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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成29年まちづくり環境委員会) > 2017/09/12 平成29年まちづくり環境委員会本文
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2017/09/12 平成29年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(土屋健一君)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、三多摩上下水及び道路建設促進協議会平成30年度運動方針三鷹市要望事項について、5、所管事務の調査について、6、次回委員会の日程について、7、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時33分 休憩



                  午前9時35分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第60号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例、議案第61号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正する条例、以上2件は関連がございますので、一括議題といたします。
 以上2件に対する市側の説明を求めます。


◯都市計画課長(田中元次君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例及び三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正する条例について、説明をいたします。
 まちづくり環境委員会審査参考資料1ページ、三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例についてをごらんください。日本無線株式会社三鷹製作所の移転、売却に伴う大規模な土地利用転換の動きに合わせ、本地区の良好な市街地環境の形成を目的とした都市計画の変更を行いました。平成29年7月19日に三鷹市都市計画審議会において、了承の答申を得た三鷹都市計画地区計画下連雀五丁目第二地区地区計画の都市計画変更に伴い、当該地区に関する内容について、三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部の改正を行うものです。
 下連雀五丁目第二地区整備計画区域内の地区区分にA地区及びC地区を追加し、以下の3つの制限を定めるとともに、B地区の一部を変更するものです。
 建築物の用途の制限については記載のとおりでございますけれども、B地区及びC地区には、今後、住宅、共同住宅など、住居系の建築が制限をされます。加えて、C地区については、工業等の制限に準工業地域と同様の制限が加わることになります。
 建築物の敷地面積の最低限度については、A地区、120平方メートル、B地区及びC地区、150平方メートルとします。
 壁面の位置の制限については、A地区の道路沿い及び東側隣地境界、5メートル、それ以外、4メートルとします。B地区については、A地区、C地区に定める規定に合わせ、附属建築物で高さ5メートル以下のものを適用除外に追加をいたします。C地区の公園沿い以外は3メートルといたします。
 2ページに図面、3ページから17ページに新旧対照表をおつけをしております。後ほど御確認いただければと思います。
 続きまして19ページ、三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正する条例についてをごらんください。先ほどの条例の一部改正と同様の理由で改正するもので、下連雀五丁目第二地区地区整備計画区域にA地区及びC地区を追加し、建築物の緑化率の最低限度をB地区と同様に10分の1.5とするものでございます。
 20ページから21ページに新旧対照表をおつけいたしておりますので、後ほど御確認ください。
 説明については以上になります。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(増田 仁君)  では、何点かお伺いをしたいと思います。まず、議案の第60号のほうなんですけれども、今回、敷地の最低限度をA地区のほうにも設定をして、ミニ開発は規制ができたということなんですけれども、マンション戸数の大規模化についてはやはり対応ができなかったというところがありまして、ほかの自治体では集合住宅に向けたワンルーム規制など、そういった形があったと思うんですけれども、三鷹において今回、戸数の総量的な規制の考えとか、戸建てを一部含ませるとか、制限の対象範囲というのをもうちょっと検討されてもよかったと思うんですけれども、そのあたりはどのような検討をなされた結果の条例改正でしょうか。


◯都市計画課長(田中元次君)  日本無線跡地につきましては、全体が──今一部民有地を買収したところを含めて6.5ヘクタールでございますけれども、当初、日本無線さんと三鷹市との協力協定によりまして、このA地区のみではなくて全体で地区のことを考えていきましょうということを相談をさせていただきまして、その協力協定に基づきまして、B地区、C地区につきましては工業系の用途を担保していくというようなことが決定しております。
 協力協定の中では、サービスつきの高齢者住宅──まだこれについては詳細わかってございませんけれども、それと、今回、9月6日に事業者による説明会もございましたけれども、共同住宅の説明もございました。地区の中での戸数の制限を可能な限りお願いをしたというところで、今回、この地域については規制といいますか、御協力をいただいて戸数のなるたけ少ないようなところを担保したということでございます。
 以上です。


◯委員(増田 仁君)  ABC合わせてのところからの制限というふうに考えると、確かに減ったというところは理解はいたしました。
 続いて、第61号のほうで幾つかお伺いをするんですけれども、都市緑地法、こちらでは建築物の緑化率の最低限度の上限というのは、敷地の面積の10分の2.5を超えない範囲というふうに定めておりまして、今回の条例改正では最低限度を10分の1.5とするのは、数値上考えると規制緩和にならないのかという、緑化の点でどう判断したのかというところを、まず1つ、お伺いをいたします。
 続いて、A地区のマンション部の話なんですけれども、マンション説明会の資料を見ると10分の1.5以上という記載も、説明会上の書面では書いてあったんですけれども、具体的にどの規模になりそうというのは、一定の情報は得られていますでしょうか。
 次に、確認なんですけれども、ABC全体で緑化率10分の1.5ではなく、各地区ごとに10分の1.5というふうに聞いておるんですけれども、実際マンション建設説明会の資料を見ると、見た感じだとA地区の緑化がそれほど多くないように見えるんですが、あの図面上で10分の1.5は既に確保されているという状態での記載だったのでしょうか。これも条例を通った後の建築物になりますので、確認をしておきたいと思います。
 次が、緑化においては敷地の10分の1.5の建築物のそれ以外の緑化というところ以外にも、環境配慮というところで考えると、今回追加されるマンションって、ある程度の規模のある高層建築物ですので、壁面とか、屋上とか、そういった緑化の配慮というのもあると、上乗せでよいのかというところも考えられていたんですが、その辺の配慮についての対応というのは、この条例では検討されましたでしょうかお伺いします。


◯都市計画課長(田中元次君)  4点、御質問をいただきました。まず1点目の都市緑地法で、確かに最低は10分の2.5という緑化率がございます。そうした中で、今回の地区計画のところでは、10分の1.5にした理由はなぜなのかというところでございます。
 建築物の緑化率については、本地区の建蔽率が60%というところで計算いたしますと、例えば普通の開発事業ですと10分の0.8、約8%ぐらいになります。また、それより規模の大きな特定開発事業では10分の1.2、約12%の緑化率となります。
 地区計画で定めることから、住宅と工場等の産業系の土地利用が調和した良好な市街地形成をするため、特定開発事業以上の緑化率を定めるべきであるというふうには考えております。こうした中で、10分の1.5、15%という数字を規定をしたところでございます。
 また、三鷹市で以前に地区計画、何カ所か定めているところがございますけれども、確かに、例えば法政中高のところなんかの地区計画はもともと緑が非常に多いところで、学校側との話し合いの中でも、そういったところを十分残していこうという御了解もいただけましたので、10分の2.5というところがあったり、あるいはURがやっているようなところでは、10分の2.5という定めもございます。民間業者が開発するようなところにつきましては、10分の1.5というのが三鷹市のスタンダードとして、これまでも規定のほうをしておりますので、そういった中で10分の1.5という数字を、今回、地区計画のほうで定めさせていただきました。
 2点目の実際のマンション計画で具体的な情報があるのかというところなんですけれども、残念ながら、詳細についてはまだ緑化率の数字のほうは出ておりませんので、確認はしてございませんけれども、今後、環境配慮制度等の関係での書類が10月の初旬以降には出てくると思いますので、そういった中で十分確認をしていきたいというふうに考えてございます。
 また、今回の説明会の図面では10分の1.5、15%を満たしていないのではないかという御指摘ですけれども、図面では確認をしておりませんが、これからのまちづくり条例の中で、そこのところについてはきちっと確認をして、当然ながらそれ以上のものの緑化をしていただきたいというふうに考えています。
 4点目で、大規模な開発ということで、壁面や屋上緑化について検討がされているのかということですけれども、特に地区計画では壁面緑化等というようなことはございませんけれども、当然ながら、このまちづくり条例の計画の中で、そういったことについても配慮できないかということは求めていきたいと思いますし、緑化についてのことに関して言えば、例えば弘済園通りには杏林大学の井の頭キャンパスですとか、弘済園さんがございます。そういったところは、シンボルというか、樹木として桜が並木として植わっているような状況もございますので、そういったものに配慮するような植栽計画についても御検討をいただいているという情報はいただいております。
 また、市民の方からも御要望いただいたヒマラヤスギ、こちらを残せることになって、今それについても植栽計画が一定程度情報として寄せられているところでございますけれども、先日行いました景観審議会の中でも、アドバイスといたしまして、何でもかんでも木を植えればいいっていうものでもないので、ヒマラヤスギをシンボルツリーとして、いかに皆様によく見ていただけるかというところに配慮した緑化計画をお願いしたいというようなことで、景観審議会の委員さんからもございましたので、そういったところを市としても、これからも求めていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(増田 仁君)  10分の1.5というところの設定の理由は、URとか、法政の特別の配慮の事情とかっていうのがある場合と、通常の開発行為というところ、スタンダードのところで10分の1.5ということで、わかりました。
 あわせて確認なんですけれども、要は空地の部分というのは建蔽率、容積率、そういったところと絡みがあるんですけれども、先ほどの議案第60号のほうの壁面後退、こういったところを考えると、空地は緑地も含めて通常よりかはかなりふえるという判断でよろしいでしょうか。お願いします。


◯都市計画課長(田中元次君)  建蔽率につきましては、あくまで60%ということになりますので、これについては特にふえるというようなことはございませんけれども、壁面後退等は周りにお住まいの方に対する圧迫感ですとかというようなところで、壁面から後退したところに建物をつくるというようなことでの配慮ということでございます。
 以上です。


◯委員(増田 仁君)  わかりました。建蔽率60%をうまく組み合わせた上で、容積率と組み合わせて業者のほうは対応するということで、了解をしました。
 先週の水曜日のマンション説明会でも、やっぱり市民の方、緑化のことですとか、住環境、そういったところの質問が多々あったそうですので、緑と水の公園都市ということを、マンション説明会で業者のほうもこれをきちんと書いてうたっておりましたので、それも市民の方、書面を見ているので、市民から一定程度そういった対策、制限についての考え方について市民から今後意見、要請が出ると想定をしております。
 事業者側の調整においてはそういった市民の意見も出ると思いますし、この条例が2つできることもありますので、できるだけ住環境を配慮した形で。周りの市民の方々、こういった形で多くの方々、説明会に参加されて、心配、懸念の状態にあると思いますので、三鷹市の基本構想ですとかマスタープラン、そういったところにも書いてある環境に配慮するというところをいかに理解してもらえるかっていうところを重点的に対応して、この条例も使ってやってもらえればと思います。終わります。


◯委員(森  徹君)  おはようございます。何点か質問をさせていただきます。議会が今から5年前ですから、平成24年に日本無線株式会社三鷹製作所移転に関する決議を上げていますね。市議会のホームページを見ましたら、写真で、当時の白鳥議長さんが日本無線に決議書を提出したと。三鷹のまちづくりにしっかり協力してほしいという──細かい点は何点かあるんですが、そういう趣旨の決議を議会で上げて、三鷹市としても議会の決議ということをしっかりとバックにして、交渉を行ってきたというようなことも、これまでの市長の答弁にあったかと思うんです。
 それから、日本無線株式会社と三鷹市とのまちづくりに関する協力協定書、この協定書を見ますと、この中にもやはり閉鎖に伴う敷地譲渡及び活用については、周辺地域の魅力あるまちづくりの実現を目的とするということが、目的及び基本方針の第1条で協定、確認がされております。
 それから、第1条の2、(4)というところなんですが、甲というのは日本無線ですか、乙は三鷹市。甲の三鷹製作所の敷地譲渡及び活用に伴う人口増等によって必要となる公共・公益施設について、必要に応じてあらかじめ協議を行うものとすると。しっかりと協議を行うんだという、そういう開発に向けてのプロセスも、この協力協定という形で結ばれております。今回の条例に、当然この三鷹市議会の決議や協力協定、これがいろいろなところで反映されなければならないと思うんですが、具体的にはどのような形で反映されているのか、この辺をお聞かせいただきたいと思います。


◯都市計画課長(田中元次君)  まず1点目、協力協定によって、やはり日本無線の地区全体で工業系の用途をなるたけ残していただきたいというところがございますので、先ほどの委員さんの御質問でお答えしたとおり、全体で6.5ヘクタール──協定中はまだ一部民有地を買収していないので6.4ヘクタールになっていますが、全体で、BC地区について、工業系の用途と道路ですとか公園ですとかっていうようなところで、しっかりと確保ができたというのは、大きな点かなというふうに。
 また、今この協定の第1条2の(4)のところで、公共・公益施設というところがございますが、これは日本無線さんとではないんですけれども、引き継ぎました日清紡さん、共同事業者である野村不動産さんと、今さまざまな協議をしている中で、保育園、学童について設置のほうをしていただけるというようなところで協議を進めているところでございます。
 基本的に協力協定に書いてございます内容につきましては、全て達成をしているというふうに考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  せんだって行われた住民への説明会の資料にも、そのような施設があるということが見受けられます。ここは人口増ということなんですが、そういう保育園、学童とあわせて小学校──高山小の問題というのは議会でも各会派からいろいろ疑問や質疑が寄せられているところで、ここでは人口増などによって必要な公共・公益施設、これは学童、それから保育園ということは、そこで努力されて担保したということなんですが、しかし、せんだっての一般質問でも、600幾つかの戸数があって、千何人という数でしたっけ、それに対して、学校に通う児童の数というのはあるんですが、そういうことでこの戸数を減らすという──よく、例えばマンション業者のほうは、当然周辺から反対の運動その他が出るということで、最初に高い建物を提起しておいて、それでいろいろ住民との交渉の中で1階部分を減らすとかいうことっていうのはあるんですけれども、三鷹市としてこの人口増という関係で戸数を減らすという点では、どのような協議というのが行われたんでしょうか。


◯都市計画課長(田中元次君)  まず、昨年度から事業者と協議を始めていたわけですけれども、そうした中で、最初に事業者が持ってきた数字というのは740戸。実際、建蔽率、容積率でいいますと、そのぐらいの戸数というのは十分建つものがございました。そうした中で、市としてもなるべく戸数については減らしたいというようなところで、かなり強く要望してまいりまして、それが徐々に720戸になり、710戸になり、700戸になりというような経過を踏まえて、最終的にぎりぎりのところで680戸ならという回答を引き出して、680戸という数字を今、事業者のほうが持っているというような状況はございます。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  市のほうからそういう経過の報告がありました。しかし、図面を見るとかなり大きなマンション群ですよね。相当の棟が建ってくるということで、これは説明会でもいろいろ住民の方から要望等が寄せられて──当然市のほうは説明の主催じゃありませんから、でも、いろいろ情報収集といいましょうか、そういう説明会の内容というのはしっかりと受けとめていると思うんですね。今後のまちづくりとの関係で、これで終わりということではなくて、業者と市との関係ではそういう交渉はあったけれども、主体は市民ですから、周辺に住んでいる方が環境の問題──高環境・高福祉と言っているわけですから、市民の声に基づいて、さらに話し合い、交渉を進めていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。そういう余裕っていいましょうか、そういう検討というのは。当然市民から新たなものが寄せられたと──市民から、全面的に全て付託されているということじゃなくて、市民との協働ということを市が市政運営の大きな柱に言っているわけですから、その辺ではどうなんでしょうか。
 また、市民から市に対する要望が出されたときに、どう対応していくんでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  マンション計画に伴う急激な人口増、それに伴う保育園、学校等への影響ということで、今後の対応という御質問だったというふうに認識しておりますが、まず、先ほど課長のほうからも御説明しましたように、この全体計画が出たときに、三鷹市としてこの地をもともと産業系を中心に活用できるようにと。さらに、急激な人口増を抑制するということで、日本無線さんのほうと協議をして、協力協定を結んだと。これが前提にございます。
 その中で、やはりその時点でも半分以上の面積を産業系──住宅を建てられないという、かなり厳しい制限を日本無線さんのほうは御理解いただけて、制限をかけるという方向で進めさせていただいたと。その中でも、やはりもともとの敷地全体も大きいですし、A地区も大規模な面積を持っていますので、一定程度の大きさの建物、そういった居住空間はできるということの中で、さらに環境配慮ということで、今回、地区計画の内容で決めさせていただいているような制限とか、または、まちづくり条例、景観の誘導と、そういったところで環境配慮をさらに細部も含めて、これから求めていくところです。
 人口抑制につきましては、当然、事業者のほうも説明会の中でそういった市民要望を聞いておりますので、そこを検討できる内容をさらにもう一度考えてほしいということは市としまして、協議をしていきたいというふうには考えております。大きさの決まっている中で、部屋の戸数を極端に減らすというのはなかなか難しい部分ございますけれども、1つの部屋を大きくしたり──市としては、さまざまな世帯が入っていただくようなマンションにしてほしいというお話はこれまでもしているところでございます。ファミリー世帯も当然歓迎なんですが、長寿高齢化社会の中で長寿の方も住まわれるような、そういったいろいろな世帯が入ることによって、さらに急激に子どもだけがふえるというところにならないように誘導できるような形で、そういったところをこれからも協議をしていきたいと考えております。


◯委員(森  徹君)  三鷹市のまちづくり条例がありますね。この基本理念というのが、三鷹市、市民及び事業者が相互の理解、信頼及び協力のもとに高環境及び高福祉の都市づくりを目指し、自然と人間の調和を図りながら、人間主体の都市を協働で創造するものであると。ここでも協働という言葉があるんですが。市民も、やはりこの人間主体の高環境・高福祉、特にそこに住んでいる人はなおのこと、自分たちのまち、高環境・高福祉、新しい住民ともそれを共有したいという立場で、環境を守るという立場からの真面目な声が寄せられたと思います。ぜひ今後、このまちづくり条例に基づいて三鷹市が住民の声をしっかりと受けとめて、業者と対応していただきたいというふうにお願いします。
 最初の質問とちょっとかぶる面があるかもしれないんですが、この下連雀五丁目第二地区の計画の目標と方針、この市のものを読ませていただいて、これと三鷹市が持っている土地利用総合計画2022、それから、景観づくり計画2022、これ、ちょっと最初の質問とかぶる部分があるかもしれませんけれども、この2つの計画との関連で、今回の条例、いろいろ腐心された点、努力された点、また今後検討されなければならないというふうに考えている点があれば、率直にお示しいただきたいと思います。


◯都市計画課長(田中元次君)  やはり土地利用の面から言いますと、急激な人口増というのは余り好ましくないというところが大きくございますので、そこのところをやはり、協力協定に基づいたところでの全体の中で、今回、達成をしたというのが非常に大きなところであります。
 そうした中で、A地区について、今回、住居系にしたというところがございます。これについては、工業系のままですと、例えば日影の規制がかけられなかったり、高度地区の規制もかかりません。そうしたところを、ここは住居にするというようなところでは、そういったところでそういう配慮をできるようなことを考えて、今回都市計画の変更等も行ってございます。人口を抑制するというようなことを考えつつ、共同住宅をつくるところについては、より近隣の皆様へ配慮できるような都市計画の変更を考えて対応をしてきたというようなことかなというふうに考えております。
 また、景観の面につきましては、当然ながら景観審議会、先ほど申し上げましたけれども、景観アドバイザーとか、そういったところで、また近隣に対する配慮──見え方、色使いですとかいうところもございますが、そういったところはそれをした中で、また事業者とも協議を進めていきたいというふうに思っております。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  この市の地区計画、この目標と方針の中でA地区について、高齢者向け住宅等を含む住宅を中心とした良好な市街地の形成を図るというふうに述べていますね。今度のこの680戸の中で、良好な市街地の形成を図るとした高齢者向け住宅、これは680戸のうちどれほどあるんでしょうか。その辺のこの三鷹市の地区計画──環境の良好な形成を図るという、これとの関係で業者さんとの交渉といいましょうか、大分、740戸から680戸、60戸、全体の中では1割弱なんですけれども、それで60戸減らしたということですけれども、では、高齢者向け住宅というのがどれほどあるのか。また、その交渉のその間、その数に至る中身、あわせて具体的にお聞かせいただきたいと思います。


◯都市計画課長(田中元次君)  まず、680戸というのはあくまで共同住宅の戸数でございまして、A地区で今回、共同住宅のほうが2万6,400平米ぐらいで計画されていると思いますが、A地区の残りのところでサービスつき高齢者住宅を別途、事業者さん、計画をされております。大規模土地利用構想の届け出の中で言いますと、共同住宅が680戸、サービスつき高齢者住宅が114戸という数字で上げられているところでございます。
 もっと言いますと、共同住宅だけで言えば、共同住宅は、さらに740戸よりももっと多く、八百数十戸レベルの共同住宅も建つ規模の面積があるんですが、そういったところをファミリー層向けの共同住宅だけではなくて、高齢者向けのものもつくっていただきたいというところもあって、交渉をした結果が今の数字になっているところでございます。事業者と、これはまだ決まった話ではないんですけれども、サービスつき高齢者住宅、共同住宅とのかかわり、やはり事業としては違うんですけれども、1つ連雀通りに面した一続きのところにございます。また、子育て支援施設も入ります。そういったお子様、高齢者、地域に共同住宅に入るファミリー世帯がいろいろな面で相互に活動をともにするようなことも考えていきたいというような話も、事業者からは聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  そうしますと、この680戸のうちというのではなくて、680戸以外に高齢者向け住宅を考えていると。それが114戸ということなんですか。済みません、この図面的には、場所的にはどこになるんでしょうかね。


◯都市計画課長(田中元次君)  図面2ページの、これだとちょっとわかりづらいですが、A地区の北西の角になります。


◯委員(森  徹君)  そうしますと、現在の位置でいうと、正門があって、ヒマラヤスギがあると。それの西側ですね。昔、ボーリング場か何かの建物を日本無線が買収して、そこが設計か何かの建物になったんですけれども、その北側の敷地あたりにそういうものができると。それが114戸だということですね。この高さはどのぐらいなんですか。北側斜線との関係があると思うんですけれども。


◯都市計画課長(田中元次君)  サービスつき高齢者住宅については、まだ詳細も市のほうに何も出てきておりませんので、高さについて、今ちょっと把握はしてございません。


◯委員(森  徹君)  これ、ということは、一般的に言う有料老人ホーム、そういうふうに考えていいんでしょうか。それとも、それぞれの方が購入して、高齢者の方が住むという施設なんでしょうか。まだそこまで把握されていないんでしょうか。


◯都市計画課長(田中元次君)  サービスつき高齢者住宅ということで、それが分譲なのかどうかっていうようなところまでは、まだ事業者からの説明も受けておりませんので、今のところ、その辺の詳細は把握はしてございません。


◯委員(森  徹君)  わかりました。また、情報がわかり次第、委員会のほうに報告して、また、議会のほうに示していただければというふうに思います。
 それから、人口増のことを先ほど質問もしたんですけれども、協定書にこの人口増に伴う施設においては、あらかじめ協議を行うと。この協議を行うということが、マンション60戸を減らした、それから、いわゆる公共施設等ができたということで、これは再度の確認なんですけれども、そういうふうに理解していいんでしょうか。それ以外のものがあったら、またお答えいただければと思います。


◯都市計画課長(田中元次君)  委員さんおっしゃったとおりに、戸数の問題、人口増の話、それから公共・公益施設についてもお話をさせていただきましたし。あと、バスベイも、実際に今協議の中では設置をしていただくようなことでも話し合いをしておりますので、そうしたものですとか。あと、冒頭ありましたけれども、ヒマラヤスギ、これ、もともと市民の方から、地域のシンボルツリーでもあるので、ぜひ残していただきたいというお声が市のほうにも寄せられておりましたので、その協議の中でこのヒマラヤスギについてもぜひ残していただきたいというようなことでも、協議をさせていただいております。


◯委員(森  徹君)  8月6日、水曜日の7時から9時半まで、市民協働センターで新築工事についての説明会──これ、先ほども質問しましたけれども、行われました。私どもの会派の人間、ここに参加させていただいて、そのときの状況を一応整理したメモがここにあるんですけれども、例えばこれは非常に乱暴だなというような。かなり大手ですよね。大手は紳士的なのかというと、必ずしもそうでないのかなと思わせるような対応がですね、これは市のほうにも届いて認識されていると思うんですけれども、工事時間が8時から6時半までだと。これに、土曜日も休みにしてほしいという声もあってですね。そうしたら、答えが、工事する時間が8時から6時半までで、その準備や片づけはこれに入らないんだという答えなんですね。これはちょっと、余りにも乱暴だと。例えば、そうしますと、じゃあ、具体的に何時からって言わないわけです。準備作業の時間はこれ以外なんですと。何時からっていうことも言っていないんですね。これ、かなり行政が指導しないと。この説明会、引き続きやってくれっていうことに対して、やらないかのような、これで終わりかのような、そういう対応でね。これでは、市民の皆さんの理解も、同意も得られない。余りにも──本当に高度成長時代の乱開発の、そういう悪徳業者のような、説明会やればいいというようなことを感じるわけですよね。
 これ、まちづくり条例の内容から言っても──日本無線が工事しているわけではありませんけれども、これは道義的には責任があるわけですよね。ということで、これは三鷹市と日本無線との協力協定の延長の中にこういう工事が出てきているわけですから、改めて三鷹市が、まちづくり条例も含めて、この業者に対する監督と指導というのをしっかりとやっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
             (「休憩をお願いします」と呼ぶ者あり)


◯委員長(土屋健一君)  休憩します。
                  午前10時20分 休憩



                  午前10時20分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。


◯委員(森  徹君)  その条例が出てくる背景があって、その中で、住民説明会が行われたということですから、質問したのであります。
 したがって、委員会というのは、しかし、委員同士が質問を抑えるのではなくて──指導していただくのは結構ですけれども、やはりできるだけフリーな形で質問をしていくということが議会を豊かにしていくと思いますので、今後そういうこともしっかりと理解していただきたいと思います。
 質問をもとに戻しますけれども、この三鷹市のまちづくり条例に基づいて、行政としてしっかりと指導していただきたいと。また、しなければならないと思います。この点を強く要望しておきます。
 それから、最後に、緑化率の問題なんですが、先ほどの委員も質問しましたけれども、最高限度が10分の2.5ということですが、これが10分の1.5ということですよね。法政高校の場合には、あそこ、緑があったからということなんですけれども、全体的に緑が減っていっているわけですよね。減っていっているので、むしろ緑をふやすという視点からすると、10分の1.5というよりも、もっと最高限度のところでしっかりと押さえるというところが、緑と水の公園都市ということの三鷹市のまちづくりと環境の視点から、それが必要ではないかと。それを10分の1.5にしたという点では、ちょっと甘いのではないかと思いますけれども、これ、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  地区計画の緑化率に関する御質問にお答えします。まず、この地区計画の中で緑化率を定めることができるようになったということで、制度が発足してすぐに、三鷹市はこれを活用するということで、今委員さんのほうからお話があった法政大学等、それ以降の地区計画、全てで緑化率を定めております。これは、先ほど課長のほうからも話がありましたように、東京都の環境確保条例というので、もともと緑化を誘導する制限等がございまして、そこでも一定程度の緑地を確保することは可能でございます。
 ただ、この緑化率は建築関係規定ということで、今回この条例が定まった場合は、連動した形になって、より個別の計画に対して誘導することが可能になると。その中で、緑化率、今委員さんからお話がありましたように25%までを上限として、最低限度を定めることができるわけですが、これはやはり当該地の土地利用と照らし合わせて、可能な範囲で、当然地権者の理解が必要ということになりますので、できるだけ、市としても高い数値をということでは考えておりますが、当該地ごとに最低限度で適した値ということで、協議の中で今回は15%というふうに定まったわけです。
 緑化率は15%ということでございますが、地区計画の中で環境緑地を配置したり、先ほど御説明したヒマラヤスギを残していただく。また、その周辺も、景観審議会等でもなるべく市民が利用できるような形態にしてほしいというような話もあり、今事業者のほうと協議をしております。ですから、量と質をあわせて快適な空間になるように誘導していきたいという考えでこの数値を定めたということで、御理解いただければと思います。


◯委員(森  徹君)  これで終わりますが、この第13条では、建築物の緑化率の最大限度は10分の2.5を超えないものとするということで、10分の2.5と言っているわけですから。これも、果たして今の異常気象だとか、緑が都市においてはどんどん減少しているということで、法律ではそうなっているけれども、それが今の現状にふさわしいのかどうなのか、そういう見直しも必要な時期にも来ていると思います。そういう点では、超えないという点では、三鷹市のまちづくりという点では、これが10分の2.5と言っているんだから、ここまではしっかりと担保してもらいたいという指導といいましょうか、市の基本的な考え方というのは必要だと思うんです。そのことを強く述べて質問を終わります。


◯委員(白鳥 孝君)  まず、第60号のほうと、第61号のほうにもまたがっているかもしれませんけれども、A地区のほうなんですけれども、建築物の用途の制限、120平米に対して、隣接地から5メートル離すということでございます。詳細を見ますと、例えば派出所だとか、交番とかいう、それから、ごみ置き場、駐輪場等、その附属建築物はその限りでないというふうに書いてあるんですけれども、駐車場とか、そういう構造物もいいのかなというふうに感じたんですけれども、普通だったら、全ての構造物にこの制限をかけちゃうんですけれども、よく地方の別荘地のところへ行くと、構造物は全てだめだというふうに書いてあるんですけれども、この5メートルの中にそういったものが含まれてしまうというのは、これ、どういう意味なのかなと。そして、じゃあ、もし公共性のあるものならいいのかというと、じゃあ、集会所も公共性があるからいいのかということになってしまいかねない。そういうことになってしまうので、構造物全てっていうふうに、何で書いていないのかなっていうふうに思ったんですけれども。
 それから、例えばフェンスですね、壁、これがもし2メートル、2メートル50センチ、3メートルの構造物になったらどうなのかなというふうに思うんですけれども、その辺のところはどうなのかな。府中の刑務所みたいな塀になっちゃったら、5メートル以内ならいいっていうふうになっちゃうと困るので。そこのところは、普通だったら緑化にするとか──今第61号に入っちゃうんですけれども、緑化で生け垣のような形にするというような形のほうがよかったのかなというふうに思うんですけれども、ちょっとその辺がわかりません。
 そして、緑化のほうなんですけれども、いつも緑化となると面積でってなっちゃうんですね。これ10分の1.5と書いてある。面積でってなっちゃうと、緑化率というのは、本当は面積じゃなくて、例えば面積だと、花壇をつくりました、チューリップを植えました、それでも緑化なんですよね。そうではなくて、本当は中木、低木とか、高木とかっていう、そういった中でCO2の削減とか、そういった部分もあるし、それから海岸べりに行けば、潮に強い木とかっていう、そういう制限というのが出てくるんですけれども、どうして面積で緑化率をはかってしまうのかなというのが、質問したこともあるんですけれども、その辺のあれはどうなんでしょうか、質問させていただきたいと思います。


◯都市計画課長(田中元次君)  まず壁面の後退のところで、5メートル以下というところでございますけれども、地区計画をかけるときには、事業者さんとの協議の中で、必ず条例上でもつくらなければいけないもの──例えば駐車場の台数を確保していただきたいとか、駐輪場の台数を確保していただきたいとかいうようなところもございますので、この敷地の空地の中でやっぱりそういうようなものも確保するとなると、全部がだめとなってしまうと、そこにおさまり切らないというような現実的な話とかもございまして、そうした中でどこまでつくらせないかというような協議の中で、今回こういった制限をかけさせていただいたというようなところがございます。
 また、2点目の緑化率の話でございますけれども、都市緑地法ですと、確かに芝生とか、そういったものも緑化の面積にカウントできるんですが、市の緑化基準等では芝生だけでは認めていないんですね。そういったところでも、ちゃんと高木、中木とかいうようなのを入れた緑化というように指導もしてまいりますので、必ずしも10分の1.5全てがそういう花壇とかというようなことではなくて、さまざまな緑化を組み合わせて、景観にも配慮した緑化を指導していけるものというふうに考えています。


◯都市整備部長(田口久男君)  課長の答弁に少し補足いたします。まず、壁面後退の例外の交番とか公衆電話なんですけれども、この規定は建築基準法に同様の規定がございます。そもそも交番とか公衆電話は、道路に面したところに立地する必要性があるということで、今回、この計画の中ではそういうものはできるというようには聞いておりませんけれども、考え方としては建築基準法で、やはり小規模であって、なおかつ公衆安全等に必要なものは、そういうところは立地が可能にするという建築基準法の考え方と同様に定めさせていただいているというのが1点ございます。
 もう一点、垣根とか柵のお話ですけれども、これは建築基準法の中で、やはり制限できる規定にはなっていないので、この条例の中では制限としては出しておりませんが、地区計画の中で建築物に関する事項で、垣または柵構造の制限ということで、道路・歩道状空地に面して設置する垣または柵の構造は、良好な景観を形成するように、生け垣、または周辺環境と調和したフェンス等とする。ただし、その基礎で地盤面から高さ0.6メートル以下のもの、門柱または門扉に当たってはこの限りではないということで、一定のやはり圧迫感とか、そういうものがないような形の配慮は、この地区計画の制限の中で求めているということで御理解いただきたいと思います。


◯委員(白鳥 孝君)  このA地区の5メートルというのは、多分これでぎりぎりのところかなというふうには私もわかるんですけれども、ただ、何で5メートルバックしたのに、そういったものができるんだと。例えば駐輪場ができたり、駐車場ができたり、できるんだということが、5メートルバックした意味がないかなというふうに思うんですが、そのところは私、まだまだ疑問に思います。公共性のあるものなら全ていいみたいなことではなくて、できれば、構造物全てだめみたいな形のほうがいいのかなというふうに思うんですけれども。
 あと、フェンス、生け垣──できれば生け垣にしてほしいんですけれども、これ、コンクリートの2メートル、3メートルみたいなものになってしまうと意味がないので、圧迫感もあるし。だから、多分そういう計画になっていないかもしれませんけれども、ただ、この規制の中で、例えば建築確認申請を出すときには、そういった塀とか、緑化のほうもそうなんですけれども、そういった申請はなされないですね。また、そういったところの許可とか、あれはないわけですよね。それは、じゃあ、どこで規制するのかなというふうに思うんですけれども、お願いいたします。


◯都市整備部長(田口久男君)  建築確認上の確認ということでございますが、この地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例、また、建築物の緑化率の最低限度に関する条例を条例化しますと、都市計画の内容を建築基準法の関係規定にすると建築基準法の中に明文化されておりまして、それをどこで担保するかという御質問でございますが、この地区計画を定めた区域については、各個別計画、建築行為に対して届け出を必ず出していただきます。その中で、地区計画で制限している内容を、例えば緑化については、緑と公園課のほうになるんですが、そこでチェックをいたします。したがいまして、壁面後退等も都市計画課のほうに出してもらって、そこでチェックする。ですから、まちづくり条例でもチェックが入りますし、この届け出でもチェックが入る。なおかつ、さらに建築確認の際に、それがきちっと地区計画どおりなされているかというチェックが入りますので、二重、三重のそういうチェック機能が働くということになります。


◯委員(白鳥 孝君)  わかりました。やはりそこのところは、建築確認申請だけじゃなくて、違うところでもチェックをし、また指導していただかないと、何か余り意味がないのかなというふうに思いますので、ぜひそこのところは強く要望させていただきます。よろしくお願いします。
 以上、終わります。


◯委員(石原 恒君)  多岐にわたる質問をいただいたので、質問というか──森委員からも、先ほど説明会の話がありましたけれども、この5メートル離したことである程度の環境は整っていく部分もあるかと思いますが、おっしゃっていたのは、やっぱり近隣のマンションの方がのぞかれるという心配をされていて。もちろん、離すぐらいしかできないのでしょうけれども、そういう向きだとか、そういったところの配慮は念頭に入れなければいけないんだなというのは、改めて感じたところです。我々から直接この業者に対して意見を言う機会もないんですけれども、市の立場として、こういう住環境をしっかりとやってほしいという要望を酌んでいただいて、ぜひ業者にも言っていただきたいというふうに要望して終わりたいと思います。ありがとうございます。


◯委員長(土屋健一君)  以上で議案第60号及び議案第61号に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時37分 休憩



                  午前10時38分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第60号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第60号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第61号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第61号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午前10時40分 休憩



                  午前10時51分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  それでは、アの駐輪場整備運営基本方針(仮称)策定の考え方についてを資料1で御説明いたします。
 1ページをごらんください。1の方針策定の目的です。現在、駐輪場の整備と運営は平成23年7月施行の駐輪場整備基本方針に基づいて進めてきています。しかし、本方針の策定から6年が経過し、社会状況の変化などから、さらなる駐輪場の適切な利用や、より効率的な運営が求められており、今後は整備とあわせて安定的な運営が必要となっています。このため、駐輪場整備基本方針を改定し、新たに安定的な運営の施策など、今後の方向性を定めた駐輪場整備運営基本方針(仮称)を策定いたします。
 2のこれまでの取り組みです。平成24年から三鷹駅周辺より順次再整備を行い、平成26年には各鉄道駅周辺の駐輪場の再整備及び有料化をおおむね完了いたしました。また、サイクルシェア事業では、平成28年度から社会実験を実施しており、今年度も事業化に向け検討を進めています。
 3の背景です。(1)、市内自転車利用人口の推移です。市内の人口は、今後しばらくは微増傾向が続くものと予想され、特に少子長寿化の進行に伴い、買い物目的の自転車利用者の増加が見込まれます。また、今後は下連雀五丁目1番先の日本無線株式会社三鷹製作所の跡地などのように、大規模な開発事業等の動きにも注視する必要があると考えています。
 (2)、市内駐輪場の状況です。平成29年5月現在ですが、三鷹駅南口周辺の駐輪場は利用率が非常に高く、一方、井の頭公園駅、三鷹台駅、つつじケ丘駅周辺の駐輪場は利用率が高くない状況です。また、借地の駐輪場が多い状況にあります。
 恐れ入りますが、3ページをごらんください。別表1に、市内駐輪場用地の状況をあらわしています。これは平成29年9月現在の状況になります。
 また、4ページから6ページは、三鷹市内における駅周辺の駐輪場の案内図になります。
 恐れ入りますが、1ページにお戻りください。3の(3)の財政状況です。駐輪場利用料金等による歳入に対して、駐輪場の賃借料や整理・設備保守等の歳出が上回っています。
 次に、4の現状と課題です。借地の駐輪場が多い三鷹駅周辺などに再開発事業の計画があることや既存駐輪施設の老朽化が進んでいること、また、(6)と(7)に記載したとおり、一時利用と定期利用などの利用目的と実情の利用形態が合わない状況が見受けられるなどがあります。具体的には、記載のとおり9つの項目を挙げております。
 次に、2ページの5、駐輪場整備・運営の考え方です。以上のことを踏まえ、今後は整備済みの駐輪場の運営を見直すなど、駐輪場を安定的で、より効率的に活用することを目指していきたいと考えています。特に、各施策の検討を行う上で、(1)から(3)の3点を基本に考えます。(1)の駐輪場の整備(整備)ですが、こちら、4の現状と課題の(1)から(4)の解決への考え方になります。平成23年度に設定した駐輪場整備目標を見直すとともに、再開発事業への対応等として、代替駐輪場の確保を含めた整備について検討いたします。駐輪場の統合・閉鎖を含む再整備や借地駐輪場のあり方、存続の可否などを検討するとともに、既存駐輪場の有効かつ効率的な利用や施設の長寿命化を検討いたします。
 次に、(2)、利用者の利用形態に合わせた誘導(運営)ですが、こちらは4の現状と課題の(5)から(8)の解決への考え方になります。駐輪場利用者には、定期利用と一時利用、それぞれの利用形態に合った駐輪場へ誘導し、公共交通利用とのバランスや商業環境との整合性などを検討いたします。また、駐輪場の再配置や維持管理費など、駐輪場の整備や運営に係る経費を考慮した利用料金の適正化を検討いたします。
 次に、(3)、新しい駐輪システムの活用(システム)ですが、こちらは4の現状と課題の(8)、(9)の解決への考え方になります。サイクルシェアやサイクル・アンド・バスライド等の駐輪システムを活用することで、より効率的に駐輪場所や自転車を利用できることから、拡充の検討を行っていきます。
 次に、6、具体的に取り組む施策です。それぞれ項目を挙げて示しております。(1)、駐輪場の整備(整備)では、駐輪場整備目標の見直しなど4項目としております。(2)、利用者の利用形態に合わせた誘導(運営)では、駐輪場配置の見直しなど、2項目としています。(3)、新しい駐輪システムの活用(システム)では、サイクルシェアの活用など、2項目としております。
 続きまして、3ページをごらんください。参考としまして、三鷹駅南口周辺における放置自転車台数の推移を掲載しています。年々放置自転車対策が効果を上げ、台数が減少していることがわかります。また、平成25年以降は約90台で推移していますが、これは主に買い物目的の駐輪によるものと思われます。
 本日報告させていただきました、駐輪場整備運営基本方針(仮称)策定の考え方につきましては、本年6月26日に第1回三鷹市地域公共交通活性化協議会にて協議をいたしました。今後は、三鷹市駐輪場整備運営基本方針(仮称)の素案を作成し、パブリックコメント等を実施後、三鷹市駐輪場整備運営基本方針(仮称)の案を作成して、最終的には本年度中に方針の策定をしたいと考えております。この間におきまして、三鷹市地域公共交通活性化協議会での協議及びまちづくり環境委員会の御報告等もさせていただく予定でございます。
 説明につきましては以上でございます。


◯都市計画課長(田中元次君)  生産緑地地区の面積要件引き下げの考え方についてを資料2を用いて説明をさせていただきます。
 平成29年5月12日に公布されました都市緑地法等の一部を改正する法律の一部施行に伴う生産緑地法の一部改正により、生産緑地地区の面積要件を市町村条例で引き下げることができるようになりました。
 1番、生産緑地法等の改正点についてです。(1)、生産緑地法については、500平方メートルであった面積要件を政令で定める基準に従い、市町村条例で定めることができるようになりました。(2)、生産緑地法施行令によって市町村条例で定める面積要件は300平方メートル以上500平方メートル未満とします。
 2、これまで市に寄せられました農業者等からの意見や要望についてでございます。(1)、平成29年6月20日に、三鷹市農業委員会より「生産緑地法の改正に伴う下限面積の引き下げについて」が市に提出されました。内容につきましては、生産緑地地区の面積要件を300平方メートルとする条例の早期制定でした。(2)、平成29年6月21日に、三鷹市都市農政推進協議会より「改正生産緑地法に伴う下限面積の引き下げについて」が市に提出されました。内容については、本年中に生産緑地地区の面積要件を300平方メートルとする条例を制定し、制度内容の周知の徹底を図ることでございました。
 3、三鷹市の考え方についてです。減少傾向にある三鷹市の生産緑地を都市農業の振興、農地と住環境の調和、農地の防災機能等に鑑み、都市農地をさらに保全するため、面積要件を300平方メートルとする条例を平成29年第4回市議会定例会に提案をする予定として考えてございます。
 4、今後の予定についてです。面積要件の引き下げについて、三鷹市農業委員会等と連携し、周知徹底を図るとともに、追加指定の相談を受ける予定をしております。その他の予定については記載のとおりになります。
 説明については以上です。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  私のほうから、報告事項の3番目、ウの三鷹台駅前周辺地区のまちづくりについて、資料3のほうで御説明いたします。
 資料3の1ページをごらんください。1の都市計画道路及び駅前広場の整備方針です。3ページの検討図もあわせてごらんください。三鷹3・4・10号は、三鷹台駅から「外環ノ2」までのアクセス道路として、幅員16メートル、延長260メートルの都市計画道路が都市計画決定されております。その始点には、2,100平米の駅前広場が都市計画決定されています。
 三鷹3・4・10号が位置する三鷹台駅前周辺地区については、平成19年にまちづくり条例に基づくまちづくり推進地区に指定し、まちづくり推進地区整備方針を策定するための調査検討をこれまで行ってきました。
 また、駅前広場については、駅舎が移転したことから、現在の駅の出入り口の位置との整合を図る必要があります。このため、三鷹市土地利用総合計画2022に明記しておりますとおり、今後策定するまちづくり推進地区整備方針に基づき、道路や駅前広場の整備、商業環境の拡充を図るとともに、面的なまちづくりが促進されるよう都市計画の変更を行うことといたしました。
 2の都市計画道路の変更に伴う機能転換です。当該路線については、新たに定める地区計画の中で機能を確保した上で、廃止の都市計画変更を行います。
 (1)、道路についてです。三鷹3・4・10号については、平成9年に三鷹台商店会から三鷹台駅前周辺地区の整備について、生業の継続、都市計画道路の計画幅員にこだわらない歩道空間の整備及び商業の活性化に寄与する施設の建設について要望が出されました。また、平成16年に三鷹台まちづくり協議会からの三鷹台駅前通りへの歩道設置に係る緊急提言を受け、都市計画道路予定線の取り扱いなどの課題はあるものの、交通安全及びバリアフリーの観点から、市道第135号線緊急整備方針を策定し、幅員12メートルでの道路整備を進めてきました。これまでの検討の結果、当該路線の機能や役割は広域的なネットワークを構成する都市計画道路ではなく、地域のまちづくりを推進する重要な骨格となる道路であることから、12メートルの幅員を確保すれば担保されることが明らかになりました。
 (2)、駅前広場についてです。こちら、4ページの計画図案をあわせてごらんください。都市計画道路の廃止に伴う駅前広場機能の代替として、バスバース、タクシープール、植栽、ベンチ等を配置できる面積を確保する必要があります。三鷹台駅南側に約1,100平方メートルの広場を確保し、既に確保した小広場と一体的に運用します。
 3の取り組み状況についてです。駅前広場等については、整備の方向性が定まってきましたので、面的なまちづくりが促進されるよう、早期にまちづくり推進地区整備方針を策定していきたいと考えています。策定に当たっては、まちづくり協議会や商店会、さらに広く市民意見を聞きながら取り組みを進めていきたいと考えています。その後、策定した整備方針に基づき都市計画変更に取り組んでいきます。
 2ページ、4の市道第135号線道路整備につきましては、道路交通課長より御説明いたします。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  資料3−1について、私のほうから御説明申し上げます。
 6カ所分の完成イメージ図を商店会やまちづくり協議会、住民協議会との意見交換や沿道のヒアリング等を経て、案として作成をいたしたものでございます。イメージ図の位置と方向は、資料下の平面図にある番号と矢印を見ていただければと思います。アングルまる1については、三鷹台駅の歩道橋上から、アングルまる2については、踏切地表面から、それぞれ北の立教女学院の方向を見たものでございます。まる3は、歩道橋上から南の交番の方向を見たもの、まる4は、駅前の小広場、人だまりの空間を交差点の対面から見たもの、まる5は、駅前から少し交番側へ行ったところを、ポケットスペースの反対側から見たもの、まる6は、今回工事範囲の一番南側、交番の反対側付近から駅に向かって見た構図となってございます。
 それでは、特徴的な部分を御説明いたします。歩車道の境にある縁石につきましては、セミフラット形式で、平成28年度工事でほぼ完成をしています。これは、歩道と車道の高低差を極力少なくしてブロックだけが高くなる構造で、歩道整備におけるバリアフリー対策では標準となっているものでございます。車両が沿道に出入りする箇所については切り下げ構造等にしています。
 次に、自転車のナビマーク、ナビラインでございます。現在の状況は、試験的にナビマークのみを設置しています。平成30年度に車道の仕上げを行いますので、イメージ図にあるようにナビマーク、ナビラインによる整備を考えています。自転車を本来の通行すべき車道へ誘導し、走行する方向を示しますが、同時に自動車運転者に対する安全意識の啓発にもなります。歩道を設置したことにより、自動車のスピードアップを危惧する声も沿道のヒアリングを実施する中では聞かれましたので、スピード抑制や安全運転に対する効果も期待しています。しかし、自動車が自転車を追い越す際に反対車線にはみ出し、自動車同士が接触する可能性も考えられますので、引き続き効果や安全性も検証したいと考えてございます。
 次に、横断抑止柵についてです。歩道と車道の境に設置し、横断抑止や飛び出しの防止を図ります。市の道路整備、道路管理上の交通安全に対する考え方として基本的に設置しているものでございます。アングルまる3、まる4にあります、駅前の駅をおりて、まちの顔となる部分につきましては、これまでも景観の観点等で御意見をいただいていたことから、踏切前後は車両走行の特性を踏まえて、柵等の安全施設の一部をボラード、車どめにしています。ただ、踏切と駅南側の交差点との間は、歩行者、自転車、自動車が錯綜するところもございますので、横断抑止や飛び出しの防止をしっかりと図りたいと考えてございます。
 駅をおりた小広場に接する歩道につきましては、歩行空間が広くとれますので、アングルまる3のように低木を配置することを考えてございます。街路樹などの沿道の緑につきましては、さまざまな御意見がある中で、配置そのものについても検討を行いました。道路における潤いの機能として、緑を求める御意見もあることに加え、市の方針としても街路樹を配置することとしています。高さ2メートルから3メートル程度のいわゆる中木を沿道のヒアリングや利用状況等も踏まえて配置しています。
 構造につきましては、資料3−1右下にお示ししているところでございます。また、少しでも緑を確保するため、横断抑止柵の下の部分を活用した植栽や駅前の小広場やポケットスペースにシンボルツリーを配置することも検討してございます。なお、本イメージパースで想定している樹種につきましては、シンボルツリーはシラカシ、路線の樹木はヤマボウシを想定してございます。
 今後のスケジュールでございますが、今年度、平成29年度は、歩道の共同溝に電線を入れる工事を行っています。完了後に電柱を撤去いたします。また、今回お示ししている道路整備の最終的なイメージに沿って設計作業を進め、平成30年度には、歩道、車道等、最終的な工事を行います。本日御紹介したイメージ図をもとに、これまで設置していたPR看板のリニューアルをするとともに、歩道ができたことへの感想や路面表示や啓発看板などの安全対策などの検証に向けて、さらに路上での聞き取り調査を行い、より安全性を高めていく視点で、反映できるものについては、皆様の御意見を設計に反映したいと考えてございます。
 説明は以上でございます。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、自転車のほうからお聞きいたします。まず、現状、駐輪場の申し込みで今──保育園じゃないですけれども、待機自転車というのはどのぐらい。要は、とめたいんだけれども、とめられない人は今どれぐらいいるかまずお聞きします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  待機というか、今、実際常に申し込みを受け付けている状況でございます。その中で、実際に駅に近い三鷹駅南口西駐輪場とか、すずかけ駐輪場も最近多くなってきましたけれども、その中ではやはり20人か30人待っている方がいらっしゃいます。駅から離れていきますと、実際にはあいている状況が多くて、待ちの状況ではないというところがあります。
 あと1点、今、三鷹駅南口東駐輪場、こちらも駅に近いんですが、こちらについては一時期申し込みが多くて、100人ぐらい待ち状況があったので、今現状、申し込みは受け付けていない状況です。また落ちつきましたら、市民の方に周知をしまして、申し込みをする予定というふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。先ほど定期でとめている方と一時利用の利用目的に違いがあるということであったんですけれども、やはりこの待機している方が一時利用を使ってしまうという傾向にあるんでしょうか。ちょっとお聞きします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  おっしゃるとおり、待っている方もいらっしゃいますし、あとは、一時利用のところで毎日、通勤・通学されていない方で長時間とめている方もいらっしゃるという状況で、細かいところは、これから調査しないとわからないところはあるんですが、実際に定期で駅に近いところにとめたいという方で一時利用を使っている方も見受けられているところでございます。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。やはり、さっき一時利用を使いたい方が使えないという現状が出てきてしまうことも可能性としてあると思いますので、ちょっと調査をしていただいた上で、先ほど言った定期が当たらなくて一時利用を恒常的に使っていらっしゃる方に対しては、その辺に関してしっかりと対策を。例えば遠いところに一時借りておいていただいて、優先的にとか何か、ちょっと仕組みは難しいとは思うんですけれども、そういう形でやることによって、本来お買い物等で一時利用をしたいんだけれども、使えないという方、また、きょうだけとめたいんだけれども、とめられない方等の利用できないという課題を克服していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、済みません、原動機付自転車という自転車もあるんですが、その辺の対応は今、市としてどうお考えかお聞かせください。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  原動機付自転車につきましては、実際に駐輪場として場所を設けているところがございますが、ただ、そちらにつきましてはいろいろと需要も確認しているところではあるんですが、実際には市のほうに、そこにとめたいというところはお声としては上がってこないんですが。ただ、やはり指定管理者のほうから、そういうふうな状況もあるというところで、現状はまだ原動機付自転車につきましては、今後ふやすと考えてはないんですが、ただ、これからの状況を見ながら、もしまたそういうふうな要望等があるのであれば、市としても考えていきたいと考えております。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。原付、需要も今減っているということもございますが、逆に原付以上のバイク──モンスターまで行かないけれども、ピンクナンバーとか、あの辺のところのというのは、周辺の放置バイク、とめっ放しでとかっていう現状が今どのぐらいあるかお聞かせいただけますか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  現状、放置のほうにつきましては、自転車と原付含めまして、委託業者のほうで回ってはいるんですけれども、実際に今おっしゃった、それ以上大きくなってしまうと、市としてちょっと範囲を超えてしまうというところがありますが、実際どのぐらいとまっているかというところは、昨年ですと、大体50CC以上で、調査したとき1日3台がとまっていたのが確認とれています。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。一時、ちょっと駅前でも、要はモンスターバイクと言われている大きいバイク等も見受けられたんですが、今、現状は1日ピンスポットで調査したときには、3台ということで、徐々に。民間等でも駐輪場を設置していただいているところがありますので、解消しているかと思いますが、ちょっと市の所管を超えてしまう部分もあると思うんですが、やはりその辺の駐輪の害といいますか、迷惑駐輪もありますので、ちょっと項目として継続して調査していただければと思うところでございます。ありがとうございました。
 あと、やはり駅前駐輪場の定員オーバーというところで、新しい形態、サイクルシェアとか、サイクル・アンド・バスライドという形の継続した取り組みをという報告をいただきましたけれども、実際にサイクル・アンド・バスライドを使うとなると、駅からある程度一定の距離がある方をターゲットにされるかと思うんですが、例えば具体的にちょっと申し上げちゃうんですけれども、南新川バス停、仙川公園の横のバス停のところに──当然、仙川公園が隣接しているんですが、あそこに勝手にサイクル・アンド・バスライドとして使っている現状が──市として、緑と公園課は把握していると思うんですが、あそこにとめてバスに乗る方がかなりいらっしゃるという現状があります。近隣の会社の方で通勤でとめちゃう方もいるんですが、比較的、新川二丁目、三丁目の方があそこまで。要は北野ルートがなくなってしまったがために、新川二丁目、三丁目の方があそこまで自転車に乗ってきて、バスに乗って、JRの三鷹、吉祥寺に行くという傾向があるというところなんですが、近隣のところで、例の高架下公園が一時、やっぱりあそこもサイクル・アンド・バスライド状態になっていたところを、高速道路と連携をとっていただいて、反対側のところにサイクル・アンド・バスライドを設置していただいて、非常に公園もきれいになりましたし、特に中原の坂下の方々の利便性がかなり上がったという成果も感じているところでもあります。ただ、実際に今申し上げたとおり、仙川公園をそういう形でサイクル・アンド・バスライドとか、空地がない場合には、そういう形の工夫が必要になると思うんですが、そういうことって可能なんでしょうか。お答えいただきたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  今、サイクル・アンド・バスライドの御質問をいただきました。今、御指摘のとおり、公園については、公園利用者の方も自転車で来られる方がいらっしゃいますので、当然、公園の駐輪場も必要になります。ただ、目的として公園利用者のためのものでございますので、その目的がちょっと違う形で使用されるのはよくない状況というふうに考えます。
 また、一方、今お話がありましたように、自転車の駅前の駐輪状況はかなり状況がいっぱいになっておりますので、手前まで自転車で来て、公共交通のバスを利用していただくというのは、形としては望ましい形だというふうに考えております。
 したがいまして、それぞれの公園についてもちょっと調査をしまして──なかなか公園利用者とそのバス利用者、明確に判断するのは難しい部分もあるとは思いますけれども、今後、ちょっとそういったことを実態を調べまして、適正にそれぞれ利用できるような形で検討してまいりたいと思います。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。ちょっと調査していただいて。誰も公園を使っている人がいないのに、自転車がやたら置いてあるという現状がございます。トイレの横のところにずらっと並んでいて、あとバス停の横のところの金網の横がバイクだらけになっているとかっていう現状があります。どうしても子育てのお母様が乗っているようなバイクには見えないバイクでございますので、その辺しっかり調査していただいて。公園をそういう形でできるのかという、また1つの課題があるかと思うんですが、しっかりと対応していただいて、両方がしっかりと御納得いただけるような環境づくりをしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、済みません、三鷹台駅の質問をさせていただきます。交通広場のほうの絵を拝見させていただいたんですが、市として、例えばこの交通広場、今回、非常にきれいな──イメージの1例であり、決定ではございませんというただし書きも入れていただいているんですが、市として三鷹台の駅から市民の方が、もしくは利用者がおりてきて、人の流れはどういうふうに想定されているか、まずちょっと最初にお聞かせいただければと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  三鷹台の駅からおりてきた乗降客の方々は、今歩道を整備を行っておりますので、まず、現時点で東側の歩道と、今まで西側は歩道はなかったんですけれども、今回、歩道を整備しましたので、大分西側にも現状、歩いている方がいらっしゃいます。整備が整ってきておりますので、これからまた交通量調査をしながら、交通の流れも変化していますので、よく分析して、この広場を整備するときにどういう形でやっていったらいいのか、そこら辺もあわせてこれから検討していきたいというふうに考えています。


◯委員(赤松大一君)  こちらは、確かにイメージ図でございますので、しっかり現状を調査していただいた上で。
 実は、この広場に面している商店の方々とかが、やはりせっかく第135線、セットバックして歩道を拡幅したにもかかわらず、この広場ができてしまったことにより、本来はセットバックをして、店の前を歩いてくれて、買い物とかをしていただけるという想定で御納得、御協力いただいたかと思うんですが、広場をつくることによって、店の真後ろを通って行かれちゃうと、何なんだみたいなところがあって、そうすると、じゃあ、今度店の後ろにまた販売の通路を置かなければいけないじゃないかとかっていう、ちょっとそういうお声もあったりとかしますので、しっかりその辺、地権者等に見せていらっしゃるんでしょうか、これは。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地権者の方とはお話をさせていただく中で、広場のこの図面はお見せして、また、お渡しして、家族の中でもお話し合いや何かをしていただいたりしながら取り組んできた経過がございます。まだ、これは本当のイメージの1例だけれどもという前提をしながら、お話をしているところです。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。あくまでもイメージということでございますので、丁寧にしっかり。また、地権者の皆様、さまざま御協力いただいていることを加味した上で、ウィン・ウィンな関係になるような形で取り組みをしていただければと強くお願い申し上げます。
 自転車関係で。これって、お買い物をする方の自転車置き場って、どっちになるか想定とかって。要は、せっかくセットバックして歩道が広がったのに、歩道にとめられちゃったら、これ、点字とかが全部潰れてしまいますので、その辺の想定ってあるんでしたっけ。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  自転車におきましては、通常、建物ができるとき、開発事業とかかかりましたら、そちらのほうの設置義務という形でなりますし、また、今、三鷹台の駐輪場も市として確保しているところでございますので、そちらのほうに誘導する形になると思います。
 ただ、今後、整備していく中で、また流れがどうなるのかってありますし、また、今後、商店街の方もどういうまち並みになっていくかというところもありますので、そういうところはまた今後見きわめて、市の自転車駐輪場の方針の中にも含めながら考えていきたいと思っております。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。しっかり一時利用のことも加味していただきながら、ちょっとまちづくりをまた御検討いただければ思いますので、よろしくお願いいたします。終わります。


◯委員(増田 仁君)  自転車のところで、幾つか。サイクルシェアなんですけれども、武蔵境とか、小金井とか、あっちのほうだと民間がやっていたりとか、あとは23区のほうでも相互乗り入れ可能な形でやっていて──これは、通勤というよりも、仕事で使う場合ですとか、いろいろパターンは分かれると思うんですけれども、三鷹の場合も、もう前に武蔵境でもやっているので、こういったものに行政がどうかかわるかというところから見直しを早急に──見直しと言うんですかね、実行と言うんですかね、具体的に採算に乗るとかですね。民間でやるべきところに、むしろ持っていくべきものじゃないかなと思うんですが、今、サイクルシェアは実証からどのように導こうと思っているんでしょうか。ちょっと今、先が見えないような状況なので、お伺いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  今年度も社会実験ということで、おっしゃるとおり、通勤・通学者というところで対象者を限らせていただいて、今やっています。その根本的な理由としましては、三鷹駅周辺の自転車、あと需要に対してどう応えていくかというところが、まずありました。その中で、実際に駅を使われる方というのは、通勤・通学者が多いというところで対象としてやってはいるんですけれども、今年度は社会実験という中で、今後それが有効に活用できるのかというところを最終的には判断していきたいと思います。ただ、昨年度までやっている中では、うまく活用できているのかなというところはありますし──ちょっと細かい課題、利用率の向上という課題はあるんですが、そういうところも含めて、実際にはまず通勤・通学者、それから三鷹駅の周辺駐輪場は使われている方がいっぱいいらっしゃるので、その対策というところの中で進めていこうと考えています。
 その上で、今後、おっしゃるとおりスイクルという、実際JRのほうでやっている自転車共有システムだったりとか、あとは23区で区を超えてやっていらっしゃる、そういうところは対象者が違うので、そこは、例えば駐輪場所──駅だけじゃなくて、皆さんが行く目的が違うところがありますから、そこに対応できるような場所をまた探しながらやっていくということも必要だと思いますし、そういうふうにやっている民間の事業者さんとも、またいろいろ今後、意見交換というところもあるかなと思っています。とりあえずは、今回は、社会実験の中で、まず通勤・通学者を対象に、何とか今後、駐輪場をうまく運営できるような形で進めていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(増田 仁君)  サイクルシェアの費用と駐輪場のところって、前も1回試算をして、効果が一定とかっていう話は確かにあったんですけれども、根本的に駐輪場のことを考えてやっていくというと、やはりすぐ限界が出てくる。サイクルシェア、規模としてやっていくところというのは難しいところがあるので、やはり今話もあったように、民間のところとうまくやっていくところがベースになると思うので、そこを考えていただければいいのかなと。うまくつなげていく方向を考えていただければと思います。
 次に、駐輪場なんですけれども、やっぱり遠くなると、あきがあるというのは当然のところで、料金の見直しという話があったので、そういう遠いところはやはりもっと値下げをしないといけない。要は、値段とバスの運賃──徒歩で行くかとか、いろいろ選択肢はあると思うんですけれども、一般質問でもほかの議員さんがやっていらしたとおり、現状として朝の時間、実際に降車場はとんでもない待ち時間になって、1つ前の停留所でおりたほうが早いんじゃないかみたいな状況にもある中で、バスに誘導するのも一定限界があるので、交通事情を考えた中で、駐輪場というのは、やはり役割というのはあると思うので、料金の見直しで、値上げをしてしまうと、逆にもっとひどいことになるのではないか。既に新川のほうであるとか、三鷹市内に入ってくる塚のほうですね。時間帯によってはバスに乗れないということは実際としてありますので。次のバスをお待ちくださいといって、次のバスを待ったら、次のバスもお待ちくださいと言われて、困るというような状況もありますので、そういうところを考えて、料金の考え方というのはどのように検討される予定でしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  料金につきましては、先ほどちょっと説明の中で申しましたように、利用者さんの形態、実情に合わせてというところもあるかなと思います。実際に、一時利用を買い物客のお客様が使えないというところがあって、まず、そういうふうな一時利用、市民の皆様が使えるような形にするというところが、まずあるかなと思います。そのためには、駅から遠いところ、ましてや商店に近いというところもありますし、その中の一時利用を、例えば今12時間150円、もしくは24時間150円という料金があるんですが、それを、例えば買い物客が使えるようにとなりますと、短時間でもうちょっと安い金額、例えば100円というところで、なるべく安い金額で買い物客の方が使えるようにと。
 もし、また通勤・通学者の方にとっては、やはり駅に近ければそれだけ、利便性とか効果がありますので、駅から離れていくと、やはり安くしていく。実際には、あとまた自転車の上段、下段、それから屋根がある、なしというところも含めて、そういう料金の差別化をちょっとしていかないと、多分利用者さんにとっても納得いかないところがありますので、そういうところも考えて料金を設定していく必要があるかと考えております。


◯委員(増田 仁君)  設定は、本当に細かくいろいろやっていただいたほうがいいと思います。今の現状も、中央通りに買い物で来た人は、やっぱりとめてしまうという状況があって、対策がやはりおくれていくと、ほかの自治体の駅になりますけれども、千歳烏山──お店がいっぱいあって便利なんだけれども、全部駐輪するところがないので、道路にとめてしまうというような状況になってしまうので、やはり一時利用も、ただお店だけすぐ行って帰るというわけではなくて、やはり、買い回りということは重要になってくると思います。買い回りは、買い物だけじゃなくて、病院に行ったついでであるとか、何かのついででというところは重要ですので、そういったところを考えた料金設定というところを考えていくと、ある程度流れが変わるというんですかね。歩道にとまっている今の状況も、やはり変えていかなければいけないので、そういうところを。
 三鷹駅の状況、民間も駐輪場はふえています。赤松委員からも話がありましたけれども、そういうところも、もっとふえていくようなことをうまく誘導するようなことも、役所が全部担うわけではないというところも考えていただいて、対応していくのがいいのかなと思います。終わります。


◯委員(森  徹君)  それでは、駐輪場整備運営基本方針(仮称)策定の考え方、ここには、最初の方針の策定から6年が経過したと。より効率的な運営を求められていて、整備とあわせて安定的な運営が必要と。今の議論の中でも、また、先ほどの説明の中でも、場所によっては、さらに今後とも整備が求められるというふうに思います。それは、市のほうもそういう考え方はあると思います。
 それから、やはりJRの駅、今の武蔵境、イトーヨーカ堂の駐輪場が地権者から立ち退きといいましょうか、新たな施設ができるので、あそこがなくなっちゃって、あれだけの駐輪場がなくなって、これは三鷹市民の人も利用しているんですね。これは非常に大きいという点では、自転車っていうのは、今後とも非常に重要な市民生活の足としてね、また、いろいろ環境問題を考えると重要な乗り物ですね。ですから、今後ともやはり駐輪場整備が必要という視点はしっかりと持っておいてほしいと。三鷹の今、東側の再開発というところにも、まちづくりでこの問題はしっかりと位置づけられなければならないというふうに考えています。
 そこで、安定的な運営と言うんですけれどもね、自転車、買い物だけじゃなくて、見てみますと、やはり通勤・通学、働く市民、学ぶ市民、これをしっかりと駐輪場を設置して応援する、市民の暮らしを応援していく、それが行政の役割だと思うんですね。しかし、安定的な運営というところがちょっと気になるところで。そして、駐輪場の賃借料や整理・設備保守等の歳出が上回っているということでは、これは値上げしたいんだなと、市はそれを考えているなと。歳出が上回っているということなんですけれども、歳入に対して歳出、これはどういう数字なんでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  歳出につきましては、今、駐輪場は全部市の施設ではなくて、借地で地権者さんにお借りしているというところでございます。それが6割近く。三鷹駅周辺でいいますと借地のほうが多いという状況がある中で、それをまず安定的となりますと、この間の旭町通り駐輪場ではないですけれども、地権者さんにいつお返しするかというところもある中での運営となりますと、やはり市民サービスという中では、やはりある程度安定した、それから、地権者さん等にも常に協力をいただきながらやっていく必要があるということになります。
 そういう借地をお借りしている年間の金額、また維持管理費──毎年、駐輪場として、無料駐輪場もございます。その中で業務委託したりとかしていますので、そういうふうな、市として駐輪場を維持していくための歳出がございます。歳入につきましては、放置自転車の中で撤去した自転車をお返しする場合の手数料をいただいております。それと、あと、実際に放置した自転車を撤去して、とりに来られなかった方の自転車に対しては売却もしています。
 それとあわせて、今、駐輪場のほうは指定管理をやっていまして、まちづくり三鷹の指定管理のほうで、実際に利用料金は全部まちづくり三鷹のほうの収入。あと、運営管理につきましては、まちづくり三鷹が出すといった中で、収支になった2分の1は市のほうにインセンティブとして入ってくる状況です。それが、昨年ですと、およそ2,000万円というところです。大体、歳入としましては、実際に平成28年度ですと、インセンティブでまちづくり三鷹から入ってくる約2,000万円と、それから駐輪場放置自転車の売却、それから、とりに来られた方に手数料をいただくというところで、約400万円。合わせて、大体2,400万円ぐらい、歳入としてあります。
 一方、歳出につきましては、先ほど申しましたように、借地料、それから放置自転車対策として業務委託もしていますので、それを合わせますと、大体1億7,000万円ぐらい──これはちょっとざっくりですけれども、そういうふうな状況にあります。その差が、実際には持ち出しというところで、市のほうの負担というところになります。また、市として場所を取得しているところもございます。そのところも、実際には取得費という形で、市としても出してきたところがございますので、ざっくりですが、一応、今現在、歳入歳出というところで、大まかな金額というと、そのぐらいの金額を市としてはシミュレーションしているところでございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。非常にざっくりとした数字ですので、これはどうなんでしょうか、決算委員会で資料請求して議論してもらったほうがいいんでしょうかね。この委員会としても、かなり細かい資料は欲しいですね、やはり市民の求める利便性との関係で。やはり、何て言うんでしょうか、市民は市民なりに税金を納めていますよね。しかし、この考え方はやはり受益者負担、利用している人にこれだけの差があるんだから、もっと負担を引き受けてくれよということですね。
 ただ、私の近くの若い主婦の方なんですが、共稼ぎで、自転車で通って、それで預けています。帰りに、子どもさんを保育所にという、この三角形。行きは、また預けているわけですけれども。自転車はバスとはまた別で、非常に必要な生活の足なわけです。それで最低賃金制も、東京でも1,000円行かないという状況ですね、わずか六十何円上がったのかな。ということを考えると、やはりできるだけ働く市民を応援するという、その視点、やはり市民に優しい施策を行っているんだということは、絶対忘れちゃいけないんだろうと思うんです。
 確かに、金額的に見ると、2,000万円で、それから引き取り手のない、また、引き取りに行って、それが400万円、これを合わせてということで、1億7,000万円に対して2,400万円ですからということで、何か納得するような数字でもあるんですけれども、やはり、もっともっと当然、無駄は省いていくと同時に、大変な思いで生活している市民の足を支える、応援するという視点はね、単なるこの歳出が上回っているからというふうに絶対してほしくない。
 それを言うと、いろいろなところで、自分が利用しないものに対して、市民同士がいろいろ私はプールに行かないよと、体育館に行かないよと、しかし、これだけ税金がっていうふうになるとね。公共施設というのは──駐輪場もその1つですね、いろいろな人が利用する、全ての市民が利用するわけじゃないわけですから、そこは受益者負担という考え方がちょっと強く進み過ぎているという点では、しっかりと支援という、市民の暮らしを守るという点が必要ではないのかなということで、ぜひ、その辺は慎重に、この数字だけ挙げて、それでよしとするわけじゃない。
 やはり、三鷹市というのは、初めて──これは武蔵野にあるかどうかはわかりませんけれども、自転車専用道路をかえで通りにつくりましたよね。あれも非常によかったと思うんです。私も東野住宅というところにいた住民の方から、当時の歩道が狭いと。雨が降るときに、武蔵境に行くときに、傘を差して歩いている人とかっぱを着て自転車に乗っている人という点で、何とか歩道を広げてくれないかという要望も受けたんですね。議会でも質問しました。そして、結果的に非常によかったと思うんですけれども、車道側にガードレールをつけるだけで、武蔵野市も同じような対応をして、武蔵境まで一直線の自転車専用道路ができた。こういう市民が歓迎する自転車の施策をやったわけですから、その自転車にはちゃんと駐輪場があると、それもできるだけお金をかけないようにすると。この施策の一貫性と言いましょうか、これはぜひぜひ進めていただきたい。値上げはしないでほしい。この部分だったら、ほかの無駄を省くという努力が必要だろうと、これは要望ですということで、よろしくお願いいたします。
 それから、先ほど赤松委員さんが質問された、公園と自転車の問題で、実は大沢の羽沢小学校の手前のバス停のところに、やはり同じように、あそこ、バス停から大沢の野川沿いに奥が遠いんですね。歩くと10分、15分かかっちゃうという点で、バス停の近くに乗り捨てがあったのを、市があそこに駐輪場をつくりましたよね、分団のところに。あれも非常に歓迎されているんです。ですので、先ほどの部長の答弁を聞いていて、やはり、ただ撤去するということだけじゃなくて、利用状況を見ながら検討されるというふうに理解したんですが、ぜひ、それも要望として、市民の声が直接的に来なくても、その状況を見て、先回りして対応していくということが市民との協働になるのではないかと思いますので、これもぜひお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  1点だけ、生産緑地の面積の要件引き下げのことにつきまして、この法改正は、三鷹市だけじゃなくて、他市はどんなような動向なのか、特に隣接市はどうなのか、ちょっとお伺いをしたいんですけれども。


◯都市計画課長(田中元次君)  生産緑地の他市の状況ということで、御質問をいただきました。東京都等でも調査をしているところですが、三鷹市としても、近隣の状況を調べさせていただいたところ、5月の時点で武蔵野市は未確定ですけれども、12月の議会というようなところ。三鷹市もそのときの調査で、12月の議会というところで回答しているところですが、青梅市はその時点では未定、府中市はやはり12月の議会、昭島市、調布市、町田市はその時点では未定、小金井市は、その時点では9月議会ということですが、その後お伺いしたところでは、それ以降になるのかなっていうお話もありました。というようなところで、12月議会以降に条例を提案するというようなところが、割と多いような形では聞いてございます。


◯委員(白鳥 孝君)  わかりました。やはり、特に隣接市と一緒にやっていかないと、これはちょっと難しい問題が出てきちゃうものですから、ぜひ合わせていただければなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(土屋健一君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時51分 休憩



                  午後1時06分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 三多摩上下水及び道路建設促進協議会平成30年度運動方針三鷹市要望事項について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後1時07分 休憩



                  午後1時17分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 三多摩上下水及び道路建設促進協議会平成30年度運動方針三鷹市要望事項について、休憩中に御確認いただきましたが、お手元に配付のとおりとすることに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくり、環境に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である9月28日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、ないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後1時19分 散会