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2017/06/15 平成29年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(後藤貴光君)  おはようございます。ただいまから三鷹駅前再開発事業対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたしました。
 市側が入室するまでしばらく休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  では、委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、三鷹駅前地区における再開発事業の状況について、資料1のほうで御説明させていただきます。
 1ページをごらんください。三鷹駅前地区では2つの再開発事業に取り組んでいます。1の三鷹駅南口西側中央地区再開発事業について御説明します。
 (1)の工事の進捗についてです。4月より低層階の地上躯体工事を行っています。低層階の構造ですが、高層となる中心部分は鉄筋コンクリート造で、その外周に鉄骨造が取りつく構造となっています。
 2ページをごらんください。6月上旬時点の進捗状況について御説明いたします。左上段が平面図、右上段が工事の段階図、下段が現況の写真となっています。左上段の平面図をごらんください。工事の状況ですが、灰色の塗り潰し部分が5階までの低層階となります。地下の躯体工事に引き続き、現在、地上部低層階の鉄骨建て方及び鉄筋コンクリートの躯体工事を行っているところです。上段右側の断面図をごらんください。6階から26階の高層階は工場で製作したPCと呼ばれるプレキャスト部材をクレーンで設置することで工期の短縮を図るとしております。
 1ページにお戻りください。今後の予定については記載のとおりです。
 (2)の再開発組合による取り組みについてです。再開発組合では、完成後のビルの管理運営や商業施設の検討などを引き続き行っております。
 (3)、その他。マンションに関する今後の予定について事業者より情報提供がありました。住宅販売用ホームページは3月に開設されております。また、11月よりモデルルームがオープンする予定で準備を進めていると聞いております。
 続きまして、2の三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業についてです。
 (1)の地権者の意向調査についてです。UR都市機構は再開発事業の施行予定者として、全ての代表地権者12名との個別面談を行いました。UR都市機構は今回の意向調査の内容を踏まえ、引き続き合意形成に向けて調整を行っていくとしております。
 (2)の再開発協議会についてです。地権者で構成される再開発協議会では、定期的に勉強会を開催し、再開発事業について検討を進めています。5月に開催された協議会では、引き続き商業施設の魅力向上に向けた議論が行われました。
 説明は以上です。


◯委員長(後藤貴光君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。東側の地区のほうでまずお伺いさせていただきたいと思います。今回の御報告で代表地権者12名の方と全員面談が終了されたということなんですけれども、その際に浮かび上がった課題とか、そういったことがなかったのかということと、一応全員面談をされたということで、まだまだこれから合意形成に時間はかかると思うんですけれども、一定のめどが立ったのかということをお伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  事業にもう反対で、進めていくのには難しいという地権者はいなかったというふうに聞いております。ただ、まだそれぞれの地権者の方に概要を説明して、今回意向を聞いているところですので、商業部分が取得したいとか住宅部分が取得したいとか、それぞれ意向がございます。具体的にまだ施設計画の図面をもとにこの区画をという、そういう具体の段階ではございませんので、引き続きそういった意向調査を重ねていく中で合意形成を図っていきたいとしております。
 それとあと、今回は代表地権者の12名でございまして、実際には地権者は共有の方も含めて数が20余名、そのうちの1つの協同組合などは、一地権者でありながら、その下に22名の方がいらっしゃったり、数は物すごくまだいらっしゃいますので、そういった方と今後もいろいろと合意形成を図っていく、そういう必要があるということで聞いております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。前回の委員会からスピード感を持ってということは皆さん言われているところなんですけれども、一つ一つ着実に進めていっていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、南口の西側中央地区の再開発の件でお伺いをさせていただきます。地下水についてなんですけれども、今こちらのほうが地上の躯体工事に入られているということなんですが、基礎工事の完了時、こちら、今回は問題のない工法でやられているということで安心はしているんですけれども、きちんとした報告が市側に入っているのかどうか、そういうことを教えていただきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際に地下の掘削関係で、地下水を吸い込んで戻すというディープウエルリチャージ工法、これは1月7日にもう地下水位の対策は終わっていまして、その後は今の地下水位が影響がないかどうかということを、地下水の調査を行いながら進めてきていると聞いています。地下水調査ですけれど、平成28年4月の15日に行った後、平成29年、本年度4月の17日に調査を実施しておりまして、結果については水質は保たれているということで聞いております。また、施工後、再度検査を行っていくということで話を聞いているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。駅前の貴重な資源でありますので、ぜひ市主導で今後も守っていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(小俣美惠子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。私からは南口西側中央地区再開発事業のことを質問させていただきたいと思います。
 まず1点目は三鷹の駅前の活性化の観点からお伺いしたいと思います。この地域は地域としては大変皆さんが注目している、非常に注目しているところかなというふうに思っております。どんな商業施設が入り、どんな業種が入るのかということが現時点で市のほうに情報がございましたら提供をお願いできればと思います。
 あともう1つ、三鷹は商工会を中心に駅前を活性化するようにさまざまな取り組みがされているという状況がございますが、この今回入る商業施設その他につきまして、商工会への入会の誘導なんかはあるのかどうかということを、市としてどのようなお考えがあるかということをお伺いしたいと思います。
 あと、それから、いつも毎回私、保育施設のことで、待機児童が大変多いということで、三鷹の駅前は保育施設を建設するには最適な場所だということを質問させていただいているわけですが、前回も誘導していくというお答えをいただいているところですが、実際に労働人口が減る中でますます保育施設は需要が高まってくるというふうな観点で、保育施設の誘導についてはどのような状況になっているか。
 その3点、よろしくお願いいたします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  商業施設、どういう業種が入るのかというのは、これから具体的な検討は進めていくところではあると思いますけれど、今、再開発の勉強会の中で、昨年の暮れから5月にかけて、どういった商業施設を目指していくのかですね、そういった検討をしているところです。特にまた、三鷹の魅力というのは何だろうかとか、これまで三鷹の商業のコンセプトの視点、そういったことを検討してきました。特に三鷹の特徴としては、都市部でありながら農地が残っていたり緑が多く残っていたりして、新鮮な野菜が豊富であったり、新鮮な野菜を──マルシェなんかのイベントなんかが開催されていて、中央通り全体の商店街の中でイベントが多く、商店が、個人店が元気だというような議論もされております。そうした地域の商店街と再開発の中でつくるにぎわいの商業施設をどういった形で施設配置をしていくのがいいのかという、そういう検討やなんかもしております。そういったことを体験することができるような施設、イベントや何かを体験するようなことができるような施設が大事だろうと、そういう議論をしています。三鷹市としては、再開発事業で商業の核となるような魅力ある店舗を誘致することで市の内外からの集客を図るということ、またそれと広場等を整備することで回遊性を高めるということを、これまでも三鷹市の考え方というものを協議会のほうに提案しているところでございます。また、再開発基本計画の中でも、既存の商店街との共生を図りながらエリア全体として一体的な買い物空間を形成していくということで、三鷹らしいにぎわいの創出を図っていきたいと、そういうふうなコンセプトで、どういう商業施設のあり方がいいかを再開発の協議会の中でいろいろな検討をしているところでございます。
 2点目の商工会への入会のお話になりますけれど、これから具体の商業施設が固まってきた段階で、勉強会の中では生活経済課のほうも一緒になって確認しておりますので、そういった商工会へのお話なんかも生活経済課とともに、今後入ってくる店舗や何かにつないでいきたいというふうに考えています。
 また、保育施設の関係ですけれど、現在2つの再開発事業が行われているという御説明をさせていただいています。南口の西側中央地区の再開発事業においては、商業床のほかに業務床も入ってきますので、そういったところの中で企業内保育所の開設ができないかというような検討を事業者のほうに投げかけているところです。そういったことで少しでも保育園を、保育の需要を、駅前の中で取り組んでいければということで今、市のほうでは取り組みを進めているところでございます。


◯委員(小俣美惠子さん)  丁寧な御説明、ありがとうございました。ますます三鷹の駅が活性化できるように、再開発の勉強会も活発に行われているというような状況があるようですので、その辺はさらに勉強を進めていって、三鷹らしいにぎわいが創出できればというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上でございます。ありがとうございます。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。現場を見に行って、今でもなんですけれども、結構大きなクレーンがどんと上に載っていて、威圧感というか、通っているときに感じるんですけれども、今後、予定を見てみますと、10月下旬から高層階の工事が始まるということで、どんどんクレーンとか重機とかいったものがより大きなものが使われるんでしょうか。また、クレーンもどんどん高いところに上げていかざるを得ないと思うんですね。そういった場合の通行人、通行される方々とか、さらには住民の方々に対する危険とか威圧感、こういったものの対応といったものはお考えでしょうか。この点、よろしくお願いいたします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  クレーンについては資料1の2ページの右側のほうにクレーンの図面がございますけれど、最大の作業半径といいますか、これは40メートル、クレーンがございます。20.8トンづりというふうに聞いていまして、最大作業半径でのつり上げの荷重が11トンだというふうな形で、このクレーンで作業用重機の計画はおおむね、地上部のところは別といたしまして、大きな部材関係は高層階の関係のやつはこのクレーンを上げていくことによって、今、地上、現在50メートルなんですけれど、最高高さで100メートルぐらいの高さまでこのクレーンを上げていくというふうに聞いております。当然、クレーン作業は大きな危険も伴いますので、風が吹いたり、風が強かったり、地震等においては作業ができなくなります。風速10メートルを超えるような風が吹いた場合は作業のほうは中止するというふうに聞いておりますし、地震発生時は震度が4以上になるともうクレーン作業のほうは行わないということで今、事業者のほうからは聞いているところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。そういったガイドラインのようなものがあって、それに沿ってやられていると理解をいたしました。でも、クレーンといったものが大きくなってくる、また当然、工事の工事車両なんかの出入りなんかもまた頻繁になってくるのかもしれないんですが、そういった場合の道路の通行といったもの、これに何か影響というか、変化せざるを得ないような、そういったものというのは、予想というか、されているんでしょうか。計画というか、されているんでしょうか。お願いいたします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  2ページの図面の左側の平面図にございますように、工事用車両の搬入については全てさくら通り側から行うということで、駅前とかバス停のある郵便局側の通りのほうからは行えない計画になっています。こちらにも必ず出入り口のところには交通誘導員等がついて、今はこの出入りでそれほど多くの資材が1日当たり入ってくるわけではないので、交通処理は十分できておりますけれど、よく状況を確認して、もし周辺に交通の影響が起きるようなことが想定されるときは、市と事業者とよく協議しながら進めていきたいと思っています。


◯委員(西尾勝彦君)  今のところ計画の変更は想定していないけれども、何か起こった場合には通行の計画の変更であるとか、もしかしたら制限みたいなものも起こってくるかもしれないということなんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  工事の進め方については工事説明会を行いまして、搬入車両の計画とか全て事前にいろいろと事業者、警察や市のほうや何かにも確認しながら来ていますので、今のところ苦情はございません。今後そういった計画がもし事業者のほうで何か大きく変わったり見直しが必要になってくるようなものがあれば、当然よく調整しながら進めていきたいと思っています。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。そういったやむを得ない計画の変更みたいなことがあった場合には、いち早く市民の方々、一番影響を受けてしまいますので、特に通勤・通学で本当たくさん多くの方々が通られる道でもございます。本当に安全第一で進めていただきたい。また、そういったことは早目に周知をしていただきたいと思います。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(嶋崎英治君)  2の(2)ですね。再開発協議会。座長がどこで、事務局がどこで、協議会に当たってのたたき台みたいなものは出ているんでしょうか。前に説明あったらごめんなさいね。私の記憶の中になかったものですから。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  再開発協議会につきましては、地権者で構成される協議会になっております。事務局はUR都市機構が事務局を担っておりまして、三鷹市も地権者の1人として協議会のほうには参加しているところでございます。現在、代表地権者の数でいいますと、14人の代表地権者のうちのURと権利者合わせて10の権利者が参加しております。全ての権利者が参加しているという状況までは至ってございませんけれど、多くの地権者が今、協議会の中で再開発の検討を進めているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  座長というのはその都度なんですか。誰かいると思うんですけど。それをちょっとさっき聞いたんですが。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  座長というのは再開発協議会の会長が務めております。


◯委員(嶋崎英治君)  誰であるかということについては個人情報で差しさわりがあるんでしょうかね。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  座長は橋本博司会長が務めております。ホームページも立ち上げておりますので、公表されている部分ではございます。


◯委員(嶋崎英治君)  ホームページ見ていなかったので、ごめんなさいね。早速見るようにします。
 終わりです。


◯委員(半田伸明君)  毎度毎度ね、この委員会は南口西側の民間の再開発事業と、あと南口中央通りの東地区のこの2点だね、ずっとね。議論をちょっと整理しておいたほうがいいなと思って、ちょっとやっぱマイク握ったほうがいいなと思ったんですけど、まずですね、南口西側の再開発事業というのは、これはあくまで民間の再開発事業なんですよね。ですから、民間の再開発事業に公共があれやこれや本来言えるわけがない。そこをお願いをしていくというのは、これはちょっと大変な話だと思うんですね。この建物がどうあるべきかということを、権利関係があるのであれば話は別なんですが、そうではない。となると、お願いベースにならざるを得ない。これはかなりつらいと思うんですよね。そういった中で、例えばまちづくり協力金が幾らだとかね、そういう細かい話は別なんだけど、実際に公共が携われるというので考えると、これは当然、限界があって当たり前なんですよね。ですから、あくまで見守っていくしかない。見守っていくしかないんだけど、さっき保育所の話とかいろいろ出てきたから、お願いすることはお願いしていかなきゃいけない。この温度差ですね。ですから、どの程度までお願いできるのかということは、これはかなりデリケートな話にならざるを得ない。ですから、僕は個人的に余りお願いするべきじゃないという気持ちも正直あります。民間の再開発なんだもん。そこを無理をお願いをしていくというのは、これは庁内でこの建物につき、どうあるべきかというのは最低限まとめていなきゃいけないですよね。さっき企業内保育所の話とか出てきましたけど、以前市長が都に対して条例改正をお願いしている案件がありましたね、風営法の関係で。当然、その辺の整理もしていかなきゃいけない。そういうことを考えていった場合に、企業内保育所しか方策がないのかなと個人的には思ったりしますけれども。
 もろもろ今言いましたが、結局、論点というのは僕はこれ、ないと見ているんですよ。ですから、あくまでこの再開発のあり方が、例えば違法なことをやったりとかいうときは当然監督をする権限が出てくるんだけど、今るる申し上げましたが、この再開発事業について公共がお願いをすることの限界について、改めてどう考えているのか。答弁次第によっては、この委員会でこれを取り上げる意味が本当にあるのかというのは私は個人的に問題提起をしていきたいと思います。その点について改めてお伺いをしておきたいということと、あともう1点は中央通り東地区の再開発の件なんだけど、さっき代表地権者云々という話ありましたが、一番気になっているのは共有のケースですね。共有だったら、共有をしている一人一人の方に承諾をとらなきゃいけないということが当然出てきますのでね。ですから、代表地権者に会えた、面談ができたということと、よし、これで一気に進むぞというのは、これは当然話は全然違うんですよね。ですから、代表地権者に、12名に会えたということでさらに、さっき幾つか数字出てきましたけど、これで一気に進むかといったらそうではないわけで、そうなると、かなり気が長い話になってくると思うんですよ。何度かこの委員会で議論になっている、速やかにとか言うけども、よくよく頭を真っさらにして考えると、速やかも何もなくてですね、そもそも無理なんじゃねという気もします。だから、共有案件も含めて、その辺の具体的な状況ですね。いつまでにというのは、これは多分無理だと思いますよ。だから、あと具体的に何人承諾をとらなきゃいけないのかという数字のチェックがね、むしろそこに絞られていくんだろうなと思いますけど、このあたり、今後の展望をどのようにお考えなのか。
 以上、2点聞いておきたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  2点、御質問いただきました。
 まず西側中央地区の再開発事業でございますが、委員のほうから今お話ありましたように、この事業の性格とか位置づけとしては、おっしゃるとおり民間事業ということで、中央通り東地区の位置づけとは若干異なる部分がございます。しかしながら、再開発エリアの中で5つの重点事業という形で今後進めていくという位置づけの中にこの西側中央地区再開発事業を位置づけさせていただいております。事業者のほうにもその旨、当然これは説明をしながら、この計画の中に位置づけさせていただいて、このエリアの中で密集化しているところを共同化しながら、それによって空間を生み出したり、また活性化の拠点にするということで、民間事業としてもそういう形でいろいろな連携、共同しながらということの中で進めていただくという事業でございますので、おっしゃるとおり、どこまでお願いするという部分は、市が直接かかわっている部分と違う部分がございますが、例えば総合設計制度でこの西側中央地区、進めておりますので、そこ、総合設計制度を活用するということは公共空間を生むというところでございますので、それについては駅前のまちづくりの考え方にやはり沿っていただく必要があるということで、そういったことをいろいろ協議をさせていただきながら組み立てていくものだというふうに考えております。また、保育支援、子育て支援というような部分も、これは駅前に限ったことではありませんが、やはりいろいろな事業の中でそういったものをできることを協力していただくということで、いろいろお話をさせていただきながら、できる内容を組み立てていただくということで、行政指導ということには、お願いということにはなりますけれども、そういう組み立てをしていくものかなというふうに考えております。また、中央通り東地区は、先ほど担当部長のほうから話をしましたように、市も地権者として、あるいはこの重点事業の中で特にここは核になる部分、最後に残された部分でございますので、こちらを中心──ここだけという話ではなく、ここを中心に全体を活性化していくということで進めていくものというふうに考えているところでございます。
 2点目の東地区の地権者との合意形成についてでございますが、先ほど担当部長のほうから説明しましたように、URのほうからこの事業に係る基本的な仕組みとか権利関係、地主さん等の権利関係の確認をしていただいたり、権利変換のイメージ等を確認していただいて、それぞれの地権者の方がそれに対してどう考えているかというようなものも確認はしているというふうに聞いております。それに伴っていろいろな、それぞれの事情に伴う相談とか、そういったものも話をしていると。先ほど担当部長が言ったように、参加しない、反対するという意向というのはないようですので、それでも確定しているという段階には当然なっていません。これはなかなか難しい部分はあるんですが、それぞれの地権者の意向を全体としてまとめていくと。それにまとめていくに至っては、やはり段階的に積み上げて、要するにキャッチボールをしながらまとめていく必要があるということで、ですから、この地権者のうち何割が固まったということではなく、最終的に積み上げてキャッチボールしながら、やりとりしながらまとめていくものということで、確かにちょっとそういう意味ではいろいろな意向があるので、それぞれの御事情もあって、同じスピードで行くかというと、なかなか難しい面はあるのかなとは思っております。しかしながら、全体のまちを余り時間をかけずに進めていきたいという、市もそう思いますし、参加している地権者の方もそういうふうに思っていますし、周りの方に対する影響もございますので、そういう意味でできるだけ早くそういうやりとり、積み重ねをしながら、最終的な到達点、合意形成に進めていきたいというところでございます。


◯委員(半田伸明君)  今の答弁で当然満足しているんですけどね。実際に東地区のほうは、多分この委員会としては、今こういう状況ですと聞いておしまいなんだよね、実際はね。それに対して、お疲れさまです、頑張ってくださいと言うしか正直ないわけで、論点としては、権利の一部をうち持っておりますよね。権利の一部を持っているけど、URとの関係を考えた場合、権利者の1つとして我々がいる、三鷹市があるわけだから、どの程度URに強硬的にですよ──ちょっと言葉悪いですけど、強硬的に「おら、急がんかい」ということをどの程度言えるのかに集約されるんですよね、この件は。だから、そこは我々も認識を共有しておかんといかんし、むしろ集約されて、じゃあ、それがどれだけ強く「急げ」と言うことができるかといったら、これはなかなか難しいですよね。権利の一部しかないわけですからね。ですから、しようがないのかなというのが正直なところですよね。
 西側地区の再開発については、しょせん民間なんだから、あくまで我々が持っている再開発基本計画の範疇で、どの程度指導力が公共に認めることができるかという論点になってくるわけだけど、条例じゃなくて、しょせん計画ですからね。ですから、「お願いします」としか言いようがないですよね。ですから、事業者の方の自由が当然先に来るべきですけど、その中に「お願いします」を言い続けていくというのは当然限界があるわけで、ですから、一部取得をするのかどうか、ここにやっぱり集約されていくと思うんですね。ここは一応確認しておきたいんですが、この民間の再開発の案件の一部をですね、延べ床の一部をですね、保留床という形でもいいですけど、いわば購入というか、ということを考える余地はあるのかどうかね、このあたりいかがでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  こちらの再開発事業の中に、地下に駐輪場をつくる計画になっています。これは三鷹の駐輪場の計画の中で、1,000台は東地区で、500台を西側中央で確保していくという形の駐輪場の整備の計画に沿って、事業者のほうに駐輪場を確保するように今、これまでも協議してきて、地下1階に駐輪場を計画して、これから整備していくことになっています。この駐輪場を最終的にどういう形で市が持つか──借りるのか、買うのか、それはこれからのことになりますけれど、いずれにしても住宅と商業の必要な駐輪場のほかに別途481台の駐輪場を地下に確保していますので、そういったところでのかかわり合いはございます。


◯委員(半田伸明君)  じゃあ、これで最後にしますが、この委員会の存在意義を確認をすることも必要かなと思いまして、ちょっと今回取り上げましたけど、東地区については権利者の1人としての三鷹市がどの程度URとやりとりをできるのかに集約されていくし、駅前の西側のほうの再開発については、駐輪場の件はよくわかりました。わかりましたが、多分買わざるを得ない事態になるんだろうなとは思います。そういった具体の話を今後もう少しね、行政報告あったほうがいいのかもしれないし、その情報提供のあり方は当然お任せしますが、今るる申し上げましたが、事情はよくわかりました。
 以上でございます。


◯委員長(後藤貴光君)  以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時11分 休憩



                  午前10時13分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査の申し出について、本件を議題といたします。
 三鷹駅前地区再開発基本計画・事業等に係る諸問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については、引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと確認いたします。よって、さよう決定いたしました。
 続いて3、次回委員会の日程についてですが、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくということにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前10時14分 散会