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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成27年文教委員会) > 2015/06/17 平成27年文教委員会本文
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2015/06/17 平成27年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(加藤浩司君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  おはようございます。今回、私ども教育委員会からは3点、行政報告をさせていただきたいと思います。
 お手元の資料をごらんください。1点目、平成26年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告についてでございます。2点目が、平成26年度体罰等調査についてでございます。3点目が、平成28年度から使用いたします教科書用図書の採択の手順についての御説明ということでございます。いずれも指導課の所管でございますので、指導課長より順次御説明をさせていただきます。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  よろしくお願いいたします。それでは、私のほうから、まず平成26年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について報告をさせていただきます。この評価・検証は、三鷹市公立学校における学校運営協議会に関する規則第13条にある、「協議会は、当該指定学校の運営状況について、点検及び評価を行うものとする。」との条文に基づいて行う学校関係者評価という位置づけであり、毎年度各コミュニティ・スクール委員会が中心となって学園の評価を行っております。そして、各学園から年度末に教育委員会に報告をいただく形で今回のまとめに至っており、今回で6回目というふうになっております。
 本日お配りした資料ですけれども、本体の部分に当たります資料1−2、A4判の冊子になっております。これが全7学園の評価・検証報告という形になってございます。そして、その概要版といたしまして、資料1−1、A3判になっております1枚刷りのもの、これを御用意をさせていただいております。
 それでは、平成26年度の全ての──全7学園ですね、評価・検証報告から重立った内容について、資料1−1概要版、A3判のものをもとに御説明をさせていただきます。各学園からの評価・検証報告の中から、平成26年度の主な成果と課題、そして改善方策を(1)から(5)の評価項目ごとに抜粋してまとめてございます。
 まず成果についてですけれども、平成26年度につきましては、前年度の課題と改善の方向性として挙がっていた児童・生徒の学力向上を図るための望ましい生活習慣、学習習慣の定着に向けた学校、家庭、地域の協働した取り組みですとか、学園の活動内容についての情報発信の充実、多くの保護者・地域の方々の参加や協力体制の維持・向上、そのほか地域人材を活用した豊かな教育活動や学校の実態に応じた特色ある活動等に各学園の工夫・改善がなされておりました。
 ここからは、今述べました成果について具体的に例を挙げて御説明を申し上げます。まず、(1)の人間力・社会力の育成では、挨拶について小・中学生が話し合って、より挨拶ができる方法を考え、地域の方々とともに挨拶運動を実施するなどの取り組みにより、挨拶をしているという評価が高まるなどの成果が上がっております。
 続いて(2)、学校運営のところでは、各学校及び学園のホームページについて、迅速で充実した内容で更新し、閲覧数の伸びが見られたという学園がございました。また、学園のスタンダードの改定につきまして、学園の全教員が校務支援システムを活用して情報や意見の共有等、機能的、効率的な研修を行った学園がございます。
 (3)、小・中一貫教育校としての教育活動では、「学園版 家庭学習の手引き」を作成し、全家庭に配付することで家庭での学習方法を周知することができたという学園がございます。
 続いて(4)、児童・生徒の学力・健全育成では、児童会、生徒会の合同会議で挨拶標語を決定し、それを活用した挨拶運動を地域・保護者とともに実施して定着を図ることができたという学園がございました。
 (5)、コミュニティ・スクールの運営では、各学園からいわゆる熟議を積極的に実施したり、児童・生徒の会議や学園研修会にCS委員が参加したりするなど、より主体的なコミュニティ・スクールの運営がなされているとの報告が来ております。
 次に、課題と改善の方向性についてですけれども、児童・生徒の学力向上を図るために望ましい生活習慣、学習習慣の定着に向けて、三鷹「学び」のスタンダードに基づいて、昨年度、学園のスタンダード等を作成しております。今年度はこれを活用して、学校、家庭、地域が協働して実践を継続することが重要になっております。より効果を上げるために、保護者会やPTAの会合等で趣旨の説明をして協力をお願いする。アンケートを実施して、家庭での取り組み例を集約して情報提供をしていく。家庭での取り組み目標欄や振り返り欄などを設けて主体的に取り組めるように工夫する等の例がございます。
 次に、地域の人材を生かした教育活動の充実を図るために、学園内の全ての学校が学習支援組織を活用して計画的な実践を行えるようにすることが大切です。その対策といたしまして、既存の組織を発展させて学園全体のニーズに応えられる仕組みづくりを推進している。教員と教育ボランティアの懇談会や学園での教育ボランティア養成講座の実施等、共通理解の場を設ける。CS委員会の支援部が毎学期、各校の人材活用状況を一覧にして報告し、成果と改善策を共有している等の工夫をしているところでございます。
 今後、全学園の評価・検証につきましては、学園長会議、校長会、コミュニティ・スクール委員会、各種研修会等で配付をし、各学園が成果のあった取り組みの継続や、よりよい取り組みにするための改善方策を各学園の教育計画に反映するなどして、充実した教育活動を実施できるよう支援をしていきたいと思っています。
 なお、今回の資料には記載をしていないんですけれども、第4次基本計画の学校教育部門の協働指標になっております学校支援ボランティアの参加者数──これは1年間の学校支援ボランティアの延べ人数となっておりますが、報告をさせていただきます。まず一昨年度、平成25年度は1万6,303名で、前年度比較で500人を超える参加者数がありました。今回、平成26年度につきましては1万7,807人と、さらに約1,500人増になっておりまして、継続的、発展的に御支援をいただいていることがわかりました。
 実は私が各コミュニティ・スクール委員会に出席しましても、委員の中から見える化、可視化という言葉が盛んに出てまいりまして、これまで取り組んできたわかりやすい広報紙づくり、メールの活用等、各学園及びコミュニティ・スクール委員会の創意工夫が成果を上げているのかなと思っているところでございます。報告は以上でございます。
 続きまして、2点目の報告でございます。平成26年度における体罰等の都への報告でございます。お手元に1枚の資料があるかと思いますけれども、A4横のものでございます。これをごらんください。
 まず、平成26年度につきましても、平成25年度と同様に東京都に体罰報告をした件数はゼロ件でございます。一番上のところに記載がございますけれども、体罰報告はゼロでございます。この後、いわゆる不適切な行為ということについて申し上げていくわけですけれども、市の教育委員会に呼んで直接指導をした件について載せさせていただきました。
 この体罰及び不適切な行為について、補足をさせていただきます。これは東京都教育委員会で分類を規定しているものでありますけれども、まず体罰につきましては、懲戒のうち、教員が児童・生徒の身体に直接的・間接的に肉体的苦痛を与える行為となっており、例として挙げられておりますのが、たたく、殴る、蹴る、投げる、長時間にわたる正座、起立が挙げられており、児童・生徒に指示して行わせた場合も含むというふうになっております。
 続いて、不適切な行為でございます。不適切な行為というのが3つに分類されております。1つ目の不適切な指導は、児童・生徒の身体に肉体的負担を与える程度の軽微な有形力の行使とされておりまして、例としておでこをはじく──でこぴん、手をはたく──しっぺ、こづく、胸ぐらをつかんで説教をする、が挙げられております。
 2つ目の行き過ぎた指導につきましては、運動部活動やスポーツ指導等において児童・生徒の現況──実際の状況ですね、現況に適合していない過剰な指導とありまして、例として、目的は誤っていないが、その指導内容・方法等が児童・生徒の発育、発達や心身の現況に適合していない指導、能力の限界を超えた危険な指導というふうになっております。
 3つ目でございますけれども、暴言等というものでございまして、これにつきましては、教員が児童・生徒に恐怖感、侮辱感、人権侵害等の精神的苦痛を与える不適切な言動とありまして、例としてののしる、おどかす、威嚇する、人格──人格というのは身体、能力、性格、風貌等となっておりますが、この人格を否定する暴言、ばかにする、集中的に批判するというふうに示されております。これは具体例がそういう形で示されております。
 大変前置きが長くなってしまいましたが、この平成26年度の、今年度の本市における不適切な行為の件数につきましては、ごらんのとおり7件というふうになっております。ちなみに平成25年度は4件でございました。いずれも行為者は小学校の教員でございまして、経験年数、それから年齢はさまざまでございました。一つ一つは御説明申し上げませんが、三鷹市公立小・中学校では今年度のスタートに当たりまして、4月早々に年度当初における服務事故防止研修を全校で実施をいたしております。また、7月、8月には管理職による全教員との面談を含む体罰防止の取り組みを予定しております。また、教育委員会としても毎月の校長会、副校長会等において体罰を含む服務事故の防止について、各学校の管理職がリーダーシップをとって教員が体罰をしない、させない、そういった風土をつくっていくよう具体的に指導をしているところでございます。
 さらに初任者研修等、若手教員を対象とした研修の中でも、服務の厳正やより確かな人権感覚に係る研修内容を扱うなど、あらゆる機会を通して体罰の防止に努めております。今後も体罰や不適切な行為をしない、させない。そのために、あらゆる機会を通して指導、助言を行ってまいりたいと思っております。
 報告の最後でございます。平成28年度使用教科用図書採択の手順についてでございます。教科用図書、いわゆる教科書の採択は通常の学級では4年に一度、教育支援学級では毎年実施をしております。今年度は平成28年度から使用する中学校の教科書を採択する年となっております。
 それでは、平成28年度使用の中学校教科用図書、並びに小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択の流れについて説明をさせていただきます。お手元にお配りをさせていただきましたフローチャート、A4判の横書きのものですが、そちらをごらんください。
 教育委員が実際に教科書を採択していただくわけですけれども、それに当たって教科書についての調査資料を作成する組織を2つ設けております。この紙の左のほうにございます。1つが、児童・生徒や学校の実態、地域性に鑑みて全ての教科書についての特徴、特色、すぐれた点を分析した基礎資料を作成する三鷹市立中学校教科書調査研究部でございます。左下ですね。左から2番目の四角になりますが、調査研究部──これは、教員を部員とした組織になっております。なお、教育支援学級につきましては、教育支援の学級設置校ごとに教育支援学級の教員に基礎資料の作成をしていただきますので、調査研究部は設けておりません。
 もう一つの組織が、先ほどの四角の上になりますけれども、三鷹市立中学校教科用図書選定資料作成委員会、及び小・中学校教育支援学級用教科用図書選定資料作成委員会でございます。これは先ほど申し上げました調査研究部が作成する基礎資料を総合して、教育委員の皆さんに提出する選定資料を作成をしていただくところでございます。この2つの組織で調査研究をしているわけでございます。
 さて、採択までの手順ですが、フローチャートの下段の中ほどを見ていただければと思うんですけれども、6月8日までに調査研究部が教科ごとに調査研究をして、選定資料作成委員会委員長に基礎資料を提出しております。各教育支援学級も、同様に6月8日までに基礎資料を提出しているところでございます。その後、フロー図の上段やや右側にあるとおり、選定資料作成委員会を開きまして、調査研究部や支援学級から上がってきた調査資料の集約、検討を行い、教育委員会に提出する資料を整えていきます。
 そして、フローの右上にありますとおり、教育委員の皆さんに対して選定資料作成委員から各教科用図書の特徴についての報告や説明をさせていただくとともに、その下の破線で囲った枠にありますように、教育委員の皆さんと中学校長、それから学園からの保護者の代表の方においでいただいて、教科書の採択に当たっての意見交換を行う懇談会を実施をいたします。教育委員の皆さんには、こうした資料や調査研究報告、懇談会での意見等を参考にしていただきながら教科書の研究を進めていただき、一番右下でございますが、8月18日の教育委員会の臨時会におきまして教科書を採択をしていただく予定でございます。
 なお、教育センターの2階、第二中研修室でも、市民の皆様向けに6月5日から7月8日まで教科書の展示会を開催しております。採択に当たっては来場した皆様からの御意見も参考とすることにしております。このような形で教科用図書の採択を進めていくということで、報告を終わらせていただきます。以上3点、御報告終わります。


◯委員長(加藤浩司君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いいたします。


◯委員(半田伸明君)  おはようございます。行政報告、教育委員会報告、平成26年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について質問いたします。A3で概要版をいただいております。この報告書を抜き書きして概要版をつくる、本当に御苦労さまでございます。この概要版は、これを抜き書きしたものをコピー・アンド・ペーストで張りつけてつくっているということでよいのかどうか、そこからまず入ります。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  各学園から出てきたものから、基本的には抜粋をしております。


◯委員(半田伸明君)  概要版のね、2の学校運営とあるでしょう。そこに、1つ目にホームページについて書かれていますよね。ホームページについては、各学校及び学園が迅速で充実した内容の発信をし、更新回数(18回)を重ねており、とあるんですよ。あれ、これ、どれだろうと思って見たら、これ多分連雀学園だと思うんですね。じゃあ、連雀学園の本体のほうを見てみましょうか。ホームページについては各学校及び学園が迅速で充実した内容の発信をし、更新回数を重ねており、つまり、本体に回数がないんです。なぜ概要版に回数があるんですか。つまり、本体にないものをつけ加えて概要にしているんだったら、それは概要とは言わないんじゃないですか。いかがでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  確かにおっしゃるとおりで18回というのが入っておりません。これにつきましては、この概要版に掲載するに当たりまして、具体的な数というものを載せたほうが更新回数というのがわかりやすいということで、補足という形で教育委員会のほうで学園のほうに聞いて載せさせていただいているところで、おっしゃるような指摘については何とも言えないところでございますけれども、補足をしたということです。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  今回の学園の評価・検証に関しましては、これは学園によってばらつきがありますけれども、極力今までも数、指標的なものをわかる限り入れてくれということでお願いを、作成の段階ではしております。今回、この連雀学園の中ではいい例としてホームページの更新回数を入れたんですが、学園側で少し遠慮をして回数を入れなかったということで、こちら側が概要版をつくるときに、いい取り組みであるから数字を発表しましょうということになりましたけれども、これについては積極的に各学園とも、こういった回数については、多い少ないにかかわらずなんですけれども回数を入れていくような、あるいは数字を入れていくような、これからは取り組みを進めていきたいというふうに考えてございます。


◯委員(半田伸明君)  勘違いしてほしくないのは、これは概要版がおかしいと言っているんじゃないですよ。これはいいことなんですよ。ポイントは、概要というのはあくまでも概要でしかないんですね。ところが、本体に数字がない。ならば、なぜ概要版に本体にないものを追加して入れたのかについては、本来は当初の説明であるべきである。今みたいに質疑のやりとりで判明するのは、ちょっとやっぱり私はおかしいと思いますよ。そこは今後、ちょっとぜひ気をつけていただきたいと思います。
 それを踏まえた上でもうちょっと進めますが、更新回数18回で市内上位というのは、私はこれは別の意味でびっくりしたんですが、18回ごときで上位なんですか。ほかの実態はどうなんでしょうかね。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  今手元に各学園のものがちょっとそろっていないんですけれども、18回というところが、細かいアップということについては実はもっと頻繁に行っているところでございますけれども、学園のほうからの申告で18回というふうに聞いておりますので、それがどの程度大きいということなのかわかりませんが、学校が言っている18回というのはそれが最高ということになっております。


◯総務課長(秋山慎一君)  ホームページの更新回数について、私のほうからちょっと補足をさせていただきますけれども、こちら概要にあった18回というのは、いわゆる主たる更新というんですかね、コンテンツの内容で非常に大きなものについて、学校のほうで大きく内容について更新をしたというのが18回というふうに聞いております。細かい、新しくページをつくったり、更新をしたりしたものを全部踏まえますと、一番多い学園で89回、一番少ない学園では残念ながら12回ということで、一応統計上は整理をしております。


◯委員(半田伸明君)  じゃあ、これ18回ではなくて89回が実際の数字だっていうことでよろしいですかね。つまり、この18回というのは、この学園の主張なわけでしょう。そういうことになりますね。更新回数、更新というのは何ぞやっていうお話になっていくわけなんですけど、今の89回というのが実態ですよね。そうなりますね。となると、18回につき市内が上位を占めるというのは、これは虚偽じゃないですか、どうですか。


◯総務課長(秋山慎一君)  そういう御指摘もあろうかと思いますけども、いわゆるホームページはCMSという、コンテンツマネジメントシステムというのを使って作成をしておりますので、例えば字句を修正をしたりとか、ページの位置を変えたりとか、さまざま軽微な調整を行っても更新というふうに見なされてしまうというシステムなんですね。ということからすると、内容について充実をさせたり、学園としてその学園のホームページを一定の更新を行ったという認識のもとでは、大きな内容としては18回というふうなことで捉えております。


◯委員(半田伸明君)  となると、教育委員会側もこの18というのは正しい数字だという認識でいいのか、これ一応確認です。


◯総務課長(秋山慎一君)  ホームページの、そういった意味ではかなり内容的に大きな変更という意味では18回というふうに認識しております。


◯委員(半田伸明君)  思い起こしていただければ、予算、決算、どっちでしたかね、ホームページ、かなり長時間使ってやりとりした記憶、覚えていらっしゃいますかね。あれだけの大金を使って、あれだけの更新回数。しかも、あのときはたしか二小の例を出して、更新回数が激減していることの問題を出して、にもかかわらず予算がふえているのは一体どういうことなんだということで、かなり激しいやりとりをしていただきましたですよね。
 たしか予算だった記憶がありますけど、ちょっと予算、決算、ぱっと頭に浮かばないけれども、あそこで指摘したことというのは、答弁された御当事者としては当然覚えていらっしゃると思いますが、つまり、こういう評価・報告が上がってきましたよって行政報告をする、これは当然当たり前なんですが、いや、実は議会側のほうではこういう問題が指摘されているんですよとかですね、CMSの議論、更新回数の議論、当然覚えていらっしゃると思いますけども、こういうのが上がってきた場合に各学校の代表者さんと──実際には校長会、副校長会の場になろうかと思うんですが、これをぺらぺら見た結果、いやいや、この点についてはこういう問題が議会で挙がっているんだよというような意見交換の場はあるんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  この点につきましては、御指摘を待つまでもなく、情報発信という位置づけであれば、頻繁な情報更新というのは当然これ、求められるところでございますので、御指摘のように各校長会がメーンですけれども、全校長が集まった席で、必要に応じたホームページの更新ということを、毎回、毎回お知らせをしているというところでございますし、ここについても先ほどちょっと触れましたけれども、回数が全てではありませんけれども、そういった情報発信をした実績になりますので、数についてはきっちりとこの書類の中に明記をするようにということは重ねて依頼をしたところでございます。
 今後も引き続き、この点については、やはり先ほど総務課長が申しましたけれども、実に軽微なものについて更新回数として捉えるかどうかというのは、これはまた過剰な回数、更新を御報告するようなことにもなりかねませんから、内容についての更新回数、実質的な中身についての更新回数を的確に捉えて、これを正確に御報告できるような、そういうふうな体制をとってまいりたいというふうに考えてございます。


◯委員(半田伸明君)  このあたりでまとめに入りますけどね、まず概要というのは概要でなければいけない。つけ加えるというのは概要とは言わないですね。だから、つけ加えた部分があるんであれば、こういう経緯でつけ加えましたというのは、本来行政報告の段階で、質疑の前でやはり主張してほしいと。ああ、なるほど、そういうことだったんですねというのがわかります。質疑で指摘をされて初めて発覚するというのは、それは私はやっぱりおかしいと思いますよ。そこはちょっと、今後改めていただきたいという点。
 あと、ホームページについては、秋山課長とのやりとりをしたあの中身をですね、今、山口部長のほうから各学校に常に更新のことは言っているという答弁があったにもかかわらず、先ほどの秋山課長の答弁によると、市内で十数回の更新しかなかったという現実がある。これはお話にならないですね。だから、発信して、教育委員会側のほうからこういうふうにしてくださいよと主張しているにもかかわらず、更新回数については十数回という程度のところがあって、そんなもんなのかなと私は正直思いましたけども。
 そこはやはり、議会でこういう指摘があったということはくどく、今後も言い続けていただきたい。CMSの予算で、あれだけの額で結局更新回数がお話にならないというのは、これはやっぱりおかしいですね。このような検証報告、実際には作文ですけど、こういうのが上がってきた段階を捉えてしつこく言い続けていただきたいと思います。部長と課長は意味がわかっていらっしゃると思いますので、もう一回予算でしたか、決算でしたか、当時の議事録、やりとりをもう一回見返していただいて、どれだけ多額のお金がかかっているかというのは、ぜひ各学校の校長、副校長クラスには言っていただきたい。その旨申し上げまして、次に移ります。
 教育委員会報告、平成26年度体罰等調査 三鷹市立学校における体罰等の東京都教育委員会への状況報告について、質問をいたします。これは東台小は、ちょっとやっぱり行き過ぎですね。いただいた資料の第三小から以下については、ううんていう感じでしたが、東台小については、これは明らかに行き過ぎですね。一応確認しておきます。体罰とは何かの定義をいま一度お願いいたします。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  今御質問いただきました体罰とは何かという定義でございます。先ほども申し上げましたけれども、繰り返しになりますが、東京都教育委員会でこれは規定しているものでございます。体罰とは、懲戒のうち、教員が児童・生徒の身体に直接的、間接的に肉体的苦痛を与える行為となっております。


◯委員(半田伸明君)  体にいきなりガムテープをくっつけられて剥がされるのは、今の体罰の定義に該当しないんですかね。いかがですか。直接的に有形力の行使をされているんですよ。いきなりこれは、があっと剥がされて、同教室の前面の黒板云々ってあるんだけども、ガムテープを張りつけられて、剥がされることは、今御指摘があった体罰の定義、一言で言うと有形力の行使ということになろうかと思うんですけどね、この有形力の行使に該当しないということでよろしいんですか。ここは一応確認しておきたいと思います。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  このことにつきましては、この右から2番目の枠にございますように、市教委といたしまして、都教委のほうへ、これが不適切な指導というふうに市教委でも判断はしたんですけれども、都教委に──処分内申というのは、これがいわゆる被疑行為に当たるかどうかということで内申を出しております。都教委のほうから、改めてこれは不適切な指導であるというふうに、結論として通知が来たということでございます。


◯委員(半田伸明君)  殴る、蹴る、幾つか例示がありましたけどね、私が問題だなと思うのは、これは誰が見たって有形力の行使なわけですよ。ところが、殴る、蹴る、の例示に当たらない。じゃあ、体罰じゃない。果たしてそれでいいのかって話ですね。本来は、この事案につき体罰と言ってもいいのではないかというやりとりを、市教委と都教委の間で例えばやりとりをする。その結果、具体例に追加をされるぐらいのことがあってもよろしいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  おっしゃる中で、この内容につきまして、やはり極めて問題であるというふうに思っております。当然市教委でも指導しておりますけれども、ただ、都教委に対しての報告をさせていただいて、そちらの判断がそうだということであって、おっしゃることはわかりますけれども、結論としてそうなったということでございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  有形力の行使であるかないか、児童・生徒の体に直接──直接といいますか、ガムテープを通じてかもしれませんけども触れたというようなことがありますから、そういう意味では、極めて──そういう定義の中ではボーダーな例だというふうに我々も認識をしてございますし、今お尋ねのあったような、市教委と都教委の間でのやりとり、これがまさにここに書いてございます処分内申の中身でございます。
 こういったふうに該当する文言、例示からは非常に判断はしづらいけれども、その強度、程度に照らして都教委としてこれはどういうふうな判断をいただけるのかということで、処分内申を出した結果が、都教委全体、都全体の体罰の該当事例から照らして、今回については不適切な指導に当たるだろうというような御判断があったわけですけれども。これは、全ての行為がどちらかのカテゴリーに入るとすれば、非常にグレーな部分というのがいずれにしても残る部分でございますし、我々としてはこの部分を──今回不適切な指導には該当していますけれども、非常に重視をしてございますから、当該教員に対しては特に指導課長が中心となった強い指導を行ったということでございますので、認識としては御質問の委員さんと同じかというふうに思っています。


◯委員(半田伸明君)  ちょっと視点変えますね。体罰及び不適切な行為という分類がある。現状を確認しておきたいと思います。体罰、不適切な行為が発生した学校の公表というのは、東京都教育委員会ではしているんでしょうか、していないんでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  体罰につきましては都教委のほうで公開をしております。


◯委員(半田伸明君)  そこにもうちょっと、不適切な行為については公開をしていないということでよろしいんですか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  体罰の実態把握という形で報告をしておりまして、体罰及び不適切な指導につきましても、件数につきましては、不適切な指導についても出てきているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  もうちょっといいですか。学校ごとに件数が出ているんですか、そこをちょっと一応教えてください。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  例えば小学校で不適切な行為のうち、不適切な指導が何人、何校というような形でございますので、学校ごとではございません。


◯委員(半田伸明君)  となるとね、体罰に該当するか、不適切な行為に該当するかの区分が公表というレベルでは実は大差ない。つまり、体罰何件、不適切な行為何件ということで、件数としては報告されているということでよろしいですかね。つまり、何を申し上げたいかというと、不適切な行為と分類されることと、体罰ということで分類されることとで差があるのか、ないのかですね。つまり、当該教員については、これは処分物だから話は別なんだけども、第三者である市民から見た場合に、片や公表されている、片や公表されていないという軸があっちゃあ、これは困るわけですね。
 でも、今の御答弁を伺っておりますと、体罰も件数は報告されている、不適切な行為も件数は報告されている。つまり、不適切な行為に分類されるか、体罰に分類されるかについては、公表という場面では大差がないという理解で合っていますか、一応確認です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  件数については同様に公表されている、これは間違いございません。ただし、体罰の事例、今回東京都では全体で24件あったわけでございますけど、これについては学校ごとにどういう事例があったかということが公表されるということでございますから、これを捉えて、例えば新聞等でもその学校名も含めた、あるいは体罰の内容も含めた内容が公表されるということですので、不適切な行為であるか、体罰であるかということの扱いの違いは、そこに至っては大変大きな社会的な影響があるものというふうに認識をしてございます。


◯委員(半田伸明君)  やっと望んでいる答弁が来ましたね。つまり体罰を、ありましたと公開したことで、実は体罰の件数が減っているというのはニュースになっているんですよ。ところが、不適切な行為ということに該当する、体罰ではない、だから表に出ていかない、校名も出ていかないとなると。このガムテープ云々の事件はどう見たって有形力の行使なんです。ところが、具体的な例示の殴る、蹴るには該当しない。具体的な例示に該当しないけれども、これは問題だと市教委が判断したからこそ、都教委に対していろいろやりとりをした。
 ところが、結果的に不適切な行為のままとなると、この東台小の事例は表に出て行かないわけですね。同じ有形力の行使なのに体罰と認定されたら表沙汰になる、不適切な行為と認定されたらそうはならない。部長、どうでしょうかね、これは。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  当該教諭に対する指導であったり、あるいは教師1人の問題ではございませんから、学校全体の指導体制の問題というふうに、今回体罰の問題には捉えなければいけない側面がございますけれども、そういうことについては公表される、されないにかかわらず、我々強く問題意識を持っておりますから指導をしております。
 ですから、これは再発防止ですか、こういったことに対する取り組みに差異はございません。ただ、社会的な影響が違うというのは先ほど申し上げたとおりでございます。その点については、今回、我々がむしろ上申を都にしているということで、これを体罰に当たらないというような形で上申をした、あるいは公表を控えるがためにそういった何らかの対応をとったということではなくて、むしろ体罰に当たるのではないかという懸念を持って上申をしたわけですけれども、都全体の事例の中で今回は不適切な行為に該当するという判断をいただいたものですから、それはそのままに、我々のほうではその東京都の判断を尊重させていただいたということでございます。


◯委員(半田伸明君)  これもちょっと確認なんですがね、体罰のケースと不適切な行為のケースで、当該学校の保護者に対する説明会はあるんですか、ないんですか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  これは何か規定があるわけではございませんけれども、体罰となれば当然必ず行う必要があると思いますので、不適切な行為だからやらないということでは、もちろんないと思います。判断の中で行うケースはあるかと思いますけれども、今回のケースについては保護者会はしていないというふうに聞いております。


◯委員(半田伸明君)  1年前、2年前、どっちだったかな、大沢台小学校の事例があったでしょう、覚えていらっしゃいますよね。事件発生から何と半年後に初めて保護者会を開いた。これはおかしいんじゃないかとやりとりしたことを覚えていらっしゃいますかね。これは、平成26年9月、処分は平成27年1月で、どう見ても有形力の行使と言えるような事案。ところが、不適切な行為という扱いだからこそ、保護者には説明しないっていうのは、これはいかがなものかと思いますね。これ、このまま説明しないままで終わらせるんですか。どうでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  これは、このケースがということではないですけれども、もちろんここにありますように保護者からとかありますので、当然保護者としてこういうことがあったという訴えがあった場合に、当該の保護者に対しては少なくとも必ず説明及び謝罪等は行うと思いますし、全体に対してというところはわかりませんけども、当該の保護者等については説明を必ずしていくものだというふうに思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  今回のケースで言えば、必ずどのケースであっても体罰、あるいは不適切な行為については、する側とされる側というのがあるわけでございますけれども、そういった事例、当然教室の中で行われていることですから、その他の児童・生徒が見聞きしているということもあるんですけれども、その事実自体を広く一般論に落とし込んだとしても、こういった事実があったということを全体の保護者の方に説明してほしくないというようなケースというのも実際にはあるわけでございますので、その部分の判断につきましては、第一義的には学校長、その余の部分について教育委員会と相談をしていただきながら、どういう対応をとるのが一番適切なのかということは、ケースによって判断をしているということでございます。


◯委員(半田伸明君)  じゃあ、聞きますが、このケースは保護者が公開してほしくないと言ったケースなんですか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  このケースにつきましても、今確認いたしましたが、保護者の自宅に赴いて説明をし、謝罪はしております。その後の学校全体への保護者等への説明等についてはしておりませんけれども、しないでほしいといった意向があったというふうには聞いておりません。


◯委員(半田伸明君)  となると、今の部長答弁に該当しないわけですよね、これは。どうですかね。問題意識、もうわかっていらっしゃると思うんで、もう一回言っておきますけどね、この手の人権侵害があったことで広く公開しないこと自体があり得ないんですよ。いわば刑法でいう親告罪の発想で、本人が被害届を出さないことにはだめだというような考え方は、その当該被害者及びその保護者から表に出さないでくれと──例えば想定できる例としては性的な被害とかですね。それはやっぱり表に出してほしくないわけですよね。そういった事例だったらわかりますよ。で、今の答弁だと、表に出してほしくないという話を聞いたわけではないっていうことですね。部長答弁と課長答弁とで食い違いが発生しますね。この事案はそういう一般的に公開してもよい事案であるならば、なおさら有形力の行使にほぼ該当する以上は、東台小学校の保護者に早急に説明会をするべき案件なんじゃないでしょうか。いかがですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  この今御報告の中で具体的な日時と学校名が出ていますから、余りここの場で詳しい内容をお話はできないんですが、指導課長がお話ししたとおり、担当教員も含めて校長が御自宅にまでお伺いをして保護者に謝罪を入れたと。その段階で、この件についてはこれでわかりましたというお話をいただいたということで、それより先の保護者説明会というようなことについては開催をしなかったということでございますので、この件についてはそういった説明で御了解をいただきたいなというふうに思います。


◯委員(半田伸明君)  大沢台小のときにやりとりしたことをもう一回思い返してほしいんですが、当該被害者がどう思っているかということと別にですね、加害を加えた先生の名前を一般大衆に明らかにする。で、保護者の側としては、ああ、あの先生かと、以後、今後近づけないようにしておこう。誰だって我が子、かわいいですからね、その先生に近づけさせたくないわけですね。つまり、その先生を断罪することに意味があると私は思っているんですよ。当該被害者の方の意見は、それはそれでわかりますよ。結局この先生は異動したかどうか、そこまでは聞きませんが、ずっと仮に東台小学校に残っているとするならば、こういう有形力の行使を行った先生がいることを知らずに東台小学校の保護者の方が、それを知らないまま過ごすということが果たして適切なんでしょうかね。いかがですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  おっしゃる内容はよくわかります。こういった間違いを犯した、不適切な行為──体罰も含めてですが、体罰のほうがより罪状としては重いわけですけれども、不適切な行為の場合はそれよりも手前の内容ということでございます。これは、誤ってこういう事態を起こしてしまったということですから、これに対して都教委なり、校長なり、管理職から厳重なる注意、反省を求められるということはあります。ですから、当然本人がこれを何度も何度も、実際には今回の体罰の公開の中でも、5回以上繰り返したという教員がいるんですね。こういった常習的な教員については、これはやはり社会的にもうちょっとあり方を考えなければいけないというようなことはあろうかと思いますけれども、この不適切な行為に該当する行為を一度やったということで、校内、あるいは全市、あるいは全国に向けてその氏名まで発表するというのは、我々は考えてございません。


◯委員(半田伸明君)  もう一回言いますね。東台小学校の保護者になぜ説明会をしていないかって言っているんですよ。全世界に対して発信云々なんて、私は言っていませんからね。公表というのはそういうことですか。ごめんなさい、ちょっとその辺、もう一回、食い違っていると思う。私はね、東台小学校の保護者に説明会をしたのかどうかを聞いているんですよ。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  先ほど大沢台小の例を引かれて、公表すべきだろうというふうにおっしゃいましたから、それについては、あのときのトーンは校内だけではないというようなお話でしたので。我々は、今はお伺いしたのは東台小だけのという捉え方で私はお答えしませんでした。広くマスコミも含めてですか、そういうような発表をしたらどうだというようなお話の延長線上でお答えをしたということでございます。


◯委員(半田伸明君)  ぼちぼちまとめに入りますけどね。ガムテープをつけて、びりっと剥がされて、それは痛いですよ。これはどう見ても体罰なんですね。体罰には該当しない。なぜなら殴る、蹴るの例示に当たらない。だから、不適切な行為なんだという分類のまま議論を進めていって、都教委に対して、これはちょっとおかしいのではないかということで市教委側から意見を発した。さっき答弁がありましたよね。これは正しいと思いますね。そのとおりだと思います。
 ところが、不適切な行為と結果的には都教委のほうで判断をした。だけれども、第三者から見た場合には、これは明らかに有形力の行使だと言える場合に、分類のあり方によって、今公表の話もありましたね。不適切な行為を一度やったからって、それを公表するのは問題だというようなお話もありましたけど、じゃあ、体罰だったら公表するわけですね。つまり、分類の仕方によって大きな差が出てくる。結果的に都教委の判断だから、これはのむしかないんだけれども、果たしてこの事案が体罰にほぼ該当するのに、不適切な行為で済んだから、その先生はずっと名前を公表されないままっていうのは、私はいかがなものかと思いますよ。
 せめて、これは体罰に当たる事案だろうということはしつこく今後も言い続けていただきたいし、最低限、校長会、副校長会でこのような例は絶対許すことができないということの問題は共有をしていただきたいと思うんですね。体罰に該当するか、不適切な行為に該当するかのいわばさじかげんといいますか、分類の仕方といいますか、それによって加害者側の扱いに差がある、出てくるというのは、私はこれは大きな問題だと思う。
 不適切な行為でも、例えばここに幾つかありますよ。ほかの類似がいろいろありますけど、このほかの類似に比べてこの東台小の例は明らかにおかしいですね。いろいろ問題提起を言いましたが、果たしてこのまま公表しないままでいいのかと。公表しないほうがいいという答弁には、ちょっと正直びっくりしましたが、私はおかしいと思いますよと申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員長(加藤浩司君)  ほかに質問のある方。


◯委員(伊沢けい子さん)  では、質問をいたします。たくさん報告事項がありましたので、短目に順番にお聞きいたします。
 最初のこの小・中一貫校の評価・検証についてです。この概要版ではなくて、詳しいほうも見せていただきました。ちょっと正直言いまして、中身ですね、具体性がちょっと弱くて、なかなかリアルに伝わってこないものが多いなっていうのが感想です。例えばどこかのページに、租税に関する教育を講師を呼んで行いまして、よかったとかっていうのがあったんですが、どんなものっていうのがないし、どんな先生が来たのかもわからないし。ていうことで、限られた報告書ということはあるんでしょうけれども、これを見て、具体的なイメージが湧かないっていうのが非常に全体としての印象です。もうちょっと何かこう……何ていうのかな、義務的な報告のような、当たりさわりのないといいますか、というようなイメージがちょっと全体としてありますので、もうちょっとこうリアルに伝わるようなやりとりっていうのがあってもいいのかなっていうふうに思いました。それはちょっと感想なんですけれども。
 あと、ちょっと具体的なことで、かなり大ざっぱな質問なんですけど、小・中一貫教育を始めて何年か──5年ですか、になるっていうことなんですけど、その中で成果として小学校と中学校の先生が一緒に教育に取り組んで、そのことに対する生徒たちの反応は割とアンケートの中でもよかったというようなことになっているんですけど、その先生方の協働というのは具体的にどういうふうに行われているのかっていうのを、ちょっと1つお聞きしたいと思います。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  この乗り入れにつきましては、双方向という形になっておりますので、中学校は基本的に教科専門になっております。教科型ですので、その専門性を生かして、例えば小学校の理科の実験の授業等に入って子どもたちをサポートしたり、なかなか小学校の教員では少し難しいかなと思われるようなものについても取り組んでいったりというようなこともございます。
 また、小学校から逆に中学校に行った場合に、例えば小学校の教員は子どもたちの状況も、小学生の状況は知っておりますので、例えば中学校1年生の数学科などにおいては適切に──つまずいている子どものサポートをしたりというような形がとりやすいというふうに思います。また、授業だけではなくて、小・中の教員が一緒に学園研究というのをやっておりまして、ここで共通の1つの学園としてのテーマを持って授業に生きる研究活動を進めているというところがございます。以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  今指導課長がお答えしたとおりなんですけども、その乗り入れ授業をする前提が、この小・中一貫教育をした際に9年間のカリキュラムを再編成したんですね。ですから、小学校から中学校の、例えば小学校5年生の算数が中学校2年生の数学にこういうふうにつながるんだというふうなつながりが明確になっていますので、乗り入れをする場合には、小学校の先生が中学校に行く場合には、自分が教えた算数の内容がここでこういうふうに発展的に教えているから、それがわからない子がいるとすれば、そこに立ち戻ってもう一回その授業の中で振り返りながら、この今の中学校の内容を理解させましょうというような、そういう系統立った教育をすることができると。ただ単に小学校の先生が中学校に行くということではなくて、系統立ったカリキュラムの中で教育をすることができる、そういうメリットを生かしているということでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  わかりました。ちょっと次の質問に行きます。
 全く違う内容ですけど、学校の不登校ですね、ということがあると思うんですけど、三鷹の学校の中では不登校というのはどれくらいあるのかっていうことと、それに対する対応ですね。というのは、この中で見る限り、余りちょっとよくはっきりつかめなかったんですけど、例えば多様な方法で不登校に取り組みましたとかっていう、すごく漠然とした内容で、これ12ページにありますけど、そういう多様な方法っていうのがちょっとよくわからないんですね。ですから──不登校の関係ですね。どれだけの子どもたちがそうなっていて、どういう対応を考えているのかっていうことをお聞きしたいと思います。


◯委員長(加藤浩司君)  この中での検証・評価、この中での説明にしていただければと思います。余り広くならないようにお願いいたします。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  申しわけございませんが、不登校の今詳細な数字がちょっと手元になくて、お答えが十分にはできないかもしれませんけども、発生率としては東京都の中で一番低いということは言えております。
 小・中一貫教育の中では、まず三鷹市では市のお金でスクールカウンセラーを配置しておりますので、きめ細かな対応を行っている。そして、小・中一貫という軸で考えますと、やはり特に一般的に中学校に入ると、とても不登校がふえると。それまで、小学校の中でもだんだん高学年に行くと全体的に上がってくるんですが、中学に行った途端にどんどんどんと上がるんですね。ここのところが、三鷹はそこの伸びが少ないというのは、やはり小学校と中学校の教員が連携して1人の子どもを長い目で、9年間の目で見ているということが、非常にその児童の生活の状況だとか、あるいは対応の仕方等について適切にできている部分があるのかと。
 また、小学校と中学校の児童・生徒同士の交流もしていますので、そういうところで中学校に対する心配だとか、不安とか、そういうものが解消されている部分というのはあるのかなということを──とりあえずあるかなというふうに思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  では、人数についてはまた後ほど教えていただきたいと思います。
 ちょっと続けて、次の件ですけど、この体罰の件が昨年度7件でしょうか、上がっておりまして、この中では20代の先生が3人もいて、割と若い先生によるこういう行為というのが見受けられるような気がするんですけれど、単に私の考えでは不適切な行為が先生によってあったといったときに、教育委員会から指導するっていうのは1つの──罰するというのは1つのやり方かもしませんけれど、それだけではやっぱり問題解決しないと思いまして、もっと学校全体の中で解決、議論して、どうしてこういうことが起きたのかっていうところをやっぱり考えないと、また同じことが起きるんではないかというふうに思うわけですね。
 単に指導しましたっていうだけでは、何かこう上と下のやりとりっていう感じがしまして、本当に次が、再発がないのかなっていうことを少し心配するわけなんですけれど、そういった意味で、学校内で、さっき半田委員が保護者のこともおっしゃったんですけど、保護者も含めて、もうちょっと学校内、それから保護者も含めた原因ですね。どうしてこういうことになるのかとかいうことについて深めていくっていいますか、再発防止という意味で、というような議論に持っていけないのかなっていう気がするんですけど、そのあたりいかがでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  今御指摘いただきました、教育委員会は教育委員会として、やはり責任を持ってこのことについて取り組んでいるということは姿勢として持っておりますけれども、もちろんそれぞれの教員は圧倒的に各学校で過ごしているわけですので、ここの中で、もちろん校長会、副校長会等で先ほどからありますようにさまざまな話もしておりますし、それを各校長が持ち帰って、各学校の中でまた校長が指導するというだけではなくて、実際に若い教員同士の、あるいはちょっと先輩の教師から指導してもらうというんでしょうか、相談に乗ってもらうとか、いわゆるOJT等、いろいろなことでやっておりますけれども、保護者も含めてということになりますと、そういうことも1つの考え方としてお示ししていくこともできるのかなというふうに思います。
 現状で、保護者が一緒に体罰防止についてというピンポイントでやっているわけではありませんけれども、さまざまな保護者会ですとか、それからPTAの活動の中に教員が入っていろいろなことを共有する中で、やはり体罰といいますか、そういう不適切な指導方法というんですかね、あるいはそういう対応をしていかない、やっぱり教員にしていくという必要はあると思いますので、そういった発想も取り入れてまいりたいなというふうには思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  ということは、現状ではこれ、7件報告上がっていますけど、こういった件に関して具体的に取り組みっていうのを学校内で行われたということはないんでしょうか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  今のその保護者を入れてということで限定ではなくてでしょうか、済みません。もちろん、各学校でもやっておりますし、例えばこういう指導が1つの理由としては、感情のコントロールが不十分であったというようなケースもございますので、例えばスクールカウンセラーですとか、養護教諭等を講師としながら、あるいはその集まったメンバーが全員で意見交換をしながら研修を行う、あるいはアンガーマネジメント的な研修を行っていくというようなことはございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  一般論ではなくて、今回のこの場合にあったのかどうかっていうことをお聞きしているんです。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  市教委で指導をしているわけですけども、その後、学校において管理職が中心となって、当然そのことについては指導をしております。指導というのは、そこで言うということだけではなくて、継続的に授業観察をしたり、授業観察をして、そのまた様子について、前とどういう変化があったのかとか、また課題はどういうことなのかということについてやりとりをしていく、というのは継続的に全ての、この出てきた学校につきましては特にしっかりとやっているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  結局、今の御答弁ですと、現状は校長先生なりと当該の先生とのやりとりなんだろうなというふうに聞き取りましたので、やっぱり今後、もうちょっと学校内での先生方ですとか、保護者も含めた話し合いっていいますか、というふうにしていただきたいというふうに要望したいと思います。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  申しわけありません。今私の言い方が十分でなかったと思うんですけど、もちろん校長だけではなくて、副校長も当然管理職ですけども、あるいは主幹だとか、あるいはその該当する学年の先輩の教員だとか、そういうところも授業の様子を見てアドバイスをしたり、相談に乗ったりということはしておりますので、必ずしも校長、あるいは管理職というだけではございません。
 それから、先ほどの不登校の数について、よろしいでしょうか。申しわけありませんでした。平成25年度の長期欠席者、不登校につきましては、小学校が5名です。それから、中学校が26名というふうになっております。以上です。


◯委員長(加藤浩司君)  よろしいですか。では、次の質問者。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か、概要版からお聞きしますが、(4)の児童・生徒の学力・健全育成というところで、その丸の一番上ですね、9割以上の児童・生徒に家庭学習の習慣を身につけさせることができたとなっておりますけども、こういうふうにさせたというふうに言い切っていいんだろうかと。ちょっとこの辺、そういう疑問といいましょうか、持ったものですから。身につけさせることができたというふうな報告の背景、根拠ですね、この辺をお聞かせいただければと思います。
 それから、携帯、スマホの弊害が数件。これも、やはり何件じゃなくて、ちょっと抽象的なんですよね、数件あったということなんですが、現在携帯、スマホを持っている児童・生徒のパーセントですか、それから、実際にどのぐらい時間使っているのか、そういう調査のデータがあったら、お答えいただければというふうに思います。まず、そこから1つ、答弁をお願いします。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  まず1つ目の学習習慣のことにつきましては、もちろん、これは習慣というのは本当にかなり長期に見ていかないと結論は出ないところかと思いますけれども、当面まずアンケートによりますと定着したという回答が、ここで9割以上というのが返ってきてございます。ただ、それはずっと長い目で見ていかなきゃいけないことは当然でございますので。また、いよいよ今年度、本格的にスタンダードについて広めてお願いをしていくというところでございますので、引き続き取り組んでいくことかというふうに思っております。
           (「携帯、スマホについての答弁は」と呼ぶ者あり)
 携帯なんですけど、その所持率ですとかは今ちょっと手元にございませんで、後ほどまた確認をしてお答えをさせていただければと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  今ここにお示しをしております評価・検証報告の概要版、これは詳細版といいますか、本体も含めてそうなんでございますけども、冒頭、指導課長のほうが御説明をしたとおり、各学園の中でその1年間の取り組みについての課題設定があって、そこに対する1つの目標達成度というようなことも含めて、各学園で学校関係者評価という位置づけでやったものでございます。
 PDCAサイクルの中で、今回この結果を受けて、じゃあ、次年度にはどういうような目標を立てて、どんな取り組みをしていこうかと、そういった1つの資料ということでございますので、それが各学園の評価の中で出てきたものを、ここに説得力のあるといいますか、それなりのものを我々のほうでピックアップをして御報告のためにつくったのがこの概要版ということでございますので、詳細については、つぶさに中をごらんいただければというふうに思いますけれども。
 それぞれ、例えば今御質問をいただいた定着をしたというような、定着、習慣を身につけさせたというようなことは、我々がこういう記述をしているわけではなくて、学園の中でアンケートを通した客観的な数字の中でこういうような押さえをしたということでございますので、そういうように捉えていただければというふうに思います。


◯委員(森  徹君)  そうしますと、これはアンケートの設問の中で、できたか、させましたかと。できたのか、どうなのかという設問があって、保護者、父母がそういう回答をしてきた、その集計が9割以上だということだったという理解でいいんでしょうか。
 それから、何か後ろのほうで携帯、スマホの数字があるということですので、その数字を報告していただけますでしょうか。なければ、また後でも結構ですけど。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  ちょっとすぐには出ないかと、後ほどでお願いしたいと思いますが。
 1つ目の、アンケートであるかということについては、アンケートからこの数字が出てきているというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  それで、この各学園の報告、これも読まさせていただきましてね、この中でもいろいろお聞きしたいことがあるんですが、この中から何点かお聞きしたいのは、これは鷹南学園のところで、これ、ページ振ってあるか、19ページの課題と改善方策、下のところで、やはり毎月3回の会議を行うために時間の拘束が大きいと。会議の設定に工夫が必要だと。確かにこの辺、一つの三鷹みたいに学園方式といいましょうか、小・中一貫をやっている学校の先生が忙しい。
 当時の教育長さんが一般質問の答弁の中で、小・中何が課題かと言ったら、教員の多忙化だって言われました。これは、にしみたか学園が最初にスタートしているときの答弁でした。学校の校長先生も経験された方なんですけども、これが相変わらず今もあるんだなと。これ、教員が忙しいということは、先生方、本当に大変だと思うんですけども、その影響は結果的に児童・生徒に出るんだろうと思うんですね。これは、鷹南学園だけの問題点として教育委員会、認識されているのか、小・中一貫、全市展開、全校展開をやっている中で、これはどの学園でもこういう形が生まれているのか。それに対して、どういう方向できちっとした解決策を持っているのか。これはとわの課題なのかわからないんですけども、これに対する認識と、今後解決の努力っていいましょうかね、その辺がこれを受けて、教育委員会としてはこう考えているというものがあれば、お答えいただければと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  私もこの内容をつぶさに拝見しまして、この部分にこういう記述があることは承知をしてございますし。これをよく見ますと、会議の設定に工夫が必要であるということは、工夫をしていないんですね。これ、工夫をすれば解決をされるという部分でございますので、私はそういった中で少なくとも改めて集まるような時間を設定するのではなくて、こういった続けての会議といいますか、そういった中で時間なりスケジュールを工夫して設定、開催をしていただければ、今おっしゃったような負担というのは減るだろうということを前提に、これ工夫が必要であるというふうに書かれていますので、そのように捉えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  非常に明快な答弁ですが、しかし、にしみたか学園、私がここで質問したのは、当時もそういう問題があったと。非常に教員が多忙だと、それを教育長さんが認識していたということで、そういう全体の流れの中で、やはり会議の設定だけの工夫でいいんだろうかと、もっと深いところであるのではないかという点で質問をまずしました。再度この御答弁をお願いしたいのと、鷹南学園だけの課題なのか、全市的にそういう声が教育委員会に上げられているのか。上げられているならば、どう改善をしようとされているのか、この辺を再度御答弁いただければと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  おっしゃったとおり、平成18年当初、小・中一貫校が立ち上がった当時の答弁というのはそういったものがあったかもしれませんけれども、現段階で今お示しをしておりますのは、最新の平成26年度の評価・検証の結果報告でございます。その中で、そういった視点で書かれたのは今回の鷹南1校だけでございます。特にほかの学校でそういった課題が書かれているということはないようでございますので、そういったさまざまな学園の中でやり方は工夫をされているということで、少しでも効率的な時間の使い方を工夫をされているのかなというふうには思いますけれども、鷹南だけがその部分、おくれているということではなくて、一つ一つの内容の密度の問題もあろうかと思いますので、そういったことについては、これからもさらに工夫を重ねていかなければならないのかなというふうに思いますけれども、その教員の多忙化ということと、今回の小・中一貫教育、学園化ということについては、これは同一のものというふうに我々は捉えてはおりません。


◯委員(森  徹君)  小・中一貫の前から学校の先生、いろいろ研究発表その他で報告する時間が多くて多忙だと。それから、私ども、予算の特別委員会でも、学校の先生が帰る時間、出勤する時間、このデータをいただいたんですけども、かなり遅くまでいらっしゃる先生がいる。やはり、それが子どもたちのあすの授業、これからの授業で、よりよい授業をするために準備している点でのそういう時間なのか、それとも、それ以外のいろいろ事務処理その他があるのか。いろいろ、多忙の問題っていうのは、三鷹だけでなくて全国的に聞かれることですので。それから、学校の先生が体を壊すとかね、そういうこともありますので、ひとつ平成18年度の問題という認識だけではなくて、現在の状況をしっかりと今後も見ていっていただければと、ひとつ努力をしていただきたいというふうに思います。
 それから、おおさわ学園、28ページなんですけども、これもいろいろ三鷹方式ですから、こういう課題ありますよね。学校間の距離が遠いという点で、各校の行事等の実施により充実した乗り入れの実施ができなかったことが課題であると。これは、具体的に掌握している内容があれば、こういう事例で乗り入れができなかったと。小・中一貫のいいところっていうのは、それぞれ交流がありますよね。近いところでは、いろいろ運動会も含めて交流があったり、いろいろあると思うんですね。
 それから、当初、小学校から中学校に行くときに、いろいろ教科担任制の学校の体制だとか、それから難しいとか。しかし、先ほどの答弁では不登校は小学校では5人で、中学校で26人という点で、逆にふえちゃっているというふうに認識していいんでしょうかね。ふえているという中では、まだ小・中一貫の効果っていうのが出ていないのかとは思うんですが、学校間の距離が遠いという、これもできなかったことに課題があるという書き方なんですけども、具体的にこういうところに課題があるという。これも具体的なまとめっていいましょうか、課題と改善方向が示されていないんですが、この辺、つかんでいる内容があれば、お答えください。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  まず、おおさわ学園もそうですし、例えば、今回も既におおさわ学園の小学校の自然教室が終わっておりますけども、それに向けて合同で顔合わせをしたり、それから仲よくなるための一緒に取り組むようなレクリエーション的なものをやりながら、一緒に活動していくための人間関係をつくっていくなんていうことをやっているんです。学校間の距離が遠いということが、やはりそこに一定の不都合さは当然あるのかなというふうには思いますけれども、さまざまな工夫をして、ここに書かれていますように時間割の工夫ですとか、そういうことをしながら進めていただいているというふうに聞いております。
 それから、不登校の話なんですけれども、小学校のときよりも中学校がふえていくというのは、これは一般的なところでして、三鷹市が特に中学校になってふえているということではございませんので、全体として、三鷹市の場合は不登校の出現率が都内で一番低いということは、やはり一定の成果があるものだというふうに捉えております。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  先ほど別の委員さんからも同様の御指摘いただいたんですけれども、課題があるとかっていう一般的な表現になっていて、具体的にわかりづらいと、これは確かにおっしゃるとおりだと思います。先ほど申し上げましたとおり、各学園ごとのPDCAサイクルの中の1つのツールとして使ってございますので、評価する側はそういったことを認識しながら記述をしているとしても、それ以外の人間が読んだときに具体的にどういう内容なのかというのはなかなかわかりづらいということもありますので、ここら辺については記入する側できちっともう一度、自分自身の振り返りのためにも明記をするように今後も充実をさせていきたいというふうに考えてございます。


◯委員(森  徹君)  ぜひ、より具体的にですね、特に我々文教委員のメンバーが市民の方から聞かれたときに、いや、わからないと、教育委員会、こういう報告だったんだと、わからないんですと言うわけにはいかないんですよね。わからないんだったら、なぜそこを質問してはっきりしてくれないのかということを当然市民の方からは厳しい指摘がされるわけですから、ともかく報告が上がってきた、まとめた。それを文教委員会で資料として出して一定時間議論したというふうにならないように、ぜひこれからも改善努力をお願いしたいと思います。ひとつよろしくお願いします。
 それから、教科書の採択の手順、示されました。それで、今の戦後70年ということで、大きな問題、国会でも出ておりますし、やはり果たして国の政治家、立憲主義というのを理解しているのかと。小学校、中学校で義務教育でしっかりと学んできたのかと。それから、やはり首相も含めて立憲主義そのものを理解していないんじゃないかと。非常に怖い、そういう中で教科書の採択問題が進行しているわけですね。市民の方からも、やはり三鷹市の教科書の採択、非常に注目して、何とか子どもたちにしっかりと教育をしていただきたい。そのための教科書を採択してもらいたいという声は、国会の今の内閣の動きの中で、今まで以上に強まっております。
 そういう上から、やはりここでは教育委員と中学校長等及び地域代表との懇談会が7月23日に設定されております、2時間。しかし、地域代表っていうのは保護者の代表で限られていますね。もちろん、ここは非常に大切な場所だと思います、こういう設定されたのは大切だと思いますが、そういう不安を持つ、先ほども地域のいろいろな声を学校教育にという、そういう御努力されていましたよね。そういうことであるならば、この採択問題について、地域の教科書採択を真剣に考えている方と、教育委員会と、また教育委員の方と、意見交換といいましょうか、そういう話を聞く場っていうのはこの中ではないようなんですけども、何かその辺検討されていることはないんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  昨年、小学校の採択も終わったところでございますけれども、中学校も、これは教育委員会の事業ではありませんけれども、教科書展示会、現在も教育委員会の2階で全ての検定教科書を展示して、こういった中から選ばせていただきますよということで展示をさせていただいております。なかなかごらんいただく方々の人数が少ないようでございますけれども、特別展示、法定展示、あわせてこのお示しの期間、6月5日から7月8日までですね、実施をして広くごらんをいただいているということがございます。
 この中で、ごらんをいただいた御感想なり、御意見なりというのは、広くどなたもごらんをいただけるような──これは、先ほど、我々の事業ではございませんがというのは、東京都の委託を受けて展示をしているということで、法定展示の場所がたまたま教育委員会だということでございまして、広く都内全域からごらんをいただけるような、そういった仕組みの中の1つということでございますので、そこでさまざまな御意見をいただく機会というのは設けてございます。
 ですから、もしそういう関心の強い方がいらっしゃれば、そこでよくごらんいただいて、前提としては、文部科学大臣の検定を受けた教科書の中からということがございますので、その中でさまざまな御意見をいただければ、その後に開催をするこういった懇談会、あるいは教育委員会の中で十分その部分については報告をさせていただくという機会がございますので、そのように御理解をいただければと思います。


◯委員(森  徹君)  この教科書の展示会、昨日までそこに来た方──来た方っていうのは、実際に名簿、名前を書くんですか、それともアンケートの数でしかわからないんでしょうか。もしも、来た方の人数を掌握されていれば、今来ていると。
 それから、やはり市民の方からは、例えば教育センターだけでなくて、例えば図書館だとか、それから地域のコミセンだとか、そういうところでもやってもらいたいという声があるんですよね。これは、今回はできないわけですけども、今後よりしっかりと市民の方に認識もし、見てもらうということからも検討していただきたいと思いますけども、この辺いかがなんでしょうか。


◯総務課長(秋山慎一君)  教科書展示会の昨日までの来場者数ということでございますけれども、6月5日からこれ展示を始めておりまして、昨日、16日火曜日まで、実質8日間、開催をしている──土日はごらんいただけないものですから8日間になりますけれども、現在のところで30名の方に御来場いただいているというところでございます。
 それから、先ほど部長からもありましたけれども、三鷹市の教育センターが東京都の北多摩第二教科書センターということで展示をしておりますけれども、東京都のほうから展示用にいただく教科書のセットといいますか、数等がございますので、なかなか他の場所とあわせてというのも、そもそも展示する教科書の数の問題からもなかなか難しい面がございますけれども、教育センターでの展示が終わった後とか、そういう機会を捉えて、さまざま市民の方にごらんいただけるような工夫は図ってまいりたいと考えております。


◯委員(森  徹君)  ぜひ東京都にその教科書をもっとたくさんいただくように要望して、お金もあると思いますので。それから、展示が終わった後では、アンケートを──声、出せませんよね、と思います。やはり、そこで来てもらって、意見を出してもらうということが大切なことだと思いますから、ぜひそれをお願いしたいと。
 それから、やはり市民の方が今の戦争立法という動きの中で、安倍内閣の暴走政治と一緒に怖いという中での教科書の採択問題ですので、開かれた教育委員会として市民の声をしっかりと受けとめるという点で、そういう市民の方からぜひ声を聞いてほしい。教科書採択に当たっては聞いてほしいという場合には、ぜひそれを受け入れる努力をしていただきたいというふうに思います。以上で質問を終わります。


◯委員長(加藤浩司君)  ほかに。
 じゃあ、1時間半たったので、5分間ほどトイレ休憩をしたいと思います。休憩します。
                  午前11時02分 休憩



                  午前11時06分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 それでは、休憩前に引き続き、委員からの質疑に入りたいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、行政報告の1番について質問をさせていただきます。まず、私も3年間CS委員をやらせていただいたので、このアンケートに答えさせていただいたんですけど、結構大変でした。ただ見ると、形式が違うんですけど、我々にいただいているのって横軸で全部わかるんですよ。目標があって、この取り組みがあって、先生たちの評価があって、CSたちの評価があるという。非常にわかりやすいんですけど、この表ってそういうふうになっていないんですけど、あの表は三鷹の森だけでつくっている表なのかどうか、ちょっと確認したいんですけど。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  様式については全ての学園で共通ということでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ということは、あの表からこれにつくり変えているのは各学園ですか。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  そのとおりでございます。学園のほうでやっていただいています。


◯委員(谷口敏也君)  この表に変えるように指示をしているっていうことなんですかね。というのは、さっきも言ったように非常に答えやすい、わかりやすい表だったんですよ。だけど、これって番号で追っていかないとわからないですよね。抜けているのは、取り組みの自己評価とか、点数で1から5の間で評価するというふうになっているんですけど、そういうところが抜けているのもありますし、あの表のほうがわかりやすいと思うんですけど。これに変えているのかというか、この表に変えるのは教育委員会が指示しているのかどうか、お伺いしたいんですけど。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  この、ここに来ているものというのは、子どもたちもそうですし、保護者もそうですし、教員もそうですし、いろんな方からの評価というものを全部総合したものですので、こういう形で出していただくようになっているということであります。
     (「それは、教育委員会がお願いしているということですか」と呼ぶ者あり)
 はい、そうです。


◯委員(谷口敏也君)  これは、各学園でこの結果って、保護者に渡してましたっけ。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  これは学園全体のものですけれども、学校評価につきましては、各学校ごとに責任を持って公表していくということをやっておりますけれども、学園全体でやっているかどうかというのはちょっと確認できてません。


◯委員(谷口敏也君)  各学園だけでいいんですけど。
 それともう一つ、これ済みません、もしかしたら三鷹の森だけかもしれないんですけど、保護者向けにマークシート式のアンケートも毎年やっているんですけど、それとこれは別ですよね。まず、三鷹の森学園だけしかマークシートをやっていないのかということと、あの結果とこれっていうのは違うかどうか、お伺いしたいんですけど。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  マークシート方式でやっているのは、全てそういうふうになっております。基礎資料としての学校からのデータという形で扱っているということでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ということは、あれは基礎評価として取り扱っている。別のものという判断をしていたんですけど、別のものでよろしければそれでいいんですけど、あれをもとに各学園が、マークシートのアンケートをもとに各学園のCS委員会で、あのアンケートを踏まえたこの報告書をつくっているのかどうかを確認したいんですけど。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  おっしゃるとおりで、学園の評価をする上での基礎資料というのはそういうことで、保護者の方にマークシート方式でやっていただいたものを、また学園のCSに見ていただいて、こういう形にしているということでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。だんだんわかってきたというか、そこの辺で保護者の意見がこれに反映されているという。さっき私が言った表だと、先生たちの、現場のやっている人たちの自己評価とCSの評価しか入っていないので、確かにあのまんまだとだめだと思うんですね。ただ、見やすさという点からいうと、これよりも見やすいと思うんですね。その見やすさについて、どういう御見解があるのかお伺いしたいんですけど。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  見やすさという点で、もし比較してそちらのほうが見やすいということであれば、これも形式を見直したばかりでございます。というのは、視点は、記入していただく際の負担をできるだけ軽くしたいということがあって、年々、年々改善をしてございますので、これは固定した形式ではありません。ですから、またそういった御意見があれば、そういったふうに変えていきたいと思いますが。
 ただ、その違いとしては、当事者、学校の自己評価と、これは関係者評価と。もう一個、第三者評価というのが制度的にはありますけれども、そういったバージョンといいますか、段階の違いでこの報告書はごらんになっている部分とは違うということがございますので。形式についてはさまざまな御意見をいただいて、改善、工夫を重ねて参りたいというふうに考えてございます。


◯委員(谷口敏也君)  済みません、ありがとうございます。なまじっかほかの表を見ているから、これがちょっと見づらいって感じているのかもしれないですけど、作成の手間とかも、先生たち、各学園で多分どこかの副校長の先生がつくっているんだと思うんですけど、これでも、その手間とかを考えながら少し御検討いただければなと思います。
 それと、報告の2番目の体罰の問題なんですけど、先ほどのやりとりを聞いていまして、表の一番上の事例につきましては、やはり私も結構重い問題だなと思うんですけど、この内容の部分だけですと、なぜこうしたのかっていうのがわからないじゃないですか。給食のときに何でこういう──例えば、理科のあれで、実験じゃないですけど、そういうものを踏まえてやっているんだったらまだしも、給食の時間に何でこういうことをやっているのかなという疑問に思うんですね。内容としては、ちょっと説明不足じゃないかと思うんですけど、その内容は聞きたいんですけど、内容ってここで聞けるの。余り聞かないほうがいいですよね。
 そう考えると、この内容だけ見ると、その出来事しか書いていないじゃないですか。そうすると、我々も判断しづらいなというところがあるので、多分聞き取り調査もやられたでしょうし、保護者のところにも謝りにも行ったということであれば、やっぱりよくない、理由がつかない、理由として納得いかないようなことでやってしまったから、やっぱり体罰に近いことではないかなと私も思いますので、この記述の、我々に報告するに当たっても、もう少し経緯じゃないですけど、書ければ書いてほしい。ここで発言はしないですけど、議事録に残ったりするので、もう少し詳しく書いていただきたいなと思います。
 それと、あと、これって中学校での事例がないじゃないですか。ああ、その前に、4つ目の事例なんですけど、またって書いてあって、さらにって書いてあるということは、これ、件数的には3件なんじゃないですかね。同じ教員が起こしたことは、幾つやっても1件になるんですか、それをお伺いしたいんですけど。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  これにつきましては、ここにありますように、ほかというふうに書いてあって、確かに回数というんでしょうかね、また、さらに、という形ですので、そのとおりかと思うんですけども、ただ、日にちがはっきりしない部分がございましたりしているところが1つかというふうに思います。
 また、その同じような不適切な発言というんですかね、そういう部分であるという形で、ここでは1つということに取り上げてございます。


◯委員(谷口敏也君)  どの段階で……。例えばこういうのって、教室の中で行われていれば、生徒が声を出さないとわからないですよね。例えば特に暴言とかですと、常日ごろからある中で、最初に言ったら、1回目で生徒って言わないと思うんですよ。何回かあって、親に話すなり、友達に言っていって、友達からほかの友達に言ってとかっていうので明らかになっていくんではないかと思うんですけど。1つにくくってしまうと、何か1回だけしかやっていないというようなあれになるんじゃないですか、評価っていいますか。例えば何回か続いていくと、もっと指導が入るとかっていうことではないんですか。例えば、暴言を何度も──この4番目の先生ですと、ほとんどというか、全部暴言ですよね。それが、1回ならまだしも、ここに3回書いてあるということは、多分もっと出ていると思うんですよ。そう考えると、出てきた事案について、やっぱり1とカウントしながら、それが多くなればもっと適切な指導をしていかなければならないとかいう基準があってしかりだと思うんですけど、その辺はどういう仕組みになっているんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  御指摘のとおり、これ何度か──時期も1学期、2学期と書いてありますし、男子、女子という区分けもありますから、一どきにこういうことがあったということではないと思いますね。児童・生徒、保護者から聞き取りを行う中で、そういえばああいうときにも、ああいうような発言があったよというようなことで、いつかははっきりできないけれども、この先生はそういう言葉がたびたび出るよというようなことで、できるだけ具体的にわかる内容をここにお示しをしているということでございますので。
 確かに、繰り返し繰り返しそういうことがあったという可能性はありますけれども、今回、ここでくくっておりますのは、明確にこのときにこういう発言がこの子に対してあったということを捉えて、ここに載せておりますけれども、もちろん、その奥にこの教員のそういった資質なり、背景なりというものがあるということを捉えながら、我々としては指導に当たっているということでございますので、件数が多いからより重い、あるいは1回だから軽いということではなくて、今回は1件ではあるけれども、その奥を捉えながら、そこに見合った指導をしているということでございます。
 それと、先ほどの記述のお話があったんですが、おっしゃるとおり、これだけ読むとその背景とかってわかりません。ただ、ここに載せておりますのは、東京都にも報告をしている内容そのものでございまして、この処分量定、例えば不適切な指導ということに当たる具体的な、外形的な内容、客観的な内容、これをここに捉えておりますので、その余の部分というのは当然詳しく聞き取りをしたものがございますけれども、資料としてお出しできるのはこの内容だということで、御理解をいただければというふうに思います。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。常習化してしまって暴言、なれちゃってっていうのもあると思います。この先生は、これで1回──口頭注意ですか、を受けているわけですから、その後直っていればそれで問題ないんでしょうけど、やはり、また続くようであれば、それはまた1個1個ってカウントをしていくような感じで、きちっと指導していただきたいと思います。
 ただ、あと、中学校でないですよね。小学校でも、これ見ていると、大体クラスの授業内で起きたことがほとんどですけど、私も部活動とかを見ていると──この4番目の教員の一番下のところなんかはしょっちゅう言われていますよ。我々、保護者も応援に行っているときも目の当たりにしますけど、誰も文句は言わないですね、大体。部活動で真剣にやっているところでこういうことを言われても、それは当たり前だろうなと。だから、どこで線を引くのかっていうのは難しいところだと思うんですけど、あんまり、こういうことを言ったことによって、先生たちが萎縮しちゃってね、しっかりと例えば部活動を見れなくなってしまうっていうのも私は問題だと思うんですよ。やっぱり、練習とかを見ていると、言われて、いろいろやられて泣きながら一生懸命やって、3年間やりながらも、いろいろ言われながらもやってきて、最終的には卒業式で、先生ありがとうございました、を言っていくんですから。そういうところの経験とかも必要だと思うので、ここ、微妙なところなんですけどね。ちょっと保護者が言ったからといって、大げさに対応していくのもどうかなと思うんですけど、その辺のバランスってどう感じていますか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  まず、1点目、外部指導者によるこういった体罰等については、これは、むしろ逆に世間では、そちらのほうが大変問題視されていまして、特に運動部等における行き過ぎた指導であったり、体罰であったりということで、実際にけがをさせるというような事態もないわけではないわけですね。幸い、三鷹の場合にはそういった事例は生じていないということですけれども、そういった外部講師等に向けては、東京都も特に力を入れていまして、講習会等を実施をして、そういったことの未然防止に努めているということがございます。
 先ほどのボーダーラインの部分なんですけれども、やはり、これは不適切な行為とくくって、不適切な指導、行き過ぎた指導、暴言というのがあるわけですが、逆に、こういった内容で適切な指導という判断もあるんですね、この表の中には。体罰と、不適切な行為と、それから適切な指導というくくりがあって、ここは適切だったよと。例えば自己防衛であったり、子どもの身を守るために体を引っ張って倒したとかっていうことについては適切な指導だという判断の事例があるんです。
 そういう意味では、同じ行為であっても、その場、その場、あるいはその言った本人の気持ち、受け取った児童・生徒の気持ちによって、それが不適切な行為に入るのか、適切な指導に入るのか。それは、やはりケース・バイ・ケースというところは、これは最後まで残ると思います。ただ、それはやはりなぜそう言ったのか、なぜそう受けとめたのかということを、一つ一つの事例について、もしそこが問題になったとすれば、よくよく検証しながら、そこのカテゴリーを振り分けていく必要があるんだろうなというふうに考えてございます。


◯委員長(加藤浩司君)  それでは、次の質問者。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、質問させていただきます。まず、一番最初に、平成26年度三鷹市小・中一貫教育校の概要版で質問させていただきます。この概要版の中には、もうこれ第6回ということなんで、それぞれ毎回出ているかとは思うんですが、それで、まず最初に、この人間力・社会力の育成とかの中にも、挨拶をしているとかありますよね。とてもそう思う、そう思うで95%で、前年度は64%だったのに、というようなのがここにありますが、こういう──先ほどの委員からもちょっと提案ありましたけど、こういったときに、例えば何学園のアンケートなのか、これが全体としてこうなのかというのをちょっとわかりやすく記述していただければなと、その辺が。この学園個別の意見をここに載せているのか、全体としての平均的なものまでやって載せているのかっていうことが、これもちょっと載せ方の問題ですけど。
 それと、この都合6回も重ねているということなので、この間、端的にこの1年間の中での成果、課題とか、改善点ももちろんわかりますけれども、この全体として、また時系列でね。これ、当然A3判に1枚に見るためにはこうですけど、やっぱり時系列において、この年数が第6回になって、これだけ改善点とかも指摘されたけど、このように向上したと、改善されたということで、課題となったことと、改善点と、その成果っていうかがわかるようなものを、ちょっともう一枚足していただけると、これによって、小・中一貫校によって、もちろん学力も向上したとか、進学率も向上したとか、そういう点もあるけど、依然としてこういうところは課題であるというようなところがね、この第6回の年月を経ても、やはりそうなっているというような問題がわかるようにお願いできたらと思います。
 特に、この(3)のところも、小・中の先生が協力して行う授業は楽しくてわかりやすい。とてもそう思う、そう思うで91%で、前年度からと、こういうところも特に御答弁をお願いしたいというところでございます。まず、その点ちょっとお願いいたします。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  御質問をいただきました。まず、その大きな白丸で書かれているものが1つの学園という形でございます。ですから、(1)、(2)等ありますけども、それぞれ7学園のものを1つずつになりますけれども、抜き書きというか、載せさせていただいているところでございます。ですから、先ほどのとてもそう思う、そう思うが95%につきましては、ある学園の例といいますか、実績であります。
 それから、資料の形式につきましては、今委員から御指摘いただいたことも含めて、もちろん、必ずこれでなくてはいけないということではないんですけれども、ただ、学園から出てくるもと資料となります冊子のところから、なるべくわかりやすい形とは考えておりますが、先ほどの委員さんからもありましたように、まだ改善の余地はあるかと思いますので、検討してまいりたいというふうに思っております。以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  補足をさせていただきます。御質問のありました、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校の1つの成果というような部分に関しましては、今回、6回目ということでございますけど、平成26年度については、平成25年度に引き続いて、文部科学省の補助事業でありますけれども、コミュニティ・スクール推進会議というのを開催をいたしました。これ年に、平成26年度の場合は4回実施したかと思いますが、そこのテーマが、三鷹「学び」のスタンダードを各学園においてどういうふうな展開をしていくのかということをテーマに取り組んだということでございます。そのテーマの取り組みの実情等について、そのコミュニティ・スクール推進会議の中で、コミュニティ・スクール各会長が事例を発表しながら、進捗状況の報告をし合って、最終的には報告書として取りまとめたという経過がございます。
 その結果が、かなりこの今お示しをしております(1)から(5)までの中で、今例として挙げられました、例えばその挨拶の中身もそうなんですけれども、家庭における学習習慣、生活習慣の定着ということの延長線上で、かなりさまざまな形で成果として見えてきたということがございますけれども、平成26年度はまさにその地域版をつくったというところなので、平成27年度からこれについては、じゃあ、具体的にそのツールを使いながらどのようにさらにその内容を推し進めていくのか、地域ごとの取り組みを進めていくのかというのが課題であり、目標でありというふうな位置づけになっているということでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  どうも、御答弁ありがとうございます。ということは、まず宮崎課長のほうからなんですけど、この7学園、上からこの順番どおりでいいんですか、このとじてあるということですか。後ろに学園名を書いておいてくれればね、これは順番があれでもいいんですけど、そういう意味なのか、この順番どおりで、主な点がという解釈でいいのかという点と。
 あと、部長からもお話がありました。そういうことで、平成26年版、三鷹のをつくってということで、これ全体として集まっていて、うちの学園では、各学園が特色ある取り組みをしてくれることは大いに結構だし、それこそがやっぱり地域に根差したコミュニティ・スクールの要諦だと思いますので、それはいいんですけど、その中で、やはりこんなによかった取り組み同士を発表することによって全体の底上げ、すぐれているところはもっとすぐれて伸ばして、改善すべきというか、課題になっているところは、やっぱりこれは何とかしようと。この学園ではこういう取り組みによって成功したというようなことがあろうかと思うのでね、その辺の改善できた成功例みたいなものがもしあったら、お話しできますか、この平成26年度の会長の発表の中で。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  まず1点目ですが、これ、6年間ずっとこうした形式で概要版をつくらせていただきました。学園名をあえて入れていないのは、いわゆる好事例としてここには挙げさせていただいているんですが、一つ一つに対応して何学園と書くのもちょっとどうなのかなというところがございまして、あえて好事例として7つ挙げさせていただいて、その下に本編を入れておりますので、対照していただくと、そういったところなのかなというところで。そういうことにつきましては、またさまざま御意見をいただきながら改善をしてまいりたいというふうに思います。
 あとは、2点目の御質問なんですが、具体的にはここにるる書かれてある成果として捉えておりますけれども、三鷹「学び」のスタンダードというものを7つの学園の中でリメークしていただくというときに、既に同様の取り組みを先行的にやられているところというのも当然ありました。これについては、それはそれ、新しいものは新しいものということではなくて、先行したものにその中身を織り込んでいただくといいますか、つけ加えていただくというか、あるいは補強をしていただく、そういうようなことで今まであるものを生かしていただく、で、さらにそれをパワーアップしていただくというような学園も二、三ございました。
 また、これをもとに骨組みという、考え方は変えずに、全く独自の発想の中で、家庭の中で目標を、例えば一緒に読書をしましょうというような目標を立てたときに、それができたか、できないのかということを親と子がそれぞれチェックできるような、そういうチェック欄を設けた計画にしていただくとか、さまざまな工夫をしていただいています。ですから、平成27年度については、そういった工夫が実際的にはどうやって実践されていって、その結果がどういうふうに出るのかというのを、まさに検証する年度だというふうに我々のほうで捉えているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございます。そういった取り組みもしっかりやっていただけているということなので安心しましたが、とにかくいいところだけじゃなくてね、こういう問題点もあるっていうところも、しっかりとそこは検証しつつ取り組んでもらいたいというところ。それとともに、こういう検証の取りまとめとか、これだけを見ていますと、結構それは特色ある取り組みということで、もちろん、いいんですけど、すごく温度差があるなというような感じもね、これだけを見ると。
 例えば、いじめに対しても意識、検証のところにも書いて、いじめ対策にしっかり取り組むとか、あと、防災教育にもしっかり取り組むとか、こういうことということは、全学園さん、やっぱり共通の通底していかなきゃいけない問題ってあるじゃないですか、意識を持って。だから、その地域の特色はもちろん大事なんですけど、この三鷹市全体としてとか、やっぱり教育上、必ず押さえておかなきゃいけないような重要な問題っていうのは、みんなも共通認識をしているんだろうなということは当然なさっているとは思いますけど、その上で先行事例のこういう場、挨拶運動をしていることによってもっと人間関係が円滑にいったとか、いろんな取り組みがありますので、そういう先行事例の中でも、それをさらにもっと一歩進めたっていうかね、内容を充実させたような取り組みをしてもらいたいなと思っているんですけど、その辺の内容というか、取り組みをお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  先ほど申し上げましたコミュニティ・スクール推進会議というのは、平成25年度、平成26年度で終了してございますけれども、平成27年度は、そういったコミュニティ・スクール会長が一堂に会して、それぞれの地域での取り組みを共有したいということ、そういったその場を継続させたいということがございまして、新たにコミュニティ・スクール会長会議というのを設置をいたしました。
 年に、そうですね──3回から4回程度、四半期ごとの各学園のさまざまな取り組み、失敗例、あるいは今回、各コミュニティ・スクール委員会の会長の皆さんが全てかわりました。世代交代の時期がございまして、新しい会長さんになりましたので、コミュニティ・スクール委員会自体の運営についても、さまざまな御質問なり、課題なりをお持ちだと思いますので、そういったことの問題解決のためにも、そういった場を共有しながら、いい悪いにかかわらず、それぞれ独自な部分は残しながら、通底する部分はきちっと押さえていくというような、そういった取り組みをそういった会議を通じてしてまいりたいというふうに考えてございます。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございます。今のを聞いて、とにかく全体としてのね、そういう会長同士も意見交換が活発にできるような場がぜひとも必要だなということで、よろしくお願いいたします。
 そして、資料2のほうなんですけど、先ほど来、他の委員からもいろいろ意見、出ていました。それで、これだけ小・中一貫というか、適切にある程度取り組んでいるにもかかわらず、平成25年度は東京都は4件だったんですか。それが、今回7件と、ふえちゃっているっていうことはね、ちょっと非常に残念な気がするんですけど、その辺も、ある程度その先生方とかの、言っちゃあ悪いんですけど、素質だとか、あと保護者の方の感じ方とか、本人の感じ方とか、いろんな方のケースがあろうかとは思いますけども、やはりちょっと何点かありますよね。
 ちょっと行き過ぎたというところもあるし、また、過剰反応かなと思うところもあるんですが、やはりこういうのっていうのも、先生と保護者、生徒の方との日ごろのね、これはやっぱり人間関係というか、そういうことが非常に大事なんじゃないかなと思うんですが、そういうちょっとしたことが、笑っては済ませられないかもしれませんが、ちょっと済むことと、こういう大きくなって、やはりそごというか、行き違いになってしまうと、お互いに非常に不幸な結果になってしまうので、ましてや、これ、子どもたちにとっては非常に発達段階、過程のときにこういう大きな心の傷というかね、ショックを受けてしまうと。
 やはり、だから、私なんかも特に、一番上の東台小の先生の件もそうですけど、4番目の先生の、周りに他の児童がいるにもかかわらず、やっぱりそういうことを言うっていうことはね、配慮がなさ過ぎるんじゃあないかと。そういう言葉のことにしても、やはり配慮っていうんですかね、気を使うということが非常に大事じゃないか。それで、年齢もちょっとこれ、40代後半というか、こういう年齢を聞いちゃうと、なかなか難しいのかなと。もうここまで来てしまって、20代の人だったら改善できるというわけでもないんでしょうけど。だから、そういった点も何か、これ非常に難しい問題だと思うんですね、時間もかかるとは思うんですが、こういう点をどのように捉えておられますかね。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  我々も、昨年が4件、今回7件ということで、この件数については本当にざんきの念にたえません、本当に申しわけなく思います。ただ、今回、今までの御質問にお答えしておりまして、個別の教員に対する厳しい指導はしてまいりましたけれども、やはり個人の問題だけではない。これは、やはりこういったことに対してはチーム学校として、全体、もちろん教育委員会もそうなんですけれども、こういったことが二度と起きないように、教員個人のフォローも含めて継続して行っていかなければいけないんだろうなというふうには思っています。
 ですから、なぜこういったことが起きたのか、なぜそういう行動に出たのか、なぜそういう言葉が出たのかということを、よく教員とも日ごろのコミュニケーションをとりながらですね。究極のところは指導力不足というところに行き当たるんですけれども、それは大きな問題として、片や改善しながら、そういったパーソナリティーに起因するような部分も含めて、個別の対応というのは学校全体の中で見守って、改善をして、二度と起こさないようにしてあげるのがやはり我々の役目なのかなというふうに考えているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  御丁寧に御答弁ありがとうございます。いろんな意味でね、人間関係が複雑でというか、多様化している中ではございますが、とにかく子どもたちがね、非常にこういうところで傷ついているということもありますし、また、先生方も自信を失ってしまうと、やはり指導力も発揮するということも大事ですし。ということで、いろんな意味で、皆さん、忙しいんで時間がとか、会話が足りないのかなという思いはしますけど、その点も丁寧にしっかりと取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(加藤浩司君)  次の質問者。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。正副打ち合わせのところでちょっと確認できなかったところの評価・検証報告の中の、学園ごとの個別のところを少しお聞きしたいと思っているんですけども、特に取り組みの中でキャリア・アントレプレナーシップ教育、大体各学園ともこの取り組みというのを挙げているんですけども、課題と改善方策に、ほとんどの学園で、例えば連雀学園でいえば、キャリア・アントレプレナーシップ教育という言葉になじみが薄く、理解されにくいですとか、にしみたか学園では、人間力・社会力の育成の検証項目の第一として、キャリア・アントレプレナーシップ教育を設定したが、取り組みが不十分の面もあったということで、7つの学園のうち、このところがうまくいっていないというか、課題があるというのは大体5学園載っかっているということで。
 まず、目標とか取り組みで、一番最初に載せていただいたこの取り組みがうまくいっていないということで、各学園ごとに今後検討していくっていうことはあると思うんですけども、その周知とか、企業に対する案内とかも含めて、教育委員会として取り組むことが必要なのかなと思うんですけども、何かその辺の取り組みについて、今後のことも含めて何かあれば教えていただきたいと思います。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  まず、確かにアントレプレナーシップということ自体が比較的新しい概念ではありますので、なかなか三鷹の教員も外から入ってくるという部分では、それを常に周知していかなきゃいけないという部分もございます。教育委員会といたしましては、キャリア・アントレプレナーシップ教育の研修会、担当者の会を開きまして、年間何回だったかな、開いておりまして、そういうところを通して実践の共有をしたり、交流をしたり、それから、次のステップへ向けての検討もしていくというようなことをしているところでございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  キャリア・アントレプレナーシップ、キャリアをつけております我々独自の取り組みですけれども、アントレプレナーシップ教育については、国もなかなかその知名度が上がらない、認知度が上がらないということで、片やこれについては内容を推し進めたいということがあって、今回も、今年度に入ってからですけれども、補助メニューを用意してきたような経過があるんですけれども、自治体、予算主義ですので、急にはなかなか取り組めないところもありますけれども、そういった補助事業なんかもかなり拡充をする方向性にあるようです。
 やはり、我々が目指す人間力・社会力を持った子どもたちを育てるという意味でこういった取り組みというのは欠かせませんので、認知度を上げると同時に、具体的にわかりやすい事例を挙げながら、各校、各学園でその研究を進めるような支援を教育委員会としてもしてまいりたいというふうに考えてございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。お子さんとしては、この70%以上満足しているということで、机に座っているだけの授業じゃないところで、ほかの授業に比べて、子どもさんとしては楽しく。逆に言うと、社会に出たときに一番身近に力になっていく教育かなとも思いますので、今ありましたように、全体的に学園にお任せするということでなくて、全体的な市としての教育としてぜひ進めていただければなと思いますので、よろしくお願いします。以上です。


◯委員長(加藤浩司君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時46分 休憩



                  午前11時46分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 追加発言を求めます。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  申しわけありません。先ほど森委員から御質問のありました、三鷹市の児童・生徒の携帯電話の状況なんですけれども、平成25年5月の三鷹市学習到達度調査の意識調査、こちらのデータがございます。その時点で、小学校6年生につきましては、持っている児童が、まず持っているか持っていないかでいうと、50.5%の児童が──小学校6年生ですね、持っていると。そして、中学校3年生につきましてが──これ小6と中3しかわからないんですけども、中3につきましては75.1%の生徒が持っているというふうに回答しているところでございます。
 三鷹市の平均は、おおむね全国平均とそう変わらない状況がございます。以上でございます。
               (「使用時間は」と呼ぶ者あり)
 失礼しました。使用時間につきましては、1日1時間以上使用している──まず小学校6年生ですけども、児童が三鷹市では3.3%、それから30分から1時間の児童が6.2%、30分未満の児童が41.0%というふうになっております。で、持っていないが49.5%になっています。全体の児童を100とした数字でございます。
 同じように、中学校では、1日1時間以上が21.8%、30分から1時間が20.3%、30分未満が33.0%、持っていないが24.9%というふうになっております。以上でございます。


◯委員長(加藤浩司君)  ありがとうございました。
 それでは、改めて教育委員会報告を終了いたします。どうもありがとうございました。
 休憩いたします。
                  午前11時47分 休憩



                  午前11時48分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前11時48分 休憩



                  午前11時59分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 ただいま御確認いただいたとおり、管外視察の視察日程につきましては、第1候補を10月7日から9日、第2候補を10月13日から15日の日程で行うこととし、視察候補地等とその目的の申し出につきましては、6月23日火曜日、午後5時までに事務局へ届け出ることとさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をいたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 本委員会の調査事件を三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関することといたし、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後0時00分 休憩



                  午後0時01分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程については、8月4日、午前9時30分とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。どうもありがとうございました。御苦労さまでした。
                  午後0時02分 散会