午前9時29分 開議
◯委員長(伊東光則君) ただいまから、調布基地跡地利用対策特別委員会を開きます。
本日、長島 薫委員より欠席の連絡がありましたので、御報告いたします。
初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
休憩いたします。
午前9時30分 休憩
午前9時30分 再開
◯委員長(伊東光則君) 委員会を再開いたします。
本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、調布基地跡地利用対策特別委員会活動経過報告書の確認について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、そのように確認いたします。
市側が入室するまで休憩いたします。
午前9時31分 休憩
午前9時32分 再開
◯委員長(伊東光則君) 委員会を再開いたします。
行政報告、本件を議題といたします。
本件に対する市側の説明を求めます。
◯企画部長(河野康之君) おはようございます。それでは、私から総括的なお話をさせていただきます。本日は報告事項が2件でございます。1点目の報告事項は、お手元の資料1、野川大沢調節池の規模拡大に係る要望について(回答)です。12月議会の本委員会におきまして御報告したとおり、平成26年10月3日付で三鷹市から東京都に要望書を提出しておりました。東京都から回答が参りましたので、その内容について御報告するものでございます。そのほか、定例的に御報告しております調布飛行場の離着陸状況について御報告します。なお、例月定例的に御報告しております味の素スタジアムの輸送人員につきましては、12月議会で報告後、Jリーグのシーズンオフ等の期間に当たりまして、シャトルバスの運行を伴うイベントの開催がありましたので、今回報告はございません。
それでは、詳細、担当から御報告いたしますので、よろしくお願いいたします。
◯企画経営課長(大朝摂子さん) おはようございます。それでは、お手元の資料に沿って御説明をさせていただきます。今企画部長から申し上げましたとおり、今回は御報告事項が2件となっております。
資料1をごらんください。12月の本委員会で御報告をいたしました野川大沢調節池について、東京都から回答文が来ましたので、重ねて御報告をするものでございます。前回御報告したことの少し振り返りになりますけれども、東京都の建設局長から平成26年10月1日付で野川大沢調節池の規模拡大への協力について依頼がありました。これに対して、三鷹市長から10月3日付で規模拡大に際しての要望事項を文書にして送ってございます。ここまでの内容につきまして前回の委員会で御報告をいたしました。
この三鷹市長からの要望への回答が今お手元にある資料1でございますが、平成27年3月4日付で参りましたので、この後御説明申し上げます。
まず1点目として、運動施設の撤去・復旧費についてですけれども、この施設が調布基地跡地利用計画及び策定経過における東京都と三鷹市との調整内容等を踏まえまして、占用許可範囲内における撤去及び現況機能復旧分についてはその費用を東京都が負担するとのことでございます。なお、これに関する詳細につきましては別途定めるものといたします。
2点目ですが、調節池への流入頻度が適正となるように要望していたわけでございますが、越流堰については、水理実験等により、調節池の機能上適正な延長・堰高を再設定するとともに、施設形状の工夫により適切な流入頻度となるよう検討するとの回答を得ています。
3点目でございますが、施工中の運動施設機能の確保についてですけれども、三鷹市からは、運動施設が利用できなくなる期間を極力短くすることや、代替運動施設の確保について要望をしておりました。これに対して、工事上の工夫による機能確保や工事期間の短縮を検討するとともに、都有施設等を中心とした代替運動施設確保に向けた支援に努めるとの回答を得ています。
今後の予定でございますけれども、この回答に基づきまして、三鷹市、三鷹市教育委員会と東京都との間でスケジュールや役割分担等についての協議を行った上、基本協定を締結するなどして施設の撤去及び工事に着手していく予定でございます。
次に、資料2をごらんください。調布飛行場の10月から12月の離着陸状況について御報告でございます。3ページをごらんいただければと思います。10月は2地点間輸送は690回で、前年同月に比べ186回の増、合計は1,352回で、前年同月に比べ281回の増となっております。
4ページ目をごらんいただければと思います。11月分ですけれども、2地点間輸送は776回、前年同月に比べ218回の増、合計は1,416回で、前年同月に比べて159回の増となっております。
12月ですが2地点間輸送が711回、前年同月に比べ97回の増、合計は1,532回、前年同月に比べ160回の増となっております。
前年同期の10月から12月と比較をいたしますと、ことしが4,300回、前年が3,700回と、3カ月間で600回の増というふうになっております。前年に比べて増加した主な理由でございますが、今年度は三宅島航空路線開設の初年度となります。10月から12月までの3カ月間で三宅便の離着陸回数は、就航率からおおむね計算をいたしますと約480回程度というふうになっております。また、平成25年6月から島嶼部への定期便に限って計器飛行方式が一部導入されているわけでございますが、前年同期の10月から12月でのIFRによる離着陸回数と比べてみますと、前年が95回、ことしが135回で、40回の増加というふうになっているようでございます。このような理由から、前年同期よりも離着陸回数がふえたものと考えております。私からの説明は以上です。
◯委員長(伊東光則君) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
◯委員(嶋崎英治君) 1点だけお願いします。要望に対する回答の1で、後ろから2行目について、その費用を東京都が負担しますっていうふうになっていますね。これは市の要望に対して100%来たということなんでしょうか。
◯企画経営課長(大朝摂子さん) 私どもから要望しておりましたのは、やはり今ある機能の撤去、それから、それを再整備する際のお金はぜひ東京都さんで持っていただきたいということをお願いをしておりましたので、詳細、具体的に役割分担等、この後詰めてまいりますので、今100%かっていうふうに御質問されると、まだ詳細詰めるのはこれからでございますが、まず記載事項として私どもから要望したものに対して、誠実な、きちんとした回答が来たというふうに考えております。
◯委員(宍戸治重君) おはようございます。よろしくお願いします。もっと早く聞けばよかったんですけど、60ミリ対応ということでしたよね。
(「65ミリ」と呼ぶ者あり)
65か。それについて、被害想定というか、そういうのはどんな感じなんでしょうか。
それと、3番の代替運動施設確保に向けた支援に努めますというのは、この支援というのはどの程度までやってくれるんでしょうか。
◯企画経営課長(大朝摂子さん) 被害想定は、その豪雨がどのタイミングでどこに降るかということにもよりますので、今具体的にちょっとなかなか申し上げられないところでございますけれども、今回の回答文書には書かれてございませんけど、前回の委員会でお配りをした、もともと東京都から来た文書のほうには、例えば年超過確率20分の1というような説明がございました。これは、20年に1回こういう大雨が降るということではなくてという説明を前回も申し上げたかと思います。
今、申しわけございません、被害想定ということでは御説明できないのですが、例えば多摩地域で時間65ミリ降雨というものがもし降ったとして、ここで野川大沢調節池がこの深さに掘り下げたとすると、流域内での局地的かつ短時間での集中豪雨が河川に対してあったとしても、溢水をほぼ防止できるというようなことでございますので、実際にこれがなかった際の被害想定というのはちょっと今申し上げられませんけれども、これをつくることで65ミリをほぼ防止できるというふうに──この池の対応だけではもちろんございません、河川改修とかもあるようではございますが、ほぼ溢水を防止できるということへの向けた工事であるというふうな説明を受けているところでございます。
それから、もう一つですね、支援策についてですけれども、これも今具体的に、この後スケジュールが決まっていって、いつのタイミングでどれぐらいの期間、施設が使えないか。今の大沢調節池の底面にある施設が使えないかということにもよるのですが、東京都としては、例えば都有施設、三鷹市内に限らず、近隣の都有の施設で、もしも希望が、三鷹市のほうからここの施設をこれぐらい使わせてもらいたいんだけどという希望があれば、その際に、実際には私どもが今やりとりしていましたのは河川部でございますので、都有のスポーツ施設自体の担当者ではもちろんないわけなんですけれども、私どもが希望する──私どもというか、三鷹市や三鷹市教育委員会が希望する箇所の都の担当のほうにきちんとした話をしてくださるというような支援は惜しまないというふうに聞いております。
◯委員(宍戸治重君) じゃあもう一度。65ミリ対応といってもそんなに数はないという想定だということですが、私たちのイメージからすると、ここの池が1メートル50深くなって、じゃあ、どれだけの効果があるのかななんていう気がするんで聞いてみたところなんですけど、イメージがなかなか湧かないというところがありますから。東京都がやることですから何とも言えませんが、きちっとした材料を使って、もともと川底より低くなりますから、そういうことでもまた水が入ったり、工事中にも、下手すると水が湧いてくる可能性が十分にありますから、しっかりと取り組んでいただきたいなというふうに思います。
それともう一つ、この支援についてどうなのかという、今お話をしていただけましたけど、どこまで望めるのかなっていう気もするんですね。ですけれども、三鷹市内には施設が少ないものですから、ぜひきちっとした対応をお願いしていただきたいなと思います。
それと、水が入った場合の後の施設の復旧、水が出てからね、それは今までと変わりないんだろうか。三鷹市の負担でしたっけ、あれ。
◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(土屋 宏君) この水が入った場合の復旧費については、ここ最近は三鷹市の負担でやっておりますので。また、これは東京都との占用許可の条件でどういう形になるかということ、今後、新施設について検討はしていきますけれども、場合によっては三鷹市の負担で復旧せざるを得ないというところは御理解いただきたいと思います。
◯企画部長(河野康之君) 先ほどの被害想定等の御質問に関して補足させていただきます。この東京都の取り組みのもととなったのは、平成24年11月に東京都で出された中小河川における都の整備方針ということにもよっているというふうに聞いております。この方針につきましては、聞くところによりますと、従来大手町中心のデータであったものが、八王子のデータを蓄積することによって、これをこの整備方針に生かすとともに、この検討のもととなったものにおいては狩野川台風、これにも備えるということを想定して検討が進められたというふうに聞いておりますので、そうした総合的な観点の中でこの調節池の割り当てが想定されたのではないかというふうに聞いているところでございます。
◯委員(宍戸治重君) 僕も台風だなんていうと、よく野川を見に行くんですけど、あふれんばかりに流れているのを見ると恐ろしいような気もしますし、それがあふれたら怖いなと思うような場所も確かにあります。そういうことからすると、被害のないように準備をするということは大切なことだと思いますから。それにつけてもね、三鷹市でもスポーツに対しては大切な施設ですから、そういう意味ではしっかりと取り組んでいただきたいなというふうに思います。
それと、協定の範囲ということだということでありますけど、何かの機会ですから、そういうこともこちらの負担が少ないような方法が何かないか検討していただきたいと思います。以上です。ありがとうございます。
◯委員(森 徹君) 1点だけお聞きしたいんですが、三宅路線、就航してちょうど1年ですかね、昨年の4月だったですか、3月の末でしたっけね。それで、先ほどの報告では、この路線が就航したことによって2地点間の輸送がふえたという報告でしたけれども、就航は、回数はふえたという報告はありましたけれども、ふえたことによって、例えば周辺の方から何か市に対して要望等がこの1年間であったのか、ないのか。また、三鷹市としてこの三宅の就航によって何か問題意識を持っているのか。その辺があれば、御答弁をお願いしたいと思います。
◯企画経営課長(大朝摂子さん) 三宅便が就航して離発着がふえているということについて、三鷹市のほうに直接周辺の市民の方から何か御意見があったということは、私どもとしてはございません。調布飛行場の事務所のほうでは近隣住民の方と日ごろからいろいろコミュニケーションさせていただいておりますかと思いますので、飛行場のほうでいろいろお話を伺っているとは思いますけれども、三宅の就航についてということで特段御意見を頂戴しているというふうには、私どもは直接は聞いてございません。
今質問委員おっしゃいましたように、せっかく三宅島との間での今までなかった航路ができたということもございます。もちろん、安全面のお願いですとか、そういうことは重々しているわけでございますけれども、一方、やはり飛行場の地元市として三宅島の皆さんとの交流であるとか、やはり物産や観光の御紹介であるとか、一方で、三宅島から空路で調布に着いていただいた際に、三鷹の観光資源への御興味の喚起ですとか、そういうことも含めていろいろ、せっかくある調布飛行場をより生かす形で、就航をきっかけとした交流事業などをやっていきたいというふうに、そういうようなことを通じて、三鷹市民の皆さんにも三宅島と──三宅島に限りませんけれども、ほかの島々も含めて、離島航空をつかさどる飛行場が私どもの市の中にあるのだということを深く御理解いただく機会になればというふうに思っています。
東京都港湾局のほうも、そういう問題意識、地元の3市と共有してくれておりまして、市民の皆さんに御理解を深めていただけるような事業を、飛行場のせっかくできた場所でございますので、活用していければというようなお話もいただいていますので、また具体的に煮詰まりましたら御報告させていただければと思います。以上です。
◯委員長(伊東光則君) どなたか。
◯委員(吉沼徳人君) 済みません、調整池のことでちょっと1つだけお尋ねしたいんですけど。調整池を掘り下げて滞留立米数をふやすということなんですけれども、あそこは直角じゃなくて、傾斜になって下へ下がっていますよね。そうすることによって、深くすることによって利用面積が狭くなると思うんですけれども、その場合に、完成した後に、例えば野球場、テニスコート、駐車場、ラグビー場とかがありますけれども、そういったものが、例えば駐車場が何台減るのか、あるいは例えばテニス面が1面減るのかとか、そういうようなことはあるのかないのか、ちょっと。
◯企画経営課長(大朝摂子さん) その点につきましては、私どもも大変重要な点だと思っておりまして、今現状ではまだ設計を今、これからちょうど詰めているところでございますので、その設計のプランによって、いわゆるのり面がどういう形状になるのか、どれぐらいの角度になるのかとか、そういうことがこれから決まっていくようでございます。
私どもも当初から、機能補償という意味で、やっぱり底面積はどれぐらいになっちゃうんですかとか、深くなることは事実でございますので、どうやってこういう底面までおりていくんですかとか、そういうことをいろいろ今御質問をしているところですけれども、こちら側の認識、要するに余りにも狭くなってしまって、もとの機能が満たされないと非常に市民の皆さんに影響が大きいんだとか、そういうことは既に伝えてはございますが、設計を今やる中で幾つかの形状のパターンがあるのだというふうな説明を現状で受けておりますので、設計をしていく中で調節池としての機能と、それから三鷹市民のスポーツ施設としての機能と、それをあわせ持つようにするにはどうしたらいいのかということをきちんと相談していきたいと思っておりますので、また設計などが固まってまいりましたら御報告することになろうかなと思います。
◯委員(吉沼徳人君) そうですね、車がおりるにしても、人がおりるにしても、その分だけ面積使うわけですから、深くなるとやっぱりどうしても利用面積が狭くなると思いますんで、できるだけ今ある機能全てが復旧されるような方向で検討をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◯委員長(伊東光則君) ほかにどなたか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で行政報告を終了いたします。
◯企画経営課長(大朝摂子さん) ここで1点、府中市からの情報提供ございましたので、口頭にはなりますけれども御報告をさせていただきます。
調布基地跡地の中で、府中市域になりますけれども、場所でいいますと東京外語大があるすぐ北側のエリアが、今まで空き地になっていた部分がございますけれども、こちらのほうで商業の開発があるということが決定したようでございますので、口頭で恐縮でございますが報告をさせていただきます。
私どもが今府中市さんから情報を得た内容でございますけれども、イトーヨーカ堂が進出なさるということで、ほぼ4万平米ほどの広さで、敷地が4万平米のイトーヨーカ堂が進出することになったというふうに聞いております。事業完成予定日が平成32年4月30日というふうに聞いてございます。地上5階、地下1階ということで、用途としては物販店舗、飲食店、駐車場等というふうなことでの開発が今決まったというふうに聞いているところでございます。御報告は以上です。
◯委員長(伊東光則君) 以上で行政報告並びに情報提供を終わります。
休憩いたします。
午前9時55分 休憩
午前9時56分 再開
◯委員長(伊東光則君) 委員会を再開します。
休憩をとりまして活動経過報告書の確認をさせていただきます。
休憩いたします。
午前9時56分 休憩
午前10時25分 再開
◯委員長(伊東光則君) 委員会を再開いたします。
調布基地跡地利用対策特別委員会活動経過報告書の確認について、本件を議題といたします。
お手元の経過報告書(案)をもって、調布基地跡地利用対策特別委員会活動経過報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
その他、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
午前10時26分 散会