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トップ会議録会議録閲覧会議録閲覧(平成30年度予算審査特別委員会) > 2018/03/13 平成30年度予算審査特別委員会本文
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2018/03/13 平成30年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時26分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。ただいまから平成30年度予算審査特別委員会を開きます。
 議案第19号 平成30年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 一般会計歳出第4款 衛生費から第9款 消防費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(石坂和也君)  それでは、第4款 衛生費から御説明いたします。予算書の212ページをお開きください。衛生費の予算額は41億517万円で、前年度比0.9%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。217ページをごらんください。事項9.産後ケア事業費です。産後鬱を発症しやすい産後4カ月ごろまでの産婦とその乳児のうち、家族等からの十分な育児等の支援が受けられない人に対して、心身の安定や回復を促すデイサービス、ゆりかごプラスを実施します。
 221ページをごらんください。事項25.がん検診関係費です。特定健診等で実施している胸部レントゲン検査に喀たん細胞診を加えることで、国の基準による肺がん検診として拡充して実施します。
 231ページをごらんください。事項6.環境センター跡地利活用関係費です。施設解体等に着手するまでの間、敷地の一部を暫定利活用するため、健康憩い広場、ボール遊び広場等を整備します。
 238ページをごらんください。第5款 労働費です。予算額は7,313万2,000円で、前年度比4.2%の増となっています。
 特記事項は右側のページ、事項9.女性のための就労支援事業費です。東京都の地域人材確保・育成支援事業補助金を活用し、子育て中や子育て後の女性などの復職、再就職等を支援します。
 240ページをごらんください。第6款 農林費です。予算額は1億7,073万2,000円で、前年度比22.1%の増となっています。
 特記事項は右側のページ、下段の事項1.農業振興事務関係費です。都市農業振興基本法の施行や生産緑地法の改正等を踏まえ、三鷹市農業振興計画2022(第2次改定)の改定を行います。
 244ページをごらんください。第7款 商工費です。予算額は4億6,153万8,000円で、前年度比19.7%の減となっています。
 特記事項を申し上げます。右側のページ、事項4.買物環境整備事業費です。大沢地域において、利用者の状況や趣向に合わせて、サービスを選択、利用することができるような支援策の検討を進めます。
 249ページをごらんください。事項19.働き方改革応援事業費です。引き続き起業など、多様な働き方につなげていく場として、ファブスペースみたかの利用者拡大に向けた取り組みを進めます。
 252ページをごらんください。第8款 土木費です。予算額は52億7,457万9,000円で、前年度比0.4%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。257ページをごらんください。事項7.市道第135号線(三鷹台駅前通り)整備事業費です。最終年次の整備として、歩車道の舗装等を行い、バリアフリーに配慮した歩行空間の整備に取り組みます。
 261ページをごらんください。下段の事項2.地域公共交通活性化協議会関係費です。平成29年3月から見直しを行ったコミュニティバスのルートについて、フォローアップ調査等を踏まえ、ルートやダイヤ等の見直しを行います。
 265ページをごらんください。事項15.三鷹駅南口駅前広場交通対策関係費です。ロータリー内の車両滞留の解消、バス降車場での歩行者の安全確保など、広場周辺を含めた交通環境の改善に向けて、交通状況調査を実施します。事項3.中仙川改修事業費です。都市型水害対策として、引き続き中仙川改修事業を実施します。また、中原一丁目地区に雨水の一時貯留施設を設置し、上部空間は防災機能を有した公園、その周辺は緊急時の避難路等として整備していくため、平成30年度は雨水貯留施設の設置に向けた設計を行います。
 267ページをごらんください。事項7.都市計画事業運営費です。平成30年度に策定予定のまちづくり推進地区整備方針を踏まえ、三鷹台駅前周辺地区の用途地域等の見直しに取り組みます。
 269ページをごらんください。事項13.都市型水害対策事業費です。集中豪雨などの際に発生する家屋の浸水被害の防止や軽減を目的として、止水板の設置費用の一部を助成します。事項15.東京外かく環状道路計画調査研究関係費です。ワークショップでのゾーニング案に対する市民意見を反映させながら、北野の里(仮称)まちづくり整備計画を策定します。事項18.案内・サイン多言語化事業費です。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等を見据え、引き続き案内・誘導サインの多言語化を図ります。
 275ページをごらんください。事項20.下連雀五丁目公園(仮称)整備事業費です。日本無線株式会社三鷹製作所跡地(C地区)に、ボール遊びが可能なスペースや健康遊具などを設置した公園を整備します。
 279ページをごらんください。事項8.民間建築物等管理適正化関係費です。総合的な空き家等対策を推進するため、空き家等対策計画(仮称)の策定に取り組みます。
 280ページをごらんください。第9款 消防費です。予算額は21億8,421万8,000円で、前年度比5.7%の減となっています。
 特記事項を申し上げます。287ページをごらんください。事項16.被災者生活再建支援システム関係費です。システムを導入し、建物被害認定調査や罹災証明書の発行等を迅速かつ効率的に行う体制を整備します。
 衛生費から消防費までの説明は以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。衛生費から消防費の委員1人当たりの持ち時間は30分になっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるよう、お願いいたします。
 初めに、民進党。


◯委員(岩見大三君)  おはようございます。では、よろしくお願いをいたします。
 まず衛生費、予算概要96ページ、三鷹市自殺対策計画(仮称)の策定について伺います。平成28年施行の自殺対策基本法の一部改正に基づく今回の策定であります。都道府県や市町村は計画を策定し、自殺の実態、自殺の防止、自殺者の親族等の支援のあり方、地域の状況に応じた自殺対策調査研究、検証及びその成果の活用の推進とあります。これまでもゲートキーパーの養成など、市として慎重に自殺対策を進めてきた経緯があると思います。今後も、一定の手続や連携を経て行いますが、三鷹市として今後どう自殺対策に臨まれていくのか、お伺いしたいと思います。
 続きまして、予算説明書217ページ、母子保健モバイルサービス事業費について伺います。昨年から始まったサービスであり、大変わかりやすく、好評だと思います。サービス導入効果や本年度の加入者目標やサービスの改善などあれば、お示しいただきたいと思います。
 続きまして、同じく予算説明書223ページ、感染症予防関係費に関連して、インフルエンザ対策についてお伺いいたします。昨年からことしにかけて、大流行したインフルエンザですが、三鷹市の医師会の先生に伺ったところによると、かつてないほどの大流行ということで、感染者は1,000万人を超えるのではないかというようなことでありました。このような状況の中、今年度市が啓発した予防策、あるいは対策はどのようなものがあったでしょうか。また、それを踏まえて、ことしも大流行しないとも限りませんので、本年度のインフルエンザ対策についてお伺いいたします。学校現場対応も伺いたいのですが、款が違いますので、それ以外の形で御答弁をお願いいたします。
 続きまして、予算説明書233ページ、家庭系ごみ減量・資源化関係費並びに参考資料201ページであります。参考資料を拝見すると、可燃ごみを初め、さまざまな項目で平成29年度の見込みから平成30年度の計画に至るまで、ごみの処理量、収集量の数値が示されており、平成26年度からの推移を見ても、減量化が促進をされております。その上で、今年度の計画におけるごみ減量対策についてお伺いをいたします。
 続きまして、商工費、予算説明書247ページ、観光振興推進事業費。端的に今年度の三鷹市の観光振興策について伺いたいのですが、設立10周年を迎えるみたか都市観光協会であります。ここ10年の三鷹の観光振興に対して、一定の総括も必要と思われます。そのことを踏まえて、今年度の取り組みやあるべき姿についてお示しいただきたいと思います。
 続きまして、土木費、予算説明書259ページ、堀合地下道管理費並びに同じく263ページ、自転車安全利用推進事業費に関連して、大変細かい話で恐縮なんですが、この上連雀一丁目から二丁目をつなぐ堀合地下道ということで、要は自転車マナーの1つの話なんですけど、ここの地下道の入り口には2カ所、自転車をおりて通行くださいという表記があり、そして階段をおりると、通路の入り口にも2カ所、この自転車をおりて通行してくださいという表記がされております。私、ここを毎日のように通るんですけど、全部を見ているわけじゃないんですけど、私の見たところでは、ほとんどの人が自転車をおりて通行しないで、そのまま通行しているという状況があります。これは、つまり、これだけ歩道内で表記をされているのにもかかわらず、何とかならないものかなというような思いを毎日持ってはいるんですが、ちょっとそういう自転車のマナーの問題。もう一つは、違う地下道なんですけど、駅の南口と北口をつなぐ駅前の地下道がありますね。これは武蔵野市の管轄だと思うんですが、こちらで先日、事故がありまして、救急車が来たということで、偶然たまたま私はそこで遭遇して、やはり同じような形で、歩いている御高齢者の女性の方と自転車が激突したというようなことがありまして、非常に危険だなというような印象を持ちました。したがって、マナーの問題並びに通行の危険というようなことも含めて、なかなか難しいとは思うんですが、対応策について何かあれば、お示しをいただきたいと思います。
 続きまして、予算概要122ページ、空き家等の管理不適切な建築物に関する適正管理の推進ということで、市民も大変関心が高い空き家問題でありますが、今年度にいよいよ空き家等対策計画(仮称)の策定に取り組むということであります。事業概要を拝見しても、ボリューム感があるわけでありますが、本年度より具体的にどのような職員体制で取り組まれるのか、お伺いをしたいと思います。
 最後に、消防費、予算概要124ページ、被災者生活再建支援システムの導入についてであります。被災地での行政業務の問題として、生活再建支援業務の全体像が共有できないといった課題があるようであります。今回のシステム導入に関しては、特に罹災証明の発行は、その煩雑さから発行が遅いということが課題であったと思いますが、その点が解消されれば、画期的なことかと思います。そこで、ここに書いてある発行など、迅速かつ効率的に行う体制の整備とは、具体的にどのような対応なのか伺います。また、自治体間の相互応援・広域応援というのはどのようなイメージでしょうか、あわせてお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  よろしくお願いいたします。大きな項目3点ほど御質問をいただきましたが、順次お答えさせていただきます。
 まず1点目の自殺対策につきまして、市の今後の取り組みという御質問をいただいております。今回、国のほうで定めた自殺対策基本法に基づきまして、三鷹市においても平成30年度に自殺対策計画策定を予定しております。この計画策定に当たりましては、既に国のほうからガイドラインが示されておりまして、この策定に当たっては、全国共通で各自治体が取り組むべき施策を基本パッケージという形で具体的に示されておりまして、さらに三鷹市の自殺者の実態のデータから基づきまして、また重点パッケージということで、主な取り組みの方向性も示されたデータがこちらにも来ておりますので、そういったものを踏まえた形で、全庁的な業務の中で事業の見直しも図りながら、自殺対策の取り組みというのを検討していくということで進めていこうというふうに考えております。
 続きまして、2点目ですけれども、母子保健モバイルサービス「ゆりかご・スマイル」につきまして、幾つか御質問をいただきました。昨年の7月から運用を開始しておりまして、まず導入の効果というところなんですが、具体的に、数字的に目に見えた何か効果というところまではちょっと検証し切れていない部分はあるんですけれども、実際に既に今、2月末現在におきまして、1,626人の方のユーザーに登録をいただいておりまして、複数のお子さんの登録もあるので、1,870人ほどのお子さんのデータが登録されて、御使用になられているということで、ここまでの累計アクセス数で53万1,000件余ということで、1日当たり平均で今2,000件ぐらいのアクセス。月々伸びていますので、直近では1日当たり3,000件近くアクセスがあるということで、それなりの皆さんに御利用いただいているというふうに評価しております。
 当初、システム導入の段階では、ゼロ歳児の7割ぐらいの目標を考えていたので、1,300人のユーザー登録をできればいいかなというふうに当初予定していたんですが、先ほど申し上げたとおり、ユーザー数、さらにその目標数を超えているということで評価をしているところでございます。また、今後に向けては、予算概要にもお示しのとおり、今年度末に多言語化というのを図らせていただいて、さらにサービスの向上に努めてまいります。
 3点目のインフルエンザに関してでございますけれども、委員御指摘のとおり、今シーズンかなり流行しまして、今大分下火にはなってきたんですが、まだ東京都、警報レベル段階ということで、引き続きホームページ等も通じて市民の皆様に周知、努めているところです。平成30年度、またこの夏以降の対策につきましても、医師会のほうの先生方ともいろいろ情報共有しながら、適切に市民に向けた周知・広報に努めてまいります。
 私からは以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  ごみ減量関係の御質問にお答えいたします。ごみ減量・資源化につきましては、市民、事業者、行政が一体となって行ってまいりました。そのおかげをもって、近年、全体的なごみ量は減少傾向でございます。平成30年度におきましても、ごみ減量等推進員の皆様、リサイクル協力店と一体となって、ごみ減量のキャンペーンを行っていきたいと思います。また、集団回収につきましても引き続き行い、資源化を進めてまいりたいと思います。
 また、「広報みたか」、リサイクルカレンダーや住民協議会等のお祭り、町会等のイベントを通して、ごみ減量・資源化の推進を図ってまいりたいと思っております。
 私からは以上になります。


◯生活経済課長(垣花 満君)  私のほうからは、観光振興事業の10年間の総括及び今後の取り組みについて御答弁いたします。
 みたか都市観光協会は、平成20年にNPO法人として発足いたしまして、その後、まちの観光案内のほか、お土産販売、それからジブリチケットの販売といったものをやってきております。また、井の頭公園検定事業、フィルムコミッション事業、TAKA−1事業など、まちのいろいろな団体と連携した取り組みにも取り組んでおりまして、特に企画委員会という──いろいろ御自身で観光振興事業に取り組みたいというような事業者の方や市民の方が集まる企画委員会といった場所には、大体常時二、三十人の方がお集まりいただき、情報交換やみたか都市観光協会の事業のお手伝い等をしていただいている状態でございます。
 初年度、発足当初には1万5,000人程度でございました観光案内所への来訪者数も、平成28年度には2万6,000人を超える規模となってございます。そして、何よりも市民や関係団体との連携によって、いろんなまち歩きマップですとか、「たかじょうくん」というキャラクターですとか、あと、三鷹のおもしろいところを探して歩く三鷹「通」養成講座、それから、直接的な事業ではなくても、強い連携でもって、コミュニティシネマですとか、ブロガーさんの情報発信ですとか、そういったさまざまな事業に広がりを持ってきているかと思います。
 今後は、ラグビーワールドカップ、それからオリンピック・パラリンピックの開催等も見据えながら、ふだんジブリ美術館のほうにも外国人の方、多く訪れておりますので、やはりそういった方々が楽しめるまちとして整備をしていく、そういったこと。それから、10周年を迎えるということがございますので、やはり多様な方がさまざまな楽しみ方ができる、そういったまちづくり、特に三鷹市内で一定時間楽しんでいただいて、過ごして帰っていただく、そういったことを目指して、駅前を中心として、さまざまな取り組みをしてまいりたいと思っております。特にお隣の市町村との連携をして、広域連携で、まず隣のまちから遊びに来てもらおうということで、そういった仕組み、お互いの事業がどういうふうに見えるのか、そんなことをお互い情報交換をしながら取り組んでいくということを、来年度から始める予定でございます。
 また、ビジネスベースの観光振興事業につきましても、観光協会を中心に、市とよく連携をして取り組んでまいりたいと思っております。
 以上でございます。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  堀合地下道の自転車をおりずに通行することにつきましては、市民の皆様からも御意見をいただいておりまして、我々も認識しているところでございます。当該地下道については、ベビーカーですとか、高齢者が手押しのカートを使用するなど、さまざまなニーズがございまして、単純に自転車を乗車しての通行を抑制するような対策はかえってバリアになってしまうというようなことがございます。平成30年度に、雨水対策なども含めて、改修について取り組んでいきたいと考えておりますので、実態を確認するとともに、武蔵野市や警視庁とも連携をとりながら注意喚起を促すなどの対策を検討したいと思っております。
 また、自転車のマナーにつきましては、自転車関与の事故が多いという三鷹市の実情もございますので、春の交通安全キャンペーンにおいてもマナー啓発を重点の1つとしておりますし、自転車安全講習会なども通じて、啓発に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
 以上でございます。


◯都市計画課長(田中元次君)  空き家対策の職員体制についての御質問をいただきました。都市計画課としては、職員体制は今年度と変わらないということはございますけれども、庁内プロジェクトチーム等によって横連携をしながら──特に庁内のパトロール体制、こちらとの連携というのが非常に大事だというふうに思っております。例えば、安全安心パトロールですとか、建築パトロール、道路パトロール、まち美化パトロール、そのほかにも資産税課や防災課、健康福祉部等と連携しながら、空き家対策には取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 加えて、例えば市内の専門家団体、東京都宅地建物取引業協会ですとか、全日本不動産協会、あるいは金融機関等、そういった専門家の皆様と連携をして、今後につきましては、空き家所有者の相談体制を構築することなどにより、空き家の売買や賃貸としての活用を促す取り組みなどについて、取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  私のほうから、被災者生活再建支援システムの件でお答えをいたします。まず、罹災証明の早期の発行につなげるという意味での迅速性、効率性という意味ですけれども、今回のシステムでは、あらかじめ地図情報上で被災者のデータ──どなたが持っているのか、あるいはどなたが住んでいるのか、あるいはどういう建物であるのか、こういったものを住民票とか、それから家屋の固定資産税台帳、こういったものをひもづけることによって、あらかじめ特定をしておくと。そこに調査に行くということになるわけですが、その調査も、要するに調査に誰が行くのか、あるいは手法がどういう手法なのか、これによって調査の結果が異なるということがあってはいけませんので、誰が評価しても同じ評価になるように、評価するプロセス、これについてもシステム化をされております。そういった中で、より早く罹災証明の発行につなげる、こういうことになるわけであります。
 また、広域応援という意味ですが、こういうような誰がやっても同じ評価になりますので、例えば首都直下地震で東京都の東部が震源であった場合、東京都の西部地区についてはそれほど大きな被害がない、そういった場合に、これらの同じシステムを使っていれば、その職員が応援に出向いて、罹災証明の調査、発行の事務を担える。また、もっと言えば、熊本の震災でも、東京都のシステムを急遽入れて、東京都の職員が応援に行きましたが、できればこういったシステムっていうのは、都だけでなく、全国規模で統一化をすれば、より広域的な応援につながる。このようなことは都には申し入れておりますが、そういった意味で広域応援ということが実現するというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。それでは、何点か再質問させていただければと思います。1つは、この観光振興ということで、これまでの10年の総括というようなことで取り組み、発展、あるいは非常に多岐にわたる事業の推進など、理解をさせていただきました。それで、1つは、御答弁の中にありました、隣まちからの誘導策という点について1点、これ、具体的にどのような施策を推進されるかということ。あと、三鷹市の知名度を高めるためにも、平成25年からやられていると思いますけど、フィルムコミッションの取り組みについて、できればこれまでの簡単な実績と今後の予定についてもお伺いできればと思います。
 それと、空き家等の対策ということで、庁内連携を密にしていただいて今後とも推し進めていただきたいと思います。先ほど団体との連携というようなことで、宅建協会、あるいは金融機関というような御答弁がありました。空き家対策の場合、非常に業務自体が多岐にわたるということもありまして、例えば他の業務に関しても、どの団体ということは言えないんですけど、団体との連携をするというか、そういうお考えそのものはあられるんでしょうか、お伺いしたいと思います。
 それと、今御答弁ありました被災者生活再建システムの導入の件ということで、繰り返しになりますが、大変画期的な取り組みだなと思います。少し調べましたところ、導入以前には、これは実験だと思うんですけど、お隣の調布市とか豊島区で罹災証明発給訓練などをやられているということで、その辺、市民を巻き込んでの実証実験をやられたというようなことで、先行き起こるかもしれない災害を前に、あらかじめこうした罹災証明の訓練をやるというようなことは、防災訓練という観点からも非常に重要なのかなというような気もいたします。
 したがって、先ほどいただいた御答弁も踏まえて、そうした部分での考え方についてお伺いできればと思います。
 以上、よろしくお願いします。


◯市長(清原慶子さん)  おはようございます。観光振興について近隣市からの誘導等に関する御質問をいただきましたので、私からお答えいたします。都市観光協会、10年を迎えますが、この間一貫して三鷹市の職員を派遣してきました。そうした職員が本当に育ってくれて、部長になり、課長になり、それぞれ実績を上げてくれていることを心強く思っています。
 その中で、なぜ彼らが活躍できたかといえば、もちろん商工会の皆様との連携もありますけれども、あわせて市境を超えて近隣の武蔵野市でありますとか、小金井市でありますとか、最近では西東京市等も含めて、調布市などもそうですが、近隣の市との連携でできる限り来訪者の皆様に回遊していただくように。そして、もちろん、住んでよし、訪れてよしのまち三鷹ですから、三鷹市民の皆様にも改めて三鷹市を再発見していただくと、こういうような取り組みで適切なマップなどをつくってまいりましたけれども、やはり効果があるのがテレビ、映画、雑誌等に紹介されるということだと思います。
 今年度、平成29年度は、とりわけテレビの取材が多かったというふうに委員の皆様もお感じだろうと思います。これは、日ごろからいざ取材があったとき、1件1件丁寧に担当者が対応してきたことだと思います。ただ、人手不足です。正直申し上げまして、本当にフィルムコミッション機能を有効に働かすためには、多くの人手が、ロケハンとか、そういう人たちにきめ細かい対応をする必要もあります。しかし、全庁を挙げて、取材があれば、適切な情報資料、写真、映像等を提供すると。そういうことを通して、ロケハンについて回ることができなかったとしても、求められる資料については、丁寧に対応しているということ。それから、一度そういう取材があって好感を持たれますと、次の取材もやってくるということを、市長本人も経験いたしました。したがいまして、フィルムコミッションにつきましては、ぜひぜひこれからも力を入れていきたいというふうに考えております。
 なお、東京2020オリンピック・パラリンピックを控えて、外国から来たお客様へのおもてなしというのが極めて重要になってまいりますので、とりわけ近隣の武蔵野市の国際交流の組織と連携をしながら進めたり、特に三鷹市の場合には、飲食店の御協力もいただいて、外国語のマップとか、そういう案内もまとめたところでございますけれども、私が感じているのは、やはり、何て言うんでしょうかね、観光が大事だという思いは、三鷹市の商工会やうちの職員は本当に強烈だというふうに思いました。余り活動しなくてもお客様がお見えになる地域と違って、三鷹市は頑張らなきゃ、頑張らなきゃっていう気持ちが湧き出てきますので、それを平成30年度(2018年度)も、三鷹市及び都市観光協会が中核となって連携をしながら、この地域を中央線沿線も含めて回遊するような、いろいろなイベント等を今からぜひ始めていきたいっていうふうに考えております。
 なお、三鷹の森ジブリ美術館は、国際的にも、国内的にも評価が高いので、制約のある入場の仕方になっておりますけれども、改めて今後に向けて何らかの幅広い来訪者へのおもてなしができるような取り組みを、財団とも連携して検討していきたいと考えているところです。
 その他については担当より補足させます。


◯都市計画課長(田中元次君)  先ほど申し上げた団体に加えて、さまざまな団体との連携という御質問をいただきました。庁内プロジェクトチームで今のところ連携を考えている団体は、先ほど申し上げた団体に加えまして、東京都建築士事務所協会、東京都土地家屋調査士会、東京司法書士会、東京都行政書士会の各支部の皆様との連携を、今のところ検討しているというところでございます。
 以上です。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  システムを導入した後の訓練等ということでございますけれども、基本的には東京都が今、訓練にも結びつきます業務の手順書というのを作成しています。そもそも委員さんおっしゃった豊島区とか調布市、これモデル区市ということで、単独で実験をして、そこは単独で導入したんですが、その結果として、やはり共通したものでやったほうが効率的であり、また広域的にも使えるということで取り組んでおりますので、そういった都がつくる手順表をもとに、東京都も訓練をやると言っています。また、私どものほうでも、当然そういった訓練を積みながら、発行の技術をしっかりと学ばなくてはいけないと思っています。
 また、加えて、熊本のときも東京都のシステムを持っていったこともあり、三鷹市から派遣した職員もこのシステムを使った業務に携わっております。また、今後、いろんなところで、そういった被災があった場合に東京都のシステムが採用される場合には、そこへ支援に行く場合には、そういったものに携わるような業務につきながら、実践を積んで、私どももいざというときに対応できるようにしていきたい。
 また、市民の皆さんには、これは基本的にプロセスの中では、全部公がやるプロセスになりますので、こういった仕組みで罹災証明が迅速に発行できるようになりますといったようなPR、紹介に努めていきたい、このように考えております。
 以上です。


◯委員(岩見大三君)  御答弁ありがとうございます。まず、自殺対策の計画ということで、3万人の時代というのは、長らく横ばいだったと思うんですけど、最近ではかなり減少傾向にあるということで、国の施策云々というものも功を奏してきて、いよいよ自治体の本格的な自殺対策というようなことになろうかと思いますので、実態を踏まえてというデータというようなことがありますので、それを踏まえて、今後ともぜひ対策のほうをよろしくお願いしたいと思います。
 次に、母子保健モバイルサービスについては、よくわかりました。いろいろ改善も含めて、今後とも取り組みのほう、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、インフルエンザについてでありますが、やはり基本的に予防策の周知・広報しかないのかなというふうに思います。私事で大変恐縮ですが、私も今回、予防注射も打たずに、大流行ということで、毎日のうがいと手洗いということをこの年になって初めて敢行しまして、何とか家族総出でインフルエンザにかからず、大流行を乗り切ってきたということもありますので。注射を打っても、なる人はなってしまいますし、何て言いますか、最近では花粉症に連動したインフルエンザっていうのもあるみたいで、大変なことだと思うんですけど、何とかそうした予防策の周知、これからもよろしくお願いしたいと思います。
 家庭系ごみ減量施策についてはわかりました。今後とも推進のほう、よろしくお願いします。
 観光振興に関しても、市長からの御答弁をいただきまして、観光への思いが強いという大変力強いお言葉もいただいて、ぜひいろいろこの観光と言いますか、来訪者を受けるということに関しては、例えば宿泊施設の問題とか、いろんな課題があるかと思うんですけど、今後ともその意気込みでよろしくお願いしたいと思います。
 済みません、それと、堀合地下道についてでありますが、現状認識を持たれているということで、安心をいたしました。本当に御答弁にあったとおりの基本的対策ということで、お願いをしたいと思います。やっぱり市民の皆さん方の心情に訴えるものでありますので、すぐどうこうっていうことにならないと思いますけど、引き続き意識を持って取り組んでいただければと思います。よろしくお願いします。
 空き家についてはよくわかりました。全体的なボリューム、業務量は庁内連携をとりながらも、恐らく非常にふえていくのかなというようなこともありますので、ぜひとも効率的に、団体の皆さん方も活用していただいて、ある程度分散ということも含めて、ぜひお願いをしたいと思います。
 それと、最後、被災者生活再建支援システム、よくわかりました。訓練というところ、あとは東京都の共通の手順表というようなことで、具体的な御答弁もいただきましたので、ぜひ今後ともより推進のほうをお願いしたいと思います。
 以上でございます。ありがとうございました。


◯委員(石原 恒君)  よろしくお願いいたします。土木費、予算説明書の260ページ、第6目 交通安全対策費についてお尋ねします。先日、三鷹駅までバスを使っている高齢者から御相談を受けました。過去、ほかの委員からも質問がありました回送バスの問題でございます。運転手の休憩時間、あと停車スペースの問題等で、一定程度は必要なのかなというふうには思っております。
 さて、おととし4月、下連雀五丁目に杏林大学井の頭キャンパスが開設されまして、三鷹発の鷹63系統が終日増便されています。そのことにより、三鷹駅南口ロータリーの停車スペースがさらになくなり、三鷹駅と、あと武蔵野営業所間の回送バスがふえたようにも感じております。
 そこで質問ですけれども、最も回送バスが多い時間帯は何時から何時なのでしょうか。また、時間当たり、どれぐらいの便が回送バスとなっているのか。三鷹発と三鷹着、それぞれについてお答えをお願いしたいと思います。また、鷹63系統が増便する前との比較もあわせて御答弁をお願いしたいと思います。回送バスについて、地域公共交通活性化協議会で一定の議論はされているようですけれども、その協議会での主な意見について御紹介をお願いしたいと思います。
 対策については、平成30年度、地域公共交通活性化協議会において、専門部会を立ち上げるというふうにも伺っております。専門部会内で本格的に議論されるようですけれども、あわせてこの回送バスのあり方についても俎上に上げていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。
 同じく土木費、予算説明書259ページ、事項6.三鷹駅前デッキ改修事業費についてお尋ねします。三鷹駅前デッキについては、これまで一般質問や委員会で、案内やサインや構造物の確認等について質問・意見を述べさせていただきました。三鷹駅ペデストリアンデッキの上部につっている大きな看板でありますが、駅から出た方の行動を見ますと、見逃す方も多くいらっしゃいます。この案内板を改修するということになると、三鷹駅は約10万人ぐらいの方が利用されており、仮に南口方向に半分の5万人が移動されることも考えると、工事の工程だとか、あと養生などを考えると容易ではないというふうには理解しています。
 三鷹駅のデッキの柱等を見渡しますと、デッキの完成後にジブリ行きバスの9番乗り場への表示や、あとタクシー乗り場の表示、トイレの表示など、簡易的な案内がふえてきて、見ばえも余りいいとは言えません。全体を見渡して、機能的な視点だけでなく、来訪者に見ていただける三鷹の玄関口にふさわしいペデストリアンデッキなのかという視点で御検討いただきたいと思いますが、この点についてお尋ねしたいと思います。
 また、景観アドバイザーという方もいらっしゃいますので、そういった方々にもかかわっていただいて、御意見を頂戴いただければと思いますが、その点についてもお尋ねしたいと思います。
 消防費についてお尋ねします。予算説明書283ページ、第4目 災害対策費についてお尋ねいたします。三鷹市では、災害時に備えて民間団体や企業などとの災害時応援協定の締結を進めてきました。近年では、学校給食調理業務委託事業者と大規模災害時における避難住民等への炊き出し業務について、また、東京ハイヤー・タクシー協会武三支部と災害時における緊急輸送業務について締結をしております。現在、三鷹市では、災害時応援協定は52団体と締結しているというふうに伺っておりますけれども、協定先の人事、また組織変更で締結時と事情が異なる可能性も考えられます。
 先月、三鷹市災害対策本部運営の防災関係機関連携訓練を実施して、課題も見えてきたと思いますが、そういったことからさらに内容を詰めて、強固な関係を築いていくことの必要性も見えてきたのではないかというふうに感じています。既に締結されている団体とは、協定の内容を定期的に確認はされていると思うんですけれども、その点についてお尋ねいたします。
 また、先方の事情で、先方からの要求により協定の見直しを行った事例は過去にあるのでしょうか、お尋ねします。
 また、今後、新たな団体と災害時応援協定を結ばなければならないといった業務についてあれば、御紹介をしていただきたいと思います。
 同じく消防費、予算説明書の282ページ、災害対策費でございますけれども、帰宅困難者問題についてお尋ねします。平成24年、東京都首都直下地震帰宅困難者等対策協議会というのを東京都がつくれられまして、駅前滞留者対策ガイドラインというのを示されたわけでありますけれども、その内容を見ますと、地方公共団体においてこういった取り組みを支援する形での具体的なガイドラインが示されたわけであります。
 杉並区では荻窪駅前の滞留者対策協議会、立川駅でも同じようにつくっていますし、武蔵野市では吉祥寺駅周辺混乱防止対策協議会というのがつくられております。その中で、訓練も定期的に実施されているということでございます。
 そこで質問ですけれども、消防費という範囲でお答えいただきたいんですが、三鷹駅の周辺において駅前滞留者対策協議会というのは存在するのでしょうか、お尋ねします。
 それと、先日、東日本大震災から7年が経過いたしましたけれども、駅前滞留者、いわゆる帰宅困難者の対策についてどのようにお考えかをお尋ねします。
 一旦、よろしくお願いいたします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  三鷹駅のところの回送バスについての御質問を4点いただきました。まず、1点目の回送の多い時間帯ですけども、三鷹駅発ですと9時台で26便、三鷹駅着ですと10時台で25便ということを聞いております。
 それと、杏林大学井の頭キャンパスができてからの比較ですけども、以前より1時間当たり2便増便しているっていうことになります。ただ、回送がそれにどう影響しているかっていうところまではちょっと把握はできていないんですが、一応1時間当たり2便を増便したっていう形は聞いております。
 それから、地域公共交通活性化協議会の中での意見についてっていうことでございますが、回送についてということではないんですが、三鷹駅前の混雑、それと回送というよりか、実際に待機しているような状況等を含めまして、そういうことの報告等をさせていただいていますが、その中の意見というところまでは、この状況を今後どうするかっていうところの話、具体的な話はこれからという話になっているところです。
 それで、来年度、専門部会を立ち上げてというところで、その中でまさに三鷹駅につきまして混雑、それからバス、利用者、歩行者の安全についてというところを含めまして、まさに回送というところ、それから駅前周辺、広場を含めまして、バスがとまっていたり、回送しているというところも調査をあわせてしまして、今後の駅前周辺のところの広場につきまして検討を重ねて、あり方等を今後決めていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  三鷹駅南口のデッキの案内・誘導につきましては、三鷹駅から放射線状に道路等が広がっていくような特殊な地形、構造でございますので、案内・誘導の構造、デザインなど、専門的な検討によりまして、創意工夫のもとに整備してきているものでございます。シンプルで見やすいことであるとか、さまざまなニーズに対応することなどを検証し、今後必要に応じて効果的に、効率的な案内・誘導のあり方等を検討してまいります。平成30年度の改修につきましては、主に4カ国語表示の方向で考えてございます。
 景観アドバイザーにつきましても、改修の際には必要に応じて御相談したいと思います。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  まず、災害時の応援協定の件につきまして、お答えをいたします。まず、協定の内容の確認ですけれども、これは基本的には2年に1度、関係機関連携訓練があります。その際には、訓練への参加、あるいはどういうふうに訓練をしていくか、その訓練をするためのさまざまな連絡先ですとか、そういったことを確認する場がありますので、そういった中で確認をしております。
 また、年によって違いますが、全機関を集めた全機関会議なんかも年に数回開催をしていますので、そのときに何か先方側のほうで変更とかがあった場合には、そういった情報も聞いた上で、必要に応じて協定の見直しにつなげていくわけですけれども──見直しという意味では、例えば近年ですと、ICUさんなんかですと、先方様の事情で実際に避難所として使う場所なんかが変わったりします。そういったことがありますので、協定の見直しをやるケースはございます。
 また、これから直近でやらなきゃいけないのは、三鷹中等教育学校、ここも当時と建物の状況も変わっておりますので、そういったところも進めていかなくてはいけない、このように思っております。
 また、新たな団体との協定ということですが、今東京都とも協議はしているんですが、特に一番課題となっているのがやはり燃料の関係、これについては、できれば市で個別に協定を結びたいと考えておるわけですけれども、なかなか先方さんのほうの事情もありまして、今のところは締結に至っていないものでございます。
 次に、帰宅困難者対策の御質問をいただきましたけれども、三鷹駅の対策協議会については、まず現在のところは協議会としてはできておりません。御案内とは思いますが、昨年度、図上演習という形で帰宅困難者の一時収容施設である産業プラザでやりました。その際にも、地域の皆さん、またあるいはバス会社さん、もちろんJRさん、そして南口、北口ありますから武蔵野市さんとも連携して訓練を行いましたけれども、今後、実働訓練、そしてまたこの図上演習も一定の効果がありましたので、そういったものをやっていく中で、やはりできれば吉祥寺等と同様、協議会という形で取り組む体制を整えていければいいな、このように今思っております。
 今後の帰宅困難者対策ということですが、今申し上げたことに加えて言いますと、三鷹の場合は武蔵野市とも連携して考えているわけですが、武蔵野市の場合には武蔵境駅、三鷹駅、吉祥寺駅と3駅ありますので、三鷹駅については、基本的には三鷹市で守るということを念頭に置いて、特にバス会社と協力をしながら進めていきたいと。武蔵野市は御存じのとおり、バス会社に協力を求めて、バスそのものを借り切って、そこを本部にしている。私はこれは非常にいい方法だと思っているんです。
 ただ、三鷹の場合は、バスはいっぱい走っているんですけど、よくよく営業所を見てみると、三鷹市にある営業所は一つもないものですから、よりそういった平時からの連携も強めながら、帰宅困難者対策を進めていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。再質問をさせていただきたいと思います。最初に、回送バスについては理解いたしました。やはり朝の時間帯が非常に多いということと1時間当たり2便ほどふえているということも理解いたしました。私もバスはよく利用するほうで、やはり三、四台バスが通り過ぎると非常にへこむんですけれども。最近では、バスロケーションシステムというのが設置されて、非常にわかりやすくはなっているんですけども、ちょっと遠目で見ると文字も見えませんで、例えば近くになったときにバスが来ているとか、そうするとついつい走ってしまうんですけれども、そういったときに回送バスだったときのショックは大きくて、こういった体験は何度もしているので、多分市民の方も同じような体験から、こういった御相談をされたのかなと思っております。
 当然ながら、バス事業者さんも決して回送バスをふやしたいわけではなく、要はその分走らせたほうがいいわけですけども、どうしてもそういった駅の問題があるから、こうなっていると思っていますので、十分検討をいただきたいと思います。先ほども景観アドバイザーの方にも御相談をいただくという話もありましたが、全体で見て考えていただきたいと思っております。
 それで、駅前デッキの改修事業についても御答弁をいただきました。これはちょっと御紹介になりますけれども、2月に私どもの会派で北九州市のほうの視察をしたときに、小倉駅をおりたんですね。そのときに松本零士氏とのゆかりの土地で、アニメーションの銀河鉄道999のキャラクターだとか、キャプテンハーロックのキャラクターだとか、銅像があったんですね。何か、そういったもので、このゆかりの土地というのは、またわかりやすくなるのかなというふうに思います。これは款が違うので、1つの紹介としてお話をさせていただきますけれども、今後の玄関口というのをどうつくっていけばいいかというのを、1つの参考にしていただければなというふうに思っております。
 災害対策費についても2つ質問をさせていただきましたけれども、いろいろ訓練を行う中で、見直しもしていただいているということで、理解いたしました。随時そういった情報交換を続けるっていうことは、非常に大切な取り組みだと思っております。
 あと、先ほども部長から話しましたように、燃料について、今後こういったことも考えているということで進めていただけるということは、本当にありがたいなと思っております。燃料がないと、いろいろと発電もできませんし、移動するにも燃料が要りますから、そういった意味では、燃料を持っている会社とのそういった協定というのはぜひ進めていただきたいと思っております。
 そこで、もう一つ質問ですけど、先日、三鷹市災害対策本部運営の防災関係機関連携訓練を行った4日後、1月22日に関東地域に大雪が降りましたよね。そのとき、応援協定を結んだ団体は何か出動されたのでしょうか。その団体、御紹介いただければなと思いますけど、よろしくお願いいたします。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  1月の大雪の際には、災害時応援協定という意味で締結している団体、その趣旨を生かした出動要請というのはいたしておりません。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。結構久しぶりの大雪で、道路なんかも大変だったなというふうに思っております。そういった大規模災害でなくても、こういったときに連携をとっていただきたいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。
 あと、時間も多少残っているので、テーマをふやしたいと思います。衛生費についてお尋ねしたいと思います。先ほど岩見委員からも質問がありました事項30.自殺予防対策費についてですけど、具体的なところでちょっとお尋ねしたいんですが、平成25年から職員の悉皆研修として始められて、平成27年度から民生・児童委員、地域包括支援センターの職員まで対象を広げていただいています。現在、平成29年度中でありますけども、現在までに開催した回数、受講者数についてお尋ねいたします。
 悉皆研修ということですので、嘱託職員も含めた全職員だと思いますが、受講率についてお尋ねします。よろしくお願いいたします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  ゲートキーパー養成講座の開催につきまして、御質問をいただきました。お尋ねのとおり、平成25年度から順次開催をしておりまして、今年度まで合計で21回開催をしております。対象なんですが、一応市の職員悉皆ということで、これ、今のところ正規職員のみの対応となっております。市の職員につきましては、平成25年から5年間ということで、延べで1,051人の職員が受講ということで、今現在の職員から見ると、ほぼ97.1%の職員が受講済みということで、今後につきましては、新規採用職員等の職員対象が中心になってくるのかなというところで、開催は継続していこうと思っています。
 また、あわせて民生・児童委員さん、また地域包括支援センターの職員の方にも途中から参加していただいていまして、今現在のそれぞれの委員さん、職員の方の中では、まだまだ市の職員ほどの受講率になっておりませんので、そこの部分につきましては、次年度以降も引き続き対象として開催をしていこうと思っております。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  ぜひ進めていただきたいという中で、幾つか再質問させていただきますが。私、荒川区のほうに行きまして、荒川区にも御理解いただいて、ゲートキーパー研修会に出席できたんですけれども、実はこの対象者を区民まで広げています。正確な人数まで聞いていませんので、私がざっと見た感じでは、三、四十人ぐらいいらっしゃった感じがいたします。
 これは、平成27年12月に大手の広告代理店に勤めていらっしゃった女性が過労自殺したということも大きく影響をしていると思いますけれども、若い方なので、民生・児童委員さんとか、地域包括支援センターさんに勤めている方とは、恐らくなかなか接点はないのかなと思うんですね。高齢者であれば、また小さい子であれば、そういった民生・児童委員さんとか、地域包括支援センターに勤めている方とも接点はあるでしょうけども、ちょっと限定することはないのかなと。
 今おっしゃったように、これから広げていく──今現在もまだまだっていうことなので、これからふやしていって、その先という話になるとは思うんですが、先ほど申し上げたように、特に限定をすることもないのかなと。荒川区はもう区民を対象にしていますから、そういった意味では、市職員と受講を希望する一般市民の方が同時に受講するというのは難しい話なんでしょうか。場所の問題なのか、その辺がちょっとなかなかわかりづらいところなんですけども、御説明いただきたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  再質問にお答えいたします。市民の方に対する自殺対策の啓発ということでお尋ねだと思うんですけれども、場所の問題とか、そういうことは二の次の部分だと思うんですけれども、自殺対策基本法におきましては、市民の方に対しての教育、広報活動というのは、当然自殺対策に関する理解を深めるという部分もあると思うんですけれども、また、一方では、住民の方の心の健康の保持にかかわる教育とか、啓発というのを推進するようにということも、自治体に求められておりまして、今委員お尋ねのゲートキーパー養成講座というのは、どちらかというと、対策に携わる側の立場の役割を確認するような研修がメーンだと思うんですけれども、市民の方にそういったものをまず一義的に行うのがよろしいのか、心の健康保持のため、またSOSを出すための、何かそういった普及啓発といったような事業も市民の方には必要かと思いますので、今後、計画を策定する中でも、そういった市民に対する普及啓発についても、どういったものを優先順位をつけて行っていけばいいかということも検討してまいりたいと思っております。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。本当におっしゃるとおりだと思います。ぜひ、いろいろ検討する中で広げていただきたいと思います。本当に今、地域でもいろんな方に接していらっしゃるので、そこで何か、ちょっとこの人、やばいかなっていうか、心の悩みを持っているなといったときに、つなげるネットワークの部分もしっかりとつくっていただきたい。もちろん研修だけではないと思うので、気づいた方がどこに言えばいいのかとか、しっかりとそういったネットワークの部分もやはり検討しなければならないというふうに感じさせていただいております。
 本当、今回、款が多い中でいろいろ研究して、私からも日ごろ感じていることを述べさせていただきました。ぜひ1つの参考にしていただいて、取り組んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で民進党の質疑を一旦終了します。
 ここで15分休憩をとりたいと思います。再開は10時50分でお願いいたします。
                  午前10時33分 休憩



                  午前10時48分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  お疲れさまです。委員会を再開いたします。
 それでは、次に、日本共産党。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いいたします。それでは、まず初めに予算概要116ページ、東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進という点で、予算書では269ページになります。北野の里の環境を守る上でも、中央ジャンクションの2つの換気塔から出る排ガスに対する環境対策はとても重要だと思います。北野の里の換気塔の環境対策について、市はどのように取り組んでいるのか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今、外環の関係で、換気所が中央ジャンクションの中央道を挟んだ北側と南側に1カ所ずつ計画されている形になっておりますが、私ども、環境影響評価の段階から、できるだけ地域に環境負荷がないような形で、大気汚染だけじゃなくて、振動・騒音ともに「対応の方針」にしっかりとそういうところを記載するように取り組んできたところでございます。
 具体的に換気所の機能については、最新の技術を検証して取り組むということを国のほうが「対応の方針」の中で示しておりますので、私どもとしてもしっかりと最新の技術で、北野の地域の環境に影響を及ぼさないような、そういった対策を求めているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  最新の技術を適用させることは本当に重要で、せっかく北野の里をつくっても、ぜんそくだとか、健康に対して影響を与えるような状況では、まちづくりにはならないというふうに思います。この点で、今工事が進められる中で検討をされている、積極的にそういう情報をつかんで働きかけをしていくこと、また、そういう環境対策について、特に換気についてはまちづくりにとっても重要ですので、一歩踏み込んだ取り組みをすることが必要だと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  私どもでも、やはり自動車の性能が上がって、大気汚染に関する負担は軽減されているとは言いながらも、しっかりと環境に対しての取り組みが必要だと考えておりますので、昨年、道路局長、関東地方整備局長にも、私どもも要望書を提出し、市長のほうからも環境に対する負荷の低減を申し入れをしております。そういった取り組みを、市としても機会あるごとに繰り返し繰り返し国のほうには申し入れしておりますので、そういった最新の技術の換気所の施設になるように、引き続き要望のほうは続けてまいることで取り組んでいるところでございます。


◯委員(栗原健治君)  換気塔、外環の16キロの間では5つあるうちの2つがここに集中するので、この対策はとても重要です。しっかりと最新の技術が今どういう状況になっているのかというのも、市として研究しながら働きかけをしていくことが重要だと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、地中拡幅部が計画されている件で、その対象地域になっている市民の方から、住宅に対する不安が寄せられています。地中拡幅部は、ランプトンネルと本道を結合する部分で、大深度地下よりも浅くなるところがあります。その浅くなるところに直径30メートルのトンネルで大規模な地下空間ができるという点でも不安があります。この市民の不安に対して、どのように解消に努めていくのか、市の御所見をお伺いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地中拡幅部の工事における市民の方からの不安、安全確認、こういったこと、我々もオープンハウスなどで市民の方から寄せられる意見については、承知しているところです。事業者のほうは、学識経験者の助言を得ながら、工法を選定していくとしております。市としては、環境への影響が生じない工法を選定するようにして、市民に丁寧に説明するように事業者に求めているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  地中拡幅部は、シールドトンネルとシールドトンネルを結びつける工事で、その工法というのは検討段階です。ここの安全性っていうのが確保されている実例は、現時点では明確に示されていません。シールドトンネル自体も全国、海外も含めて事故が数多く発生していまして、その技術に対してのしっかりとした対策をとって取り組まないと、住民に本当に深刻な影響を与えるというふうに思います。首都高のトンネル工事でも、シールドトンネルから数百メートル離れたところで地盤沈下があって、被害が生まれている。市民には、その因果関係というのを示すことはなかなかできませんが、影響を与える危険性っていうのは地中拡幅部だけではなくて、シールドトンネルにもあります。
 三鷹の地域の影響、市民の財産に対する影響が出た場合に、しっかりとその補償を求めていく対策っていうのが必要だと思いますが、今現状で三鷹市として果たせる役割というのは、今年度どうでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  工事は、これからどういう工法になっていくということが明らかになっていくわけでございますけど、予防して、事故が起きないように取り組む、これが一番大事なことだというふうに考えております。国のほうも、そういった意味で24時間モニタリングしながら進めていくということで、今本線シールド工事についても取り組んでいるところでございますので、私どもでは、市民の方が御心配されているような万一の事故というものが起きないような、そういった工法をまずしっかりと検討していただくのが最優先のことだと思っています。
 過去の災害事例なども踏まえて、安全性、健全性を確実に確保した計画になるように、引き続き国のほうに申し入れして、要請していくところでございます。


◯委員(栗原健治君)  今モニタリングの件と国や都や事業者に対して強化を求めていくっていうお話がありましたけども、やはり不安を解消していく上でも、今紹介したように、シールドトンネルから400メートル離れた地域でも沈下が起こり得るトンネル工事だという点では、現状のモニタリングの範囲で十分なのかっていう検証が必要だと思います。モニタリングのさらなる強化を求めるっていう姿勢は、市としてお考えはありませんでしょうか。
 あと、地盤を監視する第三者委員会のような、明確に検証していく委員会、影響を調査する委員会を求めていく考えはありませんか。


◯副市長(内田 治君)  今、外環の工法、また工事をめぐって安全第一だという観点からの御質問を多々いただいているんですけれども、先ほど来、担当の部長がお答えしているとおり、私ども、あらゆる機会を通じまして、環境への影響が起こらないような配慮、それから工事の安全性、市民の皆さんへの納得のいく、わかりやすい説明に努めてほしいと、これは本当に繰り返し求めています。ことしに入りましてからも、事業者、高速道路会社にも、私も出向いていろいろなお声を直接お伝えをしたりしています。
 この委員会の中で、平成30年度の予算に関連した取り組みを今御質問をいただいているわけでございますが、私どもはしっかりと北野のまちづくりに向けた取り組みを進める中で、先ほど来申し上げているような、大枠の形の「対応の方針」から、引き続き私どもが求めるべきことについては、今後も声を上げ続けていきます。
 ただ、個別の今御指摘のような点というのは、事業者がそれぞれ、国や高速道路会社の責任においてしっかり対応すべきものだと思いますので、議会でこのような御意見や御指摘があったということは、私どもからも機会を見て伝えていきたいと思います。


◯委員(栗原健治君)  今の答弁ですけれども、市民は一番の当事者なので、安全に対する不安というのは、三鷹市がしっかりと受けとめて対応していかなければ果たせないというふうに思います。地中拡幅部の工事というのは、今指摘したような危険性がある中で、言ってみれば緊急避難対策なども、最悪の事態が起こる予兆があったときに、それにどういうふうに対応するのかっていうことも、三鷹市として責任を持たないと、道路工事に入れないと思います。
 この危険な、技術がまだ決まっていないというので、これからの取り組みになっていく課題について、国に対して避難計画なども求めていく。「対応の方針」では、この地中拡幅部について明確に記載がなくて、「対応の方針」にも示されていないところです。この点では、市が事業者任せではなく、しっかりと取り組むことが求められています。この点では、先ほどさらに広域にモニタリングしていくことが市民の財産を守る上で重要だと指摘をしました。
 北野の里のまちづくりも重要ですけれども、今あるまちをしっかり守っていくことなくして、まちづくりは進められないと思います。この点での御所見はありますか。


◯市長(清原慶子さん)  外環につきましては、これは国道でございます。したがいまして、国が国民に対して責任を持って安全確保するということが第一義的だと、私は思っております。市の責任ということで今御質問をいただいているわけですが、もちろん市にも責任がありますが、第一義的に国の責任をしっかり果たしていただくように、この間、一貫して部長も、副市長も答弁いたしましたように、市長も強く、強く要請を継続しているわけでございます。
 しかし、責任が国にあるっていうことを改めて申し上げたいと思いますので。市の責任、市の責任ということで、果たし得る責任については、市の立場で果たしてまいりますけれども、私は国がしっかりと責任を果たすべく、市民の皆様の御不安、不信感、そういうものを含めて伝えてきているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  市の責任という点で言うと、この間、さまざまな工事における事故に対する責任を国は認めない、因果関係を証明しろというような態度をとることがあります。この工事現場が数百メートルも離れると、その責任を放棄する、果たそうとしないことがあります。そういうときに、市民の財産、命を守るのはどこなのかとなったときに、市の役割が重要になります。当事者として、しっかりと働きかけをすると同時に、モニタリングの強化や第三者委員会など、住民の側に立った対応、安全対策を求める検証をできる委員会をぜひ求めていただきたいというふうに思います。これは要望しておきます。
 次に、施政概要の112ページ、予算書261ページ、みたかバスネットの推進について質問させていただきます。平成29年3月30日から新たなルートの運行が始まりました。平成30年度は見直し後のルートに対するフォローアップ調査や分析などということで、私たち、この新・中ルートで数多く寄せられているのは、元気創造プラザまで路線が延長されたことによって、ダイヤが不規則と言うか、1時間に1本の時間と2本の時間があるということで、運転間隔が広がったことに対して、残念だ、少し前のように30分に1本がよいという要望が強く寄せられています。この調査でアンケートもとったと思いますけども、ルートのダイヤ改正、見直しなどをどのように検討されているのか、お伺いしたいと思います。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  今回、バスネットの中の新・中ルートについて、平成29年3月30日から見直しを行ったところですけれども、今年度、実際にはOD調査(乗降調査)、それからアンケート調査、それから沿線の各町会・自治会の方にヒアリング等をした中で、実際に新・中ルートのダイヤが30分間隔から40分間隔になったということの御意見はたくさんいただいています。
 ただ、一方では、市役所まで来れてよくなったというお話もある中で、確かに30分間隔はわかりやすい、間隔が延びてしまったというところで、何とかできないかっていう御意見をいただいている中で、今回、地域公共交通活性化協議会の中でも、これから直すことができるところがあれば見直していきたいというところで、OD調査で調べた結果、現に中央防災公園・元気創造プラザに来られる方は、ほとんど10時から17時までの間に約88%の方が来られて、それ以外の朝とか夜のほうは、実際にそんなに来られていないという状況も確認できました。
 そういうところを含めまして、今回ルートを、朝6時半から10時まで、それから5時半以降、30分間隔にできるように、実際につつじヶ丘駅から杏林大学病院までという運行にしまして、昼間の時間帯、10時から17時までの間は、今までどおり中央防災公園・元気創造プラザに行く、40分間隔になると。そういうふうなことで、できることを少しずつ動いているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  新・中ルートでいうと、つつじヶ丘へお買い物に行くような市民の買い物不便地域の解消と、やはり定期的に通っているのは病院なので、そこのところの利便性が上がると、とてもありがたく、このコミュニティバスが活用されるというふうに思います。現状において対応されるということで、市民にも喜ばれていると思いますので、一番最適な運行体制をつくっていただきたいというふうに思います。
 もう一つ、市役所前のバス停留所の改善という点ではいかがでしょうか。元気創造プラザまでの距離が大変遠いという課題もあるかと思うんですけども、そこの点での改善はされないんでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  市役所前バス停のところにつきましては、東から西に行く三鷹台・飛行場ルート、北野ルートにつきましては、市役所前バス停は通っていないということも、今回のアンケート調査、またヒアリング調査の中で、やはり同じようにたくさんの御意見を実際にいただいています。見直しした当初、市役所前バス停にはとまらないというところで、元気創造プラザから市役所に行っていただくということで、いろいろ御案内はしていたところですけども、足の不自由な方、御高齢の方等のお話では、公会堂に行く際にもちょっと遠くなってしまったという御意見もやはりいただいています。
 その中で、今回、新・中ルートと同様に、何とか市役所前バス停にとまれないかということで、今検討しています。一番問題になるのが元気創造プラザの出入り──左折イン、左折アウトという、安全上、どうしても必要な出入りになりますけれども、そちらについては、例えば安全をちゃんと確保して、右折で元気創造プラザから出て、人見街道から市役所に行く、そういうことも含めて、今後警視庁、交通管理者とも調整していきたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  ぜひ改善をしていただきたいと思います。また、今年度中にそれが実施されるように進めていただきたいというふうに思います。
 次に施政方針101ページ、三鷹市農業振興計画2022ということで、生産緑地指定、平成30年ということで、30年前に始まったこの制度、ちょうど期限切れ、大きな転換期になる年となります。これに向けて、指定から30年を経過する生産緑地っていうのはどれくらいあるのか。これに対しての市の取り組みがあると思いますが、確認しておきたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市計画課長(田中元次君)  生産緑地の関係で御質問をいただきました。指定から30年を平成34年に迎える生産緑地は約124ヘクタールございます。率にして約90%ということになってございます。その中で、いわゆる納税猶予を受けている生産緑地というものが63ヘクタールほどございますので、こちらについては、すぐには解除にならないというようなことを想定しております。
 また、国の制度で特定生産緑地という制度が今後できてまいりますので、30年たったものを、さらに10年間ずつ制度として同じようなもので生産緑地としての機能を担保していくというようなものもございますので、今後につきましては、そういったところを実際の農業者の方とJA等の皆様と御相談をしながら、なるべく生産緑地として担保できるような形で考えてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  生産緑地、また農地ですけど、水と緑豊かな三鷹をつくるという点では、とても重要な資産、資源でありますが、年々宅地化が進んでいる側面も、都市計画審議会の中でも示されています。この点でも、農地を守っていく取り組みというのはすごく重要だというふうに思います。さらなる現状調査で意向などもどうなるのかということをしっかりと把握されるのではないかと思いますが、農地を守るために市として今年度取り組む、また働きかけをする、JAとの連携というので、具体的な取り組みをお伺いしたいと思います。


◯市長(清原慶子さん)  101ページに三鷹市農業振興計画2022(第2次改定)の改定とありまして、列挙をさせていただいておりますように、新しい制度として農業委員会も議会に選出していただきまして動き出しました。農業委員会の会長とも、またJA東京むさしの代表理事、組合長、副組合長等々もこの問題について真剣に対話を、市長、副市長も、担当部長、課長もしております。何よりも都市農地を守っていくためにですね。
 一昨年、私が財務大臣に提案いたしました都市農地の貸借ということについても、ようやくその貸借の円滑化に関する法律が成立し、施行される見込みでもあります。それが平成30年度、2018年度ということになりますので、少しでも都市農地、生産緑地を守っていただけますように、具体的な、必要な計画もつくり、そして必要な特定生産緑地を指定し、また、田園住居地域を確保し、さらに貸借についても具体的な取り組みが進みますように、それらの要素を含んだ計画の改定に臨んでいく年度となります。


◯委員(栗原健治君)  都市農地を守っていく取り組みをしっかりと今年度まで進めて、2022年問題で農地が減らないように対策をとっていっていただきたいというふうに思います。
 次に、施政方針ですけども、112ページの駐輪場整備運営基本方針について伺います。利用料金の適正化が言われます。適正化と言われると、収支の関係で値上げなのかと心配される点があります。一時利用料金などは、近隣自治体の駅と比較すると、やはり100円だと便利だなと。150円からの値下げをされることが求められています。
 また、定期利用では、家族割引などの高校生、学生のための軽減策や家族で人数が多くなったときには負担が大きいということでの割引制度なども求められます。利用者の軽減対策などは、どのように検討されるのか、実施に向けての取り組みをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  今年度、駐輪場整備運営基本方針を策定しまして、それに向けて、来年度行っていきます。その中で、料金につきましては、一時利用、定期利用というところの利用形態、目的に合った使い方がされていないという実情はあります。その中で一時利用で言いますと、買い物をしていただく。そういう意味では、短時間利用していただいて、利用率を上げていくという形になるかと思います。そのためには、利用料金の中では短時間使われて、通勤・通学者が長時間使うような形でない状況の利用形態。また、料金だけではなくて、先ほど言われました家族割引、長期の割引についても、こちらは指定管理者等と今後進めていく中で対応していきたいと思います。一応そういう中では、利用料金についても今後また検討していきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  負担増の計画がめじろ押しにあるので、自転車でも、駐輪場でも値上げっていうことになるのは大きな負担になるので、負担軽減に取り組んでいただきたいというふうに思います。終わります。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、説明書の225ページ、事項4で公害防止事務関係費についてお伺いします。悪臭や騒音などについて、市民からの苦情などにどのように対応してきたのか。三鷹市の公害防止条例に基づく対応を行ったケースがあるのか、お伺いをしたいと思います。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  私ども、公害相談を受けた場合は、まず必ず現地確認に伺って、その状況を把握した上で、原因者に対していろいろな指導をしています。当然、公害防止条例、あるいは東京都の環境確保条例、騒音・振動については、それぞれ騒音規制法等々のそれぞれの法律、条例に基づいた対応をその場で対応させていただいていますが、実際に苦情相談に関しては、結構時間がかかるケースが多いということを、1つ申し上げていきたいと思います。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  三鷹市公害苦情相談員設置規則では、相談員は、公害に関する苦情について、住民の相談に応じ、その処理のために必要な調査その他の事務を行い、苦情及び紛争の迅速かつ適正な解決に努めなければならないということが第3条で書いてあります。それで、今相談があった場合、現地を確認して原因者に指導しているという、東京都や三鷹市の条例に沿って対応しているという御答弁でしたけど、では、この間、そのような相談が何件あったんでしょうか。現地に出向いたっていうことが何件あったのかっていうのがわかりますでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  平成28年度の資料になりますが、相談の受け付けが80件、処理した件数が88件、基本的には全て現地確認に行ってございます。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  ありがとうございます。2月19日付で、私ども議会のほうに陳情書が提出をされています。この陳情書は、「既存不適格建築物」に対する三鷹市の行政対応についてということで、三鷹市下連雀一丁目の工場についての陳情です。私はその工場がある明星学園通りを通って、市役所にいつも行くんですけど、白い煙がもくもくと出ていたり、ちょっとにおいがあるかなっていうようなこととか、近隣の人からも何人かからちょっといろいろ聞いたことがありますが、このような苦情、現地確認をし、88件処理を行ったという御報告が今ありましたけども、条例の第13条で市長は、毎年1回以上、公害の状況及び市長の講じた施策等に関し、市民に報告しなければならないという年次報告の義務というのがあります。そして、公害防止の啓発義務が第14条で書いてありますけど、年次報告と市民への啓発義務というのはこれまでどうやってきて、平成30年度、新たな取り組みとか、何かお考えがおありでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  年次報告等につきましては、毎年「環境保全のあらまし」という、こういう冊子を作成して、必要な方にお配りをしているとともに、ホームページ等でも相談関係、あるいは騒音・振動関係の対応について件数等を載せてございます。
 啓発についても同じく、そういったホームページ等を通じて、騒音についてはどうか、あとはQアンドAとかで、例えば悪臭があったときにはどういう対応をするのか等々についても、載せて対応させていただいております。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  年次報告については今わかりました。啓発のことも、市が行っていることについてはわかりましたけど、じゃあ、今具体的に市議会のほうに提出された三鷹市下連雀一丁目の工場についての苦情等は届いていると思うんですが、その苦情を受けて実際に現地に出向いて、公害に当たらないというふうに判断しておられるんでしょうか。何らかのにおいだとか、振動だとか、そういう市民の暮らし、生活に影響があるかどうかの現地確認等を行っての市の対応っていうのはどのようなものだったんでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  当該工場の苦情につきましては、申し立て者以外の方で、過去5年間、苦情相談はございません。当該申し立て者への対応については、一応窓口等で相談を受けていまして、どちらかというと土壌汚染に関する相談が主なものであったということで、それについては担当のほうから丁寧な説明をさせていただいております。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  土壌汚染ということだと、この検査結果等も市は把握をしていて、鉛とか、TCEとか、有害物質の基準値は超えていなかったということでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  陳情の内容の土壌汚染につきましては、当該工場の中の敷地内で測定したものではないというふうに確認をしています。当該工場の周辺の土地で行ったもの、いわゆる土壌汚染対策法、あるいは東京都環境確保条例では、該当する敷地内での調査結果については、対応をする範囲に入りますけれども、対象外のものに関しましては、一応対象外という認識でお答えをさせていただいております。


◯委員(大城美幸さん)  陳情書には、敷地外とは書いていないですけど、基準値を超えているというふうに書いてあるわけですよね。それが敷地外だったということであれば、敷地内についての調査は当該事業所が行うんでしょうか。訴えがあったことに対して、条例では調査することが市長の役目でもないかと思うんですが、いかがでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  東京都の環境確保条例、あるいは土壌汚染対策法の考え方からしますと、工場が操業している間に土壌汚染調査をするということは求めていません。というのは、土壌汚染調査をしました。その結果、まだ操業しています。その調査後にまた汚染が発生する可能性が十分考えられるので、一定程度工場を廃止する、あるいは工場を除却する、建てかえるとかというときには土壌に触れますので、その際には土壌汚染調査をして、汚染があった場合は除去、あるいはそれなりの対応をしていただくというふうになりますので、あくまでも工場をやめるとか、土をいじくるとかっていうときに調査をしていただくというふうなことになっています。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  土壌についてはわかりました。それでは、悪臭や騒音というのは、現地確認に行ったときにはなかったのかもしれないけれども、そのことについての市の認識はいかがでしょうか。これを最後にしたいと思いますが。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  工場等につきましては、基本的に先ほど申し上げたように、苦情等があったときに、その苦情に基づいて現地確認をさせていただいて、発生源がどんな状況なのか──例えばメンテナンスが不足していれば、メンテナンスをお願いする等々の指導をしてまいります。先ほど申し上げたとおり、ここの当該工場、5年間苦情等ございませんので、そういった対応もしていないということでお願いいたします。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  わかりました。この陳情書には、その方だけではなくて、近隣住民代表7名に悪臭、騒音などの被害について記述していただいたっていう文言もあるので、その方だけではないし、私もその方以外の方からもいろいろお話は聞いたことがありますので、相談については丁寧な対応をしていただきたいというふうに思います。
 次の質問ですけど、245ページの事項6.中小企業者支援事業費についてです。前年度の予算書と比べて減額になっています。今、景気が回復しているのか、していないのかとか、まだ市民の暮らしや事業所経営というのは厳しい状況にあるというふうに考えるんですね。そうすると、このような小口事業資金信用保証料補助金等を削減していいのかなという疑問が湧いてきますが、どうして新年度、このような減額というふうな判断をされたんでしょうか。


◯生活経済課長(垣花 満君)  今現在、景況等を見ましても、まだ中小企業さんのほうにその実感が行き渡っていないという状況のほうは理解しております。こちら、予算の算定といたしまして、過去3年度、それから当該年度の上半期分の申請状況等の実数を使って計算しております。その関係で、現状の数値からの算定においては、そういう結果で算定をしているということになります。
 以上でございます。


◯委員(大城美幸さん)  過去3年間と実績を踏まえた金額の算定だということだと思うんですけど、この実績がこういう現状であるということにとどまっていいのかっていうことを問いたいと思います。周知がきちんとされているかということについては、いかがでしょうか。


◯生活経済課長(垣花 満君)  こちらの制度の周知につきましては、リーマン・ショックのときには物すごい件数がございましたけれども、そういったところから考えますと、制度については、ある程度知っていただいているのではないかなと思います。現況の景況の中で、御利用の回数は件数が少し減っているという状況でございますので、今後もその状況を見ながら、また予算についてはいろいろと検討してまいりたいと思います。


◯委員(大城美幸さん)  すぐに超えるような、一気に申請がふえるとか、そういうことはないと思うんですけど、やはり必要な事業所、必要な人が利用できないようなことにならないように、必要な人にきちんとした情報を伝えて、制度を利用していただくっていう、そういう姿勢っていうのは持っていただきたいなというふうに思います。
 次に、247ページ、商店街活性化推進事業費についてお伺いをします。この事業なんですけど、新年度の取り組みとして、どのようなものが既に決まっているでしょうか。新たな取り組みが行われるでしょうか。


◯生活経済課長(垣花 満君)  こちらの事業につきましては、中央通り商店会にみたかスペースあいという施設がございますけれども、そちらの利用を促進していく取り組みのための費用という形になってございます。みたかスペースあいにつきましては、今現在、会員を中心に利用のほうを促進してございます。また、中央通りの今後、駅前のにぎわいづくりに向けてさまざまな講座を実施したり、また、ほかの商店会との連携なども進めてございますので、そういった形で進めてまいりたいと思っております。


◯委員(大城美幸さん)  今、みたかスペースあいの利用促進ということで御答弁がありましたけど、空き家対策、空き店舗対策っていうこととも関連するんですけど、私ども、1月に福岡のほうに認知症サポーターの活用っていうことで、今回テーマを絞って視察に行ったんですが、その中でも、福岡の吉塚商店連合組合っていうところが、商店街活力アップ支援事業費というのを活用して、商店主全員が認知症サポーター養成講座を受講して、お年寄りに優しい商店街づくりと、地域資源活用による地域振興事業を展開しているのを視察してきたんですね。
 このときに、商店街のほうから認知症のサポーター養成講座を受けるっていうこととかを、この活性化推進事業費っていうのを使って、空き店舗を活用して、お年寄りでも、誰でも来てもいいスペースをつくったりとか、いろいろな取り組みをしているわけですが、この今言った事業費になるのか、どこになるのかわかりませんが、商店街の活性化っていうことと、空き店舗活用っていうことで、福岡や全国でもいろいろな取り組みがなされていますけど、福祉、認知症のサポーター、認知症のちょっと困った人に声をかけるっていうような、そういう空き店舗を活用して、保健師やドクターや薬剤師がいて、ちょっと立ち寄った人がお薬の相談とか、血圧をはかってもらって、病気の相談とかに乗るっていうような、縦割りではなくて、福祉や医療、介護とも連携して、商店街の活性化につなげるという取り組みを、平成30年度、新年度、何か検討とか、そういうことはなさったでしょうか、お考えをお伺いしたいと思います。


◯生活経済課長(垣花 満君)  商店街の活性化につきましては、市商連さんに対する補助金。それから商工会さんに対する補助金。それから、商店会それぞれの新・元気を出せ商店街事業というものがございました──新年度から名前がチャレンジ戦略事業というふうに変わりましたけれども、そういったものを組み合わせてやっております。
 また、先ほど言った、みたかスペースあいのような活動、それは直接商店街さんへの支援ではございませんが、やはりいろんな地域のコミュニティやいろんな団体と連携をして、商店街を活性化していこうと。
 また、三鷹には、みたか都市観光協会がございますけれども、観光協会のほうも商店街がどうしたらにぎわいがつくれるかといったものを、単に観光客という側面からだけではなく、まちの魅力を向上させるという意味での取り組みもやってございます。おっしゃった、例えば福祉との取り組みということでありますと、まだ本格的なものはございませんが、例えば先月までやっていたまちゼミのような取り組みの中で、例えば薬屋さんだとか、病院だとか、そういった方がお客さんと触れて、商店街というものを認識してもらって、そこに足を運んでいただくですとか。そういった商店街やお店からの自発的な発想によって出てくる、そういった取り組みを関連団体と一緒になって支援をしていきたいなというふうに思っております。
 以上でございます。


◯委員(大城美幸さん)  今活性化のために、商工会とか、商店街とか、それぞれやっぱり縦割りですよね。今商店街や商工会や独自の考えでそれぞれが医療や介護とつながろうっていうような考えを持たなきゃいけないと思うんですけど、そういうことを市からもアプローチするとか、やはり全国の先進事例を紹介するとか、そういうことをして、ぜひ活性化につなげていただきたいと、これは要望です。
 次に、269ページ、事項13の都市型水害対策事業費の止水板についてです。これは、本当に大雨、集中豪雨のときに床下、床上の浸水をしてしまうおうちからすると、雨が降るたびに夜眠れない状態になるということを考えると、この補助金というのはとてもありがたい新規事業だなというふうに思いますが、上限額があります。50万円ということですが、大体費用としてはどれくらいの費用で──100万円でおさまるから上限額50万円というふうな想定なんでしょうか。この上限額の基準。それと、対象となるような地域が限定されていますが、周知をどのようにお考えでしょうか。


◯水再生課長(奥嶋 亮君)  止水板の助成制度について御回答をさせていただきます。まず、工事の費用になります。メーカーからヒアリングを行っているところでございます。場所によって、止水板の長さ、高さによって金額はまちまちなんですけれども、大体75万円から100万円ぐらいというようなお話をいただいております。50万円の上限に関しましては、都内の3区、杉並区、品川区、板橋区においてヒアリングをさせていただいております。品川区、板橋区なんかでは50万円、品川区では、法人は100万円、個人は50万円というような形でやっているところで、そういったお話も伺えたところで、50万円というところにさせていただいております。
 周知に関しましては、4月の「広報みたか」で掲載させていただく予定でございます。また、ホームページに関しましても、4月からアップさせていただいて、広報させていただきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  広報での周知とホームページということですけど、私が知っている井の頭一丁目の方は高齢者なんですよね。どのお宅も高齢者世帯だし、高齢者のひとり暮らしだったりすると、ホームページを見るっていうことはないかなって思うんですよ。広報は見るかもしれないけど、でも、広報を見て、これが自分にかかわることっていうふうに捉えるかどうかっていうようなこともあるので、限られた地域なので、そこは町会なり、本当に実際に浸水した被害があったところは把握されていると思うので、そこにはそのような周知をしたほうがいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  止水板については、私自身が水再生課長と一緒に現場の被害を受けられた皆様の生の声を聞いて、これはいよいよこうした取り組みをしなければならないと決断したところです。したがいまして、今御提案ありましたように、水再生課の職員は防災課の職員とともに、被災された地域について直接出向いて声を聞き、また話し合いもしているところでございますので、この予算が認められましたら、4月以降、その地域の被災されたところを中心に、町会・自治会等にきちんと広報させていただいて、できる限りこの機会を生かしていただくように取り組みたいと考えております。


◯委員(大城美幸さん)  該当する方、対象がはっきりしているので、ぜひ周知を徹底していただきたいというふうに思います。
 最後の質問になるかと思いますが、戻って、219ページの事項22.若年・一般健康診査関係費、そして、221ページ、事項23.特定健康診査関係費、事項24.後期高齢者健康診査関係費。健康診査の問題ですけども、やはり見ていると、去年よりいずれも減額になっています。2014年、東京都が発表した足立区と杉並区の65歳健康寿命を見ると、杉並区が男性が83.19歳、女性が86.06歳なのに対し、足立区は男性81.44歳、女性が84.42歳と、2歳近い差があって、低所得の人の死亡率は高所得の人のおよそ3倍というデータが出されています。全日本民医連の調査でも、2014年、非正規の人が正規の人より糖尿病の合併症がある、糖尿病網膜症を悪化させる割合が1.5倍高いということで、雇用形態の違いが疾病に大きく影響することが明らかになっています。
 三鷹市では、このような健康格差ということについて、新年度、健康格差をどのように解消しようっていうことでお考えだったのか。この健康診査というのは、やはり健康格差を解消する上で、減額ではなくて、もっときちんとやっていくべきだと思います。
 それと、健康診断を受けた人にインセンティブとして、ごみ袋をお渡ししていますが、これをもらった方何人かから、インセンティブっていうのは、行く前に、行ったらもらえるよっていうことがわかっていて、そのために行く、健康診断をもっと受けようっていう機運が高まるっていうのであればいいんだけど、行って初めてもらうということでは、インセンティブになっていないんじゃないかっていう声を何人かの方から聞きましたが、その点、いかがでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  健診全般の健康格差への取り組みということでお尋ねいただいております。予算の減につきましては、ここまでの例年の実績に基づく、予算査定等も含めたところでの減少というふうに捉えておりまして、特に何か取り組みを減にしていこうとか、そういったことでは決してないというふうに御理解いただければと思います。
 取り組みとして、受診していただかなければ、こちらとしても情報をつかめないということも含めて、昨年度もデータヘルス計画等も策定する中で、いろいろデータを分析した結果、受診をされていない方のほうが医療費が高くなるというような傾向も明らかになってまいりました。特定健診につきましても、今50%は超えておりますけれども、まだ半分の方が未受診という実態がございますので、まずはそういった健診を受けていただくということで、先ほど委員お尋ねのインセンティブ、当然ごみ袋の配布もしているんですけども、未受診の方にぜひ受診していただくように、これからも未受診の方に対する取り組み、重点項目として考えております。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  国は健康格差が解消できれば、10年間で5兆円の社会保障費を抑制できるとして対策に乗り出しています。足立区では、現役世代の糖尿病がふえていることなどに対して、健康格差の問題を解消するために、野菜摂取量をふやすことで解決できないかということで、ベジファースト、ベジタベライフという運動を展開しています。三鷹市でも、健康格差解消のための取り組みっていうことを、やはり重点的に考えるべきではないかというふうに思っています。
 それと、先ほどインセンティブのことで言っていましたけども、やはり先ほどの御答弁では、健康診断に行ってもらうっていう前段階でのインセンティブにはなっていないと思うので、その点については御意見を申し上げて、質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、いのちが大事。


◯委員(野村羊子さん)  本当は款ごとにやりたかったんですが、ちょっととりあえず先に質問だけ。まず、とりあえずの質問というのをざっとやってみたいと思いますので、よろしくお願いします。衛生費、ウェルカムベビープロジェクト、217ページにありますが、ゆりかご面接でトイカードを1万円分差し上げている。これについて、やはり、これ、結構な金額になるので、実は款をまたがって商工費のほうにもかかわると思いますが、市内で使っていただけるように、このせっかく出されたものが市内で循環をしていくようなことで、ちゃんと市内のこういうところで使えますよっていう宣伝、あるいはもっと市内で使える商店、企業をふやすっていうふうな取り組みがきちっとなされるべきではないかと思うんですが、それについて新年度でさらに使える場所を拡大させていくことについてお伺いしたいと思います。
 また、モバイルサービスを多言語対応させるっていうことですけれども、現実のゆりかご面接や乳幼児健診の際に多言語対応、きちっとしているのかどうか。どうしたら通訳サービスをつけることができるのかといったアナウンスなど、その辺がちゃんとできているのかどうかということを確認したいと思います。
 それから、227ページ、サステナブル都市推進関係費です。研究会をしています、残念ながら中身というのがまだ全然出てこないで、ちょっとした項目が出ているだけですけれども、できれば、これ、どういうことをやっていて、これが将来的に地球温暖化計画とかと連動するのかどうかっていうあたりをきちっと明確にしていっていただきたいと思います。ここの予算概要に出ている中身で、フードロス対策っていうの、これも実は款をまたがって、社会福祉協議会とか、いろいろやっている働きとの連動っていうのをどこまでやれるのか。きちっと市民に対してフードロスに対するPRをすると同時に、実際のフードバンク、フードドライブ等、動いているところとの連携というのをどうするのかということを確認したいと思います。
 あと、小さいことですが、PCB廃棄物処理事業費があります。これでこの間、抱えざるを得なかった高濃度PCB廃棄物が、この計画で大体処理されていくのかっていうことを、ちょっと確認したいと思います。
 それから、231ページ、環境センター跡地利活用関係費ですね。公園にするのはいいんですが、放射能汚染をされた残土を置いておいたものがあったと思いますが、それがどうなったかということだけ、ちょっと確認したいと思います。
 それから、小型家電の収集関係で、これについてはオリンピックのほうの関連で、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」というのをやっていると思うんですが、それを三鷹市もやっているのかどうか。これを機会に、ちゃんと皆さんに意識啓発をして、今、数年に一度、とにかくスマホとか買いかえているわけだから、それをちゃんと収集するっていうふうなことができるのかどうかっていう、それについての来年度の取り組みについて確認したいと思います。
 それから、247ページ、1つは、先ほどちょっといろいろ出ていた工場の話なんですが、このものづくり産業集積推進っていうところで、市内工業地域へ移転する事業者に対して、費用の助成とか、周辺環境に配慮した建築、建物改修などに関して助成をするっていうふうにありますけども、そういうような今課題になっている場所に対して、こういう助成ができますからちゃんとやりましょうよみたいなね、そういうようなことが市内の中で改修したり、あるいは移転したりというふうなことを促進できるのかどうか。あるいは、市外に移転してしまうような事業者に対して助成ができるのかどうかというのを、確認させてください。
 それから、249ページ、働き方改革応援事業費のものづくり創出事業委託料ですが、ファブスペースみたかの運用をやっていますけども、これの利用実績と今後の活用、もっとちゃんと活用していただくようなことが必要ではないかという気がしているんですが、平日中のワークショップでは参加者が限定されるのではないかというお声もいただいておりますので、その辺についてどのような運営、さらなる活性化ができるのかということを確認したいと思います。
 それから、土木費ですね。三鷹台駅前通り整備事業費、257ページ。これ、用途地域等見直し業務、267ページとか、三鷹台駅前周辺地区整備の事業とかと絡むと思いますが、全体的に道路ができることに合わせて方針を決め、用途地域を変え、地区計画をかけて、最終的には都市計画道路の変更っていうふうなことになっていくと思います。その辺のスケジュール、地域の方への周知と理解とっていうふうなことがどうなっているのか。
 それから、257ページの道路維持管理関係費で、雨水ます清掃委託料とあります。蚊の発生──最近、蚊による感染症というのが結構話題になっていまして、市民の方から御不安の声をいただいているので、薬剤投入したりしていますけども、きちっとこの辺がなされているのかどうかっていうこと。全部やってほしいっていうようなお声なんですが、実態はどうなのか、来年度はどうなのかっていうことを確認したいと思います。
 それから、261ページ、橋梁改修事業費。橋梁長寿命化計画の中で、順次かけかえ、改修をやっていっていますけども、この長寿命化修繕計画を見ると、宮下橋のかけかえを2018年度までに1億7,400万円かけてやりますっていうふうなことになっていたんですよ。ちょっとおくれているかなっていう感じなんですが、大丈夫でしょうかっていうことを確認したいです。
 それから、263ページ、自転車等駐車場管理運営費。先ほどもちょっと出ましたけども、定期利用と一時利用の料金体系とか、駐輪台数のバランスが悪いんじゃないかと、特に駅前はね。その辺をどう変えて、うまくやっていけるのかっていうことについて、どういう方向性、あるいは方針とかを持つのかっていうことを確認したいと思います。
 それから、東京外環、269ページ。実際に北野の里の下にある、今工事している地下の構造物──かなり巨大なものができますけど、この構造物の全体像をちゃんと皆さんに示して、現在どこまでやっています、ここをやっています、進んでいます、みたいなことをきちっと示していく必要があるんじゃないか。まだまだ地下を掘って、巨大な空洞をジャンクション地域にあけていますので、その辺のことをきちっと理解をできるように示していくことが必要ではないかということと同時に、工事見学会、地元の方と、あるいはもっと広域な方とっていうふうな形で、これずっと前から要望していますが、来年度できるのかどうかということを確認したいと思います。
 あと、275ページの公園整備事業ですが、公園総体として、三鷹市の公園全体のうちで借地公園というのがあって、借地公園全てを順次買っていくという予定なのかどうか。計画的にこれを進めていくのかというふうなこと。ほかにも学校用地等々に借地の場所はありますけども、土地開発公社では現在使っている土地は買えないわけだから、本当に計画的にきちっとやっていかないと、公園がなくなっていく可能性もあるわけだから、その辺の見通し、きちっとした計画っていうのがどうなっていくのかっていうことを確認したいと思います。
 最後に、消防費のほうで、285ページ、特設公衆電話機を購入するというふうになっています。これは、ピンク電話のようなものなのか、使い方が子どもたちにわかるのかとか、あるいは維持管理費がどうなのかというあたりのことを確認したいと思います。
 以上、よろしくお願いいたします。


◯委員長(渥美典尚君)  現在、いのちが大事の質疑の途中ですが、しばらく休憩いたします。再開は13時、よろしくお願いいたします。
                  午前11時57分 休憩



                  午後0時57分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  お疲れさまです。委員会を再開いたします。
 ただいま、いのちが大事の質疑の途中ですが、答弁からでよろしいですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 答弁よろしくお願いします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  私のほうは、2点、大きな御質問をいただいております。順次お答えいたします。ゆりかご面接でお配りしていますこども商品券、市内で使える取り組みはいかがかということでお尋ねいただいております。平成28年度から商品券の配布をしておりまして、年度当初は市内で取り扱う加盟店、駅前のおもちゃ屋さん1店という状況でございまして、私みずからかなり営業にも回りまして、今現在56店舗利用できるようになっております。
 これ以外にも、ハイヤー・タクシーの関係でも、市内を走っているタクシーでマタニティータクシー等で御利用いただけるというふうに承知しております。また、大手のスーパーとか、市内にございます専門店でも利用可能ということですので、56店舗以上の場所で実際にお使いいただけるものというふうに認識しております。使える取り組みとして、例えば昨年、井の頭公園のほうで商工まつりを行いましたけれども、そこでも商工会の御協力をいただきまして、会場内の全店舗でこども商品券を使えるようにしていただいたりとか、あと、駅前の美術ギャラリーがあります商業施設の中も、全ての店舗で利用できるようになっております。引き続き加盟店をふやすような取り組みを続けてまいります。
 続きまして、保健センターで行っております面接、健診等の多言語化対応についてですけれども、今現在は外国籍の方、日本語のわかるパートナーの方とおいでいただいたり、一応たどたどしい中でも対応できる職員が対応したりとかいうことで、何とか対応はできているというふうに現場では認識しております。妊娠届と一緒に配っている子育てガイドの中でも、外国籍の方へのそういった案内も英語で掲載をして、周知に努めております。
 私からは以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  私からは、フードロス対策、環境センター跡地の利活用、小型家電についてお答えいたします。庁内に設置いたしましたサステナブル都市政策検討チームの中のテーマの1つとして、平成29年度にフードロスの検討を行っております。平成30年度につきましては、三鷹市における現状に照らし、市民、事業者、行政が具体的にどのような形で協働し、取り組めるのか、さらに詳細な施策の検討を行いたいと思っております。具体的な啓発として、スーパー、飲食店への協力要請、活用として消費期限前食品のフードドライブ等を通じたフードバンク活動などを考えております。
 次に、環境センター跡地の利活用の点でお答えいたします。環境センターの敷地内の建物に保管しておりました放射線濃度の高かった土につきましては、教育委員会がその濃度や土壌環境基準を測定し、通常の廃棄物として処理できることを確認の上、空間放射線量を測定し、安全に廃棄処分をしたところでございます。したがいまして、廃棄処分後の敷地内における空間放射線量は基準以下になっていることを確認しております。平成30年度の跡地の利活用については、安全であるというふうに考えております。
 小型家電についてお答えいたします。平成29年4月から、みんなのメダルプロジェクトとして、三鷹市もこの活動に参加してございます。回収拠点としましては、市役所、コミセン、リサイクル市民工房などで集めております。平成30年度につきましては、イベント会場などでさらに行いたいと考えています。
 以上です。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  PCB廃棄物の処理についてでございますが、平成30年度、平成31年度にかけまして、保管している照明用の高濃度PCBは処理を行う予定でございます。また、過去に悉皆調査を行い、2万灯を超える照明の調査を行ってまいりましたが、念のため再度全施設の照明及び電気設備の点検を行ってまいります。
 以上です。


◯生活経済課長(垣花 満君)  まず、1点目、ものづくり産業の集積強化についてでございます。平成26年度から東京都と連携して行っておりますこちらの事業でございますが、合計で10軒の工場の皆様に御利用いただいておりまして、非常に好評を得ております。また、一定の要件を満たせば、市外からの転入時、また市内での移設時にも使えますので、効果があると思っておりますので、今後、さらに商工ニュースや市内の事業者の集まり等でPRをしていきたいと思っております。
 2点目、ファブスペースの利活用の件について御質問をいただきました。こちらも会員数、それから機器の利用数、ともに上昇傾向にございます。ただ何かをつくれるというだけではなかなか盛り上がらないのですが、こちらは利用者同士のコミュニティの醸成というのが最もキーとなるところかと思っておりますので、今後そちらのほうを中心に利活用を図っていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  三鷹台駅前周辺のまちづくりについてお答えいたします。平成19年には地域の皆様からのお申し出を受けまして、井の頭一、二丁目をまちづくり推進地区に指定いたしまして、駅前広場用地の協力等について、地権者の方々と話し合いを市として行ってきた経過がございます。
 また、地域のまちづくりについては、三鷹台のまちづくり協議会や三鷹台商店街と話し合いを行ってきました。これまでいただいた意見や提案を最大限反映させたまちづくり推進地区整備方針(素案)を策定いたしまして、広く市民の方々へ説明する説明会を2月17日に開催したところです。素案でいただいた御意見を反映いたしまして、これから整備方針案を策定していこうという取り組みを進めております。そうした説明会を5月、6月にかけて開催いたしまして、平成30年6月の策定を目指して取り組みを進めていきたいと考えております。また、策定する整備方針に基づき、平成30年度に都市計画変更の手続にも取り組んでいきたいというふうに考えております。
 もう一点、外環の中央ジャンクション地下の構造について、御質問にお答えいたします。中央ジャンクションで実施されます工事説明会の中で、事業者のほうではイメージ図等を用いて、市民の方々にわかりやすい内容となるよう説明を進めてきているところでございますけれども、さまざまな工事が進んできておりますので、委員おっしゃるように、各工事ごとのイメージ図を重ね合わせた全体のイメージパース、そういったものも、やはりあの工事を理解する上では大切だなというふうに考えております。今後、オープンハウス等での説明の中で、そういったことも取り組めるように事業者のほうに要望していきたいというふうに考えています。
 もう一点、工事見学会についてですけれども、地域にお住まいの方々に、工事について御理解をいただくということが第一でありますので、地元町会を対象に、今実施のほうをしているところです。今後については、地域の方々への対応を優先して行った上で、市内の市民の方々にもごらんいただけるように進めていきたいというふうに考えています。
 私からは以上です。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  まず、1点目、雨水ますの清掃についてでございます。雨水ますは、底の部分に水が状況によってたまる場合がございます。そういった場合に蚊が繁殖するということがございます。その場合には、地先の御要望等に応じまして、環境に配慮した薬剤でございます成長制御剤を投入しているということがございます。清掃につきましても、平成29年度同様、平成30年度も取り組んでまいります。
 続きまして、宮下橋でございます。宮下橋は135号線の整備に引き続いて工事を着手する予定で、平成31年度から着手の予定でございます。5年に1度の外観目視点検は継続して行っておりまして、平成29年度、今年度、点検を行っています。結果については、まだ作業中ですけども、これから確認してまいります。また、道路パトロールの一環でふぐあい等についてもチェックしてまいります。
 以上です。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  駐輪場の定期利用、一時利用のバランスにおいて、どのように変えていくかの方向性についてですが、駐輪場は買い物客向けの一時利用と通勤・通学者向けの定期利用として、それぞれ目的に合った利用形態に利用者を誘導していきたいと考えております。そのため、まずは買い物客向けに一時利用駐輪場が利用できるように、駐輪場の再配置や運用ルールなどの検討を行っていきたいと考えております。
 また、通勤・通学者に対しましては、現在サイクルシェア事業の社会実験を行っていますので、その活用も踏まえて進めていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  借地公園の公有地化について御質問をいただきました。可能な限り多くの借地公園を公有地化していきたいという考えではありますが、今後の公有地化につきましては、まず都市計画区域内の事業用地の確保を中心として、既存公園の児童遊園等につきましても土地所有者の御意向や事情、また市の財政状況なども踏まえつつ、優先順位を確認、そして選択しながら、計画的に進めていきたいと考えております。現時点では、幾つか候補地はありますけども、優先順位などについて全体計画を示している確定したものはございません。
 以上になります。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  私のほうからは、特設公衆電話についてお答えをいたします。これは、今回で言えば、あらかじめ学校の施設内に電話ケーブルを引き込んでおきまして、巻いた状態で保存をしておくと。そこに電話機を別途用意しまして、このケーブル端子を電話機に接続する、この作業だけで通話ができるようになります。これは、通常時には使用せず、災害時のみに使用するという約束でして、災害時優先電話の取り扱いになります。このため、基本料金、それから通話料も一切かかりません。
 使用する電話機ですが、一般の家庭で使用する電話機をあらかじめ用意をしておくと。費用がかかりませんので、お金を入れるとか、カードを入れる、こういったタイプの電話機ではなく、一般の電話機で対応ができるということで準備をしておくものでございます。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  端的な答弁、ありがとうございます。じゃあ、再質問させていただきます。健診等での多言語対応っていうのが、具体的な事柄に立ち入った場合に、やはり通訳等が必要だと不安になる方もいるんじゃないかと。特にゆりかご面接みたいに、最初にどうするんだっていうふうなところで、通訳が必要な場合もあるんじゃないかと思うんですけども、通訳サービスをどうしたらつけられるかっていうような案内はしているのか。実際にそれが可能なのかっていうことをもう一回ちゃんとお願いします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  再質問にお答えいたします。先ほどもちょっと御説明しましたが、この子育てガイドの一番最後のページに、一応外国人の方へということで、まず一義的にはそちらに三鷹国際交流協会(MISHOP)さんの御紹介もさせていただいておりまして、そういったところを事前に面接を受ける前から、そういうサービスがあるよという御案内は適宜行わさせていただいています。
 実際の現場でも、こういったものを事前にお知りになった方が、既にそういった通訳の方をお連れになってお見えになったりとか、そういうことはよく起きているようなので、一応一定のそういった情報提供はできているものと理解しております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  もう一つ、易しい日本語で対応するというふうなことをちょっと検討していただきたい。つまり、易しい日本語だとわかるけど、わあっと専門用語を言われると、何かわからなくなっちゃう。一旦わからなくなっちゃうと、全部がわからなくなるということになりますので、ぜひ窓口対応の方──ほかのところもそうですけど、易しい日本語だとかなり対応できる方もいらっしゃいますので、そこはしっかりと職員研修等を考えていただければありがたいです。
 それでは、次はサステナブル都市ですね。今言ったのはここに書いてあるような程度のこと、予算概要に書いてあるようなことの答弁だったので、本当にフードドライブとか、社会福祉協議会でやっているフードバンク的なこととか、そういうところとしっかり連動してフードロス対応をできるのかどうか。そういう庁内連携、あるいは関係機関との連携っていうところで、具体的に平成30年度に動くのかということを確認したいと思います。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  こちらの検討会議の中で、社会福祉協議会の方も入っていただき、また、市内の社会福祉法人のアンケートとかを行いまして、具体的な取り組みの可能性を検討しているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。ありがとうございます。環境センター跡地の放射性物質ですが、これ、いつ動かしたんでしょうかね。教育委員会のほうでっていうことなので、ここでどこまで再質問していいのか、ちょっと私も理解が不安ですが、実際にこれについては、市民からの不安があって、大丈夫かということで確認をしながら、数値の件なんかもちゃんと報告してほしいというふうなことを言っていたんですが、そういうことが一切なく、ただ、もう既に廃棄処分されてしまったということだと、ちょっと非常に驚いているんですが。この対応について、どうして報告がなかったのかっていうことも含め、再度説明をお願いします。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  款が超える部分については差し控えさせていただきますが、撤去をいたしましたのは、昨年の9月29日に行いました。具体的には、先ほど言いましたとおり、測定を行った上で、適切な処分地に廃棄処分をしたというふうに報告を受けているところです。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。じゃあ、違うところで本当の担当にもう一回、別途確認したいと思います。
 自転車駐輪場ですけれども、本当に利用形態に合った、目的に合ったといっても、市民の方々は、やっぱり自分が使いやすいように使うわけで、定期の利用金額を考えると、週に3日しか使わない人は一時利用のほうが安いとかいうふうな判断も働くわけで、そういうようなことも含め、どうやってちゃんと誘導していけるのか。日中の10時に、お店があくころに来た人たちがとめられないという状況を、三鷹の駅前でどうやってこれをやっていくのかっていうことが1つ、大きな課題だと思うんですが、その辺についてどういうふうに考えているのか、お願いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  駐輪場の対策についてでございますが、基本的にまず放置防止対策の一環の中で、全体の施策として行っているということで進めているものでございます。その中で、大分違法駐輪は減少してきたという実態がございまして、残るところ、買い物客の駐輪というのがまだ課題として残っているというところで、一時利用、やはり店の近くでないと難しいっていう部分がございます。
 基本的には店舗等でも御用意していただくというのも基本的な考えでございますが、そこはなかなか難しいところがあるので、そういったところの配置を優先していくなど、また、商業者の方とも、そういったいろいろな連携を図りながら進めていくということで、進めていきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  これも突っ込んでいくと、いっぱいいろいろ言いたいことが出てくると思いますけども、具体的にとめられない状況ができるけど、一方で、あそこはあいているんじゃないのっていう声もあったりというのがあるので、ちゃんとこういう対応・対策をきちっとしていって、方針を決めたと思うので、きちっとそれに沿ってやれるのかどうかっていうことも今後注視していきたいと思います。
 公園について、可能な限り買っていく。全部買っちゃうと、すごい分量になるんじゃないかと思うんだけど。あるいは、それは今ある公園だけ、とにかく借地、それはとにかく買うんだっていう方針でいいのかっていうことを再度確認したいと思います。
 それで、それについて、本当にまだ全体計画はないって言いますけども、将来的に全部買っていく、あるいはこれ以外に公園がここにあったほうがいいということで、買わざるを得ないっていうことも起きるんじゃないかと思います。その辺についてどのように見通すのかっていうことをお願いします。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  いずれにしましても、土地所有者さんの御意向、事情等を踏まえまして、そのお話、相談の中で公有地化していく公園を選定していくという作業になるかと思います。
 以上であります。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  借地に関しましては、公園だけではなく学校等々もございますので、この問題に関しましては、全体の中で、財政フレームを考える中で、慎重に検討していきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  そうですね、学校のことは私も触れないようにしておりましたが。市有地をどれだけ持つのか、公的財産をどうするのかっていうこと、やっぱり全体とかかわる問題だと思います。そのことについては、財政的に危ういっていうことを言い出している中で、どこまでそれを見通して、やっぱり借地のままでもやれるんじゃないかっていう判断も、一部あるだろうと思うんです。その辺を含め、どのように三鷹市の公共施設を維持するのかっていうことを考えていく必要があると思いますので、これについてはまた別途考えていきたいと思います。
 ちょっとあるけど、終わります。ありがとうございます。


◯委員長(渥美典尚君)  以上でいのちが大事の質疑を一旦終了いたします。
 次に、自由民主クラブ。


◯委員(土屋健一君)  それでは、よろしくお願いします。まず、衛生費、予算概要97ページ、7、予算書227ページ、事項7.サステナブル都市推進関係費。今質疑があったところではありますけども、私もフードロス対策推進事業について質問いたします。来年度の詳細につきましては、先ほどの御答弁でわかりました。日本でのフードロス──一般的には食品ロスとも言っておりますけども、年間620万トンとも、630万トンとも言われております。日本人1人が、毎日お茶わん約1杯分の御飯相当の量を捨てているということが、政府でも発表されております。三鷹市のフードロス推定量はどの程度だと把握されているのでしょうか、お伺いします。
 平成30年度のフードロス削減量の目標について、ありましたら、お伺いしたいと思います。
 農林水産省、環境省、消費者庁と全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会が連携し、昨年、平成29年12月から本年1月ぐらいまで、忘年会、新年会シーズンに、外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンを実施したと聞いております。平成18年以降だと思うんですけども、もったいないをキーワードに、宴会などの開始後30分間と終了前の10分間は料理などを食べて楽しもうという、3010運動というフードロスを削減する運動が、今では全国の自治体にも広がっております。
 京都市の実証実験では、幹事が声がけした宴会は、しない宴会よりも、食べ残し量が明らかに少なかったということが検証されていると新聞報道にもありました。平成30年度、来年度、三鷹市でもこの3010運動に賛同しまして、宴会等におけるフードロス、食品ロスの啓発に努めるべきと考えますが、御所見をお伺いいたします。
 次に、予算書でいうと230ページ、第2目 塵芥処理費について、あと参考資料でいいますと84ページ、85ページについて質問したいと思います。ごみ収集業者の委託料について質問したいと思います。三鷹市では、月曜日から金曜日まで、祝日等でも休むことなく収集していただいていることから、大いに三鷹市のごみ対策、市民サービスにも貢献していると考えております。一方で、事業者は、従業員に平日以外の勤務に対し、休日手当を支払っていることから、手当の支払いが大変厳しいと聞いております。国民の祝日、振替休日、国民の休日の休日収集における休日手当相当分の別途支給についての御所見をお伺いしたいと思います。
 次に、農林費に参ります。予算概要101ページ、1、予算書241ページ、下の事項1.農業振興事務関係費についてと、あと243ページ、事項6.市民農園管理運営費について質問したいと思います。平成30年度に施行が予定されております都市農地の貸借の円滑化に関する法律への対応について、三鷹市としてどのようにしていくお考えか、具体的な点についてお伺いしたいと思います。
 三鷹市では、市民農園のニーズがとても多く感じております。今後、元気な退職者等によるニーズがますます多くなっていくと考えております。農地の確保と市民サービスの向上、まさに一石二鳥のチャンスではないかと考えておりますが、市民農園の拡充についての御所見をお伺いします。
 また、制度的に特定都市農地の貸し付けとして、生産緑地を三鷹市がお借りし、市民農園を開設できるようであれば、今申しましたように、三鷹市にとっても大変すばらしいことだと思いますので、この法の施行前に農業者等へアンケート調査や聞き取り調査など、市民農園の拡充の準備を早目に進めてみてはいかがかなと思いますけれども、その点についての御所見をお伺いいたします。
 次に、予算概要103ページ、5、予算書、243ページ、事項7.農作物獣害防止対策事業費、参考資料の88ページについて質問します。ハクビシン等による農作物被害を抑制するために、箱わなの設置や捕獲した動物の処分を民間委託する計画となっております。東京むさし農業協同組合や三鷹市獣医師会等に委託していくお考えなのか、また、どのように連携していくお考えなのかをお伺いしたいと思います。
 あと、この獣害ということから、カラスからの防護や捕獲は対象外なのか、この点についてお伺いします。
 次に、土木費に参ります。予算書の259ページ、事項8.違反広告物撤去活動等事業費について質問します。委託業者や職員は、撤去した違反広告物をいつ、どのように処分しているのでしょうか、お伺いします。また、違反広告物の所有権は、どこにあるのかについてちょっと確認しておきたいので、お示しをしてください。また、この違反広告物設置者へのいわゆる撤去費の請求等はされているのでしょうか。また、平成30年度、請求していく予定があるのかについて、お伺いをしたいと思います。
 次に、予算概要110ページの3、予算書259ページ、下の事項の5、6、参考資料134ページ、三鷹駅南口ペデストリアンデッキの改修について質問したいと思います。1点目、エスカレーターとエレベーターの維持費が合計で2,965万2,000円。毎年毎年、3,000万円ほどかかっております。さらに、多額の改修費が定期的にかかっております。保守点検料は、競争入札などによる予算の抑制はできないのかについて、御答弁をお願いしたいと思います。また、この三鷹駅前デッキエスカレーター等改修事業費7,939万5,000円の内訳をお示しください。
 三鷹駅前デッキ改修事業費4,542万9,000円について質問します。融雪剤の主成分は主に塩化カルシウム、凍結防止剤は塩化ナトリウムです。いずれにしても塩分が含まれているので、コンクリートや鉄が腐食してしまいます。近年では融雪剤、凍結防止剤散布が橋梁などの鉄骨を腐食、劣化させ、強度減少が発生し、安全性が保てなくなるという、いわゆる塩の害、塩害が極めて重大な問題になっております。したがいまして、三鷹市でもこのデッキにまいてしまいますと、雪や氷を解かすという反面、タイルの目地やデッキの鉄部分が腐食し、雨漏りやデッキ本体の劣化を招いてしまうと考えますが、御所見をお伺いしたいと思います。
 20年以上たっているということから、デッキ内部も相当腐食しているのではないかと考えますが、この予算計上前にデッキの通路の裏の調査をされたのかという点について、確認をしたいと思います。もししているということでしたら、内部の腐食状況等も把握できていると思いますので、状況をお伺いします。
 次に、午前中にも質問がありましたけれども、予算概要112ページ、9、予算書265ページ、事項15.三鷹駅南口駅前広場交通対策関係費について質問します。私からも、ぜひこの回送バスについて質問したいと思います。バス降車場に回送バスが停車していて、このことが渋滞の大きな原因の1つとなっていると考えております。西側から入ってきたバスは、ロータリーの中ほどで降車している状態で、高齢者の方や足の不自由な方、ベビーカーを押している方などの安全も確保できていない状況だと私は思います。三鷹市では、この南口ロータリー整備をしていくということですけれども、一方で、バス会社の協力がなければ、とても課題解決はされないと考えております。御所見をお伺いいたします。
 次に、予算概要120ページ、11、予算書の275ページ、事項20.下連雀五丁目公園(仮称)整備事業費についてお伺いします。先日、2月に東京弘済園との土地の等価交換等の覚書も交わし、時期は未定なものの、この市道の延長整備するときには現在の弘寿園側に移設する計画となっているとお聞きしました。予算書等が作成されたときにはこの覚書がまだ交わされていないということから、ちょっとタイムラグがあるんですけども、この公園、ボール遊び可能な公園とするという説明ですので、当然ネットは必要だと思うんですけども、時期はわからないにしても、後のことを考慮すれば、この公園の設備は最小限でよろしいのではないかと考えます。多少の樹木やベンチ等は必要でしょうけども、最小限の整備の公園ということについての御所見をお伺いしたいと思います。
 次に、予算概要122ページの2、予算書279ページ、事項8.民間建築物等管理適正化関係費、空き家対策について質問したいと思います。この事業概要に書いてありますチラシ、固定資産税・都市計画税の納付通知書にあわせた告知用のチラシということの説明がありますけども、このチラシの内容についてお伺いしたいと思います。
 日本には所有者不明の土地が九州と同じぐらいの面積があると聞いております。相続人不明等の所有者の追跡調査をどのようにして行われるのかという点についてお伺いをしたいと思います。
 次に、消防費に行きます。予算概要123ページの1、消防ポンプ自動車の更新、予算書283ページ、上の事項2.消防施設整備費についてお伺いします。過去にも何度か質問しておりますけれども、この旧ポンプ車の処分方法と予備ポンプとしてこのポンプ車を残した場合のランニングコストの概算をお伺いしたいと思います。今三鷹市には10個分団に10台のポンプ車がありますけども、逆に言えば10台もあるので、常に車検とか点検整備、故障等も──事故はもちろん、ないほうがいいんですけども、そういう使えないときの予備ポンプ車として残した場合、どの程度かかるのかという点をお伺いしたいと思います。
 予算概要123ページ、2、予算書の285ページ、事項8.防災通信体制整備事業費について質問します。まず、防災無線の放送、このボリューム、音量がどの程度の音量で流しているかということを意外と市民の方は知らない──私どもは承知しておりますけども、この放送の最後に現在のボリュームの周知をされたらいかがかなと思いますので、その点について御答弁をお伺いします。
 J−ALERTの受信後も、今三鷹市で行われています専用ダイヤルに電話すれば、この防災行政無線自動電話応答サービス、0120−119−921、ここに電話すればJ−ALERTのときも内容がわかるのかという点についてお伺いしたいと思います。
 3月10日の黙祷のチャイムが防災無線機器の不都合により、鳴らなかったようであります。その原因究明と今後の対策についてお伺いをしたいと思います。
 最後に、特設公衆電話について質問します。特設公衆電話については、先ほど御説明がありましたけども、災害時の避難施設等で早期通信手段の確保及び帰宅困難者の連絡手段確保のため、ふくそう制御時に優先的につながり、無料で使える災害時用の公衆電話であり、今NTT東日本さんでも事前配備を進めているところであります。NTT東日本のホームページによりますと、三鷹中等教育学校に4台、消費者活動センター、大沢コミュニティ・センターに2台ずつ既に設置してあるとあります。どのように設置されているのでしょうか。また、ほかにも設置されていれば、お示ししていただきたいと思います。
 先ほどの御答弁で、接続するだけですぐ使えるという説明がありました。特設公衆電話機は通常時は使えないことになっておりますので、小・中学校ではどこに置いておくのか。見えるところに置いておくのか、それともどこかに保管しておくのかについて御答弁をお願いしたいと思います。
 一旦終わります。


◯市長(清原慶子さん)  私からは、三鷹駅南口駅前広場等の交通環境の改善の考え方について答弁をいたします。御指摘のとおり、三鷹駅南口の交通安全確保というのは極めて重大な課題です。JRの三鷹駅の南口のみがJRの駅として三鷹市にあるということは大変重要な意義を持っております。この間、駅前デッキの整備も進み、一定程度安全確保はできてきたと思いますが、しかしながら、やはり人口増に関連して、三鷹市が依頼したわけではありませんが、バス事業者も複数の事業者が協働して、例えば三鷹駅から調布駅までのバスを初めて運行するとか、そうしたこともございますし、私たちとしては公共交通を安全に安心して市民の皆様、また市外からの来訪者にも使っていただくためには、まず実態調査をして具体的な対応策を検討し、地域公共交通活性化協議会の取り組みを通して、協働してきましたバス事業者、そしてタクシー・ハイヤー事業者の皆様と連携をして改善に協力をしていただきたいというふうに考えております。
 したがいまして、平成30年度は、まずきちんとした客観的実態調査をさせていただき、その上でこれまでも協働してきましたバス事業者、タクシー・ハイヤー事業者ときちんと話し合って、改善を進める協働のパートナーとして取り組んでいきたい、このように考えております。
 なお、バス事業者、またタクシー・ハイヤー事業者につきましては、国土交通省から許認可、あるいは指導を受けているわけでございます。したがいまして、三鷹市の立場だけで主張を申し上げましても、許認可との関係もございますので、改めて三鷹市の市民の視点で、国土交通省の担当局にも実態をお話しをし、適切な協働のあり方について──地域公共交通活性化協議会には国土交通省を代表して委員もいらっしゃいますので、ぜひ国とも、また東京都とも連携をして、よりよい駅前の環境を整えていきたいと、このように考えております。
 私からは以上です。


◯生活環境部長(大野憲一君)  それでは、まず1点目のサステナブル検討チームの中のフードロスについてお答えをいたします。まず、三鷹市でのフードロスの量はどれくらいかというお問い合わせでございますが、実はふじみ衛生組合のほうで可燃ごみの組成分析というのをやっておりまして、こういった厨芥類については、全体のおおむね大体10%程度が厨芥類として、組成分析の中でごみの構成割合というふうに出てきているところでございます。
 ただし、この厨芥類の中にも、実際食べられるのに捨てられているのか、それとも既に食べられなくなって捨てられているのかという区分については、これはなかなか区別をつけるというのは難しいということもありまして、正確な量というのはつかめていないというところでございます。したがいまして、平成30年度もどれぐらいの目標というのは、明確な目標は定めているわけではないというところでございます。
 また、3010運動、食べ切りのことでお問い合わせをいただきました。この3010運動は2011年に長野県の松本市から始まりまして、委員おっしゃるように、今では全国の自治体、飲食店にも広がりを見せているというものでございます。平成29年度、この検討チームの中でも、食べ切り協力店、既に実施しております立川市さん、ここに視察を行いまして、その取り組みをヒアリングをしてきたところでございます。その中では、やはり全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会が進める、そういったキャンペーンと連携することによりまして、高い効果が得られるということもお話として伺ってきておりますので、今後、三鷹市で取り組む場合には、商工会等事業者の協力が当然必要となってまいりますので、平成30年度以降、そういった事業が展開できるかどうか、また検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。
 2点目の塵芥処理費、ごみ収集の委託料の祝日の取り扱いの件でございます。先ほど委員からお話がありましたように、祝日も収集するということで、一定の安定した収集日の設定によりまして、市民の皆様にも大変御好評を得ているところでございます。そういったことも含めまして、このごみ収集の委託料の契約というのは、総価契約ということで契約をしておりまして、当然祝日の勤務分につきましても総価の中で見ているという内容でございます。
 今、手当のお話もございましたけれども、この契約内容につきましては、当然人件費もございますけれども、車両等の維持管理費、物件費、それからガソリン代等も全て総合的に勘案いたしまして、この委託料というのは決まっているものですから、そういった総合的な観点の中で、契約というものを今後も適切に決めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◯都市農業担当課長(塚本 亮君)  私のほうでは、都市農地の貸借の円滑化に関する法律を市民農園の拡充に活用できないかということと、あと獣害対策についてお答えをさせていただきます。
 まず、今国会のほうで審議されております都市農地の貸借の円滑化に関する法律につきましては、現在、我々のほうでは閣議決定がされた段階というふうに情報を得ております。まだ法案が確定されていませんので、今現在、我々が得ている中でどのようなスキームであるかということを御説明させていただきますと、まず都市農業者が農地所有者との間で貸借ができるかどうかというお話し合いをして、都市農業者が事業計画を作成をし、その作成した計画を市に提出をして、市に提出された事業計画を農業委員会が協議し、決定し、それに基づいて市が都市農業者に認定をするというようなスキームで進めるというふうに聞いております。
 この中で、市も市民農園を開設するためにこの貸借に参加できるかということは、現時点では参加できるというふうには情報は得ております。ただ、一義的にはやはり市内の農業者の方が、特に認定農業者を中心として、農業経営を拡充させるために農地の所有者の方と貸借をするというのが、まず第一義的かなというふうに思っておりまして、まずそのようなスキームで進めていく中で、そのように活用されないような農地については、市の市民農園としての活用ということが考えられるのかなと思っております。
 その中で、現在、市民農園につきましては、一般の方が利用できるものが西に2園、ほかは高齢者向けというのが全市的にあるということで、数としましては一般向けの利用ができるものが少なくなっております。一般利用の区画数が140区画、高齢者向けが443区画というふうになっておりますので、拡充するとすれば、一般向けの利用の市民農園を拡充することが今後検討していかなければいけない課題かなと思っておりますが、先ほど申しましたように、今後、この法律が制定されたときに、そのような所有者の方々と検討と調整をしながら、もし可能であれば、そういうような部分を拡充していく可能性は考えられるのかなと思っております。
 あと、事前にこのような農地を市民農園にするための農業者さんの意向を確認するかということだったんですけども、現在、先ほど都市計画課長が別の質問で回答をいたしましたが、特定生産緑地制度というのが今後始まります。これも、指定から30年を迎える生産緑地を今度10年ごとに延長するという制度ですけども、そのようなことの制度の周知であるとか、農業者さんの意向も、今後何らかの形で我々のほうが把握する必要があると思っています。今回の都市農地の貸借の円滑化に関する法律につきましても、それにあわせて周知をしていこうかなと農業委員会としては考えておりますし、農協ともそのような形で今現在協議をして、市と農業委員会と農協と協力して、そのような周知等に努めていこうというふうに、今考えているところでございます。
 続きまして、獣害対策でございますが、獣害対策につきましては、今回の事業は東京都の農作物の獣害対策事業の補助金を活用するものでございます。一般に獣害につきましては、狩猟免許がないと捕獲等はできないことになっておりまして、今回の事業で考えておるのは、民間委託で考えておりますけども、狩猟免許を保持している団体でないと委託もできないということでございまして、現在、我々で把握しているところでは、JA東京むさしが一応狩猟免許を保有しているので、そういうことの委託を今想定をしているところでございます。
 このやり方ですけども、今回我々が考えているのは、捕獲の手数料と処分費を含めて、捕獲されたときに委託料を支払うというようなことで考えておりまして、捕まえられなければ、委託料は発生しないというようなことで今考えております。この狩猟免許のことがありますので、先ほどカラスも対象かということもありましたけども、カラスを捕獲することが農協のほうだとできないと聞いていますので、それは対象となっておりません。
 以上です。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  まず、違反広告物についてでございますが、いつ、どのように処分するかといいますと、これは明確に何日間の保管ということは定めてございませんけど、一定期間保管しておきまして、まとめて処分をいたしております。
 さらに、所有権については、市にはございませんが、道路監察ということで、道路管理者の立場で撤去をしているところでございます。
 設置者への請求でございますけども、現在のところ請求する予定はございません。
 続きまして、南口ペデストリアンデッキの改修でございますが、保守点検の競争入札ということでございますけれども、これはそれぞれの施設のメーカーに保守点検をお願いしているところでございます。他の業者ではなかなか難しいということで、随意契約での保守点検を考えているところでございます。
 次に、デッキエスカレーター等改修事業費の内訳でございますけれども、まずはA2エスカレーターという、バスの降車場のところの上り専用のエスカレーターでございますけれども、これの撤去、新設費用が5,324万4,000円、その他9基のエスカレーターについての維持管理費が2,615万円となってございます。
 続きまして、三鷹駅前デッキ改修事業費の4,542万9,000円の内訳でございますが、これはデッキの改修の設計委託料、これが501万1,000円、改修工事費といたしまして、大屋根のシール材、それと再開発ビルの接続部の工事、さらに駅前デッキ監視システムの改修等々で4,041万8,000円となってございます。
 続きまして、融雪剤でございますが、デッキ上に使用している融雪剤につきましては、鉄などを腐食させないような融雪剤──ナンラという製品ということでございますけれども、使用しておりまして、塩化カルシウムについては使用しておりません。
 次です。デッキ内部の調査でございますけれども、これ、平成27年度に行っておりまして、主要部材等に致命的なと言いますか、緊急の対策が必要なようなふぐあいは発見されませんでしたが、化粧パネルのつり金具にやや腐食が見られたということで、その対策を来年度以降行ってまいります。
 以上でございます。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  下連雀五丁目公園(仮称)の整備につきましては、周辺環境、また地域のニーズを踏まえまして、そして現在策定中の公園・緑地の適切な活用に向けた指針(仮称)を踏まえまして、ボール遊びが可能なスペース、そして健康増進のための健康遊具を配置した特色ある公園整備を今考えているところであります。
 現在、具体的な設計に着手したところでありますが、覚書に基づきまして、道路が延長され、公園が北側に移転された時点となった場合も踏まえまして、時期がわからない中ではありますが、経費をできるだけ抑えるよう、施設内容、またその施設の配置について、そして施設の再利用、再使用について、そうしたことを考慮しながら、設計を進めているところであります。
 以上です。


◯都市計画課長(田中元次君)  空き家対策について2点の御質問をいただきました。1点ですけれども、固定資産税・都市計画税納税通知書にあわせた啓発用チラシの内容ということで、これについては、空き家をお持ちの方へという表題で、相続などにより空き家となった家屋をそのままにしておくと、衛生、防犯上の問題や老朽化による倒壊のおそれが生じることがありますので、敷地、家屋の適正な管理をお願いいたします。管理不全の空き家の敷地は、固定資産税の住宅用用地の特例による軽減措置が受けられなくなる場合がありますので、御注意くださいというような内容で、空き家をなるべくふやさないというようなことで啓発を考えているものでございます。
 2点目の所有者不明土地の追跡についてということで御質問をいただきました。空き家につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法によりまして、固定資産税の税情報を見ることができるということがございますので、それによりまして調査を進めているというところでございます。
 また、所有者不明の土地につきましては、以前、三鷹市も清原市長が所有者不明土地問題研究会、こちらのほうに委員として参加をしておりまして、そこでの提言として、所有者不明土地については、空き家の特措法の関係ではないので、固定資産税の税情報を使えないんですけれども、所有者不明土地についても固定資産税の税情報を共有できるような制度にしてくれというようなことで、提言のほうをしているところでございます。
 以上です。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  いただいた質問に順次お答えしてまいります。
 まず、消防ポンプ車の件でございます。買いかえました旧ポンプ車につきましては、矢吹町のほうに無償で譲渡を行っております。これをもし残した場合のランニングコストという御質問ですけれども、車検、それから12カ月点検、こういったものが2年にそれぞれ1度ずつありますけど、これ、1年単位でならすと、ここの部分については、おおむね年間7万円ぐらいで済むわけですが、矢吹町に譲渡した後、矢吹町のほうではポンプそのものを完全にオーバーホールをして使っています。このオーバーホールに必要な費用がやはり百数十万円必要になります。それから、さらに問題なのが駐車場所でありまして、以前置いてあったときには暫定管理地、閉鎖管理をしているところで置いていたんですけれども、実際御案内のとおりのポンプ車ですから、いたずらということも考えれば、きちんとした屋根のある車庫に置く必要があります。こういったものにも当然費用がかかってくる、このように考えております。
 それから、防災無線につきましても御質問をいただきました。ボリュームにつきましては、委員さん御承知のとおり、通常放送は5割ぐらいの音量でやっているわけですが、ただ、実際にその通常放送を行うもともとの音のレベルが、実は若干大きく録音されていたり、小さく録音されていたり、ありますので、5割といっても、その録音状態によって音の聞こえ方がちょっと違う部分もありますので、そういった部分では、混乱を招かないためにも、放送のときに何割と言うよりも、通常5割ぐらいで放送していますよということを市民の皆さんに別の方法でお伝えをして、御理解いただくのがいいのかな、このようには思っています。
 そういった意味では、最大音量で放送しますJ−ALERTにつきましては、もちろんこれは電話の自動応答サービスでも、防災無線で放送した内容ですから、その内容を聞くことができます。
 それから、3月10日の東京都平和の日の黙祷の放送ができなかったことは、本当に大変申しわけなく思い、この場で改めておわびを申し上げます。これは、音源を保存しておきます──毎日5時に鳴らす赤とんぼの鐘もそこに入っているんですが、ハードディスクのふぐあいで、そこから音源が取り出せなくなったというのが原因でございます。今現在ハードディスクを新しいものに交換して、中の音源のデータを移行することを実施をしております。
 対策としては、今回、実は翌日の3・11の放送は、サブのほうのシステムを使って肉声で放送したんですが、その中にこういった音源もリカバーできるようなものを用意しておくのがいいのかな。この辺は日本無線さんとも、どういった形が一番いいのか、今後協議をしてまいりたい、このように思っております。
 それから、特設公衆電話についてもいただきました。三鷹中等教育学校は、東京都のほうで設置をしたと認識しておりますが、消費者活動センターと大沢コミュニティ・センターにつきましては、従前は公衆電話がありました。私どもも災害時にそれぞれ必要な施設ですから、撤去をしないでほしいということを再三お願いしていましたが、結果的に撤去をされるということになりました。これにかわるものとして、その回線を活用できるということでしたので、この両施設については、市のほうで、具体的には防災課のほうでこの特設公衆電話の設置をしたものでございます。
 それから、今回、それぞれの学校に特設公衆電話を設置した場合の電話機を置いておく場所ですけれども、避難所が開設されるというときに使用しますので、避難所のグッズと同じく各学校の備蓄倉庫に保存をしておきたい、このように考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(土屋健一君)  御答弁ありがとうございました。それでは、順次、再質問をしていきたいと思います。まず、フードロス対策についてお伺いします。立川市さんに視察して、その効果を把握されたということで、前向きな御答弁をいただきました。ぜひ来年の三鷹市賀詞交歓会等でも実践してみてはいかがかなと思うんですけども、いかがでしょうか。
 また、三鷹産業プラザでもパーティーとか懇親会等が多く開催されております。株式会社まちづくり三鷹さん等にもこの3010運動をぜひ呼びかけていただきたいと思うんですけれども、御所見をお伺いしたいと思います。
 次に、塵芥処理費の収集業者への委託料なんですけども、総価契約ということで、この休日手当相当分も含まれているよという御答弁でしたけれども、私、詳細な調査はしていないんですけれども、以前はこの委託料のほかに休日手当相当分が支給されていたと聞いておりますので、事業者等と当該年度、ぜひその点について協議をしていただきたいなと思うんですけども、もう一度御答弁をお願いしたいと思います。
 市民農園の拡充について、一般向けは拡充可能ではないかという御答弁をいただきました。ぜひ、これが実現したら、もちろん農業者への貸借が当然優先されると思うんですけども、その中でこの農地を残して市民サービスが向上するというのは、まさに願ったりかなったりだと思うので、ぜひとも進めていっていただきたい、そのように思いますので、よろしくお願いします。
 獣害防止の点ですけども、狩猟免許を持っている農協さんということでわかりました。あと、カラスなんですけども、捕獲はできないという御答弁でしたけども、カラスからの防護については、この事業費ではないのでしょうか。それとも、そういうことは含まれていないのでしょうか、ちょっと確認をさせてください。
 違反広告物撤去について、設置者へ撤去費を請求していないということですけども、請求してもいいと思うんですよね、税金を使って撤去しているので。あと、土日で市役所が閉庁のときに合わせて業者はつけているんですね。だから、大体金曜の夕方ぐらいからつけ始めるんですね。だから、土日にやはり撤去をしないと、余り効果がないのかなと思うんですけども、その姿は余り見えないんですけど、その土日の撤去についてお伺いしたいと思います。
 あと、エスカレーター、エレベーター等はわかりました。他のメーカーでは難しい。言い方は悪いんですけれども、ある程度決まった金額になってしまうのかなと思いますけども、この点についてはわかりました。
 融雪剤については、塩の入っていないのを使っているということですけども、これ、余り以前からはないと思うんですよね。今では結構出回っていて、それでもコストが数倍ほどすると思うんですけども、いつごろから、この塩の入っていない無塩タイプを使用しているんでしょうか。それ以前は恐らく塩の入っているものを使っていると思うので、かなり影響はあると思うんですけども、その点について御答弁お願いします。
 三鷹駅南口駅前広場についてはわかりました。実態調査をして、その後協議会等とも協議して、連携して行っていくという御答弁をいただきました。その中で、恐らく出てくると思うんですけども、じゃあ、この回送バスをどこに置くんだという点が問題提起されると思うんですよね。だから、私は、ぜひこの回送バスの停車場所を確保する必要があると思うんですけども、その点についてのお考えがありましたらお伺いします。
 あと、下連雀五丁目公園についてはわかりました。よろしくお願いします。
 空き家対策につきましては、このチラシの中に、土地の固定資産税の点についての件を入れてくれるということですので、しっかりとその辺も通知していただきたいと思います。この点についてはわかりました。
 消防ポンプ車につきましては、平成31年度は矢吹町に持っていくということでよろしいんですか。持っていっていない年度もあると思うんですけども、今回の第5分団の消防ポンプ車は、矢吹町へ差し上げるというということでよろしいでしょうか。確かにランニングコストがかかってしまうので、その費用対効果ということになると思うんですけども、ぜひとも一度検討していただきたいと思います。
 あと、防災無線の件につきましては、今後、日本無線さんと今回のふぐあいについて協議して、二度とないようにしていただきたいと思います。ホームページでは、J−ALERT等については影響がないということなので、その点は安心しているんですけども、これに影響があったら大変ですので、ぜひとも二度と起きないようにしていただきたいと思います。
 あと、特殊公衆電話につきましては──でも、どうなんですかね、これ、防災倉庫に保管してしまって、すぐ電話の配線箇所等の場所が把握されて接続できるのか。どんどん先生方もかわっていきますので、その辺がわかるように。何て言うんですか、消火器みたいに見える形で保管するような容器もどうもあるみたいなので、ちょっと御検討を。置いておいても使えないので、言い方は悪いですけど確かに邪魔なんですよね。じゃあ、どこに置いておくかっていうことなので、その点について、もう一度しっかりと検討していただきたいと思いますけども、もう一度お願いします。


◯市長(清原慶子さん)  再質問で、フードロスの例示として、賀詞交歓会についてどうかと言われましたので、私からお答えいたします。賀詞交歓会は、三鷹市長と三鷹市議会議長と商工会の代表、農協の代表の4者が発起人として行っているものであり、実行委員会方式で取り組んでおります。したがいまして、この件につきましても実行委員会で1つのテーマになるかと思います。
 なお、このところ、おかげさまで、この賀詞交歓会につきましては、乾杯をした後、ほとんど何事もなく、食べること、会話することに専念していただいておりますので、ほとんど最後に残っておりません。これはまさに参加者の皆様の良識があらわれていることだと思います。なお、きっとまちづくり三鷹の担当者は答えたいと思うんですが、私がこの間出させていただいておりますいろいろな会──議長もこのごろお感じだと思うんですが、本当に3010運動というか、これからは食べることに専念しましょうというふうに主催者が呼びかけるケースがふえております。
 私たちとしても、フードロスを市民の皆様にお願いするのであれば、率先垂範だと思います。三鷹市役所の部課長会でも、係長会でも、とにかくみんな残さず食べましょうと、こういうふうにして皆さんも取り組んでいるようですので、声高に申し上げる必要があるときにはそうしますし、主催者を尊重し、この静かなる機運の中で、フードロス問題が三鷹発の形として、少しでも改善されることに取り組んでいきたいと思います。
 私からは以上です。


◯生活環境部長(大野憲一君)  ごみ処理経費の休日手当の御質問でございます。可燃ごみの収集業務におきましては、夜間収集している駅前等に関しましては、その分をしっかりと委託経費の中で見ているということがございますけれども、休日分については、先ほど答弁いたしましたように、そこについては過去にも総価契約の中で見ているということで、特別手当として出したということはないというふうに考えているところでございます。
 また、市からごみ収集の委託をしている業者との協議の問題でございますけれども、市からごみ収集の委託をしている業者、市内に10者おりますので、なかなか協議というのは難しいと考えております。やはり、これは契約の金額をどうするかということは、市側のほうでも、人件費、それからガソリン代等も含めまして、しっかりとした積算の中で適正な価格を決めていくということが大切だと思いますし、その経過の中で市からごみ収集の委託をしている業者の方のお声も来るということもあろうかと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯都市農業担当課長(塚本 亮君)  市民農園につきましては、今後予定されております都市農地の貸借の円滑化に関する法律の制定後、市内の農地ができるだけ残っていくような形で活用していくように、前向きに捉えていきたいと思います。
 あと、獣害ですけども、今回の獣害対策事業は、先ほど申しましたように、東京都の農作物獣害防止対策事業の補助金を活用するものでありまして、この補助金を活用するに当たりまして、三鷹市では、まず三鷹市農害対策基本計画、5年間の計画を策定し、その後、毎年度の実施計画を策定して実施することとしております。その計画の中で、農作物に害を与える加害獣としてハクビシン、タヌキ、アライグマ、ヒヨドリ等がありますが、カラスは入っておりません。この中に入っているものしか捕獲等はできない、対策できないということになっておりますので、カラスについては対象とはなっておりません。
 以上です。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  広告物の設置につきましてお答えいたします。撤去は、広告物──主に不動産関係の広告物が多くなってございまして、やはり土日に現場見学会等を行う、その案内の広告物が非常に多くなっています。ですから、その対策として、撤去については金曜日と月曜日の日に撤去するような方策をとっているところでございます。
 それと、請求についてでございますけれども、これは誰が張ったのかというところを、広告物に書いてあるところに連絡をしたとしても、必ずしも張った者が同一ではなくて、それを追いかけるのはなかなか難しいという実情もございます。したがいまして、そんなに大量に広告物を張るわけではありませんので、ほんの数枚程度が多うございますので、その費用対効果と言いますか、そういった部分で簡単にはたどり着けないということがございます。
 それと、融雪剤についてでございますが、ナンラをいつから使用したかということですけど、これ、12年ほど前に製品化されているということで、12年ほど前から使用しているということでございます。価格につきましては、ほぼ同一でございます。
 以上でございます。


◯都市整備部長(田口久男君)  三鷹駅南口駅前広場等の交通環境の改善にかかわる回送バスの件についてお答えします。こちらの調査は、先ほど市長が答弁しましたように、まずは実態をよく把握して、課題を抽出した上で、駅前の利用者、車両の交通安全と利便性を向上させると、そういう目的で進めるものでございます。その中で、課題のはっきりした内容がこれから出てくるわけですけど、例えば乗降場所の再配置とか、交通規制の見直し、また、先ほどお話があった回送車のあり方等、そういったものを検討していく必要があるのかなというふうに考えております。
 なお、回送バスについては、こういった再配置の中で、どういう停車ができるか。あるいは、バス会社の回送バスの運行についてもしっかり見直し等を検討していただくように考えております。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  特設公衆電話のふだんの置き場所なんですけれども、なかなかふだん教育の用途に使わないようなものを見えるところに置いておくというのは、なかなか御了解をいただくのは難しい部分もございます。私どもとしては、備蓄倉庫は、最近は避難所運営連絡会でもよくあけて、さまざまな作業なりしていますので、そこに置いた上で、この電話機そのものに、この電話機は特設公衆電話で、どこに接続口があって、どこに設置して使うものですということを明示して、いざというときに使えるような形をとりたいな、このように思っております。
 あと、5分団のポンプ車を平成30年度にかえますけども、まだ実際にこの後の活用といいますか、処分といいますか、そういったものについては、今の段階では白紙の状況でございます。


◯生活環境部長(大野憲一君)  先ほどの答弁でちょっと1点ございまして、現在のところ、そういった10者から休日の手当について、特に御要望は伺っているところではございません。
 以上でございます。


◯委員(土屋健一君)  御答弁ありがとうございました。それでは、終わりたいんですけども、1点だけ。この違反広告物、金曜日と月曜日に撤去するということは、土曜日と日曜日はほぼそのまま掲示の状態ではないんでしょうか。その点について確認をしたいと思います。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  土日の見学会等に向けて、金曜日に設置しているだろうということで、金曜日に撤去してございますけれども、そこで撤去し切れないものについては、やはり土日にも掲示されているものかなというふうに思います。
 以上です。


◯委員(土屋健一君)  わかりました。ありがとうございます。景観もかなり損ねていると思いますので、なるべく効果的な時間帯、曜日等を選んで撤去していただきたいと思います。あと、大風とか吹くと、飛んでいって、あちこちで散らかっているんですね。そういうごみにもなってしまいますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯委員(後藤貴光君)  それでは、順次質疑をいたしますので、御答弁よろしくお願いいたします。まず初めに、217ページ、出産・子育て応援事業費、母子保健モバイルサービス事業費についてです。三鷹市では、ウェルカムベビープロジェクトみたかとして、妊娠期から子育て期にわたって切れ目なく応援をするっていう取り組みをしておりまして、そうした中で保健師等とのゆりかご面接などを実施しており、面接を受けられた方には、子育て応援ギフトとしてこども商品券1万円をお渡ししております。
 初めに妊娠の届け出数、実数とゆりかご面接の実績についてお伺いをいたします。
 次に、母子保健モバイルサービスで「ゆりかご・スマイル」に現在の日本語から、英語、中国語、ハングルの3カ国語の多言語化機能を取り入れるということですけれども、対象となる外国籍の妊婦さん、毎年何人くらいいらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。現在、三鷹市の外国籍住民の方っていうのは3,600人くらいだと思いますので、それほど数は多くないと思うんですけれども、お伺いをしたいと思います。
 また、これ総務費のところでの質疑なんですけれども、外国語版市民便利帳の4カ国語表記においては、漢字にルビが振ってあって、4カ国語が母国語でない方、英語も苦手というふうな、ただ、日本にいるので、平仮名くらいは読めるといった方への配慮であったりとか、優しい対応というふうなことで、漢字にルビが振ってあったり、日本語表記があるような趣旨の御答弁だったと思うんですけれども。「ゆりかご・スマイル」から市のホームページにリンクで飛んだりすれば、音声読み上げというふうな仕組みもあるわけですけども、この「ゆりかご・スマイル」を4カ国語対応とするに当たって、漢字にルビを振るような対応等っていうのはされるのか、またそういうふうな検討っていうのはされたのか。
 今回、大変需要の高いというか、皆さん、スマホだけで対応されている方、大変多くて、これ、評価が高いというお声を聞いておりますので、この改定の際に、より新しい対応というのも、例えばルビ表示もできますよとか、そういう機能を入れるのかどうか、そういった部分もお伺いしたいと思います。
 次に、こども商品券の利用環境についてですけれども、先ほど三鷹市内に56店舗というようなお話がありました。トイカードというんですかね、そのやっている事業者さんのホームページを見ますと、現在25件というふうにはなっているわけですけれども、その中でコラル商店会さんは全部使えるっていう形で、多分それを1店舗ごと換算すると56店舗なのかなというふうに思うんですけれども。そうすると、25件という件数で考えるときに、下連雀で14件、上連雀で4件、ほかはタクシー事業者も2件あるわけですけれども、そうすると、それ以外の地域で使える店舗っていうのが、字ごとで見ると一店舗もないという地域も結構あると。どうしても駅周辺というか、下連雀、上連雀のあたりに集中をしているという中で、市全体としての利用状況のバランスというんですかね、その拡充というような位置づけの中で、大変努力をされてきて、これだけふやしたという経緯があると思うんですけども、例えば生活経済課との連携等を含めた中での取り組み、そのあたりについてはどのように考えているのか、お伺いをいたしたいと思います。
 次に、同じく217ページ、産後ケア事業費についてお伺いをいたしたいと思います。産後ケア事業に取り組むに当たっては、宿泊型、デイサービス型、アウトリーチ型などの手法がある中で、産後ケアのアウトリーチとしては新生児訪問などで対応されていると考えますけれども、今回、三鷹市で取り組む産後ケアの中で、宿泊型ではなく、デイサービス型で取り組むというふうなことになっているんですけれども、この事業化に当たりまして、関係者からの御意見、御協議をどのように進められてきたのか。また、そうした中で宿泊型への要望もあったと思いますが、デイサービス型にした理由というのをお伺いできればと思います。
 それから、この産後ケア事業のデイサービスについては、どのような運用と言うんですかね、定員を設けるのか、それとも個別個別に予約を受けるのかとか、そういうふうな運用についての部分と実際のデイサービスに来られた方に、例えば曜日とか、ある程度限った中で、複数人を同時に対応する中で、集団での相談、グループワーク等という形をメーンで行っていくのか。あるいは、本当に個別個別に1人ずつ個別対応でやっていくのか。あるいは、そうした集団でまとめてこの日にっていうような形なのか、あるいは個別サイド、組み合わせて行っていくのか、そのあたりの産後ケアの取り組みの進め方、お伺いをしたいと思います。
 次に、245ページ、商店街助成事業費の商店街振興事業補助金についてお伺いいたします。これは三鷹市の商店会連合会さんに出している補助金だと思うんですけれども、参考資料等を見ますと、予算に対して執行率が低い状況があると思います。必ずしも執行率が低いからだめだっていうことではないんですけれども、市全体の商店会の活性化という形で、昨年も、おととしもつけている中で、今年度も同額程度の予算計上という中で、どのような事業に取り組んでいくのか。あるいは、市としてその活動、市の商店会の活性化に生かすという視点から、しっかりしてほしいという意味でのどのような対応を考えているのか、お伺いをいたしたいと思います。
 それと、247ページ、創業者支援事業費についてです。予算概要の中では、みたかビジネスプランコンテストで入選した方に20万円を上限として、2分の1補助をされるというような形になっていたと思いますけれども、その中で三鷹市で起業していただくって、本当にすばらしいバックアップの取り組みだと思うんですけれども、成功した後に都内に行ってしまったとか、そういうふうにならないようにっていうことで、この予算概要の中にも循環型の仕組みづくりに取り組んでいくというような記述がありますけれども、どのような形で巻き込んでいくというか、取り組んでいくのか。細く長く運営にも携わってもらうような仕組みづくり、そのあたりどのように考えているのか、お伺いをいたします。
 それから、257ページ、路面下実態調査事業費についてです。これについては、30キロを3年間に分けて、10キロずつ調査するとなっていますけれども、これについては優先度をどのような考え方で定めて取り組んでいるのか。交通量とか、通行量とかを優先していくのか、そのあたりの優先度の考え方をお伺いをしたいと思います。
 それから、269ページ、都市型水害対策事業費の関係についてお伺いをいたしたいと思います。今回、上限額50万円で、対象工事費の2分の1を補助する。この都市型水害対策としての取り組みというのは評価をするところなんですけれども、ただ、これ、類似事業というふうな形で、三鷹市では木造住宅耐震助成事業というのがあります。これ、比較して考えるときに、木造住宅の耐震助成については、まさに命を守るためというふうな、公助と自助をどういうふうなバランスをとるのかっていう中で、命を守るための意味合いが強いのに対して、今回、止水板の設置については、どちらかというと個人財産を保護するっていうような意味合いが強いのかなと思います。支給要件についても、木造住宅の耐震助成につきましては、助成額、上限としては満額50万円の耐震工事まで対象となっていますけども、助成の額については、障がい者世帯、高齢者世帯については、耐震改修工事費に要した費用の2分の1、その他の世帯は3分の1っていうふうになっています。一方で、こちらについては、そういった条件なしで一律2分の1っていうふうな形になっておりますので、そのあたりの公助と自助のバランス、あるいは耐震改修助成と止水板設置助成というふうな点から考えるときには、より耐震助成のほうが重みがあるのに、そちらのほうが条件が厳しくて、止水板設置のほうが緩いというのは、これは税の公平性とか、そういうふうな観点からちょっと課題があるのではないかと思いますので、その点について、どのような協議をされた上でこういうふうにしたのか、お伺いをしたいと思います。
 以上、よろしくお願いします。


◯市長(清原慶子さん)  私から2点お答えします。産後ケアについてと最後の都市型水害についてお答えします。産後ケアにつきましては、市議会の議員の皆様のお声や市民の皆様のお声を反映して研究をしてきたものでございます。幸い三鷹市には杏林大学医学部附属病院があり、出産についても受け入れていただいており、現在の院長先生が産科の専門であるということ、そして、私自身、市議会、市民の皆様の声を受けて、院長先生ともお話しするチャンスがありましたし、産科の看護師長さんともお話しする機会があり、病院の側でも必要性を痛感していらっしゃるということがわかりました。
 さらに、産科という立場でなくても、小児科のお医者様でも、医師会等を通じて、やはり産後の4カ月目ぐらいまでのお母さんというのは、これまでも産後鬱について認識をし、アンケートなどもさせていただいてきましたし、新生児訪問なども助産師会の皆様と連携して進めていきましたので、助産師会の皆様からも、医師会の皆様からも、必要性についての問題提起がございました。
 そこで、宿泊型ということについても、担当はかなり突っ込んだ協議を、例えば杏林大学医学部附属病院とも重ねております。しかしながら、なかなか入院のベッドを確保する等々、いろいろな諸条件の中でまだ詰め切れないところがありますので、平成30年度につきましては、このような話し合いができるとともに、医師の専門の助言も受けることができる形として、デイサービスとして出発するものでございます。したがいまして、このデイサービスの形も踏まえつつ──これもまだ手探りでございます。お声は届いていますが、本当にどのぐらい実際のニーズがあるのか。そして、このデイサービスもどのような支援をさせていただくことが、より当事者に有効なのか。これは謙虚にこの事業をお願いする医師の方、また団体とも一緒に検証しながら、丁寧に進めていきたいと思います。加えて、いずれ宿泊型のニーズにもお応えできるようになればと考えておりますので、平成30年度はそうした取り組みを丁寧にしてまいります。
 最後に御質問をいただきました都市型水害対策の止水板についてです。御指摘のとおり、三鷹市ではこの事業の前に、木造住宅の耐震助成でありますとか、あるいは太陽光発電を導入されるときの導入支援ですとか、こうした一定の補助というのはしてきました。住宅であっても、止水板であっても、太陽光発電であっても、一定の建てかえや導入をできる、経済的にある程度ゆとりのある方を対象にすることから、どの事業も共通して、問題意識としては一定の財を持っている人を支援することにならないかということは、常に認識をしております。
 したがいまして、この止水板につきましては、引き続く水害、そして同じ地域で引き続き床上浸水等が発生しているということ、そして、特に井の頭、あるいは中原地域においては、市境であるということもあり、杉並区や調布市と一緒に対策を練っているところでありますが、まず主体的に市民の皆様の自助を支援するあり方として、この止水板を決断したところでございます。
 したがいまして、50万円を考えるときにも、これまでの三鷹市が行ってきた補助事業の金額は、大体20万円とか30万円がせいぜいでございますので、50万円というのはかなり思い切った金額でありますが、実は75万円から100万円程度かかるということもあり、それゆえに皆様なかなか導入しないまま、繰り返し被災されているというような状況もわかりました。したがいまして、私は決して不公平ということの観点を持っておりませんので、今回の中で、これでも逆に、100万円かかるところを50万円しか市は出さないのかっていうお声があるのかもしれませんが、思い切って出させていただく中で、導入の経過を検証させていただきながら、少しでも被害を最小限にしていきたいと思います。御指摘のとおり自助でやっていただくこともありますが、地下車庫などの場合には、どうしてもこうしたインセンティブがないと、なかなか導入していただけない経過もあります。ただ、被災が多かった井の頭地区、中原地区では、既に自主的に止水板、あるいはシャッター等を設置していただいているお宅もありますので、こうした皆様には支援できなくて申しわけなかったのですが、平成30年度、まず始めさせていただくと、こういう考え方で慎重に検討した結果でございます。
 その他について、担当より答弁いたさせます。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  幾つか御質問をいただきました。順次お答えをさせていただきます。まず、ゆりかご面接にかかわりまして、妊娠の届け出の実績と、あと実際の面接の実施数、こちらのほうでございますけども、いずれも平成28年度の実績で申し上げますが、妊娠の届け出につきましては、年間で1,616件、平成28年度のゆりかご面接の実施数が1,303件となっています。これ、届け出の年度の集計、また面接も年度の集計ということなので、当然妊娠をされている方の時差もあるので、この辺、実施率というのはなかなか出しづらいんですが、一応そういった形の数字になっております。
 それから、母子保健モバイルサービスの多言語化に伴いまして漢字にルビを振る対応はできないのかというところ、それから、あと、実際の外国籍の妊婦の方がどのぐらいいるのかという実態についてのお問い合わせです。まず、外国籍の妊婦の方というのは、ちょっと私どものほうでも実際に把握するすべがなく、今のところ、人口の中での外国籍──さっき委員もおっしゃったような総体の数としては把握しているんですけれども、実際その中にどのくらいの妊婦の方がいらっしゃるかというところまでは、ちょっと正直把握できていない部分がございます。
 ただ、やはりホームページでも多言語化をしているということで、こちら、一定の需要もあるだろうということで、私どもが契約をお願いしていますモバイルサービスの事業者のほうで、既に他の自治体でも多言語化しておりますので──これ、既成の翻訳ソフトを使ったサービスということなので、とりあえず、そちらのほうを行います。ルビにつきましては、ちょっと今後の課題ということで、委員にも御指摘いただきましたので、またこれからの改善の中で検討していきたいと思っております。
 続きまして、こども商品券の加盟店が市内、ちょっと一部の地区に偏在をしているんじゃないかという御指摘でございます。こちらにつきましては、御指摘のとおりの実態は、正直そのまま受け入れざるを得ない状況ではございますが、こちらのほう、当然こども商品券、全国でお使いになれるということで、全国で5,500店舗以上の加盟店登録があるということで──私どもとしては市内で使っていただきたいという意図もあるんですけれども、当然市民の方においては、それぞれ使いたい場所、また用途で広く御利用いただける商品券になっておりますので、そういったところにもぜひ選択の幅を持たせたということで、この商品券を使わせていただきます。
 ただ、先ほどの委員の御指摘にもありましたとおり、市内で使える場所がふえることにこしたことはございませんので、これからも引き続き加盟店増加に向けては、市としても取り組んでまいりたいと思っております。
 それから、産後ケアの市長の答弁をいただきましたが、デイサービスの今の段階で想定している具体的な取り組みの手順等になりますけれども、今想定しておりますのは、1つの医療法人のほうに委託をして、1日2組ぐらいをデイサービスということで受け入れ可能な──これ、お1人ずつの対応ということで、先ほどの御質問にあったようなグループワークとか、そういうことではありませんで、お一人お一人にきちんと専門の者が対応するというようなサービスを想定しております。
 飛び込みで入っていただくということでなく、必ず保健センターの専門職のほうが事前に面接をして、御利用いただく方をあらかじめ決めさせていただいて、登録をしていただいて、出産後に御自身で医療機関のほうに直接お申し込みをいただいて、御利用いただくと。一応お一人7日まで、デイサービスなんですけども、これは連続でなくてもいいんですが、一応限度7日ぐらいを想定しております。また、一定の自己負担はお願いをしようと思っておるところでございます。
 私のほうからは以上になります。よろしくお願いします。


◯生活経済課長(垣花 満君)  私のほうから、商店街振興事業及び創業者支援事業費についてお答えを申し上げます。市商連の補助金につきましては、以前は大きなお祭り等、イベント等を実施しまして、そこで人を集めてイベントを実施していたわけでございますが、やはりマンパワー等にもいろいろ限界がございます。それから、他の商店街さんでもそうですが、商店主が外に出て、自分たちの商売以外のことをやるのはなかなか厳しい御時世になってきておりますので、むしろ話し合いをしまして、お店にお客を誘導できるような事業、それから商店街さんが自分たちでやりたくてもできないようなこと、それから、商工会の商業部会さんとの連携、そういったことをちょっと考えまして、平成28年度から、まずはまちゼミの導入について講演会をしてみたりとか、あと平成29年度につきましては、市民レポーターによるお店の紹介や商店街のイベントの紹介をフェイスブックに載っけていくというような活動で補助金を使っていくという形にしてございます。
 今後も、そういった形で、例えば商工会の商業部会さんと連携して、まちゼミをバックアップしていくなり、より効果を出していくような事業ですとか、そういったものを検討しているところでございます。
 続きまして、創業者支援事業費でございます。こちらは循環の仕組みをどうつくっていくかということでございますが、まずは、幅広く市、ネットワーク大学、それからまちづくり三鷹と連携をいたしまして、創業という概念も幅広く捉えまして、トップ企業を狙うような創業もございますし、自分自身の生活を少し変えていこうというような創業の仕方もございますけれども、そういった幅広いところをまず捉えるということが1点。それから、個人の創業だけではなく、やはり地域ぐるみでそれを支えていくような仕組みのようなことも考えていけないかということで、まずは講演会のようなものを二、三回開催をして、その中で仲間づくりをしていきながら、ビジネスプランコンテスト、それから、もともとまちづくり三鷹が持っている創業支援機能などとも連携をしながら、創業者をつくっていく。創業された方について、今度はその方が講師になって創業を目指している方、もしくは、今創業には余り興味ないけど、どうかなと思っているような方たちに語りかけていく、そういったような形で続けていければいいなと思っております。
 以上でございます。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  路面下の実態調査についてお答えいたします。対象路線はバス路線ですとか、2車線以上の道路、約30キロについて、大きな事故に結びつきやすいというところで、そういったところを考えてございます。3年計画で調査を行いますが、その中の優先度ですけれども、空洞化する主な原因については、下水道の本管にますから行っています取りつけ管と言いますが、それに陶器製のものがありまして、それの破損によって、そこに土砂が流れ込んで陥没するという例が主な原因となっていますので、埋設物の老朽化の状況などを勘案して優先度の高い路線を決めていきたいというふうに考えてます。
 しかしながら、余り飛んだ地域を調査すると効率が悪いので、ある程度まとまった形で調査していくものと思っております。
 以上でございます。


◯委員(後藤貴光君)  それでは、1点だけお伺いいたしたいと思います。再質疑させていただきます。市長から、止水板の設置支援について御答弁いただきました。私もインセンティブに関しては、否定するものではないんです。こういったものがきっかけとなって取り組んでいただく、それはすばらしいことだと思うんですけれども、ただ、木造耐震助成とかとの関連でいくのであれば、やはり個人の財産への支出というふうなことであったりとか、ほかの制度との全体のバランスといった意味で言うのであれば、木造耐震改修助成のような形で、例えば高齢者、あるいは障がい者世帯については、このとおり2分の1というのも理解できるんですけれども、その他の世帯の方、そういった方には例えば3分の1とやるのが、やはり妥当ではないのかなという部分については感じます。
 それと、これ、実際につくるときに、建築指導課のほうからも、当然このあたりは水がたまりやすい地域ですから、できるだけ地下車庫等は御遠慮していただいたほうがいいですよというふうな状況の中でもつくられてきているっていう経緯を考えると、じゃあ、そういった方にも全部一律に2分の1を出すんだというふうなところであると、やはり若干違和感を感じるなと思う中で、このあたり、木造耐震助成の関連等々の中で、あるいは自助、公助との関係とか、そういったバランスの中で、どういった協議をしたのか、最後にその1点、確認をいたしたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  先ほど市長の答弁にもありましたように、さまざまな助成の事情がございます。今、質問委員さんが例に挙げた木造住宅耐震助成については、御指摘のとおり、障がい者、高齢者の方には2分の1、そのほかの方については3分の1ということで、こちらの助成事業を始める前の段階で、従前、昭和56年以前の旧耐震の建物が対象で、なかなか建てかえとか耐震化が進まないということで、例えば窓口等で高齢者の方がいろいろ御相談に来た際に、もう我々の建物はこのままでいいというような、そういうような御意向を示す方もいるんですが、なるべくそういった災害弱者の方に建てかえを推進するとか、そういったインセンティブを促すために、そういった割合を決めたところでございました。
 今回、止水板について同様に考えるべきではないかというような御指摘でございますが、先ほども市長の答弁にありましたように、浸水被害を受けている地域というのは、やはりかなり限られていて、たび重なって被害を受けているということで、やはりそういったところの、自助も必要でございますが、公助として一定の考え方で、同様に支援、補助をしていくべきだということで、そういった検討の中で、今回の仕組み、制度ということで提案しているものでございます。
 以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  現在、自由民主クラブの質疑の途中ですが、しばらく休憩をいたします。再開は15時20分。
                  午後2時48分 休憩



                  午後3時18分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 自由民主クラブの質疑を続けます。


◯委員(吉野和之君)  それでは、質問させていただきます。衛生費、予算概要の96ページの5番ですね。三鷹市自殺対策計画(仮称)の策定、これについて質問をさせていただきます。この項目につきましては、午前中にも複数の委員から質問がありまして、一定の御答弁をいただきました。その御答弁の中で、全庁的に取り組んでいると。ゲートキーパー、これを正職のみ全員に研修でもって徹底しているということですね。そして、市民に対しては啓発活動を行っているという御答弁をいただいております。
 いよいよ、この平成30年度は対策計画を策定するということでございますけども、この対策計画の策定に当たって、午前中のお話では、これはまずやっぱり国のほうから1つのひな形というのが出てきて、それをもとにやるというようなお話だったと思うんですけども。これは、厚生労働省が市町村自殺対策計画策定の手引というのを平成29年11月に出しまして、これはもうホームページで公開されておりますので、恐らくこの手引も参考にしながら計画をつくっていくというふうに思いますけども。この計画を策定する際に、この自殺対策の基本はやはり心のケアだと思います。そこで、まず心理学とか、あるいは生命倫理とか、そういう専門家、命の大切さというものをそれなりに専門的に研究している方にも、やはりこのメンバーに加わっていただくことが必要ではないかなと思うんですが、まず、この観点から1つお伺いいたします。
 それから、もう一つ、この計画をつくるに当たって、インターネット対策、特に自殺サイトということが問題になっておりまして、このインターネットの普及によって、自殺に誘導されるという、そういう可能性もあるわけですよね、この辺の対策もしっかりとしていくべきと思います。このインターネット対策について、この手引の中では余り書かれていないと思うんですけども、やはり盛り込む必要があると思うんですね。ネット時代というのは、まさにネットの中に埋没しますから。そういう意味では、今までと違った新たな対策が必要だと思うので、インターネット対策をやはりこの計画の中に盛り込むべきではないかと思いますので、その点についてお伺いをいたします。
 それから、この項目の3つ目ですけれども、市民にはゲートキーパーというより、むしろ啓発活動を市民に対して行っていくというお話がございました。私も、市民に対する啓発活動は必要だと思います。やはりこの計画策定の中に市民に対する啓発活動、これも当然盛り込むと思うんですが、それとともに、積極的に生きる意味、これについての啓発活動を行っていくべきだと思います。これは、やはり例えば映画とか、講演会とかを通じて、生きることの大切さということの啓発を行っていくべきではないかと思いますが、これについてのお考えをお伺いいたします。
 次に、2つ目の質問なんですけども、予算説明書のほうの223ページの事項3.高齢者等予防接種事業費についてお伺いいたします。その中の特に肺炎球菌ワクチンについてお伺いいたします。私もちょうど65歳を迎えまして、この肺炎球菌ワクチンを受けたんですけども、この肺炎球菌ワクチンを受けることによって、肺炎がいかに予防されるかということをいろいろなところから知るわけなんですけども、現在の接種率、まずこれをお伺いいたします。
 それから、この接種率を高めるための宣伝をどのように行っているかということ。
 それから、あと、これは65歳から、たしか5年ごとに補助が出るんです。そうすると、61歳や62歳とか63歳というのはなかなか補助を受けにくいという、こういう現状があるんですけども、後で気がついたら、ちょっと1年過ぎていたとかね。こういう場合は、やはり5年間待たなきゃいけないのかなということなんですけど、これに対する考え方ですね。つまり5年、数年間待たなきゃいけないわけですね。これに対する考え方をお伺いいたします。
 それから、次に土木費に入ります。予算概要の109ページでございます。1の市道第135号線(三鷹台駅前通り)整備の促進についてお伺いをいたします。これにつきましては、事業概要ということで、今年度は同区間の最終年次の整備として歩車道の整備を行い、バリアフリーに配慮した歩行空間の整備に取り組みますということで、平成30年10月から平成31年3月にかけて歩車道、駅前小広場の整備を行うというふうに書かれております。そこで、これに関する質問なんですけども、バリアフリー、これをどのように配慮、それから歩行空間をどのようにとって、バリアフリーに配慮しているかということ、この点について、もうちょっと詳しくお伺いしたいと思います。
 それから、もう一点ですけども、この駅前通りは、踏切のすぐ手前に横断歩道がありますね。ここは、信号機が設置されておりませんので、歩行者が非常に危険だというふうに私は思うんですね。恐らく踏切との関係でなかなか信号機の設置が難しいとは思いますが、やはり付近の住民の方からも、どうもここを渡るのに非常に苦労するというお声も聞いております。この踏切前の横断歩道の信号機、この辺の考え方はどうかなということをお伺いしたいと思います。
 次に、同じ土木費で263ページの事項9.自転車安全利用推進事業費についてお伺いをいたします。この自転車のマナーについては、先ほども御質問がありましたけども、ともかく市民アンケートをとると、この自転車のマナーを何とかしてほしいというような声が一番多いというふうに──私も毎日車を運転していて、自転車運転をする方が大変に危険だと言う行為に連日遭っているわけなんですけども。そこで、まず1点は、自転車安全運転講習会、この参加実績についてお伺いしたいと思います。
 それから、あと危険運転が目立つんですけども、余り警察が実際に自転車を取り締まっている姿っていうのは余り見ないんですね。車の場合、例えばシートベルトをしないで道路に出ますと一遍で捕まりますけども、自転車の場合はヘッドホンをしていようと、それこそスマートフォンを見ながらとか、しょっちゅう見るんですけども、余り注意されているのを見たことがないんですね。ですから、自転車に対する取り締まりを、やはりもう少し厳しく行う必要があるのではないかなと。やはり警察に取り締まりの強化を言う必要があるんじゃないかなと思うんですが、この点に対する考え方をお伺いいたします。
 あと、これは市のホームページにも書いてあるのですが、自転車保険ですね。推奨しておりますTSマーク付帯保険について、市の自転車安全整備店一覧表もありまして、普及を図っているんですけど、現在のところどの程度普及しているのかなということをお伺いしたいと思います。
 それから、次に、これは都市計画道路全般にかかわることだと思いますが、予算書でいいますと、258ページの第3目 道路新設改良費、これは市道もかかわりますので、これについてお伺いをいたします。東八道路と市道183号線について、これは以前より大きな問題となっておりまして、現在もこの問題は続いているんですけども。やはり市民、付近の住民の方からしますと、市道分断によってコミュニティが分断される。あるいは、市道が抜け道となる。市道第183号線が分断されることによって、ほかの市道が抜け道となって、生活道路に車がふえるのではないかなと。あるいは、放射5号線に対しては詳しい説明会が以前から行われましたけども、市部に対する対応が決まってから聞かされたという、こういう幾つかの疑問点が地元の方から出ているわけです。
 現状、やはり市としても、市道183号線にかかることですので、やはり地元住民の安全ということを第一に考えていただきたい。そんなことで、現状とこの平成30年度、どのように対応していくかということについて、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、消防費についてお伺いいたします。これは、新規拡充の中でやはり書かれているんですけども、消防費の中の予算概要、124ページの3、災害時在宅生活支援施設の拡充と機能強化ということで、災害時、やはり御自宅で生活している場合、このすぐ近くに支援施設があることが、これは必要だと思いますので。そんなことで、牟礼東地区公会堂で生活支援施設の整備がされました。トイレとか、そういうのが整備されて、これは非常にいい試みだと。今年度、井の頭地域にもう一カ所整備するということでございますね。実際、これ、牟礼東地区で実施したときに、検証ですね。いろいろと課題もあったと思うんですよ。ですから、どのような点が住民の方から評価され、また、どのような点が課題として指摘されているか。そして、その課題を今度新しく整備するところに生かしていくと思うんですが、その課題をどのように生かしていくか。
 以上の点についてお伺いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  自殺対策計画のうち、インターネットについて私からお答えいたします。実は昨年、大変残念な事件が座間市で起こりました。まさに自殺を考えていた若い人たちが、本当に多数、殺人事件の被害者になったということで。私、内閣府の青少年インターネット環境の整備等に関する検討会の構成員をしておりますが、この件について、内閣府、警察省、総務省、経済産業省、文部科学省に加えて、厚生労働省も政府として自殺対策とインターネットの対応についてしっかり考えていくべきだということで、府省を挙げて取り組みをしているというふうに承知しています。
 しかも、内閣府のこの青少年のインターネット環境整備の担当者は、共生社会担当の政策統括官のもとで行っているので、自殺対策も所管しているわけでございます。したがいまして、私たちとしては、国のガイドラインに依拠しつつ、その後、このような対策について国も進めていると思いますので、情報をよく収集していきたいと思います。
 ただし、インターネットに関することは、自治体だけで対応が取り組めるものでもなく、国としては、自殺というキーワードでSNSなどで書き込みがあった場合には、直ちに自殺の相談のところにつながるような、そんな対応も進めているということですので、そうした情報等については、的確に市民の皆様にお知らせしたいというふうに考えています。
 飛びまして、自転車の安全に関しまして、三鷹市内で取り締まりが余り行われていないのではないか、それをもう少し強化したらどうかという御質問にお答えいたします。交通安全推進協議会でも、交通安全をメーンに、やはり自転車の安全利用ということを位置づけるようになっております。その中で、三鷹警察署歴代署長に、市民の皆様からもぜひ自転車の取り締まりもしっかりしてほしいというお声が届いておりまして、このところの署長、それから交通課長は、この取り締まりに注力していただいておりまして、制服を着て通学・通勤時の主要な交差点等にいるだけではなくて、実際に違反切符を切っており、その切符の数は近隣の署の中でも最も多いというふうに報告を受けております。ただ、質問委員さんは、そうした姿は余り見たことがないとおっしゃったわけですから、やはりさらに適切な指導と見える化というのを図っていく必要があるかと思います。
 最後に私から、東八道路と市道の結節点の取り組みについて、基本的な市の考え方をお話しいたします。申すまでもなく、都道と、それから市道が、適切に歩行者、あるいは近隣の地域の皆様の理解の中で整備されなければいけません。この間、一貫して都市整備部が中心になって、北多摩南部建設事務所には、この地域の皆様のお声を伝え、そして、あくまでも歩行者や、あるいは自転車利用者、そして自動車利用者が安全にこの道路が使えますよう、横断歩道の設置や適切な信号の設置についても交渉してきたところでございます。
 私たちは、何よりも三鷹市民の味方でございますので、やはり東京都の中で不接合があったこの案件については深刻に受けとめており、第三建設事務所と北多摩南部建設事務所が、それぞれの中でよい解を求めて市民に適切な説明をするとともに、安全な方向性をきちんと発見して課題解決に努めていくのは当然のことだと思っております。私としても、担当の副市長、それから都市整備部と一丸となって東京都に対峙し、しっかりと問題提起をしているところでございますので、引き続き安全確保に向けて、東京都と市としても対話をするとともに、市民の皆様のお声が直接届く場面も多々あるというふうにも認識しておりますが、手を携えて解決に向けて努力をしていきたい。これが三鷹市の姿勢でございます。
 私からは、以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  私のほうから、自殺計画につきまして、また高齢者肺炎球菌の予防接種につきまして、御質問に順次お答えいたします。
 まず、自殺対策計画策定に当たって、心理学等の専門家、研究者を活用してはいかがかという御意見でございますけれども、計画に当たりましては、今現在ずっと行っておりますゲートキーパー養成講座でも、ずっと国の制度設計にもかかわっておられるNPOの代表の方等の専門家にも大変お世話になっておりますので、そういった専門家の方に、こういった計画策定についても、かなりの知見をお持ちですので、そういった御意見をいただきながら、今計画策定を考えております。また、地域の保健所等とも連携して情報共有を図りながら、計画のほうは策定を進めたいと思っております。
 また、その策定の中で──先ほど市長がインターネット対策については答弁いたしましたけれども、それ以外にも、委員御指摘の市民啓発活動の関係、生きることの大切さ、そういったものをお伝えするような取り組みということですけれども。先ほど、委員も言われた、国のほうで示されたガイドラインの中で、各自治体が取り組む基本パッケージという中で、先ほどの御質問の中で、住民への啓発と周知というのがあるというような御紹介をしたんですけれども、基本パッケージの中には、さらに生きることの促進要因への支援ですとか、あと、これはちょっと款をまたがりますが、教育委員会のほうで児童・生徒へのSOSの出し方教育とか、そういった取り組みも盛り込むよう示されておりますので、そういった対応の中で取り組んでまいりたいなと思っております。
 引き続きまして、高齢者肺炎球菌の予防接種に関連してお答えいたします。まず、ここまでの接種率、実績についてのお問い合わせでございますけれども、こちらのほう、国のほうで平成26年10月からなんですが、定期予防接種ということで始めております。毎年、三鷹市では、65歳以上の方、対象者約8,000名に対して受診勧奨もお知らせをして行っておりますけれども、ここのところ、おおむね大体3,000名弱前後の推移ということで、その数だけ考えますと、毎年、接種率3割前後ということになります。ただし、これは定期接種になった接種履歴のみで換算していますので、これ以前に任意で接種された方等の履歴、市のほうで持っておりません。ですので、実際にこれ以外の方も、かなりの方が事前に接種をされているのではないかと思われます。
 また、接種漏れ、5歳刻みで該当年度に受けなかった方っていうことでお問い合わせがありましたけども、こちらのほう、平成26年度から定期接種ということで、平成30年度でちょうど5年になる計算になりますが、この5年間で多分5歳刻みで全ての年代の方に、一応、国としては受けていただくという前提で、今取り組みを進めているんだと思います。
 これは、恐らくなんですが、また平成30年度中に、平成31年度以降のこの高齢者肺炎球菌につきましては、新たな定期接種の対象者の絞り込みを含めた指針がまた示されるのではないかと思っておりますので、そういった国の動向も踏まえて、今後のそういった対策にも対応してまいりたいと思っております。
 私からは、以上です。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  135号線のバリアフリーの件についてお答えします。何と言いましても、135号線につきましては、両側に2.5メートル以上ある歩道を設置いたしまして、これで安全性が格段に向上したということでございます。つくりといたしましては、セミフラット構造というような構造を採用しておりまして、これは歩道と車道の段差が少ない構造になっています。歩道を縦断的に歩いたとしても、アップダウンが余りないような構造でございます。
 さらに、電線類を地中化して、電線がなくなったことによって、バリアが少ないと。さらに、巻き込み部、歩道から車道に出て行く部分については、段差のないセーフティーブロックというものを採用しています。さらに、視覚障がい者誘導用ブロックを縦断的に今回の整備区間全てに敷設をするということでございます。
 続きまして、踏切手前の横断歩道の件でございますが、おっしゃるとおり信号機がございませんで、これにつきましては、そういったお声があるということは交通管理者であります警視庁さんにもお伝えをして、調整をいたしました。しかしながら、踏切が近いということで、交通管理者さんの御意見としては、そこに信号は設置できませんという御見解です。それで、私どもとしては、車道も今回整備してまいりますので、車道部分のカラー舗装化であるとか、横断抑止柵等々を設置をいたしまして安全対策を施していきたいと。さらに、内容については、地元のまちづくり協議会の皆さんとも御相談しながら詰めていきたいというふうに考えてございます。
 以上でございます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  自転車安全講習会の実施状況についてです。平成28年度になりますけども、一般向け自転車安全講習会、年6回行っていまして、217人。それから、小学校3年生、これ、小学校15校と、あと明星学園です。トータル4,671人。それから、中学生につきましても、スケアードストレートといいまして、実際にスタントマンによって事故を見ていただいて、その危険性を感じるということで、それについては、7校の中学校がありまして、3年間に1回受けるような状況で、平成28年度ですと、2校、二中、三中ということで行いまして、1,042人ということでした。
 実施状況につきましては以上ですが、その中で、一般向けの自転車安全講習会、また今年度、平成29年度から小学校3年生の方に向けては、自転車保険の補助助成券を出していまして、それについて、市が把握している自転車保険の数ですけども、助成券を使った数ということで把握している状況で、まだ平成29年度は途中ですが、一般向けですと、平成28年度ですと18件ございました。また、平成29年度から小学校3年生にもお渡ししていまして、助成券を使われたのが105件、これは平成29年度ですけれども、ありました。
 以上です。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  私のほうから、災害時在宅生活支援施設に関する検証と課題というようなことにお答えをいたします。牟礼東町会さんでも、ここで集まって訓練をやっていただきました。ほかの地域でもそういった取り組みをしていっていただいている中で、やはりこういった施設の周知、あるいは運用を図っていくためには、やはり日ごろからの活動拠点であるべきだと。要するに災害が発生したときだけに使うのではなく、やはり日ごろからここでいろんな活動をしていくことが大事だと、このような検証の結果、意見と課題をいただいております。
 そういった意味では、一定程度の訓練の資機材の備蓄、こういったものも必要かなと思っています。特に御案内のとおり、三鷹市内は初期消火というものも非常に重要な災害を防ぐ要点ですので、実際には、この各施設に平成30年度予算で給水資機材、スタンドパイプを配備というふうに書いておりますけれども、加えて、初期消火をするためのホースであるとか、ノズルであるとか、こういったものもあわせて配備をいたしますし、また、この給水資機材を配備しましたのも、やはりここを拠点として炊き出し等を行うわけですから、それには当然水も必要ですし。そういった意味では、この生活支援拠点で給水ができれば、なおいいねと、このような意見ももらった中で、今回、予算措置をしようということで、拡充してまいります。
 以上です。


◯委員(吉野和之君)  御答弁ありがとうございました。まず、1点目の自殺予防の計画なんですけれども、これに関しましては、やはり何と言っても生命倫理ですね。命の大切さというものを、やはりもう一度しっかりと──皆さん、当然これは大事だとは思っているんでしょうけども、やはりインターネット時代というのは、どうもネットの世界の中に埋没してしまうと、子どものころからゾンビゲームとかいう形で、仮想空間上ですけども、命をばんばんと撃ってしまうという、こういうこともまさに子どものころからなんですね。そういう意味で──これはちょっと款が違うので、また教育のところでお話ししますけども、ネット時代における生命倫理のあり方もしっかり考えながら、市民の啓発を行っていくべきではないかなというふうに思います。
 それから、あともう一点ですけども、肺炎球菌ワクチンの接種率、8,000名中3,000名という形で、実際もっといるんじゃないかという話だったので、ちょっと、余りにも低いので私もびっくりしたんですけども。やはり、まだまだ、このワクチンを受けることによって、どれだけの命が助かるという。これは今、国でも一生懸命やっていますけども、市でも、この肺炎球菌ワクチンの推奨を、国でやっているけども、やはり市としても積極的に行っていくべきではないかなとそういうふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
 それから、あと、これは1点、再質問なんですけども、市道第135号線の整備に当たって、信号機は設置できないということです。これは、私は前々から何度も質問しているんですけども、やはり踏切との関係で難しいというふうに、いつもそういう御答弁いただいているんですよ。ただ、いろんなやり方があると思うんですよ。踏切は近くても、横断歩道をつくっている箇所もありますから。やはり、市民の安全ということを考えて、再度いろんな方法がないかということも模索していただくことを再度警察に投げかけることもやはり必要かなと思います。踏切があるから信号ができないということじゃなくて、踏切の近くに信号がある例もいっぱいありますからね。ですから、そういう意味で、やっぱり市民の安全ということをまず第一に考えるべきであるかなと、このことは再度お願いします。
 それから、東八道路と第183号線については、市民の安全、それからコミュニティということを考えて、今後やはり市としても努力をしていただきたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  踏切近くの信号機ということですが、いろいろ警視庁と話をしている中で、信号機の連動という話も市から求めているところです。ただ、前方の車が信号機によって、どう停車するかによって、後方の車が、例えば踏切内にとどまってしまうというような懸念もあると。そういったこともあるんですが、もうちょっとその可能性について、さらに具体的に協議していきたいというふうに考えております。


◯委員長(渥美典尚君)  続きまして、公明党。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。予算書217ページ、事項8.出産・子育て応援事業費、ゆりかご面接についてお伺いをいたします。リスクのある人を適切な支援先につなげ、産後鬱や虐待を未然に防ぐという意味でも非常に大事な事業と考えております。さきの委員さんへの御答弁で、届け出が1,616件、面接が1,303件と伺いましたけれども、その中でリスクがあるとされた妊婦は何人いたのか。また、支援につなげた方は何人いたのか、お伺いをいたします。
 続きまして、217ページ、事項9.産後ケア事業費についてお伺いいたします。産後のデイサービスですが、どのような専門職の方が何人で支援をされるのか、お伺いをいたします。また、さきの答弁で1日に1組、また限度が7日ということで御答弁がありましたけれども、利用できる時間は1日にどのくらいなのか、お伺いをいたします。また、当該年度、支援を受ける人を何人と想定されているのか、お伺いいたします。また、この事業は関係団体との連携が非常に重要と考えます。特に、助産師会の方などは、新生児訪問などを通じてこれまでにも産後の方を支援してきた蓄積があります。関係団体とはぜひ丁寧に連携していただいて、意見を聞く場を設けるなどしていただけたらと思いますが、関係団体との連携はどのように進めていくのか、お伺いいたします。また、サービスの開始時期を教えてください。
 続きまして、217ページ、事項10.母子保健モバイルサービス事業費についての「ゆりかご・スマイル」についてお伺いいたします。昨年、子育て中のお母さんからのお声を受けて、私も一般質問をさせていただきましたが、その後、子育て中のお母さんが利用されて、大変使いやすくて好評だという話を伺っております。さきの質問委員さんの御答弁で一定の答弁がありましたけれども、登録できる子どもの年齢は何歳までか、お伺いをしたいと思います。また、子どもの成長の記録として写真などを保存できると伺っておりますが、遠くに住むおじいちゃんやおばあちゃんなどとも写真を共有するサービスもあるのか、お伺いをいたします。
 続きまして、予算書230ページ、塵芥処理費についてお伺いいたします。土のうの件でお伺いいたします。三鷹市では、台風や大雨に備えて応急対策用の土のうを用意され、必要な方に配付されておりますが、配付した土のうの回収はされていません。土のうの処理は一般ごみとして出せないので、捨てるときは業者に依頼し、費用も安くはなく、せっかくのサービスがあっても、利用するのをためらってしまうとお声をいただいております。土のうステーションを設け、返却も受けている自治体もありますが、そのような検討はされているのでしょうか。また、今年度の利用実績も教えていただきたいと思います。
 続きまして、231ページ、事項6.環境センター跡地利活用関係費についてお伺いいたします。環境センター跡地の暫定利用で、広場として市民へ解放されます。広場を整備する際に、近隣住民からの希望などの御意見をどのように聞かれるのか、お伺いいたします。
 管理のために、管理等の管理人はどのような方を想定されておりますでしょうか。井口暫定グラウンドや新川テニスコートの管理人がAED講習を受けていなかったことがありました。管理人のAED使用の講習の受講をどうされるのか、お伺いいたします。また、ボール遊び広場においてどのようなボール遊びを想定されているのか、お伺いをいたします。
 233ページ、事項4.家庭系ごみ減量・資源化関係費についてお伺いいたします。家庭系ごみ指定収集袋の減免についてお伺いいたします。減免の対象となる世帯に無料のごみ袋を第二庁舎でお渡ししておりますが、高齢化に伴い庁舎まで来ることが困難な方がいらっしゃいます。配布場所を拡充するとか、またチケット制にして、ごみ袋を販売しているところで交換ができるなどの仕組みも有効と考えますが、そのような検討はされているのか、お伺いいたします。
 続きまして、233ページ、事項6.可燃・不燃ごみ収集関係費についてお伺いいたします。単身高齢者がふえ、それに伴って孤独死も増加しており、その後の荷物の処分が課題となっております。高齢者化が進んで、ごみの処分のニーズも増加していくことが想定されますが、引っ越し等で出た多量のごみの早期処理及び処理困難物の収集運搬は、三鷹市が指定した一般廃棄物収集運搬許可業者にしか依頼ができません。今後の需要を考え、許可業者をふやしていく方向性があるか、お伺いいたします。
 また、一覧を見ると、一般ごみについては、19者のうち11者が市外の事業者になっております。市内の事業者を育て、活用していくことも重要と考えますが、どのような検討がされておりますでしょうか。また、市外事業者が多い理由もお伺いいたします。
 最後に、279ページ、事項8.民間建築物等管理適正化関係費についてお伺いいたします。空き家等の管理不適切な建築物に関する適正管理の推進について、お伺いいたします。空き家対策において、適正な管理や空き家の利活用、建てかえの促進などが必要と考えます。親との同居を考え、建てかえを計画しても、接道の関係等で建築できない。建てかえができないために、やむなく空き家にせざるを得ない上、売却も難しいとのお声が寄せられています。
 そのために、建築基準法第43条第1項ただし書きの適用があります。許可の項目が他市と比べると厳しいとお聞きしています。空き家をつくらないためにも、建築基準法第43条第1項ただし書きの許可について、近隣他市等の取り組みを調査し、変更等も必要かと思いますが、お考えをお伺いいたします。
 以上です、よろしくお願いいたします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  ゆりかご面接のほか、幾つか御質問をいただきました。順次お答えいたします。
 まず、ゆりかご面接から、実際リスクが高くて、支援に回った数ということで、お尋ねいただいています。平成28年度の時点で1,303件面接を行いまして、その中でこの面接から実際の支援にということでつながった件数は、一応92件という記録が残っております。
 続きまして、産後ケア事業のデイケアのほうですが、従事する従事者ですけれども、お一人に対して、看護職等の専門職がきちんと2人ついて対応するというのを想定しております。また、利用時間なんですけれども、これはまだ確定ではないんですが、今、想定では、午前10時から14時ぐらいまでの時間というものを想定しております。それから、想定している人数というお尋ねだったんですけれども、一応、こちらのほうは、今、予算計上上、1人1回の御利用という計算で254回分の御利用を見込んで、今予算化をさせていただいております。
 それから、関係機関、特に助産師会等との連携につきましては、これは、これまでも出産・子育て応援事業、ゆりかご面接を初め、さまざまな取り組みやさまざまな形で行っておりますけども、ここにまたさらにこの産後ケア事業が加わるということですので、これは、今までどおりの連携をこの産後ケアでも取り込んで、一緒に関係者とも情報共有しながら、つないでいくということは、引き続き行ってまいりたいと思っております。
 それから、産後ケア事業のこのサービスの開始時期でございますけれども、これは、今お願いを予定している事業者さんとの間では、一応7月開始を想定して、今準備を進めているところでございます。
 続きまして、母子保健モバイルサービスについて、幾つか御質問をいただきました。お答えいたします。まず、登録できるお子様の年齢、何歳までということなんですが、一応、予防接種のスケジュール管理が一番メーンということになっておりまして、今、一番年齢が高いところまでの予防接種は、日本脳炎が満20歳未満の方までということですので、そこまでは、システムのほうが対応できるということですので、20歳になる方まで登録可能というふうに認識しております。
 それから、このサービスの中で写真等も撮って保存もできるようになっております。これについては、前にも御説明したと思うんですが、このシステム自体、IDとパスワードというものを共有していただければ、特にこれ、機器に記録されるものではありませんので、パソコンですとか、モバイルですとか、どういった環境からでも、そのID、パスワードを共有いただければごらんいただけるようになっておりますので、遠方の御両親のほうにそういったものをお伝えいただければ、そちらからのパソコン等でごらんいただくことは可能というふうに認識しております。
 私からは、以上です。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  土のうにつきましては、本来であれば防災の備えということで、御自身で用意していただきたいと思われますけれども、全ての方がそういうことができるわけじゃないということで、水害対策のサービス事業として行っているものでございます。1回に20袋を限度として配付をしているところでございます。本事業をホームページや広報などでPRする際にも、回収はできませんということを周知していますし、配達をする際にも、その旨は確認した上でお持ちしているところでございます。したがって、処分につきましては、配付した皆様それぞれにおいてやっていただきたいと考えてございます。配付した土のうについては、できれば日ごろの備えとして活用していただければというふうに思います。
 それと、平成29年度の実績でございますが、20件配布した実績がございます。
 以上でございます。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  幾つか御質問ございましたので、順番にお答えいたします。土のうについてでございます。土のうにつきましては、今の説明でもありましたように、市のごみの収集対象とはなっておりませんため、市では現在回収を行っておりません。ごみ対策課では、土や砂の処理について、処理のできる業者を御紹介し、市民の方の御負担でお願いをしているところではございます。しかしながら、今、委員の御指摘のことや市民の方から何とか対応ができないかという声も、ごみ対策課のほうに来ておりますので、対応については、今後の課題とさせていただければというふうに思います。
 次に、環境センター跡地でございます。管理人につきましては、現在、シルバー人材センターの方をお願いしたいと考えております。ただ、AEDの使用につきましては、具体的に使える方がいらっしゃるかとか、そういうのも含めて、シルバー人材センターさんとこれから御相談をしたいと思っているところでございます。
 利用の形態について、市民の声の反映ということではございますが、平成30年度予算、お認めいただいた後に、地域の住民協議会の方やコミュニティ・スクールの方、あと付近にお住まいの方など、広く声を聞きながら、具体的な設計等に反映させていただきたいと思っております。
 ボール遊び広場のボールというのは、どの程度のを想定しているかということなんですが、今考えているのは、小さなお子様や小学生のお子さんたちが使うような比較的やわらかいようなボールというようなイメージをしております。例えば、硬球をバットで打つとか、そういうことは想定はしておりません。具体的にどの程度まで使っていいかっていうのも、あわせてこれから検討の課題であると考えているところでございます。
 次に、ごみの袋の取り扱いでございます。ごみの有料の袋につきましては、一定の条件の方、例えば75歳以上のみの世帯で、収入が年金のみ、または収入のない世帯など、ごみの袋をお配りをしているところでございます。この指定収集袋というのは、御本人の確認やいわゆる申請に基づく減免というような手続をしておりますので、誤りがないようにやっているため市役所に来ていただくような形になっているところでございます。
 ただ、障がいや御高齢で市役所へ来ることが難しいというお声がございますので、その場合には、代理の方に来ていただくような形でお願いをしているところでございます。お近くの市政窓口で受け取りや申請ができないのかというような声もいただいているところではございますが、市政窓口には、この減免処理をするシステムが直接パソコンにつながっていないという条件とかもございますが、事務処理の正確性と市民の皆様の利便性の向上のバランスを考慮し、他の自治体の事例なども研究しながら、チケット制などを含め、今後の検討課題とさせていただければと思います。
 次に、単身高齢者世帯向け等のごみの処理をする許可業者の件でお答えいたします。現在、一般廃棄物の許可というのは三鷹市が出しているところでございます。事業系のごみということで、通常このような許可を出しているところでございますが、現在は一般事業所からのごみが減少傾向にあることから、新規の許可業者は原則として認めていないところではございますが、家財整理など、一般家庭から排出されるごみについて、一括処理を要望される場合などがあるということは、こちら、ごみ対策課にも相談は受けているところでございます。
 他市でも、引っ越しごみに限るとか、家財の整理に限った形での許可を出しているという事例もありますので、広くそういうような例を踏まえた上で、許可のあり方については、引き続き考えていきたいというところでございます。
 あと、許可業者で市内業者が少ないというのは、この許可を出すに当たっては、一定規模の駐車場ですとか、洗車場というのをつけていただくようになっております。なかなか三鷹市内で一定規模の大きさの場所が確保できないということですので、半分ぐらいの業者さんが市外業者という形になっております。
 私からは、以上になります。


◯建築指導課長(小林弘平君)  私からは、三鷹市における建築基準法第43条第1項ただし書き許可が、他の行政庁に比べて厳しいので、建てかえが進まず、空き家が増加しているのではないかという御質問に対して、御回答させていただきます。
 まず、未接道地での再建築の御相談は、近年、空き家の所有者だけに限らず、さまざまな方から多くいただいております。このため、建築基準法第43条第1項ただし書き許可は、未接道地の救済措置として、また安全安心なまちづくりの推進のために、とても重要な取り組みだと認識しております。法第43条第1項ただし書き許可は、本来、接道を確保するためさまざまな検討をしていただき、どうしても2メートルの接道をとることができなかった場合の接道義務に関する特例的な許可となることから、法の趣旨に基づく適切な判断が求められております。このため、許可を受けるまでには相当な時間を要し、相談の内容によっては許可とならない場合もございますが、三鷹市が他の行政庁に比べて許可が厳しいということはないと考えております。
 といいますのも、三鷹市を含む特定行政庁10市の建築指導課長対象の会議であったりとか、係長職対象の会議が定期的に開催されておりまして、その中で法第43条第1項ただし書き許可を含むさまざまな案件について情報共有を行っておりまして、可能な限り判断基準を合わせていくよう取り組んでおります。このため、多摩10市の特定行政庁で大きく許可の基準が異なることはないと認識しております。今後も、他の特定行政庁とさらなる連携と情報の共有化を行うとともに、改善の必要があるものにつきましては、適切な見直しを行い、安全安心なまちづくりを推進するよう、建築行政を適切に行っていきたいと考えております。
 以上となります。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。それでは、幾つか再質問をさせていただきたいと思います。まず、ゆりかご面接なんですけれども、ゆりかご面接を受けなかった妊婦さんなんですが、実家に帰っているとか、さまざまな事情があるかと思いますが、リスクがある可能性があると考えて、積極的に干渉したりすることがあるのか伺います。
 また、先ほど関係機関につなげた妊婦さんが90人ということで、本当に非常に多くてびっくりしたんですけれども、産後の鬱や若年の妊婦さんは、一過性ではなくて継続した支援が必要と考えます。継続支援の課題、また当該年度の取り組みがあれば、教えていただきたいと思います。
 次に、産後のデイサービス、産後ケア事業なんですけれども、1日に受けられる人数が2組で、想定されている回数が254回利用ということなんですけれども、今後、この条件を緩和して、受け入れ人数を拡充していく方向性も将来的にあるのか、お伺いをしたいと思います。
 また、宿泊型については、先ほど市長からの御答弁もありましたが、産後なので、通うことの負担も非常に大きいかと思いますので、今後、宿泊型ショートステイでゆっくり休めたらいいなとも考えています。ぜひ今年度の検証を踏まえて御検討をしていただけるようにお願いいたします。これは要望です。
 次に、母子保健モバイルサービス事業費で質問です。先ほど、齋藤担当部長のほうからの答弁で、二十まで使えるということで、私もこれまでウェルカムベビープロジェクトということなので、未就学児までと思いこんでいたんですが、非常に驚いたんですけれども、多分小学生以上の父兄の方も、三鷹市の情報もとれて、またいろいろ写真も共有されるということで、とてもニーズがあるかと思いますので、きっとまだ知らない市民の方が多くいらっしゃると思うので、ぜひ周知をしていただけたらと思っておりますが、当該年度、そのような御検討があるのか、お伺いをしたいと思います。
 それと、土のうの件なんですけれども、まだこちらのほうは回収をされないということで、今後の課題ということだったんですが、やはり、土のうの処理というのは思っていた以上に、非常に大変ということで、お金もかかるということを伺っておりますので、せっかくのサービスが、お庭があって捨てられるところがある御家庭ならいいんですけれども、捨てられない、だったら、せっかくあるサービスなのに、やっぱりやめておこうということになってしまってはもったいないと思いますので、ぜひいい方策を考えていただいて、回収のほうまでできたらなと思っておりますので。これも要望です。
 それと、環境センター跡地のボール遊びなんですけれども、今やわらかいボールで、小さなお子さんが、小学生がということでお話があったんですが、1つ、大きな課題というか、ボール遊びができる公園が少ないということで、特に小学生、キャッチボールを投げる距離がすごく短いということが報告をされていると思うんですけれども、せめてキャッチボールができればいいなと考えております。これから課題としてということだったんですが、せめてキャッチボールだけでもっていうことの考えとか、そういう可能性というのもあるのかどうか、そこをお伺いしたいと思います。
 それと、最後に産廃の件なんですけれども、こちらも、今後の検討課題というか、そのような御答弁をいただいたんですが、これからの高齢化社会を考えても、ぜひこちらのほうも前向きに検討していただくようにお願いいたします。
 以上です。よろしくお願いいたします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  幾つか再質問いただきました。順次お答えをさせていただきます。まず、ゆりかご面接のほうで、受けられなかった方へのフォロー、その後どうなっているのかというようなお尋ねをいただいております。平成28年度の実績の中で、平成28年度3月末までに出産予定日があった方で、お受けいただけなかった方というのが実は107人という数字があります。
 ただ、この内訳を見ていきますと、ちょっと本当に申しわけないんですが、流産とか死産をしてしまった方っていうのが17人、それから市外に転出をしてしまったという方が37人、それから、あと海外に行かれてしまった方が4人ということで、こういったものが結構大きな理由の中にありまして、そのほか、既に出産をしてしまったという方が33人いらっしゃいました。それ以外になりますと、あとは、ちょっと御本人のぐあいが悪く、今、安静中だとか、事情があっての里帰り中というのが、それぞれお二人ずつということで、こちらと連絡がとれたんですけれども、どうしても受けたくないという明確な意思を示された方が12名ということで、ほぼ全てとは言わないですけれども、受けられる方には御案内をして、受けていただいたのかなというふうに理解をしております。
 それから、この面接を継続していく上で、継続支援に向けての課題ということなんですが、この面接を通して、やはりこれまでもいろんな支援に努めてまいったところですけれども、初めてやはりこのタイミングで面接をしまして、地域の住民の方にこういった市の施策が十分伝わっていないのがあるんだなということを改めて認識をいたしました。また、さらに出産を迎えるに当たって、いろんな問題を抱えていたり、あとリスクをお持ちの方が結構いらっしゃったということが、かなりはっきりわかってきました。また、そういった方に市としても個別に支援をしていく、寄り添うっていうことで、今回から産後ケアということで、また新たな取り組みにつなげていこうということで、そちらのほうの展開を図ったということで充実に努めてまいります。
 もう一つです。母子保健モバイルサービスが結構年齢の高い方も利用できるところの周知がまだ低いのではないかということで、御指摘いただいております。今現在も、お子さんの登録年齢、ゼロ歳から5歳以上ということで、各年齢層で登録者数もある程度把握はできているんですけれども、委員御指摘のとおり、やはり年齢が高くなると、登録されている数も当然少なくなっている傾向があります。これ、どこまで御利用いただけるかというのもありますし、特にゼロ歳からの最初の部分、多くの予防接種をスケジュールしなきゃいけないということで、そこが一番需要が高いというふうに認識しておりますけれども、さらにそういったサービス、幅があるということも周知に努めてまいりたいと思います。
 以上です。


◯生活環境部長(大野憲一君)  環境センター跡地、ボール遊び広場のキャッチボールの可能性という御質問をいただきました。このボール遊び広場、今おおよその面積といたしましては、500平米程度を確保するという形で、防球ネットも5メートルのものを整備するということを今想定しております。課長お答えしましたように、本格的な球技というのは難しい部分はございますけれども、子どもたちや親子でキャッチボール、それからサッカーなどで御利用いただくということを想定して、現在、整備をしようと考えておりますので、そのように御理解いただければと思います。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。産前産後のケア体制に関しては、私も議員1年目のときに重要な課題だと考えて、一般質問をさせていただいたことがあるんですけれども、この3年間で一つ一つ拡充していただいて、本当によかったなと思っております。
 これからも、さらなる充実に向けてよろしくお願いいたします。以上で終わります。


◯委員(粕谷 稔君)  最後ですので、よろしくお願いいたします。それでは、ちょっと順不同なんですが、まず、施政方針の112ページの8、サイクルシェア事業からお伺いをしたいと思います。運営方針が決定して、平成31年度からの本格実施とのことであります。当初、やっぱり学生さんの流入によります駐輪場不足というところからの発想かと思うんですが、現状、これから詰める部分が多いかと思いますが、現在の当該の実験車両をそのまま活用されていくのか、それとも、いわゆる若者の呼び水となるような、小型の自転車の活用となるのか、そして、今後のオリパラを目指した観光振興の視点からのサイクルシェアから地域の巡回型のレンタサイクルへの広がりという部分の状況、わかれば教えていただきたいと思います。
 続きまして、その上ですが、112ページの7、みたかバスネットの推進でございます。三鷹台・飛行場ルートを統合したことによる効果、これからというお話ではございましたけれども、片や運行間隔が短くなっているところ、逆に言えば運行間隔が延びてしまっているところという二極面の課題があるかと思うんですね。そうした部分の整合性をどのように図っていくのか。
 そして、新川・中原ルートにおける、どうしてもこのルートは京王線の駅に直結するというルートになるかと思うんですが、こうした部分における調布市との連携と財政負担のあり方的な部分というのは、現状、これからも含めてどうなっていくのか、ちょっと教えていただければと思います。
 続きまして、衛生費から参ります。予算書の233ページの事項4.家庭系ごみ減量・資源化関係費、これになろうかと思うんですが、大倉委員に引き続きまして、私も土のことをちょっとお伺いをしたいと思うんですが。三鷹市が進めている花いっぱい運動というか、NPO法人花と緑のまち三鷹創造協会への支援とか、また、そうした部分でのガーデニングフェスタ等の開催、三鷹市としても積極的にやっておりますが、そうした中で市民の皆様方も、花や植木、ガーデニング等を取り組まれている方が大変増加しているものと考えるんですが、こうした植木の植えかえの土の処分について、たまに市民の方からお声をいただくことがございます。片や、私の地域──大沢の地域ではございますが、野川沿いとか、地域のほうに、夜なんですかね、この植木の土が投棄されているというような実態をよく見受けます。お隣の武蔵野市では、この土とか、あと廃油とかっていう部分をこれから取り組むようなお話も伺いました。三鷹市として、今後対応が必要ではないかという観点から、どのような議論があるのか、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、サステナブル都市三鷹の実現に向けた研究、予算書227ページの事項7でございます。5つの視点を包括したサステナブル政策事業の取り組みでありますが、平成25年度から平成28年度までに事業化したことを踏まえ、サステナブル都市政策検討チームから受けた提案をどのように捉え、どのような事業を検討したのか、伺いたいと思います。
 その上で、外国人観光客など、関係する全ての人々が楽しさや快適さを感じられる三鷹のまちを目指すための市民協働型多言語情報発信等について、どのように進められているのか、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、戻りますが、予算書225ページの事項7.狂犬病予防関係費でございます。獣医師会の御協力によって飼い犬のワクチン接種を行っていただいている事業でございますが、この獣医師会の先生方がいない地域、少ない地域、偏在性があろうかと思います。また、地域によっては、獣医師会に所属していない獣医師さんを含めて、獣医師が多い地域、また獣医師が少ない地域があるかと思うんですが、こうした部分を考慮した開催時間帯とか、場所の工夫、こうしたことが必要ということで、訴えをさせていただいていますが、今年度の事業計画についてお伺いしたいと思います。
 続きまして、新エネルギー・省エネルギー設備設置助成金について、予算書227ページ、事項10でございます。先導的環境活動支援事業、地球温暖化防止のために行うエネルギー対策設備の設置費用への補助ですが、太陽光発電の補助が減少し、ヒートポンプ給湯器や燃料電池コジェネレーションの助成が増加している傾向かと思いますが、新エネルギー、省エネルギーに対する市民の意識をどのように捉えられているでしょうか。
 また、この事業においては、耐震改修時や建てかえ時での取りかえ、取りつけが有効と考えますが、それを踏まえた当該年度の周知、取り組みをどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。
 関連しまして、三鷹市における次世代エネルギーの活用に向けた政策研究での化石燃料にかわる次世代エネルギーの活用技術や有効性、コストや法規制等の整理の上で、将来のエネルギーの利活用について、どのような検討・研究がなされているでしょうか、お伺いしたいと思います。
 続きまして、労働費でございます。239ページの事項9.女性のための就労支援事業費でございます。市内のニーズ調査の実施とあわせて、この働き方改革の周知ということも同時に進行可能かというふうに思います。実施する上で、また、マザーズハローワークとの連携というのはどのように考えていらっしゃるのでしょうか、お伺いしたいと思います。
 続きまして、農林費でございます。都市農業の育成について、幾つかお伺いをしたいと思います。農のあるまちづくりの推進のための農業者の経営力を強化し、都市農業の振興を推進するとともに、農産物の高品質化等を図り、三鷹産農産物のブランド向上のための諸施策がとられているわけですけれども、三鷹の農の1つの特徴として、直売所──小さい農家の方がやっていらっしゃるところですが、北野の地域では大切な小売店がない状況で、こうした小売の直売所と言うんですかね、大変重要な施設だと思いますが、こうした部分の老朽化も見られるのも事実であると思います。こうした新しいものにかえるための支援や増設するための支援というのはどうなっているのか、ちょっと関連しますが、教えていただきたいと思います。
 また、あわせまして、今回、田園住居地域創設によるメリットで、農家カフェの設置が可能だという御答弁を先日いただいたかと思います。カフェをやりたい若者の方っていうのは比較的多いと思いますし、こうしたマッチングも三鷹市ができるのではないのかなという気がしますが、その辺の御所見、お伺いしたいと思います。
 それから、先ほど来ありますが。施政方針103ページの農作物獣害防止対策事業でございます。質問がかぶっておるんですが、先ほどハクビシンやアライグマというような具体的な動物の名前が出ました。そうした中で、狩猟免許を持っている農協さんにお願いをするという方向性が示されたわけなんですが、昨年、この農獣害被害に関して農協の方と意見交換をさせていただいたときに、この捕獲動物の処分というのはこれから困るだろうなというようなお声を、私は聞いた記憶がございます。農協さんのお名前が出たわけなんですが、先ほど獣医師会というお話も出ました。そして、獣医師の先生とも懇談をさせていただいて、例えば、この武蔵境にございます日本獣医生命科学大学、旧日本獣医畜産大学の先生で、アライグマ等の専門の方がいらっしゃるというようなお話も聞いたかと思います。こうした連携も重要かと思うんですが、お考え、あわせてお伺いしたいと思います。
 続きまして、都市型産業の育成について、予算書244ページ、商工振興費でございます。製造業事業所数の維持を図り、付加価値の向上を目指し、製造品出荷額の維持のための取り組みを進めているわけですが、現状の推移をどのように捉えているでしょうか。また、民間によるSOHO集積施設の増加のための支援状況及び取り組みをどのように進めていくのか、お伺いをしたいと思います。各種支援制度の事業者への周知状況とそれに対する手応えというものが現状どうでしょうか。優良企業の誘致、ものづくり産業集積のための取り組みを、当該年度、どのように着実に進めていくのか、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、245ページ、事項4.買物環境整備事業費に関してお伺いします。大沢エリアにおけるニーズ調査の手法、どのように進められているのでしょうか。今、戸建て住宅が今後ふえまして、比較的若い世代がふえるかと思います。こうした今後の変化等にも対応していく部分が必要かと思いますが、その辺の御所見、お伺いしたいと思います。
 それから、247ページの事項10.ものづくり産業集積推進事業費、これに当たるかどうかはわからないんですが、今年度、この日本無線跡地のC地区での工業所の移転という部分での募集があったと思いますが、こうした経緯を経て、今後なかなか建てかえが困難な住宅街での工業事業者への政策っていう部分の方向性、当該年度、決まっていることがあればお教えいただきたいと思います。
 あと、最後ですが、先ほども御答弁の中で御紹介いただきました、2月1日から2月28日、三鷹商工会、みたか都市観光協会等による三鷹まちゼミが開催をされました。講座実施店舗が58店舗に上り、大変好評だったとのお声をお聞きしております。三鷹市として、どのようにこの現状を捉えられているのでしょうか、お伺いをしたいと思います。そして、今後の支援のあり方や拡充等、商工会との今の現状の打ち合わせ等、決まっていることがあれば、お教えいただければと思います。
 最後に、消防費でございます。済みません。防災訓練費、283ページの事項6、やはりこれからは、よりリアリティーのある防災訓練が必要かなというふうに思います。避難所体験、先日も議会でも講師の先生を呼んで、やっぱり避難所での課題──災害時には一番長期化しますし、いろいろな問題が出るというような御指摘がありました。また、先日、3・11を経たわけですが、東日本大震災や熊本地震における避難所運営の課題を踏まえた、当該年度以降の改善や拡充の取り組みがあれば、お教えしていただきたいと思います。
 最後に、285ページ、事項11.災害対策備蓄等整備事業費でございます。ほかの自治体でございました、防災で備蓄をしているアルファ化米での食中毒が取り沙汰された事例があったかと思います。こうした事例が、この三鷹市における備蓄品の改善、また、今後の備蓄の見直し等に影響があるかどうか、この点をお伺いをしたいと思います。
 とりあえず、以上をお願いいたします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  サイクルシェアの現状、今後、今使っている自転車の活用ということで質問がありました。基本的には、事業化に向けて、今使っている自転車を使う予定はしています。平成29年度もいろいろ修理しながら、長く使うような予定をしていますので、その自転車をふやすかどうかというところは、また今後検討していきたいと考えております。
 また、今後、オリパラを含めた、地域の広がりを見据えたレンタサイクルというところなんですが、今後、事業化した後に、どうレンタサイクルとともに連携をとっていくかという話になってくるかと思います。特に今、サイクルシェアで土日、実際に自転車の動きが余りない状況がありますので、そういうところを含めた、今後のレンタサイクル等、どう活用するかというところも検討していきたいというふうに思っております。
 続きまして、バスネットです。今回、見直しを行った中で、三鷹台・飛行場ルートにつきましては、実際に運行間隔を短縮いたしました。2台運行になったことによって短縮しました。ただ、もともと三鷹台・飛行場ルートは、市役所から三鷹駅まで行く重複区間はなくしてしまったので、そもそも利用者は減ってはいるんですが、ただ、その区間を抜かすと、月、大体800人増加しています。
 ただ、逆に、新川・中原ルートにつきましては、運行間隔が延びたことによって便数が減りましたので、逆にそちらは減ってしまったという、そういうふうな状況が出ています。そういうことを、また今後見直しを検討していく中で、そういうふうな状況を確認していきたいと思っております。
 その中で、新川・中原ルートは調布市との連携というお話がありました。実際には、調布市域については調布市さんと連携をとりながら、協定を結んで運行しています。調布市域につきましての設置等につきましては、調布市のほうに御協力いただきながらやっていますので、引き続き調布市域につきましては、また協力を得ながら今後対応していきたいと思っております。
 以上です。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  園芸土の処理について、御質問をいただきました。三鷹市では、花いっぱい運動であるとか、さまざまな緑化推進事業を市民協働で取り組んでおります。こうした中で、御家庭でプランターなどの園芸で不要となった土について、緑と公園課であるとか、NPO法人花と緑のまち三鷹創造協会に市民からの問い合わせをいただくことがあります。現在のところ、公園などの施設において、例えば持ち込みの不要となった土は栄養分がなくて、そのまま花壇等で使用できないことであるとか、園芸土は土ぼこりが起こりやすいということで、そのまま園庭にまけないであるとか、土の用途が、お花、野菜でいろいろばらばらであること、あと作業面などの効率などから、公園などでの受け入れは行っておりません。
 現在の市民からの問い合わせなどにつきましては、土のリサイクル方法について御紹介をしています。NPO法人花と緑のまち三鷹創造協会においては、不定期になるんですが、土のリサイクルの講座を開催しております。そうしたリサイクルの取り組みを進めているということも、周知啓発をしながら、市民に対して御案内しているところです。
 自治体によっては、土を回収し、再生させる取り組み、回収した土に堆肥をまぜるなどをして再生を行っている自治体もあると聞いておりますので、引き続き、こうした取り組みを、先進事例をもとに研究・検討を進めていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  先ほども答弁させていただきましたが、土につきましては、いわゆる普通のごみの回収対象となっておりませんので、処理のできる業者を御案内、紹介させていただいております。また、不適切な処分がされている場合、河川等への投棄の場合は、適切な処分について指導をしてまいりたいと思います。先ほども課題とさせていただきましたが、土の処分については、御意見等をいただきながら、今後の研究課題とさせていただきたいと思います。
 次に、廃油の回収についての御質問です。廃油につきましては、現在は布にしみ込ませたり、薬剤で固めた形で燃やせるごみとして回収しております。廃油の資源化につきましては、具体的に取り組まれている例などを確認しまして、費用対効果、またそれが衛生的に回収できるかなどを確認した上で、資源として扱えるかを考えていきたいと考えております。
 私からは以上です。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  まず、サステナブル都市の研究についてでございますが、平成25年度から平成28年度の事業としましては、例えばエコタウン開発奨励制度、あるいは備蓄食料品の有効活用、まちなかグリーンベルト創出事業、サイクルシェア事業など、実際に事業化したものがございます。また、小・中学校に太陽光発電、蓄電池を設置した事業もこれにかかわるものでございます。
 それから、観光に関する多言語化のものにつきましては、駅前で案内マップを作成してございます。
 それから、狂犬病につきましては、大沢地区で獣医師会の先生の病院がなく、なおかつ、未加入の先生1軒のみということで、非常に不便があるということで、当該年度、大沢青少年広場という野崎二丁目のところを廃止しまして、大沢高台児童遊園を大沢一丁目に新たに新設するというふうな形になりました。大沢青少年広場は年間18件ということで非常に件数も少なく、近くに獣医師の病院があったということで対応させていただいております。
 それから、新エネにつきましては、今年度も900万円という予算を満額申請をいただいていまして、市民の皆様の意識が高いというふうにして考えております。今後も周知を行っていきたいと思っております。
 それから、化石燃料につきまして、利活用をどのように研究しているかという部分につきましては、施設改修等において組み合わせることができるよう、研究を進めていくというふうに考えてございます。
 私からは以上です。


◯生活経済課長(垣花 満君)  女性の就労支援事業について御質問をいただきました。こちらの取り組み、まず1回職を退いた女性の方をメーンターゲットといたしまして、私、働いていいのかしらというようなところの状況にある方に働いてもらう、そういう意欲を持ってもらうようなことをメーンに考えて実施をしてまいります。
 市内企業との連携、そこのところにつきましては、まず市内企業さんも人材の不足を感じているところでございますし、なおかつ女性が働きやすい、そういう職場をつくることが企業にとってもメリットであるというようなことについて、わかっていただけるような事業展開をしていきたいと思います。
 以上でございます。


◯都市農業担当課長(塚本 亮君)  まず、直売所についての御質問にお答えいたします。直売所は各農家の所有となっておりますので、基本的には各農家の自助努力で建てかえ等をしていただきたいと思いますけれども、ただ、生産緑地地区内の優良農地の営農者に対しましては、近代化施設等の導入にかかわりまして三鷹市の独自の補助事業がございます。優良農地育成事業補助金と申しますが、その中でこの直売所等も補助対象となっておりますので、そういったような活用を御案内をしているところでございます。
 続きまして、農家カフェ等についてでございますけれども、先般改正されました生産緑地法の改正によって、この農地においても農家カフェなんかが設置ができるというふうになりました。ただ、現在、我々のほうで把握しておりますのは、第一種低層住居専用地域に農地が多いということで、そこでは、このような農家カフェのようなものは建てられないというふうに聞いております。その中で、具体的にこのようなことをやりたいという農家さんは、我々は具体的には聞いておりませんので、そういうようなお声があったときに、例えば田園住居地域に用途をかえるとかということはあるとは思いますけれども、この辺は都市計画課さんとかと協力しながら検討課題とさせていただきたいと思います。
 続きまして、獣害についてですけれども、先ほど、一応想定では狩猟免許を持っている農協に委託をというふうに現在考えているということで回答させていただきましたが、委託に当たりましては、処分までを含めて委託で考えております。その際には、例えば従来の医療用の実験動物の処分をしている業者なんかがございますので、そういうところで農協のほうで処分までを行うとか、そのようなこともあるのではないかと考えております。
 以上です。


◯生活経済課長(垣花 満君)  先ほど答弁漏れがございましたので、1点追加させていただきます。女性の就労支援でマザーズハローワークさんとの連携ということですが、現在、直接的な連携はしておりませんが、この事業を始める前に訪問させていただいて、いろいろと打ち合わせをさせていただいております。
 続きまして、商工費、都市型産業の誘致の御質問をいただきました。現在、3つの会社の方に支援のほうをさせていただいております。お問い合わせ等も順次いただいておりますが、種地の部分がなかなかないということで、なかなか実施に至らないということもございますけれども、実施をさせていただいている事業者様には大変好評を得ている事業であると考えてございます。
 今後、さらに誘致を確実にふやしていくということで言えば、やはり、特に市内の銀行さんとの連携とか、銀行さんから情報を出してもらうとか、あと、不動産屋さんと、どういった形かわかりませんが、連携していくようなことができればいいのかなというふうに思っております。
 また、SOHOにつきましても、まちづくり三鷹さんを中心に集積をしてございます。集積するということは、それぞれ連携をしてくという──コミュニティの効果が出たりとか、いろんな形で三鷹にはSOHOを集積しているんだねということでいろんな方が集まってきていただいておりますが、今後、さらにプラスアルファのものをプラスしていかないと、なかなか今後の発展というのがまだまだこれから必要かなというふうに考えてございます。
 買物環境整備事業について御質問をいただきました。去年の終わりぐらいから今年度にかけて、私ども、大沢地域に入って、市民のニーズ調査のほうをさせていただいております。方法といたしましては、ケアネットのほうに協力をいただいた調査ですとか、あと、私たちが聞き取りで住協へ行ったり、あと老人会へお邪魔したりという形で調査をさせていただいております。正直、なかなか厳しい面もございまして、個人の体の状況、それから御家族の状況、住んでいる地形ですとか、そういったことで、いろいろ御不便度というのは違うんだなということが今よくわかってきておりまして、今後さらに相談をしながら、適切な支援策について考えてまいりたいと思っております。
 ものづくり産業の集積についてでございます。こちらの用途地域への工場の移転、それから現在ある住工混在地域での操業継続に向けた、東京都と連携した補助制度を活用して支援をしてございます。こちらは、なかなか事業者さんのほうに周知が行き渡らないのか、それともニーズがどうなのかというところがございますけれども、今、商工ニュース等にもちょこちょこ載せていただいたりとかいう形で、PRをしてございます。また、日本無線跡地に関しましても、もしかしたら活用していく方向で、うまいこと活用できるのかなというふうに思っております。
 まちゼミについて御質問をいただきました。三鷹市といたしましては、先ほど答弁をいたしましたとおり、商店にお客が来る施策というのが、やはりこれから優先していくべき施策だと考えております。まちゼミというのは、そういう意味では大変すぐれた手法であると考えてございまして、市商連さんですとか、そういったものと協力し合いながら、今後、まちゼミというものについて定着させていこうというふうに考えて、商工会とも話をしているところでございます。
 私からは、以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  私のほうから、まず1点目、リアリティーのある訓練の実施をということで、避難所体験を例に挙げていただきました。避難所という意味でも、避難所運営連絡会が単に避難所の設営をするだけじゃなくて、そこで決められたスペースに一定程度の市民の方に入ってもらって、そこで避難所の話を聞く。あるいは、そこに備蓄している備品を展示して、この程度のものは避難所にあるんだ、こういったものを体験してもらう訓練も取り入れております。また、宿泊という意味では、おやじの会の防災キャンプなんかでは、体育館を避難所と見立てて、さまざまな取り組みをやっております。委員さん御指摘のとおり、このようないわゆる実体験を伴うような訓練は、大変重要でございますので、これからも進めてまいります。
 また、アルファ化米の備蓄の食中毒の件については、これは特定の業者の特定の種に限定したものでございまして、特にそれによって備蓄の内容を変えるということはしませんが、特にアルファ化米については、とにかく炊き出しをやったものは、食中毒の防止という意味では、その場ですぐ食べる。持ち帰るにしても、その日のうちに食べると、こういったことを徹底して、食中毒の防止を図りたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございます。ちょっと何点か再質問させていただきたいと思います。今、危機管理担当部長から御答弁いただきました、やっぱり特定の業者の品だということで、ワカメ御飯でしたか、五目御飯だったかと思うんですが、三鷹市の部分は、それは当たらないということで、安心をしました。
 やはり、これは先ほど来のフードロスの問題とかにもつながってくる部分もあると思うんですけど、有効活用をするということと、やはり期限をしっかり守っていく。これは、行政もそうですけど、家庭の備えという部分にもしっかりと周知をしていくことが重要なのかなという1つの示唆だというふうに思いますので、あわせて、またこのさらなる周知という部分をお願いしたいというふうに思います。
 今、防災キャンプの御紹介をいただきましたけど、やはり、避難所での生活っていうのが、我々は避難所を設営して、そこを見させていただくっていう訓練をさせていただいていますけど、それがやっぱり、ワンクールというか、2カ月、3カ月続いて、本当にプライベートがない、短い段ボールの仕切りの中で何カ月も生活をするという部分の問題というか、生きづらさっていうのを、やはり追究していくというか、感じてもらうということが大変重要かというふうに思います。
 おやじのキャンプのときにも、例えば地域の方々が──もちろん参加されている方もいらっしゃると思うんですけど、せっかくコミュニティ・スクールの枠になっておりますので、より多くの方が参加できるような工夫っていうのも──ああ、これはちょっと教育費になると思いますので、やっていただければというふうに思います。
 それから、買い物環境のニーズ調査なんですが、やはり、どうしてもケアネットの方向というのは、もちろん大切な、重要な視点かと思うんですが、やはり今後、大沢は若い方もふえていきますので、その辺のバランスの問題も大変重要かというふうに思います。この買い物支援の中にJAさんも入っていただいているというふうに思いますし、私も地域に新しいコンビニができたときに御挨拶に行ったときに、野菜のほうとかっていうのは、やっぱりどうしても本部の指令があって絶対量というのが決まっているらしいんですね。でも、場所は借す、だけど、地域の農家の方はマンパワーがないという部分もあると思いますので、そうしたことにまでやはりちょっと対応していっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。ちょっと、まずその辺、再質問。


◯生活経済課長(垣花 満君)  大沢地域での買い物支援を考えたときに、やはり個々人によって買い物の不便度というものが非常に感じ方が違うということで、若い方は、恐らくちょっと行けば、坂を頑張って上れば買えるということで、なかなか難しいと思いますが、その辺、いろんな場所で交流を図る中で、またそういったことも検討してまいりたいと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。今までの議論もそうですが、やっぱり、これから大沢の地域って、また大きくまちづくりが変わってくるかと思いますし、そうした部分では、また人口の動態も変わってくるところもあるのかなというふうに思います。そうした部分も含めまして、多岐にわたる質問をさせていただきました。
 土は、またぜひうまいことを考えて。決して川に捨てているわけではなくて、サイクリング道路とか、やはり緑の植栽の中に捨てていくというのが、ともすると目立っているのかなっていう気がいたします。しっかりと三鷹市が進めている事業が、またさらに市民にとって、より自分たちの生きがいになるような部分の視点が大切かというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。時間もなくなりましたので、1分残して終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で公明党の質疑を一旦終了します。
 以上で、第4款 衛生費から第9款 消防費に対する質疑を一旦終了いたします。
 本日の予算審査特別委員会は、これをもって散会いたします。
 なお、次回は3月14日、午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。お疲れ様でした。
                  午後4時47分 散会