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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成27年まちづくり環境委員会) > 2015/03/10 平成27年まちづくり環境委員会本文
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2015/03/10 平成27年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(吉野和之君)  ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(清水富美夫君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。本日は、2件の行政報告でございます。1件は、市内の空間放射線量の測定、もう1件が平成26年度環境活動表彰の2点でございます。なお、もう1件、情報提供として資料をお渡しする予定でございますので、よろしくお願いいたします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  おはようございます。それでは、資料1、ア、三鷹市内の空間放射線量の測定について御報告をさせていただきます。三鷹市内の空間放射線量の測定につきまして、平成26年1月1日から平成26年12月31日までの間の定点を含む134カ所で空間放射線の測定を実施いたしました。その結果について、(ア)に示させていただきました。詳細については、お手元の別紙のほうで全ての結果一覧がございますが、この中では表1にございますように、公共施設等134カ所の測定結果の推移、定点を含んでございます。地上5センチメートル、最大値で0.120毎時マイクロシーベルト、最小値については0.030、平均値につきましては0.062となってございます。地上1メートルにつきましては、0.100毎時マイクロシーベルト、最小値で0.030、平均値で0.060となってございます。
 表2につきましては、定点観測地点の測定結果の推移でございますが、地上5センチメートル、最大値で0.100毎時マイクロシーベルト、最小値で0.040、平均値で0.062。地上1メートルで、最大値で0.090毎時マイクロシーベルト、最小値で0.040、平均値で0.061という数字になってございます。
 次に、公表につきましては、広報、市ホームページやツイッター、安全安心メール、市民センター等で掲示することにより公表を行ってございます。また、地図情報につきましても、今までどおり、三鷹市わがまちマップに掲載してございます。
 参考という資料がございます。こちらをごらんいただきますと、三鷹市内の傾向というか、放射線の状況が御確認できると思います。定点測定における測定結果の推移、校庭で地上1メートルという値をピックアップしまして、平成23年7月から平成26年度までのデータをプロットしてございます。当初、0.09とか0.08等々が大体0.01から0.02程度下がっているようなものがグラフで確認できると思います。
 それでは、続きまして資料2のイ、平成26年度環境活動表彰について御報告をさせていただきます。これも毎年行っているものでございますが、市民、団体、事業者の方の先導的な環境活動を広く紹介することで、市民の皆様の環境への意識の向上や行動を促進することを目的といたしまして、環境活動表彰を実施してございます。平成26年12月から平成27年1月の間に応募のありました4件の環境活動を、平成27年1月29日に開催の三鷹市環境基金活用委員会で審査した結果、環境活動表彰として4団体を選定しまして、表彰式を平成27年2月20日に実施いたしました。こちらは、環境基金を活用して行っている事業でございます。
 下の表にその表彰内容を記載してございます。1つ、環境活動表彰で、明星学園高等学校。こちらの活動の概要としましては、スポーツGOMI拾いを当初計画しておりましたが、台風で中止になりまして、それだけにとどまらず、その後明星学園の小・中・高校生が生徒会を中心に通学路等の清掃活動を行ってまいりました。平成26年9月にスポーツGOMI拾いを開催いたしまして、その際には法政大学高等学校や井之頭町会さん、あるいは地域の学校、地元の人々が参加できるような体制を組みまして、なお、三鷹台商店会からは景品等も提供してもらっていると。地域でのコミュニティも含めてこういった活動をしているということで評価をされまして、こちらが環境活動表彰となりました。
 今後も、連携範囲を広げて継続していくということを確認してございます。
 それから、2つ目、原町会環境協力会第一支部としまして、天文台通りの拡張工事に対しまして、都のふれあいロード・プログラム、裏面に東京ふれあいロード・プログラムという案内を、ごめんなさい、米印2のところで記載をしています。米印1では、済みません、先ほどのスポーツGOMI拾いの内容について記載をしていますが、東京都と連携してふれあいロード・プログラムにつきましては、植栽とか、雑草取り等々、美化活動を行うような、それを支援していくような事業でございます。
 ちょっと表面に戻っていただきまして、こちらに登録して活動を開始して、構成員は近隣の方70世帯から成ってございます。日常的な清掃活動に加えまして、月2回の定例活動日を設けて、沿道の植栽整備、清掃、それから芝生の管理とか、落ち葉の清掃活動を行っております。美しい景観の維持は防犯・防災にもつながるものであり、こちらがさらなる地域の結びつきを生み出しているということです。平成19年度から8年間実施されております。
 裏面に参りますが、次に原町会環境協力会第二支部、こちら第一支部と名前は似ているんですけれども、会としてはまた別組織ということを確認してございます。活動の概要としましては、同じく天文台通りの拡張工事後、第一支部の活動を見て第二支部ができたということでございます。同じく、都のふれあいロード・プログラムの認定を受けてございます。
 こちらも花壇をつくったり、花の苗を手入れをしたり、清掃活動等を行っています。集めた落ち葉、近隣の農家の方が持ち帰って堆肥として使っているなど、非常に周辺にもコミュニティがつくりつつあるというところです。
 また、定例的な活動だけでなく、日々の自発的な活動により景観を維持しているというようなこと、それから、平成21年から6年間活動をされているということで、環境活動表彰となってございます。
 次に、「いっぽくかい」と読みますが、一北会──一小、北野小、六中からなる東三鷹学園開設に合わせて、学園単位で地域の活動ができないかということでこの会が立ち上がりました。第2回の活動から継続してクリーン作戦、一小、北野小、それぞれから六中までの通学路をごみを拾いながら六中に向かって進んでいくというものでございます。小学生、中学生、地域の方、学校関係者、PTA関係者など、150名前後の方が参加してごみを集めて回って、六中まで向かっていると。
 そのごみ拾いに対しては、小学生が正しい分別方法を学んだり、以前参加した小学生が中学生になって、さらに参加してくれているというような状況がございます。今後も継続していきたいということと、子どもたちの記憶に残り、次の子どもたちに伝えていきたいと思えるような活動を行いたいと考えているという言葉もいただいております。こちらは平成20年から7年間活動をしているということで、環境活動表彰とさせていただきました。報告は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず空間放射線量の測定についてからお聞きいたしますが、きちんとした形で測定をしていただいて、また市民の皆様にも広報いただいておりますが、測定当初はかなり問い合わせ等があったかと認識しておりますが、現状──発表後、安全安心メールとか、ホームページ等にアップ等した後の問い合わせとか、今現状はどのようなものがあるのか、1つお聞かせいただければと思います。
 あと、こちらの環境表彰のほうでございますが、今回4件の応募があったということで審査をした結果ということでございますが、これに関して、現状、応募しないでも地道にずっと活動されている方々もいるかと思うんですが、その辺の市としての、何といいますか、キャッチといいますか、はどのように今されているのか。また、長きにわたってされている方に関しては、市のほうからでも応募の促しというか、も必要かと思うんですが、そのような取り組み、今現状どのようにされているかお聞かせいただければと思います。お願いいたします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  1点目の市民の方、空間放射線量の問い合わせというのは、ここ1年ぐらいほとんどございません。1カ月ぐらい前、ありがたいお言葉、メールで情報を提供していただいてありがとうございますというような、私どもにとっても非常にありがたいメールをいただいたケースはありますが、その程度に今なってございます。
 それから、環境活動表彰なんですけれども、なるべく皆様にということで、この御案内パンフレットは公共施設等、あるいは市民活動をされているようなところ、協働センターとか、いろいろなところにチラシを置かせていただいています。それと、自薦だけでなく、他薦もこちらは受け付けてございますので、そういう意味では、そういう方がやっていらっしゃるのをごらんになって推薦したいという方も、過去にはそういうケースもありましたので、そういう広く求めていきたいと思います。
 今後とも、私どももいろいろな情報をキャッチして、おっしゃるとおり、なるべく広く皆さんにそういった表彰をさせていただければというふうに思っているところです。以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。環境表彰に関しまして、今課長に御説明いただいたとおり、しっかりとまた市のほうとしても地道にやられている団体、まだいらっしゃると私も認識しておりますので、しっかりとキャッチしていただきながら、ぜひとも応援といいますか、こういう御案内をいただければと思います。
 空間放射線量のほうでございますが、今課長のほうからも、感謝のメールをいただいたという今御答弁いただきましたが、具体的にこの情報提供はどのぐらいまでされるお考えか、ちょっとお聞かせいただければと思います。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  測定自体も当面、定点を含む公共施設、継続をしていきたいというふうに現時点では考えているところです。情報提供も、今ホームページ、それからツイッター等、安全安心メールも2カ月に一遍ですけれども、そういった情報提供をさせていただいていますので、これも継続していきたいなと現時点では考えているところです。


◯委員(赤松大一君)  了解いたしました。やはりそういう感謝のメールをいただくということに関しまして、やはり市民の大事な、この市からの発信が、放射線に対する不安を1つ取り除くための大事な取り組みでもあるかと思いますので、ぜひとも続けていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。以上で終わります。


◯委員(栗原健治君)  そうしたら、空中放射線量の測定について、確認も含めて質問したいというふうに思います。あすで、ちょうど東日本大震災から丸4年になります。福島第一原発事故の現状は、いまだ回復には課題が多々あって、放射性物質の海洋投棄なども情報公開の点でも問題が指摘されている現状です。引き続き空中放射線量の測定による記録っていうのは、今の福島の原発事故の収束状況に達していない状況のもとで、とても重要だというふうに認識しています。
 また、市民の方からも関心があるっていう話を伺っています。定点での実際の数値が、安定しているというよりも、変わっていないという状況で、今後もどうしていくのかっていうことで言うと、自分の敷地内というか、ふだん子どもたちが通っている道路だとか、そういうところは同じように大丈夫なのかという問い合わせがあります。
 大丈夫だろうというのは希望的な観測なので、公共施設などの測定場所の近辺では大体その程度を予測することはできるかと思うんですけれども、個人的な不安を解消していくという点では、市民の要求に沿った空中放射線量の測定も今後検討して実施してほしいという要求があるんですが、三鷹市の今のこの測定を継続しつつ、市民の不安に応える測定の拡充について、何か方針がありましたらお伺いしたいと思います。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  こちらの参考資料にございますように、こういう傾向を見るのに定点を測定しているんですけれども、どの箇所も下がる傾向にある。先ほどもちょっと御質問いただいたように、市民の方から不安の声というのは、ここ1年ぐらいは特に環境政策課のほうにはいただいていないという状況もありますので、現状をもう少し続けていく、様子を見ていくということを考えてございます。


◯委員(栗原健治君)  定点とか、学校ですとか保育園という施設での測定は、市民にとっても有益な情報の提供になっているというふうに認識しています。引き続き続けていただきたいっていうことと、情報の公開も今までどおり進めていっていただきたいというふうに思います。
 あわせて、測定されていない場所のホットスポットが1年目は大きな問題になったように、測定することで安心が生まれるっていう点では、個人的な要求に応えた測定もよりきめ細かな三鷹市全域の安全を確認するという上でも有益な測定になると思いますので。個人からの問い合わせが今ないということですけれども、呼びかけをすれば、落ちついた段階で、それじゃあ、今現状どうなっているのかというのを測定することは安心につながっていくので、ぜひ市民の個人的な場所での測定にも、測量することを検討していただきたいというふうに思います。また、そういう要求が寄せられていることも伝えておきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員長(吉野和之君)  以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時50分 休憩



                  午前9時57分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市交通担当課長(菱山慎介君)  よろしくお願いいたします。それでは、資料1について、コミュニティバス事業基本方針に基づく第二期見直し方針(案)について、御説明をさせていただきます。見直し方針の素案につきましては、平成26年12月の本委員会に御報告をさせていただきました。今回は、素案時点で地域公共交通活性化協議会の委員の方などからいただいた意見を反映した形で案を策定し、本年2月16日の地域公共交通活性化協議会で協議を行いましたので、御報告をさせていただきます。
 資料1について、素案の段階から記載内容の変更を行ったところを黄色いマーカーでお示しをしています。11ページ目以降は反映した箇所を一覧にした資料の構成となっておりますので、11ページ目以降は御参考にしていただければというふうに思います。
 それでは、早速ではございますが、資料1の1ページ目をごらんください。テキストボックスの中の5番のところなんですけれども、利用環境の改善の検討のところでございます。(3)、行き先表示等の外国語表記の検討を追記しました。これは活性化協議会において東京オリンピックを見据えて、最低限英語だけでも外国語表示にすべきではないかという意見がありましたので、こちらに反映させていただきました。
 続きまして、5ページをお開きください。5ページ、表のところです。こちらにつきましては、表の調査概要のところにつきましては、調査対象及び参加人数について、住民ヒアリングに参加を呼びかけた団体、また、その団体の代表者に御出席いただいたことを明記をいたしました。
 続きまして、8ページをごらんください。西部ルートの路線短縮方法・効率化の検討のところです。住民ヒアリング、活性化協議会で意見のありました大沢二丁目、五丁目地域を走行するルートへの変更に対しまして、現地踏査などの調査を踏まえ、具体的には読み上げさせていただきますけれども、住民ヒアリング等で意見のあった、長谷川病院周辺を含む大沢二丁目、五丁目地域を走行するルートへの変更は、野川を渡る橋梁部の車道幅員が3メートル程度と狭いこと、車道幅員が4メートル以下の区間があることから車両を小型化しても運行は困難と思われる。あわせて、バス車両の住宅側への接近に対する沿線住民や歩行者等の安全確保、バス停や待避所の設置などが大きな課題となることから、この地域にルートを変更することは、困難な状況にあるという表現にさせていただきました。
 続きまして、9ページをお開きください。乗り継ぎ環境の改善のところでございます。活性化協議会において、乗り継ぎの際の料金設定やバスロケーションシステムの拡充、バス間の無線連絡による運行状況の情報提供に関する意見を反映させていただきました。
 こちらも読み上げさせていただきます。具体的には、運行ルートと時刻表、乗り継ぎ等について記載された「コミュニティバスマップ」を活用し、市民に幅広く広報を図り、あわせてシティバス車内で掲示物や車内放送による乗りかえ案内や割引サービスの案内方法を検討し、利便性の向上を行う。また、乗り継ぎを円滑にするためには、運行状況の周知が有効である。このため、既存のバスロケーションシステムを生かしつつ、バス事業者による接近情報サービスの利用者へのさらなる周知、事故・渋滞情報に関してバス間の無線連絡による情報を活用し、利用者へ伝達する可能性についても検討を進めていくという表現にさせていただきました。
 続きまして、同じ9ページのところでございます。段階的な検討という矢印の横の部分です。協議会において、バスマップの周知を拡充することという御意見が多く出されましたので、こちらにバスマップの活用という表現を入れさせていただいております。
 続きまして、10ページをお開きください。10ページは都市再生との連携の部分でございます。こちらにつきましては、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)への乗り入れについては、バスロータリーの形状からコミュニティバスに限定し、可能な限り接続するものといたしました。他の印がついているところについては、文言の修正ということでございます。
 本案の主な変更点は以上でございますが、活性化協議会において外国語表示のあり方、例えば英語だけかですとか、乗りかえに関すること、こちらはICカードに移行すべきではあるが、全てICカードにすると、現金での支払いがわかりやすいと考えている人や、シルバーパス利用者のように見せるだけで乗車をする人もありますので、ユニバーサルデザイン的に誰でもが心地よく利用できるようにすることという意見が出されました。
 また、バスロケーションシステムの拡充やスマートフォンを活用した接近情報の提供、1日フリーパスのさらなる周知、運行に関する情報提供の拡充に関する意見が出されました。
 説明は以上でございますが、今後のスケジュールにつきましては、本委員会に御報告後、これまでいただきました意見を本案に反映し、庁内手続を経て本年度末に見直し方針を確定したいと考えております。説明は以上でございます。


◯水再生課長(川口幸雄君)  よろしくお願いいたします。資料2につきまして御説明をさせていただきます。水再生課では長寿命化部門、地震対策部門において基本計画を上位計画である三鷹市下水道経営計画2022と整合を図りながら、三鷹市下水道再生計画(案)として統合し、策定しましたので御説明申し上げます。
 表紙をおめくりくださいませ。本計画は次のとおりで構成されております。1、計画の背景と目的、2、「適正な施設の維持管理」(長寿命化)、3、「下水道の地震対策の推進」、4、年度別事業スケジュール、以後、参考資料ということになってございます。
 1ページ目でございます。目的でございます。三鷹市の公共下水道は、昭和34年に事業着手し、本市が管理する下水道施設は、平成25年度末現在、管渠は約450キロ、水再生センター1カ所、ポンプ場3カ所でございます。本市の下水道施設は、標準耐用年数を経過した施設が増加しており、老朽化による事故・故障や機能の低下・停止が懸念されております。また、震災時に下水道施設が被災した場合、公衆衛生問題やトイレの使用が不可能となるなど、住民の健康に重大な影響が生じる可能性がございます。以上のことから、安定した下水道の機能と耐震性の向上を図ることを目的としております。
 2ページ目をお開きくださいませ。計画の位置づけでございます。三鷹市下水道再生計画は、平成26年度に策定しました三鷹市下水道経営計画2022を上位計画といたします。三鷹市下水道経営計画2022の主な施策である適正な施設の維持管理と下水道の地震対策の推進を具体的に推進するための計画でございます。イメージは真ん中に描いてあるイラスト、図1−1のとおりでございます。
 計画期間でございます。計画の目標年次は、三鷹市下水道経営計画2022と整合を図り、2022年(平成34年)といたします。
 次に、3ページをお開きくださいませ。見開きのA3のものでございます。こちらが三鷹市下水道経営計画2022における施策の体系でございまして、黄色で着色された部分が本計画で取り組む事業となります。
 次に、5ページをお開きくださいませ。管路施設の長寿命化の基本計画でございます。管路施設の課題は、管路の標準的な耐用年数は50年と言われておりますが、三鷹市の下水道管は10年後には管路延長の70%が標準耐用年数の50年を経過するという、こういう課題がございます。
 次に、14ページをお開きくださいませ。リスク評価でございます。点検調査の優先度を判定するためにリスク評価というものを行ってございます。リスク評価というものは、設備にふぐあいが発生した場合の影響度──被害規模でございますが、と被害のふぐあいの起こりやすさ(発生確率)を分析し、影響度とふぐあいの起こりやすさの積、掛け算で評価するものでございます。管路施設におきましては、管1本、マンホール間ごとに算定しまして処理分区及び幹線系統ごとにまとめて整理しているものでございます。
 16ページをお開きくださいませ。16ページの下側の表が各処理分区のリスクの平均値でございます。1になればなるほどリスクが高いという形になります。ですから、優先順位が1の烏山排水区第一分区というのが0.447ということで高いということでございまして、その上に描いてあるものが赤いほど非常にリスクが高いという図になってございます。
 次に、20ページをお開きくださいませ。先ほどのリスクの調査する順番でございまして、それが順番にリスクの高いところから第1期、第2期の調査に関する路線図でございます。
 21ページをお開きくださいませ。上の図が第3期の対象路線図でございます。
 右側、22ページを見ていただけますでしょうか。こちらが管路の施設の事業スケジュールでございます。まず、一番左側の上に書いてございます実施設計でございます。来年度、こちらのほうの調査に基づいた設計を行い、次の段の第2期調査計画では平成28年度から平成32年度までということで、それぞれスクリーニング調査、詳細設計、実施設計という形で平成28年度から平成32年度までの調査費と、それから計画策定費、実施設計の規模の事業費が書かれてございます。次の下も、第3期の実質調査の計画でございます。
 右側の表がございます。こちらが工事の今度計画になっておりまして、同様に平成28年度から平成32年度まで1年間で約280メートルの改築を行っているということで、管渠、マンホール合計の、それからマンホール本体、取りつけ管、ますと、それぞれの事業費が記載されているものでございます。
 次に、25ページをお開きくださいませ。25ページでございます。こちらが、東部水再生センターが供用開始後40年以上経過しておりまして、更新を実施している設備も含めますが、図2−17、こちらの円グラフでございます。約82%以上の施設が標準耐用年数を既に達しているということでございます。先ほど管路で説明したとおり、今後はリスク評価を行いまして、長寿命化する施設の事業スケジュールを作成いたしました。
 34ページをお開きくださいませ。ちょっとこちらが、A4が横になって見づらいんでございますが、水再生センター・ポンプ場施設の改築事業スケジュールでございます。工事グループごとに概算事業費と事業年度を記載してございます。事業は、平成34年度までで約45億円の事業費を想定しているものでございます。
 次に、36ページをお開きくださいませ。今度は、長寿命化と耐震化、地震対策ということで、こちらが地震対策のところになります。まず下水管路の地震対策の整備方針が下段のほうにございまして、表3−1で重要な幹線等における今後の整備の考え方を記載してございます。左側のほうで、重要な幹線等の種別で幹線管路、軌道下のところ、河川下、緊急輸送路下の管路等々ございます。
 次に、39ページをお開きくださいませ。このような事業、耐震化を今図ったところでございまして、今後の管路施設の耐震工事のスケジュールと工事予定箇所を、平成34年度まででは、約2億2,000万円の事業費になっているところでございます。上段の表が実際の年度別の事業費でございまして、下段のところに少し色がついているものがございますが、工事箇所一覧でございまして、例えばでございますけれども、平成27年度には井口コミュニティ・センター、大沢コミュニティ・センターという形で、以後順次平成34年度までの施工箇所が記載されているものでございます。
 次に、42ページをお開きくださいませ。こちらは水再生センター・ポンプ場の地震対策の検討でございまして、真ん中にございます耐震化の診断結果のところでございます。東部水再生センターの診断結果については、東部水再生センター等の診断業務(平成25年)によりまして、管理棟、汚泥棟、電気棟について耐震性能が不足している結果が示されております。建築構造物の耐震診断結果は下の表3−4のとおりでございまして、右側のほうに評価で、a、bという形で、赤色、黄色というような形で評価が記載してございます。
 それでは、このa、bがどのような評価ということにつきまして、43ページをお開きくださいませ。43ページの一番上の表にございまして、評価aというものが、診断結果としては地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、または崩壊する危険性が高い。bが、地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、または崩壊する危険性があるということでございまして、先ほどの東部水再生センターの建築構造物がaとbということで非常に危険だということが判断をされているものでございます。
 次に、47ページをお開きくださいませ。今東部水再生センターの診断結果につきまして御説明しましたが、同様に井の頭ポンプ場もしております。そういう結果、こちらに東部水再生センター・ポンプ場の耐震診断結果及び補強(案)を表にまとめたものでございます。ですから、東部水再生センターでは、先ほど申しましたように、管理棟の建築構造物、診断結果ではaということで、非常に危険ということで、それに対する耐震補強は、耐震壁を新設すれば、対策後はdになるというような形での説明になっているところでございます。
 また、井の頭ポンプ場でも、建築構造物は診断結果がcとなっておりますが、耐震補強で耐震壁の新設、開口の閉塞を行えば、対策後はdになるということでございます。
 それを、次の右側の48ページを見ていただけますでしょうか。こちらが今後の年度別、工事別の水再生センター・ポンプ場施設の事業スケジュールでございます。工事は、平成31年度で終了する予定でございます。工事費は約3億円ということを予定しております。この地震対策につきましては、平成31年度で終わるということを計画をしているところでございます。
 次に、52ページをお開きくださいませ。表になってございます。私がこれまでちょっとるる説明させていただきました長寿命化事業と耐震化事業、それぞれに対する下水の管路施設、そして水再生センター・ポンプ場の工事のスケジュールでございます。平成34年度までで約60億円の事業費となってございます。
 次に、3月5日に開催しました第3回三鷹市使用料等審議会において現計画を説明させていただきました。幾つかの御質問以外に、長寿命化、耐震化では多額の費用がかかるので、可能な限り使用料が値上がらないよう、適切な事業、工事を実施してほしいとの御意見がございました。今後、本委員会でいただきました御意見を取りまとめまして、その後、庁内手続を経て本計画を確定し、平成27年度以降の事業実施に反映してまいりたいと考えてございます。私からの説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、下水道のほうからお聞きいたします。37ページでございます。震災対策といいますか、というところでございますが、対象とする管路施設の概要の御報告、こちらいただいておりますけれども、優先順位の7と8に当たるところでございます。こちらに関しては、福祉避難所、二次避難所になるところを、今回計画の中に防災拠点ということで入れていただいておりますが、整備計画の中に入っておりますが、北野ハピネスが入っていないんですが、ハピネスはもうこれ整備は終了になっているんでしょうか。福祉避難所ですと8カ所、この7カ所プラスハピネスなんですが、ハピネスだけ入っていないので、もう既に、ハピネスに関してはやはり大事な拠点になりますので整備がもう終了されているのかということを1点、お聞かせいただければと思います。
 あとこちら、整備の優先順位で既に第4順位といいますか、のところまでは──ですので、学校施設に関しては済みということで、あと上位の防災公園等がまだございますが、その他に関しましては済みということで、こちら表記されておりますが。実際に順次この順位どおりに整備されていくかと認識しておりますが、逆に、例えば順位でいうと50位とか60位の部分がもし整備中に災害があった場合に、要はこの下位の福祉避難所は全く未整備という状態の中で、もし万が一地震が起こった場合に、この部分は全部使えなくなってしまう可能性があるんではないかと認識するんですが。
 例えばこれ、やはりこういう形でしっかりと各対象別に年度を追って整備をしていくという、非常にわかりやすいところでもあるんですが、そうではなくて、やはり例えば半分ずつとかいう形で優先順位を混在していったほうが、もし整備中に災害が発生したときの想定をしたときには、そういうふうに、要は半分ずつというか、という形で整備をされていったほうが、万が一起こったときに、既に整備が終わっているところに、先ほどのこちらの7番、8番である福祉避難所に避難される方が避難できるような体制も整備計画の中で必要ではないかと思いますが、その点、お答えいただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯水再生課長(川口幸雄君)  まず1点目の北野ハピネスセンターの件でございますが、この施設につきましては、今度できます防災公園のほうにできまして、そちらに移設するということを承知しておりますので、そこで今回、北野ハピネスセンターにつきましては当該の施工予定箇所から外してあるというものでございます。
 次に、2つ目に7番、8番の高齢者とかが入院する、または通所する施設、福祉拠点のところでございますが、ここにつきましては、ある程度順位につきましては防災課と調整をとりながら行っているところでございます。確かに委員さんおっしゃるとおり、こちらの施設も重要ではありますけれども、やはり第一次的に皆さんが集まるコミュニティ・センターですとか、病院ですとか、そういうところで、どちらか、やっぱり限られた財政の中でどこかを選ばなければいけないということでございましたものですから、こういう形でいろいろ庁内の中で検討した結果、こういう形の順番にさせていただいているところでございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。ハピネス、今幼児部門がこちらの新しい防災公園に移る計画でございますが、ただ、ハピネスが全体がなくなるわけではないので、残る部分も当然あるかと思うんですが、その辺に関してはどのように計画をされているのかお聞かせいただければと思います。


◯水再生課長(川口幸雄君)  今後、今いただきました御意見がございますので、今後少し検討させていただきたいと考えております。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。やはり防災公園のハピネス機能も大事なところでございますので、当然今後の計画の中で進めていただければと思いますが、今御答弁いただいたとおり、やはり今まで使っていた施設もしっかり残った上で、そこも大事な地域の、ましてやそういう福祉の避難所になりますので、しっかりと計画の中に落とし込んでいただければと思うところでございます。
 また、質問の2つ目にさせていただきました優先順位といいますか、というところでございますが、それぞれにやはりそれぞれの使命があり、それぞれの避難される方の対象の方もいらっしゃるかと思いますが、やはり7番、8番のこの福祉の避難所、二次避難所である福祉避難所の方々もやはり大事な避難される方でもございますので、財政的な部分、十分認識しておりますが、やはりその辺、もう少しうまく、何といいますか、やりくりといいますか、例えば半分は福祉避難所に回すとかいう形で、そういう形でちょっと計画をまた検討していただきたいと思いますが、その辺いかがでしょうか。


◯水再生課長(川口幸雄君)  今いただきました御意見につきまして、検討させていただきたいということでお願いいたします。


◯委員(赤松大一君)  大事な、本当にライフラインの一番重要な下水でございますので、しっかりとさまざまな方が安心して使えるような環境整備、お願いしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。以上で終わります。


◯委員(緒方一郎君)  それでは、バスのほうから行きます。ページ1のところに駅というところ、西部ルートのことなんですが、西部ルートの場合に駅につけるかどうかというところで、例えば三鷹駅ではなくて調布駅とか、武蔵境駅とか、至近の駅に回すというような検討っていうのはあるんでしょうか。
 それから、新たな土地利用で新川防災公園とか、杏林大学が出ますけれども、これコミュニティバスだけで対応できるのかどうか。特にイベント等、行事が各施設、スポーツアリーナ、それから複合施設の、あるいは防災公園の上を使って春か秋のいいときに全てのイベントが重なるような場合、駐車場がそんなにないというふうにお聞きしておりますので、公共交通を使って来られるという場合の人口といいますかね、参加人口の想定をもとにコミバスだけでいいのか、東八を系統バスを走っていただく、あるいは臨時バスというようなことも考えての上なのか、お聞かせいただきたいと思います。
 それから、杏林大学については、今までの日本無線がどちらかといえば、もちろん2交代か何かだったんですが、いずれにせよ通勤時が朝と夕方っていうふうに決まっていたんですが、2交代でも。今度杏林大学になりますと、必ずしも朝と夕方だけでなくて昼間も来ます。この4,000名の人たちのが東側のところにできるバスベイだけで済むのかどうか。正門からの交通動態等もコミュニティバスで考えていかなければいけない。その辺の検討はどうされているのか。
 3番目が、これも前から御指摘しております観光とか市内施設的な観点で、もちろんこれは日常的な運行バスだけではなくて、例えば土日のようなときに緑と森と──あそこの天文台の中にある施設ですとか、そういったところをやはり巡回するようなバスというのは検討できないのか。
 それから、一時期断念しましたけど、電気バスですね。その後、この間豊田に行ってきましたけれども、水素利用のバス等の実用化も進んでいるので、いわゆるこうした新しい運行形態といいますか、エンジン形態というものの検討はされているのかどうか。
 それから、まだまだ市民の方は、新しく引っ越してこられた方だけではなくて、前からお住まいの方もムーバスとの比較で常に言われてしまう。これ、サービスの違いとか、ワンコインでないとか、あるとか、向こうは住宅地を来るとかっていうサービスの違いだけの説明ではなくて、ちょっと議事録に残しておきたいので、背景が違うんだよと。それから、交通動態等、向こうとこちらの歩道の、生活道路の大きさの違いがあるんだよ、ニーズが違いがあるんだよ、考え方の違いが──だから、こうして同じような形のバスだけれども分かれているんだっていうことを、もう一度説明されたほうがいいし、どこかで市報にも載せられたほうがいいと思っておりますので、その辺の考え方をお聞かせください。御説明と同時にお願いします。
 それから、下水道のほうですが、武蔵野市のほうで──これ近隣ということで全部申し上げますが、武蔵野市のほうで、今仙川がかれちゃっていますよね。上連雀に水源の公園ってあるんですけれども、どこが水源なんだろうっていうぐらい何も──ただ、雨が降るとある。ところが、武蔵野市が桜堤団地の2回目の建てかえでビオトープをつくってから、あそこで吸い込まれてしまっているんですね。私が小ちゃいころは桜堤でございましたが、あそこの川によくおっこったぐらい水量があったんですが、今あそこで吸い取られちゃう。だけれども、生活排水をきれいにしたものを改めて仙川に流そうという計画が武蔵野にあるようなんですね。そうすると、仙川の今の水源公園で下まで、親水公園になっていて、遊んでいたら溺れちゃうっていうようなこともあるので、そうした武蔵野市との情報交換はどうなっているのか。
 それから、今回赤松委員のところで頑張って、中原のひょうのときもそうだったんですが、調布市、あるいは20号線、あるいは三鷹台のところの杉並区から来るものですね。こちらがどんなに下水道をしっかりやっても、後から後からそういう近隣区から、近隣市から水が流れてきてはしようがない。この辺の杉並、調布、武蔵野、世田谷、小金井といった隣接市区との連携、情報交換はどうなっているのか、対策はどうなっているのか。
 それから、これもちょっと議事録に残しておきたいので、マンホールトイレについての誤解があって、道路にあるマンホールに全部、いざというときはあけてできちゃうという誤解がまだあるんです。このマンホールトイレっていうのは、やっぱりたまっている水がないと、いざ水が流れないということもあるので、どういうところでしかできないのか、また今後ともこのマンホールトイレに対応する施設はどうしていくのかというところを、ちょっと教えておいていただきたいと思います。
 それから、水再生センターのところなんですが、本当に老朽化が進んでおりますが、微生物さんは元気なんでしょうか。あそこの、私はいつも1つの指標として──あの隣、仙川に放流しますよね。きれいになった水を放流しましたときに、コイがいるんです、主みたいな。丸々太っているんですね。あのコイが元気なうちは変なものは流れていないというようなことがありましてね、カナリアみたいな意味で、そういったところまでウオッチングをされているのかどうか。御近所の方が、このコイをいつも見つめていらっしゃる方がいらっしゃいます。
 それから、三鷹市全体の傾斜なんです。これ見ますと、やはり西部のほうは大沢の調布に向かって流れていく。それから、仙川に向かって斜めに流れていくものがあり、例えば牟礼のところが一番高いわけですが、これも中原のほうに向かっていく。三鷹なんとかっていう──何とかじゃあ申しわけないんですけれども、小冊子がありまして、そこに立体地図が出ていて、等高線みたいな形で、どこにでこがあって、ぼこがあって流れていくのかっていうことがありますので、一度市民の方にはそういうビジュアルなもので、だからここに下水道をこうなんだということもお示しいただいてはどうかということです。
 最後は、液状化です。ここは三鷹市内では液状化という心配はどこにもないんでしょうか。それが起こってしまいますと、下水道管、どんなに耐震入れても土地全体がぼこっちゃいますので、その辺の対応についてお聞かせください。以上でございます。


◯都市交通担当課長(菱山慎介君)  まず、コミュニティバスの見直し方針について御質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。まず、駅に回す検討はあるのかということなんですけれども、こちらは課題としては受けとめているんですけれども、利用実態を見たときに、人見街道を縦断で使われている方がかなり多くの数いらっしゃいまして、そういった方からも住民ヒアリングのときに縦断で使えている貴重な路線なんだということを強く御要望されましたのと、それから、確かにその実態を見てみますと、路線バスは調布、あるいは三鷹、あるいは吉祥寺のほうに曲がってしまうので、縦断で行く路線がないんですね。
 それとあと、西部ルートも緩やかではありますけれども、そういったことに起因して乗降客数も伸びているという実態もありますので、今回、特に武蔵境駅ですとか、調布駅、あるいは三鷹駅っていうことは考えておりません。ただ、今回の見直し方針は、西部ルートと三鷹台ルート、この2つに限定した見直しになっています──限定というか、中心、主な見直しになっています。三鷹台ルートの弱点といいますか課題は、運行距離が長過ぎてしまって、なかなか運行時間が、間隔が開いてしまうということがあるので、これを三鷹台ルートと西部ルートをつなげてみてはどうかという御意見が出ていますので、駅ということに関して言えば、西部ルートと三鷹台ルートをつないで、2台運行にしてやってみてはどうかという意見は聞いていますので、それは検討していきたいというふうに考えています。
 2つ目の質問ですけれども、新川防災公園のイベント等ですとか、マックス──人がたくさん来たときにコミュニティバスだけで対応できるのかということなんですけれども、物理的に、先ほど委員さんのほうもおっしゃられていましたけれども、バスがとまるところというのは、中に入れるスペースというのは限られておりますので、こちらはコミュニティバスしかちょっと厳しい状況にあります。ですので、コミュニティバスをできる限りその中に入れるっていうことです。
 それから、もう一つは、これ市役所全体の、市民センターのことなので、乗り継ぎ拠点としても考えていますから、市役所前の今のバス停と、それから新川防災公園のつなぎをどうしていくかというのも1つの課題として捉えていますので、今後中で検討を進めていきたいというふうに思っています。
 続きまして、杏林大学の井の頭キャンパスへの対応ですけれども、こちらにつきましては、現在吉祥寺通りには多くのバスが通っていますので、吉祥寺通りではなくて、1本東方の病院のところからずっと団地のほうに向けていく市道第41号線なんですけれども、あそこのところを南へおりていきまして、一方通行を解除して、杏林大学の中まで路線バスが乗り入れていただくっていう方向で、今協議会を通じてそういう話をしています。
 それから、もう一つ、コミュニティバスの役割は、あくまでも路線バスの補完ということと、それから交通空白地域の解消ということが目的でありますので、現在は路線バスでの対応をまず第一に考えていると、今こういう状況になっています。
 それから、観光バス等の検討なんですけれども、今回は、コミュニティバス事業方針の第二期の見直しに当たる部分ですので、そこに集中して検討していくっていうことで、西部ルートと三鷹台ルートを中心に考えておりますので、観光バス等については今後の課題とさせていただきます。
 それから、電気バスの導入でございますけれども、こちらにつきましては、まだまだコストの面ですとか、安定供給ですとか、そういった課題がまだまだあるようなので、もう少し見守った上で、時期が来れば電気バスに限らず、エネルギー効率のいいものですとか環境に優しいものを検討していきたいというふうに思っています。
 それから、ムーバスとの比較なんですけれども、こちら背景は、ムーバスは、御存じのとおり、小循環で循環をしていくという、そういう手法をとられています。住宅地の中もその循環で通っているわけですけれども、小循環な上に料金も200円ではなくて100円、当時から100円というふうに、距離の問題というふうに、そういう背景があるというふうに伺っています。
 それから、三鷹市の場合は、先ほどもちょっと御説明しましたけれども、交通空白地域の解消、こちらと路線バスの相互の補完関係ということがコミュニティバスの2つの柱でありますので、そこのところが武蔵野市さんとは少し違うのではないかということでございます。
 それから、そういった違いを市報等で載せてみてはどうかという御意見もありましたので、そこにつきましては検討をさせていただきたいというふうに思います。説明は以上でございます。


◯都市整備部技監・調整担当部長(若林俊樹君)  私のほうからは、仙川の関係で武蔵野市さんとの連携というお話でございましたけれども、桜堤のほうでは、武蔵野市さんのほうで、境浄水場の砂を洗った水を定期的に武蔵野市さんのほうで流しているという形でございまして、それが三鷹市に来る間にどこかで吸い込まれてしまうみたいで、なかなか三鷹市まで届かないというのが現状でございます。
 連携等につきましては、三鷹、武蔵野、小金井等で仙川に水を戻そうということで、検討委員会等も一時つくってやっているところでございますけれども、今ちょっと休止状態のような形になっておりますけれども、今後も水がどこで消えているのかっていうのを、ちょっと1回調査をしなければいけないという状態になっておりますので、その辺も含めて連携を深めていきたいと思っています。


◯水再生課長(川口幸雄君)  2つ目の中原地区ですとか、三鷹台地区、各近隣の区市との連携でございますが、それぞれ、中原地区におきましては、調布市さんを初め国・東京都と定期的に会合を開くということで、ぜひ、この水路の問題をどこに課題があるのかを含めて、その課題から、そして対応につきましてますます連携を深めて、情報交換も行っていきたいなというふうに考えておりますし、また、三鷹台のほうにつきましても同様に、杉並区さんと、それから東京都下水道局、ここの三者と何らかの形で対応ができていただけないかということで我々も要望をしておりますし、また定期的に連絡をとり合って、なかなか対応していただけないような、かなり厳しいというような御返事もいただいていますが、そこを何とか、ぜひ、三鷹の市民は困っていますのでということで要望していきたいなというふうに考えているところでございます。
 次に、マンホールトイレの件でございますけれども、確かに委員さんおっしゃいましたように、市民の皆様には、道路の真ん中にあるマンホールのふたをあければ、そこに板を渡せば、何か隠してという気持ちもあるようですが、基本的にこのマンホールトイレはやはり水が流せる、水がどうしても確保が必要でございますので、そういうところの施設と、それから、皆さんが集まって利用しやすいというところになりますと、どうしても水が確保されている学校、プール等がございますので、そちらのほうにつけるのがいいのではないかというふうに考えているところでございます。
 次に、5つ目の、傾斜の、三鷹市の水が流れても高低差があって、それをビジュアルで、こちらのほうにどうしても水が流れるというようなことにつきましては、その広報の仕方を含めまして、今後検討をちょっとしてまいりたいなというふうに考えて、研究をさせていただきたいなというふうに思っております。
 それから、液状化の対応でございます。これにつきましては、東京都の調査によりますと、大沢の一部、天文台通りにやはりそういう液状化の心配があるという地区があるというようには、情報としてはもらっております。そこにつきましては、私ども、下水道を万が一施工する必要があり、また修理をする必要がある場合は、その近隣を施工する際には、しっかりと液状化の対応のことも検討して、対応を含めて工事をする際にはしていきたいなというふうに考えているものでございます。以上でございます。


◯水再生センター担当課長(増田俊也君)  東部水再生センターの微生物というか、水の状況と、それと、仙川の、放流先の水の状況をどのように確認しているかというお話ですけれども、微生物というのは、処理に非常にいい微生物と悪い微生物がいまして、よい微生物を現状のところうまく育てながら、水質の状態は非常によい状態であります。
 また、川の状況ですけれども、毎日担当のほうが川に行きまして、委員のお話にありましたコイとか、あとカルガモとかいるんですね。そういう状況も見ながら、水の状況、川の状況がいいかどうかというのを随時調査をしております。以上です。


◯委員(緒方一郎君)  ありがとうございます。じゃあ、下水道のほうからなんですが、その消える水、私は桜堤団地のビオトープで吸い込まれているって聞いたんですけれども、先ほどのその境浄水場の洗い水っていうのはどこから流しているんでしょうかね。つまり、もっと下流じゃないのかっていう気がするんです。ちょっとそれを確認させていただきたいのと、それから、これ消える水というのは、何かの地殻変動や何かのときに、逆に消えなくなったら水量が来るわけですね。流れてくるっていうことがあって、大規模災害時等々で、例えば直下型が起こったときの危険や何かがあるので、例えば仙川の危険水域っていいますかね──今はかれているから、みんな下までおりて遊んじゃったりなんかしているんですが、こういったものについてもやっぱりシミュレーションをする必要があるんじゃないかっていうふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。
 それから、近隣との調整なんですね。これ、どのレベルでおやりになっているのか。つまり、言うことを聞く、聞かないじゃなくて、相手が聞く耳を持つ、持たないとかっていうこともあるんですが、例えば都市整備部長が都市整備部長サミットみたいなのをまるでやるのかみたいな。担当の方が担当の方にではなくて、ちょっとレベルを上に上げて、責任をお互いが確認し合って、必要があるならばほかのことも含めて、その市長・区長サミットまで持っていくみたいなね。近隣のことっていうのは、これから災害時だけじゃなくて、日常においても交流をされて、していかなきゃいけないことがあるので、その辺、都市整備部長の考え方も聞きたいと思っております。
 それから、液状化なんですが、これ可能性として、今度杏林大学が建つところって、昔、2万年前は沼だったですね。海抜50メートルで、井の頭公園、善福寺池、石神井、妙正寺、関、全部同じところに、青梅が河口だったところの伏流水がここで湧き出てくるわけで──湧き出てきたわけですね、あそこは。だけれども、昔は湧き出て沼になっていて、それで、あそこをグラウンドでほったらかしにしておいて。隣の具体的なマンションを言うと語弊があるので、北側のマンションも3・11のときちょっとやばかったんですよ。やっぱりあそこで、それはちゃんと土質調査をされていますが、逆にね、液状化の可能性も、大沢だけじゃなくて、ここもあるかもしれないということもあるので、これまたちょっと連携をとりながらしていただかないと、2万年前をばかにしてはいけないというのがありましてね。その辺はどうでしょうか。
 それから、バスのほうはわかりました。ちょっと1つ、そこでわからなかったのが、市役所と今度の防災公園ができる、その乗り継ぎのつなぎって今おっしゃいましたね。だから、コミュニティバスで来られたら、今度は駅に行きたいから市役所のバス停から行くっていう、そういう意味なんですか。単にそれはつなぎっていうことじゃなくて、通路を通って行けばいいっていうことだけになっちゃうんだけれども。何かバスの乗り継ぎのための何かをこしらえる、あるいは考えているっていうことなんでしょうか。そこをちょっとお聞かせください。


◯都市整備部長(内田 治君)  今のいただいた御質問のうち、特に都市型水害の関係で近隣の区市等との調整をどのようなレベルでというような御質問がありました。今現在、水再生の担当課長から先方の課長レベルといいましょうか、実務担当でしっかりとやっていただいていますけれども、文書などもきちんと送付をさせていただいて、先方の出方を──特に杉並のほうについては、東京都さんとの兼ね合いもあるので、今プッシュをしています。
 一方で、調布市さんとの関係は、国の職員、それから東京都、そして調布市の実務担当者含めて、こちらのほうはかなり小まめな情報連絡を図っておりまして、今後の具体的な対応についても、必要があれば、将来、例えば連携した整備の際の費用のそれぞれの負担の考え方とか、そこも含めて対応していくつもりでおります。
 また、当然のことながら、協議すべき内容の緊急度であったり、その事業規模の大小等々によっては、当然、私も含めまして部長職が出て協議に出向くことも当然あり得るとは思いますし、さらに政策的な判断や調整が必要なときには、さらに上のレベルでお話し合いの場を持っていただくというようなことは、可能性としては今後もあろうかと思いますが、いずれにしてもしっかりと対応してまいりたいと考えております。


◯都市整備部技監・調整担当部長(若林俊樹君)  仙川の件で、境浄水場の洗砂水といいますか、はどこからということでございますけれども、私の記憶ではたしか、その桜堤のところに流しているというふうにたしか聞いた記憶がございます。それで、途中で消えてしまうということでございますけれども、今、実際的に流しているところで、どこで消えてしまう──それが地殻変動によって、もししみ込まないで流れてきたとしても、水量的にはすごく限られた量が流れておりますので、それによって災害時に直接大きな影響が出るというのは、今のところ考えられないというふうに判断しているところでございます。
 それと、あと杏林大学の井の頭キャンパスのところの1万年前に沼だということで、もし液状化の可能性があるのではないかという御質問でございますけれども、実際にあのあたりといいますか、今おっしゃったマンションもそうですけれども、地質調査をして、柱状図というか、中にボーリングをして、どんな状態かというのを確認して、くい等を打っておりまして、実際にあのあたりですと、水位自体が、地下水の水位が余り高くない状態で、実際には関東ローム層が上にありまして、支持地盤が多分10メートルちょっとぐらいのところだと思いますけれども、そこまでくいを打っておりますので。その上が関東ローム層で、それほど水位がそこの中にあるという形ではありませんので、現実的には、ちょっと液状化が──地球の話なので明確には言えませんけれども、多分起きにくい、起こらないだろうなというような形で判断しているところでございます。


◯都市交通担当課長(菱山慎介君)  コミュニティバスの市役所の乗り継ぎの件でございますけれども、防災公園と今の現存する市役所前のバス停の距離がありますので、そこの距離が課題だという、そういうお話でして。ただ、情報を防災公園の中にきちっと見える形にすれば、そろそろ市役所から吉祥寺に行くバスが出るから、三鷹に出るバスが来るから、そろそろ向こうへ歩いて行こうかとか、そういったことができるような環境を整えたら、皆さんにとってよいのではないか。例えばですけれども、そういうことを考えているということです。距離が遠いっていうのが課題だという御説明でした。済みません、わかりづらくて済みません。


◯都市整備部長(内田 治君)  防災公園の関連のバスの件で、若干課長の説明に補足いたします。この現場周りの状況等については今申し上げたとおりでありますが、長い目で見れば、市内の各所に張りめぐらされているような民間のバス会社さんの路線バスのそれぞれのルートと、それから、今後中核的なさまざまなサービスの拠点になる新川防災公園・多機能複合施設でありますので、そちらへお客様をお乗せするような、例えば新しいルートとか、例えば市内の循環的なサービスとか、そういったものはどうなんだろうというような可能性については、都市再生推進本部のほうでも議論をしていきたいというようなことをかねがね課題になっておりますから、今後、現在の都市整備部のほうで対応しているコミュニティバスのルート、それと既存のバス会社さんの路線バス、将来的にはその新たなサービス展開、そういったものを課題として捉えて考えてまいりたいというふうに思います。


◯委員(緒方一郎君)  ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、若干休憩いたします。
                  午前10時54分 休憩



                  午前11時10分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 質疑を続行いたします。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いします。まず初めに、コミュニティバス事業基本方針に基づく第二期見直し方針の案で、中心は三鷹台ルートと西部ルートということで項目が整理されていると思うんですが、三鷹のコミュニティバス全体の事業にもかかわる改善方向も示されているというふうに思います。三鷹台ルート、西部ルートだけに限らず新・中ルートですとか、ジブリの下連のコースなどでも生かすべき課題が検討課題として指摘されているというふうに思います。外国語表記の検討ですとか、ロケーションシステムの導入ですとか、乗り継ぎ制度の確立課題っていうのも整備していくという点でも、この路線に限らず課題になっているというふうに思います。全体に生かす方向性というのはどのように考えられているのか、お伺いしたいというふうに思います。
 あわせて、ここには三鷹台ルートっていうことで言うと、オンデマンド交通での検討もあったと思うんですが、この点は触れられていないかと思いますが、どのような位置づけになっているのか確認しておきたいというふうに思います。
 あと、さまざまな地域で、自治体でコミュニティバスが取り組まれていますけれども、ワンコインの利便性というのもあります。三鷹コミュニティバス全体の課題でもあると思うんですけれども、今回、このルートでは具体的にはなっていないと思います。この考え方について取り上げられていないことについても、理由、どのような考え方を持っているのか確認しておきたいというふうに思います。
 下水道再生計画の件について、1点質問させていただきます。実際に長寿命化に向けた取り組みというのは重要な課題で、適正な施設維持管理を効率的に、また計画的に進めていく必要があるというふうに思います。財政的な側面が、やっぱりかなり大きな費用を要するものなので、いかにして効率的にしていくのか。技術の点でも、どの技術で、言ってみれば、コストを削減させていくのかということも、将来的な市民負担を軽減していく上で重要だと思います。
 今、市民の生活が右肩上がりで所得がふえている状況ではないので、市の財政も同じようにあると思います。その点でも、どのようにして効率的な事業を進めていく上で財政的な側面を補っていくのを検討されたか──検討されたところを確認しておきたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市交通担当課長(菱山慎介君)  コミュニティバス全体の課題もこの方針の中に抽出されていて、全体の中でどのように生かすのかという御質問ですけれども、それについては、三鷹台ルート、西部ルートに限らず、1ページ目のところで具体的に6つの検討項目ということで課題を抽出しています。先ほどおっしゃっていたように、今回できることはこのルートに限らずやれればというふうに考えていますので、例えば外国語表示の問題ですとか乗り継ぎの問題については、全てのルートにかかわってくるような内容でございますので、それは順次合わせてやっていければというふうに思います。
 ただ、全ての路線が全てかなうかどうかっていうのは、また今後この見直し方針の後に見直し計画っていうのを策定する予定でございますので、その中で全体の計画の部分も、ほかの路線についても生かせるところは生かしていく、どのようなところが生かせるのかっていうのを検討していきたいというふうに思っています。
 それから、オンデマンド交通のことですけれども、一応、今回コミュニティバスの見直しということで、コミュニティバスとオンデマンド交通というのは別のカテゴリーというふうに一応線引きはしていますので、今回こちらには載せていないということになっています。
 それから、ワンコインの課題についてですけれども、料金の設定の仕方につきましては、今回、協議会で、コミュニティバスの料金は210円というふうに決定をしておりますので、今回そのワンコインのことについては触れていません。説明は以上でございます。


◯水再生課長(川口幸雄君)  本計画に当たりましては、ストックマネジメントという考え方を取り入れておりまして、ストックマネジメントというのは、目標を定め、その目標を実現するためにリスク検討に基づく優先順位をつけて行い、長期・短期の点検調査及び改築・修繕計画を策定し、実行、評価、見直し──PDCAでございますが、継続的に行うマネジメントの手法を用いているところでございます。
 皆様には、例えばなんでございますが、管路のほうでは、ちょっと9ページをお開きくださいませ。そこの、こちらのように9ページのところにグラフがあるんですけれども、これだけの左側の当初の布設施設が将来改築計画を行わないと、右側のように赤くなった、非常に危険だということで、このままでは管路が支障を来すということであるんですけれども、そういうことにつきまして、それぞれ次の10ページ、それから11ページのような形で改善事業費を一定の、例えば単純に、先ほど説明した標準耐用年数が50年であれば、単純に50年ごとにやっていくとなると、どのぐらい費用がかかるかということでございまして。12ページをお開きくださいませ。こちらに、各検討のケースの比較を行いまして、事業の投資額、それから緊急度、それから改築が終わるまで、このような形で検討してございました。そして、13ページをお開きくださいませ。ある一定の、一度にやるのではなく、ある程度平準化していきますと、財政的にもこのように事業量も減りまして効果があるということで、考えてつくらせていただいた計画でございます。
 さらに、特に管路のほうにおきましては、実際に支障があった管を全部一度土から、道路を掘り起こして布設をするという形ではなくて、下水の管を掘らないで管の更生をするという、そういうようなできるだけ技術的にも安価にやれるような形で、最終的には下水道の使用料の負担がかからないような形で検討して、作成したところでございます。私からは以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  ありがとうございます。それでは、下水道再生計画ですけれども、市民生活には欠かすことができないインフラ整備なので、より計画的に進めて確実に実行させるということが行政の役割でもあります。それを進めていく上で、コストの削減というのはとても重要な課題ですので、必要な事業であるからこそ市民目線で、市民の納めている税金の有効利用という視点に立った計画づくりと、さらなる検討を進めていっていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
 コミュニティバスなんですけれども、初めにオンデマンド交通の件ですが、交通不便地域の解消という点で、コミュニティバス路線をみたかシティバスという形で進めるにはなかなか困難な地域があると。三鷹台ルートも、また西部ルートも、幅員が狭いためにルートをつくることが困難ではないかという報告にもなっている点があります。総合的な視点に立った検討が、その交通不便地域解消の視点に立ったときにあわせて報告されると、より具体的な計画として市民にわかりやすいというふうに思います。引き続き、オンデマンドの交通の検討もあわせて進めていただきたいというふうに思います。両方やるっていうわけにはいかないと思うので、何が一番適切なのかという点も検討の課題だと思います。市民からの地域的な聞き取りも含めて反映させていくことが必要だということを指摘しておきたいというふうに思います。
 あわせて、料金の問題ですけれども、コミュニティバス自体のサービスにかかわる、ルートとあわせて、関心事でもあります。武蔵野市のムーバスは小循環で、ワンコインでしているその理由が語られていましたけれども、三鷹市においてもコミュニティバス自体は、路線バスを敷くっていう考え方ではないわけですよね。路線バスの補完、交通不便地域の解消ということで、きめ細かなルート設定をしていくという点で言うと、路線バスと同じ料金を取るっていうことがこの趣旨とちょっとミスマッチしているんじゃないかと。路線バスを補完するっていう視点に立って、ワンコインという導入をするっていう考え方も成り立つというふうに思います。200円が210円に上げられて、消費税の増税分が正確に反映されていなかった問題点を私は指摘しましたけれども、料金の、より身近な市民の足として、路線バスの補完をするコミュニティバスとしての料金設定を検討していく課題があるっていうことを指摘しておきたいというふうに思います。
 そういう点で言うと、路線バスの補完という観点から、乗り継ぎ制度の拡充というのはすごく重要です。やっぱり最寄りの駅と、それと病院というのが、市民にとって利用する目的地のトップの──上位にありますので、三鷹市のような環境のもとで進めていく上では、乗り継ぎ制度をどのようにして構築していくのかっていうのが課題ですので、今回のこの見直し方針で具体的に記された検討項目の中で、乗り継ぎ制度の拡充はぜひ早期に実現していただきたいというのと、全体のヒアリングがやっぱり必要になってくるというふうに思います。今回は三鷹台ルートと西部ルートに限られているアンケートになっているのか、ちょっと確認したいんですが、もしされていないようでしたら、全体を通しての反映を進めていっていただきたいというふうに思っています。
 1点、この検討の中身で確認させていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。


◯都市交通担当課長(菱山慎介君)  今回お聞きしているのはアンケートではなくて、沿線住民ヒアリングと申しまして、資料でいいますと5ページのところなんですけれども、こちらの表に載っています方々にお声かけをさせていただいて、沿線の方の地域──地域で参加人数が少ない場合は代表者の方に来ていただいて、御意見を伺っています。
 これを全体に広げるっていうお話が今ありましたけれども、今回はあくまでもこの2ルートに関してのことでございますので、全体に広げていくということではなくて、地域公共交通活性化協議会においても、市民の代表の方も来ておりますので、そちらのほうで意見を言っていただいて、それを集約した形で全体の意見として捉えて先に進めていくっていうやり方をとっています。以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  今回は、三鷹台ルートと西部ルートに関係する地域のヒアリングの調査だということはわかりました。実際に、全体を通して反映させられる課題も出ていますし、その中身での共通している部分が読み取れるので、この2ルートの見直しとあわせて、全体もその同じペースで、全体を視野に入れた計画づくりを進めていただきたいと思います。
 初めに質問した課題で言うと、できる限りの、全ルートに反映させていく方向性はわかりましたので、ぜひ努力していただきたいと。そういう点では、共通している課題として、新・中ルートではバス停の位置ですね。行きと帰りでバス停が違うところがあって、それの改善をしてほしいという声ですとか、本数を拡充してほしいという意見とあわせて、乗りかえ制度の要求も出ています。さまざまな声が地域全体にありますので、三鷹市全域でありますので、ヒアリングもこの2ルートだけからさらに拡充していく方向性──見直しはこのルートだけではないと認識していますので、さらに全市的な取り組みにつなげる中で、ヒアリングの充実とその声の反映を努力していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(岩見大三君)  済みません、よろしくお願いします。まずコミュニティバスの事業基本方針についての黄色い部分、新しく追加された部分の確認なんですが、まず1ページのほうの行き先表示等の外国語表記の検討ということで、実際検討はこれからだと思うんですが、オリンピックというような話もありましたので、この件については、先ほど英語表記というような話もあったんですが、具体的にはもう少しどのような検討をされているのかをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 それと、9ページのこれも黄色表記のバスマップの活用等により──ということで、今後の利用の周知ということで明記されていますが、この辺についても具体的な周知方法についてのお考えをお聞きしたいと思います。
 それと、三鷹市下水道再生計画によって、ちょっと耐震化についてなんですが、少しちょっと広範な話になりますが、一応以前も下水道計画の、要するに耐震について、どの程度の地震というものに関して対応をマックスで考えていらっしゃるかということについて、改めて今回の再生計画ということでありますので、その点をちょっと確認をさせていただきたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。


◯都市交通担当課長(菱山慎介君)  外国語表示、英語以外っていうことで、最低限英語はというお話で、その他、韓国語ですとか、中国語ですとか、多言語あるんですけれども、今オリンピックに向けて多言語対策協議会っていうのがどうやらちょっと組織されたようでして、そちらでもまだ、どの程度の言語を標準とするかということがまだ示されていない状況でありますので、まずそちらを見守るっていうことと、それから、物理的に表現できるスペースが限られるという課題があります。例えばバス停であれば、シールを全て5言語全部使いますと張るスペースがないとか、そういう課題。あと、バスの運転手さんが、言語が張ってあれば、バスの運転手さん教育にもそれを反映させなければいけないという、そういうバス会社の運営自体の課題もあるというふうに伺っていますので、その辺をバランスよく検討した上で決定していきたいというふうに考えておりますので、まだ今のところは、具体的なところはまだ示せない状況にあります。ただ、多言語の表示にしていくという方針でいきたいというふうに思っています。
 それから、バスマップの利用、周知方法なんですけれども、バスマップというのは、こういったもので、これを広げると市の地図が出ていまして、どのルートがどこを通るという路線図と時刻表が載っている便利なものでして、これがせっかく便利なのでもっと周知したらどうかというふうに、そういう意見をいただきましたので、まず、第1段階として──ごめんなさい、今、市役所の窓口と市政窓口に置かせていただいているんですけれども、最低コミュニティ・センターぐらいは置いたらどうかということなので、早速コミュニティ・センターには置かせていただきました。
 それで、ことしの分はもう部数がなくなってしまいましたので、平成27年度以降はさらに広げて、何ていうんですか、例えば民間のところですとか、学校ですとか、あと路線を通る病院ですとか、何かそういったところに置ければいいなという、そういう考えを持っているんですけれども、これも活性化協議会の皆様とお話をさせていただきながら、幅広くこれを活用していただく方法を検討していきたいと考えています。


◯水再生課長(川口幸雄君)  想定の震度につきましては、レベル2ということで、震度6から7を想定してこの計画はつくっているところでございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。こちらの行き先表示の件については、今後の方針についてはわかりました。これ、実際に、今後の成り行きにもよると思うんですけれども、実際に外国の方がどの程度使われるかとかっていう点については、何か把握している点があれば、お伺いしたいと思います。
 それと、ほかの件については、わかりました。よろしくお願いします。


◯都市交通担当課長(菱山慎介君)  外国人が乗客の何%かとかっていう、そういう統計は、済みません、残念ながらとっておりません。


◯委員(白鳥 孝君)  じゃあ、済みません、コミュニティバスのことなんですけれども、特に西部ルートにつきましてヒアリング調査等々を行ったということで、その結果、私も見させていただき、そのとおりだというふうに思っています。コミュニティバスというのは、そもそも地域の中で、その各施設をぐるぐる循環するようなバスという、今後もそんなようなことの考え方でやっていくんだろうなというふうには思って──先ほど内田部長のほうからもそういう、これからも計画をしていきたいということもございました。
 ただ、計画の中で、きっと恐らく西部のルートのほうは南北の道路が非常に多くて、要するに左、右、振り分けできるような道路形態ではないということが主な理由も結構あるのではないかなというふうに思います。そういう意味では、今後どのような計画をこの西部ルートに立てるのかなと。運行自体が本当は、ここにも結果に出ておりますけれども、30分に1本はふやしてほしいとかって、それどころではなく普通にもっともっとふやしてほしいっていう要望がきっとあるかと思うんですけれども。
 どうしても西部ルート、特に大沢のほうは区間が長いということもございまして、本来なら京王線のほうへ使ったほうが早いみたいな状況ですけれども、ただ、三鷹市民である以上は、この施設を循環もし、その中で乗っていきたいという要望があるかと思うんですけれども。そういう意味で、本当に、じゃあ、今後増便ないし、また、それから新たな路線を組めるかなというところがありますので、その辺は運行の開発を、どのような運行路線をつくったらいいかという開発も研究課題としてなるのではないかというふうに思うんですけれども、そういう点ではどのように考えているか、ちょっとお伺いいたします。


◯都市交通担当課長(菱山慎介君)  課題は今おっしゃっていただいたことに尽きるのだというふうに思います。しかし、増便ということになりますと、またバスを1台というふうになりますと、これは経費がまたかさむということで非常にバランスが悪くなりますので、非常に考えあぐねているところでございますけれども。例えば天文台通りを通っているわけですけれども、天文台通りはバス路線が非常に充実していまして、じゃあ、そちらにコミュニティバスを通す必要があるのかということなどですね。あと、杏林大学のところにおきましてはルートが非常に複雑になっていますので、そういったところを短縮できるような形で簡略化して、少しでも時間を稼いで、少しでも運行間隔が長くなるような工夫をしていきたいというふうに思っています。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございます。これから高齢化になってきて、どうしても本当は路地に入ってきてバスに乗りたいという方々が大勢出てくるかなというふうに思います。そういう意味では、そういう対策等々も考え合わせ、そして、先ほども緒方委員のほうからもお話がありましたけれども、ムーバスとの違いもございますけれども、ただ、今私のほうで話しましたムーバスとの違い、地域によって違います。それから、そういった南北の道路の幅員の問題等々があって、なかなか入れない、またそういった利用ができないということもございますので、ぜひそういう路線の計画も、何か新しい路線を考えるようなことも、ちょっとやはりそれは開発していかなきゃいけないかなというふうに思うので、そういう意味では、今後便数をふやすだけではなくて、路線の開発もやっていきながら、できれば、そういう意味ではバスもふやしていくようなこともこれから考えなければいけないかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいなというふうに思います。以上です。


◯委員長(吉野和之君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時37分 休憩



                  午前11時46分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前11時46分 散会