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トップ会議録会議録閲覧会議録閲覧(平成28年度決算審査特別委員会) > 2017/09/15 平成28年度決算審査特別委員会本文
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2017/09/15 平成28年度決算審査特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(石井良司君)  おはようございます。ただいまから、平成28年度決算審査特別委員会を開会いたします。
 きょう、朝方、北朝鮮からミサイルが飛んで、気分的に余りよくございませんが、気分を入れかえまして、しっかりと決算審査特別委員会、行っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 議案第64号 平成28年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 一般会計歳出第4款 衛生費から第9款 消防費に入ります。本件に対する市側の説明をお願いいたします。


◯財政課長(石坂和也君)  衛生費から御説明いたします。実績報告書の146ページをお開きください。第4款 衛生費の決算額は38億7,538万8,000円で、前年度比2億6,510万円、7.3%の増となりました。
 特記事項を申し上げます。148ページをごらんください。事項8.出産・子育て応援事業費です。妊娠届を提出した全ての妊婦の方を対象に、保健師等によるゆりかご面接を実施し、面接終了後、育児パッケージを贈呈するなど、出産・子育てを応援するための取り組みを進めました。
 150ページをごらんください。事項21.若年・一般健康診査関係費から事項24.がん検診関係費です。特定健康審査などの上乗せ検診である便潜血検査について2回法に見直し、一部費用負担を導入しながら受診者数の大幅増につなげました。
 155ページをごらんください。事項6.環境センター跡地利活用関係費と事項7.繰越明許費繰越額です。解体設計等を行う中で資材等の高騰による受注環境の変化等を総合的に勘案し、より慎重に検討を進めることとし、設計等委託料の一部を繰り越しました。また、土壌環境基準を超過している区画の一部の土壌に対して暫定的な飛散防止措置を行いました。
 続きまして、労働費について御説明いたします。159ページをごらんください。第5款 労働費の決算額は6,162万3,000円で、前年度比27万4,000円、0.4%の減となりました。労働費に関連いたしましては、各款において東京都人づくり・人材確保支援事業補助金等を活用し、人材育成などを通じた地域企業等における継続雇用や就業支援、市民サービスの向上に取り組みました。
 続きまして、農林費について御説明いたします。160ページをごらんください。第6款 農林費の決算額は1億5,203万1,000円で、前年度比2,897万9,000円、16.0%の減となりました。
 特記事項を申し上げます。右側のページ、事項6.市民農園管理運営費です。平成28年4月から市民農園と旧老人レジャー農園を一体的に管理運営し、栽培講習会を拡充して実施するなど、サービスの質の向上を図りました。
 続きまして、商工費について御説明いたします。162ページをごらんください。第7款 商工費の決算額は4億1,713万9,000円で、前年度比3,899万2,000円、8.5%の減となりました。
 特記事項を申し上げます。事項5.都市型産業誘致促進事業費です。優良企業の誘致に向けた取り組みを進めるとともに、指定企業2社及び誘致協働事業者1社に対して助成を行いました。
 右側のページ、事項10.ものづくり産業集積推進事業費です。事務所移転に伴う建設費や防音対策、移転に要する費用を助成しました。また、三鷹産業プラザのファブスペースみたかに産業技術支援用機器を配備いたしました。
 164ページをごらんください。事項20.観光基本方針策定関係費です。市民、関係団体等との協働により検討を進め、平成29年3月に観光を軸とした民学産公の協働のまちづくりの指針となる三鷹市観光基本方針を策定しました。事項21.働き方改革応援事業費です。三鷹市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、ファブスペースみたかの機器整備を行うとともに、ものづくりコンテストなどを開催いたしました。
 続きまして、土木費について御説明いたします。166ページをごらんください。第8款 土木費の決算額は53億1,667万円で、前年度費1億5,388万円、3.0%の増となりました。
 特記事項を申し上げます。168ページをごらんください。事項7.市道第135号線(三鷹台駅前通り)整備事業費です。平成30年度の歩車道整備に向けて、電線共同溝の整備を行いました。
 170ページをごらんください。中段の事項2.街路灯整備事業費です。デザイン灯などを除く全ての街路灯について、平成28年9月にLED街路灯への取りかえが完了しました。下段の事項2.地域公共交通活性化協議会関係費です。コミュニティバスの西部ルートと三鷹台ルートの統合、三鷹中央防災公園・元気創造プラザへの乗り入れなど、平成29年3月30日から新ルートでの運行を開始しました。
 172ページをごらんください。事項14.サイクルシェア事業費です。平成28年4月の杏林大学井の頭キャンパスの開設による三鷹駅利用者の増加等に対応するため、引き続きサイクルシェアの社会実験を実施しました。
 右側のページ、事項7.都市計画事業運営費です。下連雀五丁目第二地区において用途地域等の都市計画変更の原案を策定いたしました。
 174ページをごらんください。事項13.東京外かく環状道路計画調査研究関係費です。平成27年度に策定した北野の里(仮称)まちづくり方針に基づき、ワークショップを開催し、ふたかけ上部空間やジャンクション周辺のゾーニング案等の提案を取りまとめました。事項16.案内・サイン多言語化事業費です。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等を見据え、公共施設案内標識と道路愛称名標識の多言語化に取り組みました。下段の事項1.都市計画道路3・4・13号(牟礼)整備事業費、事項2.都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業費です。都市計画道路の整備に向け、用地取得や設計などに取り組みました。
 177ページをごらんください。事項17.まちなかグリーンベルト創出事業費です。平成29年度までのモデル事業として、新川宿地区においてワークショップの開催や緑化デザインの検討、緑化工事に対する助成を行いました。
 178ページをごらんください。事項7.特定緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業費です。耐震診断助成1件、改修助成1件を行いました。
 続きまして、消防費について御説明いたします。右側のページをごらんください。第9款 消防費の決算額は21億6,599万1,000円で、前年度比5,189万5,000円、2.3%の減となりました。
 特記事項を申し上げます。181ページをごらんください。事項6.防災通信体制整備事業費です。防災行政無線の放送内容について、電話での問い合わせに自動で応答するシステムを導入しました。
 182ページをごらんください。事項13.災害時在宅生活支援施設整備事業費です。災害時に在宅で被災生活を行う市民を支援するため、炊き出し用設備や組み立てトイレ等を2カ所に配備しました。
 説明は以上です。


◯委員長(石井良司君)  市側の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。衛生費から消防費の委員1人当たりの持ち時間は25分になっております。なお、市側の答弁時間につきましてもその時間に含まれておりますので、昨日も言いましたが、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
 それでは、初めに民進党。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。2日目ということで、トップバッターで質問させていただきます。まず、衛生費から伺ってまいります。実績報告書148ページ、事項8.出産・子育て応援事業費についてお尋ねいたします。平成28年4月から妊婦全員を対象に、保健師等の専門職によるゆりかご面接を実施し、妊婦の不安を軽減するとともに、産後鬱や虐待等の問題を発生させないよう必要な支援をつなげています。ゆりかご面接を終えた妊婦には個別の子育て応援ツールとして、育児パッケージ──こども商品券1万円分ですけれども、これを配付しています。育児パッケージとは、フィンランドで赤ちゃんを出産した家庭に、日本円で約1万9,000円分の育児に必要なアイテムが支給されていたものを日本版に改変したものであります。1937年、実に82年前にフィンランドで制度化され、翌1938年から実際に運用されているものであります。妊産婦や乳幼児の死亡率低下に貢献し、フィンランド国内の子育てへの意識向上に役立っているというふうに伺っております。
 この事業の負担割合を見ますと、国の負担が7%、東京都が90%で、三鷹市が2%となっています。この事業がどのような枠組みでスタートを切ったのか、経緯について御説明をお願いします。商品券が使えるお店の業態を見ますと、歯科、クリニック、鍼灸院、書店、パン屋さんや文具屋さん、接骨院などとなっています。こども商品券が使えるお店は何店舗あるのでしょうか。また、この店舗を広げていく予定、当該年度の計画の中にあったのでしょうか。また、商品券には有効期限があるのでしょうか、お尋ねいたします。
 同じく衛生費、実績報告書149ページ、事項18.成人歯科健康診査事業費についてお尋ねします。三鷹市民40歳から70歳までの5歳刻みの方、そして40歳以上で御自身から申し込みをすれば、歯科健康診査を受診できる事業となっています。歯周病は30歳代が7割、40歳代以上が8割というふうに言われております。歯を失う原因の第1位になっています。歯周病とは、歯周病菌を含んだプラークが歯周ポケットに入り込んでいき、歯茎が炎症を起こして化膿することになっています。自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに悪化しやすい国民病とも言われております。40歳から成人歯科健康診査をするというのは遅いように感じますけれども、40歳からとした根拠について御説明をお願いいたします。また、当該年度予算審査特別委員会におきまして、健康診査開始年齢の前倒しについて御検討いただくという答弁がございましたけれども、検討の内容についてお尋ねします。
 同じく衛生費、実績報告書154ページ、事項14.公衆便所維持管理費についてお尋ねします。三鷹台駅線路沿いの公衆トイレについてお尋ねします。この公衆トイレは通勤客、ジョギングをされている方、三鷹台第一駐輪場の管理されている方にとって、なくてはならない貴重なトイレであります。三鷹台駅のトイレは2階の改札まで上って、さらに1階までおりて、一番ホームまでおりないと使うことができません。今後撤去するのではないかという心配をされている方々もいらっしゃいます。そこで御質問ですけれども、この公衆トイレの清掃状況についてお尋ねします。また、今後のあり方について、当該年度どのような検討をされたかについてもお伺いします。
 次に、飛んで消防費についてお尋ねします。決算概要の148ページ、3項目めの市民の自助と地域の共助の強化についてお尋ねします。市民の自助と共助の取り組みとして防災出前講座49回、ミニ防災訓練24回、そして地域防災リーダー養成講習会1回を実施されています。これは、市民の防災への意識のあらわれというふうに考えております。私は、東京都災害時支援ボランティアに4年前から所属しておりまして、防災講座、訓練、講習会の重要さは強く感じております。さらにもっと多くの市民に、この重要さを認識し、参加して、自助と共助の取り組みを行動に起こしていただきたいというふうに思っております。これらを受講した方々が次にどのような行動を起こしていらっしゃるのか、注目をしております。受講後の取り組みがどのように自分の訓練に生かされているなどの、その後の聞き取りは市として行っているのでしょうか、お尋ねいたします。
 同じく消防費、決算概要148ページ、同じページの4番目の危機管理力向上研修の実施についてお尋ねします。市職員の危機管理力向上研修についてお聞きしますが、275名の職員が受講した危機管理力向上研修ですけども、市民は決算概要を手にとって見るか、この決算委員会を傍聴されるか、また半年後の議事録を見るかなどの行動をとらないと、この内容を知ることができません。この研修を行っていることの市民への広報はされているのでしょうか。また、この研修のスケジュール的にどれぐらいの時間か、あと、講師、概要について御説明をお願いいたします。そして、この発災直後の初動態勢の対応力強化と書いてありますけども、発災直後、まず職員一人一人がどういう初動態勢をとるのか、どのように指示をされているか、その内容についてお尋ねします。
 同じく消防費、実績報告180ページ、事項3.地域防災意識啓発事業費についてお尋ねします。先ほども防災出前講座についても触れましたけれども、市民の防災意識調査を行ったことはございますでしょうか。調査結果などありましたら、お示しください。防災意識が高く、出前講座に参加されている市民もいらっしゃる一方、非常食を準備されていない、また、家具転倒防止もされていない市民もいらっしゃいます。このように防災意識が高くない方へのアプローチについて、当該年度、研究・検討されたことについてお聞きします。当然ながら、従前からの「広報みたか」の掲載、地域防災訓練、防災出前講座でない方法での取り組みについてお尋ねいたします。
 最後に、同じ防災費で、実績報告書181ページ、事項4.防災訓練費。西東京市では、例年1月に市民が参加する畑の防災訓練を実施されています。三鷹市は市内の農地の多面的機能の1つとして、防災機能として考えていますけれども、私が知る限りでは実際にここで訓練をしたことがないように思います。畑の防災訓練の意義と、今後の取り組みについてどのような認識をお持ちなのか、当該年度、御検討したことについてお聞きします。よろしくお願いいたします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  ゆりかご面接と成人歯科健診について御質問をいただきました。順次お答えいたします。
 まず、ゆりかご面接、補助を使った事業開始の経緯でございますけれども、こちら国の補助金で3分の1、それから都の補助金で3分の2を活用した事業ということで、一部、対象外の人件費だけ市の持ち出しということで、ほぼ全てこういった補助金で賄うという事業になってございます。
 育児パッケージのこども商品券なんですけれども、今市内で使える店数ということですが、直近で今確認したところでは55店舗というふうに確認をしております。さらに、拡大につきましては、さまざまな団体──商工会等にもお願いしたり、タクシー協会にお願いしたりしております。また、7月に行われました商工まつりでも、商工まつりの会場内のお店全て、このこども商品券を使えるような対応をしていただきまして、そういった普及啓発にも努めております。また、商品券の期限ですけれども、発行から5年間ということで使用いただけるようになってございます。
 続きまして、成人歯科健診ですけれども、対象年齢40歳からの根拠ということなんですが、こちらの健診、平成6年から行っておりますが、他の健診もほぼこの同年代からのスタート──一部若年健診等ありますけれども、ほぼ40歳からの健診ということの中で、こちらの健診につきましてもこの年齢からスタートをしているのではないかというふうに考えております。
 また、年齢の前倒しにつきましては、歯科健診事業につきましては、歯科医師会の先生方とも毎年意見交換をしながら事業を進めておりますので、その中で、今現時点でこの歯科健診について前倒しというお話は出ていませんけれども、こういったお話を伺いましたので、今後また歯科医師会との協議の中でもお話をしていきたいと思っております。
 私からは以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  三鷹台公衆トイレについての御質問にお答えいたします。清掃状況ですが、毎日午前、午後、夕方という形で行っております。また、清掃以外にトイレットペーパーの補充、または機具の破損がないかというのを点検しております。
 公衆トイレにつきましては、土地所有者であります京王電鉄より市が用地をお借りしております。用地の使用契約は毎年更新手続をしております。京王電鉄からは当該用地を自社で活用したいという希望がありますが、当該トイレが移設するまでの間、暫定使用を許可をするという条件で更新を行っているところでございます。差し当たって現時点で土地所有者側から返還してほしいという御要望はございませんので、先ほど申した条件で公衆トイレを引き続き設置していく予定でございます。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  4点ほど御質問をいただきました。まず、防災出前講座等を受講した市民の皆さんがその後どのような行動をとっているかという話なんですけれども、もちろん追跡調査という形ではしていないのですけれども、ただ、何年かやっている中で、既に1万人を超える受講者がある中で、毎年定期的に防災出前講座を実施していただいている団体も少なくありません。そういった皆さんに聞きますと、前回学んだことを踏まえて、すぐに物を買いに行ったよとか、用意したよ、そういう声も聞かれます。次年度は、その次のステップというような要望もいただいていますので、通常の講座に比べれば、住民の皆さんが行動へ移すということは、非常に多く実現されているのではないかと、このように理解をしております。
 また、職員の危機管理力向上研修ですが、これは実際には、確かに委員さんおっしゃるとおり公表してやっているものではありませんが、実際の概要としては、一般の職員向けでは、午後の1時から5時まで4時間をかけて、半日をかけて実施をしております。保育園については、それだけの時間をとれませんので、1時間半から2時間、それぞれの当該保育園に出向いて、お昼寝の時間とか、あるいは時間外の時間を使って実施をしております。
 この研修の概要でございますが、基本的には初動ということで、自宅、あるいは、いわゆる休日・夜間に起きたときに、それぞれ自分が自宅と居場所によってどう自分の命を守るか、そして参集するまでのプロセスというか、やっておくようなことという初動で1つ。それから、もう一つは、実際に業務中に発災したときにどういうような行動をとるかというようなところを1つ。もう一つは、災害対策本部要員となったときに、情報管理の大切さということに着目して、自分が早期参集職員となった場合に、例えば避難誘導をしなければいけない。そういったときに、どういうような情報をもとに、どういうような判断をして避難誘導するか。避難誘導ということをサンプルにして、情報の大切さ、あり方、集約の仕方、そういったものを学ばせる内容が中心でございます。内容的にそういう職員の内部研修ということでありまして、講師そのものは防災課の職員が防災士の資格を全員持っていますので、その防災士の資格をもとに、我々が講師を務めております。カリキュラムそのものは、消防・防災科学センターさんなんかでやっている研修なんかを参考にして、それを三鷹版にアレンジしたものを構築して進めているところでございます。
 それから、地域防災の意識啓発ということで、今申し上げたとおり、一つ一つのアンケート調査というのはしていませんけれども──総合防災訓練のときであったり、あるいは防災リーダー養成講座のときにはアンケートの実施はしておるところでございますけれども、要するにそういった意識の高い人だけではなく、どのようにそれ以外の方に出前講座等を除いて取り組んでいるかということですが、例えば今、小学校の児童、そして、その児童の保護者、あるいは、もちろん中学生の生徒もそうですけれども、そういった方も含めた多世代の多層的な防災訓練への参加ということを呼びかけておる中で、高くない人だけということではなく、そういう幅広い年齢層にアプローチをすることによって意識啓発につなげていくと、このようなことを進めております。
 最後に、農地に関する防災訓練でございますが、確かに農地を御提供いただけるというふうに申し出ていただいている方はいらっしゃるのですけれども、やはり畑ということで、今現在は実施しておりませんが、当然畑の中に踏み入れるということはなかなか難しいものがございます。ただ、地域によっては、認められた畑については地域防災マップ等に落として、ここは大丈夫なんだよと、このようなことで住民の皆さんに啓発をしている、こういったところは見受けられますので、今後、農地というのは確かに貴重な防災の一時避難場所になりますので、ここのところは拡充とともにそういった周知を進めていきたい、このように考えております。
 以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。また順次、再質問をさせていただきます。
 まず、育児パッケージですけれども、この商品券になりますと、やはり転売を意識しないといけないのかなと思います。今、いろいろなもので問題になって、騒がれておりますけども、ネットオークションやフリマアプリなど、こういった対策はどのようにされているんでしょうか、お尋ねします。
 あと、歯科健診でありますけれども、これ、検討していただくというんですけど、確かに対象を広げるといろいろなコストも上がるのは当然そうなんですが、もっと受診勧奨を促すという意味では、年齢を下げるというのは必要ですし、あと将来的な医療費削減という意味では必要だと思っております。ですから、5歳刻みで受ける方以外では、結局希望者は40歳以上では受診できるわけですから、希望者だけでも下げてもいいのかなと思うんですが、その点について改めてお尋ねします。
 あと、危機管理力向上の研修ですけれども、市民向けには広報はしないということですけど、三鷹市職員がこういった危機管理が高いっていうことを知っていただくというのも、1つのPRだと思います。というのは、やはり市民にもそういった防災意識を高めていただくためには、我々もこういうふうにやっているんだということを間接的にもわかっていただく。そういった意味でも、こういった市の職員が研修を受けていることをお伝えするっていうことは非常に大切な取り組みだと思いますので、ぜひ広報は御検討いただきたいと思っております。
 あと地域防災意識啓発事業ですけれども、ちょっとここで事例を紹介しますけども、寝屋川市では、家庭内での備えの促進、防災意識の向上を図るため、家庭用防災用品の購入費用に対する助成制度を創設しているということであります。保存食や保存水を初め、生理用品、簡易トイレ、おむつなどの衛生用品、家具転倒防止機具、懐中電灯、携帯ラジオなどの地震対策用品24品目が対象で、補助率は2分の1、補助金額は上限で1万円というふうに伺っております。寝屋川市では、大規模災害に備えるため、災害時要備蓄数や備蓄品目の拡充など、行政として備蓄の確保を進めていらっしゃいますけれども、東日本大震災では行政が全ての支援を迅速に行うことは難しく、また、行政自体が被災して機能が麻痺するような場合があり、公助の限界を感じるということから、この制度がスタートしております。もちろん、自分の命は自分で守るということは基本に置いているんですけども、こういった取り組みをしているということであります。
 災害が発生した場合、備蓄していない人は避難所を当てにして行くわけでありますけども、だからといって拒否することはできません。一方、各家庭に防災倉庫の役割を果たしてもらうという新たな発想も1つの考え方ではないかということで、全くそれを排除するのではなく、また防災会議の中でも、議論だけでもしていただきたい、そのように思っております。議論についての御所見をお尋ねいたします。
 畑の防災訓練についても重要視はされているということですけども、これもあわせて実例がありますから、ぜひ研究をしていただいて、確かに大切な土地ではありますけれども、やはり遊休というか、休んでいる土地もあると思います。そういったところを、情報などをつかんでいただいて取り組んでいただきたいと思いますが、御所見を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  2点御質問、お答えいたします。まず、こども商品券の転売対策はということなんですが、厳密に言うとそこまでの対策はないんですけれども、一応受け取っていただくときに、御本人からきちんとサインをいただきまして、また、さまざまなサービスも使えるよということで、御利用を促すような形で対策をとらせていただいています。
 それから、成人歯科健診の希望者だけでも年齢を下げられないかということなんですけれども、これは先ほども申し上げましたが、他の健診とのバランスもあります。また、歯科医師会との協議の中で事業も行っておりますので、そういう話し合いの中で今後、検討していきたいと思います。
 以上です。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  備蓄につきましては、「東京防災」なんかでも、いわゆる日常備蓄、要するに例えばふだん召し上がっているものを多目に買っておいて、それを古いものから順番に食べていくとか、日常品の中で備蓄を回していくというような考え方をとっています。これは、日常生活の中に防災を取り組むという面で非常に大事な発想ですので、こういったことをとにかく推奨していくほうが、結果的に備蓄につながるのではないかと考えています。
 農地につきましては、どこの畑は避難しても大丈夫なんだよということを、近隣の住民の皆さんに知らせておく。農地そのものに入らなくても、知らせておくことによって、いざというときに避難ができるということはございますので、先ほどの繰り返しになりますが、そういう場所の周知や、また、そういう避難ができる農地の拡充に努めていく、このようなことを取り組みたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。先ほども私が述べましたように、最初から排除するのではなく、検討してくださいということでございますので、これはあくまでも啓発なので。確かにおっしゃるとおり、食料を回していくということ、これは本当に必要なことですが、1つの手段として、こういう自治体も取り組んでおりますので、それは研究の1つにしてもいいのかなということで、提案をしております。
 そして、防災訓練、ミニ防災訓練とか出前講座を受けた方にもいろいろ定期的にやっていらっしゃるということで、約1万人という話もありました。これだけの多くの方が集まったわけですから、どこかで年に1度、更新というか、最新情報をお伝えするとか、そういった機会を公会堂でやるとか、そういった継続をしていくような仕組みもぜひ検討いただきたいと、そのように思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員長(石井良司君)  以上で民進党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、日本共産党。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いいたします。それでは、初めは、実績報告書では174ページ、決算概要では141ページの東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進についてお伺いします。外郭道路整備事業が本格化して、今、北野の地域の町並みが一変しています。工事にかかわって、早朝の工事の車両もふえ、市道で待機するダンプも見受けられます。事業者は工事車両から市民を守る対策を実行するとしていますけども、当該年度、市として確認しているでしょうか。このような事案を確認していれば、どのような対応をされていたのか、お伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  外環道の建設にかかわる工事車両の出入り口につきましては、基本的に中央道から直接出入りすることになっております。中央道からジャンクションの事業用地の中に直接入ってきますので、路上の待機車両がないような形で進めるということは、工事説明会の中でも話をされておるところでございますので、そういう形で可能な限り進めています。ただ、生コン車なんかで、持ってくる時間が限られていくものとか、一般道を使う場合もございます。国の搬入車両については、ダンプの前に国土交通省という名称を入れながら、国の事業だということがわかるような形でなっておりますし、路上待機はないということを徹底して進めているということで聞いております。


◯委員(栗原健治君)  当該年度、確認はされていませんか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  路上に待機している車両があったというのは確認してございません。


◯委員(栗原健治君)  確認されていないということですけども、現在、かなり工事規模が大きくなっている中で、ことしの9月の段階でも、島屋敷通りのバス路線になっている通りで、工事のプレートが張ってあるダンプカーが4台ほどがとまっていました。天神通りも同じように──春から桜並木が美しい通りですけれども、車道が広くて、とまっているダンプカーがあります。実際にこのような車両についての安全、特に早朝待機していて出ていく、バス路線にもなっている点でも、安全対策は市が確認した上で対応することが求められていると思いますけれども、そのような対応があった場合に市はどういうふうに対応するのかということを知らせるということを、この当該年度も含めて進められているんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  工事用車両については待機がないように進めるということで、国のほうも工事の説明会の中で市民の方に説明して、それをしっかりと履行していくということが前提になっております。仮に今、そういった委員の方からお話をいただいたようなことを我々も確認していきますけれども、そういったことが行われているようであれば、市のほうからもそういうことがないような形で再度徹底して、安全確保に努めるよう働きかけを行っていきたいと考えています。


◯委員(栗原健治君)  早朝でもあるので、どこに連絡をとっていいのか、すぐには対応できない。また、忙しい時間でもあるので、そのままにしてしまうということがあります。安全対策は重要で、登下校時は特に重要ですので、それの取り組みもしてきたと思うので、しっかりと徹底させていただきたいというふうに思います。
 その上で、当該年度、東京外かく環状道路計画調査研究関係費に当たって、特に工事が本格化していく中で、トンネルの安全性についての不安が数多く寄せられるようになりました。
 地中拡幅部ですとか、ランプトンネルですとか、大深度地下、40メートルよりも浅い地域の方に対しては事業者が説明に入っていますが、十分な安心できる説明がされていないというふうに言われています。この住民の不安にどのように応えてきたのか、お伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地中拡幅部の工法につきましては、これまでも東京外環トンネル地中拡幅部の技術開発の検証ということを行っております。そうした検証されたことをオープンハウスや何かで、国は広く市民に説明をしてきているところでございます。中央ジャンクションにおける工法というのはまだ確定してございません。これからプロポーザルを行いながら工法が確定されてきますので、そういった内容をしっかり市民に説明して、市民が安心して環境に影響が生じないんだということを確認してもらえるような、そういう対応をとるように市のほうからも国に申し入れていきたいと考えています。


◯委員(栗原健治君)  地中拡幅部ですとか、ランプトンネルの区分地上権が発生している土地にお住まいの方にとっては、地中拡幅部の部分では工法が明らかになっていない中で、安心できるのか。自分の財産の侵害につながっていて、いろいろな測量ですとか、将来の地権者に対する区分地上権の買い取りの問題でも十分な説明がされていないということが言われています。
 この三鷹の取り組み、北野の里の取り組みに集中していて、そういう周辺部、三鷹市の地下を通る部分での市民の不安には応えていないというふうに思います。積極的な市民の不安に応えていく取り組みを事業者に対して働きかけていくことが当該年度も求められていたと思いますけれども、このような取り組みについて、できないんでしょうか。お願いします。


◯委員長(石井良司君)  申し上げますが、今回は決算でございます。余りそういう詳しいことにつきましては、委員会も設置してございますので、そちらでやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。今の質問については答弁のほうをお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地中拡幅部の工法も含めまして、市民の方が不安に感じているようなこと、そういったことは工事の説明会などでも、国のほうもその都度受けて、これまでその都度対応してきております。まだまだ足りないということで、委員、おっしゃっていると思いますが、確かに福岡で事故が起きたり、そういったことで御心配されていること、そういったことがこの工事との関係はないんだということをしっかりと国が説明していく、そういう取り組みを今進めておりますので、オープンハウスや何かで問いかけがあったときには、しっかりそういうことを対応するように申し入れを市のほうからもしていきます。


◯委員(栗原健治君)  委員長、お取り計らいありがとうございます。外環のこの問題ですけれども、建物の下の工事という点で言うと、本当に未知な部分が規模でいってもあります。市民の不安を取り除く、市民の財産を守る立場に立った、市民に寄り添った取り組みが求められています。この点での取り組みをしっかりと生かして進めていただきたいというふうに思います。
 あわせて、この外環道路にかかわって、まちの機能という点でも北野の郵便局が閉鎖されました。代替機能を求められている声がありますけれども、どのように取り組まれたのか、お伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  郵便局の件につきましては、事業地内に入ってくるということで、移転をされたところでございます。郵便局の機能低下がないような形で、地域の中での郵便局が補完できるような形で、例えばゆうパックや何かの集配とか、そういったものに市民の利便性の低下が生じないように、できるだけ地域で取り組んでいるところでございますけれども、我々としても、郵政事業、保険事業、金融事業、各事業においてサービスの低下が生じないように努めていくと郵政から聞いておりますので、そのように進めていきたいと考えています。


◯委員(栗原健治君)  外環整備事業の中で、郵便局が閉鎖されたという点でも、代替機能を残していかなければ、北野のまちが衰退していくことにつながっていくので、しっかりと地域の方の協力がなければできない課題ですけれども、進めていっていただきたいというふうに思います。
 次に、実績報告書の170ページ、決算概要の137ページ、地域公共交通活性化協議会関係費、みたかバスネットの見直しについてお伺いします。この市民意見と実際に改定がされたルートがミスマッチしているというふうに思います。市役所へのアクセスを求める声に応えた、また、時間短縮を求められたことに対しての対策だということを伺いましたけれども、新川・中原ルートにおいては、1時間2本のダイヤに対して増設を求める声がとても多くありました。日常の生活の足として使われていたという点でも、運転間隔の短縮の要求が大きかったと思いますが、新川・中原ルートでどのような議論がされたのか、お伺いしたいと思います。
 また、あわせて北野ルートで、こっちの面では、北野から三鷹に行く場合に、市役所の停留所がスキップされてしまう。これも、片方では市役所への利便にと言いながらも、整合性が欠けている。やっぱり市民の利用をしっかりと受けとめた形で検討されたのか、お伺いしたいと思います。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  2点、御質問をいただきました。新川・中原ルートでどのように議論があったのかということですけれども、こちらにつきましては、実際、今回、見直しルート──三鷹台、西部を統合したルートと、それから北野ルートもあわせまして進めてきたところでございます。その中で、実際には新川・中原ルートは平成23年に運行した当初から、三鷹市役所まで伸ばしてほしいという御意見もありました。そういうところを含めまして、今回、三鷹中央防災公園・元気創造プラザができたという観点からも、そこまで乗り入れてやっていくことがいいということと、それからパブリックコメントも進めた中で、御意見というところをいただきながら進めてきた経緯があります。市としましては、実際に市民の意見を聞きながら進めてきたというふうに考えております。
 また、北野ルートの市役所前のところの西側に行くほうのルートにつきまして、市役所を通らないというところですけれども、こちらにつきましても、実際に元気創造プラザを通って行くというところで、市民センターを含めた元気創造プラザも市役所の1つのバス停というふうに考えております。その中で、北野ルートのほうにつきましても安全を第一に考えて、元気創造プラザの左折イン、左折アウト、そういうところを含めた中で、地域公共交通活性化協議会の中でも議論してきたところの経緯がありますので、そのところで実際にそれも含めてまたパブリックコメントもやってきたというところがあります。こういうところの中で市民の方の意見を聞きながら進めてきております。今回、そういうことを今年度はそれを踏まえまして、実際には、また市民の意見等を聞きながら、今後のフォローアップ調査ということで進めているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  今回のルートの見直しですけれども、課題があるっていう中身になったということが運行を開始された中でわかってきている点だと思います。市民からのニーズ調査も含めて検証して、さらなるルートの見直しを進めていくっていうことが課題としてあるということを指摘しておきたいというふうに思います。特に時間の短縮という点で、新川・中原ルートについては検討されているということも、市長からもお話がありましたので、鋭意努力していただきたいというふうに思います。
 次に、実績報告書の160ページ、農業公園管理運営費について質問します。農業公園は市民と市との協働でつくられた、市内でも利用者の多い公園だというふうに思います。この農業公園、利用者が多いっていうこともありますし、1日楽しむ場でもあるっていうことで、トイレの維持管理、清掃についてどのようにされているのか、確認したいと思います。よろしくお願いします。


◯都市農業担当課長(塚本 亮君)  農業公園のトイレ清掃につきましては、指定管理を受託しているJA東京むさし三鷹支店が清掃をしているということでございますが、JA東京むさし三鷹支店は、さらにトイレの清掃の専門業者のほうに清掃業務の再委託を行っているという状況でございます。


◯委員(栗原健治君)  ここの農業公園にあるトイレですけれども、市民から使うのに対して抵抗があるという声が寄せられています。いろいろなイベントもされているので、市長もどのようなトイレだかわかると思います。現時点で、障がい者用のトイレが使えない状況になっている状況です。私、トイレの整備っていうのはとても重要で、ある面で言うと、トイレがきれいだと、本当行き届いているということが証明されている、管理されているのがよくわかる1つの指標だというふうに思います。美化についての指導っていうのはどのようにされているのでしょうか。


◯都市農業担当課長(塚本 亮君)  現在、農業公園の障がい者用トイレが使用できない状態っていうのは、我々も認識しているところでございます。理由は、8月の終わりごろに、そこに夜間寝泊まりというか、夜間ずっといる方がいるというようなことが報告として上がっておりまして、その方かどうかわかりませんけれども、週末にバーベキュー等をされているときだと思うんですけれども、かなり荒い使い方をされた。例えばトイレットペーパーを直接便器に突っ込んだりとか、そういうことがあって詰まりが生じたと。その改善がなかなかできない状況でしたので、今流せない状態なので使用を中止しているということでございます。
 あと、トイレが汚いという状況につきましては、現在も運営懇談会というのを設置しておりまして、その中でも問題提起として上がっておりまして、現在、そういう農業公園の運営懇談会の方も通じて議論をしているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  実際に現状になった経過はわかりましたが、維持管理というのをどういうふうにするのか。ふぐあいが起こったときに、どういうふうに迅速に対応するのかというのはとても重要な課題で、そこのところではっきりとこの取り組みをしていかなければならないというふうに思います。どういうふうに、この現状、きれいにしていくのかっていうのは、美化の取り組みにしっかりと取り組んでいただきたい。実際に、去年、いろいろ使う中でも、緑化センターがあいているときは、そちらのトイレを使うという方が実際に大勢いらっしゃるんですね。ですから、日常でもきれいに、気持ちよく使える環境づくりを進めることを、しっかりと指定管理者に対して指導していく必要があると指摘しておきたいと思います。
 実績報告書の175ページで、緑化公園費、都市公園維持管理費に関連して質問をします。市内で管理している公園においてのトイレは幾つあるんでしょうか。清掃、維持管理の取り組みについて確認したいと思います。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  市内の都市公園等のトイレの数につきましては、26カ所のトイレを設置しております。清掃等につきましては、専門の業者さんにお願いをして、週3回のトイレ清掃に入っております。また、緊急時であるとか、そういう対応につきましては直営の職員が巡回していまして、市民からの連絡、また巡回でのそういった状況を確認できた場合には、早急に直営で対応するようにしております。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  週3回のトイレの清掃をしてきている中での状況っていうのからは、やはりきれいさ、美化をしっかりとすることによって、安全安心に使うことができるトイレになります。週3回では、この現状だと、もっとしっかりとしなければならない課題だというふうに思います。そういう点で週3回で済むのかというのの検証が課題だというふうに思います。トイレの美化にはしっかりと努めていただきたいと思います。
 最後に、自転車の安全対策について、自転車走行空間整備事業費ということで、実績報告書169ページにあります。道路に対する自転車を走行するところを表示する取り組みかと思います。東京都でも進めた取り組みですが、自転車の安全運転の指導も含めて、バス通り、バス路線にも引かれているという点でも、周知徹底がバスの事業者とか、車を利用している人にも必要だというふうに思いますけども、この点での安全対策についてどのように取り組んだのかお伺いしたいと思います。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  安全対策につきましては、市としては昨年度につきましてはナビマークという大通りとかの横に入っているマークは設置していないんですけども、実際に今年度やる予定をしております。昨年度はそういうふうな警視庁、東京都で設置したもの、また、それ以外も含めまして、交通安全講習会、自転車安全講習会、講習会の機会を捉えて安全に注意、また、標準ナビマーク等々を設置していることの周知をしてきていたところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  マークということですけれども、本当に東京都が進めたときには、どういう意味を持つのか、中身が伝わらないと、安全には使われないというふうに思います。逆走を防ぐ効果はあって、そういう点での周知がされればいいと思いますけれども、バス事業者にとっては、車道に自転車が通るという点で、より安全の配慮も必要になっているという点もあります。三鷹市として取り組む場合においても、当年度の取り組みに対しての検証をした上での課題だというふうに思いますので、よろしくお願いします。終わります。


◯委員長(石井良司君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了いたします。
 この委員会は決算委員会でございますので、平成28年度の決算に関する質疑をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、いのちが大事、お願いします。


◯委員(伊沢けい子さん)  まず、決算概要の122ページ、衛生費の環境センターの跡地のことでお尋ねしたいと思います。昨年度は、この環境センター跡地の土壌の検査の結果が出まして、かなり基準値を超える有害物質が、環境センターがもとにあったということで見つかりました。この件で何点かお尋ねしたいんですけれども、今の行っている対策がここには暫定的な飛散防止措置(表層をシートで被覆)を行いましたと書いてありますけども、アスファルトやコンクリートなどで被覆するということはしていないのでしょうか。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  平成28年度におきましては、汚染の確認されたところにつきましてはシートで覆うという形で行っております。ただ、平成29年度につきましては、アスファルトの被覆を行う予定です。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。それで、有害物質の件なんですけれども、これがかなり基準値を超えていたというふうに考えますけれども、なおかつ、ここは三鷹市の中でも井戸があって、そういう意味で地下飲料水に対してここに入っていくというような影響がないのか。それで、アスファルトで固めてしまうということは、半永久的じゃないですけど、ふたをしてしまうということになると思いますけれども、その地下水、飲料水などへの影響についてお伺いします。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  近隣につきましては、井戸については飲料用のものは確認されておりませんので、直接口に入るというような状況ではないというふうに考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  ただ、水ですのでね、地下水ですから、流れていくということが考えられないのかということを伺います。


◯生活環境部長(大野憲一君)  地下水の問題、今御質問をいただきました。調査の結果、地下水に基準を超えた物質というのは出ていないという状況でございます。さらに、ここは土壌の調査報告を東京都のほうに出しておりまして、健康被害の生ずるおそれのない土地であるというような指定をされている状況でございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうしますと、この時点では方針としてはより慎重に進めるというふうに書いてありますけども、もし仮にこの汚染された土壌を除去するとすれば、何メートルぐらい除去しなければならなくて──解体工事を含めてかもしれませんが、総額どれぐらいというふうに昨年度試算をされて、慎重な検討というふうになったんでしょうか。


◯生活環境部長(大野憲一君)  今後どのぐらい掘れば安全なのかという御質問かと思います。これについては、将来的にどのような活用を図るかということによっても、いろいろなやり方があるかというふうに考えておりますので、その状況に応じて必要な土壌対策工事等、処理を行っていくという予定でございます。そういう方針で、現在のところ、まずは市民の方の安全を確保するということで、平成29年度、アスファルト舗装工事をして、安全確保をまず優先的に進めるという方針でございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  ただ、試算は、もし工事を行った場合ということでされたかと思いますけど、それをお聞きしたいと思います。


◯生活環境部長(大野憲一君)  まず、どの程度と見込まれるかということでございますけれども、当初の財政フレーム上では20億円というものでございましたけれども、これを大幅に超えるという──あくまでも概算でございますけれども、そういった数値は出てきているところでございます。これは、やはり東京2020オリンピック・パラリンピック大会を控えまして、先ほども申し上げましたように資材費などの高騰、それから、今、大規模な解体工事を受注しようというゼネコンの機運が弱い、受注環境が整っていないということなどを反映いたしまして、あくまでも参考的な数値ということでございます。
 今後は、やはり東京2020オリンピック・パラリンピック後の状況等を見きわめながら、具体的な金額につきましては、今後、基本計画の中でしっかりとお示しをしていきたいというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうしますと、大幅に超えているということは20億円ということではなく、概算どれぐらいなのかっていうことはわからないでしょうか。


◯生活環境部長(大野憲一君)  先ほど申し上げましたように、現時点の参考数値といたしましては、環境基準を超える土壌を全て撤去いたしまして、既存の建物がございますので、汚染土壌がほぼないということは確認されておりますので、建物の基礎について、次の建造物の建設に支障がない深度で撤去いたしましたとして、約60億円程度であるというふうに、今おおよそ参考数値として出てきているものでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。それから、この環境センター跡地なんですけれども、2011年の地震があったときに、五中から剥がして持ってきた放射性物質の含まれる土壌を、今おっしゃっていたこの場所に袋に入れて埋めていたと。このときに、その袋を出して敷地内にあるコンクリート製の建物に移動させたというふうに聞きました。これが、そのときは放射線をはかったということで0.1以下ということで報告を受けましたけれども、その時点ではそうだったかもしれませんが──20袋とか聞いたような気がしますけど、というのを移動させたことによって、現時点での調査、放射線をはかるっていうことは近時点でしていますでしょうか。要は、それで大丈夫なんでしょうか。


◯委員長(石井良司君)  再度、委員に申し上げますが、あくまでも現在は平成28年度決算をやっております。過去のこともいいんですけども、ここでは余り。基本的には今、平成28年度の決算ですから、そのことを聞いていただかないと私は困りますので、極力そういう方向でお願いします。委員の方、わかりましたか。


◯委員(伊沢けい子さん)  現時点のことでわかる範囲でお答えいただきたいと思います。


◯委員長(石井良司君)  それでは、平成28年度のことについて答えてください。


◯生活環境部長(大野憲一君)  当該年度での安全性ということでございますけれども、先ほど申し上げましたように、今、五中から出ました物質については環境センターの建物内に保管をしておりまして、当然そのときにも建物周辺の環境測定をしておりまして、今質問委員、おっしゃったように、基準を大幅に下回るもので、安全性はきちっと確認しているというところでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  それって、でも、そのときはそうだったということは理解しております。ただ、現時点もここは五中があり、そして近隣にも近接してファミリー世帯が住んでいるような大きなマンションがありますよね。ですから、そこの安全性というのは今後もやっぱり確認していくということは必要かと思います。これは意見として述べておきたいと思います。
 それで、次に141ページの下連雀五丁目の日本無線株式会社跡地の用途地域等の見直しというところについて質問をしたいと思います。私自身もこの牟礼のすぐ近くに住んでおりまして、この近辺はよく通るところなんですけれども、先日9月6日に市民協働センターでこれについてマンションの野村不動産、イム都市設計から説明会が開かれました。それで、私はこれ、ちょっと、牟礼の地域のことなのに市民協働センターで開く。場所が離れているなと思いましたし、雨も降っていてと思ったんですけれども、皆様も御存じかと思いますけど、100名以上の方が集まりまして、非常にいろいろな質問が1時間以上にわたっていろいろな方から上がったという状況なんです。それで、ある意味、計画が具体化してきて、設計図も示されたっていうことで、非常に皆さん、驚いて飛んできたというような方もいらっしゃいました。三鷹のまちづくりにとって、これで本当に大丈夫なのかというのが基本的な参加者の声だったと思います。今680戸ということで、それが本当に適切な戸数なのか、このことが問われていると思います。
 この場では特に環境面のことで伺いたいと思います。この説明会でもそういう質問がたくさんあったんですけど、周辺道路も連雀通りが北側にあって、東側に弘済園通りということで、その角のところも丁字路が非常に狭くて、バスが回転するにもいっぱいいっぱいというような、道路環境が現時点でもとてもよくない場所なんですよね。そこにこれだけの戸数が来た場合に、一体本当にどうなるのかというようなこと。あるいは、車が自分の北側の住居のある道に入ってこないのか。それから、バスですね。バスはいっぱいにならないのかというような疑問の声が上がりましたけれども、そういう周辺の整備ということについては現況のままということになるんでしょうか。


◯委員長(石井良司君)  前段のほうは平成29年度ですので、後段のほうの答弁はお願いします。


◯都市計画課長(田中元次君)  こちらにつきましては、決算年度において都市計画変更の原案の策定をさせていただきまして、昨年度、事業者のほうから大規模土地利用構想が出て、昨年の9月に680戸の共同住宅、114戸のサービスつき高齢者住宅というような計画が示されたところでございます。連雀通り、弘済園通りの交通の問題につきましては、確かに交差点については、道路が狭いので非常に危険な状況だということは市としても、この間ずっと認識をしております。連雀通りについては、今後、東京都のほうで都市計画道路の計画等もございますので、そういったところを含めて、市としても都と一緒に考えて、安全対策については進めていきたいというふうに考えております。
 また、バス交通につきましても、都市整備部全体の中で駅前のバスロータリーの混雑というところもございますので、そういったところも含めて、今都市整備部の中で検討しているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  今おっしゃったように、高齢者住宅も114戸ということで、合わせると800戸近いということですね。800戸近い世帯が入ってくることになるかと思います。バスも現時点でも、東のほうでマンションが大分建ったことで、朝なんかは既にいっぱいであるというような状況も聞いているんですよね。そこの上に、さらにここにバス停から乗り込む人たちがこれだけいたときに、一体このバスも乗れるのかというような状況なんですよ。あと、駐車場も、ここでは相当な台数、204台、ここの敷地内に用意するということになっていますので、そうすると、車も相当近隣のところに入り込んでくるというような心配の声も非常に上がっておりました。その点、バスのことはいかがでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  当該年度、この地域の開発につきましては、基本的には皆様の御支援、つまり市議会議員の皆様の御支援、そして都市計画審議会での御指摘等を受けながら交渉してきた結果、日本無線さんの跡地の54%は工業用地にできたわけですが、住宅として開発したいという御意向では、今回ようやく680戸と、サービスつき高齢者住宅の114戸及び保育園、学童保育という形におさまりましたが、この間、都市整備部長、都市計画課長を初め、三鷹市の立場としては、できる限り戸数を減らしていただきたい。そして、バス交通への影響、あるいは周辺道路が拡幅されていない中での集合住宅の建設における懸念、それは一貫して主張し、交渉をさせていただいてきました。都市計画審議会でも多面的な御意見──今質問委員がおっしゃったようなことは、委員の皆様からほとんど出されておりますので、それを1つの力に、交渉に交渉を重ねてまいりまして、今この形になっております。したがいまして、当該年度、質問委員さんが御指摘され、また今年度、説明会において市民の皆様が御提起された課題については、三鷹市役所としては重々承知をしております。また、懸念もしておりまして、バス事業者、あるいは東京都の道路整備担当と、この開発について格別の御協力、御支援をいただかない限り、市民の皆様の安全は守れないということで取り組んでいるところでございます。
 したがいまして、戸数としては一般的にこの規模であれば集合住宅、900戸とか、1,000戸とか言われたところを極力抑えてこの数まで来ているという取り組みをしたのが、平成28年度でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  ただ、具体的にこういう図面も出てきたこの時点において、市民の皆さんが──周辺住民が主ですけれども、これについて非常に住環境が悪くなると。あるいは、学校とか──そういうことは後で別のところで言いますけれども、そういう問題が今解決していないという現状が市民の目から見てもある。私もそう思います。そういう状況であることは確かなんですよね。
 ですから、680戸まで幾らか減らしたっていうことは他の委員会でも聞きましたけれども、だけれども、それでも680戸っていうことによって問題があるということです。ほかにも、やっぱり戸数が多いことによってすぐ近くに建っている隣接マンションの方からは、目の前がすぐ隣の新設のマンションのベランダになるというような、近接しているというような苦情も、これを見てありましたし。あと、今は既にあそこは解体工事も隣でやっているということで、あそこのマンションの方はことしに入ってから窓は閉め切ったままだというようなことで、さらに3年間もこの工事が続くということに対しても、そういう懸念をされていると。何のためにここに越してきたのかというようなお声もあったんですよね。そういうことからいっても、この戸数というのは、やはり多いのではないかというふうに考えますが、お考えを聞かせていただきたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  戸数の削減ということでございますが、都市計画の視点でお答えさせていただきます。当該地域はもともと三鷹台団地とか牟礼団地等、多くの大規模な団地がありまして、その建てかえ等で戸数そのものは大きくは変わっておりませんが、世帯の変遷というか、その内容が大きく変わってきております。周辺に工場が移転してマンションになったところもございます。
 ただ、そういう中で三鷹市としましては、平成16年に政策誘導として人口を急激にふやさないということで、用途地域とか特別用途地区、そういった施策を設けまして進めてきたところでございます。その中で、今回も特別用途地区という制限がございましたので、その趣旨に沿って転換することによって約半分ぐらいに抑えられたと。そういったことでありますので、今後、委員さん御指摘のようなことを進めていくということであれば、都市計画で考えれば地区全体の容積を下げるとか、そういったことを考えないとなし得ないのかなと思っております。
 ただ、一方で、そういった施策をとると地域の活性化に影響が出るというようなこともありますので、そこは慎重に考えていかなくちゃいけないと考えております。今、いろいろな課題を挙げられているものにつきましては、まちづくり条例、先ほど市長も申し上げました東京都の都市計画道路事業、こういったことを早期に進めていく必要があるということで、そういった調整を今後も図って対応していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  この地域、この間の説明会でたくさんの方がおっしゃっていたことは、この図面が出てきたことで、この内容には同意できないにしても、民間の業者としての計画はわかったけれども、一方で、三鷹市が周辺道路や学校などのことでどういう考えを持っているかというのが、やはり全然わからないと。実はそういう声がかなりあったんですよね。そういう意味で、三鷹市としてまちづくり条例に基づいて説明会を開く、あるいはマンションの業者とともに開くというようなお考えというのはないんでしょうか。


◯副市長(内田 治君)  平成28年度決算審査特別委員会の御質問に対して、今のことをどういうふうにお答えすればいいのかというのは、ちょっと悩ましいんですけれども、先ほど来繰り返し申し上げているとおり、この平成28年度の時点においても、事業者から伝わってきた計画の規模についての懸念を示し、市でできる今後の道路の関係での整備、それから東京都の御支援をいただいて、今後都市計画道路の事業や交通安全対策の取り組みの中での道路の拡幅など、できることはないのかというような働きかけ、それから、事業者御自身の努力としても、自前で路線バスではない形の、御自分たちで責任を一定程度果たせるようなバス輸送などについての検討といったものを、平成28年度においては働きかけをしてきました。
 今御指摘があったような今後の展開についても、この事業が地域に与える影響を平成28年度においても、しっかり私どもは理解していますので、これからの取り組みについても議会の御意思も受けとめながら、都市計画審議会での御指摘も受けながら、きちんと取り組んでまいりたいと、いろいろな手法を用いていきたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  ただ、向こうが出してきている着工予定というのは来年の2月ということで、しかも住民が納得していないという現状がありますので、そういう説明会というのが必要だというふうに考えます。


◯委員長(石井良司君)  以上でいのちが大事の質疑を一旦終了いたします。
 しばらくの間、休憩をいたします。
                  午前10時54分 休憩



                  午前11時04分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次に、自由民主クラブ。


◯委員(伊東光則君)  よろしくお願いします。まず、決算概要の114ページの1、災害時医薬品備蓄の拡充についてということで質問させていただきます。備蓄している災害時の応急救護用の医薬品の入れかえを行ったということであります。それと、私立学校に新たに配備したということであります。まず、箱の単位で数量が出ているところなんですが、1箱の内容。1箱というのにどういうものが入っているのかどうか、どのぐらいの量か。ばんそうこうですとか、いろいろ消毒液ですとかあるとは思いますが、そういうのがどのぐらいの量なのか、お示しください。それと、公立学校には25箱ということですが、私立の学校には10箱ということで、数の違いがあるんですが、これにはどういう意味があるのか、お聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要の117ページの7の項目です。健康診査受診率向上の取り組みについてということです。これは、健康診査の受診率を向上するために、家庭系ごみ収集袋を配布したということであります。当該年度、この成果をどのように評価されたのでしょうか。例えば収集袋をつけたからふえたのか、収集袋をつけなくてもこのぐらいの数になったのか、その辺あると思うんですが、ぜひお聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要117ページ、同じページの8、大腸がん検診の拡充についてであります。これは、当該年度、大腸がん検診の受診者数が2万1,781人という数で、かなりふえた。ほとんどの人が受けたんじゃないのかなというような気もするぐらいの方が受診されたようです。これについて、どのように評価されたのかどうか。この取り組みの方法について、例えば個人負担500円というようなこともされたようです。その辺を全体的にどのように評価されたのか、お聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要119ページ、10番目の項で、自殺予防対策事業の拡充についてということです。まず、当該年度の現状、その以前の年度と比べたりしていただいて、どのような推移があるのか。また、それをもって、この事業の評価をどのように当該年度されたのか、お聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要120ページ、12、サステナブル都市三鷹の実現に向けた研究の推進についてということです。当該年度のサステナブル都市政策検討チームの検討内容をどのように評価されたのでしょうか。終了というふうに表記されているところですが、当該年度で一応この検討チームは解散ということになるんでしょうか。1つの流れを築いてきたのかなというふうに思いますが、そのチームの検討内容、どのように評価されたのか、御所見をお聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要122ページ、16の項目です。PCB廃棄物の適正な処理の実施について。これは、認定されている施設で微量PCB廃棄物を処理されたということが表記されているんですが、全ての微量PCBが処理されたのか、まだ残量が残っているのか。それと、高濃度PCBを第二庁舎に集約してきたということでありますが、この高濃度PCBの処理について、平成30年度以降に行うということでありますが、PCBの廃棄物の処理についていつごろまでに終わるのかどうか、そういう検討はなされているのか、お示し願えればと思います。また、ほかのところにまだ集約されていないようなPCBがあるのかどうか、その辺についてもお聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要123ページの2、スマートフォンアプリを活用した三鷹市ごみ分別アプリの導入についてということです。簡単に見ることができて、見やすいのかなという感じを持ちましたが、市民の感想をどのように認識されているのか。また、当該年度につくられたこのアプリ、これからもし拡張するとすれば、どんなふうに考えられていくのか御所見をお聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要125ページの1、市民農園の一体的な管理運営について。当該年度、市民農園の募集人数と申込人数はそれぞれ何人だったのでしょうか、お聞かせください。そして、栽培の講習会を市民農園の利用者を対象に開催したということでありますが、参加者は市民農園利用者だけだったのでしょうか。一般の方の参加というのはどのようになっていたのでしょうか、お聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要の126ページ、2、都市農業活性化支援事業の実施について。これは、農業者に対しての助成を行ったということでありますが、希望する全ての農業者に対して──もちろんある一定の基準というのはあったんだとは思うんですが、それをクリアされた農業者に対して全て助成されたのでしょうか、お聞かせ願えればと思います。また、この事業の現状と課題、当該年度についての課題をお示しいただければと思います。
 続きまして、決算概要127ページの1、商店会街路灯LED化の推進についてということであります。商店街にとって街路灯をLED化するということのメリットというのはどういうものがあるのか。また、デメリットをどのように考えられているのか、お示しいただければと思います。
 続きまして、決算概要133ページの10、消費者啓発の拡充についてということです。これは、いわゆる悪徳商法とか、悪質商法の関係するトラブルから市民、消費者を守ろうということだと思うんですが、実際に当該年度、また、それ以前に悪質商法等のトラブルというのは何件ぐらいあったのか。また、相談窓口での相談件数は何件ほどあったのでしょうか、お聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要137ページの6、街路灯のLED化に向けた取り組みについて。これは、一般の市道に対してのLED化だと思いますが、当該年度はデザイン灯を除く市内1万821灯、全てのLED化が完了したということです。メリットとしては、消費電力が抑えられるということから、CO2の削減とか、電気料の削減、そして長寿命化による維持管理費の抑制などが考えられますが、デメリットというのはあるのでしょうか。もしあるようでしたら、どういうことなのか。また、苦情とか、そういうこともあったのかなと想像しているところなんですが、その辺の御所見をお聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要137ページの7、みたかバスネットの見直しについてということで、さきの委員からも同じような質問が出ていたかなと思いますが、当該年度の末に運行が開始された現在の運行ルート、これは見直しがされて運行が始まったわけですが、市民からどのような反響、御意見があったのか、どのように把握されたのか、お聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要137ページの8、サイクルシェア事業に向けた取り組みということで、これはサイクルシェアの社会実験を行って、利用者にはアンケートをしていただいたということであります。本格的な事業化が進みそうだという認識でいますが、まずその辺、事業化に向け改善されるべきところなど、また、実際に事業化するというときには、対象者をどのようにするのか。また、サイクルシェアをする自転車をどこに置くのか、また、その台数、そして、利用料金などをどのように予定されているのでしょうか。御所見をお聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要の146ページ、1の特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化の促進についてであります。当該年度では耐震の診断が1件、耐震改修等が1件ということでありました。これが終わっていない、残っている、該当すると思われる建築物というのは、まだ何件ぐらいあるのでしょうか。また、対応済みのものは何件ぐらいあるのでしょうか、お聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要148ページ、4の危機管理力向上研修の実施について。これも前の委員から質問が出たようでありますが、研修を8回、ここで275人が受講されたということです。この研修を行った後に成果、または課題をどのように把握されたのか。例えば、受講されたのが275名ということですが、まだ受けていない方もいらっしゃるのかなと思いますし、三鷹市全体を見たときにどのようにこの知識を広げていくのかという課題が考えられるところですが、全体を通して、今どういうふうに考えられているのか、お聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要149ページ、5の防災行政無線電話自動応答システムの導入についてということであります。これは、市内にある防災無線が鳴ったけど、なかなか何を言ったのかわからないというときに活用するのかなというふうに思っておりますが、まだ実は周知が余りされていないのかなという気がします。当該年度、このシステムを立ち上げたということですが、実際の利用件数等はどのようになっているのか、お聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要150ページの9、障がい者グループホーム防火設備の整備に向けた支援について、それと、次の10、市内介護施設におけるスプリンクラー設備の整備に向けた支援ということで、市内の施設に対して三鷹市が助成を行ったということでありますが、この障がい者グループホームの防火設備については2つの施設、また、スプリンクラーについては1つの施設に対して助成を行われていますが、ほかにまだ助成の対象となる施設というのはあるんでしょうか。教えていただければと思います。
 以上です。よろしくお願いします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  幾つか御質問をいただきました。順次お答えをさせていただきます。
 まず1点目ですが、災害時医薬品備蓄の拡充の中の配備いたします救急箱の内容についてお答えいたします。こちら、一般的な家庭にもあるような常備用の救急箱という内容でございまして、市販薬──風邪薬であったり、胃腸薬、また消毒液であったり、目薬等も入っております。また、かん腸とかガーゼ、脱脂綿、そういったものがセットになったものが1箱ということで、それをそれぞれの校数に配備をさせていただいているところでございます。
 それから、当該年度、新たに私立学校のほう、3校のほうに同箱を配備をしたということなんですが、従来配備している学校との差についてということなんですが、特に私ども、こちら配備する担当部署のほうで、その差を意図的につけたということはございませんで、決算概要にも記載のとおりの私立学校なんですが、市と避難所協定を締結している中で、さらにそういった備蓄品の拡充とか、活動の際の助けになればということでお申し出をいただいた中で、市のほうで、じゃあ、御用意をしましょうというふうに伺っております。この数がどういう経緯で決まったのかというのは、今きちんと私のほうでも押さえていないんですけれども、この配備後、またそういった他の公立校と同じような数が必要ではないかという御要望があれば、柔軟に対応することは今後も可能かと思っておりますので、とりあえず当面、設置年ということでこの数を配備したというふうに理解しているところでございます。
 続きまして、健診の受診率向上の取り組み、インセンティブ事業ということで、市のごみ収集袋の配布について、成果ということでございますけれども、こちら、代表質疑のほうで市長にも答弁をしていただいたんですが、直接これが受診者数の増ですとか、受診率の増につながったかというのは、ちょっとまだ実態の数値の確定値も出ておりませんで、明確にお示しすることはできないんですけれども。当該年度の中で──代表質疑でもお答えしたんですけれども、対象者にアンケートを行っております。その中では、この今回の取り組みは自分が健診を受ける気持ちになるのに役に立ちましたかという設問に対して、役に立ったという回答が半数以上、52.7%と。さらに、もらえるものがごみ収集袋でよかったかという問いかけに対しては、よかったという回答が82.1%と。これ、正直私どももびっくりするぐらい率も高くて、配ったことに対しての一定のインパクトであったり、勧奨の役には立ったのではないかというふうに現時点では評価しているところでございます。
 続きましては、大きな3点目になります大腸がん検診、受診者を大幅にふやすことができましたということで、こちらの評価につきましてですが、こちらのほう、決算概要にも記載のとおりなんですけれども、従来、個別の大腸がん検診ということで、募集をさせていただいて、お申し込みいただいた方に、こちらのほうで御案内を差し上げるという単独の検診がメーンだったんですけれども、医師会の先生方との検診の拡充の協議の中で、特定健診を初めとします市で行っている一般の健康診断の中で、従来、便潜血検査というのは1回法ということで、今までの上乗せ健診の中の健診項目に入っていたんですけれども、こちらのほうを国の大腸がん検診の基準に該当します便潜血2回法というものに改めて、そういった一般の健康診査の際に、大腸がん検診を一緒に受けませんかというような形に組みかえをして、実際の検診をお受けになったところで、先生方にも受診を勧めていただくというようなことで、本年度から始めましたところ、大幅にそういった方々が、有料にはなったんですけれども、大腸がん検診ということで、じゃあ、ぜひ受けさせていただきたいということで、そういった方々が多くの受診につながったということで、通常の個別の健診も受けたんですけれども、当該年度につきましては、この2万1,000人のうち、従来の申し込みによる受診者数は553人ということで、ほぼ全てがこの本年度始めました一般の健康診査との同時受診の結果の大腸がん検診ということで、受診者数の増につながったものというふうに評価しております。
 続きまして、自殺予防対策でございますけれども、この当該年度の取り組みの特徴点ということでございますが、従来からのゲートキーパー養成講座、また市立の図書館等での展示等も行っているところなんですけれども、当該年度におきましては、それにプラスしまして、地域の大学病院に搬送されている自殺未遂者の現状と地域への連携や課題について、専門のお立場の方々を講師に招いて、私ども市の職員──窓口職場中心なんですが、関係4部10課の職員に集まっていただく講演会を1回開催いたしました。市役所の窓口職場でいろいろ個別には対応しているんですけども、実際にそういった医療現場を含めた自殺者の実態というのを、やはりなかなか市役所の業務の中ではわかりづらいということで、そういう実態を知る機会ということで、今回そういった講演会を開きまして、関係課の職員のほうに受講していただいたということで、こちらのほうが今回、新たな取り組みかなというふうに考えているところでございます。こういった実態を知る中で、日ごろの窓口業務の中でも、またそういう自殺のリスクの高い方への気づきになればということで、こういった機会を今後も続けられれば検討してまいりたいと思っております。
 私からは以上です。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  サステナブル都市三鷹の実現に向けた研究の評価について御質問がありました。当該年度は事業化したものといたしまして、南浦小学校及び第三中学校に20キロワットの太陽光発電及び蓄電池を設置させていただきました。研究した内容としましては、市民協働型グローバル観光化推進事業、そして三鷹市における次世代エネルギーの活用に向けた政策研究の検討を行いまして、その結果、現状分析、課題の把握、施策の方向性の一定の整理ができまして、一応チームとしては、この2つについては研究・検討は終了とさせていただきましたけれども、今後、主管課においてこれを検討継続すると。そして、今後につきましては、新たな事業等についてチームとしてまた新たに取り組んでいくというふうな形になってございます。
 そして、次にPCB廃棄物についての御質問をいただいております。PCB廃棄物の低濃度のトランスコンデンサーにつきましては、一部使用中のもの──2台ございますが、社会教育会館で使用中のもののトランスを除きまして、当該年度、処理を終了してございます。今後は、高濃度の照明用安定器の処理を残すのみとなっておりまして、先ほどお話がありました市役所の市民センターのほうに集約をしてございます。
 処理を行うに当たりましては、北海道の処理施設が指定する内容の容器におさめて登録手続、あるいは契約手続が必要となってまいります。他の自治体、順次処理を行っている状況ですが、三鷹市でも平成29年度中に準備が完了する見込みとなっております。それから、今後、平成35年3月31日までが処理期限となっておりますので、関係機関、関係部署と調整しながら進めてまいりたいというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  ごみの分別スマートフォンアプリについてお答えいたします。こちらにつきましては、平成28年8月から、特に若い世代や単身世帯向けの活用を想定して導入したものでございまして、利用の感想としましては、コミュニティ・センターの住協まつり等で、手元にリサイクルカレンダーがあるようで便利であるというような感想をいただいているところでございます。
 活用につきましては、こちらに書いてありますようなお知らせ機能等で、さまざまなごみの減量やキャンペーンなどのお知らせを積極的に今後伝えていきたいと思います。また、粗大ごみの申し込みもこちらのスマートフォンアプリから直接リンクを通して申し込めるようなこともいたしましたので、ごみの出し方や分別について紹介するとともに、出しやすい粗大ごみの申し込み方法等も今後進めていきたいと思っております。
 以上であります。


◯都市農業担当課長(塚本 亮君)  当該年度の市民農園の利用者の募集等について御質問をいただきました。当該年度、平成28年4月1日から平成31年2月末までの利用に伴う高齢者向け市民農園の5園について開始をしておりますが、高齢者向けの5園の総区画数が443区画に対しまして、応募をされた総数が451名、倍率が1.02倍となっております。
 続きまして、栽培講習会についてですが、栽培講習会は、市民農園の利用者のサービス向上のために実施したものでございまして、対象としましては、市民農園が一般向け2園と、先ほど申しました高齢者向け5園の方を対象としております。内容につきましては、平成29年3月25日の土曜日に夏野菜の栽培を中心とした講習会を行いまして、総勢101名の方に参加していただきました。アンケートの結果、ぜひ参加したい、もう一度参加したいという方が97%おりまして、非常に好評だったというふうに認識しております。
 続きまして、都市農業活性化支援事業についての御質問をいただきました。まず希望者全てに補助をしたかということですが、これにつきましては、三鷹市野菜生産組合の6名の農家の方が申し込まれまして、6名の農家全ての方に希望どおりの補助ができたと認識しております。その現状と課題につきましてですが、現状につきましては、補助の内容が東京2020オリンピック・パラリンピックに野菜供給できるというようなことの補助の考え方がございまして、その方たちにはその内容につきましては全体事業費の3分の2、そのほかにつきましては2分の1というような形で、かなりの補助がされております。
 課題につきましてですが、補助を申し込む上では、3名以上の農家さんの団体というのが1つの基準となっております。その場合、今回は野菜生産組合1団体でしたので、無事補助を受けることができましたが、今後、市内から複数の団体が応募された場合、その方たち皆さんが補助を受けられるようになるかどうかというのは、今後の課題かなと思っております。我々としましては、そういった場合になるべく多くの農業者の方が補助が受けられるようなことを考えていきたいと思っております。
 以上です。


◯生活経済課長(垣花 満君)  商店街のLED化推進について御質問をいただきました。まず、商店街の方々のメリットでございますが、やはり商店街としてのにぎわいづくり、装飾街路灯による一体感、そうしたものがあるかと思います。また、LED化ということについて言いますと、環境配慮へのイメージ、それから電気料の減少というところが大きいかと思われます。
 逆に、デメリットでございますけれども、やはりLED灯具等々、まだまだ高価でございますので、設置費のほうがかさむと。これに対しましては、東京都と市と連携いたしまして、商店街さんのほうの負担、9分の1から10分の1で済むような工夫もさせていただいております。
 もう一件、消費者被害の実態についてでございます。市内での消費者被害のトラブル案件の件数、全体としてはちょっと把握はできておりませんが、消費者活動センターの相談員のほうに相談が来ている件数といたしましては、平成28年度1,048件の相談が寄せられてございます。特に70代以上の高齢者の方の御相談が多いんですが、そういった方々に対しては消費者相談員で丁寧に対応をしているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  街路灯のLED化に伴うデメリットについて御質問をいただきました。私どもといたしましては、LED化に伴うデメリットは特にないと考えてございますが、御意見といたしまして、まぶし過ぎるという御意見であるとか、逆に暗いという御意見であるとかをいただいているところでございます。ごく少数でございますけれども、健康に対する被害があるんではないかとか、あと環境に対する被害があるのではないかというところもいただいているところでございます。
 以上でございます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  みたかバスネットで、今回ルートを見直した後の市民の反響等はどうだったかということですけども、こちらにつきましては、北野ルートですと、やはり、先ほどもありましたように市役所前バス停にとめてほしいということだったりですとか、あと三鷹台・飛行場ルートですと、ダイヤがちょうどタイミングが合っていたということがありましたけども、そのダイヤがずれたことによって乗りづらくなったという乗られている方の御意見。それから、新・中ルートですと、朝の本数をふやしてほしい。また30分間隔に戻してほしいという御意見がありました。また、一方では、三鷹台・飛行場ルートですと、当初の三鷹台ルートのほうは90分間隔だったのが、統合したことによって45分から60分という間隔になったので、運行回数がふえてよかったという御意見。また、新・中ルートのほうですと、市役所まで延伸したために便利になったという御意見をいただいております。
 そういうものを踏まえまして、今年度はまた利用者アンケート、乗降調査、それから沿線住民のグループヒアリング等を行いまして、再度状況等、市民の意見等を確認していきたいと考えております。
 続きまして、サイクルシェアの事業化に向けた改善する点ということですけども、こちらにつきましては、平成28年度に行った内容、ほとんど順調に運用をできたという経過があります。その中でさらなる効率化、また対象者の拡充、それから安定した運用というところが課題と思っておりますので、今年度はそういうところを含めて事業化に向けた検証を行っているところでございます。
 また、駐輪場の場所等がありますけど、こちらについては現在、さくら通り第2駐輪場というところでやっています。そこは再開発事業予定地というところもありますので、今後も利用者さんの混乱を来さないような形で駐輪場の場所を確定していきたいと思いますし、例えば再開発とか、整備する駐輪場などで、余り今使っている駐輪場にはしないとか、そういうところをうまく混乱を来さないような形でまた考えていきたいというふうに思っております。
 また、料金等につきましては、こちらも現在まだ検証しております。昨年度1,000円だったのが、今年度は1,500円と上げております。また、アンケート等を今とっている状況でもありますので、そういうふうなものと。あと、駐輪場の整備につきましても、今年度、駐輪場整備運営基本方針──仮称ですけども、こちらの策定に向けて動いていますので、そちらとの兼ね合いも含めまして、料金等をまた詰めていきたいと考えております。
 説明は以上でございます。


◯都市計画課長(田中元次君)  特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化の促進について、御質問をいただきました。まず、該当建物数なんですが、23棟ございます。そのうち、耐震診断が完了したものが22棟、未実施のものが1棟、診断が完了したもので、耐震性がその時点であるとしたものが2棟ございます。また、耐震改修が完了したものが5棟ございます。耐震設計のほうが完了したものが2棟。残りのものが13棟ございますけれども、今後耐震設計を行うもの、また、除却をされたいというような御希望もあるというふうに聞いているところでございます。
 以上です。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  職員の危機管理力向上研修の成果と課題ということなんですけれども、実際に非常に初歩的な研修ではありますが、特に職員の非常参集をしなければいけないという意識、こういったものを1回、きちんとたたき込めたかなと。また、そのためには自宅等でしっかりと準備をしておかないと非常参集につながらないといったことから、自宅への備え、そういったものも徹底ができたかなというふうに考えております。
 また、平成30年度までに全職員ということで悉皆研修でやっているわけですが、まだ未受講の方もいらっしゃるんですけれども、こういった研修を踏まえて、例えば専門職の皆さんで自主的な勉強会をやったりとか、研修会を開催したりとか、そういった動きも見られていますので、職員の皆さんの危機管理意識というのが高まりつつあるのかなと。
 ただ、課題として、これはあくまでもそういうベーシックなことですので、実際に災害対策の部班が立ち上がったときに、それぞれの部班でどういった活動をしなきゃいけないのかというところまでは、まだ踏み込んで研修ができていませんので、ステップアップという意味では、そういったところも2年に1度、災害対策本部の運営訓練も行っていますが、さらにそれに上乗せする形で今後進めていければいいかなと、このように思っております。
 電話応答システムでございますが、予算そのものは決算年度でございましたが、実際の利用開始は4月1日からということで、件数的には、おおむね4月から6月ぐらいまでで約200回ぐらいの問い合わせがあったんですが、これは、一度も防災無線の放送をしておりませんので、市民の皆さんにいろいろ周知をした中で、よかったら試しにかけてみてくださいというお話もしていますので、そういったものからの件数かなと。その後、7月から9月の半ばまでは、この間原爆の放送とか、終戦記念日とか、4回放送をしている関係もあり、137回ほどのお問い合わせをいただいております。ほかの先進自治体、先に入れている自治体に聞きましても、大体1回の放送で20件から25件ぐらいの問い合わせがあるということを聞いておりますので、試しにかけたことも含めて、この回数というのは大体標準的にこのくらの頻度で問い合わせがあるのかなと。ただ、委員さん御指摘のとおり、まだまだ周知が足りない部分がありますから、高齢者の方の出前講座等を中心にしっかりと周知をしていきたい、このように考えております。
 以上です。


◯健康福祉部調整担当部長(小嶋義晃君)  防火設備の助成について御質問をいただきしまた。消防法施行令の一部改正によりまして、今回、新たに防火設備が必要となった障がい者グループホームが10カ所、介護施設は2カ所ございました。平成28年度は障がい者グループホームは2カ所、介護施設は1カ所整備したわけでございますけども、それぞれ残りの障がい者グループホーム8カ所、介護施設1カ所につきましては、平成29年度に整備する予定でございます。
 以上でございます。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。今回、ちょっと細かいんですが、数多く質問させていただいたところです。再質問させていただければと思っておりますが、まず、災害時医薬品の備蓄についてですが、普通の家庭で置くような薬箱というイメージだったんですが、うまく使い回しというんですかね、再利用というようなことは考えられないのかなと。多分薬ですから、使用期限というのがあるとは思うんですが、それ以前に引き上げて、それをどこか、例えば保育園ですとか、例えば小さい職場というか、庁舎の中のところに置くとか、そういうことで本当に廃棄するのではなくて、一歩手前の状況で再利用というような検討はなされたのかどうか、お聞かせ願えればと思います。
 また、健康診査全般につきましては、本当に担当の部署の方が努力されていて、本当に早く、もしくは、異常があればすぐ見つけるような、そういう努力、これからもぜひしていただければと思います。よろしくお願いします。本当にがん検診、大腸検診のこの受診者数というのはすごい数だなと思いますので、これに匹敵するような取り組みをぜひよろしくお願いします。
 続きまして、スマートフォンアプリ、これからも改善されていくというようなお話を聞きましたので、ぜひ工夫を凝らして使っていただければなと思います。これも、余り広報されていないのかなという気がしておりますので、何かのタイミングで広報していただければ、もっと利用者がふえるのかなと思いますので、せっかくですから、よろしくお願いいたします。
 あと、市民農園のことなんですが、応募者の方っていうのは募集人員より少し多いんですかね。募集する枠というのがもう少しふえると、全員が参加できるのかなというところもあります。これはなかなか難しいかなと思いますが、機会があれば、ぜひ募集人数をふやすように努力していただければと思います。
 そして、栽培講習会のほうなんですが、これは、多分利用された方のサイドというのが97%ということですから、すごいいい講習会なのかなと思います。そういうのはぜひ市民農園利用者以外の方にも参加していただけるような、そういう取り組みができないのかどうか検討していただけないでしょうか。多分検討されたのかなという気もしますが、御答弁いただければと思います。
 そして、あと都市農業の活性化の支援については、現状また課題をしっかりと把握していただいて、これからも工夫をしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 LED化についてでありますが、商店街のほうについては、やはり商店街のイメージに合うようにLED化できれいなまちにしていただく。また、市内1万821灯のLED化によって、やはりまちがきれいになって明るくなるというイメージがありますし、また、省エネというイメージもあります。これは、実際に今ちまたで聞くのは、電球はもっても機器がもたないんじゃないかっていう、何か不安なこともあるんですが、しっかりと対応していただいて、とりあえず10年間の契約なんでしょうか、しっかりと見守っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、バスルート見直しについては、アンケート調査をされるということでありますので、しっかりと市民の意見にも耳を傾けていただいて、次の見直しのときには、今よりももっと利便性が向上した、そういうバスルートにしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 また、サイクルシェアについては、課題が少しあったということですが、克服していただいて、いい事業にしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 あと、特定緊急輸送道路沿道建築物の件でありますが、まだ手のつかない建物がありそうだということですので、周りの住民の方とか、その道のいざというときの確保のためにも、何か市として働きかけというのはされているのでしょうか。また、なかなか難しいんだよということがありましたら、どういうことが難しいのか、お示しいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、危機管理力向上研修については、ぜひ市の職員皆さんが、本当の危機管理力というのを持っていただいて、いざというときに、やっぱり市民の生命、財産を守るというところで活躍をしていただけるように努力していただければと思いますので、よろしくお願いします。
 あと、防災行政無線についても、これ、1回、私も試しに聞いてしまったんですけども、頑張っていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、あと障がい者施設についての補助については、今年度終わるということですので、スムーズに問題なく終わるようにお祈りしていますので、よろしくお願いします。
 以上、何点かだけ、再質問させていただきます。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  応急救護用医薬品等の再利用というか、有効活用はできないのかということで再質問いただきました。こういった場で、たびたび備蓄品の医薬品の再利用については、御質問、御指摘いただくんですけれども、たびたび御答弁もさせていただいているんですが、これは医薬品ということで、当然それぞれの期限がそれぞれ明記されている。また、先ほど御説明したとおり、さまざまな種類の薬、薬品が入っておりまして、それぞれが当然まちまちな期限が入っているということで、箱自体は毎年2年間で入れかえを全施設順番にやっているんですけども、そういった中で有効活用できないかというのは、たびたびこういう御指摘の中で、現場としてもいろいろ頭を悩ましてはいるんですけれども。
 基本的にこちらの入れかえについて、薬剤師会さんのほうに実際のところお願いして進めております。そういった中で、何かそういう利活用できないかということも含めて、普及啓発の部分も含めて、今後もう少し関係団体とも協議しながら、何かいい知恵があれば、そちらのほうに活用できるようなことも検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯都市農業担当課長(塚本 亮君)  市民農園の利用者に対しての栽培講習会を一般の方までできないかという御質問でしたが、市民農園の栽培講習会につきましては、当該年度に開始しました市民農園の管理運営の一元化──高齢者向けと一般向け、7園全てを一括して管理運営するメリットを感じてもらうために実施したものでございまして、この中での一般の方への講習会の開催、考えておりませんが、ただ、同様にですね、三鷹市のほうで三鷹市農業公園を管理運営している中で、緑化センターにおいてさまざまな講習会を開催しております。例えばジャガイモの植えつけであるとか、夏野菜の植えつけであるとか、それぞれの管理であるとか。また、ブルーベリーの剪定であるとか、さまざまな講習会を一般の市民の方向けに行っておりますので、その中ですみ分けをしていきたいと考えております。
 以上です。


◯都市計画課長(田中元次君)  特定緊急輸送道路の関係で、1棟、まだ耐震診断が未実施のものが実際ございまして、理由といたしましては、建物が古い状況で、図面がないですとか、その関係で図面を起こしたりとか、中の調査をするのにたな子に出ていってもらわなければいけないというような御事情があって、これについては、都と私どもの建築指導課も連携をして、指導には何回も伺っているところなんですが、いまだ実施をしていただけないというような状況がございます。
 ただ、東京都のほうも平成27年度末と平成28年度末に、ホームページのほうで公表をしたりというようなこともしておりますので、今後も耐震診断をしていただけるように、都と連携をしながら進めてまいりたいというふうに考えております。


◯委員長(石井良司君)  それでは、自由民主クラブの質疑の途中でございますが、ここで一旦休憩をとります。
                  午前11時54分 休憩



                  午後0時58分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 質疑の続きを行います。自由民主クラブ。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございます。私のほうは25分ありますので、優しい質問ばかりですので、優しく御答弁のほうを、ひとつよろしくお願いいたします。どのぐらいやればいいのか、ちょっとわからないんですけども、先ほどの伊東委員のほうからも災害時医薬品のこともお話がありましたけども、どうしてもこれだけは聞き忘れたということもございまして、医薬品購入はジェネリック医薬品を使っているのかどうか、その1点だけ聞いておけということでもございますので、お聞かせください。
 あと、次、実績報告書の153ページの事項7.環境学習事業費なんですけれども、決算概要の120ページには環境保全に関する意識啓発の取り組みということであるんですけども、これはどう違うのかなというのが、実績報告書の153ページと決算概要の120ページの違いなんですけれども。予算が違うんですけれども、実績報告書のほうの環境学習のほうは、たしか当該年度、三鷹ネットワーク大学で宇宙空間に関する省エネのことの講演をやっているのではないかなというふうに思うんですけども、あと、子どもたちを集めて大沢の畑で収穫したものを大沢コミセンで料理をしたというようなイベントがあったんだと思うんですけれども。その中で、三鷹ネットワーク大学でやった省エネに関する講演が35名、そして、子どもたちの大沢コミュニティ・センターでの料理が11組で22名のイベントだったんですけども、85万円の委託料で施設使用料が23万9,700円、この内訳ってどうなっているのかなというふうに、かなりの金額がかかっているんですけれども、その辺をちょっと教えてください。
 次に、決算概要の124ページの労働費なんですけれども、これ、ここに労働費って書いてあるんですけれども、事業一覧をよく見たら、これ労働費というふうに書いてはあるんですけど、一銭も労働費の中に入っていないんですけれども。ただ、確かにこれ、予算をつくったときに、東京都の人づくり・人材確保支援事業計画のほうには、労働力確保事業ということで確かにあるんですけれども、これは、主管が生活経済課であったり、教育委員会でやったり、企画経営課のほうでやっているので、あえてここに労働費ということであるのか。金額をぱっと見たら、これ2,798万8,000円、あっ、すごいな、労働費、これだけこういうふうにやっているんだと見られるんですけども、ここに載せた経緯というのはどういうふうに載せているのか、ちょっとわからないんですけども。
 片や、ほかのページでは、たしかこの東京都人づくり・人材確保支援事業補助金の名目で、例えば総務費が68ページに天文科学のことで入っております。それから、130ページにも三鷹地域サポートのコーディネーターということで入っております。162ページにも入っている。こういうようなことで、何か、またここに2,700万円と書いてあると、ちょっとぱっと見たら、ああ、労働費これだけ使っているんだというふうになってしまうんですけども、載せる必要があったのかどうか、ちょっとその辺はわからないんですけども、お聞きかせください。
 労働費、ちょっとねぎらいをしたいなというふうに思います。これ、ちょっと見たら、他市ではそれほど、特に武蔵野市なんか全然やっていないし、要するにこの補助金を取っていないんですよね。三鷹だけすごい。4つもこの支援事業に補助金を取っているんですね。これは大したもんだなと思っております。これだけ御苦労いただいて、一生懸命努力をした成果があったなということでございます。すばらしいなというふうに思っています。
 次、商工費に入ります。決算概要129ページのものづくり産業の集積・強化。製造業に携わる方には、新規事業にしても人材育成まで手が届かない。また、顧客ニーズの対応が足りないとか、従業員の意欲を引き出す処遇制度の問題とかって多くありますけども、この支援事業では企業からの支援要望は、当該年度かなりあったのでしょうか、その辺をちょっとお聞きしたい。また、予算と決算で700万円ほど残になっているんですけども、要望はそんなになかったのかどうか、その辺をお聞かせください。決してこの残があったからどうのこうのじゃありません。きちんと残があればあったでいいんですけども、ただ、要望があったのかどうかということがちょっと気がかりでございまして、質問をさせていただきました。
 決算概要130ページ、商店街活性化の推進。活性化にはにぎわいづくりの取り組み、商店街ぐるみでのコミュニティの取り組みとか、そういったことで継続的な活性化に向けて取り組んでほしいし、また、安全安心なまちづくりを進める一方、売り場の改善やPOPの書き方、経営スキルを学ぶ研修などを実施していかなければならないと思うんですけれども、当該年度、商工会や商店会連合会などで課題はどのようなものだったか、お伺いしたいと思います。
 また、みたかスペースあいの活用では、利用者が6,500人、稼働率が35.1%でしたが、一生懸命やったんでしょうけれども、35.1%というのは課題があったのではないかなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか、ちょっと質問させてください。
 それと、実績報告書の162ページ、街路灯の問題なんですけど、これは商店街の街路灯、それから道路の街路灯、両方あるんですけど、LEDの問題。特に、商店街のほうではまだまだ進捗率というのはどのぐらいなのかなというふうに思うんですけども、その辺、これは道路も含めて進捗率をちょっとお聞かせください。
 それから、商店街のほうでは困難なところもあろうかと思うんですけれども、困難というのはどんなことで、予算立てだとか、それから、また違ったもろもろの困難なところもあるのかもしれませんけれども、その辺のところ。このごろよく電気工事会社でかなり安くローンというか、そんなことでやっているところもあるみたいなんですけれども、そんなところのコーディネートはできているのかどうか、ちょっと教えてください。そして、道路のほうも、そういった意味でLED化に対してどのぐらいの進捗率等々があるのか、教えてください。
 次に、実績報告書の164ページ、事項16.中心市街地活性化事業費なんです。やっぱり高齢化が進みますので、まちづくりも、まちのつくり方もやはり改善していかなければいけない。また、そして、活性化をしなくてはならない。暮らしやすいまちとして、この年にはどのような事業をしたのか、ちょっと教えてください。
 それと、次、土木費のほうなんですけれども、実績報告書170ページの事項1.橋梁改修事業費なんですけれども、今5年に1回の頻度で定期点検を行っていると思いますが、三鷹市の橋はたしか56ぐらいあるんですけれども、そのうち耐用年数が近いのが幾つぐらいあるのか。また、古い橋が5年に1回の定期点検で大丈夫なのかということもお聞きをします。また、新たにつくるより改修で済ませればこしたことはないんですけど、その場しのぎではなく、価値ある年数をもたせることが今後できるのかどうか、お聞かせをください。
 最後に、実績報告書の174ページ、事項16.案内・サイン多言語化事業費なんですけれども、案内・サインというのは統一されたガイドラインがあって標識がつくられると思うんですけれども、例えば何とか町とあって、その町もMACHIというローマ字になっているところがあろうかと思うんですけれども、その辺のガイドラインというのはどうなっているのか、お聞きをします。そして、この年、どのぐらいの設置数だったのか。市民団体からの要望っていうのはなかったのか。また、あったなら、何なのか。それから、逆に市から設置に対しての意見を聴取するとかっていうこともあろうかと思うんですけど、そういったことがどうだったのかということをお尋ねして、質問、とりあえずお願いいたします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  災害時医薬品の備蓄の関係、応急救護用医薬品、救急箱に入れております薬品の関係で、ジェネリック医薬品は入っているのかという御質問でございます。先ほどの前委員の答弁でもお話ししたとおり、こちら救急箱ということで、中に入っておりますのは一般の市販薬が中心のものでございまして、一般的に処方箋を出していただいて、調剤薬局で調剤をいただく医療用の医薬品については、そういったジェネリックとそうでないものという、先発の医薬品というのはあると思うんですが、こちらのほうは一般の市販薬ということですので、そういったものはちょっと配備にはなってございません。
 私からは以上でございます。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  環境学習事業についての御質問ですが、こちら、エコミュージカルについて、110万8,235円という内訳になってございます。こちらは、出演委託料が80万円、会場使用料が23万9,700円、消耗品費が5,787円、チラシ印刷費は6万2,748円という内訳になってございます。また、そのほかの85万円の委託料の残りの5万円は、ネットワーク大学で行われた「宇宙での省エネルギー生活と地球環境」という講座に5万円となってございます。
 また、三鷹産野菜の収穫体験につきましては、講師謝礼で5万円と、消耗品費が1万1,659円、そういった内訳になってございます。
 以上です。


◯財政課長(石坂和也君)  人づくり・人材確保支援事業についてお尋ねがございました。若干歳入にも関連するところでございますが、こちら、東京都人づくり・人材確保支援事業補助金、これは実は労働費の都補助金ということで一括で決算しているといった側面がございます。こちらにも記載がございますが、補助の趣旨として労働費の目的に合致しているといったようなところがございますので、各科目で決算していますが、一覧として、こうした対応をしているところでございます。以前も、緊急雇用創出事業のときもこのような対応をしたところでございます。今後、表記の方法については工夫をしてまいりたいと、そのように考えております。


◯生活経済課長(垣花 満君)  まず、ものづくり産業の集積・強化事業について御質問をいただきました。こちら、工業地域への集積事業を進める集積の案件、それから住工混在地域での操業継続のための防音、防振、防じん工事等の補助事業、そういったものに対する要望でございますが、御相談というのは、それぞれ三、四件来てございます。その中で、やはり工期の問題や金額の問題等々で御相談の中でできるもの、できないものがございますが、集積事業のほうは1件、それから、立地継続の防音、防振、防じん工事のほうは3件ということで、件数のほうはそれなりに達成してございます。ちょっと実績額が少ないのは工事費の額の問題でございます。
 それから、商店街の振興についての御質問をいただきました。商店街の振興につきましては、やはり後継者の問題ですとか、あと高齢化の問題、それから、消費者の嗜好の変化による、やはり普通にイベントを打った程度ではなかなか自分のお店に買い物に来てくれないといったような悩みがございます。そういった中で、やはり今、商工会さんや商店の方々、皆さん大変工夫されて、例えば中央通りなどもそうですが、イベントにみずからが、例えば焼きそばを焼きに出るということではなくて、人集めは市民の方やほかのいろいろな仲間を頼んで人集めをしてもらう中で、自分たちはちゃんとお店の商売をするですとか、あと、100円商店街、まちゼミのようにリピーターをちゃんとつくっていくようなイベントの打ち方に変化をしてきているところでございます。
 中央通りのみたかスペースあいにつきまして御質問をいただきました。稼働率35.1%がどうなのかというのはなかなか難しい問題なんですけれども、今、会員増、そういったものも含めて取り組んでございますけれども、場所も少し奥まっていることもございますが、体操等のそういった教室や講座、それから、いろいろなシンポジウムのような講演会ですとか、そういったいろいろなまちのコミュニティにつながるような事業が展開されておりますので、それなりの評価ができるのではないかというふうに考えてございます。
 それから、LEDについて御質問をいただいてございます。商店街のLED化の進捗率でございますけれども、平成28年度、街路灯を保有している21商店会中12の商店会、554灯中291灯、率にしますと52.5%がLED化をしてございます。LED化に向けた困難さということでございますが、これはLEDに限らないのですが、やはり装飾街路灯ということでございますので、なかなかやはり資金というところが悩みの種ではないかと。特に商店数が減ってきている商店会さんにつきましては、やはりその辺の悩みがかなりあるようで、私どももいろいろ御相談がある際には相談に乗りに役員会のほうに出向いたりとか、あと事業者さんの御提案についても、ちゃんとしたものであるのかというようなことを見せていただいて、御相談に乗っているところでございます。
 最後に、中心市街地の活性化について御質問をいただきました。こちら、活性化の事業費のほうでございますが、90万円につきまして、中央通りのコスモ三鷹ロイヤルフォルムという、阿波踊りや中央通りのお祭りのときに本部を設置する広場がございます。そちらが中心市街地のイベントを行うときのためのそういったスペースとして活用できるように、常に管理組合さんから借り上げている状態でございます。そういったものに使わせていただいているということでございます。
 私からは以上でございます。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  まず、灯のLED化の状況でございますが、街路灯総数が1万2,161灯のうちLED化しておりますのが1万1,381灯でございます。パーセンテージでいきますと93.58%ということになります。
 続きまして、橋梁についてでございますが、スチールでできています橋については耐用年数が60年、それとコンクリート橋については耐用年数75年を標準としておりますけれども、これに近いものということになりますと、経過観察型の橋で、下畠一之橋、下畠二之橋、下畠三之橋、これ、コンクリート橋でございますが、昭和16年架設で76年経過してございます。もう一点、玉川上水にかかっております、これは予防保全型の橋でございますけれども、宮下橋につきましては昭和25年架設でございまして、67年経過しておるところでございます。
 5年に1度の点検で大丈夫かということでございますけれども、道路法に基づいて5年に1度詳細に点検をするわけでございますが、日々の点検といいますか、道路パトロールなどでも表面的なところを見ておりますので、大丈夫だというふうに申し上げてもよろしいかと思います。
 今後につきましては、橋梁の長寿命化修繕計画にのっとりまして、定期点検等により詳細調査が必要になった場合は、その結果を踏まえて適切に対応してまいりたいと。それで、延命化を図ってまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯都市計画課長(田中元次君)  案内・サイン多言語化事業費について御質問をいただきました。まず、ガイドライン等なんですけれども、東京都が定めております国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標準化指針に基づいて、設置のほうはさせていただいております。また、個別の案件といたしましては、例えば風の散歩道というようなのは固有名詞として皆様に御理解をいただいておりますので、例えば英語の表記にいたしますと、風の散歩道ストリートというようなことで表記のほうをさせていただいております。また、設置数につきましては、公共施設案内標識を5カ所、道路愛称名標識を4カ所、平成28年度には設置のほうをさせていただいております。
 また、市民からの御要望については特にこの間いただいてございません。また、市民の皆様からの意見聴取というのもこの間いたしていないところですけれども、またそういった御意見があれば、そういったものも考えながら事業を進めていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございました。最初から行きます。災害時の医薬品、ジェネリックは使っていない、市販品を使っているということで、これは普通の──何ていうんですか、医者で使うような薬ではないということで理解してよろしいですよね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。
 次に、労働費のことなんですけれども、これは確かに表記の仕方の問題で理解はしているんですけども、確かにまた東京都から予算をとった項目がそうだからということでは理解はするんですけど、ただ、やはりちょっとこういうのを載せちゃうと、どうしても言いたくなっちゃうところがございまして、言ってしまっているんですけれども、今後、どうしたらいいかしら、ちょっとわからないんですけれども、注意もしていかなければ。これ、もし計算したら、すごい、莫大な金額になってしまうんです、1冊これ全部ね。二重になってしまうものですから、そういう点がちょっと心配だなと。また、ぱっと開いて、ぱっと見たときには、すごい労働費の予算だなということもわかってしまうものですから、その辺が心配です。
 ただ、この人材確保の支援事業計画の一覧では、何でこんなに三鷹市が予算を引っ張ってこれたんだろうなというふうなことも──別に心配じゃなくて、努力したことがわかります。こういうのって、ほかの市は要望しないで、三鷹市がこれだけ4つも横取りできるっていう、何か方策でもあったんでしょうか。市長が何か言ったとかっていう話が、そういうこともないんですね。それ、冗談ですけれども、もし、そういう何か特別なあれがあったら、お話をしていただければ、私も貴重な経験ができるかと思います。
 あと、質問です。LEDのほうですけれども、商店のほうの街路灯はまだまだ進捗率が52.5%ぐらいということでございます。資金が足らないっていうところもございますので、ぜひ何とかコーディネートしていただければなというふうに思います。よろしくお願いして、こういうふうのだと、これ以上質問ができないですね、そういうふうに言われてしまいますと。
 次の中心市街地の活性化のことで、イベントとスペースということの──これが、たしか幾らでしたか、90万円だったかな、それだけで予算をいっぱいいっぱいで使ってしまっているんでしょうか、ちょっとそこだけお聞きします。とりあえず、これだけ、あと1分なのでお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  労働に関しましては、主として国の仕事となっておりますけれども、私たちはいかに雇用を創出するかということが重要だと考えておりまして、常に各部署でどのような雇用を生み出し、そして、それを市民の皆様に提供できるかということで、常に考えるように考えるように指示をしておりまして、そうしたことが、いざという、こういう歳入の見込みができたときに企画がまとまるということでございます。
 それから、街路灯につきましてもコストがかかるわけでございますが、おかげさまで十何年かかるかもしれないような街路灯のLED化については、全庁挙げていろいろな仕組みを検討した結果、前倒しで早く平成28年度中に9割以上できたわけです。商店街にも引き続き努力してまいります。なお、商店街のイベントを中核的に行う拠点としての中心市街地活性化については、あのエリアでございますので、借入料がそれだけかかっているということでございます。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございました。終わります。


◯委員長(石井良司君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了いたします。
 次は、公明党。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、148ページ、事項8.出産・子育て応援事業費についてお聞きいたします。出産・子育て応援事業費についてでございますが、妊婦全員に対して保健師面接等の専門職による面接、ゆりかご面接を実施していただいたわけですが、対象妊婦の方が2,150人に対して、面接実施できたのが1,303人、何らかのフォローを必要とした妊婦が92人ということでございました。面接未実施者に対する妊娠26週でのはがき、妊娠30週での電話での勧奨の効果はどのように捉えられているのか、お聞きいたします。その上で、未実施者へのフォローはどのようにされたのか、あわせて伺います。効果として、電話相談・指導が延べ5.4倍にふえたということでございます。内容についてどのような分析をされているのか、お聞きいたします。また、特定妊婦となった27件の方のその後のフォローはどうされていかれるのか、お聞きいたします。
 続きまして、149ページ、事項16.発達支援親子グループ事業費についてお聞きいたします。総合保健センターの1歳6カ月健診等で発達上経過観察が必要とされた幼児に対して、子ども発達支援センターの親子グループとの連携で、早期に必要な育児支援や専門支援につながる取り組みをされておられますが、初めの登録人数が114人で、最終的に子ども発達支援センターへの支援につながったお子様は20人でよろしいんでしょうか、お聞きいたします。また、他のお子様も課題を抱えている場合、保健、医療、福祉、教育との密な連携というところで、ほかの機関につないで、継続して今後支援を行っていくのか、あわせてお伺いいたします。
 続きまして、150ページ、事項22.特定健康診査関係費についてお聞きいたします。三鷹市は当該年度、平成28年度、特定健康診査受診率が48.3%、特定保健指導率が45.3%であります。当該年度の目標は何パーセントだったのか、まずお聞きいたします。さらに、受診率向上のために健診の受診医療機関を近隣の他市区との相互乗り入れが必要かと考えます。乗り入れに対しての近隣市区への働きかけや、また、乗り入れができない、何が違うのか等、実態調査などはされたのか、あわせてお聞きいたします。
 続きまして、151ページ、事項2.乳幼児等予防接種事業費についてお聞きいたします。乳幼児B型肝炎ワクチン接種の件でございます。平成28年10月から法定接種化され、平成28年4月以降に生まれた方に御案内が送付されたわけでありますが、生後2カ月から3カ月の間に27日以上の間隔で2回、生後1歳未満に3回目で、1回目接種後139日以上の間隔で接種となっております。平成28年4月に生まれたお子様は既に半年経過しており、それ以降に生まれたお子様も体調等でスケジュールどおりに接種できなかった場合に、1歳未満までに接種するのは困難な状況があると考えます。平成28年度に限って救済措置が図られたということでございますが、具体的に何月生まれまでの方が救済措置の対象であるか、まずお聞きいたします。また、1歳を過ぎて接種されたお子様がどのぐらいいらっしゃるのか、お聞きいたします。
 続きまして、152ページ、狂犬病予防関係費についてお聞きいたします。獣医師会の先生方に市内地域での予防接種事業を行っていただいておりますが、獣医師会、動物病院等の地域的な偏差、ばらつきがあるかと思います。それによって、実施に伴う接種頭数等の違いがあるかと思います。こうした背景を考慮した上で、接種時間、受けられる時間やエリアの配分の変更などの必要性を考えますが、そのような御検討は当該年度されたのか、お聞きいたします。
 続きまして、実績報告書の157ページの事項10.小型家電収集関係費、お聞きいたします。小型家電収集事業が、オリンピック・パラリンピックを控え、みんなのメダルプロジェクトとして拡充されました。こうしたことにより事業が注目され、収集実績への効果が期待されているところでございますが、さらなる周知・啓発、当該年度どのように取り組みをされたのか。また、事業推進の効果をあわせてお聞きいたします。
 続きまして、同じく157ページ、事項16.犬猫遺骸等関係費についてお聞きいたします。カメラによる写真記録を残すことで、飼い主や探している方に情報がつながると期待されている事業でございますが、事業推進の効果についてお聞きいたします。
 続きまして、商工費、お聞きいたします。162ページ、事項4.買物環境整備事業費についてお聞きいたします。これまでの取り組みを踏まえ、代表質問で商店街のない大沢地域でのマルシェや高齢者の移動等の方向性を示していただきましたが、当該年度の地域との協議や要望はどのように進められたのか、お聞きいたします。買い物不便地域の解消という観点からの目標や減少について、どう進められたのか、あわせてお聞きいたします。
 続きまして、三鷹の全般的な阿波踊りについて、ここでお聞きいたします。市内で最も大きな夏のイベントであり、50回目の節目となった、ことしの開催に向けての取り組みの年度でございました。市民の参加や見物も大変に多い恒例行事でございますが、運営に当たっては御苦労も大変多いかと考えます。他の自治体では、花火大会等で市民からの寄附を募る取り組みも推進されておりますが、さらなる盛り上がり、持続性の面からも、こうした寄附等の市民参加の検討等が必要と思いますが、どのように検討されたのか、また、どのような御要望が市に寄せられているのか、お聞かせください。
 続きまして、土木費、伺います。168ページ、事項7.市道第135号線(三鷹台駅前通り)整備事業費についてお聞きいたします。三鷹台のまちづくり推進地区の整備方針については、当該年度、方針の大きな柱となる交通広場関係の計画等について、地権者やまちづくり協議会の皆さんと取り組みがどこまで進まれたのか。また、柵や改築やバリアフリー等の見識の違い等、新たな課題をどのように捉え対応されたのか、伺います。また、整備されるほど、急坂で自転車のスピードが上がり危険性が増すといったことがありますが、安全安心歩行空間の確保はどのように考えられたのか、伺います。
 続きまして、170ページ、事項2.街路灯整備事業費についてお聞きいたします。リース契約による街路灯LED化、1万821灯については取りかえの基準で、デザイン灯または新設置後3年未満の既存LED灯は対象外とし、その他のものについて取りかえるということでございました。今後、新たな設置場所の計画はどのようにされたのか、お聞きいたします。また、当該年度のLED化による消費電力への効果はどのぐらいあったのか、お聞きいたします。また、リース契約10年でございますが、10年後の取り扱いはどのような契約にされて、本事業を当該年度進められたのか、お聞きいたします。
 続きまして、172ページ、事項14.サイクルシェア事業費についてお聞きいたします。年間を通し社会実験をされ、シェアの仕組みが成り立つと確認されたところでございますが、当該年度の一般市民と学生の参加者の人数を具体的にお聞きいたします。また、1月と7月に行われました実験参加者アンケートでどのようなお声があったのか。また、市民のお声も重要と考えますが、実験参加者だけではなく、パブリックコメント等を広く市民からお声を聞くことに対しての検討はされたのか、伺います。また、実証実験参加料金が今回1,000円から1,500円に値上げをされました。当該年度、どのような調査の上でこの値上げに踏み切られたのか、伺います。最後に、シェアの仕組みが成り立つという判断をされた具体的な要件について、あわせてお聞きいたします。
 続きまして、消防費、180ページ、災害対策費についてお聞きいたします。総合防災センター機能の確実な運用に向けた災害時機能転換マニュアルの検討がされたわけでございますが、何を主眼に置き、職員への徹底や研修のあり方についてどのような協議をされたのか、伺います。また、災害情報システムの構築に当たっては、ICTを活用した迅速かつ的確な情報収集・集約のために成功、不成功の新事例も参考にされたかと思いますが、どのような手法、手順で取り組みがあったのか伺います。
 当該年度は、東日本大震災から5年が過ぎ、熊本での地震も発生した年であります。防災出前講座やミニ防災訓練、地域防災リーダーの養成講習などに取り組まれましたが、市民の防災意識が薄れぬよう、たゆまぬ啓発推進が重要と考えます。共助、公助の仕組みづくりとあわせて、自助としての備えの希薄化が懸念されます。当該年度の啓発と実態としての市民意識はどのように分析されているのか、お聞きいたします。
 182ページ、事項13.災害時在宅生活支援施設整備事業費についてお聞きいたします。決算年度に新たに2カ所整備し、炊き出し用設備や組み立てトイレ等を配備されました。市内合計9カ所の整備となります。実際に災害時在宅生活支援施設での炊き出し等の災害時を想定した訓練はされているのか、お聞きいたします。場所によっては、近隣の自治会等は施設の周知がされていない場所もあるとお聞きします。支援施設周辺の自治会や町会や会に所属していない方々などを交えて訓練をすることについて御検討されたのか、お聞きいたします。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  幾つか御質問をいただきました。順次お答えをさせていただきます。
 まず、ゆりかご面接の関係でございますけれども、未実施者へのフォローということで御質問をいただいておりますけれども、今回、未実施者、こちらで今107人把握しているんですけれども、そのうちの約半分が流産とか死産、また、市外への転出とか、海外に行かれてしまったということで、ちょっと母数に入れるかどうかというのもあるかと思うんですが、そういう方もいらっしゃいます。実際に連絡がとれたんですけれども、結局御自身の意思でどうしてもお受けになりたくないという方が、どうしても一定数存在されまして、そういう方の未実施というのがほとんどになっておりますので、連絡がとれた方については、ほぼ全ての方と面接ができたというふうに理解をしております。
 続きまして、発達支援親子グループの関係でございますけれども、決算概要に記載のそれぞれのグループに登録された方の114人、79人その後の処遇でございますけれども、それぞれ、その後のまたグループに引き継いだり、あと今発達支援センターのほうに移りましたけれども、北野ハピネスセンターのほうの療育につないだり、また、そちらの親子グループにつないだりということで、さまざまな状態に応じて次の段階のグループなりのところにつないでおります。当然終了になった方もいらっしゃいます。
 引き続きまして特定健診の関係でございますが、これ、特別会計の部分もありますが、上乗せ健診もありますので、その範囲でお答えをさせていただきますが、実態に伴うその目標値でございますけれども、特定健診のほう、一応、国目標を含めて60%というものを目標として掲げております。それから、相互乗り入れに関してでございますけれども、ここ近年、近隣市とのそういった実質的なやりとりはしておりません。また、調査も行っておりませんけれども、かねてからそういった御要望が出ているのは、こちらも承知しております。機会を見ながら、そういった近隣市とも情報交換、また協議の可能性についても検討してまいりたいと思っております。
 最後、B型肝炎予防接種でございますけれども、半年間、ちょっと受けられない期間があった当初の方の救済措置でございますけれども、まず対象者につきましては、平成28年4月1日から9月30日生まれの三鷹市民の方ということで、対象にしております。実際にこの実数、約828人の方が該当になっておりまして、その方々について1歳を過ぎても平成29年度において法定外ということで、ことし9月末までの期間、1回だけの法定外接種の公費負担を実施したところでございます。
 私からは以上です。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  狂犬病予防注射の件の御質問をいただきました。集合注射というのを5月10日から12日までに行っておりまして、3日間、市内9カ所で実施しております。集合注射自体は約400頭程度の実施でございますが、その他病院で約5,000頭の実施がございます。全体で約87%の接種率となってございます。
 以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  小型家電の回収の関係でお答えいたします。市内10カ所で小型家電の回収をして、昨年度は2トンの回収がございますが、今年度になりますが、みんなのメダルプロジェクトにつきましては、図書館や市内の大学等に協力を仰ぎ、回収量をふやすよう努力をしているところでございます。
 次に、飼い猫のいなくなった場合の写真の確認の要望でございますが、これは昨年度からも要望がございまして、平成29年度から始めたところでございまして、そのような市民の方がいらっしゃった場合には、確認としてインスタントのカメラの写真の映像をお見せしているところでございます。
 以上でございます。


◯生活経済課長(垣花 満君)  まず、買い物支援事業についてお答えいたします。大沢地域との協議状況でございますが、平成28年度はまず町会さん、それから地域に入っている生協さん、コンビニさんなど、事業者も含めてまずヒアリング等を行いました。また、その後、地域ケアネットワーク・大沢の買い物支援分科会というのが自主的にやっていただいておりますので、そちらのほうと連携して地域の住民の方のアンケート等をとったところでございます。
 また、もう一つ、阿波踊りについて御質問をいただきました。こちら、阿波踊り振興会様のほうがいろいろな企業さん、それから市民の方から協賛金等を取ってございます。また、三鷹市は商工会とともに連携して支援をしてございますので、そういったものも含めて、そのほか、PRや会場確保等の側面からの支援をしているところでございます。
 以上でございます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  市道第135号線の整備、また、三鷹台のまちづくりについてお答えいたします。市の東部地域の玄関口にふさわしい歩行空間の整備、また、まちづくりということで、まちづくり協議会と意見交換をしながら市道第135号線の整備事業に取り組んでいるところでございます。また、地区整備方針の策定に向けまして、交通広場のあり方などにつきまして地権者の方々と協議を重ねました。当該年度では、交通広場の方向性までは協議まで至りませんでしたけれども、その後の協議の中で、現在、方向性がおおむね定まっているところでございます。
 以上です。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  LED街路灯の新たな候補地ということでございますけれども、全域でもうLED化、既に90%以上完了しておりますので、新設につきましては御要望に応じて設置していくものと考えてございます。
 それと、消費電力の効果ですが、年間点灯時間を4,000時間として試算しますと、78.3%削減するという効果という試算結果が出ております。
 10年後の取り扱いでございますが、契約上はその時点でリース会社と御協議ということになってございますけれども、私どもといたしましては、そのまま譲渡を受けて運用をしていくものと想定しております。
 以上でございます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  サイクルシェアについて御質問をいただきました。まず、当該年度の人数ですが、延べ人数になりますが、一般の方が91名、学生が94名でした。
 それと、アンケートの声ですけども、こちらにつきましては、駐輪場の管理の人に不満、あとキーボックスの使い方にちょっと不満があったということですが、それ以外は利便性がよいを含めまして、満足、やや満足との回答が約9割を超えることの御意見をいただきました。
 それから、パブリックコメントですが、こちらにつきましてはパブリックコメントはしていないんですが、今後、新たに参加者を募集する、その際に駐輪場でチラシ等を配布するなどした場合に、その状況、感触を見ながら判断していきたいと思いますし、また、公共交通活性化協議会の中でもそういう検討、意見等を伺っていきたいと考えております。
 それと、料金ですが、1,000円から1,500円というところにつきましては、近隣の駐輪場の料金がほぼ2,000円ぐらいというところがありましたので、それと、あとアンケートのほうにも利用者さんのほうに確認したところ、大体7割近くの方が1,500円に上げても使うという、こういう御意見もいただきましたので、そういうところも含めまして上げました。また、今後、料金のあり方等につきましては、整理運営方針──今年度は策定に向けて動いていますけども、そちらのほうを含めまして、今後検討していきたいと考えておりますし、また、参加者の方につきましては、当初、参加する際に料金を上げる可能性もあるということを含めまして、利用をしていただいているところでございます。
 それと、成立するということの具体的な理由ですけども、こちらにつきましては、残置台数──自転車が残っている台数が実際に最低でも20台でした。そういうところを含めまして、運用、シェアが成り立つというところで。ただ、原則として市民の方、学生の方の利用時間を、ある程度一定の、あらかじめ申告していただいた時間で運用していただく、そういうルールを重視したことによって成り立つということが確認とれたということでございます。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  まず、機能転換マニュアルについてでございますけれども、考え方としては、とにかく新しい施設、既存の施設にある設備を最大限有効利用するということ、また、既存の活動マニュアルが既にあるものについては、その活動マニュアルに沿うような形の機能転換ができるように取り組んでいること。そして、その施設に入ることになるフロアによっては防災関係機関のニーズ、こういったものもしっかり把握しながらマニュアルづくりに取り組んだところであります。
 また、災害情報システムにつきましては、基本的には現在、手作業でやっているホワイトボードによる記載の手順、こういったものをそのままできるだけシステムに置きかえる、こういったことをコンセプトにして、いずれにしても災害対策本部の情報収集・集約、そして本部としての意思決定をスムーズにする、これを最優先に実施をしたところでございます。とはいえ、こういったところを中心に考えているような災害情報システムの先進例がほとんどありませんでしたので、既存の災害等のアナログで対応したものの、それぞれの災害対策本部の行動等を検証しながら構築をしたところでございます。
 最後に、在宅生活支援施設でございますけれども、確かに整備した中で温度差がございまして、先進的にさまざまな訓練をやっているところもございます。そういった訓練を進めているところを参考にですね、まだ訓練を進めていないところにつきましては、今後も訓練の実施に向けて──とにかくその場所がまずはその地域の防災拠点として皆さんに認識してもらうことが必要ですので、スタンドパイプを用いた消火給水訓練、こういったものも交えながら、皆さんが拠点として意識できるように取り組んでまいります。
 ちょっと1つ、答弁漏れましたが、市民の防災意識というところでございますけれども、これ多世代の皆様にとにかく訓練参加をしてもらおうということで取り組んでまいりました。また、ふだん防災にかかわりのない団体に対して出前講座を行う、こういったこともしながら、市民の皆さんの訓練意識、あるいは防災に対する取り組みの力が落ちないように取り組んできたところでございます。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。1点だけ、済みません。狂犬病予防の件でございます。今、集合接種と、あと各獣医師会の先生方に御協力いただいているんですが、その集合場所の選定。質問の中にも入れさせていただいたんですが、やはり市全体を見ますと、獣医師の先生が多い地域と余りいらっしゃらない地域があって、この集合場所に関しては、余りいらっしゃらない方のところに期間限定でございますが、集合接種等をするべきであるというふうに考えるところでございますが、その集合場所の設定はどのような基準でされたのか。また、今後、今申し上げたようなことを観点に当該年度検討されたのか、お聞きいたします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  例年、大体同じ場所で実は行っています。市内全域にわたるように9カ所を設定させていただいています。特に大沢地域に獣医師の先生がいらっしゃらないので、大沢コミュニティ・センターさんにいらっしゃる方は結構多く来ていただいております。そういう形で、獣医師会の先生とも今後、場所については検討を進めていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。御検討いただいて、やはり広く──大事な家族でございますので、市としては受ける機会を拡充していただければと願うところでございますので、よろしくお願いいたします。
 あと、済みません、在宅の件でございます。確かにまた部長答弁をいただいたとおり、地域でせっかくつくったものがなかなかまだ認知されていないところもございますので、逆に防災訓練等に参加しない方が参加できるような取り組みをしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯委員長(石井良司君)  以上で公明党の質疑を一旦終了いたします。
 以上で、第4款 衛生費から第9款 消防費に対する質疑を一旦終了いたします。
 市側の入れかえのため、しばらく休憩いたします。
                  午後1時48分 休憩



                  午後1時59分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 一般会計歳出第10款 教育費に入ります。
 本件に対する市側の説明をお願いしますが、委員におきましては、再度申し上げますが、平成28年度の決算でございますので、要望なり、決算を外れるような質疑については極力避けるようにはしたいと思います。また、市側の皆さんにおかれましては、もしも委員の皆さんが間違って平成28年度以外のことについて質疑をすることがありましたら、答弁についてもよろしくお願いしたいと思っております。
 それでは、市側の説明をお願いします。


◯財政課長(石坂和也君)  教育費について御説明いたします。実績報告書の183ページをお開きください。第10款 教育費の決算額は64億3,976万円で、前年度比1,786万1,000円、0.3%の増となりました。
 特記事項を申し上げます。184ページをごらんください。事項10.給食調理業務委託化等関係費です。平成29年度から新たに民間委託する大沢台小学校と、委託開始から5年を迎える5校について、プロポーザル方式により選考を行い、事業者を決定しました。また、市内産野菜の使用率向上に向けた検討を行いました。
 右側のページ、事項11.コミュニティ・スクール及び学校運営協議会関係費と、次のページ、事項12.小・中一貫教育校関係費です。各学園のコミュニティ・スクールだよりのカラー化や内容の充実を図ったほか、にしみたか学園が10周年を迎え、記念式典及び講演会を開催しました。
 事項13.総合教育相談室事業費です。市配置の全てのスクールカウンセラーをスクールソーシャルワーカーとし、子どもの貧困対策を含めた家庭支援の拡充を図りました。
 190ページをごらんください。事項5.通学路防犯設備関係費です。中学校費にも同様の経費を計上しています。都補助金を活用して、小学校4校の通学路に各5台の防犯カメラを設置したほか、第七中学校の通学路についても市の単独事業として3台の防犯カメラを設置しました。
 事項6.特別支援教室設置関係費です。平成29年4月からの校内通級教室の開始に向け、三鷹市校内通級教室実施方策等を策定するとともに、教室の環境整備等を行いました。
 192ページをごらんください。事項4.学校給食関係費です。中学校費にも同様の経費を計上しています。平成28年4月から羽沢小学校及び第七中学校で学校給食調理業務の民間委託を開始しました。
 右側のページ、事項3.三鷹の森学園高山小学校時限付き新校舎整備事業費です。児童数の増加により、普通教室の確保が必要となる高山小学校について、平成29年4月からの使用開始に向けて、時限つき新校舎を整備しました。
 事項4.太陽光発電設備整備事業費です。中学校費にも同様の経費を計上しています。都補助金を活用して南浦小学校と第三中学校に太陽光発電設備や蓄電池、発電量モニターの設置を行いしまた。
 事項6.繰越明許費繰越額です。中学校費にも同様の経費を計上しています。第七小学校の長寿命化改修などについて、国庫補助金を確実に確保するため、平成28年度3月補正予算に計上し、繰越明許費を設定の上、平成29年度に事業を繰り越しました。
 196ページをごらんください。下段の事項2.学校空調設備整備事業費です。木工室、美術室等23教室の整備工事を実施し、良好な教育環境の整備を図りました。
 202ページをごらんください。事項9.移動図書館関係費です。車両ラッピングのデザイン作成、活用方法の検討を行い、平成29年度から巡回日数を週4日へ拡充するとともに、ステーションを増設することといたしました。
 204ページをごらんください。事項12.東京2020オリンピック・パラリンピック推進事業費です。三鷹市出身のオリンピアンを講師に招いたスポーツ教室や普及啓発活動を実施するなど、機運醸成を図りました。
 206ページをごらんください。事項9.大沢野川グラウンド運営費です。東京都による野川大沢調節池の規模拡大工事に伴い、平成28年12月に施設を閉鎖しました。また、東京都による工事期間はおおむね5年を予定していることから、代替施設の確保や代替施設利用に係る助成等の検討、調整を行いました。
 説明は以上です。


◯委員長(石井良司君)  これより質疑に入ります。教育費の委員1人当たりの持ち時間は25分になっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔、明瞭にお願いいたします。
 それでは、初めに、日本共産党。


◯委員(栗原健治君)  それでは、質問します。よろしくお願いいたします。初めに、小学校費、実績報告書189ページに関連して、小学校の学級の適正規模について質問したいというふうに思います。小学校の学級規模においては、学校教育法施行規則第41条に小学校の学級数は12学級以上18学級以下を標準とするという項目があります。今、下連雀五丁目地区の開発計画で人口増が予測され、小学校の施設が対応できるのかというのが課題になっています。当該年度、高山小学校、第一小学校、第四小学校、第六小学校は、学級数が適正規模におさまっていたのか、確認したいと思います。よろしくお願いします。


◯学務課長(桑名 茂君)  平成28年度の学級数でございますが、第一小学校が19学級、それから第四小学校が16学級、第六小学校が22学級、高山小が22学級となっておりまして、規模におさまっていたかと思います。


◯委員(栗原健治君)  学級数ですけれども、この教育基本法施行規則の適正規模という点から見ると、12学級から18学級ということで、その学級数からは超していると。大規模校は25学級以上、31学級以上は過大規模校としてその解消が必要だというふうに言われています。運動場の面積の適正規模から見ても、それぞれこの高山小学校、第一小学校、第四小学校、第六小学校は適正規模を満たしていないと思いますけども、その生徒の影響というのはどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(桑名 茂君)  施設の規模と運動場等につきましては、面積的な部分というのは限りがあるということは現実的なところはあるかと思いますが、教育環境については、その中でも適正な教育環境を行っていくというような形で対応を図っているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  今、この当該年度、平成28年度の学級数を伺った中でも、適正規模と言われる12学級から18学級を超えていて、この地域、下連雀五丁目地区の開発計画が進む中で、680戸のマンションと、それに付随する人口流入でファミリー層の流入──小学生での人数がどれだけふえるのかという予想をしていると思います。当該年度、この下連雀五丁目地区の将来の学級数に対して適正な規模が守れるのか、その対策をどのように検討したのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(桑名 茂君)  当該年度は、この共同住宅の開発の計画の部分の状況がありましたので、その年度で把握できる範囲の情報の中で、どの程度児童数に影響が出てくるかというようなところを推計等を行ったところです。


◯委員(栗原健治君)  推計した中で、適正規模におさまるのか。現状でも、12学級から18学級という学級数からはオーバーしていて、満たしているのは第四小学校だけだと。この次年度、学級数で見ると、高山小学校は25学級で、第六小学校も24学級だと。この人口増に対しての対応は受け入れられる規模になるのか。この点で対策が必要になるというふうに検討した中でされなかったのか、おさまらなかったときの対応として、どういうふうに対応するのか、検討されたでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  想定されている共同住宅の規模からすると、現状で高山小学校での受け入れは難しいのではないかというふうに考えております。ただ、市内全体の近隣の学校も含めてどういう状況になるか、それぞれ推計等を行いながら今後の対応について検討したところです。


◯委員(栗原健治君)  高山小学校ではなかなか難しいだろうと、ほかの地域の小学校に分散するっていうことが検討されたということでいいんでしょうか。だとすれば、小学校区、通学区域を変更しなければならないと思います。事業者のこの取り組みの説明の中では、三鷹市と通学区域の変更で対応するという相談中だということがありました。当該年度、このような相談がされているのか、通学区域を変えるということに対して、当該年度どういうふうに検討されたのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(桑名 茂君)  入居であったり、いつ建つのか、何年度に影響が出てくるのかというようなところは、そこの推計の中でも大きな問題となりますので、その年度のどこで入居をするかというようなところも含めて検討をしているという段階です。


◯委員(栗原健治君)  通学区域の変更というのは、地域のコミュニティにも大変大きな影響を与えます。当該年度、通学区域の変更が将来に予測されるということで検討されていたのであれば、これを市民に情報提供することが必要かと思いますけれども、通学区域の変更についての検討はこの開発計画に関してあったんでしょうか、確認しておきたいと思います。


◯教育長(高部明夫君)  今回、都市計画変更が今年度にあって、680戸という数が具体的に出てきたわけでございます。先ほど担当課長が答弁しましたように、高山小学校で時限つき校舎を建てたときにはこの戸数は前提とはなっておりません。もう高山小学校周辺にマンションラッシュがあって、それのピーク時でもやはり平成35年では児童数が1,000人近くなるということで、そのために時限つき新校舎を確保したわけでございます。
 したがって、今の下連雀五丁目の地区は、現行で言えば高山小学校の学区域であるわけですけれども、これはやっぱり高山小学校で受け入れることは困難だということで、近接する一小、四小、六小を中心に通学区域の変更ということで──確定しているわけではありません。今まだ検討中で、いろいろシミュレーションをしております。一方では、児童数が減っている学区域もあるわけでございますので、そういった入居が始まって、それの影響がどういうふうに年次の推移を描いていくのか、どこがピークになるのか、そのときの教室がどのぐらいになるのか。そして、御指摘のように通学区域を変えたときの通学路の安全性や経路の検証、あるいは調理能力、あるいは中学校や学童への影響、あるいはA地区の周辺の地区に対する影響もどうするか、さまざまな検討課題がございますので、こういったことを、財政面も含めて、都市整備部、あるいは財政等の市長部局とともに今検討していることでございまして、委員さんおっしゃるように方向性が定まれば、工程表をつくって、きちんと議会、あるいは住民、そして保護者、コミュニティ・スクールへの説明、そして最終的には、これは規則改正にもなりますので、教育委員会の中でもしっかり議論して、混乱、不安のないように進めていきたいというふうに思います。


◯委員(栗原健治君)  小学校の適正規模というのは示されていて、25学級を超えると大規模校になって、7つにわたって指摘されている弊害があります。それを取り除く上で通学区域の変更ということがされるのであれば──通学区域ということで、先ほど言ったように地域のコミュニティに大きな影響を与えるものであるので、市民参加が当然必要だっていうふうに思います。今、三鷹市では規則で行政が通学区域を決めていますけども、三鷹市も通学区域を審議する審議会条例など必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。


◯教育長(高部明夫君)  通学区域の変更は、現行の職務権限からすれば、教育委員会の学区域を定める規則ということで、教育委員会の中でそれを定めるというのが最終的な権限です。ただ、その途中のプロセスの中では、今言われたような保護者とか、児童・生徒とか、あるいは地域のコミュニティ等への影響がございますから、そういう中では、教育委員会や学校の取り組みとして、きちんと段階を追って、案なりを御説明しながら、また意見交換をする機会を設けながら、十分理解を得られるような形で進めていきたいというふうに思っております。
 それから、1つ、適正規模のことですけれども、あくまで12学級から18学級というのは、これは標準ということで、都市型状況から見ると、先ほども言いましたように、過大規模校になれば一定の是正が必要だと。31学級を超えるとか、あるいは過少ということで5学級以下になれば、これは是正が──やっぱり集団生活としてどうなんだろうという問題提起がされておりますので、私どもの中ではそういった31学級、あるいは5学級以下というのも将来的には出てくるかもしれませんけれども、そういったことを1つの目安、基準としながら、学校の適正規模に努めていきたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  現状、学級数を見ると、大規模校の25校に迫る学級数になっていて、これからマンションが建設されて児童数がふえれば、それに限りなく近づいてくる。とても周りの小学校でも受け入れるのが大変だと。また、それにはコンセンサスが必要な課題というふうに思います。大規模校の課題としての問題点を上げているわけですから、大規模校にならないように取り組まなければなりませんし、実際にこの現状の中で大規模校にならないような取り組みを進める上で、通学区域の決定もちゃんと住民に開かれた審議をしっかりとすることが必要だという点は指摘しておきたいというふうに思います。
 次に、実績報告書の193ページの中学校費に関連して、部活動の適正化について質問をしたいというふうに思います。一般質問でも取り上げましたけれども、中学校で生徒の充実した生活にもつながっている部活動があります。その中で、教師の多忙化にもつながっている側面もあると同時に、生徒の視点からも、生活から考えて適切な時間が設置されることが求められています。三鷹の部活動の現状について、当該年度、部活が本当に休みなく、盆も正月も休みがない、勉強にも影響が出るっていうような状況になっていたことについて認識していたのか。また、それについてどのような対応をしたのか。リーダーシップを校長に求める通達が当該年度、この平成28年度に出ています。これに対してどのように対応したのか、確認したいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  確かに部活動が加熱化しているという状況というのは三鷹市だけではなくて、全国的に、全都的に行われているかなというふうに思っています。さまざまな保護者、それから生徒の要望等もある中でのことで、顧問としても、顧問1人の考えだけで部活動の時間を長くとか、日数を多くとかということで、なかなか判断ができる状況ではありません。教育委員会としては、年度当初の部活動発足に当たりましても、部活動のない日、いわゆる休養日を設けるという形のことの指導、指示をしてきているところです。なお、部活動の日数等につきましても、各部活動の中で、学校の中では休養日を確実にとるということは校長のほうが把握していたところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  実際にそういう取り組みがされている中での生徒の声なので、何でそういう状況になっているのか、教育委員会として生徒の状況、部活動の状況を適切に把握しているのか、確認したいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  各部活動が何日休んだかといった形のことについては、教育委員会のほうに報告はしているところではありません。ただ、さまざまな部活動の取り組みの中で、基本的に試験の前は休みにするとか、あるいは日曜日、土曜日については1日は休みにする。ただ、大会等が重なることもありますので、必ずしもそのとおりにはいかないんですけれども、そういうふうな形で学校のほうに指導し、また、それで動いているというふうに認識しております。


◯委員(栗原健治君)  私の伺った中身で言うと、試験1週間前は休みになるのに、実際には試合があるということで、試合に出ない選手であっても朝練があったり、練習に参加するということになると。部活動が嫌ではないのに、休みたいと思うような状況までなっているという点は、今の現状を三鷹市として、やっぱり明確に捉えて、対応をとらなければいけないと思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  今年度も4月の発足に当たりまして、きちんと週1日、土曜日か日曜日に必ず休みをとりましょうということ。それから、あわせてウイークデーの中でも1日オフをとりましょうという形で、学校のほうに指導し、今その流れで動いているところです。
 また、今後、働き方改革の流れとも相まってくるところですけれども、東京都のほうでも部活動の適正化、そのことについて今まとめを行い、学校のほうに周知し、そのとおりに動いていく予定で、今います。


◯委員(栗原健治君)  先生の多忙化の対策にもなりますし、生徒も親も自分の時間をしっかりと、また家族の時間もしっかりととれる部活動であっていくように検証をしていただくことが必要だというふうに思います。よろしくお願いいたします。
 小学校費の189ページ、中学校費も含めてお聞きします。耐震化工事が全小・中学校で完了して、学校、体育館の非構造部材なりの耐震化が一定進められていく、課題になっていると思います。一時避難所として防災の拠点となっている小学校や中学校では、やはりトイレの問題というのはとても大きいというふうに思います。市内のトイレの洋式率が低い小・中学校の数をそれぞれ教えていただきたいと思います。


◯総務課長(高松真也君)  今、市内の小・中学校で洋式化率の低い学校ということで御質問をいただきました。例えば、洋式トイレの率がまだ3割に満たない学校としますと、小学校が2校、中学校が2校ございます。


◯委員(栗原健治君)  今、家庭では洋式トイレがほぼ100%だと思います。小学校に入って、また中学校で、ある面ではトイレショックというものが起こってもおかしくないような状況にあります。防災の拠点としても、洋式化は高齢者にとっても安心して使う施設になる条件でもありますので、整備に取り組む必要があると思います。当該年度の取り組みはどうだったのか、お伺いします。


◯総務課長(高松真也君)  御指摘のとおり、小・中学校のトイレにつきましては、日常的に教育活動において児童・生徒が利用しますし、災害等の非常時には避難所として運営もされるということで、トイレの洋式化、また床のドライ化やバリアフリー化を基本とします学校トイレの改修につきましては、大変重要なものと認識してございます。
 当該年度につきましては、国庫補助金を確実に確保するという観点から、羽沢小学校のトイレ改修工事の経費につきまして、平成28年度の3月補正で計上させていただきまして、繰り越しを行っております。
 以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  本当にどの中学校、どの小学校に行っても、トイレで困らないという対応を早急に取り組んでいっていただきたいというふうに思います。課題として本年度の取り組みがまだまだその要望に応え切れていないという点は確認したいと思います。
 次に実績報告書の201ページの図書館費でお伺いします。働いている方も利用する施設として貴重な施設だと思いますが、なかなか開館時間に間に合わないという声があります。現状、本館では午前9時半から夜の8時ということですが、他の館では閉館時間が午後5時ということになっています。開館時間の延長、もしくは利用者に対するサービスの提供という点での検討は、本年度されたんでしょうか、お伺いしたいと思います。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  各館の開館時間については、当初、南部図書館の開館を機に検討するというようなことで、引き続き検討させていただいております。費用対効果、また利用者の御意見等を踏まえながら検討しているんですけども、今年度の話になりますが、井の頭コミュニティ・センターが8時までの開館で、地域の館としての1つのモデルケースになるかと思っておりますので、その実績を見ながら、また検討していきたいと思いますし、今後、利用者の懇談会とか、アンケートとかを実施をして適切なニーズを把握をしながら、費用対効果を踏まえて検討していきたいと思っております。また、昨年度もその状況等を把握しながら検討しているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  開館時間の延長による市民サービスの充実という観点も大きな要求として、今年度寄せられた市民の声でもありますので、お伝えしておきたいと思います。
 最後に、小学校、中学校の学校給食と地元産野菜の活用について、何パーセントぐらい活用されたのか、課題は何だったのか、確認したいと思います。


◯学務課長(桑名 茂君)  当該年度は学校給食における市内産野菜の活用は金額ベースで4.2%、重量ベースで6.8%でございます。
 以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  市内の都市農業を振興する観点からも、さらなる地元野菜の活用を進めていかなければならないと思いますけども、コストの面でも課題があるというふうに思います。市内産野菜をさらに活用していく上で、使用率の目標を設定して、さらなる活用を図っていきたいと思います。最後に、ほかに課題を認識しているものがありましたら、確認しておきたいと思います。


◯学務課長(桑名 茂君)  給食の野菜は衛生管理上、当日の朝に納品というようなことがございます。それから、大規模校であったり、献立が重複した場合の必要量の確保といったところが課題と考えております。


◯委員(栗原健治君)  課題の解消をして、小学校、中学校の学校給食の活用により多く使っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。終わります。


◯委員長(石井良司君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、いのちが大事。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは順次質問します。まず、160ページの児童数増に対応した適正な学習環境の確保に向けた取り組みということで、先ほど教育長から高山小は受け入れが今後困難と見ているという御答弁がありました。そうだと思います。もう東のほうにたくさんマンションができて、そのためにつくった施設である。ところが、一方で、日本無線跡地、下連雀五丁目に680戸の計画があると。まさに高山小学校学区なんですが、もし建設された場合は別の対策を打たなきゃいけないというような状況になると思うんですけれども、この680戸っていうことが言われて、小学生が、あるいは中学生が何人この影響でふえるというふうに、昨年度、推計を立てたんでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  単純に680戸がいつ建つのか、どのタイミングで何戸ずつ入居するのかといったところで、推計の数字というのはそれぞれ変わってきますので、一概にここで何人というようなことはちょっと申し上げられません。


◯委員(伊沢けい子さん)  予定上は来年の2月には着工ということになっておりまして、それはどうなるかわかりませんけれども、だけれども、これだけの世帯が今、高山小のほうでできたマンションよりももっと大規模なものができようとしている中で、その推計っていうのが現時点でないのか、おっしゃらないのか、ちょっとわかりませんけれども、そのことは非常に問題だと思いますし。今、マンション業者による住民への説明会でも、そのことへの懸念というのが非常にありましたし、地元の方たちも随分前から、高山小が満杯になって、運動場に校舎ができているっていうことも、皆さん、よく御存じですから、そのことからも、一体どうなるのかっていうことが、皆さんの──お子さんがいらっしゃらない方も含めて、すごく心配をしていることなんですよね。
 ですから、それがきちんと市のほうから住民に対してきちんと説明がされないと、このマンションの計画そのものも認められないと、今皆さん考えていて──私はそう思っておりますし、この間の説明会でも、皆さんが口々におっしゃっていたのは、そういうことだったというふうに思いますけれども、市の説明が必要だというふうにお考えにならないでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  いずれにしても、先ほどから御答弁させていただいているとおり、変更等の部分については早目に推計を出しながら御案内をしていくというふうな形になるかと思います。数字自体はここで何人になりますっていうふうな部分は、一概に言えない部分がありますので、お答えは控えさせていただきます。


◯委員(伊沢けい子さん)  680戸っていうことで、ここは広さ的にもファミリー世帯向けというふうに伺っております。そうすると、単純に1人お子さんがいたとしても680名ですし、仮にいなかったとして、半分だったとしても三百何人なんですよね。半分もいないっていうことも、ちょっとファミリー世帯では考えにくいですから、どう考えたって680人はいるでしょうし、もっといるかもしれないというふうに考えられるわけですよね。ですから、そういうことを見越して、こういう計画があるのかどうかということが今問われていますし、それを示さなければ、何度も言いますけれども、マンション計画そのものも成り立たない。事業者さんもそこを突っ込まれて説明できないというような事態にもなっていましたので、そこを申し上げておきたいと思います。
 ですから、今後、学校規模の適正化チーム、学校、それから学童も──これは教育のほうじゃないですけど、適正化チームというのも教育委員会中心にあるようですので、そこで明確なものを、住民もわかるようなものが出されないといけないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長・スポーツと文化部理事(宮崎 望君)  下連雀五丁目第二地区A地区の共同住宅の計画に伴って予測される小学校の学習環境の課題につきましては、庁内関係部署と連携を図って課題を今共有をしているところでございます。対応について検討を進めているところでございます。
 この計画については、まちづくり条例に基づいて開発事業者が説明会を開催をして、説明していくと聞いておりますので、そのマンションの戸数ももちろんですが、居室の広さ、施設規模、入居開始時期、販売計画等について最新の正確な情報を把握しながら、早急に将来推計の見直しを行い、その上で受け入れる学校の適正規模、学校までの通学距離、通学路の安全性、地域とのつながりとコミュニティへの影響などの観点、さらには財政面、こういった負担も含めて総合的な判断をしたいと思っています。
 そういったことから、情報提供ということは、周辺の環境を考慮した必要な協力の内容等が確定していない今の段階では難しいと考えておりますが、今後、事業者側からの説明を踏まえて、適宜適切な情報提供を検討していきたいと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  この関係では、最後にお尋ねしますけど、社会教育会館の跡地というのがありますよね、今後。今解体していますけど、ここを売却して4.5億円という売却費というような推計が以前ありましたけど、ここを確保しておくというようなお考えはないのか。最後にこの点で伺いたいと思います。


◯委員長(石井良司君)  平成28年度決算の質疑をお願いします。変えてください。


◯委員(伊沢けい子さん)  そういうお考えを持ったことは、以前、平成28年度になかったでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  そういうお考えを平成28年度に持ったことはないでしょうかっていうと、どういうお考えなのかっていうのが、ちょっと今つかめなかったんですが、私たちは、市が持っております公共用地については、それはあくまでも市民の皆様のために活用されるべきであると、このように考えております。しかも、当該年度は社会教育会館については、長らく本当に市民の皆様の社会教育の現場として活用された大切な大切な施設でございます。それは、しかしながら、その場での建てかえが、建築基準法上等なかなか困難である。そのほかにもいろいろ難しい条件のある土地でございまして、したがいまして、どのように活用すべきかということについては真剣に考えていた公共用地の1つでございます。
 御質問では、下連雀五丁目の開発にかかわるさまざまな教育課題について、今後の小学校、中学校等の学区のあり方等を真剣に考えてきた年度でございまして、そのことと、直接的に社会教育会館跡地について──そのようなというのがどのような内容かわかりませんが、関連づけて考えるというようなことはなかったように思います。それぞれが重い課題で、難しい課題で、教育委員会のみならず、市長部局が連携をして解決に向けて真剣に議論をしたところです。
 なお、教育費のところですから、触れにくいんですが、私たちは法令にのっとってさまざまな開発行為事業者に対しても対峙しなければならない。ですから、法令に背くような指導もできないという中で、極力、学校にかかわる、あるいは保育園にかかわる課題について、市民の皆様の御不安ができないように交渉をした年度でもございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  この社会教育会館の跡地は、六小の近く、すぐ北側ですね。ここがさっきおっしゃったように、市民のために──当然のことですけども、有効に使われるということが必要であるということを申し上げておきたいと思います。
 それで、次の質問に移ります。その社会教育会館なんですけど、今おっしゃったように45年間、三鷹市でこれまで市民も参加のもとで運営をされてきて、昨年が最終年度であったと思います。平成28年度、昨年度のこの社会教育会館の稼働率、午前、午後、夜というふうに以前、分かれておりましたけど、どのようになっていたでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  昨年度の社会教育会館の稼働率でございますけれども、午前中が65.5%、午後が67%、夜間が35.5%、平均で56%ぐらいということで把握しているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  ありがとうございます。以前は社会教育会館では区分が9時から12時、13時から17時、それから18時から21時という区分で、今のように7割近く。その前の平成25年度、平成26年度、平成27年度の統計でも、もっと使われていた。午後の部は大体7割近い69.5%とか、そんな数字がありました。
 一方で、現在の生涯学習センターなんですけれども、これが先日お聞きしたところですと、今3時間ごとの区分なんですが、9時から12時、それから12時半から15時半という、朝と昼の一番のこま3時間が大体稼働率が30%から40%、夕方のこまが大体2割、20%、最後の夜の3時間の10時までの1こまは10%というような、半分以下ですよね、そういうような現状なんですよね。私も何度か、昼も夜も4階に行きましたけど、残念ながらいつも部屋が使われていないということがあるんですよね。それで、これを聞いてみたんですよね。そういうことで、以前の社会教育会館というのは、公営ですから当然ながら無料であったということで、社会教育法という理念に基づいて行ってきたわけですけども、このことによってこういう稼働率が確保されてきていたのではないかというような分析はありますでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  特に今まで、平成29年度に入ってからは、そのようなお話も聞いておりませんし、無料でないと使いにくいとか、そういうような状況は把握してはおりません。


◯委員(伊沢けい子さん)  ただ現実はそういうことなんですよね。ですから、そういう低い稼働率に残念ながらなっているという中で、やっぱり考えなきゃいけないと。以前は、昼間だと7割近くも使われていたと。皆さんが部屋を借りに来ていたということなんですよ。これは、紛れもない現時点の事実ですので、そこは今後のことにもつながってくる話だと思いますので、やっぱり住民の意見も聞くことも含めて、本当によくよく考えていかなければならないということだと考えますが、いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・教育部理事(向井研一君)  今委員さんがおっしゃったように、今年度の利用率については、昨年度と比べて利用率が下がっているということはおっしゃるとおりなんですけれども、今後、平成28年度の状況を見て、たくさん、これからまた声を聞いていきますけれども、あくまでも無料で幅広くこまを使っていたというのが、昨年までの状況はあります。こまがふえて夜も使えるということで、すごく使いやすいというよりも、夜も活動ができるという声もいただいておりますので、これからますます魅力ある、いろいろな事業を打っていくことによって稼働率も上げられるように努力していきたいと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね、そうだと思います、本当に。それで、次に市民大学総合コースなんですが、おととしから市議会にも請願が出ていまして、その時点でもこのコースは倍率が2倍だったということで、現時点ではもっと倍率が高まっていて、2倍から3倍というようなことも利用している方から聞いております。稼働率って、さっき生涯学習センターのを言いましたけど、これは当然そのコースも含まれているんですよね。だから、それを抜くと、もっとないということなんですけど。ただ、市民大学総合コースはそれだけ需要があるというふうに思いますが──以前も2倍という。平成28年度でそういうコースを需要に応えてふやすと──今5コースですけど、それをもっとふやすというような検討はなかったのでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  総合コースにつきましては、特にふやしていくということではなくて、今まで社会教育会館でやってきた総合コースの形をしっかり引き継いでいくということで進めてきたものでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね、事業の継承ということが約束をされておりました。ただ、住民のニーズのあるもの、そういう事業を行っていくというのが市の役割であり、社会教育法の第3条でも、地方公共団体の役目として文化的な環境を醸成すると、環境醸成ということがうたわれておりますので、そういうニーズのあるところの事業をより公共施設で行っていく、整備していくということが必要だというふうに考えますので、今後にもそれは生かしていただきたいというふうに考えます。
 それから、学校給食なんですが、放射能検査ですね。152ページで、学校給食に市内産野菜が使われるっていうことで、地元の野菜を使うっていうことについては私も非常にいいことだと考えております。それで、放射能検査について、この市内産野菜っていうことで、あるいは検査結果のデータということを把握というような意味で、何かお考えはないのでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  放射線物質検査は市の調整会議の中で方針を決めて、年1回実施するというような形で行っておりますので、特に市内産野菜に特化してというような形では検査は実施しておりません。


◯委員(伊沢けい子さん)  本当に小さいお子さんをお持ちのお母さんから、よく、これは今も言われます。やはり安全な食材を使ってということで、安心できる食材ということがわかればいいし、そういうものを、やっぱりお母さんたちは園や学校に求めているということですので、三鷹でもJAさんと提携して、そういう検査の結果を公表するとか、そういうことが今後求められているのではないかと思いますが、そのJAさんが独自で調べているデータを公表するという形でもいいと思いますし、何らかの安心を、皆さんに情報提供っていうことが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  これまで、JAさんでも独自に放射線の検査をされて、また、東京都等にもお届けをされ、しかも公表されていて、特段今まで検知されたことはないというふうに承知をしております。


◯委員(伊沢けい子さん)  そういう具体的なデータをもって説明があれば、本当に皆さんも安心して食べられると思いますし、より市内産の野菜が使われるっていうことを私も望んでおりますので、そういうことを求めておきたいと思います。
 それで、最後に給食費のことなんですけれども、学校給食の給食費というのは事務報告書では、例えば小学校低学年で月額4,379円とか、それぞれ中学生まで記載があるんですけれども、総額が幾らになっているかという、歳入決算というのの記載がないんですよね。それで、ただ、単純計算しますと、小学校と中学校を合わせて──推計ですけど、仮計算で何と6億3,020万円にもなります。今、現時点では、校長もしくは副校長の給食費に特化した口座、これに入っているんですけれども、校長の主に管理のもとになっていますが、こういう管理について、今後、公的な処理というようなことを考えていくっていうことはないでしょうか。


◯委員長(石井良司君)  それ、歳入だから質問を変えてください。


◯委員(伊沢けい子さん)  歳入でしょうかね、いや、まだ歳入になっていないんですよね。ですから、はい、お願いします。


◯市長(清原慶子さん)  なかなかいつも難しい御質問でお答えにくいんですが、市長の清原が答えさせていただきます。違う観点から。現在、学校における働き方改革というのが課題になっております。その中で教育長とも意見交換をしているところですが、教員の働き方の中で給食費にかかわるものをどのぐらい教員以外が担えるかっていうことは、文部科学省でも議論になっておりますし、東京都の教育委員会でもそのことについても検討をされているようでございます。
 今、財政のほうでも研究を開始してもらっておりまして、どういう形でいわゆる公会計として扱えるかということを、教員の働き方改革──これ、教育の款でございますから、その中で読みかえて御質問にお答えすると、検討課題として研究しているということを御報告いたします。


◯委員(伊沢けい子さん)  済みません、私もまさにその観点から必要じゃないかと──さっきは言いませんでしたけども、そういった観点からぜひ、できるだけ今の教員の生徒さんに教えるとか、いろいろな相談に乗るとか、そういう時間が確保されるというために、できるだけこれを教育委員会のほうで事務的に管理できないかという観点から、私もそこを要望したいと思います。
 以上です。


◯委員長(石井良司君)  以上でいのちが大事の質疑を一旦終了します。
 25分まで休憩いたします。
                  午後2時56分 休憩



                  午後3時24分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次に、自由民主クラブ。


◯委員(伊東光則君)  よろしくお願いいたします。まず、決算概要152ページの2の項目です。学校給食の充実と効果的な運営の推進及び市内産野菜の活用について質問をさせていただきます。当該年度の民間委託校での課題をどのように考えられているのでしょうか。それと、市内産野菜の活用については、JA東京むさしと連携して使用率の向上に向けた検討が行われたということですが、具体的にはどのような方針なり方法なりが話し合われたんでしょうか、御所見をお聞かせいただければと思います。
 続きまして、決算概要153ページの3、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展について。にしみたか学園──三鷹で最初の小・中一貫教育校ということでありますが、が10周年を迎えたということで、この10年間を振り返って総括をして、今後にもつなげていくというところで、どのように考えられているのか、御所見をお聞かせください。
 続きまして、決算概要の154ページ、6の理数授業特別プログラム事業の実施についてということで、これは外部の講師による特別授業を行ったということでありますが、生徒・児童の反応はどうだったんでしょうか。また、本来のその学校にいらっしゃる教師の方々の影響というのはどのようにあらわれているのでしょうか、御所見をお聞かせください。
 続きまして、決算概要155ページ、9の道徳教育推進拠点校事業の実施について。道徳というのはなかなか難しいことでありますが、この授業の改善に取り組んでいたということであります。当該年度、その成果、または方針なり、どのように考えられていたのかお聞かせいただければと思います。
 続きまして、決算概要159ページ、1の通学路の安全確保の充実について。市内小学校の通学路に防犯カメラを設置したということであります。そのほか、七中の一部、小学校学区に含まれないような地区にも市が独自に防犯カメラを設置したということでありますが、実際に運用されて、安全は確保されたのでしょうか。防犯カメラの設置についてどのように検証されたのかどうか、お聞かせいただければと思います。
 続きまして、決算概要159ページの3、学校校庭の芝生化の推進について。当該年度、羽沢小の準備工事と第五中学校の実施設計を行ったということでありますが、当該年度以前に、既に9校の芝生化が完了しているというところであります。この当該年度に芝生化された校庭のあり方、または使われ方、利活用の仕方等、どのように検証されたのか。また、その後にどういう方向で考えられているのか、御所見をお聞かせいただきたいと思います。また、芝生化をされた校庭に対して地域の方はどのように思われているのか。また、保護者はどのような意見を持っているのか、調べられたりした場合は、ぜひどんな内容だったか、お示しいただければと思います。そして、子どもが実際に毎日芝生の上に乗ることができるとは思うんですが、どのような感想を持っているのか、どのように把握されているか、お示しいただければと思います。よろしくお願いします。
 そして、次です。決算概要162ページの8、中学校特別教室等の空調設備整備の推進について。当該年度には23の教室の整備が実施されたということであります。また、平成29年度、今年度になりますが、21教室が予定されているということでありますが、合計43教室になります。まず、そのほかに予定されている教室はあるのでしょうか、それをお聞かせ願えればと思います。また、ことしもとても暑い日が続いていまして、エアコン、いわゆる空調設備が活用されたのかなと思いますが、その運用に当たっては、例えば温度設定を何度にするとか、そういうルールというのは決められているんでしょうか。その辺、どのように運用されているのか教えていただければと思います。よろしくお願いします。
 続きまして、決算概要162ページ、1、遺跡調査会のあり方の見直しに向けた検討ということであります。当該年度、遺跡調査会を解散するという方針になったということであります。その中で、まず遺跡調査会があった場合と、それを代替した場合に、調査の精度とか、調査の費用、または調査期間など、同じようにできるのかどうか。また、単価については平米で換算するようなお話も聞いていたんですが、例えば外注に出すというようなときの負担について、費用対効果的に、新しい方針にするのと、存続させるのというところをどのように考えられたのか。そして、あと当該年度中、またはこれからの予定として調査する案件はあるのでしょうか、あったのでしょうか、その辺をお聞かせ願えればと思います。
 続きまして、決算概要の163ページの3、地域子どもクラブ事業の推進についてです。市内の各小学校ではさまざまな取り組みがなされています。当該年度においてどのような成果を上げられたのでしょうか、御所見をお聞かせ願えればと思います。
 最後の質問になります。決算概要163ページの4、三鷹市アドベンチャーだっしゅ村の実施について。これは、姉妹町であります福島県の矢吹町での体験活動を通して、矢吹町の魅力に触れ、理解を深めるという事業を実施されたということでありますが、まず、40名が参加されたということですが、参加の条件は何かあったのでしょうか。また、申し込みされた人数というのは何名ほどだったのでしょうか。そして、費用の個人負担はどのようになっていたのでしょうか。そして、全体的にこの事業を評価していたと思いますが、どのような評価になったのでしょうか、お聞かせ願えればと思います。
 以上です。よろしくお願いいたします。


◯学務課長(桑名 茂君)  まず、学校給食調理業務委託の課題ということですが、当該年度開始した羽沢小学校と第七中学校については、三鷹市内で初めて委託業務を実施する事業者でした。委託については、委託をしている学校ごとに学校運営協議会という組織──学校と保護者の代表の方、それから事業者、私ども事務局も含めて協議会をそれぞれ設置をしております。その中で委託による効果や課題等があれば、また改善方法等について定期的に協議、検討等を行っているところです。両校とも順調な運営ができていまして、給食の内容についても、児童・生徒、保護者ともおおむね好評であるというような意見をいただいているところです。
 続きまして、給食の市内産野菜の具体的な検討ということですが、当該年度は連絡協議会の開催と、もう少しメンバーを絞ったワーキング会議というような、会議としてはそういった会議も設けております。その中で、具体的にどういったことが課題となるのかというところを、直接農家の皆さんからお聞きした上で、そういった取りまとめを行いながら、そちらの課題解決に向けた検討といった部分を行ってきたところでございます。
 続きまして、防犯カメラの検証ということですが、防犯カメラにつきましては、効果としては犯罪の抑止力といった部分が考えられると思います。設置はありがたいとか、安心できるといった声はいただいているところですが、設置場所の検討協議会の中で場所の選定を行っておりますけども、保護者や地域の皆様が日ごろの見守り活動に加えて、改めて地域を見直す機会になっているのではないかと捉えております。防犯に対する振り返りとなることや、危険箇所の再確認を行っていただくということも、実際、現場を確認するというようなことも、地域の方、保護者の方にもしていただいておりますので、今後、全校設置に向けて進めていく中では、地域の防犯力の向上につながるような取り組みとしていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯教育施策担当課長(木下英典君)  にしみたか学園開園10周年を迎えた総括とその後の取り組みについてということで、御質問をいただきました。まず、平成28年10月26日に、にしみたか学園の開園の10周年記念を行いました。児童・生徒も参加いたしまして、決意等を述べたところでございます。また、卒業生あるいは元コミュニティ・スクール委員のインタビューを交えながら10年を振り返ったというようなところです。
 ここ10年の成果といたしましては、まず不登校生徒の減少。平成27年度調査では、東京都の10分の1程度というようなところで、非常に効果を上げているところでございます。また、学校支援ボランティアの参加数の増加、これは平成28年度で延べ2万人を超えて、2万350人というふうなところで、大幅に増加しているところでございます。
 また、学力につきましても、平成19年度から平成22年度までの市の学力調査においては、検証といたしまして右肩上がりに向上しているのがあらわれています。また、現在も全国や都の学力調査と比較しながら検討しておりますけれども、安定した学力を維持しているというふうに捉えております。
 また、卒業生がここで出ておりまして、学園内でまた学生ボランティアとして帰ってきたり、あるいは市内で教員として配置されたりということで、よさを伝えていただいています。これも、次世代の縦のつながりといいますか、そういうようなものも生まれてきつつあるのではないかなというふうに考えております。
 今後、いろいろな法律の一部改正を踏まえつつ、三鷹市に適した持続可能なシステムにしていくということを検討しております。また、いろいろな人材確保に向けて研修講座等の充実を図っていく。また、やはり積極的な広報活動を行いながら、小・中一貫コミュニティ・スクールを広く周知していくというようなことで考えております。
 以上でございます。


◯指導課長(松永 透君)  私からは、理数授業特別プログラムと道徳教育推進拠点校のことについて答弁させていただきます。まず、理数授業特別プログラムですけれども、こちらでさまざまな企業、大学、研究機関等から専門家の方に来ていただき、子どもたちに実際に授業をしていただくということを、平成28年度は12校、平成27年度に実施した10校を除く全校での実施ということになりました。
 子どもたちへの反応ということなんですけれども、さまざまな専門家の方から御指導をいただいたことで、例えば東京ガスの方に来ていただいて、燃料電池についてとか、そういったことを指導していただいたわけなんですけれども、さまざまなクリーンエネルギーといったことについて具体的に、自分がさまざまな形で感じることができたというところがすごく大きいというような声が、大きく上がっていたところでございます。
 また、教員への影響ということなんですけれども、さまざまな研究者の方等も来られましたので、実際の授業が終わった後に、理科の先生が直接、これについて知りたいんですけれどもということで、直接質問をするような機会もありまして、専門家との出会いといいますか、今後の授業につながるような成果が上がったかなと思っております。
 もう一つ、道徳教育推進拠点校事業についてです。こちらにつきましては、東台小学校と第五中学校の2校において、指導方法等の検討を行いながら、今後行われます特別の教科道徳としての教科化に向けた授業力の向上を図るという目的で実施をさせていただきました。道徳なんですけれども、これまでの道徳の授業というと、ややもすると読み物の解釈に終わってしまうようなところがあったわけですけれども、それを問題解決的な学習や体験的な学習を入れながら、周りの人と考え、議論する道徳という形に教育の指導方法を変えていくといったことが求められています。その中で、ほかの人との意見交換等をしながら、道徳的価値についての理解をもとに、物事を多面的、多角的に考え、自己の生き方について考えさせるという、そういう指導方法の改善に向けて取り組みました。この2校だけで実施したということではなくて、ここでの実践を市で行っております道徳教育推進委員会、こちらは全部の学校の道徳教育推進教師の先生方に集まっていただいて、その中で共有しながら、新しい教科に向けての取り組みを進めてきました。
 以上でございます。


◯総務課長(高松真也君)  私からは2点、お答えをさせていただきます。まず、校庭の芝生化の関係でございます。校庭の芝生化に当たりましては、校長会などで事業の概要等について説明を行いまして、学校でも校長のほうが中心となって、校内での検討、また地域のCS委員会などの意見も聞きながら意見調整を進めまして、学校として取り組む方向性を出していただいて、こちらにお話をいただくという形をとっております。
 当該決算年度におきましては、羽沢小学校の校庭芝生化の整備を行っております。どこを芝生化するということについても、学校ごとの事情に合わせて、学校の事情に応じた整備を進めているところでございまして、羽沢小学校につきましては、全面の芝生ではなく、陸上トラックやサッカーコート部分を除きました校庭の周辺部分の3カ所への部分芝生の整備を行ってございます。
 子どもたち等の活用だったり意見というところなんですけれども、学校からお聞きしておりますのは、校庭の芝生の活用について、子どもたちも芝刈り作業だったり、休み時間に寝そべって遊んだりすることができておりまして、子どもたちが芝生に直接触れて楽しんでいるというふうにお聞きしているところでございます。また、今年度になりますけれども、運動会も予定されておりまして、その中では芝生のスペースを保護者の方々に開放しまして、シートを敷いて座っていただくようなスペースとして有効に活用されるともお聞きをしているところでございます。
 また、芝生の維持管理については、学校、地域の皆様による作業の取り決めを各校で進めていただいているところですけれども、羽沢小学校におきましても、ことしの夏休みの期間中に御協力をいただきました地域のサッカーチームの皆様からも、大変楽しい作業であったというようなお声をいただいているところでございます。
 続きまして、中学校の特別教室の空調設備の整備の関係でございます。こちらですけれども、平成22年度から平成24年度までにかけて実施をいたしました市立小・中学校への空調設備の整備事業に続きまして、空調設備が一部未整備となっておりました中学校の特別教室等への整備を計画的に進めまして、児童・生徒のさらなる良好な学習環境を整備するという内容となってございます。当該決算年度におきましては、御指摘のとおり木工室、美術室などの23教室の整備を行っておりまして、先立って平成27年度に理科室、家庭科室などの17教室の整備を行っておりました。最終的に平成29年度の21教室の整備をもって、中学校の特別教室等で未整備となっておりました61教室の空調設備の整備が完了する予定となってございます。
 空調設備の運用という点でございますけれども、各小・中学校では学校版の環境マネジメントシステムというのを運用いただいております。平成24年度から運用を開始いたしまして、各学校が基本目標だったり、削減目標だったりを定めながら、実績を評価、改善しているというようなところでございまして、また、子どもたち、教職員の意識の高まりもありまして、順調なシステムの運用が図られているところでございます。こうした空調の運用についても、学校ごとにそうした意識の中で適切な運用がされているものというふうに認識をしております。
 私からは以上でございます。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  遺跡調査会のあり方の見直しに関連しまして、解散をするということにしたわけですけれども、それがあった場合とない場合でどのような違いがあるかというような御質問をいただきました。基本的には、任意団体として遺跡調査会は約40年余り発掘調査にかかわってきたわけなんですけれども、その時代によりけりで、さまざまな構成人員の変更がありました。そういう中で、最近は非常に少ない体制で遺跡調査会が運営されていたというような状況がございます。
 そういう中で、遺跡調査会では発掘届を受けて、現場に行ってどういう調査すべきかということを判断して、基本的には民間の業者にそれを委ねて、発掘の作業そのものは民間の業者がやるというような形をとってきております。
 そういう中で、今後さらに効率的な発掘調査の体制を構築するために、直営という形に切りかえて、直営ということであっても、結局は今までとそれほど直営の職員のかかわり方は変わらずに、民間企業をさらに活用する形で発掘調査に取り組むというような形をとっております。遺跡調査会の時代は、構成の職員もプロパーとか、嘱託員とか、臨時職員とか、あとは派遣職員とか、さまざまな職種がございまして、そういう人員で構成されておりましたので、組織を運営するだけでも相当な事務負担がかかっておりました。その部分をある程度効率化していくということができるということで、直営で実施するような形をとったものでございます。
 調査の精度とか、調査の期間、または費用対効果につきましてはほとんど変わらないんですが、人件費的な部分での節減が図られるような形で解散という形で、新たに発掘調査体制を組んだというようにしたものでございます。さらに効率化を進めて、費用対効果のあるような体制をつくり上げてまいりたいというふうに考えているところでございます。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  私からは、地域子どもクラブとアドベンチャーだっしゅ村についてお答えさせていただきます。
 まず、地域子どもクラブの平成28年度の取り組みでございます。こちらは各校におきまして、校庭や教室の開放、それから、そこでの自由遊び、それから宿題の見守りといったようなもの、それから茶道ですとか、書道というような文化的な体験というようなもの、それからスポーツですとか、音楽のクラブ活動というようなものの展開、それから地域との連携の事業というようなことで、こちらの実施委員会と、例えば学童保育所との間で年度の当初から話し合いを行ったりしまして、連携した事業を行っています。中身としては、防犯・防災の訓練ですとか、スポーツ大会、ゲーム大会、子どもまつりといったようなものが開催されたところでございます。
 また、四小におきましては学童のほうに待機児童が発生したというようなこともありまして、夏休み中に、特にこちらの地域子どもクラブの実施というようなところにお願いをいたしまして、11回ほどの開催ということで、82人の参加を得て、子どもたちの安全安心な居場所づくりというものに取り組んでいただいたところでございます。
 成果としましては、地域ぐるみで皆様の御理解をいただきながら、地域を挙げての子どもたちの居場所づくりというようなことに取り組むことができた。子どもたちのコミュニティというようなものを形成することに資することができているとともに、地域の方々、大人同士の結びつき、コミュニティ、そういったものの形成にも資することができた、このように考えているところでございます。
 次に、アドベンチャーだっしゅ村ですけれども、まず、こちらの参加の条件ですが、市内の小学生の方、4年生から6年生ということで設定をさせていただきました。申し込みの人数は、40人の定員ということで設定させていただきましたけれども、123人のお申し込みがあったところでございます。こちらの事業につきましては、国の地方創生加速化交付金を活用させていただきましたので、参加費等の費用負担は特になかった形での実施となりました。
 事業の評価でございますけれども、矢吹町の大池公園のほうでキャンプをしたわけですけれども、子どもたちが自然やその魅力に触れて、野外での体験活動、そういったものを通じて、集団生活とか、仲間同士での助け合い、そういった大切さを学ぶよい機会とすることができたと考えています。また、矢吹町のほうで開催されましたやぶきフロンティア祭りという産業祭、こちらのほうにも参加をするということで、矢吹町の方々との交流とか、地域貢献というようなものを体験することもできた、このように評価をしているところでございます。
 参加した子どもたち、あるいはその保護者、そういった方々から、体験した内容ですとか、矢吹町の様子などを語って、伝えていくことで、身近なところから理解が深まり、矢吹町との地域交流というものがさらに発展していく、そういう事業になったというふうに考えております。
 以上でございます。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  1件、答弁漏れがございましたので、御説明させていただきます。これからの予定としての調査案件というのが引き続きあったのかというような御質問でありましたけれども、井の頭地区に大規模の本発掘調査がございまして、それは平成28年度から年度を超えた形で、引き続き──その調査は終了はしておりませんけれども、これは民間事業者が個別にやっていることで、ことしいっぱいぐらいまでには、最終的な報告書の完成が予定されることにはなっておりますけれども、そういう案件がございます。
 以上でございます。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。教育委員会の周辺、一生懸命されているのかなと思っております。ちょっと何点か、再質問をさせていただければと思いますので、お願いします。
 まず、学校給食の地産地消、市内産野菜、なかなか課題が多いのかなと思っております。まず、目標にする扱う量というのはどのぐらいを想定されているのかというのと、それに向かって、なかなかできない理由というか、課題をどのように考えられているのか、お示しいただければと思います。もちろん、当該年度に考えられたことで構わないので、よろしくお願いします。
 それと、にしみたか学園10周年ということで、これからも続けていっていただくわけですから、ぜひよりよいものにしていただければと思います。先ほどの答弁の中で、ボランティアが2万350人ほど参加したというようなお話がありましたので、やはり人と人のつながりがうまくつながっているのかなというところもありますし、不登校が減っているということも、やはりその成果の1つになるのかな。また、先ほど答弁の中にはなかったんですが、他市からの視察も多く、いまだにあるというふうに聞いていますので、よりよい仕組みをさらによりよく努力していただければと思っております。お願いします。
 そして、理数系の授業の特別プログラムというのは、答弁の中ではいいものだったということであります。今後、同様の内容のものは行われるのかどうか、授業として展開されるのかどうか、それをお聞かせください。道徳教育については続けていかれるのかなとは思いますけど、理数授業のほうについては予算の関係もあるでしょうが、どのように考えられているのか、お聞かせ願えればと思います。道徳教育は心の授業なのかなと思いますので、なお一層丁寧に扱っていただければと思いますので、お願いします。
 あと、通学路のところで、地域の方とかいろいろ絡んで、安全安心、見守りの環境を整えていただいているということであります。ただ、犯罪等が起きた場合は、やはり被害をこうむる方がいるわけですから、本当に丁寧に。防犯カメラがあるから犯罪は起きないんだというのではなくて、防犯カメラがあっても犯罪は起きるわけですから、その辺は気を抜かないように、さらに安全安心のために努力していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 芝生化についてなんですが、羽沢小学校で当該年度行われて、歩くと、何かふわふわしている感じもするわけですが、今までの流れの中で他校との連携というんですか、芝生の使い方、活用の仕方については、学校間での情報交換等はなされているのかどうか。単独で、その学校だけで地域と連携してやるのではなくて、うちの学校ではこんな活用をしているよとかっていうような情報交換はなされていたのかどうか、お聞かせ願えればと思います。
 空調設備についてはわかりました。適切に運用されているということであります。
 あと、遺跡調査のところでありますが、今まで三鷹市で出たものを、全部ではないんでしょうが、ある程度保管したりしていた業務があったかなと思いますが、それはどのように扱われるのかどうか、もう一度、御答弁をお願いいたしたいと思います。
 あと、地域子どもクラブ、アドベンチャーだっしゅ村について。地域子どもクラブについては、これからも続けていかれると思いますが、だっしゅ村のほうについては短期の事業だったのかなと思います。なかなか評判のいいものだったのかなと思いますが、今後、同じようなものを考えられていくのかどうか、お聞かせ願えればと思います。
 以上です。何点かありますが、よろしくお願いします。


◯学務課長(桑名 茂君)  市内産野菜の扱う量の想定ということなんですが、三鷹市の農家の皆さんというのは、以前は市場出荷が多かったというふうに聞いているんですけども、近年は直売型に移行している農家も多いというようなところで、作付が少量多品目であるというような部分で、なかなかまとまった量といったところをどれだけ確保できるかというのは、課題の1つかなというふうに考えております。ですから、実際、じゃあ、どれぐらいの量をというふうなところは、なかなか数字的な部分は申し上げにくいところでございます。


◯指導課長(松永 透君)  理数授業特別プログラムについてですけれども、こちら、東京都の委託事業として2年間で全校を実施するといったことを目標にやってまいりまして、昨年度で一旦終了ということになっております。
 ただ、先ほども申し上げましたけれども、教員と企業だったり、研究者だったりとの関係ができているところも多くありました。そういった意味では、企業の社会貢献活動として、無償で来てもいいですよというふうに声をかけてくださっているところもあるので、各学校のほうで、そのつながりを大切にしながらやっていきたいという学校もございました。


◯総務課長(高松真也君)  私からは、校庭芝生の関係について御答弁をさせていただきます。学校間での情報交換、共有というところでございます。この芝生の維持管理につきましては、各校で地域の方々も含めて維持管理を担っていただいておりますが、その技術指導だったり、コーディネートということで、維持管理の業務は委託して行ってございます。その委託事業者は各校共通でございまして、その維持管理を行っております受託事業者の担当も通じまして、各校の取り組みの共有化については随時図らせていただいているところでございます。
 あと、校長会等もございますので、私どももよりよい活用の仕方、こんな活用の仕方もあるというようなことについて、より情報交換、共有について意を用いていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  出土品の保管の方法等について、どういうふうに取り扱っているかというような御質問をいただきました。基本的には、今まで遺跡調査会があった場所に収蔵庫がございまして、そこを新たにスポーツと文化部分室、埋蔵文化財収蔵庫と呼んで、そちらに保管をしております。また、これからもそこに保管していく予定でございますが、基本的に土器として成形できるものは成形する作業を行って、形として皆さんに見ていただけるような作業をいたしまして、また、断片でなかなか成形できないものにつきましては、コンテナに入れて保管するような形をとっております。
 以上でございます。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  アドベンチャーだっしゅ村について御質問をいただきましたので、お答えします。こちらの取り組みは、最近、子どもたち、なかなか体験することの少なくなった野外活動を体験するという貴重な機会であるというふうに思っています。それから、矢吹町への理解を深め、地域交流のきっかけづくりとなる、そういった取り組みでもございます。
 また、実施に当たりましては、おやじの会のOBの方々中心に、そのほか、さまざまな市民の方の御協力を得ての実施という形をとっておりまして、市民レベルでのまちづくり、地域の交流、まちの活性化というふうなことへの取り組みにもつながっているということで、こちらの取り組みにつきましては継続して実施していきたいと考えておりますし、今年度も実施をしたところでございます。
 以上です。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。ますますいい三鷹になるように努力していきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。


◯委員長(石井良司君)  次の質問者。


◯委員(白鳥 孝君)  よろしくお願いいたします。まず、決算概要の153ページ、教育支援の充実でございます。これ、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーとしての支援体制を強化するために、スクールカウンセラー、これ全員が、今度スクールソーシャルワーカーになったわけじゃないかと思うんですけれども、何人ぐらい、このスクールカウンセラーからソーシャルワーカーになったのか、ちょっと教えてください。
 これ、平成29年度も予算を組んであるんですけれども、この当該年度、それだけニーズがふえたのかなというふうに思うわけですけれども、内容は、どんなニーズだったんでしょうか。そのところを教えてください。ソーシャルワーカーがふえたからといって、急にニーズがふえたわけではないかと思うんですけども、悩み相談とか、いろいろな相談等々があるかと思うんですけども、どういうふうに。今までのスクールカウンセラーからソーシャルワーカーになったからって、ふえたという意味じゃないと思うんですけれども、だから、その辺のところの意味合いをちょっと教えていただければなというふうに思っております。
 次に、決算概要の154ページの言語能力向上拠点校事業の実施でございます。非常に都の支出金と決算がぴったり一緒で、よく合わせたなというふうに思うんですけれども──別に合わせたからいけないとかって言っている意味じゃないんですけども、これは、都の支出金で、都の委託なんですけれども、この学校でやったという選考基準というのがあったのかなと。また、学校も、いろいろな学校が我も我もという、自薦とか他薦みたいなことで委託金で何とかやろうという学校が各種あったのかどうか、その辺、ちょっとお聞きをします。
 今回、当該年度は、言語能力の向上──読む、聞く、書く、話すという向上のために使ったということでもございますけれども、これは五小でやったのかな、単発事業なのか、今後続けていかれるのかどうか。非常にいいと思うんですけれども、ぜひやっていただければなというふうには思っているんですけど、その辺、ちょっとお伺いします。それで、内容なんですけども、どのような内容で、評価はどうだったのか、お伺いをします。
 それから、決算概要155ページ、日本の伝統・文化教育の充実に向けた調査・研究。日本の伝統というといろいろとあるんですけども、私も盆踊りなんかは、今、子どもたちが太鼓をたたきたくて、いっぱいいるんですね。それで、本番にどういうふうに選んでいこうかという、非常に悩みがあって困っていることもいっぱいあります。何とか、皆さんにたたいていただきたいなというふうに思うんですけれども。日本の伝統文化を教えていくということも必要であるし、私の知り合いなんかも海外へ行って、日本の文化のことが話せない。また、おもしろい話、折り紙も折れないというような話はよく聞くことがあります。そういう意味では、教育が必要だなということもございます。先ほどもお話ししたんですけれども、これも単発事業か、継続はするのか、評価、効果はどうだったのかなということを、お伺いをします。
 次に、決算概要、同じ155ページの、みたか地域未来塾事業の実施でございます。これも継続事業なんでしょうか。ほかの学校、学園ではやっていないのかな。未来塾って、地域の元教員とか、OBとか、それから近隣の大学生が小学校の放課後に集まって教えているということでございます。ただ、管理運営はそこの学校の先生、教員がやっているかと思うんですけれども、そこに教員の負担というのはないんだろうかということがございます。今後の問題だろうけれども、地域の方々と、その大学生のコーディネートというか、仕組みづくりというのは、今後やっていかなければいけないのではないかなというふうに思います。その辺のところの評価、また効果はどういうふうに考えていらっしゃるのか、お尋ねをいたします。
 次に、さきの委員さんからも話があったんですけれども、同じ155ページの道徳教育推進拠点校事業の実施なんですけれども、これって、外部の講師によって、今回初めて東台小学校と五中で──これ、モデル校でやったのかどうかはわからないんですけど、多分モデル校でしょう。外部の先生、講師の方に模範授業と、それから教員に向けての御講演をいただいたということでもございますけれども、この外部の講師というか、先生は、選定というか、選考はどのようになさったか。
 いろいろな先生がいらっしゃると思うんですけども、枠にがちっとはまったことで、御講演やら、それから模範教室、授業をやるということなのか。それとも、いろいろな先生がいるんですけれども、その中で、もし単発でやるのでしたら、そこの先生に教わった、また模範授業をやったことで、がちっとこれからもずっと、これから平成30年度から小学校を始める、それから中学校では平成31年度から始めるということで、そこのところの評価の基準が、そこで教わってしまうとまずいものですから、その辺はちゃんと評価をし、また、それだけの効果を出しているのかどうか、その辺のところをお聞きをします。あと、いろいろと指導力の問題等々もあるんでしょうけども、とりあえず、それをお願いいたします。
 それから、決算概要161ページ、太陽光発電設備の設置によるエコスクール化の推進でございます。670万円ぐらいで、非常に安く済んだなというふうに思っております。東京都の再生可能エネルギー等導入推進基金、平成28年度に使ったかと思うんですけれども、これは、たしかこの年でもう終わりなんだと思うんですけれども、まだまだこれから設置する学校があろうかと思うんですけども、どうなのか、その辺をお聞きをし、避難場所としての観点からも、ぜひ今後もそういうのを設置してほしいなというふうに思うんですけれども、次年度のことを考え合わせて、いろいろとその辺、当該年度考えていただいたのかなと。
 そして、設置したところの子どもたちに太陽光発電に関しての学習の機会があったのかどうか。それから、太陽光発電だけでなくて、エコスクールということになれば、ビオトープとか、屋上緑化とか、いろいろとあるんですけれども、今後、そういった意味で考えていかなければいけないかなと思うんですけども、当該年度、そういうこともきちんと考えていったのかどうか、お尋ねをします。
 決算概要の161ページ、中学生の普通救命講習の実施、172万2,000円。これ、177万2,000円って、救命講習でこんなにかかるのかなというふうに思うんですけども、これは講習修了証代かなというふうに思うんですけど、でも、そんなにかかるのかな。これは、学校のカリキュラムの中に組み入れてやっているのかどうか。もしやっているとすると、それは強制的になるんですけれども、普通救命講習修了証というのは、これ学校外のことですので、住所氏名等、個人情報のことがあるので、その辺のことはきちんとなされているのかどうか、お伺いをします。
 決算概要164ページ、図書館サービス網の再編でございます。今、移動図書館車というのは、もう多摩ではなかなか見受けられなくなったんですけど、でも、まだ日野市、町田市、昭島市は運行しているみたいなので、三鷹はこれからまたやるということでもございます。その中で、お年寄りや幼児の方々に来ていただいて、見て、読んでいただくような、そういう意味で、お年寄り向けの、また小さなお子さん向けの工夫というか、来ていただいての工夫は考えていらっしゃるのか。特にお年寄りの方々は、出不精になってしまうものですから、なるたけ本でも読んでいただいて、少しでも認知症にならないような対策になるかなというふうに思うので、そういったサービス提供も考えていっているのかなというふうに思うんですけど、その辺のところをお聞きします。そして、場所ですね、ステーションの選定というか、選考はどのように考えていらっしゃるか、お願いします。
 あと、もう一点、最後に、実績報告書の190ページの事項5の通学路防犯設備関係費のことなんですけれども、この電気料7万9,605円というのは、防犯カメラの電気料なのか。保守点検の委託料っていうのは、毎年35万6,400円も防犯カメラに使うのかどうか。防犯カメラってそんなに保守点検しなければいけないのかなというのがちょっと不思議なんですけれども、お聞きをします。
 教育委員会だけ、電柱にすごい大きく防犯カメラ設置と書いてあるんですね。三鷹市教育委員会──教育長の名前は書いていないんですけども。多分、それは防犯カメラ設置という、予防のために大きく書いてあるのかなというふうに。教育委員会以外では小さく書いてあるんですけども、教育委員会だけはすごい大きな電柱に書いてあるものですから、あれはすごい効果があるなと思うんですけども、あそこまでする必要あるのかなとも思うんですけど、その辺のところは、どういう評価をしているのかなというところで、ちょっとお願いします。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  スクールソーシャルワーカーなんですが、平成20年度から始めまして、当初は総合教育相談室教育センター配置のものだったのですが、平成25年度からは、市が各小学校に配置しておりますスクールカウンセラーに、このスクールソーシャルワークの機能を持たせるという形でふやしてまいりました。そして、平成27年度は5人だったものが、平成28年度は7人にふえております。
 それで、相談の内容なのですが、スクールカウンセラーは、児童・生徒の相談そのものに対応いたしますが、スクールソーシャルワーカーは児童・生徒の背景である家庭の支援をいたします。例えばひとり親の方で、生活福祉ですとか、子ども政策部のさまざまな支援を受けたいけれども、うまくその手続ができない方に御案内をしたり、それから、保護者の方に精神疾患などがあるけれども、きちっと病院にかかれていない方につきましては、子ども家庭支援センターですとか、また生活福祉のケースワーカーなどと協力をしながら、その方を病院におつなぎする。そのような形で、家庭を安定させることによって、子どもたちの状況を安定させるという、そういう仕事をしております。
 以上です。


◯指導課長(松永 透君)  私のほうからは、言語能力向上拠点校、日本の伝統文化について、地域未来塾、道徳教育、そして普通救命講習という、ちょっと多岐にわたりますけれども、お話しさせていただきます。
 まず、最初に言語能力向上拠点校につきましてです。第五小学校がこちらを受けたわけですけれども、こちらについては、市内の学校に募集をしたところ、第五小学校が1校のみ手を挙げたということで、東京都のほうから、それで指定をされたということになります。内容的なことについて申し上げますと、先ほども出ていましたけれども、読む、聞く、書く、話すの4つの言語能力の向上を図るということで、外部人材を招いた授業研究や教員研修を行いながら進めてまいりました。アナウンサーに来ていただいて、美しい日本語をという形のことをしたり、あとは、図書館司書のほうで、どう読書活動を進めていくのか、みたいな形のことをさせてもらいました。
 残念ながら、昨年度限りということで一旦終わるわけですけれども、こちらにつきましては、校内研究の成果を生かして、さらに国語科の授業の研究の中で深めているところでございます。成果としましても、読書をしたいという子どもたちが7割超になってくるなど、成果は上がっているかなと考えています。
 続きまして、日本の伝統文化についてです。こちらは、第七小学校のほうで文部科学省の委託研究ということで、平成27年度、平成28年度、2カ年にわたって研究を進めてまいりました。都市型地域の学校における伝統・文化理解教育の授業研究ということで、さまざまな指導のプログラムについて開発を行わせていただいたところです。昨年度、平成28年度につきましては、昔遊びであるとか、能、狂言について、子どもたちが実際にプロの方から指導を受けながら、させてもらいました。
 研究ということで申し上げますと、例えば昔遊びということで言うと、けん玉、あやとり、折り紙等のことについて──これは低学年の子どもたちが学ぶわけですけれども、高学年の子どもたちは、国際基督教大学の外国人留学生に日本の文化を伝えるという、そういう活動としてさせていただきました。国の文部科学省のほうでも研究発表をさせていただいたんですけれども、京都、奈良や金沢といった地域がほかに受託していたわけですけれども、都市型で、こういう形でどこの地域でも汎用性のある研究プログラムが開発できたことはすばらしいということで、評価をいただいているところです。
 こちらも、2カ年の研究ということで、ここで一旦終わりになりますけれども、この後、また昔遊び等につきましては継続してやっていきたいというふうに聞いております。
 それから、地域未来塾についてですけれども、こちらは平成28年度に鷹南学園、それから、おおさわ学園の2つの学園で開始をした事業でございます。放課後等の教室のほうで、子どもたちがさまざまな学習習慣の定着、それから基礎学力を向上させるために、そこで学習をするというものでございます。もちろん、先ほどお話がありましたけれども、地域の方、それから、大学生等が指導していただいているわけですけれども、そのコーディネートに係る部分というのは、確かにおっしゃるとおり、今、恐らく各学校、副校長先生がコーディネートをしながら進めている現状がございます。これまでも、放課後の学習支援等でコミュニティ・スクールの関係での取り組みもあったわけでございますけれども、そちらとも相まいながら持続可能な仕組みになるようにということで、また進めていかなければならないなと考えているところです。
 なお、平成29年度からは、三鷹中央学園でも開始ということで、今3学園で実施ということで進めているところです。また、学習について、確かに学習の習慣が身についたというふうに聞いております。
 それから、道徳教育の関係ですけれども、外部講師の選定ということなんですけれども、こちらは東京都全体だったり、日本全体だったりで、さまざまな道徳教育を進めていらっしゃる方の研究者であったり、あるいは、東京都の道徳教育研究会等のメンバーの方々に来ていただきながら御指導をいただきました。
 選定に関しましては、どちらかというと、今までの教え込み型の道徳はいけないというような、そういうスタイルもございまして、子どもたち自身が考え、議論するといったところに特化していくので、どちらかというと型にはまるということには余りならないのかなというふうに考えているところです。
 それから、最後になりましたけれども、普通救命講習についてです。こちらは、中学生がさまざまな形でこういう救命的なことにかかわれるようにしていきたいということで、数年前から、今まで3年生対象だったものを、中学1年生と3年生を対象に進めているので、そういう意味では、三鷹の中学生の3分の2の子どもたちが、こちら、年間でやっているということになりますので、額としてもすごく多くなってくるのかなというふうに思っています。3年生でやっていたものを1年生にということで、この2カ年間は二学年分ということで進めてまいりましたので、今後は中学校1年生が在学中に学び、そして活用できるようにしたいということです。
 もう一つ、個人情報についてなんですけれども、住所とか、氏名とか、年齢とか、生年月日等を書いたものを提出するわけですけれども、学校から直接出すのではなく、参加した子どもたちが自分で記入したものを提出して、それで認定証としていただいているというふうになっております。
 以上です。


◯総務課長(高松真也君)  私からは、太陽光発電設備の整備について御答弁をさせていただきます。また今回、当該決算年度、三中、南浦小という2校について整備をさせていただきましたけれども、今回の設置校2校の選定に当たりましては、この設備を設置します校舎の耐震性、また適法性はもとより、設置可能なスペースが確保されているということを条件としておりまして、その条件を満たすのがこの2校だったということでございますので、今回の枠組みでの整備というのは、現時点では予定がない状況でございます。
 ですけれども、三鷹市におけますエコスクールの取り組みとしましては、国のモデル事業という中で、東台小学校、また第三小学校の建てかえにあわせまして、太陽光発電設備、モニター等の設置ですとか、ビオトープの整備なども実施をしておりまして、環境負荷低減、環境学習への活用も図っているところでございます。ほかにも、モデル事業以外でも、2つの小学校で太陽光発電装置を設置をしておりますのと、また、さきにも御質問いただきました校庭の芝生化事業も、エコスクールの中の取り組みの1つというふうに考えているところでございます。
 子どもたちへの環境教育への活用というところでございますけれども、今回の整備でも発電量のモニターの整備をさせていただいておりますので、子どもたちが発電の状況を日常的に目にすることができます。太陽光発電によりまして、どのような環境負荷の低減が図られているかということを知ることができるとともに、環境問題に対する興味を深めることにもつながっているものと考えてございます。これまでの設置校でも、理科の授業で太陽光発電の仕組みなどについて学ぶ機会に、このモニターは有効活用されているというお話もお聞きしておりますので、今後もさらに積極的な活用のほうを促進してまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  移動図書館について、御質問をいただきました。今、東京都内では、日野市、町田市、昭島市、東大和市、そして三鷹市、5市で移動図書館を運行しておりますが、手厚いサービスを実施をしているのは、日野市、町田市、三鷹市の3市となってございます。ほかの2市は、限られた日数とステーションだけの巡回となっておりますが、その中で、平成28年度、移動図書館の更新に向けた取り組みとして、利用実績について統計をとり、分析を行ったところ、質問委員からも御指摘がありました、高齢者、小さなお子様、保護者の利用が9割を超えている現状となってございます。その中で、移動図書館ですので、一応全ての分類の本は積載はするんですが、やはり利用者に則した形での本の積載ということで、高齢者向け、また保護者、小さなお子様向けの本を中心に積載をしております。また、ステーションごとに積載する内容を変更して運行をしているところでございます。
 移動図書館のステーションの選定でございますが、まずは、下連雀図書館の閉館後の図書館サービスの拠点の選定を第一にしておりました。その後、利用の実績から、高齢者、保護者、小さなお子様が集う場所を拠点とした形での選定を行ったところでございます。当然、市立図書館の配置もございますので、重複しないような形で、きめ細やかなサービスを届けられるようにということで選定をしたところでございます。
 以上でございます。


◯学務課長(桑名 茂君)  防犯カメラの維持費の御質問でございます。防犯カメラは、24時間作動しております。画像のデータを7日間、記録をして順次上書きしていくという形で稼働をずっと続けておりますので、維持費につきましては、電気料で大体1年で3,400円、電柱に乗せた場合に共架料が1,300円程度。あと、保守点検委託料についても1万5,000円から2万円程度というところで、年間1台当たり大体2万円から2万数千円を維持管理費として見込んで、実績として出ております。
 それから、表示についてですけども、この防犯カメラ作動中、三鷹市教育委員会という表示は、これは、市の条例で防犯カメラの撮影対象区域の見やすい場所に、防犯カメラ作動中などの表示を設置するというふうな形で決まっておりまして、条例に基づいて小・中学校の基準についても同様の定めをして表示をしているところでございます。


◯委員(白鳥 孝君)  忘れないうちに。今、表示がでかいというあれがあったんですけど、あれ、本当に大きいんですね。1メートル以上あるのかな。すごい大きいので、最初、見たときびっくりしたんですけども、いたずらかなと思ったんですけど、そのぐらい大きいです。
 今、数字のこともわかりました。1台2万数千円もかかるって、そんなにかかるのかなというふうに思うんですけども、そういうふうにお聞きして、わかりました。今後も、大きな看板でやっていくつもりでいるんですかね。それは、またいろいろな考え方があるかと思います。お任せいたします。
 移動図書館車なんですけれども、サービス提供、いろいろとあるかとは思うんですけども、お年寄りや小さな子どもたちで9割もいらっしゃるというんですよね。まさか、おやつを出したり、ミルクを出したりとか、また、お年寄りの方に何か出すというわけにも、そんなサービスはできないわけですけど、ただ、せめて椅子とかね、そういうのは立ち読みだけじゃなくて、また、家に持って帰って読むという。そこで、読むときに、何かそういう物が──テーブルまではどうだかわからないけども、椅子ぐらいは用意できないのかなということが言えるかと思うんですけども、その辺のところはどうなんでしょう。もう一回、済みません。
 あと、太陽光発電なんですけども、子どもたちにもそういった学習の機会を与えていただいているということでもございます。設置可能な学校でやったということで、今後も耐震をやっていたからできるというほどの学校もないかなというふうに思うんですけども、あれば、ぜひやっていただければなと。設置して、余り金額のことを聞きたくないんですけど、ああいうのって、どのぐらいの電気代が。もうかると言ったらいけないのかな、そんなところで、例えば1校どのくらいの電気代が入ってくるのかなというふうに、ちょっと教えていただければなというふうに思っております。
 あと、みたか地域未来塾なんですけども、支援していただける大学の人たちが──ちょうど子どもたちの放課後というと、大学も授業をしている最中なので、なかなか確保が難しいかと思うんですけれども、その辺の確保はどういうふうにやっていらっしゃるのか、ちょっと教えていただければなというふうに思っております。
 あと、ソーシャルワーカーのことなんですけれども、家庭支援ということで、5人から7人になったということでもございます。じゃあ、お二人ふえたからって、ニーズがそれだけふえたというわけでもなく、ただ、たまたま5人が2人になって、2人ふえたから、そのニーズがふえたということでいいのかしら、どうなの。その辺のところ、ちょっともう一回、お願いしておきます。
 以上、お願いします。


◯市長(清原慶子さん)  太陽光発電のことでございますが、この設置につきましては、教育委員会、また都市整備部の公共施設課のほうで、丁寧にその重さに耐えられるかどうかということ等を調べるとともに、一定のコストがかかる取り組みですが、子どもたちに環境教育の意義があるというようなことを重んじて取りつけたところでございます。したがいまして、電気量の削減とか、そういうことに大幅に貢献するというよりは、幅広い環境教育の一環の中で、市長部局も協力をしながら、象徴的な学校施設に可能な限り設置するチャンスを生かしたということです。
 それから、スクールソーシャルワーカーのことについては、本当に教育委員会に感謝しています。と申しますのは、かねてより、私の前の市長さんがスクールカウンセラーを各学校に配置しておいてくださって、教員だけでは担えない相談事、あるいは教員だからこそ聞いてもらいたくない内容について、聞く、その扉をあけておいてくださいました。
 その後、教育支援であるとか、あるいは、さまざまな教育課題がある中、スクールカウンセラーの皆さんに、スクールソーシャルワーカーのモデル事業を踏まえて、資格を取っていただくということで、メンバーがふえたわけでございます。スクールカウンセラーでもあるし、三鷹市の福祉部門とつなぐことができる社会福祉、あるいは関係団体の知見のある職員が相談に乗ってくれていると。そのことによって、子どもの貧困でありますとか、障がいでありますとか、そういう課題解決に大いに貢献していただいているということで、ますます連携を強めていきたいと考えております。


◯教育長(高部明夫君)  スクールソーシャルワーカーの実績で補足いたしますと、体制を強化することによって、実際の相談件数、先ほど市長がおっしゃった、いろいろな家庭の問題とか、貧困も含めてですけれども、前年度が224件だったのが、384件ということで、1.7倍のそういったニーズにお応えすることができたということで、やっぱり学校の中だけでは解決できないような問題が家庭の複雑化、多様化によってありますので、こういった機能を強化していきたいというふうに考えております。
 それから、エコスクールは、先ほど市長がお答えしたように、そういう経過の中で設置箇所を決めたわけですけれども、実際の効果としましてでも、日常の中でもそういった発電の電力を使うことができます。大まかにコストを計算しますと、やっぱり12%ぐらいは削減できるだろうという試算もしていますので、そういった設置した学校については、効果的、有効に使っていきたいというふうに考えております。
 それから、みたか地域未来塾の人選の部分ですけれども、これはコミュニティ・スクールの中でも、学習支援、学校の授業補助でさまざまかかわっていただいた実績のある方もいますし、一方で、学生ボランティアということで、延べで600回ほど年間活用している、そういう実績もございますので、そういった中で、この地域未来塾というスキームができたときに、さらにかかわっていただける方で、そういった実績も踏まえながら人選してきましたので、今後もそういったことが地域学校協働活動の1つとして、持続可能なシステムになるように、教育委員会も一層の工夫をしていきたいというふうに考えております。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  移動図書館の運用についてですが、今、広場とか公園が主なステーションとなってございますので、その施設内の中にある椅子とかベンチを使っていただいている現状がございますが、ただ、移動図書館の近くに椅子があれば、より利用しやすいというようなお声があれば、簡易なものですが、運んで持って行くことができるかなと思っております。
 また、2つのステーションですが、ボランティアの方がブックカフェを開催をしていただいて、そこで本を通じた交流等も進めておりますので、こういう連携を引き続き続けていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございました。スクールソーシャルワーカーは社会福祉士なんですね。大変な人たちにまたお世話になります。どうぞ、よろしくお願いして終わります。


◯委員長(石井良司君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了いたします。
 本委員会の審査要領におきましては、会議は原則午後5時までとなっておりますけれども、きょうの日程が終わるまで、しばらくの間、延長したいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認させていただきます。
 それでは、10分ほど休憩します。
                  午後4時39分 休憩



                  午後4時49分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次に、公明党。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、基本的な考え方でございます。ちょっとお伺いさせていただければと思います。9月1日に、毎年多くのメディアを通じて新学期初日に多く発生する子どもの自殺防止を呼びかける報道を目にします。本市においては、小・中一貫教育において不登校が少ない実態がございますが、こうした節目における三鷹市の小・中学校の体制や取り組みについて、まずお聞きしたいと思います。また、実際に当該年度、決算年度、9月1日に欠席をしたお子様の小・中学校の人数を教えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、183ページ、事項2.職員研修関係費についてお聞きいたします。主に教員のスキルアップに資する内容であるかと思います。さまざまな児童・生徒の多様な生活環境があり、家族の病気等への配慮などの必要性から、がん教育や過去の注射の使い回しによる人権教育としての肝炎等、正しい知識や健康に特化した教員研修について、どのように推進されておられるのか、お聞きいたします。また、近年、ピアスやタトゥーを起因とされる肝炎が若い世代に増加しつつあると指摘されております。感染症教育としては、保健体育では性病がメーンであり、こうした啓発の必要性も指摘されておりますが、まず、教員としての保健衛生の知識としての研修は、どのように検討されたか、お聞きいたします。
 続きまして、185ページ、事項11.コミュニティ・スクール及び学校運営協議会関係費についてお聞きいたします。決算年度の学校支援ボランティアの登録者数が、平成27年度比で84人増の2,855人、参加者数は平成27年度比で3,527人増の2万350人と、大幅にふえております。年々、PTA等の人材の確保が困難になる中、これだけの保護者が学校支援にかかわっているということはすばらしいことだと思いますが、当該年度の工夫と人材確保につながる取り組みをどのようにされたのか、教えてください。お願いいたします。
 続きまして、188ページの第5目 私立学校等振興費についてお聞きいたします。新制度における給付費請求の手続は極めて煩雑で、各市区に個別に請求業務を行い、さらには請求書式が市区により異なることから、事務量が大変ということでの請求書類の共通化ということで、自治体間をまたがる共通化が課題であり、国も改善の意向を示しているということでした。少しでも負担が軽減されるように、どのような改善、調整を図られたのか、伺います。
 また、私立幼稚園の障がいのあるお子様の受け入れについて、私立幼稚園協会を通じた補助金等の体制拡充の取り組みはどのように進められたのか、伺います。
 続きまして、国や都の助成がありますが、保育所の保育士確保は大変です。しかし、それ以上に、幼稚園は教諭や保育士採用に関する補助制度がなく、保育士よりも大変であるということであります。決算年度の雇用情勢はどのように捉え、人員の確保、方策についてどのような協議があったのか伺います。
 続きまして、190ページの事項6.特別支援教室設置関係費についてお聞きいたします。当該年度、東京都の特別支援教室の導入ガイドラインに基づいて、小学校9校での開始に向け、校内通級教室プロジェクト・チーム等で検討を重ねてこられ、施設整備をされておられますが、生徒数が年々ふえ、空き教室も少なくなる中、教室の確保、また通常級を抜けて校内通級に通うことへの不安と、さまざまなお声があったかと思います。校内通級教室を設置することへの保護者等への周知はどのようにされたのかお聞きいたします。
 続きまして、190ページ、194ページにございます、通学路防犯設備関係費についてお聞きいたします。各校、防犯カメラ設置に向けての取り組みをされているところでございますが、それに関係して、また夏休み等を利用しての通学路の防犯、危険箇所のチェックを児童・生徒とともに行っていることと思いますけれども、今回、そのパトロールの結果を踏まえた上で、防犯カメラの設置の変更等、また5台ではなく、その増設の検討等は当該年度されたのか、お聞きしたいと思います。
 204ページ、事項12.東京2020オリンピック・パラリンピック推進事業費についてお聞きいたします。今回は、三鷹市出身のパラリンピアンの講演・講義、また実践を拝見する機会を持たれたということでございますが、このオリンピック・パラリンピック教育に関しましては、まず五輪精神を学び、また、障がい者についても理解を深めるためのオリンピック・パラリンピック教育であると伺っているところでございます。本市において、パラリンピアンを具体的に講師として招く等の計画は当該年度されたのか。やはり、パラリンピアンと触れることによって、子どもたちの障がいに対する理解が進むかと思いますが、どのように検討を進められたのか、お聞きしたいと思います。
 続きまして、決算概要の152ページの2でございます。学校での市内産野菜の活用についてお聞きいたします。学校給食における市内産野菜活用推進連絡協議会において、さきの委員も質問されておりましたけれども、さまざまな市内産野菜導入に向けての検討をされているかと思います。また、各種課題も今回抽出がされたかと思いますが、具体的に市内産野菜を活用するためのその課題に向けて、どのような検討、またどのような取り組みをされていくか、この協議会において話し合いをされたのか、お聞きしたいと思います。
 また、決算年度11月には三鷹産野菜カレーの日を実施されました。2回目の実施かと思いますが、この野菜に関しましてはJA東京むさし様から提供を受け、おいしいカレーをつくって、教育長以下、子どもたちと一緒にカレーを食べられたということを伺っておりますけれども、やはり子どもたちから感想を聞きますと、僕たち、私たちが住んでいる三鷹でこんなにおいしい野菜がつくられているというのは食べて初めてわかったとか、非常に前向きな子どもたちの感想を聞くことができました。その上で、やはり三鷹産野菜カレーの日の事業継続についてどのように検討されたのか。また、過去2回ともJA東京むさし様から御提供いただいた野菜でございますが、今後、市独自で購入をした上で、このカレーの日の実施をするべきだと感じますが、その辺に関しましてどのような検討をされたのか、お聞きしたいと思います。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯指導課長(松永 透君)  まず、1点目、自殺防止の取り組みについてということですけれども、9月1日、ことしは特に昨年以上にすごく報道がなされたかなというふうに思っております。決算年度においての取り組みといたしましては、8月中に校長会がございますので、その校長会の中で気になる児童・生徒の動向につきましては、各学校担任を通じてきちっと把握をした上で、心配な子については面談をしたりとか、学校に来させて会った上で、来させるなどの対応をとらせていただいたところです。9月1日の欠席者の数なんですけれども、ちょっと今、手元に数字がございません。後ほど、またお知らせさせていただければと思います。
 教員研修についてです。特に感染症系の部分について取り組みはどうかということだったんですけれども、いわゆるがん教育とか肝炎等についての特別な形での研修というのは、今のところ実施はしておりません。ただ、保健主任研修等の中でさまざまな情報交換等をしていく中で、こういった件についても情報交換していきながら、学校の中でどう扱えるのかといったことについては研究をしているところです。なお、保健体育科の教員等につきましては、保健の授業の中でこういったことについては、当然指導しているところです。
 オリンピック・パラリンピック教育についてです。パラリンピアンの招聘等についてといったところなんですけれども、パラリンピアンという、いわゆる大会に出た人ということだけではなくて、視覚障がいのある方々の光バンド、光による演奏という形の演奏会であるとか、あるいは、ブラインドサッカーの日本代表の選手と国際審判員の方に来ていただいて、子どもたちがそういう競技について実際にやってみるという、そういう取り組みをさせていただいたところです。
 以上です。


◯教育施策担当課長(木下英典君)  ボランティアの大幅な増加、その人材確保の工夫ということで質問をいただきました。まず大きなことは、コミュニティ・スクールの取り組みについて、積極的にいろいろなところで広報活動をしているというところが大きなところかと思います。これは、コミュニティ・スクールだより、あるいは、市のほうも市の広報にそういうような内容を載せながら、CS委員会の活動について、いろいろなところで広報活動を積極的に行っているところでございます。
 また、確保につきましても、CS委員さんの御尽力、あるいはPTAの皆さんの御尽力もございますし、また、教育委員会としてもネット大と連携して学校支援者養成講座等を開催しているというようなことでございます。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  校内通級教室の周知についての御質問をいただきました。こちらにつきましては、保護者については2つに分けました。1つは、前年度に既に通級をしているお子さんの保護者の方、これは今まで御自分がお子さんを連れて通っていたものが、今度は学校にお母さん、お父さんが行かなくても、学校の中で指導してくれるということになりますので、そこの違いを通級の担任を通じて一つ一つ丁寧に、ここはお話をさせていただきました。
 それから、今度は全児童の保護者への周知なんですけれども、平成28年度末から、これは学校の校長先生からお話をしていただくという形にしておりまして、平成29年にパンフレットを全保護者に配る。そして平成29年度、今年度ですけれども、4月早々に全保護者の方にパンフレットを配り、また、4月の保護者会では全校長が15校全部で全校の保護者の方にお話をするという、そういうことをいたしました。
 また、学校の教員たちが、それぞれの学校で質問を受けたときにきちんと答えられるよう、学校の教員への研修も充実させましたし、それから、平成27年度末から、それぞれのコミュニティ・スクール委員会に出向きまして、全コミュニティ・スクールでお話をさせていただいております。
 以上でございます。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  私立幼稚園について何点か御質問をいただきました。まずは1点目、給付費の事務手続の件ですけれども、各園から給付費の事務手続の煩雑さという声をかなり聞いておりまして、この点については、うちの育成課の職員が各園に丁寧に説明をしまして、事務的に簡素化できる部分については簡素化する工夫なども行って、なるべく煩雑さを省くようなことをやっております。様式の統一化については、各市またがる問題ではありますので、26市の担当課長会等もありますので、その辺は情報共有化を図っていきたいなと考えております。
 それから、幼稚園の障がい児の関係ですね。障がい児がおりますと、人もつけなければならない、非常に配慮が要るということで、かなり各園苦労しているところですけれども、当該年度におきましては、市内16園で55人の障がい児の方を預かっているということで、市としては障がい児の人数に応じて補助金の金額を設定しておりますので、そういったことでの支援をさせていただいているところでございます。
 それから、もう一点です。幼稚園の人材確保のための補助金ということですけれども、幼稚園におきましては、市内で新しく新設する幼稚園という動きもありませんし、また、資格としても幼稚園教諭ということで、現在は人材確保のための市の独自の補助金はありませんが、今、国のほうからも長時間預かり事業の実施とか、また、2歳児の受け入れなど、特に幼稚園における待機児童の受け入れなども要請されてきておりますので、こうした部分が広がってきますと、保育人材の確保といった課題も広がってくるかと思いますので、国の動向等をこれからしっかりと注視していきたいなと考えております。


◯学務課長(桑名 茂君)  まず、防犯カメラの設置の変更の件ですけども、こちらは、地域のほうで、こちらよりももっと効果のある場所があるというようなことがあれば、そこは設置場所の変更については柔軟に対応していきたいというふうに考えております。
 増設の件ですけれども、こちらは平成30年度までの計画で、東京都の補助事業を活用して、上限が5台というふうに制限をされております。ですので、今の段階で増設等について直接検討したことはございませんが、まずは小学校15校の通学路に平成30年度までに計画的な設置を進めていきたいというふうに考えております。
 それから、学校給食の市内産野菜の使用率向上に向けた具体的な検討についてでございますけども、御意見を伺う中で、やはり協力農家さんの負担にならないように、集約であるとか、配送システムであるとか、そういった供給システムを構築できないかというようなところを検討させていただいております。具体的に、何かうまく進めていくためにどういうふうな形ができるかというようなところで、当該年度の検討を進めておりました。
 また、カレーの日についてですが、こちらにつきましては、昨年の11月、JAさんのほうの協力を得まして実施をさせていただきました。私も子どもたちと一緒にカレーを食べて、声を聞いてきたところでございますけども、本当に野菜が大好きというふうに、中には、嫌いだったけども、食べられるようになったというような意見も伺っております。こちらについては、大変好評だったということで、JAさんのほうも、ことしもまたやりたいというようなところで、これはJAさんのほうとも協議をしまして、単年度の開催にとどめず、継続した形で進めていこうというふうなところです。この6月に実施した部分については、中学校まで拡大をしていくところで、費用負担についても、今後は協議をしながら進めていきたいというふうに考えております。


◯スポーツ推進課長(室谷浩一君)  パラリンピック種目の推進事業についての取り組み、先ほど指導課長のほうから学校教育の中での取り組みのお答えがありましたけれども、我々、市民スポーツ活動の中では、当該年度におきましては、やはりパラスポーツの普及、理解、体験、そういったことに重点におきまして、ボッチャの出前教室、またはスポーツフェスティバルのパラ種目の体験コーナー、そういったことを重点的に取り組みまして、パラリンピアンの招聘は行っておりませんが、こちら、ちょっと款は異なるんですが、昨年の12月、障がい者支援課のほうと連携いたしまして、車椅子バスケットのパラリンピアンの京谷選手を、第一体育館を会場にしてお迎えして、講演会と触れ合いのそういったイベントを行っております。今後におきましては、より一層パラ種目の普及、啓発、そしてパラリンピアンの招聘につきましても前向きに取り組んでいく考えでございます。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。済みません、1点ちょっと、質問を1カ所忘れまして。195ページの事項3でございます。自然教室等関係費の中で借り上げバスによる移動がございますが、出発時や、また帰ってきたときにバスの駐車スペースがないエリアが多いとお声を聞いたことがございます。都道による歩道の拡充や自転車道の設置が進んでしまって、今までとめられていたのに、とめられずにいる。地域交通への渋滞回避等の工夫が必要と考えられますが、警察との連携等の対応についてどのように検討されたのか。具体的には、七小の周りとか。今回、自然教室で捉えさせていただきましたが、バスを使う機会が各学校現場においてさまざまあるかと思うんですが、同様に今のような課題にどのような対応されたのか、1点、先にお聞きしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  先ほどの七小の件については、私のほうも聞いているところでございます。確かに広く大型バスがとめられるところという、そういう恵まれた環境のところというのは、本当に市内でも数校しかございません。そういった意味では、大勢の子どもたちが乗車、下車するといったときに時間もかかりますし、なかなか厳しい部分があります。まだ今のところ、警察とその辺で規制させてくださいとかっていう形のことについては余り取り組みはしておりませんが、今後、学校とも相談しながら、何らかの形でできるようにしていきたいと思っております。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。やはり今、課長がおっしゃったとおり、子どもたちが安全安心に乗降できるような環境って、非常にだんだんととりづらくなってまいりましたが、それもしっかりとまた警察と連携をとっていただいて、場所の確保等取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 済みません、再質問でございますが、まず、校内通級特別教室の設置でございます。御丁寧な答弁、ありがとうございました。今御答弁いただいたとおり、やはり一番大事なところの保護者の御理解、やはり大事な観点でございます。今までの環境が変わった保護者もそうでございますし、また、新しく受けとめる保護者のほうもございますが、それぞれの御不安があるかと思うんですが、どのようなお声があったのか。説明会の中で、御不安の声等があったならば、ちょっとお聞かせいただければと思います。
 また、質問の中でも入れさせていただきました、実際に教室の確保で御苦労された点等があれば、御答弁いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  今まで通級していた保護者の方は、やはり自分の学校で教室を抜けて行くということに対する不安はもちろんございました。けれども、そこは丁寧に通級の先生が話をしてくださることによって、また、担任の先生が明るく送り出してくださる。また、子どもたちが明るく迎える。または、そっと休み時間に抜ける方法を選ぶ方もいらっしゃいましたけれども、一つ一つ解決していったように思います。
 それから、教室の確保なのですが、計画を立てるそのときには空き教室はなくても、物を片づけたり、それからシェアをしたり、工夫をすると、空き教室は生まれます。そのような中でつくっていただいた学校もございます。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。さまざまな御苦労をされております。まだスタートでございますので、まだまださまざまな御不安のある保護者の方もいらっしゃると思いますが、現場として丁寧な対応をしていただければと望むところでございます。
 また、職員研修のほうでございます。例として挙げさせていただきました肝炎の研修でございますが、児童・生徒に対する研修というよりも、やはり教員の皆様に御理解いただくということで、例えば肝炎患者の方で、今本当にさまざま御病気と闘っていらっしゃる方から直接お話を聞くとか、また、その方からも御提案いただいたんですが、先ほど言った、本来の皆様、注射針の使い回しでなってしまったというんですが、今、実は若い方たちがピアスとかタトゥーの針の使い回しによって、若年層の中の肝炎が徐々に徐々に広まりつつあるというお話を聞いているところでございますので。やはり、ファッションでどうしてもピアスをあけてしまったりとか、タトゥーを入れてしまったりということで、中学生とかではなくても、やはり、ここから高校生とかになっているときにある可能性が考えられますので、ぜひともこの教員の皆様に対する研修、前向きに検討していただきたいなと望むところでございますし、また、さらなる検討をお願いしたいところでございます。
 済みません。防犯カメラでございます。例えば、設置によりまして具体的に録画を見直したという事例は当該年度あったでしょうか。例えば事件性のもの、不審者等の発見によって、見直したとかありますでしょうか。済みません。


◯学務課長(桑名 茂君)  そういうことはありません。ただ、捜査協力で提供したことはございます。


◯委員(赤松大一君)  はい、わかりました。ありがとうございました。終わります。


◯委員長(石井良司君)  以上で公明党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、民進党。


◯委員(石原 恒君)  きょうは最初と最後の質問になりますけど、どうぞよろしくお願いいたします。まず、実績報告書186ページ、事項13.総合教育相談室事業費です。安定した家庭生活を送ることが難しい御家庭や、不登校、子どもの貧困対策を含めた家庭支援を含め、スクールソーシャルワーカーへの需要が高まっています。実績報告書を見ますと、このスクールカウンセラーの報酬、これ4人というふうに書いておりますが、先ほどの御説明だと7人ということでありますが、この関係についてお尋ねいたします。そして、文部科学省からは、スクールソーシャルワーカーは社会福祉士、または精神保健福祉士の有資格者が適当であるという報告が出されていますが、どちらかの資格をお持ちの方でしょうか、お尋ねします。
 実績報告書193ページ、事項3.三鷹の森学園高山小学校時限付き新校舎整備事業費です。高山小学校は、7月21日から2月24日にかけて2階建て、普通教室8教室等が入る時限つき新校舎を整備しました。高山小学校は、平成26年度が18学級、平成27年度が19学級、平成28年度が22学級と、年を追うごとに教室がふえてきました。これは、ここ3年、高山小学校区内に100戸を超える大規模マンション、そして中規模のマンションが建設されたからであります。今後、下連雀五丁目第二地区地区計画のA地区に680戸のファミリータイプのマンションが開発されると聞いておりますので、さらなる不安と課題を抱えているところでございます。
 さて、校舎建設について、説明会を一昨年2回開催し、昨年、設計案説明会を3月5日と、工事説明会を7月3日に開催し、丁寧に説明を行っていただきました。その内容については、三鷹市のホームページに資料と質疑応答の内容まで掲載し、出席できなかった方にも配慮がなされています。昨年、6月議会の三鷹市立高山小学校時限つき新校舎整備工事請負契約の締結の議案に対する質疑と応答で一定の理解はしましたが、多くの方が時限つき校舎という言葉に疑問を持たれていると思います。実際、昨年の説明会に参加された方も、使う子どもにとっては6年間過ごす校舎ですと。時限つきという言葉ではなく、名称を工夫していただきたいと思いますとの要望もありました。まだ解体する時期も、予定も決まっていないのに、時限つき校舎と使い続けるのでしょうか。当該年度、検討したことについてお答えください。
 また、校庭のトラックについてお尋ねします。今回、トラックについては最大限大きくとれるよう、配置を南東、北西の方向に変えました。これによって、トラックは100メートル、また直線コースは50メートルのコースが辛うじて確保できるようになりました。しかし、運動会を行うにはスペースが物足りないように感じております。通常の体育の授業であれば仕方ないにしても、運動会だけは、隣にある第三中学校を使用するということは検討されなかったのでしょうか、お尋ねします。
 実績報告書199ページ、事項8.地域子どもクラブ事業費。地域子どもクラブは、児童の放課後の居場所づくりとして全小学校において活動してくださっています。また、学童保育所との連携事業を拡充することや夏休み期間中に試行的に活動を行うなど、さらなる内容の充実を図っていただいています。現在、年少人口も増加しており、学童保育所の待機児童だけでなく、学童保育所入所要件を満たすことができず、居場所が必要な児童もふえていると考えており、地域子どもクラブのニーズはますます高まっていると思います。地域子どもクラブにかかわってくださっている保護者の方々の人数などの体制は強化されているのでしょうか。実態把握は小まめにされているのでしょうか。当該年度、取り組んだことについてお尋ねいたします。
 実績報告書の203ページ、事項12.コミュニティ・センター図書室連携事業費について、お尋ねします。三鷹市立図書館は、本館と4つの分館に約80万冊の蔵書があります。それぞれが図書館ネットワークで接続され、どの館からも別の館に所蔵している図書を取り寄せて利用することができます。そして、昨年7月からは井の頭コミュニティ・センター本館2階の図書室が図書館ネットワークでつながり、市立図書館の図書を三鷹図書館にいるような感覚で、資料の検索、貸し出し、返却ができるようになりました。また、市立図書館側からも、井の頭コミュニティ・センターの図書室の図書も貸し出し、返却できるようになり、相互利用となりました。
 しかし、残念なことに、井の頭コミュニティ・センターには閉館中の回収ボックスがありません。せっかくここまで利便性を上げたのにという思いをされている方も多いと思います。ここで質問です。井の頭コミュニティ・センター閉館中の回収ボックスを設置しないのはどういった理由からでしょうか。当該年度における住民協議会との協議の内容についても、御説明ください。
 これは、ページがありませんので、ちょっとお尋ねしますが、夏季休業中の学校閉庁日についてお尋ねします。全国の小・中学校において学校閉庁日を設けるところがふえています。その目的は、夏の省エネルギー対策を行うとともに、教職員の心身のリフレッシュと休暇取得の促進を図るためであります。特にお盆期間中は業務の少ない状態ですので、無駄なエネルギー消費を抑え、省資源、省エネルギーを推進するものであり、また、休暇取得を推進し、健康の増進を図るとともに、教職員が地域活動や社会貢献活動に参画しやすい体制を整えることが重要であります。学校ごとになるとは思いますが、当該年度どのような検討を行ったのか、また、実施するための課題があれば、教育長にぜひお願いしたいと思います。
 実績報告書206ページ、事項8.井口特設グラウンド等運営費についてお尋ねします。大沢グラウンドが、東京都による大沢野川調整池の工事の影響で、おおむね平成33年まで使用できないため、スポーツ活動の場を確保する観点から、第4次三鷹市基本計画(第1次改定)を行う中で、井口特設グラウンドの売却時期を平成33年に延期をしました。この延期したことについて、御利用者、周辺の住民からどういった御意見をいただいているのか、当該年度、伺ったことについてお尋ねします。よろしくお願いいたします。


◯教育長(高部明夫君)  2点、お答えいたします。まず、高山小の時限つき新校舎の名称ということでございますけれども、今、三鷹の中での普通教室問題、児童・生徒数が増加している課題というのは、かつての人口急増期と色合いが違っていまして、非常に地域による増減の差が大きいということと、それがいずれ高山小学校においても、平成35年度をピークにやはり減っていくということが見込まれるわけです。ですから、あくまでも校舎といっても、全く今までのような校舎を建て増しするとか、新校舎という意味ではなくて、そういう意味での、あくまで少子化を見込んだ時限的なものですよということです。
 ただ、校舎の耐震性はこれまでの公共施設以上に確保したわけですので、安心してしっかり使えるということで、これまでもそういった説明をしてきました。学校の中でも、あえて──時限つきというのは公の名称ですけれども、新校舎、新校舎というふうに言われていますので、ぜひ、そこら辺の安心感については説明を継続していきたいというふうに思っています。
 それから、学校閉庁日の件でございます。これは今、教員の働き方改革の中でも1つのこの有効な手だてということで検討しておりますし、今年度は2校で実際それを行っているところでございます。休暇の取得も含めて行っていきたいと思いますけど、課題は、1つは、やはり学校を閉じるということですので、やっぱり保護者や地域の方の御理解をいただいて、夏休み中は学校は閉じるということを周知しなきゃいけないということと、年次休暇の自由取得の例外に当たりますので、そういう意味では、やっぱり学校の教職員と十分な連携、調整・協議をしながらこれを進めていくということで、1つの重要な方策として位置づけて──今プロジェクトチームを立ち上げていますから、その中でもどんな形で拡大できるか検討していきたいというふうに思っています。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  済みません、実績報告書の186ページのスクールカウンセラーが、これは4人と書いてございますが、この実績報告書は実際の予算実績でございまして、この4人というのは、1人の人が週4日勤務したことを前提に数えております。先ほど私が申し上げた7人というのは、教育相談員としてスクールソーシャルワークをしている者が2名、それからスクールカウンセラーの、何というんでしょう、頭数というんでしょうか、その人物の数が5人という、そういうことでございます。
 それから、社会福祉士なんですけれども、募集の要項には、三鷹市の場合には、教育相談員とかスクールカウンセラーとして募集しますので、臨床心理士または社会福祉士の資格を持っている人ということで募集をしておりますが、結果、面接等通じまして最終的に採用した方の中で、社会福祉士の資格だけという方は今はいらっしゃいません。けれども、臨床心理士等の心理の資格を持っている方が多いので、研修をしながら、また社会福祉士を取得途中という方がいらっしゃいます。
 以上です。


◯総務課長(高松真也君)  私からは、高山小学校の新校舎の整備にかかわりまして、運動会での工夫と三中での開催の検討というようなことで御答弁させていただきます。今回、時限つき新校舎の整備については、校庭についても、その整備の中で、従来、校庭の南側、西側にあった通路について、通路を校庭として一体的に整備して、子どもたちが使用できるような場所の拡充も図っておりまして、できる限り校庭として使用できるスペースの確保に努めているところでございます。本年度になりますけれども、南門の位置についても、さらに移設をして子どもたちの活動場所を拡充するような取り組みも行っているところでございます。
 学校の意向としましては、よく決算年度も協議をしてまいりましたけれども、できる限り敷地内で工夫をしていきたいという考え方をお聞きしておりまして、例えば新校舎の1階のバルコニーを観覧のスペースとして開放するですとか、さまざまな工夫をしながら取り組んでいきたいというふうに伺っているところでございます。引き続き、学校ともよく連携をしまして、よく状況も確認をしながら、必要な対応を行っていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  地域子どもクラブについてお答えいたします。協力いただいている方々への、その人数の強化ということでございますけれども、一度の実施で大体3人前後の方とかが従事してくださっているような状況でございます。コアとなってこの事業を支えてくださっている方は、10人前後の方が中心のメンバーかなというふうに理解しているところでございます。子育てが終わった方々、自分のお子さんがここに通っていた方の父母の方、ぜひ、こういったところに今度、子育てが終わった後に御参加いただけるように周知、理解を深めていくとともに、従事されている方、まるっきりのボランティアというのもなかなかつらいということがありますので、委託料の中には謝礼を措置をするようにしてきているところでございます。
 それから、学校ですとか、地域ですとか、各方面とのコーディネートを行うということが、この従事される方々にとってはなかなか御負担というようなこともございますので、これまで地域コーディネーターという新たなコーディネーターを、順次それぞれ配置を行ってきているところでございます。そういったことで負担の軽減とか、あるいは後継者の育成というようなことに当たっていただいているということでございます。今後とも、この事業に御協力くださる方がどんどんふえていくように、いろいろと対応を考えてまいりたいと思います。
 以上です。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  井の頭コミュニティ・センター図書室の関係で、閉館中のブックポストの設置についてということで、御質問をいただきました。井の頭コミュニティ・センター図書室には、市立図書館の分館と同様の機能を持った、井の頭地区住民協議会が自主的に運営する地域の図書室として7月20日にリニューアルオープンしたところでございます。当該年度は、具体的な連携手法について協議、検討を行ってまいりましたが、このブックポストの設置についても協議、検討事項の1つとして話し合いをさせていただいたところでございます。住民協議会としては、連携前と同様に、閉館中のブックポストの設置はしないという御判断をされましたが、ただ、しばらくの間運用してみて、利用者のニーズが強くあれば、この点についても管理運営を安全な形でできるか等を検討していきたいということで御回答いただいているところでございます。


◯スポーツ推進課長(室谷浩一君)  井口特設グラウンドの売却延期による利用者と住民の方のお声ということなんですけれども、特にこのことによる利用者の声としましては、今まで野川グラウンドを活動拠点としておりました中学の硬式野球のチーム、3チームございまして、こちらがチームの存続問題にもなるぐらいだったんですけれども、井口特設グラウンドの売却延長により、この井口特設グラウンドの運用をちょっと見直しまして──井口グラウンドを主に利用しているのは、少年の学童の野球とサッカーなんですけれども、その皆様にも御理解をいただきながら、中学野球の練習の場としても、決算年度12月以降、利用していただいています。それによりまして、さまざまな工夫を凝らしながら、今現在もその中学野球の3チームは活動を継続しているわけなんですけれども、そういったところで、活動の場が十分ではなくても確保されたということで、感謝の声が届いております。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  御回答ありがとうございます。順次、再質問をさせていただきます。まず、スクールソーシャルワーカーは、これは4人分ということでの解釈ですね、わかりました。できれば、4人分と書いていただければいいと思います。
 あと、いろいろなスクールソーシャルワーカーをされている方の話を聞くんですけど、なかなか一般的な評価が高くない、処遇も確立していないということをよく聞きます。三鷹市の場合は兼任ということで、スクールカウンセラーの方がされますから、そういった立場ですから、きちっとした処遇があると思うんですけども、このスクールソーシャルワーカーとしての処遇の問題、教育長、どのようにお考えでしょうか。よろしくお願いいたします。


◯教育長(高部明夫君)  私どもも、今スクールソーシャルワーカー的な、そういう機能の活用というふうにとどまっているのは、これは国でもまだその職がはっきり位置づけられていないんです。検討課題です。これからどんどん配置をして、増員していくときに、きちっとその処遇も含めた位置づけを取り組んでいこうという方向にありますので、三鷹市も今そういう機能で活用していますけれども、そういった国の動向も見据えて──恐らく省令改正が行われると思うんですけども、それに応じてきちんとした位置づけ、役割、資格、そういったものをきちんと整理していきたいというふうに考えております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。本当に不登校やいじめや子どもの貧困、いろいろ社会的な問題を抱えておりますので、きちっとそういったソーシャルワーカーとしての仕事が確立できるような、そういった方向に進めばいいなと思っております。
 地域子どもクラブは、先ほど課長からも御説明がありましたとおり、報酬もありますけれども、どうしても偏った人たちに集中している問題があるというふうに思います。そういった中で、どうしても──あってはならないんですけど、不満も持ってしまうのではないかという懸念もするんですけれども、そういったケアのところは、どのように市としてお考えなのか、お願いします。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  携わっている方々、定例的な会議等もございますので、丁寧にお話を伺って、職員で応援できる部分については応援させていただく。あるいは、この事業を支えていくために開かれる会議等もございますので、全体的な課題として共有する中で、その対策について理解を深めてまいりたいと、そのように考えています。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。きちっと、今後も持続可能な仕組みになるように、ぜひ状況を常に把握していただきたいと思います。
 高山小学校ですけれども、運動会は現状のまま、できるだけ工夫してという御答弁がありました。では、今回の高山では教室がふえましたけれども、隣の三中への教室の増加という意味では影響はどうだったんでしょうか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯学務課長(桑名 茂君)  三中の生徒数が極端にふえたというような実態はございません。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。影響がないということで、小学校がふえたっていうことは、いずれふえるという解釈でしょうか。その辺はちょっと動向を見ていただきたいと思います。
 図書室については、理解いたしました。そんな場所をとるものではないので、これは設置をする方向でぜひ検討していただきたい。やっぱり利用頻度をふやすためには、こういった利便性を高めないとふえませんので、ぜひ前向きに検討をお願いしたいと思っています。
 そこで、新しく図書室と接続になりましたけども、これ、市として、この井の頭コミュニティ・センターの図書室に配本をする計画を、当該年度されたんでしょうか、お尋ねいたします。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  図書館費の中で、井の頭コミュニティ・センター用の図書資料を購入して、お渡しするという予算は組むというような形では考えておりません。


◯委員(石原 恒君)  ということは、今の井の頭コミュニティ・センターの図書室にある本で貸し出しだけすると。新しく市が購入して、そこの図書室に配本というか、蔵書するということの考えはなかったということでいいですか。そういう解釈でいいですか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  平成29年3月31日で閉館になった下連雀図書館の蔵書につきましては、基本的に南部図書館をメーンに移管をしているんですが、約6,000冊程度は井の頭コミュニティ・センター図書室のほうの古い本とのリニューアルというふうな形で、リサイクル提供をしたところでございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。リサイクル提供ということを行ったということで理解いたしました。ぜひ今後ともこの井の頭地域では連携した図書館がなかったので、こういう住協ともコミュニケーションをよくとって進めていただきたいと思います。
 あと、夏休みの休業中の閉庁日については、教育長から2校実施しているという御答弁がありました。また、地域、保護者等の理解が必要だということで、この2校の実施できましたプロセスを簡単に御説明いただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  先ほど委員のほうからも御指摘がありましたように、環境に対する配慮をどうしていくのかといったことも含めて、部活動をこのお盆の時期にはしないということも含めて、中学校の校長会のほうから話が出たところでございます。いずれも中学校、2校なんですけれども、学校の中で年度の初めのほうから協議をしながら、ここは閉庁にしましょうということで、学校で協議を進めた上で進めてきたというふうになっています。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。先ほど栗原委員から部活の話もありましたし、こういった閉庁日を設けてリフレッシュをしていただきたいというふうに思っております。
 井口特設グラウンドについては、いろいろな御意見があるということで、本当に評価されているということですけれども、今後も、もう売却の方向は決まっておりますけども、延期したからということではなく、しっかりと常にこういう利用者の方の御意見を聞くという姿勢はぜひ持っていただきたいと思います。
 以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。


◯委員長(石井良司君)  以上で民進党の質疑を一終了いたします。
 以上で、第10款 教育費に対する質疑を一旦終了いたします。
 本日の決算審査特別委員会は、これをもって散会いたします。なお、次回は9月19日火曜日、午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承ください。皆さん、御苦労様でございました。
                  午後5時39分 散会