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2015/11/17 平成27年厚生委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。ただいまから厚生委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 子ども政策部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯子ども政策部長(竹内冨士夫君)  おはようございます。本日の報告事項は1件、三鷹市公共施設における旭化成建材(株)施工の杭工事についてであります。先週12日、木曜日にプレスリリースをしまして、委員さんには一定の情報提供をさせていただいたところでございますが、去る10月22日、旭化成建材が公表した過去10年間のくい工事3,040件の実績リストの中で、三鷹市の公共施設2件が掲載をされておりまして、そのうちの1件である中央保育園・母子生活支援施設について、くい工事データの一部に流用があることが判明をしました。
 これを受けまして、市及び元請建設業者の調査から、建物の安全性自体には問題はないと考えておりますが、この間の調査内容、調査結果、経緯等について御報告をさせていただきます。なお、保育園の保護者、母子生活支援施設の入居者には、12日の夕方に説明入りのお知らせの文書を配付したところでございます。
 本日は、この間調査を進めてまいりました都市整備部の公共施設課長から資料の説明をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


◯公共施設課長(小泉 徹君)  それでは、私のほうから資料につきまして御説明をさせていただきます。
 資料1のほうをごらんください。まず初めに概要でございますけども、今子ども政策部長が申し上げましたように、旭化成建材が公表いたしました過去10年間のくい工事3,040件のリストの中に、三鷹市の公共施設工事2件、中央保育園・母子生活支援施設建替工事と、第二小学校耐震補強の2期工事が含まれておりました。当該2件につきまして、三鷹市と元請建設業者におきまして施工記録データの流用等の有無を調査したところ、中央保育園・母子生活支援施設のくい工事の記録データに類似するものがございましたので、11月4日付の文書によりまして、旭化成建材に対して調査、報告を行うよう要請を行い、11月10日に同社から流用を認める回答があったものでございます。
 次に、資料1ページの調査内容及び調査結果についてでございます。調査につきましては、まる1、掘削時の電流値の記録である波形グラフ、並びにまる2の根固め液の注入量の記録、数値につきまして、各くいのデータに同じものがないかということを1本1本照合する形で行いました。その結果、中央保育園・母子生活支援施設建替工事におきまして、44本のくいのうち4本のくいにつきまして、くいの先端部に注入いたします根固め液──こちらはセメントと水をまぜましたセメント液となりますけれども、こちらの注入量の経過を示す記録データがほかのくいと同じであり、流用があったものでございます。
 続いて、データ流用が認められた施設の安全性についてでございますが、資料の2ページをごらんください。(1)、支持層まで掘削し、支持層までのくいの使用・設置という点につきましては、掘削時の電流計データには流用等はなく、くいが支持層に達していることを確認しております。また、施工時には元請の建設業者がデータや高さの計測等によって、掘削が規定の深さ、支持層まで行われていることを、くいの埋め込みが規定の深さであることを確認しているところでございます。
 さらに、支持層までに必要なくいが使用されているということにつきましては、材料納入時の現場での本数や寸法の検査、また竣工検査時の施工報告書等による確認に加えまして、今回改めて工事写真や納品書によって確認をしているところでございます。
 続きまして、(2)の規定量の根固め液の注入という点につきましては、根固め等のくいの固定液に使用するセメントについて、設計どおり全量がくい工事で使用されていることを竣工検査時に確認しているとともに、今回改めて納品書で確認をいたしました。
 また、施工時には元請建設業者が材料の納入検査や、モニターに表示される測定データをチェックするなど、固定液の注入を確認しているところでございます。
 さらに、(3)に記載しておりますように、今回、市職員と元請建設業者におきまして、目視及び水平器を使用した現地調査を実施いたしまして、現在建物に傾斜や沈下等の異常がないことを確認しているところでございます。こうしたことから、建物の安全性に問題はないと判断しているところでございます。
 次に、今後の対応についてでございます。旭化成建材に対しまして、データ流用が認められた施設の安全性の検証や、データ流用等の原因究明など、適切な対応を求めるとともに、市といたしましても、建築基準法に基づく定期点検に加えまして、年1回及び大きな地震が発生した場合などに点検を実施するなど、建物の状況・安全確認を継続して行っていきたいと考えてございます。
 また、現在、国土交通省におきましても、今回のくい問題についての対応措置や再発防止等の検討を進めておりますので、そうした検討を踏まえて、必要な対応について適切に行っていきたいと考えているところでございます。
 資料の3ページには、主な経過、また、別紙として市からの要請文、また、旭化成建材からの回答文、続いて参考資料といたしましては、第二小学校耐震補強工事の調査結果を添付しておりますので、御参照いただければと思います。
 説明は以上でございます。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入りたいと思います。質疑のある方。


◯委員(伊東光則君)  おはようございます。何点か質問させていただきたいと思います。今回のこの事件というのは、旭化成建材が一番原因をつくっているという認識の中で質問させていただきます。まず、調査が過去10年間ということなんですが、それ以前についてはどのように扱われるんでしょうか。例えば、この会社が10年前からできた会社とは思えないので、それ以前のものもあるかなと思いますが、その辺についてはどういうふうに対応されるのか。
 それと、中で安全性を確認したというようなところ、説明があったんですが、これは市の職員の方が一緒に確認されたのかどうか。まず、その2点をお聞かせいただきたいと思います。


◯公共施設課長(小泉 徹君)  まず最初の過去10年という、その以前の扱いについてでございますけれども、まず工事について施工記録、今回のようなくい工事の記録データにつきまして、一定の書類の保存期間がございますので、なかなかその保存期間を超えているものについて、その書類自体を確認するというのは難しい状況にございますので、建物の状況を、これについては先ほど申しました建築基準法に基づきまして定期点検も行っておりますので、そういった中で現状を確認をしていくという、そこで異常がないかということを確認するというような対応になるかと思っております。
 それから、あと安全の確認について、誰がやったかっていうところにつきましては、市職員も一緒になって元請建設業者さんと一緒にやっているところでございます。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。今、定期点検のときにしっかり調べているという御答弁をいただいているので、例えば旭化成建材じゃない業者がやっているものについても、今は問題にはなっていないとは思いますけど、同じように定期点検等で安全性──斜めになっていたりとか、ぐらぐらしているとかという、そんな点検をされているということでよろしいでしょうか。


◯公共施設課長(小泉 徹君)  市の管理している建物、倉庫ですとか、いろいろたくさんありますので、全てではございませんけれども、一定の規模以上のものについては現地確認をしているというところでございます。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。大体市の対応と安全性が三鷹市の場合はどうにか保たれているという認識でいいかと思うんですが、市民の方は、やはり特に利用されている方は心配だと思いますので、もう一定の説明をされているとは思いますが、今後も市民の安心の点で納得いくような説明、または調査をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、幾つか確認をさせていただきたいと思います。1つは、今回データは流用されていたけども、現実にはちゃんとしていたというふうに確認したということで、つまり工事はね、きちっとされていたというふうなことを確認したんだというふうなことでいいかというのを、まず1点確認ね。じゃあ、なぜデータ流用したんだろうねって。ちゃんとやっているならね、そのままやればいいのに、何でデータ流用なんかやっていたんでしょうねっていうのは、それについては何か原因究明みたいなことは、今すぐはあれでしょうけど、どうなっているのかっていうこと。
 それから、横浜の場合はね、どうも何か支持層という、地面の中の支持層が結構でこぼこしていて、そこの確認が不十分だったんじゃないかというふうに言われていますけども、三鷹の場合、どうしてもその地中のかたい地盤って波打っているっていうことは、あるいはひだが寄っているっていうのかな、何かそういう状態だったりするじゃないですか。三鷹の場合は、大体これフラットだと、横浜は割とそういう地面の下のかたい地盤が波打って、その場がね、割とそういうところだったんじゃないかというふうな一部報道もあったので、三鷹の場合、その辺のところをね。つまり、同じ長さのようで、ほぼ大体それでいくんだっていうふうに認識しているのかどうかっていうことを、現状をちょっと確認したいと思います。
 どうもほかの業者でも、同じようなデータ流用をしていたんじゃないかっていうような報道が出始めているので、全般的にそういうふうにちゃんとなっているっていうふうに、日常的にふだんからもこれを建築確認しているわけだけれどもね。三鷹の地形、三鷹は割と地盤がかたくて安全だって言われているけども、その辺のあり方っていうのをどういうふうに認識しているのかっていうことを、まずお願いいたします。


◯公共施設課長(小泉 徹君)  まず、今回データの流用はあったけども、工事はどうかというところですけども、委員おっしゃるとおり、データの流用、工事の施工報告書として上げる記録データに流用はありましたけども、工事につきましては問題なく実施されたというところを確認したというところでございます。
 それから、原因究明の関係でございますけども、今回データの流用が行われた原因についてはわかっておりません。これにつきましては、旭化成建材につきましても、その辺は確認をしておりますけども、現在調査中ということでの回答を得てございます。
 また、旭化成建材に対しては、そういったところもきちんと追求するように、究明するように、こちらのほうからも申し入れをしているところでございます。
 それから、支持層の関係で三鷹の地形はということでございますけども、やはりおっしゃるとおり、横浜のようなでこぼこというよりは、三鷹の地形については一定程度均一なものというふうに考えてございます。それと、横浜の場合は、かなりマンションも大きなマンションでございまして、その分、敷地も広く、その中で支持層が、地形の状況が変わっていたというようなことがあるのかなと思ってございます。
 それから、支持層の確認につきましては、設計時にボーリング調査を行って支持層がどこにあるかということを確認するとともに、工事に当たりまして、最初に試験ぐいということで、今回の中央保育園につきましては3本の試験ぐいをまず実施をいたしまして、その中で支持層がどこに来ているのか、そのボーリングと合っているかどうかっていうことも含めて調査をして、その後、本ぐいを行っているというようなところで、そういったところの確認もしながら進めているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  実際の施工時からもきちっと確認しながらっていうこと、やはり、その辺をきちっとね、説明をするっていうことが大事だと思うんです。ただ、データをこうやって確認しているっていうふうなことをここにずらずら書いていますけどもね、日常的にそういうことをきちっとやっているんだっていうことは、やはりしっかりアピールをしたほうがいいというふうに思うんです。
 だから、それに絡んでですけども、先ほどもちょっと出ましたけども、利用者、保護者、あと居住者の皆さんへの説明のあり方。文書を配付したというふうな報告だったと思いますが、やはり文書だけではわからないこと、今みたいな御説明がやはり私は必要だと思うんです。説明の場をきちっと持てるのか。あるいは、質問を受けとめる現場の職員に対して、今のような説明がきちっとなされているのか、あるいは今後する予定があるかどうかということについてお願いします。


◯子ども政策部長(竹内冨士夫君)  保護者、それから入居者につきましては、今回の経緯、それから市としてどういった確認をしたのかということについてお知らせをするとともに、資料の2ページ目にあります具体的な内容等については、保育園でも、それから母子生活支援施設でもより詳しいものを掲示させていただきました。
 それで、保護者の反応ですけれども、元請事業者はどこなのか、調査主体はどこがやったのかというような問い合わせはありましたけれども、先週から今週にかけてはそういった問い合わせが寄せられたのみでございます。委員さんおっしゃるように、保護者の方で御不安等がないように、引き続きお問い合わせ等があればしっかり対応していきたいと思いますし、もちろん、現場の責任者である園長にも状況はしっかり説明をしておりますので。あと、個別の問い合わせ先も、私どもの子ども育成課、それから公共施設課の名前も掲示をさせていただいておりますので、何か問い合わせがありましたら、すぐ対応できるような形にはしております。


◯委員(野村羊子さん)  できれば、やはり顔と顔を合わせて質問を受けながら聞く、説明する場っていうのは私は大事だと思います、単なる掲示だけではなくてね。園長や保育者についても、やっぱりそういう場があると、何を不安に思っているのかって具体的に見えてくるので、直接質問しなくても、保護者の間だけでうわさ話みたいになっていくのは、やはり不安を余計あおるっていうことになるので、先ほどのように、支持層は三鷹はちゃんと均一で、こういうことはないし、ちゃんと3本も試験ぐいをやって、やっているんだっていうふうなことをね、やはりきちっと伝えていったほうが今後の不安感というのはなくなると思います。
 もう一つ、それで最後に聞きたいのは、今回、ある意味で不必要な対応を私たちは迫られましたよね、調査を改めてしなくちゃいけない。こういうデータ流用がなくて、こういうことがなければやらなくていいことを、時間をとってさせられたわけですよね。現実に今、事故がないので、具体的にこれ補償をどうこうという話にはならないと思いますけど、実際の事業者なりへの責任というか、あるいは、本当にこの調査のために使った時間というのはね、実際は補償されるべきものだと私は思うんですけども、そういうことに対して、事業者等に対する対応っていうのは今後どうなっていくか。あるいは、市として何らかのそういう補償を求めていくっていうふうなことを考えるのかどうかっていうことについて、お願いします。


◯子ども政策部長(竹内冨士夫君)  この間、この件については、かなり市のほうでも時間と、もちろん職員も投入をして取り組んでおりますので、そうした時間と労力に対する補償、どうなのかという思いは委員さんと同じです。同じですけれども、基本的には、そういった瑕疵担保責任等々、法的な問題で損害賠償ができるかどうかというところに帰着するかと思います。
 一方で、この問題については、全国的な広がりを見せておりまして、国交省のほうで今回の事案については一定の行政指導がなされるというふうに思っておりますので、私どもとしましては、現在直ちに直接的な──要望等、いろいろ原因究明等の要望は行いますけれども、いわゆる補償等については、国等のそういった行政指導の対応を見守っていくということになるのではないかと、現時点ではそういうふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。ある程度、横浜のほうは建てかえる何だと、そういうふうなことも含めて全部事業者が受け持つみたいな話になっていますけども、やはり、こういうことがどういうことに影響があるのかということを、事業者のほうはね、やはり業界の体質というか、業者の体質というか、ちょっとどこまで言えるのかわかりませんが、これ、問題がどこまで広がるかわかりませんが、やはり安全性っていうものに対することがどれだけ大きな問題に広がっていくのかっていうことを認識していただくためにもね、市としては、そういう用意があるくらいの、請求する用意があるくらいのことは考えてもいいのではないかと。もちろん、検討していかれる可能性はあると思いますけど、どこか自治体がね、そういうことを言い出す可能性もあるなと思いつつ、そのことも念頭に置いて今後の対処も考えていただければと思います。
 本当に、改めて安全が確認できたのでね、よかったですけども、きちっと施工していただければ、こんなことをする必要がなかったということがいっぱいあるので、その辺については、でも、本当にお疲れさまでございましたと言っておきたいと思います。ありがとうございます。


◯委員長(大城美幸さん)  その他、質疑ございますか。


◯委員(小俣美惠子さん)  今回の旭化成のくい打ち工事による傾斜問題は、まさか日本でという、私も日本にはこんなことがないだろうと言って、何も信用できないという大変ショックな事故でして、これからマンションを買おうという方たちにとってもブレーキがかかってしまって、大変なことだったなというふうに思います。
 この10月22日に、旭化成建材が過去10年間に施工した3,040件を公表したということで、新聞報道によりますと10月30日に旭化成建材のリストにおきまして、三鷹市は2件というふうに示されて、どこの場所だということは公表はしていないというような報道がございましたけれども、当然、私は市民にどこがこの2件の場所なのかということを何回か聞かれまして、まだ新聞の報道どおり公表はしていないので、私たちもちょっとわからないんですよというようなお答えをしていたんですけれども。その公表はしていないんですけれども、一体いつになったら公表されるんだというようなところがありまして、それが大体約2週間ほど日にちがあったんですけれども、その間に市民の皆さんは、どこなんだろう、一体学校はどこの学校なの、みたいなことが何件か私も聞かれまして、その辺の対応は、何かもっと丁寧な説明が市民に欲しかったんじゃないかなというふうに思っているところですが、その辺のことはどうだったのかをお伺いしたいことと。
 あと、中央保育園と母子生活支援施設、先ほど野村委員もおっしゃっていましたけれども、プレスリリースがあったその日に文書で知らせたということが、果たして利用者、それから保護者が混乱しなかったのかどうかというような状況をちょっと説明いただければというふうに思います。


◯子ども政策部長(竹内冨士夫君)  全体のリストの公表、それから、市のプレスリリース、それから、先週の具体的な調査結果のプレスリリースということで、それぞれ段階を置いておりますが、国のほうが先行してリストを公表し、かつ、東京都のほうも公表をしたというところで、私どもとしましては、やはり場所名といいますか、件名の公表だけでは、いたずらに不安をあおるというふうに考えておりまして、やっぱり一定の調査をしっかりした上で、その上でここのケースについてはこうであったという報告をするという考えでしたので、今回のような、結果的には2週間程度の間を置いてということになっておりますが、結果的に何もわからない段階で公表すると、件名だけはわかるんですけど、実際どうなんだって、その2週間は本当に不安をあおるだけの形になってしまうのではないかと。
 そうは言ってもやっぱり公表してほしいと、それはいろいろ考え方はあるとは思いますが、私どもとしては、きっちりした形で公表したい。そのあたりは、東京都等の公表についても、反対に、ある程度調査をしてから公表してほしいっていう。報道機関からいろいろな要請はあるかとは思いますが、ちょっとそのあたりは、国や東京都の報道が、プレスが先行してしまったというような状況がありましたので、そういうタイムラグというか、そういうことが生じてしまいました。考え方としては、いたずらな不安をできるだけ起きないようにしたいということでの対応でございます。特に学校と保育園ということですので、配慮を要するかと思っております。
 あと、もう一点ですね。プレスリリースをしたその日のお知らせについて、いかがなものかということでございますが、これは、調査結果をまとめて速やかに報告をするということで、12日に報告をさせていただきましたが、もう13日には旭化成が国交省に報告をするという期限になっておりまして、私どものほう、旭化成にも一定の確認をしておりますが、市のほうで調査結果がまとまりましたので、速やかに公表をさせていただいた。それで、報道の状況を見ておりますと、プレスリリースをしますと、夕方ないしは翌日の新聞等には掲載が予定をされておりますので、保護者の皆様にもやはりプレスリリースと同時に速やかに報告をすべきであろうということで、タイミングを合わせて実施をさせていただいたということです。むしろ、保護者の方にもしっかり報道等で混乱のないようにお知らせをしたいという意図で、時期を、タイミングを合わせたということで御理解をいただきたいと思います。


◯委員(小俣美惠子さん)  ありがとうございます。今のお話でよくわかったんですけれども、ただ、私が先ほど申し上げましたように、大分長い時間に市民の皆様、利用者の方々が一体どこなんだろう、うちの学校、うちの子どもが通っている学校じゃないのかしらという状況が声として上がったということがございまして、こういうことが今後また再びあってはいけない、あってはならないことなんですけれども、そんなことを御承知おきいただきまして、また、丁寧な対応をしていただいて、市民に不安のないような形で説明をしていただければというふうに思っております。ありがとうございました。


◯委員長(大城美幸さん)  その他、ございますか質問。いいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 委員長を交代いたします。


◯副委員長(宍戸治重君)  それでは、委員長を交代いたしました。


◯委員(大城美幸さん)  済みません、ちょっと1点だけ。正副のときにもちょっと確認しなかったので、新たにちょっと聞いておきたいことがあるんですけども、この1ページと参考資料のところで、1ページ、調査結果で、工法が中央保育園・母子生活支援施設のものについては、プレボーリング拡大根固め工法っていうふうになっていて、二小のほうはプレボーリング拡大根固め工法っていうことでは同じなんだけど、上に書いてあるHiFB工法とか、横文字は違っていますよね。横浜のマンションの工法と同じ工法なのかどうかっていうことが、1つ質問なんですけど。
 もう一つは、なぜそれを聞くかっていうと、私も、野村さんがおっしゃったように、質問の支持層のことで、この横浜の場合の工法については、2004年でしたかね、新しい工法で国土交通省が認定をしている工法になっていて、砂質と砂れき質のところにこの工法が適応するという基準があるということを下請業者の方が語っていて、みんな、データの流用ということがこの問題ではずっと報道されて問題になっているけれども、工法の基準の、実際にこの工法を使っていい支持層の基準でない、だから、かたい地盤にはこの工法は使わないっていうか。砂質とか、何て言うんだっけ、砂れき、あともう一つ、何かあったんですけど、かたい地盤には使わないんじゃないかっていうようなニュアンスのことが書いてある新聞報道をちょっと見たんですけども。それからすると、先ほど来、三鷹の場合は支持層が均一であって、三鷹は地盤がかたいっていうようなことも、ここでも何度も出ていますけども。そうすると、適用外の仕様になっていないのかっていうことが根本というか、大もとっていうか、そこのところが大丈夫なのかっていうことがちょっと疑問が出てきたので、その辺のところは確認をされているのか、どのようにお考えなのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯公共施設課長(小泉 徹君)  まず工法の関係の括弧書きと、その上のものなんですけども、基本的にプレボーリング拡大根固め工法といいますのは、あらかじめ掘削した後にくいを立て込むと。くいの底部に根固め液を充填するというような工法が、このプレボーリング拡大根固め工法で、それぞれ会社によりまして、先ほどおっしゃいましたように国の認定を受けて、多少掘削の仕方であるとか、くいの形状だとかがそれぞれの社によって技術基準をクリアして、国の認定を受けているっていうことで、それでちょっと社によって工法の名前が違うというふうになっております。
 横浜で行われている工法というのは、第二小学校と同じダイナウイング工法というものであるというふうに認識をしております。各工法については、まず認定技術検証、国の認定を受ける際に、先ほどおっしゃったような砂質土であるだとか、砂れき質だとか、それによりまして、それぞれ土質状況によって認定を受けているという形になっています。それは、それぞれの支持力とか、そういったような計算の仕方がやっぱり違いますので、それぞれについて認定を受けているということですので、今回、三鷹市において支持層として砂れき層でございますので、そういったものにも適用される工法ということで認識をしているところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  わかりました。ということは、横浜の場合は砂れき質ではないみたいなことがあるんじゃないかっていうようなニュアンスの報道だったんですけど、今の答弁だと、三鷹の支持層は砂れき質だから、基準、適用外ではなくて、適用範囲内なので大丈夫だっていうふうに捉えていいっていうことを、ちょっと確認して終わりたいと思います。


◯公共施設課長(小泉 徹君)  問題ないということで、御認識いただければと思います。


◯副委員長(宍戸治重君)  それでは、委員長を交代いたします。


◯委員長(大城美幸さん)  委員長を交代いたしました。
 それでは、ほかに質疑はございませんか。


◯委員(宍戸治重君)  済みません、最後に。きょうの報道によると、他社もそういうことがあるっていうことなんですけど、それについて伊東委員からそれに近い質問があったんですけど、調査とか、こちら側が、市側が先に発見するというような可能性とか、調査する意向があるのかどうか、お聞きしたいと思います。


◯公共施設課長(小泉 徹君)  過去10年の三鷹市におけるくい工事に関しましては、現在、他社も含めて確認調査中ということでございますので、場合によりましては、その中で市が何らかということはある可能性はあるかもしれませんけども、現在確認調査中でございます。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、ないようですので、以上で子ども政策部報告を終了いたします。御苦労さまです。
 休憩いたします。
                  午前10時09分 休憩



                  午前10時11分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かありますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前10時12分 散会