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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成28年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会) > 2016/09/23 平成28年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文
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2016/09/23 平成28年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文

                  午後1時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  大変雨の続く中ですけど、お集まりいただきましてありがとうございます。ただいまから、調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午後1時28分 休憩



                  午後1時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れについては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午後1時30分 休憩



                  午後1時32分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  こんにちは。本日、委員会での報告事項は5件となります。初めに総括的な御説明をさせていただきますので、資料のかがみ文をごらんいただけますでしょうか。
 まず1点目は、平成28年度調布飛行場諸課題検討協議会についてです。昨年7月の小型飛行機の墜落事故に関連して、6月24日に協議会が開催されました。東京都から地元3市で開催した住民説明会での意見等について説明がありましたので、その内容を御報告させていただきます。
 2点目は、東京都調布飛行場の使用に係る同意書についてです。調布飛行場の安全対策の強化として、自家用機の所有者から同意書を徴することとしたもので、これを遵守しなかった場合には、調布飛行場の使用を停止させることなどが明記されております。
 3点目は、航空事故調査報告書についてです。平成26年10月12日に発生した調布飛行場での小型機胴体着陸について、運輸安全委員会から事故調査報告書が公表されておりますので御報告させていただきます。
 4点目と5点目は、本特別委員会に定例的に御報告しているもので、東京都調布飛行場の離着陸状況についてと味の素スタジアム輸送人員についてです。
 以上につきまして、担当から詳細を御説明させていただきます。


◯企画経営課長(平山 寛君)  それでは、お手元の資料に沿って御説明をさせていただきます。先ほど企画部長から概略を申し上げましたとおり、今回は報告事項が5件となっております。
 資料1をごらんください。こちら、6月16日から20日にかけまして、地元3市の住民説明会の開催がございました。会場、参加者、発言者等につきましては、お手元の資料のとおりでございます。説明会での主な意見等でございますけれども、調布市、府中市、三鷹市、各市民からの意見を取りまとめております。2ページに、三鷹市民からの主な意見が記載されておりますのでごらんください。まとめて概略を御報告させていただきますけれども、三鷹市民の方からは、事故原因の究明の時期、管制官の配置要請、飛行ルートの遵守、自家用機の飛行回数の制限、飛行目的の適正化とその徹底、事故発生時の補償対応などに関する意見がございました。
 次に資料2、東京都調布飛行場の使用に係る同意書についてでございます。本同意書は、自家用飛行機の所有者に対しまして同意書に署名をいただき、同意書の内容を遵守しなかった場合は、これを理由としまして調布飛行場の使用を停止することに同意するという内容になってございます。内容について御説明いたします。1と2をまとめて御説明いたしますが、緊急時対応責任者、緊急時の行動計画表、緊急連絡体制表を飛行場管理事務所に届け出ることとしているものでございます。3でございますが、操縦者、操縦者ごとの搭乗者をあらかじめ管理事務所に届け出ることとしたものでございます。4、航空機保険への加入を義務づけるものでございます。5、操縦者に、国等が開催する安全講習会への参加を義務づけることとしたものでございます。
 次のページになりまして、4ページでございます。6でございますが、最初の運航で特定操縦技能審査員を同乗させ、技量の確認を受けることを義務づけるものとなっております。7でございますけれども、機体、操縦者の離着陸回数の上限を定めたものです。1操縦者当たりの制限は、今回新たに設けるものとなっております。こちらは1機体当たりの制限と同じ内容となっているところでございます。8、9ですが、空港使用届出書及び自筆で署名した操縦者の出発前確認事項等の確認書及び宣誓書の提出についてです。この提出の期限でございますけれども、調布飛行場を離陸する場合はその1時間前までに、調布飛行場に着陸する場合は、出発地の空港を離陸する1時間前までに調布飛行場管理事務所に提出することとしております。なお、出発地の空港を離陸する際には、ファクスまたはメールで行うことを想定しているということでございます。10ですけれども、技量維持のための飛行の搭乗者は、航空従事者技能証明書を有する者で、操縦者の技量維持を支援できる者であること。飛行目的に沿って搭乗者を限定したところでございます。11、操縦者、搭乗者は、管理事務所で本人確認を受けることとしております。12、着陸で使用する場合は、着陸後速やかに管理事務所で本人確認を受けることとしております。13、操縦者は、エンジン試運転を含む出発前確認が全て完了したことをタワーの情報提供者に伝えることを義務づけております。14、15につきましては、お手元のとおりでございます。なお、本同意書で求めています内容については、住民説明会でありました都の対応に準じていることを申し添えさせていただきます。
 なお、6月24日の諸課題検討協議会の後、7月に事故から1年を迎えたところでございますが、この間の動きで市として把握している状況につきまして、資料はございませんが、御説明をさせていただきます。6月24日以降に諸課題検討協議会等の開催はございませんでした。調布市域におきましては、東京都による住民説明会の後、調布飛行場の地元住民でつくる調布飛行場周辺三町地域協議会が、事故原因が究明されるまで、自家用機の運航自粛などを都知事に求める署名活動を始めておりましたけれども、9月17日に新聞記事によりますと、その前日の9月16日に小池百合子知事宛ての要望書と7,136人の署名を都に提出したとのことでございます。また、自家用機の所有者でつくる団体などから、9月15日に東京都に運航再開を求める要望書が提出されているとのことです。さらに本日9月22日付の新聞記事によりますと、21日に港湾局長が自家用機再開を見直すとの考えを示したという記事が掲載されております。東京都港湾局に本日午前中に確認をしたところ、局長のみが取材を受けて対応をしているとのことで、事実確認の後、市に報告をしてもらうよう要請をしているところでございます。
 また、運輸安全委員会のホームページでは、委員長記者会見要旨といたしまして、現在の調査状況が掲載されているところでございます。まず6月28日の委員長記者会見の要旨では、記者の質問に答える形でございますが、任命された専門委員の協力を受けながら、収集した調査データの画像、映像、音声等とともに、シミュレーター等を活用した事故機の詳細な飛行状況に関する解析の作業を行っているということでございました。7月26日の委員長の記者会見におきましては、委員会において調査報告書案の審議が開始され、今後複数回にわたる審議が行われるとの要旨が掲載されております。さらに8月23日の委員長記者会見においては、報告書の公表のめど等について記者からの問い合わせに対しまして、いつ公表できるのかお答えできる段階にない旨の要旨が掲載されているところでございます。
 次に資料3、航空事故調査報告書についてでございます。本報告書は、平成26年10月12日、調布飛行場で小型機胴体着陸により機体損傷があったものでございます。機長ほか同乗者2名の計3名が搭乗しておりましたが、死傷者はありませんでした。事故原因です。発電機が飛行中に故障し、機長がこれに気づくのが遅れ、バッテリーのみを使用したにもかかわらず、非常脚下げ操作が行われなかったため、胴体着陸となったものと推定されるとしております。同報告書の公表を受けまして、東京都としての再発防止策でございますけれども、東京都が主催いたします運航担当者会議、事業者で組織する空港協議会において事故の事例を含め、安全啓発を行っているというふうに都から聞いているところでございます。
 資料4をごらんください。こちら、余り前年と大きな変更がございませんので、まとめた形で御報告させていただきます。前年同月の4月から6月と比較いたしますと、前年が4,025回、ことしが3,561回で464回の減となっているところでございます。
 最後に資料5でございます。味の素スタジアム輸送人員についてでございます。こちらの状況でございますけれども、13ページに取りまとめた実績がございます。表の右下のところでございますけれども、この期間のシャトルバスの利用者は、3万5,910人で、総入場者に対する平均乗車率は4.3%、昨年1年間での平均乗車率4.4%とほぼ同様の数値で推移しているところでございます。
 私からの報告は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(伊沢けい子さん)  まず、先ほど9月21日に港湾局長の自家用機についての見直しという報告がありましたけれども、ここの部分についてもう一度ちょっと御説明いただけますでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  こちらのほう、まず新聞記事での確認でございまして、21日に港湾局長が自家用機再開を見直すとの考えを示すといった朝日新聞の記事の掲載がございます。こちらのほう、港湾局長が記者の取材に応じたということで、私のほうで本日午前中東京都の担当者に確認をいたしましたところ、どういう形の発言を港湾局長がしたのかというところの事実確認をした上で、各関係市に報告をしたいということで、今、連絡を待っているというような状況でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうしますと、見直しといってもいろいろあるかと思うんですけど、これは再開をやめるという意味なのでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  新聞記事からの情報ではございますけれども、小池知事から住民の要望をしっかり受けとめるようにという指示がありまして、地元が反対しているのに無理矢理ということはできないということで、これまでの提案が全部なしということではないが、一部再開は理解を得られなかったことははっきりしているとの認識を示したというふうに、記事からは読み取れるところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  今のは港湾局長の言葉ですか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  そのように受けとめております。


◯委員(伊沢けい子さん)  自家用機の再開については、特に地元では、先ほど御報告がありましたように、再開をさせないということ──もっと言えば、自家用機の運航の早期撤廃、あるいは補償をきちんと行うこと、それから、再発防止策が図られるまで、自家用機の運航の自粛というこの3点を掲げた署名を集められたということで、やはり日々、去年の事故以降、かなり心理的にも非常に恐怖を感じながら過ごしている方もいらっしゃるということで、事故原因が明らかにならない以上認められないというような趣旨だというふうに理解します。私も常識的に考えて、事故原因というものがはっきりして、それに対する対策というのも明確になるというふうに考えるので、自家用機を現時点で再開するということには、やっぱり問題があると反対しております。
 それで三鷹市としては、この自家用機の再開ということについては、今の時点で何かお考えというのはあるんでしょうか。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  この自家用機の再開についての三鷹市の基本的な考え方といたしましては、まず事故に遭ったのは調布市です。調布の市民の方が亡くなられているということもございますので、調布市のお考えを尊重しながら、3市で共同歩調をとっていくというところで、三鷹市は考えを取りまとめているところです。


◯委員(伊沢けい子さん)  それと、この資料2の同意書なんですけれども、これは結局、目的はこの同意書にサインをすれば、自家用機を認めてほしいという趣旨の書類ではないかと思うんですけれども、これを提出するに当たって、都はどのような説明をされたのか。今、私が申し上げましたような趣旨の、要は自家用機を飛行させるためにこういうものをつくったんだというような説明だったでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  まず、この同意書について自家用機の所有者の方々に、6月23日に説明をしたというふうに聞いているところでございます。その説明の内容につきましては、恐れ入ります、市としては、どのような形で説明をしたのかというところの事実確認は、現在のところできていないところでございます。それで今、19機の自家用機が登録されているわけでございますけれども、現時点でこの19機全てから同意書を提出されているということは、東京都から確認しているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  既に19機からこれが出されたということなんですね。わかりました。これはちょっと確認ですけれども、自家用機の所有者に関するもので、定期便にはちょっと当てはまらないのかもしれませんけど、ほかの事業機、あるいはほかの飛行機については、こういった種類のものは新たにはつくられてないんでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  これと同じ同意書というものは、自家用機だけに今、対応しているということで、事業用機に対して対応しているということは聞いておりません。


◯委員(伊沢けい子さん)  ちょっと質問が前後しますけれど、そうするとこの同意書、こういうものが以前はなかったという。自家用機に関しても、こういう種類のものは都に提出する義務はなかったんでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  そのように認識しているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  この内容、1から15までありますけれども、さっき説明がありましたけれど、本来でしたら守られていて当然のような内容のことばかりが、今の時点で同意書という形で誓約なり確認をしなきゃいけないということ自体に非常に驚きと、やっぱり失望ですよね、というのを感じるんですよね。例えば、4ページの13番のところなんですけど、操縦者は、滑走路の直前の取付誘導路において、エンジン試運転を含む出発前の確認が全て完了したことをタワーの情報提供従事者に伝えることというのもありますし、もっと簡単なことで言えば、3番の操縦者、操縦者ごとの搭乗者をあらかじめ管理事務所へ届けることという、非常に守られていて当然というようなことと私は受けとめるんですけれど、それがあえて同意書という形で新たに誓約しなきゃいけないということは逆に守られてなかったのではないかというふうに思うんですけれど、都のほうからは、そういった説明はなかったんでしょうか。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  特に一つ一つのこの項目について、今までどうだったかというようなことまでの説明は私どもも受けておりません。今いただいたような御意見、そういう御意見あったということを含めて、我々、東京都のほうの会議のほうで意見として申し述べていければというふうに思っております。


◯委員(伊沢けい子さん)  これ、やっぱり自家用機の所有者に対して、ある意味本当に守らなきゃいけないこと──宣誓を遵守させるという内容である一方で、あれだけの事故がありながら、逆に空港の経営者で運営者である都、あるいは国のこの事故に関する見解ということが、こういった形でしか述べられてないということですね。都の責任の問題ですね、そういったことがやっぱり公式の文面で出てきてないということに非常にやっぱり問題を感じるんですよね、私は。自家用機の所有者は使用者であって、だけど管理者は都なんですよね。その都が、こういう遵守することという命令的な形で事故の原因を間接的に語っているようなふうにしか見えないといいますかね。だから、都自体の運営者としての責任というのが語られてないんじゃないかというふうに私は思うんですけど、いかがでしょうか。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  この調布飛行場の使用に関しては、特に今回、こういった事故を受けて、自家用機の所有者から同意書という形で署名等をもらうという形にして、さらにこれを守らなかった場合には、調布飛行場の利用を取り消されても文句を言いませんというような形にしておりますけれども、もともとこの調布飛行場の運営に関しましては、東京都の調布飛行場の運用規程ですとか、あるいは飛行場の運営要綱、そういったところにかなり事細かに運営の基本的なルールは定められておりまして、これは要綱とか規程ですので恐らく東京都のほうでしっかりと公表しているものだと思います。こういった規程を遵守することに加えて、調布飛行場のほうでさらなる安全対策ということで、こういった同意書を徴することとしたものというふうに認識しておりますので、基本的に空港管理者としての務めというのは、東京都としては一定程度果たしているのではないかというふうに考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  やっぱりね、最初に戻りますけど、結局事故原因がはっきりしていないという中で、対策が打てるはずがないという、私は認識に立っておりますので、それは調布の住民の町会の方々も同じような認識を当然ながら持っておられるというふうに考えますので、今、都のほうも、自家用機のことについては見直すというようなことで、ぜひともどういうことなのか確認していただきたいですし、やはり自家用機については、今時点でも飛行させるべきではないということを再度申し上げておきたいと思います。
 次に、ちょっと違う話になるんですけれども、調布飛行場で国土交通省がイレギュラー運航の発生状況というのを毎月発表していまして、ことしに入ってイレギュラーというのは、いわゆるインシデントにまでは至らないけれども、イレギュラー──普通じゃない、異常な運航があったということについて、ことしに入ってから合計7回ですね。月に1回から2回イレギュラー運航というのが発生しておりまして、これは中身を見ますと、みんな定期便なんですよね。新中央航空のドルニエ式ですとかルアグ式とかいうもので、例えば2月17日というのを1つ例に挙げますと、概要は離陸直後に、操縦室内で異臭が発生したために引き返したというふうに書いてありまして、ことしに入っての7件というのは2月から7月まで合計7回ありまして、まとめると全て離陸したんだけれども異常があって引き返したという、内容なんですが、このことについて、定期便ですけれども、何か原因なり報告なりということは都のほうからありますでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  東京都の管理事務所のほうから、イレギュラー運航があった場合については、基本的に電話等で知らせを受けているところでございます。その後、お知らせを受ける第一報では、当然原因等についてはわかりませんので、その後にどういった形で処理をされたのかというところについては、確認をしているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  処理が行われたというふうにお答えになりましたけど、その場では確かに原因はわからないかもしれませんけれども、そういう異常な事態が割合頻繁に、私もないと思って調べたら7回もあったので、これはどういうことなのかなというふうに思ったんですよね。ですから、定期便のイレギュラー運航について、やはりなぜこういうことが起きるのかということと対策ということを運営者である都に求めるべきではないかというふうに思いますけれど、いかがでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  まず、イレギュラー運航なんですけれども、国土交通省の定義によりますと、航空機の多重システムの一部のみのふぐあいが発生した場合等に、乗員がマニュアルに従い措置をした上で、万全を期して引き返し等を行った結果、目的地等の予定が変更されるものです。一般的には直ちに運航の安全に影響を及ぼすような異常事態ではありませんというような形でございますけれども、逐次報告をこちらのほうで受けまして、私、先ほど処理というような言葉を使いましたけれども、どういった原因でこういったことが起きたのか、その後どのように安全対策がとられたのかといったあたりにつきましては確認をいたしまして、今後そういうようなことがないよう、乗客、それから市民の方々に不安を与えないよう、しっかり対応してほしいということはその都度、口頭でございますが、申し入れているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  引き返して事故に至っていないわけですから、事故が起こるよりはいいことは確かなんですが、でも一方で頻発しているということについては、やっぱり不安を覚えるわけですよね。そういうことがないように整備がきちんとされているのかとか、そういうチェック体制がちゃんとできているのかということ、やっぱり事故につながるといけないという立場から、今質問しております。ですから、ぜひこのことについては、はっきりと原因と、それから対策ということを明らかにしてほしいと思いますが、最後いかがでしょう。


◯企画経営課長(平山 寛君)  委員おっしゃるような立場は一緒でございますので、しっかりと徹底して対応していきたいというふうに思います。


◯委員長(宍戸治重君)  次。


◯委員(増田 仁君)  では、何点かお伺いをします。先ほど賛成、反対双方の署名簿を含めた要望書がそれぞれ上がって、21日に見直しの新聞報道ということで、内容はこれから改めて確認ということだったんですけれども、東京都のほうは反対側の要望を受けて見解が出たようなんですけれども、調布市のほうで何らかこの件、9月に入ってからの報道が幾つかされておるんですけれども、対応というのは何らか出ているのかを、まず1点お伺いをしておきたいと思います。
 次に、先ほど質疑の中で同意書が19件全て提出されているということなんですけれども、それでその後ずっと運航が再開できないままということで、飛行を必要であるという要望が出ている。耐空証明とかその他技能資格のところで必要ということなんですけれども、これ、協議会のほうの中の議論で、これができないままであるとやはり問題だということは、一定話は出ていると思うんですが、ここで調布で飛べないままであると、下手するとほかの空港に飛行機を移動させて、それで飛ばさなきゃいけないとかそういう話──損害の話が出てくると思うんですが、そのあたり、協議会の中でどういった話がされているかもお伺いをしておきたいと思います。
 次に同じく同意書で、先ほど自家用ということで、事業用のところではないということだったんですけれども、飛行場の近隣の方の意見の中では、自家用に限らず安全性が証明できることが必要だということは意見としてあったと思うので、この同意書に準じたようなもので、何らかきちんとやりますというような確約を、各事業者からとっておく必要はあるんじゃないかなと思うんですが、このあたりの議論というのは何らか、この同意書をつくるに当たってありましたでしょうか。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  この件に関して、まず調布市の動きということなんですけれども、公式な形で調布市が何か動いたというような話は、私どものほうとしては聞いておりません。ただ、調布市長さんが非公式の場で東京都知事とお会いする機会があって、自分の苦慮している部分というものをお伝えしたというような話は、漏れ聞いているところでございます。


◯企画経営課長(平山 寛君)  まず、自家用機の団体のほうからの要望書が出ているということで、その協議会等の何か話し合いの内容をつかんでいるかというようなことでございますけれども、こちらのほうで市としてつかんでいる情報はございません。おっしゃるような懸念は推察されますけれども、そういったことが行われるかどうかというようなところも現時点では、市としてはつかんでないところでございます。また、自家用機と同様に事業用機の同意書に準じたものというようなお話でございましたけれども、事業用機については同意書というような形ではございませんけれども、東京都の安全対策の強化ですとか、空港使用の適正化というようなところで、同時に行えることを行っていくということで、東京都から報告を受けているところでございます。


◯委員(増田 仁君)  わかりました。21日の話を受けて、また自家用機の所有している方々からするとこれが遠のくということで、やはりいろいろな動きが現実味を帯びてくる可能性というのは、ある程度考えておかないといけないので、そういった補償のところが出てくる可能性もあるので、そういったところは東京都のほうとも話をしていただいて、考えておいていかなければいけないのではないかなというところを指摘をしておきたいと思います。
 あとは賛成、反対の双方の書面についてですね。こちらをいただかないと、やはり21日の見直しが、まあ、どういった内容かはまだわからないですけれども、そういった話が出るような状況に至るというような書面ですので、得られるようであれば、後日また出していただければなというふうに思っております。


◯委員長(宍戸治重君)  次の質問。


◯委員(伊東光則君)  何点か質問させてください。基本的なところだと思うんですけど、まず4ページの6に最初の運航でとあります。この最初の運航というのはどういうことなのかというのと、最初の運航では、特定操縦技能審査員を同乗させて技量の確認を受けることというふうになっているんですけれど、その最初の運航というのはどういうことか。それと、この飛ぶときはどういう飛行目的として扱われるのかという辺。それと、現在の自家用機、調布飛行場に駐機している飛行機の数というのは把握されていると思うんですけど、ほかのところから飛んでこられる飛行機もあるかなとは思うんですが、その辺の実数どのぐらいあるのか。それと、その飛行機を操縦される方たち、何人ぐらいいらっしゃるのかなというところをまずお聞きしたいと思うんですが、よろしくお願いします。


◯企画経営課長(平山 寛君)  まず最初の運航でというところでございますけれども、現在自家用機につきましては、全て耐空証明というのが切れているというような状況でございますので、まず耐空証明をとるための飛行が最初の段階でございます。耐空証明をとるときには、自家用機の所有者が操縦者として運航するわけではなくて、耐空証明がとれた後、自家用機の所有者、使用者が操縦する場合にはというのが最初の運航に当たるというふうに書いておりまして、その場合に、この特定操縦技能審査員を同乗させるというようなことで理解しているところでございます。そして、飛行目的というところでございますけれども、この最初の運航というところは、まずは技量の確認を最初にするということですので、この技量の確認をすることを目的として飛ぶということで認識しているところでございます。
 また、今外来機の関係の御質問がございました。恐れ入ります、ちょっと外来機の、今飛行回数及び操縦者の実数については、すぐ即答できるデータが今手元にございませんので、後ほど答えさせていただければというふうに思います。


◯委員(伊東光則君)  最初の運航というのは、一応理解できました。飛行目的というのは技量の確認のためということで。それで外来機の数がわからないのはちょっと残念なんですが、調布飛行場、あそこにとまっている飛行機だけが、やはり問題ではなくて、調布飛行場に飛来される自家用機の方にも、やはり影響が今出ていると思うんですね。そういうのも少し検討材料にしていただければいいんじゃないかなというふうに思っています。
 あと、アンケートというか、説明会の中の市民の皆さんからの意見を見ますと、反対という方は確かにいらっしゃるんですが、前向きな意見として、安全性が確保されたり、また万が一のときには補償問題をしっかりしてもらえれば飛んでもいいんじゃないかなというような御意見。また、子どもたちの夢というか、そういうのにつながるようなことなどについてというような御意見もあるようですので、反対ありきではなくて、やはり知恵を振り絞って安全第一で、特に今、補償の問題がストップしている状況ですので、原因解明を早くして、そして補償の問題を一日も早く解決してあげるように、三鷹市がどこまでできるかはわかりませんけれども注視して、本当に亡くなった方、また被害に遭った方の救済を第一にしていただければなと思います。
 三鷹市ができること、先ほど部長のほうからも、調布市の方に被害が出たというお話があったんですけれども、三鷹市として何かできることというのはあるのかなと思うんですが、何か御意見というか、考えというのはあるんでしょうか。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  今委員おっしゃったとおり補償の問題、これを一日も早く解決するということがやはり一番大事だということで、これは市長も同じことを申しております。それと同時に、今回の補償プラス万が一こういうことが起こってしまった場合の東京都としての適切な補償、速やかな補償ということも求められていると思います。そういったことにつきましては、私どもも諸課題検討協議会等で発言をさせていただいているところですので、こういったところについてのしっかりとした制度づくり、これをまずやっていただくということをお願いしつつ、ただ三鷹市として単独で、例えば三鷹市がはっきり再開すべきだとか再開してはいけないとか、今まだそういう意思表明している段階でもございませんので、そこは先ほど申し上げましたとおり、今回の事故に関しては、調布市さんの御動向をしっかりと、調布市さんに寄り添うという形で対応していければというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  それでは、質問させていただきます。この調布市、三鷹市の住民説明会、住民の方の意見には、調布では飛行場は移転してほしいと。それから、三鷹市でも調布市でも管制官を戻してほしいと。いずれも住宅密集地の安全の問題ですよね。今回、調布市の市民の方が被害、犠牲になられている、亡くなられているという点では、三鷹市の市民ではないけども、このときは夏ですから南側に飛んで行っている。冬場は北側に来るわけですから、同じ周辺3市、地元市として、当然これに対してもっと厳しく対応していくと。今の部長の御答弁だと、調布市での事故だから、ちょっとそういうニュアンスに聞けたんですが、地元市として、その問題では厳しく対応していかなければいけないと思うんですけれども、再度先ほどの質問者の答弁に対して、部長の答弁の真意といいましょうか、地元市の安全の問題で、どのように今回の事故を捉え、今後どう対応されていくのか、再度お聞かせいただければと思います。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  ちょっと誤解があったら大変申しわけないんですけれども、今回の事故の対応については、まず調布市さんの考えを尊重しながら、三鷹市が突出したような形での対応はしないということで、我々は謙抑的に対処しているというところがございます。ただ、飛行場の安全対策ということに関しての重要性については、我々ももちろん十分認識しておりますし、それを東京都にも強く求めていかなくてはいけないということで、例えば管制官の話なんかにつきましても、正直言ってこれが本当に実現するのかどうかということは、やはり東京都、あるいは国土交通省との関係もありますから、正直言って我々には見えない部分というのはありますけれども、管制官の配置等についても、やはり諸課題検討協議会ですね、そういったところで、私どもも本当にできないんですかねというような形で意見を述べさせていただいておりますし、先ほど申しましたような補償の問題ですね、そういったこともしっかりとやってほしいということで、事故が起きないように、そして万が一起こってしまったら適切な対応がとれるようにという姿勢で臨んでいるのは事実でございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。理解をいたしました。それで、この飛行場の使用に関する同意書、19機の所有者が提出済みということですが、先ほどの質問者にもありますように、極めて当たり前のね、こういうことすらもやられていないということで、極めて難しいものではない、当然当たり前というふうに理解するんですが、この同意書を自家用機所有者に東京都がこれを求めたということ、このことに対しては、地元市──三鷹市も含めて、東京都から事前にその説明というのはあったんでしょうか。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  今回のこの同意書に関しては、この時点でこういった形で同意書を求めますよというような報告は、たしかなかったというふうに記憶しております。ただ、その前段として、例えば住民説明会等々の中で、同意書を求めて安全の確保を図っていきますというような説明、東京都からございましたので、それに基づいた同意書ということだというふうに認識しております。ただ、ちょっと質問とはそれるかもしれませんけれども、この同意書をこの段階でとったということと、住民説明会をやって同意書をとった。さらに今回、この港湾局長の発言──新聞報道にある港湾局長の発言ということで、東京都のほうも方向性が少し二転三転というか、揺らいでいるような感じも受けるのは事実でございます。ですから、私どものほうとしては、先ほど課長から御答弁申し上げたとおり、まずは今回の港湾局長のこの発言の真意を確認して、また三鷹市としてどういうふうにやっていくかを考えていければというふうに考えているところです。


◯委員(森  徹君)  この16日から20日の間に住民説明会が行われて、それで23日ですか、説明が行われて、同意書提出を求めると。19機が提出されたと。ですから、当然この内容というのは、事前に準備されたんだろうというふうには考えられるんですが、そうですね、20日に終わって、それで3日後ですから、そこからというよりも、事前に十分検討はされていたんだと思うんですけれども、この同意書、この時点で極めて当たり前というふうに、私言いましたけれども、この同意書を所有者に求めたと、その東京都の対応といいましょうか、真意といいましょうか、事前には三鷹市には説明なかったということですけれども、この東京都の行った動きに対して、これをどのように理解したらいいんでしょうか。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  まず、同意書を東京都が求めたということで、これは東京都が住民説明会を踏まえて、こういった形での同意書を求めたということです。ただ、この同意書を求めたのは東京都であって、三鷹市として、そのことについてイエスもノーも申し上げておりません。ただこれは私の推測になってしまいますけれども、東京都のほうとしては、一定の慣熟飛行、あるいは耐空証明等のための飛行が必要であるという考えで、今般同意書をとって、それで少なくとも耐空証明の飛行だけはやれればという思いでとったのではないかというふうに思います。ただ、その後こういった形で自家用機再開の見直しという方向が示されたということで、またここが変わってきているということです。私どもは、この同意書をとりますよということまで話は聞きましたけれども、じゃあ同意書をとったから、三鷹市として、はい、オーケーですとか、そういうことは何も言ってません。これは調布市も同じです。少なくとも3市ともに、この同意書をとるという事実は確認しましたけれども、だから飛行を地元市として歓迎する、あるいは了解するという話はしていない。そこはあくまでも東京都がやっているということで、ただその一方で、東京都が飛ばすと言えば、まあ、地元市としてどこまで法的な根拠を持ってノーと言えるかという、非常に微妙な部分もございますけれども、そういったことを踏まえた上でも、私どもとしては事実としてこういうことがあったという認識であるということで御理解いただければと思います。


◯委員(森  徹君)  ここまでの動きというのは、前知事時代の動きになりますよね。それで新しい都知事のもとで、今現在この対応が求められていて、多少変化がというふうにおっしゃられたけれども、新しい知事のもとでそういう対応が出てきているのかもしれません。改めて地元市として、やはり住民の生命、安全を守るという立場で、厳しく東京都に対しては対応をお願いしたいと思います。
 それと、この首都圏の中で、調布飛行場と同規模の飛行場というのは現在あるんでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  この自家用機の分散移転ということがよく言われますけれども、そういったところで今可能なところというところは、なかなか難しいというような報告を受けておりますので、そういったことからいいましても、同様の規模の空港、同じような運営がされている、似たような空港というのはないというふうに承知しているところでございます。


◯委員(森  徹君)  飛行場ではないらしいんですが、ホンダエアポートというのは、滑走路の規模とか、これは調布飛行場と同じような規模なんでしょうか。これはホームページでとった資料で、実際に確認はできていないんですけれども、非公共用飛行場と書いてあるんですけれども、ホンダが所有している。それで長さが600メートル、幅が25メートル、着陸帯は長さが720メートルで幅60メートルという飛行場があるという、こういう存在があるらしいんですが、これと比べて調布飛行場との関係というのは、同規模と見ていいんでしょうか。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  調布飛行場、現在の空港施設の概要の資料によりますと、着陸帯が920メートル、滑走路が800メートルということなので、今おっしゃったほうが若干小さいのかなというふうに思います。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。今までの件はさまざま委員から質問出ておりますので、私のほうは資料3のほうの平成26年10月の事故の調査報告書ということで、これにちょっと付随することを2点ほどお伺いしたいんですが、ちょっとこの概要とか原因とか読みますと、どちらかというとパイロットのケアレスミスの部分なのかなという気がいたします。1つ目は、この機体は中破したというんですかね、例えばこういう機体というのは、もう廃棄になっていくのか。ちょっとその辺まではわからないかとは思うんですが。あと、こうした事故調査報告が出た場合に、パイロットへのペナルティーというか、研修が課せられるとかということが今までの例としてあるのでしょうか。
 それから、ともすると今の調布の墜落事故が、人命が失われたということで注目を浴びておりますけれども、こうした胴体着陸等、どちらかというと死亡事故に比べれば軽度というか、死傷者もないような事故ですけれども、こうした部分の市民への周知というのは通常どういうふうな形でなされているのか、わかればちょっとお伺いしたいと思います。


◯企画経営課長(平山 寛君)  まず、この胴体着陸の原因ですけれども、今、パイロットのケアレスミスというようなお話ありますけれども、やはり人的な確認が完全ではなかったために起きた事故であるというふうに読み取ることができるかと思っております。そして、この機体なんですけれども、まず修理できるような状況にあるけれども、いまだ修理については着手をしていないということで、先ほど報告いたしました19機の中に入っている、数えられているというような現状でございます。そして、パイロットの研修、ペナルティー等でございますけれども、当該の事故機の機長から再訓練の実施状況等について、東京都のほうでは報告を受けていると。再訓練をしたという報告を受けているというところまで聞いているところでございます。
 そして、最後にありました市民への周知でございますけれども、こちらのほうにつきましては、東京都のほうとして何らか積極的に状況等についてホームページ等で何か報告しているというような状況にはないというふうに、今確認しているところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。19機の中に、この1機が含まれているということで、ともするとジェット機クラスとかだと何かあった場合に修理を重ねて飛ばすというようなことがあったりとか、あとは中古の機体が結構出回ったりとかということがあるようではありますけれども、その点は了解をさせていただきました。これから東京都とのやりとりをしていく中で、重度、軽度にかかわらず、こうした見る、見ないは我々次第かとは思うんですけれども、何らかの東京都としての情報発信というのがあってしかるべきではないのかなという気がいたしますので、今後の東京都の対応等の中でそんなような声が上がっているという旨もちょっとお伝えしていただければというふうに思います。そうすることによって、もっと透明性というか、市民の安全安心のところに、どこまでが寄与するとはわからないですけれども、つながっていくものではないのかな、小事が大事だなというように思いますので、その点だけ申しつけさせていただいて終わります。


◯委員(高谷真一朗君)  よろしくお願いします。まず気になったのが、調布飛行場の使用に係る同意書の件なんですけれども、こういったことをパイロットにやってもらうというのは、この住民説明会での市民意見をある程度反映して、再発防止ということなんだと思うんですが、これを受けて、この同意書の中に、管理事務所の責任というものも相当重くなってくるのかなというふうに思います。この書面を受け取って運航するに当たり、管理事務所がこの職務の処理をどのようにしていくのかということが、ちょっと気になるところであります。やはりほかの空港にはない特別な事案で起こった同意書のことですから、その管理事務所がこれを受け取ってどういう流れでしっかり仕事していくかということも、我々見ていかなければいけないと思うんですが、その件に関してもし御存じのところがあったら教えていただきたいのと、あるいは今わからないのであれば、そういった職務内容がどうなっていくのかというところを調べていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。これがまず1点目でございます。
 それと、航空機の事故ということに関連してなんですが、きょうは報告にはないんですけれども、9月11日に御殿場の民間の自動車メーカーの駐車場に、以前調布飛行場に緊急着陸をしたUH−60というアメリカ軍のヘリコプターが、天候が不良で管制塔とやりとりができずに不時着したという報道がございました。その際に、事前に自治体に連絡がなかったということで、御殿場の市長さんも米軍のほうに申し入れをしたそうですが、緊急事態──今墜落するよというときに、さすがに自治体に連絡だとかはなかなかできないと思うんですが、管制塔と天候不良で連絡がとれないという状況の中であれば、じゃあどこそこに着陸するなどという連絡は事前にあってしかるべきだと思うんですが、この件に関して、何か三鷹市でお調べになったことがあれば教えていただきたいと思うんですが。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  まず1点目の御質問を、私のほうからお答えさせていただきます。管理事務所の責任というか、そこが大変になるのではないかということなんですが、今回の事故を受けて東京都のほうでは、国全体として守るべきこと、そして東京都として守るべきこと、さらに調布飛行場の固有の問題として守るべきことということで、3段階に分けて遵守事項をかなりきめ細かく設定しているところです。したがいまして、調布飛行場というのは、恐らく場合によってはほかの空港と比べて、いろいろと業務が大変になるだろうというところは容易に推測できるところなんですけれども、こういった形で同意書という形であっても、公に出している以上、当然のことながら当該空港で働く職員はそれを認識しているはずですし、それを踏まえてしっかりと自分たちも安全対策を図っていこうということがあらわれているものだというふうに考えます。さらにこういった形で調布飛行場にプラスアルファの制約を課していくということは、今回の事故の重大性ということを、東京都も東京都なりにしっかりと認識しているものだというふうに考えております。ただ、申しわけありませんが、この具体的な作業の流れ、例えば、どこの場所で本人確認をするのかとかいった具体的な流れについてまでは、私どものほうとして今はまだ把握しておりませんので、それについてはこれから東京都にどういった形にするのか、流れ等についてしっかりと確認をしていきたいというふうに考えております。


◯企画経営課長(平山 寛君)  今御質問いただきました御殿場市の例でございますけれども、こちらのほうで御殿場市役所のほうに確認をいたした概要についてお知らせをしたいと思います。今回のこの予防着陸でございますけれども、悪天候のため視界が悪くて、さらに管制塔との通信が途切れたためにパイロットの判断で予防的に着陸をしたといったところは確認しております。この間どれぐらいの時間が、自治体に知らせる時間的な余裕があったのかというところまでは確認をしておりませんが、御殿場市に第一報が入りましたのは、米軍ではなく、防衛省南関東防衛局から一報が入ったというふうに聞いているところでございます。こちら、機種でございますけれども、私どものほうでの確認では、先日調布飛行場に予防着陸した型式がUH−1Nという型でございまして、今回UH−60というような型でございますので、基本的に型式としては異なるのかなというふうな認識でございます。また、この予防着陸した機体でございますけれども、少し時間を置いて、その日のうちにまた飛び立っていったというふうに聞いているところでございます。その際に、飛び立つ前の自治体への一報というものはなかったそうでございまして、飛び立った後、事後にやはり防衛省の南関東防衛局のほうから連絡があったということでございます。
 一方で、調布飛行場に先日予防着陸しました機体につきましては、当然飛び立つ前に情報をいただいて、飛び立っているというようなところでございまして、今回の対応につきましては、調布飛行場の前回の対応のほうが丁寧にきちっとしていただいたというふうに理解しているところでございます。


◯企画部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君)  申しわけございません、ちょっと補足をさせていただきます。飛行場管理事務所での本人確認の方法ということだけに限って東京都から若干の情報がございましたので、そこを補足させていただきます。まず、搭乗者を登録しなくてはいけないということになっておりますが、この搭乗者氏名を登録するとともに、本人確認できる、例えば運転免許証等の写しを提出してもらって、誰が乗るかということもあらかじめ登録していくということになっておりますので、そういった方の名前と運転免許証等を提出してもらって、飛行場の管理事務所でデータ管理をするということだそうです。さらに実際に空港を使用する際には、空港管理事務所の窓口に、搭乗者にも来所してもらって本人確認、データ等で入力した写真との照合というような形で本人確認を行う予定であるということで、東京都から回答を得ているところです。


◯委員(高谷真一朗君)  御説明ありがとうございます。調布飛行場の同意書の件で、管理事務所のこと、この先どうなるかわかりませんけれども、やはり人間がやることですので、エラーというのは残念ながら出てきてしまうのかなということもあろうかと思います。着陸する際は、離陸先からファクスでみたいなお話もありましたけれども、例えばファクスを見落としてしまうなんていうことも、細かく言えばあろうかなというふうに思います。そういうことがないように、業務がどういうふうになっているのかというのは、補足で説明ありましたけれども、これに付随してしっかり執行していくために何をやっていくのかということは、やはりこの委員会でもちゃんと注視をしているということを、管理事務所側にも伝えていただきたいですし、我々がそれを知っておくべきだと思いますので、今後詳しく教えていただければというふうに思います。
 それから、ヘリのほうです。型式はちょっと前回のとは違うということでしたけれども、そして前回、調布飛行場に緊急着陸したときのほうがより丁寧な対応であったということでありますけれども、今回も民間の土地でありまして、たまたまこの自動車工場が休日だったから人的被害も物的被害もなかったということですけれども、そうでなかったときに、やはり市民の生命、財産を預かる我々としては恐ろしいことだなというふうに思います。緊急着陸してすぐに米軍の車が中の物を持ち去って、その後安全確認して何も言わずに飛び去ったというような報道でしたけれども、やはりこういうことがあってはいけないのかなというふうに思います。本当に機械の故障で墜落するときに連絡というのはなかなかできないと思いますけれども、管制塔とやりとりする時間があるのであれば、何かしら自治体なり防衛省なりに事前に連絡があってしかるべきだと思います。これがいつまでたっても改善されない米軍の体質というか、そういうようなものもあるのかなというふうに感じておりますので、今回の御殿場の例は悪い例だとして捉えていただいて、これからも三鷹市としてきちんと監視をしていくというか、要望をつけていくというか、そういう意気込みでやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでしたら、以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時42分 休憩



                  午後2時43分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査の申し出について、本件を議題といたします。
 調布飛行場周辺の利用及び安全について積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次、次回の委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
 休憩します。
                  午後2時44分 休憩



                  午後2時46分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 ほかに何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
                  午後2時47分 散会