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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成28年厚生委員会) > 2016/11/16 平成28年厚生委員会本文
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2016/11/16 平成28年厚生委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  ただいまから厚生委員会を開きます。
 本日、伊東光則委員より欠席の連絡がありましたので、御報告いたします。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 健康福祉部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯健康福祉部長・保健医療担当部長(濱仲純子さん)  おはようございます。今回は、健康福祉部から1件、子ども発達支援センターのあり方(基本方針)をここで取りまとめましたので、御報告をさせていただきます。来年4月に三鷹中央防災公園・元気創造プラザ内に整備されます子ども発達支援センターのあり方ということで、本日の報告は、来年度、4月以降、子ども発達支援センターの所管となります子ども政策部とともに御報告をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 説明については、今の北野ハピネスセンター館長より御報告をさせていただきます。よろしくお願いいたします。


◯北野ハピネスセンター館長(吉田克秀君)  おはようございます。では、よろしくお願いします。私のほうから御説明させていただきますのは、主要部分について御説明させていただきます。
 まず、1ページの方針策定の趣旨から始めさせていただきたいと思います。子ども発達支援センターにつきましては、市民センター周辺地区整備基本プランの方針に基づきまして、平成25年2月には、北野ハピネスセンターの今後のあり方に関する報告書により、専門療育支援を担う施設として、また平成27年3月には、庁内検討チームによる子ども発達支援センターにおける関係機関との効果的な連携に関する報告書により、効果的な連携のあり方について、それぞれ報告させていただいております。
 その後、親子ひろば事業と一時保育事業に利用者支援事業を加えた機能拡張型地域子育て支援拠点事業を子ども発達支援センターの所管のもと実施すること、また、子ども発達支援センターを子育て世代包括支援センター機能を有した中核的施設として位置づけ、発達に課題のある子どもへの専門療育支援とあわせて、全ての子どもの健やかな育ちを子ども発達支援センターが担うことを9月の厚生委員会にて報告させていただいております。
 この基本方針につきましては、今までの経過と国の子ども・子育て支援新制度を踏まえまして、全ての子どもと子育て家庭が地域で生き生きと生活できるよう、地域における支援体制の確立を図ること、子ども発達支援センターが総合保健センターや子ども家庭支援センターとともに、子育て世代包括支援センター機能を有する中核的施設として、妊娠期からの全ての子どもの健やかな育ちを関係機関との連携により支援していくことを掲げております。
 それでは、2ページから3ページをお開きください。子ども・子育て支援の現状と方向性でございます。初めに、2ページの1で、国による子ども・子育て支援法の成立と子ども・子育て支援新制度の創設、2では、基礎自治体である市が求められている地域支援事業について、それぞれ記載しております。
 3ページでは、国の現状を踏まえまして、三鷹市における子ども・子育て支援の現状と方向、三鷹市における障がい児等の施策について記載しております。
 次に、4ページをお開きください。ここでは、子ども発達支援センターの役割として、下の表にございますように2つの役割を担っていること。また、子ども発達支援センターの目指す方向性と関係機関との連携による早期発見・早期支援、早期療育への取り組みの充実を図っていくことを記載しております。
 次に、5ページの方針の体系でございます。子ども発達支援センターでは、全ての子どもと子育て家庭が地域で安心して生活できることを目指しまして、この5つの方針に基づきまして支援していきます。方針1といたしましては、全ての子どもの健やかな育ちを支援、方針2といたしましては、早期発見・早期療育に向けた支援でございます。方針3については、障がい児等への重層的な支援、方針4につきましては、障がい児等の保護者及び家族支援、方針5につきましては、地域の子育て支援施設等への支援。この5つの方針については、それぞれ基本施策を設けております。詳細については6ページ以降になります。
 6ページをお開きください。6ページ以降のつくりにつきましては、初めに現状と課題を、次に現状、課題から子ども発達支援センターが求められていること、そして、方針を行っていく上での基本施策をそれぞれ設けております。
 それでは、6ページ以降を簡単に順次説明させていただきます。まず6ページの全ての子どもの健やかな育ちを支援ということで、このような現状と課題から、子ども発達支援センターには、総合保健センターや子ども家庭支援センターなどと連携した子育て世代包括支援センター機能の確保が求められております。基本施策1としまして、ウエルカムベビープロジェクトみたかを発展・拡充させたワンストップサービスによる妊娠期からの切れ目のない支援、基本施策2といたしましては、機能拡張型地域子育て支援拠点事業における支援を基本施策としております。
 次に、7ページの方針2でございます。早期発見・早期療育に向けた支援でございます。このような現状と課題から、子ども発達支援センターには、障がい児等の早期発見・早期療育のために、総合保健センターなどとの連携によるワンストップサービスの構築が求められております。基本施策1といたしましては、早期発達支援システムによる支援、2といたしましては、子ども家庭支援ネットワーク関係機関等との連携による支援を基本施策として挙げております。
 次に、8ページの方針3、障がい児等への重層的な支援でございます。このような現状と課題から、子ども発達支援センターには子ども家庭支援ネットワーク関係機関との連携による重層的な支援とともに、関係機関との調整を図るコーディネート機能が求められております。基本施策1といたしましては、関係機関との連携による障がい児等への重層的な支援、基本施策2といたしましては、関係機関との連携による障がい児等への療育及び支援を基本施策として挙げております。
 次に9ページの方針4でございます。障がい児等の保護者及び家族支援でございます。このような現状と課題から、子ども発達支援センターには相談機能の強化とともに、保護者等への支援の充実が求められております。基本施策1といたしましては、障がい児等の保護者及び家族の相談及び支援、2といたしましては、親子ひろば事業における相談と一時保育事業等による家族支援を基本施策として挙げております。
 最後になりますが、10ページの方針5、地域の子育て支援施設等への支援でございます。このような現状と課題から、子ども発達支援センターには障がい児等が地域の子育て支援施設等での専門療育が受けられるよう、環境整備等を図っていくことが求められております。基本施策1といたしまして、地域の子育て支援施設や支援者等への支援、基本施策2といたしましては、専門性の向上と人材の育成等についてを基本施策としております。
 最後になりますが、子ども発達支援センターは、全ての子どもの健やかな育ちを支援していくために、この基本方針の5つの体系に基づきまして支援の方向性を踏まえまして、一歩一歩進めてまいりたいというふうに考えております。
 説明は以上のとおりでございます。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(大倉あき子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。いよいよ来年の4月から元気創造プラザがオープンするということで、本当にタイミングよく子ども・子育て支援新制度にあわせて保健センターと子ども発達支援センターが同じ建物でできるということで、非常に本当に期待をしたいなと思っております。
 何点か質問なんですけれども、まず1点目なんですが、この方針3の障がい児等への重層的な支援ということで、要保護児童対策地域協議会における子ども家庭支援センターのような連携の中心的役割を担う機関の設置ということで、ちょうどここの子育て世代包括支援センターの機能の中にも、基本型プラス要保護児童対応ということがあるんですけれども、この要保護児童対応というのは、虐待の子とかもいろいろ、本当にそういったお子さんを保護するということもあると思うんですが、ここの中に虐待の対策コーディネーターのような、そういう方も配置されるのか。そうじゃなくて、連携ということでのびのびひろばにある家庭支援センターと連携してやっていくということなのか、そこをまずお伺いをしたいと思います。


◯子ども政策部長(宮崎 望君)  ただいまの御質問の中で、障がい児等への重層的な支援というところから、関係機関とのネットワークについては、従前から要保護児童対策として持っておりました三鷹市子ども家庭支援ネットワーク、これを発展的に拡充をいたしまして、その中に発達支援のネットワーク会議の機能も持ちまして、そういった療育、発達支援、こういったあり方の検討もしていくということです。
 一方、以前からやっておりました要保護児童対策の虐待対策コーディネーターとか、そういったのびのびひろばが持っていた機能は、引き続き子ども家庭支援センターの事業として、同じ課のもとで連携をしてやっていくということでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。次に、もう一点なんですけれども、これから産前から就学前までもワンストップで相談に乗っていただけるということで、こちらのほうにもあるんですけれども。今ゆりかご面接があって、その後、新生児訪問、また、こんにちは赤ちゃんの乳幼児全戸訪問事業とか、それぞれこれまででもあったかと思うんですけれども、ワンストップというと理想というか、フィンランドのネウボラのような、1人の方がずっと就学前まで寄り添っていくっていう、そういうイメージが一番理想かなと思うんですが、そういったどこでも相談者が、保健師さんにいつでも行けば、就学前までずっと相談に乗っていただける、そういった体制を引いていただいているのか、そこをちょっとお伺いをしたいと思います。


◯子ども政策部長(宮崎 望君)  今御質問ですけれども、連携という形で基本的にネットワークで対応していくのが三鷹の特徴でございまして、市区町村によっては、例えば子育て世代包括支援センターという組織をつくったり、建物をつくったり、そして、本当にワンストップで全部そこでやってしまうというやり方をしているところもありますが、三鷹の場合は以前からあるネットワークを活用して、ただ、今年度からゆりかご面接という母子保健型の全児童対象の面接も始めましたので、そういった入口としてはワンストップを、特に元気創造プラザの2階、1階の中で拠点として構築した上で、いろいろな専門的な相談、虐待もあれば、療育支援もあれば、あと幅広い養育相談もあります。あとは、例えば保育園に入りたいとか、いろいろな相談があるわけです。
 それぞれ利用者支援事業として、市役所の4階の子ども育成課の窓口では入所相談もやっています。そういったところに御案内をすることも含めて、いろんなところでそれぞれ適材適所のコーディネーターがおりますので、そちらのほうに結んでいくと。かなりの部分は拠点の元気創造プラザでも対応はできますが、それぞれのネットワークでつないでいくという基本方針でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ネットワークでつないでいくということでは、これまでと連携的には変わらないという、そういうことでよろしいでしょうか。


◯子ども政策部長(宮崎 望君)  そういった方針については変わりませんが、ただ、拠点ができたということで、そこに例えばゆりかご面接を機会に、その場である程度解決ができるようなこともできますし、そこに人材も集まっていることは確かでございますから、その拠点の人材でありますとか、相談機能は十分今まで以上に拡充されるので、そこで解決されることもかなり広がるとは思いますが、今までのネットワークを十分活用してということでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。質問なんですけれども、ゆりかご面接でリスクのあるお子さん、ずっと継続的に見ていかなきゃいけないというお子さんがいらっしゃったときに、そういった情報というのは、それぞれの乳幼児の全戸訪問は──こちらは民生委員さんだったりするので個人情報の問題もあるかと思うんですけれども、引き継がれていくもの。この方はとても心配なので、詳しい情報は別としても、次に行ったときによく見てきてくださいねとか、そういったことは引き継がれていくものなのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯北野ハピネスセンター館長(吉田克秀君)  今の御質問でございますが、今も当然保健センターと北野ハピネスセンターでは連携をしながらやっております。今度は一緒になりますので、今まで以上にその辺の連携は濃くできるのかなというふうに思っております。特に専門的な支援、育児支援についても、その辺を連携しながら、そのお子さんに合った支援を行っていきたいなというふうに考えております。先ほどのゆりかご面接が、まずそれが基本になるのかなというふうに思っておりますし、その後の健診、それと、あと、うちのほうのそれに合わせたグループでの支援とか、そういうものも含めまして、総合的に支援をしていきたいなというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。じゃあ、次にもう一つなんですけれども、今まで北野ハピネスのほうでも個別療育とか、グループ療育とか、いろいろされてきたと思うんですけれども、今度子ども発達支援センターになって、その機能がもっと、相談の回数がふえるとか、拡充していくのか、お伺いしたいと思います。


◯北野ハピネスセンター館長(吉田克秀君)  まず、現時点の事業は当然継続すると同時に、充実させていきたいというふうには思っております。当然、相談機能についても対象年齢を引き上げるということがございますので、その辺を含めて今後検討するようになりますが、特に今、現時点においては就学前、早い時期から相談機能を充実させることが大事でございますので、その辺については、今総合保健センターなどと一緒に連携をとりながら、早期発達支援システムの構築に向けて動いておりますし、また、先ほどお話ししたゆりかご面接との関係で、現時点においても、4月からゆりかご面接を行ってきてから、ハピネスセンターの新規相談がふえているという状況がございます。そのため、現在うちのほうの親子グループを今後ふやす、拡充していこうというふうな今検討をしております。というのは、早い段階から、そういう支援を子ども発達支援センターのほうで行っていければいいなというふうに考えておりますので、そういうふうな形で今考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。本当にこれから子育て支援が三鷹市において本当に充実していくことを期待をしております。それとともに、本当に発達に課題を抱えているお子さんを抱えられているお母さんは、本当に一人で抱えられて悩まれて、非常に大変な問題をいろいろとお一人で抱えられているという現状があると思うので。ワンストップサービスでも、実態はなかなか本当にそれぞれ関係機関で一緒に連携していくということなんですけれども、一人一人に寄り添った丁寧な対応を、本当に三鷹市に来てよかったと思っていただけるような対応を、また今後もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


◯委員(小俣美惠子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。本当に元気創造プラザが来年オープンということで大変期待しているところなんですが、今宮崎部長のほうからも、連携で、ネットワークでというお話がありまして、そこにちょっと重複する質問かなというふうに思いますが、お答えいただければと思います。
 今、来年から子ども発達支援センターと総合保健センターができまして、子どもの発達、育児、子育てに関することは子ども発達支援センターにおきまして相談ができ、総合保健センターは母子保健にかかわるお子さんの医療のことを相談でき、子どもにかかわる発達、それから医療のことは元気創造プラザに行けば相談ができるというような市民の方の認識が大変多いかなというふうに感じているところです。既に乳児家庭全戸訪問の事務局がすくすくひろばにあるというような、重ねましてそういうところに拠点があるというようなことに関しまして、市の方向性、今後の方向などのお話を聞かせていただければというふうに、1つ目は思います。
 それから、2点目は、報告の中にもございましたように、今くるみ幼児園の療育は2時で降園ということで承知しておりますけれども、今後、社会的に国のほうも女性活躍社会ということで、お母さんたち、保護者の方たちがお仕事をしたいというような視点におきまして、2時の降園ということは、就労というところでは大変中途半端な時間かなというふうに感じているところでございます。一時保育とか、ひろばとかというような今御説明がございましたが、その点につきまして、そういう家族支援、それから女性活躍社会というような視点におきまして、今後どのような考え方で進められていくのかということを、2点目にお伺いしたいと思います。
 それから、多種多様な大変配慮の必要なお子さん、それから同じですけれども、多様に現場、幼稚園、それから家庭的保育室、株式の幼稚園、それから多種多様な保育施設が大変多く三鷹にもあるということで、そこの施設にやはりこの時代ですので、配慮を必要とするお子さんが入っている場合、先ほどから専門的な支援をしていくというような御説明がございましたけれども、毎日保育はされているわけですから、今すぐと言わなくても、なるべく早く保育者の支援が必要だったり、親御さんの、保護者の支援が必要だというような、手が欲しいというのは、切実な問題であるかなというふうに考えております。その点で、今後におきまして、専門的な人材のキャパはどうなのかなという方向性がお聞きできればという、この3点、よろしくお願いいたします。


◯健康福祉部長・保健医療担当部長(濱仲純子さん)  まず、今回1つ、元気創造プラザ内に総合保健センターと子ども発達支援センターで、子育て世代包括支援センターという1つの子育て支援の拠点ができる。そして、今すくすくひろばであります1つの拠点がございます。そこが今度4月から子ども政策部の中に子ども発達支援課として、1つ、子ども発達支援センターと子ども家庭支援センターをともに所管する組織的な体制もつくってまいります。そこでさらに、今まで以上にネットワーク、連携体制が充実するものと考えております。
 もちろん、総合保健センターは健康福祉部の組織ということでございますが、これまでもずっと拠点ができるということで、その連携についてずっと検討を進めてまいりましたので、そこと子ども発達支援課の連携の中で、より一層拠点を生かして、全体にネットワークを組みつつ、全てのお子様に寄り添った対応を図っていきたいというのが、今三鷹市としての基本的な考えでございますので、そこの拠点としてのメリットを最大限生かしていきたいと考えております。
 また、保護者の就労の視点からの一時保育といいますか、延長保育といいますか、そこの部分については、現在くるみ幼児園のほうでも対応している部分もございます。また、今度新しく拠点としまして一時保育も事業として取り組んでまいりますが、まずは、そこは今までのくるみ幼児園の部分と、一般のお子様方の一時保育というのはちょっと分けて考えていきたいと考えております。今までのくるみ幼児園のほうでやっていた事業についてはそのまま継続をしつつ、さらに拡充については、今後さらに検討を進めるべきところもあると思いますので、順次検討をし、拡充に努めていきたいというふうに考えております。
 また、多様な保育施設についての人材確保というところ、非常に各施設からも要望の強いというか、多くの要望を寄せられております。今北野ハピネスセンターでも、子どもの発達支援にかかわる人材養成のための講習、研修を引き続き行っておりますけれども、そういったものと、あと発達相談ですか、吉田館長から御説明を補足してもらいますけれども、そういったことで、さらに地域で発達に課題のあるお子さんに対して療育ができる人材の育成にも、さらに努めていきたいと考えております。


◯北野ハピネスセンター館長(吉田克秀君)  それでは、私のほうから2点目、3点目を補足させていただきます。2点目については、時間の延長ということで、確かに時代とともに就労されているお母さんたちが多くなってきているという状況はございます。ただ、ハピネスセンターはまず、ハピネスセンターでの療育は当然すると同時に、家庭での療育というか支援、それも大事だということで考えております。したがいまして、北野ハピネスセンターでの療育だけではなく、家庭での療育を行っていただきたいということで、保護者の方を対象に研修等も行っておりますし、また、御家庭での様子を聞きながら療育に生かす、そういう形でやっておりますので、その辺は保護者の方の御協力のもとに、そのお子さんに合った療育を提供していきたいというふうに考えております。
 もう一つは、やはり子育て支援施設における障がいというか、発達に課題のあるお子さんがふえているという現状がございます。したがいまして、方針5にもございますように、地域の子育て支援施設等への支援ということで、現在も幼稚園、保育園の施設には巡回発達相談という形で、保育園、幼稚園などの御要望に応じまして、こちらのほうから療法士の先生などを派遣しながら、保育に生かすような形でお願いしております。
 それと同時に、あとは先ほど部長のほうから話がありましたように、地域支援セミナー、これは保護者の方を対象に、それから支援者の方を対象に年に何回か行っている事業でございます。そういうことを今後も充実させながら行っていきたいというふうに考えております。


◯委員(小俣美惠子さん)  ありがとうございます。いろいろ考えてくださっているようなので、よろしくお願いしたいと思いますけれども、2点ほど、ちょっと再質問というか、お伺いさせていただきたいと思います。
 本当に北野ハピネスセンターは保育ではなくて療育という視点では、御家庭にも大変御理解をいただきながら、御家庭と、それからハピで療育をしっかりするというような視点は、今の御説明を受けて、とても重要な視点だなというふうに思っているところですが、親子で療育を2時以降にする場合とか、それから、家族支援という視点では、御兄弟がいる御家族が大変困っているという市民の声として上げられているというようなことがございまして、今回、元気創造プラザができ上がって、一時保育、ひろばというところで、その辺が解決していくのかなということを、1つお伺いしたいというふうに思います。
 それから、巡回指導とか、丁寧な御説明をいただきました。やはり全ての子どもに平等にというか、本当に丁寧な対応をしていただけるというような御説明でしたので、ぜひそれはよろしくお願いしたいと思いますが、その御兄弟の、御家族の療育のときの、そこのところをちょっと御説明いただければと思います。


◯北野ハピネスセンター館長(吉田克秀君)  ただいま委員さんがおっしゃったように、御兄弟の方への支援、これはハピネスセンターでも重要ということで認識しております。そのため、兄弟の方に対しまして、年1回、夏休みを利用しましてさまざまな事業を行っております。たしかここなっつの会ということで兄弟支援を行っておりまして、ことしはたしか科学遊びですか、ボランティアさんに来ていただいて、お子さんを対象に兄弟支援を行いました。そういう形で、今後もそこを充実しながらやっていきたいというふうに考えております。


◯委員長(大城美幸さん)  小俣委員、よろしいですか。


◯委員(小俣美惠子さん)  ありがとうございました。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、よろしくお願いいたします。発達支援ということで、早期発見・早期支援というので、今本当に相談がふえているという現実は、その対応、多分これも、実はふやしてもふやしても足りないという実態が出てくるだろうと思っています。その中で本当にどれだけ専門家をきちっと充てられるかっていうようなことは非常に重要なことだと思っています。人材育成ってしていますけども、専門的な人材をどれだけ確保できるか。育成以前に、まず確保だと思うんですけども、その辺のことを。拡充されるということで、たしか時間とか、グループとか、数がふえるっていうふうな話だったと思いますけども、その辺の確保の状況、めどというかね。その人たちの研修ということがどこまできちっとできるかということが1つあります。まず、そこの点が1点。
 保育の話がありましたけども、保護者が就労した場合、本来であれば保育園できちっと受けとめる。障がいがあっても、ともに保育の中で受けとめるっていうことが前提だと私は思っているんですね。それが保育園の中でどこまでできているのか。それを、今回この発達支援センターがどこまできちっとサポートするのか。巡回指導ってやっていますけども、親が就労している子どもたちは本来保育園で受けとめるんだっていうことがね、基本なのかどうか。障がいがあるからだめだっていうことにならないのか。発達支援センターができたんだから、そっちへ行けっていうことではないのかっていうことを、まず確認させてください。
 それと、あとは、就学後、学校に入った後もくるみで受けていた療育を続けて受けたい、指導を受けたいっていう声もあります。それについて、週に一遍でも、あるいは2週に一遍でも、放課後に行って療育が受けられる。親子ともども、再確認して、ああ、こうだったねとか、子どもが成長してきたから、もうちょっとこうなって動けるといいよねっていうようなこと。特に特別支援学級とか行って、そこではいろんな障がいを抱えたお子さんがいる中でいるその子自身というのと、発達の中で子どもたち自身が動いていく中で、やはり、でも、子どもの成長発達、もっともっとそこに焦点を当てて見たいっていう保護者の方たち、いらっしゃるので、そこの支援がどこまで、今システムとして検討しているのか、できるのかということですね。
 それから、今までもやっている母子保健事業と子ども発達支援センターができるだけネットワークしてっていうふうになりますけども、保護者にとって何が一番違うっていうふうに感じられるでしょうねって。今までも、だって、健診で何か言われて、ハピネスを紹介されて行くっていうふうなことになりますよね。でも、ここは拠点ができたって強調する、市側は強調します。保護者にとって何が違うって思えるでしょうねっていうふうなこと。きちっと情報提供して、だから一緒に考えていきましょうね、みたいなことは本当に必要だと思うんですけれども、その辺と。
 とりあえず、余りあると私もわからなくなるので、まずそこにしましょう。


◯北野ハピネスセンター館長(吉田克秀君)  何点か御質問をいただきました。まず1点目の専門的人材の確保についてでございます。先ほどもお話ししたように対象年齢引き上げとか、拡充事業もございます。当然、現在のハピネスセンターの事業を拡充いたしますので、体制的にも増員を今検討しております。ただ、まだ正式に何人ぐらいということは決まっておりませんので、ここでは御報告はできませんが、新たな事業とか、そういうことも今考えておりますので、その中で対応していきたいというふうに考えております。
 と同時に、やはり人材の確保もそうなんですが、先ほど委員さんがおっしゃったように、地域の中で発達等に課題があるお子さんもかなりふえているという状況がございますので。と同時に、また就労をしながら、やはりそういう施設等に入られている方もいらっしゃると思います。そのため、その辺は当然、現在生かすという言い方は余りよくないかもしれませんが、それを認めながらも、発達支援センターにおいては専門的な立場から支援をしていきたいというふうに考えております。
 そのため、先ほどお話しした巡回もそうなんですが、あとはスタッフの方の研修を通じながら、その辺は発達に理解をしていただく。現場でも、保育だけではなく、保育の中で療育も一部提供できるような、それは将来的にはそういう形になればいいなというふうには思っておりますが、そんな感じで考えております。そのために、子ども発達支援センター、専門的な立場から後方支援的な位置づけで支援をしていきたいなというふうに考えております。
 それと、あとは就学後のお話です。就学後については、もう学校に入りますので、当然それぞれの学校においては教育課程がございますので、その中で支援していただくという形が、まず1つあります。当然子ども発達支援センターについては、今教育委員会とも協議しておりますが、具体的にどの部分でということはまだ決まっておりませんが、ただ、教育委員会から、例えばサポート体制をお願いしたいということがあれば、先ほどからお話ししていますように、専門的な立場から、こちらのほうとしては支援をしていきたいというふうに考えております。
 と同時に、また、先ほどのネットワークの中でやっていくということで、部長のほうからも説明がありましたが、今後もネットワークの中に、やはり就学後も見据えまして、やはり教育委員会、あとは現在放課後等デイサービス事業者さんもかなりふえているという状況がございますので、そこのところについても、障がい者支援課等と協議しながら、そのお子さんの切れ目のない療育を行っていきたいというふうに考えております。
 あと、母子保健事業の絡みで、保護者にとって一番の違いという御質問をいただきました。確かに今も連携がありながら、当然お子さんについての充実したサポート体制はとっておるんですが、今後につきましても、特に1階と2階部分にそれぞれ子ども発達支援センター、総合保健センターが一緒になりますので、まず物理的に近くなるということ、これはすごく大きなメリットがあるかなというふうに考えています。例えば育児支援が必要だということであれば、専門の保健師さんにお願いして、その部分をどうするかということも出てくるのかなと。また、逆に、専門支援が必要になった場合、そのときにはどういう形でサポートできるかと。今現在も協議していますが、具体的に向こうに移転した後も、その辺については継続的な協議をしながら、そのお子さんに合った一番いい方法を考えながら支援していきたいなというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  人材確保はきちっとしていただきたいっていうふうに思います。私は20代、この発達支援の関係の施設で働いていましたので、就学児の、学校に行きながら療育をしたいっていう子どもの親の対応というのは、ぜひこれ検討していただきたいですね。それも、同じような、だから、就園・就学している親たちがやはりグループ──今でも、もちろん御自分たちで自主グループをつくっていらっしゃるけれども、そこで現状を話し合いながら、今後、今成長している過程の子どもにどう対応していくのかということも必要だと思うんです。
 それは、学校ではほとんど今やれていないことだと思うので、きちっと子どもたちが、例えば3時から4時、通ってくる、そのグループの親たちがともにそこで話をする、そこに専門家がちゃんとかかわって対応するみたいな、そういうこともぜひプログラムとして考えていただきたいですね。特に低学年、大変だし。あともう一つは、中学生くらい、今後どうするのかといったときに、思春期で子どもたちが混乱し始めたときに対応し切れなくなるっていう人たちをどう受けとめるのかっていうのも、1つ大きな課題だと思います。年齢を引き上げるっていうことは、そこも見据えて。
 今、子家センでは対応し切れなくなって、わらわらしているケースを1つ聞いていますけれども、なかなか大変な状況です。親が混乱状況の中でコーディネートしなくちゃいけないっていうことで、より混乱する。それはほかにもいっぱいあると思います、ケースはね。幾つかは聞いていますし、そういう悩みを伺うこともあるので。コーディネート機能をね、ネットワークをするということは、さまざまなところにアプローチを誰がするのかといったときに、本来は子ども家庭支援センターがやるんだと思いますが、忙しさの余り十分し切れていないんじゃないかと、私は懸念をしています。
 そういうことを含めて、子ども発達支援センターが発達に障がいがあるお子さんが思春期になったときの混乱。親も体力的に対応できなくなってくるっていうところの対応っていうのもきちっと見据えて、これ、プログラミング制度を考えていただきたいんですが、その方向性っていうのは、対象年齢引き上げっていう中で考えられるのかどうかっていうのが1つ。
 保育園に行っている保護者に対しても、スタッフへの研修っていうのはもちろんありますけれども、そうじゃない時間帯、例えば土曜日にそういう人たちの療育支援の体制がとれるのかどうか。今言っているのは、保育園、幼稚園のスタッフに対する後方支援だけれども、保護者に対して別途そういうことも含めて検討する。人によっては、高いお金を払ってでも、とにかく連れていこうというふうな親もいますよね。払える方たちはいいですけれども、そうではなくて、やっぱり全ての子どもの健やかな発達ということを考えたときに、市がどこまできちっと対応できるかっていうことを検討していただきたいんですが、その辺についてはどうでしょうか。


◯子ども政策部長(宮崎 望君)  今野村委員さんから御意見があったところでございますけれども、特に就学後のところの課題というのは、確かに対象年齢を広げていろいろな課題が出てくると思っています。先ほどちょっと発達支援ネットワーク会議という構想をちょっとお話ししましたけれども、従来の子ども家庭支援ネットワークの中に療育関係がほとんど入っているといったところで、そういった中の専門的な方たちにお集まりいただいて、要保護児童とはまた別の視点で、全ての子どものライフステージに応じた切れ目のない支援のあり方をどうするべきかというようなことも、その中で検討していきたいと思っています。
 そういう構成の中にも、放課後の部分でデイサービスの事業者さんなんかにも、今はちょっと声をかけることも考えていますし、あとは教育委員会も当然。前提としては、全ての学校で通級の体制が整うということもありまして、教育課程の中ではしっかりそこがあって、その後の部分は、この子ども発達支援センターの児童発達支援センター部分では、通所の部分はちょっと放課後はしばらく基本的にやらないという前提で、そういったところとどう連携していくのかというようなことを、学校や、そういった事業者も含めて、あとは多摩府中保健所さんだとか、そういったところとネットワーク会議の中であり方を検討していきたいというふうに考えているのは1つでございます。
 あと、そういったいろいろな保護者の方の対応も含めて、特に子ども発達支援センターの中にあるひろば機能とか、一時保育機能というところでは、当初からそういった対応をフルにできるかどうかわかりませんが、先ほど家族支援とか兄弟支援のところでも出ましたけれども、交流・連携の機能を持っておりますので、一時預かりの機能も少し統合的な対応もできるのではないか。あとは、親子の療育、障がいのある方の親子の集えるひろばとしても活用できるのではないかと、いろいろなこともこの場所を活用して検討していくというようなことを考えていますし、あとは、併用通園といいまして、今でも幼稚園、保育園で始めておりますが、週に何日かは通所をして、何日かは保育園、幼稚園に通うと、こういったことを少し同じ子ども政策部の中でさらに広げていけたらなと、人材確保のところも含めてやっていきたいなというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  本当に現場の保護者の方の苦悩、当初の障がいを受けとめるかどうかっていうふうなところから始まり、でも、それがやっぱり子どもたちが成長していくことによって、どんどん問題が変わっていくっていうことを、全ての子どもといったときにどこまで受けとめられる体制ができるかっていうのは、きちっと検討しながら今後強化していっていただきたいというふうに思います。
 それで、済みません、子ども発達支援はアウトリーチまでは考えていないということでいいですかね。子どもの状態、状況を把握するために、ゆりかごとか何とかはあるけれども、その後、実際に子どもたちの状況を見に行く。あるいは就学期になれば、それはスクールソーシャルワーカー、そっちのほうの対応だっていうふうに、そっちに任せるっていうふうなことになるのかっていうふうなことをちょっと確認したいんですけど。


◯北野ハピネスセンター館長(吉田克秀君)  アウトリーチについて御質問をいただきました。先ほどもお話ししたように、今の学校もそうですし、保育園、幼稚園においても発達に課題のあるお子さんがふえているという状況がございます。その中で、うちとしては支援していきたいと。先ほどお話ししたように、巡回発達支援、これは当然充実させていきながらやっていきたいというふうには思っております。それ以外にも、スタッフの方等への研修とか、そういうものも含めて。
 あとは、アウトリーチ的には、例えば保育情報網支援事業とか、法内事業でございますので、今それも検討しております。これは実際にできるかどうかわかりませんが、もしこれができるということになれば、巡回発達相談より、今度は直接お子さんに対しての支援というか、療育が提供できますので、そういうものも含めながらやっていければいいなというふうに考えています。
 これがスタートラインだと、やっぱり幼稚園、保育園がスタートラインというふうに考えておりますが、できれば教育委員会との協力体制が組めれば、学校の中でも将来的にそういう形でできればいいかなというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  保育の中でも、今までも障がい児保育をずっとしてきているので、それなりの療育、専門的に保育士さんたち、それなりに勉強もしているし、やっていらっしゃると思うんです。それをしっかりと支えるっていうことは大事だと思いますし、幼稚園のほうは、私立の中でどこまでそれがやれているか、ちょっと私はわかっていないので、その辺は丁寧に対応して、ある意味で、昔で言えばボーダーラインという言い方をしましたけれども、本来であれば一緒に過ごせるはずの子どもたちがはじかれていくような、今傾向がやはりそれなりにあるので、そこを丁寧に、やはり一緒に育っていく中で、子どもたち自身は、ああ、この子、こういう子なんだねっていうだけの、その程度の理解で一緒に暮らしていくことができるような子たちはたくさんいるので、それがやはりできるだけできるような、専門的な療育と一緒の保育、あるいは教育の中でともに育ち合う、そのようなことをぜひ、そこも視野に置いてきちっとやっていただきたいと思います。
 最後に、一時保育なんですけども、これ、1階にある一時保育の場っていうのは、1つは、この全体の一時保育っていうふうな、社会教育会館が移転する生涯学習センターでの保育事業というふうなことがあると思うんですね。そこの関係がちょっとこれでは見えないんですけども、単純に一時保育、ここで保育園などでやっているレスパイトのための一時保育というイメージなのか、くるみ幼児園が今やっている障がい児のための一時保育なのか、あるいは、講座受講生のための一時保育なのか。全部やるというんだったら、それがどういう形でこれをやれるのかっていうことをお伺いしたいと思います。


◯子ども育成課長(齊藤 真君)  一時保育については、一応生涯学習講座受講者の子どもの一時保育と、あとは体育施設、元気創造プラザの施設利用者及び一般の地域開放ということで、三鷹市民のですね、そういうことで広く対象とした一時保育を考えております。曜日を分けていきたいと思っております。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、曜日を分けてということは、何と何を曜日を分けるんですか。


◯子ども育成課長(齊藤 真君)  一応生涯学習センターの講座が開催する時間帯、そのときについては午前中を生涯学習講座の保育ということで、今のところ想定としては、火、金、土曜日の午前中、これを生涯学習講座の保育つきということで考えております。


◯委員(野村羊子さん)  スポーツセンター等を利用する方と地域開放は、それ以外の時間、つまりスポーツセンターを火曜とか土曜の午前中に利用したい保護者は、でも、この日は預けられないという理解でいいですか。


◯子ども育成課長(齊藤 真君)  そうですね、火曜日と金曜日と土曜日の午前中は生涯学習講座の保育になりますので、火曜日の午後、それから金曜日の午後は一般の一時保育、そのほか、月、水、木については、一般の一時保育というふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  土曜の午前中は。


◯子ども育成課長(齊藤 真君)  土曜日の午前中は、生涯学習講座の保育ということで考えております。


◯委員(野村羊子さん)  生涯学習センターにおける受講者の保育というのをきちっと守る、継続するというのは、これは市長のお約束だったと思います。ですが、そのことで部屋を分けられるからというふうな話をいろいろな議論の過程で聞いたような気がするんですが、つまり、スポーツセンター、土曜の午前中、使いたい方もいらっしゃると思うんです。でも、その方たちは保育はできない。働いている方で土曜日使いたいと思っても、土曜の午前中は保育は使えないということですよね。
 それは、部屋を分けてとかって言って両方できそうなイメージが議論の過程であったんだけど、それはだめだということですね。とにかく、あの部屋は全体を1つのものとして使い、分けて機能させるっていうことではなく、曜日で、時間で分けるっていうふうなことですね。というのが1つ。
 生涯学習のほうの保育については、生涯学習のほうのところで保育の費用とかいうふうなことは対応する。一時保育の一般開放では、その他の今まで保育園等でやっていた一時保育、のびのびなどでやっている一時保育と同じようなシステムで、事前登録をして、払ってっていうふうなことになるのか、スポセンみたいなところにいきなり行って対応が可能なのかということをお願いします。


◯子ども政策部長(宮崎 望君)  ただいまの御質問、一時保育の運用の仕方についてなんですけれども、やはり生涯学習の市民大学講座の関係の保育についてはお約束もございますので、そこはしっかりやらなければいけない。ここの預かりの数はまだ実際やってみないと、本当に部屋の大きさが十分であるかどうかっていうのは、もう少し実際やってみて、余裕があるようであれば部屋を分けてっていうこともあるんですが、今は一応一時保育と親子ひろばに2つに分けたパーティションで運用をしていこうと思っているんですね。
 生涯学習講座のときは、親子ひろばの部分もある程度活用していかないと、体制的に、広さ的にきついんではないかということで、今ある程度貸し切り状況のような感じで、週3日の午前中2時間ずつ、そこは講座の保育に充てようと思っているんですが。その前後もうまく活用して、子ども発達支援センターの療育の関連の部分に活用したりとかっていうのは、例えば朝早い部分だとか、いろんなところの活用はいろいろ今も検討はしているんですけれども、基本的には先ほどお話ししましたように、部屋を分けて、片方だけ生涯学習講座で、もう一つを一般のというのは、その時間では難しいのではないかと、今ちょっと思っています。
 それ以外のところは全体的に使えるということで、親子ひろばもあわせて運用ができるというふうに考えていますが、やはり生涯学習の保育はしっかりそこを守らなければいけないということで、当初はそこを専用的に使いたいというふうに今考えているところです。


◯子ども育成課長(齊藤 真君)  一時保育の一般開放の費用については、ほかの施設と──のびのびひろばとか、その辺と同じような料金体系を考えております。


◯子ども政策部長(宮崎 望君)  あと、手続につきましては、基本的に事前登録制、これはのびのびひろばでもやっておりますが、保育の体制の問題だとか、お子様の状況とか、事前登録をして対応するということを考えています。


◯委員(野村羊子さん)  一時保育の運用は、子ども発達支援センターのほうでやるとすると、保育の受け付けも子ども発達支援センターが受け付け、保育士を確保するということもするっていうことの確認、お願いします。


◯子ども育成課長(齊藤 真君)  子ども発達支援課のほうで保育士を確保して、人員体制も確保するということです。
 あと、料金についてはプリペイドで、券売機を設けてやる予定です。


◯北野ハピネスセンター館長(吉田克秀君)  体制の関係なんですが、今度子ども発達支援センターのほうで親子ひろば事業は所管いたしますので、現時点においては育成課のほうで予算の措置をいたしますが、来年度以降については子ども発達支援課のほうで所管するようになります。


◯委員(野村羊子さん)  今いろいろなところでやっている親子ひろばを全て、子ども発達支援課で所管するということでいいですね。わかりました。ちょっとこれ、また混乱するかもしれないなと思いますが、どこで、誰が、何をやるのかということについては。
 理念的なことは本当にいいと思うので、具体的にね。特に障がいを持っているお子さんを育てるお母さんたちの混乱というのをどう受けとめて、コーディネートをどれだけできるか。本当にケースワークとしてやれるのか。
 ごめんなさい、1つ思い出した。情報共有の話です。つまり、連携したときの情報共有。何だっけ、今回全然違うんですが、介護保険のほうで、ソフトとして1つのケースについてかかわっている人たちがみんな同時に情報を共有できるっていうのを見ました。前に教育の関係でやはり行ったところで、やっぱり名古屋だったと思うんだけど、1つのケース、発達に支援が必要な子どもについて、それにかかわる人たちが全て1つ、その子の状況を情報共有できるみたいな制度を教育のほうでも見たんですけれども。
 そういうようなことがね、つまり保護者が、あっちに、こっちに、そっちに、だから、あっちがこう言っているんだから、今度こうしてよっていうふうなね、そういうことではなくて、きょう、この子の状況、療育でこういうことがあって、こうでしたとか、保育、こういうことをさらにやっていくといいと思いますみたいなことも含めた、保護者も入れて、その子どもの状況が情報共有できるような。それが、その子の生涯的な計画と絡んでやれるようなっていうことを、私はやっぱりあるとさまざまな面で、保護者に見える形でちゃんと専門的な情報共有をやっていくっていうことは必要だろうなと思うんですが、そういうようなことを検討はしないでしょうか。


◯北野ハピネスセンター館長(吉田克秀君)  ただいま情報共有に関しての御質問をいただきました。1つは、サポートファイル的要素があるのかなというふうなことで、これについては保護者の方の理解のもと、サポートファイルをつくりながら、そのお子さんに合った、成長段階に合った支援を行っていくということで、これは本当に大事なことだというふうに理解しております。
 現在このサポートファイルについては、子ども政策部、それから教育委員会等々、関係部署が集まりながら、現時点では協議をしているところでございます。ただ、個人情報とか、このコスト面とか──例えば電子化を図る場合はどうなるのかとか、そういうことを考えると、コスト面も当然出てきますので、そういうものも検討しながら継続的には協議しております。
 あと、もう一つ、ハピネスセンターでは今年度相談システムということで、現時点、お子さんの台帳がございます。その台帳を電子化ということで今図っております。その電子化を図った上で、その中で見ていくという形になりますが。今後、電子化の中で、例えば保健センターとか、教育委員会のほうで、そのシステムを見ようと思えば見られるんですよ。ただ、保護者の理解がないと、やはり当然その辺は難しいとは思っておりますので、保護者の理解のもと、その辺が可能であれば進めていきたいなというふうに思っております。
 というのは、現時点においても、やはりいろんな段階で保護者の方はそれぞれの支援者の方にその都度、一からお話ししなきゃならないという状況がございますので、その辺はクリアしていきたいなというふうに考えておりますので、その辺は関係部署と協議しながら、今後は検討していきたいなというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  セキュリティー、これは十分注意していただいて、でも、本当にそうです。今まで何があったかっていうことを逐一伝え直すって物すごい時間がかかるので、本当に情報共有しながら。あるいは、できれば日々、こういうことがあった、ああいうことがあった、みたいなことも共有しながら、本当にその子にとって成長発達にサポーティブな体制がつくっていければと思います。今後の運用、期待もしていますが、しっかり見させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で健康福祉部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時37分 休憩



                  午前10時58分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前10時59分 散会