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2018/02/08 平成30年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(土屋健一君)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  おはようございます。本日は1件、公園・緑地の適切な活用に向けた指針(仮称)策定に関する基本的な考え方を御報告させていただきます。よろしくお願いいたします。
 現在、市内の公園・緑地におきまして、時代の移り変わりなどにより利用内容が変化、多様化してきた市民ニーズに応えるため、その課題やニーズを整理しまして、利用される公園へと変えていこうと、今後の公園・緑地の機能や公園の配置、施設内容、維持管理方法、活用などについて基本的な考え方を示す、今申し上げました公園・緑地の適切な活用に向けた指針(仮称)の策定に取り組んでいるところであります。
 これまで、庁内の推進チームでの検討やアンケート調査、現地調査等の作業を進めてきましたが、今回、策定に向けての基本的な考え方がまとまりましたので、御報告させていただきます。よろしくお願いいたします。
 それでは、資料1で説明させていただきます。初めに、策定の背景と目的になります。市内230を超える公園では、遊具・施設の老朽化が進む一方で、少子高齢化、市街化に伴う公園周辺の環境変化、子どもの遊びや家族構成の変化などにより、利用者層や市民ニーズが変化し、公園に求められる機能や地域ニーズが多様化してきている状況にあります。その対応が求められていることを背景としまして、本指針の策定により、三鷹市における各公園の特性や地域ニーズ等を踏まえつつ、市民に親しまれ、誰もが安全で安心できる適切な公園の活用に向けまして、市民、事業者、団体等との参加と協働を推進し、今後の再整備や管理運営の方向性、配置の見直し、機能の転換など、公園づくりの基本的な考え方を示すことを今回のこの指針での目的としています。
 続きまして大きな2番、これまでの取り組みです。緑と水の基本計画2022に基づく緑と水の回遊ルートのネットワーク化や安全で安心な公園づくりガイドラインに基づきまして、防災・防犯性の向上、遊具の安全性の確保、バリアフリー化の推進を視点とした公園・緑地のリニューアル、さらには市民主体による公園の維持管理の仕組みづくりや平成21年度に設立しましたNPO法人花と緑のまち三鷹創造協会との連携や活動等をこれまでの取り組みとしております。
 次に、大きな3番、本指針の役割です。これまでの取り組みを引き継ぎ、補完するため、今後の公園づくりに関する考え方を示すもので、公園・緑地の整備や管理運営、活用に当たっての基礎となるものであります。下の図1は、背景から指針の策定、目指すべき方向の体系、位置づけを示したものであります。利用されていない公園を、市民に利用される公園へと実現していくことを目指しているものであります。
 続きまして、2ページになります。大きな4番、公園・緑地行政の課題と市民ニーズです。(1)、現状の課題と市民ニーズとしまして、求められる機能の多様化、公園・緑地の適切な配置、計画的な維持管理、スポーツ施設の不足、防災機能の整備、利用の仕方とマナーなどで整理しております。
 後ろにあります8ページの参考資料にもありますが、ここでは平成26年度から平成28年度に市民の皆様からいただきました意見、要望、問い合わせ、さまざまな御連絡など、年間で約360件から500件程度をいただいておりますが、これをもとに長年の公園管理の実績、また蓄積された意見などから、市が把握している内容を整理したものになっております。
 次に、(2)としまして、市民要望及びニーズの追加調査です。(1)で、これまでの市が日常の公園管理運営の中で把握している内容に加えまして、潜在的な課題及びニーズの把握、利用状況の確認のためアンケート調査等を行ったもので、公園のボランティア団体、保育園などの子育て関係施設、住協関係、障がい者団体の関係者、高齢者団体の関係、公園利用者からの聞き取り調査などを実施し、285件の意見をいただいております。
 今回の基本的な考え方では、希望する公園の機能、希望する設備や環境について、改めて確認と整理をしまして、おおむね(1)で市の認識する課題、ニーズと一致することもここで確認しております。
 続きまして、大きな5番、公園・緑地の適切な活用に向けた基本的な考え方です。ここでは、前項を踏まえまして、指針策定に関する基本的な考え方を整理いたします。
 初めに、(1)、基本理念及び方針です。基本理念は、市民に親しまれ魅力ある公園づくりの実現としております。基本方針につきましては3点、各公園の特性を生かした機能分担等による多様な市民ニーズへの対応、安全安心に配慮した持続可能な管理運営、市民、事業者、団体等と協働による公園づくりの推進を設定しております。
 次に、(2)、策定に関する基本的な考え方としまして、片括弧1から片括弧5の5つの視点で整理しております。1つ目は、求められる機能・役割の整理に関する考え方です。ここでは既存の公園、将来的に求められる公園の機能・役割を、表1の公園の機能・タイプ分類表のとおり、整理・分類していくものとしています。
 続きまして、3ページになります。2つ目は、公園・緑地の配置に関する考え方です。市内の公園につきましては、7ページ、参考資料(2)にもありますが、公園面積の分布を見ていただいてわかるように、市内は面積的に小規模な公園・緑地がとても多く、多様なニーズに対応することが困難であることから、各公園が現在持っている機能及び将来持つべき機能を明確化しまして、それぞれの公園・緑地が機能分担をしつつ、前項で整理いたしました各公園の機能・タイプ分類表を持つ施設を機能によって、図2の市域全体及び図3の住区を単位としまして、バランスよく配置することで市民のニーズに応えていくという考え方であります。
 また、加えまして、物理的な分担だけではなく、例えば公園・緑地の時間による利用ニーズのすみ分け、シェアリングなどによる対応など、ソフト面につきましても検討していくというふうに考えております。
 3つ目になります。安全で安心な公園づくりに関する考え方です。次の4ページにまたがりますが、安全で安心な公園づくり──ここではハード面での配慮すべき点を整理しております。1つ目は、地域に親しまれ、見守られる防災・防犯性の高い公園づくりです。ここでは見通しのよい施設整備や災害時の公園・緑地の機能強化などを進めるものとしております。2つ目は、利用者や地域住民との連携による安全で楽しい遊び場づくりです。公園施設のリスク、ハザードの適切な管理と、安全管理体制などについて整理し、安全で楽しい遊び場づくりを進めるものとしております。3つ目は、健康を維持・回復する人に優しい公園づくりです。バリアフリーに配慮するとともに、健康遊具等の設置を進めるものとしております。
 以上を留意すべき点として掲げ、今後の公園整備、改修を進めていくものとしております。
 続きまして、4つ目になります。管理運営、活用に関する考え方です。管理運営及び活用について、地域、利用者、市が協働して維持管理及び運営を行っていく協働の体制・仕組みづくりを支援するものとしております。加えまして、ネーミングライツであるとか、CSR等への参加の仕組みづくりなども目指していくものとしております。
 5つ目は、多様な市民ニーズへの対応に関する考え方です。多様な市民ニーズに対応するため、2ページの表1の公園の機能・タイプ分類表の基本型に加えまして、例えばボール遊びができる公園、ペットと散歩ができる公園、プレーパークなどについて、可能な対応を検討していくものとしております。また、公園・緑地の複合的な利活用を検討し、例えば狭小な緑地などについては、歩道状空地や地域の防災倉庫の設置場所などとして活用するなど、それぞれの状況に応じて複合的な活用を図っていくものとしていきます。
 5つの基本的な考え方を踏まえまして、今回、指針の中で示す主な項目のイメージを下に掲げています。今後、指針(案)の策定の中で、こういった項目について整理していくことになります。
 続きまして、大きな6番、指針(案)に基づく協働による管理運営及び活用の仕組みづくりです。今後、特に市民等との協働による管理運営及び活用が必要不可欠であることから、前項、大きな5番でお示ししました管理運営及び活用に関する考え方を実現するための仕組み、今後の推進体制の基本的な考え方を整理しております。
 5ページになります。(1)では、行政が果たすべき役割としまして、計画的な整備や安全管理などのハード面、市民ニーズの把握や情報提供などのソフト面の取り組みを行政の役割として整理しております。
 (2)では、市民、事業者、団体等に期待する役割としまして、利用マナー等を含めた適切な利用と情報共有、公園の整備、管理運営、活用の各段階における市民参加と協働、公園に関する提案と参加及び協力を期待する役割としております。
 (3)では、協働による管理運営及び活用と持続可能な仕組みとして、ここでは4点について整理しております。1点目は、整備に関する仕組みです。公園整備及びリニューアルにおきまして、改修内容、利用状況、面積、周辺環境などを踏まえ、市民のかかわり方、協働のあり方の程度、頻度等を検討していくものとしております。
 2点目は、安全管理に関する仕組みです。地域住民や利用者、公園ボランティア、児童遊園等世話人と連携した安全点検、連絡体制の充実など、協働による安全管理の体制と仕組みづくりを検討していくものとしております。
 3点目は、協働の取り組みです。NPO法人花と緑のまち三鷹創造協会及び市民緑化推進委員会との協働により、市民への緑化啓発、協働の緑化事業を行うことや公園ボランティア制度の拡充により、より一層の協働の取り組みを推進していくものとしております。また、地域特性を反映した公園利活用に関するルール策定などについても検討するものとしております。
 6ページになります。4点目は、利用マナーの啓発です。多様な利用者の共存を図るため、マナーの啓発と市民との情報共有に対し、市は適切な情報提供を図っていくものとしております。その情報提供につきましては表現などに配慮しまして、今後は三鷹市は禁止看板のないマナー啓発を目指していきたいというものを示しております。
 指針(案)の策定に関する基本的な考え方の説明は以上になります。
 大きな7番としまして、今後の予定を示しております。現時点での予定でありますが、今回、2月8日のまちづくり環境委員会での基本的な考え方の報告、3月のまちづくり環境委員会での素案の報告、その後、パブリックコメントを行い、市民意見等を反映いたしまして、5月のまちづくり環境委員会での報告を経て策定していきたいというふうに考えております。
 説明のほうは以上になります。ありがとうございます。


◯委員長(土屋健一君)  公園・緑地の適切な活用に向けた指針(仮称)策定に関する基本的な考え方の市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。今さまざまな観点から注目されている公園でございますが、2点ほどです。
 まず1つが、4ページのところにもございます片括弧5、多様な市民ニーズへの対応に関する考え方の一番下の受動喫煙の件でございます。ここに関して、手前どもの会派も、公園は禁煙にすべきであるというスタンスでいろいろ主張させていただいているところでございますが、やはりちょっといまだに市民の機運醸成に伴って、何とか禁煙に、公園ではたばこを吸わないという方向性で市として進めていかれると思うんですけれども、やはりここはしっかりと禁煙ですという形で、保護者の方からもやはり不安なお声──安心して子どもを遊ばすことができないというお声も寄せられているところでございますので、ここに書いております「また、受動喫煙に対する配慮の促進なども検討する」という形で、今回、案の中に入っておりますけれども、今後どういう形で進めていかれるのか、ぜひとも公園を禁煙にしていただきたいと思うんですけれども、市としてはどのように促進をされていかれるのか、1点、お聞かせいただければと思います。
 あと、もう1点ですが、ページはどこかにもあったと思うんですが、オートバイ、バイクの駐輪のことでございますが、当然公園の中に柵等で入れないようなところに関しては、駐輪とかバイクの駐車はないんですけれども、やはり大きな公園とかに関しては、ちょっと目に余る部分があって。具体的に、例えば仙川公園とかですね。実は仙川公園も、緑と公園課の方の御努力によって一定の削減といいますか、台数は減ったんですが、実はそれが玉突き状態で、丸池公園に今とめているという現状がありまして。
 当然近隣に何かしらの、毎朝、通勤もしくは通学か何かで来られる方が定期的にとめているように見受けられるんですが、やはりこれに関してはしっかりとして、特に大きなバイク等がありますので、さまざまな子どもたちの安全のこともございますし、景観に関しても常時とめてあるというのは問題があるかと思うんですが、その辺の考え方──どのような形で違法駐輪をさせないような考え方をされていかれるのか、この2点をお聞かせください。お願いいたします。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  受動喫煙につきましては、緑と公園課のほうにも市民の方、利用者の方からも問い合わせであるとか、御意見をいただくこともあります。現時点では、市の管理する公園につきましては、全面禁煙の措置はとっておりません。受動喫煙及び防災上の観点からも、喫煙に関するマナーの向上が重要であるということも、緑と公園課でも認識はしております。
 現在、マナーアップキャンペーンであるとか、マナーの啓発についていろいろ取り組んでいるところであります。実際に、全面禁煙としている自治体等もあるということで聞いております。三鷹市としましても、今後、状況をよく研究しながら、この対応については、この指針に基づいて検討のほうも引き続き進めていければと考えております。
 駐輪バイクの状況につきましては、実際に大きな公園について、通勤・通学と思われるバイクの駐輪が見られる公園があります。公園利用者との見分けがかなり難しいということで、職員が現地において張り紙等で周知はしているんですが、なかなかイタチごっこのところがありまして、根本的な解決には至っていないのが正直なところでありますが、今後も、例えば物理的にとめられないような方向ができないかどうかであるとか、あと、実際に市のほうから利用者に直接聞き取りをして、対応ができないかとか。今、現在、実際に道路交通課のほうと協働でそういった対策を少しずつ進めておるところであります。実際に駐輪も減ってきているというような状況もありますので、それは継続して続けていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。まず、公園の全面禁煙というか、喫煙のほうでございますが、今回のこの案をつくりながら、また他市の事例等も参考にしていただきながら、何とか公園に関しましては全面禁煙と。
 ただ、禁煙にしても、それを周知する方法が非常に課題になってくるかと思います。一番最後のところでは、禁止看板等は立てないというか、しないと今回の中に盛り込まれておりますけれども。やはり、並行して、例えば今禁煙にしなくても、たばこは吸わないようにとかっていう、禁止看板になっちゃうのであれなんですけれども、その辺。子どもを遊ばせている保護者って吸わないんですけれども、そのほかの方ですね。通りすがりの方というか、ちょっと休憩で座っている方が。灰皿はないので、本来は吸うべきではないと思うんですが、自分のポケットからおもむろに小さな灰皿を出して、ごみを捨てるとかっていうよりも、そこで吸ってしまうという方もいるので、その辺の公園ではたばこはやめましょうみたいな、禁止看板になっちゃうんですけど。
 その辺でうまく、意識醸成ではあるんですけれども、しっかり利用者に気づいていただくような、何か対策をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。これはお願いでございます。
 あと、駐輪バイクの件でございます。今課長の御答弁の中にもあったとおり、本当に張り紙とか徹底していただきますと、一時は本当に反省をしてというか、気をつけて減るんですけれども、またじわじわとふえてくるという現状が非常にあって。実際、とめ始める時間帯って決まっているんですね、大体7時半から8時半ぐらいまでが。それまではないんです。それ以降がわあっとふえて、あらまってあれなので。勤務外時間にはなるんですけれども、何とかとめるであろう時間に、直接、とめる方に、ここは駐輪場ではございませんと。要は、ここは利用者の方がとめるべきスペースですという告知を、張り紙ではなくして、直接対話をしていただくようなお考えがあれば、またお願いでございますけれども、対応していただければと思うところでございますので、何とか。
 ただ、課長がおっしゃるとおり、全面排除はできないので、要は利用者が正当な公園を使う方がとめるべきところでもありますので、そういう方々が安心して、とめようと思ったときにしっかりととめられるような環境づくりをしていただければと思いますので、駐輪に関してまた御意見があれば、お聞かせいただければと思いますが、よろしくお願いいたします。


◯都市整備部長(田口久男君)  公園に関しまして受動喫煙、あるいは駐輪の課題についての再質問をいただきましたが、先ほどのこの指針の説明の中で、禁止看板は設けない方向で考えていくと。根本的なところで、迷惑をかける方、影響を及ぼす方、その人の意識を変えていくことが一番対策になるというふうに考えておりまして。例えば、トイレで、いつもきれいに使っていただきましてありがとうございますというような、そういう方向。対策によって表現をいろいろ考えなくてはいけないとは思うんですけれども、そういった方向で、利用している方、ほかの方への迷惑、影響をかけないという意識をまず醸成していきたいという考えでございます。
 自転車につきましては、確かに今御指摘がありましたように、担当課長のほうからもお答えしましたように、なかなか完全な解決策が難しいところはあるんですが、例えば場所もこれは必要にはなるんですけれども、サイクル・アンド・バスライド等が効果を上げているところもありますので、道路交通課とあわせて、そういった対策というか、施策を考えながら、それぞれの利用者が適切に、安全に利用できるような環境づくりをしていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。今部長がおっしゃるとおり、例えば中原の高架下公園、最初はあそこも違法駐輪が多かったのが、担当課の御努力によって、反対側にサイクル・アンド・バスライドを設置することによって、公園のほうの自転車が全部なくなったという、そういう非常にいい効果もございます。
 仙川公園も半分通勤の方だし、今、部長がおっしゃるとおり、バス停の横のところのスペースはほとんどサイクル・アンド・バスライド状態になっておりますので、ちょっとその辺、公園の中にサイクル・アンド・バスライドをつくっていいのかというところとか、緑と公園課との非常にさまざまな課題があるかと思います。その辺に関しても、いろいろ担当の皆様と御協議いただいて、要は違法駐輪等をなくすために、さまざまな取り組みをしていただければとお願いするところでございますので、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(増田 仁君)  お願いします。今の赤松委員の質疑2件について、こちらも同様でして、受動喫煙については、特に携帯灰皿をまだ持っていれば、ごみは回収してくれる、自分で持っていくと思うんですけれども、やはりそのままベンチですとか、植え込みとか、あとは遊具で座れるような、滑り台の一番下のところとか、そういうところで吸って、そのままポイっと捨てていくと、その後、子どもが来ると、やっぱり目立つので、ついついさわってしまうとか、下手すると口に入れるっていうことで、非常に危険ですので、やはりこれは決定していただきたいというところがあります。
 それを、看板とか、きちんと告知しないでいくと、小まめに清掃してくれるのか。要は毎日、毎朝、それをしてくれるのかって、そういうわけでもないですし。それをボランティアの方に毎回毎回お願いしていたら、ボランティアの方から、どうにかしてくれという話に結局つながってしまいますので、やはりきちんと対策をとっていただくことに、その辺は、看板の件はここに書いてありますけれども、たばこに関しては健康に直接影響が出ることですので、その辺は特別配慮をしていただきたいというところがあります。
 あと、自転車、バイクの件もやはり同じように、意識がきちんと管理されているというのであれば、誰もとめないんですけれども、やはり置いているというのがわかっていれば、ああ、ここは大丈夫なんだと。悪い意味で、使っていいものだっていうふうに勝手に解釈する方がいらっしゃいますので、そういうところは、ぜひ朝早く行っていただくということも一つですし、バイクとか自転車の防犯登録番号が基本的にあるものですから、毎日9時過ぎてから、パトロールに行くついでに写真を撮っておいて、それが一定期間続いているのであれば、それは警察に報告するであるとか、自転車の撤去の対策をしますとかっていうことを事前に警告しておいて、継続的に置かれる方は撤去しましたっていう形で、数回やっていただければ、そこはとめちゃいけないんだということを本人が自覚すると思うので、それもやはり対策は強化していただきたいと思うんですが、その辺の記述についてはいかがでしょうか。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  受動喫煙につきましては、各公園で憩いの場としてベンチに座って喫煙されている方もかなり見受けられます。ただ、ポイ捨ての状況であるとか煙の状況で、他の利用者に迷惑となっているような状況も見受けられております。このポイ捨て、禁煙の徹底につきましては、何かルール化を図るとか周知の方法につきましても、内部で関係部署とも御相談しながら対策のほうを検討していきたいなというふうに考えております。
 また、自転車の駐輪の対策につきましても先ほど部長からもお話ありましたが、関係部署とも連携しまして、実は過去に近くの事業所さんと、朝、通勤の時間帯に市と協働で立ちまして、全てがその事業所さんではないんですが、事業所さんと連携して声がけをしたような活動もやった経緯があります。今後もそういったことにも取り組みながら、駐輪対策についても関係部署と相談しながら進めていきたいなというふうに考えております。


◯委員長(土屋健一君)  ほかには。


◯委員(白鳥 孝君)  公園に対する指針をこれからつくっていくということで、4ページの、要するに指針の案の中で示す基本的な項目のイメージということを書いてございまして、その中でいろいろなことを書いてあるんですけれども、多様なニーズがあろうかと思います。いろいろな市民層がいて、それこそ児童遊園なら遊器具をつくってくれとか緑をふやしてと、いろいろなニーズがあると思うんですけれども、その中で、やはり、例えば遊具っていうのは大人がつくったもので、児童が、また子どもたちが本当に欲しいのかどうかっていうのはわからないわけです。
 おぎゃあと生まれて、小さいころ、そんなものをつくってほしいとは思っていないし、また、親はただそれを想像してつくっているだけのことで、それが遊具になっているわけで。そして本来なら自然のものを利用して──滑り台というのは、あれはあくまでも丘から滑っていくものを利用して、それで滑り台をつくって。それからブランコもターザンじゃないですけれども、木にひもを引っ張って、それを遊具にしたっていう感じなんですけれども。
 自然を相手に遊ぶものが本来あるべき姿なんですけれども、そこを遊器具でやっているわけなんですけれども。その辺のところをどうお考えなのか、そしてまた、これから遊器具をどんどんつくっていく児童遊園にしていくのか、その辺のところをちょっとお伺いをしたいなというふうに思っています。
 木も植えると、やはり陰になって、何かいたずらがあったときには、防犯上のこともできないという、これ、本当にイタチごっこになってしまうんですけれども。木を植えれば、そういう防犯的なこともあるし、じゃあ、植えないで何もしないほうが一番いいのかなというふうになってしまうんですけども。その辺のところのちゃんとした指針をつくっていかないと、いろいろなニーズで、いろいろなことが出てきて、これ、逆に言うと、市のほうも困ってしまうんじゃないかなと思うんですけれども、その辺の取り扱いというか、きちんとした指針をつくっていく必要があるのではないかなというふうに思うんですけれども、その辺はどういうふうにお考えでしょうか。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  委員おっしゃるとおり、多様なニーズ、また、多様な要望を市民からもいただいております。この指針の中では、人工的な遊具を設置する公園、また、自然が残る公園ではその自然を活用、利用した整備、このすみ分けを──機能を分担して自然を利用し活用する公園については、例えば生物多様性に配慮するような整備をするであるとか、例えば大沢、丸池公園であるとか、ああいった自然の中で遊べるような環境を整えてあげるような、そういったことも、この指針の中では、機能分担の中で分類をしていきたいなというふうに考えております。
 あと、植樹により防犯に支障が出てくることにつきましては、やはり公園だけではなくて、公園の前面道路の見通しの問題であるとか、近隣の方の住宅地への防犯なんかにも影響が出ている場合があります。ここはしっかりと維持管理をしていく中で、見通しを確保してあげる剪定の仕方であるとか、その辺はマニュアル化を図っていくとか、市の管理体制の中でしっかり方向性を示していきたいなというふうに、今考えております。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございます。いろいろと指針の中で書き方の難しさもあるかと思うんですけれども、ぜひいろいろなことがあって、その中で、イメージとしてはこういうことでやっていくんだよというような指針であってほしいなというふうに思います。
 あと、問題は、今後少子化になって、今度は高齢化になっていくわけです。お年寄りたちの、今度は児童遊園が老人の公園になっていくようなことになってくるかもしれません。その辺の対応というか、本当は児童と老人との語らいがそこにあればいいんですけれども、なかなか。変なおじさんがいるよで、多分そういうニーズがふえてきちゃうんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その対策というのも、やはり考えていかなければいけないかなと。
 どういうふうな、多様的な児童遊園であったり、また老人の公園であったりというようなことも考えられることも、今後あると思うんですけれども、その辺もある程度指針の中で、こういうイメージをつくりますとか、それから、こういったことも考えていますというようなことを把握していかなければいけないかなというふうに思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  現在のニーズの1つでもあります、高齢化による──例えば子どもの数が少なくなって、児童遊園は昭和40年、昭和50年に多く設置されて、公園は多くあるけれども、子どもがなかなか遊ぶような環境が減ってきているということで、児童遊園の整備につきましても、例えば健康遊具を設置して、子どもと高齢者の方がそこで共存できるような、高齢者の方に子どもを見守ってもらえるような、安全安心に子どもたちが遊べるような環境を、この指針の中で、そういった既存の児童遊園についても、そういった方向性や考え方を示していければというふうに考えております。


◯委員長(土屋健一君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時08分 休憩



                  午前10時15分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前10時16分 散会