メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成29年文教委員会) > 2017/02/13 平成29年文教委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2017/02/13 平成29年文教委員会本文

                  午後1時28分 開議
◯委員長(加藤浩司君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに、休憩をとりまして、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩をいたします。
                  午後1時28分 休憩



                  午後1時28分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午後1時29分 休憩



                  午後1時30分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  本日、文教委員会に教育委員会から御報告をさせていただきますのは、お手元の日程案にございますとおり5件でございます。それぞれ担当の課長より御説明をいたします。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  よろしくお願いいたします。私からは、1番、平成28年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」(東京都独自の調査)結果について、資料1、そして、続きまして2番の三鷹市立学校における体育的行事への対応方針について、資料2で説明をさせていただきます。
 それでは、資料1、A3横の大判のものをごらんください。平成28年度、東京都の児童・生徒の学力向上を図るための調査結果についてでございます。これは、昨年の7月に実施をいたしました調査の結果でございます。東京都が小学校の5年生、それから中学校の2年生、この2つの学年を対象に、全ての児童・生徒、悉皆で実施をしている学力調査でございます。実施した教科ですけれども、小学校が国語、社会、算数、理科の4教科、そして、中学校は国語、社会、数学、理科、英語の5教科でございます。
 この教科の調査のほかに、学習や生活に関する意識、それから生活状況等についての意識調査を行っております。東京都の調査につきましては、大きく2つの問題がございます。基礎的・基本的な力の定着を見るA問題、そして、情報を取り出したり、関連づけたり、推論したりする力を見るB問題、このA問題とB問題で構成をしているところでございます。
 三鷹市の結果について申し上げます。資料の1枚目をごらんください。グラフ、そして表が並んでおりますけれども、小・中学校ともA問題、それからBの問題、この両タイプの問題におきまして、基本的には全ての教科、観点で全体としては上回っております。ただ、中学校の理科──右のほうですね、ここのイの表を見ていただくとおわかりいただけるかと思うんですけれども、こちらの中学校理科の技能の観点、それから知識・理解の観点、こちらのほうは三鷹市のほうが東京都よりわずかに下回っているという結果がございます。それ以外の部分につきましては、全ての項目で東京都の結果を上回っておりました。
 この調査ですけれども、出題される問題は年度ごとに異なっておりますので、そして、子どもたちも当然違っているわけですので、単純に経年変化をするわけにはいきませんけれども、2枚目の資料の結果の経年変化(1)、正答率の推移のグラフを見ていただいても、こちらに平成26年度からの経年の形でお示しをしております。こちらもごらんいただければと思いますけれども、3年間、基本的に全ての教科で東京都の平均正答率を上回っている結果でございました。
 次に、調査結果における三鷹市の課題、これなんですけれども、資料2の下段をごらんいただければと思います。ここで取り上げましたのは、各教科で三鷹市において正答率が低かった問題を挙げております。小学校ですけれども、国語の書きたいことが正しく伝わるように書けているかという書く能力、それから、算数における関連づけながら表にまとめて関係を読み取る、比較・関連して読み取る力、このあたりに課題が見られました。
 また、中学校ですけれども、比較・関連して読み取る力、それから意図や背景、理由を理解・解釈・推論して解決する力に課題があることがわかりました。これらの改善に向けましては、右下の指導の改善ポイントにお示しをいたしましたような具体的な指導の充実を図っていくことが必要になります。こうしたことにつきましては、こうしたポイントですけども、三鷹「学び」のスタンダード(学校版)にも共通しておりますので、今後も各学校の取り組みが推進されるようスタンダードの活用も含めて各学校に指導してまいりたいというふうに考えております。
 1については以上でございます。
 続きまして、2番、三鷹市立学校における体育的行事への対応方針について、資料の2、ステイプラーどめになっておりますA4縦版のものをごらんください。こちらの1枚目にありますように、このような対応方針について(通知)を2月6日付で出させていただいたところでございます。三鷹市教育委員会では平成28年、昨年の4月8日付の通知によりまして、いわゆるピラミッド、タワーについては休止という形をとってまいりました。また、組み体操だけではなくて、ほかの種目についても特別活動や学校行事の狙いを達成する観点から、その必要性や妥当性について評価を行うとともに、事故発生のあらゆる可能性を想定して、事故防止のための具体的な対策と十分な安全配慮が担保できない場合は、種目の変更も考えるようにということで、指導をしてまいりました。
 これらの対応が各学校において適正に実施されたというふうに考えております。平成28年度、今年度、いわゆる昨年の春・夏の運動会におきましては重篤な事故の発生を防ぐことができました。また、その行い方、演目等につきましても、各学校の創意工夫が生かされ、多くの学校で保護者や地域にもおおむね評価をいただいたというふうに認識しております。
 それで、来年度、平成29年度の運動会等、いわゆる体育的行事の対応につきまして検討してまいりましたけれども、東京都においては、都立学校について組み体操について、いわゆるピラミッド、タワーを昨年度は休止という言い方をしていましたが、原則禁止という形で通知をしているところでございます。このような現状を踏まえまして、三鷹市教育委員会におきましても、これまでの実施状況、そして東京都の状況等も見ながら、以下のような対応で来年度の行事を計画していくようにという通知を出したところでございます。
 1点目、運動会等の体育的行事において、いわゆるピラミッドとタワーについては、不可抗力による事故等の危険性が高いことから、原則として禁止をするということでございます。
 2点目、安全で簡易な組み体操の要素を取り入れた演技を実施する場合においても、事前にその計画、それから安全対策、これらをしっかりと立てて、その上でなおかつ指導課との協議を行うと。これは、実は昨年度も同様の対応をしてまいりました。個別に確認をしてまいります。
 3点目でございます。運動会等において、組み体操以外の種目についても、その狙いを達成する観点から十分に検討して、安全性が担保できないという場合はちゅうちょなく種目を変更すると。
 4点目でございます。とかく組み体操といいますと、やはり小学校5年生、6年生が多くなるわけですけれども、しかし、やはりそこで突然難しいことを言っても、これは無理な話でございまして、三鷹の小・中一貫教育を踏まえて、9年間の子どもの成長を踏まえた計画的な対応をしていくことが必要である。万が一、なおかつ練習中に負傷事案が発生した場合には、これは報告はもちろんでございますけれども、その原因を確実に捉えて活動の中止や、内容・方法の見直しをその時点でも図っていくということも必要であるということでございます。
 5点目です。これも大切なこととして、対応もそうなんですけど、まずは子どもたちが緊張感を持って真剣に取り組む態度が維持できるような指導をしていく。そして、子どもたち自身が事故を予測し、危険を回避する具体的な方法が習得できるようにしていくこと。
 そして、最後ですけれども、それらのさまざまな学校の計画、それから、それらの対応について、子どもたちはもとより保護者等にも説明の機会を設けるなど、十分な理解を得た上で実施をしていくという点について、指導、このような通知を発出したところでございます。
 その以下、写しをつけてございます。まず2枚目についてございますのが、少し字が小さくなっているかと思いますけど、昨年4月に、先ほどの話の中でも触れさせていただきましたけども、発出をした三鷹市の通知でございます。
 そして、その次の28教指企第1140号でございます。これは、東京都が平成28年、昨年暮れに出した、いわゆるピラミッド、タワーの禁止ということに関する通知でございます。
 さらに最後のものですけれども、28教指企第1140号でございます。こちらについても、東京都教育委員会の対応方針ということで載せさせていただいているところでございます。具体的な対応について、都立学校長宛てに示したものでございます。
 以上でございます。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  続いて、資料3をごらんください。大沢二丁目古民家(仮称)整備の考え方でございます。大沢二丁目古民家につきましては、ことしの1月16日から解体工事を進めておりまして、おおむね6月ぐらいまでには終了する予定でございます。
 また、その後、整備工事に入りまして、平成29年度の末には整備を完了させたいということで進めているところでございます。
 古民家の復元に関する考え方でございますけれども、まずは資料3の左上のところでございますが、復元年代を基本的に現状の間取り・規模・仕様等の残っております昭和25年から昭和55年ごろの姿とするというふうに考えているところでございます。
 右側でございます。実施設計の考え方でございますけれども、基本的には現地で保存することに意義があるということで、整備に当たりましてはワサビ栽培、養蚕農家としての暮らしを後世に伝えられる市の指定文化財として保存していきたいと。その実際の活動としては、展示や体験学習の場として活用しつつ保存を図るというふうに考えております。
 対岸にございます水車とともに、三鷹型エコミュージアム事業の拠点施設としてまいる予定でございます。基本的にその仕様でございますけれども、屋根は現在カヤぶきの上にトタンぶきをしているところでございますけれども、銅板ぶきといたしまして、カヤを模した形状を考えております。また、展示・体験学習の場としまして活用するために、利便性、快適性に配慮した整備を行いまして、トイレや給湯室等の設備を設置いたしまして、縁側には一定程度のガラス戸・網戸を新設する予定でございます。ですが、間取りとか建具等の改変は基本的にしないで、民具・資料等の展示や体験学習、地域文化財や観光の情報発信などを行ってまいりたいと思います。
 整備は建築基準法に適合する形で実施いたしまして、軟弱地盤の改良工事を行いまして、鉄筋コンクリート基礎を新設した上で解体部材を再利用して再築する予定でございます。
 下の平面計画と書いてございますが、図面をごらんください。左側の図面が既存の平面図でございます。このような間取りのものを、ほぼ同様の間取りの右側の改修後の平面図の形に整備する予定でございます。
 次のページをお開きください。これは立面図・断面図ということなんですけれども、これは現況の姿でございます。カヤぶきの上にトタンぶきをしておりますので、このような屋根の形状になっております。
 3ページ目をお開きください。これが改修後の立面図・断面図でございます。屋根を銅板でふきまして、このような仕様で整備するというような中身になっております。
 私のほうの御説明は以上でございます。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  資料4をごらんください。移動図書館は昭和44年から巡回文庫として図書館サービスの提供を始めました。現在の車両は平成13年から巡回を開始し、車両の老朽化などにより、このたび車両の更新をいたします。新車両は現行の3,500冊程度積載できる車両よりも小型化し、全長5.1メートル、2,500冊程度積載できる車両にし、これまで巡回できなかった地域へも巡回が可能となります。巡回可能なエリアが広がったことから、図書館の有効活用について検討を始めました。
 そこで、平成28年1月26日から5月12日までの期間、移動図書館の利用実績を調査いたしました。調査の結果は資料、利用実績1から4のとおりとなっております。移動図書館の利用状況は、高齢者、子ども連れの親子の利用が中心となっております。図書館へのアクセスや身体的な理由、また子育て中のため来館を控えるなどから移動図書館を利用していただいております。
 また、利用形態としては、約75%の利用者が移動図書館の書架を見て本を選ぶ目的で利用し、約25%の利用者が予約本の受け取りで御利用いただいております。このことは、予約本の配達、受け取りとしての役割だけではなく、移動図書館が本館、分館と同様に施設としての図書館として本を選び、読書を楽しむ役割を担っているものと考えております。
 これらの利用実績、利用形態から、今回、巡回日数を週3日から週4日に拡充し、巡回ステーションを増設することで一層のきめ細かな図書館サービスを展開していきたいと考えております。
 ステーションの候補地としては、高齢者が利用しやすく、親子が集う場所、子育て支援施設がある場所などを候補に挙げ、現地調査し、その結果、7つのステーションを増設いたします。なお、現在の巡回ステーションのうち、北野地区公会堂については周辺の東京外郭環状道路整備事業が進行していることもありますが、利用実績が極めて低いため廃止することといたします。
 裏面をごらんください。新巡回ステーションの配置図でございます。新設する巡回ステーションはまる3、下連雀六丁目防災広場。地図上では、中央の下連雀図書館という見出しの下のまる3というところが場所になります。続いて、まる4、井の頭公園西園になりますが、同じ見出し、下連雀図書館の上にございますまる4、こちらは、ジブリ美術館の南側のバス停周辺に安全な場所が確保できるということから、こちらのほうに設置を予定しております。続いてまる5ですが、南部図書館みんなみの見出しの上にあります新川島屋敷通り団地でございます。こちらは、南部図書館開館後に一旦廃止をさせていただきましたが、今回の調査によって地域の方の利用希望、ニーズが高いということから復活で設置をするものでございます。
 続いてまる12、深大寺公園ですが、地図上の左側にございます。こちらの深大寺公園と、まる13、三鷹駅の見出しの下にございます下連雀きたうら児童公園でございます。こちらは、すくすくひろばの南側にある児童公園でございます。続いて、まる15、水源の森あけぼのふれあい公園でございます。今御説明したまる13番の左手のところにある公園でございます。最後は、まる18番、中原すくすく児童遊園でございます。地図の右下にございます仙川駅の左手にございます場所の児童遊園でございます。
 今回、車両更新、移動図書館有効活用の検討に伴い、巡回ステーションの配置見直しを行いますが、来年度7月に井の頭コミュニティ・センター図書室との連携を予定しております。そのことから、井の頭コミュニティ・センター周辺の移動図書館利用状況にも変化が生じることが予想されます。そのため、連携開始後の利用実績や移動図書館の利用ニーズに応じ、巡回ステーションの配置見直しについて検討をしてまいります。その後も利用実績及び利用ニーズから、巡回ステーションの配置、巡回スケジュールについては、必要に応じて見直しを検討していきたいと考えております。
 巡回スケジュールは、下の新巡回スケジュール表のとおりとなっておりますが、幾つかの巡回ステーションで巡回時間を変更しておりますが、ポイントとなるのは、まる3、下連雀六丁目防災広場でございます。下連雀図書館廃止もあることから、ほかの巡回ステーションが隔週の巡回であるところを、このステーションのみ毎週巡回することとしております。表にありますように、A週、B週ございますが、こちらのステーションについて、午前、午後と巡回時間を変えて、高齢者、親子、子どもたちと、広く利用できるように巡回時間のほうも変更しております。
 では、表面をごらんください。一番下にございます車両の入れかえに伴い、3月28日から4月7日までは移動図書館の運行を中止をさせていただきます。なお、3月28日火曜日には、現行車両のお別れ会を開催するとともに、新車両のお披露目のセレモニーは4月9日に行いたいと考えております。こちらについては文教委員会委員の皆様にも御案内をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 図書館からの説明は以上です。


◯学務課長(桑名 茂君)  資料5をごらんください。三鷹市立小・中学校におけるインフルエンザによる臨時休業等の状況について御説明をさせていただきます。小・中学校の臨時休業等の状況でございますが、今年度、市内では1月17日に南浦小学校の2年生、1クラスが学級閉鎖になったのが最初で、先週、2月8日現在で小学校11校、中学校4校で、延べ70学級が学級閉鎖になっております。このうち、学年閉鎖は4校、延べ6学年32学級ありました。インフルエンザ様症状の欠席者数は514人になっておりまして、2月8日現在で延べ70学級ですが、昨年度の同時期の学級閉鎖は記載のとおり、延べ31学級でございました。
 なお、この小・中学校の臨時休業、学級閉鎖の状況につきましては、1月より市民の皆様に広く状況を把握していただくために、市のホームページで公表も行っております。
 学務課からは以上でございます。


◯委員長(加藤浩司君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いいたします。


◯委員(伊沢けい子さん)  最初の資料1のところなんですけれども、さっきの説明の中で、学力調査と、それから意識調査っていうふうに言われたかと思うんですが、学力調査のことはこれでわかるんですけど、意識調査っていうのはどういう結果だったのでしょうか、内容も含めて。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  意識調査ですけれども、東京都のほうで質問紙調査というのを行っておりまして、各教科の内容の理解の程度ですとか、そのわかる要因ですとか、そういうことについての部分、それから、その教科の学習について、あるいは学校以外での学習について等、さまざまな項目がございます。ただ、そことの関連づけというんでしょうかね、そこのところまでの集計を十分まだといいますか、している状況ではございませんので、今回の結果につきましては、昨年同様、このような形でお示しをしております。


◯委員(伊沢けい子さん)  といいますと、内容的には学習内容に関する意識調査ということでよろしいんでしょうか。それは、東京都の調査であって、市でやったものではないっていうことでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  少し具体的に申し上げます。例えば教科ごとになっているんですけども、算数であれば、例えば教科がわかりますかと、どうしてわかるかというところで、出された宿題をきちんとやっているからとか、お互いに意見を出し合ったり、学び合ったりする授業が多いから、読書が好きだからというような項目が並んで、そこを回答するというような形になっております。
 もちろん、これ東京都の調査ですので、市で独自でやっているわけではございません。


◯委員(伊沢けい子さん)  この学力調査の結果っていうのは、これで数字で見れば一目瞭然、数字としてはですね。ただ、その背景となっていることっていうのが多分いろんな──学力向上っていうんですかね、という意味では関係してくるんじゃないかと思いましたので、そういうもうちょっと突っ込んだ内容が知りたいなと思いましたので、ぜひそこのところも御報告いただければというふうに思います。
 次に、資料4の移動図書館についてちょっと何点かお聞きしたいんですけれども、これは、前の車のことは写真が載っていますのでわかりますけど、今度の車っていうのは、ちょっと積載数が1,000冊ほど減るということですが、車の仕様といいますか、中に入ることができるようなものなのかですとか、あるいは雨の日にはどういうふうな対応を──基本的にこれ、とまるところは外だと思いますので、雨の日にはどういう対応、高齢者とか親子連れが多いっていうことで、雨の日でも小降りであったら多分来られると思いますのでね、そういうときの対応っていうことをお聞きしたいのと、それから、1人当たりの貸出冊数というのは今後も変わらないのかっていうことを知りたいと思います。
 最後に、先ほど社会教育開館がことし3月で廃止ということで、下連雀図書館がなくなるんで、下連雀六丁目防災広場に車が来るということなんですけど、これはこの防災広場の中に車が入るのでしょうか。以上、ちょっとお知らせください。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  まず1点目の新車両の形態ですが、今現在、車両のほうが改造中のためにまだ写真のほうが御用意はできないような形なんですが、イメージとしては、宅配便の2トントラック車の程度の形でイメージをしていただければと思います。現行の車両では、両側の扉が、今こちらの写真ですと本が見えますけども、ちょうど上に上がるような形になるんですが、新しい車両の場合は書架が3面しか置けないために、1面は上がらないような形になりますが、雨の対応等も含めてですけども、新車両も現状と同じように中の書架をブラウジング──中を見て本を選んでいただけるような形になりますので、雨等は降ったとしても外側の書架はちょっとぬれてしまう関係で、現行も今上げてはいないんですが、中の本を見ていただいたり、予約の本を受け取っていただくということは可能になりますので、天候にかかわらず巡回ができる仕様となっております。
 貸し出しの冊数については、現行のシステム入れかえのときに冊数をふやさせていただいておりますので、特段その後の御要望が利用者の方からは上がってはきてはいないので、またいろいろな利用者のアンケート等も含めて、また利用者の利便性を考えた形で冊数のほうをふやすか、ふやさないかとかということは、今後またアンケート等で検討していければというふうには考えております。
 あと、最後の防災広場については、一応現地のほうも確認をさせていただいて、2トンのトラックのほうも都市整備部のほうから借用して現地のほうに行きましたが、一応中のほうにとめさせていただいて、安全にとめられるような場所も現地確認をしておりますので、交通等、また歩行者に不便をかけないような形で運行できる予定となっております。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  ちょっとさらに細かくお聞きしますけど、そうすると貸出冊数というのは、例えば大人と子どもが行ったとしたら、それぞれということで1人とカウントするんでしょうか。それぞれ何冊かっていうことと、あと返却するときに、今ここに返すというのと、そのほかの図書館に返すっていうのがあるのかなと思いますけど、その辺の仕方についてちょっと確認しておきたいと思います。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  利用カードのほうは1人1枚ずつつくれますので、例えば親子で大人1人、子ども1人で利用カード1枚ずつおつくりいただければ、1人15冊ずつ貸し出しができますので、2人で30冊借りていくことができます。返却については、どこの図書館で借りても、どこのステーションで借りても、返却のほうは同じようにどこの図書館、ステーションでも返却ができますので、例えばどこかのステーションで借りたものを、お出かけの途中で本館で返却する、駅前の図書館で返却するということも可能になっておりますので、一応今はそのような形で御案内をさせていただいております。


◯委員(森  徹君)  それでは、東京都の学力調査、この点について質問いたします。資料1の左側のこの小学校の調査で、国語で読み取る力、79.4%、それから解決する力が40.1%と、ぐっと少ないんですけども、この辺どんなふうに見たらいいのか。それから、算数では、読み取る力、32.4%、解決する力、37.2%と、やはり非常に低いなと思うんですけども、このこともあわせてどんなふうに分析されているのか、お聞きかせください。
 それから、この資料1の2ページ目の小学校の国語で書く能力、15.2%というふうになっております。それから、中学校では国語で、小学校6年生までの学習漢字について、正しく読むことができるっていうのが25.2%、非常にこれは低いっていうふうに見ているわけですけども、この辺、現状どんなふうに分析されて、都の教育委員会もこれをさらに学校やクラスでこれに対する具体的な対応っていうことを求めていますけども、三鷹の場合、この書く能力は15.2%、それから、中学校に行って、小学生までの学習漢字に対して正しく読むことができるというのが25.2%と、これは非常に低いなっていうふうに理解しているんですけども、そういうことでいいんでしょうか。これ、非常に、改めてそうであるならば、ゆゆしきことかなというふうに思います。
 そして、この中学生の国語のところでも、小学校各学年及び中学校入学前の復習の充実、中学校での積極的な活用を図るという、こういう方向が出ていますけども、やはり今盛んに小学校の高学年と言っていいんでしょうか、英語のほうにも力を入れてきている中で、改めて、日本語が、母国語がこんな状況でね、そういうことでいいんだろうかと。文科省の指導要領がそういうふうになっているからそうなんだと思うんですけども、やはりこの現実というのは非常にゆゆしいというふうに理解するんですけども、この辺、教育委員会として現状の認識、今後、やはりどう考えていこうとしているのか、この辺、説明していただければというふうに思います。
 以上です。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  御質問ありがとうございます。まず、この数字が低いもの、傾向としては幾つか確かにおっしゃるようにあるかというふうに思います。これが例えば最初に御指摘いただいた1枚目の結果の小学校のB問題のイの表で見ますと、国語の解決する力といいますと、三鷹市40.1%、低いなと思うんです。東京都は35.3%と、かなり厳しい状況であるということが言えるかというふうに思います。
 読み解く力にかかわる問題で、やはりしっかりと読んでいかないとわからないという面では、全体的にやはり厳しかったということは言えるのかなというふうに思っています。これは、要するに、だから、三鷹が特に他と比べての問題では低くはないんですけれども、ただ、東京都の子どもたち全体と同じように、三鷹市でもそこの部分は困難だったということは言えるかというふうに思います。
 具体的に、2枚目のほうで御指摘いただいたように、書きたいことが正しく伝わるように書けているかを確かめることができるという問題において、やはり15.2%だったと。つまり、間違っている子のほうがかなり圧倒的に多いということになるかというふうに思います。この書きたいことが正しく伝わる、この問題なんですけれども、確かに私も問題自体を見ているんですけれども、なかなか複雑で、しっかり見て意味を捉えて、そして、要は、ある文章があるんですけれども、それが一部だけ書きかえたいんだと。意味が正しく伝わるように書きかえなさいということなんですけど、かなり表現にたけているといいますか、そういうお子さんでないと、確かにこれは私が過去に見てきた子どもたちにも厳しいかなと思うところがあるような問題ではあります。
 ですので、日常の中で、これがじゃあ、できないかというと、何とも言えないんですけども、やはり限られた時間の中でやっていく中では、焦ってしまったり、注意不足であったりということもあるのかなというふうには考えています。
 ただ、さらに御指摘いただいたように、中学校の調査において、小学校6年生までの漢字が正しく読むことができる。書くのではなく、読むですので、非常にそこは大事なところだなというふうに思っています。これが25.2%といったことについては、これは東京都全体の課題なんだろうなというふうに思っています。そして、三鷹でも同様なんだなというふうに思っています。恐らく各学校ではさまざまな、中学においても、いわゆる中間テストとか期末テストってありますけども、小学校ではさらにきめ細かく、繰り返し漢字テストですとか、そういう漢字を学習する時間をとってやっていますけれども、やはりそれを日常の中でしっかりと使っていくということも大事だと思うんです。
 習った、練習した、1回覚えた、しかし、それを繰り返してやっていくということが大事なのかなというふうに思います。したがって、右のほうには、各学年及び中学校入学前の復習の充実、そして中学校の積極的活用というところが、この活用という部分は非常に大事だなっていうふうに思っています。
 もう一つは、繰り返しというところでは、今年度から本市でもスタートしました、みたか地域未来塾という放課後補習のシステムを始めたところですけれども、これはみたか地域未来塾としては取っかかりのところなんですけれども、市内の学校、さまざまな補習等もやっています。ですから、授業時間内はもとより、そういう授業時間外においてもそのような形で復習をしていくっていうこともできるのかなと思っています。
 活用できる教材として東京都が作成している東京ベーシックというものも、かなり個に応じた指導ができるようなきめ細かなプリントもございますので、そういうものをさらに活用していければと思うとともに、家庭にも御協力をいただいて学習をしていく習慣を身につけていくということが大事なのかなというふうに考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  最近、テレビか何かで、今の大学生は新聞を読まないという何か記事があって、新聞を持ってきなさいと先生がゼミで言ったら、新聞をとっていないんだと。大学生も読まないけども、家でもとっていないというような話があって。それから、スマホ時代で、やはり本とか、先ほど図書館長さんのお話がありましたけども、やはり本を今読まなくなってきているのかなと。
 この辺は、いろいろスマホを何時間いじっていますかとか、よく統計が出ますよね。その辺の影響も時代の流れの中であるんじゃないのかなと思うんですけども、そういう中で今、こういう現状の中で努力しなくちゃいけない、またここに力を入れていかなければ、日本人の子ども、日本の国民として大変なことになるよと、義務教育段階でしっかりとっていうふうに思うんですけども、この辺、今の課長の話を聞いて、大体現状はわかるんですけども、三鷹としてこの憂うべき事態、三鷹だけじゃないんだというふうには済ましちゃいけない。
 やはり、この辺でどういう方向性を考えていかなくちゃいけないのか、改めて図書館長さんの意見もお聞かせいただきながら、ひとつお願いしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  図書館長の意見は、必要であればということなんですが、やはり御指摘のように、ここで東京都の調査においても、このB問題というのは、全てにこの読み解く力が求められているように、その基本となるのがやはり日本語の能力、コミュニケーション能力であったり、言語能力であると、そのように捉えています。
 そうした中で、例えば1つには、今年度も言語能力向上拠点校事業ということで、第五小学校で研究授業も行っています。近々に研究発表も行われるんですけれども、そうしたことをしっかり市内にそうした成果を生かせるように。国語の能力というのは、全ての学力向上の基礎になるものですから、そうした認識を持って、各学校では朝読書の時間であるとか、それから三鷹市の場合には、図書館の司書も全校で配置しまして、しっかり読書習慣を身につけるということをしていますので、そうしたことも含めて、しっかり今後も対応を図っていきたいと考えております。


◯委員(森  徹君)  わかりました。図書館長さん、結構です。あればですが、結構です。わかりました。
 やはり、三鷹市、正規じゃないけども、司書さん、各学校に置いているっていうのは、我々、視察に行っても、えっと驚かれるし、喜ばれますよね。やはり、その成果がこういう形で、東京都では低いけども、三鷹はこうなんだっていうふうに何とかいきたいところですよね。しかし、なかなか、現実にそういう努力はしていても、それがすぐ出てこないっていうことが悩ましいと思いますし、私はこの数値だけでものを見れないっていうものもあるというふうにも理解をしております。
 非常に教育の現場っていうのは大変だと思うんですけども、やはり私は東京オリンピックが目の前に迫ってきて、英語、英語っていうのが出ているんですけども、やはり義務教育の中では日本語、母国語をしっかりと教えていく、また、学んでいくということは相当力を入れていくことが必要じゃないかなっていうふうに思っておりますので、その考えを述べて質問を終わります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。体育的行事への対応方針の件でございます。記以下の3の種目変更の件でございますが、昨年度から原則禁止という形になっているところでございますが、この対応において、種目変更になったことは、昨年、実績としてあるのか、1点、お聞かせください。
 関連してもう1点でございますが、今回こういうピラミッドとか、タワーと言われる組み体操というんですかね、以外でも構いませんが、昨年度、運動会の中で骨折等の事故があったのか、御報告ください。お願いします。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  昨年ですが、小学校15校ございます。その中で、いわゆる簡易な組み体操の要素を含む演技を実施した学校が13校ございました。したがって、平成28年度については2校が簡易な組み体操の要素を含む演技を実施しなかったと。平成27年度は、ちなみに全小学校が組み体操の形で実施をしておりますので、2校が変更したということでございます。
 それから、けがですけれども、小学校の運動会を見てまいりますと、平成27年度が骨折5件であったという報告をさせていただいたと記憶しておりますが、平成28年度は骨折がゼロ件でございました。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  済みません、中学校も合わせてゼロ件でしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  中学校につきましては、組み体操は実施しておりませんけれども、骨折が4件ございました。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。済みません、この骨折は、組み体操をやっていないので、それ以外の競技とか種目だと思うんですが、どのような競技とか種目のときでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  リレーが2人、ムカデ競争が1人、その他、これは障害物競走で1人です。


◯委員(赤松大一君)  済みません、この競技、骨折事例があるんですが、例えば今年は変更とかっていうことも考えているか、学校としてはどういう対応をされるのか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  変更というのは、来年度について、次回ということですね。確かに中学校での4件の骨折というのは大変重く受けとめております。学校のほうにも具体的にそのような情報を流しながら、当然そういうけがが起きたときに、どういう課題があったのかということをしっかりと検証すること、そして、そこについて対応をしっかりしていくこと。
 ですから、先ほどの通知もそうですけど、体育的行事への対応方針でありまして、全ての教科に言えることでございます。ですので、ムカデ競争で骨折があったという場合には、具体的にどういう安全対策をとるのかということを十分に検討してもらって、その結果、実施する、しないということが判断できるかというふうに考えております。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。ありがとうございます。今回、事故といいますか、けがの可能性の一番あるピラミッド、タワー等に関しましては指針をいただきましたけど、今課長がおっしゃるとおり、ほかの種目もさまざま素養はございますので、丁寧な対応をしていただければと思っているところでございます。
 続いて、済みません、移動図書館ですが、今回、新車両が2,500冊になりますが、これ、済みません、選書というのはどういう形と、これずっと2,500冊積みっ放しでいくんでしょうか。それとも、毎回、2,500冊かえているのか、ちょっとお聞かせいただければと思います。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  2,500冊の積載については、今回の利用の実績、またその後の利用状況を踏まえて、今職員でプロジェクトチームを立ち上げて、どういう内容の本を積載をしていくべきなのかというのを今検討をしていただいております。その中では、やはり高齢者、また小さなお子さん、また実際に女性の方が利用されますので、その方たちに合う本をなるべくより多く持っていきたいというふうに考えております。
 あと、一部、高齢者の方からは大活字の本もできれば積載をして、そういうものも読んでいきたいということの御意見もございますので、そういうものも含めて積載の内容については考えたいと思っております。基本的に書架のほうに並べておきますと、余り毎回毎回積載をかえていくということはなかなか難しいんですが、コンテナの箱に各ステーションごとの利用状況に応じた形で、移動図書館の職員、また本館の司書等が協力して、そのエリアに合ったものを少し別に御用意をさせていただいて、そこを御紹介をしながら利用いただくというような形で現行も運用しておりますので、その形態を引き続き新車両でも取り入れていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。ありがとうございます。やはり、先ほど御報告があったとおり、7割の方が書架を見て選ばれているという御報告をいただきましたので、やはり毎回楽しみに、ひまわり号を待っていらっしゃる方、多くいらっしゃいますので、その辺の工夫、今御説明いただいたとおりさまざまな地域のニーズがあるかと思いますが、しっかり研究していただいて、市民の皆様、楽しみにお応えいただければと思います。
 あと、ステーションの関係でございますが、実は今回も高齢者と子育て世代に御配慮いただいてのステーション決定でございますが、実は済みません、ピンポイントで、中原の坂下のあたりの方から、要は坂上なのでなかなか、今回もすくすくと新規設置であるんですけども、その下、坂を下ったあたりの中原一丁目の下のほうの方々がなかなか坂上まで、みんなみも遠いですし、非常に行きたいけれどもというお声があるんですが、その辺の。要は、車をとめるところがないとできない課題でもあるんですが、その辺の検討は今回、このステーション決定において、見直しにおいてどのように考えていらっしゃったのか、お聞かせください。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  今回のステーションに当たっては、プロジェクトのメンバーのほうで市内全域を地図を持って一応回らせていただきました。候補になるようなところについては先に選定をして、そこで安全に安心して利用できる空間が確保できるかという点で回らせていただいたんですけども、やはり中原地区の住宅街ですと、2トントラック車を安全に配置するというところがどうしても少なくて、その中ですくすく児童遊園が安全が確保できるということを現地で確認をさせていただいたので、今回新規となっておりますが。
 こちら、中原地区だけではなくて、北野地区も含め、大沢、深大寺、井口含めて全域、現地を確認をして今回の候補地を絞らせていただいております。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。やはり館長がおっしゃるとおり、中原、2トントラックが一定の時間とめられるスペースって非常に課題の地域でもございます。やはり、市民の皆さんとしては本を読みたいという御希望の方もその地域には数多くいらっしゃいますので、今後、ひまわり号に限らず、何かそういう方々の御希望に添えるような取り組みをまた検討していただきたいなという要望をいたしまして、終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員長(加藤浩司君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時24分 休憩



                  午後2時40分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                (「委員長」と呼ぶ者あり)
 休憩いたします。
                  午後2時41分 休憩



                  午後2時44分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 それでは、本日はこれをもって散会いたします。皆様、お疲れさまでした。ありがとうございました。
                  午後2時44分 散会