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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成29年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2017/12/14 平成29年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2017/12/14 平成29年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れの確認をいたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、報告事項の1番目、アの外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(平成29年度第2回及び第3回)について、資料1のほうで御説明いたします。1ページをごらんください。第2回連絡協議会を10月16日に、第3回連絡協議会を11月20日に開催し、9月26日に開通した北野中央通りの代替道路等について現場確認を行いました。開催日時、開催場所、出席者数は記載のとおりです。
 2ページをごらんください。次第です。3の確認事項として、4月に開催した第1回連絡協議会の議事要旨を確認しました。主な御意見、御指摘への対応につきましては、参考資料1にまとめましたので、後ほど御確認ください。
 4、報告事項の(1)、機能補償道路についてです。これまで国がオープンハウス等で説明してきた機能補償道路案について連絡協議会に説明し、道路の幅員や線形等に関して意見交換を行いました。
 3ページから6ページが当日の説明資料である資料1となります。
 7ページをごらんください。当日、現場確認を行った北野中央通り東側代替道路についての説明資料である、こちらが資料2となります。
 続いて、8ページをごらんください。議事要旨となります。中段5の会議内容をごらんください。(1)、機能補償道路についての主な意見です。車道の幅員は全て同じ幅とするとした意見がありました。また、機能補償道路と現道が隣り合っている部分では、現道を機能補償道路として活用するとした提案などがありました。
 9ページをごらんください。(2)、北野中央通り左側代替道路についての主な意見です。歩道に設置されている注意喚起の看板について、歩行者等の通行に支障とならないよう適切な位置へ移設するよう、要望がありました。また、焦げ茶色のガードレールについて、夜間の視認性を向上させるため反射板を設置してほしいなどの要望がありました。
 11ページをごらんください。第3回連絡協議会の次第です。3、確認事項として、10月に開催した第2回連絡協議会の議事要旨を確認しました。主な御意見、御指摘への対応を参考資料2に取りまとめましたので、後ほど御確認ください。
 4、報告事項の(1)、中央道側道代替道路についてです。12ページをごらんください。当日、現場確認を行った中央道側道代替道路についての説明資料である、資料1となります。水色で着色している区間の中央道側道を通行どめし、ピンクで着色した車道とオレンジで着色した歩道の代替道路を段階的に整備していきます。街路灯や防犯カメラ、信号機を新設していきます。
 13ページをごらんください。今後実施される中央JCT南工事及び市道第101号線(白百合学園通り)の代替道路についての説明資料である、資料2となります。工事説明会に先立ち、事業者である中日本高速道路株式会社から説明を行いました。
 14ページをごらんください。中央JCT南工事位置図となります。オレンジで着色している箇所において、ランプ接続部の構造物本体換気所地下部を築造する工事を行います。
 15ページをごらんください。工事の概要です。防音パネル及び防音ハウスを設置して、ランプ接続部構造物本体等の工事を行います。
 16ページをごらんください。市道第101号線、通称白百合学園通りの代替道路についてです。防音ハウスの設置に伴い、市道第101号線の一部を通行どめすることから、代替道路の整備を行います。代替道路については、道路線形がカーブとなるため、車道幅員を1メートル拡幅して見通しを確保します。
 17ページをごらんください。東八道路付近における施工ヤード整備についての説明資料である、資料3となります。事業者である国土交通省から説明を行いました。施工ヤードの整備に伴い、水色で着色している区間の市道第718号線を通行どめすることから、赤色で着色している箇所に代替道路を整備するものです。また、灰色で着色している箇所へ工事用道路を整備するのに伴い、中川遊歩道下に埋設されている構造物──こちらボックスカルバートになりますが、そうしたものに影響を及ぼさぬよう、工事車両が遊歩道を横断する箇所にスロープを設置します。
 18ページをごらんください。議事要旨となります。中段5の会議内容をごらんください。(1)、中央道側道代替道路についての意見です。以前、協議会から提案のあった北野中央通り西側代替道路と、中央道側道代替道路を接続して、交差点化するとしたことについて、その後の検討状況に係る質問がありました。
 (2)、中央JCT南工事及び市道第101号線(白百合学園通り)の代替道路についての意見では、白百合学園通りの切りかえ時期の質問がありました。
 19ページをごらんください。東八道路付近における施工ヤード整備についての主な意見では、中川遊歩道の通行に関する質問や、工事完了後はもとの形に戻してほしいとした要望がありました。
 資料1の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の2番目、イの外環事業に係る取り組み状況について、資料2のほうで御説明いたします。1ページをごらんください。1、東京外かく環状道路中央ジャンクション(仮称)を中心とした「北野の里(仮称)」の実現に向けた市民意見の反映などについてです。市のまちづくりに対する一層の協力と支援及び外環事業における工事を安全に遂行することについて、本年12月5日に、市長が国土交通省関東地方整備局長へ要望書を提出しました。
 3ページをごらんください。3ページから11ページが提出した要望書の写しとなります。市は、まちづくりワークショップで提案されたゾーニング案等について広く市民へ説明し、さらに意見をいただく取り組みを行いました。いただいた意見では、ジャンクションふたかけ上部空間等を緑や農地、スポーツなどのできるコミュニティ豊かな環境とし、周辺地域を含めた良好な景観を形成する北野の里(仮称)とするなどが多くありました。市は、市民意見を最大限反映させた北野の里(仮称)の早期実現に向け、国と協働で取り組みを進めていくということから、市のまちづくりに対する一層の協力と支援を要請したものです。
 また、外環事業においては、シールドトンネルなど、地下での工事が計画されておりますので、市民への丁寧な説明と工事の安全な遂行を、あわせて要望しました。
 1ページにお戻りください。2、機能補償道路についてです。(1)、概要です。国は機能補償道路の案について広く周知し、理解を得ることを目的に、町会及び学校関係者等に個別に説明し、意見交換を行いました。
 (2)、開催日時、開催場所及び出席者数は記載のとおりです。アの北野小学校PTA及びイの第六中学校PTAへの説明については、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会と同じ資料を用いて、PTA運営委員会の中で役員の方々に説明を行いました。また、学校側の協力を得て、全保護者に機能補償道路案の図面を配布し、個別に意見聴取を行っているところです。ウの三鷹市東部地区住民協議会、及びエの北野町会へは、同様の資料を用いて役員の方々に説明を行いました。また、北野町会会員に対し、全世帯に機能補償道路案の図面を回覧し、個別に意見聴取を行っているところです。
 (3)の主な質問及び意見につきましては記載のとおりです。
 2ページをごらんください。3、ホームページ「東京外環プロジェクト」の開設についてです。(1)、ホームページの開設です。事業者である国土交通省、中日本高速道路株式会社、東日本高速道路株式会社の3者は、工事情報をわかりやすく発信するため、ホームページ「東京外環プロジェクト」を10月23日に開設しました。主な掲載内容ですが、本線シールドマシン掘進状況や現場の工事状況、本線トンネルの工事内容等が市民にわかりやすく公表されています。
 4、現在行われている工事の状況についてです。こちら、12ページをごらんください。中央ジャンクションにおいて、大きく5カ所で工事が行われております。平成29年11月末時点での状況について御説明いたします。南側、図面左側より、黄色の塗り潰し箇所では、東日本高速道路株式会社が担当するまる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事、及び中日本高速道路株式会社が担当するまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事が行われています。ランプシールドトンネル工事を行うもので、現在、防音ハウス等の設置に向けてヤード内の整備等の準備工事を行っています。
 また、中央道と接続する緑色の塗り潰し箇所では、まる3、中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事が行われています。中日本高速道路株式会社が担当する、中央道と接続するためのランプの橋脚工事です。現在、中央道八王子方面への工事用仮橋工事のほか、西エリアにおいて黒の実線部分の中央道側道代替道路が完成し、その西側区間の中央道側道代替道路を施工しています。
 オレンジ色の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる4、東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事が行われております。開削工法によるランプ部地下躯体構築と、ケーソン工法によるランプシールドトンネルの立て坑構築工事です。立て坑及びケーソン部は、3期全ての沈下掘削工事が完了しております。南側の開削部は、深さ25メートルから30メートルの掘削工事を行っております。立て坑及びケーソン部周辺では、15メートルから20メートルの掘削工事を施工中です。
 赤の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる5、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド工事及びまる6、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド工事が行われております。Aランプシールド工事及びHランプシールド工事においては、ヤード内整備とシールドマシン組み立て作業を行っています。
 その南側、水色の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる7、東京外環中央ジャンクション北側ランプ工事、まる8、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠工事、まる9、H29東京外環準備他(その1)工事が行われております。まる7、まる8の工事は、ともにランプ部地下躯体構築等を行う工事で、黒の実線部分の北野中央通りの代替道路が完成し、ランプ部地下躯体構築を行うための土どめ工事等を施工中です。まる9の工事は、ジャンクション内におけるつけかえ道路等の工事を行うもので、工事用道路の整備を行っております。
 また、情報提供となりますが、10月に外環ジャーナルが発行されました。参考資料3のとおりですので、後ほど御確認ください。
 資料2の説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  おはようございます。よろしくお願いします。機能補償道路について確認をさせていただきたいと思うんですけど、横断歩道とか、信号機とか、これから決まってくるのかなと思うんですけど、考え方として、例えば丁字路、十字路っていうものは、信号機、横断歩道がつくというような考え方でよろしいのかどうかということを、まず確認したいと思います。
 それと、機能補償なので、今例えば歩道がないところは歩道がないという形になってくるのかなと思うんですけど、図面でまる4、まる5のところ、4ページで言うと、この中央のところのまる4の断面図がありますけど、5ページで言うと、これも中央のところのまる5のところの断面図がありますけど、ここに歩道がないんですね。この辺、インターチェンジもできるということで、周回道路もあるということで、車の通行量がふえるかなと思っているんですが、このところの歩道が、幅的にはつけられるぐらいのものはあるのかなと思うんですけど、今、現状はないということで、機能補償の部分に入らないということで、ないのかなという感じもしているんですが。この辺は、つけていただくということで、何か今まで協議をしたことがあるんでしょうか。市としての要望というのが、この辺はあったのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。
 5ページのところの、これで言うとまる6ですかね、黄色いところの歩道のところだと思うんですけど、これが左のほうから右のほうへ行くときに、結構大分過ぎてから戻るような感じになっているという感じのところなんですけど、わかりますかね、6の6、これがもう少しまっすぐ上に上がるような感じでとることができない、何か理由というのがあったのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。わかりますかね。
 とりあえず、その3点、よろしくお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まず最初に、供用するときに信号機とか、横断歩道がどのように設置されるのかという、そういう基本的な考え方ということで御質問をいただきましたけど、現時点では、まだどこに信号機を設置して、どこに横断歩道を設置するというところまで──これ、交通管理者との協議にもかかってくるところなので、そこについての示された資料はございませんけれども、全体の線形が決まってきた段階で、やはりそういったことは大事になってくると思いますから、供用を開始するまでにしっかりと情報を得ながら、また地域の方にもその段階で説明していきながら、御意見を伺いながら進めていくような形になろうかと思っています。まだ今の段階では示されたものがないというところが、まず1点です。
 それと、あと、機能補償道路の考え方ですけど、外周部のところについては、民地側に基本的に歩道を設置していこうということで、現在、機能補償道路としてこのジャンクションの中で生活道路だった部分についても、歩道を設置するような形で計画のほうはされております。ただ、御指摘のあった中央道の下の横断部分とか、外周道路と外周道路をつなぐ部分のところについては、幅員等の問題とかある中で、国のほうから今提案、示されている最大限の内容がこの内容になっているところです。ただ、断面によっては調布市側の部分もありますので、全体の機能補償道路の中で調布市や何かとも相談しながら、これから最終的に決めていく形になろうかと思います。
 それと、あと、歩道でZ型っていいますか、これはジャンクションに上っていくランプのところの部分で、ちょうど斜めに地表面から上に上がっていくところの間をかいくぐりながら、歩道と自転車が通れるような幅員4メートルの道路を整備するような形で計画しておりますけれども、非常にランプが錯綜している中に道路を設置していきますので、傾斜等を確保するためにバリアフリーの関係で余りきつい勾配ができない、そういう傾斜等を確保する関係で、少し延長が長くなっているような部分もございますけれども、ぜひこの真ん中に、ジャンクションの中央のところに分断しないように欲しいという、地元の方の御意見もありました。ここについては、市のほうも幅員をできるだけ確保してっていうことで、歩道ですけれども、4メートルの幅員で計画のほうはお願いしているところになります。
 以上になります。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。信号機、横断歩道、これからということですので、そのほうをしっかりと進めていただきたいと思いますし、もし必要ならば、また防犯カメラなんかの設置も含めて検討していただければなと思いますので、よろしくお願いします。
 機能補償道路、考え方の中の歩道がつくれるか、つくれないかという部分で、周回は歩道をつくっていただいて、渡しのところは今のところは考えていないということだと思うんですけど。4メートルということで、路肩はありますけれども、ちょっと車がすれ違うときにちょっと危ないかなという部分があるんで、できましたら、せめて片方だけでも歩道をつけていただくか、路肩のところにはなかなかガードレールというのは難しいと思いますので、その辺の安全、本当に保てるのかどうか、その辺も含めてお願いしたいなというふうに思います。
 この6番のところのZ型といいますか、二次元で見るとなかなかわからない部分があるんですけど、立体的に見るとそういう形で、縫った形でやっていただいているのかなと思いますけど、結構距離的に大分長くなっているので、これでも一番短くとっていただいているかと思いますけども、その辺ですね。歩行者も、自転車もあるかと思いますので、その辺の自転車での事故が起こらないように。急カーブで結構スピードが行くと、ちょっと巻き込んで危ないのかなという部分もあります。歩行者、自転車との安全安心を含めて、線形をこれ以上短くできない場合しようがないかと思いますが、その点も含めて、またこれからもぜひよろしくお願いします。
 質問を終わります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、ちょっと区切りながらお願いいたします。最初に、今の機能補償道路の件ですけれども、1つは、3次元でわからないので、これ、一番高いところに中央道があって、その下をこのランプがくぐっていくというところに、これがその下を通る形で動いていくのかなと、今の御指摘の歩道ですけども。
 一方で、東八道路に近いほうの、やはりぐるっと回っていく歩道というのは、上に上がっていくというふうになるのか。ちょっとこれは、できれば、ずっと言っているんだけど、この構造がどういうふうになるかっていうことをね、例えばCGでも、図面でもいいんだけど、この部分が、例えば一番上に中央道があって、ランプの高さがどれぐらいになって、だから、こう歩道が行くんですみたいな、そういうようなことっていうのはできないのか。一応、これくらい、ある程度今姿が見えてきたところで、仮でもいいので。実際、それを見ると、いや、これ、ちょっと歩きにくいでしょうとかいうふうなことが出てくると思うので、そういうものを具体的に見せるようなものができないのかということが1つ。
 それから、既存の道路との接続っていうのは、必ず出入りできるようになっているっていうふうに考えていいんでしょうかね。ほかのところで、たしか接続しているはずだけど、車どめっていうか、車がやっぱり出入りできないみたいな道路ができるみたいなことって、こういう場所で生じることがあるので、今このグレーで既存の道、全部描いていただいていますけども、接続している部分は全部車も人も出入りできるというふうに見ていいんでしょうか。
 それともう一つ、今まで出てきたことはないんですが、この中央道の下っていうのはね、そこって通行できるみたいなことっていうのはあり得ないのかということを、以上、お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  1点目の機能補償道路、今立体的になる部分についての御質問ですけれども、このちょうど真ん中部分にZ型になる部分の形については、今の模型の中にもこういう形になることを、模型を改修して、先日入れ込みして、オープンハウスでお示ししていますので、その辺の説明がちょっと足りない部分があれば、我々からもよくオープンハウスにいらした方にしっかり説明するように、国のほうに申し入れしておきます。
 ただ、全部の立体施設を模型であらわしているわけではございませんで──やはり東八道路側とか、ほかのところについてはなかなか改修することが難しいところもありますから、将来、地域の方たちが御利用される道路になりますので、できるだけわかりやすい説明になるように国のほうに申し入れて、ちょっと工夫しながら進めていきたいと思います。
 それと、道路が全部接続ができるのかっていう御質問ですけれども、1つ、連絡協議会の中でも出ているんですけれども、東八道路との接続部分で、資料1の4ページをごらんいただきたいんですけども、ちょうど一番北側の東八道路と接続する部分の東側の機能補償道路なんですけれども、これは、歩道は機能補償道路として東八道路に接続しておりますけれども、車道は、これ、東八道路の中には接続していない線形になっております。
 西側のほうは、一番最後、現道が東八道路に接続していますので、西側のほうは東八道路に機能補償道路としてではなく、現道が機能補償道路に接続するんですけど、東側のほうだけが交差点の中に機能補償道路が入ってくることになりますので、ここが危ないっていうことで、今接続のほうは歩道だけになっています。ここら辺、いろいろな御意見があって、ここをどういうふうにしていくのかっていうところが、今地域の方たちとも意見交換しながら進めている部分であります。大きな部分では、そのところになります。
 あと、もう一点、中央道の下を通れるのかというお話もありますけれども、中央道の下については、うちのほうでも高架下多目的ゾーンということで、そこはまちづくりの中で活用していきたいと考えているところでありますので、そこに道路として車を通すということは考えておりません。もちろん、歩行者は通行できるような形になります。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  東八道路のところの部分に関しては、ずっといろいろ近隣の方の御意見もありますが、今の部分で言えば、4ページの図面でいけば、既存の道路が東からぶつかってきて、機能補償道路に出る。右折して東八には出られない、左折して南へ行くことはできるという形になると、右折したい、この先までつけないと、建っているおうちに対して道路の確保ができないということになるのかな。もし可能であれば、そこは右へ行きませんというくらい、道路がないくらいのほうが本当は混乱しないんだろうなという気がするんですけれども。多分、住宅との関係があるんだろうけども、そこは本当に気をつけないと、車がうろうろされると面倒くさいなという気がしますので、ちょっとその部分だけ、再確認をお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  最終的には、土地利用を図るのに、図れるようなところまで、接道できるようなところまで機能補償道路は伸ばしていくんですけど、東八道路にはつながっていかないので、そこの表記をどういうふうにしていくのかということ。それは、この道路の線形がこうなるっていうことで、まだ確定しているわけではありませんので、連絡協議会からは東八道路のところから入って高速に乗るだけじゃなくて、高速に乗るところと側道に、機能補償道路に出るほうに分かれるような線形みたいなものもできないのかっていう、そんな提案もあったりしていますので。
 国のほうは、いろいろとそこは検討すると言っていますので。ただ、余り機能補償道路に車を呼び込むことは避けていきたいと思っていますし、そこの兼ね合いをよく地域の方とも相談しながら進めていきたいと思っています。


◯委員(野村羊子さん)  そうなんですね。利便性が上がると、本当に車が入ってくるということもあるので、非常に難しいなと思います。そこはそれでと思います。
 もう一つ、そうしたら、今度は12ページの中央道側道の代替道路のことについて。これも、機能補償道路との絡みもあるんだと思うんですが、協議会の中でもちょっと出ていたと思いますが、中央道の下の側道のかわりに代替道路をつくると。その代替道路の線形が機能補償道路、つまり外環の工事の外周に沿った形で大体行っているということで、その先の、つまり吉祥寺通りに接続するのに、すぐそばのところで左に折れて、また急カーブで吉祥寺通りに入るみたいな形になるんじゃなくて、真っすぐ行けないのかっていう話が出ていたと思うんですが。これについては、そういう方向での話っていうのは進んでいるんでしょうか、可能なんでしょうかということをお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  先ほども資料の中で御説明いたしましたけど、そこは連絡協議会の方からも現在の検討状況がどうなっているのかという御質問をいただいています。ここについては、信号機の移設とか、そういうことも絡んできますので、道路をつくるだけじゃなくて、そういった交通安全の施設も一緒に進めていく必要がございますので、そこについては、今まだまさに関係機関と調整をしているところであります。
 ただ、少しお時間がかかっていますけれども、引き続き国と、事業者と調整はしていくということで聞いています。


◯委員(野村羊子さん)  今の信号は、だから、これ、側道のための信号だから、中央道の下には必要なくなっているんじゃないかと、だから、それを移設すればいいんじゃないかっていう話になるんだと思うので。北野中央通りは地区公会堂より南のところから入っていくようになるわけだから、ここは工事用車両の出入りをしているのかというふうな話にしかならなくなると思うんですね。だから、これ、やっぱり一日も早く、それ、実現してもらいたいと思うんですが。可能性というのは、まだいつごろとかいうのも見えない状態ですか。


◯都市整備部長(田口久男君)  代替道路に関する御質問にお答えします。これ、基本的な考え方で、代替道路はその工事の途中の段階で迂回路として整備をしていくものということで進められているものです。一方、機能補償道路は、最終的に上部空間ができたときに、生活道路のもとの機能を確保するためにということで、委員のほうからの御指摘の、真っすぐ抜けたほうが確かに利便性とか、そういったものは上がるのと、安全上もあるんですが、一方で、今この図面でいうと、西から東へ来て、中央道の下に折れるところも、今も生活道路として使っているということですので、この道路は今の段階としては必要な道路、その中で、次に東西方向に真っすぐに抜けるということも、市としても必要だというふうには考えておりますけれども、その工事の段階でどうやって調整していくかということで、まさに先ほど担当部長がお答えしたとおり、その調整を踏まえてやっていきますので、ちょっと今、はっきりして、いつごろできるとか、そういったことは、市としてはまだ把握できていないというところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  今の斜めの細い道は、だから、吉祥寺通りに出るための生活道路なわけだから、そこは曲げてじゃないけども、左折して吉祥寺通りに接続するっていうふうなことで十分代替できるんだろうと思うので、しっかりと検討して、ちょっと進めていただければと思います。
 その次ですね。先に道路の話で、16ページの白百合学園通りの代替というか、つけかえというか、何ていうんだろう、これは白百合通りというのは、機能補償道路のほうを見ると──現在の線形どおり機能補償道路になっていくのかな、通っていくように見えるんだけど、将来的には、またこの通りをつけ直すというのか、あるいはここを通れるようにし直すっていうふうなことでいいんでしょうかね。この線形じゃなく、将来的に工事が完了した後は真っすぐ、そういうふうに戻るというふうに見てよかったんでしたっけ。それとも、また全然違ってきちゃうんでしたっけね。ちょっとそこ、確認をお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  最終的には、ジャンクションの中に入ってくる部分もございますので、今回のところについては、工事期間中の代替道路ということになります。


◯委員(野村羊子さん)  どういうふうな形で戻っていくのかということ、将来的にここはつないだままにしておく道だと思うんだけど、これ自体の機能は補償をそのまま継続して使われる。ただ、線形についてはわからないっていうふうな答弁だと聞いていいですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  資料1の5ページの機能補償道路図をごらんいただければと思います。この図面の中で、この白百合学園通りの役割を担う代替道路としては、ちょうど3・4・11号線が吉祥寺通りへ向かっていますけども、その1本西側の機能補償道路が記載されておりますけど、まる1−まる1という断面が書いてあるところでありますけれども、左上のほうに断面図がございますが、ここの部分の道路が機能補償道路となる予定になります。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。将来的には随分変わっていくということで、近隣の方たちが将来に向けてどうイメージするかっていうのは、また違ってくるんだなと思いますが。それで、中央ジャンクションの南側の工事として、これから換気所なんかも掘っていくということですが、今、とにかく防音パネルをつくるっていうことですけども、換気所そのものもかなり深く掘るんだったと思いますが、これも立て坑で掘っていく。これについては、また別途、説明会があるっていうふうに思っていいんでしょうか。まず、そこをお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  こちらの、これから行われる工事については、中日本高速道路株式会社のほうから説明会を行う予定だというふうに聞いております。ちょっと時期については、現在いつっていうところまでは聞いていないですけれども、今回、そのために安全・安心連絡協議会のほうに最初に情報提供されたものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  やっぱりケーソン、立て坑工事っていうのは結構周辺に振動がある、微細な振動じゃないけど、ずっとずっと振動が伝わると。お話を聞いていると、立て坑工事が終わった今はほとんど感じないっていうふうにおっしゃる方もいらしたので、結構やっぱりそこが響いているのかなと思うので、この換気所がどういうふうな形の工事になって、でも、本線まで掘り下げる。結構深く掘るものだから、かなりやっぱり立て坑で掘るんじゃないのかなと思うんだけど、その辺の工法と、状況について、やはりきちっと説明があったほうがいいと思うんですが、それについてはどうでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  現時点で私どものほうに情報提供をいただいているものについては、この資料になります。具体的に、これから施工業者、事業者のほうからしっかりと説明がなされるものということで聞いております。


◯委員(野村羊子さん)  本当に早くちゃんと説明してほしいですよねっていう感じで、そこの件はわかりました。
 じゃあ、資料2のほうの取り組み状況についてに行きたいと思いますが、この機能補償道路について広く市民に対する説明会、オープンハウスっていうのは、これ、やったんですよね。それで、今回それとは別にPTAの方々とか、住協の役員の方に別途したというふうな話で、それは丁寧なことではありますけども、やはり周辺の本当に住んでいらっしゃる方々全体に回覧して、個別にっていっても、回覧されても、意見ってなかなかその場で言えるわけじゃない。資料が目の前を通っていく、家族全員が見るかどうかわからないっていうふうなことなので、きちっとこれ、意見を集約するというか、伺うという場面がやはりまだまだ必要じゃないかと思うんですが。
 機能補償道路に関する事業者の説明、あるいは周辺住民の方の意見の聴取の場合、あるいは、場合によっては投書箱みたいな、何かそういうようなことっていうのは、もうちょっときちっとやれているんだろうかっていうことを、ちょっと確認したいです。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  機能補償道路の案については、これまでも平成25年のときから説明会を開催したり、オープンハウスで国のほうはお示しして意見をいただきながら、これまでの取り組みを進めてきました。いよいよ市のほうも、ふたかけ上部の利活用や周辺のまちづくりを、これから本格的に、ゾーニングが決まって考えていく段階になってきましたので、やはり道路のあり方、機能補償道路、外周の道路等利活用のまちづくりって、密接にやっぱり関係してきますので、ここを丁寧に、個別に各学校や町会に説明していくっていうことを前々から国のほうに要望してきていまして、それが今回、国のほうも学校、町会等を中心に個別の説明に入っている、そういう背景と取り組みの経過がございます。
 本当にしっかりと意見を聞くのは大事だということで、今保護者の方とか町会の方々にも、役員さんには当然しっかりと個別に説明しましたけれども、皆さんに図面をお配りして、当然問い合わせ先とか──これ、国だけじゃなくて、市も一緒に取り組んでいますので、市のほうにも何かあったら連絡をいただけるようにお願いしながら、学校等をやっていますので、引き続いて意見を聞きながら。
 ただ、おおむねこういう形で、機能補償道路を国と検討を深めていくということの御理解をここでいただいて、進んでいきたいという、そういう思いで、今皆さんから御意見を確認しているところです。
 また、いろいろな意見がまとまってきた段階で、本委員会のほうにも報告はさせていただきますけれども、さまざまな機会で意見を聞いていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  やっぱり生活実感というのが大きいので、そこは丁寧にやっていただければと。やっぱり学校に行っていない方もいらっしゃるし、町会に行っても、あそこの町会、すごく大きな町会だから、どこまで広げて自分のことだってわかっていただけるかっていうのもあるので。それでも、一応町会では60人の方の地区公会堂参加があったということなので、それなりの対応っていうふうなことだと思います。きちっとやっていっていただければと思います。
 じゃあ、その次の2ページのホームページのことですけども、これちょっと、やっぱりとにかくつくった側の意図は、今シールドマシンがどこにいるかを見せるだけだなっていう感じで、それはそれで重要ではありますが、環境関係とかいうふうなことがない、きちっとしたページをつくられていない。あと、今までの外環のホームページのトップページをぱっと見ると、これはどこから行けるのかがわからない。せっかくつくったのに、本体から飛べないじゃないかと私は思ったんだけど、その辺のリンクってどうなっているとか、あるいは、それについて要望を出すとかってできるんでしょうかね。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  東京外環のホームページ、リングステップとリンクは張ってございますので、トップページでそこに記載されておりますから、どうぞ御確認いただければと思います。左の隅の下のところにバナーが張ってございますので、今もリンクはされております。
 今のこの「東京外環プロジェクト」っていうホームページは、シールドの工事の状況をわかりやすく伝えていこうっていう、これも、これまで説明会とか、我々、沿線区市とか、いろいろなところからシールドマシンの状況とか、今の工事の状況をもっとわかりやすく教えてほしいっていうことで、そういう工事に特化して専用のホームページを事業者3者で立ち上げたものです。
 環境のこととか、これまでの取り組み経過とか、外環全体のことは、東京外環のホームページ、リングステップのほうで掲載していますので、そこはリングステップのほうのホームページでその役割は担っているということで御理解いただきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  本当に工事に特化しているっていうことはわかるんですけども、つまり地下水の状況とか、あるいは工事に絡んで振動、騒音とかっていうふうなことっていうのは、やはりきちっと公開してほしいということはずっと言っているので。今、本当にページ、きょうのきょう確認はしていませんけども、先日確認したときは、安全環境の取り組みって、何もページがほとんどないような、中身がないような状態で、本体のもともとのところに飛ぶっていう形で、それもやっぱりわかりにくい状況なのでね。ぜひ、地盤変動とか、シールドマシンの進捗に伴って、周辺で観測していくっていうのは言っているので、その数値をちゃんとここで公開してほしいと思うんですが、それについてきちっと要望を出してもらいたいんですが、どうでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今、水位のこととか、地盤変動の調査のこととか、そういったデータの公表という、ここにも挙げてもらえないかというお話でした。我々も、工事の状況の専用のホームページを立ち上げたって聞いていますけど、これから、ここで10月に始まったホームページですから、具体的にシールドマシンが初期掘進を終えて進行していくときに、必要な情報をしっかりと出してもらうようなホームページにしてもらう必要はあると思っています。
 何を出して、何を出さないでっていうのは、行政間でもよく調整しながら、ほかの区市とも連携をとって、必要な情報はやっぱり市民の方にわかりやすく提供できるように、それは国のほうに申し入れをしていきたいと考えています。


◯委員(野村羊子さん)  お願いしたいと思います。それで、本線のシールドマシン、今まだ初期掘削というか、要するに組み立て工事、いろいろし続けているわけですけども、実際に動き出したらスピードは全然違ってくるわけですよね。発進する前に工事説明会っていうふうな話も、最初の説明会のときにあったように思うんですが、来年、年明け1月、2月にも実際に動き出すっていうふうな予定だったと思うので、工事説明会というのはちゃんと、本線のシールドマシンがスタートする前に、あるいは自分の地域に来る前に、ちゃんと工事説明会っていうのはやっていただけるのかどうかって、そこについては何か協議はされているんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  シールドが本掘進を始める前に説明会をするという、そういったお話は協議の中ではしてございませんが、緊急避難計画をやはりしっかりつくって、それを公表して、皆さんが安心できるような形で工事を、本格的な掘進に入っていくということを協議をしております。そういったものをどういうふうに説明をしていくのかっていう、それが説明会と委員、おっしゃっていたかもしれませんけれども、策定した段階で、国のほうがそれをしっかりと周知していくということになっていますので、我々もしっかり周知されるように申し入れしていきます。


◯委員(野村羊子さん)  本格掘進の前に説明会をするというような言い方を、たしかしていたと思うんですね。オープンハウスなのか、全体の最初の工事説明会なのかわかりませんが。だから、本格的に動く前に何らかというか、オープンな説明会があるっていうふうに住民は思っているんですが、それは協議していないということは、そのことは事業者は考えていないっていうことですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  外環本線のトンネル掘進に関しては、やっぱり事業者がしっかりと責任持ってやるところなので、私どものほうに全てのものが相談があるとは、やっぱり限らないと思っています。その辺のところは、今我々は聞いていませんけれども、事業者の責任で説明会をやるのかっていうのは、確認しないとお答えできません。


◯委員(野村羊子さん)  ぜひ確認していただいて、少なくとも三鷹市域に入る前に説明会っていうのをきちっとしていただきたいと。それは、世田谷は世田谷で出る前にちゃんとやれっていうような思いはあるでしょうけども、少なくとも三鷹としては、こちらに来る前に。
 実際、逆算したらいつぐらいになるって、実際に1月、2月に動き出すのであれば、月進500メートルだっけ、何かスピードってあるわけだから、それを見越してちゃんとやるっていうふうに逆算していったら、やっぱり準備しなくちゃいけないっていうことになると思うので、これ、どうなのかっていうのを確認してください。このまま公開の説明会をしないままスタートするっていう話も一部聞いているので、それでは、やはり住民としては安心できないというのが1つ。
 そして、それに合わせて緊急避難計画ですかね、年内につくるっていうふうに話で当初言われていたと思うので、今この段階でまだきちっと形にできていないっていうのは、それはそれでやっぱり住民の皆さんの不安になるので、これはこれでまた別途、きちっとどういう形で計画ができて、どういう形で市民の皆さんに周知されるのかっていうことを、きちっと説明会なり開いて説明していただきたいと思うんですが、これについてもまだ時期とか、見えてこないっていうことなんでしょうかね。
 2点、お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  シールド掘進に関しての説明会はやっていないわけじゃなくて、本年の2月に北野小学校で行っていますので、そこの部分で改めてするという話は、説明会の中では出ていませんでした。どういう形で説明会が行われるのかっていう、今委員のおっしゃっていることについては確認をします、私どもでは聞いてございませんので。
 それと、緊急避難計画の周知の関係ですけれども、まだこれは区市の中で、沿線区市と事業者と調整しながら進めているところなので、しっかりとできた段階で、それは周知のほうはお願いするように申し入れのほうはいたします。説明会については、その中で協議します。


◯委員(野村羊子さん)  2月にあった本格的に掘りますよっていうふうな説明会で、全部本格掘進についての説明はないと、終わっちゃったんだっていうことであれば、やっぱりそれは、その説明が不十分だと思うので。確かに、例えば普通の一般的な工事でいえば、工事前に1回説明会をやれば、それで義務を果たすということになるのかもしれないけども、やはりこれは結構大きなことだと思うので、それなりの被害も、心配する側としては予測されている。あるいは、現実に先例から言えばいろいろあるものなので、やはり事前に各地域で説明会を順次開いてほしいっていうことは要望を出してほしいと思います。
 それで、緊急避難計画は、じゃあ、12月中というのはまだめどが立っていないということで、時期もまだ未定だということでいいですね。ちょっと確認します。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  めどが立っていないというわけではないです、しっかり協議していますから。それで、三鷹市だけじゃなくて、沿線のやっぱり7つの自治体と事業者とのこともありますし、関係機関、ほかにも東京都とか、警察とか、いろいろなところとの調整がありますので、そういったものを調えて、国としては年内にまとめたいっていうふうに言っていますので、それがまとまった段階で、我々もしっかり周知していくように申し入れします。


◯委員(野村羊子さん)  年内にということは、今のところはまだ動いていないということですね。住民の側としては、緊急避難計画ができないんであれば、何がどうなるんだかわからないんだから、本格掘進してほしくないということが前提でありますので。だから、両方の時期が重要になってくると私は思っていて、いろいろ聞いています。なので、本当に、まず最初に避難計画の説明会をして、それから、じゃあ、これから来ますよ、掘りますよっていう説明会があってというふうな形で、きちっと手順を踏んでなされるように、ぜひ要望していっていただきたいと思います。
 それでは、最後に、現在の工事について、ちょっと幾つか確認をしたいと思います。今だから、いつもちゃんとまとめていただいて、本当にわかりやすくというか、でも、一体どれだけやっているんだっていう感じですが。現在、9つの工事が進行中ですが、北側では、シールドマシンを現在組み立て中だっていうことで、これが3月末までできてというと、3月以降にシールドの掘削を始めるというふうに見ていいんでしょうかねということ。
 これについては、これも説明会は終わったということになっているんでしょうか。住民が工事状況を見学したいっていうことをずっと要望を出していると思います。多分、要望を出してから延々と時間がたっていると思いますが、本当にどのタイミングでもですけれども、逆に言えば、シールドマシンの組み立て中というのは、シールドマシンの大きさも結構実感できるのでね。世田谷で見せていただきましたけども、本当に刃の大きさっていうのが、そのそばに立っている人との違いというのがわかったりして、わかりやすいものだったっていうふうに私は思っているので、ぜひこの段階で住民向けの見学会、あるいは議会向けだけではなくて、やはり周辺の住民の方たちが工事の現場状況を見学できるようなこと、これもぜひ住民の方たち、ずっと言っているので、確認をしていただきたいと思いますが、ちょっとそこを、組み立ての予定と、掘る前に説明会をするのかっていうことと、説明会ということと、まずそのランプシールドについてお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  シールドマシンの組み立ての関係ですけれども、Hランプシールド、Aランプシールド、2基のシールドマシンの組み立てをやっていますが、春ごろをめどに組み立てが進んでいくというふうに聞いています。シールドマシンの掘進前には、シールド工事の説明会を行うということで、これは前から国と事業者のほうと、そういうことで市民への説明もされていますので、我々も時期が来た段階で説明会が開催されるものというふうに考えています。
 それと、あと、市民の方への見学会の件ですけれども、それは私どもも、皆さんに工事の状況をわかっていただくのは大切なことだと考えていますので、今、その実施に向けて本当に調整のほうはしておりますので、早くこんな形で実施できますということはお伝えできるように、調整のほうは進めてまいります。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  随分たっているので、ぜひ一日も早く見学会を実施できるように調整していただければと思います。
 あと、最後に、現在、開削部分をかなり広くやっていますが、全体の開削がかなり広いという中で、今現在の地下水位等の変化はないのかっていうことを、確認だけしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  掘削のほうも大分進んできておりますが、仮設で8つのユニットを設置して、地下水については水位が低下すれば自動的にポンプを回して安定させるような装置で、常時監視しながら施工監理の中で取り組んでいます。今、地下水位は安定しているというふうに聞いておりますので、しっかりとそこら辺については事業者のほうも毎日、日々確認をして進めているということを聞いています。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。工事中はそんなに変化はない。けども、終わった数年後に出てくるというのがほかの事例でもあるのですが、やっぱりちゃんと気を抜かずにきちっと確認をしていただければと思います。
 ありがとうございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  ここで一旦休憩といたします。55分再開です。
                  午前10時44分 休憩



                  午前10時53分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。


◯委員(栗原健治君)  それでは、初めに機能補償道路についてなんですけれども、現時点でもほぼ工事が全域的に行われるようになって、地域の分断が図られて、コミュニティとしての機能という点でもなかなか大変な状況があるなというふうに実感しているところなんですけれども、何点か聞きたいと思います。
 初めに、北野中央通りなんですけれども、吉祥寺通りまで東八道路から通じているわけですが、この位置づけっていうのはどのようになるのか。機能補償道路を北野中央通りとして位置づける部分があるのか。それとも、機能補償道路のところで北野小学校の東側、ぶつかったところで、北野中央通りとしてはとまってしまうというふうになるのか。それとも、ここから吉祥寺通りまでの新しいところ、機能補償道路の部分を、一定区間、北野中央通りとして位置づけるっていうふうに考えているのか、確認したいと思います。
 この点で、バス通りがどうなっていくのかっていう点も課題となります。西側、東側を通って吉祥寺通りまで行くのか、それとも、その先の部分の大幅な見直しがされることになるのか、現時点での事業者、また住民の声も含めて、今、市がつかんでいるところをお伺いしたいと思います。
 あと、東八道路との接続部分で、この東八道路インターチェンジの構造というのははっきりしているんでしょうか。西側の部分は東八道路と接すると、この機能補償道路と接するけれども、東側の部分は接しないと。実際に西側だと、そうすると、これ右折する構造ではなく、左折のみっていう形になることと思いますが、この点での東八道路のインターチェンジとの関係というのはすごく大きいと思うので、この構造っていうのは明確になっているのか。その上で反映する点が重要かと思うので、確認しておきたいというふうに思います。
 あと、機能補償道路、これは案ですけれども、北野の里をつくる関係で、歩道という点ではまだ余地があるかと思うんですけれども、機能補償道路としての車道を確保するということは、これ以上は考えていないのか、その可能性ですね。かなり東西の道路が、車でいうと生活道としての車の通る道というのは少なくなる中で、一定機能を確保することというのは、機能を補償するということでは重要かと思うんですけれども。せめて歩いて渡るところ、自転車で通るところを確保することが、地域のコミュニティを守る上では重要かと。
 また、通学路を確保するという点でも重要な点だというふうに思いますが、さらにふやしていくっていうことの可能性と、北野の里の関係で、もし整備するとなったら、機能補償道路としては位置づけないという形になる可能性もあるのかという点を、まず初めに確認したいと思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まず1点目の、北野中央通りの機能補償道路の代替となるところは路線が決まっているのかという御質問がありましたけれども、北野中央通り、現道から通行どめになって、なくなる部分についての代替道路の考え方ですけれども、現道と機能補償道路がぶつかるところが、西側ジャンクション、外周道路の西側の部分でございますけど、そこから3・4・3号線、都市計画道路に向かって車道幅員を6.5メートルとしております。
 現在の車道幅員、これはバスも走っている路線ですので、6.5メートルございますけど、この車道幅員を確保して3・4・3号線まで通っています。3・4・3号線を横断して、さらにそこから東側の道路ですけれども、南へカーブで下がっていく部分がございますけれども、ここの部分の車道も6.5メートルになっております。
 ここの車道6.5メートルと書いてある部分が代替機能を確保した機能補償道路になる部分で、中央道の下を渡る部分も6.5メートルというところが2カ所あると思いますけれども、この2カ所の横断部分を使いながら、渡った先の、今度は中央道の南側のところの外周道路になりますけれども、これがずっと地区公会堂のほうに向かって車道が6.5メートルという形の幅員になっておりますので、6.5メートルと表記されているところが北野中央通りの機能を確保している部分になります。
 歩道としては、2.5メートルと書いてありますけれども、これは民地側のほうに設置することで考えています。内側、ジャンクション側ですけれども、ジャンクション側については、ふたかけ上部の利活用をするという計画の中で、遊歩道をつくったり、自転車道を整備したり、いろいろな形で歩行空間を確保していたり、自転車の走行空間を確保していたり、そういうことで機能補償道路としての歩道は今、民地側のほうだけで考えています。
 先ほど北野の里の中で、車道としての確保とか、自転車道とか、遊歩道としての確保、そういったものはどうなのかという御質問ですけど、車道部分も、この利活用の中で、例えば駐車場をここに必要だねっていう話になれば、そこへ機能補償道路から持っていくような動線が必要になってくると思いますし、外周道路からそこの部分へのアクセスするような歩行空間とか、自転車道、車道や何かも、ふたかけ上部の利活用の中で検討していって、さらにふやしていく可能性はあるというふうに御理解いただければと思います。
 あと、東八道路インターチェンジの構造については、まだ決まっている形ではございません。先ほどインターの西側の部分は左折のみの形になるのかっていうお話でしたけど、多分、ここ、交差点化してこの形のままでいけば、構造的には左折のみになると思いますが、実際にここをインターチェンジの入り口を横断歩道で渡れるのかとか、それとも、立体横断施設を設けないと、車の出入りもあって難しいのかとか、そういったこれから詰めていかなきゃいけない課題もありますし、構造的にはどういう形になるのかというのは、最終的には確定しているものはございません。


◯都市整備部長(田口久男君)  担当部長の答弁に何点か補足してお答えいたします。まず、初めに、機能補償道路の基本的な考え方を再度お話ししますと、その言葉のとおり、生活道路、そういった機能をしっかり確保することが第一であります。そして、生活道路でございますので、先ほどの委員さんからの御質問の中でもありましたけど、通過車両、流入車両がそこに入れないような形で整備をしていくという、基本的なそういう2つの考えがありまして、その中で外環のランプ等の構造、それと区域の関係とかを調整しながら、こういった形で今配置していると。
 さらに、上部利用することによって、その空間を利用してさらにつなげていくというのが基本的な考え方でございます。その上で、今東八道路のインターのところも、担当部長がお答えしましたけれども、生活者の利便性も当然考える必要はありますけれども、流入によって交通安全が損なわれないように、そういった配置をしていくと。また、東八道路の交通への影響も考慮しながら、そういったところを今後、事業者、交通課、道路管理者と協議しながら決めていくものというふうに考えております。
 また、上部、先ほど、さらにふやせる可能性はさらに追求していくところでございますが、特に歩行者動線については、今横断している部分、幾つかここで示しておりますが、そこが基本になるとは考えております。ただ、上部利用によって、通れるところはかなり出てくる可能性はありますので、今後、上部利用の計画の中でそういったところをしっかり地域の方の意見を聞きながら、確保していきたいと。
 ただ、通学路とかは、やはり余りどこでも通っていいというようなところになると、そこの防犯面とか、安全面の確保の問題がありますので、そういったところはまた学校等と協議しながら、通学路等をどこにするかというのを、この機能補償道路とあわせて決めていくことになるかと思っております。
 もう一つ、バスの交通に関してでございます。北野中央通り、今バス路線がありますので、その機能は、基本的なところは確保を同じようにしていきたいというふうに考えております。あわせて、今後、周辺に都市計画道路が順次整備されていきますので、これはバス事業者等にも協議をしていくんですが、全体のバス路線を、地域の方にとっての利便性とか、そういったものを含めて、どのように配置するかということを、都市計画道路等の幹線道路、全体のネットワークも含めながら、バスについては協議をしていきたいと思います。
 ただ、工事中の段階的なバス交通、これはやはり代替道路とかの位置が変わる関係で、地域の方には同じように確保するというのはなかなか難しくて、御不便をかけているところはあるかと思いますので、そのあたりも丁寧にいろいろ御意見を聞きながら、なるべく現在の環境を落とさないように進めていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  さらなる可能性は、車道も、歩道も、北野の里の利用も含めて、地域のエリア、上部空間の利用も含めて、可能性はあるということで確認してよろしいんですか。もう一回確認したいと思います。
 その上で、現状でも本当に生活道としては影響があるので、通学路は決めるのに当たっても、生活道路が確保されていないと限定されてしまうので、生活道をいかに機能補償するのかという視点に立って、地域、コミュニティを分断しないように機能を確保することというのは最大の課題だというふうに思います。実際には、これをとっても、地域の分断は防ぎ切れないということを感じます。やはり外環道路計画っていうのは、改めて中止するなり、見直したほうがいいっていうことははっきりしていると思うんですけれども、この機能補償道路の整備される時期ですね。どういうふうに時系列的に整備されていくのかっていう視点が、関心が寄せられているところなんですけれども、この点では、周辺、外周の機能補償道路というのはどういうふうに整備されていくのか、時期的な見通しというのは現時点でどうなっているのか、確認をしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  機能補償道路の整備がいつ行われるのかという、最終的な整備の時期なんですけれども、恐らく最終的な整備の時期は、工事の進捗に合わせてですので、今の段階でこの時期ですって、お知らせすることはなかなか難しいんですけれども、ジャンクションの中の整備をしていくために、今、外周につけかえ道路っていう形で道路を整備しています。この位置がほぼ将来の機能補償道路の位置と大体一緒になる位置に整備しております。
 現在整備しているものは、あくまでも事業者のほうで管理している工事用の道路ですけれども、そこの道路の部分に、地下の工事が終わって、表面のふたかけ上部の整備や何かをやっていくときにあわせて、恐らく段階的に、本格的な機能補償道路としての整備が行われていくものというふうには推測はできるんですけれども、実際にどの時期に、どういうふうに、どこから整備していくとか、そういったことは現時点で示されていないので、我々としてもそういったことをこれから工事の進捗にあわせて、国のほうと調整していく必要があるというふうに考えています。


◯都市整備部長(田口久男君)  1点目の上部空間にさらなる機能補償道路等の機能ができるかどうかという御質問にお答えします。先ほど担当部長のほうからも、上部利用について、例えば中に駐車場とかできた場合は、そこにつなげていくというような──まだこれからの検討の内容でございますので、それを実際にやるということは決まってはいませんけども、そういう上部利用空間については、そういう可能性はまだあるということで御理解いただければと思います。
 歩行者、自転車等につきましては、先ほども答弁いたしましたけれども、その上部空間の施設利用に係る経路というか、そういったところで、なるべく横断できるような形で、地域コミュニティの分断を解消できるように。そこが上部利用の一番の目的だというふうに考えておりますので、そういった基本的な考え方で、また協議を進めていきたいと思っております。


◯委員(栗原健治君)  そうしたら、この機能補償道路ですけれども、現状で機能補償道路に、言ってみれば整備をし直すというか、ほぼ同じ場所に整備される道路もあるということで。これは、今どれくらいのパーセンテージであるのかというのは、今わかるのであれば、ぜひ教えていただきたいんですけども。実際に、その一致している部分があるところは、図示してわかりやすいようにして、教えていただきたいと思います。それは要望しておきます。
 あと、15ページの換気所地下部、またランプ接続部構造物本体、ここから施設のための工事が始まるわけですけれども、その換気所の設備というのは、PM2.5だとか、より細かい汚染物質、公害物質を取り除く装置が求められていて、どのように設置するのかというのは、地域の大気の環境を守る上でも重要なんですけれども、この点で設置するものというのは明確になっているんでしょうか。それを設置するのに十分値するスペースを確保している工事になっているのかっていうことを、確認しておきたいというふうに思います。
 その上で、市としてのこの現状の工事の段階で、ことしの3月、東八道路北側部分の立て坑の、この一番最後の資料の12ページ目で言うと、まる5とまる6のランプシールドトンネルの工事のAとHの部分ですけれども、シールドマシンの組み立て作業も施工中と。この期間は、来年の3月31日ということで、シールドマシンの組み立て自体はこの時期で終わるということで想定していると思うんですけども、この工事は地中拡幅部に延伸する工事は含まれていないということで認識していいのか、改めて確認しておきたいというふうに思います。
 その上で、この新しいランプシールドトンネルをシールドトンネルで掘る場合の緊急避難計画っていうのも当然求められていて、その計画なくしては工事に入れないという認識、市民からの要望がされているわけですけども、この点で、大深度よりも浅い部分でシールドトンネルを通るところ、また、地中拡幅部に接続する部分が影響する道路、この点での要望ですね。市として、緊急避難計画についての対応をどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  3点、御質問をいただきました。1点目の換気所の関係ですけれども、換気所については、私どものほうでも最新の技術を採用した構造、施設の検討、そういったことで、地域への影響がないような、最小限となるような計画になるよう、本年5月の要望書においても要望しているところです。
 具体的に、今回、大きな枠の中で、ここに構造をつくっていくという考え方が示されましたけれども、どういった構造で、どのぐらいの深さでとか、今、委員が御心配されている、そういう処理施設が入る能力の場所になっているのかとか、そういう件についての説明はちょっとまだ受けていないので、そこはしっかりと確認しながら進めていきたいと思っています。
 こういう地下の構造物の工事に入りたいという、その最初の情報提供ですので、説明会の日程もまだ決まっておりませんし、どんな工事になるのか具体的な説明も受けておりませんので。ただ、事業者のほうは、換気所の設置する設備の詳細について検討中だというふうに、我々が問いかけても、まだそういう答えしか返ってきていませんので、適切な時期に判断していくということで事業者からも聞いていますから、引き続いてしっかりとそこら辺も対応していきたいと思っています。
 あと、シールドマシンの工期の話と、あと、地中拡幅部の工事の件が含まれているのかという、そういった御質問ですけれども、今まだシールドマシンを組み立てしている段階で、確かに工期が平成30年になっていますので、今の工期が延伸されるのかどうなのか、これは私どものほうからお話しする内容ではございませんけれども、今、まだこの工期の中でとても工事が完了するとは判断できないような状況にはありますので、工期はこれから事業者のほうの中で適切に対応していくものと思っています。地中拡幅部の工事は別の工事ですので、この工事は、あくまでもランプシールドの部分の工事、地中拡幅部のものは別の工事で、今後、発注されるものというふうに考えています。
 緊急避難計画についての周知、対応ですけれども、先ほどの委員からも御質問いただいていますけれども、今まさに策定しようとしているところですので、しっかりと策定したものが皆さんに周知されるように、我々からも申し入れしていきます。


◯委員(栗原健治君)  このランプシールド工事から発進する浅い部分、地上拡幅部も含めた区分地上権の発生する地域に影響する工事ですので、しっかりと市がそこの点では確認する必要があるということを指摘しておきたいと思います。
 その上で、準備工事、この工事期間では組み立てが終わるのかどうなのか、おさまるかわからないということです。さらに工期が延長するっていう見通しだということの答弁だったのか、確認したいというふうに思います。
 これは、シールドの立て坑の工事だということで、シールドマシンでのランプトンネルを掘る工事は別のものだということでは認識しました。シールドトンネルを工事が始まるということで言えば、区分地上権の権利の侵害にならないように留意することは、市としてちゃんとしっかりと求めていくことが市民の権利を守る上で重要なので、そこの点ではしっかりとお願いしたいというふうに思います。
 その点、工期の関係で、もう一回確認しておきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  このまる5、まる6の工事なんですけれども、今、委員さんのほうで再度御質問があった件で、ちょっと違った捉え方をされていたので、もう一度説明させていただきます。この工事はランプシールドのトンネルの工事ですので、ランプシールドトンネル、今マシンを組み立てして、それで、地中拡幅部のところまでのランプシールドトンネルを掘って、整備する、そういったところまでの工事が含まれています。ただ、本線の地中拡幅部のところの切り開き工事というのは別の工事だということで、トンネル工事自体は、シールドマシンを組み立てて終わりじゃなくて、トンネルも含まれているということで御理解いただければと思います。
 そういう意味で、トンネルを掘る分の工期が足りないんじゃないかと。それは適切に対応していかなきゃいけないというふうに考えているということを申したところでございます。


◯委員(栗原健治君)  再度の説明でわかりましたが、その点、そういうことで考えると、ランプシールドトンネルが、シールドマシンが組み立てられて、それでスタートすると、開始すると、トンネルを掘り出すっていうことで、区分地上権の権利指定されている住宅の下も、今後、工事が入っていくということになるということで言うと、緊急避難計画が明確に示されない中で、地中のシールドマシンを言ってみれば動かして、掘削を本格的に掘り出していいのかという点では、市民の安全の観点から、組み立てまではあっても、トンネルを掘り出すということはやめるべきだというふうに明確に示すことが必要かと思うんですが、この点で、市としてはそういう姿勢はとる考えはあるのでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ただいまいただきました意見については、国のほうに、事業者のほうに確認していきます。


◯委員(栗原健治君)  明確に避難計画も示されていない中で、ランプシールドトンネルを掘り始めるということは、区分地上権でまだ合意がされていないという中で、一度掘り出せば、マシンがどんどん進んでいく、どんどんトンネルが延長されていくということで、権利侵害にもつながりかねない工事につながるので、そういう点では十分な手続をもって進めるように国に対して求めていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(大城美幸さん)  今の確認なんですけど、国は避難計画を策定しないと、シールドマシンを発進させないというんじゃなくて、策定しないうちにも、もう進めるっていうことですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ランプシールドトンネルの工事を開始するに当たって、そことの緊急避難計画の関連について確認をしていくということでお話をしましたけれども。


◯都市整備部長(田口久男君)  部長としてお答えします。緊急避難計画については、本線のシールドマシンの工事に関して、計画を今検討、調整中だということで、ランプシールドについては、今後それは確認をしていくという答弁ということで、御理解いただければと思います。


◯委員(大城美幸さん)  12月5日に、市長が国土交通省に要望書を出していますよね。これは、北野の里の実現に向けた市民意見の反映についてっていうことで、これはこれでいいんですけども、この一番最後のところに、今後、外環事業では、シールドトンネルなど、地下での工事が計画されていますが、市民に対しては引き続き丁寧な説明を行うとともに、工事を安全に遂行していただくよう、お願い申し上げますと書いてあります。
 それで、先ほど、5月には換気所のことについて要望をしたという御答弁もありましたけど、やはりランプシールド、区分地上権のところの人たちは、特にトンネル工事についての地盤沈下を特に心配しているわけですよね。シールドトンネルなど、地下での工事っていう、この要望書の最後に書いてある、ここの部分がやはり一番、該当する市民が心配している部分なんですよ。なので、本格工事のシールド発進前、そして、ランプシールドのシールド工事が始まる前に、やはり市としてはきちんと避難計画をつくること、また、全国の事例からすると、ほかのところでは地殻変動監視委員会とか、第三者委員会っていうのがきちんとつくられています。
 広島の場合は、現場ステーションというので、リアルタイムで工事状況を開示し、いつでも閲覧できる場所の開設があり、相談もできるようになっているので、さっき言った第三者委員会、そして相談窓口が常時対応できるようなものを、市として、やはり市民の不安を払拭する立場から、要請すべきではないかと思うんですが、考えをお聞かせいただきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  シールドトンネルや地中拡幅部、横連絡坑、そうした地中の工事が計画されているので、そういった工事をしっかりと安全に遂行するということで、今回要望を出して、再度、市長がお願いしたところですけれども。国のほうも、工事の安全な遂行はしっかり行っていきたいと言っておりますので、我々としては、工事の安全は事業者がまず取り組むことですので、それは間違いなくやっていただくように要望していきます。
 ランプシールドトンネル、本線の掘進前、当然、緊急避難計画は本線の中で説明、周知していきますし、ランプシールドトンネルが施工されるに当たっても、まずどういう形でやっていくんだという説明をしっかりとするように、それは国のほうに──国も求めて言っていますので、そういったことが大成できるように、我々も引き続き申し入れのほうはしていきます。
 第三者委員会については、今、東京外環トンネル施工等検討委員会が立ち上がっていますので、そういった委員会の中で、しっかりと専門的な見地で判断してもらう必要があります。そういった判断を我々もしっかりと注視して、どういった判断をされて、本当に安全なのかどうなのか、そこは専門家もこれから対応していくものに対して、市としてもしっかりと確認していきたいと思っています。
 まず、事業者のほうで、24時間体制で、これから本掘進が始まっていけば、対応していくことになりますので、そういった対応が適切にできているのかどうなのか、国のそういった窓口の対応が適切にできるように、我々のほうからも注視しながら申し入れしていきたいと思っています。


◯委員(大城美幸さん)  丁寧な説明を求めることはいいんですよ。それは、向こうが情報提供をきちんとするということは当然のことで、丁寧な説明をしてもらわないと困るわけです。だけど、今私が言っているのは、外環の場合は、東京外環トンネル施工等検討委員会という学識経験者で構成する専門のがあるという御答弁でしたけど、名称からしても、トンネル施工等検討委員会で、施工することが前提ですよね。
 だから、国が幾ら安全だ、安全だって、専門の人が最新の技術で安全だって言っても。市民からすると、その科学的な根拠とか、市民の不安を、じゃあ、国のほうがつくっているものが安全だって言っても、それを本当に納得できるかといったら、やっぱり私は納得できないんじゃないか。安全だって言っていながら、この間、59カ所ものトンネル事故が起こっているわけだし、最近でも横浜で起こっているわけなので、そういうことを考えると、やはり第三者委員会の必要性っていうのがあると思うんですよね。
 だから、そこは市側のほうでも、市民の目線からきちんと、市民が納得できる科学的な根拠が示されているのかっていうことを検証する第三者委員会というのが、国の御用学者じゃない人を交えてと言ったらおかしい、入れてと言ったらあれですけども、あるいは、不安に思っている市民も入れた第三者委員会というか、そういうのをきちんと設けるべきだというふうに思うんですが、国のほうの専門機関が信用できるって、どうして言えるんでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  三鷹市として、その検討委員会が信用できるかどうかという御質問かと思いますが、施工等が前提という御質問でございましたが、施工することについての安全を確保しながら進めるということで、そこに配置された委員の方も、安全に確実に進めることを考えて、検討をするものだというふうに考えておりますので、そこは三鷹市としても信用して、確認していきたいというふうに考えております。


◯委員長(伊藤俊明君)  よろしいですか。他の委員。


◯委員(石井良司君)  質問しようと思ったら、副委員長に先にやられてしまいましたので、質問したいと思います。もしも、私が間違って同じ質問をした場合には、答えないで結構でございます。また、国の工期などについても、場合によっては質問しちゃうかもしれませんけど、それについても答えは結構でございますので。
 そこで、ちょっと気になったのは、コミュニティの分断はあるんですけども、これ、周辺道路への影響って大分あると思うんですよ。それで、特にここをよく通っている方も当然なんですけども、たまに通る方もいらっしゃるんですね。そうすると、道路が大分変わって、今回も大分変わります。そういう中で、周辺道路の影響は大分あると思うんですね。その点について、分析なりしているのか、または、対応などをとっているのかどうか、その点、お聞きしておきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  確かにインターチェンジが開設されますと、周辺の道路、特に東八道路は2万台から4万台ぐらい、倍ぐらいに交通量がふえて、それはインターチェンジに乗るための交通量がふえてきています。その交通量を処理するために、やはり東西南北の幹線道路の整備が大切だということで。今、東八道路については、高井戸インターまで放射5号線まで整備して、外環のインターチェンジまでに供用開始するように、これ、東京都のほうが事業を進めています。
 また、南北の幹線道路としては、調布保谷線、今、三鷹区間を全線供用開始したとは言いながらも、まだ4車線で供用が開始できてございませんので、そこの整備を進めています。東西南北の幹線道路が必ず実施すると、完成してからじゃないと、インターチェンジの開設はまずできないということで、市のほうも都や国に働きかけながら、これまでも取り組んできました。
 「対応の方針」では、周辺の都市計画道路も、この整備もすごく大切で、今、3・4・12号線、3・4・11号線、3・4・3号線、そういった周辺の都市計画道路の整備、これは全て都施行です。東京都の施行で取り組んでいるところです。いずれにしてもまだ用地買収の段階で、用地買収が一番、3・4・12号線で7割程度とは聞いていますけれども、大分用地のほうも進んできていますので、これから都市計画道路の整備がしっかりと行えるように。まだまだ整備が足りていないのは、3・4・11号、甲州街道へ抜ける部分の整備ですね。こちらが、三鷹区間だけじゃなくて、調布区間が大事ですので、ここを東京都のほうに進めるように、働きかけのほうはしているところです。
 市としても、あと3・4・13号線、市施行の牟礼地区の都市計画道路の整備も大事だと考えていまして、吉祥寺通りから連雀通り、また3・4・13号線、そういった今の流れと、あと、3・4・7号線、これは連雀通りから、現道から離れていく東側の区間でありますけど、そこから3・4・12号線に向けての都市計画道路の整備も非常に大事だと思っていまして。それを優先整備路線には位置づけされていますけれども、まだ事業化されていませんので、一刻も早く事業化するように都に働きかけて、ジャンクションの整備にあわせて、そういった周辺の都市計画道路が全体的に整備されて、通過交通をうまく処理できるような、そういったことが非常に大事だというふうに考えていまして、そういったことを今、市全体を挙げて事業者のほうに働きかけながら進めているところでございます。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。今、基本的にこの外環のその部分を議論されているんですけれども、先ほども言いましたように周辺道路の影響が非常に大きいので、一部、場合によっては迂回道路としてもできる可能性もある部分もあると。部分的にあると思うんですね。そういうところはしっかりと把握をした上で、できる部分は東京都に要望していただきたいと思います。
 それと、もう一点というか、先ほどの説明でほぼわかったんですけど、3・4・12号線とか、牟礼方面に行く道路がございますよね。これも重要な部分なんですけれども、その買収はまだほとんど進んでいないと思うんですけども、これ計画、スケジュール的なものはどうなっているんでしょう、今現在わかる範囲で結構です。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  3・4・12号線については、東八道路から南側のところが事業決定して、今、事業に向けて用地買収を進めておりますけれども、東八道路よりも北側の部分、これ、優先整備路線には位置づけられているんですけれども、まだ事業化される段階になっていないので、この3・4・12号線と、あと3・4・7号線、今の狐久保の交差点から、この3・4・12号線までの区間の都市計画道路を、東西南北、3・4・7号線と3・4・12号線を整備していかないと、やはりここは、まちづくりの中でも非常に大事なところだというふうに考えていまして、今、市と都のほうでいろいろな協議を進めているところでございます。


◯委員(石井良司君)  わかりました。いいです。


◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、他の委員、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、以上で終了といたします。
 以上で、都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時42分 休憩



                  午前11時43分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時44分 散会