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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成29年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会) > 2017/12/15 平成29年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文
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2017/12/15 平成29年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(後藤貴光君)  皆さん、おはようございます。ただいまから、三鷹駅前再開発事業対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認したいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側の皆さんが入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に関する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。三鷹駅前地区における再開発事業の状況について、資料1のほうで御説明させていただきます。
 1ページをごらんください。1、三鷹駅南口西側中央地区再開発事業についてです。(1)、工事の進捗についてです。12月上旬時点の進捗状況です。9月より、高層階の外壁部分のPC板を工場において製作しております。高層階の工事では、9階の躯体立ち上がり工事を行っています。また、低層階の工事では、内装の仕上げ工事等を行っているところです。
 2ページをごらんください。進捗状況について記載したものです。左上段が平面図、右上段が工事の段階図、下段が現況の写真となっております。左上段の平面図をごらんください。12月上旬時点における工事の状況ですが、灰色の塗り潰し部分で地上躯体工事を行っております。5階までの低層階の工事では、地下の躯体工事、地上部の鉄筋コンクリート工事に引き続き、12月から内装仕上げ工事等を行っているところです。また、緑色で囲まれた部分が高層階部となります。上段右側の工事の段階図をごらんください。6階から26階の高層階は、工場で製作したPCと呼ばれるプレキャスト部材をクレーンで設置しています。12月5日現在、地上5階の立ち上がり工事を行っています。
 1ページにお戻りください。(2)、再開発組合による取り組みについてです。再開発組合では商業部会を開催し、商業施設の検討などを引き続き行っています。
 (3)、その他です。11月11日より、完全予約制のマンションギャラリーが上連雀一丁目に設置されました。
 続きまして、2の三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業についてです。(1)の再開発協議会についてです。市及びUR都市機構において都市計画等に係る関係機関との協議・調整を行っているため、地権者で構成される再開発協議会は、現在一旦休止しています。
 説明は以上です。


◯委員長(後藤貴光君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 西側の中央地区の再開発事業なんですけれども、(2)の商業施設の検討ということで取り組みがあったんですけれども、市民の皆様、どういった商業施設が入るのかということが非常に関心のあるところだと思うんですけれども、この内容、どういった検討がされたのかということがおわかりになっているようでしたら、教えていただきたいと思います。
 それと、南口中央通りの東地区再開発事業についてなんですけれども、こちらは一旦再開発協議会が休止しているということで、関係機関との協議・調整ということなんですけれども、この関係機関、どういったところと協議・調整をされているのかということと、これは、スケジュールどおり進んでいる1つの段階であるのかどうかということを教えていただきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まず、西側中央地区の再開発事業においての商業施設の取り組み状況でございますけれども、権利者の皆さんで商業部会を運営しているところでございまして、権利者の個人の資産に密接にかかわってくるということで、今部会のほうは商業床の取得予定者、こういった方たちのみで行われているところです。
 実際にどういう検討をしているのかという詳細のことは、私どものほうでも把握しているところではないんですが、実際に今行っていることは、出店する店舗の予定の情報、そういったことをテナントに打診をして、出店意向のあるテナントを今確認しているというところですので、どういった店舗が出店していくのかということを、商業コンサルを入れながら、確認していきながら、商業のこれからの検討を深めている、そういう状況にあります。
 2点目の中央通り東地区の関係でございますけれども、いろいろとこれから都市計画の手続に入っていくためには、都市計画の協議というものが必要になってきます。都市計画の中でも、法定再開発第一種市街地再開発事業を検討しておりますので、第一種市街地再開発事業を行うためには、やはり高度利用地区という都市計画もあわせてかけていく必要があります。建物を共同化して空地を設けていきながら事業を進めていくと、そういう再開発の特性でありますので、どういう高度利用の都市計画をかけていくのか。壁面後退、何メートル後退することによって、容積率のボーナスと言っていますけれども、プラス緩和の規定がありますから、そういったことも東京都や何かとも協議をしていく必要があります。そういったこととか、地域のまちづくりをやっていくときに地区計画の協議、また、さらに交通管理者とは交通ネットワークの協議も必要になってきます。歩行者動線をどこに持っていくとか、自転車動線をどういうふうに処理していくのか、駐車場に入る動線をどういうふうに処理していくのか、そういった協議を調えて、さらに並行して地権者の意向調査もしていますので、そういった意向調査や、関係機関との協議をしたものをもとに、今度URが施設計画の案をつくって、地権者の皆さんと協議していく新しい取り組みに入っていきますので、一定程度、今の準備期間が必要になってきます。
 手続的には、来年の都市計画の決定を目指していますので、大きくは、まず地権者の合意形成が必要になってきますから、具体の施設計画を早く準備して、もう一回、皆さんでこの再開発事業に進んでいくんだという事業実施の確認をとって進めていくと、そういう流れになりますので、今そういう取り組みを進めているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。来年の都市計画の決定を目指しているということで、やっぱり何よりも地権者との合意形成が一番大変なんだなということを実感したんですけれども、引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。西側のほうなんですけれども、建物が今、本当に高くなってきて、目に見えるような形に大きな建物ができてきたなというような感じがするんですけれども、そういった高くなってくるに従って、市民の皆さんから何か意見だとか、要望だとか、苦情だとか、そういったものも含めて、もしあったら教えてください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  工事の進捗に伴って、市民の方から市のほうに寄せられている意見というのは特別ございません。今後、高さがまた上がってくるといろいろな意見が出てくるかもしれませんけど、今9階レベルの施工をしているところで、搬入車両もそれほど多いというわけではなく、騒音・振動計も地域に設置して、皆さんに確認していただきながら進めていますので、何かあれば私どものほうにも連絡が入ってくることになっていますけれども、今のところ、そういったことは聞いておりません。よろしくお願いします。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。今のところないということですけれども、今御答弁あったとおり、また今後いろいろと、もしかしたらあるかもしれないということで、市民の方に対する周知であるとか、そういったこともお願いしたいと思います。
 2番目なんですが、先ほど商業部会、権利者の方々、取得予定の方々、あと出店予定の店舗についてお話し合いをしているようだということなんですけれども、地元の商店の方々の声というものはそこに反映されることというのはないのでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地元の商店会の方が直接商業部会とかかわってくるということはないと思いますけれども、事業を始める前の段階で、西商店会の方とは話し合いを行いながら進めてきていますので、特に商業のガラス面を多くとって、にぎわいが外に漏れるようにしてほしいとか、地域で店舗の顔がつながるような商店をつくってほしいとか。商店街の営みが継続できるような、そういった調整をこれまで市と、商店街と、事業者と連絡しながらやってきていますので、今まで話し合ってきたことが、きちんとこれからの商業施設の展開の中に反映されるように、我々も今、事業者のほうとはそこをしっかり調整していきたいというふうに考えています。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。地元の方にお伺いすると、やっぱり先ほど御答弁あった、どのようなお店が出店されるのかとか、そういったところが全くイメージできないというようなお話を伺うんですね。商業部会における商業施設の検討の内容というものを、地元の商店の方に情報をお伝えするっていったことは行われているんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際に、商業施設がどんなものを検討しているのかとか、そういった情報はまだ市のほうにも伝えてもらえる前の段階で、ちょっと権利者さんのほうでいろいろな検討をされている、デリケートな段階でもありますので、そこについては我々もまだ情報的には持っていないんですけれども。それでも、これまで景観の観点でどういう商業が必要なのかとか、審議会なんかでも議論していますので、そういったことは事業者も承知していますから、そういったものがしっかりと反映されるような商業計画になるように、我々も部会には直接参加していませんけれども、そこの事業者の事務局であるコンサルタントとは密接に打ち合わせをしながら進めていますので。話し合いができるタイミング、情報提供ができるタイミングになった段階で、今、駅前のほうでは情報提供する組織としてまちづくり連絡会という組織もありますから、そういったところで、地域の商店の方たちに情報提供をさせていただきたいというふうに考えています。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。話がまとまってから地元に伝えられるとなると、ちょっとあれかなというような気もするんですね。その内容というのも、デリケートなお話で問題という御答弁もございましたけれども、やはり非常に地元の方、当然いろいろ関心もお持ちで、そういった状況なんですよね。ですから、そういった方にもいろいろと情報提供というのも積極的に行っていただきたいと思います。
 次なんですが、東地区の再開発事業が──先ほども御質問ございましたけれども、一旦休止ということになったということなんですけれども、先ほどの大倉委員の質問の中で、これが予定どおりの、スケジュールどおりのものなのか、それとも、そういうことではなく、ここでアクシデント的にというんでしょうか、一旦休止になったのかというのの答弁がなかったと思うんですが、それをお答えください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今、休止になっている件でございますけれども、これは、当初からこの期間を休止するというふうに決めて進めてきたものではございません。いろいろな商業施設のあり方や何かを、今再開発の協議会のほうでこれまでずっと検討してきたんですけれども、次のステップとして、新たな情報を示してほしいっていう、それでまた話し合いをしたいという、それは地権者さんたちがそういうことを決めましたので、それには一定の施設計画を示していくには、いろいろな調整をしていかないといけませんし、URもそういう準備をしていかなきゃいけないので、そういうことで一定期間ちょっと時間があくけれども、そこを協議会の方たちも理解しながら、今こういう状況になっています。新しい情報をもとに次の話し合いに向けてやりたいという、そういう前向きのことから、ちょっと今とめていますけれども、できるだけ我々も早く再開できるように、URとそこは一緒に連携しながら取り組んでいるところです。
 予定どおりなのかというところについては、やはり都市計画ですから、皆さんとしっかりと合意していかないと、なかなか次に進んでいかないので、1回定めるともう後戻りできなくなる状況があるので、そこは、目指しているものはありますけれども、しっかり慎重に取り組んで進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。慎重に進めていくということで、わかりました。
 以上です。


◯委員(小俣美惠子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、最初に、三鷹駅南口西側中央地区の再開発事業についてなんですけれども、先ほど来、商業施設の内容については御答弁がございましたけれども、私も最初のころから、連雀地区は保育園が不足しているという待機児の問題がございまして、このマンションは駅直結型の、傘も差さずに通勤ができるというようなマンションでございまして、駅の傘も差さずに保育施設があって、仕事ができるような場所なのかどうなのかというような情報がございましたら、その辺を1点お伺いしたいと思います。
 それと、2番目の中央通り東地区の再開発事業ですけれども、ただいま御答弁いただきましたけども、私のほうから、さらに商店街の駅前再開発事業につきましては、なかなか進まないねということで、再開発事業につきましては、市民の皆様も商店街の皆様も大変期待をしているところですし、商店街の皆様も駅前マルシェだったり、いろいろなことで努力をしている状況がございますけれども、このような状況の中に、一方では再開発協議会は一旦休止をするというような状況につきまして、市はどのように捉えていらっしゃるかということを、ちょっとかぶるかもしれないですけれども、再度お伺いしたいのと、また、このようななかなか進まないこの事業が一旦休止をするというような影響を、どのように考えていらっしゃるかというような市の方向性をお伺いできればと思います。よろしくお願いいたします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  1点目の、西側中央地区の保育施設の関係でございますけど、これは前々から委員からもそういったお話は聞いていて、我々も事業者のほうと随分いろいろな調整をしているところです。商業床の部分と、業務の床の部分とあるんですけれども、商業の床のところについては、ここはやっぱり商業の施設を入れてにぎわいをつくっていくということで、ここに保育施設を入れていくということは難しいということは、事業者のコンサルタントのほうからは聞いています。ただ、業務床も入りますので、ここに企業内保育の取り組みができないかという、そういう補助制度や何かも案内しながら、そこを中心に今事業者のほうに求めていますので。まだ答えは出てきていませんけれども、保育施設は大事な施設だという、その辺の話は機会あるごとに事業者にも伝えていますので、これからの取り組みのほうを、我々もしっかりと確認していきたいというふうに思っています。


◯都市整備部長(田口久男君)  おはようございます。私のほうから、一旦休止しているということについての市の考え方について、お話しします。再開発協議会、休会ということで、特に検討をやめてしまうとか、ストップしてしまうとか、そういうことではなく、先ほども担当部長のほうから、都市計画の手続の開始の前に、今組み立てる内容として施設計画をしっかり固めると。その施設計画を固めるには、都市計画等のそういった枠組みをしっかり調えると。さらに、合意形成を調えると。その3つの内容を調えて進めていくということで、そのプロセスの中で、今この都市計画にかかわるいろいろ東京都の協議とか交通管理者との協議、それを行うということで都市計画決定、来年に向けてという考え方は基本的に変わっていなく、進めるということで、市としてはこれまでどおりなるべく早く進められるように取り組んでいきたいというのは変わるものではございません。


◯委員(小俣美惠子さん)  ありがとうございます。最初の保育園の質問なんですけれども、さらに確認をしていただきまして、企業内保育園を進めて、求めていっていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いいたします。
 次に、東地区の再開発のところですが、やはりこの事業につきましては、市民も大変期待を持っているところで、三鷹の駅が本当ににぎわいのあるまちに、駅前地区にしたいという思いはあるんですけれども、また、こういう一旦休止というようなことになりますと、ただただ、なかなか進まない事業がさらに進まないのかというようなこともございますので、また丁寧に御説明をしていただきながら、しっかりと進めていっていただきたいと思います。ありがとうございました。


◯委員(吉野和之君)  それでは、西側中央地区の再開発計画についてお伺いしたいと思います。先ほどから、この商業施設の検討についていろいろ質問が出ておるんですけども、確かにこれは先方の意向で、権利者のみが商業部会に参加して、市は参加しないでくれというような意向だということを、前回お聞きして、今回もそういうことなんですけども。
 確かに民間施行の事業であるということで、それは当然だと思うんですけども。ただ、この再開発の計画によりますと、西側中央地区で事業の推進を支援しますと、それから指導・支援を行いますというふうに書いてあるんですね。ということは、今後の市のかかわりとして、1つには、この商業施設にどのようなものを入れるかについて、やはり三鷹市の特性というか、三鷹市がどういう状況なのかということ、これはビジネスの観点からも非常に大きな参考になると思うんですよ。
 そういう意味では、商業部会に参加できないまでも、市の持っている情報の提供をより積極的に行うべきではないかなと。つまり、三鷹市の全体像を、そしてまた三鷹市の動き──今人口もふえていますし、マンションもふえている、こういう状況をしっかりとインプットすること、これが必要だと思います。その中で、やはり三鷹市の持っているいろいろなデータ、商業の観点から、恐らく先方もこの三鷹市の特性とか、三鷹市でどのような商業を展開すれば利益が上がるのかということに非常に関心を持っていると思うので、そういう意味からも、この三鷹市の持っているデータについても、やはり市民がこういう方向を求めていると、こういうものですとやはり繁栄するんではないですかというような、そういう誘導というか、何ていうかな、市の特性を踏まえた形での商業施設というもの、これをやはり今後とも誘導するような形でやっていく、そのために、ぜひともインプットすることが必要ではないかなと思うんです。そういうことをインプットすることによって、先方もやはり窓口を開いてくれて、より情報も入りやすくなるんではないかなと思うんですが。まず、この民間施設に対する市の取り組み方、この基本的な考え方、これについてお伺いいたしたいと思います。
 それから、あと住居系、これはホームページを皆さんごらんになっていると思いますけども、ここに3LDK、8,400万円台からというふうに大きく宣伝が出ているんです、公表されているの、これは御存じだと思うんですけれども。そういうことで、この住居系に住む方々に対しても、やはり今後、三鷹市のまちがどんなまちかということを、やはりPRすることも必要かなと思うんです。これからモデルルームでいろいろと、いろいろな方が来ると思うんですけど、その中に、この三鷹市がこんなまちですというようなことも、ある意味では来ていただく大きなプラス要因になるとともに、この三鷹市のまちを知っていただいて来ていただく。コミュニティに相当貢献しているというか、コミュニティ行政がかなり中心になっている市ですから、そこら辺も含めて、三鷹市のPRをするような、そういうようなものも、今度入る方の1つの参考にしていただけるような、このモデルルームをオープンするわけですから、それを参考資料として、市としても積極的な情報提供をして、できるだけ三鷹市に住むという決定をするときに、この三鷹の特性をよく理解した上で、この三鷹市の市民になっていただくというような、そういう取り組みを今の段階から事業者と協働してやっていくことも、1つ重要じゃないかなと思うんですね。そんな観点から、お伺いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  私のほうから、1点目の商業環境の誘導ということについてお答えしたいと思います。先ほど、別の委員さんのほうからも御質問ありましたが、これ、民間の再開発ということで、基本的には個人の資産にかかわる部分なので、なかなか強く誘導するというのは難しい面はございます。
 しかしながら、今、委員さんのほうからの御指摘の部分、大変重要な部分というふうに、市としても認識しておりまして、この再開発事業を開始する前に、その地域に存在しています西商店会さんのほうからの御意向があって、商店会の営みの継続、あるいは、駅前全体の商業振興に配慮した店舗というようなことで御意見をいただいて、市もオブザーバーという形で入って、意見交換を何回か行わさせていただいて、これについては事業者のほうにしっかり伝えたところでございます。
 ただ、今後、その商業施設の展開というのは、事業者のほうも商業コンサル、専門家を入れて検討しているということを聞いているところでございます。確かに言葉は適切でないかもしれませんけれども、そのまま展開していくと、どうしても周辺地域のニーズ、ただ利便性とか、そういったところで──これもちょっと語弊があるようにとられるとまずいんですが、チェーン店とか、そういうところがいけないということではないんですけれども、傾向として、そういう傾向になりつつありますので。我々としても、今、委員さんのほうからお話があった三鷹駅前、あるいは三鷹全体の商業の特性、個人商店をやられている方、一生懸命やられている方等いらっしゃいますので、そういったところが引き続き展開できるような、そういったことを商業コンサル等に我々のほうから伝えていくような取り組みを、今後働きかけていきたいというふうに考えております。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  2点目の三鷹のまちのPRを事業者と一緒にっていう、そこの御意見ですけれども、本当に委員おっしゃるとおりなんですが、やっぱり三鷹市は緑と水の公園都市ということで、駅前であっても緑をしっかりと確保してまちづくりを進めてきています。そういったことで、今のこの西側中央地区の共同ビルも総合設計を活用して、基準の緑をしっかり確保して整備を進めているところですので、入居される皆さんに、やはり事業者と我々もよく協力して、1つは、確保した緑をしっかり適切に管理していくこと。いつまでも設置した緑が育っていくように、それは敷地の緑ですから、住んでいる方たちも一緒に取り組む必要がありますので、そういったことは、伝えていくこと。あと、オープンスペースを活用できないかと、地域の方たちからも、お祭りや何かの神酒所や何かにも使えないのかという、そういった御要望もいただいていますから、そういったオープンスペースや何かの活用も、やっぱり入居者の方も一緒に理解していただかないと、なかなか取り組みって進まないことだと思いますので。
 そういった地域の商店街の方たちとこれまでも話をしてきたこと、また、三鷹市のまちづくりで緑と水の公園都市を目指していること、そういったことを事業者のほうとよく連携しながら、これから募集をかけていく段階で、どういうふうにお伝えできるのか。いろいろな重要事項の説明とかされていく中でも、市のまちづくりに少し触れてもらえるようなことができればいいなというふうに、我々も考えていますので、よく調整しながら進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(吉野和之君)  それでは、再質問させていただきます。まず、第1の商業関係なんですけども、ちょっと私、この商業部会と、コンサルと、それから市と、常に市はこのコンサルを通して商業部会と接しているという、そういうニュアンスがとれるんですね。コンサルの方が、やはり常に仲介になるというような、何となくそんなニュアンスがあってね。やはり、市としても、商業の発展を当然期待するわけですから、そのために、ある意味では市と商業部会の方が直接、三鷹市はこんな市なんですよと、そして市民の方々はこういう要望を持っていますと、こういう、いろいろな、さまざまなデータを──ビッグデータもあるでしょうから、提供して、こういう方向の商業というのが今後栄えるんじゃないですかということを、コンサルを通すのも1つなんですけども。あるいは、将来入る方も含めて、直接お話しできるような、そういう場も必要ではないかなと思うんですよ。常にコンサルを通してワンクッション置いちゃうと、やはりコンサルはコンサルの考え方があるでしょうから。やはり、市と権利者の方が直接話し合えるというか、意見交換できるような、そういう場もやはりこれから考えていくべきではないかなと思うので、お伺いいたします。
 それから、あともう1点。今度、住居系に新しく入居される方々に対して、やはりこの三鷹市の特性をPRすることも必要じゃないかなと思うんです。ということはどういうことかというと、コミュニティ・スクールとか、それから、こういう文化のような施設がある市ですよとかね。そういう、やはり三鷹市全体のイメージというか、三鷹市全体のまちづくりの中で、ぜひとも市民になって、皆さんも一緒にできる活動をしていきましょうよというような、そういう市としてのPR、それも入居を検討する中の1つの材料として提供していったらどうかなというふうに思うんですよね。そこら辺について、お伺いいたします。


◯都市整備部長(田口久男君)  1点目の、商業環境誘導の働きかけ方という御質問かと思います。コンサルのほうも、その事業者のほうの代理という立場で、意見はやはりしっかりは聞いていただいて、それを事業者のほうには伝えていただいています。今、ただ、御指摘がありましたように、なかなか商業環境をコーディネートするコンサルという立場で、うまく市の意向が伝わらない可能性もあるのではないかという御指摘かと思いますので、ちょっとその誘導、伝え方、働きかけ方について工夫をしながら、なるべく直接参加できるような方法を、今後ちょっと取り組んでいくことを検討したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今、委員おっしゃったこと、私が思っていたよりもっと大きなイメージで、三鷹のことをしっかりPRをしていくという、今そういう御意見をいただきましたので。かなりの方が今いらっしゃっていただいているようなんです、ギャラリーのほうに。そこをどういう形でPRできるのか。ちょっと事業者とも調整して、どんなことができるのか検討してみます。
 今の段階で、広く、まず物件を多分見に来る最初の段階だと思います。次の段階で、購入をもう少し検討される段階とかあろうかと思います。まだ販売の段階ではございませんけれども、どういった施設ですよという宣伝を今ギャラリーのところで始めたというふうに聞いていますので、どこかの段階で、委員、今おっしゃっていただいたような、市のことも伝えられるような場面ができればいいなと思いますので、よく調整をさせてください。


◯委員(岩見大三君)  済みません、先ほどから商業施設の話が出ておりまして、商業施設というより、駅前の商業環境ということについてなんですが、当然、西側と東地区のほうは事業体が違うので、それぞれという形になると思うんですけど。例えば、極端に言うと、西側のほうの商業施設でドラッグストアみたいなのができるといった場合に、じゃあ、もうちょっとバランスをとって、東地区のほうではそういう施設を余りつくっても仕方がないのでというような。要は、駅前の商業環境のバランスみたいなことなんですけど、そういう点については、後々の話になると思うんですが、先ほど言われた、コンサルの方というのは西側の方だと思うんですけど、全般的に、市のほうとして、しっかりとバランスのとれた商業環境をとっていくんだというようなことについて、確認というか、一応お考えのほうをちょっとお聞きしたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  商業環境の誘導の考え方ということかと思います。駅前の商業施設、先ほど来いろいろ御指摘いただいているように、個人商店がなかなか厳しい状況になっているようなというふうに把握しているところでございます。先ほどもお話ししましたが、個人商店でも特性を持って頑張っていらっしゃる店舗、多いかと思いますので、そういった施設が存続できることと、また、商業ですから、例えば一定程度の競争関係とか、そういったものも考えられます。そういう中で、市が直接店舗の業種とか種類を指定していくということはなかなか難しいとは思いますが、そういった競争関係、あるいは全体のバランスの中で、全てがっていうのが理想ですけれども、ウイン・ウインの関係で環境が成り立つことが必要かなというふうに思っています。
 そのためには、こういったハード整備ももちろんでございますが、ソフトの中でそういった仕組みを──生活環境部と一緒にやっていくような内容になるかと思いますが、そういったことを整えていく必要があると。
 駅前全体としては、再開発基本計画の中でも示しておりますが、回遊性とにぎわいという、そういうキーワードの中で、全体がこの2つの再開発の区域だけではなく広がっていくような、そういった商業環境の整備を誘導していきたいというふうに考えております。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。三鷹らしい駅前の商業環境というくくりも、なかなか難しいと思うんですけど、なるべくこのバランスのとれた形で、商店街、市民の皆さん方の御要望も聞きながら、慎重に話し合いのほうを進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。


◯委員長(後藤貴光君)  それでは、以上で行政報告を終了いたします。
 休憩します。
                  午前10時16分 休憩



                  午前10時17分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  それでは、委員会を再開いたします。
 2番、議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 三鷹駅前地区再開発基本計画・事業等に係る諸問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと、そのように確認いたします。
 続いて3番、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程につきましては、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 4番、その他、皆様から何かありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございますので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでございます。
                  午前10時18分 散会