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トップ会議録会議録閲覧会議録閲覧(平成30年度予算審査特別委員会) > 2018/03/09 平成30年度予算審査特別委員会本文
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2018/03/09 平成30年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。ただいまから、平成30年度予算審査特別委員会を開きます。
 初めに、報告事項を申し上げます。事務局に説明をいたさせます。


◯議事係書記(小林真緒さん)  事務局より報告事項が2項目ございます。それぞれ御説明をさせていただきます。
 1項目めは、各行政委員会委員長等の出席についてでございます。さきの委員会で御説明させていただきましたとおり、いのちが大事より選挙管理委員会委員長への質疑を行いたい旨の申し出がございましたので、出席要請をいたしました。なお、選挙管理委員会委員長への質疑につきましては総務費の質疑の冒頭で行うこととしまして、質疑の時間については総務費の会派の持ち時間に含むことの御確認をいただければと思います。また、選挙管理委員会委員長につきましては、質疑終了の後、退席いただくものとさせていただければと思います。
 2項目めは、予算審査参考資料の配付についてでございます。3月6日火曜日に各会派控室の席上に配付をさせていただきました。
 事務局からは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  説明は終わりました。
 委員の皆様から何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、確認いたします。それでは、選挙管理委員会委員長への質疑は総務費の質疑の冒頭で行うこととし、質疑の時間については総務費の会派の持ち時間に含むことにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 以上で報告事項を終わります。
 議案の審査につきましては、午前10時に協議会室にて委員会を再開し、市長挨拶、委員長から市側への協力要請の後、三鷹市一般会計予算を議題とし、企画部財政課長の説明を受けた後、質疑を行うことといたします。また、次回以降については、審査日程に基づいて順次議題とし、それぞれ企画部財政課長の説明を受けた後、質疑を行うということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時57分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 この際、市長より発言を求められておりますので、これを許します。


◯市長(清原慶子さん)  皆様、おはようございます。平成30年度(2018年度)の一般会計予算及び特別会計予算を御審議いただくに当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
 平成30年度は第4次三鷹市基本計画(第1次改定)の計画中期の最終年度に当たります。第2次改定を見据え、各施策の進捗状況を確認するとともに、きめ細かく課題を検証しながら予算への反映に努めました。そして、人財活躍都市・三鷹を施政方針のテーマとしました。市政を支えてくださっている市民の皆様が人材として生き生きと活躍していただくために市が責任を持って環境を整備し、ライフ・ワーク・バランスを推進することとしました。
 また、平成30年度(2018年度)における社会保障施策の大きな変化を社会保障2018年度問題と捉え、問題意識を持って取り組んでまいりました。国民健康保険の都道府県単位化、介護保険や後期高齢者医療の保険料の改定など、市民の皆様の暮らしを支える観点から、急激な負担や変化が生じないようにきめ細かな配慮を行い、予算に反映したところです。
 その一方で、平成30年度予算ではふるさと納税や地方消費税の清算基準の見直しなど、一般財源の減収に直面し、厳しい予算編成を余儀なくされました。地方財政を取り巻く構造的な厳しさに対峙し、持続可能な自治体経営を進めていくためには、引き続き行財政改革の推進が不可欠です。不断の努力を積み重ねることで強固な行財政基盤を構築していきたいと考えています。
 委員の皆様におかれましては、本日から長時間、膨大かつ多岐にわたる内容を御審査いただくこととなります。理事者初め部課長一同、できる限り簡潔に、明瞭な御説明に心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で市長の挨拶を終わります。
 これより実質審査に入るわけでありますが、その前に私から市側の皆さんに一言申し上げます。本委員会の審査日程等につきましては既に御通知したとおりでありますが、本委員会といたしましても予定された日程に基づき審査を進めてまいりたいと思います。質疑時間については原則会派単位で決められ、会派の委員数に基づく比例案分方式によることが確認されております。時間の表示についてはディスプレーを使用する形式といたします。会派の質疑時間終了の3分前にアラームでお知らせしますので、よろしくお願いいたします。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるよう何とぞよろしくお願いいたします。
 また、本委員会は、録音により会議録を作成いたします関係上、御答弁に当たっては、委員長が指名をした後、職名と氏名をおっしゃってから明確に答弁されるようお願いいたします。
 以上、御協力のほどよろしくお願いいたします。
 それでは、議案第19号 平成30年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 一般会計歳出 第1款 議会費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(石坂和也君)  それでは、第1款 議会費について御説明いたします。予算書の104ページをお開きください。議会費の予算額は5億317万1,000円で、前年度比1.6%の減となっています。これは議員人件費の減などによるものです。
 説明は以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。なお、議会費に対する質疑につきましては、第2款 総務費の質疑時間に含まれております。質疑のある方は挙手をお願いいたします。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上で第1款 議会費に対する質疑を一旦終了いたします。
 市側の入れかえのため若干休憩をいたしたいと思いますが、委員の皆様におかれましては、そのまま席でお待ちください。
 休憩いたします。
                  午前10時02分 休憩



                  午前10時03分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 一般会計歳出 第2款 総務費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(石坂和也君)  それでは、第2款 総務費について御説明いたします。予算書の108ページをお開きください。総務費の予算額は87億1,557万8,000円で、前年度比12.6%の増となっています。これは市民センター内駐車場等の整備の進捗や庁内システムのセキュリティー強化や更新など情報システムに関する経費が増となることなどによるものです。
 特記事項を申し上げます。113ページをごらんください。事項20.庁用自動車等関係費です。救護が必要な場合に備えて、全ての公用自動車に救命用具を常備します。また、ドライブレコーダーを整備し、安全運転の意識向上などにつなげていきます。
 117ページをごらんください。事項6.ホームページ関係費です。デザインの一新、トップページへのスライダー機能の追加、サイト内検索やイベントカレンダー機能の強化など、ホームページのリニューアルを行います。
 121ページをごらんください。事項9.働き方改革応援事業費です。モデル企業への働き方改革支援者の派遣を拡充するほか、経営者を対象とした出張説明や無料相談会などを実施します。
 123ページをごらんください。事項16.三鷹まちづくり総合研究所関係費と事項19.第4次基本計画第2次改定等準備関係費です。市民満足度・意向調査を実施するほか、三鷹まちづくり総合研究所で調査・研究を行うなど、第2次改定に向けた取り組みを進めます。
 125ページをごらんください。事項1.基幹系システム関係費です。平成33年度に予定している基幹系システムの更改に合わせて、複数の自治体でシステムを共同調達・共同利用する自治体クラウドの導入に向けて取り組みます。
 129ページをごらんください。事項3.市民センター駐車場等整備事業費です。市民センター内の安全確保を図りながら立体駐車場の整備工事を進めるとともに、和洋弓場との複合施設となる駐輪場の整備に着手いたします。
 130ページをごらんください。第8目 庁舎等建設費です。平成29年度から取り組んでいる市民意向調査やまちづくりディスカッションのほかに、専門資格を有する市民等によるワークショップなど、多様な意見を反映し、市庁舎・議場棟等建替え基本構想を策定します。
 133ページをごらんください。事項2.コミュニティ創生研究事業費です。プロジェクト・チームにおいてエリア・スタディなどを継続するほか、町会・自治会等へのアンケート調査やヒアリングを実施するなど、課題解決に向けた検討を進めます。
 141ページをごらんください。事項11.太宰治没後70年特別展事業費です。平成30年が太宰 治没後70年に当たることから、桜桃忌に合わせて特別展を開催します。クラウドファンディングを活用し寄附を募るほか、斜陽館などの協力を得ながら展示の充実を図ります。
 事項12.文学者顕彰事業費です。検討会議を設置し、市にゆかりのある文学者の顕彰事業のあり方や太宰治記念文学館(仮称)及び吉村昭書斎(仮称)の整備に向けた検討を継続します。
 事項2.安全安心推進費です。振り込め詐欺など特殊詐欺被害の未然防止を図るため、引き続き、希望者等へ自動通話録音機の貸与を行います。
 総務費の説明は以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 総務費の委員1人当たりの持ち時間は、第1款 議会費と合わせて30分になっております。また、本日、選挙管理委員会委員長に御出席いただいております。選挙管理委員会委員長に対する質疑につきましては冒頭で取り扱いたいと思います。
 それでは、選挙管理委員会委員長に対する質疑のある方は挙手をお願いいたします。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、御出席ありがとうございます。151ページの市議会議員及び市長選挙執行費について質問させていただきます。
 昨年の衆議院選挙において期日前投票で初日に誤った説明をして投票用紙を配付するということがありました。場合によってはその時間帯に投票した方の票が無効になっている可能性があるということで、この来年度の選挙に向けての準備の中で、選挙準備の中でどのような再発防止策をとっていくのかということをまず確認したいと思います。
 それから、期日前投票の際の投票箱の保管のあり方について、安全対策がどのようにとられているのか確認したいです。
 それから最後に、この衆議院選挙において期日前投票最終日が大変混雑しまして、投票を諦めて帰るという方がいらっしゃったというふうに聞いています。直接話を聞いていますので、そのような、本当にせっかく足を運んだ方が、その方の票が無効になるというふうな事態が起きましたので、混雑防止ということを今後どのように考えているのか、この準備の中でどのように検討しているかについてお伺いいたします。


◯選挙管理委員会委員長(板橋安男君)  ただいまの御質問──期日前投票所説明誤りの件、期日前投票所の投票箱の保管方法の件、期日前投票所混雑緩和への対応の件についてお答えさせていただきます。
 昨年10月の衆議院議員選挙の第一期日前投票所において初日に生じた比例代表選出の投票用紙に関する記載方法の説明誤りについては、あってはならない説明誤りであり、市民に対し大変な御迷惑をおかけし、深く反省しております。今後は今まで以上に危機管理意識を高め、各種事務手続や各種使用資料について選挙種別ごとの管理を徹底してまいります。また、いかなる場合においても全ての事務処理を複数の目で確認するダブルチェックの徹底を図り、再発防止に努めてまいります。
 では、次に期日前投票所の投票箱の保管の方法についてお答えいたします。期日前投票所においては、期日前投票期間の初日の朝に投票箱の空虚確認を行い、確認が済んで投票箱の側面を施錠した後は投票用紙の投入入り口以外の鍵は開票のときまであけることはございません。また、投票用紙投入の鍵も毎日投票所閉鎖後に立会人の立ち会いのもとで投票管理者が施錠し、鍵は日々封入され、翌日の投票管理者に引き継がれます。また、具体的な場所については申し上げられませんが、施錠された投票箱は大きなキャビネットの中にしまった後に、キャビネットに施錠し、キャビネットのある部屋も施錠しており、部屋のある建物もセキュリティーが確保されておりますので、投票箱の管理は二重三重の安全対策を施して管理しております。
 では、次に期日前投票所の混雑緩和への対策についてお答えいたします。期日前投票所の利用者は制度の定着により毎回ふえており、特に投票日前日の土曜日については利用者が急増するため、混雑緩和への対策は重要なことだと考えております。次の選挙に向けての混雑緩和の具体的な対策といたしましては、投票日当日において都合の悪い方に対しましては、広報などを通じて早目の期日前投票の呼びかけを行うなど、投票者の人数の平準化を図ってまいります。また、第一期日前投票所におきましては第三庁舎の312号、313号、314号の3部屋を使用して期日前投票所を用意しておりますが、各部屋の入り口に約5センチの段差があることから、今までは部屋の使い方に制約を受けており、無駄なスペースが生じていました。これについては、次年度に各部屋の入り口の段差を解消して、入り口のバリアフリー化を図ることにより、今までより広いスペースを確保して投票所のレイアウトを組むことができます。これにより投票記載台が増設できることになり、混雑緩和については一定の改善が図られる予定です。
 私からは以上です。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。ありがとうございます。特に混雑緩和については、やはり土曜日にしか動けない方がいらっしゃるわけですから、早目と言われてもなかなか難しい場合が多いということで、それで本当に今の対策で大丈夫かどうか、きちっと前回の状況を確認してシミュレーションした上で対応していただきたいと思います。
 ありがとうございました。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で選挙管理委員会委員長に対する質疑を一旦終了いたします。
 これより総務費の関連の質疑に入ります。
 初めに、自由民主クラブ。


◯委員(土屋健一君)  それでは、質問させていただきますので、よろしくお願いします。
 まず予算概要63ページの1、予算書113ページ、事項20.庁用自動車等関係費について質問します。先ほども御説明あったとおり、全ての公用自動車に救命用具を常備し、ドライブレコーダーを取りつけるということです。大変すばらしい取り組みだなとまず思いました。その中で、公用自動車、市長車を初め何十台もあると思うんですけども、ちょっと確認で、公用自動車の台数、そしてそれに常備する救命用具の数は幾つぐらい用意するのでしょうか。また、このポーチの中にはさまざま、三角巾等、救命用具が入っていますけども、これ1つお幾らぐらいなのかということをちょっとお伺いしたいと思います。
 あと1点、ちょっと心配というか、懸念している点があるんですけども、市長を初め副市長、教育長も当然この公用車に入っていると思うんですね。それで、救護や救命処置を行うんですけども、公務としてどちらかに向かわれているときにそういう場面に直面したときに見て見ぬふりをして通り過ぎることはないと思うので、その後、公務を中断して救命処置等を行うと思うんですね。その後、当然救急隊等へ引き継ぐと思うんですけども、その間のバックアップ体制というか、そこで予定がちょっと遅くなるとか、そういうことが起きると思うので、その点についてどのように構築されるのかということ、公務を中断している間のバックアップ体制についてお伺いしたいと思います。
 続きまして、予算概要の63ページ、同じページの下の3、予算書でいいますと115ページ、事項28.まちづくり応援寄附推進事業費です。三鷹市を応援していただけるあらゆる多くの方から寄附を募る施策は本当に私も重要だと思っております。そして、この事業にも大変期待をしているところであります。一方で、ふるさと納税の市外流出の抑制に努めることも重要だと思います。そこで、多くの三鷹市民、市内にお住まいの方からこの三鷹市に寄附をしていただく取り組みというのは結果的に流出抑制にもつながっていくと考えております。その点について御所見をお伺いしたいと思います。また、市民向けのPR、さまざま行われると思いますけども、その取り組みについてどのようにしていくかについてお伺いしたいと思います。
 続きまして、予算書の123ページの事項1.三鷹中央防災公園・元気創造プラザ管理運営費について質問します。熱供給業務委託料276万6,000円と電力供給業務委託料291万2,000円について、もう少し詳しく説明をしていただきたいと思います。また、その費用対効果等についてもお伺いしたいと思います。その下にあります施設改修工事費300万円、この工事内容についてお伺いをしたいと思います。
 次に、予算概要の67ページ、13、市民センター管理運営費、市民センター改修事業費についてお伺いします。車椅子利用者に限らず、妊婦とか人工透析をされている方とか、さまざまなそういう移動の際に支援が必要な方が優先的に利用できる駐車スペースを設けるということで、これも三鷹らしい思いやりのある事業だと思います。駐車機能もかなり、駐車場がしばらく満車状態が続いていて、大変駐車場の数が少ないときに、ええっとは思ったんですけども、こういう弱者のために設けるということはすばらしいことだと思います。このゆずりあいスペースをどこに設置するのか、駐車場の場所とその台数についてお伺いしたいと思います。あと、車椅子利用者以外の方への確認をされるのか、されるとしたらどのような確認をしていくのかという点についてお伺いします。例えば警察署発行の駐車禁止等除外標章というのがあると思うんですけども、そういうのをお持ちの方は確認するのか、また妊婦さんなどは当然そういうのも持ってないと思うんですけども、どのように確認をされるのか、また確認をしないでもうモラルにお任せするのか、その点についてお伺いしたいと思います。
 あと、次に中庭芝生管理委託料96万9,000円ということで、ここ何年かずっと調べましたら、大体同じような金額で毎年予算組みしていると思います。今後も、この中庭でイベントなどを行うと結構芝生が傷みます。特に雨とか降ると1日2日でもう一気に傷んでだめになってしまう。すぐ全面補修しなくてはならない、そんな状況もあると思うんですけども、イベント時等のこの芝生の使用をどのように考えて予算計上したかについてお伺いしたいと思います。
 次に、予算概要69ページの15、予算書131ページ、事項4.市民センター周辺地区バリアフリー化整備事業費について何点かお伺いします。このバスベイを広げるということなんですけども、この延長はどの程度広げるのか。今2台分のスペースをとっていると思うんですけども、バス何台分になるのかということをお伺いしたいと思います。あと、平成22年第3回の定例会の一般質問で私も質問させていただいたんですけども、バスベイを広げるべきと質問させていただきましたけども、そのとき副市長答弁で、これ以上の拡充は難しいという御答弁いただきました。しかしながら、当時、暫定管理地と言っていましたけども、暫定管理地の新しい施設統合後の市民センター全体のスペースの利活用の中で検討していきたいという御答弁をいただいたと思います。その後どのような検討をされて、このバスベイ拡幅の決断をしていただいたかという点についてお伺いしたいと思います。
 次に、同じページの予算概要69ページ、16、予算書130ページ、目の8ですか、庁舎等建設費についてお伺いします。市庁舎・議場棟等建てかえの基本構想、基本計画を策定するということですけども、先日の自由民主クラブの代表質疑の答弁の中でも、この庁舎を参加と協働の拠点にしていく、また効果的・効率的な配置プランを進めていくという御答弁をされていると思います。三鷹郵便局さんとの協働による配置プランが私は最も効果的で効率的な配置だと考えておるんですけども、その点についての御所見をお伺いしたいと思います。
 次に、予算概要70ページ、17、予算書133ページ、事項2.コミュニティ創生研究事業費についてお伺いします。町会・自治会等へのアンケート調査及びヒアリングを実施して課題を把握し、問題解決に向けた取り組みを推進するとあります。町会・自治会等が管理している地区公会堂の課題等についても調査、ヒアリングを行うのかという点について確認をさせていただきたいと思います。また、町会・自治会等がない地域についてのアンケート調査、ヒアリング等をどのようにしていくのかという点についてお伺いします。
 同じ予算概要70ページ、下の18、予算書で言いますと137ページ、事項9.コミュニティ・センター改修等事業費について、井口コミュニティ・センターの点についてお伺いしたいと思います。まず、井口コミュニティ・センターの和式トイレ12基を洋式化するということですけども、このことによって全ての和式が洋式になるということでしょうか。また、和式トイレより洋式トイレのほうが通常若干広いスペースをとるんですけども、この洋式化による便器数の減少ということは起こり得るんでしょうか、その点についてもお伺いします。また、洋式トイレには、先日も質問させていただきましたけども、洗浄便座等は全て設置されるのかという点についてお伺いします。もう1点、工事による使用制限、なるべく最小で行われると思うんですけども、どのようにお考えかという点をお伺いします。また、この予算概要にバリアフリー化を図るとあるんですけども、結果的に誰もが使いやすくなるということから、こういう場合、ユニバーサルデザイン化のほうが私はよろしいのではないかと考えています。しかも、東京都のユニバーサルデザインのまちづくり緊急推進事業補助金を活用するとありますので、特にユニバーサルデザイン化ということもこれからは考えてもいいのではないかと思います。以前、障がい者の方から言われたんですけども、健常者を初め、誰もが使いやすくなる施策が何でもバリアフリー化で変わった。結局、健常者の方も便利になってるんじゃないか、そういうことはちょっとおかしいんじゃないのなんていうことを言われたこともありますので、その点についてお伺いしたいと思います。
 次に、予算書140ページ、目の14、安全安心推進費についてお伺いしたいと思います。三鷹市の特殊詐欺被害の現状は減ってないんですけども、なぜ減らないと思うのか。もう本当にこれだけ長い期間いろいろな取り組みをやって、警察とも連携して、金融機関とも連携して、あらゆる手段をされていると思うんですけども、でも結果的に減ってないんですよね。その点について、難しいと思うんですけども、どのように捉えているのか、お考えをしているのか、御所見をお伺いしたいと思います。また、この自動通話録音機ですか。平成28年度までに270台ついていると思うんですけども、本年1月から100台を貸し出していると思います。さらに追加するという形になると思うんですけども、現在ではこの自動通話録音機というのは何台ぐらい実際設置されているのか、また平成30年度の希望者見込み数はどの程度考えているのかお伺いしたいと思います。あと、この自動通話録音機による特殊詐欺等の未然防止の効果をどの程度考えているかという点、お伺いしたいと思います。あと、今、市販の電話に既にこの機能がついているものがあるそうです。そういうことを知らない高齢者等の方も多くいらっしゃると思います。実際、知らなくてもその機能がついていたと、知らないで普通に使ってこの録音機を申請するという方も中にはいらっしゃるかと思います。そういう高齢者等の方にどのように対応していくのかお伺いしたいと思います。あと、詐欺電話の入電中に、その入電地域を三鷹警察のパトロールカーで広報活動していました。ただいまこの地域に詐欺の電話が入っておりますので、十分気をつけてくださいと、そういう広報活動をパトロールカーでしていましたけども、三鷹市ではそういう活動に関して常に把握をされているのかという点と、あと、こういう詐欺電話の入電時における市の広報車による注意喚起についてお伺いしたいと思います。
 以上、一旦終わります。


◯市長(清原慶子さん)  幾つか私の対応にかかわることと理念的なことについてお答えいたします。
 1点目の御質問で、公務中に何らかの救急事態に対応するときに、中断した公務についてのバックアップ体制はどうなっているかということでございます。実はこれまでも私、市長になりましてから、119番通報をみずから3回した経験があります。公務中でございまして、公務中、例えば舞台でお倒れになった方もありますし、会合の中で対応が必要になったということです。私や職員がおりましたら、いわゆる応急救命できるわけですが、それに加えて119番通報したこともございます。そのことは私だけではなくて、職員が公用車で職務中に何らかの状況に直面したら、公務中断するのは当然です。その危機的な状況の対応が最優先でございまして、もちろん集中してそのことに当たるわけですから、私の場合ですと、随行の秘書とか職員がいるときには随行の秘書や職員が先方に連絡するとか、副市長等の対応ができるならそのようにするとか、そういうことができると思います。優先順位は、私であろうと、職員であろうと、目の前の救命救急状態にいかに対応するか。もし私が行かなければどうしてもならないような会合であるとか、そういうことについても、今連絡ができないところはほとんどございませんので、電話等で連絡をして御理解をいただき、おくれて着いて対応することもできるかというふうに考えております。
 2点目に御質問いただいたまちづくり応援寄附について、三鷹市民による寄附というのが極めて重要な時代を迎えているので、市民向けのPRについてどのようにするかということです。私自身、昨年末からことしに入りまして、新年会でありますとか、賀詞交歓会ですとか、税務関係の団体の皆様の会合に出させていただいたときには、意外に税務関係団体の皆様もこのふるさと納税等の仕組みを御存じない可能性がありますので、しっかりと、ふるさと納税で御寄附していただいたことが三鷹市の税収減につながるという仕組みについて、御挨拶の中でそのように説明をさせていただいています。また、今年度、「広報みたか」の1面で御紹介したり、あるいはクラウドファンディングをするときにもプレスリリースをさせていただくとか、私自身がテレビでの取材のときにみずからの言葉で、民放ですけれども、お話しいたしまして、大変効果があって、クラウドファンディングもおかげさまで目標額を達成したということでございます。やはり周知していないということがいけないのだと思いますので、今後とも多元的な手段で市民の皆様にこのまちづくり応援寄附の意義について、また、他自治体に寄附される場合の三鷹市が受ける影響について御説明をしていきたいと思います。
 次に、7番目の御質問と思います。庁舎・議場棟等建てかえについて、日本郵便との関係が有意義ではないかという問題意識からの御質問をいただきましたので、お答えいたします。この間、昨年ですね、検討の会議でも隣地の日本郵便さんとの連携が重要ではないかという問題提起をいただきましたので、私自身、日本郵便の担当幹部と直接お話をして、三鷹市の庁舎・議場棟等建てかえに向けての取り組みの経過と隣地であります郵便局さんとの協働の可能性について対話を重ねております。また、インフォーマルな場で日本郵便の社長さんともお目にかかることがありまして、この庁舎等建てかえについてお話しする機会ではありませんでしたけれども、お耳に届いているかもしれませんが、このようなことで協働の可能性を模索していますというふうにお話しいたしましたら、その件については報告を受けております。担当者と三鷹市の皆さんとでどのような可能性があるか、連携、協働についての対話をよろしくというふうに言っていただいております。今年度中あるいは来年度に入るかもしれませんけれども、私としては、今事務レベルで協働のあり方について交渉してもらっていますので、少しでも、どのような形になるかは別として、建てかえの時期をほぼ同時期に迎えている三鷹市役所及び日本郵便の局舎でございますので、可能な連携のあり方を前向きに対話していければと思っております。
 次に、コミセンの改修に絡みまして、バリアフリーという概念とユニバーサルデザインの概念についての御質問いただきましたので、お答えいたします。私は三鷹市においてはユニバーサルデザインを目指して今目の前にあるバリアをいかに克服していくかと、こういう立ち位置にあるというふうに認識しています。バリアフリーのまちづくり基本構想というのを私が市長になる前に市民参加、専門家参加の中で検討もし、基本構想を持っている自治体でございます。国土交通省のほうも、当初はバリアフリーということで始めた施設・設備の課題について、二千四、五年からユニバーサルデザインという言葉を使って検討を始めております。私、国土交通省の担当者ともユニバーサルデザインのあり方について対話をするとともに、京都で開かれましたユニバーサルデザインの国際会議等にも自治体の立場で出席をした経験がございます。ですから、目指すべきは、どの人も、高齢者も子どもも妊娠中の人も、男性も女性も、障がいのある人もない人も、誰もが使いやすいということを目指すユニバーサルデザインの理念は大変適切だと思いますけれども、まず目の前にある障がいを克服していくということで、現時点、バリアフリー化という言葉を使っておりますけれども、私はいずれユニバーサルデザインという理念的なものの言葉だけが使えるような事態に早く三鷹市の諸施設を、あるいは道づくりを進めていければと思っています。
 私からの最後ですが、特殊詐欺被害がなぜこんなに減らないのかという御質問についてお答えいたします。私自身、折々に歴代三鷹警察署長あるいは第八方面本部長とこの件についても対話しております。最近も、ことしになりまして三鷹市で1件当たり数千万円の被害が出ておりますので、これは重大だということで、これまでの取り組みでは不十分な点もあるかもしれないと、改めて警察署長、第八方面本部長、三鷹市長、そして三鷹市の安全安心課ですね、真っさらな気持ちでいま一度取り組みを精査しているところでございます。できる限りの広報、そして高齢者の皆様に直接出会うこと、さらには安全安心メールが適切に届きますように、安全安心メールに登録をしていただく方をさらにふやしたいということで、教育委員会の御協力もいただきまして、今年度中、年度末までに全ての小・中学生に安全安心メールや特殊詐欺被害の防止にかかわる情報のチラシを配布させていただこうと取り組んでいるところです。さらに、今の犯罪はまことに巧妙です。被害に遭われた方のお声を聞かせていただきますと、おかしいと思って、当初はそれにひっかからないようにしたと。しかし、手をかえ品をかえどころか、巧妙な話術で、いかに信用させるかということにたけていまして、当初はまさか自分が被害に遭うはずはないと思っていた方が被害に遭っているほどの巧妙さ。そして今は振り込め詐欺ではございません。実際に取りに来る、あるいはキャッシュカードを取り上げてしまう。したがいまして、詐欺犯罪の巧妙さの中で、特に御高齢の方にとっては拒否しにくい状況があるということですから、さらなる御家族への御理解、そして高齢者の皆様にも、何かと思ったら警察、三鷹市役所に御連絡いただくような、そういう啓発に努めていきます。なお、今現在、JR三鷹駅南口駅前デッキ、中にはここまでするのかというお声が安全安心課にも届いているのですが、特殊詐欺被害の深刻さを訴える啓発を三鷹警察署がポスターを張ってされているのが状況です。本当にそのぐらい深刻な状況であるということでございまして、一応掲示は今年度中までと思っておりますが、それで被害がなくならない可能性がございますので、引き続き、今、警視総監先頭に警視庁管内、特殊詐欺について徹底的な検挙と、そして被害防止に努めるということですので、三鷹市としても引き続きの連携に努めてまいります。
 その他については担当より補足いたさせます。


◯契約管理課長(富永幹雄君)  幾つか御質疑を頂戴いたしておりますので、順次お答えを申し上げたいと存じます。
 まず庁用自動車等関係費でございまして、いわゆる公用自動車への救命用具の設置について何点か御質問いただきました。まず設置台数についてでございます。いわゆる設置が見込まれる公用自動車につきましては98台を想定をいたしておりまして、この98台に対して救命用具を設置することを現在想定をいたしておるところでございます。それから、実際に設置いたします救命用具の単価についての御質問でございますが、こちらにつきましては、いわゆる1個当たり税抜き3,300円で積算をさせていただいているところでございます。
 引き続きまして、市民センター改修事業費におけます、いわゆるゆずりあいスペースの関係で御質問をいただきました。まず設置場所と設置台数についてでございますけれども、こちらにつきましては、本庁舎の東側にございます、現在車椅子の方に御利用いただく駐車場スペースを改修をいたすことを予定いたしておりまして、2台分を想定をいたしているところでございます。それから、御利用いただく方の確認方法という御質問を頂戴いたしました。こちらにつきましては、いわゆる妊婦の方、内部障がいの方等、先ほど御紹介いただきました多くの、いわゆるゆずりあいスペースで優先して御駐車をいただきたいお客様にモラルを持って御対応いただくことを想定いたしておりまして、特段、確認方法等について想定いたしているものではございません。
 引き続きまして、市民センター管理運営費におけます中庭芝生の管理業務の関係で御質問を頂戴いたしました。いわゆる中庭で開催をするイベントとこちらの管理運営のあり方についてということでいただきました。基本的にはイベントで御利用いただく際になるべく、正直申し上げれば、中庭の上はお使いいただかないほうがありがたいということは正直あるんですけれども、そういうイベントにもちろん積極的に活用いただく必要性がございますので、いわゆる年間、大きなイベントが大体この時期に開催されるというのは想定いたしておりますので、そういった想定時期と補植をする時期等をずらしながら個別に対応させていただいている現状がございます。平成30年度もそうした形で、いわゆる補植時期、修復時期等を勘案しながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。
 それから引き続きまして、いわゆるバリアフリー化整備事業費の関係で御質問を頂戴いたしました。人見街道南側にございますバスベイの改修の件でございます。まず拡幅の幅ということでいただいた件でございますけれども、基本的には3メートル程度、東西に拡幅を想定をいたしているところでございます。これにつきましては、現在バスが縦列で2台とめられるようなスペースになっているんですが、残念ながら2台目のスペースがどうしても若干足りませんで、お尻が出ちゃうような状況がございます。それが人見街道の渋滞に起因するようなケースもございまして、この今回の拡幅によりまして2台目の車両がバスベイの中におさまることによりまして、そういった先ほど申し上げた、それに伴って起因する渋滞を緩和する、そういった狙いを持って進めさせていただきたいと考えている事業でございます。こちらにつきましては、今申し上げましたとおり、人見街道への渋滞対策というような部分で効果が大きいものと考えておりまして、東京都とも十分調整しながら対応してまいりたいというふうに考えてございます。
 私からは以上でございます。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  私からは元気創造プラザの管理運営費について、初めに、熱供給業務と電力供給業務の委託料についてまず初めにお答えいたします。いずれも、こちら熱供給、電力供給ともにふじみ衛生組合より施設に必要な熱や電力を継続的に、また安定供給することを目的とした委託料でございますけれども、まずこの熱供給につきましては、施設全体につきまして、ふじみ衛生組合からの余熱供給、温水などを受けるための委託料となっております。中身としては、そこに係る水道料や薬剤費、また設備のメンテナンスに係る実費相当分もこの委託料の中に含まれているものということでございます。電力供給のほうでございますが、これは施設全体のうち、この総務費で計上しているものは庁舎部分に当たります総合防災センターの電力供給の業務になります。これは使用電力量に係る基本料金相当額や電力量の料金相当額、またふじみ衛生組合による発電電力に係る料金相当額などがこの中に含まれているものでございます。費用対効果でございますが、熱供給については特に試算しておりませんけれども、熱の電力のほうにつきましては、仮にふじみからの受電ではなくて東電と単独で契約をした場合幾らになるかということで対比をした場合、おおむね施設全体で約460万円余の効果があるものというふうに試算をしているところでございます。
 次に、施設の改修工事費について御質問いただきました。この改修工事費につきましては、施設全体の公園部分を除いた建物の共用部分の施設改修工事費を計上しているものでございますが、現時点では具体的な工事内容は限定はしておりませんけれども、平成29年度も逐次行ってきているものでございますが、平成30年度においても来館者の安全性を第一に、快適性や利便性を踏まえ、優先順位をつけながら必要に応じた改修工事を実施していくものとして300万円を計上させていただいているものでございます。
 以上です。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  まず町会・自治会さん等に対するアンケート及びヒアリングの件につきまして、町会・自治会等が管理をしていただいている地区公会堂の課題についてヒアリングをするのかという御質問ですが、こちらにつきましては、地区公会堂を管理していただいている管理者の運営連絡会というものを毎年持っております。その中で具体的な事例につきましてしっかりと現在の課題を確認をしているところです。それによって1つずつ対応を図っているところでございます。あと町会・自治会等がない地域への対応でございますが、これはとりあえず今、町会・自治会に対してアンケート、ヒアリングを行って、まずはその実態をよく把握した上で、町会・自治会がないところについての対応はその後にちょっと考えていきたいというふうに考えておりますので、今すぐ町会・自治会がないところへの対応を図るということでは今のところ考えておりません。
 あと井口コミセンのトイレの改修工事の件についてですが、この12基、洋式になりますけれども、1基だけ和式便器は残す予定でおります。現在13基が和式の便器なんですが、12基をかえます。それと、温水便座ですが、今後新しく洋式化するトイレにつきましては、全て温水のシャワーとかができるようなもので対応を図っていきたいというふうに考えているところでございます。それと、和式が13基ですので、特に減少するものはございません。また、広さについても、しっかりと工事担当者のほうと現場を見ながら、例えば扉の内開き外開き等も含めて見てございますので、その心配はございません。あと工事期間につきましては、おおむね1カ月ぐらいを予定しているところでございますが、休館を伴わないでできる工事として考えているところでございます。
 以上でございます。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  先ほどのバスベイの答弁に補足させていただきます。検討状況についてということでございましたが、当時、街路灯の移設を伴うような拡幅ですと、費用として莫大なものになりますので、なかなか難しいということでお答えしたかと思いますけれども、その詳細を検討しました結果、先ほど申し上げました3メートル程度であればそういった移設などを行わずに拡幅できるというようなことが結論として出ましたので、今回そういう形で3メートル程度拡幅するということにいたしたものでございます。
 以上でございます。


◯安全安心課長(立仙哲也君)  特殊詐欺の関連について幾つか御質問をいただきました。市長の答弁に補足をいたしましてお答えをいたします。
 まず、自動通話録音機の貸し出しの状況でございます。年末に100台募集をかけましたところ、112台のお申し込みがございました。警察を通じて配付する分を調整をいたしまして、全申込者に配付をしまして、現在107台配付をしたところでございます。
 それから、平成30年度の希望者の見込み数ですが、大体同じぐらいの申し込みがあるかなというふうに考えております。
 それから、自動通話録音機の導入による未然防止の効果でございますが、東京都内で何千台という形で自動通話録音機を配付をしておりますが、配付が終わったところについては、それをつけたことで被害に遭ったというのは1件というふうに聞いておりますので、自動通話録音機の効果というのは非常にあるのかなというふうに考えております。
 それから、特殊詐欺の入電地域のパトカーの広報活動を把握しているかという御質問がございました。警察とは密に連携をとりまして、市役所に電話が入った場合にはそれをまた警察に伝えて情報共有をいたしまして、その地域に青色防犯パトロールカーで広報するというような対応をしております。
 もう一つ、市販電話に機能があった場合の対応ということでございますが、自動通話録音機を全部の方に配付するということは到底できませんので、電話があった場合には皆さんにまず、電話に出ないというようなことをまずお話をしておりますが、自動通話録音機の機能があれば、留守電の機能をまず生かしていただきまして、それを活用してほしいというような御案内をしております。
 以上でございます。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。ただいまの自動通話録音機についてなんですけども、既にこの機能がついているんですけども、それを知らずにこの自動通話録音機を申し込む方もいらっしゃると考えられるんですね。そのときに、これは貸し出すだけなんですか。それとも、設置まで行ってそういうことも確認をされたほうがいいのかなと思うんですけども、その点についてどのようにされているのか、その点だけ先に御答弁お願いします。


◯安全安心課長(立仙哲也君)  再質問にお答えをいたします。自動通話録音機を取りに来ていただいた方に、電話機能がそういう機能があるかどうかその場で確認をして、そういう機能があれば今回の自動通話録音機はつけなくても大丈夫ですよというようなお答えをしております。
 以上でございます。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。それでは、何点か再質問させていただきたいと思います。
 まず公用自動車に載せるこのポーチなんですけども、先ほどの御答弁ですと、ポーチの数の御答弁がなかったので、多分98台で98個なのかなと認識しましたけども、1台に1つではなくて、本来は乗車人数分のポーチを載せるべきだと思います。人工呼吸のときに使ったり、要するに複数の人で使えないものもポーチの中に結構あると思いますので、ぜひ乗車人数分のポーチを載せたほうがよろしいんじゃないかと思うんですけども、その点についてお伺いしたいと思います。
 公務中の件については市長から御答弁いただき、わかりました。当然、目の前のそういう方を救助するというのが最優先です。でも、なかなか、市長、副市長、教育長等々はそういういろんな態勢はとれると思うんですけども、いろんな担当の職員の方で、例えばもう時間で約束しているとかという場合は本当に御苦労されるのかな。見て見ぬふりして通過するわけにもいきませんし、その点について部署部署で、平成30年度、その部署内で徹底をする。こういう場合はどうする、誰が応援に行くとかいう点を事前に構築されておいたほうがよろしいのかなと思いますけども、その点についてお伺いしたいと思います。
 あと、まちづくり応援寄附推進事業費のこと、わかりました。本当に、三鷹市に当然御寄附をいただくということは本当に大変大切なことだと思います。入るほうは款が違うので余り質問できませんけども、流出を防ぐということは結果的に三鷹市に入ることにつながると思いますので、ぜひともその点を重視して取り組んでいただきたいと思います。
 三鷹中央防災公園・元気創造プラザの熱、電力についてはわかりました。施設改修工事費、特に限定していないで予算立てを組んだというふうに聞こえましたけども、その中で優先順位をつけてしっかりと取り組んで、もしかしたら消防費に絡んでしまうこともあるかもしれませんので、ぜひ優先順位をつけてしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
 あと、市民センター管理運営費、改修事業費の中で、今の場所にゆずりあいスペースを設置するということで、あえてモラルというか、利用者のマナー等を重視して、特に厳しいチェックはしないんだ、ある意味三鷹らしいなと思います。警備員さんもいらっしゃることですし、もしいろいろなトラブル等があったら少しずつ考えていっていただければなと思います。
 中庭の芝生に関してはわかりました。そうですね。もしかしたら傷むだろうなと、そういうイベントがある程度前からわかるということで、そのイベントの後に補植時期を組むという、大変合理的でよく考えられているなと感心したところであります。
 庁舎等の建てかえで、日本郵便さんと交渉中ということで、本当にこのことは、もう本当にこの庁舎建てかえ全体にかかわる、もう左右する大きな点だと思います。別々に進めていくのか、一緒に進めていくのかで、向こうも違うし、こっちも違う。特に三鷹市のこの庁舎内の職員さんにとって、郵便局、郵便業務というのは非常に多く利用されてて、今度どこに建つか知りませんけども、今よりも遠くなることも想定できますよね。所得税とか国税の支払いが今、市役所庁舎内でできないですよね。それもいかがかなと思っているんですけども、市役所で市税、要するに固定資産税等と一緒に国税をお支払いしようとすると、国税のほうは市役所では、ここではできませんので郵便局さんに行ってくださいみたいな案内をされる。それもいかがかなと思いますので、しかもいろんな部署で毎日のように郵便物を郵送していると思いますし、そういう物理的な観点からも、あと全体の設置の構想に関しても、ぜひともこれからも交渉を続けていただいて、できればよい結果をお待ちしておりますので、市長、よろしくお願いします。
 コミュニティ創生に関してはわかりました。地区公会堂の件については今回はこの中に入ってなくて、運営連絡会のほうで行うということです。ぜひ、町会・自治会がないとこには聞きようがないですので、もっともなんですけども、ぜひともそういうとこを減らす取り組みを今後も続けていただきたいと思います。
 何点かお願いします。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  私から、救命用具ですね。なんですけれども、ポーチ、全98台に98セット用意するということで、御指摘のとおりです。そこで、質問委員さんは、例えば大規模な事故が起こった場合には4人いれば4人でできるんじゃないかという想定もあるのかと思うんですが、この実はポーチの中に、例えばエマージェンシーブランケットでありますとか、人工呼吸用の補助具でありますとか三角巾であるとか、いわゆる軽自動車が貸し出しではメーンですから最大4人乗っていたとして、それぞれ役割分担をしてそうした活用もできるかなと考えておりますので、現時点で人数分ということは考えておりません。
 また、ちょっと先ほどのに補足させていただきますと、例えば上級救命講習でこうした実際ポーチを見せて、こうしたことを使えるよ、こういった使い方ができるとか、そうしたことも例えば救急協会、それから消防署にも御相談をして、そういう中でもより一層実践的な訓練についても考えていきたいと思っております。
 また、応援体制ですけれども、三鷹市内ですと救急車、大体おおむね6分で到着するという中で、もちろん出動状況によってはもっと時間かかる場合もあるんですが、そうした中でしっかりまず対応していただいて、特別な応援体制ではないですけども、職場にも連絡とれますので、そうした中で対応したいと考えております。
 それから、御質問ではなかったのかもしれない。ゆずりあいスペースで、まずマナーなんですが、スペースにはしっかり路面の表示板、スタンド式の案内板、表示板、それから路面プリントも工夫しまして、これは車椅子の方だけではなくて、妊娠中の方でありますとか、内部障がいの方、そうした表示板をしっかりつけることによりまして、より一層効果が出るものと考えております。


◯委員(土屋健一君)  わかりました。御答弁ありがとうございました。
 以上で一旦終わります。


◯委員(後藤貴光君)  それでは、順次質疑をさせていただきたいと思います。
 まず初めに予算書の117ページ、ホームページ関係費の三鷹市ホームページのリニューアルについてです。予算概要のほうの説明では、新しさ、使いやすさが実感できるように行うということで、新しさ、使いやすさ、括弧書きで強調されております。情報通信機器の使用になれている方もそうでない方も、老若男女、使いやすくなるということについては期待をしているわけですけども、新しくし過ぎて、逆に使い勝手が悪くなるというふうな部分も一方ちょっと若干気になるところでもあります。
 そこで1点目、トップページのスライダー機能の追加についてです。既存のトップページでいえばフォトニュースなどスライダー機能を入れても問題ないものというふうに考えますけれども、それ以外に例えば選択項目については既存のものは下までスクロールしていけば見落とすことなんてないですけど、そういった部分にもスライダー機能のようなものを入れると逆に見にくくなるような、といった懸念もありますけども、どういった部分にどういった形での導入を考えているのかお伺いします。
 2点目、サイト内検索機能の強化についてです。検索ソフトによっては検索ワードに色がついたり、マーカーが入ったりと、そういうような形でピンポイントで知りたい部分がわかるようなものもあります。ほかにも機能によっては掲載時期の指定などもありますけれども、今回更新を予定している検索ソフトにより現行から追加あるいは削除される機能は何があって、どのように変えようと考えているのかお伺いをいたします。
 次に、117ページ、市政情報誌等発行費についてです。
 3点目、外国語版市民便利帳についてですけれども、作成、更新の周期に関しては通常の日本語版市民便利帳は2年ごとということで、今回はみたかガイドマップは2年ぶり。ただ、外国語版市民便利帳は5年ぶりの更新となっております。発行予定部数は5年前と同じ6,000部ということなので、5年使う予定なのかと思いますけれども、今回更新したものを何年間使う想定で作成するのかをお伺いいたします。それと、その更新期間はもう少し短いというか、早くてもよかったようにも思いますけど、更新期間についての考え方をお伺いいたします。
 それから4点目、市民便利帳のページ数についてですけれども、通常の日本語版、広告スペースも大変多くて、大体180ページくらい。外国語版は日本語、英語、中国語、ハングルの4カ国語表記で大体160ページとなっています。記載内容は日本語版と外国語版で若干違うわけですけれども、広告スペースの有無というのを勘案しても外国語版の記載量というのは日本語版に比べて3分の1から4分の1くらいになるかと思います。日本語表記を除けば誌面をより充実できるかとも思うんですけれども、単純に3分の4倍になるとは言えませんけれども、日本語表記については削ってもよいのかなという思いもあるわけですけれども、今回の外国語版も4カ国語表記にするのでしょうか。また、日本語表記をまぜている理由についてもあわせてお伺いさせていただければと思います。
 次に、123ページ、三鷹まちづくり総合研究所関係費、第4次基本計画第2次改定等準備関係費等についてです。
 5点目、今回の基本計画の改定を4年前の主要事業の概要説明と比較をすると、項目として大きく違うのは、4年前には計量経済モデルによる三鷹市経済の長期予測の修正及び基礎資料の作成となっていたところが、データ活用による政策形成に向けた研修に変わっている点だと思います。施政方針で市長は、職員には政策課題の解決に向けて統計データ等客観的な根拠に基づく政策形成、エビデンス・ベースド・ポリシー・メーキングの力を磨くことと政策法務の裏づけを持って考える力を持つことが重要とされていましたけれども、基本計画の改定においてどのような研修をし、研修をされた職員に活躍してもらおうと考えているのかお伺いをいたします。
 また、関連して6点目として社会状況の変化の点からお伺いするわけですけれども、4年前にはビッグデータは研究・検証しつつ利用がされ始めた段階でしたけれども、今回の改定に当たってはビッグデータやRESASをどのような形で利用されていくおつもりなのかお伺いをいたします。
 7点目です。市民満足度・意向調査、三鷹を考える論点データ集の作成、三鷹を考える基礎用語事典の作成、三鷹まちづくり総合研究所における調査・研究については、4年前の予算概要の説明と項目としては同じですけれども、それぞれの作成や調査・研究の内容について、加えたり減らしたり、変更や工夫をしようとしている点がありましたらお伺いいたします。
 次に、124ページ、目の情報推進費についてです。
 9点目、情報推進費を目として平成22年度予算から新設して独立させてから、おおむね7億円くらいから11億円ちょっとの間で全体的には増加傾向の中で推移してきておりますけれども、今年度は12億円を超える予算計上となっております。この増加傾向にある要因についてお伺いをいたします。
 また、10点目として、自治体クラウドの導入に向けた取り組みなど、経費抑制の効果を取り組んでいって、それについても期待しているところですけれども、今年度、それ以外において経費抑制に向けて何らかの模索や取り組み、そういったもの、される予定とか考えているものがありましたらお伺いします。
 続いて127ページ、情報セキュリティ関係費についてです。
 11点目です。事業説明として、今回セキュリティ関係費として独立させたことについて、その必要性というか、理由があると思いますので、それについてお伺いします。
 それから、12点目です。インターネットのリスクに対するさらなるセキュリティー強化において、どのようなリスクに対応するためのものなのか、これについてお伺いをいたします。
 続いて137ページ、芸術文化施設管理関係費についてです。
 13点目、山本有三記念館をリニューアルオープンしてから、年間パスポートの発行やおはなし会、ミニコンサート、スケッチコンテスト、子どものワークショップなどを実施していく中で、地域密着型であるとか、観光協会との連携を強めるなど、手法はいろいろあるかと思いますが、こうしたリニューアルのタイミングにおいて、施設の運営面においていろいろ細かな事業を行うに当たって、運営面においてどのような方向性とか取り組み、いろいろな連携等を考えているのか、運営面についての考え方をお伺いいたします。
 次に、141ページ、太宰治没後70年特別展事業費についてです。太宰 治の顕彰事業については10年ごとに没後、生誕といった形で行っているところですけれども、14点目、10年前は特別展の委託料のほかにホームページ、ロゴマーク、サイン、ポスター等作成委託料となっていたのですけれども、今回、事業委託料という形、一括になっていますので、その内訳、どのような形を考え、どのようになっているのかお伺いします。
 それから15点目、今回は桜桃忌の時期に合わせて実施ということですけれども、特別展の規模は10年前と同等なのか、また何かしらの工夫や仕掛けであったりとか、この時期にやるということでの連携等々、それについてはどのように考えているんでしょうか、お伺いをいたします。
 それから、参考資料の8ページ、たばこ税対策協議会補助金についてです。
 16点目、今年度の予算案からゼロとなったのですけれども、補助金をなくすに当たり、たばこ税対策協議会とはどのような話し合いをされてきたのでしょうか。また、その際にどういった御意見があったのかお伺いします。
 また、17点目、たばこ税の税収確保を目的としてこの補助金を支出していた経緯があるといいますか、たばこを買うのであれば市内でということのPR、マナーアップや分煙の促進等について、今後も必要であるとは思うんですけれども、今後、協議会としては市との連携事業にどのように取り組んでいくことになるのでしょうか、お伺いいたします。
 以上、御答弁よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  御質問いただきました5点目と6点目、新しい基本計画の改定に向けての取り組みとしてデータ活用の研修及び社会状況の変化の中でビッグデータやRESASというのを活用できる可能性が出てきたが、それについてどのように取り組んでいくかということについてお答えいたします。言うまでもなく、私たちが基本計画を策定あるいは改定するときには、基本的な人口動態でありますとか、あるいは市民の皆様の生活実態でありますとか、そうしたデータの分析が不可欠です。これまでも統計データについては大いに活用してきたわけですが、御指摘のように専門家による経済的な分析ということに委ねていた段階から、今は各職員もみずからがデータを随時、適時に分析をして、それを活用しやすい統計をめぐる環境が整ってきました。国も統計改革というのを進めており、より一層国における統計データの精緻化を図るとともに、三鷹市を初めとする地方自治体におけるデータの収集や活用についても改革を進めようとしています。特に国においては統計人材の確保に関しての方針も取りまとめて取り組んでいくということになっています。そうであるならば、三鷹市においても使えるデータについては適切に政策形成に反映していきたいと考えておりますが、ともすると統計というのは専門的な、例えば企画経営課であるとか、そういうところが一手に引き受けるという傾向がなかったわけではありませんでした。しかし、改めて全ての職員ができる限りエビデンス・ベースド・ポリシー・メーキング、すなわちデータに基づく、つまり証拠に基づく政策形成ができますように基本的な研修を平成29年度から始めております。したがいまして、平成29年度もそれを継続することによって、御例示されましたビッグデータ、RESASの活用を図ります。あわせて、三鷹市においても市民の皆様に使っていただけるビッグデータ的な統計情報をわかりやすくホームページから公開できますように、予算概要の64ページの6にも示しておりますが、市政情報デジタル化公開サイトをリニューアルいたしまして、より一層わかりやすい画面にするとともに、フェイスブックやツイッターとの連携によりさらなる情報発信を行っていきたいと考えております。
 それから1点だけ、これは私の答弁に担当部長より補足してもらいますが、実はたばこ税対策協議会につきましては残念ながらこの2月に解散ということになりました。したがいまして、補助金も全て皆減ということになります。この間、研修を重ねながら対話をし、そして例えば喫煙マナーアップキャンペーンですとか、あるいはごみ減量キャンペーンですとか、さまざまな部分で駅頭であったり、あるいはイベントであったり、連携をしてまいりました。しかしながら、たばこ業界は大変厳しい状況でもあり、会員の減少傾向はこのところ顕著でもございました。したがいまして、協議会としての組織は継続しないという判断をされましたので、感謝を込めて私も解散式にも参加をさせていただいたというのが実情でございます。
 その他については担当より補足いたさせます。


◯広報担当課長(鎮目 司君)  私からはホームページリニューアルと外国語版市民便利帳の2点についてお答えいたします。
 まずホームページリニューアルについて、トップページへのスライダーの導入についてお答えいたします。スライダー機能につきましては近年ホームページの中でトレンドになっておりまして、自治体のみならず、さまざまな民間企業のホームページでも見ることが多くなりました。こちらの導入に当たりましては、特に今注意しなければと把握しているところでは、もちろん位置もそうですし、大きさ、また枚数が余り多過ぎますとかえって混乱をしたりとか、そういったケースが見受けられますので、導入に当たりましては適切な位置、大きさ、枚数、特にその3点について検証した上で導入しようというふうに今検討を進めております。
 もう1点、サイト内検索ソフト導入についてお答えいたします。従来、三鷹市ホームページでは無償提供されているグーグル社のグーグル・カスタム検索というものを導入しております。今回はこのグーグル・カスタム検索を新たに三鷹市ホームページに特化した独自の検索ソフトを追加するというものでございます。こちらの従来との大きな違いとしましては、今回のソフトについては三鷹市ホームページのアクセスログ、これと検索の際に一回一回照合して結果を表示することができますので、実際にその時点で見られている閲覧数が多いページを優先して表示することが大きな特徴です。また、そのほかの機能としましては、検索数が多いキーワードなどをランキング形式で検索ボックスの横に表示をしましたり、または最近ふえておりますPDFファイルが掲載されているサイトを優先して検索する機能ですね。こちらでサムネイルの表示などもして、実際に展開するとこういうPDFが出てくるんだなということで小さくサムネイル表示をするような、そうした機能なども今追加を検討しているところでございます。
 大きな2点目、外国語版市民便利帳についてお答えいたします。まずこちらの更新時期なんですけれども、こちら基本計画に記載のとおり、5年ごとに今改定、発行しているものでございます。この更新時期の考え方なんですが、質問委員さんおっしゃるとおり、日本語版便利帳はこれに対して広告を集めて掲載しておりますので、作成や配布のコストは広告費用で賄われている実態があります。それに対して外国語版便利帳は、対象者の数が少なく、5年間使用を見込んでも6,000部程度ということですので、なかなか広告のスキームに乗らないという現状がございます。しかしながら、一方で、現在の現行版の平成25年9月に発行した外国語版市民便利帳発行後、平成26年5月には市ホームページに4カ国語による自動翻訳機能を導入していることや、また毎月発行しております紙媒体の英語版広報紙「MITAKA CITY NEWS」などもございますので、より最新かつ詳細な情報につきましては、ぜひホームページや英語版広報紙でごらんをいただきまして、外国語版市民便利帳につきましては、文字どおり、日常生活に役立つごく基本的な情報を発信する媒体として、適宜用途に応じて利用していただければと考えているところでございます。
 最後に、外国語版市民便利帳に日本語表記をしている件でございます。こちらにつきましては、みたか国際化円卓会議の委員さんなどにも先日ちょっと評価を伺いに参りましたところ、やはり日本語表記が書いてあることで、この冊子のこの部分はどういうことなんだということで日本人の方への問い合わせのとき非常に役立つというお声をいただいております。また、日本語に全て、漢字にルビを振っておりますので、そこの点も特に複数の委員さんから御意見をいただいたこともありまして、今後も継続して表記する考えでございます。
 以上でございます。


◯企画経営課長(平山 寛君)  統計データ等の活用による政策形成に向けた研修の少し具体的な部分をまず御答弁させていただきます。こちらは平成29年度、まずは部課長職を対象といたしまして、この政策形成における統計の役割というところで、大きく庁内に部課長の認識のもと共有するように、立教大学の菊池 進先生から御講演をいただいたところでございます。またさらに、平成29年度でございますけれども、RESAS等を活用した地域経済分析ということで、多摩信用金庫の職員と一緒に、課長補佐職から主事職、15人程度の職員がRESASの、特に得意分野であります人口ですとか、産業ですとか、観光ですとか、そういったところのこのRESASの活用についてグループ形式で、グループワークで今研修をしているところでございます。また、RESASにつきましてはオンライン研修ということで全庁の職員が扱える環境がございますので、そういったことで全庁の職員にもデスクで研修を、eラーニングという形での基礎的な研修をしていただいているところでございます。さらに平成30年度につきましては、RESASというところにとどまらず、データの活用・分析というところを広く一般亜細亜大学の先生に御講演、演習という形で実施してまいります。こうした形で全庁的に取り組みまして、第4次基本計画(第2次改定)と日常業務を含めまして、データに基づく政策形成ができるような基本的な基盤というものをつくってまいりたいというふうに考えております。
 また、もう一つ私のほうから、第4次基本計画(第2次改定)の基礎的な資料につきまして、前回の基礎的な資料の作成とどういうところが変わっているのかということで御説明申し上げます。まず市民満足度・意向調査でございますけれども、こちらの調査の、まず時期を平成30年度の前半のほうに持ってまいりまして、論点データ集とその結果を反映させることができるような形で実施をしたいというのがまず1点目の大きな変更点でございます。その変更に当たりまして、市民満足度調査におきましては、これまでの経年変化をきちんととる項目を踏まえた上でですけれども、質問項目を拡充いたしまして、各事業の指標に当たるようなものについても広く意向について確認をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。そして、三鷹を考える論点データ集でございますけれども、今、図やグラフを用いてわかりやすく表示をしている、ごらんいただけるような形をとっているわけでございますけれども、さらに各ページの統一感をきちんととりまして、どこに何が書いてあるのか、そして図やグラフからその論点というところが、きちんとより明確に簡潔にわかるような構成というものをしっかりと考えていきたいというふうに考えているところでございます。また、これまで人口推計ということで計量経済モデルというところで実施していたものにつきましては、この人口推計というところは、例えば社会保障・人口問題研究所の推計を大きく概要を取り入れることを今予定しているとしておりまして、またRESAS等を用いて、人口のこれまでの変化がどのように実態、動態がされているのかというところの分析をきちんとした上で、その分析に基づいて、どのような政策形成が必要なのかといったところに力点を置いて取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  私からは情報推進費関係、それから情報セキュリティー関係の御質問に何点かお答えをいたします。
 まず情報推進費の増傾向の要因というお尋ねですけれども、質問委員さん御指摘のとおり、以前は一般管理費の中で情報推進関係の予算は計上しておりましたけれども、非常に増加してきたということで、今、目で管理をしているところでございます。このふえている要因ですけれども、やはり管理するシステムの数がふえているとか、最近ですとやっぱりマイナンバーの制度導入に伴うコスト、それからネットワークを昨年の7月に分離をいたしました関係で、そういう管理するネットワークの数がふえるとか、機器もふえますし、要はそういう情報資産がふえてきたということがあります。あわせて、後ほどの質問とも関連しますけれども、ここのところ非常にこの情報セキュリティーに関する対応が非常に迫られておりますので、そういったコストが年々ふえてきて、今年度このような状況になっているというところでございます。
 それから、自治体クラウドの関係のコストダウン、それ以外の取り組みはという御質問でございますけれども、なかなかシステムを、今のようにふえていく中でどのように管理していくのか、コストを管理していくのかというのは非常に課題があるわけですけれども、特にシステムの入れかえ、改修等を行うとき、やはり仕様をしっかりと精査をいたしまして、必要なところに必要なコストをかけていくというところでございます。あるいは機器の調達に当たっても、これまでもやってまいりましたけれども、例えば職員が使っているパソコンなども非常に大量に同一の機種をまとめて調達をすることで調達コストを抑えるとか、そういったような工夫をこれまでもしてきているところでございます。
 それから、情報セキュリティーの予算を事項で分けた理由ということですけれども、先ほど申し上げたとおり、やはりこの間、情報システムに関する予算が非常に増嵩しておりまして、特にセキュリティーに関してはさまざまな事項の中でそれぞれこれまでも取り組んできたところですけれども、やはり情報セキュリティーに関する経費がどのぐらいかかっているのかと、コストがかかっているのかというところを見える化をしたいということで、今回、情報セキュリティ関係費ということで一応対応するような経費をまとめて計上するようなことにいたしました。今年度でいいますと、約1億4,000万円ほどのセキュリティーの経費をかけておりますけれども、仮にこの情報セキュリティーに関する事故が発生した場合、どのぐらいの損害が──例えばこれは民間なんかでもやっておりますけれども、かかるのかというところから、セキュリティーにかけるコストというのが妥当であるかと、この金額が妥当であるかということを民間などでも計上をいろいろ判断しているようですので、我々といたしましても、セキュリティーに関するコスト、非常にかかりますけれども、しっかり見える化をして対応していきたいということで今回事項を分けたところでございます。
 それから、インターネットのリスクに対する今年度の対応ということですけれども、昨年の7月にインターネット環境を完全に分離をいたしました関係でセキュリティーは非常に高くなりまして、外からのいわゆるスパムメールのようなものもほとんど中に入ってこないような状況になったところです。一方、職員の使い勝手等はやや効率性を欠くようなところもありますので、この辺は課題ではありますけれども、インターネットに関して若干まだ不安な点が実はありまして、それはインターネット環境のほうに例えば置いたファイル、データのようなものが外に何らかの形で、悪意を持ったソフトウエアなどで、あるいは悪意を持ったホームページを閲覧をして流出をするという危険性は完全にないわけではありませんので、今回インターネット環境のほうにも、現在、内部情報といいまして、我々が業務で利用している職員のシステムに入っている環境と同じように、データを外に持ち出したときに自動的に暗号化をされる仕組みを導入したいというふうに考えております。入念的にそういう仕組みを入れまして、インターネット環境もさらに安全に利用できるように努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯芸術文化担当課長(加藤直子さん)  山本有三記念館についての御質問をいただきました。まず今後の方向性ですが、かつて山本有三記念館は、有三が開きましたミタカ少国民文庫であったことから、子どもたちの読書環境の充実に尽力した山本有三の遺志を尊重し、子どもたちが集う山本有三記念館を目指したいと思っております。その手法としまして、2階の展示室の1室を絵本の閲覧室にし、そこにおいて月1回のおはなし会を開催し、今までなかったイベントをすることによって、子どもたちにも有三記念館のほうに足を向けていただけるようにしたいと思っております。今後の運営方針ですが、山本有三記念館の顕彰事業を引き続き実施するとともに、新たにリニューアルした洋館の建物をPRする等、引き続き山本有三の顕彰を続けていきたいと思っております。最後に連携ですが、今回、おはなし会に当たりましては図書館との連携という形で計画を進めております。また、今後、観光協会とも連携いたしましてPR等を広げていきたいと思っております。
 私からの説明は以上です。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  私からは太宰治没後70年特別展の実施についてお答えいたします。まず10年前、没後60年の特別展との比較でございます。委託料ベースでの比較になりますけれども、この60年のときには委託料はおおむね870万円余で執行いたしました。今回、70年では、予算書に計上されているとおり、1,300万円余で計上させていただいておりますけれども、450万円ぐらいのアップになっております。この中身につきましては、委託料については図録の印刷であるとか、貴重な写真・資料等の賃借料、また借用・返却に伴う交通費、またポスターやチラシ等の印刷や展示の造作物の制作や会場設営、また美術こん包や会場の警備などの費用に委託料を充てているところでございます。特に青森県を初めとした太宰 治関連の施設につきましては、今年度も全国各地に挨拶に行きまして、いろんな資料をお借りすることができないかと今後の協力についてお願いをしてきたところでございますが、大変皆さん協力的にお話を聞いていただきまして、今回も全国各地にある太宰関連の資料を借用することができるというふうに考えております。そうした貴重な資料でございますので、それは非常に量と、また質ともに非常に貴重なものというふうに考えておりますので、充実した特別展になるというふうに考えております。また、特にそういった資料がふえることから、60年のときには配置をしておりませんでしたけど、今回は会場警備を配置いたしまして館内の安全性を確保するというところも今回この費用が大きくなったところの要因となっております。また、桜桃忌に合わせて特別展を開催するということでございますが、桜桃忌の時期には大変全国各地から大勢の方がいらっしゃいますので、それとあわせて、この太宰 治の顕彰事業、また文学施設の整備に向けては継続的に検討を重ねてまいりますので、こういった機運を醸成する意味でも、この特別展を通じて多くの方々に三鷹の芸術文化の取り組みについて知っていただきたいというふうに考えております。


◯市民部長(遠藤威俊君)  たばこ税対策協議会につきまして市長の答弁に補足させていただきます。協議会との話し合いということですけれども、まず協議会のほうで、先ほど市長からありましたように、会員数──かつて200人近くいた会員が平成29年度には36人になってしまったということと、あと会員の高齢化がありまして、平成29年度当初に協議会のほうから解散したいという申し出がございまして、役員会で数度の役員会を開いて解散に向け、話し合いを進めてきまして、2月2日に市長立ち会いのもとで総会を開きまして、正式に解散をしたという経緯になっております。
 以上です。


◯委員(後藤貴光君)  それでは、再質疑させていただきます。
 まず1点目、ホームページ関係費のスライダー機能の関係について、位置、大きさ、枚数というようなお話があったと思うんですけれども、その場所ですね。例えば今選択項目となっているところもスライダー機能を入れちゃうのか。そうではなくて、フォトニュースみたいなところだけという形なのか、その1点ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
 あと外国語版市民便利帳の関係なんですけれども、今回、歴史、芸術・文化、観光というような形で記載して、三鷹を知ってもらい愛着を持ってもらうように取り組むことというのは非常にすばらしいと思うんですけれども、例えば、これ前回つくったとき、ちょうど5年前ですね、平成25年の時点で、例えば箱根みたか荘はもう平成25年度内に廃止というのが決まっていたけれども、その平成25年の9月に発行した外国語版市民便利帳には箱根みたか荘を利用してくださいというふうな、そのような記載があって、今でもそれをそのまま訂正なしでお配りをしていたりとか、あるいは地震の記載なんか10ページ分くらいあるわけですけれども、大規模災害時、三鷹市では医療スタッフが災害時医療救護所や医療拠点に集まって医療活動に従事するということで、診療所を閉院してしまうとなったときに、大規模災害、地震等のときに外国人の方がけがをしたときにどこに行ったらいいかというふうな部分、結構重要なことだと思うんですけど、そういった部分については載ってないんで、今、外国籍の転入者の方には防災マップをお配りしていますけれども、そこに三鷹市の医療救護体制、記載はあるんですけど、日本語だけで4カ国語表記にはなっていないとか、そういうふうな部分がありますので、非常に外国語版の市民便利帳、重要だと思うんですけども、5年使うということで考えますと、今回作成するに当たって、しっかりと5年先というのを見据えて本当に基礎、基本のところ、それを考えるというのと、あと今でもそういう、防災マップをお配りしたりだとか、これはちょっと4カ国語表記にはなってないんですけども、配ったりであったり、あるいは4カ国語表記のごみの出し方、パンフレットですよね、そういうのもお配りをしていただいたり、これは4カ国語表記ですけれども、そのような形でやっていただいているので、窓口とかでも、きめの細かい、もう終わった事業だとか、そういう部分は消すだとかシール張るだとか、あるいはチラシを1枚張るだとか、ちょっと大変だとは思うんですけれども、きめ細やかな対応というのをしていただければと思うんですけども、そのような形での取り組みというのはできるのかお伺いをいたします。
 それと、太宰 治の展示の関係なんですけども、こちらについては桜桃忌に合わせて実施するという形でいろいろな方が来るということだと思うんです。たくさんの方が来るということだと思うんですけども、それに合わせての、特別な何かしらの、前回と比べての新たな取り組み──時期を、前回のときは12月行ったのを今回6月に行うということの中で、前回とは違うような連携というんですかね。これは多分1カ月くらい──桜桃忌自体は日にち決まっていますけれども、長期間展示する中での、1カ月くらいやると思うんですけども、その期間での連携、それについてはどういうふうに考えているのかお伺いします。
 以上、お願いします。


◯広報担当課長(鎮目 司君)  再質問いただきましたので、順次お答えいたします。
 ホームページリニューアルのスライダーの位置についてお答えいたします。こちら、今詳細に、先ほど申した大きさ、位置、枚数等々、当然確定はしてございませんが、今の予定ではファーストビューでトップページを見た場合に中央左やや上あたりですね、比較的大きなサイズで載せたいと考えております。これ、枚数的にいいますと、最大5枚ぐらいまでが適正なのではないかということで今分析を進めているところでございます。
 2点目です。外国語版市民便利帳についてお答えいたします。まず、現行版に箱根みたか荘の表記が掲載されている件でございます。こちら、箱根みたか荘につきましては平成25年2月に検討チームからの報告を受けて、市として廃止の方針が定まり、その後、同年9月に議決で廃止が確定したものでございます。この冊子につきましては9月発行だったこともありまして、実際にはそれをさかのぼること数カ月前の段階で廃止の時期等細かい点が確定していなかったという状況もありましたので、そのまま、発行時点では利用が可能な施設ということで掲載をした経緯がございます。また、この箱根みたか荘に加えて、今後5年間の使用期間を見越して、その間に市民生活に例えば重大な影響を与えるような変更などがあった場合の修正対応につきましては、おっしゃるとおり、例えばシールで張ったらいいのか、それとも1枚追加で差し込むのがいいのか、そういったいろいろな方法があると思いますけど、その手法については今検討を進めているところでございます。
 もう1点、災害時の医療情報につきまして、こちらにつきましては1月25日に開催されましたみたか国際化円卓会議においても、医療情報全般についてなるべく拡充できればという御意見をいただいておりますので、今回の改訂で追加をする方向で進めてまいります。
 以上でございます。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  太宰治没後70年特別展の件でございますが、桜桃忌に合わせてということで、さまざまな連携について考えていることということでございますが、駅前の美術ギャラリーで開催するということもありますので、駅前の商業関係者との連携、また既にガイドボランティアとして、太宰治サロンで活動しているボランティアとの連携なども、年度明け早々に、予算をお認めいただいた以降にはそういった連携もお声がけをしながら進めていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(吉野和之君)  それでは、余り時間もないので、ちょっと項目を絞って質問させていただきたいと思います。
 まず概要の65ページ、三鷹ネットワーク大学推進機構との連携による協働の推進、この項目について質問させていただきます。民学産公というのは三鷹の市政の1つの手法として中心的な手法だと思うんですが、まさにこのネットワーク大学というのは民学産公の中核的組織だと思うんですね。20の教育・研究機関、そして60を超える企業・団体が協賛をして、そういう意味では民学産公の中心となる組織だと思うんですね。そこで、まさに人生100年時代の学びの場という、そういう意味で非常にこれは大きな意義を持った組織だと思います。このネットワーク大学には大きく分けて3つの機能がございまして、1つは教育・学習機能ですね。それからもう一つが研究・開発機能、そしてもう一つがネットワーク機能という、この3つの機能があるんですが、この一つ一つについてちょっと質問させていただきたいと思うんですが、まずこの教育・学習機能、これは非常に重要だと思います。これは理事長も、学びに遅きはなく、分野に限りなしということで、人生100年時代を見据えた、やはり学習することが必要であるということで、この学習機能を非常に大きく取り上げているんですが、この学習機能に関しましては、例えば放送大学とか、さまざまな機関がおるわけですね。そこで、この学習テーマをどのような観点から選んでいるか、あるいは、この三鷹ネットワーク大学の特色を生かした学習講座というか、そういうものの開設が必要だと思うんですが、これについては市民の要望をどのように聞いているか、あるいは内部でどのような検討がされているかということについて、まず1点お伺いいたします。
 それから、次の研究・開発機能、これはやはり民学産公で研究を行って、現実に役立てるような、そういう成果をやはり見せることも1つ必要ではないか。例えば目に見える形での製品開発など、市民が見て、やはり民学産公でこういうものができたというような研究の成果として、そういう製品開発なども考えることが必要ではないか。こういうことに関しての御見解をお伺いします。
 それからあとマッチング、それからネットワーク機能ですね、これについて。まさに人生100年時代で、退職後の社会貢献をどういうふうにしたらいいかということを考えている方も非常に多いと思うんですね。特に三鷹の場合は知的蓄積を持った人材が非常に多いと思うんですね。この方々のマッチング、これをやはり今後重点的に考えていく必要があるのではないかなと思うわけです。先ほど申し上げたネットワーク大学の大きな機能の3つ目ですね。民学産公の新たな出会いやマッチングのための研究会の開催等を行うというふうに書いてありますけども、これはやはり今後非常に大きな意味を持ってくると思うんですが、これに対する考え方をお伺いしたいと思います。
 それから、今度は予算書のほうの115ページ、憲法施行記念行事費に関してです。現行憲法に関しては御承知のように市民の間にもさまざまな御意見がございます。そして、各紙世論調査を見ても、私も何回か一般質問させていただいたんですが、改憲が過半数を超えているときもあるわけです。そして、現在国会でも超党派で憲法審査会で議論されていると。非常に大きな関心のあるテーマだと思うんですけども、やはり税金を投入して事業を行う以上、これは多様な市民の意見を考えて行うべきであるというふうに思うわけです。例えばネット大で改憲の講師を呼ぶなど一定の配慮、進歩があった、これは大いに評価したいと思うんですけども、やはりメーン会場でもさまざまな意見があることが必要だと思うわけです。基本的に国民主権とか基本的人権の尊重、平和主義、これが憲法の基本理念ですね。これをやはり実現するためにこそ、現在の憲法を改正する必要があるんではないかという意見も一方にあるわけですね。この基本理念を大事にしながら、やはり現在の憲法をもう一度見る。そうすると、やはり現在の憲法のあり方、現在の憲法の──賛美することも一定必要なんですが、それだけじゃなくて、やはり国民主権とか基本的人権、平和主義をどう実現していくかというために、やはり憲法をもう一度議論してみようという、こういう声があることもこれは事実だと思うんですね。そういう意味で、やはり多様な市民の意見を取り入れた形でメーンの事業も行うべきであると思うんですが、この点についての御見解をお伺いいたします。
 それから、予算書の121ページ、非核・平和事業費ですね。この具体的な事業内容、これはそれぞれすばらしい事業内容なんですが、やはりこの中で自衛隊の平和貢献について、この平和を守るために自衛隊がどのような活動をしているかということをやはりこの中に取り上げていくべきではないかと思うんですが、その点に対する御見解をお伺いいたします。
 次に、予算書の137ページ、芸術文化に関する質問をさせていただきたいと思います。特に芸術文化の中で音楽文化なんですけれども、芸文センターは非常に音響効果は極めてすばらしい、まさにある意味では世界の一流ホールにも引けをとらない大変すばらしい音響効果を持った施設だと思います。やはりそういう意味で、これはある意味では三鷹の1つのイメージとして、この芸術文化センターというものは大きな貢献をしていると思うんですね。三鷹といえばジブリというのが1つの、今皆さん言っていることですが、やはりこの芸術文化センターもそれに負けないぐらいのすばらしい施設であると思うし、やはりこのよさというものを今後より広く広報していくことが必要ではないかなと思うわけです。そこで、今後やはりこの芸術文化、特に音楽活動について、市でやるだけではやはり大きな限界があると思うんですね。民間の協力、特に企業の協力、これをどのように得るかということ、これが非常に重要だと思います。例えば音楽会を開くときにも、どこどこ企業後援ということを方々に書いてあるんですけども、やはりそういうことをすることによって、よりこの芸術活動が活発になるんではないか。あるいは将来的にはネーミングライツも視野に入れてスポンサーを積極的に獲得する営業努力、これが必要かと思います。ある意味では三鷹の1つのイメージアップのためにも、この芸術文化センターというものの役割というのは非常に大きな役割を果たすと思います。その点について、今後積極的にPRする必要と、それからあとスポンサーを積極的に獲得するための営業努力、そして例えば音楽祭を開催するとか、そういうより発展的な形で今後芸術文化活動というものを行っていくべきではないかなと思うんですが、この点に関する見解をお伺いいたします。
 それから、あとはちょっと個別の質問になるんですが、113ページの16ですね。文書管理関係費です。実はペーパーレスを目指すという、当初はそういう方向性が皆さんあったと思うんですよ。ところが、現実見てみるとなかなか──ICT化が進んで、じゃあペーパーレス化が進んでいるかというと、現状はなかなか、逆に紙の利用がふえていると、こういうちょっと皮肉な現象もあるわけでして、このペーパーレス化が現実どのように進んでいるか。あるいは、今後ペーパーレス化を進めるに当たって、目標を設定してやっていくことも必要ではないかなと思うんですね。この点に対するお考えをお伺いいたしたいと思います。
 それからもう1点、137ページの5ですね。ここにあります中近東文化センター関係費ということで出ております。現在この中近東文化センターは入館希望者がいるときのみオープンしているということなんですね。この中東というのは日本人にとって一番、なかなか理解しがたい文化なんですね。ただ、この三鷹には中近東文化センターがあり、アジア・アフリカ語学院がある。ある意味で非常に中近東について知るような施設がある、全国的にも珍しい市だと思うんですね。ですから、今後やはり中近東を理解するために、この連携ですね。中近東文化センターあるいはAA学院と、これやはり連携して、今後、中近東と日本との関係といいますか、そこら辺の交流もやはり視野に入れていくべきではないかなと思うんですが、この点に対するお考えをお伺いいたします。
 以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  現在、自由民主クラブの質疑の途中ですが、しばらく休憩をいたします。再開は13時といたします。お疲れさまです。
                  午前11時58分 休憩



                  午後0時57分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  お疲れさまです。それでは、委員会を再開いたします。
 自由民主クラブの質疑を続けます。市側の答弁をお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  私から3点、考え方について答弁をいたします。
 1点目、三鷹ネットワーク大学との連携、協働についてです。質問委員さんが御指摘のとおり、人生100年時代を迎えて、民学産公の協働のまちづくりの中核的な役割を三鷹ネットワーク大学には果たしていただいていると思っています。そこで、例えば来年度、まさにマッチング、ネットワーク、退職後の人材開発なども含めまして、特に人材につきましては、予算概要の71ページに紹介しておりますように、三鷹「まち活」塾及びNPO法人みたか市民協働ネットワークの設立とも関連しながら、相互の連携の中で、まさに市内でボランタリーに活躍していただく人材養成を継続いたします。そして、市内の国立天文台あるいは杏林大学、国際基督教大学、ルーテル学院大学を初めとする大学・研究機関、その中にはアジア・アフリカ語学院ももちろん入っているわけですが、まさに国際的な視野の中でさまざまな取り組みができていることを着実に進めていくこと、特に教育・学習機能の中では国立天文台によるアストロノミー・パブですとか、あるいは徳間記念アニメーション文化財団の協働によるアニメーションの連続講座など、まさに御指摘の三鷹地域の特徴を生かした教育・学習を市民の皆様の参加と評価のニーズの検証の中で継続できていることをさらに推進していければと考えております。
 2点目は憲法事業についてです。憲法に関しては今、国会でも大きな争点になっています。しかも、御指摘のとおり、憲法については多様な考え方があるのも事実です。そこで、例えばメーンの事業についても、多様な憲法に関する考え方がそれぞれ示されるような、そんな企画構成が必要ではないか、こういう問題意識からの御質問をいただきました。私はこの憲法事業については当初からの趣旨で、憲法を暮らしに生かすと、こういう趣旨でメーンの会場での企画を市民の会と協働で企画をしてまいりました。しかしながら、この間私が痛切に感じているのは、自治体として税金を使わせていただいて、このような事業をする際に、どうすれば本当に政治的な中立性を担保できるかということです。憲法について国での改憲あるいは護憲の議論が活発化すればするほど、それぞれを代表する方におそろいいただいて、もし三鷹市のメーンの事業で意見交換していただくとしたら、どのような調整が可能なのか。私はやはり税金を使わせていただいて、このような取り組みをする際には、まず第一義的に本来は国でこのような国民が幅広く参加することができるようなもののお手本を示していただきたいと思いますし、民間の自由度の中でされることは可能かもしれませんが、私としてはもうぎりぎり、毎年どうにかこうにか市民の皆様と御一緒に企画をし、講師の方にもお断りされることが多い中、ようやく相対的に政治的な中立を担保できる方にお願いをすることが、これでもできていると思います。しかし、どの講師の方をお選びしても、それぞれの方面からいろいろな御意見が寄せられまして、本当にこのメーンの事業は難しいなと。もう、来年度は予算提案させていただいていますけど、再来年度、責任を持ってメーンの事業を提案できるかなと迷っているのが本音でございます。しかしながら、憲法について暮らしに生かす多様な視点で学ぶということは極めて重要ですので、私は少人数の憲法講座というのを、あるときは例えば改憲の立場、あるときは護憲の立場をもし鮮明に示されたとしても、バランスをとって開くことができれば政治的中立性をどうにかこうにか、ぎりぎり担保できるのかなとは思っています。ただ、メーンの会場でのバランスをとるというのは本当にこれでいいのかなと、また三鷹市のような基礎自治体がそういうことをしていいのかなというぐらい難しくなっているということでございます。
 次に3点目、非核・平和事業について答弁をいたします。自衛隊の平和貢献について取り扱ってはどうかという御提案を含めた御質問いただきました。三鷹市は非核宣言都市であり、世界連邦宣言都市であり、平和施策の推進に関する条例を持っている自治体です。私としては自衛隊の方には国民保護協議会の委員として、あるいは防災会議の委員として御参加いただいていますし、例えば総合防災訓練などにも御参加をいただいて、専門の見地から、まさに自衛隊としての災害時の対策等について参画し、その実態についてお話もしていただいています。しかしながら、非核・平和事業の中に平和貢献事業を入れるとなると、安全保障というのは国の専管事項でもありますので、基礎自治体がどのようにそれを位置づけていけばいいのかということについては、丁寧な研究が必要な段階ではないかなと思っています。しかし、先ほども申し上げました災害時の対応などを含めて、この間自衛隊の皆様とは連携をしておりますし、昨日も来年度自衛隊に入隊、入校される市民の皆様の激励会も開かせていただいています。私としては今後とも連携を、特に災害対策については引き続き強めていきたいと思いますが、非核・平和事業の中の位置づけ方については、さらなる調査・研究を必要とする状況ではないかなと思っています。
 私の答弁は以上なんですが、1点だけ、中近東文化センターとアジア・アフリカ語学院との連携の重要性について、詳細は担当より補足してもらいますが、考え方として、御指摘のとおり、市内の重要な施設のみならず、これは日本国にとっても重要な施設の1つだというふうに認識をしておりまして、副市長にも評議員会の評議員を務めてもらいながら、実は連携に努めているのが中近東文化センター。そして、アジア・アフリカ語学院とは南部図書館との連携を初め、三鷹ネットワーク大学の会員でもあります。引き続き御指摘の重要性を担保できるような協働関係を継続してまいります。
 私からは以上です。


◯副市長(内田 治君)  私から芸術文化センターの関係での御質問と、それからただいまの市長の答弁に補足をさせていただきまして中近東文化センターの関係でお答えをいたします。
 芸文センターにつきましては、質問委員さんからも、音楽家の方からも大変高い評価がある施設だということで、より一層広報に努めるべきと、こういう御指摘も頂戴しました。まさにことしの賀詞交歓会などでも地域、地元ゆかりの音楽家の方に演奏していただき、終わった後も、大変すばらしいホールであって、自分の音楽活動でも活用させていただいているというようなことでお褒めの言葉もいただいております。具体的なこのホールのすばらしさを今まで以上に市民の皆様にお伝えをしていくという努力をしてまいります。工夫をしたいと思います。
 そして、企業の皆様等の後援やネーミングライツというようなことでの御指摘も頂戴しました。これも私どもおかげさまで昨年の4月以降、新たな年度の中で、SUBARU総合スポーツセンターや日本無線中央広場という企業の皆様とのネーミングライツのかかわり方の経験も市としても実績を、2つですけども、重ねてまいりました。ぜひこのホール、今もすてきな名前がついておりますけども、実は一部民間企業の方から、雑談の中ですけれども、そういう機会があれば自分たちもそういう手を挙げるような関心は持っているよというようなことをおっしゃっていただいたこともございますので、このような取り組みの可能性についてもぜひ工夫をして、さまざまな事業へのスポンサー獲得についても努力を重ねてまいりたいというふうに思います。
 それから、中近東文化センターでございますけども、市長に今お話をいただいたとおり、私、評議員として加わらせていただいていまして、実はたまたま昨日評議員会がございまして、近況の御報告や次年度の取り組みなどについてのお話を頂戴しました。その中で、近年はおおよそ年間1,400から1,500人ほどのお客様に御来館をいただいているというようなこと、それから研究活動をきちんとする中で、それに加えて市民の方々に知っていただくための努力、地域の皆様との連携の努力を何とか試行錯誤しながらやっているというようなお話などがございました。幾つかの例をお示ししますと、これは中近東文化センターの現在の入館の際のチケットだそうでございます。以前は通常の紙の印刷物だったんですが、これ、エジプトのほうからのパピルスでできた、こういったものを買い求められて、裏側に中近東文化センターの文字のスタンプを押して、お客様にはこれを、来館された後にも思い出が残るような工夫をして喜ばれているというようなお話もございました。また、ルリカというカバの小さな石の、これはレプリカですけども、こういったものも非常にインターネットなどでのお問い合わせや販売の御希望も来るということですから、そういう物販のPR──販売も少しずつ増嵩傾向にあるというお話も伺っております。そして、この中近東文化センターの次年度の取り組みの中に、中近東文化に関する知識普及活動という項目がございますが、そこの中では公開講座として、一つには古代語の講座、これは特殊な言葉なんでしょうが、実績がある中ではアッカド語とかシュメール語とかヒッタイト語とか、そういったものなどがあるということで、ぜひアジア・アフリカ語学院などとの連携、その他も工夫をしたい、近隣の自治体との連携も努めてまいりたいということをおっしゃっていただいていますので、市としても財団やネットワーク大学などとの連携をさらに工夫をしたいと思います。
 以上でございます。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(八木 隆君)  1点、研究・開発機能の件につきまして、民学産公の協働の取り組みによる製品開発の件につきましてお答えさせていただきます。こちら、「民学産公」協働研究事業を行っておりまして、今年度7つの団体が採択して実証実験を行っているところでございます。この中でライフ・ワーク・バランスの推進と啓発を図りましたPokiラッピングバスのペーパークラフトを作成し、商品化へのニーズを探っているところでございます。
 以上でございます。


◯総務部調整担当部長(一條義治君)  電子化に伴いまして全庁的に紙の減量を進めておりまして、例えば平成18年度に文書管理システムを導入後、政策法務課の1年間の紙の使用量、22万枚が12万枚に減ったり、あるいは電子決裁も、基本的に電子決裁にしておりまして、全決裁のうち紙を使用している決裁は年間4万2,000件のうち2万7,000件、6%という形で紙の決裁という形が減少しております。今後も報告書の作成や通知等におきまして一層の電子化を進めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(吉野和之君)  御答弁ありがとうございました。憲法施行記念事業なんですけども、やはり政治的中立性を保つことと、それから多様な市民の意見を反映すること、この辺をどのように調和させるかということ、これは非常に難しいと思いますので、やはり今後検討していただきたいというふうに思います。
 それからあと、非核・平和事業の中で自衛隊を位置づけることについても、やはり研究が必要だというお言葉でございました。私はやはり平和のために自衛隊があるというふうに思っておりますので、これはやはりより積極的な方向で研究をしていただきたいというふうに思います。
 それからあと中近東、それからアジア・アフリカ語学院との連携なんですが、まさに市長がおっしゃったとおり、日本国にとっても非常に重要な施設なんですね。中東と日本というのは文化的に見て一番遠い地域なんですね。しかし、それだけにやはり中東のことをよく知る必要がある。そんな中で、今副市長のほうから公開講座もするということで、そういう公開講座なんかも、やはり三鷹でそういう公開講座をすることによって、ある意味では全国的に中東にそれなりに興味をお持ちの方もいらっしゃるでしょうし、そういう意味ではこの中近東のものとネット大ともやはり深く結びついて、より全国的にね、やはり皆さんに中近東を勉強していただけるような、そういう機会をふやすような努力を今後も継続していただきたいというふうに思うわけでございます。
 あと、ネット大については研究開発で幾つかの事業を実現しているということであるんですけども、よりこれどんな、例えば具体的にロボットができましたとか、どんなものができましたという、市によってはそういう研究開発の種を具体的なものとして市民の皆さんに見ていただいて、それがある意味では市の1つの産業として売り出している、こういう市もあるわけなんですよ。ですから、そこら辺をひとつ参考にして、この具体的な研究開発の成果というものが実際に市民の方に見えるように、そしてまたそれが将来の産業振興に役立つような、こういう方向性を今後ともぜひとも追求していただきたいなというふうに思います。
 以上で終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了いたします。
 次に、公明党。


◯委員(大倉あき子さん)  どうぞよろしくお願いいたします。
 予算説明書の109ページ、職員人件費その他の障がい者の雇用の件でお伺いをさせていただきます。本市の平成28年度の障がい者を対象とした採用試験は、正規職員は身体障がい者だけで、嘱託員については身体障がい者1人と精神障がい者1人が合格されたと伺っています。障がい者雇用は改正障害者雇用促進法に基づいて、当該年度4月から法定雇用率が引き上げられます。その算定基礎に現在の身体、知的のほか、精神障がい者も含まれるようになりました。このことを踏まえて、本市の平成29年度の障がい者の採用はどのような状況だったのかお伺いいたします。
 次に、予算書109ページ、事項3.職員研修費についてお伺いいたします。資格取得費助成金による職員力、専門性の向上の取り組みについてお伺いします。キャリアパスを積極的に進めるために資格取得支援は大切であると考えますが、どのくらいの職員が支援を受け、現場の仕事に生かされているのか、また顕著な例があれば教えてください。資格取得挑戦中の職員の取り組み状況はどうだったのかお伺いいたします。
 続きまして、予算書109ページ、事項5.労働安全衛生管理関係費、111ページ、事項7.職員健康相談関係費についてお伺いいたします。セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント等のない職場づくりについてお伺いします。毎年度、管理監督職向けの研修、また一般職研修や追加された管理監督者向けに係長以上も対象とした研修を行っておりますが、実施の効果をどのように捉えられているでしょうか、お伺いいたします。また、効果測定も必要と考えますが、検討はされましたでしょうか、お伺いいたします。
 次に職員健康相談室に寄せられたセクシュアルハラスメント、パワーハラスメント等の苦情相談ですが、年度六、七件と伺っております。パワハラの問題は相談者の同意を得て相手方に対する慎重な事実確認などが必要になり、相談者の同意を得られないために相手方への事実確認を行うことができず、業務上の指導等の区別が難しいと伺っています。そのため、所属長に協力を求め、所属長が日常業務の中での状況を確認しながら、必要に応じて指導する等の対応を行うということでしたが、その結果の報告の取りまとめが大事だと思います。どのように取り組まれ、成果を確認しているのかお伺いいたします。
 次に、予算書111ページ、事項15.会計管理関係費についてお伺いします。新公会計制度についてお伺いします。平成29年度から新公会計制度を取り入れられました。新公会計制度を取り入れる効果として、職員の意識改革を図ることや企業会計と同様に事業のフルコストを見える化することで市民に対する説明責任を果たす等とありますが、今年度本市が実施されてどのような効果があったのか、また課題があるのかお伺いします。また、先行している他市の事例では、課別・事業別の行政評価シートを作成しているところもありますが、当該年度において新公会計制度を深化させていく取り組み等があったら教えてください。
 続きまして、予算書121ページ、事項5.非核・平和事業費についてお伺いします。平和・人権施策の推進についてお伺いします。戦後70年が経過し、戦争の記憶の風化や資料等の散逸が課題になっているということで、幅広い収集と次世代への継承の取り組みを早める必要があると考えます。どのようにお考えかお伺いします。また、三鷹市の平和に関する宣言や条例に基づいた地球的規模の課題や問題に目を向けた積極的平和の視点に立った市民意識の醸成の取り組みはどのように考えたのかお伺いします。
 続きまして、予算書121ページ、事項7.男女平等参画推進関係費、事項8.女性交流室関係費についてお伺いします。DVの対策についてお伺いします。三鷹市行動計画2022の改定で、新たに三鷹市配偶者等暴力対策基本計画としての内容が追加されました。被害者支援の関係ではこころの相談や婦人相談員等との連携及び庁内の関係者が集まる庁内連絡会議を設置して情報交換による庁内においての連携を進めるということでしたが、その効果についてお伺いいたします。また、DVの市民に対する啓発ですが、DVや各種ハラスメントが個人的な問題ではなくて社会全体の問題であるという捉え方が重要ということで、DV防止のパンフレットを更新して発行し、周知に取り組んできたということでしたが、具体的な取り組みと効果についてお伺いをいたします。
 次に、LGBTの理解と尊重への取り組みについてお伺いします。計画の中では多様な性の理解と差別防止に関する講座等実施を検討するとのことで、担当の職員が近隣市へLGBTの講座を聞きに行って知識を深め、本市で講座を実施されるということでしたが、何人対象でどのくらいの申し込みがあったのかお伺いします。また、三鷹市としてどのような形で実施することが望ましいと検討されてきたのかお伺いをいたします。また、オリンピック・パラリンピックに向け、外国人の方が多く来ることが予想されますが、男女平等参画審議会の中でも世界標準として、そういったLGBTの方への人権の配慮というのは非常に重要な問題であると指摘をされておりました。オリパラに向けての人権の配慮という点で当該年度どのようにお考えかお伺いをいたします。
 次に、こころの相談事業についてお伺いします。三鷹市ではこころの相談事業として、こころの相談室(女性向け)と昨年からこころの相談室(女性・男性向け)を実施されております。女性だけではなくて、男性の相談ということで、男性はなかなか自分のことを誰かに相談するのができないという傾向があると言われておりますが、昨年度の男性・女性別の利用状況がわかればお伺いをいたします。
 続きまして、予算書141ページ、安全安心推進費、特殊詐欺被害防止に向けた自動通話録音機の貸与についてお伺いします。さきの質問議員さんからも質問があって、一定の答弁をいただきましたが、その答弁を聞いてのお伺いをしたいと思います。さきの答弁で、昨年100台のところ112台の申し込みがあって、今年度は200台貸与するということでしたが、今年度の見込みが前年度と同じぐらいという御答弁がありました。特殊詐欺の被害が2017年度、全国の認知件数が7年連続で増加傾向にあるということと、高齢者の方がふえているということを考えると、200台全部貸与できるような広報に力を入れていただく必要性があるかと考えますが、当該年度、広報についてはどのようにしていくのかお伺いをさせていただきます。また、こちらの設置についてなんですけれども、65歳以上の高齢者のいる世帯ということで対象になっているんですが、高齢者のみの世帯という方に対して、この設置というものは、簡単なものであっても、ちょっと困難が伴う場合もあるのかなと考えるんですけれども、設置は本人に機器を渡して、あとは御自身でやるということなのか、それとも設置しに来てくれる、そういったこともあり得るのか、お伺いをさせていただきます。
 最後に、予算書147ページ、事項3.住民基本台帳記録事務費についてお伺いします。その中で職員の接遇マニュアルについてお伺いいたします。一昨年から障害者差別解消法が施行されて、行政も合理的配慮が義務づけられ、また複合的な御相談も多くなるなど、時代とともにさまざま変わってきている背景があるかと思いますが、職員の接遇マニュアルは平成21年3月から改定されていないと伺っています。以前の一般質問をさせていただいたときに、いろいろな立場の方々に寄り添うことができるマニュアルを目指して一定の検討をさせていただくという答弁がありましたが、その後どのような検討がされたのか、また新たなマニュアルを作成、また改定していく方向性があるのかお伺いいたします。
 よろしくお願いいたします。


◯職員課長(井上 忍君)  まず、障がい者雇用の関係で御質問をいただきました。平成29年度でございますけども、三鷹市におきまして市政嘱託員において障がい者の採用試験を実施いたしました。募集要項上、身体・知的・精神障がい者の方を対象でございました。申し込みが20人ございまして、実際に受験された方は16人でございます。そのうち4人の方を合格ということで任用候補者名簿に登載させていただいております。なお、4人の方の障がいの内訳でございますけども、身体障がいの方がお二人、精神障がいの方がお二人というような状況になってございます。
 それともう1点ですね。資格取得費助成の関係で御質問をいただきました。実績ですね。実績と仕事に生かされた例があるかという御質問だったかと思いますけども、平成29年度、現時点での実績でございますけども、助成申請者は9人でございます。また、取得後間もない資格ですので、また今年度導入したという制度でございますので、顕著と言えるかどうかというのはちょっと定かではないんですけども、これからの期待も含めて、仕事に生かされた、また生かされているということで答弁させていただきたいと思いますけども、情報推進課の職員がITエンジニアの基礎資格である基本情報技術者を取得したり、水再生課の職員が技術士補を取ったり、そういう形での担当業務に生きるような資格を取っていただいております。本人からも、より専門的知識を身につけられたことで新たな課題発見・解決に役立てることができたというふうに意見をいただいているところでございます。
 それともう1点、資格取得に挑戦している職員の状況という御質問かなというふうに思いますけども、現在助成している9人以外に職員課に問い合わせがあって、これから取ろうということで職員課が把握しているのは3人でございまして、自治体法務検定や、あと建築主事などを取りたいんだけどというようなお問い合わせをいただいているところでございます。
 以上でございます。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  私からは3点、まずハラスメント防止に関して2点お答えをいたします。初めに、セクシュアルハラスメント、パワーハラスメントの研修なんですけれども、こちらにつきましては、詳細については質問委員さんからも御紹介ありましたけれども、管理職も含めて研修を行っておりまして、その効果測定ということなんですが、これは実施のアンケートによりますと、例えばセクハラ、パワハラを予防するため職員として心がける点が理解できたか、これはほぼ100%理解できたというふうに回答がされております。
 また、次の質問のところの苦情相談の内容につきましても、詳細御紹介ありましたけれども、やはり本人の同意が必要でありますとか、さまざまな手続がございます。そうした中で、報告書の取りまとめにつきましては、セクシュアル・ハラスメント苦情相談処理委員会、こちらはパワーハラスメントも含めてこの中で行っておりますけども、そうした中で詳細なといいますか、一定の報告がありまして、そこでどのような原因があるのか、改善に向けてはどのような方法が必要なのか、そうしたことをある程度個別の案件、それから普遍的な方向性として、どのようなことがあるかも確認をしております。こうした中で、やはり一番はコミュニケーション不足、これがやはり顕著でありまして、職場の中でコミュニケーションが不足していることがそうしたことに原因がある場合も多くあります。そこで、各職場単位あるいは事業所単位で良好な職場環境づくりのためのコミュニケーション研修、こうした研修も行っておりまして、そうした中でしっかりふだんから、日常からコミュニケーションをよくして、そうしたパワーハラスメント、セクシュアルハラスメントに対しての意識の向上と予防を図っていくと、こうしたことを実施しております。
 それから、飛びまして最後の接遇マニュアルなんですけれども、昨年の一般質問でもありましたけれども、改めて確認も行いました。そうした中で、例えばグッドリレーションみたかの市民課が策定しているものは確かに改定してないんですが、接遇力向上研修でありますとか、これは4年次で必修にしております。そうした中では、いろんな、具体的に見直しも行ったり内容も改定するとともに、例えば障害者差別解消法が施行されれば、それに対しては研修を行うとか、そのような見直しを行っております。何よりもこうしたことを定着を図ることが大事であると考えておりまして、全ての職員の接遇力を上げていく、一定の質を確保して、全ての職員が窓口でしっかり接遇ができるように今後も一層の定着を図りたいと考えているところでございます。


◯財政課長(石坂和也君)  新地方公会計制度について御質問いただきました。今回の公会計制度のポイントとなるところは、やはり複式簿記の導入と固定資産台帳の整備、これが肝だというふうに認識しています。そうした中での実施されての効果でございますが、まずやはり固定資産台帳の整備に当たりまして、職員の資産の除売却等の管理に対する意識が高まったということがまず1点あります。そして、効果の2点目なんですが、やはりストック、フローの情報が一覧化されて見える化できたといったところは効果として捉えてございます。
 そして、課題でございますが、やはり先ほど申し上げました固定資産台帳の精度を保つということ、特に今まで現金として支出して資産を形成するところについては捕捉可能でございましたが、やはり売却されたもの、例えば寄附を受けたもの、こういったものをどう固定資産台帳に取り込んで精度を保っていくか、ここが1つの課題なのかなというふうに認識しています。さらに課題としては、財務処理の活用ということも課題として捉えています。さきの12月の総務委員会で一定、速報値として報告させていただきましたが、今回5つの指標を挙げてございます。そうしたところ、経年変化、他市との比較をすることで、より有効な活用につなげていきたいといったところは課題として認識してございます。
 さらに3点目の深化する取り組みでございます。他市において、例えば東京都方式等、事業別でやっているところは承知してございます。今回私たちは総務省方式ということで対応してございますが、やはりそうしたものには多額のシステム改修費がかかるといったような課題がございます。そうした中で来年度、平成30年度は2年目の取り組みとなりますので、まずはきちんと職員がノウハウを蓄積していくといった中での精度を保っていくことを念頭に置きながら、平成30年度取り組んでいきたいというふうに考えています。


◯企画経営課長(平山 寛君)  まず、戦争の記憶の風化や資料の散逸が課題となっているということで、資料の収集と次世代への継承というような御質問でございます。こちらにつきましては、デジタル平和資料館の取り組みの中で、戦争遺品の収集といいますか、一旦お借りして画像をお撮りしてお戻しするというようなものですとか、それから戦争体験談のインタビュー画像ですね、映像を、動画を載せるといったようなところで取り組んでいるところでございます。戦争体験等につきましては、体験されている方の高齢化等が進んでいることから、今、平成29年度については10件を予定としまして、平成30年度につきましても10件を目標としまして、積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。戦争遺品につきましても、8月のタイミングや、またこの3月の東京空襲の時期に合わせまして募集をして、積極的にホームページでアップしていくような取り組みをしているところでございます。
 もう1点、積極的な平和に立った取り組みということでございますけれども、市といたしましては地球市民講座ということで、年1回この講座を開催しているところでございます。今年度につきましては、世界の飢餓と国連WFPの活動ということで開催をしております。また、市のみならず、国際理解講座ということで、MISHOPのほうでも2回そういった講座を開催しておりますので、そういったところと連携をとりながら実施をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 次に、男女平等の関係で、DVの関係で庁内連携会議の効果というようなところでございました。こちらの取り組みでございますけども、平成27年度から庁内の担当者が、年1回ではありますけれども、集まりまして情報交換をして、取り組みを情報共有をしているところでございます。始めた当初の年度におきましては、この取り組みの中核となっております子育て支援課の婦人相談員さんを中核に、情報が完全にはなかなか共有されていない状況もあった中で、ここのところできちんと婦人相談員さんにつなげるというようなことができてきているというところが大きな成果ではないかなというふうに考えているところでございます。そして、DVに関するリーフレットの効果というところでございますけれども、こちらのリーフレットにつきましては、関係する課に配置いたしまして、そちらでごらんいただいているというような取り組みと、ホームページで電子的にアップいたしまして市民の方にごらんいただいているというようなところでございます。DVに関しましては、このリーフレットのみならず、庁舎の女性のトイレを中心に、この配偶者やパートナーからの暴力に悩んでいませんかといったお知らせから、つらい気持ちを抱えているあなたへというような、こちらのリーフレットで、いろんな場で目に触れていただけるようなことで、DVのことを載せて周知をしているところでございます。なかなか、御連絡いただいた方がこうしたツールをごらんになって来たというようなことを確認はしておりませんので、そういったところでの効果というのはなかなかきちんと数値では把握していないところでございますが、いろんなところを通じて積極的に今後も周知のほうを図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
 次に、LGBTの講座への取り組みでございます。平成29年度、初めてLGBTに関する講座を開催したところでございます。こちらは、2月27日で非常に近い時期ではありますけれども、子どもと学校にとってのLGBT(Q)ということで、今必要なことは何ですかというようなことで、東京学芸大学の吉谷武志さんに御講演をいただいたところでございます。どういったところでこの取り組みを導入する部分で考えたのかというところでございますけど、やはり何よりも人権の視点というところや多様性の尊重といったところを持っている講師の方、また客観的、論理的にお話しいただける方というのが、まず三鷹市の取り組みとしては出発点かなというふうに考えておりまして、この講師の方にお越しいただいたところでございます。対象人数は30人を対象といたしまして24人の御参加をいただいたというところでございます。
 次に、オリンピック・パラリンピックに向けて、このLGBTの取り組みということでございますけれども、人権尊重という観点から非常に重要な課題というふうに認識しておりますので、区部等ではさまざまな取り組みもされているところでございますので、そうした例を引き続き参考にしながら取り組んでいきたいというふうに考えております。
 それから、次にこころの相談室の相談ダイヤルの男性の相談件数でございます。今回、合計で、平成29年度始めて、男性5件、女性11件の16件というような御利用になっているところでございます。全体が12件というところで、パーセンテージにしますと利用率というところでは10%ちょっとというようなところが今御利用の状況になっておりますので、さらに周知を図り、御利用いただけるような取り組みを平成30年度はしていきたいというふうに考えております。


◯安全安心課長(立仙哲也君)  自動通話録音機につきまして2点ほど質問をいただきました。順次お答えをいたします。
 当該年度の募集の広報はというお尋ねでしたが、東京都の補助金を使用しての購入になりますので、募集をかけさせていただくのが多分6月中旬以降の広報、ホームページで募集をかけていくというような形になるかと思います。また、これとは別に地域包括支援センター、それから三鷹警察署を通じて必要な方に設置をということを考えております。
 2点目の御質問でございます。高齢者の方のみのお宅への設置はどうするかということでございます。自動通話録音機を配付後、ある一定の時期を経た方に、自動通話録音機が設置されているかどうかの確認の電話ですね──電話しますと、つけていればメッセージが流れるような形になっておりますので、つけているかどうか確認をして、出てつけてないところには理由をお尋ねして、必要であれば警察と連携して取りつけに行くということを検討しております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。何点か再質問させていただきます。
 1点目が障がい者の雇用の件なんですけれども、東京都は正規職員として初めて精神障がい者の方を合格させたという発表がありましたけれども、本市として、嘱託員は採用があったということなんですが、今後正規職員としての採用を考えていく方向性があるのかお伺いをしたいと思います。
 それともう1点、チャレンジ雇用といって、現在、知的障がいのある方が継続して就労することに課題があると言われていると思うんですけれども、現在訓練を行っている人や作業所等に通所している人の中で一般企業等に就職を希望している方たちを臨時職員として雇用して、業務経験を積み重ねながら一般企業への就職を目指すと。そういうチャレンジ雇用というのを東京都や、また他の自治体でもこの制度を取り入れて取り組まれているところがあるんですが、本市においても障がい者雇用の促進のためにもぜひ取り入れてみてはどうかと考えているんですが、今後の御所見をお伺いをしたいと思います。
 それともう1点なんですが、職員研修費の資格取得費助成金による職員力、専門性の向上の取り組みについてなんですが、今回、平成29年度は初年度ということで、まだまだ利用者が顕著と言えないということで先ほど御答弁いただいたんですけれども、やはり合格しないと助成金をいただけないということで、挑戦するのもハードルが高いのかなということを考えているんですが、挑戦する職員を応援する仕組み、また挑戦しやすい環境の整備、そういったことも市として考えているのかお伺いをしたいと思います。また、上限額がたしか10万円となっていたと思うんですが、資格によっては資格取得に数十万かかるような資格もあるということで、そういう資格に挑戦する意味でも今後増額の検討はなかったのかお伺いをしたいと思います。
 それとあと、DVの件なんですけれども、これは再質問ではないんですが、2017年に警察が児相に通告した児童虐待の件数の中で6割が保護者が配偶者の前で暴力を振るったという面前DVだったというような御報告を目にいたしました。非常にこのDVの問題というのは大人だけの問題じゃなくて、子どもにも大きな傷を残していく問題なので、市としてもこちらの問題が社会全体の問題としての取り組みとして捉えられているということだったので、ぜひ絶対暴力はいけないんだということを市を挙げて取り組んでいただけたらと思います。また、いろいろトイレとかにもお知らせがあったりとかお話もあったんですけれども、確かにそれを見て、じゃあ、かけようと思ったって、なかなか件数はとられないと思うんですけど、そういうところがあるということで、それを広く市民にお知らせしていくことで、また誰かを通じてここにつながっていくということもあると思うので、ぜひまたよろしくお願いをしたいと思います。
 それとあと先ほどのこころの相談、やはり男性が少ないということで、なかなか男性の方が電話ですよね、するということも勇気が要ることなのかなと思うんですが、あと、まだまだこの事業が開始されているということが市民全体に行き渡ってないのかな、そこもすごく感じますので、先ほど周知の工夫をして利用していかれるような取り組みをされていくということで御答弁いただきましたけれども、具体的な周知の工夫ということで考えていることがあればお伺いをしたいと思います。
 それとあと最後に、特殊詐欺の自動通話録音機の件で、設置の件なんですけれども、きちんと確認をされて、設置されたかどうか、そこまでもう本当にきめ細かく見ていただいているということで安心──これからですかね。じゃあ、1つここで再質問で、今まで既に設置された方に対しても同じような取り組みをされていたのか、それとも今後の取り組みとして考えられているのかどうか、そこを再度お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  私から2点お答えをいたします。
 初めに、障がい者──精神障がい者、知的障がい者の正規職員としての採用の方向性です。御指摘のとおり、現在、嘱託員につきましては精神障がい者の雇用も行っておりますし、また今年度も採用の枠でそうしたことを行っています。こうした実績と、あと他の自治体の状況等も調査しつつ、また知的・精神障がい者が働きやすい環境、あるいはサポート体制みたいなものも十分課題を整理する必要があると思っております。そうしたことを踏まえた上で今後の方向性をしっかり判断をしていきたいと考えております。
 次にチャレンジ雇用ですけれども、東京都の実施しているチャレンジ雇用、十分調査をさせていただきました。東京都ではチャレンジオフィスという形で実施していて、他の自治体でもそのような状況だと思います。ちょっと款が違うので深く踏み込めないんですが、三鷹市でやっている障がい者の市役所実習、それを通年化するような、雇用ではないですけれども、形態の内容です。そうした中で、やはりこちらもそうした環境をしっかり整備していく必要があることと、何よりもやはりこれは障がい者の就労支援全体の中で考えていく必要がある。三鷹市には障がい者就労支援センターのかけはしもありますので、そうしたところも含めて、しっかり効果的なそうした場を設けるためにはどうしたらいいのか、あるいは障がい者の就労支援全体の中でどのような位置づけを持ったらいいのか、そうしたところを十分検討していく必要があるだろうと考えております。
 私からは以上です。


◯職員課長(井上 忍君)  私からは資格助成の件について再質問に答弁させていただきます。もうちょっと応援方法をさらにという御質問だったかと思いますが、合格しないというのはなかなか、他市の例を見ても難しいかなと思うんですが、先日、研修委員会というのを庁内で開かせていただいたんですが、その中でも委員の皆さんにこの制度での何か気づきとか、対象範囲とか助成額等、遠慮なく言ってほしいということを研修委員の皆さんにはお願いしてあります。まだ取りまとまってございませんので、一定の検討は引き続きさせていただきたいと思います。
 それと、金額の増額を検討してみたらいかがかという御質問でしたけども、この制度を導入するときに他市の状況を調査いたしまして、現在、3万円までは全額、3万円を超えた額については2分の1で10万円を限度とさせていただいていますけども、この額についてはかなり他市よりは大きい額というふうに認識してございます。今年度でも9人中7人全額助成を受けておりますので、今のところ増額というのは具体的には検討しておりませんけども、さらに挑戦したくなるような制度にしていきたいと思っておりますので、今後の申請状況や職員の声も聞きながら検討課題とさせていただければと思います。
 以上でございます。


◯企画経営課長(平山 寛君)  DVの関連の周知の具体的な方策ということでございますが、「広報みたか」、市のホームページというところは基本的なものになってくるかと思いますけれども、男女平等参画審議会では保育園などに配置をしたらというような御意見をいただきまして、その後保育園のほうにもお配りしたというようなこともございますので、子育て支援に関する施設ですとか学校ですとか、そういったところを中心に今後広げていけないかというところを検討してまいりたいと思います。


◯安全安心課長(立仙哲也君)  自動通話録音機の設置につきまして再質問いただきました。今までも実施しておりますが、今後も引き続き実施をしてまいります。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  いろいろとありがとうございました。さまざま取り組みがあって大変だと思うんですけれども、今後ともよろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  じゃあ、よろしくお願いいたします。
 まずは施政方針からですが、先ほどもございました施政方針の63ページの3、まちづくり応援寄附の推進についてお伺いをしたいと思います。代表質問でも伺ったんですが、このクラウドファンディングの活用というのは、寄附文化の醸成に向けて大変三鷹市らしい有意義な手法と考えますが、その上で、今後規定等の整備の御所見、再度お伺いしたいのと、今までは市長、従前、ふるさと納税の返礼合戦には一線を画するというような姿勢を貫かれてきた経緯があろうかと思いますが、先日の報道では何やら返礼品のことに関して含みを持たせるというような見出しが躍りました。この税制のほうもずっとこれからも定着していくかと思うんですが、今後のこうした財政への影響を踏まえた今の状況、このクラウドファンディングの運用の規定とふるさと納税の件に関して、市長の御所見を再度お伺いしたいと思います。
 続きまして、先ほどと重なりますが、予算書の117ページの事項6.ホームページ関係費でございます。この使い勝手の改善というのが、不断の見直しというのが常に必要なホームページだと思うんですが、いわゆるトップページの総合サービス案内の欄で、例えばライフステージごとの表記とするとか、あとはよくある質問と回答がホームページに載せられていると思いますが、開くとわかりづらいというお声もいただいております。この利用の状況というのはどのように分析をされて、また、どのような機能が改善に向けて必要とお考えなのかお伺いをしたいと思います。
 続きまして、働き方改革、予算書の121ページ、事項9.働き方改革応援事業費でございます。働き方応援改革のこの事業では、いわゆるコミュニティバスに「Happy Life Happy Work」という、Pokiをモチーフとしたラッピングバスを運行してきたり、また広報の特集記事、市のホームページ、案内チラシ等、啓発を行ってきたと思うんですが、その評価と効果についてどのように捉えられているのか、その上で当該年度の、ちょっと取り組みについてお伺いしたいと思います。この働き方改革応援プロジェクトの一環として、市内事業者等を対象にライフ・ワーク・バランス意識実態調査を実施し、結果を踏まえたこのライフ・ワーク・バランスの実現に向けての取り組みを行うモデル事業所を選定して行ってきたと思われますが、当該年度の支援の拡充をするための工夫や取り組み、どのようにお考えでいらっしゃるのかお伺いしたいと思います。そして、モデル事業への働き方改革支援者の協力なしにこれは進められない事業であると思いますが、実際の派遣までのタイムラグというか、急な派遣要請にならないような工夫とか、働き方改革支援者がスケジュールを立てるのに苦慮しないような取り組みが必要と思いますが、この計画について御所見をお伺いしたいと思います。
 続きまして、予算書の123ページ、事項10.国際交流推進費でございます。国際交流協会におけます通訳・翻訳ボランティアの登録件数がふえているということを伺っているんですが、利用率が低い状況にあるとも聞いております。PR方法や利用方法の工夫や改善が必要だと思われますが、これからどのように進んでいくのでしょうか、お伺いしたいと思います。
 これに関連いたしまして、東京2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて、この観光という部分では款が違ってくるかと思うんですが、外国人観光客へのこうした三鷹の魅力のPRということがこれから重要になっていくかと思います。この国際交流推進における調査・研究というのはどのように進んでいらっしゃるのか、またその連携という部分についてはどのような取り組みをしていただいているのかお伺いしたいと思います。
 次に、情報環境の整備について、予算書124ページの情報推進費でございます。総務省が示した自治体情報システム強靱性向上モデルを踏まえたインターネット接続系ネットワークと内部業務系ネットワークの分離等による情報セキュリティーの強化についての進捗度合い、取り組みをお伺いしたいと思います。今回の自治体クラウドの導入による3市による情報システムの共同に関する協定の締結の中で、共同化を図るための経費負担やシステム仕様、そしてSLA(サービス・レベル・アグリーメント)等の基本的事項の合意はどのような状況なのでしょうか、お伺いをしたいと思います。
 先ほどとまた重なりますが、市民センター周辺地区バリアフリー化整備についてお伺いします。予算書131ページの事項4.市民センター周辺のバリアフリー化整備事業ですが、人見街道沿いの歩道の一部が拡幅3メートルということでありましたが、現在ない点字ブロックの設置、こうした推進の状況にはどのような状況があるのかお伺いしたいと思います。また、市民センターに隣接しております樹木や花壇、こうしたものは残すことが可能なのか。また、新たにほっとベンチの設置等の状況はどうなのか。そして、自転車の通行はどのように考えているのでしょうか。市民センターのこちら西側ですかね、駐車場入り口のところが、ちょうどバス停と駐車場の入り口が連なっているというか、つながっている状況がございまして、かなり自転車の通行が危険だなという感覚があるんですが、この点についてお伺いをしたいと思います。
 以上、よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  まず1点目の御質問で、まちづくり応援寄附のクラウドファンディングの意義と、それから財政への影響を踏まえた返礼品等の検討の状況についてお答えいたします。私自身、やはり三鷹市は品格ある自治体としてどのような対応が必要かということをさまざまな事業の中で常に考えているわけですが、昨年度、やはり厳しい状況を判断して、市議会にも御承認いただいてクラウドファンディングを初めて山本有三記念館の改修事業費に向けて実施をいたしました。そうしましたら、そのときに年間パスのことやら、あるいは寄附いただいた方のお名前を一定金額以上であれば掲出させていただくというようなことを始めさせていただきましたら、大変好反応を市民の皆様、市外の皆様からいただきました。これを踏まえまして、決して物ではなく、顕彰させていただくあり方というのはもう少し丁寧に研究したほうがいいというふうに思います。それから、市議会の皆様からも、この厳しい状況の中、三鷹市としても返礼品についてやはり検討すべきではないかと。その中で三鷹市独自の文化財や社会資源を生かしたあり方で考えてはどうかと、こういう御提案に基づく問題提起もございましたので、私としてもやはりこのところは丁寧に慎重に、どのようなあり方で、返礼品という表現よりも、寄附をされた方の顕彰といいましょうか、感謝のあらわし方というんでしょうか。それは思い切って今年度末から来年度にかけては検討を開始しようというふうに思っています。とりわけ事例としての文化施設である山本有三記念館の取り組みから始めさせていただいたことが私にとっては大きな意義あることだというふうに思っていますので、今後、来年度は太宰 治の記念事業も含め、いろいろな角度から可能性をやはり検証して前向きにいきたいと思っています。
 2点目は働き方改革についてお答えいたします。三鷹版働き方改革につきまして、私自身も9社の支援をされている社会保険労務士の皆様と対話の時間を持ちました。そのとき本当にありがたかったんですけれども、今年度末の事業発表会、9社のうち二、三社ぐらいお願いできたらと思っておりましたら、協働されている社会保険労務士の方から、いや、市長、それは違うんですよと。9社それぞれが、それぞれの類型も違うわけですし、全部報告したいと言ってくれていますと。やはり一定の効果がなければ御報告のインセンティブはなかったと思うんですね。やはり私は今回、三鷹市及び社会保険労務士という専門家の皆様の協働の中から取り組みを進めたことの一定の成果が平成29年度末の発表会の取り組みにもあらわれると思っています。発表会はこれからでございますけれども、私としては今後とも具体的な9社の事例を出発点に、来年度、この9社の皆様の支援もそれなりに継続しながら拡充をして、より一層、多様な類型はありますが、三鷹市の事業所の皆様の働き方改革、ライフ・ワーク・バランスの実現に向けての多様性を尊重しつつも、着実な進展に協力をさせていただければと思っています。
 さて、国際交流について、東京2020オリンピック・パラリンピックを踏まえて外国人支援をどのように進めていくかということでございます。国際交流協会の取り組みがまず実績として重要でございますので、この間で申し上げますと、国際交流協会との連携を東京2020オリンピック・パラリンピック、いわゆる観光も含めて、生活者支援も含めて、いわゆるよい意味でのダイバーシティーの支援のために連携力を強めていければと、このように考えております。
 私からの最後でございますが、自治体クラウドに関しての現状です。立川市、日野市、三鷹市がほぼ同様の人口規模で、しかも基幹系システムの更新の時期が重なるということで、3市の市長が直接対話をしながら方向性を確認し、実務の情報関係の職員が密な連携をしながら、このたびの覚書になりました。具体的な方向性としては、セキュリティーの確保、個人情報の保護、それが最優先でございますが、加えてコストカットとして目標を2割は減らそうと。そもそも先ほどの質問委員に対する担当部長の答弁にもありましたように、とにかく経費がかかるのがシステムの改修であり更新です。サービスが充実すればするほど。しかし自治体クラウドという、総務省省令の中でインターネットの分離も比較的スムーズに進んでおります。東京都との連携もあり、進捗状況は順調です。ただ、職員にとっては、分離したことによる不便さ、非効率性がないと言ったらうそになりますが、私たちが守らなければいけないのは市民の皆様の情報ですから、したがって、不用意にインターネットにつながらない、分離した仕組みの中で自治体クラウドについてもコストの面、セキュリティーの面を確保しながら進めてまいります。
 私からは以上です。


◯広報担当課長(鎮目 司君)  私からはホームページリニューアルについてお答えをいたします。
 まず最初1点目、総合サービス案内の考え方についてでございます。現在、総合サービス案内、6つのカテゴリーを持っているんですが、今回リニューアルに際しまして、こちらのカテゴリーのそれぞれの文言ですとか、またジャンルの何を網羅するかという点について今検討を進めておりまして、例えば間近に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会も控えておりますことから、スポーツというジャンルがどこかに入ってもいいんじゃないかということを今検討しております。また、生涯学習という分野も、今現在カテゴリーとしては立てていないのですが、こちらも明示する形で立てるのがいいんじゃないかということで検討を進めている要素でございます。なかなか今、本格的な検討をスタートした直後でございますので、具体的に申し上げられる事例というのは少ないんですが、もう1点、QアンドAについてお答えをいたします。このQアンドAにつきましては、従前は相談・情報課のほうで管理をしている市ホームページとは異なるシステムでございました。それが、平成28年度でしたか、更新の時期を迎えた際に市ホームページに吸収する形で今移設をしているところでございます。もともとQアンドA方式というのが以前、10年ぐらい前でしょうか、かなりトレンドになった時期がございまして、そのころと現在の背景の違いといいますか、今は皆様がQアンドAから自分の探したい項目を見つけるのではなくて、いわゆる検索サイトから御自身でさまざまなキーワードを組み合わせてそういった事例を見つけるような時代に、ちょっと時代の変化があるというふうに把握をしております。ですので、今後リニューアルに当たりましては、QアンドAのあり方についてもきちんと検討しなければいけないなということで課題として認識をしているところでございます。
 以上でございます。


◯企画経営課長(平山 寛君)  まず、働き方改革のラッピングバス等々の効果というようなところでございますけれども、こちらのほう、やはり6路線、コミュニティバス、ああいった形で非常にきれいなデザインで市民の方の目を引くような形での「Happy Life Happy Work」ということでございますので、非常に好評を得て、このバスからライフ・ワーク・バランスのことについて御存じになられた方がいらっしゃるのではないかと思います。また、まち・ひと・しごと創生総合戦略会議の中でも、こうした取り組みについてはやはり自治体として着実に取り組んでいるというところは少ない中で、非常に重要な取り組みであるというふうな御評価をいただいているところでございます。
 そして、働き方改革の支援者、社会保険労務士の皆様との連携の部分でございますけれども、平成30年度取り組むに当たりまして、今現在、代表の方といろいろと円滑な導入、平成30年度のスタートに向けてスケジュール調整等をしているところでございます。いろいろとやはり社会保険労務士の皆様も繁忙期等もございますので、そうしたところ、または御協力いただける人数ですとか、時間帯ですとか、そういったところをきめ細かく御調整をさせていただきながら、しっかりと事業に取り組んでまいりたいと考えております。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  先ほどの国際交流の御質問の中で通訳・翻訳ボランティアの活用、利用というような御質問がございました。実はMISHOPのほうで行っております通訳・翻訳サービスなんですけれども、基本的には市役所ですとか、小・中学校の諸手続の際に御利用いただけるという形になっております。ですので、どこに行くにも通訳・翻訳さんがついていくというわけにはいかないというのが今の制度でございます。しかも、そういった中でも利用が少ないというのは、もちろんこのことが外国籍市民の皆様に余り知られていないというのが1つあろうかと思います。また一方で、各保育園ですとか小学校ですとか、そういった現地のほうでもこういうものが活用できるんだよということをもう少し皆さんに広くPRして、お互い、利用者、そして説明する側、サービスを提供する側、両者のほうからのこういう情報の共有の中でさらに活用を図っていければいいのではないかというふうに考えております。


◯地域情報化・番号制度担当課長(白戸謙一君)  私から情報セキュリティーの強化についてお答えをさせていただきます。先ほどからありましたとおり、ネットワークの分離ということでセキュリティーの向上を図ったわけでございますが、そのほかにもメールやウエブ閲覧等のインターネット接続、これにつきましては都道府県経由で行うこととされていることから、東京都のセキュリティクラウド経由でインターネットを利用している状況でございます。東京都のセキュリティクラウドでは高度な相関分析によりましてウイルスつきメールを削除するなどの機能を有しておりまして、運用が始まりました平成29年7月以降、ウイルスつきメールが大幅に減少するなど、自治体情報システム強靱性向上モデルに基づく対策の効果が出てきているものと考えているところでございます。なお、情報セキュリティーのさらなる向上に向けましては、職員の運用が非常に重要と考えておりますので、技術的な対応を行うとともに、職員の研修等の充実を図ってまいりたいと考えております。
 それともう1点、自治体クラウドの関係で、先ほどの御質問の経費負担のあり方やシステム仕様、あるいはサービス・レベル・アグリーメント、こういった御質問がございましたけれども、これにつきましては今回の協定内容には含まれておりませんで、平成30年度に基本計画の策定やシステムの要件定義書の作成を行うこととしておりますので、平成30年度以降に具体的な検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  市民センター周辺のバリアフリー化についてお答えいたします。市民センター周辺のバリアフリー化につきましては、バスベイ──北側のバスベイと南側のバスベイと両方入っておりまして、まず1点目の点字ブロックの状況については北側のバスベイのことだと思われますけれども、こちらについては現在建築中の建物の前、建築主さん、所有者様に御協力いただいて、歩道幅員を1.3メートルから2.0メートルに拡幅整備をいたします。したがいまして、そこの部分については点字ブロックを敷設することができますので、極力延長していきたいというふうに考えてございます。
 それと樹木、花壇でございますけれども、北側については歩行空間を広げることになりますので、その歩行空間の支障になる花壇等については撤去させていただくことになります。南側のバスベイについても、ここは3メートル程度延長をするわけなんですが、それで一部小さな花壇が、植栽帯が当たりますので、そこについては撤去させていただいて広げることになります。
 それと自転車の通行についてでございますけれども、これは多分にマナーの問題ということになろうかと思いますけれども、これについては三鷹警察さんとも啓発活動を連携をとりながら行っていくことと、春の交通安全キャンペーンにおきましても、やむを得ず歩道を自転車が通行する場合は極力歩行者優先でというようなことを打ち出そうと思っておりますので、啓発活動で対応したいと思います。
 それとほっとベンチについてですけれども、場所、今も石のベンチがあったりとかしておりますので、支障になるものは撤去したりしますけれども、スペースに応じて今後も設置していきたいというふうに考えてございます。
 以上でございます。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございます。自治体クラウドの件はこれから御契約ということを伺いました。また、これ、本当にかなり注目されているかというふうに思いますので、またしっかり3市の足並みをそろえていただいて進めていっていただければと思います。
 それから、今、市民センター周辺のバリアフリー化推進ということで、先ほどちょっと聞き忘れちゃったんで、ほかの事業にもちょっとかかわってくることなんですが、市民センター周辺ということでお伺いをさせていただきますが、この庁舎で、庁舎の中でも車椅子で働いていらっしゃる方がいらっしゃるかと思いますが、多分市役所の職員用通路というのがB1になっていまして、閉庁時間をある程度過ぎますと、この地下からスロープを上がってという形だと思うんですが、こうした部分での、庁舎のことというのが今ほかの部分でも出ていますけれども、こうした部分の配慮も必要なのかなって常々思ってて、なかなか聞けなかった経緯があるんですが、これに関してちょっと1点再質問させていただければと思います。
 あと、ちょっと時間なくなるかと思うんですが、中央防災公園の元気創造プラザ管理運営費におきまして、開設からもういよいよ1年を経るかなというふうに思うんですが、この施設として、施設の管理運営という部分で、昨年、商工まつりが井の頭公園の西園に移動して開催されたという経緯がありますし、農業祭はこの防災公園周辺でやられたという経緯がございます。こうした部分のノウハウというのがある程度できてきているのかなと思うんですが、今後のイベント等の使用の基準等、何か決まったことがあるのか教えていただきたいと思います。


◯契約管理課長(富永幹雄君)  ただいまの再質問にお答えさせていただきます。車椅子等を使用した職員の、いわゆるバリアフリー対応ということで御質疑をいただいたかと思います。実際、本庁舎に勤務する職員につきましては、通勤時、退庁時も基本スロープを利用させていただいているという状況がございます。そういった直接の要望を職員から今受けているわけではないんですけれども、確かにスロープでの上り下りというのは若干危険、それから労力を伴うというような部分があるかというふうに思います。施設整備的には現在なかなかちょっと厳しい部分は正直ございますが、例えばですけれども、セキュリティーにも配慮しながら、例えば1階の自動ドアを活用するとか、そういったことも配慮しながら対応を検討してまいりたいと思います。
 私からは以上です。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  防災公園の関係のさまざまなイベントについての今後のノウハウの活用ですけれども、平成29年度もオープニングイベントを皮切りに、オリパラのフラッグイベントや農業祭、スポフェス、また駅伝大会のスタートとゴールということで、さまざまイベントを開催いたしました。その中でやはり来館される方の動線とか、安全管理のための案内表示とか、そういったものは非常に重要であるということをノウハウとして蓄積しておりますので、いろんな──日本無線中央広場を含め、東広場、西広場も含めた全体的なバランスを持ったイベントが開催できるよう、今後も、平成30年度も検討していきたいと思っております。


◯委員(粕谷 稔君)  50秒しかございませんので、これで終わらせていただきます。多岐にわたる質問に御答弁いただきまして、ありがとうございました。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で公明党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、民進党。


◯委員(岩見大三君)  では、よろしくお願いいたします。
 まず、予算説明書119ページ、総合オンブズマン関係費について伺います。市民の市政に関する苦情を公正かつ中立な立場で迅速に処理することにより、市民の権利利益を擁護し、市政に対する市民の信頼性を高め、公正で透明な市政の一層の推進を図ることを目的として2000年10月からスタートしたという記述がございます。これまでの取り組みから改めて制度の意義と成果についてお示しをいただきたいと思います。また、ここ数年の申し立て件数は5件から7件ぐらいで推移をいたしておりますが、その事案についてはどのような傾向にあるでしょうか、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、予算説明書121ページ、非核・平和事業費について伺います。先ほど来、他の委員から質問がありまして、今年度の取り組みについては理解させていただきました。非常に、言ってみれば国際情勢が緊迫する中で、改めてこの非核・平和ということに思いをはせなければいけないなというふうにも個人的には思うわけなんですが、この事業を通しまして、改めて非核・平和に対する思いというものをお伺いできればというふうに思います。
 続きまして、施政方針64ページ、ガイドマップ及び外国語版市民便利帳の改訂について伺います。これも先ほど来さまざまな議論がありまして、大抵のことは理解させていただいたんですが、念のため確認をしたいと思います。今回、歴史、芸術・文化、観光などの項目を新たに追加したということで、2年ぶり、5年ぶりの改訂というようなことで、今回項目を追加した狙いや目的について確認をしたいと思います。それと、これはもしわかればなんですが、ガイドマップあるいは市民便利帳を受け取った方の評判、評価などもわかればお示しをいただきたいと思います。
 続きまして、予算概要の66ページ、第4次三鷹市基本計画の第2次改定についてであります。こちらの三鷹まちづくり総研のほうで三鷹の将来に関する課題を今後調査・研究されるというようなことで、済みません、端的にこのことについて、これは事前から取り組んでいることと共通なのかどうかあれなんですが、今年度の取り組みについて伺いたいと思います。
 続きまして、同じく予算概要の67ページ、情報セキュリティー対策のさらなる向上ということで伺いたいと思います。近年、さまざまな企業や国に至るまでサイバー攻撃の脅威にさらされているということを感じております。自治体としても常にそのような意識を持って対策を講じることが重要と思い、三鷹市もそのように取り組んできたと思われます。その上で幾つかお伺いをいたします。サイバー攻撃に対する訓練等を継続して実施しとございますが、これまでの取り組みとともに、今年度はどのような訓練となるのでしょうか。また、マイナンバーに関するシステムのサイバー攻撃からの防御策についてもお示しをいただきたいと思います。
 続きまして、同じく予算概要の69ページ、市庁舎・議場棟等建替え基本構想の策定について伺います。この基本的な考え方のこちらのほうを拝見をいたしまして、この中の基本コンセプトというようなところで、要は、1つは市民に対して、何といいますか、見える化といいますか、開かれた市庁舎というか、そういういわゆる公開性といった観点というようなことで、これはハード面、ソフト面、やたらと公開すればいいということではないんですけど、そうした面についての、もし現状のお考えについてお伺いできればと思います。それと、若手職員の公募やワーキングチームの設置というようなことがあって、かなり長期間にわたってやはり検討しなきゃいけないということで、若手職員の公募というようなことがあろうかと思いますが、この点の取り組みをもう少し具体的に教えていただければと思います。
 それで、最後の質問になります。同じく概要の74ページ、防犯カメラ設置への支援等の実施について伺います。市内の防犯カメラの設置件数も年々ふえてきております。これまでの取り組みから、犯罪発生の抑制についてどの程度効果があったと検証されているか、御所見を伺います。また、今年度は4町会1商店会の設置支援と市による独自設置を予定されておりますが、防犯カメラの設置に関しては将来的にどの程度の範囲までお考えでしょうか。また、防犯カメラの映像の保存期間は1週間と聞いておりますが、それはどのような理由で規定されているのでしょうか、伺います。
 どうぞよろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  私から何点かお答えします。
 1点目は総合オンブズマンについての意義をどう考えているかという御質問にお答えいたします。私が市長になります前からオンブズマン制度というのを三鷹市は持っていました。このことは大変私は重要なことだというふうに思っています。行政サービスの質の向上のために、やはり市民の皆様が行政のサービスについてしっかりと第三者に申し立てをして、その調査検討の上で改革、改善に向けていくと、そういう機能を総合オンブズマンは果たしていただいています。現在も2人いらして、男性の弁護士の方と女性の大学研究者でとりわけ福祉を専門とする方にお願いをしているわけですが、しかるべき時期に必ず総合オンブズマンのお二人からは御報告を受けておりますけれども、大変丁寧な取り組みをしていただいておりまして、申し立てた方からは何度も対話をしていただいているということでございます。私としては、行政が市議会によって審査され、そしていろいろな意味で緊張感を持って監査していただいているわけですが、加えて住民サービスの質の確保のために総合オンブズマン制度がこれからも有意義に活用していただければと思っています。
 2点目の御質問が非核・平和施策に関する思いについてどうかということです。このきのうきょうの報道では、朝鮮半島のことにつきましても、韓国、北朝鮮の対話が進んだり、あるいはアメリカ合衆国と北朝鮮との対話が予定されていたり、急遽、内閣総理大臣が訪米するというような報道がなされているわけで、本当にこの短い24時間の間に大変急激に国際情勢というのは動いていくなというふうに思うわけですが、残念ながら、世界を見渡すと、非核という状況にはないわけですし、しかも紛争や戦争があるという状況に日本も思いをいたさなければならないというふうに思います。私たちはまさに戦争をした国だったわけで、多くの皆さんは、私も含めてその後生まれているわけですが、しかし、忘れてはならない戦争の体験と、そして唯一の戦争による被爆国だということの中から、常なる平和を希求するという三鷹市の基本構想に基づいた取り組みを市議会の皆様と御一緒に進めていきたいと改めて思っています。
 次に、三鷹まちづくり総合研究所が計画改定に向けて進めていくことですが、予算概要の66ページの9番目に列挙してありますが、先ほどの質問委員さんに担当課長より答弁をさせていただきましたが、基本的には無作為抽出の市民の皆様の市民満足度・意向調査を前倒しをして、職員のワーキングチームでまとめてもらう三鷹を考える論点データ集と有機的な連携を持ちつつ、市民の皆様に三鷹の実情をよく御理解いただきながら、次なる政策課題を三鷹まちづくり総合研究所における調査研究会によってあぶり出していただくということです。私は常に行政というのは謙虚でなければいけないと思っていまして、冷静な研究・調査とエビデンス・ベースド・ポリシー・メーキングにあらわれているような淡々とした客観的なデータに基づく、その検証を含め、そして市民の皆様の生の声を聞いているのが市役所ですから、市議会議員の皆様の生の声も通して、それをどう具体化していくかという、そういう丁寧な準備の1年にしていきたいと考えています。
 私からの最後の答弁ですが、市庁舎・議場棟等建てかえの基本コンセプトにかかわる御質問をいただきました。市役所というのは単に市民の皆様に行政サービスを提供する場所であるかどうかということがやはり未来志向の庁舎・議場棟等を考えていくときには重要な視点だと思います。したがって、基本的な考え方の基本方針の基礎にはまず、三鷹に住み、働き、学び、活動する市民の参加と協働の拠点というふうに位置づけさせていただいているわけですから、質問委員さんが言われた市民への公開性、オープン性というか、そういうことがまさに基本コンセプトの基礎の基礎に置かれているわけでございまして、もちろん言うまでもなく、市議会議員さんは、市長もそうですが、選挙で選ばれた市民代表なわけですから、市議会の御活動もまさにオープンなものとして、より一層市民の皆様に身近になるように、そんな拠点性というのがまさに「人間のあすへのまち」を象徴する市庁舎、そして議場棟になるのではないかなと考えております。
 私からは以上です。


◯相談・情報課長(新藤 豊君)  総合オンブズマンに関して、最近の動向について答弁させていただきます。近年、学童保育所、それから保育園の入所がなかなか厳しい状況がありまして、この手続について苦情が寄せられることが目についています。オンブズマンの調査の中で明らかになったこととして、やはり手続もなかなか大変ですので、我々職員の側の説明がちょっとわかりにくかった、あるいは資料に少し改善をすべき必要がある、このようなオンブズマンさんの意見をいただいて、各担当課でも改善に向けた取り組みを進めています。このあたりが動向とともに効果と言えると思います。
 以上です。


◯広報担当課長(鎮目 司君)  私からはガイドマップ及び外国語版市民便利帳の改訂についてお答えいたします。
 まず、施政方針、予算の概要64ページに記載をしております外国語版市民便利帳の改訂に当たり、歴史、芸術・文化、観光などの項目を追加するとした狙いについてお答えいたします。こちらは、先ほども申しましたように、間近に控える東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催や、また近年の外国人観光客の増加の傾向などを踏まえまして、これまで以上に外国籍住民の皆様に三鷹市の魅力を知っていただけるような項目を追加できればということで考えているものでございます。例えば歴史につきましては、旧石器時代から現在に至るまでの三鷹市の歴史でありますとか、また柴田勝家兜塚に代表されます三鷹市の登録史跡などもございますので、そうしたものを紹介できればと今は考えております。また、芸術・文化におきましては、三鷹の森ジブリ美術館、国立天文台、そしてこの3月にリニューアルオープンをいたします山本有三記念館などの特集ページを掲載できればと考えております。またあわせて、昨年3月から三鷹のキャラクターPokiをラッピングしまして好評いただいておりますコミュニティバスのルート図などもあわせて掲載をしまして、紹介した観光のルート案内のような形で使っていただくことも想定しているところでございます。
 もう1点、ガイドマップ並びに外国語版市民便利帳への評価についてお答えいたします。こちら、ガイドマップにつきましては現在、消費税込み100円で有償頒布をしておりますが、市の有償刊行物の中で最も部数が売れているというような状況もありまして、一定の評価を得ているのかなと捉えております。それと、外国語版市民便利帳への評価につきましては、みたか国際化円卓会議の委員の皆様や国際交流協会(MISHOP)の会員の皆様からいただいている評価が幾つかございますので御紹介いたします。翻訳の精度が非常に高く、少なくとも英語にはスペルミスが1つもないというようなお声をいただいております。また、日常生活を送る上で必要な情報が幅広く網羅されており、来日間もない方には特に有用であるといったお声をいただいております。また最後に、ページ順の目次に加えまして、現行版から追加をいたしました目的別のインデックスが非常に使いやすいというお声もいただいているところでございます。
 私からは以上です。


◯地域情報化・番号制度担当課長(白戸謙一君)  情報セキュリティーに関する質問にお答えをいたします。
 まず1つ目のサイバー攻撃に対する訓練でございますけれども、これは平成28年度に2回、対象職員100名に対して行っておりまして、1回目につきましては19%の職員が添付ファイルを開いてしまったということがございましたが、2回目の訓練では3%の職員しか開かなかったというような効果が出ているところでございます。平成29年度におきましては、国の進める情報セキュリティーの強靱性向上の関係でございまして、高度な情報セキュリティー対策のために、こうした標的型攻撃メールを模した訓練用のメールも内部に届かないような状況になっているところでございます。そのため、平成30年度には万一パソコン等がウイルスに感染してしまった場合などを想定しました対応訓練等が有効ではないかというふうに考えているところでございます。
 もう1点、マイナンバーに関する訓練ということでございますけれども、これにつきましては、マイナンバー制度、マイナンバー事務に特化した訓練というのは行ってはいないところでございますが、マイナンバー利用事務のシステムにつきましては、これはインターネットや内部事務系ともまた別のネットワークで使っておりまして、完全に分離したネットワークで利用しているところでございます。また、ほかの自治体と情報連携を行う場合にも、国の行政専用のネットワークを使っておりますので、情報漏えい等の危険はかなり低いものではございますけれども、万一の場合には自治体と国・東京都、あるいは国の第三者機関であります個人情報保護委員会と連携する体制が整えられているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯企画経営課長(平山 寛君)  庁舎・議場棟等建てかえに向けて、基本構想の若手職員の参加というところでございますけれども、現在、基本構想の策定に当たりまして庁舎利用環境調査というものを実施している中で、職員につきましては業務特性に関する調査依頼をいたしましてヒアリング等を実施して職員の意見を聞いているところでございます。また、この後、構想から計画へと移っていくわけですけれども、計画を策定していく段階にありましては職員へのグループインタビューですとか、さらには職員アンケートとか、そういったもの等々、きめ細かく職員からの意見をきちんと反映した計画づくりを行ってまいりたいと考えております。


◯安全安心課長(立仙哲也君)  防犯カメラの設置につきまして3点ほど御質問いただきました。順次お答えをしてまいります。
 まず1点目、防犯カメラ設置の取り組みによる効果の検証でございます。防犯カメラ設置によって件数がどれだけ減ったというようなことはデータを持っておりませんが、ただ件数が平成17年の一番多かったころが2,714件という件数でございましたが、昨年、平成29年1年間の犯罪認知件数が1,143件まで減っていると、半分以下に減っているということが、防犯カメラの設置だけではなくて、青色の安全安心パトロール、それから市民の方による安全安心パトロール、事業者の車による見守りの目、そういったものによって犯罪の認知件数が減っているというようなことを思っております。
 2点目でございます。防犯カメラの今後の設置の方向性でございます。施政方針にございますように、来年度、平成30年度は上連雀四ツ葉自治会、それから上連雀一丁目町会、これが三鷹駅周辺、それから深大寺町会、大沢原町会、これが西部周辺という形になっておりますので、今後は東部の町会・自治会に働きかけをしまして設置を進めていきたいというふうに考えております。
 最後、3点目でございます。防犯カメラのデータの保管期間について、7日間についてということで御質問がございました。画像データの保管期間につきましては、三鷹市防犯カメラの設置及び運用に関する条例施行規則の第7条によりまして、正当な理由がある場合を除いては7日間とするという規定がございますので、それにのっとりましてお願いしているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(岩見大三君)  御答弁ありがとうございます。それでは、幾つか再質問のほうをさせていただきたいと思います。
 まず、情報セキュリティー対策のさらなる向上の中で、サイバー攻撃ということで今回は中心的に質問させていただきました。専門家によると、ちょっとつけ焼き刃で恐縮なんですが、東京2020に向けてサイバー攻撃というのはかなり増加するのではないかというような見方があるみたいで、本当に市としても今現状の取り組みなど力を入れていらっしゃるというふうに思っているところでありますが、これも専門家の指摘というようなことで、今後自治体がこのサイバー攻撃あるいはセキュリティー施策ということを推進していく場合に非常に重要なことがあると。1つは自治体幹部による統制の実現ということで、何かシステムに起こった場合、業務そのものが停止をしてしまう可能性があると。そのような場合、そういう重要な判断が情報システム担当ではなかなか下せないというようなことから、そうした統制ということを考えるべきだということ。あとはこのインシデントの対応というようなこと。そして、あるいはセキュリティー対策の専門部隊みたいなこと。そうしたことも踏まえまして、恐らく現状の対策でもあると思うんですけど、現状と今後のこのセキュリティー対策のあり方について再度お伺いしたいと思います。
 あともう1点、防犯カメラの設置の件でありまして、この防犯カメラの、要するに映像が1週間というようなことで条例規定があるというようなことでありますので、例えば、ある犯罪が発生するということの事案があって、要するに1週間以上経過をして、その犯罪の映像があるといった場合に、現実問題、証拠物件としてその映像を1週間以上経過しても取り出せるかどうかという、そのちょっと確認みたいな質問なんですが、以上2点、よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  私から1点目についてお答えします。いわゆるサイバー攻撃が増加するおそれがある中、セキュリティーをどういうふうに三鷹市として担保していくかということでございます。私自身、2003年度からISO、すなわちインフォメーションセキュリティーの認証をですね、情報セキュリティマネジメントシステムの認証を受けておりまして、現在ではISO27001の認証を継続して受けております。今年度もトップインタビューという結構厳しいインタビューがあって、私と、それから担当の副市長及び教育長もまずデプスインタビューを受けるんですが、そのことだけではなくて、担当副市長を委員長とする情報セキュリティーの委員会を持っておりまして、その組織でさまざまな事案等についても検証しながら取り組んでおります。先ほど来答弁させていただいておりますように、国の通知もございましたけれども、インターネットと分離をすることができておりまして、東京都のセキュリティー度の高いクラウドを使ってインターネットとも接続していることもあり、現時点、従来の脅威よりも低減化されているというのが実情です。しかしながら、全くおそれがないわけではございませんので、引き続き──詳しい対応策を言ってしまうと、攻める人にそれが知られてしまうので、この場でなかなか詳細は答弁できませんけれども、私たちとしてはとにかくセキュリティー度をアップするというのが常なる使命だと思っておりますので、とりわけインターネットの利便性の陰は今御質問のサイバー攻撃になるわけですから、重大インシデントの対応を含めて、引き続き客観的なISO27001の認証も受けつつ、そうした認証機関の助言も受けつつ、また私自身は総務省と密接な連携をとることが重要だと思っておりまして、市長本人も担当者もこの情報セキュリティー担当の総務省の皆さんと最新の情報を得るという交流もしておりますので、引き続き感度よく、本当に安心し過ぎないで、常なるセキュリティーの向上に向けて努めてまいります。


◯安全安心課長(立仙哲也君)  追加質問をいただきましたので、お答えいたします。1週間後、経過後の映像を取り出せるかという御質問だったと思いますが、映像自体は取り出すことはできます。ただ、1週間たつと映像を上書きをしていくという形になっていますので、実際問題として取り出しても役に立たないという形になるかなというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。何とお答えしてよいのやら、ちょっとあれなんですけど、そうですね。そういう事案は基本的に余りないと思うんですけど、そういったことも一応今後の対策上はお考えになって今後御検討していただければと思います。
 他の質問に関しては、済みません、そういう形で理解をさせていただきまして、市長のほうからも丁寧な御答弁いただきまして、ありがとうございます。
 それでは、こちらの質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。


◯委員(石原 恒君)  では、よろしくお願いいたします。
 予算説明書123ページ、事項1.三鷹中央防災公園・元気創造プラザ管理運営費と、あと131ページ、事項1.市庁舎・議場棟等建替え基本構想策定関係費、これは関係しているのでまとめました。昨年4月に三鷹中央防災公園・元気創造プラザがオープンしまして、多くの方から親しまれ、利用されています。市民からの御意見がオープンから直近までの数で900件を超え、多くは改善を求める御意見が多かったというふうに伺っています。一方、評価する御意見もあるというふうに伺っております。市長初め市の職員も真摯に受けとめようということで、元気創造プラザ1階の利用者意見のコーナーを設け、御意見とともに御回答も掲示いただいている現状であります。私もそれを拝見させていただきました。そして、私は、生涯学習センターを初めいろいろな施設があるんですけども、昨年の秋からいろいろ参加をさせていただきまして、学習室、ホール、料理実習室を利用させていただいて、非常にいい施設だなというふうに感じております。しかしながら、さまざま利用者もいらっしゃいますので、感想も違ってくるのも当然かと思います。そこで、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの仕様を決めるに当たって、市民意見、団体意見をどのように伺ってきたのか、そのプロセスが重要だと考えています。さて、平成28年8月、庁舎等建替えに向けた基本的な枠組みに関する研究会を設置し、10カ月にわたる調査・研究の後、平成29年6月に提言などが盛り込まれた報告書が市に提示されました。その後、10月には市民意向調査、ことしの2月にはまちづくりディスカッション、そして5月にはワークショップ、その後には基本構想案、基本構想策定を予定しております。三鷹中央防災公園・元気創造プラザは、福祉会館、社会教育会館の代替施設になる方、それぞれの利用者、利用団体の登録されている方々の御意見は伺ってこられたというふうに伺っております。庁舎建てかえのようなまちづくりディスカッションやワークショップを実施してきていなかったというふうに伺っていますが、公共施設をつくる際にこの市民意見を聞くための具体的なプロセスについてどのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。
 先日行ったまちづくりディスカッションは参加者全員が無作為抽出で決められたというふうに伺っております。無作為抽出としたために障がい者が含まれていませんでした。先ほどバリアフリー、ユニバーサルデザインについての考え方についても御説明がありましたが、市庁舎・議場棟等建てかえには当事者の意見が不可欠というふうに考えます。まちづくりディスカッションを無作為としたことによって障がい者が加われないということは考えなかったのでしょうか。また、5月に行われるワークショップに障がい者当事者を加えるお考えがあるのかないのかお答えください。
 予算説明書125ページ、事項3.地域情報化推進関係費についてお尋ねします。みたか地域SNS(ポキネット)については、インターネット上のコミュニケーションの場として平成19年に開設し、3,000人を超える登録者のツールとなりました。利用者による実際に顔を合わせるオフ会や災害情報発信モードの機能を使った災害対策訓練も実施してきました。しかし、近年では民間事業者による多様な、フェイスブックやツイッター、LINEなどの普及により、ポキネットの新規登録者やアクティブユーザーのユーザー数の減少、利用者の固定化傾向など、今後のポキネットについて検討した結果、昨年7月をもって閉鎖をいたしました。一方、画像投稿サイトのポキネットプラスについては平成26年度に開設し、地域の情報発信ツールとして運用しているところでございます。そこで、御質問です。この今まで使っていたみたか地域SNS(ポキネット)は3,000人を超える登録者がありましたが、ポキネットプラスについては直近どの程度の登録者があるのかお尋ねいたします。また、ポキネットはテキストベースの情報でありましたので、文章を読んで、それに対するコメントもあったように思います。しかしながら、ポキネットプラスは三鷹のまち中の風景や特産品の写真や動画をアップすることがメーンとなり、いいねの件数は数件、コメントも皆無な状況であります。みたか地域SNSを運営することの意義、現在の利用状況を踏まえた上での評価についてお聞きします。
 予算説明書129ページ、事項3.市民センター駐車場等整備事業費、そして149ページ、事項3.選挙管理委員会事務局費、これも関係があるのでまとめさせていただきました。市民センター駐車場のこれまでの経過を調べたところ、平成28年度、相撲場と周辺の樹木を伐採し、49台確保いたしました。今年度は7月から作業を開始した旧福祉会館及び旧第一体育館の解体工事に伴い、旧福祉会館西側など42台分の駐車スペースを閉鎖したことから、障がい者用8台を含め117台の収容台数で運営を行っています。現在では福祉会館跡地を使って臨時駐車場として16台確保しているというふうに伺っております。来年度は12月利用開始を目指して、立体駐車場を目指しており、240台収容できるというふうに伺っております。最終的には308台というふうに伺っております。昨年、東京都議会議員選挙が7月、衆議院議員選挙が10月にございましたけれども、近年の選挙は期日前投票が増加傾向になっていまして、特に衆議院選挙の期日前投票の最終日、10月22日土曜日は、台風21号が接近していることの予測から市内2カ所の投票所でも午後から投票者がふえ、1時間待ちという状況でございました。第三庁舎は市民センター内に駐車場があることから車での来庁者が多く、駐車場に入り切らず、その車列は最長で人見街道の先の新川三丁目の間まで続いていたというふうに伺っております。投票率は天候によって大きく左右されますけれども、天候情報、予報がわかってから投票所の場所、人員体制として駐車場を管理するのは、つくるのでは対応できません。そこで、質問でございます。今後、投票率を向上させるためにも、投票所の場所、人員体制のあり方、駐車場の管理の体制について、選挙がない平成30年にぜひ検討いただきたいと思います。先ほど委員長からも御説明をいただきまして、記載台をふやすだとか早目の投票、期日前投票を呼びかけるなど御説明いただいた上での御質問でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 予算説明書141ページ、事項2.安全安心推進費についてお尋ねいたします。平成28年1年間の特殊詐欺、振り込め詐欺の件数が30件、被害総額が約1億1,500万円ということでございました。平成27年が24件でしたので、6件ふえていることになります。特殊詐欺防止については、これまでの取り組みとしては、毎月の駅頭での振り込め詐欺防止キャンペーン、各地区のコミュニティまつりを初めとしまして祭りの際のチラシを配るなど啓発をしてこられました。さらに、今年度は補正予算で安全安心推進費を134万円増額しまして、自動通話録音機を希望者等へ貸与することで振り込め詐欺などの特殊詐欺被害の防止を図ってきました。先ほども同じような質問がございましたけれども、全体的な本事業についての取り組みについてどのようにお考えなのか、評価をお聞きしたいと思います。そして、先ほど市長からもありましたけれども、三鷹駅南口のペデストリアンデッキの上にポスターが張られておりますけれども、私も非常に最初見たときに違和感を感じたんですけれども、数を数えたところ大体400枚ほどあったということで、本当にそれでいいのかなという感じはいたします。いろいろとお考えになった末だと思うんですけれども、掲示することになった背景と理由、またその期待する効果についてお尋ねしたいと思います。なぜこういった広報の仕方を選んだのか、景観上の問題にならないかという考えはなかったのか、御説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  最後4点目の、予算ではありますが、現在の取り組みについて御質問いただきましたので、お答えいたします。特殊詐欺防止のポスターの掲示についてです。実はことしになりまして、大変、本当に残念なことですが、80代の女性が何と5,000万円余、取りに来る詐欺の被害に遭ったということです。お一人の方で5,000万円を超える被害、これはいろいろな背景があって事情があってそういう被害に遭ったわけですが、これはもう大変なことだということで、警察署長さんと私も真剣に協議をいたしまして、警察署としては、これはとにかく今までとは違う市民の皆様への強烈な問題意識を持っていただいて、被害を防いでいただきたいと、このようなポスターを掲示するという御提案をいただきました。私も駅前の景観上、私としてはどうしたものかなと相当深刻に悩みましたけれども、その5,000万円でとどまりませんでした。その後も残念ながら何件も類似した被害で特殊詐欺の巧妙なことがございまして、昨年1年どうにか抑制することができた被害をことしの1カ月2カ月で急激な深刻な被害になりましたので、本当に景観上課題があることは私も大いに認識をしておりまして、そのことについては警察署とも十分話し合いましたが、まずは、本当に申しわけないんですが、表現よくないんですが、本当に少しショックを私たちが受けなきゃいけない。人間を信用しなくなるような犯罪というのは最悪ですし、家族、親族を疑うようにしてくださいというような犯罪ですから、とんでもないことなのですが、桁違いの被害はその御本人の家計にも、老後の暮らしにも影響を与えるようなことでございますので、私としては今申し上げましたような深刻な事態のこととして、今年度に限ってということで警察署に協力しているのが状況でございます。しかしながら、私たちとしては、ほかの手段もあるかと思いますので、こうした被害はゼロ件にしたいので、ぜひ訴求力を持った市民の皆様へのPRに努めたいと思います。なお、次の号のケーブルテレビでは、警察署と連携いたしまして、広報番組の「みる・みる・三鷹」で特殊詐欺被害を防止するための内容ともしているところです。
 私からは以上です。その他については担当より補足いたさせます。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  1点目の質問にお答えさせていただきます。まず、公共施設をつくる場合の市民参加の具体的なプロセスということについてお尋ねがございました。これはやはりそれぞれの施設の特徴を踏まえながら、どういった市民参加が適切かということを個別に判断していくことが必要ではないかというふうに考えております。利用団体の意見を聞くというのが大切な施設もございますし、広く市民一般の意見をお伺いすることが必要な施設もある。また、近隣の方たちの意見を聞くことが大切ということもございますので、それぞれについて適切な形での市民参加のプロセスを踏んでいくべきというふうに考えております。
 それから、今回の庁舎に関しての障がい者の方がまちづくりディスカッションにいらっしゃらなかったということについての御質問でした。現在行っているこの基本構想の策定でのまちづくりディスカッションは、どちらかというと、いわゆるコンセプトメーキングに近いレベルの話です。そして、これからもう少し具体化してきて配置プラン等の検討に入っていくのかなというふうに想定しているところです。今回のまちづくりディスカッションに関しましては、無作為抽出でやった結果として障がい者の方がいらっしゃらなかったということで、もちろんいらっしゃれば我々はしっかりと受けとめてお話をお伺いする覚悟はできておりました。一方で、障がい者の方はいらっしゃいませんでしたけども、お子さん連れの方が保育を希望ということでいらしていただいたのはよかったかなというふうに考えております。こういったいろいろな方たちの御意見をやはりどのタイミングで、どういうふうに聞いていくのかということに関しては適切な判断、検討が必要だろうというふうに考えております。御指摘の、例えば障がい者の皆さんからの御意見等々に関しても当然聞いていくべきと思いますが、それをどこで聞くか、具体的な参加のタイミングということはこれから慎重に考えていく必要があると思いますし、また市には既に参加と協働のための大切な組織として市民会議、審議会等が既にございます。バリアフリーまちづくり推進協議会あるいは健康福祉審議会等々ございますので、そういったところからの御意見などなど、さまざまな形での意見をお聞きしながら進めていきたいというのと、もう1点、やはり市の職員ですね。日々窓口でそういう利用者の方と接している職員というのは、本人自身は当事者ではないにしても、基本的に仕事の中で日々寄り添った業務をやっております。市の職員がそういった方たちに対してどうしたらいいか、どうやったらいいと思うかというような意見も大切にしながら、これからさまざまな皆さんの御意見をお聞きして庁舎の建設事業を進めていきたいというふうに考えております。


◯地域情報化・番号制度担当課長(白戸謙一君)  御質問いただきましたポキネットプラスについてお答えをさせていただきます。
 まず1つ目、どの程度の登録者数がいるかということでございます。このサイトは写真やコメント等をウエブ上に掲載できるものでございますけれども、この写真やコメントをウエブ上に掲載するためにはユーザー登録をする必要がございます。この数につきましては、現在のところ約130人程度ということになっております。なお、アクセス数としましては、平成26年度に4,013件、平成27年度に5,060件、平成28年度には2,527件、平成29年度は1,545件となっているところでございます。
 そして、2つ目の御質問のこのポキネットプラスの意義、評価というところでございます。この関連サイトでございますみたか地域SNS(ポキネット)につきましては、昨年、残念ながらその役割を終え、サイトを閉じることになりました。このサイトを閉じることになる検討の中でもポキネットプラスのあり方についてもあわせて検討を行ったところでございますが、このポキネットプラスについては、写真を掲載できる、半径200メートルの情報発信というような、そういうツールとしてまだニーズがあるというような検討をしたところ、議論があったところではございます。そして、このサイトにつきましては平成26年の10月にシステム構築を行って運用を行ってきたところでございますけれども、特徴としまして、先ほど申し上げたように画像とコメントの掲載ができるものでございます。地域における風景やまちの風景、あるいはイベントなどを簡単に情報発信できる点に特徴がございまして、これは地域に根差したツールとなり得る点におきましては、これは一般的なSNSとは一線を画すものというふうに評価しているところでございます。ただ一方で、利用が伸び悩んでいるような状況でございますので、現在はその活用方法につきまして、みたか地域SNSのポキネット運営委員会に御参加をいただいた皆様と協議をしているところでございますので、平成30年度、検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯選挙管理委員会事務局長(河地利充君)  期日前投票所の混雑緩和の件ですが、昨年10月の衆議院議員では10月11日初日が455人で、最終日の土曜日が3,801人と、土曜日にやはり御来場者の方が極端に集中したということで、期日前投票所にお並びいただきました方には辛抱強く並んでいただき、大変感謝しているところでございます。こういうところがあるので、1点目としてはやはり平準化を──入場整理券だったり広報だったりを通じて、土曜日以外の平日になるべく来てもらえるようなことを呼びかけていきたいということと、あと先ほど言いましたように、第一期日前投票所のレイアウトの工夫ができるということと、期日前投票所には期日前宣誓書の確認の業務であったり、受付、名簿対照、用紙交付、記載台をふやすだけじゃなくて、それらのこともまだ効率化できる部分あろうかと思っていますので、今回のことを踏まえて全部もう一回一から見直して、なるべくスムーズに投票できるように図っていきたいと考えております。
 私からは以上です。


◯契約管理課長(富永幹雄君)  期日前投票時における駐車場の受け入れ体制ということで御質問を頂戴いたしました。先ほど委員さんからも御紹介をいただきましたとおり、現状、それからいわゆる立体駐車場が整備をされた暁においての想定台数、御紹介をいただいたとおりかというふうに思うんですけれども、立体駐車場が整備されました暁には、市民センター全体で約300台を超える駐車体制が構築されるという状況がございまして、一時的なそういった需要の増に伴う駐車場の受け入れについては一定程度対応できるという前提で認識をいたしているところでございます。なお、あわせまして、ここで総合管理業務の見直しも図りまして、いわゆる土日、閉庁時の警備による立哨体制を拡充をさせていただきたいと考えております。これによりまして、いわゆる駐車場内の安全確保ですとか、誘導等について一定程度体制の整備を図りまして、そういった閉庁時、先ほどの期日前投票時も含めまして受け入れの体制を強化してまいりたい、そういうふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。私、最初に三鷹駅に3月初めに行ったとき、本当最初びっくりしたんですけども、今市長から、ことしに入って本当に深刻な事態になっているという御説明をいただいて、やむにやまれずこういった形に対応したということで理解いたしました。できればちょっと本当に、三鷹駅を利用される方はもちろんそれは見るんでしょうけど、駅を利用しない方はこのことは見ないわけですから、であるならば、やっぱり市内に張るだとか、何かそういった工夫があってもいいのかなと、注意喚起という意味ではですね。そういったことを感じるところであります。三鷹駅だけじゃなくて、三鷹台駅、井の頭公園駅もありますから、そういったところにも同じように張ったならば、それはそういった意味もあるでしょうけれども、やはりちょっと、余りに集中したかなという感じはいたします。
 あと、先ほどの前の質問者にもありましたけど、自動通話録音機の話でございますけれども、1人の方が被害に遭ったということでありますけども、その方にとってみれば大きな問題でありまして、それをちょっと評価としてどうかなというところもあります。ちゃんとそういった録音機が設置されているにもかかわらず被害に遭ったのか、そこら辺の検証はされているんでしょうか、お尋ねします。


◯安全安心課長(立仙哲也君)  これは東京都の報道によりますので、その後なぜ遭ったかという部分については聞いてはおりませんが、今後のためにそれは確認したいと考えております。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。ぜひ一つ一つ確認をしていただきたいと思っております。
 あと、建物を建てる際の具体的な市民意見を聞くプロセスについても、特徴を踏まえてということで御説明ありました。元気創造プラザはもちろん団体だけじゃなくて多くの市民の方も利用されておりますから、できれば、同じような手法とは言わないんですけど、市民の意見を聞く機会をもっと設ければ、900件を超えるほどの意見というのはそんなになかったのかなというふうに思います。私も、先ほど申し上げたとおり、非常にいい施設でありながら、ちょっとなかなかこういったマイナスの意見が多いというのは非常に残念なんですけれども、今後ぜひ対応を、これを参考にして、新庁舎のときには対応していただきたいと思っております。
 そして、障がい者の方々は、コンセプトメーキングということで今回のまちディスは行われたということの御説明ありましたけれども、ワークショップについては、説明があったかもしれない。もう一度教えてもらいたい。障がい者当事者を加えるのか、いないかをちょっとお尋ねいたします。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  現時点ではワークショップにつきましても無作為抽出の市民の皆様にお声がけをして御参加を願う予定ですので、特に障がい者の方ということで応募するという予定はございません。


◯委員(石原 恒君)  あくまでも無作為抽出ということなんですけども、そうなると、本当にバリアフリー、ユニバーサルデザインという考え方、コンセプトとして合った施設となるのか非常に、当事者の意見が入らない。もちろん無作為抽出の中にかかわる方もいらっしゃるかもしれませんけども、それをやはり意識して加えるというのはやっぱり必要ではないかなというふうに思います。ぜひこれは、まだ時間はありますので、障がい者枠というのをぜひ御検討いただきたいと思います。


◯市長(清原慶子さん)  ちょっと説明が不足していたと思いますので私から答弁いたしますけれども、三鷹市には、先ほども企画部長答弁いたしましたように、さまざまな審議会がございます。先ほど別の質問委員さんに私答弁いたしましたように、バリアフリーの基本構想というのをつくっていただいている審議会がございまして、これには障がいのある当事者の方も加わっていただいて、例えば現在のこの三鷹中央防災公園・元気創造プラザを含む市民センター周辺についても、実際に車椅子等で歩いていただきまして、そしてそこにある課題を提起していただき、それに沿った改修であるとか、そういうのを進めてきております。したがいまして、庁舎という重要テーマにつきましても、もちろんそれだけを単独にテーマに置いたみたかまちづくりディスカッションを初め、市民意向調査とか、あるいはこれから専門家によるワークショップ等々来年度も予定しておりますが、あわせてこの庁舎等の取り組みについて、タイミングを見ながら、それぞれの審議会で御報告をさせていただいて御意見を伺うというのは当然のことだというふうに認識をしております。したがいまして、障がいのある方の視点を反映するというのは当然のことでございますし、高齢者の方、また子育て中の方、障がいと申しても、視覚障がいの方もいらっしゃれば、聴覚障がいの方もいらっしゃるわけですし、身体障がいの方もいらっしゃれば、精神障がい、知的障がいの方もいらっしゃいますので、ひょっとしたら、款は違いますけれども、障がい者地域自立支援協議会でも、ある時期庁舎の基本構想に向けての御意見をオープンに伺うというようなことが設定できるというふうに思っておりますので、そのように幅広い市民の皆様の声を聞く機会を生かしていく案件だという位置づけを申し上げておきます。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。市長の説明、よくわかりました。私が思うには、いろんな形で意見は入るんですけど、その意見、ワークショップの中で参加している方も障がい者の意見を聞くというのが非常に大切だなと思ってお話をしたわけですけども、そういった機会をぜひ、いろんな方が障がい者の立場の声を聞いて、合理的配慮ということも言われておりますから、これからそういった視点を普通の市民も感じてもらうためのこういった取り組みにしていただきたい、これは要望させていただきます。
 そして、同じく庁舎建てかえの関係ですけども、建てかえの際に全体の外観の模型をつくっていただきまして、今も1階に展示されておりますけれども、これは非常にいいんですけれども、ほとんどの意見が内部の内装というか、つくりについての御意見が多いわけでございまして、それは図面ではなかなかつかみ切れないところがあると思うんですね。そういったことであるならば、やはり模型は内装も含めたそういった模型をやはりつくったらもっとイメージが湧くのではないかと思うんですが、お金はもちろんかかることだと思うんですが、その点についてお尋ねいたします。今後の庁舎のことです。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  庁舎の模型については、まだそこまで行くレベルに全然達しておりませんので、当然、適切なときに、徐々にでき上がっていくプロセスというのを市民の皆様にもしっかりと御説明してお見せして、御理解、御協力をいただきながら進めていきたいというふうに思っております。


◯委員(石原 恒君)  ちょっと説明が悪かったですね。今回の中央防災公園でこういった御意見が多いことから、新しく新庁舎をつくる際にはこういった内装が示されるような模型も考えたらどうかと。もちろんこれから、平成37年完成なので、まだこれからの話だと思います。ただ、そういった視点を持ってほしいということでの質問でございます。よろしくお願いいたします。周知でございます。
 地域情報化推進関係費について引き続き質問させていただきますが、先ほど130人の登録があったということでございます。こういった画像、動画を使ったSNSも普及されておりまして、従来からのツイッター、フェイスブックにもそういった機能がございますし、最近ではインスタグラムということで、非常に今人気が高いわけでございますけれども、いろんなこういったSNSがある中で、それぞれアカウントを持っていらっしゃる方も多くいらっしゃいまして、その一つ一つに投稿するのも大変ですし、あと使い分けている方もいらっしゃると思います。そういったところで、この機能の中にSNS連携といったものもございますけれども、このポキネットプラスについて、汎用性の高いツイッターだとか、フェイスブック、インスタグラムとかの連携についてはどのように検討されているかお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯地域情報化・番号制度担当課長(白戸謙一君)  ただいま御質問のポキネットプラスと例えばほかのソーシャル・ネットワーキング・サービスとの連携でございます。これは通常、IDを連携することで、例えばほかのSNSにログインをしたときにポキネットにも自動でログインできるような機能がございますけれども、これにつきましてはかなり改修の費用がかかるということで、まずは検討している中では、そういうものは改修等でお金をかけるのではなく、できることからやっていこうということで考えているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。改修費用がかかるということで、やはり費用対効果も考えないといけないと思います。しかしながら、このポキネットプラスというのを立ち上げたわけですから、できるだけこれが使えるような仕組みをぜひ検討いただきたいと思います。
 時間はございますけれども、これをもちまして終了させていただきます。ありがとうございました。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で民進党の質疑を一旦終了します。
 休憩をいたします。
                  午後3時12分 休憩



                  午後3時38分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  お疲れさまです。それでは、委員会を再開いたします。
 続きまして、日本共産党。


◯委員(栗原健治君)  それでは、よろしくお願いいたします。
 まず初めに、予算書123ページの三鷹中央防災公園・元気創造プラザ管理運営費について質問します。昨年の4月に開設、オープンした元気創造プラザに対してさまざまな改善要望が4月から届いていると思います。平成29年度に改善に取り組んだものも多かったと思いますけれども、改善したものについて改めて確認をし、今後、平成30年度に改善する予定のものがどんなものがあるのかお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  施設の改修工事について御質問いただきました。元気創造プラザについてですね。平成29年度中につきましては、操法訓練スペースですね。施設の西側に操法訓練スペースがございますけれども、そこの放水訓練用のネットの支柱の設置工事、またプールのプールサイドの補修工事を実施したほか、今度、年度末に向けて今準備をして改修をしてまいりますけれども、施設の屋内外におけるサイン増設・更新工事、また生涯学習センターの照明の設備の一部追加であるとか、そういった市民の方からお声をいただいたものや安全性に配慮したものの形で改修工事を随時行っているところでございます。平成30年度につきましては、午前中の質問委員さんのところでも御対応させていただきましたけれども、具体的な工事内容は現時点では限定をしているものはございませんけれども、引き続き使っていく上で来館者の声をいただきながら、安全性をまずは第一に、快適性、利便性を踏まえた上で優先順位をつけて実施をしてまいりたいと考えております。


◯委員(栗原健治君)  この元気創造プラザですけども、古い体育館で行われていた農業祭ですとか、さまざまなイベントに使われてきたと思います。1年目の取り組みだったと思いますけども、イベントの関連で要望も多々寄せられたのではないかと思います。農業祭においては通路の部分での照明が実際に暗いだとか、電源をほかのところから確保されたとかという改善要望などを伺いました。市として農業祭を行って必要となった課題は何だったのか、それに対応する本年度対応、どのような考えをしているのかお伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  農業祭に限らず大きなイベント、今回幾つかやらせていただきました。今質問委員おっしゃいましたとおり、モールの部分をお使いいただく際に、場所によっては少し暗く感じられる場所があるであるとか、それから外側でいろいろな発電機などをお使いになりたいという場合に、外向けのコンセントがついている部分ももちろんあるんですけれども、イベントの開催内容によって、私どもが外向けに用意をしているコンセントから遠いところで電気を使いたいというような場所の指定をなさるという場合もございますので、そういう際に外づけで電源を用意なさるというようなこともありました。初年度ですので、新しいイベントをなさる方も、また開催を支援する市の側も、市もしくは財団の側も初めての経験がもちろん多うございましたので、一つ一つ丁寧に御意見をお伺いしながら、イベントがやりやすいように、それから当日会場に見えたお客様が安全安心に楽しくイベントで過ごされるようにということを中心にいろいろな御相談をしながら進めてきたところでございます。午前中の質問委員さんへの担当部長からの答弁にもありましたとおり、ノウハウを蓄積をさせていただいて、来年度、平成30年度以降もさらにイベントで楽しく使っていただけるようにと思っております。特に農業祭などでは、メーンアリーナで農産品の展示をした際に、モール部分ですとか、上のほうからの会場からも見える、わざわざアリーナ面におりなくても、三鷹産の農産物がだあっとたくさん並んでいる様子が非常に美しく見えて非常によかったというふうなお声もいただいていますし、開催者側の方だけではなくて、ふらっと通りかかった方も、三鷹の農業こんなにすごいんだということが通りかかっただけだけどわかったというような、そういうようなお声を、現場ですごいねと言っていらっしゃるのを私も生で聞いて非常にうれしいなと思ったところでございますので、施設の特徴を生かして、よりよくお使いいただけるように、もちろん安全に、そして楽しくお使いいただけるようにということで努力をしてまいりたいと思っております。


◯委員(栗原健治君)  元気創造プラザ、多機能複合施設をつくるに当たって、イベントが催されるのはもうわかっていたことで、そのイベントで必要となる機能というのをやはり事前につかんで対応すべきだったというふうに思います。また、その点が十分に把握できなかったためにさまざまな、1年たってもまた可能性として残さなければならない修繕、またより使いやすくするための対応を考えなければいけないという事態になっているということはとても残念だというふうに思います。この教訓を生かすことが必要だと思いますけれども、農業祭はもう必ずやるというのは伺っていたわけで、そのメリット・デメリット、今お話あったと思います。新たに負担となるような事態、言ってみれば外部電源を用意しなければならないとかということで、余分にかかった費用などはやはり市がしっかりと補填したり支えていく、支援していくということがイベントに対しても、この事業を行う上で必要だと思いますけれども、その点どうでしょうか。そのような余計にかかった、施設の中でのふぐあい改善が必要だということがある中での対応をどういうふうに考えているのかお伺いしたいと思います。


◯副市長(内田 治君)  今、恐らく電源のことを1つの例としておっしゃっていただいているんですけども、毎年度、基本的に同じスタイルで継続される事業というものも過去からあると思いますけども、その年そのときの事業の内容や企画の種類やその数量に応じて微妙に変わってくるものがありますから、個別に毎年度毎年度の計画を立てていただいて、その調整を進めていく中で、必要な経費というのは基本的には市のほうから予算化をして、皆様に議決をいただいて、活用していただく予算の範囲内で工夫をしていただくというのがまず基本になると思います。その上で、それらを継続して繰り返していく中で、中の配分の見直しとか必要なものが出てくれば、それは協議をして対応していくということになると思います。基本は先ほど部長が申し上げましたけれども、大変、場所を変えたことによって主催者もお客様にも喜ばれたということがまずベースにあるので、その上でさらによくするための工夫というものに取り組んでまいりたいと思います。


◯委員(栗原健治君)  メリット・デメリットあると思うんですけども、会場がすごく広いので、何がどこでやられているのかよくわからなかった。植木だとかの展示場所がわからずに、案内として人を配置しなければならなかった。また、課題としてあった。イベント時における、やはり案内図という点も課題だったというふうに思います。そのような一つ一つの課題を、2年目にこれからなるわけですけれども、しっかりと応えて、イベントも成功させていただきたい。農業祭においては都市農業の振興に対して機能するように、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。
 この点、ちょっと細かいことですけども、券売機の切符が細かくて、それで字も小さいという声も寄せられました。実際に利用される方の立場に立ったものというのは必要だと思うんですけども、今、これからの対応としても可能なことなのでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(近藤さやかさん)  現在の券売機のリース等もございますので、皆様からいただいた御意見については随時今後のリースの変更等、仕様の変更、できる範囲の中と次の券売機の契約の中でも十分に検討していきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いします。改善できる市民からの要望というのはできる限りしっかりと取り組むことが重要だというふうに思います。私が伺ったお話、すごく残念──なるほどというか、そういうこともあるんだなと思ったのは、元気創造プラザ自体がバリアフリーになっていない。建物に行くまでに一度丘を上がって下がっていく。スロープのようなところを上がって、足が悪い方にとってはちょっとした坂道がわかってくる。下がっているのか上がっていくのかわかってくる。建物の施設まで行くまでにバリアがあるんだという話を聞いたときに、計画というのはしっかりとつくっておかないといけないものなんだなと。お年寄りのための施設、元気をつくるための施設なのに、ちょっと元気な人は行けるけれども、そうでない人は行けない。そこに障害があるという点で、交通アクセスの問題でも、駐車場が建物内にないということで、普通の施設で地下にあれば直接エレベーターにすぐ乗れる、そこを使えるという、やっぱり条件も施設によってはあるわけです。やはりしっかりとした計画づくりを、公共施設をつくる上では重要だということを感じているところですので、できるところは改善にしっかり早急に取り組んでいただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
 それでは次に、ページでいうと、地区公会堂維持管理費なんですけれども、135ページですか。地区公会堂の維持管理費について質問します。一番身近な、市民にとって利用されていて、人のつながりをつくる上でも重要な役割を果たしているのが地区公会堂だと思います。この施設に対してのさまざまな改善要望、また施設に対しての要望が寄せられます。さきの委員も質疑があったかと思いますけれども、どのように要望を把握して改善してきたのかという点で、運営連絡会がされているということだったと思います。寄せられた声では、施設を気持ちよく使う上で、スリッパが古くなっているだとか、これは野崎の地区公会堂ですけれども、トイレの鍵がかからないで困ったとか、げた箱が足りないだとか、傘立てがないだとか、施設の利用という点でいうと、日曜日に利用できない地区公会堂もまだあると。直接管理するという、市の管理になったということで、これに対する声をしっかりと反映する条件はあると思うんですけども、依然そういう取り組みをしているのにこういう要望が実際に届かないというのは、機能しているのか、これを機能させる、要望を酌み取り、それを実現、改善していくことにつなげていく改善が必要じゃないかと思うんですけども、この点での取り組みを来年度どのように考えているのかお伺いしたいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  地区公会堂の管理についての御質問でございます。年1回管理人さんにお集まりをいただいて、その場でいろいろなさまざまな課題、意見等を言っていただく機会も設けてはおります。あと、これは常日ごろから管理人さんとうちの担当者のほうで密接に連絡をとり合っております。管理人さんからいろいろなふぐあいがあったりとかというものについては、実際に担当者がその場所を見に行って、例えば簡易にできるものであればすぐ業者さんを呼んで見積もりをしてすぐ改善をしたり、そういったことに取り組んでいるわけです。ただ、32カ所も市内にございますし、それぞれの老朽度ぐあいもありますので、そこら辺を、例えば大規模なものになってくればしっかりとした計画を立てながら順次やっていかなければなりませんし、簡易なものについては都度都度対応を図っているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  そういう取り組みの中でさまざま利用者の要望が酌み取れていない現状があるということなんです。この要望が酌み取れない、把握しなければそれを実施することはできないので、そんなに予算がかかるものばかりではないというふうに思います。管理人から声を聞くということですけども、管理人は利用者と直接、鍵の受け渡しとか受け付けはしていても、密接な関係にはすぐにはならない。利用者から管理人にいろんなふぐあいの部分を伝えるということが改善要求につながるということも知らない利用者もいらっしゃる。実際に管理人ということではなく、利用者から直接声を聞くシステムというのも、市として全32地区でそれぞれの管理人から聞くのではなかなか難しいということであれば、ホットラインの要求窓口をつくったりすることも改善箇所を求める1つの手法だと思いますけれども、そういう、この今までどおりのやり方をさらに一歩踏み込んだ取り組みをして要求改善を続けていただきたいと思うんですが、そのような取り組みはできないんでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  まずは第一義的に、管理人さんのほうに利用者からいろんなふぐあいがあるかどうかを聞いていただくようにまずはお願いをします。それと、例えば地区公会堂内に何かございましたらコミュニティ創生課のほうへ連絡をくださいというような掲示なんかもこれからちょっと考えていきたいというふうに思いますので、そのように御理解いただければと思います。


◯委員(栗原健治君)  ありがとうございます。私も地区公会堂を利用して、トイレが洋式トイレだったんです。そこは洋式トイレだったんですけども、便座が割れていたんですね。それが利用者は何も言わずに、割れているんだけどということで利用されている。市の大切な施設なので、また利用されているという点では、そのことを聞いてお伝えしたら、それすぐに対応していただいたんです。対応できることが伝わっていないために改善されていないという事態が、ほかにも起こり得ることだとこのことで思いました。実際にどこに、管理人ではなくてもいろんな要望が受け取れるんだという状況をつくり出すことはすごく意味があると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 あと、その点で、トイレの改修もあるんですけれども、洋式トイレ、今だれでもトイレが普及されてつくられているので、洋式トイレが1つもない地区は、東野地区公会堂だけでしょうか。これは、ちょっとピンポイントなんですけども、ほかのところは洋式トイレが全てあるようなので、だれでもトイレも備えられているわけですけども、ちょっとここは確認しておきたいというふうに思います。
 あわせて、改修事業ということに関連して、予算書の135ページのコミュニティ・センター運営費、概要で70ページの井口コミュニティ・センターの改修事業費についてお伺いします。トイレの洋式化ということで、この井口コミュニティ・センターの取り組みはとても重要だというふうに思います。あと、地区公会堂、コミュニティ・センターで和式のトイレが多く残っているのは新川中原コミュニティ・センターと駅前コミュニティ・センターだと思います。新川中原コミュニティ・センターは12基和式があり、三鷹駅前コミュニティ・センターは20基和式があるかと思います。今回、修繕、最も身近な拠点となるコミュニティ行政のセンターの改善については一刻も早く取り組まなければならない課題で、この井口コミュニティ・センターに続いて、さらなるスピード感を持ってやっていただきたいと思うんですけども、この点でどのように検討されたのか、来年度の予算では井口だけですけれども、今後に向けた取り組みをどのように考えていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  地区公会堂の洋式トイレにつきましてですが、だれでもトイレを含めまして洋式便器がない地区公会堂はございません。それと、井口コミュニティ・センターが平成30年度に工事をするという予定でおりますが、あとおっしゃるとおり、三鷹駅前コミュニティ・センターや新川中原コミュニティ・センター、こちらも和式の便器がまだ数多く残っている状況でございます。こちらについても順次予算を見ながら工事を進めていきたいというふうに思っております。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  コミュニティ・センターはコミュニティ行政の本当に核なので、市庁舎とともに使いやすい施設にしていくという上でも、トイレの洋式化の改修というのはとても重要だと思います。トイレが心配で行けなくなったという話を聞きます。地区公会堂も、今まで通っていたけども、トイレが少ないので、2階で取り組みがある場合には行かないだとか、それぞれ洋式トイレは1つとだれでもトイレが1つで、洋式トイレは2つという地区が多いというふうに思います。先ほど、東野地区公会堂については洋式がゼロだったと思うんですけれども、だれでもトイレは洋式なので、そういう点では充足されていると思いますが、コミュニティ・センターにおいては洋式化を進めていく、改修ですね、市役所と同じように大事に考えて進めていただきたいと思います。もう少し答えが出ますか。


◯市長(清原慶子さん)  地区公会堂やコミュニティ・センターの施設については、実は日常的に管理人さんや、あるいは住協の事務局長さんを通さずとも、直接市長、副市長あるいは担当部長、課長、さらにはお電話でコミュニティ創生課のところに寄せられています。寄せられた場合、先ほど部長が答弁しましたように、必ず現場に行って現地の様子を確認しています。これは原則としてそのように日常的な業務の中に位置づけていますので、繰り返し申し上げます。その上で、私、市長になりましてから毎年、いわゆるバリアフリー工事の一環として地区公会堂のトイレの洋式化、あるいは場合によっては市民の皆様のお声をお聞きして和室を洋室化するとか、あるいは机を軽くするとか、いろいろな取り組みをしてきました。コミュニティ・センターにつきましても今御指摘の幾つかのところでトイレの洋式化について少しまだ不十分なところがありますので、計画的にそれについては取り組んでまいります。私も本当に市民の皆様が──トイレのことを言いやすい市長なのかもしれないんですけど、よくトイレの洋式化のお話は聞いております。もちろん一部どうしても──ここが難しいんですよね。自宅では洋式トイレを使うんだけども、ちょっと1つは和式、外では和式がいいので1つぐらいは残しておいて。これは一定程度、公共施設の基準の中にも1つは残すというようなことが今まであったようなんですが、ただ、今の長寿化の中でやはり洋式トイレのほうが体が楽だという方が多いわけですから、もとに戻りますが、今後も計画的に着実に、東京都もその予算等配慮があるようでございますので、活用して進めてまいります。


◯委員(栗原健治君)  東京都も予算を確保するということで、これは国際化という観点からも重要で、日本でこれからラグビーのワールドカップとオリンピックとありますけども、外国人はあのトイレを見てどうやってするのかわからない。スクワットトイレというふうに言われていて、恐れられているというか、日本に行ったときにはびっくりしないようにというホームページ、動画が流れたりしている状況もあります。国際化の観点からも、東京都と連携して洋式化というのをしっかりと進めていくことが課題だというふうに思います。公共施設は当然ですけれども、公園などのトイレも衛生を保って洋式化というのをしっかりと進めていくことが必要だというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 もう1点、そしたら、予算書の149ページの証明書コンビニ交付について、費用対効果をどう考えているのかお伺いしたいと思います。


◯市民課長(大高俊彦君)  今、費用対効果ということでお話を伺いましたが、今現在ですけれども、コンビニ交付ですが、平成28年度で8,013部、コンビニ交付で交付をしております。直近のデータですと、1月の段階でコンビニ交付は7,370枚ということで、恐らく去年の部数を超えるのではないかというふうに思っております。今御質問にありました費用対効果ですけれども、現在、費用対効果を試算したところですと、平成28年度の決算ベースでコンビニ交付の1通当たりの単価を計算しますと、1,104円強ということで、今現状、平成28年度の決算ベースでそのぐらいの部数の計算になっております。


◯委員(栗原健治君)  利用者がふえているのかどうなのか、今後、予算は同じ、昨年度と同じ額を計上ですけども、市民の利用性、利便性ということでいうと余り感じられない部分があるので、検証がちょっと必要かなというふうに思っています。市民の税金──さまざまな証明書の交付というのは、場所をとって時間をとってすることを省くことは大きな利点でもありますので、費用対効果についてはしっかりと検証して取り組んでいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
 終わります。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、予算及び同説明書の111ページの職員の健康診断関係費のところなんですけど、昨年、胃の検診委託料69万4,000円というのがあったと思うんですが、今回それが入っていませんが、それはなぜでしょうか。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  職員の胃の検診につきましては、平成30年度より胃がんリスク検診に移行することとしています。この点につきましては、やはり胃がんの早期発見につきまして、やはりリスク検診が一番、市民の検診もリスク検診を導入しましたけれども、やはりこれは効果があるということで、産業医の先生、それから労働安全衛生委員会においても議論をしまして、そうした中で導入することとしたものでございます。


◯委員(大城美幸さん)  胃がんリスク検診のほうが効果があるからそっちに変えるということですけど、じゃあ、これまで受けていた、胃の検診を受けていた職員は皆そういう胃がんリスク検診のほうを受けるということで考えていいんでしょうか。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  実施の方法につきましては、40歳以上の希望する職員に対しまして健康診断と同時に実施することを予定しております。血液検査でリスクについてわかりますので、職員の負担も少ないというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  はい、わかりました。それでは、その影響はないというふうに考えていいということで捉えたいと思います。
 次なんですけど、マイナンバー、この説明書で127ページ、社会保障・税番号制度、そして149ページの8で同じ項目がありますけど、マイナンバー制度について質問したいと思いますが、導入されて、結局、いろいろな市民がサービスを──福祉のサービスでも税のところでもそうですけど、利用しようとするときに必ずマイナンバーを書く欄があって、書かなくてもいいとはいっても書く欄がふえたということもあり、自治体の職員からすると、書かなかった場合、それを確認、照会するというか、そういう手間がふえたということを考えると、便利になったと言えるんでしょうかということ。市民にとっても自治体にとっても、特に自治体では、先ほど朝のセキュリティーの問題とかでの御答弁のところでもマイナンバーのコストがふえたというような御答弁もありましたけど、マイナンバーが導入されたことによって自治体のコストというのはふえているし、セキュリティー強化もしなきゃいけなくなっているということとか、人の配置など、デメリットのほうが多いのではないかと考えますが、市としてはどうお考えでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  マイナンバー制度、社会保障・税番号制度システムにつきましては、今年度はいわゆる国と自治体の情報連携もスタートしたんですが、御指摘のように、なかなか一般の市民の皆様には、このマイナンバーが導入されたから何か具体的なメリットがあるかというのが見えにくいということはあると思います。ただ、私たちは社会保障についてしっかりと公平に適切なサービスを受益していただくための基盤システムだというふうに理解しています。そして、今までは社会保障の場合っておおむね申請主義で、こちらから申請しなければいけなかった。例えば児童手当についても、前年度ほかの自治体に住んでいる場合には、その住んでいた自治体から所得の証明を受けて申請していただかなければならなかったことが、情報連携によってマイナンバーでひもづけできれば、そうした申請の手間が1つでも軽減化される。こういうものがふえていかないと、なかなか実感としてメリットが市民の皆様に届かないと思うんですね。けれども、私たちの立場としては、できる限りそのメリットをふやしていくこと、そして社会保障の申請主義の不自由さをなくしていくこと、そしてしかるべき適切なサービスを申請しなくても受けていただくようなことを進めていくためにも、セキュリティーの確保やシステムの確保に一定程度、現時点ではシステム改修費などがかかっているのが現状です。そのことについてしっかりと、予算の財源保障を国にも求めているんですけれども、それが十分得られないので、どうしても各自治体の負担感があるというのが実態だろうと思います。引き続き、これは国の制度で、私たち法定受託事務としてしているわけですから、財源保障を求めていくとともに、市民の皆様の少しでも社会福祉、社会保障に係る負担の軽減につなげていくようにサービスの見える化を図っていかなければならないと、このように考えております。


◯委員(大城美幸さん)  サービスの見える化ということでしたけど、企業の側もマイナンバーを保管しなきゃいけないとか、いろんな事業所もそういうこともありますけど、今市民のことで言うと、市長が申請主義ではなくて利用できるようになるということが市民にとってサービスの向上につながるわけですけど、そうであるならば、この新年度、新たに見える化されるサービスの向上、申請主義じゃなくてもできるようなものとか、何かそういう市民にとってのメリットというのがおありでしょうか。


◯地域情報化・番号制度担当課長(白戸謙一君)  まず市民にとってのメリットというところで、先ほど児童手当の際の証明書の添付不要とかございました。この点についてちょっと件数等を申し上げたいと思うんですけれども、昨年11月13日、情報連携が本格的に始まりまして、3月7日までの数字ではございますけれども、約1,000件弱ほどの情報照会を行っているところでございます。これは約半数ぐらいが児童手当の事務で使用しておりまして、税の情報を転入前の市町村に問い合わせをするということで、こういった部分につきましては、市民の方が費用を払って証明書をとらなくても、市のほうで情報連携によって情報を得て手続を行うということが出てきたところでございます。それともう一つ、見えるサービスというところでございますけれども、仕組みとしまして、マイナポータルを活用した子育てワンストップサービスというのが昨年からできるようになっておりまして、当市におきましても、来年度、このあたりにつきましてサービスの拡充を図ってまいりたいと考えているところであります。まずやはり児童手当の現況確認ですとか、そういったものについて、これまで郵送等でやっていたものをオンラインでもできるようにしていくということを予定しているところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  今の御答弁はわかりました。やはりサービスが、今、情報連携が昨年の11月13日から行われて1,000件弱の児童手当等照会、市民の手を煩わさなくてもできるようになったということでは1つのメリットかもしれないんですけども、まだまだ全然、やはり普及そのものというか、それは浸透してないかなというのと、やはりデメリットが大きいし、先ほど言ったように、事業者にとっても本当にマイナンバーを、情報を、ナンバーをちゃんと保管してやらなきゃいけないという点では事業者にとってもデメリットのほうが大きいかなというふうに考えているところです。先ほど市長も御答弁ありましたけど、自治体が負担するコストの面については、国が進めていることですので、ぜひ国のほうにコスト面の要求というのはしていただきたいなというふうに思っています。
 次なんですけど、その上の、127ページの上の情報セキュリティ関係費なんですけど、午前中の答弁でも、やはりマイナンバーもそうですけど、コンピューターと分離したことによって機器もふえて、セキュリティーもしなきゃいけない機器もふえるし、その強化も進めなきゃいけないということになっていて、ここでは施政方針のところでは67ページで、先ほど来サイバー攻撃に対する訓練等というふうなことでお話がありましたけど、この項目を情報セキュリティー対策ということで項目が昨年の予算書から別項目、別立てにしている理由もけさの午前中の質疑の中でありましたけど、この金額ですね。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の金額とかセキュリティー強化の金額とか、その、何ていうんですかね。もっともっとセキュリティーを高めなければいけない、常に高めなければいけないという御答弁、市長からあったと思うんですけど、そうすればそうするだけどんどん金額がアップしていくのかなということを考えると、基準が、その金額が本当に妥当な金額なのか、ちょっと私も時間がなくて調べてないんですけど、他市との比較において、この金額が妥当なのか、そしてその金額が本当に積算根拠がどういうものであって、妥当な金額ですという、決して高額ではないですよという、それをどう議員にも市民にも説明していただけるでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  私たちがお預かりしているのは市民の皆様の住基の情報と市民の皆様が権利行使をしていただくための基盤の情報です。それをお預かりして、さまざまなサービスと具体的につなげていくんですけれども、もし外からのサイバー攻撃あるいは情報テロに遭った場合、それが損なわれたときの損失というのは、市民の皆様のサービスの停滞、そして市民の皆様の、これはもうそんなことはないはずなんですけども、基本的な情報が漏えいしたときの被害を考えたら、私としてはセキュリティーにかける費用というのは一定程度は求められると思っています。他市と違うところは、情報セキュリティマネジメントシステムの外部評価を受けて、ISOの27001を取得していることです。これは全ての市がしていることではありません。東京都62市区町村の中でも全てではありませんので、そういう意味ではこの認証の費用というのは他市に比べたら、700万円ぐらいですけれども、高いと言えるかもしれませんが、この効果というのは、単に外部認証を受けるだけではなくて、日々私たちが自律的に情報セキュリティーに対して配慮しながらパソコン端末を使う、あるいは限られた人しか住基等にはアクセスできない、そのような総合的な仕組みの経費でございます。そしてもう一つは、国の通知に基づいて今東京都のセキュリティクラウドに接続しておりまして、それは各自治体間が応分に負担しながら支えていくシステムですので、この基本経費についても東京都のクラウドを使っている自治体としては交渉して、もう少し安くならないか、東京都がもう少し、できれば全面的に負担してくれないかぐらいの交渉はしているところなんですけども、そういうことから来る基本経費ということになります。したがいまして、こうした内容について私としては妥当な精査をしておりますけれども、本日の審査も通しまして、議会の皆様に御理解いただくだけではなくて、市民の皆様に市民の皆様の権利保障のための基盤を守る情報セキュリティーシステムだということでさらにPRをしていきたいと思います。


◯委員(大城美幸さん)  ぜひ市民にも議会にもきちんと、強固なセキュリティーを確保するためにこれだけの金額が妥当な金額だということの明示というか、PRというのはやっていただきたいと思います。
 次なんですけど、憲法を記念するところでしたかね。昨日も会議が開かれたと思うんですが、憲法を記念する市民のつどいの講師選定については一般質問でも質問したことがありますけども、この憲法を記念する行事については、やはりできた経過等を考えると、憲法を暮らしに生かす──115ページですね、26で憲法施行記念行事とありますけど、やはり講師選定についてちょっと、新年度の講師選定、昨日決められたようなことを聞いていますが、選定のあり方ということをもう一度、民主的に行われているのかということをお伺いしたいと思います。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  憲法のつどいに関して、憲法のつどいの講師の選定に関しましては、昨年度、市民の会の皆様と一定のルールづくりをいたしました。どういったものかと申しますと、皆様が大方で了解してくださる方、それを複数候補を挙げていただいて、その中で市のほうとして御本人様の忙しさだとか、いろいろな状況を勘案しながら順次交渉していくというような形での一定のルールをつくらせていただきました。今回の来年度の、もちろんこの予算が通ったら実施できるというものではございますけれども、来年度の講師に関しましてもそのような形での選定をさせていただいたものというふうに認識しております。また、暮らしに生かすという観点につきましては、講師の方を一定程度候補を絞って皆さんに御理解をいただいた上で、講師の方にどういったテーマでのお話をお願いするかという観点で、会でも意見が出ました。暮らしに生かすという観点でのお話をしてもらいたいということなので、私どもはそれをちゃんと受けとめまして、講師の先生と、暮らしに生かすという観点でのお話をお願いするということで今予定をしているところです。


◯委員(大城美幸さん)  前回もそうですけども、今、選定をするときの会議、市民会議と言っていいのかしら、その会議の大方の方が複数候補を挙げて、大方の支持を得られた方を、忙しさを考慮してというようなことをおっしゃっていましたが、憲法を記念する市民の会の講師選定に当たっては、1人が2回までですか、手を挙げるというようなことを聞いていますけども、実際に多数だった順位がありますよね。優先順位というか、講師を決める、10人いたら9人の人がAという人を選んだ、8人の人がBという人を選んだら、Aが1番、Bが2番というふうに優先順位が決まると思うんですけど、忙しさを考慮して市が決めるって今おっしゃったんですが、優先順位に沿って順次当たっていくというのが私が一般質問したときの御答弁だったんじゃないかなって思っているんですが、今の御答弁だと、忙しさを考慮しながら決めるということで、市が決めるんですか。ごめんなさい。優先順位があって、それに沿って順次当たっていっているものではないんでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  この質問に対してお答えするのはすごくデリケートだということをまず申し上げます。昨年、まず多数決で候補が決まりました。そのままこちらがもしその原則に従って依頼しようとしたときですよ。もう質問委員さんは御存じだと思いますけれども、何人もの方から、本来、憲法を記念する三鷹市民の会の内部の話し合いで、まだ、候補になったにもかかわらず、あたかも第1順位の方に市が依頼するのではないか、これはこの人は不適切だと、このような声が寄せられたわけでございます。私は改めて憲法を記念する三鷹市民の会の皆様の席に出まして、実はかくかくしかじかで、多数決で皆様がお決めになった順番について、私もこのまま依頼していいかどうか迷いましたし、しかも憲法を記念する三鷹市民の会のメンバー以外から市役所に、この第1順位になった人に依頼するのはおかしいという声も寄せられているので、皆さんもう一度考え直しませんかと。すなわち、多数決だけで順番を決めるのではなく、つまり1人1票の多数決ではなく、複数候補に対して、一般論と考えて、自分は推薦するけれども、大方の市民の皆様に、三鷹市が主催するものとして、より政治的中立性が担保され、そして妥当だと思われる、その自分が推薦する人以外の人も含めて、大方の市民の皆様が納得できる候補を選んでいきましょうよと、このように私からお願いしましたところ、それはいいんじゃないかということで、今回もそのようにさせていただきました。私が学んだのは、多数決だけでいったらよくないということですよ。多数決であれば、質問委員さんも問題だと思われている方に依頼せざるを得ない状況に市は追い込まれていました。でも、私は大方の市民の皆様にとって、つまり、税金を使ってお願いする講師の方なのですから、多数決の順位だけではない、市長として責任を持って政治的中立性を確保できる方、そしてまた公職につかれているとか、海外にいらっしゃるとか、いろんなこともあるようでございますので、私としては三鷹市が責任を持って市民の皆様にお願いできる方を選んでいこうと、このように考えております。したがいまして、質問委員さんはきのうの会議の御様子を聞いていらっしゃるかもしれませんが、ほかの委員さん御存じないところでのお話でございますので、私はこれ以上、来年度のことで踏み込んで申し上げませんが、市長は責任をとらせていただく立場です。ですから、単なる多数決の順位だけで選ぶということではない、総合的な判断をしなければいけないということを昨年の市民の皆様の声から学んで、今責任をとれる形で臨んでいるところですから、機械的な順序じゃなくて、先方の都合とかそういうことで決まっていくということもございます。


◯委員(大城美幸さん)  市長、政治的中立性を担保するということでおっしゃったんですけど、憲法を暮らしに生かす候補なのかどうかということの判断が一番基本だと思うんですよね。そこで多数決で決まった人がどうだったかという最終判断は市がすることはもちろんですけども、その上で、でもその趣旨に沿った人たちが多数決で順番が決まっていたら順次やっていくべきではないのかって。じゃあ、何のために多数決をとっているんでしょうか。そのことをまずお聞きします。


◯市長(清原慶子さん)  三鷹市と憲法を記念する三鷹市民の会の皆様との協働で企画・運営する事業です。したがって、委員を団体からの推薦、あるいは個人で入っていらっしゃる方もいらっしゃいますけれども、そうした中で御意見を伺う、その御意見の中で一応人数を参考にさせていただくというのはあり得ることではないかと思っています。先ほどの質問委員さんにもお答えしましたけど、だからこの事業はもう本当に難しいので、私はできないというふうに思っています。このような質疑があるぐらいですから、このぐらいデリケートなので、どの方を選んでも、どういう選び方をしたのかと。私は極力政治的中立性を考えなければいけない無所属の市長です。全市民の代表と思っていますので、どの方を出しても、この方はいけないと言われるし、あの方を出したら、この方はどうなのかと言われるんですね。ですから、多数決というよりも、協働のパートナーである憲法を記念する三鷹市民の会の皆様の大方の候補の上位5人ぐらいはどなたなのかな、これは大いに参考にさせていただきます。しかしながら、やはり私も多元的に考えなければいけない、総合的に考えなければいけない。去年の轍は踏みたくない。だって、多数決で一番上位の方を、私も交渉するのはどうかなと政治的中立から考えましたし、憲法を記念する三鷹市民の皆様の中で多数決で投票された方は、何で市長、今さらそんなことをもう一度聞きに来るのかとおっしゃいましたけれど、やっぱりそのぐらいデリケートな講師選びを毎年させていただいているので、多数決というよりも、憲法を記念する三鷹市民の会の皆様の責任を持った御意向を聞かせていただいているということでございます。


◯委員(大城美幸さん)  私はこの講師がいけないって、憲法を暮らしに生かす講師ではないと言っているわけではないんです、今回の件については。そういうことではなくて、決める過程で、やはりきちんと話し合いをして、じゃあその会に参加している人たちが、優先順位を決めて順次当たっていくものだなというふうに受けとめていた人たちが、そうじゃなかったということで不満の声を言っているから質問しているんであって、講師そのものにだめだということを言っているわけじゃなくて、憲法を記念する三鷹市民の会なればこそ民主的にもっときちんと納得いく話し合いをして決めていくべきじゃないかと思うから質問しているんです。これは質問ではありません。
 最後なんですけど、本当はもっといっぱいあったんですが、最後にします。庁舎建てかえのところなんですけども、143ページは、もう基金のことは後に回しますけど、131ページの市庁舎・議場棟等建替え基本構想なんですけど、他の自治体は、立川は100人委員会とか設けて議論をして基本構想を決めていますが、1年間100人委員会で議論して基本構想を決めています。三鷹市のスケジュールを見ると、この基本構想を来年度やってパブリックコメントをして、すぐに計画まで来年度行こうとしていますが、余りにもスピードが速過ぎるのではないか。もっとやはり市民の声を聞く姿勢というのが必要ではないかというふうに思うんですよね。「広報みたか」の発行をするということが書いてありますけど、それは1回だけのお金でしょうか。専門資格を有する市民のワークショップというのも無作為抽出と言っていましたが、何人予定しているんでしょうか。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  市庁舎の建設に関しましての市民の意向ということで、立川では確かに100人委員会のような市民参加をやったということは存じ上げております。ただ、三鷹市の場合は、一昨年度に行いましたまちづくり総合研究所の研究会でも、既に三鷹市という市はさまざまな市民参加の手法を持っていると。だから、それを前提に、それを最大限活用しながら市民の皆様の声を広く聞いて検討を進めるべきだというふうな御提言をいただいているところで、それを受けて今回市のほうとしては、まちづくりディスカッションあるいは市民アンケート、そして次回、来年度予定しているワークショップ等々を計画したところです。ワークショップにつきましては、少し立ち入った話になりますと、今のところ30名くらいかなというふうに想定はしておりますけれども、これはまた今後もう少し調整をしていければというふうに思っているところです。いずれにしても、市民の声を聞く姿勢ということに関しては三鷹市は十分持っているつもりでおりますので、その点についてはぜひ御理解をいただければというふうに思います。また、スピードに関しましては、基本構想から基本計画というスケジュールは大体2年くらいということで、どこの市も同じような状況であるということで御理解ください。また、広報に関しましては予算上は年2回分の特集号の発行を計上しております。ただ、特集号に限らず、通常号でもこの庁舎の検討のプロセスにつきましては丁寧に皆様に御説明していきたいというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  市民への丁寧な情報提供、そして意見聴取ということは徹底して行っていただきたい。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了します。
 次に、いのちが大事。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、ちょっと前後するかもしれません。済みませんね。まず、予算説明書の117ページ、ホームページのリニューアルについて、既に幾つか出ていますけれども、カレンダーについて、カレンダーの内容、イベントカレンダー等をすると言っていますけども、市民会議、検討会議あるいはパブリックコメントの情報なども1つのカレンダーにあわせて、一元化して市民の皆様に見えるような形という工夫はできないのか。市民会議、審議会等がいつあったのかがわからない。そして何があるのかもわからないという事態で、でも今、市民会議について一覧表が、PDFですけれども、ホームページに出るようになって、全部で五十幾つあるんだということがわかるようになって、これはすごいよかったと思うんです。ただ、できれば、願わくば、ここにいつあった、これからいつあるんだ、そのときの会議の資料はこれだということがひもづけされてわかるようになると、よりわかりやすくなると思うんですが、その辺の検討あるいは今後の予定等をお願いします。
 それともう一つ、SNSですね。ツイッター、フェイスブックについて、今、いいねをしてもらうという、見た人が、市民が拡散するというボタンをつけるという話ですけれども、実際に市が持っているツイッターはほとんど動いてない状態で非常にもったいない。これ前にも私は言っていますけども、イベントの発信等、プッシュ型になるので、お知らせがね。ぜひそういうふうに、少なくともホームページにイベントの案内、お知らせが載ったら、それがツイッターで発信されていくような、せめてそれぐらいのことを考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 それから、基幹系システムについてです。先ほど来いろいろありますけども、今回、来年度は元号改定にかかわるシステム改修というのがあると思うんです。たしか5,400万円とかというふうに聞いていますけども、これ本当にもうある意味面倒くさいのでって変な言い方ですけども、西暦表示に統一できないのか。元号に絶対しなくちゃいけないという法律はないと思いますが、そこら辺ちょっと確認をして、自治体の判断で西暦表示にできないのかということについて確認したいです。
 それから、129ページ、駐車場の件ですね。新たにこれから建設しようとしているものですけども、一旦入札不調になっているというふうに聞いています。実際その後どうなるかわかりませんが、つまり、今建てるに当たって、この予算と見合わない状態に陥っているのではないか。だから、もうちょっと先延ばししたほうがやっぱりちゃんとしたものを建てられるんじゃないか。建てるなと言っているわけではなくて、今慌てて建てて、しかもあの場所を固定してしまうということの課題というのは、以前指摘しましたので、その件も含め、再度検討できないのかということを確認します。附置義務台数は139台と聞きました。微妙なところで、今の解体した跡をきっちりと使えればこれできるんじゃないかと思いますので、御検討いただければと思いますが、どうでしょうかということ。
 それから、庁舎建てかえの市民の参加のあり方については今答弁がありました。一定の答弁がありましたけども、逆に言えば60年に一度の全市民にかかわる事業なんで、今までと同じ手法ではなく、新たにさらなる市民参加でしようと検討すべきじゃないかと思うんですが、その点について御見解をお願いします。
 それからもう一つ、139ページ、美術資料等収集関係費かな。この間いろいろあって、美術品あるいは芸術作品、寄贈、寄託、いろいろありますという話があって、それをどう扱っていくのか話題になっています。美術ギャラリーのウエブサイトには、こういうものがありますよ、三鷹市こういうものを持っていますというのが掲載されています。財産に関する調書を見れば、物すごい点数持っているんですね、三鷹市は。その中でやはり、いや、これありますよって言っていいもの、まだいっぱいあるんじゃないかと思います。きっちりその辺をデータ公開して見せていく。あるいは逆に言えば、ほかの企画展などで、三鷹市以外のところで行う企画展などでも活用していただくということも重要じゃないかと思いますが、その辺の整理のあり方、データの整理のあり方も含め、それともう一つは、庁内とか市内の施設にこれ幾つか展示をしていると思うんです。今回の市報で寄贈いただいたものをここに、3階に掲示してありますよって掲載してありますけども、そういう形で、どこにどういう作品を展示してあって、ぜひ皆さん見てくださいみたいなことをきっちり公開、公表すべきではないか。できれば本当にそれを見て歩いていただく、そういうツアーみたいな、ガイドツアーなんかもしてもいいんじゃないかと思うくらい、うまく使えないかということについて確認をしたいと思います。
 それから最後に、今話題になった憲法施行記念行事の協働の会として行っているこの会議の位置づけ等をどう見ているのかというのを、そこをちょっとだけ確認させていただきたいと思います。お願いします。


◯広報担当課長(鎮目 司君)  私からはホームページのリニューアルについてお答えをいたします。
 まず1点目、イベントカレンダーについてでございます。このたびリニューアルに、改修の際にイベントカレンダーの機能を強化し、月別の一覧表示を追加する、それに伴いまして市民会議や審議会、またパブコメの情報もあわせて掲載することは可能かという御質問だったかと思います。市民会議、審議会につきましては現在53の会議を設置をしておりまして活動をしているところでございます。これらの会議全てを、いわゆる今のイベントに混在させるというのはなかなかちょっと見にくさなどもあるのかなと考えるところでございます。ですので、運用の中で、例えば市民会議、審議会の開催案内というページがございますので、そこに少なくとも何日前までには所管する部署は必ずこういう項目を掲載する、また会議録についても時間がかかるような場合には少なくとも資料を添付するといった運用上のルール決めである程度そういうことは解消できるのかというふうに今考えているところでもございます。また、ホームページの仕組みとしましては、イベントカレンダーのページには必ず市民会議、審議会、またパブリックコメントのページへの目立つ箇所にリンクを張りつけるといった工夫はできるかと思いますので、検討を進めていきたいと思います。
 2点目、ホームページのリニューアルに伴うSNSのさらなる活用についてお答えをいたします。現在、公式ツイッターにつきましては防災行政無線の放送内容並びに大規模災害等の災害情報を中心に発信をしているところであります。今回このホームページのリニューアルに当たりまして、リニューアル前に現在の公式ツイッターの運用方針を必要に応じて一部改定をすることで、新たにホームページのリニューアル情報の予告情報ですとか、もしくは公開後の新着ページのお勧めページの御案内、またSNSと親和性の高いユーチューブの動画、これは例えばみたかデジタル平和資料館の動画でありましたり、広報番組「みる・みる・三鷹」の動画、これらの新着情報などを配信することを現在検討しているところでございます。
 私からは以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  答弁の途中ですが、委員の皆様にお諮りいたします。本委員会の審査要領におきまして、会議は原則として午後5時までと確認いただいているところですが、しばらくの間、会議を続けたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
 答弁をお続けください。


◯地域情報化・番号制度担当課長(白戸謙一君)  基幹系システムの経費の関係で元号のことをお伺いいただきました。基幹系システムにつきましては、対象範囲がかなり広いということで高額な改修費用を見込んでいるところではございますが、例えば元号、西暦表示がというお話もございましたけれども、データベースとして元号に合わせた形で年号、年数を持っているようなこともありますので、こういった部分については一概に西暦にすれば安く済むとか、そういうことではないような形ではございます。なお、西暦にできるかどうかという部分につきましては、公文規程上は元号を使うということになっております。また、国におきましても、新聞報道等におきましては、これから法律改正等全て行うのは適切でないということで、何らかの通知が来るものというふうに認識しておりますので、国の動向等を見ながら対応を図ってまいりたいと考えております。
 以上です。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  質問に順次お答えいたします。
 まず、市民センター内の駐車場の整備ということで、今ではなく見合わせ、先延ばしはできないかというような御質問をいただきました。私どもといたしましては、平成29年度予算の段階で前払い金、予算を認めていただきまして、さらに債務負担行為も設定させていただいております。そして、その債務負担行為に基づいて平成30年度に支出予算を計上しているということで、議会の皆さんにお認めいただいたことを適切に的確に進めていくというのが私どもの今やるべきことだというふうに考えております。
 続きまして、庁舎の建てかえに関しまして、新たな市民参加を検討すべきではないかという御質問です。先ほど申し上げたまちづくりディスカッションですとか、そういったものは確かにやっています。そして、そういったものを最大限活用すべきだという研究会からの御意見がございました。ただ一方で、研究会のほうからも、今後、例えば基本設計だとか実施設計等々の中では、これは具体的にどういうものになるかというのはまだわかりませんし、どういうふうにやれるかということも慎重な検討が必要ですけれども、アイデアとしては、例えば公開のプレゼンテーションだとか、そういったものについてのアイデアもいただいておりますので、広く市民の皆様の御意見をお伺いしながら進めていくやり方というのはこれからも真剣に考えていきたいというふうに思っております。
 続きまして、憲法を考える市民の会と三鷹市との関係ということです。こちらの会と三鷹市との関係につきましては、例えば憲法のつどいあるいは憲法講座を行うに当たって、協働のパートナーとして一緒に事業を進めていくというような関係であるというふうに認識はしております。ただ、先ほど市長からも申し上げておりますけれども、市民の会で言ったことが全てではない。これはあくまでも協働のパートナーとしての三鷹市としての税金を使う事業としての適正さ、そういったものもお互いに理解をし合いながら進めていきたいということで、これは私も何度も何度も憲法の会に出て、その辺については皆さんに御理解を求めています。中にはそういったことに御理解いただけなくて、最後までいろいろとおっしゃる方はいらっしゃいますけれども、ただ、この間こういった会に出させていただいて、最終的には皆さんそういうことだったらわかったと、ただ、こういうところについては私たちの要望だとか意見も聞いてくれというようなことで、大体、先ほどの言葉で言えば大方の一致というような形でできているというふうに認識しております。これからもそういった形での関係ということで、今後いろいろとあり方等検討していければと思っております。


◯スポーツと文化部調整担当部長(向井研一君)  私からは美術資料等の収集関係についてお答えいたします。三鷹市で寄贈を受けた作品につきましては、今質問委員おっしゃったように、寄贈された方の御意向等を確認した上で、広報などでも都度市民の皆さんにお知らせしているところですけれども、三鷹市で保管している美術品等の作品は全部で約3,000点余りほどありまして、特に特別重要物品にいたしましても約2,000点余りある状況で、なかなか全部を御紹介できない状況ではございます。ただ、作品等につきましては保管場所ごとに何が何点あるのかというものについてはデータベース化をしているところですけれども、特に公共施設の公開についても、今は市民センターを初め図書館や芸文センター、市民協働センターなどでも一部展示活用しているところですけれども、今後の施設の展示や、またデータの公開につきましては、特に施設の展示につきましては、展示の環境、温度とか湿度の管理というものも必要ですし、またセキュリティーといった面からもそういった公開については慎重に対応しなければいけないと考えております。一方で、多くの市民の方にこういう貴重な作品をごらんいただくことは芸術・文化のまちづくりを推進する上でも非常に重要な視点だというふうに考えておりますので、さまざまな機会を通じて市民の皆さんに御紹介できるようなことはこれからも検討していきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  簡潔な答弁、ありがとうございます。
 それでは、再質問したいと思います。ホームページに関してですけども、確かにイベントと市民会議等々の情報が混在するとわかりにくくなるかもしれないというのはありますけども、やはりこういうことをやっている、動いているということを市民の皆さんにわかっていただくことも大事だと思いますし、開催案内が今までもあったりなかったりというふうなことがあって、なかなかわからないということがあります。ぜひこの資料添付というのは、会議録はすぐには出てこないので、それも含め──つまり、過去いつあったかがわからないと議事録も探せないんですね、今の状況では。その辺はきちっと検討して、方針というか、わかりやすい形になっていくというふうなことで検討が動いていくんだということをちょっともう一回確認したいと思います。


◯広報担当課長(鎮目 司君)  ホームページリニューアルについて再質問にお答えいたします。先ほど私が申しましたように、質問委員さんの御指摘のありました資料の添付でありましたり、また開催案内、過去の実績、記録等については、各課におけます広報主任を通じて課題の共有を図りまして、運用ルールをきちんと策定した上で、このリニューアルに合わせてきちんとした情報発信ができるように検討を進めてまいります。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  今までも各課でアップしてというふうなことだったと思うので、その辺が皆さん忙しくてなかなかという部分もなきにしもあらずだと思うので、そこら辺ちゃんと進行管理を担当のほうでしていただければ、チェックをしていっていただければなと思います。
 それで、庁舎建てかえの件で、今までの手法を最大限活用するというのは当然のことであってね、それをさらに発展する。公開プレゼンという話もありましたけども、立川では市民検討会議であれこれやったあげくに公開プレゼンという、すごく応募する方にとっては負担になる制度、システムだというふうなことも伺っていますけども、市民にはやっぱり見える形、見える化というのはすごく必要だと思うんです。つまり、今回の質問で元気創造プラザ、防災公園について、総合スポーツセンターについていろいろふぐあいの話が出たりもしていますけども、やはりそのときの教訓として、大きな複合施設をつくるということを今構想しているときにきちっと生かしていく必要があると思うんです。それぞれの場でそれぞれの市民の声を聞くということと、公開でいろんな市民がいろんなことを言う中で、それぞれの市民の気づきも含め、職員の気づきも含めね、あると思うんですよ。そういう場をやはりきちっと持っていくということが必要だと思うんですね。ぜひ、だから、公開で説明をする。市民がまだ今の段階で建てかえる、現在地で建てかえるという基本的な考え方について納得できないという市民がまだたくさんいるという段階で、そこをまず丁寧に説明をし理解を得る、そういうことが、来年度どんどん進んでいく中ではそれも絶対必要じゃないかと思うんですが、その点についてお願いします。


◯市長(清原慶子さん)  実は庁舎の建てかえ、議場棟の建てかえについて、場所について、あらゆる検討の中からここになっているんですが、どういう配置をするかというのはそんな容易なことではありません。これは相当難しい、専門性もいただきながらのことになるかと思っています。それで、私としてはできる限り幅広い市民の皆様に庁舎・議場棟等の建てかえについて注目していただき、御意見もいただきたいと思っていますので、どういう手法が成り立つのかということについては本当に前向きに考えながら進めていきたいと思っています。そして、これ着実に一歩一歩進んでいきませんと、ただ幅広い御意見で百花斉放して、それでまとまるかということでございます。今回、幸いにもみたかまちづくりディスカッションで60名の方の御意見聞いておりまして、本当に秩序ある建設的な御意見をいただけました。高齢者、障がい者の視点だけではなくて、子育て中の皆さんの視点に加えて、職員が働きやすい職場にしてくれとおっしゃる方が多かったことは本当にありがたいことだと思っています。したがって、人数の多寡ではなく、丁寧な情報共有と御意見をいただけるような、そうした仕組みを考えていくということは三鷹らしい庁舎・議場棟等建てかえのプロセスだと思っていますので、オープンな議論を適切な広報とともに進めていくということは当然のことだと認識しています。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。市長の考えはわかりましたけど、それで納得できない市民をどうやって納得させるのかといったところのやっぱり努力が見えないかなというのはちょっと残念だなと思っています。オープンに市民の声を聞く、まちづくりディスカッションでそれなりのデータを情報提供して、そこは私も傍聴させてもらいましたけど、そういう中で出てくる意見、一定のワークショップという枠の中で出してくる意見と、いや、これを言いたいんだと思ってやってくる市民の意見と、やっぱりそこは違ってくると思うので、そこをどうやって受けとめるかというね、それこそ市の度量が問われているんじゃないかと私は思うんですよ。協働と言ってて、一緒にやると言っているけども、それこそ本当にわあわあわあわあ言っているところに行って、いや、だからね、言いたいことはわかるよというふうなことも含めね、でも今これをこうしたいんだよねというふうな、そういう話でどうして市民とやり切れないのかな、どうしてそういう場ができないのかなととっても不思議なんですが、もし何かあればお願いします。


◯市長(清原慶子さん)  本当に市民の皆様の御意見は多様です。私、質問委員さんが私の全てを見ているわけじゃないと思うんですけど、私、こんなに市長にいろんな反対意見だとか、また逆にこんなに過大評価していただいていいのか、相当幅広い御意見を直接伺っています。また、市長と語り合う会も先ごろ84回目まで開きましたけれども、もうこれが言いたい、あれが言いたいという方が本当に手を挙げて来ていただいておりまして、私が説得されるというような場面が多々ありますので、先ほど市長が納得を得るように説得ということですけど、私は説得的コミュニケーションじゃなくて、こういうのは相互理解のコミュニケーションだというふうに思っているんですね。ですから、できる限りそうした場をつくっていくということであって、何事にも反対の意見があり得るし、賛成だけの意見で成り立ちませんので、私としては、私だけじゃなくて、担当の職員あるいは全庁の職員が、この重大な庁舎・議場棟等建てかえについて、三鷹市らしい参加と協働のあり方を常に謙虚に考えながら取り組んでいきますし、この委員会だけではなくて、市庁舎・議場棟等建替え検討特別委員会もつくっていただいておりますので、議会開会中だけではなくて、閉会中も含めて、特別委員会でも御報告も丁寧にさせていただきながら進めていければなと、議長もいらっしゃるので、そんな思いも答弁させていただきます。よろしくお願いします。


◯委員(野村羊子さん)  具体的にいろんなことが伴っていくかどうかというのは来年度の実際の施行の中で、私も市民の意見を聞きながら見ていきたいと思います。
 それで、どうしようかな。憲法の話は先ほど来市長が答弁したことである程度はわかりますが、本当に協働のパートナーをどのように尊重していくのかということが非常にやっぱり難しいことなんだなと思います。自治の中で自律的な会として一応運営しているつもりの市民の皆さんと、やはり実際の大きな行事そのものは市の責任においてやらなくちゃいけないと思っている市の側の、このある意味でディスコミュニケーションのあり方が、非常にちょっと危うい状態に今なっているのかなと私はちょっと不安に思っています。今後の進め方、来年度ね、これで来年度のつどいについては今年度今決めていて、来年度のつどいはこうなって、そのまままた市民の会を含め運営していくのかどうかという、来年度の運用のあり方をもう一回ちょっとお願いします。


◯市長(清原慶子さん)  まずは憲法を記念する市民のつどいについては、予算も計上させていただいていますし、協働のパートナーと連携しながらしっかりと実現します。憲法講座も私は、かなり参加者も多いですし、皆様熱心に質疑応答もありますので、続けていければなというふうに思っています。ただ、これだけ議会でもいろいろなお立場から御意見があるぐらい、国会でもいろんな議論が進んでいて、憲法を自治体としてどのように暮らしに生かすという焦点だけで取り扱うことができるか、かなり深刻な状態であると思いますので、慎重に考えていきたいと、このような段階です。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。自治体あるいは市長あるいは議員としては、憲法を守るというね、そこが基本で動いていくしかないと思いますので、よろしくお願いします。


◯委員長(渥美典尚君)  以上でいのちが大事の質疑を一旦終了します。
 以上で、第2款 総務費に対する質疑を一旦終了いたします。
 本日の予算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。なお、次回は3月12日月曜日、午前9時半より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承お願いいたします。お疲れさまでした。
                  午後5時04分 散会