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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成30年まちづくり環境委員会) > 2018/12/11 平成30年まちづくり環境委員会本文
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2018/12/11 平成30年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(土屋健一君)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時27分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、請願の審査について、4、請願の取り扱いについて、5、行政報告、6、まちづくり環境委員会管外視察結果報告書の確認について、7、所管事務の調査について、8、次回委員会の日程について、9、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 この際、お諮りいたします。30請願第7号 主要農作物種子法廃止について、30請願第10号 主要農作物種子法廃止に際し、市民の食糧主権と食の安全を守るため、公共財としての日本の種子を保全する参議院での附帯決議に基づく新たな法整備と積極的な施策を求める意見書提出を求めることについて、30請願第9号 減災のための公共施設等への太陽光発電設備と蓄電池の地区分散設置について、本件の審査上、12月12日の委員会に請願者の出席を求めることとし、その人選は正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 それでは、市側が入室するまで休憩といたします。
                  午前9時35分 休憩


                  午前9時36分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第65号 三鷹市下連雀市民住宅の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市計画課長(田中元次君)  おはようございます。私から、三鷹市下連雀市民住宅の指定管理者の指定について、説明をさせていただきます。まちづくり環境委員会審査参考資料25ページをお開きください。三鷹市下連雀市民住宅の指定管理者の指定について(概要)をごらんください。1、施設名は、三鷹市下連雀市民住宅です。こちらは、三鷹市中央通りタウンプラザの5階から7階にある施設になります。2、指定期間は平成31年4月1日から平成36年3月31日までとしております。3の選定方法は、非公募としております。4の指定管理者候補者は、株式会社まちづくり三鷹です。これは、三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会での審議を経て、三鷹市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例に基づき選定したものです。
 指定期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定審議結果、27ページ、指定管理者候補者選定方法審議結果の理由欄をごらんください。下連雀市民住宅は8階建て複合ビル三鷹市中央通りタウンプラザの5階から7階にあります。ビルの管理は三鷹市を含む区分所有者6人で設立した管理組合により運営をしています。ビルの共用部の維持管理については、管理組合の総会で株式会社まちづくり三鷹に委託することで決議しており、委託料については区分所有者別に所有面積に応じた案分により支払っています。
 このことから、三鷹市分だけを分離して発注するということはなかなか難しい状況にございます。管理組合の委託先である株式会社まちづくり三鷹を指定することにより、ビル全体の一体的な管理運営が可能となり、効率的なコスト削減につながることになります。これらのことから選定をいたしました。
 5、指定理由は、さきに述べた選定理由に加え、効率的で適正な施設管理を行っており、現在の指定管理者としての実績も良好であります。このことから、株式会社まちづくり三鷹を指定管理者として指定したいと考えております。
 説明については以上になります。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。


◯委員(増田 仁君)  では、何点かお伺いをいたします。非公募については、管理組合の中での同意があったということで、その点は理解をいたしました。
 それでですが、今回、指定管理者を再指定するわけですけれども、この建物自体に全体に関する市税の投入というのは、建物のイニシシャルコストとランニングコスト、今まで概算どれくらいかかっているものでしょうか。また、指定管理による賃料でそのあたりをペイできるのは何年目というふうに想定をしているのでしょうか。
 また、先ほど説明の資料の中にも書いたと思うので、修繕を行ってきているということなんですが、今後の大規模修繕への対応はコスト面で考慮して、最終的に黒字になるものなのでしょうか。
 次に、指定管理を選定する前提に、そもそもこういった住宅施策、市が運営するということは税金を投じてサービスを行わなければならない三鷹市としての理由があるのが前提となると思います。1つに、市が建設に当たって補助金など返済があって、区分所有を続けることが前提としての今回の指定であるのか、また、民間の賃貸物件が大量にある中で、住宅政策として市が中堅所得者層、ファミリー世帯向けに提供する必要性があるのか。指定管理者を用いて事業継続が必須という理由も、あわせてお伺いします。
 もう1点なんですけれども、この住宅の各部屋の規模というのが載っていたものが、2LDKプラスサービスルームから3LDKということで、これならば築年数16年ということで、部屋の規模からいって、ざっくり4,000万円前後で中古物件として売れるとも考えるんですが、この12戸を所有を続けることとの比較というのはされましたでしょうか。お伺いをします。


◯都市計画課長(田中元次君)  建物のイニシャルコストの御質問をいただきました。建物につきましては、三鷹市中央通りタウンプラザの建築費全体では約8億8,600万円かかっております。下連雀市民住宅に係る建築費等につきましては、そのうちの約3億1,800万円になっております。質問がちょっと前後してしまいますけれども、下連雀市民住宅に係る建築費の補助金としては、1億500万円ほどをいただいているところでございます。
 補助金につきましては、10年間、施設を維持すれば返さなくてもいいというようなことにはなっているところでございます。実際に下連雀市民住宅については、満室であると、年間約2,200万円の収入があります。年間の維持管理費用につきましては、約650万円ほどかかっております。大規模修繕工事を平成28年度に施行しておりますけれども、市民住宅にかかわる工事費負担額は約3,000万円ほどでした。年間にいたしますと、約220万円の支出ということになりますので、年間の維持管理費用と大規模修繕工事の費用を合計で約870万円ほど支出しているということになります。使用料等収入から維持管理費等を減ずると、年間に約1,330万円の収入があるというようなことは考えられます。
 先ほど申し上げましたように、下連雀市民住宅にかかわる工事費の市で出した部分、補助金を除いた部分が約2億1,300万円ですので、これを1,000万円ぐらいで減じますと、20年ぐらいでは、そういう意味での償却ができるというようなことになろうかと考えております。
 また、下連雀市民住宅を市が行っていく理由のところでございますけれども、下連雀市民住宅は、先ほど委員がおっしゃいましたように、住宅に困窮する中堅所得者ファミリーの居住の用に供し、市民生活の安定、地域の活性化や福祉の増進に寄与することを役割として設置をしたものです。都民住宅も同様のものですけれども、それとともに中堅所得者層を中心に若い世代から、高齢者世帯の安定した居住環境を整えた効果等があるものと評価しているところでございます。
 また、今後も、市建設型の市民住宅の居住者や都民住宅、さらに民間の賃貸住宅等、中堅所得者層の居住者が、三鷹市に長く安定してお住まいになっていただくことで、地域の活性化に寄与することや財政面の安定化など、さまざまな面で三鷹市の良好なまちづくりに寄与するものと考えているところでございます。
 そういう意味で、この市民住宅につきましては、今満室に入っておりますし、そういう意味で子育て世代の方なんかも今入っていただいておりますので、そういう方というのは住宅確保要配慮者にも位置づけられているような方々です。そうした方が満室で入っていられるということもございますので、こちらのほうを売却するというようなことでの検討は行ってはいないところでございます。


◯委員(増田 仁君)  再質問ですね。金額のところ、補助金は既に完了ということで、そこを除いたところで2億円が20年で償却ということはわかりました。であれば、償却が完了した段階で考える売却ですね。要は、なぜこれを所有し続けるかということの理由が、先ほど説明があったんですけれども、三鷹市においては分譲マンションも多々ありますし、賃貸物件も非常に多数ありますから、先ほど言った説明が福祉というところを最善の理由に置くのであればまた別ですけれども、中堅所得者層向けの福祉というのは既に民間でも対応できているものなので、指定管理期間は償却が満了するところで終わらせてもいいのではないかと思うんですが、期間の設定、改めてお伺いします。


◯都市計画課長(田中元次君)  基本的には20年間たてば用途廃止というものは可能になってまいります。こちら、平成14年に建築しておりますので、そういう意味ではまだ20年に達していないということは、1つございます。さらに、先ほどもちょっと申し上げたんですけれども、全国的なところで住宅確保要配慮者に対する配慮というところで、東京都のほうでもそういう住宅の確保に努めているところです。
 そうした中で、この市民住宅についても住宅確保要配慮者というのは、例えば高齢者の方ですとか、障がい者の方ですとか、子育て世帯などというところが定義づけられておりまして、特にそういった子育て世帯の方もいらっしゃる中で、そういう方が、通常のアパートだと入ってほしくないというようなことを言われてしまうような物件もございますので、そういう意味では、下連雀市民住宅につきましては、そういう者についても排除しないでお入りいただける住宅という意味では、非常に有効かなというふうにも考えているところでございます。


◯委員(増田 仁君)  何か民間の物件が問題があるような発言だったので、ちょっとどうかなとも思うんですけれども。20年ということを考えた期間の設定をした上で対応すべきではないかというところがこちらのほうの見解ですので、その点が相違するということが確認できましたので、質疑は終わります。


◯委員(森  徹君)  じゃあ、1点だけお聞きします。市内にも市民住宅、株式会社まちづくり三鷹が指定管理をやっているところ、ほかにもあると思うんですけども、何カ所ぐらいあるんでしょうか。
 それから、指定管理を受ける今後の課題ですね。今考えられている点も含めて、この点だけお聞きします。


◯都市計画課長(田中元次君)  以前は借り上げ型の市民住宅が2棟ほどあったんですけれども、その前にも1棟廃止していますけれども、平成30年3月31日をもちまして2棟とも廃止ということになっております。
 課題といたしまして、今後、指定管理者に対しては、入っている方に対してアンケートみたいなことで、何かお困りのことはないかとか、そういうようなことを指定管理者とともに考えて、よりサービスの向上に努められればということは考えているところでございます。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。3点質問いたします。質問1、中堅所得ファミリー層向け市民住宅は2棟の借り上げ住宅は廃止され、市建設型の1棟のみとなりました。今後の市民住宅の役割と評価についてお聞きいたします。
 続きまして2点目、質問2でございます。市の住宅政策、とりわけ住宅確保要配慮者対策等との関連の中で、どのように位置づけられているのか、お聞きいたします。
 質問3、市民住宅を運営し続けることの費用対効果、市財政への影響をどのように捉えられているのかをお聞きいたします。
 以上3点です。よろしくお願いいたします。


◯都市計画課長(田中元次君)  今後の市民住宅の役割と評価について、先ほどの増田委員の御質問とも多少ラップするところがあるんですが、下連雀市民住宅は、やはり当初、住宅に困窮する中堅所得者ファミリー層の居住の用に供し、市民生活の安定、地域の活性化や福祉の増進に寄与することを役割として設置してきたものです。
 都民住宅とともに中堅所得者層を中心に、若い世代から高齢者世帯の安定した居住環境を整えた効果等があるものと考えております。今後も、市建設型の市民住宅の居住者や都民住宅、さらに民間の賃貸住宅等、中堅所得者層の居住者が三鷹市に長く安定してお住まいになっていただくことで、地域の活性化に寄与することや、財政面の安定化など、さまざまな面で三鷹市の良好なまちづくりに寄与するものと考えています。
 市内の市民住宅は、借り上げ型の特定有料賃貸住宅2棟と市建設型の特定公共賃貸住宅の1棟がありましたが、借り上げ型の特定有料賃貸住宅が既に廃止され、本案件の市建設型の特定公共賃貸住宅だけとなっております。本制度が運用を開始した二十数年前は、中間所得者層向けの良好な住宅が特に不足していたことから、市民の安定した住宅環境を整備する必要があり、三鷹市内に約500戸近くある都民住宅とあわせて市民住宅の果たしてきた役割は大きかったものと評価しているところでございます。
 2点目の御質問です。住宅政策の中で、住宅確保要配慮者対策等との関連について御質問をいただきました。住宅確保要配慮者につきましては、住宅セーフティネット法によりますと、低所得者、被災者、高齢者、身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者、その他の障がい者、子ども──高校生相当以下を養育している者となっております。また、国土交通省令で定める住宅確保要配慮者は、加えて外国人や中国残留邦人、児童虐待を受けた者や、ハンセン病療養所の入所者、DV被害者、北朝鮮拉致被害者、犯罪被害者、生活困窮者、更生保護対象者、東日本大震災による被災者に加えまして、東京都の住宅確保要配慮者賃貸住宅供給促進計画等で、またさらに細かく位置づけられております。
 そうした中で、市民住宅は、高齢者や障がい者及び子育て世帯などの住宅確保要配慮者の方々に入居をいただける住宅ということでの位置づけがされています。都営住宅や市民住宅とは役割分担をしつつ、住宅政策の一翼を担っていくものというふうに考えているところでございます。ちなみに東京都のほうで登録住宅の供給も今目指して、行っていただいておりますけれども、この12月6日現在で東京都における登録賃貸住宅は275戸あるというふうに聞いています。
 3点目の質問になります。市民住宅の運営に係る費用対効果と市財政への影響について。先ほどもちょっと金額的なところを御説明をさせていただきましたけれども、市民住宅の使用料等収入については、今満室でございますので、年間約2,200万円ほどございます。先ほど申し上げましたように、年間の維持管理ですとか、大規模修繕にかかった費用を年計算しまして、年間で約870万円ほどということになります。使用料等収入から維持管理費等を減ずると、約1,330万円ほどの収入となっております。
 このことから、今現在、市財政への影響は大きくないというものと考えております。費用対効果ですけれども、冒頭の質問の1で述べましたような形での評価をしておりますので、そういったことで考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  26ページに審査結果がありますけれども、利用者の満足度が表記されていません。コメントのところにも数値化することは難しい、利用者からの苦情、要望は寄せられていないということでの評価ということになっています。
 先ほど御説明がありましたように、アンケートを調査するだとかいう話がございましたが、前回、指定管理する前のときも同じような評価ではなかったかと思うんですが、その間、アンケートというのは本当にとらなかったのかということをお尋ねします。


◯都市計画課長(田中元次君)  御指摘のように、この間についてはアンケート調査は残念ながら行っておりませんが、今後、前向きに検討をして行っていきたいと考えております。


◯委員(石原 恒君)  そうですね、非常によほどのことがない限り苦情というのは言わないと思うので、いい評価も当然あるので、しっかりと評価を数値化していただいて、次の指定管理の評価シートの中には、この利用者満足度というのを必ず数値としてあらわしていただきたいと思います。
 あと、管理組合の話もちょっと触れていらっしゃいましたけれども、非常に災害が多くなってきておりまして、恐らく管理組合を中心に災害対策だとか、防災の訓練だとかなさっていると思うんですが、この期間中、どういったことをなさったか、お尋ねいたします。


◯都市計画課長(田中元次君)  消防の訓練を年に1回、これは毎年、市の職員も参加をして行っております。


◯委員(石原 恒君)  消防の訓練というと、火災ということですかね。三鷹市でも、御存じのとおり防災訓練を各地域でやっていますから、ぜひ管理組合を通じて参加を呼びかけていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(白鳥 孝君)  建物自体、十五、六年たっているということで、大規模な外壁の修繕をやったというふうに、ここに書いてあるんですけれども、十五、六年で外壁の修繕、タイルなんですけれども、普通でしたら25年とか、そういうことで修繕というのは行われるんですけど、十五、六年ではちょっと早いのかなと。その辺のところ、また、今後、防水等設備の修繕もやるというんですけども、まちづくり三鷹で見積もりをとって、それをそのまま市は受け取って、言いなりな数字でやっているんじゃなくて、きちんと市のほうで管理をしてやっているかと思うんですけども、その辺のところってどうなっているんですか。


◯都市計画課長(田中元次君)  設計をいたしまして、これは市の入札ではないんですけれども、管理組合として入札をかけて、業者を選定して施工をさせていただいております。
 また、大規模修繕の期間なんですけども、一般的には10年から15年というような形で言われていまして、12年目ぐらいからそろそろかなというところで、平成28年度にやらせていただいたということです。


◯委員(白鳥 孝君)  10年ぐらいじゃあ、ちょっとコスト面で合わないんで、多分市はそういうことなんでしょうけども、私どもはやはり24年とかっていうスパンで考えるんですけれども、その辺はちょっと見解の違いなんですけれども。一応、それを管理組合がまちづくり三鷹のほうに見積もりを持ってくるわけですか。


◯都市整備部長(田口久男君)  見積もりについては管理組合のほうでもとっていますし、市としても別途、それを比較するためにとらせていただいて、適正かどうか確認しております。


◯委員(白鳥 孝君)  別に言いなりっていう言い方は悪いのですけれども、ぜひ市のほうもきちんと管理をしていただければと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(土屋健一君)  以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩します。
                  午前10時04分 休憩


                  午前10時05分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第51号 三鷹市自転車の安全で適正な利用に関する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  おはようございます。議案第51号 三鷹市自転車の安全で適正な利用に関する条例について、御説明を差し上げます。
 お手元の審査参考資料、1ページ目をごらんください。1番及び2番、条例の概要・目的、背景について御説明を差し上げます。自転車は身近な交通手段として、多世代にわたる多くの市民の方が通勤や通学、買い物等に活用されているところでございます。一方、市内では、発生した交通事故の約半数に自転車が関与していることから、その対策が喫緊の課題となっております。この条例は、自転車の安全で適正な利用促進、道路交通環境の整備、自転車等の駐車対策の総合的な推進等に関しまして、市民、市、警察署、関係団体、事業者等が協働するために必要な措置を定めることによって、自転車の交通事故の防止と道路その他、公共の用に供する場所での安全で快適な環境の確保及びその機能低下を防止することを目的として定める条例になります。
 また、この条例は、現行の三鷹市自転車等の放置防止に関する条例及び三鷹市自転車の安全利用に関する条例の内容を新条例に移行・統合し、旧条例を廃止するとともに、新たに学校を含めた各種事業者との協働などの視点や、サイクルシェア事業の規定などを設けています。
 条例の施行日は平成31年4月1日とし、駐輪場開設準備等のため、有料自転車等駐車施設の利用に係る手続等につきましては、条例の施行日前においても行うことができるとしているところでございます。
 続きまして、資料1ページ、3点目、パブリックコメントについて御説明いたします。条例の策定に当たりまして、平成30年9月16日から10月6日までパブリックコメントを実施し、市内2名、1団体から8件の御意見をお寄せいただいたところでございます。
 お手元の審査参考資料4ページ及び5ページをごらんください。パブリックコメントでお寄せいただいた意見と、それに対する市の考え方でございます。主な意見を読み上げさせていただきます。学校、保護者会、職場等で定期的な自転車安全運転講習をする必要があるのではないか。自転車の安全利用に係るルールについて、誰もが目にする場所に啓発看板を設置してほしい。三鷹市におけるサイクルシェア事業の将来構想を知りたい。そのような御意見及びそこに書かれているような御意見をいただいたところでございます。お寄せいただきました御意見につきましては、既に条例の中に盛り込まれ、取り込まれている御意見以外につきましては、事業実施の中でその御意見に対しての検討を行ってまいります。
 資料の1ページ目にお戻りください。4点目、本条例の特徴点といたしまして、既存条例から新たに追加された点を中心に御説明を申し上げます。
 1つ目、市長の責務といたしまして、第3条の第4項に自転車等放置防止、第5項に各種事業者等との協働、第6項に自転車等駐車施設の設置及び管理、第7項に自転車走行空間の整備を、それぞれ明文化いたしました。2つ目といたしまして、各種事業者との協働の視点として、第7条に事業者等の責務を、第9条に学校の長による指導、啓発等を定めました。3つ目、第14条、第15条において、サイクルシェア事業を本格実施するに当たり必要な規定を定めました。4つ目、第30条において、既に市の事業として設置をしておりますサイクル・アンド・バスライド駐輪場について、自転車利用に関する公共交通機関との連携として明文化をいたしました。5つ目、別表第2及び別表第3におきまして、新設駐輪場として三鷹駅南口駐輪場、三鷹駅南口サイクルシェア駐輪場を定めました。6つ目、利用料金につきまして、従来どおり、金額の範囲内において、あらかじめ市長の承認を得て指定管理者が定めることとするとともに、別表第4において、自転車等駐車場とサイクルシェア駐輪場の上限金額を定めているところでございます。
 続きまして、5点目、駐輪場利用料金について御説明申し上げます。お手元の審査参考資料6ページ及び7ページをごらんください。月決め利用及び日決め、時間利用の想定利用金額表となっております。さきに御説明をいたしましたとおり、利用料金につきましてはあらかじめ市長の承認を得て指定管理者が定めることとなっておりますので、今回お示しした金額等につきましては、今現在、市のほうで想定をしている金額として載せているものになります。
 月決め利用につきましては、さくら通り第2駐輪場を基準とし、1、最寄り駅、2、駅からの距離、3、屋根の有無、4、階層、5、駐輪ラック階層により、利用料金の加算・減算を行い、利便性による体系的な料金を想定しているところでございます。利便性による加算・減算を行った結果、市民利用におきまして、最高利用金額は現行の2,800円と同額の2,800円、最低利用金額は現行の1,200円から100円増の1,300円を想定しているところでございます。
 利用料金区分別で見ますと、現行利用料金から最高増額が700円、最高減額がマイナス900円、現行料金から引き上げとなるところが8カ所、引き下げとなるところが11カ所、据え置きとなるところが5カ所、加算・減算を行いますと利用料金が引き上げとなりますが、利用率を勘案し、現行のまま据え置きとするところ2カ所を想定しているところでございます。
 時間利用につきましては、通勤・通学などにより一時利用に長時間の駐輪が行われ、一時利用駐輪場が混雑し、買い物利用による一時駐輪がしにくい時間帯があることなどから、一時利用としての利用形態の適正化を図るため、時間利用の全ての駐輪場に2時間の無料時間を設けるとともに、既に三鷹駅南口中央駐輪場等で実施をしております、利用時間経過後から4時間ごとに利用料金を加算することを想定しております。
 また、パートタイム就労の方など、一時的な長時間駐輪等への対応といたしまして、三鷹駅周辺において1日200円で駐輪可能な日決めの駐輪場を1カ所、無料時間経過後から8時間ごとに料金を加算する長時間対応駐輪場を4カ所設ける想定をしております。利用形態の適正化を図る見直しを行った結果、最低利用料金は、現行の100円または150円から、見直し後、100円へ、同額または引き下げを行うとともに、無料時間につきましても、現行の無料時間なしから4時間を、全ての時間利用駐輪場において2時間の無料時間を設けることを想定しております。
 1枚おめくりいただきまして、参考資料8ページ目をごらんください。利用の形態別に想定される利用駐輪場です。利用が想定される駐輪場といたしましては、買い物等の一時的な利用におきましては、2時間無料、4時間100円の一般駐輪場、または2時間無料、8時間100円の長時間対応の駐輪場を想定しているところです。市内の御利用やパート等におきましては、一般駐輪場、長時間対応駐輪場、日決め駐輪場、通勤・通学利用におきましては、定期利用の駐輪場、長時間対応駐輪場、日決めの駐輪場、また、一晩自転車を宿泊させるような長時間利用につきましては、定期利用、日決め利用の駐輪場等を想定しているところでございます。
 駐輪場の形態といたしまして、既存であります無料の駐輪場、時間利用駐輪場、長時間対応駐輪場、日決め駐輪場、月決め駐輪場と、料金や課金制度に多様性を持たせることで、利用者のニーズや事情に応じて利用する駐輪場を選択できるよう配慮を行っているところでございます。
 お手元の審査参考資料9ページから12ページは、各駐輪場及び料金を地図上に表記した資料となってございます。
 続きまして、新たに設置をいたします2つの駐輪場について御説明をいたします。お手元の審査参考資料13ページをごらんください。三鷹駅南口西側中央地区再開発マンションの地下部に、時間利用の駐輪場として三鷹駅南口駐輪場を、サイクルシェア用の駐輪場として三鷹駅南口サイクルシェア駐輪場を設置いたします。駐輪場への出入り口はさくら通りに面しており、スロープを下り、地下1階の駐輪場を利用する形になっております。南口駐輪場は、駐輪台数として230台程度、利用時間は2時間の無料時間を設け、下段ラックの御利用では無料時間経過後4時間ごとに、上段ラック御利用では無料時間経過後、8時間ごとに100円を想定しております。
 また、南口サイクルシェア駐輪場では、駐輪台数を100台程度と想定し、月額利用料金は一般2,500円、学生等1,800円を想定しているところでございます。
 続きまして、本格実施を予定しておりますサイクルシェア事業について御説明をいたします。平成28年度から社会実験を実施しておりますサイクルシェア事業について、現在180名の参加者枠、120台の自転車で実験を継続しております。実証実験といたしまして、順調に自転車がシェアされており、サイクルシェアの仕組みが成り立つことを確認するとともに、検証に必要なデータを取得したところでございます。
 サイクルシェアの契約率、実験参加者アンケートによる満足度、ともに高いことから、利用ニーズや事業の有効性が高いものと評価し、平成31年4月からサイクルシェア事業の本格実施を予定しております。
 お手元の審査参考資料14ページから17ページをごらんください。サイクルシェア事業本格実施の概要(案)です。本格実施に当たりましては、社会実験と同数の自宅から利用90名、駅から利用90名の合計180名、自転車台数120台とし、サイクルシェア駐輪場を現在のさくら通り第2駐輪場から、新設いたします三鷹駅南口サイクルシェア駐輪場へと移設をいたします。また、指定管理者制度を導入し、サイクルシェア事業の管理運用を予定しているところでございます。
 私からの説明は以上になります。御審査のほど、よろしくお願いいたします。


◯都市整備部長(田口久男君)  ただいま説明させていただきました審査参考資料で、1点、訂正がございます。申しわけありません。1ページ目の下の4の既存条例からの追加点の次のページの(2)のところでございます。2ページ目の一番上段の(2)のところになります。各事業者との協働の視点として、第7条に事業者等の責務を、その次に第8条に学校の長による指導、啓発等を設けたとございますが、第8条ではなく、第9条の誤りでございます。訂正していただくようにお願いいたします。大変申しわけありませんでした。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(増田 仁君)  自転車の利用に関してと料金について、それぞれ幾つか質問をいたします。まず、自転車の利用のところなんですけれども、他の自治体では、警察以外にも駐輪している自転車で、無施錠のものに対策──要は鍵をかけるということなんですけれども、犯罪とか、事故の対策をしています。要は不適正な利用を防ぐということなんですけれども、こういったものは市の責務として対応というのは考えておられるのでしょうか、まずお伺いします。
 次に、またこれも複数の自治体なんですけれども、道交法の違反について警察では手が回り切らないということもありまして、警察のOBの方を雇いまして、指導票を違反の発生場所で発行するとか、対策を進めているところがあります。三鷹市は三多摩でも特に違反の多い地点があって、安全利用ということでかなり問題が多い自治体というふうに近隣から見られているところもありまして、本条例でどういった対応を今後していくのか、お伺いをいたします。
 次に、自転車の安全講習会、先ほどもパブリックコメントで学校以外の方はどうするのかという話が出ておりましたけれども、義務教育後の高校生で市内に入ってくる自転車の方、もしくは転入をしてきた方、要は成人の方の対応について、講習会、そもそも関心が行かない層について対応が見えないと思います。市が指導もしなければ講習会への強制はもちろんできないわけで、道交法を守らない、知らないという層に対して、今後、条例ではどういった対応をしていくのか、お伺いをします。
 次に、三鷹市のこの条例では、自転車利用に関する自転車保険への加入を努力義務というふうにしています。ほかの自治体だと、防犯登録と同様の扱いにして、罰則はないけれども、義務としている自治体もかなりふえてきています。三鷹は努力規定を選択しているんですけれども、この理由をお伺いをします。まずこのあたり、お願いします。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  何点か質問をいただきましたので、順次お答えをさせていただきます。まず1点目、市のほうが放置されている自転車等について施錠を行うということについて、御質問をいただきました。今現在、市の取り組みとしては、そのような取り組みを行っておりませんし、今回、条例の中でもそのような条文については設けておりません。その実施につきましては、市が個人の所有物であること、また、丁寧な対応が必要と考えておりますので、今後、三鷹警察等ともよく協議を行いながら、その可能性について検討、研究を重ねていきたいというふうに考えているところでございます。
 2点目、道交法の違反について、警察OB等が警察にかわっての部分で対応していることについて等を事例に出されて、本条例では今後どのような対応を考えていくのかというところでございます。本条例の特徴としまして、1つは、各種事業者との協働の視点、特に事業者及び学校との視点を今回新たに新設したところが特色の1つとなっております。自転車のほうの安全利用、適正利用につきましては、もちろん利用されている方というのは第一義的にその責任を負っているものと考えますが、同時に市やその方が属している企業、学校等と協働して取り組みを進めるべきというふうに考えて、今回の条例の中ではその責務を新たに設置したものになります。
 3点目、小学校を卒業した後の高校生や、転入してきた成人の方等、講習会にも行かず、道路交通法の内容も知らない方への対応について、御質問をいただきました。市では「広報みたか」を使いまして、自転車の安全利用についての周知、また、ホームページ等につきましてもそのような周知を行っているところでございます。
 今年度で言いますと、7月15日号の「広報みたか」におきまして、1面で安全周知を行っているところでございます。また、高校、大学等につきましては、希望をいただければ、職員のほうが安全講習を開くという形で出張型の講習会も行っております。実績といたしましては、杏林大学におきまして、新1年生を対象に、市のほうの職員が出向きまして、安全講習を行ったところでございます。
 最後、TSマークについて、今回の条例の中では努力義務という形で位置づけている理由について、御質問をいただきました。自転車保険につきましては、今市のほうではTSマーク加入の助成券制度の事業を行っていて、その加入の推進を進めているところでございます。同時に、一般の御家庭の火災保険の附帯で自転車の事故の補償だったりとか、あと学生等ですと、学生保険の中に既にそれが盛り込まれているもの等もございます。そういったところもございまして、全ての利用者、または市民の方に保険加入を義務づけるのではなく、助成制度を使いながら、みずからの御判断で保険加入を検討していただきたいというふうに考えているところでございます。
 私からの説明は以上です。


◯委員(増田 仁君)  答弁を聞く限り、今すぐは何もないということだというのは理解をしました。先ほども事業者と学校に対して対応するという話があるんですけども、これは三鷹市の日中の流出人口のことを考慮されていないですね。今の話だと、事業者も学校も、市内にあるところにはお願いはできるけれども、市外の会社なんて物すごい数がありますから、お願いなんか当然できるわけでもなく、そこについての対応は一切ないということですね。
 また、広報も要は関心がある人は読んで対応してくれるんです。たばこの話と同じなんです。要は、そもそも関心がない層については、読んでねと言っても、来てねって言っても、行かないわけですよ。そこをどうするかっていう話が、さっき言った指導だったりするわけで、そこの対応がないっていうのは、安全利用ということに対しての対応が非常に抜け落ちているというふうに言わざるを得ないです。このところは非常に問題で、先ほどの保険の話もそうですけれども、義務規定を置いている自治体でも、TSマークだけを義務づけているわけではなくて、その他、一般の傷害保険も含めたもので保険に入ってくださいねということであって、それを一人一人全部確認をするわけではないですからね。
 そういうTSマークが必須ではない、できないから、三鷹では義務づけをしないというのは、ちょっと理由としては弱いと思うんですけども、ほかも含めた上での義務づけという考え方はできなかったんでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  TSマークを含めたほかの保険、類似保険も含めての自転車に関する補償の義務づけについて、再質問をいただきました。やはり保険加入につきましては、今回、三鷹市では助成制度を設けてはおりますが、一定の費用が発生するところでございます。その中で、その費用負担をしながら自転車の保険について加入をするという御判断を、市のほうで義務づけするというところまでは、現在至っておりません。
 ただ、直近の例でいきますと、自転車の事故を起こしまして、賠償額として最高1億円近い金額を請求された事例というのも発生しておりますので、引き続き市としては自転車を利用するに当たって、その保険の必要性について周知を進めてまいりたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(増田 仁君)  義務づけをしないと、これは大人が対応したのが一番問題ですけども、未成年が乗っている自転車っていうのは、本来親の管理下にあるわけなんですけど、親が必ず1年置きに確認できているかっていうと、そこまでできていないわけですね。だから、本当に義務だからやらなきゃいけないというところまで行かないと、やはり抜けている期間が発生したりとか、そもそもかけていなかったりとかして、事故が起きたとき、今高校生でも死亡事故につながってしまうような加害者側になることもありますから、そういったことを考えると、努力義務ではなくて、義務として、保護者も、もちろん政治も含めてきちんと対応することが前提であって、それは市が判断をお願いできないというふうに言ってしまったら、そもそもできないわけで。こういったところが弱いというのは、後々問題になる可能性があるというのを指摘しておきます。
 次に、料金のほうに移りますけれども、一時利用について、料金が今は100円とか、ごく一部は前からあった赤鳥居とか、4時間というような設定がありましたけども、今回のこの一時利用の改定によって、1日置いたら、かなり割高になる。要は、市民負担からいくと、既存の駐輪場を利用していれば、すごくいいサービス改善がないと、負担増、そもそも何でされるのっていうふうに納得できるものではないと思うんですね。要は、負担増に見合う同サービスの改善が図られるのか。そういったものもセットでないと難しいと思うんですが、いかがでしょうか。
 また、行きは晴れだったけれども、帰り雨、帰り雪、もしくは台風、いろいろな事情があったとして、乗れずに帰らざるを得ないということを、一切考慮していないのではないかというふうに思わざるを得ないんですが、その点もお伺いします。
 同じく一時利用について、12時間での利用という料金設定はほかの自治体でもよく見かけるんですけれども──1日と12時間、半日ですね、こうした4時間とか、8時間という時間区分での設定、さらに大幅な値上げになるようなものは、最近、近隣自治体で実施がされているものなのか。また、あわせて、一時利用で一気に250万円を超えるような収支改善というのを図ることが必要なのか。少々この改定の仕方が乱暴だなと思うんですけれども、価格設定のあり方をお伺いします。
 次に、先ほど言った一時利用のサービス改善というところにつながるんですけれども、駐車場であれば空車とか、混雑とか、満車っていう案内があるんですけども、今の三鷹だと、そういう案内は一切なくて、通勤・通学、買い物時に自分が本来行こうと思っていた駐輪場に行ったら、満車で使えないということで、複数の箇所をはしごして、焦りながら長時間走ることで、むしろ事故とか、違反を誘発するような状況になると思うんですね。
 こうした表示は、要は混雑とか、満車、空車っていう案内をネットで開始するべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。要は、公表をきちんと全駐輪場がしておけば、事前にあいているところに向かえますし、また、混雑だったところを狙って行ったら、満車になっていたとしても、例えば駐輪場にQRコードが張ってあれば、それをスマホにかざせば、次あいているところが発見できるとか。要は、どこがあいているか今わからないっていうのは、それも問題だと思うんですが、その対応をお伺いします。
 料金設定そもそもの話なんですけれども、距離と施設の中の高さですとか、ラックとか、そういったもので分けたとあるんですけれども、定期利用も、一時利用も、遠いのに高いとか、4時間料金設定が多過ぎるとか、定期利用も細かい区分が多いとか、近隣自治体よりも高い上に細分化されていて、正直わかりにくいです。調布市の一時利用とか使うと、もっとシンプルな料金体系になっていて非常に使いやすいというのがあるんですけれども。どう考えても市民の使いやすさを考慮していないようにも見えるんですけれども、料金のところ、利便性というのはどう捉えているのか、お伺いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  私のほうから、ちょっとまず基本的な考え方の部分をお答えさせていただきます。今回の条例は、これまでの2つの安全利用、また放置防止に関する条例を統合したわけですが、冒頭、参考資料の説明の中でも担当課長が説明しましたように、まずは安全に適切に利用していただくということが基本的な考え方の中で、当然、利用者の負担増を考えてこういった改正をしたということではなく、例えば今、一時利用の駐輪場に長時間とめて──いわゆる定期的にとめていらっしゃる方がデータの中でも見えてきますので、そういう中でやはり課題となっている駅前の違法駐輪等がなかなか解消できない。そういった部分を解決するための策として、本来の一時利用は一時的に、定期利用は定期的に、そういうようになるように制度設計をしたということを御理解いただければと思います。
 最後の質問になりますが、料金の違いということで、遠いところのほうが当然高くならなそうな設定はしております。駐輪場が数多く、23あるわけですので、そこの駐輪の利用の仕方をどうしたらいいかというのを、今回の改正後に合わせてしっかり、適切な案内をする必要があるというふうに考えております。例えば駐輪場のマップを、どういう利用のときにはここを使っていただければというような御案内をするとか、駐輪場の場所そのものに、そういう使い方の説明等を表示させていただいて、混乱のないように進めていきたいと思いますので、そういった方向で進めていくということで考えております。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  部長の答弁に補足をさせていただきます。まず、駐輪場の満空の表示でございますけれども、今現在、既存の駐輪場につきましては指定管理者であります、まちづくり三鷹のホームページ上で満空の御案内を差し上げているところでございます。
 また、各駐輪場の案内看板のところには、QRコードを表示しておりまして、QRコードを読み込むことによって、そのホームページへのアクセスが可能になっております。また、人を配置している駐輪場につきましては、利用者の方にかわりまして、係員の者がその場で満空表示の確認をして、あいている駐輪場を御案内するなどの丁寧な対応にも努めているところでございます。
 続きまして、収支の改善について御質問をいただきました。駐輪場の安定的で継続的な提供につきましては、一定の受益者の負担と収支のバランスに配慮する必要があると考えているところでございます。今回の料金改定につきましては、定期利用につきましては体系化を旨として、また、一時利用につきましては、先ほど答弁もありましたけれども、買い物など一時的な利用の方が利用しにくい時間帯があるということの利用形態の適正化を図ることを主眼として行ったところでございますが、同時に収支の改善につきましても、今後、踏まえて検討していきたいというふうに考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯都市整備部長(田口久男君)  1点、ちょっと答弁漏れがあったと思います。天候等でやむなく長時間とめざるを得ないようなケースはどう考えるかということでございますが、参考資料の8ページ目のほうに利用タイプ別想定のものが出ています。長時間対応駐輪、あるいは日決め利用駐輪というところで、こちらについては毎日とめる場合は、当然定期のほうが格安になるわけなんですが、週に何回とか、長時間、あるいは1日とめるというところであれば、こういった駐輪場を利用していただくんですが、今委員さんのほうからの御指摘のとおり、急に雨が降ったとか、急に大雪とか、そういったケースもありますけれども、きちっと各駐輪場のほうに先ほど申し上げたような御案内をする必要があると思います。
 時間の一時駐輪場に長時間とめて、それも何日もとめると、やはり費用が多くなるというのがありますので、それによって改善を図るという視点もございますので、そこは説明の中でそういう判断をしっかりしていただくように、綿密に御案内できるようにしていきたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(増田 仁君)  料金のところなんですが、自転車の話なんですが、これ駐車場、車のほうですごい問題になったことがありますね。要は、最大料金がないからどんどん課金されていって、当初の最大課金だと24時間幾らというか、そのつもりでいたら、その後、物すごい課金をされ続けていてと。要は、わかりにくい料金体系にすると、そういうことが発生するんですね。先ほど答弁の中で、ほかの自治体はやっているかと、一切答えていないんですけれども、ほかの自治体はもっとわかりやすい料金体系なんです。その料金体系のあり方っていうのは、細分化することが適切なのか、わかりやすいものが適切なのか、どちらが重要だとお考えなんでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  料金のほうにつきましては、わかりやすさ及び細分化、どちらのほうが優先かということの御質問をいただきましたが、どちらもやはり大切な要素だというふうに考えているところでございます。今回は、まず1つ目、わかりやすさといたしまして、一時利用につきましては、ばらばらでありました無料時間を、時間利用については、三鷹市の駐輪場であれば、どこの駐輪場にとめても2時間は必ず無料だという形で、1つ、わかりやすさを設定したところでございます。また、駐輪利用料金につきましても、駐輪場ごとに100円のものや150円のものが混在している状況だったものを、まず最低利用料金については100円という形で統一を図って、利用者の方のわかりやすさに配慮したところでございます。
 また、定期利用につきましては、それぞれ駅からの距離や屋根の有無等々、細かい区分によって体系化した料金を設けましたが、これによって誰が計算をしても同じ利用料金になるという一定の理解、わかりやすさを得られるのではないかというふうに考えているところでございます。
 なお、他市の状況についてですが、例えば調布市及び立川市等につきましては、定期利用につきまして、同じようにそれぞれの条件に応じた料金体系を既に導入しているところでございます。また、調布市におきましても、一時利用において6時間100円といったような料金体系を採用しているところもございます。
 私の答弁は以上になります。


◯委員(増田 仁君)  わかりました。調布市も6時間のものが多いというわけではなくて、大半は民間も含めて半日になっておりますので、調布市がちょこっとやっている。三鷹もちょこっと、前から400円をやっていましたけども、それを全体に広げるっていうのは、ちょっと無理が過ぎるんじゃないかなと思います。
 先ほど表示の話、満空の表示、今はされているっていうことで、実はこれ、何でそういう話をしたかというと、利用している方がわからないって言っていたんです。自分も気になって、その話をきのうした上で、けさ見たんですけれども、市のホームページの駐輪場の案内のところに満空表示というところがわからない。まちづくり三鷹がやっているから、じゃあ、まちづくり三鷹かなと思って、ちょっと開いたんですが、すぐ見つからなかったんですね。それで案内していると言っても、実際利用している人がわからないって言っていたら、案内していることにならないと思うんですけども。
 実際使いにくいっていうか、わかりにくいっていう状況は御理解いただいていますでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  満空表示のところにつきまして、ホームページ上、見つけにくいということで、今委員さんのほうから御指摘がございましたので、これについては今後、より使いやすい表示、わかりやすい表示のほうに検討を進めさせていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(増田 仁君)  では、最後に1つなんですけれども、そもそもの話、2時間の無料設定とかって非常にいいことなので問題ないと思うんですけれども、一時利用のあり方が、ともすると、定期の利用と一時利用の間に不定期の利用っていう、ここが実は一番重要で、不定期の利用の人が定期に行かないで一時利用しているんですね。それで一時利用、結構長く使っている人が多いからっていうふうに扱ってしまうと、下手をすると、そういう扱いをしている人が、さっき言ったような、天候以外、飲み会もそうですよ、出張も含めて、たまたま自転車で出て帰れなかったっていうことで、そういうのが続くと、1回500円とか、600円とかってかかるんだったら、それ数回やったら、定期利用の料金を超えてしまうんですね。
 不定期で使っている人なのに、定期利用にどんどん移行して、定期で毎月20日以上使わなければいけない人があぶれるというリスクも出てくると思うんですけども、そのあたりどういうふうに考えますか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今委員さんがおっしゃいましたように、通勤・通学等で月20日以上使われるような利用形態の方っていうのは、やはり定期の駐輪場が一番適していると考えております。それ以外に、月に例えば四、五回ほど長時間とめなきゃいけないっていう利用形態の方、そちらについても今回想定をしておりまして、主な利用が想定される駐輪場といたしましては、1日当たり200円、もしくは100円でとめられる日決めの駐輪場、もしくは2時間無料、その後8時間100円、いわゆる10時間100円でとめられるような長期対応の駐輪場、そのような駐輪場の御利用が想定されるものと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(増田 仁君)  それをわかった上で質問していて、要は日決めの場所があるんですけれども、三鷹駅に行く人というのは、南から上がってくる人と、西から来る人と、東から来る人がいるんですね。その設定の数が少ないと、そこに集中するので、交通がまたぐちゃぐちゃっと自転車が集中したりですとか、流れがまた変なふうに変わったりする。要は、そこの駐輪場を狙って移動するところがまたふえたりとか。本来、通勤経路として最適な場所のものを使うのを回避して、移動するっていう、これ市民サービスとしてどうなのだろうかっていう、そういう問題がありますので、よくよく考えてやっていただいたほうがいいなと。このまま行くと問題が起きるっていうことは、既にそれ、高いねっていう話は伺った人から聞いていますので、その辺、考えていただければなと思います。終わります。


◯委員(森  徹君)  それでは、質問させていただきます。最初に、この資料の1ページですが、パブリックコメントが非常に少ないですね、これ、どんなふうにお考えでしょうか。どういうやり方をしたのか。例えば、自転車条例、料金も含めて非常に重要な条例なんですけども、本来、この問題が市民に理解されれば、かなりいろいろ要望も含めて意見が出されると思うんですよね。なぜこんな少ないのか。ちょっとこの辺、どのように受けとめているのか、お聞きしたいです。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  パブリックコメントについて御質問をいただきました。今回のパブリックコメントにつきましては、三鷹市のパブリックコメントの実施手続にのっとった形で、それぞれ「広報みたか」やホームページ等で周知を行ったところでございます。お寄せいただいた御意見の数につきましての少なかったことの分析等については、残念ながら着手はしていないんですが、一定の周知を図りつつ御意見をお寄せいただいた。正規の手続を踏んだ上での御意見をいただいたというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  やはり市民の声を聞くという点では、ちょっと甘いんじゃないでしょうかね。ほかのパブコメでも全体的に少ないですよね。やはり、例えばこれを自転車を利用している、例えば駐輪場でアンケート用紙を配るとかね。そうすると、生の声が寄せられるんじゃないでしょうかね。そういう努力がなくて、実態が現実につかみ切れないで、いろいろ条例をつくっていく、市の考えを決めていくというところは、やはり市政の運営のやり方として、この辺──パブコメですから、ここの担当部署だけじゃないと思うんですけども、特に自転車利用という点では非常に市民的には、この内容が市民に伝わっていけば、非常に貴重な意見を寄せられると思うんですよ。そのことがまちづくりになるし、皆さん方も、やはり市民の声をしっかりと聞きながらいい仕事ができるというふうに思うんですけども、これに対してどのようにお考えかですけどもね。
 市の職員が、また市長が市政運営を行っていく上に当たって、やはり市民の声をしっかりと受けとめると、裸の王様にならないで市政運営をやっていくっていう点では、この意見を聞くというやり方、今後検討していただきたいというふうに思います。これは要望ですので、答弁は結構です。
 それから、この中で事故の防止の問題、目的で触れています。事故の半数が自転車だと、たしか先ほど説明があったと思うんですけども、自転車の事故っていうのは、市内、三鷹の場合に一番多い場所っていうのはどこなんでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  市内の事故多発地点におきましては、三鷹警察のほうからも情報をいただいておりまして、一番多い場所としては交差点における事故が一番多いというふうに情報をいただいているところでございます。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  そうですね、やはり交差点、出会い頭とか、そういう点、非常に多いと思いますし、私もこのごろ気になるのは電動自転車、これがスピードが相当速いですね。私自身が自転車に乗るスピードが遅くなっているから余計感じるのかもしれませんけども、非常に恐いなということと、道路交通法では自転車は車両だという位置づけですよね。しかし、これは法律ですから、私がどうこうなんですけども、車両っていう区別は非常に危ういなと思うんですよ。
 車両だから車道を走れってなっていますよね。しかし、車道を走ると、自転車は非常に弱者となるものですから、そういう点では、もっと自転車専用レーン、こういうものが必要だと思うんですけども、事故が多い場所は交差点だと。今の自転車専用レーンの話、あれはかえで通り、これは非常に市民の皆さんからも喜ばれていて、実はかなり前なんですけども、あの道路は市道ですね。市道にしては、かなり道幅が広かった。しかし、歩道が狭かった。自転車で武蔵境に行く人、それから雨の降っているとき、傘を差して歩道を歩く人、非常に危ないということで、歩道を広げてほしいっていう声が寄せられたんですよ。その当時は自転車専用レーンという発想がなかったのかもしれませんけども、そういう中で自転車専用レーンができたという点では非常に歓迎されている。
 この目的の中で、今、交差点で事故が多いということがありましたけども、条例の目的に事故の防止、安全で快適な環境の確保というふうに述べられております。これ、具体的にこの環境の確保、今市がこういうことを考えていると、この条例を制定するに当たって、市が検討、確保を考えているのはこういうものがあるというのがあったら、お示しいただきたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  自転車の走行空間の環境の整備についてでございます。今委員さんのほうからお話がありました、かえで通りの走行空間、こちらにつきましては、もともと都市計画道路として整備した幅員16メートルの道路ということで、物理的にも一定の幅員がございましたので、その中で車道部分がまだ車の通行の関係で、余裕があると言ったら、言い方は適切じゃないかもしれませんが、使えるところがあるということで、自転車の事故等も多い路線でありましたので、そこをしっかり歩行者と自転車の動線を分けて安全を確保したというところでございます。
 市内にそういった同様な条件が整うところというのは、今のところまだ余り多くはなくて、例えば今後、整備する都市計画道路等で16メートルぐらいの幅員があれば、同様の整備が可能かと考えております。したがいまして、今後の都市計画道路の整備の中でも、そういったことも検討するという考えでいますし、また、既存のもっと幅員の狭いところについては、今自転車のナビマーク等で、これは車道への誘導にはなりますが、そういったところをしっかり業者に認識をしていただいて、また、車を運転する方にも、そこを自転車が通るという認識をしっかりしていただいて、道路の条件等によって適正なそういった環境を整備していきたいというふうに考えております。
 時間のかかる部分もございますが、できるところからしっかりやっていきたいと考えております。


◯委員(森  徹君)  市民の移動手段としての非常に重要な自転車、これが走行できる環境整備というのは、引き続き積極的に力を。ただ道路をつくる、車のための道路というだけじゃなくて、今後、少子化と高齢社会ですから、そういう今後、何十年か後を見据えた都市整備というのは非常に重要だと思いますので、そこの政策の検討、具体化をお願いしたいと思います。
 それから、利用料金です。非常にきょうの説明、報告を聞いても、なかなか複雑でわかりにくいというのが率直な感想です。それで、この資料が配られたのが、事務局から電話をいただきまして、金曜日の8時半ごろだったでしょうか。それで、議員ですから、その時点で改めてとりに来ればいいんですけども、私、会議に入っていまして、よそでそういうことがあったものですから、来れなくて。土日も市役所に来なくて、これを見たのが昨日なんですよね。
 それなりに準備はしてきたつもりなんですけれども、改めて今の説明を聞いて、まだしっかりと飲み込めていないというのが現状です。したがって、条例制定のときには、もう少し議員のほうに必要な資料が、もう1日、2日、理解する時間というのが必要かなというふうに。これは、私の感想ですので、これ正副委員長側に責任があるのかどうかわかりませんけども、ぜひ今後、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 それで、市長のこの条例の提案のときに、値上げするところが8カ所と言いましたっけ、値下げが11カ所って言いましたっけ、ああ、すごいなと。値下げがこんなに多いのかという、単純な理解。提案するほうも、より市民のサービスっていうことがあるから、そういう報告なんでしょうけども。しかし、これを見ますと、いろいろわからないこともあって質問するんですが、月決めで500円プラスですか、それから日決めで50円、ここを上げた、いろいろ周辺市との関係も見ているのかもしれませんが、私なんかはすぐお隣の武蔵野市っていう、私の住んでいるところも含めてですから、三鷹駅、武蔵境駅って利用すると、どうしても武蔵野市との比較になりますよね。
 武蔵野市というのは、三鷹とも非常に、ごみの関係があって調布市さんとも交流ができましたけれども、どちらかというと、市民生活は武蔵野市と三鷹、こういう関係だと思うんです。市民的にも、その辺の利用の見方をしていると思うんですけども、これだけの値上げの根拠と言いましょうか、その辺はどんなところからこの設定をされたんでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今回の定期利用、月決め利用料金の改定に当たりましては、基準となる駐輪場を設けまして、それに基づいて駅からの距離や屋根がついている、ついていない。屋根がついていますと、やはりそこの下で雨にぬれずにレインコートを脱いだりすることができたりとかいたします。また、駐輪ラックの上段、下段。上段を利用する場合には、やはり一度ラックを下げて、そこに乗せて、また上げなきゃいけないというような一手間がかかるようなことがございます。
 そのような条件として、最寄り駅、駅からの距離、屋根の有無、駐輪ラックの階層、それぞれの項目について、料金のほうを加算、減算を行って定めたものになります。
 私からの説明は以上になります。


◯委員(森  徹君)  この500円上げた、それから、月50円ですか。この500円、なぜ500円なのか。それから、確かに地下にある駐輪場では雨が降ったときもいろいろ対応できますよね。しかし、市民サービスを考えたら、そういうスペースがあるかどうかは別ですけれども、野外の場所でも、多少雨かけ部分、全体じゃなくてもいいですよ、屋根を多少つくって、そこで雨具を脱いだり着たりというぐらいやるのが、逆に市民サービス、市の市民に対する姿勢としてできるんじゃないかなと。そういうレインコートその他、雨の中で脱げないから、そこは下げたとか、それから、そうでないところは上げたとかいうのは、そこで上げるというよりも、もっと上げないで、条件の悪いところはできるだけ市民へのサービスというのができなかったんでしょうかね。
 まず、なぜ500円かという点、その根拠とした内容。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今回の定期利用につきましては、先ほど申し上げたような要因について、体系的な料金体系としておりますので、初めから500円の値上げを想定しているものではございません。要件に当てはめて、それぞれの利便性を考慮したところ、基準となる駐輪場については、今、南口東の屋外については、500円の値上げという形になったものでございます。
 また、他市との関係のところにつきましても、例えば武蔵野市、三鷹駅北口につきましては、武蔵野市のほうで駐輪場を整備していると思いますが、三鷹駅北口については、全ての駐輪場で2時間無料という制度を既に設けておるところでございます。三鷹市の場合は、駐輪場によって無料時間がなかったり、1時間だったり、また4時間だったりというふうにばらつきがあったところがございましたが、今回、全ての時間利用駐輪場に2時間の無料時間を設けることで、北側、南側、どちらの駐輪場も2時間の無料時間が設置されるという形で配慮しているところでございます。
 私からは以上です。


◯委員(森  徹君)  500円の根拠がよく理解できないんですが。値下げが8カ所ありますね。これ、全部三鷹台ですね。この値下げに踏み切ったというか、値下げをした理由はどこにあるんでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今回の定期利用の料金の見直しに当たりましては、初めから値下げ、もしくは値上げを定めたものではなく、先ほど来、御説明を差し上げております最寄り駅、駅からの距離、屋根の有無、階層、駐輪ラックの階層等について、それぞれ加算、減算を行うことによって、結果として減額、料金の引き下げになっているというものになります。
 以上でございます。


◯委員(森  徹君)  これ、利用が少ないとか、そういう対策っていうのが検討の中にあったんですか。もっと利用率を上げろと。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  先ほどの私の冒頭の説明の中でも、本来、条件に当てはめますと、料金が引き上げになるんですが、利用率を勘案してそのまま据え置いた駐輪場が2カ所あるということで御説明を差し上げました。具体的に申しますと、井の頭第2駐輪場及びつつじケ丘駐輪場につきましては、基準に当てはめますと、本来であれば料金の引き上げ対象となりましたが、利用率等を勘案して、現在の料金に据え置いたまま利用率の向上を目指したいというふうに考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  そこのところ、聞かなかったんですが、井の頭の第2駐輪場とつつじケ丘駐輪場、これはそうですよね、変更ない。最初私がお聞きした、値下げは、まだ利用者が少ないから、逆に言うと、料金が高いから、値下げをして利用者をふやそうということがあったんでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  料金、今想定でお示ししていますが、こちらの考え方は、参考資料の9ページの図のほうを見ていただきたいと思うんですが、今回、三鷹駅の基準となっているさくら通り第2駐輪場、紫色の丸で、ちょうど300メートルと書いてある表示の横が、そこが基準ということで、三鷹駅から考えてちょうど真ん中というわけではないんですが、そこを基準にして考えていこうと。この駐輪場を基準に、いろいろな要件でプラスしたり、マイナスしたりというところで進めてきたところでございます。
 その中で、三鷹台のほうも、三鷹駅以外は、やはり利用頻度とか、土地の価格等を考えて、ほかの駅については全体で、マイナス300円しているところでございます。その中で、今利用率が低いから下げたのかどうかという御指摘でございますが、そういった要因はあると思います。この条件に当てはめて、料金設定していく中で、やはり逆に言うと、高い部分があったのかなというふうには考えているところですので、結果的にこの制度設計で条件整理をした中で価格としては下がったんですが、それによって、皆さんにもっと御利用されるようになることを、これからしっかり周知していきたいと思っています。


◯委員(森  徹君)  やはり市の公共施設、市民のための施設で、市民サービスが第一ですので、そういう点での利用料金の設定というのは必要だと思うんですね。いろいろこの料金設定、検討、条例に盛り込むようになって、いろいろ分析もされてきたと思いますけども、値上げしたところの利用料の収入見込みっていうんでしょうか、これはどのぐらい見込んでいるんでしょうか。値上げして、これだけの収入があると、総額でお願いします。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今回の料金改定におきまして、定期利用、一時利用、それぞれ行いましたが、例えば時間利用、一時利用につきましては、全ての時間利用駐輪場は2時間の無料時間を設けました。逆に言うと、全てのお客様が2時間で利用を終えていただくと、市のほうの収入はゼロ円という形になるところから、とても収支の見込みが難しいものでございます。ただ、あくまでもシミュレーションといたしましては、利用料金として約1,000万円の増を達成したいなというふうには考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  そうすると、済みません、先ほど説明があったのかもしれませんけども、年間で1,000万円ふえると、総額でどのぐらいになるんですか。


◯都市整備部長(田口久男君)  平成28年度の決算額で申し上げますと、約2,000万円ほどの指定管理者からの納入ということになっております。


◯委員(森  徹君)  そうすると、平成28年度でまち鷹が多いと思うんですけども、そこから2,000万円入っていると。それに1,000万円。まち鷹に行くから、1,000万円もろには入りませんよね。1,000万円のうち、どのぐらいが来るんですか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  指定管理者からの戻し入れ金につきましては、利用収入から必要経費を除いたものの差額の2分の1が市のほうに歳入されるという制度になっております。
 経費部分のところについての算定が終わっておりませんが、あくまでも収入だけベースで見ますと、1,000万円の収入があった場合は、その2分の1額の500万円が市のほうに入ってくるという形になります。


◯委員(森  徹君)  わかりました。そうしますと、逆に下げたところがありますよね。値下げで、先ほどは収入という形ですけども、減収というのか、それはどのぐらい見込んでいるんでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  先ほど申し上げました500万円の収入を見込んでシミュレーションしているものにつきましては、それぞれ値上げしたもの、値下げをしたもの、また一時利用も全て含んだ金額になっております。それぞれ値上げについてだけのシミュレーション、値下げだけのシミュレーションについては行っていないところでございます。


◯委員(森  徹君)  そうですか、私は値上げ後の増収分という質問をしたんですけど、これはトータルですね、減った分と。これは、またどこかで知りたいところで、これは委員会でなくても、会派としても、もう少しその辺をお聞きすることになるかもしれません。
 市民的には、そういう点では、下げられた方は、この生活が大変な中で、よかったという方もいると思いますし、しかし、市民全体的には1,000万円、市民への今回の料金設定で1,000万円の市民負担というふうになりますね。そんなことで、これ、大変だなというふうに考えます。
 それで皆さんどうかわかりませんけど、私の場合には、ちょっとした出かける──例えば視察で1泊というときには、三鷹駅南口西駐輪場というのかな、昔からあった地下におりていく、ここを一時預かりで利用させてもらっているんです。ちょっとした小荷物があるものですから、駅に近い場所で、かなりいっぱいになっちゃう、割と早く満車っていうのがあるんですけども、あいていると、ここを利用させてもらっています。
 手ぶらの場合は多少歩いてもいいんですけれども、ちょっとした荷物があるときには、1泊、2泊のときにはここを利用させてもらっているんですよね。働いている方も非常に丁寧な方で、皆さんに声をかけて、気持ちよくそこで利用させてもらっている。これで言うと、そういう利用はここはなくなるというふうに理解していいんでしょうか、引き続きそれは利用できる場所なんでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今回、委員さんのほうで、現在御利用いただいております三鷹駅南口西駐輪場というふうに理解をしましたが、につきましては、月決めの利用形態のほうに今後改めていくことを考えております。現在は月決めと一時利用、双方を行っているんですが、月決めのほうに改めていきたいというふうに考えております。
 なお、新しく開設をいたします三鷹駅南口駐輪場につきましては、一時利用の駐輪場というふうに考えておりますので、より駅に近い場所で一時的な駐輪については賄うことが可能だというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  そうすると、この南口西駐輪場を利用していた私のような方は、新しい、昔の三鷹郵便局のあった、あのあたりの地下、そこで利用可能ということですね。わかりました。
 それから、時間利用の全ての駐輪場に2時間無料を設定したということで理解しているんですけども、それでいいんでしょうか。そして、その駐輪場の台数はどのぐらいなんでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今回、時間利用の駐輪場区分につきましては、全て2時間の無料時間を設けているところでございます。駐輪台数にいたしまして1,216台を予定しているところです。資料の7ページをごらんいただきますと、それぞれの駐輪場について収容台数を載せておりますので、各駐輪場の台数についてはそちらのほうの資料をごらんいただければと思います。


◯委員(森  徹君)  2時間無料の設定、これは、よく買い物客がなかなか自転車を置く場所がないというね。そういう点では、ここは評価できるかなと。2時間無料で買い物をして、いろいろ全ての駐輪場ですから、これはあいていればということだと思いますけれども、そういうふうに理解をします。
 あと、今後の対応で、駐輪場ということではないんですけども、中央通りの三鷹の今JAむさしの店舗のある、あそこに放置自転車──この放置という概念が、離れたらすぐ放置だっていう、こういうことなんですよね。放置っていうと、一定時間というふうに理解するんですけども、かなり厳しいなという扱いという理解なんですけども。例えば駅前のお店の営業を考えると、例えば夜の8時ぐらい、そうするとそんなに通行人もいない。歩道にも自転車はいわゆる放置自転車はほとんどない。だから、お店に入って食事をするために、お店の前の歩道にとめておきたい。しかし、そこに監視の方が来て、放置自転車ということでっていうことがあるんですよね。
 この辺はやはりお店の方の営業、そういうお店は借りて、2階なら2階のフロアで営業しているんですけど、みずからが自転車の駐輪場を確保できないですよね。そういう人のために、ほとんど歩いている人の邪魔にならないので、そういうお店に入った市民の自転車は、放置自転車っていう認識じゃなくて、何らかの、このお店から輪っかか何かをもらって、かけておけば、そうでないというような対応も必要かなというふうに。現実に私、その場を見ていたんですけども、そういうことも1つ、検討していただきたい、考えていただきたいというふうに思います。
 それで、先ほど増田委員からも質問がありましたけども、非常にわかりにくいですね、いろいろなものがあって。もっとわかりやすくしなくちゃいけないと思うんです。いろいろ条例とか、何とかは、なかなか難しくなっていくこともわからないではないんですが、例えば先ほど武蔵野市の話をしましたけども、武蔵境の獣医大の前の武蔵野市の駐輪場、非常にわかりやすいんです。入ります、ボタンを押して券をもらう、あいて入っていく。ただ自分のスペースへ置くと。帰ってくると、そこで見たんですけども、入庫から12時間100円なんです。入ったら12時間は100円。あと12時間ごとに100円が加算されていくと。
 これは、市民もワンコインで利用できるという点では、非常に利用しやすいなと。三鷹市はそういう点では、1,000万円の収入を上げるために、非常にせこいなと。もっとわかりやすく、やはり市民のための料金体系っていうのを武蔵野市に見習うべきじゃないかと思いますけども、その辺、これは実際にこういう条例で出てきているんですから、そういう考え方でコンクリートされると思いますけども、現にお隣ではそういう料金体系になっている。ということは、逆に、市に対しても市民から厳しい目が向けられているということを理解していただきたいと思います。
 以上です。


◯委員長(土屋健一君)  ただいま質疑の途中でありますけれども、この際、しばらく休憩します。
                  午前11時29分 休憩


                  午前11時34分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開します。
 引き続き、質疑のほうに入ります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、今回いただいた資料の中で減算の件なんですが、学生はマイナス300円と表記されているんですが、障がい者とかに関しても、19ページにあるとおり、本来、減免対象になっているかと思うんですが、具体的に障がい者の場合どのぐらい減算になるのか、教えてください。
 あと、原動機付自転車のことがどこにも表記されていないんですが、撤収した場合には4,000円もらうよということが条例に書いてあるんですが、料金に関してどこにも表記されていないんですが、原動機付自転車はどのような対象になっているのか、教えてください。
 済みません、先ほど他の委員も言っていたんですが、今アシスト自転車等で自転車がかなり重くなっているのと、あわせて3人乗り自転車もかなり普及されているというところでもありますが、その辺のアシスト自転車で3人乗り自転車等の優先ラックとか、その辺の配慮はどのようにされているのか。
 また、まれなんですが、三輪車もあるかと思うんですが、その場合にラックに入らないと思うんですけども、どのように対応されるのか教えてください。
 あと、済みません、南口駐輪場では、要は交通系ICカードの活用もということもうたってあるんですが、既存の駐輪場、Suicaとか、要は交通系ICカードの精算を望まれているお声もいただいているんですが、いまだに日決めの場合は現金のところも多いかと思うんですけども、今後の導入等の計画、要は利用者の利便性を考えると、交通系ICカード等の活用が有効かと思うんですが、どのようにお考えかをお聞かせください。
 以上です。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  何点か御質問をいただきましたので、順次お答えをいたします。
 1点目、減免についてでございます。今回、減免につきましては、学生のほか、身体障害者手帳を初めといたします各種手帳の所持者の方、また生活保護受給者等を対象に減免を行うことと考えております。減免の額につきましては、現在の減免額と同額で、現行と同額のマイナス300円を想定しているところでございます。
 2点目、原動機付自転車、いわゆる50cc以下のバイクについての料金のところですが、こちらにつきましては自転車の2倍額という形で考えているところでございます。また、条例上のところの別表におきましても、その原動機付自転車のところにつきましては、料金を上限額として明記をしているところでございます。
 3点目、アシスト付自転車や3人乗り自転車、また最近では三輪車タイプの自転車もというところで御質問をいただきました。3人乗り自転車やアシスト付自転車、さらに買い物の自転車につきましては前後に大きなかごをつけた自転車というのも、最近非常に多くなっております。今現在、市のほうで工夫をしているところといたしましては、駐輪ラックの幅を、やはりきっちり詰めればたくさんとめることができるんですが、逆に、かごが大きい買い物用の自転車とかは干渉してしまって入らないようなこともございます。例えば新しく設置をいたします南口の駐輪場につきましては、そこを配慮しまして、一定の幅を持って買い物用の自転車等についても対応できるようなラック幅を考えているところでございます。
 また、三輪の自転車につきましては、それぞれ現場での対応になるんですが、例えば前輪が二輪、後輪一輪のタイプですと、後輪から入れるとラックに入ることもございます、入らないこともあるんですが。そのような形で、入るものについてはラックの御利用を、入らないものにつきましては、安全が確保できるスペースのところを御案内して対応させていただくようなケースもあるというふうに、指定管理者のほうからは報告を受けているところでございます。
 また、三鷹の場合、一部の駐輪場につきましては、あらかじめ3人乗りの自転車等に対応するために、思いやりゾーンを設けている駐輪場もございます。
 最後、ICカードのところの御利用について御質問をいただきました。今現在、Suica等のICカードを利用可能な駐輪場については、5カ所の駐輪場にて利用が可能となっております。今後の利用可能な駐輪場の増の部分についてですが、予定といたしましては、今年度中につつじケ丘駐輪場につきましてICカードのほうの使用を可能に、また、来年度におきましては、新設いたします三鷹駅南口、三鷹駅南口サイクルシェア駐輪場においても、ICカード、またはクレジットカードによる決済が可能になるような形で考えているところでございます。
  私からの御説明、以上になります。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。済みません、ICカードを使える5カ所って、ちょっと教えてください。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今現在、ICカードを対応しております駐輪場5カ所について、1つが、赤鳥居通り駐輪場、2つ目が禅林寺通り第1駐輪場、3つ目がさくら通り第2駐輪場、4つ目がしろがね通り第2駐輪場、5点目が三鷹台第4駐輪場、以上の5点となります。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。順次拡充していただければ。月決めでしたら、当然使用することもないかと思うんですが、日決めの利用者も多くいらっしゃるところでもございますので、順次導入していただければ、市民の皆様、より利便性が向上されるかと思いますので、期待をしているところでございます。
 あと、済みません、先ほどのアシスト付自転車、思いやりゾーンも設けていただいているというところで、非常に有効だと感じているところでございますが、例えば上段ラックしかあいていなくて、思いやりゾーンもあいていなくてというと、かなりしんどいと思うんですけれども、その辺というのはどういう形で、市として今後改良していくのか、お聞かせいただければと思います。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今委員さんがおっしゃいましたように、状況によっては全ての駐輪場が満車で、そもそもほかの駐車を御案内したりとか、もしくは思いやりゾーンについて全て埋まってしまっている、もしくは上段ラックしかあいていないというようなケースもございます。できる限り係員がその駐輪場にいる場合については、上段ラックに上げる際には、もちろん、そこのところにとめさせていただくお手伝いをさせていただく、または、御本人のほうで下段ラックがあくまでちょっと待てますということであれば、下段ラックがあいたら、すぐに御案内するというような形での現場での対応を行っているところでございます。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。ありがとうございます。3人乗りのアシストになりますと、かなり重たいものになりますので、その辺の常駐の職員の方がいらっしゃるところに関しては、よりしっかりとお手伝いいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、さきの委員の質問にありました満空のホームページを活用しての案内でございますが、済みません、これ更新頻度、リアルタイムなのか、どのような形で更新をされているのか。やはり、同じく私も御意見を聞く中で、あいていると思って行ってみたら、もう満車だったとかいう現状があるということで、もともと満車だった表記が遅かったのか、移動中に満車になってしまったのか。どちらにしても、かなり時間が大事な表記になるかと思いますので、その辺の現状と、その辺のスピード感はどのような形で取り組んでいらっしゃるのか、お聞かせください。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  満空表示のタイミングにつきましては、今現在リアルタイムでの表示を行っているところでございます。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。じゃあ、このまま継続して、また、さきの委員も質問の中でおっしゃっておりましたが、非常にわかりづらいというお声も私のほうにも来ておりますので、せっかくリアルタイムで発信している大事なツールでもございますので、しっかりとまた使いやすいような形で、わかりやすいように。場合によってはアプリ等の研究も必要かと思いますので、その辺、御検討いただければと思いますので、これは意見でございます。
 わかりました。ありがとうございました。以上でございます。


◯委員(白鳥 孝君)  サイクルシェア事業なんですけれども、今まで実験でやっていらして、その中で損失というか、修理とか、紛失とかいう自転車はあったんでしょうか。そして、今後、ここに書いてあるんですけども、180名の人数で120台というふうに書いてあるんですけども、かなりの契約率があっての台数なのか、それとも、どういう形でこういう数字が出たのか。あと、満足度もどのぐらいだったのか、契約率と満足度、ちょっと教えてください。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  サイクルシェアの自転車における故障、または紛失等についてでございますけれども、故障につきましては、平成28年度で34件、平成29年度におきましては98件という形の推移になっております。
 分析といたしましては、平成28年度、平成29年度、共通する故障といたしましては、パンクだったりとか、あと自転車を誤って倒してしまったときにベルが破損してしまったということで、ベルの交換等が発生しております。平成29年度のところの特色といたしましては、ブレーキの交換やペダルの交換といった、やはり経年によるそれぞれの修理が必要な状況がふえてきているところでございます。
 また、自転車の紛失等については現在ないというふうになっております。
 続きまして、満足度について、利用者のアンケートをとったところ、自宅から利用されている方については、満足度としては100%の数字、駅から利用される方については98%の方がよい、または、ややよいという形の回答をいただいているところでございます。
 また、サイクルシェアの契約率なんですが、月ごとに契約、解約がございますので、その月ごとにはなるんですが、おおむね平均をしますと、今現在で9割を超える契約率という形になっているところでございます。
 私からは以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  わかりました。34件とか、98件、故障っていうか、特にパンクとか、ベルとかっていうんですけども、余りパンクってこのごろ聞かないんですけれども、そんなにパンクはするもんかなというふうにちょっと驚いたんですけれども。紛失がないということは、皆さん、それだけのきちんとした契約を守っていらっしゃるということで、安心したんですけれども。
 ところで、本格実施の件で180名、それから自転車台数120台という、この数字っていうのはどこから出てきたのか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  本格実施に向けましての利用者の枠及び使用する自転車の台数につきましては、平成28年度から実施しております社会実験の中で、いろいろ参加の人数等を変えるなどして検証を行っております。その中で、今現在、社会実験として実施しております180名の利用枠に対して120台の自転車を使用した場合に、順調に自転車がシェアされること、また、駐輪場のところに残っている自転車──私ども、残存の自転車というふうに呼んでおりますが、残存の自転車におきましても、最少で6台。これが残っていないと、次にシェアする人は、駐輪場に来ても自転車がなくてシェアできないという状況になってしまうんですが、最少で6台という形の検証データもとれておりますので、この台数で本格実施を行うことというふうに考えているところでございます。


◯委員(白鳥 孝君)  ちょっと、先ほどに戻るんですけど、例えばパンクしたり、ベルが壊れたり、ちょっと故障したっていうときに、修理代というのは、これは市がというか、管理者が持つんですか。ちょっとお伺いします。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  通常利用におきます故障につきましては、全て市のほうで費用負担して修理を行っているところでございます。


◯委員(白鳥 孝君)  要するに故意じゃなければ、市でやるということですね。わかりました。
 台数なんですけれども、今後どういう予想ができるかを、ちょっとまだ判断ができないかと思うんですけど、その辺はやはり臨機応変に台数をふやしたりということはやっていくんですか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  3年間の実証実験を行いまして、本格実施の台数については、今現在、一定の手応えを持っているところでございますが、もちろん将来的な台数の増減等、また利用者枠の増減につきましては、4月以降の実施の中で随時見直し、修正をかけていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(白鳥 孝君)  わかりました。サイクルシェアのことはちょっと置いておきまして、条例のことなんですけれども、やはり前の委員さんが質問したときにもお話があったかと思うんですけども、文章とか、背景とかって今見させてもらっていると、ちょっと甘いですね。今後、注視していただいて、その中で変更するとか、新たに入れるとかっていうことをしていかないと。今、三鷹の狭隘道路が多い中で、かなりのスピードを出す自転車が結構多い、また、規則を守らないというか、そういう自転車が多いので、その辺はやはり規則を定めるっていうことを、本当はしたくないんですけれども、していかなければいけないようなこともなっていくかなというふうに思います。
 ぜひそういったところで、今後、もっともっと煮詰めていただければなというふうに思います。終わります。


◯委員(石原 恒君)  私から幾つか質問させていただきます。まず、増田委員からも話があった、自転車の損害賠償保険のことについてお伺いします。私も、いろんな自治体で義務規定として条例を定めているところもあるんですが、それが根拠になるのは被害者の救済と、あと加害者の経済的な負担ということを考えての条例、義務規定だと思っております。
 三鷹市においては、そこもそうなんだけれども、むしろ利用者の保険加入のこともあってという説明だったので、そういった判断をしたっていうことで理解はしているんですが、条文の中に、市長は、第3条に、加入促進に関する施策を実施しなければならないとか、あと、利用者本人にもその加入に努めなければならないという規定はあるんですね。ただ、市長と利用者だけでは、私はこれはなかなか促進しないのではないかと思うんですね。今回、事業者だとか、小売業者の責務も今回新たに設けられたと思いますし、事業者の責務のところにも、こういったところにも損害賠償保険等の加入促進の条項を設けても、促進に関する施策というんですかね、勧奨ということで、設けていればよかったのかなと思うんですけどね。市長と利用者だけで、これで本当に済むのかどうか、その点についてお考えを聞かせていただきたいと思います。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今委員さんがおっしゃられましたとおり、三鷹市のほうといたしましても、自転車事故における賠償額の高騰等を受けまして、自転車保険の加入促進について取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
 その中で、例えば自転車の小売事業者や各種事業者につきましては、市のほうから積極的にそういった必要性や、また御案内、周知を行うことによって、条例上、義務としては設けてはおりませんが、実務の上では、そういった御周知を図っていただくようにお願いしてまいりたいと考えているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  恐らくこれから外国人も多くなってきて、なかなか日本の文化もわからない中で自転車を利用する。そういったときに事故を起こして、保険、そういった賠償できないといったものになると、被害者自身が泣き寝入りをしてしまうということにもなりますから、しっかりといろいろな角度から賠償保険の周知を促していただくような仕組みをつくっていただきたいと思います。
 あと、インターネットの空車・満車の表示についてはお話がありましたけれども、以前、私、同じような質問をしたときに、全ての駐輪場ではなされていないということを以前聞いたことがあるんですけど、今はそれはなっているということで理解していいでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  駐輪場の満空表示のところでございますけれども、全ての駐輪場ではなく、1カ所、南口中央駐輪場だけは今のところ、その表示のところには対応していないものでございます。


◯委員(石原 恒君)  そうなりますと、まだ完全ではないということになりますから、そこの対応は、今後、計画はございますでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  満空表示につきましては、やっぱり利用者の利便性を上げる取り組み、さらに私ども、駐輪場を管理する側についても非常に有効な取り組みというふうに考えておりますので、今後、全ての駐輪場について満空表示ができるように指定管理者と協議を行ってまいります。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。あと、買い物客がなかなかとめられないっていう事情は、よく私も感じているところで、今回、出された料金表を見ますと、本当に月決めに流れてくれるのかなという一抹の不安を感じるんですけれども。月決めが同額、もしくは値上げしていますよね。本当に流れるのかなというふうに感じるんですが、本当にどういったシミュレーションをされたのかが、ちょっと私、理解できないんです。
 確かに一時利用を上げると、上がった分、流れると思うんですけど、結構市民の不満が高まらないかなと、そういった感じがするんですが。やはり、どこかしら安くすることもあわせてやらなければいけなかったのかなというふうに思うんですね。そうなりますと、無料のほうに結構流れてしまう。そうなると、そこでまたあそこの整理してくださる方が午前中しかいませんから、午後になると帰りますから、無料駐輪場がすごく混雑というか、何というんですかね、いっぱいいっぱいで、出し入れもできない状況が今後さらに悪化するんではないかなと、私は単純に想定するんですが、その辺まで想定されていますでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今、委員さんのほうからお話がありました無料駐輪場についてですが、このたびの料金の見直しにつきましては、無料駐輪場2カ所について、現存のまま無料として存続させるという形をとっております。今後、定期利用の駐輪場が一部引き上げになることから、無料のほうに移られる方もいらっしゃるのではないかというお話でしたが、そのような動き方をされる利用者の方もいらっしゃるのではないかと考えております。
 現在、無料駐輪場につきましては午前中には人を配置しております。また、午後につきましても、常駐はしておりませんが、巡回の中で整理をかけておりますので、今後も引き続き無料駐輪場の管理について適切に行っていきたいと考えております。


◯委員(石原 恒君)  理解しました。料金改定後は、よく調査をしていただきたいと思います。
 最後の質問ですけども、サイクルシェアについてです。これも幾つか、私も以前、実証実験のときにも意見を述べさせていただきましたが、一番最初は1,000円だったですね。それが1,500円、今回2,500円ということで、非常に値上げをしたんですけれども。1,500円のときに、確かにアンケート調査をして、一定の評価があったということも私は理解していますが、今回、1,000円の値上げということで、そこまでわかってのアンケートなのかが、私、わからないんですね。
 おっしゃるとおり、屋根がついているからそれだけの価値があるということも理解はするんですが、雨の日に本当に自転車に乗るだろうかということもあるんですね。バスが非常に混雑していて、そうすると、どっちのほうに乗っていけばいいのかという。自宅から駅までの交通手段が幾つかあるわけですね、当然徒歩もありますし。今もバスの状況があふれている状況で、できればこういった自転車をもっと利用してもらいたいという気持ちもあるわけじゃないですか。
 そういったときに、ここで値上げをすると、またバスに流れてしまう、こういった悪循環が生じてしまうんじゃないかと。バスまで含めた混雑まで想定をされての、この値上げなんでしょうか。その点についてお伺いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  サイクルシェアの料金についてなんですが、基本的にこれまで実証実験ということで、それに参加していただくということで料金を抑えたというか、参加しやすい料金として参加していただいたという経緯がございます。このサイクルシェアの料金についても、先ほどの駅からの距離とかの基準を定めた考え方に基づくと2,500円になるということで、ここがスタートとして考えております。
 確かにバスとの関係、今御指摘がありましたように、バスの課題も多くありまして、自転車利用とバス利用、どういうふうに適正化を図るかという部分がございますので、そこは今、バスも駅前広場のいろいろ検討等をして、その中でどういうふうに利用者の方に適切に、安全に利用していただくかということを検討しておりますので、そこは全体として考えていく必要があるというふうに考えているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。最後に要望だけさせていただきます。このサイクルシェア、子どもも実際使っていて、娘も息子も使っていたんですけど、娘はそんな何も言わないんですけど、息子がやっぱりちょっと恥ずかしいと。ママチャリでどうしても恥ずかしいということも言っていまして、やはり男性が乗ると、ちょっとどうかなって抵抗を感じる仕様ではないかなと思うんですね。
 あとは、変速もないということで、この自転車の質というか、そういったところもやっぱり考えなければならないというふうに思うんですよ。今、台数確保していますけど、今後、新たに追加で入れる場合には、ぜひ同じスペックではなく、やはりニーズに応えたような仕様の自転車を入れていただくようにお願いしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。


◯委員長(土屋健一君)  以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時05分 休憩


                  午後0時59分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第66号 三鷹駅南口駐輪場及び三鷹駅南口サイクルシェア駐輪場の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  議案第66号 三鷹駅南口駐輪場及び三鷹駅南口サイクルシェア駐輪場の指定管理者の指定について、御説明を差し上げます。お手元の審査参考資料の35ページをごらんください。三鷹駅南口駐輪場及び三鷹駅南口サイクルシェア駐輪場につきまして、株式会社まちづくり三鷹を指定管理候補者として選定したいと考えております。
 指定管理者の選定に当たりましては、三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会での審議を経て、三鷹市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例に基づき、候補者を選定したものでございます。
 施設の場所につきましては、次ページ案内図にありますとおり、下連雀三丁目三鷹駅南口西側中央地区再開発マンションの地下部分で、三鷹駅南口駐輪場につきましては、時間利用の駐輪場、南口サイクルシェア駐輪場につきましては、サイクルシェア用駐輪場を想定しているところでございます。なお、指定期間といたしましては、既存の駐輪場と指定期間を同一にするため、平成33年3月31日までの2年間としております。
 続きまして、選定理由について御説明を差し上げます。お手持ちの審査参考資料39ページ及び40ページをごらんください。39ページが三鷹駅南口駐輪場について、40ページが三鷹駅南口サイクルシェア駐輪場についての審議結果になります。
 まず、1点目、事業実施計画につきましては、三鷹市駐輪場整備運営基本方針を踏まえた事業計画になっていること、また、南口駐輪場と南口サイクルシェア駐輪場の一体的な管理運営が可能なこと、南口駐輪場につきましては、現在、指定管理者として管理している既存駐輪場とあわせて、効率的で適正な管理が期待できること、南口サイクルシェア駐輪場につきましては、現在、社会実験として実施をしていますサイクルシェア駐輪場の管理委託先であることから、その実績を生かし、効率的で適正な管理が期待できることなどを評価したところでございます。
 2点目。収支の計画におきましては、南口駐輪場では既存の22カ所の駐輪場の指定管理者として、南口サイクルシェア駐輪場では現在の委託業者として、これまでの実績を生かし、経費節減の努力を行い、効率的かつ適正な経費によって施設管理が期待できることなどを評価したところでございます。なお、利用料金につきましては、既存の駐輪場と同様に利用料金制度を導入し、指定管理者の収入として、収入から支出を除いた額の2分の1を市の歳入といたします。
 3点目、経営状況におきましては、三鷹市設立の第三セクターであり、行政の持つ公共性、公益性を備えるとともに、民間企業としての柔軟性や弾力性を持ち合わせていること、管理が適切に行える人員体制、会計監査を実施するなど、会計事務の正確性及び透明性が担保されているところなどを評価したところでございます。
 これら、各項目を審議いたしまして、既存22カ所の駐輪場におけるこれまでの指定管理業務実績も良好であり、現在のサイクルシェア駐輪場の委託管理業務である実績を生かした質の高い管理が期待できること、また、アンケート調査において、利用者、実験参加者から評価が高く、既存の駐輪場とあわせ、新設いたします2つの駐輪施設を一体的な管理運用を行うことにより効率的な運営が期待できることから、株式会社まちづくり三鷹を指定管理者として選定したいと考えております。
 私からの説明は、以上でございます。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(増田 仁君)  1点、お伺いをいたします。非公募の理由については、説明があったとおりで理解をいたします。この説明の中にありました既存の22の駐輪場と一体ということで質問をするんですけれども、先ほどの自転車の条例のほうで、ICカードの話がありました。こちらの参考資料を見ると、ICカードのほかに、先ほどの参考資料でいくと磁気カードという話もありました。
 今も行っているかわからないんですけども、昔、手払いで、何か札みたいなのをつける運用があったと思います。今はないのかもしれないんですけども、そういったものの運用の差がある場合、こちらの最新のものに寄せていくべきではないかと思うんですが、そのあたりの対応というのはどのようにお考えでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  利用料金の支払い方法につきましては、利用者の利便性も考えて電子化を進めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(増田 仁君)  ということは、磁気カードというものは、基本的に書いてあるけれども、なくなるという前提でよいということでしょうか。要はICカードと、あと現金という流れになるということでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  磁気カードの今後の取り扱いといいましょうか、今後の方向性について御質問をいただきました。現在、例えばすずかけ駐輪場等におきましては、磁気カードを利用しているところでございます。ただ、最近の傾向といたしまして、支払い等に磁気カードを利用するケースというのがやはり大分少なくなっていて、IC化の波が駐輪場の支払いについても押し寄せております。市といたしましても、そういった社会状況の変化に対応してIC化を進めたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  これ、指定管理の管理者の指定の問題ですから、ちょっとこのことで、今の課長の説明の中で、このまち鷹を指定するという説明の中に、アンケート調査により評価が高かったからという説明がありましたけども、ちょっと先ほどもほかのことでの質問で、かなり数が、内容が豊富なものですから、私自身が読み切れていないと思うんですけども、このアンケート調査により評価が高かったと、このことをもう少し具体的に説明していただけますか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  アンケート調査について、御質問をいただきました。まず、既存の駐輪場につきましては、指定管理者による利用者満足度調査を年1回行っております。直近で申し上げますと、平成30年2月13日から20日までの間で調査を実施したところでございます。調査方法といたしましては、駐輪場で配布を行い、駐輪場の回収ボックスに投函していただくやり方、また、インターネットによる回答も指定管理者のほうで受け付けているところでございます。
 アンケートの結果といたしましては、満足、やや満足を合わせまして、合計で75.2%。逆に、満足をしていないという回答については、2.8%の回答があったところでございます。
 続きまして、サイクルシェアのほうのアンケートですが、こちらは社会実験の一環として、三鷹市による実験参加者のアンケートを行っているところでございます。方法といたしましては、実験参加者に郵送でアンケート用紙を配布いたしまして、郵送、メール等で回答をいただいたところでございます。直近の実績としましては、平成29年8月にアンケートをやっておりまして、その中で、現在、サイクルシェア駐輪場として行っています、さくら通り第2駐輪場についての管理、また、そこの係員の対応につきまして、よい、ややよいを合わせまして、管理としては83.4%。係員の対応については、92.4%がよいという評価をいただいているところでございます。
 私からの説明は以上になります。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。かなりよい、ややよいという市民の評価が高いようですが、否定的なといいましょうか、2.8%、これはこれで、今後の指定管理の運営も含めて生かしていかなければならない貴重な意見かなと思うんですけども。この部分で、よいも含めて、自由記載か何かがあるのか。その中で紹介できるようなものがあったら、紹介していただけたらと思います。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  アンケートにおきまして、特にサイクルシェアのアンケートにおきましては、自由記載欄を設けているところでございます。その中で、よいというところにつきましては、係員の対応が丁寧で手伝っていただいたというところ。逆に、悪いというところにつきましては、ルールを守らない利用者が一部いらっしゃるので、そこら辺の利用のルールを守らせるように、市のほうでも徹底してくださいというような御意見を、アンケートとしていただいているところでございます。


◯委員(森  徹君)  わかりました。ありがとうございます。
 以上で終わります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。41ページの事業実施計画書の中でもうたってあります、安全安心面について質問させていただきます。今回のこの当該の駐輪場に関しましては、やはり地下ということで、特殊な形状、路面ではなくて地下ということで、やはり安全安心が非常に心配される、危惧されるところでもあるんですが。こちら、原則的に有人管理の時間帯を設けるという形で、2行目はうたっておりますが、具体的に時間帯をどのようなふうに設定をされて委託をされているのか、お聞かせください。
 また、このように例えば今回、当該の南口駐輪場のような地下の駐輪場、他の駐輪場であれば、そちらは今現状、どのような形で有人管理、時間帯の設定がされているのか、お聞かせいただければと思います。お願いいたします。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  新設します駐輪場の安全管理について、指定管理者の計画についてのところで御質問をいただきました。今現在、指定管理者のほうが正式に決定をしておりませんので、今後、これが通った後、詳細を詰めていくところなんですが。今、想定しているものとしましては、日中の時間帯について、日中につきましては人による警備、夜間につきましては機械による警備を想定しているところでございます。
 類似するほかの施設といたしましては、三鷹台第1駐輪場が地下の部分を設けている駐輪場となっておりますので、そこは既に既存の施設として、まちづくり三鷹が指定管理として入っているところでございます。その実績を生かした形で、新しい駐輪場についても警備体制を確立してまいりたいというふうに、そう考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。済みません、日中というのは何時から何時までか、もし時間がわかればちょっと具体的に教えていただけますか。
 また、三鷹台の第1駐輪場のほうの例として、既存という形で御説明いただいたんですが、そちらも、済みません、時間を教えていただけますか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  新しい施設の、人による警備の日中の考え方なんですが、まだ指定管理者が決まっていない中で、具体的なものとしては定めていないところでございます。また、既存の駐輪施設であります三鷹台第1駐輪場につきましては、朝6時半から夜8時までの人による警備を実施しているところでございます。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。当然、これからのことでございますので、しっかりと三鷹台第1駐輪場の実績を踏まえた上で、また新しく御検討いただければと思います。ただ、今回、サイクルシェアの駐輪場も兼ねているということで、やはり利用されている、例えば学生さんとか、24時間遅い時間帯とか、お帰りになる方も十分想定されるところでございますので、しっかりこの辺のセキュリティといいますか、防犯に関しましては、特に駅前であり、地下駐輪場という特殊な形状でもございますので、より重きを置いて警備していただければと思いますので、これは要望でございますが、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(石原 恒君)  まず、赤松委員が質問したところで、ちょっと私が認識しているところと違ったので、お尋ねしたいんですが。ちょっと当該の駐輪場じゃないんですけど、三鷹台の第1駐輪場の地下は、地上にいらっしゃる職員が見ているんじゃないですか。常に地下にいらっしゃるわけじゃないですね。ですよね、その辺、確認したいと思います。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  委員御指摘のとおり、地下1階に常駐しているわけではなく、施設全体の中で人がいて、管理、見回りを行っているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  はい、わかりました。そういった意味では、今回の三鷹駅南口のところも、きちっと地下のところは見ていただくようにしていただきたいと思います。
 それで、今回、指定管理者による管理になりますけど、これ、今までは実証実験のときは年間の契約だったと思うんですが。この辺の契約状況、条件というのはどのように変わるでしょうか。変わらないんでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今現在、サイクルシェア駐輪場として使っておりますさくら通り第2駐輪場につきましては、年契約でまちづくり三鷹に委託をしているところでございます。このたび指定管理制度を導入するに当たりまして、2年間の期間を設けて指定管理者として指定をしたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  済みません、利用者の契約がどうなのかという質問です。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今現在、サイクルシェアの社会実験につきましては、利用者の方は1カ月ごとの利用での申し込みが可能となっております。仮に12カ月申し込んでいただいて、途中で中止をされる場合については、残りの分については御返金の対応を差し上げているところでございます。
 指定管理制度導入後につきましては、利用の区分として1カ月の利用、3カ月の利用、6カ月の利用といったような部分を設けた上で利用していただくようなことを想定しております。


◯委員(石原 恒君)  月決めと同様ということですね。理解しました。
 あと、参考資料の42ページのところですかね、施設運営のところでサービスを向上させる方策というところに、以前、私も委員会の中でよくお願いしたところなんですけども、周辺の商店会や企業と連携し、新しい優待制度等云々というふうに書いていますね。私も、これはぜひ進めていただきたいと思いますが、現時点で何か市と指定管理者と協議していることがあれば、御紹介いただければと思います。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  駅前の駐輪場につきましては、やはり買い物利用の方が利用される方が多いというふうに分析をしている中でございます。その中で、近隣の商店街のところの連携は、所管する課とも組みまして、指定管理者とともに今後検討を進めさせていただきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  ぜひ、サイクルシェアだけでなく、全体の駐輪場と、あと商店会とのいろいろなサービス向上につなげていただきたいと思います。
 最後に済みません、このサイクルシェア事業の課題に1つ挙がっていた、1人の人間が複数借りるという仕組みができているというか、可能ですよね。その辺の対策というのは何か講じられているのか、検討されているのか、その点についてお尋ねします。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  サイクルシェアのところの社会実験につきましては、平成28年度から3年間かけてやってまいりました。その中の検証の中の1つとして、なぜサイクルシェアがうまくいくんだろうという分析を行っております。もちろん、枠、参加人数だったり、自転車の台数等も重要なんですが、根本として、利用者がそのルールを守っていただく、ルールを遵守していただくというところが、今回、サイクルシェアが非常にうまく回っていっているということの理由の1つとして考えております。
 利用者のルールにつきまして、現在も1人で複数台の自転車を同時に借りることはできませんという形のルールを既に設けているところではございます。同時に、自転車の貸出管理につきましては、キーボックスを利用した、キーの出し入れで管理をしておりまして、その出し入れについては、全てデータを市側のほうでとって、どの自転車が何時に、誰によって借りられたかが把握できるようになっております。そのような管理を行いながら、1人による複数台の占有を防止していきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  ぜひルールの徹底をお願いしたいんですけど、もし、余り守られないようでしたら、また今ICTの活用だということもありましたけども、例えば2台目が貸し出されたら、SMSとかで発報して、2台目ですねとか、そういう注意喚起を促すだとか、そういうことも必要ではないかと思いますので、ぜひICTの活用をして、ルールを遵守できるような、利用者にもそういった方向へ持っていくようにお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員長(土屋健一君)  以上で、本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時24分 休憩


                  午後1時25分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第67号 市道路線の認定について、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯道路交通課長(池田啓起君)  どうぞよろしくお願いいたします。議案第67号、審査資料、参考資料の55ページになります。市道路線の認定について御説明させていただきます。大きな1、市道路線の認定の概要になります。申しわけありません、初めに56ページ、裏面をごらんください。場所につきましては、牟礼六丁目8番先から13番先となっております。戻りまして、路線名になります。市道第851号線となります。起点は牟礼六丁目610番1先、連雀通りから、終点牟礼六丁目1966番3先──これは人見街道までの延長466メートル、幅員16メートルの道路となっております。
 認定理由になります。市道第851号線につきましては、現在、三鷹都市計画道路3・4・13号線として用地買収等を進めているところであります。都市計画道路の整備等を国に補助対象として申請するに当たりまして、道路認定が必要となったこと。これは、国交省からのことし3月27日付の通知を受けてになります。また、事業進捗により電線類の地中化工事の設計等を進めるに当たって、電線共同溝の整備に関する特別措置法に基づきまして、道路区域を決定する必要があるため、今回、市道路線として認定をするものであります。
 この道路は、都市計画事業として現在取り組んでいる路線ですので、大きな2としまして、都市計画道路事業の概要について、私から説明させていただきます。都市計画道路事業の名称になります。三鷹都市計画道路事業3・4・13号三鷹駅仙川環状線(牟礼)になります。都市計画道路の内容になりますが、本事業区間は、都道の連雀通りと人見街道を南北に結ぶものであり、三鷹市の東部地域の交通ネットワークにおいて、とても重要な路線と位置づけております。
 続きまして、規模についてです。延長466メートル、幅員16メートルの計画道路で、現在、両側に3.5メートルの歩道、9メートルの車道を整備する計画としております。事業の施行期間につきましては、平成15年2月5日の事業認可取得から、現時点では、平成32年3月31日までの期間となっております。今後、事業期間の延伸を予定しているところであります。
 続きまして、用地の取得状況になります。平成29年度末時点で取得率87.02%となっております。
 最後に、今後の予定になりますが、あくまでも現時点の予定です。平成30年度、今年度におきましては、用地取得及び道路の詳細設計を進めております。平成31年度は用地取得に加えまして電線共同溝の詳細設計に入っていく予定であります。平成32年度、2021年度になりますが、それ以降に用地取得、企業者工事としまして、ガス、水道、下水道工事等を続けて行い、電線共同溝の整備及び街路築造工事というふうに続いていくと予定しております。
 私からの資料の説明は以上になります。


◯委員長(土屋健一君)  以上で、市側の説明は終わりました。
 これより、質疑に入ります。


◯委員(増田 仁君)  こちらも、1点だけお伺いをいたします。買収部分が87%ということで、今回は認定をすることもあり、一部既存の生活道路と接続させるなど、歩道程度を先行して通行できるようにはできないかという話が知り合いからありました。要は、ここはもうかなり買収されているのに、行くと、ほぼほぼ向こう側がある程度見えるような見通しのいい状況なので、ここを通れたほうが楽でいいという話がありまして。ただ、通れないところもまだあるだろうからというところで、部分的な対応とか、簡易の舗装とか、そういうことはできないのかという話がありましたので、お伺いをいたします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今、用地買収のほうが進んでおりまして、今、委員がおっしゃられていた一部区間、ちょうど、はなかいどうのあるところから南側に向かって120メートルぐらいの間でございますけれども、幅3メートルで、歩行者、自転車が通れるような簡易な舗装を施しているところがございます。ただ、市としましては、これから全体的に用地買収がまとまって進んできましたので、早期に道路整備に入っていく段階だというふうに考えておりますので、用地買収をさせていただきながら道路の設計に入って、また一日も早く整備着手できるように、そこを最優先で進めていきたいと考えています。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問いたします。国交省から道路認定が必要という説明ですよね。この辺、ちょっと私も初めてなんですが、本来なら国交省に聞けばいいことなんでしょうけども、どういう流れっていいましょうか、ちょっとそのことをお聞きしたいんです。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  街路事業ですので、国の補助金を活用して整備をしてきたところなんでございますが、これまでどのタイミングで道路区域に入れるっていうことについては確認は求められていなかったわけなんですけれども、ちょうど平成30年に事務連絡で、これまではそういうことはあったのかもしれないけれども、路線認定、区域決定の手続は、未実施の路線については、原則として補助金の交付申請までに適切な事務処理をお願いしますという、事務連絡での通知文書が国から都道府県に行って、都道府県から各市町村のほうに来ているところでございます。
 これは、道路法で道路事業に関しての補助率というのが2分の1という定めがございますので、その道路法がかかっていることが前提で、補助金を支出していくという原則的な考え方があります。それを、従前は必ず道路区域に──都市計画道路事業として事業認可して進めている事業なので、かけていましたので、そのかけていた時期は、割と各市町村がまちまちな時期に、我々のように供用の開始に合わせてかけたところもございますし、早くからかけていたところもあって、その時期が統一されていなかったんですけれども、それを厳格に、道路法に規定されている補助率がございますので、まだこの段階でも事業をされていない市町村はしっかりしてくださいというのが、平成30年に通達であったものでございます。


◯委員(森  徹君)  ということは、国の考え方が、これはやはり都市計画道路を促進という立場で、そういうことをしっかりと、というふうに言っているというふうに理解していいのか。といいますのは、国交省自身も、都市計画道路でかなり時間が半世紀以上たっているのは、廃止も含めて見直ししなさいという方向ですよね、そういうのを出していますね。
 それと、高度成長期に相当公共施設をつくって、今後その維持管理が財政的に大変だということで、そういう背景も見直していくことにあるというふうにあるんですけども。こういう曖昧だった部分を整理したというふうに、ただそういうふうに理解していいのか、それとも、やはり読める背景というのは何かありますかね。


◯都市整備部長(田口久男君)  道路事業の進め方の御質問でございますが、もともと、この道路区域、道路法の区域をかけなくても、都市計画の事業認可をとるということは、そこの対象エリアを一定の制限をさせていただいて、それで事業を進めるという点では、そこの部分は大きく変わるものではないということで。あくまでも国のほうの事務的な手続の中で法解釈を改めて確認した中でそうすべきだということで、そういう事務連絡があったものというふうに理解しています。


◯委員(森  徹君)  わかりました。それから、これは3・4・13号線で、今回は連雀通りから人見街道までですけども、この計画は、連雀通りから北側は、玉川上水から井の頭公園、ここを通りますね。ただ、三鷹の議会のかなり前の質疑の中で、公園のところっていうのは、鳥獣──何て言うんですか、鳥とか、そういうのがいる区域で、この都市計画道路はふさわしくないというような、そういうことが議決されたとか。ちょっと詳しくはわからないんですけど、そんなことはちょっと聞いております。
 したがいまして、私も議員になる前から、調布保谷線という道路、今ほぼ完成形ですけども、武蔵境通り、新武蔵境通り、ここの住民運動に当初参加しまして、やはり立ち退きの方の、あれは36に広がったものですから、非常に住んでいる方、やはり住宅、住居っていうのは人権ですよね。そういう中で、立ち退きをせざるを得ないという中に御主人が亡くなられた方もいます。それから、お店で立ち退いて、それで、お店を再度やりたいと。結果的には、近くに戻れないで、今、お店をやられているのかどうかはわかりませんけども、そこに住んでいる方の生活を含めて、かなり犠牲があるんですよね。
 ですから、そこに住んでいない我々は、ここに道路ができると便利になるという利便性とか、道路のネットワークって、そこに行くんですけども、やはり、そこに住んでいる方の、そこをついの住みかとした方もいたと思うんですよね。そういうことを、やはりしっかりと見てもらいたい。
 そこで、お聞きしたいのは、この一番後ろのところに、この計画の線、地図がありますが、現在、この中に住宅として何軒ぐらい残っておられるのか。それから、この中にアパートがあるのか。アパートの住民、対象の住民の方が、もしもアパートがあれば対象になっているのは何人、何世帯あるのか、この辺、わかればお聞きします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  残っている方、あと、おおむね10軒程度でございます。アパートにつきましては御自宅にアパートとして併設されているものが1棟ございます。
 皆さん、代替地とか、新しく移転されるに当たって、お住いになっている方がいらっしゃいますので、私どもも、皆さんとお話ししながら進めておりますので、引き続き、丁寧に説明させていただきながら、早期にお話に応じていただけるように、我々も誠心誠意取り組んでいきたいというふうに考えています。


◯委員(森  徹君)  ぜひ、丁寧に対応していただきたいというふうに思います。東京都の場合は、やはり三鷹市と違って、直接市民と接しないんですよね、担当の職員の方も。それから、縦割りなものですから、例えばアパートに住んでいる方はやむを得ないと、引っ越さざるを得ないと。だったら、都営住宅に入れてくださいという要望があるんですね。子どもさんが調布北高校の近くに住んでいるから、この近くの都営住宅に移してくれないかと。
 紹介したのが狛江なんですよ。やはり、住宅関係の部署と道路、北南とは全然違うものですから、全く対応が非常に冷たいということが、私自身、この運動に参加して、本当に東京都とも交渉したり、北南の職員はわかるんだけども、東京都の道路の買収の担当者っていうのは、対応は本当に不動産屋さんですね。買収とかね、本当に冷たいなということを感じましたのでね。
 やはり、市長も身近な政府という言葉を使っていますし、この言葉は市長が言う前に私たちも使っていた言葉なんですが、やはり一人も悔しい思いをしないように、丁寧に寄り添って対応していただきたいということを、これは要望ですけども、ぜひそういう立場で進めていただきたい。
 それから、連雀通りから北側については、私ども、この都市計画道路には反対の立場ですので、この先には、それこそ多くの住民の方が住んでいらっしゃいますし、自然のある公園もあります、玉川上水もあります。そういう立場から、これ以上、北側の道路計画というのは進めないでいただきたいということで、質問を終わります。
                 (「追加」と呼ぶ者あり)
 済みません、そういうアパートに住んでいる方だと、なおのこと非常に基盤が弱いですから、場所は遠いんですけども、例えば市の持っている市営住宅だとか、それから、年をとっている方がいるならば、御近所とのつながりもありますからね。そういう丁寧な対応というのを、ぜひぜひあわせてお願いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(石原 恒君)  市道第851号線ということで、南側のところがちょうど西友のそばだと思うんですが、ここ、交差点は最終的には五差路になるんですかね、信号機はどのような形を想定されているでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  市長との協議の中で、ここに今、委員おっしゃるように道路がもう一本入ってくると、非常に複雑な交差点になってきますので、そこの道路については、少し手前で、北側で、都市計画道路に取り込めるような形で、交差点の中には入れないような、そういう協議をしております。
 そうなってきますと、計画線の外側にも少し、また用地の御協力をいただかなきゃいけなくなるところもございますので、そういったこともあわせて、今、お話のほうを進めさせていただいています。


◯委員(石原 恒君)  理解しました。あと、西友さんの駐車場がもう分断されるような形になりますけれども、特に気になるのは、ちょうど角地のところが三角になりますね。ここは買収の対象にならない。これは、どういう扱いになるんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ちょうど交差点の東側の部分に、また道路が入ってちょっと複雑な形になりますので、そういった部分についても、つけかえたり、そういったことを所有者さんと調整しながら進めなきゃいけない部分だと思っておりまして、いろいろなお話をさせていただきながら、事業に御協力いただけるように、今お願いをしているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  理解しました。ぜひ地元の方と協議をしていただき、スムーズに対応できるように進めていただきたいと思います。ありがとうございます。


◯委員長(土屋健一君)  以上で、本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時47分 休憩


                  午後1時55分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第65号 三鷹市下連雀市民住宅の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(増田 仁君)  討論します。
 非公募での選定については、当該物件の管理組合で了承されたものであることから、問題はありません。しかし、市民住宅という、中堅所得者層ファミリー世帯向けの事業を行うことの優先度、必要性について、民間物件との差を見出すことはできませんでした。市が区分所有を今後5年間続けて、対応する必然性は乏しいと言えます。
 建物の建設費用8億8,600万円のうち、当該市民住宅分は3億1,800万円と、大規模修繕に要した費用2,300万円から、10年で返還が不要となった補助金約1億円を引き、満室の賃料から経費を差し引いた1,330万円の賃料によって、コストの回収は20年、財産の売却は可能となることがわかりました。
 賃借人が住んだままでのオーナーチェンジについて、民間ではよくあることであり、処分が可能となった時点で、区分所有権を民間に売却すれば、その時点で1戸当たり4,000万円前後など一定の収入が確保できます。市民住宅制度は必要ということでしたが、既に多様な築浅の物件を含めた良好な民間物件が多々あります。そうした市況を考えれば、指定管理はコスト回収時点までとするべきであり、福祉など特別な目的がない以上、5年間継続することの必然性を見出せなかったことから、反対いたします。


◯委員長(土屋健一君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより、採決いたします。
 議案第65号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第51号 三鷹市自転車の安全で適正な利用に関する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって、質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(森  徹君)  討論します。
 自転車等駐輪場の新設とサイクルシェア事業は賛成であり、時間利用の駐輪場に2時間の無料時間帯を設けたことも買い物客などへの対応として評価できる。
 現在の日本は急速な少子化と高齢社会に向かっており、これからのまちづくりの重点の一つに、身近な生活道路と高齢者や障がいのある市民が安心して利用できる歩道の整備が重要と考える。このことは、環境に優しい、自転車の利用促進にとっても大切である。今回の条例制定は自転車の利用料金の値上げが含まれている。質疑の中で1,000万円の市民負担となることが明らかとなった。市民生活への痛みを押しつけるものと言える。武蔵野市は一時預かり料金は入庫から12時間まで100円、その後、12時間超えるごと100円の設定となっており、利用しやすい。
 市民の健康と環境に優しい自転車の利用を促進する快適な環境の確保を求める目的に沿ったものとは言えない。
 よって、本条例の制定に反対する。


◯委員(石原 恒君)  本議案は、「三鷹市自転車の安全利用に関する条例」と「三鷹市自転車等の放置防止に関する条例」を廃止し、新たに「三鷹市自転車の安全で適切な利用に関する条例」を制定するものである。
 これまでの条例の条文になかった鉄道事業者の責務、自転車小売業者の責務、そして学校の長による指導、啓発等を加えたことは評価するものである。
 自転車利用者が増加している今、自転車事故は他人事ではない。自転車事故によって自動車事故同様に高額な賠償問題が発生している。被害者の救済と加害者の経済的負担の軽減を図るため、自転車利用者に対しては自転車損害賠償保険の加入を努力義務として定められ、市長には保険加入の促進に関する施策の実施を責務として定められた。
 自転車小売業者、事業者等及び学校の長にも自転車損害賠償保険に関する加入の促進のための情報提供と啓発に努めることを求め、本議案に賛成する。


◯委員(増田 仁君)  討論します。
 市側の説明において、市の責務について、無施錠の自転車への対策、道路交通法違反者ヘの市がとれる対策、講習会無関心層への対策、自転車保険の義務規定化など、新しい取り組みがなく、市民の安全が確保できるとは判断できませんでした。
 利用料金についても、大半が細かい区分けに変わり、近隣自治体よりも高額かつ細分化による弊害が出ると考えます。一時利用については、天候や用事などで意図せず長時間になった場合も含め、利用料金が4時間ないしは8時間でどんどんふえることになり、大きな負担増となります。
 市側の説明では、定期の利用者を定期利用駐輪場にという説明があり、趣旨は理解しますが、一時利用、定期利用の間の不定期利用の市民が、意図せず長時間になることでの割高を警戒し、月20日以上使うような状態ではないにもかかわらず、定期利用を開始し、本来の定期利用者まであぶれてしまうリスクを考慮しておりません。
 さらに、今回の見直しにより、一時利用だった場所が用途を変更されるなど、不利益変更に該当するという方も多く出る可能性から、さきの安全利用、適正な利用、市民サービス向上、どれも満たさないと判断し、反対いたします。


◯委員長(土屋健一君)  これをもって、討論を終了いたします。
 これより、採決いたします。
 議案第51号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第66号 三鷹駅南口駐輪場及び三鷹駅南口サイクルシェア駐輪場の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより、討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって、討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第66号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第67号 市道路線の認定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって、質疑を終了いたします。
 これより、討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって、討論を終了いたします。
 これより、採決いたします。
 議案第67号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午後2時05分 休憩


                  午後2時06分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市計画課長(田中元次君)  三鷹市空き家等対策計画(素案)について、説明をさせていただきます。資料1、三鷹市空き家等対策計画(素案)について及び資料1−1、三鷹市空き家等対策計画(素案)を用いて説明をいたします。
 まず資料1をごらんください。1、目的についてです。所有者等による空き家等の適正管理を前提とし、市と所有者等と専門家団体が連携・協力し、総合的な対策を推進する。こちら、資料1−1、1ページに記載をされております。資料1、2、現状についてです。資料1−1、4ページ、表の1をごらんください。1点目になります。高齢夫婦のみの世帯は、全国、東京都より若干高い割合になっています。また、高齢者単身世帯は全国より高い割合となっています。
 2点目、資料1−1、5ページ、表2をごらんください。空き家率は、国の統計調査では全国より低く、東京都と同率となっています。
 3点目、資料1−1、8ページ、表の3をごらんください。平成29年度の実態調査で771棟の空き家等を確認しました。平成24年度の調査で675棟でしたので、若干増加しております。平成24年度に空き家数が一番多かった下連雀で減少をしています。空き家の利活用が順調に進んだものと、こちらの地域では考えております。
 4点目、資料1−1、10ページ、3行目をごらんください。実態調査では、建築基準法の接道義務を満たさない可能性のある建物75棟(9.7%)を確認しましたが、市で追加調査を行った結果、39棟(5.1%)を確認いたしました。こちら、空き家のまま放置され、地域の課題になる可能性が高いものと考えられます。
 5点目になります。資料1−1、14ページ、図の4をごらんください。多摩地域の市町の中では、おおむね中位に位置しております。
 資料1、3の課題についてです。1点目になります。資料1−1、18ページ、3、空き家等の課題、(1)、管理不全な空き家等の対応をごらんください。管理不全となる空き家をいかに抑制及び減少させることができるかが課題となっています。
 2点目、資料1−1、19ページ、(2)、接道義務を満たしていない空き家等の対応をごらんください。先ほども申し上げましたけれども、接道義務を満たさない空き家については、建てかえができないことが課題となっています。
 3点目、(3)、空き家等の発生予防をごらんください。単身高齢世帯などの増加により、空き家等が増加することが課題となっています。
 4点目、(4)、空き家等の発生及び解消要因の整理・分析をごらんください。空き家等の活用を困難にしている事由の把握が課題となっております。
 資料1、4の施策の展開についてです。こちら1点目、資料1−1、25ページ、1、幅広い広報・啓発の実施をごらんください。「広報みたか」及びホームページの活用、平成29年度から作成している啓発パンフレットの配布、平成30年度から行っている固定資産税納税通知書への啓発チラシの封入に加え、空き家対策セミナー・相談会等を開催いたします。
 平成30年12月8日、土曜日──先週の土曜日になりますけれども、東京都の空き家ワンストップ相談窓口の事業者に選定されている、NPO法人空家・空地管理センター主催による、空き家セミナー、個別相談会を実施いたしました。セミナー参加者は20人、個別相談会参加者は5組でした。
 2点目、資料1−1、26ページに、空き家等の所有者等による適正管理の促進をごらんください。空き家等に関する苦情・要望が市に寄せられた場合には、現地調査を行い、適正な管理が必要と認められる場合には、適正管理を依頼する文書を送付しています。文書を送付しても対応がなされない場合には、居宅を直接訪問し、通知文の差しおきを行います。また、所有者等の存在が確認できない場合には、財産管理人制度の活用を検討していきます。
 3点目、3、住宅の耐震化の支援をごらんください。既存の助成制度である木造住宅耐震診断助成制度及び改修助成制度について、空き家を取得し、これからお住まいになる方に拡大することを検討いたします。
 4点目、4、庁内関係部署との連携をごらんください。これまでも空き家等対策強化推進プロジェクト・チームを中心に、庁内連携して対応してきました。27ページ、表11をごらんください。プロジェクトチームに相談・情報課、コミュニティ創生課及び障がい者支援課を加えた、より強化した連絡会等を組織し、対応してまいります。
 5点目、資料1−1、28ページ、5、三鷹市空き家等対策協議会をごらんください。三鷹市空き家等対策協議会設置条例に基づき設置しました、こちら、今後も市長の諮問機関としての役割を担っていただきます。
 6点目、専門家団体等との連携です。空き家等の所有者等に対する専門的な相談体制の確立のため、専門家団体等11団体と協定を締結しますと記載をされています。こちら、平成30年12月5日に、こちらにお示しいたしました11の専門家団体の皆様と、三鷹市における空き家等の適正管理・有効活用等の推進に関する協定を締結いたしました。
 7点目、資料1−1、29ページ、7、特定空き家等の認定及び措置をごらんください。イ、勧告については、固定資産税の住宅用地特例が適用除外となるため、勧告を行う時期を含め、市民部資産税課と十分に検討の上、所有者等にその旨を通知してまいります。
 8点目になります。資料1−1、32ページ、8、空き家等及び跡地の活用の促進をごらんください。空き家等の利活用に関しては、所有者の意向を尊重しつつ、利活用の例、空き家等を処分する際の有用な制度についての情報提供を行うことで、空き家等の状態にある期間を短縮することを目指していきます。
 建築基準法の接道義務を満たしていない空き家のうち、建物が健全なものについては、空き家等の所有者の了解のもと、専門家団体等の協力を得た上で、周辺の土地所有者と調整し、無接道状態の解消による利活用を検討します。建築基準法の接道義務を満たしていない空き家等のうち、建物の管理状況に課題があり、活用が困難な空き家等については、さきの周辺土地所有者との調整による利活用に加え、管理不全な状態を解消するため、国や東京都の補助制度等を活用し、市が空き家等の所有者等に対し、建物の除却費用の一部を助成する制度の創設について、検討してまいります。
 なお、平成30年12月17日月曜日から、平成31年1月11日金曜日まで、パブリックコメントにより市民の皆さんからの御意見をいただく予定としております。
 説明については以上になります。


◯委員長(土屋健一君)  続いて説明をお願いします。


◯道路交通課長(池田啓起君)  私からは、2点目、三鷹駅南口ペデストリアンデッキ長寿命化修繕計画(案)について、説明をさせていただきます。資料2になります。資料2の概要版で説明をさせていただきますが、参考資料に本冊を添付しておりますので、後ほど御確認をお願いいたします。
 三鷹駅南口ペデストリアンデッキにつきましては、橋梁の長寿命化に続きまして、昨年度より長期的な維持管理を視点としました修繕内容や、その範囲、工法、概算事業費等について検討を進めてきたものであります。
 それでは、初めに大きな1、計画の概要になります。1ページになります。(1)、背景です。平成5年度に完成の第1期工事部分につきましては、供用開始から20年以上経過しており、降雨時のふぐあいの発生が年々増加している状況にあります。平成27年度に実施しました点検の結果では、構造的に緊急な修繕が必要な箇所は見当たりませんでしたが、今後の予防保全の観点から、一定の措置が必要なことから、安全性、利便性及び経済性を考慮しながら計画的、かつ段階的な修繕に取り組む必要があります。そのため、今回、長期的な視点に立った効率的で柔軟な修繕計画を策定するものであります。
 (2)、計画の目的になります。平成26年12月に策定いたしました三鷹市橋梁長寿命化修繕計画では、最小限の維持管理を行う対応(経過観察型)といいますが、それに大規模な修繕・かけかえ等を行わないことを前提として予防的な対策を行う対応(予防保全型)といいます、これを加えて維持管理計画を取りまとめたところであります。
 ペデストリアンデッキにおきましても、同様の予防保全型の考え方を取り入れることにより、常に健全な状態に保ち、市民生活に欠かせない安全安心な駅前道路ネットワークを確保することにあわせまして、ライフサイクルコストの縮減を図っていくことを目的としております。これまでも一定の予防保全の対策は講じてきたところですが、今回改めて考え方を明記したところであります。
 2ページになります。大きな2、長寿命化修繕計画の基本的な考え方です。(1)、計画期間。社会情勢の変化や材料費等の変動による適正なコストの算出への影響を考慮しまして、ペデストリアンデッキは道路橋梁と同様の考えに基づく施設であることから、三鷹市橋梁長寿命化修繕計画と同様に50年間についての計画としていきます。
 (2)、計画策定の流れです。本計画では、2018年以降について、修繕計画を策定します。おおむね2028年度までに主要な修繕工事が完了するようスケジュール等を組んでおります。以降が5年に1回の定期点検の結果をもとに、その都度必要に応じて修繕計画及びその後のスケジュールを見直していくこととします。
 表2−1の計画区分です。短・中期的計画としまして、1期デッキ、2期デッキ、西側デッキの主要な構造部を中心とした修繕箇所について実施をいたします。長期計画としましては、定期点検を行いながら、予防的な対策等を計画的に行っていくとしています。
 大きな3、基本条件の設定です。(1)、ペデストリアンデッキの概要です。ペデストリアンデッキは、第1期工事として、現況のペデストリアンデッキの西側部分が平成5年の9月に竣工、第2期工事としまして、現在のデッキの中央部分から東部分が平成18年3月に竣工しています。そして、平成19年3月に西側地区の協同ビルへの接続により、西側デッキが竣工しております。
 次の3ページが現在の全体の平面図及び化粧パネルの現況の写真となっております。
 4ページになります。(2)、定期点検結果になります。現在のペデストリアンデッキにつきまして、平成27年度に国土交通省の点検要領に基づきまして、調査を実施したところであります。各デッキ、いずれも予防保全段階と診断されたところであります。予防保全段階とは、下の判定区分にあります、機能に支障が生じてはいないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態となっております。当然健全な箇所も多くありますが、主に診断内容では、化粧パネル内部のつり金具及び化粧パネル、伸縮装置、タイルの舗装、伸縮の目地材などについて措置を講じることが望ましいと診断されております。
 続きまして、5ページになります。(3)、補修方針です。現時点では、構造的に、緊急的に修繕が必要な箇所はありませんが、化粧パネル内に雨漏りの跡や一部の補助部材にさびが見られるなどの状況から、今後は計画的かつ段階的に必要な予防保全を図っていくものとしています。計画では、2028年度までのおおむね10年間で主要な構造部の修繕工事が完了するスケジュールとなっていますが、定期点検の結果をもとに、その都度必要に応じまして修繕計画及びスケジュールの見直しをしていく方針であります。
 具体的な修繕計画としましては、雨漏りの対策、昇降設備の更新、タイル舗装の修繕、電気設備や監視システムの更新、化粧パネルの改修などについて、計画的に実施していきます。
 また、修繕の優先度につきましては、部材・設備等の劣化・老朽度、部材の重要度、駅前広場の利用者等への影響などを総合的に勘案して設定をしております。部材の劣化の進行につながることへの雨漏りの対策、そして第1期工事で整備し、既に設置後20年以上が経過、更新時期を迎えています昇降機の設備、劣化の進行が確認できます化粧パネル及びそのつり金具などについて優先的に取り組んでいくこととしています。
 続きまして、6ページになります。(4)、現況形状の変更です。平成24年に起きました笹子トンネル天井パネル落下事故を受けまして、平成26年7月、国土交通省よりトンネルや橋は5年に1度の頻度で、近接目視による点検を行うことが義務づけられました。近接目視点検を行うためには、現在の化粧パネルを外して、内部の鋼材などに近接して調査する必要があります。現状は部分的に取りつけられた点検口回りしか近接の目視点検を行うことができないため、今後の化粧パネル、取り扱いを、下の枠内のように考えております。
 つり金具等の劣化の進行による化粧パネル等の落下の懸念や予防保全の観点からも、安全確保を最優先に考え、近接目視点検が常時可能となるよう化粧パネルは取り外し、再設置は行わないものとします。化粧パネルの撤去により、5年ごとの法定点検や修繕作業が容易となるとともに、ライフサイクルコストの観点から、経費の節減が図れると考えております。
 また、化粧パネルを取り外した際の景観等についても検討を行い、駅前広場の景観と調和することを確認していくことを考えております。写真3−3が化粧パネルの撤去前と撤去後の、あくまでもイメージの写真になります。
 7ページになります。長寿命化修繕計画として、(1)、長寿命化修繕スケジュールになります。現在、雨漏り対策及び更新時期を迎えています昇降設備のリニューアルを先行して進めているところであります。今後は、1期デッキの修繕に続きまして、第2期デッキ及び西側デッキの施設についても、必要な修繕などを検討していくものとしています。現時点の計画では、2028年度までに2期デッキ、西側デッキを含むペデストリアンデッキ全体の修繕計画を予定しているところですが、先ほども申し上げたとおり、5年に1回の定期点検を継続しながら、2期デッキ、西側デッキの具体的な修繕時期、修繕内容等について、引き続き検証をしていくものとします。
 昇降機設備であるエレベーター、エスカレーターにつきましては、各部位ごとに標準の取りかえ周期が定まっていることや、毎年、点検結果を行っていますので、その結果に基づき修繕スケジュールを設定しております。こうしたことから、昇降機設備のライフサイクルコストにつきましては、別途の検討としております。
 8ページは、今後の修繕計画のフロー図になります。左側が1期デッキ、2022年度までに、主要な構造体の修繕を実施する予定としております。フロー右側が2期デッキ及び西側デッキとなっております。フロー図では、2期デッキ、西側デッキにつきましては、2028年度までに修繕を実施する予定としておりますが、フロー中央に記載しています5カ年に1回の定期点検、次回は2020年になりますが、この定期点検の結果を踏まえて、健全であるものは修繕の後ろ送りや、また段階的な修繕による経費の平準化なども考慮しながら、今後の定期点検とともにスケジュールの見直しをしていくものと考えています。
 続きまして、9ページになります。(2)、ライフサイクルコストになります。ライフサイクルコストにつきましては、ペデストリアンデッキの主要構造部──ここでは昇降機設備は除きますが、修繕計画を立案いたしまして、維持管理費を算出しております。今後50年間で、約17.9億円の修繕に要する費用が見込まれております。しかし、先ほど説明させていただきましたが、今後5年に1回の定期点検の結果を踏まえてスケジュールや修繕内容の見直しをしていく予定としていますので、今回の修繕に要する費用につきましては、現時点での積み上げの概算額というふうに考えております。
 (3)、昇降機設備です。エレベーター、エスカレーターの昇降機につきましては、構造にかかわる施設ではありませんが、今回の修繕計画の中で考え方を示しております。修繕スケジュールについても、先ほど御説明させていただきましたが、昇降機設備は標準取りかえ周期が定まっていること、毎年の点検結果により、翌年の修繕を検討していることなどから、昇降機設備ごとの対策は必要に応じて適宜見直していくこととしております。
 今回の計画の中では、ペデストリアンデッキの主要構造部の修繕がおおむね完了する2027年度までについて、昇降機設備の概算維持管理費を検討しております。2018年度からおおむね10年間で約6.4億円の費用が見込まれております。しかし、先ほど申し上げたとおり、毎年の点検結果を踏まえつつ、修繕項目の判断をしていくため、ここで示すものについても、あくまでも参考額としております。
 長寿命化修繕計画(案)についての説明は以上になります。ありがとうございます。


◯公営企業化担当課長(池田宏太郎君)  私からは、資料3、三鷹市下水道事業への地方公営企業法の適用について、御説明させていただきます。平成27年1月に公営企業会計の適用の推進についてが、総務大臣から各地方自治体に通知をされまして、計画的な経営基盤の強化と財政マネジメントの向上などをより的確に行うため、人口3万人以上の市町村においては、公共下水道事業について、地方公営企業法を適用することが要請されました。
 三鷹市では、平成29年2月に三鷹市下水道事業地方公営企業法適用基本方針を策定しまして、平成32年、2020年4月に地方公営企業法の財務規定を適用し、公営企業会計に移行することといたしました。このことにつきましては、平成29年3月議会において御報告したところでありますが、本日は現在の取り組み状況などについて、御説明をいたします。
 資料1ページの3、公営企業会計導入の効果です。財務諸表を作成することにより、財政状態と経営成績が明確化することや、サービス提供のための費用を把握するための適切な原価計算を行いまして、使用料対象経費が明確化することなどが期待をされます。
 4の官公庁会計と公営企業会計との違いについてでございます。民間企業と同様に複式簿記で経理を行いまして、収入、支出を使用料収入、物件費などの損益取引と、建設改良費、企業債発行による収入などの資本取引とに区分をいたします。また、固定資産の減価償却を行う、出納整理期間がないなどの特徴がございます。
 資料、2ページに移っていただきまして、5の他市の適用状況についてになります。多摩地区の26市のうち、本年4月までに多摩市、清瀬市の2市が適用済みで、来年の4月に4市、三鷹市を含みます残りの20市が、平成32年の4月を予定しております。このうちの多摩市と羽村市のみが地方公営企業法の全部適用で、ほかの自治体は一部適用となる予定でございます。
 6の公営企業化に向けた事務についてです。(1)、固定資産調査及び評価では、過去に行いました約2,500件の工事履歴を調査いたしまして評価を行っており、今年度、平成30年度末までに固定資産データを作成いたします。
 (2)、法適用に伴う準備事務については、アの関係部局との調整では、現金の出納その他の会計事務などは、現状と同じように会計管理者に委任をいたします。また、予算事務、人事・給与事務、契約・検査事務などは、従来どおりの各課で行うなど、ほぼ現状と同じ流れで進める予定となっております。イの金融機関の指定につきましては、地方公営企業法における市と金融機関との関係に基づきまして、出納取扱金融機関及び収納取扱金融機関の指定を改めて行います。
 ウの条例・規則等の制定改廃につきましては、三鷹市下水道事業設置条例(仮称)及び三鷹市下水道事業会計事務規則(仮称)を制定するほか、関係条例の改正、廃止などの準備を行っておりまして、これらにつきましては、平成31年(2019年)9月議会への提案を予定しております。
 資料3ページのエ、公営企業会計の初年度であります平成32年度の予算編成や平成32年3月で打ち切りとなります、平成31年度の決算に向けた調整を今後行ってまいります。(3)、会計システムの構築につきましては、現在の財務会計システムにかわりまして、複式簿記、発生主義に対応した公営企業会計システムの導入を図っております。
 7に、公営企業化に向けました全体スケジュールを示しておりますが、今後も関係部局との連携を密に行いまして、円滑に業務運営が行われるよう、適切に準備を進めてまいります。
 8のその他といたしまして、平成31年(2019年)10月に消費税率の引き上げが予定どおり実施される場合には、三鷹市下水道条例の改正を行いますほか、第4次三鷹市基本計画の第2次改定に合わせました、三鷹市下水道経営計画2022の改正を予定しているところでございます。
 説明は以上でございます。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  私のほうからは、報告事項の4点目、三鷹駅南口交通対策検討専門部会について、中間報告を御説明させていただきます。
 資料4をごらんください。1点目、委員の構成についてでございます。次のページをごらんください。委員等の名簿でございます。名簿に記載がありますとおり、学識者、高齢者団体、障がい者福祉団体、子ども・子育て施設、バス・タクシー・ハイヤー・鉄道の事業者、国、警察、道路管理者から構成をされている専門部会となっております。
 2点目、開催の実績でございます。平成30年8月1日に第1回目を、同年10月5日に第2回目を開催いたしました。
 3点目、会議内容でございます。第1回目は、現場での専門部会実施とし、各委員の方に三鷹駅南口広場を実際に歩いていただき、現状と問題点の確認を行ったところでございます。資料4の3ページ目に添付をいたしましたA3の資料につきましては、三鷹駅南口広場の交通課題として、専門部会で配布をした資料となっております。バス降車場での待機による車道上での危険な降車や指定場所以外での荷さばき駐車、バス降車集中による混雑などの課題を御確認いただいたところでございます。
 第2回目は、三鷹駅南口広場の再配置について。各委員からのお立場で御発言をいただくとともに、バス降車場における二重駐車の禁止や広場内再配置について協議を行いました。主な御意見といたしましては、広場西側、みずほ銀行の斜め前にございますタクシー乗り場の利活用、また、荷さばき車両、タクシー降車場の指定について、広場内運用ルールの確認、見直し、バス総合案内板の多言語化などの御意見があったところでございます。
 4点目、今後のスケジュールでございます。第3回目を12月17日に、第4回目を平成31年3月に開催し、検討をさらに行った上で専門部会としての意見を取りまとめ、その意見に基づき、地域公共交通活性化協議会で協議を行う予定としております。
 私からの説明は以上でございます。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(増田 仁君)  1項目だけお伺いします。ペデストリアンデッキの長寿命化のところなんですけれども、本編のほうの参考資料を見ると、パネルを撤去した後の対策、要は鳥のふん害、これの対策が必要ですということが書いてあって、ほかの自治体を見ると、ネットを張るですとか、突起物を配置するとか、あとは糸のようなもの、これを張りめぐらすなどあるんですけれども、なかなか見た目がよくないというか。あとは、突起物も結構小さい鳥は入ってしまって余り意味がないとか、物によっては、鳥以外の動物が入ってしまうようなところもあったりだとか、いろいろよしあしが大変だということは聞いてはいるんですけれども、どういったものを考えているというか、念頭に置いて検討しているのでしょうか、お伺いします。


◯道路交通課長(池田啓起君)  現在、ペデストリアンデッキの撤去に向けた改修の設計を進めておる段階でして、その中の検討課題の1つとして、この鳥対策というものも検討をする事項に入っております。現在、この手法というのはまだ決まっておりませんが、他の自治体でも同じような課題を抱えておりまして、他の自治体で成功して、パネル等の撤去であるとか、鳥対策を行っていることも聞いております。専門業者等にもヒアリングしながら、先ほども申し上げたように、駅前の景観等にも配慮した形で可能な対策をとっていきたいというふうに、今考えているところです。


◯委員(赤松大一君)  済みません、よろしくお願いいたします。まず、空き家対策計画(素案)のほうで、19ページにあります、接道義務を満たしていない空き家等の対応についてでございます。やはり今回、この素案の中にもありますとおり、建てかえができないというさまざまな状況があって、そのままに放置されてしまって、空き家になってしまったという事例が、やはり市内各所、私も拝見しているところでございますが、これ、今回のこの対応については、不動産流通等が行われるようにという形で検討が必要ですという報告をいただいているところでございますが、これ、逆に、例えばもともと住んでいたところに住み続けたいというところで、建て直しを計画したが、だめだった場合とかっていうことで。
 逆に、その建て直しができるような、二世帯にして、子どもたちと一緒に住むとかいうことによって、空き家対策にもなりますし、新しい住居確保にもなるかと思うんですけれども、その辺のお考えというのはどのようにされているのか。流通するだけではなく、そこに住み続けるという観点からの対応についてはお考えでしょうか、お聞かせください。


◯都市計画課長(田中元次君)  32ページの本編のところで、中段に無接道空き家についての件が少し書かれているんですけれども、先ほどちょっと御説明いたしましたが、こちら、具体的な内容としてどういうものを想定しているかといいますと、先ほど空き家等のセミナーを今年度、東京都のワンストップ相談窓口の事業者さんとともにやらせていただいたということを御説明いたしましたが、こうしたところに相談をさせていただきながら、こちら、不動産の専門家等もいらっしゃいますので、例えば無接道の空き家の前には接道されているような家も当然ありますので、そういうような、近隣の方と不動産の専門家の方を交えて御相談をさせていただいて、例えばやはり同じ場所に住み続けたいということであれば、前の方の建てかえ、そのときに土地の交換とかをさせていただければ、すぐに解決するんですけれども、それがすぐにできなかったとしても、今後、建てかえのときにはそういうようなことをさせていただけないかということを、事前に専門家の方を交えて相談をさせていただいて、解決できないかというようなことを、今、具体的には考えているところでございます。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。やはり近隣のことなので、なかなか難しいところもあるかと思うんですが、専門家のさまざまな経験、さまざまなお知恵を拝借しながら、三鷹を出ていくよりも、やはり住み続けていただきたいという思いが。まだ実際に住んでいる方も、特に御高齢の方はやはりそこに住み続けたいという思いが強いところでございますので、さまざまな事例が出てくるかと思いますけれども、今後また丁寧な対応をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 もう一点でございます。三鷹駅南口駅前広場交通対策検討専門部会のほうでございますが、こちらに関して1点でございます。写真を拝見しますと、さまざまな理由で、荷さばき車による交通被害とか、あと身体障がい者乗降場での荷さばき駐車というところで、やはり荷さばきの影響によって交通の弊害が出ているかというところも、具体的にこういう形でお示しいただいているんですが。
 ただ、それもやはりさまざまな、本来の専用スペースではできないものとか。逆に、トラックの運転手さんに言わせれば、それなりの理由があるかと思うんですが。実際にこの中に、課題を抱えているトラックの方がどなたも委員の中に入っていないというのは、やはり実際に入ってもらって、今の三鷹の駅前の荷さばき状況等の課題というのをしっかりとヒアリングしていくことも必要かと思います。また、このトラックの影響による渋滞といいますか、より対応ができるような駅前づくりをしていかなければならないかと思うんですが。
 そこに、例えばこのトラック関係の方が入っていないというのは何が理由があるのか。また、今後、例えばオブザーバーというか、アドバイザーという形で入ることも可能なのか、お聞かせいただければと思います。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  専門部会の構成員についての御質問をいただきました。確かに駅前の広場の混雑につきましては、委員指摘のとおり荷さばきの問題もありますし、またバスの降車の集中だったり、さまざまな問題が複雑に絡み合っているところでございます。その中で、荷さばき車のところの部分につきましては、専門部会の委員として現在構成員に入っておりませんが、その上位組織でございます、地域公共交通活性化協議会、そちらのメンバーの中に全国自動車交通労働組合総連関東地方連合会の方に、委員として御出席いただいているものになっております。
 専門部会の御意見は、最終的には地域公共交通活性化協議会のほうに上げまして、そこで協議をして承認をいただくような流れを考えているところから、その時点でしっかりと御説明をしつつ、御意見をいただきたいというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。やはり当事者じゃないとわからない現状等もあるかと思います。ですので、しっかりと上部団体の方、公共交通のほうに入っていただいていると思いますけれども、しっかり丁寧に、地元の業者等の方にもお声を聞いていただくような機会を持っていただければと願うところでございますので、御検討いただければと思います。よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  相当報告があって、なかなか頭が痛い状況なんですが、ペデストリアンデッキのことで、この1期デッキ、2期デッキとか、いろいろありますね。この表、3ページを見て、改めてBデッキ、これをつくるときのことを思い出しました。そのときの私の考えは、これは必要ないじゃないかなっていう考えだったんですよね。確かに雨が降ったときには、この下を歩く方は屋根があるもんですから、傘を差さないでいいんですが、実際には駅をおりて、オオゼキに買い物に行く方は、これは非常にいいし、店側にとっても、これがあるとないとでは。市民も、利用する人は便利と、お店も、これは非常にいいものを市がつくってくれたとなるわけですね。
 しかし、先ほどのいろいろ修繕、その他の予算を考えると、こういうものっていうのは慎重に考えないと、いろいろ大変だなということで。1つは、現在、午前中の審議のあった駐輪場の、今新しい30階建てのビルを建設中。そこにデッキをつくりますね。今工事を進めていますけども、これは三鷹市がやるのか、それとも、ビルの方がやるのか、折半なのか、この辺、ちょっとどこかで報告されたのかもしれませんけど、改めてお答えください。


◯道路交通課長(池田啓起君)  現在、西側中央地区の再開発ビルへの接続工事が今まさに進捗しているところです。原則、この事業につきましては、事業者側が三鷹市の施設でありますペデストリアンデッキに接続をしてくるというような考え方です。ただ、一部、ここでも出ていますが、三鷹市がエスカレーターについて帰属をしていただくような施設もあります。部分的には三鷹市で行うところも出てくるとは思いますが、基本的な考え方は事業者側ということです。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  わかりました。それで、エスカレーター、ここにもみずほの横のエスカレーター、ここは屋根がないと、バスの降車場のほうが屋根があると。あるとないとじゃあ、傷みようっていうのは大分違うんじゃないかなと思うんですが。今度、新しく設置されるエスカレーター、これはどんなような構造、屋根つきなのか、どうなのか。


◯道路交通課長(池田啓起君)  現在の計画では、エスカレーターにつきましては屋根のないエスカレーターというふうな検討になっております。


◯委員(森  徹君)  どうなんですか、実際に屋根があったほうがもちはいいんでしょうか。その辺はどんなような検討をされていますか。それほど問題ないのか。


◯都市整備部長(田口久男君)  エスカレーターのもちのお話ですが、それぞれ屋根があったとしても、風雨にさらされる部分はありますので、基本的に全天候型のタイプをみんなつけていると。ただ、今御指摘がありましたように、弱い雨であれば、その屋根で防げる部分はありますので、当然屋根があったほうが、そういったもちの部分はいいというふうに考えております。


◯委員(石原 恒君)  1点だけお伺いします。資料1−1の8ページのところに、町別空き家数の表が示されております。先ほども御説明がございましたが、平成24年と平成29年の調査の結果が出ていますが、これはあくまでも数字での比較ということですが。ちなみに、新規で空き家になった戸数というのは何戸でしょうかということと、逆に、空き家が問題が解消した戸数、実数をお尋ねしたいと思います。


◯都市計画課長(田中元次君)  残念ながら、こちらはまだ平成24年当時、データベース化がされていなかったというところがございますので、これとの完全な比較っていうところはできていないところがございまして、新規に幾つふえたのかっていうところは、今のところ把握はしていないところでございます。


◯委員(石原 恒君)  結構細かく調べたように、私も平成24年のときに同行させてもらったことがあるんです。ちゃんと住所も登録して。恐らくパソコンに登録していないからなんですかね、ちょっとわからないんですけど。多分1戸1戸の住所まで調べたと思っているんですが、そうではないんですか。


◯都市計画課長(田中元次君)  当然、1戸1戸の住所までは調べてデータとしてはありますけれども、平成29年度の今回調査したものからデータベース化をしましたので、今後そういったところも含めて確認はしていきたいと思いますが、申しわけないですけれども、現段階では。
 今後は、そういったこともできるような状況が整ったということでございます。


◯委員(石原 恒君)  了解しました。平成29年度から、今後、平成29年度以降ということで、しっかりと要因とかも追跡できるようにしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。


◯委員長(土屋健一君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時58分 休憩


                  午後3時10分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 まちづくり環境委員会管外視察結果報告書の確認について、本件を議題といたします。
 まちづくり環境委員会管外視察結果報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思います。
 休憩いたします。
                  午後3時11分 休憩


                  午後3時11分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 お手元の報告書(案)をもって、まちづくり環境委員会管外視察結果報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、字句の訂正等については正副委員長に御一任を願います。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、あす12月12日、午前9時30分からといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                (「委員長」と呼ぶ者あり)
 休憩いたします。
                  午後3時13分 休憩


                  午後3時15分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後3時16分 散会