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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成28年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2016/03/22 平成28年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2016/03/22 平成28年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。ただいまより、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入場するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 まず、項目アについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  おはようございます。それでは、報告事項アの外環事業の取り組み状況につきまして、資料1のほうで御説明させていただきます。
 1ページをごらんください。1の東京外環用地取得の状況及び埋蔵文化財調査の状況についてです。
 こちら、2ページをごらんください。国土交通省、東京都、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社の4者は、工事等の情報共有を図るため、昨年の12月25日に第2回事業連絡調整会議を開催いたしました。2ページ及び3ページは、事業連絡調整会議の資料として国のホームページで公表されているものとなります。平成27年11月時点における面積ベースの取得率ですが、中央ジャンクション部で90%の用地買収、14%の区分地上権設定の契約が完了いたしました。
 3ページをごらんください。東京外環埋蔵文化財調査の状況です。埋蔵文化財調査対象地のうち、平成27年11月時点における着工可能な面積の割合は、中央ジャンクション部で51%です。
 4ページをごらんください。現在行われている工事の状況についてです。中央ジャンクションで行われている4つの工事の2月末時点での状況について御説明いたします。まる1、中央ジャンクション南側ランプシールドトンネル立坑工事につきましては、ランプシールドトンネル立て坑を構築するもので、中日本高速道路株式会社が担当する工事です。遺跡の本調査を行っているところでございます。まる2、中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事につきましては、橋脚の構築等を行うもので、中日本高速道路株式会社が担当する工事です。ヤード内での準備工事を行っております。まる3、H27東京外環環境対策工事につきましては、仮設の防音パネルを設置するもので、国土交通省が担当する工事です。こちらの工事はおおむね完了いたしました。まる4、東京外環中央JCT北側ランプ改良工事につきましては、ランプシールドトンネル立て坑構築、ランプ部地下躯体構築等を行うもので、防音パネルが設置された作業ヤード内において土どめ工及び掘削作業を行っております。また、赤い丸印をごらんください。こちらは、各工事の現場事務所となります。東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事の現場事務所に隣接して、国土交通省は監督員詰所を設置いたしました。
 5ページをごらんください。防犯カメラ設置箇所図になります。さきの本委員会で報告いたしました、昨年11月に開催した、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会で北野中央通り切り回し道路の安全確認を行った際に、防犯カメラの設置要望がありました。その後、調整した結果、昨年の12月末に国は、図面に記載しております10カ所に防犯カメラを設置いたしました。
 6ページをごらんください。照明設置箇所図になります。こちらも、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会において安全確認を行った際に、暗い箇所に対し照明を追加設置してほしいとの要望がありました。市と国で再度確認し、図面赤色の丸印の箇所に8基の照明を追加設置いたしました。緑色の丸印が当初に設置した照明10基です。
 恐れ入りますが、1ページにお戻りください。3のオープンハウスの開催についてです。(1)、オープンハウスの開催です。事業者及び東京都は、沿線で実施している家屋調査の方法や現在の工事の状況、地中拡幅部の内容などを含めた現在の進捗状況について、オープンハウスを開催し、説明を行いました。今回、新たに公表されたパネルにつきましては参考資料のとおりです。後ほど御確認ください。
 (2)の(仮称)中央JCT地域における開催日時、来場者数、開催場所、(3)の対象者への周知については記載のとおりです。(4)、主な質問・意見です。外環の事業概要に関するもの、本線シールドトンネル工事の家屋調査に関するもの、各ジャンクションでの工事に関するもの、機能補償道路に関するものなどがありました。
 説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  おはようございます。よろしくお願いします。東京外環の2ページですけども、用地取得の状況ということで、面積ベース、中央ジャンクション、買収90%ということで、これからが大変な部分もあるのかなと思いますけど、この残りの10%、内訳と言ったら変なんですけど、例えば反対されている方がどのぐらいとか、見積もりが出されているのがどのぐらいとか、何か詳細でわかる部分、ちょっと教えていただきたいなと思います。
 区分地上権、少しずつ進んできているということで、見通しっていいますかね、あとどのぐらいかかるのか、どのぐらいを着地で見ていらっしゃるのか、ちょっとその辺の内訳も教えていただきたいと思います。
 あと、青梅街道インターチェンジ付近ですけども、この辺が一番おくれているといいますかね、この辺の背景、情報を新たに、今後こういう形で進むとかということがわかっていれば教えていただきたいと思います。
 以上です。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  用地買収の状況でございますけれども、中央ジャンクションにおける用地買収の対象面積が約18万平方メートル、18ヘクタール。このうち、買収済みの面積といたしましては16.2ヘクタールでございます。件数ベースでいいますと、470軒のうち、買収済みの軒数が437軒で、93%になっているところでございます。このうち、大きいところでは、まだ農地が少し、4,000平米ほど残っているのと、あと、いろいろな御事情で買収時期や何かを調整しながら進めている部分が残りの部分でございます。
 あと、区分地上権の面積でございますけれども、対象面積が6ヘクタールございまして、こちらは契約ベースで考えておるんですが、契約済みの面積が8,400平方メートル、14%ですね。軒数でいいますと、南側と北側に分かれているんですが、合わせて270軒ほどございまして、そのうち約27軒、1割ほどの段階でございます。
 見通しといたしましては、ランプシールドトンネルの立て坑ができて、シールドマシンを発進するまでの間には、区分地上権を設定をしないと、その部分の工事に支障を来してきますので、そういった部分で今説明をしながら、事業者のほうで取得のほうを進めているところでございます。
 また、青梅街道につきましては、こちらは取得がたしか3ヘクタールでございまして、まだ取得については15%ほど、1割少々だということで進めているところというふうに聞いています。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。90%まで来ていて、あと農地を広く持っている方もある。それが進むと、大分行くのかなと思うんですけど、あとは個々の対応ということだと思いますので、いろいろ理由はあると思いますので、丁寧な対応をしていただきたいなというふうに思います。
 区分地上権、いろいろ今まで当たっていて、14%まで来ているかと思うんですけど、おおむね市民の方の理解といいますか、どういう声が多いのか、もし参考になることがあれば、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  区分地上権につきましては、これまで地域で説明会を数回重ねておるところでございます。また、そういった中で実際に個々のお声はいろいろなお声がありますので、実際安全にこれからも住み続けていられるのかとか、どういった影響があるのかとか、そういったことのお問い合わせが、説明会等であったかというふうに記憶しているところでございます。
 また、どういう形でこれから進めていくのかというのは、丁寧に国の事業者のほうが進めているということで聞いておりますので、全体の説明会というよりも、個別に各地権者の方に丁寧に説明して、御理解を得ながら進めていくものというふうに聞いておるところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。国のほうでも、丁寧な説明っていうことだと思いますし、また、市としても、ちゃんと窓口があって、相談にしっかり乗りますよという形を周知しながら丁寧に進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、お願いいたします。今の用地取得の件ですね。区分地上権、地権者の方々に日にち、時間を設定して、来いという説明会というのか、個別の対応会というのか、そういうことを何回かやっているのは知っていますが、それに対して地権者の皆さんが求めているものがそこで得られているのかっていうことは、どのように把握しているのか。
 そして、区分地上権、分筆して、その部分だけ登記かえて、そこに設定するっていうふうな話ですけども、抵当権を設定しなくちゃいけないっていうふうな話に今なってきているようなんですが、そのことについて知っているのか、また、どのような対応を考えているのか、市民の声とかも聞いているのかっていうことについて、伺いたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  区分地上権に抵当権が設置されている場合につきましては、抵当権の抹消等を地権者に行っていただくと。まず、抵当権を抹消していただいてから、そこに区分地上権を設定する登記を行っていくという形になりますので、そういったところでは、やはり地権者の方に御協力をいただきながら進めていかなきゃいけない部分がございますので、そういったところをパンフレットを使いながら、事業者のほうで国、中日本高速道路、東日本高速道路の事業者のほうで進めているというふうに聞いています。


◯委員(野村羊子さん)  抵当権抹消っていうのがね、今ローンがある方々、それはどういうふうになるのかっていうようなことは非常に大きな課題だと思います。その辺について、第一抵当権を設定したら、そのままずっと──つまりトンネルがある限りそれがついているというふうな理解をされている方がいると思うんですけども、そういうことになるんでしょうかね。つまり、そういうことであるならば、土地っていうのは売買にとって非常に大きな制約がかかるというふうなことになると思うんですが、銀行等ローンを設定している人たちは抹消っていうことが対応可能なのかどうかわかりませんけども、そういうようなことについてはどのように理解して、あるいは市民がどのように対応しようとしているのかっていうことは、何か把握していますか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  抵当権が設定されている場合は、区分地上権は抵当権よりも先の登記順位で登記させていただくっていう、そういった必要があるというふうに聞いておりますので、契約締結までに抵当権者、銀行の方から御了解をいただくっていう、そういう必要があるというふうに聞いています。また、詳細についてはよく、個々の御事情にもよるところはあると思いますので、確認していきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  財産権の非常に大きな侵害になってくるっていうふうに思います。これについては、もっと本当に丁寧な説明と──つまりね、区分地上権が抵当権になってしまうっていうふうなね、そういう扱いにしないと銀行との関係も含め、どういうふうに対応していくのかっていうようなことになると思います。非常に大きな課題だと思いますので、これについてはしっかり調査して、対応していただきたいというふうに思います。
 次ですね。埋蔵文化財の調査について、現在、南側の立て坑工事のところで進めているっていうことで、一応区域としては埋蔵文化財調査の場所としてはここだけということでしょうか。この中で、51%の進捗率だというふうな理解でよろしいでしょうか、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  埋蔵文化財の調査につきましては、今進めているところだけでなく、まだ天神山遺跡とか、ほかにも遺跡、ございますので、そういったところもあわせてこれから調査のほうを進めていく必要があるというふうに聞いているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。天神山はまた大変ですよね、きっとね。それは、いつごろになるのか。買収が終わっていないからかからないのか、あるいは南側ランプ立て坑を優先して順次やるという予定なのかということをお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  買収が進み次第進めていくっていうふうに聞いております。まだこれから遺跡調査のほうは行うところがございますので、そういう話で聞いているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。先日、この場所が調布市緑ケ丘だということで、そちらのほうの地権者の関係で見学会があって、雨の中見せていただきました。この先、埋め戻されるっていうことでね、遺構を実際目にできる数少ないチャンスだったと思いますけども、本当は事業者にもっとちゃんと広く市民の皆さんに見ていただく。遺跡、遺物が出ていないから、見てもらってもしようがないっていうふうな言い方を、何かするようですけども、現実にはこの状態を見られるっていうのは、このタイミングしかないわけですよね。この先、埋め戻して、実際に穴を掘ってとか、その上が土砂置き場になるとか、いろんな使い方があるわけで。
 その辺に関しては、遺跡に対する考え方もありますけども、単に地権者だけではなくて、広く今後も市民の皆さんにきちっと公開していくっていうふうなことの対応というものを。この場所そのものは三鷹の市域は非常に少ない場所ですのであれですけども、天神山のほうもこの先あるとしたら、何回かしっかり、そのタイミング、タイミングでしていただきたいと思うんですが、そういうことは要望していけるでしょうか、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  先日、区分地上権の地権者の方から要望があって、そういう対応が、19日に見学会があったということで聞いています。今後、そういう要望があったときに、そういう対応ができるのかどうなのか、ちょっとここで今確認ができませんけれども、そういうお話が委員会の中でも出ていましたので、国のほうと調整して対応していきたいなというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  委員会でも見学できたらというふうなことは申し上げたこともありますけど、現実に、本当に遺構があいている状態を見られるっていうのは、本当にこのときしかないわけですよね。江戸時代のものとか、その下の安土桃山くらいまでのものっていうのが今あそこにあるっていう話でしたけど、縄文あたりは地層があっても出ないっていうふうな話は伺いましたけども。それはそれで、あの辺の北野遺跡全体の中の一画という場所ではありますので、五中遺跡から連なってくる集落がどう関連しているのかみたいなこと等も含めての場所なので、ぜひ普通の市民に広く見学会、常にやれるようにしていただきたいというふうに思います。
 それでは、次に行きます。防犯カメラ、監視カメラがこれだけつくということで、これについては、記録とその扱いっていうのはどのようになっているのかを改めて確認したいと思います。10カ所つけて、照明もつけたので。これ、済みません、照明と監視カメラの位置関係というのは対応しているんでしょうか。暗い中で見分けがつくような状態で撮影できる場所なのかどうかっていうことと、記録がどういうふうな扱いになっているのかということを確認させてください。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  防犯カメラの記録につきましては、ハードディスクのほうに1週間記録されまして、それを更新していくような、そういうタイプというふうに聞いています。何かあったときに、警察のほうの指示を仰ぎながら、画像のほうを確認していくような、そういうことで活用できるというふうに聞いているところでございます。
 あと、照明の明るさにつきましては、防犯カメラも当然確認できるような、そういう照度が出ております。大体25ルクスぐらいは出ているんじゃないかというのは、測定しながら確認しているところでございます。この25ルクスというのはかなり明るいレベルでありますので、十分な照度が得られているものというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  照明と照明の間、あるいは照明が当たっているところに向いているのかどうか。夜間、特に本当に人通りが少なくなったときに何がどうなるかっていうふうな話になるんだろうと思うので、その辺はもちろんわかっていてつけているとは思いますが。どうしても死角は出るわけなので、常時監視するのがいいのかどうかっていうことはありますが、場所的な課題もあるし、工事現場だっていう課題もあるので、取り扱いも含めて確認をしながらきっちり扱っていただければと思います。でも、これはこっちが扱えるわけじゃないので、ちゃんと事業者に対してきちっとその辺の対応を要望しておいていただければと思います。
 オープンハウスについて聞きます。今回のオープンハウスもお知らせが来たのが1週間前ですかね。これについて、いつお知らせが配布されたのかということを、今回かなり広げて出したとは思いますが、実際に遅い時間に来ている人はそれほど多くなくて、やはりお仕事をなさっている方はなかなか来れない時間帯だと思うんです。日程設定が、本来であれば1カ所で2回、平日夜と、週末とっていうふうな。過去はそういうふうな形で日程をとっていたと思うんですが、最近1回になっているっていうふうな感じがしますけども、この日程設定については、市としては何らかの要望を言えるんでしょうか。
 これ、やはり1カ所で2回やっていただかないと、幅広い市民が、ちゃんと行きたい人が行けないっていうことになると思うんですが、その辺のことについては事業者との協議っていうのはどうでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  まず、広報の関係からお答えいたします。市報では2月7日号に掲載しております。また、ホームページ等でも御案内をさせていただいているところでございます。2月5日から2月22日まで、イベントのページに市のほうでは掲載をして、国のホームページでは2月9日に掲載しているというふうに聞いています。
 また、開催が、今回、平日の日が1日と、あと調布市域になりますが、日曜日。中央ジャンクションとして、三鷹市と、調布市と、世田谷区の区域で平日1日、あと日曜日に1日という形の開催になりました。本来、さらにあそこのオープンハウスの会場で複数できればよかったんですけれども、全体の開催のバランス、期間の中で行っていきたいという国のほうの意向もありまして、こういう形で開催になったところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  国が2月9日掲載に対して市のほうが一歩先に始めたっていうことは、対応としてはよかったと思います。やはり1日でも早く予定がわかって、調整ができるかどうかっていうふうなね。仕事をしていらっしゃる方、8時まであそこにたどり着くのは結構大変なことなので、本当にいまだにこういうところは初めて来るっていうふうな方がいるような状況の中で、どのように丁寧に対応をしていくのかっていうふうなことは大きな課題だと思います。
 それで、特に今、中央ジャンクションのことでやっていますけども、区分地上権もすごく大きな課題だし、大深度の人たちについても本来はきちっと対応して、現在どういう状況なのかっていうことを丁寧に知らせていかなくてはいけないと思います。いろんな課題があって、今この中で、こういう工事の状況だとか、区分地上権、こうなるんだと。特に、それから地中拡幅部の広報についてっていうのはパネルで新しく出ていましたけども、これが一体どういうことになるのかっていうのがね、やっぱり市民の皆さん、すごくわかりにくいと思うんです。
 地中拡幅部のこの技術開発にしても、何だか本当に可能なのかと思うようなね。もちろん、可能だということで会社は提示していますけども、これ実際、実証実験というか、どっかでやったことのないものをね、三鷹のまちの中でね、住宅街の下でこれをやるわけですよね。なので、ちょっと、本当にこんなことがやれるのかっていうのは非常に不安になるような。また、イラストをいっぱい使ったパネルでしたけど、そのパネルも非常に文字が小さいようなもので、非常にわかりにくいというか、余り親切でない展示だったなと私は思いますけども。ホームページにも載っているのでっていうふうに言いますけども、それだけでは結局これが一体どういうことになるのかっていうのがわかりにくいものでした。
 この技術開発のね、今後、地中拡幅部の技術を今後どうしていくのか。6種類、南と北と、それぞれ3種類ずつ提案がされていますけども、これ、どういうふうにするのか、進んでいくのかっていうことについては、その場では何も書いていなくて非常にわからない状態だったんですけども、市のほうとしては、何かこれ、今後については把握をしていますでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  オープンハウスの中で中央ジャンクションの南側と北側でそれぞれ3つの工法がパネルで示されていまして、3つの工法の安全性が確認されたという説明がされているところでございます。国のほうに確認していく中で、この3つの工法の中ですぐ工事が発注されるわけではございませんで、さらに中央ジャンクション部分につきましては水がある層の中での地中拡幅部の工事でありますので、この工法から、さらに民間企業が有する有効な技術についての追加の意見募集を行ったというふうに聞いています。
 昨年の暮れからことしの年初にかけて意見募集を行っておるところでございまして、国のほうは工法の標準化を図るという表現をしていますけれども、そういった意見募集を入れた新たな、さらなる安全な形でまたトンネル検討委員会のほうで意見を聞きながら、その後、工事を発注していくという、そういう流れだというふうに聞いているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  つまりね、これでは十分やれないだろうっていうふうな、この1つだけではね。どこかの会社が提案した1つではね、やり切れないだろうっていうふうな判断なんだと思うんですね。さらに追加で意見を募集して、さらに標準化っていう言い方は私も聞きましたけど、何をもって標準化と言うのかっていうのは、聞いていてもよくわからなかったですね。
 本当にそれぞれ、ある種似たような何パターンかの工法の中でどうやってやるかっていうことを書いているだけではあるので、その2パターンのうちのどっちかを選ぶんだろうなとは思いますけども、それが本当にあの地面の中でね、住宅が上にある中でちゃんとできるのかっていうのを私は非常に疑問だなと思いながら、慎重な検討はし続けていただきたいとは思いますが、具体的には本当に危ういなというふうに思います。だから、区分地上権の上に住まわれる方が非常に不安になるのは無理もないことだなというふうには思っています。
 それで、もう一つ、あわせてですけど、だから、実際の工事による被害。家屋調査を今順次進めていますけども、三鷹のほうで大深度に当たる部分の人たちの家屋調査というのはこれからですよね。順次説明を始めているんでしょうかね。それぞれの地域で個別に来られてもよくわからないので、まとまって家屋調査の説明会をやってほしいっていう声が上がっていて、それぞれのところでそれぞれなりの動きがあるんですけれども、三鷹ではそのようなね──町会単位くらいでも構わないわけですけども、現実に家屋調査に入る前に、実際にそれってどういうもので、どういうことかっていうのを、直近になってやはりもう一回丁寧な説明が必要だと思うんですが、そのような説明会を事業者にやらせるっていうふうなことはできないんでしょうか。あるいは、市のほうが主催をするっていうことはできないんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  家屋調査の状況でございますけれども、2,000軒ほど、対象の家屋の方がいらっしゃいまして、そのうち700軒ほどを対象に順次調査のほうは進めていくような形で、家屋調査に入っているところでございます。そのうちの大体4割ぐらいが進んでいるっていうふうに聞いておりますけど、まだ大分、かなりの軒数はこれから行うところでございます。
 実際にそういったまとめて説明をする、町会単位で要望があって説明をするっていう場所もあるというふうには聞いておりますけれども、まず南側のほうから北側に向かって、順次家屋調査のほうは進めているところなんで、これからその地域、地域で御説明を。まだ契約していない部分がかなりの部分ありますんで、その地域で御要望があったような形で、できるだけ対応するように、私どものほうも事業者のほうに伝えていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  家屋調査をする会社と、事業者が契約していないっていうことでいいですか、今の契約していない部分というのは。家屋調査をする会社──何とか調査会社ですとか、いろいろ幾つかあったと思いますが。それと、三鷹市域部分で家屋調査をする会社がまだ決まっていないか、あるいは契約をしていない。なので、実際の実施時期は未定だということでいいですか、ちょっと確認をお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  2,000軒のうち700軒分は──約ですけれども、契約をしておりますので、そこの部分以外のものについては、半数ちょっとですけれども、まだこれから事業者が家屋調査会社を契約していくって、そういう段階だと聞いています。事業者と調査会社の契約がこれからだということで聞いています。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。全体、まだこれからっていうことで動いていくと思いますが、事前調査と事後調査がどこまでセットで行われるのかっていうことが今課題になってきています。事前調査で調査した結果を、誰がいつ、どこまで保存するのかということと、最初は工事後1年後くらいのスパンでっていうふうな話も、通常の工事だとそういうことだと思いますけども、このトンネルが地下にできるっていうことの影響っていうのは、その1年では終わらないっていうことで、将来的にどこまで見るのかっていうこと。
 一旦、とにかく工事の影響がなかったかどうかの確認、そして、トンネルがずっとあることによる将来的な被害の確認っていうふうなね、そういう将来的な確認ということについてはどのようになっていくのかというふうに把握していますか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  大深度区間等の家屋調査につきましては、事前に行って、それで所有者の方から事後の申し出があった際に行うというふうに聞いております。ですから、改変部分については事前も事後も、当然全棟やっていくんですけれども、大深度部分については対象の数等もございますので、事後調査のお申し出があったところについて行っていくというふうな説明を聞いているところでございます。具体的にどの時期に、どういう形で行っていくのかというところの部分は、これから確認させていただくところになります。


◯委員(野村羊子さん)  改変部分とはジャンクションの工事部分ということでいいですか。改変、区分地上権までそれは入っているんでしょうか。ジャンクションで買収したところの外側、実際の工事の際の人たちっていうのは事前事後をやると。大深度の人たちは、申し出がなければ事後はやらないというふうなことで理解でいいですかというのと、その区分地上権の人たちはどういうふうになるのか、区分地上権の周辺も含めて、どうなるのかというふうに把握しているでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今聞いている範囲では、改変区域、用地買収して進める区域については、事前事後を行っていくというふうに聞いております。大深度区域につきましては、お申し出があったときに行っていくというふうに聞いていますので、区分地上権設定の区域についてはどうなのかという、今のお問い合わせでございますけど、大深度区域に準じるのかなっていうふうに今考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  トンネルによる被害っていうのは、その直後ではなくて出てくるっていうのは、今ネット上で公開されているシールド工事のトラブルや事故っていうふうなことでも出てきています。前にも例に出したかもしれません、アメリカのシアトルで東京外郭環状道路よりわずかに大きい、世界最大になったというシールド工法は、結局工事、シールドマシンが故障してとまってしまって、何年間か置いている間にやはり地盤陥没とかが起こって、今、州知事から動かすのをとめられるっていう事態に陥っていると思うんですね。
 直径17メートルのシールドマシンは結局上から穴をあけて故障修理をしても、結局再開してもすぐとまっちゃったみたいなところでトラブルが続いているって。それ、日本のマシンですよ。なので、そういう実際の実例があって、トラブルが山ほど出ているっていうことがあるわけで、そんな簡単に何事もなく行くとは思えないんですね。
 そういった場合に、本当にアメリカでは、だから州知事がこれはやめようっていうふうな、今このまま動かすことはできませんというふうな話をせざるを得ない事態になっているわけですけども、日本でそのような事故が相次いだとして、トラブルが起こったとして、それは誰がとめられるのか。三鷹市として何か重大なことがあればっていうことを過去にも言っていますけども、陥没とか、そういうのは万が一ですね。工事中に起きるっていうのはなかなかないんですよね、時間がたつんですよ。
 そういうことで、でも、例えばシールドマシン、三鷹まで来るのに実はしばらく時間がかかって来るっていうふうなことで、途中でそういうふうな事故があったりしたら、しっかり三鷹市としてストップだっていうふうに言い切れるのかどうかって、ちょっとそこを確認したいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  私のほうから、今後の事業が終わった後等も含めた対応についてお答えいたします。基本的には、工事中も、工事後も、事業者の責任というのは第一義的にあるというふうに考えております。しっかり、そのあたり、そういった不測の事態が起こらないように万全の対策を、工事中からも含めて市としても求めていきますし、事業完了後、そういったいろいろな支障が仮に出た場合についても、市としてもきちっと求めるところは求めて対応をするようにしていきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  本当にね、ちょっと調べるだけでもいろんな事例が出ています。三鷹市としても、それをちゃんと把握しているのかどうかっていうね。トンネル学会、土木学会、地盤工学会とかっていうところでも出ていますし、工事の報告集っていうのがね。そういうのをどこまでちゃんと把握しているのか。国のような専門的な調査ができないようなことを前にも答弁されていましたけども、その気になって探せば、市民でも事故事例って山ほど出てくるわけですよ。
 そのことを三鷹市がどこまで把握しているか。起こるかもしれないってわかっていてチェックするのと、何もわからず、ちゃんとやってくださいと言うのとは全然違うわけですよね。その辺は、どこまで三鷹市として──もちろん、今まで調査研究費用ってつけていますけども、不測の事態って言っているけど、実際はもう既に起こっている事例があるんだから、推測可能な事態でもあるわけですよ。推測可能にするのは、調査してわかっていなくちゃいけない、知識がなければ、推測可能にならないわけなので。その辺は、どこまで三鷹市として調査し、把握をしているのかどうか、伺いたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  技術的な検証ということでの御質問だと思いますが、基本的に特に地中拡幅部の技術については、かなり高度な技術だということは当然我々も認識しておりまして、その中で、先ほど担当課長のほうからも話がありましたけども、技術的な検討委員会の中で検討したものを、さらに民間の技術を入れて検証を深めていくということで。我々も、高度な技術だから何もわからないということではなく、検証の方法とか、例えば新しい技術と既存の技術を組み合わせて、この現場に一番適応した技術を採用していくということで進めていくということで聞いておりますので、そういった考え方をしっかりここは確認して、検証して。
 高度な部分は専門家の技術をきちっと確認するようにはなるんですけども、そういったことを深めながら進めていくということで、我々、わからないということでそれを進めるということとは考えておりませんので、しっかりそれはわかりやすく説明をしてもらって、それを市民にまた伝えていくというようなことで。何しろ安全性を高めるっていうことで確認をしていきたいというふうに考えているところです。


◯委員(野村羊子さん)  最大限の努力をしていただきたいと思いますが、その努力が市民に見えるような形でもしていただきたい。市民のほうも、今必死で調べて対応──本当に自分の暮らしが脅かされるわけですからね、やっています。その辺のことをきちっと把握して、対応していっていただきたいと思います。昨年の地中拡幅部都市計画変更について異議申し立てをして、今市民が口頭陳述っていうのをやっています。2月、私も異議申し立て人の1人としてしましたけども、その中で、さまざまな、本当に市民が調べた事例が出てきます。そういうようなことも、市としてはできるだけちゃんと把握していただいて、どういうことを本当に市民が問題だと思っているのかということを、きちっと確認していただければと思います。ありがとうございます。


◯委員(大城美幸さん)  幾つか質問したいんですけど、まず私も、開催日時と場所という点では、やはり平日の夕方から夜にかけての1カ所、北野のほうでオープンハウス常設会場での1カ所、調布市のが載っていますけど、ちょっと私もその日行けなかったので、じゃあ、日曜日、調布市に行けるかっていうと、ちょっと調布市まではというのもあり、やはりそれは北野三丁目の常設会場で平日と休日っていうか、それを時間帯も考えていただいて、やっていただきたいということを要望します。
 それと、今回、この資料1の最初のページに載っています、19日、127人、21日、80人というののうち、三鷹市民というのはわかるんでしょうか。お聞かせをいただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  内訳は公表されておりませんので、三鷹市民とその他の違いというところまでは把握してございません。


◯委員(大城美幸さん)  受付では、どこから来たかって書きますよね。三鷹の北野のところは三鷹市民が当然多いのかなって思いますけど、調布市のところでどれだけ三鷹の人が行っているのかなっていうのを見ていただいて、統計的にもやはり少なければ、もっと市のほうとしても言えるのかなっていうのもあるので、ぜひ確認していただきたいなというふうに思います。
 それと、この(4)の主な質問と意見なんですけど、関するものといったら、どういう立場での質問だったのかとか、参加していないので──参加して聞いていればこんなことを言っていたなっていうのを思い出せるかもしれないけど、もうちょっと具体的に説明をいただければなっていうふうに思いますけど、特徴的な質疑とか、意見とか、あったでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  御質問の中で、外周に設置される機能補償道路、ジャンクションの中で道路がなくなる部分の機能を外周に、道路を設ける形になっていますけど、そこの地盤の高さがどうなのかとかですね。今の地盤とどういう感じで道路ができるのかとか、それとか、全体的に事業の概要、都市計画道路の御質問も当然ありましたし、どういった時期に今後どういうふうな工事が進んでいくのかとか、そういった質問もあったかと思います。


◯委員(大城美幸さん)  ありがとうございます。照明と防犯カメラの件では、私も照明が10個のときちょっと通ったんですけど、やっぱりちょっと暗いなって、車で走ったんですけどね。その後、プラス8カ所ですか、ついたときには走っていないので、どうなっているのか、照明の明るさとかわからないんですけど。先ほどのお話では、照度も明るいということなので、それは市としても確認をされているというふうに思っていいんでしょうか。もちろん、話し合いの場があるので、住民、近隣の人たちっていうか、そこの話し合いの場で出される意見、要望っていうのは随時事業者、国に届けるというふうなことで確認してよろしいでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  照明につきましては、夜、市の職員もきちっと確認して、実際に必要なところを国とよく調整しながらつけてきた、そういった経過がございます。要望については、しっかりと国のほうにも伝えながら、引き続き進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  わかりました。工事がさまざまと進むにつれて、それぞれまた具体的な要望とかって出てくると思うので、それはその都度迅速な対応をお願いしたいと思います。
 最後なんですけど、先ほど寺井委員の質問にランプシールドのところでしたか、立て坑が終わらないと工事に入れないみたいな答弁ありましたか。区分地上権のところで、何かちょっと聞き取れなかったんですけど、契約済みが8,400平方メートルで14%ということなんですが、そこのところで用地買収の関係で先ほど御説明していたところで、270軒中27軒が契約済みということは、243軒が残っていて、そこの契約が終わらないとシールドの工事には入れない。それは270軒、100%終わらないとだめっていうふうに捉えていいんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  トンネルを施工するに当たりまして、大深度よりも浅いところについては区分地上権を設定して、その設定をしないとトンネル工事に入れないというところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  ということは、1軒でも区分地上権の設定を拒否する人がいたら、トンネルの工事には入れない、大深度はできるけど。トンネルの工事って……。ちょっとそこのところを、もうちょっと詳細にお願いしたいんですけど。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  済みません、ちょっと説明がわかりにくくて申しわけございませんでした。ランプシールドといいまして、大深度から分岐してジャンクションに上がってくる、深いところから浅い地上部に出てくるトンネルをランプトンネル。それをシールドで施工しますので、ランプトンネルをシールドで施工するので、ランプシールドと呼んでいます。
 資料1の2ページの青い部分ですね。そういったところは、40メートルより浅くなってきますので、区分地上権という権利を設定しないとトンネルが施工できないところになります。1軒でも設定できなければだめなのかと、そういう御質問については、やはりそこの権利が確保できないと、実際の施工はできないんじゃないかというふうには考えております。今、任意で用地の区分地上権の設定の契約のほうを進めておりますけれども、最終的にどういう形になるのか、今後の地域の設定状況をよく確認しながら、国にも、進行していったときに、最後の1軒になったときはどうなるのかっていう質問をもう一度確認して、お答えさせていただきます。


◯委員(大城美幸さん)  それで、じゃあ、ランプシールドの工事に入る時期の全体のタイムスケジュールの中で、それはいつっていうふうに見ているかわかりますか。わかれば、教えていただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  ランプシールドの工事については、既に工事としては発注されておりまして、実際に今シールドマシンを製作したり、そういった準備をしているところでございます。実際にいつ掘削に入るのかっていうところは、今これから立て坑もつくります。立て坑をつくるのに、やはり1年間はかかるというふうに聞いておりますので、平成28年度にランプシールドの立て坑をつくるのにかかってきますので、どんなに早くても平成28年度内にはシールド工事っていうのはないものというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  御説明はわかりました。
 最後、先ほど家屋調査の件で、700軒中4割が済んでいるということで、町会単位での説明をしているところもあるということでした。そういう戸別対応ではなくて、何軒か集まって説明をすることも可能ですよっていうことについての地域住民への周知っていうことはなされているんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  そういったことは町会長の方と御相談しながら、多分進めている形になると思いますので。私ども、今聞いているのは、町会長と相談しながら、そういった要望があれば対応をしていくっていうことを聞いているところでございます。よく、ちょっと詳細については、今後確認しながら、しっかりお答えしていきたいと思います。


◯委員(大城美幸さん)  関係する地域の町会長には、じゃあ、そういう説明も可能ですよっていうことがきちんと伝わっていて、町会の役員の人たちが、それが必要かどうかということは判断するんだけども、そのことが、だから、きちんと伝わっているかどうかっていう判断するにも、伝わっていなければ、自分たちが問題だって思って初めて市に来るっていうよりも、一応可能だっていうことが伝わることが大事だと思うんですけど、そこがどうなのかっていうことを確認したいんです。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  これまで戸別に説明するのは主として説明の手法だったというふうに聞いております。ただ、近年そういった御要望もあったときに対応しているっていうお話も聞いていますので、先ほどもお話ししましたけれども、そういった取り組みができるように、国、事業者のほうに我々のほうからも要望していきたいというふうに考えています。


◯委員(石原 恒君)  よろしくお願いいたします。先ほど防犯カメラと照明のことについて御説明をいただきました。照明については既設が10灯、あと追加で8灯という形で設置されたということで、照明の明るさについても25ルクスだということでありましたが、この測定は何ポイントとったかという、測定点は理解していらっしゃるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  測定については市のほうの職員が行っておりますので、適宜何点か、夜に、実際に照度の分布のほうを測定したところでございます。


◯委員(石原 恒君)  市のほうで測定しているということでしたらば、その辺のデータをとっていらっしゃると思うんですけども、これは平均的な数値なんでしょうか。その中で一番低い点があったら、照度的に低いところがあったら、その数値も教えていただければと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  平均値ということでございます。低いところでも20ルクス弱ということで、歩道の照明は15ルクス以上ということになっていますので、その基準以上は確保しているというところでございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。20ルクス以上の照度があるということで理解いたしました。
 先ほども防犯カメラと照明の位置についての関係性の質問がありましたが、ちょっと地図から外れたところになるのかもしれませんが、防犯カメラのちょうど北野小学校の南側の位置に──番号とか振られていないので表現しづらいですけども、ここの位置に照明がないんですけれども、これは既設の、この工事によってついていないから載っていないのか、この辺がちょっと。
 あと、もうちょっと南側にも、同じように何カ所か。照明とカメラの関係を見ますと、カメラは設置されているけども、照明がないというところがあるんですけど、その辺、細かいようですけど確認をさせていただきたいと思いますけども。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今お話しいただきました部分の道路については、既存の道路の部分でありますので、既存の照明がもう設置されているので、今回、追加で設置のほうはなかった部分でございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。既存で設置されているから、それで十分明るさは確保されて、カメラとしての機能が果たせるという判断のもとだということで理解いたしました。
 あと、先ほど1週間、データは保存されているということなんですけど、これ基本的に──大体一般的な話なんですけども、その1週間というのは妥当な記録期間なんでしょうか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  一般的に1週間のハードディスクの容量ということで、さきに市のほうでつけたものも同じタイプでございますので、そういうことで御理解いただければと思います。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。昨今いろいろと犯罪の抑止としてこういった防犯カメラが使われていますし、実際、近年、凶悪犯罪があったときにも捜査としての大きな役割を果たしているっていうことで、非常にこの防犯カメラとしての機能は期待されているところでありますけども、1週間という記録の中で、余り長くすると、今度こま数が粗くなってしまうとか、そういった関係もあると思うので、その辺はいろいろな実績の中で判断されていると思います。今後、またどういった流れになるかわかりませんけども、有効的な使い方をしていただければと思います。以上で終わります。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いします。用地取得にかかわるところなんですけれども、第五中学校の東側、第五中学校と仙川に挟まれた袋小路になっているような場所なんですけども、大分取得が進んでおりまして、現在はアスファルト舗装とくい打ちになって囲いができている状態なんですね。あそこは、地上部は工事区間ではないので、地下の関係で買収されたというところで認識しているんですが、最終的にあの場所はどのような形になるんでしょうか。緑地になるのか、児童公園になるのか、そのようなところは把握していますでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今お話しいただいている場所は、調布市の市域のところと今後一体的に整備していくということで聞いておりまして、詳細については今後確認してお答えさせていただきたいと思います。


◯委員(渥美典尚君)  今御答弁ありましたとおり、道一本、隣の家が三鷹と調布市でくっついているような複雑なところなので、ぜひ調布市とも連携していいまちづくりを進めていただければと思います。終わります。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いいたします。防犯カメラについてはこれだけ設置していただいたということで、大体網羅されているのかなというふうに思っているんですけども、僕、これ、ちょっと通ったときに感じたんですけども、この防犯カメラ監視中の看板というか、ステッカーなんですが、ちょっとわかりづらいなというのと、せっかくこれだけ網羅しているんだったら、僕が見た限りですが、防犯カメラがついているところにしかついていないように思えたんですけども、できればもう少し全体的に、どこを歩いていても監視カメラがあるんだよっていうことがわかることが犯罪の抑止力になるんじゃないかと思うんですけども、その辺についてはいかがお考えでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今委員からお話しいただきましたので、確かに抑止力として防犯カメラが設置されているっていうことがよくわかるような対策が必要だというふうに、我々も考えます。もう一度、ちょっと国のほうと調整して、新たな対応をできるだけするような方向で進めていきたいと考えています。


◯委員(加藤浩司君)  ぜひともよろしくお願いします。
 次に、ちょっと家屋調査についてお伺いをいたします。家屋調査について、個人の御自宅に調査の方がお見えになって説明をする中で、業者に入ってもらわなくても、自分たちで写真を撮っておいてもらえれば、それでも大丈夫ですというような説明がなされたということをお聞きしているんですけども、これで本当に大丈夫なのか。ちょっと僕は、そんな説明があったのかということを、ちょっと耳を疑ったので、ちょっと確認をさせてください。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  家屋調査をするに当たりましては、家屋の中の状況を写真を撮るだけでなくて、実際に今ある状況、例えば壁でも、ひび割れとか、ちり割れとか発生していたりしますので、どこにどういった現状なのかというところを、黒板を入れて、説明を入れて写真を撮って記録しているところですので。やはり、それを図面に描いて、写真を一緒に撮って残しますので、それ専門の業者がしっかりと調査したものでないと、やはりそれを原因として将来確認するときに、事後の調査との対比がなかなか難しいんじゃないかと思いますので。確認させていただきますけど、そういった事例っていうのはないのではないのかなというふうに、今お話を聞いて思ったところでございます。


◯委員(加藤浩司君)  実際にそういう話があったので、今ここでさせていただいたので、私も耳を疑ったということを言いました。今、課長の説明のとおり、僕はふだんの、普通の建物の工事の近隣でさえ、そういったやり方をしていないと、将来クロス割れだとか、切れだとかっていうものに関して、証拠としてはなされないというふうに理解をしておりますので、ちょっと改めてここで質問をさせていただいたんですけども。私はその方に、改めて調査をしてほしいということを言えば、やってくれるのではないかということを言ってありますので、そういうふうな申し出があった場合はぜひ対応をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後に遺跡についてです。委員の方々からもその遺跡についての重要性等々の質問がありました。私もこの遺跡について、貴重なものだというふうに思っております。というのは、この外環の整備事業がなくて、普通に建物を建てかえたりとかした場合には、その個人のお宅が公開なんかするわけがなくて、見れないものなんですね。せっかくこの外環事業のおかげで見れるという、この遺跡について、もう少し広く市民に公開をというか、周知をしていただきたいというふうに考えます。
 また、この機会をなくすと、その近隣には似たような遺跡は出るかもしれないけど、見ることは恐らくできないと思っています。なので、そういった意味での貴重なものなんだと、この外環整備事業のおかげで見れるんだということを広く周知をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  確かに遺跡は三鷹市の財産でございますので、よく国のほうと調整して、そういった対応がとれるように我々としても申し入れのほうをしていきたいと思います。


◯委員(加藤浩司君)  ぜひともお願いいたします。こういったものが広くこういうふうに見れるっていうのは本当にない機会なので、ぜひその辺だけはよろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(栗原健治君)  確認も含めて1点だけ。外環特別委員会の中で、改めて安全確認の立場で、地中拡幅部も含め、区分地上権がある地域の地上部の住宅の安全性に不安が寄せられています。地中拡幅部の安全確保のために、地上部の安全確保のために三鷹市としてできること、また取り組むこと、どのようなことを取り組もうと考えているのか、確認しておきたいと思います。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  これから地中拡幅部の工事の施工方法というのが明らかになってくると思いますけれども、どういった形で施工されるのかっていうことを、今技術検証は終わっていますけれども、さらに安全性を高めた検証をこれから事業者のほうが行って、トンネル検討専門委員会のほうでそういったことを議論する場が起きてきますので、そういったことをしっかり我々としても確認しながら、市民の皆さんが安心してお住まいいただけるような、そういった施工ができるよう要望していきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  三鷹市としてできることは、要望すること──事業者が施工の方法を決めた中で、それを説明を受けることだけですか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  説明を受けるのは、当然しっかり説明を受けて、その工法が安全だっていうことをトンネル検討委員会の中でも議論されると思います。それが安全でなければ、我々としてはそういった工法は使ってもらっては困るわけですので、今お話ししたのは、安全性が確保されて、これで大丈夫だというものがあった前提をしっかり確認して、それで工事のほうを進めてもらうように、そういうふうに考えているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  地上部は三鷹の住宅地で、安全が確保された方式で行われるのは当然だと思うんですけれども、なぜその工法が選ばれたのか、安全性が一番高いものなのか、それぞれ工事の手法、やり方が特徴がある中で、どういう経過でこの工法が選ばれたのかっていうことも含めて説明を受けることによって、一番安全なものだというふうに確認することができると思います。
 地下水の問題ですとか、トンネル内は当然安全性は確保されているとは思いますが、地上部に対する影響はどうなのか。検討された工法の中で一番安全なものが選ばれたっていうことを確認することが必要だと思うんですけども、そのような確認することを三鷹市としては説明の中で求めることはできますか。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  地上部、拡幅部の安全性の確認ということでございますが、今委員がおっしゃられたとおりというふうに私どもも考えております。この工法の選択、なぜ選ばれたのか、また、安全性が、より地下水、あるいは地質、その状況の中でより安全、最も安全だという説明をきちっと受けた上で、そこを確認していきたいと考えております。


◯委員(栗原健治君)  地上部には住宅地があって、大深度地下トンネル方式が住宅地の真下を通る事業っていうのは、本当にまれなケースです。地下鉄などでのシールドトンネルの今までの事業っていうのはありますけども、全て基本的に道路の下になっている中で、住宅地の真下に巨大トンネルをつくるっていうことの安全性の確保っていうのは、市としてする必要が明確にあると思います。市民はなかなか個人として検証することは難しいので、市としてそれをどのように安全性を確保するのかっていう点でコミットしていく、かかわっていくことが必要だと思います。
 安全性の確保の合理的な説明をしっかりと進めて、選定の段階においても市としての意見を述べる機会というのを持つことができないのか、より安全な工法を選ぶ立場に立った市としてのかかわり合いを求めることができないのか、確認しておきたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  その検討の過程における市のほうの意見ということでございますが、この検討の過程は、先ほどほかの委員の御質問に担当課長のほうから御説明したように、基本的にはトンネル施工等検討委員会において提言されたものを、民間の技術を入れた技術開発業務でさらなる検証をしていると。その中で、また提案された各ジャンクションごとの3工法について、民間の企業が有する有効な技術を整理をして組み合わせていくということで、我々もその過程で事業者のほうから一定の説明があれば、それに対して確認はしていきますが、なかなかそこの部分は、どのタイミングでその内容が出てくるかということも明らかにはされておりませんけれども、しっかりその検討の過程も含めて、その経緯についての確認もあわせてしていきたいというふうには考えております。
 以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  地上部に住宅地があるっていう点で、安全の確保は万が一のことがあっても困る事業になるので、トンネル工事の技術、安全性も当然ですけれども、その工事によって与える影響がどのように出るのかっていうこともしっかり検証できるように、市民もその情報が得られるように対応していただきたいというふうに思います。
 地下水もすごく大切ですけれども、地上部の安全性がすごく重要なので、その安全性が本当に確保される工事手法を選択させる三鷹市の責任っていうのが明確にある。その立場を、先ほど安全の確認をする、三鷹市として高める立場で確認していくという答弁もありましたけども、安全性の確保なくして工事は進められないっていう立場で、しっかりと検証していただきたいというふうに思います。事前の検討段階でも、特に何を重視するのかっていうことを、市としても明確に示していっていただきたい。
 「対応の方針」では、地中拡幅部の「対応の方針」というのが明確にされていない部分もあるので、地中トンネル部分での工事っていうことでは、当然安全性の確保っていうのが確認されていることですけれども、その立場に立ったより厳格な取り組みをする必要があるっていうことを求めていきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、よろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 以上で都市整備報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時57分 休憩



                  午前10時58分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
 休憩いたします。
                  午前11時00分 休憩



                  午前11時01分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。皆さん、お疲れさまでした。
                  午前11時01分 散会