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2016/05/16 平成28年厚生委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。ただいまから厚生委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 健康福祉部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯健康福祉部長・保健医療担当部長(濱仲純子さん)  おはようございます。今回、平成28年度、始まりまして第1回目の厚生委員会ということで、今年度から事業を始めたもの、また拡充したものについて3件、健康福祉部から報告をさせていただきたいと思います。順次、担当より御説明を申し上げます。


◯障がい者支援課長(川口真生君)  私からは、障がい者差別解消に向けた取り組みということで、資料1のほうをお目通しいただけますでしょうか。こちらのほうは、障害者差別解消法の施行、平成28年4月1日付をもちまして、その法の施行を踏まえて進める市の取り組みの説明でございます。まず確認でございますけれども、平成27年度の取り組み実績といたしましては、平成27年度末、2月1日付で市職員の障がいを理由とする差別解消推進対応要綱、こちらを制定いたしました。こちらに基づきまして、課長補佐職以上の管理職を対象に研修を実施したところでございます。こちら、受講者は118名ということになっておりまして、講師は日本福祉大学教授、綿先生にお願いしたところでございます。
 また、市民への周知ということで、「広報みたか」3月20日号におきましては、1面におきまして特集記事を組み、市民の皆様にも差別解消に向けての取り組みということで周知を行ったところでございます。これとあわせまして「みる・みる・三鷹」の放送、また、むさしのFM様から取材ということでございましたので、こちらのほうで生放送で差別解消についてというあたりをラジオでも放送しているというところでございます。
 続きまして、平成28年度の取り組みでございますけれども、柱としては2つございまして、1つが庁内における取り組みということで、資料中ほど、四角に囲んでございますけれども、まず庁内のいらしたお客様への手話通訳ということで、こちら週1回ではございますけれども、手話通訳の定期的な設置というところに取り組んでございます。また、全窓口への筆談ボードの配備といったこともあわせて行っております。そして、従前も行ってまいりましたけども、講演・講座、審議会等への手話通訳者等の派遣、こちらについてもさらにきめ細かく行っていくという予定でございます。また、三鷹の差別解消対応ハンドブックといったところで、わかりやすく説いたハンドブックを作成してまいりたいということを考えておりまして、あとは平成27年度に課長補佐職以上に実施した研修について、これを係長職以上に広げまして、さらに継続実施という予定でございます。
 また、2番になりますけれども、庁外との連携というところでございましては、東京都が主催するところの障がい者の権利擁護に係る区市町村連絡会というものが設置されましたので、こちらのほうに参加して、情報収集に努めながら、よりきめ細かな対応を図っていくというところで予定しているところでございます。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  おはようございます。私のほうからは、引き続きまして資料の2と3です。それぞれ、まず資料2のほうがゆりかご面接について、それから資料3のほうは平成28年度特定健康診査事業についてということで、この2つの事業につきまして私のほうから御説明をさせていただきます。
 まず資料2のほう、ゆりかご面接について、こちらのほうをまず御説明させていただきます。こちら、今年度からの新たな取り組みということで位置づけをして実施をさせていただいております。まず、事業の目的・概要ということで、従来、市のほうで母子健康手帳を取りにこられた妊婦さんの方には妊娠届を出していただいて、簡単なアンケートはとらせていただいていたんですけれども、母子手帳のみを交付していた手続の中で、今回そういった届け出を出された全妊婦さんを対象に、一応保健センターの専門職、保健師等が全数面接を行うということで、ゆりかご面接というネーミングをしまして、対外的にもPRをして4月から開始をさせていただいております。
 この面接を通じて、心身の不調や若年等個別支援の必要な方には、そういったリスクを早目に把握して、個々のニーズに応じた支援プランをつくるなど、出産・子育てに関する不安を解消するように、また、産後鬱や虐待等の問題を未然に防ぐために、適切な支援につなげるというようなことを想定しております。
 また、面接を終了した妊婦さんに対しては、市のほうからの出産・子育て応援ツールとして育児パッケージ、三鷹の場合はこども商品券というものを皆さんに配付をするということで事業を進めております。
 大きな2番、実施内容でございますけれども、対象者数、こちら今2,150人と書いてありますけれども、これが一応マックスを想定した数字でございますけども、内訳はそちらに記載のとおりの内容の人数を想定しております。それから、実施方法につきましては、場所は私どもの職場の総合保健センターのほうで行うということで、時間、面接時間等は記載のとおりでございます。一応、事前予約制というのを原則で進めさせていただいております。
 面接内容でございますけれども、妊娠中の過ごし方・出産の準備等、4点ほどこちらに記載させていただいておりますけれども、いろんな御相談も受けますし、こちらからの今行っている市のいろんなサービスの御紹介とか、そういったこともこの時間を使って御案内をしているということで進めさせていただいております。
 大きな3番、実施状況でございますけれども、この資料時点、4月末現在ということで集計しておりまして、申し込み全体数149件ということで、4月末の時点で、既にそのうち123件の面接を実施しております。
 それから、育児パッケージでございますけども、こども商品券ということで、これ、従来からもう既に普通に流通している券なんですけれども、株式会社トイカードというところがつくっているこども商品券という額面1,000円のものを、10枚つづりのものを1万円分ということで、妊婦の方に、面接を終了した方に配付をさせていただいております。
 それから、5番、アンケートの実施ということで、面接を終えた妊婦さんのほうから一応アンケートをとらせていただいて、その後の事業にも参考にさせていただこうということで、アンケートのほうも実施しているということで、ゆりかご面接の概要の御説明、以上になります。
 続きまして、資料3のほうになります。平成28年度特定健康診査事業についてということで、こちらのほうを私のほうからまた説明をさせていただきます。大きく3点の内容について御報告させていただきます。まず一番上の1番ですけれども、担当組織の移管ということで、従来、昨年度まで特定健診につきましては、国民健康保険の担当部署であります市民部保険課のほうに特定健診係ということで位置づけられておりましたけれども、今年度から、この事業を担当していた特定健診係を私どもの部の健康推進課のほうに移管ということで、今まで健康推進課のほうでそれ以外の各種健診、行っておりましたけれども、そういった市が行う各種健診一元化ということで、より総合的な、効率的な業務運営に取り組むことにしたところでございます。
 それから、大きな2番目として、特定健康診査事業受診率向上に向けた新たな取り組みということで、こちらに(1)から(4)まで、4点ほど新たな取り組み、開始しております。まず1つ目が、実施期間の延長ということで、従来、毎年6月から翌年の1月までということで、健康診査、御案内をさせていただいておりましたけれども、これを前倒しと、あと後ろにも足を延ばしということで、5月から翌年の2月までということで、都合2カ月間、実施期間を延長しております。
 それから、2点目ですけれども、特定健康診査受診者への取り組みということで、こちらのほう、事業を委託しております医師会のほうの御協力をいただきまして、特定健診、受診した市民の皆様に医療機関のほうで直接その場で市指定の家庭系ごみ収集袋、一番小さい袋なんですが、5リットルの10枚というものを直接、受診を終了したその場で配付をしていただくということで、一応この取り組みを新たに始めております。括弧書きがありますが、これは特定健診以外の市で行う若年・一般健診及び後期高齢者健診についても同様に同じ事業を行っておりますので、市で行う健診、受診した方に対しては、今年度全てこういったごみ収集袋を配付するという取り組みを始めさせていただいております。
 それから、3点目、事業主健診等受診者への取り組みということで、これも従来から特定健診を受診されずに、御自身で事業主健診、人間ドックを受けられた方のデータ提供をお願いしていたところなんですけれども、特に今年度につきましては、データ提供を行っていただいた方に対してプリペイドカード、クオカード1,000円分を、御提供いただいた謝礼という意味で配付をさせていただくということで、こういった提供をいただきますと、これも特定健診を受診した形と同じような数字としてカウントできるということで、こちらも受診率向上に向けた新たな取り組みということで、今年度開始させていただいております。
 それから、4点目でございますけれども、事業全体の普及啓発に向けた取り組みということで、こちら、ちょっと地道な活動にはなるんですけれども、今までもいろいろな形でPRはさせていただいていたんですが、よりきめ細かなところということで、各住協で活動している団体等に対して、そういった活動の中にもしお呼びいただければ、私どもの保健師等が出張、出向きまして市民の健康実態や、この健康診査のメリット、健診を活用した健康づくりなどについて、ミニ講座ということで周知・普及を図るような取り組みをより積極的に、各関係機関にお知らせ、また御説明に伺いまして、そういう機会をいただいたところに10人単位ぐらいから、大きいところでは何十名というような集まりのところに、ちょっとお時間をいただいてお話をさせていただくようなことを、特に今年度力を入れようということで始めさせていただいております。
 以上が受診率向上に向けた新たな取り組みということになっております。
 それから、3番目、最後になりますけれども、特定保健指導未利用者対策の実施ということで、これにつきましては、従来、特定健診を各医療機関のほうで実施していただいた後に、そちらのほうの医療機関のほうで特定保健指導の初回支援までは医師会のほうにお願いをして対応させていただいていたんですけれども、なかなか健診は受けても、この保健指導が医療機関で受けられない方も実際数、かなりいらっしゃるということで、その方々に対して、ちょっとやはり病院だけでは、医療機関のほうでは受けたくないみたいな方に対して、今まではそれ以降の特定保健指導を、私どものほうで委託をしていた事業者のほうにも、そういった初回支援のほうも業務の中で追加をして、医療機関で健診だけ受けたけども、その後の指導につながっていない方については、事業者のほうからもアプローチをしていただくということで、より未利用者対策を、未利用者の方を減らしていこうという取り組みを、今回新たに業務の中で追加をしたところでございます。
 雑駁ですが、資料2と3の説明、私のほうから以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(伊東光則君)  おはようございます。よろしくお願いします。順番に何個か質問させていただきます。
 まず資料1において、障がい者差別解消のところなんですが、庁内における取り組みの中で手話通訳者等の配置という、等という部分にどのような含みというか、手話通訳というのはわかるんですけど、ほかにどういう方を考えられているのかというのを、まずお願いします。
 それと、筆談ボードっていうのは以前から窓口に少しあったのかなと思いますが、今回の取り組みの中で全窓口ということでありますけど、どのぐらいふえたのかというところ。また、多少なりとも使い方っていうのは担当者が知らないといけないのかな。使い方って、こういうのがあるんですけど、どうですかというような、そういうやりとりとか、その機能とか、把握しないといけないのかなと思うんですが、その辺の対応はどうされているのか。
 それと、ハンドブックを作成するということになっていますが、いつごろをめどにこれを作成されて、どのような活用をされるのか、お示しいただければと思います。
 続いて、資料2についてなんですが、この対象者2,150人ということなんですが、これは今までの経緯の中でこのぐらいの方が妊婦として三鷹市にいらっしゃるという数なのか、それとも、この面接を受けてもらえる人数なのかというところをお聞きしたいのと、あと、これによりますと、お2人目、3人目という方も対象にはなっていると思うんですが、その辺、どうしてもお1人目のときっていうのは結構こういうところに相談に来られたりするのかなと思いますが、2人目、3人目になると、同じかなということで来にくくなるというか、もういいかなという方がだんだんふえてくるかなと思うんですが、そういう方に対してどのように対応されるのか。
 それと、実施方法の中で、これ、時間が平日だけですよね。多分、妊娠初期ですから、まだ働いている方っていうのはいらっしゃると思うんです。そういう方に対して、休日対応というのは考えなくてもいいのか。普通に考えますと、病院のあいている時間に月1回とか診察に行かれるときに、同じ日に、こちらの面接に来られる方もいらっしゃるとは思うんですけど、その休日対応について検討されたのかなとは思いますので、その辺の経緯を教えていただければと思います。
 次に、資料3の特定健診についてお聞きします。特定健診を受けた方にはごみ袋をお渡しするということです。ほかのところで健診を受けて、データを、結果を──多分これ市ということですね、市の窓口に提出していただいた方にはプリペイドカード、ここではクオカードということで、人によってはクオカードのほうがいいのかなという方はいると思うんですね。その辺を少し、例えば選択ができるとかというようなことはできないのかなと思います。
 例えば特定健診を受けた方がごみ袋をもらうか、クオカードをもらうか選択してもらって、渡していただければいいのかなと。ごみ袋というのは、なかなか、使うことは使うんでしょうけども、人によってはクオカードのほうがいいなという方もいらっしゃると思います。ここでは一応クオカードという選択肢もあるので、ぜひその辺、何か考えがあれば教えていただければと思います。
 続いて、特定健診についての事業の普及啓発について、ミニ講座を開かれるということであります。これは、10人ぐらい以上の団体に対してしていただけるということですが、どうなんでしょう、この成果というか、期待できるもの。それをやったことによって健診数がふえるのかなというところなんですが、よく住民協議会の団体さんというのは、結構高齢な方が多くて、特定健診で対応するのかなというところを感じるんですが、その辺について、例えばその息子さんですとか、娘さんですとか、そういう方にも声をかけてくださいというような内容が含まれているのかどうか、その辺を確認させていただきたいと思います。
 最後の質問になります。特定健診を受けた方が指導を受けるということなんですが、その初回支援というのは、初回支援の分の医療費になるんでしょうか。それを市のほうで負担するという意味合いでよろしいのかどうか。
 以上です。ちょっと細かい質問が多かったんですが、よろしくお願いします。


◯障がい者支援課長(川口真生君)  こちらの「等」がちょっと位置が悪かったんですけれども、これ、案内窓口のほうにかかる「等」というふうに御理解いただければと思いまして。何ていうんですかね、配置する者は手話通訳者でございます。ただ、これ全庁的に案内だけではなく、都市整備部から、健康福祉部から、市民部から、全ての窓口というところになりますので、この等は大きくかかるというところで、若干わかりにくい表記になったところは大変申しわけございません。ですが、これについては手話通訳者を配置というところで御理解いただければと思います。
 それから、筆談ボードのところについての御質問ですけれども、こちら、今まではちょっとイメージとしては幼児用の玩具の磁石が敷き詰められているボードに対して、マグネットのペンでペンを当てたところが黒く反転すると、磁力で砂鉄が浮き上がって字が書けるというようなものをイメージいただければと思うんですけれども、これだったんですね。それが、昔の交付金を使って配置されたものでして、正確な数もちょっとわからないままにここまで運用を図ってきたところでございますけれども、ここで刷新しまして、100冊購入いたしました。そして、庁内に配備しているというところでございまして、オレンジ色というか、黄色の表紙のボードということで、先生方もお目にしたところがあるかと思いますけれども。
 こちらのほう、水性マジックを使って、筆談ボードそのものの盤面全てを使えるというところで、今までのものは磁性体があるところというところで、大きさに対して書ける部分が非常に少のうございましたので、こちらが盤面いっぱいを使って書けるということと、水性ペンを使って行いますので、かなり細かい部分までしっかりと書けるというようなことがございますので、行政手続におけるところの模式図、イメージなども使いながら、会話の中で補完的に使うという点においては、使い勝手がよりすぐれたものになったのではないかというふうに考えるところでございます。こちら、100冊購入して全庁に配付済みということでございます。
 それから、ハンドブックでございます。こちらのほうは年内に情報収集を行い、編集作業を行った上で、年度内、年明けに発行できればというようなところでスケジュールとしては見込んでいるところでございます。活用の仕方でございますけれども、差別解消に係る取り組みの中でとかく難しいのが、差別の禁止はいいとして、合理的配慮という部分ですね。この辺についての合理的とは何ぞやというあたりを、やはり具体例を取りまぜながら説明したほうが、より見る側もわかりやすいというところがございますし、その言葉だけからではなかなかイメージしづらい部分ございますので、折しも、ことし障がい福祉計画の改定に先立ちまして、実態調査等も行いますので、そうした中で市民の方々のニーズ、それから、体験談等々の事例も集積してまいりたいというふうに考えておりますので、そうしたものも盛り込みながら、三鷹市版のよりわかりやすい差別の事例と合理的配慮の事例といったものを盛り込みながらハンドブックをつくってまいりたいというふうに考えておりますので、そちらのほうを手引書として見ながら、これまで差別について余り考えてこなかったといった方に対しても、わかりやすくお読みいただけるような入門書になればというふうなところで運用を考えているところでございます。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  ゆりかご面接と特定健診のほう、それぞれ幾つか御質問をいただきましたので、順番にお答えをさせていただきます。
 まず、ゆりかご面接につきまして、1点目、対象者数ですね。2,150人のこちらのほう、数的にどういった数字なのかということでお尋ねいただきました。資料に記載のとおり、ちょっとこの2,150人を2つの数字で分けていますけども、上段の1,750人というのが、これ、ほぼこの何年かの実際の妊娠届を1年間出していただく実数に近い想定数になってございます。
 その後、下の想定400人というところですけども、こちらのほうにつきましては、今回は平成28年度に妊婦さんの面接ということなので、これは4月1日以前の平成28年3月とか、そういった既に届けを出された方が今年度入ってまだ妊婦さんでいらっしゃる方、そういった方ですとか、あと、こちらにも記載のとおり、他の自治体で妊娠届を出されて、もう母子手帳をお持ちの方が転入をしてきて、新たに市民になられた方ですとか、そういった方。また、双子の方、そういった方も、これ、一応育児パッケージの必要数ということで2,150人を想定しているので、双子の方には商品券を2万円分差し上げたりする部分もあるので、そういったものをまぜ込んだ数字が、これ400人想定ということで2,150人という数字を出しておりますので、これが想定する、今マックスの数字を考えております。ですから、この数に対して何人の面接をこちらで実際にすることができるかというところを、今こちらでも一生懸命PRを含めて取り組んでいるというのが実態でございます。
 それから、初めてのお子さんについては、皆さん、やはり意識が強いんじゃないかということで、2人目、3人目の方に取り組みはどうかということでお尋ねをいただいていますけども、特に今の段階で2人目、3人目の方に特別な何かアプローチはかけていないんですけれども。ただ、やはり面接等の中で、今いろんなサービスですとか制度の御説明をするんですけれども、当然1人目のときと、やはり2人目、3人目と、今現在どんどん制度が変わったり、対応できるものも市のほうがサービスも変わったりしていますので、そういったところをきめ細かく、おいでいただいた方には情報提供する中で、やはり2人目だけどああ、そういうところが変わっているのかとか、そういったことも御説明できるかなというふうには認識しておりますので、何か言われれば、そういったことも含めたメリットを積極的にPRしていきたいなと思っております。
 それから、3点目なんですが、面接の日、平日のみで、休日対応は今考えていないのかという御質問なんですけれども、今現在、とりあえずこういった形で始めさせていただいておりまして、委員の御指摘のとおり、できれば健診等、働いている方でもお休みをされて、妊婦健診等に行かれるときに、ぜひ一緒に予約をとってくださいというような御案内を今させていただいておりまして。今、1カ月半ぐらいたちましたけども、まだそれほど、どうしても休日でないと来れないとか、そういった御要望は正直、それほどまだ出ていないのかなという印象もあります。
 ただ、これからまだ年間進めていただく中でどうしてもそういう方が出てくれば、個別にちょっとまたその辺は現場としては対応も考えていかなければいけないのかなというふうには考えておりますが、今の時点では、ちょっと休日やりますというようなことまでを事前にお知らせをして募集をするようなところまではやっていないというのが実態でございます。
 続きまして、特定健診のほうの御質問を幾つかいただいております。まず、特定健診受診者の方のごみ袋と情報提供の方のクオカードを選択できないのかということでございますけれども、これ、物は物なんですが、かなりちょっと単価は違うございまして、ごみ袋のほうは本当に100円に満たないぐらいの金額で、クオカードは1,000円ということで、かなりのこれ費用の差はありまして。当然、特定健診のほうは、健診自体に一定の、市としてもこれは予算をつけて受診していただくという事業ですので、それを受診されないで、さらにこちらにわざわざ情報提供をしていただく、御自身の費用でやられたというような健診のデータをいただくということで、クオカードということで、これ分けて、こういったものを選ばせていただいているので、今のところ、ちょっとこれを両方、どっちでも選べますという形のことは想定しておりません。
 それから、2点目はミニ講座のほうですけれども、一応、今こちらのほうでいろいろ御案内させていただいているのは、委員のほうからも高齢者の方というお話もありましたけれども、当然特定健診メーンでやっているんですが、後期高齢者健診というのも行っておりまして、それもあわせて一緒に当然お話をしますよということでPRはしていまして。実際に、当然お集まりになるグループですとか、その内容が高齢者の方が多いということであれば、当然内容はそういった部分にお話は中心になりますし、それから、当然御家族がいらっしゃれば、そういった方へのPRということも含めて、総体をうまく漏れなく御案内できるようにお話はさせていただいておりますので、そこは、特定健診だけということでなく、健康診査に関する市のPRというふうに位置づけて行っている部分でございます。
 それから、あと、特定保健指導の初回支援の部分、これ一部診療行為が入るのかというお尋ねもあったと思うんですが、これにつきましては特定保健指導の初回支援ということですので、健診の結果のデータ等を踏まえて、生活習慣の見直しでしたり、改善のための自主的な取り組みを継続して行うことができるように、さまざまな働きかけとかアドバイスを、医師であったり、専門職の方にしていただくということなので、ここまでは一応特定健康診査、それから初回特定保健指導ということで、そういった取り組みの一環ということですので、診療行為が始まる、個人負担が発生するような医療行為とは全く別の、支援ということで取り組んでいる部分の拡充というふうに御理解いただければと思います。


◯委員(伊東光則君)  細かい質問に対して御答弁ありがとうございました。再質問になるのかなと思いますけども、妊婦さんに対しては、今言われたように、1人目のときと、2人目、3人目のときで、やはり状況とかサービスのあり方も変わってきているというのがありますので、ぜひそれをしっかりと周知していただく取り組み、ゆりかご面接に限らず、さまざまなときに説明をしていただければいいのかなと思いますので、ぜひ妊婦さんの目にとまるような形でその情報提供をお願いしたいと思います。
 それと、健診のほう、高齢者の絡みがわかりました。本当に1人でも多く健診の件数をふやしていただいて、健康長寿ということに努力していただければなと思います。
 質問になっていないんですけども、以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員(大倉あき子さん)  済みません、よろしくお願いいたします。まず、障がい者差別解消に向けた取り組みなんですけれども、まだ平成28年度、1カ月半ぐらいしかたっていないんですが、手話通訳を利用された方が実際、この1カ月半の間にどのぐらいいらっしゃったのか、まず教えていただきたいと思います。
 また、この手話通訳の取り組みもさまざまな周知をされていると思うんですけれども、この周知をされたことによって、聴覚障がいとかお持ちの方が、この曜日に集中して実際来られているのかどうかということを教えていただきたいと思います。
 また、この2番の関係機関との連携・協議ということで、東京都として情報交換・共有を市区町村の間でしていくということなんですけれども、やはりこの障がい者差別解消が始まって、この庁内においてもそういった、実際どうなのかと、連携とか、話を共有する場っていうのがあるのも大事なのかなと思っているんですが、そういうことをしていく方向性があるのか、教えていただきたいと思います。
 あと、ゆりかご面接なんですけれども、こちらも本当にまだ始まったばかりではあるんですけれども、実際、妊娠届を出された方に対しての申込者数、何%ぐらいなのか教えていただけたらと思います。
 それと、ゆりかご面接を受けられる人、4月1日以降に妊娠届を出された方も、ここの線引きは3月31日に知らないで出しちゃった人には全く差し上げることができないのか、そこの辺の線引きのところを教えていただけたらと思います。
 それと、あと、妊娠届を出してから、面接をして育児パッケージをもらえるという期間、申し込み期間のいつまでにみたいなものがうたわれていらっしゃるのか、教えていただきたいと思います。
 それと、次に特定健康診査事業なんですけれども、本当にさまざまな拡充をして、充実した新たな取り組みがあって非常にいいなと思ったんですけれども、この受診率の向上の目標、何%ぐらいをこの向上の目標としているのか教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯障がい者支援課長(川口真生君)  まず手話通訳者の利用ですけれども、実績としましては4月22日時点で4件という実績でしたけれども、そこからさらにふえておりますので、今おおむね10件程度ということで御利用をいただいているところでございます。
 それから、利用のほうですけれども、こちら金曜日に集中しているかというところで、この辺は明確なところでの数値というのはとれていないんですけれども、金曜日に行けば必ず手話通訳がいるというあたりが口コミで広がることによって利用が集中するということは、逆に言えば事業効果が上がっていることかというふうに思われますので、その辺については期待したいところでございますけれども、ほかの曜日についても、従前の個人の聴覚障がいの方からの手話通訳の派遣事業も継続実施しておりますので、庁外でのイベント等への手話通訳の同行、そういったものですとか、また、必要があれば、これまでも個人の派遣によって庁内での相談や手続も行ってきていただいておりますので、都合がつかない方については、そういった事業と併用で行っていただくというようなところを見込んでいるところでございます。
 それから、関係機関との連携でございますけれども、まさにこの庁内連携というところが重要かというふうに思っておりますが、これが管理職に研修を行ったということで、管理職の意識啓発から、これまで現場である意味、窓口の職員が前面に立って、問題についても直面化したときに障がい者支援課と連携するというか、個別に相談する等の動きがあったというふうには思っておりますけども、こちらが管理職、課長を含め、係長にレクチャーを行い、そこからシャワー効果で現場の係員のほうに理念的な部分で、差別ですとか障がいといったものについて考えるというような構図をつくっておりますので、下からと上からと両方の流れができてきているというふうに考えておりますので、今庁内連携会議の具体的な設置というものは特に考えていないところでございますけれども、このハンドブックを活用して、どのような形でその辺が有機的に連携できるかというところを、今年度かけてしっかりと構築してまいりたいというふうに考えているところでございます。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  幾つか御質問をいただきました。順番にお答えさせていただきます。まず、ゆりかご面接につきまして、今時点での妊娠届、届けられた方の実際どのくらい面接が行われているかというお問い合わせでございますけれども、ちょっとこちらで資料を提示した日付と若干ずれるんですけども、連休明けの5月9日現在で見た数字で確認しますと、約13%ぐらいの方の一応面接が終わっているというふうに、数字上は出てまいります。これ、引き続きこの率を上げられるように取り組みを進めていきたいと思っております。
 それから、2点目の4月1日以前、平成27年度中に届け出をした方への対応ということで、これはこういった方に特別、個別な何かお知らせというのは、当然まだ何もさせていただいていないんですが、この事業を行う広報の中では、既に妊娠されている妊婦さんも面接は受けられますということで周知はさせていただいておりますので、そういった周知をごらんいただいた中で御参加いただければと思っています。
 実際に、こちらにもございます、今申し込みの149件に対して、実質123件でございますが、実際この123件のうち100件以上が、実は4月以前に妊娠届を出された妊婦さんとの面接ということで。ですので、やはり年度当初、こういった情報をお知りになった方が積極的に、もう既にこちらにもアプローチいただいて、実際に面接もしていただいているというふうに理解しておりますので、4月1日以降に妊娠届を出された方は、まだ逆にこれからこういった面接、こちらのほうでも御案内していかなきゃいけないのかなというふうなところを、今実態的にも数字としては出ております。
 それから、3点目は育児パッケージの受け取り期間ということでお問い合わせいただきましたけれども、これは一応、ゆりかご面接を実施して、その場で終わった段階で、アンケート等も御記入していただいて、お帰りになるときに、その場でこのこども商品券をお渡しするということで、手渡し原則で、その場で受け取りもサインをいただいたりしてお渡ししておりますので、とにかくこの面接を受けていただいたときに、すぐにその商品券をお渡しできるということなので、とにかく面接を受けていただいたときがお渡しするときということで、基本的にはそれ以外のお渡しの仕方を今想定をしておりませんので、その期間にお受け取りを、妊娠しているうちに面接を受けてくださいということで御案内をしている中で、育児パッケージもお渡しをしているということで御理解いただければと思います。
 それから、特定健康診査のほうの実施率の目標の数字はということでお尋ねいただいております。今現在、実績としては大体五十一、二%程度の実施率になっておりまして、一応計画上の目標はこれ、60%を目指して取り組みましょうということになっておりますので、その数字を目標にこういった取り組みを展開するということで、今考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  じゃあ、済みません、再質問を行わせていただきます。まず、障がい者の差別解消なんですけれども、先ほど庁内連携は考えていないということで、それぞれの管理職の方とか、係長さんからシャワー的にそういったことを啓発していくっていうことだったんですけれども、この管理職向けの研修は今後もブラッシュアップっていうことで継続されていく予定があるのか、お伺いしたいと思います。
 あと、先ほどの私がこれ質問させていただいたのは、例えば具体的な例なんですけれども、障がいのある方が65歳になると、障がい福祉から介護保険サービスに変わるということで、そのときに所管が障がい者支援課から高齢者支援課にかわられる。そのときに障がい者支援課の方は、本当にたくさんの障がいをお持ちの方と対応されているので、それぞれ特性に応じた配慮っていうのを十分熟知されて行われていると思うんですけれども、高齢者支援課になると、本当に一般の高齢者の方も含めて、その中にいろんな精神障がいの方とか、いろんな障がいをお持ちの方が含まれるということで、やはりそういった方には、さらなる丁寧な周知というか、お知らせというか、そういったことも必要になってくるんではないかなということを非常に感じて、そういったお声もあったので、ぜひ連携というか、そういうのをしていっていただけたらいいなということを思っております。
 次に、ゆりかご面接の再質問なんですけれども、ちょっと確認なんですが、私の認識として、4月1日以降、妊娠届を出した方に対して全員面接をしていただけるというふうな認識をしていたんですけれども、4月1日以前からも妊娠届を既に出されていても、妊婦さんであればこの対象になるという認識でいいのかということと、先ほど妊娠しているうちはということでお話があったんですけれども、例えばつわりがひどくて足が運べないまま、やっと安定期になって、それこそ生まれる前に面接をしに来ても、それは受けていただけるという認識でいいのか。そこを教えていただきたいと思います。
 それと、この1カ月半の間に実際このリスクのある方、そういった方を支援につなげたという、そういったケースがあったのか、教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。


◯障がい者支援課長(川口真生君)  まず研修についてでございますけれども、法の施行に伴いまして、平成27年度、平成28年度、集中的に課長職、係長職、今年度、係長職研修、4回予定しておりまして、これで基本的には現場の管理監督者については研修をまず終えるというところになりますけども、委員おっしゃるように、継続性という点におきましては、例えば新任課長研修、新任係長研修において、そういった差別解消に向けた部分のこまを設けるというようなことも可能かというふうには考えておりますし、その辺については、この集中的な取り組みに加えて、今後の継続性。また、障がいの概念というのも、御存じのように身体、知的に始まりまして、精神、それから発達障がいというようなところでどんどん広がってまいっておりますので、そうした中での障がいの概念について、また、そこが広がることによる配慮の拡大といったようなところについてもしっかりとフォローしながら随時更新していくと、ブラッシュアップしていかなければいけないということはごもっともでございますので、その点についても留意しながら取り組みを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 また、分野をまたがるところ、例えば65歳到達による介護保険の切りかえといったところにつきましては、とにかく細かくお一人お一人に寄り添いながらしっかりとケアをしていくということが必要かというふうに思います。ただ、そうは言っても、その中でやはり御本人様の意にそぐわないような一部行き違いが生じてしまうということも想定されますので、そのときこそ組織力ということで研修、それから組織としての経験の積み重ねによってその部分をいかに円滑にしていくかというところも、より洗練度を増していければというふうに考えておりますので、お一人お一人の障がいが違うといったところを理解しつつ、じゃあ、どういった寄り添い方をしていくのかというところの経験値の積み重ねによって、その部分をフォローできていければというふうに考えておりますので、今後も丁寧な対応に努めてまいります。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  ゆりかご面接につきまして御質問をいただいております。まず、対象者の方の確認ということで、委員お尋ねのとおりでございます。4月以前の妊娠届の方も、希望があって、こちらにきちんと御連絡いただければ、4月以降の方と同じように面接対応しておりますので、特にそこには線引きはしておりません。
 それから、実施時期につきましても、妊婦面接ですので、いろいろ御事情があって、ぐあいが悪かったり、里帰りをちょっとされていたとか、事情のある方につきましては、その事情の許す範囲で個別にきめ細かく対応はするということで想定しておりますので、そういった御案内をさせていただいているところです。
 それから、あと、今まで行った中で実際にリスクの高い方がどのぐらいいらっしゃったかというようなお尋ねだったと思うんですけれども、今のところ、こういった123件ということで、実施件数の中で5例ほど実際にそういったリスクの高い方、経済的な理由であったり、精神的にちょっと不安な方、また病院のほうから紹介をされた方等、そういった理由はさまざまですけれども、5例ほど、そういった報告を受けているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。済みません、最後にもう一つ。5月9日現在、この妊娠届を出した人に対して、実際申し込みのあった件数がどのくらいありましたかということで、私、質問させていただいたつもりだったんですけれども、この13%っていう数字が面接が終わっている人ということで、先ほどお答えがあったので、そこ、済みません、教えてください。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  5月9日時点の届け出数と実施者数というのはこちらでも控えがあるんですけれども、このまだ面接は受けていないんだけど、申し込みをしていますという数は、ちょっと今、ごめんなさい、手元に持ってきていないのであれなんですけれども。この資料2のほうにあるとおりの、この4月末時点で申し上げますと、149件に対して123件実施しておりますので、この時点で二十何件ほど予約をいただいて、待っていただいているという方がいらっしゃいましたので、これが若干、当然日を追うごとに実施のほうに移っていって、また予約の方が何件かプラスということで、大体の数字はこの辺の数を見ていただいて、ちょっとイメージしていただければなということなんですけど。もし必要であれば、また詳しくお調べして、また御連絡させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(大倉あき子さん)  ということは、妊娠届のあった方。ごめんなさい、私、ちょっとあれですね、妊婦さんであっても申し込んであるわけなので、妊娠届のあった人は分母にならないということは、済みません、申しわけありません、わかりました。ありがとうございました。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(小俣美惠子さん)  よろしくお願いいたします。まず、資料の1のところで、障がい者差別解消に向けた取り組みについてでございますが、私も管理職向けの研修に参加させていただきました。綿先生の講義、大変よかったというふうに思っております。ありがとうございます。
 それで、先ほど課長のほうから、窓口の職員が直接障がい者の方に会って対応をするというようなことでございまして、最初に障がい者の方の対応をするというのは、直接窓口の職員が対応するということで、私は、どうして課長から、管理職から先に研修をするのかなというようなことで、ちょっと疑問がありました。先ほどの説明の中にも、管理職の中に、管理職、係長研修を4回続けるという御答弁ございましたけれども、その辺は2月に管理職の研修があって、4月実施というところで、一般職の窓口の職員の皆様は混乱がないというか、不安がなかったのかどうかというような。これは、ちょっとどうなのかということが1つ、疑問にございます。その辺、御答弁よろしくお願いいたします。
 それと、もう一点ですけれども、この障害者差別解消法は平成28年、この4月に施行されているんですけれども、三鷹市はこの4月から施行ということですが、近隣市の自治体というか、この辺でいいますと、八王子市などは既に障がい者の権利に関する条例ができているというふうに伺っておりまして、三鷹市では多様な分野で先進的な取り組みを進めてきたのではないかというふうに思っておりますが、この法律施行の以前の条例化は三鷹市としてはなぜできなかったのか。やらなかったのかなというようなことが、お伺いできればというふうに思います。以上、2点です、資料1のほうでは。
 次に資料2ですが、ゆりかご面接について質問させていただきます。私、予算委員会の委員をさせていただきまして、ゆりかご面接について質問をさせていただきましたときに、市長から御答弁をいただきまして、妊娠届をする場所が今何カ所かに分かれているんだけれども、将来的には──将来的っておっしゃったか、ちょっとその辺、定かではないんですけれども、市長のお考えとしては、一元化できればいいと思っているというようなことを御答弁いただいたということを認識しているんですが、そのときに、私がこのときに市民の皆さんが妊娠届を出すときに何が一番大事かと言いましたら、そこで、やはり妊娠して、お子さんを授かっておめでとうという対応がいかに親切で、丁寧で、妊娠してよかったなという気持ちをそこで伝えてあげることが大事だということをお話ししたと思うんですが、そのことに対して市長も大変共感を受けていただいたというような認識を持っているんですが、その辺の一元化というところでは、今後どんなふうに対応を考えているのかということをお尋ねしたいと思います。
 それから、次に、ゆりかご面接の実施なんですけれども、先ほど伊東委員からも質問がございましたけれども、時間なんですけれども、平日の9時から16時ということで、今、女性も活躍社会で働いている方がいて、平日の9時から16時って、これの見出しを見た段階で、平日しか面接はしてもらえないんじゃないかというような、そういうような印象があるんじゃないかなというところで、ちょっと残念だなと。この辺のちょっと工夫はできるのかなというようなこと。
 それから、もう一つ、事前予約制ということでここに書いてありますが、事前予約したときに、そのときに担当の保健師は決まっているのかどうか。例えば、こういうときには担当の保健師さんがもし決まっていれば、とても妊婦さんは安心できるのではないかなというようなこと。ここがもし無理だったら、もうちょっと親切丁寧な説明ができるのかどうなのかというようなことも、お話を伺いたいと思います。
 それから、面接の内容なんですけれども、こういうことは妊婦さんには当然必要なことなんですけれども、ここに書いてあるアからエまでは、どの育児書を、妊婦の本を読んでも書いてあることかなというふうに思うんですが、ここの文章化できないようなところで、特に健康推進課が面接を受けるときに注意して職員に周知しているようなことがございましたら、伺いたいというふうに思います。
 それから、最後になりますが、アンケートの実施ということで、アンケートの資料がございましたら、見せていただければと思います。
 以上でございます。大変細かくなりましたけれども、よろしくお願いいたします。


◯健康福祉部長・保健医療担当部長(濱仲純子さん)  何点か私から答弁をさせていただきたいと思います。まず、障害者差別解消法に基づく職員研修をなぜ管理職からかという、市民の方に一番近いところにいるのは窓口に立つ職員ではないかという御質問でございますが、まず、今回これまでも三鷹市、障がい者に対する対応といたしましては、かなり各職場できめ細かく対応してきたところでございますけれども、今回、法の施行ということで、改めて管理職から、職場の責任者といたしまして、監督者といたしまして、その理念をまず理解してもらうということをまず初めにしたいというふうに考えたためでございます。
 そして、管理職がその研修を受けて、それで終わりかというと、そうではないというふうに私ども、考えております。先ほど担当課長からも御説明したとおり、シャワー効果というものを最大限狙っておりますし、各職場で事務研というような名目での勉強会をしているところでございますが、ここでまず課長がその方針をしっかり受けとめて、それを各所管の職員に伝えていく。そういった理念の部分でしっかりとしたものを各職場が持つということも非常に重要だと考えております。
 また、反対に、担当の窓口の職員が気がついたこと、それは当然上の係長、課長に伝わってくるものとして、そこの課長から、今度は障がい者支援課に新たな提案ということも期待しているところでございます。
 また、2点目の御質問で、近隣市で条例化ということですけれども、基本的に三鷹市といたしまして、障がいのある方も、ない方も、子どもから大人まで、全ての方がこの地域で安心して暮らせるまちづくりというのを三鷹市、進めておりますが、そこでさらに条例ということについては、障がい者施策については、やはり単体の市独自の制度でままならないところもございますので、そういったところでは、広域的な、東京都ですとか、もちろん、国の法律についてもそうですけれども、そういったところにも委ねた部分。そして、市は現実の実現性のところでしっかり担保をしていきたいというふうに考えての対応というふうに御理解いただきたいと思います。
 あとは、担当から御説明をさせていただきます。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  ゆりかご面接についてお尋ねいただいております。順次お答えいたします。まず、妊娠届の届け出場所、今後一元化、市長答弁を踏まえて、現場としてどうかというようなお尋ねだったと思いますけれども、今現在、妊娠届のほうは私どもの総合保健センターのほか、市民課の窓口、それから、あと各市政窓口のほうで6カ所で受け付けをしている状況でございまして、これを一元化っていうことになりますと、当然1カ所に集約ということになるので、かなりちょっと場所を特定することになるので、その辺、今ある利便性がどれだけ担保できるのかなというのが一番課題になるのかなというふうに認識しております。
 まず、今保健センターのほうが今の場所にありますけれども、来年の3月末に元気創造プラザの2階に移転することになりますので、そのタイミングでちょっと市役所とは大分近くなってくる、市役所と大分距離的には近くなってまいりますので、市民課と元気創造プラザのほうで一元化というのはちょっと現実的にどうなのかなというのは、現場としても検討のあれはあると思うんですが。
 一番ちょっとネックになるのは、駅前の市政窓口が実際に届け出数の中でも一番多い、今現状ございまして、こちらと保健センターと、それぞれこれを一元化するとなると、どちらかでということになってしまうと思うんですが、その辺につきまして、やはりちょっと今後検討を要するのかなというふうに認識しているところでございます。
 それから、面接の実施時間、また、平日のみで問題点、これどうなのかというところの、まず御質問なんですが、当然、先ほど前委員の御質問にもお答えしましたとおり、個別にこれ、年度をずっと進めていくわけなので、行った先で、なかなかどうしても、やはり御都合つかないっていう方が出てくる場合も当然想定はされると思うんですが、その時点ではちょっと、そういった平日以外、また、この時間以外ということも、個別の対応の中では出てくるのかなというふうには認識しておりますけれども、今時点では、まだそれほどそういった御要望が強くこちらに寄せられているということではないという部分と、あと、先ほどもお話ししましたけれども、この面接だけのために何か働いている方がお休みいただいたりということなく、健診に行かれたり、他の御用事があるときに、ぜひ一緒に受けていただきたいという御案内をしていく中に、今のところは御理解いただけているのかなというふうに認識しております。
 それから、あと、予約制ということでやっておりますけれども、担当制は敷いているのかというような御質問があったと思うんですが、特にこれは担当制ということは今の時点、とっておりませんで、毎日、毎日これをやっているので、保健師の中でも当番を決めて対応はしているんですけれども、当然面接の内容、また相手の方によっては、保健師のほう、従来からの地区担当制をしておりますので、そういった今後の対応が必要な方については、担当地区の保健師をきちんと御紹介したり、また、今後保健センターのほうに御連絡いただくときには誰に電話をしてほしいとか、担当は誰ですよということをきめ細かくお伝えしたり、対応はしているところでございます。
 それから、あと、面接内容につきまして、こちらに例示した以外にも何か注意していることがあるかということでお尋ねがあったと思うんですが、皆さん、まだ初めであれなんですけれども、結構いらっしゃる妊婦の方も面接をするということで、こちら御説明するようにいろいろ用意して待っているんですけれども、御本人も面接に当たって、自分としても確認をしたいこととか、不安に思われていることとか、結構皆さん、きちんとメモを持ってこられたり。そういったことで、御自身で、まずここできょう何を聞きたいかとか、どういう不安を解消したいかっていうのを結構お持ちになっていらっしゃる方が多うございます。
 ですので、まずは御本人がお持ちになっているそういったものをきちんと受けとめて、まずそれはきちんと解決して帰っていただけるような。それにプラスアルファ、こちらとしてもさせていただければいいのかなということで。こちらが一方的に何か伝えなければいけないことを一から十までお伝えするというよりは、今言ったような、皆さんがお持ちになってくるようなものをなるべく丁寧にお聞きした上で、それに対してのお答えをちゃんとするように心がけているところがございます。
 それから、最後、アンケートについて、結果を見たいというようなことでも御要望をいただいたんですが、一応今のところの集計、簡単には出ているんですが、アンケートといいましても、それほど多くの内容を御質問していませんで、きょうの面接を受けて、安心して出産を迎えられそうですかとか、市の出産育児サービスについて知ることができましたかとか、あと、今後、困ったときに保健センターに相談したいと思いますかとか、そういったようなお尋ねをさせていただいていまして、ほぼ皆さんからは、そういったお尋ねに対して、「わかりました」ということで、「はい」というような肯定的なお答えをいただいておりまして、「わからなかった」とか、「いいえ」というところに──これ、アンケートなのであれなんですけれども、お答えになったというのは今のところございませんので。面接を受けていただいた方には、基本的に評価をきちんとしていただいているのかなというところを、今のところ認識しております。
 私からは以上でございます。


◯委員(小俣美惠子さん)  丁寧な御説明、ありがとうございました。資料1のほうでは大変よくわかりました。またよろしくお願いしたいと思います。
 ゆりかご面接のところにつきましては、今の御答弁で大変よくわかったんですけれども、やはり利便性という問題では、一元化も大変難しいのかなということも理解はできます。ただ、私が一番大事にしているところは、妊娠をしたお母様、ママになる方がまず一歩の入り口で大変好印象でよかったなという印象を持ってほしいというのが私の願いなので、その辺をぜひ、私の願いですし、ママたちもこれから安心して子どもが産めるというような状況を、ぜひ市役所から発信してほしいなということですので、ぜひその辺はお願いできればというふうに思います。
 あと、担当制というところでは、やはり妊娠に対して不安を抱いているママたちが多い中で、この人だったら安心して、いつ電話をかけても答えてくれるというような人が、やはり育児力が低下している中に、行政がそういう肩がわりをする必要があるというふうに思っております。保育園なんかも含めて、園長たちもおりますが、子育てのプロもおりますが、そういう人たちも含めながら、ぜひウエルカムで、温かい受け入れをしてほしいなという願いでございます。ぜひその辺、よろしくお願いいたします。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、一つ一つちょっと確認しながら質問させてください。
 まず、障がい者差別解消に向けた取り組みですね。私自身も、やはり三鷹市で条例をきちっと定めて、理念法であってもやっていくべきではなかったかと。あるいは、これからでも遅くないので、そういう方向は検討してもいいのかなというふうに思います。それは意見として置いておきます。
 今回の庁内における取り組みは、手話通訳、筆談ボードというふうな形で、聴覚障がいの方向けというふうなことで具体例が挙がっていると。それ以外の障がいの方への対応というのは、何か具体的にこのような形で進められたものがあるのか。あるいは、今までの対応でもう十分なんだというふうな認識なのかどうかということが、1つ。
 実際に、具体的にどうするかっていうのは、本当に研修しかないというふうなことになってしまうとあれですけども、実際に例えば、もう一度、庁内の相談の窓口に行くまでのルートの確認とか、視覚障がいの方がちゃんとそこまでたどり着けるのかどうかとか、車椅子の方がスムーズに行けるのかどうかとかね、そういうようなさまざまなことについてのチェック、点検というのはしたのかどうかということを、障がい者差別解消というのは本当に広範囲ですよね。外から見えない障がいをお持ちの方もたくさんいらっしゃる中で、どのような対応というのは、本当に事例としてはさまざまたくさん挙がってくると思いますけども、その辺のことをどういうふうに今後やっていくのかどうかっていうようなことが、もしあればお願いしたいと思います。


◯障がい者支援課長(川口真生君)  これまでの取り組みとしまして、例えば点字、視覚の方に関しましては、税務のほうで点字の文書を──これ点字プリンターというものがございますので、そういったもので、あとは環境政策課のほうでも、うち、障がい者支援課のほうで持っております点字プリンターを、発送件数は少ないということもありますので貸し出したりというようなことで、取り組みをしたりしているところもございます。
 委員おっしゃるように、一義的には、まず聴覚の方、コミュニケーションの部分での障壁を取ろうというところがわかりやすくもあり、とにかく急務であるといったところで着手したところでございますが、精神障がい、知的障がいの方におかれましては、やはりコミュニケーションの部分というよりは、理解の部分といったところで、その辺の伝え方というのが、これは道具を使わずとも、やはり障がいの特性を理解する、その方を理解した上での伝え方というような部分で、かなり習得に時間のかかる。ハードスペックではなかなかフォローがきかない部分もございますので、この辺については、しっかりと丁寧に研修をどのようにしていくかということも考えていかなければいけない課題かというふうに捉えているところでございます。
 また、視覚障がいの方、車椅子の方等の動線のチェック、この辺はこの法の施行に先立って、改めて再点検というようなことで細かく実施してはございませんけれども、点字ブロック、それから壁と調度品との離隔、この辺についてしっかりと幅を持たせて、幅員があるようにというようなところは、常に留意しているところでございますので、この法の施行で慌ててばたばたせずとも、しっかりとこれまでの取り組みで十分とできていたというふうに認識しておりますけれども、一方で、レイアウト変更等々でなかなか変わっている部分もございますので、その辺については絶え間なく点検をして更新していくというような姿勢も必要かというところで、肝に銘じたいというふうに思います。


◯委員(野村羊子さん)  一番問題なのは、伝え方というか、それも全てコミュニケーションだと思います。それで、例えば説明資料がわかりやすい日本語、易しい日本語でちゃんと中身を伝えられるような資料があるのかどうかとかね。ぐちゃぐちゃいっぱい書いてあると、どこを見ていいかわからないとか、手続の手順がわかりやすい資料があるのかどうかとか。
 それは、知的障がいの方、精神障がいの方に限らず、全ての方にとって有効なものだっていうふうに思いますので、そういうことも含めて、今後の差別解消に向けた取り組みっていうことを幅広く捉えて見ていただきたいというふうに思います。これについては、また今後の、ことし4月から始まったものなので、これから順次っていうふうなことでお願いしたいと思います。じゃあ、とりあえずそこでいいです。
 じゃあ、ゆりかご面接について聞きたいと思います。今幾つも質問があったので、大体具体的にどのような方が対象で、どういうふうにいらしていてっていうふうなことはわかりましたが、私も時間を、本当に半休とって、病院だけ行って、みたいなことだってあり得るのでね、その辺、どういうふうに対応するかっていうのはちょっと。あるいは、御要望として、休日があれば、本当はもっと楽に行けたのになとかっていうふうな御要望があるのかどうかっていうこと、できればアンケートの中でそういうような項目もつけて。つまり、よかったですか、みたいなあれだけではなくて、あと、もっとこうあったらいいのになって思うようなことを聞くような項目があってもいいのかなと思いますが、それについてはいかがでしょうかということ。
 それから、育児パッケージですけれども、これ市内でどの程度使えるのか。商工会さんのほうで、市内の事業者さんに、これ、やりませんかという案内を出したと思うんですけども、それに対応してどれだけの事業者さんが応募して、今市内ではどのように使えるのか。やっぱりイトーヨーカ堂へ行ってとか、西友へ行ってとか、大きいところへ行ってじゃないと使えないっていうことであれば、これ、全体的なパッケージで、全国的に同じようなことをやっているわけですけども、市としてこれをやるというふうなこととの関係で、それをどう市としてこれを捉えてやっていくのかっていうふうなこと。
 これ、多分たしか10分の1を補助だったと思いますけども、この実施目標数。2,150人、1,750人が大体マックスで、プラスアルファして2,150人という数字を出していると。それについて実施率とかっていうふうな目標というのは、その交付の条件等に入っているのか、いないのか。その辺のことをどう意識してこの事業をこの後展開していくのか。周知の問題がありますけども、実際に予約をしてもドタキャンしちゃう人とかね、体調不良もあって、あり得ると思うんですけど、じゃあ、その人たちをフォローするのかどうかとかいうことも、その実施率にはかかわってくるんじゃないかと思うんですけども、その辺、どのように考えるのかということについてお願いします。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  ゆりかご面接の御質問をいただきました。まず面接の日時、時間等を含めた平日、またこういった時間外の対応ということなんですが、先ほどから何度かお答えをしていますとおり、今後進める中で御要望、いろいろ出てくれば、それにつきましても、きめ細かい対応は考えていかなければいけないというふうにも考えているところでございます。
 また、アンケートの中でそういったことも尋ねたほうがいいのではないかという御意見もいただいておりますが、今行っているアンケート、先ほど幾つかのちょっと質問項目は御紹介させていただいたんですけれども、一番最後にその他御意見、御感想等があれば自由にお書きくださいという欄は、一応設けさせていただいておりますので、そういう中でそういった御要望がいただけたら、またこういった機会の中でも御報告もさせていただければなというふうに思っております。
 それから、育児パッケージなんですが、市内でどのぐらい今使えるのかということのお尋ねをいただいております。予算委員会の段階で、まだ市内で使えるのが一、二カ所というような御説明をしたところなんでございますけども、それ以降、いろいろなところにちょっと働きかけはさせていただいておりまして、順次ふえる方向で今こちらも努めさせていただいておりまして、今確認できる時点で9事業所くらいまで拡大はさせていただいておりまして。
 1事業所って数え方もいろいろなんですが、中には助産師会という会で加盟していただいたりとか、そういうのもあるので、一概に数だけではちょっと言いづらい部分はあるんですけれども、そういった取り組みをしております。
 あと、また、先ほど委員さん言われたように、商工会のほうにもいろいろ御相談をさせていただいておりまして、むらさき商品券のように会として何か取りまとめを含めた対応ができないかということも、今検討をいただいたり。また、私どものほうからも、個別の事業所にもいろいろ御案内を差し上げたりする中で、さらにこれは拡大できるように。何か物販だけでなく、いろんなサービスであったり、そういったところにも利用いただける分野はあるんじゃないかということで、いろいろ出産、子育てのいろんな事業をやられている事業者さんのほうにも、いろいろ今御相談をしたり、御紹介をさせていただいているところを進めているところでございます。
 それから、あと、補助事業で、こちらの今全数面接、目標数をどういうふうに補助の中では要件があるのかというお尋ねなんですけれども、これはあくまで全数、妊婦さん全員に対して面接を実施するという形で行えば、補助事業としては一応要件は満たしているというふうに理解しております。ただ、こちらとしては、やはり全数面接というふうにうたっておりますので、当然御要望をいただいた方については全て対応できるような想定で考えております。当然、先ほどお尋ねがありました、ちょっとキャンセルが入ってしまったとか、なかなか御連絡いただけない方につきましては、これから、年度まだ始まったばかりですけれども、お手紙差し上げたり、必要に応じてこちらからお電話をさせていただいたりということも含めて、実施の勧奨も進めていきたいというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。アンケートについては、多分、年度まとめてみたいなことになると思いますけども、どういう報告が出てくるか、中身的にはちょっと楽しみにしたいなと思っています、それなりの成果はね。やっぱり受けている方とつながっていくっていうことが第一義的なことだっていうふうに私も思っていますけども、そこからどのように、本当に地域につながっていくのか。特に仕事をなさっている方は、地域とのつながりがない中で、赤ちゃんができて初めてつながっていくっていうふうなところの出会いの場でもありますので、どのような感想をお持ちになりながらっていうふうなことも含めて、ぜひそのような報告なり、全体の情報公開なりしていっていただければと思います。
 育児パッケージですけども、これ、だから、つまり全国で使えるわけですよね。それはそれで使い勝手のいいものだとは思いますけども、やっぱり地域につながるっていうことをどのようにしていくのか。手数料等の問題もありますし、これ具体的な使い方があれですけども、本当に1,000円単位だからね。市内でやっているチョコっとあっぷるーむみたいな、ああいうようなところにも使えたら、またそれはそれでつながり方が広がっていくのかなと思ったりもするんです、単なる、今言ったようにサービスにもっていうふうなことをおっしゃっていたけど。
 その辺の使い勝手のよさっていうことを含めて、子育てにかかわっているいろんな団体とも協議をしながら、動いていって。杉並でも随分こういうような事業に取り組んで、やっぱりそういうサービスに使える、あるいは託児に使えるみたいなことが随分よかったような話も聞いていますので、それは対応していっていただければと思います。
 これ、もう一つ確認したいんですけど、全数面接という形で事業を設定すれば、もうオーケーだということでいいんですかね。全員が面接、100%じゃなくても補助事業のカットみたいなことはあり得ないっていうふうに見ていいのかっていうのは、後で確認で言ってくださいね。それで、キャンセル等に対しては後追いすると。だから、最終的には100%になるように何らかの努力をするというふうな、それが事業費の中でどの程度こちらの作業量を見込んで、これ動けるのかどうかっていう、ちょっと費用的な、人件費的なことにかかわると思うんですけども。それとの絡みでいうと、その辺はどのように考えているのか、見込めるのかっていうことをちょっとお願いします。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  先ほどの補助の要件につきましては、委員、御質問のとおりの内容で間違いないというふうにこちらも理解しておりますので。あくまで全数、届け出をされた妊婦さん全員に面接をさせていただきますということで事業をフレームをつくっていますので、それで補助のほうは、そのとおり行えば補助もしていただけるというふうに理解をしているところでございます。
 あと、実際の全数に向けての取り組みなんですけれども、当然時間的にも、人的にも、これ限りはある中で対応するので、100%にどこまで近づけるとかっていうのは、本当に正直な現場としての実感でありますので。当然、これ年度、年度で実施率でしたり、届け出数というのは出てくるんですが、現に今開始当初も年度をまたがった妊婦さんもいらっしゃることもあるので、これは当然、次年度以降にもつながっていく流れの中で、常にとにかく妊婦さんに対して必要に応じて面接をしてくださいということをこちらからもお伝えをするし、PRもしながら、必要な方には個別にアプローチをしてということを体制の中で可能な限りちょっと進めていくということで。
 今回、人的にも拡充をさせていただいた上でこの事業を開始させていただいていますので、そういった人的な資源を活用して、なるべく多くの方に、一人でも多くの方にこの面接を受けていただけるように、現場としては取り組んでまいりたいと思っております。


◯委員(野村羊子さん)  頑張ってやるしかないとは思いますけど。問題は、本当にアプローチしてこない方とか、妊娠届を出さないみたいなね、健診に行かないとかいうようなところの方が非常に大きな問題を抱えていたりっていう可能性もあるっていうことがありますよね。だから、こうやってちゃんと、ちゃんといらしてくださる方は、本当にある意味では安心できる。逆に言えば、そうじゃない人たちを。だから、ここにひっかかってこない人たち。安心できる、この人たちは大丈夫かなと思いながら、ちゃんとつながっていただく。
 そうじゃない、本当にごくわずかだろうけども、そういう人たちをどう。だから、多分ここだけではなくて、違うところとの連携の中で何とかかかわりを持っていただけるようなことをせざるを得ないと思うんです。その辺の連携のこととかっていうのは何か考えていらっしゃいますか。本当に、実はその人たちが危ういかもしれないっていうふうに思うんですけど、どうでしょうか。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  リスクの高い方への対応ということで、先ほどちょっと実際の面接を受けられた方の中で高リスクの方のちょっと回答もさせていただいたと思うんですが、実際にその中で、先ほども御紹介したとおり、病院のほうから、今回こういった面接のほうにつないでいただいたというようなケースも実際出ております。今委員おっしゃられたような、やっぱりリスクの高い方、どこかでやはりちょっとひっかかったところで、こちらもその面接につなげられればと思っておりますので、本当にそういった病院、医療機関のほうでそういう方がいらっしゃるということがわかれば、こちらとしても、こういう事業を今始めているということは、当然医師会を通じていろいろ事あるごとにはPRしていくんですけれども、そういったきめ細かいPRで気がつかれたところから、御本人じゃなくても、こちらのほうへつないでいただけるようなことを、今後も引き続き関係機関のほうにお願いをしながら連携を強めていけたらというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  そういうところが一番、ある意味では大変かもしれませんけども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 特定健診について。今回、場所、部署を移してっていうことで、これで担当としては全体、各健診全部一元化でわかりやすくなるのかなという気はしますが、受ける側にとっては、自分はどっちと。年齢で分けて、何とかかんとかしてっていうふうなことがうまく伝わるのかどうかっていうふうなこともありますけども。実際に、それこそ、ごみ袋を差し上げたりとか、プリペイドカードを差し上げたりとか、インセンティブを用意して、とにかく受診していただかなくちゃいけない。受診率を向上しなくちゃいけないということがありますけども、60%が目標っておっしゃいましたかね。つまり、それに達しない場合に、ある種のペナルティーがあるというふうに。つまり、インセンティブ、つまり予算をかけてまで──1人1,000円、1人100円でもいいですけども、それをかけてまで受診率を上げなければいけないペナルティーのほうが大きいんだというふうな理解でいいんでしょうかっていうのを、ちょっと確認したいんですけど。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  インセンティブに対するペナルティーということなんですけれども、今、今回の取り組みに関して、これが一定の結果を出さないと、何かペナルティーに直結するというふうには考えておりませんし、実際そういうことはないと思います。また、逆にこういった事業について、いろんな補助事業であったり、そういったものを活用して行うということで、あくまでそちらのインセンティブ、率を上げていくということに、今私どもの担当部課としては取り組むということで、何かペナルティーを恐れながらやっているという認識は今のところございません。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。でも、現実にはね、上がらなければいろんなことがひっかかってくるわけですね。受診率が向上しないと、保険料のほうの課題と絡んでくるものは出てきますよね、現実に。だから、そういう意味でも必死で、とにかくある意味では下がらないようにしなくちゃいけない、あるいは上げ続けなくちゃいけないというふうなことだというふうに思います。
 なので、特にプリペイドカード1,000円というのは結構大きいもののように思いますけども、それだけやらなくちゃいけない価値がある。つまり、1人1,000円かけても、受診率向上のためにしなくちゃいけないという、そういう判断をしたっていうことでいいんですよねというのを、もう一回確認。


◯健康福祉部長・保健医療担当部長(濱仲純子さん)  ペナルティーとおっしゃっているのは、今多分、国保会計のことをおっしゃっているかと思いますが、今回の取り組みについては、もちろん国保の全体を考えていないわけではございませんけども、何しろ三鷹市の市民の方の健康長寿の取り組みといたしまして、全ての健診において、まず自分の身をしっかり、体を知っていただくということが第一義的に重要でございますので、受診率の向上というものをしっかり上げていくということで、広報的、PR的な意味合いも含めまして、今回この取り組みをさせていただいております。
 もちろん、プリペイドカードというのは、特に国保の中の受診率のカウントにも大きく影響を及ぼすところでございますので実施させていただいているところなんですが、反対に、事業主健診等で受けていただいた方、人間ドックで健診を受けていただいた方、その方で、例えば成人病のリスクが高い方については、それごとの健診では特定保健指導というものになかなか結びつかない傾向もございます。そういったところで、その健診のデータをこちらでいただくことによって、保健指導等につなげていくことが可能であるということが、大きく今後の医療費の動向にもつながっていくというふうに判断いたしまして、今回この事業に取り組ませていただいているというふうに御理解いただきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  はい、基本的な考え方としてはわかりました。全体の予算、決算の財政の中と、一人一人の市民へのサービスと、そこにどれだけのものを当てながら、どういうふうにやっていくのかというのは、やっぱり全体を見た判断だと思いますので、先ほどあったように、何でこっちはこれで、こっちはこれなの、みたいなことはあると思うんですけど、それは、やっぱりそういう重みづけが若干違うんだろうっていうふうにとらざるを得ないと思います。
 これでどれだけ本当に上がるのか。本当にセンシティブな個人情報ですからね、受診結果ってね。それを提供していただくことに対して、今まで呼びかけても余りいなかったと。だから、これでやってみようというふうなことだと思います。本当に結果がどう出るか。それこそ一人一人、市内の方はやっぱりこちらのほうが多いわけだから、その辺も含めて、実際、国保会計の中で事業主健診を実際やっている方っていうのはどれくらいのかね、実数もある意味で把握できていないところで、これをどこまで効果的なものとして捉えられるのかっていうのは、本当にちょっとある意味ではチャレンジだとは思いますけども。どう出ていくのか、最終的には決算のところかなと思いますけども、考え方はわかりましたので、丁寧に実施していただければと思います。ありがとうございます。


◯委員(岩見大三君)  済みません、よろしくお願いします。まず、障がい者差別解消に向けた取り組みということで、先ほど来いろんな質問が出ていましてあれなんですけど、ちょっと確認で、この障がい者の権利擁護に係る区市町村連絡会という機関なんですけど、これはいわゆるどういうメンバーで集まって、そして、今回の法律制定にかかわったことで新たに設置された機関なのかどうかということをちょっと確認させてください。
 それと、ゆりかご面接についてであります。これも先ほど来質問が多々出ていますので、基本的なところはよくわかりました。ちょっと単に印象なんですけど、これどのぐらいの人数、マンパワーの体制で面接を受けられているかちょっとわからないんですが、単にこの時間と件数を見ますと、これは対応力は結構大変なのかなというような印象を持ちまして。また、今後、想定される人数の中で人数を拡大した場合に、さらにその辺はどうなのかなということで、いや、マンパワー的には、体制的にはもう十分やっているよということであれば、そういうことであろうし。その辺、今後の現実対応といった場合にどのような状況が想定されるかということについて、お伺いしたいと思います。


◯障がい者支援課長(川口真生君)  障がい者の権利擁護に係る区市町村連絡会について、御質問をいただきました。こちらについては、東京都のほうが設置主体となりまして、区部のほうで2ブロック、それから市部のほうで2ブロックということで、大きく都内を4ブロックに分けて、ブロックごとのその所属する区市町村で情報共有を図っていきましょうというような取り組みでございます。今年度から取り組むということで、東京都のほうから案内があったところでございます。
 今わかっているところとしましては、こちら、障がい者の権利擁護というところで、既に先行しております虐待防止法に基づくもの、それから今回の差別解消に基づくもの、こうしたものについて、その取り組みを東京都及び区市町村間でしっかりと情報共有をして、都内全体における権利擁護に関する取り組みを推進していきましょうというようなところで、大どころでは指し示されているところでございます。
 三鷹市としましても、これに当然参加して、私ども、2ブロックに入るわけですけれども、こちらのほうで、新聞等でも報道されておりますけれども、地域協議会について設置がどうも芳しくないというような数字が出ておりますので。あちらのほうが、国が指し示しておりますモデルのほうが、いま一つ現場の実務から言うと、わかりにくいというか、設置についての有効性についてまだ整理されていない部分があろうかと思いますので、その辺についても積極的に問題提起をしながら東京都の取り組みが進むようにというところで、一翼を担っていければというふうに考えております。


◯健康推進課長・健診担当課長(齋藤浩司君)  ゆりかご面接のちょっと人的体制、マンパワーについて御心配いただいて御質問をいただいております。先ほどもちょっと申し上げました、一応これ面接は市の保健師が行いますということで御案内をしておりまして、従来8名の保健師おりましたけれども、ここで2名増員、新たな採用職員を迎えた10人の保健師で一応対応するということで、こちら、全体の事業を想定しておりまして、この時間内に同時に2人、3人という御要望に対して対応できるような体制で、今受け付けもさせていただいておりますので、その枠内であれば対応を当然していくということで、予約制ということで、市民の方にもそういったスケジュールも調整させていただいて対応していくということになっておりますので。これが本当にどんどん埋まってしまってさばき切れないということが起これば、ちょっとどうしようということにも当然なってくると思うんですが、今の段階では、そういったお電話でのお申し込みと御相談がうまくかみ合っているのかなというところで推移しておりますので。
 当然、保健師のほうも、これ以外のそれぞれの業務を持っておりましたり、事業もやっておりますので、そういった他の業務、事業ともうまく兼ね合いをつけながら、こちらの事業を当番で日々回していくということで、この体制で何とか、この人数、全数面接をできるようにということで、現場としては今努力しているというふうに御理解いただければと思います。よろしくお願いします。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。こちらの区市町村連絡会のほうはよくわかりました。これは、そうすると、メンバーとしては各自治体の担当の方が参加するというような形ということですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。
 それと、こちらの体制についても、細かいところの分までよくわかりました。合計で10名ということで、そのぐらいの人数がいれば、この全体数を網羅できるのかなというふうにも思わせていただきましたけど、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
 それで、ちょっと質問の順番が逆になっちゃうかもしれないんですが、このゆりかご面接のいわゆる事業目的ということで、こちらに記載されているとおりだとは思いますが、いわゆる妊娠期から切れ目なく行うことによりということで、いわゆる三鷹市の課題でもある出生率の向上ということがあろうかと思いますが、このゆりかご面接の事業の目的、あるいは考え方として、そういった部分の、もう少しやはり出生率を上げていくんだというような部分の考え方も含まれているかどうかっていう、そこだけちょっと確認させてください。


◯健康福祉部長・保健医療担当部長(濱仲純子さん)  ただいまのゆりかご面接について、今現在、一義的に出生率の向上というふうには当初考えてございません。ただ、これが、このゆりかご面接を通しまして、ウエルカムベビープロジェクトみたかというふうに銘打ちまして、子ども政策部の各事業と一体となって子ども・子育て支援に取り組んでいこうという姿勢を見せることによって、三鷹市が子ども・子育てに優しいまちであるというふうに認識していただければ、それがおのずと出生率の向上にもつながっていくものと期待するところでございます。


◯委員(岩見大三君)  わかりました。よろしくお願いいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  その他、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で健康福祉部報告を終了いたします。
 休憩いたします。御苦労さまです。
                  午前11時09分 休憩



                  午前11時10分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまです。
                  午前11時10分 散会