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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成27年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2015/03/16 平成27年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2015/03/16 平成27年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(加藤浩司君)  おはようございます。東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、東京外郭環状道路調査対策特別委員会活動経過報告書の確認について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時33分 休憩



                  午前9時36分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 まず、項目アについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。それでは、報告事項の1番目、アの「北野の里(仮称)を中心としたまちづくりワークショップでいただいたご意見に対する三鷹市の基本的な考え方」について、資料1のほうで御説明させていただきます。
 資料1の1ページをごらんください。1の概要です。2の経過にありますように、市は平成26年2月から3月にかけて3回にわたり、北野の里(仮称)を中心としたまちづくりワークショップを国土交通省及び東京都と協働して開催しました。市では、今後このワークショップでいただいた御意見をできる限り反映させた北野の里(仮称)まちづくり方針を策定する予定です。方針の策定に先立ち、ワークショップでいただいた御意見に対する三鷹市の基本的な考え方を取りまとめました。
 3、国土交通省への要望書の提出についてです。今後、この考え方で示した具体的な取り組みを進めるためには、「対応の方針」に基づき国や東京都と連携、協働して北野の里のまちづくりを進めることが必要です。北野の里の実現に向けて資料1−1の要望書を3月5日に国土交通省道路局長に市長が提出し、三鷹市のまちづくりに対する一層の支援と協力を要請しました。
 4、三鷹市の基本的な考え方についてです。資料1−1の本冊の概要となります。最初にこちらで概要を説明し、詳細な内容につきましては後ほど資料1−1の本冊で御説明いたします。本冊の構成ですが、(1)、考え方の位置づけと、これまでの経緯を1ページから3ページで掲載し、4ページ以降にワークショップでいただいた御意見に対する三鷹市の基本的な考え方をまとめております。
 (2)に記載しておりますとおり、まずはまちづくりの基本的な方向性を大きく3点、4ページから5ページに記載し、その後ワークショップで提案のありました主な意見を(3)、ジャンクションのふたかけ上部空間等の利用についてと、(4)、ジャンクション周辺のまちづくりについての2つのテーマに分けて、その意見に対する市の考え方をまとめました。まとめ方につきましては、最初に主な意見に対する市の考え方を記載した後、いただいた全ての意見、200件ほどございますが、こちらに対する対応の方向性を記載いたしました。
 2ページをごらんください。(5)、ワークショップでいただいた御意見の構成として、まとめ方の構成を9ページから11ページで説明し、(6)、(7)にありますように、全ての意見を2つのテーマに分け、対応の方向性を12ページから52ページに記載しております。
 それでは、資料1−1の本冊をごらんください。主な内容について御説明いたします。3ページをごらんください。今後の進め方についてです。4行目です。市は、今後も話し合いの場を設けるなどして、本考え方の実現に向けた段階的かつ計画的に進めるための道しるべとして「北野の里(仮称)まちづくり方針」を策定する予定としております。協働のまちづくりの実践体制は下段の図のとおり、市民、市、東京都、国、事業者、近隣自治体、関係団体、関係機関と連携・協働してまちづくりに取り組んでいきます。
 6ページをごらんください。こちらは、ワークショップで多数の御意見をいただいた項目を中心に市の考え方を示したものです。(1)、ジャンクションのふたかけ上部空間等の利用についてです。ワークショップでは、公園の創出、既存樹木の保全に関する関心が高く、多くのシール投票が集まりました。
 農については、市民農園・体験農園等の創生に多くのグループから要望があり、北野の農産物を直売できる商業施設の設置に複数のグループから意見がありました。
 地域コミュニティに関しては、ふたかけ上部空間等に北野地区公会堂の機能を移転したいとの意見が多数寄せられました。子どもの遊び場に関しては、自然体験をしながら自由に遊べる場の創出に多くの意見がありました。また、北野スポーツ広場の再整備や星の遊歩道といった、遊歩道のアイデアやサイクリングロードなどを設ける要望が多くのグループから出されました。
 管理・運営については、市民主体のNPO法人などの組織を立ち上げ、ふたかけ上部空間等の全体管理や、体験農園などの管理・運営が行われるとよいという意見がありました。
 以上を踏まえて、ふたかけ上部空間には魅力的な公園づくりを目指します。既存樹林はふたかけ上部空間等の公園や広場などのシンボルとして可能な限り保全し、利活用できるよう検討します。農については、市民農園、体験農園等の創出を目指します。
 7ページをごらんください。また、ふたかけ上部空間等には地区公会堂などのコミュニティの拠点を創出することや、北野遊び場広場を継承するような新たな遊び場の創出、健康づくりなど、北野の元気を創造する拠点の創出を目指します。周辺には安全で快適な回遊性のある遊歩道やサイクリングロードなどの創出を目指します。また、日常的な維持管理や運営に地域住民が参加できる仕組みづくりの検討など、市民との協働の取り組みを検討します。
 次に、(2)、ジャンクション周辺のまちづくりについてです。屋敷林などの緑や農産物の直売所と、将来的には地場野菜を使ったレストランなどと既存の地域資源をつなぎ合わせ、「小径の駅」と称するなど、全体で道の駅のような機能を担えるとよいという議論が行われました。また、バス路線の新設など、公共交通機関を充実させる意見や、道路整備では、電線類の地中化を望む意見がありました。
 まちづくりのルールでは、建築物の用途に関することや、スカイライン・色彩をそろえることなどが望まれていました。さらに、ジャンクション整備によって新たに検討される通学路に関心が高く、生活道路への通過交通対策が望まれていました。
 8ページをごらんください。以上を踏まえて、ジャンクション周辺のまちづくりでは、ふたかけ上部空間等を中心とした公園等の拠点づくりや周辺の道づくりの充実とともに、北野の資源を結びつけた「小径の駅(仮称)」などの回遊ルートの創出を検討します。
 バス交通については、利用者への利便性の向上を踏まえた新規ルートなどについて、地域住民の意見を聞きながら、地域公共交通活性化協議会等で検討を進めます。
 東八道路インターチェンジ(仮称)周辺のまちづくりとしては、事業活動の利便性や防災性能の向上、後背地の環境を考慮した用途地域等の見直しの検討を進めます。新たなふれあいの里のエリアについては、景観条例に基づく景観重点地区に指定することなどを検討します。
 また、道路整備においては、バリアフリーや景観の観点から電線類の地中化の検討や新たな通学路の確保について、地域住民の意見を聞きながら道路関係者や交通関係機関との調整を進めます。
 交通安全の確保や防犯対策については、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会での取り組みを通じ、工事中を含めた総合的な安全・安心対策を道路事業者及び関係機関と推進します。
 9ページをごらんください。ワークショップのグループ意見のまとめ方を記載したものです。200件のグループ意見につきましては、大分類、中分類・小分類に取りまとめ、小分類ごとに市の基本的な考え方を示しました。また、全てのグループ意見について、北野の里(仮称)まちづくり方針への対応の方向性を下段の表にあります6つの分類で示しました。
 具体的には、15ページをごらんください。片括弧1、1−1、緑と農の拠点を中分類とし、1−1−1、花と緑の拠点を小分類として意見を取りまとめました。小分類の右側に記載しております80枚につきましては、シール投票の合計数となります。最初に、花と緑の拠点に関する市の考え方を記載し、関連するグループ意見とその対応の方向性を記載しました。
 16ページをごらんください。下段の表をごらんください。こちらでは、小分類ごとに市の計画等にどのように位置づけられているかを記載しました。
 12ページをごらんください。大分類が、ジャンクションのふたかけ上部空間等の利用についてとなります。片括弧1、緑と農の拠点についてが中分類です。中分類は14ページの片括弧6まで、6つに分類しました。中分類の下、ア、花と緑の拠点についての記載が小分類となります。先ほど御説明した市の考え方を抜粋してまとめております。
 少しページが飛びますが、33ページをごらんください。大分類がジャンクション周辺のまちづくりについてとなります。同様に、36ページまでに取りまとめ、いただいた全てのグループ意見に対する対応の方向性を37ページから52ページに取りまとめました。本考え方につきましては、今後本冊をもとに北野の里(仮称)まちづくり方針の策定に向けた地域住民との話し合いを進め、市民及び関係機関等と連携、協働してふたかけ上部空間等の利活用についての具現化を図っていきたいと考えております。資料1の説明は以上です。


◯委員長(加藤浩司君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは幾つか質問させていただきたいと思います。まず第1点、全体的なことですけども、「対応の方針」から、ここで新たに出てきたことっていうふうなことが具体的に──具体的なことは、細かいことはね、いろいろあると思いますけども、そこの確認と。
 これを出すことによる──何ていうんでしょうかね、要望書として提出するっていうふうな形なんだと思うんですけども、これによってどれだけのことが担保されるのかっていうのかな。法的な根拠っていうのは法律が必要なわけだから、でも、これを出すのは、「対応の方針」に基づいて出しているっていうことなのか、あるいはそのことによって何が確保されるのかって、そのことをまずお伺いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  「対応の方針」との関係でございますけれど、「対応の方針」では事業者ができる限りふたかけ整備をして、上部空間が利用できるような形にするということと、そういった利用について市のまちづくりを支援していくという形になってございます。
 今回取りまとめたのは、ワークショップを終わって、今後いただいた御意見に対して三鷹市がどういうふうに対応していくのかという市の基本的な考え方の部分でございまして、市としてはこういうふうに取り組んでいきたい。しかしながら、市だけでなく、国や東京都、並びに関係機関と協働しながら進めていかないと、市だけではできない部分も多々ございますので、そういったことで「対応の方針」で市のまちづくりをしっかり支援して、また、さまざまな協力をしてもらいたいということで、事業者である国土交通省のほうにこの要望をしたところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  国からこの要望に対する回答といったようなものがあり得るのか、想定しているのか、していないのか、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  この要望に対しての回答というものは今想定しているものではございません。国としても、しっかりと市のまちづくりに取り組んでいくということ、支援していくっていうことについては「対応の方針」の中でも記載しているところですから、そういったところから国とも協働しながら──ワークショップも協働で行いましたので、今後も協働して進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  要望は要望であって、このワークショップの中でも、例えばこれは検討します、これは対応が困難ですとかっていうふうなことがあるわけで、実際に国のほうでもこれはできるけど、これは対応は困難ですっていうふうなことがこれから出てくるわけですね。そういうことについて、今後のスケジュールの中でまたそれを考えていくんでしょうけれども、これは今とりあえず考え方を示して要望しました。方針も三鷹市としてはつくります。でも、現実に実際どうなるのかっていうことについてはね、支援をするっていう言葉だけで、それ以上具体的な、これを出すことでより具体化してみせようというふうなことだと思いますけども、本当に支援というのがね、担保されていくのかどうか。あるいは、どのような支援がね、具体的に担保されるのかっていうのはいつごろ見えてくるっていうふうに考えているでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  できるだけ早い段階でふたかけ上部がどういう形で整備できるのかっていうのは決めていかないと、その下につくるものに対する荷重の問題もございますので、我々としてはまちづくり方針をこれから、できましたら来年度に策定していきながら、その具現化に向けて国・東京都と話を進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  スケジュール感は何となくわかりました。それで、1つ確認なんですけど、北野地区公会堂ですけれども、これはジャンクション工事によってなくなってしまうというふうではなかったと思うんですが、今ふたかけの上でっていうふうな御要望がたくさんあるっていう中で、市としてはこれ移設ということを前提と考えているのか。それとも、これは潰れるから上につくるっていうふうな話をしているのかっていう、そこをちょっと確認したいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  実際にジャンクション整備でなくなる部分は施設の庭の部分でございまして、その庭が重要な機能を担っております。そこで盆踊りをしたり、地域の方たちが集まれる場となっておりますので、建物自体は残るんですけれど、それに接続するコミュニティのスペースがなくなりますので、一体的に上部空間のほうに移したらどうだという、そういった御意見がワークショップの中でも出ておりました。


◯委員(野村羊子さん)  現実にはまだ決まってないことなんでしょうけど、そういうことを想定しているっていうことですね。
 現実に農のある風景、景観等々、景観重点地区に指定するとかっていうふうなことになりますけど、農環境っていうのは、もう公だけでやれるものでは全然ないわけで、実際にその場の方たちが農業が持続できるか、継続できるかっていうふうなこととの絡みって物すごく大きいと思うんです。車がたくさん出入りする場所で都市計画道路、別途、ほかにも何本もできていく中で、そういうことが本当に思いとか、イメージとかは確かに北野のイメージが農のある風景の場所として今まで位置づけられてきたけど、現実には外環ができることで大きく変わってしまうわけですよね。
 だから、そこに本当にこだわり続けられるのかどうかっていうのは非常に微妙なことではないかと思うんですが、インターチェンジ、ジャンクションができることで、やはりそのそばに置きたい施設っていうものがやって来ちゃう可能性もあるわけで、その辺のことをどこまで対応する、できるっていうふうなことになるのかどうか。インターチェンジ、ジャンクションの周りに倉庫なり、流通分野なりが大変たくさんできてくるっていうふうなことがね、ほかの地域ではよくあるわけで、そこがどこまで本当にこの農っていうふうなことがね、三鷹市としてこだわり、それをある意味では規制をする。本来、産業誘致をしなくちゃいけないけども、ここは規制するんだみたいなね、そういうふうなことがきちっとできていくのかどうか、その辺の考え方はどうでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  このワークショップを進めるに当たって、北野地域の緑と農の拠点をつくるんだということで、まず大きなテーマでワークショップのほうを進めているところです。具体的にこれからまちづくり方針をつくっていくわけですけれど、この方針をつくっていく中でそれをどういうふうに担保していくのか。1つは、都市計画の手法で担保するやり方もあると思いますし、具体的には地区計画を定めていったり、あとは用途地域の中で定めていったりですね。
 例えば最低敷地面積も市内ですと100平米ですけれど、それで本当にいいのかとか、あと、こういったところに進出できる建物の規制や何かも地区計画でルールづくりができると思います。景観の視点でも、景観法の活用もしながら重点地区に定めていくことによって、建物や、色や、高さもいろいろと地域の意向を取り入れたものができると思いますので、そういったことをこれからの方針の中でしっかりと市民の意見を聞きながら考えていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  市の姿勢としてはわかりますが、現実どう動くのか。実際に民間企業の動きっていうのは、やっぱりコントロールし切れないものがありますから。あるいは、市の財政によっては、やはりそういう企業に来てほしいってことになるのかもしれないしっていうあたりが、どういうふうに──この先工事が進捗していけばね、何年も先の話ですのでどこまでやれるのか、やるのかっていうあたりは非常に難しい課題だなというふうに思います。ありがとうございました。


◯委員(大城美幸さん)  私どもは外環そのものには反対なんですけども、できてしまうということになれば、市民の御意見、御要望というか、納得を得られる努力をしてほしいということをずっと言い続けているんですけども、このジャンクションのふたかけ部分について、「対応の方針」では事業者ができる限りふたかけで利活用するというふうになっているということなんですが、再三財政負担がね、どこが持つのかによって、やはりできることとできないことっていうのが明確になってくるというふうに思うので、そこがやっぱり一番絵に描いた餅にならないかっていうことをいつも心配して、質問させていただいているんですが、やはり今回の要望書を見ても、回答を求めないということなんですけども、その財政的な裏づけというのはどのように考えたらいいのかなっていうことが1つと。
 もう1つ、それに絡んでなんですけど、2月6日に共産党の都議団と私ども関係区市の議員とか、市民とかとで国交省に宮本 徹衆議院議員を通して交渉というか、要望というか、した際に、私が市民が話し合ってね、この北野の里構想っていうのを三鷹市は持っているんですが、国は財政的な支援をどこまでするんですかって、その場でも質問したんですけども、「北野の里ですか」とかって言われて、全然把握してなかったんですよね。ジャンクションのふたかけ部分だって説明しても、今さらながらじゃないですけど、ちゃんとここにも国と都と協働して行ってきたってあるにもかかわらず、国が北野の里のことを──要望書自体は3月5日なので、交渉したのは2月6日だったんですけども、それにしても把握していないってことは、ちょっと余りにもひどいんじゃないかって思ったんですけども。そういうことを考えると、ますます協働してやるって、支援していくっていうふうに国が言っていても、本当にどこまで財政的なことも含めてやるのかっていうことが問われていると思うんですが、その辺についてはどうでしょうか。市の認識。国はちゃんと北野の里のことを協働しているって、協働してきた職員レベルがどのレベルなのかっていうのを教えていただきたいと思います。
 それともう1つ、この基本的な考え方の中にやはり書いてあるんですけども、1ページの3の北野の里(仮称)の概要の一番最後の行に、周辺の都市計画道路の整備にあわせたまちづくりの誘導等を行うこととしていますってありますね。それは、三鷹市の考え方だと思うんですけども、その周辺の都市計画道路の整備ってここに簡単に書いてある、この都市計画道路は三鷹市が考えている都市計画道路っていうのは、具体的にどれと、どれと、どれ。「外環ノ2」も含まれているのか、井の頭公園駅前の3・4・12号だったかしら、とか3・4・7号──高山小とかの前を通る、東京都が優先して進める都市計画道路っていうのがあったと思うんですけど、その道路、特に井の頭公園通りの先は武蔵野市はやらないと言っている道路なんだけど、東京都が説明をしたときに、井の頭のほうでは住宅があるから困るということで、そのまま今凍結状態になっているんですが、それも含まれているのかどうか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 それと、やはり先ほど言った財政的な問題が、今後の進め方のところで書いてある、下から3行目で財政状況等を踏まえながら、本考え方の実現に向けたっていうふうな書き方をしているということを考えると、国がお金を出さないってなったら、三鷹市はやはり、じゃあ、できません、せっかくいろいろやったけども、国が支援しないならできないっていう可能性があるっていうことがここに含まれているのかなっていうふうに読み取ると、実現しない可能性が大なんじゃないかって。国の財政支援に大きく影響されるっていうふうに考えてもいいのかなって思うんですが、その点もはっきりお答えいただきたいと思います。
 14ページとか、何ページかに関係機関との適切な役割分担って、そこがやっぱり財政的な役割分担もそうなんですけども、北野の里の公園整備については、国が、じゃあ、お金も出しますよ、だけど、維持管理は三鷹市が今後はしてくださいっていう、そういう役割分担って幾つもいろんなところに出てくるんですけども、その役割分担っていうのもどこまで具体的、今わかっているところでどういうふうに考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。以上です。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  何点か御質問をいただいておりますけれど、一つ一つお答えさせていただきます。
 まず、財政負担はどうなるのかという御質問でございます。まさにこれから誰が管理していって、どういうふうな分担でやっていくのかっていうのは、話をしていく段階になっていくと思っています。現時点で財政負担について全て国のほうで負担してもらえる、都のほうで負担してもらえる、そういう形は、例えば都立公園にするとか、そういう形にしない限り難しいのかなというふうには考えておりますけれど、市としても全部を市で、それではするのかというと、それもやはり難しいと思っています。しっかりと、例えば国のほうからは、例えばですけれど、国庫補助金なり、都の補助金、そういったもので協力してもらいながら、外環整備によって地域に影響を及ぼすわけでありますので、そういったことがないような形で国や都も大深度地下方式にしてこの事業を進めているわけですから、我々としてもしっかりと、これができたことによってまちづくりが成り立たなくなる、そういうことがないように国や都に負担や何かを求めていきたいというふうに今考えております。これからの話し合いになります。
 ここの段階では、あくまでも方針を策定したと、市の考え方を策定したという段階ですので、これから方針を定めていく段階で、そういったことも国や都とも話し合いながら進めていかなければいけない大きなテーマだというふうに我々としても考えています。
 また、2点目の2月に要望をした際に国のほうは把握していなかった、本当にわかっているのかという御質問でございますけれど、私どもでも事業を実施しているのは、これ関東地方整備局の事業で、その中で外環国道事務所が担当して実施しているところです。北野の里のお話は、当然国のほうも関東地方整備局を初め、外環国道事務所も把握していないっていうことはないと思いますけど、国全体として、その上部機関として、じゃあ、どこまでわかっているのかというと、我々も3月5日に道路局長に要望書を置いてきまして、道路局長にも関係機関に周知してもらうようによくお願いしてありますので、国土交通省に全体的にわかってもらえるように引き続き努力していきたいというふうに考えています。
 それと、都市計画道路の整備につきまして、どういう路線を市として考えているのかということでございますけど、我々といたしましても「対応の方針」において外環整備にあわせて実施していく路線、こういった路線を都市計画道路の整備すべき路線というふうに認識しております。特に東八道路や調布保谷線の完成、これは必須のことでございますけれど、それにあわせて3・4・12号、3・4・3号、3・4・11号、そういった路線の整備も「対応の方針」で示されておりますので、そういったところを着実にしていただくような形で我々も東京都のほうに働きかけていきたいというふうに考えています。
 特に3・4・12号においては、人見街道よりも北側については都市計画変更の際の市の意見書においても、当面の間は整備を求めないというふうにしておりますので、「対応の方針」に基づいて示されているところについても、東八道路の北側、人見街道までの間は、まちづくりの状況を考えながら整備を検討するというところで、東京都の「対応の方針」の記述もなってございますので、人見街道より北側については、現時点では「対応の方針」においても、他市のほうにおいても、整備のほうは求めていないというところでございます。
 それと、財政状況を踏まえながらというところでございますけれど、これも、今後役割分担、そういったものについて市民の方に何をやっていただくのかということ、管理をどうするのかということ。費用もかかってくると思います。そういったことも全体的に今後の方針の中でしっかりと議論していきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  では、私も今ちょっと正確に2月6日はどの人だったっていうふうに、ちょっと名前が言えないんですけども、要望書を提出したのは、道路局長に要望書を提出したということだったんですけど、やっぱり外環道路の三鷹市のジャンクションっていえば、担当者だったらそれぐらいわかるでしょうって言いたくなるんですけども、北野の里構想っていうこと自体、全くそのこと自体を知らないっていうような感じだったので、今回3月5日に道路局長に出して関係機関にということを言ったということなので、また機会があったときに──この財政的な問題で再度、もし機会があったら、もう一度私も言おうかと思いますけど、そのときに知りませんでしたっていうことがないようにしていただきたいと思うので。そのことは、もし市からも国のほうに、やはり外環道路が三鷹市のまちづくりにおいてどれくらい影響を与え、市民の生活、なりわいにも、環境にも、大きな影響がある問題なんだっていうことを、本当にただ地図の上での道路づくりではなくて、そこに人が生活していて、移転しなきゃいけない人たちの苦労とか、そういうことも考えたら、知らなかったっていうのでは済まされない問題なので、そういうことをよくよく国のほうにも伝えていただきたいというふうに思います。
 財政状況、国や都が全部持ってやるということもあり得ないでしょうし、三鷹市が全部持ってやるということもあり得ないということはもちろん承知をしています。ですから、市としては、もちろん公園整備だとかいろんなところで都や国の補助金を活用して通常もやっていくんですけども、この外環のふたかけ部分においては、例えば100のうち、三鷹市としてはどれくらいの財政負担を考えてならオーケーするっていうか、考えている、そういう考え方を持っているのかどうかっていうことをお尋ねしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今具体的にどのぐらいの財政負担がっていうお話でございますけど、まだ我々として、この施設をつくって幾らでっていうところまで全て計算しているところではございません。今後、国には、例えば補助金にしても通常の枠、それをどのぐらい、さらに見込んで通常の枠プラスアルファのものは出るのか。そういったことを見ながら、我々も極力市の負担が少ないような形で対応を求めていきたいというふうに考えておりますので、具体的な財政フレームが幾らというふうに決まっているわけではございません。


◯委員(大城美幸さん)  今時点ではね、お答えにはなれないかなとは思うので、ここでとどめておきますけど。
 では、最後に、都市計画道路の3・4・12号の人見街道から北側っていうのは「対応の方針」のとおりなので、それは理解していますけど、お答えになかった「外環ノ2」についてはどうなんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  「外環ノ2」については、しっかりと市民の意見を聞きながら進めてほしいということを、都市計画変更のときから市として国・東京都のほうに言っているところでございまして、現時点でまだ市として話し合いの会が始まっている段階ではないので、具体的にどうなのかというところについては、今後市民の方の意見を聞きながらしっかり取り組んでいただきたいということで、国・東京都のほうには申していきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  「外環ノ2」の市民の話し合いの会、三鷹市では話し合いの会が進められていないので、市民の意見をしっかり聞いて進めてほしいという、その進めてほしいっていう言葉だけを捉えると、道路を推進するっていうことではなくて、「外環ノ2」をつくるか否かについても、市民の意見、そこから市民の意見を考えますよというふうに捉えてよろしいんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  はい、今委員のおっしゃったとおりです。東京都としても、3つの方向性、都市計画を今のまま整備する案とか、区域を縮小してやる案とか、代替機能を確保して廃止する3つの案を示して、検討を進めていくとしておりますので、そういったことをしっかりと市民の意見を聞きながら進めてほしいというところでございます。


◯委員(渥美典尚君)  25ページ、商業施設について1点だけお聞きします。道の駅ですとか商業施設に関しては対応が困難という方向性が出ていますが、これは法令的に無理なのか、あるいは、ふたかけ部分の加圧的な問題で無理なのか、あるいは民間企業にアンケートとったら、ここには出店するような場所がなかったのか、それぞれの複合的な理由もあるかと思うんですけれども、お聞かせいただければと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  ふたかけ上部については、道路区域ということもありまして、商業施設の整備については道路法の中でも困難という形になっております。ただ、道路の区域の中にあってもサービスエリア等で設置されている、道路法の中でも区域を外してやっているような形のところはございますけれど、今の我々としては中央ジャンクションの上部では商業施設は難しいだろうと。
 ただ、商業振興の取り組みは、そういうのはぜひ進めていきたいというふうに考えていますし、また、周辺のまちづくりの中で、そういった──先ほどちょっと御説明した「小径の駅」みたいな形で、それにかわる全体で道の駅みたいになるような、そういったまちづくりを進めていければというふうに考えているところでございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。法令ということで認識していいのかなと思うんですけども、法令が特区的に変えられるような場所であって、もうちょっと図面とかが出てこないと民間の企業も方針は決めづらいと思うんですけども、ちょっと意向調査的なものをしていただいて、出店希望がもしあるならば、国も動くのかなというところがあるので、ちょっとそのあたりを提案してみていただけるといいのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。


◯委員(栗原健治君)  済みません、そうしたら、初めに、ふたかけ部分もあわせて北野の里構想の中央ジャンクション部分の計画についての市民の意見の反映について伺いたいと思います。具体的な点で1点だけ。16ページで、既存の樹木の保全に関する市の考え方ということで、貴重な地域資源である既存樹木をふたかけ上部空間において保全し、利活用を検討しますとあります。ふたかけ部分における、現在三鷹市が把握している保全樹木っていうのは具体的にどのくらいあるんでしょうか、お伺いします。
 あと、このワークショップを通して、今回、三鷹市の基本的な考え方をつくったと思いますが、ふたかけ上部も含めて、この中央ジャンクションの空間の利用という点でいうと、さまざまな要求があるというふうに思います。公共事業としては大型道路をつくるっていう計画で、私、この住環境を守るっていう点からも、また公共事業の選択という点で、道路を今つくるべきなのかという点では優先すべき順位が違うと思います。福祉や社会保障、今足りない認可保育園や特養ホームの増設を求める声があって、地域密着型に公共事業も切りかえるべきだっていうふうに考えるわけですけれども、そういうことをあわせたやり方としては、今回のこの道路計画の中でふたかけ上部空間を利用することができるということでいえば、福祉施設をつくるっていう考え方も市民の要求の中にはね、出てくるっていうふうに思います。
 今回この計画で、市民の意見を全部酌み尽くしたというふうにお考えなのか。これはワークショップを通しての意見に対して三鷹市は基本的な考え方を示したものと思うんですけども、これから具体的な計画を進める中で、この基本的な考え方を超える市民の要求というのがあり得るというふうに考えるんですが、その点で、ここの中では示されなかったものに対しての市民の意見が示されたとき、この意見を聞くと思うんですけれども、どういうふうに考えるのか、お伺いしたいと思います。
 具体的には、私たちのこの外環委員会で視察したところもあると思いますが、福祉施設を上部につくったところを見てきました。上に何をつくるのかで下の構造の強度を高めなければならない、工事の中身が変わってくるという点でも、早急に取り組む必要があるということでこの計画が進められてきているというふうに思います。こういう点で、私はこの緑と水のまちづくりということで三鷹は進めてきているわけですけども、北野の里ということで公園に、ある面で言うと枠がかかっていて、ちょっと広範な市民の求めているものを酌み尽くせていないんじゃないかっていうふうに、この報告を見て思いました。商業施設については書かれていますけども、福祉施設の要求という点では触れられていない。認可保育園だとか特養ホームをつくってほしい、そこのところにつくれないかっていう意見もあると思います。こういう意見が出たときにどのような対応をされるのか、お伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  ふたかけ部分における保存樹木の数ですけれど、おおむね80本ほどというふうに市のほうでは把握しているところでございます。
 それと、基本的な考え方ですけど、この中で示されなかったもの、福祉施設等、市民のニーズが全部網羅されていないんじゃないかという、そういった御質問でございます。今回、お示ししているものは、ワークショップでいただいた御意見に対する三鷹市の基本的な考え方ということで、この考え方を最大限に反映した方針をつくっていきたいということで、方針づくりの中で反映させていくことになりますけれど、これ以外にも、今委員おっしゃるように、施設があるんじゃないかというお話もいただいているところでございますので、方針を策定する中でやはり大事な方針になっていきますので、いろいろな方の意見、ほかの市民の方の意見も聞きながら方針のほうは策定していきたいというふうに考えていますので、その中で意見のほうを聞かせていただこうというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  ありがとうございます。実際にこのワークショップの中でも、子育て支援施設の要求があると、ちょっと私も見落としている部分もあったかと思いますけども、要求としてはすごく大きい部分があって、ワークショップを超えた形で、公園の計画の中で市民に意見を聞いたときには、現時点での三鷹市の姿勢、児童福祉施設、児童館や保育園などの施設について対応がなかなか困難だということで、三鷹市の意見を書くことで広範な市民の意見を反映することができない環境をつくることについては、やはりもっと開いた形で計画づくりを進める必要があるというふうに思います。
 これからの計画づくりが外環道路を進めるという点に立つんであれば、その上部利用をしっかりとした、市民の声をしっかりと反映させる立場に立った議論をする必要が当然ありますし、未来につながる形での事業にしなければ、事業を進める上でも禍根を残すので、ちゃんとした対応をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員長(加藤浩司君)  それでは、次に項目イからエについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  それでは報告事項の2番目、イの外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(第3回)について、資料2のほうで御説明させていただきます。最初に、6ページの議事概要をごらんください。1の開催日時、2の開催場所、3の参加者数につきましては記載のとおりでございます。
 1ページをごらんください。こちらは次第となります。開会の後、会長挨拶に続き、3の北野中央通りのつけかえ道路について、市と国から説明を行った後、4の施工区域周辺の現場確認を行い、5のつけかえ道路についての話し合いを行いました。
 2ページをごらんください。今後、円で囲まれた区域で本体工事が実施されるため、工事区域を縦断する北野中央通りの一部、延長約450メートルほか、黒の点線で表示されている道路が廃止されます。その代替道路案として車道や歩道となる赤線、それと仮設歩道となる緑線が国から示されましたので、その安全確認について協議会で話し合いを行ったものです。
 3ページをごらんください。こちらは北野小学校と第六中学校の現況通学路です。青色の矢印が北野小学校の通学路で、黒色の矢印が第六中学校の通学路となります。下段に現況の北野中央通りの断面図が記載されております。現況は総幅員8メートルで、車道6.5メートル、歩道1.5メートルとなっております。
 4ページをごらんください。こちらは、国から示された北野中央通りつけかえ道路の計画案です。図面下の凡例にありますように、黄色く塗り潰している区域が工事ヤードです。北野中央通りの代替道路として、東側に、まる1−まる1断面のとおり、総幅員9メートルで、車道6.5メートルと、東側に2.5メートルの歩道を設置し、横断歩道3カ所を新設する予定です。西側については、工事ヤードとの関係から市道第385号線の代替道路として、まる2−まる2断面のとおり、4メートルの仮設道路と、まる3−まる3断面のとおり、1.5メートルの仮設歩道となります。
 5ページをごらんください。こちらは参加者の方々と現地確認で歩いたルート図になります。当日は北野地区公会堂からまる1地点までバスで移動し、まる1からまる4の区間、現地を徒歩で確認しました。
 再度、6ページをごらんください。5、参加者からの主な意見・質問等についてです。西側1.5メートルの仮設歩道、西側の仮設道路、東側9メートルのつけかえ道路について出された御意見をまとめたものです。1.5メートルの仮設歩道については、防犯の観点からなくし、既存通学路を使用したほうが安全であるなどの御意見がありました。4メートルの仮設道路については、仮設道路部分だけでなく、それに続く現道も5メートル以上にしてほしいなどの意見がありました。9メートルのつけかえ道路については、歩道は内側に設置し、既存歩道から真っすぐ利用できるようにするか、両側につけてほしいといった御意見や、工事ヤードを狭め、歩道を広くしてほしいとした御意見などがありました。
 7ページをごらんください。市道第69号線、こちらは9メートルのつけかえ道路がカーブするところに東から接続する市道でございますけど、こちらから来た歩行者が真っすぐ渡れる箇所に横断歩道や信号機をつけてほしいとした御意見などがありました。その他、カーブの箇所の注意喚起に関する意見や、安全対策に関する意見が寄せられました。
 これらのいただいた御意見については、国が対応策を検討しております。次回の協議会、3月下旬から4月ごろを予定しているところですけれど、こちらの協議会で国から対応策が示されますので、再度安全確認を行う予定となっております。資料2の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の3番目、ウの工事の進捗状況について、資料3のほうで御説明させていただきます。資料3の1ページをごらんください。1、東京外環(関越〜東名)の状況についてです。こちら、3ページをごらんください。平成26年11月末時点での面積ベースの用地取得状況です。全体的な用地取得率は約44%です。買収状況ですが、東名ジャンクションで約5割、中央ジャンクションで約7割、大泉ジャンクションで約7割、青梅街道インターチェンジでは計画買収には入っておりませんが、生活再建の観点で要望のあった方からの取得を行っていると聞いております。中央ジャンクションにおいては区分地上権の測量を進めているところです。
 2、中央JCTの工事についてです。4ページをごらんください。中日本高速道路株式会社が発注者であります東京外郭環状道路中央ジャンクション工事用仮橋設置工事につきましては、ONランプ仮橋、OFFランプ仮橋とも、平成27年3月17日に竣工予定と聞いております。また、国土交通省が発注者であります東京外環中央JCT準備他(その2)工事につきましては、1月下旬に完成したと聞いております。それぞれの進捗状況につきましては、状況写真にて御確認いただければと思います。
 お手数ですが、1ページにお戻りください。続きまして、3の今後予定されている工事について御説明いたします。これまで本委員会に報告しておりますものも含め、2ページにかけて記載しておりますとおり7つの工事が予定されております。5ページの平面図と、参考資料のステップ図──ステップ2というものですね、こちらをあわせてごらんください。まず(1)、H26東京外環準備他(その1)工事についてです。こちらは、資料2で御説明いたしましたつけかえ道路等の工事です。国土交通省は平成27年2月20日に2億5,920万円でフジタ道路株式会社と契約しました。工期は平成27年7月31日までの予定です。
 続きまして、(2)、東京外環中央JCT北側ランプ改良工事についてです。こちらステップ図では開削ボックスというところの工事になります。こちらは中央ジャンクション北側のランプ部の構造物本体工の設計・施工を行う内容の入札を、国土交通省が平成26年9月4日に公告しました。工期は、契約締結の翌日から平成30年3月25日までの予定と聞いております。入札が平成27年3月5日に行われて、3月9日に税別で277億7,800万円で大林・大本特定建設工事共同企業体に落札決定しました。
 続きまして、(3)の東京外かく環状道路中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事についてです。工事内容は大きく2点です。1点目は中央ジャンクションの東西エリアにおいて本線のランプ橋の下部工工事を行うことです。ステップ図では、ランプ橋の工事となります。2点目は、中央ジャンクション西エリアにおいて八王子方面への工事用仮橋ONランプ、八王子方面からの工事用仮橋OFFランプの設置を行うものです。ステップ図では工事用道路(仮橋)の工事となります。発注者は中日本高速道路株式会社で、工事の入札を平成26年10月15日に公告しました。工期は契約締結の翌日から960日間の予定と聞いております。入札のスケジュールですが、開札は平成27年1月下旬となっております。これ、時期につきましては、さきの入札が不調ということであったため調整中であるというふうに聞いております。
 続きまして、(4)の東京外環中央JCT北側Aランプシールド工事についてです。ステップ図では開削ボックス北側のランプトンネル工事となります。外環関越道方面行き──北行きでございますけど、こちらへのONランプとなるシールドトンネル工、延長約640メートルの施工を行うものです。5ページ平面図における矢印の向きは掘削方向を示しております。発注者は国土交通省で、工事の入札を平成27年2月5日に公告しました。工期は、契約締結の翌日から平成29年10月31日までの予定と聞いております。入札のスケジュールですが、開札は平成27年6月中旬となっております。
 2ページをごらんください。続きまして、(5)の東京外環中央JCT北側Hランプシールド工事についてです。ステップ図では開削ボックス北側のランプトンネル工事となります。外環東名高速方面行き、南行きでございますけど、こちらからのOFFランプとなるシールドトンネル工、延長約410メートルの施工を行うものです。5ページ、平面図における矢印の向きは、こちらも掘削方向を示しているものでございます。発注者は国土交通省で、工事の入札を平成27年2月5日に公告しました。入札のスケジュールですが、開札は平成27年6月中旬となっています。
 続きまして、(6)の東京外かく環状道路中央ジャンクション南側ランプシールドトンネル立坑工事についてです。東京外郭環状道路の中央ジャンクション南側のランプシールドトンネル立て坑工事につきましては、発注者は中日本高速道路株式会社で、工事の入札を平成27年2月16日に公告しました。工期は契約締結の翌日から600日間の予定と聞いております。入札のスケジュールですが、開札は平成27年5月下旬となっております。
 続きまして、(7)の東京外環中央JCT北側ランプ工事についてです。構造物本体、延長約830メートルの設計・施工を行うものです。ステップ図では、中央道北側のランプトンネル工事となります。発注者は国土交通省で、工事の入札を平成27年2月26日に公告しました。工期は契約締結の翌日から平成30年3月23日までの予定であると聞いております。入札のスケジュールですが、開札は平成27年9月下旬となっております。各工事の内容につきましては、6ページから12ページに記載のとおりでありますので、後ほど御確認願います。
 続きまして、2ページ、4の東京外かく環状道路中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事に伴う中央道高架下の公共施設についてです。こちら、13ページをごらんください。先ほど御説明しました(3)の東京外かく環状道路中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事の実施に伴いまして、中央道高架下にあります資材置場まる1、1,207平方メートル、まる2、340平方メートルについて、土地所有者であります独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構へ、平成27年8月末ごろの予定で土地を返還することとなりました。同様に、北野高架下スポーツ広場1,421平方メートルにつきましても、8月末ごろの予定で土地を返還することとなりました。
 資料3の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の4番目、エの東京外かく環状道路の都市計画変更について、資料4のほうで御説明いたします。資料4の1ページをごらんください。東京外郭環状道路の都市計画変更案につきましては、都市計画変更案に係る市の意見書の案を平成27年1月8日に開催した市の都市計画審議会に諮問し、答申を得ましたので、市の意見書を平成27年1月15日に東京都に提出しました。その後、平成27年2月6日の東京都都市計画審議会に付議され、答申が得られましたので、国土交通大臣の同意を経て東京都は平成27年3月6日に都市計画決定の告示を行いました。
 2ページは公報の告示本となりますので、御確認ください。資料4の説明は以上です。


◯委員長(加藤浩司君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  ちょっと1つずつお願いしたいと思います。まず、まちづくり連絡協議会についてですね。これ、つけかえ道路についても、本来であればまちづくり協議会の報告ではなく、つけかえ道路についてきちっと、どのような工事で、いつで、こうでっていうふうなことをこの委員会にもきちっと、もう一回こういうことをした──これ多分、前回のあれですけども、この先の説明とかも含めてきちっとなされるべきだったのかなと思いますが、今回の入札の話の中で入ってきていると思いますので、この工事について直接市民の皆さんの暮らしに大きな影響を与えてしまうので、大きな課題だと思うんですけども。
 この出された意見について3月下旬から4月にかけて対応が示されるってことですけども、今回のね、参加者の方が15人でしたと。これ出席率としたら実際どれくらいの割合になるんでしょうかね。割と予定が間近で御連絡があったんじゃないかと思うんですが。もっと幅広い、ここに住んでいる人たち、これにかかわってもっと大きな影響を受ける御本人、当事者の住民そのものについての説明会っていうのはあるのか。それについて住民の意見が反映できるようなね、機会でそれがあるのかないのか。工事についての説明会そのもの、それがあるのかどうか、予定がどうなりそうなのかっていうふうなことがまずわかれば、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  当日のまちづくり協議会でございますけど、7人の方が御欠席でした。協議会メンバーと日程調整している中で最適な日を選んだわけでございますけど、7人の方については個別に情報のほうは提供させていただきながら、御意見のほうは伺ってるところでございます。
 また、実際に工事の内容について地域の方たちへの御説明ということでございますけど、まず工事発注される前の段階から、今協議会の中で安全確認のほうを、話し合いをしているところです。どういう形で道路ができるのかっていうところ、まず関係している学校関係の方とか、地域の方たちの意見をしっかりと確認して計画に反映していただいて、その後にどういう形で工事を進めるのか。工事説明会はやはり大切なことだと我々も思っていますので、まだ国のほうから工事説明会をするっていう具体的な話は出ておりませんけれど、そういった説明会は開催するように市のほうからも求めていきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  この案を事前に協議会のメンバーの方に提示をして、皆さん代表で出ていらしているわけだから、その中でのある程度意見を集約して出られたのか、それとも、その場でこれを見て、後から追加意見が可能なのかっていうふうなことはどのような形でやったでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  当日の協議会開催前に、資料については事前に参加者の代表の方に送付させていただいております。そんなに期間が長くあったわけではないんで、全体で話し合いが全部行われているのかどうなのかっていうところまでは確認しておりませんけれど、役員さんたちの中でも情報共有しながら、代表の方に御意見を言っていただいているものというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  情報共有をしていろいろ御意見をちゃんと吸い上げてっていうふうなことがね、皆さん代表で来ているから当然あれでしょうけども、地域ってやっぱり結構広いので、学校の役員さんとはまた別の広がりがある中の代表の方もたくさんいらっしゃるわけなので、そこは本来であれば地域全体の方の御意見を反映できるような工夫っていうのが本当は必要ではないかっていうふうには思いますが。工事説明会、実際に工事に入る段取りになってくると入ってくると思いますけども、工事の時間とかね、環境配慮については十分に対応するようにっていうふうなことを市のほうも心しておいていただきたいと思います。
 東名の工事は本当に、当初の工事説明会では朝から夜遅い時間まで365日やるっていうような提示があって、そこで住民の皆さんがそれはあんまりだっていうことで、ちょっと時間を短縮したっていうようなことがありますけど、何もしなければ、本当に道路工事で24時間やりたいくらいの勢いで動くわけだから、本当に隣接して人々が暮らしている場所でまたやるっていうふうなことをね、きちっと対応してそこは見ていただきたいと思います。
 3月から4月にかけて国の対応によってはね、やはりもう一度きちっと考えてほしいみたいなことが言えるような協議会での空気というんですかね。言ってだめなら、ああ、だめなんだっていうふうなことではなくてね、きちっと安全安心が守られる場をつくるんだっていうふうなね、言ったら、それなりにちゃんと国がそれを受けとめて、事業者が変えなくちゃいけないんだっていうふうなね、そこはしっかりやっていただきたいと思うんですが、今の協議会、あるいは今後の状況ってどういうふうに捉えているでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  当日、協議会の運営の中で現場確認をしております。その中で国の担当者も一緒に現場のほうを確認しながら地域の声を聞いておりますので、地域の思いは国の担当にもしっかり伝わっていると。そういったことで、我々も事務レベルで地元の安全安心が図られるよう、国のほうと十分協議しながら、次の案を皆さんに提示できるように今取り組んでいるところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。工事の進捗状況について確認をしたいと思いますが、(2)のJCT北側ランプ改良工事についてですけど、これ、構造物本体ってことは、要するに立て坑を掘る──開削ボックスですかね、かなり大きな面積なのかどうか、これ、開削ボックスっていうのがよくわからないんですけど、これの規模っていうのはどの程度かはわかっているでしょうか。お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  設計の延長としては約460メートルの区間で、その中で実際のAランプ、Hランプ、構造物本体一式、そういった工事の設計・施工が行われるということで、実際に実施設計については、これから工事に先立って行われてくるものですので、詳細についてはまだ我々としても詳しい話は聞いているところではないんですが、情報がわかり次第、委員会の皆様にお伝えしていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  開削ボックスでかなり広範囲を掘り下げていくっていうことになると思うので、どのくらいの深さまで掘り下げるかですけども、かなり地中の状況にも影響を及ぼす、工事そのものも振動、騒音、粉じんという、どうしても工事って出てきてしまう。幾ら低騒音とかっていっても、やっぱりあるし、振動はあるし、そういうような事態の中で、これも当然、工事説明会をすると思いますけども、それ以前にやはり具体的なことがね、わかり次第地元の皆さんに、もちろん協議会もそうですけども、そうじゃなくて、直接その周辺に住んでいる人たちが直接説明が聞ける、直接話が聞けるっていう場をね、一日も早く開けるようにしていただきたいと思いますが、具体的にいつごろになりそうだっていうふうなことはわかりますか。説明会なり実施設計がある程度形になって、ここにこんなものをつくります、こういう工事をしますっていうふうなことを説明できる、そのスケジュールってどれくらいだっていうふうに見ているでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  全体的なスケジュール感ですけれど、まず先に切り回し道路をつくるということが今取り組んでいるところです。これを秋ぐらいまでに整備するということで聞いておるところでございまして、秋までの間に実施設計のほうを進めていくと、その後、工事ヤードの本体工事に入っていくというのが、今我々が国から聞いている全体のスケジュール感でございます。そういった中で、設計の内容が外向けにどのぐらいのところで説明できるのかっていうところは、まだいつということは聞いていないんですけど、夏から秋ぐらいにはかなり具体的にどういう規模の工事が行われるのかっていうのがわかってくると思いますので、まずそういった情報をつかみ次第、先ほどもお話ししましたように、地域の方たちや市議会の皆様にも情報提供をさせていただきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。(3)のランプ橋(下部工)工事ですけれども、不調に終わって調整中だと言いますが、これはある意味では、例えば立て坑工事とか、ランプシールドっていうふうな、地下、あるいはトンネルとして特殊な工事ではないように、そういうことではなく通常の技術でできるような工事ではないかというふうに思う中身ですが、だからこそなのか不調だっていうふうなことなんでしょうかね。これの工事の中身はそういう理解でいいのか、不調の原因というのはどういうことと把握しているのか、教えてください。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  工事の開札が1月の下旬に行われて、入札は一般競争入札であったというふうに聞いています。工事の内容としては、橋梁の高架橋の橋脚を49基ほど設置する内容と、あと、今も高井戸方面のONランプの仮橋工事をやっていますけれど、今度八王子方面、西側の仮橋をやるような工事の内容でございます。
 具体的に技術提案をして進めていくというような工事の内容ではないというふうに聞いているところでございますけど、不調となった原因がどういうところにあるのかというところについては、私どものほうではそういった報告については事業者のほうから聞いているところではございません。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。これは、だから……、結局、でも、工事車両が出入りをするためのものだから、開削ボックスなどの本体工事に入るときには、これが多分絶対必要になるものなわけで、間に合うのかどうかみたいな話になってくるのかなと。ちょっと今後の情報、これもわかり次第情報提供をいただければと思います。
 そして、ランプシールド工事が、だから、それぞれで、現実には重なったり、何だろう、非常に複雑な構造である状況のものを別々の工事でやるということで、これ全体の設計がもうできているからできるという、そういうふうなこととして捉えていいのかって。中央ジャンクションのこの中のトンネルがね、ランプシールドのトンネルが実際どういうふうになるのかっていうことは、今までオープンハウスで質問しても概念的なものしか示されていなくて、例えば東八道路から本線に入る道、中央高速からおりてくる道とか、いろいろあって、それがどういうふうにね、どういう関係にあるのかっていうのをきちっと示してもらえていなかったんですね。
 でも、これそれぞれ別々に発注して、別々に施工になってくるっていうことは、中身の地下の構造っていうのは明確になったというふうなことでいいんでしょうか。それについてはきちっと示してもらえるのかどうかというふうなことを、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今回、工事の公告がされたということで、AのランプシールドとHのランプシールドの公告がされたところです。実際にかなりのランプシールドの数が、AからHまで8つあるわけですから、Hで終わりなのかどうなのかというところも含めて、私どもでも具体的に何本というのは聞いていないんですが、全体の進め方としては、参考資料にありますステップ図の中でも、ランプトンネルっていうものを記載しておりますので、今後このステップ図をもう少しわかりやすいような形で、どういう形でトンネルが入っていくのかっていうのを、私どもでも国のほうに情報のほうは求めていきますので、そういったものがまとまり次第、まだ公表されているものっていうのは出ている段階ではございませんから、工事の入札等の関係も多分あると思うんですね。
 そういうのが公表できるような段階に国のほうがなりましたら、情報をできるだけ早く入手して、皆さんのほうに御説明できるように進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。現実にはね、どこに立て坑を掘り、どういう形でトンネル、シールドマシンをどこから発進させるのかっていうふうなことはね、やはり周辺にお住まいの方に対して物すごく大きな影響があると思うんです。ほかのところでは、ここに立て坑を掘るんじゃないかっていうふうな話の資料も出ていたりして、その辺でいろいろ情報が飛び交うわけなので、やはり国に対してはね、一日も早くきちっと正規のルートで情報を提示するっていうことが重要だというふうなことをぜひ伝えておいていただきたいと思います。
 東名の立て坑工事では、やはり物すごい周辺被害が出ていると。ニューマチックケーソン工法でケーソンの枠を落とすたびに震度3が起きると、周辺で。かなり広範囲にそれがある。今、朝晩2回、日に2回それがあってっていうふうなことで話を伺っています。そういうふうなことがね、今後ここに起きるわけだから。既に起きている、同じような工事と同じようなことをするんであれば、同じようなことが起きる。その前提にこちらを考えなくちゃいけないわけで、その中でどういうふうに対処、対応していくのかっていうのは、やはり国がきちっと工事の中身を含めて言ってってもらわないと困る。
 本当に基本的には、だから、こんな工事全部やめていただいて、このまま国が買ったところは全部そのまま公園にしていただくなり、農地が傷まないうちに農地として回復していただくっていうほうがいいと、私は思っていますけども、でも、それは意見であって、そこどまりなんで、現実に起こっている被害をどう防ぐのか。工事についてこうやって具体的になってきたときに、環境の調査をするというのが現実にありますよね。これ、振動、騒音、仮橋設置のときも周辺にやらないのかっていって、まだ準備工事だからやらないっていう話でしたけども、本体工事に帰ってくるに当たって、それぞれの工事現場にやはり騒音・震動計、あるいはそれぞれの場所で地下水の確認というようなことが必要だと思うんですけども、それについてどの程度確保されているっていうふうに聞いているのか、環境測定がいつから始められるのか、それについてはどうでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今本体工事の及ぼす影響について、どういうふうになっていくのかという御質問でございますけれど、環境監視体制を整えてやっていくということが「対応の方針」には示されております。その中で具体的に、じゃあ、どこにどういう体制にしていくのかというところ、これは非常に大事なことでありますけれど、まだそこら辺の協議をしながら詰めていくというところまで行っておりません。
 今後、我々としても、委員、立て坑の工事で影響があるんだということをお話しされた件も含めて、今事業者のほうにも、我々も投げかけしながら問い合わせしているところでございますけど、実際にどういう工事に起因して環境への影響があるのかというところを国や事業者とよく確認しながら、必要な対策はしっかりと行うように求めていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  現実にね、やっぱり工事の公告で具体的な日程が出ているわけだから、間に合わないんじゃないでしょうか。今環境監視体制を具体的にしていないっていうことは、非常にそれは危ない。危ないというか、できないんじゃないか。あるいは、たった1カ所ね、これだけの広さの中にどこか1カ所つけて、それでいいみたいなことになったら、それでは全然意味がないわけで、それぞれの工事の場所にきちっとできる。しかも、掘るところは何カ所もあるわけで、そこのところにもやっぱりちゃんと、それぞれに地下水のね、水位だけではなくて水質も含めたチェックをしていくという。トンネルなんかについては、長期間にわたってそれ監視をしなければ意味がないわけなので、それについてすぐにでもちゃんとつける、どこにつけるんだって、これだけではだめだというふうな交渉をきちっとしていただかなければ間に合わないっていうふうに危惧しますので、そこはしっかりやっていただきたいと思います。これ、地上に対する影響は物すごく大きなことだと思うので、ぜひ確認をしていただきたいというふうに思います。
 もう1つ、都市計画変更、つまり地中拡幅部が広がるということが都市計画として決定されたわけで、区分地上権の人が広がるっていうことと、非常に大きな空間が私たちの暮らしの足元にできるっていうふうなことですから、このことは本当に私は大きなことだし、こういうものを今人が暮らしている地面の下につくっていいのかっていうのは、私はやはり、こんな計画を認めるべきではないとは思っています。だけど、現実動いてるわけだから、これについても技術提案が夏にできるっていう予定ですけども、本当にこれだけ大きなものがね、それも人が住んでいるところの真下でやるっていうことに対して、どれだけその被害がないような形の担保ができるのか。三鷹から意見書を出していますけども、それについての対応、どういうふうに動いていくのか。今後この決定を受けて、それについて、今後について、あれば教えてください。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  技術検証については、東京外環トンネル施工等検討委員会で、最新の土木技術を検証しながら進めていくということで、都市計画の変更を進めるに当たって、事業者、東京都のほうからの説明がございます。そういったことを今検証しているところだと思いますけれど、事業者じゃなく、第三者機関のそういうところでしっかり検討したものを我々としても確認しながら、しっかりと進めてもらえるように要望していきます。


◯委員(野村羊子さん)  トンネル施工等検討委員会でも、本当に私は責任をとっていただきたいというふうに思いますけども、実際に当初言っていた予定よりも、断面積的には物すごく大きなもの、真円がいいと言った、その結果どれだけの空間を地下に抱え込むことになるのかっていうね、そのことについて皆さん、どこまでわかってああいう答申をしていらっしゃるのか。それの結果、何が起こる。地下にそれだけの空間を起こすっていうことが、地下水に影響はないっていうふうな単純な環境影響評価的なことを言っていますけども、それまでそこにあったものがなくなるっていうことは地下の環境にとっても物すごく大きなことだと思います。それだけ搬出土砂もふえるわけだし、本当に影響が物すごく大きい。
 だから、単純に第三者機関といっても、その人たちもやったことがないものを言っているわけでね、そこは本当に非常に大きな課題、そして暮らしに対して物すごく大きな影響を抱え込むことになる。そのことについては懸念を表しておきたいと思います。
 それと、あわせて今課題になっている「外環ノ2」の地上部街路の話もいろいろあって、市民の暮らしに物すごく大きな影響がある、それがどういうふうに動いていくのかっていうのはまだ見えない。三鷹市でも見えない状況にあるっていうふうな中で、区分地上権の方たちも、今区分地上権でオーケーをしたとしても、その先「外環ノ2」で買収がかかってくるかもしれないっていうふうなわけのわからない状況にいるわけで、そういうことも含めて市民の暮らしに大きな影響があると思います。大深度上にいる人たちも相変わらず、大深度になったからといって道路としての制約、離れて、なくなったわけじゃないという現実は相変わらずあるわけですので、そこの人たちの暮らしをどう支えていくのかっていうのも。つまり、ジャンクション周辺だけではない三鷹の課題っていうのはまだあるわけで、そこはきっちりと今後も見ていっていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。


◯委員(大城美幸さん)  まず、まちづくり連絡協議会についてなんですけども、7人の方が欠席されていて、欠席者の人には対応をしているという御答弁があったんですけども、先ほども質疑されていましたけど、やはり学校関係者、地域の方って協議会の中でも、欠席されている人がどういう人かっていうのがちょっとわからないんですけども、直接かかわるつけかえ道路の問題、仮設道路等、やはり日々の暮らしの中で直接かかわる問題なので、その協議会の資料が、1週間前とか、何日前に提供されたのか。そして、その欠席した人も含めて──欠席した人については、その人たちが自分の団体で出ているとしたら、きちんとその組織で議論されて、意見をまちづくり協議会にきちんと反映できるのかっていう、その日、2月3日、欠席をしていても、その後で反映されているのかということを確認したいと思います。
 それと、その工事説明会の開催については市のほうでも要望をしていくということだったので、ぜひその地域の人たちが直接意見が言えるように説明会は開いていただきたいと、私からも、市のほうでぜひ要望していただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  資料の送付でございますけれど、1月29日に送付しております。その後、欠席の方には電話をいたしまして、意見のほうはお一方、お一方聞いているところです。具体的に、それぞれの団体から複数御推薦いただいている団体の方は、代表して全員が出られないっていうことではないので、代表して出られているところに反映されていたり、出られなかった方についても個別の御意見を聞いておりますので、漏れのないような形で、委員の御心配のないような形で意見を聞きながら進めていけるように取り組んでいきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  工事説明会で、まちづくり連絡協議会に参加されていない人とか、より地域に直接関係のある人たちが具体的に言える場っていうのはぜひつくっていただきたいんですけども、せっかくつくられているまちづくり連絡協議会、それぞれのPTAとか、学校関係者とか、その地域だとか、それぞれの代表の方たちが、その代表者として個人的な意見ではなくて、まちづくり連絡協議会で議論される問題を組織で議論して、代表者として意見を言うっていうことを考えたら、今1月29日に資料を送付して、2月3日に開催されているんですね。1週間弱なんですけれども、その1週間弱の間に、じゃあ、何かPTAの代表とか学校関係者だったら、こういうのが来たから会議を開いて、すぐどういう意見出そうかとか、そういうふうなことができるかといったら、多分私は、PTAはもう日程が決まっているので、急遽会議を開いて、この問題での意見をどう言うかとかっていう話し合いが、会長との間で委員の人とが連絡をとり合うとか、そういうことはあるかもしれないけども、PTAの皆さんの意見を聞くとか、そういうふうにはならないかなっていうことを考えたりとかすると──今はPTAを出しましたけど、それぞれの参加されている人たちがそれぞれの組織の代表として意見が言えるようにするためには、やはり1週間ではない、もっと前もっての資料提供をすべきではないかと思うんですが。その辺は、資料を作成したりするのも大変だと思うんですが、可能ならそういうふうに、2週間、1カ月前とか、そういうふうにできないかって思うんですが。できるだけ、やはりそういう議論できる時間をとっていただきたいんですが、その辺はどうでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  委員おっしゃること、よく私どももわかりました。そのとおりだと思います。ただ、前回、1回開催して、それで終わりというわけでなく、またもう一度、確認でまたやりますので、そういった中で新たな意見、もし出てきたときにもできるだけ対応するような形で、国や事業者とも進めていきたいというふうに考えておりますので、資料については、今後改善できるところはできるだけ改善しながら取り組んでいきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  わかりました。この参加者からの主な意見、質問等も国の回答というのが対応、調整、検討するということに、ほとんどそういうふうになっています。ですから、本当にきちんと住民の意向を聞いて対応していただきたいっていうことは要望しておきたいと思います。
 資料3についてなんですけども、工事の進捗状況についてなんですが、7つの工事が行われるということで、それぞれ箇条書きになっていて、あと、工事の入札だとか、そういうのの資料が後についていますけども、何と言ったらいいんだろう、タイムスケジュールで一目瞭然のように──私、今ちょっと自分で1月、2月、3月ってノートに書いて、ここに書いてあるのを3月から工事が始まる、9月から始まるとか、そういうのをやると、(1)のはもう7月で終わるわけですよね、終了って書いてあったのかな──7月31日で工事期間は終わりますが、それ以外のもの、(2)から(7)までのものをやると、7番目のが9月から始まるので、9月以降6つの工事が重なって行われる。それが、先ほど来、違う会社、どこが請け負うかっていうか、1つの会社がやるわけじゃないわけですよね。
 そうすると、資材置き場に一遍に積み込まれて、トラックが北野の地域を毎日いっぱい通るわけではないのかもしれないけれども、9月が一番全部、9月以降全部の工事が重なるわけですが、資材運んだり、工事のトラックが1日の量として最大何台通るとか、そういうようなことの把握とかっていうのはされているんでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  非常に、ここで公告されている工事が多くなっております。委員、御心配していることは重々わかるんですけど、全体の工事の進め方、発注後にそれぞれの工事が、じゃあ、どこからどこまでが工事があったり、資材がどういうふうに入ってきたりっていう工事の実施計画を、これから工事業者が決まったら──請負工事ですので立てていく形になると思うんですね。その中でしっかりと説明のほうを聞きながら確認していきたいというふうには考えておりますけど、まだ全部のところの工事で最大限どういうふうに集中してっていうところは、国のほうからこれから説明を受ける予定です。


◯委員(大城美幸さん)  それぞれの工事が発注されて、工事が開始される時期とか、みんな違うんですけども、その工事の詳細、やる部分だとか、そういうのによっても騒音だとか、いろんな問題出てくると思うんですよね。だけども、先ほど言ったようにタイムスケジュール、一つ一つの工事の細かいスケジュールとか、細かい工事内容とかではなくて、やっぱり一体の工事としてタイムスケジュール的なものと、トラックがこの会社は何台とか、そういう一体のものとしてわかる、全体がわかるような資料っていうのを心がけて、私たちや住民にも説明するときにはそういうもので提示をしていただきたいっていうことを要望しておきたいと思います。
 最後に、資料4なんですけども、三鷹市から意見を提出して都市計画決定の告示がされていますけども、私は、やはり区分地上権が広がる大きな変更、技術的なことがまだ検証中っていう中で認めるっていうのはどうかなって、同意するっていうのはどうかなっていうのを前にも言いましたけども、三鷹市は意見を出した、自分たちが意見を出した側として、今回の都市計画決定の告示についてどのような所感をお持ちなのかということを、1つお聞きをしたいと思います。
 それと、今回の都市計画の変更によって区分地上権が広がる、範囲が広がりますよね。その人たちへの周知とかっていうのはどうなるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  三鷹市の意見でございますけど、今回の計画で、従前の計画より安全性、健全性が確保される構造物になるということで、市としての意見を出しておりますんで、引き続き安全性、そういったものがしっかり確保されることを要請していきます。
 また、もしそういうのを進める段階で想像し得ないようなものが発見されたときには、そのときには適切な対応をしっかりと市として進めていきたいというふうに考えております。
 それと、あと2点目の区分地上権の範囲の広がった方たちへの、どういうふうな形でっていうことでございますけど、今、全体の測量作業を進めているところというふうに聞いておりますので、今回の区分地上権の関係で広がって、区分地上権を設定する際に、しっかりとそれぞれの所有者の方に、測量する段階も含めて丁寧な説明が行われるように、国、事業者のほうに働きかけていきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  三鷹市は、今回の都市計画の変更で安全性が確保されているというふうに思っているということなんですけども、先ほどの御説明でも、技術的な問題はまだ検証の途中なんですよね。そのことは確認したいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  具体的な技術検証は、今しているところです。それで、工法をしっかり決めて、それを公表して、それから工事に入っていくというふうに聞いておりますので、検証が終わった段階で公表されるものと考えています。


◯委員(大城美幸さん)  検証の途中っていうことで安全だって言えるのかっていうことは、私は疑問に思っているので、もしものときは適切な対応をっていう御答弁もありましたので、その市側の考え方はわかっていますけども、私の意見としては、技術的な検証をしている段階での都市計画変更っていうことについては、やはり認めてほしくなかったなっていうことを意見として言っておきます。
 区分地上権の人についても丁寧な対応をっていうような御説明を、国に要望するっていうことなんですが、今回の都市計画変更が行われて、区分地上権の人たちの範囲が広がるという、その人たち、都市計画変更がありましたよということの広報っていうのは──三鷹市民に三鷹市の広報で知らせるとか、何かいろんなやり方があると思うんですが、市民全体への広報の仕方と、対象者となる人たちへのお知らせっていうのは市としては行わないんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  その後の都市計画変更が終わった後の周知につきましては、法の定めで永久縦覧をしますので、そういったものがしっかりされているということをホームページ等で御紹介はしております。私どもとしては、今回の変更が行われて範囲が広がる人たちへしっかりと国が対応してもらえるっていうことが非常に、委員おっしゃるように大事なことですので、そこはしっかりとやるように申し伝えていきたいというふうに考えています。


◯委員長(加藤浩司君)  ほかに。


◯委員(石原 恒君)  資料2のまちづくり連絡協議会のことについてお尋ねしますけれども、先ほど、資料送付が1月29日にされて、当日2月3日、説明、そして現場確認が行われたということでありますけれども。ちょっと説明の内容がこの議事要旨には載っていないので、どういった説明がなされたか、ちょっと私にもわからないんですけれども、まずこの工期というか、この仮設の歩道っていうのはどれぐらいの期間なんでしょうか。恐らくこれ、(2)の東京外環中央JCT北側ランプ改良工事の期間に合っているものなのかと思いますけど、その点お伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  仮設歩道の設置期間でございますけど、委員おっしゃるように、この工事用ヤード、この黄色いヤードに絡む部分でございまして、この工事用ヤードの幅がこのぐらい、この幅がないとできないということで、西側については、本来は東側と同じように車道と歩道を設置するというふうにしなければだめなんじゃないかということで、市のほうからも国に言っていたところなんですけど、幅員の関係でどうしても緑色のこの歩道だけになってしまったという経過が、説明がありました。ということですので、工事のヤードがある間、設置されるものでございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。それで、通学路になるわけですよね。この中にも、この防犯の観点からなくしという、その1.5メートルの仮設歩道については書いてあるんですけども、これお子さん、児童はどれぐらい通行するであろうか。それは六中のほうもありますけれども、その辺はどういうふうに見ているんでしょうか、お伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  具体的にここを通行する人数については、何人というところまでは資料としてつかんでございませんけれど、学務課も入りながら通学路としてここが適正かどうかというところを今議論しているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  そうですね、子どもたちが毎日通うところでありますが、本当に迂回して時間がかかるんであれば、やはりこういった道路は必要になってくると思いますけど、もちろんここに書いてあるとおり防犯の観点はしっかりとやらなきゃいけないんですが、この防犯の観点での当日の説明の中でどういった説明があったか、ちょっとその辺もお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  1.5メートルの幅の中で、下にまる3−まる3断面といって、断面図が4ページの下側にありますけれど、仮囲いの壁が片側、工事区域には建ちます。そういったこともあって、この幅が1.5メートルだと非常に囲まれてしまう空間になるんじゃないかと。何かあったときに、逃げられるところがないんじゃないかっていうような御心配の意見がありました。どうしても国のほうの説明では、工事区域の中を一定程度の高さの仮囲いでエリアを仕切らなければいけないので、そうなってしまったときに、この1.5メートルのスペースで自転車と歩行者がすれ違いができるのかとか、そこら辺の懸念というので、もう少し広くできないのか。反対に、広くしたときの防犯は大丈夫なのかという、そういう議論がございました。


◯都市整備部長(内田 治君)  今の点、ちょっと課長の答弁に補足しますと、御説明させていただいたとおりなんですが、あくまで先ほどの資料にもありましたとおり、これから国も、業者がここで決まってくるという中で、少し堅実に、このぐらいやはり工事の必要な範囲はあるだろうということで、お手元の資料にあるような黄色く塗り潰したところを前提に、一旦これ提案してきています。実際には、業者が決まって、その業者にどういう調整や工夫が可能なのかと、そういう働きかけも決まった後でしっかりとやってくれと、こういったことも協議会や市のほうからも伝えておりますから、今後の考えをちょっと聞いた上で、地元の皆さん──今委員御指摘のとおり、やはり迂回の道は必要だというようなお考えや、一方では、もし不安を感じるようであれば、無理にその細くて長い道を通すことは避けたほうがいいんじゃないかというような慎重な声もありますから、その辺両方しっかり聞いて、まずは地元の皆さん、お子さんの安全安心、地域の安全安心第一に、よりよい方向に向けて市のほうも強く働きかけをしていきたいというふうに考えています。
 あくまで、まだ決まった形ではありませんので、よろしくお願いします。


◯委員(石原 恒君)  今部長の答弁がありましたとおり、業者が決まってからきちっとした工事の範囲が決まってくる、また、もちろん仮設の歩道も、多分幅のサイズも決まってくるだろうと思っています。その業者も決まる中で、また改めて──我々ちょっと改選はしますけれども、説明がなされると思いますが、まずもってちょっとお願いしたいのは、議事録を書く上で、できるだけ市民の参加者の意見も非常に大切なことでありますけども、この説明したときの内容も少し項目、ポイントだけでも載せていただければわかりやすいかなと思いますので、どうぞ今後御配慮くださいませ。よろしくお願いします。


◯委員(栗原健治君)  済みません。石原委員からも質疑があったんですが、確認なんですけども、今回のこのつけかえ道路なんですけれども、今この外環の状況の、中央ジャンクション工事については、(2)の部分の工事期間でこの道路というのが解消されるんでしょうか。立て坑については、南側は(3)だと思うんですが、立て坑の工事の関係とあわせて、外郭環状線道路が全てでき上がるまでこの状態になってしまうっていうことではないのか。もし、そうではないのであれば、この工事がヤードを確保しないと、この範囲にはおさまらないということで、本来の計画地よりも多く場所をとっているわけですよね。そこが返還されて、機能補償道路としてこの間、外環の説明──委員会の中でも将来的な機能補償道路が中央ジャンクションの周囲をめぐらせるようにオレンジ色の道路で説明があったと思うんですけども、返還されたときに、外側を市が求めたっていうふうに今答弁があったと思いますけれども、西側の機能補償道路とほぼ同じ側線で、道路が整備されるようになるのか伺いたいというふうに思います。
 この計画で、機能補償道路についての安全、さまざまな意見が対策も含めて語られたわけですけども、心配するのは、北野中央通りから北野グラウンドの、今閉鎖されていますけど、そこから西に向かって──あれは何通りですか、天神山通りですか、に抜けて行く道路がよく使われている道路なんですね。
 この道路がこの工事によって、言ってみれば使えなくなる。使えなくなるというか、ここから入りにくくなる。それで、車がどういうふうに動くのかっていうふうに考えたときに、一番考えられるのは、やはり北野小学校の南北の通学路に入っていくっていうことが容易に想像できるわけですね。抜け道となっている側面も今実際にありますし、通過道路になり得ると。この道路がなくなれば、確実にこの2つの、北野小学校を南北に、東西に走っている道路に確実に入るようになると思います。交通量、どのくらいか把握していれば教えていただきたいんですが、生活道路に入っていく車に対する対策をしっかりすることが必要ですし、細い道路なので、通学時間だけではなく、日常の市民の安全対策っていうのが課題として浮かび上がってくるというふうに思います。その点で、対応を求めたい。
 本来、機能補償道路に即した道路を最低限、この区間は早く整備するのが、日常の生活に影響を与えないというのが重要だというふうに思います。工事、完成するまでは犠牲を負わせる、負担を負わせるっていうのでは市民の生活は守れないというふうに思うので、この点での、この期間が歩道しか確保されないということで今回は提案がされているわけですけども、いつこの状況が解消されるのか、いつまでこの状況になるのかという点を確認しておきたいというふうに思います。
 もう一点、今回の資料4で、都市計画変更についてですけれども、地中拡幅部の計画変更で、三鷹市部分における地下水への影響、また地盤への影響というのは、三鷹市としてはどのように国や事業者との説明を受けて認識しているのか、確認したいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今の工事に起因していつまでこの状況が続くのか、1点目の御質問でございます。確かに施工ヤード、黄色く今塗り潰しているところが必要だということでの提案がありましたけれど、これに関して、先ほど部長も話したとおり、どこまで国のほうで施工ヤードを圧縮できるのかとか、そういう検討を今しているところでございます。
 実際に、機能補償道路というものを先に整備していきながら、道路についてはつけかえをしていくというのが工事の進め方の原則であります。今回、東側につくる道路でそのつけかえ機能は一定程度満足できますけれど、ただ、生活道路として西側の道路が切れてしまう部分もありますので、我々としては、できるだけ早い段階で工事がある程度進捗していって、ここの部分はもう使わなくても大丈夫だという段階がもし来るならば、できるだけ早い段階で地域の動線を閉ざさないような形で道路整備が進むように国のほうには求めていきたいというふうには考えています。
 済みません、あともう一点、地下水のお話がございました。市としては、国のほうが地下水の影響について、大きな影響を与えるものではないということで、環境影響評価の事後調査の手続の中で検証しておりますので、そういった検証をもとに地下水の水圧が大きく低下したりすることがないという結果が出ておりますので、そういったことをもとに市としても確認しているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  もう一回確認なんですけども、この工事のための施工ヤードがどのくらいの期間必要なのかっていうのは把握していないってことですか。実際に、この施工ヤードを確保することが必要な対象の工事があるわけですよね。だから、その工事が終われば、この施工ヤードをなくすことができる。なくなれば、道路を整備することができるということにつながるというふうに理解すれば、いつまで必要なのかっていうのは確認することができるというふうに思います。
 その点は、ぜひ確認してもらいたいんですが、先ほど石原委員から、(2)の東京外環中央JCT北側ランプ改良工事のところの工期でね、解消されるんじゃないかというのに対して、そうであるとも、そうでないともはっきりしなかったので、これが終わったらヤードが解消されて、こちらにも車道っていうか、機能補償道路を確保することができるのか。確保しないと、先ほどの安全対策がままならないわけですよ。こっちに確実に、今、北野中央通りから天神山通りに行く車があるわけで、それが北野小学校の南北の、東西に走る生活道路に入ってくる可能性が高いんですよ、天神山通りに行こうとすれば、確実に。これ、先につながっていくと吉祥寺通りにぶつかっているので、右折する車は確実に西に向かう車なんですよ。西に向かう車ということでいうと、吉祥寺通りに出るっていうことを考える車だったら直進するわけですよね。だから、北野グラウンドのところから右折、西に曲がっている車は確実に北の部分で歩道に入っていく、西に入っていくっていう動線になっていくのは確実なことだと思います。
 いつまでになるのかっていうことと、生活道路、これも北野小学校の通学路の日常的な安全対策を、ぜひね。事業者はこの周りだけだっていうことでの説明会になっているようなので、市としての責任が、その周りの生活道路の安全対策を当然担うことになると思うので、これが原因になっているわけですから、国に対しても、事業者に対しても協力を要請することも必要だと思いますし、適切に対応してもらいたいと思うんですけども、この見通しですね。今、把握している状況。この区間と認識していないのであれば、現時点では、この道路の状態が続いていく、完成するまで続いていくっていう認識になるのかっていう点を確認しておきたいというふうに思います。
 あと、地下水の問題ですけども、地下水が、16メートルから地中拡幅部で50メートル近くの止水壁を設けるっていう形で、水量はどのくらいの影響がね、今回の変更によって影響を与えるのかっていうことは認識しているんでしょうか。影響は少ないということで報告を受けているということですけども、具体的にどのくらい影響が出るのか。せきとめる量が、今までの環境影響評価の中で予測されている水量が今回の工事変更でどのくらい影響を受ける範囲が変わったのかっていうのを、認識していたら教えていただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  まず1点目の工事の期間ですけれど、こちらについては、現在示されているものは平成30年3月25日までの工期が示されているところでありますんで、この期間まで北側ランプの改良工事はかかるということです。ただ、この期間全体がランプ工事でかかるというふうに今はなっていますけれど、この期間の中でも埋め戻しをしたり、西側の区間でできるだけ早い段階で機能が補償できるような、行きどまりの道路をつくらないように、我々としては国のほうに求めていきたいというふうには考えております。示されているものは、平成30年3月25日ということが示されています。
 あと、2点目の水量の影響についてのお問い合わせでございますけど、関係影響評価の中で示されているのは、水圧が15キロパスカル低下するというものだけで、水量については承知してございません。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。実際に今度の工事でこのつけかえ道路の問題は、今既存の車の動線が工事の間でも確保されるのか、生活に支障のないように対応することが求められています。その点で、この状況がちょっと解消される見通しがついていないという点は課題ですので、できるだけ早く動線を確保して、現状も生活道路ですから安全対策は必要なんですけれども、小学校の南北を走る東西の道路に入っていくことがないような形の対策を、安全対策も含めてする必要があるということを求めておきたいというふうに思います。
 本来であれば、できるだけ早くこの工事を進めるんであれば、機能補償道路を本来提示されている中身のものを確保させるっていうことは最低限のことだと。こういうことができないのであれば、やっぱりこの計画をもっと見直すことも含めて対応しなければならないっていうことを指摘しておきたいというふうに思います。
 水量の問題です。水圧の低下の問題しか言われていないっていうことですけども、水量はどのくらいせきとめられて、今回の工事の変更でどのくらいの水量をさらに、地下水をせきとめるのかっていうのがわかっていなければ、影響が出ないとか、出るとか、無責任なことは言えない、責任あることっていうのは答えられないと思うんですよ。これについての都市計画審議会の、東京都のほうでの議論でも、その水量に対しての検証が今研究段階で、水量がわからないのに影響がはかれるのかっていうのが大きな問題に、指摘にありました。
 三鷹市においても、水をせきとめられれば、その水量がふえれば、地盤に影響する可能性が高まるわけですから、より厳格な対応を事業者、国に求めることが市民の財産、土地を守るという点でも責任がある行為になるので、それを果たしてもらいたい。それを果たさなければ、三鷹市も無責任な対応になってしまうということを指摘しておきたいと思います。ぜひ、水量の変化、具体的な水量がどのくらいせきとめられる量がなるのか、その影響が本当に出ないのかっていうのは、厳格な対応を「対応の方針」でも詰めてきたわけですから、進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(加藤浩司君)  以上で都市整備報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時02分 休憩



                  午後1時01分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 東京外郭環状道路調査対策特別委員会活動経過報告の確認につきまして、本件を議題といたします。
 本会議に提出する特別委員会活動経過報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思います。
 それでは、休憩してお手元の案文を朗読いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時01分 休憩



                  午後1時49分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開します。
 報告書案の修正箇所の確認をいたします。お手元の報告書(案)、5ページ、13行目、「あるが、」を「ある。しかし」に修正。5ページ、27行目、「ところであるとともに」を「ところである。」に修正。6ページ、18行目、「第1回」を「第1回及び第2回」に修正。同じく20行目、「第2回及び第3回」を「第3回」に修正。8ページ、28行目、「あり、」を「ある。」に修正。同じく8ページ、32行目、「地下水環境に対する影響への懸念」を「地下水環境等に対する影響、」に修正。9ページ、1行目、「ついてなど」の後に「ついてなど、懸念も含め幅広く」と修正。同じく9ページ、20行目「3月5日」を「3月6日」に修正したものをもって、東京外郭環状道路調査対策特別委員会活動経過報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようなので本日はこれをもって散会いたします。どうもお疲れさまでした。ありがとうございました。
                  午後1時51分 散会