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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成27年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2015/06/24 平成27年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2015/06/24 平成27年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。それでは、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れの確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきまして、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入場するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 総務部報告、本件を議題といたします。
 項目アについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯総務部長・調整担当部長(馬男木賢一君)  おはようございます。総務部からの御報告でございますけれども、三鷹市土地開発公社生活再建救済制度特別会計の廃止について、この1件でございます。生活再建救済制度特別会計の創設は平成15年度になりますけれども、その創設に当たりましては、市議会の皆様に一定の御報告を行っております。こういったことも踏まえまして、特別会計の廃止におきましても議会に御報告する、こういう趣旨でございます。
 それでは、詳細につきましては土地対策課長から御説明をいたします。


◯土地対策課長(川鍋章人君)  おはようございます。では、御説明させていただきます。三鷹市土地開発公社生活再建救済制度特別会計の廃止について、御説明をさせていただきます。
 1、生活再建救済制度の概要でございます。(1)、生活再建救済制度とは、東京外郭環状道路沿線市区の土地開発公社、市区、東京都及び国が相互協力をいたしまして、東京外郭環状道路(関越道から東名高速間)の都市計画が、所有する土地にかかっていることによる制限で、生活設計に支障を来している地権者、土地所有者の皆様の救済措置として、平成13年度に国が創設したものでございます。
 (2)、市区の土地開発公社が、買い取りを希望する地権者の申し出に基づきまして、都市計画線を基本に、計画線にかかる土地及び家屋等を補償し、取得するものでございます。
 2、三鷹市の取り組みでございます。(1)、平成16年1月、三鷹市に財政負担が生じないことを前提といたしまして、公社が取得した土地は国の貸付制度の据置期間である8年間のうちに国が金利、維持管理費、事務費などの諸経費も含めて買い取ることを原則とした協定及び覚書を国、東京都、三鷹市、三鷹市土地開発公社の4者で締結をいたしました。
 (2)、三鷹市土地開発公社におきましては、公社会計に生活再建救済制度特別会計を設置して対応することとし、平成15年度から、国が事業に着手した平成21年度までの間、合計25件の用地取得を行ってまいりました。
 2ページの別紙をごらんいただきまして、生活再建救済制度特別会計、取得及び売却の実績でございます。平成15年度から平成21年度までの取得と、平成23年度から平成25年度までの売却実績を表にしております。取得につきましては、表の左半分でございます。一番左側の列が買収年度となってございます。平成15年度は1件、地番が北野四丁目97番1ほか、面積5,998.51平米、土地価格が12億2,369万6,040円です。諸経費970万3,960円の合計12億3,340万円で取得いたしております。
 取得費の内訳につきましては、土地価格、物件補償費、諸経費でございまして、物件補償費は買収地に建物や工作物があった場合の補償でございまして、諸経費は取得に関する人件費などの事務費とフェンスの設置や舗装などの管理費でございます。その下、平成16年度以降、平成21年度まではごらんのとおりでございまして、合計25件、総面積が1万6,067.09平米、取得費総額は46億4,110万円でございます。
 1ページに戻っていただきまして、(3)、平成23年度は、平成15年度に取得した用地が取得から8年経過する年に当たることから、以降、順次国に売却してまいりました。取得した用地全てについて、平成26年度に売却が完了をいたしました。
 2ページを再度ごらんください。平成15年度の行をごらんいただきまして、中央付近、売却年度が平成23年度となってございます。平成15年度に取得した土地価格に加えて、諸経費、支払い利息を加えた総額13億8,179万3,163円で国に売却をいたしました。平成16年度取得分は、平成24年度に売却をいたしまして、平成17年度、平成19年度、平成20年度、平成21年度取得分は、平成25年度に国の求めに応じて一括して売却をいたしました。平成25年度の売却の合計は16件、金額は21億8,030万6,217円でございます。平成18年度取得分は平成26年度に売却をいたしまして、取得した土地全ての売却が完了したものでございます。売却費合計が52億1,841万8,332円でございます。
 1ページに戻っていただきまして、(4)、以上の経過を踏まえまして、三鷹市土地開発公社におきましては、三鷹市土地開発公社生活再建救済制度特別会計を廃止することといたしまして、平成26年度をもって廃止といたしました。
 なお、近隣市区の状況でございますが、(5)でございますが、生活再建救済制度により土地の取得を行った5市区におきまして、三鷹市、武蔵野市が平成26年度に売却を完了、調布市、練馬区、世田谷区が平成27年度に売却を完了する予定となってございます。説明は以上でございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  用地買収・売却ということで、一応三鷹の負担がなく、無事に、ある意味では前倒しでといったことは何とかとは思いますが。これ、用地取得に関して、国のほうの事業進捗の中での用地買収率と、この土地開発公社が買った部分というのは、国のほうの用地買収率に組み込まれていたのか、いなかったのかということがわかれば教えていただきたいと思います。
 今三鷹市の分は全部買い取られたわけだから、その国の用地取得率の中に入っていたと思うんですけども、それ以前の部分というのはどういう扱いになっていたのかってわかりますでしょうかね。


◯土地対策課長(川鍋章人君)  用地取得率につきましては、これ事業が始まる前の段階でございますので、事業が始まる前の用地取得率というのは恐らく組み入れられていないんじゃないかというふうに推察いたします。現在は、おっしゃられたとおりに国が全部買っておりますので、現在の取得率には入っていると思います。


◯委員(野村羊子さん)  実際に始まったのは去年度だと思うので、その時点でまだ売却し切っていなかったものがある、あるいは、今まだ調布、練馬、世田谷で完了していないものがあるっていうふうなものが、国においてどういう扱いになっているのかなと思ったので、済みません、もしわかれば、後で、じゃあ、教えてください。とりあえずこれはいいです。


◯委員(大城美幸さん)  今後においてね、「外環ノ2」も含めてなんですけど、このような制度を活用したほうがいいようなケース──廃止していいものかどうかっていうことの、もう経過はわかっているし、今の説明で売却が済んでいるからっていうのは、理由はわかるんですが、今後の見通しとしての、「外環ノ2」は国の事業じゃないから、もう国はやらないんだっていうことで終わりでいいのかどうかっていうことの市側の考え方っていうか、ちょっとお聞かせいただきたいんですけど。


◯総務部長・調整担当部長(馬男木賢一君)  この生活再建救済制度それ自体が始まりますときに、市のほうでも一定の要望を都に上げ、東京都においても、国にこういった生活再建を必要としているということで、そんな中ででき上がった制度でございます。その意味では、この生活再建救済制度それ自体は国の直接事業の施行に伴いまして不要になったといいましょうか、一定の歴史的な役割は果たしたと認識していますけれども、同様の事例がまた違うところで、例えば地権者の方等の生活再建の話がある、あるいは、さまざまなことがあったときには、また必要に応じて東京都・国と協議することはあろうかと思います。
 当該制度につきましては、これで使命を終わったというふうに考えております。以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で総務部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時45分 休憩



                  午前9時45分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 まず、項目アからウについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、報告事項の1番目、アの外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(平成27年度第1回)について、資料1のほうで御説明させていただきます。最初に、7ページの議事要旨をごらんください。1の日時、2の会場、3の出席者につきましては記載のとおりです。4の概要です。北野中央通りのつけかえ道路に関して、前回参加者からいただいた意見への対応案について、市から説明いたしました。その後、新たに整備の検討を進めている市道第414号線のつけかえ道路について話し合いを行いました。
 2ページをごらんください。こちらはつけかえ道路の位置図となります。
 3ページから4ページをごらんください。北野中央通りのつけかえ道路について、前回の連絡協議会でいただいた御意見への対応をまとめたものです。こちらの内容について御説明いたします。5ページの平面図もあわせてごらんください。四角の1といたしまして、西側1.5メートルの仮設歩道について、防犯の観点からなくし、迂回するようにいたしました。
 四角の2、4メートルの仮設道路について、こちらについては1メートル拡幅して5メートルとし、歩道部を確保しました。こちらは北野小南門までの既設道路部も5メートルといたします。
 四角の3、9メートルのつけかえ道路について、歩道は内側に設置し、既設歩道から真っ直ぐ利用できるようにいたしました。
 四角の4、ドライバーの見通しの悪くなる箇所について、透明パネル等の設置を検討し、視界を確保することで安全性の向上を図るようにいたしました。
 四角の5、市道第69号線から来た歩行者の横断歩道位置について、カーブが近いので制動距離を考慮して、やや南の位置に設置することといたしました。
 四角の6、市道第69号線との接続箇所におけるつけかえ道路の横断に関する安全対策について、横断抑止柵等を設置して、横断歩道へ誘導するよう横断防止対策を行うことといたしました。
 四角の7、カーブ箇所に対して両側に歩道を設置することや、徐行を促すための信号機設置の要望がありました。今後の事業展開箇所となるため、外側への歩道設置は困難ですが、徐行を促すブリンカーライト等の設置を検討することとなりました。
 四角の8、カーブ箇所の構造について、より減速させる構造とするため、カーブをより角度のある線型──曲線半径19メートルでございます、こちらに変更して減速を促すことといたしました。
 続きまして、6ページをごらんください。新たに整備の検討を進めている市道第414号線のつけかえ道路についてです。通行どめとなっている中央道高架下側道、市道第414号線の代替機能を担う新たなつけかえ道路といたしまして、幅員6メートル、車道幅員4.5メートル、歩道幅員1.5メートル、こちらの延長約180メートルについて、協議会において話し合いました。
 話し合いの結果についてですが、再度7ページをごらんください。5の会議内容をごらんください。5の(1)、北野中央通りつけかえ道路への主な意見については、1点目として、つけかえ道路東側の通学路案は防犯上の点から別ルートを検討してほしいとした意見や、2点目として、通学時間帯の車の進入規制表示がされるのかとの質問、また、3点目として、現況、暗いので街路灯をできるだけ多く設置してほしいとした要望、4点目として、全体的な工事等のスケジュールがわかり次第、なるべく早く情報提供してほしい。こうした要望などがございました。
 今回提示した計画案につきましては了承が得られたところでございます。
 あと8ページをごらんください。(2)、市道第414号線のつけかえ道路への主な意見についてですが、工事用車両が工事用道路を通行する際の安全対策について御質問がありました。工事用道路の出入り口と現況市道が交差する箇所にはガードマンを配置し、歩行者が通行していない間に工事用車両を通す予定であると、そういった説明を国から受けておりましたので、その内容について市から説明いたしました。
 また、提示いたしました計画案については了承が得られました。今後、事業者において工事が実施されることとなりますので、協議会において通学路等の安全確認を行っていく予定となっております。資料1の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の2番目、イの工事の進捗状況について、資料2のほうで御説明させていただきます。1ページをごらんください。1、東京外郭環状道路(関越から東名)全体の進捗状況についてです。(1)、平成27年度予算についてです。こちらにつきましては3ページをごらんください。字が小さくて恐縮ですが、こちらにつきましては、国土交通省関東地方整備局のホームページで公表されております東京都における国土交通省直轄事業の事業計画となります。東京外環の平成27年度予算は500億円です。平成27年度事業内容等については、調査の推進といたしまして道路設計、埋蔵文化財調査を行うこと。用地買収の推進として、用地買収、区分地上権設定を行うこと。工事の推進として大泉地区における氷川橋改良工や、ランプ橋の上下部工、中央地区におけるランプ橋の上下部工、ランプトンネル工、また本線トンネル工等が記載されております。
 備考をごらんください。用地進捗率は全体で約50%、事業進捗率は約11%となっております。1ページにお戻りください。(2)、用地買収の進捗状況です。平成27年4月末時点での面積ベースでの用地取得の状況です。東名ジャンクションで約7割、中央ジャンクションで約8割、大泉ジャンクションで約8割です。青梅街道インターでは計画買収に入っておりませんが、生活再建の観点で要望のあった方からの取得を行っていると聞いております。中央ジャンクションにおいては、区分地上権設定に向けての測量作業を進めているところです。
 2、契約された工事についてです。(1)、東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事です。この工事は中央ジャンクションのランプボックス──延長約460メートルでございますけど、ランプボックスを構築するもので、受注者は大林・大本JVです。受注金額は300億24万円、工期は記載のとおりです。
 (2)、H26東京外環準備他(その1)工事です。この工事は、中央ジャンクション部におけるつけかえ道路の整備等を行うもので、受注者はフジタ道路株式会社です。受注金額は2億5,920万円です。契約工期は記載のとおりですが、現在12月末の竣工を目指して進めており、今後工期を変更する予定であると聞いております。
 3、新たに入札公告された工事についてです。(1)、H27東京外環環境対策工事です。4ページをごらんください。この工事は、工事中の事業用地における環境対策等──遮音壁設置等でございますけど、こちらを施工するもので、工期は契約締結の翌日から平成28年3月25日までとなっています。6月中旬の開札予定であります。
 2ページをごらんください。4、H26東京外環準備他(その1)工事に係る工事説明会についてです。(1)、説明会の開催です。国土交通省は、準備工事でつけかえられる北野中央通り周辺の北野一丁目から四丁目にお住まいの方々を対象に、工事内容などの説明を行いました。
 (2)、対象者への周知、(3)、開催日及び開催場所については記載のとおりです。(4)、開催結果についてです。ア、来場者数は5月22日金曜日が39名、5月23日土曜日が31名でした。イの配布資料につきましては、7ページから37ページのパワーポイント資料となります。当日は、こちらの資料についてスライドを用いて説明が行われました。
 それでは、主な内容について御説明いたします。12ページをごらんください。4、工事概要です。工事内容は大きく4点です。北野中央通りのつけかえ、三鷹市道第414号線(中央道側道)のつけかえ、工事用道路整備、その他、事業用地の仮囲い設置、除草等となります。
 13ページのとおり、工期は12月末日を予定しております。
 14ページをごらんください。6、北野中央通りつけかえの工事概要です。つけかえ道路の整備内容につきましては、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会において了承が得られた内容──先ほどの資料1の5ページのものですけれども、こちらからの変更点はございません。また、安全対策として、北野小児童の登下校の時間帯を中心に適宜交通誘導員を配置し、児童の安全確保を図っていきたいとの説明がありました。
 18ページをごらんください。10、バス停移設についての工事概要です。つけかえ道路の整備に伴い、北野小東のバス停が移設され、スポーツ広場前のバス停が廃止されます。移設先につきましては、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会の意見を聞きながら、三鷹市地域公共交通活性化協議会で決定したものです。
 19ページをごらんください。市道第414号線つけかえ工事の工事概要です。工事用車両が中央道へ直接乗りおりするための仮橋設置工事の施工に伴い、中央道側道の市道第414号線において一部区間が通行どめとなっています。このたび用地取得が進捗しましたので、つけかえ道路の整備を行うものです。整備内容につきましては、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会において了承が得られた内容──先ほどの資料1の6ページの内容でございますけど、こちらからの変更点はございません。
 22ページをごらんください。バス停移設についての工事概要です。つけかえ道路の接続に伴い、図面のとおり北野三丁目のバス停が南側へ移設されます。
 続きまして、30ページをごらんください。22、交通安全対策についてです。工事用車両は、吉祥寺通り、北野中央通り、三鷹市道第414号線を走行すること、工事箇所の出入り口には交通誘導員を配置し、歩行者及び一般車両を優先すること、通行する工事用車両等は、舗装工事以外、1日当たりおおむね10台、舗装工事では1日当たりおおむね40台であるとの説明がありました。工事車両のルートにつきましては、31ページのとおりです。
 35ページをごらんください。27、家屋調査についてです。工事箇所に近接する家屋に及ぼす影響の有無を把握するため、施工箇所の端部から20メートルの範囲にある家屋について、専門調査会社に委託して家屋調査を実施する説明がありました。具体的な調査範囲につきましては、36ページから37ページのとおりです。資料2の説明は以上です。
 続きまして、報告事項3番目、ウの機能補償道路(案)について、資料3のほうで御説明いたします。機能補償道路の計画案に係るこれまでの経緯ですが、国は平成25年2月に素案を示し、オープンハウス等で広く意見を聞いてきました。市民からは、ジャンクションを横断する立体横断施設等の追加や、その具体的な位置や構造について意見や要望が寄せられていました。その後、国は素案への市民意見を反映した機能補償道路(案)を平成25年9月9日に示し、引き続きオープンハウス等で意見を聞いてきました。
 機能補償道路(案)では、ジャンクション外周部に歩道と車道を整備するとした素案の内容に変更はありませんが、ジャンクションを横断する立体横断施設について設置箇所を追加するとともに、構造を示してきました。その後、その構造について改善を求める意見が寄せられており、国はその対応について検討を進めてきました。このたび、そうした市民意見への対応案がまとまりましたので報告するものでございます。
 1ページをごらんください。変更箇所は大きく3カ所です。1カ所目です。中央道高架下を横断する自転車・歩行者道──図面赤丸の囲み、黄色のS字型の道路のところでございます。こちらにつきましては、歩行者だけでなく自転車もより安全に安心して通行できるように幅員を3メートルから4メートルに見直しました。2カ所目です。北野小東側に計画されておりましたU字型の、車両も通行できるスロープの形状を変更しました。
 2ページをごらんください。平成25年9月9日の案では、歩行者、自転車、車両が通行できるスロープを設置する計画としておりましたが、北野小学校への学童の通学に配慮するため、構造の見直しを行ったものです。変更案につきましては、歩行者と自動車交通を完全に分離する構造といたしました。高低差が軽減する構造となるため、さらなるバリアフリーに配慮した構造となりました。
 お手数ですが、1ページにお戻りください。変更の3カ所目です。東八道路に接続する自転車・歩行者道の幅員を3メートルから4メートルに見直しました。機能補償道路と東八道路を直接接続してほしいとの御意見もありますが、交通安全上の課題、誤進入等が伴いますので、現在国において交通管理者と調整をしているところでございます。
 今回市民意見を反映した変更案が示されましたので、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会や学校関係者等、市民への説明を国とともに行っていきたいと考えております。
 また、将来の施設管理者につきましても、国、東京都、調布市、世田谷区と協議をするなど、機能補償道路の計画を進めていきたいというふうに考えております。資料3の説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。資料2の14ページのところの交通を整理していただく方の配置ということなんですけども、適宜というお話がありましたけども、これ基本的に工事やっている間はずっと立っていただいて──特に通学時間も含めてですけども、やっていただくという理解でよろしいんでしょうか。
 それと、最後の家屋調査の件なんですけども、調査の際、立ち会い等御協力をお願いしますということですけども、対象とする家は何軒ぐらいあるのかということと、必ずその確認をするときは、立ち会いのもと、何かの書面とか何かで一軒一軒、必ずそういう確認をするという理解でよろしいんでしょうか。この2点、よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  1点目の通学時間を含めてガードマンの配置についての御質問でございますけど、こちらにつきましては通学時間帯が終わった8時半から作業を行うということで御説明はありましたけれども、そういった通学時間帯を中心に朝と夕方の下校時間を中心にガードマンを配置して、安全な誘導を確保していきたいという説明があったところでございます。
 作業中全て、だから配置は恐らくされなくて、登下校の時間帯を中心にこの箇所に配置がされると。ただ、工事に必要な箇所については、この中でも適宜配置されることになると考えていますので、その工事内容によってそういったことを国と調整していきたいというふうに考えています。
 また、家屋調査の対象でございますけれども、今私どもで確認しているのは4軒程度です。36ページ、37ページの沿道から20メートルということで図面のほう、ついてございますけれども、家が密集しているという状況でもないものですから、大きなお宅が何軒かありますけど──4軒程度、そういった方々にこれから御案内していきながら、調査日のほう、6月の初旬から中旬にかけて行っていく予定だということで聞いております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。交通、自動車の整理、ガードマンの方ということなんですけども、8時半前というところで、今も結構、六中の前の通りですとか、西友にかけてですとか、結構工事車両が大体朝、始まる前ですと七、八台並んでいる状況にあります。パトロールをやって強化していても、イタチごっこという形なんだと思うんですけど、さらにその地域とやっぱり近いということなので、やっぱりトラックがとまれるところってある程度決まってくるので、そのガードマンというか、整理する方がそういう、駐車しないでって言うこととかできるのかどうかはともかくとして、警察とも連携しながら、周辺にその前、特に工事が始まる前にトラック、車両とかがとまらないような取り組みといいますかね、ぜひやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、混乱するので順番に伺いたいと思います。このつけかえ工事の話ですけれども、まず1つは、2つ今、市道第414号線と北野中央通りというふうに2つ、つけかえ道路ができますが、これ2つとも今後の機能補償道路に代用されていくのか。つまり、そのための通りとしてもう、ある程度決まったものとして、ここが使われていくようになるのかっていうことが1つ。
 それから、工事用のガード、塀が立つわけですけども、立つ範囲というのが、例えばこの第414号線を見ると、工事用の道路がその脇にあって、工事用の道路とこの今つけかえる道路の──何ていうの、間だけ工事用の塀が立つのか。ちょっとこの辺が、どういう状態になるのかね。この道路の脇だけにずらっと塀が立つだけではなくて、ある一定の箇所を囲う、工事ヤードを囲うということになると思うので。北野中央通りのほうも、北野中央通りのつけかえの場所から、外環の予定地全体が囲まれていくのか。つまり、北野小学校沿いにもう一つ小さなつけかえ道路がありますけども、そこの際まで全体、広く覆う形の工事ヤードの囲いというふうなことがあるのか。
 北野中央通りは南側はそのまま使うわけですけども、つまりその反対側も工事ヤードになっていく可能性があるわけですけども、一部分は中央高速に近いところはね、なっていたりするわけですけれども、その辺の扱いはどういうふうになっていくのかということ。
 それから、小さい東側のつけかえ、これ幾つって言ったらいいのかね、そこで通行どめになって、安全・安心のまちづくり連絡協議会の計画案で通学ルートが示されているカラーの図がありますけども、市道第140号線は通行どめになって転回路ができるってなりますけども、そこを使っているおうちの方々とかが、工事用のこの塀がどこまで来てね、日常生活、どれくらい制限されていくようになるのかっていうふうなことも含めて、わかっている範囲のことをとりあえず、まずは教えてください。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  まず、機能補償道路としてつけかえ道路が今後そういう役割を担うのかという御質問につきましては、現在整備していくつけかえ道路はあくまでも仮設のつけかえ道路ですね。工事に起因して行うつけかえ道路になります。最終的な機能補償道路については、改めて再度整備をしていくことになります。両方とも、2カ所ともそういう形になります。
 それと、工事用のヤードの囲いについては、資料1の5ページの安全・安心のまちづくり連絡協議会の計画図の中でも、断面図で何カ所か切ってお示ししてありますとおり、工事用ヤードの周りには仮囲いを設置する予定になっておりますので、外周ぐるっと仮囲いが工事ヤードのところには設置されるような形になります。この工事ヤードには一般の方々が入れないような措置を行います。
 それと、市道第140号線の転回路のところのお話でございますけれども、通行どめの先に転回路ということで、具体的にちょっとまだ線型のほうは出てきてございませんけれども、お知らせ看板等で、この先が通行できないような周知をするように要望していくんですが、さらに転回路を設けて、万一行きどまりのところに行っても転回できるような、そんな対応をするように調整していきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  つまりね、工事ヤードっていうのがどこまでになるのかっていうことが、やっぱりわからないわけですよね、これ見てもね。工事ヤードというのが、今ジャンクションの計画線の、例えば今の図を転回路と書いてある図だと、黒い線が一応引かれているわけですよね、計画線というか、ジャンクションの計画線のところに。それ全部が覆われていくのかっていうこと、どこまで入るのかっていうことについて、もう一回確認してください。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  先ほどの5ページの凡例のところにもございますが、黄色で塗り潰している範囲が工事ヤードになりますので、この範囲に仮囲いが設置されるということで御理解いただければと思います。


◯委員(野村羊子さん)  北野中央通りのつけかえの部分はそれでわかりました。じゃあ、その南側の市道第414号線の脇についてはどこまでが工事ヤードでしょうか、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  工事ヤードの範囲については、資料2の19ページをごらんください。こちらのほうで工事用車両が通るルートがございます。そこのラインとつけかえ道路の間のライン、こちら赤く囲まれている範囲、こちらを仮囲い、または柵を設置いたしますので、こちらの範囲が今、工事用ヤードになるだろうということで想定しているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  とりあえずは、これに関する工事ヤードということはわかりました。この先、現状今まだやっている部分、そして本体工事っていうふうなところで、部分的にはまた変わってくる、あるいは既にもうあるっていうふうなことがあると思うんですね。また、南側のほうの場所の囲いっていうのもあると思うんです。その全体像がとても見えない、工事が順次行われていることで見えないっていうことも非常に、今後の住民の方への情報提供っていうことにおいては課題が残るかなっていうふうには思っています。
 だから、今度資料2の工事の進捗状況のほうの話に行きますけども、今は中央高速へ向けての橋をつくり、そして工事用の道路をつくり、そして今、道路をつけかえて新たな工事ヤードを確保するっていうふうな形になってきて、この先、ランプボックスを構築するという言い方をされましたけども、これはどこに──ランプのボックスなわけだから、立て坑を掘るっていうふうなことなんだと思うんですが、延長約460メートル、これって細長いものなんですか。それとも、面積というか、どういうようなものなのかっていうこと。具体的な工事の中身、この工事そのものの説明会というのはあったのか、なかったのか、工期にもう入ってはいますが、それについてお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  ランプボックスの工事につきましては、これまでも入札の公告の情報等、委員会の中でもお話しさせていただいておりますけれども、設計と施工が両方入っているものでございまして、現在その設計のほうを、具体的にどういう形で行うのかという設計のほうを進めているところでございます。
 今後、設計内容が固まってきた段階で工事の説明会等が行われるものというふうに考えておりまして、具体的にどういう形状でどういうボックスになるのかっていうのは、現在請負業者のほうで設計をしているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  今の工事の進捗で契約された工事と、新たに入札された工事っていうふうに情報提供いただいていますけども、例えば過去の話でいえば、今までも幾つも今後予定されている工事とかいう形でいろいろ言われているわけで、できればね、そういうのを全部一覧表にして、これはここまで終わったとか、そういう全体像が見えるようなね──本当に一つ一つ細かく工事の入札があって、進捗があってっていうふうな実態がありますので。例えば中央ジャンクションランプ橋の下部工事は終わったのかとか、そういうようなね、過去ジャンクションの南側のランプシールドトンネルの入札、これ開札の時期が5月下旬の予定になっていますが、これはどうなったのかとかいうふうなね、この前のいろいろな工事がありましたけども、それらについてもできれば状況を報告していただければと思います。
 今わかるものがあれば、教えていただければと思います。お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  工事の状況の中で、報告してから大きく進展していないものについては、今回お示ししていなかったんですが、そういった御要望もございますので、逐一今後お示ししていきたいというふうに考えています。具体的に契約されている工事、今回お示ししているものはここだけでございまして、まだそのほかのものについては入札前のものであります。また、情報が国のほうから伝わり次第、皆様のほうに情報提供をさせていただきたいというふうに考えています。
 特に中央ジャンクションのランプ橋の工事とか、仮橋工事、そういった工事については現在入札をしておりまして、5月に開札だという情報を提供させてはいただいている中で、順調に業者が決まらない工事もございます。再度入札にかかっているものや何かがありますので、発注のことになりますから、個々の細かい御説明は控えさせていただきますけど、そういうことで業者が決まるまで時間がかかっている工事もあるということで御理解ください。


◯都市整備部長(内田 治君)  先ほど来、質問委員さんがおっしゃっているのは、やはり情報の出し方と、それからそのわかりやすさだと思うんですね。国ともよく調整をして、例えば何年の何月時点のこの時点までの状況としては、目で見てわかるような、例えばここまでは終わっていると、ここまでは契約は調ったとか、入札は終わったとか、いろいろな見せ方の対応、工夫はできると思いますので、それはぜひ国とも調整をして、見た方がぱっと一目でわかるようなもの、それをぜひ整えていくように対応していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(野村羊子さん)  本当にね、いろいろな情報があって、住民の方も大変わかりにくい事態になっているので、委員会への情報提供だけではなくて、市民の皆さんにもわかりやすい情報提供のあり方というのをぜひ検討をいただければと思います。
 工事説明会ですが──これ、本会議場でもちょっと問題、取り上げさせていただいたので余り深くはやりませんが、今回のは道路のつけかえ工事の説明会というふうなことで、そのことも市民の皆さんにはわかりにくいっていうふうなことだと思うんです。全体、将来的なことの情報提供を欲しいという話ももちろんしましたので、今一定の、部長からの答弁もあったので、そこはぜひ留意して、今後の説明会のあり方っていうのも、広報の周知の仕方っていうのも改めてね、きちっとしていただきたいと思うんですが。
 今ね、直近で工事が予定されているのは、このつけかえ工事だと。それ以外の工事について、工事説明会というふうなもの、それ以外に全体のこの状況についてね、国、あるいは事業者から説明するっていうふうな予定があるのか、ないのか。あるいは、市として要望しているのかどうかっていうことについて、説明会そのものの中身は今後いろいろあるでしょうけども、全体像っていうふうなね、全体の進捗状況みたいなことについての説明っていうのはあるのか、ないのかということをお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今委員さんおっしゃったように、全体の進め方が見えていないということで御心配されている意見は先日の工事の説明会でも出ておりましたし、また、安全・安心のまちづくり連絡協議会、先ほど報告させていただいた中でも出ております。我々も全体像ができるだけ早くお示しをしていただきながら、ここの部分が次に来るんだという、そういうことを早くから情報が欲しいんだということは国のほうに伝えているところでございますけど、用地の取得や何かの関係もあって、国のほうでなかなかそこを示すのに時間がかかっていたと思います。
 今、ステップ図がとりあえず示されているだけでございますけど、ステップ図の中を具体的に日程を入れながら、どういうふうに進めていくのかっていうのを、用地、もう8割まで来ている段階ですので、できるだけ早く示せるように市のほうからも国のほうに要望しているところでございますけど、さらに要望してまいります。


◯委員(野村羊子さん)  説明会の件で、家屋調査、今回の道路に関しては先ほど4軒程度と言いましたけれども、これは今後の本体、さまざま今、これは道路のつけかえのための家屋調査ということになるかと思いますが、本体工事という言い方を国はしていたと思いますけども、立て坑工事なり──本当は仮橋のときももっと必要だったんじゃないかと思いますが。あるいは大深度、本体そのものっていうふうなものへの家屋調査ということがこの後ありましたけども、それと兼ねてしまうのかどうか。今回の家屋調査が本体のものと兼ねるのか、それとも、今回だけで、またもう一回やるのかどうかということについては、どうでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  私どもも、大深度で家屋調査をする範囲と、ジャンクションで改変区域で家屋調査をする範囲が一致しているのか、一致していないのか、国に今問い合わせをしているところです。
 特にこの改変区域の中で工事するものについては、今施工方法を検討しているものもございますので、そういった工事の内容が固まってこないと、家屋調査の範囲ももう少し広くとらなきゃいけないとか、そういうこともあると思いますので。今、行う家屋調査がほかの家屋調査と兼ねているのかという御質問については、できるだけ重複しないようにしてほしいという要望はしておりますけれども、本当に必要であれば、再度させていただくことになるかもしれません。家屋調査としては、できるだけ皆さんに御負担かからないような形で進めるように、国のほうにも申し入れいたします。


◯委員(野村羊子さん)  やはりね、いろいろ工事が始まる前にきちっと家屋調査をする。つまり、途中でやると、それまでの間の影響っていうのもあり得るわけだから、そのことを──でも、きちっと全体状況、さまざまな工事のときに考えられ得るものをきちっと見ておかないと、不足が生じるというか、ああ、それは見ていなかったけど、だから、調査していなかったんだからわかんないよっていうふうなね、補償できませんみたいなことにならないような、それは対応をきちっとしていただかないといけないなと思うので。重複させない、今回のがずっと適用されるというのであれば、それができるような家屋調査をきちっと住民の方に説明をして御納得をいただいた上でやらないといけない。もちろん立ち会いをしながらね、確認をしながら、結果を御本人も持ち、事業者も持ち、場合によっては、資料がどこにきちっとあるのかっていうのを確認をしながらっていうことが必要だと思うんですね。
 施工業者、例えばこれが今回やるんだったら、フジタ道路が持つんであれば、それだけでは困るわけですよ、この先に生かすんであればね。その辺の責任範囲というか、その辺についてはどのように捉えているのかっていうことをお願いしたいと思いますが、大丈夫ですか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  家屋調査の内容につきましては、半日程度かかるんですけれども、工事の内容によって変わるというものでなく、現況を確認するということですから、外壁の状況を確認したり、柱の傾斜を確認したり、床の傾斜を確認したり、現在の状況をまずしっかり確認するという内容になっております。
 ですので、通常であれば1回きちっと調査すれば、工事期間がそれほど長くない限り、恐らく重複してすることはないのかなというふうには考えていますけれども、国からその辺の説明はまだしっかり受けておりませんので、よく確認して、また委員の皆様に御説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(野村羊子さん)  今、長くないと言ったけどね、本体工事が終わるのは何年先ですかというね、そこはしっかり見て確認をとっていただきたいと思います。
 それで、もう一つ、今の資料2の中で、環境対策工事ということで、遮音壁設置等の施工っていうふうな入札公告があるというふうになりましたが、これは単なる遮音壁設置だけですかね。工事説明会の中で環境対策、そして環境測定ですね。調査をきちっとして騒音、振動、それから大気汚染で一般質問でもしましたが、PM2.5を含む大気汚染をね、きちっと測定を今からする必要があるでしょうっていう話をしているんですが、そういうものが含まれているんですか、それとも、それはまた別の工事、別の発注になるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今回の環境対策工事につきましては、遮音壁を設置するということで聞いております。環境の測定等につきましては、この工事の中ではするものではないというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、それはいつ、どこでやっていただけるような形で動くのか。どれに、例えばどの工事に。この前の準備工事のときも、道路工事ではできないけど、本体工事では何とかするんじゃないかっていうふうな事業者の説明もあったんですけどもね、それはどこに含まれていくのか、いつ、どうきちっとやっていただけるようになるのか。本当に、事前調査っていうのは前もって、今もうこうやって工事が動いてきちゃっているわけだから、本来であれば、全ての工事が始まる前にきちっと現状、環境アセスでやっていたとしても、あれは5年も6年も前の話なんだから、今ちゃんと改めてやらなくちゃいけないと思うんですが、それについては国のほうはどういう態度をとっているか。市がどういう要望をし、どういう答弁が来ているのかっていうことをお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  環境の影響に与えるものについては、それぞれの工事の中で国のほうがやる部分と、工事請負業者がやる部分とあろうかと思いますけれども、環境対策工事みたいな工事を発注するものでなくて、そのトンネルのランプボックスの工事なら、ランプボックスの工事、その工事の中で実施をされていくものというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。工事発注の中にそういう仕様も含めているはずだという理解だということですよね。今後の状況を含めて、きちっとそれ、この間の説明会でも要望があった部分なので、市ももちろんそれ、要望の中に入れていることですから、落とすことはないと思いますが、きちっと今後しっかりやっていくように。
 それで、本当はもう今始めなくちゃいけないっていう意味ではね、国がやらないんだったら市がやるんだくらいのことでね、取り組まなくちゃいけないと思うんですが、独自でそのような環境調査をする、あるいは市民が大気汚染調査をしたりとかってしていることがありますよね。そういうような情報収集等を含めて対応をするということについてはどうでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今委員おっしゃっていただいている環境への影響というのは大切なことですので、私どもでも環境対策課と連携しながら、環境の監視体制について国と協議していきたいというふうに考えています。情報収集や何かも努めていきたいというふうに思っています。


◯委員(野村羊子さん)  ぜひ頑張ってやっていただきたいと思います。それで、機能補償道路(案)についてですけれども、このU字型の道路、非常に皆さんの懸念があって、私も、車がどうやってこれ転回していくんだろうとか、北野ハピネスセンターのバスはこれは通れないんだよね、どこを通るんだとか、いろいろ思っておりましたが、今回、車道をなくして歩道、自転車だけにするということであるならば、車は東八道路を超えてどこかから入っていくか──どこかって、すぐには入れないんだよね。北野中央通りのずっと南に行っての横断する道、あるいは新たにつくられるだろう3・4・3号線で東西を横断するしかないということになるのでしょうかという確認。
 この間、東八道路から、じゃあ、この3・4・3号線までってどれくらいの距離があって、車だから、まあ、大丈夫でしょうと言うのかどうなのかっていうことの、その理解でいいのかどうかっていうの、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今3・4・3号線というお話もございましたけど、こちらも横断できる箇所ですが、その北側にさらに機能補償道路を素案から案になる段階で1本入れております。これは6メートルの道路。こちらでも横断できる箇所になっております。ただ、ここから東八道路までの間、当初、車は迂回をしてもそれほど通行時間帯としては時間はかからないんだという市民の意見や何かもありました。ただ、今、さらにこういうところで渡れるところが、やっぱり実際にこのU字型の道路がなくなると、欲しいねという声も確かにございます。
 国として、ここの部分の今、歩行者と自転車に限定して高さを下げてやっているところ、例えばここに車を渡る機能はできないのかっていう、この線型でできないのかっていう地元のお話も出ていますので、そこについては今、市と国といろいろと検討しているところです。ただ、現時点ではそれもなかなか難しいんではないのかなっていうふうに考えていますけど、精いっぱい知恵を出しながら検討してほしいという地元からの御意見を受けて、今検討しているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。本当に人が歩く、自転車でっていうことも大事ですが、今後車でなければ移動できないっていう方もそれなりに出てくるっていうこともあって、住宅街の中、ぐちゃぐちゃ車が走ってしまうということも、それはそれで問題なので、うまく考えて対応していただければと思います。


◯委員(大城美幸さん)  最初の資料1、つけかえ道路について、まちづくり連絡協議会の了承を得たと御説明がありました。出席者が少ないんじゃないかと。いつも大体18人ぐらい出席していて、22人中3分の1の人が欠席しているんですよね。ちょっとそこが気になります。当然PTAとか、特に学校関係者っていうか、子どもたちの通学時の問題っていうのは、通学時間帯は工事しないって、先ほど8時半以降っていうことがありましたけど、例えば病院に行って、8時半、おくれて行く子とかもいるので、そこが余計心配なんですけども、その辺はどうなんでしょうかということ。
 あと、この議事要旨の中で、御意見、御要望に対して三鷹市がお答えをしていますよね、市って書いて。特に、最初の通学路の指定について学校側との調整が必要なので、今後学校と調整、検討するっていうこと、それと街路灯の設置基準のこと。これは、街路灯については、工事のところからのライトアップで明るくできないかっていうことで事業者とも検討するってあるんですが、街路灯をつけるとなると、三鷹市がやるべきことになるじゃないですか。それと、通学路の指定っていうのも、やはり三鷹市の責任においてやるべきことなんですけど、それはもう工事がいつからだっけ……。だから、早急にやらなければいけないことだと思うんですが、その辺の対応っていうのはもう進められているのかどうかっていうことをお尋ねしたいんですけど。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  1点目の学校関係者への周知の関係でございます。確かに開催したのが4月で、できるだけ皆さん、出席できるような日程を調整しながら日程調整したところでございますけど、どうしても出席いただけなかった方については電話等で対応を行っておりまして、御意見、御要望は個別にお聞きしているところでございます。
 ただ、学校の関係の方々については、学校側に個別にまた出向いて行って説明もさせていただく中で、学校側でニュースを発行しております。そういったニュースにも載せていただくようにいたしまして、全生徒さんにそういった情報が伝わるように取り組んでいるところでございます。


◯都市整備部技監・調整担当部長(若林俊樹君)  街路灯の件でございますけれども、この協議会のときには仮設道路とか、つけかえ道路にはどうつくのかということでございますので、これは当然必要なところには事業者がつけるということでございます。
 それで、通学路の関係で既存の道路ということになりますと、市道ですので、その部分に必要であれば、それは市のほうでつけていく形になります。
            (「通学路の指定については」と呼ぶ者あり)


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  通学路の指定については、協議会のときのこちらの資料については市と、まちづくり推進課と、事業者のほうで案としてこんなルートはどうだろうということをお示しして、御意見が出たところでございます。実際に教育委員会のほうで、やっぱり通学路は今後、学校側と調整しながら指定していくというふうに聞いておりますので、道路がどういう形になってっていう中で学校側のほうと調整しながら指定されていくものというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  わかりました。通学路の指定は迅速な対応というか、していただきたいと思います。
 それと、この資料1の5ページの説明で、四角の8のところで、カーブの角度をきつくして減速を促すっていうことだったんですが、それで大丈夫なのかっていうのが。物すごくバイクに乗っている人とかはカーブがきついほうがよかったり、スピード出したい人はスピード出すので、そこがちょっと気になったんですけど、どうなんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  安全対策についてはいろいろな御意見がございます。今事業者のほうから聞いているところでは、路面にキララ舗装──きらきらっと光るような、そういう舗装をして、こういうカーブの箇所の認知を図って交通安全対策をしていくということと、それと、あと視線誘導標、カーブで、5ページのところの写真にもございますけれども、ガードレール等に反射板をつけて視線を誘導していくとか、さまざまな安全対策をしっかりして、制限速度や何かも規制をかけながら、20キロという話も出ていますけれども、そういう安全対策を国と、あと三鷹警察と調整しているところと聞いています。


◯都市整備部長(内田 治君)  ただいま課長が御説明差し上げたとおりなんですけれども、先ほど別の委員さんの別の質問にも似たような要素なんですが、やはりどういうふうに情報が丁寧に伝わっていくかということがポイントになると思います。今のように設備の面ではきちんとした対応をするとともに、その運用、道路の仮設であっても供用が始まる時点で十分な時間を持って、情報も周知、PRを努めるとともに、恐らく当初の一定の時期においては、警察等の御協力や、地域の交通安全の諸団体の皆さんの御支援、御協力などもいただきながら、現場で十分な御案内、情報提供とともに状況を見ながらの適宜適切な指導や、必要に応じた取り締まり等の対応の有無も含めて、ソフト、ハード両面でしっかりと対応していって未然に防げればいいのかなというふうに思っております。


◯委員(大城美幸さん)  今御答弁の中で、制限速度の規制も考えているっていうことだったんですが、やはりきちんと制限速度が示されないといけないんじゃないかって思うので、それはそのように警察とも調整していただきたいなって要望いたします。
 あと、資料2、5月の説明会がありました。そこで私も1日だけ──23日のほうかな、説明を聞いてきたんですけども、ここで主な質問・意見ということでありますけども、先ほど説明された工事概要、10という、ページでいうと18ページで、バス停移設の資料ありますけど、会場でバス停が遠くなるとか、あともう一つ何か言われていましたね、公会堂に出る道がないじゃないかっていうふうに、北野三丁目の方がおっしゃったのに対して、細かい道路全て機能補償で確保することはできないので、御意見で伺っておくっていうような御答弁だったと思うんですけども。
 やはり工事で長い期間不便を強いられる住民の立場に立って答弁なり、立っていただきたいなというふうには思うんですが、確かにいろいろ住民の要望の細かいところまで機能補償道路とか、つけかえ道路っていう形ではできないにしても、努力をしていただきたいな、何らかの対応とかをとっていただきたいなとかっていうふうには、その説明会でいろいろ皆さんがおっしゃっていることを聞いて感じたところなんですけど。
 だから、結局、今回提示されたバス停の位置とか、そういうのは何も変わらないっていうふうに確認をしていいんですよねっていうことと、あと、そのときに既に今、東京都が遺跡調査をしている、その掘削する音と振動が家に響いてくるっていうことで、工事の説明では最新のっていうか、低騒音というか、そういうのを使ってやりますよっていう御説明があったのに対して、そういうことをおっしゃっていたんですが、そういう工事に伴うさまざまな、実際のこの外環の工事の前の段階の遺跡調査だとか、そういうことも含めて、やはり三鷹市が市民の苦情とか、要望とかを、きちんと──市の職員も説明会に参加をされていたのでお聞きになっていたと思うんですが、東京都や国に対する要望っていうものについてもきちんと把握をして、随時というか、適宜適切な時期でもいいんですけども、まとめて国や都なりにきちんとお伝えして改善を促すっていうか、そういうことをしていただきたいと思うんですが。
 これまでもしてきていることもあるとは思いますが、この遺跡調査の件での問題は解決したのでしょうか。担当が違うので都の担当に伝えておきますっていう、そのときは御答弁だったんですよね。伝えて、解決になったのかっていうことを三鷹市としては把握しているでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  確かに遺跡調査の中で低振動が響くということでの御質問がありまして、そのときに国の事業と遺跡の事業が事業者が違うということで、国のほうから確認しておくという話がありました。私どもで今、その後どういう形になっているのかっていうところは確認しているところでございまして。済みません、まだ今日、こういう形でこうなっていたという御報告ができないところではありますけれども、今確認しているところです。
 あと、バス停の位置につきましては、いろいろな御意見、確かにございます。地域公共交通活性化協議会の中でもそういった議論をして、今の位置になっておりますので、変更する予定についてはありません。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員はありますか。


◯委員(加藤浩司君)  少し確認で質問させていただきます。資料1の5ページ、このA3の計画案なんですけれども、これ凡例のところの一番下、1時間当たり交通量というのがあって、図面の中にこの道路に矢印があって、数字が書いてあるんですけども、これについてちょっと説明をいただけますでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  交通量調査は平成25年の7月に行ったものというふうに聞いています。12時間の計測をしておりますが、この時間帯がピークであったため、こちらの資料にはピーク時間帯の交通量の記載をしたところでございます。


◯委員(加藤浩司君)  これ、交通量調査をやった結果がここに書いてあるっていうことの説明だと思うんですけど、新しくつけかえされる道路にも、これ書いてあるんですね。これは178台と162台という台数が書いてあって、東八道路をちょっと見ますと、これちょっと矢印で見えませんけども、十数台と21台って書いてあるんです。ああ、これ、東八じゃないのか。これ、済みません、つけかえ道路に調査をやったかどうかっていうのはわからないんですけど、この辺、もう一度御説明いただけますか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  済みません、説明不足がございました。ここに記載しているのは推定交通量ということで、北野中央通りで測定したものをこちらに転換されるだろうということで、切り回し道路のほうに記載させていただきました。


◯委員(加藤浩司君)  わかりました。じゃあ、ほかのは実測値で、つけかえ道路は推測ということでいいですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。ありがとうございます。
 2点目に、資料2の1ページ目、1の(2)の用地進捗状況なんですけども、面積ベースでジャンクションごとにこれだけの、7割、8割、8割というのがありまして、次の3ページ目に東京都の予算がついた資料の備考欄に進捗率50%とあるんですけど、この辺のちょっと関連についてもう一度御説明いただけますか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  資料の中で50%と書いてあります、3ページの東京都における事業計画でのパーセントでございますけど、まずこちらの時点が3月末の時点になります。それと、時点が1カ月ほど違うのと、あと、こちらも面積ベースというふうには聞いております。用地買収、これが改変区域でありますけれども、こちらと区分地上権を設定しなければいけない部分、こちら全体の面積を含めているところでございます。
 用地買収が必要な部分については、中央のほかに大泉、東名、青梅街道、4カ所。青梅街道も含めますとおおむね33万4,000平方メートルございまして、また区分地上権の設定するところが17万平方メートルございますので、全体では50万4,000平方メートル、そういった面積を対象にしているところでございます。先ほど、こちらのそれぞれのジャンクションでの進捗状況は、これは改変区域だけでの進捗になりますので、50%のほうは用地買収がそれぞれ進んでいるところのものと、分母の母数の問題ですけれども、区分地上権を設定するところのものが母数に入ってきますので、全体の母数としては大きな面積が対象となって50%ということでございます。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。であるならば、ちょっとそれがわかりやすく、たまたまこういうふうに両方が出るときは、その辺の説明があったほうがいいかなと思いますので、今後よろしくお願いをいたします。
 資料2の14ページ、北野中央通りつけかえの工事概要ということで、右下のほうにまる4という数字があります。このまる4というのは、17ページの、この辺から見るとこんなイメージだよという説明資料だと思うんですね──合っていますよね、そこまでは。非常にこれ、図のほうを見ていても気になって、やっぱりそうなったのかなと思っているんですけども、ここは歩道が一部、これは東側にもあって──横断歩道までですよね、その先が歩道が切れているところだと思うんですけども、この辺の処理はイメージ図で描かれると、黙ってこのまま車道になっていってしまうので、その辺の対応はきちっとしていただきたいと思うんですけども、その辺について。これ、東京外環国道事務所がつくったものなので、その辺は気づいてちょっと指摘をしていただきたいと思うんですけど、その辺についてはいかがでしょう。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  確かに今委員のおっしゃるとおりでありまして、この歩道がなくなる先については外側線で準歩道的な路側帯として引かれるところでございます。このイメージ図のところに路側帯の表現がないもんですから、ここでぷつっと終わるような形になっておりますけれども、歩道のついていない部分については路側帯を設けて歩車共存のような形で、現況もそうなっておりますけれども、そういう整備を予定しております。


◯委員(加藤浩司君)  路側帯は歩道じゃないんですよね、車道ですよね。何か、そういうのがあると、逆に点線になるのかしら、それともホワイトの1本線になるのかしら。普通の人はその見分けが多分つかなくて、この幾つかある横断図の中にも車道の幅に500のこれが路側帯を意味しているんだろうと思うんですけども、この辺はちゃんと明確にしておかないと、危険だから渡らないようにとか、いろんな意味で歩道を西側に1本で行けるようにということがあったところだと思いますので、その辺に関してはきちっと。プロの目から見ると路側帯なのかもしれませんが、普通の人から見ると、歩道につながって線があれば、それは歩道に勘違いされてもおかしくないので、その辺の点は御注意をいただければと思います。以上で終わります。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、1点質問し忘れました。今の、先ほどつけかえ道路が機能補償道路として使われていくのかどうかっていう質問に、本当は追加して、上下水道の管の工事とか、電柱、電線、これもあわせてこの北野中央通りからつけかえ道路のほうに移されていくっていうふうに私は説明を聞いたように思うんですが、そうなのかどうかということと、そうすると、その先の機能補償道路がここに、位置的になったときに、上下水道の管とか、地中に埋めていくもの、電線、電柱、どういうふうにしていくのかわかりませんが、それがまたそういうものとして使われていくようなものになるのか。
 とりあえず5年間というような言い方をしたと思います、この道路を使うのがね。その間、間に合うようなものをしていくのかっていう、そこと。あと、南側のほうの斜めの斜線でつくるつけかえ道路についても、これ高架下の道のつけかえということであるならば、高架下の道路にそういう排水管等埋まっていたのか、それをこっちへつけかえるのか、それで機能が果たされていくのかっていうふうなことについて、わかっていることがあれば教えてください。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  全て機能補償道路の形になるわけではございません。歩道の位置が東側と西側の違いがあったり、最終的になる機能補償道路の歩道の位置の違いとかがございますので、基本的には歩道にライフラインを入れていくのが望ましい形になりますので、全部の管が本設でできるというふうなものではないというふうに考えています。今聞いておりますのは、水道は本設でできるだろうということで聞いておりますけど、下水については仮設になるんじゃないかとか、そういうことで調整をしています。
 また、ガスについては、現在プロパンでなっているというふうに聞いておりますが、あわせて確認していきたいというふうに考えています。
 電線については、将来地中化していきたいというふうには考えていますけど、仮設ですから電柱で対応するような形になろうかと思います。


◯委員長(伊藤俊明君)  他に、いいですか。


◯委員(栗原健治君)  それでは、まず初めに機能補償道路ですね、ハピネスセンターから北野小学校の北門に抜ける道路が、実際にはこの構造上でいうと難しいっていう判断なのかなと。歩道も確保されない計画になっているかと思うんですが、この地図でいうと下、形状変更という赤い丸で囲まれた部分の下の住宅の部分と、一丁目の右上の部分とがかなり、地域的には分断されてしまうことになります。歩道上確保することっていうのは難しいのかと思うんですが、ここの部分のコミュニティの確保っていう点で、地域の声っていうのは、やはりこの中央ジャンクションによって分断されるっていうことの不安が大きくて、対応をぜひ、知恵を出すことができないのかということを考えてもらいたいなと思っているところです。
 実際にこの計画での影響ですね、このような形状になっていくことに当たっての心の準備というか、時間的な余裕も必要だと思います。将来的にどういうタイムスケジュールになるのかという点は知らせていくことが必要だと思っているので、その点での今後の整備の計画にも全体にかかわるんですけども、どのくらいまちづくりという点で長期的なスパンに立った計画というか、必要だと思いますので、市としての働きかけ、市民に対しての周知という点で考え方をお伺いしておきたいというふうに思います。
 その点で、今回のこのつけかえ道路がつくられるわけですけれども、これは工事期間、北野中央通りの閉鎖されて利用できない道路との関係で、どのように移行していくのかというのを確認しておきたいというふうに思います。実際にこの道路ができた時点で北野中央通りを閉鎖して使えなくなるっていうふうになるのか、順次使えなくなるような事態っていうのがあるのか、どうなのか。工事期間、この道路を全てつくって、完成させた後にこの道路を供用して、北野中央通りを供用と同時に閉鎖するっていうタイムスケジュールなのか。
 北野中央通りが使えなくなるということでいうと、バス通りがこっちに変更されるわけですよね。そうすると、バス通りに変更されるっていうことの時期、周知をどういう形でこの道路がこういう道路に移行していくのか、この形態になっていくのかということのお知らせの仕方ですね。いつ、どういう形でなるのかっていう点を確認しておきたいと思いますし、それを知らせる必要があると思います。
 市道第140号線の西に向かっていったところが北野公園になるわけですけれども、そっち側からやっぱり周知を早いうちに徹底をして、この時期にこういう形で利用できなくなると、つけかえ道路に転換されて、ここが通行どめになるということを事前に知らせていくことがスムーズに道路の変更をしていく上でも重要だと思います。その点での周知のあり方ですね。ふだんに利用している人が──ここに住んでいる人たちではなくて、利用する人たちに知らせておくことによって、この生活道路に入ってくる道路を迂回させていく機能、役割を発揮することができると思いますので、この周知の仕方。供用されて、北野中央通りが廃止されるということの関係でのタイムスケジュールとその周知のあり方、やり方をお伺いしておきたいと思います。
 最後に、この1時間当たりの交通量が書かれていて、マックスの部分の数値なんでしょうか、ちょっとこのつけかえ道路をつくることによって、北野中央通りが閉鎖されて、市道第140号線や第385号線、そのもう一本南側の北野小学校の北門に通じる市道にも車は入っていく可能性があると思います。そういうところの奥ですね、この周辺ではなくて、天神通りなり、北野と新川の境になる浄水所もあるところの通りに対する安全対策とか影響について、影響を確認して、それに対する安全対策はどのように考えているのか、市道なので市としての対策が求められる道路なので、確認しておきたいと思います。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  大きく3点いただいております。1点目の機能補償道路の今後の計画、市民への周知ということでありますけれども、今までオープンハウスで事業者のほうが、国のほうがパネルや何かでこういう機能補償道路の説明をしていたところですけれども、今後、やはり安全・安心のまちづくり連絡協議会とか、あと学校関係の方々へも実際に機能補償道路はこういうふうになっていくんだということを、オープンハウスだけじゃなくて、別の場でそういう話し合いに入ってしっかりと意向を確認していきたいということであります。
 それと、2点目の北野中央通りのつけかえのタイミング、お知らせの仕方、そういうことでありますけれども、切り回し道路をまずつくって、それで、その後スムーズに切りかえができるように、交通に支障、混乱を来さないようにすることが大事だと思っておりますので、そういう切りかえができるような調整を、今、北野中央通りは市道、管理者は三鷹市でありますので、三鷹市と国でしっかりと、三鷹警察も入りながら調整していきたいというふうに考えています。
 特に周知ですけれども、これはまたこれから国とも調整していかなきゃいけないんですが、予告看板、お知らせの今後いつ、こういうふうになるという看板をしっかりと道路を御利用されている皆様に周知することが大事だというふうに考えています。そのほか、近隣の皆様にもビラを配布させていただいたり、町会の方々とか、いろいろな関係団体の方々に、いついつこういう形で交通が切りかわりますというようなお知らせをしっかりできるように国と調整していきたいというふうに考えています。
 それと、3点目の生活道路への安全対策をどういうふうに考えているのかという御質問でありますけど、私どもでも、国には絶えずそういうことがないような形で整備をするようには話しているところですけど、実際に供用を開始してみてわかるところも出てくると思います。市のほうもパトロールいたしますけれども、安全・安心のまちづくり連絡協議会の中でも、こういった工事が始まって、安全安心の状況を見回るような機会を設けていきたいというふうに考えていまして、そういう中でもいろんな意見を聞きながら必要な対策を国にしっかりと求めていきたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  北野中央ジャンクションのつけかえ道路の整備によって、生活道路に入ってくる、また通学路に入ってくる車に対しての市民の安全対策、学童に対する安全対策を、変化もあるということもわかりますので、適宜、適切にしてもらいたいのと、予測もして対応してもらいたいなというふうに思います。
 このつけかえ道路ですけれども、工期が7月31日で、これは7月31日ということで、8月1日からこの道路になるっていうことですか。日程の点で、いつこの道路に切りかわるのか、北野中央通りが使えなくなるのかっていうことを、現時点ではっきりしていることを教えていただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  説明会の中で12月末に工期の予定を示されておりまして、現時点では12月末に切りかわるものというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  12月末ということは、末日、年明け、正月からっていうことなんでしょうか。大体っていうことで言うと、12月末の切りかえだという認識でされると。もう12月末っていう点でのお知らせは、切りかえがされるというお知らせは周辺にされているんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  実際に、先日の工事説明会の中で予定のほうは皆様のほうにお知らせさせていただいているところでございますけど、具体的に、これから工事が始まってきますので、工事の中でしっかりと周知のほうはしていくように国のほうに求めていきます。


◯委員(栗原健治君)  この道路、北野中央通りから北野公園ですとか天神通りに抜けていく車が、今使っている車に対して適切に情報を提供することによって、生活道路に入って来る交通を、無駄な交通を避けることができると思いますので、その点で早い情報提供をわかりやすい形で進めていただきたいというふうに思います。地域の声も酌み上げて対応していただきたいというふうに要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(伊藤俊明君)  次に、項目エについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  続きまして、報告事項の4番目、エの本線トンネル工事に伴う家屋調査について、資料4のほうで御説明いたします。
 1の目的です。東京外郭環状道路の本線トンネル工事は、トンネル構造の気密性が高いシールド工法を採用するため、地上への影響は生じないとしておりますけれども、万が一、工事の施工に起因する建築物等の損害が発生した場合、当該損害に対して補償するために工事実施前の建物等の調査を第三者専門機関により実施するものです。
 2の発注機関でありますけれども、三鷹市内につきましては、中日本高速道路株式会社が行います。
 3、調査を行います第三者機関との契約状況です。(1)といたしまして、2ページに記載しております仙川以南の範囲につきましては契約済みです。来月には関係者に周知していきたいというふうに聞いております。(2)の3ページから4ページに記載されております、仙川以北の範囲につきましては平成27年度に発注予定であると聞いております。
 図面において、青色の範囲で記載している部分が調査を実施する予定の範囲ということで聞いております。対象家屋軒数につきましては、三鷹市内で約2,000棟程度であるというふうに聞いております。資料4の説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、お願いします。まず仙川以南、中原・新川地域、調布のほうでは何か説明会をするとかしないとかっていう話があると思いますが、最初に町会等に連絡をして、それから各戸にビラを配って、それで始めるっていうふうなスケジュールが、たしか家屋調査──ごめんなさい、ちょっと今どこの段階の資料だったか出てこないですが、そういうような手順だというふうにあったかと思うんですが、現実に、この今全体で2,000戸って言いましたけども、じゃあ、仙川以南のほうの対象と、それから以北の対象というふうなことは分けて対象が、数がわかるのかということと。
 その開削部については別途で、ここと、先ほど調整するって言っていましたけども、範囲が広がるのか、広がらないのかっていう、このジャンクション部分の周辺についてはどうするのかということ。
 それと、個別のオープンな説明会ですね。町会等に説明をするっていうのではなくて、いわゆる工事説明会のような、あるいはオープンハウスのような説明会というものをやらないのかということ。いきなりね、調査が来ますっていうふうに言われても何が何だかわからない、何をするのかもわからないっていうふうなことになるわけで、チラシというか、お知らせを配っただけでそういうところの理解ができるとはなかなか思えないのですが、その辺の情報提供のあり方についてお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  2,000棟の内訳ですけれども、仙川以南、もう既に契約しているところがおおむね800棟です。北側の部分が1,200棟程度ということで聞いているところであります。
 それと、工事説明会みたいな説明会はやらないのかという御意見でございますけれども、昨年度、オープンハウスで都市計画道路の事業承認の説明会が行われた際に、沿線の住民を対象に家屋調査についてもオープンハウスで説明を行っているところです。個々の地権者さんに、個別に今後はしっかりと丁寧に対応してもらうように、それが一番大切なことだというふうに考えておりますので、市のほうからも、突然、唐突にならないように、丁寧な対応をするように要望していきたいというふうに考えています。
 あと、ジャンクション区域における家屋調査の範囲についてですけれども、どこまでを範囲にするのかということについては、現時点で事業者のほうから情報は得ておりません。


◯委員(野村羊子さん)  去年の事業承認のときの説明会で、家屋調査については実施済みだっていうふうな認識は、それはいかがなものかと思います。当事者には全然わかっていないと思います。それで、個別に進めるだけでは不十分だというふうに私は思います。
 他の地域ではね、町会ごとに事業者に来てもらって、町会単位で事業説明会、その家屋調査について説明会を行う等々の対応をしているっていうことがあります。三鷹の場合は、この町会がどういうふうに分かれていくのか、私ちょっとちゃんとわかっていませんが、それくらいの丁寧な対応って必要だと思うんですね。町会長とか、町会役員だけではなくて、町会単位でその地域の町会、あるいは町会に入っていない方々も、その地域の人たちを集めて、集まれる時間帯で事業者が来て、家屋調査ってこういうものですよと、こういうようなところをチェックするんですよと、これがどういうことにつながるんですよと。
 被害があった場合の基礎調査なわけだから、何のためにこんな個人の財産を調査するんだっていうふうなところから始まるわけですよ。そういうようなことをきちっと対応しないと。できない、日程が合わなくて、ちょっとそれできないよと言ったら、もうこのうちは家屋調査を拒否したというふうなことの扱いにされたっていうふうな事例が過去にあったんですよ。そういうふうなことでは困るので。
 これね、来年の3月までに対応しなければ、もう家屋調査してもらえないのかどうか。実際ね、本線工事ってまだまだ先じゃないですか。現実にトンネルがいつ、シールドマシンがいつ来るのかわかりませんけども、三鷹は最後のほうになるわけだから。これ、契約の工期がね、来年3月っていうことになっていますけども、その時期についてはどうなのか。対応はなかなか困難とか、あるいは海外出張して、おうちにいないとかね、いろいろな方がいらっしゃるじゃないですか。そういうようなことも含めて、あるいは財産を見られるのは嫌だとか、区分地上権との絡みでどうなのかっていうふうなことを悩んでいらっしゃる方もいらっしゃると思うんですね。そういうようなことも含めて、どういうふうな対応が可能だと思っているのかということも含めてお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今、町会単位での説明が必要なんじゃないかという御意見をいただきました。オープンハウスでは説明したんだという説明を先ほどいたしましたけれども、町会長とも相談しながら、地域の方たちにどういう説明をしていったらいいのか。そこは、地元の意向をよく確認して、それに沿った対応ができるように高速道路会社とも調整していきたいというふうに考えています。
 それと、あと家屋調査の時期でございますけれども、契約の工期はこの工期内でということであるとは思いますが、その後、やはり御事情があって家屋調査を受けられなかったり、また、必要ないなと思っても、やはりやろうという方も当然いらっしゃると思いますので、そこは柔軟に対応できるような形で取り組めるように、そこは高速道路会社と調整したいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  個人の財産の問題なのでね、いかに市民の財産を守るかっていうことは非常に重要だと思います。それで、町会長さんだけでは、本当に町会と接点がないおうちもあるわけで、それだけで全て地元の意向が酌めるかっていうと、私は非常に十分ではない部分が出てくるだろうと思うので、市のほうから、やっぱり皆さんを集めた会をやったほうがいいんじゃないですか、みたいなことの提示をやっぱり積極的にしていってほしいんですけども。事業者にちゃんと説明させる。個別に対応すると、結構怖いんですよね。作業服を着た人たちが、何人も男の人たちがいきなり1人でいるおうちに訪ねてきて、何か言われて、何が何だかわからないとなっちゃう人もいるので。そうではなくて、近所の人たちと一緒に話を聞く場みたいなことによって、やっぱりより理解が進むっていうことがあり得るので。単なる、うちはいいですっていうふうなことではなく、各地域で、あるいは地区町会ごとにちゃんとやりましょうよみたいなことをね、きっちり市のほうから提示していってほしいと思うんですが、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(内田 治君)  今、例え話としておっしゃっていただきましたけど、もちろん、お話を聞いてくださる方が不安のないように説明を聞いていただけるような場とか、環境とか、そういったものは求めていきたいと思います。
 ただ、個別の対応というのは必ずしも今、御例示をいただいたようなことばかりではなくて、むしろ委員さんがおっしゃっているように、一人一人の方々の個別の事情の異なる財産の話にも及びますので、人によっては外から見てもらうだけでいいよっていうようなことを言っているような方がいることも、私、直接聞いていますし、そうじゃなくて、やっぱり中に入ってしっかりこれは見てくれと、こういうふうに思っている方もいらっしゃいます。
 ですから、もちろん、地域で何人か、例えば集まって説明を聞きたいというお話があれば、そういったことに対応してもらえないかという声かけは私どもできると思いますけれども、一概に説明会を大規模にやれば、皆さん全員そろってくださるのかというと、そこもまた難しいところもありますから。状況を見ながら、また御質問、疑念があるような方にはしっかりと説明をして、関係される方、調査の対象の範囲になるような方々には、きちんと伝えて御理解をいただいた上で、どういうふうな時期に、どういうふうに御自身が受けられるかどうなのかということが御判断いただけるような、そういう情報が届くように、いずれにしても丁寧なフォローをしてほしいということは申し伝えていきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  済みません。私は大規模な説明会をしろと言っているわけではないということだけは確認したいと思います。そこは、部長の例示は違うと思いますよ。それは、まあ、いいです。
 丁寧な対応ということの中に、財産を守ることなんだっていうことをね、きちっと伝えていくっていうことが必要だと思います。区分地上権の絡みで、本当に自分のうちの下にこんなにでかいものを掘ってほしくないって非常に不安になっていらっしゃる方がいると。そういう方でも、家屋調査はやっぱりしておいたほうがいいんじゃないか。でも、そのことが、その情報がね、勝手に区分地上権の設定の中に使われていってしまうんじゃないかっていう不安を持っている方もいらっしゃいます。
 そういうことに対する対応っていうのは非常にセンシティブで、丁寧な対応を求められると思うんですね。そこについて、事業者任せにはできないと思うので、きちっと対応していただきたいと思います。
 とりあえず、それを言って。ジャンクションの開削部分のことについては、これは、じゃあ、いつごろ家屋調査の範囲というのがわかるのだろうかということについてはどうでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  やはり今、設計をしているということで、先ほど北側のランプのお話もしましたけれども、そういった設計がやはりある程度固まってきて、掘削部とか、影響の範囲とか、出てくるのかなというふうに考えています。事業者のほうでも、今そういったことから家屋調査の範囲は今後示されると思いますけど、私どもからも、できるだけ早くそういったものを示していって、中央ジャンクション全体で家屋調査がどういうふうに行われるのかということを、市民のほうに伝えられるような状況になるように働きかけていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。とりあえずこの青い線って、これ微妙な線だと思いますが、この概念図ではね、うちはかかるのか、かからないのかっていうふうなことでまた不安になる方たちがいらっしゃると思うので、これについては、きちっと公表をどういうふうにするのか、しないのか。しかも、ジャンクションの開削部分の人たちは、これで一体どうなるのみたいなことをまた思ってしまわれると思いますが、これについての範囲の公表、これはもう既に公表されている情報なのか。これについて、これをどのように個別に伝えていくのかっていうことについて、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  先ほど、オープンハウスで説明しているというお話をさせていただきましたけど、その際にこういった図面も提示しながら説明のほうはしておりますので、範囲については公表されているものというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。去年のことで、オープンハウスに行った人の人数もね、そんなに毎回多いわけではないので、2,000戸っていう対象者の方での1割になるかどうかというふうなことだと思います。なので、個別に、丁寧に情報提供していっていただきたいと思います。とりあえず、はい。


◯委員(加藤浩司君)  済みません、ちょっと今の質問委員と絡んでいるので、先にちょっとさせていただきたいと思います。家屋調査の趣旨というものをもう一度ここで確認をさせていただきたいんですが、先ほどの、ア、イ、ウ、1、2、3の市側からの御報告の中にも家屋調査の問題がありましたので、ちょっとその辺も含めてなんですけども。家屋調査は、現況の建物の外観のひびや、先ほど話があった柱の傾斜や床の傾斜があるかどうかの現況を確認して、工事が終わった段階で、その工事に起因してそのひびが大きくなったのか、傾斜がひどくなったのか、またはできたのかっていうことを確認することだと思っております。
 ならば、先ほどのやりとりの中でありましたが、最初に家屋調査をやって、ほかの工事のものも重複できるかというと、僕はそうじゃなくて、その工事が終わった段階できちっともう一回調査をして、この工事では何も起こらなかった。次にまたその建物が該当するならば、もう一度やるべきだと思うんですね。そうしないと、施工業者とか、そのひびの原因がきちっと明確化されないので。本来であれば、そういうやり方をするべきだと思います。だから、これが丁寧にだと思うんですね。何度も何度もやることに対する面倒な点というのは恐らくあるのかもしれませんが、市民の持っている財産をきちっと確保するにはそういうやり方が望ましいんだろうということを思うんですけど、その辺に対する御所見をお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今、委員から御質問いただいたことについて、きちっとちょっと事業者のほうと確認して、後日お答えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(加藤浩司君)  ぜひそうしていただきたい。そうしないと、その工事の業者さんがやっぱり窓口になって補修するだとかっていうこともありますので、事業全体は、これ中日本高速道路かもしれませんが、その工事に起因して建物に損傷が起きた場合は、その施工業者も責任を負う。そうすると、そこが窓口になるということも、事業者と施工者が窓口になるので、その辺はきちっとやるべきだと思いますので、ぜひ事業者と御確認をいただきたいというふうに思います。
 という流れで、家屋調査をやるとすると、それが先ほどのやりとりの中で、区分地上権に利用されるおそれがあるというようなお話がありましたけど、実際そういうことがあり得るのか。おそれがあるとしたらどういうのがあるのか、ちょっとお聞きしたいと思うんです。僕は全くないというふうに思っているんですけど、その辺の御見解をお願いいたします。


◯都市整備部技監・調整担当部長(若林俊樹君)  この今の委員の御質問の家屋調査が区分地上権のところに発生するかということについては、ちょっと市のほうでもどのようなところで発生されるのかということは、今の段階では把握しておりません。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。区分地上権だと、やはりその建物の基礎とか、それからの深さ、または、その敷地がかかっているか、建物がその計画線にかかっているかということが大きく起因されてくるので、建物の損傷にかかるものは僕はないんじゃないかと思いますが、今、技監から御答弁がありましたとおり、きちっとそれはおそれがあるならある、あった場合は、こうしなきゃいけないということの対応は、市としてはきちっと考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 ここまで、こういうふうに範囲がだんだん広がってきて、今までは、三鷹の場合だと、三鷹市内だとジャンクションの周りが該当という話でしたけれども、今回は、今の御説明で本線トンネル工事が始まると、その本線トンネルから40メートルの範囲の人たちがこういうふうになる。2,000棟程度の建物が対象になるということですから、そろそろ三鷹市としては、常設されているオープンハウスに人を常駐させるような要望を出してもらって、いつでも、例えば電話をかけて予約制で説明を受けられるだとか、相談ができるというような体制をとるように、国や都に要望する時期がそろそろ来たんじゃないかなと思うんですけども、それについてはいかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  委員のおっしゃる──千葉なんかは視察へ行ったときも、そういう出先がございましたので、非常にそういうものがあると、地域の人たちもすぐそこに行って相談ができるということで非常に有効な施設だというふうには考えています。現在、中央ジャンクションに設置できるのかどうかも含めて、我々も当然そういう要望をしていくことは大事だというふうには考えていますけれども、今後、国と調整していきたいというふうに思っています。


◯委員(加藤浩司君)  ぜひお願いいたします。そうすると、先ほどの委員からの懸念のような、何人かが来てというよりは、3人、4人でまとまって説明を聞きに行くだとか、そういうことで市民の安心が得られるのではないかと思いますので、この常設会場が工事でいつなくなるかは僕もちょっとわかりませんけれども、最後の最後までこの場所にあるのか、もしこの場所が工事でひっかかっちゃうのであれば、どこかに場所を設けて、最後、終わるまで、きちっと市民が工事中でも、どんな状況でも相談できるような場所っていうのを早急に求めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。質問を終わります。


◯委員(大城美幸さん)  説明会の問題なんですけど、やはり、個々にいきなり家屋調査の件で参りましたなんて言われると、市民の方はびっくりするっていうか、やはりオープンハウスで説明したからって言われましたけど、去年のことで、参加している人数は本当に限られているので、2,000人の対象者の人たちに──町会に入っていない人もいるけども、何らかの説明会っていうのがあって、個々に訪ねて行くっていうことがやはり丁寧な対応だと思うので、それはぜひしていただきたいと思います。もう一度、御回答があればと思います。
 それと、期間の問題でも柔軟な対応をするように申し入れるというか、そういう御答弁だったんですけども、申し入れて、だめでしたというのでは、やはりいけないと思うので、それは、期間が決められているんですけども、柔軟な対応っていうのが本当に可能なのかどうかっていうことがちょっと疑問なんですけど、どうなんでしょうかということと、仙川以北については、平成27年度、今年度発注予定っていうだけなんですが、期間としては、やはり例えば平成28年度9月からだと、1年間の期間というふうになるんですか。これだと、単年度っていう考えだから3月までって。また、平成28年3月までって、もっと期間が短くなるのかどうかっていうことをちょっと懸念するんですが、どうなんでしょうか。
 それと、やはり丁寧な周知、説明っていう点では、先ほども委員からありましたけど、ジャンクションの開削部分との関係で、どうしてうちには来ないんだっていう人たちが必ず出てくると思うんですよね。先ほど来、加藤委員から言われたオープンハウスの常設は当然求めていただきたいと思いますし、いつでも聞きに行ける場所があるっていうことは必要ですし、積極的にこの地図なりを、当然2,000棟の対象のところには資料としてお配りをして、家屋調査が行きますよっていうことでの周知っていうことは徹底していただきたいと思うんですが、そういうことが、個々に訪ねて行ってそれを見せてっていう前に、やはりこの範囲と、こういうことをやりますよっていうことが、2,000棟の対象者には事前にきちんと配布されて、周知されるのかどうかお聞かせいただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  家屋調査の進め方についていろいろと御意見をいただいておるところですけど、既に家屋調査については、世田谷、練馬の方面で始まっております。そういった中で、周知の仕方の中で、今まで進めてきている中での課題となっていることとか、やはり説明不足があったのか、なかったのかとか、そういったことをもう一度我々もよく確認して、そういったことがないような形で進めていきたいというふうに考えています。
 ですから、単年度で終わるのかどうなのかとか、そういった御質問については、私どもでも契約のことなので、明確にはここではお答えできないんですが、ただ、財産を守るという、先ほど委員の方からもお話があったように、そういう観点で言えば、契約期間というものがあっても、それは家屋調査についてはやってもらうべきものであるというふうに私も考えますので、市としても、対象者であって御要望がある方に対しては、しっかりと行えるような形で国や高速道路会社と調整していきたいというふうに考えています。


◯委員長(伊藤俊明君)  よろしいですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 以上で、都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時55分 休憩



                  午前11時56分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時57分 散会