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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成28年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会) > 2016/06/23 平成28年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文
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2016/06/23 平成28年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(吉野和之君)  おはようございます。ただいまから、三鷹駅前再開発事業対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長(田口久男君)  おはようございます。まず初めに、私のほうから、これまで三鷹駅前地区につきましては、さまざまな事業、取り組みを進めてきまして、展開してきましたが、今後さらに展開していくことを本委員会、皆様の御意見をいただきながら、円滑に、着実に進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 きょう、行政報告としましては、これまでの再開発事業の取り組みと、三鷹駅前地区再開発基本計画2022の素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性ということで、2点御報告させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
 それでは、担当のほうから御説明させていただきます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  私のほうから御説明させていただきます。よろしくお願いいたします。報告事項の1番目、アの三鷹駅前地区における再開発事業の取り組みについて、資料1のほうで御説明いたします。資料1の1ページをごらんください。1、事業の進捗です。三鷹駅前地区では、2つの再開発事業の取り組みが進んでいます。まず(1)、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業についてです。
 平成18年8月に、関係権利者による再開発協議会が発足いたしました。以降、UR都市機構を中心に再開発事業の実施に向けて勉強会を開催し、施設計画の検討を行っております。当初、協議会では、しろがね通り──市道第13号線でございますけど、こちらを区域内幹線道路につけかえることによりまして、1敷地1棟案とする施設計画案を検討し、関係地権者の合意形成を進めてきました。市といたしましては、まちづくりかわら版──こちら、参考資料1のほうに添付させていただいているものですが、こういったものを発行いたしまして、町会・商店会等に広く周知を図ってきたところでございます。
 その後、市はしろがね通り沿道の一部の地権者より再開発事業に対する賛同が得られないということを踏まえまして、早期に事業化が図れるよう、しろがね通りを生かした分棟配置を前提とする中央通り東地区再開発事業における市の基本的な考え方──こちらが参考資料の2に添付しているものでございます、こちらを協議会に提案いたしました。現在、協議会では、市の提案などを踏まえ、しろがね通りを挟んだ2敷地が一体的な再開発になるよう施設計画を検討しており、市は地権者の1人として協議会に参加しております。平成24年に取得した再開発事業用地の経過につきましては、参考資料3のとおりです。当該地はしろがね通り第2駐輪場として使用しているところでございます。
 次に、(2)、三鷹駅南口西側中央地区再開発事業共同ビル建設の支援についてです。三鷹駅南口西側中央地区につきましては、平成19年5月に関係権利者による再開発組合が発足し、民間の共同ビル建設が進められています。平成27年に組合からの要請を受け、市は同年6月の議会承認を経て市道第14号線の一部廃止を行いました。当該地では、平成26年10月より解体工事に着手し、店舗のための仮設建築物工事が進められてきました。また、本年4月12日には工事説明会が開催され、現在、本体工事に着手しております。工事説明会につきましては、参考資料4のとおりです。
 続きまして、2、三鷹駅前地区再開発基本計画2022の策定に向けた取り組みについてです。現在、再開発基本計画は平成17年に改定後10年が経過し、社会情勢の変化などから、三鷹駅前地区における商業を取り巻く環境などもさまざまな対応が求められています。そこで、回遊性とにぎわいを創出し、当該地区のさらなる活性化を図るため、三鷹駅前地区再開発基本計画2022の策定を進めております。
 2ページをごらんください。まちづくり環境委員会へ、これまでの報告につきましては、平成27年9月に基本的な考え方を、12月に見直し方針を、また、本年3月には素案を御説明し、御意見をいただきながら進めてきたところでございます。
 資料1の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の2番目、イの三鷹駅前地区再開発基本計画2022の素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性について、資料2のほうで御説明いたします。資料2、1ページをごらんください。1の計画策定におけるこれまでの取り組みについてです。三鷹駅前地区再開発基本計画2022につきましては、3月のまちづくり環境委員会及び都市計画審議会において素案を御説明した後に、4月7日から27日にかけてパブリックコメントを実施しました。
 結果につきましては、2に記載のとおり、意見書4通で5件の御意見をいただきました。
 また、3に記載のとおり、パブリックコメントにあわせ、市民への説明会、三鷹駅前地区まちづくりに関する連絡会、及び三鷹商工会へ説明を行いました。パブリックコメントと合わせて全体で30件の御意見をいただきました。計画に反対するとした意見はなく、既に計画に盛り込まれている意見や事業実施の中で検討する意見が多くありました。計画に意見を盛り込むもの、趣旨を反映するものは5件ありました。素案にかかわる市民意見への対応につきましては、3ページから11ページのとおりです。
 2ページの4、変更のポイントをごらんください。(1)の文言の追記を行った5点について御説明いたします。資料2−1、計画案、本冊の1ページをあわせてごらんください。追記した部分は赤字のところです。1点目です。三鷹駅前として目指すべき方向性を共有できるスローガンがあるとよいという御意見がありました。計画の目的に「元気創造都市・三鷹」を目指してと追記いたしました。
 2点目です。こちらは、計画書案の5ページをごらんください。中央通り全体の商業の活性化を図るためには、再開発基本計画南側の中央通りも範囲に含めるべきとの御意見がありました。中央通りについては、まずは再開発基本計画対象区域内の事業を推進していきますが、上位計画である土地利用総合計画において、三鷹駅前地区以南の中央通りを含む地区を中心市街地活性化ゾーンに位置づけております。このため、土地利用の方向性としては一体的な活性化が図れるよう取り組んでいくことから、こうした関連性について追記したところでございます。
 3点目です。計画書の8ページ、下段をあわせてごらんください。三鷹駅前地区には授乳室やおむつ交換スペースなどの子育て関連施設や、高齢者のためのベンチなどが必要であるという御意見がありました。都市の活性化の(1)、高齢者や子育て世代に配慮した環境整備と商業の活性化において、高齢者や子育て世代に配慮した設備の導入について追記しました。
 4点目です。計画書案の9ページをごらんください。中段の部分です。こちらの記載でございますけど、駐車場が不足しているから、車で買い物に来る人がアクセスしづらいという御意見がありましたので、(3)、駐輪場・駐車場の整備において、将来の事業展開に伴う需要の考慮について記載いたしました。
 また、計画書案の39ページ、上段をごらんください。駐車場への案内標識が不足しているとの御意見がありました。(4)−2、駐車場の整備において、駐車場への適切な案内を検討することを追記いたしました。
 5点目です。計画書案36ページ、上段をごらんください。駅前のサイン表示については外国人もわかりやすいものにしてほしいとの御意見がありました。(3)、回遊性を生む道路環境整備事業において、公共施設への案内・誘導サインの多言語化の取り組みを追記いたしました。
 また、参考資料として45ページから54ページに都市計画等の用語の説明を添付いたしました。本計画案につきましては、この後、7月に開催予定の都市計画審議会に報告した後、確定していく予定でございます。資料の説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(小俣美惠子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。2つぐらい、ちょっとお聞きしたいかなというふうに思っております。これまで三鷹市は観光協会をつくりまして、観光という点に力を注いでいるわけですが、三鷹には玉川上水を初めといたしまして、ジブリ美術館や有三文庫、あと国立天文台など、さまざまな観光資源があるわけですが、この再開発区域の中に、説明会の中にも市民の皆様から声があったかと思うんですけれども、宿泊施設の整備ができないかという声が上がっていたかと思います。
 三鷹にこのような観光にいらしても、三鷹に宿泊ができない。近隣市に宿泊をしてしまうということは、大変に残念だなというふうに思う。残念なことだけではなくて、やはり三鷹駅前の活性化のためには、三鷹市に宿泊施設があれば活性化ができて、経済効果も上がるんではないかということで思っております。三鷹の再開発区域内に宿泊施設が求められているというふうに思っておりますが、いかがでしょうか、お聞きしたいと思います。
 あともう一点ですが、三鷹を取り巻く周辺の都市は再開発が進んでいるというふうに思っておりまして、三鷹の現状はその周辺状況から見ますと、おくれをとってしまっているかなという声が市民から届いております。この計画の目標年次は2022年となっておりますが、2020年には東京オリンピックが開催されます。三鷹市の財政状況も大変厳しいとは思い、皆様、御努力していただいているということは重々認識しておりますが、少しでも計画を早めてほしいと願うところですが、いかがでしょうか。少しでも前倒しにできないものかという声も届いております。ぜひその辺、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  1点目の宿泊施設の御意見、確かに商工会さんに説明している中で、宿泊施設も含めていろいろな、映画館とか多目的ホールができないかとか、夢のある施設ができないかとか、ジブリを取り入れる検討はできないかとか、いろいろと御意見をいただいているところでございます。
 今の段階で、中央通り東地区の再開発事業はまだ地権者の中で施設計画案をいろいろと今検討している段階でございますので、今後、施設計画を検討していく中で、1つは、そういった今までいただいている御意見、そういったものも勉強会の中で検討していきたいと思っておりますし、当該地区がこれまでも、この計画の中でも文化の拠点となる施設や三鷹の商業振興に貢献する施設など、駅前の拠点にふさわしい施設の導入を検討していくということで、方向性として示しておりますので、検討していきたいと思います。
 また、2点目の三鷹の再開発を早期に進めていくということで、私どももできるだけ早く再開発事業を進めていこうということで、今多くの地権者との合意形成にこれまでも取り組んできたところでございますが、なかなか御理解が得られない地権者の方もこれまでいらっしゃいまして、そうしたことで早期に事業化が図れるように、平成25年に分棟方式の提案を協議会にしているところでございます。できるだけ早く事業を進めたいというのは地権者の方も同じ思いでありまして、地域の活性化を図る上でも、にぎわいの拠点施設となることもありますので、駅前の再開発を今地権者の方、URと連携しながら、市としても地権者となっておりますので取り組みを進めているところでございます。


◯委員(小俣美惠子さん)  ありがとうございました。地権者の方々の大変貴重な財産ですので、しっかり耳を傾けながらですね、やはり周りの近隣市の開発が進んでいますと、三鷹はどうなっているのかな、なんていうようなお声を伺うこともしばしばございまして、やはりスピード感を持って市民の声を十分聞きながら進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。終わります。


◯委員(大倉あき子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。とても基本的な質問なんですけれども、先ほど、今地権者の方と合意形成の取り組みを一生懸命されているということでお話を伺ったんですけれども、駅前の商店街の方たちも、いざ再開発になるときに、解体から開発までの期間、かなりの期間がかかると思うんですが、具体的に、本当にその間、それこそ商店街の方は人の流れを考えても死活問題になってくるということで、非常に不安な声も聞いているんですけれども、大体解体がどのぐらいで、どのぐらいの期間で建設、竣工までがかかるのかということを、まずお伺いをさせていただきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  スケジュールについてですけれども、一般的な再開発のスケジュールのイメージでございますけど、都市計画の手続におおむね1年ほどかかります。今回、第一種市街地再開発事業という権利変換方式の法定再開発を目指しておりますので、そのためには都市計画の決定が必要になります。第一種市街地再開発事業と高度利用地区といいまして、それも高度利用地区の指定をしていく中での第一種市街地再開発事業と、これはセットで進めていく必要がありますので、その手続に1年。その後、事業計画とか権利変換、そういった事業を、補助金が入ってきますので、そういった収支、お金の面での計画、そういったものを立てるのに2年ほど、一般的にはかかると言われています。
 その後、除却から工事に入っていくわけでございますけど、除却から工事がおおむね4年から5年ぐらい、そういったスパンでありますので、都市計画から合わせていきますと7年とか、8年とか、そういうスケジュール感でかかっていくということでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当にかなりの期間かかるということなんですけれども、本当に地元の商店街の方にも、できるだけ丁寧な説明等、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、パブリックコメントでの御意見の中でちょっとお伺いしたいことがあるんですけれども、9番目でいいんでしょうかね、ここのところに中央通りにシティバスを通してほしいという御意見の対応の方向性の中で、事業実施の中で検討しますとなっているんですけれども、やはりこの中央通り商店街、駅からかなり離れた商店の方たちは、高齢者の方もそこまでは歩いて来れないということで、本当にそこにバスを通してくれないかという意見をたびたび耳にすることがあったんですが、とても難しいことなのかなというふうに感じていたんですけれども、この検討しますとなっていたので、その通せる可能性っていうのはあるのかっていうこと。
 あと、同じく、この御意見の中で、三鷹商工会の、3番ですね、再開発にジブリを取り入れることはできないかっていうところで、既に計画に盛り込まれていますとなっているんですが、このジブリを取り入れるという、この計画っていうのは具体的にどんなものか、教えていただけたらと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  私のほうから、それでは、お答えさせていただきます。
 まず、コミュニティバスの件ですが、コミュニティバスの全体の計画の中で検討していく必要があると考えております。そういったニーズも、こういった説明会等で我々もお聞きしておりますので、そのニーズと事業性というものを当然考えていかなくてはならないので、それだけの御利用される方がいるということを今後きちっと調べた上で、そういった検討を深めていく必要があると考えております。
 また、駅前広場が既存のバスルートが多く入っていますので、そこに回すというのはなかなか難しい部分もありますので、仮にそういう検討をする中でも、どういったルートが適正かというようなことも含めて、今後、御意見を聞きながら検討をしていきたいというふうに考えております。
 2点目のジブリを取り入れた再開発についてでございますが、この再開発事業の中に直接ジブリのかかわりの展開っていうところまでは至ってはないんですが、現状、駅前からも風の散歩道を通じてジブリ美術館へ展開すると、再開発全体の中で今回示しております道路のネットワーク化等も含めて、そういった関連性を深めていきたいと。また、中央通り東地区の中でもそういったことが可能であるかどうか、さらに検討を深めていきたいというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。先ほど小俣委員もおっしゃっていたんですけれども、本当に三鷹はジブリもありますし、天文台もありますし、あと山本有三記念館も、また太宰治サロンなど、本当に文化施設、たくさんありますので、本当、観光ルート、魅力を高めるためにもさまざま今考えてくださっていると思うんですけれども、今後もよろしくお願いします。
 よく聞く御意見の中でも、三鷹駅に来て、ジブリ美術館に行っても、その方たちが三鷹に戻らず、やはり吉祥寺のほうに流れて行ってしまうということで、本当に非常にそこが、また戻ってきていろいろなところを回っていただけるような観光ルートを、もっと魅力のあるものができたらいいなということをすごく常日ごろから考えているんですけれども、そういったことも含めて今後も検討をよろしくお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(西尾勝彦君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。パブリックコメント等、いろいろ市民の皆さんの御意見、これまでも伺って、お聞きになったということなんですけれども、今後、やはり目に見える形で進んでいくわけですよね。そういった場合に、いろいろな市民の方々の意見、要望、また、もしかしたら苦情といったようなものも出てくると思うんですけれども、やはりそういったことにもその都度、その都度、市側として説明というか、当然行っていくと思うんですけれども、そういったちょっと細かい要望であるとか、市民の皆様の意見であるとか、また苦情であるとか、そういったことを拾っていくというんですか、拾って、それをまた反映していく、何か具体的な方法というか、そういったものをお考えでしょうか。
 あと、もう一点なんですけれども、この資料を見させていただきまして、バリアフリーという言葉が本当に何回も出てくるんですけれども、やはりそのバリアフリーということ、当然健常者の方々も含めてのバリアフリーというか、ユニバーサルデザインみたいなことなんだと思うんですけれども、そういった場合、それでもやはり障がい者の方であるとか、高齢者の方であるとか、そういった方々の視点といったもの、これがあってこそのバリアフリーだと思うんですね。そういった方々、当事者の方々、こういった方々の御意見、御要望というのを今まで聞く機会はあったのでしょうか。また、今後そういったことを計画をされているのでしょうか、お答えください。よろしくお願いいたします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今回、1点目の御質問、今後の市民の方への要望等があったときの対応、どういった形で市民の声を吸い上げていきながら対応していくのかという御質問でございますけど、参考資料の5番のほうにつけさせていただいております、三鷹駅前地区のまちづくりに関する連絡会というものを平成10年に設置いたしまして、こちらの構成の団体としては地域の商店会の方とか、住協の方、そういった地元にお住まいの方々を中心に構成している団体なんですけど、そういった方々へ、これまでも駅前広場の整備とか、ずっと情報提供しながら進めてきている経過がございます。
 それで、駅前広場、整備は終わっているんですけれども、まだまだ駅前の中でも再開発事業等の取り組みがございますので、その後も引き続き、年に1回から2回ほどでございましたが、いろいろな駅前で起きている事業の報告をしてきているところでございます。
 こういった中でいろいろと皆さんのお声を聞いて、再開発だけじゃなくて、この駅前地区全体の取り組みを情報共有しながら進めてきておるところでございますけど、こうした会を活用しながら、また広く皆さんの声を聞いていきたいというふうに考えています。
 また、2点目のバリアフリーの取り組みでございますけど、これまでもバリアフリーのまちづくり推進協議会、こういったものがいろいろな団体の方が入っていただいて市のほうで進めているところでございます。そうした中で駅前地区では、どういったものを、どういう年度で、どういうスケジュールで取り組むのかという事業者のほうから、いろいろな道路の事業者であったり、鉄道事業者であったり、バス事業者であったり、公園の事業者であったり、そういう事業者から提案を、スケジュールがあるものを、障がい者の方も含めたいろいろな方々で協議する場がございますので、そうした場で協議をこれまでしてきたところでございます。
 また、広場の整備に当たっては、実際に障がいをお持ちの方に、車椅子を御利用の方とか、そういった方にも実際に整備するに当たって現地のほうを実踏していただいて、どんなブロックを使ったらいいとか、意見交換をしながら進めてきた、そういった経過もございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。まちづくり協議会であるとか、そういった、何ていうんでしょう、1つの意見が集約される場だけではなく、さまざまなほかの市民の皆さんの意見といったものを本当にきめ細かく拾えるような形、システムというんですかね、仕組みというんですかね、そういったものが僕は必要ではないかと思います。
 また、特に障がい者の方なんかはどうしてもバリアフリーといいますと、障がいをお持ちの方々、こういった方々を基準にしなければバリアフリーにならないと思うんですね。ですから、やはり当事者の方々の御意見、本当にこれは尊重していただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(土屋健一君)  済みません、では、大きくちょっと2点ほど大きな質問なんですけれども。1点目、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業の検討において、しろがね通りを挟んだ2地域が一体的な再開発となるよう計画を検討しているということで、このしろがね通りをですね、道路の形態を残した上で、現状しろがね通りの上に建物を建てることは可能かどうかとかいう検討はされたことはあるんでしょうか。要するに市道の上だと、多分建たないと思うんですけども、分棟ということで検討されていますけども、道路の上で、要するに3階以上は1つの建物とか、4階以上は1つの建物、そういうふうなことは可能なのかどうか。
 形態、実際車が走るとか、そういう今のしろがね通りの機能を残したまま、形的には市道じゃなくして、すればできるのかという、そういう点を検討されているのかということを、まず1つ、お伺いしたいと思います。
 もう一点、市役所本庁舎の建てかえの検討もまだ入っていない状況で、検討するような状況なんですけども、そんな中、この駅前再開発、この地域の、この東地区の再開発事業の中にそういう本庁舎を持ってくるとかいう、そういうことの検討はされているのでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  御質問の1点目です。しろがね通りを残して2つの敷地の一体性の検討はどういう形なのかということで、これまで協議会の中で、市のほうも含めて検討している中で、2つの敷地をどういうふうな形で一体的に使うのかっていうことは、すごく大切な議論だと思っています。まだ具体的にどういうふうな形になるっていうところまでは詰まってございませんが、1つの案として、例えばデッキで2つの建物をつなぐとか、地下の利用方法、これを地下でつないで一体的な地下の利用ができないかとか。
 それぞれの入り口が別にありましても、中で1つの一体性のある建物ができるような、そんな検討ができればいいっていうことで、今協議会の中でもさまざまな検討を進めているところです。上の階でビルを乗せるっていう検討も、そういう事例も都心のほうではあるようでございますが、ただ、そうなったときに、やはり道路としての機能はなくなってきますので、通行機能としては確保できても、市道としてその上にビルが入ってくるとなると難しくなってきますので。その道路を使ってお住まいになっている方もいらっしゃいますので、市道としての機能は、しろがね通りは残していきながら、しかしながら、2つの敷地が一体的に活用できる手法を検討しているところでございます。


◯都市整備部調整担当部長(小泉 徹君)  私のほうから、庁舎の建てかえに絡んだ御質問につきましてお答えをいたします。本庁舎の建てかえの検討はこれからスタートということですので、建てかえる場所ですとか、手法ですとか、それぞれ課題等もいろいろなケースでありますので、そういったものを検証していく作業はこれからっていうことですので、具体的にこの場についてそういった検討がこれまで行われたかっていうことでは、まだございません。今後、検討ということになるかと思います。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございます。まず、しろがね通りは市道でありまして、廃道しない限り上には建たないんだろうなって、私も思いますけども、通行している方、使用している方にとって、今走っている道路が私道であろうと、市道であろうと、都道であろうと、名目は変わらないと思うんですよね、機能が変わらなければ。そんな中で、市道というものを部分的にもし廃道とかできて、そういうほかの名目っていうか、地目っていうかにすれば、そういうことができるのかっていうことを検討されたことがあるのかっていうこと。


◯都市整備部長(田口久男君)  そういった視点で我々のほうもちょっと検討はしました。ただ、今この再開発の中に参加されないところの建物がございます。そこが建築基準法の接道条件になっていると。そこを外して、部分的に廃道すると行きどまりの道路になるということで、転回路とかがない限りは成り立たなくなるということなので、そこは難しいだろうということで、やはりそこの部分を一部でも廃止するという形は難しいということで、この2棟案ということで検討を進めてきたということでございます。


◯委員長(吉野和之君)  他に質問ございますか。


◯委員(嶋崎英治君)  解体撤去がなかなか大変だと思うんですけれども、アスベストやPCBの関係、既存の建物の中の状況を把握されていたら、ちょっと教えていただきたい。この1点だけです。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  アスベスト等につきましては、これから、あるなしのことも含めまして、調査のほう、入るということでございます。


◯委員(半田伸明君)  私、昔建設委員会にいたのが、もうあれ、随分前ですよね。その後、まちづくり環境委員会って名前は変わりましたけど、この再開発絡みはですね、再開発事業特別会計廃止以降、全く正直不勉強ですので、いろいろちょっと教えていただきたいということで、資料を見る限りで質問します。
 まず参考資料3、株式会社イントランスの土地の件。平成24年の出来事、うっすらと覚えておるんですが、当時ですね、まちづくり環境委員会にこの経過の報告があったのかどうかを、まず聞きたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今回おつけしている参考資料3につきましては、これはまちづくり環境委員会のほうに報告した資料になります。平成24年9月の委員会にこの資料で報告させていただきました。


◯委員(半田伸明君)  そのことはよくわかりました。何が言いたかったかというと、まさかまちづくり環境委員会に報告せずにこの件が進んでいたということだったらば、土地開発公社というのは、我々議会は正直口出せないですよね。ですから、まずまちづくり環境委員会に出した資料だということで安心はしましたが、今後万が一こういう土地関係で大きな変動がある場合には、市が直接取得するとなれば議案で出てきますから問題ないんですが、土地開発公社を経由するとなると、我々、定例会の本会議初日に机上配付された資料を見るだけになってしまう。それで終わったらまずいですよね。ですから、まちづくり環境委員会のほかに、新たに本特別委員会が設置されたわけですから、土地の権利関係で大きな変動が今後見込まれる場合には、ぜひ我が委員会にも報告の対象は当然加えていただきたい。そこにちょっとつなげたい質問でした。
 続けまして、資料1なんですが、協議会の件、書いてありますよね。私、全くの素人なんでね、もうちょっと教えてほしいんだけど、これ再開発の基本計画対象区域の中の地権者が100%入って、そこで合意を得なければ進まないものなんでしたっけ。ちょっと、もう一回基本的なことを教えてください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  再開発協議会のメンバーでございますけど、まだ協議会に全てのメンバーは入ってございません。都市計画を進める段階までに、協議会に入る入らないは別としまして、この事業に対して都市計画の事業を進めていくということについて、御理解を得るような形で合意形成をしようということで今進めているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  それは、対象区域の全ての方100%ということでよろしいですか、都市計画を進めていく理解を得なければいけない対象というのは。そのパーセンテージで何割だったらいいよとかね、100%じゃなきゃいけないよとか、そこを確認しておきたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  都市計画の事業で言えば、これは割合等は定められているものはございません。ほかの都市計画も全てそうですが。ただ、そのかかわる地域の地権者、あるいはここの周辺の方の合意形成をしっかりした上で進める必要があるということで、最終決定は都市計画決定権者、三鷹市が決めるものであれば、三鷹市が決めていくと、そういったスキームで進めていくことになるかと思います。


◯委員(半田伸明君)  実際には納得してもらうためには、土地の所有者からすると、じゃあ、買ってくれよとか、当然出てきますよね、そういった話がね。私が危惧していることは、この手の話は全ての地権者が納得をして進んでいかないと話にならない。そう考えると、例えば相続が発生した、例えば短期賃貸借が設定された──民法第395条でしたかね、いろいろなケース、考えられるんですよ。結局100%合意というのは、私はこれ、かなり難しい案件だろうと見ています。例えば135号線でしたっけ、三鷹台のね、あそこもいろいろ経過はあったけども、結果的には道路拡張で終わっちゃったなというのが正直な感想ですよ。いろいろ経過があったことは私も耳にしていますし、ここで言うつもりはありません。
 同じようなことがここで起こったら、やっぱり困る。だから、地権者の合意をどうかち取るかというのが、多分そこが全てなんだろうと思う。2つ、ここから考えなければいけない。1つはね、かち取れなかったから、やめましょうのケース。この場合は、先んじて口約束をしてしまった場合に、買ってくれると言ったじゃないかになりかねない。現にそういう過去があったかどうかはここでは聞きませんが。もう一つは、じゃあ、買ってあげましょう、買ってくださいねが成立したときに、常識外の地価を設定される危険性はある。そういったことを考えていった場合に、ここは本当に汗を流さなきゃいけない。汗を流した結果、報われないことも重々あり得る。
 そういったことを考えた場合に、せっかく本特別委員会が設置されて、こうやって初回を迎えたわけですから、改めて都市整備部長に本開発事業をどう思っていらっしゃるのかね。地権者を100%納得させるっていうのは、私は正直難しいだろうと見ていますが、それをどのように実現させていくおつもりなのか。失敗したらどうなのかというのは、当然質問しにくいからしませんが、今後地権者の合意を頑張ってかち取りますというレベルを超えて、ぜひ我が委員会と情報共有をしてほしい。この地域のここがちょっといろいろありましてねと。それは議事録に残す必要はない。休憩中で構いませんよ。
 要は生の情報を共有していただきたい。生の情報を共有をして、それをまさに議会と行政の協働だと思うんですけど、ぜひ一緒になって解決をしていく。私はこの特別委員会、否定的に見ていましたけど、改めて設置根拠を考えた場合、やっぱりそこなんだろうなと。改めて特別委員会が設置されたことを含めて、今後の地権者との合意の形成のあり方など、総体的にどのように取り組んでいくのかを改めてお伺いをしておきたい。いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  今後のこの再開発事業の合意形成のあり方ということで、考え方について御説明をいたします。まず、これから施設計画等を深めていきまして、おおよその形を決めていくことになりますが、その中で権利変換をどうするかということをそれぞれの地権者のほうにヒアリングをしていくことになります。これは、施行予定者としてUR都市機構が中心になりますが、市もそこにオブザーバーというような形でかかわっていく考えでございます。
 その中で、個々の意見をまず出していただく。考え方を、意向を出していただいて、それを一度集約することになります。その中には、先ほど言った、そこに残らないという方も当然入ってくるかと思います。そういった方は転出ということになる。そこを補償することになるということでありますので、そういったこともヒアリングをまず聞いていきます。それを集約して、床ベースでどういうふうに配置するかというのをUR都市機構が中心になってそこを検討して、そのおおむねの案をまたそれぞれの地権者の方にお返しすることになります。
 そこで、当然1回で決まるということには多分ならないと思いますので、そこでまた調整をしながら、いろいろそれぞれの御事情とか状況とかを確認しながら、一つ一つ積み上げながら調整をしていくということになるかと思います。最終的に合意形成、どうしてもできない方がいるかどうか、いないように進めていこうというふうには考えておりますけども、そういった方には十分説明をしていくと。この再開発事業は当然その地権者のためだけの事業ではございませんので、地域の方、また、地域の商店街、三鷹駅前を中心に三鷹市全体が活性化できるような再開発をするために行いますので、そういったことをしっかり市としても説明をしながら御理解をしていただくということが第一だというふうに考えております。
 また、2点目の御質問になるかと思いますが、生の声ということで、なかなか個人情報の部分もございますので、我々もいろいろ検討をしながら、課題についてはこの委員会のほうにはしっかり御報告しながら、そこで御意見をいただきながら地域のまちづくりのために展開するという視点でいろいろ御助言をいただければと思っております。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  実際、平成24年度、イントランスさんの件だとかね、特に私が一番危惧しているのは短期賃貸借ですね。実際に発生しちゃったら、これはもう手の打ちようがない。あと、例えばマンションの1室の人が、所有者がいるんだけど、もしくは賃貸で借りているんだけど、例えば行方不明。亡くなっているだろうし、でも、相続人はどこ、いや、行方不明、そういうのが絶対出てきますから。そういうのが出てきた場合に合意形成というのは、これ現実、かなり難しい。
 だから、なかなかこれは実現不可能だろうなという目で見ていますが、仮に実現に持っていくとした場合には、それは強烈なリーダーシップが必要。強烈なリーダーシップが必要というのは、市長にお願いというか、市長が腹を決めなきゃいけないんだけど、そういうところを踏まえて、やるならやる、無理なら無理でお尻をしっかり期限を決める。そこを考えていかないと、参加している地権者に逆に御迷惑をかけてしまうことになるわけですよね。
 結局いろいろな利害関係者がいる中で、ずるずるずるっと行ってしまうのが私は一番怖いと思っていますので、そこはぜひ御留意いただきたいということ。あと、生の情報のやりとりというのは個人情報云々、それはもちろんおっしゃるとおりですよ。個人情報まで教えてくれと言うつもりは全くありません。だから、休憩中でもいいんじゃないかっていう言い方を先ほどしましたけど。要は、その情報の提供をいただく、我々も意見をする。ぜひ、この協議会に我々の意見もできれば反映をしていただきたい。
 一例を挙げますと、教育委員会では各議員の一般質問を教育委員会定例会でちゃんと報告しているわけですよ。同じような感覚でね、協議会と行政の間に我々特別委員会の──今幾つか意見が出たけども、こういう意見も出ておりますというのはぜひちょっと反映していただきたい。で、また協議会からフィードバックしていただきたい。フィードバックしたことを、我々特別委員会にまた報告していただきたい、こういう流れをね、意識をしていただきたい。
 るる申し上げましたが、頓挫するかどうかはちょっと見守っていきたいと思いますが、くれぐれも既存の参加なされている地権者に御迷惑をかけないこと。あと、今後発生する不測の事態──さっき短期賃貸借の例を挙げましたけど、発生した場合に、それは意を用いて対応すると同時に、その対応のやり方についてはぜひ我が委員会に御報告をいただきたい。以上、2点、お願いを申し上げまして質問を終わります。


◯委員(石井良司君)  まず1点目が、しろがね通りの、先ほど土屋委員からも話がございましたけども、この廃止をすることによって、私は相当大きな影響が出ると思うんですね、土地利用の観点で。結局それで、しろがね通りをまた拡幅の問題も出ているやに聞いて、これに書いてあるには、歩道等の整備も必要だということになってくると思うと、しろがね通り自体も拡幅するような方向になってくるのかなと思うんですけど。そうした場合、ますますまちづくりの観点、土地利用の観点からいくと、非常に資産の活用の面というかね、三鷹の一部資産でもあるし、そういう面では大分影響が出てくるのかと思うけども、そういう点をどのように考えているのか、お聞きをしておきたいと思います。
 2点目は、小さなことなんだけども──小さなことっていうことはちょっと失礼ですね、バリアフリーのまちづくりっていうことでやっていますけど、歩道と道路の境、あそこを車椅子で上がる場合に、あそこは傾斜、20度か30度ありますよね。そうすると、どうしても車が通っていて危ないから、どうしても斜めに上がるんですよ。そうすると、やはり相当傾斜がついちゃうんですよ。ですから、本来だと、面して上がれば一番いいんです。だけど、やっぱりそこまで車椅子を持っていってやると、やっぱり車の通行があると非常に難しい状況になるんですよ。
 ですから、上がる場合に何とかちょっと何かの方法が考えられないのかなと思うんですよ。例えば同じ20度なり、30度の傾斜じゃなくて、上がるほう側だけを、一部になると思うけど、両側にそういうようなものをつくれるといいと思うんだけど、例えば10度ぐらいに一部だけするとかね。そうすれば、車椅子が斜めになることも少し減ってくると思うんですけど、そういうようなバリアフリーのまちづくりもいいんだけど、やはりもう少しそういう部分を考えていくべきではないかなと思うんだけど、その2点、お願いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  1点目のしろがね通りの関係でお答えいたします。しろがね通りにつきましては、これまで一部、区域内幹線道路の第2期として拡幅する予定でおりましたが、今回、再開発基本計画、見直していく中で、しろがね通りは生活道路として区域内幹線道路の第2期の整備を見直しましたので、生活道路として整備をしていこうという形です。現道の幅員を基本としながらも、やはり再開発区域や何かで壁面後退が起きますので、そうした壁面を後退していく分に商業等のにぎわいに寄与できるような、回遊性のあるような、そういう整備を目指していこうというふうに考えておりまして、基本的には生活道路として皆さんが安心に、安全に歩行できるような歩車共存道路の整備を目指していきたいというふうに考えております。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  今、委員さんから歩道のつくり方について御質問をいただきました。現在、歩道のバリアフリーの考え方につきましては基準がございまして、歩車道の境目については、従前はかなり急な傾斜がついているようなところも多かったんですけど、そのブロックをふやすことによって緩やかにすりつけていったりとか、あるいはセミフラット構造といって、歩道と車道の高さをそんなに変えずに、同じくらいの高さでつくったりとか、そういうような工夫をいたしておるところでございます。
 今後、中央通り東地区などで周辺の歩道など新しく整備される際には、そういった基準を取り入れた形で整備されていくものと考えております。
 以上でございます。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。しろがね通りというのは、私の知っている限りでは、当初は、やはり廃道にしてあそこを一体的に使おうという議論が大分盛んに行われてと、私は理解しているんですね。それで、そういう状況でいくと、土地の利用度というか、非常に高いものになってくると思うんですよ。ですから、例えば吉祥寺を見ても、三鷹を見ても──吉祥寺を見れば、三鷹はそういう部分ではおくれているなという部分が多々あると思うんだけども、それなりの三鷹にも施設ができるのかなという、私は思いがあったんだけど、廃道にしないで生活道路として拡幅していきますよとなってくると、少し当初の考えと違った。当然のことながら、地元の人の考えがあるから何とも言えないんだけども、土地利用の点で非常に抑えられてしまうと思うんですね。
 そういう点の影響って非常に大きいと思うんですよ。大きいということは、入りたい企業なり、また、物なり、スーパーなり、わからないけども、そういう部分で大分入りにくくなってくると思うんですね。そういう場合の、何ていうかな、資産価値というか、マイナスの部分って非常に大きいと思うんですよ、駅前であってまちづくりという観点が考えると。だから、そういう点をどういうふうに試算しているっていうかね、相当なマイナスの影響ではないのかなと、僕なんか思うんですね、駅前という観点から見るとですよ。だから、そういうのをどういうふうに考えてきたのか、もうちょっと聞きたいなと思う。そういうことを、まず聞きたいんですね。
 地元の考えも当然あるんだけども、できるだけそういうことを考えながらも、しっかりとしたやっぱりまちづくりをしなくちゃいけないので、もう少し何か考えを持ってほしいなと思います。廃道にできないなら、できないでいいんですけどね、もう少し駅前らしいまちづくりができるような形を考えていただきたいなと思うので、そういうことで考え方を再度聞きたいと思っております。
 それと、あと歩道なんですけど、わかるんです、見ていると、荷物っていうか、車椅子の方が買い物をして、その方もいけないかもしれないけど、荷物を反対に乗せていて倒れたような方がいたんですね、そういうところを上がるときにね。だから、確かにそれは買い物の重みで倒れたのは確かにそうなんだけども、やはりできるだけうまく上がれるようなね、今言われたような形で、できるだけ傾斜を少なく少なくするような方法で、やはり駅前が割と年配の方でも駅前に買い物に行きたいっていう方も多いようですから、そういう点、もう少し配慮して、今後ともそういう部分でのバリアフリーのまちづくりもお願いしたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  しろがね通りに関しての再質問にお答えいたします。先ほど担当部長のほうもお話ししましたが、基本的に当初の区域内幹線道路が考えられていました、いずみ通りより北側については、いろいろな再開発とか──今回の中央通り東地区もそうですけども、そこの壁面後退等について、ただ下がるということだけではなく、中央通り、当然メーンの通りですが、しろがね通りもそういう商業展開ができる通りじゃないかというふうに我々、考えております。下がった空間をうまく活用していただいて、これは事業主体が行うこともあれば、それぞれのその面したところの地権者、所有者の方が行っていただく部分があると思います。
 そういったハード面も含めて、ソフトの部分、いろんな仕掛けをしながら、ここを本当ににぎわいのある、本当に買い物が楽しくできるような空間にここもできると考えておりますので、そういったことを今後、地域の方にもいろいろ意見交換しながら、そういった展開をしていこうという計画として、今回のこの再開発基本計画2022というのは回遊性とにぎわいということで、中央通りの買い物空間もございますが、回遊性を生む道路環境整備事業というようなものもそういったもので考えておりますので、また検討をより深めていきたいというように考えております。
 2点目の歩道のバリアフリーの御指摘でございますが、委員さんのほうからの御指摘の部分はあるというふうに我々も認識しております。なかなか狭い歩道の中ですりつけをするのはかなりやはり限られてきますので、傾斜がやはり解消できないという部分はあります。今回広がる部分は、当然そういった面で全てのところというのはなかなか難しいかもしれませんけど、いろいろな断面で傾斜は緩く、広くなることによって可能になると思っておりますので、いろいろそういった御指摘を踏まえながら、より誰でも歩きやすい、買い物しやすい空間をつくっていきたいというふうに考えております。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。南口西側中央地区の開発事業、共同ビルですか、あの件もそうなんだけども、結局あそこは廃道にならなかった場合、ビルも相当駅前としてはちょっと惨めなビルになったかなと思うんですよね。それで、あそこ、廃道になったから、26階の一定の駅前にある程度ふさわしいのかなというビルになったと思うんですよ。それで、またこのしろがね通りのところについても、私は同じようなことが言えると思うんですよ。
 だから、単刀直入に聞けば、価値としてね、これを廃道にすることと、しないことによって、どのくらいの値打ち、価値が違ってくるんですかっていうことなんですよ。だから、確かに回遊ルート云々とかいって、それはわかるけども、それは廃道にしないからそういう計画になったわけですよね。だから、前の計画からすると、ちょっと私は違うのかなという思いがあるんだけども、やはり三鷹の駅前は駅前にふさわしい、そういう施設があってしかりだと思うんですよ。
 それで、やはりあそこにはマンションがあったりして、今言ったようなことに対しても、少し十分できるのかなという疑問もあります。そういうところも、やはりしっかりと考えながら、場合によっては容積率を緩和してやることも必要でしょうし、やっぱり駅前にふさわしいものができるような形で進めていただければと思いますので、その点、よろしくお願いしたいなと思います。何か、価値観について答弁があったら、お聞きしたいなと思いますけども。


◯都市整備部長(田口久男君)  我々も今委員さんがおっしゃったように、三鷹駅前の再開発の展開というのは、本当に先ほども申し上げましたけど、その地域だけの話ではなく、三鷹駅前の、三鷹市の顔になると、そういった事業で進めていく必要があると考えております。したがいまして、廃道ができなかった部分の価値というのも、当然今御指摘のとおりの部分はあると思っております。ただ、そこにお住まいの方の住宅があるというようなことで、社会通念上のちょっと難しい面もございますので、総合的に今回こういう判断をさせていただきながら進めてきたということでございます。
 したがいまして、この2棟案で進めるに当たりましても、今御指摘のありましたような、地区計画等をかけて、まち並みを整えつつ有効に土地が利用できるような、そういった手法を検討していきたいと考えております。


◯委員長(吉野和之君)  以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時40分 休憩



                  午前10時41分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 三鷹駅前地区再開発基本計画・事業等に係る諸問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前10時43分 散会