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2016/05/16 平成28年文教委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(加藤浩司君)  おはようございます。ただいまから、文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  おはようございます。4月1日付の人事異動によりまして、3年ぶりに教育委員会、文教委員会にも戻ってまいりました。よろしくお願いいたします。
 本日、日程にございますとおり、教育委員会からの行政報告は1件、体育的行事における事故防止の徹底についてでございます。三鷹市教育委員会におきましては、これまでも体育の授業、あるいは部活動など、体育的活動における安全対策の徹底を図ってまいりました。一方、昨年来、組み体操の事故につきまして社会的な関心が寄せられておりまして、こうした中でスポーツ庁からも組み体操等による事故の防止について文書が発出されるとともに、東京都教育委員会におきましても検討委員会が設置されまして、その中で一定の検討を進めた上、各教育委員会に対しましても、学校の運動会等における安全対策についての文書が発出されたところでございます。
 こうした動向を踏まえまして、三鷹市教育委員会といたしましても検討を進めた結果、体育的行事における事故防止の徹底について考え方をまとめまして各校長宛てに通知をいたしましたので、御報告をさせていただくものでございます。
 詳細は指導課長より御説明いたします。よろしくお願いします。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  それでは、よろしくお願いいたします。体育的行事における事故防止の徹底ついて、お手元の資料をもとに説明を申し上げます。この件につきましては、4月の校長会で発出をいたしました4月8日付の通知文を基本として報告をさせていただきたいと思います。
 昨年来、組み体操の事故に対してはさまざまな関心が寄せられているところでございます。本市におきましても、過去の状況を見てまいりますと、組み体操にかかわる事故が平成27年度は14件、この内訳は、骨折5件、捻挫3件、挫傷・打撲が6件となっております。また、その前の年度、平成26年度でございますけれども、事故が11件、内訳は骨折5件、捻挫3件、挫傷・打撲が3件と、このように発生をしているところでございます。
 三鷹市教育委員会といたしましては、これまでも学校に対して事故の防止について安全配慮の徹底を指導してまいりましたけれども、組み体操を初めとした体育的行事を行うに当たって、これまで以上に安全の配慮、それから実効性の高い事故防止対策、また、児童・生徒や保護者、地域住民等に対する十分な説明責任を果たしていただく必要があるというふうに考えております。
 この間、東京都教育委員会においては、平成28年、ことしの1月に体育的活動における安全対策検討委員会というものを設置いたしまして、安全対策のあり方等について検討して、その結果等を参考に、3月に都立学校の学校行事における安全対策等について、平成28年度、今年度については原則としてピラミッド、タワーを休止するとしたところでございます。これらの状況を踏まえまして、三鷹市教育委員会といたしましては、お手元の通知文のとおり、以下の方針を中心として、学校に対して事故防止の取り組みを徹底することといたしました。各学校には、先ほど申し上げましたが4月8日に定例校長会がございまして、こちらにおいてこの通知についての説明を行って、徹底を図ってきたところでございます。
 この通知ですけれども、大きく3点ございます。1つ目は、組み体操を実施する場合、いわゆるピラミッド、それからタワーについては、不可抗力によるけが等の危険性が高いことから、平成28年度は原則として休止すること。2つ目です。組み体操以外の種目についても、その種目や取り組み内容の必要性、妥当性について評価を行うとともに、事故発生のあらゆる可能性について検討し、具体的な対策と十分な安全配慮が担保できない場合には、ちゅうちょせずに種目を変更すること。3つ目です。ゆとりのある練習計画を作成し、練習期間で成功できない、そのような競技あるいは演技については強行をしないこと。以上でございます。
 なお、来年度以降の体育的行事の実施については、今年度の実施状況も含め、さまざまな視点から検討しながら判断をしてまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、教育委員会といたしましては、この通知にあります体育的行事はもちろんですけれども、日常の体育の授業を初めとした学校生活全般について、今後とも児童・生徒の安全安心を最優先に考えて対応してまいりますので御理解と御協力をお願いをいたします。
 私からは以上でございます。


◯委員長(加藤浩司君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(半田伸明君)  教育委員会報告、ア、体育的行事における事故防止の徹底について、質問いたします。資料を数点いただきました。まず、資料1の2枚目と3枚目についてお伺いをしたいと思います。2枚目、東京都教育委員会教育長から、区市町村教育委員会教育長殿の通知となっております。これを見ますと、下から4行目、別添写しのとおり都立学校長宛て通知しましたとあります。この別添写しというのは、どれでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  別添ですけれども、この資料の中には添付してございませんで、通知としては3月24日にお手元のものと同日付で発出をされたものでございます。


◯委員(半田伸明君)  その次のページですね。スポーツ庁政策課学校体育室から、各都道府県・指定都市教育委員会学校体育主管課等々といろいろありますが、この事務連絡という形になっていますけど、これは3月25日ですね。そうですよね。ここにも、別添1の参考資料を御活用くださいとあるんですね。別添1はどこにあるんでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  別添1でございますけれども、これについては、同日付の確かにこの別添で来ておりますけれども、これとは別。ちょっとこれにはついておりませんけど、かなり内容的に膨大なものになりますけれども、ここにはございません。


◯委員(半田伸明君)  繰り返しになりますが、同じ3枚目の表面の下から4行目、別添2の事故防止に関する参考資料も活用しながら、この別添2もないという理解でよろしいですか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  そのとおりでございます。


◯委員(半田伸明君)  あのですね、文教委員会に対する行政報告っていうものをいま一度考えてもらいたいんですね。この文章を見て我々は質問するわけです。別添とあるんだったら、別添を見せてくれって言いますよ、そりゃね。この資料の順番だと、2枚目に3月24日付の紙があってね、そこに別添とあるんですよ。その次のページを見ると、1日後の25日付の紙があるんですよ。これ、普通に見たら、何で1日後の資料が別添1になるのと思うわけです。
 これ以上言いませんので、行政報告のあり方については、もう少し細心の注意を払っていただきたいと思います。この日付の順になっていると、2枚目にある別添写しのとおりとあって、3枚目に1日後の資料がある。これはまずいと思います。だから、そこは何かしらの──別添資料を全部つけるというのは、これは非現実的だと思います。それはお気持ちはよくわかるんですが、例えば当初の冒頭の説明などに、3枚目の3月25日付の資料が2枚目の別添写しではありませんという一言があってもよろしいのではないでしょうか。いかがでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  おっしゃること、そのとおりかというふうに思います。今後、十分注意をしてまいりたいというふうに思います。


◯委員(半田伸明君)  正副委員長にもお願い申し上げます。この資料については、正副打ち合わせで当然前もってごらんになっていらっしゃると思いますので、こういうところは、やっぱり気をつけて事前周知をお願いしたいと思います。
 続きまして、別の質問に移ります。質問の2番目、原則休止ということの意味ですね。資料1の1枚目になります。記以下の、記1のところで、平成28年度は原則として休止とあります。原則ですから、例外もあるわけです。今までどおり、組み体操を続行したいということを表明している学校は現時点であるのでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  御質問の組み体操、その原則という意味はどういうことなのか。そして、実際に組み体操をピラミッド、タワーも含めて実施している学校、する学校はあるのかという御質問です。原則という言い方なんですけれども、いわゆる組み体操というものなんですけれども、これは三鷹に限らず、さまざまな実施のあり方がございまして、組み体操という名前で行っている場合もありますし、別な抽象的な、少し子どもからテーマを募ったりして行っているような、いわゆる組み体操という名称でないものもございます。ただ、その中身として、ピラミッドやタワー等を中心に演技を行うという実態がございます。
 そして、さまざまな今までの子どもたちのやってきた状況ですとか、教育的意義ですとか、あるいは地域の実態ですとか、そういうところを含めて、さまざまな状況があることから、原則としてという言い方にしております。
 実際に今年度、まず春、いわゆる春の運動会、5月の下旬に行われますけれども、小学校は4校、運動会を実施することになっております。この中で、いわゆる組み体操という名称で実施する学校はございません。ただし、その4つの学校の中で、簡易な組み体操の要素を含んだ演技を行うところはございます。ですので、こういう個々の実施のやり方、例えば名前が違ったとしていても、いわゆる組み体操の要素を含んでいるようなものというふうに考えられる場合に、各学校とやりとりをしながら安全性について担保できるような形で実施をしていただくように、市と助言を行っているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  記1の3行目に、安全対策の見直しを行った上でとありますよね。名前の名づけ方はどうでもいいとして、ピラミッド、タワーを原則休止ですよと。簡易な形で組み体操はあり得ると、今表現がございました。それは、ちょっと細かい話で恐縮なんですが、安全対策を見直しをした上で、組み体操は続行するっていうことになるのかどうか。ピラミッドとか、タワーとかいう呼称で表現されているものについては休止なんだけれども、組み体操っていうのは別にそれに限らなくていろんなものがあるわけで。だから、ピラミッド、タワーを休止することで、かつ、簡易なものに組みかえる場合、下の記5の組み体操を実施する場合は、事前にその趣旨や安全配慮・事故防止対策等について学校だよりなどの配布資料をもって明確に示す対象にならないのかどうか。ここを確認したいと思います。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  まず、例えば名称を変えたとしても、いわゆる内容的に組み体操というふうに考えられるような場合、やはりそれは基本的には休止ですから、実施はしないという考え方で対応しております。ですので、先ほど申し上げました簡易な組み体操の要素を含んだ演技というところについては、いわゆるピラミッドですとか、タワーですとか、そういう要素はなくて、なおかつ、それ以外の部分でも子どもの安全が確保できるような内容、そして練習の方法等を確認をしているところでございます。
 それから、5番のところになりますけれども、今のこの4校ですけども、いわゆる組み体操の要素を含んでいなくても、例えば具体的に申し上げますと、旗を使った演技ですとか、縄跳び演技、集団行動、こういうものにしていく学校もあります。ただ、いずれにしても、昨年度までの、やはり実施の状況と変わってきている部分がございますので、保護者等には──もちろん子どももそうなんですけれども、きちっと説明をしていただくように話をしておりますし、私の確認した範囲で、既に方向性が決まっているものについては、4月当初の学年の保護者会での説明、それからプリントの配布等で説明をしているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  細かいことで申しわけなかったんですがね、私が気になっていることは、運動会を──私も2人、子どもを小学校へ通わせていますので、プログラムが配布されますよね。プログラムが配布される、プログラムの中を見たら、組み体操という文字があった。実際は、簡易な組み体操ということで、ピラミッドやタワーの危険性がない組み体操ですよと。ところが、そのプログラムに組み体操という文字があった。保護者会の出席率を考えますと、実際は行かない方が多いわけです。じゃあ、プリントを見るか。なかなか目を通さない方も多いんじゃないでしょうかね。
 要するに危惧していることはですね、これだけ社会的に騒がれたのに、しかも原則休止と言っているのに、プログラムは絶対に親は見ます、まず運動会には行くでしょうからね。見たら、組み体操という文字がある。あれ、話が違うじゃないかと、こうなる危険性が一番怖い。だから、保護者会等で事前周知、説明するというのは、これは当然のこととして、いよいよプログラムが配布となった段階で、万が一組み体操という文字を使っている事例があるのであれば、そういうハレーションが起きることは、これは否定できないと思うんですね。ここは、ぜひ各学校の校長さんに、そういうことはちょっと意を用いて留意をしておいていただきたいということは、ぜひどこかの機会で──校長会あたりでもいいですから、言っておいていただきたいと思います。
 それと今、春、小学校4校については基本的にないという方向だということなんですが、現状、わかる範囲で結構でございますので、秋に開催される予定の学校についてはどのような意向なのか。特に原則ではなくて、うちはやりますよと言っている学校があるのかどうか。この点について、御指導いただければと思います。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  現状で秋の具体的な内容については、これはまだ未定でございます。ただ、今の段階でおっしゃるような、本校については組み体操をやるんだというふうに言っている校長、やる方向の学校は1つもございません。


◯委員(半田伸明君)  先ほど保護者会、説明会の話もありましたけども、万が一、秋、結局、学校というのは校長次第なわけですから、ましてや、これは教育長からの命令でもなくて、ただの通知なわけですから、原則っていうのは、うちは例外として考えて、組み体操をやるっていう校長が発生することも、これは否定はできないですね。もしそうなった場合に、それがだめっていうことではなくて、それは校長さんの判断ですから。
 ポイントなのは、通知でこういうことを出している以上は、もしそういう判断をとる校長が秋にあらわれたら、事前の周知の説明会については、日程はいつですよとか、実際に実施される場合の事前周知のあり方については、より意を用いなければいけないと思いますので、実際に例外的に、うちは今までどおりやるんだという校長さんが──多分いないと思いますけど、もしいらっしゃるのであれば、保護者会等の説明会の日程の事前周知について意を用いていただきたい旨、お願いを申し上げたいと思います。
 それと、あわせまして、実際に原則休止なんだけど、例外としてやりますよという校長がもし秋に発生した場合に、そのケースについては、事故があったかどうかについて、ぜひ文教委員会に御報告いただきたいと思うのですが、この点はいかがでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  先ほどの答弁で申し上げましたように、先ほどからの原則休止ですけれども、いわゆる組み体操の実施というのはないというふうに私は考えておりますけれども、もし、そのような、委員御指摘のようなことがあった場合には必ずそのようにいたします。


◯委員(半田伸明君)  この手の話は、今までのあり方を変えるときっていうのは、実際に運動会日程の直前、金曜日とか、木曜日とか、それをプログラムを見て、あれって思う方が多分実際にはいらっしゃると思いますので、プログラムに組み体操という文字がないんだったら一安心かなとは思いますが、それは校長先生の判断でございますのでこちらから言うことではありませんけれども、いろんなケースが想定できるよねっていうことを事前に考えておいて──要するにリスクマネジメントの発想になると思うんですが、これを校長先生に校長会などを通じてぜひお伝えいただきたいということで、今、数点質問を差し上げた次第です。
 最後の質問になります。都の教育委員会教育長の、この学校の運動会等における安全対策についてっていう通知、3月24日付、この後に4月8日付で出されていますよね。他市の事例をちょっと確認をしたいんですが、当然、他市の事例、ある程度把握していらっしゃると思うんですが、おおむねこの4月上旬の時期に原則休止っていうふうに打ち出しているところが大半なのかどうか。このあたりはいかがでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  他市の状況についての御質問です。私が5月9日に多摩地区の指導室課長が集まる会に出席いたしました。ここの段階でのことで申し上げます。この段階でピラミッド、タワー休止というふうに判断をしていた市が13、そして、校長の判断としているところが8、そして計画書を提出する中で認める場合があるというのが8というふうに聞いております。もちろん、これは非常にざっくりした状況ではありますが、あえて3つに分類するとすればということでございます。
 そして、まだこの段階で通知をしていないところもたくさんありますので、私の印象としては、三鷹市は比較的時期が早かったかなというふうに考えておりますけれども、さまざまな状況はあるかと思います。


◯委員長(加藤浩司君)  ほかに、よろしいですか。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、今回、教育長からの通知が小・中学校長宛てに出ております。実際に小学校に関しては、この春、7校全部開催になっておりますが、今回のこの通知にも小学校の事故等はうたってありますので、中学校は事故等はなかったということで認識するんですけれども。今回、中学校のほうで組み体操を実施するところはあるのか、ちょっとまず1点、お聞かせください。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  中学校の状況についての御質問ですけれども、中学校では、ここ数年という言い方をさせていただければ、中学校での組み体操は実施しておりません。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。じゃあ、中学校はなしということでございますね。
 あと、先ほど、さっきの委員もおっしゃっていましたが、原則というところの捉え方もあると思うんですけれども、まず今回、平成28年度は、このピラミッドとかタワーは原則休止ということでございますが。先ほど御報告いただいたとおり、ことしの実施状況を鑑みて、また来年度以降どうするかという御検討をされるということでございますが、場合によって、これ復活ということはあり得るのか、ちょっと1点お聞かせください。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  今後のことについての御質問というふうに承りましたけれども、この通知をごらんいただいても、やはり非常に厳しい周囲の状況というのはございます。また、子どもの実態の把握というものもきちっとしていかなきゃいけない。そういった意味では、従来のイメージのような組み体操を実施していくということは、なかなか困難かなというふうには考えております。
 ただ、指導のあり方、それから子どもの実態、それから練習の方法等、さまざまこれはここにありますように考えていくことが必要かというふうに思いますので、今ここでできるとか、できないとかということについては、はっきりは申し上げられませんけども、そのような印象を持っております。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。実は、この組み体操っていうのは、保護者の方からもさまざまお声が、当然一連の報道の中でやはり不安だというお声と、逆に、ピラミッド、タワーを成功させたことによっての児童に与える充実感、非常に重要な演目でもないかと捉えている保護者の方もいらっしゃるのは事実でございまして、それにかわるものを何とか今後考えていかなければいけないのかなという、ピラミッド、タワーの達成感と同じぐらい達成感が得られるような組み体操というか──組み体操に限らないかもしれないんですが、そういうことも必要かと思いますが。
 今回、保護者に対して説明会を設けるなどということで、記の5番に書いておりますが、その説明会の中で、今回休止にしますということを発表したことを受けて、どのような御意見、当然そのとおりだという御意見もあるかと思います。今、私が申し上げたとおり、何とかかわりに子どもたちの達成感という部分で、集団の演目の達成感が得られるようなものができないのかというお声とかはなかったのか、お聞かせください。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  ありがとうございます。保護者等の反応というところでございますけど、私もこの4校に直接管理職のほうとやりとりをしましたけれども、特に学校が伝えた後で、それについての、どちらといいますか、やるべきではないか、あるいは、その前に絶対やめてほしいとかというような形のことは、私のほうに情報は入っておりません。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。今回、この4校、まず春のほうで先発で4校、先発でございますが、その中で4月8日通知でございますが、今回の春に行われる運動会の演目に何か影響等はあったのか。もともとやるつもりであったのに、今回通知が来て中止してしまったとか、また、演目の大きな変更等があったのか、お聞かせください。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  この4月の通知によって種目等、運動会のあり方等、変わってきたのかという御質問かと承りました。この体育的行事における事故防止の観点につきましては、年度末、4月以前にも校長会のほうでお話をしてまいりました。私が特にお話ししたのは、例えば伝統だということでやったとしても、保護者や地域の方としても、果たして同じ気持ちで見られるだろうかというようなことも申し上げました。校長会の中でも、全体としては、やはり検討が必要であろうというような全体のムードはあったかなというふうに考えております。
 そういった意味で、私からは3月中、つまり4月に入るまでに次年度の運動会の内容を固めてしまうということはやめてほしいという話もしてございました。そういった意味では、この通知をもとに新たに考えていたということですので、これまで考えていたことがひっくり返ったとか、そういうふうには認識しておりません。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。さまざまな質問をさせていただきましたけれども、やはり肝心なのは、運動会を通して児童・生徒がどれだけ成長できるかということが一番、第一義なところもございますので、今回、先ほど申し上げた残念だというお声も聞いておるところでございますが、なくても、やはり充実した運動会ができたなというようなお声が出るような運動会を取り組んでいただければと願うところでございます。
 以上で終わります。


◯委員長(加藤浩司君)  次に。


◯委員(伊沢けい子さん)  ちょっと確認させていただきたいんですけど、このスポーツ庁、国のほうの通知の最後のところ、5番目のところに段数の低いタワーやピラミッド等でも死亡や障がいの残る事故が発生しているというような部分がありますが、これは三鷹では障がいが残る事故というところまではないんでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  けがの程度についての御質問だと承りましたけども、私が記録を見ている限りは、障がいが残るような事故が発生しているというふうには聞いてございません。


◯委員(伊沢けい子さん)  今回、三鷹市教育委員会のほうから通知を出したということで、休止っていうふうに書いてありますけれど、中止にしなかった理由っていうのはどこなんでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  まず、1つは、東京都が東京都の全体の地区に発出した通知、これも都立学校のことを添付してあるわけなんですけれども、そちらのほうで、冒頭説明申し上げましたように、さまざまな委員会を立ち上げて検討してきた。だけれども、例えば中止だとか、禁止だとかいう形でなく、また実施するでもなく、休止という形だったんですけれども、やはり三鷹市独自でこれを絶対に中止するんだというのはなかなか難しい部分もあるのかなと。やはり、今までやってきたこと、それから運動会、体育祭等の意義等を含めて、どういう実施の仕方があるのかというところについては、やはり時間をかけて検討していく必要があるだろうということで。
 ただ、これだけ大きな注目も集めており、実際にけがも出ているという段階では、今年度については休止をするということになるだろうということの判断でございます。


◯委員長(加藤浩司君)  ほかに質問はよろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 以上で、教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時04分 休憩



                  午前10時05分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定をいたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。お疲れさまでした。
                  午前10時06分 散会