分を設定するという考え方に基づいて現状の時間設定にしたものでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。そういった、ほかの福祉センター等の会議室もございます。そういったところと時間区分を統一して設定されたということなんですけれども、例えば福祉センターだと、会議室全部、3時間で1,500円で統一されているんですよね。このあたりに料金のアンバランスさというのもちょっと考えられるんですけれども、そういったことっていうのも、ちょっとこれまたそもそもの話になりますけれども、料金の統一性といったことは考えられなかったんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  料金の体系につきましても、オープン前に管理運営計画などでもお示しをして、議会の皆様方にも審議をしていただいたところでありますけれども、スポーツ施設は近隣の類似施設ということで考えましたけども、生涯学習センターにつきましては、公会堂のさんさん館などにある会議室、これをベースに平均的な数値を出して、こちらの生涯学習センターの数値を決めたところでございます。福祉センターにつきましても、一定の面積案分をいたし──面積の単価を出して、それで設定してきたということもありますので、近隣のとか、また三鷹市の同一の施設の面積単価を出して、それで現在の料金設定にしたというような経過がございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。では、ちょっと追加時間の料金設定についてお伺いをいたします。先ほど、大体通常の時間の1時間当たりを基準にして、端数は切り上げてというお話だったんですけれども、例えば学習室5と6と和室に関してなんですが、通常の時間区分ですと、おのおの料金が違っておりまして、追加使用時間1時間当たりの料金のほうは一律500円ということに新たに設定されるということなんですけれども、学習室5と6、それと和室、本来の時間区分での利用料がそれぞれ、先ほど申しましたように1,500円、1,400円、1,300円と違っております。これ、1時間当たりですと、当然、学習室の5は1時間当たりだと500円で、学習室6ですと約467円で、和室ですと433円になるんですね。これを一律500円とされた理由を教えてください。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  これにつきましては、切り上げという考えで原則通して、一律500円というふうにさせていただいたところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。ちょっとそれとまた関連をすると思いますけれども、先ほど説明あったかもしれませんけれども、どうして追加料金を100円単位にされたのか。例えば和室なんかだと450円というのも考えられたんじゃないかなというような気がします。そのほうが利用者の方の利便性も上がっていくと考えます。
 次、行きます。繰り上げと延長では利用者の方の利用状況の相違といったものが現実あると思うんですね。繰り上げなら前もってある程度利用者の方もわかっていて、前もって1時間あいていますかというような形でお願いができると思うんですけど、延長はちょっと予想ができないというところもあると思うんです。利用者の方も施設のほうの方も予想ができないということがあると思うんですけれども、そういった点でおのずと繰り上げと延長では現実問題として細かい手続等が違ってくると思うんですが、具体的におのおのどういった手続を行うのか、こういった点、教えていただけますでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  具体的には、利用団体は使用する前、当日ということになりますけれども、申請書を生涯学習センターの窓口に提出するということになりますが、その前にちょっと空き状況を確認した上で申請書を提出していただくと。窓口で確認を受けた後に、1階総合窓口にあります自動券売機でチケットを購入いたしまして生涯学習センターの窓口に提出すると。チケットの半券は領収書になっておりますので、利用団体は生涯学習センターの窓口で領収書側の半券を受け取るというような形になります。また、繰り上げと延長につきましては、その都度、申請と支払いをしていただくということを現段階では考えているところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  窓口のほうに申請書なり何なりを書いて、繰り上げ、延長といったことを行うと。じゃあ、料金というのは自動券売機などで買うとか、そういったことは考えられているんでしょうか。それも窓口で、そこで精算されるということなんですか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  料金につきましては、1回ごと、申請ごとに自動券売機で購入していただくということを考えております。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。じゃあ、繰り上げの場合というのは、最初に同時に両方買っておくということになるんでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  申請されるんであれば、両方買っていただくということを原則としたいと思います。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。さまざま、やはり、当然、市民の皆さんの声を聞いてのいろいろな形での問題の解決方法の1つではあるとは思うんですけれども、本当にもともとの時間区分の設定をちょっと誤ってしまった。そこから、それが1つ矛盾となって出てきたものを、利用者の方に、利便性の向上というか、負担を強いてしまうという感が僕はしてしまうんですね。どうしてもそういう感じがしてしまいます。
 あと1点ですけれども、減免制度なんですが、従来、規則に記されている利用料の減免について、全額免除、2分の1減額ございますけれども、これはこのまま適用がなされるということでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  減免はそのまま適用されますので、減免の団体につきましては減免が適用されるというふうにする予定でございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。それでは、以上です。


◯委員(谷口敏也君)  まず、今の西尾委員とのやりとりで、確認なんですけど、やっぱりこれは当日じゃないと申し込めないんですか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  通常の一般の利用者、利用団体がおりますので、そういう方に、余り早くからそういう時間の繰り上げとか、延長とかを認めてしまいますと、とろうと思ったのが実はとれなくなってしまったということが予想されますので、当日というふうに限らせていただいたものでございます。


◯委員(谷口敏也君)  延長だったら当日、先ほども説明がありましたとおり、いろいろと時間が延びてしまって延長したいというのはあると思うんですけど、繰り上げというのは当日というのは、来て、もしあいていなかったら繰り上げられないわけだし、事前に行く前に電話し、あいてますかと言って利用するしかないということですね。余り利用度がこれで上がるとは考えられないんですけど、私としてもソフトバレーボール連盟で会議室を使わせていただいて、3時間って一番いい区切りだなと思っていたんですよ。2時間会議があって、前後で30分、30分、準備、後片づけというので。ただ、今説明の中で、料理教室で3時間で足りないというような、それはもっともだなと思うんですけど、そうすると、そもそも3時間とかの区切りが余り適切ではないのかな。利用者はね、例えば全部1時間にしちゃって、1時間を何こまとるとかというほうがとりやすいんじゃないのかなと思ったんですけど、そういう考えがなかったのか。
 それともう一つ、これも例えば3時間──1時間にしなくて、区切りを変えるんではなくて、あえて延長とか、繰り上げとかにした理由というのは何かあるんですか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  1時間単位というのも当然考えられるわけですけれども、ただ、今までのああいう施設の利用形態からしまして、午前、午後2枠で夜、こういう利用形態が基本でございましたので、それに倣ったというのが1つでございます。
 また、延長につきましては当日ですと、確かに繰り上げとか、来てからでないとわからないというような状況がございますので、なかなか利用はしにくいかとは思いますが、ただ、方法、手段として、そういうやり方があるということが一番大事なことだと思いますので、もしそういう事態になれば御利用いただけるということにもなりますので、そういう意味での利便性の向上を図ったというふうに御理解いただければというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  要望的にもそんなにないですし、少数派の方々に利便性を図るという意味では、これでもいいのかなという気もしないではないです。ただ、通常の区切りがそういった形で使い勝手が悪いという声に応えられるような仕組みにこれでなっているのかどうかというのはちょっと疑問なところがあるので、今後の、変えた後の動向をちょっと注視していただきたいですし、我々も注視していきたいなと思います。
 あと、これ、当日に管理上支障のない場合に限り承認すると書いてありますけど、承認するのはその場所にいる方──上の方とかじゃなくて、誰でも承認できるんですか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  窓口で全体的な管理上の事情がないというふうに情報が入っているのが通常の業務でございますので、窓口の担当者の範囲で判断して御利用いただけるものというふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  最初質問する気はなかったんですけどね、資料の7ページを見て、これは聞かんといかんと思いました。まず、学習室、1から7とありますよね。これ、会議はできるんですか。それとも、ひとり学習のための場所なんですか。そこがちょっと私、不勉強でよくわかんないんで、学習室の実態を教えてください。つまり、会議でしゃべっていいのかどうかね。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  学習室につきましては、団体利用が基本ということになっておりまして、当然、団体の中では会議の利用ということも想定しております。個人の利用につきましては、この9月から始めた個人の自主学習用の時間を確保しておりますので、その範囲で使っていただけるというふうにしております。


◯委員(半田伸明君)  つまり、実質、会議室なわけですよね。一方、さんさん館も会議室みたいなところがありますよね。そこの利用率とかは今わかりますか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  ちょっと本来使うべきところじゃない参考資料なのですが、きょうつけた審査参考資料に、資料の10にスポーツと文化財団の平成29年度の事業報告書がついております。そこの中に、31ページなのですが、平成29年度の公会堂の光のホール以降、多目的会議室や第1会議室以降の会議室ごとの利用率が記載されておりますので、ここのところが利用率として見ることができると思います。


◯委員(半田伸明君)  それを見るとね、大体五、六割ですよね。この資料を見るとね。一方、この生涯学習センターの、特に時間区分の3と4については利用率が2割を切る現状。片や5割、片や2割、これをどう見るかだと思うんですね。団体登録をしないとこの生涯学習センターを使えないというのが今現状なんですが、公会堂のほうについてはね、私が知る限りでは団体登録云々関係ないですよね。例えば学校関係の打ち合わせとか、使いたいという場合に紙っぺらを書いて、あそこの1階の入り口に出したらオーケーだと。つまり、団体登録をしないと利用できないというのがひょっとしたらこの利用率の低さに反映されているのかなという気がしてならないんですよ。要するに会議室って、要は貸し部屋事業ですよね、はっきり言うと。だから、各地の公会堂にしても、コミセンにしても、いろんな会議室がある。コミセンなんかは住協のやっている関係もあるから、そこはなかなか厳しいという特殊事情ありますけど、それはさておき、同じ市役所の敷地内──敷地内とあえて言いますよ、敷地は違うけどね。同じこの周辺の施設の中で、片や利用率が低い状況があって、片や利用率が半ばという状況がある。これ、倍以上離れているわけですから。ひょっとしたら団体登録をすることが前提となっているのが利用率の低さにつながっている可能性があるんじゃないかという疑問があるんですね。確かに午前の部、あと午後3時半までですか。時間区分の1と2については5割弱なので、まあまあ、これはいいんですが、その後、午後3時45分以降の部分について、例えばこの時間区分3と4については、さんさん館と同じように団体登録なしでもいいですよというふうにして利用率を上げるか、もしくは団体登録させることに意味があるということにいくならば、このまま甘んじるかという話になっていくと思うんですよ。同じスポーツと文化部──公会堂については指定管理になっていますけど、同じような会議をする施設でこういう差異があることはやはり問題意識を持たなきゃいけないと思うし、どうすれば利用率のアップにつながるかという根本的な議論をしなければいけないのかなと、この資料の7ページを見て思ったんですね。この点について御所見をお聞かせいただきたいと思います。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  団体登録を前提としていることが利用率の低さに影響しているんじゃないかという御指摘でございますけれども、生涯学習センターの場合は、確かに会議の利用も一定程度認めておりますけれども、基本が社会教育を含む生涯学習の施設ということで施設の設置目的がございまして、通常の貸し館とはそこはちょっと趣を異にしているというような性質がございますので、一定の学習のための利用について、あそこの施設を使っていただくということでございまして、これまでも社会教育会館の時代もずっとそういう団体登録という形で市民活動につなげていただくような学習を期待しているのが主でございまして、当然、その中では会議も含まれますけれども、そういう団体登録を前提として、いろんな御利用をしていただくという形をとっております。


◯委員(半田伸明君)  団体登録をやめなさい、さんさん館と一緒にしなさいというのは1つの説で、今の課長がおっしゃられた、昔の社教の流れを引き継いで団体登録ありきで、だからこそこの施設の意味があるって、それもわかります。ここから先は、施設の稼働率を上げるために原則に例外を設けるという次元を追求するのか、それとも原則を守り続けて団体登録をふやすのかになっていくと思うんですね。団体登録が──いろんな市民団体がどんどんできていって、まさに社会教育の理念に基づいてどんどんできていって、それこそ協働ですよね。ここが満杯になるというふうになれば一番ベストなんだろうけども、建設の際の補助金云々の問題もいろいろ出てくると思いますけど、問題提起にとどめておきます。どうすれば時間区分の後半、3と4の部分が伸びるのかについては、どのような仕掛けが今後必要になってくるのかについては、ぜひ部内で御議論いただきたい。その旨をお願い申し上げまして、質問を終わります。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、お尋ねをいたします。そもそも、この料金の改正ね、前と後ろにというのは目的は何なのかという、利用率を上げることなのか、それとも、利便性云々ということだったんですけども、それとも両方が目的としてあるということなのか、前提の問題をちょっと確認したいものですから、まずそこからお願いいたします。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  基本的には利便性の向上というものを第一としておりまして、柔軟な利用をしていただけるような形に整えたいというふうに考えているところです。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。それでね、資料3ですね。ページ7のところで区分ごとのを出していただいて──つくるの大変だったと思うんですけども、出していただいたわけです。今半田委員からも指摘があったように、すごい幅があるわけですよね。なぜなのかということの分析はやっぱりすごく必要だと思うんです。夜間のところになると、がたっと落ちているという感じになりますよね。学習室1だけはずっとね、32.4%、34.4%ということでなっていますけれども。あいているわけですよね、当日ね。それで、事前の申し込みだと、当日以外の申し込みだと、当日までレギュラーの利用を申し込めるから、その人たちが使えなくなっちゃう。それは当然ですよね。だから、当日あいていれば前も後ろもということなんですけども、そして、レギュラーの申し込みがなくて、その前、それから後ろというふうになったとき、この利用率の区分というのはどういうふうにカウントされるのか。私は利用率が上がっていくというふうに──後ろの2時間でも、前1時間でも、その区分のところに、利用者が今までなかったわけですから、この区分の統計でいけば上がっていくというふうに私は考えるんですけども、それをどう捉えるんでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  それは前後のカウントもさせていただくというふうに考えております。


◯委員(嶋崎英治君)  私もそれでいいと思います。あいている。もったいないですよね。利便性をよくして利用を高めていくということが本当に必要だと、そのための仕掛けを検討してくださいということが半田委員からもありました。そのとおりだと思う。この際ね、当日も利用者がないわけですよ。それで、割ると3じゃないんですよ。3で割った数字じゃないんですよね。古谷さんが四捨五入だと。この際、半額にするとかしてやったほうが私は喜ばれるし、ああ、使い勝手がいいわと、こういうふうになるんじゃないかと思うんですけども、そういう割引ということは考えなかったんでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  通常の利用料金と比較して余り有利な状況では通常利用のほうに差し支えがあるというふうに考えたところから、切り上げとさせていただいたところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  例えば夜の時間ですよね。3の区分から4の区分に入るわけですよね。そのときに、改めて当日また夜使いたい人というのは、この利用率からいったらないんじゃないかと──想像ですよ。ゼロではないと思いますけども、そこのところは私はやっぱり割引してやったほうが喜ばれるしというふうに私は思います。ぜひそれはね、検討してもらいたいと思います。
 それから、福祉センターの──4つだっけ、あそこ。ありますよね。そことの連動性がありますよね。福祉センター、その日利用したいという、福祉センターの登録団体じゃない人が3階行って申し込みできませんよね、福祉センターで。4階の生涯学習センターですよね。あいていれば福祉センターのほうも借りられると、こういう仕組みということで間違いないでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  あいていれば福祉センターのほうでも使っていただけるというふうに理解しております。


◯委員(嶋崎英治君)  直接の議案ではないですけども、そうすると、福祉センターの区分というので、4階でオーケーになったと。こっちのほうが使い勝手がいいんで福祉センターのほうに申し込みをするといった場合に、何ていうんでしょうか。その延長というのは、ほかの団体ですけど、あるんですか。前倒し、後ろ倒しというのは。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  福祉センターにつきましては、保健センターもそうなんですが、延長とか、今回の制度は適用しないという施設としております。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。そうすると、4階で申し込んで、福祉センターがあいている、ここを使いたいというときには、そっちは延長できませんよと。市民はわからないと思うんですよね。同じ4階で、生涯学習センターのほうで、そっちで受け付けるわけですよね。そうした場合にわかんないと思うから、その辺の徹底はかなり必要になるのかなというふうに思いました。
 生涯学習センターが1,500円かな、1室。生涯学習センターのほうはいろいろな金額で、そしたら、面積で案分して出したということですよね。そうすると、学習室の利用区分、1,500円というのあったよね、もともとの利用がね。それと福祉センターのほうのスペースというのはほぼ同じというか、そういうふうに1,500円のところは理解していいんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  おっしゃるとおり、面積案分で計算をしておりますので、おおむね40平米ぐらいですね。40から45平米ぐらいのものが1室当たりが1,500円というふうに位置づけておりますので、福祉センターと生涯学習センターの学習室についてはほぼ同様の金額の設定としております。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。やっぱり私は利便性と同時に利用率を上げる。致命的なのは三鷹の駅から遠いということなんですよね。いろんな、多摩地区の駅に近いとか、市の中心にあるとかいうようなことが多くて、やっぱり地理的にかなりきついところにあるということから、やはり利便性、使う利便性と同時に利用率を上げるという仕組みを考えるべきだというふうに思います。そして、これは私の意見ですけども、この料金、延長料金、前の料金というのは、やはり割り引いて誘導するというくらいのがあってほしかったと。先ほどの答弁では、下げるということがいいというふうには思えないというような答弁だったと思うんですけども、下げることにしなかった理由をもう一度述べていただきたいと思います。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  通常の利用の3分の1という料金に設定したのは、通常の利用よりも安いと、通常の利用のほうの利用というものがそもそも滞ってしまうというような、そのような考えのもとに、多少高目ですが、利便性は高まりますと、そのような料金設定の考え方でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  ただね、当日ですから、前もってじゃないですから、ああ、あいたままだったなというよりは、ああ、使ってもらえたというほうが施設側としても満足感あるんじゃないかというふうに思うんですけども、それは私の見解ですから、答弁は結構です。
 以上です、私の質問は。


◯委員長(吉野和之君)  以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 議案第57号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  それでは、議案第57号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例について御説明をさせていただきます。
 この条例につきましても、これまでいただいた利用者の方の声を反映いたしまして、利便性の向上を図るために、SUBARU総合スポーツセンターのプール、トレーニング室、ランニング走路の個人使用につきまして、現行の2時間料金に加えまして、新たに1時間料金を設けるものでございます。
 改正内容につきましては、スポーツ推進課長より説明をさせていただきます。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  では、資料の4、9ページですね。三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例、議案審査参考資料をごらんください。
 重複しますけれども、1番目、議案の提出理由でございます。利用者の利便性を高めるために、三鷹市総合スポーツセンターのプール、トレーニング室及びランニング走路の個人使用の料金について、現行の2時間料金に加えて1時間料金を新設するものでございます。
 利用者の皆様からの御意見でございますけれども、SUBARU総合スポーツセンターの御意見箱を設けておりまして、そこに御意見、御要望いただいたものとしましては、1時間券の御要望につきましては、この平成30年10月末まで35件の御意見をいただいたところでございます。また、プール、トレーニング室のセット券というような御要望もございまして、こちらのほうは3件の御要望がございました。また、利用者懇談会等におきましても、そういった御意見がございましたので、今回御提案させていただいているところでございます。
 2番の改正内容でございます。条例の第12条関係に使用料の規定があるところでございます。具体的な使用料は別表で定めている内容でございます。今回新たに追加される1時間の使用料について、このお手元の表のとおりとしているところでございます。まず、対象の施設でございますけれども、左の欄、プール、トレーニング室、ランニング走路でございます。市民等の1時間の使用料につきましては、プール、大人200円、子ども50円。トレーニング室、こちらは大人のみの利用でございますが、200円。ランニング走路は大人80円、子ども30円とするものです。市民等以外につきましては、お手元のとおりの料金とするものです。それぞれの「大人」ですとか、「市民等」等の用語につきましては欄外に記載のとおりでございます。
 施行期日については、平成31年3月1日を予定しているところでございます。
 続きまして、新旧対照表でも同内容のほうを御説明させていただきます。ページですね、こちら資料5、11ページでございます。実際追加になる別表のところは13ページをごらんください。こちら、黄色で網かけをしている部分が追加する1時間の使用料の料金でございます。こちら、2時間の利用料金の横に1時間の使用料につきまして記載しておりますので、2時間との比較というところはごらんいただける形になるかと思いますけれども、基本的にこの1時間の使用料につきましては2時間の使用料の半額という考え方で規定しているところでございます。ただし、10円未満の端数が生じたものにつきましては切り上げた使用料を設定しております。これは、2時間を御利用される場合に、1時間使用料を2回というような形で利用者が選択した場合に、1時間の使用料を2回することによって安くなることを防ぐということで切り上げの設定としたところでございます。今回の改正によりまして、利用者の皆様の利便性が増すことで、より多くの方に気軽かつ頻繁に御利用いただけるものというふうに考えております。
 説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  今回、1時間枠ができたということで、2時間で400円は高いと思われている、特に学生さんとか多かったと思います。うちの息子もその1人で、よくトレーニング室とプールを利用させていただいているので、1時間でいいんだよ。200円を半額にしてほしいということを言っていたので非常に喜んでいたんですけれども、今回このことによって利用率は高まっていくのかなと考えるんですけれども、どのぐらいの増加を見込まれているのかお伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この料金改定によって利用者数がどのように変化するのかというところは、実は予想が非常に難しいというふうに考えております。近隣市で1時間券と2時間券を設定しているところにちょっと利用状況等聞きますと、おおよそ2時間券の利用者を1という比率に対しまして1時間券の利用者は3.5というようなところで、やはり大きく1時間券を利用される方がかなり多いというふうな実績ということで聞いているところでございます。そういたしますと、どれだけ、もともと2時間券を利用されている方が、恐らくかなりの人数の方が1時間券の利用というふうに押されるのではないかというふうに思います。その結果、1時間を倍以上利用いただけるのかどうかというところが非常に予測が難しいというふうに考えておりまして、全体の利用者数としては当然伸びてくるというふうには考えているところでございますけど、具体的な数字として、ちょっとなかなか根拠のある数字を申し上げることは難しいのかなというふうに思っております。今、現状で申し上げますと、平成29年度のプールの個人利用が7万5,919人というところでございまして、今、料金改定をしない中で個人利用が平成30年度、2割増しぐらいで伸びているというような現状もございますので、さらにプラスで、この利用料金の改定をしますと伸び率は高まってくるのかなというような予想をしているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。また、やっぱりスポーツということで、継続的に健康増進のために取り組まれる方は多くなっていると思うんですけれども、今後、年間のフリーパスの課題とかも、委員会とかでも質問あったかと思うんですが、方向性としてそういったことを考えられているかお伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  御要望としては、フリーパスですとか、回数券をという御希望があることについては私どもも十分承知しております。検討とか、いろいろ調査等はしていきたいなとは思っていますけども、現状、すぐにそういう形での導入というのは今のところは考えていないという状況です。引き続き検討させていただきたいとは思っております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。ぜひ、年間で利用できるようなものができると、またさらに利用者数も増加していくのではないかなということも考えますので、御検討のほう、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。本当に、スポーツセンターに入っていくところに利用者の御意見がずっと張ってあって、そこにも1時間利用の設定というのをしてほしいというような意見がかなり頻繁に張られていて、そういう声は多いのかなというのも感じておりました。
 では、2点だけ質問です。
 これは時間設定なんですけれども、利用料そのものについての要望、意見といったものは聞いていらっしゃいますでしょうか。
 それともう1点。これも減免制度なんですけれども、規則に記載されている個人使用に関する減免制度というのは同様に適用されるのでしょうか。
 よろしくお願いします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この利用料金につきましては、やはり一部の方には料金が高いというような御意見をいただいているところでございます。
 また、減免につきましては、今、委員御質問のとおり、これまでどおり、規則に沿いまして、市民、そして調布市民の70歳以上の高齢者について減免するというような規定はそのまま適用されるということでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。さまざま、利用料についてもいろいろお話を私も伺っておりまして、そういったことも含めて今後考えていってほしいなと思います。よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  今回、1時間ということで、確かに私もいろいろと声は届いていたので、非常にいいことだなと思うんですが、その一方で、もう一つ、さっき大倉委員からも話がありましたけど、監査のときにも言いましたけど、私も高校生から学割つくってと言われるんですよね。今回のこの中で高校生、大学生の学割ということは考えなかったんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まずは今回やはり御意見の多かった、2時間というところを1時間にするというような議論を中心にしていきまして、そこのところは今回議案という形で提案させていただいたところです。特に高校生、大学生の方から学割というようなところの声が、全くないわけではありませんけれども、そこのところについてはまだ検討の段階かなというふうに考えておりまして、慎重に対応してまいりたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ぜひお願いしたいのは、部活動も先生の働き方改革で、平日1日休みにしなさい、土日のどっちか休みにしなさいということで、自分が例えば練習──競技じゃなかったとしても、トレーニングとかでも、やろうと思っても、学校側がもう禁止というか、休みにしちゃっているんですね。部活に入っていない子ももちろん居場所づくり的なことにもなるでしょうし、私はちょっと利用したことないんですが、トレーニングルームも本当に最近のマシンが入っていて非常にいいという声を聞くもんですから、ぜひ部活動もやっていない子どもたち、高校生とかでも簡単に安く利用できるような形で、学割というのがいいんじゃないかなと思うんで、今後の検討課題としていただきたいと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  初歩的なことで申しわけないんですけど、1時間利用で申し込んだと。ところが、もっと使いたいと、こういうことが現実的に起こると思うんですが、1時間だよということをどのように利用者に周知するのかという、私、使ったことないんでね、そこを。それから、オーバーしちゃうというときの利用者に対する周知というのはどういうふうになっているのかということをちょっと教えてください。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(加藤直子さん)  まず、プールにつきましては、入館するときに時計があります。プール内にも時計を設置しております。各自で管理をしていただくという形になります。オーバーした場合は、プールから出るときに精算をするようにということで周知ができますので、精算機で延長分をお支払いいただくという形になります。現在、2時間券でも延長される方いらっしゃいまして、そういう形で対応しておりますので、1時間券でも同じように対応ができるようにシステム等の変更をいたします。トレーニング室につきましては、そういった機械がございませんので、受付のところに名前と入館したお時間を書いていただいて、その2時間後という形になります。トレーニング室は精算機がございませんので、受付──退室されるときに延長していた分はそこでお支払いをいただくという手続をしております。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  券売機でオーバー料金を払わないと退室できないと。着がえもできないと。つまり、そこから帰れないわけですよね。着がえしてないわけですから。
              (「着がえし終わって」と呼ぶ者あり)
 着がえは後。そこから退室できないという仕組みですね。口頭であれ、券売機であれ。ということで、その人の時間、本人管理だけれども、オーバーしたら、これ、料金払ってくださいと、こういうふうになるわけですね。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(加藤直子さん)  はい。そういうことでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  この件は決算委員会でもそれぞれの委員が利用者から要望──トレーニング、2時間、多いよと、1時間というのを設けてもらえないか、それから組み合わせもしたいということでね。自分でアレンジすれば2時間でプールと走る、あるいはという組み合わせができるんで、そういう要望を受け入れての柔軟な対応だと思いますので、これはいいなというふうに思っています。
 利用率については、先ほど平山さんが言われたとおり、1時間にしたから云々というのはなかなか想定しにくいというのは理解いたしました。
 以上です。


◯委員長(吉野和之君)  以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 議案第59号 三鷹市山本有三記念館等の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  議案第59号 三鷹市山本有三記念館等の指定管理者の指定について御説明をいたします。
 これは現在、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団が指定管理を行っております三鷹市山本有三記念館、三鷹市美術ギャラリー、三鷹市芸術文化センター、三鷹市公会堂及びみたか井心亭の5施設につきまして、平成31年(2019年)3月31日に指定管理期間が終了することから、平成31年4月1日からの5カ年について指定管理者を指定するものでございます。7月及び10月に行われました三鷹市公の施設指定管理者候補選定・評価委員会での審議を経まして、これまでの実績の評価、今後の事業計画、収支計画等も適切であるとの理由から、非公募で引き続き公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団を指定管理者候補とすることといたしました。
 詳しい説明につきましては、向井スポーツと文化部調整担当部長よりいたしますので、よろしくお願いいたします。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  では、私からお手元の審査参考資料19ページより、三鷹市山本有三記念館等の指定管理者の指定について御説明をさせていただきます。この条例は、今和泉部長が申し上げたように、平成31年3月31日で指定期間が終了いたします三鷹市山本有三記念館等、全部で5つの施設について指定管理者を指定するものでございます。
 初めに、19ページ、資料6から、本件に係る指定の概要について御説明をさせていただきます。まず、対象施設は今申し上げたように5つの施設、三鷹市山本有三記念館、三鷹市美術ギャラリー、三鷹市芸術文化センター、三鷹市公会堂、みたか井心亭でございます。指定管理候補者は公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団です。本財団は、資料中の沿革欄に記載のとおり、平成7年に財団法人三鷹市芸術文化振興財団として設立されまして、文化施設の管理運営と文化事業の一元化を図りながら、芸術文化の振興や地域文化の発展に寄与しておりまして、平成23年4月には公益財団法人に移行いたしまして、さらに平成28年4月1日には新たに市民のスポーツの活動と生涯学習の推進・支援を行うために公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団に改組したところでございます。本件5つの施設につきましては、当初は平成18年度から平成20年度の3年間、その後、平成21年度から平成25年度までの5年間、また平成26年度から平成30年度までの5年間と、継続して指定管理者として指定されております。今回御審議いただく指定期間につきましても平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間としております。指定の理由は記載のとおりですが、本財団については良好に運営されており、現在の指定管理者としての実績も良好であることから再指定するものでございます。
 次に、21ページから30ページまでになりますが、こちらは施設ごとになっておりますけれども、資料7として、指定期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定方法審議結果になります。
 こちらの説明をさせていただく前に、指定管理者候補者の選定の進め方について改めて触れておきたいと思います。指定管理者候補者の選定に当たっては、まず公の施設の指定管理者となることを希望する者に申請書や、また事業実施計画書等の提出を求めまして、これを三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会及び三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会分科会により審査することになっております。まず、この選定・評価委員会でありますけれども、こちらは総務部の担当副市長を委員長といたしまして、企画部の担当副市長と教育長が副委員長、そのほか企画部と総務部の部課長で構成をされています。また、選定・評価委員会の分科会、こちらは公の施設を主管する部、本件につきましては、山本有三記念館等5つの施設を主管しますスポーツと文化部の部課長で構成をされております。なお、指定管理者候補者の選定に当たっては、選定・評価委員会の委員長、総務部の担当副市長や副委員長、企画部の担当副市長等が代表を務める法人の選定・評価を行う場合は、その委員長、副委員長は委員会を退席するということで進めているところでございます。
 そして、この資料7は、今御説明申し上げたスポーツと文化部の分科会による指定管理者の評価と指定管理者候補者の選定方法の審議結果を選定・評価委員会、これは7月に開催いたしましたけれども、ここで審査をいたしまして、審議結果としてまとめたものがこちらの資料7でございます。資料は5つの施設ごとに審議結果をお示ししていますけれども、三鷹市スポーツと文化財団の平成26年4月から平成31年3月までの指定期間における評価として、共通項目では団体としての運営状況や施設の維持管理、運営及びサービスの質の向上の視点を、また数値項目としては利用者数や利用者満足度、指定管理料などを評価項目としておりまして、いずれの施設においても、施設の特徴を生かし、芸術文化のまちづくりに寄与する事業を展開しておりまして、指定管理者として適正な管理を行っていることから、分科会の総合評価はいずれもA、適正としたところでございます。また、指定管理者候補者の選定方法についても、指定管理者として適正な管理運営を行っている実績や、また専門性にすぐれた事業展開などを踏まえまして、事業の継続性の観点等から、非公募により選定することとしたところでございます。これら分科会の評価に対する選定・評価委員会の評価としては、こちら資料7の右上に選定・評価委員会評価とありますけれども、分科会における判断に同意するとの評価となっております。
 次に、31ページになります。資料8と、ページをめくっていただいて、次が33ページから37ページ、こちら資料9になりますが、こちらは一括して御説明をさせていただきます。
 まず、資料8は指定管理者候補者に係る選定・評価委員会、これは10月に開催したものですが、その評価委員会の審議結果の一覧、そして資料9は施設別の審議結果となっております。5つの施設について、いずれも指定期間は平成31年の4月から平成36年3月までの5年間、選定方法は非公募としておりまして、指定管理者候補者を公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団としております。
 そして、31ページ、資料8での分科会の審議結果は、全体評価として一様に、当該財団が良好に運営されており、現在の指定管理者としての実績も良好であることから、引き続き次期5年間指定したい旨の分科会の結果を記載をしておりまして、33ページから37ページ、資料9では施設ごとに審議結果を掲載しておりまして、まず、こちらの資料9の調査審議事項1でそれぞれの施設の事業実施計画等について適合性の評価をしております。いずれの施設においても、それぞれの施設の特徴を有効に生かしまして、財団の学芸員や企画員の専門性にすぐれた事業を展開するとともに、利用者にとって安全で快適で、さらに便利な施設となるよう効率的に施設運営をしていることから、今後も利用者のニーズに応じた良好な施設運営が期待できるものと考えておるところでございます。
 ちなみに、資料10、最後でございますけれども、こちらは平成29年度の財団の事業報告書を添付しておりますけれども、こちらの報告書の3ページから34ページでは、それぞれ施設の財団が行ってまいりました事業の概要を記しているところでございます。
 続きまして、もう一度また33ページから37ページの資料9の項目の2と3、収支計画と経営状況についてですが、これらの事項については財団全体の評価として5施設一様の評価を記載しています。
 まず、収支計画につきましては、次期5年間の収支計画を分科会の中でも確認したところですけれども、施設の維持管理に当たっては、職員のコスト意識を高め、民間企業との契約においては競争を促すなど経費の削減に努めているほか、日常的な節電、節水等、基本的な取り組みを継続することにより燃料光熱水費を削減することとしておりまして、今後の指定期間においても経費が増大することのないよう、適切な計画となっていることを評価したところでございます。
 次に、経営状況についてですが、財団の歳入は三鷹市からの指定管理料、補助金のほか、財団の事業による入場料や物品販売の収入等がございます。各種事業につきましては、財団の事業担当者による創意工夫した事業を実施することで効率的で安定した経営が図られており、また施設の維持管理についても利用者の御意見、御要望等に応えながら経費節減に努めておりまして、良好な経営状況と評価しておるところでございます。こちらにつきましても資料10の財団の事業報告書、収支決算書の中で、特に45ページから76ページでは収支決算書をお示ししておりますけれども、こちらからも経営状況について良好だと評価したところでございます。
 そして最後、この資料9の項目の4の審議結果では、今御説明申し上げました事項全体を踏まえまして、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団が良好に運営をされており、現在の指定管理者の実績も良好であると評価いたしまして、引き続き次期5年間、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの間、三鷹市山本有三記念館等5つの施設において当該財団を指定管理者候補者としたところでございます。
 私からの説明は以上です。御審議のほど、よろしくお願いいたします。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 休憩いたします。
                  午前10時44分 休憩


                  午前10時54分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 これより質疑に入ります。質疑のある方、お願いいたします。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。山本有三記念館に関しては、改修工事があって、ちょっと別に考えないといけないのかなと思いますけれども、ほかのどの施設も、この表を拝見させていただくと、利用者が減少傾向にあるのかなという感じがするんですけれども、その点についてどのように評価されて、引き続きスポーツと文化財団で適正と判断されたのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  それぞれの施設ごとに要因がございますけれども、一様に、利用者というふうにカウントするときに、財団が企画をした事業と、あとは一般の利用者の方がいわゆるその部屋を──そのホールとか、施設を利用する一般貸し出し、そういった使い方があるというふうに認識をしております。それぞれの施設によって事情が違うのですけれども、財団が運営を実施した事業については非常に人気があって、利用者が多かったと。ただ一方、利用者が使うほうが、例えばホールでいえば、リハーサルに使ったことが多かった年などがあって、それが減ってきたという事情があったりします。また、近隣の文化施設、ホールなどについて改修があった場合などは三鷹のほうにお客様が流れていて、利用されていて、ふえている。ただ、そちらのリニューアルが終わって、また利用者の方が近隣の──具体的に言うと武蔵野市民文化会館が平成28年ぐらいに改修をしてリニューアルしたところなんですけれども、その期間中、お客様が三鷹に来て、それがまた向こうに戻ったといったような要因があったりとか、事業の内容によっても多い少ないというのがありますので、一様に全体的に減ってきているということを、一言で理由について申し上げることはできませんけれども、それぞれの施設ごとの理由を勘案しながら、引き続き魅力ある事業に努められるよう、指定管理者のほうとも調整をしていきたいと考えております。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。当然、いろんな企画とか、そういったことというのもぜひ財団のほうにも工夫をしていっていただきたいと思います。これ、文化とか、そういった問題って、必ずしも利用者ではかれるかどうかというような、ちょっとまた難しい面もあるかとは思いますけれども、またそういったところも引き続き頑張っていただきたいと思います。
 あと、山本有三記念館やみたか井心亭といったような趣を残した、それが特色であるような施設というのはどうしても、またこれちょっと、障がいのある市民の方の利用、観覧がしづらいという点を伺っているんですね。そういった点について、指定管理者のこれまでの対応をどのように評価されてきたのか、今後、より利便性の高い施設にしていくための考えが財団のほうにあるかどうか、その点の評価というのをお聞かせください。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  西尾委員おっしゃられたとおり、そういう古くからの趣を残した、山本有三記念館については文化財として指定されているというような特殊性のある施設でもあります。そういう意味では、バリアフリー対策というのは大きな課題の1つになっております。もちろんこれは、そこに勤める職員については、そういう障がいをお持ちの方への対応であるとか、バリアフリーに対する対応というのは常に心がけるようにということで教育というのをされているということは確認しております。また、スロープを設けるとか、物理的なそのようなバリアフリーの対応もしているところでありますので、そういった面については継続した対応をするように財団の計画の中でも記されておりますので、引き続き市としてもその部分についてはきっちり適切に対応するように指示していきたいと考えております。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。どうしても建物の特性上、物理的なバリアフリーを進めていくということが非常に難しい。それをやってしまうと、ちょっと特色というか、特徴といったものを失ってきてしまうような施設というのが一方にあって、また障がいのある方も、利用、観覧ということがしたいとおっしゃる方も一方にいらっしゃる。こういった場合、やはり物理的に難しい場合、ガイドヘルパーさんにお願いするであるとか、やはりそういったところも工夫というか、今後行っていっていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  質問させていただきます。選定について、先ほどの説明の中にもありましたけど、評価委員会並びに分科会のほうで評価をしたということですけど、この選定の中には、必要に応じて知識経験を有する者を構成員とすることができると書いてあります。また、特に分科会において、当該分野の学識経験者等を加えることを可能とするとなっていますが、今回評価するに当たって、知識経験、学識経験者というのは加えられたんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  今回の評価については、そのような知識経験を有する構成員とか、学識経験者は入っておりません。


◯委員(谷口敏也君)  そうすると、具体的になかなか評価するのは難しいんじゃないかなと思うんですけど、例えば、いろいろな事業をして、財団が企画した事業とかがあって、どれだけのチケットが売れたとかというような感じでの評価になるわけじゃないですか。その企画したものがどうだったかということの検証には、そういった学識とか、知識、その分野──例えば井心亭なんかだと落語系とか、日本文化系とかってなるわけじゃないですか。そういう人たちにしっかりと判断してもらうということも1つ必要じゃないかなと思うんですけど、なぜそういった今回メンバーが入らなかったんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  あえて入れなかったということではなくて、これまでの継続性とか、行われてきた事業についての満足度調査、また利用者数──確かに利用者数だけで、今谷口委員がおっしゃったように、それだけでその事業のよしあしがはかれるものではありませんけれども、少なくともそれぞれの施設で来館された方、利用された方のアンケートというのをそれぞれの施設でもとっております。そこの中で、よかった、悪かったと、こんなふうにしたらいいといった意見をさまざま頂戴いたしておりますので、そういった内容についても評価の段階では我々職員もあわせて見ております。ただ、芸術的なよしあしというのは、特段難しいものということであれば、そういった、これから、今後、全くこういう学識や知識経験を有する者を入れないということはありませんけれども、もしそういう段階にあったときには、そういった者を入れることは当然考えていかなければいけないと考えておりますけれども、これまでのこの5年間の評価の中では、特段そういうことがなくても良好な施設運営であったというふうなことが評価できましたので、こういう結果になっております。


◯委員(谷口敏也君)  そう言われると、そうですねぐらいなんですけど、基本的に指定管理者制度の趣旨は、民間の人の民間活力の導入、民間企業の知恵等を活用しながら利用率向上ですとか、利用者満足度を高めるとかというのが目的であって、ちょっと変な見方をすると、市の外郭団体がやってて、我々もちょっとそういう意識があるかもしれない。市がやっているし、大丈夫だろう。また同じ市の外郭団体、ここしかないよねみたいな感じもするじゃないですか、指定管理者って。だけど、市民からしてみたら、そういった民間の活力を導入しなきゃならない制度なのに、そういった市の人たちだけで──だけでやっていると言っちゃおかしいですけど、学芸員の方がいますからね。今回の評価もそういう市の職員だけで評価しているということで、なおかつ、評価を見ると、大体、利用者数、利用者満足度ともに高い水準を維持しているというような評価結果になっているじゃないですか。ここ、微妙なのが、利用率になってない、利用者数なんですね。利用率で見ると、例えば井心亭とかでも、先ほど半田委員の質問で出ていたこの資料を見ますと、茶室は27%ですが、大広間が30%、利用率だけを考えると。利用者数は確かに──しかも、利用者数だって、それが多いか少ないかって、どうして判断できるんですかというふうな形で言われちゃう可能性だってあるじゃないですか。そういったことを考えると、しっかりと市民に説明できるような──だって、先ほどのあれに戻りますけど、生涯学習センターの創作室のね、ちょっと話変わるかもしれないですけど、夜の7時から10時で2.6%といったら、月に1日しか使われてないんですよ。これ、市民に説明できないですよね。夜だから、電気ついてない。ずっと電気ついてない。月に1回しかあそこついてないとか言われちゃったら、そうですよねと言うしかないですよね。そういった点でも、やっぱり指定管理者の選定にはしっかりと、何というか、評価基準といいますか、評価の精度を高めて、次の段階で指定管理者に、こういうところをこういうふうにしてくださいというぐらいの意見を付してスポーツと文化財団に指定をするとかってしないと、自己評価みたいな感じで思われるんじゃないかなと思うんですけど、そういうところ、どう感じていらっしゃいますか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  少なくとも今谷口委員がおっしゃられたことについては理解はしております。やはり評価というのは大変難しくて、片や、これを何か形骸化したようなというか、同様に毎5年ごとというか、同じような評価をしていると、その団体、今回でいうところのスポーツと文化財団の運営というのが何か恣意的にというんでしょうか、そういったことがないようにというのがこの評価の一番大事なところだと思います。そういったことを見なければいけないというふうに考えております。ですので、元気創造プラザの話はちょっと置いておきますけれども、スポーツと文化財団とこの評価ということに関しては、必要に応じてはやはり違った目というんでしょうか、市職員ではない、違ったそういう学識の目とか、そういったことも踏まえて考えなきゃいけないということは重々留意して今後も進めていきたいと考えております。


◯委員(半田伸明君)  質問します。まず、5年前、この議案が出てきました。そのときの審査参考資料には自己評価シートというのがあるんですよ。今回ないですよね。別途、事業報告書が丸々幾つかくっついていると。個人的な意見を言わせてもらうと、指定管理の再指定の議案に、指定管理者が自分をどう評価しているかというのがシートであるかないかって実はそんなに大したことないかなと思うんですが、ただ、前回あったものが今回ないことについては、なぜなのか確認をしておかなきゃいけないと思うんですね。この点から入ります。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  確かに以前は、市の選定・評価委員会での審議においても、この自己評価シートに基づき評価をしてきたというような経緯がございます。ということから、5年前の文教委員会のこの指定管理者の指定に係る審査では参考資料に自己評価シートをつけておりましたが、現在は指定管理者候補者であるスポーツと文化財団の事業報告書や収支決算書などによって、その財団の事業の内容や収支の内容を確認などすることができて、自己評価シートがなくとも指定管理者候補者の評価を適切に市側のほうでもできると考えておりますので、今回の文教委員会では、資料10にありますとおり、財団の事業報告書、収支報告書を添付したところでございます。


◯委員(半田伸明君)  実は、ほかの再指定の議案、今回いっぱいあるでしょう。ほかにも自己評価シートないのあるんだよね。だから、本来だと政策法務が資料提出に当たりなぜこういう判断になったのかについては統一的な説明があってもよかったのかなと思うんですが、今の部長の答弁でね、実情はよくわかりました。確認をしておきたいんですが、財団からこれ届きますね。うちらも6月に配られますよね、これ、たしかね。これは当然うちらも見ることができる。指定管理料を払った以上は年度末に実績報告書は出ますよね。ここを確認したいんですが、その指定管理料のことについての実績報告書とは、この収支決算とは別に書面があるんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  芸術文化課では指定管理料をスポーツと文化財団に支払って、それで事業を行っています。それで、最終的に決算を迎えたところで事業報告書という形で、この全体の報告書とは別に、指定管理料、また、ないしは補助金、そういったものがどのように使われたかといったものの報告が上がってきて精算ということをしておりますので、それを見ている形になります。


◯委員(半田伸明君)  それを見たいですよね。指定管理料と補助金でしょう。ちょっと理屈っぽい言い方になりますけど、予算が承認されて執行されて、決算も、うちは基本的に決算も予算も通る議会構成になっちゃっていますから、予算も承認されて、決算も承認されてという流れで、今さらこの指定管理料と補助金のあり方を問うというのは本来的におかしな話だと僕は思います。ただ、指定管理の再指定の議案の補足資料として、支払われた指定管理料と補助金がどのように使われたのかを見ないと、議案の審議にはほど遠いんじゃないかなという問題提起をしておきたいと思います。結局、出てきたのは選定・評価委員会及び分科会、あと審議結果、つまり、評価をする側の資料が出てきているだけなんですよね。元本はこうやって単年度ごとの収支決算があるんだけれども、最大のポイントは、指定管理料と補助金が適切に使われて、指定管理者として適切な使い方、予算の執行をしているのかが最大のポイントになると思いますので、今回はもうしようがないですが、収支決算載っていますからね、それをくれとは言いませんけども、今後については、指定管理者側がどのように使ったのかがわかる客観資料を添付することが必要なのではないかという問題提起をしておきます。この点については、今この場にいらっしゃいませんけど、一條さんともですね、政策法務課ともちょっと、庁内統一的な問題提起ということで、ぜひ御検討願いたいと思います。
 各論に移ります。指定管理者候補者選定方法審議結果、かなり詳しくいろいろ載っておるんですが、まず美術ギャラリー、23ページですね。過去5年載っています。美術ギャラリーについては指定管理料の特別な変動要因と書いてありまして、平成29年度については、なるほどなと、諸修繕料があったんだなと、それはわかりました。平成26年度、平成27年度、平成28年度なんですが、これよく見ますとね、平成26年度から平成27年度でどかんと減っていますね、利用者数が。平成28年度は若干戻している。一方、指定管理料は平成26年度が3,425万円、平成27年度は利用者数がどかんと落ちたにもかかわらず指定管理料は増なんです。平成29年度は、利用者数が若干戻したけど、実は今度は指定管理料が減になっている。つまり、はっきり言いますが、よくわからない。どのように指定管理料の増減があったのか、利用者数の影響があったのか、このあたりについて事実確認を行いたいと思いますので、詳細をわかる範囲で教えていただきたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  まず、この美術ギャラリーについての利用者数でございますけれども、ギャラリーで開催される企画展の場合、入場者数がこういった利用者数の増減に大きく影響している傾向にございます。この平成26年度の状況でありますけれども、大きく2つの企画展がありまして、「マリー・ローランサン」という美術展が約1万人の来場者がありました。もう一つ、「写楽と豊国」という、東洲斎写楽と歌川豊国の浮世絵などのですね、この企画展が約7,600人。これらが人気で、非常に平成26年度、多くの方に御来館いただいたという実績がございます。一方、平成27年度、こちらも企画展、大きく2つ行いまして、漫画家の川崎のぼるの企画展と、画家で米谷清和さんという方がいらっしゃいます。この2つの企画展で約1万1,000人ということで、ここの差だけでも、企画展だけでも大きく約6,000人の減が平成27年度と平成26年度比してあったということがあります。このように企画展の人気というものも、この利用者数には大きく影響がされているということが1つです。
 次に、指定管理料の平成26年度から平成27年度の増の要因でありますけれども、ここも実は平成29年度の状況と同じで、主に諸修繕費、空調機のふぐあいというのがですね、やはり20年近くなってくるといろいろふぐあいございまして、この臨時修繕が約85万円ということで、この100万円ぐらいの増の大きな要因となっております。この修繕費についても、開館して20年以上経過していることから、年度によって修繕をする、しないというのがこの指定管理料にも非常に大きく影響してくるのですけれども、経年劣化等による設備等の修繕費が大きくなっているという傾向はあるというふうに分析をしております。


◯委員(半田伸明君)  細かい実情はわかりました。企画展、そんなに増減あるもんなんですね。となると、企画展を考えたのは誰だ。財団になりますね。じゃあ、その企画が成功したのか否か、これはやっぱり客観判断になりますよね。だから、その当時にたまたま当たった企画があって、外れた企画もあった。外れたって失礼ですけど、利用者数的に外れた企画もあってと。でも、外れたからだめだというわけでもないと思うんですね。だから、この辺の判断が非常に難しいと思います。実情はよくわかりました。利用者数の減に対して指定管理料の増がちょっと疑問だったんですが、そういう個別事情があることはよくわかりました。なぜこういう質問をするのかというと、直営のときは予算も決算も、要は予算は予算書、決算は予算執行実績報告書になりますけど、直営のときは全部出るんですよね。ガス代、電気代、何たら何たら、こう出てくる。指定管理料は、指定管理料とぽおんと1行あっておしまいなんです。つまり、詳細が我々わからないわけですね。ですから、こういう数値項目があった場合に、なぜこうなのかの欄外注記とかはあったほうがいいのかなと思いますね。この点は問題提起をしておきたいと思います。
 同じく、ちょっと細かい質問でごめんなさい。今度は芸文ですね。これは26ページになります。使用料等収入の状況で、平成27年度以降に注目すると、平成27年度から平成28年度にかけて使用料はふえている。500万円ぐらいふえていますね。450万円か。つまり、歳入増なわけですね。一方、補助金がふえている。あれ、使用料で歳入増なのに何で補助金ふやすのと、こうなっちゃうわけです。数字だけを見るとね。次、平成28年度から平成29年度比較しますと、今度は逆に370万円使用料が減っている。なるほど、その分は指定管理料ないし補助金乗せなきゃいけないのかもしんないね。600万円ふえていますね。つまり、この増減も要因が数字だけだと明らかじゃない。この実態を教えていただきたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  なかなかここも、個別にいろいろ事情がありますので、分析した結果をちょっと申し上げますと、まず補助金の減の、平成26年度から平成27年度については補助金が300万円ほど減になっております。こちらは平成27年度の主に財団の実施事業の中で演劇事業があったのですけれども、非常に人気のある劇団ままごとという演劇の公演がありまして、これが非常に大きく増収、自主事業の収入が増になっておりました。自主事業の収入が増になると、三鷹市からの補助金はその分減ります。なので、それがこの減の大きな要因となっています。その後の平成27年度以降の補助金増については、平成27年度から平成28年度、補助金はアップしておりますけれども、これは補助金の主な用途の1つとして人件費があるのですが、これが大きな原因になっておるんですけれども、平成27年度から平成28年度は例えば常務理事の1人増──元気創造プラザが開設する前ということで、そういったものを踏まえての理事の増とか、職員の採用等の人件費の増がございました。また、平成28年度から平成29年度につきましては、芸術文化振興財団からスポーツと文化財団に、この改組に伴って、財団の新しい情報誌の作成とか、情報誌をまた市内に配布をする業務、こういった広報関係の経費の増があったということなどが補助金の増要因となっております。このような分析をしております。


◯委員(半田伸明君)  わかりました。次に、井心亭ですね。30ページですね。これも補助金の状況を見ますと、平成26年度、平成27年度、平成28年度と、723万円、822万円、888万円とどんどん増加していますね。なぜか平成29年度はどかんと落ちていますね。これも個別要因があるんだろうと思いますが、この辺を教えてください。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  こちらにつきましても、補助金の一部を財団職員の人件費に充てているという、この背景がありますので、この井心亭のまず平成29年度の補助金ががくっと落ちておりますけれども、これは平成29年度はちょっと井心亭ではなく山本有三記念館の改修工事を行っておりました。それに伴いまして有三記念館に配置されていた職員の配置を一部ほかの文化施設のほうに移行した関係で、井心亭で従来雇用していた嘱託職員を雇用しなくとも、その有三記念館にいた職員が井心亭に来たことによって嘱託職員を雇用しなかったことが人件費の減となっているのが、この補助金の減の原因になっております。その他、平成26年度、平成27年度、平成28年度と増になっているものについては、いずれも人件費の絡みなのですけれども、平成26年度から平成27年度につきましては嘱託員を特別雇用嘱託員の体制に変更したとか、あと平成27年度から平成28年度は夜間貸し出しが非常に多くて、そのときの超勤の増というのが人件費の一環として増要因というふうに分析をしたところでございます。


◯委員(半田伸明君)  今、美術ギャラリー、芸文、井心亭の3つを質問させてもらいましたが、予算、決算が先ほど申し上げましたように指定管理料という1行だけで、その指定管理料の中身がどうなのかということについて我々把握しようがないので、把握しようがない段階で指定管理者の再指定の議案が出てくるというのは、私は個人的には、これいかがなものかと思います。ですから、今ちょっと具体的に3つの質問をしましたが、議会側に出す資料のあり方として、変動要因というところについて、特別な変動要因のところに一筆ありますね。以前、ジブリ美術館のことでちょっと、特別変動要因のことでちょっともめたことありましたけども、特別な変動要因ではないかもしれないけども、こういう波を打つようなですね、指定管理料にしても、利用者数にしても、補助金にしても、なぜこういうことがあったのかについては資料として出しておいてもらったほうがより審議が深まると私は思いますので、そこは今後、議会に提出する資料のあり方として御検討いただきたいと思います。
 それと、これで最後になりますけど、5年前、私これ反対だったんですよ。答えは簡単。相手方の偉いさんが副市長だから。野村監督が言う「代打、俺」というやつですね。結局、予算を執行する側と──執行する側というのは相手方、財団のほうですよ。のほうと、予算をもともと編成をする三鷹市の準トップの方が同一であること自体が大問題なんですね。これは私は「代打、俺」という表現を用いて、専門的に言いますと、いわゆる双方代理状態。あと、商法を援用しますと、一歩間違えたら利益相反行為にも該当しかねない。その状況で、相手方が副市長である状況を納得するわけにいかないということで反対をしました。で、5年たちましたね。この5年で、「代打、俺」状態が継続しているにもかかわらず、補助金ないし指定管理料が、適切に予算が編成をされて、適切に先方、財団のほうで執行されたというのなら、一歩見方を変えると、「代打、俺」状態なんだけれども、きちんと謙抑的に行動していたという評価も成り立つわけですね。ですから、この5年間の数字の変動、あえてさっき質問させてもらったわけです。個別の要因については、さっき部長のほうから、3つ質問して、3つとも明確な答弁が来ましたので、なるほどと了解いたしました。財団の理事長というんですか、代表の偉い方が内田さんのままというのは、それはなかなかいろいろ事情があろうかと思いますが、私はこの点はいまだに看過することできないし、おかしいという考えです。一方、そうはいいながら、5年間きちんと予算編成ないし向こうにとっては予算執行なされてきたということの理解をいたしました。そこで、今後、こういう双方代理状態が継続をするんだろうけども、市としてはきちんと予算を編成し、向こう側にとってはきちんと予算を執行するという確証を私は持ちたいと思っています。先ほど選定・評価委員会の中で、当事者になってしまうから退席という話で、その点をきちんと守られていることは重々評価したいと思いますが、今後この状況を続けていくのであれば、きちんとした謙抑的な、決して利益相反行為とは言われないのを継続していくんだという明言が欲しい。このあたり、いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  先ほど説明の中では、委員会を副市長が、委員長である副市長がいる場合は退席するとしているということは申し上げました。それは物理的な審査の段階でのことでありますけれども、先ほどるる説明させていただいたように、この選定に至ってのいろんな段階的な経緯と、先ほど来答弁させていただきました、この間の当該財団の事業の取り組みや指定管理料、補助金の推移につきましては、きょう、今回、資料10のところでもお示しをしていますとおり、事業報告書などによって市においても内容をつぶさに認識を、確認をいたしまして、それを客観的に評価をしております。今後もそれは続けていきたいと思っております。ただ、先ほど来御指摘のあったように、それをきちっと議会の中でどのように明示をして、変動要因がわかるような形でのお示しの仕方というのは今後ちょっと市の中でも、スポーツと文化部だけじゃなくて全体的にその辺はちょっと検討していきたいと思いましたけれども、この客観的な評価というのは事業報告書などによって十分しているというふうに認識をしておりますので、決して恣意性を持って「代打、俺」といったような状況が続くということは我々も留意をして今後も評価をしていきたいと考えております。


◯委員(半田伸明君)  明言していただきまして、ありがとうございます。そこがやっぱりどうしても心配なんですよ。誤解されますからね。さっき谷口さんの話もあったけど、実際に評価、第三者入ってないんでしょう、これもね。だから、学識経験者云々って谷口さんからのお話もありましたけど、この指摘をして、これで最後にします。答弁はもう要りませんけどね、実質的な双方代理状態になっているケースだからこそ、第三者の客観評価をやはり入れるべきであって、その点は谷口さんの御指摘、全くそのとおりであって、これが、例えば今回、高齢者センターけやき苑とかありますけど、市が相手方の偉いさんとかいうわけじゃないですよね。そういう感じだと話は全く別なんだけど、いわば内輪で自分を評価しているととられかねないからこそ、学識経験者を選定・評価委員会に入れて、一種の客観性を持たせるということはぜひ今後御検討いただきたい旨申し上げまして、質問を終わります。


◯委員(嶋崎英治君)  1つは、既に2人の委員から指摘があったところではありますけども、まず選定・評価委員の構成、現状を説明してください。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  選定・評価委員、先ほど概略で説明申し上げましたけれども、選定・評価委員会の委員長は総務部担当副市長、現在は津端副市長でございます。副委員長は企画部の担当副市長、内田副市長と高部教育長が副委員長になっております。委員につきましては、企画部長、総務部長、企画部の企画経営課長、また総務部の政策法務課長及び総務部の契約管理課長が委員会を構成をしております。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  それで、これは当初から変動がないというふうに理解していいんですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  平成26年に指定管理者導入・運用の基本方針というのを定めたところでございますけれども、基本的にはそれから変わっておりません。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。そもそも論に入りますけれども、この5施設というのはね、その使命というのが、文化の社会的な包摂機能を発揮すると、こういうことがこの5施設の使命だというふうに私思うんですが、間違いないでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  まさにおっしゃるとおりで、三鷹市の文化の薫りのある文化行政の推進をするということは、この施設の大きな目的の1つになっております。


◯委員(嶋崎英治君)  そうしますとね、入場者云々ということも大切なんですが、つまり、どういうものを企画するか、あるいは市民の自主的な云々ということもあります。両方ですよね。そうした場合に、企画する場合だと、財団側の企画員、学芸員が大きな役割というか、比重というのを占めているというふうに思うんですね。これは発足、この指定管理になってから、その増減というのは、学芸員についての増減というのはありましたでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  学芸員の人数については変動はございません。ちなみに、財団の学芸員と言われている者は美術の部門で2人です。で、文芸部門が2人です。企画員につきましては、音楽担当が2人、演劇担当が2人ということになっております。


◯委員(嶋崎英治君)  つまり、変動がないということは、これで十分果たしていると、近隣に比べても配置に人数の少なさというのはないというふうに理解していいんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  はい。現時点では問題ないというふうに認識をしております。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。それでね、やはり問題は、副市長がいて、副市長が向こう側に回って受けるわけですね、財団の理事長ですから。市が投げたものを内田副市長が受けるわけですよね。で、またその使い方云々ということで報告を上げて、評価をすると。その評価の際に、今は担当副市長はそこから退席ということなんですけれども、現状ではそうしているというのはベターだと思います。しかし、先ほど使命というのは何かということ、それから、学芸員にこういうことを果たしてもらいたいということのことからいくと、行政の側が注文つけると、いわば権力の側が文化、芸術に対して物を言うということで、私は余り好ましいことだというふうに思っていません。だとしたら、評価するところに、もうここまでやってきたんだから、学識経験者とかね、そういう人を入れて、そういう観点から評価ができるように私もすべきだと思うんですけれども、その辺については、再度確認したいと思うんですが、どのようにお考えでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  指定管理者の選定ですとか、評価につきましては、いろいろ、制度的には今、先ほどもあったように、そういう学識とか、そういう方々も入れるような形になっています。できるような形にはなっているということですけども、現状では実際にはそういう方が入っていない部分も確かにございます。これについては、私どもの管理している施設だけではないので、全体的に市のほうとして今後どういう形でやっていくかというのは全庁的にちょっといろいろ考えていく必要があるかなと思っていますので、検討していきたいなとは思っております。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。早くそうなって、本当に公平というか、文化が発展していくような方向で構成されることを私も求めていきたいと思います。
 それで、個別のことになるんですが、ギャラリーですね。市民から、かなり駅に近くていいんですけれども、自分が企画か何かやりたいというときに借りられないと、こういうことがあって、その辺の要望というのは市及び財団のほうに届いていますでしょうか。届いていなければ、直接行って言ったほうがいいよと言わなきゃならないんで。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(加藤直子さん)  ギャラリーのほうに現在はとれないという声は届いてはいないんですが、確かに企画展以外、また保守点検以外の部分はまず100%市民の方たちに御利用いただいている状況になります。財団側としましては、希望する企画書がギャラリーのほうに届きまして、それで、第1希望優先ということではなく、できるだけ多くの方が利用できるように工夫はさせていただいております。そういう状況でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  その際にね、市内在住者というか、あるいは市内のグループ、市外からもあると思うんですけども、それは分け隔てないんですよね。同一線で、合致すれば使えると、こういうふうに理解してよろしいんでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(加藤直子さん)  基本的に、ほかの施設も同じでございますが、市民が優先という形になっております。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  使えないということではないですか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(加藤直子さん)  はい。使えないということではありません。なので、市民の方が御要望、御希望がなかった部分に市外の方が御要望があればお貸し出ししている状況です。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。この資料の指定管理者候補者審議結果というところに備考まで含めて5項目ありますよね。そこにいろんな努力の経過というのを、ここから読み取ることはできるかなというふうに思いました。いろんな制約がある中で、よくやっているなというのが私の評価でもあります。ただ、理事長が副市長ということね。最後の質問にしたい。これは副市長でなければならないということじゃないですよね。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  必ずしも副市長でなければ理事長は務まらないということではないと思っております。


◯委員長(吉野和之君)  以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時40分 休憩


                  午後0時59分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 議案第56号 三鷹市生涯学習センター条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(西尾勝彦君)  議案第56号 三鷹市生涯学習センター条例の一部を改正する条例について討論いたします。
 本議案は元来、社会教育会館で無料であったものに対し、使用時間の繰り上げと延長に伴う追加料金の設定であり、徴収である。何よりこの点に関して私どもの会派は反対の立場をとってきた。
 また、当初からの利用者、市民の目線に立たない使用時間と利用料金の設定に無理があり、その矛盾が出た結果への対応であって、これをさらに利用者に負担させることとなる利用料のさらなる増額、徴収である。
 本来、市民の利便性の向上を目指しての対応であるのなら、延長等の追加料金を設定せず、また、利用時間の設定を午前、午後、夜という3区分に変更すべきであると考える。
 また、その追加料金の設定に関しても、もともとの利用料の違いや学習室、和室の広さや定員といった規模の相違から見て、根拠が曖昧であり、市民の合意を得られるものではないと考える。
 以上の点から、本議案に反対する。


◯委員(嶋崎英治君)  議案第56号 三鷹市生涯学習センター条例の一部を改正する条例について討論します。
 本議案は、施設の使用開始時間の繰り上げは1時間を、使用時間の延長は2時間を限度として、使用当日において管理上支障のない場合に限り承認するとともに、追加使用時間1時間当たりの料金を新設し、利用者の利便性を高めるために条例の一部を改正するものです。
 2017年度の三鷹市生涯学習センター時間区分別の利用率を見ると、2.6%から65.6%となっています。時間区分別に見ると、第1区分、9時から12時は18.2%から59.0%、平均40.2%。第2区分、12時30分から15時30分は25.1%から65.6%、平均44.4%。第3区分、15時45分から18時45分は8.1%から32.4%、平均17.8%。第4区分、19時から22時は2.6%から34.4%、平均12.8%となっています。この数字から利用率を高める必要があります。
 利便性かつ利用率を高めるためには、前後の1時間利用単価は通常利用の半額以下にすべきであります。また、社会教育会館時代には無料であったものであり、本来は無料とすべきものでありますが、以上を述べて、本議案には反対いたします。


◯委員長(吉野和之君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第56号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第57号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(西尾勝彦君)  議案第57号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例について討論をいたします。
 本議案は、プール、トレーニング室及びランニング走路の個人利用の使用時間区分と料金について、従来、使用時間区分が2時間単位のみであった時間設定を分割し、1時間単位の使用時間と料金を新たに設定するものである。この新たな使用時間の設定は、多くの市民の声に応えたものであると評価できる。
 しかし、一方で、いまだ多くの市民の方から利用料が高いという声を伺っている。抜本的な利用料の値下げ、見直しを求め、本議案に賛成する。


◯委員(嶋崎英治君)  議案第57号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例について討論します。
 本議案は、総合スポーツセンターのプール、トレーニング室及びランニング走路の個人使用の料金について、現行の2時間料金に加えて1時間料金を新設し、利用者の利便性を高めるためのものであります。1時間利用料金設定は、利用者並びに市民から切望されていることが実現することから、賛成です。課題は、さらに利用者の利便性を高めるために、例えば市民から要望がある年間フリーパス、回数券や高校生・大学生割引制度の創設などの工夫などをすべきであります。また、もともとの利用料金が高いという市民の声も多数あることから、抜本的な改正を求めて、本議案に賛成いたします。


◯委員長(吉野和之君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第57号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第59号 三鷹市山本有三記念館等の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(嶋崎英治君)  議案第59号 三鷹市山本有三記念館等の指定管理者の指定について討論します。
 指定期間における指定管理者評価シートにおける分科会総合評価はそれぞれAとなっていますが、三鷹市山本有三記念館、三鷹市美術ギャラリー、三鷹市芸術文化センター、三鷹市公会堂、みたか井心亭の設置目的は、財団側の企画、市民の自主的な企画事業の実施を通じて文化の社会的包摂機能を発揮することです。指定管理者制度が13年を経過しようとしている現在、指定管理者選定委員会の構成がいまだに三鷹市の副市長、教育長、部課長で構成されていることは問題であり、納得できません。もとより、文化芸術等は権力の関与がないことによって健全な発展が期待できます。したがって、選定・評価委員の構成について、文化、芸術、美術についての専門的知見を有する人に切りかえ、財団の理事長も副市長でなければならないということでもありませんから、双方代理的な状態を一刻も早く解消することを主張し、本議案に賛成します。


◯委員(半田伸明君)  5年前、指定管理先のトップが副市長である事態を問題にし、反対した。それから5年経過し、いわば「代打、俺」の状態であるにもかかわらず、適正な指定管理だったと言えるのかが本議案の最大のポイントである。そこで、この間の指定管理料や補助金の内容について質疑をした。具体的には、美術ギャラリー、芸術文化センター、井心亭についてである。質疑の過程で、指定管理料や補助金の増の部分につき、それぞれ正当な理由があることが判明した。その上で、「代打、俺」状態につき質疑したが、たとえその状態であっても適切な予算編成及び指定管理先における予算執行がなされるだろうことに確信が持てた。
 以上より、今回については賛成とするが、外郭団体のトップには副市長以外の方が望ましいことは言うまでもない。この点については引き続き問題提起を続けていきたい。


◯委員長(吉野和之君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第59号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午後1時09分 休憩


                  午後1時10分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。まず、項目アからウについての説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  スポーツと文化部から本日は5点ほど行政報告をさせていただきますが、初めに、スポーツにかかわるものとして3点一括して報告をさせていただきます。1点目は、去る11月25日に、当日195チームが参加して開催されました、第27回三鷹市民駅伝大会の結果報告についてでございます。2点目は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みとして2つほど報告をさせていただきます。三鷹市内もコースの一部となっております自転車ロードレース競技のプレ大会の開催につきまして、このたびスケジュールが発表となりましたので、その件についてと、11月の文教委員会にも報告をさせていただきましたが、大会ボランティア・都市ボランティアの募集状況について、現在の状況について報告をさせていただきます。3点目としまして、このたび駐輪場とあわせて建物の2階部分に整備を予定しております三鷹市和洋弓場(仮称)の整備工事の概要について報告をさせていただきたいと思っております。
 以上につきましては、平山スポーツ推進課長から説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  それでは、お手元の行政報告資料に基づきまして説明をさせていただきます。
 まず、1番目ですけれども、第27回三鷹市民駅伝大会実施結果報告について、資料1、1ページをお開きください。こちら、開催、平成30年11月25日の日曜日に開催したものでございます。当日は天候に恵まれまして、5番の出場チームのところにありますように、195チームがスタートいたしまして、残念ながら1チームが途中で棄権ということでした。194チームが完走したところでございます。6番の救護のところにございますように、救急車等の出動要請、救護室利用もなく、無事に終了したところでございます。
 今回の大会の特徴は、アジア大会金メダル、日本選手権で優勝したトライアスロンの高橋侑子選手が第1走者として市民の皆様と一緒に走っていただいた点がございます。また、昨年との違いでございますが、コースにつきましては、第1中継所としてこれまで利用していました東多世代交流センターが改修工事がありましたので、サミット三鷹台団地店に変更して実施をいたしました。招待チームにつきましては、姉妹町である矢吹町から4チームが御参加いただいたところでございます。なお、その他のところにございますとおり、同時開催で「走りっこ教室」を開催いたしまして、4歳から5歳の100人を定員として開催したところでございますが、当日96人の御参加をいただいて盛況に実施したところでございます。
 簡単に結果のところ、2ページ、A3の縦長の第27回三鷹市民駅伝大会総合記録というところで結果のほうを御紹介いたします。一番左上に一般男子の部ということで、三鷹警察署Aが、出場しなかった第25回を除いて6回続けて優勝をいたしました。タイムにつきましても、ごらんいただきますように、40分を大幅に切る好タイムでゴールしたところでございます。2位、3位につきましては、矢吹町A、そして三鷹市おやじ選抜が入っております。また、右側の列のほうに行っていただきますと、一般女子の部というところがございます。こちら、一般女子の部でございますけれども、1位、2位、3位ごらんいただきますと、1位が矢吹町B、そして2位が法政高校陸上部女子、そして3位が明星学園高校ということでございました。その下のシニアの部、また上位3チーム御紹介いたしますと、三鷹陸協Bが1位、そしてチームラトリエが2位、そして3位に北野ミックスというところのチームが入っております。また、次が中学生男子の部でございますが、1位は三鷹一中陸上部男子A、2位が三鷹五中陸上競技部、3位に矢吹町Cチーム、そして、その下の段ですけれども、中学生女子の部でございますが、こちら1位が矢吹町D、そして2位が三鷹中等陸上部B、3位が一中バドミントン部Cといったところが結果でございました。
 駅伝につきましての報告は、以上でございます。
 次に、資料2、3ページをお開きください。東京2020テストイベントカレンダー(第2弾)の公表についてです。こちら、11月22日にプレスリリースされたものでございますけれども、この中で自転車ロードレースの来年のテストイベントの日程が公表されたところでございます。
 次のページ、4ページに具体的に自転車ロードレースの発表された概要を資料に記載してございます。男子のロードレースが2019年の7月21日の12時から17時15分ということで、会場はスタートは本番のときと同様、武蔵野の森公園をスタートしまして、ゴール、富士スピードウェイのほうに向かっていくということでテストイベントが開催されるものでございます。参加チームはナショナルチーム(最大24チーム)を予定しておりまして、コースとしましては、本番のコースとの違いでは、富士山麓方面のルートを一部除いた形での実施を予定しているというところでございます。
 次に、ボランティア関連の御報告でございます。資料3、5ページでございます。大会ボランティア・都市ボランティアの募集状況のうち、まず大会ボランティアの応募状況でございます。こちら、大会ボランティアは8万人を目標に募集をしているところでございますけれども、表題にありますように、8万人を突破というふうに記載がございます。中段より下のところに応募完了者数ということで11月20日時点の応募者数でございますが、8万1,035人というところが応募の完了をしているというところでございます。また、その下に括弧書きで大会ボランティアマイページ登録者数というところがございますけれども、まずはこの応募の手続にはマイページのほうに御登録をいただいた上で応募の完了手続に入るということで、まだ応募の完了手続に至っていない、その前段の方が13万人余りいるということでございます。
 次が、7ページになりまして、平成30年の12月4日に公表された資料でございます。こちらのほうは都市ボランティアの募集の状況でございまして、応募者数、1のところにございますとおり、2万467人ということで12月4日時点の数字が出ているところでございます。応募期間につきましては今月の21日の17時までというようなところで募集をしているところでございますが、この募集人数の3番のところに2万人程度というふうに記載がございますので、その2万人といったところでは応募者数は超えているというふうに読み取れるわけでございますけれども、米印にございますとおり、都市ボランティアの人数は3万人ですというふうに記載がございます。2万人以外、次の1万人を東京都観光ボランティアやラグビーワールドカップ2019のボランティアの中から、そして都内区市町村からの推薦者(5,000人程度)といったところで、こちらの1万人の部分についても募集をしているというところでございます。ちなみに、今現在、都市ボランティアの三鷹市の推薦者は現在80人御応募いただいたというような現状でございます。再度、募集期間を東京都のボランティアの延長に合わせまして、12月21日までPRをしていきたいというふうに考えております。なお、以前にも御報告いたしましたとおり、推薦者の上限の目安というのが一律に自治体に示されておりまして、150人というふうになっているところでございます。周知、PRの協力依頼につきましては東京都からいただいているところでございますけれども、半ば強制的に集めるような依頼というのは一切ございません。
 続きまして、資料4でございます。9ページです。三鷹和洋弓場(仮称)整備工事の概要についてです。今議会に提案しております、議案第58号 三鷹市民センター駐輪場及び三鷹市和洋弓場(仮称)整備工事請負契約の締結についての関連で本委員会に御報告するものでございます。1番の事業の目的、趣旨でございますけれども、これまでの旧第二体育館の和洋弓場にかわりまして、新たに弓道とアーチェリーの固有スペースを備える施設を整備し、市民スポーツ活動のさらなる充実を図るものでございます。そこに施設概要ございますけれども、鉄骨造地上2階建てで、延べ床面積は3,081.20平米でございます。1階につきましては自転車駐輪場でございまして、2階が和洋弓場というつくりになっております。この和洋弓場につきましては、弓道エリア5人立ちの28メートル、アーチェリーエリアにつきましては8人立ちの50メートルとなっております。工期につきましては、契約確定日の翌日から平成31年12月27日までといった工期となっているところでございます。
 平面図を次のページ、10ページにおつけしているところでございます。こちら1階と2階の平面図をつけておりますが、図面上の上が北を示しております。現在の市民センター内の位置関係から申し上げますと、図面の上側に雑木林が来るというような位置関係になるところでございます。1階のほうから簡単に御説明いたしますと、1階の西側にエントランスがありまして、事務室、倉庫が設けられているところです。利用者の出入り口はここになりまして、使用料等支払いを済ませるような形で、階段またはエレベーターで2階に上がっていただくような構造になっているところでございます。2階については、北側に弓道、そして南側にアーチェリーということでそれぞれ配置がされております。そのほか更衣室ですとか、トイレ、会議室を備えているような形になっております。以上が施設の概要になります。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の項目アからウについての説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(半田伸明君)  都市ボランティア。これはね、やっぱ確認せんといかんのですよ。いつでしたっけ。春でしたっけ、夏でしたっけね。一番最初の行政報告のときに、このぐらいの人数を想定してて、プラスで幾つ読んでて、合計で200人で都で打診とかいうのがありましたよね。もととなる数字があって、それを上乗せして200人になったという記憶があるんですよ。何かそんなやりとりしましたよね。だから、そのときのことが、もととなる数字が幾つだったのか。たしか200人だったと思うんですが、200人にするにはどういう根拠があって200人にしたのか。それで都に出した。都から今度は150人で来たんですよね。150人で来て、実際に応募かけたら80人になったわけですね。この時系列がちょっとまだ曖昧なんで、ここをもう一回ちょっと整理しておきたいんですよ。いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  時系列的に申し上げますと、今委員からお話のあったとおりの時系列なんですけれども、まずは東京都のほうから希望調査というものがございました。それに対しましては、200人ということで三鷹市として回答いたしました。その根拠といたしましては、まずは、これまでボランティア講座ですとか、そういったボランティア関連のものを開催したときに、おおむね100名ほどの御参加の方がいらしたというようなことをもとに100人というのを基本に据えまして、やはりオリンピック・パラリンピックというところのレガシーを三鷹に残したいというようなことで、オリンピック・パラリンピックというところの御関心度を考えれば、かなり大きく御応募いただけるのではないかという希望を持ちまして、200人というような数字で東京都に回答したところでございます。それに対しまして東京都のほうからは、上限の目安ということで各自治体一律に150人ということで通知がございまして、それを踏まえて三鷹市としてもボランティアの方を推薦者ということでこの間PRし、御応募いただいて、今現在80名というようなところでございます。


◯委員(半田伸明君)  惨たんたる結果ですね。しようがないですね。こうなるんじゃないかって以前何度も警告してて、やっぱりこうなったかというのが正直な本音です。一方、それをちょっと皮肉を言うために質問しているわけじゃなくて、ここから真剣な話に入りますが、一方、2万467人、つまり、150人以上集まっているところがあるってことになりますよね。そういうことですよね。一律、だから、5,000人でしたっけ。その自治体推薦枠が与えられた──ノルマと言っちゃ悪いですね、与えられた上限人数の数を超えて集まったところがあったのかどうか。三鷹の場合は150人の80人だから、ざっくり半分じゃないですか。実は千葉市が超えているんですよ。これ、何でかなって。最近ちょっと僕知った話なんですけど、自治体間の温度差とか、熱とかってやっぱあるのかなって学んだんですね。だから、この5,000人を各自治体に割り振って150人、150人となったんだけど、150人を超えて集まった自治体があるのか、情報がありましたら教えていただきたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ちょっと自治体のですね、150人を超えた自治体があるかどうかということは、こちらではつかんでおりません。今現在、東京都のほうと情報交換している中では、なかなか一律の150人というところの全般的に集まっていないというようなことは全体の雰囲気としては伝え聞いているところです。


◯委員(半田伸明君)  都内区市町村、推薦者5,000人とありますね。だから、もとが2万人でしょう。だから、1万5,000人、別枠があったということですよね。2万人に対してね。自治体部分の推薦者が5,000人だから、2万人から5,000人引いたら1万5,000人でしょう。そうなりますよね。都内市区町村からの推薦者(5,000人程度)とあって、募集人数2万人程度とあって、つまり、市区町村から推薦という枠を除いた1万5,000人があって、この1万5,000人というのはどういう集まり方をするんですか。そこがちょっとよくわかってないんですよ。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、トータルとしては、この都市ボランティアの人数は、募集人数としては3万人です。3万人ということで募集がされております。そのうちの2万人については、特に何の条件──というんでしょうかね、条件もなく、東京都が直接公募する方を集める人数として2万人を想定をしていると。残りの1万人につきましては、この米印にありますように、東京都観光ボランティアとラグビーワールドカップのボランティア、さらには市町村の推薦者で1万人というようなことで──市町村からの推薦者は5,000人ということでございまして、この自治体の推薦枠を使って募集しているのは、当然、自治体推薦枠ですので、三鷹市を初めとしまして各自治体が一律150人という上限を目安で募集をしていると、そういうような形でございます。


◯委員(半田伸明君)  やっとわかりました。ちょっとこれ見た限りでは、どういうことなんだろうと思ったけど。3万人いますと。都が2万人集めますと。残り1万人足りませんと。その1万人はラグビー何たらかんたらと、あと市町村の関係5,000人と、合わせて1万人にしましょう、こういうことですね。じゃあ、現状2万467人というのは、都市ボランティアの人数3万人に足りてない、これは間違いないですよね。ここから先は都が直接集める2万人に対してどれだけ集まったのか。あと、我々、区市町村の推薦ですね、5,000人に対して一体総体で幾ら集まったのか。あと、それで足りない分がまた当然出てきて、それが東京都観光ボランティアだとか、ラグビーワールドカップ云々かんぬんになるわけですよね。それで合わせて3万人という数字になるわけですよね。だから、5,000人程度というのに対して、総体で区市町村からの推薦者の合計というのが何人になったのかについてはわかっていらっしゃいますでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  残念ながら、そこの人数については教えていただいていない状況でございます。


◯委員(半田伸明君)  それ知りたいですよね。教えてよって言いましょう。結局、何を言いたいかというと、僕が以前から危惧していたのは、これ実は市民参加の度合いを示すことだと思うんですよね。都市ボランティアの現実って何かといったら、例えば観光案内云々かんぬんって、ちょっとかなりきつい言い方を以前させてもらいましたけど、実質的には行政の下請的な要素が非常に強い。そういった部分を、ボランティアって進んでやることですからね、喜んでやる人が本当にいるんだろうかという危惧を以前表明した記憶がありますが、結果、150人に対して80人というのは、まあまあ、こんなもんなのかなという感じがいたします。だから、三鷹の場合、投票率も大体5割弱ですから、150人に対して80人というのは、まあまあ、なるほど、こんなもんだろうというのがあるんですが、これがうちにとっての市民参加の度合いなんだろうなと僕は思います。だから、これをどう拡充していくかというのは、これはかなりの困難を伴うと思います。だから、かなりそういう意味で個人的に興味があるのが、東京都が情報を出したがらないんでしょうけど、格差につながるとか言って出したがらないんでしょうけど、本来は各自治体どうだったのってやっぱり知りたいですよね。それぞれ人口、別々じゃないですか。うち、18万人ですか、19万人ですか。武蔵野はちょっと低いですよね。小金井はもっと下ですよね。そこが例えば同じ150人という均一条件で、そこがもし60人、70人いったら、これは雲泥の差になってくるわけですよね。だから、このあたりの研究ができれば、オリ・パラ抜きで、今後の自治体が何か行事をやろうというときのボランティアを集めるときの1つの基準といいますかね、腹づもりといいますかね、そういうのが内部資料的にあったほうが僕はいいんじゃないかと思うんですよね。これはそういう意味じゃあ初めての試みだったのかもしれません。この点についてどういうふうに御所見をお持ちなのか。あと、東京都に対して、150人枠の各自治体の成果と言ったら言葉悪いですけど、実際に何人、一覧表みたいなのをもらえないだろうかと引き続きお願いしていただきたいと思います。
 以上2点、御所見をお伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  確かに、こういう形でのボランティアの募集というのは初めて──おのおのの、うちのほうでやっているやつでも事業によってはボランティアのほうを募ったりとかいう形でありますけども、養成講座をやったりとか、個別にやっぱり関心がある方がお集まりいただいている部分が確かにあるのかなというふうに認識しております。そういう意味ではちょっと、ある程度広い意味合いでのボランティアという形での募集ということでは今後の参考にはなるのかなと私どものほうも認識しているところでございます。
 また、各自治体のボランティアの数、当然、私どものほうも最終的にはどうだったのかということは関心がありますんでね、そういうものについては東京都のほうに最終的には情報提供していただければなというふうに考えている次第でございます。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  問題意識は共有していただけたと思いますのでね、今後、何かしら市が事業をやる、典型はまず駅伝なんかそうですよね。これなんかも特定メンバーが入っているわけですから、ある意味、だからこそ事業として成り立っているわけなんですけど、何か新規事業をやるときにボランティアが一体どれだけ集まるだろうかというのは腹づもりを、内部資料的に持ってなきゃいけないし、それが事業の成否につながっていくし、そういう意味でいうと、都の資料を、150人に対して何人だったのかというのは、これはぜひ求め続けていただきたい。それを人口で比較をして、ボランティア参加度とでも言えばいいんでしょうか、このあたりの研究はしておいたほうがいいのかなと思いますね。
 以上、問題提起申し上げまして、質問を終わります。


◯委員(谷口敏也君)  まず、駅伝についてなんですけど、今回、出場チームが195チームで、募集はたしか220チームあったと聞いていて、20チームぐらい抽せん漏れしたというのは聞いているんですけど、抽せんをしたときに、例えば去年も落ちちゃった人がまたことしも──同じ名前のチームで大体出ているじゃないですか。去年抽せんで漏れたところは、今回もし引いちゃったとしても参加させてあげているとかいうような配慮というのはされているんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  結果的に、昨年落ちてしまったところが今回も落選したというようなことはなかったというようなことでございます。なので、基本的にはそういった配慮はせず、公平に抽せんをしているということでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ということは、今回はなかったけど、あった場合には2年間連続で落ちる可能性もあるってことですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、規定上はそういうふうなことが起こり得る状況になっておりますので、そういったことについては今後議論いたしまして、しっかり、そういうところへの配慮も必要かどうかということはきちんと検討してまいりたいというふうに思います。


◯委員(谷口敏也君)  これを楽しみに走っているグループもあると思いますので、ぜひ実行委員会のほうにその旨、検討していただけるようにお願いしていただきたいと思います。
 あと和洋弓場なんですけど、8億何千万円もかかって、どんだけの人が使うのかなという不安はあるんですけど、実際、明星学園でも大成高校でも弓道部ってあるから、それなりにプレーヤー人口みたいなのはあると思うんですけど、今あそこにあるじゃないですか。あれの利用人数ですとか、利用率みたいなのがわかれば教えていただきたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  平成29年度の数字で申し上げますと、旧第二体育館の和洋弓場ということで、ちょっと個人利用ということは今実施していなくて、弓道連盟とアーチェリー協会のほうに加盟している団体に御利用いただいている数字でございますけれども、7,364人御利用いただいている形になっておりまして、基本的には利用できる枠の区分については弓道連盟またはアーチェリー協会のほうで全て埋まっているという状況です。ですが、当然、ちょっとお一人でその時間帯使っているというような時間帯はあるような状況でございます。


◯委員(谷口敏也君)  それなりの人数がいるから、でき上がってもしっかりと使ってもらえるんじゃないかなと思っていますが、例えばこの図面で見ると、私、全然弓道とか、アーチェリーとかわかんないんですけど、大会ができる公式の和洋弓場という形になっているんですか。


◯都市再生担当課長(山中俊介君)  この弓道場、アーチェリー場をつくるに当たって、各連盟さん、協会さんの御意見も聞いて反映しているところなんですけど、まず弓道場について、試合形式でやるときというのは大体5人でやるそうなんですね。ちょうど今回、要望としてはもうちょっと大きいのがいいということもおっしゃっていたんですけれど、我々も費用面のこともありますので、5人というような形にさせていただいたのと、さらに奥行きの部分、弓道については作法みたいなところがあって、入場から退場までが一連の流れとして競技になると。現在の第二体育館のところというのは、かなり、今3人しか立てなくて、狭くて、そういった練習もできないような環境だということも聞いておりますので、今回そういうことで、試合としても使えるような形で整備をしたところです。
 さらに、アーチェリーのほうについても、現状、同じもの、同じ場所でやっておりますので、実際、試合としては全く使えないものになります。アーチェリーのほうは基本的には、ここで試合をやるというよりは、本格的な練習をやる場として活用をというような形で、こちら8人立ちというような形でして、規模としてはもちろんもうちょっと大きいものをと言われましたけれど、市として8人立ちという形で整備をすることにしたものです。


◯委員(谷口敏也君)  何で聞いたのかというと、今のところよりもやっぱりもっと──せっかくお金かけてつくるわけですから、多くの人に使ってもらいたいわけじゃないですか。なおかつ、三鷹市での大会、あるいは三鷹市民だけではなく近隣他市の人とかも参加できるような大会ができるのかなというようなことであったんですけど、アーチェリーのほうはできないということなんですか。


◯都市再生担当課長(山中俊介君)  アーチェリーの競技としては30メートルと50メートルというような形の競技になりますので、試合として、連盟さん、協会さんがやるというふうな判断をすればできるような形にはなります。
 さらに、競技人口というか、利用者の数をふやすというような工夫として、もちろん各連盟さんであったり協会さんの勧誘活動というのも当然必要だとは思うんですけれど、施設面の工夫としては、今回、屋外観覧エリアと図面上であるのと、あと屋内観覧エリアというのも設けております。こちら、こういうふうな形で、そちらの面については、ふだんやってないような方が気軽にこういった施設を見ていただいて、ちょうどそこの面というのはガラス張りのような形にしておりますので、興味を持っていただいて、それぞれ連盟さんなり協会さんというのが年に1回は講座みたいなものをやっておりますので、そういうものに参加していただくような機会をふやしたいなということで、そういった施設の工夫もしているところです。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。あと、よくテレビ等で見ると、外でやっているような感じで、やるところだけ室内みたいな感じで、やっぱりこれもそうなんですか。


◯都市再生担当課長(山中俊介君)  済みません、こちら、今回平面図しかつけていないところなんですけど、基本的に、委員おっしゃるとおり、矢道の部分については屋外という形になりますので、本施設についても、弓道場、アーチェリー場ともに矢道の部分は基本的には屋外というような形で、アーチェリーは先ほど30メートルとか、50メートル、あと18メートルという短い距離もあるんですけれど、そちらの部分を部分的にアーチェリー場のほうは屋根をかけていると。それはどうしてかというと、的がぬれないようにというような形で、そちらの部分だけは屋根をかけるような形にしているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。いずれにしても、先ほど申しましたように、せっかくお金をかなりかけてつくる和洋弓場ですから、多くの方が利用できて、なおかつ、今、先ほどおっしゃった屋外観覧エリア、屋内観覧エリアで新しいプレーヤー、やる人たちがふえるような仕組みづくりも引き続きお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、何点か質問させてください。
 最初に、第27回の市民駅伝の件なんですけども、先ほど他の委員からも質問ありましたけども、今回20チームぐらいが抽せん漏れしてしまったという話を僕も聞いていたんですけど、それで、この抽せんするに当たって、例えば前年度優勝だとか、例えば5位までに入ったとか、10位までに──そういうのの扱いというのはどういうふうになっているのかということをお聞きしたいのと、あと、例えば選手宣誓を前年度にしたとか、ポスターとかにありますよね、載ったとか、そういうチームが落選しちゃったような場合にも何かね、そういう結構貢献したとか、実績を残したというのの、そういうのも全然加味しないで、ただランダムにという、抽せんにして落ちたら落選という扱いにしちゃってるのか、例えば先ほども2年連続落ちたような例はないというようなんで、とにかくこれに向かって皆さんね、一生懸命練習しているというのを僕も目の当たりにしてるもんで、その辺のお考えというのをもう一回お聞きしたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この駅伝のチームの抽せんに当たりましては、主な上位に来ているチームというのは、ちょっと偶然性もあるんですけれども、協賛団体さんがですね、警察署ですとか、消防署ですとか、そういったところのほかでもそうなんですけれども、協賛団体さんについては2チームまでは御参加いただけますというようなルールが設けられています。ですので、基本的にはそういったところの出場チームというのは抽せんの対象にはならずに、2チームはまずは御出場いただける枠がありますというような前提の中で抽せんを実施しているというような形になっております。


◯委員(伊藤俊明君)  では、それ以外には、例えばシードだとか、前年度入賞とかしたのを優先的にとかね、駅伝だってあるじゃないですか、10位までとかね。だから、そういうような、何ていうのかな。前年度の実績とか、そういうような扱い。またはね、また中継地点での、ありますよね、足切りというか、その時点での。それで、200チームが、応募が220チームあったからといって、そこでも、だって、中継地点でも時間も切っているわけだし、これは200チームが300チームになっちゃ、それはまずいけど、やはり1割2割ふえたまでだったら基本的にはね、全チーム参加させてあげられるようなふうにしてもらいたいとは思うんですが、そういう議論はないんでしょうか。シード扱いとか、そういう。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この間の経緯を見てみますと、大体20チーム弱ぐらいのチームについて残念ながら抽せんから漏れてしまうというような状況がここ四、五年の状況かなというふうに思っています。それより前に1回260チームほど御応募いただいて、60チームほどの抽せん漏れというようなことがあったわけでございますけれども、やはり交通管理者との話し合いの中では、このまち中で実施する駅伝として安全を確保するというようなところが大前提になってくるというようなことは言われております。一方、勘どころとしては、時間制限を設けて、その間にチームが通過をしていくことができれば、交通管理者としては一定のその中であればチーム数というのは増加してもというようなお考えもあるようでございますけれども、安全に走路を走るというようなところの部分もやはり加味した上で、今現在は200チームというところを基準としているところでございますけれども、やはりお気持ちとして、この10チーム、20チームがふえたところでどれだけ安全性の面で難しい面があるのかというところは引き続き課題かというふうに思っておりますので、もしそういう安全面の確保が十分図られるのであれば、そういったチームも救えるような方向で検討はしていきたいというふうに思います。


◯委員(伊藤俊明君)  ぜひその辺も、安全管理はもちろんね、安全走行はもちろんですけど、警察の方と協議していただいて、またそれと、やっぱりそれに向かって日々練習しているという、その気持ちのほうも考慮していただければと思います。よろしくお願いします。
 あと、自転車ロードテストイベントの概要なんですが、これは全くあれですか。同じような条件で、プレっていうか、そういう位置づけでテストの──まさに2020年もこのような形でやることという認識でよろしいですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、テストイベントというふうに銘打たれている条件としまして、やはり本番と同じ会場で実施するというようなことがテストということで言われているところでございます。この資料の2の3ページでございますけれども、3つの点で確保、確認をしたいというようなことで、競技エリアの中のことですとか、それから、テクノロジーと書いておりますけれども、さまざまな計測機器ですとか、そういう中継機材がうまく働くかどうかといったところですとか、それから運営スタッフの関係が円滑に本番行われるかどうかというようなところを主眼として実施していくということでございまして、若干チーム数というところは変わってくるところはございますけれども、ほぼ本番同様の形での実施ということが予定されているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  三鷹市のところを走るときには、まだ本当のあれですよね。レースのようなあれじゃなくて、ちょっとデモンストレーションというか、走行のような形で今回も、このときもやるんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、委員御指摘のとおり、本番と同様、パレードランというような形で三鷹市内については、競争性を競うような、全速力で選手が走行するのではなく、少しゆっくりと、パレードというような言葉にございますような形で10キロ程度は是政橋を渡る手前までは走行するというようなことで聞いております。


◯委員(伊藤俊明君)  では、この来年のときにも沿道でも応援というか、できるという想定でよろしいですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  そのとおり、沿道で応援していただくということも想定しているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  それについてもお知らせをある程度していただけるということでいいですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  しっかりとPRをしていきたいというふうに思います。


◯委員(伊藤俊明君)  よろしくお願いいたします。
 それでは、あとこっちは大会ボランティアの応募状況のほうのをちょっとお聞きしたいんですけども、これは11月20日時点でもうあれなんですか。登録完了した方が8万人を超えたというようなことで、このボランティアマイページ登録者数だと13万2,000人というようなふうにあるんですが、これはどうしてこんなに──どのような結果でこっちは大人気なんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この大会ボランティアというのは、いろいろ報道されておりますとおり、選手村ですとか、競技会場の中でのボランティアというような形でございます。ですので、直接選手と対面したり、近くで選手を見たり、競技のちょっと雰囲気に触れるというようなところから、やはり都市ボランティアは会場周辺の駅ですとか、空港で道案内を主としたボランティアというようなことで少し──競技会場の中ですとかいうことから、実際のオリンピック・パラリンピックの雰囲気にどれだけ、特別な雰囲気を感じられるかといったところでは、やはり大会ボランティアというところが皆様御関心があって多く申し込まれた結果ではないかなというふうに思っているところです。


◯委員(伊藤俊明君)  恐らくそういうことかなとは私も思いつつも、拘束期間も物すごく長いですよね、こっちもね。こっちのほうがね、都市ボランティアよりも。それなのにこれだけね、そういういろんな意味で、アスリートと触れ合えそうだとか、間近に見られるとか、いろんな要素があろうかと思いますが、それで、一方、三鷹は現在80人が応募してくださっているんですが、それにおいてもこちらのような応募状況で、男性と女性が4対6とか、また外国籍の方がこれほど多いという応募しているのがあるんですが、三鷹市の場合も今現在の80人の中でもこのような同様の傾向とかあるんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  三鷹市の推薦者で応募いただいた80名の内訳につきましては、男女比でいえば大体同じような形でございます。ただ、国籍のところでは、もうほとんどの方が日本国籍の方で、一部外国籍の方がいらっしゃるのかなというふうな程度でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  三鷹でもよく国際交流とかもいろいろ頑張ってくださっているので、こういう傾向があるのかなと思って、ちょっと質問させていただきました。いずれにしても、まだ、21日、あと10日ぐらいありますんで、数字のほうもどうかと思いますが、あれですもんね、いろんな意味でまた結果が出て、先ほど他の委員からもありますように、東京都内の自治体のね、応募状況だとか、そういうのも、今後のいろんなボランティア活動のあり方とか、そういうのにも参考にぜひしていただいたらと思います。
 それで、和洋弓場についてもちょっとお尋ねしたいんですけど、もう一度お尋ねしますが、これは正式な大会ができるような基準には一切合致してないんですか。弓道場とアーチェリーのほうも、どうなんでしょうか。国際大会と言ったらあれですが、一応国内の大会とかでもできるような基準に合致しているのかと、お尋ねします。


◯都市再生担当課長(山中俊介君)  大会としては、大会運営はできる施設として一応……。
            (「記録が認定されるような」と呼ぶ者あり)
 というような形で整備はしております。


◯委員(伊藤俊明君)  まずはそこを確認しておきたかったんです。やはり目標というかね、その競技を目指すからにはと思いますので。それで、5人というか、僕も全然知らなかったんですが、弓道のほうでは入場から退場までの、そういうところも審査に入っているというようなことなので、ぜひこれを、この競技が──だから、近隣他市の状況ではこのように整備できているところは、この近隣市ではあるんですか。なければ余計こういうふうに相互利用というか、使っていただけるようにね、ぜひPRもしてもらいたいと思いますんで、どうでしょうか。


◯都市再生担当課長(山中俊介君)  アーチェリー場については、小金井公園の中にアーチェリー場はあります。弓道場のほうについては、余り大きい施設、この辺、多摩地区って余りないように聞いているところです。今回この整備するに当たって施設を参考にするということで視察もさせていただいているところとしては、駒沢公園の弓道場であったりとか、中央区の総合スポーツセンターにも弓道場がありますので、そちらを参考にしているところです。


◯委員(伊藤俊明君)  私もちょっと不勉強で、その辺、どの程度あるのか。ただ、余り聞かないなというふうに思っていましたので質問させていただきました。それとともに、国体のときにも大沢グラウンドのところで障がい者のアーチェリーの大会ございましたよね。ということで、たしか高円宮妃殿下もお越しいただいたというようなことだったと思いますので、ぜひいろんな意味で三鷹のアーチェリー、弓道ももちろんそうなんですが、アーチェリーの本格的な施設ができたということでPRしていただいて、多くの方に利用していただけるようなものにしていただけたらなと。とにかく多くの税金が入っている施設なので、多くの方に愛し、利用していただければと。この連盟の方の意見もいろいろ聞いてなさっているとは思いますので、その点も皆さんで力を合わせて大いに盛り上げていただければと思いますので、よろしくお願いします。


◯委員(嶋崎英治君)  山中さんのほうから、参考に視察をされたということで、駒沢公園と中央区総合スポーツセンターですか、ということで、駒沢公園の正式な名称を教えてください。それから、その2つの視察された施設に比べて、この三鷹市の本市の新たな弓道場施設というのは規模的にはどんなぐあいになるんでしょうか。


◯都市再生担当課長(山中俊介君)  正式な名称については、今手元に資料を持ち合わせておりませんので、後ほど回答させていただければと思います。
 規模については、仮に駒沢公園の弓道場というような形で言わせていただきますけれど、あちらのほうは、今回の計画している──市は5人立ちですけれど、規模としてはもっと大きなものになっております。ですので、かなり大会としても大きな大会をやっているということは聞いているところですが、つくり方として参考になるということで、そういったものを見させていただいたと。例えば高さの面とか、そういったものを参考にさせていただいているということです。
 中央区のほうの総合スポーツセンターのほうについては、こちら、弓道場とアーチェリー場ともに建物の──複合施設になっているんですね。スポーツ施設、プールであったりとかというものの1つの、建物の一番最上階の部分に設置しているということもありましたので、規模としては今回整備するものと大体同じぐらいというような形で、それを参考にさせていただいたところです。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、以上で項目アからウについての報告を終わります。
 休憩いたします。
                  午後2時02分 休憩


                  午後2時02分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 次に、項目エからオについての報告を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  それでは、引き続きまして、芸術文化に係る取り組みとして、エ、オ、2点ほど御報告をさせていただきます。
 初めに、去る4月5日に御逝去されましたアニメーション監督の高畑 勲監督の追悼映画上映会を11月24日に公会堂光のホールで開催いたしましたので、その実施結果について報告をさせていただきます。
 もう一つは、三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業助言者会議及び検討会議につきましての報告となります。このたび、太宰 治、吉村 昭・津村節子、山本有三につきましての助言者会議を設置し、11月20日に合同での助言者会議、またその後、検討会議を開催いたしましたので、その御報告となります。
 説明は向井スポーツと文化部調整担当部長よりいたしますので、よろしくお願いいたします。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  お手元の資料5から、高畑勲監督追悼映画上映会の実施結果について御報告をさせていただきます。
 本事業は、ことしの4月5日に亡くなられた、アニメーション映画監督で、ジブリ美術館の開館から運営に御尽力をいただきました高畑 勲氏を、三鷹市民とともに追悼し、その功績を顕彰するために開催したものでございます。
 実施概要は、この資料5の項目1のとおりですが、本年11月24日の土曜日、三鷹市公会堂光のホールで開催をいたしました。第1部では、スタジオジブリの広報部長の西岡純一さんにより高畑監督や作品などについてお話をいただいたところでございます。その様子がこの左下の写真でございます。そして、第2部で高畑監督の2013年の作品「かぐや姫の物語」の映画上映をいたしました。そのほか、会場の一角では、資料の右下の写真がその様子の一部でございますけれども、追悼展示コーナーを設置いたしまして、高畑監督のプロフィールや作品の一覧、また図書などを展示したほか、記載台を設置いたしまして、高畑監督や作品等に対するメッセージを来場された方に記載をしていただいたところでございます。
 今回の映画会の周知方法については、項目2のとおりでありますけれども、「広報みたか」やホームページのほか、チラシの配布やむさしのFMでの放送、また朝日新聞や読売新聞でも取り上げられたところでございます。申し込みは事前申込制としたところですが、10月7日から10月25日の期間、往復はがきと、今回はネットやスマートフォンなどでも応募ができる電子申請での申し込みを受け付けたところでございます。
 来場者数は、項目3で記載をしておりますけれども、事前の申込数が525人、結果、当日の来場者数は407人でした。407人の内訳といたしましては、事前申し込みされた方や御招待した人が387人、また当初予定していた700人を定員としていたところですけれども、それに満たなかったことから、当日券を発行いたしまして、それによる来場者が20人おられました。若干この事前の申込数、当日の来場者数が差があったと、余り来場者が少なかったという結果になってしまったわけですけれども、ちょうどこの日が、11月24日が11月23日の勤労感謝の日からの3連休の中日であったということで、当日キャンセルというのも結構ございまして、原因の1つがそれだと考えております。また、5月にテレビでもこの「かぐや姫の物語」の放映もされたということがあって、近々にそういうのをごらんになった方もいらしたというのが、若干こういったものに影響されているものというふうに分析をしているところでございます。来場されたお客様は小さいお子様から高齢者の方まで多くの世代の方がいらっしゃいましたけれども、また子どもと一緒に絵本やDVDで見たいと思いますといったことや、とても感動しました、また、いつまでも心に残る作品を残していただき、ありがとうございましたといったような高畑監督へのメッセージなども含めて御感想をいただいたところでございます。
 続きまして、資料の6、三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業助言者会議・検討会議について御報告をさせていただきます。
 6月の文教委員会で三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業に係る取り組みについて御報告をさせていただきましたけれども、三鷹市では今年度より太宰 治、吉村 昭を初め、津村節子、山本有三、神沢利子など、三鷹市ゆかりの文学者の顕彰事業のあり方や、また文学施設の整備に向けた検討を行うために、本年5月に三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業検討会議を設置したところでございます。今回御報告させていただく資料の項目1では、三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業助言者会議の設置とありますけれども、この助言者会議は5月に設置した検討会議の分科会のような形で、太宰 治、吉村 昭、津村節子、山本有三、これらそれぞれの文学者について、文学者ごと、個別に顕彰事業のあり方を検討する会議体と位置づけまして、本年11月20日に委員の皆様に委嘱を行いまして、この助言者会議を設置したものでございます。この各助言者会議のメンバーでございますけれども、5月に設置した検討会議の委員の皆様のほか、市内外で活動されている方々などで組織いたしまして、それぞれ構成メンバーは資料のとおりでございます。太宰治助言者会議につきましては、検討会議のメンバーは安藤委員と生田委員でございますけれども、それに加えまして、その方々に加えまして、みたか観光ガイド協会の小谷野委員、また朗読家の原委員、それから、吉村 昭・津村節子の助言者会議には、吉村 司さんは吉村 昭氏の御長男ですが、検討会議の委員でございますけれども、その方に加えて、元新潮社の出版部長の栗原委員、また株式会社文伸の代表取締役社長の川井委員にこちらの助言者会議の委員になっていただきました。山本有三助言者会議のほうにつきましては、検討会議の委員の方が西川委員と安西委員でございますけれども、それ以外に米印で山本有三の御遺族としておりますけれども、山本有三の御遺族の方にもこの間、助言者会議の委員になっていただけるよう数人の方に打診をしたところですけれども、お住まいが遠隔地であることや、またお仕事の関係でどうしても都合がつかず、委員の就任は難しいというふうにお聞きをしているところでございまして、助言者会議の取り組みそのものにつきましては大変うれしく、御協力はしたいというふうにおっしゃっていただいておりますので、節目節目で今後御相談をさせていただくこととしております。
 また、ここで報告をさせていただいた文学者以外に、児童文学作家の神沢利子さんの助言者会議の設置についても現在、教育委員会や関係者と調整中でございまして、候補者等が整いましたら、また御報告をさせていただければと考えております。
 今後それぞれの助言者会議では、資料中、この名簿の下に現時点での検討内容を挙げておりますけれども、太宰 治であれば、来年、生誕110年記念事業を予定しておりますので、それについて御意見をいただいたり、また吉村 昭・津村節子につきましては、本年度、具体的な顕彰事業に取り組んでいきたいと思っておりますけれども、そういったものへの御助言や、また、荒川区にあります、ゆいの森あらかわ、吉村昭記念文学館との連携などについても御意見をいただきたいと考えております。また、山本有三につきましては、記念館が4月からリニューアルオープンをしたところでありますので、さらにこの記念館を知っていただくための取り組みや展示の切り口などについて委員の皆様から多角的な御意見や御助言をいただきたいというふうに考えております。
 資料の項目2でございますけれども、11月20日、同日開催いたしました助言者会議と検討会議について記載をしております。当日は、前半、先ほど御説明させていただいた助言者会議を開催いたしまして、委嘱状の交付や今後の進め方を御説明したところでございます。また後半、第2回目となる検討会議には、ゆかりの文学者顕彰事業の今年度上半期の取り組みとして、文教委員会の皆様には9月に御報告いたしました、6月から7月に開催した太宰 治の没後70年の特別展や山本有三記念館の事業報告などを行ったところでございます。そして、新たな太宰 治関連の寄託資料であります、太宰 治の研究者、山内祥史さんとおっしゃいますが、こちらの方の所蔵資料の受け入れについて、この検討会議で御報告をしたところでございます。なお、この山内祥史さんという方は、太宰の研究者でありますけれども、太宰 治の助言者会議の委員であられる安藤委員──この方は東京大学で太宰 治の研究をされている方ですが、この方を通じまして、山内祥史さんという研究者の御遺族より、太宰関連の所蔵資料を三鷹市に寄託できればとのお話をいただきまして、本年9月に資料の受け入れを行ったものでございます。現在、受け入れた資料のリスト化を行っておりまして、今後まとまった時点で三鷹市と御遺族との間で寄託契約を締結する予定としております。また、これらの資料につきましては、今後、太宰 治の生誕110年記念事業や、またさまざまな顕彰事業でお披露目できればと考えております。
 私からは以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  高畑 勲監督の追悼映画上映会の件なんですけれども、私も当日行かせていただいて、非常にすばらしい企画だったんですが、空席が目立っていて、本当に、行かせていただいて、残念だなというのが実感だったんですけれども、この周知方法の中にチラシの配布とありますが、このチラシの配布はどのような形で行われたのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  チラシは全部で3,000部印刷をいたしました。各公共機関に置いたことはもとより、学校のほうにも校長会を通じて送ったりしたところでもございます。また、関連する、芸術文化課とのいろんな関連のある施設のほうにも送ったところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。学校のほうにも送られたということなんですけど、学校の全生徒さんに配布する分ということではなくて、どういう配布のされ方をされたのか、各学校にお任せしたということなんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  全員に配ってくださいということではなくて、各学校のほうで、お任せしたというところが現状でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。この周知の方法、「広報みたか」とか、ホームページとか、FMとか、さまざまな形で周知されているんですけれども、なかなか行き渡るというのは難しいかな、本当に興味がある人がキャッチをどうするかなとなってしまうのかなと思うので、今後こういう形の上映会があるかどうかということは別にしても、一番、本当にやはり子どもさんが見たい、また親御さんもこの近くで上映されているんだったら行きたいという、そういうことの部分が大きいのかなと思うので、できれば周知の仕方──学校、生徒さんに配布できるような形であれば、もうちょっとたくさんの方が来ることができたのかなということを感じましたので、今後また周知のあり方について検討していただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(半田伸明君)  文学者の顕彰事業助言者会議、大変お疲れさまでした。というのは、太宰の記念文学館でしたっけ。結局、あのままになっていますよね。だから、それはいいか悪いかはさておき、太宰の関係者の皆様に御納得をいただいて今に至るわけで、それを考えますとね、没後70年の特別展のこともありましたけど、たびあるごとに丁寧な対応をやっぱりしていく、継続していかなきゃいけないと思うんですね。今現状ですね、この太宰の記念文学館の構想がとまったままなんだけども、今現状どういう動きになっているのかをちょっと確認をしておきたいと思います。どうでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  この文学施設の候補地の検討につきましては、文教委員会の皆様方にもこの間いろいろ報告をして、いろいろ御議論いただいて、いろいろ御助言いただいたところでございますけれども、現在、まず取り組んでいることとしては、全く手をこまねいているわけではなくて、相続などの対応とか、生産緑地の関係とか、土地の買い取りの申し出があるときには、その内容を必ず関係部署のほうからスポーツと文化部のほうでもその情報をいただいて確認をしております。ただ、いずれも広さとか、立地条件──ゆかりのある土地であるといったような立地条件になじまないものが多くて、まだ、ここだというところはなかなか見つかってはおりません。ただ、引き続き関係部署とも連携して多角的に検討してまいりたいと思っておりますけれども、それとあわせまして、また三鷹駅前の文学施設、三鷹の美術ギャラリーであるとか、太宰 治の文学サロンなどを活用した展示のあり方というのもあわせて検討していきたいというふうに考えておりますので、ただ、文学施設はどこということについては、検討はしているけれども、まだちょっと一歩前には出てないと、現状どおりということでございます。


◯委員(半田伸明君)  この資料の一番下の行に新たな寄託資料とありますよね。これ、山内祥史さんですか。この方はどういう方なんですか。御遺族の関係とか、親戚だとか何か、それともたまたま御友人だったとか、いろんなケースあると思いますが。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  私も勉強不足で、今回、このたび初めてこの山内祥史さんという方を知ったのですけれども、太宰の研究者の間ではもう特に有名な方のようです。日本近代文学の研究者で、特に太宰 治の文献学的研究の第一人者であるというふうに確認をしております。太宰 治のいろんな書誌とか、年譜とか、作品の執筆時期とか、太宰が何を参考にして作品をつくったのかといった典拠の研究とか、そういった太宰 治の年譜とか、研究者、愛読者がまず第一に参照すべき基本文献ということで知られているというふうに聞いております。この関係は、この方は2017年に亡くなられたのですけれども、生前に東京大学の教授、安藤委員と接点がありまして、このいろんな文献についてどこか活用していただくところがないだろうかといったような話があった中で、三鷹に今文学館の構想があるということでお話をいただいてきたと、そのような経緯がございます。


◯委員(半田伸明君)  これ、具体的にどんな資料なんですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  実はこの9月に受け入れ作業の──神戸に山内さんの御遺族のおうちがありまして、そこに大量の資料がございました。私とスポーツと文化財団の学芸員、あとこの安藤教授と一緒に同行して、向こうから物を持ってきたのですけれども、まず太宰 治の著作、初版本とか、そういったものはもちろんですけれども、入手困難な同人誌とか、あと太宰がその作品に使った原典となる書籍、あと、今もう一般では絶対入手できないというふうに安藤委員も言っておりましたけど、研究資料、コピー類などがたくさんございまして、私、素人には、これがなぜ大事なのかということがわからないものが多かったのですけれども、研究者が見ると、これは大変な資料だというようなものが幾つかあって、今それをざくっと持ってきておりますけれども、それを今リスト化して、それをお披露目できるような形で、また適宜、文教委員の皆様にも御報告できるようにしたいと思っております。


◯委員(半田伸明君)  山内さんという方が研究者だったということを聞いて、ああ、そういうルートかと今納得しましたけど、これ、資料、事前にいただいたときにちょっと一番気になったのがね、あれ、この方、太宰の遺族さんの関係なのかなと思ったわけですよ。今説明聞いて納得したんですが、結局、記念文学館がああいう形で終わってしまって、途中、引き続きという、その一般論はさておき、そういう状況でなおさら寄託ってあるのかというのがちょっと疑問だったものですから、研究者ということであるならば、なるほどというのはありましたけども、そういう貴重な資料をいただいたというのは、それはそれでちょっと美術ギャラリーとかで活用を今後図っていったほうがいいかもしれませんね。経過はよくわかりました。
 太宰治記念文学館の土地が引き続き探せるかどうかについては、これは正直わかりませんけど、何か変動があれば、その点は文教委員会のほうにぜひ御報告をお願いしたい、その旨お願い申し上げまして、質問を終わります。


◯委員(嶋崎英治君)  高畑 勲さんの関係と吉村 昭さん、太宰さんの関係でちょっと気になるところがありますので質問させていただきたいと思います。
 高畑 勲さんの映画上映会について、私どもの会派がね、急逝されたことはあるけれども、なぜこの人なのかという、やはり基準というか、ラインというのを設けないと、誰でもやるのかということになりかねないということから賛意を示せなかったわけですよ。私も高畑さんも、それから吉村 昭さんも大ファンで、面識もあってね、いろいろ意見交換もした人なんで、見たかったところだけども、そんな事情もあってね、見ることができなかったんですけども、どういう場合にそういうのを急遽やるかということの一定の線引きが必要だと思うんです。今この場で答えろと言ったって、それはなかなか難しいもんですから、そこのところは何かの機会に議論されてやったほうがいいかなという私の1つの意見です。
 それから、文学館構想が表に出ると、この際、貴重な資料だけど、後世の人のために寄贈して、保存して、生かしたいという人が出てくると思うんですよ。たまたま今ね、この山内さんという人の資料ということですけども、私たち視察行ったじゃないですか。やっぱりすごくたくさん来る。今でもあると。それをどう受け入れるか、あるいはどう選別して保管するかということが1つの悩み事でもあるような話もありましたよね。三鷹市がまたそれを断ったら次もということになるし、じゃあ、どこでどう保管するかということになると、倉庫を借りたりとかということになりますよね。現存の市の施設では無理でしょう。だから、そういったこともあって、これから先の構想がどういうふうになっていくか私も想像もつきませんけれども、その受け入れということについての考え方の整理、そして受け入れ先ということも、向井さんが正直に言われたように、これ何でという、私も見てわからない。だけど、好きな人とか、そういう研究している人にとってはとても貴重なものだというのがあるということなんだと思いますので、そういった整理の仕方ということも検討しておいてほしいと思います。
 それから、吉村 昭さんの助言者のところで聞かれたんです。川井信良さんがどうしてって。文伸印刷の人ですよね。この人は研究者でもないし、あるいは吉村 昭さんの何か出版したということであれば、そのいろんな資料があってということなんだと思うんですけど、ここどうしてなんですかという、これがやっぱりね、他の人に比べてちょっと異なってるなと思いますので、そこの御説明をしてください。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  まず、吉村さんと津村節子さんにつきましては、井の頭の地域というのが非常にゆかりのある、井の頭公園の近くにお住まいで、あそこがゆかりのあるということで位置づけて、そういうような認識でおります。川井委員──文伸の川井社長につきましては、井の頭公園の研究というんでしょうか、写真集を出したりとか、井の頭にゆかりのある、いろいろ井の頭について勉強されているということもありました。それでちょっとお話を伺ったところ、実は吉村 昭の大ファンなんですということで、本はほとんど読んでおられるということで、ぜひそういうことであれば、一ファンの視点で、こんなことができたらいいねといったようなことを、初めは大分そういう学識者とか、関係者の方が多い中で、私のような者がというふうにおっしゃっておられたんですけども、そういうファンの目で、また井の頭のこの地域についてお詳しい川井さんの知見というんでしょうか、そういったものをぜひこちらのほうにアドバイスしていただければということでお願いした経緯がございます。


◯委員(嶋崎英治君)  よくわかりました。理解いたしました。
 それで、やっぱり気になるのは書斎ですよね。これ、どういうふうに実現するまでという間の問題あるでしょう。私どもは山本有三さんのところに、あそこのスペースでやったらどうだと。そしたら、また来館者もふえるんじゃないかというようなことも提案もしているんですけれども、これも急がなきゃならないですよね。何か見通しというのはあるんですか。貴重ないろんな資料だと思いますので。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  1つの候補地としては、あそこということもいろいろ承っておりますんで、私どものほうも研究はさせていただいている次第でございます。ただ、既存でやっぱり有三記念館があったりとか、いわゆる建物を移築する際のいろいろな法的な制限とかも出てきたりとか、クリアする部分もございますので、まずはその辺のものを、どういう課題があるのかというのを今整理しているような状況でございますので、可能性の1つとして検討している次第でございます。
 以上でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。大変だと思いますけれども、いずれにしろ、文学資料として貴重なものだと思いますから、いろんな形で、市民合意の形で実現できればというふうに思います。
 私の質問と意見は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時29分 休憩


                  午後2時44分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  それでは、教育委員会報告をさせていただきます。
 4件ございます。まず、1件目、平成30年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査結果について。2件目、平成29年度三鷹市立小・中学校児童・生徒の問題行動等の実態について。3件目、三鷹市立第四中学校給食調理業務の委託について。4件目、下連雀五丁目第二地区開発事業に伴う対応に関する第2回説明会について。
 以上4件につきまして、1件目と2件目を指導課長から、3件目と4件目を学務課長から続けて御説明させていただきます。よろしくお願いいたします。


◯指導課長(松永 透君)  私からは、まず最初に、資料1に基づきまして、平成30年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査結果について御説明をさせていただきたいと思います。資料1をお手元に御用意いただけたらと思います。
 こちらですけれども、1枚目が小学校、2枚目が中学校の今回の調査の結果のデータということでお示しをさせていただいています。種目ごとに平成28年度から3年分の結果を記載しております。前年度と比べて上回ればオレンジ色っぽい矢印、下回れば黒っぽい矢印、同じスコアで、同じデータであった場合には横棒が表示されています。また、学年ごとに、上の段に東京都の平均、下の段に三鷹市の平均を記載しております。東京都の平均を上回ったもの及び同じであったもの、こちらは濃い青色の網かけ、下回ったものについては水色をつけてございます。データにつきましては、小数点以下第2位を四捨五入いたしまして、小数点以下第1位までの数値を記載しております。こちらの小学校の5年生と、それから2枚目のほうで中学校の2年生のところに緑色っぽい網かけで国というデータが入っているんですけれども、参考のために国のデータ入れてありますが、残念ながら、まだ平成30年度については国のほうで数値が出ていませんので、平成28年度と平成29年度の分だけ記載してございます。こちらですけれども、東京都と全く同じ体力テストを行っておりまして、国のほうには小5と中2のデータを提出しているということでございます。
 調査全体を集計した合計点につきましては、1枚目をごらんください。一番右側の合計点というところが、この全ての種目の合計点ということで示されているところです。合計点を見ますと、今年度は小学校では男子の第4・第5・第6学年のみが東京都の平均を上回っているのかなといったところでございます。2枚目のほうの中学校のほうをごらんいただきますと、中学校では全学年、男女とも東京都の平均は上回ったところでございます。
 種目別に少しちょっと御説明を申し上げたいと思います。1枚目の小学校のほうをごらんください。種目別では小学校と中学校でやや結果の傾向が違っているところがございます。まず、握力なんですけれども、小学生、この握力のところ、大分青い色ということで、全学年の男女が東京都の平均を上回るか同じということになっているんですが、2枚目のほうをごらんいただきますと、同じ握力のところですが、今年度、中学校の1年生の男子のみが上回っているという、ちょっと不思議な状況といいますか、そんなことがここでは見られるかなというふうに思っています。
 それ以外の種目について、もう一度1枚目の小学校のほうに戻っていただきながら御説明いたします。小学校において良好な結果だった種目は、この握力のほか、反復横跳び、20メートルシャトルラン、このあたりが良好な結果だったと考えています。反復横跳びでは、第2・第3学年の男子を除き、昨年度の同学年の平均を上回っているか同じということでございます。20メートルシャトルランにつきましては、全学年が昨年度の同学年の平均を上回りました。逆に課題が見られるところは、上体起こし、長座体前屈、ソフトボール投げの部分ですね。特にソフトボール投げにつきましては、毎年ここが課題だということでここでも申し上げさせていただいているところですけれども、改善に向けてさまざまな形で学校のほうでも指導しているところで、今、継続中といったところでございます。
 2枚目の中学校のほうをごらんください。中学校では、握力を除いた種目において、ほぼ良好な結果となっています。中でも長座体前屈、反復横跳び、持久走、そして合計点ですけれども、こちらは全学年の男女とも東京都の平均を上回っております。逆に、先ほど小学校で課題であったという投げるということなんですが、ソフトボールとハンドボールの違いはあるんですけれども、中学校のほうはハンドボール投げは、東京都の平均と同じだった第3学年の男子を除いて全ての学年が東京都の平均を上回るという結果になりました。女子におきましては、長座体前屈、反復横跳び、立ち幅跳びで全ての学年が昨年度より記録が伸びております。逆に課題ですけれども、先ほど申し上げました握力の部分ですね。ここの部分が第1学年男子を除いて全学年とも平均を下回っているということがございました。
 3枚目をごらんください。こちらも毎年お示しをさせていただいているんですけれども、小学校6年生と中学校3年生、ここを取り出した折れ線のグラフになります。赤い線のほうが三鷹市、青いほうが東京都ということになっております。左側のほうですけれども、平成28年度、平成29年度、平成30年度のそれぞれの小6、中3の合計点をグラフで示したものです。定点の観測ということです。昨年度は小・中、男女とも都の平均を上回りましたが、今年度は小学校6年生の女子が都の平均を下回っております。中学校3年生の女子は都の平均を特に大きく上回っているという結果になりました。右側のグラフです。これは今年度の小学校6年生、中学校3年生が過去2カ年どういうふうなスコアで、同じ子どもたちがどういうスコアになってきているのかといったことを比較したグラフになっています。学年が上がっても東京都との差にはそれほど大きな変化はありませんけれども、先ほど申し上げました中学校3年生の女子につきましては東京都との差が広がってきている、体力ついてきているのかなといったところが言えるかなと思っております。体力、運動能力の向上には日常的な取り組みが極めて重要で、また各学校で今さまざまな取り組みが行われております。その中でも、今後、今やっていることで効果が期待できるかなと考えているのは、小学校における中学校の保健体育科教員の専門性を生かした指導です。相互乗り入れ授業等で中学校の保健体育科の教員が小学校の子どもたちに、体育の授業に入ってということでよく指導していることを今ふやしているところですけれども、特に小学校の先生にどういうふうに指導していったらいいのかということを助言するというのが非常に大きな意味があるかなというふうに考えており、効果的であると考えておりますので、平成30年度からは教育課程に位置づけて取り組むようにということで指導しているところでございます。
 1点目につきましては、以上でございます。
 続きまして、2件目ですね。資料の2をごらんください。平成29年度の児童・生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の結果について御報告をさせていただきます。この調査は文部科学省が実施している全国調査で、調査対象期間は平成29年4月1日から平成30年3月31日ということで、昨年度1年間のデータでございます。
 まず初めに、不登校の状況について御報告いたします。不登校の定義につきましては、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、児童・生徒が登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあり、年間30日以上欠席した児童・生徒を指します。なお、病気や経済的な理由によるものを除きます。三鷹市立小・中学校の状況です。小学校の不登校児童数は、平成28年度の5人に対して平成29年度は7人と、2人増加しております。傾向としては平成26年度から微増ということで推移をしているところです。また、中学校のほうは、不登校の生徒数につきましては、平成28年度の10人に対して平成29年度は12人と2人増加し、こちらも平成27年度から微増ということで推移しているところです。出現率につきましては、小・中一貫教育による中1ギャップの軽減とか、あるいは初期段階での家庭訪問、面談等、スクールカウンセラーの継続した相談等の対応、スクールソーシャルワーク機能の充実が効果を上げているものと考えているところです。
 続きまして、右側の暴力行為です。ここでいう暴力行為とは、児童・生徒が故意に有形力、目に見える物理的な力を加える行為をいいます。対教師暴力、生徒間暴力、対人暴力、器物損壊の4形態に分かれています。なお、ここでの暴力行為につきましては、家族や同居人に対する暴力行為というのは除いた形での集計になっています。三鷹市立小・中学校の状況です。小学校ですけれども、小学校では発生件数は2件。2件とも対教師暴力です。中学校では昨年度に引き続きまして、こちらは暴力行為は発生しておりません。小学校2件の内訳なんですけれども、こちらは2件とも同一の児童の行為でした。こちらは、暴れた児童を制止したり指導したりした際に教員が暴力を受けたということがございました。
 続きまして、裏面に参ります。3点目、いじめについてです。いじめの定義は、同じ学校に在籍している児童・生徒など、一定の人間関係にある他の児童・生徒が行う心理的または物理的な影響を与える行為で、行為の対象となった児童・生徒が心身の苦痛を感じているものを指します。なお、いじめの行為はインターネットを通じて行われるものも含みます。
 それでは、三鷹市の市立小・中学校の状況です。まず最初に、認知件数です。小学校の認知件数は82件で、平成28年度の53件よりも29件増加しています。中学校の認知件数は53件で、平成28年度の52件とほぼ同じ数になっています。東京都のほうを見ていただくとわかると思うんですけれども、特に小学校については激増しているという、そういう状況でございます。こちらは、前から申し上げていますけれども、軽微ないじめを見逃さないという、そういうことがですね、三鷹ではずっとそれでやってきているんですけれども、東京都のほうは大分そこでふえてきたのかなというふうに思っているところです。
 態様ですね。実際どのような形でのいじめだったのかといったところですけれども、小学校では、冷やかしや悪口など嫌なことを言われたというケースが最も多く、次いで仲間外れや無視、軽くぶつかられる、遊ぶふりをしてたたかれる、蹴られるとなっています。こちらは東京都のほうも同様の傾向になります。中学校でも、冷やかしや悪口など嫌なことを言われたというケースが最も多く、次いで、軽くぶつかられる、遊ぶふりをしてたたかれる、蹴られる、仲間外れや無視となっています。
 発見の端緒ですけれども、小学校は、本人からの訴え、こちらが30件と最も多く、次いで学級担任による発見、保護者による発見となっています。中学校では、本人からの訴えが最も多く、次いで学級担任による発見、本人の保護者からの訴えとなっています。こちら、東京都と比較した場合に、東京都は小・中学校ともアンケート調査によるものが圧倒的に多いわけですけれども、三鷹市の場合は学級担任による発見や子どもたち本人からの訴えというのがアンケートよりも多くなっているという、ここはちょっとほかとは状況違うのかなというふうに考えているところです。これは、アンケートを待つということではなく、子どもたちが担任の先生、それから保護者との日常的な関係づくりが比較的良好であることや、いじめの早期発見に向けた教員の意識が向上しているということが考えられるのかなというふうに考えています。私はこれは積極的な意味で評価されることかなと考えているところです。
 小学校では、いじめの状況としましては、認知件数82件中、3月31日現在で解消したものが72件、取り組み中のものが10件でした。取り組み中の10件は、一定の解消が図られてはいるものの、三鷹でもやっているんですけれども、3カ月程度きちっと見守りをした上で、組織としてこれは解消したということを、子どもも保護者も理解の上で解消ということでやっているということで、実際3カ月ぐらい経過期間というのはかかりますので、3学期に起こったものは基本的に解消は年度内にはしないということになるかなと考えています。中学校のほうは、認知件数53件でしたけれども、基本的には年度末までに全て解消しているというふうな報告を受けているところです。
 さまざまな取り組みをしている中での実際の現状の三鷹の子どもたちの状況ということで御報告をさせていただきました。
 以上でございます。


◯学務課長(桑名 茂君)  私からは、まず最初に、三鷹市立第四中学校給食調理業務の委託について御説明をさせていただきます。資料3をごらんください。
 本件は、平成31年4月から学校給食調理業務の委託を開始する第四中学校の事業者を決定しましたので、報告をさせていただくものです。本件につきましては、平成30年度当初予算で債務負担行為の設定を行っていたもので、本年度中に契約を行い、来年4月から業務を開始するものです。
 まず、選定方法でございますが、一般公募型プロポーザル方式で選定を行っております。恐れ入りますが、裏面をごらんください。参考として、公募の際の募集要項から選定基準の抜粋を記載させていただいております。この選定基準のア、学校給食の充実と食育の推進、イ、安全・衛生管理、ウ、業務遂行能力の大きく3つの基準に基づき、企画提案内容を審査するとともに、経営状況、そして見積金額を総合的に判断して選定を行ったものでございます。
 恐れ入ります。表面にお戻りください。募集要項の配付期間、募集に関する事業者向けの説明会、応募受け付け期間につきましては記載のとおりでございます。
 選定経過でございますが、表の下に付記させていただいているとおり、審査に当たりましては、教育委員会の設置する、学校長、教育委員会事務局職員で構成する候補者選定委員会で、表記載の経過のとおり、審査、選定を行っております。まず、応募事業者ですが、15事業者ございました。第1次選考の書類審査では、参加資格、見積要件、企画提案書の提案内容について審査を行い、6事業者を選定しました。次に、第2次選考では6事業者からのプレゼンテーションを受け、ヒアリングを実施し、提案内容について審査を行ったところでございます。最終選考では、企画提案内容、経営状況、見積金額の評価点を総合して事業候補者を決定し、さきに三鷹市競争入札等審査委員会で承認を得たところでございます。
 このプロポーザル方式により決定しましたのが、株式会社藤江でございます。株式会社藤江は、墨田区に本社を置く、資本金3,000万円、従業員約600人の学校給食などの給食調理業務を受託している事業者で、三鷹市ではおおさわ学園の3校と第七小学校の学校給食調理業務を受託している事業者で、現在、記載の4校の運営のほか、都内の自治体などに実績がございます。なお、第四中学校の学校給食調理業務の委託によりまして、小・中学校22校中18校が委託校となります。
 委託業務の報告については以上でございます。
 続きまして、下連雀五丁目第二地区開発事業に伴う対応に関する第2回説明会について説明をさせていただきます。資料4をごらんください。ことし3月から4月にかけて、通学区域の変更について、第一小、高山小、第六小学校の3校で説明会を開催しました。第2回目につきましては、同じく3校を会場として、第1回説明会の概要、御質問・御意見等に対する補足説明を行いました。説明会の開催に当たっての周知でございますが、説明会の案内は、関係する小・中学校の保護者全員への配布、近隣住民へのポスティング、ホームページへ掲載するとともに、3会場全て同じ内容として、都合のよい日程で参加できるように御案内しております。また、開発事業者に対して、購入希望者で参加希望があれば参加可能であることなどを御案内をいたしました。出席者は、第一小学校が12人、第六小学校が4人、高山小学校が3人という状況でした。説明会では、学童保育所の入所や通学路の安全対策、通学区域変更の周知方法、高山小学校の受け入れの状況などについて御質問、御意見がありました。
 それでは、説明会での主な質問と回答について御報告をいたします。まず、第一小学校でございます。児童数の増加に伴い、学童保育所の入所が難しくならないかという御質問をいただきました。こちらにつきましては、児童青少年課より、第一小の学童保育所は定員にあきがあること、また新しいマンションの中に学童保育所を整備する予定であることから、定員を超える人数には至らないと推計していると回答をしております。次に、弘済園通りの歩道が未整備の箇所の対策についてでございます。こちらは都市計画課より、歩道整備については、事業者とは通学路指定までには歩道整備を行う予定で回答をもらっている。今後も都市整備部と教育委員会が連携して、事業者と協議の上、進めていくと回答しております。次に、第一小学校前の人見街道についてです。こちらは道路交通課より、東京都や警視庁と、子どもたちの空間を少しでも広くできないか、現地を見ながら協議をしているところであると回答をしております。次に、第一小学校の校庭の状況から、体育の授業や休み時間における子どもたちの環境について御質問をいただきました。こちらは第一小学校の校長より、体育の授業は校庭、体育館を割り振って、学習内容によって子どもたちが十分に運動できるように年間指導計画にのっとり実施していること、また、休み時間は校庭と体育館を曜日ごとに学年を割り当てて使用しているが、今後も体育館の使用を継続するとともに、屋上等の開放も検討していると回答しております。
 続いて、第六小学校では、今後の通学区域の変更の周知方法、指定校変更要件の変更時期について御質問いただきました。こちらは学務課より、通学区域の変更についてはホームページや広報などでお知らせしていくこと、それから指定校変更承認基準の変更は12月を予定していると回答しております。
 それから、高山小学校においては、牟礼地区の住宅建設がふえている中で、高山小学校の受け入れについて御質問いただきました。こちらも学務課より、推計は最新の開発情報により、教育委員会が都市整備部と情報交換しながら、その都度推計を行い、精度を上げていますと回答しております。
 なお、第2回説明会の議事録につきましては、今後、三鷹市のホームページで公開していくとともに、何か心配事であるとか、気になる点があれば、学務課で直接問い合わせしていただくようホームページでも御案内をしてまいります。
 説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  教育委員会の説明は終わりました。
 なお、質疑は2つに分けます。まず、ア、イについての質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等の調査結果のことで御質問させていただきます。例年そうなんですけれども、ソフトボール投げ、また長座体前屈、小学生は東京都の平均を下回っているということで調査結果にもあるんですけれども、中学に入ると、これが東京都を上回るという状況がありまして、また反対に、先ほど課長がおっしゃっていましたけれども、握力は逆転の現象があるということなんですが、この結果の分析、どのようにされているのかお伺いをしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  これは、特に握力については、分析しているんですけど、よくわかりません、正直申し上げまして。正直申し上げまして、なぜだろうというのは私たちもね、すごくいろんな形で学校とも、聞き取り等したんですけれども、よくわからないということ。でも、いずれにしても、小学校のときにできたことを中学校でできなくなるわけはないので、きちっと継続して、小学校と指導の統一性というのをきちっととっていきましょうということで今話はしているところです。
 また、ソフトボール投げ等についてのところというのは、これはなかなか悩ましいところがございまして、ボールを投げるという、そういう行動といいますかですね、アクションのとり方というのは余り今の小学生たち、できてないのかなというところが正直ございます。ただ、これ、投げるという力はいろいろな、体のバランスをどう使っていくのかという体の使い方、巧緻性という部分と非常にかかわりのあるところなのかなというふうに考えておりまして、さまざまなバランスのよい運動をさまざまな場面でできるようにということで小学校のほうでも努力はしているところでございます。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。今の子どもたち、小さいときから野球よりもサッカーとか、なかなか野球とかね、そういうのを希望するお子さんも減ってしまっているのも1つの要因なのかなと思うんですけれども、なかなか1つのこと、すぐ効果が出るという状況も難しいかと思うんですが、やはり幼少期からの体をどう使うかということもその後の運動能力にも大きく関係してくるのかなと思うんですけれども、所管は違うと思うんですけれども、未就学児童の運動に対する取り組み、その連携みたいなものをどのように考えているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  未就学児の運動ということでいいますと、実際に保育園、幼稚園等に通っている子どもたちは園庭で遊んでいる姿というのは、今ちょうど教育センターの真裏にございますので、よく見ているところです。ああいう形で、さまざまな遊び活動を通したところで、いろいろな体の動き方、動かし方というのを学んでいるというのはすごく大切なことだなというふうに思っています。その中で、遊ぶ場所の問題等いろいろあるのかなと思うんですけれども、外遊びを子どもたちにもっと奨励していくことというのは求められているのではないかというふうには考えているところです。非常に安全の管理とか、いろんなこと、課題はあるかなと思うんですけれども、人生100年時代、子どものちっちゃいときから体を鍛えていくことはすごく大切なことだと考えています。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。先ほども保健体育の専門性の、保健体育科の先生のいろんな助言も生かしてということもあったんですけれども、今の中学生、とにかく余り外で遊んでいない。家でゲームをして、みんなオンラインで、在宅でもう遊びが完了しちゃってるという、そういう現状も目の当たりにしておりますので、やはり部活とかやっていらっしゃるお子さんはいいと思うんですけれども、部活やってないお子さん、ますます体力がなくなっていくということが懸念されるんですけれども、今後もよろしくお願いいたします。
 続きまして、小・中学校児童・生徒の問題行動の取り組みということで、不登校の児童のお子さんの件なんですけれども、平成26年の不登校児童・生徒の推移で、三鷹市立中学校22名となっているんですが、翌年から減少していますけれども、この大きく減少した要因というか、それをまず教えていただきたいと思います。それと、私も以前にも委員会とかでも話をさせていただいているんですけれども、三鷹市全体としては微増、小・中学校とも前年より微増ということなんですけど、小学生は非常に今在籍人数が多くなっている割には、不登校の児童のお子さん、そんなにたくさんふえてないなというのもすごく実感をしておりまして、東京都と比較をすると、大きく本当低い状況ということで、三鷹市の本当に教育にかかわる皆様の努力のたまものだなということを実感はしているんですけれども、先ほど不登校の定義に合わないお子さん、体が病気と言われているお子さんとか、また週に1回やっと通えているお子さんとか、何とか給食だけは食べて帰るとか、さまざま、学校の授業には出られないけれども、学校に頑張って努力して行って、この不登校にはカウントされていないお子様というのが実際にはたくさんいらっしゃると思います。私も御相談受けている方、お母様たちも本当に大変な苦しみを抱えていらっしゃるという現状があるんですけれども、そのような不登校としてカウントはされてないけれども、実際、学校で勉強、学ぶことができないお子様の人数というのは把握されているのかお伺いします。


◯指導課長(松永 透君)  前段のところで、不登校児童・生徒数といったところで、中学校のほうが平成26年から減少しているといったところなんですけれども、子どもたちも頑張りましたし、学校も頑張ったというのはすごく大きなところかなと思っています。特に、三鷹の場合、さまざまなネットワークを張りながら、学校教育という、そういうエリアだけではなくて、福祉や医療も含めたところでさまざまなアプローチを子どもたちにすることができているというのは物すごく大きいのかなと思います。他地区と比較すると、なかなか学校に来られない子どもたちに対して対応をするという、そういう部分でいうと、学校の把握はもちろんなんですけど、同じ情報を教育委員会であるとか、子ども家庭支援センターであるとか共有しながら、さまざまな角度からさまざまな人がいろんなアプローチをしていくというのはすごくメリットとしてはあるのかなというふうに感じているところです。そうはいっても、先ほども話が出ておりますように、さまざまな状況で今学校に来られていない子どもたちがいるのも事実なので、そういう子どもたちをどうやって減らしていくことができるのか、学校に通いやすくしてあげるにはどうしたらいいのかというようなことについて、学校のほうでもさまざまな形で考えていきながらやってきているのがこの結果に出ているのかなというふうに感じているところです。
 それから、30日以上の欠席ということでやっているわけなんですけれども、こちらについては、実数としましては、小学校で101人、中学校で112人ということで出ています。こちらについては、1つは病気ということで医療にかかわっているということ、こちらも先ほどのスクールソーシャルワーカー等が早目に医療につなげているというようなこともあるのかなと思います。それから、あと家庭の考え方によって、学校ではないところに通わせるということで行かれている御家庭もございます。それから、その他ということで、さまざまな複合的な要因の中でという子どもたち、こういったことを含めて数がいるということです。そういったことも含めて、今後、適応指導教室をつくっていく方向で今考えて、こういう子どもたちにどのような形でアプローチができるのかということを進めていきたいと考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。やはり実際、不登校という数にあらわれていないお子さんがたくさんいるということがよくわかりました。本当に親御さん、不登校ということで、いろんなお子さん、気持ちの面で課題を抱えて苦しんでいらっしゃるということで、働いて、1人で置いておくことが非常に不安でしようがない、そういった親御さんの声とか、また、なかなか学校では対人関係築くのが難しいけれども、落ちついた環境だったら学習が継続することができる、そういうお子さんも実際いらっしゃいます。これから適応指導教室を設置していく方向性ということでお伺いをしたので、ぜひ、本当にお子さんが安心して通える場、教育機会確保法、学びの場は学校だけじゃないということで、そこは本当に学校に来ることだけが全てじゃないよというメッセージも与えてあげながら、安心して、いろんなチャンスの場というか、そういうのを本当に温かくつくっていっていただけたらなというふうに感じますので、よろしくお願いいたします。
 それともう一つお伺いしたかったのが、今、不登校ということで、実際、不登校ってさまざまな要因があるということで、その中には発達障がいとか、情緒の面とか、そういったことの課題を抱えているお子さんも多いと思うんですけれども、今その情緒とか、発達障がいの子が通う場として、そういう子の通う固定級を設置していこうって、本当に今、発達障がいの子が年々ふえているという現状で、通級だけじゃあカバーし切れない、その子たちだけの固定級ということでやっている自治体もあると思うんですけれども、その辺の考え方というか、三鷹市としての方向性というのをお伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  情緒の固定学級ということなんですけれども、さまざまな形で今検討はしているんです。そういう子どもたちがどういう形の部分がいいのか。また、今、いわゆる知的固定の教育課程を分ける形で、情緒に合わせた形での通常の学級でのいわゆる教科の指導が指導体制として組めるかどうかということも含めて、現在、総合教育相談室ともあわせて今検討は進めているところです。今の段階でまだ方向性としては、それができるかどうかというのをちょっと今探っていこうという、そういう段階でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。検討しているということなので、ぜひ前向きによろしくお願いいたします。
 それと、児童・生徒の問題行動等の実態なんですけれども、いじめの状況ということで、こちら、小学校は軽微ないじめを見逃さないということで増加傾向にあるということのお話だったんですけれども、中学校はそんなに変わらない状況のようなんですけれども、今年度からスクールカウンセラーですね、中学校に設置されていったということで、その効果というのは今現時点でどのようなものがあるかお伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  スクールカウンセラーが週に2日、中学校的には来てくれるようになったというのは物すごく、学校からの反応としては喜ばしいことということで、子どもたちに、今まで週に1回だったときは、特に大きい学校なんかだと厳しいものがあったんですけれども、それが少し緩和されたといったことについては、子どもたちが相談しやすい体制が整ってきたというのはすごく大きいというふうに学校のほうでは捉えているところです。それのために何か救えたかとかという、そこまでの細かいところは今私のほうでは把握しておりませんけれども、学校からの聞き取りではそのような話だというふうに伺っています。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。なかなか中学校、カウンセラーさんの今まで予約をとりたくても先になってしまうという状況がありましたので、本当に悩んでいるお子さん、お母さん、とても喜んでいらっしゃると思います。今後もよろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。前回の委員会でしたか、学力テストと、あと生活調査の御報告があって、三鷹市、大変いい結果が出ているという御報告があったんですけれども、今回の体力、あと運動能力の調査結果というものと、特に問題行動の調査結果、これとの関連といったもの、これはどのように分析されていらっしゃるでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  これ、なかなか、個別の形で、相関をとってくるのがすごく難しい部分がございまして、いわゆる学力、生活習慣と、この問題行動のところが直結しているかどうかといったことについては現在分析はできていません。ただ、データとして、どの子がどう答えたのかというのは全然別の調査でありますので、そこをひもづけることができないというのが今現状でございます。


◯委員(西尾勝彦君)  個別の調査で、調査結果ということで把握されているということなんですけれども、人が特定できてしまうということはちょっと怖いことですけれども、せっかくそういった調査ということをやるのであれば、どこかで総合的な、やっぱり生徒さんの全体の問題、生活全体の問題だと思うんですね。こういったこと、学力の問題であれ、体力の問題であれ、問題行動というあらわれ方をする、そういうことも総合的な問題だと思うんですね、生活全体の。ですから、できたらそういったことも分析ということに取り組んでいただきたいなと。大体の傾向ということだけでもわかると、かなりいろんな面で、また新しい取り組みとかもできていくのかな、解決という道も開けていくのかなと思いますので、ぜひともそういったところもお願いしたいと思います。
 先ほど大倉委員から御指摘、御質問ございましたけれども、不登校の方にカウントされない中で、たしか経済的な理由によるものというのもカウントがされていないというお話がございました。特にこの経済的な理由によるといった場合、自発的な不登校ではないという背景がもしかしたら大きな要因としてあるのかなということをちょっと想像、僕、今したんですけれども、そういった不登校も1つの不登校の形であって、そうだからこそ、より根の深い問題というのを抱えているかもしれないと思うんですね。そういったところも調査して、それこそ早期に発見、対応ということもしていただきたいなと思います。これはお願いです。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(谷口敏也君)  まず、体力のほうなんですけど、今回初めて国というのが入ったんで、分析しやすくなったというか。昔、うちの娘が小学校のころですから、7年、8年、9年ぐらい前に父親の会で校長先生から相談されて、やっぱりボールを投げるのがと。じゃあ、ドッジボール大会でもしましょうかといろいろ話したんですけど、そのときに言われたのが、三鷹市は──全国よりも東京が低くて、東京よりも三鷹が低くて、三鷹の中でも東側が低いと言われたんですよ。これは何とかしなきゃいけないなと思っていたのを思い出したんですけど、今これ見ると、全国平均、例えば中学生なんかは東京都平均よりも国のほうが低かったりしますよね。今回ちょっとこれ見て、一安心しちゃいけないんでしょうけど、安心しましたんで、今後もこの国のデータというのを入れといてもらいたいなと思うんですけど、これ大変なんですか。


◯指導課長(松永 透君)  本来ならば、この御報告のときに平成30年度のデータを入れたかったんですけど、まだ出てこないということで、ちょっとちゅうちょしたんですが、御要望は学校のほうからもありましたので、入れてみようということでやりました。ここ数年、委員おっしゃるように、東京都、低かったんですよ。でも、やっぱり各学校、自治体、取り組みを進めてきている中で、オリンピック・パラリンピックのことも含めて進めてきている中で、大分回復傾向にはあるといったところで、それがここにあらわれているかなというふうには考えています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そういった中で、三鷹の森なんかは、そのころからソフトバレーボール大会に出るようになって、今はコミュニティ・スクールの実行委員会をつくって、そこに運営を任せて、チームつくってやっているんですよ。だから、子どもたちがいかにいろんなスポーツ──スポーツっていうか、小学生ぐらいだったら遊びですよね。体を動かすということに、いろいろなスポーツに携われる場を提供するのが一番だと思うんですよ。授業だけではなくて。それにはやっぱりコミュニティ・スクールや地域のいろんな野球やサッカーやバスケや、そういった子どもたちのチームとの協力も必要ですし、幸い三鷹では地域子どもクラブもやってるんで、そういったところとの連携というのが手っ取り早い、楽しく子どもたちが体を動かす、球技をするというような場づくりというのが一番必要だと思うんですけど、そことまた学校、教育委員会との連携、支援をしていくとかというのが一番じゃないかなと思うんですけど、そういうことについての教育委員会としての考え方はどうですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  そういった子どもが体を動かす環境でありますとか、そういう機会をふやすということは本当に大変重要なことだと思いまして、特に地域のスポーツクラブも、特に小学校の段階ではかなり地域によっては活発に活動しているというふうに聞いています。あと、体育協会さんなんかともいろんな話す機会があるんですけども、そういった子どものコーチングでありますとか、そういったことの機会をつくっていきたいというような相談をいろいろしているところです。そういう、あとは活動の場所。この間も議会の質問でもありましたけど、都市公園の活用とかというところでも、ボール遊びができるようなところをふやしていくというような市の方針もありますし、いろんなところを総合的に進めていきたいなと思っているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ちょうどこでまりの話も出ましたけど、あそこもね、やっぱり学校が終わった後とか、土日とかって、バスケやってる男の子、女の子が、小学校の子とか、いっぱい来て使っているんですよ。やっぱりああいう場所の提供というのは今後も、部署違いますけど、連携して拡充していただきたいなと思います。
 以上です。


◯指導課長(松永 透君)  済みません。申しわけございません。ちょっと今の補足させてください。ちょっと1件、御説明に不足があったと。東のほうが低いということはございません。それだけ申し上げさせていただきたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  じゃあ、幾つか質問いたします。まず、不登校なんですが、さっき30日という話ありましたね。ちょっともう一回確認しますが、1学期、始業式があった。そこから学校行っていたんだけど、欠席がちになった。累積して30日過ぎたら不登校という扱いなのか、それとも累積ではなく週のうち1日でも、例えば夜遅く書類をとりに行ったりとか、──実際わかんないです、実際、それを登校扱いにしちゃうとかですね。ちょっと今言っちゃいましたけど、そういったことなのか、不登校の定義の現実をもう少しちょっと教えていただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  最初の定義としては、年間通したときの結果としての30日間ということはあるんですけれども、学校の扱い方というか、どういうふうに捉えていくのかということでいうと、基本的には休んだら、理由は何だろう、その理由を問いながらアプローチをしていくはずです。特に3日休んだときには基本的には家庭訪問で子どもと会ってきなさいということを、学校の先生方にはそういうことを今お願いをしているところですので、週とか、月とかという単位でいうと、実際30日間って本当に、月に換算すると2日か3日休むともう30日になっちゃうわけで、時々おなかが痛いとかということでお休みされる子どももいますので、そういう意味では30日というのは結構厳しい定義なのかなというふうに考えているところです。


◯委員(半田伸明君)  例えば2学期から、夏休み明けにね、学校行けなくなった。あれは鎌倉市でしたかね。うちもことし図書館長、一生懸命頑張って事業やっていらっしゃいましたけど、学校に行けない子どもたちが図書館に行くとかね、あれたしか鎌倉だったかな、神奈川のどこでしたかね。二、三年前ちょっと話題になりましたね。教育行政を否定する図書館行政が出てきたよなんて冗談がありましたが、あれは大切なことだと思うんですね。そういったことで考えた場合に、今、結果として30日という表現がございました。この資料を拝見しておりますと、平成29年4月から平成30年3月、つまり1年度にかけて調査対象期間となっておりますので、3月の時点で累積30日以上超えている児童がいるかどうか、これは算数の問題、はっきりわかりますね。統計とりますよと。だから、その統計の結果論でこういう数字になって、3月に至る手前の段階、僕が一番今気にしているのは。さっき大倉さんも言っていたけど、不登校始まっちゃったよねと。だけど、いろんな事情あるよねと。不登校としてカウントされるか否かは結果論なんだけど、不登校に現実になっているお子さんをどう支えるのかというのは大変重要な話だと思いますので、結果として、不登校としてカウントされるお子さんのことと今現状学校に行けてないお子さんと分けて議論するというのではなくて、実は同じですよね。平成30年3月の段階で30日を超えていたら、Aさん、Bさん、Cさんといて、Eさんまで5人いた。その5人いたうちに、Aさん、Bさん、Cさんは30日超えてしまいました。じゃあ、この子は不登校になりました。Dさん、Eさんは25日で済みました。でも、同じ環境ですよね。ですから、そこのあたりは実は不登校としてカウントされないお子さんも、結果としてカウントされるお子さんも同様に大切で、このことは意を用いていただきたいと思うんですね。これはもう重々おわかりだと思いますので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。
 あと不登校、もうちょっとね。30日超えちゃった場合に、ちょっと私、教育行政の実務を知らないので御指導いただきたいんですけど、進級できないというのがあるのかどうかね。あと、小学校だったら6年生までだから6カ年、中学校だったら3カ年になりますけど、30日というのはあくまで年間の定義ですよね。それ、年間の定義と別に、例えば卒業の認定については、例えば小学校5年から全然行けてないという事例が仮にあるとします。5年、6年、例えば1日も行かなかった。でも、小学校の場合は、まだ小さいということもあって、卒業は普通は出しますわね。じゃあ、中学校はどうかといったら、当然、大きなお子さんなわけですから、これまた事情が違ってくると。そういった小学校、中学校それぞれの進級と、あと卒業の認定の実際をちょっとお聞かせいただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  先ほど30日以上でという話をさせてもらったところで、不登校という言葉と長期欠席という言葉と混同してしまうとちょっとまずいことがありまして、基本的には長期欠席ということで30日以上ということです。その中で、先ほどの定義のようなことで来られない子どもたちを不登校というふうに定義しているということでございます。
 進級、卒業に関しての御質問です。基本的に、病気等で本当に長期にわたってお休みされているお子さんがもう一回、例えば小学校5年生をもう一回やり直したいということで御希望があれば、原級とめ置きというのは学校長の判断、それから保護者、御本人の意思の中ですることは可能ですけれども、逆に進級したいということであれば、進級は校長の判断の中でさせるということです。卒業もあわせてそうなんですが、卒業に関してだけはちょっと注意しなければいけないのは、例えば中学校を卒業してしまうと、後々学び直しということで夜間中学に通いたいといったときに、そこに入るというのが難しくなってくるというような、そんなことはございます。


◯委員(半田伸明君)  親の意思でもう1年というのは、まあ、あるのかもしれないですね。僕が気になったのは、学校側の意思で、いわば強権、ちょっと言葉悪いですけど、強権的に原級とめ置きとか、卒業させないとかいうことがあるのかなというのが気になったんですが、このあたりはどうでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  いわゆる学校のほうから、必ずこうでなければならないということはございません。基本的には御本人、子ども、それから保護者、それから学校の中できちっとどういうふうにしていきたいのかといったことを話し合った上で判断をしていくことになります。


◯委員(半田伸明君)  じゃあ、裏面のいじめのほうですね。これちょっともう一回確認しておきたいんですが、いじめを認知する、認知の端緒の部分については先生が多いというのが、議論が以前からありますけど、認知をするって意味がどういう意味なのかね。つまり、いじめを受けていますという子がいた。先生に情報が行った。それは、そのお子さん経由か、保護者経由か、ここ、いじめ発見の端緒とありますけど、いろんなケースがありますけど、その情報をつかんだ。当然、調査しますわね。加害者の人間がわかっているんであれば、当然聞き取りもするだろう。加害者の人間が、いや、いじめではありませんと仮に言ったという場合に、ああ、加害者の何々君はこう言ってるから、どうなのか、被害者の子にもう一回その先生が例えば話をした。被害者の子、萎縮しますわね。ああ、そういうふうに言われてるんだ。じゃあ、ありませんって言う子も当然出てくるかもしれない。つまり、本当にこれがいじめなのか否かの客観的な判断基準が、お子さんの発言のみであるかないか、いじめがいじめとして認知するか否か、その認知するか否かの入り口が先生だけでとどまっちゃいけないよねということを、以前から何度も同じことを言っていますよね。ここをもう一度確認したい。つまり、いじめと認知したが、いじめではないと後刻わかって、あれはいじめではありませんでした、これはわかります。ただ、入り口時点でどう見てもいじめだろうという案件に対して、お子さんの発言だけでね、いじめではないと、仮にそういう断定をしているケースがあれば、どういう危惧が発生するか。校長に行かないのではないか。その先生でとどまってしまってね。僕はここが一番怖い。校長に行ったんだったら、それは学校全体の問題になりますよね。それは何度も御指導いただきましたですね。そういうふうに先生が抱え込んじゃってしまってるのではないかというのが一番怖い。だから、そうではありませんということであるならば、それを、いじめの認知について、担任の先生の主観ではなく客観的に、こういう公式があって、その公式に基づいて判断しているんですよというんなら、まだ安心できるんですね。このあたりの実務、いかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  初めに端緒の部分でいうと、何らかの形で学校のほうに、教員のほうに情報が入ってきたと。これは、いじめの疑いがあるなといったところがまず入ってきたということですね。その後、おっしゃるとおりに、子どもたちから状況等を聞き取ったり、それから周りの子どもたちも含めて、見ている子どもたちからの情報もとります。ただ、ここで一番私たちが今気をつけていることとしては、基本的にはいじめがあったといったふうに嫌な思いをしている子どもに寄り添います。まず、その子をどうやって嫌な思いから回避させてあげられるのかといったことについて進めていくといったところをまず押さえています。実際いじめの疑いがあったといったときにはどういうふうな順番になるかというと、その調査の結果を踏まえて、必ず学校でいじめ対策の委員会を今設置しておりますので、その中には、スクールカウンセラー等も中に入っています。いじめの疑いがあったことについては、今三鷹市のいじめの基本方針の中でも、必ずいじめ対策委員会に報告をして、その中で、これがどういう案件であるのかといったことを複数の教員の中で共有しながら見ていきますということで、これが、だから、客観的であるかどうかというのはなかなか難しい部分も正直あるんですけれども、教員だけではなくて、いわゆる担任の先生だけではなくて、養護教諭やスクールカウンセラー等も入ったところで多角的な形でこの案件を見て、これはいじめであるかどうかといったことを判断をして対応をしているというのが現状です。


◯委員(半田伸明君)  今の説明聞いて納得しましたけどね、要はね、抱え込むなっちゅうことですね。一番心配しているのはですね。だから、加害者がこういうふうに言ってるよと言ったら、被害者が萎縮して、いや、済みません、僕うそつきましたとかね、それはね、ありますよ。だから、担任の先生で、いじめていると言ってる何々君に聞いたら、いやいや、そんなことないよ。あれは、それはお互いちょっと違っただけだよと言ってるよということを、ストレートに被害者に言うこと自体も問題だし、私はそう思いますよ。だから、それは対処の仕方がちょっと、そもそも教育者としておかしいなとは思いますけどね。ここから先はちょっと個別事例になりますので言いませんけど。いじめの疑いがあるということの情報をつかんだ時点で、必ずその学校全体、今、委員会って話ありましたですね。学校全体で共有をすることが一番重要であって、いじめ基本方針って話もありましたけど、その基本方針をいま一度各学校の担任が熟知をしてもらって、ああ、そうだ、これは委員会に上げなきゃいけないんだ、いいも悪いもない、発生したことを耳にした以上はまずは報告なんだ。報告・連絡・相談という言葉がありますけど、まずは報告なんだということを現場の先生にぜひ徹底をしていただきたい、それをお願いをしておきます。
 それと、これちょっと数字の話なんですが、いじめられた児童・生徒の相談状況で、(複数選択)とありますよね。これ見ると、縦算が100を超えているわけ、パーセンテージがね。複数選択だから、そうですよね。その下、特別な対応とありますね。例えば平成29年度、小学校でいうと、上から16、6、1、6、0、8、2とありますよね。これ、ちょっとさっき頭の中で暗算したんですが、パーセンテージと合わない。これ、どういう数字のカウントなのかね。39件のうちの一番上、16件。20%なわけないと思うんですよね。だから、分母が何で分子が何の説明がない数字が載っちゃってる状況になっていると思うんですよ。ここは補足してもらいたいなと思うんですよね。これ、実際はどういう数字なのか、いかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  済みません、今ちょっと手元にそれがございませんので、ちょっと確認をさせてもらって、また後ほど御報告させていただきたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  委員長にお願いいたします。以前、資料で数字がめちゃくちゃ誤算だったときありましたね。何年前でしたかね。覚えてるよね。ひどかったもんね、あれね。資料全部が差しかえってこともありました。もちろんそんなことないと信じたいですが、どういう、ひょっとしてこれが誤記ということであるならば、きちんとした説明形態をとるよう正副のほうにお計らいをお願いしておきたいと思います。後刻報告ということで結構でございます。多分何か意味があってこういう数字になるんだろうなと思うんですが、分母と分子がわかれば結構ですし、単純な間違いだったというんだったら、それはそれでまた話は別になっていきますけど、そこら辺をひとつよろしくお願いをしておきたいと思います。いじめはこれで結構です。
 あと、暴力行為ですね。小学校の対教師暴力が2件ということで、都全体がこんなにふえているんだというのはちょっとびっくりしました。一方、中学校、減っていますね。我々が子どもの時代とは全然違うわけですが、ちょっと気になったのは、平成29年度の2件というのは、先生が指導しているときに暴れて云々と今御報告ありました。これね、2年前の平成27年も何か同じ話聞いた記憶があるなと思うんですが、もう言わんとしていることわかりますよね。そのあたりはどうなんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  さまざまな形の中で、そのお子さん自身がいろいろな学校の中での経験も含めて、教育だけではなくて、医療等ともあわせて今指導させていただいているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  そういう特殊なレアケースであるということであるならば、それはそれで十分了解いたしますので、ただ、暴力行為が2件あったとなると、この資料、当然議会の資料なんで、当然公開されますけどね、ああ、暴力が2件あったのか。でも、実際はそうだったということになるならば、実際と書面との差が発生すると思うんですよね。これちょっと、ずっと気になってて、医療という話もありました。個別具体的にどうなのかはちょっとプライバシーの問題が今あるので聞きませんが、この数字がひとり歩きするのがちょっと僕個人的には怖い。だから、医療云々というのがあるのであれば欄外注記すべきかなと思うけど、でも、欄外注記したら今度はプライバシーの問題が出てくる。なかなか難しいですよね、これね。だから、このあたりは善処策どうあるべきかはちょっとどこかで御検討をお願いできればと思います。いじめは以上でいいです。


◯委員(嶋崎英治君)  いじめの関係なんですけれども、入り口の段階で報告という、半田委員が言われているのはそのとおりだと思うんです。私わかんないんでね、いじめとはどういうことなのかと、そしてどうあったらいいのかと、授業ではどこの時間でどういうふうに各学年やっているのか、あるいはやらないのか、それをちょっと教えてください。


◯指導課長(松永 透君)  いじめの定義を子どもたちにきちっと教えるということというよりも、道徳の教材の中にも必ずいじめをテーマとしたものというのは年間に何本か入ってきながら、子どもたちにきちっとした形でその捉えをするとともに、どう考えていくのかといったことをさせていくという授業はもう本当に小学校1年生からずっと続けてやっているところです。それは道徳の授業ということですけど、それ以外の場面でも、さまざまな子どもたちへの指導の場面の中で、嫌なことをされた子どもがいたときに、この子がどう思ったのかみたいなことを含めたところで、学級会活動等含めて、中での指導は継続的に行っているものです。


◯委員(嶋崎英治君)  私ははるかかなたになるんだけども、あることがあって、みんなで話し合って、そのことの問題の所在を、何というか、受けとめるというか、そして次に生かしていくということが、やっぱりそのことによってずっと傷が残っちゃうということがある。少しでもそれが癒やされていく、周りの助けというか、いろんなことが必要になっていくのかなと思いますから、そういうふうに、授業とそういう特別学級の活動というんですか、そこでやっているということを伺いましたので、質問を終わります。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、今度は項目ウ、エに関する質疑に入ります。質疑のある方、お願いします。


◯委員(半田伸明君)  下連雀五丁目第二地区開発の説明会、こちらのほう、委員会としても丁寧な報告をとお願いしていたところでございまして、こういった形できちんと報告が出たこと、一定の評価をしたいと思います。大変お疲れさまでございました。これはいいです。
 資料3、給食調理業務委託ですね。ちょっと最近気になっていることがありましてね、例えば工事案件、工事をする、入札をする。指名競争入札、委託、制限付一般競争、何でもいいです。例えば物をつくる。落札業者が決まりますね。数年前、夜逃げが発生したことがあったんです。それは市のほうとしても大変な状況になった。何年前か、どの業者かはちょっとあえて言いません。大変なことになりました。一方、他市では公設民営保育園がなぜかいきなり閉鎖するという事例もありました。ちょっとここのとこね、民間の活用という意味で、ちょっと深く考えなきゃなと僕自身が今考えていることがありまして、相手先の財務状況ですね。これ、プロポーザルで決定する過程で、裏面見ますと、ウ、業務遂行能力で、経営が安定しており云々かんぬんありますね。夜逃げしたり、いきなり保育園閉鎖したり、そういったことでいきなりぱしゃんぱしゃんと、迷惑こうむるのは当然市民の皆さんですね。こういうことがなぜ起きるかって、実は経営安定状況じゃないんですね。あくまで資金繰りなんですよ。季節資金って言葉が金融界でありますけど、例えば一例を挙げますとね、私もともと銀行にいましたんで、取引先、アパレルがほとんどでした。冬は資金枯渇するんです。バーゲンで売り上げを確保する。ところが、それが運転資金のせいぜい2分の1ぐらいにしかすぎないというケースで、年末に賞与を払わなきゃいけないですから、短期運転資金で申し込まれるというのが大体10月、11月、稟議が大変な状況でした。春先のバーゲン、春先の春物を前売りをすることによって2月あたりから徐々に資金が回復していって、半年後に返してもらうというのがよくある話でした。つまり、業態によって資金繰りが違うケースあるんですね。この藤江さんは、先ほど学務課長の御説明だと、おおさわ学園含めですね、複数やっていらっしゃる。藤江さんが財務状態悪いと言っているつもりは毛頭ありません。それは誤解ないように言っておきます。心配なのは、学校給食の民間委託をしている委託先が適切な資金繰り状態にあるのか、例えば急遽銀行に駆け込んでいないかとか、このあたりは物すごく心配なんですよ。当然また、景気がよくなることもあれば、悪くなることもありますし、私は個人的に景気悪化局面はもうすぐ近くにやってくるという立場の人間なので、そうなった場合に資金繰りでアウトになる瞬間を事前に察知をしなければいけない。この察知をどのようにするかとなると、これまた難しい。資金繰り表を出せって金融機関は言えますよね。行政が言えるかといったら、ちょっと言えないですよね。だからといって、行政のほうから、社長、最近、景気どうですかと質問するのも変な話ですよね。だから、資金繰りを把握するというのは、これ本当に難しいことだと思うんです。だけど、そこを事前に情報として把握していないと、先ほど話したような夜逃げや急遽保育園閉鎖だとか、そういった事例が発生しかねない。三鷹市で民間委託がどんどん進んでいる以上、そういった事故を防がなければいけないということをそろそろ真剣に議論する時期が来ているんだと個人的に思っています。これだけ拡大していって、何で僕が急にこういうことを言い出したかというと、各学校が全然別々だったらまだいいんです。1つの業者が複数やっているケースが一番心配なんですね。となると、その業者が例えば突然資金繰りでアウトになっちゃって、社長以下逃げちゃったとなった場合に、1校だけの迷惑じゃなくて、複数の学校が一気に迷惑をこうむることになるわけですね。だから、そういう意味でいうと、本来はどんどんばらしたほうがいいという気持ちがあります。ただ、それはプロポーザルの結果にああだこうだ言うのかってなりかねないので、これは一感想として申し上げておきますが、特定の業者に集中することが果たしていいのかはちょっと疑問に感じます。資本金3,000万円って話ありましたが、ここの会社が年商幾らかはあえてここで聞きませんけど、貸借対照表、損益計算書というのはあくまで年度末、決算の断面図でしかないわけですから、12カ月の間で資金繰りがいつタイトになるかについては情報をきちんと、財務状況と別にですね、そういう資金繰りというのは、財務というよりは、どっちかっていうと流動性をどうチェックしていくかの話ですから、そこの部分についてはより意を用いて、決して途絶えることのないようにしていただきたいと思うんですね。プロポーザルはあくまで入り口です。入り口が終わって、実際に業務を開始した後にどのように管理監督をしていくかが実は一番重要だと思う。今るる申し上げましたが、決して事故のないように、業務の継続性が一番大切なことですから、そこを資金繰りを把握することとあわせて、どのように行政がきちんと監督していくか、総合的に御所見をお願いしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  給食調理業務の委託に関してのプロポーザルの中では、財務状況の、財務諸表をもちろん出していただいて、経営コンサルタント協会というところに経営診断を仰いでいます。その中には、もちろん今委員がおっしゃった流動性、流動比率の問題でありますとか、資金の焦げつきがないようなキャッシュフロー計算書でありますとか、そういったものをしっかり出していただいて、専門の中小企業診断士あるいは経営の専門家の集まりであります経営コンサルタント協会にそういった判断を仰いでいるというのがまず1つでございます。あとは、いざとなったときに履行保証、これがしっかりできるかどうかというところについては、そういう業界の中での保険がありまして、そういう履行保証業務の保険にも入っていただいていると、そういうような今対応をしているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  そこまでやっているんだったら一安心かなと思って、ちょっと気になったもんですからね、一業者が複数やるというのは本当に怖いと僕は個人的に思っていましたんで、履行保険の話聞いてちょっと一安心しましたが、何とか診断士とか、いろいろ名前出てきました。僕も友人にそういうのいっぱいいますからね、よくわかるんですけど、基本、形式だけなんですよ、ああいうとこは。提案、手を挙げているところが出してくる書類が正しいか正しくないかというのを実態を見ているというのは、士業ですから、一定の尊崇の念は払わなきゃいけないんですが、ちょっとどうなんだろうなというのはありますね。もともと金融にいた私としては、資金繰り表というのは基本、否定から入ります。大体2割減で見ます。大体水増しして、ほら、こうやって数カ月後、売り上げ立つよ。大丈夫だよ。だから、何々銀行さん、1億円、今貸してって、こういう世界ですからね、その水増しというのを信用するばかはいないですね。ポイントなのは、出してきた資料をどう分析するかを士業に任せているというのが今の御答弁だと思うんですが、そもそも出してきた資料が本当に信頼性が置けるのかという意味でいうと、その信頼性が置けるのかというところでいうと、出してきた資料を前提として議論を積み重ねているのが士業の皆さんのお仕事だと僕は理解をしておるんですが、その資料が信憑性あるかどうかの疑いの目線から第一義的に入っているかどうかとなると、私は現実知っているんで、これ以上言いませんけど、ちょっと疑問符があります。だから、履行保険の話を聞いたんでちょっと、もうこれでいいやと思いましたが、くれぐれも事故のないように、複数校を1社がやることのリスクをいま一度ちょっと考え直していただいたほうがよろしいかと思います。
 以上、問題提起して質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員長(吉野和之君)  では、先ほどの半田委員のパーセントの問題でございますが、市側で回答が出たようです。


◯指導課長(松永 透君)  先ほどは大変失礼いたしました。特別な対応の部分でのパーセンテージの出し方なんですけれども、分母はいじめの認知件数ということで、小学校で82件、中学校で53件ということで、それ分の上のこの対応した件数ということで、82分の16というのが、小学校のこれで20%と、そういう形で出されているものでございます。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後4時02分 休憩


                  午後4時04分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 文教委員会管外視察結果報告書の確認について、本件を議題といたしたいと思います。
 文教委員会管外視察結果報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思います。
 では、お手元の報告書をもって、文教委員会の管外視察結果報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次に、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていきたいということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である12月21日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後4時05分 散会