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トップ会議録会議録閲覧会議録閲覧(平成28年度予算審査特別委員会) > 2016/03/15 平成28年度予算審査特別委員会本文
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2016/03/15 平成28年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊東光則君)  ただいまから平成28年度予算審査特別委員会を開きます。
 議案第22号 平成28年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 一般会計歳出第4款 衛生費から第9款 消防費に入ります。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(石坂和也君)  おはようございます。それでは、御説明いたします。
 第4款 衛生費から御説明いたします。予算書の210ページをお開きください。衛生費の予算額は、42億1,056万5,000円で、前年度比6.7%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。215ページをごらんください。事項8.出産・子育て応援事業費です。平成28年4月から、総合保健センターを拠点として、妊婦全員を対象に保健師等による面接を実施するとともに、面接後、育児パッケージ(こども商品券)を配布します。
 219ページをごらんください。事項21.若年・一般健康診査関係費から、事項24.がん検診関係費です。特定健康診査等における上乗せ健診などで実施している便潜血検査について2回法に見直し、他のがん検診同様に一部費用負担を導入しながら、大腸がん検診を拡充して実施します。
 229ページをごらんください。事項6.環境センター跡地利活用関係費です。土壌調査のほか、平成29年度からの解体及び土壌対策に向けて設計を行うとともに、跡地の利用方策について検討を進めます。
 236ページをごらんください。第5款 労働費です。予算額は6,601万2,000円で、前年度比0.3%の減となっています。労働費の関連では、各款において東京都の人づくり・人材確保支援事業補助金を活用し、地域の実情に応じた労働力の確保へとつなげるとともに、市民サービスの向上を図ることとしています。
 238ページをごらんください。第6款 農林費です。予算額は1億5,739万7,000円で、前年度比2.2%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。241ページをごらんください。事項6.市民農園管理運営費です。市民農園と旧老人レジャー農園を一体的に管理運営し、質的向上を図るとともに、利用者満足度の向上に取り組みます。
 242ページをごらんください。第7款 商工費です。予算額は4億3,478万2,000円で、前年度比5.6%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。245ページをごらんください。事項10.ものづくり産業集積推進事業費です。引き続き製造業の事業継続に向けた支援を行うとともに、産業プラザ内のファブスペースみたかに3Dプリンター等を配備いたします。
 247ページをごらんください。事項20.観光に関する基本方針(仮称)策定関係費です。市民・関係団体等との協働による観光まちづくりの指針となる、観光に関する基本方針(仮称)を策定します。
 250ページをごらんください。第8款 土木費です。予算額は62億2,051万2,000円で、前年度比4.9%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。255ページをごらんください。事項7.市道第135号線(三鷹台駅前通り)整備事業費です。平成30年度の歩車道整備に向けて、電線類地中化等整備を進めます。
 259ページをごらんください。事項9.三鷹駅前デッキ改修事業費です。平成29年度以降の改修工事に向けて、設計業務に取り組みます。
 下段の事項2.地域公共交通活性化協議会関係費です。コミュニティバス事業基本方針に基づく第二期見直し計画に基づき、平成29年度からのルート見直しに向けた取り組みを進めます。
 263ページをごらんください。事項15.サイクルシェア事業費です。平成28年4月の杏林大学井の頭キャンパスオープンに当たり、さくら通り第2駐輪場を活用したサイクルシェア事業に向けた社会実験を実施いたします。
 事項3.中仙川改修事業費です。集中豪雨による都市型水害に対応するため、引き続き中原地区の中仙川改修工事を行います。
 265ページをごらんください。事項7.都市計画事業運営費です。用途地域等の見直し方針に基づき、下連雀五丁目第二地区等における用途地域等の都市計画変更に取り組みます。
 267ページをごらんください。事項14.東京外かく環状道路計画調査研究関係費です。北野の里(仮称)まちづくり方針に基づき、整備計画策定に向け、ワークショップを開催します。
 事項17.案内・サイン多言語化事業費です。風の散歩道周辺の公共施設案内標識等の多言語化を行います。また、消防費に一時避難場所案内図等の多言語化に係る経費を計上しています。
 事項3.三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業費です。都市計画決定に向けて、分棟案による施設計画や事業手法等の検討を進めます。
 下の事項1.都市計画道路3・4・13号(牟礼)整備事業費と、次のページの事項2.都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業費です。引き続き用地取得を進めるとともに、設計業務に取り組みます。
 273ページをごらんください。事項17.まちなかグリーンベルト創出事業費です。公益財団法人東京都公園協会の助成制度を活用し、平成29年度までのモデル事業として、新川宿地区で緑化を推進します。
 276ページをごらんください。第9款 消防費です。予算額は22億2,310万7,000円で、前年度比0.9%の減となっています。
 特記事項を申し上げます。281ページをごらんください。事項13.災害時在宅生活支援施設整備事業費です。在宅避難者を支援するため、生活支援施設を3カ所整備します。
 衛生費から消防費までの説明は以上です。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。衛生費から消防費の委員1人当たりの持ち時間は30分となっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
 初めに、民主党。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。款がまたがっていますので、絞って質問させていただきますが、順不同になりますことを御容赦ください。まずは消防費ですけれども、予算書279ページ、事項4.防災訓練費であります。おととしの12月7日、災害発生時における情報連絡体制の確認や連携活動の強化を図るため、災害時応援協定を締結している関係機関等の参加協力を得て、防災関係機関連携訓練を実施していただきました。訓練では、総合保健センターでの災害医療対策実施本部の運営訓練や、三鷹駅及び南口周辺を会場とした、帰宅困難者対策訓練などを重点的に行っていただきました。協力関係や帰宅困難者の方に正確な情報をいかに迅速に伝達するかということが最も重要で、訓練の中でも誘導時や一時滞在施設で情報がうまく伝わらないことで混乱を招いたり、想定以上の時間を要したといった御説明もいただきました。帰宅困難者対策訓練については、私からは毎年実施をお願いしたいところではありますけれども、毎年さまざまな機関が連携して一堂に会することが難しいという事情から、毎年行っています地域防災訓練、これを通してPDCAを回していくという御答弁もいただきました。そこで質問であります。当該年度においては、帰宅困難者訓練を実施する予定はありますでしょうか。お伺いしたいと思います。
 同じく消防費、281ページ、事項12.地域防災計画等推進関係費であります。過日、一般質問において震災復興マニュアルの策定、地域協働復興模擬訓練の実施を求めました。三鷹市としては、震災復興マニュアルの策定と震災復興模擬訓練の実施については重要であるとの御答弁を部長からいただきました。また、東日本大震災から5年が経過することから先週1週間は、集中的に新聞各紙、テレビ局は、連日特集を組んで被災地の状況を、離れた私たち、そして海外へ情報を発信してくださいました。ごらんになった方々の多くは、現在の被災地の状況について理解ができたものと思います。私たちが住む三鷹市で、いつ災害、震災が起きるかわからない。そして、起きる前に準備を進める必要があることから、震災復興マニュアルの策定と震災復興模擬訓練の実施を着実に進めていただきたいことから質問いたします。今後、どのように進めたらいいのかを考え、当該年度できることについてお伺いしたいと思います。
 衛生費、213ページ、事項7.妊婦・乳幼児歯科保健事業費についてであります。足立区は昨年10月5日、子どもの貧困対策実施計画案に盛り込んだ約80事業のうち、新規は14項目で、そのほか困窮家庭の支援や教育機会の充実をするために行っている、多岐にわたる担当部署の垣根を越え、貧困対策を強化する内容となっています。私がここで関心を持ちましたのは、経済的に厳しい家庭では、虫歯の子どもの割合が高いということであります。4歳児から中学生までの歯科健診を強化することです。子どもの貧困対策には、早期発見、早期対策が必要であります。対象となる小・中学校については教育費になりますので質問には含めませんけれども、乳幼児について、歯科健診を通じて、子どもの貧困の発見につなげることについてはどのようにされているでしょうか。お伺いしたいと思います。
 土木費、259ページ、事項9.三鷹駅前デッキ改修事業費。267ページ、事項17.案内・サイン多言語化事業費について質問させていただきます。平成27年度に実施した点検調査の結果を踏まえ、設計業務に取り組みますけれども、点検結果について御説明をお願いいたします。
 以上、よろしくお願いいたします。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  まず、帰宅困難者対策訓練について質問をいただきました。これまでは質問委員さんおっしゃっていただいたとおり、関係機関連携訓練の一環で平成26年度にやったわけですけれども、平成28年度は三鷹中央防災公園等への移転、またそれに向けた災害対策本部となる施設の機能転換に向けたさまざまな取り組み等もありますので、機関連携訓練全体をやるのは、その次に向こうへ移転した後に委ねたいと思っているんですが、その分関係機関とのさまざまな連携を継続しておくという意味でも、主要な訓練については個別に実施したいと考えておりまして、この帰宅困難者対策訓練についても、平成28年度については実施をしてまいりたいというふうに考えております。
 それから、震災復興について、今できることは何かというようなお話を伺いました。東京都でも、このマニュアルの見直しを進めているところでございます。震災復興そのものは、市単独でやるというよりも、やはり東京都と広域的というか、最低でも都道府県単位でさまざまな方針の統一化をしてやっていく必要がありますので、その東京都のほうの示されるマニュアルも含めて検討しながら、三鷹市としてどういうような準備をしていくか、こういったことを考えてまいりたい、このように思っております。
 以上でございます。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  乳児の歯科健診を通じた子どもの貧困の発見への取り組みということで御質問をいただいております。保健センターのほうでは1歳半健診等で歯科健診等も行っているんですけれども、そちらのほうは無料で行っているんですけれども、そういったところで虫歯の発見があった場合には、必要に応じてフッ素の塗布ですとかそういった処理も、うちのほうで処置もその後のフォローを行っております。また、それと別に保育園のほうへも歯科衛生教育等でも入っておりますので、そういった関係の施設、機関とも連携して、そういったお子さんの貧困の発見という形につきましても、そういう中で見受けられる場合には、関係機関と連携をして取り組みを進めているということになっていると思います。
 私からは以上です。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  平成27年度の点検につきましては、点検口から構造物の内部を近接目視による確認調査をいたしました。点検口から確認できない部分につきましては、ファイバーカメラによる点検を行っておるところでございます。結果といたしましては、雨漏りですとかタイルのがたつき、さびと、あと防水の関係のふぐあいに対応する必要があるだろうという結果でございまして、緊急を要するような結果は出ておりません。
 以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。随時ちょっと再質問をさせていただきたいと思いますが、先ほど部長から、三鷹中央防災公園の移転に伴っていろいろと進めていくということと、あと個別で帰宅困難者訓練も考えているということでの前向きな御答弁をいただきました。近隣市、武蔵野市の取り組みもいろいろと察知していると思いますけれども、ちょうど先週末、11日ですね、3・11の日に吉祥寺駅の周辺におきまして、この帰宅困難者訓練、4回目になりますけれども、これを実施したということで、ちょっと私もこの予算委員会がなければ本当は参加をさせていただきたいところでありますけれども、ちょっと情報提供だけいただきましたので、その辺を皆様にも共有を図っていきたいと思います。
 この4回にわたって訓練する中で、大体300名程度の方が集まっているということで、さまざまな機関とも協力しているということで御報告をいただいております。例えば、今吉祥寺駅はいろいろな商業施設もありますけれども、ビジネススクールだとか、あとはホテル、あとはそうですね、安養寺、お寺さんも入っていたりとか、あとはメガロスというスポーツジムですかね、こういったところも含めた形で、駅とか鉄道会社については当然かかわっているんですけど、こういった今までなかなかかかわってない業態のところにも声をかけて取り組んでいることが特徴ではないかなと思っております。また4年、4回通す中でさまざまな工夫もされているということで、ざっとですけれどもこの4回重ねていく中で、いろいろな蓄積したものがあるということを聞いております。そういった中で、東京都内でも他の自治体、いろいろと区部でも行っておりまして、千代田区では2月の上旬ですけれども、これも東京都と連携した形で行っております。
 千代田区の場合は平成15年、いわゆる阪神・淡路大震災のとき以降に帰宅困難者訓練を実施していて、平成23年の東日本大震災を受けて、一斉防災訓練という、これはシェイクアウトという、私、初めて知ったんですけれども、アメリカで各地で行っている、年に1回数万人から数百万人が参加して行われて、ドロップ──姿勢を低く。カバー──体、頭を守る。ホールドオン──揺れがおさまるまでじっとしているという、身を守るための基本的行動を学校、職場、外出先で一斉に実践すると。これは会場でなくてもそれをやると、時間を合わせてやるということでの取り組みだそうです。もちろん三鷹市でも地域防災訓練のときにそういったアナウンスをして協力を求めていますけれども、こういった会場でなくても意識を1つにして取り組むということでは、非常に参考になるのではないかと思います。ぜひ平成28年度におきまして、帰宅困難者訓練行っていきますし、また防災公園移転後にはそういった機関訓練、さまざま取り組んでいくかと思いますので、そういったところに参考にしていただければと思います。よろしくお願いいたします。これは要望であります。
 震災復興マニュアルと、あと復興模擬訓練については今後検討するということでいただきました。それと同時に、三鷹市が平成23年3月に改定されました、この地域防災計画でありますけれども、これを見ますと、防災協定が付記として載せられておりますけれども、この協定をされているところとは、もちろん協定書といったものを交わしているかと思います。その協定の内容は、私ども見る機会はないんですけれども、これは震災発災後のことを想定されているんでしょうか。それとも復旧・復興まで含んだ形での協定となっているのでしょうか。その点についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  災害時の応援協定でございますけれども、これは地域防災計画の資料編のほうに協定の内容が全部載っていますので、ごらんいただくことはできるものでございますけれども、基本的には発災後から、長くても復旧過程に至るまでのところについて、自治体だけでは人力的に、あるいは物的に足らない部分についてサポートをしてもらうと、こんなような協定が中心でございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。復旧まで一応想定した形でということで、先ほどから私のほうからお願いしています震災復興マニュアルも含めて、いわゆる復興時をどうしていくかという中で、共助というのは防災の観点からいくと必ず必要な取り組みでありますから、そういった中で協定をどう結んでいくか、こういったところもやはり考えていかなければならないと思いますので、ぜひその点についても含めて検討いただければと思います。要望であります。
 子どもの貧困について、歯科健診の見地から発見できないかということでの質問をさせていただきまして、これまでもそういった観点での健診を行ってきていたということでの御答弁をいただきました。これはちょっと私も先日、子どもの貧困対策フォーラムというのを見学というか参加をさせていただいて感じたんですが、その1つのエピソードとして聞いた話ですけれども、貧困の家庭の話だそうですけれども、あるお子さんの歯科健診をしたときに、虫歯になっていたと。そこのことを保護者の方に話をしたらば、それは乳歯だから大丈夫だと。永久歯じゃなければいいんだというふうなことをおっしゃっていたと。これは非常に驚きなんですけれども。いずれ生えかわるからいいんじゃないかということなわけです。そのついでに話を聞くと、自分自身、その人本人が親からそのように教育を受けたということで、いわゆるこういったところからも子どもの貧困の連鎖というのがかいま見れるのかなと思います。非常にこういった生活の面での改善というのが必要だと感じております。今、歯科健診ということでお話をさせていただきましたが、こういった身近なところからも連鎖を断ち切るための取り組み、ぜひお願いしたいと思います。そのことをちょっと家族にも話したら、子どもの歯磨きというのは非常に手間がかかるということを言っていまして、確かにそうだなと。やっぱり子どものしつけそのものにもなかなか時間がかけられないというか、精神的な余裕というんですかね、そういったところがないと、こういった歯磨きというのもできませんから、そういったところから非常に理解できるという話を家族でしたわけであります。ぜひ今後、そういった子どもの貧困についてはいろんな措置があると思いますけれども、こういった私生活の面でもぜひ見ていただければと思います。
 それとペデストリアンデッキの改修でありますけれども、ファイバーを使ってとか、そういった近接目視点検によってということでありますけれども、そういった安全面での取り組み、いろいろな老朽化への取り組みだと思います。しかしこれは私もずっと担当の方にはお話ししていますけれども、デッキの表示板、案内板ですね、これは非常に見づらいというように私自身思います。私も週何回か三鷹駅に立つことがあるんですけれども、10時ぐらいになりますとたくさんの外国人、まあ、日本人も含めて三鷹市に来ていただくんですけれども、やはり多くはジブリ美術館に行かれるわけでありますね。そこでデッキの前で立ちどまってきょろきょろされるわけです。私も余り英語が得意じゃないので、9番乗り場の近くまで案内して、あそこにバス乗るんだというようなところを毎回するわけでありますけれども、ぜひ掲示板、わかりやすいものにしていただければ、その辺もスムーズになるのかなと思います。非常に大きな案内板なので、すぐ改修とはできないからこれまでもやってこなかったと思いますけれども、こういった大きな改修工事がありますから、ぜひこれを機会に、ぜひ見直しをいただきたい、そのように思います。場合によっては、またできない場合は、今、案内・サイン多言語化事業というのもやっていますから、そこも含めて来訪者がスムーズに、バスなのか徒歩なのかそれはわかりませんけれども、案内をできるような、そういった親切な掲示板にしていただきたい、そのように思います。これ、ちょっと御答弁をお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  今、委員さんのほうから御指摘ありましたように、三鷹駅のデッキ、バス乗り場もかなり多く、放射状に駅から道路のほうに広がっているので、案内するところは多くありますので、なかなか今の案内ですとわかりにくい部分があるという御指摘です。そういった部分、今後多言語化の中でもバスの案内とかそういったもののちょっと工夫を、これから考えていければというふうに思います。


◯委員(石原 恒君)  今後検討していくということで、ぜひ形にあるものにしていただきたいと思います。検討だけで終わらないでいただきたいと思います。三鷹駅で迷っていらっしゃるのは、外国人とか日本人のジブリ美術館への来訪者だけでなく、ICUもいらっしゃいましたし、杏林大学病院、三鷹市役所に行くという方もいらっしゃいました。そういったところも含めて、ぜひ丁寧な案内板にしていただきますことをお願いしまして、私からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


◯委員(高谷真一朗君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。まず衛生費からお尋ねをしたいと思います。予算書でいうと231ページあたりになるのかなというふうに思いますが。先日、私の友人が井の頭を訪れた際に、朝だったんですけれども、井の頭って高級住宅街と聞いていたのに汚いねと言われてしまいました。何かと思うと、火曜日だったんですが、カラスがごみを突っついてごみが散乱している状態だったんですね。こうした状況を打開したいということで、これまでも効果的な夜間収集とかいうのを求めてきましたけれども、課題としては、夜間住宅街での収集のときの騒音ですとか、あるいは一丁目につき1,000万円の費用がかかる。この間試算をしてもらったんですが、そういうことでございました。カラスネットをしっかりかぶせてくだされば被害も軽減されるとは思うんですけれども、どうしても集合住宅などではルールが守られていない、そうした現状もあるようでございます。市としてこのカラス対策に、抜本的な何か対策を乗り出していただきたいと思うんですけれども、そうしたところの御所見をお伺いしたいと思います。
 次に、商工費でございます。予算書でいうと245ページの事項8になるんでしょうか。SOHO支援事業ということで、これまでも三鷹市はSOHO支援に力を入れてきました。今ではスモールオフィスというものはしっかりと定着してきているものだというふうに思っています。しかし、ホームオフィスのほうに目を向けますと、その対応はこれまで個人であるがゆえになかなか支援が難しかったということも認識をしております。しかしながら、時代がインターネットというものが主流になってきて、自宅にいながらでも個人で作成したアクセサリーの販売だとか、洋服の販売などで利益を上げる、こういった女性の方というのも多くいらっしゃいます。そこで施政方針の113ページにあるような、ものづくり産業集積推進事業、これはスモールオフィスを営もうとする方には、ある意味チャンスなのかなというふうにも考えています。これはあくまで個人的な意見なんですけれども、子育て世代の方が産業プラザのファブスペース、これを利用して、起業にまで至ればいいのかなというふうに考えていますが、ホームオフィスの支援と、ものづくり産業の集積強化についてどのような視点を持って取り組まれるのかというところで、御所見をお伺いしたいと思います。
 続きまして、土木費でございます。施政方針の118ページには、安全安心な橋梁の改修についてということで記載がされております。災害に強いまちづくりというものを遂行するためには、道路の寸断を防ぐために橋梁の改修は不可欠と考えておりますが、この中で谷端三の橋についての記載がございます。御承知のとおり、かなりのアップダウンがある橋でありまして、いわゆるハイウオーターラインの問題であのような形状となっています。南側から北側に行くと、アップダウンのすぐ後に左カーブということで、あそこには商店もありますし、いつ事故が起こっても不思議ではない状況だというふうに感じています。この橋梁改修に合わせて、この問題にも着手するべきとは考えますがいかがでしょうか、御所見をお伺いしたいと思います。
 続きまして、消防費でございます。ちょっと細かいことで申しわけないんですが、予算書の277ページの事項2かな。消防団運営費の中にある画像転送システムについて、機器使用料についてお伺いいたします。いわゆるこれはガッテン君のことだと思いますが、既に端末が古くて、夜間などは何を映しているのかわからないような状況がございます。業者のホームページを拝見したところ、より画素数の高いスマートフォンなどの端末もあるようですが、こうしたものに変更は考えられないのか。あるいは、このシステムでなければならないのか。技術の進歩で、ほかに選択肢がないのかなどなどお尋ねしたいと思います。
 続きまして、受令機についてお尋ねします。デジタル化によって、今までのアナログ波が5月末で中止ということで、これまで団員が自費で購入していた消防の受令機なんですが、今後行政が認めたものというか、多分消防署だと思うんですが、しか利用ができなくなるということになります。これまで消防団の利点の1つには、この受令機を個人で聞いている団員がいち早く詰所に駆けつけていただいて、ともすれば消防署より早く現場へ到着して消火活動を行えるということでしたが、これから各分団5台配備をされるということでございますけれども、その後の運用に関してはどのようにお考えでしょうか。これは端末に責任を持たすということがあるようですので、その辺どこまで消防団員にお願いをするのかという面でお尋ねをいたします。
 続きまして、同じく消防費でございます。予算書279ページの事項2.消防施設整備費についてでございます。災害時に危険度が高いと言われているのが井の頭地区でございますが、先日大雪が降ったときに消火栓周りを消防団で雪かきをしたときに、四丁目の中心部分に消火栓が少ないなというふうに感じました。平成25年度に町会さんが地域応援プロジェクトでつくっていただいた地域防災マップというのがあって、それを見させてもらって対比したところ、本当に中心部にはないような状況でございました。確かに消火栓があればいいという問題ではないんですけれども、大規模災害時には防火水槽のほうが有益なこともありますが、東京都の地震に関する地域危険度測定調査では、井の頭は災害危険地域3と示されております。また、上連雀やその他の地区に関しても危険度3の場所があります。道路が狭隘な上に木密地域であるということも原因ですが、こうした地区の危険度を下げる参考とするために、東京都はこの測定をしておりますので、市としてもそれに沿った努力が必要かと考えております。消火栓の設置計画や防火水槽の配備など、どのような考え方で進められるのか御所見をお伺いしたいと思います。
 また、住民協議会などに配置しているスタンドパイプについてですが、防災訓練などでは既に使用され、市民の方々にもある一定御理解をいただいて、その災害時には活躍が大いに期待できるものでありますが、実際の現場を想定した訓練というのも必要かなというふうに考えています。防災力向上のため、消防署や消防団と連携した訓練の必要について、御所見をお伺いいたします。
 質問は以上です。よろしくお願いします。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  カラスの被害についてお答えいたします。これから春先になりますと、カラスの営巣が行われまして、ごみの散乱被害というのが出てくる可能性は三鷹市内全域であるところでございます。三鷹市は御承知のとおり戸別回収という形で、ごみを出す方に御協力をいただきながらごみを出しておりますので、バケツであるとか網かけであるとか、そういう工夫もお願いしているところでございます。また、4世帯以上の集合住宅につきましては、これは新築についてなんですけれども、ごみ出しのストッカーというのをつくるようにお願いしていまして、ごみの荒らされる被害を防ぐような形で御協力をお願いしているところでございます。しかし、過去からあります集合住宅等については、どうしてもごみの出し方の責任が曖昧になりやすく、散乱しやすいというところは私ども承知しているところでございますので、委託業者の協力やまち美化パトロール(環境指導員)が現場に赴きまして、これからの季節は特に集中的にそういうところを対応して、個別指導、管理者への指導や居住者へのビラの配布等を行って、カラスの被害等を防ぎたいと思っております。
 以上です。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  SOHOの支援のことで、ホームオフィスで働いている方と、ファブスペースとはどのようなつながりで、視点を持ってやっていくかという御質問にお答えいたします。ホームオフィスの働きざまに関しましては、大変現状を把握するのが難しいのは、委員さんも御存じのことだと思うんですが、産業プラザでいろいろ展開しております、例えばミタカフェ等のコワーキングですね、そちら年間で、2月末現在ですが延べ3,700人弱の方が来ております。実際に御家庭だけで仕事が完結するとはちょっと考えにくい部分もありますので、ぜひこういったところにたまには来ていただいて、スモールオフィスもそうなんですけれども、顔の見える関係づくりをつくることによって、さらにどんどん仕事の輪が広がっていくといったこともございますので、ぜひそういった利用の仕方をしていただきながら、そしてファブスペースのほうでいろんな機材を用意してございますので、そういったものも結構気軽に使えるようになってございますから、そういったものを活用しながら、それをまた御自宅に持ち帰っていただいて、いろいろな商売の展開につなげていただければなというふうに考えております。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  委員御指摘の谷端三の橋の改修内容につきましては、高欄の取りかえ、床板、地覆、橋台等の補修工事を行っていく予定でございますが、危険については認識を私どももしておるところでございます。数年前に高低差の解消をすべく検討をした経緯もございますが、残念ながら道路の両サイドに張りついている民地の高さが既に決まっておりますので、なかなか根本的な解消をすることは困難であったという経緯もございます。御指摘もございましたので現地調査いたしまして、交通安全の対策として、交通管理者とも協議をしながら検討していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  まず、画像転送システムの件で質問いただきました。これ、以前にも御質問いただいたことがあるんですけれども、やはり団のほうでも、このシステムについては大分使い勝手の問題もあるという報告を受けていますので、平成28年度に見直しをすることとしております。端末そのものは基本的にはスマートフォンの対応に変えていきたいと思っていますのと、それから、ソフト。今、ガッテン君というソフトですけれども、これも平成28年度から、市全体の災害情報システムの開発に入っていきますので、そういったところとうまく連動させることができるシステム、こういったことも視野に入れて、システムの変更、また契約業者の変更も含めて検討して実施をしてまいります。
 それから、受令機ですけれども、今現在は平成27年度予算で、各分団の幹部に6台、そして詰所に1台、ポンプ車に1台と、こういった配備の中で今後は対応をしていくということで、実際にアナログの受令機につきましては、いわゆるそれぞれの団員の携帯端末のほうに火災の一報を入れるシステムを導入した際に、市のほうとしては正式な配備はそこで終わっていまして、実際にはまだ故障せずに使っているものがあったりとか、あるいは団員さんが個人で購入したりというようなところで運用しているということは聞いておりますけれども、基本的には今後は、今申し上げた分団計8台の台数で運用をしていくということにしております。
 それから、消火栓の件ですけれども、この消火栓を新規に配備する、あるいは移設等をする場合には、御案内のとおり消火栓そのものは上水道ですから、実際には消防署と、それから東京都水道局、そして市とで協議をしながら進めているところですけれども、現段階で御指摘のあった井の頭四丁目について新設をしていこうという動きは今のところはありませんけれども、市内全体を見ながら、必要なところには新設をし、また場合によっては移設で対応すると、こんなことを進めておるところでございます。防火水槽についても、開発行為等がある段階では市の補助制度もありますから、そういったものをベースに誘導は進めているところでございますけれども、御案内のとおり井の頭地区、なかなか大きな開発が出てこないという現状もございますので、そういったときにはきちんと進めてまいりたいと思っております。
 スタンドパイプにつきましては、委員さん御指摘のとおり、かなり水道の圧だけで放水ができますので、有効な手段だということで考えておりまして、ミニ防災訓練とか、あるいは地域の防災訓練なんかでも、今実際に有効性があるということを確認する意味で消火栓につないで、消防署の方、あるいは場合によっては消防団の方に立ち会ってもらって水を出す訓練を進めてきますので、さらにここは実践的な訓練につなげていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございました。ごみの問題からなんですけれども、これから春先にかけてカラスの被害がふえてくるのではないかということの御答弁ございましたけれども、果たして事業者への協力依頼だとか、環境指導員の方々の努力だけでこれが減っていくのかなというと、これまでもやってきたわけで、しかし現状が変わらないといった中で、何かもうちょっと抜本的な対策が練られないのかなというふうに感じております。どうしても古いアパートなどで大家さんがいないところは、マナーが悪くなってしまう傾向にあるので、そうしたことを変えるためにも、例えばいろいろ調べたんですけれども、ごみ袋にカプサイシンを練り込むだとか、あるいは紫外線を透過しないような、そういうごみ袋もあるようでございます。今まで黄色いごみ袋はカラスが嫌がるみたいな、見えないみたいなことを言われていたけど、それは全然関係なくて、やはり今言ったような何かを練り込むというようなのがいいらしいです。これでお願いしますというと、今度またごみ袋代が上がってしまうという問題も出てきますけれども、しかし例えば種類をふやしてあげる。それでも今までのやつとそうした特殊なやつとで販売をするということでもいいのかなというふうに感じています。いろいろと調べますと、カラス博士みたいな大学の教授もいらっしゃって、そうした方々が開発をしているということですので、まさに三鷹市で民学産公でこうした取り組み、考えられないかなというふうに思っていますが、何か御所見があったらよろしくお願いします。
 それから、SOHO支援についてでございます。田口部長のおっしゃるとおり、仕事の輪がどんどん広がっていっていただければいいなというふうに思いますけれども、今の時代だからこそ、行政がいろいろとホームオフィス支援に乗り出せるときだというふうに考えています。この取り組みをどんどん進めていっていただきたいんですけれども、3Dプリンターだとか3Dペンというものがファブスペースに置かれているということで、ここで勉強していただいて起業に至っていただける、これが一番ベストだというふうに考えています。私が思うに、子どもが生まれてしまって仕事をやめざるを得ないという問題が、今出てきますよね。こういう人たちの救済の一助にもなっていけばいいのかなというふうに思います。そこら辺で強力に押し進めていっていただきたいという思いがありますので、それで御所見があったらそれが1つと、あと今御答弁があった、仕事の輪が広がって、何か成果が出たという具体例があったら教えていただきたいというふうに思います。
 それから、土木費の橋の問題でございます。周りが決まっているので難しいということでございますけれども、本当に車で走っていると、危ないなというふうに感じる場所であります。何かしら橋梁かけかえに関しては、事故が起こらないよう、交通管理者の方々とも御協議いただいた上で、事故のない道路づくりというものを目指していっていただきたいというふうに思います。
 それから、受令機の件は了解をいたしました。
 それから、消火栓に関してなんですけれども、御答弁で理解いたしました。その中で、東京都が示しております地震に関する地域危険度調査、これに基づいて、これを減らそうという努力。赤いラインを少しでも青に近づけるという努力というのは、どういったところで三鷹市はされているのかという、総体的なところを教えていただきたいと思います。
 それとスタンドパイプについてでございます。水出し訓練していただけるということでありがたいなというふうに思っています。ただ、水出しの訓練の中身の問題だと思っていまして、スタンドパイプは設置が早いので、恐らく一番最初に現着することもあろうかと思うんですけど、例えばその後に消防団、消防署が到着して放水をすると。西側から水圧かけているのに、東側からスタンドパイプを住民の方がやっているという場合を想定したときに、突入するからスタンドパイプとめてくれといったときに、何でだよってならないようにしてほしいんですね。というのは、やっぱり一度出した水をとめるというのはすごく勇気が要ることであるというふうに思います。私も昨年、幹部研修というものに行かせていただいて、消防団にはここまでのことが求められているのかということで、新たにすごい重い責任を痛感したわけでございますけれども、本当にいつ来るかわからない大規模災害には、消防団はもちろんのこと、住民の方々にもそれなりの覚悟を持って取り組んでいただかなければいけないというふうに考えています。協働の取り組みということで重要になってくると思いますが、そうしたことに関してもちょっと御所見をいただければと思います。


◯副市長(内田 治君)  私から、冒頭のカラスですね、お答えをしたいと思います。抜本的な対策ということで例示もしていただいたところであります。私も20年以上前、ごみをずっとやってきたときも、そのころからありまして、おりでとっちゃえとかいろんなことを言われたことがあります。さまざまな、カラスへの対応の技術的なこととか仕組みというのも当時から考えていたんですけれども、これはなかなか難しいので、まずやはり出していただく方のルール、マナーというのが、これが基本であります。ただ、委員おっしゃられましたように、その後いろいろな素材とか、技術的な開発であったり、それからカラスなどの動物の生態からの研究というのも進んでいるでしょうから、私ども三鷹市ではネットワーク大学もあり、関係のいろいろな分野の大学の先生方や企業の皆さんとのつながりもありますから、ぜひそういったようなテーマも、地味なものですけれども、やはり都市の日常の暮らしの課題解決に当たるようなものですから、そういった話題をぜひ折に触れて問題提起などしたり、情報収集などにも努めて、すぐに解決策ずばりというのはなかなかないとは思うんですけれども、そういったものを考えながら、常に取り組んでいくことが必要かなというふうに思っております。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  ホームオフィス支援に乗り出す時期ということで、まさにそうだとは思います。例えば出産後のいろいろな支援といっても、それまでやっていた業種にもよるでしょうし、いろいろ得手不得手もあるでしょうけれども、そもそもこのコワーキングというものがすごくフリーなスペースで、要は隔たりのないスペースで、そういう顔の見えるところで今まで全然知らない方と一緒に仕事をするような、そういうスペースになってございます。そうすることによって、いわゆるスモールオフィスではなく、要はそういう区切られたスモールオフィスではなく、そういうスペースが、あえてそのほうがいろいろやりやすいというようなお声も実はあります。ということで、このコワーキングの利用者というのは、年々だんだんふえてきているという、そういう現状がございますので、そういったことをどんどん推進していこうと思いますし、例えばこのコワーキングスペースなんかも、お子さんを連れてきても全然大丈夫なスペースですから、そういったところに週のうち何回かは一緒に出てきていただいて、そういったいろんな人たちとお話をしながら、次のビジネスの案を練っていくということも一方ではあるんじゃないかなというふうに思っています。
 具体的な輪が広がった例といいますと、例えばあるデザイナーの方がこういったところに出入りをすることによって、いろんな人たちとつながって、いろいろウエブデザインをやっている方とつながって一緒に仕事ができたりとか、例えばかるたですね。三鷹を題材にしたかるたみたいなのありますね。ああいうものが1回は自費で出版をして出していたんですが、さらに再販をしようということで、実は今、皆さんに御寄附を募りながらやって、実際にその動きにつながっていっている。それはこういったところでいろいろな人たちとつながって、その人たちのまた口コミで、またこういうことをしようと思っているんだけどということで、人がどんどん集まってくると。そういう上昇の連鎖といいますか、そういったことが実際には起きているというのが現状です。そういったことで、このコワーキングのミタカフェとかこういったものをどんどん御活用していただければいいんじゃないかなというふうに思っております。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  まず地域危険度、これは委員さん御存じかもしれませんけれども、東京都のほうではいわゆる住宅の倒壊危険度というものと、それからあと火災危険度、これを組み合わせたものが総合危険度として3とか2とか出るわけですね。そういう意味では、基本的にはこの危険度そのものを下げる対策というのは、ハード対策といいますか、耐震性の高い建物をつくったり、あるいは防火構造にしたり、あるいは道路の幅員を広げたり、あるいは委員さん御指摘の貯水槽等をつくったり、水利を確保したり、こういったことが中心になるわけですけれども、これそのものが、いわゆる5年、10年すぐに実施を現実化するというのはなかなか息の長い取り組みで、そういったものも進めつつ、そこをカバーするのはやはり市民の皆さんの防災力──自助と共助の防災力ということになりますので、こういった危険度の高い、三鷹の場合高いというよりも、3のレベルですけれども、三鷹の中では高い地域の皆さん、そういった意味では防災力、防災意識を高く持っていらっしゃいますので、そういった中では出前講座や訓練なんかでより一層それを高めていくということを、まずは地道にやっていくということになろうかというふうに思いまして、そういったことを取り組んでおります。
 また、スタンドパイプの件なんですけれども、基本的にはスタンドパイプも、あるいは可搬ポンプも住民の皆さんが扱っているものについては、消防隊が──これは消防団であれ、消防署であれ、到着した場合にはその指示に従ってくれと。そこは団の皆さんは、確かに一旦出した水をおさめるというのはなかなか勇気が要ることかもしれませんが、自主防災組織については、専門家が来たら、それはもう指示に従うということは基本的にはこれまでも徹底してやってきています。ただ、今の段階ではまだスタンドパイプの有用性を市民の皆さんにも理解してもらうというところで訓練がとどまっていますが、行く行くはそういったことも想定して、市民の皆さんと、それから消防団、あるいは消防署と、そういった一定の時系列的な複合的な組み合わせをした消火訓練なんかにも取り組んでいく必要はあろうかなと思っていますが、現状では普及啓発というところで進めてまいりたいと思っております。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございました。結構時間があるんですが、副市長から御答弁いただきました。ネットワーク大学を利用して、今すぐではないにせよ、問題提起をしていただけるということでありがたいなというふうに思います。できれば民学産公で、三鷹の市内業者さんがこうしたごみ袋の作成にも携わってくれるような、そんな仕組みづくりができればいいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
 それから、ホームオフィス支援、田口部長がおっしゃるように進めていっていただきたいと思います。最終的には子どもも来やすい場所だということでありますけれども、そこももうちょっとPRしてもらって、できれば子どもを預かってくれる保育士さんみたいなのがいて、それでしっかりとそこで仕事を学べる、そんなスペースに将来的になっていただければいいのかなと思います。
 それから、スタンドパイプの件についても了解をいたしました。そのような形で、今後普及啓発を含めた上で、訓練を進めていっていただきたいと思います。
 随分時間が余ってしまったので、いや、無理させていただきます。衛生費なんですけれども、施政方針の108ページでございます。スマートフォンアプリを活用したリサイクルカレンダーの導入ということで、非常に私、これ、ごみ出し担当の身としては期待をするところでございますけれども、この事業というのはどういった形で進められていって、その後、市民への広報などはどのようにしていくのかというところをお尋ねしたいのと、それと今、大倉部長がおっしゃいました出前講座。防災出前講座、ずっとやっていらっしゃいます。震災から5年たったということで、ずっと続けてこられていますけれども、これまでの防災出前講座の講師としてやられたことを通じて、市民意識の変化、どのように変わってきたかということと、今後どのようにやっていこうかと、話し手として。市民の方々に防災意識を向上させるため、5年たってしまってだんだん意識が低下してきているとも言われる中で、さらに高めていかなければいけないという部分があると思いますけれども、そうしたところでどう対応されようとしているのかというところをお尋ねしたいと思います。
 とりあえずこの2点をお願いします。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  スマートフォンアプリを活用したリサイクルカレンダーの件で御質問がございました。三鷹市のごみ対策課には、日々多くの市民の方々のお電話が寄せられます。ごみの分別ですとか、あと新しく転入された方が、いつごみを出せばいいのかという問い合わせもございます。リサイクルカレンダーという紙の媒体で全世帯配布しておりますけれども、なくしてしまったですとか、若い方ですと、見ないで出してしまうということもございますので、ごみ処理の総合計画、今年度検討した中でも、若い市民の委員の方からも、こういうものがあったらいいねというような御意見もいただきましたので、ある一定の実績のあるこういうようなものを使って、分別の徹底でごみの減量につなげていきたいと考えております。
 以上です。
 済みません、漏れておりました。周知につきましては、開発が3カ月程度かかりますので、概ね夏ごろから使いたいと思いますので、周知についてはキャンペーン等のときにチラシやティッシュを配ったりとか、あと広報、ホームページ等いろいろなものを使ってお伝えしたいと思っております。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  出前講座も5年目に入っているわけですけれども、ある意味うれしいことに、回数、それから参加人数も相対的に年を追うごとにふえていっている状況でありまして、私、実際に現場でかかわって思うのは、単に防災知識をそこで得て帰るということではなくて、リピーターの方が結構いるわけですけれども、防災行動に出てもらう。要するに備蓄品──備蓄が必要だというふうに認識をしたら、それをそのまま知識として持っているのではなくて、実際にスーパーに行って備蓄品を買ってくると、そういう行動に出ていただく市民の方が非常に多くなった。これは非常にありがたいことで、そういった意味では、今後もそういう行動につなげていくような講座をやっていきたいというふうに思っているのと、加えて先般、質問委員さんも防災リーダー養成講座に出席をいただきましたが、ああいった形で市民の皆さんの防災リーダーを育成をし、その防災リーダーの方が市内で出前講座をやる。我々はそういったところに必要な情報を提供していく。こういったこともやりながら裾野を広げてまいりたい、このように考えております。
 以上です。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございました。防災出前講座、この間リーダーの募集出させていただいて、かなり内容の濃いもので、初めて参加される方というのもたくさんいらっしゃったと思うんですが、こうしたことで裾野を広げていっていただくことで、本当に防災力の向上にもなると思います。どうしても喉元過ぎればというところがあろうかと思います。5年たって、この時期だけなんですよね、東日本の映像が流れるのって。ただ、この時期だけでもやってくれるのはありがたいのかなと思うんですが、やはり常日ごろからあのときの5年前のことを忘れないようにということで、三鷹市は取り組んでいっていただければというふうに思います。
 それから、スマートフォンアプリ、3カ月かかるということですが、これはすばらしいアイデアだなというふうに思います。若い人には、やっぱりこのアプリというのは本当に心強いというか、ものになると私は非常に期待をしています。これに対する効果みたいなものはどのように見込んでいらっしゃいますか。


◯市長(清原慶子さん)  おはようございます。市民の皆様がホームページで利用される情報内容のトップは、ごみに関することが多いですね。そしてまた、粗大ごみのやりとりにつきましても、インターネットでされる方も徐々にふえています。ということは、市民の皆様にいかにインターネットの利用、ホームページの利用というものが普及しているか。広報の部門で、これ、総務費になりますけれども、ホームページでスマートフォンでより見やすいという改革もいたしました。ごみ対策課のほうで、やはりこの間、市民の皆様と御一緒に、今後のごみのあり方を検討する中で、やはり日常的に身近にあるメディアで、いかに容易にごみを出す日であるとか、あるいは分別をするときにふっと迷ったときとか、そういうときに支援になるということは、今までの市民の皆様からの問題提起、ニーズ、またホームページの利用等から一定程度確認されました。したがいまして、今回はモデル事業ではなくて、即スマートフォンでやってみようということになりましたので、効果としては御指摘のようなスマートフォンを御利用の若い方から、最近は60代以上でもかなりスマートフォンをお持ちでございますので、むしろこのアプリを活用していただくように、まず入り口の啓発をすることとして、あわせてごみの減量、リサイクル、分別、そういうことについてPRを、本当に1年365日できればなと。ここにごみ出し忘れアラーム機能というのは、委員さん、とっても役立つと思うんですよ。お忙しい中、例えばこういう双方向の、こういうことが要するに重要かなと。
 スマートフォンについては、いろいろな多機能で使いますが、行政としては、衛生費になりますけれども、例えば電子母子手帳というのもしっかり考えてみたいなと。本当に予防接種が、相当数ふえてきまして、お母さん、お父さん忘れがちですから。これ、余計なことを言いましたけれども、効果の中でスマートフォンアプリを活用したリサイクルカレンダーの導入を検証しつつ、それをさらに次の展開へとつなげていければなと考えております。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございました。まさか市長からも御答弁いただけると思いませんでしたが。確かにこれがほかのことにもいろいろと展開できるのかなというふうに感じておりますので、三鷹らしいおもしろい、何かアプリを活用した展開をお願いしたいのと、ここにやはりカラスに対するごみ出しのルールとマナーみたいなのもしっかりと搭載というか、入れ込んでいっていただければというふうに思います。
 以上で終わります。ありがとうございました。


◯委員長(伊東光則君)  以上で民主党の質疑を一旦終了します。
 しばらく休憩をいたします。再開は10時55分再開とします。よろしくお願いします。
                  午前10時37分 休憩



                  午前10時53分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 次に、日本共産党。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いいたします。初めに、施政方針122ページ、東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進、予算書でいうと267ページ、東京外かく環状道路計画調査研究関係費に関連して質問します。外環道路整備事業において、外環道の本道と中央高速を結ぶ中央ジャンクション部分の南北の市街地、住宅密集地の真下に建設予定の地中拡幅部の安全性について質問します。地中拡幅部は、外環本線トンネルとランプトンネルを分合流させる構造物で、当初計画から都市計画変更がされて、直径約30メートルの巨大トンネルになっています。その周囲に対しては、止水領域がつくられることになりました。地中拡幅部は全体で40から50メートルの巨大トンネルとなります。この巨大な構造物が、住宅密集地の真下に構築される計画になっていますけれども、計画地域周辺から地盤の影響や地下水への影響の心配が寄せられています。外環道路事業者から、地中拡幅部の連結部の技術は検討中でさまざまな建設の工法が提案されている状況ですが、市として地中拡幅部工事の上部の住宅地の安全性をいかに確保していくのか、今年度取り組みをお伺いしたいと思います。また、市民の不安を解消する役割を、市としてどういうふうに果たしていくのかお伺いします。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  外環の地中拡幅部の検証でございますけれども、東京外環、トンネル地中拡幅部における技術開発業務が平成27年度行われておりまして、12月にはジャンクションごとに、東名ジャンクション、中央ジャンクション南、中央ジャンクション北、青梅街道インターチェンジ、この4カ所においてそれぞれ3つの工法が検証されて、さきのオープンハウスにおいて安全性が確認されたということで、パネル展示等で市民の皆様に国のほうから説明をしているところでございます。また、提案された3工法でありますけれども、具体的に工事を発注するときにはどの工法にするのかというところはこれから検討していくとしておりますが、この提案された3工法と同等以上の工法で進めていくということを、オープンハウスの中で国のほうは説明をしていたところでございます。
 さらに技術提案の安全性を高めまして、そうした検証は東京外環トンネル施工等検討委員会という専門的な組織がございまして、東京外環トンネル施工等検討委員会の中で、有識者が検討を進めているところでございますので、市としてはこういったこれらの経緯に関する有識者の見解をしっかり確認していくことによりまして、三鷹市として地中拡幅部の安全性、施工性を確認していくというところでございます。また、市民の皆様に安全性のことを国、事業者のほうでしっかりと適切に説明するように求めていきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  答弁はわかりました。実際に地中拡幅部なんですけれども、この外郭環状線道路計画を進めるに当たって、市と国と事業者と市民とでつくった「対応の方針」の中では、連結部分の「対応の方針」というのは検討されませんでした。実際にランプトンネルと本道を結びつける部分が構造的にも技術が必要で、これから技術を開発していくというものでした。事業者から3工法の提示があったとありました。この間、2月のオープンハウスの中でも、その工法についての概要がパネル展示もされていましたけれども、それを見た市民から、これで本当に安全なのかどうなのかというのは、どうやって確認ができるのかと。市民からすると、本当に技術的な側面では検証することができないわけで、この安全性を確保する役割というのが重要だと思います。特にジャンクション部分であれば、地上部は公園だったり、空間が確保されるわけですけれども、外環道路の地中拡幅部、特に外環道路の場合には、他のトンネル工事とは違って、地下鉄だとかは大きな道路の下にトンネルがつくられたりして、シールドトンネルの事業が進められてきたわけですけれども、この外環道路の場合は、住宅地の真下を本道は思っているわけです。16メートルの本道に対しても不安がある中で、今回地中拡幅部はさらにこの倍以上の計画になっています。この点では、3つの工法が提示されて、それぞれ安全性が確認されていると言いますが、どの工法にどういう特徴があるのか、どの方法が一番安全なのかということをしっかりと明らかにすることが、市民の財産を守る上で重要だというふうに思います。この点で、3工法どれを選ぶのかということに対して、市として意見することができるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  技術開発の業務の成果につきましては、当該技術分野に精通する学識経験者等からなる委員会の助言をいただきながら、これは国が設置した委員会でございますけれども、そういった委員会の助言をいただきながら確認評価を行っていくと、国のほうはしております。私どもはそういったことがしっかりとなされて、技術の確認が対外的なそういう専門家によってしっかりされるというところを、まず確認しているところでございまして、実際にどの工法を選定してどういう形になるのかというところについては、引き続き国のほうと今、委員からおっしゃられた内容も含めて、しっかり確認しながら進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  地中拡幅部の建設工事ですけれども、今までに例のない事業で、本当に住宅密集地の大深度地下ではない、浅い部分に及ぶ工事で、今までの計画では、止水領域もシールドトンネルの周りにはなかったわけで、環境に対する影響も改めて環境影響調査をするべきではないかという意見もある大きな工事です。三鷹市として、3つの工法が今の時点では提示されているわけですけれども、どういう工法を採用すべきなのかという意見を明確に伝えていくことが必要だと思います。三鷹市は、上水に使っているわけですし、地下水に影響が少ない工法、また住宅密集地という点から見れば、地盤に影響を与えない一番適切な方法を選ぶようにしていく。実際に予算の関係もあるわけですから、湯水のようにお金を使うことが、コストの面でも当然精査されるわけで、技術的な側面、安全性の確保という点でも、どういう立場に立った工法を進めるのかということを、市として要求していく必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。そういう考えはあるでしょうか。


◯副市長(内田 治君)  委員御指摘のとおり、かねてより三鷹市においても、この東京外郭環状道路の整備事業に当たっては、この地域の市民の方々に不安を与えないように、環境への配慮とか、工事の安全性については重ねて求めてきたところです。今御指摘の工法についても、これ、先ほど担当の課長が説明をいたしましたとおり、極めて高度な技術的な専門性の高い分野の話でありますから、一概に私どもが直ちに全てを評価して、三鷹市としてこれがいいんだというようなことを軽々に論ずるのはなかなか難しいとは思うんですが、とはいえ公表される情報をできる限り市としてもしっかり受けとめまして、国にもその説明を市民の方にわかりやすくというのは当然求めますし、私どももその内容をしっかりと理解して、もちろんその3つの工法、いずれも高い水準で国が求める事業の水準や、さまざまな基準をクリアしたもの、その上での3つということになっているというふうに聞いておりますから、その辺の情報は受けとめながら、市としても必要な情報は発信はしたいと思いますが、ただ私どもが選定に当たって重要な何か役割を果たすという形では、決して直ちにはそういう仕組みにはなっておりませんから、市民の方への影響のないものは今までどおり求めつつ取り組んでいきたい、このように思います。


◯委員(栗原健治君)  これ、地中拡幅部の工事で、安全性、そして自然環境に対する影響を極力させないということは、三鷹市としてしっかりと取り組まなければならない課題です。3つの工法、またもっといい工法も研究される可能性はあるわけですけれども、それぞれ特徴があるはずなんですね。それについてどの工法を選ぶのかということに対して、市が何を求めているのかということを明確に示すことが、より安全性を確保する上でも、三鷹市の環境を守る上でも重要な役割を果たすというふうに思います。事業者の検討している工法任せにね、丸投げにするわけにはいかない。実際に向こうの技術者が出したものに対しての説明を求めるだけでは三鷹市の責任は果たせないというふうに思います。また、市民に対する説明を、市としても事業者と一緒になって進めていく、わかりやすく説明していく責務があると思います。責任、安全性、不安を解消していくという視点に立った取り組みを、技術の選定においても積極的に働きかけるということをぜひ求めたいと思うんですが、その考えはあるでしょうか。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  この地中拡幅部の計画については、都市計画の変更をされて、先ほど担当課長が申し上げたような流れで進んでいくわけですが、基本的に都市計画の変更をした時点で、まず連絡路と本線、そういう接続部分、一番難しいところだというふうには聞いております。もともと連絡路、本線、それぞれ止水を考えた工法、これをさらに円形断面で、一番応用力学的に強い円形断面で囲った上で、止水領域を外側に巻くということで、都市計画の変更の中でもより安全性、健全性が高められたと。そこについては、市としても確認、同意しているところでございます。さらにその内容の工法をこれから国のほうを中心に検討していくということで、基本的に先ほど副市長も申し上げましたように、高度な技術を有識者の中で検討して、市はそれを確認はしていきます。確認していきながら、なおかつ市民にもわかりやすく説明するように、それは国のほうに求めていくということで、これから進めていきたいと考えております。


◯委員(栗原健治君)  この外郭環状線道路計画の本道、また地中拡幅も含めて、住環境を守る立場で、毅然とした姿勢を示した対応を求めたいというふうに思います。それをしなければ、万々万が一のことがあってはならないという姿勢は、今まで市長からも、そういう姿勢で取り組んできたということを伺っていると思います。その点でも対応を求めたいと思います。よろしくお願いします。
 次に、予算書の275ページの木造住宅耐震助成事業費に関連して質問をします。耐震化を、個人住宅に対する支援制度ですけれども、耐震化促進計画の住宅耐震化の目標は、平成27年度で耐震化率90%で、平成23年度から平成27年度の間で1,000戸の耐震化を図るという状況があったと思います。災害に強いまちづくりを進める視点で、個人住宅の耐震化を平成28年度どのように進めていくのか、この予算に関連して説明をお願いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  木造住宅の耐震助成事業でございますけれど、こちらは昭和56年6月1日以前に建築された木造住宅を対象に、耐震診断及び耐震改修に対しまして費用の一部を助成しているところでございます。助成額でございますけれど、簡易改修と一般改修とございます。改修の内容にもよりますが、一部分でも、全体を改修しなくても、改修によってかなり耐震性は向上する場合もございますので、費用もかかることでございますので、そういったことをお使いになる市民の方が選択できるように、2つのメニューを設けて進めているところでございます。高齢者世帯等には助成も手厚く考えております。より皆さんにわかりやすいパンフレットや何かを御用意いたしまして、皆さんに、まだ受けていらっしゃらない方に耐震改修をお受けいただけるようにPRに努めていきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  いつ起きてもおかしくない大震災に対する備えとして、個人住宅の耐震化は重要な課題だと思うんですが、目標に対して、この取り組みで十分なのか。どこまで今年度持っていこうとしているのか。平成32年の目標があると思いますけれども、お伺いしたいと思います。これで十分なんでしょうか。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  耐震改修促進計画の中で目標としている95%、これにつきましては、今までの建てかえ等のものの建物数を過去のをとりまして、その中で新たに新築されているものとか、そういうものを含めた中での計画でございます。当然今、担当課長から申したように、市内の既存住宅の耐震というのもこれに上乗せされていって、この目標という形のものですので、全部既存の建物を耐震改修をして、この目標にするという目標値ではございませんので、あくまでも建てかえとか新築とかそういうものを含めての中での数字でございます。


◯委員(栗原健治君)  計画で、そういうものも含めての計画だということですけれども、この耐震化助成制度の実績で見ると、改修助成事業においては、つ抜けしない、10件以上にならない状況が平成25年、平成26年、これ、平成27年度にもなりそうだと。検診助成事業も低調になっていて、改めてこの制度の活用してもらうための取り組みが、平成28年度では11件の件数を見込んだ予算になっていますけれども、それを実績として実行、利用してもらうためにもアピール、また啓発活動が必要だと思うんですけれども、その点でどのように、制度の利用と、また個人でやる耐震化に向けての取り組みを促進していくのか、お伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  耐震改修につきましては、私どものほうでもよりわかっていただこうということで、広報に載せる回数等もふやしながら取り組んでいきたいというふうに考えています。これまでも広報等には載せてございますけれど、実際に改修するときに、やはり費用のことがございます。耐震改修をするときに、ブレースとか補強材を入れて、壁の内側の内部のほうから柱等を補強することによりまして耐震改修するわけでございますけれども、建物全体の内面のクロスや何かも当然剥がしていったり、屋根材をかえていったりすることによりまして、費用もかかるものでございますので、助成額だけでなかなかできない事業でございます。そうしたことから、我々としてはできるだけPRに努めながら皆さんに御利用いただけるように、これからも取り組んでいきたいというふうに思います。


◯委員(栗原健治君)  実際にこの実績が、予算をつけた中では達成されていないという点で、制度の使いやすさだとか、周知、広報活動、啓発活動において利用してもらうようにする取り組みを強化する必要があると思います。ぜひ進めていただきたい。また、今費用の問題がありましたけれども、耐震改修だけではなかなか思い切ったものができない。全体のリフォームに合わせて行うということも、より耐震化を進めていく上で行われる点があります。この点で、耐震化助成制度を利用してもらえるように、住宅リフォーム助成だとか、地域の経済の活性化につながるような制度も考えながら、促進を図ることも1つの考え方だと、また手だと思います。その点で、さらなる耐震化の、震災に強いまちづくりの取り組みを進めてもらいたいと思います。住宅リフォーム助成などもあわせた制度の改善を要望したいと思います。あわせて災害対策で、阪神・淡路大震災のときには、火災と倒壊、倒壊で8割の方が圧死、窒息死していて、そのうちの9割が即死だったと言われています。この点でも減災対策などが必要だというのは、耐震化助成の重要な点なので確認しておきたいんですが、あわせて火災対策として、震災直後に通電されてから火災が起こって、助け出せないうちに亡くなられた方がおられました。通電をストップする感震ブレーカーの普及が、大規模災害時における火災発生の抑制対策としてありますが、感震ブレーカーの普及促進、また大震災時の火災発生を防止する取り組みについてどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  通電火災、これは実際、阪神・淡路大震災でも発生をしたということがありますので、1つは住民の方が御自宅にいらっしゃるのであれば、最終的に避難するときには御自身でブレーカーを落とすというのは、これは一番確実な方法なわけであります。感震ブレーカー、瞬時にブレーカーが揺れを感じて落ちるということで、非常にそういったプラス面はあるわけですけれども、ただこれ、いろいろと調査のデータなんか、あるいは見解なんかを調べてみますと、逆にデメリットとして、例えば夜間に大きな揺れを感じたと。そのときに、通電状態であるにもかかわらず、揺れによってブレーカーが落ちることによって、真っ暗な状態の中で移動しなきゃいけないと、こういったことのデメリットというのも、現にいろいろな検証の中で指摘をされているところです。とはいえ、この辺はどういうような工夫が、感震ブレーカーそのものでできるのか、メーカーさんにも期待をするところではありますが、そういうようなこともありますので、市としては防災訓練なんかでそういった感震ブレーカーのPRをしたり、あるいは自主防災組織のあっせん品目の中に入れたりはしましたけれども、どうももうちょっとしっかりここは議論していかないと、やみくもに普及促進というよりも、まずは御自身でブレーカーを落として外に出るということは、住民の皆さんには徹底させていきたい、このようには感じております。


◯委員(栗原健治君)  通電火災というものが知られて、まだまだないというふうに思います。また、避難するときにブレーカーを落とすということはなかなか大変な場合もあるし、そういう意識づけ、啓発活動も重要だと思います。実際に通電火災があるという視点に立った対策も求められています。今後の予防対策として検証しながら、有効な手だてを、火災予防、防止という観点に立って、一つ検討していただきたいというふうに思います。
 次に移ります。施政方針の243ページで、商工会助成事業、商店街助成事業等についてお伺いをします。他の会派でも行っていると思いますが、毎年各会派ごとで三鷹市商工会の役員さんの皆さんと懇談を重ねさせていただいています。その中で、毎回商工費の歳出の内訳で見ると、0.6%しかなくて少ないんだという嘆きの声が聞かれます。基本的に中小事業者がそれぞれ自力で頑張っていただくというのが基本ですが、やはり吉祥寺のまちを隣に持つ三鷹市として、市内商業事業者に対する活性化のための支援が必須だと思います。新年度の支援はどのように考えておられるんでしょうか。お伺いします。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  0.6%というのが多いのか少ないかという議論はあろうかとは思いますけれども、私どもは、例えば商工会さん、それから商店街さんから毎年要望を受けながら、それを予算化に努めているところでございます。それでそういったことで各団体から要望の出されたものを、極力予算化につなげていくために我々も一生懸命努力をしてきてございますし、当然各事業について、その効果であったりとか、そういったことも見きわめながらやっているところでございます。新年度の、どのようにということでございますけれども、商工会さんからの、例えば要望につきましては、当然私どもも商工会さんのほうといろいろと話し合いながら新しい事業、その効果についてお互いに話し合いながらやってきてございますので、なるべく要望に沿ってやっていきたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  話し合いをしていることは重々承知しているんですけど、なかなかその思いを届け切れていない状況が、懇談を重ねる中であるのかなと感じます。その点で、商工会の方々と地域商店街の活性化、商工業の活性化のために、さらなる議論と、具体的な施策で何が求められているのかというのを酌み取り上げて、それを実現に移してもらいたいというふうに思います。商工支援策として、工場施策の環境対策で、省エネルギー化、省電力化が求められている中で、中小企業の方々から工場の省エネルギー化を促進したいと考えて、LEDに全部交換しようかと思っても、その費用がなかなか、コストがかかると。LEDへの交換に対する工場への支援ですとか、あとは店舗の改修に対する助成などをして、より今のニーズに合った魅力ある商店をつくることで、商店街に貢献していきたいという思いも寄せられました。さまざまな声が寄せられていますけれども、ぜひその声をしっかりと話し合いを重ねる中で積み上げて、実現に移していただきたいと。また、計画を深めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、衛生費、予算説明書の211ページ、事項4.休日・休日準夜診療関係費です。商工会とも懇談を各会派してますけれども、医師会の役員の方々ともほぼ毎年各会派、議員が懇談をしています。私どもも昨年医師会と懇談した際、その前からですけど、休日・夜間診療の際に、薬局が遠いということが問題となっています。三鷹市のほうにもその件については医師会からも要望は出ているかと思いますけれども、やはり実際、小さなお子さんが急に発熱して39度とか40度とか熱を出して、毛布にくるめて自転車に乗せて、医師会館に診療に行く。そうしたら、そこで処方された薬をもらいに、今度山中通りのほうにまでまた行かなきゃいけないということでは、本当に一旦お子さんをおうちに連れて帰ってからもう1回お薬もらいに行くということもありますけれども、やはり場所が離れているということでは、利用する市民の方にも御負担があるということで、医師会、薬剤師会の方々が何とか近場にできないかということで御要望が寄せられています。それは三鷹市が休日診療、そして調剤を医師会や薬剤師会に委託してお願いをしていることであって、場所の問題は医師会や薬剤師会が考えればいいことなんだって切り捨てれば切り捨てられる問題かもしれないけれども、やはり市民の利便性を考える、あるいはこの委託している事業の課題を解決していくという点で、やはり三鷹市としても場所についての、何とか近場にできないのかというような問題で、努力というか協議なりして、前向きに新年度、少しでも改善されるように進めていただきたいと思うのですが、その点について御所見をお聞かせいただきたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長・保健医療担当部長(濱仲純子さん)  今、大城委員からお話をいただきました休日・休日準夜診療等の場合の薬局への距離というのが、1つ市民の方の御負担というような御要望は伺っております。平日の夜間にやっておりますこども救急については、医師会館で処方し、お薬も出せるような状況もございます。そういったいろいろな手だてというのは考えられる部分がございますので、平成28年度につきましては、医師会、薬剤師会とともに、さらに歯科医師会とも御一緒に、その最良の方向というものを検討させていただきたいというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  こども救急では、医師会館で調剤がもらえるということができているのであれば、休日診療でもできるようにぜひしていただきたいなということと、場所について、平成28年度協議していくということですけども、改善に向けてぜひ三鷹市としても積極的にかかわっていただきたいということを要望いたします。
 次に、施政方針の119ページ、バスネットの見直しについてお伺いします。平成29年度からのルート見直しに向けた取り組みを進めるとあります。実際に利用している市民の声の反映、当該地域の市民の声というものを特に重視して進めるべきと思いますが、既に計画策定、パブリックコメントは終わっていますけれども、この平成29年度からルートを見直しするに当たって、この新年度、どのような取り組みになるんでしょうか。予算説明259ページの地域公共交通活性化協議会で議論が進められていくものかと思いますけれども、さらに市民の声というものの反映ということがあり得るのかどうか、お伺いしたいと思います。この特に杏林大学井の頭キャンパスの周辺の方々は、三鷹のコミュニティバスがそこを通るのかしらという期待の声が寄せられていますけれども、いかがでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  今、実際にコミュニティバスの第二期見直し計画というところの中で、パブコメをやらさせていただきましたし、あとまた地域公共交通活性化協議会の中でいろいろと意見をいただきまして、その中でまとめたものを平成29年度は施行していくという形になります。その中では、計画自体もルート、三鷹台から西部ルート、これは統合するという形であったりとか、あと、乗りかえ制度についても見直しをするということ。それから、三鷹中央防災公園のところの周辺についても、ルートについてということで計画の中で取り決めていますので、それを実際に平成29年度やっていくというところで、関係機関、国土交通省さんだったり交通管理者さんというところとのまた調整。また、乗りかえ制度につきましては、まだ具体的なやり方等々これからまた話していかなきゃいけない内容ですので、そこは平成29年度に地域公共交通活性化協議会の中でも話をしていく。もしくは、必要であれば市民の方に、例えば広報とか載せまして、その中でどう対応していくか、どうしますかという、そういう周知もしていきながら進めていきたいと思っております。
 それから、杏林大学井の頭キャンパスについても、まだ実際に路線バス等の延伸等いろいろある中で、コミュニティバスにつきましては、まだこれからどうなっていくのか、実際には動いているのは第二期見直し計画というところの話の中で動いていますので、今後例えば市民の皆様からそういう御要望とか、またそういうような話があれば、またそういう内容について地域公共交通活性化協議会と、またそういう中でいろいろ議論していく可能性がありますので、またそこのところはその都度対応していきたいと考えております。


◯委員(大城美幸さん)  バスネットの見直しの、三鷹台ルートと西部が統合することとか、そういうのは資料を見てわかるんですけれども、平成29年度から実際にルートを見直して運行していく前の段階の新年度──平成28年度、法的な手続とかいろんなことをするんだと思うんですけれども、先ほどの御答弁で、乗りかえ制度についてはまだこれから具体的なことを決めていくということであれば、利便性をもっとよくするために、実際に利用している、こんなふうになったらいいなと思っている市民の声を反映させることがまだ余地があるんですかということをお聞きしているんですけど。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  みたかバスネットの御質問をいただきましたが、先ほど担当課長のほうからお話ししましたように、これまで市民の意見、多くいただきながら、地域公共交通活性化協議会の中で十分検討して、基本的な考え方、ルートはここで定めるということ、まとめるということで、平成28年度は例えば路線バスで運行ダイヤとか、そういったものをバス事業者と調整、協議をする。また、中央防災公園のほうに乗り入れる、庁内関係部署の調整とか、そういったことを中心に進めていくと。なおかつ市民の方に、その内容をしっかりお伝えするということで、市民の御意見、余地はないかどうかという御質問でございますけれども、まるっきりないということではありませんが、これまでの取り組みを基本として進めていきますので、そういうふうに考えていただければというふうに思います。


◯委員(大城美幸さん)  計画がもうつくられるという点では、ある一定の方針が決まるということは了解をしていますけれども、よりよいものに利便性を高めていくということでの市民の具体的な声とかというのは、ぜひ届いたら検討していただきたいというふうに思います。それと、先ほど言った杏林大学井の頭キャンパスへも三鷹駅から行く市のコミュニティバスが通ってほしいというような要望などもありますので、そういうことも要望として言っておきます。
 それとこのコミュニティバス、予算説明書の263ページのコミュニティバス関係費で別の質問をさせていただきます。私の住んでいる井の頭、明星学園ルートなんですけれども、朝の9時とか10時とかの時間帯で、本数がいつの間にか減っているというか、杏林病院とか市役所に行くのに不便になったという声が、ことしになって何人かの高齢者の方から寄せられました。どうしてそうなったのか、その経過と市民への説明、周知がどうだったのか。そして、新年度──平成28年度、この問題が改善されないのか、お聞かせをいただきたいと思います。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  今、明星学園ルートのお話をいただきましたけれども、市としましては、ダイヤ改正もこのところについてはしたという、ちょっと話では把握してませんので、本数自体が減るということはないかと思います。ですから、多分そのところで、もしかしたら渋滞等でバスがうまく時間どおり来てないのかというところはちょっと今定かではないですが、実際にはそういうことで、本数等を減らしているということではないということで、私のほうは認識しております。


◯委員(大城美幸さん)  そうでしょうか。私、ちょっときょうバスの時間帯の確認をしようと思っていたんですが、ちょっとごみ出ししていたら時間がなくなってできなかったんですが、それはぜひ確認をしていただきたいと思います。1人の人からじゃないんですよ。何人かの方から、9時の時間帯になかったとか、10時の時間帯になかったとかという声を数名の方から聞いていますので、それは私も確認しますけれども、ぜひ確認していただきたいと思います。きちんと時間どおりに走っていただきたいというふうに思いますし、もしダイヤを改正する場合は、やはりきちんと改正する前にこういうことを考えているということを市民に聞くというか、住民の納得を得るような説明をしていただきたいというふうに要望いたします。
 引き続いて259ページの地域公共交通活性化協議会関係費ですけど、コミュニティバスの件ではなくて、井の頭、牟礼の地域で、地域の道路が狭いということと、高齢化も相まって、バス停まで行くのも大変ということで、以前に市長の施政方針にあったオンデマンド交通への期待というのは、もう1年、2年たってますけど、いまだにあります。協議会での議論は中断しているように思いますけど、昨年4月施行で道路運送法が改正をされて、自家用有償旅客運送の実施主体の追加範囲が拡大されたと思うんですけど、この改正で、自家用有償旅客運送にかかわる一部の事務権限が、当該事務権限の移譲を希望する都道府県、または市町村の長に移譲されることになったのではないかと思います。オンデマンド交通の実現に向けての取り組みは、平成28年度引き続き行われるんでしょうか。実現に向けて、ぜひ取り組んでいただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  オンデマンド交通につきましては、一度検討しましたけれども、三鷹市にそぐわない。実際にタクシー事業者等含めたそういうやり方についてはそぐわないというところで1回話はあったんですが、ただ、やり方としまして、大体地方で過疎地域が大きい、広いところについてはいろいろとそういう動きがあるんですが、三鷹市に当てはめた場合につきましては、なかなかそういうふうな実情に沿った形でうまく対応ができるかというところは、実際にはまだ結論は出ていないところがありますし、まだこれから研究していかないといけないということは、私どもも十分承知しているところでございます。ですから、そういうところを含めまして、もうちょっと三鷹市に沿った形でうまくできないのかというところをちょっと考えていきたいと思いますし、また国のほうからは、地方交通活性化再生法が施行されまして、これは平成26年度なんですけれども、実際に交通網形成計画ということが市のほうでもつくれることになりました。その中で、実際にこれはもうちょっと広い範囲で、三鷹市域だけではなくて、武蔵野市、練馬区、杉並区とか、広い地域を含めた中での交通計画の再編というところを目指していけるというところで、これは国のほうもいろいろと助言をいただきながらできるということになりましたので、オンデマンド、全体的な公共交通、それの中でまたちょっと検討して、研究していきたいというふうに考えております。


◯副市長(内田 治君)  今担当課長お話ししたとおりなんですけれども、国のほうの交通網──網ですね、交通網の形成の計画というのは、説明の中にもありましたとおり、やはり広域的な位置づけの中での計画というものを想定をされた政策だというふうに承知していますので、可能性として今、幾つかの地域の名前を例示をしましたけれども、直ちに具体的な議論の検討に入るという段階ではありませんから、オンデマンド交通をめぐる、委員さん、これまでにもいろいろな市民の声を聞いてという御意見があるのは十分承知してますから、制度面からの取り組みと、それから技術的なさまざまな検証も、ネットワーク大学でもそういう提案をしてくれた事業者なんかも共同研究やっていますから、そういうところで一つ一つ課題の洗い出しと状況の分析はしていきたいと思います。ですから、広域的な取り組みをすぐに動き出すということではないということだけ、改めてお伝えしておきます。


◯委員(大城美幸さん)  2年前ですかね、市長の施政方針には、オンデマンド交通のことが載っていたと思います。今回、法改正で交通網計画を立てて、広域的なこともできるというふうになったということと、最初に申し上げた法律の改正、道路運送法の改正によって意欲のある地方公共団体が、地域の実情に応じた自家用有償旅客運送を実現することができるように規制の改正を行ったということが、自動車局からそういう文書が出されていると思います。これが三鷹市に昨年4月に届いていないんでしょうか。
 これを見れば、オンデマンド交通を市長の権限でできるのではないかと私は思ったので、質問をしているんですけれども、新年度、研究をしていく。昨年も質問をしたら、研究しているということで、もちろんタクシー事業者の方たちとかがいろいろ提案もし、研究しているということも承知をしていますけれども、やはり具体的に前に進めるような、三鷹市が本気でこの問題を積極的に推進している、やっていこうというふうに思っていないんじゃないかということがとても危惧をされるわけです。地域──井の頭、牟礼だけの問題ではなくて、やはり三鷹市、このオンデマンド交通が実現すれば、三鷹市民の方たち全体に共有できるサービスになるわけですから、ぜひその実現に向けて、もっと積極的に取り組んでいただきたいという思いで質問をしていますので、その研究をもう一歩積極的、具体的な研究に高めていただきたい。交通網を広域的なもので、具体的な近隣の市と何かやるわけではないと副市長はおっしゃいましたけれども、ぜひ広域的な交通網の計画をつくるようにしていただきたいし、オンデマンド交通を実現するための具体的なもの、協議ということを公共交通活性化協議会でプログラムというか、協議の中に組み込んで話し合っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  実は地域公共交通活性化協議会でお話し合いをさせていただき、重点課題にオンデマンドタクシーを入れさせていただきまして、当時の副会長に部会のリーダーもしていただき、実際に先行事例を直接訪問して調査までしています。しかも三鷹市内のタクシーの業界の皆様も、ぜひ実験はしたいということで、本当に実験にいく寸前までいきましたので、施政方針にも明確に書かせていただきました。しかしながら、国土交通省の関東運輸局と、三鷹市を所管するところの判断で、それはできませんということで、法律的にできませんということでストップされました。実証実験でもだめですかということで、本当に前も答弁したと思うんですけれども、市長みずからやりとりさせていただきました。担当者ももちろん何度も何度もやりとりさせていただきました。質問委員さんが、こういう法律が昨年示されたんじゃないかとおっしゃるんですが、私たちの理解ではストップしたままです。先ほど内田副市長が念のために申し上げましたのは、具体的な近隣の市の名前を担当者が言いました。その固有名詞を言ってしまうといろいろ難しいことがあるのです。ですから、固有名詞のことは忘れてくださいという趣旨で先ほど申し上げましたが、実は広域と言った以上は、本当に複数の自治体でやるということなんですね。これは容易ではありません。なぜならば、交通事情違います。それぞれの地域が今まで可能であったコミュニティバスを一生懸命創意工夫の中で普及しています。ですから、そうしたものと、このオンデマンドタクシーをどうしていくかと。
 もう一つつけ加えますと、地域公共交通活性化協議会に、ハンディキャブの代表にも出ていただいておりますし、障がい者の団体の代表にも出ていただいていて、これからはコミュニティバスとか路線バス以外に、ぜひこういうのがあったらいいという生の声も聞いていますから、市長も必死で交渉しているんですが、現時点、法律的な壁にぶつかっているというのが正直なところです。したがいまして、質問委員さんは何か展望が開けた法律じゃないかとお思いなので御質問いただきましたので、もう1回再度詰めてみますけれども、今までの現状、私たちも本当に一生懸命踏ん張ったんですけれども、壁にぶつかっているというのは事実です。ですから、ニーズを把握し、私たち頑張ってきましたけど、だから何もしてないと言われるとすごく反応してしまったので、一生懸命やっているんですが、法の壁にぶつかっていますから、壊したいということで今るるやっております。ぜひ壁を壊して、せめて実証実験をやって、ニーズが本当のものなのかという検証は試みたいと思っております。


◯委員(大城美幸さん)  ぜひ法律の改正が、2年前から違っているので、もう一度確認をしていただきたいし、壁を壊すための努力は引き続き行っていただきたいと思います。
 最後に、施政方針110ページ、予算説明書241ページ、事項6の市民農園です。市民農園と旧老人レジャー農園は一体的に管理が行われることになりましたけれども、老人レジャー農園の利用者からすると、利用料が2,000円から4,000円で倍になっています。この料金設定の基準の考え方はどうだったんでしょうか。お聞かせをいただきたいと思います。また、市民農園、老人レジャー農園を利用していた人数から、今回の改定によって人数が減ったんじゃないかと思いますけれども、差はどうなってますでしょうか。


◯都市農業担当課長(木村俊文君)  まず今回、サービスの向上ということで、一定程度サービスの向上をさせていただくということですね、考えております。それから人数ですけれども、今回詳しく個人を特定できるように、申し込みのときに必要書類を出していただいたということで、基本的には443区画のところ、451人の申し込みがありました。競争率的には1.02倍ということになっております。
 以上です。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  人数が減ったのは、牟礼の市民農園が狭い区画だったのを、ほかの農園と合わせるために10平米に変えました。それによってそこが半分になったということで、若干の人数の変化があったということでございます。


◯委員長(伊東光則君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了します。
 しばらく休憩をいたします。再開は13時、午後1時とします。よろしくお願いします。
                  午前11時54分 休憩



                  午後0時59分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 次に、やさしい市政へ。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、何点か質問をいたしますのでよろしくお願いいたします。まず、施政方針119ページ、7のみたかバスネットの見直しのことです。この今のコミュニティバスにつきましては、私自身も市民の皆さんから見直しといいますか、何とかならないんですかというようなことをよく言われるんですよね。苦情というのも本当に多くて、長いこと走ってはいるんですけれども、本当のところ、やっぱりこのコミュニティバスは役に立っているのかということで、本当にいろんな御意見をいただくことが多いんです。根本的にこのコミュニティバスについては、あり方を見直すことが必要だと思います。市のほうでもいろんな取り組みをしているということは知っておりますけれども、それにしてもなかなか市民が求めているものには近づいてないというのが現状でして、具体的に言いますと、私が特にお話を聞いたのは、大沢のほうの方ですとか、1時間に1本しかなくて、実際には駅にもつながってないし、やっぱり本当の意味で自分たちが利用しにくいということ。あるいは、料金のことですね。200円超えてますから。それでお隣でも武蔵野市は100円でやっているということがありまして、そのルートのことと、それから料金のことと、それから本数のことですね、この3点について、本当に抜本的な見直しが必要だと思います。それで先ほども似たような質問がありましたけれど、例えば市民の中で、広範なアンケートをとる。市報を使って広範なアンケートをとるですとか、ワークショップを行うとか、そういった広範な意見聴取についてお考えでしょうか。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  今委員おっしゃられたように、バスルートにつきまして、やはり需要というか、乗られる方が少ないというルートがあったりとか、料金がということが、市のほうにもいろいろと入ってくるところでございます。ただ、今後、市内全域にアンケートとか、そういうところを含めてどう市民の意見をというところは、まだ実際には考えてないんですが、あくまでも動く中では、地域公共交通活性化協議会というところの市民の方も含めて、学識の方とか交通管理者等々いますので、その中でまたちょっとそういうふうな状況を確認しながら、今後そういう対応を、また必要であればやっていくことも可能ですけれども、現状は、まだそういう意味では今すぐどうするかということは考えてないところでございます。
 それで済みません、今回第二期見直し計画というところでパブリックコメントもやっておりますし、その前も市民アンケートをとって、いわゆる調査はしているところでございます。それを含めて、第二期見直し計画というところを進めてきたので、実はそのところでは、市民の方の話等を聞いているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  いろんな障害があるということも聞いています。例えば、既存のバスのルートが既にあって、それと重なるようなところは難しいですとか、そういう話も聞いてはおります。でも、そういったものも含めて、やっぱりもう一度洗いざらいそれも含めて共有して、もっと広い範囲で議論をすることによって、本当のところニーズは何なのかということをきっちりと確認をして、それに沿った事業に改編すべきだと思います。そもそもコミュニティバスについては言うまでもなく不便な地域ですとか、高齢者や、また子どもたち、障がいの方ですとかというために走っているわけですから、それは武蔵野市のムーバスなんかに乗りますと、そんなような形で、障がいのある方とか高齢の方とか親子連れとかというのが乗ってきて、結構バスが満杯だったりするんですよね。料金も100円ということで有効に走っていて、地域も住宅地の中も含めて、かなり工夫されているなというのがあるわけです。武蔵野市と三鷹市はイコールではありませんけれども、できるだけ今の延長線上でというのではなくて、今のものから何かつけ加えたり伸ばしたりというレベルでは済まないんじゃないかって思うんですけれど、その辺はいかがでしょう。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  今、委員がおっしゃったように、まず基本的にはコミュニティバス自体は、三鷹市内は特に武蔵野市と比べても路線バスが非常に充実しておりまして、その中でコミュニティバスとしては、路線バス等の動いていないところとか、そういうところをメーンに考えて今まで事業を進めてきたところでございます。確かにいろいろ問題もあって、例えば西部地区につきましては、途中で利用形態を考えて路線を変更したとか、そういう形で対応してきているところでございまして、今後も既存のバスルート網と重なるというのはいろいろ問題もありますし、先ほどもありましたけど、西部から直接駅に行けないとかという話。そのときには、今もありますけれども、乗り継ぎ制度とかそういうものも市のほうでは考えて対応していくところでございますので、今後もバス事業者と市のほうで補完すべきところ、その辺を切り分けて、今後全体的なもので考えていければというふうに思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  とにかくちょっと一旦白紙に戻すぐらいの考えで、延伸とか延長とかというレベルでないところで検討をしていただけますようにお願いしたいと思います。
 では、次の質問にいきます。120ページ、8番のサイクルシェア事業についてです。もう来月には杏林大学の井の頭キャンパスがオープンということで、先日はちょっと校舎の内覧会にも参加してきました。ここは私ごとですけれども家の近くでもありまして、よくこの近辺を通ってますので、この近所のことはよく知っているんですけれども、今回この事業については、自転車が120台ということなんですけれども、三鷹駅から、さくら通り駐輪場からということなんですが、サイクルシェアというのがどのくらい使われるのかということもありますけれど、もう一つは自分の自転車に乗る学生もいるんじゃないかということですとか、バスも牟礼団地からもう一つ延伸ということで、バスを使われる学生さんも多いと思います。とにかく人数が物すごく多くて、職員も含めて3,000人以上ということで、かなりの規模の学生さんや職員などが動くことになります。あの地域は今はそんなに牟礼団地のほうまではバスが満員になってというほどではないんですけれども、今後はやっぱり相当な激変というのが考えられると思うんですよね。
 ちょっと1つそれにどうしてこういうことを言うかといいますと、法政大の附属の中学と高校が牟礼四丁目にできました。もう大分何年もたちますけれど、実はそこの近所の方ですとか駅に向かう、井の頭公園に向かうところにお住まいの方々から、今、実際に聞いたのはもうおととしの秋ぐらいになるんですけれども、子どもたちが通学路にみんなで通るんですけれども、やたらとマナーが悪かったりして、ごみを家の庭に捨てていったりとか、いろんな意味で通学途中についての苦情というのが、1件だけでなく、その近所の方から含めて、関連の地域の方からあったんですよね。そのときに市のほうにも私は相談したんですが、そのときは結局、もう建てるまでが市の仕事であって、それ以降のことはというようなお返事だったんですよね。ですから、やっぱり何ていうんですか、その後、結局そうやって法政の場合も、随分たくさんの子どもたちが一遍に登下校するわけですし、そういう問題がいまだにある意味未解決であるわけなんですよ。ですから、そういったことにまたならないかということを私は恐れているんですよね。やっぱりこれだけの学生さんたち含めた人たちが動くわけですから、そこの辺のことをよく考えて、もう間もなくですけれども、おかないと、後からいろんなトラブルが起きてくるということが予測されます。ですから、そういう自転車、バス含めた通学ですね。通学や通勤のあり方について、今の時点でのお考え。自転車、バスも含めたことをお尋ねしたいと思います。


◯副市長(内田 治君)  サイクルシェアという冒頭だったんですけど、今ちょっとお話を伺うと、とりわけ杏林大学さんの具体的に今回の開設に当たっての御懸念をということでしたから、ちょっと全体的に私がお答えしますけれども。まず、法政中・高をちょっと例示されて、私、その大学の出身者なものですから、非常に心苦しいなと思いながら聞いておりましてですね。ただ、ちょっとお伝えしておきたいのは、つくるまで──もちろんつくったのは私学ですから、地区計画とかいろいろ側面支援はまちづくりの面で近隣の皆さんともお話し合い、当時も担当者一生懸命やっていたわけですが、つくるまでが市の関係で、その後は云々ということは決してありませんでね、いろいろな形でできた後も協力関係を持ってお話し合いもし、求めるべきものは求めて、当然先方も子どもたちのマナーについては自覚をされていて、事あるごとに指導していただいているということは聞いておりますけれども、ただそれがなかなか徹底していなかったということで御迷惑をかけているのかなというふうに反省をしながら聞いていたわけです。
 一方で、今回の杏林学園の井の頭キャンパスについては、委員の御懸念はごもっともではあるんですが、そういったことを当然視野に入れて、数年にわたって大学の関係者の皆様と、市の企画部や都市整備部を含めて広範な部門とお話し合いの場をきちんと設けて、具体的な取り組みを重ねてきているわけです。ですから、バスも私どもからの働きかけ、杏林学園さんからの働きかけがあって、路線が決まり、また増便も決まり、学生さんにも近隣の皆さんへの配慮をするような指導も徹底をされ、当然のことながら自転車利用される、自分の自転車で通学される方に対しては、幹線道路を警察の指導を受けながら、どういう道路を通るのがより危険性が低いのか、そういったことも一つ一つ考えながら話を進めてきています。とはいえ、これから具体的に開設をされるわけですから、地域の皆様、とりわけ近隣含めて御迷惑が及ばないように推移を見ながら、何かあれば常に日常的にチャンネルを開いてますのでね、何も無防備でここまできたわけではなくて、できるだけの工夫はいろいろしながら取り組んできました。そして、そのサイクルシェアというものも、将来これが杏林大学の皆様のためだけのものでなく、地域の公共交通や自転車交通のあり方につながるような将来の展望につながることも見出せるのではないかということも考えながら、今回実験的に着手をしておりますので、そういったところも御理解いただければと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  計画がないことはないんでしょうが、非常に私なんかには余りわかりにくいんですよね。本当にこのような計画であるというようなことが、もっとはっきりと示されるということが必要じゃないか。共有していくといいますか、それは学校ともそうでしょうし、具体的な通学路まで含めたそういう計画というのが、誰の目にも明らかであるということで心配がなくなる。それは周辺の市民の方々にとってもそうではないかなというふうに思いますので、それはもう来月ですけれども、ぜひオープンにお願いしたいと思います。
 それから、次の質問にいきますが、122ページの3の外郭環状道路についてです。外郭環状道路につきましては、私は本線についても、あるいは地上部の「外環ノ2」についても、いろんな意味で、特に三鷹市民の住居の立ち退き、コミュニティが破壊されるということ。また、地下水ですね。三鷹市は地下水が豊富です。そういう意味で、地下水や環境への汚染などデメリットが非常に多くて、もう一つやっぱり関連する市の道路も無数に建設する。無数にというか、かなりたくさん何本も引く計画がありますので、そういった意味でも三鷹市にとっても住民のまた立ち退きや、また財政的にも大きな負担があるということから、この計画自体に反対をしております。本当に一刻も早くこの計画は中止をすべきだと思っていますし、それから、「外環ノ2」については計画ということで、今また出てきたりするんですけれども、その辺の基本的な考え方を1つ伺いたいのと、「外環ノ2」についてもどのようにお考えかということを伺いたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  外環道路につきましては、これまでの経過もございます。都市計画道路として必要な高速道路だということで、道路ネットワークの観点、そういったことから事業化が決定してございます。事業化するに当たりまして、「対応の方針」というのを国・東京都が出しておりますので、そういった「対応の方針」をしっかり守っていただくこと。それと環境に配慮、また地域のコミュニティにも配慮した外環道路整備になるように、私どもも今、まちづくり、外環整備に伴うまちづくりのワークショップや何かもやりながら、地域の皆さんと一緒に、負の面をプラスに変えるような、そういう取り組みを今、進めているところでございます。
 また、「外環ノ2」についての三鷹市の今のスタンスでございますけど、まず事業着手している、外環本線にかかわる取り組みを最優先に進めていくということで、今取り組んでおりますので、「外環ノ2」の話し合いにつきましては、今後まずふたかけ上部を活用した北野の里(仮称)の実現に向けた取り組みをしっかりと進めた後に、議論に入っていきたいというふうに考えています。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  そういう取り組みが今行われているということは承知しております。ただ、やはり一方で、今井の頭ですとか関係地域の市民の皆さんからは、やっぱり建設を中止してほしいという声があります。それは関係地域はもちろんのこと、関係していない地域の方でもいろんな先ほど申し上げたような理由で、財政的な理由も含めて、やはりこの道路は建設をすべきでないっていうお声が今も本当に多くあるんですよね。これは三鷹市だけの計画ではなくて、国や、また東京都の事業なんですけれども、ただ、やっぱり国や東京都が立てた事業について、三鷹市がどういうスタンスをとっていくのかということは、これは三鷹市の問題であって、我々が決定する事項ですから、これは住民の利害、立場に立って決定する事項ですから、そういう不利な環境面、財政面などを含めてということがあれば、当然これに反対をするという、毅然たる姿勢をとっていくというのが今後も必要だと思いますが、いかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  外環道路事業については、もう既に事業化されております。また、用地買収等も進んでいる段階でございまして、やはり既にそこにお住まいになっている地権者の方の再建もございます。そういった中で、いろいろと議論しながら進めてきている事業でございますので、今、私どもとしては外環道路事業が地域に及ぼす影響がないような形で、しっかりと市の立場で国のほうに、三鷹市の北野の里(仮称)のまちづくりが進むように取り組んでいくということを最優先で進めております。


◯委員(伊沢けい子さん)  幾ら今行っていることについて配慮するといっても、もうそれは根本的に道路というものが、地下にこんな大きなものがつくられるということになれば、全てそれは防ぐことができないというのが私の考えです。ですから、根本的にやっぱりこれはやめるべきだというのが私の考えです。それは申し上げておきます。
 次の質問にいきます。最後ですけれども、124ページの6のところで、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業の推進とあります。これは関係権利者、またUR都市機構との連携で事業を進めていくとあります。先日の予算委員会での御答弁ですと、補正予算で積み立てられている5億円という中でも、これは市庁舎よりも最優先の事業だという答えがあったと思います。それにしては今回、この事業について具体的なところというのが、私は内示会とかいろんなところで去年から質問、何回かしましたけれど、時間が短い中で。だけれども、まだ今後の問題であって、具体的なことは申し上げられないというような返事がずっと続いていたと思いますけれども、本当にそうなんでしょうか。もし具体的なことが──どういう建物を建てるのかとか、そういう具体的な話が進んでいるのであれば、ぜひここでオープンにしていただきたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  中央通り東地区の再開発事業についての御質問にお答えいたします。現在の段階としましては、地権者中心の再開発協議会で協議を進めております。その中で施設計画。また今後再開発事業、都市計画事業に移った場合に権利変換というような手続にも入っていきます。そういったことを見据えた上での施設計画を検討しております。ですから、それぞれの個々の権利の内容にも関係しますので、そういった面で具体的な内容としてはまだ公開するというような段階ではないということで、今後都市計画の手続、再開発事業という都市計画に入る前には、きちっと周辺の住民の方も含めて、駅前の再開発関連等も含めて御説明しながら進めていきたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  やっぱりこういう事業というのは、非常にまた大きな金額がかかる事業だと思うんですね。防災公園にもあれだけの税金が使われて、またということで、本当にこういう大きな事業にどれくらい本当に今後税金を使う余地があるのかというのが私の問題意識です。つまり、今は中身がよく見えない。にもかかわらず、でも大きな税金が投入されるという計画になるとすれば、これは本当に全市民にかかわる問題であって、そこの周辺の人たちの問題でもあるかもしれないんですが、やっぱりそういう税金の使い方をすることについて、三鷹市民としてどうなのかということにもつながってくるんですよね、財政の問題として。そういうことを多くの市民が望んでいるのかどうかということ。あるいは、優先順位の問題ということからして、そんなに優先順位が、じゃあその事業高いのかということも問われてきますから、もう計画ができてから、こんなふうにというふうに言われても、やっぱりできるだけどの規模でということ、あるいはどんなことをというのは明確にしていただきたいし、計画というものがあるのであれば、内々でもあるのであれば、大体こんなような方向ということを教えていただかないと、こちらとしては後になって大変な問題になってからではもう遅いわけですね、ということを申し上げておきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  駅前の再開発事業につきましては、駅前全体、または市全体にかかわる事業でございます。再開発基本計画、今改定の作業中でございますが、そういった中で全体像、将来像を示しながら、そしてまたこの再開発事業が全体に及ぼす費用対効果とか、そういったものも今後きちっと整理した上で進めていきたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  そういう大きな事業、大規模な事業については、本当にやめていただきたいというのが私の本当は言いたいところです。もうそんなところに多額の税金を使っている場合かというのが私の本心ですから、はい。それを申し上げて終わります。


◯委員長(伊東光則君)  以上でやさしい市政への質疑を一旦終了します。
 次に、自由民主クラブ。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、よろしくお願いいたします。まず施政方針の101ページの災害時医薬品備蓄の拡充というところで質問させていただきます。ここにも記載されておりますとおり、年次計画によって災害時応急救護用医薬品の入れかえと新規の配備ということでございますが、その配備、入れかえの考え方についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
 次に104ページ、8番の大腸がん検診の拡充ということで、1回法から2回法への見直しが行われるということでございます。特にがん検診については、早期発見、早期治療によって、なおさらに健康でいられるような生活ができるということもありますので、その検診の結果といいますか、平成27年度は1回法であったと思いますが、その結果と、それから2回法にすることによってどのような効果が生まれてくるのかということでお尋ねをさせていただきたいと思います。
 次に、自殺予防対策事業の実施ということでお尋ねをいたします。自殺対策基本法を開いてみますと、自治体で行わなければならない基本的施策が一覧で記載されております。現在三鷹市が行っているのはゲートキーパー養成講座等行われているところですが、この基本法にのっとった基本的な施策について、どのようにとられているのか御所見をお伺いしたいと思います。
 次に、109ページの労働費の中で、人づくり・人材確保支援事業の実施ということで、幾つか事例が載せられておりますが、114ページの商店街活性化推進事業費ということで、ICTを活用した商店街の情報発信を支援するということで、または空き店舗を活用した多世代の居場所づくりなどの推進ということで載っておりますが、実際にはパソコンなどの操作が苦手な商店主にかわってのインターネット上に記事や写真を掲載する人材を養成するということでありますが、どのように進めてまいりますのか、また、どのような人を充ててまいりますのか、お尋ねをしたいと思います。
 次に115ページの観光に関する基本方針ということで記載がされております。また、検討内容等も書かれておりますが、基本的な考え方と方向性についてお伺いをしたいと思います。
 次に118ページ、土木費の4番の三鷹駅ペデストリアンデッキ改修に向けた取り組みということで、一定の時期が過ぎて補修の時期が来たということで、先ほども御答弁がございましたけれども、平成27年度に実施した点検調査、結果はどのようなものであったのか。また、今後計画的な改修工事をどのように進めていくのかについてお尋ねをさせていただきたいと思います。
 次、消防費について。131ページ、市民の自助と地域の共助の強化ということで、先ほども高谷委員から出前講座について質問、それに伴います御答弁がありましたけれども、なかなか最近では町会・自治会、私たちの近隣でも防災訓練をやっても、なかなか人が集めにくい。また参加者のほうも、ついつい喉元過ぎればというような思いから集まらないのが実際ではないかというふうに思っております。しかしながら、これからは大きなイベントを組んで訓練をするというだけでなくて、小さなイベントを組みながら利害を深めて、さらにそれを生活の中に生かしていくような取り組みに変えていく必要があるだろうというふうに思っております。そのようなことで考えているところですが、防災の出前講座について改めて今後の取り組みについてお尋ねをしたいと思います。また、出前講座は要請があるのを待っているというよりも、啓発ということから考えれば、押しつけるわけにはまいりませんが、働きかけをしながら広めていく必要があるだろうというふうに思います。また、それに伴いまして、ミニ防災訓練も何らかの工夫、先日消火器を見て歩くようなイベントをやった地区があって、結構人気があったというような話も聞いておりますけれども、負担感のない活動として取り組める訓練を考えていく必要があると思います。
 それでは、一旦質問をここで終わりたいと思います。御答弁のほどよろしくお願いします。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  大きな項目3つ、御質問いただきました順番に御答弁させていただきます。
 まず、災害時の医薬品の備蓄品の管理事業につきまして、年度で配備をしている基本的な考え方ということで御質問をいただいております。災害時の医薬品につきましては、市内7カ所の災害時の医療救護所を初めとして、それ以外の避難所となる市立小学校ですとか中学校及びコミュニティ・センター等に、それぞれその機能に応じた医薬品の備蓄を行っておりまして、基本的に全てのところ、2年刻みで順次入れかえを行っているということになってございます。当該平成28年度につきましては、ちょっと規模が少ない年に当たるんですけれども、こちらに記載のとおりの救急箱の中の医薬品の入れかえを中心にしたものが、今回の主なものとなっております。あとさらに今年度につきましては、従来今まで御説明したとおり、公立の小・中学校、コミュニティ・センターという市の建物のところの医薬品が中心でしたけれども、平成28年度、避難所の協定をしている私立学校3カ所なんですが、明星学園の小・中学校と国際基督教大学、それからルーテル学院大学のこの3カ所にも新たに同じように救急箱を配備するということで、そちらのほうの予算も計上させていただいているところでございます。
 それから、大きな2番目、大腸がん検診の拡充につきまして御質問いただいております。まず従来、今年度まで1回法で行っていた検診の結果についてということなんですけれども、こちらにつきましては、拡充を今回予定をしておりますのが、私ども衛生費の中で言えば若年・一般健康診査と、あと後期高齢者健診。あとちょっと予算違うんですが、特定検診等のこういったところの健康診査の中で1回法という便潜血検査が行われていたんですが、こちらに関しては私ども保健センターのほうで、がん検診の位置づけで今まで行われておりませんでしたので、この結果についての状況についてはこちらで把握ができておりません。今回平成28年度から、こちらについても市で行い、私どもが今まで行っております大腸がん検診と同様に、2回法を一部有料化ということで実施させていただくんですけれども、これに伴いまして2回法ということで、より精度も上がると同時に、その後の検診結果につきましてもしっかり制度管理ということで、その結果についても一般のがん検診同様に把握ができるということで、こちらも今後の大きなメリットになっていくのではないかというふうに考えているところでございます。
 それから、大きな3点目の御質問ですけれども、自殺予防対策に関して、法にのっとった施策についてということで、市の取り組みについての御質問をいただいております。こちらについては質問委員さん言われたとおり、今まで従来三鷹市としてはゲートキーパーの養成講座というのを中心に進めておりますけれども、法に基づく自殺予防の観点から、とにかく市の職員が身近な相談役として自殺予防に対して感度を上げていって、複数の問題を抱えた市民の発見において、関係機関と連携を図って多面的な支援を行うことが何よりも必要だという認識に立っております。こうした考え方に基づきまして、今まで行っておりましたゲートキーパー養成講座に加えて、この受講者の方を中心とした、庁内組織が中心なんですけれども、事例検討会というものも今年度から、平成27年度から始めさせていただきまして、そういったより重層的な自殺対策に向けた取り組みを進めているところでございます。
 私からは以上になります。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  東京都人づくり・人材確保事業につきまして、特に地域活性化サポーターの件で御質問がございました。こちらの地域活性化サポーターにつきましては、平成27年度、7回の講座プラス2回の実地の訓練といいますか、行ってきております。延べで71人の参加者がいらっしゃいます。それで、そのうち毎回の参加者がいらっしゃいますので、おおむね20人ぐらいが参加人数ということになりますが、この方に今、今後のリポーター活動についてのヒアリングを行っているところでございます。それで今後、積極的にこれをやっていきたいという方を、4月以降、地域リポーターズを結成をいたしまして、実際に地域のお店の取材をしていただくような形で考えております。そのことによって、例えば商店街であったり、個店のPRをSNS上であったりとか、あとは紙媒体でのいろいろな広告、チラシ、冊子等、そちらの作成に当たっていくというふうなことで考えてございます。


◯都市観光担当課長(垣花 満君)  観光に関する基本方針について、その考え方、方向性について御質問いただきました。現在まで観光行政につきましては、NPO法人みたか都市観光協会を中心に進めてきているわけでございますが、平成19年に発足して以来8年近くがたってございます。多くの市民団体や行政関連団体と連携して、まちの魅力発信や観光を軸とした人々の交流の場をつくり出すような事業を展開したところでございますが、国や都との強力な連携が必要な方策、またハード整備、また防災、文化振興、産業振興など、庁内関連部署の連携、または商工会やJAさん、また民間企業の人たちの力をかりた観光振興等々、市が中心となって整理して解決していく課題も多くあることから、観光振興に関しての基本的な市の立場や方向性を示すものとして策定いたします。具体的には、検討委員会を学識経験者、商工会、みたか都市観光協会、JAさん、それから庁内の各課から、10から12名程度を選抜して委員になっていただき、検討会を5回程度実施して策定する予定でございます。
 以上でございます。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  平成27年度に行いました、目視による、あるいはファイバーカメラによる点検の結果、発見されました雨漏りですとかタイルのがたつき、それとさび等への対応ということがございまして、平成28年度はそれに対応する実施設計を行ってまいります。非常に工事に対して、工事時間ですとかそういったものに制約の多い場所での工事になりますので、工法などもそこで検討させていただくことになります。平成29年度以降、その実施設計に基づきまして改修工事をしてまいりますが、公共施設等総合管理計画の中にも位置づけを行いまして、計画的にしっかりと行ってまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  出前講座、あるいはミニ防災訓練のあり方について御質問をいただきました。出前講座では、やはり委員さんもちょっと防災を生活の中に生かすというふうに発言していただきましたけれども、まさにそのとおりでありまして、出前講座の中では、日常生活の中で防災というものをしっかり取り組んでいこうというようなことを中心に、講座に取り組んでおります。同じ備蓄品にしても、昔のような非常食品として乾パンやアルファ米を備蓄するということではなくて、日ごろ食べている嗜好品を多目に備蓄をして、それを消費しながら無駄なく日常生活の中で備蓄というものを考えるとか、そういうことでございます。また、負担のないような形での取り組みということで、これも例えば日ごろ月一度、日常的にいろんなグループで活動している団体があれば、そのうちの1回を防災の取り組みとして使わせてくださいということで出前講座にかえさせていただいて、防災のためにわざわざ人が集まるというよりも、日常の活動の中で防災というものを取り組んでいける、こういったできるだけ負担感のないような訓練に、あるいは出前講座に取り組んでおります。また、その訓練も、やはり皆さんにとっても取っつきやすいように、防災のクイズラリーをやったり、また最近では昨年の8月から認知をいただきました、防災のオリジナルキャラクターの「じじょまる」君を活用したさまざまな取り組みも含めて、なるべく防災というものを身近に感じてもらって活動ができるような取り組みを進めているところでございます。
 以上です。


◯委員(宍戸治重君)  御答弁ありがとうございました。まず災害時の医薬品備蓄の拡充について、今御答弁いただきましたが、最近では医薬品というくくりだけでなくて、何ていうんですかね、応急救護用品というのですかね、そういう製品が大変変わってきている。昔の三角巾と包帯だけではない時代がきているということからすると、この備蓄品にも何らかの研究が必要だろうというふうに思います。また一方で、市民は意外にこれを見てないんですね。ですから、そういうものを見える化といいますかね、周知をするというか。また、災害時の応急救護について、なかなかトリアージだとかという言葉が先行して今動いてますけど、なかなか応急救護のあり方について理解をしてないんじゃないか。また一方では、薬は何でもあるんじゃないかというような思いの市民が意外にいらっしゃるので、この辺についてもこういう機会を捉えて、再確認をしたり、周知をしたりしていく必要があると思いますが、いかがでしょうか。
 次に、大腸がんの検診については、たまたまここに数字があるんですが、福祉業務のほうの数字なんですが、平成26年の結果を見ますと、1,726人の申し込みがあって、受診者数が1,231人、それで異常なしが1,104人、要検査が127人、こういうことになるんですが、がんになっている方が4名でした、このときはね。そのほかに他の疾患が60名、未把握が51名。それほど多くはない数字なのか、多いのかよくわかりませんが、がん検診、2回法をするとこういう数字がどういうふうに出てくるのかということをちょっとお尋ねしておきたいなと思います。それと、ここには要検査ということで、1次検査の結果が要検査。その後、精密検査の結果ということになるんですけど、今度の2回法の場合には、こういう表になるとどういうふうに出てくるのかなという思いがするんですが、よろしくお願いします。
 それと、自殺予防対策なんですが、これは皆さん御承知のとおりのごく当たり前の法律だと言えば法律でありまして、行政としてもやらなきゃいけないことはそれにのっとったものだというふうに考えておりますし、今三鷹市で取り組んでいるゲートキーパー養成講座も、さらに理解を深めるためには進めていかなければなりませんし、市役所の職員だけでなく、いろいろなそれにかかわる部署にあっては、ぜひ広めていただきたいなと思います。それと同時に、取り組まれるリーフレット。どういうふうにつくっていかれるのかは、またお任せをするところでありますけれども、市民の理解をぜひ広められるようなリーフレットにしていただきたいなというふうな思いでおります。それと、図書館との共催で書籍等の展示会を開催するとありますけど、図書館との共催で書籍等って、どういう形の協力関係と書籍なのかなって、ちょっと理解ができないところなんですが、もしよろしかったらお答えください。
 続いて、人づくり・人材確保支援事業。これまで取り組んでこられて71人ということで、それこそ自分たちのことを自分で発信をしていくということでは、1つ窓口が広がったのかなというような気がいたしますけれども、今後この事業は、なかなか今までパソコンを使うということがまず事業の中心であったのが、こういう形で変化してきたのかなというふうにも考えられます。そういうことからすると、この事業といいますか、取り組みをさらに進めていく必要もあろうかなと思いますが、その辺の考え方についてお伺いをさせていただきます。
 観光に関する基本方針、今ここのところで御答弁で御説明がありましたが、それぞれ取り組んでくださってはいるというふうに捉えているところですが、これからは策定に向けた検討内容というのが載っておりますけれども、一つ一つ捉えてみればそのとおりだなというふうな思いもします。三鷹の森ジブリ美術館来訪者、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした外国人観光客との交流等によるまちのにぎわいづくりというような記載がされておりますけれども、今まで三鷹の森ジブリ美術館来訪者、先ほどの委員からの質問にもありましたけれども、結構外国人が来ていらっしゃる。それを捉えた、何ていうんですか、まちのにぎわいづくりというのには取り組んでこなかったのかなというような気がするんですけど、改めてここでそういう取り組みをする可能性についてはどのように考えていらっしゃるのかなというような気がいたします。こういうことも、ここに書いてあることもそうなんですけど、私は個人的にはさらなる観光資源を自分たちでつくり出すとか、それから、近隣市の観光資源と協力し合って、三鷹市が伸びるというような取り組みも、この中に検討材料の1つにあってもいいんではないかというような思いがいたしますけど、いかがでしょうか。
 次、ペデストリアンデッキの改修については、あれだけ大きなもので、人が年中いらっしゃるというところで取り組まれるものですから、特に雪の降った日は大変ですよね、日々の管理が。そういうことからすると、隠れたところにさびが出たり、当然出てくるものですから、そういうさびだけではありませんけど、それに付随して、あれだけの大きな加重のかかるものですから、躯体に対する課題もぜひしっかりと見て、安全、そして安全な場所であることを守っていただきたいなというふうに思います。この辺については結構でございます。
 次、消防費、131ページの市民の自助と地域の共助の強化についてですが、ネットワーク大学と一緒に講師養成講座ということで開催をすることになっておりますが、ここで養成された講師、どのくらいのボリュームで出前講座の、言ってみれば講師になれるのかな。高谷委員は出席したようですけど、私は出席しておりませんので、ちょっと細かい点ですがお知らせをいただきたいなというように思います。
 また、基本計画に記載されている、平常時の地域の防災活動の推進や、災害時に正確な情報提供を行う人材として、災害活動経験者や消防団OB等を中心とした市民防災協力員の育成に取り組むとあります。防災リーダーと市民防災協力員の位置づけについて、どう分けるといいますかね、位置づけをしていくのかということについてお尋ねをしておきたいと思います。よろしくお願いします。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  再質問、順番にお答えをさせていただきたいと思います。
 まず災害時の医薬品の関係ですけれども、内容の見直しを行ったほうがいいのではないかという御意見をいただいております。災害時の医薬品につきましては、逐一関係機関にも御相談をさせていただきながら見直しを進めておりまして、現に東日本大震災の後にも、一度医療救護所の医薬品等の見直しを行っております。それから、平成25年には協定を結んでおります助産師会、または接骨師会の先生方にもちょっと御意見等いただきながら、妊婦用の医薬品ですとか、骨折処理のための副木等、そういったものも補充したりした経過がございます。今後も委員さん言われたような御意見も踏まえて、関係機関とも御意見いただきながら、逐一改善には努めていきたいと思っております。
 それから、実際にそういったものを見える化というか、広くPRをということで、そちらの御意見もいただきました。これにつきましては、毎年防災訓練のほうで、医療救護所のほうも関係機関の皆さんに御協力いただきながら開設の訓練も行っておりまして、そちらの中でそれぞれの医科ですとか歯科、あと助産師会というそれぞれの五師会の皆さんがそれぞれのブースをつくっていただいて、そちらのほうでもそういった医薬品を展示していただいてPRに努めさせていただいておりますので、応急救護の普及啓発も含めて、そういった機会を広く捉えながら今後もPRに努めていきたいと思っております。
 それから、2点目は大腸がん検診の2回法の拡充に関連しまして、その結果の出方とか、またその辺の周知の内容につきまして御質問いただいています。こちらにつきましては、基本的には1回便潜血の検査を2回やるということで、確率がとにかく1回で見ていたものを2回、2日分の便を取って調べるということなので、結果としては陽性か陰性かということで、結果については同じ出方になると思うんですけれども、当然1回しか取らないよりも2回別の日にもう1回取るということで、よりその精度が高くなるということで、その結果がそれに伴って変わってくるものであるというふうに期待しておりますし、また今回、検診の対象者を大幅に間口を広げて行いますので、そういった大腸がん検診、広く市の対象人数を広げて行うということで、そういった数の面でも多くの方に正確な検診を受けていただけるものということで考えております。
 それから、最後は自殺対策に関して、まずリーフレットにつきまして、市民の理解をということでいただいておりますけれども、ここのところでは私どもでつらい気持ちを抱えているあなたへということでリーフレットをつくらせていただいたんですけれども、こちらのほうを広く市の関係機関、または市外の似たような保健所等を含めたそういった相談機関のほうにも送付をさせていただいて、広く周知には努めているところです。
 それから、図書館での展示の内容につきまして、また本の展示ということでどういったものかというような御質問をいただきましたけれども、実はちょっと施政方針のほうにも、平成28年度の取り組みというような形で御紹介をさせていただいているんですが、実は今現在、この今月31日まで、図書館の本館の入り口のロビーのところで、図書館と私ども保健センター共催の展示を行っております。つらい気持ちを抱えているあなたへということで、やはりリーフレットの内容と同じような形のものを大きくしたパネル展示とか、そういった三鷹市の自殺の実態ですとか、そういったものをお知らせするパネル展示と合わせて、図書館の所蔵の本の中で、自殺防止対策につながるものというか、一応リストがあって140点ほど本も紹介させていただいているんですけれども、健康、仕事、人間関係などで何か人生でうまくいっていないことがあるのに、誰にも相談できずにつらい気持ちを抱えたまま1人で悩んでいるときに、心を癒してくれたり、支えになってくれたり、元気づけたりという、そんな本を集めてみましたということで、これは図書館のほうでいろいろ所蔵の本の中からそういった趣旨でジャンルの本をいろいろ、絵本から大人の本まで140種類ぐらいあるんですけれども、そういったものを御紹介するようなブースもつくって、あわせて御紹介をしているというような内容の取り組みになってございます。
 私のほうからは以上です。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  地域リポーターの件で御質問がございました。実際にこのリポーター養成講座の中で、実践講座としまして、買物支援事業でやっております朝市を2月に実際に取材しに行って、今度4月のPR用のチラシに、その人たちが書いた記事が載るような形で、実際に実践をやっているとか、あとはこれ、駅前の某畳屋さんの冊子なんですけれども、こういったものを、手書きの冊子をつくって、どんどん地域で配ってみたりとか、そういった取り組みが実際には進み始めています。SNSやホームページなどで広くお知らせするということも大事なんですけれども、実はそういった紙媒体での地元の近隣での取り組みというのも、じわじわボディブローみたいに効いてくるんじゃないかなというふうに思っていますので、これからもさらに一層進めていきたいというふうに考えております。


◯都市観光担当課長(垣花 満君)  観光に関する再質問、3つほど質問いただきました。順次お答えしたいと思います。1つは、外国人との交流によるまちのにぎわいづくりについてです。御指摘のとおり、今までジブリ美術館に年間約7万人程度の外国の方が来訪されているということですが、なかなか三鷹市のほうに滞留していただくというか、遊んで帰っていただくということがなかなかできずに、どうしたら回遊してもらえるかというのが課題でございました。今年度から、今ちょっと来年度に向けて取り組んでいるのが、駅前の英語によるマップです。これは既にできていて、三鷹駅と、あと観光案内所のほうでベーシックマップと申しまして、WiFiスポットや、それから少しゆっくりしていってほしいということで喫茶店情報、それから両替の情報ですとか、羽田や成田への行き方等々の情報を載せたものがございます。これを順次、和食ですとか日本文化体験、アート等のシリーズをつくって配布をしていく予定でございます。また、市民団体の取り組みであります、外国人と料理をつくって一緒に食べたりする、そういう取り組みがございますが、そうしたコミュニティツーリズムですとか、あとまちの商店の方に、外国人と話すことになれていただきたいということで、おもてなし英会話というものに取り組んでいる市民の方がございます。そういった方々と、みたか都市観光協会のほうで手を結びまして、その辺の支援をしてございます。そういったことをやっていく中で、外国人が遊んで帰る場所をふやし、またまちの人も外国の人に来てもらうことがうれしいというか、一緒に喜べるような、そういった環境づくりをしていけたらいいかなというふうに思っております。
 また、新たな資源の掘り起こしについてですが、こちらも今現在4年目になりますが、TAKA−1というお土産づくり事業等やっております。これにつきましては、今後オリンピック・パラリンピック等を契機に、少し外国人向けのものも出てくるのかなというふうに思っておりますし、あとコンテンツツーリズムといいますか、平成25年から取り組んでおりますフィルムコミッションなんかにおいては、市内の風景のいいところ、もしくは本当に市民の方が市内を再発見していく、地域のいいところを見つけ出していくような取り組みというのがフィルムコミッションの神髄かと思いますので、そういったところにやはり力を入れて、コンテンツツーリズムのほうで何とかそういった新しい魅力というものもつくっていけたらいいかなと思っております。
 また、広域連携につきましては、昨年度から小金井市、府中市、三鷹市、調布市で、まだお試しなんですが、4つのまち自慢というホームページをつくりまして、簡単なイベント情報の共有などをしてございます。また、東京都の地域資源発掘型実証プログラムを活用したコミュニティサイクルの実験事業なども行いまして、小金井市、三鷹市、調布市の3市の間を自転車を乗り捨てできるような実験事業。それで観光スポットで回ってスタンプラリーをするような実験事業等も行っておりまして、なかなか需要があるのじゃないのかなというふうに感じてございます。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  この防災リーダー養成講座を受けた方が講師としてという話なんですけれども、実際に昨年受けた方の中で、これは出前講座というか学校の防災事業でしたけれども、消防団員さんですけれども、実際に子どもたちの前で授業をやったというような実ケースもあるわけですけれども、一般的に考えてなかなか講座を受けたからすぐひとり立ちというわけにはなかなかいかないので、例えば我々とともに一緒にやって、それでそのうちの一部の項目をそういった方にやってもらうとか、そういったこともしながら養成をしていく必要があるんだろうな、このようには思っております。また、もしそれを講座を受けた方が地域で自分がやろうといったときには、やはり御相談いただいて、今、市のほうで持っている最新情報を、そういった方に提供して市が支援をしていくとか、そういったことをしながら一般の市民の方が防災リーダーとして講師を務められるような形で取り組んでいきたいな、このようには思っております。
 また、地域の防災リーダーと市民防災協力員の関係なんですが、基本的には協力員さんも防災リーダーとして、平常時は地域の防災活動にかかわってもらうことになるわけですが、防災協力員さんにお願いしたいのは、災害が発生したときに、我々も情報の収集に努めるわけですけれども、きめ細やかな地域の情報を、そういったある程度信頼のおける方から災害対策本部が情報を提供してもらうことによって、最終的に本部としての意思決定の一助にしていく、こういった狙いがありますので、そのためには協力員さんもある程度災害が起きたときに、情報提供するのにどういったものが優先度が高いのか、こういったこともしっかりと把握をしてもらった中で情報提供してもらう必要もありますので、そんなことは出前講座なんかでも、どういう情報が市としては必要なのかというようなことも含めて、教育といいますか、指導しながら、協力員の育成もあわせて努めていきたい、このように考えているところです。
 以上です。


◯委員(宍戸治重君)  御丁寧に御答弁ありがとうございました。災害時の医薬品の備蓄については、さらなる研究をしていただいて、本当に必要な、また役に立つ備蓄ということに取り組んでいただきたいな。またPRについても、さらに進めていただけますようにお願いします。
 大腸がんの検診については、何ていうのですかね、これはちょっと関係ないのかもしれませんけど、福祉業務統計の中にあるような、これだけで果たしてどうなのかと。がんか、がんじゃないかというだけの話で終わっちゃうのかというような気もするんですけど、そういう点についてはどうなんですかね。ほかとの組み合わせだと言えば、それはそれまでなんでしょうけど。何かコメントがありましたらお願いします。
 自殺予防対策については、僕もうっかりしてました。図書館に行って、今度は見てまいりますので。ありがとうございます。恥ずかしながら、白状しちゃいました。
 続いて、人づくり・人材確保の商店街の活性化については、私たちがややもするとうっかり見落としてたり、かかわっていないとわからないような活動が徐々に進められているところに敬意を表するところでもありますけど、何しろ楽しくこういうことはやらないといけないんで、ぜひおもしろがってやっていただけるような活動にしていっていただきたいなと思います。
 観光についても、今るる御説明をいただきました。こちらもそうなんですが、私たちがついつい見落としているところで皆さん頑張っていただいているなということはよくわかります。しかしながら、よく視察に行くと、風光明媚でもなくて、観光資源がないってよく私たちは発言するときあるんですけど、そういう中でも、新しい観光資源をこういうふうに活用していく取り組みがこれからは必要で、それが地域の活性化につながるというふうに考えておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 出前講座、そして防災リーダー、それから市民防災協力員のことについてはよくわかりました。これからも私たちもそういうことを踏まえて協力してまいりたいと思いますので、なおさらなる御活動をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯健康福祉部調整担当部長・保健医療担当部長(濱仲純子さん)  先ほどの大腸がん検診のことで、がんかどうかというところが大きな問題なのかというお話でございましたが、今回1回法から2回法に見直すことで、対象者が10倍以上に、大腸がん検診としての受診者が10倍以上になることを想定しております。そうなりますと、基本的にはここでがんという精密検査の結果4名というのが、概数でいっても40人というような大きな結果が生まれるという可能性もあるわけでございます。大腸がん検診に位置づけることによって、結果とその後の受診の状況というのを、健康推進課でしっかり見守ることとなりますので、大きく皆様の健康に役立てていただけるようになるのではないかというふうに期待しているところでございます。


◯委員(宍戸治重君)  今おっしゃられたことを答えに期待していたところなんですけど、がんだけでどうのこうのというんじゃなくて、それを見つける、または不安があるといいますかね、ここに言い足すと、要検査というような判断が下されると、その後の結果が出てくるというような、それがさらに健康管理につながっていくというような方向で考えられるといいなというふうに考えているところです。ありがとうございます。
 以上で終わりたいと思います。


◯委員(小俣美惠子さん)  こんにちは。それでは、衛生費から、それから消防費まで御質問させていただきますが、まず衛生費は4点御質問させていただきます。あと5の労働費から9の消防費までは、1点ずつ御質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
 それでは、衛生費の1問目でございますが、骨髄移植ドナーの支援についてでございます。施政方針101ページ、予算書213ページ、事項9.骨髄移植ドナー支援事業費でございます。白血病や再生不良性貧血などの血液疾患の有効な治療法は、骨髄移植や末梢血幹細胞移植と聞いておりますが、患者とドナーの白血球の型が一致することが条件となっております。その確率は、兄弟や姉妹の間で4分の1、非血縁者では数百から数万分の1となるそうです。日本では、移植を必要とする患者さんは毎年2,000人を数えると言われておりますが、多くのドナーが必要になってくるわけです。都の支出金のほかに国の補助金はいただけないのかなというふうに感じているところでございます。また、市民向けのPRの取り組みについてお伺いいたします。
 次に、2点目でございます。出産・子育て応援事業の実施でございます。施政方針102ページ、予算書215ページ、事項8.出産・子育て応援事業費でございます。核家族化が進行しておりまして、女性にとって妊娠・出産は一生の中で大きな変革期でもあります。女性ホルモンの急激な変動もありまして、体の変化と同じように心の変化もさまざまな影響が出てまいります。総合的な子育て支援の観点から、安心して出産と育児ができるよう、切れ目のない支援に取り組んでいただけるということですが、全ての妊婦さんを対象とする専門職による面接は、産後鬱や虐待防止の観点から重要な取り組みと捉えております。今後の拡充に向けた取り組みとその課題についてお伺いいたします。
 次に、3点目でございます。愛歯のつどい(50周年事業)の開催、施政方針103ページ、予算書217ページ、事項17.妊婦・乳幼児歯科保健事業費でございます。市民の口腔衛生の向上のために、虫歯になってからの治療ではなくて、なる前の予防を大切にする予防歯科の取り組みが重要になっていると思っております。機会を捉えて予防歯科の必要性や重要性をPRしていただきたいと思っておりますが、御所見をお伺いいたします。
 次に、衛生費の最後、4番目でございます。健康診査受診率向上の取り組みでございます。施政方針103ページ、予算書217ページ、事項17.妊婦・乳幼児歯科保健事業費でございます。市民特定健康診査の受診率の向上を目的に、市指定の家庭系ごみ収集袋5リットルを10枚、拡充事業として配布しますということでございますが、この拡充による受診率の向上はどのぐらいの成果が期待できるのでしょうか。
 衛生費は4点でございます。よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  衛生費のうちの出産・子育て応援事業についてお答えいたします。私は、内閣府の子ども・子育て会議の委員を昨年の3月まで務めておりましたけれども、その際、ともするとどうしても幼稚園、そしてこども園、保育園、その拡充というところが主たる議論になっておりましたけれども、全ての子どもの健やかな育ちを支援する新制度というときに、やはり大きな課題になりましたのが、出産からの切れ目のない支援をどう実現していくかと。しかし、出産の前に妊娠があるわけでございます。ですから、妊娠・出産から育児までの切れ目のない支援をどう進めていくかというときに、やはり母親の状況、先ほど質問委員さんもおっしゃいましたように、やはり心身ともに大きな変化がある妊娠期、出産期を支えるということがようやく重要視されるようになり、私が委員を退く最後のときに、国のほうからはっきりと出されてきたのが、この母子保健の充実ということであり、地域の私たち基礎自治体が最初の出会いをきちんとするような、そういう取り組みでございました。私は日ごろから担当者と、まさに妊娠期からの支援をと。そして、母子手帳をお取りになられるということは、これは一般的なことなんですけれども、そのときの出会いをもっともっと次の出産まで生かせないかと。両親学級とか、母親の学級とかいろいろあるわけですが、しかし、個別にいろいろ語りたい、聞いてほしい、また具体の支援が欲しいという方に、ぜひこの妊婦全員を対象にした保健指導の専門家による面接。愛称としては、東京都でゆりかご面接と言っているんですけど、まだ妊娠ですから、ゆりかごっていうのは何だかあれなんですけれども、妊娠・出産からということで、私は特に職員に重点的に検討をしてもらいました。
 三鷹市の強みは、健康推進課と、そして子ども政策部と、そして教育委員会が連携ができることです。やはりいろいろな課題に直面したときに、いわゆる変なたらい回しではなくて、有機的な連携をして、早い段階から御支援をさせていただこうということであり、また少しでもお役に立ちたいということで育児パッケージも検討してもらいました。特に産後鬱というのは、多くのお母さんに共通してやってくるタイミングなんですけど、それが当たり前だと思うか思わないかで、その克服が違ってきます。私としては、これまでもきめ細かくと思っておりましたが、来年度ようやく全員を対象にスタートする、この出産・子育て応援事業を総合的な子育て支援の最初の大切な入り口として、有意義なものにしていきたいと考えております。
 私からは以上です。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  4点大きな項目、御質問いただきました。一部市長の答弁、補足も含めて御答弁させていただきます。
 まず骨髄移植ドナー支援事業につきまして、今回都の支出金ということで財源もお示しさせていただいているんですが、国の補助金はいただけないのかという御質問をいただいています。三鷹の市としては、直接今現在、都の支出金ということが想定されているんですけれども、国・都道府県レベルでは、一応国のほうから都道府県に対しまして、骨髄提供者登録受付業務費というものが、一応保健所でのドナー登録に必要な費用を交付税措置されているという形のものが、一部示されているものがあるようでございます。それ以外につきましては、今回平成27年度から、東京都のほうの医療保健政策区市町村包括補助金という、こちらのメニューの中に、こちらのドナー支援事業がお示しした制度の内容で示されておりますので、その制度に乗った形で今回、支援事業の開始をさせていただくということで進めさせていただこうと思っております。
 それから、この事業について市民向けのPRの取り組みということでお尋ねいただきました。これにつきましては、さきの本会議のほうでも市長のほうで答弁をさせていただいておりますけれども、市のほうではこのドナーの登録をされている市民の方の情報というのは、ちょっと把握が当然できないという形になっておりますので、登録者の方にこの事業を始めましたということを直接お伝えすることはかないません。ただ、こちらのほう、事業を行っております財団法人の骨髄バンクのほうが、私どものほうとしっかり連絡調整、連携をしていただけるということで、三鷹市のほうでこういった事業を始めるということは、財団を通じて実際の臓器提供を行う際のいろいろ御本人との情報提供、カウンセリング等の際に地元の自治体の情報ということでお伝えいただけるというようなお話を伺っていますので、そういう機関とはきっちりと連携をとって周知に努めていきたいと思います。また、当然一般に向けて市のホームページ、また「広報みたか」等でもこういった予算の大きな事業の一環としてもPRはしていきたいと思っております。
 それから、2点目の出産・子育て応援事業の実施の拡充に向けた取り組みとその課題ということで、課題につきまして補足して答弁させていただきますが、現在、妊娠届を提出される方、おおむね年間約1,700人程度毎年市のほうに届け出をしていただいて、母子手帳を交付させていただいておりますけれども、実際今回保健センターの保健師の面接をということで、全妊婦さんに御案内をするんですけれども、今現在保健センターに直接この妊娠届、母子手帳を取りにこられる方というのは、全体の1,700人のうち約2割程度ということになっておりまして、それ以外、約5割が市政窓口。それから、あと残り3割が市民課の窓口ということで、保健センター以外のところで母子手帳を取られる方がかなりいらっしゃるというのが実際でございます。こちらの窓口のほうに、私どもの保健師、出向くわけにはなかなかいかないものですから、そちらに出向いた方に、いかにこの事業の制度を御周知して、改めてまたほかの検診なんかの際とあわせて保健センターのほうにちょっと御足労いただいて、この面接を受けていただくということで、この実施率をどれだけ上げることができるのかというのが、本当にこの平成28年度、新規事業を始めるに当たっての大きな課題というか、これが取り組みの一番の部分になると思います。多くの方においでいただくために、先ほど市長も御説明しました育児パッケージということで、一応今、こども商品券というものを想定しているんですけれども、これは面接を終えた方に差し上げますということで、そういった制度も含めて進めたいと思っております。
 それから、3点目の愛歯のつどいですね。口腔衛生に関してのお尋ねをいただいています。こちらのほうも共催50年ということなので、歯と口の健康週間ということで、国の週間に合わせた事業ということで、今回50周年ということで、例年産業プラザで行っておりますけれども、今回公会堂のほうでホールを使った事業ということで、さらにいつもより詳しく周知に努めてまいりたいと思います。
 それから、4点目の健康診査の受診率向上の取り組みで、ごみ袋の配布に関してですけれども、当会計におきますこの健診につきましては、若年・一般健診と後期高齢健診が対象で、こちらのほうを御説明させていただいていますけれども、もともと医師会との協議の中で、別会計になりますが、特定検診というのが一番受診率向上で医師会との取り組みを進めておりまして、そちらのほうでこのごみ袋を配ろうという受診率向上の取り組みが初めにお話があったということで、市全体の健診、これに合わせて変動して、こちらの健診につきましても同じ取り組みをすることで、市全体の健診の受診率向上に取り組もうという動きの中の一環でございます。
 私からは以上です。


◯委員(小俣美惠子さん)  丁寧な御答弁ありがとうございました。それでは最初に、市長が丁寧に御答弁いただきました、出産・子育て応援事業の実施のことについて再質問させていただきます。市長が国の委員を務めてられたということで、大変力のこもった御答弁で、私も本当に安心しているところですし、市民の皆様も本当に安心して妊娠ができるかなという気持ちではないかなというふうに思っております。ありがとうございます。施政方針のほうの市全体で出産・子育てを応援する積極的な情報発信を行い、安心して出産・子育てができるよう、妊娠期から子育て期にわたって切れ目のない支援に取り組みます。市全体が妊娠をしていることに喜んであげるんだよというような対応をしていただけるかなというふうに思っているところですが、今課長のほうから、私が一番ちょっと心配していてこのことをお聞きしたいなということは、妊娠届を保健センターに届けるのは、今2割程度というお話がありましたけれども、ぜひ市政窓口におきましても丁寧な、本当におめでとう、よかったね、妊娠してよかったねという思いを共感できるような接遇を、ぜひお願いしたいなというふうに思っております。このことにつきましては、やはり受け手の問題もございまして、せっかくこちらがおめでとうという気持ちがあっても、なかなか伝わらないということで、残念というようなお声も伺うことがございますので、ぜひこの取り組み、実施率を上げることが目的というふうに、今課長のお話がございましたけれども、ぜひ私もそのように思っております。初期対応、市の信頼関係というところはこういうところから大変重要な信頼が生まれるんじゃないかということは常々思っていることですので、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
 それと次は、骨髄移植ドナーの支援でございますが、今課長の御答弁にもございましたように、都の支出金のほかにも補助金がいただける取り組みで、PRにも取り組んでいただくということでございます。私の知り合いにも、ドナーから提供を受けまして、健康になりまして、お仕事を続けてられるという方も実際におります。ぜひこのPR活動にもよろしくお願いしたいと思っております。
 次に、愛歯のつどいなんですけれども、私も愛歯のつどい、何回か参加させていただきまして、大変すばらしい集いだなと思って大好きな集いの1つなんですけれども。今回は50周年事業という開催で、あえて市民の口腔衛生の向上のために予防歯科ということを御提案させていただくわけなんですけれども、実は私もここのところ、大分年齢を重ねてまいりまして、歯医者さんに行ったんですけど、医学が進んでいるとはいえ、まだまだ削る、本当につらい治療をしなくてはいけない。そういうことがないように、子どものときから歯医者さんは怖いものじゃないんだよということで、私どもが美容院や散髪なんかに定期的に行くような感覚で予防歯科を期待するところなんですが、その辺についてもし見解がございましたら、再度お伺いしたいと思います。
 それと、4点目の特定診査の受診率向上の取り組みなんですけれども、今御答弁がございましたように、ごみ袋5リットルの10枚を拡充事業として配布しますということでございますが、確かに市指定の家庭系ごみ収集袋はどのお宅でも使うもので、決して無駄になるものではなくて、いただいて、えっというふうに思うものでもなくて、大変ありがたいものでもあるのですが、でもごみ袋なんですよ。市民の方から、ごみ袋なんですよねというような、そんなお言葉もございまして、何かほかにごみ袋ではない工夫なんかがありましたら、想定できるものがございましたら御所見をお伺いしたいなというふうに思います。
 以上でございます。


◯市長(清原慶子さん)  1点だけ、出産・子育て応援事業、実は子ども発達支援センター、総合保健センターが平成29年度からできましたら、その際、妊娠届の場所なんかもやっぱり考えて、最初の出会いを一元化しなければいけないかなとも思っています。やはり担当の課長が悩んでおりますように、分散したところで受け付けられるのはとても利便性はあるのですが、しかしというところもありますから、何か工夫をしていきたいと思いますのと、実は2人目以降のお母さんのほうが、子育ての悩みで産後鬱になる傾向がありますのに、両親学級とか母親学級は子育てに忙しくて出ない傾向にありますよね。ですから、2人目、3人目以降のお母さんにも、やっぱり本当は保健師が会ったほうがいいのかなと思いますから、そんなところはこれから一生懸命、平成28年度の取り組みを検証しながら改善していきたいと思います。
 予防歯科につきましては、実は歯科医師会の三鷹支部の皆様ともこの間いろいろ工夫をして話してきて、口腔の新しい機器でがんの発見だとか、そういうことも含めていろいろやってきていただきました。そして、ありがたいのは治療ではなくて予防ということが大事だということを一貫して言ってくださっていることです。ですから、妊娠しているお母さんの歯の健診も子どもの健診も、実際校医としてしていただいている先生方が多いので、ぜひ50周年記念、教育的な見地からもと思います。
 最後のごみ袋なんでございます。これ、私、立たざるを得なくて立ってしまいました。といいますのは、本当にいろんなものを、悩みに悩んで、何をプレゼントしたらいいのか。ごみ袋なんでございますが、ごみ袋は三鷹市民であれば使わない方はいらっしゃらないわけでございます。全ての人が使うチャンスがあるものなんですね。特定健康診査を受けていただくのは、もちろん成人の方もあれですけれども、若い20代の方だって、いろいろ健康には気をつけていただきたいんですよね。後期高齢者の方のこともありますけど、やっぱり若い40代、50代、60代に受けてもらうときに、男性はあんまりごみ袋というと感覚がどうかなとは思ったんですけれども、しかし、家族で助かりますね。私なんかやっぱりあったらいいなと思ったんですけれども、まず始めてみます。とにかく三鷹市は、東京都でほぼ1位ぐらい受診率は高いんですが、でも2人に1人ですよね。それをもっともっと高めるためのささやかなインセンティブなんです。糖尿病を心配している人にクッキー渡せるかなとか、紅白まんじゅう渡せるかなと思っちゃって、結局ごみ袋になったんですけど、また皆様の生の声をお聞きしながら、これは予算はありますが、少しでも皆様に動機づけがつくようなものを考えていきたいと思っています。最初の一歩です。よろしくお願いします。


◯委員(小俣美惠子さん)  市長の熱い御答弁、本当にありがとうございました。出産・子育て応援事業のところでは、本当に一元化して専門職の保健師さん、保育士その他の職員が熱く本当に心からおめでとうという言葉を添えて、そしてこの子育てパッケージ、育児パッケージですね、育児パッケージをどうぞ有効に使ってくださいねというような言葉をおかけして、これから妊娠期を順調に迎えて、どんな小さいことでも相談に来てね、何か心配あったらぜひ来てねというような心を込めた対応をぜひ願っております。どうもありがとうございました。
 あと愛歯のつどいについても、予防歯科の取り組みわかりました。よろしくお願いいたします。
 あとごみ袋の件ですけれども、私も本当にそのように思いますけれども、市民の意見としては、ごみ袋かという方もいらっしゃるかなと思って、何か工夫はありますかということだったんですけれども、まずやっていただいて、意見を聞いていただいてということですので、ぜひそのようにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
 次に、労働費に移らせていただきます。労働費です。高齢者就業支援事業でございます。予算書の237ページ、事項6.高齢者就業支援事業費でございます。高齢化が進行する中、認知症や要介護状態になることを防止するため、取り組みが求められております。一方、高齢者の多く、およそ80%は元気な方々です。この元気な高齢者には、地域での活動の担い手として活躍をしていただくことを期待しているところですが、就労支援は人生の先輩方の知恵や技術を次世代へ伝承する、継承するという重い役割を担っております。高齢者の就労の現状と課題についてお伺いします。
 次に、農林費でございます。都市農業活性化支援事業でございます。施政方針111ページ、予算書241ページ、事項7.都市農業活性化支援事業費でございます。三鷹市の農地は、本来の目的であります野菜生産のほかに、緑地としての資源や災害時の避難場所となるなど、多様な機能を持つ都市の施設として重要な役割を果たしています。この農地を維持・保全する必要から、地場産農作物の栽培品目の拡大などの取り組みを支援する事業は、今後ますますその必要性は高まるものと信じているところでございます。事業の主体は三鷹市野菜生産組合に所属する認定農業者6戸ですが、今後規模拡大の見通しとその課題についてお伺いいたします。
 次に、商工費でございます。商工費は、みたか都市観光協会事務室の拡充について御質問いたします。三鷹駅南口広場に隣接した場所にありますみたか都市観光協会の事務所を訪問された市民の方からの御意見をいただきまして、ちょっと御相談させていただきます。このみたか都市観光協会の事務所は、多様な事業を展開されているということは承知しているんですが、市民の方がおっしゃるには、とても狭い空間ですが、職員の方がすごく工夫をされて、訪問者を案内しているところをよく見かけるんだけれども、とても職員の御苦労が感じられましたよ、もう少し広いスペースにならないんですかねというような御相談を受けまして、この事務所のスペースにつきましては若干の拡充をと思っているところですが、御所見をお願いいたします。
 次に、土木費でございます。土木費は、都市計画道路3・4・7号線(連雀通り)の整備促進、施政方針125ページ、予算書269ページ、事項2.都市計画道路3・4・7号線の整備事業費でございます。私の住んでいる連雀通りでございますが、連雀通り八幡前交差点から南浦交差点までの区間は、東京都の新みちづくり・まちづくりパートナー事業を活用した整備事業でございます。この整備事業につきましては、着々と用地買収が進みまして、当該年度で用地買収も完了しまして、平成32年度に歩車道の整備の予定と聞いております。当該区間の東側に連続する南浦交差点から狐久保交差点の区間につきましても用地買収が進んでいますが、この両区間は交通量が大変多くて、早期の整備が求められているところです。今でも自転車に乗るのが大変危険なような状況もございます。この事業効果からも、両区間の整備完了に時間差がないように進めていただきたいと希望するところでございますが、今後の整備事業のスケジュールについてお伺いをいたします。
 最後に消防費になりますが、障がい者グループホーム防火設備の整備に向けた支援でございます。施政方針132ページ、予算書281ページ、事項15.整備費補助金でございます。次に2番目ですが、市内介護施設におけるスプリンクラーの設備の整備に向けた支援、施政方針132ページ、予算書281ページ、これも同じく事項の15.整備費補助金でございますが、障がい者グループホームと市内介護施設の2点をあわせて伺います。建築物の防火設備の基準を強化する必要から、消防法施行令の一部が改正されました。これに伴いまして、対象となる施設の防火設備を強化するための助成についてお伺いいたします。障がい者グループホームの防火設備とは何を指すのでしょうか。次に、対象となる設備、障がい者グループホームと市内介護施設の数についてお伺いいたします。最後となりますが、当該年度の予算では、対象施設の防火設備の強化がどの程度図れるのでしょうか。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯副市長(内田 治君)  私からは、今の御質問の中のみたか都市観光協会の事務所の件、手狭ではないかということでお気遣いをいただく形の御質問でありました。ありがとうございます。実は私もみたか都市観光協会に理事として市のほうから副理事長としてかかわっているわけですが、先般の会議の席上でも、関係者の中でもそういう御心配とか、どうなんだろうというようなことは当事者間の中でも話題にはなっています。しかしながら、実態としては確かにスペースの狭隘さもありますし、事業が充実してくるにつれて、いろいろなものが陳列してあったり展示してあったり、お客様の対応も非常に活発になってきている。これは結構なことではあるんですけれども、一方で場所を広くして臨むといった場合には、やはり直ちにスペースだけ広ければいいのかということで、例えばこれはもちろん直結するわけではないんですけれども、やはり人員もふえないだろうかみたいなことが期待感として、これ当然議論として出てきます。そういった中では、これまで立ち上げ時から全力疾走で頑張ってきた事業であるけれども、ここで一旦そういう狭いねということはあるものの、取り組みの中でも少し見直すべきところはどうなんだろうねというようなことは話題にしていかなければならないということは、皆さんの中で議論としてあります。
 その上で、観光の取り組みというのは、市がやはり前面に出てやるというようなことよりも、むしろ関連する民間の事業者の皆さん、特に民の力で、やはり盛り上がりを見せて、場所や人についても積極的にかかわっていくというような機運が高まるということが期待されるところだと思いますので、その辺をしっかり見きわめて、一方ではオリンピック・パラリンピックや外国人観光客というような社会的な期待は高まりますから、そういった状況も見きわめながら、直ちに広いところを用意するということではなく、すぐ上にネットワーク大学などの打ち合わせなどで活用できるスペースも、連携すれば手狭といっても有効な空間もありますから、そういったところも見きわめながら、取り組みを進めていくことがいいのかなと、今はそのように考えております。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  高齢者の就業支援の事業につきまして御質問がございました。今現在は、市民協働センターにございますわくわくサポート三鷹というところで、おおむね55歳以上の就業支援をやってございます。そこではさまざまなお仕事を紹介しているんですが、課題としましては、高齢者が選べる職業の種類が少ないというのが1つ課題ではあるかなというふうに思っております。若い人ですといろいろな選択肢があるんですが、新しい職業の募集を探すというのがなかなか難しいというのが課題として挙げられるというふうに考えております。
 またその次に、農林費の関係で、都市農業の活性化支援事業の件についての御質問がございました。これは平成22年度から平成27年度まで、都市農業のパワーアップ事業として、毎年いろいろさまざまな方々がそれぞれの、例えばビニールハウスであったりとか、トラクターであったりとか、そういったものを整備する事業として行ってきております。平成28年度からは、この新しい東京都の事業を活用したこちらの制度に乗りかえていくということでございますが、こちらの新しい制度はオリンピック・パラリンピックの開催を見据えまして、その開催時期に当たる夏季において、そういう農産物の増産と品質向上、これを目指すような形の取り組みに対して支援をするということになってございますから、その規模拡大とかということであれば、これからどんどん取り組んでいただく農家さんを、また来年以降も募集をしていきたいというふうに思っております。
 以上でございます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  私のほうから、都市計画道路3・4・7号線(連雀通り)整備の関係の御質問にお答えいたします。連雀通り、都市計画道路整備の関係でございますけれど、三鷹市施行分といたしまして、新みちづくり・まちづくりパートナー事業、これがおおむね235メートル、市のほうで施行しております。それに引き続きまして、東京都が街路事業、780メートルの延長、おおむね合わせて1キロメートル区間の整備に向けて、東京都、三鷹市ともに取り組んでいるところでございますが、現時点で進捗状況でございますけど、三鷹市側は残り1件の用地買収でございます。御協力いただきまして、用地買収の完了に引き続いて工事に入っていくと、そういう段階でございます。また、東京都のほうもおおむね50%ぐらいの用地買収が終わっているということで聞いております。用地取得の状況に応じて、今後東京都のほうも整備を検討していきたいということでお話を聞いているところでございます。
 市施行区間と都施行区間の一体的な整備が、それはもう委員さんおっしゃるとおり望ましい状況でございますけれど、用地取得箇所を早期に整備をいたしまして、事業効果を早く上げていくということが一番大切なことであろうというふうに考えているところでございまして、特に市施行の区間は交差点部であることから、早期に交通安全の観点からも車両の安全確保、また安全な歩行空間を整備することが重要であると考えておりますので、接続する東京都の区間と作業帯等をうまく調整いたしまして、安全にすりつけ区間が整備できるように、警視庁、東京都、道路管理者とも協議しながら進めていきたいと考えています。
 以上です。


◯障がい者支援課長(野々垣聡子さん)  この障がい者グループホームの防火施設につきまして御質問いただきました。事業の概要としましては、改正消防法施行令の施行が平成27年4月1日からでございまして、社会福祉施設等の防火設備基準が強化されたことに伴いまして、社会福祉法人等が運営する、私どもにとりましては市内障がい者グループホームに対して防火設備等に係る経費、これについての助成制度というのは、東京都のほうでこのたび実施されることになっております。これによりまして、東京都都内の事業所に対する直接補助が、都負担分がございますので、その残り分について三鷹市として上乗せの補助をさせていただくこととなっております。ちなみにこの条件に該当します、市内にありますグループホームにつきましては10カ所あるところでございますが、この補助金が時限限定でございまして、平成28年度、平成29年度2年間にまたがって実施されることとなっておりまして、当該の平成28年度におきましては、予算上4件を想定しているところでございます。
 以上でございます。


◯高齢者支援課長(馬男木由枝さん)  私のほうからは、次の地域密着型施設の防火設備、スプリンクラーの設備の整備に向けた事業についてお答えします。こちらにつきましては、小規模・多機能型居宅介護の施設1カ所でございます。こちらは既に設置していたスプリンクラーがございますけれども、消防法に適合していなかった、規定する規格ではなかったので、新しくつけかえるということで整備を図るものでございます。対象となる事業所につきましては、地域密着型の入所の施設でございまして、市内にはグループホームが6カ所、小規模・多機能型居宅介護の施設が3カ所ございます。グループホーム6カ所と小規模・多機能型1カ所については既に実施済み、整備済みでございますが、残る小規模・多機能型1カ所につきましては、ちょっと立地条件の関係で時間をかけ、平成29年度末までの経過措置の間に整備をする予定でございます。
 私からは以上でございます。


◯障がい者支援課長(野々垣聡子さん)  大変失礼いたしました。先ほどの答弁漏れがございましたので申し上げます。対象となる設備につきましては、自動火災報知設備でございます。
 以上でございます。


◯委員(小俣美惠子さん)  それぞれに丁寧な御答弁ありがとうございました。時間も大分なくなってしまいましたので、よくわかりました。安心安全なまちづくりを進めていただきたいなということで終わらせていただきます。ありがとうございました。


◯委員長(伊東光則君)  現在、自由民主クラブの質疑の途中ですが、しばらく休憩をいたします。再開は3時30分です。お願いします。
                  午後2時55分 休憩



                  午後3時23分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 自由民主クラブの質疑を続けます。
 自由民主クラブ。


◯委員(石井良司君)  それでは、何点か質問させていただきます。最初に商工費でございます。施政方針の113ページ。毎回私、これは言っているんですが、都市型産業誘致の推進で、都市型産業誘致促進事業費が5,527万円ついているんですが、これ、条例をつくって、今回は都市型産業の誘致促進ということで事業費がついたんですけど、平成26年度に指定した事業者1社に対して、平成28年度からということになっております。ほかに指定できる事業者いないんでしょうかということと、いないんでしょうかといいましょうか、やはり条例を使いやすいようにしないとどうしても活用できないので、何かもう少し前向きな検討でもされてこなかったのかなということが少し頭の隅にあるんですが、その点についてお伺いをしておきたいと思います。
 あと、同じくものづくり産業等の集積・強化、ものづくり産業集積推進事業費、約3,476万円ですね。これを見てみると、都からの支出金とか一般財源からということで出ておりますけれども、ものづくり関係では、国でも平成28年度予算で、経済社会の持続性を高めるために、地域経済とか中小企業の活性化などなどを挙げているんですが、こうした中で三鷹市は東京都からの支援とか補助金の申請など行ったのか、また検討されたのかという、その過程についてお聞きをしておきたいと思います。
 それと次に、土木費にまいります。これはどこなのかな、予算及び説明書ですと259ページです。施政方針では119ページ、街路灯のLED化に向けた取り組みということで、5,385万円出ております。LEDは確かに長所短所あって、長所、すぐれているということで、今回これにしたと思うんですが、光源が長寿命ということで3万時間から4万時間、そしてまた消費電力が40%から50%少なくなって、紫外線、赤外線の放出が少ないなど長所があるわけですよね。それでこれ、現状の街路灯をLEDにした場合の金額の違いについてどのように試算されたのか、その点を教えていただきたいと思います。それとついでに、使用期間を10年としたのと、あとはこれは当然リースですよね。それと街路灯のLEDを購入した場合の金額の比較検討というのはどういうふうにされたか、その点もついでにお聞きしておきたいと思います。
 あと、地域公共交通活性化協議会関係費、バスネットの見直しに302万円ということで出ております。何人かの委員さんからも質疑がございました。それとこれ、協議会が3回行われて、特に地域のことについてお聞きしておきたいと思いますけれども、三鷹台団地内にタクシー乗り場の試験運用が始められているという、これはまちづくりにお配りした活性化協議会での主な意見という中にそういう文言が出ているんですけれども、私、三鷹台団地はウオーキングのコースとしてよく歩いているんですけれども、そういうようなところが見受けられないんですね。ですから、私の情報不足かなという思いもあるんですが、どこにそれを考えられているのか、また試験運用がされているとしたらどこなのか、お聞きをしておきたいと思います。
 それとあと三鷹台ルートなんですけれども、これ、三大苦といいましょうかね、運行距離が長くて、運行回数が少なくて、バスは遅延すると、そういう状況なので、これを今回見直したということで、運行本数の増加ということで1日20往復。それで今まで60分から、長いときで80分ぐらい待つと思うんです。それで今回は45分に短縮したということなんですが、私、きょう朝行って確認してきました。ごみ出しなかったものでですね。それで三鷹から高山へ行くバス、これ、一番多いときは1時間に7本。大体普通のときで6本ですから、10分に1本ということになっているんですね。それでこの三鷹台ルートは45分に短縮して、2台で見直したということなんですけれども、それでもまだ利用をしにくいんですね。ですから、この点についてどのような過程でこういうことになったのか。当然のことながら、事業者としてみればお金の問題があるし、十分な対応はできないと思うんですけれども、やはりそれなりのことを考えないと。特に牟礼地区、東地区というのは、人口がどんどんふえてきていて、当然のことながら市役所に行きたいという方も非常に多いんですね。そういう中で、市役所に行くのも乗りかえで行くんです。家から歩くと市役所まで25分から30分弱。それで今回改正されたバスを使っても、牟礼のところから21分かかるということですよね、計画では。それで、家からのこれは仮定ですよ。家から行くと、またバス停まで7分歩くんですよ。そうすると32分かかるんですね。ですから、単純にこういうことは言えないんですけれども、もう少し何かうまい利用方法。要するに、一番いいのは本数をふやすのがいいんだけど、当然そうすると事業者は採算ベースじゃないからだめだということになってくるんだろうと思うんですけど、その点の調整というのはどういうふうにしたのかということでお聞きをしておきたいと思っております。
 あともう1点だけ、時間がないので済みません。用途地域の変更ということで1点だけお聞きしたいんですけれども、今の三鷹というのは、住居系が約90%で商業系が5%、そしてあと残りが工業系云々、それらに類するものということになってくると思うんですけれども、特に工業系とか商業系も一部あるのかもしれないし、また運送関係も一部あるかもしれないんですけれども、その土地利用にあった用途地域の変更というような考え方もあっていいのかなと思うんですよ。当然のことながら、三鷹市ではそういう工業系のところに網をかけて、3カ所か4カ所かあると思うんですけれども、そういうことでも工業系だけには限らず、やはり何らかの形で現在操業している企業なりに対する用途地域の変更の見方も変えていいのかなと思うんです。そのために、用途地域の変更を、例えば東京都の指定基準が5ヘクタールだったものを0.5ヘクタールにしたりとか、そういう頑張りがあったわけですから、今後そういう点の考え方についてどのように用途地域の変更について考えていくのか、お聞きをしておきたいと思います。
 以上です。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  誘致条例の件につきまして御質問がございました。ほかに指定できる事業者があったのかどうかということでございますが、かなりの金額の補助ということにもなりますので、なかなか条件の緩和というのはちょっと難しいかなというふうには思っているところです。それでこの誘致条例、ある一定の規模の事業者さんに対して助成を行うということでやっております。その条件に満たない小さな企業さんにつきましては、中小企業として、例えば商工会さんを通じてアドバイザーの派遣をしたりとか、そういったことで対応を行っているところでございます。
 あともう1点、ものづくり産業の集積・強化につきまして、国等でもさまざまな助成の制度は持っております。その多くは、例えば商工会を通じて助成をしたりとか、あるいは企業そのものに直接交付をする、そういう事業だったりしますので、そういった情報につきましては、ものづくりの企業さんとメーリングリストを作成しておりまして、そういったところで周知をさせていただいております。それに合うような条件の企業さんがいた場合には、直接こちらのほうに申請をしていただいたりとかということになろうかと思いますので、そういった周知をしっかり図ることで、今後も対応していきたいというふうに考えております。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  街路灯LED化について御質問いただきました。現行のままいった場合とLED化した場合の経済比較でございますが、10年間の比較でおよそ7,550万円余の経済効果があるということで試算をしているところでございます。それとリースの場合と購入した場合の比較でございますが、この比較はしておりませんけれども、リースについて10年間のスパンで考えますと、当然安くあがるというふうに考えておるところでございます。
 以上でございます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  2点御質問いただきました。まず1点目ですね、活性化協議会の中で試験運用ということで、これ、一事業者さんが三鷹台団地との話し合いの中で、ユニバーサルタクシーの駐車スペースと、そういうものをいろいろ調整しているというお話が報告であったということになりますので、市としてはその詳細についてはちょっとわかりかねますというところでございます。
 2点目です。三鷹台ルートの見直しにつきまして、調整等どうやってきたのかというところですが、これは平成26年度に三鷹台、あわせて大沢台ルート、沿線の住民の方のヒアリングを行ったものと、あとOD調査、起終点調査というものを行いまして、その結果から、実際三鷹台ルートにつきましては、市役所から三鷹駅まで重複する区間があるというお話と、あと1台運行のために運行回数が少ないということ、遅延が発生しやすいという、そういうふうなものを踏まえまして、今回三鷹台のほうのルートの見直しについて行ってきました。その中では、地域公共交通活性化協議会の中で、三鷹台ルートとあわせて西部ルートとの、どういかにルートを変更して運行回数をふやしていくかというところをいろいろと議論しまして、その結論として出たのが、三鷹台ルートと西部ルートを統合することによって、バスが2台で運行できるという話になりました。その中で2台運行することによって、今まで90分で走っていた三鷹台ルートが45分という短縮になるというところで、時間は短縮になるんですが、ただおっしゃるとおり、それが皆様利用者にとっていいのかというところは、また今後フォローアップ調査等含めてやっていく中で、また検討していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  私のほうからは、用途地域についての御質問にお答えいたします。平成24年に東京都から都市計画決定権限が移譲されまして、平成25年度に指定方針、指定基準、いわゆるガイドライン的なものを作成しまして、今年度、それをより具体化するための用途地域等の見直し方針を、今策定しております。御指摘のありました現況の土地利用と用途地域、一致していない部分、そういった具体的な事例もございます。この見直し方針の中で、具体的な将来像について、土地利用のゾーニングという形でその方向性を定めております。ゾーニングを定めるに至っては、現況の土地利用と定められている用途地域、それを勘案して課題を抽出した上で改善の必要なところを用途地域の見直し等をしていくということで整理をしているものでございます。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。まず用途地域なんですけれども、用途地域の変更指定基準というのは大変よいものができたと思うんですけれども、これは今までの工業の方とか、または準工で仕事をしている方、そしてまたほかの地域でしている方が建てかえなどできないということで、そういう部分でのこともあるんですね。またほかにもいろんな部分があると思うんですけれども、ものづくりだけではなくて、ほかのそういう商業系というんでしょうか、サービス系というんでしょうか、そういうような業者に対しても用途地域の関係が出てくる業種というか、倉庫もそうなんでしょうけれども、あると思うんですね。そういうところも今後しっかりと見ていただいて、用途地域の変更には参考にしていただきたいと思うんですけれども、そういう点の、要するに今までの流れとしては割と工業系に力を入れてきた点があると思うんですね。その前の時代というのは、逆に工場は汚い、臭いから出ていけというような、そういう市民運動が大分起こって、市がそういう方々のためにそういう政策なりとって行ってきたと。しかし、やはり経済の発展というのは物づくりが基本だと私は思うんですけどね。そういう流れの中で、特定用途地域を指定して、そういう経済効果を三鷹市内にもたらしたという点では、大変評価していたんですけれども、今後そういうことも踏まえて、一歩先に行っていろいろな企業があるわけですから、そういう企業がやはり大変プラスになっている企業がある。ただ、そういうところを出さないようなための用途地域の変更というのも必要だと思いますので、その点についての考え方というかな、ほかの職種というか、そういう点についてお考えをお聞きしておきたいと思います。
 それと商業、商工業の発展なんですけども、条件の緩和は難しいのはわかります。わかるけど、そこを検討してくれないとね、やはりあれなんですよ。確かに緩和するのは難しいのはわかります。でも、少しでもいい方向に考えていただきたいと思うんですよ。考えれば、何らかの知恵が出ると思うんですよ。これ、つくってから変わってないわけですよね。条例だからすぐ変えるわけにはいかないんだけれども、だけどやはり内容的にもう少し精査して変える部分はあるのではないかなと思うんですよ。ですから、緩和するのは難しいではなくて、商工会なりそういう企業関係の話も聞きながら、そういう点についての条例の一部変更でもいいんです。または何ですか、あれは。固定資産税等々の減免の期間の延長とかいろいろあると思うんですよ、まだやることは。そういう部分での、何か条例があって、そうした要綱をつくった場合には、要綱で変える部分はあるのかなと思うんですけど、そういう点についてのお考えはないのかどうか、お聞きをしておきたいと思っております。
 それとあと、国からの支援とか補助金の申請云々のことなんだけれども、これはどういう形でやられているか詳しくはわからないんですけれども、例えば商工会なり企業なりとのメーリングリストでやっているということなんでしょうかね。それでこれ、メーリングリストはいいんだけど、見るとやはり国には、ことしのでもいろんなものが、これ、経産省ですか、出ていると思うんですよね。特にIT関係でもいいし、イノベーションの担い手の云々ということでもいろいろ出ていると思うんですよ。ですからそういう中で、SOHOなんかも関係するのかもしれないけれども、いろんな補助金の制度が国にはあると思うんですよ。ですから、そういうのは私は商工会なり、または企業と連携協力しながら、こういうのがある、ああいうのがあるということで、お互いに切磋琢磨するというか、考えながらやっていけば、もう少し何か国の予算がとれたのではないかと思います。そしてまた、この衆議院の選挙区では、某代議士も、名前言っちゃいけないかもしれないんだけど、某代議士がいるわけだから、そういうのも活用しながら、やはりそういう部分の補助金なりを十分しっかりと取ることは必要かなと思うんで、そういう意味では、しっかりと紹介なり連携しながら、そういう補助金の制度、種類、そういうのをしっかりと精査しながらやっていくべきではないかなと思うんですが、その点の考え方というか、今までどういうふうにやってきたのかということも含めてお聞きをしておきたいと思っております。
 あとLED化はわかりました。現在のを新しいLEDにした場合には7,550万円だと。ただ、やはり10年間のリースと買った場合のって比較検討してないということでしたよね。でもこれ、比較検討してないで、何でこれに決めちゃったのかなという、私なんかはちょっと疑問があるんですけど。やっぱりしっかりと比較検討してやらないと、管理費の問題とかあるわけですから。確かに僕もちょっと買った場合に心配しているのは、欠点もやっぱり幾つかあるから、この欠点があって、5年後にだめになる。要するに、電力の問題とか、直流だから云々等いろいろ書いてあるけれども、そういうことが発生した場合に、確かに買った場合には10年もつといって買ったけど、5年でパーになったということもあるけれども、でもやっぱり現在ではこれがいいということでなっているわけだから、やっぱりしっかりと金額面でも試算をして、リースにして10年間借りた場合、そして買った場合、やはりしっかりとすべきだと思うんですけど、それを何でしなかったのか、ちょっと再度そこだけ聞いておきたいと思います。
 あと公共交通についてですけれども、これはわかります。その先に事業者がいるわけだから難しいのはわかります。ただ、これは二期の見直し計画がここでほぼ確定したわけでしょうから、私が期待しているのは三期の見直し。三期の見直しについては、これ、現在は45分に1本。前は約60分から70分に1本あったけど、今度45分に1本になって、今度場合によっては西部ルートから一緒に合併して2台になったと。それでそこに1台を加えれば3台になるんだから、そうしたら45分が30分になるかもしれませんよね。そういう部分での第三期の見直しを期待するといいましょうかね、それに期待をしておきたいと思いますので、よろしく今後とも検討を引き続きお願いしたいと思っております。これについては結構です。


◯市長(清原慶子さん)  私から、再質問の1点だけ答弁をさせていただきます。都市型産業誘致条例の中身について、もう少し使いやすい条例にという趣旨からの再質問をいただきました。私たちが重視しておりますのは、今本当に社会保障に関する歳出が多いですね。民生費が約50%になっているわけです。三鷹市でセーフティーネット、社会保障を一生懸命やるとなると、やはり自主的財源、税収というのをきちっと考えていかなければいけません。したがいまして、都市型産業誘致条例は、そうした意味で1つには産業が必ず残り続ける三鷹市であるということ。その中には、雇用がしっかりと確保されるということを要件としてまいりました。したがいまして、都市型産業という定義は尊重しつつ、雇用ということをきちんと確保する、そこを大変きめ細かく選考委員の皆様にも見ていただいてきましたし、申請していただく企業も、そうしたところをすごく重視して、三鷹市では雇用をふやしたいんだということで、雇用の部分についても御協力をいただいてきた経過があります。したがって、そのところは重視しつつも、ほかで対象の要件を少し、例えば面積であるとかということで緩和することによって、例えば市内の事業者が拡充をしていただくインセンティブが高まるとか、そういうことは日々田口部長初め相談に乗っている職員は痛いほど了解しているわけです。
 したがいまして、単なる緩和とかそういうことではなくて、実質的に有意義な方向性につきましては鋭意検討をしていきたいと思っています。時限つきの条例でございますので、当初策定するときと、また条件等が変わってきていますし、また私たちも思い切って当該年度、日本無線さんの南側の敷地を購入することによって、少しでも地域の産業支援をと決心したわけでございますから、そうしたことを総合的に勘案しながら、御趣旨であります都市型産業が残り続けるということに意を用いたいと考えております。
 私からは以上です。


◯副市長(内田 治君)  私からは2つ目の質問、3つ目になりますかね、国のいろいろな支援メニュー等々があるはずだと。どういう検討をしてきていて、またどういうふうに対応しているのかと、こういう御趣旨の質問であります。委員御指摘のとおり、やはりアンテナを張ってさまざまな施策の展開については常に目を光らせて、耳を研ぎ澄ます必要というのはあると思います。そのためにも、もちろん公表される段階で、例えば国ですと概算要求の時点で、各省庁のホームページに情報が出たりするわけですけれども、そういった時期を待たずに、日常的に国や東京都に対して三鷹市の実情を、よく言うのは近況報告というような形で、今、市はこういうことをやっています、こういう悩みがありますみたいなことを、こちらのほうから直接出向いていろいろなことをお伝えをして、そこで国や東京都の担当者とも議論をしたり、意見交換をする中で、国や東京都が考えている直近の動向を把握するとともに、事業者の皆さんや、もちろん市長が市長会を初め、先端の情報を常に得ていますから、そういったところをぐるりと見渡して、決して、ああ、それは聞いてなかったなというようなことがないように、ぜひぜひこちらの取り組みがより一層幅広く展開できるように、これからも情報網張りめぐらせて取り組んでまいりたいと、このように思います。
 私からは以上です。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  私のほうからは、用途地域の再質問にお答えいたします。用途地域の見直しの考え方ということでございますが、もちろん委員さんおっしゃったように、商業、工業、そういった活性化に向けて土地を有効に活用するということはもちろんです。また、良好な住環境を保全、創出するという、そういった大きな役割があるというふうに考えております。いろいろ地域によって課題がありますが、例えば幹線道路の沿道沿い、そういったところが指定の仕方によっては有効に活用できないというような課題も例示しております。今後そういったところ、周辺環境にもいろいろ配慮しながら進めていかなくてはいけないということで、慎重に進める必要がありますが、そういったところを整理しながら、より良好な環境ができるように進めていきたいと考えております。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  LEDについて再質問を受けましたけれども、当初単独というか、全部を一遍に買うのか、リースかということで、単価の比較ということですけれども、実際に細かいところはしておりませんけれども、ざっとした見積もりの関係では、ほぼ大体同じようなものというような試算でございました。その中で、リースにしますとメンテナンスについてはリース会社のほうでやると。あと、財政的に購入となると、それを一括で払わなければいけないですけれども、リースの場合はそれが分割といいますか、分かれていきますので、そういう面を総合的に考慮してリースという形をとりました。
 以上です。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。物づくりについて聞きたいんですが、市長はよく国のいろいろな審議会等やっておりますし、また国の情報にはたけていると思うんですけれども、そういう中で、国のいろいろな補助金というのが先ほど副市長より説明のあったことで出てくるんですよね。そうした中で、やはりそれをいかにアンテナを張って早く情報をつかむか。そして、早くそれをいかにうまく申請するかということも私は必要だと思うんですね。その点についてちょっと聞きたいんですけれども、どのくらい平成28年度については申請をしたというか、する、まだ少しあるんだからするのかということになるのかもしれないけど、どのくらい申請したのか、またはするのか。そして、どのくらいの確率でそれが承認されたというか、その予算というか、取れるのか。どの程度の確率なのかという、その点についてお聞きをしておきたいと思います。
 あと、LEDについてはわかりました。これってLEDというのは、よくわからないんだけど、欠点もまだ解決されていない部分もあるんだけれども、自宅の中のLED化とは違ってそれほど問題ないと思うんだけど、まちづくりとか道路づくりについてのマイナス面って出てこないのかなというものがあるんだけど、そういうところってどうなんですかね。僕はちょっと今思っただけで、ないと思うならいいんですけど、家の中のLEDはいろいろな問題があるんで、ちょっとそういう点は、道路とかまちづくりの面では何か影響はあるのかなという思いがあるので、その点わかりましたらお聞きしたいということです。
 それと、用途地域についてはわかりました。一番僕心配しているのは、現在一生懸命やっているところで幾つかたくさんありますね、市内には。それで、特に倉庫なんか持っているところ、それは建てかえはもうできないんですよね。できないから、既得権を守りながらそこを少しずつ直しながら使っている状況です。ですから、そういうところに対しても、やっぱり何らかの支援をしてもらえば、それなりの税収にも効果があるわけだから、そういう点で何かそういう部分のことも考えながら、今後やっていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思っています。これは答弁要りません。


◯委員長(伊東光則君)  国の補助金は歳入になりますので、よろしくお願いします。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  LEDのマイナス面ということで御質問ですけれども、私どものほうでは、今のところ道路に使って極端なマイナス面はないのではないかと。ただ、幹線道路のときに、LEDはどちらかというと直進性が強いので、LED間の間あたりが若干暗くなるのかなというのは思っておりますけれども、逆に畑等のところで今まで公害の関係で、植物といいますか、生産物に対して光が当たってというような問題は多々発生したんですけれども、LEDですと直進性が高いので、逆に畑のほうに行かないので、そういう点ではメリットかなというふうに考えているところでございます。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。それでは、物づくりについてはそういうことで、ここでは聞けないと。済みません、失礼いたしました。
 あと、誘致条例ですけど、誘致条例は市長答弁して、緩和できない、まだ撤廃無理なんですかね。期限の延長とか、何かいろんなそういうことはできそうな気もするんだけど、そういう部分での検討は今後やっぱりしていただけないのかなという思いがあるんですけれども、そういうことで答弁ができたら1分以内でお願いしたいと思います。


◯市長(清原慶子さん)  先ほどの説得力がなくて申しわけありません。先ほどの答弁は、前向きに委員さんの問題意識を共有しつつ、その使い勝手のいい条例というのは誰にとって使い勝手がいいかというと、外から来てくださる企業は一定の大企業で、雇用をしっかりとしていただくところ。市内事業者が拡充されるときには、やはり外から来る大企業と同じ条件でいいのかというところはやや気にしております。それから、市内の土地の事情も勘案しながら、広さだけで考えるということだけではない、一定の現実的な見直しというか、充実の方向性を誠心誠意検討したいと考えております。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。


◯委員長(伊東光則君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了します。
 次に、公明党。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず予算書の211ページ、事項3.健康ガイド作成関係費についてお伺いいたします。各種検診や健康診査、市内の医療機関などを紹介している健康ガイドみたかを市内の全世帯に配布されておりますが、リサイクルカレンダーのように自宅に張るなどは難しい形のように思います。しまい忘れなどもあると考えます。現状の様式と並行して、スマートフォン等で閲覧できるようにすることが有効だと考えますが、御所見をお伺いいたします。
 次に、予算書213ページ、事項7.災害時医薬品備蓄管理関係費についてお伺いいたします。さきの質問委員さんの御答弁で、今回は救急箱の中身の入れかえということだったんですけれども、今回、これを廃棄されるということでしょうか。この廃棄される量はどのぐらいになるのか、お伺いしたいと思います。なるべく廃棄しなくて済むための工夫、取り組みについてお伺いいたします。
 次に、予算書215ページ、事項8.出産・子育て応援事業についてお伺いいたします。こちらは私も6月の一般質問、産前産後のケア体制の拡充ということで一般質問させていただいたんですけれども、さきの質問委員さんの市長の御答弁を伺って、本当にこれから出産されるお母様たちのことを考えるとうれしく、期待が膨らんでおります。よろしくお願いいたします。今回は、その中の育児パッケージのこども商品券のことについてお伺いしたいと思います。今回、何かを購入される商品券なのか、ちょっとどうかわからないんですけれども、商品券の使い道ということで、何かを購入されるだけじゃなくて、例えばファミリー・サポートの利用とか、また産後、母乳育児で悩まれるお母さん非常に多いので、母乳相談。例えば、新生児訪問以外で助産師さんがされている有償のサービスとかもあると思うんですけれども、そういうことも含めて使えるというのはすごく有効ではないかと考えているんですが、どのような協議があったのかお伺いいたします。
 続きまして、217ページの事項17.妊婦・乳幼児歯科保健事業費についてお伺いいたします。現在、妊婦を対象に、妊娠中に1回、歯科健診を実施し、受診票は母と子の保健バッグに封入されておりますが、実施に関しては、平成26年度34.6%とありました。また、平成26年度妊婦歯科健診において、受診者573人中腐食が298人、52%、軽度歯周病204人、35.6%、重度歯周病43人、7.5%となっておりました。妊娠中はホルモンバランスが崩れることから、口腔内のpHが低下し、腐食になりやすかったり、歯肉が膨張して歯周病になりやすいと言われております。つわりによる口腔ケアのしづらさもあるので、妊娠初期の口腔ケア指導、また安定期に入ってからの歯科治療とさらなるケアが必要と考えますが、妊娠中2回の歯科健診の必要性、実施のお考えをお伺いいたします。
 また、愛歯のつどい(50周年事業)の開催についてお伺いいたします。今回は共催をされておりますが、共催の基準はどういうことがあるのでしょうか。お伺いしたいと思います。
 続きまして、217ページ、事項18.成人歯科保健事業費についてお伺いいたします。現在、40歳以上の三鷹市民を対象に、40歳から70歳まで5歳刻みの方、またそれ以外の年齢の方は要申し込みという形で実施されております。過去3年間、18%前後の受診率で推移しています。また平成26年度、成人歯科健診において最低年齢受診者である40歳を対象に、歯周病と診断された件数は、軽度歯周病を146人で41%、重度歯周病は29人で8%とありました。歯周病罹患者の低年齢化により、40歳以下に対しても歯科健診を行う必要性があると思いますが、御所見をお伺いいたします。
 続きまして、予算書219ページ、事項24.がん検診関係費、事項25.新たなステージに入ったがん検診の総合支援事業費についてお伺いいたします。平成26年度より各種がん検診が拡充され、一部有償で進められたがん検診のこの2年間の成果ですが、乳がん検診が平成25年度3,831人、平成26年度4,632人、平成27年度3,962人となっております。また、子宮頸がん・子宮体がんが平成25年度5,257人、平成26年度5,981人、平成27年度4,775人となっておりますが、この推移をどのように捉えておりますでしょうか。それを踏まえた平成28年度のそれぞれの受診者数では、乳がんに対してはあわせて前年度比増の4,295人、子宮頸がん・子宮体がんは前年比減の4,379人としたのはどういう分析背景からでしょうか。お伺いいたします。また、乳がん・子宮頸がん検診の無料クーポン券による検診継続については、国の動向に左右されてしまうかと思いますが、効果的であると判断があったと思います。継続の可能性について御所見をお伺いいたします。
 次に、予算書221ページ、事項2.乳幼児等予防接種事業費についてお伺いいたします。定期予防接種は生まれてから何年かにわたって受けなければなりません。一定の間隔をあけて複数回接種しなければならないものが多く、接種をしそびれてしまう方も少なくないと思います。予防接種は多岐にわたると思いますが、接種状況をお伺いしたいと思います。
 次に、予算書223ページ、事項3.肺炎球菌ワクチン接種についてお伺いいたします。肺炎球菌ワクチンの接種ですが、今月が年度末で、ホームページや三鷹市の広報等に3月31日までに接種するよう周知がされておりますが、なかなかホームページや広報では高齢者の目にとまりづらいのではないかと考えます。積極的なはがき等の再勧奨が、やはり有効なのではないかと考えておりますが、御所見をお伺いいたします。
 続きまして、医療保健政策分野別包括補助事業についてお伺いいたします。東京都の分野別包括補助事業を利用した医療保健政策のがん検診制度管理向上事業や災害医療計画策定支援事業、在宅療養環境整備支援事業、飼い主のいない猫対策等で新たな取り組みをされる予定がありますでしょうか。
 続きまして、土木費についてお伺いいたします。予算書、ページ255、事項4.交通安全施設維持管理費についてお伺いいたします。調布保谷線ですが、拡幅された分、信号が早く変わってしまい、子どもが渡り切れないというお声がありました。東京都の北多摩南部建設事務所にも申し入れに行ってきましたが、今後、連雀通りも拡幅される予定があります。安全面の調査はどのようにされているのか、お伺いいたします。
 次に、予算書271ページ、事項9.公園ボランティア事業費についてお伺いいたします。公園の木が繁茂した木になると、落ち葉の清掃が大変な状況がございます。公園ボランティアでなくても御近所の方が好意で清掃されたりしている公園もあります。しかし、高齢化や、また働く世帯がふえ、担い手がいなく、困っている地域があります。公園ボランティアは、ホームページによると32団体の登録がございますが、実態に即した調査はされているのでしょうか。
 最後に、予算書、ページ271、公園と児童遊園の維持管理費についてお伺いいたします。今、非常にボールの使える公園が少なくて、たくさんのお母さんから、ボールの使える公園をつくってほしいという要望をいただいております。なかなか難しい現状ではあると思いますが、例えば公園を時間で割って、午前中は幼児、何時からかはボールが使えるとか、そういう割り振りを、ネットを張って使えるようにするとか、そういうものを各学園区に1個つくるような考えはどうかと思っておりますが、市としての御所見をお伺いしたいと思います。
 以上で質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  たくさん御質問いただきましたので、順番に答えてまいります。
 まず、健康ガイドみたかについて御質問いただいています。現行のサイズ、ちょっと張りづらいのではないか、スマートフォンにできないかみたいな御意見をいただきました。今、確かに私ども毎年の年度当初に配布しておりますけれども、一応現場としては好評いただいているという認識で周知をお願いしているところですので、そういった御意見あるということも踏まえて、今後も検討していきたいと思っております。
 それから、続きまして災害時の医薬品の備蓄管理事業につきまして、廃棄の部分ですね。これにつきましては、特に有効期限のある医薬品について、こちらのほうが2年ということで入れかえをしているというのが実態でございまして、これはこういった場で何回か御質問をいただいているんですが、なかなか有効利用というのが、医薬品ということなのでなかなか難しいということなので、今後もなるべく効率的に交換は進めていきたいと思っております。
 それから、続きまして出産・子育て応援事業のこども商品券の使い道といいますか、使える先について、ファミリー・サポートですとか母乳関係の相談、そういったサービス系に使えないかというところの御提案なんですけれども、これは今こちらで想定している商品券、そういった事業者の皆さんが商品券の加盟店になっていただくことになれば、当然お使いいただくようなことになります。特に三鷹でこれを今回初めて導入するものですから、ぜひ市内のこういった事業者の方も含めて、積極的にPRしていきたいと思っております。
 続きまして、妊婦歯科健診に関して、今、従来1回なんですけれども、2回の必要性はないだろうかという御質問をいただいています。これ、従来から歯科医師会の方にもそういった提案も一部いただいているんですけれども、なかなか妊婦さん、こういった歯科健診を受けられる時期が限られているということで、なかなか2回受けられないんじゃないかというところも含めて御意見をいただいているというのも実態でございます。先ほど委員言われたように、1回の今の現在の受診率もまだまだ向上の余地もあるので、今の受診率を上げていくのがまず大事かなというふうに現場では認識しております。
 それから、愛歯のつどいの共催の基準ということで御質問いただきましたけれども、これはちょっと御説明足りてないかもしれないんですが、従来からこれは共催事業ということで行っておりますので、特に今回、何か新たな基準で共催ということではございません。従来からの共催になっております。
 それから、成人歯科健診、40歳以下、若い方への取り組みについてもどうだろうかという御提案ですけれども、こちらのほう、今後も歯科医師会の先生方からも専門的な見地を踏まえて御相談をさせていただきながら、検討を含めてしていきたいと思っております。
 それから、がん検診に関して、ここのところでの平成25年度、平成26年度の実績推移はいかがかということなんですけれども、特に平成25年度につきましては、平成21年度から平成25年度までは5年間の節目の方への無料クーポンの送付ということを行っておりまして、平成26年度につきましては、そちらの今度平成21年度から平成24年度までの未受診の方に再度クーポンを送るという、こういった取り組みを行った年度になっておりますので、それに伴いまして、かなり量の多いクーポンを、人によっては2回無料クーポンを送らせていただくというようなことを行わせていただいたということで、一定の皆さんへの効果があったものと思います。
 続きまして、今ちょっと出ましたけれども、国の無料クーポン事業、今後の継続についてというところの御質問をいただきました。先ほど言いましたとおり、平成21年度から平成25年度まで、5歳刻みの方に無料クーポンを送らせていただきまして、その後平成26年度、平成27年度にかけまして、送った方の未受診者へ再度クーポンを送ったというところまで送らせていただきまして、平成28年度以降につきましては、当初の子宮がんですと20歳、それから乳がんの方ですと40歳の該当年齢の方に送るクーポン事業を継続ということで、今国の事業継続を三鷹としても想定しております。
 続きまして、乳幼児の予防接種事業でございますけれども、当該年度の接種状況はどうだということでの御質問ですけれども、平成26年度に水痘の予防接種が新たに定期接種化されたということで、さらにお母さん方には負担がふえることにはなると思うんですけれども、ふえておりますけれども、それぞれ特に大きくそう変化することなく推移しているというふうに見込んでおりますが、一部そういった定期接種化とか、そういった制度の変更に伴う対象者の変更もございますので、そういったところにきめ細かく対応していきたいと思っております。
 私から最後になりますが、高齢者の肺炎球菌ワクチンの周知につきまして御質問いただいております。はがきの再勧奨ということでいかがかということで伺っておりますけれども、これにつきましては、当初定期接種化の際には間違って接種をされてしまうおそれがあるということで、ちょっと勧奨も控えていたんですけれども、医師会の専門的な先生からの御助言もいただきまして、対象者の方に注意喚起をしながらはがきによる勧奨を行っているところです。今年度におきましても、年度当初の4月に対象者約8,000名の方に勧奨を行っておりますけれども、今のところちょっと再勧奨というところまでは予定しておりません。かなり予算のときに比べて多くの方に接種していただいているのは間違いないところなので、一定の周知に努める中で、多くの方に接種はしていただいているという認識でおります。
 私からは以上です。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  調布保谷線の安全面の調査について御質問いただきました。私どもで子どもが渡り切れないなどの直接の調査は行っておりませんが、私どものほうでできる交通安全対策、例えばカーブミラーの設置だとか、そういったことは行ってまいりますし、信号機の時間などについては交通管理者の範疇になりますので、そういったお声は伝えてまいりたいというふうに考えております。いずれにしましても、まだ調布保谷線につきましては、延長1,220メートルについて工事中で暫定開放という部分もございますので、よりよい道路になるように東京都と連携をしながら進めてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯緑と公園課長(田中元次君)  公園について2点御質問をいただきました。まず公園ボランティアの関係でございまして、公園にたくさん樹木がございますので落ち葉が落ちて、清掃のほうが大変だということで、ボランティアの方には非常に御協力をいただいております。そうした中で、第一義的には公園の落ち葉が落ちないように、何年かに一度は樹木の剪定をしっかりとさせていただくというようなことで、公園ボランティアの皆さんへの情報提供とか、市とボランティアの皆さんの意見交換やボランティア間の意見交換の場といたしまして、ボランティア連絡会なども開催して、こうしたところで御意見などをお伺いしているところでございます。また、通常の清掃用具の配付ですとか、清掃した枯れ葉の回収などの御連絡もいただきますので、そうしたときには市の担当者が現場に出向きまして、そうした方のお声がけをして、無理のないような清掃活動をしていただくようなことでお声かけをさせていただいているところでございます。今後とも、市民の皆さんの近いところでお声をできるだけ聞けるように努めてまいりたいと思っております。
 また、最近実際ボランティアの方、高齢化しておりますけれども、ことしの例でいいますと、小学校のPTAのお母さん方にちょっとお願いをして、1年ボランティアになっていただいたりというような事例もございますので、引き続きそういったことも努力してまいりたいというふうに考えているところでございます。
 2点目の、ボール遊びができる公園についてなんですけれども、三鷹市立の公園では、残念ながら本格的な球技については御遠慮をいただいているという現状がございます。しかし、幼児の方が親御さんとやわらかいボールでボール遊びをしたりというようなところについては容認をしているところでございます。最近新聞報道等でもございましたけれども、他の事例で、木曜と土曜の2日間の2時間に限って、プレーリーダーを置いて、そこでもやはり球技というレベルではなくて、やはりボール遊びというレベルだそうですけれども、実際には教育委員会のほうの依頼で、公園が場所を提供して行っている事例があるというようなことも聞いておりますので、市といたしましても、庁内のスポーツを所管している部署と連携をいたしまして、ほかの自治体の事例などを研究して検討のほうをしてまいりたいと思っています。実際に三鷹市でも、今年度中原スポーツ児童遊園などの開園もしておりますし、今年度改定をしております第4次基本計画のほうでも、実際に多様で特色のある公園の整備ということで、公園利用のニーズが多様化しておりますので、農業体験やスポーツなどができる公園等についても検討してまいりたいということで、今後も検討を深めてまいりたいというふうに考えています。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  たくさんの質問に御答弁ありがとうございました。幾つか再質問をさせていただきます。災害時医薬品の備蓄管理関係費のところなんですけれども、平成29年度は三鷹中央防災公園・元気創造プラザがオープンされますけれども、災害時や日常での医療サービス向上のために、連携を迅速にするためにも、また医薬品を確実に確保するためにも場所が必要だと考えますが、場所の協議はどのように進められているのか、お伺いをしたいと思います。
 それと、がん検診のことなんですけれども、医師会や歯科医師会が独自事業として行われている検診があると思いますが、当然医学的に効果があるということで行われていると思います。国の制度となる前に、市としての取り組みとして優先的に進めるのは難しいのかどうかお伺いしたいと思います。また、がんの受診率向上のために、職域におけるがん検診率の向上を企業と連携して推進していく取り組みも重要だと考えますが、平成28年度の取り組みがありましたら、教えていただきたいと思います。
 それと、乳幼児等予防接種事業費なんですけれども、本当に保護者の方は、予防接種の管理をするのが本当に大変だと思っております。先ほどの市長の答弁で、スマートフォンの利用のことにちょっと触れてくださっていたんですけれども、私も非常にこのスマートフォンの管理、有効だと考えております。このスマートフォンの利用なんですけれども、赤ちゃんの生年月日を入力すると、自動的に予防接種のスケジュールを作成して、そのスケジュールがメールで配信されてきたりとか、またどこの医療機関で受けられるのかということが検索もできる、そういったことをやっている自治体もあるということですので、本当にこれが導入されたら、お母さんどれだけ助かるかなと考えておりますので、ぜひ御検討いただけたらと思っております。これは要望です。
 それと、肺炎球菌ワクチンの積極的勧奨なんですけれども、今のところは予定がないということなんですが、医師会からの御協力があれば取り入れていただける方向性があるのかどうか、最後にお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  再質問、答弁させていただきます。
 まずこれ、保健センター移転後の新しい防災公園の中での災害時の医薬品の対応する場所ということで御質問いただいたと思うんですけれども、基本的に災害時になりますと、通常の元気創造プラザの中、2階の保健センターも災害時の医療の本部という形で機能転換するというふうになっておりますけれども、医薬品のほうにつきましても、4階のほうの生涯学習センターのスペースの一部を使って、そういった仕分けとか集約するようなスペースは確保するというような形で聞いておりますので、そういった対応になろうかと思っております。
 次にがん検診、医師会のほうでの独自事業に関する取り組みについてのお問い合わせですけれども、今現在、医師会のほうで前立腺がん検診、また歯科医師会のほうで口腔がん検診といった独自の検診の取り組みをされているのは私どもも重々承知しておりまして、以前には一部補助、助成をしていた時期もございましたけれども、そういった事業を行っているのは承知しております。またその辺につきましては、今後もそれぞれの医師会のほうともいろいろあり方検討委員会等の協議の中で、やり方についても、進め方についても協議を続けてまいります。
 続きまして、がん検診の受診率向上の取り組みの関係で、企業のほうでやられている検診なんかの連携は何か考えているのかという問い合わせですけれども、こちらのほう、今現在平成28年度でこういったことを具体的に何か取り組みを検討しているものはないんですけれども、受診率向上の中で、どうしてもこちらの市の検診を受けていただけない方の把握の中で、常に御自身がそういった形でいろいろな手段で御自身の費用で受けられている部分について、確かにこちらで把握できない部分ございますので、それに関しては引き続き何かそれについての情報を得るような、また連携をとれるようなことは、今後も検討を続けてまいりたいと思います。
 それから最後、高齢者の肺炎球菌ワクチンの再勧奨につきまして、医師会との協議の中で実現、さらに再勧奨できないかというところですけれども、この辺、当然予算の伴う事業にもなりますので、その範囲内でまた医師会の先生方からも御助言等もいただきながら、また実態も把握しながら検討していきたいと思っております。
 私からは以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  いろいろありがとうございました。本当に市民の健康を守るため、さまざまなことをやっていただいてありがたいと思っております。これからもいろいろとまた検討していただいて、さらに拡充していけるようによろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(粕谷 稔君)  では私、本日最後になります。よろしくお願いいたします。最初に衛生費からお伺いいたします。先ほど午前中の質問にもございましたが、予算書231ページ、事項2.リサイクルカレンダー関係費でございます。施政方針でいうと108ページの2番目になります。スマートフォンアプリを活用したリサイクルカレンダーの導入ということで、現状今までも市民の方がつくっていただいておりましたゴミナシ、5374.jpという、これは比較的全国的にさまざまなボランティア団体、環境に意識ある方々がつくって、その地域で活用されているという実情があると認識をしているんですが、これの立て分けという位置づけなのか、またどのようなアプリ、3カ月開発にかかるという御答弁ありましたが、どういったものになるのか、ちょっとお伺いをしたいと思います。
 続きまして、農林費、239ページ、事項2.農林振興支援事業費でございます。三鷹市優良農地育成事業補助金が、かつて平成23年ですか、削減されて、増額の要望もあると思うんですが、募集も5月で締められて、期間の拡充を求められているという声も入っているかと思います。継続的な農業経営を支えて、生鮮野菜等の農産物を市民に供給するためにも、申請方法や面積要件、保存協定期間の緩和などを進めるべきと考えますが、この点御所見を伺いたいと思います。
 もう1点、市民との触れ合いの場を積極的に設ける機会の施策として、体験農園の開設準備金等の支援や、利用者へのサービス向上への取り組みはどのように検討されていますでしょうか。
 そしてもう1点、温暖化が進む中、今市内の農業者の方が一生懸命頑張っていただいていると思うんですが、農産物の被害がこうした温暖化によって毎年ひどくなっているように思えるときがございます。自然災害による農産物への被害に対する支援制度という部分、当該年度、どのように議論をされていくおつもりなのか、御所見があればお伺いしたいと思います。
 続きまして商工費、243ページ、事項2.商店街助成事業費でございます。新・元気を出せ商店街事業補助のイベント事業や活性化事業は、地域商店街の活性化を図る商店街の振興事業ですが、ちょっと認識では、商店街で3分の1の費用を用意しなければならない事業なのかなと思うんですが、こうしたイベント等、内容にもよりますが、なかなか用意ができないようなこともあるのではないかなというふうに考えられるんですが、大きなイベントになればなるほど、こうした課題があるかと思います。例えば、すばらしい企画をやりたくても、人が宛てがわれても費用的に困難な場合があるかと思うんですが、新たな市の支援として難しいものなのでしょうか。また、都や市の補助金が出るまで、立てかえとかされているようなケースがあるのかないのか、お伺いをしたいと思います。
 次に土木費、259ページ、事項2.街路灯整備事業費でございます。先ほど来、街路灯のLED化に向けて御質問が続いておりますが、平成28年度の街路灯LED化に向けた協議の中で、1万821灯については、設置場所が全て計画できたのかなというように思うんですが、既存の街灯との取りかえが主体だと思います。例えば、市民の要望のあったところからLED化の取り組みがされると思いますが、どのような基準で考えられたのか、お伺いをしたいと思います。
 そして、この新たなLEDを設置した1万821灯以外に要望があった場所、そうした箇所では、リースではなくて市として設置することになるのでしょうか。このLEDの街路灯のメンテナンスを依頼する場合の窓口は今までと同じように、都市整備部の整備係にお願いすればよろしいのか、その辺ちょっと伺いたいと思います。
 次に261ページ、事項10.幼児二人同時乗用自転車レンタル関係費です。三鷹市が本当にいち早く子育て支援の一環として、この幼児二人同時乗車自転車レンタルをしていただいたという事業でございますが、現状、1名の方がこの事業を利用されているというふうに伺います。その他の幼児二人同時乗用自転車は、中原の三鷹市自転車保管場所に並べてあると認識するんですが、この事業が時限事業だというふうに思うんですが、廃止後、この自転車の処分という部分はどうなっていくのか、お伺いしたいと思います。
 次に263ページ、事項15.サイクルシェア事業費です。実施駐輪場がさくら通り第2駐輪場というふうに伺っているんですが、現状の契約は満車状態かと思います。専用スペースの確保というのはどのようになるのかお伺いしたいと思います。それから、駅前コミュニティ・センターの自転車駐輪場との位置関係、こうしたことにもちょっと影響出てくるのかなというように思うので、その点も伺いたいと思います。昼間自転車が出払った後、レンタルとシェアをスタートした状況で、駐輪場の空きスペースはどのように活用されるんでしょうか。1日あけて置くのではなくて、時間限定の一時利用の活用などが考えられるかと思うんですが、有効活用についてお伺いしたいと思います。
 あと、このサイクル事業におきまして、今車両の選定、自転車の購入、これからされるかと思うんですが、先日岡山県のほうに、ももちゃりというレンタサイクル事業の視察をしてきたんですが、車両選定に当たって、さまざまな普通のいわゆるママチャリとか、20インチ型のかごがついて、3段ギアがついたパステルカラーの非常におしゃれなサイクル、若い方が非常に乗りたいなと思うような車両が導入されておりました。せっかく若い方々、また市民の方々をサイクルシェア、導いていくという市の立場があるかと思います。こうした車両選定における考えについてもお伺いしたいと思います。
 次に265ページ、事項5.バリアフリーのまちづくり推進協議会関係費でございます。施政方針でいうと122ページの第1番目に当たるのかなと思うんですが、バリアフリーのまちづくりに向けた評価と今後の検討、こうした中でちょっとどのような議論があったのかお伺いしたいんですが、高齢化によるバリアフリー施策として、例えば市内には大沢の地域、また中原とか、坂が多いエリアがあろうかと思います。地域の高齢者の方々から、こうした急な坂があるところに、歩道に手すりがあったら助かるなというようなお声をいただく機会もございますし、ほかの自治体でもこうした坂の歩道に独自の手すりを設置するような自治体があるように思います。今、市のほうでもほかの事業とも関連しますが、ほっとベンチの設置を進めていただいているかと思うんですが、こうしたベンチがあって、手すりがあってということが、真の意味で高齢者が出かけやすい社会、また地域の環境になろうかと思います。大沢のエリア、新川のエリア、御要望が出ているかと思いますが、今後のこの協議の中でどのようにこうしたことを検討されるか、御所見を伺いたいと思います。
 次に267ページ、事項3.三鷹駅南口中央通り東地区市街地再開発事業費でございます。魅力あるまちづくりの観点からも、駅前エリアの渋滞防止、歩行者の安全確保のため、トラックなどの荷さばき場が本当にいち早く必要なのではないかなと考えます。設置の方向性についてお伺いしたいと思います。
 また、買い物しやすい場所に駐輪場、駐車場の確保をして、動線を確保する整備がまちの活性化につながるかと思いますが、この駅前の開発におけます駐輪場、駐車場の設置のお考え、市の立場という部分、わかればお伺いしたいと思います。
 次に267ページ、事項16.三鷹台駅前周辺地区整備関係費でございます。都市計画変更を進めるためのまちづくり推進地区整備方針を早くつくっていただきたいと思いますが、平成27年度で地権者、商店会、まちづくり協議会とのそれぞれの協議はどのようなものであったか、伺いたいと思います。
 それぞれのお店が個性的でよい店もふえていると思いますが、吉祥寺に来られた利用者を呼び込める面的なまちづくりも必要かと思います。ここに来れば全てがそろっている井の頭、牟礼の地域のコンパクトなまちづくりとして、モデル的に進められている環境もあると思いますが、こうした井の頭、牟礼エリアでのコンパクト化の考え方、御所見を伺いたいと思います。
 最後にプレーパークの事業でございます。273ページ、事項15.プレイパーク関係費、北野の遊び場広場、暫定開放事業の中で行われていたプレーパーク事業が形を変えて行われているかと思いますが、農業公園等の活用、定着させないとなかなか広がらないかなという側面もあるんですが、今後の拡充や周知の取り組みについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  リサイクルカレンダーのアプリの件で御質問がございました。今回導入を予定しておりますアプリにつきましては、汎用性がございます製品のアプリでございます。他市での実績等を踏まえた上で、保守管理等が行われるということを考え、導入に至った経過がございます。3カ月の導入期間においては、三鷹市内では10地区にごみの収集エリアが分かれておりますので、それぞれのカレンダーの割り振りですとか、ごみの種類、例えば靴、かばん、保冷剤はどのようなごみに分類されるかとか、そのようなものを例にとってわかるような説明を入れるので、若干の時間が必要になると思います。
 以上になります。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  優良農地の育成事業の補助金についての御質問がございました。以前は6月から受け付けを開始していた事業なんですが、これを5月から開始にしたわけでございます。ですから、5月が締め切りということではございません。今後もそれぞれ皆さんのニーズを把握をしながら、検討をしっかりと進めていきたいというふうに考えております。
 また、体験農園の準備資金につきましては、現在こういったものはございませんので、国や東京都のこれから計画等は出てまいりますので、そういったものを待ちながら、そこに出てきたときにしっかりと対応していたいというふうに考えております。
 次に、自然災害に対する農産物の対策ですね。特に今現在、平成28年度はそういった対策、特別な対策というのはないんですけれども、例えば平成26年2月の大雪のときには、国の施策がございました。そういったものがあるときもございます。そういった経験をしておりますので、私どももJAのほうでも、保険への加入というのを進めているところでございます。そういったことで、まず御自分で守っていただくということも必要なのではないかなというふうに考えているところでございます。
 それと、新・元気を出せ商店街事業の補助金の件ですが、3分の1を実は余裕で出している商店街って恐らくないんですね。これは各商店街いろいろ工夫を凝らしながら、3分の1の部分を参加負担金を集めてみたりとか、共催金を募ってみたりとか、そういった苦労をしながら3分の1を何とか集めていただいて、逆にその3分の1を集めることによって、3倍の事業効果が出るということで、これをお使いになっていただいている、そういうふうに私どもとしては認識をしておりますので、そういった3分の1がなかなか出せないよといったところはどんどん相談をしていただきながら、こういった方法であればいいんじゃないかというような、そういうふうな御助言もさせていただきたいというふうに思っております。
 また、街路灯の例えば新設ですとかそういった場合には、3分の1よりも商店会の負担が10分の1で済む制度であったりとか、9分の2で済む制度であったりというのが、こちらは準備をされておりますので、こちらを勧めているところでございます。
 以上です。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  街路灯のLED化について御質問をいただきました。取りかえの基準でございますけれども、それに際しましてはデザイン灯、あるいは新設設置後3年未満の既存LED灯は対象外として、その他のものについて取りかえるということでございます。今後の設置要望については、引き続き道路交通課のほうで窓口をさせていただきます。
 メンテナンスの窓口についても、同じ道路交通課の整備係のほうでやっています。
 以上でございます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  まず、幼児二人乗り自転車ですけれども、こちらについての処分につきましては、まだこれからどうするかということになるんですが、ただ処分するのでなく、幼児二人乗りをそのまま売るというわけではなく、多分パーツごとだったり、それでうまく使えるのであればそういう形で処分して、使えないところはそのまま廃棄すると、そういうやり方もあると思いますので、ちょっとそういうところを含めて検討していきたいと思っております。
 それとサイクルシェアのさくら通り第2駐輪場のところですけれども、こちらについては実際に今、200台一時利用されているところを、サイクルシェアのスペースという形で約120台確保してやる予定にしていますので、その部分につきましては、当初200台につきましては赤鳥居の駐輪場が建てかえのときに、一時利用として200台分を確保させてもらったという経緯があります。そういう意味では、現状の赤鳥居駐輪場のところのまだ使われていないスペースというのがありますので、そちらのほうにそういう市民の方を誘導して使っていただくというふうに考えていきたいと思っていますし、ほかの駐輪場でもうまく一時利用だったりとか、そういうところ、あいているところをうまく入っていただくという形で、もっと周知をしていく形でとっていきたいと思っております。
 それと、駅前コミュニティ・センターのところの位置関係で、実際には今回、サイクルシェアをやるところが近いんですが、現状も無料サービス券をお配りしまして、近くのすずかけ駐輪場だったりとか第1駐輪場、そういうところに入ったところに無料の駐車券を使ってとめた方は利用していただくということをとっていますので、引き続きそういうふうな制度を使って利用していただく形をとっていきたいと思っております。
 それとサイクルシェア、昼間の空きスペースというと、確かに朝と夕方というところで、自転車は昼間は多分少なくなるというところはあろうかと思います。今回社会実験、来年度やる予定ですので、そういうふうな状況を見ながら、いかにあきのスペースを利用できるのか、そういうところをちょっと検討していきたいと思います。現状、ちょっとまだそういうところではどういうふうにやっていくかというところは具体的には決まっていませんが、今のところはサイクルシェアのスペースということで確保して、今後検討していきたいと考えております。
 それと自転車の選定なんですが、こちらにつきましては去年の秋のミニ実験をやって、いろいろアンケートをとった結果の中で、普通のシティサイクルみたいなのがいいという御意見もありまして、今、委員おっしゃられたようにちょっとタイヤが太い、そういう自転車もあるんですが、いろいろと検討した結果、市としましては、通常シティサイクルで耐久性がすぐれていて、メンテナンス、これも部品の供給等の面もすぐれているというところで、実際に今、市としては既に自転車のほうはある程度決めていまして、こちらにつきましては、26インチ、ギアはないんですけれども、シングルでオートライトの自転車ということで、今市としては動いているところでございまして、色につきましてはライトシャインローズという紫っぽい、ピンクっぽい色の自転車ということで進めております。
 以上でございます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  私のほうから、バリアフリーのまちづくり基本構想の関係でお答えいたします。傾斜地におけるバリアフリー化の取り組みにつきましては、バリアフリーのまちづくりの基本構想の中でも取り組みとして位置づけをして、事業展開を図ってきたところでございます。高齢者、障がい者の方が外出しやすい環境づくりというのは非常に大切だということで、今委員のほうからもお話しありましたとおり、私どももほっとベンチに合わせて、急傾斜地につきましては公共施設が周辺にあるような道路、そういった道路を中心に、利用性の高いような道路にこれまで取り組んできたところでございます。具体的には井の頭、また中原等で手すりやなんかもつけていきながら、そういったことをバリアフリーのまちづくりの協議会の中でも評価を検証してきたところでございます。
 また、もう一つ御質問いただいています、三鷹台のまちづくりの取り組みについてお答えさせていただきます。三鷹台のまちづくり推進地区の整備方針につきましては、市は方針の大きな柱となる交通広場関係の計画を、1つは地権者の方と相談してきた経過がございます。また一方、まちづくり協議会の皆さんとは地区整備方針の策定に向けて、まず前段で駅前広場の道路の整備が平成30年度に整備されるということが今の取り組みの中でわかってきていますので、道路整備に関して、まちづくり協議会や商店街と平成27年度はお話を重ねてきたところでございます。柵をどういう形で設置したらいいのかとか、歩道の材料はどういった形がいいのかとか、危ないところはどういうところなのか、そういったことを話をしてきておりまして、これから地区整備方針を策定していく中で、いろいろな機会を捉えて地域の皆さんに、また御意見を聞きながら取り組みを進めていきたいというふうに考えています。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  私のほうからは、中央通り東地区の駐輪場、駐車場の考え方についてお答えします。まずこの再開発事業は、当該地の施設のためだけの事業ということではなく、先ほどもお答えしましたが、三鷹駅前、また市全体の活性化のために行う事業ということで展開を図っていくということでございます。この中で、駅前地区に必要な駐輪場、駐車場の確保を図るということを基本としております。特に荷さばき駐車場につきましては、この駅前周辺の商業活動にできるだけ寄与できるような形で施設内等を基本に考えておりますが、ルールづくり等もあわせて検討する必要があるというふうに考えております。また、駐輪場についても、通勤・通学者のこともございますが、買い物客の方がより商店に買い物ができるような位置関係とかそういったことも含めて検討を進めていきたいと考えております。


◯緑と公園課長(田中元次君)  プレーパークについて御質問をいただきました。現在、暫定が使えなくなってからは、農業公園ですとか丸池公園で行っております。残念ながら市内全域ということで言えば、西側にもあればいいのですけれども、場所の確保ができていない状況で、今2つの公園で行っているところです。今後につきましても、現在事業中であります東京外郭環状道路中央ジャンクション(仮称)ふたがけ上部空間を含む北野の里(仮称)の検討の中で、常設のプレーパークの設置についても市民の皆様と検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。周知についての取り組みでございますけれども、広報やホームページでお知らせするほか、現在は近隣の第一小学校、南浦小学校、中原小学校、東台小学校、北野小学校などに個別にビラのほうで御案内をして呼びかけをしているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(粕谷 稔君)  多岐にわたりまして御答弁大変な中、ありがとうございます。ちょっと再質問させていただければと思います。三鷹市優良農地育成事業補助金、多分結構使いたくてもすぐいっぱいになっちゃってという声をいただいていることもあると思いますので、柔軟に増額も含めて、これから非常に大事な分野でございますので、本当に軽々しくそういうことを言ってしまうのもどうかとは思うんですが、御検討いただければと思います。御答弁いただければと思います。
 それから、幼児二人同時乗りの自転車なんですが、パーツとかの活用とかという御答弁をいただきました。当時、レンタサイクルの事業として市長の英断で決めていただきまして、我々も要望して、当時はまだ自転車の単体が高かったという、今はもっとリーズナブルになっているという状況もあるかと思うんですが、何かうまい活用もできるのではないのかな、もったいないなという。今高架、高速の下ですかね、ずっとかなりの数が活躍した車両が並んでいるのがちょっと寂しい情景もありますので、また有効な活用を考えながら進めていただければと思います。
 サイクルシェアなんですが、26インチのシングルですかね。大事なのは、せっかくの事業ですので、今、サイクル事業への協力、ホームページでも呼びかけていただいているかと思いますし、やはり杏林大の学生の方々数多くこちらに来られるということで、やっぱり若い方が乗りたいな、参加したいなというふうに動機づけることが重要かと思います。ちょっと自転車の車両が見てないので何とも言えないんですけど。あと今後、景気が上向いてきたらということなんですけど、例えば岡山なんかはそうした部分、市の持ち出し分を抑えるために、広告の欄をつくって、大きなショッピングモールがあったんですが、そこが9割以上の広告を出していただいて、多少なりとも事業が賄えているというような工夫がございました。こうしたことも有効かというふうに思いますので、お考え、何かそうしたアイデア等何かあればお伺いをしたいと思います。
 それから、三鷹台のまちづくり、本当に大変な中かとは思うんですが、本当にこの三鷹台の周辺で全てができるというか、コンパクトにできるというまちづくりが重要かなというお声もいただいておりますので、特に防犯とか自転車の危険運転防止とかが課題かなというように思いますが、この点について御所見あればお伺いしたいと思います。
 プレーパークのほうは御答弁いただきまして、周知も大事だというように言いながら、片や拡充もしてほしいというか、どうしてもやっぱり西側の親御さんから、このプレーパークの事業というのはすごく共感をしている子育て世代の方がいらっしゃって、今までも北野のほうでなかなか車とめるところもないというような状況とか、今、丸池のほうですかね。丸池だと、今度は水の扱いが現場的に大変なのかなというように、ちょっと1回拝見して思った次第でございますので、何かまた西のほうで実験的にでも、修復が大変かとは思うんですけれども、多くの子育て世代の方が、こうした三鷹市が取り組んでいることにぜひ触れていただきたいという気持ちもありますので、西のほうでの開催という部分、もう1回再質問したいと思います。よろしくお願いいたします。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  優良農地の件で再質問がございました。年度によって、すぐいっぱいになってしまう年と、そうでない年というのが実はあります。そういうことから、農業者さんのニーズをしっかりと把握しながら、きちんと年度年度で対応していきたいというふうに考えています。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  サイクルシェアの有効活用ということで、広告等含めた再質問いただきました。自転車につきましては、委員さん見ていらっしゃらないというところではあるんですけれども、感じとしては私自身は若者向けというか、普通のものでいいのかなと思ってはいるんですが、ちょっとそれについてはいろいろとありますので、またちょっとそれは見ていただく形になるかと思うんですが。ただ、ミニ実験のときもそうだったんですが、かごの前に「ミニ実験中」という広告というか周知をしたために、逆にちょっと参加者の方からちょっとどうかというのがあったので、そういうところも含めて、ちょっとPRの仕方とか、あと駐輪場の全体ですね。駐輪場で広告をちょっとしたいとかということで今後考えていければと思いますので、よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  三鷹台のまちづくりにつきましてお答えいたします。委員おっしゃったように、コンパクトなまちづくりということの視点も含めまして、これからまちづくり協議会の中で議論のほうを深めていきたいと思っています。
 以上です。


◯緑と公園課長(田中元次君)  プレーパーク、西側での開催ということで、再度御質問いただきました。市といたしましてもぜひ西側でということで、やはりプレーパークができるような規模の公園を含めて、近隣に回ってはいるんですが、なかなかちょっとそこのところで御理解いただけないというところですので、これからも引き続きできるように働きかけをしていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございました。公園、キャッチボールさせろとか、いろいろ要望をさせていただきましたけれども、やっぱり一番身近な子育て世代に力を入れている三鷹市として、公園というのは市民にとってもすごく身近でございますし、るる御要望させていただきました。
 さっき優良農地育成事業補助金の件も弾力的にというか、農業者の方のお声を聞きながらやっていただくという御答弁をいただきましたので、また本当に予算も厳しいとは思うんですけど、弾力的に丁寧に対応していっていただければというように思います。
 それから、三鷹台の件もまた、なかなか意見の調整が市側としても大変かとは思うんですが、コンパクトなまちづくり、進めていっていただければというように思います。
 それから、ちょっとさっき答弁いただきましたLEDの件も、今までどおり市民としてはメンテナンスとか変わらないのかなということで安心をさせていただきました。今年度ちょっと触れておりませんが、防犯カメラを設置していただいたりとか、こうしたLED化を進めて、かなりまた三鷹の安全安心も進むのかなという期待が高まって、私自身もそうですが、市民も高まってくると思います。
 本当にことし、内容を見ると大変な事業ばっかりなんですけれども、きめ細かくやっていただきまして、さらに市民ニーズ、市民満足度上がるものだというふうに確信しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。若干50秒ほど残しておりますが、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


◯委員長(伊東光則君)  以上で公明党の質疑を一旦終了します。
 以上で、第4款 衛生費から第9款 消防費に対する質疑を一旦終了いたします。
 本日の予算審査特別委員会は、これをもって散会いたします。なお、次回は3月16日午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。本日は御苦労さまでした。
                  午後4時57分 散会