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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成27年文教委員会) > 2015/03/09 平成27年文教委員会本文
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2015/03/09 平成27年文教委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時27分 休憩



                  午前9時28分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(清水富美夫君)  おはようございます。本日は、平成26年度文化行政について御報告をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  おはようございます。それでは、平成26年度の文化事業の実施について御報告をさせていただきます。初めに、太宰治賞の関係でございます。平成26年度は第30回となります太宰治賞でございますけれども、今年度の受賞作品は応募数1,149編の中から、異国を旅する18歳の娘の波乱万丈で幻想的な恋愛冒険を描きました、神奈川県の在住の女性、井鯉こまさんの作品「コンとアンジ」に決定をしたところでございます。
 三鷹市民からの応募は7編ございましたけれども、残念ながら最終選考までには至っておりません。
 また、次回の第31回の太宰治賞の作品募集は、昨年の12月10日に締め切りをいたしまして、応募数が1,251編となっておりまして、7編の市民応募がございました。
 次に、文学講演会でございます。先日、2月28日に芸術文化センターのほうで実施をいたしました。昨年は大雪であったため中止となりましたけれども、本年度の講師につきましても、編集者であり、御自身の著書も数多く出版していらっしゃる大村彦次郎さんに講演をお願いいたしました。内容といたしましては、3人の作家たちの人となりということで御講演をいただいたところでございます。会場は、当日155人の方に御来場いただきまして、多くの方々に御好評をいただいたところでございます。
 続きまして、2番、中近東文化センターの事業実施状況でございます。現在も博物館のほうは通常の公開を行っておりませんけれども、期間を限定して、今年度も三鷹市民特別公開ということで実施をしていただきました。企画展ではございませんので特別な展示はありませんけれども、さまざまな民族衣装の試着などもしていただいたところでございまして、好評を得ることができております。5日間で297人の方に御来館をいただきました。
 また、一般への公開につきましては、事前の予約というものが必要になりますけれども、1月31日現在で1,147人の入館があったところでございます。
 そして、三鷹市との連携事業といたしまして、今年度も三鷹市立小学校、3校の児童の見学を職場訪問という形で受け入れをしていただきました。各校、大体4人から5人程度の見学となっております。また、博物館の案内ボランティアでは、現在2名の三鷹市民の方々が活躍をしているところでございます。そのほかに、アナトリアの考古学というものが──トルコの遺跡でございますけれども、こちらのほうの発掘調査もしておりまして、順調に進んでいるということでございます。2月の11日と12日には報告会、あるいは調査研究会が開催されまして、両日で350人という方々が参加されたということを聞いております。
 続きまして、3番、太宰治顕彰事業でございます。太宰治文学サロンは、平成20年3月に開館いたしまして7年が経過しておりますけれども、毎年1万人以上の来館者をお迎えしているところでございます。2月末の累計の入館者は9万9,806人となっておりましたので、3月中、早ければ今週中ぐらいに10万人目の来館者をお迎えする予定というふうになっております。朗読会も大変人気がございまして、毎回文学サロンは満員という状況でございます。
 ページがかわりまして4番、美術資料等の購入と寄贈でございます。初めに購入資料でございますけれども、本年度は大変希少価値のあります太宰 治の直筆原稿等の一式、5点を購入させていただきました。太宰 治の資料はなかなか一般に出回らないというふうに聞いておりますけれども、このたびの資料は太宰 治が三鷹の自宅から発信したという直筆の資料でございまして、三鷹市が保有することに大変意義がある資料であるというふうに考えております。購入後は、文学サロンにおきまして一般公開という形でやらせていただきましたが、今後も没後や、あるいは生誕の周年事業などを含めまして一般公開をしたいというふうに考えております。
 次に、寄贈資料でございます。本年度は抽象画の作家、上前智裕──ウエマエチユウと読みますけれども、それと浜田 浄の版画や油彩画など37点を寄贈していただいたほかに、太宰 治が使用したと言われておりますスタンドや、あるいは竹久夢二関係の資料など、全45点の寄贈がございました。これらの資料は、今後企画展や所蔵品展等におきまして活用をしていきたいというふうに考えております。
 続きまして、5番、アニメーション美術館関係の事業でございます。初めに、三鷹市民及び近隣市民枠入場券の販売状況でございますが、対前年度比で103%と、今年度も前年を上回るような結果というふうになっております。
 次に、毎年10月初旬に実施をしております三鷹市民や、あるいは近隣市民招待でございます。今年度は10月1日と4日に実施をいたしました。こちらのほうはたくさんの応募をいただきまして、当日は2,000人程度の入場者となりまして大変喜ばれたところでございます。
 また、市内の公立小学校、それから幼稚園、保育園の美術見学につきましても、年間を通してスケジュール調整を行いまして、実施をしているところでございます。
 続きまして、6番、年間を通した展覧会事業の入場者でございますけれども、1月31日現在で開館日数が243日と、そして入場者が56万5,905人というふうになっております。今年度もジブリ映画の上映や、あるいは国際的な映画賞の候補や、あるいは受賞などの影響もございまして、3月末には前年と同様に68万人に達する見込みとなっております。
 続きまして、7番、竹久夢二展でございます。竹久夢二の生誕130年と没後80年を記念いたしまして、所蔵品を中心に企画展を実施したところでございます。竹久夢二展は平成12年に一度実施しておりますけれども、今回はこれまで公開のできなかった作品など、400点に及ぶ資料を一堂に公開をしたところでございます。竹久夢二に影響を与えた女性たちへのいわゆる文──手紙ですけれども、それを通しまして夢二の人となりについて市内外の多くの方々に鑑賞をいただきました。入館者数は4,158人となっております。
 続いて、番号8番は芸術文化担当課長から、それから番号9番は絵本館担当課長から御報告をさせていただきます。


◯芸術文化担当課長(加藤直子さん)  8、平成26年度、公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団事業実施状況について御説明いたします。別紙資料、2ページほどめくっていただきまして、平成26年度公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団事業経過報告に基づきまして、同財団の本年1月31日現在での事業実施状況を報告させていただきます。
 御報告いたします各部門の事業でございますが、本資料集計時点での実施事業、公演数は合計で223、入場者等動員数は合計で6万6,588人という状況でございます。
 最初に、音楽事業でございます。本年も音楽部門では、芸術文化センター、風のホールの特性を生かしたバロックやクラシック音楽を中心にさまざまなジャンルの事業を実施しております。定期演奏会として毎年実施しております沼尻竜典&トウキョウ・モーツアルトプレーヤーズ、横山幸雄ピアノリサイタルのほか、今年度は表の中ほどにございますアイルランドの混声合唱アヌーナによるコンサートや、最下段にございますSALT&SUGARというJポップなどの公演も開催いたしました。幅広いジャンルの公演により、多くのお客様に御来場いただけました。
 さらに、新しい企画としましては、「風のホールのピアノを弾こう!」がございます。表のやや上段のほうにございますが、プロの演奏家がコンサートで使用するピアノを芸術文化センターの風のホールでひとり占めして演奏できる企画でございます。はがきによる応募でございましたが、5倍を超える人気でございました。大変好評につき今後も継続していく予定でございます。
 また、教育委員会、学校との連携によるプロ演奏家の市内全小学校への訪問演奏を今年度も例年どおり実施し、10年目を迎えることができました。この関連企画として、同じ演奏家による市内中学校2校の吹奏楽部への訪問指導や、地域の連携につながるように近隣の中央保育園でのモーニングコンサートを開催するなど、アウトリーチ事業も充実して実施することができました。
 次のページ、おめくりいただけますでしょうか。次は演劇事業でございます。芸術文化センター、風のホールを中心とした演劇や落語、映画など、今年度も多くのお客様に御来場いただいております。毎回御好評をいただいている太宰治朗読会「太宰を聴く」や、同じ太宰作品をモチーフとした演劇公演、若手劇団の登竜門として定着した演劇公演シリーズ、”Next”Selectionなど、今年度も市内外から多くのお客様をお迎えできました。
 表の中ほどにございます企画ですが、今年度は、昨年の8月に初めての試みといたしまして、劇団ままごとという劇団の書きおろし公演として、オーディションで選ばれた高校生10人による演劇公演「わたしの星」を実施いたしました。スタッフにも高校生が参加し、劇団の本公演として12回の公演を多くのお客様に御来場いただきました。人気、実力を兼ね備えた落語家による独演会も例年同様好評をいただいており、多くの公演で満席の状況が続いております。
 また、映画部門では「惜別、日本の名優」と、新たに「男はつらいよ」という2つのシリーズ企画で毎月の上映を継続し、引き続き多くの映画ファンの方にも御好評をいただいております。
 次、下段の表に移ります。続きまして、美術事業でございます。中心施設である三鷹市美術ギャラリーにおきましては、今年度は4月からマリー・ローランサン展を開催いたしました。マリー・ローランサンは20世紀前半にパリで活動した、日本で人気が高い画家です。1万人を超えるお客様に御来場いただきました。そして、ことしの1月からは、浮世絵、写楽と豊国展を開催しております。会期は3月15日までですが、1月末日現在、1日100人を超えるお客様に御鑑賞をいただいております。浮世絵は日本が世界に誇る独自の文化の美術のシンボルと言っても過言ではないことから、美術ギャラリーでは、市内の子どもたちに小学校在学中に一度は浮世絵を身近に鑑賞できる機会をと、6年に1度開催するようにしております。
 参考までに、この浮世絵展は2月末現在、5,368人御来場いただきました。なお、両展覧会以下の記載にございますとおり、展覧会に関しまして、小学生対象のギャラリートークや出張鑑賞授業を初めとするさまざまな教育普及活動も数多く実施しております。また、浮世絵に関連しましては、三鷹ネットワーク大学との共催で寄附講座も開催しております。
 次のページにお移りください。次に文芸事業でございます。まず山本有三顕彰事業でございますが、有三記念館における2回の企画展に加え、夏休み子どもワークショップや、昨年に引き続き有三記念館スケッチコンテストも実施いたしました。山本有三及び記念館をより身近に感じていただけるように、事業展開を図りました。来館者も昨年とほぼ同じぐらいお迎えすることができました。
 太宰治文学サロンでの取り組みに関しましては、既に先ほどお手元の資料の1ページ、3、太宰治顕彰事業にて御報告させていただきましたが、補足させていただきますと、企画展示を3回入れかえております。さまざまな切り口で太宰 治を顕彰しておりますことが、来館者の増加につながっているところでございます。
 最後の項でございますが、その他です。三鷹市公会堂もリニューアルオープンいたしまして2年が経過いたしましたが、新たな施設をより積極的にPRするため公会堂見学ツアーを実施いたしました。今後もこの事業を実施する予定でございます。私からの御報告は以上でございます。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  私のほうからは、市内全域を対象といたしましたみたか・子どもと絵本プロジェクトの推進、また、拠点施設であります星と森と絵本の家の活動について御報告いたします。
 まずプロジェクトのほうですが、9回目となる子どもと絵本ボランティア講座を、平成26年度は大沢コミュニティ・センターを会場に実施をいたしました。また、この過去9回にわたるボランティア養成講座を卒業した自主グループの皆さんによる連携組織でございます、みたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会が主催いたします、三鷹駅前まるごと絵本市の第2回を10月、11月にかけて実施いたしました。第2回は、特に三鷹中央通り商店会の三鷹M−マルシェという活動とコラボレーションをいたしまして、ここに参加者1万5,000人おいでいただいたという実績につながりました。連絡会では研修会も実施しておりまして、この絵本市の活動を通じてお知り合いになりました福音館書店の方に「科学絵本の魅力」ということで講演をいただいたところでございます。
 続きまして、星と森と絵本の家の運営状況でございます。平成27年1月31日現在、開館日数、251日、入場者数が3万2,645人、これはおおよそ昨年並みの利用人数となっております。市内利用者はそのうち6割となっております。
 事業につきましては、主に活動が7月7日の開館記念日を境に新しい展示となります。その初日には、三鷹市長と天文台長のおはなし会、また、テーマ展示の入れかえに伴いまして、初日にはギャラリーを御案内するような企画を盛り込みました。さらに、平成26年の7月7日が丸5年を経過して6年目が始まる年ということで、利用者の皆さんが書き記しました「はっけんノート」を取りまとめ、「はっけんノート展」ということを実施いたしました。
 また、平成26年が第1回となります絵本原画公募展についてでございます。応募総数20点──うち1点は三鷹市民でございましたが、その中から6作品を展示作品として選出いたしまして、また6作品の中から特にすぐれた作品を市内出版社から絵本として出版をいたしました。現在、絵本の蔵書が約6,300冊、季節に合わせ、また展示テーマに合わせて約2,300冊を市民の皆さんが手にとって見られるように配架をしております。
 天文に関した伝統的な行事として、夜間オープンいたします行事、伝統的七夕、お月見会は毎年大変人気でございますが、天候に大変左右されやすい行事でもございまして、七夕のときには334人、お月見会のときには578人がお越しいただきました。正月行事、年末年始の行事は特に古い風習を残そうということで始めましたが、最近外国の方の御見学が特徴的だと感じております。
 定例的な行事、体験活動、ここにお示ししましたようにたくさんの種類の活動を行っております。この中でも特徴的なのは、市民の皆さんがボランティアとしてこれを支えてくださっているということでございまして、本年もボランティア市民45人、またジュニアのボランティアということで、小学校5年生以上のボランティアの皆さんが40人、たくさんの方がこの活動を支えてくださっております。
 広報活動は毎月皆様のお手元にも配付させていただいておりますが、手づくりの「おたよりえほん」を5,500部市内に配布しているところでございます。以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(半田伸明君)  行政報告、生活環境部報告、ア、平成26年度文化行政について質問をいたします。資料の中の2ページ目、4、平成26年度購入・寄贈美術等資料の中の(1)、購入資料、価格374万2,200円について質問いたします。これ、合計で16点になるんでしょうか。なぜこのような金額になったのか。金額の相場とでもいいますか、どのようにしたらこういう金額になっていくのか。そのシステムといいますか、過程といいますか、そのあたりから教えていただきたいと思います。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  こちらのほうの点数は、御指摘のとおり16点ということで、神田の古書店から購入をさせていただきました。金額につきましては、こういった古書等は一般に金額というのはあれなんですけども、こちらのほうはもともと個人の方が所有していたものをこちらの古書店が購入をして、そのときの金額が大体このぐらいの金額であったというふうに聞いております。それで、できるだけその金額に近い金額で購入をさせていただいたという経過がございます。


◯委員(半田伸明君)  今御答弁の中に古書店からいただいたという。ちょっと確認なんですが、その古書店から情報が三鷹に寄せられたんですか。その入り口の部分をもうちょっと教えていただけますか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  こちらのほうの古書店とは以前にも、別の物ですけれども購入した経過がございまして、先ほども御説明申し上げましたが、大変三鷹市に関係のある物ではないかということでお声がけをいただきまして、それで購入をした次第でございます。


◯委員(半田伸明君)  事情はよくわかりました。何分ちょっと金額が大きいものですからね。16点というふうに言われると、単純計算すると20万円ちょっとになりますかね。この20万円ちょっとが高いか安いかというのは、これは価値判断は難しいですよね、流通相場があってないようなものですから。見方を変えれば、言い値を聞かされて、そのまま買わされているんじゃないかという疑問がありました。
 あと、今伺っていますと、もともとの所有者から一旦古書店に行って、もともとおつき合いがあるっていう話でなるほどと思ったんですが、ちょっと下世話な話ですけど、そこでマージンが発生したら、これは意味がない。だったら、もともとの持ち主とやりとりすればいいじゃないかという批判もあり得ようかと思います。つまり、この374万2,200円という金額が、そういうマージンを抜かれたということではなくて、非常に妥当性のある金額なんだよということでよろしいのかどうか、そこを再度お願いします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  価格でございますけれども、先ほども申し上げましたけれども、その個人の所有者がこちらの古書店のほうに売りに出した金額とほぼ同じということなので、市としては妥当性があるということでございまして。なかなかこの直筆原稿というのは──太宰 治の原稿でございますけども、先ほども申し上げましたが、出回ることのない貴重なものでございますので、そういった意味も含めて購入をさせていただきました。


◯委員(半田伸明君)  事情はよくわかりました。当然購入する、寄贈の場合もそうですけど、当然動産保険料にはね返ってくる部分も出てきますよね。動産保険料については、ちょうど1年前、この生活環境部からの文化行政の報告の際にも指摘をさせていただきましたけど、購入に至る経緯はよくわかりました。妥当かどうかについては、ぜひ今後も金額の精査はお願いできればなと思います。ちょっと高いなというのが、正直な本音ではありました。はがき1枚に20万円かよと思います、正直なところね。それは直筆原稿で価値があると言われたらそれまでなんですけどね、疑問点は御理解いただけたかと思いますので、今後とも金額の精査をお続けいただきたいと思います。
 同じ資料の10、星と森と絵本の家の運営状況について質問いたします。市内利用者、60.1%と数字が書いてありますが、これはどのように統計をとられたのでしょうか。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  利用者数の把握でございますが、まず入館された方が1人1点ずつ木のチップを木にかけるという方式で、利用者の方に御協力をいただいて人数のカウントをしております。朝、乳幼児は30枚──例えば小学生は30枚というように、男女別に分けて木のチップを用意してありまして、それをとって、つけていただくことになっております。お帰りのときにそのチップをとって、市内か市外かのポストに入れて帰っていただくということになっております。多少その日に、帰りにとり忘れた方、何割かいらっしゃいますので、正確さという点では、9割程度正確かと思っておりますが、概算、市内と市外、どれぐらいの数がいらっしゃっているかということを、平成26年度から計測を始めたところでございます。


◯委員(半田伸明君)  この点については、1年前のこの時期に同じような質問をさせていただいて、改善されたことで、よかったなと思います。絵本館事業については多くの予算が割かれている状況で、市内利用者の率が6割という現状をどのように分析していらっしゃるのか、この点について改めてお伺いしたいと思います。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  星と森と絵本の家は市内の方にリピート──重ねて利用していただくことで効果が出る施設であるとともに、広い意味で観光施設の側面を持っていると承知して運営をしております。国立天文台が日本の中心施設であるということもありまして、全国からお客様がお見えになり、また、そのときに絵本の家を訪れていただくという特徴もございますので、2つの側面をきっちり果たしていくように運営を組み立てていきたいと思って活動をしておるところでございます。


◯委員(半田伸明君)  つまり、統計をとって6割という数字が出てきたところで、新たに課題が見えてきたということになろうかと思います。つまり、4割の方が、市外の方にお越しいただいているという現象を考えると、観光という資源が確かに証明できたのかなという部分もあろうかと思うんですね。この分析が重要だと思います。観光という側面を、じゃあ、より今後強調していこうかとか、もしくは市内利用者の6割をもっとふやすことに意義があるのかとか、このあたりは政策判断につながろうかと思います。その基礎資料としてこういう分析ができたのは大変すばらしいことだと思いますので、今後の……、どちらかというと、私は観光のほうを強く出していくほうがいいのかなっていう気はしますが。それはさておき、今後の分析にお役立ていただければと思います。これは評価をしたいと思います。
 同じく、ちょっと戻ります。3、太宰治顕彰事業実施状況についてでございます。これは、入館者数1万656人というふうになっておりますが、これは市内、市外の区別はなされたのでしょうか。いかがでしょうか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  こちらに載っております入館者数は市内外合わせての入館者数でございまして、特に区分はしてない状況でございます。


◯委員(半田伸明君)  同じ生活環境部の施設で、片や調査に工夫して、片やしていないという現実がこれではっきりしたわけですね。そうですよね。これはどうかと思いますね。つまり、星と森と絵本の家で工夫をされて6割という結果が出て、その6割という結果に基づいて新たな事業に踏み出そうとしている一方、太宰治文学サロンのほうは実はそこがはっきりしていない。ぜひ星と森と絵本の家の分析のやり方、木のチップがいいのかどうかわかりませんけれども、帰りに市内か市外かの箱に入れていくというのは1つのアイデアかと思います。そこでまた数字が出てくると思います。その数字に基づいてさらに分析を進めることが一番重要だと思います。生活環境部の中の施設なわけですから、温度差があるのは問題だと思います。ここはぜひ改善をお願いをしておきたいと思います。以上、問題指摘です。
 次に、別紙のほうですね、芸文です。芸術文化振興財団事業経過報告についてお伺いをいたします。音楽事業についてです。入場者率を見てみますと、一定の傾向が見られるのかなと思います。例えばギター・リサイタル、ピアノ・リサイタル、チェロ・リサイタル。ギター・リサイタルは44.80%、ピアノ・リサイタルは36.32%、チェロ・リサイタルは56.16%という数字になっております。
 まずお伺いしたいのは、音楽事業にしかり、演劇事業にしかり、文芸、美術もそうなんですが、個々の事業で当然予算を割り振っていると思います。この今申し上げた3つについて、入場者率が少なかったことによって配分された予算が、正直赤字だったのかどうかについての分析はなされているのでしょうか。


◯芸術文化担当課長(加藤直子さん)  この音楽事業につきましては、会場が625名収容する施設ということで、もう定数が決められてしまっております。あらかじめこの事業を計画する際、やはり内容によっては満席にならないという予測もしておりまして、ある程度、満席で入場者の収入のほうを計上しているところではございませんので、今回入場者率が低かったので多少の赤字は出ましたが、ここに表に載っているほどの赤字の形にはなっておりません。


◯委員(半田伸明君)  ここの表に載っている赤字ほどの云々って、赤字の数字載っていませんけど、ちょっとよくわからないんですが、もう一回お願いできますか。


◯芸術文化担当課長(加藤直子さん)  御説明が不適切で申しわけございません。あらかじめ入場者率を60%、70%で想定しております。そういう意味でございます。よろしいでしょうか。


◯委員(半田伸明君)  ということは、個々の事業に予算が、例えばこれが100万円とか、これは200万円とかいう感じで、個々の事業に予算を割り振っているのは事実なんですか。そこ、もう一点。


◯芸術文化担当課長(加藤直子さん)  芸術文化振興財団の事業は、補助金と、あと入場料収入の2つで予算を組んでおります。


◯委員(半田伸明君)  となると、今3つ例を出しましたけど、赤字が発生したことは発生したのかどうか、ここをもう一回。つまり、6割、7割で収入を見込んで云々って、プラマイゼロが、要するに損益分岐点としては6割、7割ということになるんでしょうかね。この6割、7割を切っている以上は、この3つの事業については赤字だったっていう判断でよかったのでしょうか。そこを一応確認します。


◯芸術文化担当課長(加藤直子さん)  赤字が発生していることは事実です。


◯委員(半田伸明君)  その分析が重要なんだろうと思うんですね。例えば次のページになりますけど、落語家さんとかは9割行っていたりとかですね。私は芸術文化振興についていろいろ言わせてもらいましたけど、それはさておき、発生した事象をどのように捉えるかっていうのは大切なことであると思います。例えば音楽事業のこの部分について赤字が発生した以上、例えば音楽事業を続けるんであれば、どうでしょう、例えばチェロが人気なかったのかなとか、三味線だったらよかったのかなとか、そういう分析とか。例えば、その分、音楽事業を一部削減をしてほかに回すとか、もしくは削減した分行革で成功させるとか、いろいろ考え方はあろうかと思います。個々の事業が赤字になった部分について、次年度に繰り越すべきではないと私は思いますが、このあたりはどのように分析されていらっしゃるでしょうか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  個々の事業で入館者が少ない分、先ほど申し上げました、その事業につきましては赤字ということになります。ただ、全体の事業から予想以上に入った事業もございますので、そういった部分で毎年年間何とか補えているという状況で。入館者が少ない事業につきましては、次年度、これはアンケートもいただいておりますし、企画員が毎年企画を細かく練っておりますので、同じような事業は決してしないで、工夫をして事業を進めていくという形で、今進めております。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  実は同じような事業なんですよ、これ。去年の資料を見たんですけどね。要は、これで最後にしますけど、これ部長にお伺いしますけどね、補助金が行ってるんですよ、市のね。何千万円、何億円という大金が行ってるわけですね。補助金が行ってて、補助金が行ってる先の実施する事業が一部でも赤字があるんだったら、そこはやっぱり正さなければいけない。補助金をその分削減するのは私は筋だと思いますよ。いかがでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(宇山正幸君)  質問委員さん、御存じのとおり、芸術文化につきましてはそれぞれの価値判断が全然違うということでございます。特に赤字の事業で、どうしても、赤字でもやんなきゃいけないというような事業というのはございます。ここで言いますと、市内ジュニア・オーケストラのコンサート等がまさにそういったものでございます。その他の、例えばLONDONのところは36.64%というふうになっております。これは、1年半ほど前からいろんな世界の芸術家たち、演奏家たちのスケジュールを見ながら、この人は三鷹でぜひやってほしいと、このチャンスは来年の今ごろここにあるというようなところ──学芸員の判断ももちろんございますけれども、そういった意味で三鷹の文化に価値があるというふうに財団のほうで判断をしたけれども、結果として入りがよくなかったというようなことが大半でございます。
 ここのところはどういう芸術家を連れてくるかというところで、もう少し情報を集めるなり、それから実施の期間というのもすごく大事でございまして、このためだけに来ているんじゃなくて、ほかのツアーの中でここっていうふうに限定されていきますので、そういうことも含めまして検討課題とさせていただきたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  じゃあ、わかりました。これで最後にしますけれども。指定管理料なり、補助金なり、助成金なり流れている先がやっている事業で、赤字が一部の事業で発生しているっていうのは、私は看過すべきではないと思いますし、全体としてプラスなんだでは済まされない部分があろうかと思います。去年も実は宇山部長から同じような答弁をいただきましたね。芸術については個々の価値判断であると、同じような文字が去年の議事録にもありますけど。だったら、個々の価値判断ということで、学芸員さんの個人の価値判断で税金を使って結果的に赤字になっていいのかという、根本的な問題提起が発生するわけですよ。
 赤字の部分についてはプラスにすればいいという問題でも、またないですね。先ほどおっしゃられた、私はジュニア・オーケストラを例に出してませんからね、これは必要なことだと思いましたから。ジュニア・オーケストラが答弁で来たのは、それは当たり前だと思いますよ。だから、ジュニア・オーケストラのことは私は出してませんよね、最初から。ですから、チェロだとか、そういったギターだとか、ピアノのリサイタルが赤字になっている事実を大変重く受けとめて、これが本当に必要なことなのかどうかを、個々の、個人の学芸員さんの価値判断によるのではなく、三鷹の公益に資すると本当に言えるのかどうか、そこをぜひ御判断いただきたいですね。
 去年似たようなことを言ったので、今回は質問はもうしませんけど、例えば演劇事業で「男はつらいよ」をやっている。去年は「ゴッドファーザー」でしたね。DVDを見りゃ済むものを芸術文化の一環として映画で上映するというのは、果たしていかがなものかと。思い出していただけましたかね。私は、この「男はつらいよ」は芸術なんですかなんていう質問はもうしませんけれども、今るる申し上げました芸術文化事業について、やはり抜本的に見直してほしい旨申し上げまして質問を終わります。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。初めに、太宰治関係事業の実施状況の中で、昨年度1,149編のうち7編が市内の市民の方から提出されたと。また、31回についても7編なんです。たまたま偶然一致して7編なのか、あるいは同じ方が7名お出しになっているのかどうか、わかればそこを教えていただきたいと思います。
 あと、それと、1,149編で、ことし1,251編なんですけど、同じ方が例えば去年もことしも出しているというようなことがわかれば、どのぐらいの率の方が、同じ方が出しているのかを教えていただきたいと思います。
 それと、これは文化財団のほうなんですが、今赤字のほうのお話は、半田委員のほうでお聞きしたんですけど、実は音楽事業で風のホール、中高生の限定公開リハーサルが20名のところが22名入っている。それから、一番最後の文芸事業の中の太宰治文学サロンの作品朗読会が250名のところ262名が入っていらっしゃる。これ、100%を超えているんですけど、施設のほうの消防法との関係は大丈夫なのかどうかということと、どういう方が余計に、定数以上に入れたのかどうか、その辺のところをちょっと教えていただきたいと思います。
 それともう一つ、これはちょっと私の勉強不足かもしれないんですけど、星と森と絵本の家の運営状況の中で、絵本の原画公募によって2点がぶんしん出版から「星と森の絵本」として出版をされたということで、これについては市の持ち出しというか、そういったものがあったのかどうか、それを教えていただきたいと思います。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  太宰治賞関係の御質問をいただきました。平成26年度と、それから平成27年度の応募のところでございます。三鷹市民の応募でございますけれども、これはたまたま偶然7編ということでございます。同じ方かどうかは、ちょっとまだ今の段階ではわかっておりません。そして、この昨年の全体の応募の中で、またことしもその方がいらっしゃるかどうかという御質問もございました。こちらのほうも、まだ今のところ、最終的にどんどん絞られてくるとある程度わかるんですけれども、現在ではちょっとまだ状況はつかんでおりません。以上でございます。


◯芸術文化担当課長(加藤直子さん)  御質問をいただきました定数を超えている件でございますが、中高生限定公開リハーサルですが、会場は風のホールとなっておりますので、定数は625名なので消防法上全く問題ございません。
 なぜ人数がふえましたかと申し上げますと、既にお申し込みのあった方のほかに、ジュニア・オーケストラのメンバーにぜひこの機会にプロの演奏を聞いていただきたいということで、お声かけをした結果人数がふえました。
 あと、続きまして、太宰治作品朗読会が250名のところが262名ですが、1回の定員は25名としておりますが、それぞれの方の御都合により欠席されることもありますので、多少多目に当選者を決めております。申しおくれましたが、いつも抽せんになっておりますので、多目に、来場いただける方にお返事をしておりますので、その方がたまたま全員いらっしゃったことが何回かありましたので、定員をオーバーすることになりました。会場内にパイプ椅子を並べまして朗読会を開催しております。周りにはまだこの人数が入りましても余裕のある状況ですので、消防法上問題がないと考えて実施しております。以上です。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  絵本の公募事業における出版の費用について、市の持ち出しがあるかという御質問でございました。昨年度の10月に当該出版社からの申し出によりまして、優秀作品をその出版社の負担で出版をするので、市が公募を行い、出版は出版社がするということで協定を結びまして、協働事業としてスタートすることになりました。したがいまして、出版に関して市の持ち出しはゼロとなっております。


◯委員(吉沼徳人君)  どうもありがとうございます。今の太宰治賞のほうなんですけども、市内の方、もしわかったら、ぜひ。なるべく多くの方に応募をしていただきたいとは思っているんですけども、同じ方が毎年、毎年出されているというようなこともあるかもしれないので、ちょっとその辺は最終的に市内の方だけでも調べていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、芸術文化財団のほうなんですけども、ジュニア・オーケストラに声をかけたってことは、これでもしおいでになる方がもっといらっしゃると、数はもっとふえてしまうということがあり得るのかどうかね。例えば今お声がけをして、2人ですね、多かったのね、20名で22名。ところが、ジュニア・オーケストラって、もっとたくさん人数いらっしゃいますよね。その中に声をかけたら、全員の方がお見えになってしまったら、20人のところ、とんでもない人数になってしまうんじゃないかと思うんですけど、その辺のことと、あと、朗読会のほうはね、多少多目にとっていらっしゃるというお話、それは欠席者がいるということが考えられますので、いいと思うんです。その辺のところ、もし20名という数を出している中高生のリハーサルの中で、やっぱり数を決めたということは、何か20名にしなければいけない理由があったと思うんですね。それを超えてジュニア・オーケストラの方だけが入ってもいいというのは、その辺、ちょっともう一度御説明いただけますでしょうか。


◯芸術文化担当課長(加藤直子さん)  20名というのは、募集するときに決めました人数でございます。20名のみしか入ることができないという状況ではございません。おおよそ20名ぐらいの応募があるんではないかということで人数は決めさせていただきました。また、本当に公演直前のリハーサルなので、余り人数が多くなり、演奏者のほうに御迷惑をかけてはいけないので20名ぐらいが適当だろうということで、決めさせていただきました。
 もう既にジュニア・オーケストラのメンバーも20名の中で応募をされておりました。それで、さらにお声かけして2名ふえたという状況ですので、それ以上ふえるということは想定しておりませんでした。私からの説明は以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  理解できました。よろしくお願いいたします。
 あと、星と森と絵本の家につきましては、出版社と提携を結んでこういうふうに出していただけるんであれば、いいものについては別に1編、2編ではなくてもいいと思いますので、たくさんのそういったいいものを市民に広げていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  では、よろしくお願いいたします。この時期、年度の文化行政についての御報告をいただいておりますけれども、この年の入館者数とか、こういった形でお示しをいただいてるんですけども、大体毎年どれぐらいの数が入っているかっていう指標ですね。要は平均でもいいんですけども、大体このぐらいの中で今年度がこの人数だったという形で示していただきたいんですけど。
 まず、例えば3番の太宰治顕彰事業実施状況とか、あとは6番の徳間記念アニメーション文化財団事業の実施とか、あとは星と森と絵本の家の運営状況とか、ここ数年の平均と平成26年度はどうだったか、その辺、わかる範囲で御説明いただきたいと思います。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  大体ここ数年の平均ということで、各館の入館者でございますけども、太宰文学サロンのほうはここ数年というよりも、ずっと当初から1万人以上は毎年入っております。ただ、1万人の前半ぐらいで来ております。開館当初はその倍ぐらいは、2万人以上は来ておりました。ただ、ここ数年は1万人ちょっとぐらいで推移しているという状況でございます。
 それから、同じくアニメーション美術館のほうでございます。こちらのほうは、一時期やはり3・11の関係で、あそこではちょっと落ち込んだということでございますけれども、ここ数年は、昨年も68万人、ことしもこの状況でいきますと68万人ということで、大体65万人が大体平均的な数字になるかというふうに考えております。以上でございます。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  平成24年度の年間利用者が3万7,187人、平成25年度の1年間が3万9,311人でございました。およそ3万七、八千人ということで来ておりますが、平成26年2月末の段階で、平成25年度の利用者より122人多い。つまり、2月の時期で切った場合に、去年より122人多いということですので、おおよそ今年度も昨年並みの利用者がお越しになるのではないかというふうに考えておるところでございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。ほとんどの事業が大体例年並みということで御説明いただいたんですが、できれば、この資料として平均どれぐらいだっていうことを載せていただくと、またお尋ねしなくてもわかりやすいのかなと思っていますので、今後の資料の提出の中で検討いただきたいと思います。
 最後に、5ページ目の(10)の広報活動、月刊「おたよりえほん」の発行という形で書いています。近隣小・中学校6校、全生徒に配布ってなっていますけれども、6校とはどこのことでしょうか、お尋ねします。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  おおさわ学園の学区内に絵本の家がございますので、おおさわ学園の3校、それから、にしみたか学園が隣接の学区でございますので、そちら3校の6校です。残りの小・中学校につきましては、学校図書室にまとまった数をお送りしているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。おおさわ学園とにしみたか学園ということで、毎月発行してるんで、部数の関係もあるでしょうし、いろんな配布するための手間っていうのもあるでしょうけども、できれば毎月発行されてますんで、例えば隔月でもいいんで、ほかの学園にも、図書室には置いてるっていうことでありますけれども、やはり全市的にもっと来ていただきたい建物でもありますし、そうですね、関心を持っていただきたいと思いますんで、本当に三鷹はすごく狭い地域でありますから、そういった限定をせず、そういった情報提供だけはしていただければなと思っています。これは要望でございますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(宍戸治重君)  よろしくお願いいたします。全体的には皆さん、よくやってくださるなっていう話をしたいと思いますが。それと、あと芸文センターの施設が、ことしのお正月に、日本でも有数の施設だというお話が出演者からありました。そういうような施設をね、ぜひですね。でも、専門家のほうがよく知っているというような話でした。そういうものをぜひ活用して──その意味を活用していただきたいなというふうに思いますし、これから政治の話じゃありませんが、地域をどうやってつくっていくかということがこれから問われるし、スケジュールと三鷹の将来像を問われる。今年度中につくるというような話も来ていますが、それは農業だけじゃなくて、産業だけじゃなくて、やはりこういうところからもぜひつくっていかなければいけないんだと思うんですが、そういう話がそちらに行っているかどうかわかりませんけど、地域を元気にさせるという意味では大きな力になるんだろうというふうに思います。施設を含めて、また、今三鷹が取り組んでいる事業についても。そういうような意味で、ぜひ新しい方向性をきちっと三鷹でも出せるようなことが必要なんではないかというふうに思いますが、ぜひそれに取り組んでいただきますようにお願いいたします。
 それと、たまたまここのところで私の家の古いものを引っ張り出しましたら、日露戦争に行ったおじいさんがいるんですけど、それは宍戸家を代表して行ったんですがね、3間ぐらいののぼり旗があるんですよ。そういうものって意外になくなってしまう。たまたま自分のうちのことだから言いますけど、ああ、こんなものって将来残していけるのかどうか、僕のうちが保存していりゃあいいことなのかね。例えば、あと、おじいさんじゃなくて、父の出征のときの日の丸であったり、もう少し違う、赤いふんどしが残ってるんですよ。
 それはなぜかっていうと、海兵隊にいたもんですから、サメに負けないための訓練のときに使うものであるとか、その当時のものが残っているのがここんところで発見されたんですね、うちの中で。だから、そういうものも、こういう施設であるとか、直接なものを予算を使ってやるということだけじゃなくて……、生活文化だよね、この範囲っていうのは。まあ、そういうものが今。それと……、違うの。教育かな、どっちかなと思って言っているんですけど。
                (「教育です」と呼ぶ者あり)
 それだったら、やめますけど。でも、ぜひそういうものも、これから、最初に言ったように、資源としてきちっと捉えていたりしていくことも必要なんだなっていうような気がするんで、教育なら教育でよろしいんですけど、ぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思います。特に皆さんから出ておりますので、内容については結構です。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時30分 休憩



                  午前10時34分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  おはようございます。それでは、基本方針について御説明をさせていただきます。御案内のとおり、三鷹市の教育が目指すべき中長期の施策の方向性につきましては、三鷹市教育ビジョン2022に定められているところでございますけれども、基本方針はこの教育ビジョン2022等に基づきまして、教育委員会として各年度における取り組みについての基本的な方向性を取りまとめたものでございますので、毎年、前年度の内容につきまして、制度や状況の変化など、こういったものを受けた内容への対応、事業の進捗状況を踏まえた時点修正等を中心に改定を行っているところでございます。
 この基本方針を受けまして、学校、学園ではそれぞれの学校経営方針、学園経営方針を作成することとなっているほか、今後、個別の事業につきまして予算の御審議をいただく中で各施策についての事業計画を策定して、改めてこの基本方針とあわせて御報告をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。
 今回、お手元に基本方針の改定部分と、その補足説明を記載した参考資料をお配りしてございますので、きょうはそちらをもとに説明をさせていただきたいというふうに思います。ページにつきましては、本編、基本方針と合わせてございますので、そのように御了解をいただければというふうに思います。
 まず最初に、学校教育でございますけれども、3ページをごらんいただきたいと思います。目標I、地域とともに、協働する教育を進めます。こちらの1です。コミュニティ・スクールの機能の充実でございまして、前年度充実を図ることとしておりました学校関係者評価につきまして、平成27年度は同評価の活用による評価、成果検証、改善というPDCAサイクルの確立を明記いたしました。
 その下になります。文部科学省の受託事業が終了したことによる修正、そして現在も実施をしておりますけれども、コミュニティ・スクール会長・副会長連絡会、あるいは学園長会議等の場におきまして、引き続き学園間の取り組み内容の情報共有を図っていくということを追記したものでございます。
 2の地域人材の育成と協働の推進でございますけれども、内容の充実を図っております学校支援者養成講座、こちらにつきまして、コミュニティ・スクールを支えるコミュニティ・スクール委員対象講座、あるいは教育ボランティア対象講座について加筆をさせていただいたところでございます。
 1ページをおめくりいただきまして、4ページでございます。3、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備でございます。こちら、平成24年度、平成25年度の括弧書きということがございますけれども、こちら引き続き実施をしてございます同事業のうち、記載の学校支援体制の充実に向けた検討を行った年度を表記したものでございます。
 その下、目標のII、小・中一貫した質の高い学校教育を推進します。こちらの1の小・中一貫教育の充実と発展でございます。(2)ですね、市民に期待される公立学校としての小・中一貫教育の充実。こちらで、実施をしてまいりました三鷹市学習到達度調査、こちらにつきまして、国及び都の学力調査を実施し、分析結果を活用する中で、小・中一貫教育の効果検証の方法を明らかにしていくことといたしまして、平成27年度についてはその実施を見合わせることとしたことに伴う修正でございます。
 お隣のページの一番上、2、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございます。学校での取り組みを充実する中で、基礎・基本の知識・技能の定着と双方向型の授業づくりを推進するほか、東京都の受託事業の終了や、事業名の変更に伴う修正、また東京都市長会の補助金を活用した事業、児童・生徒の体力向上に向けた新規の事業、こちらを追記したところでございます。
 次に3、三鷹らしい特色ある教育活動の推進と多様な学習機会の提供、こちらでございます。ICTの活用、外国語授業の充実など、児童・生徒の学びの充実を推進することといたしました。
 同じページ、下から4行目、4の生活指導の充実でございます。修正箇所は、ページおめくりいただきまして6ページになりますけれども、こちら文教委員会でも御審議をいただきました、三鷹市いじめ防止対策推進条例と、せんだって御報告をいたしました三鷹市いじめ防止対策推進基本方針、こちらの策定による時点修正、また、この策定を受けまして、学校におけるいじめ防止に対する取り組みを追記したところでございます。
 その下、6、幼稚園・保育園と小学校の連携教育と支援の推進。こちらでは、連携地区連絡会を活用いたしました小学校・保育園と小学校・学童保育所の連携施策、こちらと支援の充実を明記したところでございます。
 次に7ページ、目標IIIの1、学園長・校長の学校経営ビジョンに基づく特色ある学園・学校づくりの推進でございますが、平成27年度に配置予定の指導教諭、こちらの職名を追記したところでございます。
 その下の2、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成。こちらでは、三鷹市において必要とされます教員の資質向上に向けた、みたか教師力錬成講座、こちらにつきましてその取り組みを明記するために具体的な講座内容を追記したところでございます。
 8ページをごらんいただきたいと思います。目標のIV、安全で快適な、充実した教育環境を整えますの1、子どもの安全・安心の確保でございます。引き続き関係機関との連携のもと、通学路の安全を確保するとともに、こうした活動を補完するための防犯カメラの設置を追記いたしました。その下、学校給食につきましては、食の安全をめぐるさまざまな社会問題もございますので、広く安全で良質な食材の使用と、表現を改めさせていただいたところでございます。
 2の安全で快適な学校施設づくりの推進。こちらで事業の進捗に伴う文言の修正を行いました。
 その下、3、環境に配慮した学校施設の整備と環境教育への活用。こちらでは、省エネルギー・省資源化の具体的な手法といたしまして再生可能エネルギーの導入というものを例示したところでございます。
 9ページになります。4、ICTを活用した魅力ある教育環境の整備と利活用でございます。デジタル教材や電子黒板、大型モニターなどの既存のICT環境を活用した効果的な指導方法の情報共有、児童・生徒の主体的な学びを引き出すための実効性のあるICTの活用方法について、検討することを明記いたしました。
 5の学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組みでございます。平成26年度の取り組みの結果、高山小学校におきまして一定の対応が必要となったことを受けまして、既存施設の活用を含めて必要な年次ごとの対応策を実施することといたしました。
 その下、6の校外学習施設「三鷹川上郷自然の村」の効率的な運営の推進とあり方の検討。こちらでは、教育委員会内のプロジェクトチームで検討してまいりました施設のあり方について、報告書を取りまとめ、市長部局とも調整しながら、総合的な視点から施設のあり方について方向性を確定していくこととしております。
 10ページ、目標V、地域をつなぐ拠点となる学校をつくりますの1番、地域社会の拠点としての学校づくりの推進。こちらでは、防災拠点としての学校におけます災害時の避難場所としての機能確保に向けた施設整備の具体例を例示したところでございます。
 その下、学校教育の最後になりますけれども、3の家庭や地域の教育力の向上。こちらでは、今年度取り組んでまいりましたICT教育カリキュラムの改定を受けまして、家庭における情報モラルの向上や、家庭における正しいICTの利用環境について保護者の意識啓発を図る旨、追記をしたところでございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  おはようございます。それでは、私のほうから、11ページ以降、第2部の生涯学習について説明をさせていただきたいと思います。1部の学校教育と同様に──11ページの内容ですけれども、大きい一、推進目標ですとか基本方針につきましては、平成26年度のものと変更ございませんので、各目標ごとに平成26年度との変更点を中心に御説明をさせていただきたいと思います。
 12ページをお開きいただきたいと思います。目標Iの学習環境の整備についてでございますが、一番下の4、生涯学習にかかわる新たな拠点の整備についてでございますが、13ページにかけての部分でございますけれども、御案内のとおり、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の整備につきましては、現在大変順調に進んでおりますが、並行して施設の管理運営計画の検討を行っているところでございます。平成27年度はその策定とともに、管理運営のための体制の検討ですとか、生涯学習センター、それからスポーツセンター等、施設の設置条例など関連規程の整備を行う必要があることから、明記をさせていただいたものでございます。
 次に、その下の大沢二丁目の古民家の記述についてでございますが、入札不調に伴いまして、今年度中の古民家の整備が難しくなったことに伴いまして、整備方針の見直しを行うことにいたしましたので、記述の修正を行ったものでございます。
 その下の目標IIでございますけれども、市民の多様な学習活動の支援と生涯学習によるまちづくりの推進に関する部分でございますが、ページをめくって、次の14ページをお開きいただきたいと思います。4番の学校・家庭・地域との連携による生涯学習の推進についてでございますが、第1部の学校教育の中で進めている三鷹「学び」のスタンダードの家庭版ですけれども、これにつきまして、家庭教育の中でもその実践を奨励していくということといたしまして、記述を追加させていただいたものでございます。
 次、目標、その下のIII、地域の情報拠点としての図書館活動の推進についてでございますが、次のページの15ページの真ん中の2、図書館のサービス向上のための取り組みの中の一番下の(3)、ICTを活用した快適なサービスの提供についてでございますが、これまで構築を進めてまいりました新たな図書館システム、御案内のとおりオープンソース・ソフトウエアRubyを活用した図書館システムでございますが、ことし、平成27年度の9月に導入することから、それに伴う修正を行ったものでございます。
 次に、その下、一番下の3、図書館ネットワークの強化に向けた取り組みでございますが、一昨年、平成25年11月23日に南部図書館を開館いたしましたが、それに伴いまして、昨年、移動図書館ひまわり号の巡回ステーションの配置の見直しを行ったところでございますが、それにあわせ記述の修正を行ったものでございます。
 次に、最後のページ、16ページをお開きいただきたいと思いますが、目標IVの豊かなスポーツライフの推進についてでございますが、まず2の三鷹市スポーツ推進計画2022についてでございますが、昨年5月28日にこの計画が策定されたことから、策定から推進に改めたものでございます。
 最後に、一番下、5になりますけども、体育施設の円滑な運営と維持管理の充実についてでございますが、昨今、東京外郭環状道路の整備工事の進捗等に伴いまして、屋外体育施設が減少傾向にあることから、東京都や民間の体育施設の市民の優先利用と、市民が利用できる体育施設の確保に努めることを明記したものでございます。私からは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(半田伸明君)  教育委員会報告、ア、平成27年度 教育委員会基本方針について質問をいたします。まず、参考資料というこの資料は去年はありましたっけ。なぜこのようなことになったのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  これまでは、基本方針そのものをお配りをして、その中で特筆すべきその年度の内容、あるいは時点修正した内容、こういったものを御説明してまいりましたけれども、ごらんいただく中で説明と並行して、目で見て変わったところが下線なり網かけでわかりやすくしたほうがいいんではないかと、工夫をさせていただく中で、今回は参考資料としてこういった資料を配らせていただいたということでございます。


◯委員(半田伸明君)  私の記憶に間違いなければ、1年前のこの時期に基本方針の提出のあり方についてお話をした記憶があります。このような改正されたことは大変すばらしいと。ただ、1点だけ、これを見てますと、追記の件と修正の件とありますよね。削除はあったんでしょうか、ないんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  基本的には、時点修正の部分で去年の部分の記述は変わりますので、その部分を削除して新たなものに置きかえるという作業はございました。


◯委員(半田伸明君)  この参考資料を見てみますと、ここまで充実されているので、もう言うことないなと思うんですが、変更点を見ていますと、追記、修正、追記、修正、ばあっとある。例えば末尾の16ページになりますか、の一番最後に、今時点修正の話ございましたけども、例えば大きな抜本的削除がないんであれば、例えばその旨1行追加するとか。追記、修正、追記、修正とあるだけで、じゃあ、削除はなかったんだろうかという疑問が生じるのは、これ、当然無理もない。議会資料としては当然これ一般公開されるものですから、情報公開請求あったら当然出ますから、そういったところまでぜひ御配慮をいただきたい旨、ちょっとお願いをしておきたいと思います。
 じゃあ、個別の質問に入ります。ALTのところはどこでしたっけね。小1からの英語力っていうところ、ありましたですね。目標II、小・中一貫した質の高い学校教育を推進しますの3番、三鷹らしい特色ある教育活動の推進と多様な学習機会の提供の中の、小学校1年生からの外国人指導者を活用した外国語活動の充実について質問いたします。これは、一般財源を使わざるを得ないんでしょうか。ALTの現状は変わりないままなんでしょうか。学習指導要領に規定されておきながら、補助金はたしか来ていなかったっていうふうに認識をしておりますが、この辺の事実確認をまず行いたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  ALTに関しましては、補助金等ということはなくて、一般財源での対応となっております。


◯委員(半田伸明君)  現状は、このALTは何年生以上からなんでしょうか、そこを一応念のため確認しておきます。


◯指導課長(川崎知已君)  ALTを活用した外国語並びに英語活動ですが、1年生からALTとかかわる形になります。小学校1年生からのかかわりになります。


◯委員(半田伸明君)  となると、充実っていうのは何がどう充実するんでしょうか。現状は小学校1年生からっていう御答弁なんですが、となると変わりはないわけですよね。じゃあ、何がどう充実されるのか、時間数がふえるのか、そのあたりのことを教えてください。


◯指導課長(川崎知已君)  本来この外国語活動そのものは教員がやるもの、教員の職務として行うものであります。これまでも外国人指導者を入れて外国語活動の充実を図ってきましたが、ともすると外国人指導者に委ねる形であったりとか、教員が主導的に授業を持っていくというところにまだまだ課題があったところです。
 実は外国人指導者による外国語活動という形で前年度は書かせていただいたんですけども、やはり日本の現在のある教員が1つ、主体性を持って外国人指導者を活用して、その本来やるべき外国語活動を充実していただくために、教員の、もうちょっと外国語指導に関する認識や、理解や、またその指導方法、こういったものを、特にそれを外国人指導者を活用して、どういうふうに有効に活用していったら子どもたちのためになるかというあたりの学習内容についての充実を意味していることでございます。


◯委員(半田伸明君)  ああ、じゃあ、これ教員の話なんですね。三鷹らしい特色ある教育活動の推進と多様な学習機会の提供とあって、その後段に、さらに児童・生徒の学びの充実を図るため云々かんぬん、多様な学習機会の充実に努めますとありますけど、これ要するに教員のことを書いてるんですか。ちょっともう一回、そこ確認ということが1点と。
 あと、そのページ、その部分の右側に、次期学習指導要領改訂への対応を考慮した文言修正とありますけど、これはどっちですか。ICTにかかるんですか、小学校1年生からの外国人指導者にかかるんですか、この2点、もう一回教えてください。


◯指導課長(川崎知已君)  まず、このALTの活用というところは、本来ある教員の指導力というものに主眼を置いたものでございます。そして、それは次期学習指導要領で小学校の英語の教科化という今流れがある中で、それを視野に入れて、日本の今いる学級担任が、やがて英語という教科化になったときにもちゃんと対応できるような力をつけていきたいということのために、現在ある教員の力をつけていくということが1つございます。
 それから、この次期学習指導要領の改訂への対応というところには、実はICTというところも若干かかってくるんですけども、今度アクティブ・ラーニングという言葉が入っていて、子どもたちが課題解決していくような学習、こうしたものをしていくのに当たってICTをどんなふうに活用をしていったらいいのかとかっていうあたりの少し視野を持って、ICTの活用についても考えていかなきゃならない。ICTを活用して、今ある学習をどんなふうに、もっと充実したものにしていかなきゃなんないかというものを視野に入れたもんですから、どちらもこれは次期学習指導要領を視野に入れたものということであります。


◯委員(半田伸明君)  ちょっとくどいようですが、もう一回いいですか。両方ともということであるならば、小学校1年生からの外国人指導者を活用した外国語活動の充実っていう部分も、次期学習指導要領改訂への対応を考慮した文言修正ということでよろしいんですか。そこを念のため、もう一度お願いします。


◯指導課長(川崎知已君)  英語、つまり三鷹らしいというところは、実は1年生から英語活動をしているというところは三鷹らしいところなんですね。一般的には、5・6年生から外国語活動が入ってくる。三鷹はそれを1年生からやっているところに三鷹らしさがあるってことが、まず1つあります。次期学習指導要領では3年生以上に今度は英語という教科が入ってくることも考えたときに、また、そして、本来、日本人の正規の教員が英語の授業を進めていかなきゃならないってことを考えたときに、指導力をつけていくということが喫緊の課題であるということでございます。


◯委員(半田伸明君)  なるほど。今小学校5・6年生という話がありましたけど、ちょっと確認なんですが、学習指導要領上、ALTについて何年生以上が必須というのが書いてあるもんなんですか。そこを一応お願いします。


◯指導課長(川崎知已君)  学習指導要領上には、ALTの活用について具体的な何か文言があるわけではありません。何時間以上とか、そういったことも書いてございません。


◯委員(半田伸明君)  はい、わかりました。もう何年前になりますかね、総務委員会の補正でちょっと議論したときに、もちろん川崎課長の前の方なんですけど、そのときにはALTについては学習指導要領にのっとっての答弁ばっかりだったんですけどね。今お伺いしていると全然違う内容なので、あれと思って。もう一回勉強し直しますけども。学習指導要領にのっとっているわけではないということでよろしいんですか。のっとっているんですか、そこ、もう一回お願いします。


◯指導課長(川崎知已君)  三鷹でやっている外国語活動は当然学習指導要領にのっとって実施しております。学習指導要領にのっとってやっているのは、5年生、6年生は学習指導要領に位置づけがあるので、そこのもとでやっているということですね。
 そして、三鷹らしい、1つ教育としては、1年生の段階から外国語活動を始めていく、これは学習指導要領のどこにも明記されているわけではないので、三鷹の1つの特色ある教育として実施しているということでございます。


◯委員(半田伸明君)  となると、小学校5・6年生については学習指導要領に位置づけはあるということでよろしいんですね。


◯指導課長(川崎知已君)  はい、学習指導要領に位置づけがあります。


◯委員(半田伸明君)  じゃあ、過去の答弁とやっと合致しました。わかりました。何でこれだけしつこく言ってるかというと、当時の総務委員会のやりとりはこうだったんです。ALTは新しい事業で、たしか増額の話だった。そのときの一般財源でやる。じゃあ、何でだと。学習指導要領にのっとってと。いや、それはおかしいでしょうと。学習指導要領にのっとってやらされるんであれば、本来は国が補助金つけて当たり前ではないか。市の一般財源でやるっていうことがいかがなものかという問題提起を、随分昔ですけどやった記憶があります。
 その1年生から4年生までの部分について、それが三鷹らしいということでね、英語教育、その価値判断はさておき──私はそれはおかしいと思いますけど。本来、日本語力をつけるのが先だっていうのが私の一貫した主張なので、本会議でも一般質問しましたけども。ALTの部分の予算については、学習指導要領の中の記述が今小学校5・6年ということではありますけども、その部分がもし仮に拡張されるということがあるんであれば、自治体側として、一般財源ではなく、負担を強いる以上は一定程度の国の補助金を見込むのが筋ではないのか。その旨を国に意見具申するべきではないのかと思いますが、部長の御見解をお伺いをしておきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  これ、事のALTに限らず、子どもの教育、これは国の基礎をなす子どもたちを育てるという視点でございます。ただ、それぞれ自治体によって特色を持つという部分については、一定程度その特色にかかる費用というのを負担してまで、そういった教育をしていくという必要もあるかもしれませんが、基本的には国において極力そういった財源負担をしていただけるように、こちらからもお願いをしてまいりたいというふうに思います。


◯委員(半田伸明君)  ALT自体は週に何回でしたっけ、1回か2回ぐらいでしたっけ、先生が来て、子どもたちは楽しいみたいなんだけどね。その授業自体が果たして意義があるのかどうかについてはかねてから疑問を呈してきましたし、今後も批判的に見ていきたいと思います。
 あわせまして、小学校1年生からの外国人指導者を活用した外国語活動の充実という部分は、教員についてのお話だというのであれば、目標IIではなく、目標IIIの教員の力量を高め、に入るのが筋ではないのかという問題提起をしておきます。
 次の質問に移ります。目標IV、安全で快適な、充実した教育環境を整えますの中の、5、学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組み──(最重点施策)と打ってあります。この点について質問をいたします。網かけの部分。なお、高山小学校については、推計結果に基づき検討した対応策に沿って、学級数増への対応を図りますとあります。前月、行政報告を頂戴いたしました。2億円から3億円というような答弁だったかと記憶しておりますが、大体3億円前後ということになるんでしょうか。より詳細にこの1カ月、このぐらいの金額になりそうだという推計はさらに進んだのでしょうか、そのままなのでしょうか。


◯総務課長(秋山慎一君)  高山小学校の校舎増築等による対応の経費の件でございますけれども、基本的には基本設計等を行っていかないとなかなかその全体の経費というのは出ませんで、現状は見積もりをとって、その中で先月申し上げたような金額ということで今現在は整理をしております。


◯委員(半田伸明君)  その見積もりの中身なんですがね、ちょっと私、不案内なので教えていただきたいんですが、その見積もりっていうのは、例えば具体的なこと、例えばSRCでいきますよとか、鉄骨鉄筋でいきますよとかいうようなことまで含めての見積もりって理解してよろしいんでしょうかね。


◯総務課長(秋山慎一君)  はい、先月御報告申し上げたときに、12教室程度の増築、2階建てで軽量鉄骨造のものを行いまして、なおかつ仕様については、現在の鉄筋コンクリートの教室と遜色のない仕様で行いたいというようなことを御報告いたしましたので、その内容で今見積もり等をとって金額のほうを精査をしているというところでございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  補足をさせていただきますけれども、これ、今前回の文教委員会で御報告した内容については、教育部の中で高山小学校の児童数の増に対応するために校舎の増築という方向性がより望ましいだろうという結論に達しました。ついては、仮にその分を吸収するとして、この規模の、この増築をするとすれば、2億円から3億円程度の予算が必要だろうということで、実際には、そういった数字、つかみであっても、確定をしなければいけませんのでそういった見積もりをとりましたけれども、ただ、これについて議会に予算の御審議を願っているわけではございませんので。今後、正確な費用、あるいは事業の方向性も確定した上で、改めてこの部分については議会に御審議をいただきたいというふうに思っているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  予算組みがいいかどうかっていうことは私、言ってませんよ。そういうことを言ってるわけじゃないので、そこは勘違いのないようにしていただきたいと思いますが。軽量鉄骨造ということで、そこはちょっと1点確認したいんですが、いわゆるプレハブと同じなのか、違うのか、ここはいかがでしょうか。


◯総務課長(秋山慎一君)  例えば学校を建てかえの──例えば東台小学校、建てかえ等を行いましたけども、そういったときに用いるような、いわゆる短期間使うときのああいったプレハブとは全く異なりまして、外壁というんですかね、外装もきちんと行いますし、そういった意味ではグレードとしてはかなり、長期間使うということで、一般的なプレハブと呼んでイメージするものとは異なるような、そういった仕様のものを今検討してございます。


◯委員(半田伸明君)  多分秋山課長がおっしゃっているのと私が今から言おうとしているのは多分同じなのかなとちょっと思いますが、実は増改築でプレハブを使っている例が今ちょっとふえ始めてます。プレハブなんだけど、プレハブっぽくない。非常にしっかりしてる建物だと。直近で言いますと、武蔵野市さんで、ちょっと学校名は今ぱあっと思い出せないんだけど、ちょっと調べてみてください。要は、二、三億円という数字を最初に持ち出したのはどういうことかといいますと、その見積もりをとられた中身と、プレハブなんだけどプレハブではない、しっかりした建物である、ある程度長期間使えるという実例が出ているのと、ぜひ比較をしていただきたい。
 これは基本方針で、かつ単年度のお話ですから、その先ほど山口部長がおっしゃられたように予算が云々という問題じゃあ、当然ないわけなんですけど、基本方針として単年度、この部分について目標を掲げている以上は、どのような推計を今後深めていくかについては当然議論されてしかるべきである。そのように考えますと、先ほど申し上げましたが、プレハブなんだが実際は強固なものであるという実例をぜひ探していただいて、より安い推計がとれるのではないかという考えを持っておりますので。それが実際高ければ話は別なんですけれども、ぜひそういう複数の推計をとる1年間にしていただきたい。以上を申し上げまして質問を終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。私は、目標のV、地域をつなぐ拠点となる学校をつくるということの1番のところの、地域社会の拠点としての学校づくりの推進(最重点施策)ということなんですけど、その中にバリアフリー化や非常時の電源確保など施設設備の一層の充実を図るとともに、危機管理体制を構築しというふうに書いてあるんですけども、第一次的には多分避難場所となるのは体育館だと思うんですけどね。その後、例えば各学校において、それ以上の人が避難をしてきた場合に、使わせる教室の順位みたいなもの、そういったものというのは決められているのでしょうか。そうしないと、どこまで電源を幾つ、どういうふうに確保したらいいかということがつくれないと思うんですけども。それがないと、例えばこことここは絶対に市民がどんなことがあっても入れてはならない。例えば職員室だとか、校長室だとかですね。あるいは、1階のここの部分までは避難場所として使うんだとかっていうようなことというのは決まっているのでしょうか。


◯総務課長(秋山慎一君)  体育館以外の避難場所等の確保の順位等という御質問ですけれども、現時点では、学校ごとにいろんな構造といいますか、体育館との動線の問題等もありますので、具体的に、学校ごとにどこをどう使うということは、今決まってございません。


◯委員(吉沼徳人君)  決めておかないとなぜいけないかというと、授業が再開されるような状況になったときに、市民の方が教室にも避難している。しかし、その方、例えば体育館があいたからって、今度引っ越しですよね、言ってみれば。そういったときに、現実に3・11の関係でも、動かない避難者がいたという話も聞いてるんですね。ですから、なるべくだったら体育館に収容したいんですけども、それ以外の場所に収容する場合には、やはり地域の方が恐らく避難をして来るんでしょうから、地域の方々とよくお話をして、どことどこの部屋は使えるんだということを、やっぱりちゃんとしておく必要があると思うんですが、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  今御質問の内容、非常時、災害時──例えば大震災等の災害時のことかと思いますけども、こちらの対応につきましては、地域防災計画の中で、それぞれの学校がその学校の例えば体育館であったり、こういった教室であったりというところを活用しながら、避難所として機能をしていくと。各学校ごとに地域防災計画の中で定められているということでございまして、教育委員会がどこの教室をどう使うというような形で決めていくものでは、現在ありません。
 したがいまして、学校と地域の中でよく検討しながら、どこまでどういった──学校によって、その割り振り、今、これから取り組むという内容になっていますけれども、全てが完了しているわけではありませんから。スロープの御質問等もありましたけれども、そういったバリアフリー化が進んでいる、進んでいない、その進捗状況に応じてでも、そういった使える教室、使えない教室というのは出てくると思いますので、そういった事業進捗とあわせながら地域防災計画の中で進めていくということになろうかと思います。


◯委員(吉沼徳人君)  ぜひ、やはり地域の方ともよく相談をして、どこが使えるのか、使えないのかというようなこと、それから、そういったような状況で、また授業再開のときには教室に入った方は、やはり越していただけるような話を事前にしておく必要があると思うんで、その辺よろしくお願いをして終わります。ありがとうございました。


◯委員(石原 恒君)  8ページの目標IVの2の安全で快適な学校施設づくりの推進についてお伺いします。昨年、議会の中でも一致して特別教室の空調設備を整備してほしいということで要望させていただき、また、平成27年度の予算概要にもその旨、実施することは記載されております。今後の計画としてどのように進めていくのか、現時点でお示しできる範囲でお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯総務課長(秋山慎一君)  中学校の特別教室のエアコンの整備でございますけれども、今度当初予算のほうで御提案させていただいている内容といたしましては、中学校で未整備となっている特別教室のうち、いわゆる火を使うような理科室であるとか、家庭科室、これらの教室をまず最初に整備をしたいと考えております。
 今後につきましては、昨年度、設計につきましては全教室分、今完了しておりますので、今後さまざま財政状況等を見ながら、教育委員会といたしましてはなるべく早期に整備をしたいと思っておりますけれども、順次進めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員長(渥美典尚君)  予算にかかわる件はちょっと御配慮ください。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。理科室、家庭科室をまず優先にということで御説明いただきました。夏場厳しいということでも話がありましたので、ぜひ進めていただきたいと思います。
 それと、あと9ページのICTを活用した魅力ある教育環境の整備と利活用ということで、本年度ですかね、ホームページのリニューアルをしていただいて見やすくなった。大体統一したホームページになっていることも確認しておりまして、私もよく、やはりこういったものを活用して、保護者の方がごらんいただいて、もっと学校の取り組みを理解いただくように推進してほしいということを再三お願いをしているんですけども、やはりこの更新のタイミングがなかなか図られていないところで、また教育委員会としてももっとそういったところでフォローしてほしいということもさせていただいておりますけども、平成27年度の中で一斉メール、実施するということで、こういったいろんなメディアも活用して、リニューアルの際には安心安全だけでなく、こういった情報提供としてメールの活用を、ぜひしていただきたい。
 もう一つ、次のページの10ページの家庭や地域の教育力の向上、こちらのほうもSNSの活用ということも挙がっています。こういったもの、いろんなものを組み合わせて、より情報提供を丁寧にしていただきたいと思いますけど、その点、何かあればよろしくお願いいたします。


◯総務課長(秋山慎一君)  確かに情報発信につきましては、さまざま今媒体、学校のほうも、例えば学校便りなんかもその1つだと思いますけれども、紙の媒体、それからホームページとか、あとそういうメール、SNS、さまざまな今媒体のほうを持っておりますので、こういったものを効果的に使えるように、学校のほうで活用できるように教育委員会といたしましても、さまざまな情報提供などを行っていきたいと考えているところでございます。以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。いろいろ活用するという中で、ある程度このガイドライン的なものをつくっていただきたいと思いますので、まだ未整備かと思うんですけども、その辺も、もしできた時点で我々文教委員会の中でもお示しいただけるならば、ぜひお願いしたいと思います。以上です。


◯委員(森  徹君)  それでは質問させていただきます。ページの6ですが、5の多様な教育的ニーズに対応した教育の推進というところで、障がいのあるお子さん、次世代を担う人として心豊かに育っていくことを支援しますというふうになっておりますが、事務事業総点検運動の中で連合学芸会でしたっけ、連合学芸会って言いましたっけ、1月にやっていた。あれが廃止されてるんですが、私も案内状をいただいて参加させていただいて、連合学芸会に対する先生方の努力っていうのはよくわかるし、そこで子どもさんが、障がいのあるお子さんが一生懸命演技するっていいましょうか、学芸会で発表する。これ、非常にすばらしいな、これがここにうたわれている、次世代を担う人として心豊かに育っていくという点では非常にそれなりの大きな効果があったんじゃないか、これが実際には現在ないんですけども、この連合学芸会のつくってきた成果っていいましょうか、評価っていいましょうか、これをどのようにお考えになっているのかお聞かせいただきたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  委員御指摘のように、障がいのある子どもがこれまでの学習の成果の発表の場として連合の発表会、学芸会をしてきた。その姿を見て、保護者の方々がその成長ぶりというものに感動して、大変その教育的な、これまでの子どもたちの教育にかかわる成果、子どもたちの成長の場を見る場として大変意義ある事業であったというふうには認識しております。
 ただ、これにつきましては、連合学芸会を1月のこの時期に実施するっていうことが、実は本来その子たちに必要なさまざまな障がいの困難を克服するための教育などにかかわる時間を割いてしまう。この連合学芸会に出るために、またそのための時間をとらなきゃならないということ。それから、また通級指導学級に関しましては週8時間が上限で、それぞれの自立活動等の指導をする中で、そこにまた連合学芸会のための準備等が入るということが、それぞれ個々の子どもたちの障がいに基づく困難の克服をするための教育活動をかなり圧迫しているというふうな課題も学校のほうにはございました。
 そのようなさまざま観点の中で、やはり子どもたち一人一人の本来ある、本来すべき固定学級、通級指導学級で本来行うべき学習のほうに、やはり優先順位を持ってきたということでございます。


◯委員(森  徹君)  それなりの評価といいましょうか、それを見に来られる親御さんといいましょうかね、そこの人たちの子どもの成長を見るっていう場になったと思うと同時に、やはり確かにいろいろあれだけのことを準備するというのは、相当先生方は大変なんだろうなっていうふうには、非常に私もそこにいて、本当に現場の先生の努力っていうのを改めてしっかりと理解しなくちゃいけないなっていうことでは考えておりますが、やはりいろいろあるんでしょうけども、やはりこれは、やはり廃止という方向の選択肢ではなくて、何らかの形でこれをやはり生かしていくっていうことが大切でなかったのではないだろうかと。
 それが、事務事業総点検運動という、そういうくくりの中で廃止されたっていうことが、教育という、障がいのあるお子さんを豊かに育てていくという、この方針からして、ぜひ何らかの形で見直しといいましょうか、そういう方向っていうのが必要ではないかと思うんですけども、この辺はどのようにお考えでしょうか、今日的にどのように考えているんでしょうか。これをちょっとお聞かせください。


◯指導課長(川崎知已君)  確かに子どもたちの学習の成果、成長、発達の姿というものを見せるということ、そして、そういうふうな姿をいろんな方たちが知るということの意味はとても大きいことかと思っております。現在は学校におきましても、当然学芸会等、学習発表会等、子どもたちのさまざまなこれまでの学習の経過、成果等を見る機会もございますし、また、多摩地区であったり、東京都でいわゆる障がいのあるお子さんたちが集まっての学習成果とか、効果等を互いに確認し合う場もございますので、その中で子どもたちの姿を見ていただきたいなというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  ぜひ、今後これをまた新しい別の形で生かしていくという方向を、ひとつ期待したいと思います。ぜひ検討も含めてお願いしたいと思います。
 それから、9ページですが、川上村のところで、教育委員会の中のプロジェクトチーム、施設及び自然教室のあり方の検討にかかわるこの調査・分析、その他を行っているということですけども、この報告書として取りまとめるというのは、今どういうレベルまで来てるんでしょうか。これ、最初、いわゆる箱根みたか荘と同時期に、この問題も報告の中に文言がありましたよね、川上村もということで。それで、現在報告書として取りまとめるというこの期日というのはどの辺に置いているのか、今どういう状況まで来ているのか。
 報告書が出なければここで答弁できないのかもしれませんけども、しかし、今現在でここに文教委員会に報告できる内容があれば、答弁いただければというふうに思います。


◯総務課長(秋山慎一君)  川上村の検討の状況ということでございますけれども、基本的には、まず2つの側面がございまして、1つは、施設のいわゆる利用促進も含めての経営改善、それから抜本的な見直しも含めてあり方を検討するというのが、1点あります。そして、もう一つが、三鷹の自然教室について、基本的なところから立ち返ってどうあるべきかということを──こちらは指導課が中心になっていますけども検討いたしまして、そういったさまざま検討した要素を今1つに集めている段階でございまして、最終的には、検討につきましては今しばらくかかるんですけども、年度が明けましてなるべく早い段階で一定の形にまとめた上で、4月には市長選挙等もございますので、その後に一定の、市としての判断を行っていただきたいということで、教育委員会としては準備を進めているというところでございます。


◯委員(森  徹君)  期日で確認しますが、これは平成27年度の基本方針で、今年度が明けるっていうのは、平成26年度と、今の年度との関係で、平成27年度の中で、これは具体的にいつ頃をめどにしているんですか。


◯総務課長(秋山慎一君)  そうです、平成26年度時点での年度が明けてという表現なので、平成27年度の基本方針にうたっているとおり、これは平成27年度に行うこととしておりますけれども、ちょっと時期としては、はっきりいつというふうには、ちょっとなかなか申し上げられないところもあるんですけども、基本的に取りまとめていくのは、年度の早い段階といいますか、できるだけ早い段階で一定の方向を出したいというふうに考えています。
 というのは、前回、指定管理を5年から3年にするというところでありましたけれども、仮に川上村の施設について今後三鷹市が運営をしないとなった場合には、自然教室のプログラムそのものを見直すのに一定の時間が必要だということでずっと御説明をしてきた経過がございます。実際問題として、プログラムを見直すにはそれなりの時間も要しますので、平成27年度に入りまして、可能な限り早い段階で一定の方向性を出した上で、その後の対応に入っていきたいということで、年度の前半の早い時期と、ちょっとそんなような言い方になっていますけども、考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  これ、たしか指定管理者は3年だから、平成28年度までですよね。そうすると、教育委員会ですから、一学期の手前あたりで出てくるということなんでしょうかね。今の答弁の言葉の中に廃止の方向かなというような、受け取れるような、理解できるような方向で進んでるのかなというふうに感じましたけども、ともかく丁寧、慎重に進めていただきたい。
 それから、できるだけ文教委員会に報告ができる、できるだけ早く出していただく中で、やはり我々があわせて文教委員会でも議論できる、そういう内容を、そういう方向でぜひ次回やっていただければと。これ、注文じゃなくて要望ですので、ひとつよろしくお願いいたします。終わります。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、よろしくお願いします。学校教育ということで、そこに今とりあえず限って質問しますけど、まず三鷹市には基本構想があって、基本計画があって、それから、個別計画として三鷹市教育ビジョン2022が出ております。それらに基づいて、今度は方針が出てるわけなんですけど、リーダーといいますかね、その意思がきちっと学校教育の末端までつながらないといけないわけですよね。そういうことからしたら、この方針というのはどこまでの関係者が見ているんでしょうか。とりあえず、それから。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  こちらで御報告をした後、この基本方針が固まりますと、全ての学校に対して管理職を通してお知らせをする。そこの中で、三鷹の場合はコミュニティ・スクール、あるいはPTA、そういった中で情報共有を図っているということでございます。


◯委員(宍戸治重君)  ありがとうございます。それでなくてはいけないというふうに思っていますが、意識の持ち方がそれぞれ違うということもあると思いますけど、また、先生方においては指導要領というのがございますよね。それとどう組み合わせていくかというのがカリキュラムを作る上で非常に大切なことだなというふうに考えておりますので、ぜひその点は徹底していただきたいなというふうに思います。
 それと、学校のPDCAサイクルというのが、今もお話しした中で事業が展開されてくわけですよね、学校の授業じゃなくて、この方針に基づいた事業が展開されていくとなると、このPDCAサイクルというのも国のほうでも最近表に出してきたんですね。その事業がきちっと行われているかどうかをチェックする必要があるということで、国としても横文字を使うというのは珍しいなと思って見たところですが。学校教育に対して、今PDCAサイクルを何ではかっているかというと、学力調査であるとか、そういうことでついつい代表されてしまうのが昨今ですけど、個々の事業についてこのPDCAサイクルをどう活用していくかというのが、ここに確立についてということで書かれていますけど、どういうふうに捉えてこれから実施していくのか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  こちらに書かせていただきましたPDCAサイクル、学校運営、学校経営について評価・検証、そして改善というような、そういった1つのサイクル、これはコミュニティ・スクール委員会の皆さんを中心に、関係者評価としてかなり詳細な学校経営についての評価を行っております。今ここにあえて書かせていただきましたのは、その一生懸命やっていただいている評価をどういうふうに改善につなげたのかというところの見える化を、ぜひさらに図っていきたいということで、今回、平成26年度中にそういった方式──余りやっていただく方の御負担がふえない範囲の中で、簡素化し、あるいは効率化をする中での評価・検証の方法を見直したと。それで、今度出てくる結果についてどうフィードバックしたかというのを見える化したいというようなことがございますので、かなりそういった意味では内容としては詳細な内容にわたってPDCAサイクルを確立していけるのかなというふうに考えているところでございます。


◯委員(宍戸治重君)  ありがとうございます。ぜひその取り組みは進めていただきたいと思いますし、このコミュニティ・スクール委員会だけでじゃなくてね、それぞれの事業についても、まあ、そんなところの取り組みがこれからは求められてくるのかなと。また、それによって、報告書も出てるけどね、三鷹の場合、でも、それにだけでなくて、それぞれの事業を見直すについてもこういうことが必要なんだろうというふうに思っておりますので、お願いします。
 それと、学校運営協議会、コミュニティ・スクール委員会もそうですが、そのもの自体を育て上げるというか、精度を増すような取り組みもぜひ、ここにも書いてあるようですけども、そういうことによって、それが精度を増していくような取り組みにつながることを期待しています。
 あと、ここに7ページ、指導教諭が配置される学校があるためというようなことで、指導教諭について御説明をお願いします。


◯指導課長(川崎知已君)  指導教諭という新たな職がここで配置される形になります。これは、そもそも高い専門性とすぐれた指導力を持つ教員を活用して、教員全体の意欲とか学習指導力の向上を図るということが目的でこの職を設置したものでございまして、この教員は学校の教員としてみずから授業を行うほか、児童・生徒の実態を踏まえて、校内にいる他の教員に対しての教育指導に関する指導、助言であるとか、あるいは学校外、三鷹全体とか、あるいはこの近隣の学校の方たちに授業を見せたり、授業についての指導をしたりという、そういうふうな役割を担った教員でございます。


◯委員(宍戸治重君)  三鷹のカリキュラムの編成であったり、それから指導力養成講座であったり、また三鷹の方針であったりする中で、そういうことを踏まえた上での指導教諭なんでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  指導教諭の選考に当たりましては、よく東京都は100人に1人の逸材という形で、それくらい指導力がすぐれた者ということですが、この選考に当たりましては、市教育委員会のほうも選考の中に入りまして、三鷹の施策を十分理解し、それを展開していくという視点を持っている教員ということで、東京都のほうに推薦したところでございます。


◯委員(宍戸治重君)  ありがとうございました。ぜひ、レベルっていうことが正しいのかどうかわかりませんけど、より効果的な指導ができるように取り組んでいただきたいなというふうに思います。
 次にICTですが、井口小学校が最初だったかな。ITで──もう何年になるだろう、20年ぐらいになるか、前のころは先生の中には俺はコンピューターは使わないって言う先生がいるなんて話題になったことがあったんですけど、それからもう20年近くたつわけですけど。そうすると、そう言ってた先生はもういないわけですよね。それと同時に、次から次へと学校を卒業して教員になって来る若い先生が、ふえた人も場合によると、もう50代ぐらいになっていっちゃってるっていう可能性あります、年齢から言うとね。だけど、今先生方のICTを活用できるレベルっていうのはどのくらいなんだろう。


◯指導課長(川崎知已君)  現在、ICTを通常の事務的なもの、それから教材づくりで活用する教員のほうが圧倒的に現在は多くなっているというところでございます。


◯委員(宍戸治重君)  そういう先生がいらっしゃればね、今、それこそうちの子どももそうですけど、もう何が何でもこうやって、何でも済ましてしまうような時代であるということからすれば、相互通信のICT、これが活用されて当然ですけど、そこに学校間のレベル差だとか、世代間のレベル差だとかっていうのは多少生まれるとは思いますけど、そういうギャップっていうのは現実的にはどうなんですか、今市内の学校で。


◯指導課長(川崎知已君)  パソコンを使うことに関しての技術的なものは、ほとんどの教員は持っている。ただ、それを具体的に今度は授業の中でどのように活用していくのか。自分が展開したい授業があったときに、それを、展開したい授業がICTを使うことによりもっと効果的な授業を展開できるかどうかというところにつきましては、まだまだ教員の中でそのあたりの温度差というもの、それから、技術的なものにも差があるところはございます。


◯委員(宍戸治重君)  その差っていいますかね、そういうものもこれから埋めていかなければいけないのが1つの課題だと思いますね。それと、タブレットを使うというのがよく今言われています。じゃあ、タブレットを使って、いろいろセキュリティーだとか、何ていうんですかね、そういう問題も確かにありますけど、対面教育、言ってみれば商店の対面販売と同じように対面してきちっと教育するのと、タブレットで──効率的かもしれませんが、使う新しい方向性を考えたときに、そういう点ではどういうように市としては考えているんでしょうか。今、タブレットだけじゃないけどね、そういうものを活用していくことと、その機能が場合によれば生活を超えちゃってるみたいな時代になっちゃうわけだけど、そういう点については何か考えていますか。


◯指導課長(川崎知已君)  まず機器があって、それをどう使うのかということになると、委員御指摘のように、本来、より効果的なものとしてICTが使われているのか、使わなきゃならないのでやむを得ずそういう形で使っているのかというところが出てくるかと思います。今大事な部分は、自分が行いたい教育がどういう教育であるのか、どんな授業を展開したいのか。その授業を展開するのに、何をICTとして活用することがより効果があるのか。この発想を転換した形で、先生たちに考えていただくことが必要だというふうに考えております。
 ですので、教育の狙いがあって、狙いを達成するためにより効果的なものは何か、それがICTならばそれを使っていく、そういうふうな発想が大切かと考えております。


◯委員(宍戸治重君)  便利さや何かだけを追求することだけでなく、これから心の教育も大切だということで、そういうことが、もしかしたら欠落していっちゃうんじゃないかという、僕の気持ちの中に心配もあります。そういう点を十分に配慮した中で、より効果的な教育を行っていただきたいなというふうに思います。
 それと、生涯学習の中で、防災公園と一緒にできる施設の活用についてですけど。今の施設、12ページの一番下、生涯学習の拠点及び健康・スポーツの拠点を整備するために、市長部局と連携して管理運営計画の策定をしているということでありますけど、建物を管理する、貸し借りだとか、部屋割りだとかいうことは意外に誰でもできるだろうというふうに思うんですけど、そのソフトを考えたときに、今のネットワーク大学をつくるときだったか、そのアンケートをとったり何かしておりましたけど、それと実際にはアンケートと実態とは多少どころか、随分市民意識っていうのは、やりたいけど、実際にはなかなかできないよみたいな意識の違いが、調査の結果と現実と違うところがありました。
 そういう点をどうギャップを埋めていくかということと、それと、今の人気のある建物というか、施設にしていくには、広い専門性の知識が必要な場合が間々あると思うんですけど、そういう点について運営計画との関係についてどういうふうにお考えなのか、お願いしたいなと思います。


◯総務担当課長(向井研一君)  私からは、生涯学習という分野でございますけれども、スポーツセンターも含めて、現在私の職務も都市再生推進本部ということで、企画部のほうの職務も併任となっておりますので、あわせてお答えさせていただきたいと思います。
 今お話ありましたように、管理運営計画につきましては本来、平成26年度中に策定をいたしまして一定の方向性をお示しする予定でございましたけれども、御存じのように清原市長が新市長に──市長は今度市長選のほうには出ないということで、新しい市長のもとで管理運営計画の内容については改めてそこで確認したものをお示ししたいと思っております。
 運営の計画についての概要につきましては、先日総務委員会でも報告をさせていただきましたけれども、今後議会の皆様方を初め、いろいろスポーツや生涯学習にかかわる審議会であるとか、そこを利用される団体の皆様方にもこの計画については逐次御報告をいたしまして、そこからまたたくさんの意見、御要望もいただきながら、それでこの運営計画をまとめていきたいというふうに思っております。
 それとともに、施設の運営に当たっての基本的な考え方といたしましては、まずはこの、複合施設になりますので、質の高いサービス提供、さらにまた効率的で効果的な、なるべく経費を節減するような、そのような施設にしたいと思っておりますので、当然直営でやる部分もございますし、また、そういった民間事業者が有するいろんなノウハウを活用して、今言ったような基本的な考え方が図れるような、そういうことも視野に入れていきたいと思っていますので、直営や、また指定管理、また業務委託など、いろいろなメリット、デメリットを調べながら、それぞれの制度の組み合わせなども含めて、今後その運営体制については検討を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。以上です。


◯委員(宍戸治重君)  ネットワーク大学の議論の中で、カルチャースクールじゃないんだよという話をしたことがありました。カルチャースクールというのは、今なぜカルチャースクールかと言ったかというと、市民の必要な人はお金を出してまで高いカルチャースクールに行く時代が来ている。そういう時代の流れも把握しなければいけないというような話をした記憶があります。そういうことも含めて、今御答弁いただいたような民間のノウハウであるとか、そういうものも場合によると専門性の1つとして大事なことなんだろうなというふうに考えているところです。
 今御答弁いただいたところで御配慮をいただきながら進めていただきたいなというふうに思ってます。よろしくお願いします。
 それと、大沢二丁目古民家、その後はどうなっているんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  先ほど説明の中で入札不調に伴い、今方針の見直しを図っているというふうに御説明させていただいたところでございますけれども、当初は、創建当初の姿に復原するということを考えておりましたけれども、その後、いろいろそういった入札の不調等々ございまして、今後はそのあり方自体、もうちょっと、どうせ整備をするんであれば、もうちょっと活用が見込めるような、そういった施設にしたい。あるいは、安全性の面ですとか、そういったものをもう一回練り直した上でしっかりとしたものをつくっていきたいというようなことで、今協議をしているところでございます。
 今後、市も新体制になるわけでございますけれども、その中で確認をしていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。


◯委員(宍戸治重君)  私のうちも前はカヤぶき屋根で、おじいさんと山に行っては、それを直すときに藤づるをとったり。屋根自体はくぎ使ってないんですね。藤づるで結わってあるだけなんです。新しくつくった家はそんなわけにいかないし、だから、どうすんのかななんて思いをしながら。それと、あの近所に屋根屋っていうのがいて、それを専門に直す人がいらっしゃった。雨降ると──ついでだからちょっと時間を少しいただいて。雨漏ってくると、きちっと押さえてた竹の縄を1本抜く、そうすると雨漏りがとまる。そういうような経験もあるんだけど、それを維持するには非常に大変で、それこそこの辺でカヤぶき屋根というと30年きりもたない。
 わらぶき屋根というと、カヤが少なくなってからはわらぶきにしたんだけど、せいぜい30年。60年ぐらいしかもたない。それを維持費を考えると、非常に大変な事業なんだね。そんなことも含めて、ぜひ、できれば今の現状というか、トタンを剥ぐと全部腐っちゃってて、内側だけが残ってるんだと思うんだけど、ぜひなつかしいし、そういうものが次の世代に引き継がれるもんだったら引き継いでほしいなという気持ちはありますけど、維持費は大変ですよ。そういうことも含めて、新たに新しい検討をしていただいて、雰囲気は残るようにお願いしたいなと思います。以上で終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時47分 休憩



                  午前11時48分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
 その他について、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、ないようでございますので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
 この2年間、私と寺井副委員長でお世話になりました。どうもありがとうございました。
                  午前11時49分 散会