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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成29年まちづくり環境委員会) > 2017/11/08 平成29年まちづくり環境委員会本文
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2017/11/08 平成29年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(土屋健一君)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(大野憲一君)  おはようございます。それでは、生活環境部の行政報告2件、御説明をいたします。
 まず、1点目、三鷹市環境センターアスファルト被覆等工事についてでございます。市では、今回実施いたします環境センター敷地のアスファルト被覆等工事によりまして、環境基準を超過する有害物質が人体に取り込まれる経路を完全に遮断するとともに、地下水の水質モニタリングを実施して経過観察を行うなど、健康被害が発生しないための万全の措置を行います。近隣住民の皆様にも工事説明会を通じて丁寧に御説明をし、市の安全対策や工事内容について御理解、御了解を得ているところでございます。
 それでは、内容の詳細につきまして、担当のごみ対策課長の井上から御報告をいたします。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  では、三鷹市環境センターアスファルト被覆工事について説明させていただきます。
 今回の三鷹市環境センターアスファルト被覆等工事は、平成28年度に実施しました土壌調査結果を受けて行うものです。土壌汚染対策法に基づき、東京都へ調査結果を報告し、土壌汚染の摂取経路がなく、健康被害が生じるおそれがないことから、東京都から汚染の除去等の措置が不要な区域である形質変更時要届出区域に、平成29年5月19日に指定されております。これまでまちづくり環境委員会や周辺の皆様に説明してきましたが、敷地内の土壌が表面に出ている部分を、今回アスファルトで被覆し、土壌の飛散等を防止し、安全安心の確保に努めるものでございます。
 では、工事概要につきましては、資料に沿って御説明させていただきます。資料1の(1)、工事箇所につきましては、三鷹市環境センターになります。
 施工内容でございます。(2)のア、敷地内の裸地部分をアスファルトで被覆いたします。裏面を御参照ください。アスファルトを被覆する範囲でございますけれども、この図の上の部分、約6,500平方メートルになります。砕石10センチを敷いた後、アスファルトで5センチ被覆をいたします。図の斜線の部分になるところを被覆いたします。図の左側と下の部分に舗装なしと書いてあるところにつきましては、土壌基準を超過していなかったので、こちらについてはアスファルト被覆は行わないということで対応いたします。
 (2)のイ、樹木の伐採でございますが、この敷地内に低木と高木も含め約800本ほどございますけれども、おおむね8メートル以上の木を残し、低木等を中心に600本程度伐採をする予定でございます。こちらはアスファルト被覆に際して、施工上どうしてもそちらの木を切らなければいけないものを選定した数が600本ということでございます。
 (2)のウ、雨水浸透ますにつきましては、雨が降った場合、現在は裸地でございますので、そのまま地下に浸透するんですが、アスファルトで覆ってしまうと排水がなかなか難しいので、雨水浸透ますを26基。管更生と書いてありますが、簡単に言うと既存の雨水管の中をきれいにいたしまして、排水効率を上げるということでございます。観測用井戸というのが5カ所、これまでも御説明してきたところでございますが、地下水への汚染は確認はされてございませんが、念のため敷地の東西南北に加え、仙川側にもう一カ所、計5カ所の観測用井戸を設置して、測定を3カ月に一遍程度を行う予定でございます。
 (3)、施工業者でございますが、三栄建設株式会社、こちらは三鷹市の大沢にございます会社でございます。
 (4)、契約金額、6,998万4,000円という形になります。
 (5)、工事説明会ですが、こちら契約が終わりまして業者が決まった後、平成29年10月5日の木曜日と10月8日の日曜日、新川中原コミュニティ・センターで行ったところでございます。
 2番の工程表をごらんください。こちらは、予定でございますが、10月から工事のほうは入ってございまして、11月にかけて樹木等の伐採、12月につきましては雨水浸透ますの設置、年明け1月からアスファルト舗装工事を行い、3月に管の更生工事等を行い、終了ということになっております。
 私からの説明は以上になります。


◯生活環境部長(大野憲一君)  それでは、引き続き、2点目の日本無線株式会社三鷹製作所跡地C地区売却に係る公募型プロポーザルの実施についてでございます。
 市では、これまで市内への新たな事業者の進出、市内企業の操業継続に向けた取り組み等を推進し、市内での事業者の立地支援を行ってまいりました。今回、日本無線株式会社三鷹市製作所跡地C地区の用地につきまして、市内事業者等の移転、集約化を図るため、売却を行うことから、公募型のプロポーザルを実施いたします。
 その概要につきまして、担当の生活経済課長の垣花から御報告をいたします。


◯生活経済課長(垣花 満君)  御説明を申し上げます。資料2をごらんください。まず、C地区の概要でございます。全体面積5,736.86平米、そのうち公園面積2,188.30平米、売却対象用地は2,656.11平米となってございます。添付してございます別紙1と別紙2をごらんいただきたいと思います。別紙1のほうは、日本無線跡地の全体概要でございます。北からA地区、B地区、C地区となっておりまして、今回プロポーザルの対象とするC地区は、一番南の約0.6ヘクタールとなってございます。
 別紙2のほうをごらんいただきたいと思います。こちらはC地区の区割り図になってございます。平成28年度、平成29年度で、生活経済課のほうで三鷹商工会さんと連携をいたしまして、工業部会さん等に移転の意向調査、またはヒアリング等を行いまして、こちら何社かの方の移転希望の面積ですとか、そういったものをもとにこういった区割りをしてございます。左側のほうには公園等の用地がございますが、真ん中にA、それから右側の北からBCDとなってございます。全部で4区画の形で、プロポーザルで売却をしていきたいと考えてございます。
 資料2のほうにお戻りいただきたいと思います。2番の売却最低価格でございますが、鑑定評価等に基づきまして、取得時の単価を下回らない範囲で決定をしていきたいと思っております。取得時の購入単価は36万4,545円、1平米当たりという形になっております。また、先ほど4区画に割ってございますと御説明をしましたが、複数区画の購入希望というのも可能という形で、全てということは避けて、3区画までという形で受け付けをしようと考えてございます。
 3番の主な参加資格等でございます。法人格を有する団体で、現在、市内及び市外で操業する事業者であること。ただし、下連雀五丁目第二地区地区計画において、住宅等は建設不可となってございます。また、複数の事業者さんに共同で購入していただくことも可能という形にしてございます。
 4番の審査方法でございます。こちら、購入事業者の選定委員会を設置しまして、審査を行ってまいりたいと思います。審査委員につきましては、大学ですとか、企業誘致系の国の外郭団体、また、みずほ等のコンサルなんかの有識者3名と、市の副市長、部長からなる7名を考えてございます。
 5番目の審査項目です。応募いただいた事業者の皆さん、どういった観点で評価をして点数をつけていくのかというところでございますが、1つは、所在地、市内外というところでございます。また、現在の経営状況、また、市内事業者とのどのくらい密接な取引関係があるかとか、あと市内の市民の雇用状況等々なども評価点としてまいります。また、提案内容につきましては、移転後の事業概要、それぞれの発展性や創造性。また、三鷹市のまちづくり施策への協力状況。それから、周辺環境への配慮──防音、防臭、防振といったことに対する提案等についても採点としてまいります。また、最低売却価格は示してございます。それ以上のところで、希望金額を一応評価点として設定してございます。
 6番目、売却先事業者及び売却区画の決定でございます。上記5番に基づきまして点数をつけまして、優先交渉権者を優先順位1位から決めてまいります。1位になったところから、順次ヒアリングを行いながら売却先の区画を決めていくという形を考えてございます。
 裏面のほうをごらんください。7番、全体のスケジュールでございます。本日、こちらの委員会のほうでの行政報告の後、商工振興対策審議会を経まして、12月1日から募集要項の配布という形で考えてございます。現場説明会などを経まして、平成30年1月29日にプレゼンテーション等の審査を行い、その後、ヒアリング。それから、ライフライン等の整備がございますので、平成30年10月ぐらいにお引き渡しという形で考えてございます。
 周知につきましては、「広報みたか」の12月1週号。また、12月3週号。それから、現在手を挙げていただいている事業者の皆様には個別の通知。また、商工会のホームページ等での周知について考えてございます。
 説明につきましては以上でございます。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方は、挙手をお願いします。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、環境センターのほうをお聞きしたいと思います。工事説明会のほうでございますが、10月5日と8日、実施をしていただきましたが、参加人数がどのぐらいだったかと、あと内容について、具体的に参加された方から例えばどのような質問とかがあったかについて、ちょっとお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  10月5日につきましては、3名の方の参加がございました。10月8日につきましては5名の参加がございました。このときにつきましては、ごみ対策課以外にも実際の施工を担当します都市整備部の道路交通課の職員も同席しまして、具体的には施工時の騒音等の対応であるとか、具体的にどういうふうな車両が入ってくるとかいうようなこと、あとは伐採につきまして、具体的にどういうふうなものを切るのかというような質問がございました。
 当日はそのような説明がございましたが、後日、別な方から御質問があったので、御説明をした経緯がございます。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。平日3名の、日曜日が5名ということでしたが、済みません、この隣地に大きなマンション、元市営住宅跡地にできているマンションに関して、これに関しては、例えばマンションの管理組合等に対して別途説明とかいうことの計画は、また先方から何かそういう形でリクエストがあるのか、ちょっとお聞かせください。


◯生活環境部長(大野憲一君)  お隣のマンションへの対応ということでの御質問にお答えをさせていただきます。
 特にマンションの管理組合のほうから、当然隣のマンションにも、今回の工事説明会の御案内はポスティングをして差し上げたところでございます。改めて、特にマンションを対象とした御説明会の御要望というのはいただいてはおりません。
 一方、事前に土壌調査の結果の御説明をお隣のマンションに差し上げたときに、一定程度、被覆の今後の方向性等は御説明をしておりますので、そういったところで一定の御了解を得ているものというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。具体的に、今度アスファルトをかけた後のことをお聞きしますが、そのままなのか、もしくは、安全性が保たれておりますので、そこを広場まで行かないですが、何かちょっと遊べるような場所というか、そのような計画等は今後、もしくは、今現時点であるのか、お聞かせいただければと思います。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  アスファルトを被覆した後について、どういうふうな使い方になるかということにつきましては、今具体的な検討をしている最中でございまして、平成30年度の予算のタイミングでお示しできればというふうな形で考えております。今は閉鎖管理ではございますが、それが使えるようなものが何かできるかというのを含め、考えているところでございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。今課長がおっしゃるとおり、今後の検討になるかと思うんですが、やはり隣地のマンションの方々に対してとか、近隣の方に関してもそうでございますが、何かしらちょっと遊べるとかいう形、前向きにちょっと御検討をいただければ。公園というか、位置づけが難しいと思うんですが、何かしら安全を担保しながら開放していただいて、何とか地域で活用できればなと願っているところでございますので、御検討いただければと思います。
 以上で終わります。


◯委員(森  徹君)  それでは、最初に環境センターのことで、この観測用井戸を5カ所ということでしたけども、場所はどこになるのか。地図には、ここに載っていませんけれども、それがわかればちょっと示していただきたいと思います。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  観測用井戸の位置でございますけれども、今ちょうど施工している最中でございまして、正確な位置につきましては、その施工状況と、あとは具体的に井戸が掘れる場所を見きわめて決めていくので、現時点では未定でございます。先ほど言いました四方に4カ所と、もう一カ所加えて、図の上に仙川が流れているんですけれども、そこがどちらかというと地下水が流れていく方向、下流側になりますので、そちらにもう一カ所加えるというのが一応方向ではございますが、現時点ではまだ未定という形になります。


◯委員(森  徹君)  これは、地形とか、今おっしゃられた地下水の流れですよね。その地下水の流れというのは掌握しているんですか。そうすると、当然5カ所必要だというふうに判断されたわけですよね。となると、やはり地下水の流れ、それから地形との関係で5カ所必要だと判断されたわけですから、当然その場所というのも、本来、専門家の意見も聞きながらと思うんですけれども、今わからないというのではなくて、具体的にこの場所は必要だということがあってしかるべきと思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  地下水の流れにつきましては、土壌調査を行った際に、大体の流れというものは確認いたしました。図でいいますと、環境センターと書いてある左下から右上の方向に向かうような形で流れが出ておりますので、4カ所といいますのは、先ほど言いましたおおむねマンション側に1カ所、あとは下の五中側に1カ所、一番右側に1カ所、仙川が上のほうに回る形に流れているんですが、そちらに2カ所を設置しまして、いわゆる地下水の流れの下流側に2カ所つくって、万が一何かあった場合には下流側のほうで補足できるような形を考えているところです。


◯委員(森  徹君)  わかりました。よりはっきりしたら、12月の本会議中にでも資料等を出していただければと。よろしくお願いしたいと思います。
 それから、引き続きよろしいでしょうか、日本無線のこと。今回、C地区、4区画の売却ということですね。これでいきますと、ちょっと済みません、この区割り図がありますね。これ、私、この3区画しか理解しなかったんですけれども、ちょっとこの図面でもう一度この区割りの説明をお願いできますでしょうか。


◯生活経済課長(垣花 満君)  この別紙2はC地区全体の図面となっておりますが、一番左が公園区画でございます。それから、上の細長いのが突っ込み道路と言われている道路でございまして、その下に小ちゃくAと──小さくてごめんなさい、こちらの一番大きなところがA、それから、右側にBCDというふうに、4区画という形になってございます。


◯委員(森  徹君)  わかりました。ABCDが小さくてよく見えなかったんですが。そうすると、私も事前の計算が狂ってくるんですけれども、このBCDだけ計算しましても、平米単価でいくとかなりの金額ですよね。この小さいBCDもかなりの金額になると思うんです。それで、このBCDだけでも4億円ぐらいになるのかなと、一括でも購入していいということになると。ちょっと計算、合っているかどうかわかりませんけれども、かなりの金額だということを言いたいんですけども。
 先ほど商工会の工業部会、アンケートをやったり、事前のヒアリングをやりましたということですけれども、三鷹の商工振興、そういう中でも工業の振興というのは経済の長期低迷、非常に大変な中で、これを三鷹市としても工業の活性化というのは、日本全体もそうですけれども、非常に大きな課題だというふうに考えております。そういう視点で、こういう参加の要件というのを当然つくられたんだと思うんですけれども、アンケート、ヒアリングでどのような意見が出されたのか、主なもので結構なんですけれども、そこではいろいろ率直な意見が出されていると思うんですね。この辺、説明していただければと思います。


◯生活経済課長(垣花 満君)  アンケート、工業部会さんのほうに御協力いただいて、大体157社ぐらいにお送りをして、返答をもらってございます。そのうち、当初、移転希望ありと御興味をいただいたところは、約9社というところでございました。その後、それ以外の方からも興味があるとか、いろいろなお問い合わせがあったり、あと当初、移転希望があると言った方の中でも、やっぱりやめておくみたいなお話があったりとか、いろいろございまして、現在、大体7社から10社ぐらいのところが候補なのかなという感じでございます。
 皆さん、いろいろと御意見等はございますが、やはり1つは広さでございますね。工業について言えば、やはり大きなラインをつくるようなところというのは、なかなか三鷹の中では難しかったりなどするので、いろいろヒアリングをしていく中で、皆さん、やはり山梨のほうとか、埼玉のほうに別途ライン工場は持っていたりとか。そんな形で、だけれども、やっぱり本社としては、例えばいわゆる試作をするような工場だとか、オリジナルなものを研究していくような工場、そういったものは三鷹の中で持ち続けていたいんだと。ここのつながりや都心への近さ、そういったものを考えたときに、やはりここは有利だねという話があったりとか。
 もちろん、お値段についても、現在事務所のあるところを売却した資金というものをもとに移転されるという方が多いものですから、じゃあ、お値段についてはどのくらいなのかなという御興味は大変多くございました。
 あとは、例えばどういった業種が営める場所なのかとか、今回、地区計画の中で、住宅についてはつくれない形で規定してございますけれども、そういった住宅併用はできるのかとか、そういったいろいろな御意見ありまして、意見交換等を進めていたところでございます。
 以上でございます。


◯委員(森  徹君)  確かに土地の購入だけでも相当の資金が必要だというふうに考えての今の質問なんですが、しかし、やはり三鷹市が担保している土地ですから、市内の商工会の方々、営業されている企業の方々に、やはりしっかりとそこを提供するということが、行政としての責任が大きいんだろうと思うんですね。
 以前、何年ぐらい前でしょうか、5年、10年ぐらい前でしょうか、三鷹光器の会長さんのお話を聞いたときに、いろいろ三鷹市に土地の提供を求めているけれども、なかなかいい返事がないといいましょうか、うまくかみ合わないといいましょうか、聞いてくれないということで、青梅のほうでしたか、三鷹以外に、そこへ行かざるを得ないと。市内にそういう土地があれば、もっと三鷹市にお金を落とせるんだと、非常に残念だという率直な──これは先ほどの環境センターの隣の市営住宅の跡地に、三鷹光器さんのテストのあれ、つくりましたよね。あの後だから、大分前の話なんですけれども。だから、やはりもっと市内の企業を育てるというものが、三鷹の商工振興の中に非常に大切じゃないかと。今回もこういうことで売却していきますとね、確かに三鷹市に金は入ります。しかし、ここに入れるのはかなり大きな企業、市内、市外の法人格を現在持っている、市内だけじゃなくて、市外になりますから、かなり大きいところが場合によって一括して買うのかなというふうに思いますし。それはそれとしていろいろメリットを考えたんでしょうけれども、やはり市内の企業を育成するっていう視点がどうなのか。こういう売却の内容、その辺はどのような検討がなされたのか、お聞きしたいと思います。政策的な三鷹の商業、工業の発展、育成という点で、そのことと今回の区画のこういう内容、この辺、いろいろ議論されたと思うんですね。ただ売ればいいということではなかったと、金が入ればいいということではなかったと思いますので、その自治体としての政策、この辺の検討、どのようなことがあったのか、お聞かせいただきたいと思います。


◯生活経済課長(垣花 満君)  今委員さんに御指摘いただきましたとおり、私どももここの場所というのは、市内の既存の事業所さん、特に、私どもとしては住工混在等で困っていらっしゃるようなところの方たちにぜひ使っていただきたいという思いで、事業のほうを進めてまいったところでございます。ただ、正直申し上げまして、売却単価につきましては、やはりいろいろな事情がございまして、ここを安く売ればいいという理屈ではなかなか進められないというところがございます。
 ただ、私どももそれだけでいいとは当然考えてございませんで、東京都さんと連携しまして、三鷹商工会さんのほうにも働きかけながら、現在、住工混在地区での、例えば騒音防止だとか、そういった工事に対する支援ですとか、あと工業用途地域へ移転してくる際の工場建設費への支援というメニューを頑張ってつくってございます。具体的には、例えば現在操業しているところから、こちらをもし買っていただいて移転される場合に、機械なんかを移転する際の輸送費ですとか、あと建物を新しくつくる場合に上限1,000万円でございますけれども、そういったものへの支援、そういったものを合わせて総合的に──やはり土地単価というものもなかなか取り扱いが難しいところも正直ございます。ですが、やはりそういった中でも、特に三鷹市の中でもここは割とそういった意味ではいい土地の場所でもございますので、そこをうまく価格を下げるとか、そういった議論については議論はいたしましたけれども、なかなかうまくいかないところも、正直ございます。
 ですから、私たちとしては、そういった側方支援的な面で、ぜひ移転希望のある事業者さんについては支援をしていきたいというふうに考えてございます。
 以上でございます。


◯生活環境部長(大野憲一君)  少し補足して御説明をいたします。価格面は、今課長が御答弁したとおりでございますけれども、もう一つ、やはり重要な点は、委員おっしゃいましたように、市内の企業者、いかにここに移転をしていただいて、操業を続けていただくことができるか、その育成を図ると、これが重要な点でございます。なかなかこういう土地というのはすぐに出てくるものでもございません。今回の土地は非常に貴重な土地でございますので、その有効活用というのは非常に大切なところでございます。したがいまして、区割りに関しましても、先ほど課長が申し上げましたように、アンケートの結果でいろいろな区割りの御要望等もいただいておりますので、そういったことも加味しながら、今回4区画に分けさせていただいているという点でございます。
 もちろん、今回もプロポーザルでございますので、単に価格面だけではなくて、先ほど申し上げましたように、審査項目の中でいろいろな現在の経営状況であるとか、移転後の発展性、創造性、それから、三鷹のまちづくりにどういう貢献をしていっていただけるのかという点も含めて、総合的に判断をさせていただきたいと思っておりますので、その中でしっかりと市内企業の育成という視点も加味しながら入っていただく企業さんを決めていきたいというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(森  徹君)  確かに貴重な土地ですから、簡単に安く売るというわけにはいきませんよね。しかし、有効活用というのは、私は売るだけではないと思うんです、売るだけではない。やはり、有効に活用するっていう活用方法で──私、詳しい調査をしたわけじゃないし、専門家でもありませんのでわかりませんけれども、その土地を市が持って、そこで例えば小さいいろいろ住宅の中で騒音問題その他で苦労している人たちをそこに集約をして、保護・育成していくということも、1つ、考えられてもいいのではないかと。
 今のお話ですと、やはり安く売るわけにいかないからだということなんですけれども、やはり私が言いたいのは、質問した趣旨は、やはり三鷹というこの土地の中で、市内の企業をどう育成していくのか。その視点もです、その視点だけで言っているわけではありません、いろいろなことを考えなくてはいけませんし、いろいろ時代も変化していますから。それでも、市内で営んできた、そういう企業をされている方の努力、それにしっかりと応えていく、顔を向けていくっていうことが行政の役割じゃないかと。
 そういう点で、今回7社から10社、希望があるというお話ですけれども、その中で率直に、そういう自分たちの苦しい内容をアンケートの中でいろいろ反映されていると思うんですね。それを受けとめながら、こういう方向を出されたと思うんですけれども、この辺、市内の方々、どんなような率直な御意見されているんでしょうか。先ほど数字その他、出ましたけれども、もう少しその辺、行政としてこういう点は受けとめたと、これは検討しなくちゃならないと。今すぐできないけれども、今後の課題だというものもあれば、もう少し説明してほしいと思うんですが、いかがでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  今回のヒアリングアンケートに限らず、常日ごろから三鷹商工会さんを通じて工業部会の皆さんとも、毎年支部会ですとか、そういったところにお邪魔をして生の声も聞いているところでございます。そういった中から、例えば周りの環境に配慮した、防音とか防じん、そういった工事に対する補助なんかがあるといいんだよねということから、東京都のほうの補助メニューを活用しながら、そういった補助メニューも市単独でつくってまいりました。そういうことを踏まえて市の施策そのものは、十分事業者さんの意見を反映しながらやってきているところでございます。
 また、区割りにしても、例えばもっともっと小さく区割りをした場合には、土地というのはどうしても接道が必要になりますから、細かく分ければ分けただけ、今度その地区内に新しい道路をつくっていかなければならなくなってしまう、そういった状況にもなってきます。そうした場合、実際に事業者さんが使っていただきたいところにも道路を入れなければいけないとか、そういった事情も生じてきてしまいますので、今回意見の多かった面積で割ったのが、この4区画ということになっているわけでございます。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  私の質問は、なぜ4区画にしたのかという質問じゃないんですよ。やはり市内の苦労されている企業の方、どういう意見が出されたのか、それを率直に紹介してくれと。市にとっていいことも悪いことも。それはいいことばかりでないはずです。それは率直な意見をしっかりと受けとめて、今の答弁の中でも、こういう声が出されたのだというものがやはり必要だと思うんです、この委員会の中にも。今の答弁の中では、それが、私が質問したことに対しては答えていないんじゃないかと、見えてこないと。そうでないと、議論が深まらないと思うんです。
 ちょっと、ごめんなさい、話が──皆さん方というふうに言うわけじゃないんですけれども、きょうテレ朝の中で──これはどこの議会の中でしたっけ、また大変な議員さんがいて、職員の方を叱り飛ばすと。しかし、市の職員というのは公僕だと。僕というのはしもべということですね。公のしもべ、だから、市の職員というのは公僕だってよく言われますよね。これは議員に対する公僕じゃなくて、市民に対する公僕なんですよね。そういう市民のために仕事をしているわけですから、そういう点で、市民の皆さんから出された意見、どんな意見が出ているのか、それに対してどう応えたのか、今回こういう形になったんだというのが欲しいんです。その辺をお答えいただければと。余り長くやるつもりはありませんけれども、その点を率直に御答弁いただければと思います。


◯生活経済課長(垣花 満君)  アンケートの一例をちょっと御紹介しますけれども、例えば移転についてお伺いしますというようなところで、現在、移転をどういう理由で希望されているかみたいなことを聞いております。やはり一番多いのは手狭であるとか、あと周辺環境に非常に気を使わなければならない。要は音ですとか、においですとか、振動、そういったものに対して気を使わなければいけないので、ぜひ移転をしたいなというようなことの御意見。
 それから、移転に当たり、行政に望む支援策は何ですかというふうに聞いております。一番多いのは、やはり移転に係る諸費用への助成等というような御意見がございました。あと、特にほかに希望するのは何ですかと。実際に整備される前に計画の説明会とか、意見の集約をしてほしいですとか、あと、現在の操業については、倉庫等が建てかえができないところにあると、あと道がちょっと狭いので納品に制約がありますと。そういった現状の経営について、お伺いなどをしております。
 私たちとしては、先ほど土地の単価の話は別として、やはり、この日本無線のプロポーザルにあわせてぜひ使っていただきたいということで、東京都と連携した1,000万円の補助金や設備改修に係る375万円、本当の移転の費用に比べれば微々たるものかもしれませんが、それをつくるためには商工会といろいろな事業を展開していくというような条件もある中で、そういったことを整備をしてまいりました。
 また、実際に区割りするに当たっても、どっちの方向から車って入ってきますとか、この道路の幅で足りるんでしょうかとかいうような話を聞きながら、区割りの広い土地の位置も右にするのか、左にするのか、そういったことをいろいろ検討してまいったところでございます。
 こういった御説明でよろしいでしょうか。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。こういう市民の声っていいましょうか、アンケートからヒアリング、これ非常に大切ですね。私どもの会派も年に1度、アンケート調査をやっています。その数は非常に少ないですけれども、それでも500、600という声が出されて。今、こういう3点挙げられましたけれども、同じような声が寄せられて、この点は非常に認識しているんです。やはり同じような声が出ているなと。
 やはり、こういう率直な声に行政が応えていく。今回、ここで区画を分けて、ある面では、大きいところしか──先ほど支援策の問題、出ていましたけれども、これでは参加できないなということがかなりあるんじゃないかなと。やはり、これでいくと資本力のあるところ、来てくださいという政策ですよね。これも大切かもしれません、全体の日本の経済を考えると。また、三鷹の税収を考えると、そういうことも私は否定はしません。
 と同時に、それだけでなくて、これだけの手狭である周辺環境への配慮、支援策、そして、何とか自分の技術を継続させていきたい、日本の産業に大きく貢献してきた企業さんですから、それを支援していくという、この視点も絶対に忘れてはならない。そういう点では、こういう非常に貴重な土地ですから、そういうものがあってしかるべきだというふうに考えます。ぜひその辺を今後の中で見直しが可能ならば、検討していただければというふうに考えます。
 それから、いろいろアンケート、ヒアリングで出された意見も、市にとって耳の痛いことも──私ども会派のアンケートでも、耳の痛いことも寄せられます。それにやはり目をつぶってはいけないと思うんです。そういう出された意見もぜひ委員会に資料として出していただきたい、このことを要望して質問を終わりにします。
 以上です。


◯委員(増田 仁君)  済みません、公募のプロポーザルのほうで質問したいと思います。土地の売却の価格については、今一定質疑がありましたけれども、逆に安くすることによって、取得したことに税金を投入しているわけで、そこに対して安く払い下げるという形になると、それはそれで大きな問題になってしまいますので、価格はきちんとここに書いてあるとおりにやっていただければと思います。
 むしろ、きちんと市内で経営されている事業者の方であれば、既存のお持ちの土地及びそれを踏まえた銀行からの融資も受けられますので、そこはそれほど問題ではなくて、むしろアンケートで得られている要望に対して、三鷹市の──東京都も絡んできますけれども、そういったところでどういった支援ができるかというところが重要だと思います。
 具体的な話なんですけれども、今回3区画まで一括で買うこともできるということになっておるんですけれども、今話に出ていた、先ほど10社ぐらい話があるという中で、その1区画を細分化して使いたいとか、複数区画を一遍に使いたいとか、そういった要望というのが具体的に出ていたから、こういう形なんでしょうか。


◯生活経済課長(垣花 満君)  ヒアリングの中では、この区画の一番大きいところよりも、やはりもっと使いたいという方も、もちろんございました。ただ、やはりみんなで使う土地だよねというようなお話をしながら、こういった区画割りをいろいろと試行錯誤しながら進めてきたところでございます。


◯委員(増田 仁君)  わかりました。こういった形ですと、選べるというのがそれはそれで事業者の方にとって選択肢がふえるということで、よりよいものが使えればと思います。
 1個前の環境センターのところに絡んでくるんですけれども、恒久的な土地の利用っていうことで考えると、いろいろこの環境センターの土地を取得した、利用する経緯とかもあるので、いろいろ問題はあると思うんですが、暫定的な利用ということは規制はされていないはずですので、そういった面で、商業よりは工業に関係する資材を一時的に置く場所ですとか、そういったところで事業者の方に一時的な利用とかでもニーズがあれば、安く貸し出しをして、即対応していただくですとか、繁忙期に合わせるとか、そういった形で赤松委員の言われたように、市民に開放する区画とはまた別に、そういった形で使ってみてもいいのではないかなということを、今回この質疑をしている中で思ったんですが、そういった恒久利用ではなくて暫定利用、そのあたり、どのようにお考えでしょうか。


◯生活環境部長(大野憲一君)  今暫定利用については、庁内のほうでいろいろ検討しておりますけれども、当然市民に開放するということもその選択肢の1つとして考えておりますし、全体としては、やはり健康に被害のない土地であるという、一応都の指定は受けておりますけれども、土を掘削することについては一定程度制約はやはりございますので、そういったことも念頭に入れながら、市民開放については考えてまいりたいと思っております。
 その他の市民に開放しない部分の利用についても、従前、これまでも一定程度、事情に応じて民間の企業の方に御利用いただいていたという実績もございますので、そういったことも踏まえながら、またその点については検討していきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(増田 仁君)  その視点でよろしくお願いします。
 ほかの自治体で、工場の移転というのは引き続き──東京に限らずですけれども、関東圏でよくよく聞く話です。そういったことを、土地をさらにちょっと利用したいというときに、たまたま土地が見つからないというか、買うのに時間がかかるとかっていうので断念して、もっと大きい土地をとれるところに、一時的な利用がふえるということを踏まえた土地を選ばざるを得ないということで、さらに遠くのほうに、高速道路で行ける範囲に移転してしまうということもよく聞きますので、そういった暫定利用で、そういった移転が防げるようなことがもし可能であるのであれば、もっと利用を促進することは考えていただければなと思います。終わります。


◯委員(石原 恒君)  日本無線跡地のC地区の売却についてお尋ねしますが、こういった公募型のプロポーザルで募集するというのは過去にあったのでしょうかということを、まずお尋ねします。
 あと、もしないのであれば、このいろいろな手続、手順というのはどういったところを参考にされているか、ちょっとその点、お聞きしたいと思います。


◯生活経済課長(垣花 満君)  直近では、旧環境センターの西側の、今エコ住宅が建っているあたり、あそこでプロポーザルを行っておりますので、それを都市計画課等から資料をいただいて、参考にしたりなどしてございます。


◯委員(石原 恒君)  一応、これも企業向けということでいいんですか、同じような工業系の企業ということでいいんでしょうか。


◯生活経済課長(垣花 満君)  企業向けという形でございます。また、あと10年ほど前に、今三鷹光器さんがいらっしゃるところ、そこもプロポーザルでやったように聞いておりますので、そちらのほうの資料も目を通してございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。今後、ずっとスケジュールに書いているとおり進められると思いますけれども、きょうお示しいただいた資料以外に、応募するときに配布される資料というのはあるんでしょうか。今後、そういったものを我々が目に触れることはできるかということについてお尋ねします。


◯生活経済課長(垣花 満君)  12月の頭に公開する資料としては、プロポーザルの募集要項ですとか、あと選定委員会の基準ですとか、そういった資料が幾つかございますので、そういったものは順次公開してまいります。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。審査項目のところでちょっと触れさせていただきたいんですが、雇用状況にも触れると思いますが、例えば労務のことだとか、あとは職場の環境だとか、あと過去に事故がなかったかだとか、あとは危険物を扱っているだとか、こういったところの審査は対象になっているんでしょうか、お尋ねします。


◯生活経済課長(垣花 満君)  企業の経営状況等のところ、例えばISOの取得ですとか、あと育児・介護休暇制度があるかないかとか、そういった点も考慮するように採点表をつくっております。
 労務のいわゆる適正な労働管理ということでございますよね。育児休業とか、介護とか、その辺のところの部分はございますが、例えばどういう労働をさせているかみたいな、例えば勤務表を見てどうかとか、そういったところまでは今のところ考えてございません。
 危険物については、特に今のところ、業務として適正な扱いをしているのであれば、それはそれでよしと考えております。


◯委員(石原 恒君)  例えば東京労働局からの指導がないとか、そういったところの確認はとれるんでしょうか。その辺のところをお伺いしたいと思います。


◯生活経済課長(垣花 満君)  現状、そこまでは考えていなかったのですが、こちらの採点表につきましては、まだ検討の余地がございますので、いただいた意見、ちょっと持ち帰って検討させていただきたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  今、いろいろとブラック企業だとか言われていますから、きちっとした労働環境が整っている企業であることが前提だと思いますので、ぜひその点も考慮いただければと思います。よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員長(土屋健一君)  以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時28分 休憩



                  午前10時29分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前10時30分 散会