メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成27年厚生委員会) > 2015/06/16 平成27年厚生委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2015/06/16 平成27年厚生委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。ただいまから厚生委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 子ども政策部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯子ども政策部調整担当部長(宮崎 望君)  皆様、おはようございます。座って説明させていただきます。よろしくお願いいたします。
 それでは、厚生委員会報告資料、1、平成27年度保育所入所状況についてでございます。資料1をおあけください。平成27年度の保育所の入所状況でございます。三鷹市の平成27年4月1日付の待機児童数は209人。総数の一番下のところでございます、(5)のところでございますが、209人ということで、昨年の179人より30人ふえました。一番上の(1)の欄に申込児童数という欄がございますが、在園児の継続申請を含む入所申込数3,182人、括弧書きのところはことしから新たに入りました地域型保育、こちらについては小規模でありますとか、家庭的保育、事業所内保育等の数でございます。それを含んだ数が括弧書きでございます。に対して、2,764人、括弧書きが2,837人ということで、差し引き418人──(3)のところでございますが、入所できませんでした。これが厚生労働省旧定義の待機児童数ということになります。
 この中から認証保育所に入所した188人、あと、第一希望のみというような私的な理由21人、合わせて209人を除外することができるという規定になっていますので、209人を除いた差し引き209人が待機児童数、これは厚生労働省の新制度移行前の新定義の数でございます。三鷹市の場合は、新制度移行後もこの数字を待機児童として数えるということになっています。特徴としましては、相変わらず1歳児が95人──昨年84人だったんですが、最も多く、ゼロ歳児が66人、昨年が50人、2歳児が36人、昨年29人と、そのゼロから2歳児の数がふえているということでございます。
 あと、今年度から入りました認定につきましては、この入所児童数のうち32人が短時間認定ということでございます。
 続きまして、下の欄でございます。待機児童の保護者の就労等状況ということでございます。この円グラフでございますが、常勤の就労中が96人ということで、昨年の58人からふえまして、46%と一番多い割合を占めております。その次の紫色の部分でございますが、49人ということで、昨年55人だったんですが、23%。その他、点々で打ってあるところ、左上のところ、これが求職中ということでございます。こちらが52人、昨年44人からふえて、パーセントとしては25%で不変でございます。その他というのが12人ございます。昨年22人だったんですけれども、6%。これは出産とか、看護とか、災害等という位置づけになりますが、そういった6%ということでございます。
 待機中の家庭は育児休業を延長しましたり、幼稚園の預かり保育を利用したり、無認可保育所に通園したり、一時保育を利用したり、あとは退職をするというようなことを想定されております。
 常勤就労中96人の内訳は、ゼロ歳が32人、1歳が52人、2歳が8人、3歳が3人でございまして、非常勤就労中49人の内訳は、ゼロ歳が20人、1歳が18人、2歳が8人、3歳が3人ということでございます。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  私のほうからは、学童保育所の入所状況について御報告をさせていただきます。
 それでは資料2をごらんください。平成27年度の学童保育所の入所状況でございます。市内27カ所の学童保育所の定員は1,280人、待機児童を極力出さないよう、日々の出席率を勘案して2割程度多い1,470人の受け入れ枠で運営をしているところでございます。資料は4月1日現在と6月1日現在の入所の状況でございます。平成27年4月1日現在、1,456人の入所でございます。平成26年度が1,344人でございましたので、入所児童数で総数で112人、約8%の増加でございます。
 内訳は1年生が85人の増、2年生が23人の減、3年生が49人の増、4年生が1人の増となっております。入所希望者がこれまでの伸び率を大きく上回る結果となったことから、運用定員に加えまして、一部ではさらに受け入れ枠の拡大、それから近隣学童への御案内を行ったところでございますが、待機児童につきましては近年20人前後だったんですけれども、今年度、66人と増加をしている状況でございます。
 連雀学園内のようにここ数年入所希望者が増加している地域もございますが、特定の地域に集中するというわけではなくて、市内全域で希望者が増加をしている状況となっております。児童の変動につきましては、4月以降、新たな申し込み、退所等がございます。6月1日現在では1,463人の入所でございます。なお、待機児童につきましては、当該学童保育所に退所者が出た時点で順次入所の御案内を行っております。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、保育園の待機児童の件なんですけれども、今年度から子ども・子育て支援新制度で小規模な地域型の保育をふやしていくということをお伺いしていますけれども、今年度どのぐらいできる予定でいるのかということと、あと、さまざまな地域の待機児童がどれだけいるのかって、その地域のニーズとかもあると思うんですが、例えば上連雀一丁目のように線路の向こうでなかなか市のサービスが受けづらい地域があります。そういったところも保育園をふやしてほしいというお声があるんですけれども、そういった地域性みたいなものも考えてふやしていくのか、そういう方向性を教えていただきたいと思います。
 また、学童のほうなんですけれども、こちらの学童、小学校3年生ぐらいになると留守番ができるようになって、だんだん学童をやめていくお子さんもいらっしゃるとは伺っているんですけれども、今年度中にそういった学童をやめていくお子さんのことも考えた上で、この65人という待機児童、こちらは年度内に解消されていくものなのかどうか。今までのことも含めて教えていただきたいと思います。
 また、小学校1年生の、まだ小学校入学前の時点で自分の行く小学校の学童に入れないっていうことがわかった段階で、通える範囲の小学校に学校も含めて、学区外、転校ということも今まであったのか、そういったことが認められるのかというか、そういったことも教えていただきたいと思います。
 また、小学校の学童、この待機児童の方、よその定員割れしている学童もあると思うんですけれども、そういったところの御案内、こちらはどうですかと、そういったことはどういうふうな段階でどのようにされているのかということを教えていただきたいと思います。
 また、最後に、この待機児童の中に障がいのお子さんがいらっしゃるのかということと、そういった障がいのお子さんに対しての御案内というか、そういったことも教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。


◯子ども政策部調整担当部長(宮崎 望君)  ただいま小規模保育等の今年度の予定、あるいは地域性を考慮した展開、こういった御質問だったと思いますが、小規模保育の地域型保育施設になるわけですが、今年度の予定につきましては、昨年度、計画をある程度前倒しをしまして、平成26年度の年度中も含めれば4園、地域型を開設をしております。そのうち事業所内も1カ所ありまして、グループ型家庭的保育から移行したC型というのも1つ、あとはA、Bという小規模型を含めて、62人の定員を小規模保育によって確保したわけですが、今年度については、その前倒しの関係で当初予算等には予定はございません。
 ただ、今後、来年の4月に向けて対応ができるようでございましたら、場所等考慮しまして補正等で対応することが、場合によってはあるかもしれないと思っております。特に上連雀一丁目のような線路の北側、こちらにつきましては昨年度1カ所、認可保育所を上連雀二丁目の線路際につくりまして一定程度対応をさせていただいたところでございますが、やはりなかなか施設型の大きなものを3,000人ぐらいの人口の北側につくるというのは非常に難しいんですが、こういった地域型の小規模なものであれば、そういったところに適当な場所がございまして、提案がございましたら検討をしていきたいというふうに考えています。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  学童に関しての質問についてお答えいたします。まず、この現在の待機児童の年度内の解消ということですが、これまでは大体1年間、夏休みを過ぎると、特に3年生は退所をすることが多かったんですけれども、そういったこともあって解消してきました。ただ、昨年度、第四小学校については全部解消し切れなかったというところがございます。ですので、今も少しずつ解消というか、入所もしているんですが、新たな申し込みもまた出てきているような状況で、そういったところも含めると、ことしの状況からちょっと厳しいのではないかという見込みは立てているところですが、順次御案内はしていくということで考えております。
 それから、学区外の転校が認められるかというところなんですが、こちらは学区については教育委員会のほうでの判断になりますが、学童に入れないから転校というようなところについては恐らく認められないんじゃないかなとは思います。諸事情があって、指定校変更で住所地以外の学校に通うというお子さんについては、その当該の学童での申し込みをしていただくということで、こちらのほうが逆にそういう対応をするというようなところで入所のほうの手続をとっているところでございます。
 それから、待機の方の御案内なんですが、こちらについては申し込みがあった時点でそれぞれ基準に合わせて点数づけっていいますか、順位をつけさせていただきます。定員を超えたところで、順位の低い方から順次退所をされるか、近隣の学童のほうはこちらだとあいておりますがということを御案内をして、もし待っている間、当然順番が来ればその御希望の学童に入れますが、待機の間はほかの学童で通って過ごすということも御案内をさせていただいております。
 ただ、こちらは御本人、もしくはどなたかがついて、直接隣の学校の学童のほうに通所しなければいけないということ、こちらのほうで送迎までのことは対応できませんので、そちらも御了解の上で通っていただいている方も、今回の中でも12人がほかの学童に通っている方もいらっしゃいます。
 それから、障がいのあるお子さんの御案内ですけども、こちらは基本的には健常のお子さんと同じ形なんですが、ただ、障がいのある方については、より集団生活の中での生活が可能かどうかといったところを判断させていただくのに、手続としては申し込みがあった時点で、例えば来年小学校1年生になるということであれば、保育園のほうにまずその学童の保育員が現場を見させていただいて、日々の生活の状況であったり、給食の状況であったりというところを確認をさせていただくのと、実際、学童に午後来ていただいて、1日その学童の体験といいますか、入所をしていただきます。
 そういったところの状況も含めて入所の可否の判断をさせていただいて、入所をしていただくということで、御案内については、そこが原則1カ所2名ということで受け入れをしているんですが、もしそこの学校でいっぱいであれば、また近隣のほかの学童を御案内するというような手続については、同じ手続になります。
                (「待機は」と呼ぶ者あり)
 ごめんなさい、待機はおりません。


◯委員(大倉あき子さん)  済みません、ありがとうございました。よくわかりました。


◯委員(小俣美惠子さん)  おはようございます。ふなれでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 先日の一般質問でもお話をさせていただきましたが、市は保育園の入所希望者の増加に伴いまして、公設民営保育園や、それから民間の認可保育園や認証保育園、また家庭的保育事業者の増設、それから公立保育園の定員の弾力化など、平成15年から平成27年の4月までのこの12年間に1,500名を超える保育定員数を増加してきたということで、このことは、この定員の拡充の努力は本当に大いに評価するべきだなというふうに、私は思っています。にもかかわらず、三鷹市には、大変三鷹市に引っ越してくる親子も多いということで、209名の待機児数となっているということで、先ほど宮崎部長のほうからも御説明がありましたが、さらなるこの待機児童の解消に向けて政策をしていかなくてはいけないということで、今年度、4月1日から子ども・子育て支援新制度が新たな取り組みとしてスタートしたわけですけれども、その中身としましては、家庭的保育室のゼロ歳から2歳、それと小規模保育園の取り組みをしたわけですが、この保育園に入れて、そして三鷹市には乳児保育園の認可保育園、公設公営保育園、乳児保育園に入れた子どもたちは3歳に移行するときにスムーズな移行ができるんですけれども、この小規模保育園、家庭的保育園のお子さんたちの、入園者の行方といいますか、3歳児からの受け皿はどんなふうになっているのかということが、市民の皆様がちょっと御心配されているような点がございます。その辺の受け皿はどういうふうになっているかなということを、ちょっとお伺いできればというふうに思います。
 あと、追加ですけれども、連携保育園として地域に認可保育園、公設公営保育園がこういう小規模保育園とか、それから家庭的保育園の連携保育園としてしっかり担って、預ける保護者の方、それから事業者の方がとても安心して保育ができる、地域で保育を担っているということも伺っておりますので、さらによろしくお願いしたいというふうに思っております。以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯子ども政策部調整担当部長(宮崎 望君)  ただいまの御質問にお答えいたします。特にことしから始まった地域型の小規模なもの、これは地域の需要に応えて機動性のある待機児解消策としてこれからますます重要になってくるというふうに認識しております。乳児保育所ということになりますので、地域型は、そういったことを展開をしていけば、当然受け皿のことが課題になるということは、質問委員さんのおっしゃったとおりだと思っております。
 今までも認可の乳児保育園の受け皿は優先入所枠ということで、移行先を一般の入所受け付けに先行してやっていたわけですが、今後こういった地域型については、これも市町村の認可事業でございますので、責任を持って優先入所の対応を一般の入所受け付けの前にさせていただくと。これが制度上も要求されております。
 先ほど連携保育所という言葉がございましたが、国のほうはこの連携保育所の意味合いを受け皿のひもづけというようなことでも説明しているところでございますが、三鷹の場合は御本人の御希望というものがございますので、ほかの乳児保育園の今までの認可と同じように御希望を第4希望まで募って、その中で選考をしていくという方式で優先入所を一般の入所の前に行うということを考えております。
 ただし、やはりそういった拡充に伴って3歳児の受け皿が不足をしてまいります。特に認証保育所でありますとか、在宅から保育に申し込む方の間口がまたそこによって狭くなるという可能性がありますので、そこについては3歳児からの定員、特に公立の運用定員弾力化のことしの目標は3歳児の受け皿の拡充ということでございますし、あとは幼稚園の預かり保育の充実というのを、これから一時預かりに位置づけられた地域型保育の補助金を使って働きかけていきたいというふうに考えているところでございます。
 連携保育所については、三鷹の場合はどちらかといいますと、公立、あるいは公私連携型が中心となって、家庭的保育等事業の規則にもうたっておりますが、連携保育所を設けて、行き先の受け皿ではなく、保育指導、特に保健師とか看護師が地域型にはおりませんので、しっかりそれが配置されている公立、公私連携の保育園が近隣の地域型を応援をしていくということで、連携保育所として位置づけて支援をしていく体制をとっているところでございます。


◯委員(小俣美惠子さん)  丁寧な御説明ありがとうございました。よくわかりました。
 もう一点だけちょっとお伺いしたいんですけれども、地域型の保育園の場合、近隣市、調布市とか武蔵野市の場合は3歳児に移行するときは、全て行政が一緒に3歳に移行していくのではなくて、その市町村での考え方が重視されるということで、三鷹はこうであっても武蔵野はこうで、武蔵野でこうであっても三鷹はこうだというような状況があるんでしょうか。


◯子ども政策部調整担当部長(宮崎 望君)  地域型の広域対応のことだと思いますけれども、認可保育所につきましては、現在ゼロから3歳の待機児童が多いところについては市民優先ということで、待機児童が多うございますので、市民の理解を得るためにも半年間は市外の方が申し込めないというような制度になっております。地域型も市町村の認可事業でございますので、特に待機児童の多いゼロから2歳の施設として、市民の方のみの申し込み。ただ、事業所内保育の従業員枠だけは広域対応ができるというような制度にしておりますので、待機児童が一定程度解消するまでは基本的には市民のみの利用になるということで御理解いただきたいと思います。多分、他市も同様の対応をするというふうに考えております。


◯委員(小俣美惠子さん)  ありがとうございました。そして、あともう一点ですが、学童なんですけれども、学童の待機児童、ちょっと先ほどの委員さんの御質問にちょっと重複するかもしれませんけれども、まだ小学生の1年生ぐらいで待機児童がいるということは、その状況がどんなふうになっているかというような実態をつかんでおかないと大変心配だというようなことがございまして、待機児童の実態をどのように、私ども心配になっているんですが、把握されているかというようなことをちょっとお伺いできればと思います。よろしくお願いいたします。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  待機児童の実態でございますが、人数的な部分では、今回この4月1日現在の66人の待機の方で1年生で17人、2年生が19人、3年生が29人で、4年生が1人で、66人になっております。実態としては、御自宅で留守番されるなり、もちろん毎日ではないと思いますが、習い事に行かれたりというようなところで、放課後は過ごしていられるんではないかと思います。
 また、どの程度利用されているかというのはわからないんですが、地域的には児童館であったり、むらさき子どもひろばの利用であったり、それから、放課後対策として実施しております地域子どもクラブ事業、そういった形の参加によって過ごされているのではないかと考えておるところでございます。


◯委員(小俣美惠子さん)  大変よくわかりました。私の質問、以上で終わります。ありがとうございました。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、お願いいたします。保育園のほうからですね。30人ふえたっていうことで、本当に定員をふやしても、ふやしてもという事態であります。人口がふえるっていうふうな話で、実際に去年の4月1日からことしの4月1日で、ゼロから4歳の人口は279人ふえているんですよね。そういう中で、よく30人でおさまったというのかっていうふうなくらいのことも考えたりするぐらい、人口、全体で2,000人ふえて、そのうち279人がゼロから4歳、5歳から9歳が208人という事態なので、本当につくっても、つくってもという事態にある。
 今回報告されてきた長期報告、長期予測なんかでね、この先、今まで基本計画17万5,000人から18万人というふうにせざるを得ないだろうというふうなことと私は読んだんですけども、そういう中でこの確保策がね、基本的な部分での人口予測を変えられちゃうと、これ影響が出るんじゃないかと思うんですが。この待機児解消、本当に確保策ではあと5年、何とかしようというふうなことですけども、基本的な人口増に耐え得るのかというふうな、変な言い方ですけどね、ちょっとその辺の見通しについてお伺いできたらと思います。お願いします。


◯子ども政策部調整担当部長(宮崎 望君)  御質問にお答えいたします。保育に関して保育計画というのを前の計画でも定めておりまして、500人という目標を2年間で前倒しで達成をした後も、その後追加をして、5年間で900人、前回の保育計画でつくったわけですが、解消されなかったということで、今委員おっしゃったように、人口の増加傾向に加えまして、就労意欲の向上でありますとか、いろいろな要素が入っていると思います。
 特に流入しているファミリー層、こういったものも引き続き多いということでございますので、そういった要素、前回の計画の反省も踏まえまして、今回の人口予測の中にはそういった大規模開発の情報も入れて修正をして対応しているわけですが、そういった状態にもかかわらず、この4月自体の人口の予測がやはり大きく上回ってしまっている状況があります。そういったところから、柔軟に今度の計画の中でも対応していかないと、待機児の対応はできないというふうに考えているところでございます。
 そういった中で、人口も去年より2,000人、総人口でふえておりますし、児童人口も、就学前も同様に増加しているということでは、そこの見直しを学校と学童の規模適正化という庁内プロジェクトチームがございまして、毎年そこを修正しながら推計人口を見直しているわけですが、そこでもしっかりと現状を把握して保育施設、あるいは学校の学童の規模、こういったものを最新の情報で修正しながら対応していかなければいけないというふうに考えています。
 そういった中で、特に地域型というような柔軟な新しい手法がありますので、局部、いわゆる地域、地域でふえたところに対応していける施設としては、そういった機動性のあるものというものを対応に使っていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。本当にそう言わざるを得ないというか、やらざるを得ないというふうな事態で、本当に予算もかかる。このところ、私立の認可をふやすっていうことで、つまり3歳のボトルネックもなくそうというふうなこともあるんだろうと思って見ていますけど、その点については評価をしていますけども、1つ、この前、江東区のほうで認証保育所の法人、株式会社がかわったと。かわったことで保育士さんが一斉退所せざるを得ないみたいな事態が起こったという話がありました。
 小規模地域対応というふうな運営法人がね、経営主体がどうなるか、その安定がどうなるのか。そうやって簡単にかわってしまうことって、年度の途中で子どもたち、どうしようっていうふうな話にもまたなっているところがあるようなので、その辺、情報把握をしているのかというのが1つと。そういうようなことを含めて、運営主体というものをどれだけきちっと見ているのかというふうなことについて、もう一度お伺いします。


◯子ども政策部調整担当部長(宮崎 望君)  ただいまの御質問にお答えいたします。特に保育士さん等の人事の異動が非常に頻繁に行われて、保育の継続性ということでは、非常に保護者の方からの苦情も確かに入ってきております。全国的に、特に大都市部で展開している企業のことにつきましても非常に拡充が急でございますので、そこに保育士の確保がなかなか追いつかない状況というのが指摘をされていることでございます。
 そういったことに対応して、新制度ではいろいろな財源を確保しながら保育士の処遇改善というのをしっかりやっていくというのが一番の重点になっておりますので、今も各いろんな施設から前歴の照会等が市にも来ておりまして、そういったいろんな施設にいた経験の通算をして処遇改善、キャリアアップの加算につなげるというようなことがもう始まっているところでございます。そういったことを地道にしっかりやりながら保育士の処遇改善をすることによって、保育士の定着率を上げる、これは大事なことだというふうに思っております。
 やはり、三鷹の地域型においても、そういう大規模な保育園に限らず人材の確保が非常に難しくなっておりまして、なかなか開設ぎりぎりまで保育士がそろわなかったり、開設後も人がやめて確保が難しくなったりとか、いろんな状況がございます。そこについても、しっかりとそういう処遇改善や、そういった環境をよくするための加算措置について指導しながら、保育環境をよくすることで保育士の定着率を上げていきたいというふうに考えているところでございます。
 運営法人の変更につきましては、三鷹においてはないようでございますけれども、他市でそういった事例があったというようなことも聞いております。今までもそういったところで継続保育がなかなか難しくなったような例もありますので、そこについてはしっかりと、こちらも給付をする中でその保育運営会社の会計、経理、こういったものをしっかりと見ながら、安定した経営をしているのかどうか、絶対に保護者に迷惑かけるような運営をしてはいけないということでございますので、給付をすることで逆にしっかりとそこを見ていくということを果たしていきたいと思っております。


◯委員(野村羊子さん)  他の自治体の事例、しっかり情報収集して、どこがどういうことをしているのかっていうことをやっぱり事前に情報把握するってことは重要だと思いますので、そこはしっかりとしていただきたいというふうに思います。過去もね、本当に公立保育園というところで大騒ぎになるみたいなことも結構、過去あっていることなので、企業、株式会社の運営を一律に否定するものではありませんけれども、こういう危険性が常に起こるっていうふうなことを受けて、経営主体をどうするか。私立をふやすしかない中で、どうやって本当に確保していくのか。そこはしっかり基準を持って見ていただきたいというふうに思います。
 学童のほうですけども、今回は地域的というより全市的っていうふうなことで、本当に人数、大幅に待機児ふえちゃったねっていうところ、これも人口増に絡んでのこと、宅地開発等々が南のほうへ伸びていっているっていうふうな結果なのかなと思います。1つは、この大幅にふえたことの原因というのはどう分析しているのか。それによって、解消策というのを考えられ得るのかどうか。先ほど言ったように、それでもやっぱり1年生が何十人も待機でいるっていう答弁だったと思うんですけども──17人か。1年生17人、2年生19人、3年生29人。3年生はやりくりをしたいと思うんだろうけども。
 一方で、今、やはり民間の学童、塾がやるような学童、送迎も今バスで回っているみたいなのが市内、入ってきていると思うんです。そういうところへ行かざるを得ないっていうことになるとね、待機になっちゃったら。好んで、選んで行く方はいいんですけども、行かざるを得ないっていう場合の人たちの経済的負担とかね、あと、その中身の、質の担保っていうのはできているのかどうかというふうなこと、それについては情報をお持ちなのかどうか。あれば、その辺、市としてチェックができるのか、それについてね。ちょっとその辺のことをどういうふうに見ているのかっていうのを、そこもお願いします。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  学童、待機児童発生しているところの増加となった分析でございますが、先ほど申し上げましたように、確かに全体的に人口増もありまして、それと、それだけではなくて、やはり児童数に対する希望者っていいますか、入所率自体も上がっている。共働き家庭が増加しているっていうようなところが原因かというふうに分析はしているところでございます。
 特に1年生の申し込みがこれまでに比べてかなり上回っているというところの実態がございます。解消策としましては、これまでもちろん学童の定員につきましては近年も4カ所整備をしましたが、施設整備に加えまして、定員の弾力運用というような形で極力待機児童を出さないよう対応をしてきたところでございますが、当然施設整備っていうふうなところの方法としてはあるかとは思いますけども、先ほどから申し上げている放課後の居場所としての地域子どもクラブ事業の拡充であったり、児童館の活用であったりというようなところも含めて、総合的って言うと、ちょっと具体的ではないんですけども、いろんな部分の放課後の居場所といったところを検討する中で解消に努めていきたいというふうに考えております。
 それから、民間学童、私どもも市内、それから近隣も含めて幾つか開設をしているというふうな情報はつかんでおります。経済的負担というふうな部分を、行かざるを得ないというふうなところの方を直接私どもが耳にしたことは、こちらに入れなかったのでというふうなことはありません。入れなくて、野崎にある、もともとある民間の学童に行かれる方がいらっしゃるというところは耳にしたことはございますが、ここ最近では、スポーツクラブであったり、塾から民間学童の開設といったところに行った方で、こちらのほうに入れなかったからっていうふうなところは直接聞いたことはございません。
 中身については、市内の学童の1つのところとは、情報提供、情報交換というか、年に1度ぐらいちょっと話をしておりまして、中で働く職員さんについては有資格者を配置をしているっていうようなことを聞いておりますが、市としてチェックするというふうなところについては、これは昨年基準等もつくりましたが、その中で運営していくということであれば細かくチェックするという形になるかと思いますけども、現在のところは、そういう運営等に関してのチェックというのは行っておりません。以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  定員の弾力的運用っていうのも限度があるじゃないですか。雨の日とか、子どもたちが集まっちゃうと、やっぱり過密ですよね。それはやっぱり事故になる可能性、確率が高くなるっていう事態だと思うので、本当に四小なんか何とかしていただきたいように思うんですが、本当に難しいよねと、どこをどうするんだっていう。むらさきはむらさきで大事だし、そこもある種吸収する場所になっているっていうわけだし。学校のほうにね、ランチルーム貸してくださいとも言い切れないところがあるだろうしっていうのは、見ていて本当に私も大変だなと思いますが、何とかね、ちょっとこれ、昨年に引き続いてだし、六小もかなり毎回毎回ずっとっていうふうな場所だしっていうのは、もうちょっと抜本的にどうにか。
 それこそ地区公会堂でも貸してくださいくらいのね、あそこをちょっと定期的に午後だけ使わせてくださいみたいなくらいの形でできないのかとかね。それこそ、じゃあ、そういえば民間さんに運営していただくみたいなことができないのかっていうふうな、保育園並みの抜本的な対応策を検討していただきたいと思うんですよ。何年も続いている、四小、六小についてはね。この先もまだ再開発の事案がありますので、あそこも四小、三小になるのか、ちょっとわからないけど。ちょっとその辺は、根本的なところ、単なる弾力的対応じゃなくてね、ぜひ検討いただきたいというの、これはもし部長、答弁があれば。


◯子ども政策部長(竹内冨士夫君)  お答えします。本当に厳しい状況で、学童はいわば飽和状態というふうに私どもも認識をしております。子ども・子育て支援事業計画の中では、6年生の学年の拡大もありましたけれども、正直現状維持にとどまっていますので、私どもとしましては、今年度基本計画のちょうど改定の年でもありますので、今ここのところ、学校・学童の規模適正化のチームでいろいろ人口動向等も含めて基礎資料を集めながら検討しておりますけれども、そういったチームでの検討をベースに、今年度の改定の中で施設整備も含めて一定の方向性が出せるようにちょっと検討していきたいというふうに考えています。
 あと、あわせて、地域子どもクラブについても引き続きコーディネーターの配置等も含めて、回数増とか、拡充をしていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。地域子どもクラブ、ある意味で児童館の少ない三鷹の中では貴重な場だとは思います。地域の方たちの負担になり切らずに、でも、ちゃんと子どもたちが遊べる場を確保するっていう意味では重要なことだし。ただ単に集まって遊ぶっていうだけでの、そういう居場所というか、個として認められてそこにいる居場所っていうのがやはり必要なので、習い事的に地域子どもクラブに通うだけではなくて、やっぱりちゃんとその子がいるということが確認されるような場所としてのね、学童っていうのは非常に重要だと思うので、そういうことが保育、養育が必要なお子さんに対してのことをきちっと確保できるように、今後一層検討していただければと思います。ありがとうございます。


◯委員(岩見大三君)  じゃあ済みません、よろしくお願いします。まず保育所のほうなんですが、1つ、これからの保育所の施設の維持について伺いたいんですけど、今も人口の話がちょっと出まして、今後これ、なかなか予測していくのは非常に難しいと思うんですけど、例えば少子化という流れの中で、三鷹は今確かに子どもの数、横ばい、あるいはふえていくという状況はあると思うんですけど、例えば保育所施設を借りるということであれば問題ないんですけど、買い取って、これを維持していくといった場合に、将来的にその施設、もし保育の定員が割れを起こして施設維持というのがなかなか難しい状況になった場合に、今後どういうふうに考えていくかということはあろうかと思います。
 それで、例えば町田市とか、ああいうところは定期借地権とか、ああいうことをやって、将来のそういう状況に備えるということはあろうかと思いますけど、今後のそういったところを想定して施設維持に関する考え方をちょっとお伺いできればと思います。
 それと、この待機児の解消にかかわらずなんですけど、よく弾力的運用という表現を使われるんですが、これはこれでニュアンスとしてよくわかるんですけど、この弾力的運用という表現が意味するところというのは、済みません、改めてですがちょっと教えていただければと思います。
 それと、学童のほうなんですが、いろんな形で状況のほうはよくわかりました。それで、今の学童の登下校の、特に低学年のお子さんに関する下校に関することとか、その辺の現状についてはどういうふうな形になっているでしょうか。よろしくお願いします。


◯子ども政策部調整担当部長(宮崎 望君)  ただいまの御質問にお答えいたします。保育施設の維持というような観点での御質問でございました。特に少子化という、合計特殊出生率でも三鷹は1.15ということで、少しずつ上がってきておりますけれども、低い値で推移していることには間違いなく、流入人口があるので今のところふえていますが、それがなくなった場合には減っていく兆候の数字があらわれているということでございますので、そこら辺についてはしっかりと対応していかなければいけない。
 特に運営主体が経営的に欠員が出たりしていくということになれば、倒産をしていくというようなことも、もちろん子ども・子育て会議の中でも議論になっていました。そういったものが地方では始まっていたりするわけですので、大都市でもいずれそういったこともしっかり視野に入れて対応しなければいけない。そういった中で定期借地権のお話も今ありましたが、今私どものほうで認可保育所を整備する中でも、賃貸型という土地を借りて、そこにオーナーさんが建てていただいたものに内装工事をするというタイプが割と主流になってきておりまして、それの借地権も10年、20年、長くても30年、そういった期間を設定することが多いということでは、一定程度そういった対応は既に行ってきているようなところがございます。そういったところで、運営主体も小規模なものも入ってくるということでは、需要に応じて柔軟に対応できるようなことを少しずつ取り入れてきているというようなことがございます。
 あと、弾力的な運用というのもそれと一体的な考え方でございまして、施設をつくるときにある程度弾力的に対応できるような少し余裕がある面積設定しながら、認可定員としては設定するんですが、それを基準の例えば1人3.3平米を守った中で待機児童が多いところは、少しそこをぎりぎりまで定員を弾力的にふやすというのが運用定員の弾力化で、公立でも今そこを施設整備ができない中でもぎりぎりやっているというようなところがございます。そういったことをやることによって、そういった施設の対応というのができていくということでございますので、基準をしっかり守った中でそういう弾力的にできるところまで臨時に対応するのが弾力化というふうに御理解いただきたいと思います。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  学童保育所に通う児童の下校、帰宅時の現状でございますが、個別の事情を除いて、基本的には5時の時間帯、それから6時の時間帯には、集団で帰宅する方面別にまとまって帰るというような形をとっております。全てずっとっていうわけではないんですが、保育員が引率をして途中まで見送るというようなところも含めて、この時間帯については対応をしております。
 6時を過ぎて延長保育を利用するお子さんについては、保護者か、それにかわる人が迎えに来るということを前提としておりますので、そういった形でお子さんは帰宅するというふうな形でございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。よくわかりました。平成30年に向けて待機児解消というような目標を掲げていらっしゃいますので、そういう数の部分もしっかりと目標として行っていただきながら、今3.3平米の話もありましたけど、当然質の確保も行っていくということでありますので、同時にそういう施設の問題までと考えるとあれなんですが、その辺も大変だと思いますけど、よろしくお願いいたします。学童の件はわかりました。ありがとうございました。


◯委員(伊東光則君)  厚生委員会、初めてなんですけど、よろしくお願いします。
 まず、保育所のほうなんですが、今入られている方、たくさんいるっていう中で、兄弟の方もいらっしゃって、上の方が保育所、どこか入られて、次の方も入れたいというときに、同じ場所に入ってもらえれば一番いいんでしょうけども、待機児童の多い中、次のお子さんの扱いっていう言葉、使っていいのかわからないんですが、対応というのはどういうふうにされているのかという、まず1つ。
 あと、まだ入ることはできたんだけども、どうも何か都合が悪くなって、転所をしたいという方についてはどういうふうに扱われるのか。
 また、それと、今保育所というか、保育園を新設したいっていうか、するというようなことを何カ所か耳にしているところですが、そういう新しくつくる保育所という──民間です、もちろん、に対して市はどのような働きかけをしているのか。また、協力というか、支援ができているのかというのをお聞きしたいと思います。まず、保育所関係はその3点、お願いします。


◯子ども政策部調整担当部長(宮崎 望君)  保育所について3点ほど御質問をいただきました。まず、兄弟の入園についての対応でございますが、お兄ちゃん、お姉ちゃんが入っている園に、当然同じ園に通いたいということが希望として多いわけですが、その場合、やはり三鷹の場合も──他市でも考慮していると思いますが、三鷹の場合は同じ園に行くことについて4点の加算をしています。そういったことで、ほかの人により有利に点がつけられるという配慮はしています。
 これもいろいろ議論ございまして、兄弟がいない、一人っ子とか、そういった家庭もふえていますので、そこで差がついてしまうことについて、逆に反対の御意見もございますが、やはり一定の配慮はしているということでございます。
 そういった兄弟のいる園に申し込む場合の加点と、あと兄弟が同時に同じ園に入所を申し込む場合の同時加点というのがまた3点、その園にございますので、お兄ちゃん、お姉ちゃんがいる園に申し込むと、その園だけに4点つくということと、兄弟同時に申し込んだところには3点つくというような配慮があるということでございます。
 あと、転園につきましては、やはりいろんな園に行って、その園の保育がちょっと自分の子どもに合わないとお感じになったりするような場合でありますとか、最初に兄弟が同時になかなか入らなくて、別々の園に通っているような場合もあります。そこについては、引き続き転園希望というものを出していただいて、先ほどの加点はございませんが、ほかの方と同じ土俵の中で待機児のあきがございましたら選考の中に入っていけるということで、転園希望を出していただくということになっております。
 あと、新設のことにつきましては、三鷹の場合、去年については公募をしました。一定程度待機児童の需要、保育施設の需要が多いところ、特に下連雀ですとか上連雀、あるいは牟礼地区ですかね、こういったところが人口に対して保育施設がまだ足りないというような傾向がありますので、一定程度場所を限って公募をするようなこともしましたが、あとは、いろんな提案が地主さんでありますとか、ディベロッパーさん、保育事業者さんからございます。そういったものをしっかりと相談でお聞きをして、需要とマッチングしたところについてはそれを採用するようなこともございます。それについては、農協さんだとか、市内の生産緑地のいろんな転用のことも御相談も乗っておりますし、保育施設が今足りないということは市内、伝わっておりますので、国有地だとか都有地の活用というのも引き続き検討していきますが、そういった提案も多うございますので、そういったところにはしっかりと御相談に乗っていきたいというふうに考えております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。兄弟の方の加点ということで、市民の皆さんの公平感とか、そういうのを担保できる範囲で努力していただければと思います。
 また、新設についてはうまく調整していただいて、本当に待機児童がいなくなるように努力していただければと思います。
 次、学童のほうについてお聞きします。済みません、厚生委員会初めてなのでちょっと確認なんですが、各学童保育所のA、Bという扱いと、分室という扱いがあるようなんですが、この違いというか、特に職員さんの人員のことを絡めてお願いしたいと思います。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  A、Bと分室の違いは、条例化しているか、まだ条例で分けていないかという違いでございます。
 職員の配置は、基本的には常勤の職員を2人、1カ所、A、Bというのは2カ所になりますので、常勤の職員を2人配置をする。そして、基本は20人に1人の加配をするという形の原則でやっていますので、例えば41人を超えた段階で1人加配ということで、それぞれ人数に合わせた職員配置になっております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。ということは、分室の扱いのところは、両方で人数、20人で1人という割合でつけるのか、それとも分室じゃないほうと別々に2カ所として、それぞれ20人当たり1人ずつつけるのか、その辺お願いします。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  A、Bであっても、分室であっても、職員の配置は同じです。2人をまず配置をして、それを超えればまた加配するという配置です。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。わかりました。20人に1人常勤の方がつくということですが、その方が何かの都合で休まれるようなときはどういうふうに運営されるんでしょうか。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  休暇の場合はその臨時職員さん、20人の1人で41人に加配する場合については、常勤の場合もありますし、臨時職員の場合もあります。休暇等についての対応については、そこは臨時職員を配置するというところで、お子さんの人数を、何ていうんですかね、例えばきょうは41人来ました、それで1人常勤の職員が休みましたというようなことであれば、ざっくり言うと2人の臨時職員が入るというような配置になります。職員の配置は、人数は変わりません。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。各学童保育所、子どもたちも元気に遊んでいるというか、過ごしている姿をよく見かけますので、事故のないようにぜひ見ていただければと思います。
 最後にもう一点だけ質問させていただきます。保育所、また学童についてなんですが、送ってきたり、迎えにいったりするときに、親が車で来たり、また自転車で来たりして、すぐ引き取って帰ったりすればいいんですけど、下手すると30分とか、1時間とか、そこでたむろしてしまって、近所の方の交通の便というか、交通の邪魔になっているっていうふうにお聞きすることがあります。その辺についても丁寧に説明していただいて、近隣に迷惑のかからないような運営をしていただければと思いますので、お願いします。その辺、現状、押さえられているのかどうか、その辺をよろしくお願いします。


◯子ども政策部調整担当部長(宮崎 望君)  認可保育所につきましては、公立も私立も基本的には自転車で送り迎えをしてほしいということでお願いをしています。ただ、食材の搬出、搬入のためでありますとか、病気のとき、けがをした場合に送り迎えができるように最低1台ぐらいの駐車場の配置はしています。ただ、そこを特定の方が占領しないようにということもありますし、基本的には自転車。近隣の道路にとめてしまっているような場合も見受けられますので、そこは掲示板等でしっかり注意をし、あるいは入園説明のときに基本的には車はだめだよというような形で御説明、御協力をいただいているということでございますが、ときどき近隣から苦情も受けますので、そこはしっかりと対応をしてまいりたいと思っております。
 新しい園では、場所によっては駐車場を複数台設置しているような場合もございますが、原則としてあくまで自転車で送り迎えをしてくださいというように話をしております。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  学童保育所の送り迎えにつきましても、原則車での送迎についてはお断りしているといいますか。ただ、ときどき近隣からそういった苦情も私どもの耳に入ってくることもございますので、そのようなときには、改めて指定管理者のほうに伝えまして、保護者に再度そういう車での送迎は行わないようにということでお願いをしているところでございます。
 自転車等につきましても、敷地の中に入れてという形で、それぞれお願いをしております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。市としては一生懸命待機児童を減らすように努力して、いい施設にしようというふうに努力しているんですが、18万人いる市民の中では、それに全部もろ手を挙げて賛成している方ばかりではないので、なるべくその施設の周辺で迷惑にならないように努めていただければと思います。今後もぜひ頑張ってください。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で子ども政策部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時37分 休憩



                  午前10時54分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開します。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前10時54分 休憩



                  午前11時16分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 管外視察の視察日につきましては、第1候補として10月26日月曜から10月28日水曜の間で、第2候補として、10月13日から10月15日の間でということにいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 また、視察候補地の申し出につきましては、6月23日火曜日、17時までに資料を添えて事務局まで御連絡いただくことにいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 次に、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 所管事務の調査については、本委員会の調査事件を前回と同じ健康、福祉施策の充実に関することとし、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、8月19日水曜日、午前9時半からとし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。
                  午前11時18分 散会