メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成29年まちづくり環境委員会) > 2017/12/12 平成29年まちづくり環境委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2017/12/12 平成29年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(土屋健一君)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、まちづくり環境委員会管外視察結果報告書の確認について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 初めに、項目アに対する市側の説明を求めます。


◯建築指導課長(小林弘平君)  それでは、行政報告ア、三鷹市耐震改修促進計画(改定)素案について御説明させていただきます。
 説明につきましては、A4、1枚の資料1と、本冊の資料1−1を用いての御説明とさせていただきます。資料1、1、改定の経緯をごらんください。資料1−1では2ページとなります。三鷹市耐震改修促進計画は平成20年3月に策定し、その後、計画期間を平成25年度から平成32年度といたしまして、平成25年3月に現計画へと改定を行いました。
 このたびの改定は平成29年度が現計画での改定年度であること、また平成25年3月の改定から、これまでの間、耐震改修促進法の改正や熊本地震の発生などがあり、これらに的確に対応するために行うものです。これまでの間に行われた法改正等は資料1、2、まる1に記載のとおりとなります。
 次に、まる2、計画期間をごらんください。資料1−1では3ページとなります。計画期間を平成30年度から平成37年度までの8年間としています。計画の検証と必要な改定につきましては、社会情勢の変化や計画の実施状況に適切に対応するため、おおむね4年をめどに行うことといたしますが、次回改定につきましては、国の基本方針等で平成32年度の耐震化目標が示されていること、そして、平成30年度に総務省による住宅・土地統計調査が予定されており、平成32年度中に全てのデータが公表される予定でありますことから、最新データを反映させた改定とするため、次回は平成32年度を予定しております。
 続きまして、まる3、耐震化の現状、目標をごらんください。資料1−1では17ページとなります。今後の耐震化の目標につきましては、国の耐震改修の基本的な方針及び東京都耐震改修促進計画との整合を図り、表に記載のとおり、平成37年度までの目標及び目標値といたしました。平成28年度の耐震化率につきましては表に記載のとおりですが、このうち、防災上重要な公共建築物の98.2%につきましては、第一体育館、第二体育館がその役割が元気創造プラザへ移行したため、防災上重要な公共建築物から除いて耐震化率を算出しております。そして、耐震化が必要な建築物といたしまして、教育センターと水再生センターが残っておりますが、平成30年度完了予定の耐震改修工事の完了をもちまして、平成31年度には耐震化率100%となる予定です。
 防災上重要な公共建築物につきましては、資料1−1の14ページ、15ページに一覧表を載せております。一覧表の棟数がこれまでの111棟から112棟へ変わっております。この内訳といたしましては、棟数が減となったものが第一体育館、第二体育館、そして、第三小学校が建てかえにより校舎棟が2棟から1棟になり、1棟減少したことにより、計3棟の減となりました。また、棟数が増となったものが元気創造プラザ、高山小学校時限つき新校舎、上連雀分庁舎、東部水再生センター汚泥棟の計4棟あり、合計1棟増の112棟となりました。
 次に、防災上重要な公共建築物を除く公共の特定建築物の現状の耐震化率100%についてです。資料1−1の13ページ、(4)、14ページ、表の下段にも記載がありますとおり、福祉会館及び社会教育会館は、その役割が元気創造プラザへ移行し、平成29年度中に解体される予定であることから、耐震化率の算出では、この2施設を除き、対象施設をこれまでの14施設から12施設へといたしました。この結果、耐震化率が平成28年度末で100%となったものです。
 続きまして、まる4、耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策をごらんください。まず、片括弧1につきましては、資料1−1では26ページ、下段まる4に記載がございますが、平成25年5月の耐震改修促進法の改正により、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断結果の公表が義務づけられました。東京都は平成29年度中の公表を予定しておりますので、三鷹市においても建築指導課、都市計画課による連携を行い、建物所有者へ個別訪問等により耐震診断結果の公表等について丁寧な説明を行い、公表の取り組みを進めていきます。
 片括弧2につきましては、資料1−1では20ページ、(5)、まる1、26ページ、(1)、まる3に記載がございますが、特に倒壊の危険性が高いIs値0.3未満の特定緊急輸送道路沿道建築物については、平成29年度より拡充されました東京都の助成制度を活用し、重点的に耐震化を図っていくことを記載いたしました。
 片括弧3につきましては、資料1−1では24ページ、(2)に記載がございますが、熊本地震の検証の結果、平成12年以前に建築された木造住宅につきましては、リフォーム等の機会を捉え、接合部の状況を確認するよう国土交通省より推奨されました。これを受け、窓口相談やホームページにおいて、これらについて周知を行っていくことについて記載いたしました。
 その他、本計画で新たに記載したものを御紹介いたします。まず、一般緊急輸送道路沿道建築物についての記載を資料1−1の16ページ、20ページ、27ページに、防災上重要な公共建築物の今後の取り組みのうち、庁舎建てかえに向けた取り組みについてを20ページ、25ページに、木造住宅耐震診断及び耐震改修助成のPR活動を23ページに、分譲マンション管理者への啓発を24ページに、都耐震マーク表示制度の運用を30ページに、耐震キャンペーンの実施、周知を31ページに記載いたしました。
 最後に、今後のスケジュールですが、資料1の裏面をごらんください。本日の委員会で御意見をいただきました後、来年の1月中旬からパブリックコメントを行いまして、3月に改めて本委員会に御報告させていただき、確定したいと考えております。
 説明は以上となります。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより、項目アに対する質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。


◯委員(増田 仁君)  お願いします。耐震化の目標値ということで、平成31年度末、平成32年度末ということで、公共系はほぼほぼ完了ということはもう既に見えているので、民間の建築物について、この今の数値から上がることによって、平成32年度末のほうで見ていくとすると、この数値が数%上がることによって、実際の被害想定というのはどれくらい変化が出てきそうでしょうか。


◯建築指導課長(小林弘平君)  被害想定は、ここで数%上がるとどれだけ被害が変わるかというところは特に示されてございませんので、全体的に耐震化が進むことによって死者の数が半減できるように努めていくというのが国の基本方針になりますので、その基本方針にのっとって進めていくことで、済みません、被害想定のほうは実数の数値としては出てまいりませんが、被害を軽減できるというふうに考えてございます。


◯委員(増田 仁君)  では、もう一つの観点でいくと、この民間の建築物において、所有者が実質的にわからないようなものというのはどれくらい含まれているんでしょうか。


◯建築指導課長(小林弘平君)  民間の特定建築物の数でよろしいでしょうか。民間の特定建築物に関しましては、所有者はもともと平成19年度に調べまして、その後にその建物の特殊建築物定期報告調査というのがございまして、そういったものでも数を把握してございます。その後に建物が用途変更したりとか、そういうところで数は追っていってございまして、ほぼほぼ所有者がわからないということはございませんで、所有者のほうはつかんでございまして、これまでもアンケート調査とか、所有者の方々に耐震化を進めていただくように御通知をしたりとかもさせていただいているところでございます。


◯委員(増田 仁君)  わかりました。以前も三鷹通りのほう、建物の問題が解消されていないというのが報告されたことが、上連雀一丁目のほうであったりとか、そういうところは把握はしておるんですけれども、それ以外の道路においても、木造で比較的古いもので、明らかにこれはとかって言われているものが幾つも市民から声が上がっていると思うんですけれども、そういったものも対策が必要だと思うんですけれども、この前、国のほうで所有者がわからないものに改善を求める、進めていくということで、固定資産のほうとの照合ができるようになるですとか、5年間限定でとかって、そういう対策も今後進んでいくように思われるんですけれども、そのあたりについてのここへの反映というのは考えてはいなかったんでしょうか。


◯都市計画課長(田中元次君)  所有者不明問題の土地については、今、三鷹市のほうもその委員として民間の研究機関のところに所属しておるところでございますけれども、そうした中で、今委員おっしゃった5年間の利用権とかっていうのは、そういったところでわからない、基本的には建築物がない土地というところで、そういった利用権の設定をしていこうということが考えられています。
 また、建物が本当に簡易なもので、物置ですとか、そういうもので、そういったものを除却しても費用が簡単にわかるようなものにつきましては、そういった活用もしていこうということなんですが、実際にある、例えば空き家であれば、空家対策特措法の関係でそういったところの対応っていうのはしていく必要があろうかと思いますけれども、それが耐震と結びついているかというところにつきましては、残念ながら結びついてはいませんけれども、当然空き家等で危ないものがあれば、私どものほうでそういった対応を今後も進めていきたいというふうには思います。


◯委員(増田 仁君)  わかりました。三鷹通り以外にも東西南北が比較的狭い、それでも、バス通りであるようなところで、そういった建物が幾つかあるということは、こちらもメールとかでいただいたりはしているので、そういったところの対策っていうのは、やはり特に重視していかないと、あそこが残っているんだったら、うちはまだ後回しでいいんじゃないかみたいな。やっぱり耐震改修もお金がかかりますし、もしその建物を所有者の方が壊すことにしたとしても、木造であっても100万円とか、200万円とか。鉄筋であればもっとお金はかかりますから、そういうところを考えると、やはり後回しにされがちになりますので、割れ窓理論じゃないですけれども、そういった建物についても改修とか、対策を市が行っているっていうことで、ほかの今まだ行っていない人たちにも促していくっていう効果もありますので、ぜひ見える形でいろいろ進めていただければと。終わります。


◯委員(森  徹君)  23ページで、(1)の倒壊する可能性があると診断された住宅というところ、ありますね。これ、市としてつかんでいるのはどのぐらいあるんでしょうか。


◯都市計画課長(田中元次君)  こちら、記載してあるのは、木造住宅の耐震の診断と改修の助成制度のところでそういったものがあるんですけれども、これは昭和56年以前の旧耐震基準で建てられた建築物について、耐震診断等の助成を行っているんですけれども、市全体の中で幾つあるのかっていうとこはつかんでございませんけれども、そういったところで、市としても、今年度バスの中にそういった助成制度があるよっていうことで、10月に1回、1カ月ぐらいPRをさせていただいています。
 そうした中でPRをして、一般の木造住宅、古いものをお持ちの方にそういった助成制度を使って診断をしていただくということを働きかけているところでございますけれども、件数としてというところは、残念ながら今つかんではおりません。


◯委員(森  徹君)  昭和56年以前の建物で、そこで建築されて、現在まである、そこにお住まいになっているというと、かなり高齢の方が住んでいるというふうに理解できますよね、若い人が住んでいるっていうのではなく。かなり、市内でも、そこに住んでいる人が建てかえているっていうところもあるし、そこが売られて新たにっていうところもあるし、かなり変化していると思うんですけれども、じゃあ、具体的には市としては昭和56年以前でこれだけあるっていう、そういう数字はつかんでいないんでしょうか。


◯建築指導課長(小林弘平君)  昭和56年以前の旧耐震法の住宅につきましては、総務省の住宅・土地統計調査、そちらのほうが5年に1度調査をされております。平成25年の調査が直近の調査になりますが、全国的な調査になりますので、そこで三鷹市の住宅に関しても一定の調査はされてございまして、そこの中である程度の件数は出てございますが、そのお宅が昭和56年以前であったとしても、耐震性があるお宅もございますし、耐震補強工事をされたお宅もございますので、そこのところの数字に関しましては実数を出すということは難しいので、その中では東京都の推計検査を利用させていただきまして、この資料1のような形の、平成28年度でいきますと、住宅は91.5%耐震化されているっていうような、そんなような形での表記をさせていただいてございます。例えば11ページに耐震性のない住宅っていうところで表記してございますが、今私のほうで御説明させていただいたとおり、総務省の住宅・土地統計調査のデータを利用し、さらに東京都の推計の計算を用いて出した数字がこちらの耐震性のない住宅、7,500戸というところがあくまで推計値となります。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  かなりあるのと、なかなかつかむのは難しいということはわかりました。
 それで、この診断で平成7年度から平成28年度まで、累計件数552戸で簡易診断をやっていると。簡易改修したのが140戸ということで、診断も非常に少ない──先ほどの耐震性のない住宅が7,500戸ほどあるのではないかという中で、この数字、そういう理解をしていいのかどうかっていうこともありますけれども、簡易診断が552戸、そのうち簡易改修が140戸ということで、かなり少ないなと。地震とか、そういう被害が身近でないと、なかなかというものは確かにありますよね、これは1つ。それから、実際に予算がないと。公共施設の場合には予算化して、それをきちっと対応できるんですけれども、一般の市民の方は実際にそういう財力がないというところでの、関心がないわけじゃないけれども、やらなくちゃいけないと思いつつも、なかなかできないというところが、この数字からはあるのかなというふうに思いますね。ですから、この辺はここの議論ではないんですけれども、やはり財政的な措置というのが非常に重要なのかなというふうに感じて、この数字を見させていただきました。ちょっと質問じゃないんですけれども、最後は感想的になりますけれども、耐震化をしっかりとしていかなければならないけれども、現実の問題としてそれがあるのかなと。
 いつでしたっけね、これ、静岡県がかなり県として耐震で予算を相当組んでという、どこかで本で読んだことがあるんですけれども、その辺、そうなると三鷹市だけの問題ではなくて、東京都レベルでこういう──たしか静岡だと思うんですけれども、本当に旗を振ってやるということ、そういう意見も市から東京都にも上げていく、国レベルの問題としていくというね。数年後にはオリンピックが来ますけれども、オリンピックにはかなり予算が組まれているけれども、身近な市民の住環境、耐震という問題ではなかなかそういう行政の旗振りが弱いという感じがするものですから、ぜひ改めて東京都と一体となりながらもそういう方向を進めていくということが必要だと思いますし、その努力をお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員長(土屋健一君)  次に、項目イに対する市側の説明を求めます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  それでは、三鷹市駐輪場整備運営基本方針(仮称)素案について、資料2で御説明いたします。
 まず、表紙の裏面をごらんください。目次となりますが、1から5までの項目につきましては、前回のまちづくり環境委員会で御報告いたしました駐輪場整備運営基本方針(仮称)策定の考え方の1から5までと同様の内容ですが、一部を変更し、より詳細な表現等にしております。また、6の課題に対する施策につきましては、前回の策定の考え方では、項目のみを列挙していましたが、今回、その内容について明記しております。次に、7の駐輪場整備・運営に関連して取り組む施策は、前回の策定の考え方にはございませんでしたが、現在の三鷹市駐輪場整備基本方針に挙げております内容に関連するものであり、現状に応じたものとして明記しております。また、巻末資料は、三鷹市内にある鉄道駅周辺における駐輪場のこれまでの取り組み、背景及び駐輪場の現況等を明記しております。
 それでは、前回の策定の考え方から新たに明記いたしました項目、内容等を中心に御説明いたします。2ページをごらんください。中段に市関連の駐輪場の運営形態の分類図と、下段にはサイクルシェアのイメージ図を明記しております。
 次に、4ページをごらんください。5の(1)の駐輪場の整備(整備)になります。最後から3行目の「また」以降になりますが、鉄道事業者やバス事業者等にも協力を求めるなどして、連携を図っていくことを明記しております。
 続いて、5ページをごらんください。6の課題に対する施策になります。こちらは、前回項目のみをお示ししていましたが、内容を明記しております。(1)のア、駐輪場整備目標の設定でございます。10年後までの各鉄道駅周辺の駐輪場整備目標台数は、現在の各駐輪場の自転車収容台数、各駐輪場の利用状況、将来人口の推移から推計する予想自転車利用者数や、放置自転車数から必要な収容台数を確保することを基本としております。表2のとおりになります。三鷹駅周辺は今後の再開発事業の影響等を考慮して、また井の頭公園駅周辺及び三鷹台駅周辺では、現在の利用率が低調である施設を考慮した台数としております。
 次に、イの長期的な駐輪場の確保でございます。所有者の理解を得ながら、長期的に土地の借用をするなど、安定的な運営に努めてまいります。
 次に、ウの再開発事業等への対応です。再開発事業等による駐輪場数の大幅な変動に対しては、必要台数に過不足が発生するか確認し、整備目標台数の変更、駐輪場所の確保等について検討します。また、三鷹駅前地区再開発基本計画2022や、今後策定予定の三鷹台駅前周辺地区まちづくり推進地区整備方針などとの整合を図りながら、対応を行います。
 続いて、6ページをごらんください。エの市所有の駐輪施設の老朽化対策になります。表4は、市が所有している駐輪機器がある駐輪場で、中長期的にわたる長期修繕計画を作成し、計画的に修繕等を実施いたします。
 続いて、(2)の利用者の利用形態に合わせた誘導(運営)になります。アの駐輪場の再配置です。利用形態に合わせた各駐輪場へ誘導するため、利用者のニーズに合うよう駐輪場の再配置を検討します。一時利用駐輪場は商店街付近の駐輪場、再開発用地、また、定期利用駐輪場は駅付近の駐輪場を基本として再配置を考えていきます。
 次に、7ページをごらんください。イの利用料金の体系化になります。駐輪場の立地だけでなく、使いやすさなど、利用料金の体系を(ア)から(オ)の観点から検討を行います。
 次に、ウの利用料金の適正化です。歳入と歳出のバランスや、ほかの公共交通手段等の利用料金等を考慮した上で、駐輪場の利用料金について検討し、条例の改正を行うなどして適切な駐輪場の運営を実施していく必要があります。また、表5は、平成28年度の決算額として、駐輪場運営及び放置自転車対策に係る収支状況になります。
 続いて、8ページをごらんください。エの民間活力を活用した駐輪場管理・運営手法の導入になります。現在、条例に基づき、市立有料駐輪場は指定管理者制度を導入しております。今後も、民間事業者の有する能力や経験等を活用することにより、効率的な駐輪場の管理運営に取り組みます。
 次に、(3)の新しい駐輪システムの活用(システム)になります。サイクルシェア、サイクルアンドバスライド、レンタサイクルについて明記しております。
 続いて、9ページをごらんください。7の駐輪場の整備運営に関連して取り組む施策になります。(1)の自転車利用者のマナー向上です。平成28年中の三鷹市内における交通事故のうち、自転車が関与する交通事故発生件数は221件で、交通事故全体の45.8%を占めております。交通ルールの遵守と安全運転のマナー向上を図るため、三鷹警察署、三鷹交通安全協会、三鷹市交通安全対策地区委員会及び商店会等との連携を強化いたします。
 次に、(2)の放置自転車対策の推進です。駅前の放置自転車については、これまで行ってきた対策の効果があらわれ、三鷹駅周辺になりますが、表7のとおり年々減少傾向にあります。現在は買い物等を目的とした短時間駐輪対策が問題となっているため、引き続き関係機関と連携して自転車等の放置を抑制していきます。
 次に、(3)、他自治体との連携です。吉祥寺駅や武蔵境駅など、市域外に最寄りの鉄道駅が立地し、他自治体の駐輪場を本市の市民が多く利用しているなどの場合、広域行政等の観点から他自治体と連携し、駐輪対策等の取り組みを進めます。
 10ページ以降は巻末資料となります。あわせて御確認ください。
 本日御報告させていただきます本方針の素案につきましては、11月17日の第2回三鷹市地域公共交通活性化協議会にてお示しいたしました。本日、本委員会に御報告した後、平成30年1月10日から1月30日の期間においてパブリックコメントを実施いたします。その後、案の作成を行い、地域公共交通活性化協議会及びまちづくり環境委員会への御報告とさせていただき、本年度末には方針の策定をしたいと考えております。
 説明につきましては以上でございます。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより項目イに対する質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。


◯委員(増田 仁君)  では、1点、お伺いをしておきたいと思います。放置自転車対策のところで、台数は減っているけれども、買い物駐輪の対策が今必要になってきているということで、一時利用をするまでもないというか、わざわざそこまで行かないですぐお店に入りたいという、極めて短時間の利用の方がやはり一定見受けられます。30分もかからないぐらいですかね。それが繰り返されて、ずっと駐輪がされているような状態になっているようなところが、下連雀の駅前に事務所があって、よく見かけるんですけれども、こういった対策で課題解決方法を検討するということなんですけれども、この辺のお話っていうのは、今、具体的に何か方向性が見えてきているんでしょうか。何かずっと昔からこの状態で、なかなかうまく進んでいなくて。放置自転車の撤去は減りましたけれども、何かいまいち、いい方向に行けていないというんですかね、なかなかまだ道半ばというところだと思うんですが、お伺いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  短時間で自転車を使われて、とめていらっしゃるという方、よく店の前とかでいらっしゃいまして、確かに放置防止対策ということで、市のほうから委託した業者も回って、いろいろとお話しさせていただきながら、駐輪はしないでほしいという話をしているんですが、やはり時間が短い、すぐ動くということで、なかなかうちとしても苦慮しているところでございます。
 これとした解決策というのは、また今後検討していく必要があるかと思いますが、現状、市ができることとしましては、まず市の駐輪場をいかに使っていただくかというところがございます。満車というところもあって、なかなか使えないところはありますし。そういう意味では、今回の方針の中では、いわゆる一時利用、長期的に使われる定期利用というところをうまく分けて、一時利用を使っていただくということで周知していきたいと思います。
 また、基本的にお店、商店とかで買い物されるところは駐輪場を用意していただくということが基本にはありますので、そういうところは引き続き商店、商業の方とお話をさせていただきながらやっていきたいと思います。今後またそういう細かいこと、誘導したらいいのかというところも、また引き続き検討していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(増田 仁君)  店舗のほうにお願いするというのは、私も以前言っていて、そのとおりだったんですけれども、夜になると、お店の営業は終わって閉店していれば、そこの駐輪場は何もないはずなんですけれども、ずっと置きっ放しになっているようなものがあって、話を聞くと、実はこれは多分捨てられているんじゃないか、盗難されているやつじゃないか、警察に言ってとかっていう話があって。駐輪場を用意したら用意したで、いろいろまた問題が生じてきて、そこのスペースはそもそもほかの目的で使いたいなとかっていう話があって、やはり市がただお願いするだけだと、どうしてもやはりちょっと二の足を踏むといいますか、リスクを抱え込むような状態になりますので、そこはきちんと、どうやればうまくいくか。要は今回も民間の駐輪場の話もありましたけれども、そういったものを店舗で安く使えるような仕組みっていうんですかね、そういうのをうまく持ってくるだとかっていうのを考えないと、やはりただスペースを用意したからっていうふうにすると、問題を事業者なり、商業をやっている方が抱え込むことになるので、それは避けるための工夫をちょっと考えていただければなと。市から提案する必要があるんじゃないかなと思ったところです。終わります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。3ページの各駐輪場の利用状況の点でございます。特にウの三鷹台駅周辺のほうが現在、第1駐輪場に関しては3割程度の利用ということは、逆に7割あいているということでございますが、徐々に減少傾向にあったという御報告をこちらにいただいておりますけれども、まず、その原因についてどのような調査をされているのか。また、あいた7割をどのようにして、今後、利用率を上げていくかという御検討等されているのか、ちょっとお聞かせください。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  三鷹台第1駐輪場ですけれども、こちらにつきましては、実際踏切、線路の向こうという言い方は変ですけれども、立教女学院側のほうになりますので、実際に三鷹市民の方が使っていただくというところもあるんですけれども、そこの使い勝手ということと、もう一つは、あそこは3階建てというところで、階が上になってきますと、なかなか利用者が減ってきているというところがございます。そういうところを含めまして、徐々にやはり利用者の方が減ってきているのかなというところがあります。立地条件と階の利便性というところがございます。
 そういうことを含めて、今後、市としましては、例えばあそこ、武蔵野市、杉並区の区民の方もいらっしゃいますので、そちらのほうに周知をしていくなど、使っていただくということをもうちょっと広く周知していきたいと思います。また、そこの近隣のところに民間の一時駐輪場もできていることから、そちらを利用される方もふえてきているというところもありますので、そういうところをもうちょっと調べていって、今後の対応を考えていきたいというふうに思っております。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。そうすると、やはり利用環境の影響が、要は線路向こうということで強いという御説明をいただいておりますけれども。逆に、今まで使っていて利用をやめちゃった人の自転車ってどこに流れていっているのか、ちょっとお聞きできますか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  こちらの駐輪場を有料とする前に、実際には台数としては本当は満車になるぐらいの台数がございました。こちらについては、有料にするときに伴いまして、多分駅近くにお住まいで乗っていた方も使われたというところがあったので、多分そういうことから多少人数が減ったのかなと思いますが。
 その後、今言った徐々に立地の条件と、あと利便性というところがあったので減ってはいるんですが、市としてもそこの今まで使われた方がっていうところまでは、ちょっと済みません、把握まではできていないんですが。ただ、もしかして、井の頭線沿線のほかの駅のところでも、いろいろ三鷹市以外でも駐輪場とかはございますので、例えばそういうところのほうに行っている可能性もございます。そこは定かではないんですが、そういうふうなこともちょっと考えられるのかなというふうには思っております。


◯委員(赤松大一君)  了解いたしました。今課長が御説明いただいたとおり、やはり近隣市区との連携で何とか。三鷹側の方は線路を渡るのは面倒くさいですから、なかなか。逆に、向こう側の方、今課長がおっしゃるとおり、杉並区とか、また武蔵野市とかいう方々に何とか。やっぱりあけておくのはもったいないですので、しっかり周知していただきながら利用促進に努めていただければと願うところでございます。
 また、三鷹駅は本当に今90%、満車状態が続いているところでありますが、逆にイ、ウ、エにかかっております井の頭公園駅とか、三鷹台駅とか、つつじヶ丘駅に関しては、またより一層利用率を上げて──せっかく整備させていただいたところでございますので、しっかり利用者のニーズ等を調査をできればしていただきながら、どうすれば使っていただけるかという取り組みを、また積極的に取り組んでいただいて、大事な歳入にもつながるところでもございますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上で終わります。


◯委員(森  徹君)  9ページなんですが、極めて初歩的な質問で、ちょっとわからないので聞きたいんですけれども、放置自転車の定義っていうのを教えていただけますか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  定義でいいますと、今回の趣旨だと自転車等が道路だとか公共の場所等に置かれて、自転車等の利用者がその自転車から離れて、直ちに自転車等を移動することができないというところを放置という形で定義しております。


◯委員(森  徹君)  いや、本当にわからなくて質問したんですが、今の説明ですと、私は時間的に何十分だとか、1時間だとか、2時間だとか、そういうのを放置とみなすというのかなと思っていたんですけれども、実はここに買い物等を目的とした短時間駐輪対策が課題となっているということですよね。例えば商工審なんかでも、買い物の短時間駐輪が課題だっていうふうに、ここではそういう認識で対策どうするかってなっている。片方、商業振興との関係では、市民が、特に身近な乗り物である自転車で買い物に来てもらうと、本当にこれ助かるんだと。しかし、なかなかとめておけないということで、そういう課題もあるんですよね。
 ですから、商業振興との関係で、その整合性といいましょうか、これは、それぞれ別々の考えであっちゃいけない。市民にとっては、自転車で本当にお店の前にとめて買い物をして、荷台に乗せて帰りたい。しかし、それをやるとっていうことになると、その辺、どんなふうにこの課題の認識と、今後の解決の方向を──そう簡単に身近なところに、駐輪場はつくれませんものね。だから、これ、極めて私の素人的な考えなんだけれども、例えば三鷹の随一の商店街、商店がたくさんある駅前中央通り、あそこも逆に場所を決めて、一定期間を買い物時間といいましょうか、そういうときは車を入れないと──例えばですよ。そうすると、安心して道路に自転車をとめられると、買い物ができると。こういうことも、駐輪場が具体的に手を打てないときには、どこでも駐輪場じゃないけれども、どこでも駐輪場的にね、買い物時間というのは何時から何時かわからないけれども、何かそんな思い切ったことを考えないと、商業振興との整合性のある市の施策にならないんじゃないかと。そこ、皆さん方も苦労するんじゃないかと。これは、極めて素人的な発想で、そんなこと冗談じゃないよってあるかもしれないけれども、ちょっと商業振興との関係で長期的にどんなふうな検討をされているのか。また、そういう考え方もある面では検討してもいいのかなというふうにあるのか。ここで、すぱっとした答弁ができないかもしれないけれども、いろいろ考えてみるっていうことが。駐輪場の場所がないですからね。それを探すということよりも、一定区間、そこをどこでも買い物駐輪場みたいなことをやれば、短時間駐輪対策の課題っていうのは解決する方向に行くのかなと。これ、ちょっと読みながらそんなふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  駐輪場の対策と買い物環境ということで、極めて重要な課題ということで、我々も認識しているところでございます。先ほど放置とはどういうことかということで御質問があって、それにお答えしましたが、要するに時間というより、放置することによって、そこに迷惑をかけるとか、影響が出ると、そういうことをやはり解決していかなくてはいけないという、交通対策としての認識は持っているところです。
 ただ、一方、今質問委員さんがおっしゃられたように、買い物しやすい、買い物環境をよくするという点で、自転車利用というのはまさに御指摘のとおりだというふうに考えております。そのバランスをとるのは大変難しいところでございますが、全体として考えると、やはり迷惑な違法駐輪があると、やはり買い物環境全体もよくない方向に行くということもありますので、そこはしっかり、やはりほかの方に迷惑がかからないような対策をしていく必要があると。
 一方で、先ほどいろいろ御質問の中にもありましたけれども、商業者の方の理解というのはすごく大事なのかなと。自分のところに買い物に来ていただくお客さんに対しては、本来は自分で御用意するというのが基本だというふうに考えておりまして、新たな開発事業等においては、そういった必要な駐輪対策はしていただくということで展開を図っているところでございますが。ただ、既存のところは、なかなかそういうスペースがないというのも事実でございます。
 そういったところをどうしていくかというところで、今回の基本方針の中で──例えば中央通りに面したところにそういうスペースはなかなかありませんので、どうしても既存の駐輪場を使っていただくことになりますが、より近くて利用しやすい環境、あるいは利用者や商業者にもそういう意識を持っていただく。そういう仕組みっていうか、そういったことも工夫しながらやっていく必要があるというふうに考えております。
 また、長期的には、再開発等の事業の中でオープンスペースを新たにつくっていくと。この中で、全ての方が、例えばセットバックしたところにとめると、商業環境としては、それだけに使ってしまうと、なかなかうまい有効活用ではないと思っていますが。例えば、自転車の利用者の中でも高齢者の方とか、障がいを持っている方、そういった方の駐輪場、そういうバリアフリー用の駐輪場を近くに置くとか、そういった考えも必要なのかなというような議論をしております。それは、先ほど言ったようにスペースをつくらないとできないことでございますが、そういったことで中期的にもこの方針をしっかり立てながら、先ほど言ったような商業者、利用者、全ての方の理解をしていただくような方針をつくりながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  わかりました。よろしくお願いします。
 それで、この駐輪場整備運営基本方針、これは行政がつくって、委員会に報告してもらって、ある一部のところだけのものではもったいないと思うんですね。やはり、自転車っていうのは行政の方も自転車を利用するかもしれないけれども、多くは一般市民ですよね。ですから、こういう基本方針をつくる上で、やはり市民にこういう計画の素案を今市が持っていますと。だから、自転車って最も身近な乗り物だから、意外といろいろな市民の意見が出やすい計画じゃないかと思うんですよ。
 ですから、ぜひ、どういう方法かわからないけれども、市民の声を吸い上げる中で、我々が持ち得なかった何かいい妙案みたいなものが出てくるかもしれませんので、ぜひそんなことも市民の声をどう吸い上げるかと、この素案、計画に反映させていくのか、その辺の検討、努力もお願いしたいと思います。
 以上で質問を終わります。


◯委員長(土屋健一君)  それでは、ここで一部、市側の入れかえのために休憩をしたいと思います。
                  午前10時23分 休憩



                  午前10時29分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 次に、項目ウ、エ、オに対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  それでは、報告事項の3番目、ウの三鷹台のまちづくりについて、資料3のほうで御説明いたします。
 資料3の1ページをごらんください。1の三鷹台駅前周辺地区のまちづくりについてです。(1)、三鷹台まちづくり協議会全体会及び(2)の三鷹台商店会との意見交換会、こちらを開催いたしまして、三鷹台駅前周辺のまちづくりの基本方針となるまちづくり推進地区整備方針について、素案のたたき台を説明し、意見交換を行いました。
 配付資料は2ページから29ページのとおりです。2ページをごらんください。三鷹台駅前周辺地区まちづくりの取り組み経過をまとめたものです。1、三鷹台商店会からの要望についてです。(1)から(3)に記載のとおり、これまで3度にわたり、まちづくりについての要望書をいただきました。(1)、平成9年の要望書では、生業の継続ができるよう幅員16メートルの都市計画線にこだわらない市道第135号線の整備を行うこと、(2)、平成19年及び(3)、平成20年の要望書では、都市計画線の速やかな変更などについての要望がありました。
 2の三鷹台まちづくり協議会からの提案等をまとめたものです。(1)、平成16年の三鷹台駅前通りへの歩道設置に係る緊急提言書のほか、3ページの(2)から(4)に記載のとおり、平成17年から平成21年の間に3次にわたるまちづくり提案をいただきました。主な提案内容としては、三鷹台駅前通りの店先のバリアフリー化や、三鷹台駅前通りの交差点の改良、道路の無電柱化などにかかわるものです。市では、いただいた提案や要望に早期に対応するため、市道第135号線緊急整備方針を策定し、道路整備に取り組んできました。また、まちづくり推進地区整備方針に最大限反映させることで、現在、方針の策定を進めております。
 4ページをごらんください。まちづくり推進地区整備方針の策定に向けたスケジュール案となります。2月から3月ごろ、整備方針(素案)の説明会を開催し、広く市民意見をいただく予定です。その後、いただいた御意見を反映し、整備方針(案)の説明会を再度開催する予定です。平成30年6月の策定を目指して取り組みを進めていきたいと考えています。
 少し飛びますが、7ページをごらんください。こちらからがまちづくり推進地区整備方針(素案)のたたき台となります。主な内容について御説明いたします。
 8ページをごらんください。地区の位置は井の頭一丁目及び二丁目で、面積は約60ヘクタールです。その下、地区の位置づけをごらんください。1、三鷹市まちづくり条例では、条例第12条に基づくまちづくり推進地区に指定されております。2の三鷹市土地利用総合計画2022(第1次改定)では、都市計画道路3・4・10号の都市計画を変更(廃止)し、地区計画による面的なまちづくりへの展開を図るとしています。
 10ページをごらんください。8、防災都市づくり推進計画(改定)での位置づけです。こちらは、東京都の計画となりますが、当該地区は木造住宅密集地域となっております。震災時に延焼被害のおそれのあることから、狭隘道路等の改善が望まれている地域です。
 次に、地区のまちづくりの目標についてです。地区のまちづくりについて、4項目の目標を定めました。1項目めは、安全安心で快適な歩行空間の形成です。緊急整備方針に基づく道路整備事業により、三鷹台駅前通りを安心して通行できる歩行空間として整備することです。2項目めは、活気ある駅前空間の形成です。三鷹台駅前通りと一体的に駅前広場を整備し、商業の活性化を推進するとともに、地域の交流の場を創出することです。11ページをごらんください。3項目めは、住み続けたいという思う魅力的な住環境の形成です。バリアフリーに配慮した生活道路の整備や、緑化の推進により魅力的な住環境の形成を図ることです。4項目めは、まちの防災性を高め、安心して住み続けられるまちへです。主要生活道路の整備や橋梁のかけかえ及び耐震化、狭隘道路や雨水管の整備等により、総合的なまちづくりの推進を図ることです。
 続きまして、公共施設の整備に関する方針についてです。公共施設の整備に関し、8項目の方針を定めました。12ページをごらんください。2、駅前広場の整備についてです。駅前広場にはバスバース、タクシーバース等の整備や荷さばきスペース、自家用車の送迎スペースを設置して、市民の利便性を確保します。また、北口公衆トイレについては設置位置を見直し、広場内へ再整備することを検討します。3、三鷹台駅前通り(市道第135号線)の整備です。三鷹市道第135号線緊急整備方針の第3期、第4期については、「外環ノ2」の方向性を見定めながら整備について検討します。
 13ページをごらんください。条例第12条第1項に定める、重点的に推進する事項についての方針です。災害に強い都市基盤の整備における、2、災害に強い橋梁の整備として、宮下橋のかけかえを行います。
 14ページをごらんください。地域の特性に応じた事項です。2、商店街における活性化の支援として、地域住民や商店会が連携して行う商店街活性化事業等を支援します。
 17ページをごらんください。17ページから29ページは、まちづくり協議会、商店会からいただいた提案、要望に対する市の対応についてまとめたものです。まちづくり協議会からは80項目、商店会からは9項目、全体で89項目の提案、要望をいただきました。その対応として、まる1、計画に盛り込んだ事項が24項目、まる2、計画に趣旨を反映させた事項が34項目、まる5の既に対応済み、もしくはその他の意見が19項目で、このうち7項目が対応済みの項目です。まる1、まる2と合わせ、全体で65項目、約7割の提案等に対応いたしました。
 資料3−1、市道第135号線道路整備に関するアンケート結果につきましては、道路交通課長より御説明いたします。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  私からは、資料3−1、市道第135号線道路整備に関するアンケート結果について、御説明をいたします。
 資料3−1、1ページをごらんください。アンケートの目的ですが、歩道設置後における利用者の視点で気づいた点等を確認することと、平成30年度に予定している歩道、車道の仕上げ工事における最終完成イメージの周知を図ることでございます。調査期間は10月24日から30日までの間、1週間でございまして、1日当たり日中2時間程度行いました。調査対象は三鷹台駅前通りの歩行者、調査方法は職員による聞き取りです。47名の方から回答をいただきました。
 調査した項目は7項目でございまして、1、利用目的、2、利用頻度、3、通常時の利用形態、4、住所、5、拡幅された道路を実際利用した上での感想等、6、イメージパースを見て感じたこと、7、年齢、性別といたしました。
 次に、アンケートの集計結果でございます。資料を1枚めくっていただきまして、2ページ目をごらんください。調査項目によっては複数回答も可でございまして、逆に回答をいただけない場合もございましたので、小計が47人になっていないものもございます。
 まず質問1です。利用目的ですが、周辺での買い物が47%、三鷹台駅へのアクセスが53%で、ほぼ同程度の数でありました。質問の2、利用頻度でございますが、ほぼ毎日利用と4日以上6日未満の利用が58%、2日以上4日未満の利用が23%、週に2日未満の利用が19%でございました。質問3、ふだんの利用形態ですが、徒歩の方が75%、自転車が14%、自動車が11%でございました。質問の4、お住まいの地域でございますが、井の頭が62%、牟礼が16%、また市外の方は22%でございまして、武蔵野市、杉並区、世田谷区等にお住まいとのことでございました。
 3ページ目、ごらんください。質問の5、道路を実際利用した上での感想でございますが、85%がおおむねよいとの回答でございました。次いで、自転車についての感想が多く、歩道を走行する自転車を怖いと実感されたり、車道を走行する自転車を危ないと感じる方を合わせると11%になりました。その他の意見は4%でございまして、内容は東側歩道の通行と街渠の段差に関するものでございました。質問の6、イメージパースを見ての感想ですが、自転車ナビマークや自転車走行についてのものが、いただいた回答の中で78%ございました。22%は横断抑止柵の必要性や植栽の手入れ、ベンチの使い勝手に関するものでした。質問の7、年齢については20代から40代がそれぞれ10%前後、50代から70代の方は20%前後で、性別は74%が女性、26%が男性でございました。
 今回のアンケートの結果、質問の5より、今回の整備についてはおおむねよいという意見が大多数で、好評をいただいているということと、質問の6から、自転車の利用への関心が高いことが読み取れます。都道の吉祥寺通り等で自転車ナビマーク、ナビラインが設置されていることもあり、認知度は高いというものでございました。市道第135号線は、これまでもまちづくり協議会や商店会、住民協議会との意見交換、沿道のヒアリング等を経て最終案を作成してまいりました。今回の歩行者を対象としたアンケートでも、市民の方から事業への御理解や最終完成イメージについての評価はおおむね良好でした。仕上げ工事に向け、引き続き取り組んでいきたいと考えてございます。
 今後の予定でございますが、平成30年6月から7月にかけまして、既存の電柱撤去が完了し、9月から10月ごろから、歩道、車道の舗装や道路附属物などの仕上げ工事に取りかかる予定でございます。
 説明は以上です。


◯水再生課長(奥嶋 亮君)  よろしくお願いします。私からは、行政報告エ、中原一丁目・調布市東つつじヶ丘一丁目地域の浸水対策工事説明会についての報告をさせていただきます。
 資料4をごらんください。平成26年度より調布市と合同で検討を進めてきた、中原一丁目及び調布市東つつじヶ丘一丁目で発生している浸水被害を軽減する対策について、工事説明会を行いました。参考資料1につきましては、当日パワーポイントで使用した資料となっております。
 なお、本説明会の住民への周知でございますが、お知らせビラを配布するとともに、ホームページ及び11月5日号の「広報みたか」を活用して幅広い周知を行っているところでございます。
 次に、説明会の概要でございます。日時は平成29年11月17日金曜日、19時から20時45分となっております。会場は三鷹市新川中原コミュニティ・センターで行っています。参加者は市民31名が参加していただいております。主催者は三鷹市と調布市になります。また、オブザーバーとして、国土交通省相武国道事務所も出席していただいております。
 次に、対策工事の内容ですが、滝坂下交差点付近にてバイパス管を設置し、入間川へ流入する一部を分水する工事と、入間川上流の国道横断水路の勾配修正及び内部表面を滑らかにする改修工事を行います。今後の予定でございますが、工事期間については、平成30年1月より現場着手、3月に工事完了の予定でございます。主な質疑、要望といたしましては、この対策工事を行うことにより浸水被害はなくなるのか、また、入間川分水路が完成したことから、国道下の水路を拡幅するなどの根本的な対策を行えるのではないか、今回の対策工事で浸水対策が完了とは考えていない、今後も継続し、今回のような市民との対話の場を設けていただきたい、資材置き場として利用されている土地(中原一丁目10番、15番)は、浸水対策として利用しないのかなどの意見等をいただいたところでございます。
 説明は以上になります。


◯緑と公園課長(池田啓起君)  よろしくお願いいたします。私からは、お手元の資料5により、三鷹中央防災公園中央広場のネーミングライツについて、御報告をさせていただきます。
 先週、12月7日木曜日に、三鷹中央防災公園の中央広場のネーミングライツ導入に関しまして、基本的な事項について合意し、日本無線株式会社と基本協定が締結されました。
 内容は資料の記載のとおりとなりますが、ネーミングライツパートナーとしまして、命名権料をお支払いいただく事業者様は日本無線株式会社となっております。施設の愛称は「日本無線 中央広場」。愛称の使用期間は、平成30年1月1日から平成34年12月31日までの5カ年間になっております。対価につきましては、年間300万円となっております。税込みとなっております。「日本無線 中央広場」の愛称名につきましては、日本無線株式会社が有する防災技術──防災行政無線やその他関連システムになりますが、そうした技術と、災害時一時避難場所となる三鷹中央防災公園中央広場の設置目的との整合性、また、これまで70年以上の間、昭和13年に三鷹に移転されてきましたけれども、その後、三鷹市内で事業を展開してきた日本無線株式会社が、三鷹製作所の移転後も引き続き市民の皆様から愛される企業であり続けることを目指していきたいという思いを込められて、こういった名称に調整させていただいたところです。中央広場の概要につきましては、約3,300平米の開放的な芝生広場となっておりまして、ウオーキングコースにも使用できる園路があります。また、円形のベンチ、健康遊具などの構成になっているところです。
 この後の予定なんですが、今回締結されました基本協定に基づきまして、今後、サインや看板等の設置、管理、ネーミングライツに附帯する事項など、ネーミングライツに関する詳細について、年内に日本無線株式会社と三鷹市の間で契約を締結する予定となっております。
 私からの報告は以上になります。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより、項目ウ、エ、オに対する質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。


◯委員(増田 仁君)  では、ウとエでそれぞれ1つずつお伺いします。三鷹台のほうなんですけれども、いただいた意見の中で、踏切の近くに信号機を設置してほしいということで、これは多分その方の希望としては、西武鉄道に見られるような、基本赤で点滅していて、電車が近づいてくると、それが黄色、赤というふうに、完全に信号のほうで先にとめて、踏切の遮断機がおりるという形のものを多分想定されて、要は信号機と連動させてほしいということと想定されるんですけれども、やはりあそこで今不定期ですけれども、駅頭演説とか、朝やると、それなりの人の流れと車の流れと自転車の流れが混在していて、本来、横断歩道は必ずとまるべきものなんですけれども、坂を下る車はスピードが出ちゃっていますし、坂を上っていく車もある程度加速しているというところで、踏切を出てスピードが出ていますから、結局とまらないで、歩行者の人が西側から駅のほうに行くと危ないっていうのが、10分、20分とか駅頭演説をやっていると、大体すぐ見かけるような状態なんですけれども。それを考えると、やはりそこの対策っていうのは、どう車をきちんと横断歩道でとめさせるかっていうことが、やはり重要になってくると思うんですけれども、歩行者も自転車も多いと、横断歩道で待っているのか、ただ南北に動いている人たちなのか、全然区別つかないんですけれども。そこのあたり、今道路を直していくに当たり、どのように対策をとられていくのかっていうのを、まず1つ、お伺いします。
 あと、つつじヶ丘のほうなんですけれども、今回、バイパスと流れの角度のところ、滑らかにするというところで、一定対策をとられると思うんですけれども、きょうも北海道のほうで、けさニュースで流れていたんですけれども、道路が至るところで冠水している。要は、北海道の事例で言うと、積もった雪がたまたま今回、一気に気温が上がったので、どろどろした状態のものが一気に詰まったと。通常であれば、行政も、地域の人も、対策しているので防げたんだけれども、今回は突然ということで──三鷹の以前のひょうで突然詰まったというのと、ある意味似たような状況なので、今回、この対策がされても、市民の人が本当に大丈夫かと言っているのは、要は改善されて、処理能力は何倍になりましたといっても、詰まっちゃったら結局同じじゃないかというところだと思うんですけれども。そういった突然の天候の変化のときに、どういった対策、流れるようにできるか。流れる能力はあっても、流れなかったらしようがないので、そのあたりどう考えておられるのか、お伺いをします。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  私からは、1点目の市道第135号の整備についてお答えをいたします。あそこの踏切の直近の交差点につきましては、信号を設置してほしいですとか、あと横断歩道をスクランブル化してほしいというような御意見なども頂戴しておるところでございまして、警視庁とも調整をいたしましたが、いずれにつきましても警視庁のほうとしては、ちょっと設置は難しいということでございました。
 それで、来年度より、私ども整備──最終的な車道の仕上げなどを行ってまいりますので、その中で、先ほどもちょっと申し上げましたナビマークで歩行者、自転車、自動車のそれぞれの区分を明確にするということと、あと路面表示で車道に着色をして、前方に踏切あるいは交差点があるよという注意を促して、そういう安全対策を図っていきたいというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◯水再生課長(奥嶋 亮君)  雪が詰まったりしたときの対策ということなんですけれども、参考資料の4ページを見ていただきたいんですけれども、先ほど委員がおっしゃったように、三鷹でもひょうが降ったとき、ここについての検証をさせていただいております。4−1は、まさにひょうが詰まって下水道の流れ、流下能力としてはあったんですけれども、詰まってしまって、流れにくくなって、浸水が起きたというような形になっております。それが4ページの下のほうに書いております。葉っぱが詰まってしまったりとかして、水が流れにくくなった。
 5ページ目のところに、それに対しての対策はもう既にやっているところでございます。開口部の大きいグレーチングますの増設、横断側溝の新設、そして、がぶのみますといって、かなり集水するのが流れやすいようなふたに交換しております。それが5ページの下のところになります。国道部分ですとか、調布の市道部分ですとか、そういったところにこういった開口部が広いますを設置させていただいて、市道部では4.3倍、国道部では1.6倍で水が入るような形の対策をとらせていただいているところでございます。
 以上になります。


◯委員(増田 仁君)  三鷹台の踏切のところにくっつける信号の希望については、具体的に近隣の人たちが何度も危ない思いをしているっていうところが現実ですので、その辺は道路の対策であるとともに、警察のほうにも、朝とか晩とか、定期的に立っていただくとか、あるいは一時不停止のものはどんどん警告を出したりとか、あるいは違反でとかっていうことで、ある意味きちんとやっていただかないと、駅頭演説をやっていても、とまらない車が実はほとんどなので、踏切のほうでは一時停止するんですけれども、結局横断歩道のところでは歩行者が待っていてもとまらないです。とまらないで行ってしまうので、危ない状況というのは改善は、信号がないと根本的には解決ができないので、その辺はきちんとやっていただかないと、やはり事故が起きてしまってからでは遅いですので、対策をしていただきたいと思います。
 つつじヶ丘のこの対策の部分で、ますの改善をされているっていうのは資料を見てわかったんですけれども、堆積物が来たときにどうするかっていうところですね。先ほど言った、緊急の天候の変化のときに、行政の人たちが全員で出払って、全部対策できるわけではないので、そうすると近隣の人たち──市の広報でも、ごみのたまりに注意してくださいみたいなことは書いてあると思うんですけれども、そういったことをあらかじめお願いをしておくようなところは必要になってくるのではないかと。それが自分たちの家財を守るために一番重要なことであるということは、御理解いただいてですね──まあ、家に不在の方も多いとは思うんですけれども、いる方だけでも、やってもらえるだけで被害が防げるというところはありますので、そういったところは周知を定期的に行っていただくのが重要じゃないかなと思います。


◯委員長(土屋健一君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時59分 休憩



                  午前11時08分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 まちづくり環境委員会管外視察結果報告書の確認について、本件を議題といたします。
 まちづくり環境委員会管外視察結果報告書の正副委員長案を作成いたしました。よろしいということですので、お手元の報告書(案)をもって、まちづくり環境委員会管外視察結果報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくり、環境に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、2月8日、午前9時30分といたしたいと思います。その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時10分 散会