メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧会議録閲覧(平成26年度決算審査特別委員会) > 2015/09/15 平成26年度決算審査特別委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2015/09/15 平成26年度決算審査特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(土屋健一君)  おはようございます。ただいまから平成26年度決算審査特別委員会を開きます。
 議案第48号 平成26年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 一般会計歳出 第4款 衛生費から第9款 消防費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(石坂和也君)  おはようございます。それでは、衛生費から御説明いたします。実績報告書の134ページをお開きください。
 第4款 衛生費の決算額は、34億2,134万6,000円で、前年度比1億8,263万3,000円、5.1%の減となりました。
 特記事項を申し上げます。右側、135ページをごらんください。事項10.在宅医療廃棄物適正処理推進事業費です。家庭で使用した注射針等の適正処理を推進するため、三鷹市薬剤師会に対して助成を行いました。
 138ページをごらんください。事項23.がん検診関係費です。将来の胃がんリスクを判定するABC検診を新たに実施したほか、がん検診について受診者の一部費用負担を導入いたしました。
 右側、139ページ、事項33.自殺予防対策事業費です。自殺の現状や自殺予防について理解し、適切な支援につなぐことができるよう、市職員向けにゲートキーパー養成講座を実施いたしました。
 事項2.乳幼児等予防接種事業費です。平成26年10月から水ぼうそうワクチン接種が法定接種となったことから、全額公費負担で実施しました。
 140ページをごらんください。上段の事項4.高齢者肺炎球菌ワクチン接種事業費です。平成25年度から接種費用の一部助成を実施してきたワクチン接種について、平成26年10月から法定接種となったことから、円滑な移行を図りました。
 144ページをごらんください。事項10.小型家電収集関係費です。使用済み小型電子機器等の回収ボックスを設置し、平成26年9月から収集を開始いたしました。
 続きまして、労働費について御説明いたします。147ページをごらんください。第5款 労働費の決算額は5,776万9,000円で、前年度比600万8,000円、9.4%の減となりました。労働費に関連いたしましては、各款において緊急雇用創出事業臨時特例補助金を活用し、新規雇用の創出と市民サービスの向上に向けた取り組みを推進いたしました。
 続きまして、農林費について御説明いたします。148ページをごらんください。第6款 農林費の決算額は、1億7,322万円で、前年度比2,147万6,000円、14.2%の増となりました。
 特記事項を申し上げます。右側149ページ、事項6.農業公園管理運営費です。開園10周年を迎え、記念事業を開催したほか、実習農園を拡充し、市民と農業者との交流を推進いたしました。
 事項8.被災農業者向け経営体育成支援事業費と事項10.繰越明許費繰越額です。平成26年2月の大雪により被害を受けた農業者に対して、農業用ハウス等の撤去や再建、修繕に係る経費を助成いたしました。なお、資材の不足等により、一部年度内に完了しない見込みとなったため、平成27年度に繰越しました。
 事項9.降ひょう農作物被害見舞金支給事業費です。平成26年6月24日の降ひょう被害を受けた市内農業者に対して、3万円の見舞金を支給しました。
 続きまして、商工費について御説明いたします。150ページをごらんください。第7款 商工費の決算額は、3億3,166万8,000円で、前年度費352万円、1.1%の減となりました。
 特記事項を申し上げます。事項4.買物環境整備事業費です。新たに2地区が加わり、定期的な市場の開催や商品の宅配サービスに加え、買物応援キャラバン隊による支援などを実施しました。
 右側151ページ、事項10.ものづくり産業集積推進事業費です。防音対策等を実施した事業者に対して、費用の助成を行ったほか、産業プラザの精密測定機械室の機器等を更新し、共同利用施設としての機能を拡充しました。
 152ページをごらんください。事項19.商店街活性化推進事業費です。三鷹駅前中央通りに面した三鷹中央ビルの空き区画にみたかスペースあいを設置し、子育て世代、シニア世代の居場所や、企画スペースとして活用しました。
 その下の事項20.繰越明許費繰越額です。国の交付金を活用した事業として、平成26年度3月補正予算に市内共通商品券に係る経費を計上したもので、平成27年度に繰り越して執行することとしました。
 続きまして、土木費について御説明いたします。154ページをごらんください。第8款 土木費の決算額は51億5,490万4,000円で、前年度費2,912万4,000円、0.6%の減となりました。
 特記事項を申し上げます。156ページをごらんください。事項8.市道第135号線(三鷹台駅前通り)整備事業費です。三鷹台駅前周辺地域の歩行空間の整備に向け、引き続き用地取得と電線類地中化整備を進めました。
 158ページをごらんください。下段の事項2.地域公共交通活性化協議会関係費です。コミュニティバスの三鷹台ルートと西部ルートについて、起終点調査等を行うとともに、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の開設を見据え、第二期見直し方針を策定しました。
 160ページをごらんください。事項12.自転車等駐車場管理運営費と事項13.自転車等駐車場整備関係費です。三鷹台駅周辺の駐輪場について、有料駐輪場として運営を開始しました。
 右側161ページ、事項7.都市計画事業運営費です。土地利用現況調査の結果などを踏まえ、用途地域等の見直しの方針の策定に向けて検討を進めました。
 162ページをごらんください。事項14.東京外かく環状道路計画調査研究関係費です。ワークショップでの御意見に対する基本的な考え方を国に提出したほか、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会を地域住民との協働で設立し、工事中の安全対策、防犯対策について話し合いを行いました。
 下段の事項1.都市計画道路3・4・13号(牟礼)整備事業費と事項2.都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業費、さらに右側163ページ、上段の事項4.繰越明許費執行額です。いずれも都市計画道路の整備に向け、用地取得などに取り組んだものです。
 166ページをごらんください。事項7.特定緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業費です。耐震診断助成2件、設計助成1件、改修助成2件を行いました。
 続きまして、消防費について御説明いたします。右側167ページをごらんください。第9款 消防費の決算額は、21億6,275万7,000円で、前年度比4,247万5,000円、2.0%の増となりました。
 特記事項を申し上げます。168ページをごらんください。事項8.消防団支援事業費です。東京都の補助金を活用し、救助用破壊工具などを購入いたしました。
 右側169ページ、事項4.防災訓練費です。防災関係機関連携訓練を実施し、災害医療対策実施本部運営訓練や帰宅困難者対策訓練などを重点的に行いました。
 事項9.災害対策備蓄等整備事業費です。在宅で被災生活を行う市民を支援するため、炊き出し設備や組み立てトイレなどを新たに3カ所配備いたしました。
 説明は以上です。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。衛生費から消防費の委員1人当たりの持ち時間は25分になっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
 初めに、民主党。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。衛生費から質問させていただきます。1番目の質問、実績報告書139ページ、事項33.自殺予防対策事業費についてお伺いします。ゲートキーパー養成講座は平成25年度に市職員向けに開始しました。あと、住民協議会なども対象に広げようとされていることもお聞きしております。
 さて、1年前、決算委員会におきまして、民生委員さん、そして、私ども市議会にも養成講座の対象を拡大できないものかと提案をさせていただきました。残念ながらまだ市議会、我々には受講の案内は来ておりません。健康推進課長から検討するとの答弁がありましたが、どのようなことを検討されたのか、お伺いしたいと思います。
 2番目の質問であります。141ページ、事項11.エコタウン開発奨励事業費についてお伺いします。この奨励金制度は、地球温暖化防止、エネルギーの有効利用を促進するため、平成25年度と平成26年度に限定して行うものであります。事業面積3,000平米以上の戸建て住宅を建設する事業が対象で、太陽光発電、太陽熱利用、蓄電池、電気自動車用の充電器設備など、設置したものについて、それぞれポイントを与え、1ポイントにつき1万円の奨励金を事業者に交付しています。奨励金交付相当額を住宅の販売価格から減額することが条件となっており、最終的には住宅購入者である市民が受益者となるというふうに伺っております。
 1つ目の質問であります。大沢三丁目が41戸、中原一丁目が45戸を認定されましたけれども、決算概要に記載のとおり、当該年度は大沢三丁目のみ申請されました。大沢三丁目の該当地区の住宅開発は41戸でありますけれども、助成金の対象となったのは39戸です。この点について御説明をお願いいたします。
 2つ目、申請後、効果の検証などを三鷹市は行った、もしくは行う予定はあるのでしょうか、その点についてお伺いしたいと思います。
 3つ目の質問であります。報告書143ページ、塵芥処理費についてお伺いします。事項8のペットボトル・プラスチック・有害ごみ収集費、そして18のふじみ衛生組合関係費になりますけれども、先週、まちづくり環境委員会で質問させていただきましたプラスチックごみの収集、そして処理についてお聞きします。プラスチックごみは、週1回回収されます。ふじみ衛生組合においてリサイクルできるものとできないものとに分別されていると伺っています。昨年度1年間で総量と、できる、できないものの分別された量の、それぞれの量について把握されておれば、お聞きしたいと思います。
 また、リサイクルされるプラスチックごみは有害ごみという扱いですので、費用はかかりませんけれども、有価で引き取っていただけるわけではありません。リサイクル業者では、分別されているか、否かの評価をランクづけされていると伺っております。ふじみ衛生組合が出されているリサイクルプラスチックごみの評価はどのような状況であるか、お伺いしたいと思います。
 実績報告書151ページ、事項11.観光振興推進事業費についてお聞きします。三鷹市がドラマや映画の舞台になることでまちがどんどん元気になる。そんなことを目指して一昨年前の10月、NPO法人みたか都市観光協会内に三鷹フィルムコミッションを設置いたしました。また、事業を進めるに当たり、映画、ドラマのロケ撮影の場所探しや情報発信などの活動を初め、みたか都市観光協会の各事業などをお手伝いいただけるみたか観光応援隊も活動をされていると伺っています。
 この活動の内容については、ホームページが開設されまして、この内容がよく理解できます。内容を見ますと、ことしの話でありますけれども、8月14日、武蔵野芸術劇場の小劇場で「案山子」という映画が掲載されていました。この中には、三鷹市西児童館の館長を初め、同館の関係者も出演されておりました。今回、当該年度においては、撮影件数と問い合わせ件数については決算概要に示されておりますけれども、応援隊の隊員数、何人いらっしゃるのか。また、それぞれの御職業、性別、年齢層などについてもお聞きしたいと思います。
 この三鷹フィルムコミッションがみたか都市観光協会だけで活動するのではなくて、三鷹市が財源だけでなく、実質どこまでかかわっているかということについて質問をさせていただきたいと思います。みたか都市観光協会、三鷹フィルムコミッションのホームページ以外に広報されているかということであります。三鷹で撮影した映画、ドラマに関するポスターなどの広告物の掲示、配布などは行うことはあったでしょうか、お聞きします。
 三鷹フィルムコミッションのホームページに三鷹市立アニメーション美術館の紹介が残念ながらありません。このアニメーション美術館は三鷹市の重要な観光資源であり、映画やCMの撮影のスポットとして要素が満載であります。残念ながらフィルムコミッションの中にはこの美術館が紹介されていないことについて、御説明をお聞きしたいと思います。
 また、三鷹市のホームページ上にはフィルムコミッションへのリンクがありません。このフィルムコミッションへのリンクをお願いするよう生活環境部から企画部への依頼はされたのでしょうか、その点についてお聞きしたいと思います。
 実績報告書153ページ、事項5.消費者相談関係費についてお伺いします。催眠商法対策については、本会議の一般質問、そして予特特会でも取り上げをさせていただきましたけれども、三鷹市としての取り組み、商店街、住民協議会、町会、民生委員さんの相互に情報提供されるなど、積極的に行ってきたことは理解しております。消費者被害を未然に防ぐには、こういった怪しい業者に貸さないといったような強く認識を加味し、そして不動産業者にも持っていただくことが重要だと考えております。平成26年の予算審査特別委員会において不動産業者への連携を図るとの答弁をいただきました。当該年度において具体的な打ち合わせ等について御紹介をいただければと思います。
 また、口頭だけでなく、こういった消費者被害の対策の啓発ポスター、チラシなどを作成し、不動産業者への配布、店内での掲示、こういったものは非常に効果的だと考えております。この点についてお考えをお聞きしたいと思います。
 土木費についてお伺いします。実績報告書158ページ、事項2.地域公共交通活性化協議会関係費であります。この協議会においては、三鷹市内の公共交通等を取り巻く課題について協議をしていただいております。三鷹駅南口ロータリーでは、一般車の進入、進行、通行を制限しております。しかし、標識を確認せず、この三鷹駅南口ロータリーに進入、通行する車両があるのは決して珍しいことではありません。この進入、通行がどの程度あるかの状況等について把握されているでしょうか、お聞きします。
 また、このロータリーにはバスやタクシーさんを交通整理されている警備員さんがおります。何人か雇っていらっしゃるかと思いますけれども、その人のうちの1人が余りにも声が大きくて、どなったり、そういったことをしているために、駅前を通行される方が、まさかけんかしているのではないかなというふうに驚いている状況であります。これは一度、二度の数ではありません。この地域公共交通活性化協議会の中でこのような話はありましたでしょうか。もしなかったのであれば、この方は、ちょうど木曜日7時台にされていると思いますけれども、現場をぜひ見ていただきまして、駅前には交番もありますし、また近くには店舗の方もいらっしゃいます。こういった状況をお聞きして、ぜひ議題として挙げていただきたい、このように思います。御所見をお聞きしたいと思います。
 実績報告書159ページ、事項8.上連雀交通公園運営費についてお聞きします。上連雀交通公園は、子どもたちに交通社会における正しいルールを習得させ、交通事故を防ぐことを目的として、園内の信号機、交通標識などを設置した模擬コースでの自転車、足踏み式ゴーカートを利用した交通安全指導と交通安全映画の上映を実施していただいています。平成24年度から当該年度の決算額を見てみますと、平成24年度が687万81円、平成25年度が552万6,498円、そして当該年度が468万6,828円でした。決算額が下がった要因についてお伺いしたいと思います。
 また、当該年度の利用者は何人いらっしゃったでしょうか。できれば大人の人数、子どもの人数などの内訳などについてお聞きしたいと思います。そして、これは個別じゃなくても結構ですけれども、利用者の推移、近年の推移等もつかんでいましたらばお聞きしたいと思います。
 また、ゴーカート、このことについてもお聞きしますけれども、ゴーカートがちょっと古いと利用者も減ってくるものだと思います。ゴーカート導入時期はいつごろだったのか、また台数についてもお聞きしたいと思います。
 また、ゴーカートは、定期点検、定期整備はされていると思います。こういった経年劣化に伴ってさまざま傷んできますけれども、車体の塗りかえなどの、そういった面でのメンテナンスはどのようにされているのか、お聞きしたいと思います。
 今年度、中原交通児童遊園を中原スポーツ児童遊園に改修したことにより、三鷹市の交通公園は上連雀1カ所となったわけですので、公園及び機材の整備もしっかりと行っていただき、多くの市民が利用できるようにお願いしたいと思います。
 以上、質問のこと、お願いいたします。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  自殺予防対策、ゲートキーパー養成講座の受講者の対象範囲の検討について御質問いただきましたので、お答えいたします。平成25年度から職員の悉皆研修ということで、ゲートキーパー養成講座、始めさせていただいておりまして、当該決算年度までで計6回、職員343名、受講が済んでおりますけれども、まだ全体からして4割弱ということで、これからも職員の研修というものを中心に行っていきますけれども、対象範囲を広げるという検討を昨年度から始めておりまして、平成27年度につきましては、先ほど委員さんからは住協の職員というようなお話あったんですけれども、実際には民生・児童委員さんと、あと、地域包括支援センターの職員を今年度新たな対象ということで追加して実施する予定になっております。今現時点では議員さん対象にということは、今のところ検討、予定はしておりません。
 私からは以上でございます。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  エコタウンの39戸の理由でございますけれども、大沢三丁目の認定は、平成25年5月10日に認定を行いました。交付申請は、建築され、設備を確認してから2年間のうちに交付申請を行うことになってございます。現地事務所があった土地の新たなる住宅の建築が遅れたことから、2戸分を除き、39戸の申請となりました。
 それから、次の申請後の検証につきましては、平成26年度は、認定事業者に対してアンケート調査を実施いたしました。今後新たに入居した方に対して、エネルギーの削減効果を含めてアンケート調査を行う予定でございます。
 以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  プラスチックごみの関係で御質問がございました。プラスチックのごみについては、容器包装リサイクル法に基づきまして、自治体において分別の収集が求められております。昨年度のプラスチック類の収集量は3,870トンでございました。一旦ふじみ衛生組合で選別を行った後、再生利用したプラスチック類は1,831トンになります。その途中で、汚れたプラスチックであるとか、製品プラスチック──例えばプラスチックのハンガーですとか、そういうものは対象になりませんので、それを手選別で除きまして、再生利用を行っております。そのリサイクルに回されない部分につきましては、ふじみ衛生組合で選別を行った上、ふじみ衛生組合内のクリーンプラザふじみのほうで処理を行っているところでございます。
 以上です。


◯都市観光担当課長(垣花 満君)  フィルムコミッション及び観光応援隊について御質問いただきました。観光応援隊につきましては、現在11名、男性6名、女性5名が登録しております。主にイベント──三鷹の森フェスティバルですとか、商工まつりのときにお手伝いをいただくイベント時の支援、それから、ウエブへの投稿ですね。それから、観光案内所での窓口対応等に従事をしていただいております。年代としては学生さんから80歳までいらっしゃいますが、全員がいつも稼働しているというわけではございませんが、なるべくお声をかけるようにしております。
 それから、フィルムコミッションのエキストラのほうには2名登録をいただいております。
 観光応援隊の広報についてですが、ウエブサイト以外には、三鷹「通」養成講座やその他のイベント時にチラシ等で広報をしております。また、最近は、口コミでいろいろと宣伝をしてくれる観光応援隊の者もおりまして、そちらのほうで広報をしております。
 また、他の刊行物等について、観光応援隊の募集について載せたことはございません。
 ジブリ美術館について、フィルムコミッションのホームページのほうに載っていないという御指摘でございますが、ジブリ美術館につきましては、今のところ、ロケ対応のほうが少し難しいということで、あえてフィルムコミッションのホームページのほうには載せておりませんが、その他のところで連携をしながらいろいろ進めているところでございます。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  フィルムコミッションについて、三鷹市のホームページにフィルムコミッションのリンクがないというお話でございます。基本、フィルムコミッションは、撮影する側に主にしているところもありますが、さまざまな人にそれを見ていただきたいという観点から、秘書広報課のほうと連携を図って、載せるように検討させていただきます。
 続いて、消費者被害防止に関連して2点御質問がございました。催眠商法系の店舗が当該年度は4件出店がございましたが、うち1件については、同じ場所で違う店舗が続けて出店した経緯がありました。その方法については、不動産事業者さんのほうにもお願いをしに行って、協力を求めたところでございます。その後、今現在に至っては、普通3カ月ぐらいで撤退をするんですが、常駐で1件入っているところがありまして──健康食品とか、そういったことでいるんですけれども、その後、実は出店が余りないというのが現状でございます。そういったことから、特に不動産業者の宅建協会ですとか、そちらのほうと話し合いを持ったということはないんですが、もう1点、啓発のポスターやチラシの御質問もありましたが、不動産の事業者さんにそのポスター、チラシを張るよりは、より効果的であると思われる、現在、お医者さんですとか、高齢者がよく立ち寄るといいますか、行く場所ですね。医師会と歯科医師会、それから薬剤師会のほうに協力をお願いして、市内に百数十件のお医者さん、薬局等にポスターとチラシを置いていただく予定でございます。
 以上です。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  私のほうから地域公共交通活性化協議会の課題について2点お答えいたします。まず三鷹駅南口への車の規制時間内の進入ということでございますが、市としては、台数等は把握はしておりませんが、交通管理者のほうにそういったところも確認しながら、課題としていきたいと思います。また、標識等も、確かにちょっと見にくいところにあるというようなところもありますので、今後現場も確認しながら調整していきたいと考えております。
 2点目のバスの誘導についてでございますが、私も三鷹駅利用しておりますので、そういったところ、ちょっと確認しているところでございますが、特に1つのバス停で、例えば仙川行きとか、晃華学園行きとか、複数のルートのあるようなところ、多く並ぶということもあって、なかなか後ろまで声が聞こえないというようなこともあって、聞こえるような形で誘導しているのかと考えられますが、今後、地域公共交通活性化協議会にもバス会社が参加しておりますので、確認しながら、適切な誘導ができるようにしていきたいと考えます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  上連雀交通公園の決算についてです。平成24年度から平成26年度まで下がっているということの要因ですが、基本的に平成24年度から平成25年度につきましては、人件費、臨時職員が1人減ったというところがあります。それと、平成25年度から平成26年度につきましては、今までが嘱託員で警察のOBの方が人件費で載っけていたんですけれども、途中から委託をしまして、委託によって人件費が削減されたということになります。それとあわせて、委託した業者に、木の剪定とか、あと、自転車の日ごろの、タイヤに空気入れたりとか、油を注入というところで、日ごろのメンテナンスをやるおかげで、修繕費が削減されたということが要因だと思います。
 それと、利用者の推移ですけれども、平成26年度は年間1万7,187人でして、大人と子どもはちょっと分けていませんので、多分大人の方は大体保護者の方と子どもが来るということで、3分の1が大人の方になるかなというところがあります。
 それと、推移ですが、平成25年度では、年間1万5,155人でしたので、平成26年度と比較しますと、ふえているという状況でございます。
 それと、ゴーカートの導入時期ですが、こちらにつきましては、平成22年に導入していまして、台数は2台です。
 それと、車体の塗りかえのメンテナンスですけれども、こちら、年間1回、業者のほうに委託しまして、塗装、塗りかえ等をやっているところでございます。
 以上でございます。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  プラスチックごみの評価についてちょっと漏れておりましたので、説明いたします。プラスチックごみについては、容器包装リサイクル協会の基準に適合しないものについては、不燃ごみとして処理をしております。今年度、ごみ処理総合計画の策定を行っておりますので、このプラスチックごみの適合しないものについては、検討課題として今現在行っているところです。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  時間もないので1点だけ再質問させていただきます。エコタウンについてでありますけれども、奨励金は購入者である市民が受益者となる仕組みになっております。計算しますと、1戸当たり6万円になります。助成金から外れた2件の方に対して、きちんと開発業者から支払われるのでしょうか。それの契約がちょっとわからないのですが、この点、2件だけこういった不利益をこうむらないようなことをやはり三鷹市としても確認が必要ではないかと思っていますが、この点についていかがでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  この2戸につきましては、設備が導入されたことまでは確認をさせていただいております。事業者のほうは、好意的に対応したいということは言っておりますが、その後どういうふうにしたというところまでは確認はしてございません。以上です。


◯委員(石原 恒君)  はい、わかりました。ぜひ可能であれば確認をいただきたいと思います。
 これはお願いでありますけれども、ゲートキーパー養成講座、今、まだ4割弱ということでありますけれども、一段落しましたらば、ぜひ市議会議員のほう、我々にもこういった案内を出していただいて、我々も結構市民と接する場もありますから、そういったときに異変があったらば、そういった対応もできますので、ぜひ御検討いただければと思います。
 以上であります。


◯委員長(土屋健一君)  以上で民主党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、日本共産党。


◯委員(栗原健治君)  それでは、よろしくお願いいたします。まず初めに概要の129ページ、決算書では160ページのコミュニティバス関係費で質問させていただきます。高齢化が進む中で、生活の足となる身近な交通手段が求められています。コミュニティバスの三鷹台ルート及び西部ルートの検討がなされ、第二期見直し方針が策定されたと思いますけれども、他のルートの再検討の要求はどのように認識しているのか、他のルートについての検討状況はどうだったのか、お伺いしたいと思います。
 次に、コミュニティバスの乗り継ぎ制度についてどのような検討をされたのか、お伺いします。
 もう一つ、デマンド交通についての検討はどうだったのか。狭隘道路の多い井の頭・牟礼地域などの交通不便地域の解消についての点でお伺いしたいと思います。
 次に、概要の133ページ、決算書162ページで、外郭環状線道路計画についてお伺いしたいと思います。今回代表質疑でも、地中拡幅の問題をお聞きしました。答弁を伺った中で問題だと感じたのは、地中拡幅部に対して、「対応の方針」がない中で、個別に環境影響評価に値する工事だったと考えます。市として、市民の安心のために環境対策についてどのような検討をしたのか、お伺いしたいと思います。
 「外環ノ2」についてお伺いします。地下トンネルによる外環道路計画が今進められている中で、地上部の道路計画は立ち退きを生み出すという点でも、地上部の道路の計画については、整備の中止が地域の特性に合わせた適切な対応だと考えます。地域住民の声でもあります。住民の声を都に届けること、要望することについてどう検討したのか、お伺いします。
 ページ、決算書の135ページで、乳幼児健診についてお伺いします。この事業において、この間、未受診者における深刻な虐待の問題が社会問題となりました。深刻な虐待につながらないように、虐待の防止につなげる取り組みをどう取り組まれたのか、未受診者の人数、現状と実態をお伺いしたいのと、あわせて聞きたいと思います。よろしくお願いします。
 決算書のページ、166ページで、木造住宅耐震助成についてお伺いします。個人住宅の耐震化の促進が、いつ起きてもおかしくない首都圏直下型の大震災に対して対策が求められています。耐震化促進計画の住宅耐震化目標に照らして、どれだけ耐震化率が進んだか、お聞きします。どのような取り組みを推進したのか、あわせてお伺いしたいと思います。
 概要の130ページと決算書の159ページで、放置自転車対策関係で質問させていただきます。三鷹台における駐輪場の整備が進められましたけれども、三鷹市の他の駐輪場と、三鷹台駅の近隣の駅の駐輪場と比べると、割高な側面が指摘されています。三鷹市全体においても、家族で複数台利用している場合には、負担が重い状況が生まれます。家族割など、負担軽減の検討はなされたのか、負担軽減についての検討についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  三鷹台・西部ルートのほかにルートを検討したかというところがありますが、今回、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)のところについても、開園されるというところも含めまして、北野ルートとか新川・中原ルート、いわゆる市役所まで来るルートというところも考えております。
 また、今、言いました北野ルート、こちらにつきましても、外環道、周辺の都市計画道路もできますので、それに合わせまして、ルートについても今後検討していくというところで、これは今後の話ですけれども、やっていくような内容になってございます。
 それと、乗り継ぎ制度ですけれども、こちらも西部ルートのほうが主になると思いますが、内容としましては、まだ周知が足りないというところも意見がございましたので、そちらの周知も、バスマップ等含めてやっていくことが必要じゃないかということと、実際の1日乗り放題の券も、バス事業者さん、発売していますので、そちらを含めて今後展開していくということも重要かということで話をしているところでございます。
 あと、デマンド交通につきましては、平成25年度の第2回の地域公共交通活性化協議会のときに、現状、三鷹市が考えています一般乗り合いとしてタクシー会社がやるということが難しいということがわかりました。ただ、今後それをどうしていくかというところまでの検討はまだなされていないので、今後それについては、何ができるのかというところは考えていく必要があるかと考えております。
 以上でございます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  私のほうから「外環ノ2」の件についてお答えさせていただきます。まず外環の地中拡幅部の環境対策についてどのような検討を進めたのかということでございますけれども、外環の事業は、国の責任において、トンネルの構造、施工技術等について、今まで検討を進めてきたものでございます。市といたしましても、都市計画変更の際にも市の要望で申し上げてございますが、しっかりと地下水の監視体制を整えながら、安全な都市計画になるようにということで意見を出しているところでございます。
 また、今後、環境監視体制をしっかり整えまして、モニタリングなどを「対応の方針」に基づいてしっかりと事業者のほうに求めていきたいと考えています。
 あと、「外環ノ2」の対応でございますけれども、まず三鷹市は、本線の取り組みを優先して進めているところでございます。今後、「外環ノ2」の取り組みに地域の声を聞きながら進めていくという段階になった際には、よく地域の声を反映した地上部街路の計画となるよう、東京都のほうに申し入れしていきたいと考えています。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  乳幼児健康診査関係費の中で、虐待予防に関する未受診者対策の実態等について御質問いただきました。平成26年度につきましては、乳幼児3〜4カ月健診で1,519人の受診ということで、ほぼ100%の方に受診していただいておりますけれども、この健診以前から、こんにちは赤ちゃん事業でしたり、新生児訪問等も行っておりますので、この健診前からの把握も始めております。また、ここで仮に未受診の方がいた場合にも、子ども家庭支援センター等とも連携して、基本的に全てのお子さん、御家庭は把握できているということで承知しております。
 私からは以上です。


◯建築指導課長(山崎良平君)  木造住宅の耐震化率についてお尋ねがございました。耐震化促進計画におきましては、木造と非木造を、分類はしておりませんが、木造、非木造合わせた数値ということで御理解いただきたいんですが、平成25年度に出されました住宅・土地統計調査からの推定値でいいますと、平成26年度末で90%という推定値で把握しているところでございます。以上です。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  駐輪場の料金について質問がございました。家族割をということで検討されたのかということでございますが、家族割については検討はしていません。ただ、長期について割引等、そういうふうなことで検討したらどうかというところは話はありました。
 以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  それでは、再質問させていただきます。初めに、木造住宅、個人住宅の耐震化の促進ですけれども、平成26年度、90%目標ということで、どのくらい達成されたのかという点と、今回の事業でも活用状況に課題があるのではないかと思います。予算を組んだだけでなかなか使われていない。どのような問題点があるというふうに認識を今回したのか、目標達成に向けての課題は何なのか、お伺いしたい、改めて聞きたいと思います。
 放置自転車対策に関連して駐輪場なんですけれども、近隣の駅などの駐輪場の定期料金と比べると少し割高なのかなと。ここで、なぜなのかという部分があります。やはり市内、状況はさまざまありますけれども、学校に通っている高校生など、家族で要る場合には、負担が本当にはね上がって──定期利用になった場合にですね、この点での軽減策というのは今後必要だと思います。住民の声を聞いて、三鷹市内においても、駐輪場の役割、放置自転車対策としての効果が出るようにしっかり検討していただきたいと思います。
 外環の関係でお伺いします。しっかりとした監視体制で取り組むということで、重要だというふうに思います。今回、この地中拡幅部の計画変更は、シールドトンネルの外側にも止水域を設けて工事が拡大されるもので、区分地上権にも広がって影響するものになっていて、直径30メートルの巨大トンネルを本当に住宅地の真下につくっていいのか、つくって安全なのかという不安があります。この分野においては、「対応の方針」で明確にされていなかった部分なので、しっかりとしたモニタリングが必要だと私も思います。より徹底した対応をする上で、問題が起こったときには毅然とした対応をしていただきたい。また、そういう立場をとってくれるとは思うんですけれども、環境、住宅への影響が起こるような場合には、しっかりと中止を求める姿勢も必要だと思いますが、この点で必要な場合にそういう対応をとるということも考えているのかお伺いしたいと、改めて確認しておきたいと思います。
 コミュニティバスの関係で、今後の検討課題として他のルートがあるということはわかりました。三鷹市全域においてのルートの検証、またいろんな声が、他のルートの検討がされると機運が高まります。市民の声を聞くということが本当に重要だと思いますが、北野ルートにおいても、三鷹台団地の北側を、今度外環道路の計画のために北野中央通りがちょっと迂回させられるわけですけれども、南原のところを右折して、北に向かって右折して人見街道に出ていくルートの検討ができないかという声も寄せられています。ルートの検討について、交通不便地域の解消と、そのルートを求める場合に、市役所のほうに、市民センターに行くことが難しいバスの、路線バスの関係があります。路線バスの検討もあわせてルートを調整することが必要だと考えています。この点での検討をどのように進めていくのか。これから進めていく必要があるということを指摘しておきたいと思います。
 乗り継ぎ制度ですけれども、西部ルートの乗り継ぎということで言われました。新・中ルートの場合には、杏林が帰着で、シルバーパスの方はいいんですけれども、若い、子どもさんのいる世代などの活用もまたあります。また、通勤バス定期なども発行できないかという要望もあります。こういう点で、市民のニーズを酌み取った形での検討が必要だと思いますけれども、この点での検討をされたのか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  まず1点目の木造住宅耐震助成事業につきまして、課題はどういうことだろうということで御質問にお答えいたします。東日本大震災の影響が落ちついてきたこともございまして、耐震診断の件数につきましては、今、前年度に比べて若干の減少が起きているところでございます。所有者の意識を高めていくということがやはり一番大切なことでございますので、影響が落ちついてきたという中でも、皆さんの意識を高めるようなPRを引き続き行っていきたいと考えております。
 また、外環のシールドトンネルに関する地中拡幅部の御質問にお答えさせていただきます。地中拡幅部について、現状で予測し得なかった影響が出たときに、中止を求めるような対応があるのかという、そういった御質問でございますけれども、「対応の方針」にも、きちっと我々のほう、記載しているところを確認していますが、現状で予測し得なかった著しい影響が見られる場合には、迅速な情報提供を国のほうは行うとしております。私どももそういった情報を受けとめて、しっかりと対応のほうは確認していきながら、その対応で改善が図られないような、そういうようなケースにつきましては、その都度適切に、中止も含めて事業者のほうに確認していきたいと思っています。
 私のほうからは以上です。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  コミュニティバスについてでございます。北野ルートの検討を含めて、ルートの検討、いろいろとできるのかというところがございました。いろいろと意見をいただければ、常に地域公共交通活性化協議会等含めて、その中でルートの変更等を考えていきたいと思っております。
 それと、乗り継ぎ制度につきましては、今回の第二期の方針の中で、乗り継ぎ環境の改善の検討というところも検討に上がっております。その中で、先ほど言いました認知は低いというところと、あと、ソフト面とハード面。ハード面でいいますと、今度、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)ができます。そういうところの乗り継ぎ制度をどうやっていくのか、うまくそれが改善できないのかというところを含めて、今後検討していく課題になるかと思います。
 以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  コミュニティバスなんですけれども、それぞれのルートについては、改善するべき課題が利用者から寄せられているなと実感しているところです。新・中ルートでは、2台バスが走っているわけですけれども、バス事業者が違うことによって、1日バス乗車券というような取り組みが課題になるとか、複数の事業者を使っても、バスネットがうまく機能するような計画がやはり求められていると思います。また、地域のバス交通を充実させていくという点で、ハブ化をすることによって運行時間を短くして、便数をふやしながらニーズに応えていくということを検討して、うまく事業を進めているところもあります。
 三鷹市においてどのような取り組みができるのか。ハブ化するようなことというのは、市民センターなどがハブ化の中心にできるような状況がつくれれば、またコミュニティバスの充実も可能かなと思います。検討委員会の中でされることなので、全体の市民の声を酌み上げていく取り組みをぜひ課題として進めていただきたいと思います。
 乳児健診のことで、三、四月の人数はわかりました。ほぼ100%というんですけど、ほぼというのは100%なんですか。これ、全て基本的に確認しているというふうにありますけれども、本当に丁寧な対応がされていて、三鷹市の地域ケアネットの側面も生かされている事業でもあると思いますが、虐待問題は本当に気づきが重要なので、この点でつかめていない方はいらっしゃらないのか明確にして、事業としての課題、確認しておきたいと思います。
 住宅リフォームの助成で、アピールが足りない。所有者の意識を高める必要があるというのは、所有者の意識の醸成はすごく重要だと思いますけれども、耐震化が必要な住宅に住んでいる人の構成というのは、古いうちに高齢者が多いんですね。年金生活に入ると、どうしてもゆとりがなくて、将来に不安がある中で、耐震化に踏み切れない経済的な要素もあると思います。経済的な問題を解決していく意味でも、制度の利用をしやすくする。中身についての充実ですとか、他のリフォーム助成などの制度をつくって、あわせて実現できるような誘導策みたいなものも有効で、また考える必要があると思います。地域の経済の活性化にもつながって、耐震化にもつながっていく課題ですので、工夫が必要だと思いますけれども、総合的な耐震化を進めて目標を達成していくという上で、この課題は、経済的な側面での課題は認識しなかったのか、お伺いしたいと思います。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  3〜4カ月健診での把握はということで、ほぼという言い方になってしまって申しわけなかったんですけれども、先ほども御説明したとおり、市として健診で把握できないお子さんがいた場合にも、子ども家庭支援センター等できちんとフォローしていただいたということで、結果的には全て確認ができたというふうに理解しておりますので、そのように御認識いただければと思います。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  私のほうから木造住宅の耐震改修の助成の関係でございますけれども、高齢者世帯とか障がい者世帯につきましては、補助率の助成率を高めるなどの対応をしているところでございます。
 また、簡易改修、簡易診断、そういったメニューも設けておりますので、幅広い中から御選択いただいて、改修に役立てていきたいと考えています。


◯委員(栗原健治君)  外環道路では毅然とした対応を国や事業者に対しても求めていっていただきたいと思います。
 耐震化問題では、所有者の意識を高める努力とあわせて、減災対策をすることによって命を守るという家にすることも可能ですので、そういう取り組みも耐震化率を引き上げるために検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員長(土屋健一君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、にじ色のつばさ。


◯委員(嶋崎英治君)  最初の衛生費ですが、全部で11項目ぐらいになると思います。よろしくお願いいたします。
 実績報告書の141ページの環境調査・測定にかかわるんでしょうかね、空間放射線量の測定を継続されていることに対しては敬意を表したいと思います。これは市民もよくやっているという評価があります。
 そこで、現在の福島第一原発の状況、そして、汚染水が流されているというような状況から、市民の関心は、汚染水がどう動物に入り、それを人間が食べということ。あるいは、土壌汚染ということ──つまり、そのことによる体内被曝というんですかね、そのことに非常に恐怖を感じている。特に女性の皆さん、若いお子さん、あるいは妊娠という方にあるという状況になっています。そこで、市民の皆さんも自主的に土壌汚染の関係を調べ始めました。自分でみずから守るということだと思います。
 そこで、土壌汚染はされていないと思いますが──土壌汚染の測定ですね、そのしない理由というのをお聞かせいただきたいと思います。
 次に、概要の109ページになります。109ページの子宮頸がんワクチンですね。ここで、子宮頸がん予防ワクチンの接種については、現在積極的勧奨を差し控えていますが、今後の動向などを踏まえて適切に対応していきます。素早い対応だったというふうに思います。そこで、今後どういうことがこういうことの中で必要なのかな。接種率もそんな高くないという結果が出ていると思います。名古屋市などでは、悉皆調査、それはワクチンの接種の有無にかかわらず、やはり福一の状態を捉えて、そういうことをしているという。それから、独自の支援策などを取り組んでいる自治体があるわけですが、ぜひ20代、30代の人に健康診断を受けてもらうということをいま一方で宣伝をしていったほうがいいのではないのかなと思いますので、その辺についての御見解をお聞かせいただきたいと思います。
 次に3番目ですが、先天性風しん症候群予防接種事業、概要の110ページにあります。残額が多いわけですよね。抗体検査330人、これは都が全額補助していると思います。それから、予防接種が168人という数字が出ているんですが、これで該当するような人は、ほとんどというか、網羅できたのでしょうか。接種しなかった人がいたと思うんですが、そうした人たちで重篤になった人というのは市で把握していましたらお教えいただきたいと思います。
 次に概要の113ページですね。環境センターの閉鎖管理ということで、跡地の活用方、方法の検討を行いました。こういうふうになっていて、自治体経営白書の2015の資料編にもその旨あると思いますが、解体をしないといけないわけですよね。当然、だから、解体の費用はどれくらいになるのかということを試算されたと思うんです。そして、その費用も、次の使用目的が循環型社会に役立つような施設転用ということになれば、国の補助も期待できるんじゃないのかなと思うんですが、その辺の費用などはどういう検討をなさったのでしょうか。
 次に概要の114ページになります。使用済み小型電子機器等の資源化の促進。やっている人も、これも収入になって、よかったなと。喜びを感じられる仕事だと思います。携帯電話などでは、この年度、どのくらいの収入、単価はどのくらいで売れるのかということ、その他のところでは幾らなのかということと、そして、この回収した場合に、プラスチックなどが一緒にありますよね。それを丸ごと市の職員が、あるいは委託業者が運んで、ふじみでということなのか。その費用等はかかっていないんですか。この数字からするとわからないものですから、そこを教えてください。
 次に、概要の116ページ。労働費の中の緊急雇用創出事業の実施というのがありますね。毎回お伺いするんですけれども、私はこの事業を通じながら、何とか継続的に雇用ができる、雇用ができるという事業があればいいなといつも思っているんですが、それが福祉の関係につながればもっといいかなと思ったりするものですから、このことをきっかけに継続雇用につながったものというのはあるんでしょうか。
 次に、概要の123ページです。この6ですね。空き店舗を活用した商店街の活性化。これは本当にいいことだと思うんですが、ここに、この創出臨時特例補助事業として、人を雇用していますよね。その人は何しているんですかということを聞かれるんですよ。ただ、鍵の番だとか、空き店舗の番だけだったらいかがなものかなと思うんですね。だから、そこに雇用された人が、そこに来た人と、スペースを活用するための企画だとか、話だとか、宣伝だとか、自由な発想で三鷹の空き店舗を利用できないだろうかというような話の場になればいいと思うんですけれども、この人、何をされているんでしょうか。
 次に、概要の126ページですね。既存民間建築物のアスベスト対策の推進とあります。それから、三鷹市事務報告書の123ページですね。ここには7件とあります。私もこの問題提起をさせていただきました。この7件というのは、自主的に届け出されたものなのか、それとも、ある意味じゃ告発なり、市が巡回をして見つけて、させたものとか、そういうことがわかりましたら教えてください。
 そして、この業務ですね。申告は都市整備部ですよね。実際アスベストが飛散しているかどうかという環境測定になると、環境政策課になるんですかね。そこのところのすみ分けがなかなかわからないので、私は一本化したほうがいいんじゃないかなと思うんですが、そこの辺のところの御見解もお聞かせください。
 次に、概要の129ページです。コミュニティバスのあり方について、さまざま意見があると思います。ここでは、これまでコミュニティバスということの第一義的に考えたのが、公共交通不便箇所だったのかな。だから、答弁も、三鷹は路線バスがあるので云々ということもあったと思うんです。ここでお尋ねしたいのは、地域のそういうバスについてもう一つの役割があると思うんです。障がい者や交通弱者、そのためにコミュニティバスや、今検討されているオンデマンドですか、そういうものもあってもいいんじゃないのかな。それこそ、そこに比重を移す、ある意味では時代に入ったのかなと思うので、その辺の検討ぐあいをお聞かせいただきたいと思います。
 次に、概要の133ページですね。それと白書の資料編の69ページ、ここに話し合った内容などが書かれているんですが、交通安全、そういったことだけでいいのだろうかという、ここで話し合っていることがね。栗原委員もその辺のところを問題にされているんだと思うんですが、車両が入れば物すごいですよ。あちこちの工事現場を見れば、泥巻き上げて。交通安全よりも、それももちろん大切なんですけれども、環境汚染ということについて一体どうなっていくのかと。そこに対する抜本的な対策というのが私は必要なのではないかなと思うんです。じゃあ、一体環境汚染問題などについて、こういう地域住民との話し合い、一体どこで取り上げることができるのかというようなことですね。
 それから、いろんな課題についての三鷹市独自の地域住民への説明会というのはこの間ないと思うんですが、市民の皆さんは三鷹市がどう考えているんだということをやっぱり聞きたいと言うんですね。それを実施してほしいという声があるんです。この年度、そういう検討をなさったかどうか、お聞きをいたします。
 次に、概要の137ページですね。子育て支援に向けた都市公園等の、ということで、補助対象外になったとありますね、遊具。これは理由は何なんですかね。保育園などでの遊具などには、ソフトがついていれば、ただつくるだけじゃだめだというのも聞いているんですけれども、理由は何だったのでしょうか。
 以上です。どうぞ答弁よろしくお願いいたします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  まず土壌汚染の、放射線の測定についての御質問ですが、私ども、当初より空間放射線量の測定において、地上5センチメートルの測定につきましては、土壌の影響を考慮して設定をいたしました。当初、平成23年度、地上5センチメートルでは0.08毎時マイクロシーベルトという値でございましたが、当該年度、平成26年度では地上5センチメートル136カ所の平均値で0.06毎時マイクロシーベルトというふうに逓減傾向にございます。今後ともこういう考え方で進めていきたいと思っています。
 それから、ちょっとアスベストの問題も出ましたので、私どもが所管しているところなので、お答えさせていただきますが、アスベスト対策の推進について7件の報告につきましては、これは除去についての届け出が7件、事務報告書の123ページにつきましては。これは私どもが所管している2,000平米未満の建築物のアスベスト除去についての届け出をいただいております。2,000平米以上になりますと、東京都環境局の多摩環境事務所のほうで対応していまして、そちらとも連携をしまして、しっかりと現地確認を行いながら、除去が速やかに適正に行われていることを確認して対応してございます。
 以上です。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  私のほうからは2点、子宮頸がんワクチンと先天性風しん症候群予防接種事業の2点についてお答えさせていただきます。
 まず子宮頸がんワクチン、積極的勧奨を今中止ということで、状況続いておりますけれども、それ以降、国のほうから新たな指針が示されていない状況でおりますので、またそういったものが示されましたら、今後、それに対応して適切に三鷹市としても対応してまいりたいと思っています。
 全数調査ですとか、独自の支援策というのは、今のところ、三鷹市においては、今そういった被害に遭った方の報告を受けておりませんので、新たにそういった取り組みというのは今のところは予定しておりません。
 また、子宮頸がんの検診については、20歳からクーポン券の送付等を毎年行っておりますので、こちらのほうも国の事業を活用しながら、市の医師会とも協力しながら積極的にPRを進めていきたいと思っております。
 2点目の風しんのほうですけれども、こちらのほう、平成25年度から都の補助事業として予防接種費用の一部助成を開始いたしましたけれども、当該決算年度ではこの予防接種を行う前に抗体検査を実施し、その結果で接種が必要な方に接種費用の一部助成が行われるということで、制度が大きく変更されまして、また、予防接種に対する法定外の費用助成の対象者の拡充も行われるなど、対策の充実には努めたところです。こちらの制度変更を踏まえて、抗体検査を受けられる方、それに伴って予防接種を受ける方の推計を、都から示された推計値ですとか過去の実績で予算計上を行ったんですけれども、結果、検査、予防接種とも、かなりの実績減となってこの差が生じたというふうに承知しております。
 また、重篤化の例を御質問いただきましたけれども、特に私どものほうにそういった報告はいただいておりません。
 私からは以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  私のほうからは環境センターの関係と小型家電関係のことで答弁させていただきます。平成26年度におきましては、環境センターの閉鎖後の課題を洗い出す作業を行いました。解体には多大なる費用がかかりますので、国の交付金等の活用の検討を含め、各種の解体に伴う手順などを検討したところでございます。したがいまして、解体費用までの精査までは至っておりません。具体的には、平成27年度に都市再生の視点で環境センター跡地利活用検討推進チームを設置して検討しているところでございます。
 次に小型家電の関係で御回答いたします。小型家電につきましては、市内10カ所、コミュニティ・センターと三鷹市役所、それとリサイクル市民工房でリサイクルの回収ボックスを置いております。そちらで市民の方が直接ボックスに入れたものを回収して、一旦リサイクル工房に集めております。集めるのは市の職員が行っております。特に携帯電話、スマートフォンなどについては、希少金属が含まれておりますので、単価は1キログラム当たり756円ということで、国の認定業者に売り払っているところでございます。また、その他家電につきましては、プラスチック類も含め、1キログラム当たり27円という形で国の認定業者に売り払っているところでございます。
 以上です。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  緊急雇用の件で御質問がございました。委員さんがおっしゃるとおり、継続雇用につなげていくというのは本当に願いでございますが、制度の設計上、なかなかこれが難しいというのが現状ではございます。それで、例えば私どもの生活経済課のほうから委託でお願いをしておりますまちづくり三鷹で例えば買い物支援の部分で活躍をいただいた方であったりとか、大変すごくいい方がいらっしゃいますので、実際にそういう雇い入れて、その人の特徴なりがわかっているものですから、いろいろな事業者さんに御紹介をしていくような形で、なるべく継続した雇用につながるように努力をしてまいりたいと思っております。
 あともう1点、スペースあいのところで雇用した方の仕事の内容ということですね。ふだんの、日ごろの管理運営というのは、もちろん受付とか、使い終わった後の整理とか整頓、それはもちろんなんですが、例えば利用率を上げるためにどうしたらいいんだろうかというような新しい企画の提案をしたり、あとは、利用者の方々の御意見を聞きながら、さらに使いやすいスペースにしていくためにどのようにしたらいいんだろうかと、そういったことを我々幹事とか、そういった会議の場でいろいろ報告をしたりとか、あとは総会の準備をしたりとか、そういったほうに、主に企画のほうをメーンにやってございます。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  まずアスベストの件で、庁内の都市整備部と環境のほうの一体化ということでございますけれども、今、法律的に都市整備のほうで行っているのは、建設リサイクル法に基づいて、解体、あと、大きな建物の新築のときに届け出を出すということで、私どものほうで受けているところでございまして、その中で、特に解体しかないと思いますけれども、アスベストがあるのかどうかという表記をしておりまして、その中で、都条例等で必要なものについては、都に出すなり、市のほうに出すという形で指導しているところでございますので、法律的にその辺がありますので、今後どうなるのかというのを見据えていかないとわからないのかなと思います。
 続きまして、コミュニティバスにつきましては、委員がおっしゃったとおり、交通不便地区をなくそうということで始まったことでございまして、その中では、コミュニティバスは今走っているんですけれども、基本的に既存の路線バスのないところをということで考えて始めているところでございまして、今いろいろなところに走り始めて、今委員のおっしゃったような問題もいろいろ出てきている中で、前回におきましては、オンデマンドタクシーの件を検討したんですけれども、ちょっと法律的に難しいとか、いろいろな課題が発生することがありますので、今後、全てが解決できるわけではございませんけれども、不便地域等とか、交通弱者の方が救済できる方法があれば、新たな方法も今後出てくるかと思いますけれども、そういうものを含めて、市全体の中の交通網の中で考えていきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  私のほうから外環の環境対策の関係でお答えさせていただきます。いよいよ外環事業につきましては本格的な工事に着手するという段階になってございます。市といたしましては、外環の中央ジャンクションの工事の実施に先立ち、環境対策につきましても国のほうに要望書を提出しているところでございます。「対応の方針」に示されました環境に関する事項が着実に市民に情報提供されるよう求めているところでございます。
 また、工事の実施に伴う工事説明会の中で、まず環境対策については事業者のほうで第一義的にしっかり説明するということになってございます。今後、各工事説明会でそういった説明を国のほうがしていく形になります。
 また、説明会だけでなく、オープンハウスを定期的に開催して、そういった中で情報提供をしているところでございます。三鷹市もオープンハウスのほうに参加いたしまして、そういった内容について、市としても一緒に対応しているところでございます。


◯緑と公園課長(田中元次君)  在宅子育て支援に向けた都市公園等の屋外遊具の改修がなぜ補助対象外になったのかというお尋ねがございました。委員御指摘のように、ハードの整備に加えましてソフト事業が必要であるということが後から条件が加えられたというようなことがございまして、残念ながら補助対象外になったということでございます。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  いやあ、びっくりしました。後からソフト云々というんじゃね、これ、極めてハードだよね、国のやり方としては。いやあ、びっくりしました。それは大変だったと思います。独自でやらなければならなかったと、こういうことですね。わかりました。
 アスベストの関係ですが、これもいろんな老朽化した建物、官民問わずあってね、これから細心の注意を払っていかなきゃならないところだと思いますから、引き続いてしっかりやっていっていただきたいなと思います。
 それから、放射線量の測定ですが、やっぱり5センチと土そのものをはかるということでは私は違うと思いますから、フクイチの状況、あるいは全国に広がっている汚染状況などを思いながら、どこかで検討を加えていってほしいなと思います。
 それから、外郭環状道路です。私も何度か説明会出たり、一番の私の関心事は地下水なんですよ。これ、地球誕生以来悠久の時間を経て流れができたというふうに、これは人間がやったんじゃなくてね。そこに人間の力で立て坑を掘る。で、水脈を切る。その下に、40メートル下に直径30メートルのトンネルをずっとつくっていくということになっていくんですが、やはりこの水がどこへどう行くのか。これまでのそういう道路をつくったところの水の問題も大変不安です。ですから、事が起きたらでは実は遅いんですけれども、ここまで来たら、事が起きたときには、やっぱり中止を求める強い姿勢をお願いしておきたいと思います。そこだけ再質問いたします。


◯市長(清原慶子さん)  環境の視点というのは常に必要で、私たちとしてはしっかりと「対応の方針」を踏まえつつ、いざというときがないために、事前に綿密にしてもらいたいと思っておりますけれども、いざというときは、もちろんしっかりとした態度をとっていきたいと考えております。


◯委員長(土屋健一君)  以上でにじ色のつばさの質疑を一旦終了いたします。
 ここで、休憩いたします。再開は11時10分とさせていただきます。
                  午前10時55分 休憩



                  午前11時10分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 次に、自由民主クラブ。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いいたします。最初に実績報告書139ページ、事項の33.自殺対策予防事業費についてお伺いをいたします。先ほどから他の委員からも質問がありましたけれども、またちょっと違った質問なので、よろしくお願いをいたします。当該年度は、自殺の現状や自殺予防について理解し、適切な支援につなぐことができるよう、市職員に対してゲートキーパー養成講座を実施いたしました。ゲートキーパーは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞き、支援につなげ、見守っていく人のことであり、市の職員という職業柄市民に接することが多いということが理由と考えられますが、当該年度292名の職員さんが市職員研修として受講されました。平成25年、平成26年と、平成26年の5回を含めて、計6回、三百数十名の職員の皆様がこの受講をしていただいたわけですけれども、庁内で大きく変わったことがありましたら御所見をお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。
 続きまして、こちらは決算概要111ページの9番目、サステナブル都市三鷹の実現に向けた研究の推進です。第4次基本計画重点プロジェクトの1つ、サステナブル都市プロジェクトで掲げるサステナブル都市三鷹の実現に向けて、5つの事業について、当該年度、検討が実施されました。検討会議及び事業ごとの分科会のようなものも含めて、会議は何回程度開催されたのでしょうか。また、その会議の検討の結果について概要をお示しいただきたいと思います。
 当該年度は先進自治体に対して調査に行かれたということが書かれていると思いますけれども、どちらへ行かれたのでしょうか。
 続きまして、実績報告書143ページ、ごみ減量等推進会議関係費とごみ減量啓発関係費の問題です。平成26年度はマイバッグの活用及びレジ袋削減へのさらなる啓発を行っていただきました。改めて三鷹市のごみの発生量の目標についてお伺いをいたします。また、これまでのごみ減量の推移についてお示しをいただきたいと思います。
 3番目は、発生抑制については、最終的には調布市と連携協力して進めていくべきと考えますけれども、調布市ではこの発生抑制や減量に向けてどのような事業を行っているのか、わかっている範囲で結構です、またお答えできる範囲で結構ですので、教えていただければと思います。
 続いて、減量への意識啓発に向けた取り組みとして、施設見学会が行われています。その効果が実感できているのかをお尋ねいたします。
 続いて、実績報告書150ページ、事項の5、都市型産業誘致促進事業費でございます。当該年度、新たに3社に対して指定を行いました。指定企業のほうの2社について、どういったプロセスを経て指定に至ったのかをお聞きいたします。例えば金融機関の紹介とか、不動産業者、その業界からの紹介、または直接窓口へ来ているとか、いろいろあると思うんですけれども、指定に至った経緯についてお聞かせをいただきたいと思います。
 152ページ、事項の19.商店街活性化推進事業費。先ほども何度か委員の皆様からお話がありました。三鷹駅前中央通りに面した三鷹中央ビルの空き区画にみたかスペースあいが設置されております。子育て世代、シニア世代の居場所や商店を初めとする会員が行うさまざまな企画スペースとして活用されたとあります。ビル自体は三鷹駅前中央通りに面していますけれども、実際のこのみたかスペースあいの区画はちょっと奥まっている印象があります。
 質問です。みたかスペースあいを利用した具体的な催し名などを御紹介いただき、使用頻度についてお示しをいただきたいと思います。また、商店街の情報発信として、先ほどお話ちょこっとあったかもしれませんが、どのようなことがそこから情報発信されたのか、御説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
 155ページ、事項の3、建築確認等関係費です。既存民間建築物のアスベスト対策についてお伺いをいたします。決算概要には、建築物に使用されている吹きつけアスベストの飛散防止対策を推進するための基礎資料として、市内にある既存民間建築物の台帳整備、また、この台帳に基づき、築年数や構造などからアスベストを使用している可能性がある既存民間建築物の抽出を行ったとあります。本当にこの言葉どおりなのか、もうちょっと具体的に中身についてお話をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
 また、整備した台帳からの抽出により、アスベストを使用している可能性がある既存民間建築物の数について教えてください。
 続いて、156ページ、事項の8、市道第135号線(三鷹台駅前通り)整備事業費についてお伺いをいたします。当該年度、三鷹台駅前通り整備事業においては、電線類の地中化や京王電鉄による踏切部分の道路整備が行われました。決算概要によりますと、不明埋設物の発見による工事の遅れが生じたとあります。ここで質問です。不明埋設物が何であったのか。また、どのように取り除き、どのように処分したのかをお聞きいたします。
 質問の2つ目です。当該整備事業における近隣等から音や振動などに対して対策を求める要望は出なかったでしょうか。整備中の歩道の幅、仮設のガードレールなどに対しての要望はなかったでしょうか、お尋ねをいたします。
 次に、実績報告書158ページ、事項の2、地域公共交通活性化協議会関係費です。公共交通環境の改善に向けた検討を行っていただきました。今回は、三鷹台ルートと西部ルートについて見直し方針を策定されました。2つのルートの見直しに関してどのような意見が出されたのか、お答えをお願いいたします。
 次に162ページ、事項の13、三鷹台駅前周辺地区整備関係費です。三鷹台駅前周辺地区のまちづくりのために、長きにわたり、いろいろ御検討をいただき、また市民や地権者、駅利用者等々から御意見をお聞きしながら進めていただいているところだとは思いますけれども、整備方針策定に向けた当該年度の検討内容についてお示しをお願いいたします。順調に進んでいるとはちょっと言いがたいかなというところがありまして、御質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 次に、169ページ、事項の9です。これは在宅避難者の支援と災害対策用備蓄物資等の整備でございます。3日前、土曜日の早朝ですけれども、市内で震度4の地震が発生しました。早朝6時前ということもあり、まだベッドや布団の中にいたという方も多かったと思います。まず身を守るということで、ふさわしい体勢をとっていただき、様子を見るということが最初にやらなければならなかった、まず身を守るということが大切だったと思います。頭を守ってダンゴ虫になる。子どもにはよくわかられているというふうにお話を聞いたことがあります。
 この災害について、市内には公立小・中学校を初め、私立の学校等を含め、避難に関する施設として指定をしているところであります。しかし、当然のことですけれども、地域の皆さん全員が避難できるキャパシティーはありません。当該年度は、災害時生活支援施設の整備ということで、在宅で被災生活を行う市民を支援するために施設の整備がされました。三鷹台児童公園、東野児童公園、中原青少年広場でございます。高山小学校などは、今後、児童・生徒の数が多くなることにより、あのグラウンドに校舎を増設することになっております。ますます校庭に避難するといったときに、校庭が狭くなってしまうわけですけれども、今回、そういうところでなく、この3つの場所を選んだ、その検討した、どういう検討結果においてこの3つが選ばれたのかについてお伺いをいたします。よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  2点、私からお答えします。1点目は、自殺対策予防のゲートキーパー養成講座を受けたことが庁内でなんらかの変化があったかということです。私たち三鷹市の職員は、市民の皆様の命を守るということを大切な役割として取り組んでいます。特に窓口で御相談に見える方、あるいは手続される方には、できる限り寄り添う支援というのに心がけていますが、改めまして、ゲートキーパー養成講座を受けて──私自身も受けたわけですが、そうしたことの徹底というのが進んだように私自身、思っています。その1つのあらわれですけれども、ほかの取り組みもありますから、これだけではありませんけれども、1つのあらわれは、当該年度、納税課、保険課の取り組みの成果があり、収納率がアップできたということ。
 そして、生活保護に関しては就労支援してきたわけですが、今年度進むことになりました生活困窮者支援につきましても、三鷹市の職員はいち早く、制度が始まる前から準備をというふうに取り組んでくれて、これは庁内1つの担当で取り組めることではありませんので、関係機関、ハローワーク等との関係はもちろんですけれども、庁内各部署での連携力、コミュニケーション力というのが高まってきていると私は感じています。市民の皆様に寄り添うだけではなく、職員同士が課題解決に向けてチームワークで取り組んでいくということを部長、課長のリーダーシップの中でしていくということ、そして何よりも市民の皆様、職員が自己肯定感を持って取り組んでいくという考え方が浸透するきっかけにはなったのではないかと思っています。
 次にもう1点だけ。ふじみ衛生組合の管理者としても、市長としてもお答えしたいのが、ごみの減量の取り組みについて、施設見学会というのは一定の効果があるやなしやということでございます。ふじみ衛生組合では、三鷹市、調布市の小学生、そして成人、各団体を含めて、当該年度、大変施設見学会が多く催されました。特に児童からのお便りというのは壁に張らせていただいているんですが、本当に施設見学をしてもらうことで、子どもたちが、ごみ、そして環境、そうしたものに関心を高め、特に減量について意識を高めてくれている。子どもが変われば親が変わるというか。夏も親子そろって見学会というようなこともしてくれていますし、私としては、ごみの減量が家庭系ごみを有料化してもリバウンドしないということにあらわれていますように、生活のスタイルの資源への関心、リサイクルへの関心、そうしたものが高まっているものと思っています。
 実はこの施設、海外からも視察が多いところで、特に東南アジアの国々がこうした施設を見学していただくことで、国を挙げて重要課題でありますごみの処理、あるいは循環について学んでいただいているということがまた市民の皆様に伝わって、いい学びの循環になっているのではないかなと感じております。
 私からは以上です。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  サステナブル都市三鷹の実現に向けた研究の推進について御質問いただきましたので、まずまちなかグリーンベルト創出事業につきましては、検討会議を8回、視察を1回。視察は中野区の桃園町会というところで緑化が進んでいますので、そちらのほう、視察に伺いました。
 それから、事業目的につきましては、市内の緑化を面的に進めることで温室効果ガスの削減を目指すということで、東京都公園協会の界わい緑化推進プログラムを活用したモデル事業の実施とその後の三鷹市独自の事業展開について検討を進めました。
 次に、スマートコミュニティ推進のためのサイクルシェア事業でございますが、こちらは検討会議は5回、グループ会議が3回、それから視察については、千代田区、世田谷区──こちらはコミュニティサイクルについて先進的な都市でございますので、こちらを視察に伺って、また、職員が帰省とともに、北海道江別市のほうでサイクルシェア事業を行っていますので、それに合わせて視察を行っています。こちらは、主要駅である三鷹駅前の駐輪場の有効活用と自転車利用促進によるCO2削減、あるいは市内商店街の活性化、健康推進等が見込める事業として検討を進めました。サイクルシェアを用いた駐輪場対策のためのモデル事業ということでございます。
 次に、太陽光発電設備等整備事業につきましては、担当課と5回、6回程度の打ち合わせ等を進めてございます。こちらについては、避難所である市立小・中学校に太陽光発電設備、あるいは蓄電池を導入して温室効果ガスの削減、あるいは地域防災力の向上を図ることとして検討を進めてございます。この3つにつきましては、平成27年度から事業化というふうな位置づけになってございます。
 次に、地域経済循環システム構築事業でございますが、こちらは、市内で日常的に流通する商品券等の仕組みを検討し、市助成金等を商品券等で発行することで市内経済活性化を進めるということを検討して、ある程度、一定程度の方向性は見出したんですが、御存じのとおり、国の補助による商品券事業が進んでいますので、その検証等を今後行っていくということになってございます。
 最後に、市民協働型グローバル観光化推進事業につきましては、オリンピックを契機といたしまして、市民等と外国人観光客との接点の増加、あるいは市民参加型の事業を目指して事業化を検討してございます。みたか国際化円卓会議等でも観光がテーマになってございますので、そういったものも含めて、今後も検討を進めていくということになってございます。
 これらの会議は、地域経済は、検討会議5回、それから、市民協働型グローバル観光の場合は、市民検討会議が4回で、中野区で開催されましたフォーラム1回に参加してございます。
 以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  ごみの減量について幾つか御質問いただきました。ごみ減量のキャンペーン等につきましては、ごみ減量等推進委員の方やボランティアの方、また市長初め職員がキャンペーンには参加して、ごみの減量を訴えております。
 一例で申し上げますと、昨年10月、マイバッグキャンペーンというのを行いまして、三鷹駅前、またリサイクル協力店など、各店舗でキャンペーンを行って、マイバッグの持参等を呼びかけたところでございます。大体80名から90名ぐらいの方が各キャンペーンで御参加いただいているところでございます。
 ごみの発生の推移についての御質問がございました。平成21年度、三鷹市の家庭系ごみの有料化がございまして、そのときの総ごみ量が約5万1,500トン程度でございます。昨年度、平成26年度につきましては、4万8,900トン余ということになっておりますので、先ほど市長が言いましたとおり、ごみの発生量は、ごみの有料化以降、抑えられているという状況でございます。
 次に、調布市の取り組みでどのようなことがあるかということで質問がございました。三鷹市と同様、市民と参加した形でごみの減量を訴えてございます。幾つかの例を挙げますと、マイバッグ持参の呼びかけであるとか、店頭回収──食品トレイとか、そういうものの店頭回収の呼びかけ、また、大規模事業者についての廃棄物管理者の選任等を行っております。幾つか違うところでいいますと、広報誌を三鷹市報のような形で、別冊といいますか、特集号みたいな形で組んでいまして、それを年3回配布しているのは調布と三鷹の違う点でございます。また、エコオフィスという認定をしているというのがございます。
 私からは以上になります。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  都市型産業誘致の件で御質問がございました。この指定企業の指定に至った経緯でございますが、こちらは、三鷹市の下連雀にございますMCC三鷹ビルというところの当該物件なんですが、そちらのオーナー企業さんから実は御紹介をいただきまして、それで指定に至る流れを説明をさせていただいて、申請をいただいたというところになってございます。
 また、スペースあいの件についても御質問いただきました。あそこのスペースはちょっと奥まったところにあるというのは事実でございますが、そのために、なるべく外の方々に見えるように、例えば外看板を設置したりとか、あとは、その日の催し物の案内板というのをつくりまして、それをがらがらがらっと外のほうに持っていったり、そういうような工夫をしながら周知を図ってございます。
 利用頻度なんですけれども、1月15日にオープンをいたしまして、3月いっぱいまで、実は日にちにすると65日ございます。それぞれが1日3枠ございますので、そうすると、195枠あるわけですね。そのうちの利用していただいたのが25枠となってございます。
 具体的なイベントの催し物等なんですが、NPOさんが主催をする例えば習字教室であったりとか、あとはアクセサリーの工作教室ですね、そういったもの、それと商店会の電気屋さんが家電を展示して──いろいろ例えばマッサージ椅子の体験ですとか、そういったことにも御利用をされております。また、中央通り商店会さんのイベントと連動しまして、買物支援事業でやっております買物応援キャラバン隊が出張でそこでいろいろな品物を見て買っていただいたりとか、そういったことにも使われてございます。
 このスペースがどのような情報発信をしてきたかということでございますが、そういった展示とかできるスペースと、そのほかに情報コーナーという一角がございまして、こちらでは商店街のイベントであったりとか、あとは利用団体の御紹介、それぞれのイベントの御案内等やってございます。
 以上です。


◯建築指導課長(山崎良平君)  アスベスト対策の推進としての既存民間建築物の台帳整備についての御質問をいただきました。まず対象となる建築物でございますが、平成18年8月31日までに建築確認がされました共同住宅、店舗、事務所、工場などの建築物でございます。用途としまして、戸建て住宅、木造建築物、公共建築物は除いております。
 台帳整備のステップでございますけれども、まず建築確認台帳を、東京都から引き継いだ台帳がございます。こちらからまず地名・地番を特定いたします。特定した後に、固定資産台帳から家屋番号を特定します。そして、その特定した家屋番号をもとに登記所に行きまして、建物所有者を確認します。こういうステップを踏みまして、実際の建物の住所や所有者等の実態把握を行いました。
 台帳については、建物の建築年、住所、用途、規模、所有者と、これらの所見からなるデータベースを構築しております。そして、所在については、ゼンリンの地図とパソコン上の電子マップのほうに落とし込んでおりまして、どこに対象、可能性がある物件があるというのを把握しております。
 件数でございますけれども、今言った建物用途等に種別でトータルで2,886棟を特定をいたしております。
 以上でございます。


◯道路交通課長(川鍋章人君)  市道135号線の不明埋設物について御質問いただきました。これにつきましては、何かといいますと、建物、相当以前の建物の基礎が埋まっていたということでございまして、それが何で残っていたかということについてはちょっと不明でございます。それとどのように取り除いたかということにつきましては、支障となる部分について、コンクリート壊しという形で壊して、それで処分につきましては産業廃棄物として適正に処分をしたということでございます。
 それと苦情とガードレールの件でございますが、苦情については特に把握しておりませんけれども、企業が工事、夜間工事をした折に苦情があったということは伝え聞いておるところでございます。
 それとガードレールの設置ですが、今仮設のガードレールを設置してございますけれども、それにつきましては、ぴったりくっつけ過ぎだとか、そういったことで御意見いただいておるところでございますので、今後本設に向けて、地元の皆さんとお話し合いをして、設置の仕方は決めていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  三鷹台ルート、西部ルート、第二期見直し方針で出た意見ということで質問いただきました。これは平成26年度のときに起終点調査、OD調査や沿線住民の方のヒアリング調査も行っておりまして、その中で出た意見としましては、三鷹台ルート沿線の方でいいますと、ルートの短縮をしてほしい、運行本数の増加をしてほしいという意見がありました。また、乗り継ぎ時の運賃の割引制度については改善すべきだという意見が上げられたところでございます。
 また、西部ルートのほうの意見としましては、増便をしてほしいという意見がありました。また、現在発行している乗りかえカードの認知度が低いということで、これらの割引制度をもうちょっと周知してほしいということがございました。
 それらを受けまして、三鷹台ルートでは、路線重複の解消の検討、路線短縮方法、効率化というところを検討していくべきではないかということと、西部ルートにつきましては、路線短縮の方法や効率化の検討、また、利用環境の改善の検討というところを含めてやっていただこうかということで方針を定めまして、今年度はそれを受けまして、第二期の見直しの計画というところを進めているところでございます。
 以上です。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  私からは三鷹台まちづくり整備方針策定に向けた当該年度の取り組みについて御説明いたします。決算年度では、駅前の小広場の用地を確保したところでございます。整備方針の策定に向けて、地権者の方との協議を重ねてきたわけでございますけれども、市といたしましては、今の市の土地でありますバスの折り返し場周辺に交通広場を確保していきたいと考えております。確保した駅前の小広場と交通広場、2つの広場を連携して、にぎわいを創出していきたいと考えております。ただ、そうした方向性を定めていくには、地権者の方との協議、お話し合いというのは大切でございまして、そういった方向性をできるだけ早く定めて、そうした後に協議会の中でもまちづくりについていろいろと話していきたいと考えています。
 私からは以上です。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  私のほうからは、生活支援拠点等の整備等につきましてお答えをいたします。まず当該年度3つの地区に生活支援拠点を配備をいたしましたけれども、この選定の方法ですが、平成25年から始めた新たな拠点づくりでもありますので、やはりそこの拠点を、こういった拠点が必要であり、またそこをそれぞれの近隣の町会とか自治会さんが、生活支援拠点がもし開設されたときだけではなくて、平常時、日常時から自助、共助の拠点として積極的に活動していく、そういったような前向きな意思表示をしていただいた地域の皆さん。もちろん7つの地域性は考慮しつつ、そういったところに開設をして、この一、二年の開設が今後のモデルになっていけばいいな、このように考えて拠点の決定をいたしました。
 また、おっしゃっていただいた高山小周辺ですが、同じようなことはちょっと心配しておりまして、具体的には、法政の中学校、高校、ここを避難場所・避難所として協定が結べないかという交渉をしておりますのと、それから、三鷹台団地と、それからその周辺が整備が終わりましたら、あの一帯を、新川・島屋敷団地と同様に、広域避難場所として指定できないか、こういったことも検討していきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。自殺予防の対策ですけれども、本当に市民の命を守るという観点から引き続き取り組んでいただきたいと思います。まずは庁舎内でも当然異動があるわけで、今は窓口とか、実際に直接市民にかかわる方を優先されているかもしれませんけれども、一刻も早く職員さんは100%受けていただければなと思っておりますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。
 当該年度の実績を踏まえて、民生・児童委員、地域包括支援センターの職員等に広げていただけるというお話もありました。ゲートキーパー養成講座は、傾聴ボランティアや認知症サポーターなどと同様に本当に拡充させるべきと私も考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
 続いて、サステナブル都市三鷹の実現に向けてです。この当該年度の検討を踏まえて、3つの事業が今年度からスタートしております。1つ、サイクルシェアは、サイクルシェアのほうは、ミニ実験ということで今進められていますけれども、サイクルシェア、これ、規模が小さいと、今やっているのは、新聞とかいろいろ読んで、どういう形でやっているかというのを考えてみたんですけれども、レンタル自転車は約20台で、三鷹駅から電車に乗って都心部へ通勤・通学する約10人に市内の自宅から駅周辺の駐輪場まで自転車で移動してもらい、その自転車を今度は三鷹駅から市内各地に通勤・通学する約10人が使うということで、市内に住んでいて杏林の八王子キャンパスに通う学生が協力していただけているとは思いますけれども、ミニ実験だから規模が小さいのは当たり前なんですけれども、これぐらいの規模でやって、検証というのがどの程度できるのか、ずっと考えていたんですけれども、ちょっと思い当たらなかったので、その辺についてもう一度お考えをお示しいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 ごみの発生についてですけれども、ごみゼロキャンペーンとして三鷹台の駅前や三鷹の駅前等々でティッシュを配っていただいたりとか、地域の商店街の方に協力をいただいて進めているということは承知をしております。とても大切なことなので、ぜひそういった取り組みをしていただきたいと思いますけれども、今、ごみの抑制というか、ごみの発生量について、有料化開始の平成21年は5万1,500トンだったのが、当該年度は4万8,900トンと、すごい量やっぱり減っていると思います。意識が高くなって減った部分と有料だからどうにか頑張らなきゃいけないという意識と、この両方が生じたということは恐らく間違いないんだろうなと思っております。
 しかし、ふじみ衛生組合としての運営費がかかっておりまして、売電収入やかかっている費用から考えると、どこまで減量していいのかというところが意外と微妙なところなのかなと思っております。
 また、市民からは、どこまで下げれば、じゃあ、もしかしたら、この有料ごみ袋は減額されるのか。そういうようなお話もいただいております。もしかしたらそういう市民に対する減量目標をつけて、ここまで下がれば少し下がりますというようなことをすると、減量のさらなる意識改革につながるのかと思いますけれども、その辺についてもお伺いをいたします。
 施設見学会について市長からいろいろお話をいただきました。僕も当然のことながらこれについては実感できているということは承知をしているんですけれども、なぜにこういう質問したかといいますと、まだまだ開催を希望している方がいらっしゃいまして、ぜひ受けてみたい、施設見学会を希望している人がいるんですけれども、土日じゃないといけないという団体等が多くありまして、今のようにこの施設見学会が重要だというのであれば、どうにか上手に、土日も職員さんはゼロじゃなく──当然案内の職員がいるわけじゃないので、それと一緒だとは思っておりませんけれども、ぜひ土日開催を希望する声もありますので、今後その検討はしたほうがいいんじゃないのかなと思いまして、御答弁をお願いしたいと思います。
 都市型産業誘致促進事業費について、今年度そういう形で、事業者にはそういった周知がされていることから、オーナー企業さんからの紹介をいただいて、そのように至ったということで、徐々に浸透されているのかなと思っております。人に言えば、まだまだ足りないという声もあるのでしょうけれども、不動産業界や金融機関に対してはかなり浸透しておりますので、ぜひこのまま進めていただければと思います。
 スペースあいについては、これで結構でございます。長くなっちゃうと思いますので、これぐらいにしておきますので、今後活用をよろしくお願いをいたしたいと思います。
 あと、アスベストについてですけれども、これをどのように今後活用していくのかということを検討したかどうかだけお願いをいたします。
 三鷹台については、ぜひお願いいたしますとしか言いようがないので、これ以上は──事情もわかっていただけると思いますので、よろしくお願いをいたします。
 災害対策用備蓄物資等の整備です。ぜひ必要なところにお声がけをいただいて、実情も酌み取っていただき、その地域の住民がどうしなきゃいけないかということもできれば諭していただきたいと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。質問の答弁お願いします。


◯市長(清原慶子さん)  私からサイクルシェアについてもお答えしたいと思います。これ、今年度、ミニ実験で始めまして、平成28年度、社会実験をしようという段取りになっております。本来であれば、来年4月に杏林大学の井の頭キャンパスがオープンするわけですから、当該年度にミニ実験して、ことし社会実験しておけば、準備磐石じゃなかったかなと思わないわけではないのですが、やはりまず少人数の実験からですね。これ、机上では結構できることのように見えますけれども、皆様の勤務実態であるとか、予期せぬ超過勤務であるとか、あるいは早朝勤務であるとか、そういうこともあるかもしれませんし、そうしたことを率直に本当に飾らずモニターの方には言っていただくような小規模の実験をさせていただかないと、いきなり社会実験になりますと、ほかの交通機関等との関係もありますし、ほかの自転車利用者との関係もありますので、まずは当該年度の検討を踏まえまして、平成27年度、ミニ実験で細かいところまで検証して、そして、平成28年度、本実験をしようと考えているところです。
 数が少なくても大丈夫なのかと。いろいろな多様な組み合わせで検証をすることによって、数が少ないからこそ、事務局も丁寧な検証ができるはずだと思っております。
 次に、ごみの減量の点について、ふじみ衛生組合の管理者でもあります三鷹市長から改めてお答えいたします。可燃ごみにつきましては、今申し上げましたような減量傾向、本当にこれはすばらしいことだと思います。余分な紙を持ち帰らない。生ごみをしっかり搾ると。衛生的にもいいことだと思うんですが、しかし、ペットボトルやプラスチックはふえているわけでございまして、特にプラスチックの場合は、かさがあります。しかも容器包装リサイクル法にかなって、いい成績を上げられるような回収のものもありますし、やはり汚れて、これは困ったなというのもないわけじゃありません。実は平成27年度は、平成26年度までの取り組みを含めまして、ごみ処理総合計画の改定時期になります。そして、実際に委員の皆様にも活動を始めていただき、今のような可燃ごみだけではなくて、不燃ごみ、また、ペットボトル、瓶、缶、プラスチック、そうしたごみの分別を紙ごみも含めて見直し、考え直し、そして再検討していただいて、減らせば無料になるんじゃないかというよりも、地域によってはペットボトルやプラスチックまで有料で回収しているところもないわけじゃないんですが、それをしたくないので、私としては。ですから、可燃ごみと不燃ごみにとどめたいと思っております。そのあたりを率直に市民会議の皆様にも、ふじみ衛生組合の職員からしっかりとした情報もいただきながら、検討をしていただき、総合的に減量とともにリサイクル、そして皆様の納得していただけるようなごみ処理の体制を三鷹市と調布市との協働で進めていければと考えております。
 私からは以上です。


◯建築指導課長(山崎良平君)  アスベスト台帳を今後どのように活用するのか検討したのかという御質問をいただきました。今回整備しました台帳は、あくまで可能性がある建物を抽出したところまででありますので、実際のアスベストの使用の有無につきましては、今年度、所有者にアンケートを発送する予定でおります。そのアンケートを発送する際に、環境政策課の助成制度、こちらの御案内もあわせて所有者、管理者の方にお送りしたいと思っています。なお、実際活用といいますのは、建物の解体のときにアスベストがあるのか、ないのか、それによって……。まあ、改修もそうですね。作業員の方にその辺の、事前にアスベスト使用がわかっていれば、その辺の注意喚起もできるということなので、その辺の活用であるとか、建築基準法の定期報告の際にアスベストの使用の有無という調査欄がございますので、その辺のチェックにも今後使えると思います。さらに、応急危険度の調査の判定をするときに、調査員の方が事前に建物にアスベストがあるのか、ないのか。原則、なかなか中には入らないんですが、予備情報としてそういうものがあれば、そちらのほうにも安心して調査ができるというような活用を検討いたしました。
 以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  1点、補足させていただきます。土日の見学についてのことでお答えいたします。現在ふじみ衛生組合では、11月にふじみまつりというので日曜日で見学を行っております。また、夏休み期間中、お子様がお休みの期間に見学会等をやっておりますので、そういう形でお休みのときにできるような形で見学ができるかどうか、ふじみ衛生組合のほうには話をしてみたいと思っております。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。終わります。


◯委員長(土屋健一君)  現在、自由民主クラブの質疑の途中ですが、しばらく休憩をいたします。
                  午前11時54分 休憩



                  午後0時59分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。自由民主クラブの質疑を続けます。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。まず概要の108ページ、衛生費です。眼科検診の拡充について質問させていただきます。平成25年度は2,162人が申し込んで、844人が受診。この受診率は39%に当たります。平成26年度は1,824人が申し込んで、1,039人が受診。この受診率が56.9%です。平成26年度からは受診者の費用負担が500円かかるようになったんですけれども、受診者数、受診率が向上しているんですね。この分析をいかにされたでしょうか、お願いいたします。
 続きまして、同じく概要の111ページ、衛生費、新型インフルエンザについてお聞きいたします。三鷹市新型インフルエンザ等対策行動計画の改定に当たっては、国及び東京都の行動計画を踏まえたとあります。また、多摩府中保健所管内の6市での方向性検討があったということです。防疫対応には近隣市との連携が重要であると考えております。すぐ近くで流行したものはすぐ隣の市に入ってくるのは当然のことでございますので、賢明な検討会であったのではないかなと思っております。
 では、この6市における検討会ではどのような方向性、どのような課題が出ましたでしょうか。
 続きまして、同じく概要113ページ、衛生費、環境センターの閉鎖管理についてです。先ほども他の委員から質問が出ましたが、御答弁いただいたところを聞いて質問させていただきます。経営白書には、循環型社会の推進に向けたという記述ですとか、都市再生の重要な課題という記述があるんですね。これは何か方向性を内示しているのかなと感じるんですが、何かある程度の絵が描かれているのでしょうか。また、国等から補助金をもらうということも考慮されていると思うんですけれども、その補助金をもらうに当たって、跡地活用に縛りが生じると考えていらっしゃるのでしょうか、お聞かせください。よろしくお願いいたします。
 続きまして、概要132ページ、土木費です。用途地域等の見直しの検討についてお伺いいたします。用途地域の見直しについては、建ぺい率、容積率の変更を主に含むものと私ども理解しているんですけれども、見直された地域は、地価の変動が起こる可能性があると考えております。ですから、情報などのうわさですとか、そういったもの、リークなどがあると、思わしくない土地取引の対象となり得るのではないかと危惧するところもあります。また、見直された地区であるかどうかで、不公平感を持つ方も出てくるのではないかということで、見直しした場合の的確な理由づけということが大切だと思っております。そしてまた、見直しが決まった後の情報の出し方にも配慮が必要だと考えるんですが、基本的な考え方はいかがでしょうか。
 概要136ページ、土木費です。借地公園の公有地化についてお聞きします。借地公園は市内多々あるわけなんですけれども、公有地化に際しては地主の相続のときが多いのではないかと思います。公有地化が相続以外の場合だとしますと、優先順位などはつけていらっしゃるのでしょうか。また、地主から既に買い取りを打診されている、あるいは市が買い取りを打診しているような事例はあるのでしょうか。
 続きまして、コミュニティバスについてお伺いいたします。参考資料の41ページによりますと、補助金が出ております。交通不便地域の解消で、市民のためなので、補助金があってしかるべき事業だと思うんですけれども、平成23年が約717万円ですね。平成24年が約3,842万円と5倍ぐらいに1年で上がっています。そして、平成25年が約3,611万円、ほぼ横ばい。そして平成26年が約4,071万円と増額されております。増加傾向というふうに捉えていいのでしょうか。また、この補助金は、補助した先がどのようなふうに活用されているのか、お聞かせください。
 それと、コミュニティバスもろもろに関しましては、お隣武蔵野市のムーバスがいわゆる日本の先進的なコミュニティバスだと思いますし、非常にうまくいっていると聞いております。ムーバスについてどのような検証をされているのでしょうか。
 続きまして、消防費ですね。概要142ページ。救急医療情報キット支給事業の拡充についてです。この事業はもう数年たっておりまして、実際に救急隊が使った、活用したという事例が出てきているのではないかと思うのですが、その例示をしていただき、評価、評判などをお聞かせいただければと思います。
 そしてもう一つ、消防費です。実績報告書の169ページ、事項の8、給水施設維持管理費です。給水施設は、震災用井戸についての項目なんですけれども、現在、震災用井戸は何カ所がありますでしょうか。また、通常使っている現役の井戸であれば、電気式のポンプでくみ上げていると思うんですが、電気式ポンプでくみ上げている井戸は、うち何カ所あるのでしょうか、お聞かせください。
 それと、震災時というのは当然停電が考えられます。電気式のポンプだけではいざというときにはくみ上げが不可能でありますので、その場合、手動ポンプなどを持ち込んでくみ上げることも想定されているのでしょうか。所有者の方々が停電などどうするんだろうということで、所有者の方々も余りよく理解されていないということですので、市側がどのような説明をされているのか、お聞かせいただければと思います。
 一旦終わります。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  眼科検診と新型インフルエンザ行動計画、2点御質問いただきました。お答えさせていただきます。まず眼科検診のほうの申込者数と受診者数、前年と比べての分析ということで御質問いただいております。確かに平成25年度に比べて平成26年度、56.96%ということで、受診率高くなっておりますけれども、これは平成25年以前、平成23年、平成24年度におきましても、54.84%、51.50%ということで、ほぼ50%台前半の数字が出ておりまして、逆に平成25年度が39.04%ということで、この年だけちょっと低くなっております。これは、申し込みの数が平成25年度だけ、ちょっとこれ、原因がはっきりそこまで分析できていないんですけれども、例年1,500名から1,000名台後半の申し込みいただくんですが、この平成25年度だけは2,162名という方にお申し込みいただきまして、結局お断りせざるを得ない方が多く出てしまったということで、受診率が低くなってしまっております。逆に平成26年度、決算年度につきましては、予算上の定員950名だったんですけれども、概要に記載のとおり、1,039名ということで、定員外に柔軟に対応させていただいて、受診者数をふやしたということで、率も上がったというふうに分析をしております。
 続きまして、新型インフルエンザの計画策定におきまして、近隣6市とどのような検討をしたのかという内容の御質問でございますけれども、こちら、平成26年12月に計画策定いたしましたけれども、平成25年11月から平成26年の4月までに計4回ほど、多摩府中保健所管内の三鷹市含めた6市の担当者による検討会を開催しております。質問委員さんのほうで、近隣との連携とか、そういったものを前提とした検討会というふうな趣旨での御質問かと思うんですけれども、実際には国から示された対策行動計画のひな型を6市で、それぞれが個別にやるのでなくて、合同で検討して、それぞれの市の実情に合った計画にしようということで、素案を6市で、合同の素案をつくって、それを各市に持ち帰って計画にしようという、そういった検討を行ったところが実態でございます。
 私からは以上です。


◯健康福祉部長(伊藤幸寛君)  1点だけ補足をさせていただきます。眼科検診について、質問委員さんから、有料化というか500円、一部自己負担をいただいたところですけれども、ほかのがん検診も共通なんですが、この一部自己負担をいただいたことによって受診を差し控えると、こういうことは一切といいますか、影響というのはなかったと結果からは捉えております。
 以上です。


◯生活環境部長(清水富美夫君)  環境センターの跡地活用の関係でございます。確かに今御質問の議員さんが言われたとおり、都市再生の視点、あるいは循環型社会の形成、2つのキーワードがございます。御案内のとおり、環境センターの跡地の利活用につきましては、いわゆる地域のまちづくりにとって貴重な資源ということでありますので、広く都市再生の視点から利活用について検討していこうという趣旨でございます。それと循環型社会の形成ですが、御質問された交付金の関係とも絡んでくるんですけれども、解体には非常に多額な経費がかかるということでございますので、国からの交付金と財政的な支援が当然必要になってきますので。ただ、その際には、一定の条件、交付の条件として、少なくとも循環型リサイクル等の施設の整備というものが補助の条件になってきますので、そうした意味合いで、都市再生の視点と都市型、循環型社会の形成ということで、検討の視点ということで見ております。
 以上です。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  私のほうからは、用途地域の見直しについて御回答いたします。決算年度、平成26年度につきましては、見直し方針に向けた検討を進めてまいりました。この検討では、現行の用途地域、その効果とか、使われ方、そういったものを調査いたしまして、それに基づきまして、今年度、見直しの方針をまとめるということで進めております。見直しの方針の中には、今後見直しをするところの具体的な地域等も想定しながら検討を進めていくわけでございますが、その見直しに当たりましては、今、委員さんのほうから御指摘ありましたように、公平性とか、地域への出し方というのは丁寧にやる必要があると考えておりますが、基本的には見直し方針、見直し基準を平成25年に定めておりますので、それに沿った形で行っていきます。都市計画マスタープラン、そういった位置づけに基づきながら、指定方針、災害に強いまちづくりとか道づくり、ともに進めるまちづくりと、そういったテーマをきちっと押さえながら、基準については、指定基準、地域特性や政策誘導など、反映できる、そういった基準を反映しながら進めてまいりたいと思います。
 また、都市計画、手続にいきなり入るということではなく、見直しの方針を策定した後に、考え方等を地域の方々に御説明しながら進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯緑と公園課長(田中元次君)  借地公園の公有地化について御質問いただきました。現在、三鷹市の公園につきましては、市が所有しているものが約63%、そのほかに都や国からお借りしている部分、民有地の部分については約18%ございます。そうした中で、特に相続以外の部分での優先順位というものは特に定めてはいませんけれども、その御相談があった都度、検討をしながら進めているところでございます。
 また、事前に買い取りの打診や、市から打診をするようなことがあるのかという御質問いただきました。これにつきましても、そういうようなものがあれば、各個別に地権者の方と御相談をしながら、公有地化について検討をしているところでございます。
 以上でございます。


◯都市交通担当課長(高橋靖和君)  コミバスの運行補助金についてですけれども、平成23年から平成24年度、大分上がりました件につきましては、新川・中原ルートが開通したことによって大きく増になったということが要因でございます。基本的には微増という形になっているかと思われます。
 それと補助の出し方が、バス事業者の運行事業費に要する経費の総額から運賃収入を控除した額を補助として見ていますので、実質的にはバス事業者さんの人件費とか、燃料費とか、車両管理費のほうに充てられているかと思われます。
 それから、ムーバスとのどのような検証ということでお話がありました。三鷹駅北口のほうでは、三鷹・境循環共同運行ルートということで、武蔵野市さんと共同でやっているところでありますが、その中での情報共有をしながら動いていまして、基本的には地域特性ということもあろうかと思いますので、そこのところはまたそういうふうなことを含めて、状況をまた情報交換しながら検討していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯高齢者支援課長(馬男木由枝君)  救急医療情報キットの件で御質問いただきました。直接こちらのほうに消防隊の方が使用したという情報は残念ながら入っておりません。ただ、職員の方、消防署職員の方の異動もございますので、本署だったり、3つの出張所のほうに見本をお渡しして、こういうものがあるということは最近周知をしております。
 あと、お話しさせていただいたところ、実際には救命がやはり最優先ということを伺っておりますので、こちらで伺っている事例では、ケアマネさんが居合わせたときに使用したとか、そういうようなことを伺っておりますので、私どものほうといたしましては、ケアマネだったり、ヘルパーだったり、事業所の方がこういうグッズを使って対応できるような仕組みを周知徹底させていただきたいと考えております。
 評判につきましては、遠く離れた御家族の方等については、安心であるということと、あと、最近、介護保険制度のしおりを配っていただいている民生・児童委員さんからお声がありまして、何本か持っていって、見守りに使いたいということで、そういった意味での見守りのツールとしての活用方法も考えられると思っております。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(大倉 誠君)  震災用井戸について御質問をいただきました。まず件数でございますが、この決算年度、平成27年の3月末現在で41基でございます。そのうち電動で作動するものは33基でございます。実際に震災用井戸として指定をするための要件の1つに、用水装置が手動により操作できる構造、またはコンセント等で小型発電機に接続して作動することができる構造であること、こういうような要件定義がございまして、それぞれ電動の井戸につきましても、手動の方法でくみ上げるか、あるいは発電機等を使ってモーターを回すか、こういった構造ができるものを指定してございますので、それぞれ毎年実施している水質検査の際に、井戸の所有者の方に御挨拶がてらお会いをしておりますけれども、そのような説明を徹底しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございました。じゃあ、再質問させていただきます。検診の有料化に関してなんですけれども、ほかのがん検診でも有料化されていて、私の手元にデータがないようなものもあるんですけれども、その他がん検診などの現況はいかがだったのでしょうか。
 新型インフルエンザ対策に関しての6市との検討というのもよくわかりました。三鷹には杏林があって、隣接、すぐの場所に日赤があって、2つの大病院があるという三鷹市なので、他市とは違った位置づけであるのかなというふうにも思ったんですけれども、そのあたりでの東京都からの指導というんでしょうか、他市からの意見というんでしょうか、そのようなものはあったのでしょうか。
 環境センターの管理についても、閉鎖管理についてもよくわかりました。新川の位置づけでも、とても奥まった場所で、余り、そんなところにあったっけという人もいるぐらいの場所なので、それほど目立つ場所じゃないんですけれども、近くに住んでいる方々は興味津々であるということですので、常々、情報を小出しにでもしていってあげるのが親切なのかなと思っております。この件は答弁結構でので、ありがとうございました。
 用途地域について御答弁いただきました。私が思っているとおりの対応をされていかれるということなんですけれども、恐らく用途地域、今のこの都市化の世の中なので、三鷹の場合は、建ぺい率、容積率が増加する方向で変更されていくのが主なのかなと思うんですけれども、逆に建ぺい率、容積率が減る地域というのは想定していらっしゃるのでしょうか。お願いいたします。
 借地公園化については、ありがとうございました。よくわかりました。小さな公園が相続などで物納されて宅地になっていっている例というのはあるんですけれども、その程度のものなら市民も目をつぶっているのかな。ただ、広い公園が住宅地になったりしてしまうというのは、恐らくまた市民感情としてもよろしくないのかなと思うので、広くなればなるだけ取得費用もかかるんですけど、ぜひそのような検討を今までどおり続けていっていただければと思います。御答弁結構です。ありがとうございます。
 それと、コミュニティバスについてお伺いいたします。ムーバス、ちょっとひらめいて調べたところ、武蔵野市が資料を出していました。事務事業(補助金)あり方評価・検討シート(効果検証事業用)というのが出てきました。補助金に対してどれほどのメリットがあったかというのが書いてあるんですね。その中で注目したところが1つあるんですけれども、単位コストというのがあるんですよ。武蔵野市の場合は、補助金が6,449万円余で、ムーバスに乗っている方が年間262万1,000人余ということで、割ると1人当たりの乗車客に対して25円の補助金が出るという計算になるらしいんですね。それを三鷹に当てはめますと、32.6円ということになるんです。それほどの金額差はないのかなとは思うんですけれども、このような計算に関して、私としては目からうろこの新たな報告書なのかなと思ったんですけれども、このような考え方で補助金を決めていくというのもありなのかなと思うんですけれども、コミュニティバスの運行補助金、これから路線など変えて乗客がふえれば減っていくと思うんですけれども、1人当たりの補助額というものは、果たして参考に検討してきたことなのでしょうか。お願いいたします。
 医療情報キット、よくわかりました。こちら、あれば安心できるというお守りみたいなところもあると思うし、1件当たりの経費というのもそれほどでもないので、普及すればそれだけ何かのときに役立つだろうということで、これからも普及されていくことと思います。ぜひPRのほうよろしくお願いいたします。
 震災用井戸についてもよくわかりました。補助電源、発電機でつなげられる井戸を持っているから、うちの井戸が震災用に認定されているんだというのをちょっとお忘れになっている方もいらっしゃるかと思うので、認定されている方にもたまにレクチャーなど、ペーパーの配布など必要かもしれませんので、ぜひ御検討いただければと思います。御答弁結構です。
 以上、お願いいたします。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  再質問、答弁させていただきます。眼科検診以外、がん検診全体の有料化の影響ということで御質問いただいています。先ほどの眼科検診でもお答えいたしましたけれども、一部検診においては前年度実績に対しまして申込者数の減少等も見られたところでありますけれども、過去数年度を通じた全体を通しては、有料化に伴う申込者減といった影響はほとんどなかったものと認識しております。国や都の補助要件が変わったり、定員の拡充などの影響も含めて、全検診の受診者数は、平成26年度1万7,600人余となりまして、前年度と比べて3,500人ほど増加いたしております。有料化への否定的な御意見も一部ではいただいたんですけれども、検診をお願いした各医療機関の窓口でも丁寧な対応がお願いできたようで、大きなトラブルなく実施できたものと評価しております。
 それから、新型インフルエンザのほう、三鷹の大きな病院があるとか、地域の特性に応じた部分に対する都からの何か意見はあったかという御質問いただきましたけれども、そういった部分での都からの意見は特にございませんでした。
 私からは以上です。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  私のほうから用途地域の見直しにかかわる再質問にお答えいたします。建ぺい率とか容積率、上げるところがあるかどうかというような御質問でございますが、これからの検討になりますが、例えば都市計画道路、沿道型の用途地域とか、活性化のために必要な、そういった地域について、建ぺい率とか容積率を緩和することも考えられます。しかしながら、単純に緩和するということではなく、地区計画をかけて、壁面後退とか緑化率を定めて、環境に配慮しながら進めていきたいと、そのように考えております。


◯委員長(土屋健一君)  減る地域があるか。


◯都市整備部調整担当部長(田口久男君)  すいません。減る地域につきましては、今、想定はしておりませんが、空間が必要なところ、また緑化が必要なところ、そういった地域で必要性のあるところは今後検討していきたいと思います。


◯都市整備部長(若林俊樹君)  コミュニティバスについて再質問いただきまして、ムーバスのほうでは、1人当たりの単価ということで検討をなされているということでございますけれども、三鷹市と武蔵野市では交通事情も大分違いますし、三鷹市のコミバスにつきましては、まず交通不便地域の解消というのが前提として始まりましたので、その辺の1人当たりの単価ということでは検討はしておりませんけれども、今後何かの機会があれば参考にしていきたいと思います。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。検診の有料化なんですけれども、有料化して意識が高まった方々が多くなって、受診率も高まったんだろうなと思うところはあります。ただ、やはり所得に応じて減免する仕組みというのも検討されてきているんじゃないかと思うので、引き続き検討されたほうがいいのかなと感じました。
 それと、コミュニティバスに関しましては、武蔵野市と三鷹の土地の形もありますからね。武蔵野市は非常に合理的な土地の形で運行できているなと思いますので、その辺のハンディも乗り越えて、いいバスづくりの検討を今後ともお願いしたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員長(土屋健一君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了いたします。
 次に、公明党。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。衛生費から。ページ134、小児初期救急平日準夜間診療事業費についてお聞きしたいと思います。平成19年から行っている事業でありますけれども、利用数にばらつきがあり、さらなる周知が必要であるというふうに御指摘もいただいているところですが、どのように分析し、捉えていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。当該年度における広報や各機関への周知等の工夫ありましたら、教えていただきたいと思います。
 ページ138、事項23.がん検診関係費です。ちょっと幾つか質問させていただきたいと思います。胃集団検診において、受診者が1,569人で、がんを発見できた方が5人、胃がんリスク検診で、受診者2,899人で、がんの発見10人ということでありました。新たに導入した胃がんリスク検診の評価をどのようにされているのか、お聞きしたいと思います。
 高齢者の方のほうがリスクが高いということで、75歳まで延長の必要性も指摘されているところでありますが、どのような検討があったのか、お聞きしたいと思います。
 大腸がんなんですけれども、大腸がん検診が、平成25年度は他市に比べて1,149人ということで、10分の1ぐらいというふうにお聞きしています。平成26年度も1,231人ということで、若干ふえましたが、受診率向上のための周知の工夫、どのようにされているのか、お聞きしたいと思います。
 特定健診時に便潜血反応の2回法でやるのが、医師会なんかからも、ということを聞きますが、当該年度はどういう研究、分析をされたのか、お聞きしたいと思います。
 肺がん検診事業ですけれども、受診者313人で、レントゲンと喀たん細胞診ということで今行われているわけですけれども、最終的にがんを見つけられた方がゼロでありました。本当にそういうのであればいいことなんですけれども、確率からすればもう少し見つかってもよいかと思いますが、どういう判断をされているのか、お聞きしたいと思います。
 乳がん検診ですけれども、4,632人ということで、9人の方にがんが見つかっています。この事業の評価をどのように、これまでの経緯も含めてどのように評価されているか、お聞きしたいと思います。
 前立腺がんの検診ですけれども、今の医師会のほうで独自の事業として施行されているんですけれども、検診によって早期発見はできるが、検診を導入した集団において前立腺がんによる死亡率が低下するかどうか、これまでの研究では結論が出ていないということの発表もあるところでございますが、三鷹市としてどのような研究分析をされているかお聞きしたいと思います。
 それと、同じく、事項24.働く世代の女性支援のためのがん検診推進事業費ですけれども、未執行が多く出てしまった原因についてお聞きしたいと思うんですけれども、予算額決定後、予期せぬ事態が起こったのか、予定した事業を実施することができなかったのか、受診予想が大きく下回った原因などをお聞きしたいと思います。
 140ページ、事項4.高齢者肺炎球菌ワクチン接種事業ですけれども、本事業は決算年度の途中から法定接種化になり、当該年度に法定接種対象者は接種期間が半年しかなく、移行には大変苦労されたというふうに推察させていただいているところでございますが、接種対象者に対して勧奨通知は、副反応の危険性をできるだけ排除したいということで、対応させていただこうということで、基本的に個別勧奨はしないという最初答弁をいただいたことがありましたけれども、なぜ途中から個別勧奨を始めたのか、その経緯も含めてお聞きしたいと思います。
 ページ144、事項10.小型家電収集関係費です。平成26年9月からの事業ということで、携帯・PHSで66キロ、その他で538キロという実績がありました。若い世代の家庭ではさらに多くの携帯端末が眠っている可能性があると思うんですけれども、今後若い世代に向けての広報や事業周知、協力依頼等、当該年度どういうふうに考えられたのか、今後の方向性も含めてお聞きしたいと思います。
 農林費、ページ149、都市農業の育成ということで、農家の直接販売所数ということで、平成26年に1カ所減ったということで、目標より10カ所マイナスで、計画時より減っているという現状があります。当該年度も含めて、この4年間、この事業についてどのような協働の取り組みを行って、PR活動を進めてきたのか、お聞きしたいと思います。
 商工費です。ページ150、事項5.都市型産業誘致促進事業費ということで、SOHO集積施設及び入居事業者数の目標が16施設、160事業者数ということでありましたが、そこまでは達成することができませんでした。当該年度、1施設、10事業者数の減もありましたが、ミタカフェやフェスタ等の開催等の取り組みの今後の誘致のための効果、どのように分析されているのでしょうか、お聞きしたいと思います。また、先進市の事例等を参考にされ、PR活動あったのでしょうか、お聞きしたいと思います。
 ページ152、事項3.消費者活動センター運営協議会関係費です。消費者活動センターの利用者数が、空調機の故障により2カ月弱の期間、一部施設の利用に支障を来したため、前年比7,000人余りの減となったということなんですけれども、その人たちの対応はどうだったんでしょうか。どちらかにつなげる等のサポートは行っていただいたのか、お聞きしたいと思います。
 ページ152、事項19.商店街活性化推進事業費です。みたかスペースあいについては、ほかの委員からもたくさんありましたので。スペースあいを利用できる方が、会員団体の方、運営協議会幹事会からの推薦を受けた団体・個人ということになっておりますけれども、現在10団体、そのうち6団体が運営協議会幹事会になっています。もう少し広く市民に開かれたものにしてはどうかと思うんですけれども、当該年度どういう検討をされたのでしょうか、お聞きしたいと思います。
 土木費です。ページ165、事項15.遊び場広場暫定開放事業費ということで、これまでの北野でのプレーパークから、外環整備によって当該年度は新川の丸池公園で開催をされたということになりました。従前より市内の西部地域でも開催してほしいという声もあったかと思うんですけれども、市内での多様なエリアでの開催に向けた検討課題、当該年度の丸池での開催での課題等、今後のことも含めて教えていただきたいと思います。
 最後です。消防費、170ページ、事項10.救急医療情報キット支給事業費ということで、当該年度から65歳以上の日中独居の高齢者にも拡充をしていただきまして、284件中32件の実績もあったとお聞きしております。少しずつ広がっているということで喜んでいるところでございますけれども、より多くの高齢者への広報が必要かと思いますけど、当該年度の広報についての手法と課題についての御認識をお伺いしたいと思います。
 以上です。よろしくお願いします。


◯健康福祉部長(伊藤幸寛君)  ちょっと順番は入れかわりますけれども、2番以降でがん検診についてかなり御質問、詳細にいただきましたので、まず総括的にお答えをしたいんですが、がん検診につきましては、三鷹市医師会と十分に協議をしながら──これは市ではそうした医学的な知識が十分にあるわけではありませんので、当然そこのところは専門家である医師の意見を十分に踏まえながら、御相談、意見交換の中で決めております。
 したがいまして、問題の2番の例えばABC検診の評価について、市としてはないわけでありまして、医師会の中には、例えばもっと若い世代に受けていただいたほうがいいというような研究もありますし、そういうところはしっかり医師会と協議をしていきたい。肺がんについても同様でございます。それから、前立腺がん、こちらも医師会とさまざま議論しておりますので、個別につきましては、やはり医師会と今後も十分に議論を重ねながら、市として市民の健康を守るという視点からしっかり取り組みを進めてまいりたいと思います。
 以上です。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  幾つか御質問いただきましたので、順番にお答えいたします。まず小児初期救急平日準夜間診療ですね、こども救急みたかと言っておりますけれども、こちらに御質問いただきました。こちらの事業は平成19年の1月から三鷹市の医師会館において、市の単独事業──東京都から補助をいただく事業として三鷹市の医師会に委託して実施をしております。委員さん御指摘のような実績がずっと続いておりますけれども、こちらのほうは、毎号「広報みたか」ですとかホームページのほうで、休日診療なんかとともに、毎号、市民の方への周知には意を用いているところでございます。
 また最近、担当の医師会の先生方からも、もう少し周知を図れないかという御相談もいただいたりしておりますので、さらに周知、広報には努力をしていきたいと思っております。
 それから、胃の検診のABC検診のほうの評価ですけれども、昨年までの胃がん検診はバリウムレントゲン検査の個別検診、これを改めてABC検診にしたんですけれども、今まで従来のは1,000人弱といった実績ですけれども、今回のこの胃がんリスク検診の受診者数は2,899人と、受診者数だけでいえば約3倍の結果となりました。費用的にも安く、受診者の体への負担も少ないということで、特定健診との同時受診なんかをお勧めしたこともあって、より気軽に胃がんに対するリスクを知ることができる新たな検診として普及をできたものではないかと内部では評価しております。
 75歳以上の方にもどうかというようなお尋ねもありましたけれども、これは先ほど言われましたとおり、今後また医師会等と協議をしながら考えていきたいと思っております。
 それから、乳がんの検診の制度管理のほう、どうかというのもあったんですが、このあたりも医師会の先生方に相談しながら今後の検診のあり方、また検討していきたいと思っております。
 それから、働く世代の女性支援のためのがん検診事業の執行予算につきましてですけれども、こちらのほう、今まで過去5年間の補助事業で平成25年度まで、子宮がんは20歳から40歳、それから乳がんは40歳から60歳の5歳刻みの節目年度の方に無料クーポンを送付しまして受診勧奨を行ってきたところでございますけれども、これを踏まえて、当該決算年度、平成26年度は、前年度を除く平成21年から平成24年度の4年間にこのクーポンを送ったんだけれども、利用されなかった方に、また改めてクーポンを送付するという新たな取り組みを補助事業として実施したところでございます。
 これ、両がん合わせて約3万2,000人の方にクーポンを送付したんでございますけれども、この対象者の受診者数が当初見込みを大きく下回ったことがこの差が大きくなった原因でございます。クーポンの送付対象者数は、前年度までに比べて大きくふえたわけなんですけれども、以前にクーポンを送って、また利用しない方にもう一度クーポンを送ったということで、人間ドックや被用者健診など、市の健診以外で既に自分で受診されている可能性のある方もかなり含まれているんじゃないかということで、その辺の見込みが予算見積もりの時点では足りなかったのかなという推測をしております。
 なお、補助事業の一環として実施された過去の4年間のクーポン事業の受診者に対する再勧奨とか、乳がんにおける30歳節目年齢への勧奨を初めとする補助対象外への普及啓発にも努めた結果、受診者数は、両がん含めて1万人を超えて、前年度に比べ約1,500人の増といった結果などから、検診全体としては一定の実績を上げたものと評価をしているところでございます。
 それから、最後、高齢者肺炎球菌の個別勧奨、当初行う予定はないということでこの場でもお答えした経緯があると思うんですが、結果的に勧奨を行ったと、この辺の経緯をということで御質問をいただいております。こちらのほう、委員に言われたとおり、最初は誤接種、または副反応の発生等を考慮して、当初は行わない予定で周知をしていたわけですけれども、導入前後、医師会の専門の見地から御助言もいただきまして、やはりお医者さんのほうできちんとそういう確認をしていただけるというようなお話いただきましたものですから、平成26年の12月に接種履歴の確認できない方、8,000人余に対しまして、はがきによる勧奨通知を行ったところでございます。
 私からは以上です。


◯ごみ対策課長(井上 仁君)  小型家電について御質問がございました。若い世代へのPRということで御質問なんですけれども、人の多く来るところ、例えば図書館であるとか、そういうところでPRを図ったりしていきたいと思っております。
 また、回収方法は今ボックス回収という形をやっておるんですけれども、イベント回収ですとか、その他ほかの回収方法についても検討していきたいと思っております。
 以上になります。


◯都市農業担当課長(木村俊文君)  直販所の減への対応について御質問がありました。農家さんの販売手法としては、庭先販売が主たる手法となっておりまして、ただ、どうしても農地の減ということがありまして、直販所が減る傾向にあるということは否めないところであります。これまでの対応としましては、優良農地育成事業費補助金、これによりまして、自販機の設置をする、補助をする。また、直販マップを毎年3月に発行して、直販所の利用率を高めるというような支援をしているところでございます。
 以上です。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  SOHO事業につきまして御質問がございました。確かに実績の部分で1件減っているということはございますが、平成25年度に例えばコワーキングスペースを開設する支援を行って、3施設ができているんですね。それとミタカフェというのもございますし、働き方が、ブースで仕切ったそういう個室というところから、区切らないで顔の見える形でやっていくところへシフトもしているのではないかなというふうな分析はしております。
 その次に、消費者活動センターの利用人数の減でございますが、確かに空調の工事で2カ月間というのがございました。さらに突発的な選挙もございましたので、そういったことも要因なのではないかなというふうに思っているところでございます。
 あと、スペースあいの利用を広く市民にという御質問がございました。要は、会員になるには月2,000円の負担をいただいております、そこの運営するに当たってさまざまな経費がかかりますので。そういったところが、一般の市民の方に月2,000円がなかなか厳しい状況であるということも1つでございます。とりあえず皆さんに一旦使っていただこうという取り組みで、お試し利用というですね、今回新たに取り入れまして、とりあえず会員になる前に1回使ってみてくださいというような取り組みも始めておりますので、そういったところから広く周知を図っていきたいと考えております。
 以上です。


◯緑と公園課長(田中元次君)  遊び場広場暫定開放事業費について御質問をいただきました。昨年、北野の遊び場広場を9月に返還しておりますが、北野の遊び場広場で6回、丸池公園で2回、農業公園で1回、計9回のプレーパークを開催しています。平均で65人の参加者をいただいておりまして、平成25年度が約45人でしたので、場所を変えたことによって利用者がふえたと考えているところでございます。
 また、西部地域での検討なんですけれども、別の公園の周りにお邪魔しまして、趣旨を説明して、近隣説明なども行っているところなんですが、なかなかちょっと御理解が得られずに、西部地域でまだ場所の特定ができていないというところでございます。
 今後の課題ですけれども、プレーパークの運営委員さんですとか、プレーリーダーの数がやっぱりふえていないというところがありますので、こういったところを今後掘り起こしていきたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯高齢者支援課長(馬男木由枝君)  救急医療情報キットについての御質問をいただきました。まず広報の方法なんですけれども、当該年度、年2回、4月と12月の広報に掲載をいたしました。それとともに、毎年発行しておりますお年寄りのためのしおり、こちら、包括支援センターや市政窓口、高齢者支援課の窓口等で配布をしております。それから、ホームページへの掲載をしております。それとともに、年度当初、包括支援センターの機関連絡会において、拡充した部分についての御説明をし、ケアマネ等への周知を依頼をしております。
 課題なんですけれども、累計が、平成23年度始まって、2,325件。まだまだ行き渡ってないなという数字でもあると考えております。それと、使い方がちょっとよくわからないとおっしゃる方もいらっしゃいますので、ケアマネさんとか民生・児童委員さんとか、近くにいる方にその使い方をわかっていただいて、お伝えできるような周知をもっともっと図っていく必要があると考えております。
 以上でございます。


◯生活環境部調整担当部長(田口智英君)  1つ答弁漏れがございました。申しわけございません。消費者活動センターの工事期間等における他の施設等の紹介との件でございますが、特にセンターのほうで、じゃあ、どこどこの施設ということで御紹介はしていないんですが、当該の部屋が、3階の真ん中の部屋の空調が壊れていたものですから、ほかの階を使っていただいたりとか、そういったことで対応を図って、御理解をいただいてきたところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございました。多岐にわたっての質問、丁寧に御答弁いただきまして、ありがとうございます。幾つか再質問させていただきたいと思うんですけれども、肺がん検診なんですけれども、先ほどがんが見つかった方がゼロということで、より精度の高い検査も必要じゃないかという御指摘もいただいていると思うんですけれども、そのためのCT検査ということが1つのツールかと思うんですけれども、当該年度どういう検討をされたのか、ちょっとお聞きしたいなと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、高齢者肺炎球菌ワクチンということで、医師会からアドバイスもいただいたということで途中から、という御答弁いただきましたけれども、副反応の危険性ということがあったかと思うんですけれども、これについてはどういう判断で、医師会のどういうアドバイスをいただいて進められたのかなということで、よろしくお願いします。
 すいません。プレーパークなんですけれども、そういう形で、1回につき65人ということで、大分ふえてきたかなと思うんですね。今後もぜひ展開していただきたいと思うんですけれども、そのためにも、プレーリーダーの育成というのが必要だと思うんですけれども、当該年度、その育成についての取り組み、どういうものがあったのかお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯健康福祉部長(伊藤幸寛君)  肺がん検診、再質問いただきました。市としては、医学的な専門知識はないんですが、責任を持つのは市です。市民の健康を守るために医師会の助言を受けながら、意見交換をしながら、市が責任を持ってがん検診の充実を実施していく。この中の課題の1つとして、精度の高い検査があるのも、こちらでも今協議中です。こうした全体の中で、何を選択して、どのようにがん検診を充実させていくか。医師会とも十二分に意見交換をしながら、市として最善の方法を選択していきたいと思います。


◯健康推進課長(齋藤浩司君)  高齢者肺炎球菌の予防接種の個人勧奨ですね、判断をしたところはということでお尋ねを再度いただきました。先ほど申し上げましたとおり、当初予定していなかったんですけれども、医師会のほうも、担当理事さん含め、会長からも個人勧奨したほうがいいという御意見をいただいたのは事実です。その際に、当然こちらで懸念していた副反応の問題ですとか、接種間隔の問題ありましたので、それをその場でもお伝えしたんですけれども、それは逆に接種をする医療機関のほうでしっかりチェックをして対応したいというお答えもいただけたものですから、勧奨しようということで送らせていただきました。
 以上でございます。


◯緑と公園課長(田中元次君)  プレーリーダーの育成について御質問いただきました。市内の大学生等に向けて、実際にプレーパークの開催のホームページですとか広報に載せるときに、そういったものをあわせて募集のほうをしております。今後につきましても、市内の大学等に呼びかけてまいりたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございました。がん検診、あと、ワクチン等、やっぱり命に直結する問題ですので、医師会からもいろいろやりとりも、協議も進めていただいているということだと思いますので、市民の方が安心してそういうものが受診できる、受けられるということをこれからもぜひ進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。


◯委員長(土屋健一君)  以上で公明党の質疑を一旦終了いたします。
 以上で、第4款 衛生費から第9款 消防費に対する質疑を一旦終了いたします。
 市側の入れかえのため、しばらく休憩いたします。
                  午後1時54分 休憩



                  午後1時59分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開いたします。
 一般会計歳出第10款 教育費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(石坂和也君)  それでは、教育費について御説明いたします。実績報告書の171ページをお開きください。第10款 教育費の決算額は、61億1,780万6,000円で、前年度比8億1,678万5,000円、11.8%の減となりました。これは三鷹中央学園三鷹市立第三小学校建てかえ事業費や南部図書館整備事業費が減になったことなどによるものです。
 特記事項を申し上げます。172ページをごらんください。事項9.給食調理業務委託化等関係費です。平成27年度から新たに民間委託する第一小学校等について、プロポーザル方式により選考を行い、事業者を決定しました。
 右側173ページをごらんください。事項10.コミュニティ・スクール及び学校運営協議会関係費、その下の事項11.小・中一貫教育校関係費、次のページの174ページの事項17.学校運営支援等の推進事業費です。三鷹「学び」のスタンダード(家庭版)の策定を踏まえ、各コミュニティ・スクール委員会において学園のスタンダードの作成に取り組みました。また、CSガイドを作成するなど、広報活動の充実を図りました。
 同じ174ページの事項19.いじめ問題対策協議会関係費です。三鷹市いじめ防止対策推進条例を制定し、基本方針を策定したほか、いじめの防止等の対策を総合的かつ効果的に推進するため、いじめ問題対策協議会を設置いたしました。
 176ページをごらんください。事項3.幼稚園就園奨励関係費です。国の制度改正を踏まえ、補助単価を引き上げるとともに、第2子以降にかかわる所得制限の撤廃を行いました。
 右側177ページ、事項5.通学路防犯設備整備事業費です。東京都の補助金を活用して、北野小学校の通学路に5台の防犯カメラを設置し、子どもの安全確保の充実を図りました。
 179ページをごらんください。事項4.学校給食関係費です。中学校費にも同様の経費を計上しております。平成26年4月から北野小学校と第六中学校で学校給食調理業務の民間委託を開始いたしました。
 180ページをごらんください。上段の事項1.耐震補強事業費です。中学校費にも同様の経費を計上しております。学校体育館の耐震化として、第五小学校及び南浦小学校の耐震補強工事と第三小学校ほか3校の実施設計を行いました。
 その下の事項2.大規模改造事業費です。こちらも中学校費に同様の経費を計上しております。長寿命化と防災機能の強化を図るため、非構造部材の耐震点検や電気設備等の現況調査を実施しました。
 183ページをごらんください。下段の事項4.学校空調設備整備事業費です。一部未整備となっている中学校の特別教室等の整備に向けて実施設計を行いました。
 189ページをごらんください。事項5.図書館システム関係費です。オープンソフトプログラミング言語、Rubyを活用した新たな図書館システムの共同開発に取り組みました。
 事項12.三鷹市立図書館50周年記念事業費です。本館の開館50周年記念事業として、新たな市民サポーターの養成を行うとともに、市民との協働による図書館フェスタなど、イベントや講座を開催いたしました。
 説明は以上です。


◯委員長(土屋健一君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。教育費の委員1人当たりの持ち時間は25分となっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
 初めに、日本共産党。


◯委員(栗原健治君)  それでは、よろしくお願いいたします。初めに概要145ページ、実績報告書では172ページなど。学校給食の調理業務委託化等関係の費用について、その関係で質問させていただきます。学校給食の調理業務委託化に関連して、災害時の調理業務について、業務委託契約の中で明確に確認された契約として行われたのか、確認したいと思います。
 次に、同じく給食関係費で、ページでは179ページ、183ページにも関連していると思うんですが、市内産野菜の利用促進についてお伺いします。この年度、市内産野菜をどのように利用かつ促進に向けて取り組んだのか。学校、また実績など、課題も含めてお話しいただきたいと思います。
 概要の145ページで、学校給食の放射能検査についてお伺いします。小学校、中学校、各1回ずつですか、取り組みをされています。福島原発がまだ収束状況にない中で、大雨などのときには、海洋にあふれたり、また、地下水の関係で基準内の中での海洋投棄が実施されるなど、あります。実際に不安を解消していく上でとても重要な事業だと思いますが、さらに安心を高めていく上で取り組む課題、今日的に特に食材について検査しなければならないというように実感された事業、中身についてお伺いしたいと思います。
 概要の151ページで、実績報告書では180ページ、177ページにある校庭芝生化の問題で意見を伺いたいと思います。全市的にも広がって、小・中学校でも多く整備されるようになってきたと思いますけれども、この中で、子どもたちのスポーツ環境に対する影響はどうなっているのか、維持管理、養生などの問題が課題としてあると思いますけれども、どのような取り組みで進めてきたのか、お伺いしたいと思います。
 それに関連していることですけれども、市内の小・中学生のスポーツ環境の整備全体についてお伺いしたいと思います。今、この年度では北野スポーツ広場が外環工事のために閉鎖されて、子どもたちの野球やサッカーをする場所はとても貴重な場所となっています。井口暫定グラウンドが貴重なグラウンドとなっていますけれども、その位置づけが今市内の小学生の野球やサッカーにおいてどういう役割を果たしているのか、またスポーツグラウンドの確保についてどのような取り組みをしてきたのか、お伺いしたいと思います。
 ページ、191ページで、屋内プールの状況で、いつでも、どこでも、誰でも──これはスポーツ全体にわたって三鷹市の方針ですけれども、個人利用の拡充の点でどのような検討が今年度されたのか、お伺いしたいと思います。
 最後に、就学援助関係について、ページが実績報告書で178ページ、181ページに関連してお伺いします。今、就学援助で、利用者数はどのように今年度なったのか、全体に対する割合の推移とこの間の傾向をお伺いしたいと思います。生活保護の基準が引き下げられることによって、準要保護の新たな認定が前年度受けられたけれども、今年度受けられなかったというような事例はことしはなかったのか、この年度はなかったのか、お伺いしたいと思います。とりあえずよろしくお願いします。


◯学務課長(桑名 茂君)  まず給食の調理業務の委託化の関連で、災害時の対応ということでございますが、平成27年度から調理業務の委託契約書の中に大規模災害時の対応ということで、学校が避難所として使用された場合については、積極的に協力をすることということで文言を加えさせていただいております。
 続きまして、市内産野菜の活用の促進に向けてでございますが、御承知のように、学校給食において市内産野菜、全22校において活用しているところでございますが、こちらについては、なかなか利用率が上がっていかないというような現状がございます。当該年度が、これまでも実施をしておりますが、協力農家と学校の栄養士、私ども教育委員会の事務局として連絡会等行いまして、利用促進に向けた取り組みを行っているところです。
 それから、放射性物質の検査についてでございますが、三鷹市においては、学校給食の食材は市場に流通している食品から調達をしておりまして、この市場に流通する食品については、国・都が責任を持って実施するということで考えております。保護者のより一層の安心ということで、この検査については実施をさせていただいているところでございます。
 それから、就学援助費の推移についてでございますが、当該年度は、対象が1,464人、12.97%が対象でございました。大体正確な人数というところまでは把握はしておりませんが、1%から2%程度が対象になっているのではないかと思います。
 以上でございます。


◯総務課長(高松真也君)  私のほうから校庭の芝生化にかかわりまして、子どもたちのスポーツ環境への影響ということで御質問ございましたので、御答弁させていただきます。まず校庭の芝生化ですけれども、現在平成26年度までで市内8校で整備を実施させていただいてございます。教育活動におきまして、芝生の上でできないとしているような運動はございません。秋に4週間程度、養生期間ということで設けておりますけれども、その養生シートの上でも、教育活動上、体育等の活動は可能でございます。運動靴はもちろん、ソフトスパイクでの活動も特に問題はないという形での運用をしております。
 また、地域開放で、地域の少年野球、またサッカーの団体での使用というところでございますけれども、こちらについては、基本的に養生期間4週間については使用しないというような形で運用していただいておりますけれども、ただ、芝生の管理組織として学校ごとに芝生会議というのを設けております。そうした芝生会議にも、少年野球またサッカーの団体さんも積極的に御参加をいただきまして、養生期間の時期も含めて、芝生会議で話し合いをしながら、芝生のメンテナンスにむしろ積極的にかかわっていただいているというふうに聞いておりますので、学校と十分日程の調整もいただきながら、子どもたちのための充実した教育環境として芝生の管理を行っていただいているものと認識しております。
 以上でございます。


◯スポーツ振興課長(室谷浩一君)  私からは、小・中学生のスポーツ施設の確保の考え方、あるいは屋内プールの個人利用についてお答えいたします。まず最初の、委員御指摘の北野スポーツ広場につきましては、当該年度、平成26年5月末をもちまして外郭環状道路の工事により閉鎖になっております。また、今後予定されております井口暫定グラウンドですとか、野川グラウンドの工事の関係で、担当課としては、より以上に危機感を持って、代替施設の確保に向けて努力をしているところでございます。具体的には、東京都の施設も含めました民間施設の確保、利用の確保に向けて努力をしているところでございまして、こちら、市内にこだわらず、隣接した近隣自治体の施設も調査して、現在お願いなどを行っているところでございます。現在、具体的に調整中の施設もございます。
 続きまして、屋内プールの個人利用枠につきましては、これは市が長年取り組んできておりました三鷹方式という自主グループ形成の歴史的経緯も踏まえつつ、現在の利用者のニーズも十分に考えた上で調整を図っております。当該年度、不定期な使用状況となっている幾つかの団体枠の2区分につきましては、今後、個人利用区分にする方向で予算措置も含めて具体的な調整を図っておるところでございます。
 私からは以上です。


◯学務課長(桑名 茂君)  先ほど失礼しました。平成25年度に準要保護の認定を受けていた方のうち、当該年度、生活保護基準の見直しの影響を受けたと推定される件数が1%ということでございます。以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  それで、まず北野小学校など、市内でも広がっている学校芝生化の問題で、子どもが野球をしている父母の方から、利用できなくなる時期があるということで、整備も協力しているんだけれども、もっと子どもたち中心に学校の校庭が使えるようにならないものだろうかということでお話がありました。校庭は、やはり子ども、今、スポーツ環境ということで、グラウンドが閉鎖されたお話がありましたけれども、学校の校庭、本当に貴重なスポーツをする場所として位置づけられるものです。この点で、利用することができない期間をできるだけ極力少なくすることが求められていると思います。各学校ごとの芝生管理のあり方があると思いますけれども、話し合いのもとに、子どもたちのスポーツ環境を拡充していく視点で、柔軟な対応をぜひ取り持っていただきたいと市に要望しておきたいと思います。また、それが課題として浮かび上がってきているというふうに平成26年度感じたので、お伝えしておきたいと思います。
 プールのほうですけれども、いつでも、どこでもということで、個人利用の充実というのは本当に重要だと思います。その点で、あいているときに使えないという状況をなくしていく努力がされるということで、ぜひさらに個人利用の課題、この年度、課題となったものを抽出して、発展的に使っていただきたいと思うんですけれども、新しく体育館、プールをつくる中での運営形態として、今インターバルで30分の時間をとっているのをなくす管理計画が出されていると思います。まだ完成──今進めているものですけれども、完成までは時間、1年以上あるわけで、そのインターバルを減らしたですね、拡充する、泳ぐことができる時間を、インターバルをうまく使う、新しい運営方式を考えているものに移すと、拡充することができるので、その点では課題が確認されていると思うんですけれども、この点での取り組みも浮き彫りになっていると思います。努力をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 スポーツ広場の、井口暫定グラウンドですけれども、利用者数がふえているということで、貴重なグラウンドだということで、改めて確認できたと思います。確保の見通しというのは、どのような状況なのか、現実的な側面に立って、将来的にスポーツ広場を確保していく計画が今の状況から必要ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
 とりあえず答弁お願いします。


◯スポーツ振興課長(室谷浩一君)  委員御指摘の井口暫定グラウンドにつきましては、現在も含めて、今、皆さんに開放しておるところでございまして、具体的に閉鎖の時期というのはまだ示されていないと思うんですけれども、先ほども申し上げたとおり、やはり野球、サッカーグラウンドの屋外施設の確保につきましては、現在危機感を持って調整中でございます。まだ具体的に、特にサッカーについては、具体的なことがお示しできないんですけれども、都の施設も含め、あるいは都立、私立の高校なども市内にございますので、そういったところも視野に入れて、引き続き調整を図ってまいります。
 私からは以上です。


◯委員(栗原健治君)  それでは、就学援助の実態をお聞きしたと思うんですけれども、利用者数と全体に対する割合の推移はお答えなかったんじゃないかと思います。平成25年度と比べてどうなのか、もしわかればお伺いしたいと思います。
 また、保護基準が切り下げられることによって影響を受けた人は1%か2%出たのではないかと。本当に今子どもの貧困の問題がある中で、行政の中で取り組みをすることが必要だということで、方針も国からも出されたりした経過もあったと思いますけれども、市としては、ただ基準が引き下げられたということで──1.15ですか、掛けた形での対応でなされたのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(桑名 茂君)  失礼いたしました。平成25年度が1,507人、13.53%。平成26年度が1,464人の12.97%で、全体としては0.56ポイント減少しております。認定者数につきましては、ここ数年では全体として減少傾向にある状況がございます。
 それから、基準の引き下げに伴うというところですが、三鷹市としましては、生活保護の基準額に1.15倍を加算した金額ということで、基準額の設定をさせていただいておりますので、そちらのほうで実施をしている状況でございます。


◯委員(栗原健治君)  就学援助の関係ですけれども、生活保護基準が引き下げられることによって影響を受けた方に対しては、どのような対応をされたのか、確認しておきたいと思います。
 あと、市内産野菜の利用促進ですけれども、全校、22校で利用されていると。課題がどこにあるのか。この実績、利用促進の取り組みということで、どのような努力をされたのか、もう一度確認しておきたいと思います。正確にお願いします。


◯学務課長(桑名 茂君)  就学援助は、生活保護世帯の要保護と生活保護に準ずる程度の困窮している世帯という準要保護でございますけれども、国基準の変更に伴いまして、ほぼ当初想定したとおりの結果であると受けとめておりまして、お問い合わせをいただいた保護者の皆様には、丁寧な説明をさせていただいたところでございます。
 市内産野菜の取り組みにつきましては、これまでも実施をしてきたところですけれども、なかなかこの事業、直接農家から購入をしまして、農家が直接納品をしていただくというような──当日の朝、納品をしていただくというような形になっておりまして、そういった面では、献立の重複など、発注が集中した場合等の確保や限られた時間内の配送などの課題がありまして、現状の結果となっているということでございます。


◯委員(栗原健治君)  就学援助ですけれども、確実に影響が出ていると思います。子どもを育てる若い世帯で、所得の少ない世帯が利用している制度なので、こういう実態を鑑みながら、対策も充実していかなければならないということがわかってくると思いますが、学校給食では、やはり地産地消の促進にも役立ちますし、食育の問題の課題に応えることでもあります。搬入や運搬の課題、納入のシステムをどのように構築して支援していくのか。また、比較的、値段の格差もありますので、その点での行政の支援も拡充していく上では、今、現状の中でパーセンテージを引き上げていく上では重要な課題だと思いますけれども、いかがでしょうか。そのような課題は今年度確認できるでしょうか。


◯教育長(高部明夫君)  就学援助についていきますと、御指摘のように準要保護というのは各市独自の制度でございまして、三鷹市の1.15倍というのは、多摩の各市の中でも非常に高い基準にあります。そのほかにも、児童扶養手当の受給世帯、あるいは市民税の非課税世帯など、きめ細かく三鷹市は拡充しているものですから、直近で見れば1%程度の影響は出ていますけれども、各市に比べて遜色のない制度の運用だと認識しております。
 それから、市内産野菜の活用については、委員御指摘のとおり、今年度、プロジェクトチーム、スタートしていますけれども、昨年度はそういった抜本的な見直しをするためのいろんな課題整理、集配システムとか費用負担、そういったものについて検討を進めてきたという状況でございます。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  市内農家の方の協力体制も必要で、利用を確保していく上では、作付などの拡充も必要なので、その点でも働きかけていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(土屋健一君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、にじ色のつばさ。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、7点になりますかね、質問をさせていただきます。最初に概要の145ページ、学校給食食材の関係です。セシウムの半減期が30年だということと東京電力福島第一原発の大惨事の現状、放射能アンダーコントロール、汚染水のブロックどころではないという事態だと思います。それが、汚染水が海に──千葉のアジ、岩手のマダイなどに放射能が検出されているという事態だと思います。これは、放射能の問題で絶対安全とは言えないというまず認識に立つ必要があると思いますし、お子さんを学校に通わせる親としては、食材からの被曝ということを一番心配するわけですね。それで、ここに検査を年1回ということなんですけれども、もう少しふやせないかということで、そういう検討されたのかどうかね。他市の実態なども、近隣他市よりは、近隣他市とあえて出しますけれども、三鷹市はいいと思いますけれども、もう少しやれてもいいんじゃないのかと思いますので、その辺の検討はどうだったのかということが1つです。
 2つ目は、学校給食の委託問題です。経営白書の2015資料版の86ページですね。そこに2022年までに全部委託というふうに書いてあると思うんですね。先ほど栗原委員のほうから委託会社との災害時の協定ということがありました。これ、予算のときに私質問したら、そういう協定は結んでいないということで、結ばれたことはすごく大いに評価したいと思いますし、具体的にどういう協力なのか。協力をすることというようなことを述べられましたので、具体的にどういうことなのかということですね、そこをわかる範囲でお教えいただければと思います。
 それで、話を戻しますが、2022年、全校委託だということなんですが、いろんな災害時だとか、食の安全だとかいうことを含めて、モデルとして残すような方針というのは考えられないのかどうか。あくまでも経営白書にあるようにこれで行くのかということをお尋ねをいたします。
 次に概要の147ページ、総合教育相談の充実の関係です。スクールソーシャルワーカーを新たに1人配置したということについては、本当に高く評価をしたいと思うんですが、この意味なんですね。現行の教育相談員から新たに1人配置しという、この意味がちょっとわからないので、そこを説明していただきたいのと、相談員とスクールソーシャルワーカー、SSW、それから学校のカウンセラーがいると思うんですね。それぞれ仕事というか、本務というのは違うと思うんですが、場合によっては兼ねてやっているというようなこともあったりしているので、その事務分担というのはどういうふうになっているのかということをお尋ねをいたします。
 それから、次に概要の148ページです。いじめ防止対策についてですが、三鷹市いじめ防止対策推進基本方針を策定した。それに基づいてこれをつくったんだと思うんですね。条例を見ればいろいろわかるんですが、ここのところの紫で囲んだところ。子どもたちは決していじめをしませんと、こう書かれているわけですね。ここに載せた意味、この言葉自体の意味、いじめはたくさん社会に起きていて大問題になっているという中で、いじめをしませんとあえてここに載せたということ、意味があるんだろうと思うので、御説明をいただきたいなと思います。
 次に、概要の150ページです。第五小学校の耐震工事ですね。実は約145万円の賠償金を払った。歳入のことを聞いているんじゃありませんよ。どういう欠陥工事があったのか。それはどういうことで発見したのか。それについて再発防止というのを、学校ですかね、体育館だったかな。これ、必要だと思うので、その原因、そして、その発見をどのようにして、今後の対策ということについてお尋ねをいたします。
 次に、153ページです。新たな図書館システムの開発ですね。これはソフトの開発ということで、先進的だということは私も理解します。この年度、司書の採用があったかどうか。あるいは、司書の資格を持った人を、司書じゃないけども採用したか。あるいは館内にいる全部の図書館の職員で司書の資格を取得した人はいるのかどうか。
 なぜそんなことを聞くかというと、機械ではなくて人。選書の持つ意味というのが司書の大きな役割だと思うんですね。小学校、中学校、司書がいますよね、各校にね。それで、心配なのは、三鷹市ではありませんけど、武雄市というところがTSUTAYAさんというところに委託をして、利用実績において云々というふうになっている。だから、選書じゃなくて、一体そういうところで選書できるのかどうかということになると、やっぱり司書だと思いますので、本当に重要な仕事だと思いますので、そこをお尋ねします。
 質問の最後、7番目ですが、どこで質問していいか、ちょっとわからないものですから、30人学級ということを私どもずっと求めているわけです。私どもだけじゃないと思いますが。この年度、事実上30人学級になっているというところが何校で何学級あるのか、お教えいただきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  私からは2点お答えをしたいと思います。まず最初の御質問、学校給食の食材、放射性物質の検査ということでございます。結局放射性物質検査、これは行政としてどこまで保護者の皆様の不安にお応えしていくべきなのかというようなことかと思いますけれども、御案内のとおり、平成23年度から三鷹でも食材検査を続けてまいりましたけれども、東京都ではこの検査というのは既にしてございません。過去の実績を見ますと、一度として放射性物質が検出されたということはございません。今現在文部科学省のホームページを見ますと、日本全国の47都道府県における放射性物質検査の結果というのが出ております。やり方はそれぞれでございますけれども、素材の検査であったり、我々は給食一食丸ごと検査というようなことでございますが、そういった検査の結果を公表しているということでございますので、そういう意味では今現段階では我々はこれで保護者の方々の御不安にはお応えをしていると考えてございますので、この検査回数をふやすというふうな考え方はございません。
 それから、委託の中で、業者に災害時どんな協力ができるのかという、その中身はというお尋ねでございますけれども、災害時につきましては、災害の様態もさまざまだと思いますが、例えば給食調理室が使えるとか、使えないとかということもあろうかと思います。災害時使えないことも想定しなければいけませんけれども、専門家集団でございますから、炊き出しの際のお手伝いであったり、あるいはそれもかなわないときには、人的なお手伝いをお願いするというようなこともあろうと思いますが、現段階で限定をした中身ということを取り決めている部分ではございません。
 それから、全校委託化に向けてということなんですが、モデル校として残せないかというお尋ねがございました。モデルというのは、モデル事業をやって、それを広げていくという前提ですから、これは全校委託化を前提にしてございますので、そういったことについては考えてございません。
 以上でございます。


◯副市長(津端 修君)  今の災害時の対応について若干補足いたします。教育部長から今お答えしたような対応なんですが、私のほうでは、防災担当に、どんなことを期待し、また具体的にどんな対応をとれるのか、至急検討するように指示を出しておりまして、学校教育施設ですから、教育委員会との詰めもありますが、そういった具体的な詰めをさせておりますので、早急に具体化できるかと思います。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  スクールソーシャルワーカーを現行の教育相談員から1人配置したというところなんですけれども、現行ではその前年度までは教育相談員として採用していた者の枠の中から、採用のときに、スクールソーシャルワーカーの機能を持って相談活動に当たる者ということで採用いたしました。
 それで、役割分担なんですけれども、教育相談の相談員の枠で採用した者のうち、来所のいわゆるカウンセリングを担当する教育相談員と、それから、アウトリーチをするスクールソーシャルワーカーを分けております。
 また、三鷹市で採用しているスクールカウンセラー。都採用のスクールカウンセラーは、都のほうからスクールカウンセラーとして勤務するようにということでございますが、三鷹市で採用したスクールカウンセラーには、研修を行いまして、ワーカーとしての役割を持って機能するように育てております。
 以上です。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  私のほうからいじめに関する御質問にお答えをさせていただきます。このリーフレットですけれども、ことし4月と書いてありますけれども、三鷹市の独自の推進条例、それから、基本方針、これについてまず保護者の方々、児童・生徒はもとより、保護者の方々にまず概要を知ってもらいたいということで発出をしたものでございます。まさに条例に示してあるところが、真ん中にある子どもたちは決していじめをしませんと、まず当事者といいますか、まずは第一義的に子どもというところを示したところでございます。その周りにある輪っかに示されていますように、それぞれの、各者のそれぞれの立場の人の責務というものを明確にしたものでございます。
 例えばこのリーフレットの中に具体的にサインをするものがございます。これはもちろん強制ではございませんけれども、子どもみずから、私はいじめをしません、いじめを見たら、見ぬふりをしないで、相談しますというようなことであるとかが記載されております。実際に各学校で児童会と生徒会が一緒になって、いじめに対してどういうふうなことができるんだろうという話し合いや標語づくりをしている学校もございます。このように対応しております。
 以上でございます。


◯学校施設再生担当課長(小泉 徹君)  私のほうから五小体育館耐震補強工事の件についてお答えをいたします。耐震補強のために設置をいたします鉄骨はりにつきまして、設計では既存の表面のモルタルをとりまして設置するという形の設計になっておりましたけれども、施工業者が鉄骨材を発注するに当たりまして、鉄骨業者との打ち合わせ、確認が不徹底でございまして、モルタルを撤去せずに設置するということで考えてしまいまして、鉄骨を製作したことによりまして、鉄骨材が短い物が納品されてきたということが起きたものでございます。
 ここで発見でございますけれども、週1回、現場におきまして、施工業者、市の監督員等が現場での定例打ち合わせを行っておりますけれども、その中で、施工業者のほうからそういった事態が発生しているという話がございまして、当日監督員等がその実情を確認をしたというところでございます。
 再発防止につきましては、施工業者、工事監理者との定例打ち合わせ、現場巡回等につきましては、これまでも行っておりましたけれども、こういったものをさらに充実させるとともに、工事の内容や規模、そういったものに応じまして、複数の監督員を配置することなどによりまして、検査体制、また施工監理の体制の強化を図っているというところでございます。
 私からは以上でございます。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  よろしくお願いいたします。専門職としての司書の採用試験は実施をしておりませんので、司書の採用は現在行っておりませんが、平成27年4月1日付の採用の職員の中で、司書の資格を持っている職員が1人図書館のほうに配置になっております。平成27年度においては、システム更新があったために、夏期の司書講習の受講には職員を派遣しておりませんが、平成26年度までは必ず1人ずつ夏期の司書講習を受講させ、資格を取得し、その専門性を生かしているところでございます。来年度以降につきましても、引き続き講習のほうに職員の派遣をさせていただき、資格を取得し、専門性のある人材の育成に努めていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯学務課長(桑名 茂君)  30人学級、実質的に30人の学級になっているところでございますが、小学校で8校の24学級、中学校で1校の1学級でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  五小の耐震のことでまず再質問します。業者の自主的なそういう申告というか、申し出で対応ということだと思うんですが、ただ、そのことによって支障が学校側に出たんじゃないかと思うんですね。そのことも含めて──それ以上言うと歳入の関係になっちゃうけれども、そのことで支障が出たか、出ないか。その支障については、その業者の責任でしっかりやったのかどうか、そのことを再質問します。
 それから、食材の関係ですけれども、現状では保護者の皆さん、それでということでした。今後、やっぱりあれをどうやって収束させていくか。汚染水を流すに当たって、漁協の人の理解を得たという、こういう報道もなされているわけですね。それ、魚ですから、どこへどういうふうに行くのかということも含めて、あそこの近海だけじゃないところへ移動していくということもあるので、より検査ということに神経を使ったほうがいいのではないかと思いますので、そこは意見だけ申し上げておきます。
 それから、災害時の利用で、今、副市長からも、こういうことで今やっているということなので、それは本当に進めてほしいと思います。ただ、モデルというのは新たなことだと言うから、何と言ったらいいんでしょうかね。保育園は、やっぱり質の確保ということで、私は全部はしませんという市の方針がある。学校給食にもあっていいのではないかなと思ったので、そういう質問をいたしました。そうはできないということのようですので、現時点ではそれ以上質問はいたしません。
 それから、前後して申しわけありませんね。図書館の司書ですけれども、本当に人だと思うんですね。たまたま今回は4月1日にそういう資格を持っている人がいて、配置されたということ、よかったなと思うんですが、入ってから事務職が配置されて資格取るのと、やっぱり学校でそういうことを学んで生かしていきたいというところで、動機づけがやっぱり違うのでね、これからはそういう司書の直接採用というのもあっていいのではないかなと思います。それは私の意見です。
 それから、次に総合教育相談の関係ですけれども、アウトリーチに行くわけですよね。これ、全部が行くわけじゃないですよね。これ、アウトリーチに行く場合には、誰かの要請に基づいて行くということなんですが、常時SSWはそこにいるということにそれでもなっているのかどうかということですね。そこをお尋ねをいたします。よろしくお願いします。


◯学校施設再生担当課長(小泉 徹君)  五小体育館の関係でございますけれども、こういったふぐあいが発生したことによりまして、鉄骨をつくり直したことによりまして、現場での工期が延びてしまったと。それによりまして、学校の授業ですとか行事に影響が出たということはございましたけれども、これにつきましても、学校の協力をいただきまして、カリキュラムの調整ですとか、また、行事につきましても、代替施設で行ってもらうというようなことで対応をしていただいたところでございます。
 また、地域開放で使う予定だった団体さんもおられたんですけれども、こちらにつきましても、代替施設であるとか、日程等の御協力をいただくことによりまして対応していただいたということになります。こういったことに伴います例えば代替施設の利用によって発生した経費ですとか、そういったものにつきましては、施工者の負担で行ったということでございます。
 以上でございます。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  教育相談室に常駐しているスクールソーシャルワーカーですが、常時おりますので、週休の調整をいたしまして、月曜日から金曜日までは常時勤務しております。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  子どものいじめの関係とか、さらに子どものいろんなことが、大人の社会の反映で、子どもにダイレクトに行っているということで、ますます相談のことが大切だなと思います。兼務みたいになっていて、任務分担がどこなのか、ちょっと説明がなかったので、何々はどこどこまでやる、何々はどこどこまでというのがなかったので、そこのところのすみ分けというんでしょうか、そこがちょっと、もし説明できるようであれば、その説明をしていただきたいということです。本当に子どもの人権ということからいくと、本当に教育ですから、大切な役割だと思います。そこのところをもう少し説明をしていただければと思います。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  教育相談員の中で、いわゆる来所相談に対応する教育相談員は、カウンセリングとか、それから、プレーセラピーというのですが、子どもと1対1の活動の中で子どもたちを変えていく、子どもたちの心を変えていく、そういう活動をいたします。けれども、子どもたちの環境、家庭環境も含めてですが、働きかけていかなければならないような場合、例えば保護者が養育困難な場合、精神疾患があったり、また貧困もございますが、そのような場合には、福祉や医療、保健、その他の機関との連携が必要になりますので、そういうような場合にはスクールソーシャルワーカーが分担をいたします。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  丁寧な説明ありがとうございました。ごめんなさいね。図書館の専門職として司書を採用するという方針はもうずっとないんでしょうかね。復活させたほうがいいんじゃないかなと思っているんですが。


◯市長(清原慶子さん)  総合教育会議で生涯学習も学校教育も一緒に話しておりますけれども、職員の採用につきましては、専門職のメリットもあれば、なかなかデメリットもある。三鷹市の司書職として採用されなかった職員でも、本当によい司書として活躍してくれている職員がおりますので、この点については、ほかの専門職も含めて総合的に慎重に考えたいと思っておりますので、今、即答はできません。ただ、私、武雄市のような取り組みについては、全く考えておりませんので、その辺は、図書館は大切な場所だと思っています。


◯委員(嶋崎英治君)  市長からも答弁していただきました。図書館の動向、大変気になるところですね。民間のそうしたところであれば、営利ということがどうしてもつきまとってきてしまいますから、市長から力強い答弁がありましたので、ほっとしているところです。
 図書館宣言というのがあって、やっぱりそれがみんなで確認して、図書の大切さ、図書館の大切さというのを認識していく必要があるだろうと思いましたので。現時点では専門職採用というのは即答はできませんということでした。市はいろんな工夫をしながら、新卒ではなくて、いろんな経験をしている人を採用するということもやっていますから、ぜひそういう枠の中に人材確保に今以上に努めていただければと思います。
 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員長(土屋健一君)  以上でにじ色のつばさの質疑を一旦終了いたします。
 この際、しばらく休憩をいたします。
                  午後2時55分 休憩



                  午後3時25分 再開
◯委員長(土屋健一君)  委員会を再開します。
 次に、自由民主クラブ。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いいたします。実績報告書174ページ、事項の15.オリンピック教育推進校事業費でございます。当該年度に行われた各学校での講演会などについて、特色を含め、御紹介をいただきたいと思います。お願いいたします。
 続いて、174ページ、事項の19、いじめ問題対策協議会関係費、いじめ防止対策等の推進が行われました。教育委員会の附属機関として学識経験者、関係機関や保護者の代表などで構成される三鷹市いじめ問題対策協議会が設置されました。この3回開催された協議会においてどのようなことが協議されたのでしょうか、お尋ねをいたします。
 続いて、176ページ、事項の1、川上郷自然の村管理運営費です。平成25年2月にまとめられた市保有宿泊施設・郊外学習施設のあり方検討チーム報告書の内容を踏まえ、魅力ある自主事業の実施等による利用者拡大に努めていただきました。サービスの充実を図ることにより、一般利用者数が平成22年度8,259人、その後増加を図り、当該年度は1万822人まで増加をいたしました。
 質問の1番目です。平成26年度一般利用者の目標は1万2,000人でしたが、そこまでは届きませんでしたが、今回どのような点が問題として総括されましたでしょうか。
 2番目の質問です。川上村振興公社との意見交換や協議の内容についてお尋ねをいたします。
 質問の3番目、代替施設の探求について、どちら方面へ探しに行って、現地を確認しに行ってきて、結果どうだったのでしょうか、お尋ねをいたします。
 続いて、177ページ、事項の5、通学路防犯設備整備事業費でございます。学校と地域等が連携して行う通学路の見守り活動を補完するため、東京都の補助金を活用して、北野小学校の通学路に防犯カメラを5台設置していただきました。
 質問です。どのようなことに重点を置き、カメラの設置場所を決めていったのでしょうか。
 防犯カメラが犯罪の抑止力になることは間違いありません。しかし、その場所に防犯カメラが設置されていることをわからせる必要があります。防犯カメラが設置されていることを周知させる工夫や看板などについて、どのような検討がされたのか、お尋ねをいたします。
 防犯カメラの台数ですが、5台と決めた理由について、お聞かせをください。
 続いて、180ページ、事項の2、183ページ事項の2、学校施設の長寿命化及び非構造部材の耐震点検でございます。学校施設(校舎、体育館)の長寿命化と防災機能の強化を図るために、非構造部材の耐震検査等を行っていただきました。調査結果により、緊急に改修を必要とする校舎や体育館は発見されたのでしょうか。
 2番目に、電気設備の調査も行っているんですけれども、これはどのような理由で行われたのでしょうか。
 3番目、以前、東日本大震災を教訓に目視による点検を行ったと記憶しております。目視による調査結果と今回の調査結果の差異についてお示しをお願いします。
 続いて、決算概要152ページの2、大沢二丁目古民家(仮称)の整備の実施です。三鷹型エコミュージアム事業の中で、大沢二丁目古民家(仮称)を市民がさまざまな体験学習を行う重要な拠点として位置づけ、平成25年度に事前調査をもとに、平成26年度、市の指定文化財としてカヤぶき屋根など、明治35年の創建当初に復元する工事を行い、平成27年度に全面公開する予定でした。
 しかしながら、当該年度、入札不調等を理由に整備方針が見直されてしまいました。また、見直しの結果、残念なことに、屋根はカヤぶき屋根でなくなるなど、創建当初の面影が残せるのか、微妙なところであります。当該年度の協議結果について御説明をお願いします。よろしくお願いします。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  まずオリンピックの推進校につきましては、平成26年度については、講演会というお話でしたので、講演会につきまして、例えば三鷹市立中原小学校では、アボット投手──これはソフトボールですね。アボット投手、ワトリー投手ですね、これらの方をお招きしまして、講演会や、それから、児童との実際のお話し合い、懇談といいますけれども、それと実際の実技指導ですね、そういうことをしていただきました。
 また、南浦小学校では、元阪神タイガースの今岡選手に来ていただきまして、これもスポーツ技術指導、体育の時間での技術指導、それから、やはり講演会。給食も一緒に食べていただくというようなことがございました。このようなことを通して、子どもたちはスポーツに対する親しみや競技のすばらしさ、そういうものに実際に触れたところです。
 また、パラリンピックですね。パラリンピックにつきまして、大沢台小学校で鈴木 徹選手、これはパラリンピックの走り高跳び選手ですけれども、やはり講演会や児童との交流ということで、パラリンピックのDVD視聴も含めまして、オリンピックまたはパラリンピックについての学びをしたというところでございます。
 それから、続いて、いじめでございます。いじめの協議会でございますけれども、昨年度中に1回、そして今年度7月に1回と、計2回これまでに実施をしたところでございます。この中では──すいません、平成26年度につきましては1回、3月に1回実施しております。このときには、最初ということもありますので、まず用語的なところで、例えばいじめの認知とか、解消ということの判断や、解決と解消の違いはどういうことなのか、そういう言葉の意味も含めまして、学校での実際のいじめの状況について、また、いじめている子どもへのかかわり方、それから、保護者に対する啓発や支援についてというところが主なところで、さまざまな機関、専門家等に入っていただいていますので、いろいろな角度から御意見をいただいたところでございます。
 以上です。


◯総務課長(高松真也君)  私からは川上郷自然の村の関係の御質問につきまして答弁させていただきます。まず1点目、平成26年度、利用者目標1万2,000人に届かなかったことについて総括ということでございます。今回、御質問にもございましたとおり、自主事業であるツアーの実施など、積極的に取り組みは行いまして、過去最高を記録をいたしました平成21年度の1万1,252人に次ぐ一般利用者であります1万822人となったというところでございますので、引き続きこうした取り組みをさらに継続をして、また充実をしてまいりたいなと考えているところでございます。
 次、2点目です。振興公社との協働の取り組みというところでございますけれども、自主ツアーにつきましては、今回、平成26年度、11本の自主ツアーを実施をいたしました。自主事業であるツアーの実施に当たりましては、「広報みたか」でもこちらで掲載をしたり、市内の各施設にも指定管理者である公社が策定したチラシ、パンフレットなども置いていただきながら、積極的なPRに努めたところでございます。
 あわせまして、大学サークル等への積極的なPR活動なども指定管理者と協働しながら行っているところでございます。
 最後、代替施設、自然教室のあり方という中で、代替施設の検討、どの方角だったかというところでございますけれども、一応、小学校、中学校、それぞれ自然教室について、川上郷自然の村以外の施設で実施ができるのかどうかという検証ですね、この間してまいっております。代替施設の場所としましては、近県というんでしょうか、長野県ですとか、その周辺、山梨県や福島県というところで施設の検討をしてまいったところでございます。
 以上でございます。


◯学務課長(桑名 茂君)  防犯カメラの設置についてでございますが、北野小学校の防犯カメラの設置に当たりましては、地域の方などの御意見をいただきながら、可能な限り、外環道の整備に伴う安全対策の強化の視点を踏まえて、通学区域全体の中で地域安全マップで注意喚起している場所も含めまして、防犯対策上必要と考えられる箇所を、皆さんの意見を聞きながら決定しております。
 周知につきましては、防犯カメラ設置のところには、防犯カメラ作動中という表示をさせていただくとともに、広報等でも設置したことについて周知をしているところでございます。
 設置台数5台につきましては、この事業、東京都の補助事業を活用しておりますので、補助事業の上限が5台となっておりますので、5台の設置ということでございます。
 以上でございます。


◯学校施設再生担当課長(小泉 徹君)  私のほうから学校施設の長寿命化、非構造部材の点検の関係につきましてお答えをいたします。まず点検の結果でございますけれども、この点検によりまして、緊急に対応を要するものはございませんでした。ただ、要是正とされた事項につきましては、例えばテレビの転倒防止であるとか、外壁等の亀裂というような改修が必要だというような指摘がされたところでございます。
 それから、設備関係の点検でございますけれども、劣化の調査につきましては、電気設備だけではなくて、例えば建物、外壁だとか、中の天井だとか壁の状況、また、それから空調、換気設備、そういったものについても、外観を中心といたしまして、劣化状況の点検をしているというところでございます。
 それから、東日本大震災が起きた後でございますけれども、学校施設につきましては、平成24年12月から翌1月にかけまして、学校の副校長先生を中心といたしまして、学校への点検チェックリスト、これ、文部科学省がつくったものですけれども、それの学校の点検用ということで、簡易なリストを持ちまして点検をしたというところでございます。
 以上でございます。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  古民家の整備の見直しにつきまして、昨年度の協議の結果という御質問でございます。古民家につきましては、昨年度、整備工事を実施する予定でございました。その中身は、創建当初の明治35年の仕様に復元するという目標で進めてきたところでございましたけれども、入札の不調ということもございまして、全面的にその計画を見直すことといたしました。その中身につきましては、当初は、創建当初ということで、カヤぶきの屋根を復元するというようなことを1つの目標としておりましたけれども、やはり安全性とか、そういうことを考えますと、あの辺の野外にあります公園なものですから、なかなか危険性も高いとか、そういうこともございまして、屋根は基本的には、現在もそうなんですが、不燃材を使って復元しようと。現在は、実のところを言えば、カヤぶきの屋根の上にトタン屋根をかぶせているというような体裁になっておりまして、見た目は基本的には不燃材を使った形で復元していこうということで協議を進めてきたところでございます。公共施設としての安全性や利便性を考慮いたしまして、整備の基本的なコンセプトといたしましては、創建当初というより、昭和55年ごろの最後の持ち主の方が改修されたころの状態に改めて復元するというような整備方針を考えたところでございます。
 平成27年度、平成28年度につきましては、基本設計、実施設計に取り組みまして、平成29年度は整備工事、外構設計、さらに平成30年度に外構工事を終えまして、供用開始をする予定でございます。
 以上でございます。


◯委員(加藤浩司君)  御答弁ありがとうございました。順に再質問をさせていただきたいと思います。オリンピック教育推進校事業の実施として、やはりそういうプロの選手だとか、実際に本当にテレビ等で活躍した選手が目の前でいろんなお話をいただけるだとか、実技、また体育の指導をしていただけるなんていうことは本当にうらやましいことで、これは東京都の予算を、補助金を利用しているものなのかな。ぜひスポーツ推進という意味から、こういったことを続けていただきたいと思っております。
 いじめ防止対策の推進ですけれども、この学校の教育に3回やるというふうに書いてあった。年3回開催されるいじめ問題対策協議会と書いてあったので、3回開催されたのかなと思って、そのように申し上げました。本来3回やるものが1回だったのでしょうか。その辺をお聞きしたいと思いますので、お願いいたします。
 続いて、川上郷自然の村の効率的な運営ですけれども、ちょっと疑問に感じたので、先に質問させていただきますが、平成21年度に最高で1万1,252人、平成26年、当該年度は1万822人と、それに次ぐ利用者数を確保したということですけれども、今回、目標に達していないのに、来年度、さらに500人アップして1万2,500人にしたという、当該年度で協議したこの内容について、教えてください。
 続きまして、代替施設についてです。今、長野県を中心に、山梨県ほか、福島かな、山梨県、福島県というふうに御説明をいただきましたけれども、それに対してどうだったのかということもちょっとお尋ねしたつもりだったんですけれども、答弁がなかったので、それについてもお願いをいたします。
 通学路の安全確保の充実についてお尋ねをいたします。北野小ということですから、外環整備による、今、道路の迂回路だとかということで決めていったんだろうなということで、今お聞きをしておりました。また、外環整備によって通学路がさらに心配な、危険な箇所がふえているんだとすれば、これは今回のこの事業費を使ってやるべきものじゃないんじゃないかなと。これについては、外環道路の事業者が行うべきである。この予算はやはりそれ以外で、本来北野小学校で危険個所があるのであれば、補助台数の5台の範囲内でやるべきであって、外環道路の迂回路等をつくって、工事のことで民家がなくなり、仮囲いばかりがふえて危険だからということでこの事業を利用するというのはちょっとどうなのかなと思って聞いておりました。御所見をお伺いしたいと思います。
 また、防犯カメラを設置させるための看板について、稼働中という看板を設けますというのは当然だと思うんですが、どのような、どれぐらい見えるようなものになっているのか。例えば歩いていれば、すぐにそれが目に入るようなものなのか、その辺についてもどういう検討をされて、どういうものがついているのか、もう一度お答えをいただきたいと思います。
 学校施設の非構造部材の耐震点検についてです。今回の調査結果により、緊急に改修しなければいけないというものはなかったということで、大変よかったなと、ほっとしているところでございます。ただ、これ、具体的に調査方法について先に聞けばよかったんですけれども、設備に関しても、換気扇や照明器具や外壁やということで、どのような調べ方をして、今回、緊急に改修は必要ないという判断に至ったのか。前回は確かに国交省のマニュアルで、例えば体育館の天井だったら、200平米以上がどうのとかということで、そういうものがあるか、ないか程度の話だったと思うんですけれども、今回はきちっとした耐震点検なんだろうなということを思えば、どのような調査をやられたのか、もう一度お聞きしたいと思いますので、お願いいたします。
 大沢二丁目古民家の整備でございます。今、御説明あって、ごもっともだと思うんですけれども、安全性等を考えてこういう形にしましたというんですけれども、そんなものはその前に検討すべきことであって、何で最初の検討のときに……その検討がされてカヤぶき屋根でやろうとしていたはずだと思います。というのは、だとしたら、そこで安全性のチェックを怠っていたということになってしまうので、この辺についてはもう一度御答弁をいただきたいと思います。
 カヤぶき屋根にするとか、創建当初にやるという、これは三鷹型エコミュージアム事業の中で本当にすばらしいものを残そうとしているものなので、御説明、御答弁になった、入札不調が1回あったことで全面的に方針まで変えるというのはいかがなものかと思いますので、その辺についてもう一度御答弁お願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  これは教育委員会で所管してもらっていますが、市長部局と密接に関連しております北野の防犯カメラの件と大沢二丁目の古民家については、私から答弁をさせていただきます。
 まず北野小学校の通学路で防犯カメラを設置するという件につきましては、実は、御指摘のとおり、安全を最優先に工事をしていただくことを、私、先頭に立って国と交渉しておりますので、当然のことながら、工事によって通学路に支障があるならば、もちろんこの工事の責任者であります国にやっていただければ、こんなありがたいことはないんですが、その要望をして待っているいとまがないと、私は判断いたしました。そして、東京都からこういう補助の枠組みが示されまして、当初は、必ずしも北野小エリアではなくて、例えば今年度設置を予定しているようなところのほうが優先順位が高いという認識を教育委員会は持っていたようです。ただ、私たち市長部局といたしましては、急速に工事が進捗する北野地域で、何よりも子どもたちの通学路の安全安心について最優先でということで、実は平成27年度に考えていた防犯カメラの設置を、平成26年度、これ、たしか補正でお願いしたと認識をしています。そのプロセスにおいては、北野小学校のPTAの会長さん、そして校長先生、また交通安全協会の皆さん、さらには三鷹市の北野地域の北野町会の皆さん、青少対の皆さん等々、地元の皆様と一緒に、北野地域の安全の委員会というのをつくっていただきまして、これは必ずしも防犯カメラを設置するためにつくったのではなくて、工事期間中の安全を確認するためにつくっていただき、その会議は必ず国と東京都の担当者にも陪席をしていただくという枠組みをまずつくりました。そして、その中で、安全な通学路の件も話題になり、そうであるならば、市長としては、今、使える補助金を使って、最優先で北野の地域に設置をということで、教育委員会とその安全・安心の委員会の協働でこの取り組みが行われました。
 ですから、本筋からいったら、これからも何らかの危険があれば困るわけですから、引き続き国にも安全な通学路、あるいは、通学路に限らず──道路については、款が違うので、これ以上言ってはいけないんですが、交渉をしておりますので、交渉していきたいと思っています。
 それから、大沢二丁目の古民家につきましては、これは長い長い取り組みの歴史がありまして、今回、不調になったから、何で方針変えるんだという大変厳しい御指摘いただいたんですが、実は、これ、詳細話すと長くなるんですけれども、このまずカヤぶきを確保するということが極めて難しいこともありまして、教育委員会は、あるいは三鷹市でいえば、都市整備部の緑と公園課中心に、いかにこれを実現できるかということで、研究に研究を重ねて、設計までいたしまして、いろいろ入札もしてもらったわけですが、不調になるというか、担当していただけるところがあらわれない。お金を積めばいいかというと、そういうことだけでもないということがわかりました。
 しかも、文化財として守っていくためには、岐阜の白川郷でも設置しておりますような放水銃というのを設置しなければいけないなど、調べれば調べるほど難しいということになってまいりました。これは当初から真剣に考えて、実現可能性を持って担当者が設計もし、検討もしてきましたし、何よりも教育委員会としては、エコミュージアムの中核的な施設として、子どもから大人まで役に立つものだということで貫いてきたわけですが、東日本大震災の影響もあるのかもしれません。いろいろな難しい条件でですね。市長が覚悟してお金を積めばできないことはないのかもしれませんけれども、しかし、ここにだけお金を積めるかというような判断もございます。私自身は、責任を持って国と交渉いたしまして、ここの部分というのは、いっときは補助金ゼロになるような状況でしたが、交渉の成果で一定の補助が出るような可能性も見えてきましたので、ぜひしたいということで、仕切り直しで見直しをしたわけでございます。少しでも当初の仕様に近いもので、カヤぶきは無理だけれども、少なくとも早くこれは整備にかかりませんと、今度は、腐食し、老朽化もしていきますから、このタイミングで準備を始めつつ、取り組みを進めていきたいと考えているところです。
 私からは以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  私からは川上郷に関しまして2点お答えをしたいと思います。まず目標値、1万2,500人ということの根拠ということでございます。先ほどの御質問でお答えしましたけれども、公社の中でも自主事業としてバスツアーであるとか、さまざまな取り組み、一般利用者の獲得に向けた取り組みをしているということがございます。あるいは、公社と市が協働で大学等、団体利用者の獲得、こういったことへのPRであったり、他自治体への自然教室等の御利用の案内というようなこともしたところでございます。今回、1万822人という数字につきましては、こういった取り組みの成果があらわれ始めたというところだというふうに捉えておりますので、この取り組みが継続的になれば、さらに今回、目標1万2,000人でございましたが、そこには届きませんでしたが、さらに次の目標としては1万2,500人まで届くようなさらなる取り組みができるだろう、あるいはそこを目標としていくべきだろうという考えのもとに、今回1万2,500人という数字を設定をさせていただいたということでございます。
 それから、他施設の検討ということでございますけれども、これは川上郷自然の村が仮に利用できなかった場合に、現在実施をしております三鷹の自然教室、小・中学校の自然教室が同じように実施できるのかどうかという視点で、例えば三鷹から施設までの距離であったり、あるいは、利用料金だったり、施設の状況、それから、周辺環境、さらには我々としては、今、実施時期をあらかじめ決めて実施してございますので、そうした計画的な事業実施ができるのかというようなところをポイントに、さまざま検討をさせていただいたところでございます。現段階、各施設の状況を取りまとめ、そういった代替といいますか、かわりの施設として使える可能性があるのかどうかということについて、整理を進めているという段階でございますので、そのように御理解をいただければと思います。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  いじめの対策協議会についての御質問です。これは、1月1日に施行されました三鷹市いじめ防止対策推進条例、それに基づくものでございまして、昨年度につきましては1回、3月に1回ということでございます。今年度につきましては3回予定しております。


◯学務課長(桑名 茂君)  防犯カメラ作動中の表示がどれぐらい見えるかということですが、通常の表示だけではなくて、電柱には──通学路の表示がわかりやすいと思いますが、あの表示の大きさで防犯カメラ作動中というような形で表示をしております。


◯学校施設再生担当課長(小泉 徹君)  非構造部材等の調査の方法でございますけれども、非構造部材の点検につきましては、文部科学省で作成をいたしました学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブックに学校設置者用というのがございますので、そちらに基づきまして調査を行っているところでございます。
 それから、劣化等の調査につきましては、例えば建物の外部であれば、腐食や漏水。タイル等があれば、その浮きの状況。また設備等につきましては、損傷、変形、腐食、また異常がないかとかというようなところを専門家の目で確認をしていくという……。
      (「以前の調査結果と今回との調査結果の差異については」と呼ぶ者あり)
 大きな違いはございませんけれども、例えば専門家の目で見ているというところでございますので、例えば、どの程度劣化しているかとかという程度につきましては、より詳細な確認ができている……。
          (「具体的な調査のやり方については」と呼ぶ者あり)
 基本的には目視です。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。今の非構造部材の耐震点検ですけれども、例えば天井裏のぞいただとか──どこかのトンネルじゃないですけれども、ボルトの緩みだとか、そういうことを確認したというわけじゃなくて、やはり単なる目視だけということでよろしいでしょうか。確認のため、御答弁お願いしたいと思います。
 通学路の防犯カメラですけれども、その看板ですね、電柱にはそれが1カ所ついていると思うんですけれども、例えばその周りの仮囲いとかにこの通路には防犯カメラが設置されていますだとかというのがついているのか。そういったことで、この防犯カメラの抑止力を高めることができると思ってお尋ねをしているところなので、その辺をもう一度お聞かせいただければと思います。
 川上郷自然の村の効率的な運営。これ、1万2,000人に到達していないのに、1万2,500人に、さらなる高い目標を掲げて、前向きでとてもいいことだと思いますので、これ以上は申し上げないつもりでおります。
 もう1点再質問で、先ほど聞いていないんですけれども、当該年度に施設の資産の価値の分析ということをやられていると思うんですけれども、これはどういった理由でやられたのか、これについてお尋ねをいたしたいと思います。
 市長から御答弁いただいた2件についてです。大沢二丁目古民家ですけれども、とても残念だなというぐらいしか言いようがないですし、放水銃等々が高かったのか、その辺も細かく聞かないとわからないんだろうなということが今話を聞いていてわかりました。火事のときにそれに向かって消火栓の役割をして、一気に建物に向かって、銃が──水鉄砲のお化けみたいなやつですけれども、放水がなされるということだと思いますけれども、確かにそれは大がかりで、この市内で、防火地域や準防火地域が各地にある中でやっていくのは大変なんだろうなということで理解をさせていただきたいと思います。
 北野小の防犯カメラですけれども、市長の決断はとても御立派だと思います。それだけの方々が、PTA会長、北野小学校の校長や町会の方々が集まって、それに国や都が出席したにもかかわらず、国や都がなぜそういう判断ができないのか、非常に残念でなりません。本来ならば、そこで三鷹市が手を挙げる前にやってもらいたいというふうには思っております。やっぱり外環の「対応の方針」の話をするつもりではないですけれども、近隣の小学校があるということで、工事中についても最善の努力を、安全最優先で最善の努力をしていただきたいということは事業者としてもわかっていると思いますので、その辺についてはこれからももっともっと話をしていっていただきたいと思いますので、御所見があればよろしくお願いいたします。


◯副市長(内田 治君)  今、外環の関連で御質問いただきまして、私も昨年度の決算年度においては、一緒に直接かかわっておりました立場でもあります。今の御質問の中で、仮囲い等に、いい場所に、見やすい場所についているのかと、こういうことでございまして、取りつけ場所、それぞれ今後も検証して、効果的に運用されているのかどうかというのを見きわめるとともに、先ほど市長の答弁の中にもございましたように、重ねて必要な箇所があるのであれば、それは事業者の責任でつけるのが当たり前だと。これは地域の方々も協議会の会議の中で強くおっしゃっておりまして、私どももそのとおりだと、こういうふうに思っております。今後、現地周辺の工事の進捗状況に応じたさまざまな環境の変化もございますので、その辺はおくれることなく、実態の把握を捉えて、必要な働きかけは適切に行っていきたいと、このように思います。教育委員会と連携して、市長部局、取り組んでまいります。


◯教育長(高部明夫君)  2点、再質問にお答えをします。まず1つは、防犯カメラの設置、作動の表示をということでございまして、仮囲い、周辺の部分についてもどうかというお話でございます。今も電柱に表示するときには東京電力等の承認を得ていますので、仮囲いにやったときのまた使用者、所有者等々の調整もございますので、より抑止力につながるような工夫はさせていただきたいと思います。
 それから、川上郷自然の村の資産価値の調査ということでございますけれども、これはさまざまな検討の選択肢がございまして、例えば箱根の保養所みたいに売却ということもないことはありませんので、実際、そういったとき、あるいは管理運営方法を例えば共同管理みたいな形で検討できないかというようなこともさまざま検討した中で、やはりその前提となって価値がどのくらいまずあるのか。それがやっぱり経費負担にもつながることですので、そういったことの前提として資産価値等を調査したという内容でございます。
 以上です。


◯学校施設再生担当課長(小泉 徹君)  調査の方法で、目視だけかということでございますけれども、手の届く範囲については、打診であったり、触診であったり、そういったところをやりながら、また、状況に応じて、天井裏とか、見れるようなところについては、確認をしているというところでございます。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。手の届くところは落ちてきても余りけがはしないので、高いところが心配かなと思いました。
 防犯カメラについては、仮囲い、三鷹市がこれだけ決断してやっているので、仮囲いに防犯カメラ作動中ぐらいはつけさせるように交渉力を持ってお願いをしたいと思います。
 施設資産の価値の分析については、わかりました。これ以上は聞きません。よろしくお願いします。ありがとうございました。


◯委員(渥美典尚君)  お願いいたします。概要の147ページ、総合教育相談の充実です。さきに質問されました委員にも答弁いただいていましたので、内容を減らして質問させていただきます。福祉・保健・医療部門との連携があるとの記載でありますが、児童相談所との情報のやりとりはいかようにしているのでしょうか。と申しますのは、かつて私が聞いたところでは、児童相談所が把握していたけれども、学校は把握していない事例というのがあったんですね。恐らく近隣の人から直接児相に相談が行って、守秘義務があるのでしょうか、学校にはその報告が行っていない。そんな深刻な事例でもなかったようなんですけれども、そんな事例もあったということがあると聞いております。児相との相談状況、情報のやりとり状況はいかがでしょうか。
 続きまして、148ページ、2つありまして、言語能力向上拠点校事業の実施と理数フロンティア校事業の実施とあります。これは割と二、三行で短く書いてあるんですけれども、その他、拠点校、フロンティア校というからにはもっとさまざまなことをやったかと思うので、その例示をお願いしたいと思います。
 それと、予算がそれほどの金額ではないので、なかなか大したことはできないのかなと思うことはいたし方ないんですが、これは補助があるから実施した事業と考えればいいんですか。だとすると、補助がこの1年きりだとすると、単発になってしまって、もったいない結果に終わるのかなと思います。これをきっかけに継続的な事業は行う予定はあったのでしょうか。
 続きまして、概要151ページ、学校校庭芝生化の推進についてお伺いいたします。この芝生化については、東京都が情報誌というんでしょうかね、広報誌を芝生に関して出しているのをホームページで拝見いたしまして、三鷹の学校も東京都から表彰されたことがあります。私も第一小学校の芝生のボランティアに年2回ほど参加を、ここ数年しているんですけれども、そこで拝見していると、芝生の育成にどうしても限界のある部分が見られるんですね。この場所だけはうまくいかない場所というのがありまして、踏みつけられる頻度が高い場所、それから、大きな樹木の日陰で育成が極端に悪い部分などがあるんですけれども、そのようなところというのは、日当たりがいい、育成がいい場所と全然違うんですけれども。個々の学校の違いもありますが、そのような不回避な部分の育成できない部分、不回避な部分の現状認識はいかがされているでしょうか。
 それと、小学校と中学校の芝生化の状況も、一小と北野小ですとか東台小ですとか見ているんですけれども、あと、中学校の場合は、私、六中しか見ておりませんが、六中の場合は、周りの一部だけなんですけれども、物すごくきれいに繁茂しているんですね。これは恐らく生徒の校庭での遊び方の違いのせいだと思います。小学生は端のほうまで鬼ごっこしたりして踏みつぶすので、端のほうまでなかなか育成がうまくいかないけれども、中学生の場合は、そこをあえてよけるような校庭の使い方をしているということもあるので、どちらかというと、中学校を優先的に実施して、その後小学校を進めていくという考え方もあると思うんですけれども、いかがでしょうか。
 それと、東京都に表彰された例があります。ということは、各学校の芝生の成績表、ランキングみたいなものを三鷹独自でもつけている、それを東京都に推薦しているということになるんじゃないかと思うんですが、そのあたりの芝生成績表のようなものの存在などはあるのでしょうか。
 続きまして、概要153ページ、新たな図書館システムの開発について伺います。こちらはまちづくり三鷹、それからネット大等との共同開発のシステムであるということです。このシステムを開発するに当たって、三鷹市の職員、あるいはまち鷹さん、ネット大の職員さんは、全国の図書館を研究したと思うんですね。その研究したような内容、あとは実際に現場に赴く視察などをされたのでしょうか。お願いいたします。
 概要154ページ、みたかスポーツフェスティバルについてお聞きします。昨年のフェスティバル、数年ぶりの開催ということで、ちょっと期待度も高かったせいでしょうか。天気予報では確実に雨だなという状況の中で、私、個人的には、ああ、中止になるのかなと思っていたんですね。案の定、開会式が始まったころに雨が本降りになり始めて、その後ずっと雨だったと記憶しておりまして、出店された飲食の方々など、販売不振で気の毒だったなということも感じた次第です。天気のことなのでいたし方ないんですけれども、ここまで確実に雨天がわかる場合、中止の判断もあり得たフェスティバルだったのではないかと思うんですが、その反省といいますか、検証といいますか、ありましたら、お聞かせいただければと思います。
 それから、実績報告書のほうに移ります。177ページ、事項の3、学校用地借地料についてお聞きいたします。年間8,676万円余が支出されています。学校用地というのは返納するわけにはいかない土地だと思いますので、買い上げたほうが将来的には得ではないかと考えます。過去にもほかの議員が質問、提言している事項でありますが、その後数年たっています。進捗状況は見えておりません。地主さんとの交渉はされていないのでしょうか。また、地主さんの意向はどのように聞かれておられるでしょうか。
 それから、183ページに、当該年度は第四中学校の用地を取得いたしまして、2億3,800万円余が支出されています。これは借地ではなくて隣接地の購入だったのかな。ちょっと確認はしていないんですけれども、ここは買い上げの経緯など、お聞かせいただければと思います。借地ではなく、買ったメリット、買わずに借りた場合の賃料などとの比較はされたのでしょうか。
 続きまして、報告書の177ページ、小学校費と180ページ、中学校費の双方にガラス修繕費という項目があります。小学校は48万6,000円、15校ですね、小学校は。中学校は70万1,000円、これら7校ですよね。中学校のほうが激しくガラス修繕費がかかっていると思うんですけれども、やはり中学生のほうが活発な活動をするから割れるのかなというふうにも感じるんですが、割れた理由、割られた理由、それと、枚数などわかりましたら、お聞かせください。


◯市長(清原慶子さん)  私から1点お答えします。スポーツフェスティバルについてです。実はスポーツフェスティバルにつきましては、2013年にいわゆる国体が東京で開かれましたので、体育関係者、まさに本番が10月でございましたので、休止をするとともに、その前年、2012年のプレも、大変忙しく、結果的には2012年、2013年、2年間スポーツフェスティバルを休止いたしました。ですから、スポーツ推進委員の皆様も、体育協会の皆様も、また、障がい者団体の皆様も、昨年の再開を大変楽しみにされていましたので、準備段階から雨天であってもできるようなプログラムを組み入れて取り組みをしてくださっていました。体育館の活用ですとか、公会堂の活用ですとか、そういうことでございます。
 したがいまして、大会会長であります私といたしましては、大雨洪水警報が出ればまた別なんですけれども、実行委員会のメンバーと、雨天が想定されましたので、協議をいたしましたが、ぜひ、3年ぶりの大会であるので、できる限りの条件の中で実施したいという強いお声で、私は実行させていただきました。ですから、雨天のために何らかの御迷惑がかかった方には、大会会長として市長が心からおわびを申し上げているわけでございます。不十分かとは思いますけれども、天候に左右されることがわかっている行事であっても、雨天でもできるようなプログラムを組む中で、可能な限り実施をという企画段階からの思いを受けて、私が決断をいたしました。
 私からは以上です。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  児童相談所とのやりとりでございますが、御質問いただいた案件がどのような案件かということにもよるとは思うんですが、例えばスクールソーシャルワーカーの児童相談所との連携ぶりは、例えば1日のうちに5回も6回も連絡はとっております。それは同時進行で、5つも6つもの案件が進行しておりまして、それに対して、三鷹市では子ども家庭支援ネットワークを中心に、子ども家庭支援センターと、また児相は杉並児童相談所ですけれども、また健康福祉部、子ども政策部の各部署、また医療機関等も含めまして、連絡をとりながら、そして学校とも連絡を取り合うと。そういう中で動いております。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  言語能力、それから、理数フロンティア、この2つについて簡単に御説明させていただければと思います。この言語能力向上推進事業でございますけれども、これは都の事業でございまして、簡単に言うと、手を挙げて、委託を受けてということになります。
 これは1年間北野小学校で実施をしたものでございます。例えば視写ですとか、写すということですね。教科書・音読書を活用した視写で美しい日本語に触れる機会を多くしていく。それから、読書月間につきましては、目標を示した上で、達成した児童については校長賞とかいう形で表彰して全校に紹介する。また、保護者、地域に向けた学校便りや、ホームページに言語能力向上の取り組みのコーナーを作成するなど、こういうところの充実した活動に活用していったというところがございます。
 また、理数フロンティアにつきましては、これは平成25年から平成27年3月までのものでございまして、これにつきましては、第一小学校、それから第七中学校で実施をしております。例えば第一小学校では、特徴的なところを申し上げます。JAXAから講師を迎えての科学クラブでの飛行機教室。それから、第七中学校におきましては、隣接しております国立天文台と連携した天文部の充実した活動。こういうことを中心に、理数に関する興味・関心、そして、力をつけていくということがございます。
 特に理数フロンティアにつきましては、これが地域の拠点校となるようにということでございまして、七中では理科の教員が小学校への相互乗り入れを行ったりという形で、市全体にそういう活動を共有、広めていくということがございます。その後につきましても、東京都では同様の、名前は変わっております機関等もいろいろありますけれども、さまざまな事業を展開しておりますので、またそれを活用しながら、全市でこの2つの──いわゆる言語能力、これは非常に学習指導要領で重要視されているところでございますし、理数もそうでございます。進めているところでございます。


◯総務課長(高松真也君)  私のほうは、校庭芝生化につきまして御答弁をさせていただきます。芝生化について、踏みつけられたり、日陰になったり、不回避な部分についてどんなふうに対応しているのかというところですけれども、御指摘の芝生の育成が悪いような場所につきましては、学校とも協議をしまして、芝生管理組織であります芝生会議でもさまざま御意見等、協議をいただきながら、例えばゴムマットを敷いて、その上で遊び等行っていただいたり、もしくは場合によっては一部人工芝を敷かせていただいたり、または、日陰に強いような種類の植物を植えていったりというような取り組みを行いながら、現状、さまざま試行を重ねながら対応を考えているというところでございます。
 また、中学校での芝生化というところなんですけれども、中学校では、主に校庭の端の部分芝ですとか、屋上の芝生化というようなことを行っております。校庭の部分芝につきましては、部活動のアップなどで使用しているというところですので、確かに小学生が全面的に遊びで使うようなところとは少し異なるのかなと思っております。
 ただ、実施校の選定につきましては、校長会でも募集をかけながら、順次行っているというところもございますので、中学校はどちらかというと、校庭全面には部活動で主に使われるので、全面的な芝生は難しいというような声もお聞きしておりますので、校長先生、学校のほうの御意見も聞きながら、順次実施校を選定して進めてまいりたいと考えているところでございます。
 それと、芝生の成績表のようなものがあるのかということですけれども、特段私どもで成績表みたいなことをつけているということではございませんで、恐らくお話のありました表彰につきましては、芝生の親方というような言い方をしているようですけれども、芝生管理組織の運営の中心を担っているというところで、校長また副校長が表彰を東京都から受けたという実績ございますので、そちらの関係かなと思っております。
 また、第一小学校につきましては、かなり東京都でも、地域での芝生管理組織がうまく機能しながら行っていただいているモデル的なところでもあるということもありまして、東京都が取材をして、都が発行する芝生ニュースというものでも掲載をされたというふうにお聞きしているところでございます。
 私からもう1点、学校用地の購入、用地取得についてお答えをいたします。実績報告書183ページ、第四中学校の用地取得事業につきましては、テニスコートの用地の取得について、2カ年計画で行っておりました2年目という形になってございます。
 また、御指摘の学校用地について、借地というものもまだございます。借地につきましては、地主さんの御意向もお聞きしながら対応しているところでございますけれども、現在のところ、特に地主さんのほうから売却の御希望というところは出ていないという状況でございます。
 私からは以上です。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  図書館については、新たな図書館システムの開発について御質問いただきました。まず1点目の全国の図書館について研究をしたかという点でございますが、こちらについては、日本図書館協会などが発行する情報誌であったり、また多摩地域の公立図書館、東京都立図書館等から情報交換をして、新しい情報を収集してまいりました。
 視察についてですが、個別にシステムだけの視察ということは行いませんでしたが、図書館協議会が年1回視察をしてまいりましたので、それに合わせてシステムについても御質問させていただいて、情報提供をさせていただいております。
 また、近隣市については、個別に利用者目線という点も踏まえて、見学または情報交換ということでお話を伺わせていただいた実績がございます。
 開発に当たっては、現在の三鷹市立図書館の運用に合わせ、また、収集した情報から新しい機能追加を検討して開発をしてまいりました。
 私からは以上でございます。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  先ほどお答えした中で、1つ補助金があったからかというところがございましたので、それはお答えしておりませんでしたけれども、ちょっと触れましたけれども、やはり都のお金が出るというところで、そこに手を挙げたというところで、そういう形で実施をさせていただいたというところで確認をさせていただきます。
 それから、ガラスのことですけれども、私のほうからお答えをさせていただきます。これは学校配当予算となっておりまして、ガラスも一つ一つ──もちろん強化ガラスは非常に高価だとか、いろいろございまして、枚数については今のところわかりません。申しわけございません。中学校のほうが多いというところにつきましては、まずは部活動でどうしても、故意ではなくて、どうしても体格との関係もありまして、割れてしまうということ。それから、やはり中学生のほうが全体的に学校での滞在時間といいますか、学校で過ごす時間がかなり長くなっておりますので、そのような関係があるかと思っております。
 以上です。


◯スポーツ振興課長(室谷浩一君)  私からはスポーツフェスティバルに関する先ほどの市長の答弁に若干の補足をさせていただきます。本事業の実施後の検証と反省点についてですけれども、こちらは事業実施後に実行委員会を改めて開きまして、反省点、改善点、確認をさせていただきました。
 今後の改善点といたしましては、まず雨天時には会場を屋外から屋内に移動して実施するコーナーが幾つかあったんですけれども、そちらの移動作業、スタッフの方の移動作業、そして、市民の方への周知、誘導、これをよりスムーズに行うような確認をしております。あと、飲食コーナーにつきましては、より雨の影響が少ない議場棟下のほうに移動して設置するべきだったということで、次回に向けて検討、調整をしているところでございます。
 私からは以上です。


◯委員(渥美典尚君)  御答弁ありがとうございました。市長からも御答弁いただきましたスポーツフェスティバル、本当に残念な雨だったなと思います。本当に天気はいたし方ないですね。先日もわんぱくサッカーも中止になってしまいましたし、過去には国際交流フェスティバルも朝から中止になったことがありまして、スポーツフェスティバルに限ってじゃないんですけれども、民間の天気予測会社などの専門家がピンポイントの天気を予報、予測してくれるサービスもあるので、そんなのも使うこともあってもいいのかなと思った次第です。このあたり、お考えあれば、御答弁いただければと思います。
 それから、言語能力向上拠点校、これ、ちょっと期待したのは、このまま北野小学校でしたかね、何年か続けていって、悉皆性の学力テストで北野小学校のこの部分だけ、国語の部分だけ点数ががあんと上がっているとしたら、物すごいことだなと思ったんですね。そんなことも何年か続ければ起こり得て、その検証がほかの学校にも広まっていくという可能性などまでは考えずにやられているのかな。向上の検証方法なんかに関しましては、何か準備されていたのでしょうか。
 学校の芝生化、よくわかりました。とても大変なんです、芝生の維持って、私も実感しておりまして。今後も地域連携で、いろんなことができる芝生づくりにすることがいいと思います。頑張っていただければと思います。芝生に関しては、以上で結構です。
 それから、図書館システムに関しまして、今回は、ほぼソフトウエアの変更ということで、図書館の大枠というんでしょうか、建物に関してもないですし、本に関してもないですし、ハードな部分での変更はないということだと思うんですけれども、3月の予算審査の際に、私、1点だけ、読書通帳の導入があるといいなというのを申し上げたんですね。今回、その準備はされないということなんですけれども、研究なり、視察先なり、ほかの図書館には読書通帳などあって、話題とかにはなったのかなというところがあれば、お聞かせいただければと思います。
 借地に関してもよくわかりました。本当に地主さんの意向が第一であります。数字見ますと、第五小学校がほぼ大きな範囲で借地なんですよね、ほかの小学校よりも。第五小学校は特に注視しなけりゃいけないのかなと思ったんですけれども、差し支えない範囲の情報でいいんですけれども、五小に関しての借地に関しては、地主さん何人かいらっしゃるんでしょうかね。そのあたり、ちょっと広いエリアなので、お聞かせいただければと思います。
 それから、ガラスに関してもよくわかりました。ありがとうございます。


◯スポーツ振興課長(室谷浩一君)  先ほど、当該年度はそのような結果になってしまいまして、来場者の延べ人数が6,000人ということで、当初見込んでおりました1万5,000人から2万人程度の半分以下という結果でありましたけれども、この開催日程につきましては、こういったいろいろ異常気象等ありますけれども、その開催時期、そして天候の動向は注視しながら、そして、何よりも市民の皆様の安全面、健康面にも十分配慮しながら、適切な判断をしていきたいと考えております。
 私からは以上です。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  北野小学校の学力のことで御質問いただきました。この言語能力の推進事業ですけれども、単年度の指定なんですが、北野小学校は3年間ということで、3年目ということで、3年間実施をしていたところでございますけれども、もともと自分の考えを伝える力、語彙量というところが少し不足しているだろうという実態がございまして、学校としての分析がございまして、これについて研究成果として、やはり図書に親しんで読書量をふやすということが非常に効果的で、語彙量がふえ、そして、それを活用する能力というのが高まったというふうに聞いております。学力調査につきましては、3年間の間に、確かに学力も、若干ですが、向上はしております。ただ、実際に言語能力向上推進事業をやったからかどうかというところにつきましては、なかなか分析の難しいところではございます。
 以上でございます。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  読書通帳のことで御質問いただきました。読書通帳については、私どものほうでも検討してまいりました。通帳自体の導入は今回見送る形になっておりますが、まだ導入の時期がちょっと若干見えてきてはいないところではございますが、スマホアプリを使った形で、自分で借りている資料のリストをダウンロードして記録をとれるような機能を追加をするようなことで進めております。
 スマホですと、なかなか子どものサービスの提供にはなりませんので、こちらについては、9月24日開館しましてから、子ども向けのイベントで読書記録カードのプレゼントをするということを図書館のほうで行わせていただきます。この読書記録カードについては、恒常的な事業になれるような形に今後また検討して、子どもたちにも自分が読んできた本が記録として残るような形で事業の推進ができるように検討してまいりたいと思っております。
 以上でございます。


◯総務課長(高松真也君)  第五小学校の用地につきましては、現在お二人の所有者の方からお借りをしているという状況でございます。
 以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  御答弁ありがとうございました。読書通帳にかわるスマホですとか、読書歴カード、すばらしいのが隠されていたなというのが実感で、すごい楽しみです。「広報みたか」なんかだと、9月1日から二十何日までお休みしますよというだけで、その後の夢のある図書館のPRってなかったんですよね。そういった部分ももうちょっと早くからやっておいても、この図書館閉館期間が楽しみなことを待つ期間になったはずだったので、ちょっと残念かなと思いました。よりよいものをつくっていただければと思います。
 私は以上で終わります。ありがとうございました。


◯委員長(土屋健一君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了いたします。
 次に、公明党。


◯委員(寺井 均君)  それじゃあ、教育費、よろしくお願いします。ページ172、事項9.学校調理業務委託化関係費で、学校給食の調理業務の民間委託について、当該年度で12校ということになりましたが、民間委託によってのメリット、効率的、かつおいしい給食になったことが挙げられていると思います。一方で、民営化によって、異物混入までは至らないまでも、現場で小さい事故等、起こっているのかなと思いますけれども、そういう不安の声も寄せられているところでございます。小さな事故の有無も含めた運営協議会等の場での事業者からの報告体制の確認をさせていただきたいと思います。
 直営から民間委託に移行する際の雇用の継続ということも課題だったかと思うんですけれども、今回どういう配慮があったのか、教えていただきたいと思います。
 ページ173、事項11、小・中一貫教育関係費です。学園長会議で、学園長の方々が相互に意見交換をして情報共有をしているということで、当該年度、各学園での新しい取り組みがどのようにそれを踏まえて進んでいるのか、お聞きしたいと思います。
 また、コミュニティ・スクールに関しても、ほかの学園に行って、傍聴をとり行う取り組みを進めたいということがありましたけれども、今回、どういう形で進められて、どのような成果があったのか、お聞きしたいと思います。
 また、学校支援ボランティアの方が1万7,807人と非常にふえているということなんですけれども、今までの取り組み、どういう要因でここまでふやすことができたか、教えていただければと思います。
 ページ173、事項12、総合教育相談事業です。個別指導計画・個別の教育支援計画の作成でありますけれども、東京都によると、基本、御本人か、御家族の希望で作成されるということでありますけれども、三鷹市において今どのように取り組まれているか、お聞きしたいと思います。
 また、当該年度、計画を策定された人数、小学校、中学校、それぞれどのぐらいおりますでしょうか。
 また、計画の遂行、見直し等、各関係機関の連携が大事になってくる事業だと思いますけれども、関係機関と連携をした実績が平成25年度が161件、平成26年度が206件というふうにふえておりますけれども、この要因をどのように捉えていらっしゃるか、教えていただきたいと思います。
 ページ175、事項4、教育ネットワークセンター管理運営費です。ウエブサーバー、ホームページ上のサーバー、コンテンツ等、同一の業者にサービス提供型ということで大きな変更を行ったわけでありますけれども、当初見込んだイニシャルやランニングコストの削減はどういう形で図れたのでしょうか。
 また、もう一つのテーマとして、先生方がホームページの更新を少しでも簡単にしていただけるように操作性の向上を図ったということでありましたけれども、見込みどおりの結果が出ているんでしょうか。どういうところであらわれているのか、また先生の操作した操作性の評価、どのように聞き取り等、集約されているか、お聞きしたいと思います。
 先ほど来出ていますページ177、事項5.通学路防犯設備整備事業費ということで、北野小学校、5台の設置ということで、ここを皮切りに平成30年まで全校設置するということだと思うんですけれども、北野小学校もそうですけれども、その設置した後の検証、有効性や見直しを含めた検証というのはどういう形で進めていこうと計画されているのか、教えていただきたいと思います。
 今回は、外環道整備ということで、北野小が優先されたと思うんですけれども、各学校──大沢台小の周辺の保護者からもいろんな要望というのがあるかと思うんですけれども、今後、平成27年度はもう決まっているかと思うんですけれども、今後の拡充の予定の優先順位、どういう協議があったのか。なるべく早い形でこういうふうになりますというようなことをお知らせできればいいかと思うんですけれども、優先順位など、どういう検討がされているのか、お聞きしたいと思います。
 ページ183、事項3.教職員健康診断関係費ですけれども、市内の教職員の受診率についてお聞きしたいと思うんですけれども。健康診断結果を踏まえて、現在の教職員の方々の健康状態、三鷹市としてどのような現状があると捉えていらっしゃるんでしょうか。
 健診項目の中に心の病に関する項目というものが、特定健診でも少しチェックあるかと思うんですけれども、一般的な特定健診よりも、またさらなる調査というんですかね、検診が必要なのかなと、聞き取りが必要なのかなと思うんですけれども、どのように進められているのか、お聞きしたいと思います。
 186ページ、事項9、成人を祝福するつどい関係費です。新成人を中心とする実行委員会方式で行われている成人を祝福するつどいですけれども、危機管理の関係、安全確保の面からの対応が必要であるというふうになっていたかと思うんですけれども、実際、当該年度どのような対応がとられたのでしょうか。その結果としてどういう評価をされているのでしょうか。
 今回もホールに入れずさんさん館のほうに行かれた方っていらっしゃるかと思うんですけれども、その方がどのぐらいいて、その人たちの声を、聞き取りとかされているんでしょうか。意見の集約されているのかどうか、お聞きしたいと思います。
 188ページ、事項3、図書館管理運営費です。図書館の利用者数が基本計画作成時より、平成25年まで減少して、延べ数で6万人ぐらい減少している。平成26年度は前年と比べると、南部図書館「みんなみ」ができたので、少し上がったんですけれども、4年間の計画105万人の目標には遠く及ばなかった現状があるかと思うんですけれども、当該年度、これらを含めたシステムの構築も含めてどのような検討をされたのか、教えていただきたいと思います。
 また、今回のことを含めて、今後どういう形で進めていかれるのかなということで想定されているのか、お聞きしたいと思います。
 190ページ、保健体育事業費だと思うんですが、白書だと57ページです。協働指標である週1回以上スポーツ活動を行っている市民の割合というのが出ているんですけれども、東京都の調査方法に準拠して調査を実施したということで、どこからのデータをもとにして出された数字なのかなということで、平成22年度が36%で、今回は東京都の調査方法に準拠したということで、44.6%。数値的には上がっているんですけれども、そういう見直しがあったということで、三鷹市のスポーツ活動というのは、市として進んでいるというお考えでしょうか、ちょっと教えていただきたいと思います。
 そこに散歩も、スポーツの、1週間に1回以上やっているという数値に入っていますけど、その散歩の度合いというのはどういう形の基準で拾われているのかなと思いまして、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
 あと、市のスポーツ施設等の利用者数の減少が進む中、当該年度、若干上がった要因。ずっと下がっていたのが当該年度少し上がったことがあるかと思うんですけれども、その要因をどのように捉えていらっしゃるのかお聞きしたいと思います。
 最後に191ページ、事項9、市民体育祭関係費ということで、2020年オリンピック・パラリンピックの成功に向け、さまざまな企画や啓発の機会が今後重要になってくるかと思うんですけれども、今回のスポーツフェスティバルで、東大の馬術部の協力で市民との触れ合う機会が計画されたとお聞きしたんですけれども、より多くの地域のスポーツ関係者やアスリート、団体との市民交流の機会がふえることで機運醸成にもつながると考えるんですけれども、当該年度からオリンピックを迎えるまでの企画についてどういう議論がされたのか、特にトピックス的なことがあったら教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 以上です。


◯学務課長(桑名 茂君)  まず給食の委託化のところでの事故等の部分の確認ですが、食材に異物が混入する等の事故、調理上の事故等については、その事故があった時点で、各学校から学務課のほうに報告をいただきます。そういった形で確認をしております。また、運営委員会のほうでも、年間の事故についてはまとめさせていただいて、確認をしているところです。
 それから、通学路の防犯カメラの設置についてでございますが、これから設置を進めてまいりますので、その設置に当たって、どういった意見が出てくるかといったところを、地域の方の意見等も伺いながら検証をしていきたいということで考えております。
 設置に当たりましては、今年度、4校設置を進めておりますが、学校、地域の意見、それから、安全安心マップですとか、そういったところも含めて、総合的に判断をさせていただいて、平成30年度までに設置をしたいと考えております。
 それから、学校の教職員の健康状態でございますが、健康診断の結果は、受診者の全体574人中、異常なしが39%、軽度異常者が46%、要精密検査対象者が15%というような結果が出ております。市のほうの全体の結果と比べても、高い、低いというのはなかなか判断難しいところでございますけれども、そういったところでの結果として、フォロー体制等も含めて、通知をしているところでございます。
 それから、心の病につきましては、この健診を実施をする際に、ストレス検査の問診票を受診者にそれぞれ配付をして、その場で記載をしていただいて、その結果をそれぞれ受診者のほうに通知をするというような形をとっております。
 以上でございます。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  まず学園長会議につきましては、特に平成26年度につきましては、三鷹「学び」のスタンダード、これをもとにして、各学園ごとのスタンダードを策定するというところが重点になっておりましたので、そこの部分での学園長としての情報交換ですとか、共有ですとか、そういうことを図ってきたというのが中心になっております。
 続きまして、CS、コミュニティ・スクール委員会の傍聴等につきましては、今年度に入って、おおさわ学園が東三鷹に行って共有を図ったということを聞いておりますが、それまでも、平成26年度につきましても、文部科学省の委託を受けました三鷹コミュニティ・スクール推進会議、それから、CSの会長、副会長会の連絡会、ここではCS同士の交流の機会を、わざわざその地域へ行ってということではなくて、一堂に会して、会長、副会長が全部集まって、あるいは担当者が集まって、そこで連絡をしております。熟議もそこでやったりしておりますので、そんな形で交流は随時図っているというところでございます。
 また、ボランティア等のことにつきましては、例えばCSガイドを作成して、さまざまな広報活動、学園便りもそうですし、学校便りの中にもそういう地域人材を活用した教育活動が盛んに出てまいります。そういうことで紹介していくということもそうです。
 また、学校支援者養成講座といいまして、教育ボランティアの方を対象にした研修といいますか、養成講座を開いておりましたが、昨年度につきましては、3つのその段階に合わせて、ボランティアの経験に応じて3コース、3つのコースを開設いたしまして、支援者の養成に努めてきた。このようなことが成果を上げているのかなと考えているところでございます。
 以上です。


◯総務課長(高松真也君)  私からは2点御答弁させていただきます。まず1点、学校給食調理業務の委託化に伴いまして、委託化に伴います職員の雇用の継続というところでございますけれども、現在委託化につきましては、定年退職者の状況を見ながら行っているという状況がございます。委託校に配置されていた給食調理の職員につきましては、他校への異動、または学校の用務職員への職種がえ等により対応しているところでございます。
 もう1点、教育ネットワークの中で、学校のホームページの関係で御質問いただいております。ランニングコスト等々の削減という点でございますけれども、導入経費含めました導入運用経費につきまして、複数年度での経費となっておりますけれども、単年度、1年当たりはおよそ25%程度の削減が見込まれているというところでございます。
 あわせて、学校CMSの操作性の向上の関係ですけれども、残念ながら、従前CMSとして使いづらいというようなお声もいただいておりましたけれども、平成26年度からの学校CMSにつきましては、かなり操作性も向上しているというお声もいただいているところでございまして、学校での更新回数も、見ますと、かなり積極的に情報発信をしていただけているのかなと感じているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  個別指導計画、それから、個別の教育支援計画の御質問をいただきました。こちらにつきましては、本人及び保護者の希望の有無がもちろん原則となっておりますが、三鷹市の場合、通常の学級においては、担任以外の指導を行うお子さん。例えば学習指導員といって、総合教育相談室から派遣している者が、教室を離れて指導したりする場合もございます。また、通常の学級にいるお子さんが通級指導学級というところに通うような場合、これにつきましては、必ず保護者の了解とサインと印鑑をもらっていますが、ガイドラインには、保護者との共通理解に至っていない段階であっても、学校が個別指導計画、また個別の教育支援計画に基づく指導と支援が必要と判断した場合には、つくっていくということを明記してございます。
 実績ですが、平成26年度は、小学校においては463枚。これは通常の学級の児童の5.8%に当たります。これは個別指導計画です。個別指導計画というのは、1学期でどのようなことを達成しようかという、いわゆるピンポイントの計画です。でも、個別の教育支援計画というのは、もう少しいろいろな機関が合わさって、どのような計画を立てていくかということになりますと、142枚、1.8%になります。また、中学校においては、個別指導計画は48枚、1.5%。それから、個別の教育支援計画につきましては、31枚、1%という数値になっております。
 それから、関係機関との連携件数の御質問ですが、これはスクールソーシャルワーカーの連携件数なんですが、これは平成25年度、3人であったものが4人にふえまして、このようにふえたと認識しております。
 以上です。


◯子ども政策部長(竹内冨士夫君)  成人を祝福するつどいについてお答えをいたします。市ではかねてより実行委員会方式をとりながら、企画運営にその意見を反映し、市民の委員である青少年委員にも御協力を得ながら、教育委員会と子ども政策部、それから選挙管理委員会、3者で主催をしているところでございます。
 前年度、平成25年度の成人式が公会堂の大改修後の初めての開催ということもあって、席数が減少して、ロビーに人が滞留して、少し動線が混乱をしたというようなことがありました。したがいまして、平成26年度につきましては、そうした反省を踏まえまして、光のホールとそれからさんさん館、会場を2カ所用意をして、ただ、そこを映像でつないで、できるだけ一体感を持てる形で動線を整理して、開催をさせていただきました。
 したがって、ロビーで人が滞留するということはありませんで、非常に整然と実施をされましたし、市長のほうも、両方の会場に出席をしていただいて、映像でつないで、本当にあの一体感を持った成人式ができたのではなかったかと思っております。したがいまして、出席者のほうにも非常に好評であったと私どものほうでは捉えております。
 以上です。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  図書館については、利用者の利用状況の動向について御質問いただきました。質問委員のおっしゃるように、三鷹市では、年々利用者の人数が減少しております。これは三鷹市に限ってのことではなく、全国的な傾向で利用者減となっております。それにあわせて、三鷹市にあっては、武蔵野プレイスが開館したことによって、それが重なった影響で大幅な減となっております。平成25年11月23日に南部図書館「みんなみ」が開館をしまして、一定の利用者増というのを期待をしておりましたが、一方で平成26年1月4日から1月27日まで本館の内壁工事の関係で休館をしております。また、平成26年度は駅前のコミュニティ・センターの空調の大改修がございまして、平成27年1月4日から平成27年2月27日と、約2カ月の休館ということで、南部図書館で利用増があったんですが、一方でマイナスの要因がございまして、大幅な利用増というような実績になっていないのが現状でございます。
 今後の想定ですが、利用者の指標というものも1つ重きを置くんですが、実際にはサービスの提供による評価というものについても私どものほうでは検証していきたいと思っております。また、下連雀図書館を廃止することもありますので、図書サービス網の再編成を考え、また、コミュニティ・センターの図書室の連携について、具体的に検討し、実現に向けて、利用者増というものも検討していきたいと思っております。
 以上でございます。


◯スポーツ振興課長(室谷浩一君)  質問委員様からいただきました、まずこちらの週1回以上スポーツを行っている方の割合でございます。これが当初の目標指数38%が44.6%、大幅に上回るということなんですが、こちらについては御指摘のとおり、東京都の調査方法に準拠してということで、具体的には、週1回の犬の散歩も含めるということで、これが大きな要因と見ております。具体的には、この調査につきましては、企画部で行いました市民満足度調査、18歳以上の成人の方、約1,500人を対象にして、その中のアンケート項目に盛り込まれているものなんですけれども、こちらについて、こういった結果が得られたわけなんですが、やはり割合としては5%から6%は犬の散歩の方による影響だというふうに認識しております。
 こちらは先ほど質問にもありました実際のスポーツ施設の利用者数ですね。こちらは微増ということなんですけれども、それも踏まえて、そのように認識しております。
 また、実際の私どもの市民体育施設は、北野スポーツ広場の閉鎖ですとか、マイナス要素があって、ほかの施設が微増という傾向で何とか全体数では微増ということで、大きなトピックというのは、申しわけございません、考えておりません。
 そして、最後にオリンピック・パラリンピックに向けた当該年度に関する取り組みなんですけれども、こちらについては、予算執行は行っていないんですけれども、東京大学の馬術部が当該年度の7月に何か地域貢献をということでお話がありまして、そこでオリンピック、馬術競技と絡み合わせて、予算措置はないんですけれども、馬との触れ合いの事業を実施しまして、次の年度に生かしていく、そのような取り組みを行っております。
 私からは以上です。


◯委員(寺井 均君)  すいません。私の聞き漏れでしょうか。北野小学校を含めた通学路の防犯の今後の検証の部分とお聞きしたと思うんですが。


◯学務課長(桑名 茂君)  北野小学校もそうですけれども、今後15校全ての通学路に防犯カメラを設置してまいりますので、設置後の地域の方、学校も含めて、意見も伺いながら、今後どういった生かし方というか、していくかというのを検討していきたいと思います。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございました。時間もありませんので、これで終わりたいと思います。検証で、見直しで、例えばさらに防犯カメラ必要だということがあったときに、今までの助成という形はなくなるかと思うんですが、一般会計からの繰り出しとなるかもしれませんが、ぜひお願いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(土屋健一君)  以上で公明党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、民主党。


◯委員(石原 恒君)  最後の質問者となります。どうぞよろしくお願いいたします。最初に、報告書176ページ、小学校費についてお伺いします。先月で長い夏休み、小学生にとって終わりました。子どもたちにとっては楽しい夏休みである一方、親にしてみますと、正直言って、長い分負担になっています。また、子どもたちは楽しいと言いましたけれども、実は自由研究は1つの悩みになっています。ゆとり教育の時代は、自由研究をする、しないも含め、自由だったとも聞いております。でも、最近は徐々に変わってきているとも聞いていますけれども、この自由研究、学習指導要領には記述はありませんし、また教育委員会としても学校に対して指導しているわけではないと伺っております。また、その取り組みは、学校ごと、また学年ごとによってさまざまだということであります。また、もちろん夏休み前の保護者会で自由研究についての御説明もしていると伺っております。
 教育委員会から先生に自由研究についての指導はされていませんけれども、自由研究の夏休みの課題として、テーマの選定、考え方、参考事例など、こういったものを指導してもらうといいと思いますけれども、この点について狙い等も含めお伺いしたいと思います。
 報告書173ページ、事項11.小・中一貫教育校関係費についてです。ALTについては、一般質問、そして予特特会でも何度も質問させていただきましたし、直接授業をされている様子を見させていただき、また校長先生、副校長先生からもお話をいただいております。このALTの成果についてどのような評価をしているのでしょうか。評価の方法も含め、お答えいただきたいと思います。
 概要153ページ、新たな図書館システムの開発についてお伺いします。何度もほかの委員からもこのことについて質問がありましたけれども、当該年度において図書館システムの開発を行いましたけれども、現在入れかえ作業を行っており、来週、9月24日、再開予定となっております。今現在も図書館システムの改修を行っておりますけれども、ホームページ予約システム以外で改修を行っていることも一部では伺っております。このこと以外のところでの御説明をお願いできればと思います。
 同じく図書館の関係で、報告書189ページ、事項12.三鷹市立図書館50周年記念事業費についてお伺いします。この50周年記念事業に際して記念ロゴを作成していらっしゃいます。先日、東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが盗作ではないかという疑惑により白紙撤回になったことは皆さん御存じのことと思います。当然、三鷹市立図書館50周年記念、記念ロゴは盗作でないものと信じておりますけれども、このロゴを制作した後、商標権や著作権の侵害にならないかのチェック、いわゆる遡及の調査はされたのでしょうか。また、そのロゴの商標権の登録は済んでいらっしゃるのでしょうか、その点についてお伺いしたいと思います。
 同じく図書館の関係になりますけれども、事項6.図書資料購入関係費についてでございます。図書館に所蔵していない場合、購入リクエストができます。このリクエストについてお聞きします。購入リクエスト数は年間何件あり、そのうち購入している図書数は何冊あるのでしょうか。
 また、購入リクエストされた書籍についてはどのような構成のメンバーで検討され、また、どういった基準で選書されているのか。検討結果をリクエストされた方へお知らせするのは、リクエストした後、どの程度たってから連絡されているのか、されていないのかも含めてお聞きしたいと思います。特にリジェクトされたときの場合、こういった理由の説明なども必要かとも思います。その点についてお聞きしたいと思います。
 実績報告書180ページ、事項1、耐震補強事業費についてであります。南浦小学校体育館耐震補強工事についてお伺いしますけれども、以前南浦小学校の体育館を保護者の方からトイレの改修もしてほしいと要望されたことがあります。私がそのことを教育委員会のほうに御相談したところ、耐震補強工事など大規模改修の際に合わせてトイレ改修も検討するという回答をいただきましたけれども、今回の耐震補強工事に合わせてトイレの改修は行ったのでしょうか、お伺いします。
 報告書185ページ、事項13.子ども避難所関係費についてです。子ども避難所の取り組みについては、平成25年第3回定例会で質問し、御答弁をいただきました。御答弁の中で、定期的に広報や「みたかの教育」、あるいは教育委員会のホームページ等々で、三鷹の子ども避難所に関するさまざまな情報をお知らせする。そして、三鷹の子ども避難所に対する御意見、御要望、具体的な御質問などをお受けしながら、三鷹の子ども避難所の充実を図るとありました。
 1つ目の質問であります。子ども避難所に御協力いただいている団体、個人宅の件数はどのように推移しているのでしょうか。また、御答弁をいただきました広報、意見、要望、質問の聞き取りなどはどのようにされているのでしょうか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(土屋健一君)  御答弁をお願いします。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  失礼しました。まず自由研究。自由研究、自由課題と名称はいろいろかと思います。これは各学校で行っている。中学校では余り聞かないんですけれども、小学校のほうではかなりの実施率というふうには認識しております。
 これにつきまして、やはり御指摘のように、非常に長い夏休み期間に、子ども一人一人の興味・関心を生かす、それから、日ごろの学びを生かす、それから、その地域の特色ですとか、御家庭のいろいろな特色といいますか、そういうところを生かしていただくというところで、必ずしもこれは学校からこれをやりなさいというふうな指導ではないものと認識しております。
 ただ、実際にいろいろな今情報がございますし、民間も含めまして、さまざまな夏期休業日中に取り組めるような事例というものはたくさんございますので、このようなものを学校によっては印刷をして紹介をしたり、あるいは、掲示をして紹介したりというような話は聞いております。そのような形で進めているというところかと認識しております。
 続きまして、ALTにつきましては、これは要するにALTですので、ネーティブというところが最も特徴のところでございます。生きたコミュニケーション──特に小学校におきましては、コミュニケーションになれ親しみ、コミュニケーション能力の素地を養うというところが狙いでございます。担任が中心となりながら、ティーム・ティーチングによって指導していくと。中学校ではその小学校で身につけたコミュニケーション能力、これの素地を踏まえて、またALTをさらに活用しながら、使用場面に留意した指導というか、そういうことを中心に進めているところでございます。
 なお、それについての評価、方法なんですけれども、これにつきましては、三鷹市ではリスニング及び意識調査というものを対象校を幾つか選択して進めているところでございます。リスニング調査、20分ほどCDを用いて行ったり、また意識調査を、10分程度のものですけれども、させていただいております。このようなことを通して、先ほど申し上げたような目標を達成しているということが、検証といいますか、そういう形で評価をしているところでございます。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  まず1点目、ホームページの機能の追加についてですけれども、これまでのホームページに比べて情報のアクセスがしやすいように、グローバルナビ、また全体のホームページの構成を変更させていただいております。また、情報量を多くするとともに、障がい者、また高齢者の方に配慮したホームページの作成となっております。あと、バナー広告を追加をして、広告収入を得るような形で現在ホームページのほうの構成を考えております。
 続いて50周年事業について、ロゴマークが決定したことについてですが、商標権の調査を行いました。一応弁理士の方にお願いをして、まずはシンボルマークについて商標権また著作権等に影響がないかということで調査を依頼し、問題がないということでの回答報告をいただいているところです。
 実際にロゴタイプをつけた形のロゴマークについては、商標権の登録は行っておりませんが、公示することによって一定の効果があるということで、こちらのほうを行わせていただきました。
 また、リクエストについて御質問いただきましたが、現在リクエストについては、通常の予約の件数の中で統計をとらせていただいていますので、リクエストのみの数値というのが純粋にこちらのほうで把握ができておりませんが、一定の数値としてはカウンターで予約を受けた件数というものがございます。こちらは、リクエストと、あと、例外的にカウンターで通常の予約を受ける場合がございますので、そちらの数値が1万1,859件となっております。これに対して、リクエストの対応としては、購入するか、または他の自治体等の図書館からお借りして本を提供するか、2つがございますが、平成26年度では2,743件が他自治体等からお借りして、提供させていただいております。1万1,859件については、通常の予約を含めておりますので、おおむね7割については図書館のほうで予算の範囲、また蔵書の構成を考えて、購入をさせていただいて、リクエストの方に御提供をさせていただいております。
 リクエストした方への連絡方法については、リクエストを受けますと、予約につけさせていただきますので、リクエストの方から御指定いただいた電話、またはメール等での連絡をさせていただいて、資料が御用意ができたということの御連絡をさせていただいております。現在、リクエストに対しては、基本的にはおおむねこちらのほうで御用意をさせていただくのと、三鷹市で購入しないものについては、都内の図書館、または全国の図書館との一応協力を得ておりますので、おおむね全てのリクエストについてお答えするような形で対応をさせていただいているところでございます。
 以上でございます。


◯委員長(土屋健一君)  答弁者。


◯総務課長(高松真也君)  南浦小学校の体育館のトイレ改修につきましてお答えをいたします。当該体育館のトイレ改修につきましては、平成26年度の耐震補強工事に合わせて実施をしてございます。男女別に洋式のトイレの整備というのを行っております。
 以上でございます。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  子ども避難所につきまして、最近の避難所の件数の推移、またいろいろ質問等を受けてもいきたいというようなことについて、どのような形でやっているかということで御質問いただきました。この避難所は、平成13年の池田小の事件からスタートして全国的に取り組んでいるものでございますけれども、まず不審者、子どもたちが通学時等に不審者から安全を守るためという目的で実施しているものでございます。
 件数の推移ということでございますが、ここ5年間ぐらい、おおむね3,200件から3,300件ぐらいを毎年行き来しているというような件数の推移でございます。
 また、質問等の避難所からのいろいろな意見とか、そういうものを取り上げる方法につきましては、平成27年度の事業の取り組みとしまして、直接生涯学習課のほうから子ども避難所のほうに御案内の通知をさせていただいて、事業の概要とか取り組みについて、または質問等があれば、生涯学習課のほうにいつでもお問い合わせくださいというようなお知らせをする予定でございます。今後も、年3回の情報連絡会、子ども避難所の情報連絡会に15の地区委員会の代表として、PTAの方を中心として会合をしまして、いろいろな御意見や情報をお伝えしてまいりたいと考えております。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(宇山陽子さん)  図書館システムにつきまして、ホームページ以外の部分についても御答弁をさせていただきます。まずさまざまな機能が新たに追加されますけれども、検索時に気になった本をお気に入りのカートというようなところに入れておける機能ですとか、あと、予約資料──予約を順次していくという、シリーズ予約とか、上下巻の本を予約するようなときに、順番に予約をしていけるような機能ですとか、それから、返却日前にお知らせで返却日が迫っていますというようなメールを届ける機能、あるいは、予約後に受取館を変更することができるというような機能を新たに設けたりしております。また、機器のほうでも、館内のOPACのところにカードの読み取り機をつけて、予約のときに新たな入力をしないで済むようなこともしております。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。まだ時間がございますので、再質問させていただきます。自由研究、自由課題についての御答弁ありがとうございます。これは図書館との関連になりますけれども、図書館において自由研究の特設コーナー、こういったものは例年というか、当該年度も含めて設置されているんでしょうか、お伺いします。
 あと、ALTですけれども、以前、私、ネーティブなということを強調されますけれども、例えば日本人の学生さんでも、本当に非常に英語が得意な方もいらっしゃって、こういった日本人の先生は雇用はどうなのかと。もちろんこれは委託なので、なかなか直接雇用ではないので難しい部分ではあるんですけれども、こういったところについて、委託業者との意見交換、こういったところはどうされているかということもちょっと一度確認したいなと思っていたので、その点についてお伺いしたいと思います。
 あと、今回、図書館システムの開発に当たって、アンケート調査をしました。このアンケート調査の中で、要望に応えられたもの、残念ながら応えられなかったもの、こういったものがあるかと思います。この結果をどのような形でお知らせをしているのか、お伺いしたいと思います。
 あと、南浦小学校の改修工事でありますけれども、本当にありがとうございます。きちっと私からもその報告をしたいと思います。その中で、地域開放事業の中で、道具をそのまま倉庫に置いている方が実はいます。学校の校長先生の御判断になっているところでありますけれども、この地域開放事業で使っている道具を学校の体育館の倉庫に入れることについてのお考え、教育委員会としての考えが何かあればお聞かせいただきたいと思います。
 子ども避難所についてでありますけれども、プレートは劣化をして割れたりします。割れた方からの連絡があって、対応されていると思いますけれども、こういった状況の調査を含め、アンケート調査、今年度、平成27年度御案内というようなこともありましたけれども、これもアンケート調査含めて出していただきたいと思います。これも平成27年度になりますけれども、これはお願いになりますけれども、ぜひ検討いただきたいと思います。
 それとあと、これはちょっと総務費になりますけれども、答弁できる範囲でお答えください。安全安心メール、今、声かけ事案とかで対応していただいています。こういった子ども避難所からこういった市の安全安心メールへの連絡、もしくは警視庁への連絡、こういった連絡をしたという事案があるのでしょうか、お伺いしたいと思います。
 以上、よろしくお願いします。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  まず1点目、自由研究に関連する御質問いただきました。図書館では、科学遊びの事業の実施のほかに、自由研究に関連する資料をブックトラックのほうに展示をさせていただいて、子どもたちに手にとれるような形で御案内をさせていただいております。
 もう1点が、アンケートを実施した内容についての反映ですが、メール送信とかシリーズ予約などの機能を追加しておりますが、これについては、またホームページ、館内掲示とか、あと「図書館だより」などで、このような機能を皆様の御意見を反映して提供させていただきますというような御案内をぜひさせていただきたいと思っております。
 以上でございます。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  まずALTの派遣業務につきまして、要件といたしまして、外国人指導者の要件という形になっておりまして、さまざま、標準的な発音ですとか、意思疎通ですとか、学習指導要領の理解というところもございますけれども、そもそもそういった前提で行わせていただいております。なお、業者とのやりとりですけれども、学校を、業者のほうのリーダーに当たる者が随時見回る形、またその評価もしていただくということで、そこら辺のコミュニケーションはできていると認識しているところでございます。
 以上です。


◯スポーツ振興課長(室谷浩一君)  御質問の中で、学校施設の倉庫に利用団体の私的な備品等が保管されているということですが、私どもの学校開放事業の中でそのような事実が発生すれば、副校長先生から連絡が来て、直ちに改善指導をいたすわけですけれども、今のところ、そういった事実は確認しておりません。
 以上でございます。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  子ども避難所のプレートの劣化等、割れた状況の調査ということでございますけれども、基本的には年3回やっております情報連絡会にお越しになっているPTAを中心とした地区委員会の作業の中で、そういう連絡を各避難所にしておりまして、そういう中で劣化したものの交換というものを進めていただいているものでございます。また、こちらからも何かの機会にお知らせできればとは思っております。
 またもう1点、安全安心メールに連携した事案があったかという御質問でございますけれども、平成26年度等につきましても、特にございません。
 以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。前年度からのいろんな検討事項を今回決算審査特別委員会にて確認をさせていただきました。これからも、これはもう決特なので、結果の確認ということでありますけれども、要望等をぜひ検討いただきたいと思います。以上で終わります。ありがとうございます。


◯委員長(土屋健一君)  以上で民主党の質疑を一旦終了いたします。
 以上で第10款 教育費に関する質疑を一旦終了いたします。
 本日の決算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。なお、次回は、9月16日、午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。
 本日は大変御苦労さまでした。お疲れさまでした。
                  午後5時23分 散会