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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成27年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2015/09/18 平成27年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2015/09/18 平成27年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  皆様、おはようございます。東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきまして、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入場するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 まず、項目アについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。それでは、報告事項の1番目、アの北野の里(仮称)まちづくり方針(素案)について、資料1のほうで御説明させていただきます。
 資料1、お開きいただきまして2ページの下段をごらんください。まちづくり方針の位置づけのフロー図でございます。こちらで、これまでの経過を含めて御説明させていただきます。国、東京都、三鷹市は、平成20年に外環整備に伴う課題、その課題解決のアイデアについて、まちづくりディスカッション方式による三鷹地区検討会を開催いたしました。こうした課題への対応について、国・東京都は、平成21年4月に「対応の方針」を公表し、沿線区市長から一定の理解を得て、外環は事業化されました。「対応の方針」において、中央ジャンクション部では、事業者ができる限りふたかけ整備することや、ふたかけ部の上部の整備については、設計段階から地域の意見を聞きながら、公園、または緑地的な利用が可能となるよう検討することが示されました。市は「対応の方針」に基づき、平成26年1月から3月に、ジャンクションふたかけ上部空間等の利活用や、ジャンクション周辺のまちづくりについて、まちづくりワークショップを開催し、市民の方々よりまちづくりについてさまざまなアイデアや御意見をいただきました。その後、平成27年3月にワークショップでいただいた御意見に対する三鷹市の基本的な考え方を取りまとめました。北野の里(仮称)まちづくり方針でございますけど、この三鷹市の基本的な考え方を段階的かつ計画的に推進するため策定するものでございます。
 また、市では第4次三鷹市基本計画、緑と水の基本計画等において、中央ジャンクションふたかけ上部を含む周辺一帯を、北野の里(仮称)として位置づけました。本方針は、北野地域の持つ緑と農の風景という地域特性を生かした拠点として、ジャンクションとその周辺のまちづくりを一体的に進めるための具体的なまちづくりの方向性を示すものです。今後、本方針に基づき、整備計画を策定し、外環道路整備の進捗状況等に合わせて、まちづくりの実践に取り組んでいきます。
 3ページ下段、まちづくり方針の検討範囲をごらんください。一点鎖線で囲まれた区域を北野の里と想定しております。こちらはワークショップにおいて、まちづくりに関する提案、御意見を多くいただいた区域となります。中央ジャンクション部約20ヘクタールを中心に、東は世田谷区との行政界、北側は東八道路、西側は都市計画道路3・4・12号線、南側は調布市境に囲まれた約65ヘクタールの区域で、おおむね北野一丁目から四丁目が対象となります。下段の欄外、注にありますように、北野の里(仮称)の名称及び範囲は、市民の意見を聞きながら、まちづくり方針とともに決定していきます。
 それでは、4ページをごらんください。北野の里(仮称)の将来像を、良好な緑と農とコミュニティを生かし、はぐくむ北野といたしまして、将来像を実現するために取り組むべき3つのまちづくりの目標を定めました。
 5ページをごらんください。まちづくり方針と今後の検討に向けてについてです。3つの目標ごとにまちづくりを定め、今後検討する項目を明らかにいたしました。まちづくり方針につきましては、まちづくりワークショップでいただいた御意見に対する三鷹市の基本的な考え方において、これまで市が示した内容となっております。目標1の緑と農とコミュニティを次世代へ継承し、新たな触れ合いの拠点を創出しますについては、まる1といたしまして、花と緑にあふれた公園の創出と既存樹木の活用。まる2、北野の農の文化を継承する市民農園等の創出と地域振興の取り組みなど、5つのまちづくり方針を定めました。今後検討する項目としては、都市公園法に基づく立体都市公園の検討、地区公会堂、遊び場広場、スポーツ広場の再配置などを定めました。
 目標2の地域資源に配慮した、ジャンクション整備と一体的なまちづくり・道づくりに取り組みますについては、まる6、遊歩道・サイクリングロードによる回遊ルートの創出、まる7、都市計画道路の整備推進と沿道まちづくりなど、6つのまちづくり方針を定めました。今後検討する項目としては、遊歩道・サイクリングロードや道路整備に合わせた用途地域の見直し、バスルートの見直しなどを定めました。
 目標3の地域のみなさんとの協働により北野の里(仮称)のまちづくりを目指しますについては、まる12、地域住民とともに進める北野の里(仮称)の管理・運営、まる13、北野の里(仮称)における良好な景観づくりなど、5つのまちづくり方針を定めました。今後検討する項目としては、ふたかけ上部空間等の管理・運営形態、高速道路構造物の修景、景観法等に基づく景観重点地区、景観重要公共施設の検討などを定めました。
 6ページをごらんください。まちづくりの進め方についてです。方針で示した個別の取り組みの実施においては、市民、国、東京都、高速道路の建設・管理事業者、三鷹市及び調布市、世田谷区などの近隣自治体、警察、消防などの関係機関がそれぞれの役割を担い、連携・協働してまちづくりを進めることとしております。
 下段は、まちづくり方針で示した各取り組みにおける市民検討組織設置イメージについてです。まちづくり方針に示す各取り組みにつきましては、地域住民を中心とした組織を立ち上げ、地元の意見を反映しながら進めていきます。また、国、東京都、高速道路会社と整備及び管理・運営の適切な役割についても、必要な協議を進めていきます。まちづくりの検討テーマは、ジャンクションふたかけ上部空間等における公園整備、ジャンクション周辺におけるまちづくりの取り組み、地域全体におけるまちづくりのルール、管理・運営等のあり方について、外環事業の進捗に合わせて継続して話し合いを行います。
 7ページをごらんください。北野の里(仮称)まちづくりの進め方についてです。今年度、まちづくり方針を策定する予定です。その後、平成29年度にかけて、地域住民を中心としてまちづくり整備方針の策定に向けた話し合いを行います。また並行して、都市計画審議会等の意見を聞きながら、用途地域の見直し、地区計画等の策定を行い、まちづくり整備方針を策定します。平成30年度以降は、まちづくり整備方針を踏まえたジャンクションふたかけ上部利用に関する基本設計、実施設計に着手します。また引き続き、地域住民の皆さんと、北野の里の管理・運営計画の策定に向けた話し合いを行っていく予定です。
 次に、今年度のスケジュールについて御説明いたします。本方針につきましては、第4次三鷹市基本計画の改定に付随して、東部住協等で説明会を行います。その後、助言者会議等を経て、年度内には方針を確定したいと考えております。また、方針確定後に、地域住民を中心とした組織を立ち上げ、話し合いの開催に向けて準備を進めていきたいと考えています。資料1の説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  おはようございます。よろしくお願いします。ちょっと1点確認させていただきたいんですけれども、7ページのこのスケジュールの図であります。今回、まちづくり方針ということで、素案が出ています。今年度中にこのまちづくり方針をつくり込むということで、この方針の中に市民の声といいますか、今までのこのワークショップとかをやりながらいただいた声を、この中にも当然入れていただくということだと思うんですけど、まちづくり方針のつくる過程で市民の皆様の声をさらに反映するというのはあるのでしょうか。それはまちづくり方針が終わった後に、この地域の皆さんとの話し合いで、まちづくり整備計画を決めるときに反映していくという形になるんでしょうか。ちょっとその辺のことだけ1つ確認させてください。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  まちづくり方針につきましては、今後の整備計画の策定に向けた大きな方向性を示しているものでございますけれど、ただ検討するジャンクション周辺の範囲とか、やはり北野の里(仮称)と今呼んでいますけれど、そうしたものの名称とか、全体的な進め方等について、これまでワークショップでお聞きした意見を踏まえて方針はつくっておりますけど、また再度そういったことについて御意見聞きながら、この計画を──現在素案でございますけれど、確定させていきたいというふうに考えています。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。まちづくり方針を最終的につくる段階で、まだ市民の声が反映できるということもお聞きいたしましたので、一つ一つ丁寧に、計画、方針をつくる中でもそういう声を聞きながら、またその後、それをできたものをもとにして、また地域の人たちの話し合いを丁寧にやっていただくということが確認できましたので、ぜひそういう形で進めていただければと思います。よろしくお願いします。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、幾つか確認させていただきたいと思います。まず、この範囲ですけれども、要するにジャンクションの上のふたかけ上部の公園、いわゆるそのような場所に限らず、かなり幅広い範囲を北野の里というふうに指定をするということで、ここ全体に地区計画をかけるというような、そういう想定なのかどうか、この範囲についてまずお伺いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  範囲につきましては、今、里──三鷹市で3つのふれあいの里ございますけれども、いずれも景観の重点地域に指定しております。この範囲、北野の里についても、今後の話し合いの議論の中でもなってくると思いますけれど、良好な農、住、調和した環境をつくっていく里として、1つは景観の重点地域に指定していければという考えと、あとまちづくりを進めるに当たって、どういったまちづくりにしていくのかという地区計画のこともございます。そこについても皆さんとまちづくりの意見交換をしながら、地区計画もこの範囲で進めることも検討材料の1つだと思っています。


◯委員(野村羊子さん)  検討材料ということで、まだ確定ではないということでよろしいですかね。
               (「補足します」と呼ぶ者あり)
 はい、じゃあお願いします。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  範囲については、今担当課長が答えたとおりなんですが、この範囲を今、案として決めているところでは、この市民意見、多く出た部分についてそれを反映するように、まちづくりの範囲を決めております。地区計画についても今後の検討なんですが、当然この里の範囲はおおむね一定のルールとか方針を立てていきたいので、その範囲は定めていきたいと。また、例えば都市計画道路のところまで今、範囲として考えておりますが、都市計画道路、沿道についてはまた今後、用途地域の検討等もありますので、両側に地区計画をかけるということも、今後検討の対象になるかというふうに考えております。以上です。


◯委員(野村羊子さん)  例えば、三鷹3・4・11号線の都市計画道路に関しての整備、あるいは3・4・12号線の都市計画道路の整備について、その沿道は、前にも大き目の都市計画道路をつくる際には耐震等を含めた建物が建てられるような変更、そこの部分はそういう用途地域の変更等を考えるんだというような、以前別の場所で考え方として示されたことがあるんですが、そういうことがあり得ると、それも含めて考える、あるいは3・4・12号線の沿道は別の用途地域をかけ、そこから外れた部分を里として指定するというふうな、そういうような区分けというか、線引きが今後さらに細かくされていく可能性があるというふうなことでしょうか。もう一度お願いします。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  そういった区分けという意味でいけば、都市計画としては分かれるんですが、当然そこの、今お話のあった都市計画道路の沿道については両方にかかってくる部分でもございますので、そこはきちっと、都市計画としては別になったとしても、調和をするような形のルール化をしていきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  いずれにしてもここまで含めた幅広い範囲で、この北野の里ということを考えるという、そういうことだということだと理解しました。それで細かいことをいろいろ書いていますが、実際にはもうとにかく外環道路ができた後というふうなことで、5年、10年先というふうなことになろうかと思います。完成の、その先のことについては年度が示せないぐらい先だと私は理解しましたが、とりあえずそういう、長期計画的にはね、そういうことだということを、もう一度お願いします。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  基本的にこの北野の里(仮称)の整備、また外環のジャンクション上部の整備につきましては、外環事業の上部空間を利用するというところでありますので、基本的には外環の事業に合うような形で計画、検討を立てながら、整備等も進めていきたいというふうに考えておりますので、外環の竣工・開設と、7ページにスケジュールが出ておりますが、ここまでには整備は完了したいというような形では考えております。ただ、こういったまちづくりについては、その後も管理・運営も、引き続き続いていきますので、これは市民の皆様と、そういった里を発展できるような形で継続していくというようなことで進めていきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  細かいことは、そういう意味ではこれからということではありますが、一つ立体都市公園という検討。つまり、都市計画道路の上に公園をつくる、ふたかけ上部というのはそういうものですよね。ここで立体都市公園という言葉を示されました。これについてちょっと具体的に、都市公園法に基づくというふうに書いていますが、ちょっと具体的に説明をしていただけますか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  ジャンクション区域は、今、高速道路の道路区域という形で都市計画の決定がされておりますけれど、その上に公園的な使い方を、我々としては今、進めていきたいということで進めていますけど、その公園が将来的に担保されるように都市計画を、高速道路の都市計画の上に、公園の都市計画をかける。多層に都市計画をかけてるんですね。こういう立体都市計画という制度がございまして、公園もしっかりとそういう都市計画で担保できれば、将来にわたって改変されることがなく、占用よりもより安定した形で使うことができますので、そういったことを目指して、今、関係機関と調整していきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、都市公園法をきちっと確認してませんが、上下について、つまり同じ重なる形、道路の上に重なる形で公園を指定するということですね。これについては一定の手続を経ながら都市公園法、最終的には東京都の都市計画審議会での確定というふうな手続になるのでしょうか。お願いします。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  手続に関しましては、市の決定で進められると考えております。先ほど課長のほうからも説明ありましたように、一般的には都市計画というのは1つの目的に合わせて、その目的が達成できるように都市計画の網をかけますが、こういった利用とか、そういった二重の利用を考える場合に立体都市計画をかけるということで、これについては市がそういう形で進めたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  御存じのように、外環道路は大深度地下、要するに立体的に地下を利用するということで立体都市計画道路ですかね、区域を定められていて、地上の方々、住居として住みながら、道路としての制限がかかるという実態の中でどうやって財産を守るかということを考えざるを得ない事態になっていますが、これは逆の形で道路の上に公園を定め、つまりその部分を担保する、確保するというふうな手法を今考えているということは、理解をいたしました。
 それでもう一つ、小径の駅(仮称)というものが新しいものが出てきています。これは、道の駅というのは国土交通省の枠の中でつくっているものがあると思いますが、それとの関連性があるのか、全く新たなものを考えているのかをお願いします。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  これにつきましては、今委員のおっしゃったような国土交通省の道の駅ということではなくて、地元の方が今、例としては、庭先販売をしているようなところがありますよね。そういう方のところをつながってループ的にできれば、全体的な中で道の駅みたいな雰囲気のものが全員の──全員というかそういう方の御協力とか、そういうところで販売することによって、そういうものが広がるのではないかというような考え方ですので、国土交通省の道の駅とは若干違うということです。


◯委員(野村羊子さん)  国交省の道の駅であれば、国交省の枠の中で補助金等々を使いながらの枠組みで形をつくっていくということになると思いますが、そうではなくて、市の発想で、市民の皆さんと、あるいは地域の農家の皆さんの御協力を得てやるというふうなイメージで、市が整備をするものだというふうな理解でいいですか。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  道の駅とする場合には、広い敷地が必要です。それで今回の場合に、高速道路の部分についてはそれができませんので、そのようなものはちょっとほかの、また土地を買収して広くするとかという話になりますので、ちょっとそれは難しいのかなという中での考えとして、それぞれの方がやっているところでそれぞれにしていただいて、それをループ的にすればいいということを考えれば、そういう可能性もあるだろうということですから、整備自体を市がするということよりも、地元の方にそれぞれのところでやっていただいて、それを結ぶというようなイメージでございます。


◯委員(野村羊子さん)  市は金は出さないけど、やってねということなんだなというふうに理解しました。
 埋蔵文化財のあり方についてお伺いします。今回、遺跡調査で出たということで、見学会をなさったと思います。行けなくて大変残念でした。この今の現状、どの程度の面積でこれが出てて、実は今、例えば東名でも物すごい立派な遺跡が出てきて、今、それをどうするんだろうという話にもなっていると思うんですが、この現状と、これの保存がどのようにできるのか。済みません、場所をしっかり把握してないんですが、ジャンクションの中だと思うので、現状のままこれを保存するということは可能なのか不可能なのかということも含めて、どの程度これの保存ということをできるのか、考えているのかということも、将来的なね。あるいは、場合によっては実はもっと広範囲にこの遺跡があるのではないかという可能性もあったりするんじゃないかと思うんですが、そういう全体を含めて、どの程度現状と今後のあり方と、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  9月の5日の日に、遺跡の関係につきましては、北野遺跡の出土品、発掘調査箇所、住居跡などの見学ということで、主催は東京都スポーツ文化事業団、共催で三鷹市遺跡調査会等入っておりますけれど、北野遺跡の見学会を開催したところでございます。当日、200人を超える方がいらっしゃったという話も聞いているところでございます。全体の出土状況、住居跡や何かを御確認いただいて、今後、そういったものの保存をどうするのかとか、今、調査している段階でございますので、私どもも遺跡調査会のほうに、今後のことについては確認しながら、お答えさせていただきたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  今、担当課長がお答えしたとおりなんですが、今後、まだ当然今お答えしたように決まってはないんですが、ワークショップ等の意見の中でも、そういったものを、遺跡等を、歴史をきちっと確認できるようなものを展示するようなことも考えられないかというような御意見もいただいておりますので、ちょっとその仕組みとか施設の問題もありますので、今後そういったことも含めて検討していきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  まだ調査中、現場、発掘調査中ですかね。あるいは、現場の保存というのはいつぐらいまで──保存というのはおかしいですね。調査継続というのはどれぐらいまでというふうになっているかわかりますか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  遺跡調査につきましては、まだ全体が終わっているわけではございません。今後行われる箇所もございますので、全体の進捗率等も含めて、私どものほうでまた確認させていただいて、御報告させていただきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  お願いいたしたいと思います。できればね、都にまたさらに見学会をしていただいて。やはり可能性としては、工事でつぶされていくものなので、私としてはぜひそういうことがなくできるといいのになと思いますが、逆にいえば今ある状況を、できるだけ多くの方に記録していただく──見ていただく、記録していただく。あるいは学術的にきちっととどめていくということは非常に重要なことだと思っています。本当にそのまま残せれば一番いい。東名ジャンクションのところも、国分寺崖線に沿って非常に貴重なものが出ているという話で、そういうところを本当にこういうもので壊してしまうのは、私としては非常に遺憾だと思っておりますが、別の話になるので、はい。
 スケジュールのところで、東部住協で説明会をするという話をされました。説明会というのは、このまちづくり方針(素案)についての説明会という理解でよろしいですか。確認をお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  こちらにつきましては、まちづくり懇談会を第4次三鷹市基本計画の改定に合わせて今行うことで、準備のほうを進めております。その中であわせて、付随して、一緒に北野の里の方針のほうもお話をさせていただきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  東部住協だけでいいのでしょうか。新川中原住協については、同様の説明というかがあるのかないのか。それとは別に、地域周辺の方たちを、一般を対象にした説明会というのは、意見を聞く場というのは考えないのか、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今、委員おっしゃったように、東部住協でやろうということは、今考えています。そのほかに新川中原とか、町会の方とか、地域の方もいらっしゃいますので、住協とか、あと町会とかと相談しながら、今後どういう範囲で説明していくのか決めていきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  実際に周辺にお住まいの方たちが、全て住協、あるいは町会等で意見を言えるというわけではないので、できるだけ広く、直接話をする場をしっかり持っていただきたいかなと思います。とりあえずこれについては、はい、ありがとうございました。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、何点か。最初の2ページで、まちづくり方針の位置づけということで下に図がありますけど、この間ずっと──この外環道路そのものに私どもは反対なんですが、できた場合に市民がいろいろワークショップまでしてつくり上げてきている、この北野の里の構想というものが、本当に実現できるのかということでの財源のことをずっと、何回か質問させていただいているんですが、今回、このまちづくり方針が今の赤く書いてあるところが現状、今のところですけど、次の段階のまちづくり整備計画っていうのができた段階では、その整備計画の中にどこがお金を出すのかとか、財源についてのことも明確になると考えていいんでしょうか。財源が明確になる時期がどこなのかということをお示しいただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今、平成30年を1つの区切りとして、整備計画を策定しようというふうに考えておりますけど、そういう中で、当然ふたがけ上部の整備の主体とか管理の主体、またそれにかかわるそれぞれの役割分担、国、東京都、三鷹市の役割分担。そういうのを決めていく中で、費用の話とかそういうところも整備計画を策定するまでの間に決めていきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  そうすると、7ページの図で、まちづくり整備計画が完成するのは、平成30年までに完成させるということで、それで5ページのところに地域住民とともに目標3の最初のまる12で、ふたかけ上部空間の管理・運営形態とかあります。それとか4ページで、役割とかいろいろあったと思うんですが、じゃあ平成30年、だから今言った2ページでは、まちづくり整備計画の中にきちんと財源が盛り込まれるというふうに確認をしていいということですよね。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  財源と、また整備主体とか、整備計画の中で明確にしていく必要があると考えております。施設そのもの、これ、もともとは上部空間でありますが、高速道路のランプという施設とか環境施設帯という、環境を守るための道路の施設でありますので、そこの一部を利用させていただくということで、もともと道路管理者、高速道路の管理者が整備をする部分も当然ございます。そこの部分を、例えば緑とか、できる限りもともとの環境施設帯をやる部分を事業者のほうに負担してもらうとか、今後もこれは協議なので、そういったところを求めていきたいと。また、市の施設になる部分も当然中には出てきますし、市民主体が管理するような施設まで出てくるので、そういった役割をきちっと整理しながら、整備の事業費等も今後関係機関と協議をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  はい、わかりました。平成30年の整備計画のときまでには、役割と財源も明確になるというふうに認識をします。
 それで3ページの注意書きの一番下に、北野の里(仮称)の名称及び範囲は、皆様の御意見をお聞きし、まちづくり方針とともに決定していきますということで、先ほど範囲のことでも質問ありましたけど、この皆様の意見をお聞きしという皆様が、皆様というのがこのさっき言った黄色い枠の範囲なのか、もっと広い範囲なのか、もうちょっと明確にしていただきたいというのと、この皆様っていうのが、これからいろいろとまちづくり方針をそれぞれ具体化するための話、地域住民を中心とした組織の立ち上げを行うということが6ページに書いてありますけど、それとイコールなのか、もっと広い範囲を考えていいのかお聞かせいただきたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  市民の皆様の意向の聞き方でございますが、この北野の里の上部空間の詳細については、今までも市民参加、いろいろな形の中でやってきました。今回についても、地域の方の意見もやはり重要というか、尊重していかなくちゃいけない部分もありますので、そこを中心に聞いていく必要もありますし、また施設、どういう施設ができるかということで、例えばスポーツ広場とかそういった御意見もございます。スポーツ広場については、当然この地域の方だけが利用するわけではなく、市内全体の市民の方が利用されると。また、ちょっと離れたところからも、こういった里ができれば訪れる方もいらっしゃいますので、今後、主体的に検討する場と、いろいろホームページとか広報等も活用しながら、多様な形で意見は聞いていく必要があるのかなというふうに考えております。また、そういったところを今後お示ししながら進めていきたいと思っております。


◯委員(大城美幸さん)  そうすると、まちづくり方針も整備計画もそうなんですけど、5ページに目標1、目標2、目標3と、それぞれ主に検討する項目等ありますよね。今言われたスポーツ広場とかスポーツ施設とか、市民全体が利用するものとか。例えば具体的にいうと、今後主に検討する項目というものが、項目ごとにといったらあれなんですが、大枠でくくってでもいいんですが、話し合いの場というものが持たれるというふうに、その時々によって違う人が集められるというか、違う話し合いの場っていうものがテーマごとに行われるというふうに考えていいんですか。検討する項目ごとに。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  6ページのほうに、今後の進め方のところに、テーマ別のまちづくりの検討とございます。こういったテーマごとに検討を進めて、全体計画をまたまとめていくということになります。市民参加のあり方については、まだ具体的に今決まっているということではありませんが、今委員おっしゃられたように、テーマに合わせて多様な意見が聞けるように、またその全体としてのまとめが円滑に進むような形で、今後検討していきたいと思っております。


◯委員(大城美幸さん)  私が気にしているのは、この上のところで地域住民を中心とした組織の立ち上げを行い、地元の意見を反映しますということで先ほど御説明があり、テーマ別のまちづくりの検討を継続して話し合いを行っていきたいというふうなお話があったんですね。北野の里──北野の地域のまちづくりに大きくかかわる問題だから、話し合いが継続して行われるということは当然なんだけども、地域住民を中心とした組織が一旦立ち上がると、その組織のメンバーがずっとこの同じテーマを話し合うのかということと、そのテーマごとに柔軟にほかの人も関係する、先ほどはスポーツのことは全体の市民にかかわるからというお話でしたけども、そのテーマごとに新しく組織がつくられるのかっていうことを明確に聞きたいんですけど。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  まちづくりの検討の進め方でございますが、この今方針の中で考えているのは、整備計画を立てた後に、管理運営につなげていくと。例えば、まるっきり同じ形にはならないんですが、イメージとしては、丸池の里の取り組み等が参考になるのかなと。公園施設そのものはできたとしても、その後にいろいろな取り組みがさらに発展していくというようなことで、そういった組織、このための組織は立ち上げますが、そこに最初からのメンバーが固定化しているということではなく、そこに参加されたい方は参加できるような、そういった組織を検討していきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  当然まちづくりの進め方で、この上の図がありますけど、その話し合いの場には関係する機関や、テーマによったりとかするとは思うんですが、一緒に、場を1つにして話し合う場ということも想定されますよねということを確認します。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  これから整備されていく施設、先ほど申し上げたような市民主体の施設、または市が管理するような施設、道路管理者が管理するような施設、大きくそういった3つの施設があると思いますが、それぞれ施設ごとの管理・運営形態がそれぞれに組み立てられる部分があると思いますが、全体として、やはり北野の里として適切に運営管理できるような、ちょっとそこのまだ組織まで具体的にイメージはしておりませんが、例えば連絡会ができるような形とか、そういったものを検討していく必要があるのかなというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  そうすると、じゃあこれはまちづくり計画ができた後のテーマごとの話し合いとかってなっていくことなので、今、まちづくり方針を策定するに当たって、先ほど東部住協、ほかのところも含めた町会等とも相談していきたいという御答弁があったんですが、今回のまちづくり方針、現在の段階ということで7ページにありますけれど、このまちづくり方針はパブリックコメントとかという形では行うんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  正式なパブリックコメントという形でなく、幅広く御意見を聞けるような、そういった取り組みは進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  パブコメではなく、幅広く意見を聞いていくということなんですが、方針は今年度中に策定をするというふうに考えると、もう半分ぐらい終わっていますので、これから東部住協でまちづくり懇談会という形でまずやっていくということだったんですが、先ほどもお話があったように、住協で活動している人ばかりではないし、町会にも加盟していない人とかもいるということを考えると、幅広く意見を聞く、やはり広報に小さく載せただけではわからないし、例えば市民が少人数で、10人とかの少人数だけれども、出前説明をしてほしいとか、そういう要望があったら防災出前講座みたいな感じでやっていただけるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今、広く市民の意見を聞いていくというお話をさせていただきましたけれど、具体的に市報に載せることも考えております。ただ、市報もやはりページも限られていることもありますので、ホームページの中でこういう計画が見られるように。また、市のいろいろな出先の窓口でもこういう計画を置かせてもらったりして、皆さんにわかるような形で計画のほうの周知を図っていきたいというふうに考えています。ファクスとかホームページ、そういったもので御意見がいただけるような取り組みを、今後考えていきたいというふうに思っています。
             (「出前講座については」と呼ぶ者あり)
 出前講座については、今、まだそこまでちょっと考えてはおりませんけれど、ちょっと内部のほうで検討させていただきます。


◯委員(大城美幸さん)  やはりまちづくりは人がそこに住んで、住み続けられるようにしていかなければならないということを考えると、とてもそこ、特に地元の人たちにとっては大きな関心事ではあると思うんですが、情報弱者って、今何でもホームページとかで、もちろんスマホとか持って、情報を入手するのが若い人たちで得意な人もいるでしょうけど、若い人の中でも、特に高齢者の中でも、情報弱者というか、ホームページ、パソコンを持っていなければ、幾らホームページで全部開示しててもそれを見ることができないので、どこどこに行けば見られますよって、先ほど住協とかにも置いておくようにするということだったんですが、なるべく情報に格差が出ないような工夫、取り組みというのをお願いして、この件は終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  他にございますか。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いいたします。今回、仮にということで、まちづくり方針の中で、範囲が定められました、65ヘクタールという範囲ですけれども。この地域はまさに、北野の中央ジャンクションがここにできることによって便利になる。近くだから便利になるとか、ちょっと近過ぎて、ううんと思う方とかいろいろいるこの範囲だとは思うんですけども、またこの範囲に指定をしていただいたことによって、さらにまた不便になったりだとか、不利益をこうむるとか、そういうことの想定というのは全くないというふうに考えてよろしいでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今後なんですけれど、例えば里の中で、景観の重点地域になりますと、建物を建てたとき、戸建てのときにも色とか景観に配慮した色遣いとか、そういった御協力をいただくような形になろうかと思います。物理的に制限というのは、今後それが制限というより、地域全体でよくなるような、そういうような計画になるように皆さんと話していきたいというふうに考えています。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。人によってね、ごめんなさい、利益、不利益というのが異なるので、ちょっと質問としてそぐわなかったかなと思いますけども、ぜひ今後とも検討の中で、ちょっと頭の隅に入れていただければと思います。ありがとうございました。


◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、よろしければ、アについては、北野の里まちづくり方針については一旦終わります。
 次に、項目イからウについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  それでは、報告事項の2番目、イの外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(平成27年第2回)について、資料2のほうで御説明させていただきます。最初に、少しページは飛びますが11ページ、議事要旨をごらんください。
 1の開催日時、会場、出席者につきましては記載のとおりでございます。4の概要です。工事の状況につきましては、準備工事がおおむね終了いたしまして本工事に着手する、そういった段階になっております。今後、着手が予定されている4つの工事につきまして、事業者が開催する工事説明会に先立ち、市からまちづくり連絡協議会に工事内容を説明いたしまして御意見をいただくという目的で開催したものでございます。
 5の会議の内容でございます。(1)、東京外郭環状道路中央ジャンクション工事の進捗状況について。アの説明概要です。2ページから10ページが当日の説明資料になります。それでは、3ページをごらんください。
 中央ジャンクションにおいては、外環、中央道、東八道路の相互を結ぶランプと呼ばれる連絡路などの本体構造物を構築する工事が行われます。青い斜線の区域が、国土交通省発注のまる1、東京外環環境対策工事、まる2、東京外環中央JCT北側ランプ改良工事。この工事は、中央ジャンクションのランプボックスを構築するものでございます。赤く塗りつぶしたまる3、まる4が、中日本高速道路株式会社の発注工事となります。まる3は、南側ランプシールド立坑工事、まる4は、ランプ橋(下部工)工事になります。ランプシールドとは、外環本線から中央道、東八道路と接続するため、本線から中央ジャンクションへ分岐するシールドトンネルとなります。
 4ページをごらんください。工事工期等について御説明いたします。工期は各工事とも記載のとおりですので、御確認ください。まる2、まる3の工事については、防音パネル等の環境対策工事を行った上で、6時から22時の時間帯で作業をいたします。ただし、騒音規制法及び振動規制法で定められた特定作業──これはバックホー等による掘削作業等についてでございますけれど、7時から19時の時間帯となっております。早朝、遅い時間帯は、騒音、振動の発生が伴わない作業を行うとしております。また、環境アセスメントに基づく基準の範囲内で工事を実施するとしています。早朝、深夜の作業が予定されますので、お住まいの方々が安心していただけるよう、市は環境監視体制の構築について、事業者と協議をしているところです。
 5ページをごらんください。さきの本委員会で御説明したとおり、北野中央通りの一部が作業ヤードに取り込まれますので、現在外周部につけかえ道路の築造を行っております。10月5日、月曜日、午前0時に北野中央通りの切りかえを行うことで準備を進めているところでございます。道路の築造が完了いたしますと、環境対策工事として青線の位置に、高さ5メートルの工事用の防音パネルを設置いたします。防音パネルにつきましては、イメージ写真のとおり、採光が必要な箇所には適宜透過パネルを配置する予定でございます。まちづくり連絡協議会や地域住民の御意見を聞きながら進めていくことで、事業者より説明を受けているところでございます。工事用車両は、工事用道路を通行し、事業用地南側の出入り口より入退場する予定です。工事を横断する市道の箇所には、交通誘導員を設置することになります。南側の市道の市道拡幅と記載している箇所につきましては、相互通行ができるよう、4メートルから6メートルに拡幅いたします。
 6ページをごらんください。北側ランプ改良工事の概要です。上段が施工のイメージ図となります。鋼材等で全面覆工を行い、作業いたします。開口部はクレーン設置箇所となります。本工事は、下段にありますランプボックスと呼ばれる構造物を地下に構築する工事となります。ランプボックスは、緑のケーソン部と青の開削部から構成されております。将来、料金所等となる部分でございます。ケーソン区間は、ランプシールドトンネルの発進立て坑となります。Hランプ側ケーソン区間、東側でございますけれど、深度約40メートルです。Aランプ側ケーソン区間、西側ですが、こちらは深度28メートルとなっております。開削部については、最大掘削幅83メートル、掘削深度は約21メートルから約30メートル。延長につきましては、145メートルから、西側区間では234メートルとなります。架設工事として、H鋼による土どめ工事を行った後、土砂を搬出し、現場打ちの鉄筋コンクリート構造のランプボックスを築造いたします。残土の搬出、資材等の搬出入については、原則として工事用車両は中央自動車道から出入りし、事業用地内の工事用道路を走行して行う予定です。生コンクリートの搬入についても中央自動車道から行う予定としておりますが、中央自動車道の渋滞等が想定されますので、交通状況を確認しながら、吉祥寺通り等の一般道も通行することがあるとしております。本工事においては、地下水保全対策といたしまして、構造物による地下水の遮断がないよう、地下水流動保全工法を行うと聞いております。完成予定は、平成30年3月です。
 7ページをごらんください。中日本高速道路株式会社の発注工事となります。まる3、南側ランプシールド立坑工事です。北野遊び場広場南側の区域におきまして、5メートルの防音パネルを設置して、ランプシールドの発進立て坑を構築する工事です。
 8ページをごらんください。幅22メートル掛ける38メートル、深さ約24メートルの立て坑、ニューマチックケーソン工法により築造いたします。ニューマチックケーソン工法とは、ケーソン下部に気密性の作業室を設け、空気圧により湧水を防ぎながら掘削作業を行い、所定の深さまでケーソンを沈設する工法です。
 9ページをごらんください。中日本高速道路株式会社の発注工事となります、まる4、ランプ橋(下部工)工事の概要です。上段右側の標準断面図をごらんください。本工事は、八王子方面への工事用仮橋と、本設ランプ橋の下部工工事を行うもので、青で着色された部分が工事用仮橋となります。工事用仮橋につきましては、ONランプ仮橋1カ所、OFFランプ仮橋1カ所の設置を行います。赤で着色した部分が、本設の下部工となります。下部工につきましては、東西合わせて49基を設置いたします。工事は東側区間より着手いたします。図面の迂回路を確保した後、中央道側道の一部区間を通行どめにして施工いたします。詳細な作業帯につきましては、適宜まちづくり連絡会の意見を聞きながら進めていく予定となっております。なお、工事が進捗していきますと、高井戸方面からの仮橋、こちらは緑色で着色された部分でございますけれど、こちらが支障となってきますので、仮橋2カ所の撤去を行います。撤去時期につきましては、改めてまちづくり連絡会等に報告する予定であると聞いております。
 10ページをごらんください。工事に伴うバス転回場及びバス停の移設について御説明いたします。工事の施工に伴い、中央自動車道高架下にありますバス転回場及びバス停を移設いたします。今後手続を経て、図面にありますとおり、転回場はオープンハウス向かい側に、バス停は郵便局前に移設されることになります。
 11ページの議事要旨をごらんください。中段5の(1)、イの意見・要望についてです。準備工事に引き続き、本体工事においても、登校時間には通学路に工事用車両を通行させないでほしいとした意見や、次の12ページの中段にありますように、周辺が暗くならないよう、防音パネルには街灯を設置してほしいとした意見。また、北野中央通りつけかえ道路のカーブ箇所に防犯カメラを設置してほしいとした意見がありました。一番下段のところのウのその他でございます。その他につきましては、外環ジャーナル(2015年8月号)が事業者より発行された旨の報告を行いました。資料2の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の3番目、ウの外環事業の取り組み状況について、資料3のほうで説明させていただきます。1ページをごらんください。1、現在行われている工事の状況についてです。こちらはまた少しページが飛びますけど、6ページをごらんください。本年8月末時点で、東京外環準備他(その1)工事が行われております。当該工事は、赤で着色している箇所の工事用道路整備と、青で着色しておりますつけかえ道路整備工事を行うもので、工期は平成27年12月末までの予定でございます。恐れ入りますが、1ページにお戻りください。
 2の契約された工事についてです。(1)から2ページの(6)までに記載された6つの工事が契約されております。このうち(3)、(5)、(6)の工事につきましては、先ほど御説明いたしましたまちづくり連絡協議会で話し合いが行われた工事となります。(1)、(2)、(4)の工事につきましては、シールドトンネルの施工となります。各工事の概要につきましては、7ページから12ページに記載しておりますので、後ほどこちらにつきましては御確認いただければと思います。
 2ページをごらんください。3の新たに入札公告された工事についてです。(1)、東京外かく環状道路中央ジャンクションランプ橋(鋼上部工)東工事でございます。発注者は、中日本高速道路株式会社です。東側ランプ橋の鋼上部工の施工を行うもので、10月下旬の開札予定となっております。概要につきましては13ページに記載しておりますので、こちらにつきましても後ほど御確認いただければと思います。
 続きまして、4の都市計画事業説明会についてです。(1)、説明会の開催です。平成27年6月26日付で、地中拡幅部の一部変更が承認・認可されましたので、国土交通省は都市計画法第66条などに基づきまして、施行する都市計画事業の概要や、土地・建物等の制限内容などについて説明いたしました。
 3ページをごらんください。(2)、対象者への周知、(3)、説明会開催日、開催場所、来場者については記載のとおりです。(4)、主な質問・意見についてです。本線シールドトンネル工事の家屋調査に関することや、都市計画法による土地・建物等への制限に関すること、外環事業の概要に関することなどがありました。
 続きまして、5のオープンハウスの開催についてです。(1)、オープンハウスの開催です。事業者及び東京都は、家屋調査の方法や、現在の工事の状況、地中拡幅部の都市計画変更などについて、オープンハウスを開催し、説明を行いました。(2)、対象者への周知、(3)、開催日時、開催場所、来場者数につきましては記載のとおりです。(4)、主な質問・意見についてです。外環の事業概要に関することや、機能補償道路に関すること、地中拡幅部に関することなどがありました。
 4ページをごらんください。6の区分地上権についてです。(1)、取り組み状況についてです。区分地上権につきましては、東日本、中日本の高速道路会社が設定に伴う用地測量を進めております。(2)の対象範囲でございます。16ページをごらんください。
 中央ジャンクション南側は、中日本高速道路株式会社が担当いたします。対象地区は、新川一丁目、中原一丁目となります。対象件数は約150件で、ランプ部が約50件、地中拡幅部が約100件でございます。現在の進捗状況ですが、測量作業の約7割が完了しました。
 17ページから18ページをごらんください。中央ジャンクション北側は、東日本高速道路株式会社が担当いたします。対象地区は北野二丁目、牟礼一丁目、二丁目、井の頭一丁目となります。対象件数は約120件で、ランプ部が約10件、地中拡幅部が約110件です。現在の進捗状況ですが、測量作業が約5割完了いたしました。事業者は、区分地上権の設定に向けて、平成27年9月末より、補償内容等についての個別説明を地域の会議室等で行っていく予定となっております。
 4ページにお戻りください。7の中央ジャンクション本体工事に係る工事説明会の開催についてです。対象工事は5ページ、(4)に記載しております4件の工事です。先ほど御説明いたしましたまちづくり連絡協議会で話し合いが行われました工事の内容となります。(2)、対象者への周知につきましては、まる1に記載された地域へ、19ページから20ページに記載しておりますお知らせビラを9月14日にポスティングいたしました。また、9月20日号の市報、市のホームページで市民の方へ広く周知する予定となっております。5ページの(3)、開催日、開催場所につきましては、記載のとおりです。資料3の説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、最初に工事そのもの、外環の工事そのものについては、基本的には反対しているという立場ではありますが、本当にこれが大きな環境被害、周辺に対する被害というふうなことで、確認を幾つかしていきたいと思います。まず作業日、作業時間が6時から22時ということになっています。これは本当に大きなことで、特定作業はしないといっても、現実にはかなりの騒音、振動等発生を長時間にわたってね、早朝、深夜にかけて発生してしまうのではないかと思いますが、特定建設作業をして、建設作業以外で、騒音、振動の出る作業というものも当然想定されると思うのですが、そのあたりの規制というか、制限というか、それは可能なのかどうか。環境監視体制構築について市が協議中といっていますが、しかも作業日が日曜から土曜日って毎日なんだよね。毎日朝6時から夜10時まで作業し続けるっていう状況なんですよ。そのことについて、本当にこれで住民の平穏な暮らしが守られるのかどうかということが1つ。
 それと、作業予定のお知らせっていう、現場の掲示板に掲示するというんだけど、かなり広い範囲の工事現場で、この掲示板は1カ所しかないのかどうか。これについては、多分以前も指摘をしていると思うんですが、ここに少なくとも東西南北に。ぐるっと一周しなければ、工事現場一周しなければわからないということでは困ると思うので、それも含めてどのようなことになるのかということを、まずお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  さきの連絡協議会の中でも、やはり作業時間の御心配のお話はありました。でも、今の段階で防音パネルを設置して作業をすることによって、ほとんど周辺に影響が出ないような形で進めていくというようなことで、我々も説明を受けているところでございます。ただ、騒音、振動というのは地域で発生するもので、必ず作業していれば発生するものでありますので、今、騒音計、震動計、これを現地に設置する方向で、今、事務レベルで調整しているところです。
 それと近くに監督員詰所も設置する形で、今、国や何かも動いていますので、本格的な工事が始まって、そういった周辺環境に及ぼす影響、これは目で、また音で感じながら、いろいろな御意見、御要望あったときにはすぐ対応ができるような、そういう体制を現場を進める中でも整えていくことで、今、環境監視体制の構築を具体的に進めているところでございます。
 あと、お知らせの掲示板については、どの箇所にどういうふうに設置していくのかというところ、まだ詳しく詰めておりませんので、委員のほうからきちっと説明ができるようにというお話もいただいていますので、よく調整しながら設置に向けて検討していきます。


◯委員(野村羊子さん)  365日ね、1日──毎日毎日十何時間というふうな実態って、始まらないと実感できないですよね。工事関係者の方は、なれてしまうので、お仕事でね、いるから、そこにいて感じるその人たちの感じ方と、例えば近接で子育てしている方、病人の看護をしている方、あるいは仕事をしている方が感じるものってやっぱり違ってくるので、その辺の対応。特に病気をしていらっしゃる方で、振動によってより悪化してしまって入院せざるを得ないとか、ここで仕事をしていて、振動によって仕事が困難になるとかというふうな実害が出る可能性があるんですが、それについての対応、対策というのは協議していますでしょうか。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  周辺へのそういった環境への影響ということで、本格工事、これから着手するということになりますが、それに当たって今御説明させていただきました安全・安心のまちづくりの連絡協議会、こちらにも事業者のほうにオブザーバーとして参加していただいてまして、そういったところできちっとそういった生の声をしっかりお伝えして、適切な対応をしていただくと。今、委員御指摘ありましたように、中で工事している方と外の方の、それは当然受けとめというか、あれは違ってくると思いますが、作業員の方とかそういった方にも、外に対して本当に特段の配慮しながらやるというような、そういったことを徹底してもらうように、市としても事業者のほうに伝えていきたいと。そうしたことによって、いろいろな配慮が当然前提としては必要でございますが、適切に安全に、また環境対策をきちっととった上でできるだけ──長い工事期間が続くというのもちょっと課題でもあるので、そういった特段の配慮をしながら適切に進めていっていただく必要があるのかなというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  例えば、在宅で可能だった療養が、入院せざるを得なくなるとかね、そういうことで発生する、あるいは仕事場を移さざるを得なくなるとかね、そういうような実害が出た場合の対応ということについてはどうですか。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  そういった実害ということでございますが、これは個々の個別の内容にはなってくると思いますが、きちっとそういった声があれば、事業者にそれを聞いていただいて、それに対する適切な対応をそれぞれしていただくことになるかと思います。


◯委員(野村羊子さん)  きちっとその方の暮らしなり、仕事なりが保障されるように、市は市民の立場に立って対応していただきたいということを1つ言っておきたいと思います。
 次に、工事の内容として今説明された中身について、5ページ、6ページ、8ページあたりのことですけれども、かなり広範囲にわたって開削とケーソン、立て坑を掘るというのを同時にやるということなので、物すごい数の工事、重機が動くということになると思います。今示された、例えば6ページですけれども、ランプボックスとして開削部の箱という形で見せているように思うんですが、青い箱が1、2、3、4、5、6、7個。そして、ケーソン、立て坑が1、2、3というふうに区分分けされているように見えるんですが、それぞれのところで全部重機が動き、コンクリートが流され、そういうようなことが、だから1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、10の工事が隣接して同時進行するというふうなものとして、例えば6ページの図を理解していいのかどうか、どのような説明を受けているかどうかということをお願いしたい。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  北側ランプ改良工事といいまして、開削区間の水色、青色で塗っているものについては、開削部については形は分かれていますけれど、1つの構造物というような形で、土どめをしてその中で上にふたをかけて、鋼材でふたをかけて地下でやるものということで、具体的にどういう形で、どの時期に、どこから進めていくのかというのは、今後工事説明会、施工計画を立てた請負業者と国のほうから説明されることになると思いますけど、最大稼働時は、こういった上にありますような作業帯で、同時に委員おっしゃるような作業が行われるのかなというふうには考えております。


◯委員(野村羊子さん)  施工計画を立てた事業者が説明をするという答弁がありましたが、例えばこの中央JCT北側ランプ改良工事については、これ、シールドしか書いてないね。もうあれか、きょうの資料じゃないんだな。前の資料で、これがどこがやるかというのが出てきていたということでしたでしょうかね。これ、ランプ、北側ランプシールド工事、きょうの資料の契約された工事、中央JCT北側Aランプシールド工事、Hランプシールド工事の施工業者ですか。これ、違うような気がするな。ごめんなさい、それについてまず確認をしてください。それで、その事業者が具体的な説明は、住民に対してきちっとするのかどうかということをお願いします。今回の説明会の予定がありますが、これでこの説明が全部どういうふうに具体的に動いていくのかということも終わってしまうのか、これは全体構造、この前のまちづくり協議会でも、この今回の委員会に提示された資料を使っての全体的なイメージの説明だったと思いますが、さらに具体的な日程を含めた説明を住民に対して行うのかどうかということで、あわせてお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  中央ジャンクションの北側ランプ改良工事につきましては、きょう……。済みません、きょうの資料では、お示ししてございません。前回お示しした資料で、前回の資料2のほうの1番でお示ししておりますけれど、中央JCT北側ランプ改良工事ということで、大林・大本特定建設工事共同企業体が請け負いしているところでございます。実際に工事説明会については、資料3の5ページに記載しておりますように、9月の25日、26日の2日間に分けて、この(4)に記載しております北側ランプ改良工事も含めて、4つの工事の説明をする予定になっております。また、周知につきましては、ポスティングを9月の14日に行ったのと、今週末に出ます市報のほうで、三鷹市としても広く市報で御案内するのと、それとホームページでは既に御案内をさせていただいているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  それぞれ事業者が違って、毎回毎回入札をかけながらしています。できれば今後の資料に、どこが責任を持ってこれをやっているのかということがですね。発注者は、だから今回ね、この青の表題は国交省なのかな。赤が中日本というふうにもいえないのかな、ありますけど、やっぱりその辺の責任主体がどこなのか。もちろん発注元と実施主体とがわかるような資料作成というのもぜひ、これは向こうがつくった資料だと思うので、お願いをしたいと思います。資料を見ても、どこに連絡するのというのが、例えばこの資料についてないと、それはやはり問い合わせのしようがなくなると思いますので。で、こっちに連絡したら、いや、それはあっちですと言われちゃうようなね、そういう事態が起こらないように、きちっと対応ができるような説明というかをきちっとつけていただきたいというふうに思います。
 本当にそれぞれね、改良工事そのものは開削部分をつくり、ケーソンは違うところがやるんですよねというような形で、同じ工事現場に幾つもの事業者が入ってやることに、北側も南側もなりますよね。そういうようなことを調整するのが発注元なんでしょうけども、それによってきちっと管理をしていただかないと、車の出入りが、ここの工事でミキサー車何台、こっちの工事でミキサー車何台みたいなね。あるいは、土砂搬出トラックが何台というふうな、それ積み重ねると、住民は全部一緒くたに影響を受けるわけだから、その辺の工程管理、全体の作業管理というのはもちろんしていると思いますが、そこを含めてきちっとわかるような実態をね、今後の施工計画を立てた後になると思いますけども、トラック1日何台、何月何日から何月何日まで動く予定とかというふうなことまで含めた、そういう詳細な事業計画の説明会というのをやるというふうなことになっているのかどうかというのも、それも1つ私、さっきそれも含めて確認したいと言ったつもりだったので、もう一度。責任主体が住民にわかるような形で説明会で、資料にちゃんと添付するということ。誰がどこをやるのかということがわかるようにすること。具体的な計画を、一体化して全体的なものとして住民にわかるようにすること。そして、その説明会を住民に広く場を持つことかな。お願いします。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  今、工事の関係で、きょう御説明したように、多くの工事が多数複雑にこれから進んでいきます。今御指摘ありましたように、周辺の方、なかなか工事が分かれてても、それがどこが要因とかわかりにくいと思いますので、市としても従前から、国、あるいは道路会社のほうに、高速道路会社のほうとも協議をしているんですが、現場にそういったものが明確にわかるような、例えば千葉外環のところにも前に行ったときに、そういった全体の計画を示すような、常時常設するオープンハウスのような、それを工事を説明するような場を、市としては設置してほしいということを求めておりますので、今後そういった方向で協議を進めていきたいと考えております。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  誰がどこをやるのかということとか、全体的にわかるようにということで御質問をいただいております。そういったことがわかるような形で、これから国のほうと、今御意見いただいていますので、いろんな工事が錯綜したときに、これがどこの工事で、誰がやっているのかというのが一目でわかるような工夫を、少し調整させていただきます。


◯委員(野村羊子さん)  もう一つ重要なのは、積み重なったときに、非常に過重な量が周辺住民の負担になる、環境の影響がね。それぞれ一つ一つの事業者は、自分のことの必要として動く。しかもこれ、下手するとまた急がされて、危ういこと、ぎりぎりのことをやらざるを得ないような事態も起こりかねない中でしていった場合に、本当にトラックとか周辺、一般道も走らざるを得ないということも既に書かれているわけだから、ミキサー車とかね。それが本当に住民の生活を脅かすものになりかねないわけですよ。もちろん市はわかってて、そのことを言っているわけですけど、本当に実態ね、どういうことになってしまうのか。重機がね、これ、あわせてランプの橋、杭を打つ作業もまたがんがんあるわけだし、穴掘っていくというところで矢板入れて、コンクリートあれしてっていうのは、やっぱり本当に打ち込む作業って物すごい同時に、何カ所でボーリングじゃないけど、杭を打ち込む作業をするのかっていうぐらいね、何か想像するとちょっと私としては非常にくらくらして、ここのそばに行きたくないというふうに思わざるを得ないような事態が発生するだろうなと思ってます。大変状況としてね。そのことは、もちろん市は今からも言っていると思いますが、本当にきちっと対応する。それと細かく住民に説明する場をね、まちづくり協議会では参加できない方、傍聴できない方、時間帯によってはあるわけだから、そのことをきちっとして、工事中に小まめに、それこそ住民に対する説明会の場をちょこちょこ持つみたいなことというのを、それも必要だということをね。マンション建設のときだと、毎週のように周辺住民に状況説明するみたいなこともせざるを得ないこともあるわけだから、同様なこととして考えてほしいと思っています。それは現実、この秋から具体的な工事が始まってくるわけなので、早急にそれは形ある回答をできるようにしていただきたいと思います。
 地下水の影響はもうさんざん言ってきているので、本当にこれだけの広範囲で水をとめるわけですよね。地下水流動保全工法っておっしゃいましたけど、環八の工事では結局意味がなかったわけですよ。周辺のおうち、マンション、都営住宅も含めてひび割れ、地盤沈下等が起きているわけだから。それをね、また同じように、これやるから大丈夫だって、どうしてそうやって言えるのかって私は非常にそれは不思議でなりません。事業者に対して、国交省に対して、不誠実だと思います。意味がなかった工事をやるから大丈夫だなんて、なぜ言えるのか。それについては、市としてはこれが本当に効果があったというふうに把握しているのか。そこをまずちゃんと確認したいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  地下水の流動保全工法の件でございますけど、これまでに地下水の検討委員会が3回開催されております。その中で事業者も入りながら、学識の先生から、具体的な地下水の保全工法、幾つかの工法を検討して、その中でこの工法になったというような経過が、ホームページのほうにも今、掲載されておりますけれど、そういったものを見ていく中で、先生方からメンテナンスも含めた、将来的にはこういう工法であれば地下水の上下動がないだろうという、そういった検討を進めている中で、我々も確認しているところでございます。そういった、まず事業者のほうで地下水のほうは学識を入れながら検討している、そういった検討会を重ねていますので、そこをもって我々としても、地下水に影響がない工法を引き続き進めていただくということを要請しています。


◯委員(野村羊子さん)  引き続き地下水に影響がないように、要請し続けていただきたいと思います。非常に長い距離、地下水の動きを遮断する方向で行われるということは、市も実態として把握していらっしゃると思いますので。この周辺、観測井戸、地下水の観測井戸は、この部分に幾つある──つまり、上下動、上下で違いがないということを確認するわけだから、東側と西側とに、これ、現在幾つあって、工事中、増設するのかどうか。地下水位の観測ですよね。それについてはどのように把握していますか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  現在設置されている箇所につきましては、ホームページ上でもアップされておりますけれど、その箇所だけでなく、地下水の検討委員会からも、さらに8カ所のボーリングを追加するような形での、今話が出てますので、さらに工事に当たりまして、8カ所のボーリング調査を実施するというふうに聞いております。


◯委員(野村羊子さん)  その計測データはリアルタイムに確認できるのかどうか。今までの地下水の観測用井戸の結果は、年に一遍まとめて出されるとかいうふうな、あるいは非常に見てわかりにくい状況というのがあって、素人ではどうしていいかわからないというふうな声がありました。今回のことについては、常時リアルタイムで確認ができるのかどうか。しかも、それをどこで確認できるのか。できればこれも現地の掲示板に張り出すくらいのね、地域の方が、先ほども声があったように、ネットを使えないような方も確認できるような対応がとられることが望ましいと思いますが、その辺のことについてはどのように把握していますか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  ボーリングデータの地下水の観測については、自動の観測の測定装置があって、そこの装置から携帯端末を使いながらインターネットで測定結果を飛ばして、請負業者のほうが施工管理をしていくんだというお話は聞いております。それをどのぐらいの頻度でするのか、時間ごとに測定していくのか、2時間ごとなのか、ちょっとその辺までは詳しく今後の施工管理の中での検討になるのかと思ってますけれど、そういったデータを、まず施工会社のほうがしっかり管理しながら、地下水の上昇がないか、下降がないか、そういったことを日々管理します。そういった情報を、我々がどういうふうに請負業者、または国のほうからもらっていくのか、どういうふうに市民に示していくのか。今、委員のほうからも御心配の点はいただいておりますけれど、そういったモニタリングの公表の仕方ということも、これから地下水流動保全工法が入っていく中で、しっかりと調整しながら協議していきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  開削ということは、まず上から、浅いところの地下水から、まず遮断していくという話になるわけなので、工事始めたところからしっかりとモニタリングが公表されるべきだと思いますね。業者が管理しているだけでは、第三者がそれを確認するのが後になり、やはり適切な対応というのが後手に回る可能性があります。やっぱり工事進行を優先するというのがね、施工者としては当然そっちに走るから。だから、そこをきっちり監視するといったときに、第三者、あるいは市民が、あるいは直接影響のある利害関係者である市民や市がきちっと対応できるように、データをきちっと公開していく。それはこの地下水だけではなくて、振動、騒音等もそうですけれども、あるいは地下水の水質についても私は懸念をしておりますので、そこについても事業者に対してきちっと対応するよう求めていっていただきたいと思います。
 先ほどの、広く住民に細かく説明していくということについて、具体的には常設の説明が可能になるように求めていくって答弁がありましたけれども、本当に生活を侵食されていくというかね、可能性が高いわけなので、そこをどう守るかという。そして、声をどう拾うか、本当に細かい声を拾っていかざるを得ないと思いますので。しかもだから、業者等に直接いった連絡がちゃんと市にもフィードバックされるような、市に来たものが業者にちゃんと伝わる──それは多分、市はちゃんとしてくれると私は思ってますけど、そこは市の対応についてはね、きちっとやってくれるだろうと。私はそこは信頼したいと思いますが、それについて、業者のほうが逆に連絡をよこさないというふうなことが、過去も東名ジャンクションのところで、週末に水が流れっ放しでどうするんだといったときに、やはり行政担当者に連絡がなくて、担当者も対応に苦慮したというふうな実態が過去にありましたので、事業者というのはやっぱりそういうことが起こり得るので、そこは本当に工事期間中結構大変だと思いますが、対応するように求め続けるということをぜひお願いしたいと思います。
 それで、今回の工事の説明会の形式については、何か聞いていますか。今までね、説明会のやり方として、全体に対して30分ほど説明して質疑応答するという形と、1時間ごとに立ったまま15分ほどの説明をして質疑応答して、あとは個別対応を繰り返すというやり方と2つのパターンで今まで説明会と言われるものが、いろんな形でのものが行われているかと思います。今回のこの工事説明会についてはどちらのパターンか、あるいはまたさらに別なのかという、そのやり方、形式について何か聞いているでしょうか。お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  最初に、説明会では1時間ほど説明をして、その後30分質疑応答をすることで、1時間半の説明のお時間をお願いしているということで聞いています。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。質疑応答が本当にぱっと聞いてどれだけ質問できるかわかりませんが、簡単に時間で打ち切らないように、質問があった場合にですね。それはぜひ事業者に対して。特にオープンハウスでやる場合には、もちろん出ている方々の、職員の方々の時間というのはあるでしょうが、会場における制約というのは本来あり得ないはずなので、主催者が国交省なんだからね。だから、それについてはきちっと対応するように、ぜひ要望を出していただきたいと思います。あと何人とかで切られるということは、そこの場で結局わからないまま帰るという方も出てくるという可能性もあるので、そこはきちっと、小学校だと警備の都合とかというふうな話もある程度あって、いたし方のない部分はあるかとは思いますが、そこはきちっとして、十分に質疑に答えるようにということで要望していただきたいと思います。まだありますが、まあいいです、とりあえず。


◯委員(大城美幸さん)  資料2のほうからいきたいと思うんですけど、まちづくり連絡協議会の議事要旨で、先ほどの説明でも、騒音、振動のこの資料の中にも、常時監視を事業者に要望しているということで市が要望していて、検討しているという御答弁があったんですけど、騒音、振動計を常時設置をするということと、先ほどの地下水のモニタリング調査もそうなんですが、それは市の要望を受け入れて設置されるというふうに認識していいでしょうか。確認したいんですけど。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今の段階でですけれど、国のほうに、事業者のほうに求めて、設置できるように我々も振動、騒音についてはしっかりと対応していきたいというふうに思っています。地下水のほうについては、ちょっとまだモニタリングの仕方や何かをどういうふうにするのかという詳しいちょっと協議がこれからになりますので、それについてもできるだけ今、委員からいただいているようなお話がしっかりかなうように、我々も事業者のほうに、国のほうに申し入れしていきます。


◯委員(大城美幸さん)  環境アセスの範囲内で行うと事業者が言っているということで、最初御説明はあったと思うんですけれども、やはり先ほど来言われているように、振動、騒音ってその人が感じるものだから、やっぱり苦情というのはどうしても出てくると思うんですよね。そのときに、やっぱり科学的にきちんと答えられるものを持つということと、市のほうでも、業者が設置をしなかった場合、市でもありますよね、騒音測定の機械は持っていると思うんですけど、環境政策課で。市でも調べるんですか。じゃあ苦情が出てから調べるっていうことではなくて、やはり業者がやらなかった場合に市のほうで設置をするという考えがあるかどうかということをお尋ねしたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  環境対策の中で、民間等の工事現場等で、そういった苦情、要望等があった場合、環境政策課のほうで計測、確認することはございます。ただ、今回については、国、国土交通省の事業ということで、そこは適切に事業者の責任でしっかりやっていただくと。それを市としては伝えていきたいと思います。


◯委員(大城美幸さん)  伝えるんじゃなくて、ぜひ実現をしていただきたいと思うんです。で、やらなかった場合は市できちんとやるというふうに方針を持ってもらいたいというふうに思っています。で、先ほども監督詰所も設置をする方向だというふうに御答弁があったかと思うんですけれども、やはり苦情をどこに──日々起こるわけですよね。いろんな人が住んでいる場所によって日々感じて、日々起こる。いつ、時間帯もそれぞれその人によって違うと思うので、どこに連絡すればいいのかっていうことと、監督詰所があればそこに行けばいいということになるし、夜になったらそれはできないので、電話番号なりがきちんと近隣住民等に周知していただきたいと思うんですが、その辺の配慮というのはどのようにお考えでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  工事業者の連絡先、また監督員の連絡先、そういったことはしっかり周知するのはもちろんのことだと思っておりますので、周辺にはお知らせビラとか、あと工事看板、そういったものをどこにこれから設置していくのかというところも含めてよく調整して、しっかりとした周知ができるように、市のほうも一緒に調整していきます。


◯委員(大城美幸さん)  ぜひ目立つところに看板は、1カ所だけじゃなくて設置をしていただいて、監督詰所もぜひ実現をしていただきたいと思います。
 それで、このまちづくり連絡協議会が8月26日に行われて、事業者が9月下旬に工事説明会を開催し、説明する予定となっているというふうにありますが、これはいつ行われるのか。
             (「これは9月25日です」と呼ぶ者あり)
 ああ、9月25日のことなんですか、これが。そういうことですか。そうすると、ちょっとお尋ねしたいんですけど、この4ページにある作業時間と作業日なんですけど、休みなし、祝祭日も含むので、全く休みなくずっと工事が行われているということと、朝早くから夜の10時までということでは、音が出ないものをしないとしても、やっぱり感じるかなとは思うんですけど。そういうことを思うと、この作業日と作業時間というのは、例えばまちづくり協議会のオープンハウスというか、そこでのまとまった意見として、時間の変更とかそういうことを要望したら、変更が可能なのかどうかってことをお尋ねしたいんですけど。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  作業時間は、全ての工事が今お示ししている時間ではなくて、1番と4番、現況の道路を使ったり、規制をかけたりする作業については、基本的に今までの準備工事と同じ8時から18時で、日曜日は作業はいたしません。ただ、工事ヤードを組んで、作業帯の中の工事、こちらにつきましてはそういった交通規制はございませんので、できるだけ工期の短縮もありますけど、今回、環境対策をしっかり行って、それで作業を進めるということで、安全・安心の連絡協議会の中でもそういう説明で、今のところ御理解をいただいているところです。ただ、そうはいっても音や何かの問題もございますので、しっかりとそういった騒音や何かの対策は、環境測定をしながら確認していくというような説明も市のほうもして、そういった中での御理解だというふうに思っています。


◯委員(大城美幸さん)  今、1番と4番は8時からだということだったんですけど、そうすると、それでも2番と3番は結局9月下旬から、工事時期が重なるから、9月下旬から、2番は10月上旬と書いてあるけど、3番が9月下旬なので、結局6時から始まるものが毎日あるっていうふうになるんじゃないのかって思うと、やはりどれくらいの騒音とか振動とかっていうのは、ちょっと私も想像できないのでわからないんですが、その苦情によって計測して、環境アセスの範囲内であったとしても、一定のボーダーラインというか、一定の振動なり騒音っていうのは、現場に行って、市の職員がやっぱり騒音ちょっとうるさいよねとか、何か振動ちょっとあるよねっていうふうになったときに、市がどこまで事業者に対応できるんでしょうか。対応してほしいと思うんですけども、どうなんでしょうか。苦情があった場合の具体的な対応についてお伺いしたいんですが。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  基本的には、事業者も環境アセスのそういう基準を守っていくということで進めると思います。ただ、今委員さんおっしゃられましたように、その同じ場所で朝早くから夜遅くまで工事をやりますので、そういった面の配慮は当然必要になると思います。ですから、そういった御要望等があった場合、我々都市整備部の職員かまたは環境政策課の職員になるかと思いますが、それは状況を確認をして、基準内であってもそういった配慮はしっかり、適切にできるように、それは指導という形にはならないんですけれども、伝えていきたいと思っております。


◯委員(大城美幸さん)  環境アセスの範囲内、超えていればね、指導はできるのかなというふうに思うんですが、範囲内の中での指導まではいかないということですけど、でもきちんと真摯に対応をしていただきたいということは、要望しておきます。
 最後に、資料3の3ページで、7月23日の都市計画事業説明会のことが書いてありますけど、来場者が28人ということで、8,000枚のポスティングと新聞折り込み3万3,000枚をやっていて、ちょっと少ないんじゃないかって。その周知と、少ないんじゃないかということを考えると、この間も時間帯が午後4時から8時という時間帯で、このときの事業説明会っていうのは、1時間やって質疑だったと思うんですけども、このフリーダイヤルでの受け付けがあったのかどうか。フリーダイヤルでの問い合わせっていうのを把握しているかということと、この来場者数、対象者に対して来場者数が少ないということを考えると、もっと広く知らせるという説明を丁寧にしていくということを考えたときに、もっと時間帯を1日2回にするとか、そういう工夫ということの検討というのは何か考えておられるでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今回、都市計画変更が終わって、事業承認が出たことによる法定の説明会であったということですが、この前の段階で、都市計画変更の際にも同様に地区で、牟礼の東地区の公会堂とか、そういったところでも同様の説明をしていたり、北野小学校のほうでもやっていたり、そういったことで説明会については、皆さん大体周知されてて、御理解していただいて、それでだんだん今回の来場者数にもなっているのかなというふうに、1つは考えます。また、足りないところについては、その後のオープンハウスや何かでもフォローするような形でしておりますし、市のほうにも問い合わせがあった際には、窓口のほうでそういったことを御案内しておりますので、数については、南の地域は多かったんですけれど、多少の前後はありますけれど、周知のほうが全然できていないということではないというふうに認識しています。
            (「フリーダイヤルについては」と呼ぶ者あり)
 外環国道事務所へのフリーダイヤルのお問い合わせについては、そこはちょっとまだ確認しておりません。


◯委員(大城美幸さん)  私は、市民の人たちがきちんと理解しているかっていう点では、今、市側は理解しているからそこへの説明会に行く人が少なかったというようなニュアンスに聞こえましたけど、私はそれはちょっとクエスチョンではないか。理解している人もいるかもしれないけど、理解してないっていうか、人もいるんじゃないか。周知が徹底されていないんじゃないかということがあって、質問をさせていただきました。先ほども言っているように、最後のページに、今度25日、26日に行う説明会のお知らせがありますけど、やはり土曜日の4時から5時半って、時間を区切らない──オープンハウスで行うもの、常設会場で行うものなので時間を区切らないで、説明が1時間もあって、質疑がたった30分ということでは、参加者が多くいて、質問する人がいっぱいいたら、結局時間切れということで区切らないようにしてほしいということと、土曜日の──まあ、土曜日でなくてもそうなんですが、4時から8時とか、4時からってなると、買い物行って御飯つくってとかという時間帯なので、ちょっと参加しにくいなっていうふうに思うんですね。土曜日だったら、ぜひ午後の時間帯と夜の時間帯とか、何か1回だけじゃなくて、もっとやっていただきたいということを要望したいんですが、ぜひ検討していただきたいと思います。いかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今、委員からお話のあったことは国のほうにも伝えますけど、チラシの中でも、当日御都合がつかない場合など、フリーダイヤルで説明させていただきますということで御案内しております。しっかりとそういったお問い合わせに対して、国のほうも丁寧な対応ができるように、そういうこともあわせて申し入れしておきます。


◯委員(大城美幸さん)  だから、先ほどフリーダイヤルは何件あったんですかって聞いたんです。ですから、そこのところについても、三鷹市の人がフリーダイヤルで問い合わせた人がいるのかどうかということは、国のほうとも確認をしておいていただきたいと要望して終わります。


◯委員(石原 恒君)  資料2と3で、外環の工事の概況、御説明いただきました。私から、安全管理、あと災害時の対応、その点についてお伺いしたいと思います。平時については、恐らく国の事業でありますから、きちっと国の定めた中で管理がされていると思います。ここ最近、非常に自然災害も多いわけでありますけど、例えば竜巻や、また地震、そういった水害等もございますけれども、こういった災害が起きたときの対応、国からどのように説明を受けているか、お伺いしたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  まだ個々の工事についての具体的な内容については、市のほうには示されておりませんが、個々の、それぞれの工事の中で、当然施工計画を立てていきます。その際には、常時の安全対策はもちろんのこと、災害時の安全対策等を盛り込んだ上で、災害時に当然工事範囲の中の安全もそうですし、周辺にも影響が出ないような計画をきちっと立てていただくように調整していきたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  もちろんそういった規格というか、決められていることはあると思います。ただ、本当に自然災害も特に多くなっていますし、そういったときに事故等が発生すると、やはり周辺の住民の方も非常に不安に感じると思うんですね。そういったことを想定しながら対応していただきたいと思いますけど、仮に事故等、通常においても事故、発生する可能性はありますけれども、こういった事故が発生したときの報告のルートというか、そういうのはどのような説明になっているか、お伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  現場内で起きる事故ということでよろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 現場内で事故が起きたときには、事故発生の後に緊急連絡一覧表というもので──消防なり、発注者、労働基準監督署、また三鷹市とか、そういうものを施工計画の中で定めることになっております。私どものほうでは、事故が発生いたしましたら、発注元であります国土交通省なり、事業者なりから連絡が入るような、そういう形になっておりますけれど、今委員からお話がありましたので、また改めて具体的な緊急連絡体制について確認をしながら進めていきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。確認いただけるということですけれども。地元三鷹市の工事ですので、例えば現場の業者から国交省なりにいった後に、また三鷹市の情報が来るとなると、やはり時間のロスというのがありますから、やはり何らかそういった情報が現場の業者ともつながっていれば、現地に行くこともすぐできますので、そういったところ。もちろん国の事業だからというのはありますけれども、そういったところを遅滞なくできるような仕組みをぜひ検討いただきたいと思います。本当にこういった災害のときの対策をちょっと怠ってしまうと、自然災害は自然災害なんですけど、対応がおくれることとか、何か間違った対応をすると、これはもう人災に値するので、そういったことがないように、ぜひこういった安全管理、また災害時の対応をしっかりとしていただきたいと思いますし、また、今いろんなところでの心配事もありますけれども、こういった安全管理がきちっとなされているということの広報も、ぜひ検討いただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(加藤浩司君)  済みません。じゃあ、さらっと。先ほど他の委員からもありましたけれども、このヤードの中で多数の工事が行われたときの車両の規制というのは、恐らく大きな現場でもやられていることなので、普通に総量規制をかければいいということで、きちっと確認をしていただきたいと思います。ダンプやトラックだけじゃなく、恐らく職人さんの車両や、材料の搬入車両とかいろいろあると思いますので、その点についてはきちっとお願いいたします。
 数点ちょっとお伺いします。先ほど来お話が出ている監督詰所、これ、どういうものをちょっとイメージしているのか、お尋ねいたします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  詳細については、まだ国のほうからきちっとした形で説明を受けてないんですが、監督員、国の工事を監督する監督員が常駐する場所であるというふうに──詰所ですから、考えております。ただ、何人、どういう形で今後常駐するのかとか、何時から何時までいるのかとか、そういったことについては、細部、詳細についてはこれからまた確認して、御報告させていただきます。


◯委員(加藤浩司君)  まだ決まってないのであれば、ヤード内に設置されると、一般の市民はちょっと入りづらかったりもしますので、恐らく工事の直接の1個の工事の、いろいろ幾つか発注されますけど、1個の工事の担当者ということじゃなくて、全体の多分国交省の担当者だったらそういう方だと思いますので、工事の概要や外環道がどうだとかという、今のオープンハウスが常設、ああいう形のところに国交省の担当者さんがきちっと詰めて、今、多分市民の方は、ダンプのことや交通車両や音のことというのは、どの工事で起きているかとかわからないと思うんですね。どの職人さんが、どの工事、どこに行けばいいかというのはわからないと思うので、そういった何かわかりやすい、先ほど千葉の例を出していただきましたけれども、ああいったものが一般の市民の方々が入りやすい場所に設けていただけるように、ぜひ要望を出していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。しかも6時から夜10時まで工事が進められているので、交替制でも構いませんので、その時間帯には必ずいるようなことも含めて御要望していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、中央ジャンクション南側ランプシールドトンネル立坑工事についてお伺いをいたします。以前、前期のこの委員会で、立て坑工事の実際の現場を確認を、視察をさせていただきました。あれと全く同じ工法ではないかというふうに見てたんですけれども、ちょっとその辺について、同じなのか、違いがあればちょっとそこの辺を御説明していただければと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  工法等については、基本的には同様の工法でございます。ただ、規模とか深さ、そういったものは東名の立て坑よりも大分縮小、もっともっとランプシールドなので、規模は小型のものになっております。


◯委員(加藤浩司君)  わかりました。規模は小さいということだと、この赤で囲まれたヤードも、東名ジャンクションのときの工事ヤードとのサイズというのはどうなんですか。何かちょっとこれ、小さいような。本当にかなり小さくて、これでいいのかなというふうに思って見てたんですけれども、その辺はいかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  東名の立て坑の深さは大体70メートルというふうに聞いております。今回の立て坑については40メートルほどですので、深さについても大分違うのと、あと構成されている土質が、東名のほうは土丹層のような硬い地盤もあったというふうに聞いています。こちらについては、ローム層と、あと武蔵野礫層も入りますけれども、構成される土質の違いとか大きさの違いも含めて、状況的にはそういった面で違いはあろうかと思います。


◯委員(加藤浩司君)  わかりました。ボーリング調査に基づいた今の御答弁だと思いますので、恐らく武蔵野礫層はそんなにないんだなということは今ので理解をさせていただきたいと思います。これだとゲートの位置がちょっと不明確だったりとか、車両の搬入経路だとかというのが不明確なので、もう少し詳細を明らかにしていただいたほうが──というのは、東名ジャンクションしか見てないのでこういう比較がいいのかどうかわからないんですけれども、これ、本当の住宅地のど真ん中なものですから、あそこと同程度でいいとかということはちょっと考えられないし、パネルのすぐ隣、隣接しているところに家があるようなところもありますので、深さや土質が違うとはいうものの、これだけの大規模なものが、ほぼ同じ大きさのものができるということになると、周りの工事ヤードももうちょっと見直さないと、僕はちょっと、どうかなというふうに思いました。そういうこともぜひ投げかけていただければと思います。ここは5メートルぐらいのパネルでいいのかというと、非常に厳しいかなと思いますので。実際5メートルぐらいだと上のほうはまるっきり、クレーンやアースバケットなんかは全部見えてしまうので、どの程度までやればいいのかというのは改めて、クレーンの転回だとかも含めると、ちょっと狭いような気がしておりますので、その辺もきちっと確認をしていただければと思いますので、よろしくお願いします。答弁は結構です。ありがとうございました。


◯委員(栗原健治君)  そうしたら、確認で数点。今回の工事、本格工事にいよいよ入るということで、先行して始まっている東名の工事の現場のいろんな対応、苦情だとか市民からの声に対しての対応がされているというふうに思います。その点での把握を、三鷹市としてはしているのか。他の先行しているところの教訓を生かした対応が、より効率的なものにつながると思いますし、市民の苦情に対しての、さまざまな不安に対しての対応になると思いますので、確認しているのかどうか、まず初めにお聞きしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  東名のほうの、いろいろ起きている情報については、私どものほうでも一応提供のほうは受けています。ただ、1つ振動のお話とかございましたけれど、土質の違いもありますし、今回振動が起きる原因として、気圧の緩め方、圧気をして水圧に対抗する気圧をかけながら湧水を防いでやる方法なんですけれど、気圧をすっと緩めると、すっと落ちてしまうので、そこの緩め方や何かも少しずつ緩めることによって沈設の仕方は変わってくるとか、大分東名のほうでもいろいろと試行錯誤しながら、技術的にも中日本高速道路株式会社が把握していることもありますので、そういったことを今回の三鷹のほうで生かしてもらったり、東名のところでは、同じ作業時間帯ですけれど、防音パネルは張ってございません。私どものほうでは、住宅地もございますので、しっかりと防音パネルを5メートルのものを設置するという方向で、時間は同じですが、より環境に負荷がかからないような形で進めているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  事業者が違うかどうかっていうので、工夫された部分も共有されるのか、それが生かされるのかという点では不安があるので、工夫されている部分が改善されているということであれば、それをちゃんと三鷹の工事においても反映させられるようなシステムを構築していただきたいというふうに思います。いよいよ本格工事に入るということで、「対応の方針」をこの間つくってきたわけですけれども、工事期間中の三鷹市の果たす役割というのが、いよいよ試されるときにあると思います。しっかりと「対応の方針」に沿った形での、工事期間中の対応を求めたいというふうに思います。1点、先ほど騒音と振動の計測器を設置するというお話がありましたけれども、どのくらい設置するのかというのはもう決まっているのか。場所とか、考えられているところ。当然住民、居住地が近いところが振動の一番の問題点になるところなので、設置場所についての検討がどういうふうにされているのか、確認したいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  どこにつけるということについては、まだ決まっているものではございません。私どものほうでも、できるだけ住宅に影響があるというより、住宅に近いところ、今委員おっしゃったように、そういうところを想定してつけるように、今、事業者のほうには要請しているところです。それぞれ今、北側ランプでも、南側の立て坑工事でも、それぞれのところでつけるように申し入れしています。箇所数については、今1カ所ずつ話をしてますけれど。


◯委員(栗原健治君)  計測場所と設置箇所数ですけれども、この工事でいうと、開削部とケーソンの部分が一緒になっている工事現場、かなり大きいスペースなので、1カ所でいいのか。東西南北離れている場所があって、全体的に工事が行われるという点では、設置箇所は全体を把握するためのものですから、そこの点では複数、十分に全体を把握できる設置の仕方を検討する必要があると思いますけれども、どのように考えていますか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  工事全体、どういうふうに今後進んでいくのか、そういったこととも大きく関連することだと思います。私どもも、1カ所今話をしていますけれども、1カ所で足りなければ、今後さらに箇所数をふやすことや何かも視野に入れて、それは当然のことだとは思っておりますけれど。防音パネルの能力、どのぐらいの音が出るのかとか、そういったことも確認しながら、そういったことを申し入れしていきたいと思っています。


◯委員(栗原健治君)  北野の地域はとても閑静な場所なので、余計振動も騒音も響き渡ると思います。振動ということでいうと、かなり広範囲に広がっていて、地震が起こったんじゃないかというふうに勘違いされるぐらいのものがあって、それもかなり離れたところからも声が届いているということを伺っています。初めは何が原因だったのかわからなかったのが、その工事の影響だったんじゃないかと。時間も不規則な時間に落とし込みがされるようなこともあって、それはなかなか時間が公表されないと。時間がわかれば、また準備もできたりするわけですけれども、そういう工事のやり方も含めて検討する必要が、課題としては他のところから見えてきていると思います。それを生かした対応も、市としてつかんでいるものはしっかりと伝えて対策をとらせることと、あと影響も広範囲に広がることが予測されるので、やはり広範な市民に、この周辺部分ではなく、この北野の里、先ほど報告がありましたその範囲内ではなく、広く周知をすることも求めたいというふうに思います。そこからも声が酌み上げられるような対応策をしっかりとしていただきたいというふうに思います。箇所数はこれ、必要性に応じてと思いますけれども、全体を把握して、絶えずそれに対応策をさせることが目的ですから、そこの視点に立った検討をして、箇所数をふやすことを求めたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員長(伊藤俊明君)  よろしいですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 なければ、以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時07分 休憩



                  午後0時09分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくことで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任をいただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
 休憩いたします。
                  午後0時09分 休憩



                  午後0時09分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後0時10分 散会