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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成30年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会) > 2018/12/14 平成30年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文
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2018/12/14 平成30年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文

                  午後1時28分 開議
◯委員長(白鳥 孝君)  ただいまから、調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午後1時28分 休憩


                  午後1時29分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、協議事項及び行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側の入室まで休憩いたします。
                  午後1時29分 休憩


                  午後1時30分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 協議事項及び行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。(1)から(3)まで一括でお願いします。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  よろしくお願いします。本日の案件3件について総括的な説明をさせていただきます。資料のかがみ文をごらんください。
 まず、1点目、こちらが協議事項となります。新たな機種の調布飛行場の使用について、東京都港湾局長から協議がありました。こちらは、東京都調布離着陸場の整備及び管理運営に関する覚書に基づきまして、新たな機種の使用について協議がなされたものです。本日、御協議の上、結論をお出しいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 2点目と3点目は、本特別委員会で定例的に御報告しております、東京都調布飛行場の離着陸状況と味の素スタジアムの輸送人員についてです。このうち離着陸状況につきましては、東京都港湾局が東京都調布飛行場運営要綱を本年8月に改正しておりまして、今回から様式が変更となっております。また、自家用機の運航自粛要請解除があった平成30年9月13日以降、最初の自家用機の飛行は10月1日でした。そのため、今回の報告では、調布飛行場のホームページに掲載されました資料によりまして、10月分と11月分の自家用機の離着陸状況について御報告させていただきます。
 詳細について、担当課長から御説明いたします。


◯企画経営課長(井上 忍君)  それでは、私から資料1から3までの内容につきまして、資料の順に説明をさせていただきます。
 まず、資料1の1ページをお開きください。平成30年12月10日付で東京都港湾局長からございました、新たな機種の調布飛行場の使用についてというタイトルの協議文でございます。詳細は次ページ以降で説明いたしますので、恐縮ですけど、2ページ目をおめくりください。
 新たな機種の申請書ということで、左側、項目が1から10までございます。まず、1の航空機の型式についてでございますけども、テキストロン・アビエーション式C90GTi型と呼ばれるもので、アメリカのテキストロン・アビエーション社製の固定翼機でございます。隣の3ページに機体外観の資料をつけさせていただいております。全幅16.38メートル、全長10.82メートル、全高が4.34メートルの双発のプロペラ機でございます。なお、今ごらんいただいている機体外観資料では、左上のほう、C90GTxというふうになっておりますけども、これはテキストロン・アビエーション社が機体を販売するに当たってつけましたモデルの名称というふうに聞いてございまして、先ほど、最初に申し上げました型式のC90GTiが正式な型式でございます。機種としては同一であることを確認してございます。
 2の原型機の耐空証明等の受理等の年月日の項目でございますけども、2007年12月13日にアメリカにおいて、この機種の型式認定を受けてございます。日本におきましては、ちょうどおととい、きのうで耐空証明の取得の検査を受けておるというふうに聞いているところでございます。取得後、2月中旬に──この後に説明いたしますが、この航空機の事業目的のための装置の取りつけ等を行う予定というふうに聞いてございます。
 3、航空機登録番号(定置場)の項目でございます。登録番号はごらんのとおりでございますけども、定置場につきましては大阪府八尾空港でございます。
 次、4の騒音値でございます。この機種に該当のある基準値は88デシベル以下と記載がございます離陸時の基準のみでございまして、本機種の申請値は74.8デシベルとなっておりまして、基準を満たしてございます。なお、上空通過時と進入時、空欄になっている項目がございますけども、これにつきましては回転翼機、いわゆるヘリコプターの申請の際に必要な基準でございます。また、一番下の側方時というところも空欄になってございますけども、これにつきましては、最大離陸重量が8,618キログラムを超える比較的大きな機種やターボジェット機等の場合に必要となる基準というふうに聞いてございます。この機種の最大離陸重量は5に記載のとおり、4,756キログラムでございます。
 6の換算単車輪荷重の項目でございますけども、滑走路の重量制限以内かを確認するものでございます。都営空港条例第5条に定める調布飛行場の基準は2.9トン、2,900キログラム未満という基準がございますけども、この機種につきましては2,140キログラムとなっておりまして、これも基準を満たしてございます。
 7、本機体の所有者等でございます。東京都新宿区にございますアジア航測株式会社でございます。
 8番、最初の飛来時期につきましては、三鷹市、調布市、府中市の3市協議完了後に飛来するということで申請が出されております。
 9番、今後の飛来回数(予定)でございますけれども、年間約80回の離着陸を予定してございます。今使っている機体の後継機として、同様の形態での使用を見込んでいるということで、80回というのを予定していると聞いております。
 最後の項目でございます。10番、飛来目的。飛来目的は、その他事業目的というふうに記載がございますけども、具体的に聞きましたところ、伊豆諸島周辺における海洋監視と聞いているところでございます。
 それでは、次に、7ページ以降、資料2をごらんいただければと思います。冒頭、部長からもございましたとおり、定例的に報告させていただいている東京都調布飛行場の離着陸状況についてでございます。
 初めに、1枚おめくりいただいて、8ページ以降の本年7月から9月までの3カ月分の飛行目的別離着陸回数集計表をごらんいただければと思います。前回報告時からの様式の改正点でございますけども、自家用機運航の自粛要請解除に対応するため、ごらんの集計表の下段には──今ごらんいただいているのは変更後でございますけども、変更前は別表1から4に属さないものという項目がございました。今回、要綱改正でその項目を下から7つさかのぼっていただくと、別表5−1、空輸(航空機自体の移送)というような項目があろうかと思います。御確認いただけますでしょうか。下から7つ目ですね、空輸(航空機自体の移送)というのがあろうかと思いますけども、その下、ちょっと紛らわしいんですけど、別表5−2、輸送(搭乗者または貨物の輸送)、別表5−3、移動(操縦者の移動)──パイロット自身の移動です。別表5−4、自家用機の特定操縦技能審査、その下、別表5−5、技量維持、別表5−6、無寄港飛行、そして別表5−7、第17条に規定する費用(緊急着陸)までと、7つにより詳細化されて規定されたところでございます。
 なお、この今申し上げた改正後の7つの項目につきましては、別表5−4、ほぼ真ん中あたりにあります、自家用機の特定操縦技能審査、これにつきましては自家用機にしか該当しない項目でございますけども、それ以外につきましては、自家用機に限った項目ではなく、事業用機にも該当する項目でございます。
 この3カ月間合計の離着陸回数でございますけども、前年同期で比較しますと、前年同期が3,644回でございました。今回が、この3カ月分を足し上げますと3,024回ということで、合計で620回の減となっているところでございます。減の主な理由でございますけども、これらの表の一番上、別表1−1というところに2地点間輸送というのがあろうかと思います。各月、3カ月分合計を前年同期と比較すると552回減少しているという状況になってございます。
 11ページをごらんください。今回、9月13日の自家用機運航自粛要請解除後、初めて自家用機が調布飛行場に着陸いたしましたのは、先ほど部長からもございましたとおり10月1日でございますけども、それ以降の調布飛行場離着陸回数実績でございます。10月分と11月分。11月分は、裏面の12ページにつけさせていただいております。済みません、11ページにお戻りいただいて、自家用機に関しまして、10月の離着陸実績表の中段やや下、種別のところに自家用機の行がございますけども、ずっと右のほうに行っていただくと、月間合計で16回。曜日としては、月曜日が6回で一番多いかなと思いますけども、飛行目的別の回数につきましては、この表の欄外、右下にありますとおり、整備または試験のための飛行、これが1回と。空輸のための飛行──空輸というのは、先ほど申し上げたとおり航空機自体の移送のことです。それが2回。それと、輸送のための飛行──輸送というのは、これも先ほど申し上げましたとおり、搭乗者または貨物の輸送ということで、これが8回。それと、移動のための飛行、これは先ほど申し上げましたとおり、操縦者、パイロット自身の移動、これが5回となってございます。
 12ページをおめくりいただいて、11月分につきましても、同じように月間合計で申し上げますと14回、曜日といたしましては火曜日が4回で一番多くなってございます。飛行目的別回数につきましては、整備または試験飛行のための飛行が7回、輸送のための飛行も同じく7回となってございます。
 最後に、13ページ以降の資料3、味の素スタジアム輸送人員表についてでございます。飛んで恐縮でございますけども、最終の16ページをごらんいただければと思います。平成30年4月1日から12月2日までの輸送人員の合計表でございます。この期間、合計のシャトルバスの利用者は往路・復路合わせまして、5万86人となってございます。昨年度の同期が4万8,730人でございましたので、バス利用者は昨年と同期比で2.8%の増ということで、ほぼ横ばいかなというような状況でございました。
 なお、三鷹駅発着の実績といたしましては、ごらんいただいている輸送人員の三鷹駅発着のところ、往復合計で5,230人でございます。これ、前年同期と比較すると、3,211人の減となっている状況でございます。この理由といたしましては、前回もちょっと御報告をさせていただきましたけれども、今年度、平日夜のJリーグの試合におきまして、基本的に吉祥寺駅、三鷹駅、多磨駅からの輸送が行われなかったこと、それと、サッカー・ワールドカップ開催期間中、Jリーグの試合が開催されなかったため、試合数が3試合ほど減っているということと、さらに、後でごらんいただければと思いますけども、この夏から秋にコンサートとか、ラグビーの代表戦があったんですけども、それにおいて三鷹駅発着便の設定がなかったことが、要因として挙げられるのかなと思っております。
 説明は以上でございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(高谷真一朗君)  済みません、じゃあ、新たな機種について、ちょっとわからないところがあるので教えていただきたいんですが。申請書の7番のところなんですが、中段の新たな機種の仕様等の部分で、平成31年1月以降に所有者がリース会社に変更する可能性があるということなんですけども、こうなった場合に、何かまた新たに我々へ協議に付されるのかとか、その形態が何か変わるのかとか、そういうところがちょっとわからないんですけど。


◯企画経営課長(井上 忍君)  今御質問があった、リースになった場合にということなんですが、あくまでも今回の協議というのは機種に関する協議ということで、覚書上、ルール化されているものですので、例えばリース会社に所有権が移ったとしても、こういう協議は要綱上する必要がないというふうに認識しています。


◯委員(高谷真一朗君)  わかりました。そうなっても、じゃあ、覚書的にも全く問題がないという認識でよいということですね。わかりました。終わります。


◯委員(谷口敏也君)  ちょっとわからないんですけど、この機種の説明って、3、4ページも機種の説明ですね。最大離陸重量っていうのが4,756キログラムって書いてあるんですけど、この4ページを見ると、まず上から3つ目のところで、自重(燃料ゼロ重量)だと4,254キログラムって書いてあるじゃないですか。最大が4,700キログラムだと、もう500キログラムぐらいしか積めないってことですよね。そういう理解でいいんですよね。そして、燃料搭載量が1,167キログラムって書いてあるじゃないですか。
 とすると、自重と燃料を満タンにしたら、最大離陸重量よりオーバーするじゃないですか。墜落した原因って、重かったのと夏で暑かったからとかいうのがありますけど、この説明はちょっとそういったところで納得がいかないというか、もうちょっと詳しく説明していただきたいんですけど、4ページの重量について。


◯企画経営課長(井上 忍君)  確かに自重の4,254キログラムに燃料搭載量というのを足すと最大離陸重量を超えるんじゃないかということの御指摘かと思いますけども、燃料積載量の下のほうに、1,167キログラムのところに、基本運用重量は操縦士1人、使用不可燃料──これはたしか予備燃料も含まれていたと思いますけど、滑油、その他、標準内装及び航空電子機器を含むというふうに書いていますね。多分、燃料だけではないのかなと、この説明書きからは読み取れるんですが、どういう内訳で自重と最大離陸重量の関係が計算的に成り立っているかというのは、済みません、ちょっと今まだ確認をできていないところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ちょっとわかったら、後でもいいので教えてもらいたいんですけど。あと、基本運用重量だって、基本的な運用をする重量が3,295キログラムと書いてあって、だって、自重が4,200キログラムなのに、基本的な運用が3,200キログラムで、減っているじゃないですか。この辺もわからないなと思って。実際は何人乗れるのかなっていうところも、よくわからないんですけど、それは何人乗れるんですか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  実際、何人乗るかというのは、座席を設けるかとか。今回、これ、海洋監視ということが目的なので。ただ、一応、東京都に確認したときには、パイロットを含めて13人というふうに聞いてございます。


◯委員(谷口敏也君)  1人当たり50キログラムだとしても、それで650キログラムですよね。自重が4,254キログラムだったら、十何人乗せたら、最大離陸重量よりもオーバーしちゃうんじゃないですか。わからないんですけど。


◯企画経営課長(井上 忍君)  そういう点があるので、最大乗機人員、乗れる人数がそれ以内になるように、最大の人数としては13人というふうに認識してございます。


◯委員(谷口敏也君)  説明していただくに当たって、もうちょっとわかりやすく。何でこんなことを聞いているかっていうと、結局この前の原因が重さということであれば、我々、見たいところは最大離陸重量が何キロで、今何キロで、何キロの人や物を乗せられるっていうので、素人なりに、ああ、これぐらい余裕があるんだとかってわかるじゃないですか。
 それが、この表と一般説明書きというのではわからないんですけど。課長、わかっていますか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  我々が一番気にしていたのは、最大離陸重量ということで、4,756キログラムというのは、先ほど御説明したとおりです。単純に計算してそういうことになるかもしれませんけども、済みません、ちょっとその点、確認をさせていただきたいと思います。
 この値は、数値としては、我々としては間違いないという認識でおります。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  済みません、御協議させていただくに当たっての説明として、我々、まだ情報が今ここでない部分がございますので、大至急確認をして、この委員会の中でもう一度改めて御説明をさせていただきますので、ちょっと今の件についてはお時間をいただければというふうに思います。


◯委員(谷口敏也君)  済みません、あと、東京都の説明会に何回か出ていて、よく話に出ていたのが、1つのプロペラのやつって、とまったら危ないから、そういうのは飛ばさないでくれという意見とかもあったんですけど、これって2つじゃないですか。単純にこっちのほうが、例えば1つプロペラがとまっても、もう一つのほうだけで飛行できるっていうような飛行機なんですか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  ちょっとそれ、この機種に関してその点を確認したわけではございませんけども、一般的にいわゆる民間のジェット機とかでも、エンジンが1つであっても、飛行には影響ないということは聞いているところでございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかにございますか。


◯委員(伊沢けい子さん)  まず、この新しい機種の件ですけど、さっき同様機の後継であるというようなことが説明の中にありましたけど、まずこれは事業用機ということですよね。同様機の後継ということは、そのもとの飛行機は廃棄というか、なくなるということなのか、かわりっていうことなんでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  先ほど御説明したとおり、今このアジア航測株式会社さんが漁業監視のために使っている機体というのは、1985年に量産を終了しているようなかなり古い機体というふうに聞いてございます、前はですね。それが、今回、古い機体なので、この機体に置きかえるというふうに認識しています。


◯委員(伊沢けい子さん)  それから、事業用機ということでよろしいんでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  もちろん、事業用機でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。済みません、ちょっと話が次に行きますけど、この例の自家用機の件です。こっちに話をちょっと移したいんですけど、この11ページの報告で、自家用機の件について用途別に集計がされております。自家用機の件、飛行再開ということでちょっと確認しますけど、今何機、結局この自家用機は飛んでいるんでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  今、この10月1日に自家用機の運航を再開して以降、調布飛行場に戻ってきた自家用機というのは3機というふうに聞いてございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうしますと、戻ってきたのが3機で、もともとあったものも含むんでしょうかね。要は、今飛ぶことができる飛行機っていうんでしょうか、そういう意味でお聞きしているんですけど。


◯企画経営課長(井上 忍君)  今、自家用機の運航再開時に他空港にあったのが7機、調布飛行場にとまっていた飛行機が10機、合わせて17機、いわゆる登録機というのがございます。そのうち、外にとまっていた、自家用機の運航再開時に調布飛行場にいなかった7機のうち3機が戻ってきているということなので、差し引きすると、あと14機──とまっているのが10機、調布飛行場以外にいるのが4機という形で、14機というのがまだ飛んでいない自家用機ということになろうかと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  ちょっとわかりにくかったんですけど、もともと調布飛行場に10機いたと。それで、3機戻ったということだと、登録機は13機になるんじゃないかと思いましたけど、違うんですか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  調布飛行場以外に7機ありました。そのうち、今3機が戻ってきていると。調布飛行場に従来からとまっていた10機については、まだ1機も飛んでございません。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうすると、その戻った3機が今飛んでいる状況だっていうことなんですね。


◯企画経営課長(井上 忍君)  はい、そのとおりでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  今フェイスブックで飛行予定というのが毎日出ていまして、私もフォローしていますけど、この実績と比べると、何かちょっとずれているんですね。飛行予定のほうが多くて、ああ、きょう、3機も飛んだのかって、一応ちょっと見るんですけど。でも、実績を見ると、意外と少なかったので、結局飛んでいるほうが飛行予定で発表しているものより少ないんですけど、これはどういう理由なんでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  確かにこれ、我々も今回、再開後、東京都から情報をいただく中で知ったことなんですが、申請した後の変更というのが非常に多いんですね。きょう、3日後に飛ぶという申請が出ていたんですけど、結局何らかの事情でそれは取りやめて、先に延ばしますとかですね。多分そのカウントの仕方、申請の段階だと、申請しているのは事実で、予定では確かだったんですけど、実績で差があるというのは、取り消しも含めて経路の変更とか、いろいろあるようですけども、そういうのが大変多いということの差だと認識しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  変更が多いからそうなんでしょうね。ただ、どういう事情なのかなというのは、やっぱりちょっと気になるんですよね。変更があるという事実はそうだと思いますけど、要するにその3機の中の話だと思いますが、より詳しいことはわからないということですか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  我々にも、詳しいことというのは、自家用機所有者のプライバシーということがあるのかなと思いますけども、経路とか、そういうことに関する情報というのは、基本的には公表事項ではないというふうに確認しているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  まあ、ただ、いろいろと今回安全を期すということで取り決め、調布ルールなどと言われていますけど、いろいろな届け出とか、確認というのも、新たな事故のことを受けていろいろと変更があったと思うんですね。もし、その手続のために職員も2人ふやすとかって言っていたと思います。そんなことで、届け出とそれを確認するっていうことで、そういう手続をきちんととっているということについては、確認を市のほうから東京都に対してされましたでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  個別にこの再開後にそういうのをとっていますかということを聞いていることはございませんけども、こちらで出した要望とか、あと、今後、諸課題検討協議会等が予定されておりますけど、そういう機会を捉えて確認はさせていただきたいと思っています。


◯委員(伊沢けい子さん)  それに関連してちょっとお聞きしたいんですけど、以前、去年の11月の説明会のときには──ことしの夏の説明会では、余り東京都は言っていなかったんですけど、地元の3市の関係者などに調布飛行場の管理運営状況について、定期的に確認してもらうというようなことが説明会の資料にちゃんと書いてあるんですね。
 それで、その例として、議員とか、住民代表などが運営状況を監視するというような提案が東京都から書面上でもあったんですけど、それがなされれば、少しやっぱり透明化するかと思うんですけど、その話はその後どうなっていますでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  そういうお話が確かにございまして、我々のほうでも、まだ各市、東京都の港湾局の担当者ベースの状況でございますけども、メンバーをどうするかとか、どういう開き方をするかという枠組み、それを各市で検討しているという状況でして、今、具体的にいつ開かれるとかっていう状況にはまだ至っておりません。


◯委員(伊沢けい子さん)  何か監査も、第三者で行うとかいうようなこともありましたけど、一番私たちなどができることで、そういう具体的なチェックというのができれば、やはりじかにできればすごくいいなと思いますし、三鷹市議会からそういう人が送り込まれれば、多少やはり違うのかなというふうには思います、私の意見として。
 それと、何点か聞きますけど、この11ページの表を見ますと、事業用機なんですけど、運用時間外に飛行しているっていうケースが結構あって、合計で言うと10月に14回、それから11月に10回ということで、運用時間内、8時半から5時まで、もしくは日没までっていう約束が一応協定にあるんですよね。それを超えて、前なのか、後ろなのか、かなりの回数で飛んでいるということがあるんですけど、これはどういった事情なのかということ。
 それから、ちょっと確認したいのは、協定では、以前に管制官がいたときは、管制官と飛行時間を一致させるというようなことも書いてあるんですね。要するに運用時間外に飛んだときに、管制官がいないっていうことがないようにというようなことが協定に書いてありまして。今管制官はいませんけれども、航空機安全運航支援センターの人たちがいて、一応管制官のかわりとして──十分かどうかは別として、航空機への情報提供業務を行っているんですけど、この方たちが、その時間内にちゃんと、要するに飛んでいる間中いるのかどうかっていうのは、確認されていますでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  まず、1点目の運用時間外の飛行の関係ですけども、土日とか、朝の時間帯が多いような情報もありますけども、いわゆる例えば定期便が島に行って戻ってくる。何らかの事情で、予定どおり戻ってこなくて運用時間外になってしまうとか、そういうことも聞いておりますので、いわゆるやむを得ない事情というのが時間外の主な理由というふうに認識しています。
 それと、2つ目の管制官がいたときと飛行時間の関係ですけど、今の安全運航支援センターの方についても、同様な扱いだというふうに認識しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  いわゆる定期便については、この表では運用時間外っていうのは両方ともゼロなんですよね。事業用機のほうが、むしろ10回以上っていう形で運用時間外になっているかと思うんですね。でも、一応協定上ではそれはしないということになっていたかと思うんですけどね。そこはどうなんでしょう。


◯企画経営課長(井上 忍君)  済みません、今ごらんいただいている表で、確かに航空機使用事業機という欄の運用時間外というのがございますけども、日曜とか、お休みの日、10時からというのが運用時間内になっております。その関係で、測量とか、航空写真とかの利用が調布飛行場は結構ございますので、朝の時間帯での撮影が多いので、こういう形での運用時間外のところに事業用機の数字が入っているというふうなところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  現状はそういうこと、土日は10時からですから、それが早目に飛んでいるということで、このデータを見ると定期便はないのかなと思いますけどね。ただ、協定は協定ですので、それがもし違うということであれば、それがまたふえていく理由にもなって、現状追認していくと、またどんどん飛行回数もふえていくんじゃないかという懸念をするんですけど、そういうことを市は考えませんでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  今おっしゃったようなことを、実績を積み重ねて、そういうことを今後拡大していくというようなことを市が考えているわけでもございませんし、東京都もそういうことを考えていることは決してないというふうに思っております。


◯委員(伊沢けい子さん)  そういう拡大ということがないように求めたいと思います。
 それから、やはり先ほどの自家用機の件で気になりますのが、やっぱりプライバシーという言葉が出ましたけど、申請してからの変更が多いと。結果として飛行回数が少なくなっているのはいいとしても、やはりキャンセルというのが多いというのは、何か運営上問題が起きないのかどうかということはちょっと心配するんですけど、最後にそこは確認したいと思います。


◯企画経営課長(井上 忍君)  確かに変更が多いというのは、そういう意味でいうと紛らわしいという印象を持たれるかもしれませんけども、例えば天候の状況とか、内容によっては、パイロットとか、同乗者の体調とかも含めて、安全に飛行するために変更というのは一定程度あるかなというふうに思っておりますので、変更が多いから、安全上何か問題があるというふうには認識してございません。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、質問を終わりますけど、最後に、やはりチェック体制の点では、ぜひこの三鷹の市議会の議員も参加することを私は求めたいと思いますし、できるような枠組みを検討するように求めたいと思います。
 質問を終わります。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  申しわけありません、先ほどの谷口委員の御質問のことについて、ちょっと今補足で御説明をさせていただければというふうに思います。
 まず、こちらの4ページの表をごらんいただきたいんですが、最大離陸重量4,756キログラム、こちらがマックスだということ、それは変わりありません。まず、飛行機の本体の重さというのが、基本運用重量というところで、3,295キログラム、こちらが飛行機の重さということです。そして、燃料がゼロの場合の重量を自重というのが上から3行目にありますけども、こちらが燃料はゼロで、人と荷物を乗せた場合のマックスということで、それが4,254キログラム。
 なので、ただ、一方で、燃料搭載量1,167キログラムとありますけれども、これは人の重量とのバランスの中で、これは単純に人がマックスで乗ってしまえば950キログラムしか入らないので、その場合には燃料を959キログラム以内におさめると。これは、乗る人、あるいは荷物と燃料との重さのバランスの関係で、それぞれがマックスの状態で記載されているので、これを単純に足し上げると、4,756キログラムというのを超えてしまうという誤解を招くということなんですが、ここら辺は、やはり恐らく出発前のいろいろなチェック等々の段階で、この辺を確認して飛ぶという運用がなされると思いますので、そこら辺は御安心いただければというふうに思います。


◯委員(谷口敏也君)  この重量の計算というのは、例えばふじみ衛生組合みたいに飛び立つ前に、そこに行くと全体の重量がはかれる場所があるっていうわけじゃないでしょうね。そうすると、パイロットが全部、今、燃料は何キロ、人は何キロ、荷物は何キロと計算していって、マックスを超えていないかというのを判断するんですか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  今、委員御指摘のとおり、確かにそういう計測場があるわけではございませんので、法令上は機長がその点を確認、計算して、申告しているという仕組みですけども、調布飛行場に関しましては、このたびの安全対策で東京都が雇用しました航空機専門員なりがダブルチェックをするという仕組みになってございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかにございますでしょうか。


◯委員(森  徹君)  私も谷口委員が質問したもんですから、このことが非常に数字的にわからなくて。したがって、専門のところではわかる、これで通るんでしょうけども、具体的にそういう説明がわかるような資料を今後、やはり調布飛行場の場合には、先ほども言っていましたけども、かなりいろいろな重い人も乗っていて、それで浮揚力が足りなくて墜落したと。そこが一番大切なところなので、そのことはしっかりと説明できるようにお願いしたいと思います。
 そこで、ちょっと私が十分理解できていないと思うんですけども、先ほどの飛来目的、その他ということで、装置の取りつけということを言われたと思うんですけども、それでよろしいんでしょうか。装置の取りつけで飛来するということで理解していいんでしょうか。八尾空港に初期登録して、整備というのは多分この八尾空港でやるんだろうなというふうに理解しているんですが、再度、その飛来目的のところ、説明をお願いしたいと思います。


◯企画経営課長(井上 忍君)  ちょっと私の説明がわかりづらかったのかなと思うんですが、流れで御説明いたしますと、この機体、アメリカから太平洋を飛んできまして、今岡山にございます。岡山でいわゆる日本の耐空証明を、おととい、きのうということで検査をされたと。それに合格すると、八尾空港に飛んで、そこが定置場になると。それが今、この飛行機の移動の経過なんですけども。
 先ほど飛来目的で説明いたしましたのは、この航空機、アジア航測株式会社というところが、漁業監視のために輸入して運用するという航空機でございますので、その海洋監視という事業目的のために調布飛行場を使いますよと。そのための観測装置、監視装置、そういうのを今後、恐らく取りつけるのは八尾かもしれませんし、別のところかもしれませんけども、その設計変更というか、取りつけが今後予定されていますよという御説明を差し上げた次第です。


◯委員(森  徹君)  わかりました。年、約80回というのは、監視のために調布飛行場を利用するということで理解できました。この海洋監視と言うんですけども、監視の目的は何なんでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  これも東京都に確認したところでございますけども、いわゆる先ほど申し上げた伊豆諸島周辺での漁業監視というふうに聞いてございます。伊豆諸島周辺で漁業を行うには、東京都に漁船の登録をする必要があるという制度になっているようでございまして、その登録をしていない漁船が漁業をしていないかということを監視するというような役割の運用予定というふうに聞いております。


◯委員(森  徹君)  わかりました。それで、観測じゃなくて、監視ということが目的なんですね。これ、我々、一般的には、こういう監視っていうのは海上保安庁がやるのかなと、テレビのニュースなんかで、中国籍の漁船が来てっていうのがありましたけども、それを民間がやるわけですから、アジア航測株式会社ですか、ここが国の委託か何かを受けて、そういう形でやるというふうに理解できるんですけども、そういうことでいいんでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  まさに今御指摘のとおり、この漁業監視を委託しているのは東京都の水産課というところだというふうに聞いております。


◯委員(森  徹君)  わかりました。東京都がいわゆる伊豆諸島の漁師さんを守るという立場から監視をするということで理解しました。
 以上で終わります。


◯委員(伊東光則君)  新しい機種について、1点だけなんですけど、アメリカ製ということですが、これ、実際には何機ぐらいつくられた機体とか、そういうのはわかりますか。それと、日本でほかの空港等で実際に飛んでいるということや今までに日本に持ち込まれているのかどうかということをお願いします。


◯企画経営課長(井上 忍君)  最初の1つ目、何機この型式の飛行機がつくられているのかというのは、済みません、今情報を持っていないところなんですが、この機種の導入自体が日本では初めてではないかというふうに、東京都には聞いてございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかにございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、説明はこれで終わりにして、以上で協議事項及び行政報告に対する質疑を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時22分 休憩


                  午後2時23分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 ただいまより、協議事項についてお諮りをいたします。
 協議事項、新たな機種の調布飛行場の使用について、本件につきましては、委員の皆様から出されました意見を付して、おおむね了承ということで報告をすることにいたしたいと思いますが、これに御異議はございますか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 休憩いたします。
                  午後2時24分 休憩


                  午後2時24分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 調布飛行場周辺の利用及び安全について積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ございますか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ございますか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会といたします。
                  午後2時25分 散会