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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成28年まちづくり環境委員会) > 2016/03/10 平成28年まちづくり環境委員会本文
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2016/03/10 平成28年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(土屋健一君)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、所管事務の調査について、5、次回委員会の日程について、6、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時35分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第5号 三鷹中央防災公園条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯緑と公園課長(田中元次君)  私のほうから、議案第5号 三鷹中央防災公園条例の制定について、御説明をさせていただきたいと思います。三鷹中央防災公園条例案、1ページをごらんください。第1条で、目的及び設置等について定めています。災害時の避難場所及び防災機能を備えた拠点とするとともに、市民の交流の促進及び健康の増進を図るため、三鷹中央防災公園を設置することといたしました。
 第2条で名称及び位置を規定し、第3条で防災公園を構成する施設として、広場、備蓄倉庫等の防災機能を有する施設及び体育施設を規定しています。2項で、公園体育施設は、三鷹市市民体育施設条例に規定する三鷹市総合スポーツセンターとすることとしています。また、3項で、公園体育施設の設置及び管理運営については、三鷹市市民体育施設条例の定めるところによるとしています。
 第4条では、指定管理者による管理を規定し、第5条で指定管理者が行う業務等を規定しています。第6条から第9条では、行為の禁止、使用の許可、使用の不許可、使用許可の取り消しなどを規定しています。第10条で、指定管理者は、使用の許可を受けた者が防災公園内の土地又は施設など(公園体育施設を除く。)を使用する場合は、別表に定める額の範囲内で、規則で定める使用料を徴収することとしています。
 第11条から第18条では、使用料の減免、使用料の不還付、使用料の譲渡禁止、設備の変更等の禁止、原状回復の義務、損害賠償の義務、個人情報の取り扱い、委任について規定をしています。附則において、平成29年4月1日から本条例を施行すること、並びに準備行為については、公布の日から施行することとしています。
 三鷹中央防災公園条例の制定に伴い、三鷹市都市公園条例の一部改正を行い、規定を整備することといたしました。条例の審査参考資料として提出いたしました、三鷹市都市公園条例の一部を改正する条例新旧対照表については、後ほど御確認ください。なお、条例の審査参考資料として提出いたしました、三鷹中央防災公園施行規則の主な内容についてでございますが、この規則は平成29年4月1日の条例の施行に対応するために、今後さらに検討、精査を進めていくものでございます。
 議案第5号 三鷹中央防災公園条例の規定の中では、別に規則で定めるとして規則に委任している事項もありますので、そのような規則委任事項などを中心に、御参考として規則で定める主な内容について、現時点での考え方などをお示ししたものでございます。
 説明については以上でございます。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方は挙手を願います。


◯委員(石原 恒君)  三鷹市中央防災公園条例について、質問させていただきます。第6の使用料の減免についてお伺いしますけれども、施行規則の主な内容のほうの資料を見ていただきたいと思いますけれども、(1)のところで三鷹市が主催、共催及び後援する事業に使用する場合、これが全額免除ということになっています。主催、共催は理解しますけれども、後援、これは何か定まったものがあるのか。また、それぞれの所管があると思いますけれども、事業の内容によって、そういったところをどういった手続をすればいいのか、これ市民の方、なかなかわかりづらいところだと思います。こういったものを何か示されているものがあるのかということ。
 あと、(2)の公共的団体等がというふうにありますけれども、「等」はどこを指すのか、何か幾つか例示をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯緑と公園課長(田中元次君)  使用料の減免についての御質問をいただきました。定まったものがあるのかということでございますが、原則的には主催するようなものについての減免ということでございますので、特にこれというようなところは、今後またいろいろと研究していくところかなと思うんですが。公共的団体のところでは、例えばNPO法人花と緑のまち三鷹創造協会ですとか、そういったようなものについて何かあれば該当するのかなというふうに考えているところでございます。


◯都市再生推進本部事務局総務担当課長(向井研一君)  この事業については、まず市が主催、共催、後援する事業というのはさまざまなものがあると思います。今も、この三鷹市の市役所の市民センター内の中庭やこの周辺を使って農業祭であるとか、みたか商工まつりのような、そういった市の主催とか後援のイベントなども想定されると思います。こういったものが、こういうような減免の全額免除などに該当する施設になるかと思います。
 また、こういう公共的団体ということで、今花と緑のまち三鷹創造協会の例もありましたけれども、例えばこの公園施設の中でスポーツのイベントなんかをやることも考えられると思いますので、例えば体育協会とか、こういったものは公共的団体というふうに位置づけられると思いますけれども、そのようなさまざまな公益上の目的に、広く市民の方々に活動いただけるような事業を行う場合のことを想定しているものでございます。


◯委員(石原 恒君)  御説明ありがとうございます。市役所隣の、場所的にも非常に使いやすい場所にこういった防災公園が設置されるわけですし、また、いろいろな幅広い事業をやっていく中で、非常に市民の方も注目をしております。
 そうした中で、やはり多くの方が協働という取り組みを、三鷹市もそうですし、市民の方もそういったことを望んでおりますので、そういったときに、やはり市民の団体の方、本当に公共的なものにかかわっている部分、たくさんございますので、こういった公園というところ、こういったところを広く酌み取っていただきまして、いろいろな所管あるかと思いますので、そういったところにもよくそういったところを柔軟に対応をいただくような対応をしていただきたいと、そのように感じておりますので、そのほうはぜひよろしくお願いいたします。
 以上であります。


◯委員(増田 仁君)  では、質問を防災の部分の機能のところと、広場のところと、あと施行規則のところ、大きく3点に分けて、それぞれ1つずつちょっと聞いていきたいと思います。
 今回、防災公園の条例ということで、防災機能を最低限確保するということではなくて、最大限、中央防災公園、防災としての機能を確保するということが必要だというところで、まず防災のところですね。この公園の機能についてなんですけれども、市民の方とか、見た方から伺うと、青果場跡地の状態の時点、あのときの東日本大震災のときの仕様で、見た感じ防災機能は満たしていたんじゃないかということが、そもそもの話が実はありまして、あの時点で、今回、条例で規定するような広場的なものと、備蓄倉庫など、防災機能を有する施設は市が持っていたかどうかは別としてですけれども、施設はあったと思うんですが、固定資産など、資材を入れ込めば、そのまま購入した後使えたんではないかということを、まずちょっと伺いたいというのが1つ目です。
 次、防災公園の集積の機能ですね。これは、ちょっとほかの事例で、知り合いの自治体議員がいるところで、千葉市ですね。防災公園の防災施設、ちょっと聞く機会があったんですけれども、非常に簡素なつくりですね。平面での使用がかなり大きく使えて、広場としてもですね。附属施設もシンプルで、防災機能のみで被災時にそこに集中してできるというようなつくりになっているんですが、三鷹のこの今回の防災の設備ですね、これは多機能複合型のこの構造にしないと、条例で規定する防災公園とうたう機能、要件は満たせなかったのかというのが、2つ目です。
 3つ目が、条例の対象のこの広場ですね。スポーツ施設の屋上というふうに言えばいいと思うんですけれども、ここは防災機能でいうとヘリはおりませんということが、まず過去の質疑であって、車も余り大きいものは厳しいということで、災害派遣車両は基本的に地下の駐車場に入れるということなんですけれども、そうすると、防災機能として充足するのにヘリはどこにおりて、所定の防災本部、今回設置する施設の本部まで何分ぐらいかかる想定なのかをお伺いをします。
 それに付随して、今駐車場っていう話が出たんですけれども、災害派遣の車両は大型車両が多いと思うんですが、地下に置くとして、何台、緊急時集まれるのか。敷地入り口から車がおりていくとして、地下に車両でおりて、その要員が災害対策本部に着くまで、歩いて──エレベーターは多分使わないと思うんですけれども、何分かかるというつくりで考えておられるのでしょうか。まず防災施設について、お伺いします。


◯緑と公園課長(田中元次君)  防災機能についてでございますけれども、整備されるものにつきましては、かまどベンチが5基、防災用のトイレ──これ、マンホールトイレになります、こちらが20基。あと、災害用の井戸、浅井戸になりますけれども、こちらのほうが1基、あと防災用のパーゴラ等が1基と、御案内の備蓄倉庫が1つというようなことでございまして、そもそものところについては、広場はございましたけれども、こういった防災に特化したような機能を持った施設というのはございませんでしたので、今回の防災公園としての新しい機能というふうに考えているところでございます。
 さらに、多機能複合施設でなければという御質問をいただきましたが、これは元気創造プラザのほうのお話でございまして、広場、公園が多機能複合施設というところではございませんので。


◯都市再生推進本部事務局総務担当課長(向井研一君)  御質問の3つ目、防災公園にヘリがおりられないということは、質問委員さん、おっしゃられましたけれども、そのとおりでございまして、進入角度とか重量の問題で当防災公園にはヘリはおりることは想定しておりません。ヘリのおりる場所としては、非常時には、このすぐ近くの第一中学校、ここにヘリはおりるということで計画をしているものでございます。
 ただ、今私の手元にそのヘリが第一中学校におりて、それから、この防災公園まで何分なのかということは、計画上そのようなものがあるとは思うのですけれども、今ちょっと明確に私のほうの手元にはそのデータはございません。また、地下の部分に非常の際の物資などを搬入する駐車場というのは整備はされておりますけれども、それはいろいろ車の種類にもよると思いますけれども、基本的には関係車両、普通車で20台近く、そんなもので想定をしておりますので、それ以外の大きなトラックなどが入れば、もうちょっと台数は減りますけれども、特段その台数が何台ということで緊急車両が何台ということは決めているものではございませんけれども、今そこに入るということは想定をしております。
 さらに、そこからさまざまな、この防災公園の一時避難場所機能以外にも元気創造プラザ、これはここでの議論とはちょっと関係ないかもしれませんけれども、防災の拠点になりますので、さまざまな機能がそこで機能転換をされますので、そこまでの時間というのは、ちょっとこれは地域防災計画の中では多分定められていくのだというふうに考えていますけれども、ちょっと今私のほうではお答えすることはできません。


◯委員(増田 仁君)  済みません、自分の任期でないときにいろいろ話が進んでいるところもありましたので伺ったんですけれども、この防災という機能をそういった形で分散することが必要な形になっているということは、ある意味問題かなというところは考えておりまして、車両についても、本来平置きしたほうがもっと迅速にできるものが、何でだろうというところがやはりありますので、この部分の議論は一旦ここで、次に移らせていただきます。
 次に、広場部分の話を2点ほどなんですけれども。広場の部分、人が集まるということの機能は伺っておるんですけれども、防災機能として、先ほど幾つか附帯設備として物を入れたということなんですけれども、それ以外、人が利用するものが幾つか追加された以外で、何人、防災時使用するのかということをお伺いをしたいのと、例えばここが震災ですとか浸水、あとは竜巻とか、そういったもの、風水害で使用が難しくなる。例えば地震があるとひびが入るだとか。実際、構造上、倒壊はしないにしても若干破損するところは出てくる、それでも使えるのか。あとは傾きとか、そういったものが広場上は起きないのか。一応コンクリート製の構造物なので、その辺、使用に問題は災害時起きないのか、どういう想定なのか、お伺いしておきたいと思います。
 次に、広場の用途、これは有事ではなくて平時のほうなんですけれども、公園部分、一部遊具に近いようなものを若干置くような話をたしか聞いたような気がするんですけれども、北野のスポーツのところが廃止になったりとか、直近でもいろいろ使えないところがふえてくるというところで、そもそもここでボールはだめだ、みたいな話があったんですけれども、やはりボールを使った運動とか競技ができないところが問題になってきているので、簡易的にそういったものを使う時間を設定するだとか、ニーズはかなりあると思うんですが、この広場というのはそういった点で、有料のところの指定はあるんですけれども、それ以外のところはどういったお考えなのか、お伺いをします。


◯緑と公園課長(田中元次君)  私のほうで広場の用途の御質問をいただきましたので、それにお答えしたいと思います。委員さんおっしゃるように、幼児に向けた遊具ですとか、お年寄りなどがお使いいただけるような健康遊具などについても配置のほうをさせていただいているところでございます。
 あと、ボール遊びについての御質問なんですけれども、残念ながら三鷹市の公園、今のところ、原則球技については、なかなか近隣の方の御理解をいただけなかったりとか、小さいお子さんがいるところで、やはり大きな子が本気でサッカーボールを蹴ったりすると危ないというようなところがございまして、遊具については原則は禁止をさせていただいているところでございますけれども、小さなお子様がお母さんとかお父さんとボールを少し蹴ったり、投げたりというようなところまでを規制のほうはしていないというところが1つございます。
 また、御案内のように中原スポーツ児童遊園が昨年開園いたしましたけれども、そういったものについても、広くこれから皆さんの御意見を聞きながら検討のほうを進めていきたいなと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯都市再生推進本部事務局総務担当課長(向井研一君)  人の集まる機能ということで、先ほどの御質問の中でも幾つか事例を挙げさせていただきましたけれども、この公園そのものは、備蓄倉庫やかまどベンチや日陰棚とか、仮設用のトイレなどが整備されるということでおりますので、一時避難場所としての支援を行う諸機能──例えば炊き出しをするとか、そういった機能もこの防災公園の中では整備されているものでございます。また、日陰棚ということで、必ずしも天気がいい悪いというのもあると思いますけれども、そういう日陰をつくることによって、避難されてくる市民の皆様方がそこにとどまるときに、安全にそこにとどまることができるような施設もここに整備されているところでございます。
 そして、この施設全体のつくりといたしまして、まずこれは免震構造になっているということで、大きな地震に対しても一定の確保はできるということで、施設の整備をしているものでございます。
 また、浸水とか、こういったものも考えられるということも、確かに最近の三鷹でもゲリラ豪雨とか、ひょうの被害などもございましたので、そういったものの心配もございますけれども、こちらの施設そのものは建物の地上の1階の床が敷地の周辺から1メールほど高くなっております。ということから、敷地の外から雨水が流れるということを防ぐような、そのような構造になっているということからも、そのような心配は、こちら一時避難場所としてもかなり低いというふうに考えているところでございます。
 あと、施設の先ほどの防災設備以外にも、健康用の器具、また幼児用の遊具なども公園内には整備をしているところでございます。
 以上です。


◯委員(増田 仁君)  構造体としての話はお伺いをしました。それ以外も、附帯するものとして地下にプールもあるんですけれども、そういったものも建物の構造としては大丈夫だとしても、配管とか、そういったところ、外とつながっている部分、こういったところから逆流──多分、弁とか、対策はしているのかなとは思うんですけれども、そういったものもちゃんと有事に機能するかとか、いろいろありますと、駐車場自体がいろいろ問題が出てくるとか、そういったところもありますので、そもそものこの構造がやはり広場として適切なのか。下がそういった状況になることも考えると、適切なものではないかなというふうに考えております。
 次は、条例の規則のところなんですけれども、これからまだ詰めていくという話が先ほどあったんですけれども、ほかの委員会でも議論になっている、移転してくるような、既に利用がある、規則があった施設と異なって、新規で、非常に端的には調整対象も余りないのかなというふうに思うんですけれども、なぜまだ規則を固められないのか。要は、ほかの設置の施設の条例の施行規則との調整がそもそも必要なのか、それとも、具体的にまだ調整したいというところがあるのか。例えば、もっと言うと、調整を要する相手先があるのかどうかですね。あと、何かそもそもほかにもいじらなきゃいけない条例があるのか、そういったところをまず伺いたいと思います。
 もう一個は、そもそもの今回出てきた条例のつくりなんですけれども、規則に委ねる部分という、こういったことを幾つかなっているんですけれども、そこは今回提案をしないで、平成28年の半ばに条例改正というところで、そこをつけ加えた形でちゃんとした条例として改めて規則が固まった形で改正すれば、もっとすっきりマルとか、バツとか、判断できたと思うんですけれども、こういうような分けた形、改正を前提とした提案というのは不可能ではないと思うんですけれども、なぜ規則を固めていない段階で、やはり提案をしなければならないのか、お伺いをします。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  今の御質問ですけれども、まず条例が通らないと規則のほうにも行けませんので、市のほうとしては、まず条例を今議会で通していただければ、その後規則に入ると。もとが決まらない中でその下を決めるというのは、ちょっと順番が違うのではないかなというふうに思います。
 それと、あと、その条例が決まった後、規則を決めていくわけですけれども、そのことによってまた条例改正をするのかということでございますけれども、条例に沿って規則をつくりますので、そこで改定するつもりはございません。
 以上です。


◯委員(増田 仁君)  おっしゃることは、そういった形ではわかりますけれども。であれば、確定させてもらわないと、この案でやりますという、本当に微調整以外は基本的にありませんという形に持ってきてもらわないと、これからいろいろ詰めていきますでは判断ができかねるというのが率直なところ。これはほかの委員会でも言われていて、どの委員会でも、ああ、それはそうだよなっていうふうに思いながら、利用団体の方々と調整しなきゃいけないというのはほかの条例でいっぱい出ていましたから。そういったところでいくと、ここはそれほどないと思うんですけれども、そんなに時間がかかるものって、施行規則の中で調整必要なところはあるんでしょうか。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  再質問にお答えいたします。先ほど部長が答弁したとおりなんですが、基本的な事項、内容については条例のほうでしっかり決めて、施行規則については、それにかかわる手続とか関係するものを決めていくということで、微調整というより、条例本体、基本を決めてから細部について決めていくということで、内容が大きくそれによって変わるというふうには考えていないということでございます。


◯委員(増田 仁君)  内容が変わらないのであれば、案という形ででも見せてもらえれば、もうちょっと妥当な判断、市側が望む判断ができたんではないかというふうに言って、終わりとします。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いします。そうしたら、まず初めに確認も含めて、今回、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)で、新川防災公園の名称が、これ三鷹中央防災公園という形での名称に初めてなったと思うんですけれども、この中央防災公園という意味はどういう意味を持つものなのか、確認しておきたいというふうに思います。災害時の避難場所及び防災機能を備えた拠点っていうふうに位置づけている点で、拠点としての機能というのは、この名前に込められているのか確認したいと思います。
 この新しい名前でいえば、三鷹中央防災公園が一時避難場所になっていると思うんですね。一時避難場所というのは一時の避難場所であって、そこから本格的な大規模災害のときに避難が必要な場合には、広域避難場所に移転するということになると思うんですけれども。本来、防災の拠点っていうことで、中央という言葉がつくと、総合的な三鷹市全体の防災の拠点としての位置づけで、市民が、言ってみれば受け取る印象があると思うんですけれども、この中央防災っていうふうに名前をつけた位置づけと、拠点という点での関係をどういうふうに考えているのか、お伺いしたいと思います。
 その上で、拠点としての機能を持っているのか。先ほど前委員から、当初から防災ヘリは構造上の問題、また集約施設、多機能複合施設があることによって、進入することに対しての危険性も指摘されたと思うんですけれども、中央防災公園の中では離発着をできないということで整備、計画されてきたということだというふうに思います。その点で言うと、どういう機能がこの中央防災拠点として位置づけてこの施設を設置するのかっていうことを、機能の点でちょっと確認しておきたいと思います。
 これは、東広場と中央広場があると思うんですけれども、中央広場の機能と東広場の機能というのは、差があるでしょうか。実際にかまどベンチがあるのは東広場かとは思うんですけれども、中央広場の機能というのはどういう機能で、一時避難場所として何人規模の施設なのか、地域的なことで言うと、新川、野崎地域の市民のそのときにいる方の施設としてなのか、それとも、それこそ名前に中央っていう言葉から感じるような全体的な機能としての役割があるというものなのか、確認しておきたいというふうに思います。
 もう一つ、構成する施設ですけれども、広場と備蓄倉庫等の防災機能を有する施設と体育施設。この広場っていうのは、先ほどの中央広場と東広場でいいのか、確認しておきます。その上で、備蓄倉庫を有する施設っていうのは、これはどこのことを指しているのか。施設の中に含まれているという点では、地下のこの防災倉庫はその施設の中に含まれているんでしょうか。外置きになっているのか、ちょっとそこのところの配置は確認しておきたいというふうに思います。
 この体育施設も、この三鷹中央防災公園に含まれる施設ということで、体育施設は防災公園としての機能としてはどういう機能を持つものなのか、確認しておきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯都市再生推進本部事務局総務担当課長(向井研一君)  まず、私からは、この防災公園の名称について、これまで新川防災公園・多機能複合施設(仮称)としていたものを、三鷹中央防災公園・元気創造プラザにしたというところの御質問に対して答弁させていただきたいと思います。今まで、仮称ではございましたけれども、所在地の地名をとって新川防災公園としてきましたけれども、この特定の字名がつくことによって、この防災公園が新川地域のための防災公園であるというような印象が持たれて、それはおかしいんではないかという声もいただいてきたところでございます。
 今回、この施設が総合防災公園が入りまして、災害時には災害対策本部が置かれる、まさに全ての三鷹の市民のための防災拠点、また防災公園であるという面と、新川だけではなくて、また野崎や下連雀の地域の市民の皆様方の一時避難場所となるという、その面を鑑みまして、全体の条例上の名称を三鷹中央防災公園としたというところでございます。
 また、この西広場と中央の広場については、東側広場もですけれども、これは一体的に一時避難場所となって、この広場自体も、特に西側はどうとか、東側はどうとか──東側は特にかまどベンチやトイレなどもございますけれども、一時避難場所としての機能は同様でございます。つけ加えて言えば、この広場の地下部分が、先ほど御質問もあったように体育施設になりまして、こちらは物資の保管場所や配送の拠点としての活用を想定しているものでございます。
 私からは以上です。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  全体の考え方についての御質問があったかと思いますが、その点について私のほうからお答えしたいと思います。そもそも複合施設とこの公園を一体的に整備をするということで、先ほど来ヘリコプターの離着陸とか、そういったお話もありますが、防災だけの機能を当然考えれば、全てそういったものを集約できれば一番理想的な形でございますが、市としまして、これまでいろいろな課題──今回、複合的な施設の中に入れる施設についても、建てかえ等、そういった課題が数多くあった中で、この当該地をいかに有効に使うか、平常時と災害時、転換した場合にどういう機能を置くかという視点でこれまで検討して、こういう形で整備を進めてきたということで。
 広場については、本当にオープンスペースということが最大の機能というふうに考えているところです。その中で一時避難場所と。また、地下部分、スポーツセンターの部分は災害時の物資の集積とか保管場所としても活用できるということで、平常時、災害時、あわせて最も効果的に計画を立てて進めてきたと、そういうふうに御理解いただければと思います。


◯緑と公園課長(田中元次君)  一時避難場所としての人数なんですけれども、一応7,500人を想定しているところでございます。
 また、備蓄倉庫の施設がどこにあるのかという御質問がございました。こちら、東広場のところに、ちょうど体育館の施設のほうに入る通路がございます。この通路の左側のところにございます。当然ながら、東広場のところにかまどベンチですとかトイレなどございますので、当然ながら、現地にはトイレ、マンホールがあるだけなんですね、その上にトイレの施設を設置する必要がございます。そういった物資については、すぐ近くにあるこの備蓄倉庫のほうに保管がされていくというようなことで考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  説明はわかりました。まず、一時避難場所としての対象人数、7,500人ということですけれども、これはどの地域を想定しているのかお伺いしたいというふうに思います。これ、中央広場も含めての人数でしょうか、確認してみたいと思います。
 中央防災公園という字名では誤解を呼ぶということ、新川という字名でいうと少し幅が狭くなってしまうということで、市の考え方はわかるんですけれども、実際に防災の拠点という点でいうと、対策本部が置かれると言いましたが、対策本部が置かれるのは複合施設のほうですよね。防災公園としての機能でいうと、全体でいう一時避難場所で、言ってみれば長期滞在ということはできるのか。災害が長期の、大規模災害のときには、家屋だとかに戻れない人たちが生まれるわけですけれども、そういう方々の避難所としての役割はこの体育施設は持つのでしょうか。
 耐震性もすぐれているという点で、中央防災公園だっていうことでいうと、雨露をしのげる施設として市民は考えることはあると思うんですけれども、先ほどの説明では、物資の集積と配送の拠点だということでの体育施設の機能だということで説明があったと思うんですけれども、市民が施設の中での避難というのは、この施設ではないのでしょうか。確認しておきたいというふうに思います。
 あと、このスポーツの拠点としても位置づけられていると思うんですけれども、これで言うと体育施設の中は当然スポーツはすることができると思うんですけれども、地上部の部分でのスポーツっていうことは、この防災公園の中には機能としてはないっていうことでいいのでしょうか。ちょっと確認しておきたいと思います。


◯緑と公園課長(田中元次君)  防災公園として長期の避難の施設であるのか、ないのかという御質問をいただきましたけれども、こちらはございません。私も以前、新潟の中越沖地震があったときに、物資を持ってあちらのほうに防災課の職員と行ったんですけれども、行ったところで、やはりそういう物資を置く施設が小さくて、せっかく皆さん、持ってこられた物をなかなかきちんと整理して置けなかったというような現状も見てまいりました。そういう意味では、この大きな体育館のところにそういう物資をきちっと仕分けをして、市民の皆様に配送するという機能はすごく有効なものではないかなというふうに思っているところでございます。
 スポーツの拠点の御質問がございまして、当然ながら、体育施設については本当に球技ですとか、いろいろなプールとかもございますので、そういうスポーツの施設なんですが、上部につきましては、基本的に余り本格的なスポーツをできるというような機能は、残念ながら、こちらのほうは持ってございません。
 以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  今の説明でいうと、この三鷹中央防災公園のスポーツ機能というのは、体育施設の中っていうことでの機能だという点で、今三鷹市に求められている野外のスポーツ広場としての機能は有していないっていう点でも、もっと市民のニーズに合ったものが求められていたっていうことは明確だというふうに指摘しておきたいというふうに思います。
 その点で、拠点としての機能ですけれども、対策本部を置かれるところはわかりますが、野外の一時避難場所としての機能のみで、長期の滞在をするようなことができる施設ではない、機能がないっていうのは、これも防災の拠点として整備している中で、この地域における三鷹市全体の拠点をつくるっていうのは、やっぱりそれぞれの地域、地域につくるものであって、この施設が新川、野崎地域のやはり長期に上ったときには、滞在することもできる施設でなければ、防災機能としては不十分ではないかと思うんです。
 ここの点での検討ですね。物資の保管、そういうことに特化していることはなぜなんでしょうか。実際に一部分を確保して、一定人数滞在も機能としては十分に対応することができる施設で整備されているというふうに、施設自体はなっていると思います。位置づけをそういうふうにしていないから、滞在をさせないという、滞在は考えていないということになっていくという点で、そこのところの検討、評価が、中央防災公園として設置するということとの整合性が市民から理解できないと思うんですけれども、どうでしょうか。


◯都市再生推進本部事務局総務担当課長(向井研一君)  この施設が、まず1つは、公園の話とはちょっと異なってしまいますけれども、公園も含めて元気創造プラザも含めて、まずここは災害時には災害対策活動の中心拠点として、三鷹市の災害対策本部のみならず、警察や消防、病院、こういった関係団体がみんなここに集まって、それぞれのネットワークを駆使して災害対策を担っていくわけでございます。
 一方で、この公園部分というのは、先ほど来申し上げたように、新川や下連雀、また野崎といった周辺約500メートル圏内の市民の皆様方の一時避難場所として約7,500人を想定しているというものでございます。避難所と一時避難場所というのは意味合いが違うということは御存じだと思いますけれども、まずは命を救うために逃げる場所というのが一時避難場所でございますけれども、その後、命の危険が回避された後、避難生活を送る場所というのが避難所でございます。これは、この防災公園の周辺に、例えば南浦小学校も避難所、第六小学校も避難所、また、第一中学校も緊急のヘリポートというような位置づけで、それぞれ周辺の公共施設をそれぞれの機能で分散をして位置づけをしているところでございます。
 ここに全ての人が集まって避難所としてやるということは非常に難しいということでございまして、三鷹市の中でさまざまな地域ごとに機能を分散して避難所と、また一時避難場所ということで機能を分散して設置をしているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  三鷹中央防災公園として設置するわけですけれども、一時避難場所としての機能はあるけれども、避難所としての機能はこの場所にはつくらないという点は不十分だというふうに思います。また、当初、初めからの計画で問題が指摘されていた、ドクターヘリだとか、防災ヘリだとかが離発着できないという点も、拠点としての位置づけとして、いいように使い分けているような印象を、機能の点から見て感じるところがあります。この点でも、本当に防災の拠点として位置づけていく計画をつくっていくという観点からも、しっかり、あり方自体が問われているというふうに指摘しておきたいというふうに思います。
 あと、中央防災公園の形状も含めて、傾斜がある公園にせざるを得ないという点でも、防災の機能、避難所として位置づけることが一部でも設置することができないという点も、この計画の問題点だというふうに思います。改めてこの点を指摘しておいて、質疑を終わりたいと思います。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。議案のほうで、条例の本文を拝見いたしまして、第8条に使用の許可をする、しないの項目がありまして、ここでごく一般的に言われているのが、こういった広く公共に公開される場所に関しましては、例えば政治、政党、宗教、それから反社会的団体には使わせないというのがよくあることなんですけれども、このあたりを条例で明文化しなかったのはなぜでしょうか。条例が固定された後に、規則のほうで柔軟に対応できればいいのかというふうに考えていらっしゃるのでしょうか。まず、その1点をお願いいたします。


◯緑と公園課長(田中元次君)  暴力行為とか、そういったものについては、第1号のところで、公の秩序又は善良な風俗を害するというようなところで規定をさせていただいているところでございまして、また、政治の件ございましたけれども、公園で選挙のときなど街頭演説とかは道路とかでも行われるかと思うんですけれども、街頭演説等を禁止するというような場所が──建物とかではなくて、こういう一般的な道路とか広場で規定がされていないというようなことがございますので、こちらのほうではあえて不許可とするような規定は、今回設けてございません。
 以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  今後、規則のほうで細かいことも決まっていくんじゃないかと思うんですね。私、今回、これを拝見したときに頭に浮かんだのが、過去に市民協働センターでちょっと使用者の件で大分もめたことがあって、市民協働センターの利用の決まりっていうのも拝見したんですけれども、その後、厳しくなったのかなとか思ったけれども、割とそうでもないなというところを拝見しました。
 そうしますと、結局そのときそのときの管理者のさじかげんということになると思うんですけれどもね、そのあたり、ある程度取り決めをしておくのがより安全なのかなと思うんですけれども、そのあたり、もう一回お願いいたします。


◯企画部都市再生担当部長(大朝摂子さん)  今お諮りをしております三鷹中央防災公園条例につきましては、先ほど田中課長のほうから御説明を申し上げたとおり、市内のほかの公園等の位置づけもございますし、立会演説会等について特段禁止をするということは考えておりませんので、公園、広場という位置づけから、本条例につきましてはその条項を除いたところではございますが、本条例の規制ではございませんけれども、元気創造プラザの中に入っております各施設の設置条例、もしくは公園施設ではございますけれども、体育施設条例のほうに委任をされているスポーツセンターの部分につきましては、今質問委員がおっしゃったような趣旨での条項が盛り込まれているところでございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。では、違った質問をもう一点だけさせていただきます。条例の金額、使用料のところですね、別表、第10条関係というところの条例の金額と、規則における金額、これは違ってきているわけなんですけれども、条例のほうは一番の上限が示してあって、規則ではその範囲内の上限以下の金額で示してあるということなんですけれども、この差額の設定の決め方、考え方っていうことをお聞かせください。


◯緑と公園課長(田中元次君)  条例の金額と規則の金額の違いということでございますが、そもそもこの金額を三鷹市行政財産使用料条例第2条による土地の適正な価格に一定の率を掛けまして、1日1平米当たりの単価を算出しております。そうした中で、適正な価格というのは固定資産評価額をもとに算出しておりますので、こういったものが年度によりまして増減がしてくるだろうということも想定しております。
 今のところ、規則でお示ししている金額っていうのは平成27年度について算出しているんですけれども、毎年、毎年、その金額を条例で改定するというようなところもございますので、一定程度その金額よりも付加した形の金額設定をさせていただいたというようなところでございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。地価によって規則における料金が変わるという認識ですね。余りあり得ないことなんですけれども、地価が暴騰して、条例の金額でも足りなくなった場合というのも、やはり条例改正の余地があるということでしょうか。


◯緑と公園課長(田中元次君)  おっしゃるとおり、あくまで条例のほうは、超えない範囲で規則で定めるとしておりますので、これを超えた場合には条例の改正が必要であるというふうに考えているところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません、じゃあ、私ども付託をさせていただいたんですが、質問も出切っていると思いますので。ちょっと1点、先ほどの今までの質疑の中から観点をちょっと変えて質問をさせていただきたいんですが、見取り図とか、また今の御答弁の中でも、かまどベンチとか、マンホールトイレ20基とか、あと井戸とか、パーゴラとかいうような設備の件をお話をいただきました。
 先ほどの御答弁の中でも、一時避難場所としては7,500人を想定をしているということであったと思うんですが、実際の運営の部分というのは非常にこれからの部分が多いかと思うんですが、その500メートル圏内の一時避難場所としての側面を持っているという側面と、あとは、平時は健康増進の拠点としての市民に活用していただく場所っていう形で、この防災面のリバーシブルになったとき、地域の、例えば当地の住協とか、町会の方とかがどれぐらいの規模、こうした部分で防災公園としてのお力添えというか。もちろん、日中であれば市の職員がいらっしゃって、このマンホールトイレの設置とかっていうこともスムーズに行くんだろうなとは思うんですが、近年の災害ですと、やっぱり明け方とか、夜中とかいうところもあるかと思うんですが、近隣のこれから住協とか、町会・自治会の方々の防災公園としてのこのかかわりのあり方という部分が、今まではどういう経緯を経て、またどんな議論があったのか、ちょっとざっくりですけれども、教えていただければと思います。


◯都市再生推進本部事務局総務担当課長(向井研一君)  これまで、私どものセクション──都市再生推進本部事務局のほうでは、直接この防災面に関しては、地域の方々と何か意見の交換をするということは、私どもが中心になってやっているということはございませんけれども、総務部の防災課のほうで地域防災計画を策定する、また、これからまた新しい施設がこのように防災公園として位置づけられるということで、平成28年度もそういったものをさらに詰めていくということを確認しております。
 その中で、防災課を中心に地域の方々とよくお話し合いをしながら、機能面、また、いろいろなボランティア活動なども想定されると思いますので、そのような動きについても詰められていくというふうに認識しているところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  防災課の所管なのかなというふうに思って、ちょっと質問させていただいたんですが、きょうは防災課の方もいらっしゃいませんし、公園の条例という形の側面なんですけれども。以前、ちょっとこんなケースというか、私も地元の地域で野川公園とかがありますので、防災訓練をやったときに、井戸とか、そんな定期的にやっていなかったこともあったんですけれども、マンホールトイレの設置もちょっと手間取ったりとか、近くにこういった大事な施設があるにもかかわらず、地域住民がいざというときに設置ができないというようなことを、ちょっと目の当たりにしたことがございまして。きょうの所管の話ではないのかもしれないんですが、やはり中央防災公園という名を冠した以上は、地域の方々が、また市の職員も適時この災害時、リバーシブルになったときには、誰がやっても災害面の機能が向上できるような取り組みというのが非常に必要かというふうに思います。
 また、今回の条例も通った中で、全て事細かく市民に周知する必要はないのかとは思うんですが、やはり通常時のことと災害時のリバーシブルの側面を持っている独特な施設でございますので、こうしたことをやっぱり、結構抜け目があってはいけないなというふうに思いますので、その辺のことも今後の規則を設定していく中で、ここは防災課、ここは都市再生だっていう、確かに役所内での仕事の縦割りという部分はあろうかと思うんですけれども、事やっぱり防災の部分に関しましては、ちょっとここでお話しする内容ではないのかもしれないんですけれども、せっかく条例を制定して、市民も待ちに待った施設がいよいよあと1年後にはっていう状況でございますので、今後の規則、制定していく中で、抜け目のないような、何ですかね、詰めという部分をやっぱりやっていく必要があるのかなというふうに思いまして、質問をさせていただきました。
 本当にかまどベンチなんかは、ただベンチを外せば、すぐかまどになるような部分もあるのかと思うんですけれども、やはり災害時には誰がリーダーシップをとっていくのかということ、近隣の方々でも星になる方というのもいらっしゃるかと思いますので、常に平常時から、また災害時にも情報共有が、連携が図れるような体制が必要なのかなというふうに思いまして、ちょっと担当が違うのかなというふうに思ったんですが質問させていただきましたので、またその部分をきょうの御担当の方々もさらに突き詰めていっていただいて、せっかくの施設ですので、最大限力を発揮できるような外堀も踏まえて、環境づくりをお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。


◯委員長(土屋健一君)  以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時37分 休憩



                  午前10時38分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第10号 三鷹市手数料条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯建築指導課長(山崎良平君)  よろしくお願いいたします。私からは、議案第10号 三鷹市手数料条例の一部を改正する条例について、御説明させていただきます。
 説明資料の1ページをお開きください。この条例を一部改正する理由でございますけれども、長期優良住宅の普及の促進に関する法律施行規則の改正、これが平成28年2月4日にございました。これと、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の公布、これが平成27年7月8日にございました。並びに、関係省令の公布に伴いまして新たな認定事務が追加されましたので、東京都に準じまして手数料条例を改正するものです。なお、この2つの法律については、名称が長いものから、前者については長期優良住宅法、後者については建築物省エネ法と呼ばさせていただきます。
 追加する事務の手数料ですが、3点ございます。1点目は、長期優良住宅法の規則改正によりまして、これまでは新築住宅だけが認定対象でしたが、新たに既存住宅も対象となりましたので、この認定事務のための手数料を議案の別表2の90の項におきまして、床面積に応じて1軒当たり1万円から503万2,000円と定めるものでございます。
 2点目としましては、建築物省エネ法の施行によりまして、建築物のエネルギー消費性能表示に係る認定事務が追加されましたので、このための手数料を別表2の109の項におきまして、床面積に応じて1軒5,100円から87万1,000円と定めるものでございます。
 3点目は、同じく建築物省エネ法の施行によりまして、建築物の容積率特例に係る認定事務が追加されましたので、このための手数料を別表2の107の項におきまして、床面積に応じて1軒5,100円から87万1,000円と定めるものでございます。
 施行予定日ですが、長期優良住宅法施行規則と建築物省エネ法の施行予定日と同じ、平成28年4月1日を予定しております。
 それでは、次の2ページをお開きください。こちらは、御参考までに長期優良住宅法の認定制度の概要でございます。この法律は、平成21年6月から施行されておりますが、認定基準としましては左の上段のところに基準が図解で示されております。また、認定を受けることによるメリットとしまして、各種税制に対する優遇措置や融資の金利優遇措置等がございます。
 中段におきましては、これまで新築住宅の認定基準はありましたけれども、既存住宅の基準がなかったことで、今回の規則改正によりまして、既存住宅の認定基準が整備されたことが記載されてございます。
 次の3ページをお開きください。こちらも御参考まででございますが、建築物省エネ法の概要でございます。背景としましては、建築物部門の省エネ対策の抜本的強化が必要不可欠ということから、エネルギー使用の合理化等に関する法律から、建築物部門に特化した建築物省エネ法が分離して公布されております。下から2段目の表の1行目の行政庁認定表示というものが、先ほどの手数料条例の説明の中の2点目のエネルギー性能の表示に係る認定に該当します。認定を受けることによりまして、右下のシンボルマークを広告や建物に表示ができるというものでございます。
 2行目の容積率特例といいますのが、先ほどの説明の3点目の容積率特例に係る認定に該当します。この容積率特例の対象設備としましては、太陽光の集熱発電設備であるとか、燃料電池設備、コージェネレーション設備等々が該当します。また、おのおのの認定対象となる建築行為や申請者、適用基準については表に記載のとおりでございます。
 説明は以上です。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  本件についてちょっと質問をさせていただきます。まず、優良住宅の普及のほうですけれども、これは新築住宅はこれまで平成21年から実施されていて、今回、平成28年度から既存の住宅も対象にしていくということだと思います。ちなみに新築の場合、まずもう既に手続があっていると思います。年間大体どれぐらいの件数があったのか、そして、手数料としてどれぐらいの収入があったか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯建築指導課長(山崎良平君)  新築の認定の件数でございますけれども、平成24年度でいきますと108件、平成25年度が118件、平成26年度が108件。1件当たりの手数料が7,200円でございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。そして、新しく加わった既存の建物の対象ということで、新築の場合はハウスメーカーさんとかがこういったところを御案内されるので多分わかると思うんですけれども、既存の建物をお持ちの方、どういった形でこれを詳しく知り得るのか、広報についてまず1点。
 あと、こういった書類を書くに当たって、こういったサポートはどのようにされるのか。多分個人ではなかなか難しいところだと思いますけれども、お伺いしたいと思います。
 そして、年度当たり、今既存の建物ありますけれども、どれぐらいの規模、年間そういった手続、申し込みがあるというふうに推計されているでしょうか、お伺いしたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  国の法律でございますので、国のほうが周知に努めると思います。私どもとしましては、新たにこういう手数料を定めましたということで、ホームページ等でお知らせをさせていただきたいと思います。
 あと、サポートといいますと、通常は建築士さんが設計図を書かれるということになりますので、建築主さんが設計者さんに依頼をするということになると思います。
 あと、年間の予定でございますけれども、これ、新築の場合は年間の物件の大体2割というふうな見通しがあったんですけれども、今回の場合は公の想定というのはまだ示されてございません。私どもの感覚としては、そんなに数はないのかなっていうふうな気がしております。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  ごめんなさい、最初にお伺いすればよかったんですけれども、ちょっとこの法律自体を私もよく認識していなかったんですが、これは認定を受ければ、何かシールを張るだとか、そういうのはわかるんですけれども、何かメリットとしてどういったものがあるんですかね。その辺、最初に御説明いただければと思います。よろしくお願いします。


◯建築指導課長(山崎良平君)  先ほどの2ページで御説明しました右上の優遇措置といいますか、特例措置につきましては、まず税制──これは新築に限るんですね。増改築の場合は、こちらの税制のメリットはございません。ただ、融資のほうは、新築であっても、増改築であっても対象になるというふうな制度となっております。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  増改築はメリットが余り見えてこないという中で、この長期優良住宅の認定を受けるところがなかなかわかりづらいのかなと思うんですが、法律は国が決めたので、それに従っていると思いますけれども。その辺、市民、どういうふうに理解すればいいんでしょうかね、ちょっとわからないんです。よろしくお願いします。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  この法律は、新築の場合には、今おっしゃったように特例措置がたくさんあると。今回、既存のものということでつくられたわけですけれども、多分今、空き家とかっていう話になるのか、耐震とか、既存の住宅に対していろいろなものがありますので、それを取得したものが、これをつけることによって、それを転売なり、何かするときのメリットとかですね。それと、あと、当然長期優良の施設ということでそういうものはつけられますので、そうすると次回買う方が安心するとか、そういうようなことも含まれて、今回、多分既存住宅に対しては法律的に優良住宅という制度を拡大したのかなというふうに、私のほうでは感じているところです。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。2ページの下のところにインセンティブと書いていますから、そういうことなんでしょうね。わかりました。
 それで、この既存住宅、先ほど新築の場合は7,200円の手数料ということが平均的だということで、今回は同じぐらいを見ればいいんですかね。手数料的なものはどういうふうに試算されますか。


◯建築指導課長(山崎良平君)  今回の既存建物の認定額、1万円です。約5割増という価格となっております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。先ほど部長の話の中で、空き家をいろいろな対策として有効活用されるのではないかという、市場にのっけるためのいろいろな国の政策だと思いますので、そういった意味では、空き家の問題、今非常に大きくなっておりますから、これは決して国の制度だからっていう立場ではなくて、やはり三鷹市が地元の自治体としても、これは広報にぜひ努めていただきたい、そのように思いますのでよろしくお願いします。ありがとうございます。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません、今もう御質問出ましたので。1点、建築物のエネルギー消費性能向上に関しまして、これから電力も選ぶような時代とか、非常にそれにまつわって、何かまた特殊詐欺みたいなことが横行しているみたいな報道もあるんですが、非常にエネルギー消費性能の部分というのは関心がすごく市民の間でも高まっているのかなという気がします。
 市でも、何でしたっけ、優良の住宅、エコ住宅の招致っていうか、開発のほうとも連携をとりながらやっていただいているかと思うんですが。やはり、今の時期ですと、ちょうど暖かくなってきますけれども、これからまた夏とか、猛暑とかになってくると、建物のエネルギー消費量とかっていうのが非常に関心が上がってくるというふうに思いますので、何らかの、先ほども建築主さんが設計者に依頼をしてという手続的な部分あったかと思うんですが、ちょっとまた何か広報の工夫というのをしていただいたほうがいいのかなという気が──国の政策だっていうのも、もちろん言ってしまえばそれまでなんですが、何かその辺、ホームページでっていうのも十分わかるんですが、比較的やっぱり市民の関心も高くなってきている分野だけに、この制度とかっていうことの周知、さらに必要かと思いますので、その辺、ちょっと何かほかに周知方法というか、広報の方法っていうのはないものなのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  省エネ法のこの制度の拡充ということで、広報ということで御質問をいただきました。先ほどの長期優良住宅も同じなんですが、いかに住宅を長く大切に、また環境に配慮しながら使っていただくっていうことは、これは当然行政としても、それを広めていくという必要性は考えております。また、個々の建物所有者の方に、そういう視点で建物を大切に、環境に配慮して使っていただくということをまさに広めていかなくてはいけないというふうに考えているところで、国の制度ではありますが、それをきちっと三鷹市としても拡充できるように、具体的に広報、例えばポスターとか、そういったものができれば、そういったものをそういう関係機関のところに張り出すとか。広報もちょっとなかなかこれを全面的に大きくというのは難しい部分もありますけれども、今後ちょっとそういったところも含めて検討をしていきたいと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。そうですね、長期優良住宅という部分も、やっぱり市のまちづくりっていう部分にもかかわってくるというふうに思いますので、非常にニッチな部分かと思うんですが、こういう制度の普及をしながら、やっぱり関心ある市民の方、多いと思いますので、既存住宅の長寿命化っていうんですかね、エコに配慮しながら三鷹に住み続けていただくためにも、非常に僕、重要な政策だなというふうに思いますので、いろいろまた工夫をしていただきながら周知、推進に努めていただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(増田 仁君)  この法律自体、国会で全会一致で通っておりますので、制度自体については特に議論することはおおさか維新としてはなくて、そうすると、自治体が決める部分について、これは議論しなければいけないということで、今回、手数料の額の設定は東京都に準じてということで記載をしておられるので、それは承知をしたんですけれども。となると、ほかの自治体もう全て押しなべて都に準じてそのようにしているのか、それとも、独自で裁量で上げ下げをやっているところがあるのか。調査はされていると思うんですが、そこをお伺いしたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  この第1回定例会で手数料条例として、同じ額で出している自治体が全てであると認識しております。ただ、第1回定例会にかけませんで、第2回定例会にかけるという自治体も何市かあるということでございますので、そちらについてはまだ今後の話となるということでございます。
 今の説明に補足といいますか、全市というか、特定行政庁、所管行政庁、建築基準法を所管している自治体においてという意味合いになります。


◯委員(栗原健治君)  それでは、このもとの長期優良住宅の制度で、今回は拡充なわけですけれども、既存の住宅にお住まいの方でこの制度の要望っていうのが、市としては今までなかったのかなと。実際国の指標なので、何でこういうのが出てきたのかっていうのがこの説明書きの中にもあるわけですけれども、景気対策としてのリフォームの推進だとか、そういう政策的な側面もあると思います。そういう点では、この制度の普及の上では、前委員からも質疑があったように広報が重要だというふうに思いますが、やはり事業者に対してのお知らせと支援が核だというふうに思います。事業者からの問い合わせだとか、そういうことに対しての庁内としての対応はどのようにお考えになっているのか、お伺いしたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  まだ、私の知る限り、この増改築に対しての問い合わせっていうのは1件もありませんです。ただ、そうですね、市としてどのような支援ができるかというと、やはり広報で、ホームページで周知をするというところとしか、今の時点ではお答えができません。


◯委員(栗原健治君)  法律ができても、制度が知らされないと活用されないという点で、なかなか当事者というと、やっぱり事業者が制度をしっかりと熟知して、適切なニーズに応えた御相談とかされるようにすることでこの制度が活用されるかと思いますし、市の手数料の収入にもなるんでしょうか。長期優良住宅、省エネの住宅をつくっていくと、まちづくりの点でも寄与する制度になるかと思うので、市としてもね、丁寧な行政の対応も今後していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員長(土屋健一君)  以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時00分 休憩



                  午前11時13分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第17号 三鷹市建築審査会条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯建築指導課長(山崎良平君)  続きまして、議案第17号 三鷹市建築審査会条例の一部を改正する条例について、御説明させていただきます。
 説明資料の4ページをお開きください。条例の一部を改正する理由ですが、1番目として、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる第5次一括法が平成27年3月に閣議決定され、その後、平成27年6月26日に公布されました。この第5次一括法は、地方公共団体に対する「義務付け・枠付け」を最小限とする観点から、現行の建築基準法第8条、これは審査会の委員の任期は2年とするという条文でございますが、こちらを廃止し、第83条を改正し、建築審査会の委員の任期については条例に委任するという内容であり、平成28年4月1日より施行される予定です。
 委員の任期につきましては、国土交通省で定める基準を参酌するものとしております。そこで、三鷹市建築審査会の委員の任期につきましては、三鷹市建築審査会条例におきまして、委員の任期は2年とし、再任を妨げない。ただし、委員が任期の途中で交代した場合の後任者の任期は前任者の残任期間とすると定めるものでございます。
 新旧対照表をごらんください。こちらの改正後の第3条としまして、今御説明した内容を入れ込んだ条文となっております。この条例の施行日は、改正建築基準法の施行予定日と同じく、平成28年4月1日を予定しております。
 説明は以上です。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  本件についてちょっと質問をさせていただきます。条文の改正前、改正後というような形で示されておりますし、また4ページにもそういった説明資料がうたっているので、大体理解はしていますけれども、念のため確認します。条例の本文はこういった改正がありましたけれども、実際の審査会そのものに影響があったのか、その点をまずお伺いしたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  従前、法律で2年間というふうに定めがございまして、その法律から2年間の任期が削除されましたので、条例で2年間と同じ期間を定めましたので、特に影響はございません。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  影響はなかったということを確認させていただきました。
 それと、あと再任のところが条文として記述されたということと、委員が途中で交代した場合の対応についても記載があります。ちなみに、今まで再任をされている方も多いのではないかと思いますけれども、最長でどれぐらい再任をされているのでしょうか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯建築指導課長(山崎良平君)  審査会の委員の先生は5人いらっしゃるんですが、5人のうちの3人の方は、今月、丸14年をお迎えになりました。それで、今月いっぱいが任期でございますので、また新年度につきましては改選を予定しているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。14年も本当にありがとうございます。
 あともう一つ、条文を読んでいきますと、会議そのものは公開されていますね。恐らく公開されているっていうことは、委員の名前も多分公開されているというふうに認識していますけれども、どれぐらいの頻度でこの審査会が行われているかということと、去年1年間でどれぐらいの傍聴があったか、その点についてお伺いしたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  頻度でございますけれども、過去3年間でいきますと、平成24年度が10回、平成25年度が8回、平成26年度が9回という推移をしております。傍聴の頻度でございますけれども、今年度、平成27年度におきましては一人もいらっしゃいませんでした。さらにさかのぼりますと、年にお一人いらっしゃったことが何回か過去にございました。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。ちょっと年度によって回数、違うんですね。どういったあれなのか、ちょっとそこまでお伺いしませんけれども。傍聴者もそんなに多くないということで。
 最後に済みません、1つ。これは、会議の議事録はホームページ等々で公開されているんでしょうか、その点だけ最後にお伺いします。


◯建築指導課長(山崎良平君)  会議の議事録は、要約版として毎回ホームページに掲載しているのと、相談・情報課に備えつける記録にも保存をさせていただいております。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  それでは、質問がかぶらないように。委員の選任ですけれども、人選はどういうような視点でされているのか。再任の定めは法律でも設けていなかったことで、再任に対する制限は今回設けていないわけですけれども、2年という設定をした合理性ですね。法律でも2年だったっていうことでの、それに準じてかと思いますけれども、長くする短くするっていうようなことは検討されなかったのか。2年ということに対しての評価、その任期によって保障される機能としての役割を確認しておきたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  委員の選任のやり方でございますけれども、法律の中で専門分野が限定されておりまして、建築分野、都市計画分野、法律分野、公衆衛生分野、行政分野、この分野の中で専門性にすぐれた方、例えば東京都の行政のOBの方とか、法律でいうと弁護士さんとすごく限定されますので、そちらの市に関係が深い先生から御紹介をいただくとか、そういう形で人選をこれまでしてきております。
 あと、再任の制限ですけれども、法律の中では制限がないんですが、自治基本条例の中で、審議会の委員の方については10年を上限とするという原則がございますので、その中で今回、先ほどの質問の中で14年という御説明をしましたんですけれども、今回はその14年の皆様には退任をしていただいて、新たな方にお願いをさせていただく予定としております。
 あと、2年間の評価といいますか、期限としてどうなのかということについては、特に深い検討はしていないといいますか、これまでも特に支障がございませんでしたので、そのサイクルで変更しておりません。ただ、同じく紛争調停委員会という委員会で紛争調整条例に基づく紛争調停委員というのを指名しておるんですが、そちらの条例の中でも2年という期間を定めておりますので、それとバランスはとれているというふうに感じております。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  任期の関係ですけれども、10年以上であれば、やはりそれだけ年齢を重ねるということで、新しい視点を入れるっていうことも大きなプラスになるっていうふうに思います。自治基本条例で審議会は10年という1つの目安があるということで、それに準じて今後そういうふうに運営していくっていう考え方っていうと、具体的には定めないけれども、大体10年をめどにこれから考えていくっていうことでよろしいのでしょうか。そこだけ確認しておきたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  任期についての御質問をいただきました。基本、2年とするということは、当然三鷹市のことをやはりよく知っている方にいろいろ審議していただく必要もあるということで、余り短過ぎるとその部分もうまく反映できないということもありますので、基本は2年ですが、各委員の方の御事情もいろいろあるということで、一応2年という限度を定めた上で、できれば10年以内で数年、長くやっていただくということも必要だということもありますし、今委員さんのほうから御指摘のあった新しい視点というところもありますので、そこはバランスをとりながら考えて運営をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(増田 仁君)  済みません、今の質問に関連するんですけれども、法律自体は特に異論はないんですが、この2年の決め方の話、今一定質疑あったんですけれども。三鷹市の中でも審議会、3年とか、年数が2年ではないものが幾つかあると思うんですけれども、2年を継続している理由ですね。ほかの自治体の事例など調査はされたのでしょうか。大体の状況把握とかあれば、お伺いをしておきたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  都内の特定行政庁の中で2年以内の期間を定めたという自治体の話は聞いておりません。私どもが知り得ている中では、2年以内で定めたところはないということでございます。


◯委員長(土屋健一君)  以上で、本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時27分 休憩



                  午前11時28分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第19号 赤鳥居通り駐輪場等の指定管理者の指定期間の変更及び指定管理者の指定について、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  よろしくお願いいたします。それでは、議案第19号の赤鳥居通り駐輪場等の指定管理者の指定期間の変更及び指定管理者の指定について、御説明いたします。
 資料の1ページ目をごらんください。1の指定期間の変更についてです。(1)から(5)の指定期間が違う5つのグループの22の駐輪場の指定期間を、それぞれ平成28年3月31日までといたします。
 2番の指定管理者の指定についてです。平成28年3月31日に指定期間が終了する三鷹駅南口西駐輪場を加えた23の駐輪場を、株式会社まちづくり三鷹を指定管理者といたしまして、指定期間を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの5年間とするものでございます。
 3の理由でございます。今まで、駐輪場の設置時期により異なっていた指定管理者の指定期間を統一することで、現在の利用状況に即した包括的な駐輪場運営を促し、市民サービスの向上や事務の効率化を図るため一括で指定するものでございます。また、現在まで市の有料駐輪場を良好に運営し続けてきました実績と、経験やノウハウの蓄積等の経過を踏まえ、株式会社まちづくり三鷹を指定いたします。
 2ページをごらんください。駐輪場の一覧になります。
 また、3ページから5ページまでが駐輪場の位置図となります。
 続きまして、指定期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定方法審議結果についてでございます。初めに、赤鳥居通り駐輪場等11施設につきまして、6ページをごらんください。共通項目では、管理業務において法令遵守の徹底、定期点検を含め保守点検の実施、利用者の苦情等々に耳を傾け、事業にフィードバックしているなどから、総合評価をAとしております。また、数値項目では、施設の移転や一時閉鎖等がありましたが、平成24年度より利用者数が減少したこと、利用満足度で満足と回答した割合が61%との数値から、Aマイナスといたしております。
 7ページをごらんください。全体評価です。利用者の意見、苦情に耳を傾け、個人情報の保護、管理の徹底、施設の保守管理や管理の強化等により施設を適切に管理していることから、評価をAといたしております。
 なお、指定管理者候補者選定方法審議結果につきましては記載のとおりでございます。
 同様にいたしまして、井の頭第1駐輪場等3施設につきましては、8ページから9ページとなります。また、しろがね通り第2駐輪場につきましては、10ページから11ページとなります。すずかけ駐輪場等2施設につきましては、12ページから13ページ、また、三鷹台第1駐輪場等5施設につきましては14ページから15ページ、最後に、三鷹駅南口西駐輪場につきましては、16ページから17ページとなっておりますので、後ほどごらんください。
 続きまして、18ページをごらんください。三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会からの、市内駐輪場23施設の指定管理者候補者審議結果等についての通知文となります。
 19ページをごらんください。指定管理者候補者審議結果でございます。指定期間、選定方法、指定管理者候補者を示しております。また、あわせて調査審議事項の1から4の項目に対しまして、それぞれ適合性についてお示ししております。
 20ページ以降は、平成26年度の事業報告書になります。20ページから45ページまでは、駐輪場ごとの管理業務の実施状況を記載しております。
 また、46ページから69ページまでは収支一覧、及び駐輪場ごとの収支精算書になっております。
 70ページから73ページまでは、駐輪場の利用台数報告書でございます。
 74ページからは、指定管理者駐輪場に関する顧客満足度調査報告書になっております。
 説明につきましては以上でございます。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(栗原健治君)  それでは、質問をさせていただきます。今回、駐輪場の指定管理者を統合していくための議案ですけれども、指定管理者の指定期間を統一することで、利用者に即した包括的な駐輪場の運営を促して、市民サービスの向上や事務の効率化を図るっていうふうにありますけれども、この利用状況に即した包括的な運営っていうのは、具体的に言うとどういう点なのか。市民のサービスの向上という点でそれがつながっていくものなのか、確認しておきたいというふうに思います。
 指定管理者を指定するということは、期間を定めてですね、事業者を統合すればするほど、機械装置の関係ですとか、人の関係だとか、事業者をかえていくことがなかなか難しくなるっていうような、硬直化してしまうことがあると思います。適切な指定管理者の指定っていう点で、統合していくことによるデメリットっていうのはないのか、生まれないのか、市の考え方をお伺いしたいと思います。
 今回、それぞれの事業報告書で指定管理者の評価のシートでも、利用満足度が低いところに対してのAマイナスをつけているという報告も先ほどありましたけれども、どのような点で満足されていない、言ってみれば改善なり、要望なりがあるかと思うんですけれども、認識して報告されているのか、市の把握している状況を教えていただきたいというふうに思います。
 その上で、市民にとっての駐輪場の役割、すごい重要で、今指定管理者を統合することによってのメリット、市民サービスの向上という点では、多子世帯、家族で利用している場合には、その利用料の負担がとても重くなってしまう。その負担軽減を求めている要望もありますし、それと、三鷹台、井の頭、それぞれの料金の差も生まれているわけですけれども、統一することによって均衡が図られるような要求──他の駐輪場との差で料金が高いっていうふうに指摘されている駐輪場も、三鷹台などではあるっていう中で、そこのところでの改善はこれによって図られていくものなのか、伺っておきたいと思います。
 あと、この指定管理者の評価っていうことで、商工振興と地域の雇用という点にも結びつけていくっていうことが、駐輪場の市の運営している指定管理者にしていく過程で重要な役割だっていうふうに確認してきたと思うんですけれども、この点でまちづくり三鷹──今回の指定管理者はどのような役割を果たしているのか、市としての認識を伺いたいと思います。
 また、事業評価書の中で、要求としてICカードの利用を求めている声ですとか、支払いを求めていて、現時点では1カ所、ICカードが使える場所があるというふうに見れるわけですけれども、普及をしていくっていうことがこれによって促進できるのか。また、その利用料の算定、考え方ですね、この集約することによるメリットで引き下げなども考えられるのか。この事業報告書の中で一時利用料金の料金設定の見直しを検討するっていうことが書かれています。この点で、三鷹市としてのかかわりはどういうふうにしていくのかっていう点をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  まず1点目です。今回、統一することによって、どういう点でメリットがあるというところだと思いますが、こちらにつきましては、現在6つのグループに分かれて指定管理している中で、各駐輪場ごとの受け付け、要は駐輪場を利用される方の受け付けっていうのが各駐輪場ごとに行っていたということが、統一することによって、全体の手続等を例えば希望順をつけながら一括して受け付けができるようになることが、まず1つあると。
 あと、利用方法につきましても、統一的な利用方法によりまして、市民の方にもわかりやすく利用ができるというところがあるかと思います。
 また、共通の駐輪サービス券等、そういう同じような統一的なシステムを使うことによって、商店の方とコラボしながら、市民の方にサービス券を。そういうやり方も今後可能かっていうことで、そういうところが大きく統一する中でできるメリットになるかと思っております。
 それから、実際にデメリットというところ、統一することによってどうなのかということがありますけれども、こちらにつきましては、確かに同じような手法でやっていくというところに関しましては硬直化していくっていうことがありますけれども、その中で、ただ、今回まちづくりというところの観点からも、いわゆる駐輪場だけではなくて、まちをつくっていくという観点からも、今回まちづくり三鷹というところも指定させていただいてございますので、そういう中で駐輪場と、またそのまちの商店の方との先ほど言いましたコラボだったりとか、また、まちのところでお祭りだったり、そういうのをやっていく中で、そういうところを含めた、うまくかかわりができればっていうところもありますので、一概にデメリットというよりは、メリットのほうが大きいというふうには考えているところでございます。
 それから、アンケートの中で、実際に数値評価の中で、アンケートの結果として61%、ちょっと評価が低いところがありますけれども、今回のアンケートの聞き方として、まずよい、まあよい、普通というところの書き方ということでアンケートをとりましたので、普通という方も含めますと、実際に80%以上は超えている状況になります。ただ、今回のはあくまでも数値としては、よい、まあよいというところだけのをピックアップしているところがございましたので、ちょっとそのやり方につきましては今後の課題とはなりますが、ただ、その中でやはり大きくポイントになるのが、やっぱり利用料金ですか、そういうところとか、あと使い勝手っていうところがあるかと思いますので、そこのところをアンケートを生かしながら改善していく必要があるかということで、うちとしても認識しているところでございます。
 それから、三鷹台とかそうですけれども、いわゆる統合することによって1つ、またメリットなんですけれども、要は多子世帯等の割引とか、そういうところでどうなのかっていうところがございますけれども、こちらにつきましても、まだ具体的には、これからまたそういうふうなことも含めた検討をしていく形になると思うんですけれども、例えば統一的なやり方によって多子世帯の方が定期利用されているとか、そうなったときに、長年やったところに割引を設けるとか、そこはまだちょっと、ここでこうしますというわけではないんですが、ちょっとそういう手法も確かにあるかなというところがありますので、いわゆる統合したところのメリットをいかに生かしていくかというところは、うちのほうも今後も考えているという状況でございます。
 それから、地域の雇用につきましては、駐輪場の機械式で、ラックで、人はふだんいない場合もあるんですが、ただ、朝の時間帯とか、あと駐輪ラック、機械式を設けていないところは人を設けているというところの中では、シルバー人材センターさんにお願いしたりとかっていうところで、雇用につきましてまちづくり三鷹のほうでもうまく対応していただいて、朝の時間帯だけ、ある駐輪場にはいていただくとか、もしくは1日人を配置していただいて、対応していただくとかっていうことで、雇用についても、三鷹市としてはやっぱり市内の方をうまく雇用していただいているというところは認識していますので、引き続きそこについてはお願いしていきたいなというふうに思っております。
 それから、ICカード。使われているのは禅林寺通り、そこでICカードを使っていまして、今確かにICカードを利用されている方って、電車に乗られたり、バスに乗られたりという方が多くて、それを持っている方は、うまくそういうふうな形で駐輪場のほうでも利用できて、対応できればいいのかなっていうふうには思っております。
 ですから、今後一個一個、今まで駐輪場を事業報告書にもありますとおり、1つの駐輪場に対して収支を行っていたというところが、全体的に行うことによって、ほかの駐輪場に対してもICカードの機器を入れたりとか総合的に機器を入れる対応をできるのかなというところで、そういう意味では、一個の駐輪場だけではなくて、もうちょっとふやしていけるということは、可能性として考えられるかと思います。
 それから、一時利用の見直しはあるのかっていうところはございまして、こちらにつきましても、先ほど言いました単純に安くというところもそうなんですけれども、いわゆる今駐輪場を一時利用に使われている方っていうのは、通勤・通学の方は大抵定期を使われているんですが、ただ、もうちょっと長くに一時利用されている方もいらっしゃる。その中で、やはり商店の活性化というところで考えた場合につきましては、あくまでも余り長時間とめないで、うまく回転ができるような形にするっていうことも必要かと思います。その中で、例えば赤鳥居通り駐輪場もそうなんですけれども、4時間100円というところで、ある程度そういうふうな金額を取る。ただ、今後、ここは課題なんですが、商店を利用された方については無料サービス券を配るとか、そういうところを今後、全体にもうちょっと広めて、そういうふうなやり方によってうまく回転をよくしていく、一時利用もふやしていくというところを考えていきたいというふうに思っております。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。今回、この計画ですけれども、市民のサービスの向上につながっていく取り組みっていうことで進めていくこと、今回の統一することがプラスになるのか、どうなのかという点があるのと、指定管理者としての役割として評価できる点はどこなのかという点があると思います。指定管理者をまちづくり三鷹にしていくっていうことでは、引き続き更新されるっていうことであれば、利用者の声をより反映させる柔軟な対応が求められるようになります。
 それが、機能が発揮されないと、指定管理者の制度を活用しての事業運営っていう点で評価することができないっていうことになると思います。その点で、市としてのかかわり方ですね。可能性としては、今地域商工振興の視点に立ったサービス券だとか、そういうことが考えられるだとか、一時利用に対する利用料金のあり方が考えられるとか、ICカードの支払いの普及なども考えられるということでありましたけれども、市と指定管理者との関係で市民の要望を反映させるっていう点で、どういう関係をさらに充実させていくのかっていう点を確認しておきたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  駐輪場の指定管理者について、地域へのそういったまちづくり三鷹と市との関係という御質問でございますが、先ほど担当課長のほうから御説明したように、利用者にとっては受け付け等のそういったメリットがこれから発生してくるだろうということと、地域のまちづくりに関しましては、株式会社まちづくり三鷹には三鷹駅前の再開発の協議会等にも参加していただいたり、また、三鷹台のまちづくり協議会のオブザーバー的な働きをしていただいている。地域のことをいろいろな形でかかわっていただいている部分もあって、先ほど担当課長のほうからも話がありましたけれども、商店街を利用される駐輪場利用者の方とか、いろいろな要望を市にもいただいておりますし、まちづくり三鷹のほうにも直接入っております。近いところで、やはり利便性のいいところで、そういう商店街が利用できるようにするべきだと、そういった意見を多くいただいておりますので、そういったところもきちっと、市とまちづくり三鷹といろいろ調整をしながら進めていく部分。
 また、これから中央通り東地区再開発等が始まりますと、そこの部分に多くの市の駐輪場がございます。そういった展開の中で、一時的に数が大きく減ると、利用者にとってすごく影響のあるところなので、そういった中でも、これは市が基本的には考えていくことでございますけれども、指定管理者とそういう調整も可能になってくる部分もあるというふうに考えておりますので、そういったメリットも働かせながら、なおかつ、まちづくり三鷹、いろいろな駐輪場を今指定管理していただいていますけれども、地域ごとに若干駐輪場の特性が違うような部分もあります。
 メリットはほかの駐輪場にもそれを活用できるようなことを提案していただいたりとか、そういった中で、まちづくりとして進めていきたいと。平成23年に駐輪場整備基本方針というものを立てて、これに基づいて今進めておりますが、今そういったいろいろな動きの中で見直しも検討しております。来年度以降、さらに利用者にとっても充実した環境が整うように、そういったところをこれから検討して進めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  今後、住民サービスの点では検討していくということですけれども、市との関係では、基本的には事業の中身、料金の設定だとかは指定管理者が決定するわけですよね。決定するというふうに思います。一応そこのところを確認した上で、市民のアンケートなどをとりながらね、運営だとか、サービスの向上に取り組むっていう点で、どのように柔軟に反映させていくのかというのが重要な視点になるというふうに思います。
 特に高校生などを持っている家庭では、高校生にはアルバイトをしなければ収入はないわけですから、多子世帯に対しての軽減策などは切実ですし、商工振興の観点からも一時利用を結びつけていくっていうことが課題になると思います。市内にある各駅の駐輪場も、駅ごとで距離での差を設けている。一時利用、時間などの規定なんかでも差をつけているのはわかりますが、井の頭ですとか、三鷹台ですとか、駅から駐輪場の定期利用料金のあり方なんかも、同じ市民であれば公平・公正が誰の目から見ても感じられるような料金設定にしなければならないと思います。
 この点での改善を進めていくことを、市として指定管理者に対して求めていく必要があるっていうふうに思いますが、このかかわり合い方で、言ってみれば、どういうふうに市民の意見を反映させるという役割を、市として指定管理者に対して果たすことができるのか確認しておきたいと思います。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  利用料金の設定につきましては、市長の承認を得て、指定管理者が定めるという形になっております。ですから、市のかかわり方としましては、もちろん指定管理者のほうから提案等をいただきながら、利用料金等をやる中で、市としてもそれを承認をするというところで出てきますので。その中で、市として、じゃあ、それが妥当なのかどうかというところは、今例えば場所によっては、三鷹台の駅であれば、そこの距離だけの問題なのか、もしくは、その利用者がどのぐらい多いのか、誰が多いのかというところによっては、利用者に対してちょっとそういうふうな、もう少し問題点を提起して、解決に向けた提案をしていただくとか、もしくは市としても、そういうところはどうやったらいいのかというところは、指定管理者とともに話しながらやっていく、もしくは提案を受けながら、市としてはそれが妥当なのかどうかというところは動けるかなというふうに思っておりますので。
 そういう中で、うまくアンケートもとっているところもありますし、また、収支とか報告書の中でも、今の実態とか、そういう状況を市として月報でいただいたりとかっていうところで把握はしておりますので、そういう中で、じゃあ、どうそれを改善すればいいのか、また、どう市民に対して利用料を上げるのか、下げるのか、もしくは学生さんに対して、また障がい者に対して、そういうふうな差を設けてやるのかというところはいろいろ検討していけるかと思いますので、そういうような中で市としてもかかわっていきたいというふうに思っております。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。市民サービス向上に向けた取り組みとして、役割を発揮するように市にも求めていきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(土屋健一君)  ただいま議案第19号の質疑の途中ですが、この際休憩いたします。
                  午前11時56分 休憩



                  午後1時01分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第19号に対する質疑を続けたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  本件は、当初、我が会派は本会議で採決、いわゆる委員会では付託する予定ではありませんでしたけれども、このたび委員会で参考資料をいただきまして、その内容を拝見した上で質問させていただきたいと思いまして、本当にまずもっていろいろ資料を御用意いただきまして、ありがとうございます。
 質問させていただきます。まず、指定管理の変更ということなんですけれども、この23の施設のうち何種類というか、幾つにまたがっていたっていうか、どれだけばらばらになっていたかという状況についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  全部で23施設ありまして、そのうち6つのグループに分けて行っておりました。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。6つに分かれて、今まで指定管理をしていたということでお伺いしました。
 その中の資料の中で、指定管理期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定方法審議結果というのがございまして、まず、選定・評価委員会の評価というのがありますけれども、この選定評価委員会というのはどういった構成でなされているかということを、まず伺いたい。
 それと、先ほど前の委員からも質問がありましたが、アンケート調査によってマイナス評価、Aマイナスの評価がされている中で、分科会総合評価がAのままになっている。これは、共通項目だけを取り上げたのか、全体を見て、やはりAのほうが多かったからAとしたのか。その辺についてお伺いします。まずは、そこをお願いいたします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  評価委員会の委員なんですけれども、委員長が総務部担当の副市長、それから、副委員長に企画部担当副市長、教育長、それから委員としまして企画部長、総務部長、企画部企画経営課長、総務部政策法務課長及び契約管理課長をもって構成する委員会ということになっております。
 それと、Aマイナス評価があって、総合評価がAになっているということなんですけれども、こちらにつきましては、おっしゃるとおり、確かに個別ではAマイナスになったとしても、全体的な評価として、トータルで見た場合に、総合的に見てAという形にしております。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。でも、Aにしちゃうと、なかなかここ、問題点が一覧で見たときにつかめないんじゃないかなということを感じるわけですね。決してこのAマイナスがだめだというわけではなくて、確かにAが多いからAというのは1つの指標だとは思うんですが、やはり課題をずっと認識しているという意味では、やはり厳しい評価ではありますけれども、Aマイナスを総合評価としては残すべきだというふうに感じております。今後の評価のあり方、ぜひ検討をいただきたいと、そのように思います。
 それと、三鷹台第1駐輪場についても問題の指摘がありました。これは従前から問題視はされておりまして、さまざまな検討はされていると思いますが、具体的な対応をお伺いしたいと思います。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  三鷹台第1駐輪場につきましては、2階、屋上というところが利用者が少ないというのはわかっております。やはり学生さん、今度、杏林大学さんが来られるというところもありまして、いかに上位の階のほうに若い方、学生さんとかいう形で、また料金を少し差別化することによって、多少そういうふうな利用者もふやせるかなというところもございます。そういうことも、今指定管理者のほうと検討しているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  ごめんなさい、私、三鷹台を使う杏林大学生がいるという想定は全くしていなくて、ある程度の杏林大学生がいるというのはどこかでつかんでいらっしゃるんですか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  実際に何人いるということまでつかんでいないんですが、ただ、井の頭線を使われている杏林大学さんのほうが、駐輪場がありますよと、そういう広報をしながら、杏林大学さんにもいろいろ御協力をお願いしているところもありますので、そういうところで何とかお願いしているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。今ある設備をやっぱり有効活用することを考えていかなければいけないということで、やっぱり利用度を上げるための政策、もちろんいろいろな外的な要因もありますけれども、それはもっと積極的な取り組みが必要ではないかと思います。先ほど、前の委員の減免のお話もありましたけれども、もちろん、そういった取り組みも必要でありますし。これ、ちょっと機械がどういった契約というか、買い取りなのか、ちょっとわからないんですが、余りずっと使わない機械があるんであれば、もう撤去という方法もあるのではないかと思いますし。
 また、一方、屋上については、やっぱり雨ざらしというところで、自転車をきちんと管理している方は非常に雨ざらしを嫌う方もいらっしゃいます。そういった意味では、ある程度屋根というか、きちっとした屋根ではなくても、テント形式のものを張るだとか、そういったこともいろいろ工夫しながらやっていくべきだと思いますけれども、そういった積極的な取り組みということでの具体的な検討はどのようになさっているでしょうか、お伺いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  三鷹台第1駐輪場のところで、ここの場所については、今お借りしているという状況がありますので、ラック等設置につきましては指定管理者のほうで設置しているという状況がありますので。そういう中で、先ほども言いました、どういうふうな形で上位の階のほうに利用者さんをふやすかというところはいろいろと話したりしているところでありますが、こういうふうにしていくと、こういうふうにやりましょうというところまでまだ行っていないんですが、今後はそこのところの課題ということは、重々うちとしては認識しながらやっていきたいと思っています。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。継続的に考えていただきたいと思いますし、また、利用者さんからもいろいろな御意見をいただいて、そういった御意見を検討していく方向で持っていっていただければと思います。
 あと、電子マネーの利用についても記述がございました。先ほど、しろがね通り第2駐輪場と、あと禅林寺の通りの駐輪場ということで御説明もありましたが、まず、今電子マネーで対応でないものを切りかえた場合の改修コストについてお伺いするのと、あと手数料が発生していますけれども、どういう基準で手数料って発生しているのか。また、利用の割合。一時利用に関しては、何割の方がこの電子マネーを利用しているか、その点についてデータがあれば教えてください。お願いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  電子マネーのところです。まず手数料の件なんですけれども、こちらについては、カード発行の手数料ということになります。
 それから、電子マネーの利用者数ですけれども、全体では、平成26年度、9%の電子マネーの利用になっております。全体で77万9,642人のうち、7万3,142人で9%の利用者になっております。改修コストは1個当たり約200万円ということです。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。改修コストの話もありましたし、あと利用度、これ、9%がしろがね通り第2駐輪場と、禅林寺通り駐輪場の母数とした9%でしょうか。本当の全体の9%でしょうか、その辺、1個お伺いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  禅林寺通りはこれから設置というところで、大変失礼しました。しろがね通り第2駐輪場と、三鷹台第4駐輪場に今あるようになっています。全体、母数は全部、全体の駐輪場利用者に対しての電子マネーの利用です。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。全体だと、もともと設置していないので、それが利用度が下がるのはわかるんですね。だから、今設置されているものの中で何割使っていますかというのは出せますか。お願いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  駐輪場ごとに、済みません、お話しさせていただきます。しろがね通り第2駐輪場ですと、全体の33%になります。トータルでいうと、16万2,897人のうち5万3,900人ということで、33%が電子マネーを使われていると。それから、三鷹台第4駐輪場のほうですと、全体が3万9,156人で、電子マネーを使っているのが1万9,240人で49%ということになります。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。やはり設置されると、今鉄道関係がもう電子マネーが本当に主流になっていると思いますし、そういった意味では、こういった電子マネーの機器──200万円かけてどうなのかという議論はもちろんありますけれども、利用者の立場から考えたら、1つの施策かなと思います。それはまた庁内で検討いただければと思います。
 あと、最後に済みません、アンケートをずっとまとめていただきましたが、今回のアンケートは、この指定管理者の見直しが1つのきっかけでやったものか、定期的、もしくは何回かやった中の1回なのか、その背景をちょっとお伺いしたいと思います。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  こちらのアンケートにつきましては、今まではやっていなかったアンケートです。先ほどの項目で、数値項目というところで、利用満足度ということを数値化していこうということがありましたので、そこでこの回からアンケートをするようになりますので、これは今後ともまたアンケートをしたいと思っております。


◯委員(石原 恒君)  ちょっと細かいことを言って申しわけありませんけれども、ちょっとアンケートをとるなら、それなりのコストがかかりますよね。その数字が出るかどうかわからないですけれども、ことし4月、杏林大学が井の頭キャンパスが移転するのと、あとサイクルシェア事業が今年度、実証実験して、来年度スタートするというふうに見込んでいますけれども、こういったものをスタートさせてからとったほうがよかったのかなというふうなことを、個人的に感じるわけですね。だから、このアンケートがどれぐらいの頻度で行われるかということと、コストがどれぐらいあるかというのも関係してくるんですけれども、その辺の全体から何か御答弁をお願いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  おっしゃるとおり、実際には今後の動きがまた出てくるかと思いますので、そういうことを見越して、うまくアンケートの配分とか、そういう聞き方を考えていきたいと思っております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。多岐にわたっていろいろと質問をさせていただきました。これは本当に、職員の方がこういったすばらしい資料を出してくださったから、新たなこういった質問もできたので、本当に感謝申し上げます。ありがとうございます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  済みません、先ほどの補足をちょっとさせていただきたいんです。しろがね通り第2駐輪場のところで、説明書の29ページを見ていただきたいんですけれども、こちらのほうに管理業務の実施状況1番のところの中段に、現金利用と比較すると、その比率は毎月平均6割であったという書き方をしていたんですけれども、これは無料の方は抜いて、有料だけの方なので。先ほどは無料の方も全部含めた中でのパーセントということで、補足させていただきます。失礼いたしました。母数を無料の方と有料の方と、全部合わせたっていうことです。済みません。失礼いたしました。


◯委員(増田 仁君)  では、今回の指定管理、非公募で行うということで、それについて賛否を明らかにするために順次質問していきたいと思います。
 まず、今回の指定選定に当たっての前提条件なんですけれども、まちづくり三鷹の代表は副市長だったと思うんですけれども、先ほど指定管理者の候補者選定の委員会の対象参加者、その中に副市長が2人とも入っておったんですが、これは審議のときはどうしておられたのか、まずお伺いをしたいと思います。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  審議のときは、担当副市長のほうは退席をしておりました。


◯委員(増田 仁君)  では、その前、説明を行っている時点からいなかったということでよろしいんでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  はい。説明のときからいないということでございます。


◯委員(増田 仁君)  では、一個一個、順次、今回のまとめることについてと、指定管理者評価シートのことについて、あとは報告書や収支精算書、そのあたり含めて順次質問していきます。
 まず、今回1つに一括して期間を再設定してまとめるということで、質疑の中でまとめての申し込みで利便性が上がるということなんですけれども、そもそも今の時点でもまちづくり三鷹が全部指定管理を受けておりましたので、統一的な運用ですか、システムの供用とか、希望順位っていうのは、一定の範囲で工夫すれば、問題はある程度解消できたのではないかと思うんですけれども、今回、こういう形にしなければいけなかったのかどうか、メリットは、先ほど言った以外にほかに何かあるのかどうか、あわせてお伺いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  おっしゃるとおり、実際6グループあった中で、まちづくり三鷹がやってはいました。ただ、先ほども申し上げたように契約期間、契約が全然違いますので、ですから、ある意味、今後それをトータルして駐輪場を一体管理する中では少し弊害があったという形で考えております。
 それから、今後一体化する中で、先ほど三鷹駅とか、そういう中では再開発事業の動きも出てきます。その動きの中では、駐輪場の台数の確保だったり、あと適正な配置というところも、今後やらなくてはいけない状況になっています。その中で、いかに市民サービスを低下させないで一体的な管理をしていくことによって、駐輪場を、例えば一部閉鎖、一部開設によって、全体の駐輪場の状況を把握しながら、そういうものを見据えて市民サービスの低下を極力させないで、うまく駐輪場の配置を考えていくと、そういうところも必要だというところがありますので、そういう動きをする中で、全体、一体的に運営を行うっていうことが妥当だというふうに考えました。


◯委員(増田 仁君)  再開発のことを考えるんであれば、指定期間についてはもう少し短く設定したほうがよかったと思うんですが、今回、この期間にしている理由は何かあるんでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  今後の予定としましては、三鷹市駐輪場整備基本方針という黄色い冊子があるんですが、それに基づいて今動いてはいるんですけれども、ただ、それを来年度以降やっていくという、その動きも1つありますし。それから、再開発事業についても、早期に、今西側中央地区というところの再開発の動きが出しています。そういう中での動きを、おくれをとらないで、早くにそういう対応をやることが必要だということと、あと、その中で、期間として、今後の西側再開発と、今後の中央通り東地区の再開発も見て、期間としては5年が妥当ではないかというところを考えました。


◯委員(増田 仁君)  では、次に、指定管理者評価シートのところで幾つか見ていきたいと思うんですけれども。この指定管理者評価シート、その他、資料の対応をいただいてありがとうございます。
 まず、この評価シートの中で、赤鳥居ほか10の指定管理料は他の評価シートとちょっと違って、平成25年、平成26年と連続して減額になっているんですけれども、これについてちょっと説明がありませんでしたので、これはどういったものか、まずお伺いをしたいということが1つ。
 次に、先ほども質疑あった利用満足度のアンケートの結果がここに数値として出ているんですけれども、61%、58%、75%と。普通を省いたからこの数値ということであったんですが、逆に言うと、これは他の多くの指定管理者制度で管理している施設の満足度と比べれば低い点数で、ある意味適正というか、正しく高いなとか、いつも埋まっているなとかいうのが反映されたいい結果だと思っています。
 これが80%以上のところもちゃんとあるんですけれども、点数の上下の差が多いところというのは、先ほども質疑あった、やはり値段の問題なのか、満車が多いのか、それともラックの構造上、ちょっとこれ使いにくいよという問題なのか、未舗装だとか、夜閉まっちゃうだとか、そもそも遠いからとか、いろいろ理由はあると思うんですけれども、そういった設備や条件の問題なのか、そういったところを指定管理者側からの提案ですとか、民間としての対応とかっていうのはなされていますでしょうか。
 あと、もう一つが、利用者が一部減となっておるんですけれども、どこが今回有意に減っているのかですね。その近隣で安い民間の設備ができたのか、それとも人が減ったのかどうかですね。市設置の駐輪場がまたできたからとか、何か理由があるのか。例えば利用料が高額だったからだとすれば、再び放置自転車にかわっているのではないかとか、いろいろな理由があると思うんですが、その辺も指定管理者側から民間の提案ということはなかったんでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  まず1点目です。赤鳥居通り駐輪場のところ、利用者が減ってきたと、平成24年度からというところでありますけれども、こちらにつきましては、平成24年度、途中、しろがね通り第1駐輪場がかわりました。そういうふうな施設が小さくなって変わったというところがありましたので、平成24年度から平成25年度につきましては、利用が減ってきたという形になります。
 それから、平成25年度から平成26年度につきましては、こちらにつきましては実際に今度平成26年度途中、赤鳥居通り駐輪場は一時閉鎖になりました。そういうものも含めて一時利用者が減ったというところで、大きく全体的な数値としては、駐輪場の利用者は大きく変わってはないんですが、施設を小さくしたり、また一時閉鎖したというところで、減額になっているところでございます。
 それと、利用満足度の中で、実際に差が多いというところが確かにおっしゃるとおりありまして、これにつきましては、やっぱりその方の捉え方によって、例えば利用者が多いために一時利用が利用できないというところの方もいらっしゃる。また、もしくは、逆に利用料金が高いというところもありまして、これにつきましての精査につきましては、まちづくり三鷹のほうから、一応こういう状況だということのお話はありました。
 その中で、じゃあ、いかにどう具体的にやっていくかというところについては、今後、具体的な話にはまだ至っていないので、今後そういうものを含めて、利用料金、それからまた今後の駐輪場のあり方も含めて考えていかなきゃいけないというふうに思っております。
 それから、利用者の減というところの提案というところで、実際には先ほど申しましたように、大きく減ったところはないんですが、ただ、1つ大きくなったのは、この赤鳥居駐輪場が新しく開設、今年度して──平成26年度ではないんですけれども、その中でちょっとここには書いていないんですが、平成27年度としまして、大きくそこのところは減ったというところは把握しているところでございますので、そこについて、いかにその方たちをまた戻してやっていくのがいいのかというところは、具体的にそれについても、こうしますというのがないんですが。
 ただ、1つの方法としましては、商店街の方々と、先ほどもちょっと申しましたがコラボして、例えば回転率をよくして、無料サービス券を配布して、なるたけ使われる方、商店街を利用されている方にとってうまく使えるような形で、そういう仕組みでやっていくっていうことはどうかっていう話はしております。
 以上でございます。


◯委員(増田 仁君)  では、次、もうちょっと細かいところを幾つか見ていきたいと思います。先ほども質疑の中であった、資料の29ページのしろがね通りの駐輪場のところで、ここのを見ていくと不正利用が多いということで、電磁式のラックでどうして発生するのかですね。巡回というのは、要は見に行くだけですので、そもそも機械的にいうと、根本的に修繕対応をしないと、引き続き起きるものだと思うんですけれども。
 そうすると、こういった問題が起きているのに、なぜ評価結果がAになるのか。Aマイナスになるのか。こういう問題が発生しているんだったら、B、継続的に問題が起きているんではないでしょうか。解決していれば問題ないと思うんですが、根本的な対応をとれていないと思うんですが、このあたりはどうなっているのか。指定管理者側でどう把握をして、市側がそれに対して動いているのか、お伺いします。
 次、事業報告書の中で、三鷹台の話も先ほど質疑でありましたが、井の頭の部分、定期利用も、一時利用も、目標が未達成ということで、対策はこれは指定管理者側で提案等がなかったんでしょうか。民間側の創意工夫、なかったのか。料金の話もあると思うんですけれども、どういったところを考えているのか、お伺いをします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  しろがね通り第2駐輪場のところですけれども、こちらにつきましては、おっしゃるとおり、実際にラックで、この自転車をラックの輪にはめてもらえれば問題ないんですが、ただ、そこのところを中にはめていないで、ちょっと浮かしてとか、その横へとめたりとかっていう方もいらっしゃると。そういう中で、実際には、基本的には利用者のマナーっていうところもあるんですけれども、それを、じゃあ、どう克服していくかというところは、実際には回って、そういうふうなことのないような形で注意する、もしくは、ちゃんとラックに入っていなければ、押してラックに入れるような形をとる。
 一応そういうことで動きはしてはあったんですけれども、ただ、おっしゃったマナーというところもありますので、そういうところは注意喚起、今後していくということも必要かなと思いますので、そういうところはうまく利用者の方に余り御不便をかけない形で、そういうマナーを守っていただくような周知をしていくというのも、1つの方法かなと思っております。
 それで、事業報告書の中で、目標を未達成というところで、改善というところがあったかということだったんですけれども、これにつきましては、具体的な提案というよりも、今後また引き続きそこのところを改善していくという形になっております。ですから、具体的なこの改善提案というところは、現状はないというところでございます。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  今のしろがね通り第2駐輪場の評価のことで御質問がありました。その部分、ちょっと補足してお答えしますと、今担当課長のほうからありましたように、実際にラックがあっても、そこにかからないように乗せるとか、これはマナーというより、むしろ不正行為というようなふうに我々も捉えておりまして、この点、しっかり利用していただくようにしていかなくちゃいけないということで、まちづくり三鷹のほうも、巡回回数をふやしたり、そういう形で対応はしていると。
 ですから、対応については、評価は一定の評価はさせていただいたということで、今後、その管理上、管理の中で補えない部分は、例えば警察に相談するとか、そういったことも含めて、市としては考えていきたいというふうに考えております。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  済みません、先ほどの目標未達成のところの補足をさせていただきます。改善提案というところの中で、まだこれは具体的にこれからどうするかという話になるんですが、提案の1つとしまして、井の頭公園通りの第1、第2というのが2つあるんですけれども、どちらも合わすことによって、1つの駐輪場で利用者がふえるという形に、満車になるっていう形になろうかというところがあります。ですから、2つの駐輪場を持つことがどうかというところはありますので、そこのところは、今後、例えば三鷹の駐輪場の整備基本方針を見直す中で、そういうことも検討していく必要があるかと思っております。


◯委員(増田 仁君)  では、ラックのことについては、センサー式できちんとやっているところももっとありますので、要は乗せているけれども、はまっていないと、おかしいというふうに出るようなものもありますので。それが、そこの施設に入れることは金額として妥当かっていうのはあるとは思うんですけれども、そもそもの構造自体をほかのところのようにゲート式にしてしまうとか、そういうことも考えないと、こういうのはなくならないから巡回をふやそうとか、警察にっていって、だからといってそれが解決するかというと、結局なくならないものはなくならないわけです。
 そうすると、きちんとお金を払っている納税者からすると、何だ、これはという話になりますので、この辺は指定管理者のほうも、もっと認識を新たにしてもらわないといけないということを指摘しておきます。
 次に、収支の精算書に移りますけれども、これを見ていくと、各駐輪場、一般管理費というものがあるんですけれども、これは指定管理者であるまちづくり三鷹の営業利益っていうことでいいんでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  こちら、一般管理費といいますのは、あくまでもまちづくり三鷹の会社自体が運営していくための経費──電気だったり、役員の報酬っていう形になります。


◯委員(増田 仁君)  今運営経費ということを伺ったんですけれども、そうすると、この評価シートの上のほうに人件費というものが、もう一個別で給料、手当というものが載っかっているんですが、これとは別ということですか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  上のほうには支出1というほうは、あくまで担当者、駐輪場をまちづくり三鷹のほうでやっている担当者の方の給料っていう形になりますので、それ以外に関してのほうが一般管理費のほうに入ってきます。


◯委員(増田 仁君)  では、そうすると、ここに今度は同じとこで、掛ける20%っていうふうになっているんですけれども、この数字の根拠ですね。先ほど運営経費と言っていたんですけれども、それを掛ける20%にしてやっていく理由というのは、何か決め事があってそう設定しているんでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  こちらにつきましては、一般管理費の計算の仕方ということで、トータルの金額の割合によって何%というのを決めたりとかってあります。その中で、相手方との例えば見積もりを出して、そのパーセントを協議していくという形もありますので、これにつきましては、当時、そういうふうな積算基準、土木工事でもそうなんですけれども、金額の割合、支出、直接経費の割合を参考にさせていただいて、それに基づいて相手方のまちづくり三鷹との協議した結果として、パーセントを出しております。


◯委員(増田 仁君)  では、そうすると、直接経費の割合ということでいくと、要は今回一括でやったら全部20%というふうになるんだったら、その数字が妥当かどうかは別として、20%だったら、はあ、そうですねというふうになるかもしれない。が、これ、古いものも、新しいものも、今の時点で見ると全部20%になっているんですけれども、これは当初から掛ける20%ということでどの駐輪場も設定していたんでしょうか。それとも、内容により、規模により、ものが違うということでよろしいんでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  こちらにつきましては、当初から20%ということで決めておりました。基本的には、協定を結ぶとき、経費は決めていきますので。ですから、当初、協定を結ぶときに、この数字で決めております。


◯委員(増田 仁君)  わかりました。では、その協定を結ぶときに、この経費の割合と掛ける係数が妥当かどうかを民間の普通の業者ですね、ほかでも委託を受けている一般企業、いっぱいありますから、そういうところの経費、営業利益、そういったところを見て、20%にしたんでしょうか。それとも、10%がいいのか、30%がいいのか、逆にもしかしたら高いところもあるかもしれない、安いとこもあるかもしれない。そういったところをどれだけ把握したんでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  こちらにつきましては、当初、一番最初のところの指定管理を行う時点で協定を結んで、そのパーセントをずっと、今まで協定を結ぶためにやってきております。ですから、具体的にここのところの調査を細かく、民間のほうに聞いて出したというところの資料は残っていないんですが、ただ、土木工事の中では、トータルの金額によってそのパーセントというのを出しております。
 それから、そういうものを今後、一括していきますので、今までやった別々のを一つにしていくっていうことの中では、そういうふうな経費についてもいろいろとどうなのかっていうところは、今探って考えているところでございます。


◯委員(増田 仁君)  ということは、今回のこの指定の一括化に当たっても、民間の駐輪場管理委託を行っている業者に相見積もりをとっていない。金額の妥当性については、そういった証憑を持って確認をとったわけではないということでよろしいんでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  ほかの民間にそういう相見積もりをとってということでのやり方では、やっていません。ただ、あくまでも国や総務省だったり、そういう中での計算の仕方、一般管理費の出し方ということは調査しておりますので、そちらのほうを参考にさせていただいているというところでございます。


◯委員(増田 仁君)  それは、国での基準ですよね。民間で出してくる金額とは別ということですよね。そういったことで、どこへ出してきているのかっていうのは、いまいちよくわからないんですけれども、民間でもっと安く出してくるところはないというふうに考えたということでしょうか。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  今、委員の御質問はわかるんですけれども、ここの市のほう、現在、駐輪場についての指定管理の仕方として、こちらから指定管理料を払うとか、そういうことはしていなくて、実際には契約をして運営をした結果、その中で収入等がありますんで、その中の収入等のときに、今見ていただいている収支報告書のほうで、指定管理者がこのところではこれだけ使いましたよという形の報告がありまして、それで、その分を収入のところから引いて相殺するという形の、今指定管理制度ですので。
 これは、指定管理をする前に20%とか、そういうふうに決めているわけではございませんので。今回の場合には、全体ということになりますので、今まではある程度の小規模なものですから、先ほど担当課長が言ったように、大体20%というような形で踏襲してきていましたけれども、今回は全体となりますので、この辺当然大きくなりますから、管理費の割合も、これが今20%ですけれども、今後、これが15%になるのか、また10%になるのか、その辺はこれから変わってくるはずなので、その辺で全体でするということのメリットは十分出ておりますし、契約の仕方が当初に経費を見込んでという形ではございませんので、ここで討論をすると、ちょっとずれていくのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(増田 仁君)  そうですね、ここを見ていくと、そういったふうな話もある一方で、収支一覧を見ると、23ある駐輪場のうち、半分の11は支出のほうが超過していると。それをほかのところで補って、結果として何とかなっているけれども、これがほかの業者だったら、もっとうまくいくんじゃないか、そういうことを考えて、見積もりをとってしかるべきですね。ここを見ないでというか、見てはいるでしょうけれども、そのまままちづくり三鷹へっていうことを前提とした評価シートのAという値につながってくるというのは、余りよくないというふうに考えております。
 最後になりますけれども、非公募、先ほども触れたんですけれども、民間の見積もりとか、交渉して話を聞くとか、指定管理の収入と支出、この差をもっともっといいほうに持っていくこともできるわけなので、候補者選定ということを今回踏まえなかったというのは、やはり見積もりとっていない時点で問題だということを指摘して、終わりとします。


◯委員(白鳥 孝君)  今の質問に同じなんですけれども、なるたけ市に納付する金額がふえればいいかなというふうに思うんですけれども。そんなに大黒字じゃなくてもいいんです、とんとんでもいいんですけれども、特に三鷹台、本当に収支がちょっと余りにもマイナス過ぎちゃっていて。これ、なぜこういうふうに言うかというと、今、西部地区は全然駐輪場が、武蔵境はございません。それを考えると、利便性を考えたときに、またこういうことを考えると、何というんですか、不特定多数というか、不特定の方々がこういう利益を得ているという感じになってしまうので、西部地区のことも考えなきゃいけない。ただ、きょうは議案が違うもんですから、余り言いませんけれども、ぜひ、そういう意味では、収支をなるたけとんとんに持っていくようにお願いをしたいというふうに思っております。
 特にまた西部のことを言いますけれども、西部のことをひとつ、よろしくお願いしたい。私も存じているんですけれども、武蔵野市が三鷹市に土地を買えと言ったことも、私も承知をし、また、あそこの三鷹市に相当、300台、400台、駐輪場があったのを全部壊されちゃっていて、今ないわけなんですけれども、バスにかわっているわけですよね。シティバスが本当は入ればいいんですけれども、そこもなかなか市は何もやっていただけないので困っている状況でもございます。
 それを考えたときに、今駐輪場の問題のときに、何で西部地区に駐輪場がないのかなということで、利便性を考えたときに、非常にずるいなと。何か、そういう意味では、そういう意見があったということをちょっと申し伝えて、終わりにしたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(土屋健一君)  以上で、本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時44分 休憩



                  午後1時47分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 議案第5号 三鷹中央防災公園条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいですか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(栗原健治君)  議案第5号 三鷹中央防災公園条例について討論します。本条例は、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)に係る事業において、三鷹中央防災公園を設置するものである。新川防災公園・多機能複合施設(仮称)について、災害に強いまちづくりと子ども、高齢者、障がい者を含む全市民の福祉の向上及び健康保持増進、生涯学習及びスポーツの推進に寄与し、市民の幅広い活動の推進と交流を図るため、多様な機能が融合した拠点としてその施設を設置するとしているが、このような活動の推進は大規模施設による一極集中で実現できるものではない。このような手法は総事業費でも今後の維持管理費用においても市民の大きな負担となる。三鷹中央防災公園の設置は、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)に係る事業の一部をなすものであり、認められない。また、この防災公園を構成する施設も機能も市民の命を守る防災の観点から不十分である。
 よって、本議案に反対する。


◯委員(増田 仁君)  討論します。
 中央防災公園については、本建設工事の前、青果場跡地の東日本大震災時の使用で問題がなく、URと組む、補助金の動向など、多機能複合型のこの施設構造にすることが前提となっての本条例である。防災が起点ではなく、施設集約、それによる多額の費用をかけての整備が主目的といえ、納税者の視点で問題があると考えます。
 地上部広場自体も、土壌ではなく、施設の屋上であり、災害対策時の問題、被災時の破損や浸水など、使用が困難になる可能性もあります。ヘリは第一中学校離着陸ですが、災害時に徒歩で搬送となると、片道1キロ弱、8分から10分かかります。駐車場に来る緊急車両からの移動時間もわかりませんでした。
 さらに構造上、人が集まる以外、防災機能として何人使用できるかが重要です。他自治体での防災公園のように、シンプルで防災施設も簡素で汎用性が高く、しかも全て平面での機能が使えるのがよいと考えます。今回追加された設備についても、この中央防災公園の整備内容でないと無理なものはありませんでした。
 平時の公園利用においても、市内の公園で禁止され、不足するボールでの遊び場について、無料のネット設備など考慮してよいものの、時間区分やネットでの区分など何ら設定はなく、子どもの育ちを考え求める、市民ニーズの充足はできておりません。
 次に、条例施行規則。条例の内容に当然かかわってくるものですが、規則を固められておらず、案としての確認ができず、賛否にかかわる分、これを簡略資料で審議に付す提案では、賛成の余地はない。
 ということで討論いたしました。


◯委員長(土屋健一君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第5号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続けて行きます。議案第10号 三鷹市手数料条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第10号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第17号 三鷹市建築審査会条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第17号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第19号 赤鳥居通り駐輪場等の指定管理者の指定期間の変更及び指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(増田 仁君)  討論します。
 駐輪場の管理については、民間企業でも担うことが可能な事業であり、同じ事業内容をもって公募をかけて比較するのが当然である。しかしながら、副市長が代表であるまちづくり三鷹へ非公募で再指定しており、期間も含め問題がある。
 利用満足度についても、運用に当たっての改善が不十分であり、他の民間企業に任せて創意工夫を求めるのが適切である。満車、値段の問題、指定管理者側から運用に当たっての改善がないのは不十分である。
 また、不正利用が多いことについても、巡回ということではなく、根本的な対応を要するものの改善していないことは、適正に利用している利用者からすると、決して許されない。
 指定管理駐輪場は、収支一覧で、赤字がほぼ半分の11もあるが、人件費や一般管理費も含め、指定管理者として対策はしてきておらず、赤字が改善していない。民間の創意工夫は生かされているといえるか、疑問である。
 営業利益に該当する、一般管理費についても、全て同率で設定しており、民間との比較もなく、過去のシルバー人材センターへの管理委託時代とも比較資料はなく、適正な額といえるのか不明なのに、公募を実施せず、数年間固定で指定する点は妥当な運営とはいえない。
 非公募、質疑でも触れたが、民間の相見積もりや、積算とか、まず指定管理料の妥当性や競争力、サービスレベルなど確認をしていない。見積もりがない場合、候補者選定の前段階で、民間企業の委託の動向、費用やサービスなど調査や比較、その他確認もとっていないことから、指定の妥当性は確認できず、本件については反対いたします。


◯委員(栗原健治君)  議案第19号 赤鳥居通り駐輪場等の指定管理者の指定期間の変更及び指定管理者の指定について、討論します。
 市立駐輪場は、通勤・通学、お買い物など、市民生活にとってなくてはならない公共の施設であり、その利便性、サービスの向上は必須の課題である。指定管理者には、利用者の立場に立ち、より利用しやすい駐輪場になるよう運営に努めることが求められる。
 利用料の改定に関しては、家族割引等の定期利用料の軽減や一時利用料の引き下げなど利用者の経済的負担の軽減を求められている。利用料負担の軽減や交通系ICカードでの支払いなど利用者の要望に応えた市立駐輪場の運営改善の検討と実施を求めて賛成します。


◯委員長(土屋健一君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第19号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午後1時57分 休憩



                  午後2時09分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  よろしくお願いいたします。それでは、報告事項の1番目、アの三鷹市土地利用総合計画2022(第1次改定)素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性について、御説明いたします。資料1をごらんください。1の計画改定におけるこれまでの取り組みについてです。第1次改定の取り組みにつきましては、本委員会及び都市計画審議会などで御意見をいただきながら進めてきたところでございます。
 また、1月12日から2月1日に市民の皆様へパブリックコメントを実施するなど、幅広く素案に対する意見聴取を行い、このたび案として取りまとめました。
 2の変更のポイントです。素案の段階から3つの変更のポイントがあります。(1)、用語の変更です。新川防災公園・多機能複合施設(仮称)整備事業の整備が進み、名称が三鷹中央防災公園・元気創造プラザになることに伴い、事業名称を変更するとともに、都市整備の拠点として位置づけを行った新川防災公園(仮称)エリアを三鷹中央防災公園エリアに改めます。土地利用総合計画2022第1次改定案において変更を行った冊子のページにつきましては、参考ページに記載のとおりです。
 (2)、まちづくりへの市民参加の拡充について、表現を補足いたしました。協働によるまちづくりの推進について、市民のまちづくりへの参加の機会を拡充する旨を補足いたしました。これは、北野の里(仮称)まちづくり方針の策定やまちづくりディスカッション、まちづくり協議会での意見交換など、さまざまな機会や段階において、市民との協働をさらに積極的に推進していく方向性を示したものでございます。
 (3)、まちづくりのゾーニングの修正です。図の見やすさについて御意見をいただきました。色遣いなどを見直しいたしまして、よりわかりやすい図となるよう努めました。このほかにも、都市計画道路事業の進捗に伴う図の修正などの時点修正が必要な箇所についても、あわせて変更を行いました。
 3の素案に係る市民意見への対応です。パブリックコメントでの市民意見はありませんでした。また、参考資料1が三鷹市土地利用総合計画2022第1次改定案の冊子となります。素案から案に至る段階で変更した箇所につきましては、赤字で記載しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。
 資料1の説明は以上です。


◯緑と公園課長(田中元次君)  私のほうから、三鷹市緑と水の基本計画2022第1次改定案について御説明をさせていただきます。三鷹市緑と水の基本計画2022(第1次改定)素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性について、資料2及び参考資料2を用いて説明をさせていただきます。
 資料2をごらんください。昨年11月から12月にかけまして、環境保全審議会、本委員会及び三鷹市都市計画審議会に素案について報告をいたしました。また、平成28年1月12日から2月1日にかけましてパブリックコメントを行いましたが、御意見のほうはございませんでした。
 素案から変更点についての説明をいたします。2、(1)、北野の里(仮称)についてです。東京外郭環状道路整備事業に伴い、このほど策定されました北野の里(仮称)まちづくり方針との整合を図っています。参考資料2、90ページをごらんください。北野の里(仮称)の範囲の案をお示しをしております。北野の里(仮称)まちづくり方針については、平成26年3月に、市民の中から無作為抽出で選ばれた皆様と地元の関係団体の推薦により選ばれた皆様の参加により、まちづくりワークショップを開催しました。その後、同ワークショップが作成した報告書を受けて、三鷹市の基本的な考え方を整理した上で、策定のほうをしております。
 資料2にお戻りください。(2)、緑と水の連続空間についてです。現在、整備が進められています新川防災公園・多機能複合施設(仮称)整備の進捗により、名称が三鷹中央防災公園・元気創造プラザとなることに伴い、拠点として位置づけを行った新川防災公園(仮称)エリアを、三鷹中央防災公園エリアに改めています。今回の大きな改定点4点のうち、農地、屋敷林等の保全と活用について、及び民有地の緑化の推進については、素案よりの変更はございませんでした。平成28年2月23日に環境保全審議会に諮問し、答申を得ております。
 今後につきましては、三鷹市都市計画審議会へ報告をした後、3月末に確定をする予定となっています。
 説明につきましては、以上です。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  それでは、報告事項の3番目、ウの三鷹市バリアフリーのまちづくり基本構想2022(第1次改定)素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性について、資料3のほうで御説明いたします。
 資料3の1ページをごらんください。1の計画改定におけるこれまでの取り組みです。第1次改定の取り組みにつきましては、本委員会及びバリアフリーのまちづくり推進協議会などで御意見をいただきながら進めてきたところでございます。また、1月12日から2月1日にパブリックコメントを行い、皆様の御意見を踏まえ、このたび案として取りまとめました。
 2の変更のポイントです。素案の段階から3つの変更のポイントがあります。(1)、都市計画道路の整備状況図の変更です。現在、東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)の策定に取り組んでいることから、第四次事業化計画の内容を整備状況図へ反映いたしました。
 バリアフリーのまちづくり基本構想2022第1次改定案において変更を行った冊子のページにつきましては、参考ページに記載のとおりです。
 (2)、バリアフリーのまちづくりの基本的な方針です。こちらについては、2ページをごらんください。素案に係る市民意見への対応。こちらの対応表の1番目です。夜間照明について、バリアフリーの計画内容に盛り込むことへの御意見を踏まえ、適正な夜間照明の確保、街路灯のLED化などでございますけれども、こちらを取り組み内容に記載いたしました。
 1ページへお戻りください。(3)、用語の変更です。変更点は2点あります。1点目は、事業の進捗に伴う名称変更です。新川防災公園・多機能複合施設(仮称)から三鷹中央防災公園・元気創造プラザへ変更します。
 2点目は、高齢者対応信号機の名称を青延長用押しボタンつき信号機へ変更します。信号機の名称変更につきましては、素案に係る市民意見への対応表の5番目のとおり、パブリックコメントにおいても御意見がありました。
 3、素案に係る市民意見への対応について、主な内容を御説明いたします。意見者は4名で、意見の件数は8件です。こちら、2ページをごらんください。市民意見への対応表の2番目です。今後もバリアフリーのまちづくりに関する啓発事業の取り組みを継続し、地域生活の中で成果が見出されるよう望む意見がありました。対応の方向性ですが、既に計画に盛り込まれている内容となります。
 市民意見への対応表の3番目です。さくら通りにおける電線類の地中化を望む意見がありました。対応の方向性ですが、さくら通りの現状歩道幅が狭いため構造的に対応は困難ですが、再開発事業などにより拡幅が可能な箇所については事業者と調整の上、検討しております。
 その他、重点整備地区などに係る意見、要望がありました。参考資料3が三鷹市バリアフリーのまちづくり基本構想2022第1次改定案の冊子となります。こちらも、素案から案に至る段階で変更した箇所につきましては赤字で記載しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。
 資料3の説明は以上です。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  それでは、エの三鷹市交通総合協働計画2022(第1次改定)素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性につきまして、資料4をごらんください。1、計画改定におけるこれまでの取り組みです。本計画の素案については、平成27年11月に開催した第2回三鷹市地域公共交通活性化協議会、また、同年12月の本委員会にて御意見をいただきました。さらに、ことしの1月から2月にかけてパブリックコメントを実施し、広く市民の皆様からいただきました御意見等を踏まえ、このたび案として取りまとめました。
 2、素案から案への変更点です。(1)、用語の変更につきましては記載のとおりでございます。(2)以降ですが、参考資料4の本計画の案の本冊とあわせて御説明いたします。また、変更箇所等については、赤の下線で表示しております。
 それでは、恐れ入りますが、本冊の5ページをお開きください。(3)、ハンディキャブ等、福祉交通の状況の項目です。赤の下線の箇所になりますが、内容をより詳しく説明し、わかりやすくするよう追記いたしました。
 次に、17ページをごらんください。まる7とまる8において、全ての人が対象であることをわかりやすくするため、赤の下線のように追記いたしました。また、本冊29ページのまる1も同様に追記変更しましたので、後ほど御確認ください。
 次に、20ページをごらんください。(2)のコミュニティバスに関する事業のまる1とまる2です。新規ルートの導入と既存ルートの見直し項目において、今後の検討について、赤の下線のように整理いたしました。主な変更箇所は以上となりますが、そのほか、素案からの変更箇所は赤の下線で引いておりますので、後ほど御確認ください。
 続きまして、本冊の38ページをごらんください。第1次改定の流れになりますが、実際に行われた日にち等に関しまして、赤字の箇所を追記いたしました。本日、本委員会に報告した後、今年度内に第1次改定を確定する予定としております。
 恐れ入りますが、資料4の2ページをごらんください。素案に係る市民意見への対応です。パブリックコメントを平成28年1月12日から2月1日まで行い、示された意見とその対応となります。市民2人の方から御意見をいただきました。1番目は、三鷹駅南口ロータリー内の安全性と利便性の確保に関する御意見で、今後事業者と調整する旨の対応を示しております。
 2番目は、三鷹駅南口のペデストリアンデッキに設けられた喫煙スペースについての意見ですが、新たに設けた仕切りの対応を示しております。
 最後になりますが、参考資料5につきましては、平成28年2月18日に開催された第3回三鷹市地域公共交通活性化協議会に本案を報告した際にいただいた主な御意見を記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 説明につきましては以上でございます。


◯公共施設課長(小泉 徹君)  よろしくお願いいたします。私のほうから、三鷹市公共施設維持・保全計画2022 第二次保全実施計画(案)につきまして、資料5によりまして御説明をいたします。資料の1ページをごらんください。初めに、本計画の目的と位置づけについてでございます。平成24年3月に策定いたしました三鷹市公共施設維持・保全計画2022では、計画期間の12年間を4年ごとに区切りまして、4年間で行う工事内容を整理した中期保全実施計画を策定することとしております。
 平成23年度から平成26年度までの第一次保全実施計画の期間が終了したことから、今回新たに平成27年度から平成30年度までの工事計画を定めました第二次保全実施計画を策定するものでございます。
 それでは、資料の2ページをお開きください。こちらは、第一次保全実施計画の工事実績となります。第一次保全実施計画では、防災上重要な公共建築物の耐震化を最優先に取り組んでまいりました。その結果、平成26年度末における防災上重要な公共建築物の耐震化率は87.4%となっております。表1には、第一次保全実施計画に位置づけられた工事実績を記載しております。第一次保全実施計画の工事実施率、達成率は93.3%となってございます。
 次に、資料の3ページ、第二次保全実施計画策定の基本的な考え方についてでございます。(1)、予防保全対象施設の時点修正です。公共施設維持・保全計画では、用途や規模など、さまざまな建物がある中で、3ページ上段の囲みに記載しております要件に該当するものを予防保全対象施設として位置づけております。計画策定後、対象施設が廃止されたり、新たに要件に該当する施設が建設されておりますので、予防保全対象施設の時点修正を行っております。時点修正の結果、計画策定時に92施設、151棟ありました予防保全対象施設は、1施設3棟が減となり、91施設、148棟となってございます。
 次に、(2)、対象工事選定の考え方についてでございます。資料の4ページをお開きください。第二次保全実施計画では、引き続き防災上重要な公共建築物の耐震化を最優先に取り組むとともに、優先度の高い施設・工事の絞り込みを行い、事業の平準化や財政状況を勘案しながら全体調整を図り、対象工事を選定することとしております。
 まる1には、耐震補強工事の予定、まる2には、建物の部位の重要度や建物の劣化状況など、優先度の絞り込みを行う際の視点を記載しております。まる3には、その他の視点といたしまして、規模や経費が大きくなる工事につきましては、可能な限り経費の平準化を図り、計画的に改修を進めていくこと。また、施設の休館など、施設運営に影響が生じるような場合は工事を一括して実施するなど、施設運営にも配慮しつつ、効率的に改修を行うことを挙げております。
 こうした対象工事選定の考え方に基づきまして整理いたしました、第二次保全実施計画の工事計画を6ページから7ページに記載しておりますので、御参照いただければと思います。
 私からの説明は以上でございます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  それでは、カのコミュニティバス事業基本方針に基づく第二期見直し計画(案)について、資料6で御説明させていただきます。
 資料6をごらんください。1、計画策定におけるこれまでの取り組みです。本見直し計画は、コミュニティバス事業基本方針に基づく第二期見直し方針に基づき策定しております。本計画の素案について、平成27年11月に開催した第2回三鷹市地域公共交通活性化協議会、また、同年12月の本委員会にて御意見をいただきました。さらに、ことしの1月から2月にかけてパブリックコメントを実施し、広く市民の皆様からいただきました御意見を踏まえ、このたび案として取りまとめました。
 2、見直し計画(素案)から見直し計画(案)への変更点です。(1)、用語の変更は記載のとおりでございます。
 (2)の変更箇所ですが、恐れ入りますが、参考資料6の見直し計画の本冊をごらんください。恐れ入りますが、14ページをお開きください。まる5の4ルートを合わせた共通の課題事項の項目で、2ぽつ目に赤の下線で表示してある箇所になります。乗り継ぎ拠点に乗り入れる際の入退場についてを追記いたしました。これは安全運行の観点から、左折入場、左折退場を原則と考えていますが、ルートの検討なども考慮し、右折での入退場等も含め、安全対策や運行の安全確保について、交通管理者との協議を進めることが必要であることの内容でございます。素案からの変更箇所は以上になります。
 恐れ入りますが、資料6の2ページをごらんください。素案に係る市民意見への対応です。パブリックコメントを平成28年1月12日から2月1日まで行い、示された意見とその対応となります。市民3人の方から8つの御意見をいただきました。三鷹台ルートに関連する意見としては4点、ナンバー1、4、7、8がありますが、計画に趣旨を反映した内容、事業実施の中で検討する内容、対応が困難な内容と、それぞれ記載のように整理いたしました。
 また、新川・中原ルートや、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの入退場、杏林大学病院の経由ルートなどの意見もいただき、それぞれの記載のとおり対応をしております。
 恐れ入りますが、参考資料5をごらんください。こちらは、平成28年2月18日に開催された、第3回三鷹市地域公共交通活性化協議会に本案を報告した際にいただいた主な意見を記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 最後に、今後のスケジュールになりますが、本日、本委員会に報告した後、今年度末には計画の確定をしたいと考えております。
 説明につきましては以上でございます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  それでは、報告事項の7番目、キの三鷹駅前地区再開発基本計画2022(素案)について、資料7のほうで御説明いたします。資料7をごらんください。ページをおめくりいただき、目次をごらんください。本計画の章立てですが、平成17年度に改定したこれまでの再開発基本計画と同様に、5章の構成で取りまとめをしております。
 また、さきに策定いたしました三鷹駅前地区再開発基本計画改定の見直し方針の内容に沿って、素案として取りまとめました。
 それでは、1ページをごらんください。第1章、計画の前提。1の計画の目的と背景です。目的と背景につきましては、再開発基本計画改定の見直し方針から変更はありません。第4次三鷹市基本計画及び関連する個別計画の第1次改定との整合を図り、開発と保全の均衡を保ちつつ、回遊性とにぎわいを創出し、商業の中心地として成熟した都市にふさわしい質的向上を図るため、計画を策定するものです。
 3ページをごらんください。(2)、社会情勢の変化です。地球温暖化に伴う自然災害の増加などから、低炭素社会や循環型社会の形成が求められていることや、平成23年3月に東日本大震災が発生し、首都直下型地震への懸念とともに、市民の防災への意識が高まっています。こうした社会情勢の変化を踏まえ、都市の防災性を高めると同時に、環境に配慮した持続可能なまちづくりを推進する必要があります。
 4ページをごらんください。2の計画期間です。本計画の目標年次は、第4次三鷹市基本計画と同様、2022年としております。
 5ページをごらんください。3の計画の対象区域です。本計画の対象区域は、これまでの再開発基本計画同様、三鷹駅南口駅前広場の周辺地区を中心とした約17ヘクタールの区域です。
 7ページをごらんください。第2章、基本的な考え方。1の5つの基本的な視点です。こちらも、再開発基本計画改定の見直し方針から変更はございません。これまで安全と安心のまちづくり、都市の活性化、良好な市街地の形成、まちの個性の創出の4つの視点にバリアフリーのまちづくりと協働のまちづくりの視点を加え、重点事業に取り組んできました。これらの考え方を基本的に継承しつつ、新たに環境に配慮したまちづくりの視点を加え、5つの基本的な視点で、歩行者などの回遊性やにぎわいの創出、景観づくりの誘導などにより、三鷹の歴史と文化を生かした質の高い総合的なまちづくりを進めていきます。
 これまでの再開発基本計画から新たに追記した内容について御説明いたします。9ページをごらんください。都市の活性化の5点目、(5)、一番下段の部分でございます。買い物空間の広がりとにぎわいを創出する取り組みの誘導です。三鷹駅南口中央通り東地区では、人々が集う広場空間を確保するなど、三鷹駅前地区の活性化の拠点となるよう検討を進め、広場空間や公開空地の活用方策についても、地元商店会や市民によるオープンカフェなど、にぎわいを演出する取り組みが展開できるよう誘導します。
 11ページをごらんください。(5)の環境に配慮したまちづくりです。(1)、循環型社会への対応として、環境に配慮した取り組みを誘導することや、(2)、緑を生かしたまちづくりとして、建てかえ等の機会を捉えて敷地内緑化や屋上緑化、壁面緑化などを推進します。
 12ページをごらんください。2、まちづくりの誘導手法に関する基本的な考え方です。これまでの再開発基本計画から新たに追記した主な内容について御説明いたします。(4)、景観条例です。平成24年に景観条例を制定しました。再開発など、土地の高度利用に伴った面的なまちづくりを進める際には、周辺からの見え方に配慮するなど、緑と水の公園都市の玄関口にふさわしい景観づくりに取り組みます。
 13ページをごらんください。(5)、地区計画の導入です。三鷹駅前地区の良好なまちづくりを誘導するためには、建物単体のみならず、建築群としてのまち並みの形成による景観づくりが重要です。良好なまちづくりを進めるルールとして地区計画の導入などが考えられます。まち並み誘導型地区計画などの導入に向けた検討を行います。
 少しページが飛びますが、21ページから、こちらからは第3章、現況と課題です。こちらの23ページをごらんください。(8)、国際化への対応です。東京オリンピック・パラリンピックなどにより、より多くの外国人が三鷹市を訪れることが見込まれますので、観光しやすい魅力的なまちづくりの推進が求められています。
 28ページをごらんください。第4章、個別事業の整備計画、1の5つの重点事業の設定です。こちらも再開発基本計画改定の見直し方針から変更はございません。
 29ページの5つの重点事業の位置図に記載しております、まる1からまる5の5つの事業を重点的に推進すべき事業として、重点事業に設定しました。
 31ページをごらんください。3、重点事業、(1)、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業です。下段の(2)、整備計画をごらんください。駐輪場・駐車場及び共同荷さばきスペースについては、周辺施設の利用実態を精査し、施設計画と整合を図りながら整備計画を策定いたします。
 32ページをごらんください。(4)、事業手法は、都市再開発法による第一種市街地再開発事業の活用を目指します。また、本事業は、しろがね通りを挟む2敷地が一体性のある再開発となるよう整備する必要があります。
 33ページをごらんください。(2)、中央通り買い物空間整備事業です。(1)、整備方針。こちらのまる3、他事業との連携をごらんください。三鷹駅前のメーンストリートにふさわしいまち並みの形成を誘導するため、一部モデル区間として三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業と一体的に整備します。
 34ページをごらんください。(3)、事業スケジュールです。平成30年度までの中期において、地権者や商店会と連携して壁面後退などのルールを定めます。平成31年度以降の後期において、再開発事業の進捗に合わせて整備を進めます。
 40ページをごらんください。第5章、推進体制です。市民と事業者、国・東京都などが協働して取り組みを継続していく必要があります。また、三鷹商工会、商店会や株式会社まちづくり三鷹とも連携し、推進体制の構築に取り組みます。資料7の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の8番目、クの三鷹市用途地域等の見直し方針(案)について、資料8のほうで御説明いたします。資料8をごらんください。本方針は、用途地域等の都市計画を見直ししていくに当たって、三鷹市の考え方をまとめたものであります。昨年12月の本委員会で御説明した素案からの変更点について、赤字で記載しております。そういった内容を中心に御説明させていただきます。
 1ページをごらんください。素案の時点で、第1章に記載しておりました本方針を策定するに至った経緯と目的を「はじめに」として記載しました。
 3ページをお開きください。第1章の用途地域等の指定状況です。それぞれの項目について、検討の方向性を明確にしました。まず用途地域についてです。用途地域の指定状況に加え、歩いて通える範囲に店舗等の立地が可能な用途地域の指定を検討する必要があると記載いたしました。
 5ページをお開きください。こちらは、充足率の説明に加え、良好な住環境の保全のため、最低敷地面積の拡充が必要であるなどの記載を加えました。
 6ページをお開きください。高度地区についてです。用途が路線指定されている地区の具体的な高さを記載し、良好な市街地環境の保全や景観の保護のため、実態に即した新たな絶対高さ制限の検討が必要であるとの記述をつけ加えております。
 7ページをお開きください。防火・準防火地域についてです。木造住宅密集地域改善のため、指定の拡充が必要であると記載を加えました。
 9ページをお開きください。特別用途地区についてです。既存の土地利用を保全するため、特別用途地区の活用の検討が必要であると記載しました。
 10ページをごらんください。地区計画についてです。用途地域の変更にあわせて、地域の環境変化の影響を軽減するとともに周辺市街地との一体的なまちづくりを進めるため、指定を検討していくと記載しております。
 13ページをお開きください。土地利用総合計画のまちづくりゾーニングごとに、今後検討していく主な検討項目について記載をしております。素案の段階から壁面後退、緑化の検討など、より踏み込んだ記載をしております。なお、米印の箇所については、17ページの高度地区における考え方に基づき、5階建て程度の絶対高さも検討をしていくこととしております。
 16ページをお開きください。災害に強いまちづくりについてです。道路の整備状況に応じて、利用できる建蔽率、容積率の検討を行うと記述を修正しています。
 17ページをごらんください。項目をその他の地域地区の活用の考え方と修正いたしました。
 資料8の説明は以上です。


◯委員長(土屋健一君)  アからクにおける市側の説明は終わりました。
 これより、質疑に入ります。質疑のある方、挙手をお願いします。


◯委員(石原 恒君)  今回の第1次改定の資料が幾つも出たのと、あと、資料7のところで、三鷹駅前地区再開発基本計画2022の素案というのが示されました。1つ、2つほど、気になることがあるんですけれども。まずペデストリアンデッキのところなんですが、一応駅前ということなのでデッキも含むと思うんですけれども、恐らく雨の日とかのいろいろな問題がありますよね、下水の処理とかの。こういったところの改修が、このデッキの中で多分、今年度されますよね。そういったことっていうのは盛り込まれないんでしょうかということ。
 あと、いろいろな、ちょっと駅前のことなんですけれども、最近というか、もう1年ぐらいたつんですかね、エスカレーターのところに、何かAとか、Bとか、数字が書いてあるのを張っていますよね。何か番号が振ってあって、これは多分管理上の問題だと思うんですね。あれは、業者にとってみりゃ、非常にいいものだと思うんですけれども、利用する側としては、何でこんなのをつけているのかなって思う。イメージ、わかります、あの青いステッカーが張ってあるんですね。わかりますかね、職員の方。あれ、何であんなでかいステッカーを張ったんですかね。ちょっと景観的にはおかしいなって常々感じているんですが。もうちょっと景観っていう発想がなかったのかなというふうに思います。もう一度、ジブリの停留所の案内もそうですけれども、こういう、何か余りセンスがないなというふうに感じております。表示としては必要なことなのかもしれませんけれども、もうちょっとそういう景観的な発想でやっていただきたいと思いますので、改修のときにぜひやっていただきたい、そのように思います。
 あと、同じ資料7で23ページ、国際化への対応ということが数行書かれておりますけれども、残念ながら、このエリアを見ますと、風の散歩道、入っていませんよね、一部しか。国際化といっても、基本的にはジブリに行く人がほとんどなわけですね。そういった中で、本当に国際化への対応をするのかなっていう感じがするわけです。ちょっとこれの考え方っていうか、扱いをどうしていくのか。全体の国際化はいいんですけれども、具体的なところがちょっと見えてこない部分があるなというふうに思います。ちょっと、その点についてお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  ペデストリアンデッキの、まず改修を再開発基本計画の中に盛り込むのかどうなのかということについてでございますけれども、再開発基本計画は、17ヘクタールのこの駅前のまちづくりをどういうふうにしていくかっていう、そういうまちづくりの大きな方向性を今立てている計画でございまして、具体的にこれから進める重点事業を設定いたしまして、どういうふうに進めていくっていう計画になっているものでございます。
 駅前デッキも、こういった再開発基本計画に位置づけしてこれまで整備してきたところでございますけれども、一定程度整備は終わっていますので、これから改修等については、この計画とは別にメンテナンスのほうの計画の中で進めていくことになろうかというふうに考えています。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  ペデストリアンデッキの取り組みにつきまして補足させていただきますと、平成27年度は現況の調査をさせていただきまして、平成28年度に調査に基づいた改修の実施設計を行います。平成29年度以降、改修を行ってまいります。そういう取り組みを行ってまいります。
 それと、2点目のエスカレーターの表示でございますが、御指摘いただきましたので、その改修にあわせて検討させていただきたいと考えております。
 それと、国際化につきましては、デッキ上の案内であるとか、風の散歩道の愛称名看板であるとかを多言語化するようなことで、今検討しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。デッキの扱いはよくわかりました。あと、国際化のところも、ぜひ具体的に多分、これはどこかに記述があるんですかね、23ページには数行入っていますけれども、今後そこは具体的なものとして載せていく予定でしょうか。よろしくお願いします。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  国際化については、市全体をオリンピック等に向けて計画を進めていくということで、再開発のエリアについては、その対象区域ということで一部載せさせていただいておりますが、今後、先ほど申し上げましたように全体を取り組んでいくと。第一歩として、デッキから風の散歩道ということで進めていくということで考えております。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。国際化については市全体の取り組みということで、また、何らかの形でちゃんとこういった資料もつくられると思いますので、そういったときには、ちゃんとこういう引用するような、1行入れていくとか、こういった形で計画を進めていますとか、そういった形で記述をお願いできればと思います。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(栗原健治君)  それでは、資料7の駅前地区再開発基本計画で、推進体制の整備ということで、市民、事業者と協働してまちづくりを継続する環境を整えるため、商工会や商店会を初めとする関係団体やまちづくり三鷹と連携して推進対策構築を取り組みます。この取り組みの中、どのようにしてそれを具体的に充実させていくのかっていうことが重要で、この計画全体も、市民全体のものにして、今掲げられた中身をその推進体制の中で議論していくことが重要かと思います。この点の具体化に向けて特に留意する点、積極的に進めていくことが重要かと思うんですが、市の考えを確認しておきたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  駅前のまちづくり全体を、市民ほか関係者と協働で進めていくという推進体制をここで示させていただいておりますが、例えば再開発に係る地権者の中にも、当然商店会の方も入っておりますし、地権者、市民の方も入っている。また、ステージを積み上げていく段階でいろいろな構成が考えられていくということで考えております。今言ったような再開発事業としての取り組みの中で、地権者、関係者を含めた協働で進める部分と、それを地域にまちづくりとして進めていく段階では、さらに広がった形でいろいろな関係者が入ってくると。そして、また、都市計画とか、そういったものを進める中では、当然そこの都市計画にかかわる住民の方も入った中でいろいろ御意見をいただきながら進めていくと、そういったステージ、段階ごとに進めていくというふうに考えているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  この駅前再開発は、同じ推進体制の40の国や東京都の連携という部分の中にも、資金や労力や時間を必要とすると。やはり、三鷹の顔としての役割があるわけですけれども、地域に住んでいる人たちの地域性と、三鷹の特徴であるこの身の丈に合った、やっぱり計画をつくることっていうのは重要かと思うんですね。三鷹らしさっていうのをいかに出していくのかっていうことが、将来的なまちづくりにおいても重要で、ほかのところにはないオンリーワンのまちづくりをしていくっていう点で、型にはまったような開発計画にしてはうまくいかないだろうというふうに思います。
 その点でも、推進体制の中での連携、特に利用者である市民、住んでいる市民の声をしっかりと反映させていくことが重要で、これから、全体の計画についてよく知らせて、それで、その中身についても市民を含めた議論をして計画を進めていくことが必要だという点を指摘しておきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員長(土屋健一君)  続きまして、ケからサにおきます説明をお願いします。


◯緑と公園課長(田中元次君)  報告事項ケ、緑確保の総合的な方針の改定について説明させていただきます。資料9をごらんください。1、改定の内容についてです。本方針は、東京都内において、都と区市町村が合同で民有地の既存の緑を計画的に確保することを目的に、平成22年5月に策定のほうをされたものです。原則として5年ごとに改定することとなっており、今回、改定を行うものです。
 今回の改定では、民有地の緑地を確保するために位置づけております確保地及び確保候補地の追加を行うということになっております。確保地とは、計画期間10年間に買収、法や条例に基づいて強い規制をかけて保全するもののほか、所有者との保全に関する協定を結ぶなどにより、緩い制限により保全に取り組んでいくものでございます。また、確保候補地とは、計画期間にかかわらず、緑の保全を目指して確保地に格上げを目指していく対象地としております。
 当初の方針には、民有地に規制制限を設ける必要があることから、三鷹市では確保地を設けておりませんでしたけれども、この間、所有者の方々の了解を得られた4カ所について、今回、追加をする予定になっております。確保候補地についての変更はございません。なお、確保地に位置づけることによって、買収する際、東京都の補助金の活用などをするようなことができるようになります。
 資料9に添付しています緑確保の総合的な方針、概要版については、後ほど御確認ください。
 説明については、以上です。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  報告事項の10番目、コの地域のまちづくり活動状況について、資料10のほうで御説明いたします。資料10の1ページをごらんください。地域にふさわしいまちづくりを目指して、市内では連雀通りまちづくり協議会、三鷹台まちづくり協議会、新川宿まちづくり協議会の3つのまちづくり協議会が活動を行っています。本日は、平成27年度の各まちづくり協議会の活動状況について報告させていただきます。
 2ページをごらんください。1点目は、連雀通りまちづくり協議会に関する活動です。表の上段Aをごらんください。協議会は、本年2月23日に東京都へ要望書を提出いたしました。要望書提出に至った経緯について御説明いたします。平成26年に行った東京都との道路整備に関する意見交換会の結果、今後の道路整備について地域の意向を取りまとめて東京都に要望していくこととなりました。協議会では、平成27年10月にまちづくり情報コーナーを開催し、アンケート調査等によって地域の意向を踏まえて要望書を取りまとめました。
 3ページは、要望書を東京都へ提出するに当たって、市への支援要請で、4ページから8ページが、協議会から東京都へ提出した連雀通りの整備に関する要望書となります。
 5ページから6ページをごらんください。要望内容は10項目です。1、道路整備に関する項目、2、バス停に関する項目、3から8が歩道、車道等に関する具体的な要望内容となります。9、残地の活用に関する項目、10、地域のイメージカラーを踏まえた道路附属物等の色彩の配慮など、今後、要望したい項目となります。
 8ページをごらんください。要望内容のイメージスケッチとなります。こうした協議会の動きに合わせて、市としても道路整備と一体的に魅力のあるまちづくりの実現に向けて東京都と連携して取り組んでいきたいと考えています。
 お手数ですが、2ページにお戻りください。2点目は、三鷹台まちづくり協議会に関する活動です。表の中段Bをごらんください。三鷹台まちづくり協議会では、地区の地域資源である神田川をより身近なものとして感じていただき、地域のコミュニティづくりのため、神田川こいのぼり祭りを開催いたしました。このイベントはことしで10回目となりました。地区の子どもたちと大人が一緒になってつくった約600匹のこいのぼりが4月26日から5月10日の15日間、神田川を泳ぎました。また、全体会等において、現在進めている三鷹台駅前通りの歩道設置工事の内容について話し合いました。
 続きまして、3点目は、新川宿まちづくり協議会に関する活動です。表の下段Cをごらんください。協議会では、新川宿ふれあい通り朝市の開催や、ポケットパークの花の植えかえ等に取り組んできました。また、地域コミュニティの創出を図りながら、面的な緑化を推進するまちなかグリーンベルト創出事業に市と協働で取り組んでいくことから、説明会等を開催いたしました。協議会では、引き続きまちなかグリーンベルト創出事業で緑化を推進するとともに、第一小学校周辺地域の課題について、調査対策等の検討を行っていくとしています。
 資料10の説明は以上です。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  それでは、サの杏林大学井の頭キャンパス開設に伴うバス交通対応についての御報告をいたします。まず、冒頭に杏林大学井の頭キャンパスの開設に伴うバス交通の対応について、3月6日号の「広報みたか」にて、市民の皆様に早い情報提供の必要性があるとの判断から、本日、御報告予定のバスを延伸するなどの一部の内容について掲載しましたことを、この場をおかりしまして御報告申し上げます。
 それでは、恐れ入りますが、資料11をごらんください。平成28年4月の杏林大学井の頭キャンパスの開設に伴い、約4,000人の通勤・通学による公共交通への影響が想定されます。そのうち三鷹駅から杏林大学井の頭キャンパスへのバス交通を利用される通勤・通学者は、朝のピーク時で1時間当たり最大約400人程度の利用が見込まれます。そのため、杏林大学、バス事業者等の関係機関との調整を行っているところでございます。
 対応内容でございます。1番、平成28年3月28日より、三鷹駅南口から牟礼団地行きの路線バスを杏林大学井の頭キャンパスまで延伸する予定です。また、延伸につきましては、杏林大学の開門時間中になります。平日が6時から22時まで、土日祝日が6時から18時までと聞いております。恐れ入りますが、2ページの図1をごらんください。赤色が延伸するルートになります。恐れ入りますが、1ページにお戻りください。2番です。平日で1日20便増便し、72便となる予定でございます。3番、土日祝日のダイヤは設定されますが、大学が夏休みなどの休校期間中も近隣住民の方々の利用が想定されるため、大学の門をあけて通常のダイヤで運行する予定としております。
 4番、三鷹駅南口バス乗り場等の対応についてでございます。(1)、バス乗り場は三鷹駅南口バスロータリーの8番乗り場になります。恐れ入りますが、2ページをごらんください。図2になります。黄色で表示している箇所になります。また、下の写真1は8番乗り場の現況写真となります。
 恐れ入りますが、1ページへお戻りください。(2)、4月当初は混乱を避けるため、バス事業者により誘導員を配置する予定でございます。(3)、整列方法や杏林大学井の頭キャンパス行きの案内をバス停周辺に掲示する予定です。(4)、朝のピーク時間帯に杏林大学井の頭キャンパスの学生と一般利用者、それぞれの専用レーンを設けるなど、一般利用者に配慮するよう調整をしております。(5)、「杏林大学井の頭キャンパス」と「杏林大学病院」バス停の表記の明確化を図ります。(6)、三鷹駅改札からバス停までの案内板の設置等を行います。以上、調整を行っているところでございます。
 資料11の説明は以上でございます。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより、質疑に入ります。質疑のある方、挙手をお願いします。


◯委員(石原 恒君)  よろしくお願いいたします。資料10と11について、御質問いたします。
 10ですけれども。連雀通りまちづくり協議会から、2月16日付で市長宛てにこういった要望書が出ております。それと、あと東京都に対しても提出するということでありますけれども、まだ日にちがたっていませんけれども、具体的にこの要望されている支援のところ、どういったことで支援できるかということをお考えでしょうか。東京都への働きかけということですかね、そういったところについてお伺いしたいということ。
 あと、7ページ目に、バス停を要望されております。これの真意はどのように伺っていますでしょうか。よろしくお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  協議会から市に支援要請がございまして、市としても、地域のまちづくりを進めるということから、まちづくり推進地区に指定しているところでございます。東京都とこういった協議会の市民の方が直接会って、東京都と意見交換をできるような、そういう場を市のほうでも取り持って設定したところでございます。2月23日でございますけれども、直接事業を担当しているセクションの工事と用地の課長と、あと担当の方々にお越しいただいて、その中で今の用地の状況とかの今後の進め方みたいなところの意見交換をして、地元としては、できるだけ早く工事に入ってほしいというような内容のことを、直接市民の方からお伝えしたり、工事を安全に進めてほしいっていう、商店会としても皆さんも感じていることを直接お話しできる、そんな場を持ったところでございます。
 また、バス停のことでございますけれども、協議会としても、今の場所にバス停があるほうがいいのか、それとも、どういうところにバス停があるほうがいいのかっていうのは話し合ってきているところでありまして、そうしたバス停の位置や何かもバス事業者と協議しながら、東京都とも協議しながら、これまで進めてきているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。支援のところですけれども、当然こういった協議会から、いろいろな事業、東京都とも進めているから、そういった形で直接するすべはもちろんあるんでしょうけれども、ただ、こういった提出したときのレスポンスがあるんですけれども、それがないと、なかなか東京都の動きが見えてこない。それに何か、アクションをとったら返事が来るという、そういった流れだと、私は思うんですね。
 まだずっと長い、買収も少しずつ進んではおりますけれども、もうちょっとかかりそうな事業でありますから、定期的に三鷹市から東京都にどうなのかっていうのは、協議会から頼まれるだけじゃなくて、定期的にどういう状況かっていうのを聞き取って協議会のほうに伝えるとか、そういったところをぜひ支援をいただきたい、そのように思います。
 それと、バス停についてはちょっと、結構、連雀通り商店会と連雀の停留所が近いので、ここにまた1個つくるというのは、移動させてっていうことなのかもしれませんけれども、ちょっと難しいかなと個人的には感じております。
 あと、次の資料11でありますけれども、杏林大学の井の頭キャンパス開設に伴うバス交通の対応についてでありますけれども、便もふやすということと、あと延伸をするということで、非常にすばらしい取り組みだと私は思うんですが、一方、これは皆さん御懸念されていることで、吉祥寺から来る可能性も十分考えられるわけでありますけれども、その学生なり先生方はどうやって吉祥寺ではなく、三鷹に持ってくるのか、誘導していくのかということがまず1点と、吉祥寺とのこのキャンパス間の対応はどのようにこういったものが検討されているか。この2点について、お伺いします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  吉祥寺駅からいかに三鷹に持ってくるかというところでありますけれども、まず、もちろん交通機関だけではなくて、実際に三鷹駅全体の周辺のまちづくりというか──自転車もそうですし、そういうふうなことで魅力ある、そういう観点から学生さんに来ていただくというところもあろうかと思います。そのために、今回のうちのできる交通事業としましては、8番乗り場のほうを少しわかりやすいように、一般の方とか学生さんで分けてとかっていうことで、ちょっとそういう乗りやすさを少し出そうかなということと。あとは、8番乗り場の行き先、行き方とかも、案内を表示して、そういうことで間違いないような形で乗れるような形ということで、バスの観点から、交通の観点から言うならば、そういうことでわかりやすいような、乗る場所を間違えないような形で考えていっているっていうところがあります。
 あと、吉祥寺駅からのバスは同じように牟礼団地行きというのがありまして、それが同じように延伸する形になります。便数も今ある現行よりも約10便増便されるということは聞いておりますので、バス自体についても同じように吉祥寺駅から来る方にとっても増便するということで、対応としては三鷹駅と同じように。ただ、三鷹駅のほうは、今言った乗り場をわかりやすくとか、誘導するような形でのそういうふうなことで、市としては努力しているところでございます。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  今、担当課長がお話ししたとおりなんですけれども、委員の方は、いかに三鷹市に来させるかといいますか、三鷹市のほうを利用してもらうかということでの御質問だと思いますけれども。今、私どもが杏林大学と連絡会を設けておりまして、私どものほうは地域の交通とかの関係で、もう一つ、これから地域にどうするかという会もあります。その中でも、実際今、学生さんたちが市内を歩いて、どこがいいかとか、どこが食べる物はおいしいとか、そういう学生自体がマップをつくったりですね。
 あと、先ほどこちらにありましたけれども、まちづくり協議会、こちらについても連雀とか新川につきましては、杏林の方とコラボできないかということでいろいろなことを計画しておりますし、そういう中で、いろいろなところで学生を含めて市の中の活動の中に取り込もうということでやっておりますので、そういう成果が出れば、市内のほうに足も向くでしょうし、いろいろな形で三鷹の利用が多くなるのではないかということで、今いろいろな事業を行っているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  ぜひそういう誘導策も考えていただきたいと思います。でも、一方、やっぱり吉祥寺っていうのは若者にとって魅力のあるまちですし、移転して1年目は多分三鷹になったとしても、ああ、吉祥寺が便利だからっていうふうにならないように、やはりそういったところはしっかり対応しなきゃいけないと思います。
 それで、あくまでも私の思うところでありますけれども、やはり今、小田急バスが220円ですかね、京王バスが210円という設定の中でバスが運行していますけれども、この値段設定とかを、事業者さんと協議しなきゃいけないんですけれども、そういったことっていうのは、例えば金額を変えるとか、そういうことは可能なのでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  路線バスのところの料金については、多分市のほうはなかなかちょっとそういうことはできない。コミュニティバスとかっていうことであれば、地域公共交通活性化協議会の中で料金をいろいろとできるところはあるんですけれども、路線バスにつきましてはバス事業者のほうが主となりますので、ちょっと市としては難しいところがあるかと思います。


◯委員(石原 恒君)  そうですね、厳しい面はあると思います。いずれにしても、市内に住まわれる方も当然いらっしゃいますし、他市から来る方もいらっしゃる中で、早く、大体どれぐらいの規模、具体的に市外から来るのかっていうのをつかんで動かないと、あと来月には開校しますから。そういった意味では、自転車のこともやっていらっしゃいますけれども、そういった年度が変わってどういった動きなのか、調査を多分されると思いますけれども、1日通しての生徒の動き、そういった調整が必要だと思いますので、ぜひ、その点、大丈夫ですね。お願いいたします。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  それでは、杏林大学井の頭キャンパスの開設に伴うバス交通の対応についてですけれども、一般利用者の専用レーンと、キャンパスの学生の専用レーンを設けるっていうことですけれども、これ、どういう運用のされ方をするのか、ちょっとイメージができないんですけれども。学生さんと一般利用者を分けて、どのように乗車するような、これシステムなんでしょうか。取り組みがされているようなことがあれば、具体的に教えてもらいたいんですけれども。
 この8番乗り場の現状を見ると、ページ2の写真1で見てもわかるように、点字ブロックが後ろにあって、雨が降ったりしたときには整列、並ぶ人がふえると、なかなかここを行き交うのにも、自転車ですとか、大変な狭いところをすり抜けて行くような状況があります。整列を促すようなラインというんですか、路上に印をつけたりをするっていうことは市としてやることなのか、そういう点での検討、対応を確認しておきたいというふうに思います。
 あと、この緑の確保の総合的な方針の改定についてですけれども、この4点、三鷹市緑確保の方針の追加っていうことで、大沢、新川、中原、北野と掲げられていますけれども、これ具体的に場所は、現時点で地図で示されているのはわかるんでしょうか、教えてもらいたいというふうに思います。現状、公園になっている場所でしょうか、確認させてください。よろしくお願いします。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  1点目のバスのことで、ちょっと考え方等も含めて、私のほうからまずお答えしたいと思います。今、説明があったように、杏林大学の移転に伴いまして、多くの方が三鷹駅を利用すると。バスについては、先ほど説明したように、特にピークの時間帯にかなりの混雑は予想されると。そういう中で、いろいろな議論もしたところもありますけれども、例えば杏林大学のほうで専用バスを出してもらえばいいんじゃないか、みたいな話もありましたけれども、この駅前のスペースの中で、なかなかそこも難しい部分もあったと。バス会社のほうは、増便をして対応することもできるというようなお話をいただいた中で、それでは、今まで並んでいた方が今までどおりには乗れなくなるということで。
 これは、ほかの駅等でも実施している駅もあるんですけれども、考え方としては、シルバーシートと同様な考え方で、学生さんも並んでもらいますけれども、一般の方は並列して並んでいただいて、今調整している内容としましては、乗るときに交互に入ってもらうと。原則は、やはり並んだ順が原則だということはバス事業者のほうが考えていますので、そういった形で一般のお客さんと学生さんにスムーズに乗っていただくということを今調整しております。また、線については、市のほうでそういったことを引いた上で進めていきたいというふうに考えております。


◯緑と公園課長(田中元次君)  緑確保の総合的な方針の確保地、4カ所の場所について御質問をいただきました。4カ所については、現在も全て公園でございます。1カ所は大沢二丁目公園、こちらは現実的には土地開発公社のほうで買って、今後、買い戻しをする予定になっているところでございます。残りの新川二丁目と記載させていただいたところにつきましては、該当としては新川天神山青少年広場ですね。中原四丁目につきましては、中仙川いちょう児童遊園、北野三丁目につきましては、北野中央公園、こちら、いずれも借地の公園なんですけれども、地権者様にお話をさせていただきまして、今回載せさせていただいて、行く行くは都市計画決定をして、市のほうで買収をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。バス交通の対応ですけれども、初めスタートはなかなか大変かと思うので、現状どういう状況になっていくのかっていうのを適切に対応して、より効率的な体系に見直しも含めて改善していくっていう柔軟な対応を求めたいというふうに思います。
 公園の場所は後で確認して、今、教えていただいた点を確認したいと思います。ありがとうございました。


◯委員長(土屋健一君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後3時32分 休憩



                  午後3時45分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(清水富美夫君)  生活環境部からは7点、行政報告がございます。まず、アからエまでのいわゆる個別計画に関しまして、御報告を順次させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  よろしくお願いいたします。それでは、ア、三鷹市環境基本計画2022(第1次改定)素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性について、御説明させていただきます。資料1をごらんいただけますでしょうか。この中で、追記・修正等の項目といたしまして、第2章、環境の現状、本編の5ページにございますが、騒音について、本まちづくり環境委員会のほうで、前回御指摘をいただきました。修正前につきましては、市内には中小の企業が多く、それを取り巻くように住宅化が進み、住工混在となっていることが、騒音被害の主因となっていますとありましたところを、相談受け付け件数は、ほぼ横ばいで推移しています。工場・事業場騒音、建設作業騒音、自動車交通騒音などに加えて、最近ではエアコンなどの近隣騒音、カラオケ等の深夜騒音がありますというふうに修正をさせていただいております。
 次に、14ページの公害防止というところですが、そこの修正前は、引き続きモニタリングが必要な状況となっています。二重下線のところになりますけれども、上記3項目について、引き続きモニタリングしていきますと。この3項目については、光化学オキシダント濃度、地下水の環境基準超過浅井戸数、微小粒子状物質(PM2.5)濃度となってございますが、これを引き続きモニタリングしていきますという、明確にこちらは修正をしています。
 続きまして、3の資料のところになります。27から29ページのところになりますが、こちらの中に前期の評価欄というのがございます。こちらの環境基本計画2022 3大プロジェクトの前期実績と評価等という資料の中の前期の評価、これを今まで達成、ほぼ達成、未達成となってございました。この部分につきましては、環境保全審議会──先ほどの公害防止も環境保全審議会の御指摘をいただいて修正をしたところですが、これも環境保全審議会の御指摘をいただきまして、達成、一部達成、一部着手、未着手という4つの項目に評価を変えさせていただきました。二重下線のところが一部着手等になってございます。
 それから、28ページの下から2段目の公共施設において省エネルギーを有効に活用しますの、一番右のところの一部達成の、その右側の二重下線のところ、LED灯に変更可能な1万821灯について、リース契約によりLED灯に変更しますという、前回はリース契約というところでとどまっていたんですが、リース契約をして何灯かという数字もわかりましたので、これに修正を加えてございます。
 裏面に、2ページ目をごらんいただけますと、こちらはパブリックコメントへの対応について記載を書かさせていただいています。意見等につきましては、例えば気候変動に関する啓発活動、あるいは、2番目の家庭や事業所への省エネ、創エネ設備の導入促進、3番目の地球温暖化対策、それから、4番目の災害時の避難所などの非常用電源の確保など、それから、5番目の資源循環型ごみ処理の推進として余熱を利用したエネルギー回収。これらにつきましては、既に計画に盛り込まれているということで、修正等を行わないで、このまま対応させていただきたいというふうに考えております。
 私のほうは、以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  資料の2をごらんください。ごみ処理総合計画2022素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性でございます。パブリックコメントにおきましては、市民の方から意見という形で1件ございましたが、その方の考えとか、ごみに対する要望的なことでございましたので、計画に反映するということはございませんでした。
 1点、修正箇所がございます。ごみ処理総合計画2022(案)の35ページをごらんください。35ページ、上から2つ目の四角、環境センター跡地の利活用というところなんですが、こちら、国の交付金を使った形で、解体、その後の施設の整備をするということもありましたので、現時点ではどういうふうな形になるか固まっておりませんので、環境センター解体後は跡地の一部に同交付金を活用した資源循環型施設を設置しますという文言を、東京都のほうと相談いたしまして追加をさせていただきました。
 ごみ対策課のごみ処理総合計画2022については、以上になります。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  私のほうからは、三鷹市産業振興計画2022(第1次改定)素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性について、御説明をさせていただきます。
 一応、パブリックコメントにつきましては、特に御意見等はございませんでした。それで、商工振興対策審議会等でいただいた御意見等を反映させて、今回、追記・修正等を行ってございます。まず、計画の12ページをごらんください。ここの5番の計画の数値目標のこの表でございますが、素案のときにはまだ数値が固まっていなかったということで入れてございませんでしたが、これは前の計画と同様に新しい数値としてこちらに表をつけさせていただいております。
 それと、18ページをごらんください。こちらは、施策の体系というところで、創業支援制度の拡充、こちらにつきましては商工振興対策審議会で御意見をいただきまして、国でも、女性とか若者等の創業に向けた支援の拡充ということがうたわれてございますので、こちらの一番上の部分の創業支援制度の拡充の中の最後の部分に、また、女性、若者、シニア層の創業に向けた支援を充実しますという文言を加えてございます。
 そして、お隣の19ページでございますが、起業者の開発拠点等としての三鷹産業プラザとの連携、こちらの欄に今後また充実を図っていきますファブスペースについての記述を新たに追加をさせていただいてございます。
 それと、同じ19ページのその下の人材育成の部分でございます。こちらは、今、三鷹商工会の女性部や青年部、異業種交流プラザ等で活発な活動を行っておりますので、その支援を継続して、女性、若者の活躍の場の拡大を図りますということの追記と、その下の中段の部分、下線を引いてございます、女性、若者等のスキルアップの取り組み等を支援しますと、こちらを追記をさせていただいております。
 そのほか、30ページ以降に、資料編として載せさせていただいております、参考資料ですね。さらに、その資料の27ページ以降につきましては、この計画の中で使っておりますいろいろな用語の解説を載せてございます。産業振興計画につきましては、以上でございます。
 続きまして、三鷹市農業振興計画2022(第2次改定)素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性について、御説明をさせていただきます。
 こちらもパブリックコメントのほうでは特に意見はございませんでした。ただ、JA東京むさし三鷹支店、それと農業委員会のほうに、こちらをごらんをいただいて意見をいただいているところでございます。
 まず1ページをごらんください。計画の目的の中の中段のところにございますが、平成27年4月に都市農業振興基本法が施行されました。これを受けて、都市農業振興の基本理念等を定めることにより、都市農業の振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進すべきことが定められましたということで、追加をしてございます。
 それと、その下の計画の位置づけと関連計画等との関係でございますが、こちらも都市農業振興基本法に基づく部分の文言を追加をしてございます。
 それと、21ページをごらんください。こちらの計画の基本的な考え方、このところの基本理念の部分で、中段少し下の部分です。都市農業振興基本法の定める基本理念を踏まえということで、追加をしてございます。
 それと、28ページ、それと36ページ、37ページになりますが、28ページは体系図の全体図でございますが、36ページ、37ページの部分ですね。こちらにつきましては、以前は有機性廃棄物を利用した資源循環事業の推進、検討という項目が、(1)のまる2の上に表記がございましたが、これは基本計画との整合性の関係で削除をさせていただいております。
 それと、33ページにお戻りください。施策の展開の中で、この表の中のまる2、農地の保全に向けた基本方針に基づく農地等の保全活用の推進。この中で、ジャンクションふたかけ上部空間等への農地の創出を図るというふうな記載がございましたが、こちらにつきましては、農地法に定める農地ができるわけではないということで、農のある風景という形に変えさせていただいてございます。
 そのほかは、文言整理を含めた部分と、あとは数字等につきましては、新しい現在の数字に直してございます。
 以上でございます。


◯委員長(土屋健一君)  アからエの市側の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。


◯委員(石原 恒君)  よろしくお願いいたします。1点だけ、ちょっと質問をさせていただきます。ア、三鷹市環境基本計画2022と、イ、三鷹市ごみ処理総合計画2022、共通して言えることなんですが、冒頭に市長の言葉が入ってくるような構成になっていますけれども、今現在ペンディングになっています。これは、素案の段階ならまだわかるんですけれども、案という形で出てこなかったその背景、何かありますでしょうか。


◯生活環境部長(清水富美夫君)  私ども、ここまで、これまでも個別計画につきましては、案の段階で中身を皆様にお見せいたしまして、いろいろな御意見をいただいて、修正をしていく。そうした中で、一応固まった段階で、最終的には市長が決裁を回す中で、その部分を期日を入れるという形でこれまでやってきた経過もございますので、その辺はひとつ御理解していただきたいと思っております。


◯委員(石原 恒君)  はい。何か、プロセスのところでそうなっているのであれば、仕方ないでしょうけれども。でも、本当に全体を見て、要は最終的に我々もそうだし、審議会のほうも見るわけですから、ちょっとその辺の流れはやっぱり今後、第2次のときにはきちっとその辺は対応いただきたいと思います。
 それと、あと、ほかの計画については、そういった市長の言葉が入るような形にはなっていませんけれども、それは個別計画によってその扱いはどのようになっているんでしょうか。お伺いしたいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  産業振興計画も、農業振興計画も、同じように入る予定でございますが、まだ決まっていなかったので枠を入れていなかっただけでございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。これは、全ての計画に入るということで、いずれにしても市長の言葉が最終的には入るということで、再び申し上げますけれども、第2次改定のときには、案のときには書いていただきますよう、よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  それでは、1点。産業振興計画で、ちょっとそれに当たる部分がわかれば教えてもらいたいんですけれども、これから地域の産業振興ということで、工場だとかでは省エネ化とか、エコ化でLEDだとか、コージェネレーションじゃないですけれども、環境に優しいエネルギー対策をとっていくことが課題で、商工振興をしていく上でも、事業者に対する省エネ化の事業支援というのは1つの課題と思うんです。この点での支援というのは、この計画では位置づけられていたでしょうか、確認しておきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  そういったエコ化に対する直接的な助成制度とかというものは、今現在はございません。どちらかといいますと、製造業につきましては、周りの住環境に配慮をした整備──例えば騒音であったりとか、においであったりとか、振動であったりとか、そういったところを是正するための改修工事であったり、そういったところに対して、今現在は助成を行っている状況でございます。


◯委員(栗原健治君)  実際そういうところも必要かと思うんですけれども、経営上、今後、照明という点では、LED化っていうのはすごく進められていく部分で、省エネにもつながっていく施策だけれども、経済的、コスト的な側面で負担になっているという点でも、経営を支えていく支援の側面も産業振興計画の中には位置づければ、基盤の強化という点にもつながっていくのでね、記されてあるべきではないかというふうに思いますが、御所見を伺っておきたいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  確かにそういう視点というのは大事だというふうに認識はしてございます。でも、まずは、そこで操業を継続していただくということが必要だというふうに捉えておりますので、まずは周りの住環境とマッチした、そういったところに力を入れていきながらやっていきたいということで、今現在の補助メニューをつくって支援をさせていただいているところでございます。
 御指摘の点についても、それは非常に重要なことだというふうには認識していますので、今後、そういった取り組みができるように、ぜひ検討をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  ありがとうございます。実際、事業者の声を聞いた上での対応、かなり要望もあるようなので、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(白鳥 孝君)  環境基本計画2022の4ページなんですけれども、河川水質の状況の中で、仙川が平成24年から基準値がずっと高いんですけれども、うちの会派でいつも要望はしているんですけれども、仙川は特に消防署から北のほうはずっと蚊が多かったり、非常に何か流れていないんですよね、要するに。そんな関係かなというふうに思うんですけれども、ちょっとこれ、こういうのは環境の問題で何かできないのかなっていうふうに思うんですけれども、それはちょっとまだ私は会派の要望の回答を見ていないのでわからないんですけれども、ちょっと教えていただければと思うんですけれども。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  確かに仙川は流量が、やはり雨が降ったときとかはそこそこあるんですけれども、ふだんのところは流量が少なくて、ポンプアップして上のほうに上げたりとかはしているんですけれども、そういった部分については改善をする必要が、検討する意味ではあるかと思うんです。でも、現実問題として、水質状況の改善を求めていくということについては、私どもは監視をしていく方向で、今後も注視していきたいなと思っています。
 ちなみに、4ページのところ、環境基準としましては、仙川、ここで言うBODが8ミリグラム・パー・リットルという基準に対して、それを6をちょっと下回るところを、環境基準としてはクリアしているんですけれども、よりこれが低いほうがいいということもありますので、今後についても注視していきたいというふうに考えております。


◯委員(白鳥 孝君)  注視だけではなくて、これちょっとグラフがずっと上がってしまうものですから、上がってくるんじゃないかという心配もございますので、何らかの対応をぜひ考えていただきたいなというふうに思うんですけれども、よろしく、ひとつお願いいたします。
 以上です。


◯委員長(土屋健一君)  続きまして、オからキの説明をお願いします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  資料5のオ、三鷹市内の空間放射線量の測定について御報告させていただきます。今まで空間放射線量の測定を継続して実施してまいりましたが、今回、平成27年1月1日から平成27年12月31日までの間の定点を含む94カ所で測定を実施いたしました。測定結果につきましては、7ページ以降に、別紙1としまして、こちらに記載がございますが、こちらの資料5の6ページのところで、まとめて方向性について御報告させていただきます。
 表1にありますように、公共施設94カ所の測定結果の推移、定点を含む場所でございますが、地上5センチで最大値が0.100毎時マイクロシーベルト、最小値で0.030毎時マイクロシーベルト、平均値で0.058毎時マイクロシーベルト。地上1メートルにつきまして、最大値0.090毎時マイクロシーベルト、最小値0.030毎時マイクロシーベルト、平均値0.056毎時マイクロシーベルトということになってございます。表2にあります、これは定点の推移でございますが、同じく毎時マイクロシーベルトの単位としまして、地上5センチ、最大値で0.090毎時マイクロシーベルト、最小値で0.030毎時マイクロシーベルト、平均値で0.058毎時マイクロシーベルト、地上1メートルにつきましても、0.090毎時マイクロシーベルトが最大値、最小値が0.040毎時マイクロシーベルト、平均値が0.057毎時マイクロシーベルトとなってございます。
 実際に、一般的に0.24毎時マイクロシーベルト以下が1つの目安とされているところですけれども、三鷹市においては0.20マイクロシーベルト以上の場所につきましては、念のため洗浄等を行うことといたしております。この間、この測定値の中では、そういった箇所はございませんでした。
 ちなみに、公表については、市ホームページ、ツイッター、安全安心メール、市民センター等での掲示などで公表を行っております。また、地図情報につきましても、三鷹市わがまちマップ、三鷹市空間放射線量測定マップに掲載してございます。
 それから、ちょっと参考に17ページに資料を添付してございます。グラフでわかりやすく確認できますようにということで、定点、地上1メートル、特に学校等における校庭等の場所について、数値、データと、それからグラフをお示しさせていただいています。ごらんのように、少しずつ下がっている傾向にあるということがおわかりになるかというふうに思います。エについては、以上ですが、続けて、カについても御報告をさせていただきます。
 18ページ、資料6、カ、平成27年度環境活動表彰についてでございます。市では、市民、団体、事業者の皆様の先導的な環境活動を広く紹介するということで、市民の環境への意識の向上、あるいは行動を促進することを目的といたしまして、環境活動表彰を実施しております。平成27年12月から平成28年1月の間に応募のありました6件の環境活動を、平成28年2月5日に開催の三鷹市環境基金活用委員会で審査をしまして、その結果、環境活動表彰として5件を選定し、表彰式を平成28年2月17日に実施いたしました。
 なお、この本事業は三鷹市環境基金を活用して行っている事業でございます。
 それでは、簡単に環境活動表彰等の表彰者の御説明をさせていただきます。最初に、井の頭かいぼり隊。こちらは、井の頭池の自然再生のために集まったボランティアの団体でございまして、平成25年度から2年間、活躍をされているものでございます。御存じのとおり、かいぼりを行う、それの中心団体として活動しているとともに、外来種の捕獲、モニタリング調査、それから生態系の修復に関する普及啓発を行っています。現在、池の透明度は改善し、外来種の減少により在来種の増加が見られているという、そういう実感があるということでございます。今後も、もう一回かいぼりの実施が予定されておりますので、モニタリング等を継続していくということでございます。
 続きまして、環境活動表彰としまして、合同会社いとへんという会社でございます。こちらは、平成24年から4年間活動されていまして、大規模な伐採が進む多摩地域の木材を生かせる方法はないかと試行錯誤を重ねて検討した結果、敷くだけフローリングという、そういった開発に至りました。実際に住宅、オフィス、店舗、保育園などで、これまで約1,200畳、長さ4メートルの丸太で約718本分の木材を活用しているということでございます。さらに、森林見学ツアーを開催するなど、それぞれ活躍されているということで、こちらを表彰させていただきました。
 次に、19ページをごらんいただけますでしょうか。環境活動功労表彰といたしまして、紅林美ず枝さんで、井の頭公園で行うラジオ体操の往復の道などで早朝の清掃活動を日課としていると。平成12年から16年間行われているということでございます。いずみ通りや、あるいは風の散歩道、井の頭公園池の周辺、西園などが活動範囲でございまして、昨年、他界した御主人の靖夫様が──実際には2人で行ってきた活動なんですが、残念ながら御主人が亡くなられても、その跡を引き継ぐという形で一緒に周りの方も巻き込んで活動を行っているものでございます。そのことで、環境活動功労表彰とさせていただきました。
 続いて、箕輪尚文様。こちらは、三鷹市立第七中学校が昭和59年に開校されて以来、雪が降ると、自己所有の中型のショベルカーを出して雪かきを行ってきたということ。それから、雪が降ると、周囲、畑が多く、人通りも車両も少ないため非常に困難である、通学路でもあるということで、その活動を続けてきていただいています。さらに、この活動を皆様、周囲の方がごらんになって、自分たちもということで、そういった方がふえてきております。
 また、学校農園、あるいは大沢市民農園の農地を貸していただいて憩いの場を提供していただくとか、あるいは、通行の利便性のために敷地の一部を提供するなど、そういった活動を続けてきたということで、環境活動功労表彰とさせていただきました。
 最後に、協同組合三鷹中央通り商店会につきましては、毎月、第三金曜日に三鷹駅南口のスクランブル交差点からウェルシアという約400メートルの間で、ダストバスターズとして清掃活動を行っているものです。平成12年から16年間、実際に活動しています。こういった活動の中でごみの量が減ってきた、あるいは、地域の方から声をかけてもらっているような、そういったコミュニティも生まれているということでございます。実際には、瓶のポイ捨て、たばこのポイ捨て等は、まだまだ個々の意識の問題でもありますが、そういうことがあると、美化意識の啓発に努めていきたいということで、環境活動功労表彰とさせていただきました。
 以上がカになります。
 続きまして、20ページ、資料7のキ、土壌汚染対策法における形質変更時要届出区域の指定解除について御報告させていただきます。こちらは、土壌汚染対策法に基づきました形質変更時要届出区域、こちらは、健康被害の生ずるおそれのない土地で、土地の形質を変更する場合に、あらかじめ届け出なければならない区域として、土壌汚染があるんだけれども、健康被害は少ない、生ずるおそれのない土地に関して、その土地を掘ったりする場合にはちゃんと届け出をしなさいという区域になっているところですが、これにつきましては、東京都から、土壌汚染対策が講じられたということで指定の解除があったので、それで告示をされたということで御報告させていただきます。
 こちらにありますように、日本無線株式会社三鷹製作所工場跡地の一部ということでございます。ちょっと21ページをごらんいただきますと、そちらに別紙の中で位置の地図が書かれております。工場のちょうど中央部分が対象地域となってございました。その中の22ページ、23ページが東京都公報になってございます。こちらの黒く囲われた部分、あるいは23ページの別図のところがちょうどその汚染をされたところの指定された区域でございまして、斜線の部分が汚染があって、それが除去した箇所になります。実際にどんなものが出たかというのは、24ページにちょっと小さくて申しわけないんですけれども、鉛と水銀、それからホウ素が出ているということで、こちらのほうを除去しております。
 前回、こちらのほう、平成27年6月の委員会で報告をさせていただいていますが、このときに最大、深度4メートルぐらいまでの汚染ということで、地下水とか、その他、健康に影響の与える部分はないだろうという、そういったようなところで、今回、この土壌を全て除去して処分をしているということでございます。
 20ページにちょっと戻っていただきますと。(1)番、告示番号では、東京都告示第122号。内容については、先ほど申し上げた指定の解除。解除する区域については、先ほどお示しした部分になります、下連雀五丁目地内。解除年月日は、平成28年2月2日。特定有害物質名は水銀、鉛、ホウ素。講じられた措置につきましては、土壌汚染の除去。所管部局としましては、東京都環境局多摩環境事務所環境改善課となってございます。実際には、しっかり除去されているということで御報告させていただければというふうに思います。
 私のほうからは、以上です。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより、質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  資料5から順次質問させていただきます。空間線量については、ずっと継続して調査いただいておりますけれども、94カ所を測定したということで、後ろのほうには小学校の校庭の推移なども載せていただいて、年々下がっていることは確認させていただいております。
 今後の測定について、これまでも徐々に減らしてきていると思いますけれども、この方向性についてお伺いしたいということ。
 あと、この費用っていうのは全部市の持ち出しなのでしょうか。国からの助成金なり、何かあるものなのでしょうか。お願いします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  平成28年度の測定の方向性ですけれども、現時点では、平成27年度と同様な測定をしていきたいというふうに、今考えているところです。実際には、平成28年度になりまして、空間放射線等連絡調整会議と、あるいは、それらの協議の上で最終的には決定させていただきたいというふうに思っているところです。
 それから、費用、市の持ち出しについては、現在の測定については基本、原則的には市が負担して対応しております。以前、国、あるいは東電から一部補償金という形で機器の費用負担とか、あるいは人件費──嘱託員の方を雇って対応した当初のときは、そういった補助等をいただいておりましたけれども、最近のところは市の負担で対応しているところです。


◯委員(石原 恒君)  市民がどういった認識を持つかとは思うんですけれども、国のこの考え方としては、継続しなさいというところは多分言っていない。言っているんですかね、ちょっとわからないんですけれども。続ける、続けないは、あくまでも三鷹市に委ねられている、そういう判断でよろしいんでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  おっしゃるとおり、三鷹市の判断で行っているものでございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。三鷹市として必要だということで、続けられているということは認識いたしました。
 あと、次の資料6の環境活動表彰についてでありますけれども、これは毎年行っているものだと思いますけれども、5件あった中で、後ろ3件がずっと継続。もう16年、31年という長い期間やっていらっしゃる事業で、その中で、今回表彰された方は過去にも同じ表彰はされたのでしょうか。今回が初めてなんでしょうか、お伺いします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  この環境基金を活用しました環境活動表彰については、このお3方は初めての表彰になってございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。それと、あと、恐らく申請しないとできないですね、もちろん、それは自薦、他薦、どちらでも構わないんでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  おっしゃるとおり、自薦、他薦、どちらでも構わないということになってございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。最終的に、その表彰する、否かは三鷹市が判断するんですが、文書だけの判断ではなく、実際現場の様子とかいうのは、三鷹市は調査、確認はされているでしょうか、お伺いしいます。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  環境基金活用委員会というのがございまして、そちらのほうで審査をしていただいてございます。ただ、その前に、実際に活動されている方にヒアリング調査というのを私ども事務局でさせていただきまして、写真の御提示をいただいたり、活動内容がどんな形でやっていらっしゃるか、それに対する効果はどうお考えなのか等々も含めて確認をさせていただいて、それを委員会のほうに報告させていただいて、最終的に決定している。そういう状況でございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。最後に、資料7の土壌汚染についてでありますけれども、これは対象が旧日本無線の跡地でありますが、今回の公報は、汚染の対象から外したということでありますけれども、このブロックに斜線がかかっているところが対象だと思うんですが、それ以外のところはそもそも汚染されていないという認識でよろしいでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  この23ページにございます公報の中の、この指定を解除する区域の斜線の部分のみが汚染をされている部分になります。ただ、日本無線さんは、こちらで言う北側の右側と左側の930番43と書いてあるところもまだ土地はお持ちでして、ここの今囲われた部分のみが指定をされているところ。それの斜線の部分が汚染があったところ。この囲われたところの指定を解除する、そういう形になってございます。


◯委員(石原 恒君)  ということは、今も最終的にはこの日本無線の跡地には汚染されているところはあるんでしょうか。そこだけ確認させていただきます。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  この囲われたところ以外の、例えば930番43、あるいは930番1については、多分、今後検査が行われて確認がされる。実際にもう検査が一部行われているところもございますが、そういう方向になるということになります。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。まだまだ調査が行われて、その手続が進められるということなんですが、恐らく土壌汚染のその土をどこかに持っていって、新しくその土地にきれいな土を持って来ることだと思うんですが、その土壌汚染した土は最終的にはどういう処理をされるんでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  私どもに報告をいただいているのは、分別処理、埋立処理、抽出洗浄処理という、この3つの方法で処理がされたというふうに報告をいただいております。実際に、そういった最終的な処理をする会社がございまして、分別等、処理施設等のところも含めて、最終的な届け出等の確認をさせていただいているところです。


◯委員(石原 恒君)  話は全く別の世界の話ですけれども、廃棄したものが使われているという、食品のほうでありましたでしょう。だから、そういう意味では、トレーサビリティーをしっかりとらないと、三鷹市から出たから関係ないと。もちろん、そういうことはないと思うんですけれどもね、そういった追跡調査が行われる仕組みをやっているかと思いますけれども、そういったところまで気を配っていただきたいと思います。
 以上であります。


◯委員(栗原健治君)  そうしたら、質疑もされている部分もあるので、1点だけ。空間放射線量の測定で94カ所を定点も含めて測定してきたと。今後も引き続き、福島第一原発事故の状況は、まだ収束状況にもなっていないということが──あすが5年目になるわけですけれども、現状ある中で、引き続きしていく必要があるというふうには考えているんですが。
 この測定値で大体の傾向は三鷹市において見ることはできると思いますけれども、市民の中からの測定を望む声っていうのは実際にあって、その測定をしている三鷹市に対して個別的な対応をできないのかということは、この間、確認してきたことなんですけれども、検討の状況はいかがなのかをお伺いしたいと思います。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  空間放射線に関しては、最近、市民の皆様から御要望とか御意見というのはほとんどない状況になっています。1年ぐらい前にメール等で測定していただいて、ありがとうございますというようなことはいただいたケースはありますけれども、その後、ほとんど今はそういった御連絡等はございません。


◯委員(栗原健治君)  市に対してのそういう取り組みをしているということは、伝えてやっているわけではないので、5年経過する中でのその要望っていうのは具体的には掘り起こせていないかもしれませんが、実際にこの測定地ではないところはどうなのかっていう点でいうと、はかってみなければわからないし、ホットスポットがある場合も、実際には可能性は調べてみないとわからないわけで。積み重ねた経験値の中で、市民の要求にも応える取り組みというのは課題なのかなと。より安心安全な環境を、空間放射線量の測定という点で確保していく上でも、定点等を含めて拡充していくこともぜひ要望したいというふうに思います。よろしくお願いいたします。本当、お願いいたします。


◯委員長(土屋健一君)  以上で、生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後4時31分 休憩



                  午後4時32分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくり、環境に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である3月29日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後4時32分 散会